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up0125 タグ一覧 バッドエンド ヤンデレ少女主観 先代巫女 標準的なヤンデレ 霊夢 「○○」 「何だい?『 』」 「霊夢――博麗霊夢を、彼女を立派な博麗の巫女にしてあげて」 「何をまた……これが僕の仕事だろ?」 「彼女も私と同じように、色々な事に巻き込まれるかもしれないわ」 「もしも彼女が落ち込んだり、悩んだりしたら……助けてあげて」 「……みんなそう言うんだね」 「当たり前よ。自分が今までやっていた事を他の人に継がせるんだもの。心配にならない訳が無いわ」 「約束は守るよ。彼女が一人でも役目を果たせるようになったその時に……」 「なぁに? ○○」 「君に会いに行くよ。絶対に」 「……私は仕事一筋だったつまらない女よ」 「……それでも僕は」 「その約束、楽しみにしているわ。……私、待ってるから」 「あぁ、必ず」 「おはよう、霊夢」 「……ん、おはよう。○○さん」 私――博麗霊夢は博麗神社の巫女である。 異変の解決、博麗大結界の管理が主な仕事の博麗の巫女……その手伝いをしてくれているのが○○さん。 手伝いと言っても、食事を作ったり掃除洗濯、その他雑務をこなしてくれる――私の大切な人。 私が博麗の巫女のお役目を正式に継いだ時に紹介された世話役が彼だった。 悲しい事があったら慰めてくれて。 将来必要だから、と家事を教えてくれた事もあった。 あれが食べたい、と言ったら夕食にそれが出てきたり。 雷が怖かった夜には一緒に寝てくれた。……私の大好きな人。 その人が起こしに来てくれた。朝食ができたのだろうか、味噌汁のにおいが漂ってくる。 「冷めない内に来て食べておくれよ」 「んー……わかった」 「はろう、○○さん」 「おや、誰かと思えば」 「あら、紫じゃない。朝早くから何の用?」 何故か三人分の食事が置かれているちゃぶ台の近くで先に朝食にありついているのはスキマ妖怪――八雲紫だ。 朝早くから朝食を他人の家で食うなんて、いい度胸をしているわね。 「あぁ、お先に頂いてるわ~」 「えぇ、見ればわかりますよその位……はい、醤油どうぞ」 「あら、気がきくわねぇ」 この幻想郷の管理を行っている八雲紫。そんな人物を全く恐れない○○さん。 ……私から見ても、かなーり仲が良い。 「霊夢。早く食べないと冷めちゃうわよ? 今日のも中々美味しいわ」 「それはどーも」 「はーい。……いただきます」 うん、今日も味噌汁がうまい。 お、浅漬けもいい塩梅の塩加減。 鮭の塩焼きも中々……。 「ほら霊夢。ついてる」 「!? ……ありがと」 いつの間にか自分の頬に米が付いていた様だ。……○○さんはそれを躊躇うことなく自分の口に……。 「――あらぁ? 霊夢、顔が赤いわね」 「えぇっ!? そそそんな事……」 「あ、本当だ。赤いな……風邪か?」 「……し! 知らないわよっ!!」 恥ずかしい気持ちを何とかする為、使い終えた食器を持って台所へ向かった。 「あらら……行っちゃったわね」 そう言って彼女――八雲紫は僕に微笑んだ。 「あの子は少々恥ずかしがり屋な気がしますからね」 「貴方の役目通り……霊夢は博麗の巫女として十分機能しているわ」 「それはどうも……それが僕の仕事ですので」 しん、と場が静まる。次の言葉を待っているかのように。 「○○。三日後、貴方を霊夢の世話係から外します」 「!」 今――何て? 「霊夢はもう一人でも役目を果たし、生活もできるでしょう」 「……はい」 「……貴方も、彼女との約束を果たしてあげなさいな」 「紫……様」 「後は、私達に任せて。貴方は彼女と共に生きなさい」 「……はい!」 長かった。本当に長かった。 霊夢の成長を見届け、遂に許可が出たのだ。 僕が過去、交わした約束がもうすぐそこに――― 待っていてくれ、――― ……あれ?彼女の名前は――― 何故だ! 何故……!? 「ただいまー……って、どうしたのよ紫」 いつにもなく険しい表情をしてるわねー。 「霊夢。良く聞いて。とても大切な事よ。貴女にも、○○さんにも――」 え? 「三日後、○○さんは貴女の世話役から外れます」 「……え?」 え? 嘘よ。 「これからは私や藍が手助けを行います。貴女は今後、一人で博麗の巫女の役目を果たす事になる」 嫌。そんなの嫌!嘘よ! 「○○さん、お勤め御苦労さまでした」 「……えぇ、そう――ですね」 嘘よ。○○さんが私から離れちゃう。 嫌!嫌!そんなの嫌ぁぁぁぁ!!! 何で!? 私が我儘だったからなの!? もう我儘言わない!! 行かないで!!! ちゃんとお仕事頑張るから! だから○○さんもここにいてよぉ!!! ちゃんと素直になるから!! 言う事聞くから!! 真面目になるからぁ!!! 見捨てないでっ……!! ○○―――!!! どうしようどうしよう……。明日○○がいなくなっちゃう……。 嫌嫌嫌っ!!! ○○は私とずっと一緒に暮らすの!! この神社で!! この二日、必死で考えた。彼が私と一緒に居る方法を。 彼には悪いけど、仕方ないのよ。私が○○を好きになってしまったんだもの。 夜這いするのも、仕方ないわよね。 「うん。仕方ないのよ……これも、二人の為なんだもん」 ○○のいる寝室の襖を開く。○○はぐっすりと眠っている。 「えへ、○○さん……大好きよ」 布団を剥ぎとり、彼に跨る。無防備な彼の唇を貪った。 「ん……ふぅ、っ……・んくっ」 水音が部屋に響く。とても、いやらしい音だ。 