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【パーソナリティ】 キャラクター名:アンリ今宮 年齢:24 性別:女性 ワークス:軍人 キャラクタータイプ:コマンダー/ソルジャー 【能力値】 【格闘】7/+2 【射撃】6/+2 【負傷レベル】 【命中】9/+3 【回避】5/+1 無傷□□□□死亡 【防御】12/+4 【精神】9/+3 【精神ポイント】 【探索】9/+3 【知力】9/+3 18/18 【スキル】 《統率》 Lv1 《ガンファイト》 Lv2 《撃ち落し》 Lv1 【精神コマンド】 [闘志]/SP3 [応援]/SP5 [助言]/SP4 フェイトイベント1:---- FP00/00 フラグロール FP 00 フェイトイベント2:---- FP00/00 フラグロール FP 00 フェイトイベント3:---- FP00/00 フラグロール FP 00 【アイテム】 調達点1/7 高性能通信機/調達点1 小火器/調達点2 車/調達点1 ポケコン/調達点2 【メモ】 「私がこの機体に乗っているのは、私の実力じゃない。私が女で、E.C.の血が流れているからだ」 「国防大にいた頃は座学がなんの役に立つのかとよく思ったよ。それが間違いだと、キミたちもいずれわかる」 日本人で軍人の父とフランス人の母を持つ、日本国防軍中尉。 その出自と、女性であることから、アレグネーの初期パイロットに選ばれた。 これは多分にプロモーションを意識した人選であり、彼女自身そのことを苦々しく思っている。 プライドが高く、自分にも他人にも厳しいため、彼女を嫌う人間も多い、 パイロット選抜に伴い一階級昇進したことで、部下や同僚からはかなり反感を買っている。 【ユニット】 ユニット名:EC-OCU“アレグネー七〇式” ユニットタイプ:準実在リアル系 ランク:D 【基本性能】 【H P】 41 【現在HP】41 【E N】 12 【現在EN】12 【パ ワ ー】 4 【装 甲】 3 【運 動 性】 3 【INSV】9 【装備SL】 25 【現在SL】0 特殊機能 <重火力>/スロット3 <大型>/スロット2 武装名称 分類 射程 命中 威力 属性 EN 弾数 損傷 スロット 追加効果 トロー20mmガトリング砲×2 射撃 近 15 0 銃 0 40/40 0 2 打ち落とし サカタ60mmレールガン×2 射撃 中 11 5 弾 0 12/12 0 6 - トロー120mmライフル砲 射撃 遠 10 6 弾 0 4/4 0 6 - ヤギサワ試作X線レーザー砲 射撃 中 12 2 電 0 2/2 0 6 BS:ショート 防御能力 通常回避:回避力2D6+4 切り払い:回避力2D6+1 撃ち落し:回避力2D6+7 通常防御:防御力7D6 無防備 :防御力3D6 メモ:第一次ハフマン戦争の折、O.C.U.日本とE.C.フランスの企業が、密かに開発した異形のヴァンツァー。 部品が精密なため、冗長性を持たせる際にボトルネックであったマニピュレーターを廃し、 胴を大型化、電子装置を充実させ(サカタの試作モデル搭載)、様々な試作装備を搭載した。 そのため既存の二脚では支えきれなくなり、八脚という今までなかった境地に到達している。 脚部は完全ユニット式で、中からの操作で一本一本を切り離すことができ、メンテナンスは簡便。 さらに、脚部が破損してもその部位を切り離してデッドウェイトを捨てることで、 四本まで脚を失っても通常の70%の速度で移動を続けることができる。 しかし、詰め込みすぎが祟ったか、総合的に見ると目標の6割までしか性能を発揮できず、 装甲や通信性能などを生かし、局地戦で指揮車両のように扱われるに留まった。 しかし、この機体の経験は後のトローのヴァンツァーに大きく生かされることになる。 アレグネーは「蜘蛛」。七〇式は2070年に完成したことによる。
