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えぇっと、まずはつかみの『うらめしや~』だったかなぁ?」 内心ドキドキしていた。 あたしが幽霊になってから初めて人を驚かす日が来たんだ。 世の中には物好きな人もいる物で、格安というだけで「でる」って噂のアパートの一室に住もうって人が居る。 って、そのおかげであたしも嬉しく成っちゃうんだけどね ああ、そうだ、効果音の練習練習…」 ヒュ~ドロドロドロ うん、いい音も出るしこれで驚かせてやるぞぉ。 幽霊は人を驚かしてナンボって、あたしの友達の幽霊さんも言ってた。 まぁ、そのお友達は何だか恨みが晴れて成仏しちゃったんだけど… …っといけないいけない。 集中しなきゃ集中……えぇっと う~ら~め~し~や~ぁ~」 語尾をちょっと延ばしてみた。 おお! これはいいかも! 早く来ないかなぁ、この部屋の新しい住人さん。 あたしの最初の犠牲者。 うふふ…うふふ」 笑みまでこぼれてきた。 だってしょうがないじゃない。 初めてなんだよ 初めて人を驚かすことが出来るんだ。 それにはまずつかみを… つかみが大事…つかみが大事…」 ―――集中してたせいかなぁ? まったく気がつかなかった。 あたしを凝視している目があることを。 つかみが大事…つかみが大事…」 あの…」 ひゃう!?」 突然声を掛けられた。 驚きのあまり、普段あたしは出したこともない声を出してしまう。 その声の主は、果たして目の前にいた。 「ここ、俺の部屋だよね…? もしかして…」 「はわ、あわ…ぅん…」 完全に―――完全に意表をつかれた。 驚かすはずが、最初に驚かされた。 こんなの末代までの恥だ…許さない。 絶対驚かして、その、オ、オシッコを、チ、チビルぐらいの恐怖を与えてやる。 まずは、そう王道のあれだ。 王道って言うのは絶対に失敗しないから王道って言うんだ…ってあの幽霊さんも言ってた。 「う~ら~め~し~や~ぁ~…」 よし、言えた。 コレでつかみは万全。 絶対腰抜かして、オ、オシッコだってちびってるよね? 「………」 ほら、驚きのあまり声も出ない。 うふふ…うふふ……なんか、面白いかも。 「……なにそれ、ギャグ?」 ――――え~っと…? 「ちょ、ちょっと、あ、あたし幽霊なんだよ! こ、怖くないの!?」 思わずいきりたって叫んでしまった。 くぅ、こんなの く~る で冷静な幽霊らしくないよぉ。 でも、そうだ、絶対に驚かすしかないんだから! 「怖くない乗って言われても、俺、見飽きてるし…」 ――――衝撃の事実、相手は強者だった―――― 「み、見飽きてるって!」 「最初は驚いたけどさぁ、もう何回も見慣れてると流石に飽きちゃうんだよね。 それにしても、クク…ウクク…」 目の前の青年は急にお腹を抱えだして肩を振るわせた。 お腹でも痛くなったのかな? ちょっと心配だなぁ 「今時『うらめしや』だって! ウクク、ハーッハッハッハ!」 ―――前言撤回、心配なんてしてあげない。 なによぉ、そんな『今時』なんて! あたしはこう見えても、生前は りゅ~こ~のさいせんたん を行ってたんだからね! 「あ~っはっは…… 久々に大笑いさせて貰ったわ。 サンキュウ」 「あ…ども」 ―――ども、じゃないだろ、あたし! 内心自分で突っ込みを入れつつも、ちょっと頭を冷静にさせてみよう。 あたしは幽霊。 人を驚かすはずの幽霊。 んで、あるアパートの一室に住み込んだ(もちろん内緒で) でも、何かそのアパートは先客さんが居たみたいで、『霊が出る』噂もあった。 で、全然誰も住まなくなって、あたしもいい加減ここから離れようと思ってた矢先に 新しい住民が来るって言うことが決まった。 で、その人を驚かす予定で練習してたんだけど…… 「あ~それにしても、本当に憑いてるなんてなぁ、俺ってついてるかも。 ククク」 こんな下手なだじゃれを言ってるような青年だった。 しかも、幽霊さんには慣れているようで、全然驚いてくれなかった。 「う……」 なんか悲しくなってきた。 あたし、何の為に練習したんだろ… 全部、コイツを驚かす為だったのに… そう考えてたら、涙が溢れてきた。 「あ、お、おい、泣くなよ。 泣くなんて幽霊らしくもないだろ! ……泣く幽霊……ハッハッハ、面白ぇ!」 また笑い出した。 ムカツク。 決めた! 絶対コイツ呪いまくってやる。 古今東西聞いたこともない不幸な目に遭わせてやる! 「フンだ! アンタなんて絶対このあたしの手で 呪い殺してやるんだから!」 まだ涙が乾かない顔で、ソイツを睨んでアタシは消えた。 せいぜい、恐怖に怯えるがいいわ! 「呪い殺すって、ハハ! ボキャブラリーの少ない幽霊だなぁ! ハッハッハ」 ……大笑いしてる。 絶対、絶対、絶対、絶対不幸な目に遭わせてやる!
