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1-408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/07/10(火) 21 07 51.03 ID fEnjovUSO かがみ「……はぁ」 こなた「恋煩いかい?」 かがみ「うひゃぅあ!? あ、アンタ、どっからわいてでたのよ!」 こなた「いーねぇ青春だよー。で、相手は誰? 谷口?」 かがみ「な、なんでよ」 こなた「だってじー……っと熱視線送り付けてんだもん」 かがみ「ち、違うわよ! 谷口君なんかじゃ!」 こなた「あり? その反応だと本当に好きな人が出来たんだー?」 かがみ「……? だっ! ち、ちがっ! って言うか、アンタなんでここにいんのよ!」 こなた「野暮よーさー。おーいキョン~」 キョン「ん? ああ、こなた。きてたのか」 こなた「君の顔が見たくなてねー」 キョン「わかったわかった。で、CD焼いといてくれたか?」 こなた「ばっちしだよー。うちのパソの性能は通常の三倍だからねー」 キョン「赤いのか」 こなた「角もついてる」 キョン「今度見せてくれよ。格ゲー対戦もしたいしな」 こなた「おkおk。今週の土日はー?」 キョン「どうだろ……。ハルヒがアホなこと言いださなきゃいいんだが」 こなた「了解しますた。またメルメルするよー」 キョン「ああ。CDサンキューな」 こなた「んじゃあかがみん、またあt」 かがみ「アンタどーやったの!?」 こなた「な、なにが」 1-757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/11(水) 17 30 12.67 ID JrRWgnT30 かがみ「キョンくんって涼宮さんのこと好きなのかな・・・私も涼宮さんみたいに・・・」 ゴソゴソ・・・ つかさ「お姉ちゃん、辞書貸しt・・・あれ?」 かがみ「つ、つかさ!?の、ノックくらいしなさいよ!」 つかさ「あれ?お姉ちゃん、その腕に付けてる腕章って・・・涼宮さんと同じ・・・」 かがみ「べ、べ、別に意味なんてないけど!こなたからせっかく貰ったから付けてみただけで、決してキョン君とか、キョン君とか、キョン君は関係ないんだからね!」 つかさ「そ、そうなんだ・・・(どんだけー)」
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このページは数あるニコニコ歴史戦略ゲー動画の登場人物について、各動画内での列伝をまとめていくものとして用意しました。 主役級の活躍を見せた人物はもとより、名脇役、好敵手からネタ☆キャラまで幅広く紹介されるページになることを願います。 ここでは プレイ動画に登場したらき☆すたのメンバーについて扱います。 自由に追加してください。 泉こなた 泉そうじろう 岩崎みなみ 日下部みさお 黒井ななこ 小神あきら 小早川ゆたか 白石みのる 高良みゆき 田村ひより 成実ゆい パトリシア・マーティン 柊かがみ 柊つかさ 毒島みく 峰岸あやの 八坂こう 山辺たまき 若瀬いずみ 永森やまと 桜庭ひかる 天原ふゆき 宮河ひなた 宮河ひかげ コメント欄 泉こなた [部分編集] オタク女子高生。背は低いものの運動能力は高い。でも面倒なことはしたくないから帰宅部。 泣きボクロが特徴的。趣味はゲーム全般など。 『三国志』や『革新』では武力や統率が高い猛将として能力が設定されていることが多い 上へ 泉そうじろう [部分編集] こなたの父親。筋金入りのオタク。ロリコン。小説家。 こなたを男手一人で育てるがそれが悪かったのか、見事に娘もオタクになった。 上へ 岩崎みなみ [部分編集] こなたたちの二年下の後輩。無口で無愛想に見られているが本当は優しい性格。 小早川ゆたかの親友。長門じゃないよ。 『三国志』や『革新』ではバランスのよいステにまとめられていることが多い。 統率能力は作品によりけりだが某ながもん同様に低く設定されていることも 上へ 日下部みさお [部分編集] こなたの同級生だが、クラスは別。かがみとは長年の腐れ縁でずっとクラスメート。 ヴぁ。DA☆ZE。三秒るぅるぅ。チャームポイントは八重歯。 自称背景コンビだが、相方に比べれば相当目立っているような気が 『三国志』や『革新』ではこなた同様武力は高いが、知力や政治が残念なことが多い 上へ 黒井ななこ [部分編集] こなたたちのクラス担任。関西弁をしゃべるが別に関西出身というわけではない。 花の独身。こなたとはオンラインゲームでパーティを組むこともある。ロッテファン。 『三国志』や『革新』では教師の面目を維持したかのように知力や統率を中心に高めの能力にまとまってることが多い 上へ 小神あきら [部分編集] らき☆すたの世界のアイドル。アニメなどではラッキーチャンネルのパーソナリティを勤めた。 猫かぶり。腹黒。 歴戦ゲーでは義理などが極めて低い反骨精神たっぷりな設定が多い 上へ 小早川ゆたか [部分編集] こなたの親戚。二年年下の後輩でもあり、高校入学を機にこなたの家で居候をはじめる。 岩崎みなみの親友。ちっちゃい。かわいい。すなお。とてもいい子。 『三国志』や『革新』では比較的低い能力にまとまっているか、もしくは文官として高い能力を持つことが多い。武力はご愛嬌 小早川ゆたかの降臨解説 【信長の野望・革新 PK】 小早川ゆたかの降臨 ~2nd~解説 【三國志11】 + 大名、君主 出雲の天女。 当時の人には珍しい服装と、姿からそう呼ばれる。 ストーリーが進むごとに黒さ(主に毒舌)が徐々に開花しているのは戦乱に揉まれていったからだと信じたい、きっとその筈。 なんだかんだ言って大名とか君主とかやっているだけあって、精神的にタフになってきているようである。苦労人とも言えるかもしれない。 最序盤で使われていた顔グラになっている時はカリスマモード(お方様)、通常時はいつものゆーちゃんである。 降臨の頃はかなり非戦争主義に近いようで、外交、話し合いで血が出来る限り流れないように終わらせたがっている性格が目立つ。 大名としての器は最序盤の方は大名としてやっていくのがかなり怪しかったが、徐々に開花。 鹿の嫁。42話で正式なものになっている。 降臨2ndでは以前の戦国時代の知識も生かして倭軍の君主として、現代の世界に戻るために統一を進めている。 ただ、君主になったのは成り行きに近い。(むしろ強引にさせられたとも言える) 登用に関しては誰でも隔てなく行っていることがうかがえる。怪しい三国武将ばかり寄ってくるのもきっと人徳。 2ndに入ってから好戦的な面が強く押し出されている気がするが気のせいではないだろう。 ちなみに、能力は武力以外が極めて高い孔明タイプ。三国志11に入ってからは最前線で結構活躍中。 革新(覚醒) 統率120+6 武勇5 知略105+10 政治120+16 義理100 三国志11 統率100 武力5 知力95 政治100 魅力100 特技『連戦』 上へ 白石みのる [部分編集] アニメオリジナルのいじられキャラ。 声優白石稔がモデルとなっており、後期EDなどでは実写で登場した。中の人は涼宮ハルヒの憂鬱の谷口と一緒。 何故かこなた達と同じクラス。 上へ 高良みゆき [部分編集] こなたのクラスメート。メガネ・どじっこ・その他いわゆるひとつの萌要素を持つキャラ。 通称はみwikiさん。その豊富な知識を評したもの。 作品によっては黒くなる。 『三国志』や『革新』では高い知力や政治力を誇る女孔明として設定されることが多い らきすた☆立志伝解説 【太閤立志伝Ⅴ】 + 軍師 非常に黒くて優秀な軍師。序盤はあまり目立った場面は無かったが、後半は科学技術を発展させて気球を作ったり、バイオ兵器(?)のを利用して敵の城の兵糧を駄目にするなど恐ろしい策を見せた。 小早川ゆたかの降臨解説 【信長の野望・革新 PK】 + 軍師 序盤においてゆたかの軍門に下る。この作品においては、一貫して黒い性格であり、原作のほんわかした雰囲気は見られない。 宇喜多直家の養女となるが、それが黒さを一気に加速させる。 本来なら何時昇進してもおかしくないのだろうが結局昇進は無かった。 上へ 田村ひより [部分編集] ゆたか・みなみのクラスメート。腐女子。同人作家。 ゆたか・みなみの関係をあれこれ妄想しては自重できないでいる。 『三国志』や『革新』ではやはりというか文官スペックにまとめられることが多い。 文官スペック以下にまとめないように 上へ 成実ゆい [部分編集] ゆたかの姉。こなたの親戚。 女性警察官であり、普段はミニパトにのって勤務している。 既婚者であるが、夫は単身赴任中。そのためななこ先生からは独身だと勘違いされている。 ハンドルを握ると性格が変わる。 上へ パトリシア・マーティン [部分編集] アメリカからの留学生。重度の日本オタクにしてオタク文化にも造詣が深い。 アニメではこなたと一緒にコスプレ喫茶でバイトもしている。 ちなみに、原作では一年組みが二年に進級する直前から正式登場。そこまでの設定が全てリセットされている。 上へ 柊かがみ [部分編集] つかさの双子の姉。こなたの親友。ツインテール。ツンデレ。実家が神社の巫女さん。 