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「……ここは」 都内の病院。 その一室でコリジョン・ナンバーズは意識を取り戻した。 左肩を始めとした目立った傷には簡単な処置が施されていて、さすがにまだ痛むが何とか動けそうだ。 「思ったより早く気づいたな」 「オボロ……すまない、会って早々二度も助けられた」 オボロに礼を告げ、ベッドから降りようとするが痛みに顔を歪める。 「まだ動けるような状態じゃねえ、無理するな」 「しかし、あまり悠長にするわけにもいかないだろう、旅の扉を見つけなければ」 放送までに旅の扉に辿りつけなければ会場の崩落に巻き込まれる。 このシステムがある以上のんびりしていては例え体調が万全であろうとも待ち受けるのは死、のみだ。 「旅の扉の場所ならわかってる」 「何?」 予想だにしない言葉にコリジョンは目を丸くし、オボロは先ほどの拡声器による放送について説明を始めた。 ■ 「死ぬな、殺すな、諦めるな。か」 「知ってるセリフなのか?」 「いや……だがロボロワではこんな誓いを交わしたグループがいた。私たちは殺さない、殺されない、殺させない」 死ぬな、殺すな、諦めるな。 言葉こそ違えど、その基本理念は同じものだ。 コリジョンはそのまま黙るが、その言外の空気からオボロは一つの事実を悟る。 「同郷か……」 「確証はない、例えそうだろうと姉には誰だったのか予測もつかない」 ロボロワの書き手の死、二人とも改めて言葉にこそしないが考えていることは同じだ。 オボロが気まずい空気を感じている間に、コリジョンは痛みを堪えながら外へと出ようと歩き出した。 慌ててその体を抑え、抵抗するのを無視してベッドへと押し戻す。 「まだ寝てろって言ってるだろうが」 「くっ……だが!」 「落ち着け、まだ体力は戻りきってねぇんだ」 「だが……同じロワの書き手かもしれない者が、命がけでこれだけのフラグを皆に伝えたのだ! 姉だけ呑気に寝ているわけには……!」 オボロの言葉にも耳を貸さずコリジョンは尚も外に出ようと食らいつく。 確かに同郷の書き手、言わば戦友とでも言うべき相手がこれだけ大きな事をしたのだからじっとなどしていられないだろう。その気持ちはオボロもよく分かる。 とはいえ、まだコリジョンの怪我は治りきったわけではない。埼玉に行く間に無常の騎士のような相手と対峙することとなったらオボロ一人でコリジョンを守りながら戦うこととなる。 悩むオボロの表情からそのことに気づき、コリジョンも気まずそうに視線を彷徨わせるが今さら撤回するわけにもいかない。 「お困りのようですね」 「誰だ!?」 硬直状態となった二人へ横手から声がかけられる。 そちらを警戒しながら飛び退り相手の姿を確認しようとするが、傷の痛みでわずかに遅れたコリジョンは腕を掴まれてしまった。 「しまった! コリジョン!」 「くっ、Iえsむぎゅ!?」 即座に抵抗しようとするが、行動に移るよりも早くその女に力強く抱きしめられ手足をじたばたさせるだけに終わる。 「まずは一人ゲット、ロリっ子とはいい感じですね♪」 「―――! ―――!!」 「……マーダーじゃ、ないみたいだな」 「紹介が遅れました。私はGR2の書き手、パヤロワ断章と申します」 パヤロワ断章の腕の中でもがき続けているコリジョンは置いておき、オボロと二人は互いの方針を教え合う。 パヤパヤの件でコリジョンが一層強く暴れたが、肩の傷に響いたようですぐにその抵抗は止んだ。 「繋ぎですか、なるほど、中々面白そうな目的です」 「まぁ、俺自身の方針ってわけじゃねぇけどな……」 「――!」 「それはともかくどうでしょう? 私としてもせっかく見つけたコリジョンさんを手放すのは惜しいですし、一緒に旅の扉へ向かいませんか」 その提案は双方に利点がある。 オボロにとっては先ほど考えたマーダーとの戦いになった場合コリジョンの事を任せられ、 パヤロワ断章としてはサイクロン号という移動手段を使わせてもらえる上、パヤパヤ要因として有望そうな人材を一人確保できる。 「異論はなさそうですね」 「ああ、そうだな」 「ぷはっ! お前たち、少しは姉の話を聞け!」 あっさりと話が纏まりそうだったところで、ようやく拘束を抜けだしたコリジョンが叫ぶ。 「何かご不満でしょうか?」 「同行すること自体に異論はない! だがその……ぱ、パヤパヤなんかに協力する気はないぞ!」 「何故ですか!?」 「心の底から意外そうな顔をするな!」 パヤロワ断章とコリジョンが不毛な言い争いを続けるのを聞き流しながら、オボロは時計と地図を見て先の予定を考えておく。 どちらにしろこのまま三人で行くことは間違いないようだし、ならば下手に口を出して矢面に立ちに行くこともない。 (つっても、埼玉へ直行するしかねぇか) タイムリミットまで残り一時間程しかない、サイクロン号の速度ならあっという間に埼玉に到着できるだろうが、そこから旅の扉を探す工程がある以上時間的余裕はあまりない。 (しかし、今頃大バトルでも起きてる可能性もあんだよな……) ■ 「隣の県でバトルが起こったか……ここまで派手なのが来るとはおねーさんも予想外だったよ」 ギャルゲ写本はたった今消え去った長野県の方を眺めながら、ぼんやりと呟いた。 まだ埼玉県でpiovaゲージが溜まりそうな雰囲気はない、時計に目を落とせば時刻は放送まで後一時間を切ろうというところだ。 「むう、少し当てが外れたな、もう少し人が集まるものだと思ったが」 埼玉でバトルがないのであれば、自分の介入のしようもないし恋愛フラグを探すこともできはしない。 先に次のフィールドまで行ってしまうというのも手だろうか、旅の扉は日本各地にあるのだろうし、次フィールドへ向かった参加者もそこそこ出てきているころだろう。 「仕方ない、もうしばらく様子を見て……おや、噂をすればというやつか」 足を止めて上空を見る。 その直後、フラップターがギャルゲ写本の真横へと降り立った。 「さあ、埼玉県に到着しましたよ」 「助かった、って人が一人しかいないではないか……」 「こっちも合わせれば二人、いや、三人だし一つの纏まりとしては丁度いいんじゃないかしら」 後部のオープンデッキから脱力の救世主と六代目が降り立つ。 それを見届けて、三遊亭鏡は再びフラップターで飛び立つ準備に入る。 「それでは私は他の二人と合流してきますので、ボマー商会を今後ともよろしくお願いします」 宣伝と共に三遊亭鏡が再び空へと舞い上がり、ようやくギャルゲ写本が口を開いた。 「彼は旅の扉を探さないのか?」 「ああ、彼とその仲間は運び屋とやらをやるらしい」 「……運び屋?」 「言葉通りだよ、参加者を西へ東へ支給品一個でどこまでも、って。他の二人が客を拾ってる間に私たちだけ送ってもらったの」 なるほど、書き手ロワならではの方針ということか。相変わらず予測すら困難な動きをする連中が集まる場所だ。 ギャルゲ写本が納得している間に二人は周囲を見渡し、その表情を曇らせる。 埼玉県に旅の扉があると聞いたとはいえ、その教会の詳しい場所がわからなくてはどうしようもない。 これからどう動くべきか、悩む二人へとギャルゲ写本は虚空を指し示して再び声を発する。 「君らが捜しているものならここにあるぞ」 「何……?」 「どういうことかしら? 旅の扉らしきものは見当たらないけど」 「話せば長くなるのだが……ある条件を満たさなければここの旅の扉は使えないらしい、以上説明終了」 答えはまだ教えない、さっさと教えてしまっては教会の悪魔を移動させるという話を全て無にすることになってしまう。 それはダメだ、立てたフラグが無と化すことなどロワでは日常茶飯事ではあるが、それでもできる限り活かしてあげたいというのが書き手としての想い。 だからこそ限界ギリギリまで答えは隠す、言わばクイズ勝負と言ったところか。 「なるほど、piovaゲージですね」 「……は?」 いきなり出た答えにギャルゲ写本は間の抜けた声を上げながら振り向く。 そこにいたのは器用にも三人でサイクロン号に乗ったコリジョン・ナンバーズ達。 パヤロワ断章が一人降りてギャルゲ写本へと歩み寄っていく。 「どうも、私パヤロワ断章です。ギャルゲ写本さんですよね?」 「なるほど、貴方か……」 相手の正体を知り頭を抑える。 GR2において、来ヶ谷唯湖と来たらクリス君を連想するのは極々当たり前のことである。 そしてクリスと言えばpiovaゲージ、つまりGR2の住人にとってギャルゲ写本の姿こそが最大のヒントとなるのだ。 「piovaゲージとは何だ?」 「簡単に言えば欝度ですね、恐らくある程度欝になればここの旅の扉が使えるようになるのでは……あってます?」 