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登録日:2012/02/28(火) 17 14 52 更新日:2024/04/05 Fri 10 47 41NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 SRW W ぅゎょぅι゙ょっょぃ かわいい ょぅι゙ょ スパロボ スパロボW スーパーロボット大戦 バンプレストオリジナル ビッグボルフォッグだーっ! ブラコン ミヒロ・アーディガン ランス涙目←仮面の下の涙を拭え 妹 幼女 幼女超怖ぇ! 腹黒? 『スーパーロボット大戦W』の登場人物。 アーディガン一家の3女で末っ子にあたる。 ヴァルホークのサブパイロットであり、索敵・ナビゲーションで兄のカズマ・アーディガンをサポートする。 基本的には甘えっ子で、カズマや父親のブレスが大好き。 しかし年の割にはしっかりしており、暴走しがちなカズマのフォローやツッコミに回ることも多い。 ベタベタばっかりかと思えばそうでもなく、「お兄ちゃんの為を思って」マオとノイン指導の特訓から逃げたカズマの居場所をリークした事も。 第二部にてブレスを失い、カズマが行方不明になってからは一人でヴァルホークを駆り、ヴァルストークを守ろうとすることもあった。(*1) 因みにこの時のステータスは技量が低い(味方キャラ中ワースト2)が、防御がスーパー系パイロット並みに高い。 テッカマンランスなどを軽く追い返す。(詳しくは後述) 覚える精神コマンドは「応援」「必中」「ひらめき」「友情」「狙撃」「絆」。サポート役としてパーフェクトである。 おいそこ「カズマいらなくね?」なんて言うんじゃない 暴走したDボゥイを必死で呼びかけようとしたこともある等、芯がかなり強い。 とはいえまだ10歳(第2部では11歳)の子供。 カズマがいないと精神的に不安定になり、敵に対して激しい怒りをぶつける傾向がある。 ファンからの愛称は黒ミヒロ。 怒りのあまり、周りが良く見えなくなっていることも多い。 「こいつら(ラダム)が…こいつらが、あの時に来たからお父さんとお兄ちゃんが…!許さない!絶対に許さないんだから!」 「許さない…!どうして、皆、そんなに戦争したがるのよ!!皆…皆おかしいよ!何で戦争なんかするのよ!!」 「そんなに戦争したいんなら私が相手になってやるんだから!そして、知ればいいんだ!大切な人が死んじゃった時の悲しさを!!」 …信じられるか?これでもまだ11歳の幼女なんだぜ…? 第2部序盤ではブレードにやられた腹いせで攻撃してきたランスさんを、怒りに任せてフルボッコした。 ランスさん、お前は今泣いていい。 終盤でザ・データベースに捕らわれた際、今まで敵対してきたアリアがあまりに馴れ馴れしい態度を取ってきたので、そこでも毒舌を吐いた。 更に悪いことに一緒に捕まったカズマと引き離されているため、かなりイライラしていたようだ。 「一人で行ってください。帰ってこなくてもいいですから」 「あんたなんかお姉ちゃんじゃない!私のお姉ちゃんはシホミ姉ちゃんとチイ姉ちゃんだもん!」 黒い…黒すぎるぜミヒロさん。 まぁその後、色々あってアリアとも和解できたが。 また、ミヒロを語るのに欠かせないエピソードがある。 それはカズマが戻ってきた次のシナリオで凱とボルフォッグが援軍として登場した時のこと。 ミヒロは、大喜びでこう言ったのだ。 「ビッグボルフォッグだーっ!」 黒ミヒロの頃とは180°正反対の発言に、多くのプレイヤーは腹筋崩壊。 しかも当のボルフォッグもしっかり挨拶を返してるもんだから、更に笑いを誘った。 きっと、カズマが戻ってきて精神が安定してきたんだろう。よかったねミヒロちゃん! ビッグボルフォッグが本作で相当な壊れ性能なのは関係無い……多分。 そんな感じで、『スパロボW』が名作と言われるのは、ある意味ミヒロのおかげでもあったりする。 ちなみにカットイン時揺れる。髪と服が。 そんなに編集合戦がしたいんなら私が追記・修正してやるんだから! そして、知ればいいんだ!大切な項目が消えちゃった時の悲しさを!! ビッグツイキ・シュウセイだーっ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シャアに会わせたらどうなるだろ? -- 名無しさん (2013-12-06 10 50 11) お兄ちゃんがいなくなると情緒不安定になる幼女。カズマに彼女が出来たら絶対に揉めるだろう -- 名無しさん (2013-12-06 12 15 57) ミヒロちゃんマジ毒舌ブラコンヒロイン -- 名無しさん (2013-12-06 14 29 23) ブレードや勇者王シリーズが主人公一家と家族ぐるみやご近所さんみたいなWだからこの娘とか目立ってるよな -- 名無し (2013-12-06 18 55 46) 10代の幼女に負けるテッカマンランスさん。 -- 名無しさん (2014-02-19 11 54 35) ランスさんの株を下げ人気を上げたロリ -- 名無しさん (2014-03-05 20 02 34) そういや第2次OGのイルイ見て思ったけど恋愛的な意味じゃなく仲の良い少年枠が今の所OGにはいないな(イルイにとってのケン太やブレンの子供達枠)、護君なんて華ちゃんに浮気疑惑もたれる位(無論誤解)友人としても仲良かったのに -- (2014-03-06 01 08 00) ↑ まぁ、既存のオリジナルでその年代の少年枠となると天音くらいしかいないしね -- 名無しさん (2014-03-06 01 19 41) カズマがVSアストレイのリリーとハーレムしたら面白そう -- 名無しさん (2014-03-06 11 35 04) 実はこの子だけ血の繋がってない兄弟じゃないかな~とか思ってたけどそんなことはなかったぜ -- 名無しさん (2014-04-16 16 40 30) 若干黒い時のセリフが某ガンダムパイロットのスペシャルな少年に近い。 -- 名無しさん (2014-04-17 10 33 32) カズマいない時のヴァルホークは一人乗りじゃなくてさりげなくキャレットが一緒に乗ってた気がする -- 名無しさん (2014-07-18 20 46 49) プレシアとの共演が楽しみです -- 名無しさん (2014-07-22 14 29 36) 4つ↑、そうなったら修羅場確定だろうが。というより、カズマとミヒロはちゃんと相手見つけて結婚したのかね? -- 名無しさん (2015-08-22 13 16 24) 脳内CV.田村ゆかりな人も多そう 「カズマ」だし -- 名無しさん (2015-08-22 13 20 11) 6つ↑、ミヒロ「泥棒猫がぁぁぁぁぁ」 ロウ「落ち着けミヒロっ!!」 キャプテンGG「カズマ君、君ロリコンだったの?」 -- 名無しさん (2015-11-10 14 06 27) うん、俺の中では今のところ -- 名無しさん (2016-05-02 08 46 04) ↑の続き ミヒロの声は田村さんだなぁ。 だとしたらお兄ちゃん呼びにならないか(笑) -- 名無しさん (2016-05-02 08 48 58) ↑ではカズマのCVイメージは保志になるのかな? -- 名無しさん (2016-05-02 09 54 52) 何故か、ミヒロ「アイビスさん、キープ!お願い、お兄ちゃんをシルブプレ!」という構図が浮かんでしまった。伊瀬さんもありかも。 -- 名無しさん (2016-05-02 12 26 11) ↑それは何か違うような……とはいえ伊瀬さんアリだな。なんとなく脳内再生出来たわ。まんまユリーカの声だけどw -- 名無しさん (2016-05-02 13 38 18) 黒幼女だと日高里菜がぴったりかなあと -- 名無しさん (2017-05-08 22 23 41) 3DSでリメイクされたら中断メッセージでカズマの黒歴史ノートを朗読とか゚、 -- 名無しさん (2018-06-12 01 29 33) かわいいよな -- 名無しさん (2021-10-12 10 30 13) 時系列が第2部でオーブが崩壊した後だけど、火の玉のアンソロジーコミックではヴァルホークがラダムに囲まれてピンチになった場面でブラスターブレードが駆けつけて「ミヒロには返しきれないほどの借りがあるからな」と口にしてたな -- 名無しさん (2024-04-05 10 07 57) 名前 コメント
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【作品名】スーパーロボット大戦W 【ジャンル】ゲーム 【名前】カズマ・アーディガン(&ヴァルストークファミリー)withヴァルザカード 【属性】対「知の記録者」用超絶戦闘兵器 【大きさ】212.7m 【長所】スパロボオリジナルキャラ主人公機の中では最大 【短所】だったのだが第3次Zのアレのせいで最大でなくなった 参戦 vol.1
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登録日:2011/06/10(金) 23 53 20 更新日:2024/04/18 Thu 17 26 56NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 SRW W “ド”シスコン ←火事場のクソ力発動するレベル していた やる時はやる インファレンスのモデル カイト カズマ カズマ・アッーディガン クロスオーバー項目 スパロボ スパロボW スパロボ主人公 スーパーロボット大戦 バンプレストオリジナル ファザコン ヴァルガード ヴァルザカード ヴァルストーク・ファミリー ヴァルホーク 主人公 分の悪い賭けはどっちでもいい 常に倒産の危機 略してカーディガン 痛い子 ←カズマ「ひでぇ……」 鉄火巻き粉m一番欲しいものは彼女 連合宇宙暦100年12月26日 クリスマスから一夜明けた。結局、今年も何も無かった。 …… ……… 少し涙が出てしまった。 カズマ・アーディガンはスーパーロボット大戦Wの主人公。 よくネタにされるが、ロストグラウンドで反逆しまくったりグリリバと殴り合ったり アンデッドと戦うためにヘシンしたりはしません。 ▽目次 【概要】 【第一部】 【第二部】 【セリフ】 【余談】 【概要】 宇宙の運び屋「トレイラー」を営むヴァルストーク・ファミリーの長男であり、ヴァルホークのメインパイロットを務める。 精神的、技術的に未熟であるが、完成度の高いシナリオの中で版権キャラと良クロスオーバーを連発しながら成長していく熱い王道展開をぶちかましてくれたため、 プレイしたユーザーからは軒並み好意的に受け入れられた。 二部の痛々しい邪気眼全開の言動も、今となってはネタとして愛されている。 【第一部】 16歳。 時は連合宇宙暦99年6月13日。ガンダムWのデュオとカトルを地球に運ぶ依頼を受けた所から物語が始まる。 アットホームなヴァルストーク・ファミリーの雰囲気と相まって、序盤からストレスなく版権キャラと絡む。第一話でデュオとは親友になる。 テッカマンブレードやガオガイガーがメインのシナリオの中で、 一人前のスペースマンであるDボウイや凱に尊敬、憧れの念を抱いている。 同時に自分自身がパイロットとして、スペースマンとして、何より一人の男として半人前である事を自覚している。 そして偉大な父、ブレスの存在もあり、その事がコンプレックスとなっている。 未熟者扱い&家族で下の方ということもあり、主にマヨ姉ちゃんからは「姉弟あるある」な扱いを受けていたりする。 性格は年相応の幼さがあるどこか単純な熱血野郎。いつか父を超えたいと願うまっすぐで強い意思をもっている。 父親の「思い出を大切にしろ」という言い付けを守り、毎日航海日誌を付けている。ゲーム中では一話進行ごとにカズマが日誌を付けるシナリオデモが流れる。 これがシナリオの簡単なおさらいと、これからの流れを確認出来るため、何気に役に立つ。 もっとも、内容はカズマの所感やらその時に話題のなった他愛の無い話とかがほとんど。 例えば、旧西暦時代は太陽系惑星は9つあり、その一つは冥王星と呼ばれていたが、今ではほとんどの人にその事を忘れられている……という発売当時の時事ネタとか。 設定面はともかく、ステータスとしては第一話から使えて安定した能力を持ち、自軍の中核に据えることができる。サブパイロットにミヒロがいるため、精神コマンドも問題ない。 中盤になるとヴァルストークとの合体技、そして合体してゲッター3……じゃなかった、ヴァルガードになったりと、運用の幅が広がり手がつけられなくなる。 未熟未熟と言いながら家族の力を借りてしっかりと無双する。 また第一部ではほとんどの主要な版権キャラと良い感じに絡む。先にも書いた通りこのクロスオーバーがカズマ、そしてスパロボWが好評な要因でもある。 忘れがちだが美人の版権キャラが2名ほど、(鬼)教官として訓練を施してくれるという うらやましいような地獄のような状態となっており、これと幾多の戦いの経験のおかげで、第一部の8ヶ月という短い時間でブレスも褒めるほどの成長を見せている。 だが、Zマスター攻略とゾヌーダ事件の解決直後に地球連合軍はプラントへの核攻撃を決定。 阻止するために急行するも、現れたインファレンスの攻撃によってブレスと共に行方不明となってしまう(死亡扱い)。 そしてプラントと地球の戦争が始まり、その日は血のバレンタインと呼ばれたのだった……。 【第二部】 とまあ、主人公が死ぬわけもなく生きていた。17歳。 時は連合宇宙暦100年8月。半年ほどの期間で成長期に入ったのか表情も青年らしく、体格が良くなり、髪型がロン毛になっている。トレードマークの絆創膏はそのまま。 JやサルファでさんざんやったからかSEED本編そっちのけでガンダムアストレイがメインを張り、 カズマもサーペントテールのメンバーとなっている。 この時はカイトという偽名(*1)を名乗っていたが、DESTINY ASTRAYのカイト・マディガンと同名だったために勘違いしたプレイヤーも多数。以降、「トンビ」はカズマの象徴として扱われる。 第一部の後遺症で戦闘に対して恐怖心を抱いているが、直ぐに克服する。この時にイライジャからそのテクニックを神業と称されている。 そしてここから何故かキザを気取った痛々しいキャラとなった。戦闘台詞にまで反映されている。 その痛々しい言動の数々に、あるプレイヤーは頭を抱え、あるプレイヤーは腹筋崩壊させる始末。父親を意識してみたが色々伴ってない感じがだんだんと露呈してしった。 しかし戦闘の最中では「うまい台詞が思い浮かばない」とかでキャラが徹底できてない(*2)場合がある。 どうしてこうなった…… 尚、一部での普通の少年だったカズマを知らないASTRAY組はこれをバカにすることはなかった。むしろ「キザったらしいけど実力に相応の態度を取ってる」として見られていた節すらある。 特にイライジャからは嫉妬されるほどの有能さ加減だったようで、これがカズマのアレな言動に拍車をかけていたとも見れる。 ヴァルストーク・ファミリーに帰ってきたあとはオッパイが大きい方の姉ちゃんにひっぱたかれたりホリスに説教されながらも暖かく迎えられ、以後ファミリーのリーダーとなる。 一パイロットだったかつてと違い、父に代わって自軍を引っ張る存在となり、メンタル的に成長した所を見せる。……邪気眼全開の言動で。ちなみにあのガイ(ヤマダの方)ですらちょっと引いていた。 