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力ノンノ 「カ」ノンノではなく「力」ノンノである。 ちなみにカノンノは実在するまったく無関係の人なのでまちがってwisしないように。 その間違いを犯すことはカノンノさんに迷惑であり、なおかつ力ノンノさんにも迷惑である。 カノンノさんと力ノンノさんが過去に邂逅した事があるのかという質問がごく稀にあるが、 カノンノさんは力ノンノさんがキャラメイクするまえにすでに存在していた方で、 どっかのバカが一度wisしたときに反応がなかったため引退している可能性もある。 しかしこれ以上の深入りは禁物。というより執筆者がどっちがどっちかわからなくなったのでこの辺で勘弁してほしい。 ちなみになぜ「力」なのか。 前述のようにすでに「カ」で存在していたからというちゃちな理由ではない。 力ノンノさんは実はもうすぐノーベル物理学賞をとるんじゃないかとうわさされるほどの天才で、 その力ノンノさんによると力とは 自由物体に加速度を与え、あるいは固定物体に応力を与えるもととなる作用因子である。このときの加速度と力の比例係数として質量(慣性質量)という概念が導入される。 力とは物体(あるいは場)の間で行われる相互の運動量の交換を示すものであり、ベクトル量である。力の時間による積分(力積)は物体の運動量の変化量に等しい。つまり、運動が変化することと力が作用することとは等価である。 とかなんとか言っていたが脳みそのキャパが足りない筆者にはこれ以上わからなかった。 次にになぜ「ノンノ」なのか。 そんなこと訊くのはノンノンノン♪ なんちゃて(ハート 「カノンノと力ノンノって紛らわしいんじゃボケー」というゴミクズ野郎の発言を機に別キャラを作成する。詳しくはゆさち参照 現在ほぼ移行が終了しており力ノンノに会うことは僥倖というものだ。
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単位:【大剣翻す剣士】 属性:水 武器:大剣 :SSR 術・技名 リキャスト 範囲 備考 通常攻撃 旋桜花 単体 術技1 桜牙爆砕斬 単体 術技2 アンチェインド・ノート 全体 秘奥義 単位:【バカンスサマー】 属性:風 武器:大剣 :SSR 術・技名 リキャスト 範囲 備考 通常攻撃 獅子天吼弾 単体 術技1 ファーストエイド 単体 術技2 ヴォルテクス・ノート? 全体 秘奥義
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術・技名 分類 備考 (技名無し) 特技 勢いをつけて武器を振り回し敵を攻撃する特技。後の旋桜花 (技名無し) 特技 大地に衝撃を与え多数の岩片を吹き飛ばす特技。後の爆砕斬 アクアスパイク 初級術 高速回転させ圧縮した水を発射する術推定詠唱時間:110F(約1.83秒) エアスラスト 中級術 敵の周囲に風の刃を発生させ触れる者を切り刻む術推定詠唱時間:220F(約3.67秒) バーンストライク 中級術 火炎弾を降らす容易に回避可能 (技名無し) 奥義 旋桜花と獅子戦吼を組合わせた奥義。締めに衝撃波が出る後の獅子天吼弾(衝撃波は受け継がれず) エンシェントノヴァ 上級術 古代より伝えられし浄化の炎を呼び起こす術推定詠唱時間:500F(約8.33秒)
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術・技名 分類 武器・魔鏡 備考 空蓮華 術技 ブリーズソード 灼砕斬 術技 ストーンブレイド 本作で新たに習得 ファーストエイド 術技 トゥーハンドソード 虎牙秋撃 術技 ウォーブレード 本作で新たに習得 フラッシュティア 術技 フェアリーソード 空蓮双旋華 術技 ガストソード 裂壊桜 鏡装 輝き奏でて グラスバレー 本作で新たに習得秘技→裂壊天蓮華 グランヴァニッシュ 鏡装 月下吹鳴 グラスバレー 本作で新たに習得秘技→ヴァニッシュブレイク 獅子吼秋撃 裏鏡装 記憶を描く少女 グラスバレー 本作で新たに習得秘技→獅吼烈秋牙 インブレイスエンド BST鏡装 観月謡唱 グラスバレー 秘技→インブレイスエターナル 秋沙雨・紅葉 報酬魔鏡 ルミナシアの少女 紅翼秋昴流 通常魔鏡 世界樹の声 チェインド・ギフト 季節魔鏡 三人でチョコ作り! レディアント・ギャザリング 決戦魔鏡 届けたい想い アンチェインド・リゾネイト CO魔鏡 魂の共鳴 +ラザリス 秋百合・二重 CO魔鏡 白熱の実況!からの……? +オリエ カラドボルグ 霊装魔鏡 地の情景を擁する者
