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■ ランズ・シシリー(-・-) ■ 来島 兵庫(くるしま・ひょうご) → 八卦 関係者(内部) → 八卦 関係者(外部) → 傀儡の森/ミサキ 関連 → 蟇目大祭 関連 → アイドル候補生 関連 → NPC一覧TOPへ戻る ■ ランズ・シシリー(-・-) まだ何もありません。 ■ 来島 兵庫(くるしま・ひょうご) まだ何もありません。
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DG/SE17-07 カード名:新魔王誕生 カテゴリ:クライマックス 色:黄 トリガー:1・風 【永】あなたのキャラすべてに、パワーを+1000し、ソウルを+1。 (風:このカードがトリガーした時、あなたは相手のキャラを1枚選び、手札に戻してよい) 『数千年の間、 天使魔王シシリーの名は不動のものとなり、 その後も永遠に語り継がれるのであった』 レアリティ C ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 天界からの贈り物 シシリー 1/0 5000/1/0 黄
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巻き尺(まきじゃく) 概要 ヴェスペリアに登場した帯系の武器。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク関連品 ネタ ヴェスペリア 色々と気になるサイズをチェックできる。そのあとの命の保証はできかねますがね リタ用の武器、帯の一種。 物理攻撃力+640、魔法攻撃力+640でランダマイザー、エンドラッキーのスキルを持つ。 サブイベント「シシリーの求める刺激」で入手できる。 No. 318 分類 帯 物理攻撃力 640 物理防御力 0 魔法攻撃力 640 魔法防御力 0 敏捷 0 属性 - 買値 - 売値 - スキル ランダマイザーエンドラッキー 装備者 リタ 入手方法 イ シシリーの求める刺激 ▲ 関連リンク 関連品 ネタ 巻き尺(まきじゃく)とは、容器に巻き込んでおき、使用時に引き出して用いるテープ状の物差し。の事。 ▲
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パチンコ(ぱちんこ) 概要 ヴェスペリアに登場した弓系の武器。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク関連品 ネタ ヴェスペリア 子どものときこれ使っておこられたなあ……刃物までついてるしタチがわるいなあ レイヴン用の武器、軽量弓の一種。 物理攻撃力+650、魔法攻撃力+550でシュートシュートシュート、ヴァカンツァ、クッキングプラスのスキルを持つ。 サブイベント「シシリーの求める刺激」で入手できる。 No. 362 (Xbox 360)385 (PS3以降) 分類 軽量弓 物理攻撃力 650 物理防御力 0 魔法攻撃力 550 魔法防御力 0 敏捷 0 属性 - 買値 - 売値 - スキル シュートシュートシュートヴァカンツァクッキングプラス 装備者 レイヴン 入手方法 イ シシリーの求める刺激 ▲ 関連リンク 関連品 ネタ 「パチンコ」とは、ゴムの伸縮性を利用して弾を飛ばす道具。正式には「スリングショット」という。 ▲
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シシリウスニセイ(シシリウス2世) 『ブリタニア列王史』に登場するブリテン王の一。 関連: グウィテリヌス (父) マルキア(2) (母) キナリウス (息子) ダニウス (息子)