「ん――れ、霊夢!?」 「あ。起きたんだ」 起きちゃったんだ……まぁ、いいや。 「何で、こんな事……!?」 「だって、○○さんが好きになっちゃったんだもの。……離れたくないのもあるわ」 「……霊夢、君が抱いている感情はきっと、僕を父として見ているんだ」 何を言っているの○○。私は貴方を男性として―― 「ううん、私は○○さんが好きなの。一人の男の人として、ね」 「――そんな訳」 「ずーっと好きだった。なのに私の所からいなくなっちゃうなんて、許せる訳ないじゃない」 「それは―――そういう事なんだよ。決まっている事なんだ」 何を言って――― 「霊夢、そこまでよ」 「紫様!」 「……ゆ、紫っ! どうしてここに!?」 何で!? どうして邪魔をするの!? 四肢が―――スキマに繋がって動かない……! 「○○さん、行って。彼女に会ってあげなさい」 紫が別のスキマを用意した。○○がその中に――― 「!! 嫌ぁ!! 置いてかないでぇ!!」 「霊夢―――ごめん」 スキマに――消えた。 「あ……・あああぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」 何で何で何で!!! どうして!? 私を置いて行っちゃうの!? 「霊夢、落ち着いて聞いて」 「紫……っ!」 この女が、憎いっ……! 「○○さんは―――」 返答次第では、ただじゃおかない―――! 「好きな人がいるのよ」 え―――? 「その人はね、とても真面目で仕事熱心で、貴方とは間逆の女性ね」 「○○さんはその人の世話役も行っていたわ。今のままの姿で」 「彼女はそんな○○さんを好きになり、彼もまた彼女が好きになってしまったわ」 「でも、彼女は貴方が博麗の巫女を継ぐと同時に姿を消した。そういう役目だったのよ」 「彼は今の仕事が一段落したら、一緒に暮らすと彼女と約束をした」 「その仕事が―――霊夢、貴女の世話役よ」 何を、言って……。 いや、それよりも……。 「○○さんは、この仕事を、『世話役』をしていたの……?」 「そうよ。彼は代々の博麗の巫女の世話係を担当しているわ。……もう、何代も、ね」 なんで、そんなに生きているの―――? 「どうして老いを知らないのか、って顔ね。……数代前の博麗の巫女と彼は、仲が良かったわ」 「ある時、その巫女が死んでしまってね。その時に彼が約束していたの」 「君と同じ、博麗の巫女を守り続ける――って、ね」 「私も手を貸したわ。彼を老いる事の無い身体にして、役目を果たせるように」 なんで、そんな。じゃあ……私と一緒だったのは――それが役目だったから? 「じゃあ、○○さんの好きな、人って」 「あら、まだ気付かない? 先代の博麗の巫女よ」 ―――ッ 「二人はこれから仲睦まじく暮らすわ。貴女もいい人を探しなさい」 「――あの人の事は忘れて、ね」 「げふぅ!!」 スキマから出ると、そこは見慣れない和室だった。 「……どこだ、ここ」 何か、懐かしい匂いもする。 ふと目をやったほうに、布団があった。しかも誰かが入っている。 「……まさか、ね」 そう呟いた。……その声に反応したのだろうか。 「ん、誰だ……?」 その人が起きてしまった様だ。……ヤバい、かな。 「あぁ、自分は決して怪しい者ではなくて――!」 「え、その声―――」 そう言った『彼女』の姿は、自分が追い求めていた他人の様な形で――― 「○、○……なのか?」 声までも、凄く似ていて――― 「あぁ……っ!! ○○--!!」 彼女が僕に抱きついた時に漂った、香りも似ていて――― 「あぁ……っ! 僕だ! ○○だ!」 気付けば僕は、泣いていた。 「○○……っ!私、もう駄目なのよ……!」 「もう、自分の名前も思い出せないのよ!」 「けど、私は貴方が―――!」 僕は、彼女をそっと抱きしめた。 「――君は、君だよ。僕が好きな、君だ」 「うぅ……・! ○○……っ!!」 あぁ――○○さん。 どうして、私がまるで馬鹿みたいじゃない。 貴方は役目で私に優しくしていたの……? 嘘よ……そんなの、嘘よ……。 そうよ。これは夢なんだ。 目が覚めたら、そこに○○さんがいて―――。 朝ご飯ができたよ、って起こしてくれるんだ。 「――夢」 「―――ん」 「霊夢、朝だよ」 ほら、やっぱり! あれは夢だったんだ! 「――おはよう、○○さん」 「おはよう、霊夢」 ほら! やっぱり○○さんは私と一緒がいいのよ! まったく、紫もどうかしちゃったのかしらねー。 「家事とかちゃんとできるね?」 「――ん?できるわよ」 だって、貴方が教えてくれたんだもん。 「ご飯、しっかりと食べるんだよ」 ちゃんと作れるわよー。貴方が教えてくれたんだもん。 「あ、家事もそうだけど、お役目もしっかり果たすんだよ」 まかせなさいよー。だって私は博麗の巫女なのよー。 「……じゃ、もう行くから」 ―――え? 「ま、待って……!」 ○○さんが襖を開けて神社の外に出る。そこで○○さんを待っていたのは――― 「あら、早かったのね、○○」 「うん、霊夢がちゃんと起きてくれたからね」 紫の言っていた、先代の博麗の巫女――― 何処となく私に似ている雰囲気の――長い黒髪の女。 「あ―――」 もう、○○さんは、あの女の餌に――― 「ん?霊夢。どうしたんだい?」 「あら? この子が今の博麗の巫女?」 そこをどけ!! ○○さんが汚れるだろっ!!! 「お役目、頑張ってくださいね」 いい笑顔でそう言い終えて、アイツは○○さんの腕をとって――― 「――――――フッ、小娘が」 私だけに聞こえる様に、囁いた。 「ああぁああぁあぁぁぁあああ!!!」 私は、二人の背中に向かって弾幕を放った―――。 先代巫女のお話が少ないので、絡ませる程度に出演させてみました。 ついでに○○も人外になっているという……うん、好みが分かれると思います。 あ!アリスのお話も書く書く言いながらまだ出来ていないんだ!すまんね 感想 名前 コメント
