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マグナエーテル 黄昏の時代以前の存在が内包していた伝達物質。真エーテルという二つ名を持つ。現状では失われたとされる架空物質。 現在の存在はコレを内包しておらず、伝達手段の殆どを一種の電気信号、物質に頼っているが、元々はそれらに加えて更に持っていたとされる。 電流を超え、光よりも尚速く動く物質でありながら、一度に伝える情報量がそれらより多く、また伝達時の情報損耗が極めて少なく、物質的に半分霊的世界に属している為にその伝達で肉体への負荷を掛けないという特異な物質である。また、半分霊的物質である為に、物質的な肉体を持たない精神体もこれを保有している事が多かった。 しかし、ある一定状況下……つまり生命体の体内に内包されている状況下でしか安定せず、体外に出てしまうと全く無意味な物質へと変質してしまうという特性を持つ。また、魔術等による転移や移し変え等を受け付けない為、何かに保存しておくといった事は不可能とされ、また、その特性からこれを一から作り出す手段は皆無とされていた。 黄昏の時代以前の存在はマグナエーテルを体内で生成し、そしてそれらを有効に活用出来るような体質であった為、思考速度や反応速度が現在の生命体と一線を画し、それだけでなく極めて強大な力の行使や最適な肉体運用が可能だったとされている。一例を挙げるなら『現在の存在では情報伝達を電流に頼る為に、時間の概念による補助でも無い限りはどんなに肉体を最適運用しても電流の速度を超えられない』が、マグナエーテルを内包し生成できる存在の場合は『光の速度を超えて行動出来る』位の差が歴然として存在する。 黄昏の時代にて殆どの存在からマグナエーテル、及びソレを生み出す機能が失われてしまった為、現状マグナエーテルを内包する存在はそれこそ概念体以上の存在や、一部の上位神クラス、始原魔級くらいとされる。黄昏の時代以降の存在は体内でマグナエーテルを作り出す術が無く、また、マグナエーテルに対応しない形に進化(又は退化)してしまった為、今後、マグナエーテルを持つ生命体が生まれる可能性は絶望的。 レイス・マリオンドールの一代前の前世である『蒼の聖賢』、そしてその助手であった一人の女性によってそれを生成、及び保存する術が作られたが、レダ・ブラッドローズによる『蒼の聖賢』の殺害、及び助手の行方不明によってその手がかりがほぼ完全に失われてしまっている。現在生成する手段を知るのは、現時点ではレイスとごく一部のみ。
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エーテル兵器 浦瀬ヒガタ 設定: 非実体物質に有効な半実体物質『エーテル』を用いた兵器。 主として射撃兵装などに用いられるが、あまり安くはないため主流ではない。 なお、兵装に用いられる際は圧縮された弾頭の形態をとるため、実体弾での迎撃などで撃ち落とすことが可能。 基本的には壊れにくいが、装甲に用いられるほど安定した物質ではない。 SRC的には「実魔」属性。
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アイテム基本情報 アイテム名 エーテルインキ Lv 20 調合日数 0.7 消費MP 7 基本価格 300 使用回数 3 カテゴリ (薬品) 参考書 調合レシピ 材料1 材料2 材料3 材料4 魔法の絵の具 (薬の材料) × 1 (液体) × 1 - 主効果 [0-60] アイテムがよく効く ・アイテムによるダメージを一時的に上げる [60-100] 物理攻撃がよく効く ・攻撃によるダメージを一時的に上げる - - - 材料候補 魔法の絵の具 賢者の石 賢者のハーブ 月光花 竜のつの ベヒモスの心臓 クラリタケの胞子 島琥珀 ヤギのつの 薬のもと 剣先アロエ タツノオトシゴ 苦ミミズ 薬木の根っこ 忘れられた獣の骨 蒸留酒 海の星 安らぎの花 マンドラゴラの根 恵みの石 マジックグラス 蛇の毒袋 ぷにぷに玉 森の雫 爆弾酒 暗黒水 バタフリキュール 闇に雫 マグロワイン 湖底の溜まり アンチョビア シャリオミルク ミリオンナイト フローラルサワー ぶどう水 ビアー 祝福のワイン 臭い液体 ハチミツ 蒸留酒 水 - ※材料候補はカテゴリ値が高い順に並べていますが、特性などにより入れ替わったりもします。原材料 メモ
