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C国狂人・ゲルト。 ゲルトが二日目に生き残っていたら、それだけで狼陣営 決め打たれるだろうというツッコミはなしの方向で。
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Episode8 『戦車と剛毅』 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「みんな、今回も良く戦ってくれたわ。」 ゲルト「しかし、また2体同時とはな・・・」 ミーナ「そうね・・・これからは2体以上の戦闘も覚悟したほうがいいかもしれないわね・・・」 ミーナ「でも2体を一気に片付けられたのは大きいわ。これで残るのは・・・」 エイラ「『戦車』、『剛毅』、『隠者』、『運命』、『正義』、『刑死者』・・・まだまだ沢山ダナ。」 芳佳「ぅえぇ・・・まだいるんですか・・・」 エーリカ「気が遠くなりそう・・・」 ミーナ「ええ、そうね・・・それでもやるしかないわ。みんな、頑張りましょう!」 一部除いた全員『りょーかーい・・・』 ゲルト「なんだそのたるんだ返事は・・・もう一度だ!」 全員『了解っ!』 ---俺の部屋--- 俺「さて・・・今日も・・・」 机に目をやるとまたカードがあった。 俺「これは確か・・・法王と恋愛・・・」 カードは今日倒したネウロイのアルカナが描かれていた。 俺「なるほど・・・その日に倒したネウロイのアルカナが関係してたってか・・・」 手に取るとまたカードは光だし、一つのカードとなって手元に降りる。 カードには悪魔のような絵が描かれアルカナ名の欄には【DEVIL】と書かれていた。 俺「悪魔・・・」 いつものようにカードは砂のように消え、頭に声が響く ―――オレの名はベルゼブブ―――蠅の王だ――― ――お前にオレの力を貸してやろう――お前が拳を振るうとき――――― ――――お前の拳にに風の力を乗せてやろう――――ありがたく受け取れ!―――― ベルゼブブからは疾風の力を与えられた。 これにより、拳に風を纏わせ、直線状に伸びる竜巻を発生させることが可能になった。 竜巻は、小型のネウロイならば巻き込んで破壊することが可能であり、大型でも相当なダメージを期待できそうだ。 俺「よろしく・・・蠅の王様さん・・・」 俺「でも俺、拳は使わないんだよなあ・・・」 その頃、窓の外に不審な影が2つ、現われていた。 ---基地の外--- 謎の女「・・・想像よりも早い解決でしたね。」 謎の男「ホンマや。それにやっこさんら、毎月こういった活躍をしてるそうですわ。」 謎の女「どうでしょう、彼らは敵に見えますか?」 謎の男「まだ測りかねますわ・・・あんさんが直接あってみるとええんちゃいますか?」 謎の女「それもそうですね・・・近いうち接触を図るとしましょう。」 謎の男「それになんや、えらいおもろそうな奴がおるやないですか。」 謎の男「男のウィッチなんちゅーモンはオレだけかと思っとりましたで。」 謎の女「フフフ・・・興味を抱くのはよろしいですが、あまり長い時間ここにいては見つかってしまいます。」 謎の女「そろそろ退きますよ、『アダム』・・・」 アダムと呼ばれた男「へいへい、あんさんはいつも慎重なお方や・・・『イヴ』はん・・・」 イヴと呼ばれた女「フッ・・・」 アダムと呼ばれた男「フッ・・・って・・・ホンマクールやなあんさんは・・・」 そう言って去ってゆく2人の足には、ネウロイの模様が入ったストライカーが装備されていた・・・ 数日後・・・ ---ブリーフィングルーム--- 俺「な・・・夏祭りっスか!?」 坂本「ああ。ガランド少将に無理言って、この基地で開いてもらえるよう頼んだんだ。たまには、息抜きも必要だと思ってな。」 芳佳「やったー!」 リーネ「夏祭り?」 芳佳「うん!扶桑ではね、7月や8月くらいになるとお祭りを開くんだよ!」 坂本「扶桑から屋台も来てもらうことになっているからな。雰囲気に関しては、私が保証するぞ。」 芳佳「屋台もですか!?すごいです・・・あ、でもせっかくなら浴衣があっても・・・」 ペリーヌ「ゆかた?」 芳佳「浴衣って言うのは、扶桑でお祭りのときに着る和服のことですよ。」 坂本「はっはっは!大丈夫だ、それなら・・・」 坂本が足元の箱から何かを取り出す。 坂本「ここにあるぞ!」 そこには11人分の浴衣が用意されていた。 芳佳「うわー!浴衣だー!でも、これどうしたんですか?」 坂本「こんなこともあろうかと、浴衣をあらかじめ届けてもらうよう頼んでいたんだ。」 俺(少佐・・・グッジョブっス!)グッ 俺は一人、心の中で小躍りしていた。 芳佳「これ、着てもいいんですか?」 坂本「ああ、早速着てみるといい。わたしも久々に袖を通してみるか。」 坂本「俺は・・・すまないな。お前の分の服は用意できなかった。」 俺「あ、いえ、俺は自前の甚平あるんで大丈夫っス。(寝巻きだけど。)」 坂本「そうか、ならよかった。よし!それじゃあお前達に着方を教えてやろう!」 坂本はほかの皆を別の部屋へ連れてゆく。 坂本「フフ・・・お前はそこで楽しみに待っていろよ。」バタン 俺「あはは・・・」 数十分後 ガチャ・・・ 着替え終わった11人が部屋へ戻ってきた。 シャーリー「あー、なんかちょっときついな、これ」 エーリカ「スースーする・・・」 俺(こ・・・これは・・・!!) 色とりどりの浴衣を着た彼女達。普段とは違う雰囲気の彼女たちに俺は思わず目を奪われた。 エイラ「オイ、俺。」 俺「なんスかエイラさ・・・のわっ!」 目の前のエイラとサーニャももちろん浴衣を着ていた。 エイラは水色のアジサイ柄の浴衣。髪はまとめられ、いわゆるポニーテールに。 サーニャは黒地に白百合柄の浴衣。髪には花の髪飾りが付けられていた。 エイラ「なんダ、へんな声出して・・・」 俺「いや・・・その・・・///」 エイラ「それよりどうだ・・・今日は一段と可愛いダロ、サーニャ。」ヒソヒソ 俺「はいっス・・・浴衣がこんなに似合うとは・・・」ヒソヒソ サーニャ「?」 坂本「どうだ、俺?みんな良く似合っているだろう。」 そういう坂本はまさに扶桑撫子というにふさわしい美しさだった。 俺「は・・・はいっス!俺には眩しすぎるくらいですっ!」 坂本「はっはっは!そうか、それはよかった!」 坂本「よし!祭りは明日だ!みんな存分に楽しもうじゃないか!!」 翌日 ---基地内 夏祭り会場--- 祭囃子の音が聞こえる中、会場は多くの人で盛り上がっていた。 今日に限り、この基地は一般の為にも開放されている。 芳佳「うわぁ!ここだけ扶桑みたい!」 シャーリー「へぇ、これが扶桑の夏祭りねぇ・・・」 ペリーヌ「あちこちなんだか騒がしいですわね・・・」 坂本「それが祭りというものだ!はっはっは!!」 ミーナ「それではしばらく自由行動としますので、みんな、存分に楽しんできてね!」 芳佳「行こう!リーネちゃん!」 シャーリー「お!だったらあたし達も連れてってくれよ。祭りのこと良く分からないしな!」 ルッキーニ「しな!」 ゲルト「む・・・なら私も連れて行ってもらおう!」 エーリカ「トゥルーデが行くならわたしもー」 芳佳「はい!一緒に行きましょう!」 ペリーヌ「少佐!・・・あ、あの・・・」 坂本「ん?どうした、ペリーヌ?」 ペリーヌ「あの・・・よろしかったら、わたくしも・・・少佐と一緒に・・・」 坂本「なんだ、そんなことか。私は一向に構わないぞ!」 坂本「ミーナも一緒にどうだ?」 ミーナ「あら、いいの?それじゃあご一緒させてもらおうかしら。」 宮藤組も坂本組も足早に行ってしまった。 俺「さてと・・・俺は・・・」 そこへ誰かに声をかけられる。 サーニャ「俺さん。」 俺「あれ?サーニャさん。エイラさんも。みんなと一緒にいかないんスか?」 エイラ「サーニャはお前に案内してもらいたいんだってサ。(ワタシは不本意だけどナ。)」ムスッ 俺「え?俺っスか?」 サーニャはコクリとうなずいた。 俺「あはは・・・わかりました。案内するっスよ!」ニッ 俺、サーニャ、エイラの3人でしばらく屋台を練り歩くことにした。 俺「お、アレは・・・」 俺の視線にはりんご飴の屋台があった。 俺「お2人ともちょっと待っててくださいっス!」 サーニャ&エイラ「?」 駆け足で俺が屋台へと向かう。どうやらりんご飴を買うようだ。 エイラ「サーニャ。あの扶桑語読めるカ?」 サーニャ「私にはちょっと・・・」 残念ながら、2人には扶桑語で書かれた屋台の字は読むことができなかった。 しばらくすると俺が戻ってくる。 俺「おまたせしたっス。」スッ そう言い、りんご飴を2人に差し出す。 俺「それはりんご飴っていって、扶桑の祭りのときでは定番なんです。どうぞ食べてくださいっス!」 エイラ「じゃあ遠慮なく。」パク サーニャ「あ、ありがとうございます・・・いただきます。」パク 2人が口にすると、ほのかに甘酸っぱい味が口の中に広がる。 エイラ「これはなかなか・・・」 サーニャ「おいしい・・・」 俺「お口にあってよかったっス。・・・んじゃあ次は・・・あそこ、行きましょう!」 そういって指差した先には射的の屋台があった。 俺「おっちゃん、この2人に1回ずつ!」 おっちゃん「あいよ!んじゃ、これもってね。」 エイラ「これをどうするんダ?」 俺「この鉄砲を使って、欲しい景品を落とせばそれがもらえるっス。」 エイラ「なんだ、簡単ダナ。」 姿勢を少し前傾にし、エイラが鉄砲を構える。 おっちゃん「譲ちゃん、ずいぶん様になってるねィ。」 エイラは照準を定める。狙いは・・・ エイラ(ネコペンギンのぬいぐるみ・・・!) パンッ! 発砲。しかし・・・ エイラ「あれ?」 おっちゃん「はい、ざんね~ん。またきてくれよ。」 コルクは確かに命中。だが、ぬいぐるみを落とすにはいたらなかった。 エイラ「くそ~、おっちゃん!もう一回ダ!」 おっちゃん「はい、まいどあり~」 もう一度発砲。しかしそれも当たるが落ちない。 エイラ「なんでダ・・・」 俺(なるほどね・・・) 俺「じゃあサーニャさん、やってみましょうか。」 サーニャ「は・・・はい。」 そう言って今度はサーニャが構える。 俺「サーニャさん、ちょっと失礼するっス。」 そして俺がサーニャに体を寄せる。 エイラ「おまっ・・・」 俺「コルクを緩めて・・・っと、じゃあ少し照準を上に向けますよ。」 サーニャ「・・・・・///」 俺「OK。ここで大丈夫っス。サーニャさん?」 サーニャ「へ?は・・・はい!///」 俺「えと・・・これで撃ってみてくださいっス。」 サーニャ「わ、わかりました・・・///・・・えい!」パンッ! サーニャが撃ったコルクは命中し、見事にネコペンギンのぬいぐるみを落とした。 おっちゃん「おめでと~!はい、じゃあこれ景品ね。」 エイラ「なん・・・ダト・・・?」 俺「うっし!やったスね、サーニャさん。」ニッ サーニャ「は・・・はい・・・///」 エイラ「ぐぬぬ・・・・・」 俺「じゃあ、次ぎ行きましょうか。」 次に目指したのは夏祭りの定番である・・・ 俺「ここっス!」 エイラ「なんダ、ここ?」 サーニャ「お魚がいっぱい・・・」 俺「これは『金魚すくい』って言って、文字通り金魚をすくう遊びっス。」 俺「まぁやればわかるっスね。おっちゃん、3人、1回ずつね。」 おっちゃん「はい。じゃあがんばってね。」 サーニャ「?・・・これは?」 俺「それは『ポイ』っていって、そこの金魚を捕まえるのに使うものっス。」 俺「例えばこんな感じに・・・よっ!」ヒョイ すくい上げたポイの中に1匹の金魚が入る。 俺「それですかさずこっちへ・・・」 すかさずすくい上げた金魚を受け皿へ入れる。 俺「こんな感じにポイが破れるまで何回も金魚をすくっていくっス。」 エイラ「フーン・・・よし、今度こそ・・・」 エイラ「えい!」ヒョイ エイラのポイには2匹の金魚が一気に入った。 エイラ(いまダ!) そしてすかさず受け皿へと入れる。 おっちゃん「やるねぇ、譲ちゃん。」 エイラ「フッフッフー、どうだ俺。」 俺「え?なんスか?」 そういう俺の受け皿にはすでに10匹以上の金魚が入っていた。 エイラ「ぬぐぐぐぐ・・・負けないんだかんナ!」 しばらくエイラと俺の2人は金魚すくいに夢中になってしまった。 