約 1,524,335 件
https://w.atwiki.jp/makolifework/pages/34.html
女子生徒「ウテナさまーーー。おはようございまーす」 ウテナ「おはよう」 女子生徒「はああ……」 キラーン 女子生徒「はあ……」 キラーン 女子生徒「はあ……」 キラーン 女子生徒「かっこいー!」 ウテナ「おはよー」 女子生徒「おはよー」 男子生徒「誰かのラブレターが貼り出されているんだってさ」 男子生徒「ええと、なになに。そして私は、夢の中で西園寺様と踊っていました」 ウテナ「おはよー若葉。珍しく読書なんかしちゃってー。それ、なんていう本?ねえ」 若葉「……」 ウテナ「あ……」 パタン ウテナ「あ。ん?」 若葉「ずっと、さ。ずーっと好きだった男がいて、でも失恋するんだけどそのすぐ次の日に都合よく他の男が現れて、ヒロインと結ばれるの」 ウテナ「あ」 若葉「昔読んだ時はね、うるせー、つまらーん、とか思ったんだけど、今読むとチョー悶え!」 ウテナ「ああ……」 若葉「……」 若葉「あーやっぱ私はウテナだけのものよー!ウテナさまーん!私だけのものー」 ウテナ「あのさー若葉。お願いだからそのあなたのもの、っていうのはやめてくれる?」 若葉「なんで?」 ウテナ「はあ……ん?」 アンシー「おはようございます」 桐生「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでゆく。我らの雛だ。卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ」 桐生・幹・有栖川「世界を革命するために」 桐生「世界の果てからの手紙は、諸君にも届いたかな?」 幹「ええ」 有栖川「届いている」 桐生「我々は皆、手紙に従って集い、手紙の指示通りに行動してきた。この手紙に書いてある通り、昨日西園寺は敗れ、薔薇の少女はその決闘に勝った子とエンゲージした」 有栖川「我々生徒会以外にも、世界の果てから手紙を受け取っていたものがいたのか」 桐生「さあな。だが、薔薇の刻印ははめていた。この目で見た。」 有栖川「何者だ?その少女」 幹「天上ウテナ。中等部では結構有名ですよ。人気者です」 桐生「凛々しくて、可愛い子だったなあ」 有栖川「冗談じゃない。我々の知らない間に、決闘の参加者が増えているなんて。今後もそんなことがあるなら」 桐生「あるならどうする?ゲームを降りるか?世界の果ては、いつも一方的に我々に手紙を送ってくるんだ。それに従うかどうかは、俺達の自由だ」 幹「この薔薇の刻印で決闘広場の扉が開き、手紙に書いてある通り、幻の城は出現しました」 有栖川「わかっている。あれだけのものを見せられたら降りる訳にはいかない」 桐生「そう、世界のは果てからの手紙は言っている。決闘に勝ち、薔薇の花嫁とエンゲージするものが、やがてはあの城にたどり着き、世界を革命する力を手にいれるのだ。我々は、だから戦い続けなくてはならないんだ」 カチッ リーンゴーン 若葉「もう、こんなに仲良しこよしを別々の部屋にするなんて、神様って残酷よね?」 ウテナ「しょうがないさ。生徒会の決め事だから。ま、一人部屋らしいから、クールな僕の趣味には合ってるよ」 若葉「でも、東館って10年以上使ってなかったから、きっと部屋の掃除は大変よ?」 ウテナ「10年……」 若葉「へー。まあ、1人で掃除するのも、きっとクールなウテナの趣味には合ってるわよねー。じゃ、私の部屋は南館の3階だから、お化け屋敷に飽きたら遊びに来てよね?さらばじゃー」 ウテナ「お化け屋敷かー。 なんだよー、可愛い建物じゃーん。ちぇ、若葉のやつ、脅かしやがって」 カチャ ウテナ「こんにちわー」 ジャッ ウテナ「天上ウテナですけどー。誰もいないのかー?まさかこの寮に1人で住めってわけじゃないだろうな? えーと、2階の奥の部屋、と」 ガチャ きゅ? チーン ウテナ「う 10年かー、あり得る。うーん、うーん、うーん、うーん。よし!」 ガチャ ウテナ「あ? あ」 アンシー「すみません、ウテナ様。もうすぐ終わりますから」 ウテナ「なんで君がここにいるの?」 アンシー「今日からご一緒させていただくことになります。よろしく」 ウテナ「よろしく。ってここは一人部屋じゃあ ないのか」 ガサガサ ウテナ「君と同室になるなんて、不思議な巡り合わせだなー。ずいぶん綺麗に掃除してあるねー。君1人にやらせて悪かったよー」 アンシー「夕べのうちに、ほとんど済ませておきましたから」 ウテナ「でも。この寮の部屋割りが発表されたのはついさっきだろ?」 アンシー「一緒の部屋になったのは、偶然じゃありません」 ウテナ「ええ?」 アンシー「それが、薔薇の刻印の掟なのです」 ウテナ「あー?」 ドスッ ウテナ「あうっ」 アンシー「私は、薔薇の花嫁ですから」 ウテナ「は、花嫁?」 アンシー「私は、決闘で勝った方と、エンゲージしなければならないのです」 ウテナ「大丈夫かー?」 カチャ、カチャ ウテナ「1つ、聞くけど、あの蜃気楼の城や、手品の剣とかは、一体何なの?」 アンシー「不思議ですよねー」 ウテナ「ですよねって、何、君も知らないのかー?知らないのに、なんでそんなことしている訳?」 アンシー「ウテナ様は、何故いつも男装なさっているのですか?」 ウテナ「あ。これは、なんとなく、まあ、好きだから」 アンシー「私も同じです。私たちがいると、迷惑ですか?」 ウテナ「そんなこと言ってないけど。え?私たち……え?」 キュウウウ、ウウウウウ ウテナ「え?」 ピッ キュイイ !サクサクサクサク チュチュ「ちゅー」 ウテナ「あ、うう」 アンシー「紹介します。友達の、チュチュです」 ウテナ「君のペット?」 アンシー「友達です」 ウテナ「ああ」 アンシーまあ、大変」 ウテナ「どうぞ? えっへへへ」 チュチュ「アイヤ」 ドーン チュチュ「げぷ」 ウテナ「よろしく、チュチュ。僕は天上ウテナ。