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画像 説明 基本情報 ステータス ⇒資源に戻る [部分編集] 画像 説明 基本情報 マス 3×3 ステータス レベル HP 収容量 効果 アップグレードに必要な資源 アップグレードに必要な時間 1 500 900エーテル - - - 2 600 1500エーテル - 225ゴールド 3分 3 750 2250エーテル - 300ゴールド 10分 4 1000 4500エーテル - 900ゴールド 1時間 5 1250 7500エーテル - 1500ゴールド 2時間 6 1500 15000エーテル - 3000ゴールド 3時間 7 1750 30000エーテル - 7500ゴールド 4時間 8 2000 60000エーテル - 15000ゴールド 5時間 9 2250 ?エーテル - ?ゴールド ?日 10 2500 ?エーテル - ?ゴールド ?日 11 2750 600000エーテル - ?ゴールド ?日 12 3000 1200000エーテル - 300000ゴールド 2日 13 3250 1500000エーテル - 500000ゴールド 3日 コメントはこちらに 名前 閲覧数(通算): - 閲覧数(今日): -
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エーテルギア エーテルドライブ技術を用いた大型の人型強化外骨格。 広義には人型でない大型エーテルドライブ兵装も指して使われるが、 一般に『ギア』と言われたら人型のものである。 装甲戦車などに較べて弱点が多く、一部分が破損しただけで戦闘不能になり、運用コストも高いといった 各問題により、正規軍にはあまり正式採用されないものの、その人型ゆえの操作方法―― AWFS-アストラル・ウェブ・フィードバック・システムによるマスター・スレイブ方式、 即ち搭乗者が実際に動いた、正確には動こうとした様に動く――や、 限定的ながら陸・海・空、そして宇宙の全てを単独で行動可能であるという汎用性から、 未開惑星の探索や、危険な場所での作業などに稀に用いられる。 多くの場合は全高4~6m程度。場合によっては全高2m程度の大きめの宇宙服のようなものや、 それ以上に小さい、全身を覆わないタイプのものなども存在する。 基本的には常にエーテルドライブによって重力制御を行っており、 自重を相殺し、接地圧を軽くしている。(この機能が故障すると重力下では活動できない) 姿勢制御や燃料体積の問題があるため反動推進は用いられず、 同じ重力子制御を用いた空間歪曲推進が主流となっている。 ものによっては、亜空間バブルによる推進方法を用いているため、単独でワープが可能なものもある。 兵器として運用する場合、前述した通り耐久性が低い上に高価であるため、 ディフレクター・シールドの出力が危険域まで低下した段階で退却するのが普通。 万一本体が破損した場合、機構が複雑なため整備性も悪く、優秀な技師がいなければ直せない。 現場で兵士が分解修理できるような兵装では到底ないため、無理をさせないのが基本である。
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このページではこの世界の根幹に関わるエネルギー『エーテル』の設定・解説をして行きます エーテル技術 地水火風「以外」のものを操る 旧技術の「魔術」は地水火風を操るものであり、対になる技術であると言える。 死者から発散される物質であり、気体にも液体にも個体にもなる エーテル技術によって使用されると、有害エーテルに変化する 有害エーテルは自然環境の破壊を起こし、人体にも重篤な悪影響を与える。ヤミの民と呼ばれる人々は、有害エーテルに暴露した結果、顔が歪んでしまっている。 怪獣は増えすぎたエーテルを食べて量を減らしたり、有害エーテルを吸収して浄化したりする働きを持つ 人間はエーテル技術を使って有害エーテルを多く排出しているため、怪獣の標的になりやすい。
