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本体名…ソバサイ 人物像 画鋲を踏んだと思ったら実は矢の欠片で、スタンド発現。 偶然Dr.ERの勤める病院に入院している。さらに、偶然シバミ達と同じ病室で入院生活を送っている。 実は『神の尖兵』でケイからシバミ達の監視の任務を言い渡された。 言い渡されたは良いが、周りがスタンド使いだらけで身動きが取れない状態に陥っている。 密かに動くは一つの影…… スタンド名…ムーンライト・シャドウ 破壊力-B スピード-A 射程距離-5m 持久力-C 精密動作性-D 成長性-C 人型スタンド 能力 任意の影一つに『強力な重力場』を発生させる。 二つの影が重なっていれば一つの影として認識されるが、 あまり大きなものになると一つの影とは認識されず、重力場を作ることはできない。 複数人数の影が重なればもちろんそれぞれの影の元となる人物に影響が出る。 自分自身に能力を使うことももちろん可能。 「どうだい?『自らの影に縛られる気分』はッ!?」 第3部に登場
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リング状の円盤の上。 そこにいた。 目の前のモニターには一機の黒い鋼機。 ただ、ただ、ただ、全ての区切りを付けたかった。 相手は祖父を陥れた張本人、そして――に陥れられた被害者。 ジャミング。 傷ついたものが復讐を傷をつけた者に復讐を行いその結果傷ついた別の人間がまた復讐を行う。 言うなればこれは復讐の連鎖だった。 それを終わらせたかった、それは相手も同じだったのだろう。 だからあの男は最期に言ったのだ「俺にはなるな。」と・・・。 それは善意だったのかもしれない、違う道を行くことで永遠に苦しめという意味だったのかもしれない。 ――おい リプレイ。 映像が巻き戻される。 二体の鋼機の剣戟が始まる。 片方は二刀、片方は一刀だった。 二刀を持つ鋼機は次々と攻撃を繰り出す、その一刀の鋼機はその攻撃をなんとか受けるのが精一杯だった。 なんで今こんなモノを見ているんだろうか・・・。 ――おい! ああ、わかってる、これは夢だ。 だが、出来るならばこの時に戻りたい。 そう思う。 ――お~い~ 所詮はそれは適わぬ夢に過ぎないのだと頭の中で理解している。 なんでこんな事になってしまったんだろうか…。 そう考えるたびに答えはすぐ得られる。 それが嫌で嫌でたまらない。 なんで、なんで― ジャミング。 ――起きろ!! バシャーーーーーンと大きな水の音がした。 そして全身に染み渡る冷水の冷たさと共にクーガ・ラグナグは覚醒した。 「目、覚めた?」 目の前には空のバケツを持った、赤い髪の女がいる・・・。 クーガも昨日、初めて会ったばかりの女だ。 名前はミナ、同じシャドウミラージュの部隊員で、クーガと同じ鋼機乗りだという。 「――冷たい。」 クーガの体がびしょびしょに濡れていた。 寝ていた寝台までがびしょ濡れだ。。 「だってさ、あんたがあんまりに起きないもんだから。」 ミナはニコリと笑う。 「いや、それでもこれは無いだろ!普通はさ、優しく肩をポンポンとか叩いてあげたりして起こすのが基本じゃないのか?それがせめてもの人間としての常識じゃないのか?」 「体揺すって『起きろ』って何度も言ってるのに、あんたまったく目を覚ます気配がないからさ、もう強行手段に出るしかないってね?わざわざ起こしてやってるのに起きないあんたが悪い。」 むっとクーガに指さしした。 「いや、それでもな・・・。」 その後に言葉が続かなかった。 実のところ・・・いや、本人にとっては本当に嫌な話ではあるのだけれど、クーガ・ラグナグは朝の弱さには定評があるとされてしまっている。 ちょっとした馴染みのある人間に朝の弱さを酷く言われた事もあるぐらいだ。 いや、むしろそいつが言いだしっぺか・・・。 (とはいえな・・・) 窓から外を見た、町並みの先にある地平線のさきからうっすら光がこぼれている。 つまりは今、現時点では日の出前という事だ。 昨日は深夜過ぎまで起きていた為、こんな時間に起こされて起きろというのはちょっと酷な話なんじゃないだろうか。 「何の用だ?こんな時間に・・・講話なら昼からの筈だが・・・というかなんで俺の部屋にいる?。」 「んー、暇だからかな。」 「ひ、暇ぁー?」 クーガは間の抜けた声を上げた。 「そ、この世で最もにして最大の敵は暇だと思わない?クーガ・ラグナグ。」 「だからフルネームで呼ぶなって、俺、その字は嫌いなんだから、クーガでいいの!クーガで!!呼び捨てでいい、俺も昨日、あんたが言ってたみたいに他人行儀で話されるのは嫌いだし、ああ、さんとか君とか付けるのもOK、ちゃんは駄目ね、流石にガキ臭いから。ああ、何を言っているんだ、俺は…。大体だな、暇だったらむしろ好き放題できるから楽しいじゃないか。」 「自分でボケたあとツッコミやる奴なんて始めてみた…。」 カタリナは面白いものを見たような目をしながら、少し考えるようにして、続ける。 「ふーん、でも大体のことはやっぱ飽きるっしょ、やっぱり生活には刺激っていうのが大切だと思うんだよね、でも刺激ってものは誰かと作りあげるもんだからさー、あたし一人じゃ出来ないんだよねー。」 「んで、なんで俺がその刺激を作る相方に選ばれたんだ?昨日あったばっかだし・・・それっておかしくないか。」 ミナはそのクーガの発言を受けて、さも当然のように、 「理由は簡単にして単純明快、他の奴を弄るの飽きたから。」 と即答した。 「あーそうですか・・・。」 他の部隊員も同じ目に合わされていることを知り、クーガは少しシャドウミラージュの仲間に同情した。 「ま、今から緊急会議あるみたいだから、それでってのもあるけどね、さっさと起きなよ、十分後かららしいし。」 「じゅ、十分後だって!!それを先に言えよ!んで、どこだそれは?」 クーガは慌ててベッドから飛び起きて着替えを始める。 流石にびしょ濡れの格好で会議になんていくわけにはいかない。 「イアナーラ領主館の会議室、まあ、あんたが昨日長ったらしい講釈受けてたところね。」 「その長ったらしい講釈を台無しにしたのは誰だよ・・・。」 クーガはミナの発言にボソりと呟いた。 一昨日、このイアナーラに着たばかりのクーガは鋼機技師のカタリナに現状と任務の説明を受けていたのだが、この女が乱入してきた為に中途半端なところで終わってしまった。 正直なところ、まだカタリナに聞きたい事があったがゆえにクーガはミナのこの行動に少々の恨みを持っていた。 さて、ところでだ、一つクーガは気づかないといけない事に気づいていない。 それに気づいているミナは必死に笑いを堪えている。 だが、ミナが何かに対して、笑いを堪えているのはクーガにもわかった。 「何、必死に笑いを堪えてるんだ?」 その発言がさらにミナの笑いのツボを刺激し、ついに我慢が出来なくなったミナはゲラゲラと笑い始める。 