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満身創痍。一撃しかもらっていない(多分)はずなのに、才人の体はもう体はボロボロだった。 ギーシュの前には、甲冑を纏った女戦士の形をした、金属の質感を持つ人形が立っていた。 その姿を見て思い出した。自分は突然現れたそれに、思いっきりぶん殴られたのだ。 「言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。僕はメイジだ。だから僕は魔法で戦う。従って君の相手は青銅のゴーレム『ワルキューレ』がする」 「てめぇ……」 喧嘩は素手で殴り合うもんだとばかり思っていた才人だったが、それは違ったのだ。 貴族と戦うということは、魔法使いを相手にすることなのだと、今更ながらに気がついた。 「馬鹿! どうして立ったりしたのよ!」 「……お前、いつから見てたんだよ」 「最初から気付いてたわよ! あんたがこんな馬鹿なことしでかすと思ってなかったから、無視してたのよっ!」 「そいつはどうも、と」 才人はそういうと、腕を持ち上げてボクサーのように構えを取った。見よう見まねだ。単に、まだやる気があるというのをわからせればそれで良かった。 「まだやる気なの!? さっきのでわかったでしょう!? 平民は絶対メイジには勝てないのよ!」 そう叫んだルイズの体は……震えていた。 「なんだお前、震えてるのか?」 「馬鹿! どうして寝たふりをしてなかったのよ! そうすればわたしがギーシュを説得して……」 「ムカつくから」 「え……?」 「いい加減、ムカつくんだよね……。メイジだか貴族だか知んねえけどよ。お前ら揃いもそろって威張りやがって、魔法が使えることがそんなに偉いのかよ!」 力の限り叫んで才人は飛び出した。 その足は一直線にギーシュの呼び出したゴーレムへ。 そして勢いよく拳を突き出して――狙い違わず、そのパンチはゴーレムの胸にぶち当たった。 当たり前だが、感触は金属の塊を殴ったようだった。 「……っ!」 「無駄だと思うがね。ワルキューレ!」 ゴーレムの右腕が飛んで、再び才人の顔面を襲った。 しかし先ほどのような不意打ちではない。殴られた才人は、今度は一歩下がっただけで何とか堪えた。、気構えがあれば、案外一発くらいは耐えられるものだ。 「はっ。全然利いてねえよ。お前の銅像、弱過ぎ」 放られた挑発の言葉に、ギーシュの顔から笑みが消えた。 続けざまにゴーレムの拳打が才人を襲う。 五発殴られたところで才人が倒れた。食らったことは勿論ないが、プロボクサーのパンチをもらったらこんな感じかも知れないと思った。 だが、それでも……、 「サイト!」 目を開けると、ルイズの顔がアップで見えた。 「お願い。もうやめて、このままじゃあなた、死んじゃうわ……」 ルイズの鳶色の瞳が潤んでいる。 そんな姿を見て、改めて、やること為すこと一々様になる美少女だと思った。 「……泣いてるのか? お前」 「泣いてないわよ。誰が泣くもんですか。もういいじゃない。あんたはよくやったわ。こんな平民、見たことないわよ……」 殴られた部分がキリキリと痛む。多分肋骨だかが折れている。 「いてえな」 「痛いに決まってるじゃないの。当たり前じゃない、何考えてるのよ」 そこでルイズの目から涙が零れる。それが才人の頬にあたった。 こんな美少女を泣かせてしまったことに、少しだけ心が痛む。 けれどそこで、そんな二人に割り込むように、ギーシュから声が飛んだ。 「終わりかい?」 「……ちょっと待ってろ、休憩だ」 「サイト!?」 ギーシュはその受け答えに再び微笑んだ。そして薔薇の花を振るう。 すると、花びらの一枚が宙に舞い、空中で一降りの剣に変わった。 ギーシュは剣の柄を握ると、それを才人に向かって放り投げた。投げられた剣が、倒れている才人のそばに突き刺さる。 「これ以上続ける気があるならば、その剣を取りたまえ。違うなら一言こう言いたまえ。ごめんなさい、とな。それで手打ちとしようじゃないか」 「ふざけないでよ!」 ルイズが立ち上がって怒鳴る。だがギーシュは気にしたふうもなくあとを続けた。 「わかるか? 剣だ。つまり『武器』だ。力なき平民が、貴族に一矢報いようと磨き続けた牙さ。未だ噛みつく気があるのなら、その剣を取りたまえ。その代わり、今度は僕も容赦はしない」 本気なのだろう。先ほどとは違い、ギーシュの目は真剣な色をしていた。 それでも才人は迷わずに右手を伸ばした。 だが、その右手がルイズによって止められた。 「だめ! 絶対だめなんだから! それを握ったら、今度こそ大変なことになるわ!」 懇願するようなルイズの声。 それでも……、 「……俺は元の世界にゃ帰れねえ。