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wikiばっか立てんなガキ 今このゴミwikiでコメントしたりしてるやつはイケマンwikiにこい。もし、俺の命令に逆らったのならこのwikiは死ぬby独裁 ↑おっぱいビーム
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見てないもので人はちゃんと見ているものである ヤーマも例外ではなく、観察中にまねしてばれた事があるのだが その時に基本姿勢をしながら言われた。 お前のポーズをいい加減にしろよ。 笑えて授業に集中できないんだよ。 「ヤーマくん・・・・っとね・・・・ゴメン!」
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インチキ効果もいい加減にしろ ◆F.EmGSxYug 「準備は出来たかな?」「まー、いちおう……」数十分後。アクアドルフィンの言葉に、しぶしぶと言った様子で文は頷いた。腕に構えているデュエルディスクは初使用のためか、あまりに様になってはいない。もっともデッキはゲイルのアドバイスを元に組んだから、実戦的ではある。なんせ組んだのはBFデッキだ。精霊が宿っているのはゲイルだけだが、デュエルするには十分すぎる。「じゃあ…… デ ュ エ ル !」文 LP4000アクアドルフィン LP4000「僕の先行、ドロー! 僕はテイク・オーバー5を発動、デッキの上から五枚を墓地に送り、 更に手札からE・HERO アナザー・ネオスを召還する」 テイク・オーバー5/通常魔法 デッキの上から5枚カードを墓地へ送る。 このカードが次の自分のスタンバイフェイズ時に墓地にある場合、 カードを1枚ドローする。 E・HERO アナザー・ネオス/デュアルモンスター 星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300 このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、 通常モンスターとして扱う。 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、 カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。「うわ、何か出ました!」「それはソリッドヴィジョン。ま、単純に言うとにぎやかしの幻影さ」「自分で自分のデッキを崩して何の意味があるんですか?」「そりゃああるよ。墓地から特殊召還するカードはたくさんあるからね。 僕はカードを三枚伏せてターンエンド。さ、君のターンだよ」「そりゃどーも。私のターン、ドロー。 えーと、どれを召還すればいいのかしら……」『クー』「アドバイスありがとう、ゲイル君。まず手札から黒い旋風を発動して」 黒い旋風/永続魔法 自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが召喚された時、 自分のデッキからそのモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つ 「BF」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。「次に、手札からBF-極北のブリザードを召還」デュエルディスクにカードを置くとともに、感嘆したような文の息が漏れる。アナザーネオスの場合と同じくBF-極北のブリザードがヴィジョンで現れたからだ。 BF-極北のブリザード/チューナー(効果モンスター) 星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0 このカードは特殊召喚できない。 このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する レベル4以下の「BF」と名の付いたモンスター1体を 表側守備表示で特殊召喚する事ができる。「……うわ、凄い技術ね。持ち帰ったら河童が喜びそう。 更に黒い旋風の効果でBF-大旆のヴァーユをデッキから手札に加えて、 次は黒槍のブラストを効果で特殊召還……」「奈落の落とし穴発動。そっちは破壊されて召還失敗だよ」「え?」 BF-黒槍のブラスト/効果モンスター 星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800 自分フィールド上に「BF-黒槍のブラスト」以外の 「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 奈落の落とし穴/通常罠 相手が攻撃力1500以上のモンスターを 召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動する事ができる。 そのモンスターを破壊しゲームから除外する。「…………」文の目前で、黒槍ブラストのヴィジョンは見事に砕け散る。……流石に彼女の頬がやや膨れた。「まぁいいです、一枚カードを伏せてターンエンド……」「ちょっと待った、君のエンドフェイズに速攻魔法サイクロン発動。 君の伏せカードを破壊させて貰うよ」 サイクロン/速攻魔法 フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。「…………そーですか」アクアドルフィンに宣言と同時に、伏せカードのヴィジョンも砕け散る。苛々しながら、文は伏せていたミラーフォースを墓地に送った。「僕のターン、ドロー。テイク・オーバーファイブの効果で更にもう一枚ドロー。 僕はアナザーネオスを再度召還。これでアナザーネオスはネオスとして扱われ……」「トラップオープン! フェイク・フェザーを、BF-大旆のヴァーユを捨てて発動です!」 フェイク・フェザー/通常罠 手札から「BF」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、 相手の墓地に存在する通常罠カード1枚を選択して発動する。 このカードの効果は選択した通常罠カードの効果と同じになる。「あなたの墓地にある奈落の落とし穴を使わせてもらいますよ! これであなたが呼んだアナザーネオスとか言うのは破壊……」「悪いけどそうはいかない。 カウンター罠、ヒーローズルール2。その発動は無効だよ」「えぇ~?」 ヒーローズルール2/カウンター罠 墓地のカードを対象とする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。「あ、ヴァーユを手札に戻しちゃいけないよ。 無効にされてもコストにしたカードは捨てないと駄目なんだ」「……へーへー」「そしてバトルフェイズ、僕はアナザーネオスで極北のブリザードを攻撃する!」「!?」アナザーネオスが極北のブリザードを殴り飛ばすと共に、巻き起こる爆発。慌てて文はデュエルディスクで顔を庇った。彼女の服が僅かにはためく。文 LP3400「って、幻影じゃなかったんですか!?」「ソリッドヴィジョンは衝撃も発生させる。 そして、これこそがデュエルエナジーが発生している証でもあるんだ」(こいつの話し方ウザい……)「僕はカードを一枚伏せてターンエンドだ」「私のターン、ドロー」以前笑みを崩さないアクアドルフィンに逆に苛々しながら、文はカードを引いた。ちらりと見たそのカードは装備魔法。しかし今手札にあるモンスターでは、それを装備したところでネオスは倒せない。「BF-鉄鎖のフェーンを召還。 黒い旋風の効果でデッキからBF-銀盾のミストラルを手札に加えて、と」 BF-鉄鎖のフェーン/効果モンスター 星2/闇属性/鳥獣族/攻 500/守 800 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスター1体を守備表示にする。 