僕も君の友達にしてくれるかい?」 チュチュ「チュイー」 ウテナ「はは」 チュチュ「ちゅ、ちゅ、ちゅー」 アンシー「チュチュが人に懐くなんて初めてですー」 ウテナ「あーのさー、そのウテナ様ってのはやめてくれよー」 アンシー「でも、ウテナ様は私とエンゲージした方ですから」 ウテナ「はー。またそれか あの西園寺ってやつは、これと同じ指輪をしてたけど、これが何なのか君は知っているのかい?」 アンシー「ここの生徒会の人たちは、みんな持っています。それは薔薇の刻印。その指輪を持っているのは、決闘の参加資格のある人です。」 ウテナ「え」 アンシー「だから、現在の勝者であるウテナ様には、これから薔薇の刻印を持つ人たちが、次々と決闘を申し込んでくるはずです」 ウテナ「冗談じゃない!僕はそんな無意味な決闘をするつもりはないから!」 アイキャッチ カチッ シャーーーー ヒュン! 西園寺「フン!」 ヒュン!ヒュン!ヒュン!フオッ! 西園寺「お前か、生徒会長」 桐生「邪魔だったかな?副会長」 西園寺「いや、君も一応うちの部に籍を置いているんだ」 桐生「剣道部主将が、また中学生と喧嘩するのか」 西園寺「あたりまえだ。世界を革命する力は、この僕のものだ。あんな娘が花嫁とエンゲージするなんて間違っている」 桐生「それは仕方ないさ。とにかく彼女は、姫宮アンシーは、決闘の勝利者とエンゲージする」 西園寺「違う!」 ブンッ 西園寺「彼女は僕のものだ。彼女は永遠に僕の言うことを聞くと、ちゃんと交換日記にも書いていた」 桐生「捨てたのか、交換日記」 ウテナ「まいったなー。この寮って、本当に僕と彼女しかいないわけー?これも薔薇の刻印の掟とかいうヤツか」 ピュピュピュ チュチュ「チュチュチュチュ」 ピョーン チュチュ「チューチュチュチュー!」 ウテナ「あむ……ん。チュチュ!早く彼女を呼んできてくれよ!じゃないよこの広い食堂で1人きりの食事になっちゃうよー」 チュチュ「チュチュッ、チューチュ、チューチュ、チューーーー!」 ウテナ「え?」 チュチュ「チュー、チュー」 西園寺「何故だアンシー!どうして僕のいうことが聞けない!」 アンシー「ごめんなさい西園寺先輩。今の私は、ウテナ様とエンゲージしていますから」 西園寺「しかし君は、僕とエンゲージしている時、君の全てを僕に捧げると誓ったではないか」 アンシー「ええ。でもそれは過去のこと。あなたとのエンゲージは、終わったのです。諦めてください」 西園寺「はあ。恥知らず!」 パアン! アンシー「ああっ」 西園寺「破廉恥にもほどがある」 ウテナ「破廉恥なのはお前だ!」 ジャーン チューン チュチュ「チュー……」 西園寺「君か。まあちょうどいい。この前の決闘では僕も油断した。薔薇の花嫁が誰のものなのか、はっきり決着をつけようじゃないか。明日の放課後決闘広場でリターンマッチだ」 チュチュ「チュッチュッ」 キン、キン チュチュ「チュー。ぶしっ」 ウテナ「ばかばかしい。理由のない決闘をするつもりはないね。僕が昨日あなたと決闘したのは若葉の、友達のためさ。薔薇の花嫁なんて興味ないね」 西園寺「そっちになくても僕にはある。 デュエリストとして薔薇の花嫁とエンゲージするつもりなら、君は断れない。生徒会の規則に逆らうものはこの学園にいられなくなる。それは校則にもさだめられている」 ウテナ「わかった。受けて立つ。明日の放課後、決闘広場で会おう!」 西園寺「フッ」 チュチュ「およっ」 ムギュ カツカツカツカツ ぴょーんぴょーん チュチュ「チューチュチュー!」 アンシー「決闘を、受けないんじゃないんですか?」 ウテナ「仕方ないさ。決闘を受けなきゃこの学園にいられないって言うんだから わざと負けるさ!それで問題はないわけだ」 アンシー「ええ、お好きなように」 チュチュ「チュッ」 A子「かしらかしらー、ご存知かしらー」 B子「今日、裏の森でまた決闘があるんですってー」 A子「いよいよ決着をつけるときがきたぜ」 B子「バキューン」 A子「うおー、やられたー」 ヒューーー A子「でも平気。だってわざと負けたんだもーん」 B子「でもでも勇者さまー」 A子「わざと負けちゃう難しさ」 B子「果たしてあなたはご存知かしらー?」 A子「かしらかしら」 AB「ご存知かしらー?」 ガチャン ピチョーン ピーン ザアッ、ドオオオ (♩絶対運命黙示録) 西園寺「ルールは知っているな?」 ウテナ「胸の薔薇を散らされた方が負けなんだろう?」 アンシー「お気をつけて」 ウテナ「ああ。わざと負ける勝負で怪我をするのはばかばかしいからね」 カッ キイン カラン アンシー「気高き城の薔薇よ。私に眠るディオスの力に、主人に答えて、今こそ示せ」 ウテナ「世界を革命する力を!」 ゴーンゴーンゴーン (♩) キィン シャッ! 西園寺「はあっ!」 キン!キン!キン!キン! ウテナ「はっ、はっ」 西園寺「ていっ!ていっ!ていっ!ていっ!」 キン、キン、キン、キン ウテナ「ハッ、ハッ、ハッ!」 西園寺「フンッ!」 キンッキンッキンッ 西園寺「はああああああ!」 ウテナ「ううっ」 西園寺「もらったぁ!」 ビュン! ウテナ「ううっ」 西園寺「いい度胸だ。命より薔薇をかばうとはな! わかっているな!生死に関係なく、薔薇を散らされたものの負けだ」 ウテナ「……」 カチン 西園寺「フッ、うおおおおおお!」 ガシィィン 西園寺「ディオスの剣といっても、剣自体に特別な力があるわけじゃない!それは最も優れたもののもつべき王者の剣!昨日は油断したが、実力の差ははっきりしている! うらあ!」 ドカッ ウテナ「うわあっ」 アンシー「ああっ」 西園寺「その剣も、そしてアンシーも僕のもの。この西園寺恭一のための花だ」 ウテナ「うっ」 西園寺「覚悟!」 ヒイイイン! ジャキーーーーン 西園寺「うっ!」 ウテナ「ああ……」 アンシー「ああ」 桐生「ああ……なんだ、今のは。あれが世界を革命する力。ディオスの力なのか!」 チュチュ「チューチュチューチュチューチュ」 アンシー「わざと負けるんじゃなかったんですか?」 ウテナ「君のためじゃない。チュチュのためさ」 アンシー「えっ?」 ウテナ「西園寺なんかがきみと一緒にいたら、チュチュがいじめられそうだからねー」 チュチュ「ウーン、ウーン。チュ?」 ウテナ「あっはははは」 チュチュ「チュ!」 次回予告 ウテナ「すごいじゃないか、姫宮。ダンスパーティーのクイーンにノミネートされたんだって?」 アンシー「でも私行きません。パーティー会場には知り合いもいませんし」 ウテナ「だから行くべきだよ!友達がたくさん出来るって!」 アンシー「ウテナ様がそうおっしゃるのなら。でも、そのダンスパーティーの裏には罠が」 ウテナ「次回、少女革命ウテナ。舞踏会の夜に」 七実「絶対運命黙示録」