ここで暮らすしかない」 「そうよ、でもそれがどうしたって言うのよ!」 ルイズがぐっと才人の右手を握りしめた。才人はルイズの体温を感じながら、力強い声で言う。 「使い魔でもいい。寝るのは床でもいい。飯はまずくたっていい。下着だって洗ってやるよ。 生きるためならしょうがねえ」 そこで区切り、左の拳を握りしめる。 「でも……」 「でも、何よ」 「下げたくない頭は、下げられねえ!」 ――譲れないものがある! 才人は最後の気力を振り絞って、地面に刺さった剣を掴み取ろうとした。 そのときであった。 「お話は聞かせてもらいました!」 ガラッという音を立ててふすまが開かれたのである! ……そう、ふすまだ。日本家屋にある、あのふすまだ。 いつの間にやら食堂のど真ん中に、ででんとふすまが置かれており、それが勢いよく引かれたのである。 そして、その先には仁王立ちのメイドさん。ふすまに手をかけて、開け放った姿勢のままのアンリが立っていた。 「二股で女性二人を傷つけておきながらなんたる様。大体、すぐさま彼女たちへのフォローを行うなら兎も角、善意で接してくれた人間に悪意で返すとは、なんたる非道! トリステイン貴族の質も落ちたものです。嘆かわしい!」 周囲の人間が唖然とする中、アンリは針金でも入っているかのようにピンと背筋を伸ばして言葉を続ける。 「加えて、弱者をいたぶって悦に入るとは、貴族の片隅にも置けません! 猛省なさい!」 その言葉に合わせて、ジャーン! という効果音。 ……効果音? そう思って才人が音がした方に首を動かしてみると、食堂の隅、そこにはいつの間にやら少人数の楽団が陣取っていた。 ついで、そそくさとふすまを片付けていた黒子とおぼしき者と目があった。 会釈された。 「……メイド風情が随分といい口を利くじゃないか。貴族に対する礼というものを知らないらしい」 青筋を立てながら言ったギーシュの言葉に、アンリは臆することなく応えた。 「わたくし、礼儀のなっていない方に返す礼は持ち合わせておりませんの」 「……どうやら君には教育的指導が必要のようだね。だが、例え平民でも女性に暴力を振るうのは僕の流儀に反する」 そう言うと、ギーシュは薔薇を口元に持って行きつつ微笑を浮かべた。 「あとでみっちりと教育してあげよう。ワルキューレ、そこのレディを捕まえておけ!」 ギーシュがそう命令すると、才人の前に立っていたゴーレムが向きを変え、アンリの方へと歩き始めた。 危ないっ、才人はそう思った。 アンリの腕は白く細く儚げだ。脆い白磁のような印象を見る者に与えるそれは、ワルキューレに掴まれただけで、折れてしまいそうだった。 だから才人は咄嗟に危ないと思った。 だが、事態は才人には及びもつかない、いや、この場の誰もが思いも寄らない方向へと動いた。 アンリを捕まえよう右手を伸ばしたワルキューレ。アンリは半ば地を這うようにして体を沈み込ませると、すれすれのところでその手をかわす。そしてそのままゴーレムの左後方、死角にあたる場所へと、足を大きく開いて踏み込んだ。素早い身のこなしで移動したアンリは、腰を捻り、背筋力を加え、遠心力を乗せながら、踏み込みの際に右手で掴んだ椅子を、その後頭部へとフルスイングで叩き付けたのである。 直後、ドグワシャァッ、みたいな聞いたこともない音がして、椅子が粉砕した。 衝撃でつんのめるワルキューレ。アンリはその足を、流れるような水面蹴りで、後ろから前へと刈り取った。 バランスを崩したゴーレムが、大きな音と立てて床に倒れる。 メイドさんはそうやって仰向け倒れたワルキューレの上に乗っかると、マウントポジションの姿勢を取って、「えいっ」と声を上げた。 このえいっ、は後ろに(はぁと、がつきそうな可愛らしいものだったが、直後に響いたのは 『メギョ、グリッ、グシャァッ!』 というような壮絶極まりない音である。 アンリがパンパンと手を叩いて立ち上がると、胴に大穴を開けられて動かなくなった、ゴーレムの残骸だけが残されていた。 「なっ……」 メイドさんの予想外過ぎる戦闘力に言葉を失っていたギーシュが、半歩遅れて声を漏らした。 無理もない。普通、メイドはこんなにデタラメな存在じゃない。 「さあ観念なさい!」 もう凶器としか思えない右手を上げ、指を突き付けアンリはギーシュに言った。 「くっ……ワルキューレ!」 アンリの思いがけない力に戦慄したギーシュは、慌てて薔薇を振るった。