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作詞:涼風P 作曲:涼風P 編曲:涼風P 歌:MEIKO‧鏡音リン 翻譯:rufus0616 翻譯建議:cyataku桑 黑水令萬物重生。我連黑水是什麼都不知道,只是單純地感到開心愉悅。 漆黑乙太(註) 回過神來 發現這世界 除了你我的 身影以外什麼都看不見 我們被留了下來 飄浮在遙遠天邊的 那艘巨大的船上 脫逃的人們是否會 滿心愉悅地高聲歌唱? 我的肌膚逐漸冰冷 無法飲用的水 逐漸沙啞的聲音 我朝著被染得一片雪白的大地 嘆了口氣 回過神來 發現這世界 除了你我的 聲音以外空無一物 生命已然消逝 你給了我黑水 並對我展露微笑 如果將它撒遍大地草木將回歸綠意 水及天空將恢復湛藍 乙太自你 手中滑落 我對此未曾留意 回以笑容 此為近未來都市系列第27首 鐵巨人系列第4首 第26首「仮想現実」翻譯連結 第28首「One」翻譯連結 作曲者blog 上的故事說明摘要: ●關於故事 回過神來才發現身旁空無一人。 大家都不説一聲,就逃上那艘巨大的船隻了。 大家都過慣和平的日子了吧?一直認為會有人伸出援手吧? 我這雙軟弱無力的手無法守護任何事物。 生命一點一滴地逐漸消逝。 而他給了我漆黑靈藥。 那是魔法靈藥,將之撒落地面就能孕育新綠。 將之撒落水中,水就會變得清澈見底。 那時年紀尚小的我沒有多想地展顏歡笑。 心想:「你果然會出手救我。」 註:エーテル,乙太,ether,亦可翻成以太,是古希臘哲學家所假設幻想的一種物質,他們認為乙太是一種沒有重量,無所不在的存在。エーテル亦可翻成「乙醚」,乙醚是一種化學物質,可用來做溶劑,過去被當成麻醉藥使用。因為「黒のエーテル」本身充滿幻想氛圍,同時在系列中也扮演拯救世界的重要角色,故此處的翻譯取前意。 ?日(抱歉我真的忘了囧) 參考cyataku桑的建議修改 1.我對此未曾留意 2.大家都太過習慣和平的日子了? 在此特別感謝他 101.07.27 重新潤飾過,另外,因為意識到"漆黑乙太"本身似乎就代表鐵巨人的生命之源,所以做了些調整。
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チュンソフトから発売されている『不思議のダンジョン』シリーズの1つである『風来のシレン』シリーズに登場するモンスター。 通常は透明状態で画面に映らない。居場所が分からないと一方的に攻撃される事になる。 目薬草を飲む、あかりの巻物を読むなどの行動で姿が見えるようになる。 通路なら進める方向は2つしかなく戦いやすい。 それ以外に魔法攻撃を反射する(作品によっては吸収)する能力があり、何も無い所から杖の魔法が跳ね返ってくるなんて事もしばしば。 実は「泥棒」状態を「無効化」する特性もあり、そのバグ(というか仕様)を活かした裏技が存在する。 『風来のシレン』においてはノーレベルアップモンスターであり、攻撃力も低めなため単に絡まれるとウザい程度のモンスターだった。 が、『風来のシレンGB2』にてLv2の「ホルムデーモン」、Lv3の「メチルサタン」が登場すると評価は一変。 特にメチルサタンは透明状態で2倍速にランダム移動し杖の効果は乱反射し攻撃力も高いという強さで、盾の強化が不十分だと非常に危険な敵へと変貌した。 …が、それでも飽き足らなかったのか、 『風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』にてLv2の「ミラージュデビル」、Lv3の「ファントムデビル」、Lv4の「アストラルデビル」が登場。 Lv2で2倍速、Lv3で 3倍速 、Lv4に至っては 透明3倍速壁抜けランダム移動高火力 とかいうトチ狂った強さになる。当然杖も無効。 知らない内に2~3体に取り囲まれていたという事もザラにあり、1ターンでも対処を間違えるとあっと言う間に死が見える。 出現範囲もダンジョン深層において断続的に現れる為、盾の強化が難しい持ち込み不可ダンジョンでは対策アイテムを常に確保するのも一苦労となる。 手っ取り早い対策は盾に識印を合成して居場所を確認する事だが、攻撃を受けて初めて発動するため根本的な対策とも言い難い。 裏白蛇深層でアークドラゴンや黄金マムルの猛攻を凌いで一息付こうとした所にズドン、などもよくある話である。 『DS』にも『アスカ』の上位モンスターが出るが、名前と攻撃力など以外はエーテルデビルと同じである。 上位モンスターの名前からも分かるように、『GB2』では有機化合物のエーテル、『アスカ』では霊体を表すエーテル体であるようだ。 ただし、『DS2』ではアストラルデビルがメチルサタンの上位になっている。 この他、『風来のシレンGB』では「エーテルもどき」なるモンスターが登場。 