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ツンデレロック 作詞/タマムシ アンタだれ?へぇ~、変な名前ね。 まぁいいわアンタは今日からアタシの召し使いよ、覚悟しなさい! キレイに掃除しなさいよ、ホコリがまだ残ってるわよ。終わるまでアンタは朝食はなしよ! 勝手に部屋にはいるな!今着替えてる最中なのよ気使いなさい! でも、アンタって寝顔可愛いわよね… なに言ってるんだろアンタ…。
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[英国紳士式裏バリツ] 英国紳士――とりわけヴァンパイアと戦う私立探偵の間で密かに伝えられてきた護身術です。真偽は定かではありませんが、シャーロック・ホームズがその起源であると噂されています。――そもそもかの探偵が実在したのか、という疑問はありますが。 【当て身投げ】(並) 前提:〈柔道〉 上限:〈柔道〉 技能なし値:〈柔道〉-4 〈ステッキ〉や〈柔道〉技能で攻撃を「受け」た相手を即座に投げ飛ばす格闘動作です。通常の〈柔道〉技能による「投げ」は相手の攻撃をうまく「受け」て腕を「掴ん」だ次のターンに投げを試みますが、この格闘動作では「受け」たそのターンで即座に【当て身投げ】で投げを試みることができます。 【腕関節技】(並) 前提:〈柔道〉または〈ステッキ〉 上限:〈柔道〉または〈ステッキ〉+2 技能なし値:〈柔道〉 または〈ステッキ〉 [覇王流合気術]にある格闘動作と同じものです。 【強化受け】 6CP この格闘動作は一種の特徴として扱います。〈ボクシング〉〈柔道〉〈ステッキ〉による受けに+1のボーナスを得ることができます。 【強化掴み】 6CP この格闘動作は一種の特徴として扱います。「掴み」の行える距離が「近接、1」となり、人型でない相手でも「掴み」「投げ」を試みることができます。またこの格闘動作を取得していると即座に「投げ」や【腕関節技】を試みることができます。 【小手打ち】(並) 前提:〈ステッキ〉 上限:〈ステッキ〉 技能なし値:〈ステッキ〉―4 相手の「遠い手首」を狙って攻撃を行う格闘動作です。ダメージは「突き+2/叩き」となります。この攻撃によってダメージを1点でも受けた場合、目標は「生命力±意志の強さ(弱さ)-(受けたダメージ+【小手打ち】技能レベルの5分の1(端数切捨))」で判定を行い、失敗すると武器を落としてしまいます。相手が武器を持たず、素手で戦っている場合には、次のあなたの行動順まで目標はダメージを受けた部位を使った行動に-2のペナルティを受けることになります。 【コンタクト・マテリアル】(並) 前提:〈ステッキ〉 上限:〈ステッキ〉+4 技能なし値:〈ステッキ〉 ステッキを華麗に振るって相手を翻弄し、その隙に強烈な一撃をお見舞いする紳士的な格闘動作です。 【コンタクト・マテリアル】では最初にフェイントを2回、もしくはフェイント1回とステッキによる攻撃を1回行うことができます。フェイントを2回行う場合、この格闘動作の使い手はより結果の良い方を適用します。【コンタクト・マテリアル】のフェイントの達成値には、【動作考察】技能レベルの4分の1(端数切捨)を加えることが可能です。 【コンタクト・マテリアル】の達人(技能レベル20以上)はこの攻撃によるダメージが〈ステッキ〉技能レベルの5分の1(端数切捨)増加します。 【ダッキング】(並) 前提:〈レスリング〉または〈ボクシング〉 上限:〈レスリング〉または〈ボクシング〉+4 技能なし値:〈レスリング〉または〈ボクシング〉 相手の攻撃をかわして懐に潜り込み、可能なら組み付いたり、反撃を行う格闘動作です。この格闘動作は1ターンに1回だけ使用できます。この格闘動作は相手が近接武器か素手による攻撃を試みてきた際に使用を宣言することができます。その攻撃が「突き」であるか「素手」であった場合、【ダッキング】による判定を行います。判定に成功すると、その攻撃に対する「よけ」に【ダッキング】技能レベルの5分の1(端数切捨)のボーナスを得ることができます。このボーナスは〈ボクシング〉技能の「突き」攻撃に対する「よけ」のボーナスと重複しません。 【ダッキング】を使用して「よけ」に成功した場合、「組み付き」「掴み」、もしくは〈ボクシング〉技能による攻撃または〈ボクシング〉技能を技能なし値とした格闘動作による反撃を行うことができます。この時の「組み付き」や「掴み」の判定には【ダッキング】技能レベルの4分の1(端数切捨)のボーナスを得ることができます。 【シャーロック・インパクト】(難) 前提:〈ボクシング〉〈礼儀作法〉 上限:〈ボクシング〉 技能なし値:〈ボクシング〉-5 この格闘動作は極めて紳士的です! シャーロック・ホームズの名に因んだ強烈なパンチです。この格闘動作のダメージは「振り+2/叩き」に各種修正を加えたものになります。代わりにこの紳士的な格闘動作は紳士的故に見切りやすく、相手の能動防御に+2されます。 この攻撃を使用するには疲労点が3点必要です。この攻撃が命中するか、相手が「受け」「止め」を行うと、(原理は不明ですが、紳士的な原理であることは間違いないでしょう)、相手は「生命力-〈礼儀作法〉技能レベルの4分の1(端数切捨)」で判定します。失敗すると爆発します。 この爆発は「〈礼儀作法〉技能レベルの6分の1(端数切捨)Dの防護点無視ダメージとなり、さらに生命力判定を行い失敗すると目標は転倒します。そして仮に生命力判定に成功していたとしても、相手は肉体的朦朧状態に陥ります。 盾破壊のルールを適用している場合、この攻撃の「止め」に成功したキャラクターの盾が爆発します。盾は残りの耐久力に関わらず粉みじんに砕け散ります! 【シャーロック・インパクト】の達人(技能レベル20以上)はこの攻撃による爆発のダメージが1D増加し、相手は能動防御のボーナスを受けなくなります。 【ジャブ】(並) 前提:〈ボクシング〉 上限:〈ボクシング〉+2 技能なし値:〈ボクシング〉-2 素早く相手をひっかき、攪乱する攻撃です。この攻撃は、フェイントを兼ねた2回攻撃です。ダメージは「突き-2/叩き」に各種ボーナスを追加したものとなります。 1度目の【ジャブ】は通常の命中判定を行います。相手は普通に防御することができます。防御の後、1度目の命中判定の成功度を基準にフェイントの効果を決めます。このフェイントの効果は2回目の攻撃に判定します。こちらのフェイントの効果は次の攻撃に影響します。 【ジャブ】の達人(技能レベル20以上)なら、攻撃回数が3回になります。 この格闘動作は「軽荷」以下で両手が空いていないと使用できません。 【脛打ち】(並) 前提:〈ステッキ〉 上限:〈ステッキ〉 技能なし値:〈ステッキ〉―3 「蒼竜流薙刀術」にある格闘動作と同じものです。 【戦術考察】(難) 前提:〈戦術〉 上限:〈戦術〉+4 技能なし値:〈戦術〉 相手の行動について考察を行い、味方に助言を行う格闘動作です。【戦術考察】と相手の〈戦術〉技能で即決勝負を行います。あなたが勝利した場合、次のあなたの行動順まで、目標は呪文の発動判定、命中判定、能動防御、呪文抵抗、防護点に-2の修正を受けます。