合わせて花びらが舞い、新たなゴーレムが六体現れる。 これまで一体しか使わなかったのは、それには及ばないと思っていたためである。 だが、ここで一つ、ギーシュにとってもアクシデントが起こった。 「お、おい!?」 ゴーレムたちが、ギーシュの命令も待たずに、一斉にアンリに向かって飛び出したのである。 魔法は使ったもののイメージに強く影響される。この場合、ギーシュがメイドに抱いた恐怖心が、ワルキューレたちに直ちに攻撃するという行動をとらせたのだった。 多勢に無勢。いくら先ほど一瞬でゴーレム一体を片付けたメイドさんといえど、一度に六体を相手にしてはひとたまりもない。 才人がそう思ったとき、その体は既に飛び出したあとだった。 『ヴぼぉ!』 「サイトさんっ!?」 「サイトっ!」 ゴーレムとアンリに挟まれる形で、彼女を守るべく両手を広げて飛び出した才人は、正面から六体のゴーレムパンチと、背後からメイドさんの拳を食らって勢いよく吹き飛んだ。 しかも前に向かって。 ゴーレムを巻き込みながら吹っ飛ばされて倒れた才人の傍に、ルイズとアンリが駆け寄った。 「サイトっ! サイト!!」 「サイトさんっ! 気をしっかり! ……なんとむごいことをっ!?」 アンリがギーシュをきっと睨む。 それにギーシュは『えええ?』という顔をした。 「くそっ! わけがわからん! こうなったらとりあえず彼女の動きを止めるんだワルキューレたち!」 焦った声でやっと制御を取り戻したギーシュが命令を飛ばすと、ワルキューレたちは才人たち、正しくはアンリの周りを取り囲んだ。 だが、アンリはそこに至っても動じず、むしろ事も無げに言い放った。 「アニエスさん、ミシェルさん、やっておしまいなさい」 その声に、『はっ!』という声が二つ上がる。 同時に声で飛び出したのは、これまた二人のメイドさん、先ほど見たアニスと呼ばれていた少女と、もう一人は見たことのない少女だった。 彼女たちはそれぞれ左右からゴーレムを二体ずつ相手取ると、徒手空拳で闘いを始めた。 殴る蹴る投げ飛ばす。ブーツが、スカートが、ヘッドドレスが宙を舞う。彼女たちがメイド服を翻しながら縦横無尽に走り回るさまは、さながらアクション映画の中のワンシーンのようだ。 勿論アンリも休んではいない。彼女は飛びかかってきた一体に対して、クロスカウンター気味の右を打ち込み、上半身を吹き飛ばして仕留めていた。 やがて形勢の不利を悟ったギーシュは仲間たちにも声をかけた。 「ええいっ、君たちも手伝い給え!」 「お、おうっ!」 「仕方がないっ!」 声を上げて、ギーシュの取り巻きたちも参戦した。 正に入り乱れての乱戦である。 そんな中、機会を窺っていたアンリが、アニスに目配せをする。 察知したアニスと、ミシェルと呼ばれた少女がアンリの左右に後退した。 それを好機と見て取ったのか、ギーシュたちはすり足で三人を中心にした扇状に移動する。 「さあ追い詰めたぞ。君たちにはきつい指導をしてやろう……無論教育的な意味で」 「教育的な意味でか……」 「教育的指導なら仕方がないな……」 そういって、ギーシュたちとワルキューレがジリジリと間を詰めようとした、そのときだった。 「静まれい!」 「静まれ静まれ静まれい!」 アニエスとミシェルの二人が、鋭く声を上げた。 二人の声に、一同の動きがギクリと止まる。 その様子を確認して、アニエスは懐に手を突っ込み、そこからなにやら四角いものを取り出した。 この頃になると、流石の才人もなんだかそれの正体がわかるような気がしていた。 「この紋所が目に入らぬか!」 図ったように、ジャーン! というシンバルの音が響く。 「こちらにおわす方をどなたと心得る! 恐れ多くも次の女王陛下、アンリエッタ姫殿下なるぞ!」 「一同、姫殿下の御前である。頭が高い! 控えおろう!」 「は、ははー!」 ミシェルと呼ばれた少女の声に合わせ、その場にいた全員が条件反射のようにその身を屈めていた。 ギーシュやルイズたちはおろか、遠巻きに見ていた他の学生たちすらも身を低くしている。 「な、なんだぁ……?」 ボロボロの体に力を込めて、無理矢理上半身を起こそうとした才人であったが、その頭をむんずと誰かに掴まれてしまった。 見るとそれはルイズのものである。 彼女はそのまま力を込めると、才人の顔を目一杯床に押しつけた。 「痛っ、いだだだだだっ!」 