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概要 シシリスの戦いとは、蜉蝣時代の戦乱の中で、アルファ685年7月、シャリアル国軍とイージル国軍の間に起きた戦いである。 戦闘に至るまでの背景 ▲685年7月における勢力図 バルディゴス討伐連合軍解散後、もともといくつかの国で国境を巡っての小競り合いもあった緊張状態の各国は、本格的な武力衝突へと一気に加速していった。 それは、まるで連合軍として戦い、戦場で何万という血を流したことが、それまでかろうじて理性を保っていた「乱世」へ踏み込むきっかけとなったかのように、にらみ合いで済んでいた国ですら本格的な戦乱へと足を踏み込んだ。 最も早く動き出したのは、かねてよりこの戦乱の時代の到来を待っていたとも思われるシャリアル国の若き国主メスローであった。 連合時代に軍事的才能のなさを看破された隣国イージル国のキャルスに向かって攻撃を開始、便乗して西のアル国、北のバルド国まで侵攻を開始し、僅か一年にしてイージル国は存亡寸前にまで追い込まれた。 イージル国は、軍師レニースの進言により、バルド国に同盟の使者を送るが、バルド国国主ボルゾックと軍師デスレーダは、滅亡を目前としながら「同盟」という同格の存在に立とうとするイージル国を許さず、キャルス本人が出向き、軍門に下って属国になるなら援軍を出すと返答した。この回答に、キャルスは大いに怒り、周囲の将が止めるのも聞かず、残された軍勢をバルド国に出陣させようとする。 もはや国主を見限った数多くの将がこの出陣要請を無視して他国へと走り、バルド国への出兵どころではなくなったイージル国軍に、メスロー自らがシャリアル三牙王を従えた主力部隊を率いて攻め込んでくる。あてもなく逃亡をはじめたイージル国軍だが、シシリス盆地で追いつかれ、イージル国最後の戦いが始まることとなる。 両軍の戦力 攻撃側 守備側 シャリアル国軍 軍勢 イージル国軍 総兵力25000 兵力 総兵力3000 メスロー 総指揮 キャルス ケリス 軍師 レニース 主要参戦者 メスロー ケリス 0.JPGフォール ドラグゥーン リガリオン キャルス レニース サイリオス ガルダ ファクト ギディス 戦闘経緯 この戦いを、正式な「戦い」として戦史に残すべきか、それは、未だに歴史学者によって意見が分かれるところである。 戦いとは、互いに布陣し、作戦を立て、そして決戦へと赴くもの、奇襲や夜襲による一方的な展開であったとしてもそれは戦いの中の行動である。 しかし、このシシリスの戦いは、もはや流浪の避難民に等しいイージル国軍に、シャリアル国軍が追いつき、戦わずしてイージル国の将兵を四散させただけである。結局3000人いた兵力(ちなみに、蜉蝣戦記における兵数とは、兵站部隊、輸送部隊といった後方の兵員も全て含めている。同じ兵数でも、純粋に戦闘参加者だけを記載した六界戦争とは異なる)も、7月12日にシャリアル国の先陣フォールが戦場に到着する頃には、次々と脱走し、1000を切る程になっていた。 この、国に殉じようとした1000人の兵も、シャリアル三牙王、フォール、ガルダ達が完膚なきまでに打ち破り、戦場に留まった軍師レニースを生け捕る。更に、馬車で脱出しようとした国主キャルスとその妻子も退路を断たれて囚われ、メスローの目前に引き出された。 自らを臣下にせよと訴えるキャルスであったが、メスローはただ一言「使えない者はいらない」とだけ言い、キャルス、レニース、そしてその妻子を悉くシシリスにて処刑した。 その後、イージル城はシャリアル国によって制圧され、以後はシャリアル領土となるが、周辺の町の数箇所はメスローの命令で、略奪が許可され、兵士達の士気高揚の為、地獄と化した。 多くの群雄が、バルディゴス討伐連合軍に参加したことにより、乱世への道が開けたが、キャルスにとってのみ、この連合参加は道を閉ざすものであった。 戦いの結末 同じ連合軍に参加していた国が、僅か1年で滅ぼす者と滅ぼされる者になったという事実は、周辺諸国に衝撃をもたらした。 先に動かなければ倒される、という脅迫概念により、これより先、更に本格的な戦乱が巻き起こることとなる。