BF-銀盾のミストラル/チューナー(効果モンスター) 星2/闇属性/鳥獣族/攻 100/守1800 フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、 このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。「そのまま鉄鎖のフェーンで直接攻撃!」ならば付けないまま、攻めることに決めた。文の攻撃宣言を受けて走る鉄鎖のフェーン。後続の銀盾のミストラルは守備力が高い上ダメージも0に出来る。次のターンモンスターが引けなくとも、守りは固められる。そのためダメージを与えておいたほうがいいと踏んだのだ、が。「トラップ発動、炸裂装甲」「はい?」 炸裂装甲/通常罠 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。 その攻撃モンスター1体を破壊する。宣言と共に、ソリッドヴィジョンのフェーンは見事に爆死した。文ががっくり来たのは言うまでもない。「……カードを一枚伏せてターンエンド」アクアドルフィンは慰めるように手を振ってから、デッキのカードに指を合わせた。「僕のターン、ドロー……よし。 僕は魔法カード戦士の生還を発動し、僕自身を手札に加える」「は? ああ、そういうこと……っていつ墓地に行ってたんですか?」「最初にデッキから墓地に送るカードを使ったじゃないか」「……ああ……」「とりあえず、手札のN・アクア・ドルフィンを召還」 戦士の生還/通常魔法 自分の墓地に存在する戦士族モンスター1体を選択して手札に加える。 N・アクア・ドルフィン/効果モンスター 星3/水属性/戦士族/攻 600/守 800 手札を1枚捨てる。相手の手札を確認してモンスターカード1枚を選択する。 選択したモンスターの攻撃力以上のモンスターが自分フィールド上に存在する場合、 選択したモンスターカードを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与える。 選択したモンスターの攻撃力以上のモンスターが自分フィールド上に存在しない場合、 自分は500ポイントダメージを受ける。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。(うわ、キモいイルカが二人に……)「そして僕は手札のダンディライオンを捨てて僕の効果を発動する。 君の手札は攻撃力100の銀盾のミストラルが一枚、当然効果は成功だ。 エコー・ロケーション!」『クケケケケケ!』ソリッドヴィジョンのアクアドルフィンが、怪音波を口から放つ。それが形になったかのごとく、再び文の体を衝撃が襲った。文 LP2900「この……!」「更に墓地に送られたダンディライオンの効果も発動。 僕のフィールドに『綿毛トークン』二体が特殊召還される」 ダンディライオン/効果モンスター 星3/地属性/植物族/攻 300/守 300 このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」 (植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。 このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。「そして、フィールドのアナザーネオスとアクアドルフィンをデッキに戻し、 コンタクト融合を発動する!」「こんたくとゆーごー……?」文の疑問に答えるように、宣言と共に現れる宇宙のヴィジョン。その中にフィールドのアナザーネオスとアクアドルフィンは吸い込まれていき、「これが僕たちネオ・スペーシアンの力だ! 来るんだ、E・HERO アクア・ネオス!!!」更に筋肉質になった半人半イルカが、銀河から顕現した。 E・HERO アクア・ネオス/融合・効果モンスター 星7/水属性/戦士族/攻2500/守2000 「E・HERO ネオス」+「N・アクア・ドルフィン」 自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、 融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。 手札を1枚捨てることで相手の手札1枚をランダムに選択し破壊する。 この効果は1ターンに1度しか発動できない。 エンドフェイズ時にこのカードは融合デッキに戻る。(キモい……さしずめキモネオスね。でも奥にいるキモイルカよりはまだマシか)「まぁ、僕も君ももう手札がないからアクア・ネオスの効果は意味が無いけど。 けれど、この装備魔法を付けられるという意味はある。 インスタント・ネオスペース発動!」 インスタント・ネオスペース/装備魔法 「E・HERO ネオス」を融合素材とする融合モンスターにのみ装備可能。 このカードを装備した融合モンスターは、エンドフェイズ時に デッキに戻る効果を発動しなくてもよい。 装備モンスターがフィールド上から離れた場合、自分の手札・デッキ・墓地から 「E・HERO ネオス」1体を特殊召喚する事ができる。「E・HERO アクア・ネオスでダイレクトアタック――ラピッド・ストーム!」『トゥアアッ!!!』「つぅっ……!」文 LP 400(やっぱり見破られてた……)アクア・ネオスの攻撃で、文のライフポイントは風前の灯まで追い込まれた。攻撃を迷わせるブラフとして装備魔法をトラップであるかのように伏せたのだが、案の定バレバレだったらしい。それともトラップだとしても構わなかったのか。手札ゼロでフィールドががら空きの現状は、ほぼ詰みに等しい。相手のフィールドには攻撃力2500のアクアネオスに、守備表示の綿毛トークンが二体。しかもアクアネオスは倒せたとしてもネオスを呼ばれてしまう。必死に考えこむ文に、「デュエルエナジーが溜まればいいからね。どっちが負けても問題は無いんだ。 そもそもアドバイス有りとは言え初デュエルで勝つのは無理じゃないかな。 ターンエンド、と」「…………」慰めるようにアクアドルフィンが言う。いくらゲイルから直にアドバイスを受けているからとは言え、文はルールを知って数十分のド素人である。なのでアクアドルフィンに敵わなくて当然、なのだが。「ああ、そう、そうですか……でも、それはどうかな。 何よりそういう態度は腹が立つんですよね! 私のターン、ドロー!」あまりのKYっぷりに文がイラついたのも事実だった。そして、今までにない勢いで引いたカードを見た文の瞳が、輝き始める。それは一気に形成を逆転する、ディスティニードロー……!「……来た! BF-月影のカルートを召還! そして、黒い旋風の効果でデッキからゲイル君を手札に加えて、 更にゲイル君をこの子の効果で特殊召還! 更にゲイル君の特殊効果を発動、 アクアネオスの能力を半減!」『クァッ!』 BF-月影のカルート/効果モンスター 星3/闇属性/鳥獣族/攻1400/守1000 自分フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついたモンスターが 戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、 そのモンスターの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで1400ポイントアップする。「へえ」吹きすさぶゲイルの風の中、アクアドルフィンの表情が僅かに変わる。月影のシロッコの攻撃力は1400。アクアネオスの攻撃力が半減された以上、暁のシロッコの攻撃力はそれを僅かに上回っている。