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リーフィーシードラゴン アイテムレベル 33 棲息場所 売却価格 釣り上げ条件 釣れる場所 釣れる餌 納品 使用製作レシピ
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スタンダード☆タキシードサム 販売期間 2020/7/28~無期限 スペシャルゲスト タキシードサム ぬいぐるみ 7種(S,S,M,M,L,L,XL) ショールーム リスト imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 提供割合 SR(全3種) 大好きタキシードサムの壁 1.48% 興味津々タキシードサムの目 1.48% おしゃれなタキシードサムの花 2.09% R(全5種) タキシードサムのさわやかブルーベッド 2.60% タキシードサムのチアフルカーテンバスタブ 2.60% タキシードサムのくちばし 2.60% 興味津々チアフルハーフアップ 2.76% タキシードサムカーディガンワンピース 2.76% N(全16種) 5.05%
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シードリーム 〒519-3621 三重県尾鷲市行野浦204番地 http //owase-seadream.com/
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父・音無蒼雲の仇であるビャクエンを追って、シードラゴン島へやってきた剣士。 その目的は単なる仇討ちではなく、蒼雲の無念を、蒼雲とあやめの流派の剣技にて晴らすらめであった。 見た目は大和撫子のようであるが、剣の腕はかなりのもの。 シャークによるクーデター時、ビャクエンと対決して勝利。 あやめは止めをさすことはなかったが、ビャクエンは病におかされ長くないことを自覚しており、自害した。
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ヴァレリア・バスカビルと2人で1組の魔人。 水使いの系譜カーレオン王国バスカビル家の執事だったが、ヴァレリア・バスカビルが封印される際に魔方陣に飛び込み、共に封印された。 そのため、ヴァレリア・バスカビルと2人で1人分の封印とシードラゴン島への呪縛を受けている。 また、同じ封印を受けている影響から、ヴァレリア・バスカビルと同じ超魔力での延命効果と水使いの能力を持つに至った。
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その日、私は表の騒がしい声で目を覚ました。 う、もう朝か・・・・。 私は自室ではなくオフィスのソファで寝てしまっていた。 そうか、昨日は遅くまで文献を読み耽って、そのまま寝てしまったのだな・・・。 「ここだここだよ!間違いない看板出てる!!」 「わーん!! ウィリアム様ー!!」 寝ぼけ眼をこすっていると、騒がしい声はどたばたと階段を駆け上がる足音を伴って2階へ上がってきた。 そしてまたノックも無しにオフィスの扉がバーンと開け放たれた。 そして見知らぬ鎧姿の二人組の男が突っ込んで来る。 「申し訳ありませんウィリアム様!! 我々・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 と思ったら私を見るなり叫んで表へ飛び出していった。 何だ何だ一体・・・・。 とか思ったら気がつけば私にDDが寄り添ってすーすーと寝息を立てている。 う、いつの間にもぐりこんだんだ・・・・。エリスに見つかったら私がぶっ飛ばされるんだからやめなさい。 「ダメだ今ダメだお楽しみ中だった!!」 「あ、後にしようか1時間くらいでいいのかな!!」 人聞きわりーな楽しんでねーよ!!!!!!! 私は思わずドアの外に向けて絶叫したのだった。 男たちをオフィスの中へ入れて話を聞く。 2人はノルンの指示で本国から私に神剣を届けに来た部隊の隊員であった。 ちなみに若返った事は予めノルンには電信で連絡してある。 「しかし」 「軍用船で来た為に」 「入港許可が」 「降りなかったのです」 男たちがしょげかえる。どうでもいいが鬱陶しいので一区切りごとに交互に喋るのやめれ。 当たり前だ軍用船なぞ入港したら町の住民が何事かと思って騒ぎになるだろうに。 だから郵送でいいと言ったんだ・・・。 「やむを得ず小船で我々が入港し神剣をお持ちする事になりました」 「ところが・・・・」 ・・・ぬ・・・・まさか・・・・ 「海上で突然、族に強襲を受けまして、神剣が持ち去られてしまいました!」 そこでまた男たちがすみません!と頭を下げた。 何という事だ本当に狙ってる奴がいるとは・・・・。しかし、沖合いから小船でってそんな遠くから出たわけでもないだろうに、途中に襲撃してきそうな怪しい船なりいれば警戒はしなかったのか。 「いえ、族は1人で空から乗り込んできたんです」 「物凄く強い女でまったく歯が立ちませんでした。あっという間に神剣を奪い取ると来た時と同じように空を飛んで逃げてしまって・・・・」 えらく強い女が一人で空を飛んで襲って来たのか・・・・そりゃ突拍子も無いな、不意を突かれてもしょうがない。 しかし困った事になった。取り返そうにも海上の話では逃げ去った方向等参考にならんだろうし、空を飛べる強い女ってだけではなぁ・・・。 ふぅーむ・・・・。 しかし起きてしまった事をあれこれ言ってもしょうがない。私は一先ず男たちを船へと帰した。 「困ったわね・・・おじさま。大切な剣なのでしょう?」 起きて来て話に加わっていたエリスがコーヒーを出してくれながら言う。 まあ20年も自宅に放置しておいて今更大事ですというのも虫のいい話ではあるが。 しかしあの剣は私と契約している。他の人間が使ってもただの剣なのだがな。 上位のマジックアイテムの大多数は使用者との契約がなされて初めて本来の力を発揮する。私の神剣エターナルブルーもそうである。 とはいえ、取り返さねばなるまい。 私個人の問題としては諦めてしまえばそれまでだが、この話がきっかけで祖国が本腰入れて乗り込んできたら厄介だ。 シードラゴン島は国際協定でいかなる国も不干渉とされている。ただ口実があれば乗り込んでこようとしている国は多いはずだ。 今でも充分に各国身分を秘した調査員を送り込んで来ている事だろう。 