約 1,261,626 件
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/304.html
【種別】 自在法 【初出】 X巻(名称は公式ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』) 【解説】 [とむらいの鐘]の『九垓天秤』隠密頭を務めていた“紅世の王”である“闇の雫”チェルノボーグの使用していた自在法。 自分の体全体もしくはその一部を近距離内の影の中へと転移・同化し、そこに潜むことができた。この自在法によって敵を在り得ない位置から奇襲し、暗殺することができ、これが彼女が隠密頭たる所以であると言える。 ちなみに完全な暗闇で可能なのかは不明だが、おそらくそこでも可能なものだと思われる。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆影を使用する自在法という点では、他にフレイムヘイズ『昏鴉の御し手』ヒルデガルドの『瞑目の夜景』があった。 ☆ハガレンのプライドのように、完全な闇の中では力を使えない影使いというのもあった。強さを測る上で重要だから、はっきりしてほしいものだ。 ☆影を操る影使いならともかく、影に沈むタイプの影使いが完全な闇で使えない前例は見た事無い気がするな。 ☆影が無ければダメというなら、相手の影に潜んでいる時に瞬間的に影が無くなるような行動をとられたら本人は消滅しちゃうんじゃないか。 ☆いくらなんでも消滅はしないだろう。潜伏場所が無くなって実体化させられるぐらいのものかと思うな。 ☆サブラクの『スティグマ』と『スティグマータ』同様に暗殺向きの自在法だったな。 ☆フィレスの『ミストラル』のように、移動にも利用できたら面白そうだったのにな。 ☆[百鬼夜行]の用心棒ゼミナの『地駛』や[仮装舞踏会]の禁衛員ウアルの『ビト』とコラボしたら面白そうだったのにな。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『理法の裁ち手』ヤマベやザムエル・デマンティウスや『儀装の駆り手』カムシンやピエトロ・モンテベルディやカール・ベルワルドやゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやフランソワやドレル・クーベリックやパウラ・クレツキーやボード相手にも使用してほしかったな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/758.html
【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XX巻(呼称のみ。名称と詳細は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 “紅世の王”。真名は“遍照の暈”(へんしょうのかさ)。炎の色は金糸雀(カナリア)色。丸に穴の開いた石のメダル型の神器“テオトル”に意思を表出させていた。 『焦沙の敷き手』ノースエアと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。『儀装の駆り手』カムシンからは『天空を制す黄金』と呼称されていた。 ノースエアが一線を退いて以降も、契約解除の時を待ちながら彼と共にあった。 西洋からアメリカ大陸へやって来た白人たちが入植を始めてから17世紀後半までの間に、ノースエアと共に『大地の四神』を諭し、直後にノースエアが精神の摩滅によって死亡したことで、“紅世”へ帰還した。 新世界『無何有鏡』が創造された後、ハルファスと共に敢えて“紅世”に残って、秩序維持の意義を説いているようだ。 【由来・元ネタ】 アステカ神話の太陽神「ウィツィロポチトリ(Huitzilopochtli)」。軍神でもあり、夜の闇を打ち破って朝をもたらす戦士として観念された。 真名は「遍照」は遍く照らすこと、特に仏語では「仏の法身の光明があまねく世界を照らすこと」を意味する。暈は、太陽や月の周りに生まれる光の輪である。真名全体では、「聖なる光であまねく照らす、太陽を囲む光の輪」という意味だと思われる。 【コメント】 ☆アニメ第3期には未登場。 ☆ウィツィロポチトリも新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動しているかもしれないな。 ☆『大地の四神』と契約した“王”たちと違って、真名に楽器は入っていなかった。 ☆ついでに炎の色も宝飾品ではなかった。 ☆ベヘモットや“冥奥の環”アシズやウァラクや“曠野の手綱”とは面識があったんだろうな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』ニヌルタやフワワやソカルやウルリクムミやチェルノボーグや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[革正団]のサラカエルやドゥーグや[百鬼夜行]のギュウキやパラとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/700.html
