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登場人物 ソウマ 若サムライ。主人公。一応貴族。最近睡眠不足。エリスと二人旅中。 エリス ルシェメイジ。ソウマに恩以上の感情。辛い過去を持つ。 『主』 エリスのかつての主人。ルシェを見下し奴隷として扱う。酒大好き。 ロパギリア ローパー。触手は七本。 青髪の少女 ルシェプリンセス。エリスの代わりに新たな奴隷として『主』に買われた。 エリスと旅を始めて早二週間、私達はようやくアイゼンに到着した。 いや、正確には帰ってきた、と言ったほうが正しいか。 しかし行きはよいよい帰りは怖いとはよく言ったものだ…… (故)父上がミロスからアイゼンまでの道中の地図も全て破り捨てたために道に迷い、 開いておいた抜け道には何故かゴミがつまっていて使用できず、 挙げ句ドラゴンが大繁殖しており、苦難の連続だった。 殊更、トンボ竜の厄介さは尋常ではなかった。 素早く飛び回って拳も魔法も回避するし、混乱したエリスに殴られもした。(後で土下座された) しかし混乱したのが私じゃなくてよかった。今の私が混乱したら何をしでかすやら…… ……話がそれた。とにかく、様々な苦労の末にアイゼンに帰ってきたのだ。 主にここに帰ってきた目的は二つ。 ひとつは、自宅に刀を取りに行くこと。 そもそも何故刀を持ってカザンにいかなかったのかというと、 ハントマンには『新たにハントマンとなるには初期装備でカザンに』のルールがあったからだ。 ……なんでこんなルールがあるんだ? そして、もうひとつの目的…… それは、エリスの解放だ。 使用人として働かされるルシェは、その主が持つ『所得証明書』により、自由を奪われる。 どんな事情があっても、その『証明書』を出されたら、 そのルシェは逆らえないし、別の人間に雇われたり、仕事につけなくなるのだ。 まったくもって忌々しい。ルシェをまさに自分の『持ち物』として扱う、腐った制度だ。 エリスは、あの森に『主』と酒の材料を取りに行ったところを魔物に奇襲され、 『主』は一目散に逃げだし、自分は一人魔物と奮闘したが疲労と足の怪我で倒れ、 意識を失ったところを私に助けられたという。 まったくもって信じられない話だ。 自分の命惜しさにエリスを囮に一人に逃げ出した『主』。 くだらない紙切れ一枚で自由を奪う『主』。 今私は、その『主』の家の前にいる。 「エリス、この家かい?」 「は…はい……」 「よし、ここで待っていてくれ。私一人で『主』と話してくる」 エリスをこの家に入れるわけにはいかない。既に恐怖の記憶で体が震えてしまっている。 もし入れたらまた辛い記憶が戻ってしまうだろうし、なにより…… 「あなたがエリスの『主』か?」 「ん…?エリス……確かに俺の使用人だが、何故知っている?」 エリスの『主』は酒を飲みつつ、私を見ていぶかしむ。 「……エリスは私が森で発見し保護した。そして彼女本人から話を聞いた」 「あん?なんだあいつ生きてたのか!?」 その言い方はなんだ…………? 「なんだ!だったら早く酒の材料を持って帰ってきやがれてんだ! 竜ヒレ酒は俺の健康の源なんだからな!」 ………昼から酒に溺れておきながら何が健康だ?他に言うことはないのか……? 「……エリスは足に怪我を負い、とても材料の回収なんてできる状態ではなかった」 「ったく本当に役にたたねぇ奴だ!両足の骨が折れたって、這って動けばいいじゃねえか!」 口の中に鉄の味が広がった。……落ち着け私。表情を崩すな、あくまで冷静でいろ。 「で、兄ちゃんはわざわざそれを言いにきたのか?」 「それもだが、私はあの少女を気に入った。其故彼女の『所得証明書』を譲って頂きたい」 「断る。無理な話だな」 「なっ!?」 何故だ?使えないなどと罵っておきながらその矛盾は……! 「……譲れない理由は?」 「あいつは仕事は全然ダメな屑だが、なぶるとイィ~声で鳴くんだよ。たまんねぇぞ? 悪いな兄ちゃん。ま、忘れ物届けの礼金で1万やるから、それで諦めてくれ」 私の頭の中で何かが切れた。ああ、そうか。そんな下衆な理由か。屑はどっちだ? 忘れ物だと……?貴様が彼女を森に置き去りにしたんだ……! エリス、やはり約束は守れそうにない。 『話し合い』で証明書を譲ってもらうなんて無理だ。 この男もその気はないし、元々私だってそんな気持ち、毛頭ないのだから…… 「ほら、1万ごあっ!?」 『主』の腹に一発、拳を打ち込む。 人間とは弱い生き物だ。一回理性が崩れると建て直しがきかない。 それは無論私にも当てはまる。一発殴ったら、心の奥底から憎悪の感情が湧き出て止まらない。 「がっ……!なにを……!」 「貴様は人を何だと思っている……?」 「人……だと?ルシェなんてぐきゅっ!?」 少しでも彼女の痛みと苦しみを知れ。わからなければ、わからせる。 貴族と聞いただけで反射的に土下座をしてしまう程に恐怖を植え付けられたエリス。 ならば貴様にも、それと同じ程の恐怖を植え付けてやろう。 二度と、ルシェを奴隷として扱えない、見下せない程に。 「……今一度言う。『証明書』を渡せ。そして二度とルシェを見下すな、エリスに関わるな」 「ゲホッ……たかが使用人一人に何ムキになっている……ルシェなんてがっ…!」 驚いた。怠惰な生活を送る貴族だが、ここまでしてもまだルシェを認めようとしない。 ん?あれは……そうか。『こんなもの』をわざわざ用意するような人間だ。 この程度では、その腐った根を断ち切れないか。ならば再び、彼女が味わった苦痛を知れ。 「……『これ』はなんだ?」 「ぐぅぅ……見て…わからないのか?ローパーだよ……」 「それはわかる。こんな魔物が、何故水槽に飼われている……?」 「決まってるだろ…?ルシェを襲わせる…ためだ…いいぞぉ…?絶望の表情が堪らなうぐっ!」 そうか、絶望の表情が好きなのか。ならば自分がその表情をすればよかろう……!? エリス……魔物にまでその体を好きにされ、さぞ辛かっただろうに…… 「ロパギリア!この俺に仇なすこの若僧を殺せ!」 突如『主』が叫ぶと、水槽を漂っていたローパーが私に飛びかかってくる。 成程、ルシェを認めて助かるよりも、私を殺して助かる道を選ぶか。 つくづく、愚かな。 「……!!」 襲いかかって来たローパーの動きが止まる。触手を白黒させ、命の危機を感じとったらしい。 私がとったのは『鬼の形相』。私より弱い魔物は、これにより近付くことさえできない。 「命ず。あの男に、今までお前が命じられていた事を寸分違わず同量そのまま行え。 終わったらお前は自由だ。元の海に帰るなりすればいい」 私が命じると、ローパーはすぐさま行動を起こす。 基本魔物は、強者の命令には絶対に従い、また自分の命を優先するのだから当然だ。 「な…!おい…ロパギリア……やめろ!俺が主人だぞ!?あいつを殺すんだ!俺じゃない!」 【ジュルルル……(悪いね元ご主人。長い物には巻かれろってやつだ……)】 絶叫が屋敷に響き渡った。 とりあえず『主』をローパーに任せ、屋敷を物色する。 やれやれ……すっかり犯罪者だ。だが構わない。 証明書はおそらく引き出しかどこかに入っているだろう。こうなった以上強奪だ。 調べる→居間の引き出し ソウマは『荒縄』を見つけた! 「……貴様ぁ!!」 調べる→台所の引き出し ソウマは『媚薬・竹早』を見つけた! 「……おのれぇ!!」 調べる→冷蔵庫 ソウマは『凄いうなぎパイ』を見つけた! 「……外道が!!」 調べる→茶室の引き出し ソウマは『大人の玩具一式』を見つけた! 「……どこまで下衆なんだ!!」 調べる→洗面台の引き出し ソウマは『何かのお酒』を見つけた! 「……叩き割ってやる!!」 まいった。証明書がみつからない。 それどころかソッチ系の道具ばかりがあらゆるところから出てきて腹立たしい。 とりあえず全部『主』に使っておいたが…… 一体どこにある?あと残っているのは二部屋か…… 調べる→寝室 ソウマは『鞭』を見つけた!『首輪』を見つけた!『エリスの写 「ぐああぁぁ!?……『主』いぃぃぃ……!!!」 しばらくお待ちください 再び『主』に制裁を下し、最後の部屋を開けることにする。 調べる→奥の部屋 ソウマは『青髪の少女』を見つけた! 「…………!?」 思わず固まってしまった。 最後の部屋で見つけたのは腹立たしい道具でもなんでもなく、鎖で柱に繋がれた少女だった。 「お、おい!大丈夫か!?」 「……?………!!!……………!!!!」 声をかけるが、少女は体を震わせて脅えるばかりだ。 おそらくこの子もエリスと同じように、ここの『主』に捕まってしまったのだろう。 垂れてしまっていてわかりにくいが、この子にもルシェの象徴たる獣耳があった。 なんとか逃がしてあげたいが、かなり警戒されている。 どうしたものか…… A 『主』にこの少女を解放するように命令 B エリス+この少女の分の苦しみを『主』にもう一度 C 不本意だがエリスを連れてきて、彼女に説得してもらう D 友好の証に踊りを披露してみる E 垂れた耳がかわいい。ちょっとだけ…… F とりあえずエリスと同じように撫でてみる G 上記以外の行動を突発的に思い付く →C 不本意だがエリスを連れてきて、彼女に説得してもらう おそらくこの少女は、私が貴族で、アイゼンの人間故にここまで警戒しているのだろう。 同じルシェであるエリスになら、多少は警戒を解いてくれるかもしれないが…… それはつまり、エリスをこの屋敷に入れることに繋がる。 屋敷の入り口に立つだけで体が震えている彼女を、内部まで入れていいものだろうか? しかし、このままではこの少女を逃がすこともできない…… 逃がさなければ、少女を待っているのは苦痛だけだ…… それがわかっている以上、私には見捨てることなどできない……! エリス…許してくれ……! 私にとってまさに苦渋の決断だが、やむをえない。 私は一度屋敷を出ることにする。 「エリス……状況が変わった。すまないが屋敷の中に来てくれないか?」 「……わ…わかり…ま…した……」 それにエリスは了承の意をしめすが、既にその体は恐怖で震えている。 長居は無用だ。 迅速に少女を助け、さっさとこんな屋敷とはおさらばしよう。 エリスが少しでも落ち着けるよう、その肩を抱きつつ、私は再び屋敷の扉を開いた。 「ウゥゥォボォゥアァァァアァァァァ!!!」 開いた瞬間、この世のものとは思えない叫び声が。 『主』の声である。 「!!!!!!」 そして、その声を聞いた瞬間、エリスの体がビクリとはねる。 それが『主』の声だからか、それともこの絶叫のあまりの禍々しさのせいかはわからないが、 どちらにせよ、並大抵の恐怖ではなかったのだろう。 肩に手をおいている私を巻き込む程に震えているのだから。 「エエエエリス、だだだだ大丈夫かかか?」 「だだだだ大丈夫ですすす……!」 絶対大丈夫ではない。 いきなりこの様子では、エリスの身が持つか心配だな…… 「ほら、落ち着いて…大丈夫。私が側にいるから……」 「は…はい……ふぅ……もう大丈夫です……」 エリスを撫で始めてから約5分後、ようやくエリスの震えが治まった。 「しかし本当に大丈夫か……?やはり…」 「だ大丈夫です!行きましょう!」 エリスは笑って誤魔化すが、まだ少し震えている。 