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ドヴァル ケルト神話に登場するシシリーの王。
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シシリウスサンセイ(シシリウス3世) 『ブリタニア列王史』に登場するブリテン王の一。
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【元ネタ】アーサー王伝説 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】フロリアン 【性別】男性 【身長・体重】170cm・67kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 精霊の加護:B 精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。 その発動は武勲を立てうる戦場においてのみに限定される。 魔力放出(炎):B 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、 瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 フロリアンの場合、エトナの火が魔力となって宿る。 【宝具】 『銀車描く天運の轍(アデッソ・エ・フォルチュナ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:4人 ブリテン島13の宝の一つ、如何なる目的地にも迅速に到達できるモルガンの戦車。 所有者と同乗者とは自らの目的へと達するその時まで運命の力に守られ、 各種判定時、一日に九度まで本来用いる能力値へ幸運値を加算する事ができる。 もとより幸運値を用いる判定であれば、倍加して適用される。 『浩然と燃え滾る王剣(エスカリボール・モンジベール)』 ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人 常若の城モンジベールの主モルガンに授けられたシシリーの王剣。 剣はエトナ火山の炎熱を操る能力を所有者に与え、 鞘は異界より呼び出された者を拘束する呪鎖となる。 聖槍ロンゴミニアドが人の住む織物を星規模で固定する錨、大黒柱ならば この剣は神代の終焉を拒否しながら裏側へ封じられた者の帰還を妨げる “怪物を押さえ込む重石”の一つである。 【Weapon】 『白鹿』 戦車を曳く三頭の大鹿。 【解説】 騎士物語『フロリアンとフロレート』の主人公、 シシリー王エリアダスの息子でモルガン・ル・フェイの養い子フロリアン。 シシリー島は時にアヴァロン島と同一視され、王と円卓の騎士がエトナ山で眠るという。 フロリアンがまだ母の胎内にいた頃、彼女に横恋慕した家令は狩の途中で王を殺害した。 母は家令の手を逃れ、森でフロリアンを産む。モルガンはこの子を白鹿に運ばせ攫うと モンジベール城に匿い養育し、立派に成長したフロリアンは冒険を求め遍歴の旅に出る。 幾つもの冒険を果たしてアーサー王宮廷に到達し、そこでも槍試合での栄誉を得た彼は 父王の仇である家令が母の籠る城をもう二十年近くも攻囲し続けている事実を知った。 救出に向かうアーサー軍と、家令と同盟したコンスタンティノープルの皇帝軍が会敵し、 ここでフロリアンは皇女フロレートと、ガウェインはハンガリーの王女と恋に落ちる。 