さらにそのターンの間、半径「知力÷2(端数切捨)」ヘクスにいる選択したあなたがキャラクターに対して、命中判定およびフェイントまたはそれに類する格闘動作の達成値に+2の修正を与え、すべて能動防御と防護点に+1の修正を与えます。 【動作考察】(並) 前提:〈嘘発見〉 上限:〈嘘発見〉+4 技能なし値:〈嘘発見〉-3 この格闘動作を習得していると〈ステッキ〉〈ボクシング〉による攻撃および[英国紳士式裏バリツ]に格闘動作によるダメージに技能レベルの5分の1(端数切捨)を追加することができます。またこの技能はあらゆるフェイントへの対抗としてすることができます。 【動作考察】の達人(技能レベル20以上)は、フェイントによって受けた能動防御へのペナルティを半分(端数切上)にすることができます。 【真実を射抜く瞳】(難) 前提:〈嘘発見〉 上限:〈嘘発見〉 技能なし値:〈嘘発見〉-6 真実を射抜くこの流派の奥義です。探偵の目からすべてを暴くビームが放たれます。【○○ちゃん目付き悪ッ!】と呼ばれることもあります。 この攻撃を試みると、疲労点を3点消費します。対象に知力を致傷力の基準とした「突き/刺し」ダメージに、〈嘘発見〉技能レベルの5分の1(端数切捨)を与えます。これは射撃攻撃として扱い、「正確さ+5」「半致傷知力m」「最大射程知力×2m」「連射6」「反動1」となります。この攻撃に対しては、相手の防護点を半分(端数切上)にし、すべての能動防御が-3されます。 【真実を射抜く瞳】を使用すると、「6-(【真実を射抜く瞳】技能レベルの5分の1(端数切捨)」ターンの間「近視」の状態になります。この「近視」は眼鏡を身に付けていてもペナルティを軽減することができません。 【マンガでわかる!紳士のライフスタイル】(難) 前提:〈外交〉敏捷13+ 上限:〈外交〉 技能なし値:〈外交〉-10 この流派に伝わる紳士としての立ち居振る舞いです。この格闘動作は習得しているだけで効果があります。医学系技能、学術系技能、〈外交〉を除く社会系技能、盗賊系技能および〈ナイフ〉〈ステッキ〉〈ボクシング〉〈格闘〉〈柔道〉〈銃器/種別〉〈準備/種別〉〈再装填〉〈電子機器/保安システム〉〈診断〉〈コンピューター操作〉〈記録〉の技能レベルにこの格闘動作の5分の1(端数切捨)だけボーナスを受けます。加えて音声系呪文、幻覚/作成系呪文、情報伝達系呪文、知識系呪文、食料系呪文、精神操作系呪文、知識系呪文、治癒系呪文、死霊系呪文、物体操作系呪文、防御/警戒系呪文、〈ステッキ〉〈ボクシング〉〈柔道〉の技能レベルにこの格闘動作のレベルの10分の1(端数切捨)のボーナスを得ます。加えて何か気付くかどうかの知覚の判定、〈嘘発見〉〈心理学〉〈犯罪学〉〈鑑識〉〈探索〉〈追跡〉〈診断〉の技能レベル、および感情察知、直感、危険察知などの知力判定にこの格闘動作の6分の1(端数切捨)のボーナスを得ることができます。 能力値が上昇するわけではない点に注意してください。
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ありがとーふ【登録タグ あ にょっすP 初音ミク 曲】 作詞:にょっすP 作曲:にょっすP 編曲:にょっすP 唄:初音ミク・重音テト・波音リツ 曲紹介 リツ「今日は有賀豆腐の作り方を紹介します」 テト「文字数の都合があるので完成したものをご用意しております」 ミク「それではまた来世~♪」 豆腐「おい」 …とりあえずそんな歌じゃないです。。 中華風味のポップな曲。歌詞カオス。 歌詞 (PIAPROより転載。一部動画に合わせてセリフ追加) アリガトーフ □_(´∀`*) 京都でお茶漬け一杯無料! 酒飲んでネットアイドル! 男同士観覧車イベント! よくわかんないけどありがとう! 会いたいのに会えないとか 歌は嘆くばかり 本気なら会いに行ける サムターン回して会いに行ける 愛情は最高のスパイス 砂糖 塩 酢 背油 ソース 鬼が部屋の戸から出より 天に召しませ ラブイズオーケー アリガトーフ □_(´∀`*) 頭にゆとり生まれた! ミネラルウォーター水割り! 壊れた心にアロンアルファ! よくわかんないけどありがとう! コンビニのうまい棒 片っ端から潰す そこに突然の登場 おでんの中からお義母さま 「お義母さま!?」 元気な声でおはにょっす 周りの視線が痛すぎる 喉元過ぎて忘れたら 猫被りましょ にゃんくるにゃいさー アリガトーフ □_(´∀`*) 密林の豪華な梱包! ふぁぼったーが息をしてる! 教えてもらったよfusianasan! よくわかんないけどありがとう! あと5分だけ寝させてお願いだから あと5年だけ夢を見させていて ふわり、ふわり。 ありがとうと素直に言えない僕に 一歩踏み出せない僕に 少しだけ勇気をくれたのは 小さな魔法の言葉でした (*´∀`)_□ オメデトーフ アリガトーフ □_(´∀`*) 高タンパク質低カロリー! サポニン イソフラボン レシチン! さあ感謝の気持ちを歌うのさ! よくわかんないけどありがとう! アリガトーフ □_(´∀`*) マーボードーフ □_(´∀`*) アンニンドーフ □_(´∀`*) コメント カオスの一言、だが中毒ww -- こたろー (2013-01-24 19 14 29) 何だか可愛い歌で、頻繁に思い出しますw『あと五分だけ~~~』って所、好きです(キリッ← -- とまーな (2014-05-21 07 04 59) アリガトーフ好きwww -- とまてぃーな (2016-04-08 21 02 27) もっとみんなに知ってほしい曲!笑笑 -- ぽに (2016-05-02 00 59 37) やだ楽しいwwwww -- 名無しさん (2017-03-23 16 47 08) 名前 コメント
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「庶民にしては中々いい家に住んでいるわね」 フランドール・スカーレットの襲撃から逃れたルイズと雷電は骨川家の居候となっていた。 「どうぞゆっくりしてください」 スネ夫の父は二人を暖かく受け入れた。 「そういえばスネちゃま遅いザマスね」 スネ夫の母は既に死んでしまった息子の身を案じていた。(二人とも放送を聞いていない) 「危ない!」 突然、雷電はルイズを外に投げ飛ばした。 「ちょっ、何を…」 ズカーーーーーーーーーーーーーーン!!!!! 骨川家は一瞬で木っ端微塵になり、底が見えないほどの穴ができていた。 ルイズは突然のできごとに混乱しながらも、この現象を起こしたスキンヘッドの男を見た。 「チッ…まだ一匹残っていやがったか」 この現象を起こした張本人ナッパは生き残りのルイズを睨みつけた。 「よくも!」 ルイズは魔法を唱えた、するとナッパを中心にして爆発が起こった。 ドカア! 「やったか!」 「ふう…おどかしやがって」 「ば、化け物!」 ナッパは不敵な笑みを浮かべつつ右手に気を溜めた。 「くらえ!デラックス!!……」 ところが恐怖に驚くルイズの顔を見てナッパはなぜか母の面影を思い出していた。 「カアチャン…」 ルイズは攻撃の手を止めたナッパを不思議に思って警戒しつつもに近づいた。 「なんで…」 「特別にてめえを守ってやる、べ、別にカアチャンのことを思い出したわけじゃないからな!!」 (こいつ…できる!!) 【東京都 骨川家跡地 2日目:15時】 【ナッパ@ドラゴンボール】 [状態] ツンデレ [装備] なし [道具] 荷物一式(支給品不明) [思考] 1:ルイズを守る 【ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 荷物一式(支給品不明) [思考] 1:新たなツンデレに驚愕 【雷電(メタルギアソリッド2)死亡確認】 【スネ夫の父(ドラえもん) 死亡確認】 【スネ夫の母(ドラえもん) 死亡確認】