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術・技名 分類 備考 旋桜花 特技 勢いをつけて武器を振り回し敵を攻撃する特技。大きい敵じゃないとコンボが繋がり難い。終わり際に隙あり。3ヒット目は当たり判定が狭く、一部の敵は壁際に追い詰めないと3ヒットしない。そのため、×にした方がNPC時に安定してコンボを決めてくれる。 爆砕斬 特技 大地に衝撃を与え多数の岩片を吹き飛ばす特技。近距離だと基本3ヒットだが敵のサイズ次第で1~5ヒットに変動する。コンボはできないが遠距離だと4~5ヒットし易く最大6ヒット。目の前の空中に当たり判定がないので通常攻撃で、地面に叩き落せない常時浮遊の敵には近距離だと当たらない。通常攻撃から繋げると出が早くなる。多段ヒットが早く、両手剣の仰け反り耐性破壊で鋼体を削り易い。 獅子戦吼 秘技 闘気を敵に叩きつけ吹き飛ばす秘技。発生が早く、モーションが飛び膝蹴り。ダウン効果。また、バルバトスに対してのみ連打するだけでコンボが繋がる。 桜牙爆砕斬 奥義 旋桜花と爆砕斬を組合わせた奥義。旋桜花部分がヒットしないと爆砕斬に繋がらない。爆砕斬部分は敵のサイズ次第で最大6ヒットする。旋桜花、爆砕斬部分が特技版より当たり易くなっている。 獅子天吼弾 奥義 旋桜花と獅子戦吼を組合わせた奥義。獅子戦吼と違い、ダウンしない。終わり際に隙あり。4ヒット目は当たり判定が狭く、一部の敵は壁際に追い詰めないと4ヒットしない。そのため、封印推奨。 ファーストエイド 治癒術 味方単体:最大HPの25%回復推定詠唱時間:110F(約1.83秒) リカバー 治癒術 味方単体:状態異常を解除する推定詠唱時間:110F(約1.83秒) ストーンブラスト 初級術 対象となる敵の周囲から石つぶてを湧き出させる術推定詠唱時間:110F(約1.83秒) ファイアボール 初級術 対象となる敵に向かって火炎弾を発する術推定詠唱時間:110F(約1.83秒) アクアスパイク 初級術 高速回転させ圧縮した水を発射する術推定詠唱時間:110F(約1.83秒) エアスラスト 中級術 敵の周囲に風の刃を発生させ触れる者を切り刻む術ヒット数が多く、両手剣の仰け反り耐性破壊が、攻撃術にも有効なので鋼体を削り易い。推定詠唱時間:220F(約3.67秒) ヒール 治癒術 味方単体:最大HPの50%回復推定詠唱時間:220F(約3.67秒) キュア 治癒術 味方単体:最大HPの75%回復推定詠唱時間:220F(約3.67秒) エンシェントノヴァ 上級術 古代より伝えられし浄化の炎を呼び起こす術単体のみ4ヒット、最後の1ヒットは小範囲攻撃+ダウン効果。威力は高いが範囲が狭く、詠唱も長いので使い難い。推定詠唱時間:500F(約8.33秒) アンチェインド・ノート 秘奥義 ラヴ・ビート、自身の周囲の敵に大ダメージを与える。詠唱に使う術の消費TP(最小5)を確保してないと発動できないが、詠唱から即発動し巻き込んだ敵に必ずフルヒットする。術攻撃力依存、小範囲攻撃。