【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“絶佳の望蜀”(ぜっかのぼうしょく)。炎の色はマゼンダ。 [宝石の一味]に所属する四人の“王”の一人。頭目であるコヨーテが「ちゃん」とつけて呼んでいるために女性の“王”と推測されているが、結局は最後まで明かされなかった。 XII巻の回想で、『永遠の恋人』ヨーハンが言っていた「誇大妄想の狂信的な“王”」とはイナンナのことである。 富と美術品の集積に執着する拝金主義者で、コヨーテたち三人は度々その口車と手管に乗って、余計な財宝探しや盗みに駆り出されている。 1864年には、頭目のコヨーテもその動向を把握していなかった。現代まで生存しているかどうかは不明。 【由来・元ネタ考察】 「絶佳」は風景がすぐれていて美しいこと。「望蜀」は中国24史の一つ『後漢書』の一節に由来し、欲望に限りがないことを指す。 真名としては「世にも美しい欲深き者」または「美しいものを追い求める者」という意味だと思われる。 イナンナ(Inanna)はシュメール神話における金星の女神。性愛・戦・金星の女神であり、数多くの愛人(愛神)を持つメソポタミア神話のイシュタルと同一視される。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆フックスやトンサーイや、人間のコーエンやエリューや、フレイムヘイズのアルマやグリンカやファーディやアーヴィングや、[仮装舞踏会]のブファルやエギュンと同じく、名前だけしか登場しなかったな。 ☆女性の“王”は他に[仮装舞踏会]の『三柱臣』の巫女ヘカテーと参謀ベルペオルと、フィレスがいた。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細の多くが判明したが、性別や容姿や現状については最後まで明かされなかった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやマージョリー・ドーや『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルやノースエアとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、終幕で観客の一人として登場している。
https://w.atwiki.jp/carimofu/pages/15.html
関連スレ 原作 高橋弥七郎[A/B&シャナ]PART50 http //book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1125312495/
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/436.html
【種別】 自在法 【初出】 XV巻 【解説】 [革正団]の思想的指導者と目された“征遼の睟”サラカエルの自在法。碧玉色に輝く縱に裂けた眼の形状の自在式を生み出し、それに別の自在法を込めて任意の場所で発動させる。 生み出せる自在式の数は無数であり、大きさも様々。これを非生物から“紅世の徒”やフレイムヘイズも含めたあらゆる物に宿らせることで、込められた自在法を対象に付加する。 自在式に込めることが出来る自在法は多様で、強化・気配遮断・飛行・爆破・治癒・操作等が確認されている。 『呪眼』を飛ばし変形させたり爆破することで、『呪眼』自体による攻撃も可能。防壁にもなった。 また、その眼で睨んだ対象に瞬時に眼が転移するという効果があり、離れた対象に自在法の効果を及ぼすことができた。 【由来・元ネタ】 「~に魔法をかける」という意味の英語「エンチャント(enchant)」。 漢字名の呪眼は、サラカエルの由来参照。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆発動の度に効果が違うという点で、サラカエル専用の汎用自在式だったな。 ☆坂井悠二の『グランマティカ』と効果が似ていたな。 ☆↑そうでもないと思うな。『グランマティカ』は即席で自在式を組み立てて自在法を創り出す。この『呪眼』はサラカエルが元から行使できる自在法を込めるんだから、似てるって言うならカシャの宝具『コルデー』だろう。“瞬時に転移する”っていう点で、こっちの方がかなり強力だろうけどな。[仮装舞踏会]の『大命詩篇』ほど複雑な自在式を込められるかは分からないがな。 ☆映像映えしそうな自在法であった。アニメで出番がなく残念であった。 ☆[仮装舞踏会]の捜索猟兵オセの『サイクル』とも少し似ていたな。 ☆ノースエアや『棺の織手』ティスや『儀装の駆り手』カムシンやマティルダ・サントメールや『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードやフリーダーやザムエル・デマンティウスやゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやフランソワや『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルや『理法の裁ち手』ヤマベやピエトロ・モンテベルディやドレル・クーベリックやパウラ・クレツキーやボード相手にも使用してほしかったな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』にて、あの眼は自在式であると明記された。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/524.html