サーニャは残念ながら1度目でポイが破けてしまったようだ。 数分後 俺「ゼェ・・・ゼェ・・・」 エイラ「ハァ・・・ハァ・・・」 おっちゃん「お客さん・・・そろそろ・・・止めてもらえないかねぇ・・・?」 水槽の中はすでに8割以上の金魚が消えていた。 そして受け皿の金魚は水を求めて跳ね回っている。 サーニャ「2人とも・・・もうダメ。」 エイラ「あ・・・ああ・・・あれ、こんなにとったっけ?」 俺「つい夢中になっちゃったっス・・・ははは・・・」 そのあと金魚は水槽へと戻された。 俺「どうっスか?なかなか楽しいもんでしょ。」 エイラ「ああ、思ったよりアツイな夏祭りってのは。」ニッ サーニャ「はい。とっても楽しいです。」ニコッ 俺(浴衣だから尚更・・・///) エイラ「どうしタ?」 サーニャ「俺さん?」 俺「ああ、いや、俺今幸せだなーって・・・あはははは・・・」 エイラ「そりゃ幸せだろうナ。なんせ女の子2人を連れてデートしてるようなもんだからナ。」 サーニャ「デート・・・///」 俺「あはは・・・あ。」 エイラ「?」 ヒュ~…ドン! パラパラ 見上げれば、上空に鮮やかな花火が打ちあがり、夜空に大輪を咲かせる。 サーニャ「綺麗・・・」 エイラ「ああ・・・キレイダナ・・・」 次々と打ちあがっては消えてゆく。そんな光景にしばし3人は目を奪われた。 芳佳「あ!サーニャちゃんにエイラさん!それに、俺さんも!」 ミーナ「あら、みんな来てたのね。」 次々と仲間たちが集まる。どうやらここは花火の眺めが一番良い絶好のスポットだったようだ。 その後、花火を一通り眺めた後、合流した皆と共に会場を巡り、祭りを心ゆくまで楽しんだ。 ---基地内ラウンジ--- 坂本「どうだみんな、今日は楽しめたか?」 シャーリー「そりゃもう。バルクホルンなんか特に・・・」プクク ゲルト「おいリベリアン!その事は言わないと・・・」 ミーナ「あら、何があったのかしらね?」 シャーリー「ククク・・・思い出すだけで・・・だーはっはっはっは!」 芳佳「あはは・・・」 皆、思い思いに楽しい時間をすごせたようだ。 坂本「とにかく楽しんでもらえたようでよかった。私も準備をした甲斐があったというものだ。」 坂本「その浴衣はお前達にプレゼントしようと思う。大事にしてくれ。」 ルッキーニ「やたー!」 リーネ「ありがとうございます!」 どうやら夏祭りの文化はみんなに受け入れられたようだ。 ---俺の自室--- コンコン ドアをノックする音が聞こえる。 俺「?はーい。」ガチャ そこに立っていたのはエイラだった。 俺「あれ?エイラさん?」 エイラ「こんな時間に悪いナ。ちょっと話しがあるんダ。」 俺「話?」 エイラ「ああ、実はな・・・」 話というのは来月に宮藤とサーニャそして坂本の誕生日をするというものだった。 宮藤とサーニャは2人とも8月18日と誕生日が一緒なのだ。 そして坂本は8月26日に誕生日を迎えるため前祝として一緒にやってしまうそうだ。 エイラ「・・・というわけダ。」 俺「なるほど・・・で俺は何をすれば?」 エイラ「お前はお菓子が作れるから、ケーキを作ってもらおうと思うんダ。」 俺「ケーキっスか?お安いご用っス。」 エイラ「とびっきりうまいのを頼むゾ。サーニャを喜ばせるためにナ。」 俺「宮藤さんと少佐もですよね?」 エイラ「ああ、その2人にもちゃんと喜んでもらえるようなのを頼ム。」 エイラ「後、このことは3人には内緒ナ。絶対だゾ!」 俺「了解っス。」 エイラ「じゃあ、確かに伝えたからナ!」 そう言ってエイラは足早に去っていった。 数週間後・・・ 8月へと入りまた満月の日がやって来ようとしていた。 ---俺の自室--- 深夜0 00 俺「そろそろかな・・・」 そうつぶやいた直後突然人影が現われた。 アニマ「こんばんは。あれ?今日は起きてるんだね。」 俺「そろそろ来るころかと思ってな。今回は先手をうってみた。」 アニマ「そっか。なんだかうれしいな。」 俺「それで、今回は何体くらい現われるんだ?」 アニマ「今回はね・・・1体であり、2体でもある・・・かな。」 俺「どういう意味だ?」 アニマ「実際に見たほうが早いよ。とりあえずは2体以上は警戒したほうがいいってこと。」 俺「・・・わかったよ。」 アニマ「物分りが良くて助かるよ。そういえば、僕のこと誰にも言ってない?」 俺「そういえば言ってないな。なんでだろ?」 アニマ「出来ればこのまま黙ってて欲しいな。別に喋られて困るわけじゃないけど。」 俺「そうなのか?まぁ喋るなっていうなら黙るけど。」 アニマ「そうしてもらえるかな。そもそもこんなことが起きてるのを他の人に話しても信じてもらえるかだけどね。」 俺「確かに。夜中に突然男の子が現われたなんて話はそう信じてもらえないだろうし。」 アニマ「うん。今日も話せてうれしかったよ。じゃあまた来月。」スー… 俺「ああ。またな。」 アニマはそのまま消えていった・・・ 3日後 満月の日。 今朝のブリーフィングでは前回あったように、これからは2体以上のネウロイに警戒するよう注意が呼びかけられた。 今回現われると思われるアルカナネウロイは『チャリオット』と『ストレングス』。 ウィッチーズはアルカナネウロイ討伐のためバルト海へと繰り出した。 ---バルト海上空--- 今日も夜の海は静寂に包まれている。 聞こえるのは波の音と、ストライカーの駆動音だけだ。 ミーナ「そろそろ来るころかしら・・・」 ペリーヌ「しかし、いやに冷えますわね・・・」 カールスラントでは8月に入ってから急激に温度が下がっていた。 そのため今までよりも風が冷たく感じられた。 俺&サーニャ「!!」 魔導針の色が変わる。アルカナネウロイが現われた。 俺「敵『チャリオット』出現。・・・ん?」 現われたのはさながら空飛ぶ戦車といった感じの姿。体躯も大きい。しかし・・・ サーニャ「反応が・・・2つあります・・・」 ミーナ「どういうこと?」 俺「ネウロイは一体なんスけど、反応が2体分ってことっス・・・どういうことだ・・・?」 ミーナ「とにかく、今は倒すことを考えましょう!みんな、準備して!」 全員「了解!」 今回は前回の事例もありロッテの組み合わせが変更されていた。 エーリカ「いくよ~ペリーヌ。シュトゥルム!」シュオオオオオ ペリーヌ「了解ですわ!トネール!」バリバリバリ シュトゥルムで纏った風に電撃が上乗せされる。 あたれば大ダメージのはずだが・・・ エーリカ「あー、ダメか~・・・」 そのままネウロイを通り抜けてしまう。 リーネ「ルッキーニちゃん!」ダンッ! ルッキーニ「まーかせろー!」ビュン! そう言ってルッキーニが多重シールドを展開し突撃する。 その後ろからリーネが対装甲ライフルを放つ。が・・・ ルッキーニ「え~あたんな~い。」 リーネ「ダメ・・・」 どちらの攻撃も通り抜ける。 ゲルト「いくぞリベリアン!」 シャーリー「いわれなくても!」 今度はシャーリーとゲルトペアだ。 ゲルト「うおおおおおおおおお!!」バラララララララ シャーリー「おっしゃああああああ!!」バラララララララ 2人が放った弾丸がネウロイを射止める。 ゲルト「どっちも・・・」 シャーリー「あたったよな・・・」 すると突然ネウロイが動き出す。 ミーナ「トゥルーデ、シャーリーさん!今回はおそらくあなた達だわ!」 ゲルト「そういうことなら・・・」 シャーリー「やってやろうじゃないか!」 そう言ってネウロイへと向かう二人。 ゲルト「ずおりゃあああああぁぁぁぁ!!」バラララララララ シャーリー「もってけぇ!」バラララララララ 普段はいがみ合うことの多い2人だが、いざコンビを組むと絶大なコンビネーションを発揮した。 芳佳「すごい・・・!」 ルッキーニ「いけー!シャーリー!!」 俺「俺、今回いらなくないっスか・・・?」 しかしネウロイも負けじと抵抗する。砲台の部分からビームを何発も連続で放つ。 シャーリー「発射までの間隔が短いな・・・」 ゲルト「ならば主砲を叩くまで!」 2人は対象を主砲へと変えた、その時 シャーリー「なに!?」 ゲルト「分離しただと!?」 ネウロイは二つに分離した。 1体は戦車の本体。もう1体は戦車の砲台の部分から手と足が生えたネウロイだ。 俺「そういうことかよ!」 反応が2つあった正体はこれだ。 サーニャ「敵の分離を確認!コアが分散しています!」 ミーナ「俺さん、宮藤さん!2人を援護して!」 俺&芳佳「了解!」 芳佳「私はバルクホルンさんのほうを援護します!俺さんはシャーリーさんを!」 俺「わかったっス!」 二人はそれぞれ援護へと回る。 俺「今日は必要ないと思ったんスけどね・・・見せ場できて安心っス。」 シャーリー「おー、サンキューな。でもおいしいとこはいただくからな。」 俺「了解っス。」 芳佳「バルクホルンさん!」 ゲルト「宮藤!お前が援護してくれるのか?」 芳佳「はい!バルクホルンさんの背中は守らせていただきます!」 ゲルト「ああ、頼りにしているぞ。」 芳佳「はい!」 それぞれが攻撃を開始する。 攻撃を当てた結果、本体をゲルトが砲台をシャーリーが攻撃できることが分かった。 ゲルト「しかし・・・さっきからあいつビームを撃たないな・・・」 芳佳「それどころか突撃ばかりしてくる気が・・・」 グオオオオオ!! とチャリオットが咆哮をあげ再び突撃を仕掛けてくる。 ゲルト「肉弾戦か・・・いいだろう!」 そういってゲルトは銃を逆手に持ち替える。 ゲルト「はああああああぁぁぁぁぁ!!!」 グオオオオオオオオオオオ!! チャリオットも負けじと突撃してくる。 ガンッ!とぶつかり合う音と共に衝撃波が発生する。 エイラ「マジかよ・・・」 サーニャ「大尉・・・すごいです・・・」 ゲルトは魔力こそ衰え始めているが気力は以前の何百倍もあった。 ウィッチの魔力はそのときのテンションやコンディションが大きく影響するという。 今のゲルトはテンションもコンディションも最高潮だった。 ゲルト「うおおおおおおおりゃあああああ!」 そしてゲルトが押し返す。チャリオットはそのまま体制を崩した。 ゲルト「宮藤!」 芳佳「はい!」シュンシュン! そこを宮藤がビームで追撃する。 一方・・・ シャーリー「ちょこまかと・・・!」 ストレングスはその姿に似合わず動きが早かった。 俺「俺がいくっス!」 俺がストレングスを銃の射程範囲に入るまで肉薄する。 俺「ちょっとおとなしくしろッ!」ガガガガガガガガ オルフェウスの異常な機動で移動しながら発砲。 放たれた紫電の弾丸がストレングスを様々な角度から射止める。 感電したためか、ストレングスの動きが鈍り始める。 俺「シャーリーさん!」 シャーリー「うおおおおおおおお!!」バラララララララ シャーリーが全力で弾丸を放つ、が。 俺「!?」 チャリオットとストレングスが互いにピンチになった瞬間、2体は再び引き寄せられるように合体した。 ゲルト「また1体になったか・・・仕方ない、シャーリー!アレをやるぞ!」 シャーリー「え?マジか!?」 ゲルト「おおマジだ!俺、宮藤!私たちが攻撃するまで装甲を剥いでくれ!!」 俺&芳佳「了解!」 ゲルト「さぁ準備しろシャーリー!」 シャーリー「わかったよ!」 俺「スルト!!」 刀から現われた蒼炎が、弾丸のようにネウロイを襲う。 芳佳も機関銃で装甲を削っていく。 ここで少しばかり装甲から赤い光が漏れ始める。 ゲルト「そこをどいていろ宮藤!!」 芳佳「え?」 ゲルトたちのほうを見るとシャーリーがいつもルッキーニとやっているようにゲルトをジャイアントスイングしていた。 シャーリー「いっけええええええバルクホルン!!」 固有魔法の超加速で一気に投げ飛ばされるゲルト。 そしてゲルト自身の固有魔法である身体強化により腕に極限まで力を込める。 ゲルト「くらええええええええええええぇぇぇ!!」ガンッ! すさまじい音と衝撃波が周りを走る。 ネウロイの装甲にひびが入り、コアも衝撃波で微塵に砕ける。 そのままネウロイは花びらのように海面へと散っていった。 ゲルト「ふぅ~・・・」 シャーリー「よっし!やったな、バルクホルン!」 俺「すご・・・」 芳佳「やっぱり、お2人ともすごいです!」 今回のアルカナネウロイ、チャリオットとストレングスはゲルトとシャーリーのコンビネーションにより見事に撃退された。 続き→ペルソナ9