なお、途中で痛々しいと気付き(デュオorルネに指摘される)普通の口調に直した(*3)。 おして、最終決戦時にラスボス・インファレンスの痛々しい言動が自分由来だと知った際に「俺はあんな言動してない」とドン引きしたが 劾「していた」 と、たった一言、わずか4文字で論破され、イライジャやホリス、果ては実物を見ていないけど噂は聞いてた甲児からもフルボッコにされている。 まさしく恐るべきは「旧友」と「家族」であった。…ってか、部隊内では既に黒歴史が広まっているってなんて恐怖? そんなこんなで冥王星での決戦を制し、旅立つザ・データベース(フラグが立ってたはずのアリア含む)を見送ったカズマとヴァルストークファミリー。結局最後までカズマに彼女ができることはなかった。 エンディングはそれから30年後、一連の事件の日誌を「トレイラーの真実」として出版したことが明かされ(*4) 、最終決戦後の日誌を以て「トレイラーの真実」第一章は幕を下ろした。 つまり、ゲームはエンディングを迎えたが「トレイラーの真実」はまだ全然終わっていない。確かに続編の内容が残っている作品がちらほらあるが、この世界はこの後どうなるのだろうか。 第2部ではステータスが若干向上。それ以上に機体性能がえらいことになっており、恐らく歴代最強の主人公。只でさえチート機なのに加えて家族総出の精神タンク(まさかの精神コマンド6人分)及び、 2周目以降は好きな精神コマンドを修得可能な上、SP無限バグを使うとラスボスも1ターンで沈むという、もうチートという言葉では到底片付かないくらいに強い。 ただそれでも叩かれないのは、ヴァルストーク・ファミリーがシナリオの中で版権キャラと上手く調合され、 スパロボWというゲームの内容にプラスに作用したからにほかならない。 きょぬーな姉にひんぬーな姉、ヤンデレ気味なロリ妹にツンデレ気味な同い年くらいの双子みたいなもん(寧ろ同一人物)に美人でボインなカーチャンと身内的にはかなり豊かな女性関係を持っており、 「家族」には恵まれるものの「ゲーム全体」を通して「恋愛対象」となる&なった女性がゲーム終了までついに出てこなかった、スパロボ界でも屈指の希有さを持つオリジナル主人公の男でもある。 このため前作の男主人公とはよく比較される。 『バレンタインか…なぁ甲児、ボス、さやかさん義理チョコくれるかな?』 ただ、別に嫌われたり避けられたりして「モテない」「男として魅力が無い」わけではなく、恋人としてのヒロイン枠のオリジナルキャラが設定されていないが故に割を食っただけである。(*5) 一瞬アリアとフラグが建ちそうになったが、諸々の事情から即フラグはへし折られた。不憫な…。 その代わりと言ってはなんだが、本人の明るい性格と社交性の高さから、デュオをはじめとして、版権キャラにも友人は多く、 色んなキャラと雑多な雑談をする事も多いため、友好範囲は歴代のオリジナル主人公の中でも広い部類に入る。 なお、『W』ではヒルデは登場しないので、カズマはデュオが彼女持ちという事をついぞ知らないまま終わってしまった事をネタにされたりも。 その後のデュオのあんまりにもあんまりな転落人生をカズマがどう思ったのかは永遠の謎。 ちなみに原作のイベントを消化したにも関わらず、原作と違う経緯(*6)でイベントが終了したせいか 二部になっても延々あちこちさまよって敵対してたウーフェイをあまり良く思ってないようで 仲間になった後、ふとしたことで、本人に聞こえないように脳内でボソッと毒を吐いたことがある。 仲の良いキャラが多めな分、この「仲間になった後でも仲良くないキャラが居る」描写が目立つのか、某Wikiでも紹介されていたりする。 図らずも「カズマ・カガリ(SEED)・ユミ(テッカマンブレードⅡ)・マヨ姉」の4人で「アホの子カルテット」を披露したのも有名である。 実はちゃっかりガンダムSEEDのフレイにフラグを立てていた フレイはサイとヨリを戻したっぽいけどな!(確定ではない) また蛇尾時代から風花とのカップリングもわりと人気 彼女から好意のようなものを寄せられているように見えたり、実の妹のミヒロから好かれていることから 「年下(妹系)キラーの素質があるのでは?」と考察されないこともない。 本編で彼女&嫁が出来なかったのもこの辺に原因があったのでは?とも。 エンディングの事を考えるとその後も長い事健在かつ現役であるようだ。ちなみに攻略本によると件の著作はベストセラーを記録したらしい。 デュオが同時期に火星大統領になっている可能性が浮上しているので余計に売れてしまった可能性もある。 この時カズマは47歳。かわいい嫁さんが居る事を願わずには居られない。 【セリフ】 「こっちのテンションはとっくにレッドゾーンだぜ!」 「黙れよ、ド悪党共! てめえらまとめて相手してやるぜ!」 「俺に出会った不幸を呪いやがれ!」 「分の悪い賭けは…えーと、どっちでもいい!」 「くそおおおおっ! せっかくイメチェンして大人の男になったってのによ!これだから昔のダチってのはタチが悪いぜ!!」 「宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…、そして、生命の大切さ…俺は弱い人間だ…だが、生命の大切さは忘れない…!」 【余談】 開発段階では性別選択ができる予定であり、その場合ミヒロとアリアの性別も変更になる仕様だった。 結局実装はされなかったが顔グラフィックは残っており、女性版カズマの方は第1部はミヒロに似た勝気そうな少女、第2部はアカネに似た美女である。 ちなみに男性版アリアの方は表情に変更を加えた上でディセイバーとして流用されている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] していた -- 名無しさん (2013-12-20 00 28 24) ↑該さん何してるんすかwww -- 名無しさん (2013-12-20 01 12 27) ミヒロが嫁にいくまで恋人出来ないだろコイツ -- 名無しさん (2013-12-20 04 13 04) ミヒロはミヒロで「私よりお兄ちゃんが心配だからそういうのまだいいよ」とか言いそうな気も… -- 名無しさん (2013-12-20 05 11 02) 超シスコンの兄と超ブラコンの妹の兄弟だからなあ。あとあんな兄や姉がいたらどちらも相手を見る目が厳しくなりそうだ。 -- 名無しさん (2013-12-20 05 53 08) スクライドネタしつこいぞw -- 名無しさん (2013-12-20 11 47 13) 前はさらに画像があったんだぞw -- 名無しさん (2013-12-20 12 01 09) OG出たら宇宙関連でアイビス、携帯機同年代くらいつながりで統夜あたりと絡みそう。あと二部でのサーペントテールポジでラウル達とか -- 名無しさん (2013-12-20 12 03 18) モテる統夜とモテないカズマ。家族のいない統夜と家族に恵まれてるカズマの、対比くると信じている。 -- 名無しさん (2013-12-20 12 08 37) ↑もてるけど鉄壁のお母さんが… -- 名無しさん (2013-12-20 12 10 23) ロストグラウンドの方々w -- 名無しさん (2013-12-20 12 32 35) フレイとの関係が一番良かったけど、それやったらサイが哀れってレベルじゃないな…… ここはタカヤ兄さんに認められてミユキさんを頂く展開を希b(ブラスターボルテッカ -- 名無しさん (2013-12-20 13 03 28) メインヒロインは妹 サブヒロインは自分みたいなもの…なんて高度なw -- 名無しさん (2013-12-20 17 07 30) どんなに無双してエースパイロットになっても未熟者扱いされる不憫な人 -- 名無しさん (2014-01-13 21 33 26) 設定上未熟だからしょうがないし実際個人の能力は並でしかない -- 名無しさん (2014-01-14 10 30 23) ↑いや、設定上でもパイロットとしての技能自体はムラはあるにせよかなり高いよ。特に第二部からは ただ親父含め一人前のスペースマン達や大河、フリーマン、プロスペクターといった一筋縄ではいかない奴らが周りにいるから、精神的な未熟さの方は強調される -- 名無しさん (2014-01-14 11 27 20) デュオ「OGじゃ気をつけなカズマ‥続編や派生作品でそのままのキャラでいれる確証なんざ、どこにもねぇんだぜ」 -- 名無しさん (2014-01-23 08 28 23) ↑6 その設定のSSをどっかで見たことあるぞw -- 名無しさん (2014-01-23 09 22 41) アリアとのフラグをあっさり折られたのはさすがに同情したwいいじゃん…それぐらい… -- 名無しさん (2014-02-23 03 45 07) しかしカズマはデュオのその後についてどう思ったんだろうか。むしろカズマがデュオを更生させてるくらいの夢があって欲しいが -- 名無しさん (2014-02-23 15 06 57) ↑あの世界で残る紛争の種といえば種死のユニウスセブン降下とかアマルガムくらいだから、デュオたちも忙しくて落ちぶれる暇なんてないって(笑)それに……石ころ一つヴァルガードで押し出してくれそうだし、ノイヴェルターに正面きって勝てる悪なんて、あれ?もう平和じゃん -- 名無しさん (2014-02-23 15 17 48) ↑結局落ちぶれコースじゃないですかーやだー!後、小説版ブレードIIの事も時々でいいから(ry -- 名無しさん (2014-02-23 15 23 33) 完全にキザに徹してれば、色々あったからスレて成長したんだなと思われただろうに…言動の節々から滲み出る地の性格… -- (2014-03-06 03 13 25) 「している」の主人公項目出来たぞ、良かったなwww -- 名無しさん (2014-03-21 13 41 34) フレイ、サイとより戻した描写なんてあったっけ?和解はしてた気がするけど。自然に考えればあの後のフレイはフリーなんじゃないか…だからと言ってカズマの彼女になってくれるとは言わんが。 -- 名無しさん (2014-03-21 14 27 48) ミストさん=修羅場一歩手前の三角関係、一鷹=パートナーが高性能なダッチドール(?)、アーニー=落語家のイメージを押し付けられたクーデレ -- 名無しさん (2014-03-21 14 33 17) なんか1部だと主人公の凱兄ちゃんとかDボゥイ兄貴にくっついてる少年キャラっぽいよね。北斗の拳のバットみたいな感じw -- 名無しさん (2014-03-21 14 36 46) 何故か某所では守矢の巫女に散々振り回されたり… -- 名無しさん (2014-04-06 21 07 44) カズマ「光の交錯に戯れるは、生と死の交わり…」 ミヒロ「お兄ちゃん何言ってるの!?」 これと、厨二卒業した後の ミヒロ「えっと、光の交錯に戯れるは、生と死の交わり」 カズマ「うるせえ!そんなの早く忘れろ!」 このセリフが好きでヴァルホークのレイブレードばっか使ってたのは俺だけではないはず -- 名無しさん (2014-04-16 16 53 27) ↑俺はあんなしゃべり方してねえぞ! -- 名無しさん (2014-04-16 16 58 06) ↑し て い た -- 名無しさん (2014-04-16 16 59 07) ↑3 「えーと」とか言いつつ正確に覚えているミヒロ。ホント黒い -- 名無しさん (2014-04-16 18 11 06) ↑3 お前カイトだった時はあんな感じだったろ! -- 名無しさん (2014-06-11 17 59 52) ブレスを気取ってた頃でも思い出してぇ、そこで恥ずかしさに悶えてな -- 名無しさん (2014-06-21 17 15 03) 統夜と絡んだら、それこそ「良い奴なのに何故かモテない、ギャルゲ主人公の親友」ポジションまっしぐらじゃねーか!w -- 名無しさん (2014-07-18 20 35 33) ハッハッハッハッハ‥‥‥‥‥まだガキだな。 -- 名無しさん (2014-08-12 14 13 22) 愛は体得できるが「家族」愛で恋愛には恵まれない。逆にJの男主人公は家族愛には恵まれないが恋愛は恵まれている -- 名無しさん (2015-06-12 13 30 20) レイブレードは五右衛門ネタもあるよな。しかも気に入っていた「またつまらぬものを斬ったか」 -- 名無しさん (2015-06-12 13 34 05) 「当初は性別選択ができる予定で、女性版カズマの顔グラの没データが存在」「その場合はミヒロが弟で、アリアは男になった」と聞いてビビった。OG出演の暁には女装ネタとして出れば面白いが -- 名無しさん (2015-10-30 01 37 41) ↑女カズマはちょっと残念な感じのお姉ちゃんで(アカネと被りそうだけど)、アリアが学園もの少女漫画で第一印象最悪(主人公視点)な相手役、ミヒロは…何故かNEOの天音しか思い浮かばないw -- 名無しさん (2015-10-30 01 49 30) 女カズマだと、言動はどうなってたことやら…特にカイト時代…。まぁ平行世界での1つの可能性としてアリと思う。『向こう側』だとアインスケがいるからボケる余裕なさそうだけど ↑だいたいイメージがつく、いいねそれw -- 名無しさん (2015-10-30 03 03 55) Jの男主人公統夜とは良い意味で真逆の存在(家族愛に恵まれているが恋愛に恵まれないカズマと、ハーレムルートがあるくらい恋愛には恵まれているが家族愛には恵まれてるとはいえない統夜) -- 名無しさん (2015-11-10 13 59 48) 暗黒大将軍に対しての戦闘セリフ「その顔面にボディブローを打ち込んでやるぜ」は今でも覚えてる -- 名無しさん (2015-11-10 14 24 09) ↑暗黒大将軍をよく見ろ、アイツお腹にも顔があるからその台詞は何も間違っちゃいないんだなwww -- 名無しさん (2015-11-10 14 38 45) ↑2後にカミナが似たような台詞を言う模様 -- 名無しさん (2016-05-10 20 10 11) シャナ=ミア様もMDで無事ヒロインに昇格できました…カズマの闇が深くなるなw -- 名無しさん (2016-07-04 21 29 30) ↑まあカズマじゃなくとも身近に美少女4人侍らせている+最低でも2人子供が必要なんて奴がいたら… -- 名無しさん (2016-07-04 22 07 24) ↑その代わりに一つの種族の存亡と宇宙全体の守護を知らない間にしかも強制的に背負わさせられたからな。少女達と出会えた代わりに家族を失い決して逃れられない重い宿命を背負わさせられた統夜と(作中)恋人ができなかった代わりに温かい家族達に囲まれ自由な未来に羽ばたいたカズマのどっちが幸せかというとねぇ -- 名無しさん (2016-07-07 00 36 53) ところで相手がいないネタで有名なカズマさんだが、実際のところおっぱい大きい方のお姉さんも、ていうか年齢的にはむしろ彼女の方が…… -- 名無しさん (2016-07-22 22 44 31) ↑×2 ミストさんもある意味でOGの統夜と似たような立場だよね -- 名無しさん (2016-07-22 22 57 46) OGだと親父転移の原因と、カズマの傭兵時代に転がり込むとこがどうなるのか気になるなあ… -- 名無しさん (2016-07-22 23 35 12) ↑時流エンジンの暴走で並行世界の過去にぶっ飛ばされる、とかはどうだろう? つうかフューリーに新キャラ増やしたんだし、OGでカズマに彼女役を追加してもバチは当たらないと思うんだが -- 名無しさん (2016-07-23 00 07 52) ↑そこんところ難しいよね。