約 751,677 件
https://w.atwiki.jp/sstabiji/pages/20.html
フォルテ・カンパネラ 年齢:17歳 種族:悪魔(クウォーター) 職業:元軍人。今自国の傭兵。武器は銃を主に使うが実は体術を得意とする。 性格: 幼い頃「力」として人間界に落とされ、戦争に出された少年。 普段はお調子者で明るく優しいが、戦闘となると残虐と化す。 以後自分を「力」として利用する大人を嫌い、 戦場から去ってその後は自国の傭兵となり平凡な毎日を送っている。(飽きている) 女好きで、よく女性同士の喧嘩に巻き込まれている。 後先考えず頭で考えるより体が先に動く脳筋タイプ。 一見冷たそうに見えるが、人助けが好きである。 容姿: 【イメージイラスト】 褐色の肌、尖った耳。血のような赤い瞳、赤紫色の髪をしていてウルフカット。 両耳に金のピアスをしている。 細く見えるが意外と筋肉質。派手な色やファーのついた服を好む。 人称: 一人称:オレ 二人称:君、お前、男は呼び捨て、女の子には~ちゃん 戦友や熱くなると、「てめー」呼ばわりする。(口は悪い) 口調: 物腰こそ柔らかいが、男性的なしゃべり方をする。 「~だったか」等 旅の理由: 義足となってしまった戦友の敵を打つため。 備考: とても嗅覚が優れている。(特に血) 軍人時代は『地獄の番人』などと呼ばれていた。 望まない戦争に本人は絶望すら感じていたが、次々と仲間を無惨に殺されてから、戦から足を洗った。 自分がしてしまったことに罪悪感を感じ、忘れようとしている。 ダークウィザードのプラチナとは気が合う様子。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35442.html
登録日:2016/11/05 (土) 22 22 06 更新日:2021/06/17 Thu 18 29 53 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 FD ういんどみる エルタリア エロゲー ゲーム ファンディスク ボリュームのありすぎるおまけ ミリアムともすんごいことに←そいつは聞き捨てならんな! 祝福のカンパネラ 祝祭のカンパネラ! ―la campanella di festivita― 2010年10月29日発売、ういんどみるOasis作品の第3作目。(はぴねすとはぴりらの合同ボックスを含めるなら4作目) ブランド内ではぴねす!と並んで高い人気を誇る祝福のカンパネラのファンディスク。 基本的にははぴねす! りらっくすやツナバン▽らぶみくすと同様の、 各ヒロインのアフターやIFを描いたショートストーリーを読み進めていく形式。 また、はぴねす!の時の準にゃんと同じく、今作ではミリアムとアヴリルがヒロインとして昇格。 特にミリアムの方については発売前のカウントダウン動画で思いっきりネタにしている。 ……だがそれ以上に注目すべきはボリュームのありすぎるおまけミニゲームの存在であろう。 【各ストーリー解説】 ふたつ星のカンパネラ ミネットルートのアフターストーリー。 クランOasisで穏やかな日常を過ごしながらも、レスターとの恋人としての距離感に悩むミネットを微笑ましく見守るお話。 中盤で親友であるミリアムも目覚め、そこに更にアヴリルも加わって益々賑やかになっていくのだが、 途中選択肢によってはミリアムの心に更なる変化が芽生えて…… 因みにメトレスはその気になれば本当にミネットをぼいんぼいんに改造可能なのかが何とも気になるところ。 白と黒のパルティータ カリーナルートのアフターストーリー。 レスターとの結婚式を間近に控えたカリーナが、ふとした弾みで屋敷の地下から発見した魔導書によって引き起こされるドタバタ珍騒動。 白鏡の書(リーブロ・スペッキオ・ビアンコ)なる魔導書によって誕生した黒カリーナの暗躍がメインとなるのだが、 やることなすこと子供のイタズラレベルな所為で殆ど空回っているという本末転倒な上、 結局は元のカリーナと一緒になってあたふたしまっくてるのは笑えばいいのか温かく見守ればいいのか…… 有明空のアマランタ チェルシールートのアフターストーリー。 レスターの妻として何不自由なく生活しているチェルシーであったが、 唐突にシェリーから2人の生活にはドキドキが足りないなどと言われてしまい、 そこに新婚さんの研究と称してミネット、カリーナ、アニエスの3人も参戦してくるもんだから話がおかしな方向へ進んでいく…… 中盤以降からは本編ラスボスの逆さたんこと逆さ人形も登場し、彼女の観察記録を垣間見ることに。 夕暮れのオルガニート アニエスルートのアフターストーリー。 レスターと一緒に世界中を冒険する傍ら、久しぶりにエルタリアに顔を出そうということになるのだが、 その道中でミゼの下に寄って行こうと言われた途端にあたふたし始めるアニエス。 アバディーンやアヴリル、更には噂を聞きつけて飛んできたトルティア姉妹なども交えて楽しい時間が流れていくが、 ある時、レスターはミゼからアニエスには内緒である依頼をされることになり…… 夢のあとのセグレート ニナルートのアフターストーリー。 二ナの実家から彼女のお見合い話だの戻ってくる要請の手紙が届くなどして、 ニナをOasisに残留させるにはどうしたらいいかという話し合いから物語りはスタート。 ミネットの提案によって何故かレスターとニナがデートをする運びとなるのだが、 その一時はニナが自身の奥底に封じ込めたはずのある感情を再び呼び覚ますきっかけとなってしまう。 春にささやくセレナータ サルサメインのIFストーリー。 いつもどおりのトルティアCの双子漫才から語られるのはレスターとサルサの馴れ初めについて。 サルサは自身の失態で傷つけてしまったゴーレムの修理をレスターにお願いすることに。 リトスの策略もあってサルサはレスターと2人きりの時間を過ごし、両者の距離が縮まっていくのだが、 近くなったからこその恐怖と、同じ想いを共有し続けた半身への葛藤にサルサは苛まれることになる。 春に寄せるアリア リトスメインのIFストーリー。 初っ端から終わりそうになったところをサルサのツッコミで中断させた上で語られるリトスの過去話。 実は出会った当初はレスターのことを敵視していたリトスがレスターに惚れ込むまでの経緯。 姉を誑かすいけ好かない男として見ていた筈のレスターに頼まれた意見交換の場。 それを重ねることによる心境の変化と、サルサルートと同様の葛藤が今度はリトスに降りかかってくることに。 若草色のワルツ アヴリルメインのIFストーリー。 アバディーン一行がレスターたちと出会う前のもしものお話。 アヴリルと共にミリアムを救うためのアイテム探しに奔走するアバディーンであったが、 日に日に増大していく自身のコアである魂紫珠に宿る逆さ人形の意志に苦しめられることになる。 そんな彼の姿を間近で見たアヴリルはどうにかアバディーンを救えないものかとミゼに相談するのだが…… 【ガーネットクエスト】 上述したやたらとボリュームのあるおまけミニゲーム。 名称どおりに本編サブキャラの1人であったガーネットがメインとなる。 竜の世界で発見された『叡智の門』 その先にあるとされる竜王としてのガーネットの本体。 門を開けるのに必要となるキーアイテムの『紅水晶(フィアマ・クリスタ)』 紅水晶は叡智を極めし者の前に姿を現すとされ、それの回収のためにエルタリア中でクイズに答えることに……というのが主な流れ。 本編キャラたちが出題するたくさんのクイズに答えるミニゲームであるのだが、 本編中の話に留まらず、リアル世界の一般から娯楽に根ざした話題まで含めて種類は盛り沢山。 更にはクイズそのものの難易度もありきたりなものから相当マニアックなものまでピンキリ。 はぴりらの際のまーじゃんみたいにルールそれ自体を知らなくて……なんて悲劇こそないものの、 こっちはこっちで単純に量そのものが多いということもあって、真面目にコンプリートしようとすると結構な時間がかかる。 そしてまたしてもこのモードで解禁されるCGも結構な数あるのがまた悩ましいところ。 【登場人物(ネタバレを含む)】 ○レスター・メイクラフト CV なし 主人公。イケメンすぎる罪作りでレタスなアイテム技師。 本作でもそのイケメンっぷりは健在であり、最早技師じゃなくて詩人としてやっていけそうなレベル。 ファンディスクの本作でハーレムルートが無いのが逆に不思議なくらい。 ○ミネット CV 杏子御津 レスターをパパと呼び慕う純真ロリっ娘オートマタ。 自身のアフターストーリーではパパ改めレスターさん呼びであるが、 恋人としてどういう風にレスターと接していけばいいのか悩むそんなお年頃である。 ○カリーナ・ベルリッティ CV 莉稲るり エルタリアの宝石、レスターのことが大大大好きなお嬢様。 本編アニエスルートなどで見せた懐の広さも健在である。 が、自身のアフターでは小悪魔的なもう1人の自分との戦い(?)をすることに。 ○チェルシー・アーコット CV 宮川なつき 常に道に迷いまくる元神剣の神殿騎士。 エルタリアに棲み始めてそこそこ経つのに改善されるどころか悪化している節さえある。 とはいえ本編時点で結婚済ということもあり、アフターでのレスターとの関係は一番進展している上に実に和やか。 あとどう見ても私服じゃない等と散々ツッコまれたからなのか、私服立ち絵が追加されていたり。 ○アニエス・ブーランジュ CV 春山琴巳 自称世界一の人形師、お調子者で負けず嫌いなみんなの太陽、ムードメーカー。 盛り上げ役兼ツッコミ役な立ち回りは本編と変わらずであるが、 実母にして師匠でもあるミゼとの距離感に戸惑うナイーヴな一面も見せてくれる。 ○ニナ・リンドベルイ CV 佐本二厘 元カリーナの専属メイドにして、現クランOasisの管理人。 個別ストーリーは実質バッドエンドに終わってしまった更にその後となっており、 秘匿した筈のニナ自身の恋心に真の決着が着くことに。 ○サルサ・トルティア CV 深波羽美 元気いっぱい、ちょっぴりアホの子なレスターに恋する双子姉妹の姉でツッコミ担当。 本作でも変わらずに妹のリトスに振り回される不幸っぷりを全力で発揮している。 そしてもちろん、本質では妹であるリトスを思いやる優しい心も健在である。 