合戦の決着はフロリアンと家令の決闘に委ねられ、家令は耳や手を斬り落とされ降伏するも 結局は処刑される。フロリアンとフロレート、ガウェインと王女はめでたく結婚した。 シシリー島の国王夫妻となったフロリアンとフロレートだったが、その後もこの夫婦は 誓いに囚われたジュリアン卿の解放や竜殺し、サラセン人侵攻からのローマ市解放といった 数々の冒険を成し遂げ名誉を高め、皇帝の死後にはソフィア大聖堂で新皇帝として即位した。 フロリアンとフロレートは命の終わりの時にはモンジベール城へ迎えられモルガンの仲間となり、 アーサー王もまた最後の戦いの後にはこの城にやって来る事になっているのだという。 ……なお『モルガンの戦車』の「モルガン」はモルガン・ル・フェイの事ではなく、 モルガン・ムインファイル(『寛大なる』モルガン)王を指す。アランロドの戦車ともされる為、 女神アランロド→アヴァロンでアーサーを癒す妖精の王妃アルガンテ→妖妃モルガンとこじつけ。
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怪我人「ありがとう・・・」 シシリー「いえ!さっ、安静に」 そこへ1人の女性が駆け込んだ。 女性「シシリー様!お願いします!どうか!どうか私の夫を!」 警備兵「くそっ!血が止まらん!」 看護婦「シシリー様!」 奥にいた怪我人の男性は、胸に大きな傷を負っていた。 シシリー「これは・・・!」 女性「夫を助けてください!何でもしますから!」 街で戦っていたシンは、大きな魔力を感じていた。 シン(何だ・・・この魔力・・・) シュトロームの側近のミリアが、兵士達をなぎ倒していた。 兵士「今までの奴らとは桁違いだ・・・」 ミリアが兵士達に炎の魔法を放った。 アリス・リン「「た―――っ!」」 アリスとリンが兵士達の前に下りてきて、防御魔法で炎を防いだ。 アリス「みんな、下がって!」 兵士「し、しかし・・・」 リン「悪いけど足手まとい!」 兵士「わ、分かった・・・」 ミリア「あなた達は?」 リン・アリス「「アルティメット・マジシャンズ!」」 賢者の孫 リンとミリアが屋根の上に立って、戦っていた。 リン「は―――っ!」 リンが電撃の魔法を放ったが、ミリアはかわした。 リン「消えた!」 ミリアはリンの後ろに立っていた。 ミリア「また無詠唱?厄介ね」 アリス「は-っ!食らえ!」 上空に居たアリスが炎の魔法をミリアに放った。 アリス「せりゃ!」 アリスは更に魔法をミリアに放ち、爆煙がミリアを覆った。 兵士たち「「「おおーーっ」」」 アリス「ちょっと、やりすぎたかな?」 リン「アリス後ろ!」 ミリアがアリスの後ろに回り、打撃をアリスに叩き込んだ。 アリスは吹き飛ばされるも、立ち上がった。 アリス「ふ―――っ・・・」 アリスが魔力を込め、魔導服の付与魔法で頬の傷を治した。 ミリア「魔導服?」 アリス「はーっ!」 アリスとミリアが互いに魔法を放ち、アリスは魔法を障壁で防いだが、 その隙にミリアが迫り、足払いでアリスを倒した。 リンが電撃を溜める。 リン「アリス逃げて!あっ!?」 ミリアはアリスを抱え上げ、前に出していた。 アリス「す、すごい力・・・・!」 リン「う・・・」 ミリア「戦い方は素人ね~」 ローレンス(援軍?まさかゼスト様か?どちらにせよこれは好機!) 「全員退却!命令だ!魔人はただちに退却しろ!」 魔法で増幅されたローレンスの声が、魔人達に伝えられた。 魔人たち「あ!退却だと」 「暴れたりねえ」 「何だ、人間ごとき・・・」 そう言ってた魔人の1人がシンの火炎で焼き尽くされ、シンが残る魔人に迫っていた。 ローレンス「この場は分が悪い!一度退いて立て直す!」 魔人「ちいっ!」 魔人たちが逃げだし、その1人がまたシンの火炎で焼き尽くされた。 魔人「おら!道を開けやがれ!」 魔人たちが負傷した兵士達を押しのけ、屋根の上に飛んだ。 