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恋をすると人間変わるって言うよな。 けどそれは、人間だけに当てはまるわけじゃないみたいだ。 「ねぇ、見て見て! 新しい服作ったの!」 スカートの裾をつまんでクルクルと嬉しそうに回るアリス。 「よく似合ってるよ」 「本当? 良かったぁ」 とても綺麗な、まるで花が咲くような笑顔を見せるアリス。 これを見て落ちない男は居ないだろう。 まぁ、俺以外で見れる男は存在しないがな。 なんてことない、恋人同士の逢瀬。 誰がどう見てもそう結論付けるはず。実際間違っていないしな。 けれど、俺と付き合うようになってから彼女は変わってしまった。 それは―― 「なぁアリス」 「ん、なぁに?」 「人形はもう作らないのか?」 「ええ。だって○○が居てくれれば必要ないもの」 前にも言ったでしょ、と付け加えて彼女は楽しそうに笑う。 そう、俺と付き合うようになってから彼女は人形作りを一切止めてしまったのだ。 魔力すら注がなくなってしまい、今となっては動いている人形は一体も居ない。 「人形なんかに使う時間があるなら○○と遊ぶ方がよっぽど有意義だわ」 以前のアリスを知っている者としては信じられない言葉だ。 「でも……夢だったんだろ? 完全自動人形」 「まぁね。でもいつ完成するか全然分からないしさ。その間に○○が死んじゃう方が嫌よ」 「でも上海達は……」 「いいの! 私は○○しか必要ないんだから」 バッサリと切り捨てられる。 「それとも何、○○は私より人形の方が好きなの?」 「いやそんな意味じゃなくて」 「じゃあ何で聞くのよ。分かった、やっぱり私より人形の方が好きなのね!」 急に声を荒げ叫ぶアリス。 やばい、変に刺激なんてするんじゃなかった……! 「何で何で何で私じゃないの! どうしてよ!!」 「ちが……」 言葉よりも早く襟首を掴まれ、一気に壁際まで追いつめられてしまった。 「ねぇどうして? 私の何が不満なのよ。言ってよ」 「く、苦しいよアリス」 抵抗が叶わないくらい凄まじい力で抑えつけられる。 人形は作らなくなっても、魔法使いのままなので力そのものは健在しているらしい。 「何が不満なのか言ったら離してあげる。だから早く教えて?」 無表情のまま――まるで人形のように――じっと俺の言葉を待つアリス。 「な、無いよ。不満なんて」 「じゃあ何で人形の事なんて気にするのよ」 「単に気になっただけだって! あ、あんなに研究してたからさ……」 「ふぅん……」 そのまま数秒間見つめ合い―― 「分かったわ」 パッと手を離される。ようやく解放された……。 「乱暴な事してごめんね」 さっきの態度が嘘のようにしゅんとするアリス。 「○○が私以外の事を考えてるんだって思って、凄く悲しくなっちゃったの」 「アリス……」 「ごめんなさい、私嫌な女よね。ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね」 今度はまるで壊れた玩具のように同じ言葉を何度も繰り返すアリス。 「もういいって」 「ごめんね、○○。ごめんねごめんねごめんね」 「もういいってば!」 たまらず――静かにさせたくて――胸に抱きしめる。 すると言動がピタリと止まった。 「アリス……」 「えへへ、○○は優しいなぁ。嫌な私でもこんな風に抱きしめてくれるんだぁ」 ぎゅっと強い力で抱き返される。 「……」 「やっぱり私達ってお似合いよね。こんなに想い合ってるんですもの……」 蕩け切った甘い声でそっと呟き、実に幸せそうな表情になる。 それはまるでこの世の全ての幸福を手に入れたかのようだ。 本当に表情も感情もコロコロ変わるなぁ。はぁ……。 「あのね○○」 しばらくそのまま抱き合った後に。 「私ね、今度人間になろうと思うの」 「えっ!?」 突然の宣言に思わず驚いてしまった。 「紫あたりに頼んじゃえば手っ取り早いし」 そんなすんなりしてくれるとは思えないが……。 「やっぱり同じ種族同士が一番良いわよね。私達、もっと仲良しになれるのよ?」 「今のままでも十分じゃないか」 「じゃあ○○が魔法使いになる? でも人間をやめちゃうのは嫌でしょ」 「確かに抵抗はあるけど……」 俺の言葉を聞いて更に嬉しそうな顔になり、 「決まりね。ふふ、一緒に老いて死にましょ」 ぼふっと胸に顔を埋める。 こりゃ逃げられそうにないな……。 所謂人生の墓場って言うのか。 まぁでも、こうなったのは(多分)俺のせいだし責任は取らなきゃな。 動かなくなった上海人形を尻目に、俺は溜め息を吐いた。