因みにある事情で中の人が変更になっている……と、思いきや後に成瀬未亜が正式に自身の別名義であることを発表してたり。 ○リトス・トルティア CV 安玖深音 ミステリアスで底の読めないお茶目さん、レスターに恋する双子姉妹の妹でシュールボケ担当。 相も変わらずに姉であるサルサをおちょくったりボロクソに言ったり、虎視眈々とレスターを狙ったりと色々やっているが、 本作では当初のレスターに対する敵愾心と、半身であるおねえちゃんに対する彼女の本音が明かされる。 尤も、最後の最後ではぐらかしたためどこまで本当の話かは曖昧なのだが。 ○アバディーン・ローランド CV 紀之 アニエスの兄弟子、妹を溺愛するシスコンでヘタレなオートマタのアバ兄。 本作では主にアニエスルート、アヴリルルートで登場し、特にアヴリルルートではある一つの決断を迫られることに。 肝心の妹がレスターと恋仲になるミネットルートでの出番が皆無なのは最早嫌がらせである。 ○ミリアム・ローランド CV みる アバディーンの妹にしてミネットの親友、病弱妹属性なオートマタ。 物語各所で登場してはその控えめ且つ健気な愛くるしさを振りまいてくれるが、 ミネットルートの分岐ストーリーではどこか達観していた彼女が、初めて根底にある弱さを見せてくれる。 ○アヴリル CV 九条信乃 ローランド兄妹の忠臣、ミネットの妹分でもある純正オートマタ。 本作ではヒロインの1人としてストーリーのメインを1本担っている。 一般常識に疎いとはいえ同じ女であるミリアムに「エッチとは何か?」などと真顔で聞いてしまうド天然。 ○ニック・ラジャック CV 子太明 ひr……じゃない、斧大好きで仲間想いなクランOasisの頼れる兄貴分。 シリアス成分薄めな所為もあって三枚目的な役割が2割増しで涙を流すことも多い。 他、ニナルートではアバ兄と同じくとんでもないシスコンであることも暴露される。 ○シェリー・メイクラフト CV 雅姫乃 カンパネラ界最強のジョーカー、レスターの実母である若奥様。 今回も要所要所で姿を現してはレスターや各ヒロインに重要な助言を授けたり場を面白おかしく引っ掻き回したり。 ワンシーンのみだが本作は彼女にもサービスカットあり。 ○ミゼ・アルトワーズ CV 錦部つかさ 伝説の人形師、アバディーンとアニエスの師匠(メトレス)。 シェリーと同じく面白いこと大好きで、ミネットやミリアムにいらん入れ知恵を繰り返すお茶目さん。 しかしそんな彼女もアニエスルートでは1人の母親としての悩みを見せるといった一面も。 ○ガーネット CV 中野紗来 博識、されど肝心な部分でどこか胡散臭くなる自称竜王の化身なマスコット。 ガーネットクエストにおける実質的なメインヒロインであり、自身の本体を解放するために奔走することに。 【余談】 他のういんどみる作品と同様、発売1週間前からカウントダウン動画がいくつか公開されており、 そのどれもがネタに走りまくりのはっちゃけまくりな内容となっている。 が、その動画の一部では作品内のエロCGをモザイクつきで公開するサービスもあったのだが、 あまりにも際どすぎた所為で、公式でありながらようつべで動画を削除されるという珍事が発生。 このことは後にHyper→Highspeed→Geniusのカウントダウン動画において、若気の至りと自虐的にネタにしている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/938.html
祝祭のカンパネラ! -la campanella di festività- 【しゅくさいのかんぱねら】 ジャンル 祝祭の鐘鳴り響くADV 対応機種 Windows XP/Vista/7 メディア DVD-ROM 1枚 発売・開発元 ういんどみるOasis 発売日 2010年10月29日 定価 6,800円(税別) ディスクレス起動 可能 レーティング アダルトゲーム 配信 アニバーサリーパック 2018年6月22日/6,264円 判定 なし ポイント 約2年越しで出たファンディスク本編各キャラクターのアフターシナリオともしものアナザーシナリオを収録色々な意味でディープなクイズゲーム ういんどみる作品リンク 概要 収録ストーリー ガーネットクエストについて 問題点 改善点・評価点 総評 余談 発売前カウントダウンについて 概要 『祝福のカンパネラ』のファンディスク(以下「FD」)で、サブタイトルとして「la campanella di festività」と付いている。 メインヒロイン4人の各ルート後および本編内で特定条件を満たした上で見ることの出来るニナのアフターシナリオ、もしもの話となるサルサ・リトスのトルティア姉妹(*1)とアヴリルのアナザーシナリオの計8本のオムニバスストーリーをメインとしている。 その他、祝福のカンパネラに関連したことだけではなく、過去ういんどみる作品や一般教養などのクイズを解きながらガーネット(とレスター)が周りの皆を巻き込んで本来の姿を取り戻すべく奮闘するゲーム「ガーネットクエスト」が収録されている。 ガーネットクエストのストーリーは本編から独立したもので、そのシナリオもギャグ色が強いものとなっており、一部キャラクターも描写が崩されているところがある。 本編ではキャラクターソングが用意されていなかったトルティア姉妹だが、本作の予約特典として彼女たちのキャラクターソングとなる「ふたりDEトルティア ~しあわせでいきましょう~」が収録されたシングルCDが貰えた(*2)。 ういんどみるOasisとしては初めてのワイドスクリーンに対応する作品であるが、経営母体である有限会社アレスとしてみるとういんどみるブランドで出している『色に出でにけり わが恋は』が初めてのタイトルとなる。 収録ストーリー + 本作ストーリーの紹介は公式HPにあるものや作中で触れる過程程度だが、性質上本編のネタバレを含むので自己責任で閲覧を。 ミネットアフターストーリー ふたつ星のカンパネラ 長い眠りに付いてしまっていた大切な友達であるミリアムがようやく目を覚ました。しかしながら、まだまだ体調に不安な面もあるためにしばらくはクラン「Oasis」で暮らすことに。そんな折、クランメンバーの様子を見ていたミリアムが自分もクエストに参加したい、お世話になっている「Oasis」のみんなの役に立ちたいと言いだした。体調も心配だけど、ミリアムの思いも尊重すべき大切なもの…レスターの出す答えは? カリーナアフターストーリー 白と黒のパルティータ 幼い頃からずっとレスターのことが好きだったカリーナの思いが通じ、ついに結婚することに。結婚式も間近のある日、ガーネットの話を受けてベルリッティ家の地下倉庫にあった書物を手にした途端、不思議な効果を発現させてしまう。それによって自分の欲求に忠実とも言える「黒カリーナ」がカリーナの中で現れ、体の制御権を奪ってしまったのだ。もはやどうすることも出来ず、黒カリーナに振り回される「Oasis」のメンバー…一体どうなるの!? チェルシーアフターストーリー 有明空のアマランタ レスターと想いを通わせ、逆さ人形との戦いを経て結婚、チェルシー・メイクラフトとなった。今はレスターの実家で彼の母で親友のシェリーと共に平和で穏やかに日々を過ごしているチェルシー。しかし、シェリーに言わせればそれは「あまりにもドキドキが足りなすぎる!」のだとか。一方でアヴリルに宿っている逆さ人形からあることを指摘されるレスター…シェリーの件を含めてせっかくの穏やかな日常が脅かされそうな予感が…? アニエスアフターストーリー 夕暮れのオルガニート 天蓋の水車(てんがいのすいしゃ)の修復手段を求めて世界を旅して回る、レスターとアニエス。そんな折、久々にエルタリアに行くことになったのだが、それに絡んでレスターはエルタリアに行く前に一度アルトワーズやアバディーン達の所に顔を出そうと提案する。色々と思うところがあるアニエスも、その提案に乗ることにする。いざ顔を出してみれば、親子であるにもかかわらず険悪でこそないが、とにかくギクシャクした感のあるアルトワーズとアニエス…そんな二人のためにレスターは…? ニナアフターストーリー 夢のあとのセグレート 主であり、そして親友でもあるカリーナの想いを知っているから、そして今の「Oasis」が好きだからこそ胸中に秘め続けていたレスターへの想い、シェリーの力を借りて犯した彼女にとっての一夜の過ち。それからしばらくしてその気も無いのに実家からお見合いをしきりに勧められるニナのために、シェリーがレスターと仲良くやっているところを写真に収めて実家に送るという作戦を提案。それを受けて彼らは形だけのデートをするも、それはニナがずっと胸に秘め続けていなければならなかったはずの想いを押さえつけられないほどに膨れ上がらせる結果となってしまう。一方、レスターは連夜のように見てしまう身に覚えの無い、ずっとそうならないように戒めていたはずの「ニナを激しく抱く」という夢にうなされ続けていた。 サルサアナザーストーリー 春にささやくセレナータ サルサのちょっとしたミスが原因でゴーレムが壊れてしまった。リトスが修理に必要な部品の調達のために彼女たちの地元の方に行っており、その間でレスターが出来ることで修理をしていた。急いで戻ってきたリトスのおかげもあって無事にゴーレムは修理されたものの、今度はサルサの様子があからさまにおかしくなってしまった。いつも皆に元気いっぱいの明るい笑顔を見せてくれていたサルサが、レスターに対して何故か怯えた様子を見せる…一体何があったのだろうか。 リトスアナザーストーリー 春に寄せるアリア レスターがトルティア姉妹と知り合って間もない頃、リトスはレスターのことがとにかく気に入らなかった。それはレスターの「作られたかのようなソツの無さ」がまるで機械か何かの無機物を相手にしているかのようだと言うもの。そんな折、レスターの提案で一緒にゴーレムの調整をすることになるリトス。色々と話していく中でリトスはレスターについて知らなかった様々なことを発見し、見方を大きく改めていくことになるのだが…。 アヴリルアナザーストーリー 若草色のワルツ ※こちらはレスターやOasisのメンバーが絡んでくるものではないシナリオとなっている。常にアバディーンに付き従っているアヴリル。そんなアヴリルにアルトワーズが妙な入れ知恵をする事から物語が始まる。