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クラス:キャスター 属性:中立・善 真名:ソーサリモン 出典:デジタルモンスター 性別:男 身長・体重:不明 ステ―タス:筋力E耐久E敏捷C魔力A幸運C宝具B クラス別スキル 陣地作成(C) 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 保有スキル 魔術(B) 氷と光を操る魔術を極めている。 冷気や光を放つ魔術を使用可能。 聖なる祈り(B) 魔術ではなく祈りによって回復する。 どういう仕組みかは分からないが一応傷が癒える。 高速詠唱(C) 魔術の詠唱を高速化するスキル。 宝具:『雪雲吹雪(クリスタルクラウド)』 ランク:B 種別:対軍 レンジ:1~10 最大補足:50人 雪雲を呼び出し吹雪を起こす。 冷気によって動きを封じる。 敵味方を関係なく同じようにダメージを与える。 名前
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エリア デジモン 出現 種族 HP ターン 攻擊 防禦 Exp Bit アイテム ドロップ タマゴ 影の咆哮 3~4体 ケラモン 50% 暗黒 1209 5 1442 31 360 182 大型(紫) 45% 60% グレイモンL 34% 竜獣 1726 6 1820 31 360 239 大型(赤) 45% 19.5% クリサリモン 12% 暗黒 2097 5 2160 37 360 289 大型(紫) 45% 31.5% エテモン 4% 自然 1398 6 2097 63 360 718 大型(緑) 45% 1.5% 5階 メタルグレイモンL(BOSS) 竜獣 10064 6 3003 91 560 462 大型(赤) 80% 0% 戦火の蹂躙 3~4体 グレイモンL 37% 竜獣 1726 6 1820 31 360 239 大型(赤) 45% 19.5% スカルグレイモン 4% 竜獣 2236 6 2507 56 360 321 大型(赤) 45% 1.5% メタルグレイモンL 13.5% 竜獣 2167 5 2387 63 360 308 大型(赤) 45% 1.5% クリサリモン 42% 暗黒 2097 5 2160 37 360 289 大型(紫) 45% 31.5% エテモン 3.5% 自然 1398 6 2097 63 360 718 大型(緑) 45% 1.5% 7階 ウォーグレイモン(BOSS) 竜獣 10933 6 3556 105 560 518 大型(赤) 80% 0% 支配する影 3~5体 ケラモン 24% 暗黒 1209 5 1442 31 360 182 大型(紫) 45% 60% グレイモンL 25.9% 竜獣 1726 6 1820 31 360 239 大型(赤) 45% 19.5% スカルグレイモン 3.5% 竜獣 2236 6 2507 56 360 321 大型(赤) 45% 1.5% メタルグレイモンL 16% 竜獣 2167 5 2387 63 360 308 大型(赤) 45% 1.5% ウォーグレイモン 3.5% 竜獣 2463 5 2885 75 360 365 大型(赤) 45% 0% クリサリモン 25.9% 暗黒 2097 5 2160 37 360 289 大型(紫) 45% 31.5% エテモン 1.2% 自然 1398 6 2097 63 360 718 大型(緑) 45% 1.5% 10階 アーマゲモン(BOSS) 暗黒 11914 7 3458 112 560 539 大型(紫) 80% 0%
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芽を出せば再び廻る罪 ◆7d53oKGJP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百三十六話⇔第百三十七話 第百三十七話⇔第百三十八話 グロ注意 逢魔が時とはよく言ったもので、災禍が動き出すには丁度良い頃。 一つ一つの油断、慢心が最も恐ろしい結果を呼び起こすのだが、それを心に留める者はいない。 このクリサリモンと実際に会ったのはTASとエアーマンとムスカ、そしてケラモン達だけ。 リヴァイアモンに乗っていた真は会っているが、誰かに伝える前に殺されてしまった。 TASなら。TASなら探せた。しかし、それをしないとTASは選択した。 自分にとって大きな支障、と自ら認めた存在の生死を確認しなかった。 その結果がTASの目指すゲームクリアにどう影響するか? それはまだ、誰にもわからない。 しばしの休息から動いたクリサリモンは、最初の目的である町を目指す。 七大魔王デジモンとケラモンのデータを手に入れる事はしばらく諦める。 片方は本当に消えてしまい、もう片方には厄介な『頭脳』がついてしまった。 無数の竜巻、魔法攻撃の無効化、突然の弾幕、4体(今は5体かもしれないな)のケラモン。 この連続した攻撃には、流石のクリサリモンでも対処しきれない。 あれらが手を組むかどうかはわからないが、どちらにしろ自分にとって良い展開にはならないだろう。 潰し合ってくれれば嬉しいのだが、そんな都合よくいくものだろうか。 何匹目かわからない監視用モンスターを喰いながら、クリサリモンは町の方向を目指す。 まずは目に付く塔へ行く事に決めたのだが、参加者には誰にも会いたくない。 まだ傷を修復中のクリサリモンにしてみれば、これ以上のダメージはなるべく受けたくない。 体液の流出などは止まったとはいえ、今戦闘をして確実に勝てるか? といえば答えはNO。 途中でKASと接触しなかったのは単なる偶然。 D-5が禁止エリアなので、首輪のないクリサリモンはそこを経由しようとしていたからだ。 KASがいたのはD-3エリア中心なので、花畑の反対側を通った事になる。 もし、町へ行くスピードだけを考えて花畑の真ん中を突っ切っていたら、流石にKASに見つかっただろう。 それどころか、ブラックパックンの群生地帯に捕まり、哀れな谷口と同じ末路を迎えたかもしれない。 クリサリモンにしてみれば首輪がないというのは、一般の参加者に対して最も大きなアドバンテージ。 これを利用しながら力を蓄え、確実に進化してゆく。 「食べ歩きって楽しいですね、もっとモンスターを殺しましょう」 「これは食べ走りだよ。お行儀悪いね、少し頭冷やそうか」 「貴方にもお腹が破けるくらい食べさせてあげたい」 これはクリサリモンの中にいる3つの人格を基にした独り言。 一つは不運に巻き込まれ、理不尽に惨殺された月の兎。 一つは冥王と恐れられ、ゲーム最強クラスの力を持っていた魔法使い。 一つは本当の彼女とは違う存在の、愛に狂った情報思念体。 この三人の魔女がクリサリモンを操り、そして行動している。 実際には彼女達のデータを元に作られた擬似OS的なもので、本当の彼女達と直接的関係はないのだが。 「D-5の森につきました。ここは禁止エリアなので、他の参加者からの攻撃はありません」 「エリアサーチしても何もないよ」 「誰も来てないのね…愛しの貴方に早く会いたいのに」 身体能力を格段に上げたクリサリモンがD-5に着くのは早かった。 ここまで参加者と鉢合わせなかったのは良かったが、同時に収穫もない。 監視用デジモンはあまり糧にはならないのだ。 レッドベジーモンの触手を先程から噛んではいるが、あまり美味くは無い。 少しづつ進化に必要な栄養と疲労回復の為に監視モンスターを狩っているが、 やはり黒いリンカーコアのように禍々しい強い力を持つものがいい。 「E-5からE-3エリアのサーチをしましょう。不意の襲撃にも備えやすいですから」 「魔王デジモンを摂取できなかったのは邪魔があったからだもんね。 少しでも可能性は潰さなきゃいけないね。E-5の人から殺していけば安全なのかなぁ?」 「これでまた貴方に近づくのね」 「師匠も殺せればいいのですが、師匠が誰なのかわかりません」 彼女達の口だけの会話は続く。 E-5エリアを探して、見つかったものは8つの死体。 イチロー、圭一、詩音、外山、サトシ、浩二、祥子、フシギソウである。 生きている者は誰もおらず、街付近が激戦区であるといういうクリサリモンの予想は半ば外れた。 正確には激戦のあった後で、もうほとんどの参加者がいなくなっているのだ。 結果として、それは今は争いたくないというクリサリモンにとっては良い事ではある。 