失せ物に強い知り合いか・・・・カルタスに匂いで探してもらうとか・・・・ダメだ何を考えているんだ私は・・・・。 私は頭を抱えた。するとまたバーン!と扉が勢い良く開け放たれる。最近ここ訪れる人は皆ノックの風習を忘れてしまっているようだな・・・・。 「困っておるのじゃろうウィリアムよ。そういう時に何故この全知全能のわらわを頼らぬ?そなたも遠慮深い男よの」 うあ上階のテトラプテラ女王が来た。しかし何故私が困っていると・・・・神託か・・・・凄いなぁ。 「今日はそなたが失せ物で苦しむとの神託があったのじゃ」 やっぱり神託か。物凄い精度だ神託。 「後そっちの包帯娘とよろしくやってロール娘に殴られるとも神託があった」 「このどすけべー!!!!!」 ドガッ!!!! ぐあ冤罪だ!!! 事実確認の前に既に手が出ている。ああもう鼻血が・・・ティッシュティッシュ・・・・。 「どれ他ならぬそなたの頼みよ。その失せ物わらわが見つけてやろうかの」 や、まだ頼んではいないのだが・・・・てゆか今から頼みますお願いします。 明るいと集中できぬ、と言って女王が侍女たちに窓に暗幕を張らせた。オフィスが真っ暗になる。 応接テーブルの上の2本のロウソクだけが光源だ。女王の雰囲気とも相俟ってなんとも場が神秘的な空気になった。 でもそれが感じられなかったらしいDDは真っ暗になるなり寝息を立て始めた。わかりやすい娘だった。 女王が取り出した水晶玉に両手をかざして目を閉じる。すると水晶玉が淡い輝きを放つ。 「・・・・失せ物は剣か・・・・これはまた良い剣じゃの・・・・」 女王がつぶやく。ビンゴだ、これは頼りにしてよさそうだ。 「場所は・・・・・海上じゃの・・・・ん? これは・・・・・」 海上・・・・となると族は船の上か? 女王が集中を解いた。もうよい、と合図し侍女たちが暗幕を取り外す。急に戻った明るさに目をしばたたせる。 女王はなんとも微妙な表情をしていた。 「ちと面倒な事になっておるぞウィリアムよ」 そういうと女王は侍女に目配せした。間もなくその侍女が鳥篭を持って戻ってきた。 鳥篭には白いフクロウが一羽入っている。 「これはわらわの4つの使い魔の内の一つじゃ、今より現地の様子を直接そなたに見せようぞ」 そう言うと女王は鳥篭を開けてフクロウを出し、窓から空へと放った。 「しばし待つが良いぞ。使い間が見聞きしたものはこの水晶を通じてこちらへ伝える事ができるのじゃ」 ほほう、それは凄い。話半分に聞いてたけど本当にこの人全知全能なんじゃないのか・・・・等と思ってしまう。 それから20分ほど時間が過ぎて、再び女王はオフィスを暗幕で真っ暗にした。 「そろそろよかろう。見るがよい」 女王が水晶に手をかざす。淡い光を放った水晶はやがてある情景を映し出した。 海だ・・・・まだ海上を飛んでいる。 間もなく前方に巨大な黒い船が見えてくる。 !!!!・・・・・・軍用艦じゃないか・・・・しかもでかい・・・・。 旗を揚げている。そこにはドラゴンと槍の紋章があった。 「・・・・・竜帝国ガルディアス・・・・」 エリスが緊張で掠れた声で呟いた。 ガルディアスは北方、「竜の峰」と呼ばれる山脈を背負った軍事国家である。国土は狭いが国民大半が軍属であり、軍が傭兵として他国の戦争に雇われて出張ってくる。 その精強さは世界中に知れ渡っており、戦において相手方に竜の旗が見えただけで兵は戦意を喪失するとまで言われている。 ガルディアスを無敵たらしめているものは2つ。 飛竜を駆る騎士たち、ドラゴンナイト。 そして自身竜の血が混じった身体で生身で強大な戦闘力を誇る竜闘士、ドラグーン。 やがて視点は甲板上へと到達した。 広い甲板には7匹のワイバーンが並んで大人しくしていた。 ・・・・・竜騎士が7人も来ているのか・・・・・戦争ができるぞ・・・・・。 鼓動が早くなる。気付かない内に握り締めた拳にじっとりと汗をかいていた。 やがて視点は甲板上の2人の男女を捉えた。青い髪の女性とまだ表情にあどけなさの残る青年。 2人ともガルディアス軍の黒い戦装束を纏っている。 「あーあ・・・・僕も行きたかったなぁ。剣取りに行くの」 そう言った青年が手にしているのは・・・・神剣エターナルブルーだった。 「いいえ、海里。ほとんど戦闘らしい戦闘はしていません。あなたが来てもする事はありませんでした」 無表情で女性が答える。 「それにあなたのシルバーウィンドは大きくて目立つ。奇襲には向きません」 「シルバーだって長い船旅で身体が鈍ってるよ」 カイリと呼ばれた青年がワイバーンの内の1匹を撫でる。その1匹だけ特に身体が大きく他の6匹と違い銀色をしている。 ワイバーンが嬉しそうに低い唸り声を出す。 「早く戦いたいなぁ。凄い強いんでしょ?そのバーンハルトって」 「シトリン達が到着するまでは本格的な交戦は避けるべきです、海里」 女性が静かに言った。青年が明るく笑う。 「姉さんが来るまでには終ってるよ僕とルクがいれば! ルクはガルディアス最強のドラグーンなんだから!」 「いいえ海里。私は皇帝陛下にはかないません」 女性が静かに首を横に振って言う。 「あー、陛下は怪獣だもん一緒に考えたらダメだよ。・・・・それにしてもこの剣何の力も感じないよ?本当に強い剣なの?」 「その剣は契約により力を発揮します。所有者であるウィリアム・バーンハルトとの契約が有効な限りは他者が使っても普通の武器と同じです」 ふーん、と青年が神剣をひゅんひゅんと振った。 「そっか、姉さんのレーヴァテインも確かそうだったよね。同じかぁ・・・。ルクのグングニールもそうなんでしょ?今回は持って来てるの?」 「はい。今回は使用許可が降りていますので携帯してきています」 と、そこでピクンと反応した彼女がこちらに視線を合わせてきた。 「あれ? なんで海にフクロウ・・・・」 青年もこちらを見てくる。 「ウィリアム・バーンハルトですね」 名を呼ばれた。 「私はガルディアス帝国のドラグーン・ルクシオン。そして彼は『竜撃隊』隊長の雨月海里。あなたの神剣はここにあります。取り戻したければ・・・・」 そこでルクシオンと名乗った女性が殺気を全身から発した。水晶越しでもビリビリとそれが伝わってくる。恐ろしいプレッシャーだ。 「力ずくで取り戻しに来て下さい」 第17話 砂漠の女王と熱砂の迷宮← →第18話 2
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ムーラーイラシードビンアルハサン(ムーラーイ・ラシード・ビン・アル=ハサン) ムーレイラシードの別名。