シンは浮遊魔法で、上空に浮かび上がった。 シン「簡単に逃げられると思うなよ・・・は―――っ・・・はあっ!!」 シンが巨大な熱線を放ち、城壁から逃げようとする魔人たちを次々に消し飛ばしていった。しかし熱線の先に、兵士達がいた。 シン「はっ!」 シンが熱線を空の方に逸らしたが、その隙に残った魔人たちが城壁から逃げていった。 シン「あっ!逃がすか!」 シンは追おうとしたが、近くでの爆発が目に入った。 リン「うわーっ!」 アリスを盾にしたミリアがリンを攻め立てていた。 アリス「リ、リン!」 ユーリとトニーが物陰からその様を見ていた。 ユーリ「アリスが捕まってる!」 トニー「まずい状況だね。ユーリ、援護を!」 ユーリ「後ろから行くわ!」 ミリアの後ろに回ったユーリが火炎を放った。 ミリア「ふふ」 ミリアはアリスを火炎の方に投げた。 アリス「うそ!や、ちょちょっ、待って!」 アリスは障壁を張って、火炎を防いたが、そのままユーリとぶつかった。 トニー「ユーリ!アリス!」 ミリアがトニーに向かってくる。 トニー「はあっ!」 トニーはバイブレーションソードを振るも、ミリアはかわし、バイブレーションソードを蹴り落とし、トニーへ掌打を放つ。 トニーは障壁で防ぐも、弾き飛ばされた。 トニー「ぐわっ!」 その隙に、ミリアが火炎弾を溜めていた。 トニー「し、しまっ!」 ミリアの火炎弾を食らい、トニーは壁に叩きつけられた。 トニー「が-っ!」 リンがミリアに電撃を放つも、ミリアはかわし、地面を隆起させてリンを挟み込んだ。 リン「きゃ―――っ!」 アリス「リン!」 リンが気絶した。 アリス「こんのぉ――っ!」 アリスが魔力を滾らせる。 ミリア「ふふ」 ミリアはトニーを狙って、火炎弾を放った。 アリス「あ、トニー!」 アリスはトニーの前へ出て、障壁で火炎弾を防ぐ。 アリス「ぐぐぐ・・・っ!あ・・・・」 そこを狙って、アリスの足元から出た岩の柱がアリスの腹を打ち、アリスが気絶した。 ユーリ「アリス!ひっ!」 ミリアが一人残されたユーリに迫る。 シン「待て」 ミリア「ん?」 駆けつけたシンが隆起した地面を砕き、リンを助けていた。 ユーリ「ウォルフォード君・・・」 ミリア(こいつが、シン=ウォルフォード・・・) リン「ウォルフォード君・・・あいつ、素人じゃない・・」 シン「大丈夫、俺もだよ。ユーリ、みんなを」 ユーリ「え、ええ」 ミリア(ローレンスの方は上手くいったようね) シン「よくもやってくれたな・・・」 ミリア(さて、彼が実際どの程度か、知りたいわね) シンとミリアが戦い始めた。 ユーリ「きゃ―――っ!」 ミリアは岩壁でシンを覆い、シンが岩壁を砕いた隙に迫り、 ひじ打ちからの火炎弾を放ったが、シンは二つの障壁で防ぎきっていた。 ミリア(二つ同時に!?) シンが剣をミリアに振るい、ミリアは飛び退いたが服が切れていた。 ミリア(あと少し遅かったら・・・) そこへオーグ達が来た。 オーグ「シン!」 マリア「大丈夫!?」 ユリウス「加勢するでござる!」 ミリア(そろそろ退き時かしら) シン「みんな!逃げろ-っ!」 ミリアがオーグ達の方に飛び出し、マリアの顔面を掴んで地面に叩きつけてから飛び上がった。 マリア「うわっ!」 シン「くっそ!」 シンがミリアを追おうとしたが、周りに複数の氷柱が突き出て、動きを封じられた。 その氷柱は、近くに来ていたローレンスが作ったものだった。 ローレンス「今だ!周囲に爆発魔法を!」 ミリアは空中で巨大な火炎弾を作った。 シン「何!」 シン「オーグ!みんなを守れ―――っ!!」 ミリア「はあ―――っ!」 ミリアは火炎弾をシン達に放った。 シンは障壁で火炎弾を受け止め、 オーグはその余波から障壁でマリア達を守る。 シン「は―――――っ!!」 シンは火炎弾を上空へ押しのけた。 シン「き、消えた・・・」 オーグ「シン!」 