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[エンジェルナース]詩音 前へ 次へ No.0156 蒼月 ★★★★ 最大Lv.70 [エンジェルナース]詩音 凸数 体力 攻撃 防御 特性 0 494* 176* 156* 1 593* 211* 187* 睡眠耐性UP小 2 712 254 225 暗闇耐性UP大 - 素早さ 命中率 回避率 - - 94 100 5 - スキル名 スキル効果 Lv.UP効果 初期チャージ 最短チャージ Lスキル 攻撃UP 命中UP 蒼月攻撃UP30% 命中UP10% スキル1 ポイズンスラスト 敵1体に大ダメージ 対象に毒を中確率で与える(3ターン) ダメージ量UP(中) 6 4 スキル2 メガパワード 味方全体の攻撃を大アップさせる(3ターン) 効果量UP(大) 7 5 スキル3 お注射アローレイン 敵1体に必ず当たる極大ダメージ ダメージ量UP(大) 8 6 登場日 登場イベント/ガチャ 常設入り 2016/11/11 白衣の天使ピュアナースガチャ 専用ボイス シーン - ラウンジ - ラウンジ - 戦闘開始時 - Wave進行時 - 勝利時 洋服 小物 ? ? 前へ 次へ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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アリスウォー 1561年 時を超え、次元を超え、世界を超えて集結した英雄たち。 彼らが目指すモノはただ一つ。天下という頂点。 互いの誇りと名誉を賭けて闘う彼らを止められる者は存在しない。 今、世界を揺るがす史上最大の大戦争が幕を開ける……。
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バランスUP系 Prefix(接頭)一覧 全身にエンチャント可能なもの 良い/グッド Suffix(接尾)一覧 名前 コメント
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0156 快活 ポップ http //www.mtcom.jp/~adlib/clip/432.mp3 時間 2 01 BPM 128 key of Eb (4/4) Ab△7 Eb△7/G | Fm7 -- Eb△7/G | Ab△7 Eb△7/G | Fm7 | 【x3】 Ab△7 Eb△7/G | Fm7 -- Eb△7/G | Ab△7 Eb△7/G | Ab△7 Bb7 | Eb△7 | Bbm7 Eb△7 | Ab△7 | - Bb7sus4 | Eb△7 | Bbm7 Eb△7 | Ab△7 Gm7 Eb6 - | Ab/Bb C7 | Fm7 | - Cm7 | Fm7 | - Cm7 | Fm7 | - Cm7 | Db7(9,13) | Bb7 A7 | Ab△7 Eb△7/G | Fm7 | Ab△7 Eb△7/G | Fm7 | 【x6】.........F.O. コメント
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アリスちゃんとちゅっちゅしたいよー 全ての始まり。 はぁぁぁぁんありすたんのふとももはむはむしたい嘗め回したいおレロレロレロ ちゅっちゅしたいおー!ちゅっちゅ!アリスとちゅっちゅ!!!くんかくんかレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!あああアリスたんの鎖骨細くてきれいだおおおおお!ペロペロペロペロペロペロペロペロペロアリスうううううううううううう!!! アリス!アリス!アリス!アリスぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!アリスアリスアリスぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!アリス・マーガトロイドたんのブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!妖々夢のアリスたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!緋想天決まって良かったねアリスたん!あぁあああああ!かわいい!アリスたん!かわいい!あっああぁああ!地霊殿も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!ゲームなんて現実じゃない!!!!あ…ゲームもMADもよく考えたら…ア リ ス ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!幻想郷ううううう!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?サントラ裏のアリスちゃんが僕を見てる?サントラ裏のアリスちゃんが僕を見てるぞ!アリスちゃんが僕を見てるぞ!スキカの大江戸ちゃんも僕を見てるぞ!!スペカのホーライちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはアリスちゃんがいる!!やったよ(個人名ですので伏せます)!!ひとりでできるもん!!!あ、萃夢想のアリスちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあ神綺様ぁあ!!み、魅魔あああ!!幽香ぁああああああ!!!フランドールぅううう!! ううっうぅうう!!俺の想いよアリスへ届け!!幻想郷のアリスへ届け! ああ、アリスたんかわいいお、恥ずかしがって顔そむけてるところなんて最高だお、ちゅっちゅ!ちゅっちゅ! たまにはアリス、外に出て散歩をしようか? 人形たちはいらないよ?僕がいるからね ほら素敵なアクセサリーをつけてあげるから首を動かしちゃ駄目だって 恥ずかしがってそんな所を手を当てちゃ淫乱に見えるから駄目だって言うのにもうアリスったら人に見られるのが苦手だよね人形遣いなのに…うふふ
