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S1(THE WORLD WAR) S2(THE OVER WORLD) S3(THE WORLD END) S4(THE NEW WORLD) 概要 勢力固有スキルは「統一と進歩」 能力:魔力・魔防 +40 素早さ +20 上昇 特殊:ターン終了時にエンヴェル・タラート・ジェマルがいる領地のユニットの 攻撃・防御を+10強化する。 ステータス上昇効果は重複するので3人が同じ領地にいる場合は各30上昇する。 ※CPUの使用国策 国家思想:民族主義、軍国主義、復古主義 戦闘教義:優勢火力主義、穿貫突破戦術、古典的集団突撃、魔法日記の奨励、現代魔法陣地 S1 勢力説明文 オスマン帝国は長くイスラム世界の支配者として君臨していたが、 時代と共に腐敗が進み、 今では瀕死の病人と揶揄される程に落ちぶれていた。 落ちぶれていく彼らはやがて、トルコ民族主義に傾斜していき、 ついにかつての帝国を取り戻そうと考える様になった。 ドイツがフランスへ宣戦すると。 皇帝メフメトによる聖戦の宣言と共に、彼らも宣戦布告を行った。 初期情勢 マスター メフメト 難易度 ★★★☆☆ 領地数 3 総収入 25600 軍資金 50000 ユニット数 72 初期同盟 NSドイツ(無期限) オーストリア=ハンガリー二重帝国(無期限) イタリア王国(16ターン) 初期人材 名前 クラス 身分 備考 メフメト エスクワイア マスター エンヴェル ニザーム・ジェディード 上士 ジェマル 中砲兵 上士 タラート モーメン 一般 顔無人材 名前 クラス 身分 備考 統一と進歩幹部 ニザーム・ジェディード 一般 オスマン革命連盟員 モーメン 一般 リーダーにできる一般クラス (トルコ系) 兵科分類 クラス 近接系 胸甲騎兵 フリーランス 銃兵 近代歩兵 ニザーム・ジェディード ジェンダーマリー ホームガード 砲兵 機動砲兵 中砲兵 魔法系 マグス・シーカー ペイガニスト モーメン イェフーディー 支援系 密偵 ※ホームガード、ペイガニスト、イェフーディーはそのクラスの人材がいないと雇うことができない 考察 塹壕・召喚壁はやや不足しがち、国家特性で耐久は上がるので生身で殴りあおう。 宿敵関係の国家はソ連とギリシャくらいなので(それなりに)戦う相手を選ぶことができる。 敵対時対処法 時間でどんどん強化され、日本とは違ったベクトルで撃ち合いに強く同じ射程で戦うのは得策ではない。 特に一部人材はとても攻撃性能が高く危険。 砲の充実と攻撃力が求められるが、近場の勢力でそれを簡単に出来るのはロシア位なので敵に回すとそれなりに手強い勢力。 騎兵や砲が少ない上、専門の中砲人材は海軍系(所属は陸軍だが)故に全体的に足が遅く追い掛けるのは苦手。 しかし引き撃ちだと向こうの得意な持久戦になるので召喚や塹壕で撹乱しつつ包囲殲滅するのが楽。 S2 勢力説明文 枢軸国として参戦した帝国だが、 その周囲は多くが連合国で、最初から状況は不利であった。 かつて欧州世界を震え上がらせた事を誇りに、 虚栄の巨人は戦うのだった。 初期情勢 マスター メフメト 難易度 ★★★☆☆ 領地数 5 総収入 36800 軍資金 60000 ユニット数 136 初期同盟 NSドイツ(無期限) オーストリア=ハンガリー二重帝国(無期限) イタリア王国(18ターン) 初期人材 名前 クラス 身分 備考 メフメト エスクワイア マスター エンヴェル ニザーム・ジェディード 重臣 ジェマル 中砲兵 上士 タラート モーメン 上士 ザンデルス ニザーム・ジェディード 上士 顔無人材 名前 クラス 身分 備考 オスマン帝国陸軍士官 ニザーム・ジェディード 一般 ハサン・オーダー ニザーム・ジェディード 一般 オスマン革命連盟員 モーメン 一般 統一と進歩幹部 ニザーム・ジェディード 一般 考察 敵対時対処法 S3 勢力説明文 中東の巨人は、赤き巨人と一進一退の攻防を続けていた。 しかし、四方を敵に囲まれ、 状況としては拮抗とは言い難い状況であった。 それでも未だ崩れていないのは、 イスラム世界の支配者としての意地なのだろうか。 初期情勢 マスター メフメト 難易度 ★★★☆☆ 領地数 6 総収入 41600 軍資金 50000 ユニット数 160 初期同盟 NSドイツ(無期限) オーストリア=ハンガリー二重帝国(無期限) イタリア王国(16ターン) 初期人材 名前 クラス 身分 備考 メフメト カヴァリエ―レ マスター ジェマル 歩兵砲兵 上士 エンヴェル アサーキリ・マンスーレイ 一般 ケマル アサーキリ・マンスーレイ 一般 ザンデルス アサーキリ・マンスーレイ 一般 タラート ハッジャ 一般 顔無人材 名前 クラス 身分 備考 オスマン帝国陸軍士官 アサーキリ・マンスーレイ 一般 オスマン革命連盟員 ハッジャ 一般 統一と進歩幹部 アサーキリ・マンスーレイ 一般 ハサン・オーダー アサーキリ・マンスーレイ 一般 サルダール ハッジャ 一般 考察 敵対時対処法 S4 勢力説明文 死にかけの体に鞭打って、ついに限界が来た。 古き時代の中東の巨人は、新時代の力に敗北した。 劣勢を隠して耐えた拮抗は、崩れれば脆かった。 四方から敵が迫る、巨人の解体が始まる。 かつて欧州を恐怖に叩き込んだ巨人は、 次は自らが恐怖する番となった。 全ての終わりは近い。 神は死んだ、残されたのは死神だけだ。 そう。信じた神は、もう居ないのだ。 初期情勢 マスター メフメト 難易度 ★★★☆☆ 領地数 5 総収入 36800 軍資金 50000 ユニット数 160 初期同盟 NSドイツ(無期限) オーストリア=ハンガリー二重帝国(無期限) イタリア社会共和国(16ターン) 初期人材 名前 クラス 身分 備考 メフメト カヴァリエ―レ マスター ジェマル 歩兵砲兵 上士 エンヴェル アサーキリ・マンスーレイ 一般 ケマル アサーキリ・マンスーレイ 一般 ザンデルス アサーキリ・マンスーレイ 一般 タラート ハッジャ 一般 顔無人材 名前 クラス 身分 備考 オスマン帝国陸軍士官 アサーキリ・マンスーレイ 一般 ハサン・オーダー アサーキリ・マンスーレイ 一般 統一と進歩幹部 アサーキリ・マンスーレイ 一般 サルダール ハッジャ 一般 考察 イギリス・自由フランス連合軍に対して、イスタンブールで迎え撃ちつつアテネから反時計回りにを攻略するように動けば戦局は安定する。 イスタンブールならオーストリア=ハンガリー二重帝国と相互に援軍を送り合え、アテネを落とせばイタリア社会共和国の援軍が望める。 その際イスタンブール以外の自領は思い切って捨てよう。初期状態でイギリス・自由フランス連合軍、ソヴィエト・ロシアおよびイギリス植民地領と隣接しているので、大抵3国が同盟を組んでこちらを狙っており、バグダードやテヘランを守ろうとすると共闘祭りで手に負えなくなる。 領土を敵に明け渡す際、エルサレムとアンカラは兵を置かないようにして2ターン目でイギリス・自由フランス連合軍に取らせると、他2国の主力が他に向かうためイスタンブールを守りやすい。 また、セルビア王国はタラートから雇用が繋がる(大セルビア主義者以外)が相性はあまり良くないため、資金に余裕出てから攻略すると良いだろう。 敵対時対処法 三人衆の攻防+10は積算される(三人揃った領土ではターン毎+30) 成長率とは無関係で、+10されたlv1ユニットが成長しても本来の能力値+10のまま。 -- 名無しさん (2017-02-14 21 40 12) 灰色の狼ことムスタファ・ケマル・アタテュルクどこだ -- 名無しさん (2017-02-27 18 51 31) トルコ銃兵のおかげでヒール役には困らないので少数精鋭+全体主義が便利 -- 名無しさん (2017-05-25 20 06 37) 可能な限り早く運用で支援爆撃・銃撃系を全て雇いたい、最終的に凄まじい性能に育つ -- 名無しさん (2017-05-31 23 22 22) 復古主義+古典的集団突撃の組み合わせを是非試してもらいたい。ターン毎+攻防30され、HP60%・攻撃力50%・防御力70%上がる。軟弱な近代軍どもを圧倒的なガチムチ力で粉砕できる。特に皇帝メフメトは魔法耐性が高くて魔防もあるし、物理耐性は超防御力で耐えられるチーとユニットに化ける。ターンを重ねるごとにオスマンの国家スキルが最強だと思える組み合わせ。 -- 名無しさん (2017-09-03 20 21 42) 上のコメですが、防御力は70%じゃなくて20%でした。すみません。それでもターン毎+30されるので、とても固くなりますよ。 -- 名無しさん (2017-09-03 20 42 15) CPU操作時に周辺を同盟国に囲まれ、身動きが取れなくなって引き篭もられた時は国策で恐ろしい戦闘力を持った雑兵で溢れかえってて草が生えた 攻撃力防御力が1500とか最上位の人材でもなきゃそうそういねぇだろ! -- 名無しさん (2017-11-24 14 14 51) オスマンEDの実装を熱望 -- 名無しさん (2017-11-30 13 06 10) 強化されたエスクワイヤwith銃で無双するのが楽しい -- 名無しさん (2017-12-15 13 35 03) オスマンED実装おめでとう -- 名無しさん (2019-09-08 12 51 04) S1はソ連攻略が全てなので、思い切って2ターン目でスターリングラードまで行く手も(スターリングラード攻略はコマンド部隊+雪原装備くらいないときついが)この状態でソ連がスターリングラードに攻撃してくれればしめたもの。撃退してそのままカウンターで一気に滅亡まで持って行ける。 -- 名無しさん (2019-11-18 23 36 05) 名前 コメント