ライトノベル好きで、オタクの世界に足を突っ込みかけている。なんだかんだでこなたが大好き。 『三国志』や『革新』では全体的に高い能力にまとまっていることが多い 上へ 柊つかさ [部分編集] かがみの双子の妹。ちんちん、バルサミコ酢、うにょ~ん、でもそんなのかんけえねえ、よっこいしょういち、など 特徴的なセリフを残し、シュールなキャラとして扱われることがある。微妙にアホの子。 黒い部分は多分中の人のせい。 『三国志』や『革新』では比較的低い能力にまとまっていることが多い。多分やればできる子 上へ 毒島みく [部分編集] アニメ未登場。アニ研部員。 八坂こうのクラスメイト。毒さん(ぶっさん)と呼ばれている。 彼女を知るなら原作を見よう。 上へ 峰岸あやの [部分編集] みさおと共にかがみの長年のクラスメート。 特徴的なセリフで人気の出たみさおとは違って地味キャラのままというちょっと悲しいキャラ。 でも公式で唯一の彼氏持ち。オデコ。 ジャジャーン。 『三国志』や『革新』では彼女もまた文官スペックが多い。場合によってはみさおの副官用のスペックになっていることも 上へ 八坂こう [部分編集] アニメ未登場。アニ研部長。 アニメでは完全にパティが本来の役の位置を奪い、残念なことになった人。 彼女を知るなら原作や桜籐祭を見よう。 上へ 山辺たまき [部分編集] アニメ未登場。アニ研部員。 八坂こうのクラスメイト。山さんと呼ばれている。 彼女を知るなら原作を見よう。 上へ 若瀬いずみ [部分編集] アニメ未登場。2年生になった小早川ゆたかたちのクラスの学級委員長。 委員長らしくしっかりとしているが、実はオタク。 彼女を知るなら原作を見よう。 上へ 永森やまと [部分編集] アニメ未登場。 グリコ。桜籐祭のオリキャラだが、実は原作ではとあるコマのテレビ画面に映っていた。 ある意味黒幕。中の人(?)的な意味で。 詳しくは桜籐祭動画を確認しよう。 上へ 桜庭ひかる [部分編集] アニメでは少しだけ役をもらえた元キャプテン。 原作では顧問という立場上なのかこうとの絡みが多い。 一応かがみ、あやの、みさおのクラスの担任だった。 彼女についても桜籐祭動画を確認したほうが分かりやすい。 上へ 天原ふゆき [部分編集] アニメ未登場の保険の先生。 原作ではあやのが入っていた茶道部の顧問だが、まったく書かれないまま卒業。 その代わりにゆたかや、みなみとの保健室での絡みが多い。 彼女について桜籐祭動画を参照。 巫女じゃないんだぞ、決して巫女じゃないんだぞ。 上へ 宮河ひなた [部分編集] アニメには数回出た宮河姉妹の姉の方。 貧乏姉妹。働けど働けど同人とかにつぎ込む。駄目姉 原作にも殆ど登場せず、まともな役をもらっているのはゲームぐらいかと思われる。 安楽死すたではない 上へ 宮河ひかげ [部分編集] 姉同様数回出た妹の方。 苦労人。肉好き。ツンデレ気質なのは公式。 らき☆すた登場キャラ中最年少。リアル小学生。 姉同様の立ち位置で、同じくゲームぐらいしか役がもらえない。 一応『宮河姉妹の空腹』という漫画が連載されていたが一時休載していた。 が、現在連載中です。 上へ コメント欄 はじめまして -- のーん (2009-04-26 19 48 56) やっぱり、かがみはツンデレだね -- のーん (2009-04-26 19 52 31) 代表作をちょっと追加してみました。 -- 名無しさん (2010-01-13 19 54 55) 7巻以降の新キャラも追加しました -- WK (2011-01-24 14 37 02) 名前 コメント
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らき★すたの登場人物
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らき☆すた(らきすた) OVA bookmark_yahoo このページをお気に入りに追加! 『らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)』は、原作者の美水を含む6人の脚本家による、テレビアニメではできなかった短編エピソード6本と実写映像を40分に収録したオムニバス作品。映像特典として『新らっきー☆ちゃんねる』の公開録音と鷲宮町での特別住民票交付イベントそれぞれの模様を収録。また初回版には本OVAで使用されたBGMを収録したCDが特典として付く。 らき☆すた(らきすた) OVA Youtubeアニメ動画プレイリスト bookmark_yahoo このページをお気に入りに追加! アニメ(らき☆すた)一覧 【アニメランキングに投票】 【Megavideo】 【Saymove1/2】 【Saymove2/2】 【Veoh】 (ログイン&Veohプレイヤー必須) 【Veoh検索】 【動画ランキングに投票】 見たら投票お願いします。 検索リンク アニメ > 動画 > ドラマ・映画 [部分編集] リンク切れ報告 感想・コメント リンク切れは上の報告よりしてください。 ここに書かれても受け付けれません。 とてもしみじみとしたお話でおもしろかったです。 -- Luckystar (2008-12-07 11 39 28) らきすたがゴールデンタイムにまわってほしいな。。。人気でそうなのになぜ? -- Luckystar (2008-12-07 11 42 27) さがしてました ありがとうございます! -- 名無しさん (2008-12-10 21 44 05) ゴールデンに出ても引かれるだけだからだよ -- 名無しさん (2009-01-15 19 30 20) なかなか面白かったです!!!wうpありがとうございましたw -- 名無しさん (2009-01-18 17 46 10) さがしてました -- S (2009-02-23 02 56 35) こなたの魔法ワロタwwwww -- だだだだだあ (2009-03-30 15 58 42) 見れない(:-:) -- wwkwkww (2009-04-26 22 57 15) こなちゃんカワユス♪しかも面白いw -- sana (2009-04-29 20 28 08) 店長カワイソス(´・ω・`) -- 名無しさん (2009-07-31 18 15 16) すき -- 大の (2009-08-10 09 15 13) こなたサイコw -- konata (2009-10-06 19 59 29) 魔法wwww 2期でないかな~ -- 966 (2009-11-10 21 35 00) かがみ大好き -- らき☆すた (2010-04-13 16 21 57) かがみがかわいかったですーーー -- かがみファン (2010-11-26 20 09 29) ともだちからはつかさとせいかくがにてるといわれますがーー -- かがみファン (2010-11-26 20 21 18) わたしはかがみににてるといわれたいです -- かが (2010-11-26 20 27 42) 名前 コメント タグ:Youtube,アニメ,ドラマ,動画,映画,wiki,らきすた,らき☆すた,OVA
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【らっきー☆すた~ 全名簿】
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らきすた(柊姉妹オンリー)関係レスまとめ 408 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 21 55 ID ??? 一応聞いておくが、明日イベントある…よなぁ? 409 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 22 15 ID ??? 同時開催のミクが中止になったって騒いでるんだけど。 こっちはサークル案内とか届いてる? 410 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 22 32 ID ??? うん…気になるね。 一応のぞくだけのぞいてみようかと思っているから… 411 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 22 34 ID ??? 中止になったというか参加証届かない&ブログ更新無しみたいだな。 主催は同じ人? 412 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 22 39 ID ??? 困ったな…… あるならあると言ってくれないと 突貫工事にも身が入らない。 413 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 22 43 ID ??? 同じ主催だよ 414 名前: 411 [sage] 投稿日: 08/01/05 22 52 ID ??? 413 thx むこうのスレに貼ってあったまとめサイト見てびっくりした。 こっちは参加証とか大丈夫なのかな。 