「……まいった、正解だ」 一発でここまで言い当てられては足掻く気にもならない。 脱力の救世主達が騙されていたことを責めるような目で見てくるがさらっと受け流す。 それに答えを見つけたところでまだ旅の扉は通れない、肝心の条件を満たすのはそれなりに手順が必要だ。 「とはいえ、いきなり欝になれって言ってもなぁ……」 「難しい話しね」 そう、欝になれと言ったところですぐ欝になれるわけじゃない。 心理的に追い詰められるというのは、そう簡単に作り出せる状況ではないのだ。 「うーん、ここは仕方ありません。一先ず」 「パヤパヤはしないからな」 「くっ……!」 パヤロワ断章の言葉を先読みしてコリジョン・ナンバーズが切り捨てる。 「それは残念だ、おねーさんも可愛い子は大好きなんだがな」 「っ……!? さ、さっさと次のフィールドへ行くぞ!」 言いえぬ悪寒を感じながら叫ぶが、それに応える者はいない。 「そう言ってもな……欝にするのにだって一手二手必要なのはお前だって知ってるだろ」 「姉ならばできる」 「ほう……」 自信ありげに言うコリジョンへ、ギャルゲ写本の目つきが鋭くなる。 キャラの心理描写に重きをおく彼女にとって、安易な心境変化はいい印象を持てない。 そんな視線を受けながら、コリジョンはオボロの肩へと手をかけ小さく呟いた。 「すまん、放送後には治るから許せ」 「あ?」 「IS――『破壊』」 次の瞬間、オボロの目の前に一人の人物が現れる。 「こいつは……?」 「スバル・ナカジマ、姉が書いているロボロワの参加者の一人だ」 コリジョンの説明に何人か数歩離れて警戒しだす。 ロボロワのスバルが発狂マーダーとなっていたという話はクロススレなどでもちょくちょくネタとされている。自分たちに襲いかかってこないとは限らない。 「安心しろ、別に危害を加える能力ではない……そもそも対象者は姉が触れている者限定だ」 「おい!? それって俺――!」 オボロが抗議の声を上げかけるが、それより早く呼び出されたスバルがオボロ目掛けて殴りかかった。 避けられるタイミングではない、他の面々が思わず顔を顰め――何も起こらぬままスバルが消えたことに首を捻る。 「何だ、失敗か?」 「いや、成功だ。見てみろ」 コリジョンの言葉にその視線を追う。 何もなかったはずの空間に、ギャルゲ写本が作りだした幻影の大聖堂がはっきりと浮かび上がっていた。 感心したような声が上がる中、ただ一人ギャルゲ写本のみがコリジョンへと説明を求めるような視線を送る。 「姉のIS『破壊』は対象の精神を壊しロボロワのスバルの心とすり替える。とはいえ調整はした、発狂状態では欝と言えないしな……今回は自分が人殺しだと突きつけられ絶望した瞬間の心と入れ替えた」 「……半ば洗脳だな」 「うちのロワは洗脳されたキャラが多いからな。何、放送を過ぎるか一時間も過ぎれば治る……相手がなのはキャラだったなら、一時間も持たせるつもりはなかったがな」 がくりと膝をついたオボロを小さい体で抱えあげ、自身の能力の説明をしながら微笑を浮かべるコリジョンへギャルゲ写本はその表情を緩めない。 前述した通り、あまり強引なやり方はいい印象を持てない、その上洗脳となれば尚更だ。 だが、それと同時に「能力」の一言でその事を押し通したことを評価する。 書き手ロワは書いた作品がそれぞれの力となる場、ならばどんな理不尽な内容でもその理屈を通せるだけの作品を書いたということだ。 「リリカルクラッシャー……か」 「呼んだか?」 「いや、何でもない。では共に新境地へ行こうではないか」 「……ついてくるのか?」 「パヤロワ氏も一緒なのだろう? ならば私も一緒で何の不都合があろうか。ああ、私のことはゆーちゃんと呼んでくれて構わないぞ」 「わざわざISを使う必要はなかったな……姉も欝になってきた……」 コリジョンとオボロは絶望に暮れながら。 ギャルゲ写本とパヤロワ断章は活き活きとした表情で次々と旅の扉を潜っていく。 その数分後。 「うむ、終わったようだな」 「そうみたいね、コーヒー御馳走様」 「何、礼には及ばん」 いつの間にやらコーヒーブレイクに移っていた脱力の救世主と六代目も後に続いていった。 【一日目・早朝/埼玉県・上空】 【三遊亭鏡 ◆G/G2J7hV9Y氏@らきロワ】 【状態】健康 【装備】『ボマー商会』の襷@自作 【道具】支給品一式、フラップター@らきロワ、不明支給品1~3 【思考】 基本:まともにロワの相手をせず、適当に楽しくやる。 1:えー、今度こそここらで一席……。 2:商会内での私の立ち位置はまるで山田君……雑用係ですな。ま、それもいいでしょう。 3:さて、合流しなくては。 [備考]: 笑点のピンクです。 【新フィールドへ】 【コリジョン・ナンバーズ@ロボロワ】 【装備】サイクロン号@ロボロワ 【所持品】支給品一式、雷神の槍@DQロワ、不明支給品0~1 【状態】左肩に裂傷、全身にダメージ(小)、処置済み 【思考・行動】 1.先が思いやられる…… 2.いるのならば◆o.lVkW7N.A氏の運命を繋ぐ 3.全てのものを繋ぐ 4.なのはキャラになっている者は――壊す 【備考】 ※外見はチンク@リリカルなのはStS ※繋ぐ物の優先順位は命>その他 ※『破壊』 触れた相手の心をロボロワのスバルと入れ替える。どのタイミングの心と入れ替えるかは調整が可能。 放送を迎えるか、一時間経過することで元に戻る。 【剣客オボロ@RPGロワ】 【装備】無し 【所持品】支給品一式、不明支給品1~3 【状態】健康、『破壊』による精神汚染 【思考・行動】 1.俺じゃない思考が…… 2.コリジョン・ナンバーズと共に繋いでいく 3.俺自身の考えねぇ…… 【備考】 ※外見はトッシュ@アークザラッド 【パヤロワ断章@ギャルゲロワ2nd】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品1~3、765プロ所属アイドル候補生用・ステージ衣装セット@THEIDOLM@STER 【思考】 1 コリジョン・ナンバーズでパヤパヤ展開を狙う。 【備考】 ※外見は音無小鳥@THEIDOLM@STERです。 【ギャルゲ写本@ギャルゲロワ2nd】 【状態】健康 【装備】雪走@○ロワ 【道具】支給品一式、不明支給品0~2 【思考】 1 この書き手ロワを完遂(優勝、脱出はとわない) 2:ただし全力で恋愛フラグは応援 【備考】 ※last momentは数十秒の間、一人の行動を止めることができます ※光の先には? 幻影の大聖堂を出現させどこかの施設にワープを可能にする。本来転移先は扉に入るごとに変化。 ギャルゲ写本が聖堂外にいるときは、個人又はその地域が欝な雰囲気でない限り彼女以外見ることも入ることもできない。 ※ 何故かGR2にでてきた流派の剣術、拳法ができます ※ 姿は来ヶ谷唯湖@リトルバスターズ!です 【脱力の救世主@二次スパ】 【状態】健康。まだ辛さが舌に残ってるぞおい。 【装備】なし 【道具】支給品一式、コーヒーセット一式、 【思考】基本:検討中 1:人がいればいいのだが 【備考】『修羅王』がゾフィーに変身できることを知りました。 ※外見はパプテマス・シロッコ。 【FLASHの人 六代目◆FHFOUvdj5Q @アケロワ】 【状態】普通 【装備】放送用インカム(放送用、主催通話用の切り替えスイッチあり) 【持物】基本支給品、不明支給品0~2 【思考】 基本:この書き手ロワをGAME OVERへと導く 1:ひとまず放送はまじめにやる ※外見はニーギ・ゴージャスブルー@式神の城2ですが、男です。 ※主催側の人間ですが、普通の参加者となんら差はありません。首輪もしています。 ※放送を任されています、六代目の気分で放送の有無が変わります。 ※六代目が殺害された場合「止めを刺した人間」に放送権が移ります。 ※幻影の大聖堂が見えるようになりました。 時系列順で読む Back 絶対運命ハルマゲドン Next 私の愛馬は凶暴です 投下順で読む Back 絶対運命ハルマゲドン Next 私の愛馬は凶暴です 絶対運命交差点 三遊亭鏡 続・温泉少女/続・○○少女 絶対運命交差点 コリジョン・ナンバーズ 繋がる想い 絶対運命交差点 剣客オボロ 平原の七人 絶対運命交差点 パヤロワ断章 たとえ胸の傷が痛んでも Gate of Royale ALTERNATIVE ギャルゲ写本 森がくれたおやすみ 絶対運命交差点 脱力の救世主 ぼんくらじお番外編 絶対運命交差点 FLASHの人 六代目 ぼんくらじお番外編