まあトーヤと違って惚れた女に一直線ならカズマらしいかも? -- 名無しさん (2016-07-23 00 40 24) トーヤとは寧ろ仲良くなりそうなんだよな「あーあー良いよなお前は両手どころか八方華で」とか軽く愚痴ったかと思えば「正直スゲエと思うし憧れるし羨ましいけどやれと言われたら寧ろ謹んで辞退する」とバッサリしそう。あとは家事上手いらしいから直ぐに茶の席を用意して三人娘+1に喜ばれる(そして一人は喜び一人から膝蹴りを頂戴する) -- 名無しさん (2016-08-02 09 00 04) ↑ 俺もトーヤとは仲良くなりそうだと思う。ただそうなるとトーヤがギャルゲ主人公でカズマがその親友ポジという状態になってしまうが -- 名無しさん (2016-08-02 11 27 28) ↑2 同じく。なんだかんだで相談乗ったり乗られたりする仲になりそうだな。あとはオクト小隊の面々というか、カチーナ姉さんとタスクと仲良くなりそうな気もする -- 名無しさん (2016-08-07 00 27 02) 多分若い頃のパパンも拗らせてた、というか拗らせたカズマがいい感じに歳をとったらパパンになる。彼女いないネタも超美人の奥さん貰う前振りだよ、物語終了後の成人する頃だから作中には絶対登場しないだろうけど。 -- (2017-06-12 11 29 49) 没の女性カズマルートの場合2部序盤のはっちゃけはどんな予定だったんだろう。OGで日の目を見ないかなぁ -- 名無しさん (2017-08-22 15 56 17) 少なくとも名前はアリア・アーディガンとカズマ・アドヴァンスになってたんじゃないかな -- 名無しさん (2018-04-06 14 26 01) スパロボOGで成長邪気眼イベントが見たくてしょうがないヒビキ脱ムッツリ修行中スズネ先生がメロメロモード。アーニー仕事人比較サヤ一線を越えてる。丁度カップル達が急接近してるあんまり変わらないのはヨウタとユキの二人位かでも年齢対象が上がったら流石に関係が進むかもな頑張れカズマ -- 名無しさん (2020-05-16 20 48 39) アリア・アーディガンルートだと親父の『役得』に関して「あのダメ親父! 宇宙中で母さんに恥かかせやがって!」とか吠えそう。 -- 名無しさん (2021-05-31 07 09 49) ↑4 同じく中二病拗らせてJのカルヴィナみたいな尖った大人の女性ぶるか、対になりそうなアリアみたいな性格になるかってところじゃない? -- 名無しさん (2021-05-31 12 31 19) カズマ達とヴァルザカードが30世界の凱兄ちゃんと会ったら何を思うんだろう……?今なお名高い“史上最強の家”を超える7人乗りだなんて…… -- 名無しさん (2022-01-21 00 08 56) ↑Wの延長線上でも破界王はありうるし、その頃には家の方も面子増えてたりしてな -- 名無しさん (2022-10-01 04 46 38) 最初第二部の彼を見たときアストレイのキャラかと思ってた…色々進んで「え、こいつカズマなん!?」って気づいたときは驚いた… -- 名無しさん (2023-09-01 14 13 08) よくある統夜との比較だが、金は腐るほどあるけど家族はいないゴルゴと、金は無いが温かい家族のいる寅さんという比較を思い出したな。 -- 名無しさん (2024-04-18 17 26 56) 名前 コメント
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【名前】カズマ・アーディガン 【出典】スーパーロボット大戦W 【性別】男 【年齢】17 【名ゼリフ】「ぐあああっ!? 痛い、なんか俺の古傷がああ!」 「腰部関節後部にダメージ!?そんなバカな!?」 【支給武器】グリモワールオブマリサ@現実、まどマギキャラの御守り@魔法少女まどか☆マギカ 【本ロワでの動向】 スーパーロボット大戦Wの主人公。 宇宙を股に掛けるトレイラー(運び屋)・ヴァルストークファミリーの息子だが、次々と振りかかる人類の危機に対抗すべく結成された国連直属組織・ヴェルターに参加。GGG・光子力研究所・スペースナイツといったそうそうたるメンバーと共にパイロットとして活躍することになる。ストーリー序盤では早く一人前になりたいという焦りや無鉄砲な性格が災いしてピンチを招くこともあったが、徐々に成長を見せる。操縦の腕は一流で、ヒイロ・ユイや兜光児といったエース級にも劣らない能力を持っている。説明書の記述によれば、一番欲しいものは『彼女』。何かと設定過剰になりがちなスパロボ主人公の中で、等身大の少年が成長していく様が表現された彼はシリーズ中でも評価が高い。 厨二ロワでの参戦時期は名言されていないが、ロワ本編中の言動から、少なくとも第二部後半の「していた」時期が終わった後と思われる。厨二ロワでは非常に希少な、一般人的な感性をもつツッコミ役として活躍した。 登場話で支給品を確認するが、全部ハズレ。しかもチェック中の様子を早苗に見られる 何より生命を大切にするスペースマン(宇宙の男)として、主催者の行いが許せないカズマは大方の予想通り主催者を打倒すべく行動を開始する。 まずはデイパックの中身を確認するが、水・食料・参加者名簿といった基本支給品の他に入っていたのは… 魔法少女まどか☆マギカ お守りセット@現実 グリモワールオブマリサ@現実 何だこれー!?……これは酷い。 落胆するカズマだったが、お守りの人物と一致する名前が参加者名簿にあったのを思い出して、何か有用な情報はないか調べようとしていると…。緑髪の少女が、後ろからひょっこり顔をのぞかせていた。 別にやましいことをしているわけではないのだが、慌ててお守りと本を隠そうとするカズマ。 「むー。隠すことないじゃないですか」 「い、いやこれはその決して俺の趣味じゃなくてだな。ってかあんた誰だ!?」 「あ、申し遅れました。私、東風谷早苗といいます。現人神です、えっへん!」 「ぐあああっ!? 痛い、なんか俺の古傷がああ!」 「おや、黒歴史持ちでしたか。失礼ですね、私は本物ですよ?」 堂々と「神」と名乗る緑髪の少女・東風谷早苗を見て、かつて『カイト』を名乗り、その言動で周囲から失笑を買っていた過去の自分を思い出すカズマ。それは彼にとっては消し去ってしまいたい恥ずかしい過去であり、「黒歴史」そのものであった。そのため、彼はこの手の発言を他人から聞くと心に古傷を抉られるかのような激痛が走るのだ。(ここを読むキミたちならそんな体験あるだろ、な?) 何はともあれ、殺し合いに乗るつもりはないという早苗と、情報交換を交わすカズマ。 カズマは早苗の身の上話を聞くが、イッシソウデンのヒジュツを受け継ぐカゼハフリであるだの、カナコ様とスワコ様の為にゲンソウキョウに渡ってシンコウシンを取り戻すだのといった話は、カズマに取って荒唐無稽で理解に苦しむものであり、到底信じられるものではなかった。おまけに心はものすごく痛かった。 それでも何とかかんとか彼なりに意味を拾って解釈してみると、家族を養う為に家業の宗教屋に没頭するあまり、自分を神だと思い込むようになってしまう、いわゆる「していた」状態の少女であるというふうに理解できた。 一方でカズマの出身や身の回りについての話を、早苗は目を輝かせて聞いていた。 この一連のやり取りによって、カズマは早苗のことをどこかネジが外れているが悪意のある人間ではないと判断。どう見ても戦う力があるように思えない彼女のことを、過去の自分を見守るつもりで生暖かく見守ろうと決心した。 ちなみに、慌てて隠した支給品は、早苗にばっちりチェックされていた。 名簿にも名前があったお守りのモチーフ・巴マミと暁美ほむらについては、仮にも正義の味方である『魔法少女』を名乗る存在なら殺し合いに乗るようなことはしないはず、という早苗の推論から、とりあえず危険な存在ではないと判断した。 グリモワールオブマリサは早苗の友人の著書だったのでカズマがいちいち通して読むことはしなかったが、特にオススメのページがあるというのでそこだけは試しに読んでみた。 ……「地獄極楽メルトダウン」の解説を読み、古傷を深々と抉られたカズマがその本を開くことは、二度となかった。 ネクを撃退する様子を見て、早苗が本当に超常の能力を持った存在であることを知る いきなり(精神的に)大きなダメージを負いながらも、早苗と行動を共にするカズマ。 そこに、ヘッドホンの少年・ネクが早苗のヘビの髪飾りを狙って襲いかかってくる。 軍隊式訓練を受けたお陰で格闘術の心得があるカズマが応戦するが、人の思考を読むネクに対し思わぬ苦戦を強いられる。 このままでは分が悪いと判断したカズマは、早苗だけでも先に逃がそうとする。 だが早苗はカズマの前に割って入り、御幣を振るう。すると列車事故のような突風がネクを弾き飛ばし、そのまま彼を10数m離れた先まで叩きつけた。 カズマはその時初めて、早苗の身の上話を半信半疑ながらも信じるようになったのだが…頭の中が非常識な少女だという評価は今後も揺るぐことはなかったのだった。 第3放送直後、デモンベインを入手。起動に成功する こうして正式結成された凸凹コンビの転機は第3放送直後、厨二ロワも中盤に入った頃に訪れる。カズマ達は、50m級の巨大ロボット・デモンベインを入手し、早苗の持つ魔法力によって起動することに成功したのだ。しかも初回認証さえできればあとは音声認識でどこからともなく転送されてくるという素敵仕様である。ようやくパイロットの本領を発揮できると意気込むカズマに、夢だった巨大ロボットに乗れて大ハシャギする早苗。 彼らの快進撃はここから始まるのだった……彼らが全く予想もしない形で。 東方不敗にボコられる 肩慣らしに、夕闇に紛れて軽い操縦練習を始める操縦席のカズマと早苗。 その矢先、突如機体脚部から強烈な衝撃が走り、ダメージアラートが点灯する。さらに衝撃は何度も繰り返され、そのたびにアラートの点灯が増えていく。モニターに一瞬走った影は2mにも満たない……人間だ。生身でデモンベインの胴体部や頭部まで跳躍し、徒手空拳で機動兵器の装甲を破る男――『その名は東方不敗』――がデモンベインに攻撃を仕掛けてきているのだ。 人型サイズの相手は初めてでないカズマは必死に反撃するが、こちらの攻撃はことごとく見切られ、手痛いカウンターを的確に返してくる。……この男、単に身体能力が並外れているだけでは無い。経験・技量共に、エース級パイロットのカズマをも凌駕しているのだ。 「超級覇王電影弾ああん!」 「おい、あいつなんか飛びやがったぞ!?」 「人が空を飛ぶくらいよくある話です!カズマさん、いい加減常識を捨てないと死んじゃいますよ!」 「普通じゃねえええええええ」 「おお! あの雄々しき弾道、まさしくガンダム!」 「なるほど、ああいうのがガンダムなのか」 「随分と愉快な動きをする機械なんだな」 「足元の人たち違うよー!あれガンダムじゃなーい!!俺友達にガンダム乗りいるから断言できる!」 「ならばアレは……頑駄無か!」 「もうやだこの人たち」 東方不敗の猛攻を浴び、遂に地面に崩れ落ちるデモンベイン。上記のようなちょっと愉快なやり取りもあったが、カズマ達は必死だったのである。 それでも不慣れな機体でよく東方不敗相手に持ちこたえていたが……彼らの受難はまだ終わらない。 クラウザーさんにレイプされる(デモンベインを) このおぞましい出来事については、用語集・デモベレイプ事件の項目も参照されたい。 東方不敗と交戦中に突如、一帯に低く濁ったおぞましい歌声が響く。 「うわあっ!ば、化け物!」 声の主を見たカズマが恐怖するのも無理はない。 鎧をまとった白塗りの悪魔・ヨハネ・クラウザーⅡ世が、聞くに耐えない汚らわしい言葉を、ドス黒い音色に乗せて叫びながら飛来してきたのだ。 『俺が本当のレイプを教えてやる』 肉奴隷の力を借りて「獲物」を横取りした悪魔は……何と、四つん這いに倒れたデモンベインの腰部に、正確には臀部に、繰り返し腰を打ち付け始めた。 「腰部関節後部にダメージ!?そんなバカな!?」 異常な性欲にたぎる悪魔の腰の×××(※実際は出してません)がデモンベインの装甲にヒビを入れ、そこから 水銀の血液が流れ出す。 「ハッハハハハハ!濡れておるではないか、感じておるのかこのメス豚め!」 「凄い!クラウザーさんが巨大ロボットをレイプしている!」 「あ、あれはまさに悪魔と悪魔のまぐわい……俺たちは今、魔界のセックスを目撃しているんだー!!」 「すげぇ! レイプレイプレイプレイグベッ!」 本来無差別に殺し合いを行う場にもかかわらず、騒ぎを聞きつけたギャラリーが集まりだした。辺りはさながらゲリラライブ会場、いや、サバトの様相を呈してきた。 「くそっ、なんとか後ろに張り付いているアイツを振り落とさないと!」 「やめてください!」 「何言ってんだ!このままじゃ、コイツがいくら頑丈でも壊されちまうぞ!」 「でも、でも……!コレ、はたから見たら、……悦んで腰を動かしてるみたいです!!」 「本当に何言ってんだ!?」 カズマは早苗の少女としての尊厳を懸けた制止を振り切り、必死に状況を打開しようとする。だが鎧から伸びる触手で接合部をガッッチリ固定したクラウザーには、無駄な努力であり、哀れな狂信者達を一層盛り上げるだけだった。 カズマは最後の手段として、コントロール不全に陥った腕部を必死に稼働させて機体を大きく反らせて尻モチを突き、レイプ魔を押しつぶそうと試みた。傍目にはデモンベインが屈辱的な絶頂を迎え、観衆に向かって涙目で笑顔を強制されながら両手でピースサインを送ったように見えたことだろう。 辺りに轟音が響くが、デモンベインの腰部、いや、尻の下に人影は無かった。 開通済みの尻の下に残っていたのは……夕焼けに光るおびただしい量の破瓜血だけだった。 修羅チームと合流するが、すぐに別れる 一方その頃、最初に襲いかかってきた辮髪の男・東方不敗はというと、既にデモンベインへの興味を失くし、忌まわしき集会の傍らで二人の少年を相手に死闘を演じていた。 デモンベインを脱出した(機体は脱出するとどこかへ転送されていった)カズマと早苗はその戦いの動向を、陣羽織に面頬風マスクの奇人、ミスターブシドーとともに見守った。 近くの障害物を足場のように使う俊敏な野獣と見紛うような奇抜な体術と、空手や柔道などの正統の武道に似ていながらも異なる武術。それら純粋な体技のみでデモンベインをも圧倒した超人と五分に戦う2人の同年代の少年の姿に、カズマは凄まじい衝撃を受けた。主にアイデンティティの危機的な意味で。特に拳を相手の身体に添えた状態から打ち出された一撃――コホウが東方不敗にダメージを与えた時などは、内心涙目だった。パイロットのプライド的な意味で。 そして決着の時は訪れる。おもむろに学ランの少年が辮髪の男の心臓目掛けてナイフを投げつけ、同時に首の上に回りこむという、目を疑うような体術を繰り出す。男はそれを子供だましと吐き捨てて、事も無げに一瞬でニ撃の迎撃を行い防御。が、一瞬遅れて、それまで倒れる姿など想像もできなかった辮髪の男の身体が揺らいだ。胴着の少年もナイフと同時に男の懐に踏み込み、拳を押し当てていたのだ。そして放たれる奥義――無空波。流石の東方不敗もこれにはこたえたのか、この場を退く。 