同じ主催で、ミクに来てないのにこっちに来てるというのも変な話だけど。 415 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 23 41 ID ??? 明日の「柊巫女祭」だが、サークル配置・サークル参加者が 掲示されていないけど、どうゆう事だ? 416 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/05 23 51 ID ??? 同時開催のミクの方もサイトには動きないしな。 当日行って見るまで詳細不明とかマジ勘弁。 417 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 00 14 ID ??? せめてどこかのサークルでいいから参加確定とか書いてるページ でもあればいいんだが…まったく分からない状態だなあ 418 名前: カタログ片手に名無しさん 投稿日: 08/01/06 00 46 ID d.wEgIwA とうとう当日になってしまったが… サークルの当落すらわからない 行ってみてオンリー自体中止だったら交通費返せって言いたいんだが。 427 名前: カタログ片手に名無しさん 投稿日: 08/01/06 09 12 ID Z1wknTtc 同人板より 280 夢 2008/01/06(日) 09 04 30 ID /JN8eia00 [sage] ttp //cyberidle.blog17.fc2.com/ 当日になってから中止告知ってひでえ 428 名前: カタログ片手に名無しさん 投稿日: 08/01/06 09 14 ID .r51UsS. 中止ですって http //cyberidle.blog17.fc2.com/ らきすたのサイトになんで書かないんだ 430 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 09 22 ID ??? 428 だよなぁ。 何でらきすたの方は更新しないんだ。 つーか貧乳すていたすと同時開催だったみなみけオンリー、 サイト自体が消えちゃってるけどいいのかw 435 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 09 34 ID ??? これ絶対もう会場むかってる奴いるよな? 436 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 09 36 ID ??? いるだろ 一時間前だぞ? 近所の奴でもそろそろ出るわ 453 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 10 20 ID ??? 中止か。中止なのか。 同時開催の筈だった初音ミクイベントはどうなったんだ? 455 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 10 21 ID ??? 453 中止。 456 名前: 238 [sage] 投稿日: 08/01/06 10 22 ID ??? 現在15人、どんどん集まる。マジ中止、勘弁してくれ 460 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 10 24 ID ??? 456 スタッフいないの? 張り紙で告知? それとももぬけのから? 463 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 10 28 ID ??? 貼り紙のみ 467 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 10 37 ID ??? 4階会場見てきた。貼り紙のみで真っ暗、締切。 531 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 12 33 ID ??? 今四階にいるけど、何も無いw 下のフロアにサークル参加者らしき人が一人いたけどな。 536 名前: 531 [sage] 投稿日: 08/01/06 12 43 ID ??? お茶会覗いたけど 結構人がいたのにはワロタw 俺は落書きして帰ったけど。暇な人は会場に来てみるのも一興かと。 540 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 12 46 ID ??? 救済措置に九階でお茶会やってるじゃん。 結構人いるな。 普通に開催されてたら かなり売れたな。 541 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 12 47 ID ??? お茶会は有志が急遽開催した救済措置。 らきすたでサークルさんが沢山来ていたんで、そういう人たちのためにやってる。 これもなかったら、サークルは途方にくれて帰るしかなかったんだから。 542 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 12 52 ID ??? お茶会有志は張り紙に「イベント参加予定者による有志一同」 て書いといた方が良いだろ 540みたいに、主催様が諸般の事情もあるなか急遽ご用意 くださった、みたいに誤解する奴がいるだろう 543 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 12 53 ID ??? お茶会は有志がお金を払って、開いてる会議室を借りてやってるんでしょ? もし、主催が開くなら、そのまま会場を使わないと、もったいないよね。 まぁ、そんな勇気は無いだろうけど。 544 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 13 13 ID ??? 541 有志ってことは主催がやってるわけじゃないのか ありえねー 545 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 13 23 ID ??? そりゃそうだろ ミクイベントのチラシのでっけーミクの絵は無断転載だぜ 正気疑うわ 567 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 14 21 ID ??? お茶会で持ってきた本を 買ってくれた人がいたから 東京からの交通費は元取れた…けど 中には西日本から来た人までいたからな。 参加者を泣かすもんじゃない。 最低限イベントの実行はしないと。 595 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 14 54 ID ??? 669 名前:カタログ片手に名無しさん 投稿日:08/01/06(日) 14 53 ID ??? 1/6の川崎、会場費払って無いッポイ&張り紙したのは施設の職員らしい。 つまり関係者は誰も来てないと。 職員さん乙 608 名前: カタログ片手に名無しさん [sage] 投稿日: 08/01/06 15 18 ID ??? 台東の次は川崎か こいつらのせいで使える会場がどんどん減ってる 【2ちゃんねる】『らき☆すた』関連オンリーイベントスレ3より http //sports2.2ch.net/test/read.cgi/comiket/1197186300/
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/あ 【愛】あい アニメキャラなどの二次元の存在、及びそれらの登場する作品に対しての熱意を指す。 対象への愛が低下すると、新刊の発売日を忘れる、録画失敗等の発生確率が上昇する。 【あきら様】あきらさま 小神あきら。通称あきら様。 中学生でありながらも、トップアイドルとしての地位を確立している裏表の無い美少女。 その知名度と人気は抜群で、陵桜学園の文化祭にも招かれた。 年齢の割りに芸能暦は長く、某アニメで猫娘役に抜擢されるなど、演技力は高い。 ※この項目は強制的に書かされたものではありません。 【アホ毛】あほげ こなたの頭にある、触覚のような毛。 妖怪アンテナとしては機能しないが、彼女自身には些細なアニメのネタにも反応する能力が備わっている。 似顔絵を描く際に忘れると、他が似ているかに関わらず、認められないことが多い。 【あやの】あやの 峰岸あやの。 広いおでこ、絶対領域という属性を有するが彼氏持ちであり、攻略対象外のサブキャラである。 かがみと五年連続で同じクラスの少女であり、日下部みさおの親友でもある。 茶道部に所属しており、かがみと一緒に下校をする機会はあまりない。 恋愛という異国の文化の実在を、かがみに教えた。 /い 【家が神社で巫女さん】いえがじんじゃでみこさん 友人について尋ねられたとき、性格よりも最優先で報告するべき事項。 この特性は他のいかなる性質・技能よりも上位として扱われる。 【息抜き】いきぬき 休憩や気分転換と称して、本来するべき事とは別のなにかを行うこと。 