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オルフェウス ランク ★3 レベル 1 MAX(40) Aスキル 竪琴の音色(25) 進 化 素 材 ― コスト 8 HP 685 ― Lスキル なし ― タイプ 神話 攻撃力 323 ― ショット性能 貫通する木属性魔法弾 ― クラス 魔術師 回復力 169 ― 進化元 なし ― No.145 属性 木 EXP ― 進化先 癒しの奏者・オルフェウス ― 編集 入手方法 ミッション達成報酬 売却価格 ― 個別データ セリフ 私の竪琴でお助けします~♪音楽でみんな幸せ~♪ ―
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白翼のオルフェウス 13580030500025.jpg Level 攻撃力 防御力 1 150 3216 5844 名前 コメント
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No.4026 オルフェウス 前のサーヴァント:ダヴィンチちゃん(男) 次のサーヴァント:ボーディダルマ データ 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:キャスター ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓ 【真名】:オルフェウス 【属性】:秩序・中庸 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓ 【筋】:E(10) 【耐】:D(20) 【敏】:C(30) 【魔】:A(50) 【幸運】:B(40) 【宝】:A ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ |\ |. . . \ 、 __ |. . \. . > 、_ \> .._ |. . . . . \. . . . . . >ー . . . . ミ .、 |. . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . . . . . . . . \_ _ |. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ミ .、 ∧ Ⅶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ .∧ =∧zzzマ 、 __ Ⅵ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . N . | ニ∧zzzマ、\ ̄ ̄\. . . . . . .\<._ . . . . . . `ヽ. . . . \. . . . . . . | . ! ニ=∧zzzマ \_. . . . . . . . . . . . \ ` <. . . . . ヽ. .}. . \. . . . . ./ ニニ∧_ /. . . . . . . . . . .ト、ト\ 斗-<У. . . . . Y ∨\ ニニニ==i /. . . . . . . . . ト、. _|__` /〃Vソ¨`ヽ. . . . .V^ f⌒` ニニニ==∧ ′. . . . .ト、. .!'´斗- 、zzzzゝ___㌻ .Y. . . レ | \>' ´ ∧ i. イ. . . . | . 寸 . i. Vソ〉) |. . . リ_ 八 Vニニニ∧、_|/.}. . . . . . . .z≠ゝ._ ノ ヽ ^ |.イ. . | `ヽ Vニニニ∧__).八. . . . . . . .ヽ -‐7 .И . . .| i⌒ヽニニ∧___) _\. . . . . . . 、 ー ´ / / .|. . ./ . リ Vニ=∧ Y }\. . . . . 〉^Y ` ー ‐ ´ / |Ⅵ / )===二l |{ \/ .|. ′ |_ / ′ \_ゝ .〉 ./ .ト ――‐ ´ |\ \ / 」__ |ヽ . |^\\ . \ -テ―‐‐.┘‐亠 、`ヽ .|く 八 \ ≧=‐- _ \ リ `ヽ ヽ \\ . 〃 .i .\ \ . \イ \ \\ l .| ,/ >_ ¨´ \ `. . \ヽ l ′/ / `ヽ 、 \ i ヽ} l_ -‐ / <´ .\ ∨ / / 八 \ ,//, / 、 \ ∨.// // く ` \ f´ / / / ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 ◆道具作成:C 魔術的な道具を作成する技能。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【保有スキル】 ◆戦闘続行:B 往生際が悪く、そう簡単にはくたばらない。 冥界からの帰還や、首だけになっても歌い続けた逸話に由来する。 ◆神性:B 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。 文芸の女神カリオペの息子であり、竪琴の神でもあるアポロンを名義上の父親にもつ。 ◆竪琴の演奏:A 歌にあわせて竪琴を奏でることで聞く者の心に強く働きかけることが可能。 曲によって心を和らげ落ちつかせる、共感を呼ぶなど様々な効果を発揮する。 彼の歌による嘆願は冥界の神々ですら断ることが出来なかった。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ◆『万響天琴(エモーション・ライラ)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:100 竪琴の神でもあるアポロンから贈られた竪琴。キャスターの死後はこと座として天に上った。 音楽や歌をあらゆるものに伝え、聞かせる効果を持つ。 言葉を持たぬ動植物は勿論、岩石や天候など非生物に対してすら音色を響かせる。 しかし、それらに影響を与えられるかは使い手の技量に依存するため、 キャスターが演奏し歌声と調和させることで初めて真価を発揮する。 彼に投じられた攻撃すら到達する前にうっとりとして勢いを失うため、 飛び道具ならば彼に届くことは通常起こりえない。 また、動植物に対しては演奏を介してCランク相当の動物使役スキルとしても使用可能。 なお人間など言葉を持つ相手に対しては美しい音色の竪琴に過ぎないが、 彼の腕前を余さず引き出せるという意味では重要である。 ◆『還るべき魂の経路(ゲート・オブ・ステュクス)』 ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:1~30 最大補足:─ 素晴らしい歌によって生きたまま現世と冥界を往還した逸話、その旅路が宝具となったもの。 竪琴の演奏を介し、冥界へと繋がるゲートを作り出す大魔術。 このゲートを介して生者が冥界に入る事も、死者や冥界の存在が冥界から出ることも出来ない。 生者は現世、死者は冥界に存在するのが原則なためである。 逆に言えば、現世にとどまる死者・霊的存在などは現世と冥界のいずれにとってもイレギュラー。 そのため、このゲートによって冥界への道が開かれている間、 本来冥界に存在すべき死者や霊的存在は現世からの斥力と冥界からの引力によってゲートに吸い込まれていく。 マスターを依り代とし魔力によって現世に留まるサーヴァントは、これに抗うため大量の魔力を必要とし続ける。 キャスター自身もこの効果から逃れる事は出来ない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【weapon】 ◆無し ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴】 ギリシャ神話に登場するトラキアの楽人であり、ギリシャ神話きっての竪琴の名手にして歌い手。 彼に関する最も有名な逸話は冥府下りであろう。 新婚早々命を落とした新妻エウリュディケを蘇らせるべく冥界へ行き、 ハデスに嘆願して妻を現世へ連れ帰る許可を得る。 その際、「地上に出るまで後ろを振り向いてはいけない」と条件を付けられたが、 後少しで地上というところまで来て後ろを振り返ってしまい、妻は帰らぬ人となってしまう。 それから三年後、狂った女たちによって殺され冥界で妻と再会を果たした。 また、彼の竪琴はこと座となったという。 簡単に書いたが、生きている人間が冥界へ入るのは容易なことではなく、 死者の蘇生を嘆願するなど無謀といっても過言ではない。 それでもその選択をしたのは偏に愛の深さゆえ。 そして彼は演奏と歌のみで無事ハデスの元まで辿り着き、現世へ連れ帰る許可をもぎ取ったのだ。 ハデスには死者の蘇生すら可能な名医アスクレピオスに関して、 「世界の秩序を乱す」としてゼウスに抗議し殺させる逸話も存在する。 そのハデスが感動し掟破りを認める程というのだから想像を絶する程素晴らしい歌だったのだろう。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【聖杯への願い】 彼は「愛する人を失いたくない・取り戻したい」という強い思いを触媒に召喚される。 聖杯への願いはないが、愛する人を取り戻そうとして失敗した彼は、マスターに同じ悲しみを味わわせないために戦う。 また、例え味方でなくても愛する人のため行動する者には手を貸そうとする。 その性質上、人殺しは基本的にNG。「その人を愛する誰かがいるかもしれない」と思うと目的と真逆になるため。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【性格】 温厚で平和主義。避けられる戦いは避けようとする。 音楽が大好き。状況に応じて勝手にBGMを流したり、非戦闘時の生活にも音楽で彩りを添えてくれる。 落ち着いた曲調や、悲劇的な物語の歌を特に好む傾向がある。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【備考】 ◆竪琴の演奏によって戦闘を避ける、あるいは戦意を削ぐ事で相手のステータスを下げ、 一つ目の宝具によって相手の飛び道具を無効化。 ◆戦闘続行も合わせて生存能力が高いサーヴァントというイメージです。 ただし、ただ生き延びれば良い状況で呼ばれる可能性は低いと思われます。 来歴から分かる通り、歌が通用しない程の精神汚染持ちに弱く、大きな音で歌や演奏の音をかき消されると無力です。 二つ目の宝具は死徒や御影、消費の大きいサーヴァントへのメタとして機能するといいなぁといった感じ。 ただ型月的に冥界がどういう扱いなのか自分にはよく分かっていない部分があります。 おかしい部分があれば宝具ごと削除して頂いても構いません。 【来歴についての捕捉・解釈の説明】 神話の登場人物なこともあり諸説ありすぎるため、オウィディウスの変身物語を中心に来歴を組みました。 ただ、細かい点まで書くと長すぎたので簡略化したものを上に載せ、データの最後にフルバージョンを載せています。 また、大まかな特徴を以下に記します。 変身物語を中心としたことによる大きな特徴としては、 ・オルペウスの歌が直接ハデスの心を動かした(歌に感動したプロセルピナの嘆願によってではない)こと。 ・死の経緯や原因(冥府下りの直後に自殺した、歌を歌わなくなったなど諸説ある)。 ・バッコスとの関係(バッコスが女たちを扇動しオルペウスを襲わせたとする説もある)。 が挙げられます。 逆に変身物語のみと比較した場合は ・竪琴について(後述)。 ・アルゴー船の冒険に関する逸話。 ・冥府を下る際にカロンやケルベロスと出会う逸話。 ・竪琴がこと座になった逸話。 ・その後レスボス島で与えた影響。 を追加しました。 オルペウスの持つ竪琴については諸説あります。 発明の神ヘルメスが亀の甲羅に糸を張って発明した最初の竪琴で、 この竪琴の力がオルペウスを素晴らしい楽人にしたという説もありました。 しかし変身物語では竪琴について言及されていません。 そこで、アポロンから贈られたとだけする説を採用し、岩石や植物に音楽を聞かせる部分を竪琴の能力(宝具)、 感動させるのはオルペウス自身の技量(スキル)としました。 そののため動物使役は宝具の効果としています。 ◆動物使役:C 音楽によって動植物の心を引きつけ、自らの心を伝えることが出来る。 強制的な使役ではなく、心動かされた動植物達が自発的に彼を助けようとするが、 演奏に聞き入っている間は我を忘れて無防備となってしまう。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴(フルバージョン)】 ギリシャ神話に登場するトラキアの楽人。 カリオペとオイアグロスの子であり、名義上の父アポロンから竪琴を貰い弾き方を教わった。 ヘラクレスらとともにアルゴー船の探検隊にも参加し、 竪琴と歌によって暴風雨を鎮めセイレーンの歌を打ち破った。 彼がエウリュディケと結婚したとき、 婚姻の神ヒュメナイオスは結婚式に現れたものの祝いの歌を歌わず、陰気な顔をしているばかりであった。 この不吉な前兆は間もなく現実のものとなる。 新婚早々エウリュディケが毒蛇に足首を噛まれて命を落としたのだ。 オルペウスは地上で大いに嘆き悲しんだ後、地下の亡者たちにも訴えかけてみようと考えた。 