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人物・経歴・略歴 ボブ・クリスチャン(Bob Christian) グロスモント短大-タイガース-ホワイトソックス-東映 1945年10月17日~1974年2月20日 右投右打 178cm84kg 背番号8(1971年~1972年) 年度別成績・通算成績 ∴シーズン打撃成績 年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 勝点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四/故 死球 三振 併殺 打率 長率 1971 東映 125 486 463 42 127 16 1 16 193 59 - 2 9 1 2 20/0 0 30 14 .274 .417 1972 東映 107 327 295 37 72 9 1 11 116 31 - 6 3 3 2 24/1 3 30 10 .244 .393 通算 2年 232 813 758 79 199 25 2 27 309 90 - 8 12 4 4 44/1 3 60 24 .263 .408 守備成績・各種成績 ∴シーズン守備成績 年度 総失策数 守備位置別出場数 1971 4 外123二2一1 1972 2 外91三6 通算(2年) 6 外214三6二2一1 タイトル・表彰・記録 資料情報 外部リンク ttp //www2.plala.or.jp/ippeifuji/gaikoku/fighters02.htm その他
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フォーカス 精神を集中してクリティカル率を高める。 種類 バフ キャスト距離(m) 1 範囲 1 スキルLv 習得可能Lv 消費MP 打撃数 クールタイム 持続時間 クリティカル 1 3 1 20秒 20秒 +2% 2 7 20秒 20秒 +4% 3 秒 秒 % 4 秒 秒 % 5 秒 秒 % 6 秒 秒 % 7 秒 秒 % 8 秒 秒 % 9 秒 秒 % 10 秒 秒 %
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公式>http //www.g-mode.jp/ds/dsiware/sepas-channel/ 任天堂HP>http //www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/ksxj/index.html 585 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 14 11 24 ID aSY8kHyw0 [1/2] (PC) セパスチャンネル ○悪い点 ステータス変更が自由すぎた 戦闘もっさり 電波はいってるので人を選ぶ 二週目引き継ぎなし 雑魚敵がウザい 知力(MP)回復アイテムがない 一周すれば飽きる ボス含め難易度はぬるい。 マップがちょっとややこしい。上向きで進んでマップ移動したのに次のマップは右向きに出てくるとかなんなの 比較的自由に動けそうで案外自由に動けないところが微妙にもどかしい 連携ゲー すばやさと精神力はいらない子 アイテムもほとんどいらない子 ストーリーが微妙。システムは面白いんだからストーリーにも凝って欲しかった。ちょっと消化不良。 戦闘が長引きがち 話が短い 588 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 17 35 53 ID aSY8kHyw0 [2/2] (PC) しょうがないな~ ○良い点 独特で綺麗なグラフィック アプリにしてはいいBGM 自由にステータスを変更できる あらすじがあるのでめったに迷うことがない。 チャンネル切り替え複数のキャラクターを動かせるシステムが面白い 能力振り分けを自由にできる 回復ポイントが多い安心使用 エンディングがちょっと興味深い レベル上げ作業は殆どしなくて済む。 色々難もありますが、短時間でサクッとできちゃうRPGだし大きな欠点も無く 自分的には315円という値段相応ゲーでした。 ※編集注:上記は携帯アプリ版のレビューです 740 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 20 17 22 ID irAy4x0a0 (PC) セパスチャンネル最初のうちは戦闘がつらいな。 装備とか無いみたいだからお金は全部回復アイテムに突っ込んでいいのかな? 780 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 00 38 46 ID uUguX4iM0 (PC) 誰かセパスチャンネルの感想頼むよ 782 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 02 36 32 ID uhldFW7W0 [1/3] (PC) 780 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/appli/1242520865/ 833 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 19 47 46 ID N0ObBEw90 (PC) セパス、DSi向けに調整されてるか 全くそんなことは無い糞移植か わかる人いたら教えて欲しいなぁ 838 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 01 36 36 ID vgsy0KkK0 [1/2] (PC) 833 DSi向けというものがよくわからんが、ゲームバランスやらはいじってあるよ 891 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 02 20 30 ID gyMnheLy0 (PC) せパスクリアした チャンネル変更で切り替えで進む箇所が思ったより少なかった 初めて全滅したのが裏ボス敵なやつだったんで、難易度はそんなに高くなかったかな 892 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 15 40 37 ID FFV4p8At0 [1/2] (PC) 891 ボーイ右中と右下、4人目の右下の特殊技教えてくれ あとラスボス平均でどのくらいのレベルで撃破した? 893 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 15 46 30 ID 0ZMQlXSB0 [1/2] (PC) 892 ボーイの右中は8847、右下が10278、ワン右下は8277 ラスボスは全員レベル33で、裏ボスは35で全滅したので40まであげたら余裕で倒せた 894 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 17 14 22 ID FFV4p8At0 [2/2] (PC) 893 ありがとう 助かった 4人目はワンじゃなくて、ネタバレになりそうな人の事だった でも、4人目は自己解決した レベル33か…じゃ最後はまだまだ先なのか 895 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 17 35 08 ID 0ZMQlXSB0 [2/2] (PC) 894 加入した順番の4人目ってことだったのね、最終パーティーの並び順かと思ったよ 33でアイテム一切使わずに倒せたので、30以下でも大丈夫だと思うよ 896 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 18 55 06 ID xFmOPe8hO (携帯) セパス、俺ラスボスまでずーっときつかったよ。 ガードでMP的なものが回復するのを見落としてたから。 これに気付いてからは楽々になった。 942 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 00 46 57 ID 0HkG/o/b0 (PC) セパスチャンネルって面白いの? Gモードだから避けてたが 948 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 15 32 49 ID tZwTBijhO (携帯) 942 俺は面白い。システムは割とオーソドックスで基本お使いだが 独特のシナリオ、音楽が良い。グラフィックも味がある。キャラが可愛い ステータスはポイント振り分けるタイプなのでコツ掴むまで戦闘は苦戦する 951 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 18 26 28 ID 33soZy+70 (PC) 942 正直微妙です 独特の世界観はあるけど、しんどいです 66 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 15 17 00 ID NJvnWpvS0 (PC) セバスチャンネルって買ったやつおる? おもろいかな?気になるんだけど 73 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 22 46 39 ID MIzz6GQZ0 (PC) 66 クリアした。オーソドックスなRPG。 装備はなく道具のみ。パーティは固定。 敵は個性的、ストーリーも哲学入ってちょっと個性的。 MOTHER2に近い雰囲気で、それが好きだった僕は、 とても楽しめたが人を選ぶ。 134 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 19 14 12 ID kNVnkeWr0 (PC) 皇牙は2を先にやりこんだら、1は単に劣化版にしか感じないと思うからおすすめしない。 200円だしコレクションしたいならどうぞって感じ。 セパスは、マザーシリーズファンが作ったそこそこできが良い同人ゲームって印象。 装備の概念がなくインターフェースはシンプル。シナリオもゲームバランスも悪くないと思う。 強くお勧めできる要素がない平均的なRPG。500円相応かな。 147 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/10/16(土) 12 30 04 ID nldMLxjp0 (PC) セパスチャンネルは正直微妙だぞ ストーリーは独特っつーか他に褒めるところがない 155 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/12/31(金) 17 32 51 ID HCojBQ0t0 (PC) セパスチャンネル、マジカルファンタジスタと爆死続きだったから 携帯RPGの移植は今後ないな 157 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2010/12/31(金) 17 48 45 ID dSnwM+RF0 [3/4] (PC) 155 いや、どっちも内容はそれなりに面白いぞ。 売上的なことを言っているんだと思うけど