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ゲルニア航空師団の団員名簿である。 現在入団者募集中である。 Name Motor Post 師団長 class 兵長 ■comment■ ゲルニア配属の士官。天使軍と故郷の家族のために戦う職業軍人。戦闘中前に出すぎる癖があるのでリペアパックは最良の友。 Name coro Post 副長 class 軍曹 Platoon ホルス小隊 ■comment■ ギルド活動はこれが初めてですが、副長という自分の役割を果たせるようがんばります! Name メルト Post 副長 class 兵長 ■comment■ 自己紹介 Name ジャージ Post 団員 class 上等兵 Platoon ホルス小隊 ■comment■ 一味同心、日々是戦。どうぞよろしくお願いします。 Name ジョン・モリオカ Post 団員 class 軍曹 Platoon マッハ小隊 ■comment■ 至らない点も多いと思いますが、ゲルニアの復興のために日々精進を重ねていこうと思いますので、宜しくお願いします。 Name 梁冥蒼鬼 Post 団員 class -- ■comment■ 自己紹介 Name TATUAKI Post 団員 class -- ■comment■ 自己紹介 Name aki Post 団員 class 上等兵 Platoon 骨小隊 ■comment■ 不定期ログインな上に腕もへたれ。そんな僕でもゲルニアを愛する気持ちは負けません。 wwwps4jp3533.png Name もみじぃい Post 団員 class 軍曹 Platoon 希望はマッハ小隊 ■comment■ 自己紹介 遂に軍曹になりました。 はっ、最近手伝いサボっているな。 やらないと。 youheirekkamaru.jpg Name 傭兵列火丸 Post 団員 class 軍曹 Platoon -- ■comment■ かつて他のギルドのギル長として活動していたことがあるが、とある問題が起こり現在はそのギルドの活動を中止。しかし、基地で助けを求める天使軍を見捨てられず再び戦場へと旅立った。・・・しかしログインは不定期である。 ちなみに、列火丸の列は列伝の列である。 Name リュケイン Post 団員 class 軍曹 Platoon -- ■comment■ ジョンさんのアマブレ魂に轢かれ・・もとい魅かれる見習いスキン師。 ゲルニアのため、ひいてはモーレのためにがんばります。 Name ジョン・クリティウス Post 団員 class 上等兵 Platoon -- ■comment■ ゲルニアのために一生懸命頑張りたいと思います。 ~退団・退役者~ Name 梅多武 (退団) Post 団員 class 軍曹 ■comment■ IN率をできるだけ上げて、ミッション支援でへまをしないように「立志鍛錬」を心がけ、腕を磨こうと思います。こんなものですが、よろしくお願いします。 ゲルニアのために立志鍛錬を目指してくれたものの、実生活でIN率減少。他の師団員に迷惑を掛け兼ねないという理由で退団。今後は時たまINし、フリーで悪魔軍との戦いに臨むそうなので、戦場で出会う機会もあるかもしれない。 Name mori333 (退役) Post 団員 class 軍曹 PIatoon ゲルニアインパルス(正式名ではないが) ■comment■ 自己紹介 ログインは不規則ですが、ゲルニアのため努力するのでみなさんよろしくお願いします。 詳しいことは不明だが、なにやら深い事情により、天使軍を退役。天使軍から旅立っていくmori333殿にエールを送ろうと思う。 Name -- Post -- class -- Platoon -- ■comment■ テンプレ
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登録日:2010/10/23(土) 03 46 34 更新日:2021/10/03 Sun 00 15 06 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 HARDルートの救済者 OG SRW α外伝 アンセスター ウォーダン・ユミル グルンガスト グルンガスト参式 ゲルミル スパロボ スレードゲルミル スーパーロボット大戦 ゼンガー・ゾンボルト トラウマ ドリル バンプレストオリジナル マシンセル メイガスの剣 リーゼント ロボット ロマンの塊 吼え猛る巨人 大地の守護神 斬艦刀 『我こそは、メイガスの剣なり』 『スレードゲルミル』 全高 53.7メートル 重量 402.3トン メカデザイン 富士原昌幸 スーパーロボット大戦シリーズに登場する、ゴツくてデッカイスーパーロボット。 パイロットはゼンガー・ゾンボルト及び、ウォーダン・ユミル。 名は北欧神話に由来し「吼え猛る巨人」を意味する。 初出はスパロボα外伝。圧倒的な存在感でプレイヤーを恐怖のどん底に叩き落とした。 本機は本来グルンガスト参式だったものが、後述する『マシンセル』によって異形の変異を遂げたものである。 余談となるが、α外伝の段階ではグルンガスト参式はゲームに登場する寸前で指パッチンで真っ二つにされ、設定の中でのみ存在が語られる機体で、後に登場する際は設定とは逆転し本機を参考にデザインされたという。 主な武装は、背部にマウントしたスラスターと一体化した巨大なドリルを腕に合体させて打ち出す「ドリルブーストナックル」と、これまたアホのように巨大な剣「斬艦刀」のみという、まさにロマン溢れまくる機体。 『マシンセル』 ナノマシンを利用した特殊金属体。 本機の装甲は殆どがこれで構成されており、自己修復、形状変化など非常に応用の利くシロモノ(解りやすく言えばナノスキンやDG細胞のようなもの)。 早い話が能力欄にとりあえずマシンセルって書いときゃHP・EN回復がデフォでついてくるわけである。 また、兄弟機であるゲルミルシリーズはすべてマシンセルが使用されている。 人間に植え付けて不老不死に近い状態にもできたりするが、顔色が著しく悪くなるので注意が必要。 バルマーのズフィルードクリスタルを解析して誕生した。 『α外伝』 シリーズ初登場。 パイロットはゼンガー・ゾンボルト。 はるか未来へ飛ばされたロンド・ベルの前に何の前ぶれもなく現れ、鮮烈なデビューを飾った。 地球の後継者を名乗るアンセスターの尖兵として、アースクレイドルの守護を任されている。 インチキじみた超射程のドリルブーストナックルと、当たればマジンカイザーすら一刀のもと叩き斬る斬艦刀は、多くのプレイヤーに絶望とトラウマ、そしてロマンをもたらした。 武装はこの2つだけという潔さと、ゼンガーのキャラクターも相まって非常に人気が高い。 中でも特筆すべきはやはり斬艦刀だろう。 肩アーマーの一部を組み合わせるや、そこから伸びるながーい柄。 このとき誰もが思ったろう 「槍か!?」 いや、違った! そこからさらに伸びる伸びる巨大な刃! 必殺!斬艦刀・稲妻重力落とし!!(※横薙ぎ払いです) 濡れる。 ちなみにこの斬艦刀、エフェクト作りに膨大な時間がかかりすぎてしまい、本来あるはずだった他の武装がお蔵入りしたというエピソードがあったりする。さもありなん。 だから武装がドリル・ブーストナックルと斬艦刀のみに 中盤で顔見せ戦闘をした後、終盤にアースクレイドルの門番として自軍と対決。 EASY/NORMALルートでは撃破後に散ってしまうが、HARDルートでは自軍に参入する。 さすがに敵の時より弱体化しているものの、無改造でHP12000、装甲1800、運動性100とスペックは十分化け物級。 フル改造してやればネオ・グランゾンの縮退砲すら涼しい顔して受け止め、援護で味方を守る鋼の救世主。 だが火力面では斬艦刀の攻撃力がフル改造で5000とド迫力演出に反してやや抑え目。 これはリアル系主役機の最強武器と同程度で、低すぎるというほどではないのだが… 『OGシリーズ』 パイロットはウォーダン・ユミル シャドウミラー隊の所有する特機として登場する。 アースクレイドルの防衛任務は変わらず。 ジガンぶった斬ったりゼンガーとムービー付きで一騎打ちしたりと大活躍。 また、OGSではα外伝でお蔵入りした頭部のドリルを使った突進技「ドリルインフェルノ」やマシンセルを最大展開して放たれるド派手技「星薙の太刀」が追加されるなどかなり優遇されている。 悪人顔のケツアゴオヤジを大量のベルゲルミルごと吹き飛ばすシーンはなかなかに爽快である。 HPが異様に高い上にイベントで撤退するため、倒すのは非常に困難。 『鋼の救世主』 デザインした富士原先生による漫画。最終話「THE END OF WAR」で登場する。 我が子になんてことをと言いたくなるくらいスーパーロボット軍団にフルボッコにされる。 斬艦刀は折れ両腕を失い土手っ腹に風穴が空くほどボロボロになっても、斬艦刀を口にくわえメイガス=ソフィアを守ろうとする そして、旧友フォッカーとの一騎打ちに敗れ大破した。 最後のカットにはアースクレイドルに突き刺さる斬艦刀と、それを見守る男が描かれている。 【武装】 ドリルブーストナックル 参式のものと同じく、背中に装備されているドリルを腕にはめて射出するロケットパンチだが、 普通に飛んでく参式とは違い、ドリルブーストナックル同士がぶつかり合いながら飛んでいく演出になっている。 斬艦刀 肩アーマー下部が外れて展開して束になり、そこから長い剣が形成される。 今やゼンガーの代名詞的な武器だが、他の機体の斬艦刀とは異なるのはスレードゲルミルがその名にふさわしく咆哮するカットインが入るところだろう。 ドリルインフェルノ 頭の角が高速回転して放つ頭突き。富士原氏がデザイン中にイナズマの如き天啓を受けて頭部にドリルホーンを追加し、それを使用した技として考案したもの。α外伝では時間不足で没ったもののOGSで見事採用された。 漫画「鋼の救世主」でコン・バトラーVと真ゲッター2とのドリル対決で両腕を失ったスレードゲルミルが、殴りかかってきたマジンカイザーにカウンターで放ったのが初出。 単行本巻末の設定集では戦闘アニメ用の演出が書かれているが、OGSでほとんど同じものが再現されている。 しかし漫画の演出からファンには、たとえ腕が無くともその心、不退転を象徴する奥の手のイメージが強く、「なんで腕があるのに頭突きするの?」と評判はイマイチ。 ちなみに、コクピットのある頭部をとんでもない勢いで前後に振り回す技でもあるため、人造人間のウォーダンですら「きつい」と言わしめる負荷がかかり、ゼンガーに至っては吐きそうになっていた。 斬艦刀究極奥義「一閃“星薙の太刀”」 斬艦刀の究極奥義。こちらも漫画「鋼の救世主」が初出。 最大出力に非常に長く伸びた斬艦刀で大地を巻き込みながら薙ぎ払う一閃。 後方で待機していたラー・カイラム、アイアン・ギアー、フリーデン、ソレイユすら巻き込まれかけたことからもその長さの異常さが分かる。 しかしその刀身はスーパーロボット総出で食い止めている間にツインバスターライフルの一点集中射撃を受け、脆くなったところをダンクーガに殴り折られた。 漫画での演出から実装されたら、MAP兵器かALL攻撃ではないかと予想されていたが、OGで実装された時は威力こそ高いものの普通に単発攻撃だった。 確かにMAP兵器されても困るのだが、なんか拍子抜け。 OGSではウォーダンが最期のイベント戦闘で放ち、量産型ベルゲルミルをまとめて粉砕して見せた。 我が名はゼンガー、ゼンガー・ゾンボルト!! 我こそは、追記・修正の剣なり! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初スパロボがα外伝だった自分にスパロボとは何たるかを焼き付けてくれた最強の機体。今でもあのドリルと斬艦刀の派手さとカッコよさと恐ろしさは忘れられん。 -- 名無しさん (2013-12-21 22 44 02) また戦いたいなこいつは。 -- 名無しさん (2014-05-05 20 19 51) OG2『燃えよ斬艦刀』のこいつはマジトラウマ。