人によっては無制限に延長されるものであり、この状態での作業能率は通常の数倍となる。 「ゲームの合間に、息抜きとしてテスト勉強をする」といった、誤った使い方をされる場合が多い。 【泉家】いずみけ 泉の姓を持つ、そうじろう、かなた、こなたの三人家族のこと。 かなたの死後、父子家庭となるが、現在に至るまでそうじろうは再婚をしていない。 父子共に健全なオタクである。 この一家には将来、柊かがみが加わるという説もある。 【一般人】いっぱんじん オタクではない人間のことであり、平均的な能力を持った人物を指すという解釈は誤りである。 オタクと一般人の境界線は不明瞭であるが、主に前者がこの単語を使用する。 小さなきっかけによって悟りを開き、一般人からオタクへと進化(退化)をする者もいる。 また、そうした人間は自分のことを一般人と呼ぶ。 【いのり】いのり 柊いのり。 柊家の長女であり、母親や妹達よりも身長が高い。 かがみと同じツリ目で、髪は短めの薄紫。 妹の自立を促すことを考え、積極的に家事を手伝うことは無い。 妹達のまとめ役。 姉妹の中で唯一の社会人であり、働きながら実家で巫女の手伝いをもしている孝行娘。 父親からしてみれば、第一子であるという点をのぞいても最愛の娘であろう。 【インパス】いんぱす 食玩付きのお菓子の箱などで、開封することなく中身を確認するスキル。 その習得難易度は高く、感覚と中身を結びつける訓練のために大人買いをして、後悔する人間が多い。 達人の現れる地域では、何度インパスを唱えても赤色(ダブリ)である事が多い。 /う 【浮き輪】うきわ 泳げない人のための道具。 こなた曰く、みゆきさんならば浮き輪が無くても浮けるかも知れない。 しかし、このセリフは想像力の欠如だと言わざるをえない。 ……彼女はオールマイティであるが故に、その深淵にあるものを理解していないのだ。 勉学・運動共に万能である委員長と、浮き輪というギャップから生まれる破壊力を。 【受け】うけ 性的な接触において、受動的である方を指す。 能動的な側は攻めと呼ばれ、「攻め―受け」の順で名前が表記される。 このとき、日本では二つの語の間に『×』が、海外では『/』が入る。 積極的に相手を攻めの立場に置きながらも、自身は受けであるという、誘い受けなども存在する。 【ウサギ】うさぎ 寂しいと死んでしまうと言われている動物。 現実には孤独が原因で死を迎える事はない。 愛玩用のペット。 かがみを動物に例えた場合にイメージされるもの。 【宇宙人】うちゅうじん 自分が普通の人間であることに耐えられない場合に使われる、『隠していたこと』。 詳細設定が不十分であると矛盾が生じるため、念入りな準備が必要とされる。 家族も宇宙人なのかという問いに肯定で答えた場合、最終的に全人類が宇宙人となるパターンもある。 長門によく似た人物のことを指すこともある。 /え 【映画化】えいがか アニメ作品が映画になること。 通常放送のアニメの展開に影響を与えないように、独立していることが一般的。 特定の時期の前後の話してとして見なければならない場合もある。 その性質から、アニメ本編の伏線が利用されることは少ない。 ほのぼのとした日常を描いた作品は、映画化によって感動要素が盛り込まれることが多い。 →ここにある彼方 【エイプリルフール】えいぷりるふーる うそをついても許される日。 その日を無駄にしないようにと前日からメモを作成する人もいるが、大変な時間の無駄である。 だが嘘に託けて悪口を言うと、後日仕返しが待っていることもある。 よく、失敗したら嘘だと誤魔化すつもりで告白を考える人がいるが、その成功率は限りなく低い。 【円卓の騎士】えんたくのきし 好きなアニメや漫画などの上位十二の作品、又はキャラクターを、優劣を付けずに並べたもの。 数が十二に満たないことや、超過する場合もある。 特に好む作品に『ガウェイン』『ランスロット』などと名を付け、優劣の生まれてしまうこともある。 また、それらの上位に位置する作品・キャラを、アーサー王のポジションに当てはめる場合もある。
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4-613氏の作品 613:2007/07/15(日) 23 11 11.81 ID xLgYerop0 それはある朝のことでした。 私の名前はつかさ。柊つかさ。 いまから、この前であった、不思議な人のことを話したいと思います。 四月のある朝のことでした。 その日、私は諸事情でいつもより早く家を出ていたのです。それも一人で。 いつも朝は寝坊気味でしたのでその日も殆ど夢うつつの状態での登校でした。それでも、いつもより少し早い朝の空気はとても澄んでいて、少し涼しくとても気持ちよく感じられました。 と、私の前に影が飛び出してきました。 小さくて、まるっこい黒猫でした。 「ネコさんだ~」 程なくしてそのネコは走り去ろうとしました。 そのとき、何を思ったのか私はそのネコを追いかけ出したのです。 何しろ意識がはっきりしていないときのことですから、そのときの私にはその黒猫が時計を持って女王の城に走るウサギに見えたのかもしれません。 「待て~」 暫く私は塀の上を駆けるネコの後をついていっておりました。ふと、ネコはとても人間の入れぬような路地裏に入っていってしまったのです。 628 :613:2007/07/15(日) 23 12 28.70 ID xLgYerop0 私は流石にそこでネコをあきらめました。そして、私は学校に行こうとしていたことを思い出したのです。 そこで私は気付いたのです。 自分のいる場所に見覚えが無いことに。 流石に焦りました。今は頼りになる姉も、飄々とした友人もいないのです。 急に酔いが覚め、意識がはっきりしていくとともに、私の絶望は深くなっていきました。そして私は遂に泣き出してしまったのです。 「どうしたの?」 ふと、声が聞こえました。その声はとても大人びていて、どこか抑揚のあまり無いような印象を受けました。 その方向を向くと、一人の女性が立っていました。背が高く、私の学校とは違う制服で、黒い髪を長く伸ばし、胸の突起は綿信徒は比べられないほど大きく、その顔はとても綺麗で格好よく、整っていました。 「み、道に迷ってしまったんです」 「……かわいい……」 「ふえ?」 「なんでもない。君は何処の中学?」 「りょ、綾星学園高等部の一年生です」 「ごめん。高校生だったのか」 629 :613:2007/07/15(日) 23 13 46.63 ID xLgYerop0 そういうとその女性は私を学校の前まで連れて行ってくれました。その顔はどこか赤かったようでした。 途中で少しばかりお話をしました。 女性はネコが好きで、毎日触ろうとするけど逃げていくと言っていました。 私の姉と一緒ですね、といったら私以外にもそういう人がいるのか。と言いました。 そうこうしているうちに学校に着くと、私たちはお別れの挨拶をしなければなりません。 「ありがとうございます」 「いいんだ」 「最後にお名前を」 女性は少し驚いた様子で、また少し顔を赤くしながらこういいました。 「榊……」 「榊さんですか。私の名前は柊つかさです。またえるといいですね」 「うん……またあいたい」 そういうと、榊さんは少し逃げるように言ってしまいました。 こんどはお姉ちゃんやこなちゃんをつれて会いに行こうかな、なんて思う今日この頃です。
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このSSはプレイステーション用ソフト「ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国」のリプレイをらきすたキャラを使って書いてみよう、というものです。大体、自分が実際、プレイしたように書いていますが、一部脚色、改変、捏造したシーンもあります。基本的に主人公のこなた視点です。主人公名「コナタ・イズミ」部隊名「ラッキースター」でスタートしています。 第一章第一話・始動 私は共和国軍所属のコナタ・イズミ少尉。今年の4月に士官学校を卒業したばっかりの取れ取れピチピチの新人・・・なんだけど・・・この8月、実践投入される羽目になりました。それも・・・そう、皆さんご存知の通り、本土に攻め込もうとするガイロス帝国を食い止めるため激戦・・・てか苦戦地帯のエウロペ大陸です。うぅ・・・実戦経験なしの私にあんな危険な所に行けだなんて、軍は私に氏ねって言ってるのだろうか。こっちの軍は第一次前面会戦(私は参加してないけど)じゃ、ボロ負けだったっていうし・・・生きて帰れんのかな・・・?でも、私達が頑張らないと、本土にいるお父さん達が危ないからね。私は頑張るよ、まぁ、死なない程度に。だからお母さん、私の事、天国から見守っててね。 クラッツ「来たな・・・コナタ・イズミ中尉。私が本日より君の上官となるオーダイン=クラッツ少佐だ。」 コナタ「よ、よろしくお願いします・・・。」 クラッツ「我が共和国機甲師団の一員として活躍を期待しているよ。早速で悪いが、これより君には実際のゾイド戦による戦闘テストを受けてもらう。驚いたかね?これは我が部隊に配属される者全てに行なわれる。例え、それがどんな戦績の持ち主だとしてもだ。」 