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梓「暇だなぁ・・・」ハァ 梓「せっかくのクリスマスだってのに家で1人ぼっち・・・」 梓「お父さんもお母さんはクリスマスライブ」 梓「憂は唯先輩といるし純はお兄ちゃん、菫はムギ先輩、直は兄弟達と」 梓「前から思ってたけど純と純のお兄ちゃんって怪しいよね」 梓「絶対禁断の関係だよアレ」 (禁断、か・・・) (私も唯先輩と・・・) 梓「ってダメダメ!今年は受験に集中したいとだし」 梓「唯先輩だって・・・こんな気持ちバレたら絶対引かれるよね・・・」 梓「クリスマス、か・・・」 梓「電話、してみようかな?」 梓「あ、憂と一緒にいるんだっけ・・・」 梓「せっかく寮から帰ってきてるのに邪魔しちゃ悪いよね」 梓「寝よ・・・」zzz 唯「めりーくりすます!」 和「でも本当によかったのかしら」 唯「ほぇ?何が?」 和「クリスマスにせっかくの姉妹水入らずを邪魔しちゃって」 憂「邪魔だなんてないよ和ちゃん」 唯「そうだよ~みんないたほうが楽しいよ~」 唯「今日はパーチーだよ!」 和「そういえば唯」 唯「なぁに和ちゃん」 憂「そういえばいつも会いたいっていってるじゃないお姉ちゃん」 憂「梓ちゃん予定があるとは言ってなかったし今からでも誘ってみれば?」 唯「う・・・うん、でもほら、いきなりだと迷惑だし!」 唯(会えなかった時間が長くて今日会ったら自分を抑えられないかも) 憂「そういえばいつも会いたいっていってるじゃないお姉ちゃん」 憂「梓ちゃん予定があるとは言ってなかったし今からでも誘ってみれば?」 唯「う・・・うん、でもほら、いきなりだと迷惑だし!」 唯(会えなかった時間が長くて今日会ったら自分を抑えられないかも) prrrrrrr 澪「あ、唯だ」 律「唯から?」 澪「うん。・・・あ、もしもし唯?」 澪「今?、うん律と一緒だ唯は?」 澪「え、憂ちゃんと和?梓は一緒じゃないのか?」 澪「あ、ちょ唯」 ブチッ 律「梓と一緒じゃないのかあいつ」 澪「そうみたいだな、動揺して電話きられちゃった」 律「まだコクってなかったのかよあいつら・・・」 澪「隠してるつもりなんだろ」 律「私らからすりゃバレバレなんだけどなーw」 澪「まあしょうがないだろ。世間の目もあるしいろいろ障害だってある。」 澪「私たちだって・・・」 律「ま、まあそうだなー私と澪は長い付き合いだったけどあいつらは2年ちょっとだ」 澪「いざ、ってなると怖いもんだよ。私がそうだったしな」 律「クフフ、あの時の澪ちゃんはかわいかったねー」 澪「茶化すな!全く律は・・・」 澪「今夜は覚悟しとけよ・・・」 律「じょ、冗談だって・・・」 律「しかたねーな唯は。後押ししてやるか」 澪「そうだな」 唯「もう!みんなしてあずにゃんあずにゃんって!」 唯(私だってそりゃあずにゃんと過ごしたいにきまってるじゃん・・・) 憂「電話早かったねお姉ちゃん」 和「やっぱり律と一緒かしら?」 唯「え・・・?よくわかったね和ちゃん」 和「まあ・・・それはねぇ・・・ねえ憂?」 憂「気づいてないのはお姉ちゃんだけだよ多分」 唯「えええ・・・?なぁに2人してー。気になるよー」 和「天然で鈍感な唯にはわからないわよ」 憂「そうだよ、後輩泣かせのお姉ちゃんには、ね」 唯「???なんでそこであずにゃんが?」 憂「そろそろ誤魔化してちゃだめだよお姉ちゃん。紬さんにも電話してみなよ?」 憂「多分澪さんと同じこと聞かれるんじゃないのかな?」 唯「え・・・?分かったよ・・・」 prrrrrr 紬「あら、唯ちゃんからだわ」 紬「もしもし、唯ちゃん?梓ちゃんとはどう?」 紬「え!?一緒じゃないの?もうなにやってるの唯ちゃん・・・」 菫「お嬢様?あ、もしかして噂の唯先輩ですか?」 紬「あら、知ってるの?」 菫「ええ、そりゃ梓先輩がいつも話してましたからね」 菫「その唯先輩のマネをして後輩に抱きついたり、あずにゃん先輩って呼ぶと顔真っ赤にして」 紬「あらあら梓ちゃんってば・・・」 紬「あ、ごめんなさい唯ちゃん話を戻すわね」 紬「唯ちゃん?私から全部話すことはできないけど、今日ぐらい素直になってもいいんじゃないかしら?」 紬「私からはそれだけよ。・・・うん。またね、メリークリスマス」 唯「・・・・・・・・」 憂「ね?澪さんと同じだったでしょ?」 唯「うん・・・」 憂「お姉ちゃん、聞いて?」 唯「・・・うん」 憂「時間は無限じゃないんだよ?このままの関係でも時間は過ぎていく」 憂「あと数年もすればお姉ちゃん達は就職して、どんどん梓ちゃんと過ごせる時間が減るの」 憂「もうどうしようもない所まできて後悔し続けてもいいの?」 唯「でも・・・もしもあずにゃんに嫌われたら・・・」グス 憂「大丈夫だよお姉ちゃん!梓ちゃんの親友の私が保障するよ!」 唯「憂ぃ・・・」 和「行ってきなさい、唯。きっと待ってるわよ」 和「ほら、手袋とマフラー」 唯「和ちゃん・・・」 唯「・・・・・・・・よし!」 唯「私、行ってくるよ!」 憂「いってらっしゃい、お姉ちゃん!」 唯「うん!」 唯「待っててね・・・あずにゃん!」 唯「あ、澪ちゃんとりっちゃんからメールだ」 唯「・・・・・・・・・・」クス 唯「ありがとう。澪ちゃん、りっちゃん」 梓「zzzzz」 梓「・・・・ん、もうこんな時間かぁ」 梓(唯先輩・・・) 梓「ちょっとだけ、電話してみよう」 梓「少しなら邪魔にならないよね・・・?」 ピンポーン 梓「あ、お母さん達かな?」 梓「でも今日は日をまたぐかもって・・・」 ピンポーンピンポーン 梓「ああもう、はーい今でまーす」 ガチャ 梓「どちらさまでs・・・あっ」 唯「メ・・・メリークリスm・・・ゲホッ・・・」ゼーハー 梓「ゆ、唯先輩!どうしたんですか!」 梓「ああもう膝擦り剥いてるじゃないですか!」 唯「あ・・ずにゃんに・・あいた・・・くて」ゼーハー 梓「ああとりあえず家入ってください!」 唯「ふぅ・・・ごめんねあずにゃん」 梓「全く来るなら連絡ぐらいして下さい!何も準備できないじゃないですか!」 唯「おっしゃる通りで・・・」 梓「ほら膝だして下さい!消毒液しみますよ」 唯「うひゃあ!痛いよ~あずにゃあああん」 梓「はい絆創膏。」 唯「ありがとあずにゃん・・・・怒ってる?」 梓「何がですか?」 唯「ほら・・・いきなり押しかけてきて、迷惑、かけて・・・」グス 梓「ちょ、なんで泣くんですか!」 唯「だってぇ・・・」 梓「怒ってなんかいませんよ。むしろ嬉しいくらいです。」 梓「それより憂はいいんですか?せっかく2人なんでしょ?」 唯「ううん。和ちゃんもいるから」 唯「それより憂やみんなに怒られちゃったよ。あずにゃんのとこに行けって」 梓「え?私のとこ・・・ですか?」 唯「あずにゃん、きいて?」 梓「え・・・えと・・・」 梓(これって・・・もしかして・・・) 唯「私ね、あずにゃんのこと・・・」 梓(クリスマスの奇跡、なのかな) 唯「あずにゃんのことがっ!」 梓(私も・・・言わなきゃ!) 唯「すk 梓「あ、愛してます!」 唯「・・・・・え?・・・・・」 梓「エ・・・・ああっごめんなさい!あああの私」//// 唯「・・・・フフフッ」 梓「ゆ・・・唯先輩?」 唯「ハハハハッなーんだ憂の言うとおりだったや!」 唯「全然心配する必要なかったね。悩んでたのがばからしいや」 梓「あ・・・あの・・・・」グス 唯「ああっごめんねあずにゃん」 唯「・・・・・・わたしも愛してるよ、あずにゃん」 おしまい! 戻る
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登録日:2015/08/10(月) 19 25 22 更新日:2023/09/19 Tue 10 48 21NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 イベント ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマン80 ウルトラマンゼロ カオスヘッダー クリスマス ジャミラ ジャミラ救済 ヒーローショー ファミリー劇場 レイ 南翔太 地球 故郷は地球 紙風船 帰ろう、ジャミラ。 俺たちの星に――。 『ファミリー劇場PRESENTS ウルトラマンとすごそう! クリスマス☆パーティー2010』は、2010年11月28日に開催されたウルトラシリーズのイベントである。 この項目では、そこで上演されたヒーローショーの内容を中心に紹介する。 ◆概要 「ウルトラマンとすごそう! クリスマス☆パーティー」は、CS局『ファミリー劇場』が開催していたクリスマスイベント。 ミニコンサートとウルトラマンのヒーローショー、一足早い(※開催時期は11月)クリスマスプレゼントなど様々なイベントが目白押しだが、 その中でも2010年に開催されたものは、かつて人間だった怪獣『ジャミラ』がメインテーマとなった。 