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フィニアスとファーブ人気キャラクター投票2! 今回の投票は異次元世界のキャラクターです。 一番好きなキャラクターに投票しよう! ※一人一日一回です。 選択肢 投票数 投票 フィニアス・フリン(異次元) 87 ファーブ・フレッチャー(異次元) 325 カモノボーグペリー 83 キャンディス・フリン(異次元) 149 ハインツ・ドゥーフェンシュマーツ博士(異次元) 109 リンダ・フリン・フレッチャー(異次元) 3 ローレンス・フレッチャー(異次元) 1 イザベラ・ガルシア・シャピロ(異次元) 89 バルジート博士 8 ビューフォード・バン・ストム(異次元) 6 ジェレミー・ジョンソン(異次元) 13 ヴァネッサ・ドゥーフェンシュマーツ(異次元) 12 ノームボット 8 フランシス・モノグラム(異次元) 2 グージム 3 ファイアーストームガールズ 4 過去の投票結果 1位 カモノハシペリー(エージェントP)16票 ハインツ・ドゥーフェンシュマーツ博士 16票 2位 フィニアス・フリン10票 3位 ファーブ・フレッチャー9票 4位 イザベラ・ガルシア・シャピロ5票 5位 ステイシー・ヒラノ4票 6位 キャンディス・フリン3票 7位 ローレンス・フレッチャー1票 アーヴィング1票 ジェレミー・ジョンソン1票 ヴァネッサ・ドゥーフェンシュマーツ1票 フランシス・モノグラム少佐1票 カール・カール1票 8位 リンダ・フリン・フレッチャー0票 バルジート・ラージ0票 ビューフォード・バン・ストム0票 ノーム0票
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. 【作品名】銃と魔法 【名前】ジェニファー・サンデル 【属性】人間の悪魔憑き、アイロリッジ市福祉事業部所属 【大きさ】成人女性並~変化すると成人女性並より一回り大きい。 蝙蝠のような薄皮の巨大な羽、側頭部に角、尻尾、長い手足に長い爪 獣じみた顔、全身黒い肌の女性的な悪魔のような姿。 【攻撃力】振り払った男性が数m吹っ飛んだ。 爪:コンクリ壁に長く深い四本の傷を創った。 突風:任意で竜巻のように吹き抜ける突風を巻き起こす。 一瞬で発動できて数分持続する、他の能力と同時に使える。 数m先の鍛えた男性が動けず、気を抜くと飛ばされそうになるぐらい。 周囲数十mの紙が飛び、窓ガラスが割れる。 空気の塊をぶつけることで鍛えた男性三人を十数m?ほど飛ばした。 爆破:対象を睨むと発動、射程十数m?聖書を爆発させて一瞬で灰燼にした。 【防御力】38口径拳銃のマグナム弾や八インチバレルのリボルバーが効かない。 六連射を受けても少し血がしぶいて動きが一瞬止まる程度。 頭、胸、腹に六発受けたが、衝撃で後ずさりした程度、能力ですぐ反撃した。 【素早さ】移動は達人以上、高さと距離数mをジャンプして人の頭上を飛び越せる。 反応は鍛えた女性並。 飛行:翼で飛べる。速度は普通の鳥並か。 【特殊能力】周囲数十mの炎が青くなる。 念力:三台の車やトラックを強制的に動かした。 運転が効かなくなり、サイドブレーキは外れ、エンジンが動いてなくても動く。 数十の椅子とスチールデスク、文具を宙に浮かせて敵に飛ばした。 鉛筆やボールペンはスチールデスクに突き刺さる威力に。 速度は車並み、操作範囲は数十m以上、他の能力と同時に使える。 役所の床を破壊、一フロアを崩落させて、天井も落とそうとした。 再生:拳銃弾をくらった怪我が数秒で完治する。 ・下記の能力は任意発動、射程十数m、相手と目が合うと発動できる。 人間以外の異族(エルフ、ドワーフ等)にも効く。 本来は黒いサングラスをかけた相手には効かないはずらしいが ジェニファーのはサングラス越しにも効く。 幻覚:幻覚を見て恐慌状態になって、自分や味方を攻撃するようになる。 首回転:首が百八十度回転する。数秒で九十度の速度。 気づかないうちに首が回転していき九十度を越えると気づく。 だが気づいても対抗できず勝手に後ろに回っていく。 金縛り:体が動かなくなる。がんばれば首を動かしたり会話はできる。 【長所】能力色々 【短所】200gほどの塩が体にかかると体が焼け、苦痛で行動不能になる。 聖書を読み上げられると苦しみ悶えて発動中の術が一旦中断される。 だが戦闘不能になったりはせず、読まれてる最中にも苦しみつつ能力を使える。 千切った聖書のページに取り囲まれると神の結界で出れなくなる。 【戦法】突風、念力で周囲の物をぶつけたり乗り物を操る。幻覚で自滅させる。 【備考】召喚、契約した悪魔が憑いていてジェニファーに力を与えている。 悪魔が祓われると成人女性並の能力。 33スレ目 546 :イラストに騙された名無しさん:2009/08/31(月) 01 25 19 ID MKaSPqAH ジェニファーの考察 先に幻覚からスタートするほうが強そうなのでそっちからしてみる ○ヴィヴィ ボロンゴ 幻覚で勝ち ○筑摩小四郎 同上 ○セネリオ 同上 ○カイム 同上 ○氷室友美 速すぎ、だがいずれ勝ち △『彼女』 互いに倒せない ○須藤裕哉 結界は突破できるか、勝ち △シングル・ローターヘリ 追いつけない、負けないかな?分け ×νワタナベぽえみ 幻覚見せても声出されると負けるか ○ヴォルテ 耐久高いのでぎり勝ちか ×ミトラ そっこー潰されるか ×ドルンハイム 攻撃が効かないし全体的に能力が劣る、負け ×アロンゾ 素早さ負け、大型リボルバーがかなり強いので不利か ×岡町日灯 同上 ○星弓軋人 こっから上は素早すぎて視線が合うか怪しいか νワタナベぽえみ>シングル・ローターヘリ=ジェニファー>須藤裕哉 突っ込みよろー .