むぅ……やはり私がひとりで少女をどうにかすべきだったな…… ってこらエリス!ひとりで屋敷に入らない!そのまま入ったら……!! 「こんの屑があぁぁぁぁぁぁ!!!」 怒声 「ひっ…!!?」 そして悲鳴 エリスの目の前に、ボロボロの『主』が立っていた。 そしてその足元には引き千切られた七本の触手が。 馬鹿な!あの状態から自力でローパーを打ち倒したのか!? 「エリス…よくも俺をこんな目にあわせてくれたな…?……覚悟はできてんだろうなぁ!?」 「あ……あぁ……ぁぅ…………!う…もうしわけ……あり…ま……! わ…私は……!……っ!!」 まずい! 「エリス!!」 「っ…ソウ…マ…様……」 「落ち着け。もう…苦しまなくていい、不安にならなくていい、謝らなくていいんだ! 君はもう、この男の道具ではない!」 急いでエリスを抱き寄せる。 これ以上、エリスを好きにはさせない。 これ以上、エリスを自分の道具として扱うのは許さない! これ以上、エリスを泣かせはしない! 「黙れ若僧が!そいつは死ぬまで俺の道具!奴隷だ!エリス!てめぇもわかってるな? お前のような役に立たない汚れきったルシェなんて、俺が捨てたら誰も拾わない! 捨てられなごふぁ!?」 「ソウマ様!?」 気付いたら再び拳がとんでいた。もう限界だ。 エリスの前だが、もう抑えきれない…! 「エリスは私のギルドの大切な仲間だ。愚弄することは許さん! 汚れきっているだと?それは貴様のほうだ!!」 「ぐっ…この若僧が…!なに勝手に俺の持ち物をギルドの一員にしてやがる……!」 「エリスは人間だ!貴様の物ではない!」 「うるせぇ!ちゃんと証明書に書いてある!こいつは俺の所有物だってな!」 「元々その証明書は気にくわないが、もし本当ならば百歩譲って従おう。 だが貴様、本当にエリスの証明書を持っているのか?いくら探しても出てこないぞ? 本来自由の身である筈のエリスを、架空の証明書の呪縛で捕えているのではないか? もしそうなら私のギルドに誘ってもなんら問題なかろう!」 「馬鹿が!あるに決まってるだろうが!」 「しかし実際見付かっていない。もしかしたら、奥の部屋の少女も同じか? ならば彼女も解放しなくてはならないぞ!」 「あいつもこいつも俺の持ち物だ!」 「なら証拠を見せてみろっ!」 屋敷に私と『主』、二人ぶんの怒鳴り声が休むことなく響き渡る。 腕の中でエリスが震えている。多分私の怒鳴り声も恐怖を与えているだろうな…… すまない…だが、もう少しだけ辛抱してくれ…… 「…証拠を見せたら引き下がるんだな!?」 きた……! 「ああ。どうせ見せれるわけがないがな!」 「馬鹿めっ……!」 『主』はにやりと笑うと、己の股間をまさぐり、そして 「頭が高あぁい!この証明書が目に入らぬかぁ!」 取り出した二枚の証明書を派手に見せ付けてきた。 そんなところにあったか……見つからないわけだ。だが……! 「馬鹿はそっちだ!」 自信満々に突き出された証明書は隙だらけ。そこに、全身全霊の明王を叩き込む! 「なっ!?」 エリスと少女の自由を奪う憎々しい証明書も、所詮はただの紙切れ。 私の拳が触れた瞬間、あっというまに燃え、炭と化した。 「これで証拠も何もない。エリスとあの少女は完全に自由の身だ」 「てめえぇ!謀りやがったなあぁ!!」 自分の切札を失い、『主』が脇差で斬りかかってきた。最後は実力行使か…… 斬撃雲身で受けながし……っ!? しまった!今私は右腕でエリスを抱いている!左腕だけでは雲身が完全に使えない! もし右腕を離して、エリスの方が狙われたら……! ……選択の余地など無い!左腕はくれてやる! 「マナバレット!!」 「!?」 私が左腕を失う覚悟を決めた瞬間、圧縮マナの弾丸が脇差を砕いた。 「エリス!?」 「ぐぁ!?てめぇ…!主に刃向かって……」 「っ……私の仕える主は、ソウマ様です!その主に危害を加える人は、許しません……!」 エリスは『主』の目を真っ直ぐに見て、そう言い放った。 それは、彼女の過去への決別。そして覚悟のあらわれだ。 「主は俺だ!俺の『物』がなにぬかしてる!」 「私は……私はあなたの『物』じゃない!もうあなたの命令なんかに従わない!…! 私はエリス……『人間』です!」 「ぐっ!?」 いままで見下してきた存在の思わぬ反撃に、『主』は言葉を失う。 「エリス、よく言えたな」 「ソウマ様……」 エリスがこれだけ勇気を出したんだ。私も呆けているわけにはいかない。 「さて、元『主』よ。証明書も無くなり、エリスは自分の意思を示した。 それでもなお、まだ自分の所有物だと言うか?」 「ぐっ……!」 「エリスにも、奥の部屋の少女にも金輪際近寄らず、ルシェを奴隷として扱わない…… そう誓うなら命までは奪わない。ただ、そう誓えないというのなら、 今、私がこの場で……!」 「ひいっ!?わわかった!そいつらは自由だ!た…助けてくれぇ!」 私が脇差を額に軽く突き刺すと、『主』は転びながらどこかに逃げさっていった。 あの様子なら流石にもう懲りただろう。懲りてなかったら本気で両断する。 脇差をしまい、エリスの方に向き直ると、 「ふえぇぇぇ!!」 いきなり抱きつかれた。むぅ…いい匂い……じゃなくて! 「な!?エリス!?」 「ソウマさまぁぁ!怖かったよぅぅぅ!」 本当は泣きたいほど怖かったのに…私を助けるために『主』に逆らったのか…… まったく……いつも私は助けられてばかりだな…… 私にできるのは、こうやって頭を撫でることぐらいか…… 「よしよし、もう大丈夫だから……さっきまでの勢いはどこにいった?」 「うぅ……ソウマ様に危険が迫って、気付いたら魔法行使してて、そのままの勢いで、 思ってたこと全部言っちゃったんです……」 「本当に自分が情けないよ。君には助けられてばっかりだ」 「そ、そんなことありません! ソウマ様は私の命を救ってくれましたし、今だって私を庇ってくれました!そして、 本当に自由の身にしてくれました!助けられてばかりなのは、私の方です…… ところでソウマ様、奥の部屋の少女というのは…?」 そうだ。彼女の救出も急がなくては。あの様子では体力もあまり残っていないだろう。 エリスに軽く説明をして、私達は奥の部屋に向かう。 「……!!!………!!!!」 やっぱり警戒されている。それも、最初に顔をあわせた時以上に。 ルシェの女性はほとんどが耳がいい。 おそらく先程の私と『主』の怒鳴り合いが聞こえていたのだろう。 この少女からしたら、私も『主』も、野蛮で恐ろしいアイゼン人というわけだ。 「……見ての通り、私は非常に警戒されている。エリス、頼めるか?」 「は、はい!やってみます!」 エリスも、過去の自分と同じ境遇にある少女を救いたいのだろう。 私の言葉に力強く頷き、少女の前に屈んだ。 「………!!!」 「大丈夫。私達はあなたの味方。怖がらないで…?」 「………!!」 「私もね、ここの主に捕まっていたの。でも、ソウマ様…後ろのお兄さんが助けてくれたの」 「!……本当……に?」 エリスがゆっくりと穏やかな口調で話しかけると、少女が初めて口を開いた。 エリスも自分と同じ立場にいて、それを私が助けたというのが気になったのか、 警戒心も少し薄れている。 「本当よ。ソウマ様は貴族だけど、とても優しい方。あなたを逃がそうと考えてるの」 「私を……ここから……?」 そう呟き、少女はエリスと私を交互にみやり、そして再び口を開いた。 「私…ここから出たい……お兄ちゃん、本当に出してくれるの…?」 「勿論だ。あの『主』ももういない。君は自由になる権利がある。 この鎖を外す鍵がどこにあるかわかるかい?」 エリスの隣に腰をおろし、私も少女と目線をあわせ、できる限り穏やかに話す。 ここでまた警戒されると大変だ。 「……鍵、そこの引き出しの中……」 「えっと……あ、ありましたソウマ様!」 エリスが慌てて無事に見つけた鍵で少女の鎖を外す。 しかし引き出しの中で本当によかった。 もし証明書同様だったら、手におえないところだった…… そもそもあの『主』は何故あんなところに証明書を…… いや、これで二人とも助かったんだ。あまり考えないことにしよう…… 「どこかに怪我はないか?」 「……うん、大丈夫……」 鎖が外れ、少女は立ったり座ったり、腕を動かしたり、足を動かしたり…… 自由になったことの実感がわかないのか、しばらくその動きを繰り返していた。 が、やがてその動きを止め、私とエリスの方に向き直った。 「お兄ちゃん、お姉ちゃん、ありがとう……!」 「いや、礼には及ばないよ。これで君はもう自由だ」 「私…自由なんだよね?好きなことしていいんだよね……!?」 「ああ」 「じゃあ、お兄ちゃんたちについてく……!」 「「え!?」」 私とエリスの声が見事に重なった。 待て待て待て待て、エリスに続いてこの少女も連れていくとなると色々問題が……! 「お兄ちゃんたち、ハントマンだよね…?私もハントマンになりたかったんだ!」 (ソ、ソウマ様!駄目ですよ!こんな小さな子を連れていくのは……) (いや、私に言わせたら君も似たようなものなのだが…… それに『自由』だと言った手前、むげに断るわけにもいかないし……) 【システム】サムライに二言はないはずです。それでも断りますか? 誰だ!? いやしかし、確かにサムライに二言はないが……! エリスも言うとおり、一般の少女を危険な旅に連れていくのはあまりにも……! 【システム】目の前の少女は答えようによっては泣いてしまうかもよ? だから誰だ!?うぐぐぐ……どうすればいいんだ……! 【システム】連れていきますか? A はい B イエス C もちろん D とうぜん! E あたりまえさ! F 踊り狂いながら喜んで 回避不可の強制イベント!? →A はい 「うぐっ…わかった…君の自由にするがいい……」 「ソウマ様!?」 うぅ……なんでこんなことに!【システム】……何者だ? しかし実際どうしたものか……竜との戦いに巻き込むわけにも…… かと言って宿屋に独り寂しく置いてきぼりもかわいそうだし…… 私は若干この選択を後悔することになった……いや、選択…か? 「やったぁ…!お兄ちゃん大好き!」 【チュッ!】 「「!!?」」 ナナナナナニガオキタ? 「私リア!最近歌ってなかったからちょっと弱くなっちゃったけど…… 私の歌は聞いた人に加護の力を与えられるから、戦いも任せてね……!」 ナルホド、コノコハプリンセスダッタノカ…… よしすこしおちついたぞじょうきょうをすばやくせいりしよう。 えー、つまり、この子はハントマンになりたいプリンセスであると。 プリンセスはその歌声で様々な支援ができる。 つまり私達の旅も楽になるだろうし、旅に連れていっても問題はないかもしれない。 しかしそれはそれとして、さっきのキスはどう説明したらいいのだろう? えー…キス、口付け、接吻……ぐはっ! 駄目だ落ち着け!こんな時はあれを数えるんだ! アフロバードが1匹、アフロバードが2匹、アフロバードが3匹、ワンダフルバードが…… あぁ邪魔をしないでくれ! 駄目だ駄目だ!まるで落ち着けない!もう真意を本人に聞くしかない! 「えーっと……リア?さっきの「ソソソウマ様に何をしてるんですかっ?!」 私より先にエリスがリアに詰めよった。 ……最近よくエリスに発言を潰されている気がするなぁ…… 「何ってキスだよ……?好きな人にするんだよ?