クラッツ少佐の言うとおり、ここロブ基地に着いた途端、いきなり何の説明も無く、ゾイドの演習が始まった。クラッツ少佐っていうのは共和国の軍人で、年は40くらいかな。凄い貫禄と落ち着きがあって、頼りになりそうな人だ。ゾイドの操縦は勿論、生身での格闘術や、無人ゾイドについての知識も豊富という何者?って感じ。 コナタ「了解です。戦績も何も、ゾイドに乗るのだって、4ヶ月ぶりなもので・・・上手く動かせるかどうかも解りませんけど」そんな訳で支給されたゾイドに乗っている。それも・・・共和国の切り札といえるシールドライガーだ。士官学校で乗ったゾイドって言えば、ガリウスとかエレファンタスとか、所謂骨ゾイド。ゴドスにすら乗ったこと無い私が・・・シールドライガーって・・・こんなん、映像でしか見たこと無いよ。嬉しい以上に緊張する。とにかく壊さないようにしないと・・・。 クラッツ「謙遜するな。コナタ中尉。君の士官学校での整備実習などの実技、それもゾイド戦における成績は同期の中でも常にトップだったではないか。先ほど、格納庫から出てきた動きも素早く、とても始めてとは思えなかったぞ。最も他の成績は散々なだったようだがな。」 うぅ・・・卒業してそれは忘れてたのに・・・まぁ、ゾイドの整備と操縦は私の数少ない特技だし。 クラッツ「それではそろそろ始めるとしよう。エレファンタス、模擬戦闘準備」 兵士「中尉、よろしくお願いしますよ」 コナタ「はい!」 そして私はあっさりと、2機のエレファンタスを撃破した。相手が気の毒になるくらい、あっさりと。 コナタ「ふぃー任務完了です。」 クラッツ「良くやった、中尉。見事だ、とても初めてのゾイドでの動きとは思えん」 って、あれっ!? コナタ「少佐、今、私の事、中尉って呼びました?」 クラッツ「あぁ、さっきから呼んでいたが・・・君は本日付けで少尉から中尉に昇進した。伝達されてなかったのかね?」 コナタ「初耳ですが・・・」 クラッツ「そうか、実は君は本日より、新設される機動部隊の指揮官に任命されることになっている。おめでとう。」 コナタ「え?えええええええ!?」私は素っ頓狂な声を上げてしまった。新設される機動部隊の指揮官になる?誰が?私が。はい?私?こんな19歳になったばかりのガキンチョで実戦経験も無い青二才が? コナタ「あの・・・出来れば理由を・・・」 クラッツ「君には指揮官としての資質がある。私はそう思ったからこそ君を抜擢したのだ。士官学校の成績では測れないものを持っている。これでも人を見る目はあるつもりだ」そこまで買ってくれるのは嬉しいけど・・・ コナタ「拒否権は?」無駄と解ってて聞く私。 クラッツ「はっはっは、君は中々冗談が好きなようだな、話してて飽きない。とにかく格納庫似戻りたまえ。それと隊員と顔会わせくらいはしておくように。部隊名もまだ無いから決めておくようにな」 コナタ「とほほ・・・了解・・・」それで、私はここで思わぬ再開をする事になったのだ・・・! 第一章第二話・灼熱の砂塵 カガミ「え・・・コナタ?」 コナタ「あれ・・・カガミ・・・とツカサとミユキさん、何でここに?」そう、私はロブ基地の隊員が待つという部屋に行った時、士官学校の親友達の顔があったのだ。 ミユキ「私達は、新設される機動部隊の隊員になるようにとの辞令を受けてここに来たのですけど。さっき、お二方と会ったばかりなんですよ」 ツカサ「そう、それでね、ここでその新設部隊の隊長さんが来るのを待ってるんだ」 カガミ「でもまだ来ないのよねー。クラッツ少佐がここの部屋に行くように伝えたって言ってたけど。コナタはどうしてここに?整備兵にでもなったのか?あんたゾイドを弄るの好きだったしね」そうだったらどれだけ気が楽でしょうか-・・・。 コナタ「いやさーその隊長っての、どうやら私みたいなんだよね・・・」 カガミ「はぁ?何、詰まんない冗談言ってんのよ。」 コナタ「いやそれが・・・」 クラッツ「冗談ではないぞ。」クラッツ少佐の声が聞こえた。 ザッ!カガミとミユキさんが見事な敬礼を見せる。慌ててそれに続く私とツカサ。 クラッツ「今のは冗談ではなく、本日より、コナタ・イズミ中尉が、カガミ・ヒイラギ少尉、ツカサ・ヒイラギ少尉、ミユキ・タカラ少尉の指揮官となる。中尉、後で部隊名の登録と補給の手配を行っておくように。それと各員の搭乗ゾイド、そのセットアップも全て君が行うのだぞ。」 コナタ「りょ、了解・・・」うっひゃ~・・・やる事山積み・・・戦闘での指揮だけでなく、そんな事までやらないといけないのか・・・。 「では、後に司令部にて作戦のブリーフィングを行う。各員はそれまで全ての準備を完了させておくように。」そう伝えてクラッツ少佐は出て行った。 コナタ「だ、そうです・・・」 カガミ「嘘・・・なんであんたが?」あーなんて説明すれば良いのか・・・ コナタ「うーん、でも命令だから・・・」 ツカサ「で、でも、私はちょっと安心かな。」 カガミ「ツカサ・・・」 ツカサ「だって全然知らない人が指揮官になるより、こなちゃんが隊長になってくれた方が安心できるよ。それにこなちゃん、ゾイドの操縦、すっごく上手だったし、頼りになるよ!」 ミユキ「よろしくお願いします!イズミ中尉!」ミユキさんが表情を引き締め、姿勢を正して私に敬礼! コナタ「なんてしなくていいってば!それにやめてよ、イズミ中尉なんて!皆、士官学校の時と同じように接してよ!」 カガミ「はぁ・・・そう言うと思ったわ。でもその方があたし達らしいか」カガミがちょっと呆れたような、でも嬉しそうに言った。 ミユキ「ではコナタさん、これからよろしくお願いしますね」 ツカサ「よろしくね、こなちゃん」 カガミ「私もよろしく!」 コナタ「こちらこそ!」4人で手を重ね合わせる。うん、何かいいね、こういうの。 コナタ「さて、とりあえず、この部隊の名前を決めないといけないんだ。とりあえずあたしの案で“ブルーコ○モス”ってどうかな?青って共和国のシンボルカラーだし」 カガミ「何か可憐なようでいて、物騒で過激な匂いのする名前ね・・・」 コナタ「攻撃する時、青き清浄なる世界の為にー!って叫ぶんでさ。後、撃滅!とか、オラオラオラー!とか」 カガミ「却下」された。いいアイデアだと思ったんだけどな。 コナタ「えー!?何でー!?」 カガミ「そんな名前、嫌よ、あたしは。誤解されそうだし」 コナタ「むぅ・・・じゃあカガミンは何かいいアイデアはあるの?」 カガミ「あたし?うーん、そうね、ずっと使う名前なんだし・・・分かりやすくタスクフォースとかどう?」 ミユキ「英語で“機動部隊”ですね」ミユキさんが説明してくれた。何、その、そのまんまで色気もへったくれも無い名前。 コナタ「えー?何それ、そんなのつまんないよ。カガミはネーミングセンス無いなぁ」 カガミ「あんたに言われたくないわ!」 コナタ「ミユキさんはどう?何かある?」 ミユキ「そうですね。キュートアニマル隊とかどうでしょうか?ゾイドは無理に戦闘用に改造されてしまった動物、そんな彼らを愛でる意味と親しみやすさを込めたつもりです」 カガミ「わ、悪くは無いと思うんだけど・・・ねぇ」 コナタ「うーん・・・」想像してみる私が機動部隊を率いて戦場に到着する私。その時の台詞が・・・“キュートアニマル隊到着!”うわー恥ずいって、ソレ!嫌じゃないけど恥ずかしい。私、勘違いした魔女っ子くさい雰囲気纏ってるよ。さすが天然のミユキさん、侮れない。 コナタ「ご、ごめんミユキさん・・・それ止めよう、止めとこう」 ミユキ「そうですか?残念ですね・・・」うん、ごめんね。 ツカサ「ね、ねぇ・・・私も考えたんだけど・・・」するとツカサがおずおずと手を挙げた。 コナタ「うん?」 ツカサ「ラッキースター隊ってどうかな?」 カガミ「へー」 ミユキ「幸運の星ですか・・・いいかも知れませんね」おお、キター!それいい! コナタ「うん、それいい、いいね、ツカサ!縁起が良くて何か元気が出る名前だよ!それに決定!」 ツカサ「えへへ・・・」 コナタ「次は乗るゾイドだけど・・・」私は渡された部隊に支給されたゾイドのリストを確認する。シールドライガー、コマンドウルフ、ガイサック、ゴルゴドスが各一機ずつにグランチュラ2機。ライガーだけじゃなくウルフまで貰えたのか。新設される部隊にはかなり贅沢なゾイドだ。それだけ私達が期待されているって事なんだろうな。 コナタ「とりあえず私がシールドライガーに乗るよ。カガミはコマンドウルフ、ツカサはガイサック、ミユキさんはゴルゴドスに乗って」 カガミ「解ったわ」 ツカサ「う、うまく出来るかな・・・?」 ミユキ「解りました、私は電子戦用のゾイドで、戦闘の官制ですね」 コナタ「うん、じゃあ次は格納庫でゾイドのセッティングをしに行こうか」そして私達は続いて格納庫でセッティング。シールドライガーは格闘に特化させて猛進特攻のデータを入力しておく。ウルフは射撃特化、ガイサックも射撃特化、速射を付ける。ゴルゴドスは戦闘に参加しないので、補助オンリー。逃げやすくする為。さらに補給部隊に飛行ゾイドをまわしてもらうように発注。でも空軍戦力は貴重だから、グライドラーがくれば良い方かなぁ・・・下手すれば代わりに搭乗=死のガリウスとか来たり・・・。そして私達はブリーフィングルームでクラッツ少佐から作戦の説明を受ける。 クラッツ「オリンポス山が帝国の手に落ちた。