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水分、海なども含む 世界に存在する元素 荒木が最強と認めた承太郎もラバーソウル相手などに使った事がある しかし承太郎には全くの無意味、全ての概念は通用しない EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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アイテム アイテムアイテム一覧 アイテム一覧 ※ 注 2011年7月13日に追加された装備アイテムは、素材収集に費やすプレイ時間をかなり要します。更にゴットマネー、ゴッドチケットも共に大量消費します。 装備アイテム アイテム名 必要素材 作成コスト 効果 備考 ドラゴンスレイヤー - チケット30枚 ちから+120 武器 ドラゴンスレイヤー+1 ドラゴンスレイヤー1個オシリスの剣+1 1個不思議な鉄100個 チケット20枚 ちから+130 武器 ドラゴンスレイヤー+2 ドラゴンスレイヤー+1 1個オシリスの剣+2 1個不思議な鉄200個 チケット25枚 ちから+140 武器 ドラゴンスレイヤー+3 ドラゴンスレイヤー+2 1個オシリスの剣+3 1個不思議な鉄300個 チケット30枚 ちから+150 武器 ドラゴンスレイヤー+4 ドラゴンスレイヤー+3 1個オシリスの剣+4 1個不思議な鉄400個 チケット35枚 ちから+160 武器 ドラゴンスレイヤー+5 ドラゴンスレイヤー+4 1個オシリスの剣+5 1個不思議な鉄500個 チケット40枚 ちから+170 武器 ドラゴンロッド - チケット30枚 まりょく+100 武器 ドラゴンロッド+1 ドラゴンロッド1個アヌビスの杖+1 1個不思議な鉄100個 チケット20枚 まりょく+130 武器 ドラゴンロッド+2 ドラゴンロッド+1 1個アヌビスの杖+2 1個不思議な鉄200個 チケット25枚 まりょく+140 武器 ドラゴンロッド+3 ドラゴンロッド+2 1個アヌビスの杖+3 1個不思議な鉄300個 チケット30枚 まりょく+150 武器 ドラゴンロッド+4 ドラゴンロッド+3 1個アヌビスの杖+4 1個不思議な鉄400個 チケット35枚 まりょく+160 武器 ドラゴンロッド+5 ドラゴンロッド+4 1個アヌビスの杖+5 1個不思議な鉄500個 チケット40枚 まりょく+170 武器 ドラゴンアーマー - チケット30枚 HP+1000TEC+50 防具 ドラゴンアーマー+1 ドラゴンアーマー1個ラーの鎧+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 HP+1100TEC+55 防具 ドラゴンアーマー+2 ドラゴンアーマー+1 1個ラーの鎧+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 HP+1200TEC+60 防具 ドラゴンアーマー+3 ドラゴンアーマー+2 1個ラーの鎧+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 HP+1300TEC+65 防具 ドラゴンアーマー+4 ドラゴンアーマー+3 1個ラーの鎧+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 HP+1400TEC+70 防具 ドラゴンアーマー+5 ドラゴンアーマー+4 1個ラーの鎧+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 HP+1500TEC+75 防具 ドラゴンシールド - チケット30枚 うんめい+100 防具 ドラゴンシールド+1 ドラゴンシールド1個バステトの盾+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 うんめい+110すばやさ+5 防具 ドラゴンシールド+2 ドラゴンシールド+1 1個バステトの盾+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 うんめい+120すばやさ+10 防具 ドラゴンシールド+3 ドラゴンシールド+2 1個バステトの盾+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 うんめい+130すばやさ+15 防具 ドラゴンシールド+4 ドラゴンシールド+3 1個バステトの盾+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 うんめい+140すばやさ+20 防具 ドラゴンシールド+5 ドラゴンシールド+4 1個バステトの盾+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 うんめい+150すばやさ+25 防具 ドラゴンブーツ - チケット30枚 すばやさ+100 防具 ドラゴンブーツ+1 ドラゴンブーツ1個足枷+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 すばやさ+110HP+30 防具 ドラゴンブーツ+2 ドラゴンブーツ+1 1個足枷+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 すばやさ+120HP+60 防具 ドラゴンブーツ+3 ドラゴンブーツ+2 1個足枷+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 すばやさ+130HP+90 防具 ドラゴンブーツ+4 ドラゴンブーツ+3 1個足枷+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 すばやさ+140HP+120 防具 ドラゴンブーツ+5 ドラゴンブーツ+4 1個足枷+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 すばやさ+150HP+150 防具 ドラゴンピアス - チケット30枚 ちから+60まりょく+60 アクセサリー ドラゴンピアス+1 ドラゴンピアス1個イシスの髪飾り+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 ちから+65まりょく+65 アクセサリー ドラゴンピアス+2 ドラゴンピアス+1 1個イシスの髪飾り+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 ちから+70まりょく+70 アクセサリー ドラゴンピアス+3 ドラゴンピアス+2 1個イシスの髪飾り+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 ちから+75まりょく+75 アクセサリー ドラゴンピアス+4 ドラゴンピアス+3 1個イシスの髪飾り+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 ちから+80まりょく+80 アクセサリー ドラゴンピアス+5 ドラゴンピアス+4 1個イシスの髪飾り+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 ちから+85まりょく+85 アクセサリー 沈黙の指輪 - チケット30枚 とくぎ使用しない アクセサリー 沈黙の指輪+1 沈黙の指輪1個イシスの髪飾り+1 1個不思議な鉄100個 チケット5枚 とくぎ使用しないかしこさ+35 アクセサリー 沈黙の指輪+5 沈黙の指輪2個 チケット20枚 とくぎ使用しないかしこさ+100 アクセサリー とくぎの指輪 - チケット30枚 とくぎ優先使用 アクセサリー とくぎの指輪+1 とくぎの指輪1個オシリスの剣+1 1個不思議な鉄100個 チケット10枚 とくぎ優先使用HP+300 アクセサリー とくぎの指輪+5 とくぎの指輪2個 チケット25枚 とくぎ優先使用HP+500 アクセサリー 万能の指輪 - チケット30枚 ちから+30まりょく+30うんめい+30かしこさ+30 アクセサリー 万能の指輪+1 万能の指輪1個イシスの髪飾り+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 ちから+33まりょく+33うんめい+32かしこさ+32 アクセサリー 万能の指輪+2 万能の指輪+1 1個イシスの髪飾り+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 ちから+36まりょく+36うんめい+34かしこさ+34 アクセサリー 万能の指輪+3 万能の指輪+2 1個イシスの髪飾り+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 ちから+39まりょく+39うんめい+36かしこさ+36 アクセサリー 万能の指輪+4 万能の指輪+3 1個イシスの髪飾り+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 ちから+42まりょく+42うんめい+38かしこさ+38 アクセサリー 万能の指輪+5 万能の指輪+4 1個イシスの髪飾り+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 ちから+45まりょく+45うんめい+40かしこさ+40 アクセサリー 戦士の指輪 - チケット30枚 ちから+50うんめい+50 アクセサリー 戦士の指輪+1 戦士の指輪1個オシリスの剣+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 ちから+55うんめい+55 アクセサリー 戦士の指輪+2 戦士の指輪1個オシリスの剣+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 ちから+60うんめい+60 アクセサリー 戦士の指輪+3 戦士の指輪1個オシリスの剣+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 ちから+65うんめい+65 アクセサリー 戦士の指輪+4 戦士の指輪1個オシリスの剣+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 ちから+70うんめい+70 アクセサリー 戦士の指輪+5 戦士の指輪1個オシリスの剣+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 ちから+75うんめい+75 アクセサリー 魔導士の指輪 - チケット30枚 まりょく+50すばやさ+50 アクセサリー 魔導士の指輪+1 魔導士の指輪アヌビスの杖+1 1個不思議な鉄100個 チケット15枚 まりょく+55すばやさ+55 アクセサリー 魔導士の指輪+2 魔導士の指輪アヌビスの杖+2 1個不思議な鉄200個 チケット20枚 まりょく+60すばやさ+60 アクセサリー 魔導士の指輪+3 魔導士の指輪アヌビスの杖+3 1個不思議な鉄300個 チケット25枚 まりょく+65すばやさ+65 アクセサリー 魔導士の指輪+4 魔導士の指輪アヌビスの杖+4 1個不思議な鉄400個 チケット30枚 まりょく+70すばやさ+70 アクセサリー 魔導士の指輪+5 魔導士の指輪アヌビスの杖+5 1個不思議な鉄500個 チケット35枚 まりょく+75すばやさ+75 アクセサリー アイテム名 必要素材 作成コスト 効果 備考 ちからの指輪 リングシンボル5個 チケット20枚 ちから+50 アクセサリー ちからの指輪+1 - チケット-枚 ちから+70 アクセサリー ちからの指輪+2 - チケット-枚 ちから+90 アクセサリー まりょくの指輪 リングシンボル5個 チケット20枚 まりょく+50 アクセサリー まりょくの指輪+1 - チケット-枚 まりょく+70 アクセサリー まりょくの指輪+2 - チケット-枚 まりょく+90 アクセサリー HPの指輪 リングシンボル5個 チケット20枚 HP+300 アクセサリー HPの指輪+1 - チケット-枚 HP+500 アクセサリー クラフトヘルム ヘルムシンボル2個 チケット10枚 かしこさ+50 防具 ウッドヘルム ウッドチップ1個ヘルムシンボル10個クラフトヘルム 1個 チケット9枚 かしこさ+100 防具 アイアンヘルム アイアンチップ1個ヘルムシンボル10個ウッドヘルム 1個 チケット8枚 かしこさ+150 防具
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リーデス赤専 キプ放置常習犯 糞片手代表のヌビアのサブキャラである。さすがForce汚い
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ANUBIS ZONE OF THE ENDERS ・part22-304~305・311・343~344・360~361 ・part23-335・391 ・part41-45~48,72,78,79,111,137~139,145 (part41-138での本人の希望により削除) ・part46-202~205 304ANUBISsage2006/04/18(火) 22 06 44 ID 0d9bxmVa ANUBIS Zone Of the Enders は前作「Z.O.E」の2年後という位置づけにあたります。 で、私は前作をプレイしていませんorz。 いちおうANUBISのおまけとして前作のストーリーがダイジェストにまとめられておりますが 詳しい部分はサパーリなので、簡単な説明にとどめておきます。 時代背景> 21世紀も半ばから人々は宇宙へ進出しはじめました。 月をはじめとし、火星、木星へと人類は移住してゆきます。 地球は火星や木星を「エンダー(田舎者)」と呼び、星同士はあまり仲がよくありません。 21世紀のおわり頃に「メタトロン」と呼ばれるエネルギー資源(鉱石)が発見され、 それに伴う技術革新により電子技術の躍進や空間圧縮による長距離移動などが可能になりました。 そして22世紀半ばに、火星の反地球派バフラム軍によりメタトロンを利用した人型兵器 「オービタルフレーム」が開発されました。 2167年、OFをめぐるバフラム軍のテロ事件により地球-火星間は緊張が高まります。 前作「Z.O.E」> 2172年、地球軍に武装占拠されてた木星のコロニー「アンティリア」をバフラム軍が襲撃し、 開発中のオービタルフレームが強奪される事件がありました。(アンティリア襲撃事件) 開発中だった2機のオービタルフレームの内、片方「アヌビス」はバフラム軍によって奪取されました。 もう片方の「ジェフティ」は、偶然にもレオという少年(主人公)が乗り込み、 地球連合軍によって回収されました。 用語解説> ・オービタルフレーム(OF):火星バフラムで開発された戦闘用機動兵器。 メタトロンを各部に使用することにより、LEV(後述)を遥かに凌駕する機動性、攻撃力を有する。 OFを操縦する人間を、フレームランナーと呼ぶ。 ・LEV(レブ):Laborious Extra-Orbital Vehicle(軌道外作業機械)。 宇宙ステーションやコロニーの製作のために開発された有人作業ロボット。 戦闘用も開発されているが、あまり強くない(ものが多い)。 その他、詳しい世界背景などは http //www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html http //ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS を参照 305ANUBISsage2006/04/18(火) 22 10 19 ID 0d9bxmVa AD2174 木星の衛星カリストにて、相棒のリック、オペレータのアンジーらと共に、しがない採掘工をしている主人公・ディンゴ。 ある日、いつものように仲間と雑談しながら採掘現場に向かう途中、メタトロンの反応をキャッチします。 LEVの着地ルートを変更しメタトロン反応のある地点に向かい、LEVから降りて巨大なコンテナを見つけるディンゴ。 そこには超兵器であるオービタル・フレームが。 直後、激しい振動。いかにも敵っぽい兵器と軍用艦が飛来し、ディンゴのLEVが破壊されてしまいます。 「LEVをやられた。バフラムの連中だ!」 火星軍のバフラムが、なぜカリストへ?考える間もなく、 敵の攻撃により、OFのコンテナが崖から滑り落ちてしまいディンゴいきなり大ピンチ。 すんでの所でOFのコクピットに飛び乗り、妙に馴れた手つきで起動させます。 「動けぇぇぇぇっ!」 激しい光とともに起動したOF。敵の無人兵器・ラプターをあっと言う間に破壊します。 「何だこの機動性は…」驚くディンゴに、戦闘AI・エイダが答えます。 「当機はオービタルフレーム・ジェフティです。操作説明を行いますか?」 大量の無人兵器が次々と飛来してきます。雑魚を殺しつつ、リックの身を案じ彼に通信してみると、 彼も攻撃を受けLEVの脚をやられてしまったようです。無人兵器相手に採掘用のLEVではとても相手になりません。 「じっとしてろ。すぐ行く!」リックを助けに、敵の雑魚をちぎっては投げしながら進むジェフティ。 巨大な氷の壁を破壊した先に、彼のLEVはいました。が、彼の真上には謎の女性型OFの影が! リックではなく、ディンゴのジェフティに攻撃を仕掛ける女性型OF・アージェイト。 「見つかったからには渡してもらうわ」 「バフラムがカリストに何の用だ?」 