「だってさぁ、あたし一応、女なんだぜ、ちょっとは気ィ使えったりしねえよのかよ、クク、駄目だ、あーもう駄目、プクク、本当に駄目、普通、女の目の前で服着替えるか、それも昨日あったばかりのようなやつの前で、クハーもうたまんないな。あんた絶対デリカシー無いとか女に会うたびに言われてる だろ。」 悲しい事に事実である。 「そう思うなら普通は女から出てくだろ、お前も大概だ、出てけ!!!」 苦し紛れにクーガは大声をあげて言う。 とはいえ既に先手が取られている為、もはや苦しい、非常に苦しい発言だった。 そのクーガの表情をみてミナは、 「いいの、いいの、私は劇団の生まれだから男の裸なんて見慣れてるし、やましい心なんてこれっぽっちも持ち合わせてないんだからさー。」 と笑いながら答える。 クーガはそれはそれで問題だとは思ったが、この手の手合いにそういう事いってもまったく意味を成さないを経験から知っている。 主にとある知人のせいで…。 状況によってはこういう奴にそういう事を言うと、さらに話が伸びるという酷い惨場に発展しかねない。 それで会議に出られなくなったら、幸い自分の寝室は領主館の二階の客室だ。 会議室は1階。 つまりは、今なら急げばまだ間に合う。 ならばこの目の前にいる女をまともに相手にしてはいけない。 だから・・・。 「だから、さっさと出てけ!」 そういってクーガはミナを無理矢理部屋から追い出した。 クーガが会議室に入ったのは会議の始まる丁度30秒前だった。 「初っ端からこんなギリギリに来るとは関心せんぞ、坊主。」 席の最前列にいる白髪の老人がクーガに向けてそう言った。 会議室の中には20人ほどの人間がいた。 「すみませんでした。」 クーガは即座に謝る。 その後ろでセイムとミナがクスクスと笑っていた。 その仕草にクーガは少々むかっ腹が立ったが今はそんな事で文句を言っている場合では無いと思い何も言わずにセイムたちの後ろの席に腰掛けた。 「まあ、ドンマイ。」 セイムはクーガに小声で一言、そう言った。 「どうせ、悪いのは俺ですよー。」 そう一言だけクーガはむくれたように返した。 「さて、話を始めようかと思うがいいかな。」 スクリーンの前にカタリナが立ってそう言った。 それに対して、全員が了承の一声を出す。 「あー、そうそう、話を始める前にいっておくが、今回のこの会議には隊長は不参加だ、なんでも国の式典に呼ばれたらしい。最近サボりすぎてたせいか、そのツケを返せと国王自ら書状を送ってこられたそうだ。まあ、そういうわけで隊長はいない、隊長代行としてはホークアイに頼む事になった、まあ、明後日には戻ってくるそうだが・・・その間の臨時というわけだな、さて前座はこんなところだね、それじゃホークアイ、頼む。」 白髪の老人が席を立ち、クーガ達の側を向いた。 「始めて会う者もおるから言っておこう、わしがホークアイ・グロウズだ。」 静かでそして重い、そんな声だった。 手や顔のしわといった容貌からさっするに軽く60はゆうに超えているだろう。 だが、一番、そう一番強く印象を与えるのは非常に鋭いその目だった。 会議室全体に息がつまりそうな程の緊張感が充満している。 それを誰が放っているのかをクーガはその時、理解した。 「では各員からの報告に入ってもらおう。では、ディールダインの収集状況から・・・。」 そうして、各員が報告を始めた。 物資の補給状況、鋼機の整備状況、人員の補充等様々な報告が終わり、現存する妖魔の数の情報に入った。 報告から妖魔をクロロスペッツゥナから誘いだす作戦は成功しているという、つまりはシャドウミラージュは役目を果たしてるという事なのだろう。 妖魔分布の担当者は報告を続ける。 「現在の妖魔のこの地域一体の分布状況をわかりやすくしたものがあります、モニターを見てみてください。」 モニターに情報が掲示される。 「この辺り一帯の地図に妖魔の分布・動向を現したものです。クロロスペッツゥナのある北東部が3分の1の数の妖魔になっているのがおわかりいただけるでしょうか?」 差し棒で担当者はその該当箇所を指す。 確かに前日受け取った資料と比べると、北東部の紅いマーカーの量が大きく現象しているのがわかる。 その分、色々な箇所に薄く、妖魔が現れていると示唆はされている・・・。 「とりあえず妖魔の誘導には成功しているといったところか・・・。」 ホークアイが顎の髭をなでるようにして言った。 「ええ、これは大きな成果です、次のスライドを見てください。」 モニターに別の映像が表示される。 そして、同じ地図にマーカーで新しい妖魔の分布が表示される。 「これは明後日の妖魔の動きを今までの動きから予想したものです。当初の予定では南部に妖魔を集める予定でしたが北東部にも若干妖魔がいってしまいました。ですが、この程度ならば問題ないでしょうし――」 その時、扉を開けて、一人の男が大きな男が入ってきた。 何か慌てている様子が感じ取れる。 その男はスライドの前で説明している報告者の耳元で、告げる。 報告者の顔が焦りの顔が見えた。 そして2分ほど、二人の間に静かなやりとりがあった。 セイムはそれを気にいらなそうに報告者を見て、 「こういう場所で内緒話をするのは関心しないな・・・。」 そう冷たく言い放った。 「そうよね、あたしたちにも何か教えてほしいよね。」 ミナはセイムのその発言に同調する。 報告者は少し困った顔をした後、ホークアイの方を見て、ため息をついた。 そして決意を固めたような顔をして、 「クーガ・ラグナグ名誉騎士の報告にあった、『名無し』が妖魔の襲撃にあったそうです。」 そう告げた。 クーガは立ち上がった。 「・・・・・・それはどういう意味だ?」 クーガの口調には焦りと怒気を含んでいるのはその会議室に居た人間全てが感じ取れただろう。 「言葉通りの意味です、クーガ・ラグナグ名誉騎士、あなたが妖魔グラスと戦った際に居たという『名無し』が妖魔の襲撃に会ったということです。」 クーガは席から離れようとするが、それをセイムが、 「どこへ行く気だ?」 そういって抑えた。 「どこでもいいだろう。」 クーガはそうぶっきらぼうに答える。 彼の表情から普段感じられる余裕がまったくない。 おそらくは焦っているのだろう。 もうあの『名無し』に危険はそうそう無いだろうとクーガは思っていたのだから。 セイムはその場に立ち会った人間として理解している。 この男がやったことは所詮甘い考えだった事も・・・。 この男は今すぐにでも『名無し』の人々を救いに行こうとしているのだ。 責任感からか、情からか、それともまた他の感情からかはわからない・・・だが、それが彼を急かせているのは事実だった。 だが、そう、まだ席を立つには早い。 「まあ、話は最後まで聞いてからいけよ。」 「そんな暇が――」 反論しようとしたクーガの顔面をセイムは殴りつけた。 その光景に会議室でどよめきが起こる。 