シン「みんな」 リン「ウォルフォード君・・・」 シン「良かった、無事だったか」 シン「ごめん、魔人を逃がしてしまった」 マリア「ううん、私こそ・・・」 オーグ「シン、あの女の魔人は・・・」 シン「ああ、かなりの強さだった」 トール「恐らく、元兵士かハンターでしょう」 トニー「そんな奴まで・・・」 オーグ「しかし、この襲撃に何の意味が?シュトロームの意図が読めん」 シン「少なくとも、奴の姿は無かった。もしいたら、この程度で済んじゃいないよ・・・」 トール「それでも、これだけの被害を出してしまいました・・・」 ユリウス「悔やむより、今できる事をやるでござる」 シン「シシリーの方も心配だ」 オーグ「そうだな。皆は今一度魔人の警戒を頼む。だが無理はするな」 トール達「「「了解!」」」 魔人たちが去って行く中、ローレンスとミリアが話していた。 ローレンス「何?ゼスト様が?」 ミリア「ええ、あなた達の脱出の機会を作って欲しいと」 ローレンス(しかし、想定外なウォルフォード達の力・・・貴重な駒を失いすぎた・・・) シュトロームもその様を見ていた。 シュトローム「勇んで攻め入り、返り討ち、尻尾を巻いて撤退とは滑稽ですね。帝国を滅ぼしてしばらく退屈でしたが、シン=ウォルフォード君、君がいると少しはそれを忘れられそうですね」 救護所に、シンとオーグが飛んで来た。 兵士たち「そ、空から!」 「魔人か!」 オーグ「落ち着け、我々はアルティメット・マジシャンズだ」 シン「救護所は?大丈夫か?」 兵士たち「シシリー様が中で怪我人の治療を」 「しかし・・・」 救護所の中では、ビーンとオリビアが怪我人を治療していた。 ビーン「あ!」 オリビア「殿下!ウォルフォード君!」 オーグ「ビーン、魔人の襲撃は?」 ビーン「オリビアと討伐したっス」 シン「シシリーは?」 オリビア「奥の部屋で治療しています」 シン「そうか」 オーグ「我々だけでは人手が足りん、皆も呼んで治療に当たらせよう。シンはクロードを」 シン「分かった」 シシリー「くっ・・・うっ・・・」 シシリーは冒頭の怪我人に治癒魔法をかけ続けていたが・・・ 警備兵「どうすれば・・・」 シシリーの治癒魔法が止まった。 警備兵「シシリー様」 シシリー「ごめんなさい、私ではもう・・・手の施しようが・・・」 妻「そんな・・・」 シシリー「治癒魔法も、万能では無いんです・・・」 妻「ああ--つ・・・・」 シシリー「っ!」 シシリーが上着を脱いだ。 警備兵「シシリー様!?」 妻「何をなさるのです・・・」 シシリー「この服には自動治癒魔法が付与されています!これを着せれば・・・!」 シン「シシリー!」 シンがシシリーに自分の上着を着せた。 シシリー「シン君・・・・」 シン「いくら付与された魔法でも、この傷は治せない・・・」 シシリー「そんな・・・この人は、もう・・・」 シン「大丈夫、彼は俺が助けるよ」 シンが怪我人に治癒魔法をかける。 シン(本当によく生きている・・・シシリーの治癒魔法がギリギリ効を奏したか。全体にじゃない。一つ一つの箇所を治していく・・・) その治癒を物陰からオーグが見ていた。 オーグ(シン、お前は一体どれほどの・・・やはり、かなわんな・・・) シン「呼吸も安定しました。これでもう大丈夫」 妻「ありがとうございます!本当に、ありがとうございます!何とお礼を言ったらいいか・・・」 シン「シシリー?」 シシリー「シン君はやっぱり凄いです・・・私にはとても、真似できません・・・」 シン「そんなことは・・・」 シシリー「いつも私、シン君に頼って、助けられてばかりで・・何も出来なくて・・・そんな自分が情けなくて・・」 シン「そんな事無いよ。あの人が助かったのはシシリーのお陰だし・・・何人もの怪我人を治療したじゃないか」 シシリー「でも!」 シン「ほら、見て」 シシリー「あ・・・」 シシリーが治癒した怪我人達が集まっていた。 