「…へぇ、ただの採掘工じゃないようね」 艦隊を一目みてバフラム軍と看破したり、馴れた手つきでOFを動かしたりと、いろいろと詳しいディンゴ。 それはそれとして、「はいだらー!」意味不明のかけ声とともに激しい攻撃を繰り出してくるアージェイト。 外殻にも変化する無数のビット「ウィスプ」を繰り出す攻撃を得意とするOFですが、 所詮ジェフティの敵ではありません。アージェイトの首根っこを捕まえ、指揮官は誰かと聞きますが、 一瞬のスキをつかれて逃げられてしまいます。逃げる先には軍用艦が。 「このままじゃカリストごと潰される…」危険ですというエイダの進言をスルーし、 単身バフラムの軍用艦に乗り込むジェフティなのでした。 つづく 311ANUBISsage2006/04/19(水) 22 18 45 ID QgT7u7Rg 軍用艦内部でドンパチやっていると、いつの間にか軍用艦は宇宙に出ていました。 どうやらディンゴの思惑通り、バフラム軍はこのジェフティの回収が目的だったようです。 ディンゴは、リックやアンジーなどを巻き込みたくなかったため、あえて単身で乗り込んだのです。 「それに…確かめたいこともある」 そのまま先に進もうとすると、背後から突然謎のOFが。 OF・ネフティスはビーム攻撃を無効にする強固なシールドと素早い動きでジェフティを翻弄します。 艦内にある角材を投げつけられ戦闘不能になりながらも、 「ジェフティ…」と、冷たい声を発するネフティスのランナー。 その声にディンゴは反応します。「お前…ヴァイオラか?!」 横からエイダが口を挟みます「相手はおそらく戦闘AIです。該当するフレームランナーは、すでに死亡しています」 エイダ曰く、2年前、連合宇宙軍統括下、木星軌道上のコロニーをバフラム軍が襲撃し、 開発中のオービタルフレーム・アヌビスを奪取したという事件(アンティリア襲撃事件:前作Z.O.E)があり、 その際バフラムのエースだったヴァイオラは連合軍によって倒されました。 バフラム軍はアヌビスだけでなく、ジェフティも奪取の目標でしたが、 バフラムの手に渡るのを恐れた何者かによって回収され、カリストに破棄された、ということです。 そしてそのバフラムの指揮官はノウマン大佐だと説明するエイダ。 「ノウマン…」苦虫を噛み潰したような顔でつぶやくディンゴ。 ディンゴはどうやらヴァイオラだけでなく彼も知っているようです。いったいディンゴの過去に何が? と、突然コクピット内でレッドアラートが。「共鳴反応…アヌビスです」とエイダ。 扉をあけ進むと突如、犬型OF・アヌビスの姿が。 「その機体を返してもらおう」ジェフティに襲いかかってきます。 ホーミング攻撃と瞬間移動を駆使し、ジェフティですら全く歯が立ちません。なすすべもなくやられるディンゴ。 「ノウマン…」「貴様…ディンゴかっ!」 なつかしの再会のようです。降りて私の部屋に来い、と言われるディンゴ。 艦内の廊下にて、ディンゴ、ノウマン、そしてアージェイトのランナーであるケン(女性)が顔を合わせます。 ノウマンは、ディンゴは六年前バフラムの主力パイロットであったこと、軍の記録では死んだ事になっていることを ケンに語ります。バフラムに戻れとノウマンはディンゴに誘いかけますが、ディンゴはツンツンしています。 「ふざけるな!部隊の仲間が何人死んだと思ってる!?はっきり言えよ…お前が殺したんだ!」 どうやら当時一悶着あって、バフラムに愛想を尽かしたディンゴは軍を辞めたようです。 ノウマンの最後の切り札「お前は好きだ」という言葉をも無視し、帰ろうとするディンゴ。直後、銃声。 なんと、ノウマンがディンゴに発砲しています。ニヤニヤしながら、2発、3発と命中させます。どうみても致命傷です。 「死体は片付けておけ」とケンに残し、スタスタ帰って行くノウマン。 薄れ行く意識のディンゴに、ケンが囁きかけます。「助かりたかったら協力して…」。 つづく 343ANUBISsage2006/04/21(金) 22 36 24 ID RivWDKQx 2ヶ月後、衛星ダイモスのバフラム軍基地。 ジェフティのコックピットの中でディンゴは目覚めます。 俺は死んだんじゃないのか、と問うディンゴに、 ケンは答えます。「あなたは今、失った心肺機能を機械で補ってるわ。 その動力はジェフティから供給されている。 つまりあなたは、ジェフティを降りたら死ぬのよ。」と。ひでぇ。 なぜ俺がバフラムに協力せにゃならんのだ、と激昂するディンゴにケンは、 実は私は連合宇宙軍のスパイでバフラムには任務で潜伏している、と言い、 悪の親玉であるノウマンを倒すために協力しろ、6年前の仲間の仇を討ちたいでしょう、 悪いようにはしないと持ちかけます。別に連合軍やバフラムのいざこざなど 知ったこっちゃないディンゴですが、ノウマンをぶっ倒したいという気持ちだけは人一倍なので、 女に使われるのはイヤですが渋々ながらも承知します。 とりあえずまずはダイモスから脱出しろと言うので言われた通りにします。 が、基地を脱出する途中で、突如救難信号が。聞くと、連合軍のテイパーという人物からで、 LEVの制御系をやられて貨物カーゴの中に閉じ込められているといいます。 なんでも彼は、火星にいる「ベクター・キャノン」というものを持った仲間の 救助に行かなければならないそうです。 テイパーの救助を無下に断ろうとする性格の悪いディンゴですが、ケンは 私たちにもそれ(ベクター・キャノン)が必要だから助けてやれと言います。 それをも断ろうとするディンゴですが、ケンは、さもなくばエイダにジェフティのエネルギー供給を断たせると 脅します。仕方ないのでテイパーを救出し、彼のLEVを掴んでカタパルトにまで到着します。 一足お先にとカタパルトから火星へと飛び立つテイパー。その時、ジェフティの背後にOF・ネフティスの姿が。 ディンゴは「AIでもヴァイオラを相手にはしたくねぇ」と、逃げの一手。スタコラと火星に向かいました。 344ANUBISsage2006/04/21(金) 22 39 23 ID RivWDKQx 火星が辺り一面焼け野原なのに驚くディンゴ。ケンに説明を求めます。長いですがまとめると、 現在の火星はすべてバフラムの統治下にあること、連合軍側はもはや束になってもかなわないこと、 バフラムの軍事要塞アーマーンが始動準備に入っていること、 アーマーンが起動したら宇宙はバフラムに征服されてしまうこと、 アーマーンは空間圧縮による質量の断層を作って外部からの侵入を防いでいること、 それを貫通できる唯一の兵器がベクター・キャノンだということ、 宇宙連合軍はベクターキャノンを手に入れたが火星・バフラム軍統治下のバシリア州で消息不明になっていること、 そして、アヌビスに対抗出来るのはジェフティだけだということ、 それでケンはディンゴをこんな目に会わせたということ。 ケンカになりますが、敵無人兵器の襲撃により一方的に回線を切るディンゴ。 戦いの最中、一筋のレーザーが敵無人兵器を貫きます。 辺りを見回すと、遠くから純白の戦闘機が凄まじいスピードで接近。「なんだアイツは…?」 人型に変形し、なぜかジェフティに襲いかかってきます。「行くぞ!」 レーザー、リップルレーザー、オプションなど多彩な武装を使いこなし、 さらには接近戦で人型に変形するLEV・ビックバイパー。声からして、乗っているのは少年のようです。 反撃しつつ説得を試みます。「待て、俺はバフラムじゃない!」 「バフラムじゃなかったら、何だっていうんだ?」 突然エイダが反応します。「あたなですね、レオ?」 その声に落ち着きを取り戻すビックバイパーのランナー・レオ。 レオは、以前のジェフティのランナーだったのです(前作)。 アーマーンへ行くのか、と問うレオにディンゴは、だったらどうしたと答えます。 そして、レオの口から衝撃的な事実が。 「エイダはジェフティをアーマーンで自爆させる気なんだぞ!」 とことん不幸なディンゴ。ジェフティのシステムのプログラムに根ざしているコマンドで、 それが私の存在意義だと答えるエイダ。 しかしエイダはともかく、ディンゴはジェフティと心中するのはご免です。かといって、降りたら死んじゃいます。 エイダを失いたくないというレオに、ディンゴは答えます。 「わかった。俺がアーマーンをぶっ潰す。そうすればお前も自爆のしようがないだろ。」 おまえの大事なジェフティは無事返してやると言い、渋々承知するレオ。 レオはこれから連合軍の残党の救助に向かい、それが終わり次第アーマーンに向かうと言います。 「あなたの腕は確かだった。…その腕を信じます」飛行形態に変形し、すっとんで行きました。 つづく 360ANUBISsage2006/04/23(日) 21 59 07 ID Wi839CP9 さて、ディンゴはベクター・キャノンを手に入れるためにバシリア内部に侵入しなくてはなりません。 しばしケンと喧嘩したのち、 内部に通じるゲートを突破し、バシリア領地に向かうジェフティ。 バシリア領の入り口のロックを解除し、侵入すると突然背後からOF・ネフティスが!なんとしつこい奴でしょう。 奴の必殺の突進攻撃を回避しつつ、激闘の末になんとか破壊します。 あたりを見回すと、戦闘の末にいつの間にか民間居住区まで来てしまっていたようです。 民間人を巻き込むのはご免なので出ようとしますが、突如テイパーから通信が入ります。 ベクター・キャノンを持った仲間(エイトヘッド中隊)の発信地をキャッチしたのでこれから向かうとのことです。 ディンゴも向かおうとしますが、いきなり居住区で爆発が起こります。 見ると、バフラム軍の無人兵器と連合軍のLEVがドンパチやっています。 「何考えてる!民間人を巻き込むつもりか!?」と怒りのディンゴ。しかし連合軍は 「構ってられるか!どうせバシリアのクズどもだ」と、戦いを止めようとしません。 意外と正義感の強いディンゴ、エイダの「連合軍と民間居住区、どちらを助けますか?」との質問に 「どっちもだ!」と強気の発言。敵無人兵器を倒しつつ、民間居住区にも発砲しているLEVを サブウェポン「ゲイザー」で動きを止めたりと、大忙しです。なんとか無人兵器を一掃し、 連合軍に文句を言いますが、バフラムのクズを殺して何が悪い、と逆切れされます。 てめえらも十分クズ野郎だと吐き捨て、怒りの冷めやらぬまま、レオに通信してみると、 レオは何人かの連合軍の残党を確保したようです。 ディンゴは、一応ここに連合軍がいるから必要ならピックアップしろと言い、回線を切ります。 テイパーにも通信を入れると、彼はエアーズグリフ海岸沿いのエネルギー施設で エイトヘッドと合流したとのこと。しかし、ここの場所がバフラムにバレたかもしれない、と言います。 と、突然居住区にある列車が走り出しました。エイダに経由先を計算させると、行き先は テイパー達のいるエネルギー施設…。OFを列車に積んでおり、攻め込むつもりのようです。 休む間もなく急いで追うジェフティ。列車を最後部から順々に破壊し、動きを止めることに成功します。 倒した足でそのままエネルギー施設へ向かう途中、ケンから通信が入ってきました。 彼女もアージェイトでエネルギー施設に向かっているとの事。 スパイなのにかなり大胆な行動をしている彼女に、ディンゴは疑問を抱きます。 ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来たぞ、とケンに脅しをかけます。 それがこじれてまたケンカになりますが、テイパーから通信が入ったので回線を切り替えます。 しばしの会話中にいきなりテイパーの悲鳴が聞こえ、回線が切れてしまいます。 いったい施設で何が? つづく 361ANUBIS更新遅くてすみませんsage2006/04/23(日) 22 00 54 ID Wi839CP9 エネルギー施設では、エイトヘッドと思われるLEVの残骸がそこかしこへ転がっていました。 「全滅です」とエイダ。 溶鉱炉に向かうと、お出迎えしたのは…またもやネフティス。 「ベクターキャノンは返してもらった。…後はお前だけだ。行くよ!」 無人兵器を使ったコンビネーションによる突進攻撃を仕掛けるネフティス。 しかし、その無人兵器を逆に盾にする戦法で、ジェフティはなんとかネフティスに勝利、 ベクターキャノンのデバイスドライバを取り返し、インストールすることが出来ました。 お見事です、現在の戦闘レベルではジェフティに倒せる相手ではありませんでした、とディンゴを褒めるエイダ。 しかしディンゴは「いい気はしねぇよ。…ヴァイオラとは戦友だったんだ。」と苦い表情。 と、そこに「戦友…?あんた、バフラムだったのか?!」 なんと生き残っていたテイパーがたまたまその会話を聞いてしまいます。 今はバフラムじゃない、と反論するディンゴですが、テイパーは疑っています。 間の悪いことにケンの乗るアージェイトも到着。混乱を極めるテイパー。 その一瞬のスキをつき、瀕死のネフティスがアージェイトに接触! アージェイトのAIがヴァイオラに乗っ取られてしまいます。 (その際の衝撃でテイパーのLEVは吹っ飛ばされてどっか行っちゃいました。) 「操縦が効かない!」と狼狽するケン。エイダに対策を聞くディンゴ。 「アージェイトは現在コントロールが自立戦闘AIにあるようです。 アージェイトを掴んで、AIのデリートを行ってください」 「わかった。…ヴァイオラ、今度こそ最後だ!」 アージェイトのブレードをはじき返して出来たスキを狙い、AIのデリートを行うジェフティ。 「ジェフティ…目標ブラボー…ジェフティ…ハカイ…モシクハ……」 「こいつはヴァイオラじゃない…ノウマンが作った怨霊だ…くそっ!」 ヴァイオラAIのデリートを完了させます。AIを消去したアージェイトにディンゴは 「おい、ここは爆発するぞ。さっさとついてこい」と、ケンに言いますが、 アージェイトはふらふらと落ちてゆきます。 「待って!私AI無しで操縦なんてしたことないわ」とケン。なんと手間のかかる奴でしょう。 このままではアージェイトは溶鉱炉に真っ逆さまです。 意地悪なディンゴは、ウリに謝罪と賠償を要求するニダ、そうすれば助けてやるニダと言いますが、 ケンは「絶対言わない!」といいながらどんどん落ちて行きます。 さすがにこのままでは哀れなので、やむなくディンゴはアージェイトを掴んでやり、エネルギー施設を脱出します。 つづく 362名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/04/23(日) 22 05 40 ID MPiWUnm4 アヌビスの人乙です。 確か居住区防衛ミッションの時にいい成績を出すと聞ける エイダ「お見事としかいいようがありません」 ディンゴ「天才ランナーと呼んでくれ」 エイダ「天才ランナー」 ディンゴ「本当に呼ぶな!」 ってやり取りが好きだ。 319名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/03(月) 00 54 31 ID 04ln1o04 ANUBISが途中で止まってるみたいだけど俺が続き械書いてもいいかい? 320名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/07/03(月) 01 46 09 ID fL1yfJkc 書いてもいい?とか、わざわざ聞く必要はないと思います。 ガシガシやっちゃってください。 335名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/04(火) 01 32 46 ID rtXR7Ljt それじゃ遠慮なく ANUBIS(PS2) 無事にエネルギー施設を脱出したディンゴとケン。 ディンゴ「着いたぜ。今までよくやってきたな。」 ケン「これが普通・・・、まって通信だわ。」 ディンゴ「まったく、とんだ足手まといだ。」 ADA「お似合いです。」 ディンゴ「冗談はやめてくれ。」 ADA「あいにく冗談を発言するプログラムは・・・」 ディンゴ「もういい!・・・お前とあのレオって小僧のほうがお似合いだぜ?」 ADA「からかわないでください。」 ディンゴ「はははっ!おもしれえ奴だな、お前は。」 ADA「おもしれえ?」 ケン「アーマーンがもう起動準備にはいってる。急ぎましょ。」 ディンゴ「待て。アヌビスのあの一瞬にして近づく技に対抗する手段がない。」 ケン「だけどどうやって・・・」 ディンゴ「ロイドに頼もう。訓練時代に世話になった。」 ケン「ロイド?変わり者だわ。」 ディンゴ「腕は確かだぜ?」 ケン「確かにアヌビスの技術研究をしたのはロイドだけど・・・」 ディンゴ「なら好都合じゃねえか。場所はわかるか?」 ケン「エアーズクリフ上部の海岸線よ。案内するわ。」 ディンゴ「わかった。はやくのれ。」 ケンの搭乗するアージェイトは戦闘AIを消去したため操縦できなくなりました。 ケンがジェフティに乗り込もうとハッチが一瞬開きます。するとディンゴへの動力供給が とまったのか苦しそうな顔をします。それをケンがチラッと見ます。 ジェフティがロイドの研究施設に向かう途中ディンゴがノウマンの部隊を離れた理由が明かされます。 ディンゴ「俺の最後の任務は木星で発見されたメタトロンをコロニーのアンティリアに護送することだった。 無事任務が終わり火星に帰る途中、地平線を埋め尽くすほどの連合軍に襲われた。まだオービタルフレームが 実戦投入されてなかった頃の話だ。地球側の新型LEVと俺たちとじゃ性能は段違いだった。俺はすぐに 救援を要請した。だがあいつはなんていったと思う?『諦めろ』だ。奴は笑っていた。俺は救援がくると 励ましながら一心に敵を倒した。気がつくと連合軍は引き上げていた。俺の部隊は全滅、カリストの民間労働者も大勢巻き込んだ。 地球側に情報を漏らしたのはノウマンだ。」 ケン「自分の部隊を売った?」 ディンゴ「生贄だよ。火星にメタトロンをもちこんだことが失敗に見せる必要があったんだ。俺はもう部隊へは 戻らないと決めた。あんなことが起きるまでは。」 ケン「仲間の仇を討とうとは思わなかったの?部隊に戻って反旗を翻せばみんなあなたに・・・!」 ディンゴ「ノウマンは俺を殺そうとしたんだぞ!戻ったら殺されるに決まってる!