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■結果報告まとめ スレ住人による行動の結果、得られた回答などのページ。 主な三者となる柏崎市、串本町、企業については左メニューに単体でページがあり、ここからそれらへ飛ぶようになっています。 毎日.jpにも移設に関するニュースが掲載されました(2009.12.19) ←New! MSN産経ニュースにも同じニュースが掲載されています(2009.12.18) ←New! Yahoo!ニュース(毎日新聞)で銅像の串本町移設に関するニュース(2009.12.18) ←New! 外務大臣へのメール(2009.10.11) ←New! 柏崎トルコ友好協会への電話(2009.09.25) ←New! ウェステックエナジー株式会社電凸(再)結果(2009.08.28) ←New! 産経新聞担当者様からの電話(2009.05.21) ウェステックエナジー株式会社電凸結果(2009.05.20) 産経ニュースにとりあげていただきました(2009.05.06) ウェステックエナジー株式会社電凸結果(2009.03.17) トルコ大使館電凸結果(2009.03.10) 外務省電凸結果(2009.02.25) 新潟県知事政策局広報広聴課 県民相談室 メル凸結果(2009.02.25) 新潟県柏崎市メル凸結果(2009.02.18) 新潟日報に送ったメール回答(2009.02.16) 和歌山県串本町電凸結果(2009.02.16) 新潟県柏崎市電凸結果(2009.02.13) 毎日.jpにも移設に関するニュースが掲載されました(2009.12.19) ←New! トルコの初代大統領像:全国からの署名が“救助” 串本への移設を後押し /和歌山 - 毎日.jp 参考記事コーナーにも追加しました。 MSN産経ニュースにも同じニュースが掲載されています(2009.12.18) ←New! トルコ建国の父、アタチュルク銅像 新潟から和歌山・串本に移設へ - MSN産経ニュース 参考記事コーナーにも追加しました。 Yahoo!ニュース(毎日新聞)で銅像の串本町移設に関するニュース(2009.12.18) ←New! トルコ建国の父、アタチュルク銅像 新潟から和歌山・串本に移設へ - Yahoo!ニュース(産経新聞) 参考記事コーナーにも追加しました。 外務大臣へのメール(2009.10.11) ←New! スレ住人の案により、「2010年トルコにおける日本年に関連する問題」として、外務大臣にメールを送ってみては、ということに。 あて先は政治風味ですが、どこかと関係するという方向ではなく、報告できそうなところにあらためてするといった目的。 住人による推敲ののち、10月11日に代表が送信。 旧柏崎トルコ文化村跡地にあるムスタファ・ケマル像について 私、ムスタファ・ケマル像の代表を務めております○○○と申します。 この度は外務大臣である岡田克也様に是非ともご協力をお願いしたい事がありまして、メールした次第でございます。 新潟県柏崎市で、長年続くトルコとの友好にヒビを入れかねない重大な事態が起きています。 トルコから贈られた友好の銅像が裁判の道具にされているのです。 外務省様に、そして岡田様に問題解決の力添えを頂けないでしょうか。 1996年、新潟県柏崎市に『柏崎トルコ文化村』というテーマパークが開園しました。 開園の際にはトルコ共和国より、両国の長年の友好の証としてムスタファ・ケマル・アタテュルク像が贈られました。 ムスタファ・ケマル・アタテュルクとはトルコ共和国の初代大統領であり、 トルコ本国では救国の英雄として尊敬されております 贈られる際には、日本は軍国主義を嫌うとの理由で、軍服を着ていない銅像が贈られたのです。 このことからも、両国の友好を尚一層発展させたいとの思いが受け取れます。 しかし客足は伸びず休業、途中で柏崎市主導のもと運営会社が設立され再オープンするものの、 中越地震の影響で入場客は増えず再度閉園することになりました。 後に旧トルコ文化村跡地は公募の末売却されることになったのですが、贈られた銅像までも売却対象となってしまったのです。 これを知ったトルコ大使館は大使の名前で再考を求める文章(大使館で運営する申し出もあり)を送ったにも関わらず叶いませんでした。 買い取った民間企業も当初はそれまでどおり銅像を飾っていましたが、 中越沖地震の影響による二次災害を防ぐため、台座から取り外してしまいました。 以来約二年間野晒にされ、現在は屋内で保管されているものの、相応しくない扱いが続いております。 更に、売却の契約や地代などを巡って当事者間で裁判が勃発。 訴訟の只中にある以上、再建の目途を立てることが出来ないのです。 しかしこれらが難しい事であるならば、せめて銅像の処遇に関してだけは当事者間で合意して頂きたいと思います。 署名も現在7121筆集まっています。 トルコ大使館とエルトゥールル号遭難事件で縁のある和歌山県串本町は、 移転の際には串本町内に再建することで合意したものの、現在の当事者の訴訟問題もあり静観するしかない状況です。 2010年はトルコにおける日本年であります。 エルトゥールル号遭難事件から120周年の節目であり、両国の更なる交流が期待されております。 英雄の銅像に対して残忍な扱いをすることは友好の歴史と両国の先人が築いた信頼関係を蹂躙する事と同義であり、 友好関係が途絶えるばかりか両国の国益を損なうことにもなりかねません。 日本とトルコには深い友情と信頼の歴史が存在するのです。 そのためにも、一刻も早い解決が望まれております。 我々『ムスタファ・ケマル像を移転する会』も問題解決を目指してネット上で署名活動及びその宣伝を行っております。 銅像を確実に管理できる和歌山県串本町への移転、 もしくは確実に管理することを確約したうえで柏崎市内及び旧トルコ文化村跡地での再建を我々は望んでおります。 しかしこれらが難しい事であるならば、せめて銅像の処遇に関してだけは当事者間で合意して頂きたいと思います。 外務省様にはこれを国際問題として取り上げあらゆる手段を行使して問題解決を図り、また当事者にもそれを働きかけて頂きたいのです。 そして外務大臣である岡田様には、外務省職員がこれを実行できるよう積極的に指揮して頂きたいのです。 これは柏崎市だけではなく、日本人全ての名誉と誇りに関わる事態なのです。 日本人自らの手で何としてでも事の解決を図らねばトルコ国民に顔向けができません。 どうか心あらば、あたたかい御支援御協力を宜しくお願い申し上げます。 柏崎トルコ友好協会への電話(2009.09.25) ←New! ヘタリア氏によると「5年ぶりに活動再会した模様」ということで、代表が電凸してみることに。 9月24日に電話したときには会長が外出中で、代表はメールアドレスだけ伝え、後日あらためての電話となった。 9月25日、会長と直接話すことができた。 「移転する会のホームページを見させてもらって、(我々の)活動から良い印象を受けた」 「また、これからも是非とも頑張ってほしい」 「しかし、協会はトルコ大使館と連絡を取り合っていろいろ活動しているので、協力に関しては保留とさせて欲しい」 保留とは何かという判断は皆さんにお任せしますが、どちらにしてもあまり詳しい内容を話すことが出来ませんでした(by代表) 伝えていたメールアドレスへの、その後の返信なども特になかったとのこと。 ウェステックエナジー株式会社電凸(再)結果(2009.08.28) ←New! 有志のヘタリア氏による電凸結果。 「銅像の今後については社長がお決めになるため、事務員でお答えできるものはいない」 「社長のスタンスも、社員ではなく弁護士にお任せしている」 「ウェステックエナジー社の社長様次第でもある」 そのほか、詳細は企業ページにあり。 産経新聞担当者様からの電話(2009.05.21) 産経新聞の担当者様から電話があり、銅像等の現状を教えていただく。 まず、銅像は再建されてはおらず、これまで通り施設屋内にて保管されているそうです。 このほかにもウェステックエナジー社側の主張もお教えいただくことができました。 柏崎市の要求する銅像の無償譲渡(返還)に応じる準備はあるそうです。 しかし、それには一つ条件がありそれは『施設と銅像を一緒に売却したことを謝罪すること』だそうです。 昨年の市長選前から主張していたことで、選挙前は不利になるから無理かもしれないと思っていた。 このため、再選が決まればすぐに謝罪してくれると期待していたそう。しかし実現しないまま。 そして、「とにかく早くこの裁判を終わらせたい」だそうです。 そのほか、詳細は企業ページにあり。 ウェステックエナジー株式会社電凸結果(2009.05.20) 「担当に直接聞いてくれ」とのことで担当弁護士事務所のお名前と電話番号を教えてもらう。 そこへ電話したところ、出たのは事務員と思われる方で、弁護士様本人は裁判で外出中だとのこと。 当団体、代表の名前、電話番号、用件等を伝えて、会話は終了。 以来、折り返しの連絡はない。 そこで、連絡を待ちつつ、産経新聞社の担当者様にもメールして、新たな情報があるか確認することに。 そのほか、詳細は企業ページにあり。 産経ニュースにとりあげていただきました(2009.05.06) 「トルコ建国の父」救え 銅像の寄贈先破綻…「友好危機」ネットで署名活動 - MSN産経ニュース} 全国紙にも掲載された模様。 ウェステックエナジー株式会社電凸結果(2009.03.17) ウェステックエナジーとしては全て弁護士に任せているので何も答える事は出来ない。 そのほか、電凸したときの詳細は企業ページにあり。 トルコ大使館電凸結果(2009.03.10) 252 名前:串本町”代表”電話 ◆JPEE6i/ork[] 投稿日:2009/03/10(火) 22 48 20.46 ID Lxnv4NU0 署名活動についてトルコ大使館に意見を聞いたところ、次の答えが返ってきました。 ・民間として行う署名活動は、トルコ大使館として止めることはない ・しかし、この問題はトルコ大使館としては関わることが出来ない ・(小さい声で)確かに串本町に移転させたいが、こちらとしても一度寄贈したものであり、 その所有権を裁判で争っている状況なので勝手に移転出来ない ・また、柏崎市よりちゃんと扱うよう努力しているとの説明を受けている以上文句を言えない いやー、何というか予想外の答えが返ってきました。 トルコ大使館にも建て前と本音があるようで、当初はこの問題には口出し出来ない という内容の回答だけ、串本町の名前を出したらやっと『確かにその通りだが』 との発言が出てきただけで、本来はトルコ大使館の方針を知らせたくないのかも。 外務省電凸結果(2009.02.25) この件を承り、十分に検討を重ね、対策をとる。 実態がある問題なので外務省として放置することはない。 まずはしかるべき人、団体に対して連絡する。 しかし今のままでは外務省としてどうにも出来ない(この問題に限らず) というのも、外務省がどの問題を扱うかはその効果だけではない。 話題性やインパクトで決めるので(!)、現状のままではどうにも出来ないし、事と次第によるとしか言えない。 外務省だけではなく、当事者とか関係各所にいろいろ連絡してほしい。 新潟県知事政策局広報広聴課 県民相談室 メル凸結果(2009.02.25) このたびは「県政へのご意見、ご質問」にお便りをいただきましてありがとうございました。 あなたのメールの内容を個人情報を伏せて柏崎市に確認したところ、市では、 トルコ大使館に現状を説明したうえで、連絡を取りつつ、事務処理を進めているとのことでありました。 つきましては、この件についてのご意見、ご要望は、直接柏崎市にお寄せくださるようお願い致します。 今後とも、新潟県政の推進につきましては、特段のご理解、ご協力をお願い致します。 