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コーヒーなどいかがで御座いましょうか? 基本紳士、たまに悪。 パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像URL.png) 【基本情報】 キャラクター名 プレイヤー名 クラス/スタイル ワークス レベル/使用経験点 ノード エトス ポイゾナス/シューター 弓兵 17/0 所属国 性別 年齢 身長 体重 アドベント 男 57 身長を記入 体重を記入 【ライフパス】 出自 死 毒沼みたいな混沌に巻き込まれた。 経験表1 名声 毒使いとしての名声はそこそこ。 経験表2 絶技 毒使いしかできない、さまざまな仕事を請け負って成功した。 【信念】 種別 内容 目的 忠誠 禁忌 離反 趣味趣向 コーヒー豆にこだわる。 【因縁】 対象 関係 感情(メイン/サブ) 名前を記入 関係 感情メイン/感情サブ 詳細設定 (このキャラクターは成長作業の途中です。:ワークス特技あと2個) 基本的に紳士的だが、たまに変なことします。コーヒー大好き。 それ以外の設定は適当にセッションで考えます。(屑) 【基本能力】 HP MP 天運 165 163 4 基本値関連 装備修正 結果 行動値 基本行動値30 装備修正-2 結果28 移動力基本値 基本移動力24 装備修正-3 結果5 【能力】 基本値 判定基本値 スタイル修正 判定値 筋力 基本値12 判定値4 修正0 判定値の合計4 反射 基本値24 判定値8 修正2 判定値の合計10 感覚 基本値30 判定値10 修正1 判定値の合計11 知力 基本値30 判定値10 修正1 判定値の合計11 精神 基本値9 判定値3 修正1 判定値の合計4 共感 基本値8 判定値2 修正1 判定値の合計3 【技能】 筋力(判定値4) 格闘(2Lv) 力技(2Lv) 重武器(2Lv) 水泳(2Lv) 頑健(2Lv) 反射(判定値10) 軽武器(2Lv) 運動(2Lv) 隠密(2Lv) 回避(2Lv) 騎乗(2Lv) 感覚(判定値11) 射撃(4Lv) 手業(2Lv) 知覚(2Lv) 霊感(4Lv) 知力(判定値11) 治療(3Lv) 混沌知識(2Lv) 聖印知識(2Lv) 軍略知識(2Lv) 専門知識:任意(2Lv) 専門知識:任意(2Lv) 精神(判定値4) 意志(2Lv) 聖印(2Lv) 共感(判定値3) 話術(2Lv) 感性(2Lv) 情報収集(2Lv) 芸術:任意(2Lv) 芸術:任意(2Lv) 芸術:任意(2Lv) 【クラス特技】 No 特技名 種別 レベル タイミング 判定 対象 射程 目標値 コスト MC 使用回数 1 死の邪毒 邪紋(自動/薬毒/BS) レベル1 攻撃の直前 自動成功 自身 射程 目標値 コスト3 FW 使用回数 ^ 効果 白兵か射撃でダメージを与えた場合、毒5を与える。LV×3+5レベルの毒を受けない。 2 狂う戦士の雫 邪紋(薬毒) レベル3 セットアップ 単体 自動成功 1sq 目標値 コスト4 ○ 使用回数 ^ 効果 そのラウンド中対象が行うダメージロールにLVD6する。攻撃するたびにLV×2のHPを失う。 3 竜殺しの滅毒 邪紋(薬毒、偉業) レベル2 ダメージロールの直前 単体 シーン 目標値 天運2 ○ 1ラウンド1回1シーンLV回 ^ 効果 自身が与えた毒を受けている大勝が攻撃からダメージを受ける直前に発動できる。そのダメージに+毒の強度し、属性を体内に変更する。 4 絶死の魔毒 邪紋 レベル5 常時 自動成功 自身 射程 目標値 コスト MC 使用回数 ^ 効果 特技やアイテム効果で与える毒の強度をLV×3する。LV5以上の場合毒同時に、硬直を与える。 5 昂ぶらせる甘露 種別 レベル5 タイミング 判定 対象 射程 目標値 コスト MC 使用回数 ^ 効果 効果 6 増殖する死 邪紋 レベル5 イニシアチブ 自動成功 単体 5sq 目標値 コスト7 FW 1ラウンド3回 ^ 効果 すでに毒になっている対象の毒のランクをLV×3し、放心を与える。 7 侵食する毒素 種別 レベル3 常時 自動成功 自身 射程 目標値 コスト ○ 使用回数 ^ 効果 ポイゾナスの特技によって与える毒は、BS毒無効、状態復帰などで無効化されない。レベル3になると毒消しなど毒を回復する効果のアイテムと特技でも回復できない。アーティファクト、アカデミーサポートは回復できる。 8 混沌感応 邪紋 レベル3 マイナー 自動成功 自身 射程 目標値 コスト4 ○ 使用回数 ^ 効果 霊感か意志の判定ジャッジのダイスを+1個する。レベル3だとタイミング判定の直前で使用できる。 9 即断発射 邪紋 レベル5 イニチアチブ 自動成功 自身 射程 目標値 コスト15 ○ 1ラウンド1回、1シーンLV回 ^ 効果 即座にメインプロセスを行える、マイナーアクションは行えない(レベル5なら可能)。未行動でしか使用できない。 10 魔境を喰らう者 邪紋 レベル1 メジャー 霊感 自身 射程 効果参照 コスト FW 使用回数 ^ 効果 霊感判定で、混沌発散(ルール2、P214)行える。MP20の変わりに、HP20消費する。 11 投影武器取得 邪紋 レベル1 常時 自動成功 自身 射程 目標値 コスト MC 使用回数 ^ 効果 LV個まで投影武器を取得できる。 12 重ね食らう毒 種別 レベル1 クリンナップ 自動成功 LV体 視界 目標値 コスト10 ○ 使用回数 ^ 効果 毒になっている対象に体内属性の毒ランクダメージを与える。 13 妨げの一矢 邪紋 レベル2 判定の直後 自動成功 単体 武器 目標値 コスト7 ○ 1ラウンド1回 ^ 効果 対象が行った判定の達成値を-(LV+2)する。 【ワークス特技】 No 特技名 種別 レベル タイミング 判定 対象 射程 目標値 コスト 1 毒匠 技術 レベル5 常時 判定 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 与える毒の強度にLV×3する。 2 重ね打ち 種別 レベル3 ダメージロールの直前 判定 自身 射程 目標値 コスト3 ^ 効果 所持している武器から反射個選択し消費する。そのダメージに消費数×LV点する。 3 狙撃姿勢 戦闘 レベル3 マイナー 自動成功 自身 射程 目標値 コスト4 ^ 効果 そのプロセス中、武器を使用した射撃攻撃の命中判定に+LV、射程を2sqする。 