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◆ アリス
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up0131 タグ一覧 メリーバッドエンド 女体化 束縛 標準的なヤンデレ 百合 監禁 霊夢 魔理沙 「あの…霊夢さん、霊夢さん」 布団越しに伝わる弱々しい振動に霊夢と呼ばれた少女はうるさそうに寝返りを打った。 「あ…ご、ごめんなさい」 消え入りそうな声が聞こえ、身体を揺すっていた手が離れた。 「お昼ごはん、温め直しますから」 ぱたぱたと足音が響き、布団の傍から気配が遠ざかっていく。霊夢は気だるそうにあくびをすると、布団をかぶり直した。 …何よ、もう少し位傍に居てくれてもいいじゃない。霊夢はぼそりと呟くと、また眠りの中に落ちていった。 博来神社に一人巫女が増えたのは、一ヶ月程前のことだった。 とは言っても、半ば空家と化しているこの神社にわざわざ勤めに来る物好きが見つかった訳ではない。 彼女は『落ちて』きたのだ。何も無い青空から、縁側でお茶をしていた霊夢の目の前に。 原因は全く分からなかった。例のスキマ妖怪の仕業かと問い詰めたりもしたが、返事は「知らない」「わからない」の繰り返しでしかなかった。 結局、彼女の目の前に残されたのは目を回している外来人の娘が一人。その時に霊夢が何を考えていたのかは誰も知らない。 ただ、次の日からは神社の門前で箒を掃いている巫女装束の見慣れない娘が見られる様になった。 「○○、おかわり」 霊夢が起きたのは、既に日が落ちかけていた頃だった。一日中寝て過ごしていた為か、いつもより食欲が旺盛な様に見える。 ○○と呼ばれた少女は既に四杯目になる「おかわり」に多少困惑しながらも、茶碗に飯を盛っている。 「霊夢さん、その…あんまり一度に沢山食べると…」 霊夢はじろりと少女の顔を見上げた。少女がびくりと肩を震わせる。 「何よ、一度に食べると?」 「あ、あの…霊夢さんの、お腹に良くないです…胃袋が、びっくりしちゃうから…」 霊夢は少女の顔をじっと見つめた。少女は慌てて目線を下に落としてしまい、気まずそうにしている。こうした風景はここ一ヶ月神社の中でよく見受けられた。 少女がおどおどしながらも霊夢にお節介を焼き、霊夢は彼女を睨む様に見つめる。すると少女は霊夢に怯えて目を逸らしてしまう。 だがしばらくすれば、びくつきながらもまた何かと世話を焼いてくる。 「…わかったわよ。片付けといて、ごちそうさま」 「え?…あ、はい!」 少女は一瞬驚いた様な表情を見せ、その後は珍しく嬉しそうな表情を浮かべながら食卓を片付けていった。 霊夢は、少女の事が分からなかった。 始めの内は厄介な居候を背負い込んだ物だ、位にしか思っていなかった。彼女の臆病で従順な性質を知った時は便利な居候が出来た、と内心喜びもした。 世話焼きな性格も、余計なお節介ぐらいにしか考えずほとんど無視していた。しつこいと感じた時はひと睨みしてやれば彼女は呆気なく口をつぐんだ。 だが、彼女は変わらなかった。一人暮らしで不規則な生活をしていた霊夢をただ心配し、世話を焼き続けた。 何度睨んでやっても、どんなにそっけない態度を取ってやっても彼女はどこまでも臆病で、従順で、そしてひどく世話焼きな少女だった。 何でこの子は私なんかに構うんだろう。毎日こき使っているのにどうして私を嫌いにならないんだろう。何で私はこの子のお節介に付き合ってるんだろう。 「何で、そうなの」 霊夢は無意識の内に漏れた声に気づき、慌てて少女を見た。少女は洗い物をしていて、ごく小さなその声は食器が立てる騒がしい高音に邪魔され彼女に届く事は無かった。 霊夢はひどく不機嫌になった。本来なら無意識の呟きを聞かれる等、ほとんどの人が望まない筈だが、霊夢にはまるで少女に自分が無視されている様に感じられた。 彼女は少女に声を掛ける事もせず、寝間へ向かっていた。どうせまたあの子に起こされるのだろう。いつもの様にお節介を言われながら。 そう思いながら霊夢は布団の中に潜り込んだ。 「…何処に行ったのよ、あの子…」 朝の境内。霊夢は寝巻き姿のまま、素足を土で汚しながら境内を歩き回っていた。 まずはあの子の部屋に行った。いない。その次は台所を探した。いない。土蔵も探した。いない。屋根裏部屋まで登った。いない。 「○○…○○…返事しなさい、してよ…」 頭の中が困惑で満たされていく。彼女の中には次々と不安が連鎖し、錯乱が広まっていった。 何であの子は私を起こしてくれなかった? 何処に行ってしまったの? 何で? 何で? 何で? ―――私のことが、嫌いになったの? 「嫌…嫌よ…そんなの嫌ぁ…○○ぅ…」 霊夢の声が、親とはぐれた幼子の様な涙声に変わっていく。何時も無表情を保っていた顔が涙で崩れていく。 ―――何故自分はこんなにも辛いのだろうか、まるで子供みたいに泣きじゃくって。 そう自問自答してみても、涙は止まらない。ただ、胸に風穴が空いた様な凄まじい喪失感が霊夢を襲っていた。 ―――今までずっと独りだったのに。昔に戻っただけじゃないか。 