「馬鹿っ! 良いからおとなしくしてない! 姫殿下の御前よ!?」 「ひ、姫さま? あのメイドさんが、ホントに?」 才人は何とか目を動かして、アンリエッタ姫を確認した。格好はどこからどう見てもメイドさんだったが、確かに、その立ち姿からは下々の者にあらざる気品を感じる、気がする。 その場の全員の注目が一点に注目する中、アンリエッタはゆっくりと口を開いた。 「ギーシュ・ド・グラモン!」 「は、はひっ!」 「その方、誇り高きトリステイン貴族の身にありながら、二股をかけて二人の女性の心を傷つけたこと、相違ありませんか?」 「い、いえ、姫殿下それは……」 「だまらっしゃい!」 だまらっしゃいが出た。 「その方の行いが原因で、二人が涙したのは明白。よって二人に対して、誠心誠意謝り倒すことを命じる! 加えて、無関係であったはずのミス・ヴァリエールの使い魔に因縁をつけ、なぶり者にしたこと、よもや申し開きありませんね」 「め、滅相もございません」 「よろしい。ではことの次第をオスマン老に申しつけるによって、いずれ沙汰あることと、左様心得なさい」 「は、ははーっ」 観念したのか、ギーシュとその友人たちは平伏しながら深く肩を落としていた。 「さて、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール」 「は、はいっ!」 「良き使い魔を待ちましたね。平民にあって見事な心意気。このわたくし、感服いたしました」 「有り難きお言葉!」 「大事にしてあげなさい」 「ははぁっ!」 そんなルイズの様子を見てアンリエッタは微笑むと、その場で回れ右をした。 「では、アニエス、ミシェル、行きますよ」 「はっ」 そう言ってメイド服を着たお姫さまと、これまたメイド服を着たお供の二人は外へ向かって歩き始めた。 それに合わせてやはり楽団が音楽を奏で始める。 それは勿論お決まりの、定番のあの曲。 ♪ちゃっ、ちゃちゃちゃちゃっちゃっ ちゃっ、ちゃちゃちゃちゃっちゃっ ちゃーーちゃちゃーちゃーちゃーちゃーちゃーちゃー ちゃーちゃちゃーちゃーちゃーー ちゃちゃちゃちゃっ、ちゃっ♪ 例のアレである。 『人生楽あれば苦もあるさ』から始まるアレである。 才人は退場するメイドのバックに、そんな音楽が流れるシュールな光景を目にしながら、気が遠くなっていくのを感じた。 「!? ちょっとっ、サイトっ! サイト!? 誰か、誰か助けて、サイトが白目剥いて倒れちゃったわ!」 眠りに落ちる最中、印象に残り過ぎるBGMだけが、才人の頭の中で延々エンドレスで流れていた。 ♪ちゃちゃちゃちゃっちゃっ♪ ◇◇◇ 才人が目を覚ますと、見慣れない天井が広がっていた。 東京にある自宅の、自分の部屋の天井ではない。それを見て薄ぼんやりと、自分の境遇が夢ではないことを思い出した。 「ん……ぁ?」 「サイトさん!?」 寝ぼけ眼を擦って声がした方をみると、そこには花瓶に手を伸ばしたシエスタがいた。 「あ、悪い……、仕事の邪魔、したか……」 「そんなことより! 良かった、サイトさん。無事に目を覚まされて……」 感極まったのか、シエスタは涙を浮かべて、寝ていた才人の手をぎゅっと握った。 と、そこで才人はようやく自分がどこに寝ているのか気がついた。 そう、ベッドの上である。 ここ数日寝ていたような床の上ではない、ふかふかのベッドの上に才人は寝かされていた。 では誰のベッドか、それは才人の顔のすぐ傍で、椅子に座ってすやすやと寝息を立てている桃色ブロンドを見てすぐにわかった。 「あれから三日も目を覚まされなかったんですよ。それにすごい大怪我で……水の秘薬と治癒の魔法をかけてもらって、それでも生死の境をさまよって……峠も二回くらいあって……一度なんて心臓まで止まってしまって……」 「……マジか」 涙混じりに語るシエスタの言葉に、才人も段々と状況を思い出してきて冷や汗をかいた。 そんな大怪我だったのか。 だが、そのわりには…… 「あ、でも、お金のことは心配しなくてもいいですよ。治療費はミス・ヴァリエールが払ってらっしゃいましたから」 なるほど、と納得する。 体の節々は多少痛むが、痛むのはそれくらいで、そんな生きるか死ぬかの大怪我をしたとは思えなかったのだが、合点が言った。 これもシエスタがいった水の秘薬と治癒の魔法とやらのおかげだろう。 「すげえな魔法。