見た目はエーテルデビルだが、透明ではないし杖の反射や無効化もしない、ただランダム移動するだけのモンスターである。 恐らく初代ゲームボーイではエーテルデビルの仕様を表現出来なかったのだろう。その代わり攻撃力はエーテルデビルより高い。 実際に移植版ではエーテルデビルに置き換えられている。 なお、2010年に発売されたゲーム『ダンガンロンパ』に登場するモノクマと配色(目の色も含む)が酷似しているが、 この時点ではまだチュンソフトとスパイクは合併していない(2012年から)ため、関連性は薄いと思われる。 他のローグライクゲームにも「姿が見えない」敵は存在しており、 『トルネコの大冒険2』ではドラクエ原作敵の「シャドウ」や「あやしいかげ」が該当し、 特に後者による「同フロアに出てくる「ばくだんいわ」の自爆でHPを1にされた所にトドメを刺される」 という悲劇に泣かされたプレイヤーも多いとか。 MUGENにおけるエーテルデビル 一條氏が製作。氏曰くネタキャラらしい。 画像が大小のポトレしかなく、姿は全く見えない。恐らく一種の原作再現だろう。 魔法(飛び道具)は反射ではなく無効化になっている模様。 AIは搭載されていない。 出場大会 「[大会] [エーテルデビル]」をタグに含むページは1つもありません。 タッグで挑め!魔界サバイバルレース(part8、part18)
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潜在能力 【潜在能力とは】 潜在能力は一部の精霊が獲得できる能力(パラメータ上昇や特殊能力)です。 ※精霊によって潜在能力の種類、能力の数が異なります。 潜在能力は、精霊の詳細画面にて確認ができます。 【潜在能力解放の仕方】 「強化合成」時に、「同一カード」か「潜在能力解放カード」を合成すると解放されます。 ※「同一カード」とは同名、同進化段階のカードを指します。 ※進化合成では、潜在能力は解放されません。 【潜在能力解放カードとは】 以下の3精霊は、強化合成の素材として使用すれば、どの精霊がベースでも一定の確率で潜在能力を解放することができる特別な精霊です。 【A】ミニ・エーテルは、25%の確率で解放。 【A+】エーテルグラスは、50%の確率で解放。 【S】ハイ・エーテルグラスは、100%の確率で解放。 【潜在能力が解放される確率】 強化合成時に、画面右上に解放率が表示されます。100%毎に1段階解放されます。 確率の下2桁に関しては、確率で潜在能力が解放されます。 例)125%の場合、確定で1段階解放。25%の確率でさらに1つの潜在能力が解放。 例)375%の場合、確定で3段階解放。75%の確率でさらに1つの潜在能力が解放。 【進化合成について】 進化合成では、潜在能力は解放されません。 潜在能力解放済みのカードをベースにして進化した場合、ベースの解放段階は引き継がれます。 ※一部カードについては、1枚目の素材カードの解放段階が引き継がれます。 ※一部カードは2014年3月28日現在以下が対象となります。 愛を憎む香水/嫉妬を呼ぶ香水 過去の歯車/未来の歯車 強欲のケーキ/暴君のケーキ 醒めない夢 デモニオ/目覚めし者 デモニオ 煌めく龍玉/禍々しい龍玉 煌めく珠宝/禍々しい珠宝 心凍てつく薬瓶/命枯らしの薬瓶 【潜在能力の注意点】 強化合成時、残りの解放数以上の潜在能力解放カードまたは同一カードをセットしても残りの解放数までの解放となりますのでご注意ください。 カードLvがMAXの状態で強化合成してもカードのLvは変化しません。 「同一カード」を素材として合成した場合は、素材が既に獲得している能力の数+1が加算されます。 助っ人として「他のカードに効果がある潜在能力を解放しているカード」を選択した場合、助っ人登場前でも効果があります。