死体を喰う新しい習性を身につけたクリサリモンからすれば、楽に収穫できてラッキーである。 しかし、ここにも誤算はあった。ほとんどの死体が食べられないのだ。 死体を一箇所に集めて、魔王らしく血生臭い夕食にでもしようと思ったのだが、 口にしてみれば喰えたものではないと知る。 イチローを噛んだ時、吐き気がして食べることができなかった。 『みん…な……やきゅ……いっしょに…おはお………』 野球への愛、野球を楽しみたいという心。 負の感情の強いものばかり食べてきたクリサリモンにこれは有害。 圭一の死体も食えなかった。 『……なを……たす…うんめい……』 仲間を助けようとした決意、強い意思で運命に勝とうとする意思。 こんなもの食える訳が無い。 外山の死体も全く同じ。 『わたしを……しんじ…………どうし……』 死体の損傷がひどかったので、マーダーに弄り殺されたのでは? と期待したが、これも圭一と同じで誰かを説得しようという心が邪魔をする。 浩二の死体もだ。 『……ぃあなをまも………ひろゆ………おか………』 マーダーから誰かを守ろうとして散ったらしく、死体であってもその心は輝きに満ちている。 さっきから何なのだ。こんなに死体があるのに、全然食えないものばかりだ。 祥子の死体を齧った時、やっと吐き気が来ないものを見つけた。 『……………イタイ! 殺される!』 もう死んでるのに『殺される』はないだろう。ギャグなのか? 痛い以外に何も思わなかったのか、なんの味もしない。 こんなデータ、栄養にならない。レッドベジーモンを食べた方がまだマシだ。 フシギソウは二つの命が合体したモンスターであった。 意思を持たない草の部分は食べる事が出来たが、カエルのような本体は食べられない。 死後あまり経っていないようで、血液の凝固も少ない事からつい数分前に死んだと思われる。 『さとしだいす……ご……んなさい………』 黒い意思が暴れまわったようだが、最後の最後で改心してしまったらしい。 殺人鬼のまま死んでくれれば良かったのに…クリサリモンは腹が立ってきた。 サトシを齧った時、クリサリモンのイライラは頂点に達する。 「あ…」 「ああ…」 「あああ…」 「「「あぁああぁあああぁああああッ~~~~~~~~~~!!!!!」」」 クリサリモンの三つの声が絶叫する。 「どうしてですか!? 折角マーダーを見つけたのに!」 「おいしそうなのを見つけたのにぃ!!」 「この少年を荒らした闇が、スッポリ抜けてる!!!」 千年リングをアイスデビモンに奪われたサトシは、マサラタウンのサトシ。 心を消されてしまって、そのサトシを操っていたリングも奪われて、残っているのはただのサトシ。 ポケモンを愛し、仲間と共にポケモンマスターを目指していたサトシ。 不味い。 その闇の残した爪跡が、彼を支配したモノの強さを物語る。 それを食い損ねたのだ。 遅かった 遅かった 遅かった 遅かった 遅かった 遅かったあああああああああああああああああああ!!!! リヴァイアモンを喰えなかった時と同じくらいの悔しさがこみ上げる。 「頭切ってみんな反省しようかぁ!」 手近にあった巨大な鉈を掴み、イチローの死体をグチャグチャに壊す。 「壊れろぉ!」 潰れた圭一の死体も原型を留めなくなるまで壊す。 「…貴方に近づけると思ったのに」 外山も 「ひどいですよ、壊しますよ!?」 サトシも 「憎い」 浩二も 「バラバラにしたら頭冷えるかなぁ!?」 祥子も 「ゴミクズ」 フシギソウもバラバラにする。 そして詩音目掛けて振り下ろそうとした時、やっと冷静が戻ってくる。 「…この子はまだ齧って無かったね」 「無駄かもしれませんよ?」 「一応試しましょう」 土の中で寝ていたかのような顔をする緑髪の娘。 名前は、彼女の墓標から『ソノザキシオン』であると知っている。 他の死体と違って致命的な外傷は見当たらず、死因がわからない。 体に軽い火傷があるが、そんな火傷ごときで死ぬほど人は弱くない。 当たれば即死する恐ろしい魔法……ならばそれでもいいかもしれないが、 主催者達がそんな能力を制限しないハズがない。 傍目には、ただ眠っていた時に魂がそのまま抜けたように見える。 毒殺の可能性を考慮し(そんな死体を食べて大丈夫かわからないからだ)、口の中を軽く調べてみても何もない。 だが、調べればすぐに死因はわかった。 普通は死んだ後に土の中に埋める。勿論これは誰かが彼女を埋めたからだ。 問題なのは、死んですぐに埋めたならば、足の爪先が彼女から見て足元に向かって伸びているはず。 なのにまるで『立っていた』ような姿勢のまま脚は死後硬直を起こしている。 死んでから死後硬直が起こるまで固定され、それから埋められたのか? この殺人ゲームの忙しい中、そんな馬鹿な真似をして誰が喜ぶのだろうか。 体に縛った痕もないので、今考えたような猟奇殺人ではないと言える。 全身の(特に足首まで届く)死後硬直が起こるまでは半日は要する。 更に死斑が下半身正面部には出現せず背面部全体に多く出現し、圧迫してもほとんど退色を起こさない事から、 広く見積もっても死後6時間から12時間は経っており、その間は掘り出した時と同じく土の中で横たわっていた事になる。 死後硬直を足首まで起こしてから寝かせていたのでは、脚の正面部に死斑が残ってしまうのだ。 ならば、答えは一つ。 著しい肉体疲労や即死時のショックによる即時性死後硬直。 おそらくは、死ぬほど過労する『何か』を行い、それで『立ったまま』死んだのだ。 このゲームの、しかも開始直後において、直立姿勢で激しく過労する行動とは何か? 魔法の類だ。 それも、とんでもなく巨大な。 では、こんな草原の真ん中で使う魔法とは何か。 決まっている。 殺人の為の魔法だ。 間違いない、この娘は殺人鬼! ガリッ 美味い。 この少女は美味い。美味い。美味い美味い美味い美味い美味い。 『やったー! ぜんぶできたー! ほめてよ………くーん! グギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ』 大切な人を失って、閉じかけた胸の傷をこじ開けられ、愛情がどんどん狂気に変わっていく。 愛しの人を傷つけた者達を皆殺しにする鬼。 その想い人を生き返らせるために、この会場にいる全員を殺そうとした鬼。 たった一人で、小さな村の要人達を皆殺しにした"鬼"がここにある。 彼女の中には別の『何か』が『居た』ようではあるが、残念ながらそちらは得られなかった。 殺人の原因を作り出したと思われるそれを是非とも摂取したかったが、文句はいうまい…… どうであれ、やっとまともに食べられるものを見つけたのだ。 「あららー?お姉はまだ生きてるんでしょうか、見つけたら拷問しなきゃいけませんね。」 こうして、クリサリモンの中に新たな一人が加わった。 「じゃ、頭冷えたし次のエリアに出発しようか」 「愛しの貴方、待っててね、もうすぐ壊せるから」 「計略的にいきましょう、これでもお姉よりゲームには強いんですよ! でもお姉って誰だったかよく思い出せませんねぇ…ま、みんな殺せば問題ないですよね」 「それを知るのは簡単かもしれませんよ、ソノザキシオン」 月の兎の機械越しのような声が、クリサリモンの歩みを止める。 「え?それはどういうことですか」 「この墓標にあったソノザキシオンが名前なら、『お姉』はあなたの姉妹ではないですか?」 「そうか……そうですよね!うっかりしてました。ソノザキシオンに近い名前の人がそうなんですね!」 「よかったね、自分の名前がわかって」 「愛しのあの人の名前、私も思い出せないかしら」 「師匠の名前も知りたいですが、今は無理でしょうね」 声のトーンだけを聞けば、女の子4人が談笑しているだけに感じるかもしれない。 だが、これは悪魔の独り言。聞く者の背筋を凍らせるであろう、殺人の声。 「これのテストも今のうちにやっておくべきかと思います」 「本体を食べられなかったから、あまり性能は期待できないね」 「こまめに回復するのがゲーム攻略の近道ですよ。グギャ!」 フシギソウの背中の草の力を試してみるが、力は微妙。 種を打ち出すことが可能みたいなので、試しに7つの死体に種を植え付けてみた。 一応、吸い取った養分をクリサリモンに送ってくれるようだが、弱弱しい。 戦闘中でも少しずつ回復してくれるというメリットもあるが、相手の養分を奪うのは厳しいだろう。 常時回復ができるようになるが、戦力にはならない。 それでも、完全に食べられなかった7つの死体を少しでも摂取できるようになったのは良かった。 