「戦闘すればデュエルエナジーが溜まるからいいんだけど、 出来るだけ能力を下げずに攻撃力が高いモンスター同士で戦闘してくれないかな? そのほうがデュエルエナジーの効率がいいんだ」「うるさい、今そうしてあげるから黙ってなさい。そして伏せカードの……」『カゥ。クァウン』「え? これより先にやることがあるって? ……ほーほー。 そしてBF-月影のカルートに、BF・疾風のゲイルをチューニング!」「チューニング? それはいったい……」突如現れた新たな六つの星の光に、アクアドルフィンは始めて驚いた表情を見せた。……当然だ。彼の世界にはまだ、シンクロ召還は存在しない。「漆黒の翼、私が導く風の元に神風を巻き起こせ! ――シンクロ召喚! 吹きすさべ、BF-アームズ・ウィング!」文の号令と共に顕現するは、長大な銃を構えた鳥人。言葉通り、風のヴィジョンと共に、そのシンクロモンスターは降臨する! BF-アームズ・ウィング/シンクロ・効果モンスター 星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守1000 「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカードは守備表示モンスターに攻撃する場合、 ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。「更に伏せカードオープン! 装備魔法、巨大化をアームズ・ウィングに装備! BF-アームズ・ウィングの攻撃力は4600にアップする!」「へ?」 巨大化/装備魔法 自分のライフポイントが相手より下の場合、 装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。 自分のライフポイントが相手より上の場合、 装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。「さぁ私の僕よ、このキモい宇宙イルカをぶっ飛ばしちゃえ! アームズ・ウィングで綿毛トークンに攻撃――黒突風靡!」「え、ちょっ……うわぁああああああああああああ!?」 宣言と共に銃を乱射しながら特攻するアームズ・ウィング。綿毛トークンの守備力は0――計5100の貫通ダメージがアクアドルフィンに直撃する。見事なワンショットキルに盛大な爆炎が上がり、盛大な悲鳴が上がった。幻影の煙が晴れる頃にはアームズウィングやネオスの姿はなく……プレイヤーであるアクアドルフィンの姿も、また、ない。(でゅえるえなじー? が溜まって、持ち主とやらのところに戻ったのかしら。 ……やりすぎて死なせたってことは流石にないわよね、うん。 右上とかに気づかれてないといいんだけど……)デュエルディスクを折りたたみ、デイパックに収納する文。ゲイル以外のカードはディスクに収めたままだ。他に使い道がないのだから当然だが。(……さて、まずデパートに行ってプレミアム首輪とやらを回収するべきか、 或いはその前にあのヘンタイをとっとと追撃すべきか……迷いどころね)■ sm212 WAKUWAKUを思い出すんだ 時系列順 sm212 第四回放送 sm212 WAKUWAKUを思い出すんだ 投下順 sm212 第四回放送 sm212 WAKUWAKUを思い出すんだ 射命丸文 sm212 第四回放送 sm212 WAKUWAKUを思い出すんだ 右上 sm212 第四回放送 sm212 WAKUWAKUを思い出すんだ 左上 sm212 第四回放送
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主催者特権もいい加減にしろ!! ◆yWmiaE64Fc 堕辰子がこの会場から姿を消してから数分後 譲治は手持ちの支給品を確認しながら次の案を考えていた。 屍人を増殖させる作戦が想像以上に早く終わった為に 他のプランの実行を急くことになった。 『おい譲治聞こえるか?』 考え事をしている内に懐に入れておいた無線機から譲治を呼ぶエンリケの声が聞こえた。 不足の事態に備えて会場の外にいる主催者達から連絡を取れるように無線機を持ち歩いていたのだ。 「ああ聞こえてるよ、何かあったのかい?」 「さっきお前が出したアレは何だ?」 「アレ?…ああ、堕辰子のことだね。面白いでしょう?アレは別世界の」 「勝手な事をするな、アリアス様もお怒りだ」 「良いサプライズだと思ったんだけどね」 「今度余計な真似するとその首輪を爆発させるぞ」 「……気を付けるよ」 堕辰子は譲治が用意しアリアス達には存在を伏せていた支給品だ。 このバトルロワイアルが開催される以前から 黒幕として好き勝手に暗躍していた譲治を快く思わない主催者もいる。 「それとは別件でお前に用があってな、これから北西に向かってもらう」 「これはまた何故です?」 「殺し合いに否定的な連中が集まりすぎているからだ、他のエリアと比べても明らかに死人が少なすぎる」 「どれどれ……二人組や三人組……四人組もいるね、確かにこれはまずいね」 これは譲治としても面白くなかった。 もし殺し合いを反対とする者が十数人と集まり徒党を組まれたら 積極的に殺し合う者が淘汰され、このゲームがストップしてしまう。 それは興ざめだ、まだ少人数の内に先手を打って置いた方がいいだろう。 「わかった 僕に任せてよ」 「頼んだぞ」 そう言ってエンリケは無線を切った。 「さて……北西へ向かう前に次のプランを始めようじゃないか」 「やあ、譲治だよ」 ベアトリーチェの姿になった譲治の背後に再びルシファーが現れる。 「この本を彼女に渡して暴れさせてあげな」 「わかった」 表紙が人間の皮で出来た怪しげな本を譲治(ルシファー)に渡した。 この本は強力な支給品だが黒幕である譲治はあまり表立って目立つ行為はしたくなかった。 だから積極的に殺し合う参加者に渡して代わりにゲームを盛り上げさせようというのだ。 やはり黒幕は暗躍する者。 影で参加者達を掻き回す役割が相応しい。 「み……水……」 譲治(ベアトリーチェ)と譲治(ルシファー)の元へ 胸に七つの傷がある大男がゆっくりと向かってきた。 譲治達の姿を見てケンシロウは気付いた。 水を赤く汚染させたのはこいつらが犯人なのだと 水を汚染させる行為を直接見た訳では無いが 彼ら?から発せられるオーラが直感で犯人だと理解出来た。 それ以前にケンシロウは屍人化により思考能力が段々と低下していたので 短絡的な行動に移っているのも原因ではあるが 「その顔、赤い水を飲んだな。こいつは私がどうにかする、お前は先に行け」 「わかった」 譲治(ルシファー)が姿を消すと、譲治(ベアトリーチェ)が一枚のカードを取り出した。 ケンシロウは怒りの形相を露にして譲治に近付く。 「お前を生かしては帰さん!!」 「フン、せいぜい働いて貰うよ アカンパニーオン!!ヨコハマ埠頭へ!!」 譲治がカードを発動させると同時に二人の体は D1エリアにあるヨコハマ埠頭へ向かってワープした。 なぜケンシロウと共に北西へ移動させたかと言うと理由は ケンシロウの肉体の屍人化が進んでいたからだ。 今は自我を保っているようだが、いずれ本能のままに行動して人を襲うようになる。 そうなれば殺し合いを促進させるための舞台装置として利用出来るだろう。 その考えがあっての判断である。 「ケンシロウは泳がせて、私が策を弄せば壊せないグループなど無い。せいぜい足掻くがいいさ」 「一体何をした?」 一瞬の内に目的地に到着した譲治とケンシロウ 彼らの登場がどう影響するのかは今だ分からない。 だが譲治が良からぬ企みを行おうとしているのは明白である。 【D-01 ヨコハマ埠頭/1日目・朝】 【右代宮譲治(ジョージ・ベアトリーチェ)@譲犯シリーズ】 [状態] 健康 ベアトリーチェの姿 [装備] 無し [道具] 基本支給品、無線機、同行(アカンパニー)のカード@HUNTER×HUNTER×4枚、ランダム品3つ [思考・状況]基本思考:主催者として行動 1:北西エリアの参加者を潰す。 ※譲治の姿とベアトリーチェの姿、どちらにもなれることがわかりました。 ※譲治も司祭者側、つまり犯人です。 ※主催者側のため、ランダム品が五つ配られています。 ※異界化に伴い、本来の力を取り戻したかもしれません。但し堕辰子が帰ってしまったので現在どうなっているかは不明です。 【同行(アカンパニー)のカード@HUNTER×HUNTER】 カードを使用した参加者を含め、その半径20m以内にいる参加者全てを指定した、または指定した参加者のいる場所に飛ばすことが出来る。 なお、効果は行ったことがある施設、またロワ内で出会ったことのある参加者に限る。 譲治のみ主催者特権で全ての施設と参加者のいる場所へ移動可能 【ケンシロウ@北斗の拳(真・世紀末死あたぁ伝説 )】 [状態] ダメージ小(水により回復)、若干の困惑、屍人化進行中… [装備] なし [道具] 基本支給品一式(水無し)、不明支給品×3 [思考・状況] 基本:水が欲しい 1:水を飲む。 2:湧水があるなら確保しておきたい。 3:ラオウを追い、今度こそ確実に倒す。 4:士(名前は知らない)はいいやつだ。 5:水を汚した奴(譲治)を殺す。 ※赤い水をどの程度体内に取り入れたか詳細は不明ですが、時間経過若しくは死亡でほぼ確実に屍人化します。 ※怒りのあまり第一放送を全く聞いていません。 その頃、レア様へのトドメを刺し終わったまどかとほむらは 戦利品のチェックを行っていたが 「つっかえないなぁ~」 怒りを含んだため息を吐きながら、まどかは不満をこぼしていた。 レア様の支給品は二つ入っており その一つは『ストライカーユニット』で魔力を増幅させ飛行する事が出来るが 装着時の格好が破廉恥なせいでレア様同様に使う気が起きなかった。 まあ、それは糞レズビッチのほむらに使わせるとして この『AV動画オールスターセット』は本当に誰得としか思えなかった。 AVと聞いて最初は如何わしい物が入っていると予想したが 開けてみると大小様々な動物達が大量に出てきた。 どうやらAVはアニマルビデオの略のようだ。 動物達を出してどうやって殺し合えと?馬鹿にしているの? 「あー!いらいらする~!」 まどかは怒りのあまり、近くにいた丸々と太った柴犬りょうを蹴っ飛ばすと ぎゃん!と鳴き、ピクピクと痙攣した後、りょうは動かなくなった。 「みゃああ~にゃうにゃうにゃう~にゃおうにゃおにゃお~」 「ちょっと黙っててくれないかなぁ?」 猫が急に話しかけてきたが猫語なので何を言ってるのかわからず 余計にイラついたのでまどかは一喝して黙らせた。 「やあ、ずいぶんとイラついているようだね」 二人の目の前に譲治(ルシファー)が姿を現すと ほむらはまどかを庇うように前に出て銃を譲治に向ける。 「下がってまどか!」 「君は誰なのかなぁ?」 「譲治だよ、まあ落ち着いて銃を突きつけられちゃビビッて話もできないよ」 「……………」 「譲治……って事は君が犯人なんだねー」 ほむらが一向に銃を下げる気が無かったので 譲治は仕方なくこのまま話を続ける。 「実は君達の活躍ぶりを評価してプレゼントを用意してきたんだ この本はそれ自体が魔力炉を持っていて、怪物の召喚から ソウルジェムの魔力補給にも使える便利な代物さ」 「……そんな物を私達に渡して何が目的なのかな?」 「だから主催者から積極的に戦っている君達への苦労を労ってのご褒美だよ」 譲治が彼女達に支給品を渡した理由、それは 彼女達が活躍して目立つほど、犯人である譲治へのマークが薄くなり 暗躍がしやすくなるからだ。 実力で言えば青鬼やゴンさんも彼女達以上の強さを誇っているが この螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)を上手く扱えないだろうし まともに交渉も出来ないだろう。 実力、支給品との相性、したたかさを総合して彼女達が適任だと踏んだのだ。 まどかは譲治が何か企んでいるのは人目見て明白だったが 参加者達に付けられている首輪が存在しない所から 少なくとも譲治が他の参加者よりも特別な力を有しているのは間違いないと理解した。 「どうせならこの首輪を外してくれたら頑張れるんだけどな~」 「ははは……流石にそこまでの優遇は出来ないなぁ……」 「じゃあマミさんとバーコードに似た姿に変身するお兄さん達が何処にいるか教えてほしいな」 「バーコード?ああ門矢士ね うん、それぐらいならいいよ」 譲治は懐から首輪探知機を取り出しスイッチを入れると 周囲に存在する参加者の現在位置が表示された。 「巴マミは……そこのエリアにいるね」 「へぇー結構近くにいたんだぁ~」 常時は地図を開き、マミのいる位置を指差して まどかに伝えた。 (それ欲しいなぁ……、でも要求しても断られるんだろうなぁ……) まどかが首輪探知機に興味を示しているのにも気付かないまま 譲治は他の参加者の居場所を伝えていた。 「士は今、イーノックとメイトリックスの三人でG3エリアにある アザディスタン王宮へ向かって移動しているね」 「そっか まだそんなに遠くまで行ってないんだ」 「それと、死亡者として呼ばれた君の友達のさやかだけど実は肉体を失っているだけで 代わりに鬼柳京介という男の体にソウルジェムが移って入れ替わっているね」 「えー、何やってるの?wwwさやかちゃんってホント馬鹿なんだからwww」 「これで信じて貰えたようだし、この本を渡したら失礼するよ」 まどかは螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)を受け取ると ソウルジェムの魔力が回復していくのをその身で感じた。 たしかに譲治の言う通りであった。 「良い魔力でしょう 余裕の魔力だ 宝具が違いますよ では引き続き、頑張ってデスゲームを生き延びてね」 「うん!任せてよ!」 まどかは立ち去ろうとする譲治の右手に持つ首輪探知機を 見つめながら静かに両腕を前に出した。 「………!!?」 譲治の背後から前へと、桃色の光の矢が通り過ぎると同時に右腕に激痛が走った。 激痛のした方向に目線を向けると右腕の肘から先が消失し、大量の血が零れ落ちている。 「貴様ぁ……!!」 譲治が激情しながら背後へ振り返ると 満面の笑みで弓矢を構築しているまどかの魔法少女姿が映った。 「じゃあ逝こっか♪」 瞬時にして放たれた大量の矢は譲治の肉体を次々と射抜き ろくに反撃する暇も与えないまま、譲治は全身に矢が突き刺さった無残な姿で絶命した。 「……ふう、すっきりした♪これだけ魔力を行使したのにソウルジェムが全く穢れないのは便利だね」 「よかったのまどか?あいつを殺して」 「だって生意気だったんだもん、私を物で釣って体よく利用しようと考えるなんて まあくれた物はせっかくだし利用させて貰うけどね」 まどかは譲治の千切れた右手に握られていた首輪探知機を回収すると 螺湮城教本を開いて怪しげな儀式を準備した。 「何してるのまどか?」 「マミさんの所に向かう前に、一つ仕込みをしておこうと思ってね」 呪文をつぶやくと螺湮城教本から紫色の瘴気があふれ出し 辺りを包み込んだ。 「これで終わり~っと ほむらちゃん見ててね」 まどかが指を鳴らすとレア様と柴犬りょうの死体の中から触手が何本も突き破り 肉体を引き裂いて二匹の海魔が生まれた。 まどかが行った儀式とは生物を贄とした海魔の召喚であった。 「これは……」 「私だけの言うことを聞く使い魔だよ 他の動物たちもいつでも怪物に変えられるから、そろそろ行こっか いやあ、動物達に使い道が出来てよかったよ~♪ それと戦う時は私は後方でこの子達の制御に専念するから ほむらちゃんは敵を近付かせないようにしてね」 「わかったわ まどか」 海魔は術者であるまどかが集中して制御しなければ思い通りに動いてくれないので 戦闘との両立は不可能だと気付く。 