4 技能鍛錬:治療 共通 レベル1 常時 自動成功 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 治療レベルを3にする。 5 上級技能鍛錬:射撃 共通 レベル1 常時 判定 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 射撃をレベル4にする。 6 上級技能鍛錬:霊感 共通 レベル1 常時 判定 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 霊感をレベル4にする。 7 偉業到達 共通 レベル1 常時 判定 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 偉業特技を一つ追加で取得できるようになる。 7 天運上昇1 共通 レベル1 常時 判定 自身 射程 目標値 コスト ^ 効果 天運を1増やす。 【アイテム】 アイテム所持可能重量 装備品+その他 最大値 ^ 7+12 22 武器 武器 名前 重量 技能 命中修正 攻撃力 行動修正 移動修正 射程値 ガード値 メイン 天を墜とすもの 重量7 技能、射撃 命中修正-2 攻撃力、武器筋力+4 行動修正-2 移動修正-3 射程値1~4sq ガード値0 ^ 効果 この引きによる攻撃の直前にMP4消費すると、炎熱属性に変更できる。 サブ 名前 重量 技能 命中修正 攻撃力 行動修正 移動修正 射程値 ガード値 ^ 効果 効果 その他 名前 重量 技能 命中修正 攻撃力 行動修正 移動修正 射程値 ガード値 ^ 効果 効果 合計 名前 重量 技能 命中修正 攻撃力 行動修正 移動修正 射程値 ガード値 防具 防具 名前 種別 重量 回避修正 防御力 行動修正 移動修正 ^ ^ ^ ^ ^ 武器/炎熱/衝撃/体内 ^ ^ メイン 名前 種別 重量 回避修正 武器/炎熱/衝撃/体内 行動修正 移動修正 ^ 効果 効果 サブ 名前 種別 重量 回避修正 武器/炎熱/衝撃/体内 行動修正 移動修正 ^ 効果 効果 その他 名前 種別 重量 回避修正 武器/炎熱/衝撃/体内 行動修正 移動修正 ^ 効果 効果 その他 名前 個数 重量 ダガー 12 12 効果 効果 名前 個数 重量 効果 効果 名前 個数 重量 効果 効果 乗騎 名前 攻撃修正 命中修正 回避修正 防御力 行動修正 移動修正 ^ ^ ^ ^ 武器/炎熱/衝撃/体内 ^ ^ 名前 攻撃修正 命中修正 回避修正 武器/炎熱/衝撃/体内 行動修正 移動修正 効果 効果
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ロードリアス財団本部バベル・ザ・ドーヴァルト。 天を突く巨大な石造りの塔。 遺跡じみたその外観からはまったく想像がつかないが、内部は超近代設備であり、数千の職員達が働いている財団の心臓部である。 そのバベルの塔の一角に、現在この巨大組織を実質的に支配している男の生活する区画がある。 彼の名はピョートル。銀の髪に赤い瞳の男。 権謀術数に長け、東洋の魔術を使い、いかなる時でも扇子を手放さないこの妖しくも雅な中年男は、秘密結社『ユニオン』の幹部ラウンドテーブルの1人でもある。 彼はシードラゴン島の死闘で財団の総帥、ギャラガー・C・ロードリアスが命を落とした後、財団をほぼ手中に収めていた。 現在はロードリアス一族の者達が合議制で財団を取り纏めてはいるものの、それは表向きだけの事である。 全員、ギャラガーやその姪エトワールの様に力ある者ではなく、強大な血の力を持て余し自らの力に飲まれて破滅するであろう者か、或いはそもそもが血も薄れて大した力も持たない者だ。 彼らを傀儡とする事で、ピョートルは今財団を支配している。 そのピョートルの私室は、古い洋館の一室といった感じの広い部屋だった。 古めかしいウォールクロックが時を刻み、アンティーク調のテーブルと椅子が置かれ、サイドボードの上のレコードプレイヤーからはクラシックが流れている。 そんな中でこの部屋の主は、立って血の色をした液体を満たしたワイングラスを手にしていた。 「皇国にエウロペア、みる茶、ゴルゴダ…ウィリアム・バーンハルトを追うミューラー。そして、各々本拠地にて対敵を迎え撃つ形となるヴェルパールとビスマルク」 ピョートルが口を開く。自分以外、誰の姿もない室内で。 しかしその言葉は独り言には非ず。彼の言葉に耳を傾けている者は存在する。 「…このあたりで、1人2人欠けて頂けると、この先色々とやりやすいのですがねぇ」 そしてピョートルはゆっくりとグラスを傾けた。 上質のワインが喉へ落ちていく。 「…畏れながら」 ピョートルの背後に、不意にぼうっと翁面が浮かび上がる。 公私共にピョートルの参謀を務める、その側近中の側近、不知火である。 「この不知火めにお命じ下さりませ。必ずや御館様のご期待に沿いましょうぞ」 翁の面よりしわがれた声が室内に響く。 名乗りを上げた自らの忠臣に対し、振り向かずにピョートルはフッと笑った。 「ンフフフ…その必要はありません。円卓の者達の大半は各々の事情で生き急いでいる者ばかり。我らが何もせずとも、追々その数を減じていく事でしょう」 「…御意に」 それきり、不知火の声はしなくなり、面も気配も室内から消失する。 ピョートルはテーブルにワイングラスを置くと、右手を胸の高さまで上げて目の前で2,3度手を握っては開いてとくり返した。 「まだ6割といったところですかな。…つまり、今はまだ『その刻』ではないという事ですなぁ」 そう呟くピョートルの拳から青黒い蜃気楼の様なものがゆらりと立ち昇り、そして虚空へと消えていった。 浮遊大陸を治める巨大国家パーラドゥア皇国。 その首都であるパシュティリカは4層からなる巨大な多層都市であった。 そして今、その白い皇都は喧騒に包まれている。 都市の何処でも明るい楽曲が流れ、人々は笑顔で祝福の言葉を繰り返している。 神皇ユーミルの娘、皇姫メリルリアーナと、大都ダナン太守の息子であるアシュナーダの婚礼の儀が間近に迫っている為であった。 「いや~、パレードはいよいよ明日から始まるんですねぇ。楽しみですね!!」 将軍アレイオンの屋敷にて、テーブルを囲んでいる面々よりカルタスがそう声を上げて瞳を輝かせた。 彼らは昼食の後の時間を談笑して過ごしていた。 