我が軍が勝利するためには、何とかしてこのオリンポス山を取り戻さねばならない。そこでだ、軍部はゲリラ戦を展開し、奴らが態勢を整えるのを遅らせることにした。そしてその役目が諸君らラッキースター隊に与えられた。作戦場所まではグスタフで移動する。各員はそれまでに最終確認を終わらせておくように、それでは解散!」という訳で私達はやって来ましたレッドラスト。砂が赤いからレッドラスト。赤い彗星はレッドコメット・・・とかどうでもいい事を考えてる私。敵目標は赤い角、レッドホーン。スティラコサウルス型の大型ゾイドだ。初っ端からあんな大物をやれとは。でもクラッツ少佐も言ってたけど、整備中か何かで動かないらしい。 編成 コナタ小隊 シールドライガー(コナタ) コマンドウルフ(カガミ) ガイサック(ツカサ) ゴルゴドス(ミユキ) NPC シールドライガーダブルキャノンスペシャル×1 敵戦力 レッドホーン×1 ゲーター×3 モルガ×1 コナタ「私が中心になって戦うから。カガミとツカサは敵を待ち伏せて奇襲攻撃を繰り返して。ミユキさんは周辺の探索と細かい状況報告をお願い」私は指示を出す。こんな感じでいいのかな・・・? カガミ「了解」 ツカサ「う、うん(だ、大丈夫かな・・・?)」 ミユキ「了解」 そんな訳で作戦開始。私がオトリになって、モルガやゲーターをおびき寄せてカガミとツカサで奇襲攻撃!・・・しようとしたら、ゲーターのレーダーにあっさりと2人の機体が見つかった!げげっ!この時点で私の作戦は潰れました。この後はツカサのガイサックがゲーターの皆さんに大人気。最初の一機はツカサが倒してくれたけど、続く戦闘でガイサックが何とか離脱したけど瀕死!更にもう一機が襲っていった!駄目だ!私は周囲の状況も構わずツカサを襲うゲーターまでライガーを走らせる。そんな私の目の前にモルガが立ち塞がった。 コナタ「邪魔!」私は全力でモルガをレーザーサーベルで貫いて、そのままツカサを襲うガイサックに突撃した。ストライククローで殴り飛ばし、ゲーターを転倒させる。 ツカサ「こ、こなちゃん!?」 コナタ「このー!」私はそのまま、猛進特攻の構えに入り、レーザーサーベル構えて突撃。ゲーター撃破! コナタ「はぁ、はぁ・・・ツカサ、大丈夫!?」 ツカサ「う、うん・・・何とか・・・」 コナタ「はぁ・・・良かったぁ・・・」 カガミ「コナタ!ツカサ!2人とも無事!?」 カガミだ。カガミもゲーターを一機撃破してくれたいた。 ミユキ「皆さん、ご無事ですか!」 コナタ「う、うん、これもさんが敵機の位置データを逐一送ってくれていたお陰だよ」 ミユキ「そうですか・・・お役に立てて何よりです」 コナタ「さて、ミユキさん、何かお宝は見つかりりましたかな?」 ミユキ「はい、資金3000相当のレアメタルとグランチュラのグレネードユニットを発見しました」 カガミ「グランチュラ用の換装パーツか。何でそんなもんがこんなトコに落ちてたのかしら?」 コナタ「うーん、第一次前面会戦で負けて逃げる時に落っことしたんじゃないの?まぁ、折角だからもらっておきませう」 コナタ「さて、残った敵は・・・ボスのレッドホーンだね。ミユキさん、レッドホーンに動きは?」 ミユキ「整備中でまだ動けないようですね」ふーん、まだ動けないのか、チャンス。 コナタ「私とカガミで突っ込んで倒してくるよ。ミユキさんは敵レッドホーンのデータを送って」 ツカサ「わ、私は・・・?」 コナタ「ツカサのガイサックは損傷が大きいから戦闘は無理だね。だから南西にある小さな遺跡を探索してきてくれる?いかにもお宝がありそうだし」 ツカサ「うん、解ったよ」 そんな訳で4人とも行動開始。先ずレッドホーンにカガミのウルフがビーム砲で威嚇、牽制射撃。それに驚いて動きを止めたレッドホーンに猛進特攻のレーザーサーベルが炸裂!大破炎上するレッドホーン。 コナタ「や、やった・・・」呆然と呟く私。やった、私、やったんだ・・・作戦を成功させたんだ・・・誰も欠ける事無く・・・でも、私は・・・ コナタ「人と・・・ゾイドを・・・殺したんだ・・・」解っていたはずだった。覚悟していたはずだった、手を血に汚す事を。でも、私は・・・どうしようもなく悲しくて、コクピットの中で泣いていた。それはカガミとツカサも同じようで・・・通信機から2人のすすり泣く声とが聞こえていた。 クラッツ「どうした?もうゾイドから降りて休んで良いぞ」 コナタ「少佐・・・それが・・・その・・・」ロブ基地に帰還して、格納庫でクラッツ少佐が話しかけてきた。でも・・・私は・・・戦闘中にアレをやってしまっていた訳で・・・ クラッツ「・・・あぁ、そうか、すまんな。気が利かなくて。私は先に戻っているから諸君らはゆっくりしていてくれ。そう気にするな。初陣なら誰でもそうなる。ただし、シートの掃除だけはしておくようにな」そう言って少佐はシールドライガーDCSから降りて基地へ戻っていった。お見通しらしい・・・。 ツカサ「ね、ねぇ、こなちゃん・・・」 コナタ「う、うん、何?」 ツカサ「私・・・やっちゃったよ・・・」 コナタ「そ、そう・・・私もだよ・・・カガミは?」 カガミ「いちいち聞かないでよ・・・」 コナタ「ミ、ミユキさんも?」 ミユキ「お、お恥ずかしながら・・・」 そう・・・そうです、私達は4人とも・・・その失禁してしまっていたのです。いつまでももうしていられないので私達はコクピットから降りて野戦服から作業服に着替えた後、シートを洗剤と雑巾で綺麗にした。4人で、一緒に寄宿舎へ戻る、途中・・・ ???「皆、お帰りなさい」 カガミ「アマハラ教官・・・」優しそうな女性が声をかけてきた。この人はフユキ・アマハラ大尉。ラッキースター隊の救護、衛生部隊の隊長だ。仕官学校時代で、応急処置や、救護関連の教科、実技の教官だったとっても優しい人だ。本当は働く必要が無いほどのお嬢様らしいけど、クラッツ少佐の話では、私達教え子が新設部隊のメンバーになったと知って、駆けつけてきてくれたらしい。 ツカサ「ア・・・マハラ・・・きょう・・・かん・・・!うわああああ!私、私・・・人を・・・ゾイドを・・・!」ツカサがアマハラ教官に駆け寄って、泣き出した。 フユキ「よしよし・・・大丈夫、大丈夫だからね」そんなツカサを優しく抱き締め、頭を撫でてあげている。そして私達3人もつられて泣いて、4人で教官に泣きついてしまった。 フユキ「今はいっぱい、いっぱい泣いたらいいからね。戦場では泣く事は出来ないから、思いっきり今、泣いておきなさい・・・」そう言って私達の頭を撫で、顔を胸に埋めさせてくれたり・・・とても暖かかった。 ツカサ「あ、そうだ、こなちゃん。さっき遺跡でこれを見つけたんだ」たくさん泣いて落ち着いた後、そう言ってツカサは私に一冊の古ぼけた本を差し出した。 コナタ「本?ミユキさん、何が書いてあるか解る?」勿論、私には分かりません。 ミユキ「これは・・・ビガザウロについて書かれた古文書ですね。役に立つかもしれません。保管しておきましょう」 第一章第三話・反撃の狼煙 「中尉、新たな任務だ。本日、日没後・・・夜間に乗じてメルクリウス湖を奪回する」 「メリクリウス湖ですか・・・解りました・・・」 「どうした中尉、随分と元気が無いな」 「いえ・・・その・・・」 「・・・怖くなったのかね?」 「・・・っ!いえ・・・大丈夫です。問題ありません」 「ならばそれを周囲に悟られぬようにする事だ。それも指揮官たるものの務めだぞ。それに先の作戦では、指揮はともかく、カガミ少尉と君のゾイド操縦の技量は目を見張るものがあったぞ。ツカサ少尉あれだけのゲーターに襲われて良く耐えた。タカラ少尉のサポートも実に的確だった。君達は揃って優秀だ。確かに、君の作戦通りにはいかなかったが、それは敵機の能力確認を怠った君の落ち度だ。今後はこれを教訓にして、作戦を立てたまえ。そうだ、諸君の部隊に新たなゾイド2機と4名補充兵が間も無く来るはずだ。後で確認しておきたまえ」 「了解・・・」 はぁ・・・少佐はフォローしてくれたけど気が重いなぁ。正直、今すぐ軍に辞表を出して、本土へ逃げ帰りたい気分。でも、それはただ逃げるだけ。誰かがやらなければならない事を、自分から他人の手へ押し付ける事。解ってはいる・・・でも・・・気分は晴れない。 メガシャーン!と、考えながら歩いてたら、格納庫から物凄い音が聞こえてきた。な・・・何!?まさか帝国スパイの破壊工作?・・・の、割には妙だ。何か格納庫の壁に何かぶつかったような・・・急いで格納庫へ行ってみる。格納庫に着くと、壁をぶち破ったグスタフが上半身を中へ突っ込んでいた。グスタフのコクピットは無事なようでひとまず、それは安心。もっともパイロットは中で伸びてるみたいだけど。コマンドウルフの整備をしていであろうカガミが、その近くにいた。 コナタ「カガミ・・・一体何事!?」 カガミ「あ、コナタ。何でもあたし達の部隊への補給を乗せたグスタフが壁に突っ込んだらしいわよ」えぇ!?私達の部隊宛って・・・! コナタ「ちょ・・・おま・・・!」 カガミ「どうしたの?」 コナタ「アレには新しいゾイドとパイロットが乗ってるの!」つまり貴重な増加戦力が搭載されていた訳である。 カガミ「え・・・マジ!?てっきりリペアキットだけかと思ってた!」カガミも慌てた声を出す。ゾイドを修理するアイテム、リペアキットは少々乱暴に扱ったって問題ない。