https://w.atwiki.jp/makolifework/pages/35.html
プロローグ 「それは、むかしむかしのお話です。あるところに、お父様とお母様を亡くし、深い悲しみにくれる、幼いお姫様がいました。そんなお姫様の前に、白馬に乗った、旅の王子様が現れます。凛々しい姿、優しい微笑み、王子様は、お姫様を薔薇の香りで包み込むと、そっと涙を拭ってくれたのでした。「たった1人で、深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、気高さをどうか大人になっても失わないで。今日の思い出にこれを」「私たち、また会えるわよね」「その指輪が、君を僕のところに導くだろう」王子様がくれた指輪は、やはりエンゲージリングだったのでしょうか?」……それはいいとして、お姫様は、王子様に憧れるあまり、自分も王子様になる決意をしてしまったのです。でもいいの〜?ほんとにそれで〜。」 ウテナ「ううん……」 プミップミッ ウテナ「指輪だけは確かにここにあるんだ。あの出会いは、本当のことなんだ。決闘広場、薔薇の花嫁、全部この指輪の導きなのかなー」 ガチャ ウテナ「あ……」 アンシー「おはようございます。ウテナ様」 カチャカチャカチャ ウテナ「ごちそうさまー 朝と夜は、この2人きりの生活が続くわけかー」 アンシー「静かでいいですねー」 ウテナ「君さあ」 アンシー「はい」 ウテナ「君、クラスでもいつも1人だけど、本当に友達とかいないの?」 アンシー「いますよ?ここに」 チュッチュッ。 ぢゅー、ぢゅー!スポン! ウテナ「ま、それはそれでいいとしてだ その、ウテナ様っていい方はやめてよね」 アンシー「いけませんか?」 きゃー、ウテナさまよー! ウテナさまー、おはようございまーす ウテナ「やあ、おはよう」 ウテナさまー おはようございまーす ウテナ「おはよー。おはよー あ。や、みんな確かにウテナ様って呼んでるけどさ、君の場合、なんか冗談になんないんだよなー」 アンシー「でも、私はウテナ様とエンゲージしましたから」 ウテナ「だからやめてくれよ、そのエンゲージしたとか薔薇の花嫁、ってのは」 アンシー「でも」 ウテナ「あのねー、こう見えても僕は健全な女子なの!花嫁とかそういうのじゃなくて、健全な男子にしか興味ないの!」 桐生「いやー、それはよかった」 ウテナ「ええ……」 桐生「どもー 健全な男子、生徒会長の桐生冬芽です」 アンシー「ふふっ、おはようございます」 ウテナ「親しいの?」 桐生「それはもう……なにせ彼女は薔薇の花嫁なのですから」 ウテナ「そうか。あんたもあの決闘ゲームとかの仲間なのか」 桐生「そのこと、誰かに話した?」 ウテナ「あんな馬鹿なこと誰にも話せるもんかー」 桐生「結構。いやー、怒った顔も凛々しくて素敵だねぇ。 天上、ウテナくん?」 ウテナ「んー……」 バシーン! ウテナ「気安いな。生徒会長さん」 桐生「そうとんがるなよ。もっと仲良くしようぜ。 俺と君は、満更縁がない訳じゃないんだ」 ウテナ「あ…… あ…… あんたは…… あんたはなんでそれを持っているんだ?」 桐生「もちろん、君と出会うために決まってるじゃないか」 ウテナ「……あっ」 ウテナ(まさか) 桐生「フッ 君とはもっと、親しくなりたいな」 ウテナ「えっ」 カーン、コーン、カーン ウテナ(まさか、彼が) 桐生「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでゆく。我らが雛は、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでゆく。世界の殻を破壊せよ!」 ジジジジ、ガチャン! 桐生・樹璃・幹「世界を革命するために!」 桐生「昨日、再び西園寺が天上ウテナと決闘し、敗れた」 カチッ 幹「西園寺さんは、昨日から部屋に閉じこもったまま、今日は学園に来てないそうです」 樹璃「奴のことなどどうでもいい。それより天上ウテナだ。彼女もまた、我々同様世界を革命しようとしているのか?」 桐生「いや、彼女は我々と違い、世界の果てからの手紙を受け取っていないようだ」 樹璃「ならどうして、薔薇の刻印を持っている」 桐生「さて、どうしてかな」 若葉「ウーテナー!」 ウテナ「うおっうおっうおっ」 若葉「ウテナさまー。キャー」 ウテナ「うおっとお!」 スタッ ウテナ「若葉、今のはかなり危険だったよ」 若葉「そう? あら、冬芽さんを見てたのね?うん、なるほどそういうことか」 ウテナ「何がそういうことだよー」 若葉「フーン、でもあの人止めた方がいいわよ」 ウテナ「んー?」 若葉「学園一のプレイボーイで、かなりの子が泣かされてるって、噂!」 ウテナ「そんなプレイボーイが、白馬の王子様なわけないか」 若葉「んー? あ、そういえばウテナって、寮は誰と同室になったの?」 ウテナ「姫宮アンシー」 若葉「えっ、マジ……」 ウテナ「んー……」 若葉「んー、外したわね」 ウテナ「外したって?」 若葉「あの子って、案外男子にモテるみたいで、よくない噂聞くんだよねー」 ウテナ「噂?」 バシッ 女子生徒「あんたのせいよ!