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登録日:2010/09/20 Mon 21 36 09 更新日:2023/06/08 Thu 05 18 14 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 DS KOTY PS2 RPG Xenosaga どうしてこうなった ゲーム シリーズ項目 スパロボ参戦作 ゼノサーガ ゼノシリーズ ナムコ ニンテンドーDS ニーチェ バンダイナムコ モノリスソフト 精神的続編 続編で失敗した名作 『Xenosaga』 モノリスソフト開発、ナムコ(現バンナム)販売のゲームソフトシリーズ 『エピソードⅠ 力への意志』 『エピソードⅡ 善悪の彼岸』 『エピソードⅢ ツァラトゥストラはかく語りき』 の3本。 EP1と2をまとめてDSでリメイクした『ゼノサーガⅠ・Ⅱ』もある。 また、 『ナムコクロスカプコン』 『無限のフロンティア』シリーズ 『プロジェクトクロスゾーン』 にゲスト参戦している。 タイトルからわかる通りゼノギアスの続編でゼノブレイドの前編……ではない。 しかし、ゼノギアスとは設定上繋がる部分も多く、全六編の構想の内ゼノサーガは第一編に近いと言われる。(ギアスは第五編) え?やっぱり続編じゃないかって?……ヤダナァソンナコトナイデスッテバ ファンからは精神的続編として認知されている。 【EP1】 A.D.20XX ケニア北部で発見され、後に“ゾハル”と名付けられる謎の物体によりロスト・エルサレム(地球)は消滅。人類は宇宙への脱出を余儀無くされた。 それから約4000年後のT.C.4767 星団連邦第一一七海兵隊は惑星アリアドネ消滅事件の調査隊護衛の任務に就いていた。 旗艦ヴォークリンデには開発中の対グノーシス用アンドロイド“KOS-MOS”も配備され、その起動実験の為シオン・ウヅキ主任らヴェクター第一開発局のスタッフも搭乗していた。 アリアドネが存在していた宙域にて、調査隊はゾハルと思われる物体を発見。 これを回収し宙域を離脱する艦隊だったが、それを狙い既にグノーシスの大群が行動を開始していた…… ……とまぁ現代から約4000年後の未来が舞台のSFチックな世界である。 しかし心理学や哲学など発祥で独自解釈の単語・要素も結構多く、オカルト(というかオーパーツ?)要素が占める割合もなかなか多い。 設定がやたら難解なので、これについてこられないとかなり辛いものがある。データベースで単語は調べられるが、量は膨大で大変。 また場面ごとにロングムービーがこれでもかと入ってくる、某企業もビックリのムービーゲーである。 これは、会社の組織づくりをしながらゲームの開発もしなければならず、集まった開発スタッフは新人ばかり、 グラフィックエンジンが出来上がったのがマスターアップ半年前という、人も時間も足りなかったための苦肉の策であったという。 しかしストーリー展開自体の評価は上々で、どこまで話が好みかが楽しめるか否かの分かれ目と言えるだろう。 【EP2】 前作終了直後、当座の目的地第二ミルチアに到着したところからスタート。 未だ話を展開する途中といった感じで、伏線の回収はあまり無い。 ナムコがいらん横槍を入れたため、高橋哲哉が脚本→原案といったように前作からスタッフが大幅変更され、色々な部分に手が加えられた。 最も顕著なのがグラフィック面で、リアル路線に変更という名の顔グラ崩壊している。 またテキストや演出の質や、肝心のストーリーも残念な仕上がりと言われる。 その結果2004年度(つまり初代)クソゲーオブザイヤー大賞という事態に。どうしてこうなった。 あと邪神モッコス 【EP3】 前作から1年後、ヴェクターを退社したシオンがグノーシスやU.M.N.の謎を追う。 尺の都合か重要イベント「グノーシス・テロ」をすっ飛ばしてスタートするので混乱した人も多いのでは。 気になるなら『ゼノサーガ エピソードⅡtoⅢ a missing year』をチェックしといた方がいいかも。 とりあえず色々とかなり持ち直した。 ストーリーは伏線を回収したのは評価されているが、その為展開が駆け足過ぎとの評価も。 【DS版Ⅰ・Ⅱ】 散逸しがちだった話をシオン中心に再編集。また会話中にも単語をデータベースで調べられる親切設計。 シナリオは高橋哲哉と竹田裕一郎のゼノブレイドコンビが担当し、キャラの心情や伏線、状況説明等の細かい描写が増えた。特に空気気味だったケイオスや、唐突に現れていたE.S.なんかの扱いは顕著。 またストーリー自体にも手が加えられ、特にEP2は大幅に改修された。 声やムービー等の演出はかなり削られたのでボリュームは減。 まぁプレイ時間の半分以上はムービーと言われるくらいなので長いムービーを見なくて済むとも考えられるが、ムービーはともかく声に関してはもう少し頑張っても良かったんじゃないかという声も。 【ゼノサーガ フリークス】 EP2の前に出たファンディスク。コメディタッチの外伝ストーリー数本を描いたADV「ぜのコミ」、もじぴったんにゼノサーガ用語も追加したパズルゲーム「ぜのぴったん」など、様々なコンテンツが収録されている。 「ぴったん たんた ぜのぴったん (わん・つー♪)」 【ゼノサーガ パイドバイパー】 ジギーの過去を描いたガラケー用アプリのRPG。 【Xenosaga THE ANIMATION】 EP1を原作としたテレビアニメ。詳細は項目を参照。 ○主な登場人物 シオン・ウヅキ CV 前田愛 主人公。ヴェクター第一開発局KOS-MOS開発室主任。 デスクワーク派に見えてかなり大胆な行動派。肩書こそ研究者だが格闘術は大の男を倒す腕前で、シールド型のマルチウェポンを駆使し兵士やグノーシスとも渡り合う。 EP1ではメガネっ娘だったが、EP2からはコンタクトに。何故変えたし。 EP2あたりからややDQNというかヒスっぽい言動が目立つ。 KOS-MOS CV 鈴木麻里子 対グノーシス用に開発されたアンドロイド。 ケイオス CV 保志総一朗 貨客船エルザのクルー。 グノーシスに触れ消滅させる、14年前から老けない、生身で宇宙に出る、等々明らかに人間じゃない謎の少年。 作中最高クラスのキーパーソンだがなぜか影が薄い。 ジギー CV 江原正士 連邦所属のサイボーグ。モモの護衛任務を受ける。 生前名ジャン・ザウアー。警官だったが30歳で死亡、献体登録していた為改造され苦節95年の苦労人。 因みに、献体サイボーグはあくまで「備品」であり、彼には人権はおろか自殺する自由すら無い。 割と空気だが見せ場はやたらと格好いい。 モモ(M.O.M.O.) CV 宍戸留美 百式汎観測レアリエンのプロトタイプ。 開発者のヨアキム・ミズラヒ博士の亡き娘サクラに外見を似せて作られ、ヨアキムの研究成果の情報を深層意識に封印されている。 EP1ではステッキで戦い変身までする魔法少女。スタッフやり過ぎだろ。EP2からは弓矢が武器となった。 EP3では各属性のエーテルと妙に威力の高い正拳を武器に暴れる強キャラ。 Jr. CV 川崎恵理子 クーカイ・ファウンデーション代表理事、同社の戦艦デュランダル艦長。 本名ルベド、実年齢26歳だが、見た目は12歳で“諸事情”により「ガイナン・クーカイJr.」を名乗る。 パーティーのリーダーポジで、EP1終盤〜EP2の実質主役。EP2のラスボス戦はこいつで一騎打ち。 ジン・ウヅキ CV 田中秀幸 シオンの兄。 元軍人で敵にも味方にも顔が広い。退役してからは職を転々とし、現在は古本屋で紙の山に囲まれている。 出番はEP2から。登場するなり生身でA.M.W.S.(ロボット)を真っ二つにし、4000年後の未来でまさかのチャンバラを演じるブッ飛んだ人。 シタン先生と同じ名字・声・武器である。 アルベド・ピアソラ CV 山寺宏一 ブラコンでヤンデレな愛すべき変態もとい、腹筋破壊兵器もとい狂人。 ヤマちゃんのおかげか、シリーズ通して一番安定感がある○ッチャマン。密かにシリーズを追う都度○ッチャマントがパワーアップする 彼の発言 動き 笑い声は戦闘中はおろかシリアスシーンでさえプレーヤーを笑かしてくれる。 特技 身体を張った自害パフォーマンス、幼女の体内に潜入すること 「ヒャーッハハハハハハwwwギャーッハハハハハハハハwwwうぇっwwwうぇっwwwギャーッハハハハh(ry」 「赤が白だ!ヒャーッハハハハハハハwww」 「分子になっても俺という質量が宇宙から消える訳じゃないんだぜ。なあ、俺を構成していた分子を存分に呼吸してくれよ、ルベド」 ○用語 レアリエン 分子工学技術を駆使し、ヒトを模して作られた合成人間。目的・用途に応じて素材や能力、精神まで手を加えられる。 知性や感情、個体差も存在し基本的人権も持つが、あくまで「商品」でありそれ相応に扱われる。 グノーシス 14年前突如活発に活動し始めた謎の存在。 何故か人間を襲い、人間が直接触れると白化、もしくはグノーシス化する。 虚数空間の存在であり普通の方法ではこちらからは干渉できず、対抗するにはKOS-MOSや百式のヒルベルト・エフェクトによる固着等の手段が必要になる。 ヴェクター・インダストリー 日用品からレアリエンや戦艦まで何でもござれの巨大星間コングロマリット。 軍事や情報を含むあらゆる分野で大きなシェアを占め、人類のあらゆる文明を支えていると言っても過言ではない超優良企業。連邦政府への発言力も強い。 U.M.N. ウーヌス・ムンドゥス・ネットワークの略。全宇宙を結ぶ広域ネットワークで、空間跳躍や超光速通信に使われる。 文明を支えるインフラだがその出自には謎が多く、裏では… 追記、修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シオンのヒスなんだけど、EP3の後半あたりが特に酷かった。自分を心配してくれてる兄やアレンに散々当たり散らした上、挙句の果てに敵となった元彼にすがる形で仲間を裏切る始末 -- 名無しさん (2014-01-08 03 00 15) あー......なんか全部面白かった気がするけど、やり直す気力がおきないわー -- 名無しさん (2014-01-08 04 53 10) 2の借金返済ミッションとかもう二度とやりたくないわ -- 名無しさん (2014-01-08 05 38 41) 面白かったし今でもたまにキャラが綺麗だからやってるけどEP2だけは認めない -- 名無しさん (2014-01-08 07 07 03) あれ、T-elosは? -- 名無しさん (2014-01-08 07 35 21) ゼノサーガとゼノブレイドと世界観繋がってる可能性あるの? -- 名無しさん (2014-06-02 11 59 12) あの女弁護士に裏切られそのクローンごときに「ゴミ」といわれた人はかわいそうだった。 -- 名無しさん (2014-06-02 13 33 04) ↑EP1のアンドリューだな。境遇がゼノギアスのラムサスと似てるよね -- 名無しさん (2014-06-02 13 47 33) ああ、EP2以外は好きだったな EP3は今でもたまぁにやってるわ -- 名無しさん (2014-06-02 14 15 43) ゼノギアスとの関係って当時続編作ろうとしたけど(ギアスのエピソードⅠに当たる)ポシャったからモノリス立ち上げて権利の問題とかあるから設定を変更して作ったって話だったはず -- 名無しさん (2014-07-18 08 06 13) エヴァから続くセカイ系の歴史においてゼノサーガ二期は特別な位置に…(ある意味) -- 名無しさん (2014-08-23 05 05 15) 実際、モノリス社内でもクーデターじみた事あったみたいだからな。高橋氏更迭をはじめ、EP1で中核を担ってた人達が次々とやめたり。後任が無能揃いだったのが痛すぎた。今現在は高橋組が主導権持ってるみたいだけど。 -- 名無しさん (2014-08-23 05 21 49) 内容の大幅な削除及び悪質な項目の改変が見られた為項目の復元を行った。繰り返されるようなら通報する事を警告する。 -- 名無しさん (2014-12-27 01 46 22) ↑実に乙。てかあの荒らしの内容から一発で永久規制でいいと思うんだが -- 名無しさん (2014-12-27 16 38 28) EP1から3までリメイクしないかな?個人的にはEP3のデザインで -- 名無しさん (2015-01-29 06 50 38) 高橋さんが提案した本来のゼノサーガでリメイクはみたいな -- 名無しさん (2015-04-26 22 17 32) 初めまして、ワニワニといいます。E.S.と戦えるグノーシスはいますか? -- ワニワニ (2015-10-30 21 17 46) EP2のセシリーとキャスがグロかった -- 名無しさん (2016-06-16 00 58 01) 散々言われてる事だが、リメイクの可能性は絶望的。オリジナルスタッフであるモノリスが現在任天堂の子会社である故に、任天堂のハード以外で発売されるソフトの製作を担当することができないのが理由(任天堂が許可しようもんなら株主の突き上げで任天堂自身がやばい事になる。モノリスが勝手に制作に参加しようもんなら任天堂の手によりモノリスは一日とたたずに息の根を完全に止められる) -- 名無しさん (2016-11-05 21 54 14) ↑スパロボ参戦はどうなんだろう? ムゲフロやクロスゾーンには参戦してるけど -- 名無しさん (2017-03-28 22 23 50) スイッチあるのでワンチャン・・・と言いたいが、そこまでリメイク望んでいる人、多いんだろうか? -- 名無しさん (2017-05-30 08 31 56) ↑スクエニほどじゃないが任天堂に対してさんざんアレな事をやってるバンナムが許可するとは思えない。つか、ブレイド2、ゼノクロ移植版、ゼノクロ続編等々モノリスには今やってる仕事、望まれてる仕事が非常に多いので暇がないぞ -- 名無しさん (2017-08-08 00 27 25) 最近はPXZやゼノブレイド2やゼノクロの裏設定関連からDS版をやり始める人が増えてきてる、中古価格も上がってる?海外勢中心にリメイク、移植を切望するファンもけっこう見る。バンナムの原田がHDリマスターは採算が取れないから無理と言っていたがどうなるんだろうか。モノリス20thのイラストではKOS-MOS真ん中だったが。 -- 名無しさん (2020-05-20 00 54 03) シオンが自己中だって言う人多いけど、よくよくアレンも含めたシオンの周囲の人間の最終局面までのシオンへの接し方考えれば、あぁなるのは必然だと思うぞ。心配してる心配してると言うが、実のところ誰もがシオンに同情と引け目を感じて本音を語ってない。ジンはシオンに何もできない自分が情けないとは言うけど、それって結局自分可愛さから出た言葉だし、アレンもアレンでシオンが自分を異性としてあまり意識してないことと、他に男がいるのが分かってるからって自分から完全に一歩引いてたわけだし。バージルじゃないが、おためごかしじゃ人の心は動かせないし、シオンから拒絶されたのは自分が傷つきたくないからってシオンに向き合ってこなかったツケでしかないと思う。それに引き換えケビンは思惑はどうあれシオンに対しては自分の思いを何年も前から一貫してストレートに伝えているわけで、あの精神状態のシオンがケビンになびくのは当たり前といえば当たり前の話。 -- 名無しさん (2021-05-06 10 15 01) シオンの存在は女が危険な仕事や戦場に近づいちゃダメっていう、象徴だと思うんだけどな、男の癖に戦争の現実も知らないで、人の生死を語るにニーチェの方にこそ問題がある -- 名無しさん (2021-05-29 10 30 29) ep3後半でシオンがネピリムにお前意味深なことばっかいってねーでわかりやすく言えや!!とブチギレるとこ爆笑してたくらいすき -- 名無しさん (2023-03-28 03 44 36) 名前 コメント
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ゼノサーガ エピソードI 力への意志 ・要約版(ゼノサーガシリーズ全体の要約):要約スレpart3-23,112,114~118 ・詳細版:part12-594~610, 14-32~41 23 :ゲーム好き名無しさん:2008/12/26(金) 19 41 05 ID j1iAV0OwO ゼノサーガシリーズ 人々の拒絶し合う精神や、ウ・ドゥと呼ばれる高次元の波動とかの影響で 宇宙は一般人の知らないところで徐々に崩壊しており そのうち滅亡を迎えるのがほぼ確実になっていた。 有史以前から生きてる超人ヴィルヘルムは、宇宙の滅亡は不可避だと結論し アンドロイドKOS-MOSを造って古代に居た「マリア」という能力者を復活再現しようとする マリアの能力を利用すれば滅びかけた宇宙を原初までリセットすることができるのだ。 リセットしても記憶を失った人類は同じ歴史を辿ってまた滅亡に向かうのだが 滅びそうになるたびに再びリセットする「永劫回帰」という無限ループにすることで 未来が無いかわりに宇宙を延命できるのだという。 あるいは既にこの宇宙も、 何回も、ひょっとすると何千回以上もループした後の宇宙なのかも知れなかった。 冒険の中でKOS-MOSは覚醒を果たすが、今までのループとわずかに違い、 単なるマリアのよりしろでもプログラムに縛られた機械でもなく、 自分の意思を持ったKOS-MOSという一存在として成長する。 KOS-MOSはヴィルヘルムの意図に反し、閉じたループではなく、 仲間達と共に未来に進み崩壊を避ける道を模索することを選ぶ。 KOS-MOSが離反したことで暴走した強制リセット装置(ラスボス)を叩いて止めて 崩壊の中心を宇宙の僻地に隔離封印する事で滅亡までの時間を引き延ばすことに。 ワープ封印には成功するがKOS-MOSは大破し、いつか仲間と再開することを信じて ワープ先で長い長いスリープモードに…。 生還した仲間達はそれぞれのやり方で崩壊を阻止するために行動を開始。 幾人かはKOS-MOSのワープ先の星… かつて「地球」と呼ばれた星を探す果てしない航海に旅立つのだった。 …KOS-MOS関係とラストバトル周り「だけ」でこれだよ 各キャラ各勢力各設定とかちゃんと説明したらどうなるんだ… 112 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 17 15 47 ID j2QXEqlJ0 23のゼノサーガを書いた者なんだが、これ一応、事の真相ではあるんだけど これが明らかになるのがEP3の終盤なんで「あらすじ」っていうのとは違う気がしてきた。 EP1の前半だけ見てからこれを読むと 「この展開からどうやってこんなのに繋がるんだ・・・」って気分になるかもしれないと思った。 