その後、カズマと早苗は学ランの少年・七夜志貴、胴着に黒帯の少年・陸奥九十九、そしてミスターブシドーと同行する。 カズマ「なぁ、あのコホウってどうやって覚えたんだ?」 九十九「干してある布団に拳を添えて、そこから打ちぬくようにするんだ」 早苗「それだけ、ですか?」 九十九「ああ。それだけを、毎日、10年ぐらい。そうすりゃ、布団を貫けるようになる」 七夜「宮本武蔵曰く、千日の稽古を鍛、万日の稽古を練とす、だ。武術の世界じゃよくあることさ」 ブシドー「古の武士道の言葉、記憶に留めておこう」 カズマ(……10年やっても無理なような) 早苗(帰ったら毎朝布団に拳を打とう) 最初は彼らと友好的に接していたカズマだったが、情報交換を進め、彼らが同行するようになった経緯を知るうちに自分とは相容れないものを持っていることに気づく。戦いを止める為にパイロットとして戦ってきたカズマと違い、彼らは対象の違いはあれど、戦いを求めて戦っているのだ。一応信義に値する者たちであるのは確かなようだが、彼らと行動を共にすると無用な戦いに巻き込まれると判断。また、これ以上「染まりやすい」性格の早苗を彼らに近づけるわけにもいかないと考え、別行動を提案し、再び早苗と二人で行動することになる。 東方不敗とクラウザーさんから受けたダメージが響き、早苗が倒れる 九十九・七夜・ブシドーの三人と別行動を始めてから程なくして、それまで終始ハイテンションだった早苗が急に糸の切れた人形のように倒れてしまう。初めてのデモンベインの起動、そして東方不敗とヨハネ・クラウザーⅡ世から受けたダメージ(主に後者)で、彼女はカズマが考えていた以上に消耗していたのだ。 早苗を人気のない場所に運び、単なる疲労で気を失っているだけと解って一安心したところで、カズマは今更すぎる事実に気がついた。 「こうやっておとなしくしているとこの娘結構……いや俺は何を考えているんだ」 早苗は黙っていれば、黙ってさえいれば神職らしい清楚な雰囲気を持つ美少女なのだ。 まあ、出会ってからほとんどの時間、 \ / ● ● ←こんな表情 " ▽ " ばかりしているのを見たら気づかないのも無理はないが…。 ともあれ、早苗の寝顔を見守りながら少しの間大人しくしているのも悪くないなと思ったカズマ。 だが、原作では無類の恋愛フラグクラッシャーぶりを誇る彼にそんな時間は用意されているわけがない。既にカズマのすぐそこに、静寂の時を破る二つの影が忍び寄ってきているのだった。 すぐにイエス・キリストら一行と合流、本場の奇跡により早苗が回復する 長髪に無精ヒゲ・茨の冠を被った男と、色白で金髪にオッドアイの少女・羽瀬川小鳩が、カズマたちの隠れ場所にやってきた。(なるべく人通りの無さそう場所を選んだはずなのに、こうして人と遭ってしまったのはカズマのフラグクラッシャーぶりが成せる業か。) どう見ても殺し合いに乗っている様子には見えない二人に、カズマはこれまでのいきさつを話す。すると、無精ヒゲの男はおもむろに眠っている早苗のもとに近づき、そっと彼女をの手を握った。次の瞬間早苗は目を覚まし、そして眼前の男を見て、今までにない驚愕の様子を見せるのだった。 「あ、ああ、そんな、あなたは……あなた様は……」 「……まさか…ジョニデ?私女子高生にジョニデと間違えられてる!?(ドキドキ」 「どうしたんだ早苗?この人の事、知ってるのか?」 「ご存知、ないのですか!?この御方こそ、現在・過去・未来全ての人類の罪を背負って、天国への階段を駆け上がった超時空聖者、イエス・キリストさんです!そうですよね、キリストさん!」 早苗のあまりに冒涜的な紹介を受けるカズマ。学のない彼も流石にキリストの名前くらいは知っていたし、参加者名簿でも同じ名前を確認していたが、かのミスターブシドーのように偽名がと思っていた。だが、先程までひどく消耗していた早苗がこうして回復するのを見ると、信心深くないカズマでも目の前の冴えない男が聖者であることを信じざるを得なかった。そんなカズマをよそに、現人神は神の子にさらなる冒涜を働く。 「是非!是非本場の奇跡を見せてください!」 「おいおい…いくら何でも迷惑だろ?」 「ああ、良いの良いのカズマくん。奇跡せがまれるのいつもの事だし、今なら丁度起こしやすそうだし…」 「はぁ…それなら…ん、今なら?」 「じゃ、小鳩ちゃんちょっとこのパン貸してね…これをね…」 (酷く絶望した顔でパンを抱えるキリスト→一瞬で小皿に変わるパン) 「あ、脳内でゴルゴダ登るより早いや…今ここで起きてる事を考えるだけで…」 「…え…えぇと…これは…?」 「私ね…物凄くテンション下げるとパンを皿に変えられてね…」 「…………」 「今こうしている間にも…罪無き人々が理不尽に命を失っていると思うだけで……」 「……………」 「おぉ、神よ…何故彼らが争わなければならないのですか…これも貴方の与えたもうた試練なのですか…っ!」 「早苗…早苗ぇぇぇっ…!キリストさん号泣してるぞ…!」 「ごめんなさい!私そんなつもりじゃあ…!」 「おっちゃん!ええんよ!もうそんな悲しまんでええんよ!?」 これには流石の早苗も後悔したようであった。……が、すぐに立ち直り、信仰を集めた秘訣を得ようとキリストを終始質問攻めにして……手慣れた様子であしらわれ続けていた。 涼宮ハルヒ率いるSOS団と合流する その後程無くして、カズマ達四人は涼宮ハルヒ率いるSOS団と合流。 ハルヒ達一行はクラウザーさんの影響でノリノリになった鬼柳を追う形で、デモンベインレイプ事件にも遭遇していたという。もっとも、遠目にしかその様子を確認できなかったハルヒ達は、辺りに響き渡るデスメタルらしき楽曲と、巨大ロボが何かされている様子しか判らなかったのだが。 黄色いリボンにセーラー服の女子高生・涼宮ハルヒとサングラスの青年・美堂蛮は、カズマと早苗が事件の当事者である巨大ロボのパイロットであると知ると、詳細を聞き出すために質問を投げかけてくる。 「で、その白塗りの男ってのは、殺し合いに乗ってんのかよ?」 「…わからない…ただ、恐ろしい男だった…」 「…で、何されたんだ」 「そ、それは…俺の口からはとても」 「やめてください!思い出させないで…あんな、あんな事…私が…うう…」 「…とりあえず、そいつが最低のクズ野郎だったのはよくわかったわ…!」 羞恥心から本当の事を口に出せない様子のカズマと早苗を見て、性犯罪者に対する義憤を募らせるハルヒと蛮。一応主催者打倒のために行動していて、彼らの味方でもあるクラウザーさんにとっては自分の撒いた種とはいえ、とんだとばっちりであった。 では二人が勇気を出して真実を語っていたら誤解は生まれなかったかといえば……恐らくそんなことはなかっただろうが。 SOS団に合流したカズマは、ハルヒという同類を得てますます奇行を加速させる早苗に頭を抱えた。突然目の前で他の女性陣と一緒になって服を脱ぎ出し、コスプレ大会を始めようとする彼女たちを必死で止めようとする一幕もあった。その一方で、男性陣はツッコミ役が増えて助かったとカズマのことを非常に感謝した。 こうして首輪さえ解除すれば、並の戦力の主催者ぐらいは即打倒できかねない強力な集団となった、カズマ達一行。 だが、月に群雲、花に風。好事魔多きバトルロワイヤルの場でこのような状況が続くはずもなく……。 一方通行の襲撃を受け、デモンベイン諸共吹き飛ばされる 続く話で、カズマ達一行は一方通行の襲撃を受ける。彼の強大な破壊力を生み出す超能力を目の当たりにしたカズマと早苗は、ハルヒやキリストらを逃がすための城壁としてデモンベインを呼び出す。 そして非戦闘員の離脱を確認した後、デモンベインは襲撃者に攻撃を仕掛ける。 「生身の人間を巨大ロボで踏みつぶしてはいけないという、まずはその常識をぶっ殺します!」 「えげつねえな!だが、大賛成だ!」 高く跳び上がったデモンベインは上空から一方通行を踏みつけに掛かる。先程の東方不敗の例もある、背に腹は代えられない。死体は埋めてやるから恨んでくれるなよと思ったその次の瞬間… 一方通行は50m級の巨大ロボの踏みつけを片手で受け止め、アサッテの方向に弾き飛ばした。正確には「反射」したと言ったほうが正しいか。 「なにいいい!?」 「これぞまさにデオチベインですね!」 「わらえねええええええ!」 かくして、デモンベインはかけがえのない仲間達を守って星になった……。 ありがとう、デモンベイン。僕たちは君が見せてくれた笑顔(アヘ顔ダブルピース)を、一生忘れない。忘れたくても、忘れられそうにない。 ……まあ、続く話できちんと落ちてくるのだが。 結局、キリスト・小鳩・SOS団の一行とは何エリアも隔てて遠く離れてしまう。 カズマがトンビを自称していたこともあり、この話には往年の名曲の歌詞のもじりで、 『あぁ、トンビよ何処へ飛んでゆく』というタイトルがつけられた。 ……本当にカズマ達はどこへ飛んでいってしまったのか。 (カズマ・アーディガン(2)に続く)
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(カズマ・アーディガン(1)の続き) 落下地点でさらに仙水から攻撃を受ける デモンベインが落ちた先に待っていたのは、これまで多数の参加者を殺めてきた超危険人物・仙水忍だった。 巨大ロボットが突然空から降って湧き、間近に落ちてきたのには流石の仙水も驚いた。だがどうやら中に人が乗っている様だとわかると、きまぐれにその辺のサンドバッグでも殴るかのような軽い気持ちで攻撃開始。デモンベインは体勢を立て直す暇もなく『聖光気』を纏った攻撃でダメージを受ける。 そこに、巨大な落下音を聞いて様子を調べにやってきた二人の姿があった。 「あれは……なんて神々しい光……」 「……!!あれは、『聖光気』」 「知っているのですか、ネシンバラさん!?」 「『聖光気』…それは人間にとって究極の気。あらゆる闘気のなかでも最も強力な質を持つ、究極の闘気。聖光気を持つことができるのは限られた人間だけと言われているが、一説には永い時を経て地獄から帰還し、悟りを開いた妖怪・戸愚r……」 「解説してるヒマがあったら助けてくれよ!!」 巴マミ&ネシンバラの実況解説コンビに助けられ、しばらく行動を共にする 危機に陥ったカズマ達を救ったのは、金髪の魔法少女・巴マミと黒衣に眼鏡の少年トゥーサン・ネシンバラだった。二人の陽動で仙水が気を取られた隙に、カズマと早苗はデモンベインを脱出。搭乗者の脱出とともに何処かへ転送されていったデモンベインを見た仙水は、元々殺る気があまり無かったのもあって四人を深追いすることはしなかった。 仙水から逃げ切った四人は情報交換を開始する。参加者詳細名簿(厨二用語満載)を所持している巴マミ達との情報交換は実にスムーズに進んだ。カズマの古傷はものすごく痛んだが。早苗はというと、マミが酷く怯えた様子のウサ耳少女・鈴仙・優曇華院・イナバから襲撃を受け、動きを封じて説得しようとしたが逃げられてしまったという話を聞いて動揺していたようだった。もっとも、場慣れしている早苗にとっては大きな問題にならなかったようだが。 そういえば、とカズマは巴マミの顔と名前を既に知っていることに気がついた。カズマはマミに、支給品『魔法少女まどか☆マギカ お守りセット@現実』のうち、巴マミがあしらわれた交通安全のお守りを見せた。……彼女は苦い表情をしていた。詳細名簿に記されていた彼女の生い立ちを思い出したカズマは、謝罪のつもりで『グリモワールオブマリサ@現実』を渡した。こちらはマミにことのほか喜ばれた。特に「地獄極楽メルトダウン」の解説が気に入ったそうで、早苗とは意気投合していた。 うれしそうにはしゃぐマミの声を聞いたカズマは、マミの姿形だけでなく声もどこかで聞いたことがあることに気がついたが……つい最近受けたトラウマを想起しそうだったので口には出さなかった。 早苗に着替えをのぞかれる ゲーム開始からすでに長い時間(丸一日前後?)が経過しつつあり、カズマは疲労を感じ始めていた。仲間達の勧めもあり、仮眠とまではいかなくてもシャワーだけでも浴びることにする。 熱めのシャワーを頭からかぶりながら、カズマはバトルロワイアル開始から、今まであった出来事に想いを馳せる。 (よく今まで生きてこれたなぁ、俺。) 早苗に会えなかったら、ヘッドホンの襲撃者・ネクに殺されていたかもしれない。デモンベインがなければ、辮髪の男・東方不敗に出会った時点で即死させられていたことだろう。銀髪の超能力者・一方通行や金色のオーラの男・仙水忍に遭遇しても、同様の結果だっただろう。そして、白塗りの悪魔・ヨハネ・クラウザーⅡ世にたった一人で遭遇していたとしたら……。想像したくもない。ヴァルストークファミリー・末代までの恥をかいていたところだ。 これだけの非常識・不条理に晒されながら、今までこうして生きてこられたのが本当に不思議だ……一人の人間は、オレは、弱い。 それを痛感させられたカズマは、もう会えないかもしれない家族のことを思い出して……頭から流れるシャワーのお湯で確認できないが、俺はひょっとしたら泣いているのかもしれない。と思うのだった。 そんな物思いにふけっていたカズマが、薄く開いた扉からシャワーシーンの一部始終をのぞいていた早苗の視線に気づくのは、シャワーを終えて下着を身に着け始めた時であった。 突然早苗と視線が合い、叫び声を上げるカズマ。早苗も負けじときゃーきゃー叫びながら、顔を両手で覆う。……指の間から目がバッチリ見えているが。 「あ、どぞどぞ、続けちゃってください!」 「お前が一番非常識だぜ!普通逆だろうがあああああ!!」 誰かを代弁するかのような叫びと共に、スポンジや石鹸を手当たり次第投げつけるカズマ。早苗はそれをカリカリと謎の摩擦音を発しながら、最小限の動きでかわす。それならばとカズマは精神を『集中』して渾身の一投を放ち、早苗の額にピチューンと洗面器をクリーンヒットさせる。そんな事をしているうちに、別室にいたネシンバラとマミが騒ぎを聞いて駆けつけていた。 結局、カズマは(男性のネシンバラはともかくとして)マミにまでパンツ一丁を晒し、さらなる恥をかいてしまうのだった。 その後、ネシンバラとマミは 「「あとは若いお二人でごゆっくり」」 と、意味深な言葉を残し立ち去ってしまった。どうやらナニカゴカイサレテイルヨウダ。 部屋に残された二人。 「コブができたらどうするんですか……」 「自業自得だろ」 「でも良かったです、ちょっとは元気出してくれたみたいで」 「…早苗、お前…」 「ねぇ、カズマさん?元気になってくれたところで、お願いしたいことがあるんです。でも私一人じゃ、どうにもならなくて……お願いです。カズマさん、貴方の体を貸して下さい」 早苗がいつになく真剣な様子で、カズマに話しかけてきた。体を貸せとはどういうことか。俺はここで行きずりの巫女さんといわゆる、その、『戦場で初めて人を殺す方』でない意味で、アレを捨ててしまうのか。ネシンバラとマミが出ていってしまったのも、つまりやっぱりそういうことなのか。わざわざ着替えをのぞきにきたのも、そういうことだったのか。赤面するカズマに、早苗が続けた。 「デモンベインのパワーアップ作業、手伝ってもらえますか?」 「は?」 数分後、かつての激戦地・中学校の50mプールに隠れるデモンベインのコックピット内で、嬉々として作業に励む早苗とほっとしつつもどこかがっかりしているカズマの姿が! デモンベインのパワーアップ作業……制御OSの改修は思いの外順調に進んだ。それはカズマが機動兵器の整備に慣れていたこと、ネシンバラを通してトマス・シェイクスピアの協力を得ることができたことの他に、ロボットアニメだけでなくオカルトにも通じていた早苗がナアカル・コードを始めとするデモンベインのプログラム言語を容易に理解できたことが大きかった。