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ルーカス 失敗 成功 交際後・結婚後 他の人と結婚後 失敗 「……そのような冗談ははじめて言われました。ふさわしい返しが思い浮かびませんね。」 主人公(本気だって思われてないみたい) 成功 交際後・結婚後 「はい。私もアリス(アレス)さんのことを、心から愛していますよ。」 他の人と結婚後
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ママチャリタイプ/長距離向け■スペック・価格早見表 標準ママチャリ型モデル◆リチウムビビSS・スペシャル7《7.0Ah》(パナソニック) ◆リチウムビビDX《8.0Ah》・ビビDXスペシャルデザイン(パナソニック) ◆パスナチュラL《8.1Ah》(ヤマハ) ◆リチウムビビDX シティ《8.0Ah》(パナソニック) 前輪回生充電型モデル◆エネループバイクSPL《8.0Ah》(サンヨー) ◆リチウムビビRX-10S《10Ah》(パナソニック) ママチャリタイプ/長距離向け ■スペック・価格早見表 メーカー 車種名 定価 実売(最安値) 電池容量 電池種類 航続距離(メーカー公称値) パナソニック リチウムビビスペシャル7 オープン価格 約8万円~ 7.0Ah(26.0V) リチウム電池 強27km、オート30km、エコ42km パナソニック リチウムビビDX 10万6千円 約9万円~ 8.0Ah(25.2V) リチウム電池 強28km、オート32km、エコ44km パナソニック リチウムビビDX-SD 10万9千円 約9万3千円~ 8.0Ah(25.2V) リチウム電池 強28km、オート32km、エコ44km パナソニック リチウムビビDXシティ 10万6千円 約9万円~ 8.0Ah(25.2V) リチウム電池 強28km、オート32km、エコ44km ヤマハ PASナチュラL 10万8千円 約9万3千円~ 8.1Ah(25.2V) 長寿命リチウム 強30km、標準36km、エコ43km サンヨー エネループバイクSPL 13万2800円 約11万5千円~ 8.0Ah(25.2V) リチウム電池 ※回生、強36km、標準45km、エコ55km パナソニック リチウムビビRX-10S 15万5000円 約13万2千円~ 10.0Ah(26V) リチウム電池 ※回生、強48km、オート56km、エコ97km ※実売価格は通販最安値価格より。 片道9km前後の移動範囲 このクラスの容量だと、仮に電池が経年劣化で半減したとしても、 片道9km前後の移動範囲は確保できる。 走行条件による距離低下も考慮 ただし、走行条件で距離は激減する。 体重軽くて平地ばかり走れば70km弱走れる一方で、 体重重くて急坂ばかり走ると7km強しか走れない。 同じバッテリーでも、条件次第で10倍近くも航続距離が変わる場合もある。 過酷な条件で使う場合は、航続距離に数倍の余裕を持たせて選ぶ事。 標準ママチャリ型モデル ◆リチウムビビSS・スペシャル7《7.0Ah》(パナソニック) ※公式HP未記載の限定仕様。在庫品切れ次第終了。 ■2011年モデルスペック タイヤ 26インチ型 型 番 BE-1ENS633 価 格 オープン価格(実売約8万円~) 電池容量 7.0Ah(26V)リチウム電池 航続距離 強27km、オート30km、エコ42km 重 量 25.2kg GD値 3速時GD値:5.5m60rpm時:19.8km/h24km/h時:毎分72.8回転 スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40) サイズ 全長187.5cm、全幅58cm、軸間距離116.8cm 適応身長 142cm~(サドル高:75~90.5cm) ■主要装備 特殊 バックライト搭載スイッチ 電装 1灯LEDライト、リア反射板 車体 低床U字型アレックス(高張力鋼)フレーム 車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ、ステンレスリム&スポーク 積載 樹脂バスケット、ステンレスリアキャリア(クラス25)、両足スタンド、サークル錠 装備 ミニヒップアップサドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー ■特徴 ▼特徴 パナソニック公式HPにも記載されていない時期限定モデル。 「ビビSSに7Ahを搭載した機種」となる。 本体はビビSSの装備と基本的に同じで、サドルとクッショングリップはビビDXの物となる。 ビビDXが持つ6灯LEDライト、かろやかスタンド&スタピタ、フルチェーンカバー等は非搭載。 ▼モデル 「装備は安いビビSSので十分、ビビSSのバッテリーだけ大きくして販売してくれたらなあ…」 という声を実現したかの様な構成。装備はビビSSのまま大容量化で低価格を実現。 7Ahバッテリーは昨年のビビFXやハリヤ等に搭載されていた物で、 ビビFXが2010年の僅か1代で廃盤になり、ビビDXが8Ah化してビビFXと統合された為、 行き場の無くなった7Ahバッテリーの在庫処分も兼ねつつ、低価格のニーズにも応える。 モデルの性質上、在庫が無くなり次第終了。現在では殆どが販売終了している。 パナソニックは「秋限定特別カラー」等、時期限定モデルを毎年出すので時々チェックを。 ◆リチウムビビDX《8.0Ah》・ビビDXスペシャルデザイン(パナソニック) http //cycle.panasonic.jp/products/electric/end3/index.html http //cycle.panasonic.jp/products/electric/ends3/index.html ↓ビビDX ↓ビビDXスペシャルデザイン ■2011年モデルスペック タイプ ビビDXスペシャルデザイン(26インチ) ビビDX(26インチ) ビビDX(24インチ) 型 番 BE-ENDS633 BE-END633 BE-END433 価 格 10万9千円(実売約9万3千円~) 10万6千円(実売約9万円~) 電池容量 8.0Ah(25.2V)リチウム電池 航続距離 強28km、オート32km、エコ44km 重 量 27.6kg 26.6kg 25.9kg GD値 3速時GD値:5.5m60rpm時:19.8km/h24km/h時:72.8rpm 3速時GD値:5.1m60rpm時:18.5km/h24km/h時:77.9rpm スプロケ 41×21T×内装3段(SG-3R40) サイズ 全長187.5cm全幅58cm軸間距離116.8cm 全長178cm全幅58cm軸間距離112.4cm 適応身長 142cm~ 140cm~ サドル高 75.5~90.5cm 75~90cm ■主要装備 車種 ビビDXスペシャルデザイン ビビDX(24&26インチ) 特殊 バックライト搭載スイッチ 電装 6連LED(正面4灯+横2灯)、ソーラーオートテール 車体 低床U字型アレックス(高張力鋼)フレームプロムナード型ハンドル(低め) 低床U字型アレックス(高張力鋼)フレームセミアップハンドル(高め) 車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ(サイド飴色)ステンレスリム スポーク WO規格26or24×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ(黒単色)ステンレスリム スポーク 積載 金属ワイヤー製丸型バスケット極太パイプリヤキャリヤ(クラス27)かろやかスタンド2、スタピタ 樹脂製角型バスケットステンレスリヤキャリヤ(クラス25)かろやかスタンド2、スタピタ 装備 フルチェーンカバーミニヒップアップサドル(サイド黒色)サドルガードマンインサイドベルドレスガード、端子カバー フルチェーンカバーミニヒップアップサドル(茶色単色)サドルガードマンインサイドベルドレスガード、端子カバー ■特徴 ▼特徴 8Ahバッテリー搭載モデルの中では最も安価でコストパフォーマンスが高い。 ヤマハの「PASナチュラL」とは、値段や性能面でガチンコ勝負のライバル関係にある。 日常使用には十分なアシスト力と充実した装備で、値段と性能のバランスが良い。 ▼モデル構成 パナソニック製ママチャリタイプのミドルグレードにして主力商品。 基本モデル「ビビDX」に加え、豪華装備の派生バージョン「ビビDX スペシャルデザイン」も存在。 