一応ゲーム展開のあらすじという方向でも纏めてみたんだが、要ります? できるかぎり要約した割にかなり長くなってしまったんだけど 114 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 21 55 07 ID j2QXEqlJ0 んじゃ行きます ゼノサーガ パイドパイパー (携帯アプリ) 人類が、とある災厄に見舞われて地球を脱出して数千年(本編の約百年前) 情報送信だけでなく物質の転送や仮想空間の構築、超光速航法も可能にした超空間ネット 「ウーヌス・ムンドゥス・ネットワーク(略称U.M.N.)」の恩恵を受け人類は暮らしていた。 だがアブラクサスという惑星で、U.M.N.仮想空間内で人が連続して殺される怪事件が発生。 星団連邦警察の対テロ隊長ジャンは「ヴォイジャー」を名乗るテロリストの犯行と見て調査を進める。 ついにヴォイジャーの正体を突き止めるがそれはジャンの身近な人物だった。 ヴォイジャーは様々な超常現象を起こす無限エネルギー物体「ゾハル」を使うために ゾハルにアクセスできる因子を持った人間の脳内情報を集めていたのだ。 目論見それ自体は失敗するが、ヴィルヘルムに資質を見出され 物理的に死なない不滅の存在テスタメントの一体に変貌するヴォイジャー。 逃げ場も勝ち目も失い家族も殺されたジャンに、ヴォイジャーは自分の仲間になるか、 それとも戦って死んで今までの被害者のように精神をコレクションされるか、という選択を迫る。 だがジャンは第3の選択として、自棄でも逃避でもなく、 自分の意思と人間としての尊厳を守るために自らの命を絶つのだった。 しかし後に、優秀な能力を持つジャンの遺体は サイボーグ体「ジグラット8(通称ジギー)」として意に沿わぬ形で目覚める・・・ 本編に続く。 本編中でのジギーは、大切なものを守れぬまま死も許されず存在し続ける苦痛に、意識をも機械化することを望むが 新たな仲間達との触れ合いにより人としての意思の在り様を再び見つけ出す。 そして犠牲を払いながらもついにヴォイジャーとの決着をつけ、 今度こそ大切なものを守り続けて生きていく事を誓うのだった。 115 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 21 56 13 ID j2QXEqlJ0 ゼノサーガ EP1 ヴィルヘルムがCEOを務める大企業ヴェクター、化粧品から戦艦まで扱う世界規模の一大コングロマリット・・・ そこに所属する若き女技術者シオンは、今は亡き恋人の天才科学者ケビンの研究を引き継ぎ、 人類を襲う謎の敵「グノーシス」に対抗するアンドロイドKOS-MOSを開発していた。 しかし乗っていた宇宙船が襲われ、グノーシスに接触され死にかけるシオン。 だが起動命令も出していないのに何故かひとりでに目覚めたKOS-MOSによって助けられる。 船を脱出したシオン達は、成り行きで(・・・に見えるが実は運命に仕組まれて) モモというレアリエン(労働用人造人間、アンドロイドと違いナマの生物で、明確な感情がある)達と出会い、 そのモモの脳内に封印された、ゾハルや超技術について記された「Y資料」というデータを狙う宗教結社オルムス (の一部であるU-TIC機関)や狂気の不死人アルベドとの戦いに巻き込まれていく。 感情を見せず、時に残酷な振る舞いをしたり、稀に仕様書には無い奇跡のような謎の力を発揮するKOS-MOS。 それらの行動や、KOS-MOSデータ内面世界に不可思議な領域があるのを垣間見て、KOS-MOSへの不安を抱くシオン。 だがKOS-MOSに幾度と無く助けられたこと、創り手としての愛情、亡きケビンとの絆を確認したい、との思いなどから、 シオンはKOS-MOSのことをもっと知りたい、共に生きたいという思いを強くするのだった。 116 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 21 57 00 ID j2QXEqlJ0 ゼノサーガ EP2 グノーシスを打破するため、U-TIC機関にゾハルを渡さず確保するためにも、モモ内部のY資料を解析しようとする。 だがアルベドによって仕掛けられた論理トラップによってY資料は流出してしまう。 ゾハルが封印された惑星ミルチアへのルートが明らかになり、各陣営は一斉に動き、 ミルチア宙域では熾烈な戦闘が展開されるが、 最終的にゾハルはオルムスの教皇セルギウスの手に落ちる。 神の遺物と呼ばれる超技術で造られた、破壊兵器プロトオメガをゾハルの力で起動させ、 圧倒的な力を振るうセルギウス。だがセルギウスには高邁な理想は無く、矮小な我欲しかなかった。 その意思の小ささに、ヴィルヘルムはテスタメント達を遣わしセルギウスを処分する。 そこを横からかっさらうようにアルベドがゾハルを手に入れる。 シオン達の仲間の一人、ルベド(通称Jr.)はかつて、 特殊能力を持った兵器という役割で遺伝子操作されアルベドと共に産まれた。 兵器として死ぬことから逃れようとしたJr.は結果的に兄弟達を見捨てることになってしまったことを悔やみ続け、 アルベドとJr.は互いに愛憎入り混じる複雑な感情を抱いていた。 Jr.はゾハルの力で変容したアルベドの元に単身乗り込み、因縁の戦いに終止符を打つ。 実はアルベドの望みはJr.の手で死ぬことだった。今際の際に和解する二人。 だがゾハルは何処かへと消えた。ヴィルヘルムが笑みを漏らす・・・ 117 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 21 58 01 ID j2QXEqlJ0 ゼノサーガ ミッシングイヤー 今までとは違うパターンのグノーシス被害が出始める。 本来なら群れても統率はされていないはずのグノーシスが秩序だった動きを見せ、 都市部に被害が集中し、そして短時間急襲した後にはすぐ消えてしまうのだ。 グノーシス・テロと呼ばれる一連の現象の裏にはグリモアという数千年前に死んだはずの男の存在があった。 グリモアはまだ人類がロスト・エルサレム(地球)に居た頃に人間を使ってゾハルを操る実験をしていた研究者であり、 その実験で娘を消滅させてしまっていた。 実験で使われたゾハル制御プログラム「レメゲトン」を復元すれば娘を復活させられると信じたグリモアは、 精神データとなってヴェクターの最重要データ区画に潜み、数千年の時を経て行動を開始したのだ。 レメゲトンが発する波動「ネピリムの歌声」に引き寄せられるグノーシス達を誘導し、 断片化してU.M.N.内に四散してしまったレメゲトンを集めていたグリモア。 だが世界をグノーシスの危機に陥れかねないその暴挙はシオン達によって止められる。 しかしシオンは自分の所属するヴェクターの上層部がグリモアを援助していたこと、 この事件の一因となった14年前の非道な人体実験に自分の父が関っていたこと等を知ってしまい、 やがて不信と苦悩からヴェクターを退社して独自の調査を始める事になる。 118 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 21 58 49 ID j2QXEqlJ0 ゼノサーガ EP3 自覚はなかったが、シオンは無意識の内にゾハルにアクセスする強い能力を持っていた。 テスタメント達は過去の惨劇を目の前で再現する精神攻撃を仕掛け、無理矢理シオンの能力を引き出す。 シオンの悲鳴に誘われ、ゾハルが姿を現す。 グノーシス、オルムス、Jr.達の親のユーリエフ・・・ゾハルを求める各勢力が集結し終末的な争いを繰り広げる。 戦いの中で一人ひとり過去を清算し、因縁に決着をつける仲間達。 だがそれらは全てヴィルヘルムの手の上の出来事だった。 ゾハルの稼動で加速度的に被害を増すグノーシス現象。 グノーシスの正体はゾハルの波動を受け、恐怖から他者や世界を拒絶した生命の成れの果てだという。 拒絶し合う意識はグノーシスとなって人類を殺すだけではなく、やがて宇宙の構造そのものを散逸・崩壊させる。 そうなる前に全てを始まりに戻す「永劫回帰」に必要な因子を、ヴィルヘルムは漁夫の利で集めていた。 シオンの能力は「マリアの巫女」と呼ばれた女性の再来であり、マリアの力を引き出す触媒だった。 シオンがKOS-MOSの開発を引き継いだのは、KOS-MOSをマリアとして目覚めさせるために全て仕組まれたことだったのだ。 目の前で両親や親友が惨殺される光景を再び見せられたり、能力の副作用で死ぬと宣告されたり 宇宙の崩壊の一因は自分にあると突きつけられたり、死んだはずの元恋人ケビンがテスタメントになって敵側に居たり、と 精神的にボロボロになったシオンは誘導されるがままKOS-MOSを目覚めさせ、ヴィルヘルムやケビンに操られかける。 果たして宇宙はどうなるのか。人々の魂すら失われる完全な崩壊を迎えるのか、 それとも同じ歴史・同じ日々を延々と繰り返す世界になるのか・・・ あとは 23に続く 594 名無しさん@お腹いっぱい。 sage05/02/2802 46 14ID cMIoi3AX すいません、いっぺんにのせてくれるとありがたい。 と意見がありましたが、凶悪的なほど長文になる恐れになってきまして、 分けて載せていくことにします。ご期待に沿えず申し訳ございません。 できるだけ短くしよう、短くしようと頑張っているのですが、 ゼノサーガは物語の伏線が多すぎて、最初を詳しくしないとさっぱり意味がわからないのです。 ですので、最初は詳しく、後半は簡潔に行こうと思います。 ゼノサーガ特有の意味がわからない用語は出来るだけ省き、わかりやすい用語に差し替えました。 何度も出てくる難しい用語はそのままにしてあります。長文になることをご了承ください。 595 Xenosaga Episode1 sage 05/02/28 02 47 35 ID cMIoi3AX Xenosaga Episode 1 ~Der Wille Zur Macht~ 時にAD20××年。 ケニア北部、トゥカルナ湖で古代遺跡の発掘が行われていた。 発掘員隊長、マスダは、現代の全ての事象の根源であるゾハルを発掘した。 ゾハルは光を放ち、その光は雲を貫き、空へと向かっていった。 全てはここから始まる。 596 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 48 57 ID cMIoi3AX 1 ~4000年後~ ゾハルの発掘のあと、大規模な人の消失事件が発生した。 生き残った人々は移民船に乗り、宇宙へ旅に出た。 移民先を見出す数百年かかり、最初の移民惑星を「セカンド・イェルサレム」と名付けた。 だがしかし、人はそこで戦争を繰り広げ、過ちを犯し続け、いくつかの主星を失い続けた。 現在の主星はフィフス・イェルサレム。この星に、ようやくひとつの国家的統合を達成する。 星団連邦政府所属、巡洋艦ヴォークリンデ。館内のKOS-MOS研究室では、研究員たちが慌しく働いていた。 KOS-MOS(以下、コスモスと呼ぶ)・・対グノーシスヒト型掃討兵器である彼女・・・。 その彼女を開発している部署の主任であるシオン=ウヅキは起動実験を始めた。 シオンは技術開発者としてのプライドと、主任としての立場。 そして、コスモスが兵器として使われることへ悲しさを持っていた。 「これより起動実験を開始します。インターコネクション、始めてください」 シオンは起動実験をするための装置に座った。 その起動実験とは、仮想空間にシオンを送りこみ、そこでコスモスのデータを取るというものだった。 「ゲージパーテイションを解放します。解放まであと60秒。59,58,57・・・。」 「各モニタリング正常。」 「パーテイション解放。コスモス、素体形態に入ります。」 597 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 50 24 ID cMIoi3AX シオンが仮想世界に入った。ただ少々視界が悪い。 「アレン君、視覚の接続状態が悪いみたいなんだけど・・・。」 「あぁ、すいません。ちょっと待ってください。今、補正します。どうです?主任。」 コスモス開発局副主任であるアレンが答えた。 アレンはシオンに淡い恋心を抱いていて、毎回のこの実験ではソワソワしている。 なぜかというと、この実験中に事故がおこると、シオンが仮想世界から帰ってこれなくなってしまうからだ。 世界が一瞬光に包まれ、コスモスが仮想世界に降り立った。 「おはよう、コスモス。調子はどう?」 「おはようございます、シオン。すべて非常に順調です。」 機械的な、無感情な返事が響く。 「せっかく起きてもらって悪いんだけど、今回も起動実験なの。一連のチェックを終了したら、 あなたにはまた眠ってもらうことになるわ。」 「そうですか」 「悲しいとか・・・感じる?」 その機械的な対応に少し寂しさを感じたのか、シオンは親しみを込めて話しかけた。 「私の寛恕言うプログラムは、創造主である人間が使いやすいように作られています。 今回の場合は、あなた・・・。すなわち、ヴェクター第一開発局、コスモス開発計画担当主幹技師、シオン=ウヅキとの 関係を円滑に保つために、「悲しい」という感情を表現する必要がある。と私のプログラムが判断した場合に限り、 そのように振舞います。ですが、現在、その必要はない。と判断します。」 「ははは・・・そうよね、それは私が一番知っていることなのよね。」 複雑な表情を浮かべた。 「ご理解いただけて幸いです。」 コスモスの機械的な言葉が仮想空間に響く。 シオンは、再度複雑な表情を浮かべた。 598 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 52 42 ID cMIoi3AX 今回の実験は、仮想世界におかれた仮想の敵を倒し、コスモスの戦闘データを取るというものだった。 「ねぇ、アレン君。今回は手順400を初めてみないかしら?」 「よ、400って、主任、先月のことを忘れたわけではないでしょう? あと10秒対応が遅れてたらそこから戻ってこれないような状態じゃなかったですか。」 シオンのことを心配するアレンは、声を荒げた。 「大丈夫、いざとなったら自力で脱出するから、それに、あなただって試したいでしょう? この実験のために、徹夜でいろいろ取り組んでたじゃない。」 「それはそうですが・・。」 「じゃ、決まり。始めて。」 シオンに興奮の色が隠せない。これから起こることに何かを期待しているかのように。 「知りませんよ?万が一の時にはこっちで強制的に切りますからね。」 「了解、了解。」 「あと、メニューにないことするのなしですよ?」 「わかってるってば。」 「んったく、気軽にいってくれちゃて。そのたびに寿命をちじめられるこっちの身にもなってほしいよ」 アレンは頭をかきむしりながら、シオンに聞こえないように、ぼやいた。 「副主任、ウヅキ主任のことになると、特に気を使われますからね。もう余命幾ばくもないんじゃないですか?」 研究員がアレンをからかった。皆、アレンの恋心に気づいているようだ。 「う、うるさい、余計なこといってないで、用意できてるのか?少しでも異常があったら、即刻強制終了するからな。」 手順400が始まった。状況は順調で、研究員たちも安堵の表情をうかべた。 「特に変わったことは見わたりません。状況、安定しています。こりゃあ行けますよ。先月の汚名、返上だ」 「だといいがな・・。」 不安げに、アレンがつぶやいた。 「コスモス、クリアポイントに到着。ターゲットモンスター、G型へ変換。表示、始めます。」 コスモスの前に、巨大なモンスターが現れた。コスモスが戦闘態勢に入る。 599 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 54 30 ID cMIoi3AX そのとき、プログラムに異常が発生した。コスモスの戦闘能力が過剰に上昇し、暴走しかけているのだ。 だが、シオンはそのような状況をものともしなかった。 「アレン君、これからターゲットとの戦闘態勢に入ります。データ取りよろしく。」 「そんな!?主任、こんな不安定な状況で戦闘なんて危険すぎます!」 アレンは声を荒げた。 「大丈夫、まだいけるわ。ヒルベルトを試します。」 「しゅ、主任、メニューに無い行為はしないって・・・!!」 シオンはその言葉を無視するかのように、コスモスに話しかけた。 「コスモス、ヒルベルト発動。」 「了解しました。ヒルベルトエフェクト発動します。」 プログラムが暴走し、シオンの脳が危険な状態になってきた。 アレンはプログラムを強制停止させ、シオンを引き戻そうとした。 だがしかし、シオンがそれを拒絶し、プログラムが作動しなかった。 「限界です!崩壊まであと10秒・・・。」 「クソったれ!」 アレンは悲痛ともとれる叫び声をあげた。 「主任・・・。・・・そうだ・・・。」 仮想空間にいるシオン。 彼女の前に、光が集まってきた。その光はやがて少女のような人影へと変わっていった。 少女はゆっくりと顔をあげ、シオンと視線を交わした。 そのとき、仮想空間へダイブしたアレンがシオンの手を掴み、仮想世界から引き戻した。 仮想空間は光に包まれていく・・・。 600 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 56 17 ID cMIoi3AX 「主任はっ!?」 目覚めたアレンは、シオンの元へ急いで駆けつけた。 「えぇ、ありがとう、少し、粘り過ぎちゃった・・かな?」 あの仮想空間で見た少女は何だったのか。シオンは夢見心地だった。 ・・・あの少女とは・・どこかで・・。 「??何かあったんですか?」 「ううん・・・何でもないの。さぁ、急いでデータ解析を始めましょう。そろそろ上から催促がくる頃だわ。」 「本艦は3分後にゲートアウトします。非常時に備えてください。」 突然、艦内アナウンスが鳴り響いた。 601 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 02 58 04 ID cMIoi3AX 2 「全艦、ゲートアウト完了。」 「次のゲートジャンプができるまで7時間36分。それまでジャンプは不可能になります。」 「次で最後か・・・。」 艦長と思える人物が虚空を目上げた。目に落ち着きが無い。 「はい。次のゲートジャンプとなります。あと少しの辛抱です。」 艦長の横に立っている男が言った。 見た目は普通のマジメそうな30後半の男だ。その鋭い眼光を除いて。 「大丈夫ですよ。ここまでくれば接触率低いですし。それに小惑星も多いですから、”ヤツラ”から 身を隠すには都合が良いものです。」 「ふん、気楽なものだな。小惑星なぞ、気休め程度にしかならんぞ。」 男は、声を沈めオペレーターを睨んだ。 「厳しいな、アンドリュー中佐。何かあったのか?」 「いえ・・・別に・・・。」 アンドリューという名の男は下にうつむきいた。 「例の物体を回収してから緊張の連続でしたからね。中佐のお気持ち、わかります。」 その”例の物体”に疑問点を持っていたのか、一人のオペレーターが質問した。 「艦長、差し支えない範囲で結構なので教えていただけないでしょうか? 