彼女曰く、「以前よく読んでいたオカルト雑誌に載っていた石版文字とほとんど同じなんです」だとか。ム○ーすげえ。そう思うカズマなのであった。 大魔王バーンと交戦。天地魔闘の構えを破り、あと一歩のところまで追い詰めるが… デモンベインの改修作業も大詰めを迎えた所で、ネシンバラとマミがカズマ達の元に戻ってきた。殺し合いに乗っている大魔王・バーンが近づいてきているから、一旦逃げて他の強力な味方と合流するなり、デモンベインの改修を進めるなりする方が良いと助言する。だが、 「知らないのですか?大魔王からは逃げられない…!」 早苗の視線の先には、既にこちらに迫ってきているバーンの姿があった。 カズマと早苗はデモンベインを降り、四人で陣形を組む。そして、早苗は御幣を、マミは魔法のマスケットを、ネシンバラは復活し始めた表示枠を利用した術式『幾重言葉』を、カズマは今までの仲間より譲り受けた支給品の銃火器を構え、大魔王を迎えうつ。 「現人神の名において、あなたを退治します!」とタンカを切る早苗に激怒したバーンは、地面を円弧状に手刀で削り、壁のように迫る衝撃波・カラミティウォールを放った。 早苗・マミ・カズマの三人が、カラミティ・ウォールに怯む事無く向かっていく。それを見たバーンは衝撃波の向こう側で天地魔闘の構えを取り、勝利を確信する。奴らが持つのは三手。カラミティウォールの突破に少なくとも一手要する、残り二手で我が天地魔闘は破れぬ、と。 だが衝撃波の目前、先頭を駆ける早苗がスペルカード・開海「モーゼの奇跡」を構えた瞬間、一人後ろで待機していたネシンバラがG.F.ケルベロスの、『反撃の狼煙』を発動。 そして放たれる、早苗の開海「モーゼの奇跡」×3、マミのティロ・フィナーレ×3、カズマの対戦車ロケット砲(RPG―7@魔法少女まどか☆マギカ)。 一撃一撃それぞれが必殺と呼べる7連撃のラッシュがバーンの衝撃波を両断し、カイザーフェニックスを相殺し、両腕を防御に回し……さらに左腕を斬り飛ばし、中央の心臓を撃ち抜き、右肩から右心臓に掛けてを深々と切り裂いた。 猛攻はまだ続く。バーンに回復呪文を使う隙を与えまいと、三人はバーンを取り囲む。そして背後に回った早苗は収束した風の砲撃・ウインドブラストで、右手に回り込んだマミはマスケットの乱射・ティロ=ボレーで、左側のカズマは神羅のマシンガン@FFⅦで、集中攻撃を加える。 地に伏すことも許さぬ三方からの弾幕が大魔王の肉体を文字通りの意味で削り取り、蒼い血煙が盛大に吹き上がる。即興だが、ネシンバラの作戦がハマった。このまま押し切れば、勝てる。バーンを除くその場の『五人』がそう思った瞬間、砲火に翻弄され死の舞踏を踊る大魔王が、最期の執念をもって額の眼・鬼眼を抉り出した。 後衛のネシンバラと、いつの間にかその隣に立っていたマミが解説する間もなく各員に退避を指示する。鬼眼から発せられる閃光を浴びてバーンの体が軋みながら急速に膨張していく。光が収まった時、そこには異形の大巨人・鬼眼王バーンの姿があった。 だが恐れることはない。相手が魔王なら、この魔を断つ剣が必ずや祓って見せよう。 「先に巨大化するのは敗北フラグですよ、大魔王バーン!」 「いわゆる経験者は語る、って奴だ!早苗、アレを…アイツを呼ぶぞ!」 そして二人は音声認識コード…召喚の呪文を高らかに叫ぶ。 「憎悪の空より来たりて!」 「正しき怒りを胸に!」 「「我らは魔を断つ剣を執る!」」 「「汝、無垢なる刃…」」 「「デモンベイン!!」」 『魔王に挑む三人の勇者』完 『その名呼べ、強く呼べ!ああ、ぼくらのデモンベイン』に続く デモンベインに搭乗し、鬼眼王バーンと戦闘。これを撃破し、デモンベイン初勝利 隠れていたプールの中から水しぶきを上げて立ち上がり、鉄(くろがね)の城壁・デモンベインは鬼眼王と対峙する。度重なる戦闘で既に装甲はボロボロ、強化作業は未完成、カズマの脳内にはけたたましいダメージアラートが直接送られてくる。だがその瞳はまだ死んでいない。機械であるデモンベインに生命が宿るはずはないのだが、その瞳は確かに闘志を放っている。 「早苗、あとどれくらいで作業は終わる?」 「ネシンバラさんの協力があれば…あと3分で。その間、何とかしのいで下さい」 「任せとけ…俺も死神のダチだ。逃げ隠れするのには自信がある」 「サボったら閻魔様からお説教ですよ?」 「そいつはぜひとも御免こうむりたいぜ」 「……別にアイツを倒してしまっても構わないのですよ?3分以内に」 「無理だっつーの!」 かくして、鬼眼王とデモンベインの地獄の鬼ごっこが始まる。 鬼眼王バーンには既に大魔王だった頃の知性と威厳はどこにもなく、魔獣のようにデモンベインに襲いかかる。既に正面から戦う力は無く、恥も外聞も捨てて必死に逃げるデモンベイン。特に腰部関節後部のダメージが酷く、ガニ股でしか走れない。そんな姿を遠目に見たマスターテリオンが幻滅するのも無理はない。それでもカズマは、デモンベインは、逃げて逃げて逃げ続けた。早苗が、ネシンバラが、勝利の鍵を手にしてくれることを信じて。(余談だが、この回でのデモンベインの陵辱シーンにハァハァする超上級紳士が続出した。) 長い長い3分間が経過した時、デモンベインは仰向けに押し倒され、鬼眼王に馬乗りに乗られていた。鬼眼王はそのままそのままやたらめったらにデモンベインを殴りつける。水銀の血液が激しく飛び散り、コクピット内が激しく揺れる。 「まだか早苗ー!もう持たねえぞ!!」 「これで……完成です!」 だが、もう遅い。このまま馬乗りで殴られ続けて、動力炉かコクピットを潰されて終わりか。カズマがそう思った瞬間。この状況を打破する方法を『既に知っていた』ことに気づく。 デモンベインの指が空を切り、その軌跡に光の五芒星が浮かび上がる。緑色に輝く五芒星の魔方陣はデモンベインの盾となり、今まさにコクピットを潰そうとした鬼眼王の拳を、体ごと弾き飛ばした。戦況を見守っていたネシンバラとマミ達が叫ぶ。 「「あれは…旧神の印(エルダーサイン)!?」」 「いや、あれは忘却の祭儀……古の秘術(グレイソーマタージ)!どうやら間に合ったみたいだね、早苗……!」 計画通りとはいえ、カズマは驚きの色を隠せない。 「早苗、これが……」 早苗に通信機で話しかけるカズマに対し、早苗は未だダメージアラートを叫び続けるデモンベインの『声』に混じって語りかけてくる。 『そうです。カズマの精神と私の精神を、デモンベインのインターフェースを通じて接続したんです。』 機動兵器の操縦はできても、魔法は使えないカズマ。守谷の秘法を継ぎながら、操縦を知らない早苗。操作系を魔法を知らないカズマに一任している以上、早苗は自慢のスペルカードを発動できず、今まで電池同然の扱いだった。モビルトレースシステムを搭載するゴッドガンダムを見て、早苗が羨むのも自然な話だった。今まで敗北を続けてきたデモンベインは、本来の乗り手達と違い、魔導書である早苗の魔術を発現させるという、本来の力を発揮できずにいたのだ。 そこで、早苗達が考案した解決策が、デモンベインのパイロットに直接情報を送り込むインターフェースを改造し、パイロットとオペレータの脳を接続して相互に情報をやり取りできるようにするというもの。よく考えなくても大きなリスクが伴う危険な手段だが、早苗の提案にカズマも合意した。今のままのデモンベインでは、いずれ誰かに破壊されるのが明らかだった。 「つまり、今の私は一人じゃない……私たちは!一つだあああああーっ!!」 『ガオガイガーと違って最初から複座だろ!』 意識が繋がってもいつもの調子で会話する二人に、体勢を立て直したバーンが突進してくる。デモンベインはそれを回し蹴りで迎撃。ダメージの分、こちらが押し負けそうになるが、脚部のシールドから斥力が発生。逆にバーンを空中に放り出す。OS改修作業とカズマから得た知識で、オペレータの早苗がインパクトの瞬間に力場……次元の「風」を発生させたのだ。 空中で飛び回りながら破壊の眼光を乱れ撃つバーンに対し、デモンベインは二丁の拳銃を取り出し応戦。放たれるは、『白い』誘導弾・スカイサーペントと、『蒼い』炸裂弾・コバルトスプレッド。 二人は、今まで見てきた弾幕のパターンを元に眼光をギリギリでかわしつつ、弾速・軌道の違う二種の特殊弾の、移動する目標に対する機動兵器のカメラ越しの偏差射撃を、さも今まで飽きる程やってきた行為だと言わんばかりに正確に、事も無げに行う。 白蛇に喰らいつかれて足を止め、蒼い爆炎に焼かれて視界を塞がれた上空の鬼眼王に、デモンベインは偃月刀を振りかざして飛びかかる。上体を反らして斬撃を避けようとするバーンに対して、フェイントとばかりに 「トレイラー殺法のケリを喰らいなさい!」 「あっ、こら!それは俺の台詞だ!」 デモンベインが脚部シールドの先端を脇腹に突き立てる。 両者の体を縫い止め、空中で無理やり引き寄せたところで 「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!サイコロステーキになりやがれ!」 「完成した料理は、あとでカズマが美味しくいただきました♪」 「俺だって食いたくねえよ!」 落下しながら守谷の秘法・「九字刺し」で格子状に切り刻み、そのまま地面に叩きつける。 そして、地面に半分埋まったバーンを無理やり引きずり起こし、腹部の鬼眼に何度も拳を打ち付ける。 「おらあああ!その目ン玉にボディブローを食らわせてやる!」 「ボディに目潰し、じゃ無いんですか?」 「一緒だああああ!」 デモンベインの鉄拳が鬼眼を覆う硬質のまぶたを殴り、殴り、ヒビを入れ、砕き、ついには目玉に拳をめり込ませ、鬼眼王を吹き飛ばす。 水平に吹き飛んで行く鬼眼王を追うように、脚部シールドから空間の「風」を起こして追撃。 今こそ必滅の奥義を放つ時。 「早苗、デモンベイン、フルパワーで行くぞ!」 「了解です、カズマ。貴方の精一杯を応援します!」 カズマは、デモンベインは、詠唱を開始する。 「光射す世界に、」 地面すれすれをスッ飛んでいくバーンに、ワンツーパンチ。 「汝ら闇黒住まう場所無し!」 さらに間合いを詰め、SUMOUの立ち会いの如くぶちかまし、 「乾かず、飢えず、無に帰れ!」 そのままバーンを空中へ投げ飛ばす。 「神の風」を受けたデモンベインはそれを最大加速で追いかけ、稲光のように突き刺さる。 「レムリア・フルアクセル・インパクト!!」 バーンの鬼眼に押し当てられた右手の平から生成されるマイクロブラックホール、そして、 「ヒイィィィト、エンド!」 「違うだろ!」 ……そして、マイクロブラックホールから取り出される、太陽と見紛うような無限熱量が鬼眼王バーンの肉体を焼きつくし、跡形も無く『昇華』させた。ヒートエンドではなく、『昇華』させた。 上空で昇華されてゆくバーンを見上げるデモンベイン。いくつもの敗北を重ねた後に初めての勝利を挙げた今回のヒーロー(ヒロインの男性形)。その顔は何処か晴れ晴れとした、「ほっこり」とした笑みを浮かべているように見えた。 「あっ、カズマさん、『光になれぇぇ!!!』の方が良かったですか?」 「そういう問題じゃねぇよ!」 一方デモンベインを降りた二人はというと、初勝利の後もこんな調子だった。そんな彼らを、ネシンバラと「二人の」巴マミが出迎える。 ……『反撃の狼煙』の効果時間はとっくに切れているはずなのに。いや、そもそも早苗は分身なんてしなかったはずなのに。巴マミに起こった異変に一同が気づくのは、第XXX話『ああ、ぼくらのデモンベイン』のラストシーンから、数分後の事だったという。 最終決戦目前、束の間の休息を取る 各地の対主催派が互いの誤解とわだかまりを乗り越えて一致団結して(皮肉にも、それは絶対悪・シックスによる貢献が大きかった)マーダー勢の討伐に当たり、残る脅威は最後に残ったマーダー・ラインハルトと主催者・黒のカリスマのみとなった。カズマ達を含む対主催陣営は彼らとの決戦に備え、軽い食事を取り束の間の休息を取ることにした。茶器の不足に対し、イエス・キリストがカズマら以前の同行者三人を後悔のどん底に叩き落とした『逆奇跡』を申し出るアクシデントがあったものの、束の間の団欒は概ね和やかに行われた。 だが休憩のために一時メイクを解いたクラウザーさんが人間で、しかも根菜類の如き地味な青年(根岸崇一)だったのには、初見の者たちは皆驚愕した。しかも根岸の音楽性はクラウザーと真逆で、「甘い恋人」を始めとするお洒落でポップな曲調であった。「素の根岸」の曲は早苗を始めとする極少数以外には不評で、すぐに「クラウザーさんに戻る」ように勧められてしまったのだが。 根岸の音楽に聞き入る早苗の横顔を見ていると、カズマは妙に気持ちが落ち着くことに気がついた。それは倒れた早苗を介抱している時に抱いた淡い感情とも、早苗に迫られていると勘違いした時に抱いた羞恥や邪な感情とも違うものだった。たかだか丸2日にも満たない時間で抱くはずもないその感情の原因は、偶然彼女との相性が良かったために起こったものなのか。それとも、デモンベインを通じて意識を彼女とつないだ副作用の、偽りの感情だったのか。 カズマは深く考えないことにした。偽りのものであれ、本物であれ、「それ」はきっとこれから戦っていくため必要だと考えたから。カズマは、いつだって「それ」を原動力に戦ってきたから。 ……その後、カズマと早苗が周囲から冷やかされたことは言うまでもない。年頃の男女が二人並んで「甘い恋人」を聞く姿は、本人たちに自覚は無くともどう見ても恋人同士です。本当にごちそうさまでした。 イエス・キリストの奇跡により、デモンベインは全快し、さらに強化。並外れた運動性を持つ機動兵器・シュロウガや、斬魄刀、祝福武器の数々、各種レアカードを始めとした、強力な装備が適材適所に行き渡った。首輪も全員無事に解除成功。 ほぼ万全の状態となった対主催陣営は、戦力を主催者本拠地突入と最後のマーダー・ラインハルトに二分し、最後の攻勢に出る。主催突入組の殿を買って出たミスター・ブシドーが、鬼械神・皇餓で主催者の差し向けた100m級機動兵器・レムレースの群れを薙ぎ倒して行く。 カズマは、その姿に蒼のガンダムや獅子の勇者を始めとする元の世界の先達のような頼もしさを感じつつ、仲間達と共に主催者の待つ本拠地へと向かったのだった。 主催者、ジ・エーデル・ベルナルとの最終決戦。聖別化したデモンベインで他の対主催とともにフルボッコにするが… 殿に立ったグラハムの助けもあり、本拠地突入組はさしたる障害も無く黒のカリスマの待つ本丸へと向かうことができた。その道中、カズマは遂に我慢しきれなくなり、早苗に質問をぶつけた。 「なあ…なんでお前金髪になってんだ?」 「金色になるのはロボット物のお約束です!」 聖別化し、溢れんばかりの魔力を得たデモンベインが、早苗に先祖返りという奇跡を引き起こしたのだ。彼女の先祖である土着神の頂点・洩矢諏訪子と同様に髪は金色となり、言動はそれまで以上にハイテンションなものとなった。 「ハンマーがあればなおOKです!」 「ガオガイガーかよ!」 お前はどこの伝説のスーパーモリヤ人だ。カズマや読者達からの総ツッコミを受けつつも、黒のカリスマの元へ到着。 カズマ・早苗inデモンベイン ようやく脱解説役したマミ&ネシンバラ 蛮、アーチャー、蓮(withマリィ)、志貴のインフレ軍団 空気だったけど一護さん 武士道頑駄無ことミスター・ブシドー 特別ゲストクラウザーさん 後ついでに非戦闘員にハルヒと小鳩ちゃんと黒猫 というそうそうたる戦力の前に、黒のカリスマの駆る宝石剣内蔵型カオス・レムレースも完膚なきまでに敗れ去るのであった。 