アバディーンを助けるためには○○○(*3)をすれば良いと、それがどう言うものかも良く理解していないままに迫るアヴリル。最初は断り続けているアバディーンではあったが、アヴリルの想いに触れていくうちに…。 ガーネットクエスト 自称竜王であるガーネットの本来の姿を取り戻すべく、ガーネットは勿論、レスターやその他の人間も巻き込んで繰り広げるクイズゲーム。クイズを解けば解くほどに様々なキャラクターとの好感度が上がっていき、それに合わせて様々なイベントが見られる。果たして、ガーネットは本来の姿を取り戻すことが出来るのであろうか…? ガーネットクエストについて クイズに関して キャラクターを選んで、そのキャラクターの繰り出すクイズに答えていく。クイズ形式にはそれぞれ「叡智」「ショートストーリー」「紅水晶(フィアマ・クリスタ)」の三種類がある。 叡智のクイズはキャラクターの好感度が絡む。基本的には三問四択式で、全問正解で好感度が大きく上がる。難易度は常識レベル。 アバディーンやニックといった同性キャラは友好度となる。これらを上げることでヒロインストーリーが発生したり、パートナーとなって紅水晶クイズに参戦してくれる。 ショートストーリーは、叡智のクイズで良い結果を残すと追加で発生。連戦になることがある。ここではライフの数があるだけ、ノルマをこなせばよい。 紅水晶クエストは、稼いだ叡智に応じて6回発生。全てクリアすればガーネットの本来の姿が拝める。難易度は多少難しいのものがあったりもする。 ちなみに、クイズは様々なジャンルが存在するため、ある程度広い知識が必要となる。といっても、今はwikipedia等で大概わかるが。 祝福のカンパネラ独自の問題もあるため、wikipediaだけでは当然把握しきれないこともある。 正解するに応じてポイントが加算され、それにより様々なアイテムを作成できる。 問題提起中に右クリックでポーズをかけられるので、ライフが残りわずかなときは存分に活用すべきだ。流石に結い橋やはぴねす!のような鬼畜難易度は止めたようである。 問題点 セーブが全てオートセーブなため、止めたいときに止めれない点である。コンティニューアイテムがないと、クイズに失敗すればゲームオーバーになってしまう。 ただしオートセーブは各クイズをクリアする度に成される。 ポーズが重要視されているのは以上の理由から。といっても、無理難題や偏ったジャンルの問題はないため、焦らず考えるか、最後の手段で検索エンジンを活用すれば無理ゲーにはならない。 一部の問題で誤植がある。一例としては「120の5割、120の50%、120の1/2、15の6倍、一番小さい数は?」という設問。 文脈通りなら3つ正解なのだが、実はこれは「一番小さい数」ではなく「一番大きい数」を問う問題であるため、正解は「15の6倍」になる。 キャラの好感度を最大まで上げると特殊なイベントが発生し、メイクラフト家で対象のキャラのドレッサーが見ることができるのだが…。 ここでもやはりクイズが出題される。しかも内容がヒロインの本編における問題ばかり。約2年ほど開けて発売されたFDであり、ほとんどのプレイヤーは詳しい内容をそこまで深く覚えていられる訳がない。加えて、出題内容が本筋に関わるようなもの(例えば物語における重要アイテム名など)であればまだしも、普通にプレイしてたら気にも留めないようなものやそれこそ裏設定のレベルのものも出題されるためタチが悪い。よって、全問正解を狙うのは非常に難しく、しかも、全問正解してもポイントが多くもらえるだけ。お楽しみシーンなどない。ドレッサーとは、単にキャラの非常に短いストーリー(着替えシーンによる)を見れるだけ。しかもこの時使われているCGが明らかにこ~ちゃ氏ではないため、違和感を通り越して拍子抜けされる。 問題点 レスター 改善とも思える待遇(後述)も見受けられたが、やはりというか根本は変わってないため、彼によるテキストのつまらなさは相変わらず。 シェリー レスターの実母。FDではほとんどのシナリオで彼女がいちいち絡み、ヒロインの魅力を持ち去っているように見える。顕著なのがチェルシーやリトスのルート。特にチェルシールートでは何故か一枚CGが当てられており、こともあろうにヒロインであるはずのチェルシーよりも扱いが大きい。シェリー自体も悪人ではないのだが、どこか軽いノリでヒロインに意味深な発言をしながら去っていく、という風来坊のような印象なため、どうしてもヒロインとのイチャラブを阻害されがちになる。 チェルシーはまだ旧友ということで納得はできるが、リトスルートではここぞとばかりにリトスに絡み、ある意味リトスのキャラ崩壊の発端のような位置づけになる。良く言えば狂言回し、悪く言えばでしゃばりが過ぎるキャラといえる。他にもモブキャラは多くいるというのに、シェリーだけがこのように出番が多いため、ライター等から露骨に優遇されているキャラだろう。 リトスルート いわゆる前日談語りという流れなのだが、その場に居合わせた重要な位置にいたはずのサルサが全く覚えていないという矛盾が生じて、どこまでが本当なのか判断ができない。 一応、その理由も明かされる(*4)のだが、エピローグでのリトスが本編ほどでは無いにしても普段の本気か冗談か判別付けづらい言動を所々で挟むため、見ようによってはそれまでの全てが「妄想語り」と見えても仕方ないものになってしまっている。 レスターもレスターでいつも通りのソツの無さで流しているために余計に読む側を困惑させるのかも知れない。 ニナルート 問題点というほどではないが、本シナリオではニナの外出姿が初お目見えする。本編では一貫してメイド服だったため、ファンは喜んだ。…のだが、肝心の外出シーンが一瞬にして終了してしまうためか、外出時の服は一枚絵では判明するものの立ち絵としては存在していない。元々立ち絵が少なかった扱いもあってか、ニナの新規立ち絵を期待したプレイヤーは落胆した。 ちなみに、チェルシーにはちゃんと私服姿の立ち絵が追加されている。 各ルートにおけるキャラクターの扱い まず挙がるのがミネットルートのアバディーンの扱い。本編では彼がシナリオのキーマンだったはずなのに、このルートではアバディーンは全く出てこない。 しかも、進め方によっては彼の実妹とも身体の関係になるため、アバディーンの不遇さがより際立つ。 一応アニエスルート(後述)やアヴリルルートではそこそこ出番があるため、目立って不遇というわけではないが、本編ミネットルートでは一応彼はラスボスという存在だったため、立ち絵もセリフも一切ないというのはかなりガッカリしたファンが多かった。 その他、ルートによっては他のヒロインの登場が少ない、又はほとんどないという事態が起きており、文字通り二人だけの世界を見せつけられる。 世界観や設定は広大なのに、これによりどうしてもシナリオが内輪ネタに留まってしまい、本作の魅力が活かされていない。 本番シーンの少なさ FDだというのに、各ヒロインのルートでの本番シーン数は1~2回程度。それ以外は日常的な悩みやオチもへったくれもない冗長なストーリーを延々と垂れ流すという本編から全く反省していないスタイル。なので、イチャラブはするものの、非常にプラトニックな内容が多いため、成年レベルのイチャラブを期待したプレイヤーには物足りない。 ただし、アヴリルとアバディーンのお楽しみシーンでは、どういうわけかアバディーンのボイスON/OFFが設定できる。しかもシーン突入前に。 ここでのボイス設定はあくまでシーンの間適用されるものであり、終了後は元々の設定通りに戻る。…野郎の喘ぎ声なんて聞きたくないというプレイヤーへの最大限の配慮、なのだろうか? 発売時期のあまりの遅さ 本編が約2年前に発売されているのだが、元々本編自体がテキストの冗長さや日常パートなどに顕著となっているストーリーの起伏の無さなどを指摘されやすく、加えてトルティア姉妹(とゴーレム)というあまりにも強烈なインパクトを誇るキャラクターがいるために、アナザーシナリオとなってるサルサとリトスのトルティア姉妹・アヴリルはともかくとして、本編を受けてのアフターストーリーである本編のメインヒロイン4名とニナはそもそものストーリーがどんなものだったか覚えていないと言うプレイヤーが続出。 当然アフターストーリーな訳で、本編のシナリオを受けて話が展開されるためにそもそもの本編シナリオを覚えていないプレイヤーがそれを満足に楽しむことなど出来る訳がなく、テキストなどの根本が本編とさして変わっていないことと相まって評価を下げる原因になってしまっているところも否めない。 誤字・脱字が目立つ 酷いものだととあるアイテムに付けられているルビがアイテムが登場するシナリオの序盤と終盤で違っていたりするものがある。 ボイス自体は終始序盤のもので再生されるのだが、ルビの表記が統一されていないのでは読む方もこんがらがってしまう。 改善点・評価点 レスターの若干の改善? 相変わらずの問題も残ってはいるが、こちらのレスターはそこそこ苦悩したり等、本編のそれに比べれば人間味を感じさせる場面があり、後日談ということを考えれば彼の持つ問題点がやや緩和しているようには見える。 特にニナルートは珍しくレスターの登場が多くなく扱いも割と悪い。シナリオ自体も評価が高い。 アニエスルートでは、アバディーンとも男らしい友情を表現しており、アバディーンの印象アップに一役買っている。 ニナの立場改善 本編では悲恋として終わった話だが、結果的には円満に解決している。それと、やればわかるがニナの新たな一面を垣間見ることもできる。 相変わらずのトルティア姉妹 本編でも安定して高評価を受けていたのがトルティア姉妹が絡むイベントなのだが、本作でもそれは健在。むしろ、FDであることを良いことに本編以上にやりたい放題のネタを挟むリトスと相も変わらずそれに振り回されつつもツッコミを入れるサルサのトルティア姉妹絡みは概ね好印象を持たれている。 しかし問題点にも触れたが、発売時期の問題と相まってこれのせいで他のキャラクターが大いに割を食ってしまっているのも否定出来ない事実ではある。 ガーネットクエスト 純粋に日常の知識を養うという点では便利。また、本編の平坦なシナリオに比べると前述した通りのキャラの崩壊っぷりやギャグテイストが多く含まれているため、FDの付属ゲームとしては非常にクオリティが高い。