現にそうなったじゃねえか! ケン「力は正しいことにつかうべきだわ!少なくとも自分が正しいと信じることに!」 ディンゴ「・・誰の受け売りだそりゃ?軽く言えることじゃねえぞ。」 ケン「でも!」 ディンゴ「もういい。後は全部済んでからだ。」 391名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/12(水) 02 20 28 ID IYvN5LZs ケンと一緒にロイドの研究所の乗り込むディンゴ。そこにロイドから通信が入る。 ロイド「久しぶりだな、ディンゴ。生きていたのか、うれしいぞ。」 ディンゴ「爺さん、相談があってきた。」 ロイド「見当はつく、その機体のことだろう。私は地下にいる、自力でこい。」 ロイドにいわれた通り地下へ向かうディンゴ、しかし入り口を見つけるまでに大量のOFと戦闘に なる。ようやく地下へのエレベーターを見つける。またロイドから通信が入る。 ロイド「やっときたか腕は鈍ってないようだ。早く来い、お前には特別の歓迎をしてやる。」 そう簡単には協力しようとしないロイド、とにかく会うためにひたすら地下の奥へと すすむ。ここにも大量のOFとトラップが配置されていた。それらをかいくぐり突き進み ようやくロイドと会う。 ロイド「やっときたか。」 ディンゴ「話は後だ。アヌビスと互角に渡り合える術が欲しい。」 ロイド「アヌビスの決定的な優位性はメタトロンの空間圧縮能力を最大限に利用した、亜高速移動 にある。」 アヌビスの瞬間移動の正体はこれだった。 ロイド「悲観することはない。その能力はジェフティにも備わっている。この二機の性能は互角、生き写しの 双子だ。ただジェフティがアヌビスと並ぶには一つ欠けているものがある。スペックを最大限に引き出すための プログラムだ。」 ケン「それがあればアヌビスに?」 ロイド「勝てるかどうかはランナー次第だ。」 ディンゴ「なら心配はない、はやくプログラムを渡してくれ。」 ロイド「やはりノウマンに逆らう気か。」 ディンゴ「逆らう?戦うだけだ。」 ロイド「プログラムは渡せん。欲しければまず私と戦え。私はバフラムに忠誠を誓った男だ、裏切ることはできん。」 一度軍に忠誠を誓ったといいプログラムを渡すことを拒むロイド。ディンゴは全力でプログラムを奪いにかかる。 ロイドの乗る機体はインヘルト。従来のOFと違い全くメタトロンを使用していない。(メタトロンは希少なもの) 表面をゲル状の物質でコーティングしておりレーザーなどの光学兵器をほぼ無効化してしまう。近づいてブレードで 攻撃するしかない。しかし搭乗者であるロイドは脳に金属の管を差込み直接機体につないでいる。これによりいままでの OFにはない水の中を泳ぎ回る魚のような滑らかな動きを可能にしている。ジェフティの機動性能をもってしてもなかなか 近づくことができない。さらに拡散ビームやデコイ、ホーミングミサイル、フローティングマイン、煙幕など多様な武器を 装備しており苦戦を強いられるジェフティ。戦闘の末勝利するとインヘルトがコントロールを失い地面に落下する。 ロイド「よくやったディンゴ、お前ならノウマンを止められる。」 ディンゴ「爺さん、早くプログラムを。」 ロイド「渡したいが体が動かん。」 ケン「私がいくわ。」 ジェフティから降りられないディンゴの代わりにケンがロイドの下へゆく。ロイドの指示通りプログラムのロックを解き ジェフティに送る。 ロイド「はやくしろ、ノウマンが近づいている。奴は力に捕り付かれている、何をするかわからんぞ!アーマーン計画の目的は支配ではない、 破壊だ。今から送るのは単なるプログラムではない、システムに着床するまで時間がかかる。今はまだアヌビスには勝てんぞ!」 天井にヒビが入ったと思った次の瞬間、目の前にアヌビスが現れる。 ノウマン「まだ死にたりないようだな、ディンゴ。人の命が軽い世の中だ、死んだはずの男がよみがえりアヌビスの一撃で何万もの 人が死ぬ。人類は途方もない進化の果てにようやく自然の摂理を手にしたわけだ。いいことを教えてやろう、お前が最後の 任務で運んだメタトロンはどうなったと思う?その機体だよ、アヌビスとジェフティはお前の部隊が運んだメタトロンによって 作られたのだ。」 ディンゴ「あの時のメタトロンが?・・・おかげで仲間が死んだ。」 ノウマン「喜べ、ディンゴ。お前もアーマーン計画の一翼を担っているのだ。前祝いにちょうどいい相手をしてやる。来い!」 続く 202 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 00 59 16 ID Nq6XhffjP アヌビスの無差別砲撃により崩れ始める地下研究所。 ケンはとっさにロイドのOFに乗り込み崩落を避ける。 メタトロンを神の様に語るノウマンは、火星を蹂躙した破壊の嵐も全てはメタトロンの意思と言い放ち ジェフティに襲い掛かる。 アヌビスに全く歯が立たないディンゴ。ロイドは最後の力を振り絞り脱出させるが、その代償にアヌビスの 矛先はロイドに向けられOFごと破壊される。 研究所から(強制的に)離脱するジェフティ。 そこへケンから連絡が入る。彼女は生きていた。すぐに戻ると告げるディンゴだったが、まだアヌビスが 近くにいるから戻らないようにと返ってくる。そして、たとえ私が居なくなっても必ずアーマーンを止めてと ディンゴに想いを託す。その言葉に不吉なものを覚えるディンゴは言葉を詰まらせる。 「私達仲間でしょ・・・ねぇ」 さんざん悪態をついて来たケンだったが同時にディンゴのことを深く信頼してもいた。 ケンの言葉はディンゴのかつての仲間のことにも及ぶ。彼らも同じことを思ったんじゃないか、と。 動けなくなってもその想いは仲間が遂げてくれると。生き残ったものにはやらなくてはならない義務が 有ると最後に告げて通信は切れる。 ケンからの通信が途絶えると替わってレオより連絡が入る。 連合軍のLEVの救出もほぼ完了し、彼らは地下要塞アーマーンへの入り口付近の渓谷に終結して いるとのこと。合流しようと急ぐディンゴの前に連合軍残党の討伐を目論むバフラム艦隊が姿を現す。 いかなジェフティといえど艦隊と真正面からやり合う戦闘力はなく、エイダにより動力炉のピンポイント 破壊が提案される。アーマーン同様、空間圧縮により守られた動力炉を破壊するため遂にベクター キャノンが炸裂する。 残存LEV部隊と合流するディンゴ。 だがテイパーに煽動されジェフティを敵視し銃を向けるLEV隊。さらにはLEV隊の作戦指揮を取る (衛星軌道上の)特務艦副長エレナから通信が入り、ジェフティは連合軍の所有物だと投降を呼びかけられる。 対して連合軍の指示で動いてると返すディンゴ。だが自らを連合軍のスパイと称したはずのケンの名は 連合軍に如何なる形でも登録されていなかった。 立場が危うくなる一方のディンゴだったが遅ればせながらレオ登場、彼は味方だと庇ってくれる。 彼の正体なんて関係ない、目的を同じくする仲間だ、と。 その言葉に勇気付けられ、逆にLEVでアーマーンに挑むなんて無謀だと命令の取り消しを迫るディンゴ。 だが、命令はしていないという。彼ら自身の意思で戦いを挑むのだと。仲間や家族を奪われたものもいる、 それは運命、生き残った者の義務だ、と。 ならばとディンゴは吠える。確かに俺はバフラム軍にいた、連合軍に仲間を殺されたこともある、だが今は アーマーンを破壊するためにいる、それでも撃ちたいというなら撃てと無防備な姿をさらす。 その姿を前に次々と銃を下ろすLEV隊の面々。彼らは自らの意思でディンゴを受け入れたのだ。 そしてディンゴの指揮のもと、アーマーンの隠されたクレバスへと進軍を開始する。 一方ケン、ノウマンに発見され共にアーマーンへ。 203 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 00 59 59 ID Nq6XhffjP 敵OFの大群を一丸となって突破しクレバスへ辿り着くLEV隊。 この頃にはロイドのプログラムも安定し、ジェフティにも瞬間移動が可能になる。 物資搬入口からアーマーン外壁へ取り付こうと単機突入するディンゴにケンから通信が入る。 アーマーンには来ないでとケン。彼女が連合軍所属でないのは既に明らか※だがさらに詳しい素性を語りだす。 (※Wiki掲載分レス番360でディンゴが「ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来た」と言っているが そのあと逆説的にケンは本当にスパイかと疑うシーンあり。確信無かったか、その場はうやむやに) その正体は純然たるバフラム軍のフレームランナー。殉職した父の後を追い軍に入隊。だがそれは 父の死の真相を探るためだった。彼女の父は6年前木星で死んだ。そう、ディンゴがバフラム軍を 離反する原因になったあの戦いでだ。 アーマーン計画―だがそれを知ったところで一兵士にしか過ぎないケンに何が出来ようか? しかし彼女はディンゴに出会った。計画が佳境に入ったその時、ジェフティと共に現われた。 これを運命といわず何を運命といおうか? 彼はアーマーンを止めなければならない、父のためにも。だが、その因縁はディンゴに知られては いけない。取るに足らない一兵士のたった一人の反乱など誰が信じてくれようか・・・ 悲しげに語り終えるケン。 彼女の父はディンゴもよく知る男であり、戦場でも幾度となく助けられた戦友だった。 この戦いは俺の義務―そう口にするディンゴ。 そしてケンの背後にノウマンが現われ、早くアーマーンに来い、殺してやると通信が切られる。 ベクターキャノンの一撃によりアーマーン内部への侵入に成功するディンゴ。 そこはバシリア州の半分は占めようかという広大な空間。何処までも続く天井と無数に立ち並ぶ長大な柱。 メタトロン反応もほとんど感知されず、要塞というよりもまるで何かのコントロール施設のようだった。 だが考える間もなくアヌビスが現われそのまま戦闘に入る。が、何か違和感を感じるディンゴ。 そこへレオの可変LEVが救援に来る。その猛攻により破壊寸前まで追い詰めらるアヌビスだったが、 LEVの背後に現われたもう一つのアヌビスによってレオは叩き伏せられる。 先に現われたアヌビスはレプリカだったのだ。そしてそのコクピットにはケンが閉じ込められていた。 これは余興と嘲るノウマンに、ふざけるなとディンゴが挑みかかかったその時、天井に大きく亀裂が入る。 それも一つや二つではない。無数の亀裂が視界を埋め尽くす。 火星の衛星フォボスのウーレンベックカタパルト※がこの地を捉えていたのだ。 (※空間の圧縮/解放により対象物を打ち出す機構。アヌビスの瞬間移動も原理は同じ) ここはアーマーンの制御施設にすぎなかった。真のアーマーンはフォボスにあったのだ。バシリア州ごと 滅ぼそうかというほどの衝撃の中、感慨深げに語るノウマン。 有史以来人類は様々なエネルギーを手に入れ文明は発展させてきた・・・ではメタトロンほどの エネルギーは人類に何をもたらすのか? それは破壊だ、とノウマン。宇宙の意思が、人類の無意識が終末を望んでいるのだと。 カタパルトの破壊的なまでの空間圧縮により、ジェフティの外装は砕けベクターキャノンを始め各種 追加装備も失い、レオ達と共に天へと吸い上げられる。 歓喜するノウマン「これがメタトロンの意思だ! 止めてみろ、ディンゴ!!」 204 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 01 00 43 ID Nq6XhffjP カタパルトが造る圧縮空間の中でアヌビスと戦いを繰り広げるジェフティ。 多くの武器は失われたものの、その瞬間移動能力を十二分に生かしきり遂にはアヌビスを打ち破る。 そして何処へとも無く吹き飛ばされていくアヌビスを尻目に可変LEVとレプリカを拾いフォボスに無事 到達するとエレナに救援を要請する。その際、エイダに仕込まれたアーマーン内部での自爆命令に ついて詳細を聞かされる。この命令は彼女達がセットした※ものだった。あくまでジェフティをバフラム軍に 奪取された時のことを考えての保険だったのだが解除されないようシステムの根幹に仕込んだため、 もはや解除は不可能だという。そのためレオはジェフティを木星の衛星へ隠し、自らの力でアーマーンを 破壊しようとしていたのだと。 (※前作でジェフティを回収したのが彼女の乗る艦。レオが乗り込んだときには既に自爆命令は組み込まれて いたので、時間的にそういうスキルを持った乗員が先行。遅れて特務艦到着するもバフラムに先を越されて 本来のジェフティのフレームランナーとか先行した乗員死亡ってところかと) そんなことを話している間にアヌビスもフォボスへ落ちてくる。 これで終わりだと言い放つディンゴに、これからだと返すノウマン。直後フォボスの地表が裂けアヌビスを 飲み込みんでしまう。一瞬の油断によりノウマンを取り逃がしたディンゴにエレナからアーマーンの 真の力が告げられる。先の空間圧縮による破壊力すら超えるエネルギー収縮。その力は太陽系全てを 巻き込むという。エレナには、いや、連合軍にはもはやディンゴに頼るしか手立ては無かった。 虫が良すぎると嫌悪するディンゴだったが交換条件に今後一切火星に口出しするなと火星の自由を 要求し、独断ながらエレナもその条件を受諾する。 頭の堅い連中に言っとけ、この条件が呑めないなら今度は俺が相手だ、と啖呵をきりアーマーンへ 突入するディンゴ。 アーマーン中枢でのノウマンとの最終決戦。 アーマーンと結合したアヌビスが襲いくるが、最早ジェフティとディンゴの敵ではなかった。 ノウマンを追い詰めるとディンゴは一つの質問をする。それは6年前の火星でのこと。ノウマンの裏切りを 心の奥底では信じられなかったのか、本当に俺達を売ったのかと問い詰める。 だが返ってきた答えは・・・ 「虫けらが死んでいくのをこの目で見れなかったのは残念だ」 その言葉によりディンゴも吹っ切れる。仲間が地獄で待ってるぜとジェフティのブレードがアヌビスを両断。 だがディンゴはとうとう間に合わなかった。 アーマーンは既に起動を開始しており収縮されていたエネルギーが今まさに解放されようとしていたのだ。 目の前で膨れ上がるエネルギー塊。 エイダ、エネルギーを共鳴・相殺しようと自爆プログラムを走らせる。 カウントダウンが開始される中、そうはさせじとレオの可変LEVが飛び込んできて身を呈してエネルギー塊の 前に立ちはだかる。するとどうか、LEVがエネルギー塊を押し返していくではないか。ゆっくりと収縮を 始めるエネルギー塊を見て、これでダメなら自爆でもなんでも好きにしろ、なにもしないまま死ぬなと ディンゴもジェフティのエネルギーを放出させてエネルギー塊を押さえ込みにかかる。 だがそれも所詮は焼け石に水。エネルギー塊が黒く染まっていったかと思うと再び膨張をはじめ、レオの LEVを跳ね飛ばしてしまう。そして闇の中に沈んでいくジェフティ。 エネルギー球の中はまるで時が止まったかのように静謐な空間だった。闇の中浮かび上がるアヌビスの 半身。こちらへ流れて来るアヌビスへ吸い寄せられるように手を伸ばした時、物寂しげな声が聞こえてくる。 ・・・私は・・・全てを・・・破壊するために・・・造られた・・・ この二機の性能は互角、生き写しの双子だ―そう言ったのは誰だったか・・・ ディンゴ、アヌビスを闇の深奥へと投げつける。 205 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 01 01 30 ID Nq6XhffjP 宇宙空間を漂うレプリカアヌビス。 大爆発を起こすフォボスを食い入るように見つめるケンは爆発の光が納まったそこに半壊しつつも 脱出に成功したジェフティと可変LEVの姿を発見する。 連合特務艦内。 ジェフティとアヌビスの力が等価ならその起爆力もまた然りと、ディンゴの機転により無事に戻って これたものの命令に背いたのかと悩む?エイダに、それでいいんだとレオ。 ディンゴも力は正しいことに使え、少なくとも自分が正しいと信じることにと続けるとケンの茶々が入る。 「誰の受け売り?」 ディンゴがおまえの親父さんだと返すと少し感傷的になったか涙を浮かべるケン。 そしてディンゴはジェフティから降ろされ、ジェフティは俺にはちょっとでかい、今度はまともな体に 戻してくれと軽口を叩きながら救命装置付きの寝台で搬送されていく。 誰も居なくなったハンガーでレオはジェフティへと振り返る・・・ おわり。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上です。 ちょっと捕捉しとくと前作でアヌビス奪われた後、アヌビスの解析データがフィードバックされて ただでさえ強いOFがさらに強くなって連合軍は大弱り。で、時期にしてディンゴが火星に来る 数ヶ月前、一発逆転を狙ってバシリア州に大攻勢をかけたけど失敗。その時の生き残りが ベクターキャノン奪ったり、クレバスに一緒に攻めいった方々です。 火星に降り立った時に火星の事情に疎いディンゴにケンが教えてくれる。 ちなみに火星には16の州があって、それぞれ統治してる(地球の)国が違うんだけどバフラム軍は バシリア州の軍隊ね。