「デモンベイン大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!です!」 オペレーター席ではしゃぐ早苗を横目に、カズマは機外の一護を見下ろした。 今まで迷走を続け、マモレナカッタと嘆くだけだったと漏らしていた彼も、これでようやく報われるなとそう思った瞬間。 「僕が死んだと思った? 残念! まだいました☆」 「なん…だと…?」 「一護ぉーーーーー!!!」 一護は真の姿を現したジ・エーデルに心臓を貫かれた。辛うじて一命は取り留めたようだが、二人が一護と生きて言葉を交わす事は二度と無かったのだった……。 同時に倒さない限り無限に復活する3人のジ・エーデルを前に、消耗戦を強いられる 「「「ショーダウンにはまだ早いよ、これからが本番じゃあないか。」」」 3人のジ・エーデルと対主催との泥沼の消耗戦が始まった。 ジ・エーデル『達』はそれぞれ 宝石剣内蔵カオス・レムレース 始祖村正 破壊ロボ に搭乗し、対主催たちを蹂躙し始める。 デモンベインは先祖返りし、神に近づいた早苗の力で 分霊の要領でデモンベインを分身させ、 神具「洩矢の鉄の輪」で始祖村正の磁気かく乱・『狂わし』を無効化するなど、先頭に立って奮戦する。 だが、 「ぶってくれ……もっと、力の限り、ボクを、ぶってくれぇ!」 「あまり失礼なこと言うと土下座させますよ!」 「ひっ」 ジ・エーデルは、 「最高だァ、今、生と死の交わる瞬間が見えたよ!」 「流石だよぉ……S苗ちゃん、キミこそエーデル様の後釜にふさわしい!ついでに、蔑みの視線もおくれ!」 「うげえ……お前の存在は小鳩ちゃん達に悪影響だ!今度こそ倒すぞ、早苗!」 「ええ……今度こそ、本物の『さでずむ』というものをお見せしてあげましょう……!」 (養豚場のブタでもみるかのように冷たい目で) 「ひぃ!?お前も大概にしろぉ!!」 何度倒されようとも、 「運命の女神が二人に嫉妬しちまったのかもな」 「ぐはっ!?」 「瞬く光の交錯の中に、たわむれるのは生と死の交わり…」 「や、やめろおおお!」 「俺は不死鳥…生と死を分かつ壁さえも越える!」 「素敵ですね、これはメモしておきませんと!」 「お前も止めてくれええええ、ちっくしょおおおおっ! 俺の味方はいないのかー!?」 復活し続けた。 長時間に渡る激戦で、デモンベインに魔力を供給していた早苗は限界に近づいていた。 そんなことおくびにも出さず今までどおりのノリで話す早苗。 だが、カズマの脳裏には刻々と悪化していく早苗のバイタルサインが送られてきていた。 早く決着を付けなければ。カズマは焦りはじめていた。 魔力を使い果たした早苗が遂に倒れ、デモンベインが機能停止 長い長い消耗戦が続く最中、カズマは早苗におもむろに話しかけられた。 「カズマ。カズマさん。カズマさんは、私を信仰してくれますか?」 「無事故安全か商売繁盛の御利益があるなら……いや、まぁ、無くても信じるさ」 「残念、信者、獲得し損なっちゃいましたか。 でも、友達というのも、いいものかもしれませんね。 あ、それとも、相棒、ですか?」 「ヴァルストークファミリーって、俺達は呼ばれてたよ」 「家族、ですか。ああ、それは、とても、素敵ですね」 早苗がそう話すと、魔力の尽きたデモンベインは遂にその機能を停止した。 この会話が行われる数分前に、早苗のバイタルサインは既に消失していた。それでも早苗は、今の今まで共に戦ってくれていた。カズマにとっては、もうそれだけでも奇跡というに等しかった。 この時既に蛮・アーチャーが死亡。蓮も重傷を負い、戦力を徐々に削り取られていった対主催連合はジ・エーデルに一方的に嬲られる状態となっていた。 ジ・エーデル打倒の最後のチャンスにデモンベインを再起動させる デモンベインも落ち、もはや戦況は絶望的となったその時、巴マミを抱えたブシドーの駆る鬼械神・皇餓が増援として駆けつけてきた。 だが、レムレースの大軍を単騎で相手取っていた皇餓のダメージは既に甚大で、ジ・エーデルが駆る始祖・村正にあっけなく粉砕される。 次の瞬間、中から飛び出した素顔のミスター・ブシドーは高らかに名乗りを上げ、九○式竜騎兵を纏って村正の攻撃を切り払い、こう叫んだ。 「愛も超越すればそれは憎しみとなる……即ち善悪相殺!」 言葉の意味はわからないが凄い説得力だ。 その言葉に応えるかのようにヨハネ・クラウザー・Ⅱ世がSATUGAIの演奏を開始。 対主催陣に殺害コールが巻き起こり、ネシンバラの神降ろしで戦況が持ち直す。 そして瀕死の蓮が決死の流出を発動。 これが最後の勝機。 デモンベインと共に死んだふりをしていたカズマは、そう判断し 魔力の枯渇した早苗がそうしたように、自らの生命力をデモンベインに供給し始めた。 停止した時間の中、魔力を失ったはずのデモンベインが再起動される。 驚くことはない。 あり得ぬ事が起こってこその奇跡。 早苗の命を奪った絶望的な状況は、だがそれ故に聖別されたデモンベインに奇跡をもたらした。 「どれだけ平行世界の自分を呼ぼうが、結局てめえは一人でしかないんだよ。 てめえにも、教えてやるよ、ジ・エーデル! 宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…、そして、生命の大切さを!」 カズマは精神を集中してレムリア・インパクトの詠唱を開始。 デモンベインが、重々しい足取りでジ・エーデル最大の戦力、カオス・レムレースに向かって歩き出す。 「光射す世界に」 だが元々魔術の素養など無いカズマ。 自らの大切な命を燃やしたところで、いくらの足しになるものでもない。 血液を急速に抜かれていく感覚に襲われ、視界が暗く霞んでいく。 それでも、不屈の意志をもって一歩一歩デモンベインの両足を動かす。 「汝ら、闇黒……住まう、場所無しっ」 全身に気合を込め、必死に意識を保たせる。もはや彼を生かしているのは闘志のみ。 「乾かず、飢えず……無に帰れ……!」 赤子のような歩みで未だ停止中のカオス・レムレースに肉薄。 ただの人がデモンベインをこれだけ歩かせることができたのはまさに賞賛すべきことである。 カズマは今や残りわずかとなった熱き血を絞り出すかのように詠唱を終える。 「レムリア……インパクトォ!!」 やっとのことで突き出された右掌が辛うじてカオス・レムレースに触れた。 この体たらくではマイクロブラックホールを発生させ、昇華するなどあり得ない。 レムリアインパクトで、カオス・レムレースを光にする ……だが、ここで本当の奇跡が起こった。 イエス・キリストに聖別されたデモンベインは突如黄金色に輝き出し、右手からヤハウェの神聖四文字を模した魔法陣が発生。カオス・レムレースを拘束する。 さらにモニターに映る景色が星々渦巻く暗黒の銀河に変化した。 死して神霊となった早苗がカズマに最期の力……霊界トランスを与えているのだ。 決戦会場の神々がデモンベインと、カズマを依り代に集い出す。 その一柱一柱が黄金のデモンベインへと姿を変え、右手を掲げてカオス・レムレースを取り囲み、突撃。 間近で無数の超新星爆発のごときエネルギーをモロに受けたカオス・レムレースは、今度こそ跡形も無く昇華された。 「へっ、光に、なれ……なんて、な」 それが、生命を燃やし尽くしたカズマが最期に呟いた言葉だった。 ……だが。 (カズマさん……カズマさん!起きて下さい!) (っ!早苗!?みんなもいる!俺達、ユーレイになっちまったのか?) (もう、あと一仕事残ってるじゃないですか! 満足さんと一緒に、ジ・エーデルを『満足の向こう側』に連れて行ってやるんです! たまには本職のトレイラーらしい所、見せてくださいよ) (ったく、DMってのは人使いの荒いカードゲームだな……。 おちおちゆっくり死んでもいられねえ) (死んでも元気な人って、割といっぱい居ませんか?大食いチャンプの座を争ったり) (えー……でも俺も心当たりがあるな。あ、デモンベインもユーレイになってる) (ところで、『ゲームから除外』ってどういうことなんでしょう? このカードを手伝った時の効果みたいですけど) (さあな。……おっと、『仕事』の時間だ。鬼柳に合わせるぞ!) 『除外』された彼らは何処に行ってしまったのか。 答えは読者たちの心の中に…。
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トップス/カーディガン2 1 2 フラワー刺繍カーディガン/bl09H Flower Embroidered Cardigan/bl09H フラワー刺繍カーディガン/gr09H Flower Embroidered Cardigan/gr09H フラワー刺繍カーディガン/yw09H Flower Embroidered Cardigan/yw09H レザーカーディガン/bg Short Leather Cardigan/bg レザーカーディガン/bk Short Leather Cardigan/bk レザーカーディガン/or Short Leather Cardigan/or レース付きロングカーディガン/bk Lace-Trim Long Cardigan/bk レース付きロングカーディガン/bl Lace-Trim Long Cardigan/bl レース付きロングカーディガン/pk Lace-Trim Long Cardigan/pk 飾りつきボレロカーディガン/bl Embroidered Bolero Cardigan/bl 飾りつきボレロカーディガン/gn Embroidered Bolero Cardigan/gn 飾りつきボレロカーディガン/pk Embroidered Bolero Cardigan/pk バルーンスリーブカーディガン/bg Puff-Sleeve Cardigan/bg バルーンスリーブカーディガン/br Puff-Sleeve Cardigan/br バルーンスリーブカーディガン/gr Puff-Sleeve Cardigan/gr ノルディックカーディガン/bg Nordic Cardigan/bg ノルディックカーディガン/bl Nordic Cardigan/bl ノルディックカーディガン/gn Nordic Cardigan/gn かぎ編みカーディガン/bg Half-Sleeve Knit Cardigan/bg かぎ編みカーディガン/bk Half-Sleeve Knit Cardigan/bk ショート丈カーディガン/bg Short Cardigan/bg ショート丈カーディガン/gr Short Cardigan/gr ショート丈カーディガン/kh Short Cardigan/kh 肩かけカーデ/gn Cardigan on Shoulders/gn 肩かけカーデ/pk Cardigan on Shoulders/pk 肩かけカーデ/yw Cardigan on Shoulders/yw サマーニットカーディガン/wh Summer Cardigan/wh サマーニットカーディガン/yw Summer Cardigan/yw 肩かけカーデ/bk Cardigan on Shoulders/bk 肩かけカーデ/bl Cardigan on Shoulders/bl フラワー刺繍カーディガン/gn Flower Embroidered Cardigan/gn フラワー刺繍カーディガン/pk Flower Embroidered Cardigan/pk ボレロカーディガン/bg Short Bolero Cardigan/bg ボレロカーディガン/gr Short Bolero Cardigan/gr パフスリーブカーディガン/pr Puff-Sleeve Smocked Top/pr パフスリーブカーディガン/rd Puff-Sleeve Smocked Top/rd ボレロカーディガン/bk Bolero Cardigan/bk ロングカーディガン/bk Long Cardigan/bk ニットカーディガン/bg Knit Cardigan/bg ニットカーディガン/gn Knit Cardigan/gn ニットカーディガン/pk Knit Cardigan/pk ロングボーダーカーディガン/bg Long V-Neck Cardigan/bg ロングボーダーカーディガン/bl Long V-Neck Cardigan/bl ロングボーダーカーディガン/pk Long V-Neck Cardigan/pk Vネッカーディガン/pk V-Neck Cardigan/pk Vネックカーディガン/wh V-Neck Cardigan/wh Vネッカーディガン/yw V-Neck Cardigan/yw Vネッカーディガン/bg V-Neck Cardigan/bg Vネッカーディガン/bl V-Neck Cardigan/bl Vネックカーディガン/gn V-Neck Cardigan/gn Vネックカーディガン/gr V-Neck Cardigan/gr 初期アイテム
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体育の授業を終えて長門有希は教室に戻ってきて異変に気付いた 「……?」 彼女のカーディガンが無くなっていたのだ いつもの彼女ならば、無ければ無くても良かったのかもしれない。だが… 「ない……あの人から貰ったのに……」 今までなら、モノが無ければ自分で構築すればいい。だがアレだけは何故か特別な品だった 長門有希本人は自分が動揺している事を自覚していないだろう。だが傍目には長門有希は明らかに動揺している そんな長門をニヤニヤ笑いながら人の女子生徒が話しかけてきた 「長門さん?そんなに慌ててどうしたの?」 女子生徒は笑いを堪えて、さも心配しているように話かけた 「……カーディガン」 「カーディガンがどうした?」 「……ないの」 長門は必死に何より大切なソレを探した 「カーディガンならまた買えばいいじゃな~い」 この女子生徒は知っていた。長門がキョンからカーディガンをプレゼントされた事を。 そしてそれを長門が大切にしていた事を。 長門は昼休みの間中探していた 始めては長門有希の滑稽な姿を笑ったりもしていたが、この頃には必死な長門に対して女子生徒はイライラしていた 「長門さんもしかしたら貴女のカーディガンってコレ?」 そう言って女子生徒は隠していたカーディガンを取り出した 「あ……それ」 カーディガンを見た途端、長門有希は笑顔というか安心した顔を見せた 入学から今まで一度も見せた事がない優しい顔を 女子生徒はそれが気に入らなかった この女を徹底的に痛めつけてやろうと思った 「あ、そういえば落とし物を拾えば1割貰えるんだよね」 そう言うと女子生徒は近くの机にあったハサミでカーディガンを切り裂いた 長門有希にはこの感覚が分からなかった あの人からカーディガンを貰った時の穏やか優しい気持ち それを無くした時の胸の締め付け それを切り裂いたクラスメートへの…… ジョキジョキとハサミが音を立てている あの人から貰ったモノを壊されている なのに長門有希は動けなかった 何も考える事ができなかった こみ上げてくるそれが何かも分からず、目の前で起きている出来事を他人ごとのように、ただ涙をながして見ていただけだった カーディガンを切り終えた女子生徒は涙をボロボロ流している長門を見て満足した 「あ、カーディガン見つかってそんなに嬉しかったの? じゃお礼なんて貰えないわ」 そう言ってカーディガンと切り裂いた部分を長門に投げてやった 長門はカーディガンを胸にギュッと抱き涙を流した 放課後、長門は珍しく遅く部室にやってきた 「今日は遅かったな」 「…………」 「今日はハルヒも朝比奈さんも古泉も用事があるらしいから、今日は活動なしだ」 「…………」 ふと長門の異変に気付いた 普段から無口だが自分に言われた事には何かしらで返事をする奴なのに、今日は全く反応しない それに今日はカーディガンをしていない いや、これはこれで新鮮な訳だが。 