システム自体はシンプルではあるものの、粗も少なく丁寧に作られているため、やりこむ際もほとんど気にならない。 シナリオのクオリティ あくまでシナリオとして見るならば個々のクオリティは非常に高い。本編ほどシリアスな場面はそう多く無いが、チェルシー等のシナリオの補完度は非常によくできている。それが面白いのかどうかは別だが。 総評 良くも悪くも本編のノリが生きているため、テキストやシナリオと言った要素も含めて本編が好きだというファンには間違いなく楽しめるであろう作品にはなっている。 ただし、裏を返せば本編の欠点としてあげられた起伏の無さが目立つシナリオや冗長なテキストがほとんどそのままであるため、他の要素は良いのにそれらが繰り返しプレイをする上で辛いと言ったプレイヤーには正直お薦めしがたいところもある。 また、エロゲーであることを考えると、そもそものシーンが少ない上に、ういんどみるのFDではある意味おなじみとも言えるぶっ飛んだシチュエーションでのシーンなどはほぼ皆無となっているため、そちら目的では間違いなく不満物となっている。 そのため、いくつかの改善点はあるものの、その改善点を相殺する要素が多いため、評価としてはやはりキャラクターや雰囲気を楽しむ分には良いが、それ以外を期待するとガッカリ・駄ゲーとなってしまうという本編そのままの内容が当てはまるものとなっている。 本シリーズをわかりやすく表現すれば「非常によく出来た前菜のみのフルコース」といったところか。料理自体は非常によくできているのだが、メインディッシュがなく味気ないというもの。 余談 2017年7月28日に本編とセットで最新OSに対応させた『祝福のカンパネラ アニバーサリーパック』が発売された。 2018年6月22日にはダウンロード販売もされた。 発売前カウントダウンについて 本作の発売7日前からカウントダウンムービーをYouTubeのメーカー公式アカウントにアップしていたのだが、3日前のカウントダウンから色々とアレなシーンのCGを(勿論修正は入れているが)公開してしまい、YouTubeの運営からアカウントごと削除されるという珍事に見舞われた(*5)。 姉妹ブランドである『ういんどみる』の最新作である『Hyper→Highspeed→Genius(ハイパー・ハイスピード・ジーニアス)』の発売前カウントダウンではこの一件をネタにした内容(*6)のカウントダウンをアップしている。 完全に余談も余談だが、上記作品のシナリオも祝福のカンパネラと本作でメインを張ったサイトウケンジ氏がライターの一人として担当しており、そのせいかティザームービーの段階でエルシャダイネタを挟んでみたりと相変わらずのパロディネタが散見される(*7)。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/582.html
祝福のカンパネラ 【しゅくふくのかんぱねら】 ジャンル 祝福の鐘鳴り響くAVG ※初回限定版※通常版※アニバーサリー 対応機種 Windows 2000/XP/Vista メディア DVD-ROM 1枚 発売・開発元 ういんどみるOasis 発売日 初回限定版 2009年1月30日通常版 2009年2月20日 定価 初回限定版 9,800円通常版 8,800円※全て税別 セーブデータ 10個※プレイヤーの任意で最大1000個まで10個単位でセーブスロットの追加可能 ディスクレス起動 可能 レーティング アダルトゲーム 配信 ういんどみる公式ダウンロードストア原画集PDFデータ付特装版 6,800円/ソフト単体 6,400円※全て税別 判定 なし ポイント 平和で温かな世界観癖の少ないキャラクター達美麗なサウンドとグラフィック完璧超人すぎて賛否両論な主人公冗長気味なテキストバトルパートがダレやすい ういんどみる作品リンク 概要 あらすじ 用語紹介 (一部) キャラクター紹介 主人公・ヒロイン サブヒロイン サブキャラクター (一部) 問題点 賛否両論点 評価点 総評 その後の展開 ゲーム以外 ゲーム関連 余談 祝福のカンパネらじおについて テレビアニメについて 発売前カウントダウンについて 概要 有限会社アレスのゲームブランド「ういんどみるOasis」から発売された作品。 ういんどみるOasisとしては『はぴねす!』のファンディスクである『はぴねす!りらっくす』に次ぐ2作目となる。 サブタイトルとして「la campanella della benedizione」と付いており、これはイタリア語で「祝福の鐘」を意味する。 キャラクターデザイン・原画は『はぴねす!』などでキャラクターデザインを手がけたこ~ちゃ氏が担当、これと別にSDキャラクターの原画を声優の成瀬未亜氏(*1)が担当している。 本作の発売前から虎向ひゅうら氏によってコンプティーク誌上でコミカライズされ、その他にもラジオ番組の配信およびキャラクターソングCDを発売するなど、この業界としては異例と言える大規模な販促を展開していた。 初回限定版において、マスターアップ後に特定キャラクターの一部ボイスが収録されていなかったことが判明したために発売前に公表、修正ファイル(通称「ボイスパッチ」)の配信を行っている。 これは後に出た通常版では修正されている上、あくまでボイスの収録漏れのため、パッチを当てなくても該当する部分のボイスが再生されないだけでゲーム本編の方は問題無くプレイ出来るものとなっているが、後の修正パッチの絡みで当てることが強く推奨されている。 あらすじ 物語の舞台は、“世界の宝物庫”と呼ばれる都市・エルタリアで幕を開けます。 この街は今、「収穫祭」の準備が進められていました。 今年は7年に1度の“エール”が満ちる年ということもあり、世界中からさらに多くの商人や観光客、そして冒険者が集まって、例年よりも賑やかさを増しているのです。 そんなエルタリアに住む青年・レスターは、冒険者クラン「Oasis」に所属するアイテム技師。 彼もまた「収穫祭」を楽しみにする1人でした。 “エール” が満ちるこの年は、必ず夜空を流星群が埋め尽くす夜があり、街中の人々の間でもその話題でもちきりになっています。 そしてなんと、雑誌や新聞の予報では今日が「流星群の日」なのです。 レスターの幼なじみでもあり、エルタリアの公女でもあるカリーナは、夜になるのが待ちきれないと、彼を祭の準備で賑わう街に誘い出しました。 そこで彼らは、中央広場で大道芸をしていた自称世界一の人形師・アニエスや、神都から遠征してきた神殿騎士・チェルシーとも仲良くなり、みんなで流星群を見に行くことになったのです。 その夜。 エルタリアの大聖堂屋上でパーティーをしていたレスターたちに向かって、なんと流れ星の1つが向かって来ました! 慌てて身構える一行でしたが、その星は彼らの上を通り過ぎ、大聖堂の塔に落ちたのです。 急いでその塔に駆けつけたレスターたちは、そこで隠し部屋を発見します。 そこは神秘的な雰囲気に包まれた部屋で、中央のベッドには1人の可憐な少女が眠っていました。 レスターが静かに近づくと、その少女はゆっくりと目を覚まし…… 「あなたが、わたしのパパですね!」 と、世界中の人々を全て幸せにするかのような、満面の笑顔で告げます。 ――星々が無数に降る神秘的な夜の、不思議な部屋で出会った少女。 このミネットとの出会いが、レスターたちを今までと違う賑やかな日常、そして思いもよらない冒険へと導くことになるのでした。 ※公式HPにあるものを一部手を加えて記載 用語紹介 (一部) + 長くなるのでクリックで参照 エール 大気中に存在するエネルギーのようなものでオートマタの活動に必要な動力源でもある。質量を持たないが、アイテム技師などはエールを蓄積する「晶石(しょうせき)」に蓄積されたエールを糸状にして抜き出すことも出来る。7年に1度のエールが満ちる年に流れる流星群は厳密にはこのエールの塊が流星のように降り注ぐものである。定義の1つとして「万物の持つ“想い”の力」と言われることもある。なお、レスターの作るアイテムはこのエールの力を利用したものであり、エールを利用する道具のことを「マジックアイテム」と作中では呼ばれている。 晶石モンスター エールを蓄えすぎて暴走、モンスター化してしまった動植物などのこと。アイテム技師の作るマジックアイテムや人形師の作るオートマタもエールの蓄積が必要になるが、こちらは必要以上にエールを蓄えて晶石モンスターになってしまわないように調整されている。 冒険者制度 主な物語の舞台となる貿易都市国家・エルタリアがあるノストラム地方に存在している制度。冒険者は人々からクエスト(依頼)を受けてそれを遂行、その対価を受け取ることで成り立っている。冒険者の集まりを「クラン」と言い、クランの代表者を「クランマスター」と言う。 Oasis(オアシス) カリーナが設立し、マスターを務める冒険者クラン。最初はカリーナ・レスター・ニナの3人だけのクランだったが、あるクエストで手を組んだ縁でニックが加入、その後しばらくは4人で素材集めなどのクエストを中心に活動していた。その後、流星群で目覚めたミネットを保護してメンバーとして加え、更に自身の使命遂行上の利害が一致したチェルシーと流星群を受けて目覚めたミネットのメンテナンスなどを目的としてアニエスが一時的なメンバーとして参加している。現在では「エルタリア公女がマスターを務めるクラン」という知名度もあるが、それだけではなく実際に高いクエスト遂行能力で知れ渡っており、Oasis指名でクエストが来ることも少なくない。 トルティアカンパニー Oasisの向かい側にクランハウスを構える、Oasisとはライバル関係にある冒険者クラン。作中では「トルティアC」と略記され、社長のリトス・副社長のサルサのトルティア姉妹が代表となっている。時折受けたクエストがバッティングしたり、クエスト抜きに邪魔をしに来たりする事があり、その場合は彼女たちと行動を共にするゴーレムと戦うこともある。とはいえ、普段から関係が険悪ということではなく、むしろ良好で何かと交流もあるし、状況によってはOasisのサポート役に徹するなど、協力は惜しまない。Oasisに負けず劣らずのクエスト遂行能力を誇り、彼女達もまた優れた冒険者として広く名が売れている。 