容量 特徴 パナソニック版 ヤマハ版 ブリヂストン版 12Ah 強化アシスト ビビEX 該当モデル無し 該当モデル無し 8Ah 強化アシスト 該当モデル無し PASナチュラLスーパー アシスタリチウムロイヤル 8Ah 通常アシスト ビビDXビビDXスペシャルデザイン PASナチュラL 該当モデル無し 6Ah 通常アシスト 該当モデル無し PASナチュラMPASナチュラMデラックス アシスタリチウムDX 5Ah 通常アシスト (ビビラッテ他、派生車種) 該当モデル無し 該当モデル無し 4Ah 通常アシスト 該当モデル無し PASナチュラS アシスタリチウム 3Ah 通常アシスト ビビSS PASナチュラT アシスタリチウムライト ▼ビビDXとスペシャルデザインとの違い ビビDXスペシャルデザインは、名前の通りデザインを豪華路線にした派生版。 フレーム同色のパイプリアキャリア、ブラウンパーツのサドル、 やはりブラウンに揃えたワイヤー製前カゴ、飴色サイドタイヤ、等に変更。 ビビDX標準のセミアップハンドルよりも、高さが低目のプロムナード型ハンドルとなる。 本体の性能はビビDXと変わらないので、見た目や装備品の好みで選んで良い。 ヤマハの「PASナチュラM」と「PASナチュラMデラックス」の関係に似ている。 ▼ナチュラLとの違い フルチェーンカバーや、大光量の6連LED等、装備品が豪華で、価格が少し安い。 その代わり、SPECを持たずアシスト力の差があり、電池の長寿命保証ではナチュラLに一歩譲る。 ママチャリタイプなのでデザインの系統も似ているが、フレームの太さとラインが異なる。 ビビDXはフレームが細いパイプで、高張力鋼(鉄)フレームの弾性を活かし、「しなる」構造。 ナチュラLは太いパイプで、弾性には欠けるが軽量なアルミをふんだんに使い、剛性を高める構造。 ▼アレックスフレーム 鉄フレームはアルミに比べて重くなるが、弾性があるので乗り心地はしなやかになる。 更にアレックスフレームと呼ばれる独自開発の軽量合金鋼を使い、 鉄の長所は残しつつ軽量に仕上げ、鉄とアルミの中間の性質を持たせている。 またアルミだと素材性質とコストと強度確保の理由で溶接跡を敢えて残す事が増えるが、 鉄フレームなら継ぎ目もラグで繋ぐので、溶接跡が無く見た目もスッキリ。 ▼フルチェーンカバー チェーンカバーは前半分だけでなく、リアスプロケ周辺まで全部覆うフルカバータイプ。 車体や服がチェーンの油で汚れ難いだけでなく、雨や砂埃等からチェーンを守る。 ハーフカバーを採用する他社のママチャリタイプやビビSS等の下位機種に比べ、 雨でチェーンの油が流れたり異物を噛み込む率が減り、チェーンの保護性能が高い。 ▼ライト&サドル 普通は2灯程度のLEDライトが多い中、6連LEDの大光量ライトを採用。 非常に明るく夜間走行に強い。照射範囲が広いのでライトの付け忘れに気付き易い。 ヒップアップサドルは、ペダルを漕ぐ時にお尻が左右にずれない構造。 通常のママチャリ標準装備のクッション多めのサドルと比べても、お尻が痛くなり難い形状。 ▼パイプキャリア変更 従来モデルは、パイプリアキャリアのステーと荷台の繋ぎ部分が広い板状で凹凸が有った。 荷台が完全にフラットにならず、子乗せシートの固定が難しく相性が悪かった。 新型キャリアは、繋ぎ部分のパイプを少し凹ませて フラット に近い形状に改善。 ただ、パイプキャリアは社外品シートだと微妙に取り付けネジの位置をずらしたり、 ボルトの長さを変更(本来の設計と違う荷重が掛かる)する必要が出る場合があり、 「純正オプション品(NCD329S)」以外の子供乗せシートは非推奨。 ◆パスナチュラL《8.1Ah》(ヤマハ) http //www.yamaha-motor.jp/pas/lineup/natura-l/ ■2011年モデルスペック タイヤ 26インチ 24インチ 型 番 PM26NL PM24NL 価 格 10万9800円(実売約9万3千円~) 電池容量 8.1Ah(25.2V)長寿命リチウム※定格7.6Ah 航続距離 強30km、標準36km、エコ43km 重 量 26.4kg 25.7kg GD値 3速時GD値:5.3m60rpm時:19.2km/h24km/h時:毎分75回転 3速時GD値:5.1m60rpm時:18.4km/h24km/h時:毎分78.1回転 スプロケ 41×22T×内装3段(SG-3R40) 41×21T×内装3段(SG-3R40) サイズ 全長189cm、全幅56cm軸間距離117.5cm 全長179cm、全幅56cm軸間距離111.5cm 適応身長 144cm~(サドル高:74~88cm) 142cm~(サドル高:73~86.5cm) ■主要装備 特殊 アシストレベル★×4、SPEC3 電装 0.5W×2灯白色LED、1灯LEDソーラーテールランプ 車体 ステップスルー低床U字型アルミフレーム 車輪 WO規格26×1+1/2インチ(幅40mm)Eマイティロード4.5タイヤステンレスリム スポーク 積載 丸型樹脂バスケット、ステンレス製リアキャリア(クラス27)、かるっこスタンド、パーキングストッパー+サークル錠 装備 ふっかふかサドル、滑り止め付きペダル、ドレスガード ■特徴 ▼特徴 8Ah長寿命バッテリー搭載モデルの中では最も安価でコストパフォーマンスが高い。 5~6Ahモデルと実売価格は5千円程度しか変わらないので、「どうせなら8AhのナチュラLで…」となる。 ビビDXより僅かに価格が高い分、SPEC含めたアシスト力や長寿命バッテリー保証等で優れる。 日常の使用なら「ナチュラL」の★×4アシストでも十分であり、値段と性能のバランスが良い。 ▼モデル構成 ヤマハの場合は「ナチュラL」「ナチュラLスーパー」の2バージョンが存在する。 「ナチュラLスーパー」の方はアシスト★×6の強化モデルで、より高価になる。 「ナチュラL」の場合はアシストは「ナチュラM」と同じ★×4で、バッテリーだけ8Ahに増量。 なお、ブリヂストンにはこの「ナチュラL」に相当するアシスト★×4の8Ahモデルが無い。 容量と特徴 ヤマハ版 ブリヂストン版 8.1Ah+強化アシスト PASナチュラLスーパー アシスタリチウムロイヤル 8.1Ah+通常アシスト PASナチュラL 該当モデル無し 6.0Ah+豪華装備 PASナチュラMデラックス アシスタリチウムDX 6.0Ah+通常装備 PASナチュラM 該当モデル無し 4.3Ah PASナチュラS アシスタリチウム 2.9Ah PASナチュラT アシスタリチウムライト ▼ナチュラMとの違い 廉価モデルの「ナチュラT」「ナチュラS」とはフレームの構造が異なり、足元が広いステップスルーフレーム採用。 その他は基本的に「ナチュラM」と同様。上位モデルの「ナチュラLスーパー」とはサドルが異なる。 ▼ステップスルー低床フレーム 軽量なアルミをたっぷり使い、通常の自転車より肉厚で太いパイプで頑丈なフレーム。 ナチュラM同様、フレームを跨ぐ部分の形状をフラットにして、足抜きを容易にしている。 子供乗せタイプの「アンジェリーノ」シリーズのフレームデザインと同様の工夫。 ▼フルモデルチェンジ 2011年に8年ぶりの大モデルチェンジで、従来の「リチウムL」から「ナチュラL」に名前変更。 「長寿命バッテリー搭載」「ドライブユニットとフレーム3年保証」「走行速度 電池残量デジタル表示」等が特徴。 ▼電源スイッチ 新型電源スイッチパネルは、「(残り)80%」等と残量が数字で表示される。より細かい残量管理が可能。 また走行速度を表示可能になった。サイクルコンピューター等の後付の走行速度計購入の手間が省ける。 ▼高圧タイヤ 26×1+1/2や24×1+1/2インチのタイヤを採用。幅が約40mmとMTBタイヤ並(ブレイスと同じ)。 ビビDXや一般的な非電動ママチャリに使われる26×1+3/8や24×1+3/8サイズに比べ一回り太い。 普通は太くすると耐久性が高まる代わりに転がり抵抗が増えるのだが、 一般的なママチャリタイヤよりも高圧空気(4.5気圧)を充填する事でカバー。 高圧にしたおかげで、太くて耐久性が高い割に、漕いだ時の感触が軽快になる。 その代わり、空気圧が減ると転がらない重いタイヤになってしまうので、 性能を維持するには、普通のタイヤよりもより空気圧管理に気をつけておきたい。 ▼SPEC3 SPEC3で低速ギアのアシスト範囲を最適化してあり、急坂で1速発進等に効果を発揮する。 電動アシスト自転車は元々GD値が低いので街中では1速の世話になる事は殆ど無いが、 もし激坂に差し掛かった時には、1速でもある程度高回転までアシストが落ちないのは心強い。 ◆リチウムビビDX シティ《8.0Ah》(パナソニック) http //cycle.panasonic.jp/products/electric/ENDT3/index.html ■2011年モデルスペック 型 番 BE-ENDT733 価 格 10万6千円(実売約9万円~) 電池容量 8.0Ah(25.2V)リチウム電池 航続距離 強28km、オート32km、エコ44km 重 量 25.0kg GD値(27インチ) 3速時GD値:5.8m、60rpm時:20.7km/h24km/h到達時:ペダル毎分69.5回転 スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40) サイズ 全長187.5cm、全幅57.5cm、軸間距離114.1cm 適応身長 145cm~(サドル高:77~93cm) ■主要装備 特殊 バックライト搭載スイッチ 電装 6連LED(正面4灯+横2灯)、ソーラーオートテール 車体 スタッガード型アレックス(高張力鋼)フレーム 車輪 WO規格27×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ、ステンレスリム&スポーク 積載 ステンレス製バスケット、片足スタンド、くるピタ 装備 ソフトクッションサドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー ■特徴 ▼特徴 2010年のビビFXシティ(高耐久ハブ搭載7Ahモデル)と交替する形で登場。 