「嫌…嫌、嫌なの…もう独りなんて嫌ぁ…」 とうとう霊夢はその場にへたりこんでしまった。 彼女は知らなかった。孤独がどこまで恐ろしい存在であるか。自分がこれまでどれほど孤独に蝕まれていたのか。 彼女は知らなかった。少女が彼女に取って如何に大きな存在であったか。どれほど自分が彼女に依存していたのか。 あの子がいなくなってしまった。もう起こしてもらえない。もうご飯も作ってもらえない。リボンも結んでももらえない。 …二度と彼女が、霊夢に世話を焼いてくれる事も無い。彼女の心は、もう孤独に耐えられる程、強くはなくなっていた。 「嫌…いやあぁぁぁっ!!!」 「ほんっとーに、あんたって度胸があんのか臆病なのかわかんねえなぁ」 「ご、ごめんなさい…ご迷惑をおかけしてしまって…」 とんだ拾い物をしたものだ、と彼女―霧雨魔理沙は苦笑した。まさか妖怪の巣窟である森の中のど真ん中に突っ込んでいく人間が居るとは。 しかも整備してある山道があるにも関わらず、人里への近道だと言う理由で。 「なぁ、何であんたそんなに急いでたんだ?霊夢の奴に無理なおつかいでも押し付けられたのか?」 「れ、霊夢さんは…そんな人じゃないですっ」 少女の語気が急に激しくなる。今までのおどおどした印象から一転したその口調に魔理沙は若干驚いた。 「あっ…すいません、助けてもらったのに…こんな…」 魔理沙は何となく、この少女に好感を持ち始めていた。一見臆病そうに見えるが、芯は強い物がある。そんな印象だ。 「いや、ちょっと言いすぎたんだぜ…ごめんな。ところでそいつは?」 魔理沙は少女が大事そうに抱えている土瓶を見やった。少女は何となく、恥ずかしそうに視線を下に落とした。 「これは…その、霊夢さんへのお詫びなんです。私、昨日霊夢さんにすごく失礼なこと言ってしまったみたいで…霊夢さん、ふて寝しちゃったんです」 「何だ、それなら大丈夫だぜ。なんたってあいるの趣味はお茶と酒と寝ること位だからな」 「いえ、いつもなら私に必ず起こせって言ってから寝るのに…何も言わず出てっちゃったから…」 魔理沙はまた別の意味で驚いた。 あいつ、この子にどこまで任せっ切りなんだ…。神社に着いたら絶対に文句を言ってやろう。こんないい子を目覚まし時計代わりに使うな!ってな。 そう決めて魔理沙は少女を箒の後ろに乗せて神社へと飛んでいった。 「おーーーい、霊夢ーー!!」 神社の境内に入るなり、魔理沙は大声を張り上げた。誰一人いない境内からは、声の反響が虚しく帰ってくるだけだ。 「あいつ、出かけたんじゃねぇのか?」 「いつも昼過ぎか夕方位まで寝てますから…多分まだ…」 最早何も言うまい、そう思いながら魔理沙は境内を見回した。すると神社の隅の方にどうも奇妙な物体があることに気づいた。 「…? 何だこりゃ?」 古びて苔むした石灯籠。それだけなら何処の神社にもある物だが、灯籠の部分が下の地面に落ちて砕けている。 灯籠と石柱の接続部はまるで豆腐でも切ったかの様な滑らかな表面を晒していた。 「石工の手抜き工事…にしちゃ変だよな…」 こんな切れ方が、単なる風化や老巧化で起きるものだろうか?それにしても、どこかで見たような…どこかで… 「あの…魔理沙さん…?どうかしましたか?」 少女が不安げな雰囲気を感じ取ったのか魔理沙に近づいてきた。 「あ、いや、ちょっと妙なもんがな」 まさか、な。魔理沙は頭の片隅に浮かんだ不安を打ち消そうと帽子をかぶり直した。 次の瞬間、帽子は魔理沙の背後の石灯籠に細長い針で縫い止められていた。 帽子は、後ろの石灯籠がゆっくりと地面へとずり落ちて行くのに合わせて二つに別れてひらひらと落下していった。 「れ…霊夢…か…?」 魔理沙は一瞬、自分の目を疑った。目の前に立つそれは余りにも彼女の知っている『博来霊夢』とはかけ離れた存在に思えた。 いつも付けているリボンは解け、乱れた黒髪はさながら黒い炎の様だ。その炎の合間から覗く、更に暗く燃える炎を宿した瞳。脱力し、端がひきつった如く上がった唇。 着ていると言うよりはぶら下げているといった表現が正しい、よれよれの寝巻き。泥と砂利で汚れた素足。 「何で」 そして何よりも、普段の彼女からは想像も出来ないような、狂気と冷酷さに満ちたその声。 「何で○○がそこにいるの」 魔理沙は動けなかった。子供の頃、蛇に蛙が飲まれていくのを見たことがある。蛙は蛇に睨まれると、身体が固まって動けなくなる。 そう教えられたが、今ならその蛙の気持ちを充分過ぎる程理解できた。動かなければ確実に死ぬ。だが動いた所で逃げ切れる筈が無い。だったらせめて死の恐怖を少しでも 短くしよう。あの蛙はそんな風に考えていたに違いない。 「…す。殺してあげる、魔理沙」 霊夢がそう呟くが早いか、魔理沙の視界には無数の銀の閃きが見えた。あの閃光が自分が最後に見る風景なのだろう。魔理沙はそう思った。 目の前が真っ暗になり、周囲に無数の針が降り注ぐ音が聞こえた。 痛くはない。軽い衝撃はあったが。目を開けたら地獄の閻魔の説教が待っているのだろうか?あいつの説教は阿呆みたいに長い。 …説教がはじまらねぇな。そうか、まずは渡し守に運賃を払わなきゃ…八卦炉で通してくれるかな? 魔理沙が目を開けると、そこには青い空が見えた。そして横には、あの少女がぎゅっと目を瞑りながら自分に覆いかぶさっていた。 「お、おい…あん「こっちに来なさい、○○」 魔理沙が口を開こうとするよりも先に霊夢の声が響いた。どうやら針の軌道を寸前で変えたらしく境内は酷い有様になっている。 