アーティファクト 各国にいる「女神」と呼ばれる者によって認められた、極めて強大な力を秘めているか芸術性が極めて高いマジックアイテムの総称。近年ではアーティファクト認定されるほどの強大な力を秘めたマジックアイテムは少なく、もっぱら芸術性の高さでアーティファクト認定されることが多い。「時折、女神様の個人的な趣味によって珍妙なマジックアイテムがアーティファクト認定されることがある」とはチェルシーの談。前者の強大な力を秘めたアーティファクトは大抵が古代に「竜」と呼ばれる種族によって作られた産物で、物によっては古代に作られてから現在に至るまで稼働し続けている物もあり、そういった物の中には壊れたりしてしまうと一気に世界崩壊の危機に瀕してしまうほどの物もある(*2)。その性質上、特に強大な力を秘めたアーティファクトは悪用されてしまうと大事になってしまうので、普段は神都ラングバースで厳重に保管されており、一般人が目にする機会はほとんど無い。 竜 古代に存在していた強大な力を持つ種族だが、現代ではほとんど滅びてしまっており、見かけることはまずない。ガーネットは竜王を自称しており、その通りであればこの一族の王であるということになる。 オートマタ(自動人形) 自律稼働する特殊な人形で動力としてエールを必要としており、コアとして晶石を利用している。精巧になればなるほどエールの消費量は激しくなり、特に人型ともなると強大な力を秘めたアーティファクトクラスのコアが必要になる。 魔法 エールとは異なる「魔力」を用いた術を行使する技術。今では廃れてしまい、カリーナのみが使える技術になっている。 キャラクター紹介 主人公・ヒロイン + 長くなるのでクリックで参照 レスター・メイクラフト (Leicester Maycraft) 本作の主人公。Oasisに所属する冒険者でアイテム技師。アイテム技師としてもかなりの腕を持ち、優れた着眼点と発想力も相まって彼の作るアイテムは人気が高い。そのため、冒険者としてのクエストとは別にアイテム技師としてアイテムの開発・発明や修理などの依頼を受けることもある。作中でもアイテムの発明などを行うこともあるが、作ったアイテムにビーム発射や自爆などの明らかに必要のない機能を仕込みたがる事や発明したアイテムに付ける名前が機能そのままといったネーミングセンスの無さが欠点。特に余計な機能に関してはニナにちょくちょく窘められ、カリーナに至っては「レスターが開発したアイテム」というだけで必要以上に警戒されてしまっている(*3)。穏やかで優しく、のんびりとした性格の中にも正義感に燃える熱いところもあり、母・シェリーの教えもあって「当たり前のこと」を行うことに躊躇いがない。そのため、他人が一歩引いたり尻込みしてしまいそうな状況でも、それをすることが当たり前だと思えば自ら進んで前に出ることもある。どんな状況でも衝動的に動くことをせず、沈思熟考を重ねた上で動くことを基本としているが、その際は自分自身のことだけを考えるのでは無く、周りの人間のことまでも含めて考えを巡らせる。本人は無自覚だが、生まれもっての甘い顔立ちに加えてシェリーの個人的な好みで女性にモテるいい男になるように育てられたこともあってか、天然ジゴロ・天然の女殺しの気がある。なお、Oasisのクランマスターはカリーナだが、彼女のエルタリア公女という立場上、公務などでクランを空けることもあるため、受諾するクエストの選択およびクエスト中の指示などはレスターに一任されており、実質的なリーダー役を担っている。 ミネット (Minette) ヒロインの1人で流星群の日にレスター達と出会った少女。伝説の人形師と謳われるアルトワーズが作ったオートマタであるが、体のつくりから何まで人間と違いがないほどに精巧に作られている。オートマタは活動するためにはエールが必要となり、特にミネットはその精巧な作り故にエールの消費量が桁外れに多いため、エルタリアの大聖堂の塔で眠りについていたが、流星群が落ちてきたことで起動した。エールの消費量を少しでも抑えるために省エネ設計されており、その影響で運動能力などは全体的にへっぽこレベルとなっている。天真爛漫な性格故にエルタリアに住む人々からも愛されているが、思ったことや感じたことをそのまま口にしてしまうため、彼女自身に悪意がなくても他者を傷つけてしまったり、トラブルの引き金を引くこともある。目覚めた時にその場にいた男性であるレスターのことを「パパ」と呼んで慕う。キャラクターソングは「*twinkle*twinkle*」。 カリーナ・ベルリッティ (Carina Verritti) ヒロインの1人でOasisのクランマスターを務める。エルタリアの公女でもあり、「エルタリアの宝石」と呼ばれるほどの才女で相当の淑女だが、それはエルタリア公女としての一面でしかない。実際はちょっとしたことで激しく動揺したりオロオロするだけなく、妄想癖がある上に妄想をきっかけに物凄い暴走をする事もあるため、淑女を体現したと言える母親のようになることを目標としている。レスターとは身分の差を越えた幼馴染みであり、幼い頃からずっと彼を慕い続けている。幼い頃は満足に外出も出来ないほどに体が弱かったが、魔道書「黒真珠の書(リーブロ ネロ・マルゲリータ)」と契約したことでそれを克服している。魔道書との契約によって今では廃れた技術である「魔法」を使いこなし、クエストにおいてもサポートであったり戦闘時の攻撃であったりなどで力を発揮する。キャラクターソングは「White Crystal」。 チェルシー・アーコット (Chelsea Arcot) ヒロインの1人で神都ラングバースの「神殿騎士団」に所属する騎士。レスターおよびカリーナの両親、そしてアルトワーズとは旧知の仲。収穫祭に伴って展示されるアーティファクトの護衛および展示会の警備のためにエルタリアにやってきた。エールの流れを察知することの出来る特殊な能力を持っている他、卓越した剣の腕前を誇るが、その剣は「守るため」にのみ振われる。アーティファクトをコアにしているミネットの護衛としてOasisと深く関わるようになるが、エルタリアに来たのにはアーティファクトの護衛以外にも目的があるようだ。見た目はとても神秘的な女性だが、その中身は天然でドジっ娘な上に酷い方向音痴なので1人で出歩こうものならば間違いなく迷子になってしまう。後に放送されたテレビアニメ『祝福のカンパネラ』ではこの部分をかなり誇張して描写しており、その後発売されたファンディスクでもそれに引き摺られるように方向音痴の度が酷くなっている。また、話の中で例えを出す時はなぜか剣を例えに用いた非常に独特なものになるため、例えとして出したはずがかえって他者が解らなくなることもしばしば。キャラクターソングは「銀月 ~La lune de l argent~」。 アニエス・ブーランジュ (Agnes Boulange) ヒロインの1人で「世界一の人形師」を自称する人形師であり、大道芸人でもある。伝説の人形師と謳われるアルトワーズの弟子であり、その人形作りの腕前はアイテム技師であるレスターも職人として思わず唸るほど。相棒として猫のオートマタのタンゴを引き連れ、行方を眩ませた師匠を捜すために世界中を旅して回っている。エルタリアで路銀稼ぎの大道芸を披露している所でレスターとカリーナに出会い、意気投合。更にはその後、師匠の作品であるミネットの起動に立ち会ったことで彼女のメンテナンスなどを目的としてOasisのクランハウスに住み込む。芸術の国と言われるプランブリーズ出身で、「プランジェンヌ(*4)」の特徴として甘い物好きが上げられるが、彼女もその例に漏れず、出会った直後にレスター達も思わず絶句するほどのデザートの食べっぷりを見せた。明朗快活で誰とでも仲良くなれ、お調子者でいたずら好きな性格だが、空気を読むことにも長けているために嫌われることはなかったりする。時折、見た目とは裏腹に大人びた言動を見せることもあり、冒険者としても1人の人間としても経験豊富な所を感じさせる。キャラクターソングは「A ray of sunshine!!」。 サブヒロイン + 長くなるのでクリックで参照 ニナ・リンドベルイ (Nina Lindberg) Oasisの雑務全般を一手に引き受ける管理人さん的存在で、彼女自身は基本的にクエストで遠方に出ることは無い。元々はカリーナ専属のメイドで、クラン設立後はクエストに出る面々を様々な形で的確にサポートしている。また、かなりの酒豪な一面もあり、何かと飲み比べ勝負を仕掛けてくるニックを返り討ちにしている。普段は穏やかな性格なのだが、カリーナの母・フィオーレからの言付けもあって、カリーナの父・ファビウスに対してだけは時に手荒な手段を取る事もある。 サルサ・トルティア (Salsa Tortilla) トルティアカンパニーの副社長で双子の姉。北部大陸にある某国の出身であり、アイテムを使うことに関して優れた才能を見せ、ゴーレムの操縦を担当している。明るくオープンな性格で、カリーナ同様にレスターへの好意も表立って見せており、レスター絡みではよくカリーナといがみ合っていたりする。リトスのボケや無茶振りに振り回されながらも(ノリ)ツッコミを入れるツッコミ役。 リトス・トルティア (Ritos Tortilla) トルティアカンパニーの社長で双子の妹。北部大陸にある某国の出身で、アイテムの製作に関して優れた才能を持つことからゴーレムの調整を担当している。どんな状況にあっても冷静さを崩さず飄々としており、つかみ所がない性格。サルサへ無茶振りなどをしてからかってみたり、レスターを誘惑する振りをしてカリーナやサルサを挑発したりするのが趣味。ネタの引き出しが豊富なのか、色々なネタを挟んだりボケ倒してみたりとそちらの面でもサルサを振り回している。 サブキャラクター (一部) + 長くなるのでクリックで参照 ニック・ラジャック (Nick La juck) Oasisの立ち上げ初期から所属している冒険者で、新米の冒険者だったレスターやカリーナを冒険者の先輩として導いてきた。マニアと言える位の斧好きであり、物語冒頭では「伝説の斧を捜せ!」というクエストに出ている。気さくでノリの良いOasisの兄貴分だが、その風貌故にマフィアか何かと間違えられることもしばしば。 シェリー・メイクラフト (Shelley Maycraft) レスターの母親で外見年齢がかなり若く、ノリノリな性格。