「長門、今日はカーディガン着てないんだな」 そう言うと長門は体をビクッとさせて立ち止まった 「ん?どうした?」いつもと明らかに違う長門が心配になり近づいてみた 「長門……お前どうしたんだ?」 俺がもう一歩長門に近づくと、長門が胸に飛び込んで……そして泣いていた 俺の胸の中 声も出さずに長門が泣いていた 「長門、どうしたんだ。何があった」 長門は胸の中で小さく首を振るだけで何も答えたい きっと長門は答えないだろう。長門はそういう奴だ。それなら長門が泣き止むまで胸くらい貸してやろう それから胸でボロボロ泣く長門を落ち着くまで支えていた 長門も落ち着いた頃にはもう外は薄暗くなっていた 「もう大丈夫か?」 「……問題ない」 「そうか。じゃ帰ろう」 「………(コクリ」 一歩踏み出そうとすると長門に袖を引っ張られた 「どうした?」 「………」 「?」 「……このまま……」 あぁ、長門は袖でも掴んでたいのか 「そこでいいのか?手でもいいんだぞ?」 「……これでいい」 そんな状態は正直気恥ずかしいが、まぁ長門も喜んでる……のか分からないが満足そうだがいいだろう そして校舎を出ようとしている時一人の女子生徒に声をかけられた 「あ、ヤッパリ長門だ」 どうやらこの女子生徒は長門のクラスメートのようだ 「今日あんな事あったから……心配で…」 「あんな事?」 長門が俯いて俺の制服をギュッと握りしめている 「今日、長門さんがいきなり自分のカーディガンをボロボロにしたの」 長門は小さく…とても弱々しく首を振っていた 「みんなが止めてもやめなくて…もう大変だったの」 長門はそんな事はしない。という事はこの子が嘘をついてる?なんの為に。まぁ大方の予想はつくが。 何にしても長門はこの話題を嫌がっている。早々に切り上げるべきだろう 「俺は長門がそんな事をするとは思わないがね」 「でも…」 「それに長門のカーディガンは、今俺が絶賛手作り中だしな」 もちろん嘘な訳だが… 「……本当?」 そんな目を輝かせて聞かないでくれ ってかさっきまでと違って生き生きし過ぎだ長門よ 「あ、あぁ。俺の手作りで作ってる」 「………楽しみ」 「って訳で早く帰りたいから失礼するよ」 「え?あ…はぁ…」 「長門も寸法合わせるから家に寄らせてもらうぞ」 「……構わない」
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体育の授業を終えて長門有希は教室に戻ってきて異変に気付いた 「……?」 彼女のカーディガンが無くなっていたのだ いつもの彼女ならば、無ければ無くても良かったのかもしれない。だが… 「ない……あの人から貰ったのに……」 今までなら、モノが無ければ自分で構築すればいい。だがアレだけは何故か特別な品だった 長門有希本人は自分が動揺している事を自覚していないだろう。だが傍目には長門有希は明らかに動揺している そんな長門をニヤニヤ笑いながら人の女子生徒が話しかけてきた 「長門さん?そんなに慌ててどうしたの?」 女子生徒は笑いを堪えて、さも心配しているように話かけた 「……カーディガン」 「カーディガンがどうした?」 「……ないの」 長門は必死に何より大切なソレを探した 「カーディガンならまた買えばいいじゃな~い」 この女子生徒は知っていた。長門がキョンからカーディガンをプレゼントされた事を。 そしてそれを長門が大切にしていた事を。 長門は昼休みの間中探していた 始めては長門有希の滑稽な姿を笑ったりもしていたが、この頃には必死な長門に対して女子生徒はイライラしていた 「長門さんもしかしたら貴女のカーディガンってコレ?」 そう言って女子生徒は隠していたカーディガンを取り出した 「あ……それ」 カーディガンを見た途端、長門有希は笑顔というか安心した顔を見せた 入学から今まで一度も見せた事がない優しい顔を 女子生徒はそれが気に入らなかった この女を徹底的に痛めつけてやろうと思った 「あ、そういえば落とし物を拾えば1割貰えるんだよね」 そう言うと女子生徒は近くの机にあったハサミでカーディガンを切り裂いた 長門有希にはこの感覚が分からなかった あの人からカーディガンを貰った時の穏やか優しい気持ち それを無くした時の胸の締め付け それを切り裂いたクラスメートへの…… ジョキジョキとハサミが音を立てている あの人から貰ったモノを壊されている なのに長門有希は動けなかった 何も考える事ができなかった こみ上げてくるそれが何かも分からず、目の前で起きている出来事を他人ごとのように、ただ涙をながして見ていただけだった カーディガンを切り終えた女子生徒は涙をボロボロ流している長門を見て満足した 「あ、カーディガン見つかってそんなに嬉しかったの? じゃお礼なんて貰えないわ」 そう言ってカーディガンと切り裂いた部分を長門に投げてやった 長門はカーディガンを胸にギュッと抱き涙を流した 放課後、長門は珍しく遅く部室にやってきた 「今日は遅かったな」 「…………」 「今日はハルヒも朝比奈さんも古泉も用事があるらしいから、今日は活動なしだ」 「…………」 ふと長門の異変に気付いた 普段から無口だが自分に言われた事には何かしらで返事をする奴なのに、今日は全く反応しない それに今日はカーディガンをしていない いや、これはこれで新鮮な訳だが。 「長門、今日はカーディガン着てないんだな」 そう言うと長門は体をビクッとさせて立ち止まった 「ん?どうした?」いつもと明らかに違う長門が心配になり近づいてみた 「長門……お前どうしたんだ?」 俺がもう一歩長門に近づくと、長門が胸に飛び込んで……そして泣いていた 俺の胸の中 声も出さずに長門が泣いていた 「長門、どうしたんだ。何があった」 長門は胸の中で小さく首を振るだけで何も答えたい きっと長門は答えないだろう。長門はそういう奴だ。それなら長門が泣き止むまで胸くらい貸してやろう それから胸でボロボロ泣く長門を落ち着くまで支えていた 長門も落ち着いた頃にはもう外は薄暗くなっていた 「もう大丈夫か?」 「……問題ない」 「そうか。じゃ帰ろう」 「………(コクリ」 一歩踏み出そうとすると長門に袖を引っ張られた 「どうした?」 「………」 「?」 「……このまま……」 あぁ、長門は袖でも掴んでたいのか 「そこでいいのか?手でもいいんだぞ?」 「……これでいい」 そんな状態は正直気恥ずかしいが、まぁ長門も喜んでる……のか分からないが満足そうだがいいだろう そして校舎を出ようとしている時一人の女子生徒に声をかけられた 「あ、ヤッパリ長門だ」 どうやらこの女子生徒は長門のクラスメートのようだ 「今日あんな事あったから……心配で…」 「あんな事?」 長門が俯いて俺の制服をギュッと握りしめている 「今日、長門さんがいきなり自分のカーディガンをボロボロにしたの」 長門は小さく…とても弱々しく首を振っていた 「みんなが止めてもやめなくて…もう大変だったの」 長門はそんな事はしない。という事はこの子が嘘をついてる?なんの為に。まぁ大方の予想はつくが。 何にしても長門はこの話題を嫌がっている。早々に切り上げるべきだろう 「俺は長門がそんな事をするとは思わないがね」 「でも…」 「それに長門のカーディガンは、今俺が絶賛手作り中だしな」 もちろん嘘な訳だが… 「……本当?」 そんな目を輝かせて聞かないでくれ ってかさっきまでと違って生き生きし過ぎだ長門よ 「あ、あぁ。俺の手作りで作ってる」 「………楽しみ」 「って訳で早く帰りたいから失礼するよ」 「え?あ…はぁ…」 「長門も寸法合わせるから家に寄らせてもらうぞ」 「……構わない」
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登録日:2023/01/29 Sun 23 07 07 更新日:2024/05/04 Sat 14 28 43NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 F90 F90FF F91-MSV MS RGM-111 アナハイム・エレクトロニクス社 カーディガン ←ではない ガンダム シルエットフォーミュラ91 ジム ハーディガン 地球連邦軍 量産機 ブレイウッドのエース ケビン様が助けに来てやったぜ! ハーディガン HARDYGUN ハーディガンとは、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(MS)である。 【目次】 【仕様・性能】 【概要】 【武装】 【劇中での活躍】 【ゲームでの活躍】 【バリエーション】 【ガンプラ】 【仕様・性能】 型式番号 RGM-111 所属 アナハイム・エレクトロニクス社地球連邦軍 開発 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 量産機 頭頂高 15.9m 本体重量 9.8t 全備重量 24.1t 出力 3,540kW アポジモーター数 59基 スラスター総推力 99,680kg 装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材 武装 バルカン砲×2メガマシンキャノン×2ビームサーベル3連グレネードラック×2ダブルビームガン×2ビームランチャービームライフルシールド 主なパイロット ケビン・フォレスト 【概要】 小型MSの開発に乗り遅れたアナハイム社が、起死回生を賭けて発動した「シルエットフォーミュラプロジェクト」によって開発されたMSの一つ。 ヘビーガン系をベースにしているが、事実上サナリィの“F70 キャノンガンダム”を再現・量産化したMSである。 アナハイムはかつてF90との次期主力機コンペティションに敗北し、更に政治工作によりもぎ取った簡易型F90S=キャノンガンダムの受注生産も技術力不足からGキャノンとしてしか製造できなかったという二重の屈辱を味わった経緯がある。 その雪辱として小型熱核反応炉やハードポイントなどの技術をオリジナルに近い形で自社製品開発に反映させた新型機を開発する目的で誕生した。(尤もその手段もデータ盗用という犯罪行為なのだが) そのため、立ち位置としてはヘビーガンとGキャノンの中間機という立場でありながら、それらを大幅に上回る拡張性や出力など、性能はよりキャノンガンダムに近づいている。 ただし支援型で性能上限も控えめの要求がなされていたキャノンガンダムやGキャノンに対して、ハーディガンは対MS戦用の主力汎用型で、性能上限も高めに要求された物という違いはある。 また、簡易ヴェスバーと呼べる性能の大口径ビームランチャーやビームライフル、メガマシンキャノン、ビームサーベルの採用で近~遠距離まで対応できる豊富な武装や、 各部のアポジモーターと3基のメインバーニアが生み出す軽快な機動性・運動性など対MS戦を想定して開発されているため、 総合戦闘力は同じシルエットフォーミュラプロジェクトの産物であるGキャノンマグナを上回る。 GキャノンマグナはF90Vタイプ相当の戦力評価のため、それを上回るということはF90Vタイプより上ということである。 ……まあ、そのGキャノンマグナの時点で盛られているという可能性もかなり高いのだが。不完全な試験型とはいえビームシールドや正式なヴェスバーを持つF90Vタイプより上はさすがに盛り過ぎなのでは…? 実際の性能がどれほどのものかはともかく、比較的低コストながら高性能のMSであったことは確からしく、連邦軍はハーディガンを高く評価して制式採用に至った。 それは即ち、本来サナリィがアナハイムに求めていた量産型キャノンガンダムの形がハーディガンであり、真のGキャノンの完成だったのである。 ビームライフルやビームサーベルはヘビーガンと同じものを使用するが、シールドは面積が増えた専用品を用いる。 簡易的ではあるがハードポイントを設けているのでサナリィ製ミッションパックもある程度使用可能であるなど、高い汎用性を持つ。 またヘビーガンと互換性を高く取っているため、ヘビーガン・パワードウェポンタイプの武器類も物理的に干渉しない限り装備可能だったり、 ヘビーガンのパーツを流用しての応急修理も容易であるらしく、コストや実用面にも配慮されている模様。 当初の設定では「RGM-109II ヘビーガン・カスタムという名称であったが、単なるカスタム機の枠を越えたために開発中に改称された」というものであり、その名残として肩部のマーキングに「HGII」と記されている。 『F90FF』ではこの設定が整理されて「ヘビーガンのマイナーチェンジであるヘビーガンⅡにキャノンガンダムのデータをフィードバックした改良型(プロト・ハーディガン)が完成。そこに更なる改良を加えた機体がハーディガンの名で売り出された」ということになった。 長らくシルエットフォーミュラ以外の作品での描写が無かったが、『機動戦士ガンダムF90 FastestFormula』では試作機や原型機が登場するなど、設定や開発経緯が詳細に掘り下げられた。 劇中の時点(U.C.0116年)ではハーディガンの試作機及びその改造機が登場しており、改良して近く売り出される予定があることと、ハウゼリー・ロナがカロッゾ・ロナとの会話において特捜第十三課のマハとして発展していたマンハンターがこの機体に関心を示していると語っていた。 『月間モビルマシーン』(*1)によればU.C.0140年代にもなると普及が進んだようで、連邦正規軍だけでなくコロニー国家軍などにも配備されているという。 RGM系列のMSとしてはスタイリッシュな外見とカラーリングをしているせいか、「ガンダムでなければ主役になれた機体」と言うファンもいる。 【武装】 60mmバルカン砲 頭部に装備している近接防御火器。 角ばった銃口が特徴的。 ビームライフル ヘビーガンと同じ物を使用する。 ビームランチャー バックパックに直接接続された大口径ビーム兵器。 可動肢があり、フレキシブルに可動する。 これによって接近戦などの不要な際には腰背部にマウントすることが可能。 サナリィから得た小型熱核反応炉のデータを用いて開発されたことや、 無段階連続可変式ではないもののビームの可変速制御と収束距離の高速変換が可能な事から、火力面では廉価版ヴェスバーと呼べるだけの性能がある。 また命中精度は「F90Lタイプのロングレンジライフルには劣る」とされるが、これは遠距離狙撃兵器が比較対象に挙がるほどの精度を持っているということでもある。 ダブルビームガン 両腕部のユニットに内蔵された小型ビーム射撃兵器。 Gキャノン…というかキャノンガンダムのデータを用いた物と推測される。 メガマシンキャノン 胴体側の両肩口(襟元)に装備している実弾射撃火器。 バルカンと似た用途の装備だが、より強力。 ビームサーベル 近接白兵用ビーム兵器。グリップ部やサーベルの性能自体はヘビーガンと同じ。 バックパックの専用ホルダーに1基だけ装備。 グレネード 両サイドアーマーのラックに3基ずつの計6基を装備。