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エリディブス ……エルピス? ふむ、確かにそれは私たちの時代にあったものだ。 エリディブス もっとも、私が知るのは花の名前ではなく、 「ある場所」の名前としてだが。 エリディブス エルピスは、創造魔法で生み出された生物の実験場だった。 そこで生態を調べ、認可された種だけが、 世界に解き放たれたんだ。 エリディブス そして、もうひとつ……。 先の話に出たオリジナルのファダニエルが、 十四人委員会に入る前、そこの所長を務めていた。 エリディブス そのころの……座に就く前の彼の名は「ヘルメス」という。 エリディブス とはいえ、それらの事実と終末の関係性はわからない。 エリディブス 君が持ってきてくれた記憶のクリスタルは、 あくまで十四人委員会に関するもの…… 就任前の情報には乏しいんだ。 エリディブス エルピス自体も、かつての終末で壊れ、残骸すら残っていない。 何か秘された事実があったのだとしても、 君が行って暴くことは…… エリディブス いや……君はエルピスにいた……。 私はそれを……見た覚えがある……。 エリディブス おかしい、そんなはずはない……。 この記憶の断片は、なんだ……? エリディブス これは……どうして……こんなにも…………。 エリディブス ……すまない、記憶が混濁したようだ。 だが、おかげでひとつ、思いついた手がある。 エリディブス 君が過去の…… ヘルメスが所長をしていた時代のエルピスに行く、という手だ。 エリディブス 恐らく、誰の目にも見えないし、声すらも届かない……。 エリディブス よしんば干渉できたとしても、 君がやれるのは、せいぜい見聞きすることだけだ。 根本的な解決は望めないだろう。 エリディブス なぜなら、君が帰ってくる「ここ」は、 あくまで終末が起きたという歴史を辿った世界…… エリディブス 過去で何をしたところで、悲劇をなかったことにはできない。 今の苦しみをなくしてはくれないんだ。 エリディブス ……それでも行くのか? 敵であった私に、命を委ねてまで。 エリディブス わかった……。 ならば私も、調停者の最後の責務として、 君を送り届けるとしよう。 『指し示されたエルピス』 エリディブス よし、それで準備は完了だ。 間もなく門が開く……星見の間の方に移動してくれ。 エリディブス いい調子だ。 エーテルも順調に流れ込んでいる。 エリディブス これなら、私の魂も含めて使い切ってくれるだろう。 エリディブス 何を驚く。 言っただろう、これが「最後の」責務だと。 エリディブス ゾディアークが散った今、私がここで永く微睡む理由はない。 エリディブス 私は還る……そしてまた、会いたい人たちがいるんだ。 夢ではなくて、大地の上で。 エリディブス だから、振り返らずに行くがいい。 君が「光の戦士」なら……。 ――ハイデリンよ 私は先に逝く 真なる者 旧き人も 残すところは君だけだろう 最後のひとりは いちばん寂しい その役回りを譲ることが ゾディアークからの意趣返しだ 残された者の意地で 君と新たな英雄のやり方で この星を どうか―― 『指し示されたエルピス』 懐かしい雰囲気の青年 ねえキミ……それ、視えてるでしょ? 聞き覚えのある声の青年 ……視えてない。 私には何も、視えてない。 懐かしい雰囲気の青年 えー、そんなわけないでしょ。 懐かしい雰囲気の青年 ほら! 薄くてちょっとわかりにくいけど、 魂の色がアゼムとすごくよく似てる。 懐かしい雰囲気の青年 もしかして、彼が創ったものかな? 使い魔だとしたら、魂持ちなんて珍しいね。 聞き覚えのある声の青年 ……知るか。 あいつ関連なら厄介だ。 似て異なるものなら、さらに厄介だ。 聞き覚えのある声の青年 結論、関わらないにかぎる。 さあ行くぞ。 懐かしい雰囲気の青年 うーん、何か訴えようとしてるみたいだけど、 これじゃあ会話もままならないね。 懐かしい雰囲気の青年 キミ、少し存在を補強してあげなよ。 どうせ魔力余ってるでしょう? 聞き覚えのある声の青年 お前、人をなんだと思ってるんだ……。 懐かしい雰囲気の青年 もちろん、善良なる親友だとも! こうして遠路遥々つきあってるんだから、 頼みのひとつくらい、聞いてくれるに違いない! 聞き覚えのある声の青年 ……おい、目を閉じていろ。 さもないと酔うぞ。 聞き覚えのある声の青年 もう目を開けてもいいぞ。 懐かしい雰囲気の青年 フフ、フフフフ……待って……。 ちょっとまだ小さくないかい……? 聞き覚えのある声の青年 頭部の大きさからして、こんなところだろう。 これ以上だと圧が強すぎる。 懐かしい雰囲気の青年 なるほど……フフ……。 ヒュトロダエウス ということで……はじめまして! ワタシはヒュトロダエウス、創造物管理局の局長さ。 ヒュトロダエウス 隣にいるのがエメトセルク。 正真正銘、十四人委員会の一員だよ。 ヒュトロダエウス キミの名前は? 言葉、わかるかな……? ヒュトロダエウス いいね、会話ができるなんて優秀だ。 ワタシもそう呼ばせてもらうとするよ。 ヒュトロダエウス それで、キミはどこからきたの? あれだけ不安定だったんだ、 ここで創造されたものではなさそうだけど……。 ヒュトロダエウス わからない……あるいは、答えられないのかな……? よし、じゃあ質問を変えてしまおう。 ヒュトロダエウス キミはどうしてここへ? 何をしたいんだい? ▼ヘルメスを探しにきた ヒュトロダエウス ……驚いた。 ワタシたちと同じだなんて。 ヒュトロダエウス ねえ、やっぱりアゼムの使い魔なんじゃない? 本当は一緒に来たかったとか。 エメトセルク もしそうだったら自力で乗りこんで来るだろう、あいつの場合。 ヒュトロダエウス ……おっしゃるとおりで。 ヒュトロダエウス 失礼したね。 ワタシたちは魂の色が視えるんだけど、 キミのそれが、友人の色によく似ていてさ。 ヒュトロダエウス 加えて、目的まで一緒だったものだから、 早合点してしまったんだ。 ヒュトロダエウス ワタシたちは、ここの所長であるヘルメスと話をしにきた。 加えて、彼の働きぶりを知るためエルピスを見学したいんだ。 ヒュトロダエウス ……厳密には、それはエメトセルクの目的で、 ワタシはただの案内役なんだけど。 仕事上、ここには何度か来たことがあるからね。 ヒュトロダエウス ということで…… よかったら、キミも一緒に来ないかい? 勘違いのお詫びに、案内するよ。 エメトセルク おい、そんな素性も得体も知れないものを、 公務に連れていけるわけがないだろう。 ヒュトロダエウス いいじゃない、怪しいと思うなら余計に、 そばに置いて見ておかないと。 ヒュトロダエウス それに、不思議な生き物を連れているなんて、 ここじゃむしろ当たり前さ。 ヒュトロダエウス ようこそ、創造生物たちの実験場…… 空の果てのエルピスへ! エメトセルク さて……どんな事実が待っているやらだ……。 『指し示されたエルピス』 ---- エメトセルク さっきから何だ、人の顔をじろじろと……。 ヒュトロダエウス うん、気持ちがいいね。 それにほら、空に手が届きそうだ! ヒュトロダエウス キミにどこまでの知識があるかわからないから、 案内役として、少し説明をしておこうかな。 ヒュトロダエウス ワタシたちの扱う創造魔法は、 エーテルを素とし、イデアを設計図として、 無機物から生物まで森羅万象を綾なす技だ。 ヒュトロダエウス 各自が考案したイデアは、 ワタシの勤め先でもある「創造物管理局」に提出されて、 審査、分別、管理される。 ヒュトロダエウス ここエルピスには、そのうち「生物」に類するものと、 一部の「魔法生物」に類するものが送られてくる。 そして、さらに詳しく観察、研究されるのさ。 ヒュトロダエウス フフ……なかなか興味深い施設だろう? ワタシたちと一緒に、見回ってみようよ。 『指し示されたエルピス』 『ペタルダは翻る』 ヒュトロダエウス さてさて…… ワタシたちの探している「ヘルメス」は、ここの所長。 そして彼自身も創造生物の研究をしているんだ。 ヒュトロダエウス ということで、まずは職員たちの居住地に、 向かおうと思うんだけど…… ヒュトロダエウス ……うーん、キミのその格好は、どうにも目立ってしまうねぇ。 ヒュトロダエウス エメトセルクが、一応お忍びというか抜き打ちで来てるから、 もう少し馴染む外見にしてもらった方がいいかな。 キミ、普通のローブを創ることはできるかい? ヒュトロダエウス ダメか。 じゃあエメトセルク、キミが代わりに創って…… エメトセルク 厭だ……私は魔力を分け与えたんだぞ? 拾ったお前が面倒を見ろ。 ヒュトロダエウス つれないなぁ。 エメトセルクってば、ほぼ無尽蔵みたいな魔力の持ち主だから、 こんなのまったく問題にならないはずなんだけど。 ヒュトロダエウス よし、じゃあ最終的にはワタシが形を創るとして、 せっかくだし、できるところまでは自分でやってもらおうかな。 そこの階段を下りて「芽吹の玄関」に行こう。 ヒュトロダエウス 思ったとおり、ちょうど良さそうな相手がいるね。 キミにこの、「エーテルロープ」を渡そう。 ヒュトロダエウス それを使って、ローブのもととなる生物を捕まえてきてほしい。 ヒュトロダエウス この場所には「キアネ・ペタルダ」「コーキネ・ペタルダ」、 そして「イアンティネ・ペタルダ」という3種類の蝶がいる。 うち、いずれか2種類を1体ずつ……ってところかな。 ヒュトロダエウス 「エーテルロープ」は、使用者の魔力に応じた能力を発揮する。 エメトセルクが見た目を繕ったとはいえ、 キミが有するエーテルの量は、人に遠く及ばない……。 ヒュトロダエウス だから、しっかり蝶を弱らせてから、 「エーテルロープ」で捕まえるんだ。 がんばってね! エメトセルク ダメだダメだ、私は手伝わないぞ。 待っててやるだけ、ありがたいと思え。 ヒュトロダエウス この場所にいる3種類の蝶のうち、2種類を1体ずつ、 しっかり弱らせてから「エーテルロープ」で捕まえるんだ。 がんばってね! ヒュトロダエウス ……うん、完成! ヒュトロダエウス はい、よかったらこれを着てね。 ローブや靴、標準的な服装一式だ。 ▼生き物をローブに……? ヒュトロダエウス より正確には、生き物を「エーテルに戻し」て、 創造魔法によってローブに創り変えているってところかな。 ヒュトロダエウス 種類の違う蝶を集めてもらったのは、 それぞれが有するエーテルに属性バランスの違いがあるからさ。 混ぜることによって、より均整のとれた服ができる……。 エメトセルク 熱心に教え込むのはいいが…… そいつが人らしい服を着たところで、 多少なり視る眼がある奴には、すぐに異質だとバレるぞ。 ヒュトロダエウス まあねぇ……。 でもほら、遠目だけでも誤魔化せれば、 キミの「抜き打ち」の体裁を保つのに役立つじゃない。 ヒュトロダエウス 彼の言うとおり、キミが異質な存在であることは、 そのローブを着ていようが見抜かれてしまうだろう。 ヒュトロダエウス そういうときは、下手に言い訳せずに、 自分は使い魔だと名乗ってしまった方がいい。 実際のキミが何なのかは置いておくとして……ね? ヒュトロダエウス 問題は、誰の使い魔を名乗るかだけど…… ヒュトロダエウス うん、アゼムにしてしまおう。 それなら多少変なことをしようが、あれこれ聞いて回ろうが、 「そんなものかな」って説得力がある。 エメトセルク いない奴を勝手に使う……。 ヒュトロダエウス いないからこそ、だろう? ヒュトロダエウス それじゃあ、キミの素性はひとまずそういうことにして、 職員たちの居住地に向かおうか。 エメトセルク まあ、そうだな…… アゼムの使い魔というのは、適当な言い訳だ。 あいつも、不満があるなら日頃の行いを正せという話だ。 エメトセルク もとの大きさなら、人の子どもに思えないか……だと? そんなわけがないだろう…… 少なくとも、生物としての強度が完全に別物だ! ヒュトロダエウス 準備はいいかい? それなら、目指すはここから北…… 「アナグノリシス天測園(てんそくえん)」だ。 ヒュトロダエウス エルピス全域に研究対象である動植物が放たれているけれど、 天測園もまた、職員たちの居住地であると同時に、 創造生物を観察する場でもあるんだ。 ヒュトロダエウス とりあえず行って、適当な職員に声を掛けてみよう。 ヘルメスの居場所を教えてもらうためにね。 『アナグノリシス天測園』 ヒュトロダエウス ああ、彼女でよさそうだ。 エメトセルク 何をしているのかと思えば…… その植物も創造魔法で創られたものか。 天測園の観察者 あら、あなた方は……? ヒュトロダエウス やあ、所長のヘルメスに会いたいんだけど、 彼は今どこにいるかな? 天測園の観察者 その赤い仮面、十四人委員会の方ですね。 いらっしゃる予定なんてあったかしら……? ヒュトロダエウス ちょっと、抜き打ちで確認したいことがあってね。 協力してくれると嬉しいな。 天測園の観察者 そういうことでしたら……。 天測園の観察者 ヘルメスは、いつもどおり、創造生物の観察に出ています。 ここ数日は水棲生物の担当だったはずですから、 園内の水場にいるのではないかと。 ヒュトロダエウス 園内の水場だね、ありがとう。 観察の邪魔をしてしまって、ごめんよ。 エメトセルク おい、ヒュトロダエウス。 私は初対面になるが、 お前は何度かヘルメスに会ったことがあるんだろう? エメトセルク だったら、わざわざ聞いて探さずとも、 エーテルを追えるんじゃないか? ヒュトロダエウス うーん、もちろん、できないことはないんだけど…… ヒュトロダエウス ああ、ワタシとエメトセルクはね、 少し変わった力を持っているんだ。 ヒュトロダエウス エーテルを、普通よりも深く広く視ることができる眼…… キミの魂の色がわかったのも、そのおかげさ。 ヒュトロダエウス ヘルメスのエーテルだって、覚えていないわけではないよ。 ただ、それで探してしまっては、機会損失というものだ。 ヒュトロダエウス せっかくの視察なんだから、 彼が管理するエルピスを見回りながら探す方が、 より人柄や働きぶりもわかるというものじゃない? エメトセルク もっともらしく言ったものだ……。 エメトセルク お前、仮にも同行者なんだ。 探す手伝いくらいはできるな? エメトセルク 資料によると、ヘルメスは深緑の短髪をしているそうだ。 それを頼りに探せるだろう。 エメトセルク 言っておくが、公的な場でフードを被らずにいるのは、 エルピスだからこそ認められている特例だ。 危険な生物もいる以上、視野は広くしておくべきだからな。 エメトセルク お前にどんな常識が刻まれているかは知らんが、 ほかの場所で、こんな個を主張するような真似はするなよ。 マナー違反だぞ。 ヒュトロダエウス まあまあ! おかげで、容姿で人を探すなんていう、 めったにない貴重な経験ができるわけだしさ。 ヒュトロダエウス さあ、ヘルメスを探して、水場を見ていくとしようじゃないか。 青い有翼の少女 アンビストマは、不思議なお顔、ね? うー、ぱー、るー、ぱー、って感じがする! ヘルメス 君は…… 青い有翼の少女 あなた、みんなと、ちがう……! 青い有翼の少女 あの、仲間、もしかして、わたしたち…… だから、その、仲良く…… 青い有翼の少女 ううー、待って、待ってね…… 青い有翼の少女 こんにちは! こんにちは! 聞こえますか……? 青い有翼の少女 私はあなたに敵対する者じゃありません。 あなたの音を聞き、想いを感じ、考えを知りたいのです。 青い有翼の少女 どうか、仲良くしてくれませんか? 青い有翼の少女 へへ……仲良くし、ませんか! ヒュトロダエウス ああ、見つけられたんだね。 ヘルメス ヒュトロダエウスか。 会うのは、久しぶりだ……。 ヒュトロダエウス そうだねぇ、職場同士は、しょっちゅう連絡しあってるけど。 今日はキミに会いたいって人たちを連れてきたんだ。 ヘルメス 十四人委員会の……。 エメトセルク エメトセルクだ。 お前が所長のヘルメスで間違いないな? ヘルメス ……ああ、ヘルメスだ。 アーモロートからでは、遠かっただろう。 エメトセルク まあな……。 だが、エルピスの用途を思えば仕方のないことだ。 こいつに案内役を頼む羽目になったのは不本意だがな。 ヒュトロダエウス 失礼しちゃうなぁ。 ワタシはいつだって善良な友人だというのに。 ヒュトロダエウス それからこちらが、さっきプロピュライオンで拾った…… ヒュトロダエウス ……って、なんだか懐かれてるね。 そっちの青い子は、ヘルメスの使い魔かい? ヘルメス 彼女は、メーティオンという……。 「流星」を意味する名だ。 ヒュトロダエウス へぇ……ずいぶんと構成するエーテルが薄いんだね。 これだと、あまりに脆い気がするけれど……。 ヒュトロダエウス 創造物管理局にも、届け出てないでしょ? イデアを見た覚えがないや。 ヘルメス 彼女は、自分の個人的な研究のために創造した。 けれどまだ、成果を得ていない段階だ……。 ヘルメス だから申請できていないが、いずれは伺うつもりでいる。 そのときは、よろしく頼む……。 ヒュトロダエウス 了解、確かにキミはここの所長であると同時に、 飛行生物創造の第一人者だからね。 こだわりもあるんだろう。 ヒュトロダエウス 申請、のんびりお待ちしているよ。 エメトセルク それも結構なことだが、こちらも仕事の話がある。 エメトセルク ……私が来た時点で、概ね察しているだろうがな。 ヘルメス 承知した……。 ひとまず、奥の館で待っていてくれ。 ヘルメス 自分も、観察対象たちを造物院に返したら…… メーティオン ヘルメス、どうした? ヘルメス アンビストマが……1匹……足りない……! ヒュトロダエウス ふむ、その子たちと同じエーテルなら、 あっちの方向……敷地の外にいるみたいだね。 