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キノウツン藩国 国民番号 PC名 基本媒体 23-00435-01 アシタスナオ PC 23-00437-01 船橋鷹大 PC 23-00438-01 浅田 PC 23-00442-01 高原鋼一郎 PC 23-00443-01 小宇宙 PC 23-00444-01 比野青狸 PC 23-00449-01 VZA PC 23-00740-01 沢邑勝海 PC 23-00830-01 桜城キイチ PC
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《ツンドラな彼女》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト1/赤 [メイン/自分] 相手のポイント置き場にある裏向きのカード2枚を表向きにする。その場合、カードを2枚引く。 化物語で登場した赤色のイベントカード。 相手のポイント2枚を表向きにすることで、デッキから2枚カードを引く効果を持つ。 ノーコストで2枚ドローできるが、相手のポイントソースを確保するのを許してしまうデメリットがある。 何も考えずに使うと思わぬ反撃を受けるので使いすぎに注意。 また、相手のポイント置き場に裏向きのポイントが2枚以上存在しない時は使用できないので注意。 ツンドラな彼女は戦場ヶ原 ひたぎのことである。 ツンドラとは「ツンツンドライ」の略で、ツンデレとは異なり決してデレないことを意味する。 関連項目 戦場ヶ原 ひたぎ 収録 化物語 01-117 編集
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ツンデレの意地 読み:つんでれのいじ カテゴリー:Event 作品:快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ Battle ターン終了時まで、目標の OS:快盗天使ツインエンジェル のキャラ1体は攻撃力が4上昇する。 変態のくせにマトモぶってんじゃないわよ! illust: TA-119 C 収録:ブースターパック 「OS:快盗天使ツインエンジェル 1.00」
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アリス9 ---- -人形遣いと機械人形遣い-(うpろだ386・389・393・413) ティウン ティウン ティウン ティウン……!! 「く……くそっ…!!」 周囲には、役目を果たさなくなった金属の破片や機械部品が散乱していた。 そして、俺の目の前には人形をしもべとする少女がいる。 「ふふふ……無様ね」 人形遣いの少女は、俺に嘲笑のこもった言葉を投げかけて―――― 「これで、私の勝ちね ―――― 罰ゲーム決定よ!」 ――――俺を指差し勝ち誇った。 「だーくそ! なんで勝てねぇんだチクショウ……!」 「あなたの機械人形が弱すぎるのよ」 「く……っ!」 ……俺が何故アリスと決闘をやっているのかって? アリスが、半人半霊の剣士と、俺と同じく外の世界から来た白玉楼の軍師との試合に触発されて―――― 「ね、ねえ……あなた機械人形を作るのが得意なんでしょう? だったら、私と勝負しない?」 「え?」 「どっちが最高の人形遣いかはっきりさせておきたいのよ……拒否は認めないわ」 「フ、挑まれた勝負は逃げるわけにはいかないな……いいだろう!」 「あ、そうそう……妖夢と●●の決闘のように、勝者は敗者の命令を一つ聞くこと――――いいわね?」 「は?」 という経緯により、アリスと俺も 負けたほうが言うことを何でもひとつ聞く罰ゲーム付きの決闘を始めたわけだ。 そして、それからアリスとの決闘は通算100敗目…… 俺は彼女に一回も勝ったことがない。 「はぁ……妖夢と●●のようにはいかないわねぇ……」 「は?」 「な、なんでもないわよっ!!」 プイと後ろを向くアリス。 そして、彼女は俺に顔を見せないまま―――― 「ま、いいわ……それで、今度の罰ゲームは……」 「おう、煮るなり焼くなり好きにせいや」 「そ、そうね……私と……その……」 「?」 「デ……デー…」 「大丈夫か? なんか、耳はおろか首筋まで赤いぞ?」 「~~~~~!!!! デ、デ、『デヴィリーライトレイ』――――ッッ!!」 大量の人形がレーザーを地上に照射して 「―――― え?」 そしてその地点から爆発が生じる。 「ギャアアアアアアア!!」 俺はまた、吹き飛ばされた。 「で……≪ 私とデヴィリーライトレイ ≫ ってなんだよ? つーかそれ喰らうの5回目だぞ」 「う…うるさいわね! 今日の罰ゲームは今ので終わり! 次の勝負は10日後にここでやるわよ!! 遅れないでよね!! 」 と言い捨ててアリスは走り去ってしまった。 「……な、なんだったんだ?」 ・ ・ ・ ちなみにアリスは家に帰るなり バスン! ボスン!! バスン!!! クッションを両手でつかんで床にたたきつけながら―――― 「あーもう、私のバカバカバカぁぁ!! どうして、『私とデートして』の一言が言えないのよぉぉ……!!」 ……激しく後悔していた。 ・ ・ ・ 一方―――― 家に戻った俺は、今日戦ったときに収集したアリスの戦闘データを解析していた。 自作の発電機によって電気を供給し、パソコンのキーボードをパチパチ打ちながら、ニヤニヤ笑っている。 端から見たら恐ろしく不気味であろう。 「くくく……いつまでも負けっぱなしだと思うなよ、アリス」 アリスとの100回もの戦闘で、データ収集はこれで完了。 例のやつの思考プログラムと戦術プログラムも完成した。 後はボディの作成だけだ…… 「次は、お前を完璧に負かしてやるぜ……!」 俺の得意とするのは機械人形作成――――所謂、ロボット作りだ。 実際、元の世界ではさまざまなロボット大会に出て何回も優勝したこともある。 だが……アリスと渡り合うには、科学の力だけで作られた機械人形ではどうにもならない。 基本的にロボットはそこまで力が強いわけでもなく、強い衝撃を受けるだけで壊れてしまうし、それほど動きが速いわけでもない。 その戦闘力は、アリスの人形の足元にも及ばないだろう。 しかし、この幻想郷には魔法がある。 そして、その魔法の理論体系も粗方理解し、実践できるようになった。 材料も香霖堂で使えそうなのを買ってきたし…… あとは魔法と科学を融合させ 最高傑作と呼べる自動機械人形を造るのみ―――― 3日後―――― 「うーん、やっぱミサイルは外せないよなぁ……」 6日後―――― 「合体変形機能は漢の夢だよな……でも、さすがにまだムリだよなぁ……」 9日後―――― 「時間ねぇー!! つーか、間に合わねぇよコレ!」 