当初の作戦の目的は、惑星消滅事件の調和および調査隊の護衛であったはずです。 それが、”あの物体”を回収してから様相がいっぺんしたように感じられます。 いったいなんなのですか?あれは。」 「さて、調査隊からは何の報告は受け取らんよ。ただ、先日伝えた”ヤツら”もあの物体を狙っているらしい。 という情報だけはえている。もちろん非公式だがね。」 艦長は、私もよくわかっていない。という表情をしている。 「回収のさい、何名かの犠牲者が出たという噂がありますが。」 「それが事実だとしても、われわれに知る権利がない。もともと調査隊も我々とは別の命令系統で動いているし、 我々に与えられた命令書にも『当該宙域にて何らかの”回収物”が存在した場合、全ての事象よりもその確保を最優先す』 と書かれているだけだ。」 「全ての事象・・・といいますと?」 「我々の命よりも。というわけだ。」 アンドリューが言い捨てた。 「そう脅すな。まぁ、星団連邦政府にしても今回の任務はそれだけ重要な作戦ということだろう。 気を引き締めて頼むぞ。」 艦長が微笑みながら皆に言った。 「そうですね。本艦には”有事の際の切り札”も配備されていることですし。」 「おぉ、そうだ。切り札のことなんだが、すまんが中尉、ウヅキ主任に報告データが整い次第、 ブリッジに来るように伝えてくれ。それと、これまでのデータも提出するように・・と。」 「了解しました。」 602 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 00 04 ID cMIoi3AX 3 コスモス研究室に電話がかかってきた。 「・・・・了解しました。30分後にそちらに出頭します。」 「早速きましたね。出頭命令」 「でしょ?私の勘って、結構当たるんだから。」 シオンが得意気に答える。 「では、これは提出するデータです。」 「ありがとう。これだけでいいわ。」 最近入ったばかりの新人研究員がシオンに声をかけた。 「主任・・あの・・・よろしいですか?」 「なに?」 「軍はコスモスの実働データを求めています。いいのですか?いつまでもシミュレートデータだけで。」 「うーん、、それ言われると痛いんだけどね、、。でも、出来ることならコスモスには いつまでも素敵な夢を見ていてほしいんだ。」 シオンは困ったような表情をしている。目も下にうつむいている。 「シミュレートではあれほど無茶をされるのに、なぜ実働となるとあれほど慎重になるのですか? 自分はコスモスが稼動している姿が見たいのです。現状で十分いけるはずです。」 シオンの困った表情を見て、アレンが口を挟んだ。 シオンは、2年前の事故があってから、実働には慎重になっているのだ。 アレンはそのことを知っているし、何より、彼女の困った顔を見たくなかった。 「現状でわざわざお姫様を起こさす必要はないよ。はいこれ、コスモスの装備要項。 連中を納得させる一助にはなるでしょ? 「サンキュー。気が利くね。」 アレンの助け舟にありがたく思ったのか、シオンはアレンに微笑んだ。 「じゃ、いってきまーす。」 笑顔で研究室を出て行くシオン、それを見るアレンの顔は、どこから見てもほころんでいる。 「世話女房ぶりも板についてきたんじゃないですか?副主任。」 同僚のトガシがにやつきながら研究所の後片付けをしている。 「な、何にやついてるんだよ、トガシ。」 顔を赤らめながら、アレンはシオンのデスクの片付けを始めた。 そこには肝心のデータフォルダが忘れられておいてあった。 「はぁ、、またか・・しかたないな・・。」 だが、アレンは少し喜んだ。二人きりになる口実が出来たからだ。 その感情が顔に出たのか、トガシがからかう。 「よかったですね。二人きりになれる口実ができて。ついでに食事でも誘って見ちゃどうです? こっちは僕らでやっときますから。」 「行くとき行かなきゃ、ダメですよ、副主任。」 「そ、そんなつもりじゃないって言ってるだろう!じ、じゃ、ちょっと渡してくるよ。」 舌をかみながら、アレンは言った。 「がんばってー。」 同僚たち一同の声が聞こえる。アレンはその声を聞きながら研究室を出た。 彼は奥手だ。シオンのことは愛しているはずなのに、言うことができない。 そんな彼はぼやく。 「僕だって・・行けるもんなら、行きたいさ・・。」と。 603 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 01 52 ID cMIoi3AX 4 シオンはブリッジへの道を歩いていた。その途中にある格納庫。そこにはゾハルがあった。 彼女は格納庫を通りながら、考えていた。やはり、みんな稼動してるコスモスを見たいのか。 2年前の、彼もそういっていた・・・。 2年前のコスモス開発局 シオンは残って残業をしていた。あしたまでにまとめておくデータがあったからだ。 パソコンに向かう彼女の後ろに、男性の姿があった。 「まだ残っていたのかい?無理して体壊しちゃ、何にもならないぞ?」 微笑みながらシオンに話しかけた。手には手包みをぶらさげている。 「あ、お疲れ様です。明日までにどうしてもまとめておくデータがあったものですから。 ゲビン先輩こそ、こんな時間までどうなされたんですか?」 「はい、差し入れ。」 ケビンは彼女の横に手包みを置いた。そして、コスモスの眠っている特殊な装置のほうへ歩いていった。 シオンもその後に続く。何も警戒しないということは、彼女は彼に心を許しているということだろう。 ケビンはその装置を見ながら、つぶやいた。 「実は、ある悩み事があってね、寝付けないんだ。」 「悩み事?」 「明日、いよいよ彼女は目覚める。その姿を見るのはとても楽しみなんだけど。目覚めた彼女になんと声をかけたらいいのか それで悩んでいたんだ。おかしいだろう?」 「おはよう・・・でいいんじゃないですか?」 シオンは微笑んだ。そしてコスモスの眠っている装置を触った。 「おはようかい?」 「朝起きたら、やっぱりおはよう、ですよ。」 「そうか・・・これでぐっする眠れそうだよ。ありがとう。」 ケビンは彼女の肩に手を乗せ、微笑んだ。 ・・・・そうだよね。みんなも早く見たいよね・・・。 シオンは彼との会話を思い出ながら、ゾハルを見上げた。 その瞬間、鈴のような音が鳴り響くと同時に、シオン以外の周りすべてが動きを止めた。 静寂・・・その静寂の中に、再び鈴の音のような金属音が響く。 その音が鳴り響いている源に、彼女は仮想空間で見た少女を見つけ出した。 少女はシオンに何かを伝えようとしているようだが、彼女にはその言葉は届かない。 少女は話し終えると、ゾハルの中に吸い込まれていく。シオンはその後を追い、ゾハルに触れた。 するとゾハルの表面に、水面のように波紋が広がった。 シオンは気がついたら、ゾハルの前に倒れこんでいた。 シオンは手を眺める。ゾハルに触れたことは、幻だったのだろうか・・。 604 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 03 24 ID cMIoi3AX 5 さっきのことは何だったのだろうか?彼女は考え込んでいた。 後ろから声が聞こえる。聞いたような声だ。誰だろう。彼女は振り向いた。 「アレン君!?」 「アレン君、じゃないですよ主任。肝心のデータ忘れていったでしょ? 危ないですよ、ぼーっとしながら歩いてると。」 「うん、ごめんね、ちょっと考え事してたから。」 そのとき、再び鈴の音がした。彼女はあたりを見渡す。だが、少女の姿はない。 「どうかしましたか?主任。」 「ん?うん・・気のせいよね。きっと。」 シオンは気に留めず格納庫を後にした。 しかし、彼女の後ろには二人を見つめる少女の姿があった。 アレンに先ほどのコスモスの件について感謝を言っていると、彼女に突然呼び出しがなった。 レアリエンの調整の呼び出しだ。 レアリエン・・合成人間といわれる彼らは、人間が過酷な環境を克服し、人間のリスクを削減するために 人によって作られた亜人間。彼らは使い捨て可能な労働力として社会に浸透し、 人間によって消費されていた。すなわち、奴隷である。 奴隷としての立場は14年前のミルチア戦争まで続き、その後社会的な権利を有する存在となった。 だが、レアリエンは工業製品であるというのには変わりが無い。彼らは生産されるのである。消費されるために。 そのレアリエンも調整(ケア)される必要がある。自身の自意識が芽生えたり、精神が不安定になることがある。 それをケアするのが、シオンは好きだった。なぜかというと、不安定なままのレアリエンは、廃棄されるからだ。 605 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 05 15 ID cMIoi3AX 6 シオンはレアリエン調整室へと向かった。 「どうも、シオンです。」 「あぁ、どうもウヅキさん、すみません、いつもいつも。」 人のよさそうで、髪をオールバックにしたカスパーゼが話しかけてきた。 目には疲れの色が浮かんでいる。人員不足だろう。 「いいんですよ、カスパーゼ大尉。みんな(レアリエン)にはいつも元気でいてほしいから・・。」 カスパーゼはシオンに今回のトラブルを話した。シオンは着々とトラブルを解決していく。 「一応調整しておきましたけど、また何かありましたらヴェクター本社までご連絡ください。 そちらで本格的なケアをされたほうが良いと思いますから」 「わかりました。ありがとうございます。 しかし、すごいですね。コスモスの開発だけでなく、レアリエンたちのメンタルケアまでこなすとは・・・。」 「そんな、全部上司の受け売りです。それに、私は最初、この部署が志望だったんです。 実は、今の仕事が終わったらこっちに転属願いを出そうかと思っているんですよ。」 シオンは眠っているレアリエンを見つめた。その表情は、眠っている我が子を見る表情に似ている。 「第一開発局は、エリート中のエリートが配属されるところでしょう?それなのに転属願いなのですか?」 「ええ、家族からもよく言われるんですよ。何かの書類ミスに違いない。ってよく言われますし。 私もそう思います。それに、、彼らのこと、もっと知りたいんですよ。」 「そんな連中のことを知る必要もなかろう!?」 声の方向に振り返ると、眼光の鋭い金髪の男がいた。 背が高く、物腰が明らかに軍人と思わせる。彼の顔右頬の皮膚は、色が変わり、硬くなっている。やけどのように・・。 「バージル中尉!?」 カスパーゼが、この突然の来訪客に驚いたようだ。声の調子からも、あまり好ましい客ではないらしい。 「匂いだ・・この匂い。なぁ、あんたも感じないか、この匂い。吐き気を催す匂いだ・・。」 バージルはまるで汚い物を見るかのように、あたりを見回した。 シオンは絶句している。言葉も出ない。 606 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 06 21 ID cMIoi3AX バージルは毎回来ては、何かとレアリエンを罵っているのだろう。 カスパーゼは、声を荒げ、バージルに食って掛かった。 「いい加減にしないか!少佐から事前に指示はあったろう?今回の作戦はA.G.W.Sと 新型レアリエンとの相互支援も目的としているんじゃなかったのか?それをお前は・・・。」 「相互支援だ!?はん!ヤツら相手に、実戦で使える保障なんてない、 ”戦闘用レアリエン”との相互支援なんざ、俺は願い下げだぜ!」 「お言葉ですけど・・・彼ら戦闘用レアリエンは優秀な兵士・・・。」 正気を取り戻したシオンも、バージルへ反論した。 「彼らぁ?たかが備品を人間扱いかい。」 シオンの抗議も、バージルは聞く耳をもたない。 「あ、それ問題発言ですよ。彼らは私たちと同様、知性も感情も備わっているし、 それにレアリエンの基本的人権は4763年に制定されたミルチア懸賞で謳われているはずです。」 「お為ごかしか。反吐が出るぜ。表面上いくら人道主義とっても、お前たちヴェクターの人間にとっちゃ 備品は備品だろうに。否、”商品”か」 バージルは小バカにするようにシオンを見つめた。 「私たちは彼らを備品扱いも、商品扱いもしてません!」 「ならなぜ、”戦闘用レアリエン”なんて、分類ワケがされているんだ? それこそ商品扱いしてる証だろう?何をいったところで所詮は戦の道具。それに知っているぜ。 お前たちヴェクターの人間たちは、”商品管理用の緊急制御コード”があるってな。」 シオンは絶句した。確かに・・ある・・。だが、それは・・・。 そのとき、レアリエンの一人が立ち上がり、バージルを見つめた。 「な、何だよ?」 バージルも突然のレアリエンの行動に驚いたのか、たじろいだ。 「中尉のおっしゃるとおり、確かに我々は”商品”として製造され、そのための教育を施されました。 ですが、私は今のこの”仕事に”誇りを持っています。 それは誰にも強制されない”私自信の意志”なのです」 607 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 09 20 ID cMIoi3AX 以下、余談 すいません、余談です、読み飛ばしていただいても結構です。 このゲームの副題が、力への意思。知ってる人は知ってると思いますが、これはニーチェの本です。 ドイツの哲学者である、フリードリヒ・ニーチェ。 彼は自分自身でたっている人間こそがもっとも美しく、すばらしい人間と考え、 キリスト教を弱者の宗教と言い、「神は死んだ。」という、有名な言葉も残っています。 たぶんこのゲームの作者はレアリエンという人ではない生物をポイントとして、ニーチェ哲学を語ってみたかったのではないでしょうか。 このレアリエンのセリフでもある”私自身の意思”という言葉。人間は弱い存在で、その弱い存在を認めた上で、 自分は過去にも、未来にも存在してはいない。現在にも自分と同じ人は一人もいないし、これからもいない。 「何か。」を成すためにこの世に連れてこられたと、考えた・・はずです。 だからニーチェは、自分の意思で、その目標への苦難の旅へと向かっている人の、なんて美しいことか!とも言っています。 これが俺自身へのニーチェの全体的な感想です。といっても、ニーチェの著者では、私は若き人々への言葉、力への意思しか読んでませんし、 まったくのど素人の解釈ですから、鵜呑みにすると困ります。たぶん解釈も間違ってる気もしますし・・・。 余談が長引きました。本編の続きを書きます。失礼しました。 608 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 14 52 ID cMIoi3AX 「ふん、自由意志ってわけか・・。まあいい、今のうちに享受しておけ。 そのうちわかるときがくるさ。この俺のようにな・・・。」 そう言い捨て、バージルは調整室を出て行った。 「すみませんでした、ウヅキさん。昔はあんな奴じゃなかったのですが、あることがきっかけで・・・ね。」 カスパーゼは申し訳なさそうな顔をして、頭を下げた。 「いえ・・彼とは、お知り合い・・何ですか?」 「あいつとは士官学校の同期でね。腐れ縁ってやつです。・・・ミルチアです。」 「そうですか、それで・・・。あ、いけない。ブリッジに出頭しなければならないのです。 それでは失礼します。レアリエンたちはまた後で見ますから。」 「いや、どうもありがとうございます。すいません、嫌な思いを・・。」 そう言い、再びカスパーゼは頭を下げた。 7 「すいません、遅れてしまって。」 「10分の遅刻ですね。通りで開発も遅れるわけだ。」 アンドリューが、シオンをにらみながら言った。そして、それからアンドリューのシオンに対しての説教が始まった。 コスモスの稼動データがないこと、ここが軍艦であるということに自覚がないシオンに苛立ったのであろう。 途中で、アンドリューに呼び出しがあった。顔が緊張した表情に変わり、そそくさと退室していった。 「ご期待にそえなくて申し訳ありません。」 シオンは艦長に謝った。 「なに、謝ることはないよ。今日は自室に戻って休みなさい。」 609 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 17 49 ID cMIoi3AX 8 アンドリューは、焦っていた。まさか、いきなり呼び出しがあるとは思ってもいなかったからだ。 急ぎ足で通信室に行き、通信をつなげた。画面に、顔が映った。司令の顔だ。 右目の上から下にかけての切り傷、冷たい目。 「失態だな・・・。アンドリュー。回収には細心の注意を払えと前もって忠告してあった筈だ。」 「はい、”機関員”に犠牲者が出たことは弁解の余地がありません。ですが、我々も・・・。」 アンドリューは苦い顔をした。機関員に犠牲者が出たのは明らかな失態で、弁解の余地がないからだ。 このことを攻められると思い、下をうつむいた。 「些末な事象など、どうでもよい。問題なのはゾハルに人が接触し、人が”消えた”ということ。 そしてその後、”通常空間に晒した状態”で移送していることだ。そして・・・。 貴様の艦隊にヤツラが接触する推定予測時間は5時間と22分後だ。」 「まさか!?やつらが!?」 驚きを通り越して絶句した。奴らがきたとしたら、このような艦隊では耐えられるわけがないのだからだ。 「だから失態といった。1時間前に増設艦隊を差し向けた。それまでの間、なんとしても保たせろ。」 「ま、間に合うのですか?」 「保たせろ。といっている。幸いにして、貴様の艦には”例の兵器”が搭載されているだろう。」 「お、お言葉ですが、あれはまだ実働試験にさえ写ってないのです!危険すぎます!」 「あれの力は、”貴様が一番良く知っている”だろう?多少不安定でもかまわん。急がせろ。」 「で、ですが・・・。」 「以上だ。」 通信が切れる。 「お待ちください、司令!マーグリス司令!」 610 XenosagaEpisode1 sage 05/02/28 03 19 20 ID cMIoi3AX 9 自室に戻り、休んだシオンは夢を見た。 遺跡のような場所にたつシオン。あたりには霧が立ち込めている。 鈴の音が静寂を破る。音のした方を見ると、そこにはあの少女の姿が・・・。 二人は視線を交わすが、少女はふと別の方向に目を向ける。 少女の視線の先には、少年のような人影があった。 「う、、うん・・・。」 夢にうなされるシオン。そのシオンの枕元に立つ少女。 そして少女は何かに気づいたかのように、船の外に目を向ける。 32 名無しさん@お腹いっぱい。 sage2005/03/24(木)01 24 31ID 9P5lIrk+ ゼノサーガep1、行きます。 文章構成上、ストーリー展開が前後したり、 結構話に絡んでるのに文中に出てこないキャラ(アレン、キルシュバ等)が いたりしますが、ご容赦下さい。 33 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 25 18 ID 9P5lIrk+ 星団連邦に所属する惑星アリアドネが、突如として謎の消失を遂げた。 その調査に赴いた巡洋艦ヴォークリンデは、本来の目的である調査もそこそこに、 当該宙域に浮遊していた謎の物体ゾハルエミュレーターを収容し、帰還することになった。 