少女「ありがとうございます!」 老人「本当に、ありがとう」 警備兵「みな、あなたに救われた方です」 シシリー「あ・・・」 シン「この人達を助けたのは紛れもなく君だよ、よく頑張ったね」 老人「あなたは聖女様だ」 女性「聖女様」 シシリー「・・・・え?ええーっ!?」 シン「ふふ」 シン達はスイード王達へ報告に来た。 オーグ「スイード王、魔人襲撃の報告なのですが、幾つか附に落ちないことがあります。 一つは帝国襲撃の際に確認された魔物たちが居なかった点」 スイード王「確かに」 オーグ「もう一つは魔人の首魁、オリバー・シュトローム」 スイード王「オリバー・・・シュトローム」 オーグ「帝国を陥落させたシュトロームが何故意味もなく魔人を送り込んできたのか、 この襲撃は陽動かと思いましたが、他に何か起きたという報告もありません」 スイード王「むう・・・」 オーグ「彼はシュトロームと相まみえ、追い詰めたこともあります。 奴にとって、シンは驚異であるはず。今回も我々アールスハイド、シンの介入を予測出来なかったとは考えにくい」 従女「つまり・・・」 オーグ「正直、意図が読めないのです。魔人達の内部で何が起こっているのか」 スイード王「そうなると、警戒を緩めるべきではありませんな」 オーグ「その通りです」 「スイード王、各国と連合を組み、共同戦線を張りたいと考えております。ご賛同願えませんか」 スイード王「連合、か。その連合もアールスハイド王国も参加すると」 オーグ「はい!」 シン「え・・・」 スイード王「確かに一国で抱えるには重すぎる案件。分かりました、協議しましょう」 オーグ「ありがとうございます。近日中に各国首脳会議を考えています、決まり次第、ご連絡します」 スイード王「うむ、待っております」 シン「各国で連合か・・・色々ちゃんと考えてるんだな」 オーグ「どういう意味だ・・・」 シン「オーグ、俺後悔してる事があるんだ」 オーグ「ん?」 シン「もし、ゲートで来ていればもっと犠牲は少なくて済んだじゃないかって」 マリア「でも、ゲートって一度行った場所にしか開けないんでしょ」 シン「ああ。だから、頼みがある」 オーグ「偶然だな。私もお前に頼もうと思っていたことがある」 シン・オーグ「「一緒に世界を回ろう!」」 オーグ「皆も協力してくれるか」 マリア達「「「「はい!」」」」 アルティメット・マジシャンズはアールスハイド城に帰還した。 シン「え?」 兵士「殿下達が戻られたぞ!」 従女「魔人撃退おめでとうございます!」 兵士・侍女たち「「「うお―――っ!アルティメット・マジシャンス!アルティメット・マジシャンス!」」」 オーグ「既に情報が伝わっていたか」 シン「だからその名は・・・」 シシリー「私はいいと思いますよ!」 オーグ「放っておけクロード、その内慣れる」 エリザベート「アウグスト様!」 メイがオーグに抱きつき、続いてエリザベートがオーグに抱きついた。 オーグ「エリー、メイ、ここはお前達が来る所ではない」 ディセウム「よい、私が許可した」 オーグ「父上!」 シン「爺ちゃん、婆ちゃんも」 マーリン「お前達ようやったのう」 メリダ「訓練の成果が出たみたいだね」 シン達「「「「はい!」」」」 ディセウム「む?メイ何かぐったりしておらんか?」 オーグ「え・・・」 メイはオーグとエリザベートの胸に挟まれていた。 メイ「エリー姉様の胸は・・・凶器・・・」 リン「確かに、あれは凶器・・・」 アリス「いっそ、もいどく」 リン「いいね」 エリザベート「もがないで下さいまし!」 オーグ「そんな事より・・・父上、今回の件の報告ですが」 ディセウム「お前、そういう所はドライよのう」 ディセウム「そうか、スィード王国は協力的か」 オーグ「父上、他国との交渉役、私に一任していただきませんか。王太子であり、アルティメット・マジシャンズのメンバーです。