新潟県柏崎市メル凸結果(2009.02.18) アタチュルク像ついては、在日トルコ共和国大使館の理解を得て、土地及び他の物件と共に民間会社に売却した 市としては、会社から無償譲渡してもらい、しかるべき場所へ建立をするべく会社側と交渉をしている 他の案件で裁判になっていることからなかなか折り合えない状況 必要に応じて在日トルコ共和国大使館や外務省と連絡を取りながら進めたい 値段、送料、手数料等については、所有者が民間会社となっており回答する立場にない (注:初日のメル凸への返信なので、価格に関しての回答がある) 回答本文は新潟県柏崎市ページにあり 新潟日報に送ったメール回答(2009.02.16) 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/16(月) 00 13 25.48 ID kJ6aYZUz0 遅れたけど報告 先日、新潟日報に送っておいたメールの返事が来てた。内容は > 新潟日報社読者交流部です。貴メール拝見いたしました。 >仰るとおり、トルコ統合の象徴である初代大統領の銅像を地面に放置して >いるのは恥ずかしいことだと考えます。 >いただいたメールは取材担当者に転送いたしました。 和歌山県串本町電凸結果(2009.02.16) まずは団体の概要をまとめて伝えて欲しい。 この件についてはあらかた状況は把握している。 有志で団体をつくるならトルコ大使館に伝えるとともに、できる限りのバックアップを検討したい。 しかし、串本町としては見守っている状態なので、全ては問題が解消することが前提。 そのほか電凸してみた結果の詳細は和歌山県串本町ページに詳細あり 新潟県柏崎市電凸結果(2009.02.13) 像は元々トルコ村経営者に寄贈されたものであり、市は土地と建物を民間に貸していただけ トルコ村の経営破綻後、土地建物は有休資産として現在の会社に売却した トルコ大使館についてや、串本町が引き取るという話は知らない(後日のメール回答ではトルコ大使館については記述あり) そのほか電凸してみた結果の詳細は新潟県柏崎市ページに詳細あり
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史実における父権主義 TNOにおける父権主義 父権主義 アイコン編集 英名 Paternalism 別名 登場作品 The New Order RGB値 (111,111,111) 父権主義という政治哲学は、独裁者から君主、皇帝に至るまで、数千年もの間、無数の政府の主要論理として存在してきた。父権的な政府形態を支えるイデオロギーは、自由主義的政治思想の台頭を、古くからの文化的・政治的規範、制度、真理に対する不正や不安定化の原因として描くものだ。より良い未来のために国家、社会、文化を維持する手段として、一時的、あるいは永続的に権利と自由を制限することによってリベラルの影響に対抗しようと試みるものであり、国民の福祉に対する国家の役割を、親から子への指導のようなものに例える。 この点において、現在ヨーロッパやアジアを支配している数々の独裁政権とのイデオロギー的類似性は無視しがたい。自由民主主義も保守民主主義も、一般的には父権的政治体制に見られる独裁主義を忌み嫌っており、新たなファシスト政治思想の胎動、あるいは薄っぺらい模倣に過ぎないと考えているのである。とはいえ、父権的社会において隣人の意見を気にする者などほとんどいない。そのため、内外のいかなる試みに対しても、しばしば政治的・軍事的な激しい抵抗を示すのである。 (TNO日本語化Modより引用) サブイデオロギー一覧 国民保守主義 社会民族主義 統制民主主義 軍政 寡頭制 連帯主義 軍事委任 ディキシークラット 企業父権主義 社会信用 ケマル主義 半立憲君主制 一党優位性民主主義 ペロン主義 臨時政府 右翼ポピュリズム 訓政 半民主制 左派コーポラティズム テクノクラート・コーポラティズム 移行民主主義 伝統的保守主義 プジャード主義 権威的開発主義 計24種類
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339 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 10 57 前書き 今回は日本との関係は控えめです。ご了承ください。というか漸く本編第二話。 いや、SS書くって疲れますね。ではどうぞ。 追伸、誤字脱字、更にご都合主義は多少の寛容さを持って読んで下さるとありがたいです。 提督たちの憂鬱支援SS 『トルコ人の物語・第三章 崩壊する祖国。岐路に立つ同胞。躍進する東洋の友人たちとの軋轢(青年期後半)』 夢幻会の会合である転生者は笑った。史実通りにサラエボ事件が起きた事を。 『これで日本は救われる』 当時、日本の財政はパンク寸前である。 日露戦争にて消費された莫大な戦費を返済しなければならない。幾ら手に入れた南満州利権を米英に開放したと言ってもそれだけでは到底足りなかった。 日本人は戦勝国であるにも拘らず貧困にあえいでいる。それが政府批判に繋がらないのは陸海軍が大勝利を収めたという実績があるからであった。 そして1914年、遂に待ちに待った時が来る。史実の大日本帝国が最も豊かだと言われた時代。 人類史上最初の大戦争、第一次世界大戦の開幕であった。 夢幻会の最高意思決定機関、通称、『会合』。 ここは史実と言う反則知識を持った転生者らの知識を明治・大正という貧しい後進国日本に活用させる為の場であり、事実上の日本の脳髄だった。 この『会合』に比べれば内閣や帝国議会、いや、表向きは日清日露戦争を勝利に導いたと言う大本営さえ霞む。御前会議に匹敵する程の重要性を持っている。 そのメンバーは明治の元老たちに、伏見宮や近衛、倉崎ら若手の転生者ら。分野は政治、経済、軍事、芸術、学問など幅広く日本全土を網羅していた。 彼らは話し合う。歴史通り勃発したオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇太子暗殺事件の今後どうするかを。 会議が開かれた。全員に水筒に入った京都の緑茶と茶菓子、そして日英同盟直前と同じく玄米おにぎり梅干入りを食べる明治の元勲。 彼らは知っていた。白米など贅沢品は正月と大晦日に食べればそれで良いと。問い並みに転生者らはいやいや食べている。 彼らはさっさと大手チェーン店の牛丼が食べたいのだが。中々上手くは行かないモノだ。 「まず近衛君、君の判断を聞こう。君らの世界で我が帝国はどう行動したのだ?」 東郷平八郎元帥が問う。日本海海戦の英雄にして世界を代表する提督の言葉は重い。 「はい、日本は同盟国イギリスの参戦要求を受諾こそしましたが、それは形式上だけの事。実際は中国の利権獲得の為の行動にのみ走ったと言えます。 極東地域に展開しているドイツ第二帝国軍は弱体であり、特に海軍力に至ってはロシア海軍艦艇を捕縛していた日本軍が圧倒しています。 更に金剛級巡洋戦艦という当時最新鋭かつ最強の戦艦を保有していました。ドイツ第二帝国の急追で本国近海の海軍力で並ばれつつあったイギリスは我が日本海軍の欧州遠征を求めます。 が、時の内閣は極東ドイツ領である青島攻略作戦やマリアナ諸島制圧を理由にこれを拒否、更に対中21か条という独自の要求を時の中華民国に要求。 無論、列強各国であり同盟国である協商国が血みどろの戦いを繰り広げているのを高みの見物と言う形を取ってです。 その露骨な大日本帝国の勢力圏拡大政策を展開。止めに対欧州貿易黒字を出し、一兵も欧州で失う事無く戦争を傍観しました。 結果、日英同盟と言う我が国最大級の外交的成果を喪失。第一次世界大戦後の大恐慌とブロック経済、その打破の為の満州事変を経由して日中戦争、第二次世界大戦、太平洋戦争へと突入。 最終的には西暦1945年8月15日に600万名以上の死者を出して敗戦、GHQによる占領下に入ります。幸いな点は東西ドイツの様に米ソによる国土分裂が無かったくらいですね。 以後、私たちが生きていた2000年代まで事実上、アメリカ合衆国の属国となって生きる事になります。 尤も、そのお蔭で事実上の世界第一位の豊かさを持った国が誕生するのですが・・・・これが私の知る歴史です」 なんとも聞きたくない現実だ。 だが聞く。今生きている7000万人の日本人を守るのは自分達しかいないのだから。 「伊藤、大隈、では我々は欧州に兵力を派遣する必要があるという事で一致して良いな?」 相も変わらず議長役の大久保利通が言う。 何人かはタバコに火をつけて一服する。 事実上の、大本営さえ飾りであるこの夢幻会の『会合』で大日本帝国は新たなる道を歩む事となる。 340 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 12 21 「仕方ないでしょう。確かに筋は通る。仮に大英帝国を見捨てたらその後の外交が滅茶苦茶になるのは火を見るよりも明らか。 だが何故、近衛君らの歴史上の内閣はそれを考えなかったのだ?」 ずずずとお茶を飲む大隈。それに答えたのは意外にも山本権兵衛だった。 「それは我々がテストでカンニングしているからでは無いですかな? 未来知識と言う教科書を見ているからこそ我々は過ちを最小限に出来る。 本来であれば未来など分からないモノ。 そう思えば勝手に我らの推測や批判を今は存在しない史実の内閣や政治家に押し付けると言うのは卑怯では?」 一服した大久保は辛辣に付け加えた。 「ついでに無駄だな、起こってもいない事と赤の他人が起こした過去、というと変かもしれないがその過ちを押し付けるなど愚の骨頂だよ」 灰皿にタバコの灰を落とす。煙が充満する。 既に時は午前2時を過ぎていた。大久保は続ける。 「イギリスが我が国に参戦要請を出す前に、我が国から参戦が可能である事を伝える。 明日にでも外務省の対英課にそう伝えよう。いや、今日の外務大臣出勤と同時に英国大使館に外務大臣を派遣する。 非公式会談で我が軍を欧州に派遣する用意がある事を先に伝えるのだ、英国が派遣要請をする前に」 そう、先手を取る事は政治の世界でも重要である。要請されて軍を派遣するよりも要請される前に提案する方が印象が違う。 「それに君らの世界ではこの戦争、戦争を終わらせる為の戦争はクリスマスまでには終わると言われたのだね?」 大久保は転生者らが座っている席に向けて聞く。 頷く伏見宮ら転生者たち。 「ならばこの世界の英独仏露も同様の考えだろう。早期終戦では経済的に困るが、まあその時は別の事を考えれば良い。 そしてこれが、この事件から端を発する第一次世界大戦が君らの知識通りの塹壕戦による凄惨な総力戦と長期戦になれば我が国の経済は潤う。 更に欧州本土で我が日本軍が血を流せば例の計画である欧州の孤島の確保にも成功するだろう。 またロシア帝国が崩壊するならロシア貴族や宮廷にも恩も売れる。世界恐慌と言う大いなる劇薬もある。打って出るべきだな。 このまま帝国の経済を疲弊させたままでは遠からずこの国は貧困から暴動、内戦に陥る。そうすれば清帝国の二の舞だ」 大久保の判断は正しい。そう、既に日本国内経済は最悪。税率はギリギリで戦費返済の為の借金活動は史実の昭和後期、平成の赤字国債などかわいいものだと思えるほど非生産的だった。 国内投資に使われた平成や昭和の史実赤字国債に対して現在の国債は海外に流出し、国内の生産活動に何ら寄与してないのだから。 翌朝、10時15分、大日本帝国政府は外務大臣を直々に、かつ隠密裏に英国大使館に派遣。