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エーテル索敵機 [解説] エーテル索敵機とは、陸上艦や軍事拠点、あるいは機兵に装備される索敵機器のことである。 一般的に普及しているものとしては、エーテル・ロケーターと呼ばれるものとマギア・シーカーと呼ばれるものの2つのタイプがあるが、それぞれに以下のような長所短所があり、使い分けられるのが普通である。 エーテル・ロケーター マギア・シーカー 仕組み 魔法波を放ち、返ってきた反射波を解析 範囲内の魔力反応を検知 長所 ・探知範囲が広い(聖華暦800年代において機兵に搭載されているもので10kmほど)・小型化が可能 ・乱戦状態でも探知可能・探知精度が高い 短所 ・乱戦状態では機能しない・探知精度が低い・地形の影響を受ける ・探知範囲が狭い(聖華暦800年代において陸上艦に搭載されているもので7kmほど早期警戒管制機に搭載されるもので5kmほど)・小型化が不可能・燃費が悪い またこの他に普及型ではないものの、さまざまなエーテル索敵機が存在している。その一部を以下で紹介する。 ローレライの詩 聖華暦614年、聖王国のクルセイダーであり詩人であったハインリッヒ・ハイネクラインによって考案され、メシュラム・グループ傘下の魔導器メーカー、エラ魔導器機開発研究所との共同開発によって作り出されたエーテル索敵機の一種。 光魔法によって作り出された領域内部の地形や物体、そしてその動きまで全てを描画可能という極めて高い性能を誇る。 これを可能としているのが装置に直接接続される詩女(うため)と呼ばれる存在である。 膨大な情報を処理する装置として「聖痕を有する人間」そのものを使っているのだ。 装置に接続された詩女は光属性魔法により作り出される領域を実体のない肉体として認知することで、その認識を広げ、その内部で起こることすべてを計器に描画する。こうして規格外とも言える高い索敵性能を実現したのだ。 しかし、ローレライの詩には大きな問題点もあった。 ここで扱われる情報量は1人の人間がとても扱いきれるものではなく、そのために、詩女にかかる負担が非常に大きく連続稼働させることができないという索敵機として致命的な欠点を抱えていたのだ。 この欠点を改善するべく様々な研究が進められてはいたものの、開発の翌年、聖華暦615年に、そもそも人をパーツとして扱うのは非人道的であるとの教会組織からの指摘により開発が凍結されることになる。 ……少なくとも表向きには。 その後、炯眼の幻装兵 ロティアス・バールガーに搭載された機兵用のローレライの詩を除けば、聖華暦828年にメシュラム・グループの中心的企業、メシュラム重工により、精霊船の魔導炉を組み込んだ強襲揚陸艦 ディアントゥスに秘密裏に搭載されるまで、ローレライの詩が歴史の表舞台に現れた記録は残されていない。 エーテル・ソナー 聖華暦600年代に水中用エーテル索敵機として同盟により開発された装置。 エーテル・ロケーターの技術が応用されているが、水中での使用を前提としているため、魔法波に代わりに爆発系魔法の応用で作り出したピンガーと呼ばれる衝撃波が用いられている。 その仕組み自体は先祖返りしており、全方位へ衝撃波を放ち、その反射波を解析する音響定位と同様の仕組みになっている。 小型化は難しく同盟海軍では海上船舶にのみ装備されているが、ピンガー音によって水中行動中の機兵に情報を伝える方法が発達している。 エーテル索敵機開発史 聖華暦800年代においてはすでに、通信装置、バーニア、簡易サーマルセンサーとともに機兵にとっての基本装備の一つとして数えられるエーテル索敵機であるが、聖華暦200年頃に開発が始まったエーテル索敵機がこの形に至るまでには乗り越えるべき技術的な壁も多く存在していた。 ここでは、建国期からの歴史にも触れながら開発経緯について解説したいと思う。 1.建国期 幻装兵と呼ばれる機体が最も普及していたこの時代に使われていたものは厳密にはエーテル索敵機ではなく、科学技術によるレーダーシステムそのものであった。 このレーダーシステムは回転式のターレットに設置された指向性電磁パルスの照射機と反射波の受信機、そして反射波を分析し、操縦槽内の映像盤に視覚的に表示する分析装置からなるもので、普及型の幻装兵に搭載されている規模のものでも直径10km程度、要塞に設置される規模のものになると直径50kmにも及ぶの探知範囲を誇る上、機種の識別能力に加えて対象の移動方向と速度まで分かるという極めて高機能なものであった。 後に語るエーテル索敵機の中に、周囲の魔力を探知するマギア・シーカーと呼ばれる種別のものがあるが、これに類する機能を持つものはどのような幻装兵からも発見されていない。 この理由については建国期以前、幻装兵に搭載されたレーダーシステムの開発時期において、幻装兵の仮想敵は魔力を持たない旧人類と彼らの扱うLEVであったため、魔力を探知するという発想自体が存在していなかった事に加え、対幻装兵戦を念頭に置いた場合でもレーダーシステムで十分に対応可能であった為だと考えられている。 