10日後―――― そして、俺は勝負の舞台に立つ。 「……待たせたな、アリス」 結局、作成は間に合わなかった。 残る作業は充電だけで、終わり次第こっちに来るようにプログラムしておいたが…… それでもあと何十分かはかかる。 とにかくアレが来るまでは時間を稼がなくてはどうにもならない。 ……別に仮病使って休んでもいいのだが、休むとアリスが 「なんで休むのよ! 楽しみにしてたのに!!」 ――――と、烈火のごとく怒るんだ。 「それじゃ101回目の勝負……いくわよ!!」 「ちょっ、ま……そんな早す――――」 数分後―――― 「ッぐぁ!!」 必死で時間稼ぎをするものの、防戦すらままならない。 アレを作ることに気を取られて 手持ちの機械人形はろくにメンテもしてなかったため 自慢の機械人形はロクに動かないまま、次々とアリスの人形に撃破されてしまう。 「……呆れた、いつもよりも輪をかけてお話にならないわね……」 「ぬうう……」 「そろそろトドメ、行くわよ……」 その時 ゴォォォォォォォ…… 空から轟音が聞こえてきた。 「な、なに? この音……?」 「来たか――――」 「え?」 「予想より早かったが、それでもギリギリセーフってとこか……待ってたぞ ――――」 ゴオオオオオオ―――― 空からの轟音が大きくなって―――― 「――――“フルメタルアリス”!!」 ―――― ガシャコン……ッ! ○○と、アリスの間に、鋼鉄の少女が降り立った。 「( ^ ▽^)ノ マスター、オハヨウ~♪ 」 そのまま、可愛らしく俺に挨拶をする。 空を飛んでアリスの目の前に立った○○の切り札は―――― 「な……私?」 ――――アリスと、大きさまでもがそっくりに作られた機械人形だった。 「( ^ ▽^)ノ コンニチハ、オリジナルー♪ 」 アリスそっくりな機械人形は左手を上げて、アリスにも挨拶をした。 「なななななな…何なのよソレ――――!?」 何なのよ、この私そっくりな機械人形は!? なんで私にそっくりなの!? 顔もそっくり……いや、ちょっとだけ機械チックだけれど 服も堅そうな金属でできてるし って、そうじゃなくて―――― 「な、なんで、わたしそkk――――」 「これがオレの可愛い“フルメタルアリス”だ!! ワハハハハハハハ!!」 アリスの動揺と言葉を遮って、○○は勝ち誇る。この上なく勝ち誇る。 右腕を天にかざし、高らかに勝ち誇る。 ああ……楽しい。 切り札を見せるこの瞬間のドキドキといったらもう! マジ、テンションあがるわコレ! 「 (////⊿//) カ、“可愛イ”ッテー…」 「…………」 「 (//// _ //) アリガトウ…♪」 その女の子らしい もじもじ した仕草と、素直な心に少しドキッとさせられる。 「素直で可愛い……そんなお前を俺は気に入っているぞ! メカアリス!」 「( //// ▽//) ♪~」 当然、アリスはイチャイチャしている○○とメカアリスの姿が面白くない。 「 ち ょ っ と 、 い い か し ら …… ○ ○ っ !!」 「 ア … ア リ ス 、コ ワ イ ー ……」 獰猛な殺気を露にするアリスと、その姿に怯える人形たち。 しかし―――― 「フハハハハハハァァ――――! すごいぞッ! かっこいいぞォォォッ!!」 「いや聴きなさいよ人の話!!」 「さあ……ここからが俺とメカアリスの踏み出すロード! それが勝利への未来となるのだァァ!」 「いやだから、人の話を――――」 アリスは頭を抱えた。 (ああもう、そうだった……こいつ切り札を出す時には、なぜかハイテンションになって こんなになるんだった……) 今の○○の姿を一言で言うなら……誇大妄想狂だろうか? 「さあ、メカアリスよ! 我が永遠の宿敵 ―――― アリスを倒すのだァァ!!」 「( ^ o^)ゞ リョウカイー!」 メカアリスがアリスの眼前に立ちふさがる。 「 o( - _-)=O=O オリジナル……覚悟ー!」 「ああもう、本当に気に入らないっ! 粉々にしてあげるわ!!」 不機嫌そうにアリスは吐き捨てて、人形を自分の周囲に展開させる。 「〟〝 〟〝\( ^ ー^)ノ 〟〝 〟〝 ファンネルー!」 「!?」 鋼鉄のスカートの中から何体もの小型の機械人形が現れる。 それは、アリスの人形たちと酷似していた。 違いは、機械であるかそうでないかだけ―――― 「これがメカアリスの『ドールファンネル』だ!! ワハハハハハハ!!」 ○○のバカ笑いと同時に、小型の機械人形がめちゃくちゃな軌道を描きながらアリスに襲いかかる。 「……っ! 戦操『ドールズウォー』!!」 アリスは周囲に展開させた人形で、向かってくる機械人形をすべて迎撃し地に叩き落す。 そのまま、人形たちに弾幕を張らせてメカアリスに攻撃しようとしたが―――― 「(((((( \( ^ _ ゜)/ )))))) バリアー!!」 ガキィィィンン!! 「な――――!?」 人形たちの弾幕が全てメカアリスが展開した見えない防壁に阻まれた。 さすがのアリスも驚きの声を隠せない。 アリスノ ツンデレ 「これがメカアリスの『 A T フィールド』だァァ!! ワハハハハハハァー!! 俺以外のすべてに“ツン”とした無敵防壁を張り、俺にだけは“デレ”っとしt」 「―――― ああもう、うるさいわよっ!!」 耳障りなバカ笑いと解説に毒づく。 「……ッ!? こ、これは――――」 アリスはメカアリスのスカートの中から五寸釘型のミサイルが発射されていることに気づく。 ミサイルはそのまま弾頭をアリスの方向に向け、停止したままだ。 その時点になって、アリスはメカアリスの作戦に気づいた。 だが、気付くのがあまりにも遅すぎた。 五寸釘の形をしたミサイルに周囲を完全に囲まれてしまっている。 戦闘中に、アリスに気づかれないように鋼鉄のスカートの中からミサイルを発射し……配置していたのだ。 ……アリスを取り囲むように。 「これがメカアリスの『ごっすんミサイル360度全方位収束一斉掃射』だァァァァ――――!! ワハハハハハハァァァ――――――ッ!!」 そして、何発ものごっすんミサイルが―――― 「しまっ――――」 ―――― アリスの360度全方位から、襲いかかった 「きゃああああああっ!!」 辛うじて、人形で防御するが 膨大な数のミサイルはとうてい防御しきれるものではなく―――― 爆風に吹き飛ばされ、アリスはそのまま気を失ってしまった。 完全に動けなくなったアリスを確認し、○○とメカアリスは勝ち誇る。 「フハハハハハハァァァァ――――――ッ! 粉砕! 玉砕ィ! 大喝采ィィ!!」 「o( ^-^)o ヤッタァー!」 溢れ出る喜びのままに、勝ち誇る。 「よくやった! さすがは、我が自慢の娘だ!! フハハハハハハハッ!! ワ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ! ! ! ! ――――って、いや笑ってる場合じゃなくて、大丈夫かアリス?」 戦闘終わったし、いい加減テンション上げすぎるのも疲れてきた。 バカ笑いしてるのも飽きたし、何より笑ってる場合じゃない。 