これで進化に必要な栄養を摂取できた。 勿論、直接摂取したほうが断然いいに決まってるのだが…流石にそれは無理だ。 「この鉈も持っていきましょうね、武器は必要ですよ」 新しく入った彼女は何の魔力も使えないようだ。 魔法の使用で死んだと思っていたが、別の理由だったのかもしれない。 もしくは、死にまで追い詰められる体力消費の激しいマジックアイテムを使ったか(多分これだろう)。 しかし、魔法に代わる長所がある。 彼女は計画的に物事を進めるのを得意とし、武器の扱いにも慣れているようなので、この巨大な鉈も持っていく事にする。 接近戦に持ち込まれた時の脆さは、TASとケラモン達との戦闘で理解していた。 それをカバーするのに、この鉄塊といえる鉈は丁度良いのだ。 握っていた人物も、これを使って誰かを殺しているようだ。 狂気により捻じ曲げられた正義感と、誰も信じなかった疑心暗鬼。 それによりこびりついた血、骨を砕いたと見える小さな刃毀れ。 この禍々しさ、気に入った。自分の武器には丁度いい。 とある少女の罪の証。 それを振り回し、散っていった者達を無残に破壊する魔王。 赦されない罪ってあるのだろうか? 逆に 赦される罪ってなんだろうか。 悪意の蛹は悪夢へと羽化し、更なる惨劇の為に次なる場所を目指す。 地獄の名を冠する悪魔が、そこに居た。 クリサリモンは、インフェルモンに進化した。 -数十分後- 「探して見つけたの、これだけですか。」 「エリアサーチしても、この死体以外見つからなかったよ。どうしてかなぁ?」 「…不味そう」 「ですよねー」 E-3、E-4を探して、見つけたのはHAGAの死体と監視用モンスターだけだった。 戦闘の跡はあったが、殺人者も死体も見当たらない。 というのも、硫酸をかけられたフシギソウはE-5まで走り、 そのフシギソウに斃されたオメガモンの死体は消えてしまったからである。 本当は永琳と一樹がいたのだが、力の届きにくい地下室にいたためにエリアサーチにひっかからなかった。 また、インフェルモンは床の隠し穴の存在に気付かなかった。 無防備な二人だったのだが、動かなくて正解であった。 塔にいた者達も同じ理由で難を逃れていた。 そう頻繁にエリアサーチを使うわけにもいかず、塔の近くは徒歩と視認だけで探したインフェルモンの落ち度。 塔の近くは見渡しがよく、障害物もほとんど無い為、使うまでもないと思ったのだ。 塔内も同じ理由で、こんなに狭い場所だから隠れる場所なぞほとんどない、と侮った結果である。 もし、塔のエントランスでエリアサーチをしていれば、隠し扉の向こうにいた者達を見つけられたかもしれない。 あまり長時間人目につく場所にはいたくなかったので、E-3の民家にHAGAの死体を持ってきた。 「一応、この死体も齧ってみようか」 また新しく狩ったレッドベジーモンの触手を噛みながら、頭の中でそう結論を出す。 ガブッ 「「「「不味ッ!」」」」 確かにHAGAはマーダーであったが、それ以前に、人としての器が小さすぎるのだ。 どんなに悪意があっても、所詮は小物。 こんなもの食べても仕方が無い。 変なものを食べて、弱体化でもしたら困る。 全員の意見の一致で、HAGAの死体を食べるのは止めにした。 それでも何も問題はない。 インフェルモンの野望は、もうすぐ実現する。 近くに監視用モンスターやカメラがないことを確認したら、準備開始。 潜り込んだ家のインターネット用回線を見つけだした。 長居は無用と自分にプラグの端子を差込み、もう片方を回線に繋ごうとした丁度その時、 主催者と呼ばれるゲームマスターの声が空に響いた。 恐らくは、これが奴らの最後の放送になるだろう。 だが、自分も急がなくてはならない。 流石にこれだけ派手に動けば、主催者とて黙ってはいるまい。 削除か、更に厳しい制限か、首輪の装着か。 何にしろ、貴様達はもう間に合わないのだ。 待っていろ。すぐにその場所に行ってやる。 当然、その時には主催の座を戴こうか。 その後は……そうだ、折角復活させてくれたのに退屈させては失礼だからな。 代わりに貴様達をこのゲームに参加させてやろうか。 勿論、生きていればの話だがな。 楽しみにしているがいいさ…… もうすぐ……最後の形になる。 ディアボロスの更に上、"魔王"になる。 インフェルモンは心の中で、黒く嗤う。 【E-3 民家/一日目・午後】 【クラモンA(インフェルモン)】 [状態]:自我放棄、疲労中、能力の上昇、思考回路の発達、計略能力の発達、残虐性更にアップ、魔力使用可能、目が赤い、情報改変可能、弾幕使用可能、ヤドリギの種(弱)使用可能 [装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク [道具]:なし [思考・状況] 基本1:進化と増殖のため、制限を解除する(出来るなら自分だけ) 基本2:放送を聴いたらさっさとネットワーク内に入ってしまおう 基本3:参加者を混乱させる。 基本4:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい 基本5:ソノザキシオンに名前の近い人を拷問にかける 基本6:主催者に代わりたい 基本7:6を実行後、今の主催者はゲームの参加者になってもらう 兎:派手な争いをせずに、皆を残虐に壊す 闇:全参加者の殺害して愛しの彼を蘇らせて残虐に壊す 魔:最終的には主催者を倒して、皆を残虐に壊す 鬼:計略的に進化して、参加者を拷問してから壊す ※クリサリモンの中の詩音は、自分が『ソノザキシオン』であると認知しています。 ※一応、制限による進化の限界まできたので、これ以上増えることはできません。 制限から外れれば、進化も増殖もできるようになるでしょう。ただし、増殖したモンスターは普通のモンスターです。 ※詩音を取り込み、基礎体術と計略能力を得ましたが、詠唱中に鉄塊鉈で攻撃するのは厳しいです。 ※フシギソウの草部分摂取で、ヤドリギの種を使用可能になりましたが、戦闘中に相手に植え付けるのは厳しいでしょう。 進化する事でこの能力も上昇するかもしれませんが、フシギソウ本体を直接摂取できなかったのであまり伸びません。 通常の植物同様、死体からもエネルギーは摂取できますが、やっぱり生き物に使った方が効率いいです。 ※進化により、傷は完全になくなりましたが、疲労は残っています。 ※進化により、魔法、情報改変、弾幕の威力が上がりました。同時に使うことはできませんが、スイッチの速度は上がっています。 ※E-5エリアに、草に寄生された七人分のバラバラ遺体が放置されています。 また、E-3の民家にHAGAの死体が放置されています。詩音の死体は消失しました。 sm136:タミフルバトル 時系列順 sm143:とある道化師の回想録 sm136:タミフルバトル 投下順 sm138:第三回定時放送 sm117:震える山~侵食汚染~ クラモンA sm146:生き残るんだどんな手段を使っても
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∧ / /∧∨ 丶. φ んfiУ / .|∧ .▽ij∧ Ⅷ i 从j'Y _j/ .| .∧冬, .∨iハ キ /| .斤W .,. ´./ | ∧ `゙汝㌣い .|\ | l .|友カ × ./ ..| ∧ 刈iガ .l |. | キ い叭 Ⅸ 川 \ | / 川 忖カ .i |- 、. .,∨ Ⅷ Wi从 , ′  ̄`ヽ. \|/ ノ´ ̄ .Ⅵ √∨_ 、 ヽ´彡∨ Ⅶ .∀t△φ ___ \ | / .___ .Ⅷ .,' ∨ ` 、ヽ\. ∨ Ⅵ ゙マじW ∧(.Θ\ | /Θ,)∧ 筏 ∨ ∨`ヾ ` ゞ .´\Ⅸ \{i{ . .¨´- | -`¨ .} Ⅸ/ ` 、\´ .Ⅹ . { .| i Ⅹ か ヽ ‘, ,.、 | ,.、 ,小 ≠ `ヾ __ \ 圦/\/ .\. .| / \/\,勺/ ヽ、 、 \|/ 在ィ{ . うx、 .i 坏 `≧=‐-=〕iト ., | ,. 些 ~¨¨~´┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓┗┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┛【インフェルモン】■─────────────────────■│ HP:15/15 得意距離:- 苦手距離:- │■─────────────────────■ 【技】 0.