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ファーレントゥーガ 略称FT。 -- (´・ω・`|∀・)っ|) (2009-01-03 10 47 50) どういう意味なのかは結局謎のまま、正確なスペルもよく解っていない。 「Tuga」で検索すると海外のUV対策グッズ制作会社がひっかかる。 -- 名無しさん (2009-01-31 15 23 13) ログ検索>本スレPart17で「FarenTurga/旅する異人」じゃないか? ってレスを発見。 しかしPart18では「綴りってFarenTooga?」という質問があったので、トゥーガの部分は人により解釈が異なっているようです。 -- (´・ω・`|∀・)っ|) (2009-01-31 22 17 34) ぺにっくすさーが第6章…だそうだけど今となってはなんのこっちゃである -- mititdoll (2020-01-10 08 34 43) ↑フェニックスです先生 -- 名無しさん (2020-04-29 17 50 12) トゥーガはサーガだと思ってたな -- 名無しさん (2021-11-23 16 37 33) ファーレンの綴りはFaren派とFahren派がいる ※長いaをahと綴るのは英語やドイツ語などいろいろな言語で一般的 前者にはOpenFarenの作者やFarenAfter70の作者 後者にはヴァーレントゥーガ(実行ファイルがVahren.exe)の作者がいる -- 名無しさん (2022-07-02 22 38 26) 名前 コメント
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第3章 『悲しみの果てに』 ジョナタンとの死闘から約三ヶ月が過ぎたが、アナンは以前キタノハーテにいた。MAXパワーの阿南芳香拳で遂にジョナタンを屠ったが、母親レナを失った悲しみからはまだ抜け出せずにいた。 アナン「ふぅ・・・」 全身複雑骨折の傷もまだ完全には癒えておらず、窓の外に広がる雄大なキタノタカイヤーマ山脈を一日中眺めてはただただ溜息をつくだけの生活であった。 アナン「・・母さん、なぜ・・」 窓の外から甲高い声が舞い込んできた。 ポルピニョーレ「よう、アナン!今日もいつものマウントウォッチングかい??」 ベイベ「アナン兄ちゃんッ!あたいらと一緒に小川まで遊びにいこーよー!」 アナン「・・いや、俺はいいよ・・」 ポルピニョーレ「おいおい、いつまでそんなしけた面してんだよッ!」 アナン「(・・頼むから独りにしてくれ)」 ポルピニョーレ「ばっちこい3人で小川へいくぞーっ!」 ベイベ「最近マウントウォッチングばっかりなんだから小川で気分転換しようよ~。」 アナンはそんなことよりも小川直也のマウントポジションから抜け出すのに必死だった。 ポルピニョーレ「なに一人でやってんだ?」 アナンは気付くと一人で暴れていた。 アナン「はっ、夢だったか…、夢でも小川直也に襲われるなんて素敵なぶぶらっつぃ~おぅ!ポルピニョーレで10円稼いでポンボンペケボンポルシュペーン♪」 ポルシュペーン「呼んだか?」 ベイベ「大体さ、そんなに山ばっかり見て何が楽しいのよ、このいけずぅ」 アナン「だまらっしゃい!」 アナンは三ヶ月ぶりに伝説の技、阿南芳香拳の構えに入った。 アナン「9倍だぁッ!」 ポルシュペーン「・・なんのッ!こちらはバンデントアターックチャーンス!」 ポルシュペーンは児玉清のものまねをする博多華丸のネタをパクってみた。 しかし市場の反応は薄く、日経平均は前日からマイナス80円で引けた。 アナン「ちくしょう、ちくしょう…」 アナンはまたも損を抱えていたようだった。 アナン「同じソンでも孫正義はあんなに儲かっているのに…」 ポルピニョーレ「アナン、そう決まったら準備だ、いくぞ~」 アナン「ところでポルシュペーン、お前は商標を侵害しているッ!」 アナンは指をビシッとした。 ポルシュペーン「なッ!」 アナンはポルピニョーレとポルシュペーンが似ていて紛らわしい事に気付いていた。 ポルシュペーン「そんなこと言ったってポルシュケルは俺の実の兄なんだ!仕方ないだろッ!」 アナン「・・誰だ?ポルシュケルって」 ポルシュケル「呼んだか?」 話が更にややこしくなり、アナンのイライラは頂点に達した。 アナン「ポルシュケル、ポルピニョーレ、ポルシュペーン・・。ポ・・ポンポン、スポポン、バカテンポッ♪」 ポルシュケル&ポルシュペーン「サタデーナイトにまた会おう♪(フッ)」 二人は思いっきり格好つけて去って行った。 アナン「ぐッ・・ぐふッ、ザクとは違うのだよ、ザクとはッ!」 アナンは急に強気になった。しかし、さらにアナンはポルピニョーレと以前出て来たポルフィーリィとの類似性にも気になっていた。 アナン「よし、お前は今日からルイージだ、喜べ。」 ポルピニョーレ(ルイージ)「なっ!何故に!?」 アナン「貴様も抵抗勢力か…郵政民営化に賛成しないサイヤ人など必要ないッ!ひよこフラァーッシュ!」 アナンは面倒なので戦闘力23にも関わらずかつてひよこフラッシュで一帯を消し飛ばした時くらいの適当なパワーでルイージを粛清した。 アナン「で、ベイベ。俺たちは何をウォッチしに行くんだったか?」 ベイベ「ポルペリーシュ峡谷にある小川よ」 アナン「・・なッ、お前までも抵抗勢力なのか、ベイベッ!世の中みんなポから始めりゃいいと思いやがって・・くッ、やむを得ねぇ・・」 アナンは静かに目をパチパチさせながらひよこフラッシュを放った。新必殺技のひよこパチパチフラッシュだった。 ひよこパチパチフラッシュはなんとアナンの限界を超える27の戦闘力を誇っていた。アナンにとっては寿命を縮めかねない賭けだった。 だがベイベは微塵の恐怖も見せることなく、冷静に言った。 ベイベ「こんなのよけるまでもないわッ!」 ベイベは気合砲だけで、ひよこフラッシュどころか、キタノタカイヤーマごと跡形もなく吹っ飛ばした。 アナン「(シュタタタタ流気合い砲だと!?俺のパチパチをかき消したばかりか、山脈まで消し飛ばすとは…恐れ入る)なかなかやるな、悪い、試したんだ。本当はポから始まろうとロから始まろうとどうでもいいんだ、ポンがロンに変わるだけであがれるかあがれないかだけの違いなんだ。」 アナンは謎の説明をしてみせた。 ベイベ「今ので50%くらいよ。」 アナン「じゃあ100%を出したら…いや、何でもない」 アナンは放送禁止用語をぐっと飲み込んだ。 アナン「じゃあそろそろ小川でピーしてピーしよーぜッ!」 ぐっと飲み込んだ反動でムセたアナンは、放送禁止用語を立て続けに連発した。が、放送局は見事にLIVEでカバーした。 所変わってここはバリジョリースTV局。 アリーシュD「よーし、よくカバーしたッ!お手柄は誰だ!?」 トニーAD「恐れながら、、僕があの禁止用語をカバーしました・・!」 アリーシュD「お前かトニー!よくやったよくやった!・・お前もつるへえの時は色々とあったがやればできるじゃねぇかッ!」 トニーAD「は、はいッ!」 ディレクターに初めて褒められたトニーADは、喜びを噛み締めて屋上へと駆け上がった。そして そこに誰もいないのを確認すると、一気に叫び声を上げた。 トニーAD「ひゃっほーい!わーいフラッーシュひよひよわーい!フラッーシュ!」 それは全て偶然だった。