一応メカアリスの武装は、死なない程度に殺傷力を落としたモノを使ってはいるが それでも、全方位からミサイルを浴びて無事で済むとも思えない。 「う…うう……」 アリスを抱き起こし、その身体をざっと見回す。 目立った外傷もない。 「ぅぅ……いたた……え?」 「大丈夫か?」 「―――― ○○?」 次第に、アリスの目の焦点が合ってきて―――― 「――――ッ!?」 アリスは状況を確認し、なぜか一瞬で頬が真っ赤に染まる。 「きゃあああああああっ! ドコ触ってるのよっ!!」 パァァァンッ!! 派手な音とともに俺の頬が張られ、さらに突き飛ばされて尻餅をついてしまった。 「……無事みたいだな」 OK、これだけ強力な平手打ちできるなら問題ない。 まあ、アリスの目が覚めたところで早速勝ち誇らせてもらうか! 「今回は、俺の勝ちだな、アリス!」 「くっ……なんなのよ、その私そっくりな機械人形は! し、しかも言うに事欠いて、私そっくりな姿で、ス……スカートの中からミサイルや人形を射出するなんてっ!! なんてことするのよ、スケベ!!」 「何を言うかバカ者ぉぉ! 乙女のスカートの中には、愛と勇気と、未来への希望が詰まっているのだッ!! 故にメカアリスの全武装はすべてスカートの中から射出するようにしt」 「バ……ババババババカぁぁ―――――!!」 「痛ぇ!」 スカート談議に花を咲かせ痴話喧嘩を始める二人。 そこにメカアリスが―――― 「(ノシ /// ▽//)ノシ マスタ~♪」 ○○に抱きついてきた。 「うおっと! どーしたよ、メカアリス?」 「(ノ /// ▽//)ノ マスター、大好キー……」 ところで↓の場面を想像してみてくれ。 いつもツンケンしているアリスと同じ顔が「(ノシ /// ▽//)ノシ ○○ー、大好き♪」 と頬を赤く染めて抱きついて、甘えてくる姿。 こいつをどう思う? 「よしよし、可愛いな、メカアリスは~♪」 「――――っ」 それを見ていたアリスは、一瞬だけ泣きそうな顔になって―――― 「……お、覚えてなさいよっ!!」 ベタなセリフを残し、走り去っていった。 ・ ・ ・ 「うう――――」 バタン! 家に帰るなり鍵も閉めずに、近くにあったクッションを引っ掴んでその場にへたり込んだ。 涙を流しながら、クッションを両手に持ったまま床に何度も叩きつける。 それでも気は晴れない。 バスン! ボスン!! バスン!!! 「○○のバカ! バカっ! バカぁっ! 」 くやしい! くやしい!! くやしいっ!!! 「あんな……あんな機械人形なんかに――――」 ○○に、負けたことなんて もうどうでもいい。 あの男は、いつかは私を超えてさらなる高みへと進んでいく男だということを信じていたから。 涙を流すほどに、屈辱的で悲しかったのは あの男は、私がいながら―――― 「よりによって……あんな機械人形なんかを選ぶなんて――――!!」 ――――よりにもよって私そっくりの偽物をつくって、そっちを選んだ。 「どうして……?」 あの時、イチャイチャしていた2人を見て感じたのは胸が引き裂かれそうな嫉妬と悲しみ。 「どうして、私じゃなくて……私の偽物なんかで満足するのよぉ…… しかも、私の性格とは180度違う……素直で天真爛漫で女の子らしくて人懐っこい性格で……」 本物の私は、意地っ張りで素直じゃないけれど、あなたのコトがこんなにも大好きなのに…… あなたは、やっぱりああいう女の子のほうが――――? 「 ア リ ス … ゲ ン キ ダ シ テ ー ……」 「上海………」 「 ア リ ス ー ……」 「蓬莱………」 「 ア リ ス 、 フ ァ イ ト ヨ ー !!」 「うう……」 人形に元気づけられ、改めて自分と○○の関係を考え直してみる。 あの私の偽物は生み出されたばっかりで、まだ○○との付き合いも浅い。 だけど、私には2年前から、あいつと過ごしてきたというアドバンテージがある。 ……しかし 「考えてみれば……あの男、今あの偽物とイチャイチャやっているのよね……」 「 ア リ ス ー ……?」 そして、これからはあの男と偽物が一緒にいる時間はどんどん増えていくのだろう。 時間が経てば経つほど状況はどんどん不利になる…… 「――――っ!!」 こんなことしてる場合じゃないわ―――― 「 ア リ ス ー 、ド ウ シ タ ノ ー !?」 クローゼットを全開にし、大きなバッグを取り出す。 そして、クローゼットの中にある服や、洗面器具などの生活必需品を手当たり次第、大きなバッグの中に詰めていく。 「あいつの家に押しかけるの!! ○○は誰にも渡さないんだから!!」 10分後―――― 「……おう、いらっしゃい! どーしたよ、アリス?」 「え、えーと……そ、そうそう! あなた罰ゲーム忘れてるでしょ?」 「あ、そーいえば……いや、つーかその荷物は?」 「あ……あなたのことだから、しばらく長く続く罰ゲームを命令されると思ったのよ」 「罰ゲームの期間って1日だけじゃなかったか?」 「う、うるさいわね!! あなたにお情けをあげるの! 私に初めて勝ったあなたに、お情けで数日の間 罰ゲームに付き合ってあげようと思っただけよ!! い、言うこと聞いてあげようじゃない! 食事を作るとか……なんでも御座れよっ!」 「ん~、そりゃ嬉しいが……実は食事は――――」 その時、家の奥から機械人形の声が響く。 「 (ノシ ^▽)ノシ マスター、食事ノ準備デキター」 「……つーわけだ。すまねぇ、もう作っちまってたんだよ……よければ、喰って行くか?」 「な、なに言ってるの!? あんな機械人形の作ったものなんて――――」 きゅう~…… 「あ………」 可愛らしい音を立てて、アリスのお腹が鳴った。 「…………」 「…………(//// ⊿//)」 「…………」 「…………ッッッ!」 「ぼ、暴力反対……」 「バカぁぁ―――――――――――――ッ!!!」 「――――――!?!?!?」 悲鳴を上げることすらも許されずに、俺はアリスの鉄拳によって吹き飛ばされた。 俺は、彼女が意外に武闘派だという一面を薄れゆく意識の中で………ゲハッ ・ ・ ・ 結局、私は機械人形の作った食事を食べることにした。 それにしても、あんなところでお腹が鳴るなんて…… ああもう、恥ずかしい……顔から火が出そう 未だに自分の頬が赤く染まっていることがわかる。 「い、いただきます……」 「( ^ ▽^)ノ 召シアガレー、オリジナルー♪」 そして、機械人形の作ったカレーライスを一口食べる。 そのとたん、抱いていた羞恥心が消し飛ぶ。 文字通り言葉を無くした。 「う、嘘っ…美味しい……!」 信じられないくらいに美味しいのだ。 「だろ? さっき、メカアリスに紅魔館のコックや、白玉楼の板前の調理スキルデータをインストールしたんだ。 ……他にも、スキルデータをインストールしていけば、さらにメカアリスは完璧になっていくぜ」 正直、これ以上にうまく作ることなんて……できそうにない。 ああ……こんなことなら、もっとお料理の勉強しておけばよかった…… ……勉強しても、調理スキルのデータを注入するだけでレベルアップできる様な反則機械人形には全く勝てる気がしないけれど。 そんなこんなで食事も終わる。 「まあ、あれだ……罰ゲームについては考えておくよ。 あと、よくわからんが 今日は泊まっていくんだろ? 先に風呂入りな」 「ううん……私が押し掛けてきたんだから先に入って。」 