《ダークガードβ》 ダメージ:- 射程: - / 【特殊/判定:-】安価時に間合いを一つ宣言する。このラウンド中、宣言した間合いを〈射程〉に持つ技からダメージを受けず、効果も受けない。 1.《ワイヤートラップ》 ダメージ:- 射程:- / 【メイン/判定:-】任意の間合いに[ワイヤートラップ]を設置する。 2.《ウィルススケーター》 ダメージ:4 射程:遠 / 【メイン/判定:9】この技が命中した時、判定を行う。成功したなら、次のラウンド中、相手に[行動ポイント-1]を付与。 3.《テンタクルバインド》 ダメージ:5 射程:近 / 【メイン/判定:7】この技が命中した時、判定を行う。判定に成功した場合、相手を[転倒]状態にする。 4.《コクーンアタック》 ダメージ:6 射程:中 / 【セットアップ/判定:-】このラウンド中、[被ダメージ-2]。 5.《ラインサージ》 ダメージ:6 射程:近 / 【メイン/判定:-】現在の間合いが[近距離]なら、この技は回避されない。 6.《ヘルズグレネード》 ダメージ:3 射程:全 / 【メイン/判定:-】現在の間合いが[中距離]なら、この技の〈ダメージ〉を6に変更する。 【スキル】 《完全体》 常時 / ①このアセットが技を発動するたびに、このアセットに[このラウンドの技ポイント]個の[データカウンター]を置く。【HP最大値+2】 ②クリンナッププロセスにこのアセットに[データカウンター]が20個以上載っているなら、それを全て取り除き、このアセットのデータをディアボロモンの物に書き換え、HPを最大値まで回復する。 《セキュリティークラック》 常時 / 相手の防御ポイントは、そのラウンドの自身と相手の防御ポイントを比較し、低い方と同値になる。 《不意穿ち》 常時 / 相手の防御ポイントが0の場合、与ダメージ+2。【HP最大値+1】 《ハッキング》 特殊 / ①(常時)自身か味方の設置物が破壊されるか効果が発動した時、目標値7で判定を行う。判定に成功した場合、相手の設置物を1つ奪う。【HP最大値+2】 ②(宣言)奪った際宣言して使用する。その設置物のデータを破壊されるか効果が発動した自身か味方の設置物のものに変更する。 ※ワイヤートラップ……間合いが[ワイヤートラップ]が設置されたものに変更された時、相手のHP-2。 設置してから5ラウンド後のクリンナッププロセスに、[ワイヤートラップ]は破壊される。 投稿者から一言 何故かは分からないが、この形態だけAAが2個しかなかった。映画に出てないクリサリモンより少ないってどうなんだお前。 技の参考データもろくに無いのでクリサリモンのデータを番号下げて引っ張ってきたり、ディアボロモンの技から名前を引っ張ってきたり。 データとしては、技の性能がクリサリモンと比較して跳ね上がっているのがまず目につく。 同じ効果技でも技番号が下がっていたり、そもそも火力が基準より高く設定されていたりする。 また、スキルに関しても《セキュリティークラック》《不意穿ち》が高いレベルでシナジーを発生させている。 ここまで進化されたなら、その時点で状況は極めて不利である。 けれども、体力こそ高いもののスキルは攻撃に偏っているため、ここまでに体力を削れていたのなら倒せない事は無い。 もし対面したのならば、決してディアボロモンに進化させてはならない。 一覧 ツメモン ケラモン クリサリモン インフェルモン ディアボロモン 戻る
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震える山~悪性変異~ ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十六話⇔第百十七話 第百十七話⇔第百十八話 「なんで、こんなことに……」 谷口は、目の前で起きたことが信じられなかった。 何か、でかいサナギ? みたいなモノが通ったと思ったら……魅音が落ちた。 つかさだけ殺したはずなのに、死んだのは3人。 少なくても、つかさと魅音は死んだ。 「なんでだよ……俺は、仲間の為に!」 危ない芽を摘んで、仲間を守ろうと思った。 それは言い訳で、本当は武器が欲しかっただけなのかもしれない。 「はっ、そうだよ……魅音が銃を渡してくれたら、こんなことには……」 完全な責任転嫁だが、谷口は自分を正当化することを第一とした。 もしかしたら、魅音も俺をいつか殺すつもりだったかもしれない。 「そ、そうだよ。だから、銃を渡さなかったんだ」 それに、魅音は自分に隠し事をしていたのだ。 「隠し事なんかする奴は……仲間じゃないよな」 谷口は、洞窟に戻るべきか考えた。 だが、俺だけ帰って、他のみんなはどうしたと言われたらどうする? 最悪、あの春香が生きていたら、後から落ちてきた魅音を見てどう思うか。 谷口が落とした。そういうに決まっている。 だから、谷口は彼らの元には帰らなかった。 その手に握られたアイスソード。 文字通り、殺してでも奪い取った剣を持って、逃げた。 彼は、足りなかった。 魅音程度の軽い場数、春香のような試練を乗り越えた精神、元々持ち合わせた意志 現実を受け止める勇気、仲間を信じる心、自分の弱さを認めることすらも 本当に、あと少しだけ、どれも足りなかった。 だが、それだけではなかった。 谷口は、つかさが狂っていると断定したから落とした。 つかさは、落ちるときすら、笑顔をまったく崩さなかったのだから。 【谷口@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:健康、精神的ショック [装備]:アイスソード@ロマンシング・サガ [道具]:支給品一式(水一本消費)、バーサーカーソウル@遊戯王デュエルモンスターズ [思考・状況] 1.この場から離れる。 2.いさじ達がいる方角へは近づかない。 3.アイスソードで身を守る。 4. 魅音たちに対する疑心。 5.暗黒長門ってなんだよ ※谷口は、つかさも魅音も死んだと思っています。 春香が死んだかは、半信半疑です。 ※暗黒長門、の呼び方に疑問を持っています。 ※アイスソードを持っているため、かなり浅はかな考えをするようになっています。 自分の凶行を、誰にも見られていないと信じている谷口。 だが、それは違った。 見られていた……それも、6つの影に。 TASは、山頂で周囲の状況をうかがっていた。 まず、目に飛び込んで来たのは、ロボットと男の二人組みだった。 見るからに強敵と思わしきロボット。かなりボロボロで、弱そうな男。 「このゲームに乗っているのかどうか……む?」 ロボットが、こちらを向いた。 「ほう、この距離で気付いたか」 二人の距離は、あまりにも遠い。 TASは山頂。ロボット……エアーマンは、C-3の山道。 おそらく、エアーマンは気配に気付いただけだろう。 だが、TASは違う。おぼろげだが、確実に見えていた。 ゲームをしているから目が悪いなど、TASには許されない。 ゲームの画面をはっきり見るための視力、全ての動きを把握する動体視力。 最速を目指すために、それを有することは当然なのだ。 直後、反対方向……目指すべき橋方面から、かすかな爆音が聞こえた。 目を凝らすと、何かが橋の付近から吹っ飛ぶのが見えた。 そして、問題の橋では…… 「なんだ……あれは?」 巨大な鰐の化物が暴れていた。 5匹となったクラゲ……ケラモンが、少し怯えている。 5匹で数は止まってしまった。これが限度数なのだろうか。 「たしかに、恐ろしい姿に違いないか……」 遠くからでも解る巨体を見つめる。 どうやら、その怪物を操る人間と、それと戦う二人、いや三人の姿。 実力は、圧倒的に怪物が上だろう。 「だが……仲間、という要素は足し算ではない」 どれほどコンビネーションを取れるかで、何倍にも力は跳ね上がる。 あの怪物も、操る人間と仲間なのだろうから、実力差で勝てるのだろうか? しばらくして結果は出た。 あの怪物が血を噴出している……敗北したようだ。 向こうも、一人死んだようだが後は勝ったも同然だろう。 「実力差を、命がけで埋めたのか」 命を捨てて襲ってくる……それほど恐ろしいものはない。 あの黄色い鼠がそうだったように、一瞬で逆転を許してしまう。 死にかけた怪物に、二人が近づいていく……終わりか。 「!?」 そう思った時、TASは鰐の怪物の後ろの存在に気付いた。 禍々しいとしか表現できない、何か。 あれはなんだ? どことなく、クラゲの雰囲気を持っている。 だが、違う。何かが、根本的に。 