あまりの喜びのあまり、意味を成さない歓喜の叫びを上げたトニーADだったが、偶然ひよこフラッシュを発動してしまっていた。 しかもその威力は国一つを容易に滅ぼし兼ねないものだった。 トニーAD「(あわわわわわアワードを受賞してしまった…)」 トニーADは蟻の国を消し飛ばし、国際指名手配されていた蟻を抹消した事により、あわわわわわアワード(通称泡アワード)を受賞した。 その頃アナンとベイベは小川に到着した。しかし小川はベイベが吹っ飛ばした山のかけらや岩が散乱し、とても遊べるような状態ではなかった。 アナン「王手ッ!」 アナンはいつの間にか石の破片で将棋を作っていた。 ベイベ「後手、3-6歩。甘い!全ッ然甘いわ、アナン兄ちゃん!」 名人との大会を二週間後に控え、ベイベは些か神経質になっていた。 アナン「・・もう嫌だッ!」 アナンは将棋板をひっくり返した。 ベイベ「素敵・・」 ペホリーポピョルフ審判員「わんこそばはもう無いのか!?」 審判員はアナンたちの横でわんこそば大食い記録に挑戦中だった。 ベイベ「でもアナンお兄ちゃん、そんなことで将棋盤返ししてたら名人にKOされるわよッ!」 アナン「…そうだよな、わかったよベイベ、もう一度勝負だ!」 その時、ムリをしすぎた審判員が将棋盤の上にわんこそばを大放出した。 ベイベ「こっ、これは…伝説の一手、乱れ吐瀉流華・わんこそば流し!?」 気がつくと、将棋盤の上には、ベイベの王将の目の前に、アナンの歩が残っていた。 アナン「チェックメイト…だぜ?」 ベイベ「審判員を使うとは、やるねー、アナン兄ちゃん。・・でもね、次アタイの番だって知ってた??」 ベイベは目の前の歩を王将で難無く退けた。しかも、運の悪いことに、審判員の乱れ吐瀉流華・わんこそば流しでアナンの他の駒は全て全滅していた。 アナン「が、がびーんッ!」 ペホリーポピョルフ審判員「われながら諸刃の剣だな…使いこなせなければ待っているのは…死だ。」 ペホリーポピョルフ審判員は若干かっこいい事を言った。 『わんこそば 諸刃の剣 ホトトギス』 アナンとベイベのトレーニングは、2週間後の大会前日まで毎晩続いた。それは1日腹筋5回、腕立て2回、スクワット3回という激しいものであった。 そして、名人戦の日がやってきた。 アナンは全身筋肉痛だったが棋力は13から15に上がっていた。 アナン「ホトトギス、か…。」 会場に入ると思いきや、アナンは急に空高く舞い上がった。 ペホリーポピョルフ審判員「なッ・・、た、高い!」 アナン「将棋だと・・?そんな安い罠にはまるアナンとお思いか!・・もうこんな星などいるものかッ!地球もろとも宇宙のチリになれーッ!」 そう叫ぶとアナンはギャリー島田を人質に取り審判員に金銭を要求した。 ギャリー島田「うぉぅれが人質になっちまった~、ウィッ」 気がつくと、いつの間にかアナンの周囲を機動隊がとり囲んでいた。 アナン「明日の生活費はまだ用意出来ないのか!?」 そういえばアナンは借金漬けだった。 ベイベ「でも名人戦に勝てば賞金が出るわよ!」 アナン「な、なんだって~!」 アナンは知らなかった。それを聞いてアナンはギャリー島田を開放した。 しかしその瞬間、アナンは機動隊員に取り押さえられた。 ギャリー島田「うぉうむわぁえくわぁ、とぉうよぅさわぁ?」 ベイベ「そ、そんな、兄ちゃんが、、アナン兄ちゃんが・・。こ、こんなことって・・」 ベイベはギャリーを完全に無視し、ただ茫然と呟いた。そしていつの間にか、隣にVIPを従えていた。 ペニンスラ大統領「ギャリティンよ、大人しく観念したまえ」 大統領は国の要人らしく、ギャリーをコードネームで呼んだ。 ベイベ「アナン兄ちゃんを返せッ!」 その時ギャリーがニヤッとした。 ペニンスラ大統領「む、いかんッ!」 大統領はベイベの手を取ってその場から退散しようとした。が、不意にペポリーポピョルフ審判員が笛をピピーッと吹いた。 ペポリーポピョルフ審判員「セクシャルカード!」 ペニンスラ大統領は累積2枚目のセクシャルカードを食らってしまい、優勝を賭けた最終節に裸で出場しなければならなくなった。これが、レッドカードよりも恐ろしいと言われるセクシャルカードである。 なお、セクシャルカードはチャージすればショッピングに利用出来る事はあまり知られていない。 ペニンスラ大統領「あ、アニキッ!」 ギャリー島田「よせやい、アニキだなんて照れるじゃねぇか」 ペニンスラ大統領は独りでギャリティンを胴上げした。 ペニンスラ大統領「わーっしょい、わーっしょい、・・あ」 ギャリーは地面へたたき付けられ、折れた肋骨が肺に刺さる重傷を負った。 ギャリー「うぉうまぁえかぁ、とよすぁわぁ!」 アナンは静かにひよこフラッシュの構えに入った。 アナン「使えないギャリーなど必要ない」 ベイベ「ア、アナン兄ちゃん、待って!」 アナン「つおッ!」 ギャリー島田「ボットン便所に落ちちまうよぅ~。」 アナンはギャリーを最寄りのボットン便所の方向に向けて蹴り飛ばした。 ギャリーは何とか方向を逸らそうとしたが、肺をやられていたため、踏ん張りが利かなかった。 ギャリーは通常落ちるはずのない---効果測定のように---所に落ちてしまった。 あまりに勢いよく落ちたため、汚物が周囲に飛び散った。 アナン「…へっ、きたねえ花火だ。」 一方、ペニンスラ大統領は一般に壁と言われるFコードの前にBm7を乗り越えられずにいた。 ペニンスラ大統領「Fに似てるからなあ…これじゃ名もなき詩がハムナプトラにナチャウヨ」 ペニンスラ大統領は大分わけのわからない言葉を口走ったが、アナンは即座に食いついた。 アナン「きたない花火もハムナプトラにナチャウヨ」 すると、こえだめギャリーが反論した。 こえだめギャリー「・・臭い島田」 アナン「ちくしょう、やはり久々の2時まで仕事は堪えるということか・・。」 ギャリーは瀕死の重傷にも関わらず、ボットン便所から自力ではい上がって来ていた。 こえだめギャリー「くぁむぃぐちぃ~、効果測定落ちちまったよぅ~。」 ギャリーは自分が落ちたのがボットン便所なのか効果測定なのかの区別も付かなくなっていた。 そのショックで、先日購入していたミニロトが当選していたにも関わらず、こえだめギャリーは短刀を腹に突き立てた。 こえだめギャリー「止めてもムダだぁぞぅ、とぉよぅさわぁ!」 こえだめは勢いづいたが、不運なことに誰も止める者はいなかった。 こえだめギャリー「ぐッ、ぐふぅ!」 とぉよぅさわぁ「遅かったか!」 こえだめはその場に倒れ、異臭に耐えられなくなった他のメンバー達は、それぞれ思い思いの地へと帰っていった。 永久に続くと思われたこの無益な戦いを、こえだめがたった独り自らの死をもって止血の技術を身に着けるきっかけとなった。その後、ギャリーの残骸はそれが放つあまりの異臭により、あたかも放射能漏れを防ぐが如くコンクリートで固められ、海中へ適当に投棄された。 まさに、1章でアナンが予言した通りであった。 翌日。 アナンはいつの間にかどこかのマンガ喫茶で眠りこけていた。 目覚めると背中に何かが張ってあることに気付いた。 鏡に背中を向けて見てみると、そこにはこう書かれていた。 『バイバイ、カンチ』 アナン「・・ジ、ジェ二ファー!」 赤いリュージュで書かれたその短いメッセージは、それだけで何が起ころうとしているかアナンに的確に伝わっていた。ちなみに、ジェニファーとはジェニファー・ベイブルース(愛称ベイベ)、カンチとはアナン・カンチリドンシュのことである。 