親子向けのショーだからと手を抜く事は一切なく、ジャミラの悲しい運命、 そしてそれを受けてのウルトラ戦士やレイ隊員の葛藤や奮闘が描かれている。 レイ隊員役の南翔太さんは以前から各地のインタビューで「ジャミラをパートナー怪獣として更生させたい」と推薦しており、 またイベントでも「もしペンドラゴンのクルーがいなかったらレイもあのまま暴走し続け、 ジャミラと同じ怪獣になっていたかもしれない」と語っていた。その希望が今回実現する事となった。 かなりの評判を呼んだようで、翌年(2011年)の11月3日に岐阜県飛騨市で行われた『ウルトラマン・スターライトステージ』で少しだけ内容を変えて再上演されている。 なお、ヒーローショーなので(映像作品の)公式設定と違うところが多いが突っ込まないように。 ◆あらすじ まず、入場前に子供たちに地球が描かれた紙風船がプレゼントされている。 この紙風船が、今回の物語の重要アイテムである。 最初にvoyagerのライブ、ウルトラマン80やユリアンも交えた『ウルトラマン80体操』が行われ、 その後80先生が「一所懸命」の大切さを語っていた時、突然ウルトラセブンから通信が。 セブンが捕らえた宇宙人のバトルナイザーが、あまりにも強力な存在を吸収した事で壊れてしまったというのだ。 その「強大な存在」の正体は「カオスヘッダー・イブリース」。 人間の感情を取り込み、怒りや憎しみの力で強くなった実体カオスヘッダーだ。 そして、イブリースが招集した怪獣・宇宙人の中に、「彼」もいたという情報が80にも伝えられた。 ウルトラマンと合流するため一旦その場を去る事となった80は、司会のお姉さんにバトルナイザーをレイ隊員に渡してほしい、と告げた。 「ここの皆の力が必要になる時が、必ず来る」 それからしばらく経ち、ステージ上にやって来たレイ隊員。 自分の故郷・地球が描かれた紙風船をお姉さんから貰い、それを珍しそうに眺めていると、先程80から託されたバトルナイザーをお姉さんから渡された。 それをじっと眺め、胸に当てた彼は、事態の全てを察した。 「……そうか、地球の力でしか『彼』は……」 そして、レイ隊員もステージ上を去り、ウルトラマンの元へ向かった。 一方同じ頃、イブリース率いる怪獣軍団と戦っていたのは、ウルトラマンとウルトラマンゼロ。 既にかなり怪獣たちを蹴散らしていた彼らの前に、事態の黒幕であるイブリースともう1体、 全身にひび割れが入り、どこか悲しげな顔をした『怪獣』が現れた。 「お前たちが残りの2体か……何が何でも倒すだけだぜ!」 「待て、ゼロ!」 ウルトラマンは、その『怪獣』に攻撃を加えることが出来なかった。 だが事情を知らないゼロは逃げ出した『怪獣』を追い、その場を去ってしまう。 そして残されたウルトラマンは、カオスヘッダーの力で復活した怪獣軍団の前に絶体絶命。 だがそこにウルトラマン80が到着、彼の援護もあり何とか軍団を撤退させることに成功した。 2人とも、全ての事情を知っていた。地球人であるレイしか、あの『怪獣』を救えない事を。 一方、撤退したイブリースや怪獣軍団は、地球をいつ襲うかの相談を始めた。 多くの地球人が特別だと思っているらしいクリスマスが丁度良い、と言う意見も出たが、 1か月近くも先という事でそれより前に襲撃する事に決定。 かつて自分が敗北する要因となった「優しさ=プラスの心」を、イブリースは憎み続けていたのだ。 すると、そこにあの『怪獣』を捕らえたゼロが乱入。再び大量の怪獣軍団と激闘を繰り広げ始めた。だがその時。 「やめてくれゼロ! そいつは怪獣じゃない! そいつは……地球人なんだ!」 駆けつけたレイの言葉がの意味を掴めなかったゼロだが、その悲壮な表情を見て、一旦レイと共に撤退する事になった。 そして残された怪獣軍団の矛先は、地球人である司会のお姉さんの方に。 だがそこに今度はウルトラセブンが登場。彼の活躍で、再び怪獣軍団は追い払われることとなった。 何が起こっているのか分からず心配するお姉さんに、セブンは告げた。 誰かを想う気持ちは、必ずその人を強くしてくれる。その事を地球で学ぶ事が出来た、と。 「レイを信じて、力を貸してくれ」 その頃、怪獣たちを撒いたゼロは、レイから全ての事情を聞いた。 あの怪獣――ジャミラは、かつて地球人の宇宙飛行士であった事。 事故で水の無い星に不時着した彼を、仲間たちは事故を隠すために見捨てた事。 「棲星怪獣」に変貌したジャミラは、憎しみを抱いたまま故郷に帰ってきた事。 そして、ジャミラの命をその故郷で奪ったのは、ウルトラマンである事。 「あいつの傷を治してやりたいんだ。体の中にある、一番大きな傷を」 これ以上、ボロボロにひび割れたジャミラの「傷」を増やしたくない。せめて心だけでも、人間に戻せたら…。 ゼロはレイと共に、ジャミラを救い出す決意を固めた。 一方、そのジャミラはイブリースと共にステージ上から子供たちをじっと眺めていた。 彼を捨てた地球をいますぐぶち壊してやろう、と憎しみ混じりの言葉で喜ぶイブリースに対し、ジャミラは悲しげな鳴き声を返した。 人間の心を必死に保ち続けていたジャミラにイブリースは激怒。 そのまま彼を洗脳し、ただ暴れまわる『怪獣』に変貌させてしまったのだった。 洗脳強化されたジャミラを加えた怪獣軍団の前に、駆けつけたウルトラマンやウルトラマン80もは大苦戦。 そこに全ての事情を知ったゼロが、レイと共に駆けつけた。 戦いは自分たちに任せて、ジャミラの事に集中してほしいと一旦レイを引かせたゼロの前に立ちはだかったのは、 人間の心を失い、本当の『怪獣』になってしまったジャミラであった。 必死のゼロの説得もジャミラには届かず、やがてその容赦ない攻撃の前にゼロは力尽き、倒れ込んでしまった。 「俺や仲間の力じゃどうにもならねぇって事か……そりゃそうだよな……ウルトラマンが憎いか、ジャミラ……!」 その時、戦いの舞台にレイが駆け出して来た。 彼が手に持っていたのは、あの時お姉さんから貰った地球――レイとジャミラの故郷が描かれた紙風船。 「思い出せ! お前はこの星の人間なんだ!」 だが、そんな彼にも怪獣軍団は容赦なく襲い掛かった。そして彼の掌の紙風船も、その手から落ちてしまった。 それでもなおレイは必死にジャミラに語り掛けた。彼は怪獣ではなく、立派な「地球人」である事を思い出してもらうために。 「人間の心を本当に忘れちまったのかよ!? 違うだろ、ジャミラ! もう一人には絶対にしない! 迎えに来たんだ! だから頼む! 戻ってくれ!!」 そして、ジャミラを想うのはレイやウルトラ戦士だけではなかった。 司会のお姉さんも、そして会場の子供たち(そして親御さんたち)も皆、ジャミラの名前を必死に呼び続けたのだ。 やがて、ジャミラの様子が少しづつ変わりだした。暴れるのを止め、大人しくなり始めたのだ。 そしてレイの手から落ちた紙風船をそっと拾い上げ、じっと見つめ始めた。まるで、自分の故郷を懐かしむかのように。 ジャミラの洗脳が解かれ、とうとう人間の心が戻ったのである。 ところが、次の瞬間。 「黙れ!!」 イブリースの一撃が、ジャミラの体を吹っ飛ばした。 怒りの叫びをあげるレイを尻目に、イブリースはジャミラの故郷・地球が描かれたあの紙風船を踏みつぶそうとする! だが、間一髪のところでそれを拾い、イブリースから守る者がいた。 「何があっても守ってみせるぜ……こんな風にな!」 倒れていたはずのウルトラマンゼロが、蘇ったのだ! そして怪獣たちの拘束から逃れたレイは、ゼロから『地球』を託され、ジャミラの元へと去って行った。 そしてステージ上で怪獣軍団の前に立ちはだかったのは、ゼロ、マン、80、そして合流したセブン。 ジャミラをただの怪獣として扱い、何度も苦しめた事を絶対に許すことは出来ない、と言うウルトラマンの言葉と共に、ついに最終決戦が始まった。 数で圧すイブリースたちだが、子供たちの大声援をバックに戦うウルトラ戦士たちには敵わない。 「なんだ、この声は……この心は……!」 「プラスの心。地球の言葉で、『愛』と呼ばれているものだ」 かつてコスモスとの戦いで敗北する要因となった、「優しさ」に繋がる心である。 たかが小さな力だ、とその心の強さを認めようとしなかったイブリースだが、既に勝敗は決定していた。 愛の強さを知らないイブリースに、勝ち目は無かったのである。 そして、ウルトラ戦士の力の前に、とうとうイブリースと怪獣軍団は倒されたのであった。 全ての決着がついたステージ上に、レイが戻ってきた。 彼の手元には、80から託されたバトルナイザー。 そこに映し出されていたのはジャミラ。彼はこの中で、体と心に刻まれた傷を癒す事になったのである。 ウルトラマンは、レイに感謝の言葉を述べた。 どれだけ強い能力を持っていても、ウルトラマンの力ではジャミラを救う事は出来なかった。 