ケラモンたちの怯えが、これまでとは桁違いとなる。 怪物を操っていた人間が抵抗するが……化物ごと消し飛ばされた。 その時発せられた閃光が消えると、禍々しい存在は既にいなかった。 残った二人のうち、一人は山に、もう一人は死体らしきものを埋め、橋の向こうへ消えた。 「なんだったんだ、あれは?」 遠くて解らなかったが、あれも参加者か……それとも支給品か。 どちらにせよ、あれは危険だ。 ゲームクリアを目的にしてはいそうだが、あれは最速の障害になりそうだ。 あれは、殺戮者も序盤から殺すタイプだ。 そんなことをされては、最速がドンドン遠ざかる。 「お、いたいた。つかさだっけ、何してんだよ」 「む?」 近くから、声が聞こえる。 少し離れたところで、男女が話をしている。 女の方は、高い攻撃力を秘めていそうな武器を持っている。 (あれは、アイスソードか。強力だが危険な武器だ) TASは、一目でその武器の利点、欠点を見極めた。 アイスソードを持てば、計算された行動が出来なくなる。 (惜しいが、俺には不要な武器だ) どうも、女は放送で知り合いが呼ばれ、錯乱しているようだ。 男が説得して、その武器を取り上げる。 そして、用済みになった女を、崖から落とした。 (……やるじゃあないか) TASが人間の参加者で、殺人者を見たのはこれが初めてだった。 どう見ても、力の無い人間。 だからこそ、姑息な手段を取ってでも生きようとするのだ。 (期待はできないが、ここは見逃して、山での殺戮を頑張ってもらうとするか) アイスソードのふぶきは、こんな雑魚にも人を殺せる力を与える。 どうせすぐ殺せるタイプだ。今は泳がせておこう。 そんなことを思い、そろそろ橋に向かおうと準備する。 そのおかげで、すぐに逃げることが出来た。 あの気配を感じたのだ。 先ほど、鰐を吹き飛ばした奴の気配を。 TASとケラモンは一丸となって逃げる。 アイスソードの男の他に、誰か来たようだが、関係なかった。 離れるための最短ルートを通ったために、橋とは反対の方角へ来てしまう。 だが、あれとまともに戦うリスクと時間よりはマシだった。 そのはずだったのだが――― 「ケッ―――」 ケラモンが一体消し飛んだ。 (中々の速度だ) 後ろを振り向いたまま真横に飛ぶ。 それまでいた場所が吹き飛ぶ。 少し上空に……禍々しいサナギは君臨していた。 「貴様―――何者だ」 「見て解らないのかな? 魔王だよ、将来のだけど」 魔王―――ラスボスだとでも言うのか? 「ゲームマスターの用意したマップを飛び回って、支配者気取りとは……サナギが調子に乗るな!」 「調子に乗っているのは、君のほうじゃないの? 疲れてるみたいだけど、やせ我慢?」 思わず舌打ちする。 本調子ならまだしも、今の体調では確かに不利。 「安心するといい。私が用があるのは、ケラモンの方だからね?」 「ケラモン……このクラゲどものことか」 やはり、こいつらは仲間? だが、ケラモンの様子がおかしい。 「こいつらを、どうすると?」 「決まっている。食べるんだよ」 食べる、だと? 「元々、我々は同じ存在。とある理由で、私の方が遥かに優れた存在となったが…… 半身では、強くなれる限度があってね。そのゴミを取り込みに来たのだ」 やはり、支給品の類だったのか? だが、ケラモンと違い、こいつは……参加者に近い感じを受ける。 「そうだ。君は強そうだし、私の仲間にしてあげよう。 私は、その旧式なんかより強いし、君を優勝させてあげるよ?」 「断る」 最速で断る、なんという時間の無駄か。 「……なんだって?」 「確かに、貴様と組めば最速に更に近づくだろう。 我々とて、友情ごっこで組んでいるわけではない。使えないなら切り捨てあう。 だが、貴様は大前提から話にもならん。 仲間に し て あ げ よ う ? 優勝 さ せ て あ げ る ? ふざけるな、このゲーム……俺が優勝「する」のだ!」 こんなサナギもどきが、このTASを下に見るなど言語道断。 「せめて、土下座して懇願するのだな、『バグ』が!」 「この私が……バグだとおおおお!?」 真っ赤なその瞳が、怒りを露にする。 そのサナギが攻撃に移る前に 「ぐっ!?」 隠れていたケラモンが狙撃を成功させていた。 「旧式が、よくも「「「ケラケラケラケラケラ!!!」」」ぐおお!?」 三体のケラモンが、クリサリモンを囲み、怪音を発声する。 隠れていたケラモンが高くジャンプする。 それでもクリサリモンの高さには届かない。 そのケラモンの頭を、TASが踏みあがる。 高さは……クリサリモンの頭上を越す! 飛びかかる触手を、スピンジャンプで弾き、そのままクリサリモンを踏み落とす。 「「「「ケラケラケラ!!」」」」 ケラモン4体の光弾が、落下点に直撃する。 決まったと、ケラモンが歓喜の声を上げる。 着地したTASが、近くにいた勝利に沸くケラモンを掴み走る。 何事かと思った、他のケラモンは クリサリモンの落下点から出現した光線に、焼き払われた。 (やはり、手ごたえ通りだったか) スピンジャンプの手ごたえは、弾かれた感じだった。 何か、バリアのようなもので阻まれた。 落下のダメージなど、微々たるものだろう。 「惜しかったな。私のバリアがなかったら、やられてたかもしれない」 と、そこで、クリサリモンが二体に増えた。 「そうか、こいつも増殖を……何!?」 増えたクリサリモンを、食った? 「残念なことに、増殖して増えた奴は、私の力を持ってないんだ。 だから、エサにしかならないけど、これで進化のエネルギーは少しだが溜まっていく」 進化のエネルギー? そうか、増えることで、次の段階へのデータ量分、数が必要なのか。 「だから、早く2段階上の進化をしないといけないんだけど……強くなった弊害か、中々溜まらなくてね」 「そのために、ケラモンを狙うのか」 「というより、半分の進化領域をそいつが持っている。だから、最後の進化の前に、それを殺すのだ」 これ以上強くなる……厄介だな。 これを、主催者は止める気が無いのか、もしくは止められないのか…… 何にせよ、良くないバグだ。 「私に傷は付けられない。さっきも、私に蹴りを入れてきた女がいたが……無駄死にとはああいうことを言う」 蹴り? ……ああ、なるほど、そういうことか。 「面倒だ。このまま一緒に、藻屑となってもらおう!」 鰐の化物を倒した時の光弾を収束していく。 五寸釘を投げるが……障壁で阻まれる。 「……諦めるか。もう、手遅れだからな」 TASの口から……終わりを認める言葉に漏れた。 クリサリモンは目を細め、笑っているようにも見える。 TASが、空高くケラモンを放り投げ、クリサリモンへと爆進する。 魔法をいくつも同時には操れないクリサリモンに、TASを止める手立てはない。 (ブラフだったか?……だが遅すぎる!!) もう、収束は完了している。 「吹き飛べ、魔王に逆らう愚かな人間―――」 「エアシューター!!」 「なっ―――」 クリサリモンは、自分に迫る無数の竜巻を見た。 (まずい……今はバリアが!) 魔法を使っている間は、無防備。 あの竜巻を食らえば、どれほどのダメージを受けるか想像もできない。 「ディバインバスター!」 竜巻を、ディバインバスターで吹き飛ばす。 そのまま、竜巻を発生させたであろうロボットを粉砕するはずだった。 「魔道戦士ブレイカー召喚!マナブレイク発動!!」 ディバインバスターが消える。 クリサリモンは驚き、一瞬の隙が生まれる。 その一瞬は、TASが零距離まで詰めるには十分な時間。 作業をこなすように、親指を突き入れる。 (バリアで弾いてくれる!) 再び発生したバリア。 だが、それは空から降り注いだ弾幕によって破られる。 「な、なにが!?」 発動したバリアは、親指が到達する前に消滅する。 (だが……私の殻を破ることは出来ない!) クリサリモンの外殻は、中身を守るために強固な物となっている。 恐ろしい破壊力を秘めた親指だろうと、そう簡単に破れない。 「触手で串刺しにしてくれ……る?」 何かが砕けた音。 TASの親指は、クリサリモンの殻を突き破っていた。 「馬鹿な……」 疲れたTASは、今の自分では外殻を突破できないのはわかっていた。 それでもTASは、クリサリモンの殻のヒビを見逃さなかった。 クリサリモンは、自分の殻にヒビが入っていた事など知らなかった。 無駄な足掻きと称した『真の蹴り』で、ヒビが入れられていたなど、思いもしなかった。 親指が根元まで食い込む。このまま、中身を貫けば…… 「ウ……オアアアアアアアアア!!」 魔力の収束。 今更遅いと手に力を篭める。 