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ストライクウィッチーズ キャラ相関図 ≪概要≫ 地球とよく似ているが魔力が存在する世界の20世紀初頭、突如出現した異形の敵「ネウロイ」の圧倒的な戦力と瘴気の汚染による大陸侵略が進んでいた。人類は唯一の希望として、魔道エンジンによる飛行脚「ストライカーユニット」を唯一駆ることの出来る魔力を持つ少女「魔女(ウィッチ)」による「機械化航空歩兵(ストライクウィッチーズ)」に望みを託した。 アニメ版1期 1944年、既に欧州本土の大半がネウロイの勢力に落ちてしまっていた。世界各国は事態の打開を図るために一大反攻作戦を計画。そのための戦力の一環として連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」を組織し、各国のトップエースや将来有望な若いウィッチを招聘することとなった。そんな中、扶桑皇国の一女学生であった宮藤芳佳は、その類い希なるウィッチとしての素質を見込まれて「STRIKE WITCHES」の教官・坂本美緒にスカウトされる。父親の死のトラウマから戦いを嫌い当初は入隊を拒んだ芳佳だったが、戦火の中で人々を守るために自分の果たすべき役割を悟り、父親の遺産とも言えるストライカーユニットと共に戦列に加わることとなった。 アニメ版2期 1945年春、第504統合戦闘航空団による人型ネウロイとのコミュニケーション実験が行われているヴェネチア上空に、突如巨大なネウロイの巣が新たに出現し、以前のネウロイの巣は破壊されてしまい、人類は再びネウロイとの戦争を余儀なくされてしまう。第501統合戦闘航空団解散と共に除隊して扶桑皇国に戻っていた芳佳は中学校を卒業し、診療所を継ぐことを決めていたが、そこに亡くなったはずの父親からの2通目の手紙が届く。手紙のことで美緒を訪ねた芳佳は、欧州で緊急事態が発生したことを伝えるリネットからの無線を聞くが、一度は美緒にお前はもはや軍人ではないとして追い返されてしまう。その後、美緒が飛行艇で欧州へ向かうことを知った芳佳はストライカーユニットを装着して美緒を説得し合流、再び欧州へ向かうのだった。 ≪用語≫ 魔女(ウィッチ) 物語の世界には魔力が存在し、その魔法力をもつ女性の総称。魔力を使える人間は圧倒的に女性が多く、しかも魔力の影響か容姿に優れた女性が多い。10代をピークに年齢と共に魔力を失うことが多く、中でも魔法シールドを失うことでネウロイと戦う戦士としての寿命が終わってしまう。この理由から兵役期間がとても短く、人々から「儚い花」さながらの憧れの象徴とされている。しかしながら、宮藤家系のようにピークを過ぎても魔法力が衰えないウィッチもごく稀に存在する。また、固有魔法を持つウィッチは世界でも稀少である。 魔法力 魔力のこと。使い魔と契約したウィッチがその力を自在に使うことができた。しかし、その力は決して大きなものではなく、魔力のフィールドを張ったり(シールド)、ちょっとした質量の物を動かしたり(念動力)、ちょっとした身体強化を行う程度だった。18世紀、蒸気機関による魔法増幅装置が開発されて以来、魔法力は人類の歴史に大きな影響力を持つようになる。ちなみに、固有魔法にもよるがシールドが一番燃費が悪いらしい。 使い魔 ウィッチたちには契約を結んだ使い魔がおり、その使い魔の力を借りて魔力を使うことができる。魔力を発動させると身体全体が青白く光り、使い魔の耳と尻尾が生えてくる。また、ウサギの場合耳がよく聞こえる、ネコの場合夜目が利くなど、使い魔となった動物の特性を得ることもできる。 ストライカーユニット 魔道エンジンを駆動する脚に装着するタイプの推進機。宮藤一郎博士が提唱した「宮藤理論」により、足を異空間に収納することを実現。より小型化し、高い魔法増幅力を生み出すことに成功した。装着者は魔力を増幅することができる。なお、分割して収納することも可能。ストライカーユニットには飛行能力を持つ「航空用」と、強力な火器を装備する「陸戦用」がある。ストライカーユニットは誰でも扱えるわけではなく、ウィッチの中でも航空用を駆り、空を飛ぶことができるのは素養のある者だけである。ちなみに、プロペラのように見えるものは、高速かつ連続に発生する飛行魔法が大気中のエーテルと反応して可視化したものであり、実体はない。 魔道エンジン 魔法力を増幅させる機能を持つ科学と魔法の両輪による新型エンジン。宮藤一郎博士の研究分野であり、各国の研究者と競い合い、協力することによってストライカーユニットへの搭載が実現した。 ネウロイ 突如世界各地に出没した正体・目的共に不明の謎の「怪異」。大きな建造物も一瞬で破壊しうる圧倒的な攻撃力を持つ上、「瘴気」を撒き散らしながら進行するため、通常の人間では遠距離からの攻撃以外なす術がない。大地を腐らせ金属を根こそぎ吸い尽くし、さらには金属や廃材などで兵器を生産、増殖を繰り返す。侵略された土地は瘴気によって人が住めなくなるため、数々の国が滅ぼされた。幸いにも大河・海洋などの水を渡るのを嫌い、山脈を越えるのに手こずっているため、人類はそれらを防衛線としている。名称のNeuroiは北欧でその存在が確認された事に因む。弱点は、魔力による攻撃に弱いことであり、ウィッチが使う魔力を付加した弾丸・刀剣などで再生能力を大きく減ずることが可能である。これを利用すれば機関銃などの歩兵の携行できるサイズの兵器で、十分なダメージを与えることが出来る。また逆にネウロイ側の対空攻撃も防御魔法でほぼ防ぐことが出来る。コアと呼ばれる中核部分を破壊されることで無力化、崩壊する。 連合軍統合戦闘航空団 連合軍が各国から優秀なウィッチを集めた統合部隊。ブリタニア連邦の第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」の他、ロマーニャ公国の504、東部戦線の502、503、ウラル方面の505やスオムスの507などがある。 第501統合戦闘航空団 通称「ストライクウィッチーズ―STRIKE WITCHES」。世界で最初に結成されたウィッチ達の統合戦闘航空団。10人前後のメンバーを入れ替えながら編成されている。現在のメンバーは11人。世界でも稀少な固有魔法を隊員全員が所持する501は世界最高の部隊であるといえる。 +その他の統合戦闘航空団 第502統合戦闘航空団 通称「ブレイブウィッチーズ―BRAVE WITCHES」。カールスラント奪還を主任務とし、欧州随一の激戦区を担当する攻勢部隊。所属するウィッチに「敢闘精神旺盛」なメンバーが多いためストライカーの損耗率が非常に高く、専門のストライカー回収班が設置されている。侵攻部隊であり、前線の原野に作られた臨時飛行場のような場所で寝泊まりすることも多い 第503統合戦闘航空団 通称「タイフーンウィッチーズ―TYPHOON WITCHES」。オラーシャ奪還を主任務とする部隊。 第504統合戦闘航空団「スクトゥム」 通称「アルダーウィッチーズ―ARDOR WITCHES」。ロマーニャ等アルプス南方の防衛を主任務とする部隊。現在の隊長が引退間近なため、実質的には二人隊長制度のような状態になっている。ヴェネツィア撤退戦を支援した主戦力だが、同時に多数のウィッチを失いほぼ壊滅状態になる(アニメ二期1話『トラヤヌス作戦』)。ロマーニャ奪還成功後、第501統合戦闘航空団解散に伴いロマーニャ防衛を引き継ぐ。 第505統合戦闘航空団 通称「ミラージュウィッチーズ―MIRAGE WITCHES」。オストマルク南方のカルパティア山脈方面において国境監視任務についていたオストマルク・オラーシャ中心の多国籍部隊が母体。「最も長い退却戦を戦ったウィッチ」「幻の魔女達」と呼ばれる。オストマルク壊滅に際し、拠点をアルトラント→ハルキウ→ロストフ→ヴォルゴグラードと移動。カスピ海を渡り南下、アブシェロン半島へ撤退。アブシェロン半島にて待機中、扶桑陸軍からの支援を得て再編され、同時に統合戦闘航空団に昇格。太平洋方面総司令部に所属。 第506統合戦闘航空団 通称「ノーブルウィッチーズ―NOBLE WITCHES」。ガリア東部の防衛を主任務とする部隊。当初はクロステルマン中尉を大尉に昇進させて就任させる予定だったが、暫くはガリア復興に尽力したいと辞退した。506が運用できる組織になるまでは、ロンドン防衛の第11統合戦闘飛行隊(グローリアスウィッチーズ)がパリ防衛の任務を代行。 第507統合戦闘航空団「オーロラ」 通称「サイレントウィッチーズ―SILENT WITCHES」。北欧の防衛を主任務とする部隊。スオムス義勇独立飛行中隊(スオムスいらん子中隊)が前身である。上記506とともに、確保した拠点へネウロイが再侵攻するのを防ぎ502や503の背後を守る役目もある。 第508統合戦闘航空団 通称「マイティウィッチーズ―MIGHTY WITCHES」。太平洋全域を作戦地域とする空母機動部隊。整備、補給のためにリベリオン・扶桑に根拠地があるが、基本的に空母および随伴の艦隊で独立したウィッチ部隊として完結している。 ズボン 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」……というわけでアレはズボンである。 ウィッチ達の穿いているズボンは戦闘用に作られており、汚れにくく破けにくい。ストッキング型やタイツ型など様々なタイプがある。「ストライカーを穿くため」というのが根本にあるため、ズボンはウィッチの象徴でもある。そのため、ズボン型勲章という物も存在する。詳しくは公式資料集を見るべし。 ≪国・地域≫ この物語における国家の版図は、現実での1930年代から1940年代に近い設定になっている。地理的にも現実世界と似たものになっているが、アメリカ大陸にあたるリベリオン大陸は星型の大陸となっている。 帝政カールスラント 欧州中央部に位置する大国で、実在のナチス・ドイツとドイツ帝国に類似した領域を持つ。 早くからネウロイとの戦闘を続けており、その陸軍力は欧州随一を誇る。今次大戦においても人類連合軍側の中心的な戦力となっている。しかし、アニメ版開始の時点では国土のほとんどがネウロイの勢力下に落ちてしまい、多数の国民、皇帝一家、技術者や産業が南リベリオン大陸の南端にあるノイエ・カールスラントに疎開することになった。常に準戦闘状態にある軍事国家であり、軍人の地位は高い。同時に凝り性の民族性を持ち、現皇帝フリードリヒ四世の新しい物好きな気性もあって、高い技術によって数多くの高性能な兵器を生産している。 所属ウィッチ:ゲルトルート・バルクホルン、エーリカ・ハルトマン、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ、アドルフィーネ・ガランド、ウルスラ・ハルトマン、ハンナ・U・ルーデル、ハイデマリー・W・シュナウファー ブリタニア連邦 欧州の西にある島国で、実在のイギリス、大英帝国に類似した領域を持つ。 早期から海洋貿易に特化し、大西洋からインドまでの貿易をほぼ独占している。扶桑皇国とは貿易権益をめぐって衝突したこともあったが、現在は親密な同盟国家である。世界一の海軍力を有しているが、その戦力は戦艦中心であり、航空歩兵用の航空母艦は少ない。欧州本土からはドーバー海峡を隔てているため、欧州での人類側のネウロイに対する反攻拠点となっている。 所属ウィッチ:リネット・ビショップ、エリザベス・F・ビューリング、ウィルマ・ビショップ 扶桑皇国 ユーラシア大陸の東端に位置する島国で、実在の日本、大日本帝国に類似した領域を持つ。 現実の日本とは異なり、16世紀に天下統一が実現した安土時代以降鎖国することなく海外進出を積極的に行い、早期に海洋貿易国家に成長した。太平洋からインドまでの貿易をほぼ独占し、海洋国家としてブリタニアと並び称されるまでになっている。また安土時代には太平洋上にパシフィス島(扶桑名:南洋島)と言う新島が発見された。扶桑本土よりも大きく、しかもほぼ無人の地域であったこの島には有力大名が入植し、現在では扶桑の重要な資源供給地になっている。貿易の必要上、素材を高度に加工する技術が発達し、小型で高付加価値・信頼性の高い工業製品を多数開発・生産している。海上防衛に重点をおいた海軍力を有し、多数の航空歩兵用の航空母艦を持つ。 所属ウィッチ:宮藤芳佳、坂本美緒、竹井醇子、諏訪天姫、穴拭智子、迫水ハルカ リベリオン合衆国 北リベリオン大陸中央に位置する国家で、実在のアメリカ合衆国に類似した領域を持つ。 諸民族の融合国家であり、世界の縮図とも言える社会を築いている。工業化が進んでおり、巨大な生産力を誇る。広大な国土を生かしての自給自足が可能であり、本土が戦場から遠いこともあって、欧州戦線への軍事物資の供給源となっている。 所属ウィッチ:シャーロット・E・イェーガー、キャサリン・オヘア、ドミニカ・S・ジェンタイル、ジェーン・T・ゴッドフリー ロマーニャ公国 欧州南部にある半島の西部、南部に位置する国家で、実在のイタリア王国とイタリア社会共和国に類似した領域を持つ。 黒海、地中海方面の戦線に参加している。古来より神殿などウィッチ養成学校が多々存在しており、優秀なウィッチを輩出しているが、基本的に個人主義の国家であり集団戦には向いていない。ことに女性関係には熱心な男が多い国民性ゆえか、一般兵がウィッチを口説こうとするなど世界各地で問題が発生、そのため世界各国の軍隊は協調性を持たせるべくウィッチの階級を軍曹から始めるようになったと言われる。