お姉ちゃん知らないの…?」 待て待て待て待て待て!凄まじく待ってくれ! 私は俗に言うロリコンではない! 「知っています!…けどリアちゃん?子供にはちょっと早いんじゃないかなぁ…?」 と、私が頭を抱えている間に、エリスが優しい口調でリアを説得し始めた。 まったくもって彼女の冷静さには助けられてばかりだ。 そろそろ私も一から精神修行をやり直すべきかな…… ん?なんだかエリスの体が全身プルプルしているような……? 「リアはもう16歳だもん…!マレアイアではもう一人前の大人だもん……!」 「なんですってー!?」 「なんだってー!?」 今度は若干ずれてエリスと私の声が屋敷に響き渡った。 いやしかし!16歳だと!?下手をすればエリスと同じくらいかそれ以上だと!? そういえばエリスの年齢はいくつなのだろう……? いやいや、女性の年齢を聞くなんてそんなことサムライのすることじゃないな…… いや気にするところは年齢とかじゃなくてだな…! 「スニチトチミ?」 「シラナトニカチミラ…?」 ……急に二人が妙な言葉で会話を始めた。 これが噂にきくルシェ独自の言語か。さっぱりわからない。 しかし何故急にルシェ言語に……? 【システム】ルシェ語実際にうつと疲れるのし、読むのも更に大変になると思うので、 『ソウマが二人の会話を理解できていない』とだけ認識してください。 「……あなた、ソウマ様をどうするつもりですか!?」 「どうって…仲良くなって、ゆくゆくは結婚するつもりだけど…?」 「そ…そんなことさせません!!私にはソウマ様につく悪い虫を駆除する義務があります!」 「……お姉ちゃん、もしかしてお兄ちゃんのこと好きなの?」 「なっ……わ…私は使用人です…そんなこと……」 「へぇ……じゃあ貰ってもいいよね…!?」 「駄目です!なんでそうなるんですか!?」 「私…マレアイアに嫌気がさして家出したの。 ハントマンになって、世界中旅して、色々なものを見るのが夢でね…? でね、意気揚々とアイゼンにきたんだけど……」 「そこを闇商人に捕まっちゃったんですね……」 「うん…それで一週間前にあの人に買われたの。……一気に男不信になっちゃった……」 「……」 「でもお兄ちゃんは違ったの…!私を見ても『鬱女』とか『メガシンデル』とか 変なあだ名つけなかったし、カッコイイし、『人間』の扱いをしてくれた、初めての人…! だからいつか私がお兄ちゃんを幸せにしてあげるの…!そして私も幸せになるの…!」 「…私とほぼ同じというわけですか…… でも私は、ただソウマ様のお側に仕えられるだけで……幸せです。 ひたすら仕える事で、ソウマ様に受けた恩をかえします…!」 「じゃあ遠慮なく……」 「っ駄目です!」 「ほら、やっぱりお姉ちゃんもお兄ちゃんの事気にしてるじゃない…… お姉ちゃんも私を助けてくれた大切な人。だから冒険の時は歌で全力サポートするけど、 これだけは譲れないよ……!」 「ソウマ様は……渡しません!!」 二人がルシェ語で会話を始めてから、さっぱり状況がわからない。 時々二人の顔が寂しげになったかと思ったら、笑ったり、焦ったり…… 一体何を話しているのだろうか……? 特に、会話の最後あたり、二人から圧倒的な『気』を感じた。 『主』への怒りを話し合っていたのか、それとも年齢の話か…… なんにせよ、なんか空気が変だ。寒気さえ感じる。 この場合おこすべき行動は…… A 風邪をひいたか?今日は自宅に帰って寝よう…… B この屋敷を物色 C 二人に会話の内容をきいてみる D とりあえず二人に自由になった記念に何か買ってあげる E このまま次の目的地に向かう F 侍魔姫……ギルド強化のためにヒーラーを探す G 上記以外の行動を突発的に思い付く →D とりあえず二人に自由になった記念に何か買ってあげる まあ季節が季節だ。肌寒い日もあるだろう。この寒気もきっとそのせいだ、うん 。 それよりも、二人ともやっと自由になれたのだ。ここは何かお祝いをすべきかな ? いやいや、その前に聞くべきことがあった。 「エリス、リア、君たちを縛るものは、もう何もない。完全に自由の身だ。 それでも私の旅に同行するのか?」 「私はお兄ちゃんについていくよ…?」 「私もです。自由になったからこそ、どこまでもソウマ様に従います」 二人とも即答だった。 本当は……こんな危険な旅に連れていくのは、今でも反対だ。 しかし二人の決意も固い。 ……私ごときに、どこまで守ることができるやら。 いや、弱気になってはいかんな。守れるか、ではなく守らなくてはならないのだ 。 「…よし、わかった。でも、無理はしないように」 「大丈夫…!前衛に出て、竜なんて鞭でしばくから…!」 「私も、今度はちゃんと重い杖で相手をなぎ払います!」 ……旅先の不安が増えた。 「まぁ…とにかく、だ。折角自由になれたんだ。私から何か祝いの品を贈ろう。 とは言っても、私は女性の好みには疎くてね……君たちが選んだものを買う…… という形になるが、いいかな?」 「えっ!?ソウマ様……そんな…よろしいのですか?」 エリスがリアと顔をあわせ、わたわたと慌てる。 二人ともかなり困った表情の中に、極僅かに期待の色もある。 が、やはり遠慮している。今までの境遇が悲惨極まりないだけに、 彼女達には物欲やら、貴族に何かを貰った経験が殆んどないのだろう。 むぅ……これは無理矢理でも連れていかないといけないかもしれん。 「特に欲しいものがないにせよ、とりあえずこの屋敷を出よう。まずはそれから だ」 「そ…そうですね」 「この部屋嫌な思い出しかないしね……」 私の提案に、今度はすぐに首を縦に振った。あとは店に連れていくだけだ。 ……念のため言っておくが、決して如何わしい店ではないぞ? 「この店なら大抵のものは揃っている筈だ。好きなものを選びなさい」 「「うわあぁぁ……」」 広々とした店内に入った瞬間、二人は感嘆の声をあげた。 無理もない。私が二人を連れてきたこの店は、アイゼンでも最大規模の店だ。 それもただの大型店ではない。……いわゆる『裏』の店だ。 外見は貴族の物置小屋だが、その地下にあるのが、この大型万屋『ふわふわ』な のだ。 ここの店主の素性は一般には知られていないが、とにかくルシェが大好きで、 ルシェ、あるいはルシェを差別しない人物に限り、良質の品を破格で販売してい る。 「これはこれはソウマ様、お久しぶりですね」 顔をマスクで覆い、マフラーを巻いた店主が奥から現れた。 「む…そのふわふわ耳の子たちはどうしたんですか!?」 「あぁ、心ない貴族に捕われていてな。少々強引な力業だったが、なんとか解放 には成功した」 「なんですって!?ちょっとその貴族八つ裂きにしてきます!」 私の言葉を聞くや否や、店主は短剣を両手に持って外に飛び出し…… 「待て待て落ち着け。私がそれなりの制裁をしているから」 私の言葉を聞き、少し唸ってから彼は短剣をしまった。危ない危ない…… 「あの…ソウマ様、この方は……」 「悪い人間ではないよ。ただのルシェ大好き青年だ。それより、こういう店は初 めてだろう? 幸い懐具合もいいからね、好きなだけ買うといい」 「……」 「……」 エリスとリアが再び顔をあわせ、悩んだ表情を見せる。 が、彼女たちにとって初めての経験であろうお買い物は、やはり甘美な誘惑だっ たのか、 しばらく考えこんだあと、二人揃ってこう言った。 「お言葉に甘えて……」 さて、ただ待っているのも暇である。 二人が何を欲しがっているか、今後のためにも見ておこう。 「エリス、何か見付かったかい?」 「は、はい。……えと…色々あって…困ってます」 申し訳なさそうな顔をして、エリスの耳が垂れてしまった。 私の財布を心配しての遠慮なのだろうが、問題ない。 「気にせず全部買っていいよ。これはお祝いなんだから。何が欲しいか言ってご らん」 「すみません……あのですね…」 エリスに連れられて、彼女の欲しい物を見てまわってみる。 薬学のススメ・上級…1400G、無属性魔法決定版!…2000G、極・狙撃術…1800G… … 実に勤勉なエリスらしい。全部学問書とは…… ん?この本は違うな。どこでも作れる!おかずレシピ100選…700G…… 「エリス、この本は?」 「そ…その……私、今まで料理とかやったことがなくて…… 料理を覚えて、少しでもソウマ様の負担を減らせたらいいな…と」 成程、確かに宿で夕食と朝食を頼むとかなり割高になる。 これからの長旅、宿の利用頻度も増えるだろう。そう考えると、食事代も馬鹿に ならない。 さらに、きちんと調理できれば道具袋を埋め尽す数々の肉も食べることができて 一石二鳥だ。 うーん…考えたこともなかった。エリスの気配りに感謝である。 「すまない。私も料理はあまり得意ではないからな…助かるよ。ありがとうエリ ス」 「い、いえ…この本を買うお金はソウマ様のものですし……本当にありがとうご ざいます」 エリスがふかぶかと頭を下げる。世話になっているのは私の方だというのに… とりあえずはこの本を買い物かごに入れよう。 支出合計 5900G さて、リアの方はどうだろうか? 「リア、何か欲しいものはあったかい?」 「ごめんねお兄ちゃん……ちょっと高くて……」 エリスと同じくリアもどこか遠慮がちだ。 二人とも、もっと欲望を持ってもいいと思うんだがなあ…… 「大丈夫だよ。どれが欲しいんだ?」 「あのね……」 今度はリアに連れられて、彼女の欲しい物を見てまわってみる。 うさぎのぬいぐるみ…1000G……成程、可愛いもの好きなのか。おや…?これは… … 泣けるアフロバードの絵本…5000G ……黒リャマは聞いたことがあるがアフロバードは初めてだな。 しかもかなり割引かれているのに、ぬいぐるみの5倍の値段とは…… 「やっぱり駄目かな……?」 「いやいや、大丈夫だよ」 しょんぼりするリアをなだめて、これも買い物かごに入れる。 支出合計 11900G 一応二人の欲しがった物を全て買ってみたが、思ったよりもかなり支出が少ない 。 まだまだ買っても問題ないだろう。 「これだけでいいのか?服とかはどうだい?」 「服…ですか?」 「ちょっと欲しい……かも」 「よし、確か奥の方にあった筈だ。行ってみよう」 この時私は、ただ二人に少しでも楽しい思いをしてほしかっただけなんだ。 まさか自分のなにげない一言が、後に悪夢を引き起こすことになるなんて…… 私は予想だにしていなかった…… 「ソウマ様……似合いますでしょうか……?」 「あぁ、よく似合っているよ」 「あ…ありがとうございます!」 お世辞でもなんでもなく本当に似合っていて、黒の布に白銀の髪がよく映える。 エリスが選んだ服は、アイゼン式の着物だった。なんでも昔から着てみたかった らしい。 アイゼンでは殆んどの者が着物を着ているからその影響もあるのだろう。 値段は…2000Gか。よし、問題ないな。防御面でも優れているし、いい買い物だ。 「むぅぅ…お姉ちゃん、なかなかやるね……でも負けないよ…?」 リアが何やら複数の服を持って試着室に入った。 ん?確かにエリスの着物はよく似合っているが、負けないというのは…… 自分も着物を着こなす、ということか?そもそも勝ち負け?張り合っている?何 に?? あ、出てきた。 「お兄ちゃん……似合うかな…?」 「なぁ!?っと……に似合っているよ」 対応が遅れてしまった。