高耐久ハブ搭載タイプではなくなったので低価格化。 更に8Ahの大容量化で航続距離アップ。より一般向けに使いやすくなった。 ▼モデル構成 パナソニック製のスタッガード型モデルでは中堅モデルとなる。 容量 特徴 パナソニック製ママチャリ型 パナソニック製スタッガード型 ヤマハ ブリヂストン製スタッガード型 12Ah 強化アシスト ビビEX ビビタフネス 該当無し 8Ah 8段変速 該当無し 該当無し PAS CITY L8A.C.L.ロイヤル 8Ah 通常アシスト ビビDXビビDXスペシャルデザイン ビビDXシティ 該当無し 4Ah 通常アシスト 該当無し 該当無し PAS CITY SA.C.L. 3Ah 通常アシスト ビビSSビビNX ビビSSシティ 該当無し ▼モデル選択 スタッガード型でDXシティより下位モデルは4Ahや3Ahしかなく、容量差がかなり開いている。 また上位モデルは、内装8段や高耐久ハブ等を搭載するので高額になっている。 「アシストや変速は普通で良いから、手頃価格で大容量が欲しい」という人には有力。 前輪回生充電型モデル ◆エネループバイクSPL《8.0Ah》(サンヨー) http //products.jp.sanyo.com/eneloopbike/lineup/spl/ ■2010年モデルスペック タイヤ 26インチ 24インチ 型 番 CY-SPL226 CY-SPL224 価 格 15万7290円(実売約11万5千円~) 電池容量 8.0Ah(25.2V)リチウム電池※定格7.6Ah 航続距離 強36km、標準45km、エコ55km 重 量 25.3kg 24.6kg GD値 3速時GD値:5.6m60rpm時:20.2km/h24km/h時:毎分71.1回転 3速時GD値:5.3m60rpm時:18.9km/h24km/h時:毎分76回転 スプロケ 36×18T×内装3段変速(SG-3R40) サイズ 全長186cm、全幅57cm 全長177cm、全幅57cm 適応身長 143cm~(サドル高:75~93cm) 141cm~(サドル高:74~92cm) ■主要装備 特殊 新モード回生充電機能(左ブレーキ連動前輪回生充電)(エコ充電モード機能、パワーリザーバー機能追加) 電装 4灯高輝度白色LED、3灯赤色LEDテールランプ(左ブレーキ連動で点滅するストップランプ機能付き) 車体 ワイヤー内蔵S字型アルミフレーム 車輪 WO規格26or24×1+3/8インチ(幅37mm)高耐久タイヤ(KENDA COSMOS)ステンレスリム(Amigo)、ステンレススポーク 積載 ステンレス 鉄バスケット(底面と背面が樹脂コート鉄製)、クラス25リアキャリアL字てこ付きスタンド、くるピタ 装備 コンフォータブルサドル、滑り止め付ペダル、ドレスガード ■特徴 ▼モデル構成 エネループバイクSPLは最上位クラスのフラッグシップモデル。 容量 特徴 モデル名 8.0Ah 新・回生モードリチウム電池 エネループバイクSPL 6.0Ah リチウム電池 エネループバイクSPA 3.1Ah ニッケル水素 エネループバイクSPF ▼SPAとの違い 下位モデルのSPAと違い、回生充電の制御を一新した新モード搭載。 なお、SPL用のリチウム電池とはバッテリーの互換性が無いので注意。 ↓見た目(フレームの太さ等)での判別 ▼エコ充電モード 従来の「ブレーキ充電」や、「下り坂惰性走行時の自動充電(オートモード時)」機能に加え、 平地でも普通の自転車よりペダルを重くして充電を行うエコ充電モードを追加。 平地でも余剰エネルギーがあると判断した場合には自動充電を開始する。 自動充電中は当然、普通の自転車よりペダルが重くなるが、そこは制御の工夫で体感的抵抗感を軽減。 アシストは控え目になり、人間の負担を増やしてでも充電を優先させる。 下位モデルのSPAで平地充電するには、軽くブレーキを掛けながら漕ぐ事になるが、 これだとペダルがとてつもなく重くなる(回生ブレーキが掛かるので当然だが)。 エコ充電モードはそれよりはペダルの重くなる度合いが少ないので、まだ自然に漕げる。 あくまで電池残量が不安な時に使うモードなので、日常的に多用するモードでは無い。 普段はオードモードを使い、積極的アシストが欲しい時はパワーモード、と使い分けを。 ▼パワーリザーブ機能 パワーリザーバー機能は、バッテリー切れ防止の表示機能。 まるで「目覚まし時計の針を10分早めて寝坊に備える」様に、バッテリー残量を実際より1Ah分少なく表示。 バッテリーランプが点滅してアシストが一旦停止しても、表示されない残り1Ah分のリザーブ(予備)電源で走行可能。 オートバイのリザーブタンクをイメージして命名された機能で、うっかりバッテリー切れを防ぐ。 あくまで残量を過小表示してるだけの、実にローテクな仕掛けなので、バッテリー容量が増える訳では無い。 1Ahの予備電力で、パワーモードなら4km、オートモードで6kmの走行が可能。 ▼予備バッテリー 別売の10Ah(定格9.5Ah)バッテリーを使えば、航続距離は強45km-標56km-エコ68kmにアップ。 パナソニックのRX-10Sに次ぐ航続距離が可能になる。別売りオプションなので最初から選べないのが難点。 ▼登坂能力 前輪駆動なので、他モデルの前輪回生機種と同様、登り坂に弱い。 急坂では前輪に掛かっていた荷重が殆ど抜けて、後輪に殆どの荷重が集中する。 こうなると前輪モーターがいくら頑張っても、動力を地面に有効に伝えられず、 坂道ラクラクが売りの筈の電動アシストなのに、急坂では苦戦するという困った事態に。 これはエネループバイクSPLに限らず、前輪駆動方式を採用する機種に共通の問題。 ▼ストップランプ機能 テールライトはまるでオートバイのブレーキランプの様なストップランプ機能付き。 左ブレーキを掛けると赤色LEDが早く点滅し、夜間走行での安全に役立つ。 家電製品メーカーだけあってか、4灯LED前照ライトの光量も高くて照射範囲が広い。 ◆リチウムビビRX-10S《10Ah》(パナソニック) http //cycle.panasonic.jp/products/electric/enlr2/ ■2010年モデルスペック 型 番 BE-ENLR732 価 格 15万5千円(実売約13万2千円~) 電池容量 10Ah(26V)リチウム電池 航続距離 強48km、オート56km、エコ97km 重 量 26.1kg GD値(26インチ) 3速時GD値:5.6m、60rpm時:20.2km/h24km/h到達時:ペダル毎分71.1回転 スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40) サイズ 全長186cm、全幅58cm ■主要装備 特殊 バックライト搭載スイッチ、前輪モーター型回生充電機能2段階(ハーフorフル充電)切り替え式ブレーキ充電 電装 光量2倍化6連LED(正面4灯+横2灯)、ソーラーオートテール 車体 スタッガード型アレックス(高張力鋼)フレーム 車輪 WO規格27×1+3/8インチ(幅37mm)パンクガードマンタイヤステンレスリム(ARAYA)、ステンレススポーク 積載 Wトップステンレスメッシュバスケット、ステンレスリヤキャリヤ(クラス25)、片足スタンド、くるピタ 装備 肉厚クッションサドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー ■特徴 ▼特徴 エネループバイクと同じ前輪モーターを搭載し、回生充電機能を搭載したモデル。 回生充電を利用した場合は、全電動アシスト自転車中で最長の航続距離を誇る。 逆に言えば、エネループバイクSPLよりもアシストは控え目でパワーでは劣る。 出足やパワフルさではビビDX等の後輪駆動モデルに劣るが、航続距離に特化した機体。 ▼前輪駆動モーター パナソニックの他モデルは車体中央にモーターを配置した後輪駆動なのに対し、 RX-5Uは前輪駆動で全くの別物。他のパナソニック製とは異質。 フレームも他モデルママチャリが採用するアレックス(高張力鋼)ではなく、アルミフレーム。 パナソニック製ママチャリタイプと言うより、「エネループバイクSFHの10Ah版」に近い造り。 ▼充電モードが2段階 作動範囲は時速6~24km/h。24km/h以上では回生が働かない。 エネループバイクと違うのは、ブレーキ充電が2段階に分かれてる点。 左ブレーキレバーだけ握った場合は、弱い回生ブレーキのハーフ充電モード。 左右のブレーキを両方握った場合は、強い回生ブレーキのフル充電モード。 ハーフ充電よりフル充電モードの方が、回生できる電力も多い。 ▼登坂能力 エネループバイクと同じ前輪駆動方式なので、やはり登り坂での荷重面で不利なのは同じ。 登り坂で前輪を地面に押し付けるグリップ力が不足し、坂道でのアシストがやや弱くなる。 更にエネループバイクよりも、航続距離重視な分アシストが控え目で、登り坂で更に苦戦しやすい。 ▼航続距離 変速機を介さない前輪モーター直結なので、アシスト走行中の燃費は悪い。 回生充電で補ってカバーしているので、回生ありでの航続距離の長さは最長クラスとなるが、 24km/h以上になる急坂等、回生充電が働かない条件での航続距離はビビタフネスより劣る。 この為、回生充電を使い難い使用環境にあると、燃費が悪くパワーが弱い、となるので注意。 また回生機能が付いた分、価格も12Ahクラスのモデルに近い額になる。 「回生充電機能の長所/短所」を参考にし、回生充電機能が必要かどうかは購入前に要検討。