なるほど、こんなにすごいなら貴族たちが威張り散らすのもわかる気がする。 それで、三日って言ってたけど、シエスタとルイズが看病してくれたのか?」 「いいえ。私は学院のお仕事もありましたから、付きっきりで看病なさっていたのは、ミス・ヴァリエールの方です」 「……そっか」 可愛いところもあるじゃないか、そう思ってルイズの方を見て、才人は内心ドキっとした。 先ほどはちらっとしか見なかったので気がつかなかったのだが、寝ているルイズは、実に… …実に可愛らしかった。 あどけなく、無邪の欠片もない。寝ているルイズは、本当にこの世に降り立った女神のようだった。 そんなルイズを見て、才人がごくりと喉をならしたとき、不意に部屋の外から声がした。 「ベッドのシーツ、取り替え終わりました」 「お疲れ様です。あ、サイトさん、丁度良いのでご紹介しますね。いなくなってしまったアンリたちの埋め合わせで、新しく入って来た子たちです」 そう言われて入って来たのは…… 「メイドのアンアンです。よろしくお願いします」 「メイドのアニーだ、よろしく頼む」 「メイドのミシェールです」 「誰かつっこめよ」 平賀才人の苦難の日々は、まだ始まったばかりであった。 前半へと戻る
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研究成果について 当研究所の研究成果を以下のような形で公開しています。 ※当サイトの研究成果はVer1.4に準拠しております(09.3.22時点)。Ver1.6のリリースに伴い、記事の内容も随時更新してゆく予定です。 基礎研究 ここでは各ユニットの基本的性質などの基礎的な内容を整理しています。 マルチプレイ手引き 各ユニット特性 アンデッド陣営特徴 Tips 応用研究 基礎研究を踏まえ、アンデッド陣営が他の陣営に対してどのように対応すればよいかを論じています。またユニットの高度な運用方法についての研究成果もここに分類しております。 対アンデッド布陣 ゾンビ無双戦術 コウモリの運用法 グールの運用法 理論研究 アライメントの組み合わせによる理論や期待値理論、シミュレーションなど、理論面からの戦術研究をしています。 総攻撃タイミング理論 ユニット運用確率理論 維持費モデル計算 プラットフォーム構築 先端研究 最新の研究・研究中のものについてここで紹介しています。 従って断片的な情報が多い場合がありますが、最新の知見に基づいたWURIの研究成果ばかりです。 (研究がさらに進めば、これらの情報は統合・体系化される予定です。) 1v1理論 陣営別1v1戦術 2vs2戦術 Map別攻略 心理研究 研究所コンテンツのほとんどは、ゲームに関する技術的な内容に関する研究です。 ここではそれを実際に実行する人間そのものという観点に立ち、その心のあり方などについて議論したいと思います。 認知バイアス 認知バイアス応用 メンタルコンディション 実戦研究 ここでは実戦を題材にした研究について紹介しています。 詰めWes リプレイ倉庫 他陣営の研究 アンデッド陣営の運用においては必然的に、相手陣営に関しても精通していなければなりません。ここではアンデッド研究から派生した他陣営に関する研究成果を紹介しています。 なお当研究所の研究員の何人かはこれらの部門を兼任し、研究に当たっております(統括責任者aramaki研究員)。 忠誠軍 反乱軍 北方部族 ナルガン同盟 ドレーク族 データベース ここでは数値データなどの情報を集積しています。 地形と移動コスト ヒット確率早見表 ダメージ早見表 ゾンビデータベース その他研究 ここでは上記に分類されない研究をまとめています。 Ladder キャンペーン研究 その他コンテンツ その他コンテンツです。 リンク集 コメント 掲示板 研究員ブログ English page バナーです。お使い下さい。