いや、確かに似合ってはいるのだが…… 「何故にメイド服なんだ?」 「男の人はみんなこういうのに弱いって聞いたんだけど……」 むぅ……一般の男はそういうものなのか。私は短すぎるスカート丈でそれどころ ではない。 まぁ…人の趣味はそれぞれだ。リアはこういう服が好きなのだろう。 ゴロランの館直輸入限定一品メイド服…6000Gか。限定品は流石に少々値が張るな … 「くっ……リアさん、卑怯ですよ!わ…私だって!」今度はエリスが再び試着室 に突撃をかけた。そして…… しばらくして出てきたエリスは…… 「ソウマ様……どうでしょうか?」 「ぬぁっ!?エリス!なんだその格好は!?」 出てきたエリスは……大きめのワイシャツだけを着ていた。それだけだ。 待て待て、涼しいかもしれないがその格好で街中を歩くのはだな…… ゴロランの館直輸入限定一品ワイシャツ…8000Gだと!?値段も… 「お姉ちゃん…手強いね……でもまだだよ……!」 ああ待ちなさいリア!何か嫌な予感がするから戻ってきてくれ! 「どうお兄ちゃん……?」「ぬぉ!?なななにを着ている!?」 戻ってきたリアが着ていたのは……うまく表現できない…… 商品名をみてみよう。 ゴロランの館直輸入限定一品スクール水着(紺)…… スクール水着という代物らしい。何がどうスクールなのかはわからないが、 とにかくやはり水着の類である。……って街中水着で歩くのはあれだろう!? 「お兄ちゃん……気に入ってくれた…?」 待ちなさい、君たちが気に入ったものを買っているんじゃないのか!?何故私基 準!? しかも値段がイチ、ジュウ…25000G!?桁が違うぞ! 「うぅぅ……こ…こうなったら…あの服しかありませんね……」 「エリス、ちょっと待ってくれ。何がどうなったら…っこら!待ちなさい!」 私の制止をふりきり、再度エリスが試着室に飛込んだ。 なにやら顔も紅かったし……超絶嫌な予感がする……っ! 「あの……ソウマ…様……ど…どうで…しょうか?」 しばらくしてから私の後ろからエリスの声がかけられる。 振り向いたらおそらく何かに着替えたエリスが立っているだろう。 しかし振り向くのが怖い!しかし振り向かねばどうしようもない!意を決して… … 振り向く! 「なグボハッ!!」 「ソウマ様!?」 ふ……やはりな。私の嫌な予感はよく当たるんだ。 鼻から鮮血を巻き散らし、薄れ行く意識の最中にみたエリスの服。 いや、服と呼ぶのもおこがましい。それはまさにただの『紐』だった。 商品名…ゴロランの館直輸入限定一品あぶないみずぎ…65000G…… なんて値段だ……というよりこれは本当に水着とよべるのか?ほぼ全裸じゃない か…… そもそも水着は服ではないような……? あぁ、リアも口をパクパクさせて呆然とエリスの格好を見ている。 なんでだ?なんでいつのまに君たちの服選びから水着選びになったんだ? 今はまだ肌寒い季節だ。二人とも、はやくちゃんとした服をきなさい…… 風邪を…ひくぞ…… ……… …… … 「うっ……ここは…」 「よかった、お兄ちゃん気が付いた…!」 「お店でソウマ様が倒れられて……店主さんがソウマ様をここまで運んでくださ ったんです」 エリスとリアが心配そうに私の顔を覗きこむ。……私はまた倒れたのか。そして ここは…… 「私の…家か…」 「えっ!?すすすみません!そうとは知らずに……」 「構わぬよ……二階の来客用寝室が空いている筈だから、二人とも今日はそこで 早く寝なさい。 私は……まだちょっとやることが残っていてね……」 「本当に色々すみません…ソウマ様……失礼します」 「お休み、お兄ちゃん……」 そう言い残して、二人が私の部屋を出ていった。 さて……やることを早急にやろう。まずは…あった。領収書だ。 救出代含む合計金額…118400G……やはりあの服も全部買わされたか…… えーっと……明朝までに客間の壺の中に入れておいてください…と。 ……毎度毎度、何故この店主は普通の受け渡し方法をとらないで、 客の家に侵入して代金を受けとるのだろう?……盗まないだけましだが。 よし、壺に代金を入れてと……あぁ…財布が一気に寂しくなった。 次に、家の鍵を取り替えてっと…… いくら何も盗まれていなくても、あの店主がいつでも我が家に出入りできると思 うと、 ゾッとする。私をここまで運んできたということは、今のこの鍵も破られている のだ。 ……これでよし。多分、明日にはまた取り替えるはめになるだろうがな…… 次は仏壇に父上の遺影をかかげて、それからそれから…… 「やっと終わったか……」 道具の仕分け、鼻に貼られたブラドテープ剥がしなどの仕事を終える頃には、 すっかり深夜になっていた。 エリスとリアは……もう眠っただろうか? 私もそろそろ…………布団に入るとしようか……明日も早いだろうし…… 「ふぇっくしゅ……!」 やっぱり……あたたまってからにしよう。 「ふぅ……」 浴槽に肩までつかって体を温める。やはり入浴が一番だ。 エリスとリアにも、明日にはしっかり入浴させてあげないとな…… いくら私一人になるためとはいえ、悪いことをした…… だが本当に、一人でこうやって落ち着くのはいつ以来だろうか? 父上と旅を始めてから、今にいたるまで、落ち着いて物事をゆっくり考えられた ことは…… ないな。 だからこそ、今この時にゆっくり考えよう。今後のことを。 旅に出て、エリスと出会って、父上の本性を知って、貴族の醜さを知って、リア を助けて… 短い間に色々な出来事があった。そして、私にも…… ……サムライとして、やはり私は精神修行がなっていない。 こんな事ではとても旅を続けることは不可能だ。なんとか…… 【ガラリ】 その時突然、浴室の扉が開かれた。誰だ…!? A まさかエリスか…? B まさかリアか…? C まさか店主か…? D ま…まさか……父上なんてことはもうないよな…? E 来た!ドラゴンだ! F まさかエリスとリア二人ともか…!? →A まさかエリスか…? 扉を開けて現れたのは…… 「ソウマ様……」 やはりエリスだった。しかも一糸纏わぬ姿の…… 「エエエリス!?何故ここに……!いや、それより早く服を着なさい!」 中空に視線を移しつつ、制止の為に声を張り上げるが、 エリスは止まらずにそのまま私の方に歩んでくる。 「ソウマ様……ここまでしても……やはり……襲ってはくれないのですね……」 「なっ!?」 エリスの口から我が耳を疑うような言葉が発せられる。 襲ってくれない?……私に、君を、『主』のように襲えと……? ……合点がいった。 先程の買い物時、途中から妙な服を着始めたのは、つまり。 エリスもリアも、私の理性を崩すことが狙いだったからか……しかし…… 「ソウマ様……私は、汚れていて、淫乱な女なんです。 ソウマ様はいつ襲ってくれるのだろう、どうやったら興奮してくれるのだろう… … 毎晩毎晩今にいたるまで、そんなことばかり考えていました……」 「っ!!」 「ふふっ……元奴隷風情が…恩人の貴族の方になんてことを考えているんでしょ うね? でも……それでも……!私は貴方が好きなんです…!愛しているんです……! 最初は…!お側にいられるだけで、『人間』の扱いをされるだけで幸せでした! でもっ!段々…もっと頭を撫でられたい、抱き締めてもらいたいと思うようにな って……! そこにリアさんが現れて!彼女もソウマ様が好きで!!旅にもついてくるって聞 いた時…… 私、思わずマナバレットで頭を撃ち抜いてしまおうかとさえ考えたんです! 私は奴隷…彼女は捕まったとはいえ、マレアイアの女王候補!貴族にふさわしい のはどちらか、 聞くまでもありませんよね……?それが苦しくて、辛くて……! 最初から…叶わぬ願いと、わかっていた筈なのに…もう、抑えられないんです… …!」 エリスはボロボロと涙を零し、その心の内を全てを吐露しながら、尚も私に歩を 進める。 そして、とうとう私のいる湯船までの侵入を許してしまった。 「ソウマ様……どうか……」 エリスはさらに私に詰め寄り、 「私を、今宵、一夜限りでいいから……抱いてください」 ついにその言葉を口にしてしまう。 「ソウマ様……」 さらにエリスが抱きついてくる。 湯の熱とは異なる、人の温もりが、私の理性を容赦なく抉りとっていく。 このままではいけない……! 「っ……エリス……止めなさい…!」 「ソウマ様……一夜…今日だけで構いません。それで……この感情も、何もかも 、 全て忘れて、以後は貴方の忠実な使用人として仕えますから……」 潤んだ蒼い瞳が、私を見上げる。 柔らかい白い耳が、私の目の前で垂れる。 小さい口が、言葉を紡ぐ。 彼女の嘘偽りのない本心。 おそらく私が今この場で抱けば、エリスは……宣言通り、身を退くだろう。 しかし…… それは…… 駄目だ駄目だ! 本人がそう望んでいるからいいじゃないか。むしろ断る方が酷じゃないか? それでも駄目なんだ。絶対に! 何故?どうしてだ?望みを叶えてあげればこの子も少しは楽になるんじゃないか ? 楽になどならない! 本人が一夜で忘れるのなら…… そうじゃない!そうじゃないんだ……! ナニユエソコマデコバム? ワカッテイルダロウ……? エリスノノゾミナンダ。ソレダケデジュウブンダロウ? チガウチガウチガウ……! チガワナイ。 チガウ! チガワナイ! チガウ!! チガウンダ……!ワタシ……ワタシハ……!! 己の心で繰り返される自問自答。 その最中、私の中の何が崩れ散った…… 「エ…リ…ス…」 「ソウマ様……?」 私の中で崩れ散ったもの……それは脆い脆い自制心。 しかし崩れてもまだ欠片は残っている。 どうか、この欠片さえ無くなる、その前に……! 「エリス……はやく…離れなさい……」 「!!!」 ああ……どうか泣かないでくれ。もう……私も…… 「エリス……私は、ね…君が思って…いるような……立派な人間じゃ…ないんだ 」 「え……?」 「私はね…口で綺麗事を言っているだけで……根の部分は……他の貴族と変わら ない…… 浅ましい、下卑た、醜い感情に……染まっている」 エリス……どうか、どうか……どうか早く、私から離れてくれ。 私の本性を言えば……この腕を離してくれるのか……? 「……森で君を初めて見掛けた時から。最初から。 その時から私は、心のどこかで、『選択』の中に、君を襲いたいという感情があ った……」 「!!!」 「軽蔑したかい?それでいい……私は他の貴族と同じ、最低な人間なのだから。 あの時から私は……君のそのかわいい耳を思う存分触りたかった。 あの時から私は……君のその細い体に触れたかった。 父上の襲来があって、妙な勝負を持ち掛けられた時も…… 多分心のどこかで君を抱いてしまいたいと思っていた。 旅に出て、君と床を共にするようになってからは、毎日が地獄のような試練だっ たよ……」 「……」 エリスが黙りこむ。 無理もない。私の醜い本性を知ったのだから。 所詮私は、薄汚い人間なのだ。 エリス…君が見ていたのは幻に過ぎないんだ。だから…早く…… 「ソウマ様は……同じなんかじゃありません……!!」 え……? 「本当に…本当にソウマ様が他の貴族と同じなら…森で会った瞬間考えるより先 に、 本当に襲っているか、無視するか、売りに出した筈です。それなのに貴方は命の 危険も省みず、 私を助けてくださいましたよね?」 