【種別】 “紅世の徒”の組織 【初出】 SII巻 【解説】 隠蔽と遁走に秀でた三人の“紅世の徒”が営む運び屋一味。“徒”を乗り物に載せて遠隔地まで送り届けることを生業とし、遥か昔から弱小の“徒”を目的地に届けたり、大物の“徒”の隠遁行動や脱出の手助けをしてきた。 モットーは「安全運転、安全運行! 危機に対さば、即退散」。しかしそのモットーを破る時が二つあり、面白い奴を運ぶ時と、運ぶことで何かが変わると感じた時である。 メンバーは、頭目の“深隠の柎”ギュウキ、運転手の“與隷の御者”パラ、用心棒の“坤典の隧”ゼミナの三人のみであり、組織というにはあまりに小規模であるため、[宝石の一味]のように「気の合った仲間」のようなものである。 中央アジア便の運行時には、臨時の物見としてセムルヴを雇っていた。 本来のメンバー三人は、力を誇らないため“王”とは見なされず、強大な“王”たちに比べればその力も自在法も格段に見劣りするものの、それなりに大きい力を備えている自在師である。 しかし、彼らが長年に渡って生き延びてきたのは、その能力よりも、彼らの人格としての特性である。 人心の操作に長け、小知恵が回り、根気強く潜伏と準備を行い、なにより金科玉条である「騒動からは逃げる」ことを何よりも優先するスタンスを崩さないところが大きい。 危機を感じれば全身全霊の能力を使って逃げ、危険と感じれば逃げ、戦いに巻き込まれても逃げ、名を挙げるチャンスがあれば全力を持ってそれを避けてきた。 人間以上に人間という生き物を理解し、効率良く上手に使うため、運び屋の運行や、いざ逃げる際の情報の収集や操作も巧みに行う。 その逃げ足の早さと厄介さは折り紙つきで、かつてはマティルダ・サントメールと『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルからも逃げおおせ、彼らの宿敵ともいえるピエトロ・モンテベルディですら、幾度かにわたる討滅の失敗により、彼らの討滅ではなく運行ルートの破棄を作戦目標に設定せざるを得ないほどである。 20世紀には、[革正団]を運んでいたこともあり、影の花形として動いていた。その当時は、何度も運んだ常連(ドゥーグ)がいた。 冷戦時代には、『冷戦下の事件』でフレイムヘイズの突入部隊に協力したようで、この時はギュウキたちも自ら戦ったようだ。しかし、この事実は突入部隊の間での秘密とされたようだ。 ガープを「慢心坊主」と呼んでおり、ある限りの情報を提供して[仮装舞踏会]との相互不干渉を取り付けたようだ。 21世紀初頭まで30年ほど運行していた中央アジア便を、ヴィルヘルミナと『約束の二人』との遭遇から放棄し、逃亡した。 現代ではアメリカ南部で隠棲しており、帰還した創造神“祭礼の蛇”の大命宣布を聞きはしたものの、今の生活に満足しているために特に興味を持たず、関わる気もなかった。その直後、隠棲場所をフィレスの『風の転輪』によって発見され、何らかの目的で突如接触してきた彼女と再び見えることとなった。 その後、フィレスの依頼を受けて、フレイムヘイズ兵団が大敗した半日後にはニューヨーク外界宿の支部である『イーストエッジ外信』の地下蔵の床板まで地中を掘り抜き、わざわざノックをしてシャナたちに挨拶して接触した。 御崎市決戦では、シャナ一派を日本まで送り届け、カムシンとマージョリー・ドーを『真宰社』の内部まで密かに侵入させる手引きをした。 その後、『真宰社』の頂上から連れ出した吉田一美と『約束の二人』を乗客に、臨時の護衛として合流したカムシンをライトバン型“燐子”『苦尽甘来号』の屋根に乗せ、“徒”に溢れた御崎市を逃げ回った。 乗客たちのうち、カムシンは新世界『無何有鏡』創造後に落命したが、他の者達は無事であった。[百鬼夜行]もまた、新しい乗客を求めてドゥーグの事を話しながら『天梯』を通って新世界へ旅立った。 新世界へ渡り来た後、ドゥーグと再会し、彼の依頼を受けて活動中である。新世界が創造されてから数年後の外伝『ローカス』では、ヴィルヘルミナ・カルメルの依頼で『両界の嗣子』ユストゥスを豪華客船ロード・オブ・ザ・シーズへと運んでいる。 【由来・元ネタ】 日本の説話などに登場する鬼や妖怪等の異形の群れ、及びその行進のことである。 【コメント】 ☆“徒”の組織としての規模は、[宝石の一味]とそう変わらなかったな。 ☆XX巻の終盤で、ある人と物の輸送をフィレスから依頼された。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやモレクやチェルノボーグやウルリクムミやジャリや『両翼』のメリヒムやイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[革正団]のサラカエルや、『理法の裁ち手』ヤマベや『輝爍の撒き手』レベッカ・リードやフリーダーや『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆[マカベアの兄弟]や[轍]や[狂気の城]や『色盗人』には手を貸しそうもないな。 ☆アニメ第3期では、三人とも人化した姿に続いて、人化を解いた本性の姿でも登場した。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』でも、三人とも運び屋として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、三人とも幕間3で登場している。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/635.html