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術・技名 分類 備考 旋桜花 特技 勢いをつけて武器を振り回し敵を攻撃する特技3ヒット目が当たりやすくなった 爆砕斬 特技 大地に衝撃を与え多数の岩片を吹き飛ばす特技 獅子戦吼 秘技 闘気を敵に叩きつけ吹き飛ばす秘技ぶっ飛ぶ距離が多くなり硬直が長くなったためお手玉コンボは消滅 桜牙爆砕斬 奥義 旋桜花と爆砕斬を組合わせた奥義硬直が短くなった 獅子天吼弾 奥義 旋桜花と獅子戦吼を組合わせた奥義4ヒット目が当たりやすくなった ファーストエイド 治癒術 対象となる味方一人のHPを少し回復する術 リカバー 治癒術 味方単体:対象となる味方一人の状態異常を回復させる術 ストーンブラスト 初級術 対象となる敵の周囲から石つぶてを湧き出させる術 ファイアボール 初級術 対象となる敵に向かって火炎弾を発する術 アクアスパイク 初級術 高速回転させ圧縮した水を発射する術 ヒール 治癒術 対象となる味方一人のHPを中程度回復させる術 エアスラスト 中級術 敵の周囲に風の刃を発生させ触れる者を切り刻む術 キュア 治癒術 対象となる味方一人のHPを大幅に回復する術ヒールと詠唱時間が同じ エンシェントノヴァ 上級術 古代より伝えられし浄化の炎を呼び起こす術 アンチェインド・ノート 秘奥義 ラヴ・ビート、自身の周囲の敵に大ダメージを与える術攻撃力依存、小範囲攻撃。
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パスカ +目次 パスカ登場作品TOWレディアントマイソロジー シリーズ レイズ 関連リンク関連項目 類似項目 被リンクページ 登場作品 TOWレディアントマイソロジー シリーズ パスカ・カノンノの故郷であり、ディセンダーとして生まれ、守ろうとした世界。 ニアタもこの世界の出身者である。 太陽がなく、月や飴細工のような花(ユナナテの花)・虫が自ら光を放つ。 種族は人間を含めた5つの種族が存在する。 テレジアによる再生後の新生パスカも上記の特徴を引き継いでいる。 パスカ・カノンノがルミナシアに召喚された時期は第四樹暦五十八年。 お金がない生活の仕方を取っている。 パスカ・カノンノ誕生以前の事は不明。ただしRM1のスキットでカノンノが「世界を生み出したかったな」という要旨の発言があるので、まだ一度も世界樹は種子を生み出していないのかもしれない。 パスカ・カノンノ誕生。この頃はまだ12人の人だったニアタは世界樹の麓でパスカ・カノンノの誕生を祝う。後にパスカ・カノンノはよりよい実りをもたらす為に幾度も目覚める。 ニアタはパスカとそのディセンダーを見届ける為に精神集合体となる。 パスカの民がマナを無作為に使い続けた為にマナが重く、硬い歪な形になってしまい、それで世界樹に還元されなくなり世界樹の根元に粗悪なマナが詰まった為に新しいマナを生み出せなくなった。そのために純粋なマナを求め人々が争いを始める。 人間たちは純粋なマナを独占する為に他種族からマナを奪い、滅ぼしにかかった。 パスカ・カノンノと他種族は武力を使わず、人間たちの考えを変える為に奔走する。 しかし、人間たちは考えを改めず、今度はパスカ・カノンノをコントロールしようとした。そして毒の熱線で他種族を攻撃しパスカ・カノンノの目の前で次々滅亡させた。 その光景に恐怖にとりつかれたパスカ・カノンノは自らの力で人間を一掃したが、それによって世界のバランスが崩れ、マナを失い滅亡の危機に瀕したが、もはや世界樹、パスカ・カノンノにも人間を再び生み出す力はなかった。 直後ウィダーシンがパスカへ来て、パスカ・カノンノにギルガリム再生に協力してくれるならばパスカも再生させるという提案を受け、ギルガリムにパスカを捕食させ、パスカ・カノンノはウィダーシンとともにマナを求めて他世界をギルガリムに捕食させていく。 しかし、パスカ・カノンノはテレジア侵食の際にパスカ再生の約束が空約束である事を知り、テレジアのディセンダーと協力し、ギルガリムを倒す事を決意する。 その後テレジアのディセンダーによりギルガリムから種子となって解放され、パスカ・カノンノはパスカの種子を再生させた。 新生パスカでも争いは起こることはあったが、パスカ・カノンノは恐怖にとりつかれる事もなくそれを治め続けた。 旧パスカでは叶わなかった世界樹の種子の誕生も成し遂げた。その種子の内の一つがRM2の舞台となるグラニデ。 新生パスカが七度目の世界樹の種子を生んだ後、寿命を迎え、滅びた。 ニアタはパスカの因子を受け継ぐカノンノを探す為に他世界へ移動した。 ディセンダーであるパスカ・カノンノはパスカと運命を共にし、「次は普通の女の子として生まれたい」という願いとともに消滅する。 ▲ レイズ P・カノンノの話の中で名前のみ登場。ミリーナに自身も世界を滅ぼした過去があることを教える。 ▲ 関連リンク 関連項目 グラニデ ルミナシア ▲ 類似項目 ▲ 被リンクページ +被リンクページ キャラクター:カノンノ・グラスバレー 設定:TOWレディアントマイソロジー 設定:は行 設定:グラニデ ▲