タイナロスにある下界への入口から冥界へと降りて行き、冥王ハデスと王妃プロセルピナの前へとまかり出た。 その道中、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の門などが行く手を阻んだが、竪琴の音を聞くと彼を通した。 「私は地獄を見るためにやってきたのではありません。妻のためなのです。 慌ただしく尽きたエウリュディケの運命の糸をどうか巻き戻してくださいますように。 死すべく生まれついた私達すべては、結局はあなた方の元へと帰るのです。ここが最後の家なのです。 私は彼女を返して欲しいと言っているのではありません。ただ、貸してもらえればいいのです。」 といった内容をうたい、言葉に合わせて竪琴の弦をかき鳴らすと、血の気の無い亡者たちももらい泣きした。 タンタロスも逃げていく水をとらえようとしなかったし、イクシーオーンの車輪も回転を止めた。 禿鷹たちもティテュオスの肝臓をついばむことをやめ、シーシュポスに至っては押し上げねばならぬ岩の上に座り込んでしまった。 復讐の女神たちも歌に感動して、初めて涙を流したという。 冥王も王妃もオルペウスの嘆願を断ることは出来ず、エウリュディケを呼び寄せた。 彼女は傷が障っていて足取りもたどたどしかったが、オルペウスは条件付きで彼女を連れ帰る許可を得る。 その条件とは、アウェルヌス湖の谷合を出るまでは後ろを振り返ってはならないというもの。 この禁を破れば折角の贈り物がふいになってしまう、と。 そうしてオルペウスは後ろを振り向かず、エウリュディケと共に地上へ続く険しい坂道をたどっていく。 しかし地表近くまで来たところで、妻の力が尽きはしないかと心配になってしまった。 そうなると無性に見たくなる。弱りきって足取りもただたどしい彼女の姿が頭から離れない。 妻を愛するあまり、とうとう彼は後ろを振り返ってしまった するとエウリュディケはずるずると後退した。互いに手を伸ばして掴もうとするが、手ごたえは無い。 こうして二度目の死に臨んでも彼女は夫への不平を何一つ口にしなかった。 夫がこれほど自分を愛していたということに不満などある筈もない。 ただ、夫の耳には届かない「さようなら」を言って再び冥界へと落ちて行った オルペウスはもう一度ハデスに嘆願しようとしたが、再び冥界に入ることは許されなかった。 七日間のあいだ座り込んで何も食べずに泣き続けたのち、下界の神は薄情だと嘆いて故郷へ引き上げた。 それから三年、オルペウスは他の女を愛することなく、丘の上で歌いながら過ごしていた。 多くの女たちが彼と結ばれようと熱をあげたが、例外なくはねつけられた。 周囲に青草が生えているだけの野原に彼が座って竪琴の試し弾きをすると、 たちまち木々が飛来して木陰を作り、鳥獣や岩石までもが歌を聴くために集まってくる。 この木々の中にはキュパリッソスやダプネーなど人間が変じたものの姿もあった。 彼がガニュメデス、ヒュアキントス、ピュグマリオン、アドーニスなどについての様々な物語を歌っている時のこと、 トラキアの心狂った女たちがオルペウスを見つけた。 女は、亡き妻以外の女に見向きもしないオルペウスを女性の侮辱者として非難し、石を投げ始めた。 その石は空中を飛んでいる間に歌声と竪琴との調和のよさにうっとりとなって、 このような凶暴な行いの許しを乞うかのようにオルペウスの足元に落ちた。 しかし女たちの攻撃は激しさを増していく。 あらゆる飛び道具がオルペウスの歌声によって無効化されていった。 が、狂乱した女たちの凄まじい叫び声や笛・太鼓などの後が竪琴の音をかき消した。 こうなると、もうオルペウスの歌も聞き取れない。石はもう止まらなかった。 最初に襲われたのは鳥獣たちだった。 まだ歌に夢中で我を忘れていた鳥獣たちは石を避けることも出来ず斃れていく。 女たちは石を投げるだけでなく、少し離れた場所にあった鍬や馬鍬(狂った女たちを見て逃げた農夫が置いて行ったもの)を拾うと、 直接彼を殺したのだ。 オルペウスは殺されるときも歌っていた。歌で相手を感動させることが出来なかったのはこれが初めてだったという。 彼の死を多くの鳥獣や岩石が悼んだ。 木々は、まるで頭を丸めて喪に服しているかのように葉を落とし、河川も自らの涙によって水嵩を増したという。 オルペウスの体はバラバラになり、頭と竪琴はヘブロスの河が受け取った。 河を流れている間に、竪琴は悲しげな響きをたて、オルペウスの舌も悲しげに歌う。 それらは海へと運ばれ、レスボス島のメテュムナの岸へと辿り着いた。 島人はオルペウスの死を深く悼み、墓を築いて葬った。 以来、レスボス島はオルペウスの加護によって多くの文人を輩出することとなったという。 また、彼の竪琴はその死を偲んだアポロンによって天に挙げられ、琴座となった。 だが、バッコスとしてはオルペウスに対する罪を放置してはおけなかった。 自分の祭儀をたたえてくれる楽人がいまくなったことを悲しんだ神は、 オルペウスを殺した女たちを木に変えた後、トラキアの土地さえ捨てたという。 一方、オルペウスの霊は再び地下へ下った。 以前に訪れた経験を生かして冥界を探し回り、エウリュディケと再会を果たす。 もう何の気兼ねもなく、愛するエウリュディケを振り返ることが出来るのだ。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【追加要素】 ・スレで使用する際に当該スレの 1が別途ねじ込んだ設定です。 キャスター、オルフェウスは『現実を知った理想』の象徴。 かつてエウリュディケが死ぬまでは、彼は理想しか知らない楽人だった。 冥土を渡ったとき、彼は現実に直面した。 それでも尚、彼は理想を信じずにはいられなかった。 少なくとも、表面的には。 ……しかし、現実は、理想に縋ろうとする彼の元に、 崩れ去れ、崩れ去れと訴えかけてくる。 最後、彼の歌が届かなかったのは 彼が、理想の限界を悟ってしまったから。 誰も傷つけず、誰も傷つかないまま、誰もが幸せになれる道など、ありはしないのだと。 そんな頼りない、仮初めの平和は…… ほんの僅かな、よくある小さな計算外によって、泡沫のように消えてしまう。 だが、彼は認めたくなかった。 自分が、理想なんてない、と認めてしまえば。 理想を謳った自分の歌は、そのとき、永遠に死んでしまう。 理想が無いと知っていても、現実しかないと知っていても、歌が理想でできている限り、 理想を唱えないわけにはいかないのだ。 理想を歌い、理想を貫き、理想のままに、望んだ結末を手に入れる。 『誰も殺さないまま』、聖杯を必ず、勝ち取ってみせる。 ――――それができてはじめて、色を失った自分の歌は、 本物の輝きを取り戻す。 彼はもう一度、本当の理想の世界を奏でることができるようになる。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 登場歴 七つの家で聖杯戦争・第四次(第三シリーズ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 【募集系】Fate/Something Order 1 2 たまには安価で聖杯戦争 たまには湖水で心の洗濯(未完) 1 2(~ 157) 3( 921~) 4 【FGO】幕間の物語【鯖鱒wiki】 (2071~2253) ◆iyJ02X80tgyM 短編 閻魔亭より、君にこの歌が届きますように( 639~982)