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ANUBIS ZONE OF THE ENDERS ・part22-304~305・311・343~344・360~361 ・part23-335・391 ・part41-45~48,72,78,79,111,137~139,145 (part41-138での本人の希望により削除) ・part46-202~205 304ANUBISsage2006/04/18(火) 22 06 44 ID 0d9bxmVa ANUBIS Zone Of the Enders は前作「Z.O.E」の2年後という位置づけにあたります。 で、私は前作をプレイしていませんorz。 いちおうANUBISのおまけとして前作のストーリーがダイジェストにまとめられておりますが 詳しい部分はサパーリなので、簡単な説明にとどめておきます。 時代背景> 21世紀も半ばから人々は宇宙へ進出しはじめました。 月をはじめとし、火星、木星へと人類は移住してゆきます。 地球は火星や木星を「エンダー(田舎者)」と呼び、星同士はあまり仲がよくありません。 21世紀のおわり頃に「メタトロン」と呼ばれるエネルギー資源(鉱石)が発見され、 それに伴う技術革新により電子技術の躍進や空間圧縮による長距離移動などが可能になりました。 そして22世紀半ばに、火星の反地球派バフラム軍によりメタトロンを利用した人型兵器 「オービタルフレーム」が開発されました。 2167年、OFをめぐるバフラム軍のテロ事件により地球-火星間は緊張が高まります。 前作「Z.O.E」> 2172年、地球軍に武装占拠されてた木星のコロニー「アンティリア」をバフラム軍が襲撃し、 開発中のオービタルフレームが強奪される事件がありました。(アンティリア襲撃事件) 開発中だった2機のオービタルフレームの内、片方「アヌビス」はバフラム軍によって奪取されました。 もう片方の「ジェフティ」は、偶然にもレオという少年(主人公)が乗り込み、 地球連合軍によって回収されました。 用語解説> ・オービタルフレーム(OF):火星バフラムで開発された戦闘用機動兵器。 メタトロンを各部に使用することにより、LEV(後述)を遥かに凌駕する機動性、攻撃力を有する。 OFを操縦する人間を、フレームランナーと呼ぶ。 ・LEV(レブ):Laborious Extra-Orbital Vehicle(軌道外作業機械)。 宇宙ステーションやコロニーの製作のために開発された有人作業ロボット。 戦闘用も開発されているが、あまり強くない(ものが多い)。 その他、詳しい世界背景などは http //www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html http //ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS を参照 305ANUBISsage2006/04/18(火) 22 10 19 ID 0d9bxmVa AD2174 木星の衛星カリストにて、相棒のリック、オペレータのアンジーらと共に、しがない採掘工をしている主人公・ディンゴ。 ある日、いつものように仲間と雑談しながら採掘現場に向かう途中、メタトロンの反応をキャッチします。 LEVの着地ルートを変更しメタトロン反応のある地点に向かい、LEVから降りて巨大なコンテナを見つけるディンゴ。 そこには超兵器であるオービタル・フレームが。 直後、激しい振動。いかにも敵っぽい兵器と軍用艦が飛来し、ディンゴのLEVが破壊されてしまいます。 「LEVをやられた。バフラムの連中だ!」 火星軍のバフラムが、なぜカリストへ?考える間もなく、 敵の攻撃により、OFのコンテナが崖から滑り落ちてしまいディンゴいきなり大ピンチ。 すんでの所でOFのコクピットに飛び乗り、妙に馴れた手つきで起動させます。 「動けぇぇぇぇっ!」 激しい光とともに起動したOF。敵の無人兵器・ラプターをあっと言う間に破壊します。 「何だこの機動性は…」驚くディンゴに、戦闘AI・エイダが答えます。 「当機はオービタルフレーム・ジェフティです。操作説明を行いますか?」 大量の無人兵器が次々と飛来してきます。雑魚を殺しつつ、リックの身を案じ彼に通信してみると、 彼も攻撃を受けLEVの脚をやられてしまったようです。無人兵器相手に採掘用のLEVではとても相手になりません。 「じっとしてろ。すぐ行く!」リックを助けに、敵の雑魚をちぎっては投げしながら進むジェフティ。 巨大な氷の壁を破壊した先に、彼のLEVはいました。が、彼の真上には謎の女性型OFの影が! リックではなく、ディンゴのジェフティに攻撃を仕掛ける女性型OF・アージェイト。 「見つかったからには渡してもらうわ」 「バフラムがカリストに何の用だ?」 「…へぇ、ただの採掘工じゃないようね」 艦隊を一目みてバフラム軍と看破したり、馴れた手つきでOFを動かしたりと、いろいろと詳しいディンゴ。 それはそれとして、「はいだらー!」意味不明のかけ声とともに激しい攻撃を繰り出してくるアージェイト。 外殻にも変化する無数のビット「ウィスプ」を繰り出す攻撃を得意とするOFですが、 所詮ジェフティの敵ではありません。アージェイトの首根っこを捕まえ、指揮官は誰かと聞きますが、 一瞬のスキをつかれて逃げられてしまいます。逃げる先には軍用艦が。 「このままじゃカリストごと潰される…」危険ですというエイダの進言をスルーし、 単身バフラムの軍用艦に乗り込むジェフティなのでした。 つづく 311ANUBISsage2006/04/19(水) 22 18 45 ID QgT7u7Rg 軍用艦内部でドンパチやっていると、いつの間にか軍用艦は宇宙に出ていました。 どうやらディンゴの思惑通り、バフラム軍はこのジェフティの回収が目的だったようです。 ディンゴは、リックやアンジーなどを巻き込みたくなかったため、あえて単身で乗り込んだのです。 「それに…確かめたいこともある」 そのまま先に進もうとすると、背後から突然謎のOFが。 OF・ネフティスはビーム攻撃を無効にする強固なシールドと素早い動きでジェフティを翻弄します。 艦内にある角材を投げつけられ戦闘不能になりながらも、 「ジェフティ…」と、冷たい声を発するネフティスのランナー。 その声にディンゴは反応します。「お前…ヴァイオラか?!」 横からエイダが口を挟みます「相手はおそらく戦闘AIです。該当するフレームランナーは、すでに死亡しています」 エイダ曰く、2年前、連合宇宙軍統括下、木星軌道上のコロニーをバフラム軍が襲撃し、 開発中のオービタルフレーム・アヌビスを奪取したという事件(アンティリア襲撃事件:前作Z.O.E)があり、 その際バフラムのエースだったヴァイオラは連合軍によって倒されました。 バフラム軍はアヌビスだけでなく、ジェフティも奪取の目標でしたが、 バフラムの手に渡るのを恐れた何者かによって回収され、カリストに破棄された、ということです。 そしてそのバフラムの指揮官はノウマン大佐だと説明するエイダ。 「ノウマン…」苦虫を噛み潰したような顔でつぶやくディンゴ。 ディンゴはどうやらヴァイオラだけでなく彼も知っているようです。いったいディンゴの過去に何が? と、突然コクピット内でレッドアラートが。「共鳴反応…アヌビスです」とエイダ。 扉をあけ進むと突如、犬型OF・アヌビスの姿が。 「その機体を返してもらおう」ジェフティに襲いかかってきます。 ホーミング攻撃と瞬間移動を駆使し、ジェフティですら全く歯が立ちません。なすすべもなくやられるディンゴ。 「ノウマン…」「貴様…ディンゴかっ!」 なつかしの再会のようです。降りて私の部屋に来い、と言われるディンゴ。 艦内の廊下にて、ディンゴ、ノウマン、そしてアージェイトのランナーであるケン(女性)が顔を合わせます。 ノウマンは、ディンゴは六年前バフラムの主力パイロットであったこと、軍の記録では死んだ事になっていることを ケンに語ります。バフラムに戻れとノウマンはディンゴに誘いかけますが、ディンゴはツンツンしています。 「ふざけるな!部隊の仲間が何人死んだと思ってる!?はっきり言えよ…お前が殺したんだ!」 どうやら当時一悶着あって、バフラムに愛想を尽かしたディンゴは軍を辞めたようです。 ノウマンの最後の切り札「お前は好きだ」という言葉をも無視し、帰ろうとするディンゴ。直後、銃声。 なんと、ノウマンがディンゴに発砲しています。ニヤニヤしながら、2発、3発と命中させます。どうみても致命傷です。 「死体は片付けておけ」とケンに残し、スタスタ帰って行くノウマン。 薄れ行く意識のディンゴに、ケンが囁きかけます。「助かりたかったら協力して…」。 つづく 343ANUBISsage2006/04/21(金) 22 36 24 ID RivWDKQx 2ヶ月後、衛星ダイモスのバフラム軍基地。 ジェフティのコックピットの中でディンゴは目覚めます。 俺は死んだんじゃないのか、と問うディンゴに、 ケンは答えます。「あなたは今、失った心肺機能を機械で補ってるわ。 その動力はジェフティから供給されている。 つまりあなたは、ジェフティを降りたら死ぬのよ。」と。ひでぇ。 なぜ俺がバフラムに協力せにゃならんのだ、と激昂するディンゴにケンは、 実は私は連合宇宙軍のスパイでバフラムには任務で潜伏している、と言い、 悪の親玉であるノウマンを倒すために協力しろ、6年前の仲間の仇を討ちたいでしょう、 悪いようにはしないと持ちかけます。別に連合軍やバフラムのいざこざなど 知ったこっちゃないディンゴですが、ノウマンをぶっ倒したいという気持ちだけは人一倍なので、 女に使われるのはイヤですが渋々ながらも承知します。 とりあえずまずはダイモスから脱出しろと言うので言われた通りにします。 が、基地を脱出する途中で、突如救難信号が。聞くと、連合軍のテイパーという人物からで、 LEVの制御系をやられて貨物カーゴの中に閉じ込められているといいます。 なんでも彼は、火星にいる「ベクター・キャノン」というものを持った仲間の 救助に行かなければならないそうです。 テイパーの救助を無下に断ろうとする性格の悪いディンゴですが、ケンは 私たちにもそれ(ベクター・キャノン)が必要だから助けてやれと言います。 それをも断ろうとするディンゴですが、ケンは、さもなくばエイダにジェフティのエネルギー供給を断たせると 脅します。仕方ないのでテイパーを救出し、彼のLEVを掴んでカタパルトにまで到着します。 一足お先にとカタパルトから火星へと飛び立つテイパー。その時、ジェフティの背後にOF・ネフティスの姿が。 ディンゴは「AIでもヴァイオラを相手にはしたくねぇ」と、逃げの一手。スタコラと火星に向かいました。 344ANUBISsage2006/04/21(金) 22 39 23 ID RivWDKQx 火星が辺り一面焼け野原なのに驚くディンゴ。ケンに説明を求めます。長いですがまとめると、 現在の火星はすべてバフラムの統治下にあること、連合軍側はもはや束になってもかなわないこと、 バフラムの軍事要塞アーマーンが始動準備に入っていること、 アーマーンが起動したら宇宙はバフラムに征服されてしまうこと、 アーマーンは空間圧縮による質量の断層を作って外部からの侵入を防いでいること、 それを貫通できる唯一の兵器がベクター・キャノンだということ、 宇宙連合軍はベクターキャノンを手に入れたが火星・バフラム軍統治下のバシリア州で消息不明になっていること、 そして、アヌビスに対抗出来るのはジェフティだけだということ、 それでケンはディンゴをこんな目に会わせたということ。 ケンカになりますが、敵無人兵器の襲撃により一方的に回線を切るディンゴ。 戦いの最中、一筋のレーザーが敵無人兵器を貫きます。 辺りを見回すと、遠くから純白の戦闘機が凄まじいスピードで接近。「なんだアイツは…?」 人型に変形し、なぜかジェフティに襲いかかってきます。「行くぞ!」 レーザー、リップルレーザー、オプションなど多彩な武装を使いこなし、 さらには接近戦で人型に変形するLEV・ビックバイパー。声からして、乗っているのは少年のようです。 反撃しつつ説得を試みます。「待て、俺はバフラムじゃない!」 「バフラムじゃなかったら、何だっていうんだ?」 突然エイダが反応します。「あたなですね、レオ?」 その声に落ち着きを取り戻すビックバイパーのランナー・レオ。 レオは、以前のジェフティのランナーだったのです(前作)。 アーマーンへ行くのか、と問うレオにディンゴは、だったらどうしたと答えます。 そして、レオの口から衝撃的な事実が。 「エイダはジェフティをアーマーンで自爆させる気なんだぞ!」 とことん不幸なディンゴ。ジェフティのシステムのプログラムに根ざしているコマンドで、 それが私の存在意義だと答えるエイダ。 しかしエイダはともかく、ディンゴはジェフティと心中するのはご免です。かといって、降りたら死んじゃいます。 エイダを失いたくないというレオに、ディンゴは答えます。 「わかった。俺がアーマーンをぶっ潰す。そうすればお前も自爆のしようがないだろ。」 おまえの大事なジェフティは無事返してやると言い、渋々承知するレオ。 レオはこれから連合軍の残党の救助に向かい、それが終わり次第アーマーンに向かうと言います。 「あなたの腕は確かだった。…その腕を信じます」飛行形態に変形し、すっとんで行きました。 つづく 360ANUBISsage2006/04/23(日) 21 59 07 ID Wi839CP9 さて、ディンゴはベクター・キャノンを手に入れるためにバシリア内部に侵入しなくてはなりません。 しばしケンと喧嘩したのち、 内部に通じるゲートを突破し、バシリア領地に向かうジェフティ。 バシリア領の入り口のロックを解除し、侵入すると突然背後からOF・ネフティスが!なんとしつこい奴でしょう。 奴の必殺の突進攻撃を回避しつつ、激闘の末になんとか破壊します。 あたりを見回すと、戦闘の末にいつの間にか民間居住区まで来てしまっていたようです。 民間人を巻き込むのはご免なので出ようとしますが、突如テイパーから通信が入ります。 ベクター・キャノンを持った仲間(エイトヘッド中隊)の発信地をキャッチしたのでこれから向かうとのことです。 ディンゴも向かおうとしますが、いきなり居住区で爆発が起こります。 見ると、バフラム軍の無人兵器と連合軍のLEVがドンパチやっています。 「何考えてる!民間人を巻き込むつもりか!?」と怒りのディンゴ。しかし連合軍は 「構ってられるか!どうせバシリアのクズどもだ」と、戦いを止めようとしません。 意外と正義感の強いディンゴ、エイダの「連合軍と民間居住区、どちらを助けますか?」との質問に 「どっちもだ!」と強気の発言。敵無人兵器を倒しつつ、民間居住区にも発砲しているLEVを サブウェポン「ゲイザー」で動きを止めたりと、大忙しです。なんとか無人兵器を一掃し、 連合軍に文句を言いますが、バフラムのクズを殺して何が悪い、と逆切れされます。 てめえらも十分クズ野郎だと吐き捨て、怒りの冷めやらぬまま、レオに通信してみると、 レオは何人かの連合軍の残党を確保したようです。 ディンゴは、一応ここに連合軍がいるから必要ならピックアップしろと言い、回線を切ります。 テイパーにも通信を入れると、彼はエアーズグリフ海岸沿いのエネルギー施設で エイトヘッドと合流したとのこと。しかし、ここの場所がバフラムにバレたかもしれない、と言います。 と、突然居住区にある列車が走り出しました。エイダに経由先を計算させると、行き先は テイパー達のいるエネルギー施設…。OFを列車に積んでおり、攻め込むつもりのようです。 休む間もなく急いで追うジェフティ。列車を最後部から順々に破壊し、動きを止めることに成功します。 倒した足でそのままエネルギー施設へ向かう途中、ケンから通信が入ってきました。 彼女もアージェイトでエネルギー施設に向かっているとの事。 スパイなのにかなり大胆な行動をしている彼女に、ディンゴは疑問を抱きます。 ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来たぞ、とケンに脅しをかけます。 それがこじれてまたケンカになりますが、テイパーから通信が入ったので回線を切り替えます。 しばしの会話中にいきなりテイパーの悲鳴が聞こえ、回線が切れてしまいます。 いったい施設で何が? つづく 361ANUBIS更新遅くてすみませんsage2006/04/23(日) 22 00 54 ID Wi839CP9 エネルギー施設では、エイトヘッドと思われるLEVの残骸がそこかしこへ転がっていました。 「全滅です」とエイダ。 溶鉱炉に向かうと、お出迎えしたのは…またもやネフティス。 「ベクターキャノンは返してもらった。…後はお前だけだ。行くよ!」 無人兵器を使ったコンビネーションによる突進攻撃を仕掛けるネフティス。 しかし、その無人兵器を逆に盾にする戦法で、ジェフティはなんとかネフティスに勝利、 ベクターキャノンのデバイスドライバを取り返し、インストールすることが出来ました。 お見事です、現在の戦闘レベルではジェフティに倒せる相手ではありませんでした、とディンゴを褒めるエイダ。 しかしディンゴは「いい気はしねぇよ。…ヴァイオラとは戦友だったんだ。」と苦い表情。 と、そこに「戦友…?あんた、バフラムだったのか?!」 なんと生き残っていたテイパーがたまたまその会話を聞いてしまいます。 今はバフラムじゃない、と反論するディンゴですが、テイパーは疑っています。 間の悪いことにケンの乗るアージェイトも到着。混乱を極めるテイパー。 その一瞬のスキをつき、瀕死のネフティスがアージェイトに接触! アージェイトのAIがヴァイオラに乗っ取られてしまいます。 (その際の衝撃でテイパーのLEVは吹っ飛ばされてどっか行っちゃいました。) 「操縦が効かない!」と狼狽するケン。エイダに対策を聞くディンゴ。 「アージェイトは現在コントロールが自立戦闘AIにあるようです。 アージェイトを掴んで、AIのデリートを行ってください」 「わかった。…ヴァイオラ、今度こそ最後だ!」 アージェイトのブレードをはじき返して出来たスキを狙い、AIのデリートを行うジェフティ。 「ジェフティ…目標ブラボー…ジェフティ…ハカイ…モシクハ……」 「こいつはヴァイオラじゃない…ノウマンが作った怨霊だ…くそっ!」 ヴァイオラAIのデリートを完了させます。AIを消去したアージェイトにディンゴは 「おい、ここは爆発するぞ。さっさとついてこい」と、ケンに言いますが、 アージェイトはふらふらと落ちてゆきます。 「待って!私AI無しで操縦なんてしたことないわ」とケン。なんと手間のかかる奴でしょう。 このままではアージェイトは溶鉱炉に真っ逆さまです。 意地悪なディンゴは、ウリに謝罪と賠償を要求するニダ、そうすれば助けてやるニダと言いますが、 ケンは「絶対言わない!」といいながらどんどん落ちて行きます。 