「うっ……」 「治療院で貴方は言いました。『ほうっておけない』…と。そして優しく撫でて くれました。 私の元『主』に、本気で怒って……私を庇って『人間』として扱ってくれました 。 そして楽しいお買い物まで…… 私はもう十年も、色々な貴族に仕えてきましたが、そんな経験は一度もありませ ん。 みんな……私を鎖で繋いで、鞭を振るい、過酷な労働を強要し、嬲り者にして… … 飽きたら道端に捨てられ、商人に拾われ、売られ、また同じことの繰り返しです 。 でも……ソウマ様はそんな事をしなかった。 それとも、今から同じことを…私に課しますか……?」 「そんなこと……!!」 無意識のうちに声を荒げていた。 エリスの境遇は聞いてはいたが……それほどの年月を……! その者達への怒りが留処なく沸き上がると同時に、自分にも嫌気がさす。 そうだ、いくら憤りを感じても、私がエリスに抱いた感情は……同じものだ。 変わらない。なにも違わない。他の者と結局は同じだ。 これは、持ってはいけない感情だというのに…… エリスを守ると約束した筈なのに……その私が傷付ける側になってどうする…… ? 「ほら…貴方は……こんなにも優しい。だから……大好きなんです。 ソウマ様…貴方はその優しさで…私とのたった一夜を躊躇なさるのですか?」 …………言わなければならない、か…… 「エリス……私の本音を言おう…… 私は……君を抱きたい。しかしな……君と私は違うんだ……」 「…やはり、身分ですか……?」 「違う!同じ『人間』に身分も何もあるものか。 ……エリス、思い出せ。私は……カザンでお尋ね者、賞金首なのだぞ?」 加えて、ここアイゼンでもいくつかの犯罪に手を染めている。 暴行罪…いや殺人未遂か。それに窃盗罪、器物損壊罪……立派な犯罪者だ。 「それは全部、私のせいで…ソウマ様のせいではありません!」 「ぐっ……私は君と約束した!君を守り、災厄を振り払うと! 私がその災厄の原因になって……どうすると言うのだ……!」 「何故災厄なのですか…?ソウマ様が私を抱きたいと言ってくれて、凄く…嬉し いんですよ? こんなにも汚れた私を……!…ソウマ様に抱かれるなら…幸せです……」 みしりっ…と僅かに残った自制心に圧力が加わり、ヒビが入るのがわかる。 何故だエリス。君は汚れてなどいない。汚れているのは私だ。 本音を言って、私がお尋ね者である事を分からせても、何故…… 何故まだ……私をその瞳に映す? 何故、私を軽蔑しない? 何故、私を罵らない? 何故、私を見下さない? 私は精神修行が全くできていない。 約束し、決心しても、君が私をそうやって見上げ、優しい言葉を寄越すだけで、 いとも容易くぐらつき、崩れてしまう。 私が幾度拒絶の壁を作ろうとも、君は意に介せず平然とそれらをも壊す。 「エリス…」 私の中に残っているのはヒビ入りの一欠片の自制心のみ。 あと少しの圧力を加えられたら、儚く砕け散る。 だから、砕け散るその前に。とびかかるその前に。君の優しさに甘えてしまう前 に。 最後の壁を作る。 「エリス……後悔することなるぞ?」 「後悔しません」 軋む… 「世界は広い……私よりもいい出会いがもっとある筈だぞ?」 「ありません」 ヒビが増える… 「っ……君を……獣のように求めるやもしれないぞ……?」 「構いません」 ヒビがさらに広まる… 「…………一夜に限らず、常しえに私と共にあっても……か?」 「えっ……!?そ…それって……」 ここで即答を続けてきたエリスが止まる。 当然だろう。私の言葉の意味、言わんとしていることは……易々と二つ返事でき るものではない。 「ソ…ソウマ様……それは……つまり………………」 「……そういう事だ。軽い気持ちで抱くことなど、出来るわけないだろう……? エリス……私は…… 辺りに水音が響き、最後まで言う前に私の言葉が途切れる。 突然エリスがその体重全てを私に委ね、それを支えきれずに二人とも湯の中に沈 んだのだ。 これは、否定の反応か、肯定の反応か…… 「げほげほっ……大丈夫かエリス?」 「けほっ……ソウマ様…!本当に……本当によろしいのですか!? 一夜に限らず……その……とこしえに…………」 あぁ……この反応は…… こんな私を受け入れてくれるというのか……? 私の中の、最後の一欠片が塵と化す。 「エリス……本当に私などでいいのか……?」 「はい。……いえ、ソウマ様でないと…駄目なんです!ソウマ様こそ……私なん かで……」 「同じ台詞を返そう。エリスだからこそ、だ……」 互いと互いの瞳を見つめあう。 羞恥心なぞはどこかにとんだ。 「エリス……今度こそ、誓おう。君を、我が生涯をかけて愛し、守り抜くことを …!」 「ソウマ様!」 どちらからともなく、二人の唇があわさった 「んっ……はぁ……ソウマ様……私……」 唇を離し、顔を朱に染めたエリスが私を見上げる。 おそらくエリスも私も考えていることは同じだ。 そもそもエリスは、一夜限りと私の元に来て。 私は心のどこかにそういう感情を持っていて。 もはや自制心は塵と化した。 もう……止まることは不可能だ。 目の前のエリスの顔を見るだけで…… 限界の訪れ。そして私は、頭のどこかで、ある選択を考える…… A 制御不可。このまま浴室で…… B 自制心再構築。こういうことは、しっかり自室の布団の中で…… C 危険な欲望が渦巻く。屋敷の外で…… D 理性最大稼動。日を改めるか…… →A 制御不可。このまま浴室で……? っ……!!落ち着け私!そういうことは、しかるべき場所でするのが筋でなない のか? 浴槽はそれなりに深いし、床は石造りで固い。こ…こんなところでするわけには ……! しかし頭がロクに働かない。何か…何か違うことを考えるんだ! と、ここでエリスの髪に目がいく。 先程エリスの抱きつきにより、私達は二人とも湯に沈み、髪がびしょ濡れになっ ていた。 ……これだ! 「エリス…その、なんだ…まず髪を乾かさないと風邪をひいてしまうぞ…?」 乾かす為には必然的に浴室から出なくてはならない。さらにエリスを先に出すこ とで、 私は僅かながら落ち着きを取り戻すこともできる。…完璧な作戦だ! 「あ…そ、そうですね!私ったら……あ!折角だから髪洗って落ち着きます!」 「え?あ、あぁ…そうだな!それがいい」 完璧な作戦は僅か数秒で御破算になった。 エリスもどうやら私と同じことを考えていたらしく、非常に顔が赤い。 そして落ち着くためにうちだされたエリスなりの作戦が洗髪のようだが…… 如何せんそれでは浴室にとどまることになる。それ即ち、私が落ち着けない。 私一人で先に浴室から出れれば全て解決なのだが、愚息がアレな状態なわけで、 そんな状態で屋敷を移動して、もし代金を回収にきた店主やリアと鉢合わせたら 非常にまずい。 かといって、エリスに洗髪をさせないのもかわいそうだ。 落ち着きたいのもあるだろうし、身嗜みにも気をつかいたいだろう。 ……このまま浴槽内でなんとか落ち着くしかないのか…… いや、大丈夫だ……エリスとの体の密着問題は一応解決した。 離れてさえいれば、なんとか部屋までは我慢できる筈だ。否、我慢しろ私。 ほら、エリスももう髪を洗いはじめて…… ん?あれは……まさか!? 「エリス、待ちなさい!」 浴室に私の声が響きわたった。 「え?」 「それは父上の白髪染め剤だ!!」 慌てて浴槽から飛び出してエリスの髪に湯をかける。 幸いにもつけた量が少なかったのと、すぐに流したとので、髪は染まらずに済ん だが…… 「危うく髪が茶混じりになってしまうところだったぞ……」 「す、すみません……どれがどれだかよくわからなかったので……」 「まだ薬剤が残っているかもしれないな……エリス、しばらく目を閉じていなさ い」 もう一度湯を汲み、エリスの髪に浴びせる。…なんとか大丈夫そうだ。 まったくもって父上の遺した物はたちが悪い。呪いだろうか? エリスの綺麗な髪がまだらに染まったらどうするのだ。 綺麗な髪が…… 綺麗な…… ゴクリ…と思わず唾を飲み込んでしまった。音が妙に生々しい。 湯に濡れた白銀の長髪の隙間から覗く、エリスの白い肌…… そして眼前で僅かに揺れる耳…… いかん……自ら危険地帯に足を踏み入れたか……! サ…サムライは……アイゼンの民は……いつでも心を乱さない…… 耐えろ、忍耐、我慢だ……せめて、せめて自室に戻るまではははは……! 『ごめんもう無理』 頭の片隅で、無慈悲な声が聞こえた気がした。 「ソウマ様…?」 「エリス……ふがいない私を…許してくれ…!」 私だって人間なのだ。 それも、弱い弱い人間なのだ。 今宵一晩。今日限り。 明日からは、精神修行もする。だから……今この時だけは……! 「ソウマ様…?んぅ!?」 エリスの背後から抱きつき、唇を奪う。 私はサムライ失格だ。真のサムライが知ったら私を激しく非難するだろう。 だがどうか今だけは、誇りも何もかも投げ捨てて、この愛しい少女を抱くことを 許して欲しい…… 「んっ……はぁ…ソウマ…様…不意打ちなんて……ずるいですよ……」 「すまない……もう抑えきれない……!」 謝罪を口にするが、私はそのままエリスの柔らかい唇を貪り続ける。 甘い。甘い。惚ける程に甘い。 私の理性を、道徳心を、誇りを、規律を、何もかも全てを、 段階を飛ばして一気に昇華させ、跡形もなく消し飛ばしてしまう甘さ。 そしてそれは、私の欲望を抑えていた壁も例外なく無に還す。 一気に私の中に広がる欲望。 もう抑えられない、止まれない、やめられない! 「あっ…ん……ふ…ぅ…!」 「エリス……もっと、君を……」 くぐもった声を上げ、顔をさらに赤らめるエリスが堪らなく愛しい。 角度を変え、舌を割り入れ、何度も何度も何度も何度も口付ける。 そしてエリスもそれに応え、舌を絡ませてくる。 「んぁ…ソウマ様ぁ……んっ……」 熱の籠ったエリスの声に、思わず震える。 ……認めたくはないが、『主』が言っていた通り、エリスの声は人を虜にする力 がある。 ……その声を、もっと聞きたい、出させたい……そんな欲望が私の中で渦巻く。 エリス……どうか私を許してくれ。 「あ……?」 しばらくして唇と唇とが離れ、唾液の橋がそれを結ぶ。 エリスはその様子を恨めしげに、かつ切なげに眺める。 それが切れると、今度は上目遣いで私を見た。 ……エリス、そんな目で私を見ないでくれ。気が狂ってしまいそうだから。 このまま押し倒し、エリスを滅茶苦茶にしてしまいたい衝動を最後の理性で必死 に抑える。 それだけは、絶対にしてはいけない。どんなに理性を失っても、だ。 ……だが逆に言えば、それ以外の行為を私は無意識に認めてしまっている。 エリスの声をもっと聞きたい、知りたい、その体に触れたい…… 私も所詮、人間なのだから。 「やぁ…ソウマ様ぁ……もっと……」 訂正。 私も所詮、欲望に忠実な男なのだから。 「エリス…あまり私を惑わさないでくれ。押し倒してしまいそうだ……」 「……構いません、ソウマ様なら……ソウマ様で、私を染めてください……」 グボァ。 その発言は吐血ものである。今確実に私の最後の理性が致命傷を負った。 だが砕けるわけにはいかない。持ち堪えろ我が最終防衛理性……! 私はエリスを愛してしまった。持ってはいけない感情だとわかっていたのに。 しかしエリスは私の全てを受け入れ、今現在の状況になっている。 ……だからと言って、エリスが許可しているからといって、 このまま押し倒し、滅茶苦茶にしてしまうのは卑怯極まりない。 私がエリスを愛し、誓ったのは…… 「言っただろう?君を守ると。傷付けたり、乱暴な真似は極力したくないんだ… … だが……声はもっと聞きたいな」 「?…ソウマ様っああああぁぁぁっ!!?」 突如深夜の浴室にエリスの嬌声が響く。……原因は私なのだが。 「あっ…!駄…目です……!耳は…!…ぁ!」 私が口付けしたのは、エリスの耳だ。 初めてエリスと出会った時、私は彼女の耳をおにぎりと間違え、頬張ってしまっ た。 その時に喘ぎ声が出ていたのでもしやと思い、耳を選んでみたが…… どうやら私の予想以上に弱点だったらしい。 「ソウマ、様…!私耳は…!弱いんです……!」 「エリスの耳……とてもおいしいな……」 「あぅ!?っふにゃぁぁ……!そん…な…私の…耳は……食べ……られませんよ ぉ……!!」 エリスが体を震わせつつ、抗議してくる。 本来ならこんな涙目で訴えられたら、すぐにでも止めるのだが…… (可愛い……) 元々ガタガタの理性では正常な判断ができずに、ただエリスの反応を楽しむだけ になっていた。 しかも本当に耳がおいしいから困る。 唇で軽く噛み、舌先でさらに味わえば、ふわふわと柔らかで、とても甘い香りが 脳を溶かす。 その色、食感、匂いは、全てにおいて、最高級のコルリアロールをも凌駕してい た。 「すまない、エリス…………本当に食べてしまいたい……」 「あっ…はぁ…!ソウマ様ぁ……!もう…食べてますよぉ……! 耳っ……ばっかり…食べないで……こっち……も……」 そう言うとエリスは、私の手を掴んで自身の胸に持っていく。 私の両手に、耳とはまた違った柔らかさが広がった。私は再び唾を飲み込み…… そして、ゆっくりと手を動かす。 「ふぁっ…あっ……ひぁ…あっ…うっ…!ソウマ様ぁぁ……」 「すまない……エリス、大丈夫か?」 胸をやわやわと触り始めたあたりで途端にエリスが涙を流し始めた。 いかん、やりすぎたか…… 「あっ……違うんです……ソウマ様に触れられているかと思うと…嬉しくて…… 本当に……夢じゃありませんよね……?幻じゃ……」 「夢じゃないよ。大丈夫だ……」 「では……夢じゃない、現実だという『証』を……」 そう言うとエリスは座っていた椅子ごと体をこちらにまわした。 「私のここに……ソウマ様を……ください」 エリスの指が、彼女の秘裂を割り開く。 そこは既にとろとろに濡れそぼっていた。 「エッチな体でごめんなさい……でも、もう我慢できないんです……」 そんな体にしたのは貴族達であって君のせいではない。あぁ、また怒りがこみあ げてきた。 確かに……今私がやっていることは、他の連中とあまり変わらない。 私はそれ故にエリスを抱くことを拒んだ。しかし、今は違う。 エリスが私を受け入れ、私自身も自分を偽れなくなった今…… 私は連中の様に『物』としてではなく、『大切な人』として、エリスを抱く。 行為自体は同じだが、そこにある思いは全然別物だ。 「エリス……痛かったら言ってくれ」 「はい……」 最初からガチガチに斬馬構えをとっていた愚息をあてがう。 「行くぞ……?」 「はい…ぁ……」 最後の確認をとって、そしてゆっくりと突き入れ、動かす。 「ぐぅ……!」 「っあぁ!……あぁ…ソウマ様の…大きいのが……なかに……!」 ぬちゃりとねばっこい音が浴室に響く。あぁ、とうとう一線を越えたのだな。 と、ゆっくりその余韻を味わいたいが、生憎私にはそんな余裕が全くない……! 私とエリスの体格差のせいか、はたまたエリスが無理矢理覚えさせられた『技』 のせいか…… どちらにせよ、エリスの膣内が私を容赦なく攻めたててくる。 搾りとる……という表現よりもむしろ、圧殺の方が近いかもしれない…… 情けない話だが、あまり長くは持たないだろう。 「あっ!?きゅっ……はぁぁ…!ソウマ…様っ…そんな…いきなり激し……あ! 」 「ぐっ……本当にすまない…!あまり持ちそうにないんだ……!」 私に残された道はひとつ。時間がないなら早くやるしかない……! 「ふぁっ…あぁっ!ソウマ様…ソウマ様あぁ!!」 「エリス……エリス!!」 互いの名を呼びながら、更動きがに加速する。 速さ故にエリスに苦痛を伴わないか不安だったが、表情を見る限り大丈夫らしい 。 赤く、蕩けた表情を浮かべるエリスが愛しい。どうしようもない程に。 「エリス……好きだ、愛している……!誰よりも……!」 理性が飛ぶとこうも恥ずかしい言葉が飛び出るのか、私は…… だが、嘘ではない。本心だ。 「んっ…!ソウマ様…私も、大好きです!愛しています……っ!」 そして再び、どちらからともなく口付けを交わす。 互いに繋がり、互いに舌を絡め、互いに腕をまわして、互いに全身で今この時を 感じる。 なんとも言えない温かさ、心地好さ。離したくない、けれど至福の時こそ時の流 れは早い。 「あっ…あぁ、あぁぁ!!ソウマ様!私、私……!」 「ぐっ……エリス…私も……!」 「「―――――――――っっ!!!」」 ほぼ二人同時に限界を向かえたが、私は直前に居合の応用で神速で引き抜いたた め、 私の白い欲望はエリスの顔やお腹、その全身を盛大に汚した。 「ソ…ソウマ様、自分でできますよ!」 「いや、私の責任だからな…私が洗わなくては…… そもそも婚姻前に、それもこんな場所で致してしまうこと自体がサムライとして だな……」 事が終わり、暫し余韻に浸ったあと、私はエリスの体を洗っていた。 精液は時間が経つと乾いてこびりつく。髪についてしまったものは特に早く落と さねばならない。 しかしここが浴室なのが幸いだった。すぐに洗い流せる。 待て……私はなに自分のしでかした行動を正当化しようとしているんだ!? 本来なら、婚姻後、まともな場所ですべき行為だというのに!もし中にまで出し ていたら… 「んっ……はぁ…ソウマ様ぁ……」 ……待ちなさいエリス。なんでそんな甘い声をあげる? ……あぁ、いつの間にか体を洗っていたタオルがエリスの胸の位置にあるじゃな いか。 ……あぁ、それに擦られてエリスのかわいい胸の先端がぷっくりとしているじゃ ないか。 ……あぁ、なんか居合したばっかりなのにもう斬馬構えに戻っているじゃないか 。 ……あぁ、あぁ…あぁ……あああぁぁぁ………!!! 「もう私、駄目かもしれないな……」 「だ、大丈夫ですよ!その…凄く気持ちよかったし……ソウマ様に求められて… 嬉しかったです」 「そういう問題ではなくだな……」 二度目の行為が終わった後、私とエリスは浴槽に肩まで入りあたたまっていた。 ……あえて何も語るまい。 精神修行出来てる出来てない以前の問題だ。再び外に出したのが唯一の救いか。 本来ならば即自害したいところだが…… 「……エリスを守るためにも、精神を鍛えて、立派なサムライにならぬとな…… 」 そう。私はエリスを守り、愛することを約束した。 その約束、誓いだけは、絶対に破ってはいけないし、破る気もない。 だから私は生きる。あえて生き恥じを晒す道を選ぶ……! 「私も、ソウマ様をお助けできるように、精一杯努力します!」 「ありがとう…… いつか……いや、まずは目の前の問題からだな」 目の前の問題。竜。ドラゴン。 この者達がこの星に存在する限り、人類に平和は訪れない。 今もきっとどこかで、犠牲者は出ている。 一刻も早く、竜を排除しなくてはならない。人類の、エデンの平和のために。 そして、いつかエリスと共に暮らすためにも…… そしてそれは、決して実現不可能なことではない。 各地のハントマンにより竜の個体数は減少し、さらにカザン英雄ギルド【ユグド ラシル】 の活躍により、竜の長、帝竜は残り四体。 空帝竜インビジブル、炎帝竜フレイムイーター、地帝竜ジ・アース、艦帝竜ドレ ッドノート… ……そうえば、私と父上が旅立ったあの日、黒帝竜が討伐されたのだったな…… 『あれがカザンの英雄か!ソウマ!私達も帝竜を早く退治するぞ!』 『父上、帝竜よりも配下の竜の方が厄介では?町を襲うのは配下の方です。 帝竜は強大ですが、自ら動くことはあまりないと聞きます』 『確かに、お前の願いである町や村の人々の救済のためには配下を潰した方がい いかもしれない。 だが、数が多い。倒してもきりが無い。帝竜によって新たな配下を送られるかも しれん。 だが長である帝竜を潰せば、配下共は取り乱すし、フロワロも一瞬で消え去る。 早く平和な世に戻したいなら、帝竜を潰した方が早いと思うがな。名声も手には いるし!』 『父上……それが本音ですか?』 そうだ、あの日確かに父上は言っていた。 ……早く平和にしたいなら帝竜を倒せ、か…… 「エリス……私は、帝竜に勝てると思うか?」 「え?」 「【ユグドラシル】に任せておけば……多分大丈夫なのだろう。 だが、一刻も早く平和を取り戻すために……エリスと安心して暮らせるように… … 私も帝竜を討とうと思う。……私は人任せも嫌いなものでね」 トンボ竜に苦戦している私に、本当に倒せるかは甚だ怪しいが…… 「……ソウマ様、貴方一人にそんな危険な事はさせません。私も思いは同じです 。 ソウマ様に守られてばかりというわけにもいきません。私もソウマ様をお守りし ます!」 「……本当にすまないな、エリス。ありがと ガラリッ! 謝罪と感謝の言葉を言おうとした瞬間、浴室の扉が再び開いた。 ま……まさか…… 「お兄ちゃん、お姉ちゃん!私だっているよ……!」 「なぁっ!?」 「リリリリアさんっ!?どうして……!?」 あぁ、やっぱりか!リア、何故寝ていないんだい…… 「ルシェは耳がいいの。……お風呂場からお兄ちゃん達の声が聞こえたから…… きてみたら…その…二人とも………………」 リアがそこで黙ってしまうが、何を言いたいかはわかる! つまり最初から私達の会話が聞かれていた!? 「あ、あの、リアさん?これは抜け駆けとかじゃなくて、その……」 「慌てなくても大丈夫だよ。お姉ちゃんの片想いならまだ望みはあったけど…… 両思いなら…私なんかが邪魔するわけにはいかないもん……」 リアの垂れた耳が、更に垂れてしまった。 そうか……リアも私の事を…… 「でも、お兄ちゃんもお姉ちゃんも幸せそうだから私も嬉しい……! 二人とも私の大切な人。竜が二人の幸せの邪魔をするなら、私も帝竜倒すね…… !」 リア……君まで……本当にすまない…… 『黙って聞いてるわけにはいかない!僕だって、お二方を援護しちゃいます!』 ん? 「リアさん……?」 「違うよ……?男の人の声…?でもお兄ちゃんじゃないし……」 「この声……まさか……」 ガシャーン! 浴室の窓を粉砕し、黒衣の者が飛込んできた。こ…この男は……! 「ソウマ様!羨ましいですよ!こんな可愛いふわふわ耳の子としっぽりするなん て! お二方の幸せを祈って、私も援護させていただきます!」 ななななんと 「待て待て待て!待たぬか店主!」 「あっ……このおじちゃんさっきのお店の……!」 現れたさらなる乱入者、それは夕方私達が買い物を楽しんだ万屋の店主だった。 ……待てよ。リアはともかく、何故店主がここに?まさか…… 「店主、何故ここにいる?経緯を細かく教えて貰いたい」 「いや、代金の回収に来たらですね、玄関扉の鍵がちょっと面倒だったんで、 別ルートを探してたら、ここの窓が侵入しやすそーだなーと思いましてね? そうしたらなんという幸運!