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オルフェウス最終計画 オルフェウス最終計画(-さいしゅうけいかく、the Orpheus Final Plan)は、軌跡シリーズ各作品において結社《身喰らう蛇》が進行している計画。 結社《身喰らう蛇》は本計画の遂行を目的として、その《盟主》によって結成され、ゼムリア大陸各地で活動している。 概要 七耀暦1202年に開始された本計画の第一段階《福音計画》より、結社《身喰らう蛇》の活動はゼムリア大陸各地で活発化した。 結社の存在は一般的には隠匿されているものの、計画の遂行おける重要な局面においては、公然と武力を用いた非合法活動を行う傾向にある。 現時点では計画は七の至宝の回収及びその行く末の観察などが確認されているが、計画の最終的な目的は未だ判然としていない。 第一段階《福音計画》 リベール王国の地に封印されていた空の至宝《輝く環》(オーリ・オール)の回収を目的とした計画。 使徒第三柱の《白面》ゲオルグ・ワイスマンによって主導された。 七耀暦1202年に開始され、1203年3月に完了。 空の軌跡FCとその続編である空の軌跡SCにおける結社《身喰らう蛇》の活動は、概ねこの《福音計画》に関連したものである。 時間凍結にとって空中都市《リベル=アーク》ごと封印されていた《輝く環》を現実世界へと出現させた事によって引き起こされた《導力停止現象》、同時期にリベール王国各地で発生した結社《身喰らう蛇》との武力衝突を併せて《リベールの異変》として作中では一般的に知られている。 また、エレボニア帝国にて発生した帝国遊撃士協会支部連続襲撃事件とリベール王国において発生したリンデ号事件は《福音計画》への障害を排除する目的で行われた。 第二段階《幻焔計画》 七耀暦1203年、第一段階《福音計画》の終了後、《盟主》によって開始が宣言された。(空の軌跡 the 3rd) 『クロスベルの虚ろなる”幻”をもって、帝国の”焔”を呼び起こす』と作中では語られ、使徒第二柱の《蒼の深淵》ヴィータ・クロチルダによって主導された。 クロスベル自治州において既に消滅した幻の至宝《虚なる神》(デミウルゴス)の再現に協力し、《零の至宝》を顕現させる。 第二幕はエレボニア帝国へ舞台を移し、貴族連合側の協力者として帝国の内戦を勃発させ、その戦乱を背景に帝都ヘイムダルにて騎神同士の擬似相克を起こさせる計画であったが、帝国宰相ギリアス・オズボーンによって計画を利用された上、その主導権を喪失する。 その後、暫くの間、オズボーン率いる帝国とは対立するが、彼らの押し進める《黄昏》が結社の計画に利用できると判断し、1206年7月までに協力関係を結び、《黄昏》と《最終相克》の終了まで維持された。 最終的に、エレボニア帝国に存在した二つの至宝である、焔の至宝《アークルージュ》と大地の至宝《ロストゼウム》が合体した《巨イナル一》の現実世界の次元からの消滅を確認し、《幻焔計画》は完了する。 第三段階《永劫回帰計画》 第二段階である《幻焔計画》の完了とともに《盟主》によって開始が宣言された。(閃の軌跡IV・ED) 現段階では詳細不明。 オルフェウスの名称 オルフェウスはギリシャ神話に登場する詩人であり、人のみならず神や動物、植物までも魅了する天才的な演奏家。 妻エウリュディケを取り戻しに冥府まで下り、あと一歩の所で失敗する逸話が有名である。 また古代ギリシャの秘密宗教であるオルフェウス教は、霊魂と肉体の独立性からの輪廻転生などの宗教的思想に基づいており、輪廻の輪から解放された時、人の霊魂は神と一体化すると信じられていた。 これらの教義は古代オリエントの多神教宗教から影響を受け、現在の世界で最も主流な宗教の一つであるキリスト教へと繋がっていったとされる。 オルフェウス最終計画に関連するキャラクター ゲオルグ・ワイスマン カンパネルラ 盟主 マリアベル・クロイス このページに登録されているタグ 結社《身喰らう蛇》
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―光の爆発から5年後― (ノックの音) 「開いてますよ、ウェルドさん。」 「早いですね。あの砦、 もう落としちゃったんですか?」 サ「お久しぶりですね、 オルフェウスさん。」 「え・・・ サディーヤさん・・・ですか?」 サ「ええ。 入ってもよろしいですか?」 「ええ、もちろん。」 「4年ぶりですか・・・ でも全然変わってませんね。 相変わらずお美しい。」 サ「あなたも変わりませんね。」 「変わりましたよ。 南海の真珠といわれた ぼくの美しい肌もほらこの通り・・・」 サ「その軽口がですよ。」 「これがなくなったら ぼくじゃなくなる。 それに、この性格が 一番性に合ってるんですよ。 で、どうしてここに? ひょっとして、ぼくの愛を・・・」 サ「いえ、ウェルドさんに 招かれたんです・・・」 「あの間の抜けたブ男に? サディーヤさんも趣味が 悪くなりましたね。」 サ「違いますよ。 その・・・オルフェウスさんの・・・」 「わかってますよ。 あのブ男はぼくの体を気遣って あなたを招いたのでしょうね。 まったく、お節介な奴だ、 ブ男のクセに。」 サ「お薬を幾つか用意してきました。 痛みを和らげる程度しか 出来ませんが・・・」 「ありがとうございます。 でも別にいいですよ、 死ぬ覚悟は出来てますから。 それに、4・5年で死ぬと 言われていながら 結局もう8年にもなるんです。 むしろ感謝しなきゃ。 ま、この悪運もそろそろ尽きようと しているようですが。」 サ「オルフェウスさん・・・」 「でも、この人生には満足しています。 皆さんと出逢えて本当に良かった。 特にウェルドさんとは・・・ ま、本人の前では 死んでも言いませんけどね、 彼が図に乗ると面倒ですから。」 サ「本当に変わりませんね、 オルフェウスさん。 いえ、今はイレニウスさんでしたね。」 「オルフェウスでいいですよ。 『イレニア人の父』なんて 小恥ずかしい名前、 まったく誰が付けたのか・・・」 サ「クムランさんやファトゥムさんも 驚いていましたよ。 