彼はずっと、地球から仲間が迎えに来るのを待っていたのだ。 それが、心だけでもジャミラを「棲星怪獣」でなく「人間」に戻す、たった1つの方法だったのである。 「彼を想う気持ちは、貴方たちだって同じです。ウルトラマン」 そして、一所に地球へ帰ろう、と言うレイの握るバトルナイザーから、ジャミラの応える声が返ってきた……。 ◆余談:その他のジャミラ救済(?)エピソード 怪獣バスターズ 初代のジャミラとは別人のジャミラが登場。 主人公たちに救助され人間の背丈になっても元の姿に戻れず絶望しきっていたが、 主人公の仲間であるカネゴンに『友達』だと言ってくれた事に感銘を受け、そのまま主人公に協力する事となった。 他の面々(主人公に協力する宇宙人や怪獣たち)とも仲良くなっているようで、皆優しくしてくれると嬉しがっている。 ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP Comic code 擬人化と言う手段で無事人間(ただし美少女)の姿に戻る事に成功。 しかし水も弱点ではなくなったがトラウマは未だに残っており、風呂に入る事を嫌がり騒動を巻き起こしてしまった。 また、これら以外でも美女と波打ち際やプールで遊んだり、CMでお洒落に着飾ったり、 人間の姿に戻れなくてもジャミラはすっかり故郷の人々と(少々不安だが)幸せな生活を満喫しているようである。 ジャミラを仲間として迎えてくれる人、追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ウルトラマンのヒーローショーって時々本家にも負けない名作来るよな。クローンゼットンが出てくる『宇宙恐竜最強進化』とか -- 名無しさん (2015-08-10 21 05 35) パワードジャミラ「良かったな」 -- 名無しさん (2015-08-10 21 18 39) 誰よりも光の美しさを知っていながら光が憎くて堪らないんだよな……言いたくはないけど某作品のウンコマンと同じで生まれてきた事が間違いだったのかもしれない。 -- 名無しさん (2015-08-12 01 57 37) 話には聞いていたが、このようなエピソードがあったとは…またヒーローショーでも本家(ギャラクシーファイト含む)でも、80先生や大怪獣バトル出てくんないかなあ。 -- 名無しさん (2022-09-13 13 40 28) 名前 コメント
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付録とか、特大号とか、恐ろしい会話をしないように。 頭を抱えたまま、年を越してしまいそうな姐です。 ちょっと強引に、卑怯な手で「あやの大恋愛物語」いくことにしました。 謝罪はしますが、賠償は、なしの方向で。 とある地方都市に生息する「俗称」あや族。 人間に擬態し、ひっそりと生きているあや族だが、たまには華やかなロマンスがあったりする・・・・かもしれない。 生活のため、チョコレートのためにあやはきっちり働いている。 欲しいものを口にするための努力をあや族は怠らない。彼女らは、実に勤勉なのだ。 どこぞのニートだか、ミートだかにも見らなわせたいものである。 人に奉仕する習性のあるあやは、とある老人介護施設に飽食している。・・・もとい、奉職している。 いつも笑顔を絶やさず、きびきびと・・・というよりも、ちょこまかと働くあやに、お年寄りたちの目は優しい。 たとえ、こっそりとしまっておいたおやつのチョコレートが「体に悪いから、ダメですよ?」なんて取り上げられ、返ってこなくても、小学生の孫娘にやられたと思えば、怒るわけにも行かないだろう。 もちろん取り上げられたチョコは、無駄にならないようにあやのおやつになる。 たまに「今度は、イチゴクリームの挟まったやつがたべたい」なんて紙が、お年寄りの枕元にそっと置いてあったりする。 直接言わない、奥ゆかしいあや族であった。 家族とはなれて暮らすお年寄りが快適であるように、あやは折り紙を折ったり、わけの分からんイラストを描き垂れたりと、忙しい日々を送っているが、そんなあやに熱いまなざし(?)を送っている二人の男がいた。 一人はまだ大学生で、入所者のまごに当たる「公太郎」通称「ハム太郎」だ。 彼女がいないらしく、毎週祖母に面会にやってくる。週末にあやが勤務するときは、必ず「これ、詰まんないものだけど」と、パチンコ屋のあまりだまでくれるような、ほかに取引ないだろうといわんばかりの小さなチョコをあやにくれる。 どんなにあやが遠くにいても、その姿を見かけると、「てちてち」(どこかの東北のオタクではない)と足音を立ててよって来て、 「へけっ」と挨拶をしてくれるのだ。 えさ・・・もとい、おいしいものをくれる人に悪いひとはいないという持論の持ち主であるあやは、ハム太郎にこぼれんばかりの笑みを与え、見返りにチョコをもらってホクホクだ。 もう一人は同僚で、一回り近く上の男性職員。 見た目から、あだ名が「ピカチュウ」(はげた中年から来ているらしい)という。 数年前に、奥さんが浮気して、そのまま離婚したとかで、むさくるしい風貌は、いかにも「男やもめ」でございといった雰囲気をかもし出しているが、存外に人柄はいいので、パートのおばちゃんたちによくかまわれている。 パートのおばちゃんたちのかしましい噂話によれば。ピカチュウは実は「ロリコンではないか?」ともっぱらの評判らしい。 気がつけば、あやの後姿をじっと見ていたりするのを、施設の中でよく見かけられるらしいのだ。 「犯罪者をうちの施設から出す前に、あやとくっつけちまえ」と、この不況の中、職を失いたくないおばちゃんたちのコずるい計算が少々働いても、まあ致し方ないだろう。 長くなったので、後編に続く。・・・・かもしれないし、めんどくさくなったら、ここまでかもしれない。 おおむね好評だったので、何とか続きをひねり出そうかな、と。 さて、クリスマス。 年頃の女の子なら、「デートだ合コンだ」と忙しく飛び回るものだが、その点勤勉なあやは仕事なのである。 というのは表向き。 せっかくのクリスマスを、施設で過ごす入所者のために、家族が気を使ってクリスマスのご馳走やプレゼントをこっそり持ち込むのだ。 食事制限のある入所者の部屋で、「食べてはいけないもの」を見つけたあやの目は輝く。 「・・・だめですよ?○○さん。これは食べちゃいけないって、先生に言われているでしょう?」 そう優しく言いながら、実にかわいらしく「あーん」してみせる。 お年よりは苦笑いしながらも、あやの口に、おいしいものを入れてくれるのだ。 「この時期の差し入れはやっぱり豪勢ね」 おなかをぽんぽこりんにして、満足げにあやはうめく。だから、クリスマスの勤務はやめられないのだ。 ちなみにこの間チャットで、「まんまるお腹なの?」と、筆者がからかうと「腹は出てますが、何か?」という返しがきた。 ・・・認めやがったな、こいつ・・・・。 まあ、そんなところも、あやの魅力のひとつではあるが。 「えーと、あやさん。クリスマスのご予定は?」 いつものとおり、てちてちと駆け寄って、あやにチョコをクレながらハム太郎。 走ってきたせいか、顔は赤いし、息も乱れている。 「仕事♪」 あやの頭の中には、職場から差し入れされるささやかなケーキと、入所者におねだりするご馳走しかない。 「あの、仕事何時くらいに終わるのかな?」 精一杯かわいこぶって、首をかしげながら照れたように「へけっ」と微笑みかけるハム太郎に、 「うーん、たぶん残業ね。新年が近いから、やらないといけないことがたくさんあるんだあ」と、ボケがつくほどの天然返し。 肩を落としてその場を去るハム太郎を、遠くから安堵の瞳で見つめるピカチュウ。 あやと同じシフトにするために、クリスマスも勤務にしたのに、横から若い男にしゃしゃり出られたくないのである。 ・・・まあ、何の予定もなかった、というのが大きいけれど。 あやはいつもこうだ。 モーションを掛けられているのに、まったく気がつかない。生きのいい天然なのだ。養殖ものではこうはいかないだろう。 たとえば、あやをいいなと思っている出入りの業者が「雰囲気のいいバーを見つけたけど、今夜空いてる?」と聞けば、 「今日は早く帰って、レンタルDVD返さないと、延滞ついちゃう」 これが、あや族の特徴である。 恋愛関係に対して、恐竜並みに鈍いのだ。 めげずに、あやを陥落させるには、おいしいものだと聞けば、「うまくて安い、いい焼肉屋を教えてもらったけど、今度どう?」 と誘いをかける。 「いいですね、人数集めておきます」 これがあやだ。みんなに親切なあやは、そのせいでチャンスを逃していることに露ほども気がついていない。 仕方がない。それがあや族なのだから。 時間があれば、この続きは今日中にうpします。 ので、続く。 くりすます・ぷれぜんつな更新です。 