欧州に金剛級巡洋戦艦を初めとした戦艦4隻を基軸とする艦隊に2個師団3万名を完全武装で派兵する用意がある事を告げ、既に昨夜の時点から陸海軍は派兵体制に入った事を伝えた。 「我が帝国は国際社会の正義と外交信義に基づいて、貴国、大英帝国の国王陛下並び王立政府の要請があれば即座に欧州半島に兵力を展開します。 また極東の憲兵として日露戦争、義和団事件の様にドイツ第二帝国の極東領土全域を制圧します」 この報せは時の英王立政府に即座に通達され、日本本土では夢幻会の手により大々的に報道された。 結果、欧州各国の市民も消極的ながらこの情報を入手する。 もっとも東洋の島国にであり、後進国が必死に背伸びしているだけ、黄色い猿に何ができるか、という考えが主流で直ぐに忘れ去られたが。 そしてそれが思い出されるのは100万名を超す犠牲者を出してからの事である。 341 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 14 21 1914年7月某日 オスマン・トルコ帝都宮廷 「開戦すべきだ」 外務大臣が言う。彼らは軍事に関しては素人である。だが、外交に関しては玄人だ。もう中立だとは言っていられない。 ドイツ第二帝国とロシア帝国双方の参戦要求圧力は大きく、これを回避する事は瀕死の病人である現在の帝国には不可能だと思えた。 だからこそ早期開戦、早期戦争終結を目指すべきと言う。 一方で海軍と陸軍はそれぞれの理由から非戦に回る。 アリー・セル・セルジューク中佐が送ったレポートに書いてある様な機関銃陣地が構築されればその被害は甚大になる。 これは近代化に後れを取っているオスマン・トルコ帝国にとって致命傷であろう。 事実、スルタンの直轄である近衛軍団である筈のイェニチェリ軍20万名は世襲軍人貴族化して近代戦では役立たず(止めに改革反対の牙城)。 結果、戦線に派遣可能な部隊は日本軍の旧式装備(余った38式小銃など日露戦争の日本製武器)で唯一近代化させた第2軍団6個師団9万名(一個師団は15000名)と第3軍6個師団9万名の合計18万名の派遣が可能である。 あるが、これは国内の第1軍が戦略予備であり、第4軍などは書類上にしか存在しない以上、虎の子、鬼札以上の何かであった。 それを一気に失う可能性がある事を旅順や奉天会戦で示されているのでオスマン・トルコ帝国陸軍は反戦派。 海軍は例のアリーの父アフメット教え子が海軍大臣として職をかけて反対。 現在のオスマン・トルコ海軍ではロシア黒海艦隊を抑えられる自身が無く、下手をすれば帝都イスタンブールが艦砲射撃で焼かれる危険性もあると指摘した。 だが内務大臣、権益維持を目論むイェニチェリ軍総司令官、各地の総督府(中央政府の失敗は彼らの権益増大につながると考えた)、外務大臣、宮内大臣は参戦に積極的。 なにより近代化に成功したと考えられているオスマン・トルコ帝国軍の力を見せつける又とないチャンスととらえた。その考えが正しいかどうかは別であろうとも。 この点は大日本帝国があのロシア帝国に勝ってしまったが故の錯覚だと言える。 更にスルタンは内政の失敗を誤魔化す為に国内の意思統一を外敵に向ける事で、自身への不平不満を解消してしまいたいと言うのもある。 「陛下の御意思は?」 内務大臣が玉座に座るスルタンに話を振る。 「・・・・・・・」 沈黙の帷が下りる。 そこに一人の外務官が入室し、外務大臣に一通の電報を見せる。 立ち上がり発言を求めた。許可するスルタン。 「たった今、ドイツ第二帝国皇帝から再度の参戦要請があった。これに従わない場合は独土両国に重大な危機をもたらす、と。 各々方、最早一刻の猶予もありません。それに戦争はキリスト教徒が言うクリスマスには終わる筈です。 ならばこそ、同盟国側に立って開戦し、我が国の国際的な地位を高め、東洋の友人の様な立場に、列強の末席に連なる事が重要です」 その言葉に大勢大きく開戦へと傾いた。非戦を唱えるのは皮肉な事に実戦を経験した現実主義者の軍部だけ。 軍部は分かっていたのだ。今の段階ではオスマン・トルコ帝国軍はドイツ、ロシア、フランス、イギリスの正規軍には勝てない事を。 だが、やるしかない。スルタンが決断を下す。 「余の決定を伝える」 ここは専制国家。形式上の議会があるがそれもお飾り、宰相は先の宰相と異なりスルタンの腰巾着にして保身の権化。 身を挺してスルタンに諌言する事など無い。だからスルタンの言葉は絶対。 「ドイツ第二帝国を同盟国として、第2軍、第3軍を欧州半島に派兵する。戦争を終わらせる為の戦争に参加するのだ。そして勝利せよ」 ここにオスマン・トルコ帝国参戦が決定された。 『召集令状 アリー・セル・セルジューク中佐、第3軍第3師団第3連隊連隊長殿へ。 8月1日を持って、貴官の所属する第3軍全軍は対英対仏戦線に向けて転進する。貴官は第3師団を構成する第1から第4までの4個連隊中、第3と第4を指揮下に置く第3師団第2旅団旅団長に着任する事。 尚、階級は大佐として昇進させる』 342 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 15 19 夫は、アリーは難しい表情で私にこれを見せた。 戦争だ。やっと日本帰って来たばかりなのに、また戦争だ。 それも英仏と。あの列強と戦う。生きて帰って来れるのだろうか? 「心配するな、生きて帰るさ」 夫は安心させるように言う。だが私は目聡く気が付いた。肌身外す事が無い愛刀を夫が抱えて部屋を出て行ったのを。 それが私の不安をあおった。かつての義父はあれを手放したが故に右手を失ったと私は思っている。そしてアリーはあの剣が手元にあったおかげで日露戦争を生きて帰れたのだとも。 そのアリーは息子らを集めた。チャイを全員に注ぐ。 「サラフ、お前何歳になった?」 父親の突然の言葉に一瞬だが戸惑う長男。次男と三男は好奇の目で見てくる。だが父親のいつにない強烈な眼光に威圧され何も言えなかった。 「もうすぐ13歳です」 この子は聡明だった。努力家でもある。必死に英語を勉強して現在は英語とトルコ語を喋れるバイリンガルだ。将来は有望だと親族一同が言う。 まあ英語の筆談はまだできないが。 更に学者になりたい、国際法や外交、政治学を学びたいと言っている。 それを支援してやりたい。今まで軍人家系だったセルジューク家も変わる時が来たのかも知れない。 そう思いつつもあの日、イスタンブール軍港で我が父アフメットから渡された先祖伝来の三日月刀を握りしめて長男に言う。 「渡したいモノがある、あとで父さんの部屋に・・・・」 「嫌です」 即答。これには自分が驚いた。 反抗期などまだまだ先だと信じていた長男が明確に反論した。いつもニコニコと笑っている長男が、だ。弟たちも驚いている。 「お父さんは僕にこれを渡すつもりでしょ?」 弟たちの前で指さした先には自分が渡そうとした三日月刀があった。 おろおろする三男のメフメトと何故偉大なる父に逆らうのかという批判がましい目で長男を見るスレイマン(愛称、スレイ)を尻目にサラフは発言する。 「お爺様はそれを渡して、その後の航海で右手を無くされました。 お父さんからお聞きした曾お爺様も、それをアフメットお爺様に渡されてから一か月後にクリミア戦争で戦死。 更に曾御婆様も売女として殺された。一方であの日露戦争の旅順でお父さんはその剣に助けられた。 襲ってきたコサック騎兵のサーベルを一撃で叩きおり、本来は絶対的に不利だった筈の体格差を補った。 いわばそれは守り刀です。だから僕は受け取りません。この戦争が終わって成人する時まで僕はそれを受け取らない。 お父さんは帰ってくる、それを僕に渡す事を帰る理由にする。だからそれは今は受け取らない。これが僕の我が儘です」 随分と・・・・・ 「随分と大した我が儘だな」 苦笑いするアリー。いつの間にこの子はここまで成長したのだろう。それが嬉しくもあり、悲しくもある。 「僕はアリー・セル・セルジューク中佐殿の息子であり次期当主ですから」 剣を鞘に戻す。嘗て日露戦争の旅順でロシア人を切ったにもかかわらず、ダマスカス鋼製の無名の愛刀は今も尚その切れ味を失ってなかった。 「分かった、これはまだ当分父さんがあずかろう。父さんは・・・・この戦争に出兵する。帝国と陛下への忠誠を示し、同胞を守ると言う義務を果たす。 その間は叔母さんたち夫妻にセルジューク家の事を任せる。 お母さんの言う事と海軍の御祖父さんの助言を聞く事、勉学に励み自らを鍛える事を忘れずに生きる事、アラーのお許しにならない事を約束するな?」 「「「約束します!!!」」」 サラフ、スレイ、メフメトの三人の声が同調する。 「それでは父さんは2週間後に出発する、部屋にいるから何かあったら来なさい」 そう言って解散させた。一抹の安堵覚えながら。 (子は親が思う以上に育つのだな) 343 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 16 24 「お兄さん、気を付けて」 「死なないで下さいね、兄さん」 「勝手に死んだら承知しませんよ、義兄殿」 「同感です」 「おじさん、お土産よろしく」 「僕、ドイツの機関車の模型が良いな」 「こら、お前たち!」 「アリー、体に気を付けてな」 「国家の為に死ねとは言わん。だが、セルジュークの名前を穢すな」 「生きて帰ってこい」 「死ぬなよ、我が友」 「また会おう」 「ラクを用意して待ってるぞ、戦友」 「少佐殿、このムスタファ・ケマル、従軍できないのが残念であります。あ、これ日本の友人のスギヤマさんから貰ったお守りです。 アラーの教義には反しますが・・・・・持って行けと押し付けられました。ご武運を!」 多くの親族、戦友、友人に見送られる。 そして最後は三人の息子だ。 「死なないで下さい」 「ちゃんと・・・・・帰ってきてね」 「僕、お父さんにまた会うんだからね、約束だよ!!」 三人を抱きしめる。そして出港の時間が来た。 総員乗船開始! 別れを惜しみながら部下たちが乗船する。 妻、ラーレ・セル・セルジュークが無言で頷く。無言で敬礼する。 そして、アリー・セル・セルジューク大佐は7000名の部下たちを引き連れて西部戦線と名付けられる戦場に赴いた。 1916年、仏独国境北部、西部戦線。 損害は甚大。 無謀な重機関銃陣地への突撃を命じたオスマン・トルコ軍第3軍司令部の命令に断固反対すると抗議したアリーは抗命罪で旅団長から補強部隊の第5連隊連隊長に降格。 階級こそ変わらなかったものの、事実上の左遷人事である。 ドイツ軍ら同盟国陣営は共同で北部における英仏防衛線の突破を目論み、強行突破作戦を展開した。 そして・・・・ドイツ軍だけで犠牲者10万名以上と言う凄惨たる有様を見せる。 かつて旅順攻防戦でアリー・セル・セルジュークが体験したように、重機関銃陣地への銃剣突撃など既に自殺以外の何物でもなかった。 「大佐殿」 かつて、旅順で軍曹として共に戦った男が声をかける。 自分の指揮下に居た3500名中1200名が死んだ。帝国本土からの補充兵はさらに若く、満足な訓練も受けてない。 しかも古からの精鋭と言われていたイェニチェリはこの事態に及んでもスルタンである陛下護衛を名目に本国から動かない。 