あのオルフェウスさんが いまや一国の元首なのですから。」 「ええ、自分でも驚いています。 いつの間にこんなことに なっちゃったのかって。 初めは不愉快な貴族達を ストレス発散のために イジめてただけなんですけどね。 それがいつの間にか 民衆の英雄になっちゃって。 あれよあれよという間に 1つの勢力になってしまった・・・ まぁ、ぼくの美しさが 民衆の、特に女性達のハートを 有無を言わさず掴んで しまったことは否定しませんが、 今の身分はいささか窮屈ですね。 ま、もうじき 普通の人に戻りますけど。」 サ「元首の座を降りるのですか?」 「ええ。 もう支え無しでは立つことすら 出来ませんから。 それに、死んだ後に 後継者争いが起こるのも 避けた方がいいですし。 特に、あのブ男を担ぎ出す人間が 出てくると厄介ですからね。 あの男は、顔が少々不細工なだけで 人間としては申し分ないんですが、 政治の裏の世界を舞台に活躍するには 少し人が良すぎるんですよ。 貴族相手の数々の大活躍のおかげで、 今は彼も民衆の英雄ですが、 平和になった時に彼が頭だと 必ず誰かに騙される・・・ 毒を盛られてお終いでは 彼も可哀想ですしね。 だからこそ、ぼくが生きている間に 次の元首を選んでおかないと。」 サ「あなたは優しい人ですね・・・」 「いえ、残酷な男ですよ。 彼を利用するだけ利用して、 美味しいところだけ食べて、 先に死んじゃうんですから。」 サ「いえ、あなたは優しい人ですよ。」 「いえ・・・ もしぼくが優しいとすれば・・・」 「相手がウェルドだからですよ・・・」 その2ヵ月後、 イレニウスは国名をイレニア共和国と改め、 次の元首を選挙で選んだ。 そして、その1ヵ月後、 イレニア共和国の祖イレニウスはこの世を去る。 また、イレニウスの右腕として 活躍した男の記録も、その日を境に途絶える。 イレニア共和国は、イレニウスの死後110年間 イレニア島の第一勢力の座を死守した。 「黄昏の時代」において、 1つの国家が1世紀以上も存続すること自体 非常に珍しいことであった。 イレニアの英雄イレニウスの墓は、 共和国の首都を見下ろす丘の上に立てられた。 また、それと同じ日、 ある小さな港町を見下ろす小さな丘の上に 質素な墓が立てられた。 その墓にはこう書かれていた・・・ イレニアの商人の子ディオ=ニュソス オルフェウスとしてここに眠る、と。 FIN
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オルフェウスは毒蛇に噛まれて死んだ妻を追って、冥界へ下った。 嘆きの琴と、慟哭の詩で、死神さえも魅了して。 冥王さえも説き伏せて、愛しい片割れと再会を果たしたのだ。 けれど最後の最後に、吟遊詩人は後ろを振り向いてしまう。 冥王との約定に背いた代償は、今度こその永遠の別れ。 ふたりの煌めく思い出は、優しい無明に沈んで消えた。 『――ちゃん』 ああ、声がする。 いつだって、青空の下で声を聞いてた。 もういない人の声。 大切だった、それに気付くのが遅すぎた人の声。 いつかの日、ふたりきりの青の残響。 かつてそこには、確かに青が住んでいた。 今よりずっとささやかで、思わず見落としてしまいそうな幸せがあった。 大切なものは、失って初めて気付くだなんて陳腐な歌詞だと思ってた。 それが真実だと知った時には、もうあの人はどこにもいなくて。 探しても、祈っても、またあの元気な顔を見せてはくれなくて。 失った青が、また別の青に上塗りされたあたたかな日常の中でさえ、その痛みを忘れることはなかった。 後輩ができた。 信頼できる、大人に会えた。 まだまだ大変な日々は続いているけれど、それでも皆で支え合えば怖いものなんてそうそうない。 返せないほどの過去を抱えたまま。 砂だらけの世界で、幸せを分け合う。 恵まれた、とても楽しいスクールライフ。 その中でも気付けば、あの声を聞いている。 過ぎてしまったどこかから、青の残響が響いてくる。 『――ホシノちゃん!』 今でも、青は澄んでいる。 青春のアーカイブは、綴られ続けている。 終わらない青春の中で、守るべき日々の中でも。 それでも、その声は潮騒のように押し寄せて、そして消えていく。 小鳥遊ホシノは、夢の声を聞いていた。 もういない、叶わない、いつかの夢。 今は砂の中に、足跡が残っているだけの過去。 なのに気付けば、つい振り向いてしまう。 なんだかそうしたら、そこに。 あの頃と変わらない顔で笑う、あの人がいるような気がして。 ……気付けば砂の世界を抜けて、死の世界にまで来てしまった。 いつもの帰り道で、たまたま違う道に入ってみたら、思いがけない景色を見たような気分だった。 そこには確かに、夢の刻んだ足跡がある。 だってここは死の、その先に広がる世界だから。 この先に行けばあの人がいるのだと、冥界はそう告げていた。 ――ユメ先輩。 ――ねえ。 語る声に、返事はない。 そしてホシノも、それを求めてはいなかった。 だってすべては、もうとっくに終わってしまったことだから。 今から取り戻せるものなんて何一つないと、分かっているから。 自分は、吟遊詩人などではない。 ただのおっちょこちょいな迷子だ。 たまたま冥界なんてけったいな場所に迷い込んでしまったから、出口を探しているだけ。 冥界の奥にあるものになんて、そこにいる人になんて、興味はない。 そう思わないと、やってはいけないことをしてしまいそうだった。 過去(うしろ)を、振り向いてしまいそうだった。 ――そこに、いるんですか。 小鳥遊ホシノは、オルフェウスだった。 彼女がどんなに否定しようと、その手には未練という名の竪琴が握られていた。 ここは冥界。死者の国。滴る雫は、人に神話をなぞらせる。 だから背を向ける。 逃げるように、自分を保とうとする。 過去は過去で、現在は現在なのだと。 なくしたものは戻らないし、その痛みは自分が永劫に噛み締めていくべきものなのだと。 そう言い聞かせながら、歩いていく。 きっと青くはない、死の躍る物語の果てへ。 夢が笑っている。 過去が囁いている。 どうか後ろを振り向いてと、言うはずもないことを言っている。 脳裏に去来する"現在"の青と。 未練のように波打つ"過去"の青が。 ふたつの青(ブルー)が、交差して。混ざり合って。 未練の竪琴を抱えながら、ホシノは走った。 走って、走って、走って、そして……。 ◆◆ 「……、……うへぇ」 目を覚ます。 自分がうたた寝をしていたらしいことに気付いて、思わずおなじみの変な声が漏れた。 脱力したような響きは、昔からの癖だ。 ふぁあ、とあくびをして伸びをする。身体の筋が引き伸ばされる心地いい感覚に目を細めていると、呆れたような声がした。 「ようやくお目覚めかよ。お前、いくら暇だからって毎日よくそんなに寝られるな」 「うへへ。