それも、木の上だ。 エメトセルク ……木に登ったのか? あの手足で? ヘルメス ミトロン院が空を泳ぐ魚を創ってから、 水棲生物に浮遊能力をつけるのが流行っている……。 ヘルメス アンビストマも、わずかに……がんばれば、木くらい登れる。 だが、降りられないのかもしれない……! メーティオン わたしも、さがすー! エメトセルク ……どうするんだ、残りのこいつらは。 ヒュトロダエウス フフ……フフフ…… ここは、手分けを、するとしようか……フフ……。 ヒュトロダエウス すまないけれど、ヘルメスを追って、 手伝ってあげてくれるかい? 残りのアンビストマは、ワタシとエメトセルクで見ているよ。 エメトセルク なぜこんなことに……。 「独創的かつ有益な水棲生物の創造」がミトロン院の理念だが、 何がどうして空を泳がせた……。 エメトセルク そもそも、それは「水棲」か……!? ヒュトロダエウス アンビストマ……そこにいる水棲生物は、 確かに最近登録申請されたイデアだよ。 現在ここで研究の真っ最中ということなんだろうね。 ヒュトロダエウス 悪いけど、キミはヘルメスを追って捜索を手伝ってあげて。 残ったアンビストマは、ワタシたちで見ておくよ。 メーティオン ヘルメスー、平気ー!? メーティオン ヘルメス、木の上にアンビストマ見つけた! よじ登って、助けようとした! メーティオン そしたら、アンビストマ、ヘルメス踏んで下りてきた! ヘルメス、ぐるんってなって、今! ▼ヘルメス、大丈夫? ヘルメス ああ、大丈夫だ……見苦しいところを……すまない……。 ヘルメス ひとまず、少し離れていてほしい。 巻き込まないという……保証ができない……。 ヘルメス ウッ…………。 メーティオン ヘルメス、平気? 大丈夫? ヘルメス あ、ああ……大丈夫だ……。 心配をかけて悪かった、メーティオン。 ヘルメス それに………… ヘルメス Tobari Seto……。 おもしろい響きの名前だ。 新種の生物という感じがする……。 ヘルメス ありがとう、わざわざ追いかけてきてくれて。 ヘルメス 君も無事で何よりだ。 だが、いくら浮遊能力があるといえど、 高い木から落ちたら怪我をしてしまうかもしれない。 ヘルメス 今後はどうか、気をつけてほしい。 ほかの仲間たちも心配…… ヘルメス …………。 ヘルメス ほかの仲間たちを、置いてきてしまった……! ヘルメス そうか、エメトセルクとヒュトロダエウスが……。 よかった……あとで彼らにもお礼を言わなければ……。 ヘルメス 今さらになってしまったが…… エルピスの所長として、君たちを歓迎しよう。 どうぞよろしく。 メーティオン ヘルメス、無事! アンビストマ、無事! よかったね! 『深くにある想い』 ヘルメス よし……エメトセルクたちが困っているといけない。 まずはみんなで、彼らのもとへ戻るとしよう。 メーティオン 観察の期間、ずっと放す子と、造物院に戻す子がいる。 アンビストマ、造物院に戻す子! エメトセルク やれやれ……。 これでやっと大事な話ができそうだ。 ヒュトロダエウス こっちは異常なしだったよ。 みんな、のんびりしたものさ。 『深くにある想い』 ヘルメス 改めて、各方に迷惑をかけた……。 おかげさまで、アンビストマはみんな元気だ。 ヘルメス 自分は彼らを、待機場所に送り届ける。 魔法で転移させるから、そう時間はかからない。 ヘルメス 天測園の北側に、ほかよりも大きな館がある。 1階が打ち合わせに使える場になっているから、 そこで待っていてもらえるだろうか? エメトセルク 了解だ。 適当に待たせてもらうから、 お前は今度こそ、そいつらを取り逃がすなよ。 ヘルメス 君も、話に同席するのであれば、北の館へ……。 エメトセルクたちと一緒に、待っていてほしい。 エメトセルク ヘルメスに指定されたのは、ここで間違いなさそうだな。 エメトセルク ……だが、お前はダメだ。 同席はさせられない。 エメトセルク やましい話じゃないが、人の今後を左右する大事な話だ。 どこから来たのかも言えないような奴に、聞かせられるものか。 エメトセルク なんだ、食って掛かる気か? ▼こちらにも引き下がれない事情がある エメトセルク だったら、その事情とやらを明らかにしたらどうだ。 納得できるものなら、協力するぞ。 ヘルメス ……自分は、彼に同席してもらっても構わない。 エメトセルク ヘルメス……だが、こいつは……。 ヘルメス メーティオンに気に入られた存在だということは、 自分にとって、どんな言葉で論じられるよりも信用に値する。 ヘルメス それに……第三者がいてくれた方が、冷静でいられそうだ。 エメトセルク ……わかった、お前の意見を尊重しよう。 エメトセルク 静かに聞いているんだぞ。 ヘルメス それで、話というのは、やはり……。 エメトセルク ああ、ファダニエルが座を降りることを決めた。 後任として、お前を推挙している。 エメトセルク 十四人委員会としても、お前の実績と深い知識を買って、 その提案を受ける方向で動いている。 エメトセルク あえて面識がない私がここに来たのは、 公正な目で近況を確認するため。 エメトセルク そして何より、お前自身の意志を問うためだ。 エメトセルク 現ファダニエルも、もともとはここの所長だ。 公私ともに、お前と親交があったと聞く。 エメトセルク 座を譲りたいという旨も、何度か話をしていたそうじゃないか。 だから予測がついていたんだろう? ヘルメス ……そうだ。 「私が為すべき仕事を終えるときには、お前を推そう」と、 あの方は、何かにつけておっしゃっていた。 エメトセルク とてもじゃないが、喜んでいるようには見えないな。 それほど十四人委員会の名を背負うのが嫌か? ヘルメス いや……そうじゃない……そうじゃないんだ……。 ヘルメス 委員会に推挙してもらえたことは、光栄に思う。 研究ばかりの自分には、過ぎるほどの申し出だ。 ヘルメス だが、現ファダニエルが座を降りようとしていること…… それそのものが、割り切れない……。 ヘルメス ……やはり、彼は……星に還るのだろうか……。 エメトセルク そのつもりだとは聞いている。 過去に十四人委員会に属した者も、 ほとんどが退任とともに還っているしな。 メーティオン 星に還るは、死ぬ、のこと……? ヒュトロダエウス おや、珍しいね。 エルピスではそう呼ぶ方が主流なのかい? その言葉を使う人は、滅多にいないと思っていたけれど。 ヒュトロダエウス 我らは星の意志であり、細胞である……。 この命こそが星に流るる血の一滴、 己が身のごとく星を育め……。 ヒュトロダエウス それが、ワタシたち「人」の役割だよ。 星を善くすることで、そこに生きるすべてのものが、 幸せでいられるようにするわけだね。 ヒュトロダエウス みんな、そのために識り、考え、創り出してきた。 おかげで原初のころは荒々しかったという星は、 これほどまでに穏やかに、優しいものになった。 ヒュトロダエウス 星に還るというのは、 そうして星を育んだ者にこそ与えられる選択肢だ。 ヒュトロダエウス 大いに生き、己のやるべきことを果たしたと思ったときに、 人々はそれを選ぶ……。 ヒュトロダエウス 最期の瞬間はいつだって、それは美しいものさ。 エメトセルク 十四人委員会に加わった者とて、その流れからは逸脱しない。 ここで存分に役目を果たせたら、 まさしく還るにふさわしいと、多くの者は考える。 エメトセルク 私たちの座は、就いた者にとって命数と同義だ。 ……ごく一部の例外を除いてな。 エメトセルク ファダニエルが還るのを認められないのは、 彼の功績がそれに値しないと考えているからか? エメトセルク 知らないわけはないとおもうが…… あの御仁は、多くの素晴らしいイデアを生み出した。 エメトセルク こと、新たな動物を創ることにかけてはな。 エルピスでの経験を活かし、いくつもの種を生み出したものだ。 ヘルメス もちろん、それはよくわかっている。 自分は……ただ…… ヘルメス あれほど偉大で、命を知る人であっても、 やはりそうして終わりを選ぶのか、と……。 ヘルメス 不甲斐ない……。 こちらの動揺が、彼女にまで伝わってしまったようだ。 ヘルメス 同席を勧めておいてすまないが、 少しの間、彼女を連れ出してやってはくれないか……? 気分転換をした方がいい。 エメトセルク わからんな……。 ヘルメスの奴は、何にそれほど抵抗を感じている? ヒュトロダエウス 思ったより、話が難航しそうだね。 キミはヘルメスが言っていたとおり、 メーティオンと外を回ってくるといい。 ヘルメス すまない……この埋め合わせは、あとでまた……。 メーティオン Tobari、あの、ごめんなさい……。 わたし、外でるね……。 メーティオン よかったら、一緒に、お散歩いこう……? メーティオン ……ヘルメスは、死ぬこと考えると、すごく悲しくなる。 メーティオン ヘルメスが……まわりの人が悲しいと、わたしも同じに悲しい。 そういう風に、創られてるから……。 メーティオン でも、もう大丈夫! だから、仲良くお散歩、希望します! メーティオン あなた、目的、エメトセルクと違う……? どうして、エルピスいる……? メーティオン エルピスと、ヘルメス知るため! じゃあ、じゃあ、わたし紹介する! メーティオン わたし、ひとつ教えたら、あなた、ひとつ教える……どう? ▼よしきた! メーティオン やったー! とても、とても、嬉しい! メーティオン じゃあね……えっとね…… そこの広場で、「メムノン」と話すはどう? メーティオン このとおり、わたし「口で会話」、とても下手。 でもメムノン、話すの上手! きっとあなたの役立つ、から、行こう! メムノン おやおや、あなたは……ふむ…………。 メムノン 人に似せているようですが、まるで玩具の人形のよう…… ということは、メーティオンと同じく、擬人型の使い魔ですね。 どうかしたのですか? メーティオン あの、Tobariに、ここのこと教えてほしい! メムノン なるほど、彼は新しく来た使い魔なのですね。 ええ、お安い御用ですよ。 メムノン 前提として、人は星を善くしていくという使命を帯びています。 創造魔法で新たなものを創るのも、そのための行いです。 メムノン しかし、無暗に創っていては、星にカオスが生じる。 だからこそ、自分たちの創ったものに対して、 適切な判断を下すことが必要になってくるのです。 メムノン エルピスでは、創造物管理局への正式登録に先駆けて、 生物や魔法生物に対して、より詳しい観察と研究が行われます。 メムノン どういった性質を持つのか、生育に適した地域はどこか、 他の種や環境にどういった影響を与えるのか…… メムノン それらをすべて明らかにし、問題なしとされた創造生物のみ、 実際に適切な地域に放つのです。 メムノン ……あなたたちも、星を善くすることを願って創られた存在。 ヘルメスたちの言うことを聞いて、おりこうにするのですよ。 メーティオン わたしたち、おりこうだから散歩してる! 教えてくれてありがとう、メムノン。 メーティオン Tobari、エルピスのこと、ひとつわかった? そしたら、わたしからも、質問していい……? メーティオン じゃあね、まずはね…… あなたは、どこからきましたか! ▼とても遠いところから メーティオン うーん、じゃあ、わからないかも……。 わたし、地上はあんまり詳しくないから……。 メーティオン ああ、だけど…… その場所への、あなたの想いは、伝わってくる……。 メーティオン ハッ……いけない……! わたしの力、話してない……! メーティオン じゃあ次は、それ教える! だから、天測園の中で、ヒマそうな創造生物を探して! メーティオン たしかに、ヒマそう……! メーティオン 名前、なんだっけな……。 そもそも、エルピスに、こんな子いたっけ……? メーティオン ともかく、この子の考えてること、読み取ってみせるね! それが、わたしの力! メーティオン わからない……というか…………無……? メーティオン 違う、違うの、こんなはずじゃなくて……! 待って、待ってね、今度はあなたに…… メーティオン こんにちは! こんにちは! 聞こえますか……? メーティオン これが私の力……。 周囲の想いを読み取り、自分の想いを返しているのです。 メーティオン 知的生命は、届いた想いを無意識のうちに言語化する…… だから、頭の中で私が話しているように聞こえるはずです。 メーティオン 私の「役目」には、この力が欠かせません。 未知の言語を用いる者や、音声に依らない意思疎通を行う者、 あらゆる知的生命と対話ができるようになっています。 メーティオン 代わりに、口述での意思疎通は、あまり上手くありません……。 メーティオン でも、ヘルメスから、 人には隠したい想いもあるのだと習いました。 だから、力を使わずに話せるときは、そうしなさいと……。 メーティオン 私はあなたに、定義するのがとても難しい、 けれど確かな親愛を抱いています。 メーティオン 「私たち」と性質が似ていること…… その想いが、光色のように不思議な複雑さを持つこと…… それらを好ましく感じ、知りたいと思うのです。 メーティオン だから、できるだけ力を介さずに話したい。 少し不便かもしれませんが、どうか、仲良くしてください。 メーティオン ……伝わった? メーティオン じゃあ、じゃあ、わたしもまたひとつ、聞くね! あなたの得意は、何……? ▼戦うこと メーティオン すごい……! じゃあ、危ない創造生物、暴れても、平気ね……! メーティオン ヘルメスも、強い……と思うんだけど…… 戦うの、好きじゃない……暴れてる創造生物でも……。 メーティオン ……もしかして、わたしたち、邪魔? メーティオン Tobari、次、行こう……! 館に近い建物の中に、「エウアンテ」いる。 そこで、またひとつ、教えるね! エウアンテ あらまあ、こんにちは、メーティオン。 今日はお仲間を連れているのね。 メーティオン こんにちは、エウアンテ! あのね、リンゴを、創ってほしい。 メーティオン 瓶に入れて、砂糖、どばどばする! それ、ヘルメスの好きなもの。 だから、Tobariと食べる! エウアンテ リンゴの砂糖漬けね……? 確かにそれは、ヘルメスの好物だけど、 あなたは食べ物を摂るように創られていないのよ。 メーティオン で、でも、砂糖どばどばのリンゴ、わたしも好き……。 エウアンテ あなたは心を通じさせる能力を持つ…… だから彼の歓びを、自分の歓びだと思ってしまっているのね。 エウアンテ この場でリンゴは渡せないけれど、 近いうちに創って、ヘルメスに差し入れるわ。 それを待っていて頂戴ね。 メーティオン Tobari、ごめん……教えるの失敗……。 うまくいったら、あなたの好きも、聞きたかった……。 ▼好きなものを教える メーティオン …………わぁ! すごいすごい、嬉しい気持ち、たくさんね! メーティオン 教えてくれて、ありがとう、Tobari。 わたしも、とても、嬉しくなった! メーティオン ……ヘルメスたち、話し合い、終わったかな? 様子、見に行ってみようか。 ヒュトロダエウス いいところに戻ってきたね。 天測園の中を散歩してきたのかい? エメトセルク なんだ、もう少し長く散歩していてくれたら、 お前を置いて出発できたんだが…… ヘルメス ああ、おかえり、ふたりとも。 気分転換はできただろうか……? メーティオン とても新鮮! とても楽しい! Tobariはね、エルピスとヘルメスを、 観察したくて、ここに来たんだって。 メーティオン だから、教えようとした! エルピスの役割、わたしの意思疎通の方法、 それから、ヘルメスの好物! ヘルメス 最後のは……役立つとは思えないが……。 ヘルメス 彼女につきあってくれて、ありがとう。 こちらも、話し合いがちょうど終わったところだ。 エメトセルク 終わったというか、お前が返事を保留にしただけだろう。 それで仕方なく、先に仕事ぶりの確認をすることにしたんだ。 ヘルメス 面目ない…………。 ヘルメス そんなわけで、このあと、エメトセルクたちを連れて、 いくつか仕事をこなすことになったんだ。 ヘルメス メーティオンを連れ出してくれたお礼も兼ねて、 一緒にどうだろうか……? もちろん、君の役に立ちそうであればだが……。 エメトセルク ひとつ忠告しておくと、そいつは目的こそ私たちと同じだが、 十四人委員会の指示で動いているわけじゃない。 たまたまプロピュライオンで拾っただけだ。 エメトセルク 知られた情報がどこに届くかは、保証しないぞ。 ヘルメス 構わない……。 メーティオンがこれだけ楽しそうなんだ、 悪意ある詮索ではなかったと思う。 メーティオン Tobariは、本当に、優しい。 わたしが教えた分だけ、自分のこと、教えてくれた……! メーティオン ねえ、一緒に行こう! ヘルメスの仕事、発見いっぱい! きっと、あなたが探してる何かも、見つかる! ヒュトロダエウス 毎日のように創造魔法で生み出されたものを視ているけれど、 エルピスで行われている観察は、また主旨が違うからね。 どんな体験ができるか楽しみだ。 エメトセルク 情報は開かれているべし……というのは、 十四人委員会も含めたすべての組織が順守すべき基本原則だ。 エメトセルク だからといって、お前みたいな正体不明にまで、 仕事を見せる必要はないと思うがな……。 くれぐれも、邪魔をするんじゃないぞ。 メーティオン Tobari、お散歩、ありがとう。 今度はヘルメスたちも連れて、みんなで、出発! 『定義は生命を分かつ』 ヘルメス では、仕事の続きに向かうとしよう。 まだ何件か、野に放っている創造生物の観察が残っているんだ。 ヘルメス まずは、天測園の東…… ちょうど先ほどアンビストマを保護したあたりへ。 敷地外に出るから、気性の荒い創造生物には注意してくれ。 