ただし、極めて例外的ではあるものの、精霊機に類する機体には、精霊が探知した敵性反応を表示するという仕組みの索敵機を持つ機体が確認されており、マギア・シーカーに類似した機能を持つ機体も少数存在していたと考えられている。 2.聖華暦200年頃 この時代には、科学アレルギーと呼べるほどの科学技術に対する非常に強い拒否反応から、大規模な科学技術の排斥が進んでいた。 これにより幻装兵や精霊機に用いられていた電磁パルス波照射機、反射波受信機、解析装置などレーダーシステムの中核をなす技術群もそのほぼ全てが失われる結果となった。 こうして、純魔導工学による索敵機は、同じく純魔導工学による機兵を目指して開発された第二世代機兵と呼ばれる機体群と並行して開発が始まることになる。 この時、エーテル索敵機の基本原理として参考にされたのが、一部の魔獣が持つ反響定位(エコーロケーション)という能力であった。 その原理は、水属性あるいは風属性の魔法によって発生させた波(魔法波)を全方位に放ち、何かにぶつかり反射してきた波(反射波)を計測。計測された反射波を解析するというもので、純魔導式でありながら直径6kmほどの探知距離を実現していた。 このエーテル索敵機はエーテル・ロケーターの先駆けとも言えるもので、基礎原理の考案者である聖王国の魔法波研究の権威レジーナ・フェッセンデル博士の名を取りフェッセンデル式エーテル・ロケーターと呼ばれている。 フェッセンデル式エーテル・ロケーターの反射波から周辺を探るという基本的な考え方自体はレーダーシステムとも共通するものではあったが、どちらかといえばアクティブソナーと呼ばれる科学技術に近い考え方のものであったと言える。 科学技術を排斥して以降、初めて魔導工学のみを用いて作り出されたフェッセンデル式エーテル・ロケーターではあったが、この時点では大きな課題を抱えたままであった。 全方位への放射した魔法波の反射波を分析する為には高い演算能力を持つ分析装置が不可欠であったのだが、この時代の技術レベルでは十分な性能を持つ分析装置を作り上げることは不可能だったのだ。 このため、得られた反射波のデータをもとに高度な専門知識を持った専門家が分析するという運用方法に落ち着くことになる。 加えて、魔法波を放射、測定するための装置自体も大型であり、この時代においてはあくまで要塞、移動要塞に搭載される設備としての位置付けであった。 3.聖華暦300年頃 この年代になると、機兵技術、魔導工学技術の発展に伴い、分析装置が高性能化し始める。 これにより分析要員に求められる専門的知識の緩和、加えて運用に必要な人数の削減が可能となった。 また、第三世代機兵の登場により、軍事ドクトリンが集団戦闘を重視する流れに変化したことにも後押しされ、主に帝国においてフェッセンデル式エーテル・ロケーターを前線で運用するための研究、つまりは機兵で運用できるサイズにまで小型化する技術の開発が始まることになる。 4.聖華暦320年頃 聖華暦300頃からフェッセンデル式エーテル・ロケーターの小型化に着手していた帝国はこの頃、探知範囲4kmほどと探知距離は犠牲にしているものの機兵が運用できるサイズにまで小型化された機兵搭載用のフェッセンデル式エーテル・ロケーターの開発に成功する。 しかし、この時点では小型化したとは言っても機兵の装備としては大型で、重量もあり、重ねて燃費も悪いものであったため、これを装備した機兵は著しく戦闘力が落ちることになってしまう代物であった。 このため、フェッセンデル式エーテル・ロケーターを前線で使うための専用の機体が開発されることとなる。 ——早期警戒管制機というカテゴリーの誕生である。 こうして、集団戦闘を念頭に置いて開発されたゲア・ガロウドをベースとし、史上初めてフェッセンデル式エーテル・ロケーターを搭載し、早期警戒管制機として開発された機兵、オッキオ・ガロウドが誕生する。 このオッキオ・ガロウドは初の実戦として投入された第二次聖帝戦争において、聖王国に早期警戒管制機という存在のその価値を見せつけることになる。 この時期から、聖王国において、複数のプロジェクトチームを競わせる形で独自のエーテル索敵機を開発を目指すという試みが始められるが、聖王国にとって、それだけオッキオ・ガロウド、つまりは早期警戒管制機という概念の登場という出来事に受けた衝撃が大きかったということだろう。 