アナン「嘘だ嘘だ嘘だーッ!ジェニファーッ!!」 アナンは叫びながらマンガ喫茶を飛び出ようとしたが、ふと我に返り、店員に詰め寄った。 アナン「さっき女性が、女性が来なかったかッ!?」 店員「なぬ?先程出て行かれた方かも知れませんね…1時間くらい前でしたけど。」 アナンは急いで店を飛び出した。 店員「あっ、お代は…」 アナン「ペニンスラ大統領にツケといてくれ!」 アナンは店を出ると、魚をくわえたドラネコを追いかけて裸足で駆け出した。さらに軽量化のため走りながらTバック姿になった。 アナン「女ァ~、女はどこだぁ~!もはや誰でもよいわ~!」 アナンはヤケになり近くにいた女性のスカートの中にスライディングした。 アナン「おれをかくまってくれ~!」 シゲ子(75)「まあ見事なTバックだこと。それ頂こうかしら」 アナン「200ティバクーになります」 シゲ子「あら、安いのね。はい、それじゃ頂くわ」 シゲ子はアナンからTバックを奪い取ると、盗んだバイクで走りだした。 アナン「・・あッ!それは俺の盗んだバイクじゃないか!こんの盗っ人ババアめ、待てーッ!!」 アナンは下半身を激しく暴れさせながらシゲ子を追って駆け出した。 シゲ子「あかん、わて狙われとるやないの!」 本性を表したシゲ子はギアを切り替え、更なるスピードアップを計った。が・・。 シゲ子「ゲッ、ゲホッゲホッ・・ふひゅうふひゅう・・(パタン)」 アナン「あ、死んでる」 他界したシゲ子を見て、アナンはあることを思い出していた。 アナン「・・ジ、ジェ二夫…。」 アナンは昔飼っていた愛犬を思い出した。 アナンが小さな頃、家で家族のように過ごしていたジェニ夫。家族の中でも特にアナンとは毎日外へ出かけ、遊んでいた。 …ひよこフラッシュの練習台として。 アナン「あいつのおかげで今の俺があるんだよな…。」 それはアナンが初めて2倍ひよこフラッシュに成功したときだった。いつもジェニ夫を瀕死で寸止めしていたが、誤って2倍の出力でトドメを刺してしまったのだ。 その日アナンは急いでペットショップへ行き、ジェニ夫に似てなくもない老人(92)を連れ帰り、家族を欺いていたのであった。 アナン「そういやあの時はよくバレなかったなあ…やべっ、犬の事なんて思い出してる場合じゃねえっ!」 アナンはポケットから携帯電話を取りだし、奇声を発しながら付近の女性のスカートの下から撮影を試みた。 アナン「・・なんてな」 冷静さを取り戻したアナンは、自分でも気がつかないうちにエリート戦士の限界を超えていた。が、スカートの中を激写された女性達は憤怒の形相で既にアナンを取り囲んでいた。 アナン「ふぅ・・不思議だ。ヤバイ状況だってのに、なにこんなに落ち着いてんだ。オラおかしくなっちまったんじゃ・・がッ!」 女性の一人から脳天チョップを受けたアナンは、簡単に気絶しその場に倒れ込んだ・・ アナンは夢を見た。世界中で、のむなら乗るなのスローガンを通勤中の電車内で一人叫びながらハッパイチマイをヒラヒラさせていた。周囲の人間は出来るだけアナンから離れようとしていたように見えたが、通勤ラッシュの車内では困難であった。 さらにアナンはそれをいいことに、尻をもぞもぞさせ奇声を発しながら豪快な放屁までかまして見せた。 乗客は一瞬とまどいを見せたが、密室内でスカして周囲に沢山の容疑者を生み出す輩が多い中、逆に爽快さすらも感じていた…ようにアナンは思った。 そんな時、電車内にアナウンスが流れ、減速し始めた。 アナウンス「お客様に申し上げます。次のキタノハーテ新都心駅構内で放屁事故が起きました関係で、ホッポリョードラインは現在全線で運転を見合わせています。お客様にはお急ぎのところ大変・・」 それを聞いてアナンの周りにいた乗客は思った。 乗客「(放屁事故ならここでも起きてんだよッ!!)」 そんな乗客の心情を知ってか知らずか、アナンはぼやいた。 アナン「ったく、何だよ迷惑だなぁ!」 乗客「(テメェもな!)」 アナウンス「ぽーくびっつにお掴まり下さい、電車動きまーす」 電車は徐行し始めた。乗客は思ったよりも遅延は少なそうだと安心した。しかし朝家を出るのが遅れ、新都心駅でダッシュ乗り換えをしなければならないアナンは激しく焦っていた。 アナン「や、やっべーこ、この…このままじゃ、イ、イワシふっ、さっ、ぱっ」 すると、徐行していた電車は再び停止した。 アナウンス「お急ぎの所申し訳ありません。ただいま新都心駅構内で、イワシが線路に落下したとの連絡が入りました。現在救出作業を行っている模様ですので、しばらく停車致します。・・バイバイ、カンチ」 アナン「・・!!・・ジェ、ジェ二ファー!?」 アナンは先頭車両を目掛けてダッシュしようとした。が、車内はひどい混雑で身動き一つ取れない状況であった。 アナン「ちくしょう、こうなったらあれしかないッ!天津丼、技を借りるぜッ!太極拳!!」 そう叫ぶとアナンはゆったりとした動きで太極拳を始めた。が、振り上げた腕が乗客にぶつかり、なかなかうまくいかないようであった。 焦ったアナンはそのまま付近の吊革に捕まり懸垂を始めた。意外に順調に懸垂が出来て調子に乗ったアナンは一気に力を込めて電車の天井近くまで飛び、華麗な着地を試みた。 その刹那、電車は急カーブに差し掛かった。 アナン「いてっ!」 アナンは電車の壁面に激突した。恥ずかしさのあまり、アナンはいつの間にか盗んだテレビとWiiリモコンでテニスゲームを始めた。 アナン「いけっ、おりゃっ!ちっくしょ~」 当初コンピュータの敵に押されていたアナンだったが、何かを掴んだのかたちまち追い上げ、マッチポイントで並ぶに至った。 そしてアナンは最後に相手が打って来た球を捕らえ、思い切りスイングした! アナン「これで極(き)めるッ!」 その時、勢い余ったアナンの手からWiiリモコンがスルっと抜け、見事にテレビ画面を粉砕したのだった。 アナン「痛(つ)ッ…!」 テレビ画面の破片でアナンは左腕から出血していた。 アナン「な、なんじゃこりゃあァ~!」 アナンは乗客を押し退け、前方へ向かった。 アナンのモミアゲはヒゲのエリアに達し、アナンは遂に先頭車両まであと一つというところまで接近した。 3両目で左腕に負った傷は思ったよりもたいしたことはなく、出血もほぼ治まりかけていた。 アナン「ちくしょう、あの下級戦士のハナクソ野郎め、この俺様から気高い血を奪いやがって!・・フン、まぁいい。ゴミの一粒くらいは放っておくか」 アナンは後ろを振り返ることなく、そのまま先頭車両まで突っ込もうとした。・・が、2両目は女性専用車両であり、ハッパイチマイもズタボロに近い状態・・という様相のアナンには、かなり厳しい戦いが予想された。 アナンもさすがに言葉を失い、若干のたじろぎを見せたが、不意に後ろを向き、腰をかがめた。まずは挨拶がわりの放物線を描くようにシャドウ放屁を放った。 アナン「ふっ!さっ!ぱぁーっ!」 しかし、アナンはシャドウで済ますつもりが中身まで出そうになった。 なんとか抑える事に成功したが、反発で噴射口から腸が一部はみ出してしまった。 アナン「島田ーっ!」 アナンは「しまった」と言おうと思ったが噛んで島田。 その瞬間、アナンの視界はブラックアウトした…。 アナン「ジャパーン!」 アナンは億千万の胸騒ぎがした。 アナン「ゆ、夢だったか…」 気がつくとアナンは手錠に繋がれていた。そう、アナンは脳天チョップは幸い致命傷までは到っていなかったが、アナンのエリート戦士としてのプライドはズタボロであった。 