お二方が 深夜の浴室にて、近所迷惑極まりない爆音が轟いた。 「いや…ホントすみませんでした三人とも……わざとじゃないんです…… 服の代金も結構です……例のブツは近場の海にありますんで…それじゃ失礼しま す……」 拳と魔弾と鞭を喰らい、ボロ雑巾と化した店主をとりあえず釈放する。 「うぅ……ずっと見られていたなんて……」 「贈り物がなかったら、もっと鞭で叩いてたよ……」 店主の援護、贈り物。それは船と帝竜の情報だった。…なかなか豪華な贈り物だ 。 店主の情報、それから船の入手……これらより、最初に狙う帝竜は…… 「艦帝竜ドレッドノート……私の国の遺跡近辺を縄張りにしてるみたいだね…… 」 「確かマレアイアには貴重な忘却の海玉があるらしいな。 それがあれば、私もやっと刀を手にとれるわけか……よし、二日後、マレアイア に向かおう。 二人とも、今日はもう夜遅いし、早く寝るとしよう」 色々な事があった、長い長い一日が、ようやく終わりを告げる。 だが二日後…時間的には明日からはキツイ旅の幕開けとなる。 不安はある。だが、守るべきもののために、私は歩みを止めない。 いつか、いつの日か……その夢のために…… 「ねぇお兄ちゃん……愛人関係って駄目かな?」 「リアさん!?」 「いや流石にそれは……」 問題山積みだが、今は考えるよりも眠るとしよう…… …… こんばんは。折角なので便乗させていただきます。 【ソウマ】 サムライ→最強装備はなんだろう?→星眼→青眼の構えから?→青を蒼にしてみよう→ 蒼眼→読み方を一部変えてみよう→蒼ソウ眼マ(ナコ)→ソウマ 【エリス】 蒼眼…蒼っていったら水のイメージだな→みずがめ座→アクエリアス→長い→ 一部の文字を使おう→(アク)エリ(ア)ス→エリス 【リア】 実は最初、メンバーはソウマとエリスだけにするつもりだったのですが、 実際に二人旅をやって、裏ダンの『アイツ』らの圧倒的攻撃力の前に挫折 ( ヘイズ戦でも若干挫折しかかった。全滅42回もしたので)→ ナイトかプリンセスを追加した三人旅決意→プリンセス追加→折角だし作中でもだそう→ エリスと同じ感じにしたいな→再びアクエリアスから一部を使う→(アクエ)リア(ス)→リア キャラ名はこんな感じです。基本主人公の名前から他のキャラの名前が派生します。 なかなか思い付かない場合は人名辞典からそのまま使います。いつでもその時の気分で決定。 ギルド名は作中では『無名』(そもそも正式登録していないので、実はギルドですらない) ですが、いずれギルド名はつけると思います。 では
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伝説のイケメンのドラゴン。 自称バレンタインガーディアン。 ドラチョコのみに登場。 略歴 ドラゴンチョコォリアーにて初登場。 ポリスメンの代わりに登場し、世界の非リア充の滅亡を図る。 作中ではドラゴン=レディが彼に送ろうとしたが、勇者の妨害により未遂に終わった。 ドラゴンチョコォリアー2にて引き続き登場。 シーゲルが彼を嬲り殺す為に活動していたが、やがて共闘するようになる。 ドラゴンチョコォリアー4では再びボスとして登場。 アキト=スカイシーのライバルとして決闘を受け入れる。 龍柄 非常にドラゴン=ポリスメンに酷似した見た目を持つ龍族。 かつては同一人物説も囁かれていたが、2で共演を果たしてからは別キャラとして確立した。 ポリスメンと同じく尊大な性格だが、根の部分では紳士的である。 また、戦闘能力自体はかなり低く、ドラゴン=ゴートにさえ敗れている。 喰らったらモテる砲を備えているが、確実に戦闘用ではない。 メンの一族の血を僅かに引いており、命を賭ければドラゴンウォリアーへと融合できる。 人物関係 アキト=スカイシー……かつて滅ぼそうとした相手。やがて分かり合い、バレンタインガーディアンとして認める事になる。 シーゲル=ジャベリン……友人の友人。命を狙われた経験から、内心怯えている。 ドラゴン=ポリスメン……顔が似てる人。実力は月とスッポンほどの差がある。 ドラゴン=チルドレン……ダメな大人だなぁと思われている。 ドラゴン=レディ……かつてチョコをくれそうになった相手。チョコウォリ2で一気にイメージダウンした。 ドラゴン=ゴート……自身を嬲り殺した相手。中身が女性だから手を抜いた説もあるが、たぶん全力で戦っても秒殺されそう。
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B01-018 ブラックドラゴン イラストレーター : NINNIN コスト 0 防御 300 攻撃力[追加ダメージ] 1100 2100 3200 4300 5500 6600 レアリティ 属性闇 タイプドラゴン カード種類モンスターカード進化段階1進化 進化元ブラックコドラ 究極進化素材- 効果タイプ 進化 カード効果進化したとき、あなたは山札の上からカード1枚を引く。 ドロップ火 光 闇 収録・配布ブースターパック第1弾『旅立ちの刻』収録
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No 名前 対象 S-011Ⅱ ドラゴンオーブ 味方全体 補足 会心・SPカードも含む、全ての敵からの攻撃によるダメージを1ターンの間、50%強減少させる。 但し、毒・猛毒、SPロトの紋章・炎のリングなどの追加効果によるダメージには効果が無い。 代わりに、副次効果として「ルカナン」などによる守備力減退も無効化するが、効果発現中は「スクルト」や「ビビリ斬り」などの守備力アップ効果を得ることが出来ない。 ルビスの守りのDQMBⅡ版。 大魔王戦など、確実に900以上のダメージを受ける状況なら賢者の石より便利。 現在は上位互換ともとれる天使の歌に出番を奪われがちか。 ただし敵が2回行動である2Pならこちらの方が安全。 またとどめの一撃はモンスター呼びであり、勇者集結・ミナデイン(Ⅳ)などと並ぶ 高ダメージを与えることができる。
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ドラゴンクエストⅤの世界 第一章 おばけキャンドル メラリザード いっかくうさぎ 第二章 ザイル 雪の女王 ドラキーマ 第三章 カンダタ 第四章 オークLv20 ラマダ キメーラLv35 第五章 ブオーン 第六章 邪教の使徒ゲマ 第七章 魔界の王ミルドラース 第八章 地獄の帝王エスターク 第一章 20p/戦いのドラム使用。 急所突きに気を付ければいいだけ。 第二章 25p/炎のリングで2回以上追加効果発動させ、とどめの一撃で勝利。 ザイルのフルスウィングに気をつければいいだけ。 第三章 10p/当LQ最大の鬼門。 すばやさと攻撃力と属性攻撃耐性がかなり高い。 呪文に弱いが、その際は身の守りの高いモンスターを入れること。 SPは何を使っても満点なので、ドラゴンオーブとかが良い。 伝説の勇者で、フラワーパラソルを使うのもいいかもしれない。 第四章 25p/SP何でもOK、とどめの一撃で勝利(とどめはビアンカorフローラorデボラ)。 第五章 20p/水のリングで2回以上追加効果発動させる。 身の守りはカンダタほど高くないので、弱く感じるかもしれない。 第六章 25p/フラワーパラソル使用で効果発動中に盾ガードし、とどめの一撃で勝利。 氷属性で追撃。 しにがみのたてを装備して1ターン目にフラワーパラソルを使うのがお勧め。 第七章 25p/ドラゴンオーブで効果発動中にダメージを受け、とどめの一撃で勝利。氷、雷で攻める。 ドラゴンオーブは1ターン目が良い。 2ターン目以降は、いてつくはどうを使われる可能性あり。 第八章 50p/王者のマント効果発動中にブレスを防ぎ、とどめの一撃(伝説の魔物使い)で勝利。 雷、爆発属性で攻める。 王者のマントは1ターン目が良い。
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仮面物盗会唯一のメンバーで、ペルソナムの部下。 獅子舞のような衣装を纏う、強力な幻覚使い。 女性。 略歴 ドラゴンチョコウォリアー2にて初登場。 レディ達を含む多くのチョコレートを強盗する。 敗れた後は、真の計画の為に囮役として奔走し……。 事件が終わった後は、捕囚されたペルソナムの為、情報収集を行っている。 ドラゴンチョコォリアー3では、そんな彼女の努力を見る事ができる。 伊集院鷹志の操作録では久々に悪役として出演。 伊集院鷹志を幻覚で操り、勇者の情報を集めていた。 能力 他に類を見ない、強力な幻覚の使い手。 戦闘能力そのものは低いが、離脱力、隠密性に秀でている。 ただし、非生物には通用しない。 以下は彼女が使った能力。 幻覚煙幕……対象の視界をブラックアウトさせる妙技。格上の相手にも通用する為、逃げの一手としてよく使用される。 幻覚爆弾……対象に暗示を仕込み、ある行動を行うと自爆させる技。かけるのに時間がかかるらしく、戦闘には向かない。 ネット幻覚……ワイスを通じて幻覚を送り、対象を洗脳する技。機械相手はともかく、媒介する分には問題ないようだ。 人物関係 ドラゴン=ペルソナム……主人。忠実なる部下とは決して名乗らないが、彼女が唯一信頼している相手。 elegantさとる……情報提供者。素顔を見られてしまい……? 伊集院鷹志……情報収集の為に利用した「駒」。同じように操っていた人物は他にもいたと思われる。
https://w.atwiki.jp/dq_mbr/pages/61.html
いばらドラゴン HP ちから かしこさ みのまもり すばやさ 生息地 回避率 767 81 28 96 36 森/ダンジョン ★ 属性耐性 つよい 炎 よわい 氷/風属性の攻撃 状態異常耐性 つよい マヒ/ぱふぱふ よわい あまい息/守備力ダウン/ルカナン/毒/すばやさダウン幻/マホトーン/呪い/ラーのかがみ 技名 属性 対象 威力 補足 しめつける 打撃/行動不能 敵単体 ★★ 特技・会心★ しゃくねつの息 灼熱 敵全体 ★★★ ブレス やけつく息 マヒ 敵全体 - ブレス僧侶専用技 特徴 HPも守備力も高いぞ。 氷か風属性の攻撃をしよう!(Vジャンプより抜粋) HPや力や防御が高く、しゃくねつの息の威力も申し分なし。 しめつけるでマヒも狙えるとかなり小回りが効くモンスターだろう。 弱点と言えば耐性か・・・ しかし、ぱふぱふに強く、魅惑の眼差しも半分ぐらいは避けてくれるので少し優秀だ。