もうおじさんだからねぇ……気付くとついうとうとしちゃってさ~」 「何がうとうとだ。気の抜けた歌口ずさみながら、窓辺で丸くなり始めたの覚えてんだぞ」 『おひるねに~、ちょうどいい場所はどこかな~……♪』なんて歌いながら、ホシノが昼寝ポジションを確保したのが今から二時間前。 補足しておくと現在の時刻は午後の二時だ。 普通ならホシノのような子どもは学校に通い、授業を受けている時間である。 しかしホシノは、学校へはとんと通っていなかった。 意味がないし、何なら何かあった時に巻き込んでしまいかねないから、というのが理由だ。 ここは冥界で、そこにいる人間も皆"生きてはいない"と知っているものの、やはり自分のせいで犠牲が出るのは寝覚めが悪い。 それに、キヴォトスの生徒であるホシノの頭上にはヘイローと呼ばれる光輪がある。 これは人前では否応なしに目を引くし、同じ葬者が見れば一発で同類とみなされること間違いなしの身体的特徴だ。 そういう意味でも学校に通い、わざわざリスクと犠牲を許容するのは旨みがない。ホシノは、そう考えていた。 「おじさん、アサシンに生活習慣のお小言言われるのはちょっと不服だなあ。 アサシンの方こそ、夜遊びとお酒代をもうちょっと抑えてほしいよおじさんは」 「……うるせえな、いいだろ別に。こっちは久方ぶりの現世なんだぞ。ちょっとは満喫させろ」 「あのねえアサシン。お金は怖いんだよ~……特に借金。これはね、本当に怖いんだよ」 「なんで俺はガキに借金の怖さを説かれてんだ……?」 ホシノがアサシンと呼ぶのは、黒髪の、どことなく覇気というものに欠けた男だった。 だらりと着こなした普段着に、首から下げたやたらと長い赤のマフラー。 酒場の隅で管を巻いているような、あるいは娼館で女に鼻の下を伸ばしていそうな。そういう姿が優に想像できる、そんな男だ。 しかし他でもないこの彼が、小鳥遊ホシノの呼び出したサーヴァント・アサシン。 冥界へ迷い込んでしまった光輪の子が、葬者として共に戦うべく頼りにする凶手である。 既にホシノは彼の戦いを何度か見ていたが――凄まじいの一言だった。 あの時、彼女は改めて実感した。ここはもうキヴォトスではなく、自分の知る世界でもないのだと。 「ところでだけどさ。アサシンの方で、何か収穫はあった~?」 「ああ、まあ一騎新しく捕捉したよ。派手に魂喰いをしてたから分かりやすかったわ」 「そういうのかあ……。うーん、分かってたことだけど物騒な子ばっかりだねえ」 「やるにしてももう少し上手くやれよとは思うが、まあその通りだな。おかしいのは明確にお前みたいな奴の方だ」 アサシンの言葉に、ホシノはまた「……うへへ」と小さく苦笑して肩を竦めた。 そうだ、自覚はある。 聖杯戦争とは優勝を目指すもの。葬者とは己以外の命を間引くもの。 だというのに小鳥遊ホシノは、その定められたレールに乗ることを良しとしていなかった。 「別にさ、おじさんだって分かってないで言ってるわけじゃないんだよ? 優勝者を決めなくても帰れる方法だとか、冥界のどこかに都合のいい抜け道が転がってるかもだとか、そんなこと考えるよりも素直に優勝目指して殺し回ったほうが早いってのは……一応さ、分かってる」 ホシノの目標は生還だ。 だが、できるならば優勝以外の形で生還のすべを探りたいと考えている。 つまり聖杯を手に入れるという正攻法ではなく、抜け道や反則技を駆使しての突破だ。 そういう意味では、"手段を選ばずに生還を狙っている"と表現してもいいかもしれない。 とはいえこれに関しては、明確にアサシンの言うことが正しかった。 ホシノのような人間は間違いなく少数派だ。何故か。決まっている。 砂漠の砂の中に宝石の粒が紛れているのに期待して、世界の端から端までをザルで浚おうとしているようなものだからだ――要するに保証がない、キリがない。 どれだけ努力しても、蓋を開けてみたら全部無駄でした、なんて笑えないオチが待っている可能性すらあるのだ。 「でもね、おじさんって意外とええかっこしいでさ。この歳にもなると、若い子には見栄を張りたくなっちゃうんだよねえ」 「むしろ若気の至りだろ、そりゃ。見栄で人生をベットしてたらあっという間に素寒貧にされちまうぜ」 「うん、だけどさ。……おじさん、意外と後輩に慕われてるんだ。かわいい、とってもいい子たちでね。 あんな子たちがアビドスのために頑張ってくれるんなら、おじさん百人力だなあっていつも感謝してる。 おじさんが帰りたいのはあの子達のところ。みんなの、アビドスなんだ」 ホシノの身なりは幼いが、それでも彼女は世界の醜さを知っている。 どれほど世界が無情で、時に卑劣なのかを知っている。 そんな世界の中で出会えた、かわいい素敵な後輩たち。 それがホシノが帰還を願う日常であり、守るべき青春だった。 「敵を全員殺して帰ったんじゃ、あの子達の青春を汚しちゃう。 おじさん、独りぼっちって好きじゃなくてさ……どうせ帰るんならやっぱり、みんなのところに帰りたいんだ。 大手を振って、まるで何もなかったみたいに"おはよう"が言いたいの。 冥界とか、聖杯戦争とか、そういう話はぜ~んぶおじさんの忘れっぽい頭の中に押し込んじゃってさ。また、みんなで頑張りたいんだよ」 そう言って笑うホシノの顔は、痛みを知っている者の顔だった。 アサシンは今でこそこんなだが、元は軍属の人間だ。 軍には様々な人種が集う。富裕層から貧困層、果てには戸籍のない浮浪者あがりの人間だっている。 それだけいろんな人間がいると、とてもではないが言葉にして語れないような傷を抱えた者だって時々はいる。 アサシンもそういう人間と出くわした覚えはあったし、ホシノは彼らと似たような顔をしていた。 だというのに痛みを胸の奥に押し込めて、こうして笑えるのは素直に大したものだと思う。 皮肉でもなんでもなく、実に立派なものだ。 自分の不幸を世界に転嫁して凶行を働く人間が多い中で、彼女はいつだって誰かのことを想っていた。 いつかの怨敵とは違う、顔の見える"誰か"のことを。 その気持ちを、その覚悟を、アサシンは否定しない。 それはむしろ、彼にとっても好ましく感じられるあり方だった。 けれど。 いや、だからこそ、か。 それを踏まえた上で、男は少女に問うのだ。 「お前さ」 「うん?」 「本当に、それでいいのか?」 「もちろんだよ~。確かに藁にも縋りたい頭痛の種はあるけどさ、ズルをするのは一回懲りてるからね~……」 うへへ、と頭を掻いて笑うホシノに。 アサシンは、小さく息を吐いてから、言った。 「梔子ユメ」 「――――」 時が止まった。 そんな風に感じられる、沈黙だった。 一瞬、確かにホシノの顔から色が消えた。 それを見た上で、やっぱりな、とアサシンは内心もう一度嘆息する。 「……あー。そっか、夢……夢かぁ。 そうだったね、なんだっけ……サーヴァントも、葬者の記憶を見ることがあるんだっけ。 