そういえば、みけこが「ヤコブソン機関」に突っ込んでこないな、と。 (ヤコブソン器官で、ぐぐってくださいませ) それでは、続きをどうぞ(はぁと さてさて、イブを職場からの差し入れケーキでおいしく過ごしたあやだが、「明日はケーキ半額になるかな♪」と、それだけを生きがいに仕事をしていると、「あ、あやちゃん、これお願いね」と、先輩から重いものを運ぶ用事を押し付けられてしまった。 「・・・・はぁい」 いやとは言わないあやが、そこら辺を見渡すと・・・・いた。 いわずと知れた「ピカチュウ」である。 「あのお、これね、重いの」 この一言で、男性職員は、あやの思うがままに動いてくれる。 小学生に頼まれたら、いやとは言いがたいというか、お年寄りに絶大な人気のあるあやから頼まれて、断ったことが知れるとあとでえらいことになるのが分かりきっているので、たいていのわがままは通ってしまうのだ。 いや、わがままというよりは、中にわらわらとあやが詰まっているだけのスーツで形を作っただけのあやが重いものを持ったとしたら・・・・。 ポロリと、腕が付け根から落ちてしまうかもしれない。しゃれにならないのだ。 「どこに運ぶの?」 「えっとね」 もちろんピカチュウがそこにいたのは偶然ではないのだが、あやはそんなことに気づきもしないのだ。 待ちに待った昼休み。 今日はクリスマスなので、出入りのお弁当屋さんのメニューも豪華だ。 食事というより、捕食をあやは単体で行う。もちろん、正体がばれないように、で、休憩室を個人(個人か?)で使用することを認めてもらうために、施設の所長にも、ギフトがなされている。 余談ながら、このあやは恵まれているほうで、「お里帰りしていい?」と、甘えて、時折「落ち着くー」なんていいながら、スーツの中にはいっていたりもする。 先に質問のあった「あやはスーツを脱ぐときはどうするのか?」を、機会があるのでここでお答えしよう。 大きめのテーブルに、すぐに食べることができるようにお弁当を配膳したあやは、そこでおもむろにテーブルをあごにつけるのだ。 お行儀が悪い? そうではない、ちんまいあやが、差しさわりがなく食事が取れるようにと考えられた知恵なのだ。 「あーん」と、大きく開けられた口からは、はしごがするすると下りてくる。 そして、整然とあやたちが「あ・や!あ・や!」と号令をかけながら、一人一人口から外へ出てくるのだ。 ヤッターマンシリーズの「ゾロメカ」を思い浮かべていただきたい。あれが、あやのスーツの脱着方法になる。 「いやあん、今日のおかず、おいしそう♪」 ほかに楽しみのないあやが、全員でおいしくご飯を食べているその時に、「あの・・いいかな?」なんて声が外からかかった。 ・・・ピカチュウだ。 「え・・・と、あのっ」 スーツを着るのには、最低10分はかかる。あたふたしていたら、「あの・・・そのままでいいんだけど、今日の帰り、なんか食べに行かない?」 デートのお誘いだった・・・・。 さて、逃亡しておこたでぬくぬく温まっていたところを、期待のプレッシャーに負けての更新です。 根性がないので、昨日残した書置きもなかったことにしての更新orz ・・・入院中の更新はいやだぞ、っていうか、数値が落ち着けば、入院なんてしないんだからねっ! 新年も明けたというのに、まだクリスマスな晩に、あやとピカチュウは、うらぶれた居酒屋で飲んでいた。 おしゃれなレストランなんてものは、都市伝説だといわんばかりに、「いつものあそこでいいよね?」と、あやの返事も待たずに、職場のみんなが行きつけの、安くて量があるけど、味はいまいち・・・なチェーン店。 イブだけに、やさぐれた学生やら、自宅に自分の居場所がない親父連中がくだを巻くその店で、「お席カウンターになりますが」と、通され、駆けつけ生ジョッキを注文。 ・・・クリスマスなんだから、せめてワインとか思いつきもしないピカチュウ。 でも、あやはぜんぜん平気で、ビールと一緒に運ばれてきた突き出しをつつきながら、メニューを吟味している。 「揚げ出しとぉ、ゴマさばとぉ、から揚げに、小エビの掻き揚げもいいわね。んー・・・茶碗蒸し!あと・・・・」 いつにもましてやかましい店内で、ぼそぼそとピカチュウが話しかけてくるが、あやの耳には「メニューまだかな?」としか聞こえていない。 空耳アワーに投稿したいほどの、聞き間違いっぷりをしているが、うつむき加減の、いかにも「自信のない中年男でござい」と言った風情のピカチュウは、そんなことにも気がついていない。 ここへきて、意思の疎通があったと思われる会話は一言「乾杯」これのみである。 「おなかすいたぁ、まだこないねえ」 いつも以上の賑わいを見せるものだから、厨房もてんやわんやらしく、オーダーがなかなか回ってこない。 「あやちゃんさ、え・・・と、今もいったけど、返事くれてないよ?あの、若い男と付き合ったりとか、言い寄られてるとか、あるの?」 意を決したようなピカチュウの言葉に、「え?誰?」素でわかっていないあや。 そんなことよりも、たった今運ばれてきたからあげに、レモンを振るか、塩をかけるかの方にウエイトをおいて悩んでいる。 「だから!あの、201号の利用者さんの孫って言うあの」 「ああ、ハム太郎君?いい人よね、いつもお菓子くれるし」 あやの基準は、おいしいものをくれるかどうか、なので、今のピカチュウとハム太郎は、ごっついい勝負なのである。 「あいつ、君に気があるんじゃないの?気がつけば、いつもあやちゃんを見かけると、とんでくるし・・・」 嫉妬心を隠そうとしてもにじみ出ている声で、苦々しげにはき捨てるピカチュウ。まるで、あやは自分のものであるかのような言い草だが、あやはそんな意味合いにはまったく気がつかずに、「ウン、そしていつもお菓子をくれるのよ?いいこだね」なんて笑っている。 鈍いのにもほどがあるだろうが、しかたがない。それが、「あや」というものなのだから。 そしてそんな話をしながら、かいがいしくピカチュウの皿にメニューを取り分けてやる・・・振りをして、残った分は、ちゃっかり自分の皿に移し変えている。 「や・・・ありがとう」 あやの張り巡らせた戦略には気がつかずに「いやあ、あやちゃんいいお嫁さんになるよ」と、そこはのんきなピカチュウ。 いや、これは布陣であると見るべきだろう。 だが、そんな布石を見事にスルーするのがあや一族の特徴でもある。 「あのお、さめちゃうよ?早く食べないと」 あやの「あのお」がでたら、もう打つ手はない。職場では、あやの必殺技だと評されている「あのお」攻撃を受けて、苦笑いで箸を握りなおすピカチュウ。 そこに、いまいち盛り上がりに欠ける二人に、後ろから声をかけるものがあった。 ■続く■ 続き・・・いや、前の分だけだと、「特大号」にならないので←律儀 「やっぱりあやさんだ。似てるから、そうじゃないかと思ったんだ♪」 へけっ、と笑いかけてくるのは、誰あろう、今話題に上ったばかりの「ハム太郎」その人である。 「あらあ、ハム太郎君。どうしたの、偶然ね?こんなところで会うなんて」 ・・・これを偶然だと思っているのは、あやだけである。仕事帰りに捕まえて、お茶か、できれば食事を、と張り切って寒い中張っていたハム太郎だが、出てきたあやは、こともあろうに男連れだった。 失意のあまり、とてっ、と倒れそうになったが、目を凝らしてよくよく見れば、施設で見かける風采の上がらない、ついでに髪と金に縁のなさそうな中年男である。 一縷の望みをかけて、ここまでつけてきて、ちょうどあやの隣の席が空いたのを見計らって声をかけるあたり、なかなかの策士であるハム太郎。 「相棒に食事の約束ドタキャンされて、仕方ないからここにとびこんだら、あやさんに会えたの。ラッキーだったかも♪」 若いから、ピカチュウよりも多少はアプローチらしい形で、あやに話しかけてきているハム太郎。 「彼女?怒らせちゃったの?」 「ノーノー、彼女いないもん同士、飲み食いしようぜって誓ってたのに、急に女の子から呼び出しが着たからって、ドタキャンなの」 眉毛を「ハ」の字にして、せいぜい困った様子をしてみせるハム太郎。 「一人で食事も寂しいから、一緒でいいかな?」 人懐こく「へけっ」と、小首を傾げて笑いかけるこのポーズは、ジジババに好評で、これをやると、ジジババは思うがままに、ハム太郎に小遣いやおもちゃをくれたものだ。 思惑通りに「ここすわんなよ。すいませーん、オーダー追加お願いしまーす」と、あや。 彼女の頭には、「頭数が一人増えたから、モット色々食べられる」ことしかないのだが、そんなあやを真ん中に、火花を散らしあうげっ歯類たち・・・もとい、ピカチュウとハム太郎。 こげる臭いが漂ってきそうだが、メニューをにらんでいるあやは、それに欠片ほども気がついていないのが、ほめてやりたいくらいに立派だった。 「かんぱーい」 上機嫌のあやに、どこか引きつり気味の笑顔が痛々しいげっ歯・・・もとい野郎二人。 「あやさん、から揚げにはレモンかけちゃう派?