エメトセルク ヘルメスめ……。 話し合いのときは、あれほど意気消沈していたのに、 観察の仕事となると、急に積極的じゃないか。 ヒュトロダエウス イアンティネ・ペタルダか。 蝶といえば、たくさんの種類が創られている、 人気の生物のひとつだよ。 ヒュトロダエウス さっき少しだけ捕まえて、 キミのローブに変えさせてもらったけど…… なに、観察に支障をきたすような数じゃないさ。 メーティオン ペタルダ、きれい! ほかにも観察中の仲間、いるけど、 みんな、地上に行けたら、いいね。 ヘルメス これは、しばらく前から放っている新種のペタルダだ。 うん……うん……どこも異常はない……。 ヘルメス 生物として、存在も安定している。 この調子で観察期間を終えれば、 晴れて地上の適切な地域に送られることだろう。 ヘルメス 君は「生物」と「魔法生物」をわけるのは何か、知っているか? ヘルメス 正解は、魂の有無だ。 そして魂というものは、宿すか否かを決められるものじゃない。 ヘルメス 自身のみで生存が可能な形に創られたとき、 うちに魂が生じて、「生物」となる。 ヘルメス 一方で、単独では生存が不可能な形で創られたとき…… たとえば術によって構築されたり、 自然現象に伴って発生するものには、魂が生じない。 ヘルメス 外見が動植物に似ていたとしても、 それら魂なきものは「魔法生物」になるんだ。 ヘルメス ……そう、魂を持つこと、生命になるということは、 人が手出しできない領域の現象……。 自分たちが管理すべきだなんて、おこがましい妄想だ。 ヘルメス さあ、次へ行こう。 報告によると、北の「灯台」のもとに、 ある魔法生物が集まってしまっているそうだ。 エメトセルク ヘルメスの仕事を見ているというのに、 メーティオンに絡まれてたまらん。 エメトセルク まあ、こいつを視るだけでも、 創造主であるヘルメスが特異な研究者であることは、 十分すぎるほどわかるがな……。 ヒュトロダエウス ワタシも、キミには興味があるんだ。 飛行生物創造の第一人者、天を識る者ヘルメス…… その申請前の創造生物を視る機会なんて、そうそうないからね。 メーティオン ヒュトロダエウスと、エメトセルクのことも、知りたい。 どうしてアンビストマ、外ってわかった……? ヘルメス 聞いていたとおりだ。 「雷のプネブマ」が集まっている……。 ヘルメス ここは「灯台」と呼ばれているが、 島を浮遊させたり、周囲の気温を調整したりするために、 属性のバランスを操作する巨大な魔具なんだ。 ヘルメス そのため、周囲よりも特定の属性が強くなることがある。 ヘルメス 雷のプネブマが集まっているのは、 彼らの極端に雷属性に寄ったエーテルを補充するため…… 生物でいうところの「おなかがすいた」状態だからだろう。 ヘルメス ……メーティオンはエメトセルクたちと話し中か。 ヘルメス だったら君が、雷のプネブマたちに、 餌をやってみないか? ヘルメス この「集雷魔法のイデア」を使えば、 使い手の素質によらず、場の雷属性を集められる…… ヘルメス それで、雷のプネブマたちのそばに、雷球を生成するんだ。 彼らにとって、最高のごちそうになるだろう。 ヘルメス 蒔き終えたか。 ……ああ、ほらご覧。 ヘルメス 気に入ってもらえたようだ。 彼らは言葉を持たないが、だから素直に行動で示してくれる。 ヘルメス 言わないからといって、何も感じていないわけじゃない。 人から見て知能が低いからといって、 何もわかっていないわけじゃない……。 ヘルメス 彼らのように魂のない魔法生物だって、 ペタルダのように儚い生物だって、 みんな、思い思いに生きているんだ。 ▼メーティオンは生物? ヘルメス さて……理論上の仮定なら話せるが、 最終的にそれを視るのは、創造物管理局の仕事だ。 ヘルメス ヒュトロダエウスのような視る力のある者には、 きっと正解が見えているのだろうが…… ヘルメス 自分にとっては、どんな分類を与えられようが、 メーティオンはメーティオンだ。 それで十分だと思っている。 メーティオン あれ……もう終わってる……? わたし、視察、邪魔した……!? ヘルメス いや、特筆すべきようなことはしていない。 仕事はまだ残っているから、次へ行こう。 ヘルメス ここから東にある「汐沫(せきまつ)の庭」で観察中の職員たちに、 いくつか確認すべき事項があるんだ。 案内しよう。 メーティオン かわいいけど、気をつけてね。 大きい口、くしゃみもすごい……ヘルメス、最初に吹っ飛んだ! エメトセルク これは……。 いったい何を意図して創造されたんだ……? ヒュトロダエウス ああ、これは創造物管理局でも話題になった生物だよ! ワタシも、すごく気に入ってる。 気の抜けた顔に反して、牙がすごいところとかね! ヘルメス 見事なものだろう? 「アンペロス」という…… 最近観察をはじめたばかりの創造生物だ。 ヘルメス 少しいいか? 経過を聞かせてもらいたい……。 メーティオン それ、エルピス、エルピスの花! メーティオン わたしと、一緒の、エンテレケイア! ヘルメス その花は、この施設で創られたんだ。 それで、エルピスの名を冠している……。 ヘルメス 昔ここに、美しい花を創ることを愛している職員がいた。 彼女が試行錯誤するうちに、偶然生み出したのだという。 ヘルメス おもしろいのは、なんといっても、 周囲の心を映して纏う色を変えるところだ。 ヘルメス ……とはいえ、ここでも地上でも、 陰りなき純白を纏っていることが大半だが。 ヒュトロダエウス へぇ、人の心を映す…… それってどういう仕組みなんだい? ヘルメス 世界には、エーテルとはまた異なる、 「想いが動かす力」というものがある。 ヘルメス 自分たちがエーテルを自在に操るように、 この花は、その力を受けたり、作用させることができる。 ヘルメス ……とはいえ、花自身には明確な意思がない。 だから、周囲の感情によって動いた力を受け、 それを色や輝きといった現象に変換しているんだ。 ニッダーナ アーカーシャは、ラザハン式の錬金術に存在する概念で、 目には見えない力のひとつよ。 想いが動かす力、なんて言われてるんだ。 ヘルメス アーカーシャ……。 その呼び名には心当たりがないが、 話を聞くに、同じものを指しているように思う。 ヘルメス 自分たちはその力を「デュナミス」と呼んでいる。 ヘルメス そして、エルピスの花のように、 デュナミスを操ることができる存在…… ヘルメス 想いを自在に現象へと換えられる存在を、 「エンテレケイア」と呼ぶ。 メーティオン わたしも、わたしも! エンテレケイア! ヘルメス ああ……。 その子は世界で最初の、意思を持つエンテレケイアなんだ。 エメトセルク 待て待て! エーテルとは異なる力、デュナミスだと? エメトセルク そんなもの、私ですら初めて聞くが? ヘルメス 無理からぬことだ……。 まず、デュナミスは人に見えないし、感じ取れもしない。 ヘルメス 理論上は長らく「あるに違いない」とされていたが、 エルピスの花が偶然創造されるまでは、 存在を実証することさえできていなかった……。 ヘルメス 次に、デュナミスは、エーテルと比べてずっと弱い力だ。 普通の状態では、エーテルに押し負け、かき消されてしまう。 ヘルメス だから、自分たちのように多量のエーテルを有し、 何につけてもエーテルを活用する生物は、 デュナミスを使う必要がない……。 ヘルメス まさに、「在って無い」存在だ。 ごく一部の研究者にしか知られていないのも、頷けるだろう。 エメトセルク なるほどな……。 しかし、だとしたらどうしてお前はエンテレケイアを…… メーティオンを生み出した? ヘルメス ……アーテリスは、エーテルが特別に濃い星だ。 それこそ、名の由来になるほどに。 ヘルメス だが、宇宙全体でみれば…… 計算上、すべての質量とエネルギーの68.3%を、 デュナミスが占めると考えられている。 ヘルメス エーテルとは比べ物にならないほど大きいんだ。 それを自在に操れるとしたら……? ヘルメス 緩く流れる水では石を穿てずとも、 滝のように勢いをつければ、岩をも削っていくように…… デュナミスがエーテルに勝る力になるかもしれない。 ヘルメス ……とは言ったものの、実のところ、 自分はそんな大それた目的を持っているわけじゃない。 ヘルメス 天を、宇宙を翔ぶものを、創りたかった。 ヘルメス そのために、星外では補給しにくくなるエーテルではなく、 別の力を利用できるようにしてはどうかと考えたんだ……。 ヒュトロダエウス ああ、だからその子は、極端にエーテルが薄かったのか。 ヘルメス ご明察だ……。 メーティオン あなたも、薄いと感じる! だから、エンテレケイアの、仲間と思った……。 メーティオン ちがう……? ▼きっと仲間だ! エメトセルク いや、お前はそんな上等なものじゃなく、 消えかけのうっすら使い魔もどきだっただろう……。 素性は依然不明だぞ。 ヘルメス エーテルが薄ければエンテレケイアになるというわけじゃない。 だが、デュナミスに干渉しやすくなるのは確かだろう……。 ヘルメス それが、思いもよらぬ勝利や逆転に繋がるかもしれない。 君の特性として、大切にするといい……。 ヘルメス ああ、待たせたままになっていた……。 まだいくつか確認したいことがあるから、済ませてくる。 ヒュトロダエウス デュナミスやエンテレケイアについては、ワタシも初耳だよ。 「エルピスの花」が創造物管理局に申請されたのも、 ワタシが職に就く前だったんだろうね。 メーティオン エンテレケイアでも、なくても、わたしとあなた、薄い仲間。 はじめて会うから、嬉しい! ヘルメス こちらの用件も間もなく終わりそうだ。 『最良の貢献』 エメトセルク デュナミス…… まさか、この期に及んで認知していない力があるとはな。 しかも、星外ではそちらの方が多い……か。 エメトセルク もっとも、私たちは星とともに、星のために生きる存在だ。 エーテルが満ちているのにデュナミスを利用するなど、 確かに不条理でありえない話だ。 エメトセルク それはそれとして、ヘルメスの知識は目を見張るものがある。 現在の十四人委員会に天文の専門家がいないという点でも、 奴が次期ファダニエルになるのは悪くない…… エメトセルク だが、いかんせん、本人の気が進まないときた! 理由も、奴の中では筋が通っているのだろうが、 こちらには理解しがたい……。 ▼エメトセルク自身は、なぜ十四人委員会に? ヒュトロダエウス おおっと、その話を聞きたいかい!? エメトセルクが何を見込まれ、 どうして十四人委員会に入ったのか! ヒュトロダエウス いいとも、このワタシが説明しよう。 始まりは、そう………… エメトセルク やめろ、黙れ、お呼びじゃない。 エメトセルク 知るべきは私じゃなくヘルメスだ。 さあ、あいつの仕事ぶりを、引き続き視察していくぞ。 ヒュトロダエウス 恥ずかしがるような話じゃないんだけどなぁ。 Tobari、あとで機会があったら、 コッソリ教えてあげる エメトセルク …………なんだ。 知るべきは私のことじゃなく、 ヘルメスのことだと言っているだろう。 ▼十四人委員会について勉強したい エメトセルク どうした唐突に……。 だがまあ、無知なまま同行されるよりはいいか……。 エメトセルク 十四人委員会は、世界が正常に営まれ、 星がより善い未来へ進んでいくように、 諸々の大方針を決定する機関だ。 エメトセルク 名のとおり十四の座があり、 抜きんでた実力を持つ者が、それぞれ推薦によって就任する。 エメトセルク 座によって「特定の分野に長じている者が就く」ものと、 「特定の使命に対し、適した実力を持つ者が就く」 ものがあってだな。 エメトセルク 前者は、水棲生物創造の専門家が就く「ミトロン」の座、 陸棲生物の創造と畜産の専門家が就く「アログリフ」の座…… エメトセルク 菌類や植物創造の専門家が就く「ハルマルト」の座、 医療を牽引する者が就く「エメロロアルス」の座…… エメトセルク そして、創造魔法の基礎理論を追求し、 最高難度を誇る幻想生物創造を果たした者が就くことのできる、 「ラハブレア」の座などがそれにあたる。 エメトセルク 後者は、芸術を振興させる役の「ウルテマ」の座、 弁論と知識を充実させる役の「イゲオルム」の座、 規律の制定と秩序の維持を行う「パシュタロット」の座…… エメトセルク 冥界、すなわちエーテル界を見守る「エメトセルク」の座と、 物質界、すでに存在する物事の理を解明する、 「ファダニエル」の座…… エメトセルク そして、お悩み受付係の「アゼム」の座なんかだな。 エメトセルク ……そんなサラリと大事な話をしていいのか、だと? 寝ぼけたことを言うな、子どもですら知っている基礎知識だぞ。 しっかり頭に叩き込んでおくんだな。 メーティオン エンテレケイアでも、なくても、わたしとあなた、薄い仲間。 はじめて会うから、嬉しい! ヘルメス 待たせてすまない。 こちらが確認しておきたかったことは、 すべて確かめることができた。 ヘルメス アンペロスも、このままいけば、 無事に地上に放たれることになるだろう。 ヘルメス ただ……それとは別に、気がかりな話を聞いたんだ。 この近くで行われている「カリュブディス」の観察が、 思わしくない状況になっているらしい。 ヘルメス 次は、その現場に行ってみようと思う。 ヘルメス エメトセルクとヒュトロダエウスも、出発しよう! 天測園がある浮島、「ノトスの感嘆」の北側だ! エメトセルク 鳥……いや、蛇…… それともヒレを持つ海洋生物か……? ヒュトロダエウス カリュブディスだね。 だけど、個体ごとにエーテルの属性バランスが少し違う…… ヒュトロダエウス ということは、イデアをもとに創った第一世代じゃなくて、 そこから繁殖させたものかな? メーティオン こっちの子だけ、青くて、ぴかぴか……? ヘルメス カリュブディスの観察、ご苦労様。 一部の個体に問題が出ていると聞いたのだが……。 悩ましげな観察者 ええ……そうなんです……。 悩ましげな観察者 カリュブディスは、海洋生物をもとにしながら、 陸上で生活できるように構造を調整したもの。 風属性との親和性を高めることで、飛行が可能です。 悩ましげな観察者 イデアから創った個体には問題がなかったので、 繁殖させて経過を観察していたんですが…… 悩ましげな観察者 第三世代の中に、 海洋生物としての性質が強い個体が生まれたんです。 悩ましげな観察者 水属性に偏った分、風属性への親和性が弱まり、 何度試しても飛べなくって……。 悩ましげな観察者 第三世代でこの変化とは、ちょっと不安定すぎますね。 悩ましげな観察者 今回は見送りということで、一度全部「エーテルに戻し」ます。 風属性との親和性をさらに上げるよう、 創造物管理局を通じて、イデアの調整依頼を出そうかと。 ヘルメス …………確かに、水属性への偏りが強いことで、 ほかの個体よりも、風の制御が難しいのかもしれない。 ヘルメス だが、飛行能力がないと断定するには早すぎる。 失敗をしたことで、飛ぶのを恐れているのかもしれない。 ヘルメス 自分が「転身」してともに飛び、 その子がコツを掴むまで、魔法で風の制御を手伝おう。 悩ましげな観察者 えええっ!? い、いや……そこまでしなくとも……。 エメトセルク なんだ、「転身」を知らないのか? 知識が中途半端だな……。 エメトセルク 「転身」は大量のエーテルを使って、 己の身体の外に、もうひとつの身体を創ることだ。 エメトセルク 肉体という枷をなくし、望む力に適した形を得ることで、 能力は飛躍的に向上するわけだが…… エメトセルク それを他者の前で行うことは、力の誇示に等しい。 ローブを脱いで走り回るのと同等の、恥ずべき行為だ。 エメトセルク お前……普段からそんな簡単に、 転身するなどと言っているのか……? ヘルメス ち、違う……! 自分の転身は、風を操り、空を飛ぶのに都合がいいんだ! ヘルメス 観察ひとつに大袈裟だと思うかもしれないが、 カリュブディスたちにとっては、命が懸かっている事態だ。 ヘルメス こちらも最善を尽くして補佐をするべきであって、 それを恥ずべき行為だとは思わない……! エメトセルク いや、しかしだな………… ヒュトロダエウス ふむ…………。 ヒュトロダエウス だったらワタシに、いい案がある。 エメトセルクは、その飛べないカリュブディスを、 ほかの個体から離れた場所に移動させてくれないかい? ヒュトロダエウス ほかのみんなは、この場に残ってもらえるかな。 ちょっとした準備が必要だからさ。 エメトセルク ……どんな悪知恵を働かせる気だ? ヒュトロダエウス まっさかー! キミだって「ヘルメスが軽率に転身していた」なんて、 十四人委員会に報告しにくいでしょ? ヒュトロダエウス だから……ね? ワタシを信じて、さあ行った行った! エメトセルク ……こいつを借りていくぞ。 ヘルメス この短時間で名案が浮かぶなんて、 さすが創造物管理局局長だ……! メーティオン 登録、見送りなったら、 今のカリュブディス、みんな「死ぬ」になる……。 きっと、絶対、飛ばしてあげよう…… ヒュトロダエウス さて、エメトセルクは向こうに行ったね。 そこでワタシの考えた作戦なんだけど…… ヒュトロダエウス ズバリ、エメトセルクに、 カリュブディスの補助をやってもらうのさ! ヒュトロダエウス 彼なら、転身しなくても空を飛べるし、 風脈だって視えている。 ヒュトロダエウス カリュブディスの飛行を補助する風魔法だって、 適切に繰り出してくれるはずだよ。 ヘルメス それは、そうかもしれないが…… さすがに申し訳なさすぎるのでは……? ヒュトロダエウス 大丈夫、大丈夫! さっきも言ったけど、キミがヒョイッと転身してたって、 当代のファダニエルに報告するよりは、いくらも気が楽さ! ヒュトロダエウス いいかい、Tobari。 