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kanonno TOWレディアントマイソロジー カノンノのテーマ曲。後のシリーズのカノンノのテーマにもアレンジ版で使用されている。 TOWレディアントマイソロジー2 2でのカノンノのテーマにアレンジされて使われている。 TOWレディアントマイソロジー3 3でもカノンノのテーマにアレンジされて使われている。 オリジナルカノンノのテーマである「Her origin」にもアレンジされて使用。 関連リンク
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ノンノ 名前:Nonno デビュー:『月と少年』(2011年) 概要 月の上で光る星を掃除し、月の満ち欠けを表現するという特別な家業を持つ一家の祖父。 パパの父親であり、バンビーノの祖父。パパとは仕事への取り組み方が異なる。 ノンノはイタリア語で祖父の意。 エピソード 月と少年 パパとノンノはバンビーノを連れて水平線までやってきた。月に登ったバンビーノは星の掃除を始めるが、パパとノンノの言い分が食い違い戸惑う。最終的にバンビーノは自分なりのやり方を見つけ、見事に仕事を終える。 登場作品 2010年代 2011年 月と少年 声 フィル・シェリダン(2011年)
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あらすじ4 あらすじ43ページ目へ あらすじ61 黄泉の国へ続く門 あらすじ62 アニスの捜索 あらすじ63 カノンノの小さな灯り あらすじ64 穢れ流しの場へ走れ あらすじ65 痛み あらすじ66 闇を超えて あらすじ67 精霊界への道を開け あらすじ68 あなたの輝き あらすじ69 ゲーデのもとへ あらすじ70 負の巣 あらすじ71 一緒に輝こう 3ページ目へ あらすじ61 黄泉の国へ続く門 二つ目のアンテナが完成した。 セルシウスの話によれば、次に設置するのは 獄門洞になるらしい。 獄門洞には、死者の魂が転生の時を待つという 黄泉の国へ続く門があり、太古にはそこでも 「穢れ流し」は行われ、人間の世界から 精霊の世界への接点は非常に近いという。 主人公は、ニアタとヴェイグを伴って、 次なるアンテナ設置の準備を始めた。 主人公達が、獄門洞の奥深くを目指す。 生暖かく、懐かしい匂いの風に誘われるように 進むと、突然光溢れる場所へと出た。 閉ざされた洞穴の中、地底湖に夕陽が見える。 だが、それこそが黄泉の国の明かりだった。 人間と、人間ならざるモノとの世界の境にある その門が、地底湖の湖畔に立っている。 アンテナを置こうと門に近づくと、魔物が現れた。 速やかに魔物を一掃し、アンテナを設置すると 主人公とヴェイグは、早々に帰還を始める。 ここは、生きた人間が来る場所ではないと、 畏敬の思いがあったのだ。 ニアタだけが、自らの死を遠く思い、いつまでも 光る湖面を見つめていた。 そして、船へ戻ろうとしたその時、 声がニアタを呼んだ。 声は、ニアタが仕えたパスカのディセンダー、 パスカ・カノンノだった。 彼女は、パスカより受け継がれた「記憶」として 現れたのだ。 カノンノは、パスカの子孫たる世界の存在や、 グラニデが負を越える事を伝える。 何億年ぶりかの再会。 ほんの数分だったが、その言葉はニアタの抱える 辟易とした生の思いを、一気に埋めるものだった。 世界に刻まれるのは、負だけではない。 たくさんの喜びも刻まれている。 最後にカノンノは、そう言って、 別の世界での再会を願い、消えていった。 帰還し、医務室のカノンノを訪ねる。 目をつぶっていたが、眼球はアニスの姿を 探すように動いていた。 