「それはいいけど、あなたクシャミとかで山車とか吹き飛ばしそうだからあんまり間近で見物しない方がいいわよ」 そのカルタスとは対照的に、落ち着いた様子でクリームソーダのストローを咥えてベルが言う。 「はっはっは!! 心配はいりませんよ!! 警備隊の人たちからも、パレードの2km以内に私が近付いたら容赦なく射殺するって言われていますからね!!!」 何故か自慢げにそう言い放つと、カルタスは胸を反らした。 「それ大喜びで言う事じゃないと思うんですけど…」 エリスがそう言ってやや頬をヒクつかせた。 「…がっはっは!! 何だオマエ!! 結構可哀想な奴だったんだな!!! がっはっはっは!!!!」 全然気の毒そうに聞こえない言い方で叫ぶとグライマーがカルタスの肩をバンバンと叩いた。 そして叩かれたカルタスは芝生の庭の地面に深く突き刺さって土中へと消えていった。 「はいはいはい…ま~そうはしゃがないのオジさん達客なんだから。お行儀よくしてないとね」 スレイダーがそう皆を諭す。 しかしその言ってる本人は庭にビーチチェアとパラソルを出して、その上で水着にパーカーにサングラスという出で立ちで寛いでいたりするので説得力は0だった。 そこへ居間から庭へバルカンが顔を出す。 「良いではないか目出度き日の事だ。慎むべき時は慎み、楽しむ時は全力で楽しむ。それがプロレスラーと言うものだ」 「あなた枢機卿なんだから聖職者の立場で物言いなさいよ…。何でもう全力でプロレスラー視点なのよ」 呆れてそう言ってベルはため息をついた。 「そうだわ…私たちにも何かお手伝いできる事はないかしら」 思い付いた様にエリスがそう言って椅子から腰を浮かせた。 …ここに招かれて来てからというもの、エリスは客としてずっと扱われてきたので生来生真面目で働き者である彼女は落ち着かないのだ。 「気持ちは有難いが、そなたらは客人だ。のんびりしておればよい」 バルカンがそう言ってエリスを優しく制する。 「…おっまえ、相変わらずマジメだなぁ」 突然エリスの背後でそう声がすると、誰かが彼女の首に後ろから両手を回して負ぶさるように抱きついた。 エリスが思わずきゃっと悲鳴を上げる。 そのエリスの頬を、ふわりと広がった黒髪が撫でた。 視界に入る長い艶やかな黒髪に、鼻腔を微かにくすぐったミント系の香りに、エリスは覚えがあった。 「…ジュデッカ…さん?」 「『さん』はいらないな。よっ、久しぶり」 エリスの右肩に顎を乗せて、ジュデッカがニヤリと笑う。 「何か楽しそうな事始まるてって言うじゃないか。追いかけてきたぜ」 そう言うとジュデッカはヒョイとエリスから離れると、椅子ではなくテーブルに寄りかかるように浅く座る。 「あなたも式を見に来たのね」 ベルに言われて、ジュデッカは軽く笑うと肩を竦めて見せた。 「そのつもりなんだけどな。…どうもそれだけじゃ済まないかもしれないぜ」 「ふむ。どういう事かな?」 やや表情を真剣にしてバルカンが椅子の背もたれから背を離した。 小首を傾げたジュデッカは空を見る。 …その瞳には、常人が目にすることのできない精霊達が映っている。 「ザワついてるんだよ。この辺の精霊がさ。…間違いないね。近くに大物がいる」 クリームソーダを飲み切ったベルのストローがずずっと音を立てた。 そして彼女はストローから口を離すとジュデッカを見る。 「…『古精霊』ね」 「ご名答」 ジュデッカがニヤリと笑った。 「古精霊と、それを使役する奴が近くにいる。こいつは凄いぞ。…ただそこにいるだけで周囲の精霊が半ば従属状態にシフトして命令待ち待機状態になっちまってる。こりゃ私もそいつの近くじゃ精霊展開できないな」 「え、それって…」 まずいのでは、とそう言い掛けてエリスが言葉を詰まらせた。 精霊使いであるジュデッカは呼び出した精霊をその身に纏って強化するエレメンタルアーツの使い手である。 精霊の使えない状況では当然その戦闘力は大きく減じられる。 不安そうなエリスを見て、ジュデッカが目を細めた。 「心配はいらないぞ、エリス。どれだけ強い精霊使いだろうが、鉛玉を脳天にブチこんじまえばオダブツだろ」 腰の後ろのホルスターからリボルバーを抜いてくるくるとトリガーに指を掛けて回すジュデッカ。 「それに…」 スチャッと鮮やかにホルスターに銃身を戻してジュデッカがテーブルから離れる。 「私にも私の言う事しか聞かないじゃじゃ馬がついてるんでな」 空気中をヒラヒラと舞うものがあった。 それは七色に輝く、透き通った短剣の様な形状をした精霊だ。 短剣にすれば刃である部分がどうやら胴体と尾の様な部位であるらしく、そこをピコピコと振りながら空を飛んでいる。 光の精霊は神都2層の空を飛び、やがて一軒の大きな屋敷に吸い込まれるように入っていった。 そこは神都2層で大きく名の知れているさる豪商の屋敷である。 しかし、実の所その豪商とは『黒の教団』の信者であり、今その屋敷はゴルゴダに連れられて『ユニオン』より増援にやってきたみる茶とエウロペアの2人が滞在していた。 窓から入ってきた極光精霊(オーロラエレメンタル)が窓辺に立つみる茶の周囲にくるくると回りながら飛んだ。 「…ほう」 みる茶の口から感嘆の吐息が漏れる。 極光精霊はある報告を持って彼の元へと飛んできたのだ。 「鮮血精霊(ブラッドエレメンタル)の契約者が近くにいるのか…」 呟きながらみる茶は無意識に右肩を押さえていた。 先日、ロゼッタ諸島での戦闘の折にみる茶はブラッドエレメンタルの矢でその右肩を穿たれている。 もうキズも痛みも完全に消えてはいるものの、その事を彼は思い出していた。 「道理で精霊の集まりが今ひとつ悪いわけだね。…私の支配力に影響を及ぼせるほどの何者がいるのかと思ったが…なるほど、私と同じ古精霊を使役する者というのであれば納得だ」 「外部の者だな…」 ベッドで雑誌を広げて退屈そうに寝そべっていたエウロペアが、雑誌に視線を向けたままで言った。 「この国の連中は、『混じりもの』ばかりだ。竜の血は精霊と相性が悪い。この国にそれだけの精霊の使い手がいるとは思えん」 ふむ、とみる茶が小さく鼻で息を吐いた。 そこへコンコンと、ノックの音がすると扉が開く。 入ってきたのはターバンにローブ姿の目つきの鋭い鷲鼻に口髭の中年男だ。 この屋敷の主である。 「客人…婚礼の儀の襲撃の打ち合わせがある。参加して頂きたい」 そう言う主の口調と視線からは、2人に対する不審と不快が滲み出ている。 そもそもがこの男にしてみれば、2人を紹介したゴルゴダが既に「得体の知れない雇われ者」なのだ。 2人は不審者と言ってしまって差支えが無い。 