アナン「こな~ゆきぃ~♪」 アナンは窓の外で降りしきる雨を見つめながら、ウィンターソングをくちずさんだ。 アナン「あ~まりぃ~にも~ろくぅ~、はっはぁ~ああん♪」 その時だった! 取調官「コラー!真面目に聞け!触ったのかどうかを答えろ!」 アナンはハッと我に返った。 アナン「いや、太極拳の手が当たっただけで…!」 アナンは夢と現実の狭間で混乱していた。 取調官「太極拳だと!?そんな出鱈目に誤魔化されると思ってるのか!?」 アナン「粉雪のような白いぱんちーでした。」 取調官「…」 アナンは自白したと見なされ、5万ティバクーの罰金と、セクシャルカードの交付で釈放された。 アナン「プロレスは俺の人生なんだ…。」 外に出ると、冬を迎えたキタノハーテは一段と寒さを増していた。 街角の冬のスネタのポスターには屁・ヨンジュンがにこやかに微笑んで一般ピーポーを嘲っていた。 アナンは木枯らしに吹かれながら、そんな世の中を独り蔑んでいた。 アナン「世の中とは実に流動的だな。俺は一体どんな流れに乗っているのだろう。・・そしてこの物語も・・」 自らの物語に疑問を感じ始めたアナン。だが、次なる国で想像を絶する邪悪な渦に飲み込まれてしまうことになろうとは、この時は知るよしもなかった。
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旅人 ジェニファー コスト 23 レベル 10 MAX 進化元 - 進 化 素 材 緋色のドライアド (樹A) - ランク A HP 544 921 進化先 発掘家 ジェニファー (A) フレイフラウ (フラウC+) - MAX Lv 50 攻撃 498 843 進化費用 230,000 ヒノキノ・ルーキー (キノコC+) - No.0470 Aスキル キュアセルフ 自分のHPを50回復 売却価格 10,600 火石のロシェ (ロシェC+) - 編集 Sスキル あわてないで! (12) 攻撃を2ターン遅らせる 入手方法 クリスタルガチャ 個別データ 備考
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ふわふわソファー L:ふわふわソファー = { t:名称 = ふわふわソファー(アイテム) t:要点 = 壁,ソファー,クッション t:周辺環境 = 設置された家 t:評価 = 住みやすさ+2 t:特殊 = { *ふわふわソファーのアイテムカテゴリ = ,,,設置型アイテム。 *ふわふわソファーの位置づけ = ,,,家具。 } t:→次のアイドレス = 素敵なお客様(イベント) } お値段 10マイル 解説 リビングにすわり心地抜群のソファーはいかがでしょう? シンプルなデザインはどんな部屋にもぴったりです。 遊びに来たお客様もきっと喜んでくださるはず。
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/11.html
ファーレントゥーガとは? 「ファーレントゥーガ」はあとあと氏が開発した、フリーの戦略・戦術シミュレーションゲーム(以下戦略・戦術SLG)です。 Windows95~11、いずれのOSでも問題なく動作します。Vista以降はmidi再生とhlpファイル展開に若干の問題があるものの、いずれも修正可能です。また、修正せずにプレイすることも可能です。 ファーレントゥーガでは、プレイヤーが自由にシナリオを作成・編集することが出来ます。 Windows付属のメモ帳で済ませることも可能ですが、各種エディタを使うことでより手早く、より手軽にシナリオ編集を行うことが出来ます。 現在、ファーレントゥーガ本体はVectorから入手することが出来ます。 興味を持たれた方はどうぞ。 シナリオ・ユニットの公式エディタはインターネットアーカイブから入手可能です。 こちら(旧ふぁらんくす) WIndows10,11でもプレイすることができますが、セーブデータが消失したり、 戦闘終了後のゲームの強制終了(システムリソースが足りません。)が起こることがあります。 いくつか回避策があるので、インストールを行う前に 本wikiの「システムリソースが足りません」回避法のページを読むことをお勧めします。
https://w.atwiki.jp/tradingfigure/pages/146.html
ジェニファー 製品情報 全高 7.3cm 全幅 6.2cm(最小幅 3.2cm) 原型製作 右藏 パーツ構成 本体 登場作品 魔界戦記ディスガイア
https://w.atwiki.jp/fffurniture/pages/128.html
二人掛けソファー L:二人掛けソファー = { t:名称 = 二人掛けソファー(アイテム) t:要点 = ソファー,小さめ,ほんわか t:周辺環境 = 設置された家 t:評価 = 住みやすさ+1 t:特殊 = { *二人掛けソファーのアイテムカテゴリ = ,,,設置型アイテム。 *二人掛けソファーの位置づけ = ,,,家具。 } t:→次のアイドレス = 膝枕(イベント),二人きりの時間(イベント) } お値段 5マイル 解説 (準備中)
https://w.atwiki.jp/furry/pages/12.html
491 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 14 50 45 ID T5id7Rop 工業地帯は道路に面するのを3~4マスだけにしてあとはそこからのびていくようにすればいい ハイテクからはハイテクしか連鎖していかんからファーリー完全閉め出し出来るぞ さすがに地区でかくしすぎるとバス停やらがパンクするから分散しれ 525 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 23 54 ID T5id7Rop この新興の都市ニューシティの市長に特に乞われて 私ファーリーがこの町にやってきたのはもう何十年前だったか 私はこの若い都市の活力に、そして市長の情熱に社運を賭けようと決心した 苦難の連続だった 整地もされず波打った大地を必死に整地しながら 段々畑のように化学薬品タンクを立てたこともあった 水道管が破裂し、発電所がパンクして停電、生産ラインが止まった事もあった それでもシムも市長も明日を信じて皆笑顔で頑張った 527 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 28 22 ID T5id7Rop 時は流れニューシティは変貌を遂げた バラック小屋が立ち並んでいた駅前は摩天楼と見違えるような高層ビルが立ち並び 郊外には大学やハイテク工場が、中心部には公園や病院が完備され この都市は周囲からの入居者希望が殺到する自然と技術が融合した理想的な都市に成長していた この頃からだっただろうか、私の工場に異変が起きたのは 市が新しく誘致している工業団地に当然私は工場を建設した 私は黎明期から市の経済を支え続けた地元経済界の重鎮であり 市の商工会議所の議長にまでなっていたため、たやすい事だった しかし、いざ工場の落成式に出向くとそこは何も無い更地だった それだけではない、私が手回ししておいた関連企業のグランムストン工業やスチール石油の工場までが まるで煙のように消えていたのだ 私は現場の作業員を問い詰めたが 彼は悲しげに首を振るばかりだった 528 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 31 31 ID T5id7Rop 私は市長になにが起こったのかを詳しく調査するように依頼した 当然市長も快諾してくれると期待したが、その回答は 「市長に捜査権は無い。