ただでさえ戦力分散されてるのに固い・強いで前のターンで与えたダメージを一瞬で回復させやがる。危うく詰みかけたわw -- 名無しさん (2014-05-05 20 40 39) いきなり絶望感あふれるBGMで登場、あれだけ苦労したダンテを一撃で抹殺。顔見せ程度だろうと思ったら戦わなきゃいけない。ゲームで絶望したのあれが初めてだ -- 名無しさん (2015-03-07 00 44 53) 未だにα外伝の演出を超えられてない気がする。OGのは余計な付録が増えただけって感じ。 -- 名無しさん (2015-05-25 17 14 20) 第2次αのゼンガーはスレードゲルミルに乗り換える物だと思ってたから正直ダイゼンガーにはガッカリした OGでは味方で使えないかなあ・・・ -- 名無しさん (2015-05-25 20 45 06) OGでゼンガーが乗ってた参式、修理ついでにマシンセル放り込んでスレードになれば…。つかインスペクター事件からかなり経過してるし「修理には時間がかかります」とフィリオが言ってたから、そろそろ修理が終わっててもいいんじゃないかな… -- 名無しさん (2015-05-25 22 41 03) ↑2 俺は逆に龍人機ルートで虎王機が復帰したらどんなにパワーアップするだろうと期待していたらαと変わり映えの無い龍虎/虎龍王でがっくり来たタチ。・・・お互いままならんものだなw -- 名無しさん (2015-05-26 07 09 47) ムゲフロエクシードのラスボスがこいつのオマージュのような奴だったからなんか妙にうれしかったなあ -- 名無しさん (2015-05-26 13 00 07) コミックでの星薙対策を受けて、OGでタスクが「全員で受け止めればいいんじゃ?」と発言、周囲から「無茶言うな」とツッコミ入れられるセルフパロを覚えているがOGS限定だったけね? -- 名無しさん (2017-03-20 11 08 24) 設定上はアイソリッドレーザーとか参式にあった他の武装は使えるんだっけ? -- 名無しさん (2017-11-19 09 31 32) 魔改造されてるけどジスペで無印とパワー互角だったり質量差あるのにアルトに斬艦刀止められたりとアニメでは非力だった印象。 -- 名無しさん (2018-01-07 19 12 15) ↑2マシンセルによる修復回収を繰り返してブラスター系の武装は使えなくなった。というかゼンガーが使わないからシステムが不要と判断したんだと思う -- 名無しさん (2020-08-30 15 39 37) 実は威力系は雲耀の太刀と星薙の太刀は全く同じ。にくい演出だが射程距離だけが噛み合わず、実際にぶつけ合うことができないのはちょっと残念かも。 -- とおりもん (2021-02-14 20 38 34) 名前 コメント
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StrikeWitches IF Chapter 1 ――――― 私の名前はオリーブ・クエイル。リベリオン空軍爆撃部隊のウィッチです。 でも現在は、安全なノイエカールスラントにて毎日物資の運搬作業をしています。 給料はいいし就労時間も日が出てるうちだけなので特に文句はなかったのですが ある日突然、リベリオン統合参謀本部の直令で第501統合戦闘航空団への 重要物資の輸送と異動が命じられました。 私は中身もわからない重要物資を航空機に詰め込み、 技術者のウルスラ・ハルトマンさんと共にロマーニャへの長い航路に出ました。 ――――― 輸送機内- ウルスラ「オリーブさん、どうされました? ……落ち着かないように見えますけど」 オリーブ「えっ、いや特に……。ただ、私みたいな純粋な実力階級は二等兵のウィッチに 突然世界中の優秀なウィッチの集まる501に異動だなんて。 それに統合参謀本部員が直接私の宿まで異動を知らせに来たのよ?」 ウルスラ「それは確かに、驚かれるかもしれませんね」 オリーブ「実戦経験なんて、カールスラント本土で虫の息のネウロイを爆撃しただけ。 今度はノイエに飛ばされて運搬作業……とても最前線に送る柄じゃないわ」 ウルスラ「オリーブさんの思われる所は解ります。でも、ちゃんと理由あって 501に異動になったのですから、どうか杞憂はなされないで下さい」 オリーブ「……?」 ――――― 輸送機は何度か補給地点を次ぎ遂にロマーニャ空軍基地へと到着する。 重要物資と私の荷物は作業員に運搬してもらい、ウルスラさんと私は単身で 伝説とまで言われたウィッチたちが待つ司令室まで向かいました。 ――――― ミーナ「はい、みんな注目して。今日から我が501に新しく配属された隊員を紹介します」 ゲルト「(新人入隊か。来るロマーニャ決戦に備えてキチンと教育しなければな)」 エーリカ「(また人増えるんだー……)」 ペリーヌ「(騒がしい人じゃなければいいんですけどね……)」 宮藤「(どんな大きさと形だろう……)」 ミーナ中佐が直接扉を開く。ウルスラさんより気持ち一歩下がり目に 恐れ多いと思いながらおずおずと室内に入ると、着席しているのは年相応と見える 普通の女の子たちだった。 ミーナ「それではオリーブさん、自己紹介をどうぞ」 オリーブ「こっ、こんにちは! リベリオン空軍より来ましたオリーブ・クエイル軍曹です! この度はいどっ、……異動ということで、あの」 シャーリー「おいおいそんなに畏まらなくてもいいぞー」 ルッキーニ「いつもの通りでいいからねー」 オリーブ「そ、そうですか。わかりました」 シャーリー「……あれ? オリーブ、ちょっと先に聞いていいか?」 オリーブ「はい、なんでしょう」 シャーリー「そのズボン……ブラックスパッツァー部隊の隊員なのか?」 オリーブ「はい……そうですけど」 リーネ「(へぇーあれがもしかしてスパッツって言うのかな……?」 エイラ「(ヘリコプターみたいな部隊名ダナ)」 サーニャ「(Zzz...)」 シャーリー「おいミーナ、ブラックスパッツァーはリベルのB-29爆撃部隊のニックネームだぞ? 部隊そのものがうちの作戦に追随するならまだしも……」 ミーナ「その通り。オリーブさんはB-29戦略爆撃飛行脚を使うウィッチです それと、ちゃんとした作戦参加としてこの部隊に異動になったの。心配いらないわシャーリー」 シャーリー「そっか、なら良いんだ。悪かったオリーブ! 続けてくれ!」 オリーブ「あはい! えっと……どこからでしたっけ」 …… リーネ「(悪い人には見えなさそうだけど……)」 ペリーヌ「"あの人"に変になびかないように」 エイラ「(先手を打っておく必要があるみたいダナ)」 ザザザッ リーネ「オリーブさん! よかったら今から案内でもどうですか!」 ペリーヌ「そうですわ! 少佐に案内されたらあの子何の気を起こすかわかりませんわ……」 坂本「呼んだか?ペリーヌ」 ペリーヌ「さっさささ坂本少佐! いつの間に!?」 坂本「ちょっと前だ。すまん、遅れた」 ペリーヌ「いいえいえ、お気になさらず……あれ? オリーブさんはどこに」 宮藤「案内私も行きたいー!」 ペリーヌ「えっ (でも芳佳ちゃん一人をつけているよりは安心ね) う、うん! 一緒に行こ!」 エイラ「サーニャは部屋で休んでナ」 サーニャ「うん……」 ミーナ「ちょっとあなた達! 会議はまだ終わってませんよ!」 ルッキーニ「私もいくー!」 ガヤガヤ バタン エーリカ「あーあ、ホントに行っちゃった」 坂本「まったく……しょうがない奴らだな」 シャーリー「それで、リベリオンの爆撃隊員がなぜここに?」 ミーナ「触りだけは聞いたけど本腰の説明は私からは出来ないわ。 そのために、ウルスラさんに着てもらったのよ」 エーリカ「おぉ、ウルスラ久しぶり」 ウルスラ「姉さま……ちょっと遅いです」 エーリカ「あれ? えへへ、ごめんね」 ウルスラは基地員に指示すると、司令室に彼女と同じほどの丈がある荷物が運び込まれた。 エーリカ「もしかしてイモ?」 ゲルト「いや、イモだったらこんなところにまで持ってこないだろ……」 ウルスラ「いえ、イモではありません。これはノイエカールスラントにて開発された 対ネウロイ用の最新兵器です」 ミーナ「それではウルスラさん。その説明をお願いするわ」 ウルスラ「はい」 金属の厳重な容器を開けると、中には従来の銃器には似ても似つかないような 威圧的なフォルムをした銃があった。 ウルスラ「RG-45。魔導銃と呼ばれ開発されたものです」 シャーリー「んー、でも見た目はリーネのスナイパーライフルをゴツくしただけにしか見えないんだけど」 エーリカ「すっごーい。これウルスラが作ったの?」 ウルスラ「いえ、開発したのはリベリオンとカールスラントの共同研究技師で、私は説明に来ただけです。 ゲルト「具体的にはこれまでの銃器と何が違うんだ?」 ウルスラ「みなさんの使用している銃器は、魔法力で強化されてますが 基本的な構造は火薬によるガス圧なので威力に限界があります。 魔導銃はこの中に完成された術式が存在し、射撃手がそれに則り使用することで 最大秒速60キロで弾丸を発射できるとされています」 シャーリー「60キロぉ? そんなのその辺の車より……秒速!? えーっと1分が60秒だから」 ミーナ「時速21万6000キロ。マッハ5ってことね……私たちの銃の初速は秒速10キロが限界だから 単純に速さだけ考えれば6倍、恐ろしいほどの威力は想像つくわ」 エーリカ「でもさーウルスラ、そんなすごい兵器なら何かめんどくさい事があるんじゃないの?」 ウルスラ「面倒くさいと言いますか……姉さまの通り、簡単な使用は出来ません。 兵器の詳しい説明は別にしますが、コレを使用していただくのが今日紹介したオリーブさんです」 ゲルト「ほぉ……ま、ネウロイに対して強力な対抗手段が出来たのなら良い事だ。 それにしてもあいつら、新人連れてどこに行っちゃったんだ?」 ――――― 宮藤「基地内は一通り紹介したかな?」 リーネ「ちょうど食堂まで戻ってきたし、お茶にしましょうか」 エイラ「そうダナ、ちょっと歩きつかれちまった」 ペリーヌ「オリーブさん、こちらにいらして」 オリーブ「はい、ありがとうございます」 ルッキーニ「ふぃー、ちかれたー」 宮藤、エイラ、ルッキーニ、オリーブが席に着くと、ペリーヌとリーネが 手際よくお茶の準備を始めた。 宮藤「ノイエカールスラントって南リベリオン大陸なんだよね? そんな遠くからなんでここに配属されたの?」 オリーブ「それが私もよく解らないの……特別な能力もなければ固有魔法もないし 戦闘能力も反応が良くないし……けど魔法力が平均よりちょっとタフだから 重い爆弾を持つ爆撃部隊に居たってだけ。実際私が一番不思議に思ってるよ」 エイラ「へー。私たちは基本撃ちに行くか迎えて撃つだから、毛色は確かに違うナ」 ルッキーニ「いいじゃんいいじゃんそんなこと。 それよりオリーブ、南リベリオンの美味しいご飯とか作れる?」 オリーブ「あ、私おじいちゃんがロマーニャ人だから基本的にロマーニャ料理だけど……」 ルッキーニ「うそー! じゃーねじゃーね!今晩はニョッキがいい!」 オリーブ「また地味に家庭なメニューだね……もし作れる機会があれば」 ルッキーニ「やたー!」 リーネ「セイロンティーです。お口に合うといいんですが」 オリーブ「んーおいしい! 付け合せのスコーンも軽くておいしいよ」 ペリーヌ「ほほほ、ほめるならもっとほめても宜しくてよ」 宮藤「そっかぁ。とにかく、よろしくね!」 オリーブ「はい!よろしくお願いします!」 ウゥゥゥゥゥ…… エイラ「サイレンだ」 警報と慌しい足音が近づいてきたと思った瞬間、食堂の扉が勢いよく開いた。 ゲルト「何やってるんだお前たち! 出撃だ!」 5人「はっはい!!」 オリーブ「あの! 私も行ったほうが良いですか?」 ゲルト「そうだな……ミーナはどう思う?」 ミーナ「そうね、これから実戦に参加するなら間近に居たほうが良いとは思うわ オリーブさんは後続で、なるべく実戦距離から離れる感じについてきて」 オリーブ「(ゴクリ……)はい、わかりました」 初めての実戦ではないけれども、これから活動中のネウロイに攻撃しに行くと考えると 前線の緊張感と現実感が、自然とユニットに伸ばす足先を震えさせる。 