だが、それでも2人を滞在させる事は教団の教主の命であり、男はそれを拒否する事などできようはずがなかった。 「…下らぬ。興味が無い。決まった事だけ伝えろ。興が乗ったなら当日その様に動いてやる事もあるかもしれん」 やはり雑誌から顔を上げずにそっけなくエウロペアが言い放つ。 主の顔にサッと朱がさした。 「キッ…キサマら!! 客人として手厚く持て成してやっておったが…ワシを虚仮にするつもりなら容赦はせんぞ!!!」 あくどい商売で一角の財をなした人物とはいえ、元来が粗暴で残忍な小者である。 逆上した主に応じ、部屋へと2人の男が入ってきた。 2人とも巨漢で筋肉に覆われた傷だらけの男だ。 「…オイ。ご主人様に黙って従え。でなけりゃ…」 男達が腰に下げた無数のスパイクの生えた金属製の棍棒を手に取った。 「痛い思いをしてもらう事になるぜぇ」 棍棒を手に凄む男達。 …しかし、相変わらずエウロペアは雑誌から顔をあげようとしない。 「聞いてんのか!! オイ!!!」 叫んで男の1人がエウロペアに手を伸ばす。 「…触るな、下衆が」 そこで初めてエウロペアは紙面から顔を上げると、男をギラリと睨み付けた。 「ンぶぇッッ…!!!」 目から…鼻、口、耳から鮮血を噴き出すと男たちはその場に両膝を突いて崩れ落ちる。 「む…いかん」 手を突いてエウロペアが上体を起こした。 そしてベッドの縁に座ってぽりぽりと頭を掻く。 見下ろす彼女の視線の先には、まるで土下座をする様に膝を屈してうつ伏せに絨毯に顔を鎮めている2人の男がいる。 その頭髪は、何があったのか先程までの黒色から全て白髪になってしまっていた。 「…な、何だ…一体何をした…」 主はその異様な状況にガクガクと震えて2,3歩後ずさった。 「悪いな。余りの程度の低さについ本気で殺気を当ててしまった。虫けら相手に些か大人げなかったな」 肩を竦めたエウロペアが嘆息する。やれやれ、と。 「こちらも醜態を見せた事だ。今回の件は不問としてやろう…運び出せ」 そう言ってエウロペアは部屋の外を顎でしゃくった。 ヒッと悲鳴を上げた主が慌てて男達2人を引き摺って部屋の外へ消えていく。 「失態だったな。無理やり付いて来たのだ。あれでゴルゴダに累が及ばぬといいのだが…」 「…別にいいんじゃないの? エウロペアいなかったら生首向こうに回収されてたかもしれないんだし、少しくらい迷惑掛けたって」 みる茶がどうでも良さそうにそう言う。 「…………」 エウロペアは視線を少しの間天井に留めるとみる茶を振り返り。 「…それもそうであったな」 と思い出した様に言った。 「オイ、勘弁しとけよお前ら」 戸口からそう声がすると、ガチャっとドアが開いてゴルゴダが入ってきた。 「何だ。居たのか、亡霊騎士(デュラハン)」 エウロペアがそちらを見る。 彼女が揶揄した通り、ゴルゴダは自らの首を小脇に抱えている。 「くっつけないの?それ」 みる茶がゴルゴダの小脇の首を見ながら言った。 「ああ、新しい身体がもう少しでできるんでな。今のこれは仮のボディだ。くっつけたってどうせすぐ外す事になるからよ。二度手間だ」 そして生首のゴルゴダは不敵に笑った。 「ドジ踏みはしたがな…。前回の負けは無駄じゃなかったぜ。得られたデータは全て新しいボディに反映してある。お陰で大幅にパワーアップできるってもんだ」 かっかっか、と上機嫌に笑い声を上げるゴルゴダをどうでも良さそうにエウロペアが横目で見る。 「まあその新しいボディとやらでお前は好きにしろ。みる茶はどうやら遊び相手を見つけたらしい。私は私で1人目星を付けた奴がいる。当日はそいつと遊ぶさ」 「ン? アンタの御眼鏡にかなうような奴がいたか…誰だよ」 興味深そうに尋ねるゴルゴダにエウロペアが首を横に振った。 「名は知らん。目元を仮面で覆った女だった」 ああ、とゴルゴダが納得した様に肯く。 「カーラか…そいつはこの国で最強の女だ。なるほど、奴なら確かにアンタの遊び相手も務まるかもなぁ」 ふむ、とエウロペアが唸る。 「…そう言えば、この国では妃は仮面で顔を隠す風習があるのか?」 「何?」 今度は逆にエウロペアがゴルゴダに問いを発した。 そのゴルゴダは問いの意味が良く解らず眉を顰める。 「そのカーラとやらだ。あれは、今回式を挙げる姫の母親であろう? 2人からは同じ血の気配がする」 「いや…有り得んぞ。皇妃は病没してる。それで神皇はあんな腑抜けになっちまったんだからよ」 ゴルゴダがそう説明する。 「そうか…まあ混じりものどもの事など私にはどうでもいい事ではあるがな」 そう言ってエウロペアは脇でみる茶が食べていた菓子の袋をサッと取り上げると、上を向いてザーッと一気に口へ流し込んだ。 そしてそれを見たみる茶は涙目でムスッと頬を膨らませたのだった。 第9話 7← →第10話 2
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ツェンレン王宮「黄龍の間」 数千年の歴史を持つツェンレン王国の政を司って来た王国議会の開かれる場所。 巨大なホールとなっている建物の屋根には龍が描かれており、円環状に並んだ席にはツェンレン高官の証である衣を身に纏った獣人達が座っている。 そしてホール中央の席にある威容…小山の如き体躯を誇る獅子頭の獣人こそツェンレンの最高権力者、獣王アレキンサンダーである。 議会の開会を示すドラが打ち鳴らされる。 響き渡る大音声に合わせて、老いた山羊の獣人である議長が立ち上がった。 「これより…ツェンレン議会を開会する」 議長の声を合図に、議場の全員が席を立ち無言で深く礼をした後に再び着席した。 王の背後には7つの席。 ツェンレンの誇る七将軍「七星」の面々が座っている。 「では、最初の議題は…ツァオ殿より」 議長が言うと、議場中ほどの席より1人の壮年の犬系の獣人が立ち上がった。 ツァオと呼ばれた獣人の議員は席に立て掛けられていた長い武術に使う棍を手に取るとゆっくりと並ぶ円環の席を抜けて中央部の開けた場所まで歩み出てくる。 目の前には悠然と自分を見下ろしている獣王がいる。 「発議…致す!!!!」 そう言うとツァオはバサッ!!と勢い良く上着を脱ぎ捨てた。 傷だらけの鍛えた肉体があらわになる。 そしてツァオは両手で棍を握ると、猛然と獣王へ向けて駆け出した。 「我ら王宮官吏の給料を上げてくださぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!」 バン!と高く跳躍し、王の頭部へと渾身の力で棍を振り下ろすツァオ。 そんな頭上のツァオを、獣王がジロリと動かずに見上げる。 