警察署長に話してくれ」 という意外なものだった 私は胸に何か不快な黒いものが去来するのを感じたが、その時はそれが何であるかは分からなかった 私はもう一度自分の工場があるはずだった団地を訪れた しかしそこには目を疑う光景が待っていた 更地になった後、なんの建設予定もないはずの団地には 人間工学で有名なストラットン社やバース圧縮サービス といったいわば 後年ニューシティに進出してきた余所者の会社達が名を連ねていた 私は市の財務担当に連絡を取ろうとしたが 所在が不明と言う冷たい対応が帰ってきた そこで商工会議所の決議を利用して彼ら新参の工場に対して圧力をかけようとした しかし、会議の当日またも信じられない光景を私は目にすることになる 商工会議の私の子飼いのメンバーの席にはストラットン社の役員が座っていた 彼は「これから我々も微力ながら市の発展に尽力したい」と笑った 529 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 34 19 ID T5id7Rop 私は途方にくれた 何かが狂って行っている事は分かっていたが有効な打開策が見出せないでいた 私はかつて必死に化学薬品タンクを建設した丘の上にある本社に戻ろうとした しかしその丘にはなんの建物も無かった ただ丘だけが何かの冗談のように聳え立っていた ―こんな馬鹿な話があるか! 私は市役所に怒鳴り込んだ しかし応対した職員は、官僚特有の無表情な顔に事務的な口調で 口の端に僅かに笑みを浮かべながら 「市の環境基準が改正されたのですよ。 あなたの工場はその基準を満たしていなかったので 強制執行で工場を撤去させていただきました」 とだけ言った 531 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 37 21 ID T5id7Rop 私は我を忘れ、アポも取らずに官邸を訪れて市長に問い正した 若き日の面影を微かに残す市長は、面倒くさそうに顔を振って 「時代は変わったのです」 と言い放った なおも詰め寄ろうとすると 市長は、コンベンションセンターで講演があるから、と言い残しその場を立ち去った 私は守衛につまみ出されてしまった 帰る場所もないというのに そして、その直後… 公害産業に対する税率が20%に引き上げられたという記事が出た 533 名無しさんの野望 sage 2009/05/24(日) 18 51 50 ID T5id7Rop のちの産業独立戦争の幕開けである ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm6106282 を見てたら思い出した 556 名無しさんの野望 sage 2009/05/25(月) 00 33 31 ID 7oaD6ydy 531 ・・・そうか・・・これが時代・・・。 明日、このシティを発つ長距離列車のチケットをポケットに入れた私は、もう闘う気も失せていた。 市長は悪くない。彼の背後には何万という市民達がいて、彼は”彼ら”の幸せをも守らねばならない立場 にあるのだ。シティは変わる。住民も変わる。そう、かつて彼は私にもあの幸せな時代をくれたではな いか。あの、希望に満ち満ちた時代。世の中は豊かになっていく一方であると信じて疑わなかった時代。 今は、あの頃が、あの何もなかった荒野に打ち立てた薬品タンクを見上げて肩を組みながら笑いあった あの頃がもう、二度とは訪れぬ幻想と成り果てた事を受け入れなければならない。 私の出番は終わったのだ・・・。 560 名無しさんの野望 sage 2009/05/25(月) 00 48 00 ID 7oaD6ydy 私は、財布の残金を確認してみた。 「・・・”シティ”と別れをしのぶ位の金はあるか・・・」 今や摩天楼と化した駅前の繁華街($$$商業)。客の呼び込みも一段と賑やかな通り。 「旦那!どうです?!イイ子いますよ!!」 私の身なりを見て判断したのだろう、高級店の客引きが群がってくる。一応、私も社長ではあった。 「はは・・・。今夜はいいんだ。連れを待たせている・・・。」 常套な嘘で彼らから逃れながら、その若い客引きたちを見てつい、「・・・お前達がまだこの世にも いない頃から俺は・・・!俺達がこの街を・・・・・・」と何度思ったことか。 ・・・失礼、私も老いたに違いない。こんな愚痴が口をつくようでは・・・。 564 名無しさんの野望 sage 2009/05/25(月) 01 05 45 ID 7oaD6ydy ハイカラな駅前の繁華街を少し行き過ぎたところに、まだそこにあるのが奇跡としか思えない古びた 居酒屋($商業)が見えてきた。若い頃はよく仕事の後、従業員ややはり若かった市長と共に来 たものだ。もちろん、市長が一民間企業と酒なんかを飲んでいたら問題だからバレないように色々と 苦労したものだ。尚、誓って言うが、私はやましいことはしていない。まぁ、ほんのちょっぴりは オイシイこともあったかも知れないが、それは、何もない荒野に街一つ打ち立てた者の権利と思いたい。 店のオヤジは知っていたかも知れない。が、彼は何も言わなかった。 いや、一度だけこう言っていたことがあった。 「旦那方はこの村をさ立派な街に、こさえるでしょ?大変なことです、ハイ。あっしには、そんな難し いこちゃぁできねぇども、だけんど、ここで旦那達に一杯おごる事くらいならできます。 ねぇ、旦那方。めぇ一杯働きんさった後の酒は、ほんにウマイもんですがな。 どちらの旦那も、めぇ一杯働きなすったら、たまにはココでウマーい酒でも飲んでってくんなさい。 それでこそ、仕事もはかどるっちゅうもんですがな・・・。」 566 名無しさんの野望 sage 2009/05/25(月) 01 18 54 ID 7oaD6ydy ・・・かつての思い出を脳裏に思い起こしながら、私はその店の扉を開けた。 最近では、ここも少し寂れてきているのは私にも分かる。つまりは”今風”ではないこの店は、私の会社 同様、時代からの退場を迫られているのかも知れない。 「お先に失礼・・・と言ったところかな・・・。」 今の境遇ではどうしてもネガティブな思考になってしまうことを、どうかお許し願いたい。 いつも陣取るお決まりの指定席(という程おおげさでもないのだが)に目をやると、その日はすでに誰か が座っているようだった。 「おい、オヤジ?」 私はオヤジに一瞬、抗議の目をやってしまった。あの席は私の席と(私が勝手にだが)決めていたのだ。 だが、オヤジは少しだけ、こっちに視線をよこしながら”よく見てみろ”と言わんばかりの表情をした。 後はまた、黙々と料理を仕込む作業に戻る。訝る私をもう見ようとはしない。まったく無愛想なのは昔 からだ・・・。 私は、もう一度”指定席”を見てみた。 