宮藤「これがB-29? なんか私達のよりも大きいねー」 坂本「爆撃用だからな。私達のストライカーと同じに、用途における相応の作りと術式がある」 ルッキーニ「銀色でぴっかぴか!!」 ミーナ「敵は北11キロの地点に突然出現したわ。まだ破壊活動は行ってないけど 行動を起こされるのも時間の問題だわ。戦闘領域に入り次第即交戦、陣形は崩さないで!」 全員「了解!」 サーニャ(睡眠中)を除くウィッチーズとオリーブが基地より出撃する。 オリーブは4発のプロペラを捲くし立て一気に高高度まで上がり続ける ※インカム 坂本『どうしたオリーブ、あんまり隊列を離れるなよ。ネウロイが見えるか?』 オリーブ『いいえ……私は特別なことは出来ないので。でも視力は2ありますよ? 最近は運動量の高い飛行をしてなかったので、念のために……』 エーリカ「あれ、通信が途絶えた」 リーネ「太陽がまぶしくて見えない……」 ゲルト「作戦中に迷子探しは勘弁だな……『オリーブ軍曹! そろそろ戻れないか?』」 プロペラ音のストロークが背後に聞こえたと思うと、銀色の機体が隊列目掛けて急速に降りて そして最後尾に着きなおす。 オリーブ「ごめんなさい、多分感はニブってないみたいです」 シャーリー「ここから通信が途絶える高高度まで行って、まるで散歩に行ってきたみたいな顔色だな」 坂本「そういう状況も想定して作られたんだろう。いざとなったら上昇して撒けるなら良い手段だ」 ミーナ「そろそろ迎撃地点だわ。みんな武装を確認、射程に入ったら交戦開始!」 その指令から間もなくけたたましい銃声が鳴り響く。オリーブは手ぶらで少し高度をとり見守る。 ネウロイは土偶のような形をしている。コレまでにオリーブが聞いた機械系のネウロイとは 何か違うものが見えてる気がした。 エーリカ「何こいつー! 再生どころか装甲が破れないよ!」 リーネ「私が撃ちます!」 エイラ「おイ……全然利いてないじゃないか」 宮藤「でもこのネウロイ、全然攻撃してこないよ?」 坂本「防御特化か。縦横無尽に撃ってくるよりかは良いが、逆にタチが悪いとも言える。 コアは不動で瘴気もだしていないが、これ以上撃ち続けても飛行だけで魔法力を消費するだけだぞ」 ミーナ「そうね……みんな、攻撃中止。少し見切ってから一旦戻りましょう」 ゲルト「……くっそおおおおおおおお!!!」 ミーナ「ちょっとトゥルーデ!」 土偶ネウロイの数メートル前まで迫るバルクホルン。眉間に銃をつきたてるようにしてトリガーを引く。 銃弾は耳に響く金属音を返し、空に散る。 ゲルト「ずおおおりゃああああああ!!!!!」 バキンッ!! ゲルト「――ッ!!」 結局ネウロイは一撃のビームすら返してこなかった。 バルクホルン得意の銃槌もネウロイに傷一つつけることは出来なかった。 更には反動で、両手には裂傷のない痛みまで負ってしまった。 宮藤「バルクホルンさん……痛みは取れましたか?」 ゲルト「気分と腕の痛みは良くなったが……相変わらず痺れてろくに指が動かない すまんな宮藤」 宮藤「ごめんなさい……私がもう少し上手く治癒魔法が使えたら」 ミーナ「軍医の診断では、2,3日も寝ていれば取れる痺れだそうよ。心配は要らないわ」 シャーリー「でも、心配なのはネウロイもだなぁ。居はするけど行動しないし、こっちから撃滅できなきゃ 正直八方塞も同じだしなー」 ルッキーニ「それよりご飯たべたいー!」 ウルスラ「ずいぶんおあつらい向けなネウロイですね」 坂本「そうかもしれないな」 ルッキーニ「ごーはーんー!」 シャーリー「ちょっと静かにしてろー、今は落ち着くまで我慢だ」 ルッキーニ「うじゅー……」 バルクホルンが横たわる病室、寝ていたサーニャも起きてきてオリーブを含むウィッチ全員が揃う。 その場で坂本とウルスラが並び、全員の注意を向けた。 坂本「ここで説明するのも微妙だが良い機会だ。ウルスラに、オリーブに着てもらった理由と そのための武器の説明を今ちゃんとしてもらおう」 オリーブ「私が……来た理由」 ウルスラ「少し長く複雑になりますが、これから大事になる事と思うのでご容赦ください。 まず、みなさんにはこれを見ていただきます」 今度は、ウルスラが直接容器から魔導銃を取り出し、病室に居るウィッチ全員にそのフォルムを見せる。 オリーブはここに来た理由もあの運搬物の中身を知ったのも初めてだ。 ウルスラ「繰り返しになりますが、これは魔導銃と言います。銃自体が魔法の術とそれを封入するモノになっています。 魔導銃に特製の銃弾を込めてトリガーを引くと、射撃手の魔法力を銃身に満たして それを消費しながら誘導力を持つ2つの力を作ります。この二つを反応させて推進力を生み 加速させて発射するという仕組みです。この理論自体は古く1844年より存在し……」 エーリカ「あーんまた始まったよ……」 シャーリー「また淡々とした表情で話すなぁ」 オリーブ「あのーウルスラさん」 ウルスラ「問題点が数多くあり実現はしなかったものの、現在の戦……はいなんでしょうオリーブさん」 オリーブ「それって、やっぱり……」 ウルスラ「感が良いですね。オリーブさん、あなたが射撃手になるんです」 オリーブ「うぁぁ……やっぱりそう来ますよね」 ミーナ「先ほど、話しそびれた部分聞かせてもらえるかしら」 ウルスラ「そうですね。オリーブさんもいることですし。 この銃は純粋な魔法力のみ使用することを実現し、銃器の限界と取っ払い、強烈な破壊力を生みます。 しかし射撃手には3つの条件が、射撃に際しては1つの条件が必要なのです。 射撃手の条件は『タフな魔法力の容量がある事』と『固有たる魔術を持っていない事』、そして 『銃器をほぼ取り扱ったことのない事』です 坂本「固有魔法か……私は元来この眼だし、宮藤は最初は下手でも才はあった。 てっきりウィッチひとりひとりが持った業のようなものだと思っていたんだが……」 ウルスラ「世界各国にウィッチは点在しますが、活動の性質上ほとんどが度重なる射撃経験があり さらに2つの条件を重ねた際には、適合するウィッチがオリーブさんしか居なくなったんです」 オリーブ「…………」 ウルスラ「……オリーブさん、もしかしてこの言われで怒ってますか?」 オリーブ「違うんです、なんだか急に自分の中で話しが大きくなって…… 実感がわかないというかなんと言うか」 ゲルト「……無理もない。だが、オリーブ。世界のためにその強力な武器が使えるというんだ。 それはとても重要で、有意義なことなんだ。自信を持って良いんだぞ」 オリーブ「バルクホルンさん、本当にケガは大丈夫ですか?」 ゲルト「私はこのザマだ、冷静さを失ってな。力の限界を目の当たりにするほど 戦う人間にとって恐ろしいことはないよ。オリーブはその限界を超えれるんだ」 ウルスラ「あの、もう一つ『射撃に際する条件』があるんですが」 ミーナ「続けて頂戴」 ウルスラ「この魔導銃は、魔導理論を銃器として形にしたものです。ジェットストライカーとは また色々定義の違うものにはなりますが……。ただやはり技術的な限界もありました。 魔導銃は射撃した瞬間、発生したエネルギーがすぐ魔法力に戻って体内に逆流するんです。 そうなると魔力の過飽和状態になって様々な面で不安定な状態に陥ります。 この副作用を取り除く仕組みはついに完成できなかったので、別方法を使用する事になりました」 リーネ「それは?」 ペリーヌ「その方法はなんですの?」 ウルスラ「それが……その」 エーリカ「あ、ちょっと赤くなった」 ミーナ「珍しいわね……」 宮藤「なんなんですかー!」 ウルスラ「……コホン、単刀直入に言います。射撃手にキスしてください」 全員「」 オリーブ「あの……うる、ウルスラさん?」 ウルスラ「これはれっきとした契約術式です。魔力共有と言って、互いの魔力を必要に応じて 共有する術を完成させるための儀にすぎません。 先ほども申した通り、魔導銃の問題は魔法力逆流による過飽和状態。 しかし射撃手は射撃時にほとんどの魔力を消費してしまいます。 飽和限界より溢れた魔力は、魔力共有によって契約者に流せば問題はないということです」 シャーリー「理屈はわかったようでわからんが……とにかく、オリーブにその、キスしないと 魔導銃が使えないってことであってるんだよな」 ウルスラ「正確に言えば、使えないことはないですが、命の保証が出来なくなります」 坂本「そうか……ならば仕方ない、私が」 ウルスラ「ちなみに、ファースト限定です」 「!」 エーリカ「これは……」 ゲルト「えと……」 ミーナ「…………」 ウゥゥゥゥ ミーナ「! どうしたの!?」 職員「先刻確認されたネウロイが、時速20キロのスピードで南下を開始しました!」 エイラ「タダの土偶も待っていられないノナ」 宮藤「でで、でもあのネウロイの装甲がこのままだと破れないんじゃ……」 リーネ「移動を始めたのなら、もしかしたら弱点を見せてるかもしれません」 ミーナ「そうね……そうでなくとも進撃は阻まなくてはいけないわ。 オリーブさんはここに居て。あとのみんなは再出撃よ!」 一度目の出撃までは天に昇っていた太陽も、次第に傾き始めていた頃だった。 オリーブ「行っちゃった……」 ゲルト「今はとにかく、戦況を聞きまもるしかないか」 先程より使用していたインカムに耳を傾ける。豪烈なエンジン音が先ず飛び込み 次に聞こえたのはミーナの交戦指令の声だった。 ルッキーニ『なんなのこいつー! また硬いまんまだよ!』 シャーリー『これでも歯が立たないなんてたまんないなぁ!』 エイラ『サーニャ、ぶちかませ!』 サーニャ『行きます!』 ミーナ『……ほんの僅かに傷が出来たわ。一瞬のうちに再生されたけどね』 病室、バルクホルンは向けるに向けられない怒りをこぶしに込めようとするが 痺れる手は未だに力が入らず、更にもどかしい気持ちに入り込む。 ゲルト「くそっ! 大規模な進撃でなくとも、一つ一つの拠点を瘴気に侵されればいずれ我々は負ける それを止める手段が無いなんて……」 ウルスラ「……決して押し付けるわけではありませんが、方法は今ここにあります」 ゲルト「魔導銃……か?」 ウルスラ「照準を合わせてトリガーさえ押せば後は確実です。 威力は見ていただけたほうが早いでしょう」 ゲルト「…………」 オリーブ「…………」 ゲルト「オリーブ、……わかってると思うが、ちょっと来てくれ」 オリーブ「は、はい」 ベッドで上半身を起こしているバルクホルンの元へ、ベッドに腰をかけるようにして自然と近づくオリーブ ゲルト「その、なんだ。私はネウロイが倒せるなら……戦争を終わらせられるなら こんな方法もやぶさかでない。だがこれはその、一人の意思とかじゃなく」 オリーブ「……いいですよ」 オリーブ「むしろ、私がお願いしなきゃいけない立場だと思うんです。 あっその個人的な意味じゃなくて! こんな事になるとは思ってなかったですが 願いは、歴戦のウィッチたるあなたと変わりません」 ゲルト「…………」 ルッキーニ『ああっ! 村が瘴気に飲まれちゃうよ!!』 ゲルト「くっ……っ!」 ガバッ 腰を起こしたバルクホルンは、思いを振り切るように間髪なくオリーブの顔を捉える。 しかし痺れた腕が思うように動かず、勢い余ると両腕は彼女の肩を抱えるようにして唇が一瞬重なった。 オリーブ「(ポー)」 ゲルト「……こっ、これでいいんだなウルスラ」 ウルスラ「はい。ダメです」 オリーブ・ゲルト「うぇっ!?」 ウルスラ「ダメというわけではありませんが、魔力共有は契約術において相当上位のものです。 なのでそれ相応の儀式が必要になります。 具体的には舌を絡めさせれば完璧なのですが」 「!」 ゲルト「とりあえず大丈夫なんだろう! とにかく出撃だ! ウルスラ、オリーブに魔導銃を渡して撃てる様にしてくれ。私はついて行けばいいんだよな」 ウルスラ「……とにかく私もストライカーでついていきましょう。オリーブさん。これをもってください。 今ここで初期化を行います」 オリーブ「(ポー)」 ゲルト「いつまで呆けてるんだ! 早くしないと侵攻を止められないぞ!」 オリーブ「はっはいい!」 ウルスラ「銃を持ちましたね? それでは両方の持ち手を持つようにし魔法陣を展開してください。 現在装填されているのは、オリーブさんを魔導銃の射撃手にするための弾です。 安全装置を解除し、存分に魔法力を込めたらトリガーを引けば完了です」 言われたままに、オリーブの身長に迫らんとする銃を構えて魔法陣を展開する。 