チェルシーとは親友であり、何かとからかったりおちょくったりしていることが多い。その外見故にレスターと並んで歩いていると恋人と間違われることもある。「レスターを自分好みに育てた」と豪語しており、レスターの考え方の根底を形作ったと言える。普段の言動故に軽い性格にも見えるが鋭い洞察力を持っており、時折意味深な発言をすることも。 ファビウス・ベルリッティ (Fabious Verritti) カリーナの父親でエルタリアの大公殿下。陽気で気さくなちょい悪オヤジといった表現が適切な人物で、あまり威厳らしいものはなかったりするが大公として公務をしっかりこなしている。かつて自身がシェリー達とクランを組んでいたからか、ちょくちょくOasisにクエストを持ってきて楽しませようとしてくれる所がある。なお、冒険者時代は体術を駆使して戦っていた。 ガーネット (Garnet) 竜王の化身を自称する存在。普段は「竜の世界」にいるが、とあるクエストをきっかけに知り合ったレスター達に預けたアーティファクトである「竜紅玉(カーバンクル)」を媒介に精神体として呼び出されることもある。精神体ではあるが食事などの大抵のことは普通にこなせる。様々な知識を豊富に持ってはいるのだが、こと晶石モンスターに関しては古代の知識という割にその名前にかなり適当感が漂っているため、アニエスに良くツッコミを入れられている。 アルトワーズ (Altoise) アニエスの師匠であり、ミネットを作った伝説の人形師。現在では行方を眩ませている。 タンゴ (Tango) アニエスの旅や大道芸などにおける相棒であり、猫の姿をしたオートマタ。元々はアニエスの誕生日に送られた白猫のぬいぐるみで、アニエスが作った中で唯一自分の意志を持っているために良き話し相手になっている。精巧なオートマタほどエールを多く消費するため、それを回復するために眠りにつくことが多い。とはいえ、タンゴはアニエスの技術力の高さのおかげで他に比べれば消耗を抑えられている。 ゴーレム (Golem) トルティア姉妹がクエストの遂行の際などに使っている巨大な動く石像。「ゴーレム」としか喋れないが、妙に人間臭い動きもあってある程度は言わんとしていることが解る。また、サルサが操縦しなければ動けないはずなのだが、どう見ても自律稼働している。ゴーレムの調整は主にリトスが担当しているが、時折アイテム技師としてレスターが調整に加わることもあり、その際に様々な機能を追加されることも。 モンテッキア (Montecchia) カリーナが普段所持している杖で、レスターがまだ駆け出しのアイテム技師の頃に作った作品。作中ではアニエスのアドバイスを元に、当時よりも腕を上げたレスターによって更なる改良を施されたことで喋ることが出来るようになった。生真面目な性格で、大抵の場合、話す時は漢字4文字(*5)で言おうとしている内容を要約した後で話し始めることが多い。 ミリアム (Miriam) ミネットがOasisの人間以外で初めて友達になった少女。病弱なのかあるいは身体が不自由なようで、いつも杖を突いて歩いている。 アバディーン (Aberdeen) アヴリルを常に引き連れている陰りのある雰囲気の青年。アニエスは彼と何かしらの関わりがあるようで「アバ兄」と呼んでいる。 アヴリル (Avril) アバディーンに常に付き従う謎の少女。性格も外見も全く似通っていないにもかかわらず、どこかミネットに似た雰囲気を感じさせる。 問題点 冗長テキスト 主人公の独白、場面や背景の説明などのテキストが冗長になりがちで、特に説明になると一から十まで説明しきってみせると言わんばかりの文量とになる事も。世界観は好きだがこのクドいテキストを読み進めるのがしんどいという意見も少なくない。 勿論、説明不足で読んでいる側が置いてけぼりを食ってしまうようではそれはそれで大問題ではあるのだが、物事には何事も限度があるといった所だろう。 テキストに関連して、本作のメインライターはサイトウケンジ氏で、彼の特徴としてパロディネタを多用する傾向があり、過去にメインでシナリオを描いた『青空の見える丘』『あかね色に染まる坂』(共にfeng)などはそこかしこにインターネットスラングやアニメ・ゲームのパロディネタを使っていた。 先の2つは現代の学園ものであるために受け入れられている節もあり、本作では割合その辺は抑えられてはいるのだが、所々でベースとなっているのが中世ファンタジーの世界観というのを考えると首を捻らざるを得ないパロディがあることを指摘する意見もある。 ほぼ作業なバトルパートと平坦"すぎる"日常パート クエストを受諾し、目的地に到達するとダンジョンの移動などといったアドベンチャーパートが入る(*6)。 その後、大抵の場合が晶石モンスターであったり受諾クエストがバッティングしたトルティア姉妹(というよりもゴーレム)などとの戦闘に突入するのだが、これが場面場面で表示される選択肢の中から行動を選ぶだけのゲーム性も戦略性も無いものとなっている。 そもそも文章をオートモードでそのまま流せば終わるようなものをわざわざプレイヤーに操作させるもので、しかも選択を間違えれば即死…ではないが正解がほとんど決まっている上に遊びの幅も狭いため、ただの作業になってしまっている。 ただし、一部の戦闘では逆にこのタイプだからこそ出来た展開や演出だとして評価する意見も出ている。 また、バトルパート以外でも主要メンバーは非常に仲が良く、癖のあるキャラクターがほとんどいない(*7)ため、クエストの合間に挟まれる日常パートはほぼ問題や当人同士のギスギスなどのない平坦で平和そのものなシーンが大半を占めている。 現実で考えれば円満で良いことであるとも思えるが、1つのゲームとして見ると淡々としすぎてしまっているためにダレやすい要因となってしまっているとも言える。 主人公・レスターについて 特に批判されやすいのが「完璧すぎて人間臭さに乏しい」で、プレイヤーからは「作られたかのようなソツの無さ(*8)」が鼻につきやすく、キャラクター説明の所に書いた短所も取って付けたかのように見えてしまうほどの普段の完璧超人ぶりがストーリーに悪影響を与えてしまっている。 本来ならば話を盛り上げるのに使えそうな状況も淡々と流したり、読心術の類でも使っているかの如く他人の心情を察して事態をあっさりと収拾させてしまうなど、ある程度のすれ違いや間違いがあってこそ映える展開をスマートに解決してしまうことも多く、シナリオへの不満に繋がっていると言える。 一応、物語終盤になれば思いを明確に決めた相手=攻略対象のヒロインができたこともあってか人間臭さも見られるようになり、それまでは見せなかった弱さや激情に駆られそうになったりする一面なども垣間見られるようにもなる。 これまたライターのサイトウ氏の描くシナリオに見られる「主人公がやたらと好漢で、不自然な位に周辺から好かれて持ち上げられる」という特徴をレスターも継いでおり、過去作においてその辺に不自然さや違和感を覚えていたプレイヤーから同様の批判を受けることも多い。 それに加えて、レスターの場合は周囲の環境もかなり恵まれているため、前述の完璧超人ぶりを含めて「リア充の権化」と言われることもあり、これが後のアニメで変な形で影響することになる。 とはいえ、レスターの場合はそこに至るまでそれ相応に努力を積み重ねていたり、周囲の環境を踏まえると、先述の要素も周囲に好かれる点も理解出来るところがあり、微妙エロゲーの主人公にありがちな「普段は何の努力もしてないのになぜかあれこれ器用にこなす」「どう見ても異性ウケする振る舞いではないのになぜか異様にモテる」という要素は薄い。 上にあるような「人間臭さが欠如した完璧超人」の印象をプレイヤーに与えてしまうのは否定出来ないが、終盤以外でも人間臭さを感じさせる個所が皆無という訳でもない。 有事への対処も相手を想って率先して立ち向かっており、優柔不断・弱気な主人公にありがちな「冗長な程まごついてテンポを悪化させる」「恐々と中途半端な介入をした挙句事態を無駄に悪化させる」などといった事無く、的確に対処解決する。これらの点から「モテモテなことにきちんと整合性を整えているエロゲ主人公」という風に彼を好意的に見ている者もいる。 そこに至るまでの努力と成長の過程のほぼ全てを、レスターの母親であるシェリーが「息子を完璧に育て上げた」という説明で済ませてしまっているために、その結果である完璧超人としてのレスターの姿“だけ”を見せられているプレイヤー側に「作られたかのようなソツの無さ」 というようなイメージを抱かせてしまっているという点もある。幼少期の回想シーンなどで「成長過程のまだ未熟だった頃の姿」「具体的にどのように育てていたのか」などをもう少しピックアップしていれば、完璧超人ぶりにもまだ共感や納得を得られたかもしれない。 賛否両論点 ミネットの扱い ミネットもヒロインなので攻略が出来るのだが、普段はレスターを「父親」として慕ってくるキャラクターであり、これはルートに入ってようやく軽減されるものの、そこに至るまではどうしても娘にしか見えないため、攻略キャラクターとしてどうかという意見がある。ルートに入っても呼称は「パパ」のままなのも拍車をかけている。 見た目が所謂ロリと言うだけならまだしも、そこに「パパと慕ってくる」という「娘」としての見方を強める要素が強いせいで攻略キャラクターとしてはどうしても違和感が付きまとってストーリーが楽しめないとする意見だが、それさえ割り切ればストーリーはそれなりに高い完成度である。 余談になるが、発売して間もなくの頃の2ちゃんねるの作品スレに「ミネットのセリフがタラヲ(*9)に脳内変換される」という書き込みがあり、その書き込みをきっかけにしてスレに絶望や怨嗟(?)の声が広がっていたりする。 これをきっかけにしてか、作品スレ以外のページでも同様の書き込みを見かけることが多くなった。 ニナのルートの内容 これ自体は後に出たファンディスクのアフターストーリーで救済はあるが、本作でのニナのストーリーは悲恋で終わるため、「これだったらストーリーがない方がマシだ」という意見も見られるが、一方でストーリーの質を評価する意見もある。 ちなみにニナルートはOasisを設立して間もない頃の昔話が挟まれ、作中でほとんど語られなかった内容も明かされる。 