生きた動物達は自力で移動が可能で、相手が攻撃するのを躊躇させる効果も見込めるので 今は海魔にする必要が無いと判断した。 まどかが第一に立てた目標はマミさんとの合流を果たすこと 場所が案外近く、首輪探知機で常に位置を把握できるので それはすぐに完遂できるだろう。 第二の目標は士やメイトリックスの殺害、彼らもそう遠くない位置にいるので マミと合流した後でも十分追跡は可能だろう。 三人で固まって行動しているが戦力差ならこちらに分がある。 さやかはそれらの目標が完結した後でいい。 位置が遠いのでそれほど優先させてまで追うメリットは無い。 これから先の方針を決めたまどかとほむらは大量の動物と二匹の海魔を連れて 早速行動を開始した。 【右代宮譲治(ルシファー)@譲犯シリーズ 死亡】 【I-05/一日目・朝】 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ(クズなまどかシリーズ)】 [状態] 疲労(中) [装備] ソウルジェム 、螺湮城教本@Fate/Zero、首輪探知機 [道具] 基本支給品一式×2、世紀末魔法少女パッチ@MUGEN、キングクリムゾン@ニコニコ動画、AV動画オールスターセット@動物、不明支給品0〜1 [思考・状況] 基本 ゲームからの生還 1 ほむらちゃんと一緒に行動。あまり役に立たないようなら捨てる。 2 マミさんと合流。 3 利用できる者は利用し、邪魔になる者は殺す。ただし士、メイトリックスは必ず殺す。 4 行動に出る際はパッチを利用してなるべく自分の悪評が広がることはないように動く。 ※クズなまどかVS逆襲の魔法少女スーパーさやかちゃん【前編】直後の参戦です。 ※さやかの体が鬼柳京介になっているのを知りました。 ※まどかが連れている動物達は任意で海魔に変えれます。 ※螺湮城教本は制限により海魔の現界、術者の魔力補給、本体のダメージ修復等の同時運用は出来ません。 ※制限として海魔の最大同時現界数は五体までしか出せません、また能力も下方修正されています。 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(中)、マドカァー 、ヤンデレ状態 [装備]:ソウルジェム、バルメM78(36/40)@コマンドー [道具]:基本支給品一式、ストライカーユニット@ストライクウィッチーズ、ランダム支給品1〜2 [思考・状況] 基本思考 まどかに全てを捧げる。 1 何があってもまどかを守る。 2 どんなことをしてもまどかに認めてもらう。 3 もう役立たずだなんて言われたくない。 4 まどかに危険を及ぼしうるものは全て排除する。 ※ヤンデレ化しました。 【螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)@Fate/Zero】 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人 由来:プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本 それ自体が魔力炉を持つ魔導書。キャスター本人は正規の魔術師ではなく、自身では魔術を行使できない。 それに代わり、この宝具が魔術を代行する。言うなれば、キャスター専属の魔術師である宝具。 所有者の技量に関係なく、この魔導書が大魔術・儀礼呪法を行使する。 特性に合わせ、深海系の水魔の召喚を行う。 ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。 召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。 なおこの魔道書、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルフ神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。 【航空機ストライカーユニット@ストライクウィッチーズ】 人類が発明した、魔力を動力にする「魔導エンジン」により駆動される機械装置のことを指す。 機械の働きによって魔力を適切にコントロールする事が可能であり、これを装着することによって 一部の訓練をつんだウィッチにしか出来なかった飛行能力や身体能力強化、防御魔法などを特別な訓練無しに使えるように出来る。 基本的な出力は搭載された魔導エンジンによって決まるが、使用者のコンディション次第で許容範囲以上の出力を出すことも出来る。 用途によって形態は航空タイプ・陸戦タイプなどがあり、それぞれ現実世界での航空機と戦車・装甲車に相当する。 正式名称はMIG(ミール・ガスゥダールストヴァ)設計局MIG60 劇中ではサーニャが装着しているユニットである。 【AV動画オールスターセット@動物】 AV(アニマルビデオ)動画で多くの再生数を誇る人気動物数十匹をセットにした支給品である。 どれも愛らしい動物達だが戦闘や移動に使える生き物がいないのでハズレ支給品でしかない。 【首輪探知機@オリジナル】 周囲3マス以内の首輪から発信される電波をキャッチし参加者の位置を知ることが出来る。 主催者である譲治専用なので首輪の装着者も分かるチート仕様になっており 参加者には絶対に支給されることは無い。 sm95 危険な参加者達【独裁者×暗殺者×狩人】 時系列順 sm98 何故なら彼女もまた、特別な存在だからです sm95 危険な参加者達【独裁者×暗殺者×狩人】 投下順 sm97 保健室へどうぞ!! sm86 敬い申し上げる……… 右代宮譲治 sm107 損をするのはいつも優しい人ばかり sm86 敬い申し上げる……… ケンシロウ sm107 損をするのはいつも優しい人ばかり sm91 「こんなのほむほむじゃないわ!ただのヤンデレよ!」「だったら萌えればいいだろ!」 鹿目まどか sm100 未来を選択する意思 sm91 「こんなのほむほむじゃないわ!ただのヤンデレよ!」「だったら萌えればいいだろ!」 暁美ほむら sm100 未来を選択する意思 sm70 第一回定時放送 エンリケ sm127 第二回定時放送
https://w.atwiki.jp/summer_dashi/pages/19.html
スタッフ グラフィッカー (原画・塗り・背景等) 現在いません ライター 現在いません スクリプタ 現在いません 音屋 (BGM、SE等) 現在いません 前スタッフ(いる場合は返事を) スタッフ 現行スタッフ。場合によっては無限に増えて減る。 グラフィッカー Ci(原画 担当:全体的な作業) Na(原画 担当:) さんいち(塗り 担当:) 多忙(塗り 担当:) ライター MIKURU☆(担当:「タイトル未定3」メイン) P(担当:「タイトル未定3」サブ) あるぬで。 ◆/h1dJ73nL.(担当:「キミアル」メイン) のくたーん(担当:「ゆめのおと」メイン) 携帯の人(担当:「タイトル未定6」メイン) 無月 ◆DEmcMxFhGw(文章校正:mutuki_kayaあっとlive.jp(あっとは@に変えてください) ) スクリプト おまんちん BGM、効果音 つっちー ◆nL0PYsRFl6 夜の人(BGMメイン) 六弦 .
https://w.atwiki.jp/soltlake/pages/103.html