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【作品名】キャリー 【ジャンル】映画 【名前】キャリー・ホワイト 【属性】女子高校生 【大きさ】小柄な女子高校生並み 【攻撃力】念動力: 2,30mのホール全域を対象に、 全ての大扉や窓を封じて脱出口を無くし(複数の大柄な男子高校生が一時的に開けたが意識を向けられれば競り負けた)、 5mほどの金属器具、高圧ホースなどホール全体で様々な器具を同時に操って集まった全員を殺害した。 人体に直接使用する事もできる模様(母を念動力で跳ね除けた描写から)。 発火能力:乗用車1台を内側から発火させ爆発炎上させた。意識して2,30mのホールを燃え上がらせる事も可能。思考発動。 【防御力】 包丁で刺されても暫くの間は行動可能。ただしダメージはある 【素早さ】 視認してから、全速力(推測。意図的に轢こうとしてアクセルを踏み込み、既にある程度の距離から加速し続けていた状態) で突進してくる乗用車が1,5mほど進む間に念動力を発動して対処できる反応速度。あとは大きさ相応 【特殊能力】 上記の念動力と発火能力。 また、2,30mのホール全域の状態を把握し、逃げ出そうとする者や様々な個別の標的にそれぞれ対応できる。 【長所】「I m going ... you can t stop.」 【短所】哀しい。母親が作中最も恐ろしい。 【戦法】内側から発火→広域発火→念動力で直接攻撃。相手が見えなければ広域発火。自分への攻撃は念動力や発火能力で防ごうとしてみる 【備考】1976年のオリジナル版から参戦。原作小説はまた別にある vol.107参戦 vol.107 542 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 16 12 22.12 ID pMYRcdDD キャリー・ホワイト考察 車の速度はまあわかりやすく時速100kmと仮定すると1mからの秒速18.5m反応となる。達人の約2倍か。 更に思考発動の30m範囲発火能力(狭域だと内部破壊と複合)もあるので余裕で思考発動軍団より上に行けるが、防御が紙なので先手取られたら死ぬ。 達人思考発動の壁あたりを見る。 ×大介withおまる 速すぎ無理 ×カンベエ 同上 △バーニイwithザク改 反応はほぼ同速なので相討ちか ○エンハウンス こちらのほうが速い。発火勝ち ×ジョナサン・モリス 相手のほうが速いので精神攻撃負け ×麦野ちこ 相手のほうが速い。無理 ×護塚御月 獣並み以上なら相手のほうが速いか ×ガリアノス 先手攻撃負け ○佐橋皆人with結 およそ秒速8m反応か。発火勝ち ×野原しんのすけ(原作) 速すぎ無理 ○久世響希withビャッコ バリアの内側から発火させて勝ち ○志村時生 発火勝ち 範馬刃牙 再考察待ち ○沢渡憂作 発火勝ち ○鮮血のアッシュ 溜めてる間に発火勝ち 野原しんのすけ>キャリー・ホワイト>佐橋皆人with結=久世響希withビャッコ 543 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2014/12/13(土) 16 29 21.85 ID SEkO13DE [2/2] (省略) 542 考察乙です ただ、バーニイwithザク改も再考察待ちだったはず
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概要 種類 魔法具専門店 関連人物 全員 登場媒体 原作(ゲーム) 引用元 :D JOBS(Spy on them!) 怪しい魔法具専門店。:D JOBSのアルバイト先のひとつ。 魔法具だけでなく、希少価値の高いゲームなども売っている。 販売している商品一覧 商品名 関連人物 引用元 どぎ☆マジ☆めもりうむ! レヴィアタン :D JOBS(Spy on them!)ホーカスポーカス「マモン×レヴィアタン」 呪いを具現化するアイテム サタン :D JOBS(Spy on them!)ホーカスポーカス「サタン×アスモデウス」 関連項目 食べても減らない魔法の皿 飲んでも減らない魔法のコップ 腐海プリン 登録タグ #ホーカスポーカス #魔法具専門店 #魔界 ▲ページTOP
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ギャリー・デイをお気に入りに追加 ギャリー・デイのリンク #blogsearch2 ギャリー・デイとは ギャリー・デイの44%は黒インクで出来ています。ギャリー・デイの29%は祝福で出来ています。ギャリー・デイの10%は電波で出来ています。ギャリー・デイの9%は毒物で出来ています。ギャリー・デイの4%は保存料で出来ています。ギャリー・デイの2%は下心で出来ています。ギャリー・デイの2%は乙女心で出来ています。 ギャリー・デイ@ウィキペディア ギャリー・デイ ギャリー・デイの報道 gnewプラグインエラー「ギャリー・デイ」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ギャリー・デイのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ギャリー・デイの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ギャリー・デイ このページについて このページはギャリー・デイのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるギャリー・デイに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ここはセバスチャン同盟です。 以下の性質に当てはまる方だけ同盟を結ぶことを許可します。 1.セバスチャンを何よりも愛している。(家族や友達は別) 2.猫好きなセバスチャンが可愛い。 3.シエルと契約を結び守るところがカッコイイ。 他にも沢山ありますが、以上のことで同盟を結ぶことを許可します。 できれば私のブログに来て下さい。 http //ameblo.jp/moe-moe-yuukunn/
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一瞬のからくりサーカス ◆05fuEvC33. 等間隔に点在する照明が如何にも頼りない、地下鉄線路内の暗がりの中を 範馬勇次郎は不貞腐れる様に、ゆっくりとS7駅方向に歩み続ける。 一度行った事の有る繁華街に行っても、仕様が無いと電車を降りてみたものの 今から慌ててS7駅に戻った所で、戦いの終わりには間に合わない。 勇次郎にとっては、不本意な状態に置かれていた。 (ケッ、面白くも無ぇ。せめて地上に出れば、誰か見付かるかもしれんが……) 天井を見上げ、破壊して外に出られないだろうかと思案する。 (天井までの高さは約5m、地上まで抜けるには時間が掛かり過ぎる。 走ってきた電車に、駅まで掴まる方が早い……。他の手を探すか) 線路内の暗がりを見渡すと、側壁に上方へ伸びる鉄製の梯子を見付ける。 梯子の下まで行き伸びる先を見ると、円形のマンホールの蓋が有った。 (地上に出る、避難口といった所か) 勇次郎は梯子を二度蹴っただけで、マンホールの蓋まで上り 片手でマンホールの蓋撥ね飛ばし、地上に出た。 (さて、何処に向かうか……) 地下には無い風を受け、勇次郎は周りを見渡す。 少し風が強まり、左腕の切断面に痛みを覚えた。 (そういや、こいつを治す医者を捜さねえとな) 医者となる人間が集まりそうな所を思案した末、勇次郎は再度繁華街に向かう事とする。 (今度は花火を上げずに、捜して回るか……) 勇次郎は、溜まった鬱憤を紛らわす様に駆け出した ◇ ◆ ◇ 愚地独歩、加藤鳴海、才賀勝は範馬刃牙を一人で輸送中の才賀エレオノールを追っていた。 3人の乗る逆十字号は、二本脚で車体を高く持ち上げられた形状をしている為 商店が建ち並ぶ街中でも、走行音と共に目立つ存在となる。 殺し合いの場では、当然危険人物に会う率も高くなる。 だが3人は足を遅めてまで、身を隠すのを潔しとしない。 3人は共に危険を承知の覚悟と、殺人者を自分に引き受ける気概を持っていた。 「兄ちゃん、おまえさん中国拳法やってんのかい?」 独歩が前を向いて運転しながら、助手席の鳴海に話し掛けた。 「な、何で分かるんだ?」 自分の拳法の事を話していない鳴海は、半ば驚きながら独歩に問い返す。 「俺は世界中回って、色んな格闘家と喧嘩してきたからよ。 おかげで格闘技やってる奴の体付きを見りゃ、何やってるのか大体見当が付くんだ」 「……形意拳やってんだ、しかし凄ぇな独歩さん」 「どうよ、一段落着いたら俺と喧嘩してみないか?」 「……ハァ? あんた、何言ってんだこんな時に!」 口を顔の3分の1程の大きさまで開けて、鳴海が抗議する。 「嫌なのか?」 「バッカヤロウ! 意味も無くケンカしてたまるかよ!」 「へっ、若い癖に固いんだな。……おまえさんとなら、楽しく闘り合えるかと思ったのによ」 「…………それは俺を、買ってるって意味かよ?」 「大体どれ位鍛えてるかもな、見りゃ分かるんだわ」 楽しげに話し掛ける独歩に対し、鳴海の方は何処か難しげだ。 「…………俺は別にケンカが好きな訳じゃないし、今はとてもケンカを楽しめる気分じゃねぇよ……」 隣で話を聞いていた勝は、怪訝そうに眉を顰めていた。 「何だ坊主、おまえさんが俺と闘るかい?」 独歩は今度は勝に、話し掛ける。 勝は鳴海に名前を伏せて以来、二人の間には気まずいがあった。 だから独歩が自分を気遣い、話し掛けてくれている事を知っていた。 しかし遥かに年長の者から、冗談とも本気ともつかない調子で喧嘩を売られては 流石の勝と言えど、対応に詰まる。 「……本気で言ってるんですか?」 「やれやれ、そうゆうとこはまだガキだな。いいかいこんな場合 避けたい時は勝手に冗談にして流して、受けたい時は本気に取った振りでもすりゃいいんだよ」 「…………そんないい加減な……」 「おまえさんもそうだ」 独歩は呆れる勝から、鳴海に向き直った。 「軽く受けるか流すかする手管って奴を、覚えといた方がいいな。 一々あんな怒ってちゃ、これからの人生大変だぜ」 「あんたが場違いな事言ってんだよ、全く……」 鳴海は気まずい空気が紛れたのを感じながらも、そっぽを向く。 (……あいつは!!?) 鳴海は視線の遥か先、しろがねの視力がやっと届く位の後方から 自分達に向かって走り来る、隻腕の男を見付けた。 「独歩さん! ボウズ! 先に喫茶店へ行っててくれ!!」 そう言い捨て、鳴海は後方へ飛び出した。 独歩と勝は、鳴海の突然の行動に驚きながら後ろを見る。 「おい、どうしたんだ急に?」 「……あの走って来る人の、足止めに行ったみたいです」 「ありゃ勇次郎じゃねぇか!!」 「……! 独歩さん、危ない!!」 独歩と勝が、勇次郎の存在を確認した刹那 上空から2m程の大きさは有る白い人形が、2人に襲い掛かった。 ◇ ◆ ◇ 勇次郎は鳴海の前に立ち止まり、値踏みする様に鳴海を見据えた。 鳴海の方は構えは取らずとも、何時でも戦闘に入れる体勢を取る。 しろがねである鳴海は、勇次郎が身体的に只の人間だという事が匂いで分かる。 しかし気を練り気で持って打つ事を本領とする内家拳である、形意拳を修めた鳴海には感じ取れた。 否、気を知らぬ者でもそうと分からず感じ取ったであろう。 それ程勇次郎の放つ気は、強大かつ凶々しいものであった。 「あんたは、殺し合いに乗っているんだな?」 鳴海にとっては、答えの分かっている問い。 言葉にして聞いたのは、自分の意思をはっきりさせる為。 「俺に取っちゃ殺し合いに乗るなんて、大層なもんじゃねぇ。 テーブルに並んだ料理を、頂く程度の事だ」 「何でだ!? この殺し合いに巻き込まれた人の中には、命のやり取りするような術も覚悟も無い人だって居るんだ! 年端も満たない子供だって、居るんだぞ!!」 「餌にも足らん雑魚に用は無い」 「直接手を下さなくても、お前がやってる事はそういう人達を死に追いやってんだ!!」 「考えたこともねぇ」 激昂する鳴海に対し、勇次郎はにべも無い。 「うまい料理を喰らうが如く……………………だ」 鳴海は内から湧く怒りと闘気に突き動かされそうな、自分の体を押し留める。 勇次郎の答えを受け、鳴海の意思は固まった。 「そうか、だったら……容赦はしねえ」 鳴海が取った構えは、腰を落とし半身を前に出す形意拳独特の構え。 「三体式……形意拳か。その若さにしては功を積んでいるようだが、俺に通じる程のものか……」 対する勇次郎が取った構えは、両足のスタンスと片手を大きく横に広げたもの。 鳴海はそれが格闘技の構えと言うより、肉食獣の獲物を前にした威嚇に近い物と読み取った。 「ケッ、俺を餌扱いする気かよ!」 「クククッ、せいぜい俺の餌に足る所を見せてみな」 (こいつ、舐めやがって!) 鳴海は自身の性情そのままに、一直線に勇次郎との間合いを詰めた。 「そんなに腹が減ってるんなら、血反吐を吐くまで喰らわしてやるよ!!」 丹田に溜めた気を拳と共に放つ自動人形をも一撃で倒す中段突き、崩拳を勇次郎の腹に打つ。 そして崩拳を打つ際無防備になった、鳴海の頬に勇次郎の拳が入る。 殴られた衝撃で後退した両者は、すぐに体勢を立て直し再び向かい合う。 鳴海は一合交えただけで感じ取れた、勇次郎の戦力に密かに戦慄した。 (こいつ本当に人間か!? こいつの拳はそこらの自動人形より、遥かに早えーし重い。 それに崩拳くれてやった時、ゴムタイヤを鉄の硬さまで圧縮したみてーな手応えを感じたぜ。 こりゃ一発二発打ち込んだ位じゃ、倒せそーにないぞ……) 勇次郎は一合交えただけで感じ取れた、鳴海の戦力に僅かに感心を示した。 「ほう、これ程の剄力を身に付けているとは、こいつは存外に楽しめそうだ」 勇次郎は再び威嚇の姿勢。 その姿勢からは肢体に滞り無く重心線、正中線共にぶれも無く達人の自然体並に隙が見出せない。 勇次郎の素早さと耐久力を相手に、小手先の技やフェイントは無意味どころか自分に隙を作るだけ そう判断した鳴海は、再度一直線に勇次郎へ向かう。 大地への強烈な踏み込みを、そのまま拳の発剄の威力に上乗せする劈拳。 鳴海にとって全霊の速度と威力を込めた劈拳は、勇次郎の顔面を捉えた。 同時に鳴海の無防備になった腹に、勇次郎の膝が打ち込まれた。 並の自動人形以上の強力を、武の達人の如き力の集約で叩き込む勇次郎の打撃は しろがねの中でも突出して鍛え上げられた、鳴海の強靭な肉体も確実に削っていく。 (何てヤローだ!! 俺の全力の劈拳喰らいながら、お構いなしで攻撃して来やがる!) 体勢を立て直す間も無く、勇次郎に胸を殴られる。 「ぐはっ!!」 (この威力で、連打できんのかよ!!) 殴られた衝撃を流しながら、鳴海は後退し間を取ろうと図るも 勇次郎に、瞬時にして間を詰められた。 鳴海の技は拳足を媒介にして、丹田で練られた気を打ち込む事を本分とする為 一定以上の威力を得るには、気を溜める間を必要とする。 対して勇次郎は強大な気を持つものの、それを操る体系的な修行によって身に付けた技は無く その武技の内容は、鳴海より純粋な身体能力の比率が高い。 更には勇次郎の持つ身体能力は、鳴海の上を行く物である。 したがって鳴海より少ない溜めで、強打を打つ事が出来た。 二人の技の回転速度の差は、常人には認識不可能な程だが 正に鳴海と勇次郎の二人による戦いの次元では、優劣を決する差となった。 鳴海が一撃入れる間に、勇次郎は二撃を入れる事が出来る。 嵐の如きと言う形容すら足りないと思える、勇次郎の拳足による猛攻に 鳴海は次第に、受けの一方に追い詰められていった。 受けた腕からは流血し、体力は削られていく。 (こいつやっぱり人間じゃねーよ、攻め手が全然衰えやがらねー!!) 何時止むとも知れぬ勇次郎の猛攻を受け続け、鳴海は打開法を脳裏で探る。 鳴海が先程までとは打撃の質を変え、反撃に出る。 一撃一撃に十分な気を込めずとも量で持って押す、拙速と呼んでいい連撃。 鳴海と勇次郎は、ラッシュの応酬になる。 手数において勇次郎と拮抗するも、鳴海の技は勇次郎相手に有効打となり得ていない。 徐々に勇次郎が、力で押し始める。 鳴海が勇次郎の鳩尾に蹴りを入れるも、返しの回し蹴りで倒される。 立ち上がり様に貰いそうになった勇次郎の膝を、上体を捻り紙一重で避わした。 力負けを自覚しながら、鳴海は更に技の回転を上げようと試みる。 鳴海の繰り出す拳は、もはや気はおろか腰との連動も無い手打ちのパンチ。 それを胴体に喰らいながらも、勇次郎は微動だにせず拳を返す。 拳を側頭に喰らって鳴海は体が半回転するもその場に留まり、勇次郎に背を向けた体勢になる。 鳴海は勇次郎の死角で左腕の付け根のつまみをひねり刃、聖ジョルジュの剣を引き出した。 ここまでは、鳴海の作戦通り。 軽打をもって手数を増やし、勇次郎の油断を誘う。 勇次郎に不自然に思われぬ様、死角を作り左腕から聖ジョルジュの剣を引き出す。 狙いはもっとも回避し難い胴体。 (素手の相手には気が引ける真似だがよ、赤木に習って手段は選ばないと決めたんだ!) 鳴海は振り向き様、聖ジョルジュの剣を勇次郎の胴体目掛け横薙ぎに振るった。 「…………!」 聖ジョルジュの剣が、勇次郎に届く寸前 左腕の二の腕を、勇次郎の掌が受けていた。 「左腕に仕込刀か。だが踏み込みと重心を打撃から斬撃のそれに変えては、不意を付く意味が無かったな」 勇次郎の足先が、鳴海の腹を貫く。 「がはぁっ!!」 後ろにたたらを踏む鳴海の胸に、更に勇次郎の蹴りが入る。 鳴海は自分の胸骨に、ひびが入った事が分かった。 鳴海の顔に、絶望の色が混じり始めた。 ◇ ◆ ◇ 上空からのオリンピアに拠る急襲を、独歩は逆十字号のハンドルを切り避ける。 「独歩さん、逆十字号を下ろして!!」 「地上で迎え討とうってのかい!?」 「今襲ってきたのは、しろがねなんだ! 僕はしろがねを説得してみせる!!」 独歩は勝の言葉に驚きつつも、逆十字号を二足歩行の状態から四輪に戻す。 逆十字号から降りた二人の前に、才賀エレオノールがオリンピアと共に降りて来る。 エレオノールはオリンピアを自分の前に出し、傀儡の構えに入る。 (しろがねが僕達を襲撃してきたという事は、多分まだ参加者が複数の時点から連れて来られたのに気付いていないんだ。 ならそれを教えれば、もしかしたら説得の糸口になるかもしれない……) 勝は独歩を庇う様に前に出て、エレオノールを真っ直ぐ見据えた。 「僕の話を聞いてしろがね! 僕は本当は綾崎ハヤテじゃ無く、才賀勝なんだ!!」 エレオノールの動きが止まる。 「僕が人形繰りを出来るのも、ギイさんを知っているのも事情があるんだ!」 エレオノールは探る様に、勝を見る目を細める。 「この殺し合いの参加者はそれぞれ時間軸上の違う点か、もしくは並行世界間を移動して……」 「申し訳ありません、お坊ちゃま!!!」 勝の話を遮り、エレオノールは膝を折り頭を下げた。 事情説明に入ろうとした勝は、エレオノールから突然謝罪を受け困惑する。 (まだ説明の途中なのに、何でしろがねが謝ってるんだろう? お坊ちゃまと呼んだって事は、僕が勝だって信じたって事なんだろうけど……) 「知らぬとは言えお坊ちゃまを疑い、まして傷付けるなど幾ら謝罪を重ねても許される事ではありません!」 「…………えーっと、しろがねは何処まで事情を理解して……」 「ですが今は、殺し合いの渦中。どうかしろがねをお傍に置いて、お坊ちゃまを守る事を許して下さい!!」 (……経緯は分からないけど、どうやら僕が勝だっていうのは分かってくれたみたいだ) 勝は重荷を降ろした様に、心からの安堵の溜息をつく。 「……許す事なんて、何も無いよしろがね。 だからそんなに畏まらないで、僕はまたしろがねと居られるだけで嬉しいんだから……」 「ああ、お坊ちゃまありがとうございます!」 勝との会話を終え、エレオノールはようやく立ち上がった。 少し二人から取り残された気分だった独歩は、気を取り直し話し掛ける。 「あー……何だか問題は解決したみたいだし、俺は勇次郎ん所に行ってきていいかい?」 (そうだった、こんな事してる場合じゃないよ! しろがねからは後で事情を聞くとして、今は鳴海兄ちゃんを助けに行かないと!!) 「鳴海が、この近くに居るのですか?」 「最初に僕達が集められた場所に居た勇次郎って人の所に、一人で向かっていたんだ! 独歩さん! 僕も一緒に行くよ!!」 