その収容作業中、ゾハルに触れた作業員が消滅すると言う事故が起こっていた。 この巡洋艦ヴォークリンデには、14年前より突如として現れ人類の脅威となった、 グノーシスと言う怪物群に対抗する為のヒト型アンドロイド、コスモスが配備されていた。 しかしながらそのコスモスは、未だ実働試験すら行われておらず、 仮想空間(エンセフェロン)におけるテストをしている段階であった。 ヴェクターインダストリー1局所属のシオン・ウヅキは、そのコスモスの開発主任だ。 彼女は、コスモスに対して、母親や姉のような感情を持っていたが、一方で恐れてもいた。 数年前の実験中、コスモスが暴走し、同僚や愛する人を殺されてしまったからだ。 そのせいか、シオンは実働試験に対して二の足を踏んでいる状態だった。 対グノーシスの切り札として配備されたコスモスが、起き上がる事すら出来ない。 調査に同行した軍関係者からは、その事を毎日のように責められていた。 この日も、試験を終えたシオンは、ブリッヂから呼び出しを受け、開発室を出た。 ブリッヂへ向かう途上、ゾハル格納庫を通った彼女は、そこで少女の幻影を見た。 少女は、何か言いたげな、哀しみを裡に秘めた表情でシオンを見つめていた。 シオンが歩み寄ると少女の幻影は消え、そこには金色に光るゾハルがあるだけだった。 不思議な感覚に囚われながらも、彼女はレアリエン調整室へ向かった。 レアリエン。それは、様々な用途に応じて造られた人造人間のことだ。 シオンは、このレアリエンとの交流を好み、エリート中のエリートが集まる1局から、 レアリエンを扱う3局に転属願いを出しているほどだった。 彼女がレアリエンの調整を手伝っていると、バージルと言う中尉が現れた。 彼はレアリエンを極度に嫌っており、この時も居丈高に見下し、罵った。 現在、レアリエンには人権が認められていると反論するシオンだったが、 それを商品としている事を指摘されると、彼女は言葉を詰まらせた。 「お為ごかしは反吐が出る」そう吐き捨て、中尉は立ち去った。 いい加減寄り道が過ぎたので、かなり遅刻してブリッヂに着いたシオン。 アンドリュー中佐は、それも含めて毎度の如くネチネチと小言を繰り返すが、 緊急呼び出しの通信が入ったため途中で切り上げ、ブリッジを出て行った。 運良く開放されたシオンは、艦長に労われ、自室で休む事にした。 アンドリュー中佐は、画面の向こうのマーグリスに叱責されていた。 U-TIC機関。ゾハル研究の為に創設された政府直属の機関であったが、14年前の ミルチア紛争を機に、反政府武装集団の色を強め、各方面に工作員を潜入させていた。 マーグリスはそのU-TIC機関の司令であり、アンドリューは工作員の一人だった。 惑星アリアドネの消失も、この組織がゾハルの起動実験をその地で行った結果であり、 調査隊が事件の調査もそこそこに帰還したのも、連邦軍に潜入していたアンドリュー達 の目的が、ゾハルの回収であったからなのだ。 ゾハル。それは、局所事象変異を引き起こし、グノーシスを呼び寄せる。 その危険性から、それを確保して封印しようとする者と、兵力として利用しようとする 者との間で激しい争奪戦が繰り広げられていた。 この非常に危険な物体の取り扱いには、細心にも細心を重ねた注意が必要だった。 しかし、アンドリューたちはその扱いを間違った。 ヴォークリンデには、すでにグノーシスが迫ろうとしていたのだ。 コスモスを使え。その命令に狼狽する中佐を無視し、マーグリスは通信を切った。 34 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 26 16 ID 9P5lIrk+ ブリッヂに警報が鳴り響いた。艦隊前方にグノーシスが出現したのだ。 母船タイプのグノーシスから射出された怪物たちが、次々と艦内に侵入してくる。 対グノーシス用兵器エイグスが出撃するが、通常兵器の効果は無く、撃破されてゆく。 グノーシスに掴まれた人間は白化し、砕け散った。 有効な対抗手段も無いまま、ついにヴォークリンデのブリッヂが沈黙した。 アンドリュー中佐は、宇宙服を着込み、ゾハル格納庫へ向かっていた。 格納庫ごとパージし、ワープさせる。無謀な作戦だったが、中佐にとっては、 コスモスを起動させるよりも遥かにマシな作戦だった。 なぜならば、中佐も、コスモスの暴走事故に立ち会っており、その恐ろしさを 身をもって知っていたからだ。 そもそも、実験中のコスモスを起動させたのも、彼らだった。 コスモスの強奪を目論み、内通者から起動用ギアを受け取ってラボを襲撃した彼らは、 しかしコスモスの暴走により惨殺され、唯一アンドリューだけが生き残った。 今、中佐は死を覚悟しながら、格納庫に向かっていた。 その中佐の覚悟も、無駄となりそうだった。コスモスが自律モードで起動を始めたのだ。 開発室のメンバーが恐怖で凍りつく中、ゆっくりと身を起したコスモスは、シオンを 保護するために動き出した。 その頃シオンは、グノーシスに追われた所をエイグスに乗ったバージルに助けられていた。 しかし彼の攻撃は効果が無く、逆に反撃を受け仲間を失ってしまった。 なにか手段が無いものかと考えた彼は、シオンの携帯端末を奪い、レアリエンを 自爆させる緊急制御コードを起動させた。 爆風が晴れると、彼は歯噛みした。仕留め切れなかったのだ。 反撃を受け、倒れこむバージル。そして、グノーシスはシオンに襲い掛かった。 足元から白化してゆくシオン。彼女が死を覚悟した時、閃光がグノーシスを貫いた。 コスモスの攻撃だった。グノーシスを実数空間に固着するヒルベルトエフェクトを展開 した彼女は、その圧倒的な戦闘能力でグノーシスを掃討した。 ゾハルの格納庫では、アンドリュー中佐が必死で乱れたシステムと格闘していた。 そこへ、脱出艇に乗るためにシオンたちが駆け込んできた。 グノーシスは途切れなく襲い掛かり、抗戦を続けるシオンたち。その中で、 コスモスがバージルごと敵を撃った。バージル、「フェブ…」とうわ言を言いながら即死。 シオンは、コスモスの非道な行動に怒りを露わにしたが、コスモスのプログラムでは、 ヴェクター関係者の保護>敵勢力の殲滅>>>>>それ以外の人間の保護であったため、 コスモスはそのプログラム通り、確実な方法を選択しただけなのだ。 「私は人間ではありません。ただの兵器です」 その言葉にショックを受けるシオンは、鬱然として脱出艇に乗り込んだ。 シオンたちと中佐の乗った脱出艇を見送ったコスモスは、もう一つの目的である ゾハルの確保の為、周辺に群がるグノーシスを除去しようとした。 しかし、いかにも多勢に無勢であり、結局はゾハルを持ち去られてしまう。 彼女はゾハルが収容されたグノーシス母船にマーキングを施し、その事を本社に報告、 次の司令を受け、第二ミルチアへ向かう事とした。 ヴェクターCEOのヴィルヘルムは、赤の外套者からその報告を受けていた。 「全ての事象は、この 秩序の羅針盤 の示すとおりに動く……」 そう、彼はつぶやき、デスクの上の構造物に目をやった。 35 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 27 52 ID 9P5lIrk+ クーカイ・ファウンデーション所属の不定期貨客船エルザが、ヴォークリンデの 遭難現場に向かっていた。だが、目的は救助ではない。艦の残骸を回収し、 それを売って船長の借金返済の足しにするためだ。 そんなエルザに、コスモスが襲い掛かった。キャノピーにパンチでヒビを入れられ、 第二ミルチアまで乗せてけと脅迫された船長はしぶしぶ承諾した。 ブリッヂにコスモスが入ってくると、脱出艇で漂流していたシオンから通信が入った。 エルザに収容しろと言うシオン。そのまま漂流していれば助けが来ると言うコスモス。 二人が押し問答していると、エルザの乗組員ケイオスが仲裁に入った。 彼は船長の信頼も篤く、その彼の取り成しでシオンたちもエルザに収容され、 第二ミルチアへ向かう事になった。 収容された後、ブリッヂへと挨拶に訪れたシオンたち。そこへ、グノーシスが現れた。 アンドリューが掴まれ、白化して行く。慌てふためくシオンたち。だが、ケイオスが グノーシスに手をかざすと、グノーシスは霧のように消えてしまった。 これが、ケイオスが船長に信頼されている理由だった。 騒ぎが落ち着いた頃、そのケイオスが、ヴォークリンデでの戦闘で不具合が出たため エルザの設備で調整をしていたコスモスに近づいていった。 機能を停止して眠っているコスモスに、彼はそっと呟いた。 「やっと会えたね……本当の君はどこに眠っているんだい……?」 プロジェクト・ゾハル。ゾハルの研究を進める事により、全ての事象を論理的に解明し、 また、人類の悲願であるロスト・エルサレム(地球)への帰還を目的とした研究である。 そのプロジェクトを推進する接触小委員会の会議が、連邦主星フィフス・エルサレムの 衛星軌道上のコロニーで開かれていた。 オリジナル・ゾハルが眠る、閉ざされた旧ミルチアへの道。その道を開くための鍵となる Y資料がU-TIC機関に奪われた。 U-TIC機関の責任者であり、彼以外にゾハルを解明する事は不可能とさえ言われた 天才ヨアキム・ミズラヒ。彼が遺したY資料なくしてもまた、ゾハルの研究は進まない。 その奪還の為、U-TIC機関の拠点への潜入を命令されたのは、ジグラット8と言う 型式番号のついたサイボーグだった。彼が見せられたのは一人の少女の写真。 百式観測用レアリエン。ヨアキムの最後の発明であり、対グノーシス用の索敵能力と ヒルベルトエフェクト展開能力を付与されたレアリエンだ。 百式は、彼と、その元妻であり現接触小委員会委員であるユリ・ミズラヒの亡児サクラを モデルとして創られ、そのプロトタイプであるモモには、Y資料が封印されていた。 成功の報酬として、ジグラット8は、自らの生体脳を人工部品に換装する事を望んだ。 彼は生前、ある男に妻子を殺され、それを苦に自殺を遂げていた。 サイボーグとして蘇ってからも、その記憶が彼を苦しめ続けていたのだ。 小惑星プレロマ。古代宗教の聖堂だったこの場所に、U-TIC機関は拠点を構えていた。 そこへ潜入し、モモを見つけ出したジグラット8は、モモに「ジギー」などと愛称を つけられたり、マーグリスと一戦交えたりしながら脱出。作戦を成功させた。 追っ手を撒いた後、モモは早速フィフス・エルサレムへ船を向けようとした。 だがユリの指令では移送先は第二ミルチアとなっていた。その事をジギーから告げられ ると、モモは寂しそうな顔をした。彼女は「ママ」に会うのを楽しみにしていたのだ。 その頃エルザではシオン特製のカレーが振舞われ、皆、ひと時の休息を取っていた。 そんな中、アンドリュー中佐は、未だ機能を停止したままのコスモスに見入っていた。 彼女に銃を向けるが、恐怖で手が震え撃つ事ができなかった。 36 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 28 44 ID 9P5lIrk+ シオンは、本社への連絡の中で、局長に対して声を張り上げた。 第二ミルチア到着後、コスモスを2局に引き渡すと言われたのだ。 シオンは、コスモスが何の命令も無く独自に稼動しており、実戦配備は時期尚早と説明、 コスモスの監察を続ける事を局長に認めさせた。 エルザが第二ミルチアへ向けてハイパースペース内を航行していた時、同じくジギー達も その中にいた。しかも、U-TICの無人兵器に張り付かれている状態だった。 ジギー達からエルザに向けて救難信号が発せられた。 初めは日和見を決め込んでいた船長だったが、エルザが被害を受けるや一変、 ジギーたちを援護して敵勢力を掃討、彼らを船内に収容した。 落ち着いた所で話を聞くと、ジギー達も第二ミルチアに行くというので相乗りする事に。 だが、先の戦闘でダメージを受けた船を修復する為、まず手近なコロニーに向かった。 その途上、アンドリューはプレロマに通信を入れていた。百式を確保したと。 だが、マーグリスは帰還命令を伝えただけで、早々に通信を切った。 そのマーグリスの下に、謎の男アルベドが現れた。彼はモモを連れ戻すと言い残し、 狂ったような笑い声を上げながら立ち去った。 「……モモ…か……。可愛いペシェめ……」 マーグリスの副官ペレグリーは、アルベドに任せることの危惧を口にしたが、 利用価値はあると、マーグリスは言う。目的は違うが、必要な物は同じなのだと。 惑星アリアドネのあった座標に、クーカイ・ファウンデーションの武装艦デュランダルが 停泊している。この宙域の調査をするためだ。 クーカイ・ファウンデーション。14年前のミルチア紛争の事後処理の為に設立された、 財団法人である。紛争後の武力衝突に対抗するために備えた武装は、連邦艦隊にも 匹敵するとまで言われているが、現在は副業として始めた事業展開を中心としている。 しかしながら、ゾハル・エミュレーターの回収もその役割としている為、ゾハルの影響と 思われるアリアドネ消失事件の調査に赴いたのだった。 ファウンデーション理事ガイナン・クーカイの養子であり、副理事でもあるJr.は、 現場を見て唖然とした。そこに惑星があったと言うあらゆる痕跡がなくなっていたのだ。 さらに調査を進めるため、次に彼らは、ヴォークリンデの遭難現場に向かった。 そこでようやく、ゾハルの残滓を発見する事が出来た彼らだったが、現場に潜伏していた U-TICの戦艦から攻撃を受けてしまう。 反撃に転じ、戦艦内部を制圧。U-TICの情報を得るために艦のマザーフレームに アクセスしたJr.だったが、敵残存勢力に阻まれ、結局徒労に終わった。 一方その頃、シオンたちを乗せたエルザは、ドックコロニーに入渠していた。 修理が終わるまで、船外へ出て休息を取る一行。しかし、このドックコロニーは、 ミルチア紛争の頃から軍関係者への反感が根強く残っている場所だった。 住民の話から、地元の青年達にアンドリュー中佐が連れて行かれたと知り、後を追った シオン達は、人間業とは思えぬほど無残に惨殺されている青年達を発見した。 一方の中佐は既にエルザに戻り、傷の手当てを受けていた。 結局、事件はうやむやのまま、エルザはコロニーを離れた。 この一件以来、中佐に変調が表われ始めた。人知れず体を苦痛に悶えさせ、その度に 薬剤を注射して抑える。彼の脳裏に、エルザでグノーシスに襲われた時の記憶が フラッシュバックする。彼の発作は時間を追うごとに悪化しているようだった。 シオンは夢を見ていた。ヴォークリンデで見た幻影の少女が、彼女に語りかける。 「彼の最後の気持ちを理解できるのは貴方だけ。それが彼の安らぎ……」 37 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 29 41 ID 9P5lIrk+ 不可解な夢から目覚めたシオンは、突然の振動に襲われた。 エルザが、ハイパースペース外から干渉を受け、引き寄せられていたのだ。 通常空間に引きずりだされたエルザは、周囲を莫大な数のグノーシスに囲まれていた。 さらに引き寄せられたエルザは、巨大なグノーシスに飲み込まれていった。 この異変は、デュランダルも察知していた。艦内に保管されている11機のゾハル・ エミュレーターが共鳴を始めたのだ。デュランダルは、波動の発生元へと急行した。 気がつくと、シオン達は生身でグノーシス内部に放り出されていた。 はぐれてしまったエルザと中佐を探すために移動を始めた彼女達は、その途上、明らかに 人工的な看板や、自動車の残骸を発見した。 シオン達とはぐれ、一人さまよっていた中佐は、それらに見覚えがあった。 そこは、彼らがゾハルの実験をしたアリアドネの市街そのままだった。 悪夢を見ているような気持ちで彼はさまよい続けた。 グノーシスの中心部まで到達したシオン達は、そこでゾハルと、前後不覚になった中佐を 発見した。中佐は、ゾハルを背にするとグノーシスと化した。 「同じだ……あの時と……」ジギーが呟いた。 襲い掛かる中佐を、やむを得ず撃退したシオン達。 中佐が断末魔の叫びを上げる中、シオンは彼の心に触れていた。 戦争の道具としてこの世に生を受けた彼は、戦後の社会に適応できなかった。 社会に受け入れられない孤独から、彼は凶悪犯罪を重ね、その度に人格矯正処置を受けた。 そして最後には収容所の職員と連邦軍三個小隊を一人で壊滅させてしまった。 そこでマーグリスに拾われた彼は、マーグリスの信頼を受け心酔し、忠実な部下となった。 今、彼は虚無の浜辺に佇み、安らいだ顔をしていた。 「ここは良い…、怒りも悲しみも、喜びも未来も…俺以外のものは何も存在しない……。 その俺自身もやがて消える…。……シオン、遠からずお前もここに来る……きっと……」 そう言って、彼は消えていった。 アンドリュー中佐を殺してしまった事にショックを受けるシオン。 だが、感傷に浸る間もなく、その場所が崩壊を始めた。 逃げ出したシオン達は、エルザに救出され、その場を離脱した。 グノーシスの包囲網を抜けようと全力で航行するエルザ。それを、駆けつけた デュランダルが援護する。しかし、そのデュランダルも包囲されつつあった。 その時、コスモスがたった一人で船外へ出ようとしていた。 無謀だと止めようとするシオン。だが、コスモスはそれを聞き入れなかった。 「シオン、痛みは……私を満たしてくれますか……?」 今まさに迫らんとしているグノーシス群の前に立ちはだかったコスモス。 腹部から拡散ビームを発射し、一瞬のうちにグノーシスを吸収してしまった。 自分の知らない兵装が搭載されている事に呆然とするシオン。 「ケヴィン先輩……これが貴方の望んだ、本当のコスモスの姿なんですか……?」 彼女の戸惑いをよそに、エルザとゾハル・エミュレーターはデュランダルに収容された。 そして、エルザの補修の為、一行はクーカイ・ファウンデーションに帰港する事になった。 ワープするデュランダル。その後姿を、シメオンに乗ったアルベドが見ていた。 38 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 30 23 ID 9P5lIrk+ デュランダル内の隔離格納庫。そこに、シオン達は案内された。そこには、ゾハル・ エミュレーターが保管されていた。さらには、グノーシス変容体となり生命活動を 停止した人達も。グノーシスに接触された人間は、ほぼ例外なく変容体となる。 シオンはヴォークリンデでの出来事とアンドリューの最期を思い出し、背筋を凍らせた。 一方モモは、そのグノーシスをこの世界に呼び寄せた元凶が、当時U-TICに所属し、 ゾハル研究の途上で暴走したヨアキム・ミズラヒである事を知り、ショックを受けた。 彼女にとってヨアキムは、自分の誕生を心待ちにしてくれていた優しい「パパ」であり、 世間一般が評価する「狂人」とは程遠いものだったからだ。 暗く俯くモモ。しかしシオンは、ヨアキムの全てが否定される訳ではないとモモを慰めた。 ファウンデーションに入港するデュランダル。Jr.と良く似た理事がシオン達を迎える。 彼、ガイナンは、シオンに奇妙な感覚を覚え、執務室に戻った後、Jr.