危険な状態だった。 パニールが、涙を溜めて心配そうに見つめる。 うっすらとカノンノがまぶたを開いた。 アニスの姿が見えたのだと言う。 パニールが、消え入りそうなカノンノの声を 聞きとる。 そして、皆に報告する為に部屋を出て行った。 あらすじ62 アニスの捜索 カノンノは、メスカル山脈にアニスの姿を 見たという。 ジェイドにも心当たりがあるらしい。 主人公とジェイドは支度を始め、 船はアニスがいるであろうメスカル山脈へと 航路を取った。 メスカル山脈に降り立つと、風に髪を暴れさせながら ジェイドが一点を見つめた。 この山脈を越えた先に、アニスの故郷があるという。 アニスは、家を嫌っていると言っているが、 やはり親が恋しくなったのだろう。 まだ、アニスは幼い。 優秀な人形士とはいえ、一人でこの山脈を越えるのは 危険だった。 強い風が吹く。 世界樹の負が、行き場を求めて暴れているようにも 聞こえる。 アニスは、自分の故郷へ続く国境付近で 見つかった。 アニスは、お人よしで優しいが故に、 家族を犠牲にしてしまう親に対して、 愛憎入り混じった想いを抱いていた。 親を憎む事で、寂しさを押し殺してきたのだ。 本当は、親に会いたいが、会えば傷つけてしまう だろうと葛藤し、この場に留まっていた。 アニスから負が顕現する。 負が囁く。 貧しくて苦しかった生活に巻き込まれていたのは、 愛されていないからだったと。 自分は必要の無い子どもだった。 絶望し、その場にうな垂れるアニスに向かって、 負が構える。 主人公は、アニスを励ましながら、 負にぶつかっていった。 ぬくもりに飢えていながら、傷つける。 主人公は、アニスの負をそんな風に 感じていた。 やがて、負が戦意を失い、本心を語り始めた。 本当は、両親を愛している事。 貧しい暮らしが辛かった事。 貧しさから目をそらす為に、親を憎む自分が 何より嫌いだった事。 アニスが、自分自身を許し、両親に甘えて 親の愛を素直に受け取ると誓う。 すると、負は安堵の表情を浮かべ、光となり、 アニスに溶けていった。 あらすじ63 カノンノの小さな灯り 再び船員は全員揃ったが、 カノンノの体調は相変わらずだった。 リフィルも休ませる他に手立ては無く、 マナを極限まで失った人体の変化に ショックを隠せないようだった。 ニアタが、カノンノの元へ行きたいと言う。 リフィルの勧めもあって、主人公は 医務室へ行く事にした。 カノンノは、身体を起こし、一生懸命 筆を走らせていた。 物語を書いていたのだという。 今、本当にやりたい事をやってると、 幸せそうに笑うカノンノ。 だが、時折、明減するその姿は、 マナの枯渇している状態を知らしめた。 心配し、休むように促すニアタ。 だが、カノンノは大丈夫だと微笑んだ。 カノンノは、主人公の話を 書くのだという。 ディセンダーの新しい話を書き終わるまで消えない。 もっと色んな事を書きたいから、絶対に消えない。 カノンノは強い意志をもって、 主人公にそう伝えた。 主人公は、 カノンノの言葉を受け止め、信じる事を伝えてから 今は休むようにと促した。 カノンノは、ちょっぴり残念そうな顔をして、 それからいたずらっぽく笑って、また横になった。 「大丈夫だよね、私」 カノンノは最後にそう言って、まぶたを閉じた。 あらすじ64 穢れ流しの場へ走れ 三つ目のアンテナが完成した。 主人公が設置を引き受ける。 設置場所は、ガレット森林区「穢れ流しの場」。 ガレットの民とセルシウスが、負を世界樹へ 送り流していたという場所だ。 今回は、セルシウス、そしてカノンノが 同行するという。 今の容体ではとても無理だと、チャットも 止めたが、カノンノの覚悟の気迫に押されて 仕舞いには許可してしまったらしい。 パニールもニアタも、カノンノの揺るがない意を 汲んで、送り出すのだという。 時々カノンノの方を振り返りながら、 主人公は走った。 目は生き生きとし、どんな戦いでも 後の無い最後の戦いとして、 誠意を込めてぶつかっていく。 そんなカノンノに、ニアタはディセンダーと 同じ眼差しを見ていた。 一方、ゲーデもガレットの森の中を彷徨っていた。 