あんたがタラしこんだから、私たちの西園寺さんは駄目になったんだ」 女子生徒B「西園寺先輩、剣道部もずーっと休んじゃってんのよー!」 女子生徒C「怖い子」 女子生徒「私たちの西園寺さんを、返してよ!」 女子生徒B「なんとか言いなさいよ!」 七実「何をしてるの?」 「あっ 七実さま!」 七実「一体これは何の騒ぎかしら?場合によっては生徒会に報告せねばいけませんねー」 女子生徒「い、いえあの」 女子生徒B「ち、違うんです」 七実「フーン」 「失礼しますっ」 七実「大丈夫?」 アンシー「ええ、どうもありがとう。あなた、七実さんでしたっけ」 七実「姫宮先輩は男子生徒に人気があるから、つい恨まれちゃうのねー」 アンシー「えっ」 七実「わたくし達1年の男子にも、姫宮先輩は一番人気なんですー。何しろ今年のダンスクイーンとしてノミネートされてるんですから」 アンシー「ダンスクイーン?」 七実「この週末のダンスパーティーで、学園一のダンスクイーンを選ぶことになっているの。姫宮先輩はその1人にノミネートされてるんですよー?必ずいらしてくださいね?男子達が喜ぶし、わたくしも、姫宮先輩と仲良くなりたいって、ずっと前から思ってたの」 アンシー「はあ……」 七実「んふふっ」 アイキャッチ アンシー「うーん……えいっ!やーだー、引っかかっちゃった〜」 ウテナ「あのさあ、姫宮」 アンシー「はい」 ウテナ「君は本当に友達いないの?」 アンシー「いますよ?ここに」 チュチュ「ぢゅ!?」 ウテナ「あー……それはそれでいいとしてもだ」 ピンポーン ウテナ「ん?」 男子生徒「姫宮アンシー、天上ウテナ様、お届け物を持って参りました」 男子生徒「ダンスパーティーのクイーンにノミネートされた証として、実行委員会も、このドレスを送らせていただきます」 ウテナ「あー」 アンシー「あ」 ウテナ「あー」 男子生徒「週末のパーティーには是非、それを着て出席してくださいますよう、委員会一同、心よりお待ちしております」 ウテナ「すごいなー」 アンシー「ウテナ様のは?」 ウテナ「えー」 男子生徒「それから、こちらの箱はウテナ様へ、桐生会長からです」 ウテナ「えー、僕にー?でも僕は関係ないよ。招待もされてないしさー」 男子生徒「箱の中に、招待状とメッセージカードがあるはずです。では、失礼します……」 ウテナ「うっ、げげー。なんだよこれー。僕がこんなの着て、パーティーに行くとでも思ってんのかなー」 アンシー「行かないのですか?」 ウテナ「うん、興味ないからね」 アンシー「では私も」 ウテナ「ええ?なーんでー?せっかくダンスクイーンにノミネートされているんだろ?」 アンシー「でも私、人が大勢いるような場所は苦手なんです」 カコ アンシー「なんだか、みんな同じような顔の人に見えて、怖いんです」 ウテナ「……」 アンシー「さ、今度はチュチュの番よ?」 ウテナ「いや、君は行った方がいい。是非行くべきだよ!君には友達が必要だ!」 チュチュ「ちゅ?」 ウテナ「いや、そうだけど。もっと沢山作るべきだ!」 アンシー「フ。ウテナ様がそう言うのなら」 ウテナ「うん それにしてもあの男、何考えてるんだか」 ゴーン A子「かしらかしら、ご存知かしらー?」 B子「あーら奥様、ご存知ざますー」 犬「ワンッ」 A子「間も無く開かれる舞踏会の噂で、都は今、もちきりざます」 犬2「ワンッ、ツー」 A子・B子「ずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃ」 犬「ワンッ」 A子「舞踏会といえば聞こえはいいザマスが、早い話しがボーイハントザマス」 B子「最近お嬢様には困ったものザマス」 犬2「ワンッ、ツー」 A子・B子「ずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃ」 犬「ワンワンッ」 A子・B子「破廉恥ザマス〜」 ガチャ 七実「だーれだ」 桐生「よせよ、七実」 七実「いい夜ですわね。お兄様。ンフッ」 桐生「甘えん坊だな、我が妹君は」 男性「みなさま、今宵、よくぞお越しくださいました。恵多き春の一夜を楽しく催したこのささやかなダンスパーティーは、同じにまた、我らがダンスクイーンを選ぶ、コンテストでもあります。どうかみなさま、ご協力ください」 パチパチパチパチ 女性「ウテナ様だわー。かっこいい姿も決まってるけど、ドレス姿もきまっているわー」 女性「ウテナ様ー」 女性「ウテナ様ー」 七実「いかが?最近お兄様姫宮さんのことばかり話してるから、七実が招待したのー」 桐生「天上、ウテナ……」 ウテナ「やっぱりこんなもん着てくるんじゃなかったー」 アンシー「すみませんウテナ様。私のために、恥ずかしい格好を」 ウテナ「恥ずかしい?そうなのかー?」 七実「よくいらしてくださいましたー。姫宮先輩?」 アンシー「あ、七実さん」 七実「そのドレスとっても素敵ー。よくお似合いですわー。ンフッ」 アンシー「ありがとう」 七実「さ、ノミネートされた方はこちらにいらして?」 アンシー「あ、あの……」 ウテナ「なーんだ。姫宮にもちゃんと友達が居るじゃないかー」 チュチュ「ぢゅ……」 ウテナ「いや、それはそれとしてもだ」 桐生「素晴らしい!」 ウテナ「ええ?」 桐生「想像、以上だ!」 ウテナ「あ、何を想像したのかは知らないけど、こんなの僕には似合わないよー」 桐生「何を言う。君こそ、この学園のクイーンだ。そのドレス姿で、俺と踊ってくれると嬉しい」 ウテナ「うっ」 桐生「俺たちは、絵になるカップルだと思うけどな」 コツコツコツコツ アンシー「あ、あの……」 女子生徒「七実様?ちゃんと送ったドレスを着てきましたねー」 女子生徒B「よく似合ってますこと」 七実(わたくしからお兄様を奪う人は、恥をかいてもらうわ) アンシー「はっ!」 ポンッ、シャーーーーー アンシー「キャー!」 ボーイ「こ、これは。し、失礼いたしました」 女子生徒「フフフフフ」 七実「あーら。