それとも、塩でいっちゃう派?納豆に、ねぎ入れるほう?」 懐かしのクレヨンしんちゃんねたで盛り上げようとするのか、自分のほうを向いて欲しくて必死のハム太郎。 「納豆にはねぎでしょ、やっぱり。それと私は大人だから、からしも入れるわ」 冗談で返しているのかといえば、実は本気で言っているあや。見た目は子供、中身も子供なあやだった。 「あやちゃん、ワニ好きだよね?ここには、ワニはないんだよなあ、残念だ」 食べることに関して貪欲なあやは、名古屋で万博があったときに、つい「ワニ料理」に手を出してしまったという、重大な過失がある。 いつもは「チョコ大好き♪ロイズのがいい。・・・・ガーナも好き」なんてかわいこぶっているが、あやの壮大な夢は、いつの日にかアマゾン河の川くだりをしながら、生きたままのワニの背中に飛び乗って、そのワニを踊りにして食らうことである。 ハム太郎が引けばいいと思って出した一言だが、これが裏目に出た。 「なんだ、際物好きなの?僕の行きつけの店、ワニとかダチョウとか、キリンおいてるよ?」 「キリンはないでしょ、キリンは」 むきになるあやに、にやりと笑って、「キ・リ・ン・ビール」と、ハム太郎。 そして話のついでに「おごるから、明日そこ行こうよ」と、半ば強引に、ハム太郎が押し切る形であやとのクリスマスデートをもぎ取っていったのだった・・・・。 ■ひたすら続く■ 昨日のチャット以来、「ピカチュウ」が、てちおに思えて仕方のない姐です。 もももかに催促されて、泣く泣く更新。 「送っていくよ」と二人が言うのを「私JRだから。二人とも、バスでしょ?」と、襲われない自信に満ち溢れた言葉で断り帰宅したあや。 「終わったら電話して?これ、僕のけーたい」 イブのうちに、そこは若者である、気配りしたハム太郎がさりげなく携帯番号の交換をする。 (ちっ・・・・!) 心の中で毒づくピカチュウ。自分は、連絡網でやっと彼女の番号を知ったのに。 「じゃあ、明日ね」 手を振って、駅に消えてゆくあや。 その後姿を恨めしげに見送った二人だが、もちろん二人きりのデートを許すわけもないピカチュウは、その晩作戦を練りに練った。 「ご馳走♪ご馳走♪ワ・ニ!ワ・ニ!」 朝から上機嫌のあや。珍しいものがいただけるというので、仕事にも熱が入るというものだ。しかも昨日、帰りにケーキ屋の前を通ると、閉店間際のそこで、おいしそうなケーキのでっかいのがなんと1/3の値段で投売りしているのを見て、「いやあん、ここのケーキおいしいのよね♪」と、三つも買い込んで、夜食と朝ごはんにしていたのだ。 カロリーをかんがみると、恐ろしいことになりそうだが、増殖前の、一番栄養がいる時期なので、腹が出ようが太ろうが、あやはそんな瑣末な事、気にしないのだ。 そして今日のあやのお昼のデザートはというと、ひとつ残ったそのケーキなのである。 上機嫌も、うなずけるというものだ。 あやについての質問で、「外出先ではどうやってあやは食事をするのか?」というのがあった。 いい機会なので、ここで質問に答えておこう。 仕事のときは、ギフトという裏技で手に入れた密室で、「素」に戻り食事をするあやだが、昨夜のように、人前で食事をするときは、まず「食べ物を口に入れる」 すると顔、特に口元近くを担当のあやが、それを細かく噛み砕いて、バケツリレーよろしく全身のあやにいきわたるように「ほいさ」と、手渡しでリレーを始めるのだ。 まさしく「命のリレー」である。 前に、ずるがしこいあやがおいしいものの横領をすると記述したことがあるが、そういうわけで、分け前をお口をあーんと開けて、わくわくしながら、末端のあやはまっている。 いいにおいに負けて、フライングでこっそりつまみ食いするあやがいるのも、ご愛嬌だ。 「ずるーい!」「ちゃんと、リレーしてよう」 てんやわんやである。 一見、何事もないように見えるあや・スーツの中では、めまぐるしくそんなことが行われているのだ。 「あ。あやちゃん、ちょっといい?」 務めてさりげなさを装いながらピカチュウ。 「あ、昨夜はご馳走様でした」 礼儀正しいあやが、深々とお辞儀をして、ピカチュウに礼を言う。 あやは食べ物に対しての感謝と、それを与えてくれた人への感謝を、決して忘れない生き物なのだ。 「ハム太郎君までおごってもらっちゃって、悪かったわ」 まあ仕方ないだろう。いいところを見せたいあやの前で「君は2000円でいいよ」なんていえないのが中年の悲しさだ。 「いやそれはいいんだけど、珍しいもの食べに行くっていってたの、自分も一緒でいいかな?ちょっと面白そうだと思って」 布団の中で考えた、精一杯のせりふがこれだった。 頭数が増えれば、その分種類が食べられるとしか頭にないあやが、断ろうはずもなかった・・・・。 詳しく、激しく、狂おしく、美しく、たてがみをひるがえしながら、過去の甘酸っぱい 日々を懐かしむかのような口調で お母さんのように切なく 優しく包み込むように あやについて語らせてもらうよ。 壊れかけの姐です。 更新!更新! 「あ、ハム太郎君?今仕事終わったの。どこに行けばいいのかな?」 残業を早めに切り上げて、ハム太郎の携帯に連絡を入れるあや。もちろん、傍らには熱意に満ち満ちたピカチュウがはべっている。 そんなこととは知らないハム太郎が「近くにいるから、迎えにいくよ」と、へけっと笑う。 時間を潰すために、おばあちゃんの見舞いに連続できて、ちゃっかり小遣いをせしめているのだ。これで、軍資金は十分!居酒屋へ行って、うまくしたらそのあとは、妖しいネオンのあの場所へ・・・へけっ。 かわいい顔をして、意外に腹黒いハム太郎だった・・・・・。 「あのお、今日も三人でいいよね?」 どうして?と、思わず眉を寄せるハム太郎に、空気の読めないあやがにこやかに言う。 「人が多いほうが、楽しいよ」 子供のように無邪気なあやに、ひそかにため息をつきながら「こっち」と、予約を入れておいた店へと案内する。 「らっしゃい!」と、元気な掛け声が上がるこの店の、ハム太郎は常連らしい。 「ごめん、一人増えたんだ」 見るとカウンターの隅に「予約席」と手書きで書いた札が二枚張ってあり、そこ以外は少し離れた場所しか席は空いていない。 「あー・・・、あとでつめてもらうとして、ハムちゃん、今はちょっとばらばらで座ってくれる?」 「さすがにクリスマスだから、多いのね」 ・・・クリスマスだから多いのは、普通は小じゃれたレストランとかで、違う意味でここは人が集まってるのだが、あやにとってクリスマスとは、「おいしいものにありつける日」なので、そちらのほうへは、考えのベクトルが向かない。 恨めしげな視線を送るピカチュウに一瞥くれると、「さ、なんにする?何でも好きなもの頼んじゃって?」と、ハム太郎。 今のうちに、点数を稼いでおこうといういじましい計算が働いている。 「ちっ、若造が」 人当たりがいいので知られているピカチュウだが、さすがに恋の鞘当をしているときは、口の悪さが出るようだ。 あやが施設に入ってきたときから目をつけていたのに、いまさらあんな若造に横から掻っ攫われてたまるかと、にらみつけるようにして二人を見ているが、メニューを見ているあやは、すさまじい集中力を見せ、そんな視線には、かけらほども気がつかない。 「ワニと、ダチョウと、キリンははずせないわね。それから、焼き鳥と、おでんと・・・」 到底クリスマスとは思えないチョイスだが、仕方がない。それがあやというものなのだから。 「これ、サービスだよ」と、酢味噌で合えた魚介類と海草の小鉢がきた。 「お、わるいね」 気安く声をかけているが、どうもこの従業員とハム太郎は、もともと友人同士らしい。 「席いっぱいでごめんな?電話もらったとき、もうカウンターも座敷もふさがっちまってて」 ・・・実は嘘である。 本当は、並びで三席空いていたが、「彼女と二人っきりになりたいんだ!」と、ハム太郎から頼まれて、わざと席を離しておいたのだ。 どこまでも策士のハム太郎。 「お二人さん、お似合いだよ?」 援護のつもりか、そんなことを言ってニヤニヤと笑っている従業員。 酢味噌和えを堪能しているあやの脳に、その言葉は惜しくも届いていないようだが。 まあ、似合いといえば、二人とも「iモード体形」なので、「同じ種族?」というくらいに風景になじんでしまう。 少しスリムな「ビバンダム」だと思ってもらえば早いか。 従業員のそんな言葉にじれたピカチュウが、心の中で、固く決意をしたことがある・・・・。 ■続く■ 引かぬ!媚びぬ!省みぬ!で、間違えようが音はずそうが、一発取りしかしない姐です、こんばんわ。 新しい姐組の掟はこれでいきます。さあ、皆様ご一緒に 『引かぬ!媚びぬ!省みぬ!』 ご唱和、ありがとうございました。 さて、火花を散らす野郎二人を尻目に、今日もおなか一杯に詰め込んだあやのご機嫌は最高潮だ。 