現在アルプス山脈を防衛線としており、隣国・ガリアのネウロイと激戦を繰り広げている。1945年7月、連合軍第501統合戦闘航空団の活躍によりネウロイの完全消滅が確認され、人類の手に戻った。 所属ウィッチ:フランチェスカ・ルッキーニ、フェルナンディア・マルヴェッツィ、ルチアナ・マッツェイ、マルチナ・クレスピ、ジュゼッピーナ・チュインニ、 オラーシャ帝国 欧州最東端の国家。実在のソビエト連邦とロシア帝国に類似した領域を持つ。 ネウロイの侵攻によって、ウラル川地域より東と、中東方面に分断してしまった。扶桑皇国の支援を受けながら、東部戦線での主戦力となっている。 所属ウィッチ:サーニャ・V・リトヴャク、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン スオムス 北欧の小国で、実在のフィンランド共和国に類似した領域を持つ。 北方での欧州戦役の最前線である。人口が少なく、武装面でも極めて貧弱な軍隊しか持たないが、優秀な航空歩兵を多数輩出し、各国からの義勇軍や軍事物資の援助によりネウロイの攻勢をよく防いでいる。 所属ウィッチ:エイラ・イルマタル・ユーティライネン、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン、ハンナ・ウィンド、エルマ・レイヴォネン、ミカ・アホネン i0180149-1288519233.jpg +比較付き年表 左がストライクウィッチーズ世界。右が実世界 SW世界年代 できごと 実世界年代 できごと B.C.(Before Caesar)753 ローマ市建国 B.C.(Before Christ)753 ローマ建国 B.C.550 アケメネス朝ペルシャ建国 B.C.550 アケメネス朝ペルシア建国(~B.C.330) B.C.525 ダレイオス1世オリエント統一 B.C.509 ローマ共和制開始 B.C.509 ローマ共和制開始 B.C.500 ペルシア戦争(~B.C.442) B.C.492 ペルシア戦争(~B.C.442) B.C.431 ペロポネソス戦争(~B.C.404) B.C.431 ペロポネソス戦争(~B.C.404) B.C.334 アレクサンドロスの東方遠征 B.C.334 アレクサンドロスの東方遠征 B.C.323 アレクサンドロス没 B.C.306 アレクサンドロス、オリエント統一 B.C.272 ローマ、半島統一 B.C.272 ローマ半島統一 B.C.264 第一次ポエニ戦争(~B.C.241) B.C.264 第一次ポエニ戦争(~B.C.241) B.C.218 第二次ポエニ戦争(~B.C.201) B.C.218 第二次ポエニ戦争(~B.C.201) B.C.202 ザマの戦い B.C.202 ザマの戦い B.C.168 ピュトナの戦い B.C.168 ピュトナの戦い B.C.149 第三次ポエニ戦争(~B.C.146)カルタゴ滅亡 B.C.149 第三次ポエニ戦争(~B.C.146)カルタゴ滅亡 B.C.060 第一回三頭政治 B.C.60 第一回三頭政治(~B.C.53) B.C.058 カエサル、ガリア遠征(~B.C.051) B.C.58 カエサル、ガリア遠征(~B.C.51) B.C.45 ユリウス暦導入 B.C.044 カエサル、暗殺の危機から逃れる B.C.44 カエサル暗殺 B.C.43 第二回三頭政治(~B.C.36) B.C.31 アクティウムの海戦 B.C.027 カエサル、アウグストゥスの称号を受ける B.C.27 オクタヴィアヌス、アウグストゥスの称号を受ける B.C.004 オクタヴィアヌス、アウグストゥスの称号を受ける 0000 アウグストゥス、ユリウス暦を改正ここより紀元を開始する B.C.7~4年 イエス、生誕 0029 属州ユダエア地方に怪異発生ユダエア地方消失 A.D.28年ごろ イエス、刑死 66 第一次ユダヤ戦争(~73) 0079 オーストラリア北西部消失 79 ヴェスヴィオ火山噴火ポンペイ消失 0097 ポンペイに怪異発生ベスビオス火山の噴火で町諸共消失 132 第二次ユダヤ戦争(~135)ハドリアヌス帝、イェルサレムからユダヤ人追放 0226 ササン朝ペルシア成立 226 ササン朝ペルシア成立(~651) 235 軍人皇帝時代(~284) 0293 ディオクレティアヌスの帝国4分統治 293 ディオクレティアヌスの帝国4分統治 313 ミラノ勅令 330 コンスタンティノープルに遷都 0375 ゲルマン民族、東方からの圧力を逃れローマ帝国領内へ庇護を求める 375 フン族、東ゴートを征服ゲルマン民族の大移動始まる 391 キリスト教、ローマ帝国の国教に 0395 ローマ帝国、東西に分裂対東方防衛網活発化、ゲルマンのローマ化 395 ローマ帝国、東西に分裂 410 西ゴートによるローマ略奪西ローマ帝国の弱体化、決定的に 476 西ローマ帝国滅亡 481 クロヴィス1世、フランク王国建国(メロヴィング朝) 0486 クロヴィス1世、西ローマ帝国皇帝に即位(ローマ・フランク朝) 0527 ユスティニアヌス、東ローマ皇帝に即位 527 ユスティニアヌス1世、東ローマ皇帝に即位西方の再征服(535~545) 610年ごろ ムハンマド、イスラム教を開く 622 ヒジュラ(イスラム暦元年) 642 ニハーヴァンドの戦い 0660 この頃、中東方面に怪異が頻繁に発生する中東イラン・イラク周辺消失 661 ウマイヤ朝成立(~750) 697 ヴェネツィア共和国成立(~1797) 732 トゥール・ポワティエの戦い 750 アッバース朝成立(~1258) 751 ピピン3世、フランク王に即位(カロリング朝) 0768 カール1世、西ローマ皇帝に即位(ローマ・カロリング朝) 800 カール1世、ローマ皇帝戴冠 0843 西ローマ帝国の分裂 843 ヴェルダン条約(フランク王国分裂) 0862 ルーリック、ノヴゴロド王国建国 862 リューリック、ノヴゴロド国建国 930年ごろ カスティーリャ王国成立 0962 オットー、神聖カールスラント帝国建国 962 オットー1世、神聖ローマ皇帝に即位 0987 ユーグ・カペー、ガリア王に即位 987 ユーグ・カペー、フランス王に即位(カペー朝) 1035 アラゴン王国成立 1038 セルジューク朝、成立 1038 セルジューク朝、成立(~1157または1194) 1054 東西教会分裂 1066 ヘイスティングスの戦い(ノルマン・コンクエスト) 1077 カノッサの屈辱 1096 第一次レーツェル討伐軍遠征 1096 第一回十字軍(~1099) 1143 ポルトガル王国、カスティーリャ王国から独立 1155 スウェーデン王、フィンランド遠征(北方十字軍) 1180 治承・寿永の乱(源平合戦、~1185) 1184 粟津の戦い、源義仲戦死 1189 第三回十字軍(~1192) 1190 ゲルマニア騎士団成立 1190 ドイツ騎士団成立 1192 鎌倉幕府成立 1202 第四回十字軍(~1204)コンスタンティノープル陥落 1206 チンギス・ハン、モンゴル帝国皇帝に即位以後東西で怪異と衝突カフカス(コーカサス)地方消失 1206 チンギス・ハン、モンゴル統一 1224 モンゴル帝国、南ロシアの怪異と戦闘南ロシア(ドン川流域)地方消失 1234 モンゴル、金を滅ぼす 1237 モンゴル、モスクワ占領 1241 モンゴル帝国、ワールシュタットにてゲルマニア騎士団と共に対レーツェル戦闘 1241 ワールシュタットの戦いリューベック=ハンブルク条約(ハンザ同盟成立) 1242 ドイツにハンザ同盟が成立 1298 マルコ・ポーロの「東方見聞録」 1309 教皇のバビロン捕囚(~1377) 1338 室町幕府成立 1339 ブリタニア、ガリア百年戦争 1337(または1339) 英仏百年戦争(~1453) 1378 教会大分裂(~1417) 1453 オスマン・トルコ帝国により東ローマ帝国滅亡 1455 ばら戦争 1455 ばら戦争(~1485) 1467 応仁の乱(~1477) 1479 スペイン王国成立 1480 モスクワ大公国独立 1480 モスクワ大公国独立 1488 バーソロニュー・ディアス、喜望峰発見 1488 バルトロメウ・ディアス、喜望峰到達 1492 コロンブス、新大陸発見 1492 コロンブス、新大陸発見 1498 バスコ・ダ・ガマ、インド航路発見 1498 バスコ・ダ・ガマ、インドに到達 1517 ルターの「95ヶ条の論題」宗教改革始まる 1519 マゼラン船隊、世界一周 1519 マゼラン船隊、世界一周(~1522) 1529 オスマン・トルコ帝国、ウィーンを包囲 1555 アウグスブルクの和議 1568 オランダ独立戦争(~1609) 1571 レパントの海戦 1582 扶桑、本能寺の変、信長西に逃れ、秀吉軍に合流 1582 本能寺の変、織田信長自害 1588 扶桑、信長による全国統一アルマダの海戦 1588 アルマダの海戦 1590 秀吉の天下統一 1596 ネーデルランド、東洋に進出、扶桑傭兵軍を尖兵に 1600 ブリタニア、東インド会社設立、ネーデルランドに雇用された扶桑軍と激突 1600 イングランド、東インド会社設立関が原の戦い 1602 オランダ、東インド会社設立 1613 ロシア、ロマノフ朝成立(~1917) 1618 三十年戦争(~1648) 1620 扶桑有力武士団、北リベリオン大陸に瑞穂国建国 1620 ピルグリム・ファーザーズ、北アメリカ大陸に上陸(メイフラワー誓約) 1639 日本、ポルトガル船の来航を禁止、鎖国の完成 1642 清教徒革命(~1649) 1643 ルイ14世、フランス王即位 1648 ウェストファリア条約 1649 ブリタニア、一時共和制に移行するが1660に王政復古 1649 イングランド、国王チャールズ1世を処刑、共和政宣言(~1660) 1652 第一次英蘭戦争(~1654) 1661 ガリア、ルイ14世親政 1661 フランス、ルイ14世の親政開始 1665 第二次英蘭戦争(~1667) 1672 第三次英蘭戦争(~1674) 1676 第一次ブリタニア扶桑戦争 1683 第二次ブリタニア扶桑戦争 1688 名誉革命(~1689) 1699 扶武同盟(扶桑、ブリタニア同盟) 1701 プロイセン公国、王国に昇格 1707 大ブリタニア王国成立 1707 グレート・ブリテン連合王国成立 1720 サヴォイア公国、サルデーニャ王国となる(~1861) 1740 オーストリア継承戦争(~1748) 1756 七年戦争 1756 七年戦争(~1763) 1763 パリの条約~ブリタニア・ガリア講和 1763 パリ条約 1765 ブリタニアのワットによる魔力革命(魔女ジェレミー・ワット、蒸気機関で魔力増幅する術を発見(魔力革命)) 1765 ワット、蒸気機関改良(産業革命) 1773 ボストン茶会事件 1775 リベリオン独立戦争 1775 アメリカ独立戦争(~1783) 1776 リベリオン独立宣言 1776 アメリカ独立宣言 1789 ワシントン、リベリオン初代大統領に就任ガリア革命 1789 ワシントン、アメリカ合衆国初代大統領に就任フランス革命勃発(~1794) 1793 フランス、国王ルイ16世を処刑、共和制に移行 1797 ヴェネツィア共和国、ナポレオンに降伏し滅亡 1804 ナポレオン、ガリア皇帝に即位 1804 ナポレオン、フランス皇帝に即位オーストリア帝国成立(~1867) 1806 神聖ローマ帝国解体 1807 フィンランド大公国(ロシア帝国の属国)成立(~1917) 1812 ナポレオン、黒海遠征、大規模怪異に遭遇 1812 ナポレオン、ロシア遠征 1814 ナポレオン失脚、ウィーン会議開催 1814 ナポレオン失脚、ウィーン会議開催(~1815)スウェーデン=ノルウェー連合王国成立(~1905) 1830 ガリア、七月革命 1830 フランス、七月革命 1840 アヘン戦争(~1842) 1853 クリミア戦争(クリミア方面に大規模怪異発生) 1853 クリミア戦争(~1856) 1859 イタリア統一戦争 1861 リベリオン南北戦争 1861 南北戦争(~1865)イタリア王国成立(~1946) 1866 カールスラント継承戦争 1866 普墺戦争 1867 扶桑皇国、議会制へ移行 1867 オーストリア=ハンガリー二重帝国成立(~1918) 1868 明治維新 1869 スエズ運河開通 1869 スエズ運河開通 1870 狩我戦争(カールスラント、ガリア戦争) 1870 普仏戦争(~1871) 1871 カールスラント帝国成立 1871 ドイツ帝国成立(~1918) 1889 大日本帝国憲法発布 1890 第一回帝国議会 1894 日清戦争(~1895)2月8日、ウィリアム・ビショップ誕生(~1956) 1895 米、ハワイを併合、フィリピン・グアムを獲得 1903 リベリオンのライト姉妹、飛行機を発明(動力式飛行機、乗り込むタイプ) 1903 ライト兄弟、飛行機を発明9月28日、加藤建夫誕生(~1942) 1904 扶桑近海に大規模な怪異発生 1904 日露戦争(~1905) 1905 ノルウェーがスウェーデンから独立 1913 3月11日、ヴォルフ=ディートリッヒ・ヴィルケ誕生(~1944) 1914 第一次大戦勃発(第一次ネウロイ大戦) 1914 第一次世界大戦勃発(~1918)2月21日、エイノ・イルマリ・ユーティライネン誕生(~1999)3月13日、エドワード・オヘア誕生(~1943) 1915 2月27日、ジューゼッペイ・チェインニ誕生(~1943) 1916 8月18日、武藤金義誕生(~1945)7月2日、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル誕生(~1982)8月26日、坂井三郎誕生(~2000) 1917 三月革命、ロシア帝国滅亡フィンランド、独立宣言12月24日、フランコ・ルッキーニ誕生(~1943) 1918 ドイツ革命、ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世退位、ドイツ共和国成立(~1933)オーストリア=ハンガリー二重帝国滅亡2月13日、笹井醇一誕生(~1942)2月17日、黒江保彦誕生(~1965) 1919 フィンランド共和国成立3月20日、ゲルハルト・バルクホルン誕生(~1983)4月?