微動だにしない王の頭部に炸裂する棍。 しかし、バキッ!!という高い音を響かせてへし折れたのは、振り下ろされた棍の方であった。 フン、と鼻を鳴らし、着地したツァオの前で獣王がゆっくりと立ち上がった。 「…ううっ…あああ…」 立ち上がった獣王は長身のツァオの倍も身長がある。 百戦錬磨の猛者であるツァオが王を見上げて絶望の呻き声を上げた。 そして獣王が頭上高く右手を振り上げる。 「…ならーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!」 ズドッ!!!!!!!と議場の空気をビリビリと震わせて獣王の手刀がツァオの左の肩口に炸裂し、上体をぐしゃりとひしゃげさせた。 「ごはァッッ!!!!!!」 ごぼっと血の塊を吐き出したツァオがその場に崩れ落ちる。 「次ィ!!!」 再びズズン、と床を震わせ席に座る獣王。 ツァオは待機していた職員によって手際よく議場から担架で運び出される。 そんないつもの光景を見て大きな口を開けてオルヴィエが欠伸をした。 七星「月煌将」…ルシェ(月神)のオルヴィエ。現在の七星の筆頭格。 「ねね…オルにゃん、お行儀悪いよ。会議の途中で欠伸とかしちゃいけないんだよ」 その隣の席から小声でオルヴィエに注意を送ったのはコトハ。 七星「冥桜将」…仙狐の竜園寺琴葉。 「だってねー…タイクツなのよ。オッサンのマッスルの躍動なんか見飽きちゃったってば。大体見苦しいのよ無駄にデカいし」 自分の国の王に向かって滅茶苦茶遠慮ない発言をかますオルヴィエ。 「見なさいよホラ…ゲンウだって」 そう言ってオルヴィエはコトハの更に向こう側の七星「刃空将」如月幻羽の席を顎で指す。 そこには、椅子の上に置かれた可愛い鳥のぬいぐるみに「代理」という紙が貼ってある。 小声でやり取りする2人の前では、次に発議した議員が両手に構えた2本の青龍刀を操り王に襲い掛かっていた。 「王宮の職員用の食堂の価格をもうちょっと下げてくださーー!!!!!」 「ならぬわーッ!!!!!!!」 繰り出される議員の青龍刀の攻撃を、その両手を右手だけで掴んで止めた王は、そのまま議員を空中高く振り上げて議員席へと叩き落した。 グワッ!!!!と炸裂音を響かせて砕けた議員席の破片が周囲に飛び散る。 真下にいた数名の議員が巻き添えになったらしく、発議した議員と並んで担架で3人が退場して行った。 「あーあ、自分の番じゃないからって油断してっからそうなるのよ」 巻き添えを食らって出て行く議員達を半眼で眺めつつ、オルヴィエが嘆息した。 「ああ…なんと醜いのだ。頼むから死んで欲しい…それも今すぐに」 憂いの表情を浮かべてハープを優雅にかき鳴らしているのは七星の1人「麗角将」ジュノー・ストラウス。 頭部に生えた2本の水牛の様な立派な角を彩る銀のアクセサリーがシャランと涼しげな音を立てる。 そんな中、唐突に七星の席より1人の男が立ち上がった。 「ワシからも一案ある」 王と遜色ない巨大な身体を覆うのは青銀色の体毛。 裂けた口に並ぶのは鋭い牙。 七星「狼牙将」…山神のダイロス・ハイアーク。 「………・」 今まではただ座して攻撃を待つのみだった獣王が、初めて最初から立ち上がった。 巨漢の両者が対峙する。空気が張り詰める。何人かの議員が、震える手を祈りの形に組んで天井を仰いだ。 発議した者から仕掛けるのが習い。なれば初撃はダイロスより。 その巨体からは想像もできないような速度で、踏み込んだ床を砕いてその破片の中をダイロスが王に迫った。 「夏の間はぁぁぁッッ!!!!!」 ドガッ!!!!とダイロスの右拳が王の頬を捉えた。 「ぐふっっ…!!」 口腔から鮮血を吹きながら獣王の上体がガクガクと揺らぐ。 間髪入れずにダイロスが組んだ両手を頭上高く上げる。 「女子職員の制服をミニスカにせんかーッッッ!!!!」 ゴォン!!!!!!と王の頭部へ組み合わせた両拳を叩き落すダイロス。 礼をするかの様に打たれた獣王の頭部が沈み、床にバシャッと鮮血が散った。 両者の足元の床はそのショックで砕け散り、走ったヒビは壁にまで達した。 沈み込んだ体勢をそのままに、獣王がダイロスの腰をガッシリと両腕でホールドする。 「…ぬぅっ!!??」 「許可ァァーッッッ!!!!!!!」 そしてそのまま王は跳ね上げるようにダイロスを持ち上げ、そのまま海老反りになりながら背後の床へとダイロスを頭から叩き付けた。 ドゴォォォォン!!!!!と床をクレーター状に抉ってダイロスが上体を完全に地面に埋めた。 フーッと大きく息を吐きながら獣王が身を起こす。 しかし一息つく間も無く、王が鋭く背後を振り返った。 バラバラと瓦礫を床に落としながらダイロスが立ち上がっているのだ。 「わーい!!!! やったーッッッ!!!!!!」 ドゴアッ!!!!と喜びのラリアットが獣王に炸裂する。 遠く離れた席の議員にまでパラパラと飛び散った返り血が降りかかった。 「天才かお前わーッッッ!!!!!!」 巨体を軽々と浮かせて放った獣王のドロップキックがダイロスを吹き飛ばす。 地を舐めるように吹き飛んだダイロスは、その途中の席も議員も全て巻き込んで揉みくちゃにした。 そんな騒乱の最中に、また1人七星が席を立った。 「あれ…一鶴(イッカク)、どこ行くのよ、お花詰みに?」 うとうとしかけていたオルヴィエが顔を上げて問う。 その視線の先には、七星「鳳翼将」一鶴がいた。 一鶴が振り向いてどこを見ているのかわからない視線でオルヴィエを見た。 その視線は「風が呼んでいる」と語っている。 「…って、どういうことよ?」 オルヴィエが眉を顰める。 そんなオルヴィエを、今度は「行かなくては」という視線で見る一鶴。 ツカツカと未だ王とダイロスの乱闘の続く議場を通過した一鶴は、最後に「皆、達者で」という視線で振り返ると議場を出て行った。 「何々? どしたの?」 驚いてオルヴィエに聞くコトハ。 「さあね~。あいつがフラフラ出てっちゃうのって別に珍しい事じゃないしね」 そう答えてオルヴィエは後頭部で両手を組んで椅子の前足を浮かせた。 常春の島、シードラゴン島。 その玄関口であるアンカーの町。 ウィリアム何でも相談所には、今日もドアに「所長不在の為休業中です」の張り紙が貼ってある。 今、軒並み職員が不在のこの事務所の留守を任されているのはエリスとベルの2人。 …そして、最近勝手に転がり込んできたもう1人の、合わせて3人であった。 「…はい…はい、わかりました。わざわざありがとうございます…」 電話で話していたエリスの声は、会話が進むにつれどんどん沈んで行く。 