にそう告げた。 プロジェクト・ゾハル。その最重要機密であるコスモスの開発に携わるシオンが、 何らかの特殊な素質を持っているのではないか。ガイナンはそう考えたのだ。 プレロマ。マーグリスが、セラーズと言う男と通信している。 U.M.N.。その非局所性を利用して、全宇宙を時間的空間的束縛に囚われず結ぶ ネットワークシステム。その特性により、現在のワープ航法が可能となっている。 オリジナル・ゾハルの眠る旧ミルチアは、14年前の紛争時にU.M.Nの転移コードが 消失しており、Y資料にはそのコードが記録されている。 「いずれにせよ 総帥 をお待たせする訳にはいかん。プラン401を発動する」 マーグリスは、強攻策をとる決断をした。 その事は、アルベドにも伝えられた。 「場合によっては、ネピリムの歌声……使うやも知れん」 その言葉に、アルベドは笑い声で答えた。 デュランダル。先ほどイヤな話を聞かせたお詫びにと、Jr.がモモにペンダントを贈る。 二人の間に、気恥ずかしい空気が漂ったその時、衝撃が彼らを襲った。 ファウンデーションが、連邦艦隊に包囲されていたのだ。 連邦政府議会では、先のヴォークリンデ遭難が、デュランダルの攻撃によるものだとして、 ファウンデーションの強制捜査、及び既得権益の剥奪が議論されていた。 政府内に入り込んだU-TICの工作であった。証拠として、デュランダルがヴォーク リンデを攻撃する映像が映されたが、それは、U-TIC戦艦と戦った時の映像を たくみに合成したものであった。 デュランダル内に入り込んできた連邦兵士に拘束されるシオン達。だが、その兵士達は、 ファウンデーションと繋がりのある政府関係者が送り込んだ者達だった。 彼らの手引きを受け、シオン達は、嫌疑を晴らすために行動を始めた。 ヴォークリンデでの戦闘を記録しているコスモスのメモリーを回収し、反論の材料とする。 そのために彼女達は、コスモスのメモリー内にエンセフェロンダイブした。 39 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 31 06 ID 9P5lIrk+ 気がつくと、Jr.は銃弾の飛び交う戦場に立っていた。彼は、そこがどこか知っていた。 14年前のミルチア。彼と同じ顔をした少年達が、銃を乱射し虐殺を行っている。 彼は、悪夢を見ている気分になりながら、そばにいたモモに話し始めた。 Jr.やガイナン、アルベドは、U.R.T.V.と呼ばれる生体兵器だった。 彼らは、U.M.N.のオペレーションシステムであり、局所事象変異の源である ウ・ドゥに対する反存在として生み出された。 14年前、彼らは暴走したウ・ドゥを抑える作戦に就いていたが、U.R.T.V.達の 精神リンクの中心であったJr.は、ウ・ドゥに恐怖し、リンクを拒絶してしまった。 結果、Jr.とガイナンを除いた者たちはウ・ドゥに汚染され、暴走を始めたのだ。 この時の事を、彼は今でもトラウマとして心の裡に持っていたのだ。 気がつくと、シオンは14年前のミルチアの公園に居た。幼いシオンが、父に連れられて 行く。彼女が、父と過ごした最後の日の記憶だった。 重篤神経症治療施設。そこにシオンの母は入院していた。そして、そこで悲劇が起こった。 しかし、それはシオンとって心の奥にしまい込んだ、思い出したくない記憶だった。 気がつくと、シオン達は古びた教会に居た。祭壇の前に立つレアリエンを見て、シオンは、 再びトラウマを思い出した。フェブロニア。彼女が無残に食い殺される様を、シオンは 目の前で見ていた。 フェブロニアに促され、奥へ進んだシオン達は、幻影の少女ネピリムと出会った。 虚数世界と現実世界の狭間に住み、現実世界には僅かな時間しか干渉できない彼女達は、 その僅かな時間を使い、シオン達を導き、この仮想空間で会える時を待っていたのだ。 シオン達は、未来のビジョンを見せられた。くびきを離れ、暴走するウ・ドゥ。そして、 それに対抗する、本来の姿となったコスモス。二者の激突は銀河をも消滅させる。 しかし、未来は変えられる、シオン達に変えてほしい。ネピリムはそう言う。 グノーシスに触れられながら、グノーシス化しないシオンにはその力がある。 だが、心に弱さを持つ彼女達に、過去のトラウマを乗り越える強さを持って貰いたかった。 ネピリムが、シオンとJr.に過去を追体験させたのは、その為だったのだ。 別れ際、フェブロニアがもう一つ、彼女達に願いを託した。 フェブロニアの二人の妹、セシリーとキャス。ゾハル制御の媒体として、旧ミルチアで 今も呪縛に囚われている彼女達を開放して欲しい。フェブロニアはそう訴えた。 「ミルチアへ行けば全て分かるわ……」 ネピリムが最後にそう言って、彼女達は消えた。 エンセフェロン最奥部でコスモスの記録を回収したシオン達は、現実世界へ戻って行った。 その中で、ネピリムがケイオスに語りかけた。 「本当にこれで良かったの……? もう後戻りはできないのよ……?」 「分かってる……でも、 彼女 にはシオンが必要なんだ……」 シオン達の持ち帰った記録は議会で審議にかけられ、デュランダルの嫌疑は晴れた。 その事をマーグリスはアルベドに伝えた。ネピリムの歌声を使う時が来た、と。 40 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 31 56 ID 9P5lIrk+ ファウンデーションが艦隊と共に第二ミルチア上空まで達したとき、ケイオスが、 狼狽えて叫んだ。歌声が聞こえたのだ。その歌声は、グノーシスを引き寄せ、聞く者を 狂わせる。14年前のミルチア紛争でも、この歌声が人々を狂気へと駆り立てた。 歌声は、ヴェクターCEOのヴィルヘルムの元にも届いていた。 「……始まったね……」彼はそう呟いた。 そして、ファウンデーションがグノーシスに包囲され、市街地が襲撃を受けた。 迎撃態勢を取った連邦艦隊も、アルベドのシメオンによって壊滅させられていく。 混乱を極める市街地に飛び出し、住民の避難と敵の掃討にシオン達が奔走する中、 モモがアルベドに連れ去られ、その居城であるネピリムの歌声に囚われた。 ネピリムの歌声。元はヨアキムの研究施設であり、14年前はミルチアにあった物だ。 シオンも、当時母親の病室から見たことがあった。 それが、アルベドの手によってこの宙域まで持ち込まれていた。 モモの助けを求める声を感じ取ったJr.は、すぐさまシオン達と共に歌声へ向かった。 哄笑をもって彼らを出迎えるアルベド。14年の時を経て自らの分身と対峙したとき、 Jr.は冷静ではいられなかった。 激昂するJr.を挑発しながら、アルベドはモモの意識を侵食して行った。 最後のプロテクトに到達した時、彼にヨアキムのイメージが流れ込んできた。 「もう私には、これから起こる事を止められない。だからせめて、お前に託そう……。 時は交差する……。いずれお前は、彼女達と出会う……その時の為に……」 それは、モモが誕生する直前、ヨアキムが彼女に語ったメッセージだった。 Jr.の放った衝撃波と、Y資料のプロテクトがアルベドを弾き飛ばした。 アルベドはさも愉快そうに笑った。彼がプロテクトに触れた時、そこにコスモスと シオンのイメージがあった。ヨアキムが最後に残したY資料のプロテクトに、彼女達が 現れる意味。それを知って彼は笑っていたのだ。 アルベドの笑い声に激昂し、ポテンシャルを開放して挑みかかるJr.。彼の本質を 知っているケイオスが、顔色を無して止めようとする程のエネルギーが弾けようとした時、 突然の乱入者が二人の間に割って入った。 青の外套者。この時は正体を隠していたが、彼はヴォークリンデでコスモスに殺された 筈のバージル中尉だった。 彼は、アルベドにその役割を指摘して退去させると、後を追おうとするJr.を攻撃した。 その物理法則を無視した力に、なす術もなく膝を付くJr.達。 「無駄だな。貴様らと俺とは、この世界に存在する法則が違う。そうだろ、 大将 ?」 ケイオスに向かってそう言い残し、彼は消えた。 歌声の機能が完全に停止している事を確認し、シオン達はデュランダルへ戻った。 歌声を破壊するため、デュランダルの主砲が向けられたとき、異変が起こった。 残存していたグノーシスが、歌声に集まっていく。その中心には、アルベドのシメオン。 「なんだか遊び足りなくてな……戻ってきたぜ」 シメオンから莫大なエネルギーが発せられ、歌声の下に遥かに大きな建造物が出現した。 天の車。元々は宇宙の真理の解明の為に作り出された施設だったが、ヨアキムによって モモを生み出すためのプラントとして使われていた。この施設と歌声、そしてゾハルが 一体となった時、ミルチア紛争以上の悲劇が起こる。そのため、この施設は旧ミルチアが 封じられている二重ブラックホールへと廃棄されたはずだった。 アルベドは、先にY資料に接触した時、この天の車の存在と使い方を知ったのだ。 その天の車が青い光を放ち、グノーシスを吸収し始めた。それは、以前コスモスが 腹部から発射したビームと同質のものだった。 グノーシスをエネルギーとした天の車は、主砲の発射準備に入った。目標は第二ミルチア。 それを阻止するため、シオン達はエルザと共に天の車へと向かった。 41 ゼノサーガep1 sage 2005/03/24(木) 01 33 11 ID 9P5lIrk+ 「遅ぉい! 待ちくたびれたぞ」 天の車の動力炉で、アルベドは彼女達を出迎えた。 なぜこんな事を。Jr.のその問いに、アルベドは憎憎しげに答えた。 14年前の作戦の時、Jr.が心を閉ざした事で、歌声の浸食に身を任せるしかなかった U.R.T.V。消えていった仲間達の為にも、貴様を断罪してやる。そう言いながら、 彼はこうも言った。 「だが、俺は感謝してるんだ。おかげで俺だけは新たなる世界への道を見つけられた」 コスモスとシオンに目をやり、彼は笑い声を上げた。 「ついさっき、それを確信した。これはそれを確かめる為の余興さ。精々楽しんでくれ」 アルベドが姿を消した直後、動力炉と直結した巨大なグノーシスが姿を現した。 死力を尽くして動力炉とグノーシスを破壊したシオン達。 爆発が始まり、彼女達が脱出を始めたその時、天の車がミルチアに向けて降下を始めた。 地上への被害を最小限に食い止める。その為に、天の車を最小ブロックにまで分解する 方法を探し出した彼女達だったが、システムを起動してから脱出までの猶予が、わずか 1分しかない事が分かった。 これでは脱出できない。一同に絶望感が漂ったとき、コスモスが残ると言い出した。 コスモスの能力ならば1分で脱出できる。そう信じて、シオン達はその場を彼女に任せた。 天の車が崩壊を始めた。ギリギリまで内部で待ち続けるエルザ。しかし、崩壊はエルザの 直上まで及び、苦渋の決断をするJr.。エルザは離岸した。 ハッチ上で待っていたシオンは取り乱し、戻るように懇願した。 その時彼女にネピリムの声が届き、走るコスモスのイメージが流れ込んできた。 左舷前方400メートル。シオンがエルザを誘導した先に、コスモスが飛び出してきた。 コスモスを収容し、最高速で離脱を図るエルザ。そのままミルチアの大気圏へ突入する。 しかし、先の脱出でダメージを受けていたエルザは姿勢制御にトラブルが発生。 大気との摩擦で船が炎に包まれた。このままでは、エルザは消し炭になってしまう。 そんな状況の中、ケイオスは一人、悩んでいた。 「あなたは、どうするの……?」ネピリムの声が、彼の脳裏に響いた。 その時、コスモスが彼の前を通り過ぎた。 「 君 が……? 待って!」慌てて止めようとするケイオス。しかし、 「あなたの痛みを、私に下さい」そう言って、コスモスはハッチに向かった。 コスモスが、エルザを守るように船首に立った。彼女の瞳が青く輝いた時、ケイオスの 腕が光を放ち、ネピリムが空を仰ぎ、アベルが振り返り、秩序の羅針盤が共鳴した。 そしてエルザの船体を6枚の光り輝く翼が包み込み、船は大気圏を突破した。 「いい見物だった。あとは、ペシェとU.M.Nがリンクすれば……」 そう言って、狂った笑い声を上げながら、アルベドは去った。 その情報は、ヴィルヘルムにも伝えられた。外套者は、彼を自由にする事を危惧した。 「アベルの方舟へと至る扉を開けるのは、彼だけだからね。しばらくは……」 「ウ・ドゥと再びリンクする可能性が残りますが」 「彼にそこまでの力はないよ。あとは鍵の役割だけ……。まぁ、局所事象変異ぐらいは 覚悟しないといけないけど、その為に 君達 がいるわけだし……ね。……でも、彼を このまま端役にしておくのは惜しい……。彼の意思は素晴らしい輝きを持っている……」 ミルチアの海に、日が沈もうとしている。その夕日を傷ついた船体に浴びながら飛行する エルザのブリッヂで待つシオン。彼女の下に、コスモスが戻ってきた。 「任務完了しました、シオン」 「…………お帰りなさい」 Xenosaga Episode1 END
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登録日:2011/06/27(月) 12 25 37 更新日:2024/04/04 Thu 11 17 37NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 E.S. Xenosaga アニマの器 ゼノサーガ ロボット ワンオフ機 専用機 戦略機動兵器 ゲーム「ゼノサーガシリーズ」に登場するアニマの器が搭載された機動兵器の総称(E.S.とはEin Sofエイン ソフ“神なるモノ”の略)。 アニマの器をインターフェースとする事でゾハルから上位領域のエネルギー供給を受ている為、無限の稼動時間を有するが、パイロットにアニマの器をゾハルとリンケージさせる適性(テスタメント因子)が必要で適性がないと動きもしない。 人をえり好みする面倒な奴ら。 コクピットは単座型と複座型の二種類があり、基本的にヴェクター製はパイロットとコ・パイロットを分けて火器管制をする必要があるため複座型、オルムス製は機能特化されているため、単座型となっている。 ゲームでは「Ⅱ・Ⅲ」で使用出来るが「Ⅱ」は単調でもっさり、ロードの長さもあってストレスの原因なる。 爽快感を求める方は「Ⅲ」を。 ~味方側~ ◆【ディナ】 シオンが会社から横領したE.S.。 元々、KOS-MOSの追加兵装としてケビンによって建造された機体でシオンの搭乗機でもある。 機体特徴としてはU.M.Nを介さないゲートジャンプによる航宙クルーザー並の長距離航行能力と、高速高機動戦闘能力が挙げられる。 武装も充実しており、得にKOS-MOS搭乗時に使用可能になるXバスターは強力である。 複座型ではあるが、KOS-MOS非搭乗時は、機体制御から火器管制までシオンが全て一人で行っている。 「Ⅲ」でデザインが変更され、ウイング部分が蝶の羽を模したものになり、肩部に新たなビーム砲が付くなど攻撃的かつ更に美しいものに変わった。 ◆【ゼブルン】 パンチラ娘、モモ(+ジギー)の搭乗機。 ヴェクターからクーカイ・ファウンデーションに貸し出された機体でモモ用にカスタマイズされ、多数のエアッド(ビット、ファンネルみたいなもん)を装備している。 過剰なまでに装備されたエアッドは、複座型とはいえ通常の人間やレアリエンには制御は不可能で、百式観測器のモモだからこそ運用できる兵装である。 「Ⅱ」では右手にエーテル弓、左手に小型エアッドのプラットフォームを装備してしいたが、「Ⅲ」では外され代わりに大型エアッドが二機、肩部に追加されより女性的なシルエットとなった。 余談だがこの変更は「Ⅱ」の開発スタッフから『動かしづらい』と苦情が出たからだとか、デザイナー曰く『遊び過ぎた』とのこと。 ◆【アシェル】 ケイオス、Jr.の搭乗機。 「Ⅱ」の序盤ではカナンが主パイロットだったが、後にJr.用にカスタマイズされる(上記のテスタメント因子を持たないカナンで起動出来たのはサブパイロットのケイオスの存在、もしくはヴィルヘルムお墨付きの『特殊』レアリエンだからだと思われる)。 地上戦主体だが、オプションパーツで大気圏内の空戦も可能。2門砲口のマシンガンにスピア付きのシールドを基本武装として、ほぼ全ての局面に対応できる様々な専用武装が存在する。 またエルデカイザーのジェネレーターを補器として装備しておりアニマの器が未搭載でも全ての兵装をフルスペックで運用可能。 因みに、このジェネレーターには機密保持の為か自爆装置がある。 ハカセェ… これをアシェルに積んでなければ、ラストシーンで人類は終了していたかもしれない ◆【ルベン】 ジンの搭乗機。味方側では唯一の単座式。 「ミッシングイヤー」に搭乗したプロトルベンに運用データをフィードバックしジン用にカスタマイズされたヴェクター製の機体。 接近戦に特化、高次元機動戦闘を重視した結果、紙装甲の機体になってしまったが、装備された二振りの実体剣による攻防一体の戦闘スタイルでそれを補っている。 遠距離武装は弓矢のみだが、剣から発せられる衝撃波(月牙〇衝?)による遠距離攻撃が可能である。 ~敵側~ ◆【レビ】 マーグリスの搭乗機であり、主人公側のE.S.とは異なる曲線主体のフォルムをしたオルムス(ハイアムズ)製で機体の全長を越える巨大な実体剣を主兵装にしている。 本来は遠近両方の戦闘が出来る万能機として設計されたが、 近接戦闘を好むマーグリスの意向で遠距離兵装が外され、飛び道具は威嚇用のクナイと手榴弾を装備のみとなっている(威嚇用となってるがマーグリスの操る機体から繰り出されると、単なる威嚇攻撃では済まない)。 腰部にサイドバインダーは展開式の大型ロジカルドライブであり機体の機動力を高める他に格闘専用のクローとしても使用可能。 ゲーム中で序盤と終盤に戦う事になり、終盤では最強・最後のE.S.として立ち塞がる。 マーグリスのキャラクターと中田ボイスが相まってか、かなり格好良い機体で、最終戦はテンション上がりまくりだが、最期が………竜頭蛇尾。 ◆【イサカル】 ペレグリーの搭乗機。 レビと同じくオルムスのE.S.であり、「Ⅱ」から続けての登場となる。 近接用のスピアと人の右手の様なフレキシブルシールドを装備していて、シールドの指にあたる部分がエアッドなっており、これによる全方位攻撃を得意とする。 「Ⅱ」ではオルムス機動要塞で、「Ⅲ」はミクタムにて戦う事になが、最期は主人公達に撃破され、ペレグリーと共に爆炎の中に消える。 ◆【ガド/ヨセフ】 マーグリスの部下であるリヒャルト/ヘルマンの搭乗機。 この二機は「Ⅱ」に登場したA.M.W.S パイラムとスキュータムのE.S.版で、後継機でもある。 ガドは大火力の戦艦主砲『ナグルファル』による砲撃戦。 ヨセフは装甲の薄いガドの防御に補助と巨大な棍を使った近接戦を行う。 二機同時運用の戦闘スタイルも同じであり、外観も帽子をかぶせただけで、大きな変更点はない。 両機とは、ミクタムにて初めて戦う事になるのだが、それ以前にレストランでのニュースやミクタムに降下するエルザに友軍の戦艦をぶち当てる所など細かい場所で登場しているが、パイロットの方は一切、顔が写らない… 一応「Ⅱ」からのレギュラーでドラマCDにも出演しているのに、どうしても顔が見たい方はDS版を。 ◆【ダン】 黒のテスタメント、禿げ頭のヴォイジャー搭乗機。 器の回収係 その1 本体は中央のひょろい棒人間だが、機体の大部分を構成する 可変式の大型シールドを装備、絶対的な防御性能と搭載された様々な火器による高い攻撃力を併せ持ち、更にシールドをたたむ事で黒いUFOに変形、シメオンに匹敵する機動力をも獲得するチート機体。 劇中では「Ⅱ」に初登場し、「Ⅲ」のミクタム大聖堂で戦う。 戦闘では前述の通り高い防御・攻撃力と毎ターン弱点と無効属性が変化する『ファントムアーマー』を持つ難敵。 ◆【ユダ】 ロリペドマザコンのケビンの搭乗機。 器の回収係 その2 高機動近接戦闘を主眼に置いた機体で二本のナイフを腕に装備している。 このナイフかなりの切れ味で事実上防御不可能の一家に一つは欲しい逸品。 これはU.M.N.の物理事象面の構造体に直接アクセス、実数領域に影響を及ぼしている為、 唯一の対抗策は、同様にU.M.N.の構造体にアクセス、虚数領域から防ぐしかない。 「Ⅱ」から出てるのに戦闘なし、ムービーでの活躍もない作中最大の不遇E.S. ◆【ナフタリ】 『ダァーイ』じゃないバージルの搭乗機。 砲撃戦に特化されており、機体の様々な箇所に火器を搭載している歩く武器庫。 機動力は他のE.S.より若干劣るものの、巡航形態への可変機構を持っている。 「Ⅰ〜Ⅲ」の皆勤賞受賞者だが「Ⅲ」の序盤でシオン達に倒され、あっさり退場。 フタナリじゃない。 ◆【シメオン】 アルベドの搭乗機。 ロジカルドライブの機能を持った長大なテイルスタビライザーを装備し、高機動戦闘を得意とする。 「Ⅰ」での光の翼を展開してA.G.W.S.やグノーシス共を一掃しながら宙を駆ける姿はめっさカッコイイ。 反響粒子砲にエアッドなど遠距離、近接を問わず様々な戦局に対応できるオールマイティーな機体だったが、「Ⅲ」では弥次郎兵衛に… デザインが変わったのは、「Ⅱ」でアルベドと共に消滅後、器のみ再利用され機体は新造された為である。 登場しても右手を挙げるだけで、戦闘も一切なし。 器の回収係 その3 旧ミルチアのラビュリントス地下工廠でレビと共に建造され完成した後に、U-TIC機関に身を置いていたアルベドに譲渡された事が、彼の発言からうかがえる。 追記・修正はE.S.を起動させてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シメオンのデザインが変わったのは、文字通り別物だから。アルベドと共に消滅後、器のみ再利用され機体は新造された。 -- 名無しさん (2013-08-17 00 06 15) ↑Ⅲのシメオンのデザインがゼノギアスのギアハマーに似てる -- 名無しさん (2014-08-04 09 11 29) スパロボに参戦してほしい -- 名無しさん (2014-08-04 09 12 21) ルベンとアシェルには標準装備でミサイルも装備されてなかったっけ? -- 名無しさん (2015-02-07 12 53 39) 会社から横領したESてw 改めて言われるとひどいなw -- 名無しさん (2015-07-19 03 05 51) ディナに続いて、せめて主人公側は全部立体化してほしかったなぁ アシェルとかやりやすそうなんだけど -- 名無しさん (2016-01-29 08 00 08) なおゼノギアスにおけるシタン先生のギア・バーラー「El.フェンリル」のアニマの器がアシェル。EP3エンディングを見ると納得… -- 名無しさん (2019-11-09 11 36 28) EP3のラスボスはE.S.を組み合わせた合体ロボだけど、王道の合体ロボであるエルデカイザーとは逆に「引きちぎったE.S.のパーツをフランケンシュタインの怪物のごとく継ぎ接ぎした人型スクラップ」という感じだった -- 名無しさん (2024-04-04 11 17 37) 名前 コメント
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ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸] 機種:PS2 作曲者:梶浦由記(ムービーパート)、細江慎治(ゲームパート) 開発元:モノリスソフト 発売元:ナムコ 発売年:2004年 概要 ゼノサーガシリーズ第2作目。 音楽が前作の光田氏から梶浦氏・細江氏へと変更になった。 ムービーパートの音楽は梶浦氏らしくボーカルを駆使した曲が多い。 また、ムービーシーン以外の音楽を細江慎治氏が作曲している。 サントラは何故かムービーパートのみの収録となっており、未収録曲がかなりある。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 in the beginning, there was... 梶浦由記 歌:Deb Lyons first meeting 歌:Deb Lyons Xenosaga II opening theme ゲームソング369位 assault 歌:Deb Lyons strain~Jin 歌:Deb Lyons here he comes fatal fight (Jin Margulis) 歌:Deb Lyons 第5回415位ゲームソング331位第2回ゲームソング246位 R D report chase surrounded lamentation Albedo communication breakdown Sakura (theme-piano ver.) Sakura #2 (theme-simple voc.ver.) 歌:Margaret Dorn strained Jr. #2 歌:貝田由里子 strained #2~Albedo #2 in the beginning, there was... #2 歌:Deb Lyons battle of Elsal here she comes (KOS-MOS) battle of Elsa #2 gate out Disc 2 here he comes #2 梶浦由記 歌:Deb Lyons creeping fear U-DO~Febronia final crisis presentiment~Jr. #3 a field of battle~bitter #2 歌:貝田由里子 inside~Sakura #3 歌:貝田由里子 I am free Sakura #4 (theme-gentle strings ver.) Sweet Song (Xenosaga II ending theme) 歌:Margaret Dorn Jr. 歌:Margaret Dorn Jr. #4 fatal fight #2 歌:Deb Lyons bitter 歌:貝田由里子 Nephilim the image theme of Xenosaga II #piano ver. 歌:Deb Lyons the image theme of Xenosaga II 歌:Deb Lyons サウンドトラック Xenosaga II-善悪の彼岸-MOVIE SCENE SOUNDTRACK
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https //dengekionline.com/soft/recommend/xenosaga/index.html インタビュー『ゼノサーガ』 - 電撃オンライン https //nlab.itmedia.co.jp/games/ps2/xeno/staff/01/index.html SOFTBANK GAMES PS2 「Xenosaga EPISODE I」スタッフインタビュー INDEX https //www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/xenosaga1_2/interview/ ゼノサーガ I・II | 原案・監修高橋氏・脚本竹田氏スペシャル対談! | バンダイナムコゲームス公式サイト https //www.4gamer.net/games/368/G036837/20190416018/ 「ゼノサーガ」の紆余曲折が「ゼノブレイド」を生んだ――不定期連載「原田が斬る!」,第7回はゼノシリーズ総監督の高橋哲哉氏にモノリスソフトの今を聞いた - 4Gamer.net https //news.denfaminicogamer.jp/interview/180202 「ゼノブレイド」高橋哲哉 ×「ペルソナ」橋野桂:対談──作家性とは何か? 世界で評価されるJRPGの旗手が掲げる美学をめぐって https //www.4gamer.net/games/368/G036837/20171130058/ 「ゼノブレイド2」総監督・高橋哲哉氏インタビュー。ネタバレを避けつつ「アルスト」の背景や,各種システムの意味合いについて聞いてみた - 4Gamer.net https //www.nintendo.co.jp/wii/interview/slsjsx4j/vol1/index.html 社長が訊く 坂口博信×高橋哲哉 https //www.nintendo.co.jp/wii/interview/sx4j/vol1/index.html 社長が訊く『ゼノブレイド』 https //automaton-media.com/articles/newsjp/20170616-48986/ 高橋哲哉氏が海外紙に『ゼノギアス』のディスク2問題について語る「正しい選択だったと思う」 | AUTOMATON
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今日 - 合計 - ゼノサーガ エピソードI リローディッド[力への意志]の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 12時55分59秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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データはこちら 乙女@一般ゲーム総合スレッド その4 242 名前:名無しって呼んでいいか? :08/06/03 19 48 33 ID ??? ゼノは3は良いぞ。2はもっこすだが 243 名前:名無しって呼んでいいか? :08/06/03 20 26 10 ID ??? 主人公の眼鏡がビッチだと聞いた。オトメ要素あるの? 244 名前:名無しって呼んでいいか? :08/06/03 20 32 38 ID ??? 主人公の存在感の薄さはネタにされてた 247 名前:名無しって呼んでいいか? :08/06/03 22 27 13 ID ??? 243 一応同じ会社の後輩の社員に始めから好かれてたけど メガネ自体性格がクールというか何というか地味なので 乙女っぽさは無い 乙女@一般ゲーム総合スレッド その5 950 名前:名無しって呼んでいいか? :08/11/09 17 50 52 ID ??? ゼノサーガって女主人公だよね? 中古で見かけて気になるんだけどどうなんだろうか 952 名前:名無しって呼んでいいか? :08/11/09 18 32 09 ID ??? Iしかやってないけど 女主人公に惚れてる部下のヘタレなアレン君(非戦闘員)がいい感じだと思う それにIIIで凄い活躍するらしいし 女主人公はIIIで苛立たしくなるほど酷くなるそうだが 9953 名前:名無しって呼んでいいか? :08/11/09 19 41 30 ID ??? 3の主人公はアレン君を良いと思うなら余計に酷いと思う 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その12 767 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 15 32 ID ??? ゼノギアスといえば、ゼノサーガも一応恋愛ある女主だったな どういう結末だったのか、エピ2で挫折したから知らんのだけど… アレン君は結構好きだった 775 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 19 19 ID ??? シオンが恋愛脳で仲間裏切ってフルボッコされてたような 779 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 20 24 ID ??? まじかw 見たいような見たくないような 816 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 48 21 ID ??? ゼノサーガはみんなすごくキャラは立っててよかったけど、 女主人公の恋愛としては自分は萌えられなかったな これが乙女ゲーならガイナンやカナンも選べたんだがw 818 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 51 17 ID ??? 恋愛相手固定も善し悪しっていう好例だよね や、あれに萌えた人もいたのかもしれんが 819 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 57 30 ID ??? 779 PS2版だけだと戻ってこなくていいよもうって酷さだったな んでDSでシオンの裏事情知るとPS2版ライター消えろ よくもシナリオとシオンをこんなアホにしやがってと殺意が湧くw ちなみにPS2EP3のラストは改行 ちょっと報われてる 820 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/30 22 58 02 ID ??? あのシオンはどうかと思ったが「ここままいくとお前死ぬよ」と言われたり本人も子供の頃から苦労しているし (自分が隠れているベッドの上で寝たきりの母が惨殺されたり恋人が目の前で死んだり姉代わりのキャラが腸食われて死んだり) 敵になった時戦闘パートで思う存分攻撃出来るので、そこまで鬱憤は溜まらなかった むしろあの「俺達の冒険はこれからだ!」ENDと2のモッコス様は何だったんだと>ゼノサーガ 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その15 119 : 名無しって呼んでいいか?: 投稿日:2011/06/09 18 24 55 ID ??? 女主人公で、敵と恋に落ちて最終的には悲恋になるゲームが遊びたいものだ ゼノサーガのシオンとか(あれは少し違うが) 122 : 名無しって呼んでいいか?: 投稿日:2011/06/09 18 35 02 ID ??? シオン嫌われてるし RPGの主人公と考えたら恋愛脳叩かれるのは仕方ないけど 個人的にはそこまで嫌いなキャラじゃないけどね 元彼だし心情的には仕方ない 134 : 名無しって呼んでいいか?: 投稿日:2011/06/09 19 06 07 ID ??? 122 スレチ続きですまんだけどシオンは1(の脚本家。確か女性がいたはず)の時は自分も嫌いじゃなかった 片思いヘタレ君が頑張るかもの淡い期待もあったしw あとDS1・2を知ってるか知らないかで評価全然違うかもと思ったな 2と3(男脚本家。評判超悪し)だけやってたら こんな頭軽い恋愛脳でどこが研究者だよpgrとしか思えなかったと思う
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ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき] Part23-393~397・399~400・402~404・436・439・442・449、part30-370~380 393 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 05 25 01 ID YhIyPK4p T.C.4747 惑星ミクタム グノーシスが徘徊する廃墟を進む母と子 グノーシスに見つからずに脱出ポットにたどり着いたのだが 母親は息子をポットに乗せると扉を閉めてしまう 息子は扉を叩き、なぜ一緒に乗らないのかと訴えかける 扉越しに母の手が重なった瞬間、母親はグノーシス化してしまう 母親の悲しそうな顔を最後に、ポットはミクタムを脱出していった・・・ 続く 394 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 05 40 01 ID YhIyPK4p 現代 聖櫃の前にたたずむ赤のテスタメント、そこに黒、青、白のテスタメントも姿を表す 計画の進み具合を確認しに来たらしい 順調に進んでるようだなという青のテスタメント、だが赤のテスタメントの返事はない 青「ちっ相変わらず無愛想なやつだぜ」 赤のテスタメントはなにかを呼び出そうとしているらしい 赤「15年前の事象変移、それは不完全な形で行われた」 赤「歪みは矯正しなければならない」 何かを企んでいる赤を茶化す青 赤「・・・・・・」 聖櫃を覗き込む青 青「で、これが我らの姫君か?」 青「ふーん、いい匂いがするなぁ」 青「お前、気に入ったぜ」 続く 395 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 06 04 22 ID YhIyPK4p 舞台は変わりサーバー群のような場所に マクロファージ(護衛システム)に追われるE.S.ディナ パイロットはシオン、副座にはミユキが どこかのサーバーに潜入したはいいが、ミユキにミスにより敵に見つかってしまったらしい ミユキを叱るシオン シオン「今までなにしてたの!」 ミユキ「そんなぁ、私だってしっかり確認したんですよぉ」 更に新手が ミユキ「インターセプター三機、更に追加されました!」 シオン「言い訳する暇があったらしっかりサポートして!」 そこに加勢に現れたエイムスが一機 シオン「ドクトゥス!」 パイロットはドクトゥスと呼ばれる女性、副座にはカナンが ドクトゥス「七時方向に三機、いける?」 