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「HA……アニマルス達、置いてきちゃったんだよぉ……」 レジェンドオブw2は肩を落としシュラインエリアを歩く。 勇次郎を相手にしてはアニマルス達は無事では済まないだろう。 自分がいたところで何の役にも立たないのは確かだ、それどころか足手纏いになりかねない。 「でも、アニマルスはわしを守るために残ってくれたんだよぉ……それを見捨てて、わし……」 心とは理屈ではない、レジェンドオブw2は自分の行動に自己嫌悪に陥り膝をついてしまう。 「わし……最低だよぉ」 「おい、大丈夫か?」 「HA?」 かけられた声に顔を上げると、そこにはサイクロン号に乗ったチンクとやる夫の姿。 その二人、コリジョン・ナンバーズとただいまやる夫に代わりましてVIPがお送りしますはサイクロン号を降りてレジェンドオブw2と目線を合わせる。 「大分落ち込んでるようだが……」 「安心するお! やる夫達は対主催だお!」 やる夫の言葉に「いや、姉は対主催というわけでもないのだが」とコリジョンが小さく呟いたが誰の耳にも届かない。 レジェンドオブw2は二人を見つめ、ぽつりぽつりと先ほどの出来事を話し始めた。 (トッシュの姿、間違いなくオボロだな……姉はまだお前に恩を返していない、死ぬんじゃないぞ……) 「勇次郎とかやる夫が勝てる訳ねーお……いつも思うけどロワってキャラ毎の戦力差がありすぎる気がするお……」 「HAA、わしもそう思うよぉ」 「お前たち、情けない事を言うな。初めから負ける気では勝てる勝負も勝てなくなるぞ」 出てきた名前に絶望する二人に呆れた様子でコリジョンが言葉をかける。 「コリジョンちゃん、やる夫の弱さを甘く見るんじゃないお! 勇次郎相手じゃ勝負どころか対峙することすらできないお! 描写0で死体役にされるのがオチだお!!」 「わしだって吉田より怖そうな相手と戦えるわけないよぉ! ゲームじゃないからボタン連打で踏ん張ることすらできないんだよぉ! HA!」 「わ、わかった、姉が悪かったら自慢気に悲しくなることを叫ばないでくれ……」 マイナス方向へぶっちぎっている二人の気迫に押され引き気味に謝罪し、背後に現れた気配に振り返る。 二人もコリジョンの視線を追い、そこに立っていた男にやる夫は顔を引きつらせる。 「ふん、また貴様か」 「げ! お前は前のフィールドでやる夫を殺そうとした奴だお!」 「HAA!? ま、マーダーから逃げてきたのにまたマーダーって、わしの運って……」 男、マスクドハカイダーにやる夫とレジェンドオブw2は後ずさる。 その動きにイラついたように舌打ちし、ハカイダーショットの狙いを付け……二人から視線を外す。 「俺と戦う気か、コリジョン・ナンバーズ」 「同ロワの縁もあるし、なのはキャラでもない書き手とはあまり戦いたくはないのだがな」 雷神の槍を構えるコリジョンへとハカイダーショットを構え直し、その射抜くような視線を強くする。 その瞳に動じることもなく穂先を向けて応戦の様子を見せる。 「だが、姉はやる夫の運命を繋ぐと約束してしまったんだ、その運命を邪魔しようというのなら」 「いいだろう、それが貴様の正義だというなら」 「姉が」 「俺が」 『破壊する!』 双方が叫ぶと同時にコリジョンが屈み込み、その頭上をハカイダーショットから放たれた炸裂弾が貫き背後の地面を砕く。 間を開けずに地面を蹴りつけ勢いよく槍を突き出すが、マスクドハカイダーはそれを軽く上体を捻り回避して槍を掴み投げ飛ばす。 そのまま落下地点へとハカイダーショットの引き金を引き、炸裂弾がコリジョンへと襲いかかる。 「――IS! ブレイクライナー!」 咄嗟にノーヴェのIS、エアライナーによる足場を作り上げ炸裂弾をやり過ごす。 「ふん、伊達にナンバーズの名を持っているだけのことはあるか……だが、その程度では!」 再度ハカイダーショットの引き金が引かれる。 コリジョンはエアライナーを伸ばして射軸から逃れようとするが、元より銃口が狙っているのはコリジョンではない。 「しまっ……ブレイクライナーごと!?」 「名前通り、砕けろ」 マスクドハカイダーが撃ち抜いたのはコリジョンの足場であるエアライナー。 炸裂弾の直撃に耐えきれず崩れ落ち、空を飛ぶ術を持たないコリジョンは落下する。 地面に激突するより早く防御障壁を張り、それと同時に続けざまに放たれた炸裂弾が障壁を破壊しコリジョンを吹き飛ばす。 「ほう、よく防いだな」 「貴様が容赦ないのはよく知っているからな。次はこちらの番だ、IS!」 強く踏み込み雷神の槍を投げ放つ。 先ほどのように最小限の動きでかわそうとすればランブルデトネイターの爆発をまともに受けることになるだろう。 だが、その能力を知っている者からすれば多少大きく動けばいいだけの話、マスクドハカイダーはつまらなそうに地面を蹴り雷神の槍をやり過ごす。 「『全ては、破壊のため』!」 「ちっ!?」 コリジョンの左手にギンガ・ナカジマの武装であるリボルバーギムレットが装着され、マスクドハカイダーへと飛びかかる。 僅かに焦りを見せながら、それでも体勢を立て直しその腕を掴み攻撃を防いだ。 「シュート!」 コリジョンの言葉と共にリボルバーのギミックが発動し、左手がドリル状に回転し放たれる。 顔面へと迫るそれを強引に首を捻ることで回避し、そのまま反撃へと移ろうとするが、即座に判断を変更しコリジョンを掴んだままその場から全力で離れる。 「なに……!?」 「ぐっ……!」 一筋の閃光が二人の体をかすめながら先ほどまでいた空間を貫いた。 その閃光の来た方向へ視線を向け、一人の女を視認する。 「外しました……と、びーはちは自分の失策に顔を歪めます」 「せ、世界が違うお……やる夫たちが入り込めるスペースなんてないお……」 「HA……」 近くにあった建物の陰に隠れながら、やる夫とレジェンドオブw2はコリジョン達の戦いを眺め身を小さくしていた。 コリジョンとマスクドハカイダーの目まぐるしい攻防戦、そして雷神の槍を用いて放たれたびーはちの超電磁砲。 そのどれも二人では防ぐことすらできない物だ、ノコノコと出て行ったところで即座に吹っ飛ばされて終わりだろう。 「……」 「レジェンドさん、どうしたんだお?」 「わ、わし……コリジョンさんを助けに行ってみるよぉ……」 「はい!? 何無茶言ってるんだお! 考え直すお!」 レジェンドオブw2の言葉にやる夫は必死で引きとめる。 やる夫とて一人戦うコリジョンを見て何も感じないわけではないが、だからといって自分たちが行ったところで足手纏いになりかねない。 「わし、これじゃあ同じなんだよぉ、アニマルス達を見捨てた時と何も変わらないんだよぉ……」 「だ、だけどあんな連中に勝てるわけねーお!」 「そりゃあ、わしだってただの繋ぎ書き手なんだよ、こんな無茶やりたくないよぉ……」 だけど、と全身を震わせながら立ち上がる。 「ここでまた逃げたら、わし、もう何も繋げなくなりそうなんだよ、目の前の展開から逃げてたら繋ぐなんてできないよぉ……HAAA!」 「あ、待つんだお!」 やる夫の制止を振り切り、レジェンドオブw2は駆けだしていく。 残されたやる夫はやはり動くことができず、その背中をただ眺める。 「や、やる夫は一人で書いてたんだお……繋ぐとか、よくわからないお……」 スレを見ている住人達はいた、共に笑い合う仲間は自分にだっている。 だけど、そのうちの誰かが作品を書いたわけではない、皆感想はくれたが、自分とリレーをしたわけではない。 「やる夫は……誰かのためにって、どうすればいいのか知らないお……」 考える間にもレジェンドオブw2の背中は遠ざかっていく。 やる夫の足はまだ動かない。 「やる夫は、やる夫は……」 ――頑張れよ 「やらない、夫……?」 『がっ……!』 マスクドハカイダーとコリジョンの二人が同時に倒れ伏す。 それをびーはちは油断なく見て、自身のアルターを構え直した。 「く、相性が悪すぎる……!」 「T-1000の気分を味わうことになるとはな……」 「機械の弱点は電気、とびーはちはRPGの基本を反芻します」 御坂の電撃とロボ・サイボーグである二人の相性は最悪に近い。 更にはラディカルグッドスピードによる高速移動で反撃もクリーンヒットせず、じわりじわりと体力を削られていく。 しかしながら、一方的に押しているびーはちの表情は一向に晴れていなかった。 ――そして、あなた。存在自体が欝フラグじゃない。 (……関係ありません、とびーはちは不必要な記憶を消し去ります) 脳裏にこびりついているフラグ建築士の言葉を振り払い、決着をつけようと足へ力を込めていく。 「HAAAAAAAAAAAAAA!!」 「……!?」 駆け出そうとするびーはちの前へとレジェンドオブw2が回りこむ。 