、谷水竹雄誕生(~2008)5月31日、ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン誕生(~1997) 1920 国際連盟成立12月6日、エリザベス・F・ビューリング誕生 1920 国際連盟成立(~1939または1946) 1921 2月17日、黒江綾香誕生3月13日、キャサリン・オヘア誕生 1921 2月28日、ピエール・クロステルマン誕生(~2006)8月18日、リディア・リトヴァク誕生(~1943)12月5日、穴吹智誕生(~2005)12月6日、ジョージ・F・バーリング誕生(~1948) 1922 2月27日、ジュゼッピーナ・チュインニ誕生5月20日、ウィルマ・ビショップ誕生12月5日、穴拭智子誕生 1922 オスマン・トルコ帝国滅亡2月16日、ハインツ=ヴォルフガング・シュナウファー誕生(~1950)4月19日、エーリッヒ・ハルトマン誕生(~1993) 1923 6月4日、エルマ・レイヴォネン誕生 1923 関東大震災2月13日、チャールズ・E・イェーガー誕生(存命)11月9日、巡洋戦艦赤城の航空母艦への改造工事着手 1924 4月1日、迫水ハルカ誕生8月26日、坂本美緒誕生 1924 第二次護憲運動 1925 2月13日、竹井醇子誕生3月11日、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ誕生3月20日、ゲルトルート・バルクホルン誕生 1926 昭和天皇即位 1927 2月13日、シャーロット・E・イェーガー誕生4月19日、エーリカ&ウルスラ・ハルトマン誕生 1928 2月16日、ハイデマリー・W・シュナウファー誕生2月21日、エイラ・イルマタル・ユーティライネン誕生2月28日、ペリーヌ・クロステルマン誕生5月31日、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン誕生6月11日、リネット・ビショップ誕生 1928 ファシスト党、独裁政権樹立 1929 世界経済恐慌8月18日、宮藤芳佳誕生 1929 世界恐慌 1930 ロンドン軍縮会議8月18日、サーニャ・V・リトヴャク誕生10月10日、ヘルマ・レンナルツ誕生 1930 ロンドン軍縮会議 1931 12月24日、フランチェスカ・ルッキーニ誕生 1931 9月18日、柳条湖事件(満州事変) 1932 5・15事件 1933 ナチス政権樹立 1936 宮藤一郎博士、ブリタニアへストライカーユニット発明(試作機)、坂本美緒、最初のパイロットに扶桑陸軍がキ27を制式採用7月、ヒスパニアで小規模の異変が発生 1936 2・26事件7月、ヒュー・ダウディング英空軍中将、戦闘機軍団司令官に就任(翌年、空軍大将に昇進)10月、キ27が初飛行ベルリンオリンピック 1937 扶桑海事変(ネウロイ、扶桑本土への威力偵察)(この際ネウロイがモデルを生物から機械へ)宮藤博士がストライカーを小型化(ストライカーの原型)に成功 1937 7月7日、盧溝橋事件(支那事変)11月、日独伊防共協定 1938 8月18日、宮藤一郎博士事故死の通知が宮藤家に到達。 1938 ドイツ、オーストリアを併合 1939 9月1日、ネウロイ、オストマルクに突如侵攻を開始(第二次ネウロイ大戦)同月、オストマルク陥落10月、扶桑皇国欧州派遣軍が扶桑を出航11月10日、スオムス空軍義勇独立飛行中隊(いらん子中隊)結成11月30日、ネウロイ、スオムスに侵攻開始(冬戦争) 1939 9月1日、ドイツ、ポーランドに侵攻同月3日、英仏、ドイツに宣戦を布告(第二次世界大戦勃発)11月30日、ソ連、フィンランドに侵攻を開始(第一次ソ連=フィンランド戦争もしくは冬戦争) 1940 1月?、スオムスのスラッセンが陥落2月5日、スラッセンを奪回3月?、スオムスのカウハバ基地周辺にネウロイによる機械化航空歩兵のコピーが出現。洗脳・情報収集・技能吸収能力を確認5月26日、ダイナモ作戦開始6月、ベルリン陥落9月、エジプト陥落 1940 3月、ソ連・フィンランド、講和条約を締結5月10日、ウィンストン・L・S=チャーチル、英国首相に就任5月26日~6月4日、ダイナモ作戦(ダンケルクの戦い)6月10日、イタリア、英仏に宣戦を布告6月18日、ド・ゴール将軍、自由フランスを結成6月22日、フランス降伏9月、イタリア軍、エジプトに侵攻11月、ヒュー・ダウディング英空軍大将、戦闘機軍団司令官から解任 1941 バルバロッサ作戦により、北方からカールスラントへ逆上陸統合戦闘航空団結成の動きが出てくる 1941 6月22日、独伊、ソ連に宣戦を布告、バルバロッサ作戦開始10月18日、東條内閣発足11月26日、米、日本にハル・ノート提示12月8日、日本、米英に宣戦布告、真珠湾攻撃、マレー半島上陸 1942 夏、ハルファヤ峠攻防戦 1942 4月27日、坂井三郎、太田敏夫、西澤廣義、ポート・モレスビーの敵基地で3機の編隊宙返りを3×2回行う後日、賞賛の手紙がラバウル基地に投下される5月22日、加藤建夫帝国陸軍中佐、ベンガル湾にて戦死同日、アドルフ・ガーランド独空軍大佐、メッサーシュミットMe262のテスト飛行を行う6月5日~7日、ミッドウェー海戦、赤城大破・処分6月28日、スターリングラード攻防戦開始(~1943年2月2日)8月7日、坂井三郎、ガダルカナル島の空戦にて頭部被弾。右目失明、左目視力低下8月26日、笹井醇一帝国海軍中尉、ガダルカナル島にて戦死(死後、海軍少佐へ特進)9月30日、ハンス・ヨアヒム・マルセイユ独空軍大尉、北アフリカで墜落事故死11月、米英軍、モロッコ・アルジェリアに上陸同月、トラッフォード・リー=マロリー英空軍中将、戦闘機軍団司令官に就任 1943 5月22日、アドルフィーネ・ガランド少将、Me-262のテスト飛行を行うその後、御前会議に生産を提案し、フリードリヒ4世が了承 1943 7月5日、フランコ・ルッキーニ伊空軍大尉、シチリア島カターニアにて戦死8月1日、リディア・リトヴァクソ連労農赤軍中尉、ドミトリェフカ村付近にて戦死8月、トラッフォード・リー=マロリー英空軍中将、ノルマンディー上陸作戦連合軍遠征空軍司令官に就任9月4日、ジューゼッペイ・チェインニ伊空軍大尉、アスプロモンテ山にて戦死11月26日、エドワード・オヘア米海軍少佐、ギルバート諸島近海にて戦死 1944 宮藤芳佳の元に宮藤一郎博士からの手紙が届く宮藤芳佳、ブリタニアへ上記より約1ヶ月後、宮藤芳佳、第501統合戦闘航空団に入隊する8月16~18日、ウィッチの真似をするネウロイが出現する9月、ガリア全域でネウロイ消滅、第501統合戦闘航空団解散 1944 3月23日、ヴォルフ=ディートリッヒ・ヴィルケ独空軍大佐、シェッペンシュテット近郊にて戦死6月6日、ノルマンディー上陸作戦7月、坂井三郎、武藤金義、敵艦への体当たり攻撃を命じられる。悪天候で敵艦隊を発見できず帰還。8月25日、パリ解放11月14日、トラッフォード・リー=マロリー英空軍中将、アルプス山脈にて事故死 1945 3月、宮藤芳佳・山川美千子、扶桑皇国 横須賀第四女子中学校を卒業宮藤芳佳の元に宮藤一郎博士からの手紙が再び届く春、ロマーニャ上空に巨大なネウロイの巣が出現、第504戦闘航空団は交戦するも戦闘不能となる同春、宮藤芳佳・坂本美緒、二式大艇にて再び欧州へ向けて発つ第501戦闘航空団・連合軍総司令部の命令により再結成5月16日、ミーナ、200機撃墜の達成により柏葉剣付騎士鉄十字章を受勲7月、ヴェネツィア・ロマーニャ上空のネウロイ完全消滅、第501統合戦闘航空団解散、この戦闘で宮藤芳佳は魔法力を使い果たした 1945 7月24日、武藤金義帝国海軍少尉、呉軍港空襲迎撃戦にて消息を絶つ(戦死認定後中尉昇進)
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ぼくらの コメント 鬼頭莫宏先生によるSF漫画作品。アニメ化もされた。 エースバーン ワク サッカーをやっているので インテレオン コダマ モデルガンから ローブシン ダイチ クチート ナカマ 無理やりだけどでかいあごをポニーテールに見立てて テッカニン カコ 臆病な性格推奨 足が速い&頭部が黄色なので ガルーラ チズ お腹に子供がいたから ブーピッグ キリエ 大人しい性格 洞察力や思考力の高さから特攻と、精神面の強さから特防に特化推奨 不良曰く「足が激遅」なので素早さは最低に チルタリス アンコ 出来れば歌うがあった方がいいかも 無理やりだけど巻き毛→綿のイメージで セキタンザン カンジ デンジュモク マチ 別世界(→ウルトラホール)から来たので ラティオス ウシロ やつあたり 瞑想(9巻「宇白順①より」) ラティアス カナ 甘える(主にマキ、カンジに) 願い事(叶わなかったけど) てか宇白兄妹しか確定してこれってのが無いな。 ラティオスはモデルが戦闘機なのでまさにハマり役、実の妹じゃないけどとりあえずカナもラティアスに。 ジュペッタ コエムシ 人形なので アルセウスorネクロズマ ジアース デンチュラ アラクネ 蜘蛛がモチーフで、電撃攻撃も使うので ヒトツキ バヨネット 見た目から。 ストライク ビースト ホイーガ ドラム ころがる、ハードローラー必須 ドクロッグ エニグマ 角のある人型で顔が突き出ているので ウツボット フィッグ カポエラー アラクネII/ガリア 初期の状態から逆さになり、脚の部分を回転させて攻撃。まわしげり必須。 スピアー アイドル 蜂がモチーフ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ・コダマ:ブロスター エアガンを持っているから 性格:ずぶといorれいせい ・ダイチ:ローブシン 性格:ゆうかん ・キリエ:ブーピッグ 持ち物:もりのヨウカン 性格:ひかえめorおとなしい 個性:かんがえごとがおおい ガチ育成推奨(アニメ版でかなり強い) ・カンジ:セキタンザン 黒くてでかくて硬い 性格:ようき -- (名無しさん) 2022-08-11 11 03 29 ネクロズマ=ジアース -- (名無しさん) 2016-12-07 12 40 26 人物 ワク:マグマラシ モジ:エーフィ キリエ:ヌオー カンジ:ブラッキー アンコ:ワタッコ 敵 共通 キャンサー:カブト アラクネII/ガリア アリアドス 原作 フィッグ:スボミー ゴンタ:ルンパッパ エニグマⅡ:ジバコイル ハムバグ:モジャンボ ジャベリン:パルシェン:とげキャノン必須 キャンサーⅡ:アーマルド アニメ ビースト:シザリガー スクイド:オムスター フォートレス:ロゼリア ハインド:マルマイン:自爆必須 イグルー:シュバルゴ 名称不明1:ハハコモリorデスカーン 名称不明2:ダストダス キングダム:ヨノワール リドル:ビクティニ マスタング:ネンドール ゴレム:ゴルーグ ナナフシ:ドラピオン 小説 風車:キマワリ 矛盾:ドウミラー 洋梨:ウツドン 溶解液必須 蜻蛉:メガヤンマ 岩亀:コータスorクレベースorギガイアス 白猿:色違いアルセウス 灯台:デンリュウorロトム 孔雀:ガメノデス 大烏:ドンカラス 赤蠅:テッカニン 嫌な音、虫のさざめき必須 水母:メノクラゲ 弦月:ルナトーンorクレセリア 破壊光線必須 -- (名無しさん) 2015-01-10 20 45 18 ダイチはダゲキかな なんとなくだけど -- (名無しさん) 2012-02-24 14 04 04 +コエムシは、ダブランでもOK -- (シャルロッテ) 2011-12-27 16 39 24 カナは、実の妹じゃないからキルリア。 ラティアスは、ミクでいいかも。 -- (シャルロッテ) 2011-12-27 16 38 59 ジアースは、アルセウスがいい。 -- (レレン) 2011-08-20 20 52 14