さすがにこのままでは哀れなので、やむなくディンゴはアージェイトを掴んでやり、エネルギー施設を脱出します。 つづく 362名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/04/23(日) 22 05 40 ID MPiWUnm4 アヌビスの人乙です。 確か居住区防衛ミッションの時にいい成績を出すと聞ける エイダ「お見事としかいいようがありません」 ディンゴ「天才ランナーと呼んでくれ」 エイダ「天才ランナー」 ディンゴ「本当に呼ぶな!」 ってやり取りが好きだ。 319名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/03(月) 00 54 31 ID 04ln1o04 ANUBISが途中で止まってるみたいだけど俺が続き械書いてもいいかい? 320名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/07/03(月) 01 46 09 ID fL1yfJkc 書いてもいい?とか、わざわざ聞く必要はないと思います。 ガシガシやっちゃってください。 335名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/04(火) 01 32 46 ID rtXR7Ljt それじゃ遠慮なく ANUBIS(PS2) 無事にエネルギー施設を脱出したディンゴとケン。 ディンゴ「着いたぜ。今までよくやってきたな。」 ケン「これが普通・・・、まって通信だわ。」 ディンゴ「まったく、とんだ足手まといだ。」 ADA「お似合いです。」 ディンゴ「冗談はやめてくれ。」 ADA「あいにく冗談を発言するプログラムは・・・」 ディンゴ「もういい!・・・お前とあのレオって小僧のほうがお似合いだぜ?」 ADA「からかわないでください。」 ディンゴ「はははっ!おもしれえ奴だな、お前は。」 ADA「おもしれえ?」 ケン「アーマーンがもう起動準備にはいってる。急ぎましょ。」 ディンゴ「待て。アヌビスのあの一瞬にして近づく技に対抗する手段がない。」 ケン「だけどどうやって・・・」 ディンゴ「ロイドに頼もう。訓練時代に世話になった。」 ケン「ロイド?変わり者だわ。」 ディンゴ「腕は確かだぜ?」 ケン「確かにアヌビスの技術研究をしたのはロイドだけど・・・」 ディンゴ「なら好都合じゃねえか。場所はわかるか?」 ケン「エアーズクリフ上部の海岸線よ。案内するわ。」 ディンゴ「わかった。はやくのれ。」 ケンの搭乗するアージェイトは戦闘AIを消去したため操縦できなくなりました。 ケンがジェフティに乗り込もうとハッチが一瞬開きます。するとディンゴへの動力供給が とまったのか苦しそうな顔をします。それをケンがチラッと見ます。 ジェフティがロイドの研究施設に向かう途中ディンゴがノウマンの部隊を離れた理由が明かされます。 ディンゴ「俺の最後の任務は木星で発見されたメタトロンをコロニーのアンティリアに護送することだった。 無事任務が終わり火星に帰る途中、地平線を埋め尽くすほどの連合軍に襲われた。まだオービタルフレームが 実戦投入されてなかった頃の話だ。地球側の新型LEVと俺たちとじゃ性能は段違いだった。俺はすぐに 救援を要請した。だがあいつはなんていったと思う?『諦めろ』だ。奴は笑っていた。俺は救援がくると 励ましながら一心に敵を倒した。気がつくと連合軍は引き上げていた。俺の部隊は全滅、カリストの民間労働者も大勢巻き込んだ。 地球側に情報を漏らしたのはノウマンだ。」 ケン「自分の部隊を売った?」 ディンゴ「生贄だよ。火星にメタトロンをもちこんだことが失敗に見せる必要があったんだ。俺はもう部隊へは 戻らないと決めた。あんなことが起きるまでは。」 ケン「仲間の仇を討とうとは思わなかったの?部隊に戻って反旗を翻せばみんなあなたに・・・!」 ディンゴ「ノウマンは俺を殺そうとしたんだぞ!戻ったら殺されるに決まってる!現にそうなったじゃねえか! ケン「力は正しいことにつかうべきだわ!少なくとも自分が正しいと信じることに!」 ディンゴ「・・誰の受け売りだそりゃ?軽く言えることじゃねえぞ。」 ケン「でも!」 ディンゴ「もういい。後は全部済んでからだ。」 391名無しさん@お腹いっぱい。2006/07/12(水) 02 20 28 ID IYvN5LZs ケンと一緒にロイドの研究所の乗り込むディンゴ。そこにロイドから通信が入る。 ロイド「久しぶりだな、ディンゴ。生きていたのか、うれしいぞ。」 ディンゴ「爺さん、相談があってきた。」 ロイド「見当はつく、その機体のことだろう。私は地下にいる、自力でこい。」 ロイドにいわれた通り地下へ向かうディンゴ、しかし入り口を見つけるまでに大量のOFと戦闘に なる。ようやく地下へのエレベーターを見つける。またロイドから通信が入る。 ロイド「やっときたか腕は鈍ってないようだ。早く来い、お前には特別の歓迎をしてやる。」 そう簡単には協力しようとしないロイド、とにかく会うためにひたすら地下の奥へと すすむ。ここにも大量のOFとトラップが配置されていた。それらをかいくぐり突き進み ようやくロイドと会う。 ロイド「やっときたか。」 ディンゴ「話は後だ。アヌビスと互角に渡り合える術が欲しい。」 ロイド「アヌビスの決定的な優位性はメタトロンの空間圧縮能力を最大限に利用した、亜高速移動 にある。」 アヌビスの瞬間移動の正体はこれだった。 ロイド「悲観することはない。その能力はジェフティにも備わっている。この二機の性能は互角、生き写しの 双子だ。ただジェフティがアヌビスと並ぶには一つ欠けているものがある。スペックを最大限に引き出すための プログラムだ。」 ケン「それがあればアヌビスに?」 ロイド「勝てるかどうかはランナー次第だ。」 ディンゴ「なら心配はない、はやくプログラムを渡してくれ。」 ロイド「やはりノウマンに逆らう気か。」 ディンゴ「逆らう?戦うだけだ。」 ロイド「プログラムは渡せん。欲しければまず私と戦え。私はバフラムに忠誠を誓った男だ、裏切ることはできん。」 一度軍に忠誠を誓ったといいプログラムを渡すことを拒むロイド。ディンゴは全力でプログラムを奪いにかかる。 ロイドの乗る機体はインヘルト。従来のOFと違い全くメタトロンを使用していない。(メタトロンは希少なもの) 表面をゲル状の物質でコーティングしておりレーザーなどの光学兵器をほぼ無効化してしまう。近づいてブレードで 攻撃するしかない。しかし搭乗者であるロイドは脳に金属の管を差込み直接機体につないでいる。これによりいままでの OFにはない水の中を泳ぎ回る魚のような滑らかな動きを可能にしている。ジェフティの機動性能をもってしてもなかなか 近づくことができない。さらに拡散ビームやデコイ、ホーミングミサイル、フローティングマイン、煙幕など多様な武器を 装備しており苦戦を強いられるジェフティ。戦闘の末勝利するとインヘルトがコントロールを失い地面に落下する。 ロイド「よくやったディンゴ、お前ならノウマンを止められる。」 ディンゴ「爺さん、早くプログラムを。」 ロイド「渡したいが体が動かん。」 ケン「私がいくわ。」 ジェフティから降りられないディンゴの代わりにケンがロイドの下へゆく。ロイドの指示通りプログラムのロックを解き ジェフティに送る。 ロイド「はやくしろ、ノウマンが近づいている。奴は力に捕り付かれている、何をするかわからんぞ!アーマーン計画の目的は支配ではない、 破壊だ。今から送るのは単なるプログラムではない、システムに着床するまで時間がかかる。今はまだアヌビスには勝てんぞ!」 天井にヒビが入ったと思った次の瞬間、目の前にアヌビスが現れる。 ノウマン「まだ死にたりないようだな、ディンゴ。人の命が軽い世の中だ、死んだはずの男がよみがえりアヌビスの一撃で何万もの 人が死ぬ。人類は途方もない進化の果てにようやく自然の摂理を手にしたわけだ。いいことを教えてやろう、お前が最後の 任務で運んだメタトロンはどうなったと思う?その機体だよ、アヌビスとジェフティはお前の部隊が運んだメタトロンによって 作られたのだ。」 ディンゴ「あの時のメタトロンが?・・・おかげで仲間が死んだ。」 ノウマン「喜べ、ディンゴ。お前もアーマーン計画の一翼を担っているのだ。前祝いにちょうどいい相手をしてやる。来い!」 続く 202 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 00 59 16 ID Nq6XhffjP アヌビスの無差別砲撃により崩れ始める地下研究所。 ケンはとっさにロイドのOFに乗り込み崩落を避ける。 メタトロンを神の様に語るノウマンは、火星を蹂躙した破壊の嵐も全てはメタトロンの意思と言い放ち ジェフティに襲い掛かる。 アヌビスに全く歯が立たないディンゴ。ロイドは最後の力を振り絞り脱出させるが、その代償にアヌビスの 矛先はロイドに向けられOFごと破壊される。 研究所から(強制的に)離脱するジェフティ。 そこへケンから連絡が入る。彼女は生きていた。すぐに戻ると告げるディンゴだったが、まだアヌビスが 近くにいるから戻らないようにと返ってくる。そして、たとえ私が居なくなっても必ずアーマーンを止めてと ディンゴに想いを託す。その言葉に不吉なものを覚えるディンゴは言葉を詰まらせる。 「私達仲間でしょ・・・ねぇ」 さんざん悪態をついて来たケンだったが同時にディンゴのことを深く信頼してもいた。 ケンの言葉はディンゴのかつての仲間のことにも及ぶ。彼らも同じことを思ったんじゃないか、と。 動けなくなってもその想いは仲間が遂げてくれると。生き残ったものにはやらなくてはならない義務が 有ると最後に告げて通信は切れる。 ケンからの通信が途絶えると替わってレオより連絡が入る。 連合軍のLEVの救出もほぼ完了し、彼らは地下要塞アーマーンへの入り口付近の渓谷に終結して いるとのこと。合流しようと急ぐディンゴの前に連合軍残党の討伐を目論むバフラム艦隊が姿を現す。 いかなジェフティといえど艦隊と真正面からやり合う戦闘力はなく、エイダにより動力炉のピンポイント 破壊が提案される。アーマーン同様、空間圧縮により守られた動力炉を破壊するため遂にベクター キャノンが炸裂する。 残存LEV部隊と合流するディンゴ。 だがテイパーに煽動されジェフティを敵視し銃を向けるLEV隊。さらにはLEV隊の作戦指揮を取る (衛星軌道上の)特務艦副長エレナから通信が入り、ジェフティは連合軍の所有物だと投降を呼びかけられる。 対して連合軍の指示で動いてると返すディンゴ。だが自らを連合軍のスパイと称したはずのケンの名は 連合軍に如何なる形でも登録されていなかった。 立場が危うくなる一方のディンゴだったが遅ればせながらレオ登場、彼は味方だと庇ってくれる。 彼の正体なんて関係ない、目的を同じくする仲間だ、と。 その言葉に勇気付けられ、逆にLEVでアーマーンに挑むなんて無謀だと命令の取り消しを迫るディンゴ。 だが、命令はしていないという。彼ら自身の意思で戦いを挑むのだと。仲間や家族を奪われたものもいる、 それは運命、生き残った者の義務だ、と。 ならばとディンゴは吠える。確かに俺はバフラム軍にいた、連合軍に仲間を殺されたこともある、だが今は アーマーンを破壊するためにいる、それでも撃ちたいというなら撃てと無防備な姿をさらす。 その姿を前に次々と銃を下ろすLEV隊の面々。彼らは自らの意思でディンゴを受け入れたのだ。 そしてディンゴの指揮のもと、アーマーンの隠されたクレバスへと進軍を開始する。 一方ケン、ノウマンに発見され共にアーマーンへ。 203 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 00 59 59 ID Nq6XhffjP 敵OFの大群を一丸となって突破しクレバスへ辿り着くLEV隊。 この頃にはロイドのプログラムも安定し、ジェフティにも瞬間移動が可能になる。 物資搬入口からアーマーン外壁へ取り付こうと単機突入するディンゴにケンから通信が入る。 アーマーンには来ないでとケン。彼女が連合軍所属でないのは既に明らか※だがさらに詳しい素性を語りだす。 (※Wiki掲載分レス番360でディンゴが「ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来た」と言っているが そのあと逆説的にケンは本当にスパイかと疑うシーンあり。確信無かったか、その場はうやむやに) その正体は純然たるバフラム軍のフレームランナー。殉職した父の後を追い軍に入隊。だがそれは 父の死の真相を探るためだった。彼女の父は6年前木星で死んだ。そう、ディンゴがバフラム軍を 離反する原因になったあの戦いでだ。 アーマーン計画―だがそれを知ったところで一兵士にしか過ぎないケンに何が出来ようか? しかし彼女はディンゴに出会った。計画が佳境に入ったその時、ジェフティと共に現われた。 これを運命といわず何を運命といおうか? 彼はアーマーンを止めなければならない、父のためにも。だが、その因縁はディンゴに知られては いけない。取るに足らない一兵士のたった一人の反乱など誰が信じてくれようか・・・ 悲しげに語り終えるケン。 彼女の父はディンゴもよく知る男であり、戦場でも幾度となく助けられた戦友だった。 この戦いは俺の義務―そう口にするディンゴ。 そしてケンの背後にノウマンが現われ、早くアーマーンに来い、殺してやると通信が切られる。 ベクターキャノンの一撃によりアーマーン内部への侵入に成功するディンゴ。 そこはバシリア州の半分は占めようかという広大な空間。何処までも続く天井と無数に立ち並ぶ長大な柱。 メタトロン反応もほとんど感知されず、要塞というよりもまるで何かのコントロール施設のようだった。 だが考える間もなくアヌビスが現われそのまま戦闘に入る。が、何か違和感を感じるディンゴ。 そこへレオの可変LEVが救援に来る。その猛攻により破壊寸前まで追い詰めらるアヌビスだったが、 LEVの背後に現われたもう一つのアヌビスによってレオは叩き伏せられる。 先に現われたアヌビスはレプリカだったのだ。そしてそのコクピットにはケンが閉じ込められていた。 これは余興と嘲るノウマンに、ふざけるなとディンゴが挑みかかかったその時、天井に大きく亀裂が入る。 それも一つや二つではない。無数の亀裂が視界を埋め尽くす。 火星の衛星フォボスのウーレンベックカタパルト※がこの地を捉えていたのだ。 (※空間の圧縮/解放により対象物を打ち出す機構。アヌビスの瞬間移動も原理は同じ) ここはアーマーンの制御施設にすぎなかった。真のアーマーンはフォボスにあったのだ。バシリア州ごと 滅ぼそうかというほどの衝撃の中、感慨深げに語るノウマン。 有史以来人類は様々なエネルギーを手に入れ文明は発展させてきた・・・ではメタトロンほどの エネルギーは人類に何をもたらすのか? それは破壊だ、とノウマン。宇宙の意思が、人類の無意識が終末を望んでいるのだと。 カタパルトの破壊的なまでの空間圧縮により、ジェフティの外装は砕けベクターキャノンを始め各種 追加装備も失い、レオ達と共に天へと吸い上げられる。 歓喜するノウマン「これがメタトロンの意思だ! 止めてみろ、ディンゴ!!」 204 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 01 00 43 ID Nq6XhffjP カタパルトが造る圧縮空間の中でアヌビスと戦いを繰り広げるジェフティ。 多くの武器は失われたものの、その瞬間移動能力を十二分に生かしきり遂にはアヌビスを打ち破る。 そして何処へとも無く吹き飛ばされていくアヌビスを尻目に可変LEVとレプリカを拾いフォボスに無事 到達するとエレナに救援を要請する。その際、エイダに仕込まれたアーマーン内部での自爆命令に ついて詳細を聞かされる。この命令は彼女達がセットした※ものだった。あくまでジェフティをバフラム軍に 奪取された時のことを考えての保険だったのだが解除されないようシステムの根幹に仕込んだため、 もはや解除は不可能だという。そのためレオはジェフティを木星の衛星へ隠し、自らの力でアーマーンを 破壊しようとしていたのだと。 (※前作でジェフティを回収したのが彼女の乗る艦。レオが乗り込んだときには既に自爆命令は組み込まれて いたので、時間的にそういうスキルを持った乗員が先行。遅れて特務艦到着するもバフラムに先を越されて 本来のジェフティのフレームランナーとか先行した乗員死亡ってところかと) そんなことを話している間にアヌビスもフォボスへ落ちてくる。 これで終わりだと言い放つディンゴに、これからだと返すノウマン。直後フォボスの地表が裂けアヌビスを 飲み込みんでしまう。一瞬の油断によりノウマンを取り逃がしたディンゴにエレナからアーマーンの 真の力が告げられる。先の空間圧縮による破壊力すら超えるエネルギー収縮。その力は太陽系全てを 巻き込むという。エレナには、いや、連合軍にはもはやディンゴに頼るしか手立ては無かった。 虫が良すぎると嫌悪するディンゴだったが交換条件に今後一切火星に口出しするなと火星の自由を 要求し、独断ながらエレナもその条件を受諾する。 頭の堅い連中に言っとけ、この条件が呑めないなら今度は俺が相手だ、と啖呵をきりアーマーンへ 突入するディンゴ。 アーマーン中枢でのノウマンとの最終決戦。 アーマーンと結合したアヌビスが襲いくるが、最早ジェフティとディンゴの敵ではなかった。 ノウマンを追い詰めるとディンゴは一つの質問をする。それは6年前の火星でのこと。ノウマンの裏切りを 心の奥底では信じられなかったのか、本当に俺達を売ったのかと問い詰める。 だが返ってきた答えは・・・ 「虫けらが死んでいくのをこの目で見れなかったのは残念だ」 その言葉によりディンゴも吹っ切れる。仲間が地獄で待ってるぜとジェフティのブレードがアヌビスを両断。 だがディンゴはとうとう間に合わなかった。 アーマーンは既に起動を開始しており収縮されていたエネルギーが今まさに解放されようとしていたのだ。 