動揺を押し隠しながら電撃で迎撃すると思いのほかあっさりと倒れてしまう。 突然の事に困惑しながらもコリジョン達へと視線を戻し、右足を掴まれその視線を再びレジェンドオブw2へと向ける。 「させ、ないんだよぉ……!」 「邪魔です、とびーはちは冷酷に振り払います」 弱々しく足を掴むその手を蹴り飛ばし――すぐにまた掴まれる。 「まだ、まだだよ……!」 「この……!」 「う、うおおおおおおおおおおおおお!!」 頭を蹴り砕こうと構え、叫び声と共に飛び込んできたやる夫に表情を歪める。 電撃で迎撃しようとするが、それをまともに受けながらも左足をしっかりと抱え込みその動きを封じる。 「や、やる夫さん……」 「やる夫は、繋ぎとかリレーとかよくわからないお……それでも! やる夫だって書き手なんだお!」 「……っ!」 びーはちが振り払おうともがくが二人は決して離れない。 直接電流を流そうと考え、そこでかけられた声に顔を上げる。 「上出来だ、二人とも」 「しくじるなよ、コリジョン・ナンバーズ」 「誰に向かって言っている。姉に任せておけ」 二人が足止めをしている間にサイクロン号に乗ったコリジョンがエアライナーを利用して逆ウィリーの体勢へと持って行く。 その持ち上がった後輪へとマスクドハカイダーが飛び上がり―― 「変身――『真っ黒焦げの凶暴な卵』」 その姿がハカイダーから更に変化していく。 深紅のトンボを模したマスク、緑色のライダースーツ、白いプロテクターに白いマフラーを靡かせるその姿。 「仮面、ライダー……!?」 「V3ィ――――!!」 驚嘆の声を上げるびーはちへと、サイクロン号の力を借りた身体ごとの大車輪で迫る。 「く……衝撃の――」 「させないお!」 「HAAAAAAAA!!!」 身動きの取れない状態に顔を歪め、咄嗟に電撃を放つがハカイダーショットの銃撃をも弾いたこの技がそれで止まるはずもない。 「ダブル!! マッハキィィィィィィィィィィック!!!」 全ての勢いをかけて、マスクドハカイダーはその両足をびーはちへと叩きこんだ。 「トランスフォーム!」 何が起きても素早く対応ができるように、猫型サイボーグの姿へと変形するマスクドハカイダーの横でコリジョンはびーはちが吹き飛ばされた方向を険しい表情で見つめる。 マスクドハカイダーもアポロマグナムを同じ方向へ構えて隙を見せない。 鉄壁を誇ったボイルドの殻さえも不完全ながら真正面から突破した、ダブルマッハキックを生身で受けて無事なはずがない。 マッハキックの余波で吹き飛ばされたやる夫だけがわけのわからないまま視線を彷徨わせ、『それ』を見つけてしまう。 「危ない、ところでした、とびーはちは、息も絶え絶えに自分が生きていることを、実感します」 「あ、ああ……!」 「下衆が……」 「鬼【イレギュラー】……」 荒く息を吐きながら立ち上がるびーはちへとマスクドハカイダーとコリジョンが怒気に満ちた視線を投げかける。 ただ一人、やる夫だけはびーはちの足元に置かれている人『だったもの』から視線が外せずにいた。 「れ、レジェンドオブw2さああああああん!!」 「彼女を盾にしなければ、まず助からなかった……と、びーはちは背筋を凍らせながら説明します」 マッハキックによって粉砕されたレジェンドオブw2の体を見下ろし、びーはちは一歩下がろうとして放たれた銃弾に足を止める。 「逃がすと思ったか、貴様はここで破壊する」 「っ……」 自分へと精確に狙いをつけ続けるマスクドハカイダーに焦りを滲ませる。 コリジョンの方は自分で殺す気はないようだが、それでもマスクドハカイダーをわざわざ止めるような事もしない。 ラディカルグッドスピードとアポロマグナム、どちらが早いか賭けるしかないと、圧倒的に分の悪い賭けに出ようとした瞬間、びーはちの真後ろで何かが爆発し吹き飛ばされる。 「な!?」 「見たかロリ! ロリの分際でこの俺の視界に入ったことがお前のミスと知れ!」 横からびーはちへと生体ミサイルを打ち込み、KYMは憎きロリを討ち取ったことに喜び叫ぶ。 唖然とする一同へと視線を移し、迷うことなくコリジョンへと構えを取る。 「次は貴様だ、ロリ!」 「っ! どいつもこいつも人のことをロリだロリだと……!」 パヤロワ断章のことを思い出しながらサイクロン号を急発進させて生体ミサイルを回避する。 執拗にコリジョンを狙い続けるKYMの背後で直撃を避けていたびーはちがこっそり置き上がり、全速でその場から離脱を図った。 「ち、逃げるか!」 「何!? 己生きていたのかロリ!」 「掴まれやる夫! 今のうちに逃げるぞ!」 「わ、わかったお!」 二兎追う者は一兎も得ず。 同時に別方向へ逃げるびーはちとコリジョンにKYMは手を出すこともできずそのまま見逃してしまう。 マスクドハカイダーも高速で逃げる二人に追いつけるはずもないと、心底つまらなそうに銃を下げる。 「貴様、せっかくの大量殺害のチャンスを……」 「くっそおおおおおおお! 俺としたことがロリを取り逃すとはあああああああ!!」 「…………」 せめてこいつだけでも殺しておこう。 そう考えアポロマグナムを構えようとするが、突然KYMが視線を自分へと向け咄嗟に身構える。 「ほう、やる気か」 「貴様、ロリと戦っていたな! 素晴らしい心がけだ! 俺と共にロリを撲滅しようではないか!」 「……は?」 【レジェンドオブw2@ニコロワβ 死亡】 【一日目・朝/シュラインエリア】 【マスクドハカイダー@ロボロワ】 【状態】ダメージ(中)、クロちゃんの姿 【装備】ハカイダーショット@ロボロワ、アポロマグナム@ロボロワ 【道具】支給品一式、不明支給品0~1 【思考】基本:殲滅 0:何だこいつは…… 1:正義の味方がどう死ぬべきかという答えを求める。 ※クロ@サイボーグクロちゃんと、ハカイダー@人造人間キカイダーの二つの姿を持っています。 口調や声は、クロの時でもハカイダーのものです。 【K(華麗に)Y(予約する)M(MADの人)】 【状態】ダメージ小、狼狽、L(ロリ)5症候群レベル4 【装備】我、埋葬にあたわず@ギャルゲロワ2 【持物】基本支給品、不明支給品1~6 【思考】 1、スバル書き手(=ルル×スバラバーズ)はどうなったのだ!? 2、ロリに生きる道はないと知れ! 3、ロリを殺しつつ、ゲームから脱出する 4、KY(=教会の悪魔)をロリの魔の手から守る 5、カオス・クライを探す 6、kskロワのみんなと戦いたくはないが、いざとなったら…… 【備考】 ※外見は角の代わりにネコミミをつけたネオ・ゼクトールです ※ネコミミにロリレーダー以外の用途があるかは次の書き手さんにお任せ ※ L(ロリ)5症候群を発症しました、全てのロリが敵だと思いこみます レベルが上がるとどうなるかは不明 雛見沢症候群との関連性も不明です 現在のレベルだと何かあったらすぐにロリの仕業だと思いこみます ※破天荒王子はロリに洗脳されていると思っています ※破天荒王子とルル×スバラバーズは、湖で溺れていると思っています 【コリジョン・ナンバーズ@ロボロワ】 【装備】サイクロン号@ロボロワ 【所持品】支給品一式、不明支給品0~1 【状態】左肩に裂傷、ダメージ(中)、処置済み 【思考・行動】 1.サイレント・スターの運命を繋ぐ 2.全てのものを繋ぐ 3.なのはキャラになっている者は――壊す 4.悪魔のフラグ建築士は確実に破壊する 【備考】 ※外見はチンク@リリカルなのはStS ※繋ぐ物の優先順位は命>その他 ※『破壊』 触れた相手の心をロボロワのスバルと入れ替える。どのタイミングの心と入れ替えるかは調整が可能。 放送を迎えるか、一時間経過することで元に戻る。 【以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします @やる夫がバトル・ロワイヤルに参加しているようです】 【状態】ダメージ(中)、ショック 【装備】無し 【持物】支給品一式、不明支給品0~3 【思考】 0、また守れなかったお…… 1、やらない夫(アルテマウェポン)とアバさんが死んで失意のどん底だお…… 【備考】 ※外見はやる夫です。 【びーはち(仮称)@マルチジャンルバトルロワイアル】 【状態】中の人:ダメージ(大)、疲労(大) 中の人状態 【装備】無毀なる湖光@○ロワ 【持物】基本支給品×3、破壊の杖(使用済み)@漫画ロワ、外装(中破)@初期装備、エアバッグ@現実 九字兼定(鞘なし)@ラノロワオルタ、不明支給品1~6 【思考】 1.同ロワ書き手は助ける。他ロワ書き手は○ロワ書き手の為に殺す、とびーはちは思考します。 2.どうにかしてみんなに追いつく、とびーはちは考えます。 3.悪魔のフラグ建築士は油断ならない、とびーはちは警戒します。 ※外装の見かけは身長212cm、体重130kg(推定)で金色のちよ父です。背中にトリップ(◆b8v2QbKrCM)の刻印有り ※中の人の外見は御坂美琴@とある魔術の禁書目録です。電気を操る事が可能。なぜか口調はミサカ@とある魔術の禁書目録です ※エアバックは六時間経たなければ再使用できません ※アルター能力ラディカル・グッドスピードを発動できます(台詞中の表記は"Radical Good Speed") ※スタンド能力サバイバーを発動できます(台詞中の表記はSurviver) 通常のサバイバーとは違い、電気を操ることで怒っても効果が出ないように制御可能 ※『殺人連鎖(a chain of murders)』 電気を操る能力によってサバイバーを自在に拡散する レーダーのような感覚器としての効果もあり、こちらのみを発動させることもできる 時系列順で読む Back 一瞬のしろがねサーカス Next 望み 投下順で読む Back 一瞬のしろがねサーカス Next 閃光 きよひめのなく頃に~綿菓子編~ マスクドハカイダー ? 必殺パワー! サンダーブレーク K(華麗に)Y(予約する)M(MADの人) ? 繋がる想い コリジョン・ナンバーズ 問1「人の繋がりとは何か」 繋がる想い 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 問1「人の繋がりとは何か」 平原の七人 びーはち(仮称) 望み 平原の七人 レジェンドオブw2
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魔道化リジョン 通常モンスター 星4/闇属性/魔法使い族/攻1300/守1500 下級モンスター 闇属性 魔法使い族 同名カード 魔道化リジョン(OCG)
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その時、一つの物語が終わりを告げた。 「……!」 「コリジョンちゃん?」 コリジョンとやる夫はマスクドハカイダー達との戦闘の影響でプレーンエリアからフォレストエリアへの進路変更を余儀なくされた。 そのままマーダーのいる方向に戻るわけにもいかず、やむなく回り道をして行こうと進路を決定した直後、突然コリジョンはサイクロン号を止める。 不審に思ったやる夫が声をかけるが反応は返ってこない、首を傾げながら顔を覗き込み、その頬に一筋の涙が流れるのを見てしまった。 「ど、どうしたお!?」 「やる夫……? ああ、すまない……なんでもない。大丈夫だ」 「どう見ても平気じゃないお! さっきのレジェンドさんのこと気にしてるのかお……?」 オボロの情報を教えてくれたレジェンドオブw2は先程の戦闘でその命を散らした、加えてその手を下した人物は――びーはちが盾としたせいであるとはいえ――コリジョンと同じロワの書き手であるマスクドハカイダーだ。 その事を気に病んでいるのかと思ったが、首を横に振られる。 「レジェンドに関しては確かに悔む気持ちはあるが、そこで止まってはそれこそ彼女の死は無駄になってしまう、想いは繋ぐ……必ずだ」 「じゃあ、何を……?」 「……姉のいたロワが、完結した」 ぽつり、とこぼれた言葉にやる夫は更に首を傾げる。 書き手がロワに参加させられてるのにロワが更新されていることについて疑問に感じた、というのもあるが、主な疑問点は別のことだ。 多少主観が入るが、大抵のロワ住人はそのスレの企画が完結を目指している、自分たちが築き上げた物語が完成するのだ、これを嬉しく思わない者はいないだろう。 それ故にコリジョンの涙の理由がわからない、感激して涙したというわけではなさそうだ、彼女が悲しんでいるという気持ちだけが伝わってくる。 「えっと……完結って良い事じゃないのかお?」 「それは当然だろう、姉とてそれ自体はとても嬉しい」 だが、と寂しげな表情で言葉を続ける。 「姉は怖いんだ。終わりを告げた物語はいつか皆に忘れられ、そのまま消えてしまうのではないかと……姉と、他の書き手達との繋がりが消えてしまうのではないかと思うと、とても……恐ろしくなる」 「コリジョンちゃん……」 コリジョンが何故ここまで恐怖を抱くのか、やる夫にはわからない。 話が終われば住人達とは分かれる、それは確かだ。 だけど、別のスレで「あの作品の人かよw」「前も見てたぜ!」などと再び再会することは珍しくないし、そういった関係を繋がりが消えているとは思えない。 どうしたものかと辺りに視線を巡らせ、木々の奥に何かをを見つけてそちらへ注意を向ける。 「げぇ!?」 「っ!? ど、どうした、耳元で叫ぶな」 今更ながら耳を塞ぎ、やる夫の視線を追ってそちらへ足を進める。 そして、すぐにその姿を見つけた。 「ギャルゲ写本……!」 胸から血を流し、事切れている少女の姿を。 「し、知り合いだったのかお?」 「……会っていたのはほんの十分程度だったがな」 旅の扉を前に出会った、掴みどころのないGR2のトップ書き手。 目の前で半ば洗脳に近い能力を使用した自分へと、何やら厳しい視線を送っていたのを覚えている。 「まったく、殺しても死ななそうな性格をしておきながら……」 ギャルゲ写本との思い出などその程度しかない、仲間だったと言うのも憚られるほどの薄い繋がり。 だからといって何の感傷も抱かないようなコリジョンではない、何か残したものはないか探そうと更に近づく。 そこで死体の傍にある折れた刀身に気づいた、ランブルデトネイターの触媒にできるかと手に取り、折れているというのに不自然なほどの長さによってその正体に気づく。 「物干し竿……ギャルゲ写本を殺したのは貴様か、無常の騎士!」 このロワで最初に出会い、戦った相手。 闇を味方につける相手に劣勢に追い込まれ、イチかバチかの賭けに出る直前にオボロによって助けられたのを思い出し、拳を強く握る。 あの時無常の騎士を倒せていればギャルゲ写本は殺されず、オボロもまた別の出会いをして生き延びたかもしれない。 そんなIF、考えるだけ無駄だというのにどうしても頭を過ぎる。 (姉には誰も救えないのか……? 姉と出会った者は、みんな……) 自責の念に瞳を伏せる。 漂う重い空気にやる夫が戸惑いながらも何とか元気づけなくては、と考えた矢先、近くの茂みをかき分け一人の少女が現れた。 「貴方達、その人と知り合いだったの?」 「……一応はな」 少女、魔王ヴァルハラの問いにコリジョンは小さく答える。 続けてやる夫に視線が向けられ、答えを返そうと口を開く。 「下着マントとはマニアックながらナイスだと思うお(やる夫はこの人と知り合いじゃないお)」 「「………………」」 ◇ 「で、お前もギャルゲ写本のことを知っているのか」 「開始早々襲いかかったけど、返り討ちにあっちゃった」 ギャルゲ写本の死体に木の葉を被せ、略式の墓を作りながら話す二人へと、「何故か」ボロボロになっているやる夫が疑問の声をあげる。 「襲いかかったって……ま、マーダーなのかお……?」 その問いに頷いて答える。 自分が危険人物であることを隠そうともしないヴァルハラにコリジョンは眉を顰めるが、作業を続けながら無言で先を促す。 「私は帰ってRPGロワを完結させる、みんなと一緒に、その為だったらどんなことだってする!」 「っ……完結、か」 RPGロワという言葉にオボロを思い浮かべ反応しかけるが、伏せて置く。 コリジョン達もオボロのことは人づてに聞いただけだし、その情報の通りでもオボロが無事である可能性は充分あるのだ、不用意な事を告げて刺激する必要はない。 「みんなで帰るには、優勝して願いを叶えてもらうしかない、だから私はマーダーとして戦う……だけど」 言葉が止まり、手を止めて顔を上げる。 ヴァルハラは真っ直ぐコリジョンを見つめていた、その瞳に込められた想いを感じ取り、続く言葉を聞く前に頷いて答える。 「だけど、私はあの子を助けるんだ! だからお願い、力を貸して!」 【一日目 昼/フォレストエリア】 【魔王ヴァルハラ@RPGロワ】 【状態】健康、下着マント 【装備】エクスカリバー@ギャルゲロワ2、王者のマント@動物ロワ、エッチな下着@LSロワ 【道具】支給品一式 【思考】 0 真紅の悪魔を助け出す。そのために協力してくれる人を集める。 1 みんなで元の世界に帰ってロワ完結させる為に優勝する。 【備考】 ※外見はナナミ@幻想水滸伝Ⅱです。 【コリジョン・ナンバーズ@ロボロワ】 【装備】サイクロン号@ロボロワ 【所持品】破壊された物干し竿、支給品一式、不明支給品0~1 【状態】左肩に裂傷、ダメージ(中)、処置済み 【思考・行動】 1.魔王ヴァルハラに協力する 2.サイレント・スターの運命を繋ぐ 3.