でもパイロットとゾイドは無事だろうか!?2人で大慌てで外に出る。グスタフに牽引されていた兵員輸送コンテナと、ゾイドを積むコンテナは・・・見た目は無事だ。中身は・・・?と思っていたら、兵員輸送コンテナが開き、中から4人、パイロットが出て来た。皆、頭を押さえたり、腰をさすったりしている。 ???「いてて・・・無事かぁ、皆?」 ???「な、何とかね・・・」 ???「うぅ・・・酔っちゃったよぉ・・・」 ???「大丈夫、ユタカ・・・?」その4人を見て、私とカガミは目を見張った。そう、彼女達は・・・ ???「あっ!コナタお姉ちゃん!」その内の1人。一番小さい子・・・ピンク色の髪をツインテールに結った少女が私に気付いて駆け寄って来た。その子は・・・ コナタ「ゆ、ゆーちゃん、どうしてここに?」そう、ユタカ・コバヤカワ。私の従姉妹で、本当の妹のように思ってる子だった。 ユタカ「コナタお姉ちゃん、私ね、軍に志願したんだよ。それでコナタおねえちゃんの部隊に配属されたんだ」 ミナミ「お久しぶりです、イズミ先輩・・・」そしてその後ろに立つ、長身の少女が静かに話しかけてきた。 コナタ「ミナミちゃん・・・ひょっとしてミナミちゃんも!?」 ミナミ「はい・・・ラッキースター隊のパイロットとして配属されました」 そういえばミナミちゃんは彼女の同期の中でも群を抜いて飛行ゾイドの操縦技量、適正が高かったっけ。でも・・・ コナタ「2人ともまだ、士官学校の2年生じゃ・・・?」 ミナミ「私もユタカも軍に志願しました。私達の大切なものを・・・守る為に。私はユタカが志願することには反対しました。でも、ユタカは聞かなくて」そっか・・・ゆーちゃんは普段、素直な分、こうと決めたことは曲げないからなぁ・・・でも、大丈夫かなぁ・・・? ミサオ「おーっす!ヒイラギィ!この私が来てやったからには百人力だぜ!」 アヤノ「久しぶり、ヒイラギちゃん」 カガミ「クサカベとミネギシじゃない!まさか2人と同じ部隊になれるなんて!」カガミも親友二人に会えて喜んでいた。勿論、あの2人は私にとっても親友だ。 ???「やっほーい!皆元気だったー!」と、していたら、いきなり元気のいい声が聞こえてきた。 コナタ「ユイ姉さん・・・」あの豪快な突っ込み方。予想はしてたけど、運転してたのは・・・ユイ姉さんだったのか・・・。因みにユイ姉さん・・・ユイ・ナルミ大尉・・・は補給部隊の隊長をやってる。 ユイ「コナタこんちゃー!新米隊長コナタにプレゼントを持ってきたのだー!」 コナタ「あーうん、ありがとう。でもこれからは安全運転でお願いするね」 ユイ「だーいじょうぶだって!あたしは丈夫なんだから!」いや、それは解ってますから。積んでる物資と人員が心配なんです。 コナタ「でも、ユイ姉さん・・・ゆーちゃん・・・」 ユイ「うん・・・私も止めたんだけどね・・・どうせなら私の部隊にって思ったんだけど、本人が実戦部隊を強く希望しててね・・・」 コナタ「そっか・・・ユイ姉さん、ゆーちゃんは絶対死なせないから。私が絶対に守るから。姉さんは安心してて」 ユイ「どうしてだろうね?コナタにそう言われると安心できるよ。あ、そうそう、この書類にゾイドと人員の編入受諾のサインをお願いできる?」 コナタ「あ、うん」 ユイ「後・・・」 コナタ「え?」 ユイ「グスタフの修理、お願い出来るかな・・・?」 コナタ「はいはい・・・」 そしてその後、ユイ姉さんは乗せてきたみさきちに思いっきり文句を言われてたあげく、基地司令に呼び出されて叱られていた。自業自得だNE! 基地の一部屋に8人が集まって、簡単な入隊式。そうそう、あの後、確認したけどコンテナの中身のゾイドは無事だった。新しいゾイドはプテラスとグライドラー。グライドラーは来るかな・・・と思っていたけど。まさかプテラスが貰えるなんて! ミサオ「ミサオ・クサカベ少尉だ!よろしくな、ちびっ子隊長!」 アヤノ「アヤノ・ミネギシ少尉です。えっと・・・士官学校の時と同じイズミちゃんって呼んで良いかな?」 ユタカ「ユタカ・コバヤカワ曹長です!よ、よろしくお願いします!お姉ちゃんと先輩方!」 ミナミ「ミナミ・イワサキ曹長です・・・よろしくお願いします」改めて挨拶が終わった所で私達は8人でラグビーみたいに円形に肩を組む。 コナタ「皆!絶対に生きて帰ろう!そして共和国に勝利を!」 他全員「「「「「「「おーーーっ!!」」」」」」」 うん、もう落ち込んでる場合じゃない。私は隊長なんだ。頑張ろう!そして・・・絶対に皆で生きて帰るんだ!決意を新たに、戦闘準備に入った。新規に支給してもらったプテラスは飛行ゾイドが得意なミナミちゃんに任せた。グライドラーにはゆーちゃんに乗ってもらって戦闘には参加せずに周囲の探索と警戒にあたってもらう事に。みさきちとミネギシさんにはとりあえずグランチュラ。みさきちは不満を垂れていたけど、これしかないんだからしょうがない。それにグランチュラはステルス機能を持つ便利なゾイドなんだけどな・・・ カガミ「なるほど、妥当な編成ね」グスタフで移動中、カガミに今回の編成について話していた。 コナタ「さすがにゆーちゃんにいきなり戦闘は無理だろうしね。しばらくはグライドラーで探索と警戒、他の皆のサポートをしてもらうよ。」 カガミ「ミナミちゃんはいいの?」 コナタ「あの子の訓練の成績見たけど・・・空戦ゾイドの扱いが並外れて上手だよ。多分、いける。無理そうだったら、飛行ゾイドの速度で逃げてもらえばいいし。後、カガミには第2小隊の隊長をやってもらいたいんだけど。ミユキさんにはまだまだ私のサポートをして欲しい。」 カガミ「それで、あたしに?」 コナタ「うん、どうかな?」 カガミ「解った・・・コナタなんか総隊長だもん。頑張るね」 コナタ「ありがとう、だからカガミンって大好きだよー!!」がばっ!私はカガミに抱きついた。 カガミ「こ、こら!抱きつくんじゃないっ!!」そう言って振りほどかないカガミン。うーん、可愛いのぅ。 ミサオ「なぁーちびっ子、他にゾイドないのかぁ?」そうしていると、みさきちが私に話しかけて来た。 コナタ「うん、無い」(本当にありません) ツカサ「みさちゃん、グランチュラが嫌なら、私のガイサックと交代する?」 ミサオ「別にグランチュラが嫌なんじゃねーよ。もっとこうパワーがある奴に乗りたいんだよ」 アヤノ「例えばベアファイターとか?」 ミサオ「あーいいな、それ、アロザウラーとかも。なぁ、ちびっ子、次に補給されるゾイドは何なんだよ?」 コナタ「えーっと、グスタフとエレファンタスが回されてくるみたい」 ミサオ「ちぇーっ、何だよそれ。使うのか?」 コナタ「うーん、グスタフはミユキさんに使ってもらうかも。エレファンタスは・・・どうだろう?使いたい人どうぞって感じだし」 ミサオ「はぁーあ、ゴジュラスとか乗りてぇなぁ・・・やっぱゾイドつったらゴジュラスだろ。あの力強さ、たまんねーよなぁ」 カガミ「何言ってんのよ、軍にごく僅かしかいない、あの最強機獣がこんな新設部隊に回されてくるわけ無いじゃない」 ミユキ「・・・どうでしょうか?」 カガミ「・・・え?」 ミユキ「こんな新設部隊に共和国の切り札といえるシールドライガーや、貴重な航空戦力であるプテラスが支給された事を鑑みれば・・・」 アヤノ「可能性はあるってこと?タカラちゃん」 ミユキ「えぇ、もしかしたら・・・私達の戦果次第かと」 ミサオ「おっしゃー!そう聞けば俄然、やる気が出て来たぜ!」 カガミ「誰もあんたに任せるなんて言ってないけどな・・・」 ツカサ「それ以前に、来るかどうかも解らないんじゃ・・・」 そうやって話しながら、メルクリウス湖に着いた。ゆーちゃんとミナミちゃんは緊張しているのか、あまり話しに入ってこなかった。 編成 コナタ小隊 シールドライガー(コナタ) ガイサック(ツカサ) ゴルゴドス(ミユキ) グライドラー(ユタカ) カガミ小隊 コマンドウルフ(カガミ) プテラス(ミナミ) グランチュラグレネード(ミサオ) グランチュラグレネード(アヤノ) NPC シールドライガーダブルキャノンスペシャル×1 敵戦力 イグアン×1 モルガ×3 ブラキオス×4 ゲーター×4 作戦開始と同時に“それではゾイドファイト!レディー!ゴォーッ!”って叫んだらカガミに怒られた。そんな訳で戦闘開始。私の部隊は北上してゲーター、モルガの部隊を狙う。慎重に接近と位置取りを行い、ゴルゴドスのレーダーでモルガを発見。先ず、私のライガーが手近にいたモルガを一匹葬り、別のモルガが接近してきた所で砂に隠れたツカサのガイサックが奇襲に成功。尻尾のビームライフル2発で仕留めてくれた。 ツカサ「やった!」 コナタ「いいね!それこそガイサックの真骨頂!」 ユタカ「お姉ちゃんもツカサ先輩も凄い・・・」 コナタ「いやいや、ミユキさんが細かい敵データを調べてくれてるお陰だよ」 ミユキ「お役に立てて何よりです」 一方のカガミン達は陸に上がってくるブラキオス達を待ち伏せ。先ず、最初の一機はみさきちのグランチュラが奇襲攻撃で大ダメージを与えて、更にグレネードの効果で炎上させた。 カガミ「クサカベ、そのままやっちゃって!」 ミサオ「任しとけ!」と、グランチュラでブラキオス撃破!続いて上がってくるブラキオスをカガミ、アヤノさんが次々に奇襲、ちょっと倒しきれなかった奴もいるけど、それはクラッツ少佐のシールドライガーDCSが破壊してくれた。