「黙れ・・・まともに動く機体も無いお前が今、あの集落に向かって行ったところで何が出来る・・・少しは落ち着いて人の話を聞け・・・。」 セイムの静かに一喝し、クーガは押し黙った。 「わかったか?」 「わるかったよ・・・。」 セイムが言った事はクーガも頭の中では理解していたのだろう。 だが、クーガは『名無し』の事を考えると、いてもたってもいられなかった、それゆえに急いているのだ。 ミナはその光景を見てため息をついたあと、 「んで、襲撃って言われてもさー、実際にはどんな事があったわけ?」 ミナは報告者に質問した。 報告者は答える。 「え、あ、はい、一応、クーガ・ラグナグ名誉騎士殿の送られた増援の鋼騎士二体が迎撃を行い、その場の妖魔は撃退したそうです。」 「ん??なら問題無いんじゃない、被害らしい被害は出なかったんでしょう?対して取り乱すような話でもないじゃないか。」 ミナはあきれたように言った。 しかし、報告者は深刻な表情を変えない。 「他になにか問題があるのか?」 ホークアイはそう報告者に問う。 「ええ、そうです、確かに撃退には成功したそうです、『名無し』側にもたいした被害はありませんでした、しかし、この際の妖魔の動きが妙だったそうなのです。」 「妙?」 ホークアイは興味深かそうに聞き返す。 「ええ、そうです、どうも『名無し』には複数、だいたいは4、5体の妖魔が襲ってきたらしいのですが、護衛の鋼機たちが現れた途端に、退却をしたそうなのです。」 「一体、それの――」 何の問題なのか、そう言おうとしたミナをセイムは手で抑止する。 そうしてミナが黙りこんだあとにセイムは、 「一つ聞きたい、そいつらは護衛の鋼機達と交戦すらしていないのか?」 そう質問した。 「ええ、そうです。」 報告者は眼鏡に手を当てながらそう答えた。 その回答に対してセイムは腕を組み考え始める。 クーガはそれを訝しげに見て、 「一体なんの問題があるんだ、それは?」 セイムに聞いた。 セイムは腕を組み、少し声のトーンを落として答える。 「ああ、おかしいと思わないか?普通の妖魔ならば例え鋼機がいようとも、村を襲撃してくる筈だ。基本的にはいくら鋼機を使おうと複数の妖魔に対抗するのは人間側にとって分の悪い勝負だからな。」 鋼機一機につき、下級妖魔一匹と戦えるというのが基本的な今の鋼機のステータスだった。 かつては複数がかりでやっと一匹と戦えるというケースだったのだからこれでも人間側は妖魔と闘えるようになってきているという事である。 しかし、妖魔が優位なのは変わらない、『名無し』に送り込まれた鋼機が精鋭だとしてもだ。 「妖魔は馬鹿じゃない、むしろ俺達人間なんかよりずっと賢い奴もいると言われている、知の求道者とかがいい例だ、つまりだな、奴らは戦力的優位性が確実にあるというのにわざわざ鋼機を見るといなや退却した、これの意味するところがわかるか?」 セイムは謎かけのようにクーガに問う。 ミナはセイムのその問いで納得したというように頷いていた。 さて、問題だ。 クーガは考え始める。 まずは要点を並べてみよう。 一つ目は妖魔達は戦力的優位性があるのにもかかわらず戦いもせず退却したという点・ 二つ目はシャドウミラージュ部隊はディールダイン採掘における妖魔の陽動のため、このイアナーラ一帯で妖魔を倒してこの一帯の妖魔の本拠地クロロスペッツゥナから誘いだしているという点。 そして最後は妖魔グラスの件で妖魔達は活発化している、おそらくはグラスの従者、またはそれに類するものが仇を取ろうとしているという点。 こうして並べてみると思考しやすい。 こういう思考に必要なのはこちらからの視点ではなく、妖魔側からの視点で事を考えるということだ。 妖魔達は恐らくはシャドウミラージュの目論見通り自分達に害を成すシャドウミラージュの殲滅を目標としてクロロスペッツゥナから出てきている。 妖魔達はまずどこに自分たちがいるかを探そうとする筈だ。 それゆえに現在広い範囲で妖魔が出現している。 つまり今、各地に妖魔が拡散しているのは自分達の所在を探しているということになる。 無論シャドウミラージュは各地でまばらに転戦を行った為、この廃墟イアナーラに潜んでいる事にまだ気づいていない。 さて、ここで考えることは非常に簡単な話だ。 鋼機が守る人間の集落という存在を妖魔はどのように認識するのか? そしてその思考のたどり着く先にクーガは戦慄する。 簡単な話だ。 誤解・・・・・・だ。 それも最悪。 つまりは――― 「妖魔たちは『名無し』を俺達シャドウミラージュの本拠地だと認識した……のか……。」 シャドウミラージュ・SSに戻る next back
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このページでは【スーパーマリオRPG】のキャラクター、 シャドウ を解説する。 【スーパーマリオギャラクシー】のキャラクターは【シャドウ(スーパーマリオギャラクシー)】を参照。 【ゼルダの伝説 夢をみる島】のキャラクターは【シャドー(ゼルダの伝説 夢をみる島)】?を参照。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 関連キャラクター コメント プロフィール シャドウ 他言語 Shadow (英語) 初登場 【スーパーマリオRPG】 全身真っ黒な幽霊。 作品別 【スーパーマリオRPG】 HP FP 攻撃 防御 魔攻 魔防 素早 経験値 コイン 85 14 24 5 20 20 18 3 2 弱点 なし 無効 ジャンプ 技 しょうげきは (単体に2倍攻撃) くらやみブルブル (単体に恐怖) ボーナス LUCKY(30%) アイテム ふっかつドリンク(5%)ハニーシロップ(クッキー) 引用元 スーパーマリオRPG 完全攻略 Super Mario Wiki キノケロ水路にお供限定で登場。あまり強くない。 攻略本「星空からのおくりもの」では「シャドー」と誤植されている。 元ネタ推測 Shadow 関連キャラクター 【ドッペル(スーパーマリオRPG)】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 色 出演者 備考 黄色 上天野ナツメ(声:上白石萌音) 水色 - 緑色
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シャドウレディをこよなく愛するとしあき 最近は変身前の嫁、小森アイミで画像を貼ったりすることが多い またジャミ×ビアンカのシチュが好きなようでそちらを使うことも多い 週刊双葉であなたのおっぱい見せてくださいという企画をしている MODの作り方も少しずつ覚え、デモ太やかき氷といった小物や ギリギリぷりんのコスチュームを作ったりしている 最近ではスレ住人Tシャツを作っており、住人たちは自分たちがTシャツ化 されるのを今か今かと待ち望んでいるはずだ!?