いつも、月末ともなると、贅沢をした付けが回ってきて、渋々みんなで「ひまわりの種」をかじりながら、渋茶をすすっておしまいのことが多いのだが、二日分晩御飯が浮いたので、その分「お正月は、何を食べようかしら?」なんて思っている。 最近、実家ではあまりにもあやがコロコロなので、さすがにこれは正体がばれてしまうと、食事にろくなものが出ない。仕方なく、持参のおいしいものを食べるのだが、ちゃっかり親ハムズがご相伴に預かってしまうので、その費用もバカにならないのだ。 帰省をあまりしなくなったら、おいしいものを食べる機会も減ってしまったので、この間なんか、せっかくの休みの日に、実家に呼び出されてしまった。 「やっぱり、たまには親の顔もみないとね」 言い訳をしていたが、あまり実家に行きたくないのはそういうわけなので、「お前もいい年なんだし、誰か連れてこないの?」なんて催促されてるわけじゃ、ないんだからねっ!そこんとこ、勘違いしないでよねっ!と、珍しく「ツンデレ」なあや。 話がそれたが、そんなわけで。二人から話しかけられても、正月のご馳走に思いをはせるあやは、生返事である。 次々に運ばれてくるメニューも、さすがに二日続けて居酒屋ともなれば、少々食傷気味で、「明日も仕事だし」と、早い目に解散の運びになってしまった。 「ご馳走様、いいの?全部出してもらっちゃって」 「いいのいいの、昨日はおごってもらっちゃったしね。男同士、借りは返さないとね」 お前になんか、借りは作らんと、目で訴えるハム太郎に、「じゃあ、ご馳走様」と、頭も財布も薄いピカチュウ。 「あ、あやちゃん、仕事のことでちょっと」と、それを口実に、あやを駅まで送るとピカチュウがハム太郎がトイレに行っている隙に言い出して、ばらばらに帰るはずが、ハム太郎の知らないところで、あやをエスコートすることに成功したピカチュウ。 雪がちらつくクリスマスの夜は、恋人たちがひどく目立っている。 笑いさざめき、手にはプレゼントと思しき紙袋を提げて、みな一様に上機嫌だ。 駅の手前、踏み切りで信号に引っかかった。耳障りな警告音、目の前を、ゆっくりと電車が滑ってゆく。 なんとなく黙り込むあやに、ピカチュウは、思い切ったようにいった。 「あやちゃんと、すがきやいきたい」 「え・・・・?」 食べたりなかったのかな?駅に、すがきやはいってるし。 「すがきやだ」 「・・・いいよ、まだはいるし。あたし、ラーメンとソフトクリームが食べたいな」 まだ食う気か、と、目が丸くなるピカチュウ。 タイミングと、相手が悪かった。 もちろん、ピカチュウが言った一言は、空腹から出た言葉ではなく、あやの都合のいい聴き間違いで、「あやちゃんと付き合いたい」「好きなんだ」が、正解。 聞きたいことしか耳に入らないあやに、イエスキリストの祝福あれ。 ■続く■ いい加減終わらせたいなと思いつつ更新。 お正月やすみを目の前にして、ライバルもいることだし、何とか片をつけたいピカチュウとハム太郎。 鈍い上に、天然と揃い踏みのあやには、もうストレートに告白するしかないか?と、色々と策を練っている。 そうなると、少しは有利なのがシフトを握るピカチュウだ。職場の年功序列のおかげで、あやのシフトを少しは左右できる地位にいる彼は、もちろんあやのシフトを把握もしていた。 「付き合いたい」「好きなんだ」が、食欲に満ちた言葉に書き換えられる「あやイヤー」に対抗するには、もうこれしかないかと、レトロにもでっかい花束を用意。 間違ってる、すでに間違ってるよ、ピカチュウ! あやの気を引きたいのなら、ここはひとつ、「チョコレート」でしょうが!! 今年最後の勤務を終え、入所者の皆さんも、家族で正月を迎えるためにがらんとなった施設の中で、「あ、あやちゃん、ちょっといいかな?」 「なんでしょう?」 仕事のことだと思いながら「ちょっとこっち来て?」と、事務所に連れて行かれる。年度末なので、パートさんたちはすでに休みに入り、ほかの職員は、うまく人払いをしておいた。 (あやちゃんだって、女の子なんだから、花をもらってわるい気はするまい) だーかーらー、間違ってるって! どうせあげるなら、菊の花ならおひたしや、てんぷらにしただろうに、こともあろうにみっしりと花束は「カスミソウ」 だ け 、だった。 ・・・ピカチュウの乏しい財布では、バラの花束をこの年の瀬に用意することはできず、苦肉の策の花束だったが、同じ金額ロイズのチョコを買ったほうが、よほど効果的だったのに、惜しいことに彼は、姐の書いた「考察」を読んでいないから、こんな過を犯してしまう。 「これ、ボクの気持ち。もらってくれないかな?」 赤ら顔を、さらに紅くしながら、花束をあやに捧ぐピカチュウ。 「え?」 でもねえ、こんなのもらっても、食べられないし、もって帰ると電車の中で大変なのよねえ。 とは、あやの心の声。 「ちょっとまった!」 懐かしの「ちょっとまった」コールが背後から飛んできた。 「ぬっ!?」 振り返るピカチュウの目に飛び込んできたのは、誰あろうハム太郎である。祖母を迎えに来て、送っていった後、そのままあやを誘おうと きびすを返したおかげで、すんでのところでピカチュウの告白の邪魔に間に合ってしまった。 最後まで一気に行くぜ!ついてこれるやつだけ、ついてこい!! 「ええい若造が!引っ込んでろ、今はあやちゃんに大事な話しをしてるんだ」 眉間にしわを寄せ、つばを吐くようにして叫ぶピカチュウに「聞き捨てならないな、僕だって、あやちゃんのことは好きなんだよ?」 へけっ、と笑って見せるのが、いかにも馬鹿にしたように見えて、ピカチュウがヒートアップ! 「この女は、俺が先に目をつけておいたんだ、あとからしゃしゃり出てきて、ずうずうしいぞ!」 「恋の順番に、後先はないね。僕だって、あやちゃんのこと、目をつけてたんだからさ、オジサンいくつ?鏡見たほうがよくない?あきらめたら?」 ののしりあいが始まった。 こまったなー。 勤勉なあやは、仕方がないので、その辺の窓枠など拭いてみたりしている。自分を取り合って、二人の男が言い争いをしているのには全く興味がないようだ。 「やかましい!年長者に譲れよ!君はまだ若いんだから、このこに執着しなくったっていいじゃないか!俺はもう後がないんだぞ?お袋にだって、やいやい言われてるのに!」 ・・・つい口がすっべって、言わなくていいことを叫んでしまうピカチュウ。「もっと、年回りのあう子を選んだらどうだ?彼女のことはあきらめて」 「そうはいかないね、こっちにだって、都合があるんだ」 にやりと不遜な笑みを見せるハム太郎。 「バカやろう、自分を大事にしろよ!何もあやにばかり執着しなくてもイだろ?なあ、譲ってくれよ!お袋、もうかなりがたが来てて、嫁をもらって楽になりたいって、俺は毎日責められてるんだ!」 ピカチュウは、毎日同居の母親に責められて、つい「職場にいいと思うこがいるんだ」と苦し紛れに口にしてしまい、引っ込みがつかなくなってしまっていた。 「同じ職場かい!そりゃあいい、あたしが動けなくなったら、介護だってしてもらえるし!」 元のピカチュウの嫁は、半分嫁いびりに耐えかね、半分かばってくれない亭主に愛想を尽かして出て行っていた。 それを知る身近な者たちは、ピカチュウのところへ誰かを紹介したら、恨みを買う、と、「誰かいい人いないかねえ」と聞かれてもあいまいにごまかしていたので嫁いびりは出来ないわ、家事はやらなきゃならないわで、煮え切らない息子に業を煮やした母親が詰め寄るものだから、とうとう追い詰められて「正月にでも、つれてくるよ」なんて安請け合いをしてしまっていたピカチュウ、後がない。 「ボクには、関係のないことだね」 クールを装いながら、前髪を書き上げるしぐさをして見せるハム太郎。 「・・・ふん、お前、大学行く振りして、どこへいってるんだ?」 「・・・なに?」 ピカチュウの一言で、顔色がさっと変わったハム太郎。 「君のお母さんから、愚痴られたよ。毎日バイトにも行かず、学校にも行かないで、君が何をしているのか・・・ね」 形勢の逆転、今あせりを見せているのは、ハム太郎のほうだ。 「今、そんなこと、ここで関係ないだろう!」 「いやいや、ちゃんとあやちゃんには聞いてもらって方がいいと思うねえ」 「きゅ、きゅ、きゅ、うん!きれい」 ・・・きーちゃいないあやは、窓ガラス掃除にうつっていた。 「あやちゃん、ここで返事をくれないか?この若造と、ここで一緒に仕事をしている俺と、どっちを選ぶ!?」 「あ、貴様汚いぞ、それこそ関係ないだろうが」 「関係なくはないね、同じ職場だと、色々と都合がつけやすいんだ、休みとか、シフトとかね」 暗黒微笑を見せるピカチュウ。言葉の裏には「断れば、あやの仕事に不都合が出るぞ?」と匂わせている。 「この不況で、ここの施設は割りと給料はいいほうだ。ほかで同じレベルの所得が取れるかというと、疑問だね」 「そ、それは困る!」 思わず悲鳴を上げるハム太郎。 