漠然と魔法力を引き出そうとすると、自然に銃身に吸い込まれていくような感覚に陥った。 その吸い込まれる速さがだんだんと遅くなり、止まった瞬間をその時と思い思い切りトリガーを引く。 オリーブ「うわっ!!」 オリーブを取り囲む風。でも周りのものは一切揺れていない。猛烈な魔力の風にもまれながら 僅かに視界から見えたのは、空中を飛び舞う術式だった。 ゲルト「これは……」 ウルスラ「…………」 ゲルト「……ウルスラ、私もお前もカールスラント人だ。 このカールスラント術式が読めないわけじゃないよな」 ウルスラ「はい。当たり前です」 ゲルト「それにしては趣味の良くない式ばかり見える。まるでアレイスター・クロウリーの 儀式を見ているようだ。呪いの儀式にしか見えない」 ウルスラ「これは魔導銃という術をウィッチに付与する、バルクホルンさんの言うとおり形式的には 呪いとそれ同等のものです。しかし臨床実験では問題なく、解呪も可能です」 ゲルト「…………」 オリーブ「と、止まった」 ウルスラ「終わりましたか。あとは敵を討ちにいくだけです。出ましょう」 ゲルト「よし、行こうオリーブ」 オリーブ「……はい!」 ―基地上空― ウルスラ「あごを引いて銃身を眼前に構えてみてください。 そこにはスコープが搭載されています。コアに反応して照準を自動調整するため 視界に敵が入ったら先ほどの儀式の通り銃身に魔法力を込めて撃ってください」 ゲルト「私は後ろに付いて、オリーブから出る魔法力を受け止めれば良いんだな」 ウルスラ「背中に添えばバルクホルンさんは魔力のパッシブ状態になります。 それと、射撃後数秒は絶対に離れないでください」 ゲルト「わかった。準備はいいかオリーブ」 オリーブ「弾丸装填しました。スコープは……ここだ。 あっ、みなさんとあのネウロイがまだ交戦しているのが見えます!」 ゲルト「よし。『みんな、これから魔導銃を使用する。念のため数キロネウロイから離れてくれ』」 ミーナ『大尉? ……わかったわ。みんな少し離れるわよ』 ゲルト「……よし、全員ネウロイから3キロ離れたようだ。しっかり狙うんだ」 オリーブ「はい……あれ? なんだかスコープがぼやけて」 ウルスラ「まだ安定してないようですね。ゆっくり、深呼吸してください」 オリーブ「すぅーっ、はー……。よし。ネウロイ捉えました。撃ちます!」 トリガーを引いた瞬間、景色が暗暖色に変わる。銃口が青い炎を噴くと ……30ミリの弾は出た瞬間勢いを失い、ひゅるひゅると海上に落ちていく。 オリーブ「―っ!! うくっ!!」 ゲルト「大丈夫か!? おい!」 ウルスラ「安全のため出力リミッターを下げておいて正解でした……やはり、魔力共有が 完璧ではないと安定性安全性に欠けます。……バルクホルンさん」 オリーブ「はーっ、はー……」 ゲルト「……、どうにでもなれ!!!!」 意識混濁のオリーブの顔を腕を使って必死に上げると、噛み付くようにまた唇と重ねた。 オリーブ「うぶっ!」 ゲルト「んふぅっ……ふぅっ!」 ヤケに長ったらしい数秒が過ぎる。 ウルスラ「……けっこう激しいですね」 ゲルト「……うるさい。 オリーブ、私がわかるか」 オリーブ「は……はい。なんとか気が戻ってきました」 ウルスラ「一度魔力を全て使い果たしていますが、射撃後に反動で魔法力自体は充填されてます。 今度こそリミッターを0.5まで解除します。次失敗したら……」 ゲルト「次などない! これで決めるんだオリーブ!」 オリーブ「はい! ネウロイ捉えました! ……今度は鮮明に捉えられる。撃ちますよ!」 ゲルト「行けー!!」 再び視界が暗暖色に変わり、次に見えたのは銃口から吹き出る青い炎。 そして、弾は発射されたかと思った瞬間、はるか前方の空中で大爆発が起きた。 オリーブ「当たった……」 ゲルト「大丈夫か!? さっきみたいなのは」 オリーブ「いえ、ちょっと驚いただけで……体は全然大丈夫です」 銃弾の軌道は、空中に青い線となって残り続けている。鮮やかな青色のレーザーのようだ。 ゲルト「ウルスラ、この青い線は……」 ウルスラ「今の射出初速は、秒速20キロと出ています。それでも、通常の銃弾なら 大気摩擦で擦り切れてしまいますが、魔導銃弾はジャケットをエーテルと反応させることで 弾を冷やして形状を維持、そして着弾するという仕組みになっています。 この青い線も、銃口から噴出した青い炎もエーテルが変質した結果によるものです」 ゲルト「なるほどな……とにかくネウロイの撃滅には成功したようだ」 ミーナ『バルクホルン大尉、こちらでネウロイの撃滅を確認しました。私達もすぐ戻るわ』 ―空軍基地内― エーリカ「いやーホント一時はどうなるかと思ったよ」 リーネ「あの硬いネウロイを一撃で粉砕するなんて、すごいですね」 シャーリー「オリーブが魔導銃を使えたってことは……そうなんだよな」 ゲルト「聞くな! ……まったく、とにかくこれで、ネウロイに対する強大な対抗策ができた。 改めてお礼と、501に来たことを歓迎しよう」 オリーブ「そんなお礼だなんて、私も、そのバルクホルンさんに……」 ゲルト「んぁあもう一々赤くなるな! 今日はあのネウロイのせいで昼飯も食べれなかったんだ。 さっさと夕食にしよう!」 ――――― 翌日、魔導銃の存在とこのネウロイ撃滅はアンオフィシャルながらも地元新聞 そして世界中にたった一つの戦果が報じられた。 一部では過剰な軍備増強を懸念する声もあるが、ウィッチたちは強い希望を抱いていた。 オリーブ「あれ? この写真は……」 ロマーニャの地元新聞社員が、許可無く掲載したウィッチの作戦写真。 その中の一枚が、軍の回収措置も空しく世界中に広まってしまっていた。 ?「こっ……ここ、これは……どどどっどど」 次⇒StrikeWitches IF Chapter2
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ゲルググ MS-14A GELGOOG 一年戦争末期に投入されたモビルスーツ。ビームライフルを標準装備している。 装備 種類 武装名 タイプ 攻撃力 弾数 リロード 備考 主武装1 ビームライフル 3連射 250 15 120 副武装 ハンドグレネード 投擲 200 3 150 格闘 ビームナギナタ 攻撃回数3 400 SPA ナギナタ大回転 攻撃回数? ? 頭上でナギナタを回転させる 初期ステータス チューンPT 4000pt HP 1600/3400 バランサー 36/71 装甲 8/30 旋回速度 25/39 機動性 16/32 射撃攻撃 4/20 スラスター出力 40/70 射撃精度 4/32 スラスター速度 34/52 格闘攻撃 4/22 レーダー性能 25/48 格闘精度 7/50 鹵獲ステージ ソロモン攻略戦(連邦) 霧が晴れたら 機体特徴 突出した能力があるわけでもなく、武装も一種類しかないがクセはない。 ただ、やはり踏み台ユニット。 出自 TVアニメ「機動戦士ガンダム」より
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プロフィール (C)GUST CO.,LTD 出 身 地 ザールブルグ 誕 生 日 1月5日 好きな物 酒、槍 嫌いな物 兄のディオ・シェンク クーゲルってどんなひと? 名前 コメント なかなかの実力者だった -- 感光ドラム (2016-03-13 08 54 43) 「10年はやぁーい!」 -- 名無しさん (2013-12-01 15 10 10) 前はちょっと豪快な性格だったが、今はシブーいおじさん -- 名無しさん (2007-04-06 17 19 06) 実は人一倍の夢追い人☆ -- 朝凪 (2006-10-11 14 36 05) キャラクター図鑑 マリーのアトリエ マルローネ シア・ドナースターク クライス・キュール ルーウェン・フィルニール ハレッシュ・スレイマン ミュー・セクスタンス キルエリッヒ・ファグナー シュワルベ・ザッツ ナタリエ・コーデリア クーゲル・リヒター エンデルク・ヤード イングリド 妖精さん エリーのアトリエ エルフィール・トラウム アイゼル・ワイマール ノルディス・フーバー ダグラス・マクレイン ロマージュ・ブレーマー ミルカッセ・フローベル ユーリカ・イェーダ ヘルミーナ リリーのアトリエ リリー イルマ・ヴェルター カリン・ファブリック テオ・モーンマイヤー ヴェルナー・グレーテンタール シスカ・ヴィラ ゲルハルト ウルリッヒ・モルゲン
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俺「ストライクウィッチーズなの!」 982-999 俺「ストライクウィッチーズやな」 8-19,686-708 前へ 目次へ戻る 次へ Episode8 『戦車と剛毅』 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「みんな、今回も良く戦ってくれたわ。」 ゲルト「しかし、また2体同時とはな・・・」 ミーナ「そうね・・・これからは2体以上の戦闘も覚悟したほうがいいかもしれないわね・・・」 ミーナ「でも2体を一気に片付けられたのは大きいわ。これで残るのは・・・」 エイラ「『戦車』、『剛毅』、『隠者』、『運命』、『正義』、『刑死者』・・・まだまだ沢山ダナ。」 芳佳「ぅえぇ・・・まだいるんですか・・・」 エーリカ「気が遠くなりそう・・・」 ミーナ「ええ、そうね・・・それでもやるしかないわ。みんな、頑張りましょう!」 一部除いた全員『りょーかーい・・・』 ゲルト「なんだそのたるんだ返事は・・・もう一度だ!」 全員『了解っ!』 ---俺の部屋--- 俺「さて・・・今日も・・・」 机に目をやるとまたカードがあった。 俺「これは確か・・・法王と恋愛・・・」 カードは今日倒したネウロイのアルカナが描かれていた。 俺「なるほど・・・その日に倒したネウロイのアルカナが関係してたってか・・・」 手に取るとまたカードは光だし、一つのカードとなって手元に降りる。 カードには悪魔のような絵が描かれアルカナ名の欄には【DEVIL】と書かれていた。 俺「悪魔・・・」 いつものようにカードは砂のように消え、頭に声が響く ―――オレの名はベルゼブブ―――蠅の王だ――― ――お前にオレの力を貸してやろう――お前が拳を振るうとき――――― ――――お前の拳にに風の力を乗せてやろう――――ありがたく受け取れ!―――― ベルゼブブからは疾風の力を与えられた。 これにより、拳に風を纏わせ、直線状に伸びる竜巻を発生させることが可能になった。 竜巻は、小型のネウロイならば巻き込んで破壊することが可能であり、大型でも相当なダメージを期待できそうだ。 俺「よろしく・・・蠅の王様さん・・・」 俺「でも俺、拳は使わないんだよなあ・・・」 その頃、窓の外に不審な影が2つ、現われていた。 ---基地の外--- 謎の女「・・・想像よりも早い解決でしたね。」 謎の男「ホンマや。それにやっこさんら、毎月こういった活躍をしてるそうですわ。」 謎の女「どうでしょう、彼らは敵に見えますか?」 謎の男「まだ測りかねますわ・・・あんさんが直接あってみるとええんちゃいますか?」 謎の女「それもそうですね・・・近いうち接触を図るとしましょう。」 謎の男「それになんや、えらいおもろそうな奴がおるやないですか。」 謎の男「男のウィッチなんちゅーモンはオレだけかと思っとりましたで。」 謎の女「フフフ・・・興味を抱くのはよろしいですが、あまり長い時間ここにいては見つかってしまいます。」 謎の女「そろそろ退きますよ、『アダム』・・・」 アダムと呼ばれた男「へいへい、あんさんはいつも慎重なお方や・・・『イヴ』はん・・・」 イヴと呼ばれた女「フッ・・・」 アダムと呼ばれた男「フッ・・・って・・・ホンマクールやなあんさんは・・・」 そう言って去ってゆく2人の足には、ネウロイの模様が入ったストライカーが装備されていた・・・ 数日後・・・ ---ブリーフィングルーム--- 俺「な・・・夏祭りっスか!?」 坂本「ああ。ガランド少将に無理言って、この基地で開いてもらえるよう頼んだんだ。