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緋の帝都ヘイムダル エレボニア帝国 地域別 帝国中央部・帝都近郊 帝都ヘイムダル近郊都市トリスタ近郊都市リーヴス 帝国東部・クロイツェン州 交易町ケルディック翡翠の公都バリアハート湖畔の町レグラムクロイツェン州・街道等 帝国北部・ノルティア州 黒銀の鋼都ルーレ温泉郷ユミル黒龍関 帝国南部・サザーラント州 白亜の旧都セントアーク紡績町パルム隠れ里エリンタイタス門 帝国西部・ラマール州 紺碧の海都オルディス歓楽都市ラクウェル湖の宿場町ミルサンテ辺境の里アルスターラマール州・街道等 組織 トールズ士官学院トールズ士官学院・第II分校帝国正規軍帝国貴族皇族《アルノール家》帝国解放戦線ラインフォルト社 緋の帝都ヘイムダル 帝都・ヴァンクール大通り百貨店《プラザ・ビフロスト》 ヴェルディ支配人 受付嬢シリア リノイエ(総合食材《ウェストンハウス》) ナタル(ブックストア《オルタナ》) フリント老人(《フリント薬局》) レパント(高級雑貨《レパント商会》) グレッグ(喫茶コーナー《ミモザ》) 《帝国時報社》 受付嬢シトロン ライツ ノートン クロード ブティック《ル・サージュ》本店 ハワード・オーナー ケイリス セーファ 《リュミエール工房》 ジョアン 《ワトソン武器商会》 ワトソン その他の市民 メルヴィ モルダー イヴァナ ハーグ ネイサン ボンド 帝都・ドライケルス広場アイス屋《ジャスミン》 ジャスミン クレープ屋《レイトン》 レイトン ステーキ屋《ブレッカー》 ブレッカー その他の市民 ダムズ バネッサ カーリー ウーボ ニック ティム 帝都・アルト通り音楽喫茶《エトワール》 ヘミング老人 アグネス アルト通り・クレイグ家 フィオナ・クレイグ アルト通り・民家 タマラ マティオ ロン ファム その他の市民 メローム ルートル ソッロ爺さん スラウス ミルトン ランド 帝都・ガルニエ地区 宝飾店《サン・コリーズ》 コーデリア店長 ルウェ ゴノン 警備員ラモフホテル《デア=ヒンメル》 ノーブル支配人 エリントン レキ コルバの軽食屋台 コルバ その他の市民 プレミオ ザーラ ウィコック モアナ ポー男爵 クラリス 帝都・オスト地区 居酒屋《ギャムジー》 ギャムジー レガロ アードラ 中古屋《エムロッド》 ナージャ オスト地区・レーグニッツ家 カール・レーグニッツ オスト地区・民家1 ジム グラッセ オスト地区・民家2 キートン老人 マーレ夫人 チャチャ ノノ その他の市民 マギル婆さん タック レイ ジョニー パティリー カルゴ 帝都・ヘイムダル港 ダンベルド親方 ジム ジブル ファーロ オーマン プロン ゼフ 帝都・マーテル公園クリスタルガーデン ガリア老人 アール ジューススタンド《ジョナサン》 ジョナサン 音楽院 モーリス ロン カリンカ その他の市民 ココア ロゼッタ ロベルト ライナ 帝都・ヴェスタ通り* 帝都・サンクト地区* 帝都・ライカ地区* 帝都競馬場* 帝都空港* このページに登録されているタグ 帝都・ヴァンクール大通り 百貨店《プラザ・ビフロスト》 ヴェルディ支配人 受付嬢シリア リノイエ(総合食材《ウェストンハウス》) 最近入ったばかりの女性店員。 ナタル(ブックストア《オルタナ》) フリント老人(《フリント薬局》) 職業柄遊撃士の知り合いも多く、帝都の支部が撤退した事を寂しく思っていた。 レパント(高級雑貨《レパント商会》) グレッグ(喫茶コーナー《ミモザ》) トールズ士官学院の学食で勤める、ラムゼイ&サマンサ夫妻の息子。 《帝国時報社》 受付嬢シトロン ライツ ノートン クロード 《西ゼムリア通商会義》の担当。 ブティック《ル・サージュ》本店 ハワード・オーナー 《ル・サージュ》のオーナー。 有名なデザイナーでかの《蒼の歌姫》ヴィータ・クロチルダの衣装のデザインも手がける。 トールズ士官学院の制服も彼がデザインした。 ストレガー社のファンでもある。 ケイリス セーファ 店員の女性。 元々はよく店に通っていた常連客の一人だった。 その為、接客が大の得意。 《リュミエール工房》 ジョアン 《ワトソン武器商会》 ワトソン その他の市民 メルヴィ モルダー イヴァナ ハーグ ネイサン ボンド 帝都・ドライケルス広場 アイス屋《ジャスミン》 ジャスミン クレープ屋《レイトン》 レイトン ステーキ屋《ブレッカー》 ブレッカー その他の市民 ダムズ バネッサ カーリー ウーボ ニック ティム 帝都・アルト通り 音楽喫茶《エトワール》 ヘミング老人 エトワールのオーナー。 かつて音楽院で講師をしていた。 アグネス エトワールのウェイトレス。 フィオナの親友。 アルト通り・クレイグ家 フィオナ・クレイグ エリオットの姉。 自宅でピアノの教室を開いている。 アルト通り・民家 タマラ マティオ ロン 音楽院の生徒。 エリオットの友達。 ファム その他の市民 メローム ルートル ソッロ爺さん スラウスの父親。 スラウス ソッロ爺さんの息子。 帝都庁職員。 ミルトン ランド 帝都・ガルニエ地区 宝飾店《サン・コリーズ》 コーデリア店長 《サン・コリーズ》のブランド力アップの為に《紅蓮の小冠》の展示企画を立てる等、やり手の店長の模様。 ルウェ ゴノン 警備員ラモフ ホテル《デア=ヒンメル》 ノーブル支配人 エリントン レキ ホテルの従業員。 ヴィータ・クロチルダの大ファン。 コルバの軽食屋台 コルバ その他の市民 プレミオ ザーラ ウィコック モアナ ポー男爵 クラリス 帝都・オスト地区 居酒屋《ギャムジー》 ギャムジー レガロ アードラ 中古屋《エムロッド》 ナージャ オスト地区・レーグニッツ家 カール・レーグニッツ オスト地区・民家1 ジム グラッセ オスト地区・民家2 キートン老人 大学で哲学を教えている。 歴史家。 マーレ夫人 チャチャ ノノ その他の市民 マギル婆さん タック レイ ジョニー パティリー カルゴ 帝都・ヘイムダル港 ダンベルド親方 ジム ジブル ファーロ オーマン プロン ゼフ 帝都・マーテル公園 クリスタルガーデン ガリア老人 クリスタルガーデンの手入れをしている老人。 芸術家肌の様だ。 アール ガリア老人の孫。 ジューススタンド《ジョナサン》 ジョナサン 音楽院 モーリス ロン カリンカ その他の市民 ココア 有名人だとオズボーンが好みの様だ。 本人曰く渋くてカッコイイとのこと。 ロゼッタ 帝国時報社の受付シトロンの妹。 有名人だとルーファスのような人が好み。 一方、オズボーンはムサいとお気に召さない様子。 ロベルト ライナ 帝都・ヴェスタ通り * 帝都・サンクト地区 * 帝都・ライカ地区 * 帝都競馬場 * 帝都空港 * このページに登録されているタグ エレボニア帝国 キャラクターリスト 帝都ヘイムダル
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前ページ次ページゼロのロリカード 「拘束制御術式零号、開放!!」 ルイズの命令が木霊する。 「帰還を果たせ!!幾千幾万となって帰還を果たせ」 高らかに叫ぶ声が、夜明け前の空に残響する。 「謳え!!」 「私は・・・・・・ヘルメスの鳥」 アーカードの謳う詩に呼応するかのように、棺桶に紋様が浮かぶ。 「私は自らの羽を喰らい・・・・・・飼い、慣らされる」 ◇ 「なんだ・・・・・・?これは・・・・・・?」 アルビオン軍の銃兵隊士官が、その異変に最初に気づいた。 使い魔のフクロウから得る視界から見えたのは、二人の少女と棺桶である。 進行方向にただの少女がいるわけがない。もしかしたら敵の虚無かもしれない。 すぐに銃兵に弾込めを命じたものの、兵達の手が震えて思うように上手くいかない。 「何をやっている!」と問い質そうとした瞬間、自分自身も震えていることに気付く。 銃兵達だけではない、前衛の捜索騎兵隊も、他の兵達も、その体を震わせていたのである。 それはどこか生気の感じられない、裏切った元トリステイン・ゲルマニア連合軍の兵達も例外ではなく。 次いで歌が聞こえてきた。フクロウの目から少女の一人が謳っているのだとわかる。 まだまだ距離があるのに、何故こんなところまで通るのか不思議だった。 そして・・・・・・ようやく体だけでなく、頭も"それ"を理解した。 今自分達が"震えている理由"を。 ・ ・ ・・・・・・・・ ここにいる全てが感じたのだ。「恐ろしい事になる」と。 そして視界を得ている自分だけがわかった。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ あの少女を、否・・・・・・あの化け物を倒してしまわないと、恐ろしい事になると!! いつの間にか何人かの兵達が、声にならない声をあげているのに気付く。 それは波紋のように広がる恐慌の悲鳴。本能の絶叫。 風を切り裂く音と共に、"紙のようなもの"がいくつも飛んでくる。 "それ"は前衛の兵達を首を飛ばし、細切れにする。 何か"とてつもなく速いモノ"が横切ったような気がした。 "それ"は後方で異様な音を立てて、縦横無尽に飛び回り兵達の肉体を砕いていく。 「馬鹿なッ、馬鹿なッ、馬ッ鹿なッ、そんな馬鹿な事があるかッ!!」 既に死んだ使い魔の、フクロウの視界から見えた最後の光景。 棺から出てきた。黒く血に染まる軍団が――――――。 「アイツは何だ!!化け物!!悪魔・・・・・・!!悪魔・・・・・・!!」 地面に落ちてく視界の中で、嗄れるように喉からそう言葉を吐き出す。 しかし、いつの間にか落ちる己の首から声が発せられる事はなく。 思考が途切れるその時まで、士官は恐怖し続けた。 ◇ ――――――ウエストウッドの村の中央、一人の男が立っている。 ハーフエルフの少女を起こさないように、静かに準備を整えて、家から出てきた男。 パラディン バヨネット エンゼルダスト 『聖堂騎士』、『殺し屋』、『銃剣』、『首斬判事』、『天使の塵』。 数々の名で呼ばれる、『神父』アレクサンド・アンデルセンは走り出す。 すぐ近くに感じた闘争の空気。 そしてたった今感じた、倒すべき"敵"の存在。 殺しきれる武器はない。 "あいつ"を殺せるほどの、研鑽を積んでもいない。 だがそれでも、好機は今しかない。 「俺はあいつを倒す。アーカードを倒す!!倒さなければならぬ」 全ての命を、全て開放して、全てを攻撃に叩き込む術式。 城から全ての兵士を出撃させた総掛り。 城の中に立つは、領主がただ一人。 拘束制御を全開放した今、奴は一人、ただ一人。 今やただ一人の吸血鬼。ただ一人のドラキュラ。 千人の武装SSを、三千人の十字軍を、百万人の英国人を、敵も味方も生贄にした。 アーカードただ一人を打倒する為に、あの狂った大隊指揮官が・・・・・・少佐が作り出したただ一つの好機。 アーカードを物理的に打倒する、千載一遇の好機。唯一アーカードを殺すことのできる刹那。 それが今、ここにある。 奴が拘束制御術式を開放しなくてはならない状況が、ここにあるのだ。 この好機に・・・・・・三度目があるとは限らない。 だからこそ、征くのだ。 死人が舞い、地獄が歌う、亡者共が蠢く死の河を踏破し――――――。 「あいつに、その心の臓腑に、この銃剣を突き立てる」 敵が幾千ありとても突き破る、突き砕す。 戦列を散らせて、命を散らせて。その後方へ、その後方へ。 囲みを突き破り、アーカードの眼前に立つ。 化け物はあそこにいる。 ハインケルはいない。由美江はいない。 イスカリオテはない。『エレナの聖釘』はない。 勝機はいくらか。あの時よりも薄い。 千に一つか、万に一つか、億か、兆か、それとも京か。 それがたとえ那由他の彼方でも、不可思議でも、無量大数であっても――――――。 「・・・・・・俺には充分過ぎる」 不可説不可説転であろうとも、"ゼロ"ではない。 ならば打ち倒す。化け物を倒すのは、いつだって人間だ。 そうだ、――――――人間でなくてはいけないのだ。 そして、生きて帰る。 あの子達の笑顔を、失わせない為に。 ◇ 天も無く。地も無く。 人々は突っ走り、獣は吠え立てる。 まるで彼らの宇宙が、一切合切咆哮を始めた様だ。 死ねや。死ねや。 人間は、歩き回る、陽炎に過ぎない。 闘え。死ね。あとは全てくだらないものだ。 死んでしまえばよい。消えてしまえばよい。 きっと彼らの全てが仇人で。 世界がその絶対応報に頭を上げたのだ。 棺桶から顕現した、ドス黒い影。 形作るは、今までアーカードが喰ってきた者達。 終わることなく、現れ続ける死者の群れ。 アーカードが従える、アーカードの領民。それが今・・・・・・解き放たれたのだ。 戦禍鍋を掲げる、イェニ=チェリ軍団が。 かつて狂王として君臨した自国の民、ワラキア公国軍が。 ロンドン市民が、最後の大隊が、第九次空中機動十字軍が、イスカリオテが。 『伊達男』トバルカイン・アルハンブラが。『魔弾の射手』リップヴァーン・ウィンクルが。 オグル鬼が。トロル鬼が。オーク鬼が。吸血鬼エルザが。 無数のメイジ達が。竜騎士達が。アルビオン皇太子ウェールズ・テューダーが。 アーカードの中の命が、三百万を超える命が。七万のアルビオン軍を飲み込んだ。 死が、どうしようもない死が、今眼前で起きている。 凄惨を極める光景。敵の戦列はたちまち崩壊し、次々に串刺しにされていく。 目を覆いたくなる光景。だがそれは許されない、これが己の下した命令。 自分の殺意によって行われている光景なのだ。 あれが吸血鬼。あれがアーカード。 血とは魂の通貨、命の貨幣。命の取り引きの媒介物に過ぎない。 血を吸う事は、命の全存在を自らのものとする事。魂の、命の同化。 他者との命の共合、生命の融合、精神の統合。