少女は動かない。固く瞑った目の隙間からぼろぼろと涙をこぼしながら頑なに魔理沙を庇っている。 「…さないで」 唇の隙間から、蚊が鳴く様な声が漏れでてきた。 「…魔理沙さんは、何もしてないんです…霊夢さんが、何でそんなに怒ってるのかわからないけど、魔理沙さんは何も悪くないんです…お願いだから、殺さないで、ください…」 霊夢から答えは無かった。魔理沙も、何も言えなかった。 余りにも重い沈黙。魔理沙は鉛の中に溶かし込まれたような錯覚を覚えた。 「何で」 霊夢がぽつりと言葉を紡ぎ出す。その言葉に先ほどまでの狂気は見られない。 「何で、そうなの」 霊夢が少女と魔理沙に向かって歩みを進める。ゆっくりと、一歩一歩確かめる様に。そして、一歩手前で止まった。 少女が、泣きはらした顔を上げる。その顔に、霊夢への恐怖は無かった。 あの時、霊夢の腹具合を心配していた時の様な。毎日見てきた表情。余計なお世話だと煙たがっていた表情。 霊夢の感情は、爆発した。 「…何で、何であなたはいつもそうなの!?」 「いつも、いつも私にお節介ばかり焼いて!!」 「自分のことなんて何時でも後回しにして!!」 「私は独りで良かったのに!独りだから我慢できたのに!!」 「何で、何で私に優しくなんてするのよ!?」 「あなたのせいで、私は…私は…!もう独りじゃいられなくなっちゃったじゃない…!どうしてくれるのよ!?」 「どうして…どうして私以外の人に優しくなんてするのよ…!」 「あなたの優しさを他の人なんかにあげないで…私にだけ優しくしてよ…お願い…お願いだから…」 「あなたが居ないと何も出来ないの…お願い…行かないでよぉ…」 「うっ、うえぇぇ…うぇぇん…ぐすっ、うええん…」 霊夢は、幼児の様に座り込み泣き出した。 所詮、無理だったのだ。人間という生き物が、誰とも関わらずに生きていくことなど。 博来の巫女というシステム自体が、脆弱で傷つきやすいヒトの精神にはこの上無く不適応なシステムだった。 霊夢は、徹底的に深い人間関係を絶つ事でそれを維持していたがそれは張面表力で盛り上がったコップの水の様なものだった。 少しでも異物が入り込めば、あっと言う間に水は溢れ出す。…それが例え、どんなに彼女が憧れ、渇望した物であったとしても。 今、彼女は十六年間溜め込んできた負の感情を一気に放出させていた。 「霊夢…」 泣きじゃくる霊夢。きっとこれは、霊夢が小さい頃には決して見せなかった表情なのだろう。 我慢して、諦めて、押さえ込んできた表情。それは決して消え去ることは無く、心の奥深くに食い込んだまま心を蝕んでいく。 今、彼女に対して出来ることなんて何があるんだろう。泣きたい事なんてとうの昔に過ぎ去っていると言うのに。 霊夢は壊れる。いや、既に壊れていた。ずっと昔から、泣かなくなり、笑わなくなった時から。 魔理沙は、目を地面に落とした。見ていられなかった。せめてこの泣き声を止めてくれるなら悪魔に魂を売ってやる。そんな気分だった。 その時、急に泣き声が止んだ。魔理沙が顔を上げると、そこには。 ―――あの少女だった。困惑と不安の入り交じった表情を浮かべながら、しっかりと霊夢を抱きしめていた。 「ごめんなさい…ごめんなさい…迷惑、でしたよね…何も分かってないのに、私…」 「私、居ない方がよかったんですよね…霊夢さんのこと、駄目にしちゃって…」 「私…優しくなんてないんです…霊夢さんに嫌われるのが怖くて…ただそれだけだったんです…」 「ごめんね、ごめんね…私、自分のことしか考えてなかったの…優しくなんてないの…ごめんね…」 「霊夢さん…許して…許してください…お願い…お願い…」 魔理沙には、少女が悪魔には見えなかった。勿論、天使にも見えなかった。 そこに居たのは、ただの人間。自分や霊夢と同じ、淋しがりやで泣き虫な、か弱い生き物だった。 「っから、何でなんだよ!!」 テーブルに拳が降りおろされ、湯のみが倒れる。拳の主は、霧雨魔理沙。彼女は伝説のスキマ妖怪、八雲紫の所まで直判談に押しかけていた。 「何でもよ。そんな事するのはルールに反するわ、一切お断りってこと」 魔理沙が悔しそうに歯ぎしりをする。まるで親の仇でも見詰める様な目付きだ。紫はそんな魔理沙の様子を傍目に見ながら説明を続けた。 「いい?今回のあなたの依頼は、『人間と妖怪は平等』って言う幻想郷の基本ルールに違反するの。確かに私は大妖怪だけど、神様じゃないわ。だから…」 「霊夢とあの外来人の女の子の記憶の境界をいじるなんて依頼、お断りよ」 ドン、とまたテーブルが大きな音を立てた。 「叩くのはいいけど、壊れたらちゃんと弁償してね?」 魔理沙は益々激昂しているらしく、紫の皮肉をモロに受け取ったのか口調が激しくなっていく。 「さっきからルール、ルール言いやがって…ルールってのは人を幸せにする為のモンだろうがっ!!」 「ルールはね」 「秩序を守る為にあるの。誰かが不幸せでも、それを我慢させるのがルール。諦めさせるのがルール。押さえ込むのがルールよ。」 紫は突然自分の服の襟首が掴み上げられるのに気づいた。魔理沙が拳を振り上げてこちらを睨みつけている。 「あの子がなぁ、○○がなぁ、霊夢がなぁ…どんなに辛かったか分かってんのかよ!?」 「あくまで『かった』でしょ?今はどうなってるのかしらねぇ。スキマから見てみる?」 紫が虚空を扇子で仰ぐ。すると何も無かった空間に切れ目が現れ、やがてその中から博来神社が見えてきた。 「あらら…もうここまで凄いの作っちゃったのねぇ…」 紫が意外と言った表情で博来神社の全貌を見詰める。