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autolink ZM/WE13-43 カード名:入浴中のアンリエッタ カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4500 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《王族》? 【永】あなたの手札が5枚以上なら、このカードのパワーを+1000。 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から1枚見て、山札の上か下に置く。 N:なんのことかしら? H:取っ組み合いのケンカなんて、子供の時以来ですわね レアリティ:C illust. 12/04/16 今日のカード。 デッキトップ操作に加えて、特定条件でのサイズアップ効果も持っている。 手札5枚以上と少々厳し目だが、自身の効果と集中を組み合わせるなどして、あわよくば発動を狙っていきたい。 同作品中のトップ操作を持つキャラには他にも、レベル0であり色を選ばない香水のモンモランシーや、レストが必要だが毎ターン効果を発揮できるルイズ&アンリエッタなど数多い。 その中においては、《王族》?を持つのはこのカードならでは。デッキによってどれを何枚ずつ採用するか決めていきたい。
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砂漠島第1のボス。 攻略
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デッドリンクス 概要 分類 屍鬼・怪猫系 主な生息地 リッパーキャットの死体の放置されている場所ならどこでも 知能 動物並 属性 死 危険度 C+ 備考 リッパーキャットのゾンビ 屍鬼の一種。 リッパーキャットの死体に死霊が宿り、動きだした生ける屍。 脳の抑制がないため運動能力は生前を凌駕し、更に肉体を酷使する動きで獲物を襲う。 常に飢餓感に苛まれているがどれだけ肉を喰らってもそれが満たされることはない。 大抵の個体は非常に凶暴で生命ある者全てを「獲物」としか捉えていない。 浄化されるか身体を完全に破壊されない限りその活動は止まらない。 技・魔法 デッドキャットクロー 鋭い爪で切り裂く。 ロトンブレス 体内に溜まった腐敗ガスを吐きつけるブレス攻撃。 ???? 個体によっては他にも技や魔法を使用する。 経歴 2013年8月16日夜討伐なりチャ ヤイバの配下の魔物として、彼女の魔術で生み出されて登場。 テラービーストと交戦し撃破するがザ・タワーに粉砕され戦闘不能になった。 由来 「Dead(死んでいる)」 + 「Lynx(山猫)」 ぬこ アンデッド アースガルド ゾンビ 元もふもふ 屍鬼 死 猫 魔物
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名前 主な出現場所 みんなの最大サイズ カモメ サニー号 129.8cm ヤナアラシネズミ サニー号のキッチン医務室側生簀でトラップ 79.2cm アゲハチョウ サニー号のミカンの木の側のトラップ 16.8cm ドクトルホーネット 砂漠島 96.8cm カミナリコガネ 浮遊島 82.14cm ヘラクレスオオカブト 追憶の島 71.0cm ゴールデンヘラクレス 追憶の島 71.5cm ロッキンリザード 砂漠島 234.1cm 土竜 浮遊島 159.9cm ファイヤーヘラクレス 砂漠島 91.4cm 電伝虫 サニー号の図書館船首付近 39.9cm カギツメスコーピオン 砂漠島 119.3cm ウスバアリジゴク 砂漠島ボス1奥の花畑地帯トラップ 53.8cm アトラスオオカブト 追憶の島 119.4cm レインボーフェニックス 浮遊島 70.3cm デビルハンドオオガ 沼地島 58.4cm クロスボーンバタフライ 沼地島 62.7cm アカメマダライボガエル 沼地島ボス1周辺の小島 79.7cm 人魂螢 沼地島 109.9cm カミナリグモ 浮遊島西 112.1cm 人魂螢、カミナリグモは強化網が必要 虫取りのコツ スティックちょっと倒すとすり足みたいな動作するからそれで近づけばどこまでも近づける 羽広げてようがカモメ周り警戒しようが余裕でいける ただ草と花に当たるとダメ 低い位置にいる時は縦振りで捕まえられないので横振りで 周りに生えてる邪魔な草はA攻撃で壊して取り除く ただし羽を広げてる時(警戒時)にやると逃げてしまう それ以外は周りで攻撃してても逃げられない