まずはキミが、エメトセルクに「頼みがある」と切り出すんだ。 ヒュトロダエウス すると彼は、まず間違いなく厭だと言うだろう。 それで怯んではいけないよ。 しつこく「お願いだ」と伝えれば……勝てる! ヒュトロダエウス よーし、それじゃあ突撃だ。 キミたちの健闘を祈っているよ! Tobari Seto 頼みがある エメトセルク い・や・だ・こ・と・わ・る!! エメトセルク ……いや用件は知らんが、 ろくでもない入れ知恵があったのは察したぞ。 諦めろそして別案で出直せ……! Tobari Seto お願いエメトセルク エメトセルク いや、だから私に言われてもだな……! ヘルメス 君ならば、そのカリュブディスが飛ぶのを助けてくれる…… 必ずそうしてくれるはずだと聞いた……! ヘルメス 偉大なるエメトセルクよ、どうか頼む。 その子に飛び方を教えてやってくれ……! メーティオン じゃないと、ヘルメス、 今からここで、だいたんに、転身する! ヒュトロダエウス おやおや、こうなったら、 手を貸してあげたほうが早いと思うなぁ。 エメトセルク 何が「おやおや」だ! 仕組んだのはお前だろう……! ヒュトロダエウス そんな人聞きの悪い。 ワタシはただ、そういう素晴らしい選択肢もあるって、 提示をしたまでさ。 メーティオン お願い、エメトセルク! エメトセルク はぁ……私は手伝いのために来たんじゃない。 それだけは、よくよく、覚えておけよ。 エメトセルク ……おい、地上からカリュブディスを飛ばすのはお前がやれ。 私が力を貸すのは、空中での補助だけだ。 ヒュトロダエウス それじゃ、ワタシたちは、このあたりから見物していようか。 ヒュトロダエウス さっきの質問だけど…… ほら、エメトセルクがなぜ十四人委員会に入ったのかって話。 ヒュトロダエウス 実は、最初に十四人委員会への誘いを受けたのは、 彼じゃなくワタシだったんだ。 エーテルを視る眼を買われてね。 ヒュトロダエウス ……でも、ワタシは断った。 確かに視ることにかけては人並み以上だけれど、 あくまでも視るだけだ。 ヒュトロダエウス エーテルを操作する方は、どちらかというと下手な部類なのさ。 実際、転身もできないしねぇ……。 ヒュトロダエウス 視て、識ることができても、 結果に対応するすべがなくちゃ仕方ないだろう? ヒュトロダエウス その点、エメトセルクは完璧だ。 エーテルが視えるだけじゃなく、それを自在に引き寄せて、 強大な魔法を使うことができる。 ヒュトロダエウス あれほど偉大な魔道士を、ワタシはほかに知らないよ。 ヒュトロダエウス だからワタシは彼を推したんだけど…… 彼を推薦する声は、ほかにもたくさん届いていたんだ。 それも、世界中からね。 ヒュトロダエウス なんでも、以前彼に手を貸してもらった人たちが、 「彼の実力は確かなものだ」って声を上げたらしい。 ヒュトロダエウス フフ……当人は驚いたんじゃないかな。 彼としては、人助けをしてたつもりなんて、 これっぽっちもなかったようだからね。 ヒュトロダエウス ……ワタシとエメトセルクには、 もうひとり、仲のいい友人がいるんだ。 ヒュトロダエウス それがまあ、なんというか面白い人でね。 やらなくてもいいことにイチイチ首を突っ込んで、 あわや大惨事! みたいなことが常で……。 ヒュトロダエウス エメトセルクは呆れてばかりだけど、 まあ……心配もしているわけさ。 ヒュトロダエウス だから呼ばれればついていくし、 必要だと判断すれば、助っ人に駆けつける。 ヒュトロダエウス 結果として、周りからは、 エメトセルク自身が人助けをしてるように思われたってわけだ。 ヒュトロダエウス 本当に、とびきり愉快な友人たちさ! ヒュトロダエウス 彼らの望みが叶うようにすること、 それがワタシにできる、最良の星への貢献だ。 ヒュトロダエウス エメトセルクは、 十四人委員会の座は命数に等しいというけれど…… ヒュトロダエウス だったらワタシの命数は、 友人たちのそれに等しいのだろうと思うよ。 ヒュトロダエウス いけないね、つい語っちゃった。 どうにもキミには親近感が湧いてしまうものだから……。 ヒュトロダエウス やっぱり、その色……キミの中にある色のせいかな。 これほど似ているのに違うものだなんて……そんなこと、ある? メーティオン すごい、カリュブディス、じょうず! ヒュトロダエウス うん、あれならもう大丈夫、飛ぶ練習は終わりでよさそうだ。 ヒュトロダエウス 近くまで行って、エメトセルクに手を振ってあげなよ。 終了の合図代わりにさ。 ヒュトロダエウス ほら、浮島の端まで行って、 エメトセルクに手を振ってあげなよ。 終了の合図代わりにさ。 メーティオン Tobari、みてみて! カリュブディス、すごいの! エメトセルクの魔法のおかげ! ヘルメス 飛べた……飛べたんだ、あれほど自由に……! 本当によかった…………。 エメトセルクが、こちらに気づいたようだ。 カリュブディスに指示を出し、ゆっくりと陸地に向かっていく。 ヘルメス ありがとう、エメトセルク。 カリュブディスが、君の適切な指導のおかげで、 あんなにも悠々と飛べるようになった……! ヒュトロダエウス 本当、危なげなかったね。 おかげで、のんびり休憩できてしまったよ。 エメトセルク よく言う……。 エメトセルク 最初の方こそ補助が必要だったが、 後半は、ほとんど自力で飛んでいた。 あの調子なら、今後は補助もいらないだろう。 悩ましげな観察者 みなさん、おつかれさまです……! 悩ましげな観察者 少し離れたところから見ていましたが、 このカリュブディスでも、しっかり飛べていましたね。 ヘルメス これで、水属性に偏ったカリュブディスにも、 飛行能力はあると実証された。 ヘルメス 今回は人が補助したが、彼らは群れを成す性質がある…… 経験が蓄積されていけば、同じような個体が生まれても、 群れの仲間が補助するようになるかもしれない。 ヘルメス その点もふまえて、もう少し観察を続けてほしい。 悩ましげな観察者 ヘルメス所長がそう言うのであれば……。 悩ましげな観察者 ただ、そういった可能性に賭けるよりも、 水属性に偏った「例外の個体」が生じないよう、 イデアを調整してもらう方が確実だと思うのですが……? ヘルメス …………すでに彼らはここにいるんだ。 まずは目の前のものと、徹底的に向き合ってくれ。 悩ましげな観察者 はーい、了解です。 メーティオン ヘルメス…………。 ヘルメス ……大丈夫だ。 ヘルメス さて……。 直近で予定していた仕事は、これですべて終了となる。 ヘルメス ここで一旦休憩にするにせよ、 別の仕事場を視察してもらうにせよ、 ひとまずは、アナグノリシス天測園に戻るとしよう。 ヒュトロダエウス なかなか興味深い視察だったよ。 最後はとくに……フフ、良い思い出になったとも! ヘルメス 今さらだが、こんな他愛もない仕事でよかったのだろうか……。 君は、退屈をしなかったか……? メーティオン お仕事、完了! 創造生物、今日はみんな元気で、よかった。 ヒュトロダエウス なかなか興味深い視察だったよ。 最後はとくに……フフ、良い思い出になったとも! ヘルメス 今さらだが、こんな他愛もない仕事でよかったのだろうか……。 君は、退屈をしなかったか……? メーティオン お仕事、完了! 創造生物、今日はみんな元気で、よかった。 エメトセルク …………なんだ。 無理やり手伝いをさせたことに、謝罪でもしてくれるのか? エメトセルク だとしたら不要だ。 私は手っ取り早い対処法として、手伝っただけだ。 断じて、お前たちの押しに負けたわけじゃない……。 『炎狼リュカオン』 ヘルメス Tobari…… こうして戻ってきたわけだが、 君の求めていた情報は、少しでも得られただろうか? ▼デュナミスの件が、関係あったかも…… ヘルメス デュナミスが、君の目的と関係しているのか……? それはまた、ずいぶんと珍しい案件のようだ。 熟練の観察者 おや、ヘルメス所長が、 ちょうどいいところにいてくださった。 ヘルメス ……自分に何か用だろうか? 熟練の観察者 いやね、またあの炎狼「リュカオン」が、やらかしたんですよ。 熟練の観察者 今日は野原に放って動向を観察する予定だったんですが、 あいつときたら、放った途端に大暴れ。 近くにいた怪鳥オキュペテを、片っ端から殺したんです。 ヘルメス 食事は十分に足りていたのだろうか? オキュペテから、リュカオンを挑発したりは? 熟練の観察者 そのあたりの不備はありませんよ。 単純に、リュカオンは気性が荒すぎる。 熟練の観察者 非常に完成された、美しい生物であることは間違いないので、 そういった報告を受けた上でも、 創造物管理局はイデアの登録に踏み切るでしょう。 熟練の観察者 ただ、あくまでイデアを保管しておくだけで、 実際に世界に放たれることはない…… そんなケースに落ち着くんじゃないかと思います。 熟練の観察者 エルピスにおいても、もう研究すべき点はありません。 間もなく、主担当のドーロスが、 観察用に創造したリュカオンを「エーテルに戻す」でしょう。 ヘルメス ……現場はどこだ? 熟練の観察者 そこの門を出て、道なりに南西へ…… しばらく進むと正面に見えてくるはずですよ。 ドーロスたちがまだ残っているかはわかりませんが。 メーティオン あっ、待って、ヘルメス……! エメトセルク これも奴の仕事なら、私には見届ける義務がある。 すぐに追いかけるぞ。 メーティオン 重たい想い、満ちてる……。 悲しくて、悔しい……きっとヘルメスの……。 ヒュトロダエウス この鳥……オキュペテも、決して弱い生き物ではないはずだよ。 ヒュトロダエウス 見てのとおり大型で、牛や馬に似た屈強な脚と、角を持つ。 それによって、鳥でありながら地上での戦いも得意とする…… というコンセプトだったはずだからね。 エメトセルク これはまた、ずいぶんと派手に暴れたな……。 当のリュカオンは、どこへ行った? ヘルメス 爪痕に噛み傷……それから火傷の痕…… 間違いない、炎を繰る狼、リュカオンにやられたんだ。 ヘルメス だが、リュカオンと、観察者たちの姿がない。 もう引き上げてしまったようだ。 ヘルメス 主担当を務める「ドーロス」は、 この先にある「十二節(じゅうにせつ)の園(その)」を観測拠点にしているはず。 自分はそこへ向かって、彼から事情を聞いてくる。 ヒュトロダエウス 一応、ワタシとエメトセルクで、 リュカオンが逃げ出したという線がないか視ておくよ。 そうだとしたら、危ないからね。 ヘルメス 感謝する。 のちほど「十二節の園」で合流しよう。 ヘルメス メーティオンは、Tobariの案内を。 君たちは焦らずに来てくれ……! メーティオン Tobari、一緒に行こう。 このまま南西、橋のむこうが、十二節の園! メーティオン この先が、十二節の園…… ヘルメスは、「ドーロス」探してるはず。 わたしたちも、探そう! メーティオン 「ドーロス」は確か、金の髪を束ねた、男の人。 観察者、いっぱいいるけど、ふたりでなら、見つけられるはず! メーティオン あっ、いた! ドーロス! 金髪を束ねた男性 うん? 誰かと思えば、メーティオンじゃないか。 お使いでも頼まれたのか? ヘルメス ドーロス、見つけたぞ……! ヘルメス 君たちも探してくれていたんだな。 聞き慣れた声がしたおかげで、彼に気づけた。 協力に感謝する。 ヘルメス 君は、炎狼リュカオンの観察を担当していたな。 彼らはどうした? ドーロス どうもこうも、あれだけ暴れちゃ、造物院に返すのも難しい。 ドーロス ひとまず魔法の檻に入れて、郊外に待機させてるが…… レポートを提出し次第、「エーテルに戻す」つもりだ。 ヒュトロダエウス 彼の報告に嘘はないと思うよ。 ワタシたちが視た結果と一致してるからね。 ドーロス 何だよ大勢で……! しかも、十四人委員会……!? エメトセルク いろいろと事情があってな。 だがお前が気にする必要はない、そちらの話を続けろ。 ヘルメス リュカオンが、オキュペテを殺してしまったと聞いた。 彼らの気性は荒く、世界に放つことは認められない……と。 主担当である君の見解も、そうなのだろうか? ドーロス ああ、リュカオンは他の生物に対して異常なまでに攻撃的だ。 そして、戦闘能力は大抵の種族を凌駕している。 ドーロス あんなものを世界に放てば、 どこであれ、先住の生物たちを根絶やしにするぞ。 ヘルメス 調べた個体が、偶然そういった性質だったという可能性は? ドーロス ないな、何体か創ってみたが、そこに違いは見られなかった。 ドーロス 「カイロス」で記憶を白紙化して、 学習過程や環境を変えてみてもダメだ。 エメトセルク カイロス……? ドーロス 記憶操作の機構だよ、ヘルメスが創り上げたんだ。 ドーロス あれを使えば、都度生物を創り直さなくても、 記憶を消したり改変したりして、 別の環境で育成した場合の観察ができるってわけさ。 エメトセルク なんてものを創ってるんだ……。 エーテルの放射量によっては、 パシュタロットがスッ飛んでくるぞ。 ヘルメス 法を犯してはいないはずだ……ギリギリ……。 それに、決して人に使うことのないよう、 所長権限で規制をかけている。 ヘルメス 記憶を操作するなど、到底好ましいことではないが…… 違う育成環境を試すために、創られた生物が殺められるのは、 どうしても看過できなかった……。 ドーロス 殺めるだなんて、大袈裟な! 「エーテルに戻して」改めて創造してるだけだろ? ドーロス 所長はどうもそこが気になって仕方ないらしいが、 俺たちがやってるのは、星を善くするための、大事な選定だ。 ドーロス 何回創り直してでも、しっかり観察すべきだし、 在るべきじゃないものは、きっちり消去する。 その必要性は、誰に問うても、議論の余地すらないと思うぞ。 ヘルメス ……わかっている。 自分だって、世界に脅威を解き放ちたいわけじゃない。 線引きはできているつもりだ。 ヘルメス だが、自分たちの判断ひとつに、 創られたリュカオンたちの命が懸かっているんだ。 ヘルメス 観察の不足や不備はなかったか、 考慮しそこねている可能性はないか、 念入りに確認すべきだ……。 ドーロス なら、詳しく報告をするから、一緒に検討してくれ。 ヒュトロダエウス その話し合い、ワタシたちも立ち会っていいかな。 エメトセルクの視察の一環としてさ。 ヘルメス ああ、もちろん構わない……。 ヘルメス 彼らを談話室へ……そこで話をしよう。 ヘルメス 自分の使命はわかっている。 だが、創造されたリュカオンたちの命に責任を持つことも、 エルピスで働く者の使命じゃないのか……。 メーティオン 人には、人ではないものが生きてること、わからない…… それは魔法と同じで、管理すべきもの……。 メーティオン ヘルメスは、それが…………。 『伝えたい気持ち』 ヘルメス そういうわけで、自分たちは話し合いをしてくる。 しばらく掛かりそうだが、君は…… ヘルメス ……メーティオン? どこか、具合が悪いのか? メーティオン つらくなってるのは、わたしじゃない。 わたしに流れ込んでくる、ヘルメスの心……。 メーティオン Tobari、わたし、あなたといる。 ヘルメスたちの話し合い、行かない……。 ヘルメス ……すまないが、任せてもいいだろうか。 ヘルメス ありがとう……。 それじゃあ、行ってくるよ。 メーティオン わがまま、ごめんなさい……。 だけど、一緒に、やってほしいことある……。 メーティオン ヘルメス、話し合い、多分とても悲しくなる。 だから優しいこと、嬉しいこと、歓び、探しておきたい……! メーティオン あのね、ヘルメス、いろんな知識あるけど、 エルピスにくる創造生物で、いちばん好きなの、 「花」なんだって。 メーティオン ほとんどの生物は、新しいこと、美しいこと、 優れていること、望まれる……。 メーティオン だけど花は今でも、 贈る相手や、伝えたい気持ちに似合うもの、創られる。 それが好ましい、ヘルメス言ってた。 メーティオン だからわたし、ヘルメスに花、贈りたい! 創るのはできないけど、あるものから選ぶはできる! メーティオン Tobari、わたしと一緒に、 ヘルメスに贈る花、探してください……! まず、園の中から……お願いします! 鮮やかな紫色をした大輪の花が、 あちこちの枝で咲き誇っている……。 メーティオン きれいだねぇ……! 明るい色、大きな花びら、とても華やか! メーティオン ……でも、ヘルメスには、ちょっと元気すぎるかも。 贈る相手を想うから、花、好ましいって言ってた。 別のも、探してみていい……? すらりと伸びた美しい樹だ。 メーティオンとともに、樹冠を見上げた……。 メーティオン ……花、ついてないね。 せめてリンゴがついてたら、砂糖どばどばにして、 ヘルメス大喜びだったのに……。 メーティオン うーん……。 次は、十二節の園の外、見てみよう! メーティオン 十二節の園の外にも、草花、たくさん! いいの、見つかるといいな……! 花畑の中で、花々が美しく咲き誇っている。 色の異なる花で、模様が描かれているようだ。 メーティオン これなら、さっきより、ヘルメスに似合うかも……? メーティオン だけど、花壇の中にあるのは、「触らないで」の意味。 観察に必要だったり、毒持ってる植物だったりする……。 メーティオン ほかのところに生えてる花、いいのあるかな……? もう少し、進んでみよう……! すぐ近くに、うねうねと妖しく動く、 妙に背の高い花が生えている……。 メーティオン この子は、コーネイオン! 動物みたいに、意志を持って、動く花! メーティオン よく、うしろ向いてるヘルメスに、種をぶつけて遊んでる! 贈りものには…………ダメだよね。 メーティオン それにしても、Tobari、よく見てる……! すごいね、一緒ならきっと、 ヘルメス嬉しいもの、探せるね……! メーティオン Tobariは、お仕事、何してる? 