目の前で膨れ上がるエネルギー塊。 エイダ、エネルギーを共鳴・相殺しようと自爆プログラムを走らせる。 カウントダウンが開始される中、そうはさせじとレオの可変LEVが飛び込んできて身を呈してエネルギー塊の 前に立ちはだかる。するとどうか、LEVがエネルギー塊を押し返していくではないか。ゆっくりと収縮を 始めるエネルギー塊を見て、これでダメなら自爆でもなんでも好きにしろ、なにもしないまま死ぬなと ディンゴもジェフティのエネルギーを放出させてエネルギー塊を押さえ込みにかかる。 だがそれも所詮は焼け石に水。エネルギー塊が黒く染まっていったかと思うと再び膨張をはじめ、レオの LEVを跳ね飛ばしてしまう。そして闇の中に沈んでいくジェフティ。 エネルギー球の中はまるで時が止まったかのように静謐な空間だった。闇の中浮かび上がるアヌビスの 半身。こちらへ流れて来るアヌビスへ吸い寄せられるように手を伸ばした時、物寂しげな声が聞こえてくる。 ・・・私は・・・全てを・・・破壊するために・・・造られた・・・ この二機の性能は互角、生き写しの双子だ―そう言ったのは誰だったか・・・ ディンゴ、アヌビスを闇の深奥へと投げつける。 205 :ANUBIS Z.O.Eの続き:2009/06/11(木) 01 01 30 ID Nq6XhffjP 宇宙空間を漂うレプリカアヌビス。 大爆発を起こすフォボスを食い入るように見つめるケンは爆発の光が納まったそこに半壊しつつも 脱出に成功したジェフティと可変LEVの姿を発見する。 連合特務艦内。 ジェフティとアヌビスの力が等価ならその起爆力もまた然りと、ディンゴの機転により無事に戻って これたものの命令に背いたのかと悩む?エイダに、それでいいんだとレオ。 ディンゴも力は正しいことに使え、少なくとも自分が正しいと信じることにと続けるとケンの茶々が入る。 「誰の受け売り?」 ディンゴがおまえの親父さんだと返すと少し感傷的になったか涙を浮かべるケン。 そしてディンゴはジェフティから降ろされ、ジェフティは俺にはちょっとでかい、今度はまともな体に 戻してくれと軽口を叩きながら救命装置付きの寝台で搬送されていく。 誰も居なくなったハンガーでレオはジェフティへと振り返る・・・ おわり。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上です。 ちょっと捕捉しとくと前作でアヌビス奪われた後、アヌビスの解析データがフィードバックされて ただでさえ強いOFがさらに強くなって連合軍は大弱り。で、時期にしてディンゴが火星に来る 数ヶ月前、一発逆転を狙ってバシリア州に大攻勢をかけたけど失敗。その時の生き残りが ベクターキャノン奪ったり、クレバスに一緒に攻めいった方々です。 火星に降り立った時に火星の事情に疎いディンゴにケンが教えてくれる。 ちなみに火星には16の州があって、それぞれ統治してる(地球の)国が違うんだけどバフラム軍は バシリア州の軍隊ね。
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アヌビス神③ ブチャラティ、きゅいきゅい、ウェールズ →チンピラチームの親玉を叩くことに決定。ウェールズと二手に分かれる。 『鋼線』のベックと遭遇。フーケ、『破壊の杖』手がかりゼロ。 キュルケ →『アヌビス神』のスタンドによって操られたタバサと戦闘中。 たまたま居合わせたホル・ホースが巻き込まれた。 ルイズ →疲労により息使いが荒くなっていた。 顔は少し薄紅色になっており、少し汗ばんでいる。 「ねえ…。少しお願いがあるんだけど…。」 すこしよろめき気味になって懇願する。 「背中の『ジッパー』下ろしてくれない…?」 (空腹で倒れそうだから。) ブルドンネ街の外れでブチャラティは追い詰められた。 「さてッ!!そろそろ年貢の納め時が来たみたいだなズラ…。」 モミアゲとか髪がもさもさしたこのはぐれメイジ『鋼線のベック』に追い込まれ戦わざるを得なくなったブチャラティ。 「イルククゥ!下がっていろ!!」 デルフリンガーを構えてベックと真っ向から向かい合う。 その時だった。ギーシュとの戦いの時と同じように左手のルーンが光る。 「これはあの時と同じ…?なんだコレは?」 「それこそがアンタが俺の使い手であると言う証さ。えっと、何てったかな? なんせ6000年も生きてるからちょっとばかり記憶に障害が…。」 ベックのほうは既に焦れている。やがてイライラが最高潮に達した時彼の血管がプッツンと音を立てるッ!! 「いつまでゴチャゴチャやってるつもりズラッ!!オレは待たされるのが嫌いズラ!」 ベックがブチャラティめがけて飛びかかる! だがブチャラティはそれよりも一瞬早くベックの懐へ間合いを縮める! 「ウギャンッ!!」 剣の腹で殴られたベックは情けない声を上げながら壁に激突した。 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 「やはり気のせいではなかった。スタンドを使わずただ剣で叩いただけでこの威力。 このルーンの能力がそうさせているんだッ!!」 ヨロ・・・。 ベックが力なく立ち上がる。イルククゥはその様子にすぐに気がついた。 「おかっぱさん!起き上がってるわ!気をつけてッ!!」 ブチャラティが迷わず近付いた。 だがその時だった。紙のはしで切ったような痛みがブチャラティの胸の辺りに走った。 「ッ!!これは?」 「そこを動くなズラ!!それ以上動いたら切り刻むズラ!!」 ベックとブチャラティの間に複数の糸のようなものが張り巡らされている。 「これは鋼線(ワイヤー)か?」 「ご名答!それはオレが持参した糸を『錬金』して作ったワイヤーズラ! 鋭いから触れただけでスパッといくズラ。だがそれを薄皮一枚でしのぐとはやはりカンのいい奴ズラ。やるじゃないかズラ…。」 ベックはその辺の瓦礫をワイヤーに叩きつける。するとまるで豆腐を切る様に瓦礫はスパリと容易く切れてしまった。 「あ、危なすぎるのね!うかつに動いたら体がバラバラになっちゃう!きゅい!」 当然ベックには近づけず立ち往生するかに思えた。 しかしこの程度の罠はブチャラティの能力の前では無効! 「『スティッキィ・フィンガース』!!」 ジッパーを使ってベックの足元から間合いに入った。 ここからならデルフで斬ろうがS・フィンガースで殴ろうがどちらでも簡単に倒せる! だがそのまま離れるであろうと思われたベックは逆に間合いを詰めたッ!! ブチャラティは目を疑う。近づいてくるベックの体中から針が生えているのに驚愕してしまったのだ。 「こいつは!?」 一瞬早く身を引くことに成功する。だがそうして改めて観察すると今のベックの姿は実に奇妙な物になっていた。 「よくはわからないが…。錬金をかけても生物にはほとんど影響が無い中、唯一容易く錬金できる部分をオレは見つけたズラ。そう。『毛』ズラ。 オレは体毛を鋼線に錬金して針を作って至近距離から刺すことを得意技のひとつとして戦うズラ。 離れすぎればトラップにかかるよう距離とかも確認しつつなズラ!!」 離れれば鋼線のトラップ!近づけば全身を針の鎧で覆って襲い掛かってくる! この状況をどう切り抜けるか?ブチャラティの場合はジッパーで身を隠した。 「やっぱりその妙な魔法で地面にやりすごしたズラ。だがもう気付いてるズラよ…? おまえはその技を使えるのは『息が続くまで』だろ?いつまでも隠れてられるならいちいち外に出る必要はないはずだからなズラ。」 (すでに弱点を見抜かれている。このベックと言う奴なかなかやるな。) たまらず外に出る。だがすでに周りはワイヤーだらけで身動きがとれないッ!! 「HNHNHNNHNHNNN~♪楽勝ズラ。このまま仕留めてくれるズラ!」 ベックがとどめを刺そうと杖を向ける。だがッ!! 「ヘン!この程度のワイヤーくらいオレなら余裕で切れるぜ相棒!」 「…そうなのか?だとしたらすまなかったな。すでに切断は終了している。」 「え゛?」 そんなやりとりが交わされてからすぐだった。ワイヤーの罠がひとりでに切れていくのは。 ブチャラティの能力を相手に強度は自慢にならない。超極小のジッパーを使って切れば容易い話だった。 (やべえよ。また出番なしの会話担当の剣になりさがっちまう前触れか!?) 「え…?え!?」 ベックも目を疑う。剣で斬ったわけでもない。だが目の前で全く触れずにワイヤーが切れていく光景に動揺せずにはいられない。 ベック自身は自分の『錬金』には自信があった。そんじょそこらの剣でも切れないような頑丈さも誇るワイヤー。 それが得体のしれない破られ方をしたのだ。無理も無いことだった。 「ま、まだだ!まだ負けてはいないズラ!」 全身針だらけのベックが襲いかかるッ! 「一歩引け相棒!地味に見えるがあれを全身にまともに喰らったら一発で即死だぞ!」 「ダメだッ!イルククゥが後ろに…!」 いなかった。うしろにいたと思った彼女はすでにいなかったのだ。 逃げたのか?いや違った。彼女はベックの後ろにいたッ!! 「きゅい~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」 ベックに石を投げたッ!! 「アダッ!アダダッ!このアマ・・・!」 「おかっぱさんから離れて!次はもっともっと大きいやつぶつけるのね!きゅいきゅい!」 ベックはこめかみに血管を浮き出させ言う。 「おれ、女が自分に対し冗談を言うのは好まないズラ。 そういう場合はおしおきズラ!!」 イルククゥに注意が向いた! 「やめろ!!!」 気がついたときにはブチャラティが無我夢中で腕を伸ばしてベックを攻撃していた。 だがその一撃は…。 「ハンッ!こんなものでオレを攻撃できたつもり?笑っちゃうズラ!!」 無常な針の一撃はブチャラティのスタンド攻撃が届く前にブチャラティの手に決まった。 「ぐぅッッ…!!」 激痛が手に走った。手が一撃でズタズタになる。 「相棒!大丈夫か!?」 「なんとか…。」 ベックはイルククゥの方向を向く。だがブチャラティは素早く目の前に立ち塞がった。 「邪魔だ邪魔だァ!!おまえなんぞにオレは倒せないズラ~♪」 ベックがふたたびイルククゥに向かう。しかしブチャラティは負けじと目の前に立ちはだかる。 「SYAAAAAAAAAAAAA---------!!!!!」 ブチャラティがデルフで防ぐがベックの攻めはおもいのほか荒かったッ!! 防戦一方の中デルフがカタカタ音を立てて言う。 「近距離ではあの針の餌食。遠距離ではワイヤーで奴の思う壺。 さあ相棒…。あんたはこの状況、どうやって切り抜ける?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 ブチャラティが間合いを広げるッ!! 「逃げてばかりでいいのかズラ?もっとも近づいても無駄ズラ。 近付いたら針の鎧の餌食!殴られる前に突き刺してやるズラ! さあ見せてみるズラ。その手を尽くして絶望に伏すそのツラを…。」 だがブチャラティの顔は…笑っている。 「どう切り抜けるか?いいや切り抜ける必要もないんだ。 単純な手を使う奴ほどまた単純な手で倒せる物だぜ。それこそ拍子抜けするほど単純にな。」 「何ッ!?」 ブチャラティの次の行動!距離をとったッ! 「腕を伸ばせば針の餌食。剣で攻撃しても近付かれてやはり針の餌食だ。」 野球のバッターのフォームのようにデルフをかまえる。そして振るう!すると。 「あれ?」 一番驚いたのはデルフ自身だった。気がついたら自分の刃が柄から切り離されていたのだから。 「ゲッ!!!剣が飛んできたズラ!?」 ブチャラティはさっき剣を振るったと同時にジッパーをデルフに貼り付けてそれを切り離したのだ。 これぞいわゆる『剣針飛ばし』である。 当然、ベックに向けて振るったスイングはベックの肩に突き刺さるッ!! 「ぐえっ!肩が!肩がッ!!」 「そして怯んでいる隙に…。」 ブチャラティが接近し、S・フィンガースの脚で急所を攻撃する。 男なら、もはや描くまでも無く了解してるあの「急所」である。 S・フィンガーズの破壊力Aの要素を存分に使って。 ズコォ!! 「OHHHHHHHHH---------!!!!NOOOOOOOOOOOOOO------------!!!!!」 「ほらな。拍子抜けするくらい簡単に倒せただろ?」 「信じられねぇ…。男として一番やっちゃいけねぇ技をためらいなくやりやがった…。 なんてことしやがあうがzせxdrctgbyh!!」 手元でデルフがカタカタ揺れている。 「流石に同情するぜ…。それよりてめっ、相棒この野郎!!なんちゅー使い方すんだよ!!オレの刃が!」 「今繋ぎ直してやるよ。騒ぎ立てるな。」 しばらく呆然とした感じで見ていたイルククゥはやがて口を開く。 「・・・・・・・え!?ということはコイツもうやっつけちゃったってことなの!? もう終わり!?完全にあの剣針飛ばし見せただけの戦いだけ!?きゅい!」 そこでブチャラティは思い出したように言う。 「しかしデルフリンガー。武器なんていらないと思ってたけど学ばせてもらったよ。」 「え?何を?」 「オレのスタンドの能力はただジッパーを貼り付けたりするだけの単純な能力だ。 だがその分スタンド同士の戦いのキモ、能力の応用がよく効くのがオレの自慢だ。 それこそ一本の剣に能力を組み合わせた戦法だけでもバリエーションに富んだ戦いができるだろう。 ほかにもいろいろ考えてみるか。」 デルフが少し混乱しながら言う。 「え、それってつまりどういう事なんだ?」 ブチャラティは微笑みながら言う。 「これからもよろしく頼むぜ。喋る剣デルフリンガー。」 「お、おう。(おいおいマジかよ!それってつまり…。変化刀としての大活躍フラグって事か!? やったぜ!相棒の能力の勝利だ!!ジッパー万歳!!)」 と、デルフは心の中で小躍りしていた。剣なのに。 「さて、そこのお前!そろそろ喋ってもらおうか。お前の親玉の情報を詳しく。 無論ゲロッちまわないなんて甘い選択肢は考えないほうが身のためだぞ?」 「ひぃっ!来るな、来るなぁ!!HEYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!」 その後、イルククゥはそう言って考えこみ、意地でもオチをつけようとしてこう言った。 「…オ、オーノーだズラ。オメェもうおしまいズラ。 逆に拷問ターイムの時間になっちゃったズラ。きゅいきゅい。るる。るーるーるー。」 オチてないよね♪ こんなの。 一方 キュルケ。 「『フレイム・ボール』!!」 「『ウィンディ・アイシクル』。」 炎の玉と氷の槍がぶつかり合っては消えてゆく。 キュルケの感覚は今、ナイフのように研ぎ澄まされていた。 「どう運命が二転三転すればあなたと殺しあう事になるのかしらね、タバサ…。 もっとも私はあなたを殺す気なんてさらさらないけどね。」 アヌビス神がタバサの口で、タバサの声で血に飢えた快楽殺人鬼のように楽しげに喋る。 「おいおい、とことん甘ちゃんだねお壌ちゃん!殺意も無い戦い方でおれに勝てるつもりか? 全くもって…。」 鋭い刃の切っ先をキュルケに刺すように向ける。 「舐められたモンだなぁッ!!!」 タンッ と音をたてキュルケに飛び掛るッ! 「うわわっ!」 さっき『エア・カッター』で切られた柱をアヌビスに投げる。 スパスパスパッとあっという間に切り刻まれていく柱を尻目にキュルケが後ずさる。 「や、やっぱりあんな業物相手にショートサイズの杖じゃあ受けられないわよね…。 どうしようかしら…。」 その激戦の最中、隠密に壊れた建物の中を探る影が一つ。 ホル・ホースが瓦礫から喋る本を探していた。 「テル!おいテルノスケ!大丈夫か!?早いとこズラかるぜッ!!」 過去にとある戦いによって本に姿を変えられたスタンド使い、宮本輝之介が呆れたように言う。 「おいおい、苦労して見つけた目的のものを前にして逃げるのか!? 最後まであきらめずに探し回ったあの根性はどこに行ったんだよ?」 「相手が悪すぎる!今回の任務、アヌビス神の疑いのある妖刀を確保するには、誰かを操る前にオレたちが確保する事が安全面において最も大切な事だったんだぜ! テル、おまえの能力『エニグマ』は「恐怖のサイン」を見つけなくては使えないんだったよな?」 輝之介はその質問に答える。 「ああ、だが相手が人間でなければ恐怖のサインは必要ない。 だがアヌビス神のような存在は試したことがないからわからない。」 ホル・ホースはパイプを齧りながら言う。 「わからないではダメなんだよ!『絶対』でなくてはいけないんだ。いいか?ああやってアヌビス神が人を操って自由になってしまったらだ。わざわざオレたちに協力しなくても勝手に辻斬り始めて、協力なんてしてくれないだろう。 奴を見つけたら即『エニグマ』で閉じ込めて絶対安全に確保するのが今回の計画だった。 だが見てのとおり奴は自由になった!早くも作戦失敗だ。」 「ホル・ホースが戦って勝って恐怖させ、操られてる奴ごと閉じ込めてしまうのは?」 「不可能だ。オレにはとても奴を恐怖を味あわせるのは無理ってもんよ。 奴はあれでも当時『エジプト九栄神』だったころは、純粋な戦闘力なら最強だったスタンド使いなんだぞ?そうでなくても、ああ言う狂気的なタイプは恐怖なんてめったに抱かないと相場が決まっている。」 「じゃあどうする?」 「決まってるだろ…。そもそもこうなる確率がとても高かった無謀な任務だからな。既に手は打ってある。」 ホル・ホース は にげだした! 「命には代えられないぜ!シェフィールドには別の土産を渡して勘弁してもらおう!」 「出来もしないのにどうしてこんな任務引き受けたんだッ!!」 「ダメもとでもいいから手柄立てておきたかったんだよ!地位が地位だしメンツを保ちたかったからなッ!」 「くっ!」 キュルケの火はまるでこたえてないとでも言わんばかりにアヌビスは次々と薙ぎ払う。 「そんな直線的な炎がおれに聞くかよ!ポルナレフを乗っ取った時に炎をも切り裂く技術はばっちり覚えたからなぁ~~。 そんなすでに『覚えた』火は通じない。」 「空気を切り裂いて炎を…!」 その剣技に息を呑む。圧倒的な実力にキュルケ自身の心が折れるのは時間の問題だった。 「タバサ…!」 