魔理沙が脇から覗きこむが、何の変化も無い、いつもの博来神社にしか見えない。 「どういうことだよ…」 「結界よ、それも超弩級の。私のスキマも干渉できない位のね。もう神社の内部は覗けないわ」 魔理沙の息が詰まった。 「神社の敷地が見えるのも今の内ね、その内何も見えなくなるわ。博来神社はこの世界に在りながらこの世界から消え去る…」 「これは…あいつらが一緒になって、やってるのか?」 トーンを落とした声で、魔理沙が質問した。紫はまた別のスキマを開けると、魔理沙に向き直り初めて真剣な声で語りかけた。 「人間はね。私達、妖怪にはわからない存在なの。当の貴方達が分かってないんだから当然よね…。だから、私にはこれを貴方に見せるべきかはわからない。 きっと貴方だって見ていいかどうかわからないと思うわ。…完全に自己責任よ。覚悟があるなら見なさい。いいわね」 魔理沙はコクリと頷いた。スキマから見えていたノイズが徐々に形を成し始める。やがてそれは色を放ち、像を結び始めた。 映されたのは、縁側で仲良くお茶をし合う二人の姿だった。霊夢は楽しそうに笑いながら、○○の分の茶菓子まで横取りしようとしている。 ○○は困ったように笑いながらも、横取りを助けるかの様にわざわざ腕を上げている。 ただそれだけの画像だった。 「…このすぐ後、霊夢が張った結界が発動してスキマは遮断されたわ。あの結界の中ではね、時間が流れないの。全てを遮断する結界は時間の流れさえも遮断する… あの子達を待っているのは永遠に止まったままの世界よ。」 魔理沙は下を向いたまま、何も言わない。 「私には、わからない。何故、この子達がこんなに無邪気に笑っていられるのか。光も音も無い世界に二人っきりで永遠に置き去りにされると言うのにね。」 魔理沙の肩がぶるぶると震え出した。 「私にはわからない。何故、この子達がこんな方法を選んだのか。傍にいる方法は他にいくらでもあったのに。」 魔理沙は嗚咽を堪えていた。ぱたぱたと溢れた涙の雫が畳に小さな池を作っていく。 「―――私には、わからない。人間が何故、こんなにも愚かで、哀れで、そして限りなく優しい存在なのかが」 「幻想郷の大結界はどうなってる?」 マヨヒガからの帰り際、魔理沙は紫に尋ねた。 「これ以上無い位安定してるわ。例の結界は大結界と連動して張られているから…それが崩れない限り、影響は受け付けないでしょうね」 「そうか…」 魔理沙はぼんやりと空を見上げていて、話を聞いているのかいないのかはわからなかった。 「じゃあな、どーも邪魔したんだぜ」 魔理沙は別れの挨拶を言い終わるか終わらない内に猛スピードで青空へと吸い込まれていった。 「人間はとても愚かで」 紫が空を見上げながら誰に向けるでも無く呟く。 「とても哀れで」 その声は停止したあの世界に向けられているのか、それとも今も動き続けるこの世界に送られているのか。 「限りなく優しい存在、か…」 その答えを知る者はいない。 感想 ヤンデレズ最高ですありがとうございました -- 空白 (2023-08-15 09 39 29) 名前 コメント うわああああい、やっちまったああああああい ヤンデレかもわからない、百合であるかも定かでない、厨設定満載のでろでろ駆け足SSが完成してしまいました…スレの皆さん、ごめんなさい… 「悪役、善玉のいないSS」をコンセプトにして書いてみたら、まーこれがひどい。ひたすら霊夢イジメに奔走していた気がする… こんな金魚の糞みたいなあとがきまで読んでくれた諸君、ありがとう。ヤンデレズとかねーよと思った人、すいません。持病なんです。
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《山田 葵(P015)》 キャラクターカード 使用コスト3/発生コスト2/黄/AP30/DP30 【コスプレ】 [メイン/両方] [1]このカード以外の「山田 葵」1枚を手札に移す。その場合、自分のキャラ1枚は、ターン終了時まで〔アクティブ〕、+20/+20を得る。その場合、このターン、自分が次にプレイする「山田 葵」1枚は、使用コスト-3を得る。 (大丈夫です、ドーンと山田に任せてください。) カスタムパックVol.2 第1弾で登場した黄色・【コスプレ】を持つ山田 葵。 このカード以外の山田 葵をバウンスすることで、自分キャラ1枚にアクティブを与え、AP・DPを20上昇させ、 次にプレイする山田 葵1枚の使用コストを3減らす使用型テキスト効果を持つ。 山田 葵をバウンスすれば自分キャラが奇襲できるようになる。 効果コストもあるのでやや発動しにくいが、その分効果は強力。 強化値も20と高く、このカード自身に使えばAP・DP50のアクティブキャラになる。 さらに山田 葵のコスト軽減も可能。 軽減値が3と多いため、コスト3以下の山田 葵をノーコストで登場させることができる。 ただしこのカード自身をコストにできないため、他の山田 葵が必要となる。 カードイラストは版権絵。《種島 ぽぷら(P011)》《伊波 まひる(P013)》《轟 八千代(P016)》と同じイラストが使われており、つなげると本来の絵が完成する。 フレーバーは第1話「ぽぷらの意地」での葵のセリフ。 関連項目 《種島 ぽぷら(P011)》 《伊波 まひる(P013)》 《轟 八千代(P016)》 収録 WORKING!! P-015 プロモカード 編集