【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 外伝『ジャグル』 【解説】 『燿暉の選り手』(ようきのえりて)の称号を持つ、“爛班の炉”シャフレワルのフレイムヘイズ。神器は硬玉の耳飾り型“アルシアー”。炎の色は鴨羽色。 深緑の旅装に身を固めた、中東系の男性。腕利きの討ち手であり、『露刃の巻き手』劉陽と親しかった。怠惰や手抜かりで定時連絡を欠くようなことのない、真面目な性格のようであった。 “徒”に対しては、フレイムヘイズとしては当然のこととして、討滅を前提とした態度で臨んだ。 鴨羽色の小盾を多数、自分の周囲に浮かべ、攻防に使う名称不明の自在法を操った。 本編開始の二年前、中央アジアで活動する[仮装舞踏会]の狙いを探るべく、劉陽と組んで外界宿[故崖窟]を拠点に調査を行っていたが、その最中に休息のため後退した際に、[百鬼夜行]のバスから途中下車した乗客の“徒”たちと遭遇。即座に一体を討滅し、残るメアも討とうとしたところで、地平線の彼方から迫ってくる尋常でなく強大な気配に戦慄し、メアを放置してそちらへの対処に全力を注いだ。 そして姿を現したサブラクが放った茜色の炎で強化した剣の投射攻撃を、一度目は小盾を積層させて防ぐが、再度放たれた攻撃とその直後に続いたサブラク自身の刺突によって小盾の防御を貫かれ、殺害された。 【由来・元ネタ】 オスマン帝国最高の古典作曲家といわれるハマーミーザーデ・イスマイル・デデ(Hamamizade İsmail Dede)だと思われる。別名「デデ・エフェンディ」。エフェンディ(Efendi)とは、「マスター」を意味するトルコ語である。 【コメント】 ☆デデと契約していた“王”シャフレワルは、メアのことを「弱すぎる」と一言言った後、「そうだな」「来る!」「詮索は後だ!!」「まさか、貴様」と5回しゃべっていた。 ☆ナムや劉陽だけでなく、季重とも面識はあったんだろうな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤』ウルリクムミやフワワやニヌルタやソカルやジャリやモレクやチェルノボーグや『両翼』のメリヒムやイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスや『色盗人』のバロメッツや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナや[革正団]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆中世の『大戦』や『内乱』や対[革正団]戦争には参戦していたのかな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細が判明した。 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆シャフレワルも新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動しているかもしれないな。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、刺客の一人として登場している。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/779.html
【種別】 自在法 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 『色盗人』の首領である“踉蹌の梢”バロメッツが使用する自在法。 植物にとりついて休眠する、特殊な隠蔽と潜伏を特性とする罠の自在法である。 バロメッツが新世界『無何有鏡』へ渡り来た後に”存在の力”が無限に満ちているのを利用して改良した。 初めに『啖牙の種』を指先大の種として新世界各地にばら撒いて、条件付けに引っ掛かったフレイムヘイズや“紅世の徒“たちの“存在の力”の一部を炎ごと無理矢理に本体のバロメッツの元に転移させる。 更にもう一つの自在法『隠羽織』も使用して、『啖牙の種』で奪い取った“存在の力”を吸収せずに保存した状態のまま自他の存在に根付かせることで、“存在の力”の統御限界を継ぎ足す。 この状態の『隠羽織』を、安易に力を欲する“徒”たちに施術する必要条件である「相手の同意」を得た上で施術して、力を分け与えることで寄生させる。 これにより、本人たちに気付かせないまま、被施術者の“徒”たちを自分の分身にして支配し、バロメッツは支配と勢力拡大を続けていた。 しかし、これも自在法である以上、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの『審判』の前に潜伏は通じず、本拠地『桃源』の周囲に仕掛けてあった『啖牙の種』はバロメッツを守ることが出来なかった。 【由来・元ネタ】 ローマ神話の農耕と戦争の神マールス(Mārs)ではないかと思われる。 おそらく「種」の部分にかかっているのであろう。 「啖」とは、「貪り喰らう、噛む」の他に「騙す、欺く」という意味がある。「牙」は、「啖」の前者の意味を補強しているように思えるが、おそらく「欺く」という意味を隠すための文字だと思われる。 「種」は言うまでもなく、植物の始まりの状態であり、ここから大きく育っていくものである。全体で、「欺いて噛み付く、大きく育つ種」のような意味かと思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆根拠地『桃源』に潜伏しながら使用していた。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『儀装の駆り手』カムシンやゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやピエトロ・モンテベルディやザムエル・デマンティウスや『理法の裁ち手』ヤマベやドレル・クーベリックやパウラ・クレツキーやボードやカール・ベルワルド相手にも使用してほしかったな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/422.html