たまには、息抜きも必要だと思ってな。」 芳佳「やったー!」 リーネ「夏祭り?」 芳佳「うん!扶桑ではね、7月や8月くらいになるとお祭りを開くんだよ!」 坂本「扶桑から屋台も来てもらうことになっているからな。雰囲気に関しては、私が保証するぞ。」 芳佳「屋台もですか!?すごいです・・・あ、でもせっかくなら浴衣があっても・・・」 ペリーヌ「ゆかた?」 芳佳「浴衣って言うのは、扶桑でお祭りのときに着る和服のことですよ。」 坂本「はっはっは!大丈夫だ、それなら・・・」 坂本が足元の箱から何かを取り出す。 坂本「ここにあるぞ!」 そこには11人分の浴衣が用意されていた。 芳佳「うわー!浴衣だー!でも、これどうしたんですか?」 坂本「こんなこともあろうかと、浴衣をあらかじめ届けてもらうよう頼んでいたんだ。」 俺(少佐・・・グッジョブっス!)グッ 俺は一人、心の中で小躍りしていた。 芳佳「これ、着てもいいんですか?」 坂本「ああ、早速着てみるといい。わたしも久々に袖を通してみるか。」 坂本「俺は・・・すまないな。お前の分の服は用意できなかった。」 俺「あ、いえ、俺は自前の甚平あるんで大丈夫っス。(寝巻きだけど。)」 坂本「そうか、ならよかった。よし!それじゃあお前達に着方を教えてやろう!」 坂本はほかの皆を別の部屋へ連れてゆく。 坂本「フフ・・・お前はそこで楽しみに待っていろよ。」バタン 俺「あはは・・・」 数十分後 ガチャ・・・ 着替え終わった11人が部屋へ戻ってきた。 シャーリー「あー、なんかちょっときついな、これ」 エーリカ「スースーする・・・」 俺(こ・・・これは・・・!!) 色とりどりの浴衣を着た彼女達。普段とは違う雰囲気の彼女たちに俺は思わず目を奪われた。 エイラ「オイ、俺。」 俺「なんスかエイラさ・・・のわっ!」 目の前のエイラとサーニャももちろん浴衣を着ていた。 エイラは水色のアジサイ柄の浴衣。髪はまとめられ、いわゆるポニーテールに。 サーニャは黒地に白百合柄の浴衣。髪には花の髪飾りが付けられていた。 エイラ「なんダ、へんな声出して・・・」 俺「いや・・・その・・・///」 エイラ「それよりどうだ・・・今日は一段と可愛いダロ、サーニャ。」ヒソヒソ 俺「はいっス・・・浴衣がこんなに似合うとは・・・」ヒソヒソ サーニャ「?」 坂本「どうだ、俺?みんな良く似合っているだろう。」 そういう坂本はまさに扶桑撫子というにふさわしい美しさだった。 俺「は・・・はいっス!俺には眩しすぎるくらいですっ!」 坂本「はっはっは!そうか、それはよかった!」 坂本「よし!祭りは明日だ!みんな存分に楽しもうじゃないか!!」 翌日 ---基地内 夏祭り会場--- 祭囃子の音が聞こえる中、会場は多くの人で盛り上がっていた。 今日に限り、この基地は一般の為にも開放されている。 芳佳「うわぁ!ここだけ扶桑みたい!」 シャーリー「へぇ、これが扶桑の夏祭りねぇ・・・」 ペリーヌ「あちこちなんだか騒がしいですわね・・・」 坂本「それが祭りというものだ!はっはっは!!」 ミーナ「それではしばらく自由行動としますので、みんな、存分に楽しんできてね!」 芳佳「行こう!リーネちゃん!」 シャーリー「お!だったらあたし達も連れてってくれよ。祭りのこと良く分からないしな!」 ルッキーニ「しな!」 ゲルト「む・・・なら私も連れて行ってもらおう!」 エーリカ「トゥルーデが行くならわたしもー」 芳佳「はい!一緒に行きましょう!」 ペリーヌ「少佐!・・・あ、あの・・・」 坂本「ん?どうした、ペリーヌ?」 ペリーヌ「あの・・・よろしかったら、わたくしも・・・少佐と一緒に・・・」 坂本「なんだ、そんなことか。私は一向に構わないぞ!」 坂本「ミーナも一緒にどうだ?」 ミーナ「あら、いいの?それじゃあご一緒させてもらおうかしら。」 宮藤組も坂本組も足早に行ってしまった。 俺「さてと・・・俺は・・・」 そこへ誰かに声をかけられる。 サーニャ「俺さん。」 俺「あれ?サーニャさん。エイラさんも。みんなと一緒にいかないんスか?」 エイラ「サーニャはお前に案内してもらいたいんだってサ。(ワタシは不本意だけどナ。)」ムスッ 俺「え?俺っスか?」 サーニャはコクリとうなずいた。 俺「あはは・・・わかりました。案内するっスよ!」ニッ 俺、サーニャ、エイラの3人でしばらく屋台を練り歩くことにした。 俺「お、アレは・・・」 俺の視線にはりんご飴の屋台があった。 俺「お2人ともちょっと待っててくださいっス!」 サーニャ&エイラ「?」 駆け足で俺が屋台へと向かう。どうやらりんご飴を買うようだ。 エイラ「サーニャ。あの扶桑語読めるカ?」 サーニャ「私にはちょっと・・・」 残念ながら、2人には扶桑語で書かれた屋台の字は読むことができなかった。 しばらくすると俺が戻ってくる。 俺「おまたせしたっス。」スッ そう言い、りんご飴を2人に差し出す。 俺「それはりんご飴っていって、扶桑の祭りのときでは定番なんです。どうぞ食べてくださいっス!」 エイラ「じゃあ遠慮なく。」パク サーニャ「あ、ありがとうございます・・・いただきます。」パク 2人が口にすると、ほのかに甘酸っぱい味が口の中に広がる。 エイラ「これはなかなか・・・」 サーニャ「おいしい・・・」 俺「お口にあってよかったっス。・・・んじゃあ次は・・・あそこ、行きましょう!」 そういって指差した先には射的の屋台があった。 俺「おっちゃん、この2人に1回ずつ!」 おっちゃん「あいよ!んじゃ、これもってね。」 エイラ「これをどうするんダ?」 俺「この鉄砲を使って、欲しい景品を落とせばそれがもらえるっス。」 エイラ「なんだ、簡単ダナ。」 姿勢を少し前傾にし、エイラが鉄砲を構える。 おっちゃん「譲ちゃん、ずいぶん様になってるねィ。」 エイラは照準を定める。狙いは・・・ エイラ(ネコペンギンのぬいぐるみ・・・!) パンッ! 発砲。しかし・・・ エイラ「あれ?」 おっちゃん「はい、ざんね~ん。またきてくれよ。」 コルクは確かに命中。だが、ぬいぐるみを落とすにはいたらなかった。 エイラ「くそ~、おっちゃん!もう一回ダ!」 おっちゃん「はい、まいどあり~」 もう一度発砲。しかしそれも当たるが落ちない。 エイラ「なんでダ・・・」 俺(なるほどね・・・) 俺「じゃあサーニャさん、やってみましょうか。」 サーニャ「は・・・はい。」 そう言って今度はサーニャが構える。 俺「サーニャさん、ちょっと失礼するっス。」 そして俺がサーニャに体を寄せる。 エイラ「おまっ・・・」 俺「コルクを緩めて・・・っと、じゃあ少し照準を上に向けますよ。」 サーニャ「・・・・・///」 俺「OK。ここで大丈夫っス。サーニャさん?」 サーニャ「へ?は・・・はい!///」 俺「えと・・・これで撃ってみてくださいっス。」 サーニャ「わ、わかりました・・・///・・・えい!」パンッ! サーニャが撃ったコルクは命中し、見事にネコペンギンのぬいぐるみを落とした。 おっちゃん「おめでと~!はい、じゃあこれ景品ね。」 エイラ「なん・・・ダト・・・?」 俺「うっし!やったスね、サーニャさん。」ニッ サーニャ「は・・・はい・・・///」 エイラ「ぐぬぬ・・・・・」 俺「じゃあ、次ぎ行きましょうか。」 次に目指したのは夏祭りの定番である・・・ 俺「ここっス!」 エイラ「なんダ、ここ?」 サーニャ「お魚がいっぱい・・・」 俺「これは『金魚すくい』って言って、文字通り金魚をすくう遊びっス。」 俺「まぁやればわかるっスね。おっちゃん、3人、1回ずつね。」 おっちゃん「はい。じゃあがんばってね。」 サーニャ「?・・・これは?」 俺「それは『ポイ』っていって、そこの金魚を捕まえるのに使うものっス。」 俺「例えばこんな感じに・・・よっ!」ヒョイ すくい上げたポイの中に1匹の金魚が入る。 俺「それですかさずこっちへ・・・」 すかさずすくい上げた金魚を受け皿へ入れる。 俺「こんな感じにポイが破れるまで何回も金魚をすくっていくっス。」 エイラ「フーン・・・よし、今度こそ・・・」 エイラ「えい!」ヒョイ エイラのポイには2匹の金魚が一気に入った。 エイラ(いまダ!) そしてすかさず受け皿へと入れる。 おっちゃん「やるねぇ、譲ちゃん。」 エイラ「フッフッフー、どうだ俺。」 俺「え?なんスか?」 そういう俺の受け皿にはすでに10匹以上の金魚が入っていた。 エイラ「ぬぐぐぐぐ・・・負けないんだかんナ!」 しばらくエイラと俺の2人は金魚すくいに夢中になってしまった。 サーニャは残念ながら1度目でポイが破けてしまったようだ。 数分後 俺「ゼェ・・・ゼェ・・・」 エイラ「ハァ・・・ハァ・・・」 おっちゃん「お客さん・・・そろそろ・・・止めてもらえないかねぇ・・・?」 水槽の中はすでに8割以上の金魚が消えていた。 そして受け皿の金魚は水を求めて跳ね回っている。 サーニャ「2人とも・・・もうダメ。」 エイラ「あ・・・ああ・・・あれ、こんなにとったっけ?」 俺「つい夢中になっちゃったっス・・・ははは・・・」 そのあと金魚は水槽へと戻された。 俺「どうっスか?なかなか楽しいもんでしょ。」 エイラ「ああ、思ったよりアツイな夏祭りってのは。」ニッ サーニャ「はい。とっても楽しいです。」ニコッ 俺(浴衣だから尚更・・・///) エイラ「どうしタ?」 サーニャ「俺さん?」 俺「ああ、いや、俺今幸せだなーって・・・あはははは・・・」 エイラ「そりゃ幸せだろうナ。なんせ女の子2人を連れてデートしてるようなもんだからナ。」 サーニャ「デート・・・///」 俺「あはは・・・あ。」 エイラ「?」 ヒュ~…ドン! パラパラ 見上げれば、上空に鮮やかな花火が打ちあがり、夜空に大輪を咲かせる。 サーニャ「綺麗・・・」 エイラ「ああ・・・キレイダナ・・・」 次々と打ちあがっては消えてゆく。そんな光景にしばし3人は目を奪われた。 芳佳「あ!サーニャちゃんにエイラさん!それに、俺さんも!」 ミーナ「あら、みんな来てたのね。」 次々と仲間たちが集まる。どうやらここは花火の眺めが一番良い絶好のスポットだったようだ。 その後、花火を一通り眺めた後、合流した皆と共に会場を巡り、祭りを心ゆくまで楽しんだ。 ---基地内ラウンジ--- 坂本「どうだみんな、今日は楽しめたか?」 シャーリー「そりゃもう。バルクホルンなんか特に・・・」プクク ゲルト「おいリベリアン!その事は言わないと・・・」 ミーナ「あら、何があったのかしらね?」 シャーリー「ククク・・・思い出すだけで・・・だーはっはっはっは!」 芳佳「あはは・・・」 皆、思い思いに楽しい時間をすごせたようだ。 坂本「とにかく楽しんでもらえたようでよかった。私も準備をした甲斐があったというものだ。」 坂本「その浴衣はお前達にプレゼントしようと思う。大事にしてくれ。」 ルッキーニ「やたー!」 リーネ「ありがとうございます!」 どうやら夏祭りの文化はみんなに受け入れられたようだ。 ---俺の自室--- コンコン ドアをノックする音が聞こえる。 俺「?はーい。」ガチャ そこに立っていたのはエイラだった。 俺「あれ?エイラさん?」 エイラ「こんな時間に悪いナ。ちょっと話しがあるんダ。」 俺「話?」 エイラ「ああ、実はな・・・」 話というのは来月に宮藤とサーニャそして坂本の誕生日をするというものだった。 宮藤とサーニャは2人とも8月18日と誕生日が一緒なのだ。 そして坂本は8月26日に誕生日を迎えるため前祝として一緒にやってしまうそうだ。 エイラ「・・・というわけダ。」 俺「なるほど・・・で俺は何をすれば?」 エイラ「お前はお菓子が作れるから、ケーキを作ってもらおうと思うんダ。」 俺「ケーキっスか?お安いご用っス。」 エイラ「とびっきりうまいのを頼むゾ。サーニャを喜ばせるためにナ。」 俺「宮藤さんと少佐もですよね?」 エイラ「ああ、その2人にもちゃんと喜んでもらえるようなのを頼ム。」 エイラ「後、このことは3人には内緒ナ。絶対だゾ!」 俺「了解っス。」 エイラ「じゃあ、確かに伝えたからナ!」 そう言ってエイラは足早に去っていった。 数週間後・・・ 8月へと入りまた満月の日がやって来ようとしていた。 ---俺の自室--- 深夜0 00 俺「そろそろかな・・・」 そうつぶやいた直後突然人影が現われた。 