「給料がよくなきゃ、誰がこんな・・・・い、いや」 ポロリと本音を漏らしてしまった彼に、「最近のスロットって、まけるときは一日に20万くらい、すぐなんだってねえ」と、追い討ちをかける。 ラスト! ・・・なお、責任は負いません、あしからず。 実は、ハム太郎世間で言うところの「スロッカス」(*スロットするカスの意味)で、もう二回も留年しているのに、全く学校に行く気配もなく、親を嘆かせているのだ。 一人っ子のハム太郎、同居の祖父母に、これでもか、というほど甘やかされ、三文安いどころか、人間のくずである。足繁く祖母の下に通うのも、「小遣い」目当てであり、そろそろぼけてきていて、祖母や親から思うように現金が引き出せなくなったところで目をつけたのがあやだった。 特にブランド物を持っている様子も、海外旅行に行っている様子もない。国内旅行にはよく行くようだが、常識の範疇内だし、生活はイタって地味というか、堅実に見える。 ・・・こりゃあ、溜め込んでいそうだぞ。 男の影もない様で、「おばあちゃん孝行な、好青年」を装って近づこうとしたのに、思わぬ伏兵が。 「少なくとも、僕は若いし、髪もあんたよりはあるよ。その後頭部、もしかしてしゃれでやってるのかい?」 自らのすだれはげを揶揄されて、ピカチュウの顔がますます赤くなる。 「何を言っている、若いくせに、不摂生するから、その腹はナンだ」 言い返した言葉は、ハム太郎の琴線に触れる一言だったらしく、ハム太郎もヒートアップ! 声を荒げてののしりあいを始める二人。 窓ガラスを拭き終えて、渋茶をすするあや。 「とにかく、あやの貯金は俺のものだ!」 「あやの金が目当てかよ!」 激昂して、いってはならぬことを叫びあう二人。 「あ・・・っ、いや、今のは冗談だからね?あやちゃん」 自分が何を行ったのか気がついて、あわててフォローに回るハム太郎。 「何を言ってる、その口で、あやの貯金は自分のものだといったくせに!」 そうののしるピカチュウだって、あやの貯金を頭金に、うちを二世帯住宅とは名ばかりの同居用の新居に建て替えともくろんでいるのだ。 自分の給料だけでは、生活するだけで精一杯。だから、足りない分はあやに出してもらって、共働きと、うちのことはすべてあやに任せて 、母親は楽隠居だと、心の中で計画を立てていた。 「あのお、お二人さん?あたし、貯金持ってないよ?」 そこへあやの爆弾宣言。 「な・・・何を言ってるんだあやちゃん、いいよ、嘘なんかつかなくって、ちゃんと分かってるから」 少し青ざめながら、ハム太郎。 「ううん、本当なの。毎月のお給料がこれだけでしょ?家賃がこれだけで、あと、食費が・・・・」 食べ盛りの男の子三人いる家庭並みの食費をいわれて、「ま・・・またまた~」と、引きつり笑いをするハム太郎。 「あとね、カラオケに行ったり、旅行したりで、毎年ボーナスの分はきれいになくなるし、口座は給料前にはほぼ空っぽなの」 その時期は、「非常食」として溜め込んでおいたひまわりの種をかじるしかないあやなのだ。 さらに青くなっているのはピカチュウだ。 「そ・・・そういえばあやちゃん、毎日のお弁当スペシャルセットを三つだよね?」 出入りの業者に頼んで毎日運んでもらってる弁当は、一番高いスペシャルセットで、質、量ともに申し分ないが、男が食べても満足のいく弁当を三つあやは毎日注文している。ここだけの話し、あやにだけこっそり、業者から中元歳暮が来るらしい。 「そんな小さな体で、よくはいるね?」と、届けられて弁当を目の当たりにして、一度いったことがあるのを思い出した。 「体使うお仕事ですもの~」と、あやは答えたが、そのくらい量がないと、末端のあやまで食料が届かないというのが本当だ。 「あの金額を、あの分量毎日三食、おやつつきで・・・確かに、エンゲル係数で言うとそうなる・・・・な」 いくら、地味な生活をしているからといって、エンゲル係数がそんなに高ければブランド狂いよりたちが悪い。ブランド物は、最悪売り飛ばせば金になるが、贅肉はそうは行かないからだ。 めまいを感じて、よろけるピカチュウ。 なんてこった!思惑が台無しじゃないか・・・・。 どうやら、あやの言うことは本当らしいと、カスはカスなりの勘で見当をつけ、「あ・・・おばあちゃんがうちで俺を待ってるから」と、 文字通り、尻尾を巻いて退散するハム太郎。 「・・・おふくろに、なんていえばいいんだよ」 ソファに倒れこみ、頭を抱えるピカチュウ。 「じゃ、時間ですから、私は帰りますね?よいお年をお迎えくださいませ」 ぺこりと頭を下げて、事務所を出るあやの頭の中は、のうてんきに「お節の栗きんとん、川上やのにしてっていっておいたけど、お母さん買っていてくれてるかな?帰りに名鉄で買って帰ろうかな、ダブったら、私のおやつでいいし♪」 だった・・・・・。 ■終わり■
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~2011年度 休みスレ&仕事スレ合同クリスマス会のお知らせ~ 日時:2011年12月24日 19:00~ 場所:当日進行中休みスレ 参加方法:上記日時に各自ドリンク、食べ物等をご持参いただき、当日進行中の休みスレにて、下記要領による書き込みが参加申請方法となります """"""""""""""""""""""""""" (例 クリスマス会参加希望 東京 30歳 いない暦年齢マン """"""""""""""""""""""""""" ※年末の帰省等により、12月31日開催予定の休みスレ&仕事スレ大忘年会にご参加いただけない方は、参加申請時に今年一年を振り返っての一言、来年の抱負など、ご自由にコメントください 予定プログラム 19:00~ クリスマス会開始 お気に入りのAA、コピペ等を貼り付けながらしばし歓談 クリスマスに関わる話題ならなんでも歓迎 21:00~ 毎年恒例画像うp大会 ・買ってきたケーキやチキンの画像 ・自分or他人へ買ったプレゼントの画像 ・一人クリスマスを実感できる画像 ・ひたすらエロ画像 などなど楽しめそうな画像ならなんでもOK 追加のお酒、おつまみの買出しはご自由にお出かけください クリスマス会はスレに人がいなくなるまで続きます
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2012クリスマスイベント情報に戻る ◆サンタ娘 イベント開始 ついにクリスマスシーズン来た~!!・・・・・・え?微妙に遅い?細かいことはいいんだって!そんなことよりとっとと流行に乗ってこーぜ!んなわけで今から12/16 10時迄クリスマスイベントの始まり始まり~!!私の友達の凍華ちゃんがクリスマスパーティしたいみたいだから手伝ってほしいんだなぁもちろん早期クリアキャンペーンもあるから要チェックな!イベント開始から48時間以内に雪の結晶を4000個集めたら限定衣装が貰えるぞ~!気になる衣装はこちらなんだな~ (笑)ん~ケーキんまい~それじゃあイベント行ってみよ~ (ウイ) 三択 お、メリークリスマス!!今ちょうどここについたばっかりだったんだよ~!!欲しいだろ?すぐあげるから待ってろよ~!え?何ってクリスマスプレゼントだよ!ほら、1個選びなって! (笑) 選択後 ん、確かに渡しましたっと!やれやれ……毎年配るのもちょっとしんどいな~ソリは固いしトナカイにはいじめられるし……あ~悪い悪いこっちの話なんだ、んじゃな!メリークリスマス!! (ウイ) プレゼント交換回数オーバー お、プレゼント交換は1日10回で同じ人には1日1回だけだぞ?また明日な! (微) ◆知恵 三択 ピヨッス!寒い冬でも元気にしてますか【マスター】さん!!今日はサンタさん代理なので1つだけクリスマスプレゼントあげますよ~ (笑) 選択後 メリークリスマス!!これからもよろしくお願いしますね (ウイ) ◆杏奈 三択 寒い中お疲れ様ハカセからみんなにクリスマスプレゼント渡すように言われたから…………1つだけ選びなさい? (微) 選択後 はい、確かに渡したわよあんまり張り切りすぎて風邪引かないようにね、それじゃ (閉) ◆サラリ 三択 【マスター】さんこんちゃ〜なのです!今日はサラリはサンタさんなのですよ~!どのプレゼントが欲しいですか~?1つだけ差し上げるのです! (照) 選択後 ほょ~、それではクリスマスプレゼントなのです!これからも【マイロイド】さんと仲良くしてほしいのですばいばいなのです! (笑) ◆イララ 三択 あら、こんなところで会うなんて奇遇ね……今ちょうどクリスマスプレゼントを配っているのあなたはどれが欲しいのかしら……フフフ……フフフフフフ…… (微) 選択後 へぇ……それでいいのね……フフフフフ……それじゃあまたお会いしましょう…… (閉) ◆凍華ちゃん 材料を届ける クリスマスパーティ……はやく…………したいです……。 (哀) 材料を選択 ……あ、あの……ありがと……助かります……。 (困) 材料を渡す ……すごく嬉しい…………これ……お礼なの……受け取って……。 (照) 材料不足 ごめんなさい……材料がない……みたいです……。 (困)