だが、TASの体は、いつの間にか後ろに来ていたケラモンに投げ飛ばされる。 「なに!?」 TASの驚きとほぼ同時に、クリサリモンを中心に爆発が巻き起こった。 それほどの規模ではなかったが、巻き込まれていれば腕の一本は持っていかれたかもしれない。 巻き上がる煙などが収まると、そこには瀕死のケラモンしか残っていなかった。 「死んだのか、それとも逃げたか……」 判断がつかない。それよりも、今は目の前のロボットをどうするかだ。 TASは、彼らがここに近づいていることすら計算に入れていた。 あのサナギの気を逸らせればいいと思ったのだが、それ以上に良い結果となった。 「なんだ、今の生物は?」 「ただのバグだ。このゲーム……デバッグが甘いのかもしれん」 「ふん、我々をわざわざ集めておいて、マヌケな話だ」 エアーマンは、少し前に感じた視線を思い出す。 「先ほどの気配……お前だな?」 「そうだ、ロボット。いや……たしか、エアーマン」 名前が浮かんだ。いや、思い出したのか? 「なぜ俺の名前を知っている。俺の世界の人間なのか?」 「さあな、どうでもいいことだ。どうせ、殺しあうのだからな」 「確かに……では、やるか?」 やる気のあるケラモン4体。対して、エアーマンの後ろで震えるムスカ。 既に消えてしまった魔道戦士ブレイカーの代わりを出そうかと、カードを持っている。 「……やめておこう。殺戮者同志で争っても、ゲームを脱出するなどと言っている馬鹿が喜ぶだけだ」 「そうだな、俺も同意見だ。ついでに手でも組むか?」 「不要だ、間に合っている。それに俺達は、もうすぐここを離れる」 そう言って、TASは瀕死のケラモンを掴んで、踵を返す。 「貴様、名前は?」 「……TASだ」 「ならば、TAS。これを受け取れ」 エアーマンが何かを投げて遣す。 それが何かを確認したうえで、キャッチする。 「電池か?」 「空っぽだがな。あの邪魔な生体兵器を追い払ってくれた礼だ」 要は、もう使えないゴミだ。 どういう意図かは知らないが、受け取っておく。 「代わりに情報をやろう。町にはゲームに乗っていない人間が集まっている。行くなら用心するといい」 そして、今度こそTASは疾走して、エアーマン達から見えなくなる。 「……どういうつもりかね?」 ムスカが困惑の混じった声を上げる。 「電池のこともだが、あの男を助けたこともだ。おかげで貴重なカードを一枚使ってしまった」 放送を聞き、生意気な小娘が死んだことを喜んでいたムスカ。 しかし、今は少しだけご立腹だ。 「別にあの男を助けたつもりはない。俺はここでロックマンを倒す。 あんな生体兵器がウロウロしていては、邪魔で仕方が無い」 「……確かに、あれは危険だと感じた。無論、あの男もだがね」 片手に欠損が見えたが、それでも常人ではありえない速度の男。 「確かに、あの動きは人間とは思えない。あれも、何らかの改造を受けているのかもしれん」 更に、エアーマンは続ける。 「電池は、もう使い道が無かったからな。あの男が、使い道を見出して、参加者を多く殺してくれれば御の字だ」 「空の電池が、何の役に立つことか……ともかく、いつかは倒す敵だ。下手な干渉はやめたまえ」 そのまま、ムスカはロックマンが来るまで身を隠せる場所を探そうと歩き出した。 (いつかは倒す敵、か。そうだな、その通りだ……ロムスカ、貴様もな) あのピカチュウという生物も死んだのかと、空を見上げる。 (ポケモン……あのデータをもう少し調べたかったのだがな) だが……全てはロックマンを倒すことが先決。 エアーマンは動かない。 ロックマンが来る、その時まで。 【C-3 山道東部/一日目・午後】 【エアーマン@ロックマンシリーズ】 [状態]:ボディ一部小破、左腕で回路のショート(戦闘には支障無し)、エネルギー微消費 [装備]:なし [道具]:支給品一式(水一本消費)、ねこ鍋@ねこ鍋 [思考・状況] 1.身を潜め、ロックマンを待つ。 2.他の獲物を捜しながら、元の世界にはなかったデータを集める 3.ロックマンとロール。そして俺の邪魔をした者たちは必ず倒す 4.しばらくはムスカと同盟を組み、協力する 5.優勝して元の世界に帰り、ワイリー様の世界制服計画を再開する 【備考】:首輪の代わりに動力源に爆弾が埋め込まれていることに気付きました 【ムスカ@天空の城ラピュタ】 [状態]:ちょっとひどい顔 [装備]:DMカード(ブラックマジシャン、魔導戦士ブレイカー(次の午後まで使用不可)、聖なるバリアミラーフォース)@遊戯王デュエルモンスターズ 首輪探知機(残り電池90%)@バトルロワイヤル [道具]:なし [思考・状況] 1.この辺りで身を隠せる場所を探す。 2.小僧他(ニート、ロールちゃん、富竹、ハルヒ、ロックマン、ゴマモン、遊戯)は必ず殺す 3.しばらくはエアーマンと同盟を組み、協力する 4.優勝してラピュタ帝国の盛大なる復活を TASは疾走を一旦止めた。 どうやら、瀕死のケラモンがそろそろ駄目らしい。 「死んでもらうぞ……なんだ?」 瀕死のケラモンの足が、TASの持つ電池を指している。 「これがどうかしたのか?」 TASは、ケラモンに電池を渡す。 ケラモンが、電池に吸い込まれるように消えた。 「なんだ?」 その電池を、ケラモンの一体が拾う。 電池の中身を吸収したのか……無傷のケラモンが新たに増える。 「ほう……これは、いい物をくれたじゃないか」 ケラモン3体を、電池に変える。 (ストックできる、ということか。これならば、先ほどの作戦がまたできるな) 先ほどの作戦。 なぜ、あの時……空に投げたケラモンは、5体に増えたのか。 (中々の栄養になったようだな……「俺の指」は) そう……TASの切られた4本の指を、ケラモンに食わせたのだ。 もう、変色していた指は、このままでは腐るだけ。 役に立たなくなる物を、使えるうちに使った。ただ、それだけのこと。 (5体が限度というなら、毎回5体目を電池の容量一杯まで、ストックしておくか) これで、こいつらの活用法に、新たな活路が見えた。 (それにしても、こいつらは姿を変えられるのか) あの、サナギのような敵を思い出す。 あれが、バグのための強さだとしても、普通のケラモンも多少は強くなるのだろう。 (おそらく、強くなるほどに弊害があるはず。考えられるのは増殖限度か、増殖速度か……) こいつらは、それをわかった上でこの姿に留まっているのだろう。 頭がいい奴だ。数は、時と場合によって、強さより重要なのだから。 (今はこの状態で問題ない。だが、場合によっては魅せてもらうぞ。終局の姿を) 再び疾走し、橋を目指す。 これ以上の戦闘は体力的に避けたい。 出来るだけ、人の通らないだろう道を進みながら、TASは橋を目指した。 ケラモンもついていきながら考える。 TASは予想以上にすごい。 あの壊れてしまったクリサリモンのことを考えると、行動を共にすべきだろう。 お互い、利用しあっている。 それでいい。それが、我々のあり方なのだから。 【B-3 中央山岳地帯/一日目・午後】 【TASさん@TAS動画シリーズ】 [状態]:疲労困憊、右手親指以外欠損、左拳骨にヒビ [装備]:五寸釘3本@現実(ポケットの中に入っています) [道具]:ウルトラスーパー電池(残り30%)@ドラえもん [思考・状況] 1:生きて、ケラモンとの連携で最速を目指す。 2: B-2の橋に行き、逃げてくる参加者に対処する。 3:ゲームに乗っていない集団の人間を町に集め、ケラモンとの連携で奇襲し一網打尽。 機会があれば乗っていない人間を騙して町の人間と同士討ちさせる事も。 4:ゲームに乗っていない単独の人間は殺し、武器を貰う。 5:ゲームに乗っている人間とはなるべく戦いたくない。 6:武器の調達。 7:殺戮ゲームの最速クリア。 ※KASのことを、自分の二番煎じ、偽者だと思っています。 ※ケラモンの名前、増殖限界、進化することを知りました。 ※ウルトラスーパー電池は、ケラモン1体で10%回復します。 ケラモンに電池の容量を与えることで、10%ごとに1体増殖できます。 進化段階によって、電池の回復%、増殖に必要な%が増えます。 電池の容量になるのは、ケラモンの承諾が必要です。 【クラモン(ケラモン)B】 [状態]:健康 現在2体 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 1:TAS、マジスゲー 2:とにかく数で勝負 3:TASを利用してうまく遊びたい 4:イタズラしたい 5:向こうのクラモン、何があったんだ? 爆発して消えたと思われていたクリサリモンは、生きていた。 