探すの上手で、観測者みたい! 小道が交わる地点で、あたりを見渡した。 ……どこにでもある雑草が、小さな花をつけているくらいだ。 メーティオン このあたりは、何も…………あっ!? メーティオン Tobari、すごいのいた! 西の方、道の先! 行こう! メーティオン 大物発見、見にいってみよう! けど、「あの子」に近づくときは、気をつけなくちゃだね……! あたりには、酷い悪臭が…… 雨に濡れたまま日陰に放置されたブーツの臭いが漂っている。 原因は、傍らに佇む、モルボルの一種と思しき生物のようだ。 メーティオン この子は、アドニス! 口の周りに、花びらみたいなの、ついてる! 頭についてるピカピカが、本当の花なんだって! メーティオン ヘルメス、最初にこの子調べたとき、 頭からパクッてされて、5日、部屋から出てこなかった…… どうかな!? 思い出深い!? ▼それは良くない思い出かなぁ…… メーティオン ダメかぁー……。 メーティオン うーん……贈りもの、難しいね……。 きれいなもの、おもしろいもの、たくさんあるけど……。 メーティオン Tobari、あと少しだけ、探していい……? もう少し島の外側、行って、 なければ、これまでのどれかにするから……。 メーティオン あなたは、誰かに贈りもの、したことある? わたし、そういえば、これが初めてかも……。 なんだか緊張、するね……! 浮島の外側に向けて緩やかな下り坂になっており、 青々とした草原が広がっている。 メーティオン ここの先なら、何かあるんじゃないかって、思ったんだけど…… メーティオン ……あれ? 今、茂みの向こう、光った気がする……。 何かあるのかな? メーティオン アナグノリシス天測園のある浮島と、 十二節の園がある浮島は、 あわせて、「ノトスの感嘆」なんだよ。 メーティオン 南風の化身ノトスが、「すごいねー」って感動するほど、 美しい場所だ……ってことなんだって。 前に、メムノンから習った! メーティオン これ、エルピスの花……! ここにも、咲いてたんだ……。 メーティオン ……ヘルメスはね、この花のこと、 好きだけど、好きじゃないみたい。 メーティオン わたしと同じ、エンテレケイア。 だから、ヘルメスの苦しい気持ちを感じ取って、 暗い色になっちゃう……。 メーティオン ほかの人が近づいても、いつも、きれいな白のまま……。 ヘルメスは、それが哀しくて、寂しいみたい……。 メーティオン 本当……!? あなたのいた場所では、不安の暗い色、してたの!? メーティオン じゃあ、あなたにも、何か…… この花を暗く染めるような想い、ある……? ▼不安に感じていることがある メーティオン ああ……そうなのね……! メーティオン 思い浮かべるだけで、胸が重くなるようなこと、 ヘルメスにもある…… だけど、周りは、そうじゃないみたいなの……。 メーティオン Tobari……お願い……。 あなたの、その不安を、一度だけ貸してください……! メーティオン この花を暗い色にして、ヘルメスに見せてあげたいの。 メーティオン ヘルメスは、わたしを創ったときからずっと、 ひとりで思い悩んでるから…… 暗い色、わかちあうの、必要だと思う……。 メーティオン いいの……? メーティオン ありがとう……ありがとう、Tobari! ああ……言葉、下手なのが、こんなにもどかしいなんて! メーティオン それじゃあ、十二節の園で、話し合い終わるのを待って、 ヘルメスをここに連れてこよう。 きっと、驚くね! メーティオン まだ、話し合い、続いてるみたい……。 わたし、あなたと一緒に、待つ! メーティオン ヘルメス! ヘルメス ふたりとも、待っていてくれたのか……? メーティオン 話し合い、終わった……? ヘルメス ……ああ、結論は出した。 ヘルメス メーティオンを見ていてくれて、ありがとう。 ヘルメス エメトセルクとヒュトロダエウスには、 中にある客室で、そのまま休んでもらうことになった。 ヘルメス 君にも部屋を用意させてもらう。 案内しよう……。 メーティオン 待って、案内、わたしたちが先! ヘルメス エルピスの花……? メーティオン お願い……! メーティオン 暗い気持ち、寂しい色、ヘルメスだけじゃない……。 だから……ダメ、ちがう……。 ヘルメス そうか、君は、メーティオンの頼みを聞いてくれたのか……。 ヘルメス よければ、少し…… 話をさせてもらえないだろうか……。 ヘルメス 自分は……人に定められた生き方を…… 星のために生きるということを、悪いとは思っていない……。 ヘルメス だが、ここで働いていると、 どうしようもない違和感に襲われることがある……。 ヘルメス ファダニエルの座についての話を受けたとき、 ヒュトロダエウスが言っていたことを覚えているか……? ヘルメス 死とは、やりとげた者が選ぶ選択であり、 最期の瞬間はいつも、美しいものだと……。 ヘルメス だが、それはあくまで人の話だ。 ヘルメス 創られた生物が星の益にならないと判断された場合、 彼らは問答無用で消される……死を与えられる……。 ヘルメス 生まれたばかりで、何も成し遂げていなかったとしてもだ。 ヘルメス 処分の際は苦しませないようにしているが、 死を与えられることを察した生物たちは、怯え、憤る。 その終わりは美しいものなんかじゃない……。 ヘルメス ……だが、そんな事実を、誰も気にしていないんだ。 ヘルメス 星を善くするという目的は当然すぎるほどに当然で、 誰しも疑うことなくそれを信じ、行っている。 ヘルメス 自分の前には……死にゆく生物たちの瞳には…… 哀しみも、絶望も、理不尽への怒りも確かにあるのに……。 ヘルメス この世界は、素知らぬ顔で幸せそうに笑い続けるんだ。 エルピスの花はいつだって、 無垢な白と、明るい歓びの色に輝いている……。 ヘルメス そのことへの違和感が……何か、暗いものが…… 日に日に胸の内で膨れ上がっているんだ……。 ヘルメス 周りにおかしいと叫んでやりたくなる一方で、 おかしいのは、こんなことを思う自分じゃないかと…… 怖ろしくなってくる……。 ヘルメス だが、この世界で哀しみを知るのは…… エルピスの花をこんな色に染めるのは、自分だけじゃなかった。 ヘルメス 花の傍らで何を思ったのかは聞かない。 もしかしたら、メーティオンにせがまれて、 仕方なくやってくれたことかもしれない。 ヘルメス それでも……ありがとう……。 ヘルメス こうして確かに哀しみがあり、怒りがあり、苦しみがある。 その事実を知っていてくれることが……こんなにも優しい。 ▼どういたしまして ヘルメス 君は、変わっているな……。 こんな話、眉を顰められるかと思っていたが……。 ヘルメス 君は、天に輝く星の正体を知っているか? ヘルメス ここからじゃ、ちっともそうは見えないが…… あのひとつひとつが、アーテリスと同じ、 あるいはさらに大きな大地でできている。 ヘルメス ……これだけの数だ。 自分たちは星のために生きているが、 別の価値観を持つ生命もいるだろう。 ヘルメス 自分は、彼らに問いかけたい。 彼らがなぜ生きるのかを……命の意味を。 ヘルメス だから、デュナミスで天を翔ぶ鳥、 メーティオンを創ったんだ。 ヘルメス 実のところ、メーティオンというのは、 ここにいるひとりだけじゃない……。 ヘルメス 彼女には大勢の姉妹たちがいて、すでに宇宙へ飛び立っている。 意思を持つ生命を探して、星から星へと翔んでいるんだ。 ヘルメス 宇宙の探索は予想外のできごとの連続で、 思ったような成果が上げられていない……。 ヘルメス だが、そろそろ…… 次こそは、何かしらの結果が報告されそうなんだ。 ヘルメス もし、君がここに滞在している間に、報告が届いたなら…… この夜のお礼に、きっと共有させてくれ。 ヘルメス ……さて、これ以上夜が深くなる前に帰るとしよう。 明日、そろって寝ぼけた顔をしていては、 エメトセルクたちに申し訳が立たない。 ヘルメス メーティオン、そろそろ戻ろう! メーティオン はーい! エメトセルク ああ、お前か……。 私たちが話し合いに立ち会っている間、 問題を起こしたりはしなかっただろうな? ヒュトロダエウス キミも少しは休めたかい? それほどエーテル量の少ない身体じゃ、疲れるでしょ。 休憩をしたかったら、遠慮なく言うんだよ。 メーティオン ヘルメスに、あの花を見せられて、よかった…… どうもありがとう、Tobari。 メーティオン ……これで、今日、乗り越えられるといいな。 『結論と責任』 ヘルメス みんな、休息は十分だろうか。 ……これより、次の仕事に向かう。 ヘルメス 立ち会っていたエメトセルクとヒュトロダエウスは、 すでに知っていることだと思うが…… 先の話し合いで、リュカオンの処遇が決まった……。 ヘルメス エルピスに現存する、 観察用に創造されたリュカオンは、7体……。 ヘルメス そのすべてを…………消滅させる。 ヘルメス ドーロスの観察は、正しく行われていた。 彼の導き出した結論に、誤りはなかった…… 自分は、エルピス所長として、それを認めなければならない。 ヘルメス リュカオンを解き放てば、 周辺の生態系を破壊し、やがては自身も死滅する……。 世界のどこに移送することも、エルピスに残すこともできない。 ヘルメス せめてそのイデアを、制約のつく危険生物として残せないか、 創造物管理局に提言するつもりだ…… ヒュトロダエウスも、それは支持すると約束してくれた。 ヘルメス だが……いずれにせよ、 現存する個体は消し去らなければならない。 ヘルメス すでに、主担当であるドーロスが、 リュカオンたちを観察拠点から離れた場所に連れ出している。 ヘルメス 自分は、そこに合流して……見届けるつもりだ……。 人の……己の行いの……結果として……。 エメトセルク お前がそう決めたなら、私たちも付き合うだけだ。 ……視察をするのが役目だからな。 ヘルメス ああ、行こう……。 ここからだと、大橋を越えた先にいるはずだ……。 ヘルメス ドーロス! 大丈夫か、いったい何が……!? ドーロス ハァ……ハァ……しくじった……。 ドーロス 強固な「鎖」の魔法で、リュカオンを繋いでおいたんだが…… こいつらが、今までにないくらい、暴れ出して…… 魔法が、千切られたんだ……! ドーロス とっさに、4体は討ち取った……。 だが、残りの3体に……逃げられて……。 ヒュトロダエウス ……視えた。 2体は、十二節の園の方角、上空だ。 エメトセルク 最後の1体は、まだこの先の草原に留まってるな……。 エメトセルク お前とTobariで、草原の方に対処しろ。 十二節の園の方は、私が引き受ける。 ヘルメス ……了解だ……恩に着る。 ヒュトロダエウス ワタシも、微力ながら手伝うよ! ヘルメス 君はここで、ドーロスと一緒に待っているんだ。 メーティオン でも、ヘルメス……! ヘルメス …………リュカオンを倒すことになる。 そのときの気持ちを、君まで味わうことはない。 ヘルメス 君にも、無理強いはしない。 それでも協力してくれるのなら……追ってきてほしい。 ヘルメス ……ありがとう……それに、巻き込んですまない。 ヘルメス リュカオンは、この先だ。 見てのとおり宙に浮いた状態…… うまくやらないと、空を駆けて逃げるだろう。 ヘルメス 作戦がある…… 君はリュカオンの正面に出て、注意を引いてくれ。 ヘルメス 彼らは炎狼の異名で呼ばれるとおり、炎を吐く。 君にも、火球を飛ばしてくるはずだ……。 ヘルメス 申し訳ないが、それに耐えて、正面に立ち続けていてくれ。 リュカオンの警戒が君に集中したとき…… 自分が魔法で不意打ちをかけよう。 ヘルメス ………………よし、行動開始だ! ヘルメス すまない……すまない……本当に……! ヘルメス どうか、どうか君の魂が安らかであらんことを……。 ヘルメス 魂の寄る辺の海が、深き冥界が、穏やかであらんことを……。 ヘルメス 君たちのイデアは、必ず残す……。 それがいつか……いつかはまた形を得るだろう……。 ヘルメス 星を善くしなくたっていいんだ…… 君の、生きたいという願いが……そのときこそ……どうか……。 ヘルメス 恨んだまま、赦す必要はない。 その証に、苦しみはここへ置いていくといい……。 ヘルメス 次に生まれるときにはきっと…… 思うがまま、大地と空を駆けまわってくれ。 エメトセルク ヘルメス、十四人委員会に入れ。 エメトセルク ……この場所は、お前には向いていない。 ヘルメス 自分がここを離れたって、誰かが選別を続ければ同じことだ! ヘルメス 教えてくれ……! 星を善くするという名分は、今消えた吐息よりも重いのか!? ヘルメス やり遂げた者が死ぬというなら…… いつか星が最善に至ったときに、どうする。 よくやったと満足して、死に絶えるのか!? ヘルメス …………わからないんだ。 ヘルメス ファダニエルの座を継げば、 今その座にいる彼が星に還るのを、肯定することになる。 ヘルメス それが正しいことなのか、わからない……。 ヘルメス こんなことで悩んでしまう自分が…… 人の代表として立っていいのか、わからないんだ……。 メーティオン ヘルメス……ッ! メーティオン 怒らないで……責めるは、ダメ…… とても、苦しい……。 ヘルメス ……すまない。 ヘルメス まだ選べる余地が残っているなら、 少し、頭を冷やして考えさせてほしい。 ヘルメス ヒュトロダエウス。 すまないが、案内は君に任せた……。 ヒュトロダエウス ……了解。 好きにさせてもらうから、心配ないよ。 ヘルメス 君も……。 ここに来た目的が果たせることを願ってる。 ヒュトロダエウス ワタシたちは、ひとまず十二節の園に戻ろうか。 このあとどうするか、そこで相談しよう。 エメトセルク そうだな……。 ヒュトロダエウス ここで一段落といこうか。 キミも、突然のことばかりで驚いただろう。 怪我はしていないかい? エメトセルク 私たちが合流した時点でヘルメスも察していただろうが、 残り2体のリュカオンへの対処も、すでに終わっている。 エメトセルク これで、この件は終了だ。 あとはいつもどおりに事が進んでいくだろう……何もかもな。 エメトセルク ……ヘルメスの考えは、理屈としては理解できる。 素晴らしい終わりだったとしても、知人が星に還ったあとに、 ふと寂しく思うようなことはあるからな。 エメトセルク だが、何かを喪ったことで、 あれほど深刻に悲しんで、取り乱した経験はない。 ……どんな想いなんだろうな、あれは エメトセルク ヘルメスに掛けるべき言葉さえ、正直、見当がつかん……。 あいつが、あれ以上塞がないといいんだがな……。
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ファダニエル お初にお目にかかります。 我が名は、アシエン・ファダニエル。 以後、お見知りおきを……。 ▼何を企んでいる? ファダニエル ずいぶんと不躾な質問ですねぇ……。 ま、いいでしょう。 ファダニエル 私は、かつてこの世界に訪れた「終末」を再現したいんです。 各地にニョキッと生やした塔は、その計画の一環…… 過激なスペクタクルを生み出してくれる予定の装置です! アルフィノ 終末を再現……!? そもそも古き人たちや……アシエンだって、 その破滅を回避するために行動してきたはずだ!! ファダニエル 大正解……! そこまで知ってるということは、オリジナルを葬ったのも、 あなたたちで間違いないようですねぇ。 ファダニエル 確かに、アシエンの悲願はあなたの言うとおりです。 でも私個人としては、これっぽっちも興味がなくて……。 なにせ、所詮は代替品の転生組ですし? ファダニエル おかげでエリディブスにはよく睨まれたものですが、 あなたたちのおかげで小言を言われることもなくなりました! 嗚呼スッキリ! ファダニエル ということで……私はアシエンとしての力を、 自分自身の欲望のために使うことにしたんですッ! ファダニエル 壊れかけのこの世界を、 完全に、徹底的に、その痕跡すら残さずに壊したいッ……! アリゼー 何よそれ……それが何になるって言うの……!? どうしてそんなこと望むのよ……ッ! ファダニエル そんな無意味な問いを発する存在に死んでほしいからです! ファダニエル あなたも、 ファダニエル あなたも、 ファダニエル あなたにも、 ファダニエル ぜひ死んでいただきたい!! ファダニエル 私はねぇ、死にたいんです! 周りを盛大に巻き込んで、傷つけて、苦しませて! ファダニエル だから根本的に違うんですよ。 生きたいと願っている、あなたたちや古代人とは……。 ファダニエル ああ、反論とか説得とかはしなくて結構ですよ。 私自身も、自分の主張に正義があるだなんて思っていないので。 ファダニエル ただのワガママで世界を壊すだけですから、 そちらもせいぜい、おもしろおかしく抗ってください。 ファダニエル それでは皆々様、これよりは我ら「テロフォロイ」が、 この星を蹂躙させていただきます! ファダニエル 新生せし終末の幕開け、 存分に、お愉しみください……! 『もうひとつの未来』
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アプリオリ国際補助語 地球でも異世界カルディアでも使用可能。ハイブリッド 語彙は万人にとって公平だが万人にとって覚えづらい 非分類学的言語 非最小限主義的哲学言語 国際語ではなく国際補助語として使用用途を制限することで、語彙数でなく概念数を減らし、学習効率を向上させる 文化を漂白することで、異言語話者間でも誤解が生じない。エスペラントには未実装 語法の画一化により、異言語話者間でも誤解が生じない。エスペラントには未実装 「道具のアフォーダンスを発揮させる動詞」などの使用により簡素化されたコロケーション。エスペラントには未実装 比喩語義と多義性の排他により、異言語話者間でも誤解が生じない。エスペラントには未実装 豊富な接置詞により、異言語話者間でも誤解が生じない。エスペラントには未実装 水はお湯でなく水、牛はcowでなく牛など、最大公約数の語義を用いる 文法は多数決を反映 音素は多数決と公約数を反映