姿の無い負の眷属を率い、誘われたように、 穢れ流しの場へ来てしまったのだ。 世界樹へ続く、その道を見つめるゲーデ。 戻りたくはない。 なのに、妙な回帰願望が頭をもたげる。 ゲーデから眷属が離れ、世界樹へ続く道を目指す。 それらは、負で居続ける事に苦痛を感じ、 還る場所を探していたのだ。 裏切られた思いでゲーデが激昂し、自らの身体に 眷属達を取り込む。 だが、負を取り込むたびにゲーデは激しい痛みを 感じていた。 強くなる程、痛みも、苦しみも増していく。 ゲーデはいつしか、自分の場所を探していた。 あらすじ65 痛み 主人公達が氷の滝へ辿りついた時、 ゲーデは、主人公を見ると、 虚勢を張り、悪態をつき始める。 この世界を負で埋め尽くし、全てを無に還す。 世界も、人間達も、世界樹も。 自分だけ消えてたまるものかと、ゲーデは吠えた。 ゲーデは、世界樹の中で作られ、 消える事を繰り返すだけの運命である。 負を生み出す人間が存在する以上、 それは永劫に続く事かもしれない。 だが、カノンノは、人は負を変えていく事が 出来るとゲーデに説いた。 負を受け止め、超えていったビクター、 クロエやファラ、そしてアニスのように ゲーデも変われると教えたかったのだ。 だが、ゲーデは、自分はヒトとは違うと、 自らが変わる可能性を否定した。 ゲーデが、自らの中にあった負を カノンノに浴びせる。 カノンノが幼い頃に抱いた負である怒り、寂しさ、 不安が沸き上がり、彼女の心を蝕もうとした。 カノンノの身体が明滅する。 生命維持に限界が訪れたのだ。 激しい痛みが、カノンノの身体を襲う。 しかし、カノンノは分かち合うようにして、 ゲーデの負を受け止める。 ゲーデが、ひどく動揺した。 虚勢が剥がされていく恐怖。 ゲーデは、声をうわずらせて、これ以上 心を見透かされまいと姿を消した。 主人公は、ゲーデの変化を感じていた。 初めて会った時の様に、やみくもに攻撃しなかった。 ゲーデは苦しみ、何かを求めている。 負に、身体を蝕まれるままにしているカノンノ。 皆が気づかうが、カノンノは覚悟を決めた目で 大丈夫だとかえす。 心配だったが、主人公は カノンノの覚悟を信頼した。 あらすじ66 闇を超えて 穢れ流しの場に着き、速やかにアンテナを 組み立てた。 何より、カノンノ容体が心配だった。 カノンノは、自分の中の負を喚起させているのは、 ゲーデの孤独、渇き、焦燥なのだと理解した。 これがゲーデの抱える痛みなのだと思うと、 カノンノは居ても立ってもいられなくなった。 色々な負が一度に押し寄せて、 どうしていいかわからなかった。 だから、何かにぶつけるしかなかった。 だが、そのたびに悪循環を生んでしまい、 苦しさから逃れる事が出来なかった…。 そのゲーデの苦しみをカノンノは受け止め、 心を開いて負の感情を味わい尽くす。 すると、カノンノの体が光りだした。 天を仰ぎ、歓喜の表情を浮かべる。 カノンノが抱えた負が、マナに生まれ変わったのだ。 驚く主人公達。 だが、一番驚いたのはカノンノだった。 負も変わりたがっている。 そして、変わる事が出来る。 それは大きな気付きだった。 負は無には還らない。 世界樹は母たる存在として、負をも抱き、 新しい可能性とする為にマナへと 変えているのだろう。 負を絶対に拒まず、一身に受け、抱えながら 全てを受け入れようとする世界樹。 人間にどんな愚かな時があろうとも、 罰を与えたりせずに、全ての可能性を 見守ってくれる。 人間達が、負と向きあって越えていくのを、 信じてくれている。 カノンノは、世界樹の無償の愛に守られて いる事を感じて、涙を流した。 マナが枯渇していたカノンノの身体が、 みるみるマナで満たされていく。 パニールやニアタ、今まで出会った全ての者達、 そして何より、主人公が 輝いていた事にカノンノは感謝せずには いられなかった。 あらすじ67 精霊界への道を開け 帰還すると、たくさんの拍手に出迎えられた。 皆が、主人公を賞賛する。 不可能だと思われた事は、ほとんど 主人公の手で解説してきたのだ。 主人公は、少し戸惑った。 大した事はしていない。 ただ、やりたい事をやってきただけだった。 鳴り止まない拍手の中で、仲間の顔を 一人一人見る。 