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「あくまで可能性にすぎない話ではあります…。」 報告者はクーガの解答に補足する。 「うーん、というか十中八九確定かな、ディスプレイを見てみて…。」 ミナはそう言って、ディスプレイの方を指した。 「これは明後日の妖魔達の各地で分布を表したものだったよね?」 ミナの問いを報告者は肯定した。 そのままミナは続ける。 「となると北東部の大体…そう、大体この辺りかな、ここに一つの集まりができてるよね?『名無し』があるのは北部。まあ、皆、知っての通り妖魔達は馬鹿じゃない、そもそも妖魔達がクロロスペッツゥナから出てくる理由を作ったのはあたし達なんだし、あたし達の戦力を過小か過大かは知らないけれど、最低でも、自分達と対等に戦える程度には強いと評価して考えられている筈…だから、あたし達に煮え湯を飲まされてきたんで確実にあたし達を仕留めようと戦力を結集させている…数にして20前半の個体数といったところじゃないかな?」 会議室の人間全員が押し黙る。 誰もがミナの発言に異論は無かった。 だが、だからといってどうするのか?各人の思考はそこへ行く。 そして、その沈黙を最初に破ったのはクーガだった。 「ならば、いますぐにでも『名無し』に向かわないといけないんじゃないか?」 クーガは右腕を左手で強く握りしめていた。 すぐにでもこの会議室を出て、あの集落に向かいたい。 あの娘との約束を守らなければならない。 だが、鋼機も無いお前に何ができる? 今このままあの集落へ行ったところで妖魔に踏み潰されるがオチなのは明白だ。 だからと言って、見捨てる事など、諦める事など出来るものか・・・。 そんな思いが渦巻く自身に痛みを与える事で感情が暴走するのを必死に押さえつけているのだ。 そう、まだだ、今はまだ感情に身を任せる時じゃあない。 クーガの後ろから席を立った音が鳴る。 席を立ったのは一人の男だった。 室内の人間の視線がその男に集まる。 男はコホンと咳払いをしてから発言を始めた。 「今回の件に関しては見逃すという方向にするのを提案します、そもそも『名無し』は我が王国に保護を約束されているモノではありません。つまりは、これを守る義務は私たちには無いのです。そもそも私たちの目的は妖魔の陽動です。つまりは彼らがいい的になってくれるのであれば我々の任務遂行において良い方向に進むのは間違いないでしょう。彼らは検討違いの場所に攻め込もうとしているのですから、わざわざ我らが救出に向かって戦力を削ぐ必要がどこにありますか?むしろ、その後の事を我々は考えるべきだ。やる必要の無いことをやろうとしている、クーガ・ラグナグ名誉騎士、あなたの提案はまったくを持ってナンセンスだ。」 その男の発言にクーガの中の何かが暴れだしそうになる。 クーガはそれを必死に理性という名の鎖で縛り付けた。 彼の発言はこの国では正しいのだ。 彼はこの国で振りかざされている正論を主張している。 だが、クーガはあの集落を見捨てようなどという思考は1ミクロンも無い。 「まあ、このままならばお前の提案は受け入れられないな。」 セイムはそう静かに言った。 当然だろうとクーガは思う。 ならば、考えろ。 何かこの会議室の人間達を説得するにたるモノを! この時、クーガの脳裏に思い浮かんだのは一つだった。 ―正論ってのはな― クーガの中で一人の男が笑って言っている。 それにクーガは無性に腹が立った。 なんで、なんでお前が俺の中にいる! なんで思い出の中から消えてくれない。 お前がいなければ…お前さえいなければ…。 「おい、クーガ、おい。」 セイムがクーガを呼びかける。 その言葉でクーガははっと我に返った。 「クーガ・ラグナグ、何か反論でも?」 クーガは自分が席を立っている事に気づく、いつのまにか視線は自分に集まっていた。 あの男といた時期を思い出していた為か、周りが見えなくなっていたようだ…。 息を吸う。 ここが正念場だ。 自分1人ではあの集落を救う事は出来ない。 そうだ、シャドウミラージュ、彼らを動かさなければならない さあ、はじめよう。 「では、いくつか気になった点があるので、たしかにその『名無し』は国の保護対象外ではあります、ですが、ここにいる会議室の皆さんがご存知の通り、私は先日、名誉騎士の特別権限により数名の鋼騎士を出動とその『名無し』の保護を要請しました、これはつまりは我が国の貴重な戦力をそこに送り込んだという事になります。これを見捨てるという事は国の重要な資産を失うという事では無いでしょうか?これを見捨てる事は出来ないのではないでしょうか?」 クーガは私などという自分らしくも無い一人称を使っているのを柄じゃない事やってるなと心の中で軽く自嘲した。 一人の男が手をあげる。 さきほど、集落を見捨てろと言った男だ。 「何かご意見があるのならば、どうぞ、えーと―――」 男は席から立ち上がって言った。 「レイズだ、担当は情報の統括とそれに類する雑務全般をやっている。」 レイズはそう静かに自己紹介した。 「失礼、で、何か?」 クーガは冷たく言い放つ。 セイムやミナは中立の体勢をとっているようだ。 カタリナもそれに同じく、ホークアイに関しては何を考えているのか理解は出来ない…。 ただ今、見捨てようといっている一派はこのレイズという男を中心としているのは明白だった。 「クーガ・ラグナグ名誉騎士、あなたも面白い事を言うものだ、あなたが権限で勝手に送り込んだ騎士達を救え?何を馬鹿なことを言っている、それはあなたの責任だ。」 冷嘲しつつ名誉騎士と呼ぶ時の声に棘がある。 そもそも名誉騎士というのは上級騎士に匹敵する程の位であるにも関わらず、正式な手順で得られる位ではない。 無論、なんらかの武勲や名誉を立てた際に賞賛と賛美の証として贈られる事もある位なのだが、クーガの場合はこれを悪名高き王名と共に授かっている。 つまりはこの名誉騎士としての称号も王名と同じ疑いをかけられている。 ゆえにクーガ・ラグナグへの世間一般での風当たりはあまりよくない。 「私が言ってるのは責任の所在の話ではない、救える可能性があるのにそれを見捨てるというのか?国の重要な戦力なんだろう!」 クーガは臆せず言った。 レイズは苦笑して、 「見捨てる他ないだろう?あなたの命でどのような鋼騎士が送られたにせよ、我々は我々の目的を優先すべきだ、心痛いが小事より大事、こんな事もわからないのか?」 