正直、キュルケは終始胃の中に鉛を埋め込まれたような気分だった。 目の前の変わり果てた親友の姿は戦いに身が入らなくなる。 本当は戦いたくない。タバサを傷つけたくない。 でも・・・。 かつてタバサは差し伸べたキュルケの手を払いのけたことがあった。 タバサは自分の苦しみを打ち明けようともしなかった。 タバサは巻き込みたくなかったのだ。大切な親友だからこそ、キュルケを頼らなかった。 いつだってタバサは一人で戦っていた。いつだって苦しんでいた。 今だって苦しんでいるだろう。あの子は優しい子だから…。 だからこそ手を差し伸べずにはいられないのだ。だからこそ支えずにはいられないのだ。 (こんなこと勝手な事かも知れないけど、わたしにとってはいつものことよ…。) (ただ親友を助ける。それだけの話じゃないの。) それが強引かつ単純な生き方をモットーとするキュルケという人間だった。 考える。どう考えても戦力は向こうの方が上。まともにやっても絶対勝てないだろう。 (それに極力タバサを傷つけたくない。荒っぽくやったらタバサも大火傷じゃあすまされない。) その時あることを思い出した。 真っ向から戦ってもかなわないなら搦め手だッ!! さっきのギーシュの台詞だ。 そうだ。なにか直接的ではない手を使えばタバサを助け、あわよくばアヌビスを倒せるかもしれない。 でもどうすればいいか。半端な炎ではアヌビスは防いでしまう。 防ぎようが無いほどの大きな炎を使えば確実にタバサは重傷を負うだろう。 何があるか。アヌビスでも防げない、なおかつタバサを傷つけずに倒す方法。 そこまで考えて・・・・・キュルケの顔に笑みが浮かんだ。 「どうした?なにかオレに勝てる策を思いついたか?」 キュルケは自身ありげに返す。 「勝てる策?ええ。いまあなたを倒す方法を思いついたわ。知りたい?教えないわよ。」 「おい!何後ずさりしてんだ?まさか逃げるつもりじゃあないだろうな。」 「ウフフ。」 ダッ!「大当たりよッ!!」 ギーシュたちやホル・ホースとは逆方向に逃げ出したッ!! 「なんだなんだ?お前らの間じゃあ逃げるのが流行の最先端か?無論逃がすつもりは無いぜ!」 アヌビスはキュルケを追った。アヌビスに乗っ取られたタバサは素早い。 不意をついて逃げたキュルケに追いつくのは時間の問題。 振り返ったキュルケが度肝を抜かれるのも無理は無かった。 「信じられない!速すぎるわ!あの子こんなに足速かったの?それともこれもヤツの能力!?」 「『エア・ハンマー』ッ!!」 風の一撃がキュルケに命中!建物の中に吹っ飛ばされるッ!! そこはさきほどブチャラティが来ていたイタリア料理店だった。 「ちょ、ちょっと!人の店をぶっ壊すつもり!?迷惑な客なら帰ってもらうわよッ!!」 店長があたふたしながらキュルケに怒鳴る。 「あら、ごめんなさい。でも非常時だからカンベンしてくれないかしら?今気を抜いたらあの世に行ってしまいそうなくらい追い詰められてるの。」 アヌビスが凍りつくような笑みを浮かべながら入り口の外にいた。 その様子を見て驚く人が二名。 (に、兄ちゃん!アヌビス神だよ!!あいつもここに来てたんだッ!!) (それくらいわかる!けどよぉ、なんかかつての仲間の再会を喜べるような空気じゃなさそうだぜ…。) その時、怯えるボインゴが何かを見て何かに気付いた顔をする。 だがそれに気付かないキュルケが店長に問いかける。 「あなた、ちょっと聞きたいことがあるのだけどいいかしら?」 質問を聞いて店長が答える。 「そんなの、この町にだってあちこちにあるわ「この店を出て右!そのまま真っ直ぐ行ったところにあるッ!!」 突然、そう割り込んだのはボインゴだった。 「お、おい!ボインゴ!何やってるんだ!?」 「ボインゴ?こいつらオインゴとボインゴか…?」 「グラッツェ(感謝するわ)!!そこなら問題ない!」 だが間髪いれずアヌビスがキュルケに杖を向ける。 「『ウィンディ・アイシクル』ッ!!」 「『ファイヤー・ボール』ッ!!」 空中で術がぶつかり合い、衝撃で椅子が吹っ飛んだ。 その時に煙も出たため、キュルケがアヌビスの脇をすり抜けていった事に気付くのに数秒かかった。 ボインゴが本を見ながら言う。 「予知通りになった…。次はどうなる? 「待ちやがれッ!!」 全力疾走するキュルケを追う。必死に逃げるキュルケに氷を放つ。 「『ウインディ・アイシクル』!!」 当たらない。キュルケは必死になって避けている。 「やろう!ちょこまか逃げやがってッ!!」 アヌビスが立ち止まり精密にキュルケを狙う構えに入る。 「ラグーズ・ウオータル・イズ・イーサ・ウインデ…!」 空中に現れたのは巨大な氷の槍(ジャベリン)。キュルケに向かって一直線に飛ぶッ!! 「『ファイヤー・ボール』!!」 ドットスペルでは防げる大きさではない。当たった炎の玉はウソのようにかき消える。 「やばいッ!!」 近くにあった大きな板を投げつけて走る。だが簡単に貫いたそれはキュルケの足元に落ちた。 大きな衝撃でキュルケが前に吹っ飛ぶ。 「きゃあッ!!」 前の建物に頭をぶつけてしまった。強く打ち付けて血が出たが意識ははっきりしている。 「この建物の中に入る…!『アンロック』!!」 その建物の鍵はウソのようにあっけなく開いた。 学院内で禁止されてる『アンロック』をまるで気にしないように使うためよく疎まれたキュルケなら簡単に開けれるだろう。 「これでよく周りから疎まれたものだったわね…。でも今回は使い慣れてたのが幸いしたわ…。」 入ったキュルケはまずちゃんと火が消えてない暖炉に向かって呪文を唱えた。 「『フレイム・タワー』!!」 大きな火柱がゴウゴウと音を立て暖炉の中で燃え上がる。 「まずはこれで…。」 「こんなところに逃げてどうする気だ?」 すでにアヌビスがキュルケの後ろに立っていた。キュルケの顔が青ざめる。 「もうすでにこんな近くに…!」 また脇を避けて逃げないようドアを閉めて唱えた呪文を開放する。 「『ウィンディ・アイシクル』!!」 一歩引いたキュルケも立ち向かう。『火』の三乗の魔力で唱えられるラインスペル。 「『フレイム・ボール』!!」 相殺させてアヌビスは言う。 「地の利を利用したか。確かにお前とコイツのクラスは同じトライアングル。 だが攻撃力はお前の『火』の系統が上か。この近距離ならおまえの呪文のほうがパワーも上回るだろうな。」 アヌビスはタバサの右手に握られた自身を、抜き身の刃を向ける。 「だが奇遇だな。オレも近距離での斬り合いのほうがお好みなんだよなぁ…。」 アヌビスが飛び掛るッ!! 「最後の一騎打ちと行こうかなお嬢さんよぉ!!」 「『ファイアー・ボール』!『フレイム・ボール』!!『フレイム・タワー』ッ!!」 キュルケが呪文を連発して畳み掛ける。自身の精神力が尽きるまで放つつもりだ。 アヌビスはそれを受け流すように斬る。 「無駄だと言ってるんだよこんな炎はッ!!」 「『フレイム・ボール』!・・ッゲホッ!『フレイム・ボール』!!」 アヌビスは横に袈裟斬りにする。衝撃でキュルケがまた吹っ飛んだ。 「もう虫の息か?ハン!そろそろ止めと行こうかねぇーッ!!」 「『フレイム・ボール』…!!」 倒れてもなおキュルケは呪文を止めない。 「あきらめが悪い女だぜ。喉掻っ切って終わりにしてやろうか!?」 アヌビスの刃がキュルケを捉える…! クラ…。 タバサの体がよろける。妙な眩暈に襲われたようだ。 「な、なんだ?急に体の動きが鈍く…!」 アヌビス自身には痛みや苦しみはないため、タバサの顔色が悪くなっているのに気がつかなかった。 顔からはいやな汗が出て、呼吸はゼイゼイと苦しげに荒くなっている。 「な、なにをしやがった!?」 「ウフフ…。なぜ私がここに来たと思う…?このレンガ造りの家に入ったのは何も行動範囲を狭めるためじゃあないわ…。」 よくみるとキュルケ自身も顔に汗がにじみ出る。 「まさか…熱か!?熱でコイツ自身を弱らせるためにこの家に!」 「石の竈があるように、石というのは耐火性があるかわりにとても熱を含みやすい性質があるわ。 こういうレンガに囲まれた家の中で火の呪文を乱発すればもちろん熱を含んで熱くなるわ。 そうね…。もうサウナ風呂の熱さは越えたころじゃない?暑い中町中動き回ったことだしさぞ熱にまいってるでしょうね。」 「バカなッ!てめーも危険じゃねーか!何考えてやがる!?」 キュルケは腹の中から声を絞り出すように言う。 「これでいい…。あなたひとり苦しませはしないわタバサ…。これが最善の方法よ。」 「くそッ!『ウィンディ・・・』!」 グラッ!タバサの体が大きく揺れる。 「『フレイム・ボール』ッ!!」 出来かけていた氷の塊が完全に消失する。冷気も残さずに。 「わたしの『火』は全てを溶かし『尽くす』と言ったはずよ…。タバサの精神力ももう限界でしょうしね…。」 「こいつ…!途中からここに来るまで弱い術ばかり使ってたのはこの為かッ! だから『ジャベリン』を前にしても力をセーブしていたのかッ!!」 「はあっ!!」 杖でアヌビスの刃の横っ腹を叩きつけるッ!! 「ヤバイッ!握力がもたねぇッ!!」 「今…助けるわタバサ…。」 「くそおおおおおおおおおお!!!!」 バシャンッ!! キュルケを絶句させるのに十分な音だった。 アヌビスは叩き落される前にタバサのマントからあるものを取り出していた。 「そ、それは…!?」 それはレストランとかにあるウェイターが水のおかわりを注ぐ水の容器だった。アヌビスはそれをタバサの頭にぶっかけたのだ。 「さっき…レストランに突っ込んだだろ…?その時…おまえが『火』の使い手だということを考慮して…、 こいつをくすねておいたんだ…。その判断はやはり賢明だったようだぜ…。おどろいたな、ぬるま湯みたいになってるぜコレ。」 失策…!キュルケは絶望する…。 「そんな…。もう少しだったのに…!!」 タバサを一時的に復活させたアヌビスが閉めてしまったドアを切り刻む。そこから完全に熱は逃げてしまった。 「熱で弱らせるのはいい手だったが詰み(チェック)が甘かったなキュルケさんよ…。そのアイディアに敬意を表し、一撃で斬り殺してやるぜ…。」 自らが熱にやられすでに疲労した体は動かない。 (ここまで…なんて…。友達を助けられないまま終わるなんて…。ブチャラティも、間に合わなかった、ようだわ…。」 アヌビスが振りかぶる。 「ゴメンね…。タバサ…。」 その瞬間まで、彼女はタバサの身を案じた。 一方。 「今…目の前を走り去っていったのは…キュルケ?」 一人町を彷徨っていたルイズが驚く。 「こんなところで一体何やってるのよ?」 しかし彼女には今、構っている暇はない。なぜなら今彼女は迷子だからだ。 「わ、私が迷子なんじゃあないわッ!!迷子って呼ぶならご主人様のそばにいつまでもいないブチャラティのほうよ! 大体私はこのあたりの地理も詳しいし、迷うのはあいつのほうに決まってるわ!!」 怒鳴っているうちに音が鳴る。 グゥ~~~~~。 「おなかすいたわね…。」 金は持っていた。でもブチャラティの『ジッパー』で背中から体内にしまってあり、なおかつそれに手が届かないのだ。 「ブチャラティの…バカ。見つけたらおしおきしてやるんだから…。」 疲労と空腹で彼女は半べそになっていた。 「あいつだって、状況は同じはずよ…。その泣きっ面みるまでは、諦められないわ…。」 タフな精神で前に進むルイズだった。 その時、目の前に一人の男が現れた。 「…あんた、誰よ?」 一方。 ズッタン!ズッズッタン! 「うんごおおおおおおおおおお!!!」 ズッタン!ズッズッタン! グイン!グイン! バッ!バッ! 「うんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」 ズッタン!ズッズッタン…… 鼻の穴に切り離された自身の指を詰められ、口の中に切り離された自身の足を詰め込まれてベックが悲鳴をあげる。 「さあ、とっとと話してもらおうか。ン?おまえの親玉はどこかって聞いてるんだぜ?」 「モガガ…!ひらないズラ…。」 バキッ!! ブチャラティの蹴りがベックにぶち当たる。口から足が取れた。 「知らないじゃあないぜ。今親玉がなにをしようとしているのかくらいはわかるだろ?ン?」 ドゴッ!!パンチがベックにクリンヒットする。 「おかっぱさん、いくらなんでもやりすぎだと思うのね…。」 「オレたちは命を狙われたんだ。これくらいやらないと、」 ブチャラティが腕に手をやる。 ボキィッ!! それは肘の関節をはずした音だった。 「があああああッ!!」 「このまま伸ばしてみるか。関節はずすと結構伸びるんだぜ?」 かつて、波紋使いはそれを『ズームパンチ』として発展させたが、波紋の使えないベックに激痛が和らげることができるわけもなく、激痛に身を捩じらせた。 「ぐうううう!!!」 「早く言わねーと拷問はさらに続くんだぜッ!!答えてもらおうじゃねーか。お前らの情報を洗いざらいな!」 「フ、フフ。そうだな、そろそろいいだろうズラ。教えてやるよ従者さんよ。」 「…?何の話だ?」 ベックの顔には笑みがあった。 「知ってるんだぜズラ。お前、貴族の女に仕えてるんだろ?それがこんな荒っぽいチンピラとは思わなかったが、ウチのメンバーが運良く見てたんズラ!おまえが貴族の女と商店街を歩いてたのをな!目に付く桃色の髪だしすっごくマブイ娘だから印象に残ってたみたいだズラ。」 「きゅい…?それって…。」 おそらくブチャラティの主人、あの怒りっぽい女の子の事だとイルククゥは思った。 「いったい…何の話だ?」 「お前、目を離してていいのかズラ?今頃リーダーはあの女を見つけたころズラ。 リーダーは女の子を殺すのがだーい好きだからなぁズラ…。特に美女なら美女なほどいいって言ってたズラ。 おまえにそんな絶望を教えられるなら喜んで…敗北してやるズラ…。」 ブチャラティの顔は間違いなく青ざめていただろう。 「なん・・・・だと・・・!?」 「いやー、綺麗な肌してたみたいだからなズラ!切り裂いてやりたいッて願望はわからなくないなぁズラ! ハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!アガァッ!!」 ベックは顎に蹴りを喰らい、そのまま意識を失った。 「探すぞ…!」 「きゅい?」 「事態は一刻を争うッ!!急げ!早く探し出すんだッ!!早くッ!」 ブチャラティが冷静さを失っていた。 『鋼線』のベック 再起不能 To Be Continued⇒
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193 アカメが斬る(前編)◆BEQBTq4Ltk 一閃。 闇夜を斬り裂く刀身が月灯りを反射し蛍のように空間を彩る。 鋭利な金属音が激しい楽曲を奏でる中、ふと聞こえるのは彼女らしからぬ声だ。 「オラ……オラオラァ!」 アヌビス神。 刀身のスタンドであり一時的ではあるが伝説級の殺し屋の身体を掌握し、迫る悪鬼を狩り殺す。 まずは横に刀を払い首を刎ねようとするも、ラースは剣を縦にすることで防ぎ間合いを詰めた。 「人が変わったような口振りだな」 「変わってるから当然だろうよぉ~」 「精神を覚醒させた……いや、全くの別人に乗っ取られたか」 「察しがいいじゃねぇか――へぶぅ!?」 アヌビス神の言葉を止めたのはラースの裏拳だ。 顔面に直撃しアカメの鼻が折れる音が響き渡る。だがラースは止まらず裏拳の回転を利用し遠心力を上乗せた蹴りを放つ。 アヌビス神は柄で蹴りを防ぐものの威力を全て押し殺すことは不可能である。 持ち手が痺れる。衝撃により動きが止まった隙。 これらをラースが見逃す筈もなく再度、迫る剣の一撃を――こちらも刀で弾き返す。 「調子に乗るなよ老いぼれ……」 (痛ってぇ~~~~骨折れてるぞアカメ) 『……』 「着いて来るか。ならば更に加速しても問題は無いな」 「は……はぁぁぁぁ!?」 ラースはアヌビス神に接近していた。 接近するでは無く――既に行動を終えていたのだ。 この期に及んで、傷をお負いながらも縦横無尽に暴れる彼を見てアヌビス神はただただ驚愕するばかりであった。 明らかに成長している自分に追い付いているではないか。 無論、そんなことは事実では無い。 ラースはアカメの口調の変化やサファイア、ルビーと言った存在を目撃したが故に一種の仮説を打ち立てた。 彼女が握る刀身――アヌビス神もまた意思を持っているではないのかと。 そしてそれは確信に変わる。 小手先を調べる必要は無くなった。今は死合を果たすだけ。 ただ剣を振るうのみ。 ◆―― このまま東へ向かえば禁止エリアとなる。 ならば一度、北上し東へ向かうべきだ。 東には強者が――蔓延っている ――◆ 死者の読み上げは生者に精神的な負荷を容赦なく積み重ね、諦めの言葉さえ無視して無情に現実を叩き付ける。 一通り情報交換を終えた彼らに対し、言葉の落雷が轟いた。 生者――ウェイブからしてみれば何人の知り合いが生命を落としたのか。 面識のあるタツミを含め、数え返したくない人数が読み上げられてしまった。 隊長だったエスデスは死んだ。別れた狡噛慎也も死んだ――小泉花陽も、ロイ・マスタングも死んでしまった。 己の無力を嘆く――けれどその嘆きさえ今は虚しさしか生産しない無の行いだ。 涙を流すのか、違う。 喚くのか、違う。 ならば、ならば、だ。お前はどうするのか。このまま腐り果てるなど死者が許さない。 拳を握り壁へ叩きつけると、市役所内に鈍い音が響いた。 「仇は――取ってやる」 一人の男が静かに、されど内に眠る烈火の闘志を燃やしながら天に誓う。 生者――佐倉杏子からしてみれば一番呼ばれたくない名前が会場に轟いた。 放送により彼女の知っていた人間は全員、この世界から消え去った。 巴マミも、鹿目まどかも、暁美ほむらも、そして、美樹さやかも死んでしまった。魔法少女は佐倉杏子しか生きていない。 何故だ、何故周りの人間は自分を残し死んでいくのか。どうして自分は生き残っているのか。 弱い。殺し合いが始まってから一日が経った今、自分は何をしてきたのか。 何も出来ていない。胸を張って言えることなど何一つとして存在しないのが現実である。 放送を聞き、孤独となった少女は独り、呟く。 「またあたしから――離れていった」 生者――田村玲子はどうだろうか。 放送を耳にし感情が動かなかった/動いたの話では無い。 