評価点 全体的なストーリー テキストの冗長さや日常パートなどがダレがちという点の印象が強すぎる故に一緒くたに叩かれがちだが、ストーリーそのものはよく練られている。 ストーリーを通じて「絆」「信頼」といったものが軸にあり、ブレは見られず、程よい緩急で楽しませてくれる。 ただし、一部ルートでは場面の前後で若干食い違いが生じている部分(*10)がある。 良く動くキャラクターの立ち絵 この手のジャンルのゲームの立ち絵は以前よりは動くようになったものの、やはり動きが少ない物が多い中で本作はキャラクターのボイスや状況に合わせて適宜動きを見せる。 これはゲームの雰囲気作りという点では大きく貢献しており、特に本作では状況に応じてSDキャラクターの立ち絵が入ったりもするので、純粋に見ているだけでも楽しめる。 物語全体の暖かい雰囲気と、それにマッチしたグラフィック キャラクターデザインのこ~ちゃ氏の絵の特徴として柔らかでふわふわとした雰囲気の絵というものがあり、物語全体に漂う優しく暖かいほのぼのとした雰囲気に見事にマッチしている。 SDグラフィックは前述の通り成瀬未亜氏が担当しているが、こちらもこ~ちゃ氏のデザインを上手く掴んでデフォルメを掛けているため評価が高い。 ただし、バトルパートで戦うことになる晶石モンスターなどもSDイラストで描写されるが、逆に可愛くなりすぎているため、いくらストーリー上で緊迫した雰囲気になっていても全然危機感を煽られない点は指摘される。 雰囲気を盛り上げるのを助けるBGM BGMはEcnemuseとElements Gardenが受け持っているが、シリアスな場面ではシリアスにそしてギャグシーンでは明るい楽しいノリの曲がかかったりと物語全体の雰囲気や場面に見事に合っており、その場の雰囲気を盛り上げるのに一役も二役も買っている。 具体的には非ヴォーカル曲はEcnemuseが、キャラクターソング含めたヴォーカル曲とキャラクターソングのアレンジBGMはElements Gardenが作曲を担当している。 佐藤ひろ美・NANA両氏がデュエットで歌う主題歌「祝福のカンパネラ」もかなり評価が高い。 余談になるが、エンディングでかかる各ヒロインのキャラクターソングは単体の質も高いが、それぞれのルートの内容を元に歌詞も作られていたりで手が込んでいる。 個性の立ったキャラクター達 特にトルティア姉妹はラジオの影響も後押ししてかなりキャラクターが立っているが、それ以外のキャラクターも良い意味で個性が際立っている。 そのため、ストーリーやシナリオに批判的な者からも「キャラクターだけは嫌いじゃない」といったような意見も上がる事がある。 問題点に上げたレスターも、見方によっては肝心な所で何も出来ないようなヘタレでもなければ、言動が非常識でイライラさせられるような点も少ないので、あくまで物語の中心に置くには問題があるだけでキャラクター自体は良いキャラクターじゃないかとする意見もある。 ただし、メイン・サブ共にヒロイン勢は初っ端から好感度最大とも見えてしまう位の描写をされているため、その辺を含めた不自然さを指摘する声もそれなりの量で上がっている。 とはいえ、実際の所は少なくともリトスは冗談か判別付けづらく、アニエスは序盤ではむしろ変わり者を見ているかのような反応(好意的ではあるが)を示すことも少なくない。 総評 発売前の宣伝活動が相当のものであったために必然的にプレイヤーの期待(とハードル)が高まってしまっていたのもあるが、出来上がった作品を見る限りそれに応えられたかというと少々苦しいのは否めない。 特に、冗長気味なテキストとストーリー開始当初から人間が出来過ぎた主人公の合わせ技は「物語への感情移入を完全に妨げられてしまって冷めてしまう」「読み進めるのがきつい」といった意見を生む結果にもなってしまっている。 その反面で物語の全体に広がっている温かく優しい雰囲気やキャラクターといった要素に魅力を感じるプレイヤーも少なくなく、本作に対する評価は賛否が割れている傾向がある。 人によっては傑作から駄作までその幅は広く、人によってどう感じるか、何に重きを置くかといった部分も強いために一概に駄作だと断じることも出来ない仕上がりではある。 上述したような起伏に乏しいシナリオやダレやすい日常パート、人間味に薄い主人公や作業そのものなバトルパートといった批判点が多いことは事実であり、手放しで褒められる作品とは言い難いが、物語全体の平和な空気や個性の立つキャラクター達、美麗なBGM、上述した機械的な面もまた個性の一つであるとも言える主人公の在り方など、評価できる部分もまた数多く存在しているため、批判点を気にせずにそういった部分に惹かれている人にとっては十分に良作と言える出来となっている。 その後の展開 ゲーム以外 本作におけるトルティア姉妹の人気を受けてか、彼女たちを主人公としたスピンオフコミック『祝福のカンパネラ バルツァーレ!トルティア姉妹!』が候之奏枝氏によりコミックアライブ2009年12月号から2010年10月号まで連載された。 そして、所々で触れたがテレビアニメが2010年7月から9月にかけて全12話構成で放送され、独立UHF局・AT-Xの他にニコニコ動画のマーベラスエンターテイメントの公式チャンネル「まべちゃん」にて第1話が無料配信、2話以降は放送後1週間の間のみ無料で、以降は有料で配信している。 また、2011年3月30日にはOVAがDVDとブルーレイで発売されているが、こちらは本編とは打って変わってギャグ色が強く、カオスと言うほか無いものとなっている。 ゲーム関連 2010年9月30日には本作の移植作品である『祝福のカンパネラ Portable』がPSP用ソフトとして角川書店より発売、追加要素として一部のサブキャラクターにストーリーが追加され、本作で不評だったバトルパートのシステムが変更された。 また、2010年10月29日には本作の各ルートのアフターシナリオ、もしもの物語となるアナザーシナリオの他にガーネットを主役としたクイズゲームが楽しめるモードを収録したファンディスク『祝祭のカンパネラ!』が発売されている。 2017年に本作とFDをセットにした『祝福のカンパネラ アニバーサリーパック』が発売され、その後、高画質HD化して、ストーリーを追加した『祝福のカンパネラ Plus Stories』が2021年6月25日に発売された。 この他に本作のキャラクターがゲストとして2010年8月26日発売のWii用ソフト『トウィンクル クイーン』(マイルストーン)にカリーナ・アニエス・チェルシーの3人が、同年9月30日発売のPSP用ソフト『ティンクル☆くるせいだーすGoGo!』(角川ゲームス)の豪華限定版・豪華版に同梱されているPSP用ソフト『ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!』にチェルシーがそれぞれ使用可能キャラクターとして登場している。 加えて、2012年2月10日にWindowsPC用に発売されている『ティンクル☆くるせいだーすSTARLIT BRAVE XTREAM!!』(Lillian)でもチェルシーが登場している。 余談 祝福のカンパネらじおについて 本作の発売に前後して、ウェブラジオである『祝福のカンパネらじお』が2008年10月8日から2009年3月25日まで隔週水曜日に音泉・ホビレコードで配信されていた(*11)。 パーソナリティは本作でサルサを演じた成瀬未亜氏、後にアニメとPSP移植版でリトスを演じることになる後藤麻衣氏(*12)の2名。 このラジオの中の1コーナーである「トルティアインフォメーション」はそもそもコーナー名の通り本作にまつわる関連情報をトルティア姉妹が伝えるコーナー…のはずだったのだが、このコーナーの脚本も担当していたサイトウ氏の悪乗りとも言える、ゲームの世界観など知ったことかと言わんばかりのパロディやギャグ満載の内容故に、いつの間にかラジオのメインコーナーになっていたと言っても過言ではないほどの人気を獲得するに至った。 それ以外にも、プライベートでも仲が良い2人の息の合った軽妙なトーク、時折音声だけではよく解らないようなネタになることもあるが、2人が体を張って様々なことに挑戦する「集まれ!ちょこっと冒険者」のコーナーなど、全体的な評価も高めであった。 しかしながら、基本的にメディアへの露出がNGな声優が多いエロゲーに関連したラジオなので致し方ない部分もあるが、ゲストが1回も登場しなかったことを残念がる意見も出ていたりする。 テレビアニメについて 前述の通り、アニメはニコニコ動画のマーベラスエンターテイメント公式チャンネル「まべちゃん」でも配信されているが、アニメでもレスターは案の定の完璧超人ぶりを発揮し、更には彼の置かれた環境が所謂「リア充」のそれであったため、視聴者の嫉妬を一手に集めることとなり、コメントにはレスターへの嫉妬コメントが大量に書き込まれる事になった。 そのコメントの内容が内容であったこともあり、それを見たレスター役の岡本信彦氏は本気で落ち込んでしまったことをアニメに前後して配信されていたウェブラジオ『ラジオ「祝福のカンパネラ」 ~クランOasisへようこそ!~(*13)』第11回でゲスト出演した時に明かした。 なお、そういうネタを抜きにした作品自体は本作の各ルートを上手く折衷してあり(*14)、また特筆するほどの作画崩壊もなかったこともあってそこそこの評価を得ているようだ。 発売前カウントダウンについて ういんどみる作品の発売前恒例となりつつあるカウントダウンムービーだが、後に定番と言われるようになるネタは主に本作発売前のものが初出になっており、6日前のリトスと前日のミネットが言い放った暴言挨拶や2日前のカリーナの出落ち挨拶が該当する。 どんなものかをこのページに書くのはエロゲーのカウントダウンネタ故に些か問題がある所もあるので、18歳以上で興味がある方は本作のタイトル名などでニコニコ動画で検索をかけてみて欲しい。「公式が病気」とは良く言ったものである。