【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 外伝『ゾートロープ』 【解説】 真名は“羿鱗”(げいりん)。炎の色は鼠色。 外見は、体中に鱗のように金貨を貼り付けた翼竜とも見える巨体。 本編開始の数年前、東ヨーロッパで古美術品を略奪していたところをフレイムヘイズ『炎髪灼眼の少女』(当時シャナという名はつけられていなかった)に強襲され、『炎髪灼眼の少女』の意表を突いて移動式の封絶を構成して街を破壊しながら逃走を企てたが、ゾフィー・サバリッシュによる落雷蹴り(ドロップキック)によって粉々に打ち砕かれて討滅された。 体中に金貨を貼り付けていたことと、討滅される間際にも古美術商店の金庫最奥にいたことから、どうやら金貨を集めるのが趣味だったようだ。 【由来・元ネタ】 ヌクテメロン(Nuctemeron)における六時のゲニウスの一人、ニティカ(Nitika)と思われる。このゲニウスは宝石を司るとされる。 ヌクテメロンとゲニウスについてはザロービの項目の【由来・元ネタ】を参照。 「羿」は、中国夏王朝の弓の名手の名。字源を遡れば、羽と平らかの合字。すなわち鳥が羽を広げて舞い上がる姿を意味する。「鱗」は、そのままウロコのことである。 金貨を鱗として身に纏い、翼竜がごとき巨体で空を舞うニティカにふさわしい真名である(旧真名の「鯨」も、巨体を表すという意味では、ふさわしいのかもしれない)。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆外伝『ゾートロープ』に登場した。単行本派には問題だったかな。 ☆そういえば[とむらいの鐘]の『左翼』イルヤンカも翼竜の姿をしていたな。 ☆真名が連載時(鯨鱗)と第二期アニメDVD初回特典収録の冊子(羿鱗)で違っていた。 ☆さすがに逃げ足の速さでは、ダンタリオン教授や[百鬼夜行]には及ばなかったがな。 ☆[宝石の一味]ほどの盗みの腕前はなかったな。あと、[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』チェルノボーグやニヌルタやフワワやソカルやウルリクムミやモレクやジャリや『両翼』のメリヒムや、フレイムヘイズのオルメスやアルマやグリンカとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、悪い鬼の一匹として登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、悪党の一人として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第4幕で刺客の一人として登場している。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/492.html
【種別】 質問 【解説】 Q1:アニメを観て原作も読もうと思うんですけど、何巻から読んだほうが良いですか? A1:基本的にI巻から順に読むことを推奨します。 『アニメ第一期』:話の途中までの大まかな筋は小説I巻~VI巻までは似ていますが、展開は異なる部分が多い他、オリジナルで締めることを前提としたアニメと違い、その後に繋がる伏線も多く、設定も多少異なるため、原作を正しく理解したいのならば、I巻から読むことを推奨します。 『アニメ第二期』:ゲーム版や外伝など、原作のエピソードに似たエピソードがありますが、基本的にオリジナル展開で締めた第一期に連なるアニメオリジナルのストーリー運びなので、原作を正しく理解したいのならば、I巻から読むことを推奨します。 Q2:なんでI巻の最初では坂井悠二は斬られても平気だったのに、それ以降は普通に死にかけてるの? A2:トーチの組成に干渉するトーチ加工の自在法を使うことで、破壊せずに『斬られた形のトーチ』へと変形させたからです(『灼眼のシャナノ全テ』参照)。 Q3:フレイムヘイズやトーチは子供を作れますか? A3:『作れない』とスレ内では考えられています。 Q4:フレイムヘイズや“徒”で一番強いのは誰? A4:相性によって大きく変わりますが、作者公認で『別格』なのは、顕現した天罰神“天壌の劫火”アラストールと、アシズのみです。神の一柱の“祭礼の蛇”も考えられます。 Q5:V,X,XV巻とかS,SIIや0って外伝や短編だけど、読まないと本編読み進める上で何か支障ある? A5:伏線だらけなので読む事をお勧めします。それを抜きにしても面白く、読者の中には本編より外伝の方が好きという人もいるくらいです(特にX巻)。 【コメント】 ☆テンプレに載せるほどではないが、頻出の質問を載せる項目として作ってみた。相応しくないと思うのなら削除してください。追加は歓迎ですが、なるべく客観的にお願いします。 ☆アシズも別格だったのか・・・つまりアラストール(顕現)>>アシズ>>他 な感じなのか? ☆[宝石の一味]のコヨーテに関する質問をもっとしてほしかったな。