勝達の居る場所からは、建物の陰になって鳴海の様子は伺えない。 勝は気を揉んで、鳴海の下へ急ごうとする。 「私も同行しましょう」 エレオノールはオリンピアを動かし、逆十字号に乗り込もうとする勝と独歩の背後に立たせ オリンピアの、肘から出した刃を振り下ろした。 「…………しろがね!?」 勝が振り返った時には、独歩が自分に振り下ろされた刃を避け 勝に振り下ろされた刃を、白刃取りにしていた。 「……嬢ちゃんよ、騙し打ちするんならもっと上手く殺気を消さねぇと……な!!」 独歩は前蹴りで、オリンピアを後方へ蹴り飛ばす。 「……くっ!」 一度安堵しただけに、勝はしろがねの変節に動揺する。 (……そんな、しろがねはやっぱり僕が勝だって信じてなかったの!?) やっと得た希望を、しろがね本人に打ち砕かれた。 心に走る痛みで、泣き出しそうになる。 (…………こんな事で、止まってちゃ駄目だ……。僕は自分で、しろがねを止めるって決めたんだから!) 人形を構えさせるエレオノールと、前羽の構えを取る独歩が対峙する。 「LES ARTS MARTIAUX!(戦いのアート)」 「へっ、俺と人形で遊ぼうってのかい!」 勝が二人の間に、割って入る。 「待ってしろがね! 僕の話はまだ終わってないよ!!」 「おいおい、まだあの嬢ちゃんを説得しようってのかよ!?」 独歩の言葉を無視して、勝はしろがねの説得に臨んだ。 「しろがね、僕が勝だと信じられないならそれでもいい。 でもこんなやり方で勝を守ったとしても、本物の勝が受け入れてくれると思っているのか?」 「……どうでもいい事だ」 エレオノールの言葉を聞き、勝の背筋に寒気が走る。 「私にはもう才賀勝そのものが、どうでもいい。勝を守らずとも、人間になる方法が有るのだからな」 「何だよ、その方法って!? もしかして、殺し合いの優勝者への褒美の事!? 殺し合いの主催者の話なんて、信用出来る訳ないだろ!!?」 「今の状況では、少なくとも勝を守るより確実な方法だ」 (あの優しかったしろがねが、僕の命をどうでもいいって…………) 自分にとって優しい姉の様な存在だった、しろがねの冷淡な言葉に 勝は刹那、凍り付いた様に立ち竦む。 その隙を見逃さず、エレオノールはオリンピアで勝に切り掛かった。 「……おっと」 勝に伸びるオリンピアの腕を、独歩が手刀で払った。 「坊主、積もる話もあるみてぇだがここは一先ず俺に任せとけや」 「独歩さん一人に任せてなんて置けないよ! しろがねがああなったのも、僕に責任があるんだから!!」 勝にはエレオノールが殺し合いに乗る危険性を弁えていながら、何の手も打てなかった事に責任を感じていた。 (僕はしろがねとずっと一緒に居たんだから、何か手を打てた筈なのに……) 「やれやれ、武神だとまで謳われた俺も堕ちたもんだぜ。こんな浅はかなガキに見くびられるとはよ……」 「僕は独歩さんを見くびってる訳じゃ…………!!」 反論しようとする勝の眼前に、独歩が正拳を寸止めさせる。 (来ると分かってた拳に、反応出来なかった……) 独歩の繰り出す未知の技術に、勝は素直に驚きを見せた。 「下らない御託が多いとこが、浅はかだって言ってんだよ坊や お前さんは、あの嬢ちゃんを自由に出来る神様か? お前さんが全部背負い込んで、万事解決するってのか?」 「LA RONDE DE DESTRUCTION!!(破壊輪舞曲)」 「独歩さん、後ろ!!」 勝と話す独歩の背後から、オリンピアが縦回転で迫る。 頭上から落ちる、オリンピアの踵の棘付き拍車を手刀で往なし 斜め上から切り込んでくる刃を、掌で逸らし 全身を回転させ体当たりを図るオリンピアを、半身になり腹に肘を打って横に流した。 「矢でも鉄砲でもお人形さんでも持ってこいや!」 破壊輪舞曲は複数の自動人形をも、同時に破壊し得る技。 それを受け流した独歩の技量に、勝もエレオノールも驚嘆を隠し切れない。 「嬢ちゃんを死なない程度にやっつけて、とっ捕まえりゃ良いんだろ? 餅は餅屋ってな。こういう荒事は、空手家の俺に任せときゃいいんだよ」 勝は下手な援護をしようとして、負傷したり人質になり足手纏いになるリスクを冒さず 独歩とエレオノールの戦いを、離れて見守る事にした。 オリンピアによる攻撃を、危なげ無く捌いていく様を見るに エレオノールの相手は、独歩に任せて問題無いと判断し 勝は鳴海の様子を、建物の陰から伺う。 勇次郎の異常な戦闘能力。 手も足も出ず圧倒される鳴海。 その目で見ながらも信じ難い光景に、勝は愕然とした。 (あのままじゃ鳴海兄ちゃんは、確実に殺される!) 鳴海に援護を要するのは分かった。 だが、具体的にどうすればいいかが分からない。 丸腰の勝の戦力では、勇次郎相手では無きに等しいのは明らか。 武装する必要がある。 手持ちには武器に成りそうな物は無い。 ならば何処から何を調達するか? 「すいません独歩さん、逆十字号を借ります!!」 逆十字号を発進させる勝に対し、声を掛けられた独歩以上にエレオノールが気を取られた。 車で撥ねられる危険が頭を過ぎったエレオノールは、視線をそちらに向ける。 逆十字号が自分の方へ向かっていないのを確認し、視線を戻した時には 独歩は拳の射程距離内で、腰を落としていた。 エレオノールは、反動を付けず跳躍。 独歩の右中段突きが、エレオノールの足先を掠める。 オリンピアを軸、懸糸を半径に空中で半円を描き着地。 「驚いた、嬢ちゃんその体格で天内並に飛べるんだな。一体どんな鍛え方してんだ?」 「私はしろがね、例え人形が無くとも普通の人間に遅れは取らない」 「何だそりゃ? 1億年以上前の地層から、塩漬けで出てきた原始人とか言うんじゃ無いだろうな」 「車を乗り逃げされたのに、放って置いていいのか?」 「ククク……俺に揺さぶり掛けてるんだとしたら、ちょっと外したなそれ。 大体人の心配してられる状態じゃねぇだろ……嬢ちゃんはよ」 戦いはエレオノールがオリンピアで仕掛けるも、独歩がそれをを捌き 独歩がエレオノールとの間を、詰めるに詰められない膠着状態に入る。 (まいったな……あんまり手間取ると、勇次郎と居る兄ちゃんと坊主が危ないってのに…………) ◇ ◆ ◇ 鳴海は勇次郎に対し構えながら、乱れた息を整えた。 「闘いこそが至上のコミュニケーション…………SEX以上のな……」 「訳の分かんない事言ってんじゃねぇよ、この変態ヤロー!!」 鳴海の中段蹴りを、勇次郎は脛で受ける。 蹴りを放った鳴海の全身に、衝撃が浸透する。 「喰いたいものも喰わず……抱きたい女も抱かず……」 今度は勇次郎の中段蹴り。 肋骨が折れ、鳴海は前に蹲る形になる。 「喰わず……遊ばず……楽しまず……」 鳴海の左側頭部に、勇次郎の張り手。 鼓膜の破れた音を最後に、鳴海の左耳から音声が消えた。 「そうしてたんねんに積みあげた技術を…………蹂躙する…………」 勇次郎の踵落としを頭頂に喰らい、アスファルト面にひびが入る程の勢いで叩きつけられ 鳴海はそのまま倒れ伏した。 「最高の娯楽だ!!!」 自分に近付いてくる、自動車の走行音を聞き 勇次郎は鳴海を踏み付けようとする足を止め、そちらを見やった。 勝が運転する逆十字号が、勇次郎へ真っ直ぐに向かって来ていた。 「フン…………車で撥ねれば、俺を倒し得る。女子供の考えそうな事だ」 逆十字号は四輪の状態では、勝の知る乗用車と運転の要領はほとんど変わらない。 小学生の年齢の勝に、乗用車の運転経験は無いが 才賀正二とフェイスレスの記憶により、運転方法を知っていた。 アクセルを全開まで踏み、躊躇無く勇次郎を狙う。 勝の目には、自然体で直立していた勇次郎が 次の瞬間には右腕の先を、逆十字号のバンパーに突き刺していたとしか認識出来なかった。 逆十字号の前方に働く慣性力を受けて、勇次郎が殴って止めたと理解した。 (今だ!!!) 座席を蹴る力を慣性力に上乗せし、屋根の無い逆十字号から勇次郎に飛び掛る。 予想外の動きと速さに、勇次郎は勝を右肩に取り付かせる事を許してしまう。 勇次郎の頭突きを受け、勝は体ごと受身も取れない勢いで吹き飛ばされた。 勝は頭突きからも、勇次郎の想像を絶する膂力と技量を読み取る。 「キサマッッ…………」 勝を睨み付ける勇次郎の右肩から下は、力無く垂れ下がっていた。 勝が先程逆十字号で仕掛けた際は、鳴海を助けるに必死でそれ処では無かったが 改めて向かい合うと、勇次郎の威圧感は尋常ではない。 黒い太陽を連想させる、フェイスレスに匹敵する存在感と 経験の無い圧倒的な暴力の匂いに、勝は全身の震えがおさまらない。 ともすれば逃げ出したくなる衝動を抑え、勝は強い態度で言い放った。 「お前の右肩の関節は分解した! もう、お前に勝ち目は無い! おとなしく、降参しろ!!」 「この俺に降服勧告だと…………?」 勇次郎は周囲の空間を歪ませると、見紛うばかりの怒気を放つ。 「肩関節を外した如きで、ハネッ返りおって!!」 勝は勇次郎の注意を自分に引き付けられたのを確認すると、鳴海の様子を伺う。 呼吸はしているが体にほとんど動きが見られず、目は開いているがその焦点は定まらない。 (鳴海兄ちゃんの意識は、まだ完全には戻っていないか…………) 元より勝は勇次郎相手に勝てるとも、降服勧告が受け入れられるとも思っていない。 勝の目的は鳴海が戦うか、せめて逃げられる状態になるまでの時間稼ぎ。 (勇次郎の戦法は格闘のみ。その上腕も使えない今でも、攻撃を避け続けられる公算は低い。 …………だからこそ、僕に油断はないよ) 勝は勇次郎との、間合いを計る。 才賀正二とフェイスレスの記憶から継いだ戦闘技術を、自身の訓練と実戦を以って血肉にした勝は 格闘戦において、間合いを制御する技術も持っていた。 勇次郎程の規格外が、相手で無ければの話だが。 勇次郎が一歩で間を詰める。勝の持つ3人分の経験と技術が、全てふいになる速さ。 左大腿部に鋭い衝撃。 勝は左腿から突き出た自分の骨を見て、ようやく勇次郎に蹴られたと理解する。 「もう……逃げられないぜ」 左腿の痛みに蹲る勝を見下ろす勇次郎は、凄絶としか例えようの無い笑みを浮かべた。 (こいつ、何て嬉しそうに人を傷付けるんだ…………) 一撃を受けただけで、勝は自分の勇次郎に対する認識の甘さに気付かされた。 