彼らの先祖が参加したウィーン包囲戦の頃の勇猛さも有能さも誇りも何もかも捨てたのだ。 「なんだ?」 手紙を書いている。毎週本国に送っている。それが、それだけが自分の私用。後は全てどうやって部下を生き残らせるか、戦うかを考えている。 先の大攻勢に失敗したドイツ軍の一部が汚名返上の為に再攻勢を考えており、それをオスマン・トルコ帝国軍第3軍参謀長も賛成しているから性質が悪い。 「伝令が着ました。ドイツ軍からです」 「通せ」 その言葉と同時に一人のドイツの若者が入ってくる。 若いな。それにこの戦局なのに目が死んでない。まだ祖国を、恐らくドイツの将来を担うのは自分達であり必ずドイツを勝利に導くのだという信念がありありと伝わる。 「はいります!」 敬礼する上等兵。階級を見る限りどうやらこの大規模な人命の消耗戦での生き残り、叩き上げな様だ。頼もしい事だ。 もっともそれは悲しむべき事でもあろうのだろうが。 「伝令を持って参りました。こちらで最後になります」 そう言われて命令書を受け取る。 内容は簡潔であった。 『一週間前、敵軍に二個師団の増援部隊の到着を確認。未確認上ながら大日本帝国遣欧派遣軍であると考える。 敵は何らかの手段で攻勢に転ずる可能性あり、ドイツ第6軍並びトルコ第3軍はこれを迎え撃つべく迎撃の体制に入る事。 尚、同時に英仏軍30万名の移動も航空偵察にて確認せり。各部隊は現防衛線を死守するべし。ドイツ第二帝国西部戦線総司令部より』 344 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 17 00 溜め息が出そうだ。新兵主体であり、しかも銃も連発式だった日本製品の38式歩兵銃では無く単発式の旧型小銃ばかりの指揮下の連隊。 実戦経験も無い素人集団。しかも先の攻勢の失敗で士気の低下も著しい。これで現地の防衛戦線を維持しろ、と? (まあ無謀な突撃命令は中止された様だが・・・・司令部が・・・・現実をみろ、無茶を言うな・・・・もっともこの上等兵行っても仕方ないか。 ん? こちらで最後だと? どういう意味だ) ふと思った疑問を、髭を綺麗に剃っている若者に尋ねた。 「もしかして君は我がトルコ軍とドイツ軍全軍に伝令に行ったのかね? この定期砲撃の中を?」 それに答える。片言ではあったが自分のドイツ語は通じたようだ。 副官の大尉が翻訳する。 「は、ドイツの為を思って歩兵の分際ではありましたが馬を駆り各地の司令部にそれぞれの命令書を配布してきました。 なに、祖国ドイツの為ならこの命など些細なモノです!! ドイツの為ならここで死んでも構いませんから。 それでは失礼・・・・・なんでしょう?」 怪訝な顔をするこのドイツ人の若い伝令兵に故郷の帝国本土から持ってきたアンカラ産のチャイを注いでやる。 「こんな事しか出来んが・・・・偽善と笑ってくれても構わん。これが精一杯の君の勇気に対する私の謝意だ。 我がオスマン・トルコ帝国のお茶、チャイだ。飲んでから行きたまえ」 一礼して数分間チャイを飲む。ついでに差し出されたクッキーも食べる。 そして敬礼する。 「では自分は司令部に戻ります。ご武運を、大佐殿」 ドン。砲撃音と着弾の衝撃がする塹壕第5連隊司令部。 その中でのひと時の交流。 「ああ、君もな・・・・上等兵。それとこれも持って行け。どこまで役に立つかは分からないが我が連隊からの正式な感謝状だ。 少しでも君のためになる事を祈っている。 キリスト教徒の君に言うのは嫌かもしれないが言わせてもらおう。神の加護があらんことを祈らせてもらう」 無言で敬礼する上等兵。 「そう言えばお互いに名乗っていなかったな、君の名前を何というのかな? 私はアリー。 アリー・セル・セルジューク大佐。オスマン・トルコ帝国軍西部戦線派遣軍第3軍第3師団第2旅団補強部隊第5連隊連隊長だ」 この時の人物を私は生涯忘れない。彼は若者らしい声で、絶望しかないこの地獄の中で答えた。 それはあの日から続いてきた若い頃の私だった。 「ドイツ軍所属第6軍第8師団第9連隊所属の第13小隊第2分隊副隊長のアドルフ・ヒトラー上等兵であります! それではこれにて。ご武運を!!」 この後、この上等兵はアリー・セル・セルジュークらの推薦状を持って戦時任官で伍長に昇進する事になる。 3日後。大規模な砲撃が来た。徹底的な砲撃に加えて妙なものを顔に付けている英仏軍。それをドイツ軍は身を持って体験する。 奇妙な黄色の気体がドイツの塹壕に流れ込む。 「何だこの気体は?」 「黄色の空気?」 「う!!」 「おいどうし・・・・がは!!」 英仏連合軍、独軍に対してガス攻撃らしき攻撃を敢行。被害甚大。繰り返す被害甚大。生き残った通信兵が必死で通報する。 毒ガス戦闘の知識が無かった両陣営。 が、それ故にその損害は甚大。ドイツ第二帝国軍の防衛線は瓦解し、圧倒的な弾幕がオスマン・トルコ帝国軍にも降り注ぐ。 更に最悪な事に、敵は列車砲らしき大口径砲でこちらの陣地を問答無用で吹き飛ばしてきた。 鉄条網が吹き飛び、地雷が誘爆し、機関銃陣地が土砂で埋まる。塹壕内部にも両断の破片が飛び込み多くの兵士が死んで行く。 既に最前線を任されていた第2師団第2旅団は突破され壊滅、続けて英仏軍の側面支援を受けた大日本帝国軍の二個師団が、毒ガスと猛砲撃で半壊し、指揮系統等も寸断された自分達第3師団の第2旅団に襲い掛かる。壊乱する第1と第2両連隊。 戦力比は考えたくもない。しかも毒ガスの影響で部下の大半を後方に送ったばかりだ。健在な者は貧乏くじを引いたようだ。 345 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 17 57 敵の突撃を日露戦争以来愛用しているドイツ製の双眼鏡を見ながら思う。 「皮肉だな、曹長」 傍らの曹長に話しかける。彼とはあの203高地以来の付き合いだ。いや、対日派遣団以来の付き合い。 「何がでありますか、大佐殿」 そう言いながらも旅順攻防戦以来、愛銃としてずっと扱ってきた38式歩兵銃に弾丸を装填する。初弾をスライドさせて安全装置を解除する。 「あの時も白兵戦だった。指揮官らしいことは出来なかった。 今回も指揮官らしいことは出来そうにない。3500名中3000名近くがガス攻撃らしきもので後方に後送している真っ最中だ。この猛砲撃の中を、な。 ああ、あれは例の飛行機という奴だな? 航空機による弾着観測も行っているのか。通りで命中精度が良い訳だ。 相変らず日本軍は数歩先を言っている。見なうべきだよ、我が国の下らん保守派は。帝国の再建の為にも。 そして思い出せ、曹長。あの203高地の様に絶対多数の敵を迎え撃つのだ。しかも君も私も日本製の銃を持って嘗ての戦友である日本軍相手に発砲する。 これが皮肉では無くて何が皮肉だ? 全く持って度し難い無能だな、私は」 そこまで言った時、外から突貫という声が聞こえる。この時ほどアリーは自分の語学力と聴力を恨んだ事は無かった。 彼の耳は確かに聞いた。聞き取った。 「全軍、突撃!!」 という日本語の命令を。 残っている重機関銃が1000名単位で敵兵を撃ち殺していくが、それでも止まらない。必死の防戦も、撤退許可の申請も全て無駄だった。 『現戦線を死守せよ。本隊撤退終了まで撤退は許さぬ』 その命令が届いた。諦め顔で着剣するアリー・セル・セルジューク。 遂に敵が鉄条網を突破、一気に塹壕内部になだれ込む。 「れ、連隊長、は、白兵戦が始まりました」 無言で頷く。震える副官に命令した。一番年下僅か14歳で来た幼年学校生の3名の従卒を引き連れて後方に向け伝令を行え、と。 「派遣軍総司令部に行ってこう伝えろ、我らオスマン・トルコ帝国軍第3軍第3師団第5連隊は帝国臣民として、帝国軍人としての義務を果たしました、と。 神は偉大なり。大尉、行け!!」 僅かな安堵と大きな後ろめたさを持ってその副官は3名を連れて行った。 「大佐も甘いですね」 チャイを飲み干すアリーと曹長。 「そうだな・・・・この砲撃と銃声だ。生きて後方の司令部に辿り着けると思うか?」 ぱらぱらと土が落ちる。 そしてアリーも水筒の水を口に含む。 「さあ、そこまでは・・・・大佐程の学がある訳ではありませんから」 神のみぞ知る、か。そう思った。 「ふ、私は曹長ほど胆力があるのではないがね」 銃声が近づいてくる。既に補充兵士らは新兵であり、500名程しかいない。 相手は恐らく3万名。いくらトーチカがあってもガスによる無差別攻撃を受けた上での重砲撃による突破戦術。もう守りきれない。 (ラーレ、子供らを頼んだぞ) 一瞬だけ、懐の写真を、白黒の家族と親族一同が写った写真を見る。 そして見た。日本人が、極東の友人が司令部内部に侵入してきたのを。 「指揮官殿と見受けする!! お覚悟!!」 日本兵が構える。発砲。 私も発砲した。そして曹長ら司令部守備隊や参謀らも拳銃で、小銃で撃ちあう。やがて距離は縮まり、白兵戦になった。 殴り殴られ、撃ち撃たれ、刺し刺され、そして血しぶきが、呻き声が、悲鳴が司令部内部に響き渡る。 一体どれくらい戦ったのだろうか。 (何人殴り殺しただろう。これが戦争か。かつてロシア軍相手に共に戦った自分は今度ドイツ軍と共に嘗ての戦友を殺している。 父を助けたあの日本人を・・・・ははは、なんとも狂っているな) 遂に愛用してきた38式小銃が折れ曲がった。銃を投げ捨てる。 向こうも弾切れなのか、銃を捨ててカタナと呼ばれる軍刀を引き抜いた。その少尉の階級を付けた日本人を先祖伝来の三日月刀で切り伏せる。 かつて203高地でロシア人相手に日本字を助けた時と全く同じ仕草だった。 更に死体となった少尉を盾にもう一人を串刺しにする。血しぶきが舞い、それが目を汚した。その次の瞬間、ゴトゴトと数発の鉄の塊が落ちる音がした。 「手榴弾!!」 曹長が叫んだのと同時だった。 私は何かに庇われたのかと思うと同時に壁に叩きつけられた。続けて脇腹に冷たく熱いモノが刺さる。 (・・・・私の・・・・父さんの・・・・剣・・・・ひ、ひにくだな・・・・先祖伝来の剣で友人に殺されるとは) 脇腹に突き刺さった先祖伝来の剣を見て、脇腹を抑えながら自分は塹壕内で意識を失った。 346 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 19 07 何年たったのだろう。私は病院で目が覚めた。 (どこだ? ここは一体? 部下はどうなった? 何故俺はこんなところに居る?後方に送られたのか?) 8052、アリー・セル・セルジューク大佐。 そう英語と日本語で表記されていた。 (何だココは? 野戦病院にしては綺麗すぎる。しかも日本語と英語の表記? フランス語では無い? では一体ここはどこだ?) 頭が混乱する。最後に見た光景は自分が落とした三日月刀で日本人が私を刺した瞬間だった。 看護婦らしき人間が何人か話しかける。受け答えするとどうやら今は1917年らしい。ここはイギリスのポーツマス軍港の軍病院。 半年以上の昏睡状態から奇跡の生還を果たしたと医者は言う。 「セルジューク大佐、日本海軍の方が面会したいとの事です、お会いになりますか?」 元々捕虜なのだ。実際の拒否権など無い。それに日本海軍と言うのが気になる。 