交渉の席に付きやすい」 ディセウム「そうか、頼めるか、アウグスト」 オーグ「承知しました。必ずや、各国との交渉を成功に導いて参ります」 シン「爺ちゃん、婆ちゃん」 マーリン「分かっておる。この旅にはお前も行かねばならんじゃろう」 メリダ「世界を見ておいで」 シン「ありがとう!」 メイ「でしたら!」 エリザベート「私達もご一緒しますわ」 メイ「です」 オーグ「お前達、遊びではないのだぞ」 シン「いいじゃないか、長旅になりそうだし。その間、また、妹や婚約者を放っておくのもなー」 オーグ「しかし・・」 トール「お2人は自分達がお守りします」 ユリウス「このメンバー以上に優秀な護衛はござらんでしょう」 オーグ「やれやれ・・・では、父上。アルティメット・マジシャンズ、行ってまいります!」 シュトローム達の居城となっている旧ブルースフィア城。 ミリア達はシュトロームの元に帰還した。 シュトローム「中々の見物でしたよ。だから忠告したじゃないですか。シン=ウォルフォード君には手を出さない方がいいと」 ゼスト「とんだ醜態をさらしてしまいました」 シュトローム「いえ、十分楽しめましたよ。ま、欲を言えば・・・もう少し盛り上がって欲しかったですけどね・・・」 ゼスト(シン=ウォルフォード、主の新たな目的になりうる存在に感謝すべきか・・・それとも手を打つべきか・・・どちらにせよ、あの規格外の強さ、無視はできんな・・・) シュトローム「ところでミリアさん、例の実験はどうです?」 ミリア「まだ・・・はっきりとは・・・もう少し検証する必要があるかと・・・」 ミリアは自分の下腹部に手を当てていた。 シュトローム「そうですか、また報告を待っていますよ」 ローレンス「?」 ゼスト(そう、その結果で我々の未来が決まるのですから) そして、アルティメット・マジシャンズが出発する日が来た。 ディセウム「頼んだぞ」 オーグ「お任せ下さい」 マーリン「気をつけての」 メリダ「他国に失礼のないようにね」 シン「分かってるよ」 オーグ「シン」 シン「ああ」 アルティメット・マジシャンズ「「「「「行ってきます!」」」」」 アルティメット・マジシャンズが飛行魔法を発動させ、飛び上がった。 エリザベート「アウグスト様、シンさんと出会われてから楽しそうですわね」 オーグ「エリー、また妙な疑いを」 エリザベート「違います、最初からシンさんはシシリーさんにしか興味がない事は判っていますわ」 シン「ええっ」 オーグ「そうなのか。では、何故いつも?」 エリザベート「いつも一緒にいるシンさんが羨ましくて、ちょっとお2人を困らせてさしあげようかと・・・ごめんなさい」 シン「はは・・・」 シシリー「シン君・・・ふふ」 シン「さあ、行こう!」 その夜、シン達の屋敷。 マーリン「行ってしまったな」 メリダ「騒がしいのが急にいなくなったせいで、変に落ち着かないねえ」 マーリン「そうじゃのう・・・考えてみればこうしてお主と2人きりになるのも久しぶりじゃのう」 メリダ「よしとくれ、気持ち悪い」 マーリン「きも・・・!」 メリダ「でもまあ、確かにそうだねえ・・・」 2人の時間がゆっくりと過ぎてゆく・・・・・・そうしていた所に、ゲートでシン達が入ってきた。 マリア「まったく!寄り道なんてしてるから!宿の手配ができてないってどういう事よ!」 シン「しょうがないだろ、この人数だし」 メイ「野宿してみたかったです」 エリザベード「私はいやですわ!」 オーグ「初日から無理してもしょうがあるまい」 ユーリ「神殿みたかったわー」 ユリウス「この家の神殿みたいなお風呂も最高でござる」 シシリー「あ、マーリンお爺様、メリダお婆様、夜分に失礼します」 マーリン「ほほほ・・・」 シン「てな訳で、みんな泊めていい?」 メリダ「・・・あんた達!静かにおしいっ!!」 シン達「「「「はい――――っ!!」」」」 (おわり)