「そっか……じゃあ、風呂入ってくるから適当にくつろいでてくれ」 「うん……」 浴場に入る○○を視線だけで見送り。 私は、ため息をつく。 完膚なきなまでに、あの機械人形に対して敗北感を味わっていた。 悔しいけれど、勝てない。 「……何か、ないかしら」 あの機械人形にはできなくて、私にはできること。 「……あるわけない…か」 大体、データ注入するだけで強くなれる相手にどう勝てばいいのだろう。 重い気持ちを抱いたまま、何気なくソファの上を見ると…… 「ん?」 書きかけのノートのようなものがあった。 「なに……これ?」 ノートを手に取り、開いてみる。 これ、メカアリスの作成日誌? 少し興味も駆られてパラパラと流し呼む。 その中に、一つだけ目を引く文章があった。 ≪―――― 耐水防護に課題が残る ――――≫ つまり、あの機械人形は水に弱いって言うことで…… ―――― こ れ よ こ れ し か な い わ ! ! 自分の勝利を確信し、アリスは思わず叫んでいた。 ・ ・ ・ 「ふー、いい湯だねぇ……」 俺は風呂につかりながら、本日の歴史的大勝利を噛み締めていた。 そして、アリスの言った「罰ゲーム」を思い出す。 正直、ついさっきアリスに言われるまで忘れていたものの どんな罰ゲームで、これまで受けた屈辱の溜飲を下げようか今から楽しみだ。 「罰ゲームかぁ……『今ここでアリスに背中を流してもらう』なんてのも良かったかなぁ……ハハ」 あのアリスが羞恥に頬を染めながら、俺の背中を流すシチュエーションはきっと殺人的な享楽だろう。 「そ、そう……じゃあ、失礼するわよ」 「おう、入れ入れー……は?」 振り返るとそこには、バスタオルを胸に巻きつけ、そのほかは何一つ纏わないアリスが立っていた。 バスタオルの端から見える膨らみかけの柔らかそうな胸。 やや内股気味なすらっとした滑らかな脚。 紅く染まる頬に、羞恥に潤んだ瞳。 裸の俺に視線をまっすぐ向けられず、俺と余所を交互にチラチラ見ている仕草が殺人的に可愛い。 「そ、そんなにジロジロと見ないで…!! 恥ずかしいじゃない……」 なんだ、これは……夢か? 「わ、私は今日負けたから、あなたの背中流してあげるの!! か、勘違いしないでよね! あくまで、罰ゲームだからやってるのよ!!」 「いや、罰ゲームって普通俺が決めるんじゃ――――いやなんでもありません」 アリスに進言しようとしたが、妙な気炎を上げる彼女に水を差すと また殴られそうだったので黙っていることにした。 何より、これはこれでイイ。 「ほ、ほら…背中向けて」 「あ、ああ……」 アリスが俺の背中を石鹸をたっぷりつけたタオルで洗い始める。 力があまり込められておらず、どことなく洗い方がたどたどしくて……少しくすぐったい。 この慣れていないっぽさ っていったらもう……! 「ど、どう…? こんなこと、偽物にはできないでしょう……?」 「ま、まあ……あいつは防水加工してないからな…… ……てか、どうしたんだ、アリス? やけにメカアリスに対抗意識燃やして――――」 言いながら、背後を振りむこうとしたら、アリスに両手で頭をつかまれた。 「う、後ろを見ないで」 そして、泣きそうな声で彼女は続ける。 「は、恥ずかしいんだからぁ……!」 「わ、悪い……」 アリスの声は羞恥により僅かに裏返っているし 背中をタオルで擦る手は震えていた。 本当に緊張しているようだ。 ……ち、ちくしょう なんなんだ、何がどうなってるんだ。 今日のアリス……可愛すぎる。 「…………」 「…………」 正直、互いが互いを意識してしまって それでも、アリスはたどたどしい手つきで 汚れが洗い流した。 「あなたの背中、大きいわね……」 「え? あの…アリス?」 両手が俺の肩にかけられ、彼女の頭が軽く俺の背中に当てられる。 「……それにすごく温かい……」 ヤバい。 コレはグッと来た。 つーかこれはヤバい。 俺は彼女を襲ってしまいそうでヤバいし。 彼女は俺の背中になんかウットリしてヤバいし。 誰か……誰か、俺と彼女を止めてくれ! 「( ^ ▽^)ノ マスター!」 ガラガラガラガラガラ!! 「∑( ○ _ ○)ノ ……!」 風呂場の扉を開いてメカアリスが入ってきた。 瞬時に、メカアリスは硬直し赤面 一方、乙女アリスは 「……ッ、あなた……!」 殺人アリスへと変身する ……殺意の対象は人ではないけれど。 「(ノシ //// Д///)ノシ ァゥゥ…オリジナル、大胆スギルヨォ…」 「あ……あなた……」 「ε=( //// Д///)≡З プシュー……(エラー中)……」 「……?」 「(あまりの事態に)エラー中みたいだな、少し待ってあげてくれ」 そして、10秒ほど経つ 「( ^ ▽^)ノ ……(エラー修復完了)……復活ー♪」 「あなた、なにしに入ってきたのよ……!」 「( ° -^)b ア、ソウダッター……マスター マスター」 「どーした?」 いきなり入ってきたとはいえ、別にメカアリスは一緒に風呂に入りにきたわけではない。 大方、食事の後にセットした自動改造プログラムが終わったことを報告しに来ただけなのだろう。 「( ^ ▽ )ノ 防水改造 終オワッタヨー」 ・ ・ ・ ……え? 頭をガツンと殴られたような衝撃がアリスを襲った。 防水改造が終わったって言うことは、水が大丈夫になったと言うことで…… ただ一つあったはずのアドバンテージすらも完膚なきなまでに打ち崩された。 どうやっても、なにをやっても……私はこの機械人形には勝てない。 「…………」 ねぇ……○○ じゃあ……私は……もうイラナイの? この子に、防水改造をして一緒にお風呂に入るつもりだったの? あなたは……私のこと、なんとも思ってないの? 「ごめん、私…もう帰るわ……」 これ以上いたら、泣いてしまう。 ・ ・ ・ 「アリス?」 「……っ」 「ちょ、おい! アリス!?」 そのままアリスは風呂から走り去って行ってしまった。 俺も、急ぎ風呂から上がるが……そこには、アリスはいない。 彼女が持ってきた大きな鞄も無くなっている。 「……あいつ、泣いてた………」 急ぎ、濡れた身体のまま、服を身につけ、靴を履く。 「( ・_・) ……マスター、ドコ 行クノー…?」 「すまねぇメカアリス、留守番を頼む! ちょっとアリスを探してくる!!」 「( σ _σ) ………」 「くそ…見つかりゃしない……」 突然出て行ってしまったアリスを探し、俺はひたすら走り回っていた。 アリスの家、魔理沙の家、博麗神社、紅魔館の図書館、香霖堂…… 彼女の行きそうなところは、すべて探しまわったがどこにも彼女はいない。 探し始めたときはまだ頭上で輝いていた太陽も、すでに沈み切り、周囲には妖魔が徘徊する気配が漂っていた。 「やべぇな……さすがに戻らねぇとマズイか?」 メカアリスについて来てもらったほうが良かったかもしれない、と考えたその時…… ゴォォォォオオオオオオ―――― 周囲に轟音が響き 「ε=⊂( ^ o^)⊃ マスタ~」 続いて、能天気そうな声が聞こえた。 ガシャコンッ!! メカアリスが俺の目の前に着陸する。 プシュー…! 着地と同時にメカアリスは機体内の排気と熱を放出。 俺は彼女に歩み寄る。 帰りが遅い俺を心配して迎えに来てくれたのだろうか? 「( ・ _・)ノシ マスター、マスター」 「どーした? メカアリス?」 