日本陸軍なら先の戦闘で殺しあったから分かるが日本海軍とはそんな関係も無い筈だが? 「分かりました、お会いします」 「では明後日の午後3時に参りますのでよろしくお願いします」 そういって看護婦は去った。 明後日。男が来た。それは見知った男。無言で敬礼する。 「アキヤマ!?」 それは秋山だった。 「アリー、貴様に伝える事がある。お前の指揮していた部隊だ」 話を聞こうとしていた事を先に言われた。思わず背を伸ばす。 「司令部要員は貴様を残して全員が死亡。貴様が生き残ったのは曹長の階級をつけた君の部下が咄嗟に君を庇ったからだ。 そして君の指揮下にあった連隊は最後まで戦い、我が軍の捕虜となり、そのままフランス政府が預かっている。そうだ、それと・・・・・戦争は終わった」 「!?」 絶句した自分に対して我が友は淡々と述べた。 ドイツ第二帝国とオスマン・トルコ帝国は敗戦し、ロシアでは共産革命が発生。皇帝ニコライ2世は処刑された、と。 「わしは大日本帝国遣欧艦隊の艦隊司令官の一人としてもうすぐ内地に帰国する。 年齢的にもう会う事も無いかと思ってな。だから無理を言ってお前に会いに来た。 だが、今のお前に戦勝国の人間であるわしと会い話すのは辛かろう。だからわしはこれで去る。詳しくはこの日記を読め」 そう言ってアリーの前から去る秋山少将。無我夢中で日記を読み始めるアリー。 そして知った。先祖伝来の仇であったロシア帝国は無くなった事。そして祖国も敗戦し恐らくは列強各国の草刈り場になるであろうことを。 ふと、思い出す。あの三日月刀はどうなったのか、そう思ってベッドから降り、倒れ、それでも地べたを這って自分の私物が置いてあると言われたロッカーの扉を開けた。 其処には綺麗に磨かれた先祖伝来の愛刀があった。アキヤマと英語で書かれた手紙と共に。 『貴様のものは出来る限り回収した。写真は燃えてしまったが、この剣だけは俺が責任を持って保管してある。 右の封筒にある携帯許可書は大日本帝国と大英帝国政府の正式なものだ。遠慮なく使え。また会おう。欧州の友よ』 知らずに涙がこぼれた。彼はまだ自分の事を友人と言ってくれている事に。 そして自分もまた彼らの事を友人と思える事を。 347 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 21 04 1919年、手紙を出さずに帰国したアリー。突然の夫の生還、絶望視していた生還に驚く親族一同。 その上で、またしても親族一同の眼前でまたもやひっぱたたかれた。 「貴方は何度!! 一体何度!! 何度私を心配させて殺せば気がすむの!?」 妻ラーレの愛情の籠もった一撃は重かった。 そんな中、18歳になったサラフらと15歳のスレイ、8歳のメフメトを中心に酒を飲む。 そんな中酔ったスレイが言った。 「父さん、日本人があのロシア皇帝やロシア貴族の亡命を助けているって本当?」 それは日本の新聞社が大々的に報道した事実。オスマン・トルコ内部でも賛否両論を呼んでいた。 否、トルコに住む者人間全員が論議していた。裏切りか、それとも大戦略故の仕方ない行為か、或は日土友好には関係ないかどうか。 「ああ、事実だろう」 その言葉にスレイが急に酒を飲み干した。更に言葉を紡ぐ。 「なんでさ!!」 意味が分からない。これは日本人の国家戦略の筈だ。我々が、オスマン・トルコ政府や帝国、陛下が口を出す義理も義務も権利も無いだろうに。 自分の言葉をサラフが代弁する。そう言ったら物凄い剣幕でスレイが怒鳴った。 「兄さんは何を言っているの!? 僕が許せないのは同じ有色人種なのに、ロシアと戦った戦友の日本の裏切り行為だよ!! 日本は何でロシアの皇族なんか助けたんだ! そう言ってるんだよ!! ロシアの皇帝なんて死んで当然だ。 御祖父さんもひい御祖父さんもその御祖父さんもみんなロシア人に殺された。今回の戦争だってロシアがふっかけてきたんだ!!」 スレイの放つ言葉の濁流は止まらない。 「だが・・・・」 「兄さん、ロシアがトルコに何をしたのかを思い出して。あいつらは、ロシアの皇帝一家は死んで当然なんだ! それを、それを助けるってなんだよ!! 日本人は日露戦争の恨みは無いのか!? 日露戦争でも何十万人も犠牲になったじゃないか!! その犠牲の上に漸く独立を勝ち取ったんでしょ? それが・・・・・その日本人は有色人種の味方じゃないのか!! なんでイギリスの飼い犬になって父さんを殺そうとしたんだ!? あいつ等は自分たちが助かれば、儲かれば良い卑怯者なんじゃないの!? 今回も同胞を殺したロシア人を助けて自分達でだけ甘い蜜を手に入れようと・・・」 次の瞬間、初めて息子を殴っていた。 そして殺気をこめて言った。 誰もかれもが、親族一同が無言のままの草原で。 「二度と日本人を、父さんの友人たちを貶めるな。スレイ、例え息子と言えどもそれは許さん。分かったな?」 スレイは無言で杯を叩きつけるとそのままテントを出て馬を駆ってイスタンブール郊外から家に帰って行った。 後に残されたのは初めて息子を殴りつけた事を後悔しているアリー。それを慰めるように妻のラーレが手を握る。 「スレイは・・・・ずっとアリー、貴方の事を心配していたの。私たちに戦死広報が届いた日からずっと」 妻は語る。あの塹壕での白兵戦の後、帝国軍本隊は無事撤収した。しかし殿となった第5連隊は100名ほどを残して全滅か捕虜となった。 本国の軍務局はアリー・セル・セルジューク大佐を名誉の戦死扱いとし、英雄的行為であると称して准将に昇進。階級を上げた上で戦死広報を出した。 本隊8万とドイツをはじめとした同盟軍20万を守る為に35万の大軍を相手に一歩も引かずに戦った英雄として彼は、アリー・セル・セルジュークは扱われた。 だが、かつての母アイシェが父アフメットの生還を信じた様に次男のスレイは信じなかった。必ず父アリーは生きている。帰ってくると。 ずっとアラーに祈りをささげた。 「そうか・・・・あとで・・・・謝らなければならないな・・・・」 だがこの時、日本政府がロシアの皇族を助けた事に対して憤りを持っているトルコの民は決して少なくは無く、更に西部戦線でお互いに殺しあったと言う事はオスマン・トルコ帝国崩壊まで両国の国交の障害になり残る事となる。 これは夢幻会の予想とは裏腹の事態であり、日土友好と将来の国際関係にさざ波を投げかける事となった。 348 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 22 09 そして、アリー・セル・セルジューク准将は戦争終結から数年、オスマン・トルコ帝国は完全に衰退。最早かの国の崩壊は時間の問題と思われた。 オスマン・トルコ帝国で唯一、日英仏露と戦い、ドイツと共闘し、遠洋航海も経験したアリーは各地の反乱や戦争に参加。 出来うる限りの大規模戦力差を作り、乃木将軍を参考にした大規模砲撃と航空機を使った索敵を重視し勝利を重ねた。 結果、彼が49歳の時、陸軍少将にして唯一の機械化部隊である第3師団師団長に抜擢。その後も戦勝を重ねる。 だが、局地戦の勝利が大戦略や国際政治上の劣勢挽回に直結する事は無く、オスマン・トルコ帝国は遂に運命の日を迎えた。 ムスタファ・ケマルを中心とした大国民議会は1924年、スルタンを退位させる。 そして各地で転戦していたオスマン・トルコ帝国軍を掌握、オスマン・トルコ帝国の歴史を終わらせた。 それを聞いた50歳過ぎのアリーは早馬をかけて、壮年期の体に鞭をうってケマルの招集に応じだ。 セルジューク家の愛刀を片手に。 「困ります、少将。そんな物騒なものを」 大統領府となったアンカラの離宮。そこに殺気だった歴戦の将軍が離宮に、臨時大統領府にアリーは到着した。 そして叫ぶ。自分より二回りは若い小僧どもを突き飛ばしながら。 「下がれ! あの中尉を、あの若造を呼べ!! あの中尉はどこにいる!?」 若造の中尉。誰の事だろうか? 補佐官や警備兵らが困惑していると、大統領執務室からムスタファ・ケマル大統領が下りてきた。 「みんな下がって下さい。セルジューク少将、お久しぶりです。ムスタファ・ケマルです」 歩み寄り、穏やかに手を差し伸べるケマル。 が、アリーは握手しなかった。逆に無言で抜刀するアリー。 「聞きたい事がある。ケマル中尉。貴様・・・・・何故陛下を裏切った? 答えてもらおうか?」 くだらん答えならばその場で切り捨てる、その気迫が宮殿を覆う。 思わず大統領の護衛達が拳銃を引き抜き、アリーに狙いを定める。 だが当のケマルは静かだった。 「それが必要だったからです、少佐」 あの日々に、救国の理想に燃えた1900年代の関係に戻る二人。 「必要だと? 今、必要だと言ったな、中尉。 歴史と伝統と帝国の誇りを踏みにじってまでやる事が必要だった、そういうか?」 肯定するケマル。そこには大国民議会の代表では無く、トルコ共和国の大統領でもなく、かつて理想に燃えた青年士官のムスタファ・ケマル中尉が居た。 「明治日本、覚えていますか?」 「無論」 なら話は早い。切っ先を首筋につけられても動揺しない男を相手にアリー・セル・セルジューク話を続けるよう無言で催促する。 「明治維新はショーグンという彼らのスルタンを退位させ、更に各地のダイミョウという既得権を持つ総督らの自治権を剥奪し、イェニチェリに該当するブシを抑える事で成功しました。 その結果、多くの改革がなされあのロシア帝国を打ち破り、今次大戦では遠く欧州にまで大軍を派遣する事が出来るようになったのです。 私は先の大戦で実感しました。この国は、帝国は滅びるべきだ、と。その為には旧秩序は消滅しなければ、いいえ、させなければならない。かつての明治日本の様に」 次の瞬間、アリーは日本でアキヤマから習った柔道の技でケマルを地面に叩きつける。 そして地面に剣を突き刺す。慌てて動き出す護衛らをケマルは止めた。 349 :ルルブ:2013/03/05(火) 19 22 50 「全員動くな!! これはアリー・セル・セルジューク少佐とムスタファ・ケマル中尉の会話だ。誰も邪魔する事は許さん!」 その気迫に押されてか皆が黙る。 「一つ聞く、陛下を裏切った理由は分かった。帝国を滅ぼしてでも改革を進めるべきだと言う事だな?」 「正確には滅ぼさなければトルコと言う国それ自体が無くなると信じているからです。 今、自分たちトルコの民の手で膿を取り出さなければこの国は・・・・・滅びます。 それだけは間違いない。だから・・・・・私は帝国を滅ぼしました。そして・・・・・今私はトルコを残して死ぬわけにもいかない!!」 一瞬だが、その気迫に飲まれたアリー。歴戦と言う意味ではアリー・セル・セルジュークの方が遥かに上であるにも関わらず。 沈黙が続いた。 1分か? 10分か? それとも1時間か? 或いは永遠かもしれない。そんな長さを感じた二人。 そして、体重をずらし立ち上がり、剣を収める。 「・・・・・・中尉、貴様の言いたい事は分かった。理解は出来る」 だが。 アリーは続けた。 「だが、納得は出来ん。我がセルジューク家は代々オスマン・トルコ帝国に忠誠を捧げてきた。 それを今日明日に捨てる事は出来ん。 少なくとも私の代ではできんのだ。中尉、私は退役する。 貴様がどんな国を作るにせよ帝国を思い出す者、懐かしむ者は必ずいる。 祖奴ら全員を連れて私は退役してやる。だが! 私は貴様が私利私欲に従って陛下から奪った祖国を弄ぶようなら・・・・この三日月刀にかけて切り捨てる」 そう言ってアリーは去って行った。 追おうとした兵士や護衛を抑える。 ケマルは生き方を変えられない不器用で気高い嘗ての上官に敬礼しようとして、やめた。 もう彼は私の上官では無い。私が彼の上司なのだ、それを違えてはならない。そう思って。 次回 退役したアリー・セル・セルジューク。遂に大日本帝国が、夢幻会が躍進を始めた。 極東の友人は大恐慌をも利用し一気に列強筆頭に躍り出ようとしていた。 一方で、ドイツではナチスが躍進。政権をにないつつある、大英帝国は陰りを見せ、その傍らでは米ソ両大国が動く。 時代に祖国は揺れる。そして長男のサラフは親日反独を、次男スレイは親独反日を、三男は米国追従を叫びアリーは迷う。誰に我が愛刀を託すべきかを。 次回 第四章 揺れる世界秩序。日本の躍進と二度目の世界大戦、そして日米開戦前夜(老年期)