右からの衝撃に、15mは地面と水平に飛ばされ民家の壁に激突。 左脚を上げた勇次郎を見ても、勝はまだ自分が蹴り飛ばされた実感が無い。 勝にとって大型車にでも追突されたと言われた方が、まだ納得がいく威力だった。 勇次郎が間を詰めてくる。またも途中経過を、認識出来ない速度。 「どうした坊や? 俺に勝ち目は無いんだろ?」 腹を蹴られ、口から血を吐く。 (…………これは、内臓をやられた……!) 鼻先に蹴りが入る。鼻の骨が一撃で砕けた。 肋骨が一蹴りで、何本も折れたのが分かる。 頭の左横を勇次郎の蹴りが通る。左耳の状態を確認しようとたら、既に無くなっていた。 右手を踏まれた。骨は原型を留めぬ程に粉砕されている。 もう一度右手を踏まれる。右手そのものが、機械で圧縮された様に潰された。 才賀勝は勇敢な子供だ。 自分をいじめる同級生にも 人形使いの大人にも 人の生き血を糧とする自動人形にも 臆する事無く、果敢に立ち向かっていった。 だが目の前の殺気を自分に向ける悪鬼(オーガ)に対し、今の勝は戦意を完全に失っていた。 「ガキは相応しい相手と遊んでりゃいいものを、俺に挑もう等と戯けた事を…………」 戦う事も逃げる事も適わない、絶望だけが勝に残された。 ◇ ◆ ◇ どうも、意識がはっきりしない。 意識だけじゃない、視界もぼやけてやがる。 勇次郎に蹴り倒されてからの、記憶も無い。 そうだ、俺は戦ってたんじゃねぇか!! 近くで交通事故みたいな音がした。 何が起こったのか確かめたいが、どうしても視界が定まらない。 ついでに体中の力が抜けて、手足も動かないと来てる。 やっとましに見える様になって来た。 勇次郎が、誰かと戦ってるらしい。 相手は…………あのボウズだ! 何であのボウズが? ボウズと目が合う。 言葉が有った訳じゃないが、あいつの意思が伝わった。 あいつは俺を庇う為に、戦ってるんだ。 胡散臭く思ってたボウズだが、今はそれ所じゃない。 子供に戦わせて、のんびり寝てられるか! 手足に脳からの命令を伝えるが、ビクともしない。 クソッ、体の何処にも力が入らねぇ! 鈍い破壊音。 ボウズの脚が折られた! 続く蹴りでボウズが殺されそうな程吹っ飛ばされた。 ボウズはまだ何とか、息があったみたいだ。 ……いや、勇次郎の奴の笑みを見れば分かる。 あのヤローは、ボウズを殺さない様に嬲ってやがる!! ───また、守れないのかナルミ? 体の奥から力が湧き上がる。 これは力じゃない、怒りだ。 ───おまえは……強かったのだろう!? 動かないじゃない、動けよ俺の手足!! 今動かないでどうする! 俺は何の為に強くなった!? ───また命は、俺をすり抜けて行っちまうのか!? 俺はあの女と約束したんだ! あの子供を……助けるって……。 思い出した!! 何でこんな大事な事を忘れていた!!? いいツラで笑う子供、あの水と炎と……崩れる壁の中で……。 今度こそ!! 今度こそは!!! ◇ ◆ ◇ 背後で幽鬼の如く立ち上がる鳴海に、勇次郎は振り向く。 「まだ、やらせてくれんのか」 鳴海へ向かおうとする勇次郎に、勝が声を掛けた。 「…………待て、お前の相手は僕だろ……」 「クククッ、健気なもんだな……」 勇次郎は鳴海へ向かう足を止め、勝に止めを刺すべく戻ろうとする。 「…………!!!」 背中からの鳴海の突きを勇次郎は腕で受けるも、威力を吸収しきれず地を擦り体ごと後退した。 「……キサマッ、何者だ!?」 勇次郎が何故そう問うたのかは、自分にも良く分かっていない。 先刻に自分が戦っていた者と同一なのは一目瞭然であるし、名前等の個人情報が知りたい訳でも無い。 ただ鳴海の先刻までとはまるで異質な闘気に、図らずも言葉が出ていた。 「悪魔(デモン)さ」 満身創痍の筈の鳴海が、再び三体式の構えを取った。 「この俺を前にして悪魔(デモン)を名乗るとは、その度胸や良し」 勇次郎は右足の爪先で、地面をトントンと叩く。 「ただしその体調(コンディション)で俺の相手が務まると思うのは、ハネッ返り過ぎではないか?」 予備動作の無い拳以上の速さの右蹴りが、鳴海の左頬に伸びる。 鳴海は今までに無い鋭い踏み込みで、蹴りの打点ずらしながら中段突き。 勇次郎の体がくの字に曲がる。 間髪を入れず、鳴海は勇次郎の顎を蹴り上げた。 上下に体が伸びきった勇次郎の顎に、鳴海は更に拳を叩き込む。 勇次郎の体が回転しながら、民家の壁に叩き付けられ倒された。 勇次郎は怒りよりも、驚きが大きい。 先刻まで、自分が圧倒していた相手。 しかも立っているのもやっとの、重傷を負っている筈の者が 先刻より攻撃の重さも鋭さも、上がっている。 不可解な現象だが、勇次郎にとって確かな事は一つ。 自分が望む上等の餌が、現れたという事。 「……凄い…………」 勝が壁に手をつきながら、ゆっくりと立ち上がった。 「何だ……一人で立てんのか…………」 鳴海が勝に笑い掛ける。 「…………何時の間に、そんなに強くなったんだよ…………勝……」 勝の表情が、驚愕に染まった。 (─────今、僕を勝って) 勝は殺し合いが始まってから、自分の名を鳴海に教えていない。 それなのに鳴海は、自分の名を呼んだ。 「……………………鳴海兄ちゃん…………記憶が戻ったの…………」 勝の目から涙が、しかし表情には笑みが零れる。 勇次郎が憤怒の表情で立ち上がる。 瀕死と思われた者に、倒されたのが勇次郎の自尊心を傷付けていた。 「良く頑張ったな勝」 ───やっとまた会えたな勝。 鳴海は勝を庇う様に、勇次郎に立ち塞がる。 「だけどもう寝てていいぜ、後は……」 ───今度はお前を 悪鬼(オーガ)の気迫にも、今の勝に恐れは無い。 今の鳴海は、悪鬼(オーガ)に後れを取らない悪魔(デモン)だと分かるから。 「───俺が守ってやる!!」 ◇ ◆ ◇ もう何度目になるか分からないオリンピアの斬撃を、独歩のまわし受けが往なす。 (頑丈な人形だな、何発も打ち込んだってのにまるで堪えないでやんの それにしてもさっきから、嬢ちゃんの攻撃が妙に単調なんだよな……) 人形操りの合間にエレオノールは、民家からガラス窓を外していた。 (何やってんだ、あの嬢ちゃん?) オリンピアの羽が広がり、独歩の視界を塞いだ。 エレオノールは窓ガラスを、地面に叩き割る。 横に飛んで羽をかわした独歩に、エレオノールの投げた鋭いガラス片が飛来。 七つのガラス片を、独歩はまわし受けで全て撃墜した。 その両腕を、オリンピアの両手が掴む。 (物投げながら、人形操れたのか!?) 「ここまで良く戦った、日本人の戦士よ。だがもう終わりだ、聖母に抱かれ安らうがいい」 オリンピアのもう一対残った両腕の指から、注射器が現れた。 「LA SAINTE VIERGE D’EMBRASSEMENT(聖母の抱擁)」 自動人形の疑似体液を注射器で抜き取る、オリンピアの武器。 そして2000ccの血液を放出すれば致死量に至る、人間に対しても必殺の武器となる。 計10本の注射器が、独歩に突き立てられた。 「呼ッ!!」 エレオノールの銀色の目が、驚愕に見開かれた。 空手道に伝わる、三戦(サンチン)の型を取る独歩の体に 人間より遥かに頑強な自動人形を貫いてきた、オリンピアの注射器が通らないでいる。 「俺はこの年になっても注射が嫌いなもんでよ、遠慮させて貰うぜ」 独歩は型のまま吸気に合わせ両肘を引き、呼気と共に両掌でオリンピアを突いた。 エレオノールの操作を離れ、中空を舞うオリンピア。 そのオリンピアの足先を独歩が蹴り、中空で激しく横回転する。 エレオノールの操作に無い回転に、オリンピアの懸糸は一本に捻じり取られていく。 一本になった懸糸は、独歩の手刀で切断された。 (馬鹿な、懸糸を無手で断ち切るなど有り得ない!!) オリンピアの懸糸は鋼線等より強靭な、特殊繊維で出来ている。 その上十本を一纏めにした状態では、素手の人間に切断など エレオノールの知識で考えれば、絶対に不可能である。 「手に何も持たぬことを旨とする道、それが空手だ。 武器より硬く、武器より切れるんだわ。俺の手はな」 どうやってか十指の指貫を同時に抜いて、エレオノールは背を向け走り出した。 「逃げる女を追うなんざ柄じゃねぇが、坊主に任せろって啖呵切っちまったからな」 独歩は、エレオノールを追うべく駆け出す。 エレオノールは振り向きもせず、手元に隠し持っていたガラス片を独歩の足下に投げた。 飛び上がって避ける独歩は、自分に飛んで来るもう一つのガラス片を払い落とす。 勢いを失くし着地した独歩は、エレオノールは建物の陰に消えていく。 独歩はその建物の陰に回り込むが、エレオノールの姿は発見出来なかった。 「……ちっ、結局逃がしちまったか」 エレオノールの追跡は不可能と判断し、独歩は勇次郎の下へ向かう。 雑居ビルとビルの間の路地に、座り込みエレオノールは辺りの気配と物音に注意を払う。 しばらく誰も近付く気配も無く、ようやく幾ばくか気を緩めた。 しろがねの体力を持っていても、人形操りは精神的な消耗がある。 エレオノールはしばし、その場で休む事とした。 (無手の人間に不覚を取り、オリンピアを失うとは……) エレオノールは考える。 この会場には、人形以上の戦力を持つ人間が集まっていると。 (強い武器が要る。オリンピアより強力な武器が……) 束の間の安らぎにも、エレオノールは戦いを忘れられないでいた。 ◇ ◆ ◇ 勇次郎が放った連続蹴りは、弾幕に例えられるほどに速度と変化と持続を併せ持っていた 傍で見ていた勝はおろか、鳴海の目にも一つとして捉えられない。 (目で見える必要は無い……) しかしそれらは全て鳴海に受けられ、捌かれ急所に届かない。 (敵の骨の軋みと血の流れ……空気の流れを聞くんだ) 鳴海の心中は怒りに焼かれながら、体は武の師の教えを忠実に再現する。 勇次郎は蹴り続けたまま、軸足で飛ぶ。 しろがねを知る勝ですら、唖然とする運動能力。 鳴海の直上から、勇次郎の浴びせ蹴りが迫る。 それが届くより先に、勇次郎は背中から蹴り飛ばされた。 空中で身を捻って着地する勇次郎の腹に、鳴海の肘。 勇次郎の下段への蹴りを、鳴海は脛で迎え撃とうとする。 刹那、蹴りは中断に変化。鳴海も肘で受けの構え。 更に上段、鳴海の頭に蹴りは入る。 後編