とクーガを侮蔑した。 クーガは己を必死に抑える。 ああ、わかっている。 わかっているんだ。 この男の言っていることは、正しい。 だから――そう、正論に勝つには正義を示す。 「なるほど、ならば、もし、私がそれよりも得策を提案をした場合はどうします?」 クーガはにレイズ静かに問う。 「提案?」 レイズはふん、と笑った。 「そうです、提案です、良い案を出してみせましょう。」 「はは、何を馬鹿なことを考える余地もなくこれが最善だろう?一体何をどうしてどうすれば、これより最善がありえる!」 レイズが大声をあげる。 「レイズ、少し黙れ。」 ホークアイはレイズに静かにそう告げる。 レイズは何か言い返そうとしたが、ホークアイの鋭い眼光に睨み付けられ萎縮し押し黙った。 そうしてホークアイは顎の白髭をいじりながら言った。 「さて、クーガ・ラグナグ名誉騎士、君は言ったな?ここにいるレイズより良い案を出すと?」 さきほどとは違う安穏とした雰囲気でホークアイは問う。 「ええ、そうです、その通りです。」 「ふむ、なるほど、では君はその発言にどれほどの覚悟があるのかね?」 「覚悟?」 ホークアイは静かに笑う。 「なぁに、戯れだよ、ここにいる人間の全部とはいわないが過半数は納得させるような案を出さなければ君の案は通る事は無い。悲しいかな、レイズの言っている事はいわゆる正論だ。お前はこれを覆すという…お前の発言通りならば、その顔を見ている限りそれなりの自信もあるのだろう。だがな、我々が行っているのは、ここにいる人間全員の命の使い方の話だ。つまりは君は我々にこれから命を賭してそれを行えと発案するわけだ。だから、我輩は君の案を聞く前に聞いておきたいのだよ、どれほどの覚悟を持ってそれをしようとするのかを…我輩はお前の事をよく知らんからな、お前がどういう人間なのかも知っておきたいというわけだ。」 「それが戯れというわけですか…。」 この老人は試しているのだ。 自分がどのような人間であるかと―― ならば、解答はこうするべきだろう。 「そうですね、では俺はこの発言に俺という存在の22年の人生の意義を賭けます。」 死を賭すという考えもあったが、ここで求められているのはそんな短絡的なものではないのだろう。 ホークアイはクーガのその解答に対して特別な反応を見せず、 「いいだろう。」 と静かに応えた。 視線がクーガに集まる。 会議場の人間全員がクーガが何をどう提案するのか待っているのだ。 さあ、本番だ。 示すのは正義。 ならばこういう所から始めよう。 「さて、私が提案する案ですが、それ自体は簡単な案です、それはつまり・・・・・・『名無し』を見捨てるという事です。」 会議室がどよめく。 それもその筈だろうレイズの『名無し』を見捨てるという事に対して、それを上回る最善の案を出すといっていた人間が言い出したのが、その『名無し』を見捨てるというレイズ同じ事を言い出したのだ。 それは我が身可愛さにレイズと同じ意見にしたと取られかねないようなものだ。 「おいおい、クーガ、それは一体どういう意味だ?」 最初にクーガにそう尋ねたのはセイムだった。 「どうもこうもないさ、セイム。確かに今からあの集落を守るというのは無理な話だろう。頑張って考えてはみたがやっぱり現状からするとあの集落は見捨てるほか無いさ。」 クーガは淡々と言う。 それに対してレイズは声をあげた。 「貴様、ふざけているのか?」 「別にふざけてなんかいませんよ。」 「なんだ…と…。」 何かを言おうとするレイズを無視してクーガは言う。 「ところでカタリナさん、この街、イアナーラは現状だとどれぐらいの人間が収容できますか?」 クーガのその発言にふーんとカタリナが頷いた後、答えた。 「だいたい、壊れた施設や使い物になってない家屋も多いが元々はここは貿易都市だった街だったからな、ある程度、修復してやれば軽々と200は収容できる街として再生できるだろうな。何より発電施設が生きているのは大きい。無論、意欲的な改修等は必要だろうが―――」 「――――くははははは。」 レイズが笑い声をあげた。 「ま、まさかな、そんなくだらない事を提案しようとしているとは、貴様は馬鹿か?」 「馬鹿なのは否定しないが、俺が何をしようとしているのかあんたにはわかっているのか?」 その発言をしたあとクーガはまずったな…と内心思った。 せっかく取り繕ってきた言動をつい崩してしまったからだ。 「何って?明白じゃないか、貴様は『名無し』の人間をこのイアナーラに移住させようとしているんだろう?なるほど、確かにそうすれば『名無し』は見捨てても、そこにいる人間を生きながらえさせる事は出来るかもしれない。だが、それは妖魔の迫る街に我々が赴くという事だ、妖魔との戦闘の可能性もあるだろう。確かにお前の言っていることをやれば『名無し』の人間を救えるかもしれん、だが、結局のところそれが我々が行っている作戦になんの影響がある。無駄な戦力の消費では無いのか?論外だ。」 レイズは嘲笑した。 それに対しクーガはため息を付く。 「なんだ、その態度は!」 レイズの前にクーガは指でVサインを作った。 「2割正解といったところです、その推論じゃあ駄目ですよ、確かについでとしてイアナーラに『名無し』の人間を移住させますが、大事なのはそこじゃあない。」 「何…。」 レイズの顔が引きつる。 「ちょっと、整理しておきますか、今、我々シャドウミラージュに課せられているのはクロロスペッツゥナにいる妖魔に対し我々が各地で攻撃を仕掛けることでクロロスペッツゥナから妖魔達をおびきだす事です。これに関しては報告にあったとおり概ね成功しているといえます。つまりは妖魔達は今我々がどこにいるか、躍起になって探していたというわけです。」 ホークアイはクーガが何を言おうとしているか納得したように頷いた。 クーガは続ける。 「そして先日、私がその地域一帯を統括していた妖魔グラスを殺した事で、その近辺にあり、妖魔グラスの支配下にあった『名無し』に我々がいるのではないかという疑いを持ったという事は戦力を集めだしているという報告からしても明白なのでしょう。となると、一つ不思議な事があります。」 「不思議なこと?」 ミナが不思議気にクーガに聞いてきた。 「そうさ、ミナ。分布表を見てもらえばわかると思うが確かに妖魔は『名無し』への襲撃に向けて集まりだしている、だが多くみても30程度だ。