ひねりのマラベに対する戒め。 マラベが塩ネタ、バロンネタ、ゴンゾーネタなどを連発し収拾がつかなくなった時に使われる。 当初はそれなりの効果を誇っていたが徐々にネタ化された。 ツッコミまでネタにされる始末となってしまった。 【使用例】 ①鴉天狗宅、又は電車内での会話1 マラベ「しかしダンダルフット、それでは世の中の御伽噺がみんな海苔巻きの搾りカスみたいな愚物になってしまう。」 ひねり「口を開けばやれダンダルフットだのやれ海苔巻きの搾りカスだの…いい加減にしろよ!」 ②鴉天狗宅、又は電車内での会話2 マラベ「おぎゃーん!マッセーイ!」 ひねり「リアクションをすればやれおぎゃーんだのやれマッセイだの…いい加減にしろよ!」 ③外食にて マラベ「美味美味美味!俺○○(店名)のファンになっちゃった!」 ひねり「飯を食えばやれ美味美味だの、やれファンになっちゃっただの…いい加減にしろよ!」 その他にも様々なツッコミがあるが多いのは上記3パターン。 尚、マラベはこのツッコミが欲しくてわざと言っていたこともある。 しかしネタ化されて以降、ひねりは言わなくなった。 しかし今後もこのツッコミが出ないとも限らない。
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/7852.html
《いい加減にしないと僕も怒りますよ。》 通常罠 自分フィールド上の「兄貴からコメントがきました!」「友達からコメントがきました!」 「コメントは偽者の仕業でした」を全て墓地に送る。 相手に5000ポイントダメージを与える。 part18-728 コメント 名前 コメント
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夢オチは禁止になっているので 237はスルーされた。 【>>237@現実 死亡確認】 死因:皆にスルーされて孤独死 ※『だからズガンすんなって』は無効になりました。
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2020.11.11更新 現在、日本全国あちこちで山地や丘陵地の森林を伐採してメガソーラーが建設されており、最近になって、ようやくその環境負荷が問題視されつつある。そもそも、こんなにもメガソーラーが乱立するようになったのは、国策で行っている再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、事業者がメガソーラーで発電した電力を固定価格で売却できるためである。しかし、その政策の本来の目的はCO2排出量の削減のはずで、森林を伐採してメガソーラーを建設する場合、元々の森林のCO2を吸収する作用と比較してより効果が見込めない場合は、建設自体が意味をなさない。ところが、パネル設置に用いる土地に対する規制が緩かったため、農地以外で手っ取り早くパネルが設置可能な土地として、よりにもよって森林が選択され、CO2削減のためにあちこちで森林が消失するという本末転倒な事態になってしまっている。一度決まってしまった政策が施行されると、その政策の下で経済的利益を追求する人が出てくるのは当然であり、これは完全に政策設計のミスだろう。 感覚的にわかる本末転倒な事態だが、実際どの程度ムダなことをやっているのか、定量的に見積もってみる。 発電量と設置面積の関係 発電量と設置面積の数値を適当に検索して拾ってみると、こんな感じ↓ 長野県諏訪市四賀ソーラー事業(中止):92.3 MW, 196.5 ha 静岡県伊東市伊豆高原メガソーラーパーク(建設中、反対運動あり):40 MW, 45 ha 千葉県鴨川市鴨川メガソーラー(計画中、反対運動あり):130 MW, 150 ha 千葉県市原市山倉水上メガソーラー発電所(2019年火災事故):13.7 MW, 18 ha 埼玉県飯能市阿須山中のメガソーラー(計画中、市長疑惑満載、反対運動あり):9~11 MW, 10 ha パネルと設置面積とメガソーラーの開発面積は一致せず、後者の方が大きい。パネル設置面積の数値を拾ったつもりだが、MW単位の発電量の数値と、ha単位(あるいは万平方メートル単位)の数値は概ね一致すると覚えておけばよい。 ソーラーパネルによるCO2削減効果 メガソーラーの事業会社が、ご丁寧に森林換算のCO2削減効果の数値を出している。 メガソーラー事業会社 F-BITのサイト によると、 10kWの太陽光発電システムを導入した場合※1、年間の発電量は約1万kWh。この発電量を石油に換算すると、18リットルのポリタンク126本分に相当します※2。 約1万kWhの発電量をCO2 削減量に換算すると※3、約3.5t-CO2 /年。 この削減量を森林面積に置き換えると※4、約1万㎡の森林がCO2 を吸収する量に相当します。 ※3 予想年間発電量(kWh)×0.334kg-CO2/kWh ※4 森林1ha当たりの年間のCO2吸収量0.974t-Cを用いて算出 だそうで。10 kWのパネル設置で1万㎡の森林相当。単位を上記に揃えると、1 MW≒3500 t-CO2/年≒森林100 haに相当することになる。 伊勢志摩国立公園内にメガソーラー開発を進めていることで物議を醸している 三交不動産 によると、 「志摩市阿児立神メガソーラー発電所」の発電能力 約12.8メガ(12,832.96kW) CO2削減量 約8,200t / 年 杉の木58万2200本が1年間に吸収するCO2量に相当 ※杉の木1本当たりの年間CO2吸収量を14kgとして換算 だそうで。杉林の面積に換算すると、杉の木1本あたり3 ㎡とすれば、58万 / 3 ≒ 20万㎡ = 20 haくらいか。1 MW当たりで、20 / 12.8 = 1.6 ha. 佐久咲くひまわり のサイトによると、 1MW= 一般住宅約250軒分の使用電力 毎年600トンのCO2排出抑制の効果が続いていきます。 森林面積換算 *1 東京ドーム7.1個分(33ha)の育成林*3に相当。 育成林によるCO2吸収効果の約3300倍の面積に相当。 だそうで。1 MW≒森林33 ha相当。 上記3つの例で、パネル1 MWが、森林面積で1.6 ha, 33ha, 100ha程度のCO2削減効果が見込めるらしい。計算の仕方で大きく値がブレているが、だいたいこれくらいのオーダー。 森林伐採してパネル設置に意味があるか?? 上の計算によると、 1 MWのメガソーラーの設置面積は概ね1 ha 1 MWのメガソーラーのCO2削減量は森林1.6~100 ha となるので、ざっくり、森林を潰して、その森林のCO2吸収量の数十倍のCO2削減量を得ることになる。 この観点のみ考慮すれば、数字上、例え森林を潰してパネルを設置しても、CO2削減効果はあることになるのか。何とも微妙な数字。。。もうちょっと、明らかに無意味とわかる数字が出ると思ったが。。。 そもそも再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が始まった経緯 以下順次作成。 FIT政策の責任の所在 政策の誤りを主張する専門家はいないのか 今後どうなるのか