全てのものを繋ぐ 4.なのはキャラになっている者は――壊す 5.悪魔のフラグ建築士は確実に破壊する 6.完結……か 【備考】 ※外見はチンク@リリカルなのはStS ※繋ぐ物の優先順位は命>その他 ※『破壊』 触れた相手の心をロボロワのスバルと入れ替える。どのタイミングの心と入れ替えるかは調整が可能。 放送を迎えるか、一時間経過することで元に戻る。 【以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします @やる夫がバトル・ロワイヤルに参加しているようです】 【状態】ダメージ(中) 【装備】無し 【持物】支給品一式、不明支給品0~3 【思考】 1、やらない夫(アルテマウェポン)とアバさんが死んで失意のどん底だお…… 【備考】 ※外見はやる夫です。 時系列順で読む Back パロロワ界に吹く熱風-漫画ロワ Next [[]] 投下順で読む Back パロロワ界に吹く熱風-漫画ロワ Next [[]] 破壊者たちの集い コリジョン・ナンバーズ [[]] 破壊者たちの集い 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [[]] ようこそ悪いユメの中 魔王ヴァルハラ [[]]
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こりじょんこーすげんしょう 自作 その現象によって起こった交通事故は「十勝型事故」「田園型事故」などと呼ばれる、 見通しの良い交差通路で等速で接近している船や航空機、自動車などが、 お互いを認識しながら距離感をつかむのが難しくなり衝突してしまう現象を 「(何)現象」というでしょう? (2009年10月14日 『さいあんせいあん』「 作ったクイズをどんどん投下 」) タグ:理系 Quizwiki 索引 あ~こ
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ゾーンビューア (Zone Viewer) 十字キー 移動 A 上昇 Z 下降 R カメラのリセット D ドッキング解除 T テクスチャの有効化/無効化 X コリジョンの表示 C コリジョンタイプの表示 V コリジョンのワイヤーフレーム化 F 隣接ゾーンの表示 O タイムトライアル時の箱の表示切り替え アニメーションビューア (Animation Viewer) C フレームコリジョンの表示 T テクスチャの有効化/無効化 N 色をリセット U カリングモードの切り替え P (ゲーム内のような) フレーム補完 最終更新 2020-06-07
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バージョン情報 ソフトウェアのアップデート情報 ソフトウェアのアップデート情報 現在の最新バージョン バージョン 4.7.6 日付 バージョン アップデート内容 参考リンク 2015.04.20 4.7.6 不具合修正等 公式フォーラム 2015.04.08 4.7.5 不具合修正等 公式フォーラム 2015.04.02 4.7.4 不具合修正等 公式フォーラム 2015.03.17 4.7.3 不具合修正等 公式フォーラム 2015.03.04 4.7.2 不具合修正等 公式フォーラム 2015.02.27 4.7.1 不具合修正等 公式フォーラム 2015.02.24 4.7 ・リアルなフォーリッジのライティング・大きなワールドのための枝葉のレンダリング・ワールド内でのコンポーネントの編集・空のアクタの置き換え・ブループリント コンポーネント・自動的なアセットのインポート・ブループリントエディタのUIのデザイン変更・HTMLとWebGKのサポート (Windowsのみ)・OpenEXR:ハイダイナミックレンジテクスチャ・Mac上でのAndroid開発・完全なC++のソースコードとデバッグシンボル・仮想現実でプレイする・Leap Motionプラグイン 「ベータ版」・C++ Classes in Content Browser・モーフターゲットの誇張・機能パックとコンテンツパック・アニメーション編集システム・即時的なボーンコントローラのプレビュー・物理からのアニメーションの作成・プロジェクトランチャー・ブループリントマージツール・Gitソースコントロールプラグイン (ベータ版!)・AI認識システム:ブループリントスクリプト・新規プロジェクトテンプレートのためのチュートリアル・新しいサムネイルのルック&フィール・Paper2D:改良されたマップレイヤー編集・Paper2D:フリップブック コリジョン検出・UI:カスタムカーソルサポート・Unreal Motion Graphics :新しいウィジットバインディングシステム・ビジュアルロガー (AI可視化ツール)・透過オブジェクトの順序制御・ブループリントサイクル依存性の解消・UnrealでのC++プログラミングの改良・マルチスレッドアニメーション・Androidにおけるデスクトップ品質のレンダリング 「ベータ版」(OpenGL ES 3.1 w/ AEP)・ダウンロード可能コンポーネント (DLC) パッケージ 「ベータ版」・Androidでのムービーの再生・Android SDKのエディタへのパス設定・ブループリントの編集不可変数へのアクセス・AI ブラックボードの同期 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.12.16 4.6.1 不具合修正等 公式フォーラム 2014.12.03 4.6 ・3D アンリアル モーション グラフィックス UIの実装・エミッシブなマテリアルからの静的光源処理・フォーリッジ上の静的光源処理・デモ録画機能追加・エディタ内モバイルプレビュー機能実装・ウェブブラウザUIウィジェット・STEAM ONLINE SESSIONS実装・アニメーション複数のモンタージュを再生可・複数のアニメーションからブレンドされるルート モーションをサポート・ブループリントエディタの修正・個々のワールドの最大サイズが約 20km まで拡大・エディタ内におけるコンテンツのパッケージ化、クックの高速化・ナビゲーションメッシュのストリーミング 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.10.23 4.5.1 不具合修正等 公式フォーラム 2014.10.13 4.5 ・RAY TRACED DISTANCE FIELD SOFT SHADOWS方式の導入・アンリアル モーション グラフィックスがデフォルトで使用可能に・C++ ホットリロード機能の自動化・アニメーションのリターゲット システム・サンプルコンテンツの追加・ビデオテクスチャ・学習リソースの拡張 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.09.16 4.4.3 不具合修正 公式フォーラム 2014.09.09 4.4.2 不具合修正 公式フォーラム 2014.08.21 4.4.1 不具合修正・Oculus 0.4.1 Beta SDKへのサポート 公式フォーラム 2014.08.04 - マーケットプレイス正式稼働 公式フォーラム 2014.07.31 4.4 Unreal・Motion Graphics(UMG)機能の追加・マーケットプレイスコンテンツの追加・Behabior Tree Editor機能の追加・クリアコートシェーディングモデルの追加・カプセル型のポイントライト・Paper2Dがダイススプライトに対応・PersonaのUI、レイアウトの改善・BLUEPRINTノードの機能拡張・MacOSバージョンのメニュー改善・Androidでの対応デバイス増加・in-app purchaseへの対応(blueprintのみ)・トランスフォームツールバーにSurface Snappingを追加・シンプル2DPHYSICSコンストレインが可能に・Physical MaterialsにFrictionの追加・その他修正多数 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.07.29 4.3.1 不具合修正等 公式フォーラム 2014.07.09 4.3 ・可動スカイライトの追加・Distance Field Ambient occlusion機能の追加・スカイライト