こうして、機兵という単位においてエーテル索敵機を運用するための技術が、帝国、聖王国の両国で競うように開発されていくことになったのだ。 このようにして、それまでに増して開発が進み始めたフェッセンデル式エーテル・ロケーターではあったが、実際に前線において運用されるようになると一つの大きな課題を抱えていることが明らかになった。 乱戦状態と呼べるほど探知対象との距離が近い場合には、対象の魔導炉が出す波動がノイズとして計測されてしまい、正確な反射波のデータを計測することができず、役に立たなかったのだ。 自機や友軍機に搭載された魔導炉が出す波動については、事前に分析装置に波形を登録しておくことでノイズとして除去することができるのだが、初めて接敵する対象についてはそうはいかない。 機構上の弱点とも言えるこの課題に対し、帝国、聖王国の両国が取った方法は、根本的な解決を諦め、早期警戒管制機の運用方法を工夫するというものであった。 両国共に「機体自体の戦闘力が著しく劣る早期警戒管制機が乱戦に巻き込まれてしまった時点で戦術的には失敗である」という結論に達したのだ。 こうして、早期警戒管制機の誕生と共にそれを有効に活用する為の戦術論がこの頃から発展していくことになる。 なお、戦術論の開発と並行して、この欠点を解消を目標として、様々な研究はこの時代から連綿と行われてはいる。 しかし、聖華暦800年代に至ってなお、エーテル・ロケーターに類するエーテル索敵機でこの課題の解消と量産を両立させたものは存在していない。 5.聖華暦330年頃 帝国において皇帝直属の基礎技術研究機関の研究員であったルードリヒ・キュリオスボルト博士によって画期的な魔法波発生装置が発明される。 それは雷属性魔法によって電磁波によく似た性質を持つ波を作り出して放射するというものであった。 それまでの、水、風属性魔法によって作り出されていた魔法波では、雨や風などの、魔法波と属性的に近しい環境要因によるノイズが大きく出てしまうため、天候などの条件によっては十分な精度を保てないという欠点があったのだが、この電磁波様魔法波発生装置(発明者の名からこれを用いたエーテル・ロケーターはキュリオスボルト式エーテル・ロケーターと呼ばれる)はその欠点に対する理想的な解答と呼べるものであった。 よほど激しい雷雨の時を除けば、ほとんど天候に影響されないキュリオスボルト式エーテル・ロケーターはひとたび実用化されると一気に帝国内で普及することになった。 6.聖華暦330〜40年頃 早期警戒管制機の登場と帝国でのキュリオスボルト式エーテル・ロケーターの普及により脅威度を増したエーテル・ロケーターへの対抗策として、聖王国において、様々な対エーテル索敵機用装備が登場する。 例えば、装甲面の工夫による魔法波の物理的な撹乱。例えば、魔法波を吸収する性質を持った塗料の塗布。 反射波に似せた欺瞞波を放ち、受信機を撹乱するという方法も生み出された。 これらのステルス技術が確立した頃はすでに第二次聖帝戦争は終戦間際であり、実際に実戦に投入された期間は少なかったものの、確かな成果を上げ、これを機に両国において競うように開発が進み始める。 7.聖華暦390年頃 聖王国において、エーテル・ロケーターとは全く異なった視点からの新機軸のエーテル索敵機の開発が開始される。 後に、マギア・シーカーと呼ばれることになる画期的なエーテル索敵機であったのだが、この研究が実を結び、完成に至るのは、さらに100年以上先のことになる。 聖華暦402年に戦端が開かれてから、聖華暦478年に勇者アレフ・ローランとその仲間たちによって魔神が討伐されるまでの76年間にも及ぶ人魔大戦と呼ばれる大戦によりマギア・シーカーの研究は凍結されることになってしまったのだ。 その理由としては、この時人類の敵として立ちはだかった魔族は魔力を用いない存在であったことが挙げられる。 そのため、対機兵、対魔獣を考えた場合には、きわめて有効であることが予想された魔力探知式エーテル索敵機だったが、魔族に対して完全に無力と言わざるおえず、魔族との全面戦争に陥った人類に、そんなものの開発に充てられるだけの余力は無かったのだ。 8.人魔大戦中 この頃、戦火を逃れて、北米大陸南部、後に自由都市同盟が興ることになる地域に逃れた人々の中にはエーテル索敵機に関する技術の研究者も含まれていた。 