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史実における進歩主義 TNOにおける進歩主義 進歩主義 アイコン編集 英名 Progressivism 別名 登場作品 The New Order RGB値 (154,43,77) 資本主義の行き過ぎに対する穏当な対応である進歩主義は、穏健な社会民主主義者と中道左派の進歩主義者からなるイデオロギーだ。これは、社会自由主義と社会民主主義の中間的な立場を意図するものであり、経済効率、適度な福祉国家化、社会正義に重点を置く。現実主義的で妥協を許さない進歩主義は、資本主義の良い面を生かしつつ、時間をかけてより人道的なものへと変化させることを重視する。 進歩主義は、経済を自由市場に任せる一方、その隙間から漏れ落ちた人々をすくい出すため、福祉国家を維持するものだ。経済的平等に焦点を当てるのではなく、機会の平等を阻害する制度的問題と闘うことを意図しているのである。人種差別、性差別などの「思想」は、弱者を保護することが政府の役目であると考える進歩主義者の大敵である。 経済的に進歩主義は、政府管理は非効率的であり、公衆の監視のもとにある民間市場の方が、双方にとって有益なものとなると考える。その適用範囲は、インフラや医療、政府の基本職務に至るまで、多岐にわたる。このような効率化を通じて福祉支出を節約し、より良い生活の機会を得られるようにすることで、貧困を撲滅することが可能となるのである。 (TNO日本語化Modより引用) サブイデオロギー一覧 ガイタン主義 民主社会主義 社会民主主義 左翼ポピュリズム 左派ケマル主義 労働シオニズム 人民戦線 社会急進主義 キリスト教進歩主義 左派農本主義 自由社会主義 空想的社会主義 東海岸進歩主義 西海岸進歩主義 計14種類 RFにおける進歩主義 進歩主義 アイコン編集 英名 Progressivism 別名 登場作品 Red Flood RGB値 (248,127,157) サブイデオロギー一覧 進歩民主主義 左派大衆主義 社会民族主義 自由社会主義 進歩的コーポラティズム 計5種類
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ゲヘナ~アナスタシス~ キャンペーン第1話 あらすじ 界螺のシェオール支部で呼び出しを受けた《地を望む月》バドル・アル=ドゥジャ。界螺の統率者アルブム=スィーンから直々に受けた依頼は、袈唇所属の享受者である鷹獣人の風術士ゾフィーヤの動向を観察する事であった。 銘刀都市タベルの方角に向かったゾフィーヤを追い、バドルは単身旅立った。 一方、鐘杏に所属する“銀ノ蛇”エリヤ・カマル=アル=ハイヤ、"銀色の月の影" シーマ・アル=ラウーフティニン、『始末屋』イザ、『白い牙』グリスの3人+1人もまた、銘刀都市タベルに向かっていた。彼らは鐘杏所属の享受者、アイシェ=アームーン及びソネル=アームーンの反魂を“氷血の黒曜石”エザレラに命じられ、二人の魂が飛び去ったといわれるタベル方面に移動していたのである。 半年前のとある戦いにより、ソネルの魂は呪いに犯され、常に病を振りまく体質となっていた。そのため、監視は腕利きの享受者である娘に任されていたのだが、その娘もろともソネルが自身の呪いにより病死したのである。 途上の村が大量のグシーツーに襲われていた所を、たまたま通りすがったバドルとエリヤらは偶然共闘する事になり、これを撃退した。この際、村長の話を聞くことが出来たイザとシーマの2名は、銘刀都市タベルで疫病が流行しているから気をつけろという情報を聞かされる。 ソネルの魂が病の呪いに冒されている以上、タベル近郊にソネルが囚われた“獄”がある事に確信を深める一行は、戦闘で気力を消耗していたため村で一晩休みを取ることになる。 バドルは負傷が殆ど無かった事もあり、鐘杏陣に先んじて昼夜兼行でタベルに到着する。 そこはイザたちが獲得した情報どおり、疫病で人々が苦しんでいた。道端に倒れていた男が、バドルに「広場に連れて行ってくれないか」と懇願する。 言われるがまま広場に行くと、そこでは鷹の獣人が風術で人々を癒していた。 バドルは暗器“黄昏の貌”により病人に変装し、接触を図った後、隠密をして影から様子を見ていた。 しかし、鷹の獣人――ゾフィーヤは「享受者の務めですから、この程度当然ですよ」と言いながら無償で人々を癒しているだけであり、袈唇らしさが微塵もない善行っぷりに逆に怪しさが募る。 バドルに遅れ、タベルに到着した鐘杏の一行は、イザとグリスが情報収集を行い、エリヤとシーマが鐘杏のタベル支部に話を聞きに行くという形で一度分散する。 情報収集を行っている間に分かったことは、ゾフィーヤが“自称・袈唇イチの良い人”であり、事実人々を助けたいと思っていることであった。しかしながらバドルが暗器を用いて彼の真意を探ったところ、「助けたい」と考えていることは真実であるが「目的がそれだけではない」事がわかる。 これについて判明したのは、イザが単独でゾフィーヤと接触を果たした時である。 イザは、直前にゾフィーヤの顔を思い出していた――ゾフィーヤは“クラシャの遺児”であったという記憶が蘇ってきたのだ。 ゾフィーヤと二人きりで会話した(上空にシーマもいたが)結果、ゾフィーヤは「病気の原因を解明しに来た」と嘘をついたイザに対して「協力させてもらえないかな」と申し出る。代価として、ソネルの魂を要求しながら。 その頃、鐘杏タベル支部長である女堕天使の黒沙暗殺士ゼイネップに挨拶をした後、陵渦のタベル本部に仁義を通しに来たエリヤとシーマ。 何処かで見たような甲蠍人の女性獣甲闘士とキリン獣人の女性刀士に案内され、副本部長代理である半妖霊の妖霊使い獣甲闘士であるケマル・アズタシャに面会をする。 この際、ケマル・アズタシャの連れていた妖霊が、半年前の事件でアイシェらに討伐された邪霊そっくりであったが、当然エリヤとシーマがそれに気づくはずもなく、交戦経験のあるはずの甲蠍人と獣人も何も語らない。 特に何事もなく、街中で動くことを許された鐘杏一行は、途中でイザに絡んできたバドルとゾフィーヤを仲間に引き入れるかどうかを議論する。 結局、バドルは問題なく、ゾフィーヤについても鐘杏からアイシェを優先し、ソネルに関しては余力があれば程度の優先度を提示されていたため、両者共に仲間に引き入れる事にする。 先行偵察で、タベル地下空洞内に発見されていた獄の入り口を潜り抜け、その内部に潜入する。 液体が穢れていく邪霊律や能力値が大幅に低下する邪霊律を潜り抜け、その最奥で子爵級邪霊“肉溶子爵”グズズバザニスと対峙する。 強大な力を持つグズズバザニスであったが、イザとバドルが体力と能力を削り、エリヤと獄内部で真価を発揮するグリスが強力な一撃を加えるコンビネーションに、グズズバザニスは蛇身体となるも及ばず、敗退する。 約定どおりソネルの魂を回収したゾフィーヤとアイシェの魂を回収したエリヤらだったが、本来なら崩壊するはずの獄が崩壊せず、代わりに外に出る出口と更に奥に続く通路が出現する。一瞬どうするか迷う一行であったが、さすがに消耗も大きくこれ以上は無理だと判断し、素直に引き返すこととした。 ソネルの魂を回収した以上、疫病も収まるであろうという判断であった。 鐘杏タベル支部に戻ってきたエリヤらであったが、ここで実は初めてゼイネップに会ったイザは驚く。彼女こそ、イザを反魂した享受者であった。 更に、ゼイネップは報告を終えた後グリスだけを呼び寄せ、秘密の話を伝える。 曰く―― グリスの師匠であり覇杖術の開祖であるソレイゲンは、少なくとも5年前までは生存していたこと―― ソレイゲンはかつてゼイネップと共にイザを反魂させたパーティーの一員であったこと―― ゼイネップ自身は鐘杏派であり、燐誡の幹部であったソレイゲンと戦ったことは公に出来ないこと―― ソレイゲンが、タベルの地下空洞に関心を寄せていたこと―― これらの事を知らされたグリスは、心乱されながらエリヤらと共に帰途に着くのであった。 一方、ゾフィーヤの後をつけていったバドルであったが、一日程追っていった時、奇妙な物を目撃した。 突如として、ゾフィーヤがバドルの方を振り向き、薄く笑うと突如として紅い液体にその身を変じさせ、大地に染み込むように消えていったのであった。 唐突な消失の中、バドルは思い出していた――ゾフィーヤが、かつてクルーンに所属していたことを。 深い闇の中、ゾフィーヤが畏まり、膝を折って言葉を発した。 「こちらが、ソネルの魂です。我が主よ」 闇の中、奇妙に怜悧で美しい女性の声がそれに応えた。 「これが、イルディムギヌご執心の魂か――」 ジャハンナムの闇をすべる最強の存在、19柱の首領級邪霊の1柱“創生機構”イルディムギヌの名を呼び捨てにしたその女の声に―― ゾフィーヤは、ただ微笑んだ。 登場NPC “氷血の黒曜石”エザレラ: 鐘杏シェオール支部長。出番は少なかった。 アルブム=スィーン: 界螺の統率者。位の低いバドルに、わざわざ直々に命令を与えた。 ゾフィーヤ: 鷹獣人の風術士。自称袈唇イチの良い人。クラシャの遺児だったりクルーンの一員だったり溶けて消えたり謎が多い。 ケマル・アズタシャ: 陵渦副本部長代理。強面の半妖霊の妖霊使い獣甲闘士。かつてアイシェたちが倒したアリイエに良く似た妖霊を連れている。 アリイエ?: にやにや ゼイネップ: 鐘杏シェオール支部長。堕天使の黒沙暗殺士。かつてイザを、グリスの師ソレイゲンと共に反魂させた。 アイシェ: 死んでた ソネル: 持って行かれた ポケット邪霊一号:グズズバザニス 連撃(無数の毒牙 射程100m 同時攻撃3体) ※AかB、どちらか A 牽制14:23 牽制15:24 牽制15:26 渾身13:42 B 牽制15:22 通常14:30 通常13:35 渾身12:45 特殊能力 標準:疫病の液体(周囲20m任意) 【肉体抵抗】7 強烈な疫病を発生させる液体をばら撒きます。 失敗した場合、35点のダメージを受けると同時に、5ラウンドの間移動ができなくなり機動戦闘を失います。 成功した場合でも18点のダメージを受けます。 装甲は有効です。 標準:気力喪失(周囲30m任意) 【精神抵抗】7 気力を失わせるガスを吐きます。 失敗した場合、気力が30点減少します。 成功した場合でも気力が15点減少します。 名前 コメント