せっかく私が送った特別製のドレスを濡らしちゃうなんて。そのドレスは水に濡れると大変なのよ?」 桐生「さ、踊ろう」 ウテナ「アッ、やめてくれ。 だいたい、こんなパーティーは僕の趣味じゃないんだ」 桐生「じゃ、なぜ来てくれたのかな?」 ウテナ「それは……」 桐生「それは?」 ウテナ「もしかしたら、あんたが」 桐生「俺が、何?」 ウテナ「……」 「キャー!」 ウテナ「あっ! 姫宮!」 桐生「七実の仕業か。どういうつもりだ。いいところだったのにな」 ウテナ「姫宮ー!」 七実「何?あれは」 ガチャン 「キャア!」 アンシー「ウテナ様」 ウテナ「踊ろう姫宮」 バッ チュチュ「ちゅっ」 ガシャン! 七実(計画通りに運んでたのに、あの子何者!?) 桐生「七実。 おいたも、ほどほどにな」 七実「さあ、何のこと?それより姫宮さんと踊ってる子、誰?」 桐生「天上ウテナだ」 七実「天上ウテナ?」 桐生「ああ。イカすだろう? しかし、俺の送ったドレスを脱ぎ捨てるとはね……」 七実(お兄様が…… あの女にドレスを……? あの女に!) 次回予告 ウテナ「薫幹。通称ミッキー。ピアノとフェンシングの腕は全国レベルの美少年!」 アンシー「まあ」 ウテナ「まだ中一なのに、大学のカリキュラムを受けてる超秀才!」 アンシー「すごいんですねー」 ウテナ「彼は生徒会でも、唯一決闘に反対している人みたいなんだ。それどころか、姫宮の家庭教師さえしてくれるって言ってくれてるんだ」 アンシー「がんばっておもてなしをします」 ウテナ「次回、少女革命ウテナ 光さす庭・プレリュード 」 アンシー「絶対運命黙示録」
https://w.atwiki.jp/smoksang2/pages/152.html
ガーディアンシールド使用者:篠山ミツル・機械兵ガレウス 分類:キーパー技(化身使用) 初登場:話 化身である機械兵ガレウスを繰り出す 腕をクロスさせ気を溜め、跳びあがる 拳を合わせるとともに、ガレウスがシールドを突き出す 剣城のロストエンジェルに対して使った技。 踏ん張ったものの破られてしまう。さらに神童のフォルテシモには化身もだせず点を決められる始末。 なんだかんだで地味な必殺技である。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/7324.html
エリザベスアンシートン(エリザベス・アン・シートン) キリスト教の学校、孤児院の守護聖女。 アメリカ人最初の守護聖人とされる。 記念日は1/4。 別名: エリザベスアンベイリーシートン (エリザベス・アン・ベイリー・シートン)
https://w.atwiki.jp/qujila/pages/233.html
簡易掲示板 なにかありましたら、こちらへどうぞ。 -- やっき (2005-05-03 09 58 27) 情報収集部隊がんばります -- いけ (2005-05-04 11 49 06) はじめまして・・。あのぉ・・、くじらブログを見たら、3月にライブって、書いてあったんですけど、何か情報ありませんか?す、杉林さんに直接、聞いたほうがいいでしょうか?? -- アンシー (2008-02-25 00 08 13) 予約開始されたようですね。いけるといいなぁ・・。 -- アンシー (2008-03-01 03 39 12) 本日、ライブですね♪ -- アンシー (2008-03-29 05 53 21) 返事が遅れて申し訳ありません。無事予約できてなによりでした。ライブも良かったですね。 -- やっき (2008-03-30 13 24 04) ハイ、ほぼ、20年ぶりに、お姿を拝見しまして、ぜんぜん老けてないので、びっくりしました。主人も、CDよりライブのほうがいいねって、結構気に入ってたみたいでした♪ -- アンシー (2008-03-30 22 06 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cgwj/pages/371.html
この設定は2023年12月18日 (月) 22時24分31秒に廃止されました。後継ページはリパラオネ/ユミサ/ルアンシーです。 ルアンシー (ルアンシーの旗) 国家 国家 ルアンシー共和国 歴史・政治 歴史 ルアンシーの歴史 政治 ルアンシーの政治ルアンシーの指導者一覧 軍事 軍事 ルアンシーの軍事 兵器 技術・産業 技術 ルアンシーの技術 産業 ルアンシーの企業 地理 領域 ルアンシーの領域 言語 言語 ルアンシー語リパライン語ルアンシー人の命名 文化・宗教 宗教 ルアンシー人の宗教 文化 ルアンシーの食文化ルアンシーの服飾ルアンシーの建築 国民 人物 人物一覧 ルアンシー人一覧 福祉 教育 ルアンシー(ルアンシー語:Luang si 、理:luangsi)とは、クラナ系民族の一つである。自称はLuang si(ルアンシー)。 目次 概要 関連記事 概要 関連記事
https://w.atwiki.jp/makolifework/pages/43.html