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ピーエリデス ピエリデスの別名。
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失われし伝承と存在 依頼主 :ミンフィリア(暁の間 X6-Y6) 受注条件:レベル50~ 概要 :砂の家のミンフィリアは、冒険者にお願いをしたいようだ。 ミンフィリア 「グリダニアからの支援も受けられそうだし、 そろそろ、準備万端と言ってもいいかしら。 ・・・・・・なにもかも、あなたが頑張ってくれたおかげね。 わたしたちは、いくつかの班にわかれて レヴナンツトール入りする予定よ。 大きなキャラバンでも組もうものなら、 人にとっても、魔物にとっても、 格好の的となってしまうもの。 班の護衛役と非戦闘員以外は、 それぞれ単独で現地へ向かってもらいます。 光の戦士たるあなたは・・・・・・当然、後者ね。 わたしたちが移転したあと、この砂の家は、 「暁」に所属する冒険者の集いの館として解放する予定よ。 ウリエンジェさんには、引き続きここの執務長を任せます。 ウリエンジェさんから、強い申し出があってね。 いっしょにレヴナンツトールに行くよう説得したのだけど・・・・・・ ここの執務長をやりながら、蛮神問題の解決に向けて、 調査に専念したいらしいの。 それに、まだやり残していることがあるとも言っていたわ。 ・・・・・・きっと、アリゼーの件ね。 何かあれば駆けつけてくれるらしいから、 ここは彼に任せて、わたしたちは安心して出発しましょう。 ・・・・・・さてと、準備が整ったことを ウリエンジェさんに伝えてきてもらってもいいかしら? あなたと入れ違いだったから、まだその辺にいると思うわ。」 ウリエンジェと話す ウリエンジェ 「準備・・・・・・委細承知しています。 移転ののちに、この家を訪ね来る者については、 私がレヴナンツトールへ案内する手はず・・・・・・。 旅立つあなたに、この言葉を贈りましょう。 ・・・・・・歴史は記憶に依って成るもの。 ひるがえって、人もまたしかり。 記憶に依らぬは、薄絹の宵闇にひるがえるがごとく。 いずれは、闇に溶け行く運命(さだめ)。 されど、薄絹は暗中に変わらず在り。 しかして・・・・・・其は人に、歴史に通ず。 ・・・・・・ふふ、今日ばかりは趣向を変え、 あなたの言葉で語りましょう。 どうか、この砂の記憶を、お忘れになりませんよう・・・・・・。」 ミンフィリア 「キャァァァァ!」 ウリエンジェ 「今の悲鳴は・・・・・・ミンフィリア?」 ミンフィリア 「だ、大丈夫よ・・・・・・。」 (過去視) ミンフィリア 「持っていくものは、これで最後ね。 ・・・・・・ルイゾワ様、少しの間、窮屈でしょうが、 我慢してくださいね。」 ???? 「・・・・・・それが賢人ルイゾワが持っていたという、 名杖「トゥプシマティ」か・・・・・・。」 ミンフィリア 「赤き仮面・・・・・・もしやアシエン!?」 ???? 「ほう、私の姿を認識できるか。 ・・・・・・やはり「超える力」の持ち主なのだな。」 ミンフィリア 「でも、その白き衣は・・・・・・。」 ???? 「人の伝承には伝わっていないのか? まぁ、私がこの世界に来たのも数千年ぶりだ。 仕方あるまい。 待ちたまえ、私は調停者だ。 黒法衣どもとは違って、君たちと戦う意志はない。」 ミンフィリア 「黒法衣・・・・・・アシエン・ラハブレアのこと!?」 ???? 「彼に痛手を負わせてくれたようだな。 ずいぶんと悔しがっていた。 だが、奴等にとっては、いい薬となっただろう。」 ミンフィリア 「悔しがってって・・・・・・まさか! アシエン・ラハブレアはあの人が倒したのよ!?」 ???? 「深淵の司祭を退けた君たちだ。 少しは我々のことを理解していると思ったが・・・・・・。 我々は不死なる存在。 人への憑依・・・・・・闇のクリスタルを破壊したところで、 その存在が滅するものではない。」 ミンフィリア 「そんな・・・・・・。」 タタル 「ミンフィリアさん、荷物を送る準備ができたでっす。 そろそろ出発するでっす。 ・・・・・・どうかしたでっすか? ミンフィリアさん、具合でも悪いでっすか? お疲れでっすか? このところ、引っ越しの準備で忙しかったでっすもんね。 少し休憩するといいでっす。 荷物は私が送っておくでっす!」 ???? 「あの者に、なぜ私が見えないか不思議か。 ・・・・・・あの者は私という存在を「認識」していないからだ。」 ミンフィリア 「・・・・・・認識・・・・・・ですって?」 ???? 「そう、肉体という古き器を持たぬ我々は、 人にとって「不確か」な存在。 時には、亡霊のごとき姿に。 時には、影無き人の姿に・・・・・・。 見るものによって、その在り方を変える。 私のことが伝承に伝わっていないなら、なおさらだ。 君たち人にとって、私は「存在していない」のだから。」 ミンフィリア 「なんてことなの・・・・・・。」 ???? 「しかし、超える力を持つ者は違う。 超える力は、その壁ですら超えることができる。 わずかなきっかけがあれば、我々の正しき姿を認識できよう。」 ミンフィリア 「超える力・・・・・・。 この力はいったい・・・・・・。」 ???? 「君たち人は、その力の真なる能力を引き出してはいない。 受け入れるのだ・・・・・・「超える力」を。」 ミンフィリア 「受け入れるですって?」 ???? 「その時、我々と君たちは、目的をひとつとした同志となる。 そうなれば、もはや争うこともないだろう。 私は調停者・・・・・・君たちと戦う意志はない。 今日は、そのことを伝えに来ただけだ。 いずれまた会おう。」 ミンフィリア 「ま、待ちなさい! キャァァァァ!」 ???? 「やはり、超える力を持つ者を 取り込むことができぬようになったか・・・・・・。 「アーダー」も考えものだな。」 (現在) ミンフィリア 「その感じ・・・・・・過去視で見たのね? ・・・・・・フフフ、説明する手間が省けたわ・・・・・・。 どうやら、私を殺すつもりはなかったようね・・・・・・。 もう大丈夫よ。」 タタル 「ミンフィリアさん、ダイジョブでっすか!? 今の悲鳴はなんでっすか!? 目眩でっすか? 立ち眩みでっすか? お疲れなら、ぜひ、このタタル特製薬茶を・・・・・・。」 ミンフィリア 「ウリエンジェさん、お願いがあります。 委員会に連絡して「禁書」の閲覧許可をもらって。 わたしたちは、もっと知る必要があるわ。 アシエンを・・・・・・彼らのことを。」 ウリエンジェ 「・・・・・・まさか、先ほどの悲鳴はアシエンに? ここに来る途中、何者かの気配が街の方へ。 ・・・・・・もしや、あれがアシエンでは?」 ミンフィリア 「Nikuq、追って! あの白き衣のアシエンからは、嫌な感じがするの!」 ウリエンジェ 「・・・・・・タタル嬢、手伝いを頼みます。」 ミンフィリア 「あのアシエンから、とても嫌な感じがしたの。 なにか、良くないことが起こる前ぶれ、 ・・・・・・いえ、前ぶれそのもののような・・・・・・。 Nikuq! あの白き衣のアシエンを追ってちょうだい!」 ウリエンジェ 「ここは、私が・・・・・・。 あなたは白き衣の者を追ってください。 彼の者なら、ベスパーベイへと出ていきました。」 タタル 「なんだか、胸がドキドキするんでっす。 怖いことなんて・・・・・・もう起こらないでっすよね?」 白き衣のアシエンを追跡 ???? 「・・・・・・来たか、冒険者。 ちょっとした趣向を用意しよう。 我が下僕たちを倒し、私を追ってくるがいい。 ・・・・・・君の力が本物かどうか、見せてくれたまえ。」 白き衣のアシエンを追跡し、アシエン・コンジュラーとアシエン・サーマタージを2体ずつ倒す ???? 「・・・・・・ほう、素晴らしい力だ。」 白き衣のアシエンと話す ???? 「・・・・・・せっかくの趣向も、 君にとっては、余興にもならなかったかな。 どうやら本物のようだ。 さすがは、深淵の司祭を退けたという冒険者・・・・・・。 君も威勢がいいな。 ・・・・・・彼女の過去を視たのだろう? 私に戦う意志はない。 勇敢な君の顔を拝みたかっただけだ。 ラハブレアは、黒法衣どもの中でも特異な者・・・・・・。 光の加護を受けていたとはいえ、 まさか、我々を打ち破る「人」が存在するとはな。 ハイデリンの光の使徒・・・・・・。 しかし、君は感じているだろうか。 ハイデリンの干渉が、減りつつあることを・・・・・・。 直にハイデリンは失われる。 ・・・・・・いや、本来の姿に戻るのだ。 ハイデリンだけではない。 星も、世界も、人も・・・・・・すべては、あるべき姿に戻る。 私は黒法衣どもとは違う。 すべてを理のもとで正しき道へと導くだけだ。」 アシエン・エリディブス 「私は、アシエン・エリディブス。 真なる神と人とを紡ぐ調停者・・・・・・。 いつかゆっくりと話をしよう。 誰にも邪魔をされないところで、ゆっくりとな。」 砂の家のミンフィリアに報告 タタル 「Nikuqさん! ご無事で、なによりでっす! ミンフィリアさんがお待ちかねでっすよ。」 ウリエンジェ 「・・・・・・友の帰還は喜ばしいもの。 さあ、奥へお進みを・・・・・・。」 ミンフィリア 「よかった・・・・・・無事に戻ってきたのね。 実はあのあと、とても心配していたの。 本当にごめんなさい、Nikuq。 動転していたとはいえ、危険なお願いをしてしまって。 ・・・・・・それで、あの白き衣のアシエンは・・・・・・? ・・・・・・ハイデリンが本来の姿に戻る、ですって? 星も、世界も、人もあるべき姿に戻るなんて・・・・・・ いったい、どういう意味なの・・・・・・? アシエン・エリディブス・・・・・・ 黒き衣のアシエンとは、行動を異にしているようだけど、 話を聞くかぎり、やはり味方とは思えないわ。 ともかく、彼についてはこちらで調査を進めます。 あなたは戦いの疲れを癒して。 ありがとう、Nikuq。」
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ニティブス 『ヌクテメロン』2時の悪魔。 星の鬼神。
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初期ランク ★★★★★ 得意属性 火:0 水:0 風:0 土:16 光:0 闇:0 コスト クラス 治癒士 生産加算値 Lv1~:7% Lv6~:8% Lv40~:9% 12 生産コンテスト クオリティ 0% ロスト率 0% コメント ・「ひゃ・・・強そうで怖い・・・!」・「あ、あんまり目立ちたくないんですけど・・・!」 紹介文 人を救うのが使命と信じる少女。治癒力に優れる。照れ屋で臆病なのであまり前に出てこない。 +全体画像を表示する 全体画像・初期時 全体画像・最大覚醒時 ランク レベル 覚醒 H P 攻撃 防御 回避 命中 行動 耐性 《初期ランク》★★★ Lv. 1 153 108 106 29 29 25 12 Lv.60 309 228 240 41 37 38 58 322 238 250 43 39 40 61 335 248 260 45 41 42 64 349 258 271 47 43 44 67 363 269 282 49 45 46 70 (↓アップ) レベル 覚醒 H P 攻撃 防御 回避 命中 行動 耐性 ★★★★ Lv. 1 176 124 122 33 33 29 14 Lv.70 360 268 283 46 42 44 68 375 279 295 48 44 46 71 390 291 307 50 46 48 74 406 303 320 52 48 50 77 423 316 333 55 50 52 81 (↓アップ) レベル 覚醒 H P 攻撃 防御 回避 命中 行動 耐性 《最高ランク》★★★★★ Lv. 1 217 143 140 38 53 53 26 Lv.100 487 373 391 59 52 63 102 507 388 407 62 55 66 107 528 404 424 65 58 69 112 550 421 441 68 61 72 117 572 438 459 71 64 75 122 英雄の宝珠で解放~ Lv.105 ? ? ? ? ? ? ? 2個目使用 Lv.110 ? ? ? ? ? ? ? 3個目使用 Lv.115 ? ? ? ? ? ? ? 4個目使用 Lv.120 ? ? ? ? ? ? ? 【注記】状態異常耐性は「耐性」と表記しています。 +他のキャラクターと比較する ■ステータス比較/治癒士 名前 ランク Lv 覚醒 HP 攻撃 防御 回避 命中 行動 耐性 属性 攻/回 属性 状態 効果 範囲 攻/回 属性 状態 効果 範囲 龍ちゃん ★5 100 覚4 895 681 856 70 119 109 64 風80 攻撃 風 風+75%+クリティカル8倍+かばい無効 500% 4体 回復 - 状態異常解除 390% 5体 龍ちゃん ★5 100 覚0 763 579 730 58 100 92 52 風80 攻撃 風 風+75%+クリティカル8倍+かばい無効 500% 4体 回復 - 状態異常解除 390% 5体 ナミル ★5 100 覚4 風 攻撃 風 魔障+貫通 800% 1体 回復 - バリア+状態異常解除 280% 4体 ナミル ★5 100 覚0 747 674 761 49 93 88 風 攻撃 風 魔障+貫通 800% 1体 回復 - バリア+状態異常解除 280% 4体 アンジェリカ ★5 100 覚4 903 816 898 65 102 114 54 光45 攻撃 光 強力な呪い 370~1500% 5体 回復 - 状態異常解除+スキル発動上昇 280% 4体 アンジェリカ ★5 100 覚0 770 696 766 53 86 96 45 光45 攻撃 光 強力な呪い 370~1500% 5体 回復 - 状態異常解除+スキル発動上昇 280% 4体 浄火のグロリア ★5 100 覚4 844 740 821 73 112 102 127 火45 攻撃 火 延焼 508% 4体 回復 - 攻防上昇+特殊 380% 4体 浄火のグロリア ★5 100 覚0 720 630 700 61 94 86 107 火45 攻撃 火 延焼 508% 4体 回復 - 攻防上昇+特殊 380% 4体 マーガレット ★5 100 覚4 841 771 756 71 107 100 127 闇53 攻撃 闇 貫通+狂乱 500% 3体 回復 - 攻撃力上昇 150% 4体 マーガレット ★5 100 覚0 717 657 645 59 90 84 107 闇53 攻撃 闇 貫通+狂乱 500% 3体 回復 - 攻撃力上昇 150% 4体 ハーメルン ★5 100 覚4 817 626 893 86 92 76 122 土52 攻撃 土 狂乱+攻撃力上昇 300% 5体 回復 - 特殊 262% 5体 ハーメルン ★5 100 覚0 697 532 762 72 76 64 102 土52 攻撃 土 狂乱+攻撃力上昇 300% 5体 回復 - 特殊 262% 5体 聖宴のセシル ★5 100 覚4 817 638 923 82 90 57 144 光52 攻撃 光 重戦士・神殿騎士のかばう無視攻撃 522% 3体 回復 - 異常回復+戦闘開始時状態異常・ダウン効果から守る 281% 4体 聖宴のセシル ★5 100 覚0 697 544 787 69 75 47 121 光52 攻撃 光 重戦士・神殿騎士のかばう無視攻撃 522% 3体 回復 - 異常回復+戦闘開始時状態異常・ダウン効果から守る 281% 4体 饗宴のガブリエル ★5 100 覚4 802 534 746 130 109 73 144 光50 攻撃 光 クリティカル増加+光属性加算 484% 3体 回復 - 異常回復+戦闘開始時回復 253% 4体 饗宴のガブリエル ★5 100 覚0 684 455 636 110 92 61 121 光50 攻撃 光 クリティカル増加+光属性加算 484% 3体 回復 - 異常回復+戦闘開始時回復 253% 4体 キャロル ★5 100 覚4 土39 攻撃 土 混乱 510% 4体 回復 - 異常回復 340% 3体 キャロル ★5 100 覚0 684 455 636 99 55 61 116 土39 攻撃 土 混乱 510% 4体 回復 - 異常回復 340% 3体 ペルセ ★5 100 覚4 739 496 766 114 63 68 138 土29 攻撃 土 延焼 100%+特殊 3~5体 回復 - バリア 200% 3体 ペルセ ★5 100 覚0 629 422 652 96 51 56 116 土29 攻撃 土 延焼 100%+特殊 3~5体 回復 - バリア 200% 3体 ルミナ ★5 100 覚4 716 492 750 121 37 61 141 水41 攻撃 水 魔障 403% 6体 回復 - 異常回復 180% 6体 ルミナ ★5 100 覚0 610 419 640 101 29 50 119 水41 攻撃 水 魔障 403% 6体 回復 - 異常回復 180% 6体 クリスティ ★5 100 覚4 336 273 298 26 19 39 103 無 攻撃 - - 78% 4体 補助 - 回避上昇 - 自己 クリスティ ★5 100 覚0 286 231 253 22 15 31 87 無 攻撃 - - 78% 4体 補助 - 回避上昇 - 自己 ツムギ ★5 100 覚4 630 532 649 126 40 61 132 火32 攻撃 火 呪い 515% 3体 回復 - 異常回復 300% 3体 ツムギ ★5 100 覚0 536 453 553 106 32 50 111 火32 攻撃 火 呪い 515% 3体 回復 - 異常回復 300% 3体 シャーロック ★5 100 覚4 817 626 524 86 92 76 122 風25 攻撃 風 麻痺 404% 4体 回復 - 異常回復 210% 5体 シャーロック ★5 100 覚0 697 532 446 72 76 64 102 風25 攻撃 風 麻痺 404% 4体 回復 - 異常回復 210% 5体 グレース ★5 100 覚4 628 487 664 161 139 97 126 闇24 回復 - バリア 150% 3~5体 回復 - 防御上昇 124% 4~6体 グレース ★5 100 覚0 534 415 566 136 117 81 106 闇24 回復 - バリア 150% 3~5体 回復 - 防御上昇 124% 4~6体 エリザベス ★5 100 覚4 373 273 297 65 19 39 140 土25 攻撃 土 - 1500% 3体 特殊 - アイテム強化 +60% - エリザベス ★5 100 覚0 317 231 252 53 15 31 118 土25 攻撃 土 - 1500% 3体 特殊 - アイテム強化 +60% - アリッサ ★5 100 覚4 689 565 605 146 152 77 126 土27 補助 - スキル低下 50% 3体 回復 - 異常回復 150% 6体 アリッサ ★5 100 覚0 587 481 515 123 128 65 106 土27 補助 - スキル低下 50% 3体 回復 - 異常回復 150% 6体 アメリア ★5 100 覚4 567 274 302 37 25 43 107 水22 補助 - 死の宣告 - 6体 採集 - - - - アメリア ★5 100 覚0 483 232 256 29 21 35 90 水22 補助 - 死の宣告 - 6体 採集 - - - - ユリア ★5 100 覚4 631 472 454 111 95 98 140 水24 回復 - バリア 202% 3体 回復 - 異常回復 120% 5体 ユリア ★5 100 覚0 537 401 386 93 79 82 118 水24 回復 - バリア 202% 3体 回復 - 異常回復 120% 5体 マルクス ★5 100 覚4 606 449 410 82 71 73 126 闇23 補助 - 急性毒 - 3体 回復 - - 130% 3体 マルクス ★5 100 覚0 516 382 349 69 59 61 106 闇23 補助 - 急性毒 - 3体 回復 - - 130% 3体 エレナ ★5 100 覚4 649 436 446 109 106 97 126 光25 回復 - 攻撃上昇 150% 4体 回復 - 異常回復 120% 5体 エレナ ★5 100 覚0 553 371 379 92 89 81 106 光25 回復 - 攻撃上昇 150% 4体 回復 - 異常回復 120% 5体 VDビーノ ★5 100 覚4 682 460 433 95 78 136 113 闇25 攻撃 闇 - 1500% 1体 回復 - 異常回復 120% 5体 VDビーノ ★5 100 覚0 580 392 369 79 66 115 95 闇25 攻撃 闇 - 1500% 1体 回復 - 異常回復 120% 5体 リデル ★5 100 覚4 627 435 422 111 55 89 117 光25 攻撃 光 命中低下 132% 4体 回復 - - 110% 4体 リデル ★5 100 覚0 533 370 359 93 46 74 98 光25 攻撃 光 命中低下 132% 4体 回復 - - 110% 4体 シエラ ★5 100 覚4 579 449 440 51 72 70 117 風24 攻撃 風 呪い 170% 3体 回復 - 回避上昇 110% 5体 シエラ ★5 100 覚0 493 382 375 43 60 58 98 風24 攻撃 風 呪い 170% 3体 回復 - 回避上昇 110% 5体 テレサ ★5 100 覚4 579 447 449 75 52 70 159 光25 補助 - 防御上昇 150% 4体 回復 - 異常解除 182% 4体 テレサ ★5 100 覚0 493 380 382 63 44 58 128 光25 補助 - 防御上昇 150% 4体 回復 - 異常解除 182% 4体 アリス ★5 100 覚4 591 440 450 65 63 73 117 水23 攻撃 水 回避低下 161% 3体 回復 - 防御上昇 110% 5体 アリス ★5 100 覚0 504 375 383 53 51 61 98 水23 攻撃 水 回避低下 161% 3体 回復 - 防御上昇 110% 5体 リーナ ★5 100 覚4 603 423 465 72 55 84 109 風24 攻撃 土 麻痺 87% 6体 回復 - - 132% 4体 リーナ ★5 100 覚0 513 360 396 60 46 70 92 風24 攻撃 土 麻痺 87% 6体 回復 - - 132% 4体 ヴィスコ ★5 100 覚4 565 459 481 74 64 90 66 土24 攻撃 土 麻痺 134% 4体 回復 - - 87% 6体 ヴィスコ ★5 100 覚0 481 391 409 62 52 75 54 土24 攻撃 土 麻痺 134% 4体 回復 - - 87% 6体 萌芽のフラン ★5←4 100 覚4 566 445 460 71 60 81 130 土25 攻撃 土 行動上昇 403% 6体 回復 - 異常解除 300% 3体 萌芽のフラン ★5←4 100 覚0 482 378 392 59 49 68 110 土25 攻撃 土 行動上昇 403% 6体 回復 - 異常解除 300% 3体 萌芽のフラン ★4 70 覚4 418 321 334 55 47 58 90 土25 攻撃 土 行動上昇 394% 6体 回復 - 異常解除 287% 3体 萌芽のフラン ★4 70 覚0 355 273 284 46 39 48 75 土25 攻撃 土 行動上昇 394% 6体 回復 - 異常解除 287% 3体 イムベル ★5←4 100 覚4 583 432 455 80 63 75 146 光19 回復 - - 110% 3体 回復 - - 132% 4体 イムベル ★5←4 100 覚0 497 368 387 67 51 63 123 光19 回復 - - 110% 3体 回復 - - 132% 4体 イムベル ★4 70 覚4 432 310 329 65 49 52 102 光19 回復 - - 97% 3体 回復 - - 122% 4体 イムベル ★4 70 覚0 368 264 279 53 41 44 86 光19 回復 - - 97% 3体 回復 - - 122% 4体 ペルル ★5←4 100 覚4 578 429 449 74 60 73 112 水20 攻撃 水 麻痺 161% 3体 回復 水 - 132% 4体 ペルル ★5←4 100 覚0 492 365 382 62 49 61 94 水20 攻撃 水 麻痺 161% 3体 回復 水 - 132% 4体 ペルル ★4 70 覚4 428 307 323 60 47 50 73 水20 攻撃 水 麻痺 148% 3体 回復 水 - 122% 4体 ペルル ★4 70 覚0 364 261 275 49 39 42 61 水20 攻撃 水 麻痺 148% 3体 回復 水 - 122% 4体 ロロ ★5←4 100 覚4 576 426 446 72 57 73 109 風20 攻撃 風 沈黙 132% 4体 回復 - - 161% 3体 ロロ ★5←4 100 覚0 490 362 379 60 47 61 92 風20 攻撃 風 沈黙 132% 4体 回復 - - 161% 3体 ロロ ★4 70 覚4 426 305 320 57 46 50 71 風20 攻撃 風 沈黙 122% 4体 回復 - - 148% 3体 ロロ ★4 70 覚0 362 259 272 47 38 42 59 風20 攻撃 風 沈黙 122% 4体 回復 - - 148% 3体 ビーノ ★5←4 100 覚4 589 431 451 71 64 74 112 火19 回復 - - 168% 3体 回復 - - 132% 4体 ビーノ ★5←4 100 覚0 502 367 384 59 52 62 94 火19 回復 - - 168% 3体 回復 - - 132% 4体 ビーノ ★4 70 覚4 438 309 327 55 50 51 73 火19 回復 - - 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ビーノ ★4 70 覚0 373 263 277 46 42 43 61 火19 回復 - - 151% 2体 回復 - - 122% 4体 カリン ★5←3 100 覚4 575 444 457 74 61 80 122 土15 - - - - - - - - - - カリン ★5←3 100 覚0 489 377 389 62 50 67 102 土15 - - - - - - - - - - カリン ★4←3 70 覚4 425 320 331 60 48 57 81 土15 - - - - - - - - - - カリン ★4←3 70 覚0 361 272 281 49 40 47 68 土15 - - - - - - - - - - カリン ★3 60 覚4 364 273 280 51 51 49 70 土15 - - - - - - - - - - カリン ★3 60 覚0 310 231 238 43 35 41 58 土15 - - - - - - - - - - リディ ★5←3 100 覚4 572 438 459 71 64 75 122 土16 攻撃 水 行動低下 171% 2体 回復 - - 132% 4体 リディ ★5←3 100 覚0 487 373 391 59 52 63 102 土16 攻撃 水 行動低下 171% 2体 回復 - - 132% 4体 リディ ★4←3 70 覚4 423 316 333 55 50 52 81 土16 攻撃 水 行動低下 151% 2体 回復 - - 122% 4体 リディ ★4←3 70 覚0 360 268 283 46 42 44 68 土16 攻撃 水 行動低下 151% 2体 回復 - - 122% 4体 リディ ★3 60 覚4 363 269 282 49 45 46 70 土16 攻撃 水 行動低下 151% 2体 回復 - - 122% 4体 リディ ★3 60 覚0 309 228 240 41 37 38 58 土16 攻撃 水 行動低下 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ペリコ ★5←3 100 覚4 544 472 459 73 64 97 77 土16 攻撃 土 毒 168% 3体 回復 - - 132% 4体 ペリコ ★5←3 100 覚0 463 401 391 61 52 81 65 土16 攻撃 土 毒 168% 3体 回復 - - 132% 4体 ペリコ ★4←3 70 覚4 405 341 331 58 50 71 51 土16 攻撃 土 毒 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ペリコ ★4←3 70 覚0 345 289 281 48 42 59 43 土16 攻撃 土 毒 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ペリコ ★3 60 覚4 346 290 281 50 45 60 45 土16 攻撃 土 毒 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ペリコ ★3 60 覚0 294 246 239 42 37 49 37 土16 攻撃 土 毒 151% 2体 回復 - - 122% 4体 ペトラ ★5←3 100 覚4 555 430 453 70 61 76 111 土15 補助 - 行動低下 81% 4体 回復 - - 171% 2体 ペトラ ★5←3 100 覚0 473 366 385 58 50 64 93 土15 補助 - 行動低下 81% 4体 回復 - - 171% 2体 ペトラ ★4←3 70 覚4 408 308 327 54 48 54 72 土15 補助 - 行動低下 86% 4体 回復 - - 151% 2体 ペトラ ★4←3 70 覚0 347 262 277 45 40 45 60 土15 補助 - 行動低下 86% 4体 回復 - - 151% 2体 ペトラ ★3 60 覚4 350 263 277 48 43 47 63 土15 補助 - 行動低下 86% 4体 回復 - - 151% 2体 ペトラ ★3 60 覚0 298 223 235 40 35 39 51 土15 補助 - 行動低下 86% 4体 回復 - - 151% 2体 フラン ★4←2 70 覚4 373 337 331 51 47 60 46 水12 補助 - 行動上昇 109% 6体 回復 - - 151% 2体 フラン ★4←2 70 覚0 317 287 281 43 39 49 38 水12 補助 - 行動上昇 109% 6体 回復 - - 151% 2体 フラン ★3←2 60 覚4 318 288 282 46 42 48 41 水12 補助 - 行動上昇 109% 6体 回復 - - 151% 2体 フラン ★3←2 60 覚0 270 244 240 38 34 40 33 水12 補助 - 行動上昇 109% 6体 回復 - - 151% 2体 レナ ★5←1 100 覚4 483 397 419 114 100 98 130 風19 - - - - - - - - - - レナ ★5←1 100 覚0 411 337 356 96 84 82 110 風19 - - - - - - - - - - レナ ★4←1 70 覚4 346 279 297 94 84 73 90 風19 - - - - - - - - - - レナ ★4←1 70 覚0 294 237 252 78 70 61 75 風19 - - - - - - - - - - レナ ★3←1 60 覚4 296 238 251 82 73 65 77 風19 - - - - - - - - - - レナ ★3←1 60 覚0 251 201 213 69 61 53 65 風19 - - - - - - - - - - ラヴィ ★5←1 100 覚4 483 430 414 64 54 77 114 光15 - - - - - - - - - - ラヴィ ★5←1 100 覚0 411 366 352 52 45 65 96 光15 - - - - - - - - - - ラヴィ ★4←1 70 覚4 346 309 293 48 44 54 75 光15 - - - - - - - - - - ラヴィ ★4←1 70 覚0 294 263 249 40 36 45 63 光15 - - - - - - - - - - ラヴィ ★3←1 60 覚4 296 263 249 44 40 47 65 光15 - - - - - - - - - - ラヴィ ★3←1 60 覚0 251 223 211 36 32 39 54 光15 - - - - - - - - - - アガサ ★4←1 70 覚4 386 309 314 48 43 46 69 水10 攻撃 水 - 151% 2体 補助 - 行動上昇 126% 1体 アガサ ★4←1 70 覚0 328 263 266 40 35 38 57 水10 攻撃 水 - 151% 2体 補助 - 行動上昇 126% 1体 アガサ ★3←1 60 覚4 332 263 265 44 38 41 60 水10 攻撃 水 - 151% 2体 補助 - 行動上昇 126% 1体 アガサ ★3←1 60 覚0 282 223 225 36 30 33 49 水10 攻撃 水 - 151% 2体 補助 - 行動上昇 126% 1体 ナナリー ★4←1 70 覚4 347 332 333 48 43 61 45 風10 回復 - - 122% 4体 回復 - - 151% 2体 ナナリー ★4←1 70 覚0 295 282 283 40 35 50 37 風10 回復 - - 122% 4体 回復 - - 151% 2体 ナナリー ★3←1 60 覚4 294 282 284 44 38 49 40 風10 回復 - - 122% 4体 回復 - - 151% 2体 ナナリー ★3←1 60 覚0 250 240 241 36 30 41 32 風10 回復 - - 122% 4体 回復 - - 151% 2体 前衛スキル Lv. 効果 範囲 発動率 後衛スキル Lv. 効果 範囲 発動率 バニッシュストーム水属性範囲攻撃敵の行動力が低下する属性:水 1 115% 2体 20% エリアヒール範囲回復 1 100% 3体 20% 2 119% 22% 2 103% 22% 3 123% 24% 3 105% 24% 4 127% 26% 4 108% 26% 5 131% 28% 5 110% 28% 6 135% 30% 6 113% 30% 7 139% 32% 7 115% 32% 8 143% 34% 8 118% 34% 9 147% 36% 9 120% 4体 36% 10 151% 38% 10 122% 38% ↓★★★★★で開放 11 155% 40% ↓★★★★★で開放 11 124% 40% 12 159% 42% 12 126% 42% 13 163% 44% 13 128% 44% 14 167% 46% 14 130% 46% 15 171% 48% 15 132% 48% 【注記】括弧内は推定値。 ■補足事項 コメント 名前 Lv100 487 403 421 64 52 63 108 - 名無しさん (2019-01-26 13 18 43) 覚醒2 390 291 307 50 46 48 12 - 名無しさん 2016-04-30 13 37 23 覚醒1 375 279 295 48 44 46 12 - 名無しさん 2016-04-30 13 37 12 リディLv70 360 268 283 46 42 44 68 122 0 0 0 15 0 0 - 名無しさん 2016-04-30 13 33 40 122はコストで12が正しい? 15は土ですよね?ランクアップしたら下がっちゃう・・・? - 名無しさん 2016-05-01 00 16 13 見直した。122はコストで12が正しい。15は16の誤り - 名無しさん 2016-05-01 21 19 11