やはり射出可能。 ヘビーガンのそれよりも大型で、対MS戦用の物と考えられる。 シールド 実体式のシールド。ハーディガン専用の物で上下非対称かつ面積はこちらの方が広い。武装やEパック搭載などの機能が無いのはヘビーガンと共通。 ハードポイント キャノンガンダムからのフィードバックにより簡易ながらハードポイントを備え、サナリィ製のミッションパックを装備可能。 プロトハーディガンの段階ではコンピューター性能の違いからサナリィ製MSのような野戦換装が出来ない不完全ものだったが、制式機ではどうなのかは不明。 【劇中での活躍】 『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』と『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場。 『シルエットフォーミュラ』では主人公トキオ・ランドールの友人でアナハイム社のテストパイロットであるケビン・フォレストの愛機として全般で活躍。 クロスボーン・バンガード所属“焔の虎”ことシェルフ・シェフィールド大尉率いるダーク・タイガー隊のデナン・ゲーやネオ・ジオン残党のギラ・ドーガ相手に勝利を収めた。 特にギラ・ドーガに関しては当初はサイズ差もあって圧倒されていた…ように見えて割と余裕であり、ケビンは武装すら使わずに無力化していた。 以降もトキオを都度サポートし、また様々な事情も合わさってゼブラゾーンからの脱出に成功、無事帰還した。 ちなみにこのハーディガンはダーク・タイガー隊との戦いで損傷した左肩スラスターブロックをヘビーガンのパーツで修復したため、途中から左肩の形状が異なる。 『ガンダムビルドファイターズトライ』では第5話に登場。こちらが初の映像化となる。 カラーリングとシールドがガンダムF90の物になっているが、中水中学のチームエンゼルフィッシュとの試合で瞬殺された。 【ゲームでの活躍】 F90の外部出演自体がごく稀ということで、Gジェネシリーズでも当時のほぼ全作品を網羅したFや宇宙世紀特化の魂といったごく一部の作品でしか使用できない。 使用できる作品では並大抵の量産機よりも高い性能と必要な武装は一通り揃っていることから、ガンダムタイプほどではないにせよ主力として活用することも可能。 【バリエーション】 シルエットフォーミュラプロジェクトのデータを基にしたハードポイントの汎用性により、20種類ものバリエーションが考案され、うち10種程度が実際に試作された。 ◎へビーガンⅡ 型式番号 RGM-111X ハーディガンの原型となったへビーガンのマイナーチェンジモデル。 詳しくはヘビーガンの項目を参照。 ◎プロト・ハーディガン 型式番号 RGM-111Y 開発 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 先行試作機 主なパイロット カール・シュビッツヴェロニカ・ヴァーノン へビーガンⅡの改良型。別名へビーガン・カスタム。 ATMS計画の末にヘビガンⅡとMSA-0120にを押しのけて採用されたサナリィのFシリーズことキャノンガンダムもまた量産に向いていないという欠点を抱えていた為にアナハイム社でデチューンされたGキャノンとして再設計されることとなった。 Gキャノン開発過程でへビーガンⅡのデータが統合されたことを契機に、一度は凍結されたへビーガンⅡの開発を「キャノンガンダムの技術を取り入れた高性能新型汎用MS」の開発プランとして再出発させた末に生み出されたものが、このプロト・ハーディガンである。 かつてのへビーガンⅡは原型機に毛が生えた程度の性能でしかなかったが、本機はGキャノン開発時に譲渡されたキャノンガンダムで得た技術のフィードバックによって出力が13%アップ、かつ全身に簡易ハードポイントを設けたことでミッションパックを装備可能となった。 ただしコンピューター性能の違いからフォーミュラシリーズのような野戦換装は出来ず、その度システムを書き換える必要がある。 初登場は『F90FF』。 ルナツー教導団第4アグレッサー戦隊に10機が試験的に配備され、U.C.0116年にファステスト・フォーミュラ隊との模擬戦に投入された。 ジョブ・ジョンによればこれに更に改良を加えたものがハーディガンであるとされ、外観はアンテナを除く頭部や肩の一部、グレネードラック、ビームランチャーが無いことを除けばほぼハーディガンとして完成している。 ◎Gカスタム 型式番号 RGM-111Y2 所属 アナハイム・エレクトロニクス社地球連邦軍 開発 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 先行試作機 頭頂高 15.9m 全備重量 39.8t 武装 バルカン砲 ×2メガマシンキャノン ×2ビームサーベル ×22連ビームガン ×2ビームライフル狙撃用ビームライフルビームスマートガンシールドミサイルランチャーサンドバレル 主なパイロット ヴェロニカ・ヴァーノンアーサー・ナイトレイ 『F90FF』に登場。 プロト・ハーディガンにMSA-0120のメガブースト機能を搭載した試作機。 背部にMSA-0120のメガブースト機能を外装化した「シュツルム・スラスターユニット」を装備、サイドアーマーにビームマグナムはメガブーストに用いるミノフスキー粒子を封入したEパックを装備する。 機体形状はシュツルム・スラスターユニットを背負っている以外ほぼプロトハーディガンと同一だが、頭部がZ系になっているので見た目はガンダムタイプに近い。 これは別プロジェクトで進行中のZ系TMS小型化プランから流用した為で、メガブースト中の高速機動にセンサーが追随出来なかったのでバイオセンサーのサイコミュに頼った為だという。 月面で試験運用された後は廃棄されたことになっていたが、実際はシルエットフォーミュラ計画に際して結成された連邦軍の調査部隊「ウジャトアイズ」に2機が与えられていた。 パイロットはMSA-0120のテストパイロットだったヴェロニカ・ヴァーノン中尉とアーサー・ナイトレイ少尉。 シュツルム・スラスターユニット Gカスタムの要となる、バックパックに装備された大型スラスターユニット。 MSA-0120からメガブースト機能を移植されている他、ミノフスキーフライトやプロペラントタンク、近接防御用サンドバレル(*2)、ファンネルミサイルへの対応が想定されていたと思しきミサイルランチャーなども搭載している多機能装備である。 MSA-0120試作1号機が実験中に暴走事故を起こして喪失した一件でメガブースト使用中はジェネレーターがオーバローロード寸前になってしまうことが発覚した為、メインスラスター用のジェネレーターとメガブースト機能をスラスターユニット側に搭載することで安全性を確保した。 MSA-0120のメガブーストに比べて最大推力が抑えられた代わりにブースト用サブジェネレーターの切り離しが可能となっており、分離後もメインジェネレーターと脚部スラスターで活動することが可能。 ただしメガブースト用のミノフスキー粒子は1度の使用で2つ分消費するのに最大で10個しか携行出来ず(5回しか発動出来ない)、ユニットにもジェネレーター他を詰め込んだのでプロペラント積載量が半分になっているので継戦能力は高くないと思われる。 ◎ハーディガン ブリッツクリーク 型式番号 RGM-111 type B.T. 1/100スケール ネオガンダム付属のMSハンドブックに掲載された、コロニー内戦闘を意識した電撃戦仕様タイプ。 ヘビーガンとハーディガンの中間形態となる機体で、フォーミュラ計画のデータによってヘビーガンの数倍上回る性能の機体となった。 装備もビームスピアや大小2種のグレネード、ソードオフタイプのビームライフルなど近~中距離戦を意識したものが中心となっている。 コロニー内戦闘の特別訓練を受けたスペシャルフォース・第106守護中隊の専用機としてU.C.119年のサイド1・24バンチの反地球連邦政府組織の鎮圧で活躍した。 ハーディガンに至る過程の機体だからかヘビーガンに近い外観をしていて、カラーリングはジム・コマンド コロニー戦仕様に倣ったクリームイエロー系になっている。 ◎ハーディガン ナイトレイド 型式番号 RGM-111NR(試作型) 所属 アナハイム・エレクトロニクス社 開発 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 先行試作機 頭頂高 15.9m 全備重量 57.3t 武装 ビーム・ガンビームサーベルロング・ビームマシンガンバルカン砲モーターキャノンメガ・マシンキャノン ×2ビーム・キャノン ×2 主なパイロット リベラ・アマルガム 型式番号 RGM-111NR2(制式型) 所属 地球連邦軍マハ 開発 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 制式量産機 頭頂高 15.9m 全備重量 62.4t 武装 ビーム・ガンビームサーベルロング・ビームマシンガンバルカン砲モーターキャノンメガ・マシンキャノン ×2ビーム・キャノン ×2ビーム・ランチャー(簡易V.S.B.R) 主なパイロット バズ・ガレムソン こちらもMSハンドブックが初出で、夜襲降下作戦用のカスタムタイプ。後に『F90FF』で再登場し、さらに設定が固められた。 夜間強襲用MSはジム・ナイトシーカーが長年改修を加えながら運用し続けられており、戦術上の後継機がナイトレイドである。 ジオン残党無き後の低強度紛争において、空挺での降下、ミノフスキー・フライトによる超音速移動による現着からシームレスに戦闘に移行するコンセプト。 ペーネロペー以降の10年は確立されたMSサイズのミノフスキー・フライト技術の応用を摸索する時代であり、その一例がナイトシーカーであった。 上記のGカスタムのフィードバックを得て、シルエットフォーミュラプロジェクトの影響下(*3)で開発された機体の一つ。 ミノフスキー・フライトユニットや武装が長物だらけの所為でゴテゴテした見た目だが、本体自体は暗視ゴーグルやセンサー類の追加に留まる。 装備にはミノフスキー・フライトユニットやロングビームマシンガンなど、ガンダムF90の各種換装パックの色が強い……というか、フォーミュラ計画のOEMと思しきAタイプ装備をベースとしたミノフスキー・フライトユニットを装備している。 U.C.0116年の先行試作機の完成に引き続いてアナハイム社で試験運用が行われ、レガシィの蜂起鎮圧直後に勃発したアナハイム社・地球連邦を巻き込んだ内部抗争にてリベラ・アマルガムが搭乗して戦闘を行っている。 制式型はマハ(マン・ハンター)および地球連邦軍に納入され、U.C.0118年(*4)、インド地方で起こった旧ネオ・ジオン派の反連邦運動の鎮圧のため、降下部隊によって運用された。 その降下部隊の指揮を執った人物こそ、後に傭兵部隊を率いてオールズモビル掃討で名を挙げたバズ・ガレムソン中佐(当時)であった。 ◎ハーディガン白兵戦仕様 型式番号 RGM-111G 『GUNDAM WEAPONS 2 1/2』に掲載された模型作例その3。 かつてのガンダムタイプの運用思想に近づけたタイプ。 V字アンテナが採用され、ゴーグルをしている以外はほとんどガンダムタイプの姿をしている。 ◎ハーディガン偵察型 型式番号 RGM-111R 『GUNDAM WEAPONS 2 1/2』に掲載された模型作例その2。 ハーディガンの試作機から5機が生産され、実戦で戦果を残した。 ◎ハーディガン中距離支援型 型式番号 RGM-111C 『GUNDAM WEAPONS 2 1/2』に掲載された模型作例その3。 ハーディガンにF90Sタイプ用ミッションパックを装備してローコストで中距離火力支援機にした物。 少数の生産だったが、意外にポテンシャルは高かったらしい。 ◎ハーディガン強襲用 型式番号 RGM-111A 大気圏内での運用を目的とした強襲タイプ。 少数生産されたらしい。 ◎ハーディガン陸戦用 型式番号 RGM-111L A型と同じく少数生産されたらしいが、詳細不明。 ◎ハーディガン重装攻撃型 模型作例。 パワードウェポンタイプのハーディガンVer.である。 ハーディガンはジェネレーター出力が高いため、ある程度ビーム兵器の同時使用数は緩和されている可能性がある。 【ガンプラ】 1/100で発売された。 成型の色分けやシールによる補完があまりよくないなどには問題点があるが概ね良い出来。 ビームランチャーも設定通りに可動域が広く、遊びに余裕が持てる。 しかしシールドはシールによる補完もない(マーキングシールはある)白一色なので素組みでは味気無く、見栄えを気にするなら塗装が必要。 ハーディガンは旧キットの中ではとても人気が高く、再販されるたびにすぐさま完売している。 追記・修正は、競合他社の技術を参考にしつつお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] [ヘビーガン]の記述から独立させました。 -- 名無しさん (2023-01-30 00 02 38) ジージェネFでお世話になりました -- 名無しさん (2023-01-30 00 05 38) あれ?フリーダイヤル関連の記述はなし? -- 名無しさん (2023-01-30 18 53 33) とりあえずヘビーガンの項目からハーディガン周りの記述を移植して整えただけなので必要に応じて追記もしくは提案していただければよいかと思います。とはいえハーディガンとフリーダイヤルってそこまで関連あるかな…? -- 名無しさん (2023-01-30 23 05 35) 令和になってハーディガン・ナイトレイドが動くとこを見れるとは思わなかったわ…… -- 名無しさん (2024-01-28 20 09 49) RE100とかが展開中だったら現行仕様のキットが出てプレバンでバリエーション…みたいに展開されてたんだろうか -- 名無しさん (2024-03-27 22 10 01) ガンプラのインストはGキャノンを上回るって記述だからこの記事のGキャノンマグナ上回るは間違ってるぞ -- 名無しさん (2024-05-04 14 28 43) 名前 コメント
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かーでぃがん【登録タグ 用語か】 説明 カーディガン(cardigan)は毛糸編み若しくはニットで作られた前開き式のトップスである。 ジャケット形式のセーターであり、プルオーバー(pullover)と対になって紹介されることが多いが、日本においては通常区別される。衿無し、長袖が一般的なデザインであるが、半袖のものもある。しかし、袖の無いものはベストと呼ばれ、区別される。主に軽目の毛糸で編まれる。また、同じ色やデザインを合わせたプルオーバーと組み合わせて、ツインセーターとして用いられることもある。男女問わずに、普段着やフォーマルでも幅広く着られており、簡単な防寒用衣類としても用いられる。 略してカーデということも多く、特に修飾語が付く場合に「夏カーデ」(サマーカーディガン)「激カワカーデ」(とてもかわいいカーディガン)のように略されることが多い。 (Wikipediaより抜粋) ワァテス系列の3次職「カーディナル」のこと 名前が似ている為そう呼ばれることがある 用例 ヌンドルはカーディガンに進化した リンク コメント 名前 コメント