この分布を見るに少なくともこのイアナーラ地帯全体には200以上の妖魔が我々を探しにクロロスペッツゥナから出てきている。そもそも妖魔達がこんなに森から出てきているのは俺たちを殺そうとしている為だ、ならば何故森から出てきた奴らが総勢で確実に殺しに来ないのか…これが何を意味するかわかりますよね?」 ミナは少し考えた風な仕草を取った後、ちょっと自身なさげに言った。 「つまりはー、妖魔は一つ『名無し』にあたし達『シャドウ・ミラージュ』がいると当たりを付けた、けれどそれをまだ疑っている段階だって事?」 「ああ、そういう事になる。」 そのクーガとミナのやりとりを不満そうにな顔をして見ながら、 「だから何が言いたいんだ?」 とレイズは棘のあるような声で言った。 それに対してクーガはニヤリと笑い、言い放つ。 「何を言いたいか……ですか、それは凄くシンプルなもので先ほどあなたも言っていたじゃないですか、『名無し』は囮として利用価値があると、だから自分はそれを最大限有効活用しようと提案しているんですよ。」 「最大限?」 「ええ、そうです、確かに今、妖魔達は我々『シャドウミラージュ』が『名無し』にいる可能性が大きいと踏んでいます。ですが、さきほど述べたようにまだ、それを彼らは疑っている状態だ、とするならばまだ、この『名無し』という餌に妖魔達はまだ完全に喰いついていない。その為、『名無し』は囮としては不完全、ならばどうすればこの囮を完全なものにすることが出来るのか?簡単な事です、奴らに疑いではなく確信を与えてやればいいんですよ。」 「なるほどね。」 そう発言したのはセイムだった。 「つまり、こう言いたいわけだ、現状では『名無し』を囮として扱うには役不足だと?そして、お前は持っている、それを完全に囮とさせるような策を・・・。」 クーガはそれに頷く。 「ええ、その通りです。」 語尾が強まる、そう答える声には強い決意のようなものがあった。 「ではそれは何かな?」 ホークアイは無表情に聞く、それに対してクーガは笑って言った。 「別に特別難しい話ではありません、非常にシンプルな話です。これからさっさとその『名無し』に向けて集結している妖魔20数体を我々シャドウミラージュが総力をあげて叩き潰せばいいんです。」 「おいおい、お前は今、何を言っているのかわかっているのか?」 セイムがクーガにそう聞いた。 会議室にいる人間の誰もがクーガの言ったことが何を意味するのか理解している。 だが、それは常識的な範疇で考えるならば狂気の沙汰だ。 「ああ、わかっているさ、セイム。でも出来るならばこれが最善だろう?な妖魔20数体を倒してしまえば奴らはあの集落、つまりは『名無し』に俺たちの本拠地があると確信を持って攻めてくる。20以上の同胞がやられたんだ、警戒してさらに戦力を増強してくるだろう・・・クロロスペッツゥナからさらに多くの妖魔をおびき出すことに成功するかもしれない、これは・・・だ、つまりシャドウミラージュの目的として最も良い結果を得られるんじゃないか?」 基本的な見解でいえば鋼機1機につき、妖魔1体を倒せる程度の能力、つまりは1:1の戦力であるとされている。 名うての鋼騎士が乗ったところで1機で3体倒すことが出来れば奇跡というレベルだろう。 現在、このイアナーラにいるシャドウミラージュのメンバーの中で鋼機を扱えるのはクーガ、ミナ、セイム、そしてホークアイの四人である。 この事はクーガも前もって渡されていた資料によって承知している。 そしてクーガの持つ鋼機、D―42 スラッシュゲイルは三日前の戦いで中破しており、現在急ピッチで修復作業に入っている。 それはこの戦いにクーガは参加できないという事を意味していることに他ならない。 つまりはクーガは20以上の妖魔を3人で倒せという無茶を言っているのだ。 「確かにただの鋼機ならば、その戦況を勝利するという事は不可能だろう・・・だが、しかし、このシャドウミラージュに配属されている鋼騎士の鋼機は全てDなんだろう?」 そうカタリナに向けてクーガは言った。 そう問われたカタリナは吸っていたタバコを灰皿に置き、新しいタバコのケースの開封を始めた。 クーガは、まだ吸うのかよ!と突っ込みたくなったが、その思いをぐっと堪えることにした。 カタリナはそのままタバコに火をつけて一息吸ってから、答えた。 「その通りだ、というのがいいのかな。シャドウミラージュはD型鋼機ばかりのまあ、王立鋼騎士団の団長どもからすれば気が狂わんばかりの贅沢部隊だからな、現在、五機のD型がこの部隊に存在している。君の『D-42 スラッシュゲイル』、ミナの『D-40 グレリーナ』、セイムの『D-34C シュナイザー』、グロウズ副部隊長の『D-25C2 グレイスター』、そしてグレイル・レイスター部隊長の『D-30C アシュラ』以上の五機がこの部隊には存在している。だが、この部隊長は現在本国に戻っているため『アシュラ』は使えない。君の機体の状況に関しても急ピッチでやってはいるがあと4日はかかるだろう。つまりは3機しか、今、シャドウミラージュには戦力なるD型はいないという事だ。」 そのカタリナの発言に付け加えるようにホークアイが言った。 「もしもの為にこちらに最低でも一機は防衛用に必要だ。だから、正確には使えるのは二機だ。」 クーガはそれに頷く。 「十分でしょう、D型鋼機は通常の鋼機8機分の能力があると言われています。襲ってくる妖魔は約20だというのならば、ちょっと頑張ってもらうだけで十二分にこれをこなす事が出来る筈です、それに8機分の戦力なんて例え話に過ぎないでしょう?Dを預けられてこんな所にいるような変人共がそれぐ らいの戦力差を苦にするのですか?」 挑発するようにクーガは言った。 クーガの発言を受けて会議室の人間が騒ぎ始めた。 「かかか、こんな所か、いってくれるじゃないか、ガキ・・・。」 「いやいや、むしろここってそんな所じゃない?」 「まあ、変人ばっかってのは間違ってないなー、俺様は例外だが他の奴はみ~~んな変人だし…。」 「ちょっち待ち、セイム、今あたしを変人のカテゴリに入れたでしょ、ふざけんな!いちいち自分に様を付けて喋るようなお馬鹿さんに変人呼ばわりされたら私の家族が皆、泣くわ。」 「私は所詮、変人だよな、うん、そうだ、そうだ、所詮変人だ・・・・・・変人だ・・・変人なんだ・・・。」 「あーー、すまんが、タバコ切らしたんで部屋に取りにいっていいかー。」 こうなること自体はクーガも予想していなくは無かったのだが…「そんな不可能な事を言うな!」苦言や罵声で五月蝿くなると思っていた為にこの展開はいささか予想外だった。 というかこいつらシリアス出来ない性質なんじゃないか・・・というか本当に変人軍団なのかもしれない・・・。 そんな考えが頭をよぎって何故かクーガは酷くいたたまれない気持ちになった。 だが、これならば思っていたよりもずっと簡単にいけるかもしれない。 「え~と、それで、ちょっと皆に問いたいんだけれど、20の妖魔を二機のD型鋼機でやれますよね?」 返ってきた解答はこうだった。 「余裕だ。」 シャドウミラージュ・SSに戻る next back