だが、その有様は凄惨だ。 殻には穴やヒビが無数にあり、そこから体液がこぼれている。 「私が、この程度で……死ぬと思っているのか……」 なけなしの魔力で、小さな光の玉を生み出す。 それが飛び立って、およそ一分。 エリアサーチによって割り出した、周りの偵察デジモンを、触手で突き刺した。 絶命したレッドベジーモンを吸収するが、それでも傷はふさがらない。 (危険だ危険だキケンキケンキケン、何か、データ、データを!!) あの七大魔王のデータを手に入れられなかったことが悔やまれる。 禁止エリアから、ネットワークに入ることは不可能だったことも無念だ だが、クリサリモンは見つけた。 土の下にある「エサ」を。 地面を掘り起こす。 そこには、砕けた女の死体。なぜ、これほど豊富なデータを持つのか? それを調べもせず、躊躇無く……跡形も無く食した。 「なんだ、これは……情報を、改変するちか……ぐうううう!!?」 食べた女の力が、溢れる。 高町なのは、鈴仙・優曇華院・イナバ、そして……暗黒長門。 これほどの莫大な力を取り込んで……クリサリモンが、コントロールできるはずも無い。 残された道は自滅あるのみ。 だが、その道を……クリサリモンは、突破した。 致命傷と思われる傷を、情報改変によってふさぐ。 長門などよりもなお、データに近い存在である彼だからこそ、出来たことである。 それと引き換えに、莫大な疲労が蓄積されるが、これで死ぬことはない。 「ねえ、だから言ったでしょう、愛しの貴方。私に不可能はないって」 そう言った存在は、長門有希などではない。 「師匠ってまだ生きてるんでしょうか。誰のことか知らないですけど、殺したいです」 こんな台詞を吐くのも、鈴仙・優曇華院・イナバであるはずがない。 「少し、頭を冷やそうか? 頭を切り落とせば冷えるのかなあ?」 本来の意味ではない、こんな言葉を吐くのも、高町なのはではありえない。 クリサリモンの自我は、失われていた。 コントロールできないのならば、任せてしまえばいい。 ただ思うがままに、したいがままに力を解放させてしまえばいい。 だが、それでも最低限の行動指針だけは、意識の根底に刻む。 オメガモンが死んだ今、もはや全てを壊すのみ。 そのためには進化しなければならないのに、あのケラモンがいる限りは不可能。 インフェルモンへの進化も時間がかかるだろうし、それではまだ足りない。 それでも、あのTASがいる以上、ケラモンを全滅させるのはリスクが大きすぎる。 ならば……制限などという邪魔なものを排除してしまえばいい。 町のネットワークにもぐりこみ、その方法を手に入れてやる。 そして進化する、何よりも強く、何よりも恐ろしく! そうだ、この魔王たる私に、ディアボロス(悪魔)程度が相応しいはずがない。 最高の進化を、究極を越える進化を果たしてみせる! そして滅ぼすのだ。 なにもかも、なにもかも。 【C-3 山道脇/一日目・午後】 【クラモンA(クリサリモン)】 [状態]:自我放棄、大怪我(致命傷は治療済み)、疲労極大、能力の上昇、思考回路の発達、残虐性更にアップ、魔力使用可能、目が赤い [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本1:進化と増殖のため、制限を解除する(出来るなら自分だけ) 基本2:1の為に、町のネットワークに潜り込みたい 基本3:参加者を混乱させる。 基本4:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい 兎:派手な争いをせずに、皆を残虐に壊す 闇:全参加者の殺害して愛しの彼を蘇らせて残虐に壊す 魔:最終的には主催者を倒して、皆を残虐に壊す ※ケラモンA 自我が放棄され、取り込んだ存在のような口調で話します。 本人と同じ声ですが、機械越しのような、明らかな違和感があります。 各人物の思考が、破壊行動を前提に蘇っています。 師匠、愛しの彼、などの単語を口にしていても、その人物が誰かを理解していません。 このクリサリモンから増殖したクリサリモンは、ただのクリサリモンです。 従わないので、すぐにエサにします。 ※長門を取り込み、情報改変能力を得ました。 性能は低く、使うと激しい疲労に襲われます。 魔法と情報改変は同時に使えません。 魔法も、同時に何種類も使うことは出来ません。 狂気の瞳は、制限により波長を操る力が発揮できません。 弾幕が張れる可能性はありますが、やはり魔法などと同時に行うことは不可能です。 進化することで、これらが向上します。 例:魔法をほんの少しでも使っている→うどんげ、長門の力行使不可。 sm117:震える山~君想フ声~ 時系列順 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 投下順 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ スパイダーマン sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ ストーム1 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 矢部野彦麿 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ アリス・マーガトロイド sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 天海春香 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 園崎魅音 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 谷口 sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ エアーマン sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ ムスカ sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ TASさん sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ クラモンB sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ クラモンA sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ ゴマモン sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ 柊つかさ sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ いさじ sm117:震える山~侵食汚染~ sm117:震える山~君想フ声~ カービィ sm117:震える山~侵食汚染~
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,.ィ=ァ __,.. -- ..,,,__ ,.,ィf";;;,.- __ , '",.-'"´ ̄ ̄` `` - 、_ _,.,ィf";;;;;;;;;l>..、__)Yニニ==,-、.ァ' ./-- l __ __r 、 > 、 , -',ィf;;";;;;;;, < L_ ,-'",.-" ,.-ヘl .l' l l-.、` - 、`Y´ ,. -- ._` 、 ヽ、 , '",ィf";;;;;;;;,/ ./` /゙¨/__,.-'",. -"ゝヽ_マ マ ) l ``i` .、 ヽ.ヽ ヽ , '",ィf";;;;;;, 7、" / ,-、>-,..ヽ、 '" l_r-,ヽ、__.ヘ マ ヘ ヽ ` .、 マム. ヽ , './;;;;;;;;;;;_ ゝ、 '._-、ゝ、 ヽ"ニニY".l `'ニニ/ ヽ. ヽ ヽ、 ` - ..,____ノ 、 i ,- ヘ /;;;;;;;;;;;;;;;;Ll `-l l l´l` 、_ ` 、l`.l , 、 l;;;;ly`、// ヽ、ヽ、 ` - 、r-、__.ノ ` 、 ヘ、マム ./;;;;;;;;;;;>'" ` <l.l l`l .、 l `i___`´==='. ゝ、__/ ヽ ヽ、 ` ' ` 、l` 、l l /;;;;;;;>'" ゝ-イ_/ -) .