ウテナ「結局、こういうことになるんだね、ミッキー」 幹「ええ、僕はあの音楽を取り戻さなきゃならない。だから、どうしても花嫁が必要なんだ」 ウテナ「君は、ピアノの前に座っている方が、似合っているのに」 樹璃「全くだな」 幹「薔薇の花嫁は、僕のものにしますから!例え、あなたを傷つけても!」 ビュウウウウ (ピアノの音) カツカツカツ パチパチパチ 七実「素晴らしいわ。幹のピアノ。この学園の誇りね〜。先日のパーティーもあなたの演奏のおかげで随分花を添えられたわ。でも、どうしてコンクールの出場をやめちゃったの?先生たちがっかりしてたわよ?」 ポーン 幹「このピアノ、少し音がずれているようだけど」 七実「そお?先週、調律させたばかりよ?」 ポーン 幹「なら、調律が必要なのは僕の方かもしれない」 (ピアノの音) 七実「1人の時はいつもその曲を弾くのね」 幹「僕は本当はこの曲しかピアノを弾く理由はないんだ。僕がピアノを続けているのは、ある人にこの曲を聴いてもらいたいからなんだ」 七実「ある人?」 幹「でも、僕はまだこの曲を思うように弾けない。ふぅ。どうしても求める音にならないんだ」 七実「そんなぁ。わたくしはこれでOKよ?幹の気持ちは十分に伝わってくるわ〜……ああ?」 幹「これはね、自分の中に永遠の美しさを持ってないと弾けない曲なんだ」 七実「その曲の名前は?」 幹「光さす庭」 若葉「参った〜。これまでで最悪の点数だわ」 ウテナ「うーん、大変だねそりゃ」 若葉「だいたいさー、数学なんて九九が言えればそれでいいのよ」 ウテナ「論理的な思考力を育てろってことだろ?」 若葉「でもママが言ってたわよー。論理的なことは、全て男に押し付けるのがいい女だ」 ウテナ「あっそ」 若葉「はぁ。いいわよねー、あんた数学得意だもんねー」 若葉「嘘ー!あんた数学いつもこんなに悪くないでしょー?」 ウテナ「ちょっと油断した」 若葉「ダメよー、論理的な思考力を育てなきゃー」 ウテナ「おい……。ともかく、こんな点数ならルンルンしてられないよなー」 若葉「大変ねー」 アンシー「ルールン♪ルールン♪」 ジャーーーーーー アンシー「フンフンフン♪」 バシッ! ガシャッ 女子生徒「私たちがどれほどミッキーのこと好きか知ってるわよね」 女子生徒「聞いたわよ。あんたのせいで、私たちのミッキー、コンクールに出るの止めたって言うじゃないの!」 アンシー「私、知りません」 女子生徒「嘘、ミッキーに余計なこと言って自信なくさせたんでしょー」 女子生徒「そうよ」 アンシー「私、そんなこと言ってません」 バサッ カチッ 幹「君たち!何をしている!」 女子生徒「ああ……!」 カツカツ 幹「なんだか、僕のことで誤解されて、言いがかりをつけられていたみたいですねー。本当に、申し訳ございませんでした」 アンシー「ありがとう」 パララ(ピアノの音) 幹「いえ……」 ウテナ「んー?あれー」 若葉「ん?なあに?」 ウテナ「姫宮と一緒にいる男の子、誰?」 若葉「あら、ミッキーじゃない」 ウテナ「ミッキー?」 若葉「え、知らないの?1年生の薫幹君。ピアノとフェンシングの腕は全国レベルの美少年でー、まだ中1なのに、大学のカリキュラムをいくつか受けている超秀才よ」 ウテナ「へー」 若葉「でもってねえ?上級生の女子に、すっごい人気で、ミツコ達なんか大騒ぎよー」 ウテナ「ふーん」 若葉「でも」 ウテナ「ん?」 若葉「なんで姫宮アンシーとミッキーが一緒にいるのかしら」 ウテナ「うん」 カタカタ カチッ ポン 樹璃「や」 幹「樹璃先輩!」 樹璃「部室にも生徒会室にもいないと思ったら、図書館でお勉強とはねー。誰かの答案、添削をしているのか?」 幹「ええ、ちょっと」 樹璃「へー。他人とは距離を置きたがる君が珍しいじゃないか」 幹「ねえ、樹璃先輩」 樹璃「ん?」 幹「幸せっていうのは、案外身近にあるものなのかもしれませんね」 樹璃「は?それにしても、すごい答案用紙だなー。一体誰のだ?」 リーリーリー(虫の音) 幹「一応直してみました」 アンシー「あ……」 幹「その先生は、いつもそういうひっかけ問題を出すんですよねー。以後注意してみてください」 ウテナ「いいよなー、添削してもらえて。やっぱ持つべきものは論理的なボーイフレンドか?」 幹「天上先輩!」 ウテナ「ん?」 幹「薫幹です。宜しくお願いします」 ウテナ「僕のことしってるの?」 幹「もちろんです。あなたは今、僕たちの間では有名人ですから」 ウテナ「僕たち?」 幹「これですよ」 キラリーン ウテナ「あ!君も奴らの、生徒会の一味なのか?」 幹「えっ」 ウテナ「やっぱ君も薔薇の花嫁を狙っているわけ?」 幹「え、え。誤解しないでください。僕は生徒会メンバーではありますが、姫宮さんを決闘で花嫁にしようとは思っていません。本当です。これは、今度の追試に出そうな問題のヤマです。このノートに書いた公式さえ覚えていれば、だいたいクリア出来ると思います」 アンシー「ありがとう」 パラララ(ピアノの音) 幹「いえ」 ウテナ「ふ。でも、かなり彼女のことを気にしているように見えるけど?」 チュチュ「ちゅ……」 幹「彼女は、姫宮さんは、僕の知っている子に少し似ているんです。それだけです!天上先輩と決闘するつもりなんか、ありませんから」 ウテナ「当たり前だよ。君たち生徒会のおかげで、僕たちがどれだけ迷惑を受けているか分かる?なんだか知らないけど、君たちが決闘だのなんだのってくだらないことに巻き込むから、僕たちはこうして追試まで受ける羽目になっちゃったんだ」 幹「僕たちって、先輩も追試なんですか?」 ウテナ「う……う……いやあ、うー、そうなんです」 アイキャッチ (ピアノの音) 桐生「いいね、今日のは。テクニックでねじ伏せるようないつもの迫力じゃなくて、なんだか音に潤いを感じるよ。前に言ってた、輝く者でもみつけたのかな?」 幹「ええ。そうかもしれません。僕は、ずっと亡くしていたものを、ついに取り戻せるかもしれないんです」 桐生「それは羨ましいな。その輝く者が取り戻せたら、是非、俺にも教えて欲しいね」 七実「何が輝く者よ!」 A子「かしらかしら、ご存知かしら」 B子「小学校の時、初めて付き合った子は、クラスで1番算数の出来る子でしたー」 A子「あらー初耳。その頃にもう彼氏がいたの?」 B子「ギロ。あたしがあたしがプロレスとぉー、にんにくラーメン大盛り!」 A子「〜〜〜」 A子「君がどういう子か分かったよ」 B子「って言ってそれっきりになっちゃったのにー」 A子「おー、恋する者よ、夢見る恋のワンコードよ」 B子「本当の彼女の正体を」 A子「果たしてあなたはご存知かしら?」 A子・B子「かしらかしら、ご存知かしら〜」 キンコーン ウテナ「はーい」 ガチャ ウテナ「ああ」 幹「遅くなってすいません」 ウテナ「や、待ってたよ。