カナン「任せておけ」 すさまじい機動で敵を全て撃破、なんとか潜入ポイントに到着 カナンの腕前を誉めるミユキだが、三人に危機感のなさを注意されてしまう ふくれっつらをするミユキであった 続く 396 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 06 38 31 ID YhIyPK4p ここはヴェクターのS-Division(エスライン)という場所でシオン達はここにある特秘データを調べに来たのだった ドクトゥスはバックアップに回り、シオン、カナン、ミユキの三人で潜入することに いくつかのセキュリティを解除し、最深部に到達したシオンたち データのバックアップを急ぐカナン カナン「おい、ここまできてミスはするなよ」 ミユキ「わかってますよ~」 シオンはU.M.Nの謎、誰がU.M.Nを作ったのか、作ったのではなく、元々存在した物なのではないか という疑問を調べるために潜入していた データのバックアップが終わりに差し掛かるころ、突然グノーシスが出現 シオン達はそれを撃破するが、それと同時に大量にグノーシスが出現 助けにきたドクトゥスと共に脱出しようとするシオン 脱出中に男の子の姿(ゼノギアスのフェイに似た男の子)が浮かぶ そしてなんとか脱出に成功するシオン達であった シオンは南の島?(水着で登場w)からアクセスしていたようだ バックアップも取れていたようで、任務成功を喜ぶ仲間たち シオンはグノーシスとU.M.Nの関係、KOS-MOS、それに父が関わっているとにらみ調べていたのだった グノーシステロ(公式サイトでフラッシュ見れる)の一件でヴェクターは退社してしまっていた 不意に襲うめまい、頭を抑えるシオン シオン「最近多いわね・・疲れがたまってるのかしら・・」 そこにアレンからのメールが、KOS-MOS開発計画は中止が決まったという内容だった アレンはフィフス・エルサレムにいるらしく 一局のみんなやKOS-MOSにあいに来るといいと提案するのだった シオン「もう半年もたつのね・・」 昔を思い出し物思いにふけるシオン シオン「そうか・・計画中止か・・・」 シオン「ケビン先輩、悲しむだろうな・・」 シオン「やっぱりこのままじゃ前に進むことはできない」 シオン「KOS-MOSに合いに行かなくっちゃ!」 続く 397 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 06 51 38 ID YhIyPK4p ヴェクター 赤のテスタメントがS-Divisionからデータが流出したとヴィルヘルムに報告 ヴィルヘルムはこの事態を予想していた、そしてこのまま傍観することを伝える ヴィル「それよりレンヌ・ル・シャトーのその後は?」 赤「プロジェクト・ゾハルのデモンストレーションのため、すでにフィフス・エルサレムへの搬送は終了しています」 赤「あの場所はこのまま放置されるおつもりで?」 ヴィル「ああ。オルムスにも目に見える証が必要だろうからね」 ヴィル「彼女の時間もそう残されてはいない。やはり虚ろなる存在(KOS-MOS)との接触は負担が多すぎる」 ヴィル「次こそは成功させなければならないよ」 赤「わかっております。その為に、私自ら彼女の下へ」 ヴィル「君の言った通り、良い波を持った娘だね。彼女は。」 赤「恐れ入ります」 続く 399 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 07 15 37 ID YhIyPK4p ユリとヘルマーの通信 ミクタム星系はオルムスに制圧されていた ユリ「歴史は繰り返される」 100年前とまったく同じ状況だった ヘルマー「人の意識の根元に自己保存本能がある限り、戦いはなくなりはせんよ」 ヘルマー「人が人である事を放棄した時、その先に待つものは熱的死に他ならん」 ユリ「全ては自然の摂理だと?あなたらしい考え方ね、ヘルマー」 ユリ「でも、それすらもグノーシスの存在によって崩されようとしている」 ヘルマー「その為のプロジェクト・ゾハルだ」 戦略制圧艦 メルカバ という兵器を作っており、これはY資料によると天の車同様 太古から存在していた何らかの装置だった。これをディミトリが兵器として転用していた ヘルマー「ディミトリめ、ヨアキムの負の遺産をも利用するとはな」 ヘルマー「すまないが、引き続きディミトリの監視を頼む」 通信を切るユリ、そこにカナンが現れ報告をする 宇宙にレンヌ・ル・シャトーと呼ばれるロストエルサレムの地殻が出現していた 当該宙域ではグノーシス異常発生現象も確認されており、オルムスも興味を示しているようだった しかし、これ以上調べるためには対象に接近するしかなく、調査隊の編成を尋ねるカナン ユリ「既にクーカイ・ファウンデーションに依頼してあるわ」 軍内部にもオルムス関係者が潜り込んでおり、クーカイに頼むのが適切と判断していた カナン「賢明な判断だ」 ユリ「シオンの様子はどうだった?」 カナン「普通だ、特に問題はない」 カナン「付き合ってる連中は少々問題があるがな」 ユリ「スキエンティアね」 スキエンティアとはレジスタンス組織でドクトゥスもスキエンティアの人間であった 続く 400 :ゼノ3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 07 22 10 ID aOYgaJVd かってに補足。2から3への間の話。 4767年、オルムス教皇セルギウスによる惑星ミルチア崩壊から半年。(2) 星団連邦の各星系で発生していたグノーシス現象は加速度的に広がり 既に30パーセント以上の太陽系圏が壊滅的な被害を受けていた。 事態を重く見た星団連邦及び各自治政府は対グノーシスの一大計画 「プロジェクトゾハル」の推進を急務として活動していた。 そんな折、特定の地域のみに局地的グノーシス現象が起きる。 後にグノーシステロと呼ばれる事件に接触委員会のユリ・ミズラヒは クーカイファウンデーションに調査を依頼。ジュニアやジンが調査に当たる。 現れるネビリムと名乗る少女。彼女は特殊なレアリアンであり、その脳波には レメゲトン(ロスト・エルサレム時代のゾハル解析プログラム)の波長があった。 謎の組織スキエンティアのエージェントドクトゥスを退け事件を調べていくと 背後にグリモアという男が現れる。彼の操るグノーシスにより襲撃されるラボ 救出を依頼されたシオンはコスモスはユリを救出するが少女はさらわれてまう。 ドクトゥスと共闘しグリモアの正体を暴くシオンだったが、事件の背後に U.M.N.とヴェクター、そして父親であるスオウ・ウヅキの関与を知ってしまう。 U.M.N.のヴェクター重要管理領域にハッキングするシオン。 結果として事件は解決されるが、シオンはヴェクターを退社するのだった。 (データベースの中で書かれているだけで本編はいきなり上記の通り) (グリモアはロストエルサレム時代の人間でU.M.N.の中で意思だけの存在) 402 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 08 30 47 ID YhIyPK4p デュランダル ユリからの要請について相談するシェリィ、メリィ、ガイナン、Jr. ガイナン「ミズラヒ委員から依頼では無碍に扱うわけにはいかんな」 Jr.「なに、この所暇してたからな、気分転換に丁度いいさ。な?」 メリィ「ですわ」 シェリィ「非公式ですがオルムスの艦隊も例のポイントに向かっているとの情報もあります」 Jr.「オルムスが必要としている何かがそこにあるのか・・・それとも・・」 ガイナン「我々にとっては未知のものであっても、彼らにとっては既知のものかもしれん」 Jr.「どっちにしろ直接接触すれば何か判るだろ、だよな?」 ガイナン「まったく、お前は気楽でいいな。少しはこちらの身にもなってもらいたいもんだがな」 戦闘が目的ではないので小回りの効くエルザで調査に向かうことに Jr.「なぁに、こっちにはE.S.があるんだ、心配はいらねぇよ」 シェリィ「ちび様・・・当該宙域では大規模なグノーシス反応も確認されています、十分ご注意を」 Jr.「わかってる、そろそろポイントにつく頃だな、また連絡をいれる」 ミクタム 廃墟にたたずむマーグリスとペレグリー レンヌ・ル・シャトーに侵攻中の連邦艦隊撃退をE.S.に乗せたリヒャルト、ヘルマンにやらせていた マーグリス「ふん、アニマの器との相性はよさそうだな」 ペレグリー「ええ、E.S.が相手ではろくな抵抗もできないでしょう」 マーグリス「ペレグリー、おまえの目には何が映っている?この見渡す限り死蝋の都、ミクタム・・・」 マーグリス「これが・・我らオルムス発祥の地の姿か・・」 ミクタムは18年前、連邦がゾハルを暴走させ、その結果死滅してしまった オルムスの長ハインラインがマーグリスにミクタムは再び蘇ると伝えていた マーグリス「ハインライン卿が仰ったのならば、それは確固たる事象」 マーグリス「現にレンヌ・ル・シャトーは帰還を果たしたのだからな」 ペレグリー「聖地レンヌ・ル・シャトー・・・」 ペレグリー「かつてロストエルサレムに存在した我らのゆりかごたる、聖女の眠る地」 マーグリス「我らは命を賭して、かの聖地を守らねばならん」 そこに兵士からの報告が クーカイ・ファウンデーションが当該宙域に向かったという報告だった マーグリス「ふん、ヘルマーの子飼い共か」 マーグリス「ククク、奴に会えるかもしれんな」 マーグリス「出撃準備!これよりレンヌ・ル・シャトーに向かう!」 続く 403 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 08 59 29 ID YhIyPK4p ポイントに到着したエルザ、Jr.達はE.S.で調査に向かう Jr.「結構でかいな・・」 ケイオス「岩塊というより、小惑星だね」 ポイントでは異常な重力歪みが発生 ジン「物体を中心としておよそ1G、確かに異常ですね」 近くに近づいてみると、この小惑星はどこかの惑星の陸地をそのまま切り抜いたかのような形であった モモ「所属不明機、複数接近して来ます!」 Jr.「オルムスの連中か?お出迎えとはご丁寧なこったな!」 Jr.達が敵と交戦している間にエルザが惑星に近づきデータを取ることに 圧倒的火力で敵を撃破したJr.達だったがそこにマーグリスがE.S.で強襲する 激しく斬り合うE.S.ルベンと黒いE.S. ジン「黒いE.S.・・・この剣さばき・・」 マーグリス「この太刀筋・・・ウヅキか!」 ジン「やはり大佐でしたか」 そしてマーグリスと戦闘へ ジン「大佐!オルムスがこの地にこだわる理由、この地には一体何があるというのです!」 マーグリス「貴様に語る言葉などない!」 マーグリス「己が無知を恥じこのまま塵となれ!」 すると突然浮遊大陸の周りに空間異常が発生、ジンは浮遊大陸から離れようとするが マーグリスに捕まってしまう マーグリス「逃がすわけにはいかんな、ウヅキ」 それを助けるためエルザがマーグリスに突進 マーグリス「邪魔をするなぁ!」 マーグリスの攻撃がロジカルドライブに直撃しエルザは空間異常に飲み込まれてしまうのだった マーグリスはハインラインの指示で撤退、エルザは浮遊大陸に不時着するのであった・・・ Jr.達はエルザの捜索をするのであったが、レーダーにも引っかからず空間異常のでせいで 浮遊大陸に乗り込むこともできず、ただデュランダルの到着を待つだけしかできなかった・・・ プロローグ 終 404 :ゼノサーガEP3◆l1l6Ur354A:2006/07/12(水) 09 05 34 ID YhIyPK4p とりあえずここまでで あと9章もあります(;^ω^) なにか「ここ重要なのに抜けてるよ!」とかあったら補足していただけるとありがたいっす 436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金)17 47 24 ID +i4S/GHh ゼノep3簡単に説明できる人いたら是非お願いします。 439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金)18 10 37 ID Fl3ps5s2 436 ヴィルヘルムの目的はケイオスの手から宇宙を崩壊から守るために 『時』を何度も繰り返させる『永劫回帰』させることだった シオン達が生きる宇宙(世界)は滅びる運命にあったため、 それを防ぐために、これまでも何度も何度も同じ『時』を繰り返させてきた が、何度も何度も繰り返されるうちに、人の意識の変革が起きたためついに失敗 シオン達に永劫回帰装置を壊され消えるヴィルヘルム 宇宙を崩壊から遅らせるためネピリム、ケイオス、アベル、コスモスはロストエルサレムに次元転移をする 宇宙を崩壊から守るためには人が自分達の力でロストエルサレムに辿り着かなければならない シオン達はロストエルサレムに向けて出発する END 超簡易的説明だから色々穴があるのは許せよ キャラクターのその後 バージルはフェブロニアと再会できて御臨終 ニグレドはウドゥに感染したユーリエフを別次元に連れて行って死亡 ヴォイジャーはカナンに道連れにされて死亡 ケビンはシオンを守るためにヴィルヘルム殺して御臨終 ジンはケイオス、ネピリム、アベルを守るため戦死 コスモスも同上 442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金)19 00 01 ID +i4S/GHh シオン、ケイオス、コスモス、ヴィルヘルム、ネピリムの正体と目的 を誰か教えてくれませんか?? 449 :◆l1l6Ur354A:2006/07/14(金) 23 13 05ID Bt0AWltL ヴィルヘルムの目的(クリア後のプロフィールより抜粋) 数千年前、人々の意識がケイオスのアニマの力(宇宙のフェルセイフ)と呼応したことにより 宇宙はその崩壊を決定付けられた。(よくわからん) ヴィルヘルムはツァラツトゥストラによる永劫回帰…過去へと時間を巻き戻すことで 時間の連環の中を繰り返して生き続けることを選択したのだった。 今回の回帰が何十回、何百回目の回帰なのかは定かではないが、その繰り返しによる歪が 人々意識を変えていった。そして人はついに彼の力を否定し、自らの意思で未来に進む事を 選択したのだった。もしかしたら彼が本当に望んだのはこの繰り返しによって生まれる 人の意識の変革だったのかも知れない。 正体に関しては一言も触れられていない。救世主?キリストらしきおっさんは別にいたが ケイオス…集合無意識場から発生する力が人の形を取った姿。その能力は次元宇宙の消滅を 意味するため対立存在であるマリア(アニムス)によって力を分断(アニマの器)され 傍観者としてい生き続けていた。別に悪気はない。 370 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 26 45 ID 6j4oQW4z0 4767年、オルムス教皇セルギウスによる惑星ミルチア崩壊から半年。 星団連邦の各星系で発生していたグノーシス現象は加速度的に広がり 既に30パーセント以上の太陽系圏が壊滅的な被害を受けていた。 事態を重く見た星団連邦及び各自治政府は対グノーシスの一大計画 「プロジェクトゾハル」の推進を急務として活動していた。 そんな折、特定の地域のみに局地的グノーシス現象が起きる。 後にグノーシステロと呼ばれる事件に接触委員会のユリ・ミズラヒは クーカイファウンデーションに調査を依頼。ジュニアやジンが調査に当たる。 現れるネビリムと名乗る少女。彼女は特殊なレアリアンであり、その脳波には レメゲトン(ロスト・エルサレム時代のゾハル解析プログラム)の波長があった。 謎の組織スキエンティアのエージェントドクトゥスを退け事件を調べていくと 背後にグリモアという男が現れる。彼の操るグノーシスにより襲撃されるラボ 救出を依頼されたシオンはコスモスはユリを救出するが少女はさらわれてまう。 ドクトゥスと共闘しグリモアの正体を暴くシオンだったが、事件の背後に U.M.N.とヴェクター、そして父親であるスオウ・ウヅキの関与を知ってしまう。 U.M.N.のヴェクター重要管理領域にハッキングするシオン。 結果として事件は解決されるが、シオンはヴェクターを退社するのだった。 シオンの後任として主任となったアレンからコスモス開発中止を聞いたシオン。 軍部が行う新兵器のトライアルを見に行くとコスモスそっくりの機体テロスが 圧倒的力を見せ付ける(スペック3倍)。一方のコスモスはセルギウスの使った オメガそっくりの機体と戦い敗北する。廃棄処分になるコスモス。 371 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 27 34 ID 6j4oQW4z0 一方、ジュニア達は謎の浮遊大陸レンヌ・ル・シャトーの調査に向かうが その前にオルムスのマーグリスが現れ戦闘になる。被弾したエルザが墜落。 その後、フィールドに包まれレンヌ・ル・シャトーに入れなくなる。 コスモスの第3種兵装ならば突破できるかもということで廃棄処分された コスモスを盗むことに。レンヌ・ル・シャトーに突入する。 エルザに合流できたが、何故か機体は正常なのに動けない。中を探索することに 現れる青の外套者(テスタメント)その仮面の下はエピソード1で敵もろとも コスモスに殺された軍人ルイス・バージルだった。 戦闘中に共鳴するシオンたちのES(アニマの器を搭載した機動兵器) 「なにも知らずに乗っていたのか?いや、乗せられていたんだったなぁ」と 謎の言葉を残して撤退する。その奥に進むと墓地に。 そこにはESと同じ名前が刻まれていた。その奥にはコスモスの深層心理にあった 棺があった。そこに現れるテロス。彼女は自分が本物のコスモス(秩序)だと言い。 戦闘を仕掛けてくる。ボロ負けするコスモス。その時棺から光があふれ出す。 気がつくと、どこか見知った場所にいた。仲間と合流するとそこは15年前に滅んだ ミルチアだとわかる(エピソード2で滅んだのはその後作られた第2ミルチア)。 レアリエンに襲われたいた過去のバージルを救出し、フェブロニアに助けてもらう。 そこには幼少のシオンがいて、さらには恋人だったケビン・ウィニコットがいた。 シオンはケビンと出会ったのはヴェクター入社後と思っていたので驚く。 だが記憶の中の優しい先輩と違いかなり酷薄な性格の少年だった。 372 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 28 13 ID 6j4oQW4z0 エルザと合流。ハカセは自分達が過去に来たことにより次元が崩壊するかもと言うが 自分達のESからは何故かアニマの器が消滅しており、コスモスもコアが傷つき 再生不能に陥っていた。下手に動くべきではないというジン達に反し シオンはアレンと共に市街地へ。そこで父スオウの姿を見、潜入することにする。 偽造IDで潜入し病院と思っていた場所が研究棟であることを知るシオン 母親を研究材料にしている父を非難するが怒られて追い出される。 (幼シオンと少年ケビンの心の交流みたいなのがある) 途中でケビンの研究室からコスモスの基礎設計図をパクッたので再生にかかる。 復活しないので見に来てくれと言われるが黒の外套者が奪おうとする。 シオンのピンチに再起動するコスモス。最強ロボエルデカイザーのノウハウを 詰め込まれたコスモスはヴェクターの最新ボディを遥かに超える性能で撃退する。 地下研究所にアニマの器があることを知り、奪取することにする仲間達。 