アニマ「こんばんは。あれ?今日は起きてるんだね。」 俺「そろそろ来るころかと思ってな。今回は先手をうってみた。」 アニマ「そっか。なんだかうれしいな。」 俺「それで、今回は何体くらい現われるんだ?」 アニマ「今回はね・・・1体であり、2体でもある・・・かな。」 俺「どういう意味だ?」 アニマ「実際に見たほうが早いよ。とりあえずは2体以上は警戒したほうがいいってこと。」 俺「・・・わかったよ。」 アニマ「物分りが良くて助かるよ。そういえば、僕のこと誰にも言ってない?」 俺「そういえば言ってないな。なんでだろ?」 アニマ「出来ればこのまま黙ってて欲しいな。別に喋られて困るわけじゃないけど。」 俺「そうなのか?まぁ喋るなっていうなら黙るけど。」 アニマ「そうしてもらえるかな。そもそもこんなことが起きてるのを他の人に話しても信じてもらえるかだけどね。」 俺「確かに。夜中に突然男の子が現われたなんて話はそう信じてもらえないだろうし。」 アニマ「うん。今日も話せてうれしかったよ。じゃあまた来月。」スー… 俺「ああ。またな。」 アニマはそのまま消えていった・・・ 3日後 満月の日。 今朝のブリーフィングでは前回あったように、これからは2体以上のネウロイに警戒するよう注意が呼びかけられた。 今回現われると思われるアルカナネウロイは『チャリオット』と『ストレングス』。 ウィッチーズはアルカナネウロイ討伐のためバルト海へと繰り出した。 ---バルト海上空--- 今日も夜の海は静寂に包まれている。 聞こえるのは波の音と、ストライカーの駆動音だけだ。 ミーナ「そろそろ来るころかしら・・・」 ペリーヌ「しかし、いやに冷えますわね・・・」 カールスラントでは8月に入ってから急激に温度が下がっていた。 そのため今までよりも風が冷たく感じられた。 俺&サーニャ「!!」 魔導針の色が変わる。アルカナネウロイが現われた。 俺「敵『チャリオット』出現。・・・ん?」 現われたのはさながら空飛ぶ戦車といった感じの姿。体躯も大きい。しかし・・・ サーニャ「反応が・・・2つあります・・・」 ミーナ「どういうこと?」 俺「ネウロイは一体なんスけど、反応が2体分ってことっス・・・どういうことだ・・・?」 ミーナ「とにかく、今は倒すことを考えましょう!みんな、準備して!」 全員「了解!」 今回は前回の事例もありロッテの組み合わせが変更されていた。 エーリカ「いくよ~ペリーヌ。シュトゥルム!」シュオオオオオ ペリーヌ「了解ですわ!トネール!」バリバリバリ シュトゥルムで纏った風に電撃が上乗せされる。 あたれば大ダメージのはずだが・・・ エーリカ「あー、ダメか~・・・」 そのままネウロイを通り抜けてしまう。 リーネ「ルッキーニちゃん!」ダンッ! ルッキーニ「まーかせろー!」ビュン! そう言ってルッキーニが多重シールドを展開し突撃する。 その後ろからリーネが対装甲ライフルを放つ。が・・・ ルッキーニ「え~あたんな~い。」 リーネ「ダメ・・・」 どちらの攻撃も通り抜ける。 ゲルト「いくぞリベリアン!」 シャーリー「いわれなくても!」 今度はシャーリーとゲルトペアだ。 ゲルト「うおおおおおおおおお!!」バラララララララ シャーリー「おっしゃああああああ!!」バラララララララ 2人が放った弾丸がネウロイを射止める。 ゲルト「どっちも・・・」 シャーリー「あたったよな・・・」 すると突然ネウロイが動き出す。 ミーナ「トゥルーデ、シャーリーさん!今回はおそらくあなた達だわ!」 ゲルト「そういうことなら・・・」 シャーリー「やってやろうじゃないか!」 そう言ってネウロイへと向かう二人。 ゲルト「ずおりゃあああああぁぁぁぁ!!」バラララララララ シャーリー「もってけぇ!」バラララララララ 普段はいがみ合うことの多い2人だが、いざコンビを組むと絶大なコンビネーションを発揮した。 芳佳「すごい・・・!」 ルッキーニ「いけー!シャーリー!!」 俺「俺、今回いらなくないっスか・・・?」 しかしネウロイも負けじと抵抗する。砲台の部分からビームを何発も連続で放つ。 シャーリー「発射までの間隔が短いな・・・」 ゲルト「ならば主砲を叩くまで!」 2人は対象を主砲へと変えた、その時 シャーリー「なに!?」 ゲルト「分離しただと!?」 ネウロイは二つに分離した。 1体は戦車の本体。もう1体は戦車の砲台の部分から手と足が生えたネウロイだ。 俺「そういうことかよ!」 反応が2つあった正体はこれだ。 サーニャ「敵の分離を確認!コアが分散しています!」 ミーナ「俺さん、宮藤さん!2人を援護して!」 俺&芳佳「了解!」 芳佳「私はバルクホルンさんのほうを援護します!俺さんはシャーリーさんを!」 俺「わかったっス!」 二人はそれぞれ援護へと回る。 俺「今日は必要ないと思ったんスけどね・・・見せ場できて安心っス。」 シャーリー「おー、サンキューな。でもおいしいとこはいただくからな。」 俺「了解っス。」 芳佳「バルクホルンさん!」 ゲルト「宮藤!お前が援護してくれるのか?」 芳佳「はい!バルクホルンさんの背中は守らせていただきます!」 ゲルト「ああ、頼りにしているぞ。」 芳佳「はい!」 それぞれが攻撃を開始する。 攻撃を当てた結果、本体をゲルトが砲台をシャーリーが攻撃できることが分かった。 ゲルト「しかし・・・さっきからあいつビームを撃たないな・・・」 芳佳「それどころか突撃ばかりしてくる気が・・・」 グオオオオオ!! とチャリオットが咆哮をあげ再び突撃を仕掛けてくる。 ゲルト「肉弾戦か・・・いいだろう!」 そういってゲルトは銃を逆手に持ち替える。 ゲルト「はああああああぁぁぁぁぁ!!!」 グオオオオオオオオオオオ!! チャリオットも負けじと突撃してくる。 ガンッ!とぶつかり合う音と共に衝撃波が発生する。 エイラ「マジかよ・・・」 サーニャ「大尉・・・すごいです・・・」 ゲルトは魔力こそ衰え始めているが気力は以前の何百倍もあった。 ウィッチの魔力はそのときのテンションやコンディションが大きく影響するという。 今のゲルトはテンションもコンディションも最高潮だった。 ゲルト「うおおおおおおおりゃあああああ!」 そしてゲルトが押し返す。チャリオットはそのまま体制を崩した。 ゲルト「宮藤!」 芳佳「はい!」シュンシュン! そこを宮藤がビームで追撃する。 一方・・・ シャーリー「ちょこまかと・・・!」 ストレングスはその姿に似合わず動きが早かった。 俺「俺がいくっス!」 俺がストレングスを銃の射程範囲に入るまで肉薄する。 俺「ちょっとおとなしくしろッ!」ガガガガガガガガ オルフェウスの異常な機動で移動しながら発砲。 放たれた紫電の弾丸がストレングスを様々な角度から射止める。 感電したためか、ストレングスの動きが鈍り始める。 俺「シャーリーさん!」 シャーリー「うおおおおおおおお!!」バラララララララ シャーリーが全力で弾丸を放つ、が。 俺「!?」 チャリオットとストレングスが互いにピンチになった瞬間、2体は再び引き寄せられるように合体した。 ゲルト「また1体になったか・・・仕方ない、シャーリー!アレをやるぞ!」 シャーリー「え?マジか!?」 ゲルト「おおマジだ!俺、宮藤!私たちが攻撃するまで装甲を剥いでくれ!!」 俺&芳佳「了解!」 ゲルト「さぁ準備しろシャーリー!」 シャーリー「わかったよ!」 俺「スルト!!」 刀から現われた蒼炎が、弾丸のようにネウロイを襲う。 芳佳も機関銃で装甲を削っていく。 ここで少しばかり装甲から赤い光が漏れ始める。 ゲルト「そこをどいていろ宮藤!!」 芳佳「え?」 ゲルトたちのほうを見るとシャーリーがいつもルッキーニとやっているようにゲルトをジャイアントスイングしていた。 シャーリー「いっけええええええバルクホルン!!」 固有魔法の超加速で一気に投げ飛ばされるゲルト。 そしてゲルト自身の固有魔法である身体強化により腕に極限まで力を込める。 ゲルト「くらええええええええええええぇぇぇ!!」ガンッ! すさまじい音と衝撃波が周りを走る。 ネウロイの装甲にひびが入り、コアも衝撃波で微塵に砕ける。 そのままネウロイは花びらのように海面へと散っていった。 ゲルト「ふぅ~・・・」 シャーリー「よっし!やったな、バルクホルン!」 俺「すご・・・」 芳佳「やっぱり、お2人ともすごいです!」 今回のアルカナネウロイ、チャリオットとストレングスはゲルトとシャーリーのコンビネーションにより見事に撃退された。 続き→ペルソナ9 -ページ先頭へ
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ゲルスナ ゲルドウナ R 闇 4 クリーチャー:デーモン・ドラゴン/スキーミーズ 3000 ■プランスキーム[闇(2)] ■スレイヤー ■このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、相手は自身の手札を1枚捨てる。 ■このクリーチャーがバトルゾーン、または自分の墓地にある時、相手のカードの効果によって、自分のカードは墓地を離れない。 作者:りょーちん フレーバーテキスト (フレーバーテキスト) 評価 名前 コメント
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【元ネタ】史実 【CLASS】バーサーカー 【マスター】 【真名】ロマン・フョードロヴィチ・ウンゲルン・フォン・シュテルンベルク 【性別】男性 【身長・体重】185cm・78kg 【属性】混沌・狂 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具B 【クラス別スキル】 狂化:B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【固有スキル】 軍略:D 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に多少の補正が与えられる。 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。 精神汚染:A 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。 蛮勇:D 無謀な勇気。 同ランクの勇猛効果に加え、格闘ダメージを向上させるが、 視野が狭まり冷静さ・大局的な判断力がダウンする。 【宝具】 『暴悪贋狼(ウンゲルン・ハーン)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人 ウンゲルン・フォン・シュテルンベルクの信仰の具現。 ウンゲルンが戦闘態勢に入ると同時に発動し、周囲に結界を展開する。 この結界内でウンゲルンが殺した者のデータを読み取り、筋力・耐久・敏捷のパラメータを1ランクアップさせた状態で結界に登録する。 登録された亡霊は擬似的なサーヴァントとして任意に召喚・使役できるが、亡霊の現界に必要な魔力はウンゲルンが供給する必要がある。 現界や実体化の是非はウンゲルンが決定できるが、現在は狂化している為にすべての登録亡霊を実体化させようとする為、 ウンゲルンが敵を殺せば殺す程、彼のマスターの魔力消費は増大する事となる。 【解説】 男爵位を持つドイツ騎士団の末裔。ロシア革命に抵抗した白軍の首領の一人。 オーストリアでバルト・ドイツ人の子として生まれ、エストニアを経てロシアへと渡り、同国の軍人となった。 第一次世界大戦に従軍した後、ロマノフ王朝崩壊と共産革命を経て樹立されたソビエト政権に反発し、白軍として抵抗した。 1920年にはモンゴルに侵入し、自らの支配下に置いた。 しかし、ウルガ(現在のモンゴル首都ウランバートル)占領時には略奪暴行の限りを尽くすなどの苛烈な統治によってモンゴル人民の抵抗を招き、 モンゴル支援を名目に介入してきた赤軍によって捕らえられ、銃殺刑に処された。 食事中に突然部下を射殺する、自らをチンギス・ハーンの生まれ変わりと主張する、 弱者は速やかに殺して強者に転生する手助けをしてやるのが善であると考えるなど、 情緒不安定で残虐な行いで有名であり、今でもモンゴルの人々はその名をきくと震え上がるという。