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●PHASE 1 メル:どうです、ペレールさん。 ネイティアルの扱いには慣れましたか? メル:ネイティアル自体には、善悪の区別はありません。 マスターの命令に従うだけの存在です。 使う者によって便利な道具にも兵器にもなるのです。 ペレ:なるほど…… 意思を持たぬ道具、というわけだな。 メル:……その捉え方もまた、貴方次第です。 メル:さあ参りましょうか。新たなる地へと…… ●PHASE 2 メル:ご覧なさい。眼下に広がる大地を。 野をえぐった傷跡は、大戦が残した人々の憎悪…… 憎悪は何も生み出しはしない。 だだ他のものを傷つけるばかりです。 ペレ:…確かに不毛な光景だ。 だが、それが命令とあらば 大地を焼くのも道具の仕事…… メル:ペレールさん? ペレ:この後、仕事が入っているのでな。 また後日。 ペレ:(……道具、か…… 俺も、いつまでも奴に 使われているつもりはない……) ペレールが走り去る。 ●PHASE 3 メル:闇が強く感じられます。 闇の活性に伴い各国の緊張も高まってきました。 ……彼らの裏で暗躍する影。 それがペレールさんの正体ですね。 ペレ:我が生まれは影の眷属。 意思を持たず、ただ雇い主の道具に徹し、 命じられた役目を果たすのみ…… メルレット殿、貴女が 我らをどう捉えようと構わぬ。 不満なら破門していただいても結構だ。 だがそのつもりがないのなら 術の伝授を続けてほしい。 またいつ何時、仕事が入らぬとも限らぬゆえ。 メル:……わかりました。 メル:ペレールさん、 私は誰であろうとも 入門者は拒まないことにしています。 貴方を破門するつもりもありません。 ……さあ、行きましょうか。 ●PHASE 4 夜、岩を突き立てただけの墓地の前。 ペレールが何者かの気配に気付く。 身構えるが、正体を察し剣を納める。 ペレ:メルレット殿か…… メル:ペレールさん、 気が立っているようですね。それに、その血の臭い…… ペレ:フフ、今回は 少々厄介な仕事だったものでな。 ……仲間内に、 影を抜けようとする者が現れた。 よって掟に従って、始末したのだ。 それほど珍しいことではないが、 その男、唯一親友……と呼べる者だったのでな。 メル:掟…… 貴方の一族に伝わる、鉄の掟のことですね。 その絶対的な規律は、 一族を去ろうとするだけでも 裏切りとみなし、死を与えると聞きます。 しかし、それは貴方にとって 親友よりも大切なものだったのですか? 貴方の親友はただ、自由になりたかっただけではありませんか? ペレ:メルレット殿、貴女には分からぬだろう。 何百年も続く戦乱の中で、 常に我らのような存在が必要とされてきた。 そして我らは時に大国の道具になることで その庇護を受け、戦乱の世を生き延びる…… そのための掟であり、裏切りは許されぬのだ。 我らは、この数百年、そうしてきた。 この世界に、終わりなどない。 そう言い残し、ペレールが走り去っていく。 メル:(……それならば何故、 私の元を訪れるのですか……?) (それは貴方の意思なのでしょう、 ペレールさん……) ●PHASE 5 轟音が響く大地をメルレットが一人見下ろす。 メル:(酷い戦争ですね。) (しかし戦争において、実際に動いている者と それを動かしている者は違うものです。) (……ペレールさん。 貴方の雇い主は、この大戦を起こした本人、 ギド・カーンなのですね。) (…ギド・カーンは、最強と謳われる ネイティアルマスターでもあります。) (彼にとって、貴方たち影は ネイティアルと同じただの道具……) (ペレールさんは、 そのことをどう考えているのでしょうか……) ●PHASE 6 メル:ペレールさん、 ついに私を超えるまでになりましたね。 もうこの大陸で 貴方に敵うものも少ないでしょう。 これからどうするつもりですか? ペレ:……メルレット殿、今まで 召喚術を授けてくれたこと、感謝しよう。 だがここでお別れだ。 二度と会うことも無かろう。 メル:それは唐突な話ですね。 ペレールさん、 私は入門者を拒まないのと同様に 去る者も引き止めないようにしています。 ですが、これから一体 何をするつもりなのか、 それだけは聞かせてください。 ペレ:フッ、大したことではない…… 影としての、最後の仕事だ。 ペレールが走り去る。 ●ENDING 暗い森の中、ペレールが一人佇む。 ペレ:これでようやく、俺も影を抜けることが出来る。 敵も味方も全てを騙し、 ギド・カーンの首だけを狙う日々…… …………長かったな…… ペレール、何者かの気配に気付く。 ペレ:(何者かが接近している…… ……2人……いや3人か……) (抜かった、ここまで気付かぬとは。) ペレール、立ち去ろうとする。 声 :待て、ペレール。 シャドウが三人出現、それぞれ白鳳、赤虎、青龍。 取り囲まれるペレール。 白鳳:我らは刃を交える気などはない。 お主が抜けたことを咎めるために 来たのではないのだ。 ペレ:ほう、見逃すとでも言うのか。 笑えぬ冗談だ。 俺を逃がしては、一族の信用も危うかろう。 俺もお前たちに追われて死ぬのだ。 まさか、これほど早いとは思わなかったがな。 ペレール、剣を構える。 赤虎:そう急くな。 時代が変わったのだ。 ペレ:なに……? 赤虎:大陸の覇権を目指していた男、 ギド・カーンの征服事業によって 諸国の勢力図は一変した。 そして奴が消えた今、 我らにも新興の機会があるとは思わんか。 影に生きてきた我らが、 陽の下に立ち上がる時が来たのだ。 青龍:掟や契約に縛られ生きることに 疑問を感じていたのは、 お主ばかりではなかったのだ。 里の者や、これまで我らと しのぎを削り合った者たちも、 すでに志を一つにしている。 白鳳:お主はギド・カーンを倒し、 この事態の引き金を作った男…… ペレールよ、お主の力が必要なのだ。 我ら同志を一つに束ね、 光を我らのものとするために。 ペレール、剣を納める。 ペレ:光を我らのものに……か。 なるほど、それは面白いかもな。 影に生き、道具に徹することだけを 教えられてきた我々が、 表の世界でどこまで通用するのか…… 煙が立ち上がると共に、四人が立ち去る。 闇に生きればこそ、光を求めてやまない。 今、影達は光を手に入れるために動き出した。