こうしてエーテル索敵機開発のノウハウを持った帝国、聖王国両国の研究者が流入していたことが、後の時代に同盟において、エーテル索敵機の研究が一気に進む土壌になったと言える。 9.聖華暦490年頃 聖王国で人魔大戦によって凍結されていた研究を引き継ぐ形で開発が進められていたマギア・シーカーが開発される。 これは通信魔法に用いられている通信先特定術式を応用したもので、周辺の探知に反射波を用いないため、地形や目標との距離による影響を受けず、高精度に魔力反応を探知することができるために、反応の大きさで対象の大まかな種別まで判別できるという画期的で高性能なものであった。 しかし、同時期のエーテル・ロケーターと比較して、消費魔力が多く、設備も巨大、加えて探知範囲も半分以下という難点も抱えていた。 そのため、このマギア・シーカーは要塞や移動要塞に設置する高性能なエーテル索敵機という立ち位置を確立していくことになる。 なお、このマギア・シーカーは聖華暦390年頃、聖王国において通信関連技術の研究に従事していた1人の研究者によって考案されたものだとされているが、人魔大戦によって関連資料が失われており、考案者については記録が残っていない。 10.聖華暦540年頃〜 この頃起きた産業革命により、様々な技術が飛躍的に進歩することになる。その恩恵はエーテル索敵機にももたらされることになる。 まずはエーテル・ロケーターの変化について語ろう。 産業革命による基礎的な技術の発展に加え、幻装兵に搭載されていたレーダーシステムを解析した同盟所属の技師、ヤエギ・ウーダン技師によって、エーテル・ロケーターは飛躍的にその性能を向上させることになる。 この時の最も大きな変更点は、魔法波に指向性を持たせたことだと言える。 フェッセンデル式エーテル・ロケーターの時代から魔法波は全方位に向けて放たれるのが当たり前ではあったのだが、幻装兵のレーダーシステムの解析、調査の結果、エーテル・ロケーターの仕組みではその魔法波の幅を狭くするほど、反射波からより高精度な画像を描画できるようになることが判明したのだ。 加えて、それまでの魔法波も、波形が短時間に急峻な変化をするパルス波へと変化する。 こうして回転式のターレットに指向性を持った魔法波発生装置を設置した魔導化されたレーダーシステムと呼べるものが完成する。 この変化はエーテル・ロケーターの性能向上以外にも大きな変化をもたらすことになる。 一度に放つ魔法波の規模が縮小したことで、消費魔力の大幅な減少とそれに伴うさらなる小型化が実現。これにより、それまで要塞や移動要塞、早期警戒管制機にのみ装備されていたエーテル・ロケーターは機兵の基本装備への変化していくことになったのだ。 マギア・シーカーもまた産業革命の恩恵を受けていた。 マギア・シーカーはその基礎原理がすでに完成されたものであるため、エーテル・ロケーターほど劇的な変化ではなかったが、魔導工学の発展により性能が向上、それに伴って早期警戒管制機に搭載できる程度にまで小型化することができるようになっていた。 こうしてエーテル・ロケーターよりも探知性能自体は高いマギア・シーカーを前線で運用できるようになったことは早期警戒管制機の価値をさらに高めることに繋がった。 この時期から早期警戒管制機はマギア・シーカーを装備した機体を指すようになり、のちの時代には、マギア・シーカーに加え、マギア・シーカーに対するカウンターとなる魔力探知阻害障壁の発生器やエーテル・ロケーターに対する欺瞞波発生器などを装備した電子戦機と呼ばれる機体も登場してくることになる。 こうして、聖華暦540年頃に起きた産業革命をへてエーテル・ロケーターとマギア・シーカーは聖華暦800年代にまで続くひとまずの到達点にたどり着いたのだ。 ここから先の時代には、エーテル・ロケーター、マギア・シーカーのそのどちらにも、細かな機能向上は見られるものの大きな技術革新は起きていない。 しかし、その一方で、エーテル索敵機というもの自体に注目すると、エーテル・ロケーターの派生と呼べる水中用エーテル索敵機エーテル・ソナーやエーテル・ロケーターとも、マギア・シーカーとも違う新機軸のエーテル索敵機、ローレライの詩の登場など、様々な広がりを見せていくことになる。 これからの時代には、現在世界中に普及しているエーテル・ロケーターやマギア・シーカーに代わるまた新たなエーテル索敵機が生まれるのかもしれない。