うへへへ……恥ずかしいなあ、そういうことは分かってても言わないのがマナーだよアサシンくん……」 「まあ、俺はなんでもいいけどな。クライアントはお前で、俺は単なる傭兵だ。 お前がそれでいいなら、俺も気にしない。契約にそぐう範囲で仕事をするさ」 ――それは。"その名前"は。 小鳥遊ホシノにとって、過去のものだ。 とうに過ぎ去った過去。今は記憶の中にしかいない人。 優しくて、底抜けに明るくて、馬鹿で、だからこそ見落としてしまった後悔。 「ただ、まあ……俺の仕事にも関わってくることだからな。決めるなら早い内にしてくれ。 その方が俺も楽だし――――お前も、きっと後悔せずに済むだろうさ」 言うだけ言って、アサシンは霊体化してどこかへ行ってしまった。 行き先は道楽か、それとも"仕事"か。 後者であってくれればいいなと思いつつ、ホシノは深く息を吐き出した。 そこで、自分がしばらく呼吸をしていなかったことに気付く。 思わず、くしゃりと顔が歪んで。「はは」と、らしくない笑い声が漏れた。 「デリカシーないなあ。わざわざ言わないでよ、せっかく黙ってたのに……」 ――ホシノちゃん。 元気な声が、頭の中にまた響く。 未練の竪琴が、またそうやって音を奏でている。 葬者などになるつもりはない。 吟遊詩人になんて、なる気はない。 そう決めていたのに、今も竪琴の音が聞こえる。 思わず、後輩たちの名前を呼びたくなった。 初めて出会えた頼れる大人、あの"先生"の名前でもいい。 けれど結局、呼ばなかった。 そうしたって意味なんてないと、分かっていたからだ。 ――ねえ、ユメ先輩。 ――そこに、いるんですか。 そんな問いかけを、噛み殺して項垂れる。 アサシンの言う通りだ。 この感情は、早い内に振り切らなくちゃいけない。 だって、そうでないと。そうじゃなくちゃ…… 「………………馬鹿。勝手なんですよ、あなたは」 このまま、過去(うしろ)を振り向いてしまいそうだから。 ◆◆ ――地獄か、ここは。 ――ああ、似たようなもんだったか。 小鳥遊ホシノのアサシンは、げんなりした顔で屠った英霊の遺骸が消える光景を見下ろしていた。 マスターが近くにいれば念には念をでそっちも屠りたかったが、なかなか上手くはいかないものだ。 ホシノは望まないだろうが、やはり無力化した敵は早々に摘んでおくに限る。 それが後顧の憂いを断つということだからだ。砂粒ひとつでも見落とせば、それがいつか喉笛に噛み付いてくることもある。 彼にとって、聖杯戦争とはまさに地獄であった。 関わり合いになりたくもない英雄やら豪傑やらが練り歩き、日夜殺し合いを続けている人外魔境。 これに比べれば、まだあの新西暦の方がマシであったと断言できる。 幸いにして極晃奏者のままで来れているから心持ちに余裕もあるが、そうでなければどうなっていたか想像もしたくなかった。 彼は、およそ真っ当な英霊とは言えない存在だ。 誉れはなく、武勲はなく、あったとしてもすべて彼自身が穢してしまった。 成し遂げたことと言えば、回り始めた大いなる運命に逆襲し破綻させたくらいのものだ。 その中で巨大な力を手に入れてしまったことがすべての始まりだったとするならば、もう頭を抱える以外にない。 何故、かくもこの世とはやることなすこと裏目に出るものなのか。 平穏に座で寝ていたいというのはそんなにも高望みなのか。 アサシンは――矛を交えた英霊を、傷ひとつ負わないどころか指一本動かすことなく屠る工程を果たしたとは思えない顔で内心そう呟いた。 「吟遊詩人(オルフェウス)……か。皮肉にしても質が悪いな」 彼は、暗殺者の英霊だ。 そして彼は、オルフェウスだった。 オルフェウスは冥界を下り、数多の死神を前に竪琴を奏でた。 されどこの男は、過去(うしろ)を振り向いてしまう。 そう願われたから、それに従って、エウリュディケの顔を見てしまう。 吟遊詩人の座は失われ。 男は、冥府に沈んでいった。 やがて与えられた名は深き闇を統べる者。 死の渦巻く/うごめく世界にて、王として君臨する滅びの奏者。 冥王(ハデス)。 星を滅ぼす者(スフィアレイザー)。 ゼファー・コールレインと呼ばれた冥王は、静かに闇の竪琴をかき鳴らす。 もう面白いとさえ思えなくなった圧勝劇を繰り返し、作業として死者を死に還していく。 この冥界に最も相応しい称号を持つ暗殺者は、暁の名で呼ばれる少女のしもべであった。 かつてオルフェウスと呼ばれた男を、今のオルフェウスが呼んだのだ。 運命の歯車は、もう回り始めている。 配役は、まだ決まっていない。 【CLASS】 アサシン 【真名】 ゼファー・コールレイン@シルヴァリオヴェンデッタ 【ステータス】 筋力E 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具EX 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 極晃奏者:EX 星辰奏者の極致にして、到達点。 人が生涯の果てに得た悟りの輝き。遥かな高位次元に刻み付けた"勝利"の答え。 アサシンは現界を維持する上で魔力を必要とせず、ある種の特異点的な存在として現界を続けている。 ただしあくまで現界ぶんの魔力が帳消しになるだけなので、宝具使用など戦闘における消費はその限りではない。 逆襲劇:A ヴェンデッタ。 運命の車輪に紛れ込んだ砂粒でありながら、大きな運命の物語を破綻させた存在。 英雄としての霊格が高ければ高いほどアサシンの攻撃が与えるダメージは上昇し、彼に対して行う判定の成功率が減少する。 魔力放出(反粒子):A+ かつては星辰体、今は魔力に対する反粒子を生成して放出する。 宝具に由来するスキルで、アサシンはこれを極めて高度なランクで所有している。 【宝具】 『闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌(Howling Sphere razer)』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100 アサシン、ゼファー・コールレインがその生涯の果てにたどり着いた"極晃星"たる異能。星辰光(アステリズム)。 その能力は反粒子の生成。対象となる物質の性質を直接反転させて、あらゆる力を問答無用で飲み込む"星殺し"。 質量差の衝撃など、直接的に相手の力に起因しない事象に対しても無効化を働かせることが可能。 勝者を貶め、滅ぼし尽くす闇黒(マイナス)の結晶。あらゆる勝者を呪い、邪悪を氾濫させる冥王の星。 元の世界・新西暦では星辰体と呼ばれる特殊な物質のみを対象にしていたが、聖杯戦争ではサーヴァント化にあたり対象が『魔力』に拡大されている。 極めて凶悪な能力だが、流石に宝具そのものを破壊するのは難しい。