「( ・ _・)ノ□ コレガ、ポストニー」 メカアリスから一通の手紙を手渡された。 簡素な無地の封筒には、アリス=マーガトロイドと記されている。 急いで封を開け、中の手紙を見ると……これまた無地の便箋が そして、その便箋にはたった2行の文章が奇麗な文体で書き記されていた。 ≪ ―――― 10日後の正午に、私の家の前にて待つわ……最後の決着をつけるわよ ―――― ―――― アリス=マーガトロイド ―――― ≫ 「アリスからの『決闘状』…?」 でも、最後ってどういうことだ……? 「( ・ _・)ノシ マスター、マスター」 「ん?」 「( ・ o・)ノ 今日ハ、モウ戻ッタ方ガイイト思ウ―」 メカアリスに言われて、周囲を見回してみる。 確かに……これ以上探索するとこっちが危ない。 いくらメカアリスがいるとはいえ、アリスと戦ったときに以降、彼女には武器の補充をしてない。 下手をすれば、メカアリスともどもやられる可能性がある。 「そうだな……明日、また探すか」 「( ^ _^)ノ ウン!」 そして、暗い森の中を一緒に歩いて帰る。 「……にしても、決闘状に届けにきたってことは 行き違いになっちまってたのか? 」 「( σ _σ) ……」 「アリスのやつ……どーしちまったんだろうな……」 「( σ _σ) 私ジャ ダメナノカナー……」 「何か言ったか? メカアリス」 「( ° ▽ °; ナ、ナンデモナイー」 ・ ・ ・ そして……10日後の正午―――― アリスの家の前に、俺とメカアリスはいた。 「……お待たせ、○○」 「……? どうしたんだ? やけに顔色悪いぞ?」 「……ちょっとね、でも大丈夫よ」 「ったく……あれから、ここ10日間必死で探したってのに全く見つかんないし ……何やってたんだよ、お前?」 「……別に、私が何をしようとあなたには関係ないでしょう?」 ……? なんだろう……今日のアリス、妙に冷たい。 「だいたい、最後の決着ってなんだよ? 俺はまだ、お前に一回しか勝ってないってのに」 「言葉どおりよ。今日で決闘は終わり……もう、あなたの代わりがいるから、あなたとの勝負もおしまい」 「……なんだって?」 「見るがいいわ……ここ10日間で作り上げた 私の最高傑作……」 アリスが片手を高く掲げ―――― 「出てきなさい ――――!!」 ――――その呼び声とともに森の木陰から、影が飛びだす。 「――――!?」 「( °_ °) ……!?」 現われたのは白馬人形に跨った一体の人形。 背丈は俺と同じくらいだろうか? 腰には、一振りの剣を携えているおり、背にはマントが その人形の姿を見て、メカアリスと俺は息を飲む。 「呼ンダカ、マスター?」 その人形は白馬人形からひらりと舞い降りアリスのすぐ横に立つ。 「は……?」 「∑( ○ o ○) ……!」 それは…… 「初メマシテ。オリジナルと、メカマスター」 俺とそっくりな顔をした人形だった。 ・ ・ ・ 「紹介するわ……これが○○人形。 私の、新しいパートナーよ」 完全自律人形とまではいかなかったけれど それでも、その自律性は他の人形とは比べ物にならない。 「あなたなんかより、何倍も 強くて 優しいの」 「………」 「( ○ o ○) ………」 ○○とメカアリスは言葉も出せないようだ。 ふふん……あまりの事態に言葉もないようね、○○。 ○○人形さえいれば、もうあなたなんて―――― 「白馬の王子様を待つお姫様に、憧れていたのかッッ!?」 盛大にコケる。 この反応は、文字通り想像の斜め上だった。 いや、驚く所はそこじゃないでしょ!! 「…う、うるさいわねっ! いいでしょそんなことっ!!」 しかも、何気に……そ、その核心突いてくるし! 確かに白馬の王子様にちょっとは……ほんのちょっとだけ憧れたりもしてるし その王子様が、○○だったらとか…… ああああ、もう、私何考えてるんだろう! せっかく、○○人形を作って○○のこと吹っ切ったつもりなのに…… 「\( ^ ▽^)ノ ナカマー!」 「ヨロシク頼ムナ、メカマスター」 しかも、○○人形と機械人形は 「って、そこ! 何、敵と交流を深めてるのよ!!」 「フフ……怒ラナイ 怒ラナイ。イイジャナイカ 挨拶クライ」 穏やかな物腰で、やんわりと私に 「あっ……」 私を抱き寄せる 「○○人形……」 「愛シテイルヨ、マスター」 安心させてくれる。 どうしようもないくらい鈍感な○○よりも…… まるで○○のように。 ……ああもう! どうして最後まで○○のことが頭から離れないのよ私ってば! 「今日は私は動かない……人形だけの勝負よ……」 「だそうだ……メカアリス、いいか?」 「\( ^ ▽^)ノ ウン!」 メカアリスはドールファンネルを展開させ 「〟〝 〟〝\( ^ ー )ノ〟〝 〟〝 負ケナイヨー!」 ○○人形は腰に携えていた剣を鞘からスラリと抜き構える。 「ソレハ、コチラの台詞ダ」 メカアリス VS ○○人形 ―――― ―――― o( ° ー )=○|==≫ ☆〟〝 〟〝 ○(*σ 。σ)o ―――― ―――― 戦闘開始!! ───────────────────────────────────────────────────────────
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430 名前:ツンデレと相合い傘[] 投稿日:2011/06/01(水) 21 35 25.83 ID u4MSjIHcP 『ふぅ・・・雨は憂鬱ね』 『あいつと一緒に帰れたらなー、でもタカシ部活あるとか言ってたし』 『最近あいつと一緒に帰ってないな・・・っていやいや何タカシのことを考えるんだ、私』 『別にあいつなんてどうでも・・・はぁ・・・』 「・・・・・・か・・・・・・なみ・・・・・・な・・・み」 『なんかあいつのこと考えてたら空耳まで聞こえるし・・・』 「・・・なみー・・・・・・かーなーみー・・・」 『空耳、空耳』 「おーい、聞こえてるんだったら振り向けよ!なに?無視しちゃうわけ!?」 『きゃあ!!ってあれ空耳じゃない?』 「空耳ってなんだ?っと傘の下、失礼」 『あんたびしょ濡れじゃない、傘どうしたのよ』 「持ってたらここまで濡れないし走ってこない。あともうちょっと傘をこっちに」 『たしかにそうだけど・・・、これ折りたたみ傘だしそっちにやったら私まで濡れるでしょ』 「いやいやもうちょっと密着してだな・・・」 『ふぇっ!?ちょっとちか、密着しすぎだからこれ!』 「仕方ないだろー、かなみ顔むちゃくちゃ赤いぞ」 『なっ気のせいよ気のせい!だいたいあんた部活あるって言ってなかった?』 「今日は休みになったんだよ、まっ久々にかなみと一緒に帰れるからいいけど」 『ななななに言ってるのよっ!そんなこと言われてもうれしくないから!』 「にやにやしながら言う台詞じゃないぞ。って濡れる!濡れる!」 『ぐぬぬ・・・ほら、もっと寄りなさいよ』 「さすがに折りたたみじゃ無理があるな。でももう着くから走るかな」 『いやちょっと待って!ここまで来たんだから最後まで一緒に』 「かなみが良いんだったらいいけど」 『良いから、うん別にそんな迷惑って訳じゃないし、むしろ歓迎って言うか・・・』 「うん?最後の方なんて言った?」 『っなんでもない!』