面識のある泉新一と後藤はまだ生きている。だが、初春飾利の名前が、タツミの名前が呼ばれた。 ジョセフの時も、西木野真姫の名前も過去に呼ばれている。 寄生生物は人間とは異なる種族だ。言うまでもない。 しかし、傍から見れば人間に寄生している彼女達を見抜けるだろうか。 挙動不審だったり特徴的な行動はあるだろう。だが、初見で見抜くことなど一般人には不可能である。 その彼女が、まだ生きている。 人に触れ、人の心を知り、生命の往来を耳にし、他者の交流を育んだ彼女はまだ生きている。 心に僅かながら生まれる空洞。 円が切れかかり、一つの図形が不完全のように。 あるものが存在しなく、かと云って答えが出るはずもない。 己の感情の波に何色を示しながら、一つの疑問を口にした。 「広川は――――――奴らはどうやって我々の生死を確認しているのか。やはり――――――」 それは、初春飾利を連想させる言葉だった。 ◆―― どうやらロックはあと一つで解除されるようだ。 必要かどうかは、まだ解らない。 だが、きっと君達にとって有益になるだろう。 ――◆ 市庁舎には本来ならば働いている職員がいる。言うまでもないが殺し合いに置かれているのはある種の箱庭である。 例えばウェイブが所属していた帝都の組織であるイェーガーズ。 彼らの本部は何故か地図上に記載されており、実際に存在していた。 無論、中には誰も存在せず、名簿に乗っている所謂参加者以外の人間は会場にいない。 けれど、施設の再現度は本物級でありウェイブも会場にある本部に対し違和感は抱かなかった。 市庁舎の会議室に移動した彼らはホワイトボードの前に集まり、田村玲子が書いた文字を見る。 『首輪に盗聴器が埋め込まれている可能性がある』 「なるほど……そりゃ納得だね」 情報交換の場では持ち出さなかった案件をホワイトボードに示す。 仮に盗聴器の可能性があるならば、堂々と声に出しては意味が無い。 田村玲子は元々、初春飾利達と以前に捜索した情報を改めてウェイブ達に示した。 『じゃあ何で死者の名前がわかるんだ? 死んだら通信ってのが途絶えるってことでいいのか』 『そうだろう。 バイタルサインが途絶え、データを管理しているシステムに信号が届かなければ死者とみなされるかもしれない』 『よく分かんないけど面倒だな。あたしならカメラでも隠して映像で見るけどな』 文字を書き終えた佐倉杏子は自分の筆跡で状況を判断し、魔法少女へと変身した。 ウェイブに言葉を掛けられるがそれを無視して、会議室に備え付けられたカメラを槍で貫き、溜息を零す。 『危なかった』 『そんな単純なのか? 破壊したことはありがとうな』 『当たり前が当たり前じゃないと思え。 少なくとも私のような寄生生物やお前のような帝具使い、そして魔法少女は当たり前じゃない』 それもそうだな。 と、呟きながらウェイブは溜まった文字をクリーナーで消し始めた。 腕を払う際に佐倉杏子が破壊したカメラに視線を送る。若干だが電流が迸っており、苦笑いが溢れる。 消し終えた所で、インクの匂いが鼻に残り気分を害ししため、窓に近寄り少しだけ開けた。 大きく開けてしまえば、自分達の居場所を誰かに知らせることになってしまう。 市庁舎の電気も全て消しており、会議室の中は備え付けのスタンドライトと基本支給品で済ましている。 その上で窓を開け、声を漏らしてしまえば隠れている意味が無い。 見の隠しで滞在している訳ではないが、無用な戦闘は極力避けたいのが全員の総意だ。 外の空気を吸い終わると窓を閉め、ホワイトボードへ身体を向けた。 「結局のところさ、分かっても何も出来ないじゃん」 椅子に凭れ掛かりだるそうに頭の後ろで手を組んだ佐倉杏子が声を出した。 灯りのない天井を見上げながら零した本音は誰もが思っていることだ。盗聴器の存在に気付き、何をするのか。 対処法も特に無いのならば、普段と変わらない。 『外す方法もない』 「だろ?」 と呟くと、跳ねるように立ち上がり、スカートを払う。 背筋を伸ばし座っていた力を抜いた後に、ウェイブ達の方へ振り返り――話題を振り返す。 「じゃあさ、あたしは行くから」 彼らの返答を待たずに扉へ向かい、彼女は会議室を後にしようとする。けれどウェイブは彼女を止める。 「行くってお前は何処に行くんだよ。さっきは認めてただろ」 「あいつのために十人殺して生き返らせる」 「は……? あんなのを真剣に、信じるって言うのかよ」 「んなわけないよ。とにかく言ったろ? あたしに関わった奴らから死んでいくんだ、あたしは疫病神なんだよ」 彼女は言った。意識を取り戻しバッグの中から脱出し、光を浴びた所で。 近くに居たのはDIOとの戦いで肩を並べたウェイブと田村玲子だった。初顔合わせとなる。 自分を助けてくれたようだが、過去に関わった参加者を思い出す。いや、忘れてなどいない。 佐倉杏子だけを残して死んでいく。光が闇に飲み込まれ、彼女から離れていく。 きっとウェイブ達も同じだ。 佐倉杏子という魔女に関われば、みんな死んでしまう。 なら殺さないためにも、彼女は別行動を取ろうとするが生憎だ。本当に。 彼はそれを許さない男である。 「理由になってない。周りが死んでいくなら俺も田村だってきっと同じだ。 現に放送で呼ばれた中には俺の仲間が、大切な仲間や師が呼ばれた。けど俺は生きている」 「……」 佐倉杏子は何も言わない。いや、言わない。 ウェイブの言葉を聞いた所で、それは他人の意見である。 言ってしまえば「それがどうした」で済んでしまうのだ。彼の言葉は響かない。 故に佐倉杏子は扉に手を掛ける。けれど、動かない。止まってしまう。 足を止めている。 甘えだな、と彼女の心で悲しき感想が渦巻く。 この期に及んで、止めてくれる存在がいることに何処か嬉しく思っている。 「あー、もう! あたしに関わるなって――」 「そうか。ならば別行動だ」 空気が変わったようだ。進展しない空間を動かしたのは口を閉ざしていた田村玲子である。 その言葉は彼らの意識を奪う。 ウェイブも佐倉杏子も、思考が停止してしまい口も動きも連動だ。 「おい……田村、お前は佐倉を止めないのかよ」 降ろしていた手が拳を握り、力が混み始めたのか震え始める。 救えなかった――己の知らぬ間に死んでしまった仲間の姿が脳裏に浮かぶ。 俺はまた救えなかった。佐倉杏子を――そんな未来が離れないのだ。 今此処で彼女を見逃せば――と、思った矢先に田村玲子の発言である。水をかけられた気分だ。 「そうは言っていない。 集合場所をこの市庁舎にし、二時間後に再集合だ」 ◆―― 方角は北。 到達後、東へ向かう。 その際に獲物と遭遇すれば――殺す。 ――◆ 迫る刃を屈んで回避したアヌビス神は間髪入れずに己もまた刃を振るう。 ラースは後方に跳ぶことで一撃を避けると、着地と同時に大地を蹴り上げた。 交錯する視線はどちらも確実に相手を殺す殺意の表れだ。空中で衝突し、今にも爆発しそうなまでに膨れ上がる。 互いが距離を詰めた所で、アヌビス神は足を止め豪快に刃を振り下ろす。 対するラースは剣を両腕に握り込み、横に構えることでその一撃を防いだ。 「とっとと死ねば楽になるのによぉ~~!!」 「ならば殺してみせろ――出来るならば、な」 剣をかち上げアヌビス神の上半身が衝撃により開いてしまい、両腕もまた天へ伸ばす形となった。 「ヤバいッ!!」 迫る袈裟斬りを回避するために、その身体を大地に擦り付けるように落とし、転がる。 アカメの身体に泥が付着するも、そんなことはどうでもいい。生きることを、殺すことを、勝つことを考えろ。 立ち上がったアヌビス神目掛けラースの飛び膝蹴りが迫る。 右掌で受け流し、背後に移動した彼に対し刃を放つも剣に阻まれた。 阻まれようと諦める訳にはいかない。剣の上を滑らせるように刃を移動させ――振り切る。 「――ぬッ!?」 ラースの表情が曇り掛かり、それは左肩に刃が届いた証拠である。 如何なる強者であろうと、生命体ならば傷を負えば死ぬのは当たり前だ、と思いたい。 掠り傷程度であるが、アヌビス神の刃は確実にホムンクルスと拮抗しているのだ。 いや、成長を続けるスタンド故に――あのキング・ブラッドレイを追い越す可能性を秘めている。 手を休めるな。この一撃はまぐれかもしれない。けれど、連続で成功すれば必然へ昇華する。 払った刃を引き戻しラースの喉元を――首を捻られ失敗に終わる。 左拳で腹を狙うも膝を宛行われ、拳から骨が軋む音が響いてしまう。 拳を引くと同時に迫る剣を刃で上方へ逸らすと、身を低くし肉薄し、再度左拳を握る。 今度こそ腹に叩きこむも、ラースは肘を首筋へ叩き込みアヌビス神の動きを止めた。 戦場で停止すればそれは格好の的であり、突き落とされる剣は左肩を無常にも貫いた。 ラースが剣を引き抜くと鮮血が吹き出し、アヌビス神は痛みに対し文句も言わずにその場から離れる。 肩はまだ動く。 戦える。 俺は絶対に負けない。 ◆―― 佐倉杏子は放送を聞いてから意見を変えた。 仲間が呼ばれ悲観的になったのかもしれない。 ……仲間か。 ――◆ 佐倉杏子は意地でも意見を変えないだろう。 放送前にはウェイブ達と行動を共にすると認め、優しさに涙まで流した彼女に何があったのか。 再度疫病神を自称し、寂しい笑顔を浮かべた彼女の心情は誰にも汲み取れない。 十人殺して生き返す。 当然、嘘の発言ではあるが、完全に否定出来ないような、どこか奇跡に思いを馳せているようにも感じられた。 何にせよ一度決めた結論を後から捻じ曲げた事実は本物であり、数時間程度しか関係のない仲だが佐倉杏子が優柔不断とは思えない。 やはり放送がきっかけであり、親しい存在が呼ばれたに違いない。 故に他者との接触を拒み、独り強がりただ死ぬ運命を選んだのだろう。 それはウェイブも感じ取っていた。強めな口調とは裏腹に黄昏の丘で独り明日を見ている少女の心境を。 決して言葉には出さない。放送がきっかけなのは明白であるが、土足で禁制に踏み込むほど鈍感な男ではないのだ。 引き止めの行いは本心だ。この状況で単独行動は見殺しにするのと同義である。 そして佐倉杏子は精神状態が不安定なことも含めると、今の彼女を独りにするのは誰が見ても危険だった。 言葉を投げても彼女は返さない。彼の下に届くのは強情な独りよがりだけ。 それを見兼ねた田村玲子が提案――個別行動後に再集合を促すものである。 佐倉杏子は意見を変えない。 ウェイブは彼女を心配する気持ちから己の意見を変えない。 ならば、視点を変えて、ある程度の落とし所を作るしか平和的解決策は無いのだ。 佐倉杏子とて放送前には心を許していた。いや、余裕がまだ存在していた。 一度、頭を冷やせば意見を聞いてくれるだろう――と、田村玲子なりに人間の心を分析した結果である。 佐倉杏子は北への捜索へ向かわせる。 東に行けばエドワードと遭遇する可能性があるが、今の精神状態で会わせては暴走しかねない。 ウェイブは南への捜索へ向かわせる。 田村玲子が最後にマスタングと遭遇したのが現在地より南の座標だ。 彼の仲間であったウェイブならば仇を取る――そう宣言していた戦士への計らいである。 残る田村玲子は東へ向かう。 消去法だ。北と南は塞がっており西は探索の余地が無い――ならば東だ。 市庁舎の正面で三人の意思が一度の別れを告げる。 ◆―― 誰か武器持ってたら譲ってくれないか。 ――これはどうだ。 これは――まさか。 ――げっ、たしかDIOの野郎が持ってたな……たしかイン。 いや、大丈夫だ。 悪いけどよ、田村。その帝具を俺に譲ってくれ。 ――◆ やれることはやった――などど言い切れればどれだけ気持ちが楽になっただろうか。 瀕死の状態に追い込まれたタスクを何とか病院に運んだまではよかった。そう思いたい。と、雪ノ下雪乃は額に浮かぶ汗を拭った。 背負うにしても雪ノ下雪乃には限界がある。途中に引き摺ってしまったこともあった。 流れ出る血を止めるために上着を脱いで押し当てたりもした。気休め程度になればいいと思っての行動だ。 けれど、タスクの顔色は回復せずに、意識が戻ることも無かった。 病院に辿り着いて真っ先に見つけたのがキャスター付きの担架である。 タスクの身体を急いで、且つ丁寧に寝かすものの身体の節々が衝突してしまった。 べったりと赤く染まった自分の腕を見て気分が悪くなるも、この状況でタスクを救えるのは自分しかいない。 担架を押し運び、身体は無意識に手術室を目指していた。 無論、手術など出来る訳が無い。 息を切らしながら扉を引き開けると、ドラマで見慣れた空間が視界に飛び込んだ。 本来の手術室ならば灯りを消し照明で照らすだろうが、今は関係ない。スイッチを押し部屋の灯りを灯す。 担架を中央にあるベッド近くまで運ぶと、雪ノ下雪乃は周囲の薬やマニュアルと思われる冊子に目を通した。 専門的な用語が並んでおり、焦っている思考回路では処理しきれない情報が視界を飛び回る。 深呼吸。 落ち着け――無理ならば姿でも取り繕えと。 形から入る人間がいるように、雰囲気だけでも掴めれば状況は進展する。 何せタスクを救えるのは雪ノ下雪乃しかいない――やるしかない。 結果として、出来ることなど殆ど無いのが現実である。 やったことと云えば血液を拭きとった事。簡単な消毒を済ませた事。栄養補給のために点滴を差し込んだ事ぐらいだろう。 溢れ出る血液の止血も試みたが――実際に止まっているか定かでは無い。 表面上は止まっているが、内部の状況までは把握出来ず、レントゲンを取る時間も余裕も無い。 輸血パックを使いたいが、タスクの血液型など知っている訳が無かった。 彼の身体に適応しない血液を注ぎ込んでは却ってその生命を削ることになってしまう。 願うならば。 タスクが目を覚ますか、医療に長けている参加者の救援が現れることを。 心の底から、思うだけであった。 タスクの生還を願う少女が居る病院から遥か南にて。 逆手に握った刃を振り下ろし、回避されたことで蹌踉めくアヌビス神の姿があった。 そして、体勢を崩すこと無く再度刃を振るい、ラースの左頬を掠め斬る姿もそこにあった。 (行動が更に速くなったか) 戦闘の中で成長するアヌビス神。 何時までもラースに遅れを取ることなど、ありえず、許されず、あってはならない状況だ。 刃を構える金属音が響いたと思えば彼は既にラースの目の前まで距離を詰めている。 首を撥ねんと一閃するも剣に阻まれ、追い打ちは危険と判断したのか距離を取った。 「人間じゃ……ねえぞジジイ……とっとと斬られろよぉ」 「人間では無い、と言ったらどうするかね」 「頭ン中がハッピー過ぎて吐きそうになるぜ……っと!」 大地を蹴り上げ――ラースも同じように駆け出した。 互いが交差する前に刃と剣が重なり――両者、弾け飛ぶ。 「もらった――もらったァ!!」 動きが速かったのはアヌビス神だ。 右上に弾き返された刃を、渾身の力を込めて振り下ろす。 対するラースは防御のために剣を戻すものの、速さが足りていない。 戻った頃にはアヌビス神に斬られている――勝った、とアヌビス神は確信していた。 これが本当の戦ならば、アヌビス神は勝っていただろう。 「~~~~~~~ッ!!」 制限。 例えば神と称されるエンブリヲの能力に一定の限界が生まれていたように。 白井黒子の瞬間移動に普段よりも絶大な浪費が加えられたように。 アヌビス神の乗っ取りにも時間の制限が課せられていた。そして。 「時間切れ――残念だったな」 アカメに意識が戻ったその時、彼女の動きは止まってしまった。 戸惑いもあっただろう。そしてラースは反撃の構えを取り――アヌビス神を彼女の後方へ弾き飛ばした。 『チクショ~~~~~~!! あと少し、あと少しで俺が……俺がァ!!』 宙を舞い虚しくも大地に突き刺さったアヌビス神の悲痛な叫び。けれどアカメは振り返らない。 足払いを行いラースの体勢を崩そうとするも、読まれていたのかバックステップに回避されてしまう。 迫る剣戟を紙一重で躱し続け――絶望から一筋の希望を掴み取った。 「――葬る」 「む――ッ!」 アヌビス神と同じように大地へ突き刺さっていた棘剣を引き抜くと、それが反撃の合図となった。 ラースを真っ二つにする勢いで振り上げるも、上体を後ろに移動することで躱された。そこに追撃を掛ける。 言葉なと要らない。神速で繰り出した蹴りが彼の腹に直撃し、身体が折り曲がっていた。 アヌビス神に身体を任せていたことで精神的に余裕が生まれ、状況を判断する能力が、視野が広くなった。 剣を振り、防がれても手を休めること無く、何度も、何度も。 「葬る」 修羅となれ。 「葬る」 己を切り替えろ。 「葬る」 もう。 「葬る」 誰も死なせないために、遅れを取らないために。 「葬る」 この男を、殺せ。 「――――――葬るッ!!」 払った一撃は仇敵の首を刈り取るべく行われた死の瞬きである。 疲労した身体で放でる全てを込めた謂わば全開の一撃だ。 惜しくもラースによって防がれるが、真髄はその先だ。まだ攻撃は終わっていない。 剣に乗せた血液が――ラースの瞳に付着した。 視界を奪え。 どんなに相手の瞳が凶暴でも、閉ざせばその脅威は無と成り果てる。 肘打ちをかまし、ラースを後方へ飛ばすとそこは――奈落の果て。 「見事」 足場を失ったラースはただ、奈落へ落ちるしか無い。 零れた言葉は対する戦士――殺し屋に送る賛辞である。 しかし。 「どうだ……一緒に地獄へ落ちるつもりはないか」 彼は何一つ、諦めておらず、落ちる寸前にも牙を光らせていたのだ。 伸ばされた腕はアカメの髪を掴み取る。勝利を確信していたアカメは対応出来ていない。 そしてラースが髪を引っ張ると同時に、アカメの身体もまた、奈落へ落ちることとなる。 『う、嘘だろ……ッ! アカメ、アカメ~~~~!?』 誰も居なくなった闇の大地にて。 無残に突き刺さるアヌビス神の声だけが響いていた。 →
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7部の遺体の元のやつ 神だかなんだかだが荒木が認めた最強である承太郎とはたしてどんなバトルになるか EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 オーバーヘブンで次元の壁?を一瞬で破壊され即死する EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