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「うい…」 気を紛らわそうとして、買い物メモを見る。牛挽き肉、玉ネギ、ケチャップ…… これ、ハンバーグの材料だ。今日の夕飯は憂が作るって言ってたから、きっと憂はわたしの好物を作ろうとしてくれてたんだね。 お昼ご飯のお蕎麦、物足りないなんて思ってごめんなさい。本当は、すごく美味しかった。 その日、憂は具合が悪いと言って部屋から出てこなかった。たった一言、さっきはごめんね、お姉ちゃん。とだけ言ってくれたけど。 わたしが気にしてないよ、と明るく声を掛けても、憂の笑い声はからからと乾いていて、空しさばかりが胸に突き刺さった。 仕方がないから、一人で晩御飯を作って、憂の分は冷蔵庫に入れておくからね、と声を掛けて。 沈んだ気分のせいで味気の無いハンバーグを、身体だけは気分に関係なくご飯を平らげて。 リビングでぼーっとしている間に、せっかく沸かしたのにすっかり温くなってしまったお風呂に入って寝ようとした。 その時だった――わたしの耳が、憂の部屋から漏れてくる啜り泣きをとらえたのは。 カチャ―― 鍵は、掛かっていなかった。わたしの目に飛び込んできたのは、寝間着にも着替えずに膝を抱えたまま泣きじゃくる憂の、小さな背中。 いつもはすごく頼りになる妹が、こんなに弱々しく見えたのは、これが初めてだったかもしれない。 ◇ ◇ ◇ 「憂…大丈夫?」 お姉ちゃんが私の背中を撫でる。隣に座る気配。ダメだ、こんなことじゃ。 こんなことじゃ、お姉ちゃんは何時まで経っても私から離れられない。私から、お姉ちゃんを突き放さなきゃいけない。 「っ…!放っといてよ、お姉ちゃんには関係ないんだから!」 「う、うい…?」 「出てって!出てってってば!!」 強引にお姉ちゃんの手を振り払って、部屋の外へ押し出して、鍵を掛ける。戸口から聞こえてくるお姉ちゃんの心配する声。 ごめんなさい、ごめんなさいお姉ちゃん…!お姉ちゃんの気持ちを踏みにじるような事をして、ごめんなさい…っ! 今までお姉ちゃんにしてきた仕打ちを思い返すだけで、涙が溢れて止まらない。 本当は、今すぐにでもお姉ちゃんに抱きついて、何度も、何度も謝って許しを乞いたいのに。 でも、それをしてしまったらお姉ちゃんへの裏切りになるから。だからせめて、心の内だけでも謝らせて。 結局、また突き放されてしまった。今すぐにでも泣き出したいくらい、目頭が熱い。 でも泣くわけにはいかない。わたしよりも何倍も何倍も、憂のほうが辛いんだから…。 さっきの様子で、疑ってた事が殆ど確信に変わった。やっぱり憂は、高校のクラスメートと上手くいってないみたいだ。 その上、わたしの世話焼きなんて貧乏くじが回ってくれば、不満だって爆発するに決まってる。 そう考えれば、全ての合点がいく。そのくせ、わたしが姉としてしてあげられることは何一つ無くなってしまった。 ……いや、あるにはある、のかな。憂の身の回りのお世話、とか…。今までのお返しを、こんな形ですることになるなんて。 頑張ろう。それが、今わたしにできる唯一の憂を支えられる手段なんだ。ふと目にしたカレンダーの日付けに、 やるせなさをしみじみと感じる。…わたしがこの家で憂と過ごせる時間も、そう長くはなくなってきている。 ―――――――2/19 唯の日記より抜粋 二日が過ぎた。お姉ちゃんは人が変わったように家事をてきぱきとこなし、私が朝起きる頃には朝食を作ってくれていたり、 お風呂掃除をしようとしたらもうお湯が張ってあったりと、まるっきり私の仕事がなくなってしまうほどに働いてくれるようになった。 ご飯の支度もすっかり一人でできるようになったみたいで、私が手伝おうとすると「わたしにはこれくらいしかできないから、憂は休んでて」 とやんわり断られてしまって、なんだか寂しい。相変わらず週末は出かけるみたいだけど、もう心配はないと思う。 今までの態度の理由と事情を説明して、お姉ちゃんに謝ろう。そう決心したけれど、 今更どうやって謝ったらいいんだろう。きっとお姉ちゃんは、内心私の事を嫌ってるに決まってる。 今までのような、仲良し姉妹に戻る事はできるんだろうか。そんな事ばかり考えていた。 不安で不安で、気を抜くと泣き出してしまいそうなくらいに心が不安定だった。 でもお姉ちゃんの前で泣くわけにはいかない。今の私にそんな資格は無いんだから。 どうやって仲直りしようかと考えあぐねて、それでもいい案は浮かばなくて、途方に暮れたまま、一日が終わる。 そしてその翌日、私は和ちゃんに呼び出されたのだった。 「どう、唯は頑張ってる?」 「うん、和ちゃんのアドバイスのお陰で、お姉ちゃんの事はもう心配なさそう。」 「そっか。やっぱりというか元気ないわね、憂。…少し、散歩しない?」 「うん…」 和ちゃんと二人、並んで歩く。お姉ちゃんは今頃、家でお夕飯を作ってくれてるのかな…。 仲直り、できるのかな…。 そんな事をぼんやり考えながら、私達が辿り着いたのは、昔よく遊んだ近所の公園。 今日は誰も遊んでいなくて、私と和ちゃんだけが夕日に照らされている。 コンクリートに固められえた遊具に寄り掛かるようにして並び、ぽつりと和ちゃんが切り出した。 「唯ね…あなたが学校で虐めにあってるんじゃないかって、心配してたわ。」 「えっ!?」 「どうも梓ちゃんに電話して様子を訊いたらしいんだけど、元気がないって聞いて。 道で滑って転んで制服を泥だらけにして帰ってきた時の事で、虐められてるって完全に信じ込んじゃったらしいの。」 「そんな!それじゃあ私、ずっとお姉ちゃんに心配掛けっぱなしで…」 「そうね。というか、心配ならずっと掛けっぱなしだったと思うわよ?唯の事だもの。 どんなに一方的に嫌われたとしても、たった一人の大切な妹が心配にならないわけがないわ。 でも、憂が甘やかさずに接してきたからこそ、結果として唯はひとりだちできるくらい、 生活力が身についたと思うわ。……本当に、今までよく頑張ったわね、憂。もう……我慢しなくていいのよ。」 「のどか、ちゃ…うぅ、うわぁぁぁぁん!!」 もうすぐ大学生になるというのに、私はみっともなく大声を上げて泣いてしまった。 ずっとずっと胸の奥に閉じ込めていた想いが堰を切ったように溢れ出て、次々に口を衝いて出てくる。 こんな所で和ちゃんに懺悔したところで、何の解決にもならない事は判りきっているのに、涙は止まることを知らずに溢れ続ける。 「わたし…わたしイヤな子だった…お姉ちゃんの事をアゴで使って、大変な事全部押し付けるようにやらせて… お姉ちゃんの不満が溜まるのも当たり前なのに、恩着せがましく今までの事を掘り返してお姉ちゃんに罵声を浴びせて…っ!!」 「うん、うん…辛かったわね。でも憂は、唯のために家事をすることは苦じゃないんでしょう?本当は唯の事が、大好きなのよね?」 和ちゃんの胸に顔を埋めたまま、濁った返事をする。 「う゛ん゛っ!でも゛…っ!!」 「その気持ちがある限り、あなた達はいつまでも仲のいい姉妹よ。唯も絶対、分かってくれる。幼馴染の私が保証するわ。」 「っ…わ゛だしっ、ぜっだい、おね゛えぢゃんに嫌われぢゃっだ…!」 「そうかしら?私はそうは思わない。あなたのしてきた事の真意を知った今なら、尚更、ね。」 「……それは、ぐすっ、和ちゃんが、全部知ってるから…」 洟を啜りながら、詰まった声で紡ぎだす。しかし和ちゃんは澄ました顔で、唇の両端を吊り上げてみせた。 「本当にそう思う?なら、直接本人に訊いてみましょうか。ねぇ、唯?」 …えっ? のどかちゃんの言葉を合図に、遊具の影から姿を現した。 今わたしは、どんな顔をしてるんだろう。 きっと、泣き笑い、に近い表情だと思う。 「おねえ、ちゃん…」 「うい…そう、だったんだね…憂は私の事を心配して、だから――」 「ごめ゛ん゛…ごめ゛ん゛ね゛おね゛え゛ぢゃん゛っ…!」 「ううん、わたしこそ、文句ばっかり言ってごめんなさい。憂、これ……」 震える手で憂に差し出したのは、三日月の飾りがあしらわれたペンダント。 「これって…」 「やっぱり忘れてたんだ。今日、憂の誕生日だよ。それでね、 何がいいかずっと悩んでたんだけど…やっぱり憂とおそろいにしたくて。」 首に提げている、太陽の飾りをあしらったペンダントを引っ張り出す。 実を言うと、オーダーメイド。純銀だし、決して安くはなかった。 何をあげようかと悩んでいたわたしがこの選択に至ったのは、和ちゃんがぽつりと言った事が切欠だった。 月と太陽。 太陽は誰にでも惜しみなく光を与え、生きとし生けるものの命の糧となる。 月は夜の帳を、太陽の助けを借りて穏やかに照らし、孤独に疼く心を優しく癒す。 まるであんたたち姉妹みたいね。わたしには憂が、憂にはわたしが必要なんだって。 たとえ距離が遠くなることはあっても、切っても切れない縁なんだって。 