だけでなく、アサシン自体が極晃奏者という非常に特殊な存在であるのも合わさって、この宝具を運用する際にはかなり凶悪な魔力消費がマスターに襲いかかる。 そのため、平時は彼に近しい存在であるところの冥狼(ケルベロス)程度の出力を出すのが精々。 とはいえそれでも滅奏は極悪非道。冥界下りのオルフェウスはハデスとなり、敵対するすべてに死を馳走する。 【weapon】 ナイフ(星辰光発動体) 【人物背景】 逆襲劇。オルフェウスにして、ハデス。 星を滅ぼす者(スフィアレイザー)。 【サーヴァントとしての願い】 現世を満喫しつつマスターに従う。 気に入らなければ適当なところでサクッと処理してしまうつもりだったが、その心配は今のところなさそうでひと安心。 【マスターへの態度】 変わった奴だな、と思っている。 とはいえ嫌いではない。英雄や異常者が主でなくてホッとしているし、それなりには報いてやるつもりでいる。 【マスター】 小鳥遊ホシノ@ブルーアーカイブ 【マスターとしての願い】 キヴォトスへ帰還する。 なるべく穏便に済ませたいと思っており、帰れる手段があるのなら優勝にこだわるつもりはない。 ……聖杯については考えないようにしている。考えたら、後ろを振り向いてしまいそうだから。 【能力・技能】 兎にも角にも頑強である。 サーヴァント相手ならそうもいかないが、銃弾や多少の衝撃程度は物ともしない。 武器は『Eye of Horus』。セミオート式のショットガン。 【人物背景】 青のすまう街に暮らす少女。 そして、かつて青を失った少女。 【方針】 帰還の手段を幅広く探しつつ、降ってくる火の粉は払う。 場合によっては他のマスターとの協力も視野に入れたい。 【サーヴァントへの態度】 大人に対する警戒感は一抹あるものの、主従関係は良好。 ただ、"やりすぎる"きらいがあることは心配している。 うへ~、おじさん物騒なのはノーセンキューだよぅ。
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おるふぇうす・かい 公式 属するアルカナは「愚者」だが、全てのコミュをMAXにした上でベルベットルームに入室した際にイゴールから手渡される「無色の仮面」によって解禁される、隠しペルソナの一種。 『死神』タナトス、『太陽』アスラおう、『塔』シュウ、『永劫』メタトロン、『星』ルシフェル、『審判』メサイアの6体のペルソナ素体としてヒランヤスプレッドによってのみ作成可能となる。 色々な意味で最強なペルソナ 。 神話 オルフェウスの項を参照のこと。 性能 初期Lv.90 勝利の雄たけび(習得Lv.97) 全属性耐性 備考、その他 ペルソナ3FESより追加されたペルソナのひとつ。 あらゆる属性に耐性を持ち、習得スキルが唯一つという、性能面で見れば「非常に特殊なペルソナ」。 属性攻撃に対する耐性が「全属性耐性」なのは、対エリザベス戦に向けた配慮か。 元ネタはP3の前年代作品「ペルソナ2罪」で、当作における主要登場人物のペルソナが、それぞれが心理的な成長、もしくは戦闘における変異に伴って進化した場合、「改」の名称が冠されることに由来する。 いずれも優れた性能を誇り、「最強」とまではいかないにせよ即戦力級の強さを発揮する。
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[琴座]オルフェウス タイプ テクニック 必要コスモ 14 初期攻撃力/防御力 3710/3490 初期総パラメータ 7200 最大攻撃力/防御力 9275/8725 最大総パラメータ 18000 必殺技 ストリンガーレクイエム 効果 テクニックタイプの攻守 大アップ 【解説】 死の世界より甦りし琴座の亡霊聖闘士。新たな肉体を得ることと引き換えに邪神エリスに忠誠を誓い、奏でる美しい旋律で青銅聖闘士を迎え討つ。 [琴座]オルフェウス+ タイプ テクニック 必要コスモ 14 初期攻撃力/防御力 4452/4188 初期総パラメータ 8640 最大攻撃力/防御力 11130/10470 最大総パラメータ 21600 必殺技 ストリンガーレクイエム 効果 テクニックタイプの攻守 大アップ MAX覚醒時 初期攻撃力/防御力 6308/5934 初期総パラメータ 12242 最大攻撃力/防御力 12986/12216 最大総パラメータ 25202 【解説】 死の世界より蘇りし琴座の亡霊聖闘士。青銅聖闘士を絞め上げる弦で奏でる美しい旋律は、耳にする者を死へと導く鎮魂曲。
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オルフェウスの窓をお気に入りに追加 オルフェウスの窓のリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット オルフェウスの窓のキャッシュ 使い方 サイト名 URL オルフェウスの窓の報道 Identity Vの新たなサバイバー「少女」が荘園に登場、S18真髄3も実装:時事ドットコム - 時事通信 特集ワイド:南方で戦った父に思い巡らせ 漫画家、声楽家 池田理代子さん 負の歴史隠さず正視を - 毎日新聞 オペラ歌手飛び立て 池田理代子さんが貯金ゼロの理由|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 「ベルばら」限定ショップでサイン入り複製画を販売、「オルフェウスの窓」も - マイナビニュース 【ムービープラス】~池田理代子が人生と映画について語る~ 理想の生き方を教えてくれた衝撃の映画とは?「この映画が観たい」 ムービープラスで6月放送 - PR TIMES ステキ! 「ベルばら」「オルフェウスの窓」など、池田理代子さんの歴史漫画展、埼玉で開催! - ITmedia eBook USER オルフェウスの窓とは オルフェウスの窓の43%は血で出来ています。オルフェウスの窓の37%は毒物で出来ています。オルフェウスの窓の19%は見栄で出来ています。オルフェウスの窓の1%は保存料で出来ています。 オルフェウスの窓@ウィキペディア オルフェウスの窓 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ オルフェウスの窓 このページについて このページはオルフェウスの窓のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるオルフェウスの窓に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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