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「あとで」|人工言語アルカ|内輪語の訳語 アルカは新生人工言語の一例ですが、完全型ではないと述べました。それはアルカ・アンティスが完全に人工ではないからです。具体的にどういう点でそういえるのでしょうか。 古アルカのころは自然言語から語彙の流入が多くありましたが、これが次第に避けられるようになりました。まず、語彙の面で自然言語由来の語が消され、アルカ独自の語による表現に変りました。トルコ語でもケマル=アタチュルクの改革により、ペルシャ語とアラビア語からの外来語を排し、代わりにトルコ語で表現しましたが、それと類似しています。 また、語彙の掃除と同時に独自の文化を創っていきました。ただの混成によるちゃんぽん文化ではなく独自のものにしようと意識的に作り上げてきました。それがアンティスです。このように、アルカやアンティスは無からできたわけではなく、その点で完全型ではありません。 たとえば挨拶はsoonoyunですが、これは「おはよう」も「こんにちは」も「こんばんは」もありません。どれも同じなのはなぜなのか。このことに気付いた方はいらっしゃるでしょうか。答えは時差です。アシェットは私のように日本に住んでいる人もいれば外国に住んでいる人もいます。こちらではおはようでも向こうではおはようでないわけです。だからsoonoyunは時間に関係なくsoonoyunです。 でもこれはアンティスと呼ぶにはふさわしくないのです。アンティスは人工風土アトラスの上にありますから、地球の時差なんて知りません。 soonoyunが時間に関係ないのはアンティスというより、単にアシェットのご都合主義です。このように、始めから無から作ろうという企画でなかったアルカはアンティスの点においても非完全型で、非人工的です。 「あとで」|人工言語アルカ|内輪語の訳語
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シュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ二重帝国 (英:The United Empire of Speyermark and Vinzenz) は、ディルタニア大陸南西部に位置するシュパイヤーマルク半島及び対するヴィンツェンツ列島を領土とする立憲君主国家。 VC暦17年6月にシュパイヤーマルク大公国、ヴィンツェンツ公国の同君連合により成立。 正式名称は『シュパイヤーマルク大公国及びヴィンツェンツ公国の同君連合による二重帝国』 国名 シュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ二重帝国 英名 The United Empire of Speyermark and Vinzenz 略称 シュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ,二重帝国,UESV 国旗 国章 国歌 国体 立憲君主制 国家元首 ルイズ・シュヴァルツヴァルト=レオタイン1世皇帝陛下 宰相 アーデルハイト・シュパイヤー帝国宰相 首都 ロートリンゲン直轄市 首都人口 700万人 国家人口 8000万人 国土面積 125万平方km 基本通貨単位 スカール(scarh) 基本通貨補助単位 シェスカール(chesscarh) 国家概要 政治体制 [国家元首] ルイズ・シュヴァルツヴァルト=レオシュタイン1世 ―Louise Schwarzwald LeosteinⅠ― かのアルテミス王統を継ぐ娘であり、二重帝国再建を志して亡命先の三洲連合共和国より内密に帰国。 国家主席暗殺計画がユークトバニア連邦情報局に漏洩し、治安維持部隊との衝突。以降、反感が強まって遂にヴァレフォール暦16年12月、通じていたシュパイヤーマルク周辺駐屯軍が本隊を離脱し連邦へ反旗を翻したことで分離独立戦争が勃発した。 5ヶ月の戦いの後、ヴァレフォール暦17年5月にその首魁である彼女を中心としてアルテミス王統の後継国シュパイヤーマルク大公国を建国し、初代大公に僅か15歳で即位。アーデルハイト・シュパイヤー宰相のヴィンツェンツ併合の進言を受け、軍隊を動かして併合した。ヴィンツェンツ公国との同君連合を成立させ、帝国宰相の補佐の下に内政面で手腕を発揮し、中央政府主導で内政改革を推し進め、富国強兵・殖産興業政策によって強力な国を誇示し、列強入り(ヤード、リルバーン、レイリル、三洲、雲龍、安武)を見据えた対外戦略を掲げている。 ヴィンツェンツ初代公カール=ハインツと結婚し、王配とした。 二重帝国皇帝及びシュパイヤーマルク大公、ヴィンツェンツ公を兼ねている。 [政治形式] 立憲君主制 シュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ両公国による同君連合 シュパイヤーマルクによる中央集権体制 [帝国宰相] アーデルハイト・シュパイヤー首相 ―Adelheid Speyer― ヴィルヘルミナ1世に対しヴィンツェンツ併合を進言。また大胆な内政改革を推進。二重帝国の強大化の立役者として買って出ている。また元アルテミス王侯貴族シュパイヤー家主である父ヴィルヘルム・シュパイヤーの長子であり、政財界に強い影響力を保持している。分離独立戦争以前は、ユークトバニア連邦所属のシュパイヤーマルク周辺駐屯軍の先鋭航空部隊長であったが、アルテミス王統を継ぐ娘ルイズとの交友が元で反旗を翻し、戦場に参じた。 軍事 帝国軍はヴァレフォール暦17年6月に創設された。徴兵制を採用しており、15-25歳の子女に原則として2ヵ年の兵役義務がある。帝国軍は皇帝陛下の統帥権下に置かれるが、軍事予算と軍事編成権は帝国宰相が持つ。分離独立戦争時にユークトバニア連邦に対し反旗を翻したシュパイヤーマルク周辺駐屯軍10万人の兵力が母体であり、現在50万6000人まで拡大された。陸軍43万2000人、海軍4万2000人、防空・空軍3万2000人である。このほか、予備役が300-400万人。予備役将校の職業はさまざまで、高級官僚や大学教授も少なくない。国防予算は推定約70億スカール(scarh)である。 経済 帝国基本通貨単位:スカール(scarh) 帝国基本通貨補助単位:シェスカール(chesscarh) ヴァレフォール暦17年5月、ユークトバニア連邦基本通貨Ю(ユー)を廃止。 文化 [気候と民族衣装] 第三衛星アルテミス衝突の影響によりヴァレフォールの地軸にズレが生じ、ヴィンツェンツ列島及びシュパイヤーマルク半島の大部分が温暖化し、亜熱帯、熱帯雨林気候となった。 夕刻に驟雨(スコール)の発生も度々起こる為、竹笠は必需品である。 特有の民族衣装として、上衣(スリットの深い細身の上着)とゆとりのあるズボンを組み合わせたものがある。紅、青、白が一般的。 地理 [地方行政区画] ロートリンゲン直轄市 (帝都であり、かつシュパイヤーマルク大公国の国都) ハイデルベルク直轄市 (ヴィンツェンツ公国の国都) ―シュパイヤーマルク大公国(The Grand Duchy of Speyermark)― ノース・シュパイヤーマルク州:州都ヴォレフガング メイン・シュパイヤーマルク州:州都フラーレット サウス・シュパイヤーマルク州:州都ヴェストフォーリン ヴェスト・シュパイヤーマルク州:州都キシュタン イースト・シュパイヤーマルク州:州都ウェブスター ―ヴィンツェンツ公国(The Principality of Vinzenz)― ノース・ヴィンツェンツ州:州都ブルーヴォス メイン・ヴィンツェンツ州:州都ヴァレンテニアン サウス・ヴィンツェンツ州:州都メクレンブルク ヴェスト・ヴィンツェンツ州:州都ラインホールド イースト・ヴィンツェンツ州:州都ブルグント ケマル州:州都レイフィアル メンデレス州:州都メンデレス アカッド州:州都アカッド
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ポジ 名前 ★ OF DF スタ スピ パワ テク GK スキル GK セルダル クルビルゲ 2 36 76 62 62 80 50 78 SW ルガーノ 3 57 83 84 72 85 74 30 マンマーク・カバー・DF統率 CB エドゥー ドラセーナ 3 59 81 80 69 80 67 30 CB オンデル トゥラジ 2 64 70 84 74 79 76 30 SB ロベルト カルロス 4 74 65 84 86 82 83 30 ミドル・スロー・オーバーラップ CMF メーメト アウレリオ 3 69 69 84 76 74 77 30 OMF トゥメール メティン 2 77 57 76 75 69 80 30 メンタル CMF アッピアー 3 73 66 88 81 76 78 30 SMF ウーウル ボラル 2 71 50 84 77 73 74 30 OMF アレックス 3 85 45 75 80 70 87 30 司令塔・センター・PK・ダイレクト CF ケジュマン 4 87 32 81 86 78 81 30 ポジ・飛出・ストライカー・ラインポジ・スラ GK ボルカン 3 35 80 61 61 85 46 81 SB デニス バリシュ 3 60 74 83 77 79 74 30 SB ギョクホン ギュニュル 2 67 59 82 80 73 73 30 DMF ジャン アラト 2 59 70 80 70 82 69 30 DMF セルチュク 2 67 69 82 74 79 75 30 スロー SMF アリ ビルギン 2 68 53 81 79 74 76 30 SMF ケマル アスラン 2 68 68 83 80 72 72 30 SMF ヴェデルソン 3 75 49 81 78 76 78 30 ST カジム リチャーズ 2 73 33 79 81 75 76 30 ドリ突破・スロー CF セミー シェントゥルク 2 78 40 74 77 79 75 30 スパサブ CF ディヴィッジ 3 82 40 75 79 79 81 30 ドリキープ・サイド CF イルハン パルラク 1 70 40 77 75 71 72 30 GK ヴォルカン ババジャン 1 37 73 60 61 78 48 75 GK メルト ギュノク 1 35 66 60 62 77 50 73 GK オヌル トゥンジェル 2 48 74 61 64 81 61 75 SB ヤシン チャクマク 1 55 75 80 71 80 68 30 SMF ギュルハン ギュルソイ 1 65 39 74 81 62 75 30