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最近、視聴者の大きな声援の中韓国で放送終了となったSBS水木ドラマ「相続者たち DVD」が、クリスマスを迎えスペシャル番組を用意した。 SBSによる25日の編成表には、「相続者たち」のスペシャル番組である「相続者たち クリスマスエディション-愛の重さに耐えろ」が放送されると掲載されている。 「相続者たち」はイ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビン、キム・ジウォン、f(x)のクリスタルらが出演し、話題となった作品だ。特に財閥の御曹司イ・ミンホと“貧乏の相続者”パク・シネの愛が叶い、ハッピーエンドを迎えて視聴者の大きな反響を得た。 優パク・シネが日本のファンたちと特別なクリスマスパーティーを楽しんだ。 パク・シネは21日、シャングリ・ラ ホテル 東京でファンたちと一緒に過ごすクリスマスパーティー「パク・シネからの特別な贈り物」を開催した。 今回のイベントは、今年初めにアジアツアーの一環としてパク・シネが日本を訪れた際、年末を必ずファンと一緒に過ごすと約束したことを守ったものだ。今年1年間tvN「となりの美男<イケメン>」とSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)、映画「7番房の奇跡」などを通じて誰よりも忙しく、幸せな1年を送ったパク・シネにとって、今回のイベントは贈り物のようだった今年一年間を振り返り、ファンにそのプレゼントのお返しをする意義深い時間となった。 この日パク・シネは今年出演した作品を振り返りながら、「『となりの美男<イケメン>』は本来の自然な姿をたくさん見せることのできた自分自身に正直だった作品、『7番房の奇跡』は素敵な先輩の方々とご一緒しながら、多くのことを学び、観客にたくさん愛された“贈り物のような作品”だった」と自評した。 特に、最近韓国で放送を終了した「相続者たち DVD」については、「未だに終わったという実感がなく、思い出すと胸が詰まる。撮影が終わってからはファンミーティングの準備などの仕事に熱中しながら忙しい時間を送ることで、作品が終わったことに対する寂しい気持ちを忘れたかった」と打ち明けた。 続いてパク・シネは、韓国ドラマDVD「相続者たち」のOST(劇中歌)「Story」をライブで熱唱して、ステージの上で特別に作った“シネ印のカクテル”をファンに披露したりもした。クリスマパーティーらしく一生懸命に準備したクリスマキャロルのステージでは、可愛い振り付けを披露してファンたちから歓声が上がった。 また、パク・シネは「ファンの皆様とご一緒しながら、いつももっと頑張れるエネルギーを得る。今年1年間、余りにもたくさんの愛を受け、その愛を皆様にお返ししたかったが、結局このようにまた、私が更に大きなプレゼントを頂いた。本当に感謝している」としながら涙ぐむ場面もあった。
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/2337.html
手作りのクリスマスリース 該当ページ L:手作りのクリスマスリース = { t:名称 = 手作りのクリスマスリース(アイテム) t:評価 = なし t:要点 = 編んだ枝と松ぼっくり,メリークリスマスの文字,飾りつけのリボン t:周辺環境 = クリスマスムード t:特殊 = { *手作りのクリスマスリースのアイテムカテゴリ = 非消費型アイテムとしてみなす。 *手作りのクリスマスリースの位置づけ = 手芸品としてみなす。 *手作りのクリスマスリースの効果1 = 手作りのクリスマスリースを飾られた室内では、仕事や世間のことを忘れてクリスマスを楽しもうという気分になりやすい。 *手作りのクリスマスリースの効果2 = 手作りのクリスマスリースは手作りオーナメントと同時に使用すると、より一層雰囲気が盛り上がる。 *手作りのクリスマスリースの効果3 = クリスマス以外のシーズンに使うと季節外れな感じがする。 } t:→次のアイドレス:なし }
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/556.html
クリスマス?しらねぇな 作詞/19スレ127 世間はもうすぐクリスマス だからどうした関係ないさ サンタもプレゼントももうね 俺にはぜんぶ関係ないのさ どうせクリスマスになろうと俺はヒキオタニート 家にこもっている ほんとうは寂しいのに「騒いで馬鹿みてぇ」と 愚痴をこぼしている あぁ神様プレゼントなんていらないよ もらたってどうせ宝の持ち腐れ もし俺にももらえる資格があるのなら 俺の分を貧しい子に与えてくれ
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/2547.html
手作りクリスマスクッキー(てづくりくりすますくっきー) ハニーキッチンで販売されている商品 L:手作りクリスマスクッキー = { t:名称 = 手作りクリスマスクッキー(アイテム) t:要点 = いい匂いのしそうな,心のこもった,形がいろいろ t:周辺環境 = 嬉しそうな自分 t:評価 = なし t:特殊 = { *手作りクリスマスクッキーのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *手作りクリスマスクッキーの位置づけ = ,,,{消費型アイテム,食物,料理品,ショップアイテム}。 *手作りクリスマスクッキーの取り扱い = ,,,ハニーキッチン。 *手作りクリスマスクッキーの販売価格 = ,,,2マイル。 *手作りクリスマスクッキーの使用制限 = ,,,手作りクリスマスクッキーをクリスマスシーズン以外で使用すると、なんだか寂しい気持ちになる。 *手作りクリスマスクッキーの効果1 = ,,,手作りクリスマスクッキーを食べると、楽しいクリスマスを過ごせる可能性があがる。 *手作りクリスマスクッキーの使用回数 = ,,,使用回数(1回)。 } t:→次のアイドレス:相手からのお返し(イベント) } 解説 ハニーキッチンで製作できる料理の1つ。値段2マイルで製作難易度は5。 またハニーキッチンでは製作の際に好きな特殊を足す事ができる。マイルと調理判定に問題がないのなら好みの特殊を足せばいいだろう。 ハニーキッチンのクリスマス商品で、クリスマスシーズン以外に使用すると寂しい気分になってしまうと言うもの。 この手作りクリスマスクッキーを食べる事で楽しいクリスマスを過ごせる。 クリスマスクッキーはジンジャーブレッドマンやツリークッキーなどが有名である。ジンジャーブレッドマンは人型に焼いたクッキーに人の顔を描いたもの、ツリークッキーはツリー型に焼いたクッキーにツリーらしい模様をつけたものである。これらはクリスマス近辺で食べる事の他にクリスマスツリーの飾りつけに使われる事が多い。飾りつけに使ったクッキーは基本的にクリスマスが明けるまで放置しているので悪くなって食べられない。どうしても飾ったものを食べたいならクリスマス直前に頑張って作って、クッキーが悪くなる前に食べるしかないだろう。 次の派生には、相手からのお返し(イベント)が存在する。クリスマスプレゼントのお返しは、ちょっとは期待してもいいだろう。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 保有者なし 参考資料 ハニーキッチン アイドレスWiki:手作りクリスマスクッキー(未掲載) 上へ 戻る 編集履歴:ポレポレ・キブルゥ@天領(2010/02/14) 矢上麗華@土場藩国 (2009/12/24) 解説:多岐川佑華@FEG
https://w.atwiki.jp/notkirafan/pages/72.html
名称:かがみ【クリスマス】 レアリティ:☆5 アイコン編集 実装日 2021/1/5 クラススキル1 敵単体に炎属性の特大ダメージ クラス せんし クラススキル2 自身の物理攻撃が一定ターン中アップ自身の物理攻撃が一度だけ小アップ 属性 炎 とっておき 敵単体に炎属性の特大ダメージ味方全体の物理攻撃が一定ターン小アップ 名称:かがみ【クリスマス】専用ソード アイコン編集 ATK 130~629 実装日 2021/12/7 ぶきスキル 敵全体に炎属性の中ダメージ自身のクリティカル率が一定ターン中アップ 最終進化開放日 未実装 ぶきスキル(最終進化後) 自動発動スキル 通常攻撃のダメージが小アップクリティカル時ダメージが中アップ