いまだに着慣れなさそうなYシャツの腕をめくり上げ、ネクタイはだらしなく緩め降ろし、すでに山盛りの 灰皿にまだ吸殻を押し込もうとしている男が、似合わない赤ワインの入ったグラスをもう一度、空にするか どうか迷っている風だった。 それは、市長だった・・・。 653 名無しさんの野望 sage 2009/05/26(火) 02 05 08 ID ZEIJbnRU 「・・・あ・・・」 一瞬、私は言葉に詰まり彼―市長―のファーストネームすらも口に上せることを忘れていた。 「・・・や!・・・来たな・・・」 市長の方ははどうやら準備万端、虎視眈々。どうやら、というよりも確実に私を待っていたようだ。 先ほどのオフィスでのやり取りの件もあった。今、私が彼に持ち合わせるものは、大気汚染よりも 有毒な毒気のはずだった。なのに、このだらしなく酔いつぶれ(かけた)市長ときたら、毒気もな く「や!来たな・・・」と親しげに片手を挙げてくるのだ。私がこの店に入る直前まで今のこの環 境を寂しく嘆き、そして市長に裏切られた心境でいたのは、お察しの通りである。 だが、市長のこの顔を見た時の私の心境は、早くも動揺していた。例えるのなら、大切な友人と喧 嘩した翌日に和解のサインを投げかけてくる相手にさりげなく、そう極めてさりげなくにではある が、その提案を受け入れるものに変化していた。異性との駆け引きとはまた異なる、不思議な緊迫 感と安堵感・・・といったところであろうか。 要するに私は毒気を抜かれたのである。 (ヤレヤレ・・・あんたは大した大気清浄機だよ・・・。) もちろん、そんな表面化の感情はおくびにも出さず(私にも意地がある)、私は敢えて無愛想に彼 の隣に座り込んだ。 「何だよ、こんなところにまで・・・」 と言いながら、やや乱暴に酒を注文する。なじみのアルバイト店員が少し驚いているのが分かる。 ・・・すまん、今は機嫌が悪い所をこいつに見せたいだけなんだ・・・。 後で店員には謝ろうと思いつつ、私はなおも”機嫌が悪い振り”を続けてやろうとした。 今晩ぐらいは愚痴の一つくらいもいいだろう。私はもう”シティ”を出て行くのだから・・・。 しかし、”清浄機”の反応は意外なものであった・・・。、 721 名無しさんの野望 sage 2009/05/26(火) 23 01 48 ID vYGQ40w8 やがて酒がテーブルに届く。運んできたのがさっきの店員ではないのは幸いだった。 ・・・と、唐突に市長が問いかけてきた。 「で、どの駅だ?」 「・・・?何だって?」 「だから、お前、この街を出て行くんだろう?どの駅からだ?」 「ああ、そのことか・・・。”シティ中央”駅だ。明日の深夜に夜行で発つ。」 「夜行ね。あの蒸気機関車型の動力機が有名な奴だな?」 「そう・・・。”旅人にとってはそれが一番落ち着く”とか何とか、どこかの有名な女優が言って・・・」 「知ってるよ。”シティ中央”駅が停車駅に選ばれた時に、鉄道会社から説明があった。」 「・・・そうかい・・・。」 訊いておいてその態度はないだろう。一瞬思い、またしばらく黙り込む。 本当はそろそろ、昔話や今後の身の振り方でも話しておきたい。 だが、私はまだ機嫌の悪い振りをやめてはいない。 早くいいキッカケが来ないものか、あるいはこうなれば酒量に任せるしかないか・・・。 市長の方は私の演技に気が付いているのかいないのか、外見からは分からない。分かるのは、もう充分に 緩めているネクタイをまた緩めようとしていることくらいか。これが酒を飲んだ時の彼の癖であることは、 もう充分に知っている私だった。 再び唐突な切り出しで会話が始まる。 「ファーリー。俺は次の選挙には立候補しないつもりだ・・・。」 743 名無しさんの野望 sage 2009/05/27(水) 01 49 34 ID Q3pg8BVz 721 ・・・何だって?」 「立候補しないんだよ。この街はもう充分に大きい。俺やお前がいなくても勝手に回り始めるさ。」 「お・・・おい、本気か?この街を棄てるのか?」 私は別に感情にまかせて上のように言ったのではない(機嫌の悪い振りももちろん、この時点でやめている)。 私にとって、彼が市長を辞めるということは、彼が”街を棄てる”ことに他ならないことであった。 つまりあり得べからざること・・・。これではこちらが市長の身の振り方を聞かなければならないではないか。 「しないって、じゃ、この先どうするんだ?まさか隠居ってことはないだろうな?」 待ってたかのような――いや、待っていたのだろう。大抵の質問にはポケットからハンカチでも取り出す ように簡単に応じてしまうのが、この男だった。そして今も衰えはないようだ。 「まだ縁側で緑茶飲みながら白髪を数える気にはなれないな・・・。この街の対岸に小さな村があるだろう?」 「ああ。何だっけ、確か最近発電所ができたとか何とか新聞で読んだ、な・・・。あ!!まさかお前?!」 「そうさ、先代の村長の後任が誰もいないんだと。ここの任期が切れたら引越しだな。」そう言って市長 (今はまだそう呼んでおこう)は、またネクタイを緩めようとする。 さすがだよ、市長・・・私は思った。 ただ昔を懐かしみ、今の状況に悲観して街を出て行こうとする私に対し、この男はもう一度あの興奮できる 時代を創り出そうとしている・・・。 「で、だ。お前、来ないか?俺と一緒に”対岸”に。」 「・・・対岸に・・・。もう一度・・・。」 「そうだ。ストラットンもバースもいない。いいか?お前はこの街を追い出されたんじゃない。次の街へ行く んだ。開発すべき土地は何百エーカーも残っているし業界の需要は高い。忙しいぞ、これからも!」 ・・・数十年前のあの日、若き市長は我が社の狭いオフィス(当時)で熱心に工場進出を訴えた。そして、 今度はこの小さな居酒屋の片隅で訴える・・・。私にとっては充分に上出来な”誘致”の打診であった。 781 名無しさんの野望 sage 2009/05/27(水) 23 49 15 ID vZ4zwSZY 743 尚も酒を片手に、そして時々ネクタイを緩める癖もきっちり忘れず(最初に一度大きく緩めて後はそれほど 大きく緩めないのだ。むしろネクタイに手を掛ける動作にも近いが、それでも酒も終盤になると、もはや大き な輪っかが首から垂れ下がっているような状態になる)、彼は早くも”次の街”の青写真を述べている。 実に楽しそうである。 この男にとって街造りこそはまったくの天職であるに違いなかった。 「・・・でどうだ?とりあえず、最初の工場はこの台地の上なんかがいいんじゃないか?ここなら、お前の 大事な大事な”タンク様”も立てやすいぞ。」 時々、私をからかう様なあるいは煽る様な言葉を混ぜ込みながら、机の上のナプキンに長年愛用の万年筆(私 が商工会議所議長になった時に記念に市からもらったのだが、すぐに彼に譲ってしまった。私はボールペンで 充分だからだ)で地図らしきものを描いている。色々書き込まれたナプキンには、アンダーラインや丸印で 強調された文字列が縦横に並び、居酒屋の狭い机は時ならぬプレゼンテーションの叩き台へと変貌していた。 それを眺めているとこちらまで楽しくなってくるのだから不思議だ。昼間の官邸での出来事が嘘に思えてくる。 私は決意した。 「市長・・・。」 「・・・それでこの辺りには幹線道路用の用地を確保しておいてだ、ここだ、この辺り・・・。いずれは・・・」 「市長・・・。」 私はもう一度呼びかけた。 「・・・ん、何だ?何か不満があるのか?」 「ないよ、不満なんて・・・。市長、ありがとう・・・。」 