「ごめん、柄にも無い事言ってるわ。今のは忘れて」と苦笑して言われたけど、不思議とわたしの耳にはその時の言葉が残っていた。 「憂、唯が週末家に居なかった理由はね、憂へのプレゼントを買うんだって、短期のアルバイトをしていたからなの。」 「え…!?」 「のどかちゃん、それは言わない約束…!」 「ふふ、観念しなさい、唯?」 「ぶぅ。…えへへ、なんだか面と向かって言うの照れくさいけど…貰ってくれる?」 「っ…もちろん!!大事に、大事にするからね…っ!」 「ありがとう憂~!」 もう、我慢できない。思いっきり憂に抱きついて、全力で頬擦りして、ぎゅうっと抱きしめて、抱きしめ返されて。 憂の匂いと、あったかさとやわらかさを体中で感じて。私の心には一足早く、春がやってきた。 きっとそれは、憂も同じなんだろうと思う。ぴったりと密着したわたしと憂の頬の谷間に伝う雪解け水は、 少しだけしょっぱい味がした。今日はお父さんもお母さんも「少し遅くなるけど必ず帰る」って言ってたから、 のどかちゃんも一緒に、みんなで憂の誕生日祝いをやろう。料理は準備万端。ケーキも作ったし、あとはロウソクを立てるだけ。 お店のものに比べたら味や見た目は落ちるかもしれないけど、込めた真心だけは絶対に負けない。 「ふぅ、無事、一件落着ね。それにしても誰よ、憂が虐められてるかもなんて厄介な誤解を吹聴したのは。」 「りっちゃんです…」 「律……唯も唯よ?律がちょろっとそんな事言っただけで鵜呑みにしちゃうなんて…」 「うぅ、面目ない…」 「…ふふ、でも律さんのお陰で梓ちゃんと純ちゃんがよく教室に遊びに来てくれるようになったんだよ。 悩みがあったらいつでも言ってねって言われちゃった。心配してくれてありがとう、お姉ちゃん。」 「そっか…ねぇ、憂。今までありがとね。これからはわたし、料理も洗濯も掃除も買い物もちゃんとやるよ。 憂ばっかりにやらせたりしないから。だから、これからもよろしくお願いします。」 今まで憂に掛けた負担と、自分のぐうたら加減を恥じて頭を下げる。 こんなだらしない姉なのに、憂は笑って許してくれた。 「ううん、私こそごめんなさい。本当はお姉ちゃんにご飯作ったりするの大好きなのに、 イヤだったなんて嘘吐いて、お姉ちゃんにも辛い思いさせて……これからは、一緒にやらせて?」 「もちろん!憂と一緒にお料理するの、わたし大好きだもん。大歓迎だよ~。」 「お姉ちゃん…」 「うい…」 「「大好きっ!!」」 Side Nodoka Manabe 本当にもう、この子達は世話が焼けるんだから。…でも、無事に仲直りできて良かった。 こうして姉妹仲睦まじく寄り添っているのが一番絵になるものね、この子達は。 心底幸せそうな二人の笑顔を見てると、私の心配なんか本当に微々たるものなんだって感じられる。 唯、憂、二人とも頑張ったわね。もう喧嘩しちゃだめよ?…なんて、元凶の私が言えた事じゃないか。 私は二人に、と買って二人の名前を刺繍にしたエプロンの入った手提げを腕に掛ける。 そよそよと南風が吹き抜けてゆく。こんな季節に、何故?と一瞬考えて、やめやめ、とかぶりを振った。 きっとこれは、姉妹仲が元通りになった事への祝福なんだろう。誰から?…誰だっていいか。 ささやかな奇跡とも言うべき自然の気まぐれよりも姉妹の絆がより強くなった事こそが、なによりの誕生日プレゼントのはずだから。 放っておくといつまでも抱き合ったまま離れようとしない姉妹の頭にポンと手を乗せる。 「ほらほらお二人さん。イチャイチャするのは結構だけど、家でやってくれるかしら?」 はぁーい、と仲良くいい返事が返ってくる。 恋人のように手を繋いだままの二人の背中を押して、私はふっと笑みを零しながら平沢家に足を向けるのだった。 ―――Dear 憂, HAPPY BIRTHDAY!! ◇ ◇ ◇ 2/22 自分でもすっかり忘れていた誕生日。自分の誕生日を忘れるなんて、お話の世界だけだと思っていました。 正直言って、お姉ちゃんと仲直りできる自信が無くて、お姉ちゃんに今以上に拒絶されるのが怖くて、 きっと和ちゃんが背中を押してくれなかったらこの結果にはならなかったと思います。 本当にありがとう、和ちゃん。今度は精一杯、お礼をさせてください。 それにしても、私が学校で虐められてるんじゃないかなんて…そんなに私は学校で落ち込んでるように見えたのかな。 どっちにしても、梓ちゃんや純ちゃんにまで話が広がっちゃったみたいで…心配掛けてごめんなさい。 でももう大丈夫!お姉ちゃんとはちゃんと仲直りできたし、結果として私と和ちゃんの作戦は上手くいきました。 これでもう、お姉ちゃんが一人暮らしを始めても大丈夫だよね。お姉ちゃんと一緒にこの家で過ごせるのも、 あと少しなんだなぁ、って実感が沸いてきました。思えば、ご近所さんには生まれた日からの仲良し姉妹で通ってたよね。 小さな事でちょくちょくケンカしたことはあったけど、どっちかが泣くまでケンカしたことは殆どないし、 お姉ちゃんのぐーたら生活改善作戦を実行中は、胸が苦しくてたまりませんでした。 言うまでもなく、そんな私の支えになってくれたのが和ちゃんです。どれだけ感謝してもし足りないくらい…。 でも、信じてました。お姉ちゃんならきっと乗り越えてくれるって。だって、私の自慢のお姉ちゃんですから。 公園でお姉ちゃんに抱きしめられて、頬擦りされたあの時、ちょっと恥ずかしかったけど、すごく温かくて嬉しかったです。 やっと、私達の仲が元通りになれたような気がして…ううん、なったんだよね。 それで、自分でも忘れていた誕生日のプレゼントを二人から貰って…一生の宝物にしますって言ったら、 使ってくれなきゃ困るって怒られちゃいましたけど。お父さんとお母さんも、忙しい中予定を切り詰めて帰ってきてくれて。 あとで訊いたら、お姉ちゃんが「憂の誕生日には、絶対に帰ってきて」ってお願いしてくれたとのこと。 もちろん、お父さんもお母さんも元からそのつもりだったみたいです。 お姉ちゃん、あなたの妹で私、本当に幸せです。だから…だからこれからも傍に居させてね。 ずっと――― 「ずっと…っぅ……!」 ポタリ、ポタリと雫が頁に沁み込んで、インクを滲ませてゆく。 ずずっ、と鼻をすすり上げる。視界がぼやけて、スタンドの明かりが散らばった。 イヤだよ、お姉ちゃんがいなくなっちゃったら、私――― 「うーい。」 「っ…!?」 ぎゅう、と後ろから抱きしめられた。間違えようもない、お姉ちゃんの温もり。 声が出せずにいるところへ、そのまま頭を撫でられる。 「大丈夫だよ~、うい。わたしは憂を置いて勝手にどこかに行ったりしないから。だから、安心して?」 「……ううん、これは私の我侭だから。だから、だから…っ!」 「いいんだよ、憂。わたしね、今まで憂にたくさん元気を貰ったし、勇気づけてもらった。わたしと違って何でもできて、 しっかりしてて、いい子なのも知ってる。でも、それ以上に寂しがりなのも知ってるよ。だって、わたしは憂のお姉ちゃんだから。」 「おねえちゃ…ごめ、なみだ、止まらないよぉ…」 「ありがとう、憂。もう少ししたらわたしはいよいよ一人暮らしを始めるわけだけど、 お休みの日には憂にも会いに行くし、姉妹水入らずのお出かけもしたいな。だから、そんなに泣かなくていいんだよ。 って言っても、無理もないかな。わたしも憂の気持ち、痛いほど分かるもん。立場が逆だったら、って思うとね…だから―――」 「ぐすっ…だから?」 「わたしの胸で泣け!」 ふんす!と胸を叩くお姉ちゃん。それ、ちょっと古いよ? 「…ふふっ、やだお姉ちゃん、それいつの時代の台詞?」 「あっ、ひっどーい!んー…っと、じゃあこれならどうだっ!?」 「?」 いそいそと私のベッドに潜り込むお姉ちゃん。そしてハラリと布団をまくって、ポンポンと自分の隣を叩いています。 「おいで、うい。」 「……うん、喜んでっ!!」 おしまい! 戻る