そして、主人公は気がついた。 記憶を持たなかった自分が、いつしか思い出を 手に入れていた事に。 そして、主人公は 共に思い出を紡いだ人達からの祝福を受け止め、 また一つ、自分の記憶に刻んだ。 これから、船は世界樹の元へ向かう。 アドリビトムによる、穢れ流しが始まるのだ。 ジェイドの号令と共に、皆甲板に集まった。 ハロルドが、精霊界と人間界とのチューニングを あわせる。 そして、セルシウスをはじめとするグラニデ中の 精霊が、負を精霊界へと流し始めた。 世界樹上空に出来た精霊界の道へ、 次々に流れていく負。 一同がその様子を見守っている中、徐々に負の流れの 勢いが落ちてくる。 精霊界への道が、負で詰まり始めたのだ。 上空から声が響いた。 ゲーデだ。 精霊界へ続く道の途中で、ゲーデが流されまいと 踏みとどまっている。 負は道を完全に塞いで凝り固まり、異様な空間を 形成していった。 ゲーデが忌々しく、グラニデの全てのものに 怨恨の言葉を投げかける。 皆は、負を流す手段を断たれ落胆の表情を浮かべた。 だが、ハロルドとリフィルはこの新たな困難に 楯付くように啖呵を切った。 まだ、あきらめるには早すぎる。 主人公も、そのつもりだった。 世界樹上空に形成された空間は、 ネガティブ・ネストと称された。 ゲーデが、精霊界への道を塞いでいるのであれば、 ゲーデ自体を除かなくてはならない。 これが学者達が出した答えだった。 だが、バンエルティア号に、遥か上空にある ネガティブ・ネストまで達する航行性能は無かった。 新たな壁に思い悩むリフィル。 すると、ニアタが頼もしい声で 一つの提案をした。 ニアタは、バンエルティア号と同じ仕組みを持つ 船があった世界も行った事があり、 ネガティブ・ネストへ届くよう、 改良は可能だと言う。 また一つ、バンエルティア号の伝説を 証明出来ると驚喜するチャット。 ニアタの知恵を借り、船員達は早速 改造に取り組み始めた。 あらすじ68 あなたの輝き 改造作業の音が止み、突然足元にぐらつきを 感じた。 一度大きく船が揺れたが、すぐに安定を取り戻す。 ジェイドがやって来て、 船の改造が終了した事を告げた。 船は今、飛行テスト中で、高度50メートルで 滞空しているらしい。 いよいよ、ネガティブ・ネストへ向かう時が 来たのである。 機関室へ向かうと、カノンノがいた。 カノンノが尋ねる。 世界が平穏を取り戻せば、 いなくなってしまうのかと。 主人公は、何も答えられず下を向いた。 困らせてしまったと、謝るカノンノ。 カノンノは、主人公の輝きを、 色んな人に伝えたいと言う。 その為にディセンダーの話を書いているのだと。 みんなが、輝いて みんながディセンダーに なれるように。 それは、カノンノの願いだった。 あらすじ69 ゲーデのもとへ 再び負が流れるように、ネガティブ・ネストを 叩く。 それが、主人公の 恐らく最後の仕事となるはずだ。 船での生活も。 だが、チャットは主人公に 戻って来いと言う。 主人公が請け負うべき仕事は、 まだ山のようにあると、そでにすがるように 訴えた。 それから、取り乱してしまったのを 自制するように顔をそむけ、 アドリビトムのリーダーとして毅然と 主人公を送り出した。 船が高度を上げ、ネガティブ・ネストに届いた。 グラニデに刻まれていた負で構成されたその空間に、 主人公が足を踏み入れる。 付き合うと、ニアタが後を追ってきた。 ゲーデがいるであろう、その空間の奥をしばらく 見据えて、主人公は歩き出した。 あらすじ70 負の巣 怒り、妬み、悲しみ、不安、焦燥、後悔、 罪悪感、虚しさ…。 あらゆる負の嘆きが聞こえるようだった。 ただ、主人公はわかっていた。 それら負は越えて、変えていけるものだと。 奥には、朦朧とした様子でゲーデが立っていた。 自暴自棄になりながら、主人公の 進撃を待つ。 ゲーデの全てを拒むような攻撃。 だが、主人公は ぶつかる所がなければ、自分にぶつければいいと ゲーデを受け入れる為に戦った。 主人公が、輝いた。 心に届かせる為の、一撃。 耳をつんざくような悲鳴と共に、 ゲーデが弾き飛ばされた。 身を縮めて、怯えるゲーデ。 