どうぞ」 幹「あの。実は……」 ウテナ「ん?」 七実「わたくしもご一緒してよろしいでしょうかー?」 ウテナ「あれー、君は確か」 七実「七実ですぅー」 ウテナ「幹君の彼女?」 幹「ち、違いますよ!」 七実「む」 ウテナ「ま、入ってよ。姫宮も中で待っているからさー」 幹「お邪魔しまーす」 七実「お邪魔しまーすぅ」 キィ、ガチャン 幹「へー。この寮ってお化け屋敷って呼ばれてるけど、中は綺麗なんですねー」 七実「いい部屋ですよねぇ」 ウテナ「ああ。姫宮が毎日、マメに掃除してくれるからねー」 幹「姫宮さんて、綺麗好きなんですねー」 七実「凄いわ、わたくし関心しちゃう」 七実(フン、見てなさい。姫宮アンシーを可愛いなんて思うのも今のうちよ) 幹「いいなー、天上先輩は。こんな女性らしい人と住めて」 ウテナ「嫌味かー?」 (七実妄想) 七実「姫宮先輩?消しゴム貸してくださいね〜。ああ〜ん、でんでん虫よー、でんでん虫がいるわー」 ウテナ・幹「ええ!」 七実「この人筆箱にでんでん虫なんか入れてるわ!」 ウテナ「姫宮!見損なったよ!」 幹「僕幻滅しちゃいました!」 七実「おーほっほっほっほ。これまでねえ、姫宮アンシー」 七実「なーんてことになるのよ。名付けて、まあ姫宮アンシー筆箱にでんでん虫入れてる作戦!」 (妄想終了) 幹「なんか言いました?」 七実「いえ何も?」 幹「じゃあ、一般公式から始めましょう」 ウテナ「うわ〜」 幹「大丈夫ですよ、やり方さえ覚えれば、パズルみたいなものです」 七実「姫宮先輩?消しゴム貸してくださいね〜?」 七実(ふふふ、姫宮アンシー、覚悟なさい!) パカッ 七実「キャーーーーーーーーー」 七実「ででででで、でんでん虫よ!でんでん虫がいるわー!」 アンシー「あら、これかたつむりさん達のお家なんですよー」 ウテナ「そんなとこで飼うのはやめろって言ってるんだけどね〜」 幹「でも可愛いですよー。なんだか、姫宮さんらしいな〜」 七実「で、でんでん虫よ!可愛いでんでん虫なのよー!?」 アンシー「キャサリン、ジュリエット、マルセリーナ、また後でね?」 カチャ、カタ 七実「ああ……ああ」 カチッ 幹「分かりました?天上先輩。ここで引っかかっているんですよ」 ウテナ「えー、どこぉ?」 幹「この場合は、」 七実(そういうことなら仕方ないわね) (七実妄想) 七実「まあ、なんて可愛らしい机?わたくしもこういうのが欲しいわ」 七実「アアアーーーーーン」 七実「青大将よ、青大将がいるわ!」 ウテナ・幹「えー!?」 七実「この人引き出しに青大将なんか入れてるわー!」 ウテナ「姫宮!見損なったよ!」 幹「僕、幻滅しちゃいました!」 七実「オーッホッホッホ、ついにこれまでね姫宮アンシー!」 七実「なーんてことになるのよ!名付けて、まあ姫宮アンシーって机の中に青大将飼ってる変な子だわ作戦」 (妄想終了) 幹「なんか言いました?」 七実「ハッ、いえ、何も?」 ウテナ「三角形ACPで、線BXと並行な線がCPだからー」 七実「まあ、なーんて可愛らしい机!わたくしもこういうの欲しいわー」 ピカーン 七実「うっ……!」 七実「青大将が。昨夜徹夜で捕まえたわたくしの青大将が〜」 アンシー「ああ、そこはマングースくんのお家になってるんですよー」 ウテナ「そんなとこで飼うのはやめろって言ってんだけどね〜」 幹「でも可愛いですよ。なんだか姫宮さんらしいなー」 七実「マングースよマングース!あんた達変だと思わないの!」 アンシー「今お勉強中だから、また後でね〜。そう、蛇さんおいちかったの〜。そう」 七実「はぁぁ……」 カチッ ウテナ「うーん、ここはどうなるわけ?」 幹「ここはこう」 ウテナ「へー」 幹「できましたか?」 ウテナ「そうねー」 七実「そう、そういうことなの。これだけはやりたくなかったけど、そういうことなら仕方がないわね」 ジャーン(タコ) (七実妄想) 七実「ああーん!生タコよ、生タコがいるわ!」 ウテナ・幹「ええー!」 七実「この人クローゼットに、生タコなんか入れてるわー!」 ウテナ「姫宮、見損なったよ!」 幹「ぼく幻滅しちゃいました!」 七実「オーホッホッホ!ドカーンとこれまでね、姫宮アンシー!」 七実「なーんてことになるのよ、絶対!名付けて、何と姫宮アンシークローゼットの中に生タコ飼ってる変な子だわ作戦」 (妄想終了) 幹「なんか言いました?」 七実「いいえ、何にも」 七実(フッフフフフ。今度こそは……この生タコで……!ギャフンと言わせてやるわ!姫宮アンシー!) 七実「ギャフンというのよ!この生タコで!オーッホッホッホ!、いざ!」 ウテナ「あ?」 ガチャ 七実「あ、ああーーーーーーーーー!生タコ生タコ生タコ生タコ!あ〜あ〜!」 ウテナ「そこ、勝手に開けると危ないよ」 七実「嘘よ。いくらなんでもこれは夢よ。こんな巨大な生タコが、生タコの足が〜〜〜〜〜」 幹「それ、去年の学祭で使ったアドバルーンですよね〜」 アンシー「捨てられたのがかわいそうだったから、ここに匿っているんです」 ウテナ「いいかげん捨てるように、君からも言ってくれない?」 幹「でも可愛いですよ〜。なんだか姫宮さんらしいな〜」 カン 七実「あああ……」 幹「これでX=3になるんですよ。あとはこれで代入して、この一次方程式を解けば……あ」 ウテナ「あー、なるほどー。3+Yが、うーんと」 幹「だから」 ウテナ「ああ、出来た!これでどう?」 幹「当たりです!」 ウテナ「なるほど。流石超秀才、授業より分かりやすいやー」 幹「えっ、いや、そんな」 アンシー「キャハハッ」 ウテナ・幹「ん?」 パラパラパラパラ アンシー「うふふふ。あっはっはっは」 ウテナ「真面目にやろうよ、追試は来週なんだからさ〜」 アンシー「はい、ウテナ様……くっ、ふふ」 カーン、カーン、カーン、カーン、カーン ウテナ「もうこんな時間かー。幹くん!」 幹「はい」 ウテナ「何か軽く食べようか。七実くんもさ!」 