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紛れもない忍者でした -- (てみ) 2009-06-29 22 04 10 いつかFAしてもらうんだぜ -- (Ravinale) 2009-07-02 19 46 46 韓国ではシャドウに下方修正。日本でも近々修正が来るので、これから始めようと思ってる人は腹くくってください。 -- (てみ) 2009-07-04 18 00 09
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// 、 --;;'" ;;" ヾマヽ _,,;;" ";; .i \ \ ', ," " ;" ,;;"; . .i }} , ;;"" ;;" . . . ゝ _,,.. --――-- ..,,__ ヽi、 ,,;" " ;;" ゝ/ >''"´. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . > ヾミミ ,;",;" ,;"/ _ >. "´. . . . . . . . . . . . . . . . . . . / ̄ ̄ \ .,"",; " ,,;" . + _` ヽ ,>イ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 〈 r-, _r─≧ ノr-イ >i ≦ハ. .ヽ ト=.、//. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ハ /. . .V / . ァ彡イ /\三三ミ∧. .\;/ / . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . .--― . ''. . ハ /i}. . . .ヽノ// ノi /\_ /;;i ハ. . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . { /. . .il/ .廴ノ// ≧/ i l /i / | \. . ._ ∧. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゝ r. . . . . .K . .ミ/ / /{i∧l / i イ il /ハ´ /ヽ . . >-―''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ V. . . . ..ハ .. . / /ミイ V / r- 八 // i / ',. . . . . i V/ i / ト ii ̄ 彡/ il l l l ./ i. .il. . . l i V /.i il ≦ / | || イ / r, V .il. . .V ハ イ/ミ=- ll =フ i --;;'" ;;" ━━━━━━━━━━━━━ /. ..V/. .i. . . .i/ / / ll \_,,;;" ";; .i サー・ガヴェイン/シャドウ }ヾ. . ..ヽ . ハ. . ..i il /ミ ll / /i " " ;" ,;;"; ━━━━━━━━━━━━━ . . . . . . . . . . . ..il il ∧ ll / / , ;;"" ;;" . ヾ. . . . . . . . . . .. il レ ゝ ミ、 ⊥ / / ,,;" " ;;" ゝ ', ' ,. . . . . . . . . ..ハ il r=/\ソ=-イ / ,;",;" ,;"/ '、 V. . . . . . . . .il / ∧ / i /ヾ,"",; " ,,;" . + _ i ',. . . . . . . . V /三il フi V 彡 /イ  ̄ V. . / ', \. . . . . . . トi ヾ / V / V i }. .` . -.、 ', \. . . . . 升 ハ イ { ハ i]´ヾ i j-'´ヽ. . . . . i 我が王よ! 聖杯を今ここに献上致します! DETA二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 モチーフ:アーサー王伝説&ガウェイン卿と緑の騎士 分類:ヴィラン/英雄譚 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 英国より語られるアーサー王伝説の伝承及び『ガウェイン卿と緑の騎士』などから、緑色の外套を羽織る不死身の幽鬼。 実態ではなきエクトプラズムの霊体に加えて、緑色の不死の腰布を纏っていることから不死身の概念を得ている ――と妄信しており、そのため己の不死身さに違和感を覚えない。 本来ガヴェインには朝から正午までは力が三倍になるという祝福を得ているが、 太陽に忌避される幽鬼として存在しているため、太陽を直視できず、力が上がることはない。 正反対に、唯一認識できる月夜を太陽と誤認し、月が昇るごとにその力を増していく逆転の呪いをもっている。 己は騎士という認識と死を意識していないため、他の怪異に悠然と立ち向かい、ただひたすら円卓を捜し求めて 常人には見えぬ幽霊として現世をさ迷い歩き、聖遺物とされるものを見境なく強奪する。 初出:やる夫JLA総合雑談スレ(5-430-455) AA出典:魔王ゼロ(コードギアス ナイトメアオブナナリー)
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