モモは父ミズラヒと会い、彼が狂気の科学者ではなく自分達の未来を守るために 動いていたことを知る。アニマの器を奪取し、前作の主役機そっくりのロボを倒し 脱出しようとするが、母の実験が行われていることを知ったシオンは単身戻る。 現れる赤の外套者、その仮面の下は愛するケビン先輩だった。衝撃を受けたシオンは 職員に囚われる。過去のマーグリスから尋問を受けるシオン。 フェブロニアからの情報で救出に向かう仲間達。歴史どおり行われる連邦の襲撃に合わせ 潜入する。シオンは父スオウに助けられ、娘を助けに言って欲しいと頼まれる。 ここで父は母を助ける為にオルムスに与した事、連邦に情報を流していたことを知る。 未完成のネビリムの歌声が発動しレアリエンの暴走が起きる。 教会ではレアリエンによりフェブロニアが喰われ、幼シオンを逃がしたバージルが戦っていた シオンから渡された自爆コードを使いレアリエン共々死ぬバージル それを嘲笑する外套者バージルが現れる。戦いの末フェブロニアの幽霊が現れ バージルに救いの言葉をかける。本当の自分に気づけたバージルは昇天する。 373 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 29 03 ID 6j4oQW4z0 母親の元に行きたいという幼シオンに付き合うシオン達。一人で先に行くので追いかける。 娘を守ろうとしたスオウ、昏睡状態の母アオイが暴走レアリエンにSATUGAIされる。 絶望する幼シオンに反応しゾハルが起動。グノーシスが発生する。 狂気の科学者ミズラヒでも、この時ウドゥに汚染されたアルベドでもなく自分こそが 世界を崩壊に導いたと知り狂乱するシオン。その前に外套者ケビンとテロスが現れる。 全ては君を救うためという言葉によろめくシオンだったが兄ジンが止める。 創造主にさからうのかとコスモスに問うケビンに、あなたの作ったコスモスはテロスに 破壊されました。私の創造主はシオン及びアレンの両名ですと答えるコスモス。 シオンを気絶させ、その場を脱出する。歴史どおりに崩壊するミルチア。 ミズラヒは世界を救うため、破壊の力をミルチアのみに集中させる。 元の世界に戻ると過去世界に発生したアベルの箱舟も同時に出現していた。 今までの世界は本当の過去ではなくシオンの過去をU.M.N.で作った? ここからシオンがDQNとなり、私なんかいない方がいいんでしょう?ヘヘ…となる。 ディミトリ・ユーリエフ。数百年前にウ・ドゥと接触した男でジュニア達の遺伝子提供者 こいつが連邦の司令となり、惑星ミクタムに向う。止めようと旗艦に突入するが その隙にデュランダルのゾハル・エミュレーターが奪われる。 ディミトリはジュニアの兄弟ガイナンの身体を乗っ取っていた。 ゾハルとアベル(オメガのパイロット。前作の主人公そっくり、自閉症)を手に入れ ウ・ドゥの恐怖に立ち向かう為自ら神になろうとするディミトリ。 超強いが白の外套者アルベドが手伝ってくれる。ウ・ドゥの波動を対消滅させる能力 レッドドラゴンを起動するジュニア。アルベド。ガイナン。アルベドは自分が消滅しようと したがガイナンが代わりに消滅する。ガイナンはジュニアを抹殺するために生まれた自身を 否定したかったのだ。アルベドは半身であるジュニアと真の合一を果たす。 ゾハルとアベルは惑星ミクタクに転移されたと知り突入する。 そのこと宇宙中で惑星消失現象が広がっていた。 374 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 29 51 ID 6j4oQW4z0 ミクタムでオルムスの幹部と決戦。倒したESから現れたアニマの器を外套者が回収する。 黒の外套者ヴォイジャーとジギーの決戦。百年位前に妻と子を殺した仇だった。 不死身のヴォイジャーに苦戦するがカナンが取引を持ちかける。 (カナンはジギーの部下ラクティスで、自分でも知らないうちに仲間を監視していた) お前の不死性は主が死ねば消える。自分の中にある秩序の天秤にアクセスできれば 真の不死になれると持ちかけるが過ぎた力に触れたヴォイジャーはカナンもろとも消滅。 (この辺りは携帯ゲームの過去話?外套者に誘われたジギーが自殺したのが真相) 古代遺跡の奥でマリアの巫女として覚醒。コスモスの中にあるマリアの意識を見つける。 テロスが現れ自分がマリアの肉体であり、コスモスの中のマリアの意識を移して 完全なる存在になるというがコスモスに負け、逆に取り込まれる。 その後外套者ケビンが現れ、母と同じようにシオンの命が長くないことを教える。 ゾハルの民の血を引くものは先天的にウ・ドゥと接触能力を持ち、死にいたるのだ。 全てはシオンを救うためだという言葉に仲間を裏切るシオン。世界より男。 兄ジンは自らの手でシオンを殺そうとするが、アレンが必死に止める。 シオンはお前なんて眼中にないんだよと言わんばかりにいたぶられるアレン。 「主任は泣いていたんだ!」「僕には何の力もない!だが彼女の為なら何だって出来る!」 アレンを支えるコスモス。必死で思いを叫ぶアレン。 止めを刺そうとするケビンの腕を押さえるシオン。「僕を裏切るのか」 「あなたといることが私の幸せ。でも、みんなが不幸になったら幸せになれない」 ヴェクターの創設者にして最高権力者、星団連邦枢機院会議議長、オルムスの支配者にして 外套者の主ヴィルヘルム。彼はケビンに時間切れだと告げる。 375 :ゼノサーガ3:2007/05/07(月) 23 31 04 ID 6j4oQW4z0 強制的にシオンにツァラツトゥストラを起動させようとするヴィルヘルム だが、シオンの助けを呼ぶ声にケビンがヴィルヘルムを攻撃する。 それすらも予定通りと語るヴィルヘルム。コスモスに命じ全ての意識を集めようとするが 「私はマリアではない、コスモスです。」といわれ起動キーを破壊される。 自らも滅びの運命に抗うことを決意するケイオス。 暴走しESを取り込んだツァラツトゥストラを破壊する。 ツァラツトゥストラ内部のアベル(ウ・ドゥの下位領域観測端末)はネビリムとの接触し 下位領域に留まることを望む。ケイオスは彼に未来を託しアニマの力を解放。 マリアの力を譲り受けたネビリムと共に人々の意識を誘いロスト・エルサレムへの 次元シフトを行う。(わけのわからない説明だが書いている俺もわけわからん) 数万年後に宇宙は終焉を迎えるけれど、君達が自力でロスト・エルサレムを見つければ 可能性がある?みたいなことを言ってシオン達に脱出を促す。 アニマの器を失ったさいにエルデカイザーの動力を積み込んだ機体で脱出するが 人々の意識(グノーシス)は一つになることを拒否しケイオス達に攻撃をしかける。 シオン達を送り届けたジンは機体で単身ケイオスのもとに向かいコスモスと共に 死地へ赴く。機体を自爆させてなお、生身で戦い続けるがついに倒れるジン。 一方、シオンに襲い掛かるグノーシスに「シオンは僕が守る」と体当たり、 マウントポジションで殴りつけ、銃で止めを刺すアレン。最高に輝くが仲間はポカーン ケイオス達の能力が発動し、次元シフトが発生。脱出するエルザは飲み込まれようとするが ローエングリン級の名は伊達じゃないと白鳥のような翼のオーバーブーストで脱出。 U.M.N.が失われ、時期の位置もわからないような状態。 そこにシオンの後輩ミユキがヴェクターの旗艦曙光に乗って助けに来る。 シオン、ジュニアはケイオスとの約束を守るため、ロストエルサレム探索の旅に モモ、ジギーはU.M.N.に代わるネットワークを作るため曙光に残る。 旅立つ船の中、アレンはシオンの手を握ることに成功する。 太陽と月と惑星。その近くを漂うコスモスにいつかまた目覚める時がくると語りかけるケイオス このままじゃシオン死ぬんじゃとかヴィルヘルムの目的は分かったが正体はさっぱりとか 数々の謎を残しエンド。 ジンは死んだけど、その意識はロスト・エルサレムに連れて行かれたそうなので 多分ジタン先生に生まれ変わったんだと思います。 読んでもさっぱりわからない人は買うといいよ。この文章読むほうが面倒だと思う。 376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23 48 55 ID Ow8+ueoA0 3で唐突に起き始めたシオンの病気は治ったというか、終わったんじゃ。 原因であったウドゥとのリンクがきれたし。 377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23 50 21 ID IWoQ1H490 ありがとう。お願いした当日に書いてくれるなんて、あんたすげーよ。感動した。 マーグリスとか、ハインラインとかいう名前だけ出てた黒幕っぽい人はどうなったん? 378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00 01 27 ID CFzP9BDw0 ゼノサガエピ3はもう書いてあったと思ったが途中だったんだな。超乙。 でもエピ2で滅んだのは旧ミルチアで、第二ミルチアは無事だったと思うぞ 377 ハインラインはヴィルヘルムだったよ。同一人物。 マーグリスはミクタム遺跡で戦ってあぼーんした 379 :ゼノサーガ3:2007/05/08(火) 00 05 58 ID 6j4oQW4z0 投下しようと思ったら別の人が立候補したので放置していたテキストを投下した ゲームは売ったので質問されても答えられません。間違いは多いかも 中古で安いと思うんで買っても損はしないと思う。 380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00 06 55 ID pskCxypZ0 377 ハインラインの正体はヴィルヘルム。 要するに全部ヴィルヘルムの掌の上。 様々な組織を作り上げ、 永劫回帰のための必要な要素を集めていた。 マーグリスはそれを知ってしまい、 自分達がやってきたことがすべて意味がなかったんだと愕然。 そんで、もう俺にはこれしか残ってないと ジンに戦いを挑んで敗北。 助けようとするジンの言葉に耳を貸さず自害して果てる・・・
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作品概要 登場キャラクター・KOS-MOS ・T-elos その他 シリーズ一覧 作品概要 舞台は宇宙戦艦・巨大ロボット・アンドロイドが蔓延する超未来的な世界。 人類は「グノーシス」と呼ばれる正体不明の怪物の襲来に苦しんでいた… 三部作で構成される濃密なSFロールプレイングゲームシリーズ。 シリーズ作品は2002年から2006年まで断続的に発売された。原作ゲームのストーリーはすでに完結している。 コマンド入力タイプのシンプルなRPGながら、本編ストーリーに加え必殺技等でも キャラクターがムービーで動き回り、映像で“魅せる”作品作りが特徴。 生身の戦闘に加え、A.G.W.S.(エイグス)、E.S(イーエス)といった人型ロボットに搭乗して戦うなど スペースオペラである本編ストーリーを活かしたシステムが豊富。 登場キャラクター ・KOS-MOS コスモス。正式名称は「対グノーシス用人型掃討兵器 KOS-MOS」。 その名が示す通り、通常兵器では全く攻撃の通じないグノーシスに対する攻撃手段と、 ミサイル、ガトリングガン、相転移砲その他諸々など異常とも言える程の火力を備えている。 疑似人格OSを搭載し、人並みの態度は取れるが感情の起伏は乏しい。 性格としては機械故プログラムされた「役割」に忠実で、冷静で判断力に長けるが時に頑固で聞き分けの無い人物として映る。 しかし、時々たまに人格が変わったかの様な謎の変化が現れる。 ちなみに、PXZの彼女の身体は「ver.4」で、色々な意味で変態じみた技術の粋が集められたシリーズ最強の身体である。また本作の彼女の攻撃には同作品の登場人物の技を模したものが多い。 +躯体のバージョンについて アーキタイプ最初期にケビン・ウィニコットにより作成された機体。外観はほぼver.1と同じ。実験時に暴走を起こし、近くにいたケビン他数名を殺害し、シオンに破壊された。しかし後にこの暴走事故は意図的に仕組まれたものであったことが判明する。 ver.1恐らくは最も有名であろう、EP1~EP2序盤までの躯体。バイザーがチャームポイント。 模擬戦用の仮の躯体ではあるが、この状態でも数百天文単位に渡る範囲にヒルベルト・エフェクトを使用できるなど非常に高性能。DS版ではEP2序盤で左腕、右足、声帯パーツを破壊され、ver.2に変更される なお、たまに語尾で小さく「ニャ」と言うことがあるが、これは『ゼノサーガフリークス』で起きたとある事件の名残である。その時の形態はこのVer.1。 ver.2別の意味で最も有名かもしれない、EP2中盤からの躯体。シオン達とは別口である、ヴェクターインダストリーの兵器開発部門・第二開発局の技術者たちが制作した実戦用躯体。 KOS-MOSに対して娘のような愛情を注ぐシオンとは対照的に、ヴェクターの技術者達は効率を重視しており装飾的なディテールには拘っていないため、全身が耐衝撃吸収用ジェルで覆われている、バイザーが頭部に埋め込まれている等、両者のコンセプトの違いが分かり易く表れている。 そしてこの躯体を語るのに外せないのが「邪神モッコス」ネタである。EP2でグラフィックスの方向性が大幅に変更された事、そしてゲームに付属していたフィギュアの出来がお世辞にも良いものではない、というかもういっそ不気味という領域の代物であったため、「これはKOS-MOSではなく邪神像か何かに違いない」というネタへと発展した。なお現在ではKOS-MOS自体の蔑称愛称としても一部で使われている……かも知れない。 ver.1.1外伝的な存在であるmissing yearに登場した局地戦仕様の躯体。が、躯体の構造的な弱点を知りつくしていたドクトゥスによって大破させられてしまった ver.3missing year最終盤からEP3中盤までの躯体。基本的なコンセプトとしてはver.2の躯体を大企業の力でギンギンにチューンナップしたマイナーアップデート版。 神の遺産と呼ばれる存在の一つである特殊な巨大機動兵器「オメガ」にも単独で善戦する等、大企業の技術の結晶らしく高い性能を持っている。しかし戦闘パターンを完全に解析されてしまっていたため、T-erosに惨敗し、完膚なきまでに破壊されてしまう。 ver.4本作に登場するバージョンの躯体。T-erosに破壊された後、とある方法で入手したケビンの基礎理論を応用して新たに組み上げられた最後の躯体。 基礎理論を応用して制作されたため外見がver.1に近くなっている。チャームポイントのバイザーも復活する等、シオン制作のため装飾性にも気を使われており、ぱんつ履いてる。 また、パーツに「エルデカイザー」というロボットの物が流用されているのも特徴の一つ。エルデカイザーとは、ハカセ(本名:ハクシーヌ・ホワイト)と助手のスコットクンが愛・勇気・友情・正義・その他諸々というコンセプトの下に設計したスーパーロボットである。例えるなら、ガ○ダムの世界に空気ガン無視で何故か居るグレ○ラ○ンとでも言おうか……。 一応EP1から彼等はサブイベントにおいて登場しており、エルデカイザーを戦闘で呼びだす事も出来た。その威力は果たしてラスボスの体力を一撃で半分以上削ってしまうという凄まじいもの……ではあるが、あくまでサブイベントであり本筋に絡むものではなかった。が、EP3においてまさかのハカセ スコットクン本編登場が果たされてしまった。しかも破壊されたKOS-MOSの修復と言う超大事なシリアスシーンで。 そのため、ver.4のKOS-MOSは描写以前の設定段階から、人間サイズのスーパーロボットとでも言うべき存在と化している。どうしてこうなった。 cv:鈴木麻里子 ・T-elos テロス。最新型のグノーシス用兵器。 KOS-MOSの姉妹機とも言える存在で、その名は「終わり」「完成」といった意味を持っている KOS-MOSとは違い、激しい感情を露わにしながらKOS-MOSの破壊を執拗に狙ってくる。 「また異世界か~」という公式サイトの台詞の通り、彼女は以前にも 「無限のフロンティア」「無限のフロンティアEXCEED」といったゲームに登場し、 KOS-MOSと対立ないし共闘を臨む事態に陥った事がある。 +以下ネタバレ注意 彼女の身体は実は殆どが生身で、ある人物の「肉体」が流用されている。テラエロス その人物の「魂」はKOS-MOSの中で眠っており、KOS-MOSを破壊・回収しある目的のために「完全な存在」となるのが彼女の存在理由であり、 彼女もKOS-MOS同様プログラムされた「役割」には忠実で有るが故に本来ならば和解の道は存在し得ない。 cv:鈴木麻里子 その他 PXZを開発している「モノリスソフト」が製作を手がけていたため、同社が開発する様々なゲームにキャラクターがゲスト出演することが多い。 特にKOS-MOSはクロスオーバー系のゲームに複数回登場し、その度に設定の変化が生まれている。「ナムコクロスカプコン」では姿と武器が段階に応じ変わるはずのKOS-MOSがその段階を無視して武器を操ったり、「無限のフロンティア」では原作ゲームにおいて彼女の仲間が使うはずの技(例:STORM・WALTZなど)を使える様になっている。 現スクウェア・エニックスの知る人ぞ知る名作「ゼノギアス」との関連を匂わせる点が多数存在している諸事情により3部作の予定だったが一作で完結となってしまった同タイトルの事実上の続編(時系列的には遥か過去だが)となっているが、設定などは再構築され、可能な限りぼかされている。 シリーズ一覧 ゲーム本編シリーズゼノサーガ エピソードi 力への意志 (2002 PS2) ゼノサーガ エピソードi リローデッド (2003 PS2) ゼノサーガ エピソードii 善悪の彼岸 (2004 PS2) ゼノサーガ フリークス (2004 PS2) ゼノサーガI・II (2006 DS) ゼノサーガ エピソードiii ツァラトゥストラはかく語りき (2006 PS2) キャラ出演作品ヴィーナス ブレイブス 魔女と女神と破滅の予言 (2003 PS2/PSP) ファミスタシリーズ 2006 2007 DS DS2009 DS2010 3DS2011 wii オンライン (2006~2013 PS2 DS 3DS Wii PC) ※KOS-MOS プロ野球熱スタ2007 (2007 PS2) ※KOS-MOS アニメXenosaga THE ANIMATION (2005 TVシリーズ) その他Xenosaga Pied Piper(携帯電話アプリ) X II to III a missing year ~U.M.N.に封印されし真実の断片~ Flash版(ゼノサーガ公式HP 期間限定公開) X II to III a missing year ~U.M.N.に封印されし真実の断片~ 小説版(ゼノサーガEp3公式攻略本掲載)
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