https://w.atwiki.jp/bemani2dp/pages/4762.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes TRIUMPHAL MARCH 栄冠のカンパネラ OSTER project 185 ? 攻略・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bemani2dp/pages/4753.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes TRIUMPHAL MARCH 栄冠のカンパネラ OSTER project 185 1179 攻略・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/1969.html
タグ 明るい 曲名し 歌 佐藤ひろ美 作詞 佐藤ひろ美 作曲 上松範康 作品 祝祭のカンパネラ!OP
https://w.atwiki.jp/bemani2sp/pages/4639.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE TRIUMPHAL MARCH 栄冠のカンパネラ OSTER project 185 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 配置自体はかなり素直でCNも押しやすい配置ではあるもののCNが降ってきすぎで頭がバグる。CNが見切れるかにすべてがかかってる。 -- 名無しさん (2023-05-14 18 51 44) 後半からが本番。CN複合の難しさに加えて物量感強めの交互押しも降ってくる。EROICA(N)辺りは先に埋めておきたい -- 名無しさん (2023-05-16 22 40 14) 序盤、中盤手前のCN+鍵盤の同時押しラッシュが曲者。後半もさらに強化されたCN絡みが来る。この曲は難もかなり難しいがEX難は☆7トップクラスのレベル・・・ -- 名無しさん (2024-04-07 01 06 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24966.html
登録日:2013/11/07(日) 21 55 52 更新日:2020/05/17 Sun 22 04 35 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ういんどみる みる ミリアム 健気 儚げ 初めての友達 壱智村小真 妹属性 意外と尻に敷くタイプ 控えめ 病弱 祝福のカンパネラ (*1) 「レスターさん、ですよね? ミネットさんのパパさんの」 ミリアム(Miriam)とは、とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、祝福のカンパネラに登場するキャラクターの1人。 CV:みる(PC版)壱智村小真(PSP版、アニメ) 血液型:?型 身長:152cm 白系統の洋服に身を包み、どこか儚げな印象を漂わせている。 同作品のメインヒロインであるミネットに初めてできたクランOasisメンバー以外の対等な友人。 落ち着いた物腰で心優しい性格の少女であり、彼女もミネットのことを大切な友人として特別な存在として見ている。 やや引っ込み思案なところもあるが、彼女自身の人となりもあって、ミネット以外のクランOasisのメンバーともすぐに親しくなる。 第一章での一部のクエストやその合間で度々登場することになる。 その際、自分のことを良くしてくれる兄の存在や可愛がっている猫のことなどが語られる。 そして個別ルートではミネットとカリーナのルートで重要な立ち位置を占めることになる。 逆にチェルシーとアニエスのルートでは、個別突入前の共通ルートも含めて殆ど登場すらせずに終わることもあるなど ルートごとの扱いの差が激しいキャラだったりもする。 他キャラと比べて目のハイライトが薄めなのだが、何故かアニメ版では普通になっている。 以下、ネタバレ含む。 フルネームはミリアム・ローランド。 作中に登場し敵対することになるアバディーン・ローランドの実妹に当たり 彼とその従者であるアヴリルが救いたがっている妹とは正にミリアムのことである。 そしてアバディーンと同じで元々は普通の人間でありながら、その身をオートマタへと変えた存在。 病弱な体質故に命が尽きかけていた彼女は、その延命処置の為にオートマタとなった。 アバディーンが自身をオートマタ化したのも、妹と同じ苦しみを共有する為ということが大きい。 オートマタの肉体はミネットと遜色無い最高級レベルのものらしいが ベースの人間としての肉体そのものが億弱だったので、オートマタ化以降も病弱なままであり 肉体の安定に大量のエールの供給を必要としている。 兄であるアバディーンとアヴリルのことはとても大切にしており アバディーンとアヴリルもまたミリアムのことを大切に思っている。 それ故にかミリアムは病弱な自分の為に兄やアヴリルに苦労をかけていることをいつも申し訳なく思っており 本当なら三人一緒に平和で穏やかに過ごしたいと語っている。 とまあ、このようにアバディーン、アヴリルのコンビが各所で暗躍する原動力となっているのがミリアムなのだが そんな重要なポジションにいながら前述したようにルートによっては殆ど関わることなく終わったりもする…… 自分の為にアバディーンとアヴリルが非情な手段を取ることを知らされてはいないが、薄々感じとってはいる。 カリーナルートではその辺りが全てバレてしまったという負い目もあってなのか 兄と共にアヴリルの修復のためにクランOasisへと赴き、普段はぶっきらぼうで尊大な態度を取るアバディーンを完全に制するといった珍しい一幕を見れたりもする。 そして彼女の真価が発揮されるのが何と言っても大切な友人であるミネットの個別ルートであり 実質的に第二のメインヒロインと言っても過言ではないほどのヒロインっぷりを発揮。 心優しく、友人を犠牲にしてまで生き延びたくないという彼女自身の芯の強さが明らかとなる。 以下、更なるネタバレ含む。 ファンディスクである祝祭のカンパネラにも勿論登場し ふとした弾みで黒化したカリーナ戸惑ったり、ミゼに入れ知恵を施されたアヴリルの直球ど真ん中すぎる質問に狼狽えまくったりと相変わらずの可愛さを見せてくれるが やはりこの作品でもミネットのエピソードで特に活躍している。 エピソード中盤で無事に目を覚まし、ミネットやアヴリルも交えて本当の姉妹のように振る舞う。 ミネットのエピソードが本編でのミネットルートのその後ということもあり、レスターと恋人になってそっち方面であれこれ悩むミネットに助言をしたりもする。 だが、選択肢次第では更に別の方向へと発展し、幼い外見でありながら実年齢はレスターたちと変わらないということ 人でありながら幼い外見のまま永遠に等しい時を過ごさなくてはいけないオートマタであることの苦悩などが語られ 周りに迷惑をかけてばかりなことに加え、本編でミネットとコアが繋がったことによって抱いてしまったある想いに苦悩し、それをレスターに指摘されて涙を流すなど 芯の強い優しい性格の彼女にしては珍しい、外見通りの少女らしい弱々しさを垣間見せるといった一面を見せてくれる。 ……まあ、回りくどい言い回し抜きでぶっちゃけてしまえばミリアムもレスターのことを好きになってしまい レスターは大切な友人であるミネットの恋人でもあるため、自分の想いは2人を傷つけるだけでしかないと自己嫌悪に陥りどうしようもなくなってしまったということ。 だが、そういった本心も全部お見通しなレタス氏ねことイケメンレスターさんに諭されたミリアムは ミネットに自分の恋心を正直に打ち明け、それを聞き届けたミネットからの後押しも受けてレスターに告白。 晴れてミネット、ミリアムとの3Pルートに突入という形になる。 ……けど何よりも悲しいのは、よりにもよってミネットのエピソードではアバディーンが登場しないということだろうか。 というか、後にミリアム自身も「今のレスターさんとの関係を知ったら兄は真顔で卒倒してしまう」とか言っているし。 それ以前に祝祭のカンパネラ発売前のカウントダウン動画で、ミリアムとの3Pプレイルートがあることを盛大にバラされていたり それを聞いたアバディーンがマジギレ。アヴリルに至ってはレスターのアレをもぐことを公言するなどといったネタもあったりしたのだが。 「考えて……みます。ありがとう、レスターさん」 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bemani2sp/pages/4637.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE TRIUMPHAL MARCH 栄冠のカンパネラ OSTER project 185 1101 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント CNが多いが正規が親切な配置 -- 名無しさん (2023-04-15 01 13 36) CHARGEのレーダーは約170。穴で稼げるようになるまでの繋ぎに -- 名無しさん (2023-04-16 12 02 41) 正規だと67CN+皿や12CN+皿といった目を疑う配置が有るがよほどの事が無ければCNか皿を捨ててしまっても構わない -- 名無しさん (2023-04-17 23 22 34) 12CNないし67CNに絡む皿は、拘束される手の形を考えると小指よりは手首皿で取れると楽 -- 名無しさん (2023-04-18 01 17 20) 烽火連天の刃(H)の兄弟みたいな譜面。こっちは同時押しと交互押し成分が強め。物量はかなり大人しい -- 名無しさん (2023-05-16 22 47 55) 乱の脳トレ指数は高め。十段くらいでもやりごたえあり。 -- 名無しさん (2023-05-16 23 01 31) CNが苦手ならまず触っておこうみたいな教本みたいな譜面 -- 名無しさん (2023-07-01 21 14 30) 得意不得意分かれそうな譜面、得意なら初見ハードでも -- 名無しさん (2023-07-13 00 16 23) ↑失礼、初見ハードでも苦労しないかもしれない、CN+軸押し部分は放し忘れに注意。 -- 名無しさん (2023-07-13 00 29 25) 名前 コメント