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かげろう - フレイムドラゴン グレード〈3〉 ノーマルユニット (ツインドライブ!!) パワー 11000 / シールド - / クリティカル 1 起【V】LB4:[CB3,あなたの《かげろう》のリアガードを5枚選び、呪縛する]そのターン中、このユニットのパワー+10000し、『自【V】:このユニットがアタックした時、そのバトル中、ドライブチェックを+2する。』を得る。 永【V】:あなたのソウルに「ドーントレスドライブ・ドラゴン」があるなら、このユニットのパワー+2000。 永【V/R】:盟主(共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない) フレーバー:全ての希望を打ち砕く。マーシレスドライブ! 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 2 (100%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 2 コメント
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DragonBall Afについては正確な情報を持つサイト運営者はあまりいないようだ。 海外では「日本で開発される新しいドラゴンボールシリーズ」とよく紹介されるけれどもこれは「日本の一ファンのジョークから始まったファンアート」と理解するのがまず正しい。 ドラゴンボールオンエアリアルタイムの時代に絵のうまい方の絵が海外に無断流出して広まったのがきっかけなのは間違いない。 ご本人はもう現在はドラゴンボールはされていない、つまりDBのファン活動には一切無関係なので名前は伏せておく。 その方の絵は原作と見間違うようなできばえであるし実際海外のサイトでは公式画像に混じって展示されていたりする。 その一枚 gold_gohan.gif つまり偉大な先輩の絵が世界に流れて独り歩きを始めたということ。 当時はご本人にはこれらの絵について海外から大変な抗議のメールなどが来たようだ。 海外にもパロディは許せないという原作重視派がいるということだ。 ご本人はエッセイの挿絵として気楽にかいたジョークだということだったが大変驚きあわてたということである。 以上の話は過去ご本人から聞いたものを私なりにまとめたものである その後もこれらの絵は無断加工や加筆を加えられてさらに本来のその方の画力のすばらしさ新しいファンを生んだ。 現在はパロディのひとつの分野として海外のファンの間で地位を確立して日本に逆輸入ということのようだ。 そのほか「AF」という言葉の部分については 1. After Future, 2. Alternate Future, 3. Another Future most likely などの解釈やさらに「エイプリルフール」などというものもあり いずれも意味は後付でどんどん増えていったということだろう。 DBZのZが鳥山先生いわく「もうDBはこれで勘弁」という意味のZ なのに最強とか決定版みたいに意味が後付されたのと似ている。 ドラゴンボールAFの画像はこちら。 一枚目もその方の流出画像の加工品。 日本発のパロディといえばあとはドラゴンボールX、 こちらはいわゆるhentaiといわれるジャンルで日本のアダルト同人の画像の無断流出である。 スポーツ新聞もびっくりの漫画が多いけどかいたのは日本人だ、売るがために描いた絵がほとんどであると思われる。 外国のサイトは変な画像ばかりでけしからん、というのもどうかと思うよ^^ Xの画像は海外アダルトの危険な入り口に利用されていることが多いので面白半分にクリックしないほうがいい。
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ドラゴンタワー 2022.1 イベント開催期間 2022.1.3 - 2022.1.9 イベント概要 ドラゴンを派遣してタワーを攻略、ギルドメンバーで上の階層を目指しましょう! 入手した銀の爪/金の翼/虹の角を錬金してアイテムを手に入れましょう! イベント限定ユニットが追加されています [力天使]デュナミス イベント攻略はこちら 大発見!ドラゴンタワー ドラタワ期間の変更点 期間中は錬金のデイリー報酬が追加され、その日最初の錬金の際に、イベント報酬とは別に追加で報酬をゲットできます。詳細 バトル報酬として通常に加え、銀の爪 20個とスライムパウダー 3個が貰えます。バトルに勝利すると参加報酬に加え金の翼 10個、スライムパウダー 5個が貰えます。 期間中はイベント応援として、レアメダル交換所でスライムパウダーが交換できます。(レートは通常のものと同じだがメダパニ毎に交換可能) 必要レアメダル 個数 回数 100枚 100個 1回 30枚 30個 3回 デイリー報酬 報酬でイベント攻略に役立つものが貰えますので、最低限これだけは回収しておくといいでしょう。 他のミッションとは違い、毎朝4時に更新です。 日付 報酬 1.3 パワーの実 30個 1.4 スピードの実 3個 1.5 ??? 1.6 ??? 1.7 ??? 1.8 ??? 報酬 + 錬金報酬 🔑マークのついたキーアイテムを全て入手することで次の釜に進むことができます。 + 1釜目 報酬 出現数 🔑SRコスト13以上確定ガチャ剣 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑覚醒の秘宝(R) 1 🔑技水晶(前衛) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 2釜目 報酬 出現数 🔑覚醒の龍秘宝(R) 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑金のドラゴンフィッシュ 1 🔑技水晶(後衛) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 3釜目 報酬 出現数 🔑SRコスト13以上確定ガチャ剣 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑覚醒の秘宝(R) 1 🔑技水晶(前衛) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 4釜目 報酬 出現数 🔑覚醒の秘宝(SR) 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑霜降り肉 1 🔑技水晶(ドラゴン) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 5釜目 報酬 出現数 🔑ドラゴンガチャ剣 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑強化の書(特) 1 🔑覚醒の秘宝(R) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 6釜目 報酬 出現数 🔑覚醒の龍秘宝(R) 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑金のドラゴンフィッシュ 1 🔑技水晶(前衛) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 7釜目 報酬 出現数 🔑技水晶(全スキル) 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑SR以上確定ガチャ剣 1 🔑技水晶(後衛) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 8釜目 報酬 出現数 🔑幻のドラゴンフィッシュ 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑霜降り肉 1 🔑技水晶(特性) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 9釜目 報酬 出現数 🔑UR10%ガチャ剣 1 🔑[力天使]デュミナス 1 🔑強化の書(特) 1 🔑技水晶(ドラゴン) 1 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 5 MP回復薬 5 ひとくち肉 5 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 15 スライムパウダー 15 ガチャP×5000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×1000 25 ギル×50000 10 ギル×30000 15 ギル×10000 25 + 10釜目以降 報酬 出現数 スピードの実 10 パワーの実 10 レアガチャ剣 1 銀のドラゴンフィッシュ 1 技水晶のかけら(ドラゴン) 1 技水晶のかけら(特性) 1 技水晶のかけら(後衛) 1 技水晶のかけら(前衛) 1 骨付き肉 2 強化の書(良) 3 強化の書(上) 6 MP回復薬 6 ひとくち肉×3 3 ひとくち肉×2 4 ひとくち肉 5 強化の書(並)×3 5 強化の書(並)×2 10 強化の書(並) 20 スライムパウダー×3 10 スライムパウダー×2 20 スライムパウダー 30 ガチャP×5000 5 ガチャP×4000 10 ガチャP×3000 15 ガチャP×2000 20 ガチャP×1000 30 ガチャP×500 30 ギル×50000 10 ギル×40000 15 ギル×30000 15 ギル×20000 20 ギル×15000 20 ギル×10000 30 ギル×5000 30 + おまけ 虹の角、金の翼を錬金する際に一定の確率でアイテムが追加で獲得できます。 虹の角UR10%ガチャ剣 技水晶のかけら(前衛) 技水晶のかけら(後衛) 技水晶のかけら(特性) 技水晶のかけら(ドラゴン) 強化の書(良) 強化の書(上) 骨つき肉 スライムパウダー×3 ※大当たり報酬のUR10%ガチャ剣は期間中1本まで獲得できると記述がある。 + 階層報酬 階層 報酬 1F スライムパウダー 5個 2F 強化の書(上) 1個 3F MP回復薬 1個 4F 銀のドラゴンフィッシュ 1個 5F 骨つき肉 5個 6F ギル 100000ギル 7F スライムパウダー 5個 8F [力天使]デュナミス 1体 9F 技水晶(ドラゴン) 1個 10F 強化の書(良) 1個 11F 金のドラゴンフィッシュ 1個 12F ギル 100000ギル 13F 称号【ドラゴンリーダー】1個 14F 骨つき肉 5個 15F 技水晶(前衛) 1個 16F [力天使]デュナミス 1体 17F 強化の書(良) 2個 18F レアガチャ剣 3本 19F 強化の書(特) 1個 20F SR以上確定ガチャ剣 1本 21F スキルの書 1個 22F 霜降り肉 1個 23F スライムパウダー 10個 24F MP回復薬 1個 25F 技水晶(後衛) 1個 26F 強化の書(特) 1個 27F スキルの書 1個 28F ドラゴンガチャ剣 1本 29F 技水晶(特性) 1個 30F スライムパウダー 10個 31F 技水晶(特性) 1個 32F 金のドラゴンフィッシュ 1個 33F スライムパウダー 10個 34F 強化の書(特) 1個 35F UR10%ガチャ剣 1本 以降1Fごと スライムパウダー 3個