そして挨拶を終えて受話器をフックに戻したエリスは、ふーっと重たい息を吐いた。 「どんなお話?」 電話を終えたエリスに、ベルが尋ねる。 「悠陽様から…おじさま、ここに戻る途中にお怪我をされたんですって。少し療養するから帰りが遅れるって、そういう連絡よ」 ふーん、とベルがエリスの話を聞いて少し黙る。 エリスは沈んだ表情をして俯いている。 「とりあえず何人かと合流しているっていうのだし、過剰に心配するのはやめておきなさいね、エリス。私達は私達のできる事をしてウィルの帰りを待ちましょ」 務めて普段の通りにベルが言う。 そこで突然俯いていたエリスがガバッと顔を上げた。 「わ、わかってるわ!! わかってるけど!! でも!! でもね!!!」 ベルの両肩をガッシリと掴んだエリスがガックンガックンとベルを大きく揺さぶる。 「…ちょ…ちょっとっとと…エリス…あうあう…」 大きく前後に何度も揺さぶられて、ベルは目を白黒させている。 「ま、まあその元気があれば取りあえずは大丈夫よ! ウィルの帰りまで頑張ってこの事務所を守るわよ! …あれ…エリスちょっと痩せた?」 目を回したベルは入り口のパッ君に向かって話しかけている。 「チビスケの言う通りだぜエリス!! 俺様たちにゃぁ落ち込んでる時間はねえぞ!!!!」 やたらバカでかい声を張り上げて、バーンとドアを開けて入ってくる大柄な男。 その男こそ、ウィリアム不在となってからの事務所に転がり込んだ「焼き尽くすもの」の二つ名を持つ魔人グライマーである。 買い物帰りなのか、両手に膨らんだスーパーの袋をぶら下げて事務所にずかずかと入ってくるグライマー。 「つまんねぇ事を考えちまうのは、甘いものが足りてねーせいだ。なぁ? そこで俺様が買ってきたコイツが物を言うってワケよ!」 ガサガサと袋を漁ってグライマーが何かを取り出す。 「…おはぎだ!」 机の上におはぎのパックが出てきた。 「…ロールケーキだ!!」 続いてロールケーキが出てくる。クリームはココア味。 「…プリンだ!!」 焼プリンが。 「…チョコだ!!」 板チョコの山が。 「クッキーだ!!」 クッキーの箱が。 次々に机に積まれていく。 「…ちょっと、バカ、ゴリラ。アンタお菓子ばっかり買ってきて、頼んだものちゃんと買ってあるんでしょうね」 半眼で言うベルに、思い出した様にグライマーがポンと手を打つ。 「おお、それよ!! これ買ってたら金がなくなっちまってよ。だから買ってこれなかった!! がっはっはっは!!!」 大口で笑うグライマーの脛をガン!とベルが蹴り上げた。 しかし、グライマーの足は鋼鉄の様な硬度であり、逆に蹴ったベルの方が顔をしかめている。 「もう! バカ、アンタ役に立たないし煩いしもう帰りなさいよ! 火山地帯の山の中に!!」 グライマーを蹴った足首を涙目で掴んだベルが、けんけんで跳びながら叫んだ。 しかしその当のグライマーは悠々と胸を反らせて腕を組む。 「そうはいかねぇな!! やいチビスケ、てめーは大事な大事なバーンハルトの『戦う理由』だ。奴と俺様は宿命のライバル!! いつか俺様達が決着をつけるその時まで、てめーにゃ生きててもらわなきゃならねえ!! だから奴が島へ戻るまでの間はこの俺様がお前らを守ってやろうってワケだ!!」 「頼んでないってば。…っていうか大迷惑よ」 はーぁ、と長いため息をついてベルが肩をすくめた。 カランカランとドアベルを鳴らしてオフィスのドアが開く。 「やぁやぁ、あれお取り込み中かい?」 笑顔で手を ヒラヒラと振りながら、スレイダーがオフィスへ入ってくる。 「別に構わないわよ。バカがバカな事してバカ騒ぎしてるだけ。…それで、何かあったの?」 ベルが薦める椅子に、礼を言ってスレイダーが座った。 「や~、それがねぇ、ベルナデットお嬢ちゃんにもちょっとばかり関係のある話でさ。ま、少しオジさんにお時間ちょうだいよ」 そう言うと、スレイダーは懐から封を切ってある封筒を取り出した。 「カイリからの手紙が来てね。何でも近々上の大陸じゃお姫様の結婚で大きな催しがあるっていうじゃないのよ。だからこの機会で皆で遊びに来てくれって、そう言ってるんだよね」 スレイダーに言われて、ベルがハッとする。 「そっか…メリルとアシュの婚礼が近いのね。下で色々あり過ぎてすっかり頭から抜け落ちてたわ…」 そこへ先程グライマーが買ってきたおはぎを茶菓子にエリスがお茶を持ってくる。 「お、悪いねぇ。どうだい? エリスお嬢ちゃんも、黙ってここで先生を待ってるより、その方が気晴らしになると思うよ、うん」 「あ、はい…どうするの? ベル」 エリスがベルを見る。 「私は行かないわけにはいかないわ。あなたをここに1人にして行くのも心配だから、一緒に来てくれる?」 言われてエリスがおずおずと肯いた。 「う、うん…ベルがそう言うなら」 「いやぁよかったよかった。じゃあ2人ともオジさんとシトリンちゃんと一緒に行くって事で決定ね。やぁオジさん観光とか久しぶりだなぁ。旅先で素敵な出会いとかあっちゃったらもうどうしたらいいのかね、困っちゃうよね」 パチパチと手を叩いてスレイダーが笑っている。 「…って、あなたこそいいの? スレイダー。お店は?」 ベルがふと思い出した様に言うと、スレイダーは一転シリアスな表情を浮かべて遠い目をした。 「お店か…。オジさんの…オジさんの愛したノワールはもうないんだよ…」 そう言ってぐいっと手の甲で涙を拭っている。 「あー…」 エリスが窓から下の通りを見下ろした。 「違うお店になっちゃいましたからね…」 そのエリスの目には、すっかり和風の佇まいとなった「黒屋」の看板の上がっている元ノワールが映っていた。 そこへ突然、バシーン!!と大きな音を立ててグライマーが胸の前で右拳と左掌を打ち合わせた。 「いいねぇいいねぇ!! 浮遊大陸へ上がるのは俺様も二百年ぶりだ!! 燃えるぜ!!!!」 「ちょっと…あんたは来なくていいのよ、バカ。大体あそこ私のテリトリーよ」 ベルが言うと、グライマーがハッと鼻で笑って大袈裟に肩を竦めた。 「例えこっちがテリトリー外、そっちが内だってチビスケが俺様の相手になるかよ」 「………」 それには異論は無いのか、嘆息しただけでベルは言葉を続ける事は無かった。 「まぁ上でもお前らが何かあぶねー目に遭わん様に俺様が守ってやるさ!! ありがてーだろう!! がっはっはっはっは!!!」 大口を開けて哄笑しているグライマーに向かって、ベルナデットは嘆息しつつ、エリスは苦笑しつつ、互いに顔を見合わせたのだった。 第5話 7← →第6話 2