吸血鬼の本質。 ルイズは顔を下に向ける。 頭を垂れた男が一人、跪いていた。 「アーカード、ヒゲだったんだ」 顔を上げたアーカードに向かって、ルイズは言う。 アーカードは立ち上がると、温和な笑みを浮かべて、くしゃくしゃとルイズの頭を撫でる。 「ルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 「な・・・・・・なによ・・」 なんだか気恥ずかしくて、ルイズは俯く。 しかしすぐ気を取り直して、アーカードに笑みを返した。 「さて・・・・・・」 と、アーカードはいつもの少女へと姿を変える。 「折角だからな、暴れさせてもらおう。この猛りを静めるまで・・・・・・存分にな」 右手にカスール改造銃を、左手にジャッカルを。 白銀に輝くカスール銃は、白のアルビオン軍を朱に染める。 黒鉄に輝くジャッカルは、裏切りの黒の連合軍を朱に染める。 久し振りに持った、愛銃の感触を確かめるように。 アーカードは戦場を駆ける。 ◇ シティオブサウスゴータに、クロムウェムらレコン・キスタの主要な人物達が集まっていた。 シェフィールドが言っていた通り、敵軍の半数近くが寝返り、戦局は逆転した。 今現在、敗走する連合軍を追撃している。あとはガリアが参戦して挟撃してくれれば――――――。 「いやはや閣下の虚無は大したものですな」 「これで我らの勝ちは揺るがぬものとなりましたな」 口々に約束された勝利を語り始め、その余韻に浸る面々。 「閣下、ガリア軍はまだこないのですかな?」 「焦ることはない、ガリアは必ずくる。余の言うことが信じられぬのか?」 そう逆に問われ、クロムウェルに聞いた者は首を振って否定する。 最早ガリアがこなくても勝ったようなものだし、他の者達は特に杞憂もないようだった。 だがクロムウェルの心中は穏やかではなかった。 すぐにでもガリアがこなければ、連合軍を全滅させることはできない。 何よりも戦争を続けることが怖い。 完膚なきまでに叩き潰さないと、またいずれ攻めてくるのでは?と考えてしまう。 元々は一介の司教に過ぎなかった。 シェフィールドが来て、瞬く間に神聖アルビオン共和国の皇帝にまでなってしまった。 アルビオン王家に復讐している時は、楽しかった。 だがトリステインとゲルマニアと、戦争などしたくはなかった。 シェフィールドに唆されて、あれよあれよという間にここまできてしまった。 本当なら今すぐにでもやめたい。シェフィールドはまだ戻ってこない。 早くガリアの動向が知りたい。次は何をすればいいのか教えてほしい。 その刹那、窓ガラスが叩き割られた。 盛大な音と共に、一人の少年が入ってきたのである。 クロムウェルはその見覚えのある顔に、思わず叫んだ。 「シェフィールド殿・・・・・・!?」 シェフィールドは部屋の中を、何か確認するかのように見回した。 「シェフィールド殿?」 クロムウェルは呼び掛ける。扉ではなく窓から入ってくるなんて、一体何を考えているのか。 いや、それよりも今はガリアの動きが知りたかった。 「・・・・・・シェフィールドか、その名前はもういいや」 シェフィールドは煙草を取り出し、口に銜えて火を点け、一回だけ吸って吐く。 「不ッ味い紙巻。やっぱりこっちのは駄目だね」 そう言うと、口に銜えたまま器用に口を開く。 バトラー 「ガリア王国、筆頭執事。『死神』ウォルター・C・ドルネーズ。 主人の気紛れを遂行するは、執事たる者のお仕め故。これよりあんたらを地獄に送る」 部屋にいる者達は呆気にとられた。 辛うじて状況を理解したクロムウェルが口を開く。 「ど・・・・・・どういうことです!?あの方は我々を見捨てたのですか!!??」 「あぁそうだ。そうだよ。そうだとも。もうおしまいだ。 くだらないおまえたちも、くだらない王様ごっこも、もうおしまいだよ、レコン・キスタ」 ウォルターの言葉に、その場の全員が臨戦態勢をとった。 シェフィールドらしいが、そんなことは知ったことではない。 地獄へ送ると、自分達を殺すと、目の前の相手が言っているのだ。 「馬鹿だなあ、気がつかないのか、雑魚共め。勝負は既についている」 そう言うとウォルターは、両手をコンダクターのように一度だけ腕を振った。 ただそれだけの動作で、ウォルター以外の全員が一瞬で切り裂かれバラバラになる。 ウォルターの手から伸びるのは何本もの糸。 部屋中に広がった、目を凝らさないと見えないほどの鋼線から、血が滴り落ちる。 次に窓から入ってきたのは四人の人物だった。 「相変わらず、見事な手並みで」 ウォルターは振り返らず、その者達に命令を出す。 「ここら一帯にいるそれっぽい連中の掃討を。もうすぐ艦隊がくる筈だから、適当に切り上げていいよ」 「了解」 「歯応えのある敵がいたらいいなぁ」 「無駄口叩いてないで行きますわよ」 「よろしく頼むよ、元素の兄弟」 四人はその場から消え、ウォルターは銜えていた煙草を吹かす。 全く、本ッ当に人使いが荒い。気紛れにも程がある。 飯と寝床の世話をしてくれるってんで、とりあえず仕えたけれど。 インテグラと違い、仕えるべき主に値するとは思えない。 「僕も適当なところで・・・・・・」 また裏切ろうかな、などと思ってると一羽の使い魔が飛び込んできた。 緊急の伝令のようで、普通の人間じゃ、間違いなくその内容は理解できない事だろう。 抽象的な表現を羅列し、適当に組み合わせただけのような・・・・・・支離滅裂な内容。 唯一わかるとすれば、『アルビオン軍が今現在攻撃を受けていて壊滅しそう』ということくらいだ。 どんな状況で、どのように、何故壊滅しそうなのか。その部分が全く以て意味不明なのだ。 だが・・・・・・ウォルターには理解できた。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 抽象的な表現が、自分にはわかる。――――同じものを見たことがあるから。 その形容が己の記憶と重なるのだ。そしてそこから導き出される帰結。 「まさか・・・・・・これは!?」 目が見開かれると同時に、ウォルターは全速力で走り出す。戦場へと駆ける。 そうだ、なんで気付かなかった。"アイツ"がこっちに来てる可能性に。 虚無の担い手は四人いる。自分の他にも『虚無の使い魔』がいるのだ。 「まさか・・・・・・これは!?」 目が見開かれると同時に、ウォルターは全速力で走り出す。戦場へと駆ける。 そうだ、なんで気付かなかった。"アイツ"がこっちに来てる可能性に。 虚無の担い手は四人いる。自分の他にも『虚無の使い魔』がいるのだ。 「クソッ!!」 ウォルターは毒づく。 もし今がその状況なら、"アイツ"を殺す唯一のチャンスなんだ。 「間に合ってくれ!!」 あの時は届かなかった。自分の糸は届かなかった。 身も心も死神になった。その為だけに全てを捨てた。 所詮この世は修羅の巷の一夜の夢。 一睡、一酔、死神の一夢の残骸。 "アイツ"と闘いたいから、"アイツ"を倒したいから。 その為に反逆の徒に成り果てた。仕えるに値した主人を裏切った。 インテグラの、ヘルシングの、英国の敵となった。 "アイツ"に、"アーカード"に。 醜い様だと言われても、酷い末路だと言われても。 『それを打ち倒さねば、己になれない』、闘争の本質だ。 でなけりゃ一歩も前に歩めない。進む術も知らない。 無用者になるのが怖い。老いるのが怖い。忘れ去られるのが怖い。 だから何もかもを引っくり返して叩き売った。 アーカードのように!!アンデルセンのように!!少佐のように!! 惨めで、みっともなくて、それでも今はこの世界にいる。 そしてアーカードはそこにいるッ!そして僕はここにいるッ!! 焦燥に駆られながらも、歓喜の笑みがウォルターの面に浮かぶ。 足が千切れる飛ぶのではというほどに、シティオブサウスゴータを駆け抜ける。 この夜明けに、アーカードを、切断する為に。 前ページ次ページゼロのロリカード
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鏡を見ながら身だしなみを整えるウェールズを見やり、副官は面白げに頬を緩めた。 「楽しそうですな、殿下」 「ん? ああ、楽しいとも」 笑いながらそれに答える王子。既にその美しい金髪は鬘の下に隠され、質の悪い脂を塗られた髪の毛を櫛で撫で付ける。 眼帯で片目を隠せば、さきほど船上でルイズと相対した空賊の頭の出来上がりだった。 「どうだろう、おかしくはないか?」 「畏れながら殿下、何を持っておかしいと言えばよろしいのか、 小官には判断できかねます」 遠見の鏡で船室での会話を聞き、ルイズを招いて詳しく話を聞かねばならぬと決めた彼らではあったが、 ではどのような格好で出迎えるかと言う段になって頭を悩ませた。 ことここにいたっては彼女達が貴族派に組しているなどとはウェールズも考えてはいない。 であるならば空賊の扮装は止めても良いのではないかというのが彼の選択であったのだが、 副官は静かに否やを唱えた。 物事と言うものは慎重に進めるべきであり、それが王族の行いならば尚更だと言うのである。 ここで正体を自分から明かすのは簡単ではあるが、それはいささか尚早ではないか、 貴族派に組していないとの言質を本人から取ってからの方が良いのではと具申する。 「要は形式ということか。 遠見の鏡で覗いて知ったと言うのでは体裁が悪いと」 「御意にございます」 ため息をつき、ウェールズは先ほど外した変装をもう一度行う羽目になったのである。 最初は嫌々ながらではあったが、副官の 『よもや誇りあるアルビオン貴族が空賊に扮していたなどとは誰も考えますまい。 あの少女が驚いた顔はさぞ美しいことでしょう』 と言う呟きを聞いたあとは態度が一変した。 それこそ意中の女性の愛を告げられた少年のように、実に嬉しそうに扮装を始めたのである。 この副官、伊達に王子に数年間仕えてはいないようだ。 /*/ ――――そのしばらく後、桃色の髪の少女にあっさりと王党派貴族であることを看破され、 しかも最初から気づかれていたことに涙目になる主従の姿があったのはまったく持って余談である。 /*/ 「しかし、カステルモール卿、いったい何故ガリアの騎士と姫君がこのような場所に?」 尋ねてくるギーシュに、カステルモールは困ったように視線を泳がせた。 最初から答えを用意しているのならともかくも、彼はこのような突発的な事柄には弱い。 それ故にタバサとイザベラを間違え、現在に至る要因の一つを作り上げているのだがそれはさておき。 「ああ、申し訳ないが、ミスタ・ギーシュ。 私の口からはそれは言うことが出来ない」 「なるほど、秘密任務と言うことですか? もしや我々のように大使の任を仰せつかったとか」 これは困った。まさかにもイザベラの我が侭だとは言えぬし、 タバサことシャルロットがよからぬ事を企んでいるのではないかと言う疑念すらも口に出すのははばかられる。 だがだからと言って沈黙すればギーシュの言を認めたことになる。 救いを求めるように視線を移すが、彼に答える者はいない。 先ほど空賊の長の部屋から戻ってきたワルドとルイズは、風に当たってくると言って部屋を出て行った。 驚いたことにこの船はアルビオン王党派のものであり、我々は賓客として扱われるのだと言う。 故にある程度の行動の自由も保障されたと言うのだが、 カステルモールとしてはいったいどうしてそんなことになったのか理解できない。 自分たちは空賊に捕まったのではなかったのか? 「野暮ねぇ。ギーシュ」 混乱し困窮する彼の窮地を救ったのは、猫のような笑みを浮かべたキュルケであった。 「お姫様と騎士が、二人っきりで小旅行よ? 少しは察しなさいな、モンモランシーに愛想つかされても知らないわよ」 「それだけは絶対にないと確信を持って言えるね」 胸を張って言ってのけたギーシュの横では、何を言われたか解らぬとカステルモールが不思議そうに首を傾げている。 本当に解っていないだろうその様子にキュルケがたまらず苦笑した。これじゃあガリアの王女さまも大変だ。 視線を移せば、当の王女は気難しげな顔でなにやら考え込んでいる。 おそらくは先ほどのルイズの言葉を反芻しているのだろう。 だがそれもしかたがないか。キュルケは深く深く嘆息した。 望むと望まざるとに関わらず、ルイズは人を変える。 彼女自身の言葉で言うなら嘘で嘘を切り裂く、のだそうだ。 自分には嘘をつくことしか出来ない、といつかルイズは言っていた。 『だから、わたしの言葉で誰かが変わったと言うのなら。 それは、その人の中に真実があったと言うことなのよ』 キュルケはイザベラを知らない。 タバサの従姉妹であり、ガリアの王女だと言うことは知っていてもそれだけだ。 後わかることといえばタバサに敵意を、そしてお付きの騎士に好意を抱いているくらいか。 タバサに聞けば色々と解るかもしれないが、当の本人は部屋からの外出許可がでてすぐに使い魔の様子を見に行くと言って部屋を出た。 どうもこの王女とは仲が悪いしようだから、一緒の部屋にいたくないのだろう。 あのタバサがそこまで人を嫌うのも信じられないが、血縁だからこそということもあるかもしれない。 これについては彼女から話してくれるまで待つしかないだろう。 だがまぁ、とキュルケは肩を竦めた。 たとえタバサが嫌っているとしても、ルイズの言葉に考え込んでいるだけこの王女はましなのだろう。 魔法こそが貴族の価値だと信じている者によっては、ルイズの言葉は魔法が使えぬ者の戯言でしかなく、 行動ではなく詐術によって人を丸め込むのがお前の言う貴族のすることかと憤慨する者もいるのだから。 ――――ちなみにあえて明言は避けるが、魔法学院の関係者では“疾風”の二つ名を持つ男がそうである。 「しかし、エルフか。 エルフとの混血……というか、混血できるのだな」 「確かにルイズは嘘つきだけど、そんなことで嘘はつかないと思いますよ。 何より意味が無いだろうしな」 そんなキュルケの思いを他所に、ギーシュとカステルモールが親睦を深めている。 カステルモールにして見れば心の主人であるタバサの友人を知っておきたいということもあったし、 考え込んでいるイザベラの邪魔をするのも気がひける。 それより何より、ワルドがいない以上はお互いが唯一の同性であった。 話題は先程の貴族の話から、エルフについてに移行したらしい。 「やはり耳は尖っているのですかね?」 首を捻りながらギーシュが言った。 悪名だけが知れ渡っているが、実際のエルフについての知識は殆ど流布していない。 耳が尖っていることと、先住魔法をつかうということくらいである。 「どうだろう。 耳が尖っていて奇妙な服を着た男ならガリアの王宮で見たことがあるが、 あれは断じてエルフではないだろうしな」 「ほほう?いったいどんな人物なのです?」 興味深そうにギーシュが言い、キュルケも耳をそばだてる。 そんな二人を見ながら、騎士はその男を思い出したのか嫌そうに顔をしかめてこう言った。 「男の癖に顔を白く塗っていて、白い奇妙な服を着ていてな、いつもクネクネと腰をくねらせて歩くのだ」 /*/ 徐々に近づいてくるアルビオンの威容を見ながら、タバサはそっと親愛なる使い魔に背中を預けた。 シルフィードがその頭の上に乗せたブータともども心配そうな目で見るのに軽く手をふり、本を開く。 だがその瞳は文字を追わず、脳裏に浮かぶのは先ほど部屋で見た従姉の姿だけだった。 ガリア王ジョゼフの娘、イザベラ王女。タバサにとっては敵の一人。 彼女は憶えている。王弟であった父に仕えていた多くの人々。 自分に優しく接してくれた、性格も身分も違うたくさんの人々。 その多くが職を追われ、あるいは殺され、罪に問われた。 自分たちが、母が、父が何をしたのか。 何の罪もなく殺された父さま。覚えのない不名誉印を受けた大公家。 自分を庇って毒を呑んだ母さま。そして狗として使われている自分。 先ほどルイズの語ったような過去の話ではなく、今も続いているガリアの、そしてオルレアン大公家の現実。 その現実を作っているのはジョゼフであり、イザベラである筈だった。 そうでなければならなかった。 タバサは一度本を閉じ、そっと空を見上げた。 雲の上にいる為に、視界には青い色しか見えない。 幼い頃から見ていた彼女自身の、そしてイザベラの髪の色だった。 タバサは知っている。王家に生まれたが故に他に友人も作れず、ずっと二人きりで遊んでいたあの従姉を。 タバサは憶えている。イザベラが正論で言い負かされた時、そしてそれを彼女自身が理解している時、どんな態度に出ていたかを。 だからタバサは気づいている。イザベラが、ルイズの言葉に本当はどんな感情を抱いたかを。 そしてそれがタバサにはどうしようもなく嫌だった。 膝を抱え、怯えるように身体を抱く。 そっと胸の奥の扉を開け、懐かしいあの時代に心を馳せた。 それはまだ彼女が幼く、父と母と、そして年上の従姉に守られていた頃の思い出。 魔法が上手く出来なくても、それでも自分が姉なのだと胸を張っていた優しいあの子。 いつか二人で立派な王女になって父や叔父の手助けをするのだと誓い合ったあの言葉。 血を被り、手を汚し、汚濁と憎悪の中で時間を過ごし、それでも忘れられないあの光景。 シャルロット・エレーヌ・オルレアンが雪風のタバサになるに至った理由の一つ。 もう絶対に戻らないが故に神聖視されたその情景。 帰らぬ人となった父。心を病まされた母。そして変わってしまったイザベラ―――― なのに、その一つが帰ってきてしまったら。 この手にもう一度それが戻ってくるとしたら。 知らず知らずのうちに腕に力が篭る。 胸の奥に暗い何かが灯る。 イザベラがかつての彼女に戻ってくれるのはいいことだ。 本当に嬉しいことの筈なのに。 なぜだろう。 それをしたのが自分ではないと言うだけで、その切っ掛けを与えたのが自分ではないと言うだけで、 何でこんなに胸が苦しいんだろう。 何でわたしが出来なかったことを、ルイズはいとも簡単にしてしまうんだろう。 まだ出会ったばかりの頃、酔ったキュルケが言っていたことを思い出す。 魔法が使えないルイズは、魔法が使える自分たちでは出来ないことだって簡単にしてしまう。 魔法が使えないルイズが、魔法が使える自分たちよりも貴族らしい事をする。 ならば、自分たちが誇りにしている魔法に意味はあるのか。 もしも魔法が取り上げられたら、自分はルイズに勝てるのかと。 そうか、とタバサは思った。 キュルケもきっと、こんな思いでルイズを見ていたのだ。 「どうしたのね、お姉さま。 またあの女に苛められたのね? 許せないのね、きゅいきゅい!」 心配そうな声のシルフィードの囁きにも返事を返さぬタバサを見やり、ブータはやれやれと首を振った。 長い年月を過ごしてきた大猫には今のタバサの想いが感じ取れた。 ブータの脳裏に車椅子に乗った青年と、整備道具を持った女性の面影が去来する。 猫は竜から下りると、タバサの横で温もりを分けるかのように身体を摺り寄せた。 こればかりは部外者が口を出せる領域ではない。 イザベラとタバサの関係をよく知らぬブータに出来るのは、タバサがそれに呑まれぬように祈ることだけだった。 それは誰しもが抱く心の陰。 ルイズの語ったゆめとは相反する、しかし人の心が生み出したことには違いないあしきゆめ。 人と違うことを受け入れられず、人と違うが故に自分を劣った者として見てしまうその感情。 大切なものを人に奪われそうになった時に抱く、暗く闇に満ちたその思い。 かつて第五世界でブータの友人たちに取り憑いた、嫉妬という名のあしきゆめだった。 前に戻る 次に進む 目次
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M19 レンジャーはヴォルカニックと狙撃武器があれば楽。とにかくベアラーにヴォルカニックを当てる。学校にいるグループは高台の左から迂回して近づき、ベアラーにヴォルカニック当てたらすぐに後退。増援のタミフルベアラーも待ち構えてヴォルカニック当てれば、ヘクトルの所に到着する前に破壊出来る。 - 名無しさん 2015-04-16 21 34 05 M13 フェンサー(HP約340) ガリア重キャノンM3×2、ジャベカタ×ダイナモブレードM2でINFクリアできました。正面の輸送船に開幕早々にガリア3~4発。ジャベカタキャンセルでレンジャー合流→ウィングダイバー合流→フェンサー合流したくらいで、ちょうど土手の線上に輸送船が来るのでガリア6~7発、橋に上がって追撃数発で1隻目撃破。初期配置のレンジャーが壊滅するまでになんとか2隻目撃破。レンジャー壊滅後押し寄せてきた蟻をダイナモ溜め3段で排除しつつ、隙を見て残り1隻を撃破。SRレンジャーと合流した後、アイテム回収してたらクリア。土手or橋の上で狙撃を一気に叩き込むのと、ウィングダイバーを誤射しないのがポイントかも? - 名無しさん 2015-04-27 01 00 05 M20はレイダーならZEX6艇積んだキャリバンで突撃するだけで終わる - 名無しさん 2016-03-04 00 07 10 M11対空戦 フェンサー FGX高高度強襲ミサイル2丁持ち 開始後すぐ東側の高層ビル側のマップに逃げる。東端までくれば敵は市民と仲間の攻撃に夢中でまずこちらに向かってこないのでここからひたすら高高度強襲ミサイルを撃ちまくる。ただあんまり開始地点から離れすぎるとミサイルの到達時間が遅れて殲滅スピードが落ち、ネグリングが到着する前に仲間が全滅して敵がこちらに向かってくることもあるが、その頃には敵の数もだいぶ減っており、すぐにネグリングも到着すると思うのであまり心配しなくてもいい。ジャベキャンで移動してればまず敵の攻撃は当たらない。頃合いを見てアイテムを回収しに行くのも良し。初期体力でもノーダメなので余裕でクリアできる。 - 名無しさん 2017-04-17 23 38 08 M11対空戦 レンジャー 初期体力 いきなりinf かんしゃく玉系統とリバースシューター 開始後スナイパー部隊を回収して後ろに下がりながらかんしゃく玉をポンポン投げるだけで敵は全滅する。ロケットランチャー部隊が壊滅する頃を見計らって建物の間に入ればなお良し。 運要素は強いが、こんなクリアもできるよ、ということで。 - 名無しさん 2017-05-06 23 26 25 M12 レンジャー篭り戦法なら個人的にはこっちの方が安定します。 フレイム・ガイザーと詰まり解消用ショットガン(攻撃を火柱のみにして回復武器でも一応可) 開始地点から坂を上って河川敷を右折、ラーメン屋の2件隣の床が高いマンションの3階に上がり、左右端部屋のドア上を撃って火柱の柵を築き続ける。地面と周囲の建物が離れているので遠距離から攻撃される心配が無く、詰まりと誤爆にだけ注意すれば完封も可能です。 - 名無しさん (2017-08-21 13 13 02) M13 レンジャーソロ 開始時正面にある輸送船は、零式レーザーライフルを全弾(178発以上?)当てることでも破壊できました。 - 名無しさん 2017-09-28 20 09 06 M17 レンジャー - 名無しさん 2017-10-08 05 18 01 ライサンダー2+MLRAーTWで比較的安全に攻略できます。開幕隊長を峰打ちし、蜘蛛に背後を取られないようMLRAで引き撃ちしながら輸送船をライサンダーで狙撃していきます。3回目の開閉で1つは落とせるので、第2波を呼ぶ前に川の中に飛び降りて、橋から距離をおいてもう1機の輸送船も落とします。第2波もMLRAで蜘蛛をを撃ちつつ輸送船を狙撃していきます。ライサンダーに加えMLRAが必要で初期体力だと流れ糸や回り込んできた蜘蛛にやられやすいですが、(隊長以外の)NPCを非常に生存させやすく、わりと適当に戦っても勝てるので気が楽です。 - 名無しさん 2017-10-08 05 44 21 同じくm17をストリンガーJ3とMLRA-TWで攻略。味方に押しつけて逃げ回るの最強ですわ。 - 名無しさん (2022-03-27 15 51 07) M11対空戦 RいきなりINF ツインタワー下の囮を使う定番戦法だが、(ジェノサイドおみくじにさえ勝てれば)ストリンガーJ2+リバーサー系列が安定する。 囮設置後は離れて狙撃することになるが、数が数なのでストリンガーを撃つたびに数機をまとめて落とせる。片手をリバーサーにすることで、タワー崩壊後に絡んでくる少数を相手するときの安定性が格段に増し、回収も安心して行えるようになる。 - 名無しさん (2018-08-09 17 04 30) M11対空戦いきなりinfをレンジャー 武器ボルケーノB10 MMF50でクリアしました。戦法はツインタワーNPC囮です。MMF50で隊長峰打ち、マップ端からボルケーノでツインタワーが壊れないように狙撃。 - 名無しさん (2018-12-17 16 15 41) 「谷に潜む影」のエアレイダーの攻略明らかにおかしくない...? バゼパワかエンジェル使えるならベガルタAXかイプE+ZEXRでごり押した方がどう考えても簡単 なんならブラストレールガン+ZERA+パワアシでも輸送船ワンパンだから楽勝だぞ - 名無しさん (2019-07-12 07 56 27) 攻略記事全体を見るとわかるけどレイダー攻略を書いた人達の中にヘリ推しの人がいて、その人が書いた記事だけが存在してるってことじゃないかね - 名無しさん (2019-07-12 13 16 54) ヘリの人、テンペスター、リボカスの人 エアレの項目は大体この三人の内の誰かが書いてる印象。 - 名無しさん (2019-07-13 00 04 16) M11対空戦のダイバーの記述、いきなりINFでAP250到達って有り得るの? M11までなら無限湧きもないし、普通にやると全回収しても200に到達出来るかどうかじゃない? - 名無しさん (2020-02-20 01 01 24)
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カード名 幸運の運び手 エポナ カード種別 トリガーユニット グレード 0 クラン 【ロイヤルパラディン】 種族 シルフ 国家 ユナイテッド・サンクチュアリ トリガー ☆+5000 パワー 5000 シールド 10000 クリティカル 1 スキル ブースト 効果テキスト ― グレード0の【ロイヤルパラディン】 。 初収録は【フラッシュファイト スターターセット】。 シールド10000とかなり高めで、トリガーもクリティカルを備えている。 モデルは「アーサー王伝説」に登場する馬の女神エポナ(Epona)。 名前はガリア語の「馬」に由来している。 馬に乗った女神の姿であらわされているがかーどではカブトムシのような物に乗っている。 豊穣と繁栄に結びつく事からトリガーユニットで幸運の運び手なのだろうか。 収録 カードNo イラストレーター フレイバー 【フラッシュファイト スターターセット】 KAD1/007 安達洋介 ― 【聖域の光剣士】 TD01/013 安達洋介 そーれっ!大当たり!