ひどく惨めで小さく、こんなにも弱く脆い表情を 持っていたのかと、憐れみを誘う姿だった。 そして、自ら抱える負に苦しみもがいた。 もはや、何を憎み、何を嘆き、何に恐怖しているのか ゲーデはわからなくなっていた。 強烈な負による痛みと、暴走する心。 やがて、ゲーデから黒い光が発せられ、 その身体を丸く覆った。 ゲーデが心を閉じ、姿が変容し始める。 ニアタが言う。 ゲーデの変容したその姿は、「無関心」。 無関心は何ものも拒み、永遠の停滞を招く。 変化も無く、前進も滅びも無い。 負よりも厄介なものなのだ。 ニアタが主人公の告げる。 この世に「無」などない。 ゲーデがどんなに立ち止まろうと、 その心を突き動かしてやれと。 ゲーデに自分自身を思い出させ、 自分自身を受け入れさせる事。 それが主人公の戦いだった。 主人公が、ゲーデの名を叫び、 突き進んだ。 どう、ゲーデにぶつかったかは覚えていない。 その瞬間瞬間しか見なかった。 過ぎた事、先の事はどうでも良かった。 そして、お互いが最も近づき、触れたのを 感じた時だった。 気がつくと、主人公は ゲーデと組み合ったままになっていた。 もう、抵抗するような力は感じなかった。 赤ん坊が親を求めてすがる時の様に、 ゲーデはその手を握り返してきた。 負が流れ始める。 精霊界へ、再び負が流れ始めたのだ。 ついにはゲーデの身体も拡散し、 精霊界へと流れていった。 その流れの先を見つめる主人公。 そして、自分もゆっくりと 精霊界への道を歩いていった。 あらすじ71 一緒に輝こう 主人公を残し、船が離脱する。 皆が、甲板から消失していくネガティブ・ネストを 見つめていた。 だが、誰一人悲壮な顔はしなかった。 主人公は必ず戻る。 当たり前のように、皆はそう信じていた。 やがて、世界に蔓延していた負も流れきり、 精霊界への道は閉じていった。 主人公は一人、精霊界への道…、 世界中の内部へと落ちていった。 暗く、静かで、胎内の様な暖かな世界だった。 目を閉じ、自分が帰るべき世界へ落ちていく。 その落ちていく先に、弱々しく鈍い光を感じた。 ゲーデの光だ。 光は、かすかに息をするように明滅している。 小さくとも、生きたいという意思、 そして愛おしさを感じた。 主人公が、光に手を伸ばす。 一緒に輝こう。 一緒に手をつないで行こう。 そっと両手にすくい、光を自分の胸に抱きこんだ。 すると、ゲーデの光はあらゆる方向へ射し出し、 光彩を放ち始める。 無限とも思われるその空間は、光で満たされていった。 バンエルティア号、甲板。 皆が空を見上げていると、空から光の粒子が 降り注いできた。 不思議な光景に、皆が目を見張る。 世界中がマナを生み出し、潤沢に世界へ 溢れさせている。 ゲーデがマナとなり、新しい可能性となって 生まれ変わったのだ。 世界が瞬く間にマナで満たされていく。 新しく生きようとする大地と、降り注ぐマナを 皆はいつまでも見つめていた。 そして、アドリビトムのメンバーのほとんども、 故郷を立て直す為に船を降りていった。 一ヶ月後。 両親の墓参りをする為に旅に出ていたカノンノが、 船へ戻って来た。 再会を喜び、抱き合うカノンノとパニール。 この一月の間に、パニールがあのジャニスと 結婚したのだという。 その為か、パニールの顔には活気が溢れ 以前よりも若返ったようだった。 マナに代わる新しいエネルギーも もうすぐジャニスの手により完成するという。 ふと、気付いたようにカノンノが 主人公の帰りを尋ねる。 しかし、やはり戻ってきてはいなかった。 カノンノが一冊の本を取り出し、パニールに手渡す。 それは、ディセンダーの新しい物語。 主人公の活躍を描いた物語だった。 書き終わって持ち込んだら、出版してもらえる事に なったという。 パニールは大層驚き、カノンノの夢が現実に なった事をひどく喜んだ。 ページをめくり、主人公が この船に舞い降りた時を思い出す。 主人公に会いたい。 カノンノは、いつかまた会えるのを強く願って 物憂げに海を見つめた。 絶対にまた会える。 その日を信じて、 カノンノはパニールと船内へ歩き出した。 主人公が、 すぐ後ろに帰ってきた事も知らずに…。