七実「……」 幹「七実くん?」 七実「あっ、は、はいお夜食ですね。実はわたくし、今日お弁当作ってきたんですー。みなさんのお口に合うといいけどー」 ウテナ・幹「あー」 サクッサクッサクッ 七実「ふふっ、ふふふっまた動物……。これも姫宮先輩のお友達なんですよねー」 アンシー「チュチュ、ダメよ勝手に!」 シーシー チュチュ「げぷう」 七実「この動物……」 アンシー「ごめんなさい。私が代わりにお料理作ってきます」 アンシー「レモンといちごを一緒に食べると美味しいんですよ?」 ウテナ「あーそう」 幹「ホントだ、美味しいなー」 アンシー「私の得意料理なんです!」 幹「そうなんですかー!メモしとかなきゃ」 ウテナ「シロップもうちょっと欲しいなー」 アンシー「七実さん?溶けないうちに、召し上がって?」 七実「冗談じゃないわ……」 アンシー「え?」 幹「先輩に向かって、その言葉遣いはないだろう?」 七実「筆箱にでんでん虫入れて引き出しにマングース飼ってクローゼットに生タコ風船隠して……」 チュチュ「ぢゅー!ぢゅー!」 七実「おまけに夕食がかき氷なんて!お腹壊すでしょう?わたくしは、お腹が弱いのよ!?」 幹「かき氷って好きだけどな〜」 ウテナ「お腹が弱いとは残念だったなー」 ドンッ! 七実「かき氷とお腹の話してんじゃないわよ!なーんでみんなこの人に関心を持つのよ!」 幹「君だって、姫宮さんと友達になりたいんじゃなかったのか?」 七実「何のこと?幹こそ彼女が好きなんでしょ?白状なさい!」 幹「そのお……」 ウテナ「あっ、あれー?姫宮がいなーい」 幹「ホントだ」 ウテナ「強引に勉強会なんかやったのがまずかったのかなあ」 アンシー「夕食は、たこ焼きの方がよかったかしら」 チュチュ「ちゅー?」 ウテナ「僕、ちょっと見てくるよー」 幹「僕も行きます」 ウテナ「あ」 幹「えっ」 (ピアノの音) 幹「ピアノだ」 七実「あなたがいつも弾いてる曲だわ」 チュチュ「チュチュッチュ、チュチュ、チュ」 ウテナ「へー。姫宮ってピアノ弾けるんだー」 幹「は……! 妹の音色と、同じだ。あの光さす庭だ」 幹(ああ……見つけた。輝く者を!) 次回予告 ウテナ「姫宮ー。ミッキーのためにピアノを弾いてあげなよ。なんだか彼、きみのピアノに思い入れがあるようだし」 アンシー「ウテナがそうしろとおっしゃるのなら」 ウテナ「いや、僕が言ったからじゃなくて、ミッキーのためにさ」 アンシー「私は薔薇の花嫁。エンゲージした方の思うがままです」 ウテナ「目を覚ませよミッキー、そんなやり方で姫宮のピアノを手に入れようとするなんて、間違ってる!」 ウテナ「次回、少女革命ウテナ、光さす庭・フィナーレ」 アンシー「絶対運命黙示録」
https://w.atwiki.jp/kwart/pages/6.html
ジャパンシーフーズの商品 ジャパンシーフーズの商品について。 ジャパンシーフーズが取り扱っている商品をご紹介します。 ジャパンシーフーズは主に、長崎沖で獲れた新鮮な鯵と鯖を福岡県で商品化しその日のうちに日本各地へ販売しています。 ジャパンシーフーズでは、鯵と鯖を生食用の刺身に加工しています。ジャパンシーフーズの製品は業務用が中心で、全国の量販店に納品しています。また、お茶漬シリーズは一般家庭向けへ販売されています。 ジャパンシーフーズが現在取り扱っている製品は以下の通りです。 あじ(たたき・フィーレ)あじフィーレ あじタタキ 胡麻あじ 生姜あじ 柚子胡椒など さば(生さば・〆さば)生さば 胡麻タレ付 あと引き醤油タレ付 〆鯖 梅紫蘇〆鯖 ゆず〆鯖など お茶漬ごまあじ茶漬 鯛茶漬 真さばごま茶漬 いか明太茶漬 あなご茶漬 ジャパンシーフーズ
https://w.atwiki.jp/kwart/pages/5.html
ジャパンシーフーズの技術 ジャパンシーフーズの技術についてご紹介します。 ジャパンシーフーズの食品研究室 ジャパンシーフーズには食品研究室があります。 ジャパンシーフーズの食品研究室は、平成7年に本社でスタートし、その後年々研究に携わるメンバーも増えて行きました。そして平成17年8月には、東区社領に設備も新しく「食品研究室」として移転し、快適な環境で日々研究が行われています。 ジャパンシーフーズの品質管理 ジャパンシーフーズの品質管理では、魚・商品に対しての微生物検査(一般生菌・大腸菌群など)や理化学検査(アレルギー 物質など)、働く人の手や身につけている物のふき取り検査、機械や器具の衛生状態 の検査、作業場の落下菌検査などを行っています。 品質管理室で行った微生物検査結果を工場へフィードバックし、衛生状態の向上に 繋がるよう衛生指導を行うとともに、商品の安全面から見た品質を保ちます。 ジャパンシーフーズの研究開発 ジャパンシーフーズ食品研究室による研究開発では、アジ・サバ等の未利用資源を使った新商品が開発されています。それが「ごまあじ茶漬け」です。 2年の開発期間を掛けて造られた「ごまあじ茶漬け」は第21回全国水産加工品総合品質審査会全水加工連会長賞を受賞。他にも新商品を開発しています。 ジャパンシーフーズ
https://w.atwiki.jp/kwart/pages/7.html
ジャパンシーフーズのあじ ジャパンシーフーズの主力商品には、「アジたたき」や「アジフィーレ」などがあります。ジャパンシーフーズのこれらの商品は、生鮮加工食品で同社の売上高の95%を占めています。また、ジャパンシーフーズのもつ「アジ」の加工技術や売上高は日本国内においてトップクラスに位置しています。 ジャパンシーフーズが使用しているアジは、年間を通してほとんどが主に長崎沖産の天然モノです。養殖と違い、天候に左右されますがジャパンシーフーズではあくまで天然にこだわりをもっています。そして冷凍を一切くわえないチルド―生の状態で届けています。 ジャパンシーフーズのあじ商品 あじフィーレ(業務用) あじたたき(業務用)