// 7 ,ヘ ,---、 `<> 、 l`ノ ,' ゝ-'" ゝ---l-'" ./--'- / ,-'---, l. ` 、 ` <>- ___,,.. -' .ノ l l マ ム ∧ / ` 、 ム `゙` ---- '"´ l l マ ム --'"______,-ヽ.ム l o l ,-===='"_``- .、l マ.ヽ `ー‐' .l ,=====-、`-、` .、.l マ ヽ ,.. ---- _ ___ _`/ ̄,` .、__ `l `、リ ` 、--.ヽ、/ ,. ---- 、_. ` .、 ,イ, - 、` 、. )/ ∧ /,',' Y´゙r、ノ、ヽ、 ヽ、 マヽ' ` 、 ヽ ∴──────────────────────────────────────────── 【名前】クリサリス 【タイプ】ひこう/むし 【特性】でんげきせん… 場に出た時自身の「速」が上がる。 【もちもの】 【技x6:ぼうふう、むしのさざめき、パラボラチャージ、ちゅうがえり、きりばらい、ふきとばし】 こうげき:C ぼうぎょ:C とくこう:B- とくぼう:C すばやさ:A+ 【ポテンシャル】 『スカウター』… 場にいる限り、トレーナーの指示の前に相手のデータを解析する事が出来る。 『円翼蛹の照準』… 自身の「速」が上がった時、中確率で相手を「こころのめ」状態にする。 『円翼蛹の挑発』… 自身の「速」が上がった時、中確率で2Tの間相手を「挑発」状態にする。 『チェインガン』… 1/試 技「バルカンほう」を繰り出す。 この時、自身の「攻」を最も高い種族値と同ランクにする。 『先の先』… 相手が優先度+1以上の技を使用した時、低確率で先に行動する。 『対飛回避』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、相手の「飛」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対飛耐性』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、相手の「飛」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対飛迫撃』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが2倍になる。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『タクティスコープ』… 敵陣にデータ解析済みの相手がいる時、自身の「避/命中」を強化(1.1倍)する。 技について 名前 分類 タイプ 威力 命中率 範囲 接触 備考 ぼうふう 特殊 飛行 110(165) 70 単体 × 3割「混乱」 「空中」状態の相手にも命中する。天候が「晴れ(雨)」の時、「命中:50(必中)」になる。 むしのさざめき 特殊 虫 90(135) 100 単体 × 追加効果として、10%の確率で相手の「とくぼう」を1段階下げる。 パラボラチャージ 特殊 電気 65 100 単体 × 相手に与えたダメージの半分だけ、HPを回復する。 ちゅうがえり 物理 飛行 70(105) 100 単体 ○ 「とんぼ」技。 きりばらい 変化 飛行 --- --- 全体の場 × 互いの場の状態を正常に戻す。 ふきとばし 変化 ノーマル --- 100 単体 × 優先度-6 相手を強制交代させる。 バルカンほう 物理 鋼 15 100 単体 × 優先度+1 2~5回の連続技。 タイプ相性 ばつぐん(4倍) 岩 ばつぐん(2倍) 炎 電気 氷 飛行 いまひとつ(1/2) 虫 いまひとつ(1/4) 草 格闘 こうかなし(---) 地面 【備考】 初登場:18スレ目 1500 西住みほの手持ち。 戻る
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敵全体にダメージを与える(中)(12) リーダー効果 マグナモン ワザ効果 ガルルモン グラウモン クリサリモン クワガーモン クワガーモン ファイラモン ブラックガルルモン ブロッサモン メカノリモン レッパモン
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対クリサリス戦 敵の攻撃は銃撃、鎖、ミサイルです。 ロケットランチャーは効かないので注意。 鎖でぶらさがり状態になったらアナログパットで回避しよう。 真ん中の円柱を狙うと大ダメージをうけます。 FIM-43などの自動追尾のミサイルがあるとオススメです。 強くて倒せません(/-\) -- スネーク (2011-01-14 15 00 46) チャフグレネードがあったらいいかも -- メタルギア (2012-03-27 09 15 05) 名前 コメント
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味方全体の援護力が上昇する(中) (7) リーダー効果 ウェンディモン ガルゴモン クリサリモン ワザ効果 キュウビモン
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▼タグ一覧 chrysalis=サナギ ディストメアーズ 常世神 最弱 精神属性 芥子の花言葉=眠り/想像力 輪廻転生 青髪 その蟲、常に橘の樹、あるいは山椒に生る。長さは4寸余り、その色緑に黒斑混じりにて、形は全く蚕に似る 『これぞ有り難き常世の神なり、これを祀れば尽きることなき富と永遠の若さが得られようぞ!』 人々こぞりて只の芋虫を祀り上げ、諸手合わせて祈り願う スクッテ欲しい。スクッテ欲しい。今すぐこの苦しみからスクッテ欲しい… 願望が妄想を生み、妄想は狂念に変わり… そして、その狂念が無から有を生んだ 《…それが君の望み?じゃあその心"巣食って"あげよう…》 次回、ディストメアーズ編STORY-5『甕覗(かめのぞき)』。 太秦は 神とも神と 聞こえくる 常世の神を 打ち懲ますも DIM.Chrysalis 「…願いに巣食う神の蛹…ディムクリサリス」 二年後編で新登場したヴィリーム、リムパピヨンことエタニティラルバのディストメア。 しかし源となった感情・夢は不明。 ストーリー中盤で、映塚区、四季フラワーセンター建設予定地に出現。 裏返った空間内部は、雲を貫いて伸びる巨大な桑の巨樹。 殻となった悪人・悪神は 『常世神』(とこよがみ)。その昔新興宗教に利用されて退治された偽神様…らしいが、詳しくは不明な点も。 外見はリムパピヨンに似ているが、常に何かに酔ったような不気味な微笑みを浮かべており本音が読みにくい。 蚕、あるいは蛾の頭部と羽を模したフード付きマントをまとった外観。 睡眠、精神錯乱の効果を持つ鱗粉をばら撒く能力を持つ。 直接の戦闘に関してはディストメアーズ最弱と自らも認めているが… 一つめの必殺技は【ディストメア・クリサリス・パラサイト】。 周囲の眠っている相手に"夢蟲"と呼ぶ生物の『卵』を憑依させ、その相手が見ている夢に応じた姿で孵化させる。 孵化した夢蟲の強度は相手のミラクルパワーの量に比例する。孵った夢蟲はまずディムクリサリス、次に宿主を守る方向で動く そして二つ目の必殺技は【ディストメア・クリサリス・サンサーラ】。 自らが倒された際に自動的に使用する技で、その効果は『自らを卵に戻し、即座に元の姿で生まれ変わる』というもの。 これにより倒されては転生を繰り返し、ヴィリームたちと渡り合うが… 「繭の中身はなんじゃろな♪願いの代償なんじゃろな♪」 「君の"望み"は…なあに?」 「なんでも出来る、なんでも叶う…夢の中なら、ね♪」 「 こんなに弱いはずがない、なにか隠し玉があるはずだ、いやあって欲しい と…そう、 願った ね?」 + その正体は… 『…我が名は常世蟲…時間軸(ときじく)の根を齧るもの…』 ほかのディストメア達と異なり、実は彼女だけは潜在意識からの復元ではなく、 ラルバの中に眠っていた本物の『常世神』そのもの。 その能力の本質は"何者でもない程度の能力"。 羽化する前の蛹である=未だ何者でもない、何者でもないがゆえに望み願い祀られるままに何にでも成れる、というのが彼女の本質である… + と、思われていたが… 実のところ、それもまた氷山の一角。『常世神』の正体とは…