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【元ネタ】アーサー王伝説 【CLASS】シールダー 【マスター】ダン・ブラックモア 【真名】クローディン 【性別】男 【身長・体重】177cm・75kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 堅陣:B 防御的戦闘および防御専念時のAC上昇を強化する。 上昇幅はランクに依存する。 【固有スキル】 カリスマ:D 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 聖杯の騎士:B 聖杯へと到達し、キリストの顕現に立ち会った十二騎士の一人。 最後の晩餐での十二使徒を模しており、同ランクの聖人スキルと同等の効果を持つ。 機知:C 状況への素早い対応力。 不意討ちやフェイント、不測の事態への対処に有利な補正がある。 【宝具】 『不凋の剣百合(フルールドゥリス・ブークリエ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:30人 アイリスの意匠、フルール・ド・リスが描かれた大楯。 範囲内の任意の人間の受けるダメージを肩代わりする力を持ち、 三つの花弁一つごとに持ち主の最大HP分のダメージを受け持つ事ができる。 花弁はそれぞれ20ターンで再生するが、この回復を意図的に停止するならば 散っている花弁一つにつき持ち主の能力値一つを一ランク上昇させられる。 【Weapon】 『無銘・長剣』 【解説】 ガリアで勢威を誇ったクラウダス王の子(義理の子とも)クローディン卿。 ギャラハッド、パーシヴァル、ボールスらと同様にカーボネック城で聖杯へ到達して その神秘を体験し、アリマタヤのヨセフによるミサにも出席した一人。 高潔な人物とされ、父王の不徳には思う所多々あったのだが ブリテン軍との戦いでは従兄弟シャナートと共に最高司令官に任ぜられて果敢に戦い、 指揮下の軍ともども多くの敵兵を打ち倒して名を現した。幾度かの合戦でブリテン軍は ライオネルが捕虜となる、エクターが重傷を負う、ガウェインとガヘリスが痛撃を受け落馬する、 と多大な損害を受けたのだが、最終的にクラウダス軍は敗北しクローディンは捕虜となる。 ガウェインとボールスは彼を称賛し、ランスロットやガウェインに並ぶ騎士と認めたという。 その後、後詰め一万二千の軍を率いてアーサーとランスロットが上陸を果たし 都まで三日の距離へと迫ると、クラウダスは震え上がりローマへ遁走してしまった。 捕虜交換により解放されたクローディンはシャナートや巨漢エスクラモーと共に混乱を治め、 勝者アーサーを礼を尽くして出迎え平穏のうちに都市の鍵束を引き渡すのであった。 ガリア一帯はアーサーによってランスロットとその一族に領土として与えられ、 その後彼は遍歴の騎士として冒険を繰り返したとも、円卓の一員になったとも伝えられる。 聖杯のミサに出席しキリストの現出を目にした後は、サラスへと向かうギャラハッドらに アーサー王やランスロットそれに円卓の仲間への挨拶を託され、カーボネック城を後にした。
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「なんてこったい。上手くいってりゃアタシが女王になれたかもしれないじゃないか」 「そんな国家の危機引き起こすぐらいなら、宮廷の連中もさすがに王制を廃止するだろうね」 ゴロゴロと地面を転がりながら抗議の声を上げる。 それをマチルダが冷たい視線と呆れた口調で平然と返す。 シャルロットの代わりってのは気に入らないがアイツに貸しを作るのも悪くない。 この調子ならシャルロットは捕まっていないだろうしね。 ただ一つだけ納得いかない事がある。 なんで私ならシャルロットの代わりになるって思ったんだ? あの程度の条件なら確かに私でも取引材料になる。 でも、それならシャルロットを人質にする必要はない。 他の有力貴族でも十分に交渉のテーブルに持っていけるはずだ。 こんな無茶をやらかす理由なんてどこにもない。 つまりシャルロットと私に共通し、且つ他の貴族にはないもの。 ……ガリア王家の血筋。真っ先に脳裏に浮かんだのはそれだ。 だけどそれが何になる? ガリアの地を離れれば何の価値もなくなる物に。 「知りたいか? 自分がこれからどうなるのかをよ」 困惑するイザベラへと不意に声が掛かった。 声の主はニタニタと笑みを浮かべるセレスタン。 その狂気を孕んだ瞳に醜態を晒す自分の姿が映る。 なんて無様、と苦笑いさえ浮かんでくる。 強気に振る舞おうと結局は人質に過ぎないと理解しているのだ。 いつ気まぐれで命を奪われるか嬲り者にされるかと怯えている。 所詮はただの小娘でしかない事を自分が一番自覚している。 だが彼女は眼を背けず、目の前のセレスタンに、 そして、芋虫同然に這い回る自分の姿を向き合った。 「言ってみろ」 彼女の返答にセレスタンは思わず息を呑んだ。 手足を縛られ、長く美しかった髪を切られ、 泥に塗れてもがく彼女にかつての優雅さを見る事は出来ない。 だが、その碧眼は曇ることなく尚も鋭く光る。 豪奢なドレスやアクセサリーで飾り付ける事さえおこがましい。 素の人間が持つ魅力の前では何もかもが霞んでしまう。 絶体絶命の状況に置かれても潰えぬ強き意志が放つ美しさ。 それを踏み躙ると想像しただけでセレスタンは興奮を抑えきれなくなった。 ましてや怨恨のあるガリア王家の人間となれば尚の事。 「何の意志も持たない人形にされちまうのさ。 アルビオン王国の命令に従う操り人形だ。 とはいえ外見も中身もそのままなら誰も気付きやしねえ。 仮に勘付いたとしても紙を丸めるより簡単に消しちまえる」 セレスタンが大きく開いた掌を握り締めながら告げる。 “それはアンタが一番良く知っているだろう”と目配せしながら。 突きつけられた彼の言葉にイザベラは自分の耳を疑った。 確かに人を操る魔法がないわけではない。 だが、それは単純な命令を実行させるだけの陳腐なもの。 加えて魔法がかかっているか調べればすぐに判明する。 仮に国王暗殺を命令されたとしても実現は不可能だろう。 ―――ただ一つの例外を除いて。 メイジの魔術では不可能だ。 だけど、それがエルフの先住魔法ならば全ての前提条件は覆る。 それに気付いたイザベラの唇が震える。奥歯が噛み合わずに音を立てる。 全身に走る寒気が地面に横たえた身体に残されていた熱を奪う。 恐怖が無数の虫が這い回るように広がっていく。 「笑えるだろ? 戦火の一つも交えずに国を奪い取ろうって言うんだ」 イザベラであろうとシャルロットであろうと結果は同じ。 誰にも疑われずに王宮へと入り込んでジョゼフやシャルルに近付く。 殺すのではない、同じ様に彼等も傀儡と変えてしまえばいい。 そうなればガリアは何者にも悟られぬままアルビオン王国に支配される。 仮にその機会がなかったとしても王権の次期継承者は彼女達だ。 遠からずガリア王国はアルビオンの手に落ちるだろう。 イザベラが周囲に目を配らせる。 これがセレスタンの戯言であって欲しいと願いながら彼等の表情を窺う。 彼の同僚である傭兵達はただ互いの顔を付き合せて戸惑っていた。 それを見てイザベラは安堵の溜息を漏らした。 考えてみれば当然の事だ。いくら仕事を依頼したからといって、 傭兵に全てを打ち明けるなどとは考えにくい。 セレスタンが今後の処置について知り得るはずは無い。 ただの脅しに慌てふためいた恥ずかしさもあり、 ニタニタと笑みを浮かべるセレスタンをキッと鋭い視線で睨みつける。 その最中、突如としてマチルダが声を上げた。 「アンタ……!」 掴みかかろうとした彼女を咄嗟に騎士が制す。 そしてイザベラに悟られぬように僅かに視線を向ける。 決定的な言葉は口に出す前に封じた。 しかし鬼気迫るマチルダの表情と態度から滲み出る動揺は彼女に推理するだけの材料を与えてしまった。 それを明らかにするようにイザベラの顔から急速に血の気が引いていく。 もはや誤魔化す事は出来ない。諦めをつけるように騎士は溜息を漏らして問い質す。 「誰から聞きましたか?」 “いつ”と“どこで”は分かっている。 ここに来てから決行直前まで部下全員の安否は確認している。 ならば、その後。濃霧により視界を奪った時しか有り得ない。 我々が騎士や衛士を撹乱している間に誰かから聞き出したのだろう。 だが、これは国外はおろか王宮でさえ極秘とされる任務。 たとえ尋問されようともそう易々とは口にしない。 彼の脳裏に浮かぶのは一番可能性が高い最悪の事態だけだ。 「さあな。アンタの部下だが名前は聞かなかったな。 口を割らせるのに苦労したぜ。なにせ死を覚悟してる相手だからな。 目を焼き、爪を剥ぎ、指をへし折って、鼻を熔かしてようやくだ。 ああ、安心しな。ちゃんと証拠は消しといたぜ、もう炭も残っちゃいねえよ」 直後、底冷えする視線がセレスタンへと向けられた。 予想していた事だった。生きてはいないだろうと理解した。 しかし真実を彼の口から聞かされた瞬間、彼の手は杖を引き抜いていた。 共に死線を潜り抜けた部下達は彼の教え子であり、同時にかけがえのない同僚だった。 名誉とは裏腹の、人でなしの任務に志願した勇敢な男達だった。 任務の上での死は当然。だが興味本位で首を突っ込んだ狂人に嬲り殺しにされた無念は別だ。 たかが一人と数字で割り切れるものではなかった。 胸の奥で押し殺していた感情が鎌首をもたげる。 この一瞬、彼の天秤は大きく感情へと傾いた。 杖がセレスタンの首へと突き立てられる。 されど、それは彼の命を絶つ直前で止まっていた。 切っ先と喉下までの間は紙一枚も無い。 ひらりと舞い落ちた葉が杖に触れて切り裂かれる。 『ブレイド』を帯びた杖は人体をも容易く貫くだろう。 だが、それを前にしてもセレスタンは余裕の表情を崩さない。 微動だにせず狂気に塗れた視線で騎士を見つめる。 騎士の頬を冷たい汗が伝う。 セレスタンの杖は身動きの取れないイザベラへと向けられていた。 一触即発の状況の中、先に杖を引いたのは騎士の方だった。 それに応じてセレスタンも彼女に向けた杖を下ろす。 周囲に立つ彼の部下や傭兵達も杖に当てていた手を離した。 息が詰まりそうな緊張感に身を強張らせていたマチルダが、ふと人質へと視線を向ける。 先程までぎゃあぎゃあと騒ぎ立てていた彼女があまりにも静かだったからだろうか。 見下ろす少女の身体が小刻みに震える。 「……いや。やだ、やだ、いやだ」 まるで魘されるかのようにイザベラは首を振るう。 その姿は居丈高に振る舞う女王気取りの彼女ではない。 恐怖に屈した彼女から仮面が剥がれ落ちる。 そこにいたのは歳相応の少女でしかない。 「いや、やめて、助けて、やだ、こんなの」 イザベラは常に自分の死を覚悟していた。 王族に生まれた物の定めと彼女は理解していた。 それが謀殺された母親が身を以って教えてくれた事だった。 “裏切られたくなければ信じるな”“誰にも心の内を悟られるな” それからは心を持たないと言われた父親の背中を見て彼女は育った。 目に映る者全てが敵に見える世界で、 明日を当たり前のように過ごせるなどとは思っていない。 だけど奪われるのは命だけではない。 過去も尊厳も居場所も彼女を形成するあらゆる物が奪われるのだ。 『自分』を奪われる……それは彼女にとって何よりも恐ろしかった。 居場所が無かった王宮での出来事も、 嫉妬だけが募る従兄妹の事も、 何の感情も向けなかった父親の事も、 どれ一つ取っても碌な思い出なんて有りはしない。 吐き気がするほど情けない感情と共に、 疑惑の目を通して薄汚い世界を見てきた。 これから先、きっと何度も惨めな思いをするだろう。 だけど、それが“私”だ。変えようのない自分なのだ。 ―――だからお願い。 命も財産も家族も何もいらない。 私から“私”を奪わないで。
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前ページ次ページゼロのロリカード ガリアとの戦争は・・・・・・そう遠くない。 そういうことに関して鋭敏なアーカードだけでなく、ルイズも所謂匂いというものを感じていた。 アーカードと共に過ごし、手解きなどを受けている所為もあるのかも知れない。 危機に関しての独特な嗅覚というものが、自分にも備わり始めたのだろう。 さらに予感を補強する材料があった。 アーハンブラ城で、ジョゼフを近くで観察していたことが起因する。 地獄を見たいと言っていたあの男。ガリアの狂王には躊躇いというものがない。 あの男は・・・・・・確実に、何かをしでかす。 その最もわかりやすい形こそが戦争であった。 「う~ん・・・・・・」 ルイズは悩む。 ガリアとの戦が意味するところ、客観的に見ればトリステインの敗北以外に他ならない。 彼我の戦力差は、今更論じるまでもないほど圧倒的。 誰もがトリステインの勝ちの目はゼロだと答えるだろう。 しかし、自分は知っている。トリステインが唯一勝つことが可能な方法――――――。 「我々だろうな」 ルイズの心を読んだかのように、絶妙なタイミングでアーカードが口を開き言った。 「・・・・・・私、口に出してた?」 無意識に独り言になっていたとしたらかなり恥ずかしい。 しかしルイズの問いにアーカードはかぶりを振る。 「前々からたまに気になってたんだけど・・・・・・もしかして、心とか読めるの?」 「うんにゃ、ただの経験と勘」 ルイズは訝しむような目つきでアーカードを見つめる。 本当は心を読んでるんじゃなかろうか、それくらい出来ても不思議はない。 「500年も生きていれば・・・・・・人の思考を読む程度などなんのことはないスキルだ。 特に今、うんうんと悩み考えることは一つしかなかろう。ガリアとの戦しかな」 いやいやいやいや、確かに考えていることを推察するのは、そんなに難しいことじゃないかも知れない。 けれどタイミングぴったりに言葉を被せてくる芸当は、また別だろう・・・・・・。 ルイズはそう心の中で思うが、敢えて突っ込みはしなかった。 「私の中には300万を越える命が、思考や記憶が混在している。それこそあらゆる人間が内在している。 多種多様に渡る人間が己が中に在る。故にその心理や本質、思考パターンを読むことなど造作もない」 アーカードが率いるアーカードの領民。アーカードが今までに喰ってきたあらゆる生物が。 その一人一人が有している記憶・知識・経験が。