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同じ名前の項目が存在します。 リディ (ロードレア国) 蜉蝣戦記に登場する将軍。 リディ (クルーディア帝国) CHAOS CROWNに登場する主人公の妹。
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還りし神、巡りし魂 依頼主 :双蛇党中牙士(黒衣森:東部森林 X21-Y25) 受注条件:レベル50~ 概要 :シルフの仮宿の双蛇党中牙士は、冒険者に向かってほしい場所があるようだ。 双蛇党中牙士 「蛮神「ラムウ」の件につきまして、 カヌ・エ様も、あなたからの報告をお待ちのことでしょう。 グリダニアに戻り、豊穣神祭壇にいる道士に、 「不語仙の座卓」への案内をお申し付けください。 お疲れでしょうから、お気をつけて!」 不語仙の座卓のカヌ・エ・センナと話す 物静かな道士 「よくぞ戻られた。 カヌ・エ様が、貴殿の到着を心待ちにしておいでだ。 「不語仙の座卓」に向かうか?」 イダ 「仮宿で、マキシオにお礼を言われたよ。 なかなか楽しかったから、また一緒に遊ぼうってさ。」 パパリモ 「ほら、胸を張ってカヌ・エ様に報告するといい。 君は素晴らしい手柄を立てたんだからさ。」 ヤ・シュトラ 「イダとパパリモの目論見も、私の見解も、 ある意味どちらも正解だったわけね・・・・・・。 もう少し、イダの話も聞いてみるべきかもしれない。」 サンクレッド 「先の蛮神「リヴァイアサン」のときは、 それなりに力になれたと思うんだけどな。 今回は・・・・・・まあ・・・・・・聞かないでおくよ。」 カヌ・エ・センナ 「冒険者殿、ご苦労さまでした。 先ほど、双蛇党の者より報告を受けたところです。 結果的に、蛮神「ラムウ」と刃を交えることになったとか。 ・・・・・・本当に無事でなによりでした。 ラムウがそんなことを・・・・・・。 人が持つ闇が、新たな問題を生む・・・・・・。 確かにそうなのかもしれません。 カルテノー平原の「アウトロー戦区」。 ・・・・・・そして、ウルダハを発端に、 エオルゼア全土に広がりを見せている難民問題。 先の帝国との戦い以降、エオルゼアは、 統一どころか、以前にも増して人の闇が表面化し、 争いごとが増えているように感じます。 第七霊災の復興が一段落し、 人々は、共通した目標を失いつつあるのです。 だからこそ、人々の意志をひとつにし、 新生したエオルゼアを生きていく必要がある・・・・・・。 グランドカンパニー「エオルゼア」。 人と人とは、わかりあうことはできないのでしょうか・・・・・・。 ・・・・・・今回の件、グリダニアを代表して礼をします。 「暁」の皆さまにも、よろしくお伝えください。 あなたや「暁」の方々には、迷惑をかけてばかりですね。 この国を預かる者として、もっとしっかりしなくては・・・・・・。」 カヌ・エ・センナ 「蛮神「ラムウ」が収まったというのに、 森に流れる嫌な風が消えないなんて・・・・・・。 森の精霊たちよ・・・・・・。 この地に何が起ころうとしているのです・・・・・・。」 豊穣神祭壇のパパリモと話す パパリモ 「改めて・・・・・・。 蛮神「ラムウ」の鎮圧、お疲れさま。 僕らが考えていた、対話による和解とは違った結末だったけれど、 十分に納得できる結果だったと思うよ。 ウリエンジェも、何か掴んだそうじゃないか。 さっそく「石の家」に戻って、この一件をまとめよう。 ミンフィリアも、君の帰りを待ちわびてるはずだ。」 石の家のミンフィリアと話す ミンフィリア 「お帰りなさい! 蛮神「ラムウ」の件、さっき連絡を受けたところよ。 わたしからも、あなたに伝えたいことがあって・・・・・・ でも、まずはウリエンジェさんの報告が先ね。 蛮神「ラムウ」との戦いを見ていて、 アシエンにも関係する、重大な発見をしたそうなの。 さっそく、みんなを集めましょう。」 ミンフィリア 「みんな、そろったわね。 ウリエンジェさん、お願いします。」 ウリエンジェ 「砂の家に現れた、白き衣のアシエン・・・・・・ 「アシエン・エリディブス」。 彼の発言から、アシエンは不滅の存在、 つまり「不死」であることがわかりました。」 ミンフィリア 「あれから、わたしとウリエンジェさんは、 アシエンを完全に消滅させる方法を探していたの。」 ウリエンジェ 「そして、ついに・・・・・・ 影を狩る手がかりを掴んだのです・・・・・・。 先の蛮神「リヴァイアサン」との戦いで、 サハギン族の長老がみせた「不滅なる者」への昇華・・・・・・。 その際のエーテルの流れを測定していた、 ヤ・シュトラ嬢の測定結果を確認致しました・・・・・・。」 ヤ・シュトラ 「あの時、肌に感じるくらいエーテルが震えていたわ。 だから、とっさに測定器を着けて調べていたのよ。」 ウリエンジェ 「そして今回、私は蛮神「ラムウ」との戦いを拝見致しました。 蛮神が散る際のエーテルの流れについて 再確認していたのです。」 ミンフィリア 「良い機会だわ。 エーテルの流れをおさらいしましょう。 わたしたちが生きている「物質界」で生命が死ぬと、 通常、その魂であるエーテルは砕け散り、 「エーテル界」へと還ります。 そして、「エーテル界」に揺蕩うエーテルが、 「物質界」に降り、新たな生命が誕生するの。」 ウリエンジェ 「命は散りて、星の海へと還る。 これぞ神々が定めた命の理・・・・・・。 エーテルに満ちた星海は、 この世と重なり合い、寄り添う世界・・・・・・ エーテルは巡り、命もまた巡る・・・・・・。」 ミンフィリア 「だけど、蛮神は例外・・・・・・。 地に満ちたエーテルであるクリスタルを喰らう蛮神は、 その肉体までもがエーテルで構成されている。 だから、倒すことで肉体は砕け、 そのエーテルは大地へと還元されてゆく・・・・・・。 それでも魂だけは、エーテル界に還ると考えられているわ。」 ウリエンジェ 「信者の願いが、神の魂を星海より招き、 クリスタルが、神の肉体を造る・・・・・・。」 ミンフィリア 「・・・・・・だけど、「不滅なる者」は、 どちらの例にも当てはまらない・・・・・・。」 ヤ・シュトラ 「確かに、サハギン族の長老が提督に撃たれた時、 ひとかたまりのエーテル塊が漂い、 別のサハギン族に乗り移るのを確認したわ。」 ウリエンジェ 「肉の身体持ちて、死して散らぬ魂を持つ者・・・・・・。」 サンクレッド 「なるほど、それが「不滅なる者」・・・・・・ サハギン族の長老のやったことか。 では、器が側にない場合、魂はどうなるんだ?」 ミンフィリア 「エーテル界に還るということは、「死」を意味するわ。 だから「不死」である彼らの魂は、 エーテル界に還っていないと考えられます。」 ウリエンジェ 「彼らは逃避する・・・・・・ 暗き輝きの道を開きて、星海の渚へ・・・・・・。」 ミンフィリア 「・・・・・・そう、つまりは、 物質界とエーテル界の「狭間」のような場所に 待避しているのではないかということね。 アシエンたちは「闇のクリスタル」を触媒に、 サンクレッドに憑依していたわ。 つまり、これが「狭間」へ至る門なのかもしれない。」 サンクレッド 「・・・・・・いやな思い出だぜ。」 ミンフィリア 「サンクレッド・・・・・・。」 ウリエンジェ 「これが、探究の旅路の果てに辿り着きし答え・・・・・・。」 ヤ・シュトラ 「サハギン族は「不滅なる者」になったものの、 「闇のクリスタル」を持っていなかった・・・・・・。 だから「リヴァイアサン」に喰われたってわけね。 ・・・・・・そうか、だったら、 アシエンを倒した時に魂のエーテルを逃さず、 リヴァイアサンのように吸い込んで捕縛してしまえば・・・・・・。」 ウリエンジェ 「ご名答、恐れ入ります。 さすがヤ・シュトラ嬢、察しがいい・・・・・・。 肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、 エーテルの刃で砕く・・・・・・ さすればアシエンの魂も、星海に還りましょう・・・・・・。」 ミンフィリア 「アシエンの魂を逃すことなく捕らえ、 さらに、そのエーテルを粉々に打ち砕く魔器なんて、 簡単には想像できないわ。 でも、きっと方法はあるはず。 手掛かりは掴んだもの、あとは実現に向けて進むだけよ。」 ウリエンジェ 「では、私はさっそく、 これらの現象を人工的に起こすことができないか、 シャーレアン本国の賢人とともに、検討に入りましょう。」 ミンフィリア 「ええ、よろしくお願いします。」 ウリエンジェ 「それと、ミンフィリア・・・・・・。 バルデシオン委員会の件ですが、現在、 シャーレアン本国の調査団が現地に向かっています。 直に連絡が来るでしょう。 不安な気持ちはわかりますが、今は待つべき時・・・・・・。 祈りとともにお待ちを。」 ミンフィリア 「ありがとう、ウリエンジェさん・・・・・・。」 アシエン・イゲオルム 「水神リヴァイアサンに続き、雷神ラムウまでも・・・・・・。」 アシエン・ナプリアレス 「まさか雷神が、光の使徒を受け入れるとはね。」 アシエン・エメロロアルス 「・・・・・・焔神、嵐神、岩神、水神、雷神。 彼の地で顕現可能な五大神は、 すべて、あの者に討たれたということになる。」 アシエン・ウルテマ 「人の進化・・・・・・。 エリディブス卿の言うとおりということか。」 アシエン・エリディブス 「はたして、ハイデリンの意思か。 人は、七度の「次元圧壊」を生き延び、 「人ならざる者」に進化しようとしている。 だが、「アーダー」による、絶対神「ゾディアーク」様の再生。 その最後の欠片は、覚醒せし人の「人たる者」への進化だ。」 ???? 「・・・・・・ならば、それを成すことも、我々に課せられた使命。」 アシエン・ラハブレア 「かの地、エオルゼアが神々に愛される理由・・・・・・。 そのために、新たな「知」を人にあたえ、新たな「神」を導く。 すべての世界をひとつにし、「原初の理」を得るために。」 イダ 「・・・・・・・・・・・・ンハッ! ち、違うよ! 寝てないよ!? ちょっと目を瞑って、考え事をしてただけだから!」 パパリモ 「油断大敵って言葉があるだろう? ひと仕事終えた後だからこそ、気を引き締める必要があるんだ。 ・・・・・・って、イダ? ちゃんと聞いてるか!?」 ヤ・シュトラ 「ご苦労さま、今はゆっくり休むといいわ。 でも、あまり気を緩めちゃダメよ。 ・・・・・・お隣の誰かさんみたいにね。」 サンクレッド 「今回もお手柄だったな、Nikuq! 奢ってやるから、あっちのカウンターで一杯どうだ? どうせなら、フ・ラミンさんとヒギリさんのそばで・・・・・・ あっ、いや・・・・・・何でもないさ、はははっ! と、とにかく、お前の勝利に乾杯!」 フ・ラミン 「ヒギリさんのお料理の腕は、素晴らしいのよ。 目にも止まらぬ素早さで、野菜を切るんだから! 彼女も、ただ者ではなさそうね。」 クルトゥネ 「ホーリー・ボルダーの奴が、いつになく張り切ってましてね。 熱心になりすぎて、あの巨体で、 子どもたちを押しつぶさないといいのですが・・・・・・。」 ホーリー・ボルダー 「子どもたちを相手にした稽古だからこそ、気は抜けません。 彼らドマの民には、この先も苦労が多いはず・・・・・・。 決してくじけぬよう、心身ともに鍛えねば!」 ヨウザン 「ホーリー・ボルダーの稽古は厳しいけど、 オレはドマでも「シュギョー」してたからなっ! これくらいじゃ降参しないぜ!」 コハル 「あたしも、お姉ちゃんくらい強くなりたいんだ。 そしたら、帝国が攻めてきても、みんなを守れるもん!」 シウン 「先生の鎧、白くてピカピカしてカッコイイなぁ。 でも、剣はもっと大きいヤツが好きだな!」 ロッカ 「わたし、戦うのは嫌い・・・・・・。 ホーリー・ボルダーが言ってることも、 難しくてよくわかんないや・・・・・・。」 ホウザン 「冒険者というのは、自由に見えてなかなか大変みたいだな。 主君を持たず、己の心のままに従い大事を成す・・・・・・。 ただの「風来坊」とは言えないようだ。」 ドウワレ 「仲間たちと、意見交換をしているところだ。 我々のドマは滅びたが、この地で学んだことを生かし、 故郷のためにできることはないだろうか?」 ヒギリ 「本格的なドマの郷土料理を作るには、 ここにある食材や香辛料では足りないんです。 でも、それをどう補うかが、腕の見せどころですよね!」 タタル 「みなさんが帰ってきて、賑やかになりまっした! 砂の家にいっぱい人がいたときのこと、 ちょっとだけ、思い出してまっす・・・・・・。」 ウリエンジェ 「命は散りて、星の海へと還る・・・・・・。 これぞ命の理なれど、輪廻を外れし闇の使徒あり。 闇の使徒、己を「不滅なる者」と呼ばん・・・・・・。 されど、その力、真なる不滅にあらず・・・・・・。 肉体失いし魂を、エーテルの檻に捕らえ、エーテルの刃で砕く。 ・・・・・・我らの勝機は、そこにありましょう。 シャーレアン本国の賢人とともに、 アシエン打倒の研究を進めています。 彼方より吉報が来るまで、今しばらくの辛抱を・・・・・・。」
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エオルゼアの世界観(設定等)一覧 <概要> エオルゼアの世界観(設定)がわかるカットシーンを振り返ります。動画の目次(チャプター)には、「クエスト名」と【見どころ】を載せています。 <目次> 2.x 新生エオルゼア ①【エーテルの流れとは】<エーテル> ②【ガレマール帝国、ソル帝の崩御と帝位争い】 ③【アシエンの魂の滅し方】<白聖石> 3.x 蒼天のイシュガルド ①【竜と人との対立の根源にある隠された真実】 ②【竜と人との戦いの始まり】 ③【ニーズヘッグの片目の真実】 4.x 紅蓮のリベレーター ①【数千年を経た、神々の想いの果て】 ②【「紅蓮の開放者(リベレーター)」に込められた想い】 5.x 漆黒のヴィランズ ①【いかにして第一世界が今に至ったか】 ②【第一世界の「光の氾濫」を逃れて残っている地域】 ③【世界の統合や霊災とはいかなるものか】<原初世界、鏡像世界> ④【光の巫女の物語】 ⑤【次元の狭間で垣間視し、第八霊災】<第八霊災> ⑥【第八霊災を引き起こす要因】 ⑦【星の意思(ゾディアーク)と終末の災厄】 ⑧【ハイデリンの核、ゾディアークの核】 ⑨【アシエンとは何者か】 ⑩【ハイデリンの一撃】 ⑪【エリディブスとゾディアーク】 ⑫【闘神の汚染者に関するレポート】 ⑬【ティアマットとバハムートがメラシディアでいかに生きたか】 ⑭【アゼム考察(未明の間にて)パッチ5.3終了後】 6.x 暁月のフィナーレ ①【マヌシャ神群「マグ神、ドグ神、ラグ神」】 アシエン名鑑(編集中) ミドガルズオルムと七大天竜(編集中) 鏡像世界 一覧(編集中) 用語 意味を理解していると、物語がわかりやすくなるFF14用語 「星歴」・「霊災」 エオルゼア世界の歴史は、大きく分けて”変動期の霊災”と”安定期の星暦”の2種類の周期を繰り返してきたと考えられており、現在はその7番目の星暦となっているために「第七の星暦」(第七星暦)と呼ばれている。 「ハイデリン」 ファイナルファンタジーXIV(FF XIV)で描かれる世界全体、1つの星(惑星ハイデリン)を指す言葉。 「クリスタル」 「メラシディア」 「エオルゼア十二神」 「ヴォイド」 「ダラガブ」 「聖コイナク財団」 古代アラグ文明を研究する国際的学術団体。 「ノア」 クリスタルタワーの調査を目的に、聖コイナク財団やバルデシオン委員会、ガーロンド・アイアンワークス等に所属する者たちが集った団体。 大魔導士「ノア」(ドーガ・ウネの師匠)に由来。 重要人物 「大召喚士サリ」(召喚士クエストより)