グローバル イルミネーションの追加・ステーショナリー ライトによる半透明性のシャドウイングの追加・Paper2Dプラグインの有効化・Behavior Tree エディタで Blackboard の編集およびデバッグが可能に・Behavior Tree エディタで「新たなノード」のためのショートカットが可能に・ワールド合成機能の追加・レベルブラウザのリデザイン・RenderToTexture_LevelBPの追加・Oculus SDKのアップグレード・SpeedTreeをインポート可能に・ワールド内でスプラインを編集可能に・ノードの仕様修正・Anim Trail をブループリントで制御可能に・Global Blueprint Searchが可能に・エンジンの品質調整を自動化・スタティックメッシュ エディタで、さまざまなタイプのコリジョン プリミティブを複数追加可能に 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.06.23 4.1.2 不具合修正 公式フォーラム 2014.06.17 4.2.1 不具合修正等 公式フォーラム 2014.05.15 4.2 ・CameraAnimをサポート・ブループリント関数ライブラリ追加機能・キャンバスレンダーターゲットの追加・FABRIK(インバースキネマティクスソルバ)の追加・アニメーション ブループリントアセットオーバーライドエディタ・ブループリントプラグイン追加・Anim Notify エディタの改善・カット/コピー/ペースト コマンドを、コンポーネントモードに追加・SplineThicken マテリアル関数を使用して、UVパララックスをマテリアルに追加可に・アニメーション デバッグ機能追加・エンジンの統計情報がビューポートにかぶせて表示可に・OBJ メッシュ ファイル形式のサポート・FBX を 2014 にアップグレード・Windows XP のサポート・ブループリントによるアクタ破壊表現のサポートを改善 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.05.12 4.1.1 不具合修正等 公式フォーラム 2014.04.04 4.1 ・PlayStation4,XboxOneをサポート・SteamOS/LinuXをサポート・マーケットプレイスのコンテンツ追加・エディタチュートリアルの追加・ディレクトリをドラッグ&ドロップでインポート可に・ブループリントの改善・Undo Historyウィンドウの追加 公式blog公式フォーラム公式ドキュメント 2014.03.28 4.0.2 不具合修正等 公式フォーラム 2014.03.-- 4.0.1 - 2014.03.20 4.0 リリース 補足コメント コメント すべてのコメントを見る
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金と銀の髪が幾度も交差する。 金の少女の獲物は通常のそれと比べ遥かに長い刀。 銀の少女の獲物は雷の力を秘めた槍。 どちらもその体格には似合わぬ長物を軽々と振い相手の命を刈り取らんと駆ける。 現在劣勢なのは銀の少女、コリジョン・ナンバーズ。 闇に忍び攻撃を仕掛けてくる相手に対抗する術がなくその体に傷を増やしていく。 深夜の市街地において、闇を移動する無常の騎士に死角はない。 かろうじて身をかわし続けてはいるが、その刃がコリジョンの体を傷つける回数は少しずつ増えていっている。 「この程度とは、リリカルクラッシャーの名が泣くな!」 「ちぃ!」 開戦時の左肩への一撃以来、初となる直撃コースの攻撃を防御障壁を張り防ぐ。 すぐさま反撃しようとはするが、雷神の槍を振るうよりも早く再び闇へと溶け込まれてしまう。 この一面に広がる闇をどうにかしない限り無常の騎士へ攻撃が届くことはない。 今二人の周囲に灯りはない。すでに近くの街灯は破壊されていた、支給品のライトをつけた程度では焼け石に水だ。 闇、どこまでも広がっていく闇。 コリジョンが、ロワの書き手達が幾度となくキャラ達へと見せてきた絶望の闇が彼女を覆い尽くす。 彼女は闇に翻弄され、無常の騎士はその闇を味方につけている、どちらが勝つかは明確だ。 「ならば、IS――」 「やらせん!」 コリジョンが動くよりも早く無常の騎士の一撃が決まった。 張られた防御障壁ごと吹き飛ばし、ビルの壁へと叩きつける。 (まいったな、これでは姉が壊される……割とシャレにならん) 一か所に止まるのは危険だ、闇に包まれている街を走りながら対抗策を模索する。 コリジョンにとって何より問題なのは壊すための材料がないこと。 版権キャラならば、原作の人間関係などを使って登場話から精神的に追い詰めることは可能だ。 だがここは書き手ロワ、相手の素性がわからないのではその手は使えない。 現状彼女が持っている無常の騎士の情報は、なのはロワの書き手ということとその戦闘方法程度、心を壊すとかそういう以前の問題である。 (ええい、いつまでもできないことに拘るわけにもいかんか!) 再度闇から迫る刃をかわして槍を構える。 闇に紛れ攻撃を逃れるというならば、紛れる闇を消してしまえばいい。 真上から振り下ろされた刀を受け止め、雷神の槍に秘められた力を、天より降り注ぐ雷撃を開放する。 「ぐぁぁぁぁぁぁ!」 「デイン……リリカル的にはサンダーレイジと言うべきかな?」 回避しようにも雷撃によって闇は照らされ、無常の騎士の逃げ場はない。 追撃のためデイパックを探るコリジョンを雷に撃たれながら睨みつけ……同じようににやりと笑い返す。 「プラズマ……」 「な、その状態で――!?」 「スマッシャァァァァァ!!」 至近距離からの魔力砲撃。 直撃こそ避けたが、コリジョンはその衝撃に吹き飛ばされ地を這わされる。 「雷は、フェイトの専売特許だということを忘れてもらっては困る……少々、聞いたがな」 「その台詞はいいな、エリオが嘆き悲しみそうだ……姉としたことが油断した」 軽口を叩きながらも立ち上がろうとするが、その足元はおぼつかない。 無常の騎士も息は切らせているが、しっかりと物干し竿を構えて隙を見せていない。 最初の奇襲が今になって効いてきたのだ、肩の怪我が彼女の体力と集中力を削ぎ取り続けている。 「勝敗は決した……動かなければ、苦しまないように仕留めよう」 「ここまで痛めつけておきながら、今更それを言うか」 その言葉を一蹴し、再び雷神の槍を構えなおす。 彼女にとってフェイトの姿をしている無常の騎士は『壊す』対象だ、 そんな相手の言葉に従い、その心を一瞬でも落ち着かせる選択などありはしない。 無常の騎士は一つ息を吐き、刀を振りかぶり―― 「待ちやがれぇ!」 「「――!?」」 二人が激突する寸前、その間に一人の男が割り込んだ。 双方を静止するように、丁度二人の中心で両手を広げる。 コリジョンと無常の騎士は、突然の乱入に反射的に動きを止めようとし―― ぺたり 未成熟な、膨らみなど微塵も感じられないその胸に掌が収まった。 「……あ」 「なっ――!」 「っ――!?」 ◇ コリジョン・ナンバーズはサイクロン号に乗り無言のまま走り続ける。 その後ろに乗っている男、アークザラットのトッシュの姿をしたRPGロワの書き手である◆Rd1trDrhhU、剣客オボロの方へは視線を向けようともしない。 「いい加減機嫌直してくれよ、あれは事故だ」 「別に怒ってなどいない。助けてもらったことは事実だしな」 冷たく言い放たれた言葉は冷たい、やはり怒りを感じているとしか思えなかった。 オボロはついため息を吐く。 衝撃の乱入の直後―― 無常の騎士が思わず攻撃を忘れ、オボロの手を払った瞬間、コリジョンは用意していた仕掛けを起動させた。 その結果出来た隙に、オボロの首根っこを掴んで共にサイクロン号で逃走を図ったのだ。 そろそろ東京に入った頃だろう。 「別に、本当に感謝はしているさ。あのままではよくて相討ちだったからな」 「そいつぁ良かった」 「で? お前はこれからどうするんだ、場合によっては姉が繋いでやってもいい」 コリジョンの問いに、オボロはしばしの間悩みこむ。 「実は、まだ決めてねぇ。さっきはトッシュの姿だったし、考えるより先に体が動いちまった」 「なるほど、考える間もなくセクハラに走ったと」 「やっぱまだ怒ってんだろ!?」 「冗談だ……ふむ、そういうことなら恩もあることだ、姉がお前の行動方針を繋いでやろう」 「いまいち言葉の意味が繋がってねぇ気がするんだが」 「トッシュの癖に細かいことを気にする奴だな」 不機嫌な表情になりながらも話に付きあってくれているコリジョンに、オボロは素直に感謝する。 