「いいよ、礼なんか。お前にはまたタンクをたくさん並べてもらうんだからな。何だったらまた手伝うぞ。 もちろん”お忍び”でだが、なに、まだまだ現場でも働ける。あの眺めは壮観だったよなぁ!」 数十年前の荒野での一場面が再び脳裏をよぎる。一瞬、挫けそうになったが私は言った。 「違うんだよ、市長。私は・・・俺は”対岸”へは行かないよ。」 833 名無しさんの野望 sage 2009/05/28(木) 23 12 11 ID ICmyHate 781 陽光が柔らかく差し込む、どこかノンビリ構えた午後の空間。 時計の秒針が刻む音までが耳に届く静かな部屋で、執務に勤しんでいる時だった。 ・・・だだだだだっ・・・騒がしい騒音が階段を登り上がってくる。騒音はすぐに、ドアの前までや ってきてノックもそこそこに(叩き破るという方が近い)部屋の中に踊りこんできた。 うるさいが、不快ではないその騒音は目の前で熱い湯気をたて、次には汽笛でも鳴らしそうな勢いである。 「顧問!顧問!ほらっ!見て下さいよ、これ!!応募が・・・こんなにたくさん応募が!!」 若い男が両手から取りこぼしそうな程に抱えるそれは、新しく造成された工業団地への応募やら誘致応諾の 書類の山だった。 「ほぉ、こりゃまたすごい・・・。村長、こりゃ大成功だな。」 「はい!これも顧問のアドバイスのお陰です!」 若い村長はこの大反響に滑稽な程喜んでいる。もちろん私も同じ気持ちだが、私まで舞い上がる訳にもいかない。 「で、次はどうする、村長?」 「うーん、僕としては全部の企業に来てもらってもいいくらいなんだが・・・」 「分かるよ、その気持ちは・・・。だが、この村にはまだ、彼ら全てを受け入れられる程のインフラもないし、 中には”ジュニア”の理想とはかけ離れた業者もおるやも知れんぞ。まずは目を磨き、そして選ぶことだ。」 「・・・顧問・・・。職場には親子関係を持ち込むなと、あれ程言ったのはあなたじゃないか・・・。」 「ん?おっ、あぁ、すまん、すまん・・。つい、な。許せ・・・。」 そう、私は今、若き村長となった我が息子に乞われ、顧問として行政にアドバイスを与える立場に就いていた。 尚、息子がどういう経緯で行政者としての立場を希望し、手に入れたのかはまた別の話しである。 とにかく、息子はもう大人であったし、彼の選択に私はまったく口を挟まなかった。悠々自適の老後でも楽しむ かと考えていた時、突然、新米村長であった息子から顧問として招聘されたのである。過去の私の経験を活かす、 これが最良の道かもしれないと感じた私は即諾し、現在、この村役場での執務となったわけである。 それは”市長”とあの居酒屋で別れてから5年が過ぎた頃のことであった・・・。 927 名無しさんの野望 sage 2009/05/29(金) 23 54 34 ID i4aM9kQc 833 その後の”市長”は居酒屋での宣言通りに行動し、シティの対岸の村で開発三昧と聞いている。 ・・・失礼、彼の村は昨年、町制に移行したことを失念していた。現在、彼は”町長”というわけである。 その手腕はまったく衰えを見せておらず、政令指定都市への移行を目指すかつての古巣”シティ”から合併提案 を持ちかけられた時にも、笑い飛ばしながら一蹴したそうである。尚、漏れ聞くところによると、その時の市長 のネクタイは緩んでいたという・・・。 「ところで顧問、今日もこの後2時からだけど、大丈夫?」 「大丈夫だ。このところしばらく続いたが、ようやくメドが立ってきたな。」 「うまく行けば今日で終わるかもよ。ま、頼むよパパ、じゃない、顧問。それじゃ作業着取って来る。」 「あ!おい、村長。分かっているだろうな。くどいようだがこの仕事はマスコミには・・・」 「”秘密”だろ?大丈夫だって。顧問こそ、ボロ出さないでよ。」 「生意気言うんじゃない。何度も経験済みだ。ジュニアがまだこーんなに小さかった頃からな! まぁ、立場は逆だったんだが・・・。」 「・・・なぁ顧問・・・。せめて”ジュニア”はやめてくれないか・・・。」 「はっはっは・・・。早く作業着を取って来い!車をまわしておくからな。」 ・・・一つの工事がその日、ようやく完工を迎えた。 そこらここらで、作業員達が歓喜の声をあげている。今日、また一つ新しい工場に稼動の灯が宿ったのだ。 「ありがとう!ありがとう!これでやっと、安定操業に入ることが出来る!本当にありがとう!」 創業者と思しき、これも若い人物が周囲から隠れるように、村長にそっと握手を求めている風景が目に付いた。 「おめでとう!私も嬉しい限りです!後は任せましたよ!」 「任せて下さい、村長!私はこれからもっともっと会社を大きくしますよ!そして良い製品をどんどん作る!! 今に世界中に俺達の製品を輸出してやりますよ!!」 「いいですね!私もきっとこの街を発展させてみせます!私はこの村を大きく・・・もっと大きくするんだ!!」 「ところで村長・・・。私はあなた達の協力を皆に公表できないことが本当に悔しいんです。」 「ははっ!気にしないで下さい!ウチの村、まだ小さいんで役場も暇なんですよ、ね、顧問・・・・・・」 936 名無しさんの野望 sage 2009/05/30(土) 00 14 24 ID JHeHJuE/ 927 ・・・若き開拓者達が、どうやらこの地にも誕生したようである。 肩を組むように語り合う二人の若者。どうしてだろう、まだまだ未熟なはずの彼らがとても頼もしく見えた。 今度こそ、もう、私は必要なくなるだろう。しかし、今はそれが嬉しくて仕方がなかった。 市長・・・。 お前はきっと、あのエネルギーに満ちた時代をもう一度、創り出すだろう。 それがいい。それがお前だ。 でも、俺の方もまんざらじゃなかった。 見てみなよ、あそこの二人。 まるで、あの頃の俺達そのままじゃないか・・・。 ・・・さて、ボチボチ帰ろう。さすがに泥と油にまみれたこのシャツは早く着替えなければならない。 そんなことをボンヤリ考えながら帰り支度をしていた時・・・。 「・・・違う!俺が言っているのはそんな無駄な道路じゃない!いいか、税金は誰が払う?民間の身にもなれ!」 「俺には自治体の首長としての責務があるんだ!まずは地域全体の発展を考え、それに応じたマクロな手を打つ。 お前こそ、もう少し大局的な観点に立ったらどうだ!!」 「何だと?!大体貴様が拝み倒すから来てやったんだぞ!偉そうにホザく前にインフラ整備しろ!」 「ふざけるな!なら、下らない脱税論議などしていないで、汗水たらして働いたらどうなんだ!!」 「ぬかしたな!」 「何だ?やる気か??」 ・・・おいおい、ジュニア達・・・。そんな所まで俺達に似なくてもいいんだが・・・。 「はいはい、お二方、そこまでにして・・・。良いですかな?お二方とも私をお忘れではありませんか? こういう時のために私がいるのですよ。まずは議論を止めて、場所を移してゆっくりと話しましょう。 少し遠いですが、”シティ”に馴染みの店があります。小さいけどナカナカ美味い物を出しますよ・・・。」 二人に割り込みながら、携帯電話を取り出す。 「ああ、オヤジ。俺だよ。・・・そうだ、席を押さえてくれないか?・・・そう、いつもの”指定席”がいい。」 ―――どうやら、いま少し、隠居は先延ばしになりそうである。 それにしても・・・・・・。この2人にはまず、どんな話しから聞かせるのが良いのかな・・・。 完 ファーリー先生の次回作にご期待ください!