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塩野アンリをお気に入りに追加 塩野アンリとは 塩野アンリの49%は純金で出来ています。塩野アンリの24%は果物で出来ています。塩野アンリの16%は信念で出来ています。塩野アンリの11%は蛇の抜け殻で出来ています。 塩野アンリの報道 【4月26日~5月2日生まれの声優さんは?】豊永利行さん、佐藤利奈さん、緑川光さん… - 超! アニメディア 塩野アンリのウィキペディア 塩野アンリ 塩野アンリの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 塩野アンリのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 塩野アンリ このページについて このページは塩野アンリのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される塩野アンリに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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「アンリ2世への手紙」は、『予言集』第二序文の通称。 正式名は「最も無敵にして極めて強大、そして敬虔なキリスト教徒であらせられるフランス王アンリ2世へ。そのとても賤しく、とても従順な従僕にして臣下であるミシェル・ノストラダムス(が)、勝利と至福を(お祈り申し上げます)」(A L INVICTISSIME,TRES-PVISSANT ET tres-chrestien Henry Roy de France second; Michel Nostradamus son tres humble, tres-obeissant seruiteur subiect, victoire felicité.)という。 その題名の通り、国王アンリ2世に宛てた献呈文の体裁を取っている。 五島勉は海外では「ノストラダムスの黙示録」とも呼ばれていると主張していたが、調査の範囲ではそのような論者は見当たらない。 分量と内容 4500語余りからなり、第一序文(セザールへの手紙)の約2500語を大きく上回る。 区切りが全く存在しないので、過去さまざまな論者たちが内容によって区切ってきた。 ウジェーヌ・バレストによる区切り(全127節) アナトール・ル・ペルチエによる区切り(全117節) エドガー・レオニによる区切り(全59節) などがある。 どの区切りにも一長一短があり、最新の知見に基づく新たな区切りが要請されるところである。 しかし、ピエール・ブランダムールがバレスト版の区切りを採用していたことから、当「大事典」でも便宜上それを踏襲している。 その内容は、国王への賛辞に挟まれるようにして、黙示文学の影響の強い未来観を語っている。 信奉者側は断片的な未来図がランダムに散りばめられていると解釈しがちだが、エドガー・レオニのように統一的に解釈すべきとする立場もある。 中世から近世にかけての各種予言文書の影響が断片的にうかがえるが、研究の蓄積に乏しく、確定的なことはいえない。いくつかの星位に関する言及の内容からして、キュプリアヌス・レオウィティウスの天文暦が参考文献のひとつであったことは確からしい。 なお、ノストラダムスがここで過大な賛辞をささげた相手は、アンリ2世よりもはるかに偉大な未来の大君主であるとする解釈が、信奉者側にはしばしば見られる。 こうした解釈は、18世紀のジャン・ル・ルー(未作成)以来の長い歴史を持っているが、実証的に見たときには疑問である。 賛辞の過大さにしても、『1557年向けの予兆』に収録されたもうひとつのアンリ2世への手紙の方がはるかに過剰であり、決め手とはいえないだろう。 全文はアンリ2世への手紙 全文を参照のこと。 偽作説 この手紙の奥付は1558年6月27日で、アンリ2世が致命傷を負うほぼ1年前になっている。 ただし、現存する最古の版は1568年版なので、ミシェル・ショマラ、ブリューノ・プテ=ジラール、ジャック・アルブロンらのように真筆かどうかを疑う見解もある。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。