ロワにおいてキャラ立ちというものは重要なものだ、例えば二人のうちどちらか一方を殺せるタイミングだとしたら、大抵はキャラが薄い方が殺される。 加えて言うなら単独の話でキャラを印象付けるというのも中々に難しい。 「俺が書いた作品は、対主催よりでもマーダーよりでもねぇ、方針を揺らす事が多い」 「ほう……確かにそういった葛藤はロワならではだし、おいしいな」 「ああ、だが困ったことにいきなり自分で揺れるわけにもいかねぇ、それじゃあただの芯の弱いだけのキャラだ……いや、そういったキャラもいいけどよ」 「ふむ、すぐ揺れるキャラは落としやすくていいが、あまりふらふらしていては逆に死にやすいものだからな。 しかし、何も作品だけで決めることもないだろう? お前自身の意思はどうなんだ」 言われてオボロは再び考え込む。 共にRPGロワを書いている仲間達は守りたい、スローペースな中を頑張って書き続けている同士なのだ。 だからといって、単純に対主催に行くというのも芸がない、ロワを盛り上げるとしたらやはりマーダーだ、魔王やシャドウといったキャラ達の魅力を彼はよく知っている。 「……あーくそ! 決まらねぇ!」 オボロは頭を抱えるが、そこでコリジョンが肩を震わせ笑っていることに気づいた。 「おいこら! 繋ぐとか言っといて何笑ってやがんだ!」 「ああ、すまん。なに、いい感じに揺れているじゃないかと思ってな」 「うっ……!?」 対主催かマーダーかを悩む。 なるほど、確かにこれ以上なく自分は揺れている。この目の前の少女にまんまと一杯喰わされたというわけだ。 「そう怖い顔で睨むな。どうだ、何なら姉と共に行かないか。ロワを繋いで回るというのも中々いいものだぞ」 「……ちっ、わかったよ。これも縁だ、対主催でもマーダーでもないコンビってのもいいかもしれねぇしな」 オボロが了解すると同時に、突然サイクロン号が止められる。 「協力、感謝する……早速で悪いんだが……一つ、頼まれてほしい……」 「おい?」 「運転を……姉は、しばらく……体力が……」 「お前!? 限界だったのかよ!?」 降りることすらできずにオボロの体にもたれかかるようにコリジョンは気を失う。 肩の傷を初め、あちこちにある刀傷やプラズマスマッシャーを喰らったダメージは大きかったのだ。 オボロは慌ててその小さな体を抱き止め、近くに病院がないかどうかを探し始める。 「ちぃ! 同盟組んだ途端にぶっ倒れやがんな! 手間のかかる!」 【東京都-東部/1日目-黎明】 【コリジョン・ナンバーズ@ロボロワ】 【装備】サイクロン号@ロボロワ 【所持品】支給品一式、雷神の槍@DQロワ、不明支給品0~1 【状態】左肩に裂傷、全身にダメージ(大)、気絶 【思考・行動】 1.………… 2.いるのならば◆o.lVkW7N.A氏の運命を繋ぐ 3.全てのものを繋ぐ 4.なのはキャラになっている者は――壊す 【備考】 ※外見はチンク@リリカルなのはStS ※繋ぐ物の優先順位は命>その他 【剣客オボロ@RPGロワ】 【装備】無し 【所持品】支給品一式、不明支給品1~3 【状態】健康 【思考・行動】 1.病院を探す 2.コリジョン・ナンバーズと共に繋いでいく 3.俺自身の考えねぇ…… 【備考】 ※外見はトッシュ@アークザラッド 「く……やってくれる……!」 腕を抑えながら、無常の騎士は近くにあった建物の一室に隠れて休憩を取っていた。 オボロが乱入してきた直後、突然自分の周囲が爆発しそれによって大きくはないもののダメージを負うこととなった。 暗闇の中、はっきりとは見えなかったがあれは画鋲だ。 チンクのISであるランブルデトネイターで爆弾に変えたものを自分の周囲にばらまいていたのだろう。 恐らくはプラズマスマッシャーを撃つ直前……自分の詰めの甘さに舌打ちをする。 「リリカルクラッシャーは伊達ではない、ということか……だが、次は負けん」 最も、次に出会う時は直接対峙するかどうかは別の話だが。 今回直接戦ったのはあくまでイレギュラー。 自分の本分は扇動にこそありだ、自ら止めを刺さなくともやりようなどいくらでもある。 「まずは、入りやすそうな参加者を探さなくてはな……」 【千葉県/1日目-黎明】 【無常の騎士◆HlLdWe.oBM@なのはロワ】 【服装】パピヨンマスク@なのはロワ 【状態】健康 【装備】物干し竿@アニロワ 【持ち物】デイパック、基本支給品、ランダム支給品0~2 【思考】 基本:殺し合いに優勝する。 1.コリジョン・ナンバーズを殺す 2.基本スタンスは暗殺と扇動マーダー。主に後者を優先 【備考】 ※「XANADO」:無常の騎士の持つ異能。暗闇の地形に潜ることができる。 ただし、地形に潜れるのは10秒前後。再度潜るまでにもしばらく間を置かなければならない。 ※外見はパピヨン@武装錬金のマスクをつけたフェイト@なのはA sです 時系列順で読む Back 拡声器話三連続でもいい、ロワとはそういうものだ Next 二人は銃好き 投下順で読む Back 輝きの鼓動 Next 二人は銃好き THE ASASSIN コリジョン・ナンバーズ 絶対運命交差点 剣客オボロ 絶対運命交差点 THE ASASSIN 無常の騎士 無常の騎士は静かに殺り合いたい
https://w.atwiki.jp/unity3dfan/pages/23.html
Animated Sprite ▶Spirte ▶押すとデフォルトスプライトのインスペクターが表示される。ディスプレイに表示されるデフォルトスプライトをこれでかえられる。 AnimLib – アニメーションライブラリの選択 Clip – どのクリップを使うか選択。 Play automatically – アニメーションを自動再生する Create collider - チェックすると自動でボックスコリジョンをつける. 例)コリジョンが必要ないアニメからスタートして、「攻撃」などのコリジョンが必要なアニメにだけコリジョンをつける・・・といった切り替えが自動でされるわけではありません。 ?ちょっと意味がよくわからない Create collider - Ticking this will automatically create and animate a box collider. You should tick this if any of the animation clips you play for this sprite will need a collider. For example, if you start at a default idle animation which doesn t need colliders, and you could potentially play an attack animation which needs a collider, you should tick this here so no dynamic allocations will be performed.
https://w.atwiki.jp/anima_rp/pages/106.html
名前 アリジョンス 年齢 19 性別 男 所属 解放軍 設定 未来から来たコートジボワール出身の黒人、筋肉質であり大抵眼鏡を着用している。 穏やかな雰囲気且つ紳士であり、暴力と悪事を嫌っている。そして動物をこよなく愛し、『マイク』という名のフクロモモンガを飼っている。好きな食べ物はおでん、尊敬する偉人としてアインシュタインを挙げている。 “元”バグズであり、昔は裏方に回って黒いアニマギアの開発を担当していた(解放軍が得た過去のデータからも確かにそのことが確認できる)。しかしやがて暴力的なバグズに強烈な違和感を感じ、一緒に未来から渡ってきた幹部とも決裂し、解放軍が時間跳躍してきたタイミングを狙って脱走。黒い「マウスギア」「ホースギア」「プラナリアギア」とほんの僅かなバグズの情報を手土産に解放軍への加入(ある意味で亡命)を申し出た。 そのあと暫くは神城製薬と解放軍の監視の下軟禁状態におかれていたが、積極的に解放軍に貢献しようと働く姿勢を鑑みて最近正式に解放軍入りした。解放軍では主に後方支援とアニマギア関連の研究を行なっている。勿論バグズからは激しく恨まれているため、現在もある程度は衣食住が神城製薬の保護下にある。 バグズ時代のことを、インタビューにて彼はこう述べている。 「夢を見ていたんだ、世界征服できるかもしれないという夢をね。でもある日覚めたんだ、バグズが作ろうとしているのは慈悲なき世界なんじゃないかなって」 裏設定 有