あらゆるものを喰らい尽くして内包している。 それがアーカードという城。アーカードという領地。アーカードという吸血鬼の恐るべきところ。 膨大過ぎる密度を内在しながらも、それらを拘束し、それらを制御し、それらを統率している。 並の吸血鬼では到底無理な話。アニエスにも・・・・・・他の吸血鬼の誰であっても。 アーカードの世界の本物の吸血鬼なら、誰しもが持つ能力の一端ではある。 が、しかしだ。その者のキャパシティを超えた数の命を取り込んだところで・・・・・・耐えられないのである。 アーカードの精神構造がどうなっているのかはわからない。だがアーカードにはそれが可能なのだ。 300万以上の命を拘束制御できる、アーカードの強靭過ぎる精神力あってのもの。 レギオン 故にこそ、アーカードにのみ許されたアーカードだけの軍団。 (・・・・・・う~ん、説得力は・・・・・・ある・・のかな・・・?) 300万人以上に及ぶ人生経験と、アーカード自身500年の人生経験。 人智を越え過ぎていて、微塵にも想像がつかない。 だがそういうものなのだと・・・・・・理解は出来ずとも、納得は出来た。 だって他ならぬアーカードなのだから。 ルイズは心の中で嘆息をつくと、もう一度目下の状況について考え始める。 元々ガリアとトリステインでは、艦隊の絶対数が違い過ぎる。 その上トリステインの艦隊は、度重なる戦で大幅に数を減らしている。 大きく兵の数を減らした原因は、アーカードの死の河とそれを命令した自分にもある。 いたたまれない気持ちになり、少しだけ滅入る。 全てを覚悟した上での決断だったが、それでも完全には割り切れない。 それに・・・・・・戦死者達の弔いと、残された親族への処置。数が数だけに、想像がつかない。 姫さまは上に立つ者の責任と、自分達に心労をかけまいと吐露していないのだろうけど。 ルイズはもう一度心の中で嘆息をつく。それでも前に進むしかない。 一度戦が始まってしまえば、打ち倒すか、滅びるか。その二つの選択肢しかない。 それがガリアとの、あのジョゼフという狂王との戦だ。 ――――――トリステインは、手持ちのカードの役では到底勝ち得ない。 ジョーカー なれば鬼札を切るしかない。 (つまりは私達・・・・・・) 虚無魔法と死の河。 (私が空を制し、アーカードが地上を制す・・・・・・) アーカードの零号開放では、空中艦隊には完璧に対応出来ない。 故に空の戦力に対しては、自ずと虚無で戦うことになる。 指輪と祈祷書は奪われっ放しで既に無い。 だから『エクスプロージョン』と『イリュージョン』を駆使して戦っていくしかない。 アーカードが地上を死の河で埋め尽くすならば、まず負けることは有り得ない。 最初からトリステインの地上軍に引っ込んでいてもらえば、ガリアの犠牲のみで済む。 懸念材料はウォルターとヨルムンガント等、強力な魔道具である。 が、その時は隠れるなり空へと退避するなりすれば、問題ないだろう。 尤もアーカードの性分がそれを許すかは、また別問題であるが・・・・・・。 よって割合で言えば圧倒的に、地上戦力よりも空軍戦力の方が肝要。 ガリアの強力な両用艦隊をどうにか出来るかどうかこそが、戦局を左右する。 つまるところ、この戦の命運はルイズ・フランソワーズ。己に委ねられていると言って過言ではない。 魔力がどれだけ溜まっているかが、根本にして最大の問題かも知れない。 タルブでの一発のような真似は出来ない。 そもそも戦力差からして、タルブでの規模の一発だけでは終わらない。 だがアルビオン軍七万と違って、今度は普通の人間である。特に『幻影』は戦略的に強い。 燃費の悪い『爆発』の使用を極力抑え、トリステイン艦隊と連係をとって戦うしかない。 (最大の不確定要素は・・・・・・) ジョゼフの虚無だ。タバサがやられる様をルイズはしっかりと見ていた。 ジョゼフも『爆発』を使える。『爆発』と『加速』の他にも使えるとなると、戦局はわからなくなる。 もし『幻影』か・・・・・・それに類する虚無までも使えるとなれば、混戦は必至。 先のアーハンブラでの一戦とウォルターの存在の所為で、こっちの手札は相手に殆ど筒抜けたも同然。 自分とアーカードが最大限効率良く立ち回ったとて、敗色濃厚なのは否めない。 ルイズが考えているとその時、コンコンと控えめなノックの音が聞こえた。 「どうぞ」と声を掛け、部屋へ招くと・・・・・・それはタバサであった。 「ようやく目覚めたか」 アーカードが変わらないトーンで言った。 怪我はテファと指輪のおかげで完全に治癒していたが、なかなか目覚めなかった。 学院に帰るまでシルフィードの上で寝続け、帰ってからも丸一日寝込んでいたタバサ。 それほどまでにギリギリの状態にまで陥り、生死の境を彷徨っていた。 ルイズはタバサの元気そうな姿に、ほっと胸を撫でおろす。 「あぁ、良かった。それとタバサ、助けに来てくれてありがとう、それで体の方はもう大丈夫なの?」 タバサは頷く。しかしルイズの純粋な心配の言葉が、胸に突き刺さった。 「母のこと、ありがとう」 タバサはまずお礼を言った。目覚めてすぐにキュルケから諸々の話を聞いていた。 自分が意識を失っている間、キュルケ、コルベール、ルイズ、アーカードがオスマンに掛け合ったこと。 母をこの学院に置いてくれるよう頼んでくれたことを。 そしてタバサはケジメをつけるべく、ルイズの前に片膝をつき跪いた。 「ごめんなさい。私はあなたに・・・・・・どれだけ謝っても足りない」 裏切りは裏切り。アーカードは許してくれたようだが、ルイズは違う。 そも裏切らずに最初から己の任務を伝えていれば、危険な目に遭わせることは無かった。 己のエゴで行動した結果に対して、その赦しを請う。 許さないと言われればそれまで、どんな報いも受ける覚悟もあった。 ルイズはタバサの手を掴んで立たせると、その目を見つめて無垢に笑った。 「いいわよ、こうして無事なんだし」 「・・・・・・ありがとう」 タバサの心に暖かいものが灯る。 タバサは少しだけ考え、心の中でそれを決意すると自分の過去について話すことにした。 父が殺され、自分の身代わりに母の心が狂わされたこと。 騎士となって任務をこなしていたこと。 ジョゼフとの関係、友を裏切ってまで先の任務をこなそうとした理由。 そして今の決意を含め、全てを伝えた。 ◇ 話を終えたタバサに対してルイズが問う。 「本当に・・・・・・復讐をするの?」 タバサは答えない、その代わりにアーカードが口を開いた。 「何を言ってるんだか」 アーカードは小馬鹿にするように笑い、ルイズは唇を尖らせる。 「なによ、復讐は何も生まないわ。タバサのお母さまも助けたんだし、それ以上は・・・・・・。 これからはお母さまを助ける為に生きるんじゃ駄目なの?私も出来る限りの協力はするわ」 復讐は・・・・・・殺意と憎悪の円環。換言するなら法と正義。 やられた分はやり返す、やった分はやり返される。人類普遍の一大律法。 しかし同時に己の命を秤にかける行為。 タバサ自身の未来を賭け金にすることを、ルイズは良しとは思わなかった。 タバサには幸せになってもらいたいと素直に思うし、今は守るべき母もいるのだから。 タバサは憂いを帯びた表情になる。ルイズの想いも理解できるがゆえの苦しみ。 ウォルターに任務を言い渡された時に、浮かび上がったその選択。 復讐を捨てて、母と共に慎ましく生きるその選択。 葛藤し悩み抜き、そして最終的に捨てたその選択。 「安っぽい言葉だなルイズ。肉親を殺されたこともない・・・・・・お前の言葉には中身がない」 「むっ・・・・・・」 ルイズは咄嗟に言い返そうとするも、言葉に詰まる。確かに・・・・・・その通りだ。 慮ることは出来ても、本質的に理解することは実際に家族を殺されないとわからないだろう。 厳しくも愛すべき父。母は・・・・・・殺されそうもない。そして親愛なる二人の姉。 そんな家族を、大切な人を・・・・・惨たらしく殺されたとしたら。 タバサと同じような状況になったとして、全く同じ台詞を言えるかは自分でもわからない。 少し浅慮だった己の発言に、ルイズは自分を恥じた。 「まっ決めるのはお前自身だタバサ。殺して前へと進むのも、憎しみの連鎖とやらを断ち切るのも・・・・・・お前の選択。 そこに善悪・正邪・是非もなし。――――ちなみに私は・・・・・・これ以上ないくらいに復讐してやったがの。 国を守るという大義名分と、信じた神の為に戦うという目的こそあった。が、復讐に変わりはなかった。 こうして化物となってからは、無辜の民を殺し、何の咎も罪もない者達をも喰ってきた。それでも何一つ後悔はない」 「滅茶苦茶よ・・・・・・」 本当に狂おしいほどに今更だったが、ルイズはそう言ってやった。 アーカードは「ハハッ」と笑う。 「化物だからな」 タバサは二人の言をゆっくり心に染み込ませた上で、想いを込めて言い切る。 「私は・・・・・・復讐をやめるつもりはない」 既に決めたこと。自分は全てを手に入れると。今も迷いは無い。 そしてその決意の込められた眼差しで、アーカードを見つめる。 「・・・・・・うん?」 「私を吸血鬼に・・・・・・して欲しい」 タバサはアーカードにそう頼んだ。 無論、そんなことを口にした理由は聞かずとも察する。 吸血鬼となったアニエスの強さを目の当たりにし、またジョゼフとの力の差を感じた故の決断。 アーカードほどではないにせよ、アニエスを見る限り、血族というだけで十分過ぎる強さを得られる。 そしてジョゼフは強い。虚無の凶悪さを、その身を以て実感した。 だから欲する。ジョゼフを殺す力を、吸血鬼の力を。 「それは・・・・・・やめた方がいい」 アーカードは目線をはずしながらさらっと言った。 そして「どうして」と訴えるタバサの瞳を改めて覗く。 「タバサ、お前は強い人間だ」 それだけが理由だとばかりに、アーカードは言い切る。 「わたしは・・・・・・弱い」 タバサは切実に声を絞り出す。事実、ジョゼフの虚無の前に為す術無く死に掛けたのだ。 否、死んだも同然であった。 「単純戦力で見るならば、すっごく強い私が認めているのだぞ?・・・・・・お前は強い人間だと」 「・・・・・・もっと強くなれる」 褒めてもらったのは素直に嬉しい面もあるが、それでは足りないからこその嘆願。 「確かに、基本的な性能は桁違いに上がる。ちょっとやそっとの傷ではものともせんし、再生もする。 他者の命を取り込み支配すれば、その数だけ命も増える。使役して戦力にすることも可能だ。 だがな・・・・・・化物になったところで、ジョゼフを倒せるとは限らない。 むしろ逆なのだ。化物は・・・・・・いつだって人間に打ち倒される」 それは絶対の真理。それは不変の摂理。 化物を打ち倒すのはいつだって人間でなくてはならない。 「でも・・・・・・」 納得がいかない。もっと論理的に話して欲しい。 「客観的に比較すれば、勝てる可能性の方が高いとでも言いたいか? だが生憎、そのようなつまらん理屈ではない。理ではなく、実なのだ。 まして生命の危機など、やむにやまれぬ事情ならいざ知らず。 己が望む目的の為の手段として、自らすすんで化物になることを私は肯定はしない」 アーカードは「経験者からの言だ」と呟いた後、諭すように続ける。 「信念がある、志がある、生きる目的、守るべきもの。己を知り、諦めを踏破し、今を歩いている。 復讐と、その先の未来を見据えている。だからお前は強い。それこそが人としての強さなのだ。 故にこそ私は・・・・・・。私の大好きな、強く、すばらしい、人間のまま、生きて欲しいと願うのだ」 アーカードは「それに・・・・・・」と、付け加えた。 「人間として生きる覚悟と、化物として生きる覚悟は違う。タバサ、お前に覚悟はあるのか? 人間を糧とし、人間に打ち倒される覚悟が。打算的に化物になったところで後悔するだけだ」 (尤も・・・・・・そのような道を進まず、うす暗がりをおっかなびっくり歩く例外を一人だけ知っているがな) だがそんなことは言わない。 何故ならそれは、誰かに言われて進めるような道程ではない。 タバサの表情に変化は見られなかったが、その瞳の色は僅かに変わっていた。 確かに・・・・・・打算的だ、それでも力を欲する。それが復讐の為に必要であるのなら・・・・・・。 アーカードはさらに続ける。 「・・・・・・私は弱い人間だった。故に私は・・・・・・化物に成り果て、成って果てる。 だがお前は強い人間だ。強い意志と力がある。そんなお前が化物になるのを私は見たくない。 まっ、これは私の願いでしかない。強要はしないし、それでも尚望むのならば吸血鬼にしてやろう」 アーカードは「きちんと覚悟があるのならな」と、牙を見せて笑った。 それは先ほどまでの、化物になる強い人間を見たくない、といったものとは違う。 化物になるならなるで、それも構わず面白い。といった感じのものに見えた。 そしてタバサの返答を待たず、アーカードは郷愁に耽るかのように、独りごちるように話し始める。 「100年程前に、私は一度人間に打ち倒された。全身全霊を以って闘った。そして敗れた、完全に」 「・・・・・・」 「うっそ・・・・・・」 タバサは沈黙し、ルイズは驚嘆の声を漏らす。全身全霊ということは、つまり全力ということ。 ルイズの実際に見た死の河も含めてのことだろう。その上で完全に敗れたなんて信じられない。 アーカードは「そういえばこの話をしたことは無かったな」と続ける。 「私はあの時に、人間の強さを見た。そして知ったのだ。 そうだ。あの男は、あの年老いた・・・・・・ただの人間のあの男は・・・・・・。 アンデルセンもそう・・・・・・。人間とは夢の様だ」 アーカードは言を閉じる。そして今度こそタバサの返答を待った。 (アンデルセン・・・・・・) タバサはアーカードと肩を並べて戦っていた、その人物を思い出す。 あれが純然たる人間の強さ。安易に化物となって得られる強さとは全く別種なのだろう。 そしてアーカードが言っていること。饒舌に語ってくれたこと。 きっとそれは紛れも無い真実。人間と・・・・・・化物と・・・・・・。 タバサは瞳に確かな色を秘め、アーカードに頷いて答えた。 化物ではなく人間として。今以上に強くなり、復讐を完遂し、そして未来を生きると。 「んむ、まぁ些少の手伝いくらいはしてやろう。ルイズと共に鍛えてやる、スペシャルにな」 アーカードは満足気に頷く。 ルイズは「げっ」と表情を歪ませながら呻き、タバサは決意を新たに拳を握り締めた。 前ページ次ページゼロのロリカード