そして凄かったのがミナミちゃん。別のブラキオスの対空ビームキャノンの砲撃をかいくぐり、プテラスのミサイルとバルカンをぶち込んでアッサリと黙らせてしまった。更に、私とツカサが残ったモルガとゲーターの相手をしていた所に颯爽と飛来し、ツカサを狙おうとしていたゲーターを葬った。被弾はビームガトリング一発のみ!今作戦のMVPは君だ! ミナミ「ご無事ですか?ツカサ先輩?」そしてクールな表情で通信。畜生・・・隊長の私よりかっこいいぜ・・・ゆーちゃんが惚れるのも解るな。 ツカサ「うん、ありがとう、ミナミちゃん!」 ユタカ「ミナミちゃん、すごーい!」ゆーちゃんは目を輝かせて喜んでる。あ、そうそう・・・ コナタ「ゆーちゃんは何か見つけた?」 ユタカ「あ、うん。資金2000相当のレアメタルと・・・これ、エンブレム?」 コナタ「それは・・・レオマスターの紋章!」 ミユキ「のレプリカですね」あら、やっぱり。(ゲーム中ではレプリカとかどうとかそんな表示はありません。 ミユキ「でも効果は変わらず、それを付けるとライガー系ゾイドの必殺技が使えるようになりますよ」へーそうなんだ。このシールドライガーに付けようかな。 コナタ「残った敵は島にいるぶんだけだね」残敵はゲーターとイグアンのみ。渋滞を起こしつつ、橋を渡ってミユキさんとゆーちゃん以外の“全員”で襲い掛かる(6対2)。先ず、私がゲーターを撃墜。すると、ゆーちゃんから通信が入った。 ユタカ「お姉ちゃん、湖の底に大きな影が見えるんだけど・・・何かな?」ゆーちゃんから映像が送られてくる。 コナタ「うーん・・・ゾイド?ミユキさん、解る?」 ミユキ「これは、旧大戦の大型ゾイド、ビガザウロでしょうか?もしかしたら戦力になるかも知れません。後で引き揚げてみては如何でしょう?」お、おおー!ビガザウロですと!?こんな所で思わぬ激レアな掘り出し、いや、引き上げもの!?早く見たい・・・だから! コナタ「全軍突撃―!」イグアンに。 他全員「「「「「りょ、了解・・・」」」」」イグアンをボコボコにして撃破!任務完了!パイロットは脱出していたから良いよね。 コナタ「サクラニワ教官、なんとかブラキオスを修理して使えませんか?」戦場跡で、私はゾイドの残骸の整理をしているサクラニワ教官に声をかけた。ブラキオス欲しいよー。あ、うちの部隊の整備部隊の隊長はヒカル・サクラニワ大尉。私やカガミが士官学校で、ゾイドの整備実習やメカニック関連の教科の教官だった人。この人も再会できた。それで、私達は仕官学校時代と同じく、サクワニワ教官って呼んでる。後、アマハラ先生と仲良しで、よく一緒にいる。 ヒカル「無理だな」サクラニワ教官はパイポでタバコをふかしながら一蹴してくれた。 ヒカル「見ろ、あれを」整備部隊のグスタフがクレーンをのばしてブラキオスやゲーターの残骸をつりあげ、牽引するコンテナの上にのせている。教官は腕をのばし、ブラキオスの残骸を指差した。 「見事に躯体がバラバラだ。ジャンク屋に売るしかない。それも足元見られて安く買い叩かれるだろうな。イズミ、倒したゾイドを編入したいなら、もっと上手い倒し方をしろ」 コナタ「どうやってですか・・・?」 ヒカル「知るか」 コナタ「じゃあ、ブラキオスの方は諦めるとしても・・・ビガザウロはどうですか?」 ヒカル「引き上げたやつを見た時はダメかと思ったが、この間、ヒイラギ妹が見つけたっていう古文書な。あれに古代の技術でビガザウロを修復する方法が書かれていた。あの程度の技術なら、今の最新の技術で十分再現できるどころか、強化すら可能だ。次の作戦に間に合うよう、急ピッチで修復させる。期待しておけ」そう言って教官はニヤリと笑った。 「はいっ!ありがとうございます!」やったー!ビガザウロ、ビガザウロッ! 第一章第四話・破滅の魔獣 「今回の任務はオリンポス山頂の制圧だ。あのポイントには帝国の仮設基地がある。我等の標的はその基地だ。」 「了解っ!!」 「ふむ、先日と違い、随分とよい顔になったな」 「いつまでも悩んではいられませんから」 「そうか、その気持ちのまま進むが良い」 「はっ!では作戦の準備をして参ります!」 「そうか、万全の体制で挑むように」 「はっ!了解でありまーす!!」そしてオリンポス山ふもとの仮説基地のブリーフィングルームを飛び出した私は、ゾイドの整備場に向かった。目的は勿論・・・!そして私と同じように、ビガザウロが気になるのか、7人もほぼ同時にそこへ駆けつけた。 ヒカル「来たか、お前ら。見ろ、完璧に仕上げてやったぞ」そう言って親指で背後を指差す、サクラニワ教官の後ろには、夏の太陽の光を浴びて輝くディプロドクス型の大型ゾイド、ビガザウロの勇姿が! 「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」私達8人は揃って見上げながら、歓声を上げた。 「ちと装甲は薄いが、耐久力はゴジュラス、アイアンコング以上、3種類のビーム砲とジェネレーターは最新式に換装したから火力もレッドホーンやゴルドスに引けは取らんぞ。勿論、旧型同様、戦闘指揮、管制機能もある。ついでに重量物牽引機をくっつけてやったから、他のゾイド2機まで乗っける事が出来る。上手く使え。それと新しくグスタフとゴルゴドスも一応、使えるようにはしておいた。じゃあ、私は寝る」教官は2日徹夜の突貫作業でビガザウロを仕上げてくれたのだよねフユキ教官に支えられて、仮宿舎へ引込んでしまった。 「「「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」」」そして全員で頭を下げて御礼を言う。 ツカサ「で、これは誰が使うの?」 コナタ「それは勿論・・・」実はもう決めているのです。 コナタ「ミユキさん!君に決めた!」そう言ってビシッとミユキさんを指差す。 ミユキ「え・・・?私ですか?」 コナタ「うん、ミユキさんにはこのビガザウロで引き続き、私の指揮のサポートをして欲しいんだ。それにこれなら、ゴルゴドスとは桁違いの戦闘力があるから、十分戦えるでしょ?」 カガミ「なるほど、それはもっともな判断ね。それにミユキは砲撃、射撃戦の実技で凄い優秀だったじゃない。適任だと思うわよ」 ツカサ「良かったね、ゆきちゃん」 ミサオ「頑張れよー!」 ミユキ「はいっ!皆さんのご期待に沿えるよう、全力で努力いたします!」 アヤノ「うーん、射撃は私も得意なんだけどね・・・私も乗りたかったかも・・・」 コナタ「そんなミネギシさんに朗報。実は、もうカノントータスがあったりするのです」 アヤノ「じゃあ、次の作戦で使えるの!?」 コナタ「ううん、残念だけどそれは無理。パーツとコアの状態で届いてまだ梱包も解いていないんだって」 ユタカ「組み立てないと駄目なんだ」 ミナミ「さすがに教官はビガザウロで手一杯だったみたい・・・」 コナタ「もう、間も無く出発だし、使えるのは次の次になるかな。おまけにゴルゴドスも付いてきてるけど、これは2機も要らないなぁ・・・」ゴルゴドスのスペック見てみたけど・・・正直、戦闘で使うにはキツ過ぎ。ハイッドカーとかエレファンタスの方が数段強い。 (実際のゲームでは、この作戦前に、作戦後に補給される部隊を選択します。今回、自分はカノントータスとエレファンタスを選びました) そんでもってビガザウロをセットアップ。HP再生、速射を付けて、後のスキルポイントは射撃オンリー。というわけでオリンポス山の山頂付近、ガイロス帝国の基地に到着しました。 編成 コナタ小隊 シールドライガー(コナタ) ガイサック(ツカサ) プテラス(ミナミ) グライドラー(ユタカ) カガミ小隊 コマンドウルフ(カガミ) ビガザウロ(ミユキ) グランチュラグレネード(ミサオ) グランチュラグレネード(アヤノ) NPC シールドライガーダブルキャノンスペシャル×1 敵戦力 レッドホーン×1 小型トーチカ×2 イグアン×2 ゲルダー×4 サイカーチス×2 ???×1 先ず、私が左へ行って、手近にいたイグアンを撃墜。ツカサは別のイグアンと撃ち合って辛うじて勝利。ガイサック脆いし、回避能力も低い(汗)砂漠以外じゃキツイって。リペアキットで回復しませう。ミナミちゃんにはうるさいカブトムシ(サイカーチス)を叩き落してもらった。流石見事な腕前で。期待のビガザウロはレッドホーンとの撃ち合いを制して損傷は受けたもののアッサリ勝ち。流石、サクラニワ教官、いい仕事してます。ミユキさんの腕もいい。これは大きな戦力アップになったNE!そして大活躍が我らがカガミ様。先ずスモークディスチャージャーで暗闇状態になって待ち伏せ、奇襲攻撃でゲルダーを撃破。そして立て続けに戦闘を仕掛けたゲルダー2機の攻撃を避けて避けて避けまくってビームで2体とも倒してしまった。無傷で。 カガミ「まぁ、ざっとこんなもんね!」 ツカサ「さすがお姉ちゃん!」 コナタ「さすがカガミン、すでに凶暴さの片鱗を見せつつあります」 カガミ「なんだと!?次はお前を撃ったろか!」 コナタ「少佐ぁ~カガミ少尉が凶暴化してますよぉー」 クラッツ「・・・楽しそうだな、お前ら」因みに2機のグランチュラは足場が悪くて移動に難儀。ゆーちゃんのグライドラー一緒に探索、警戒に当たってもらうことしました。3D電子式レーダーと資金2500相当のレアメタルを見つけてくれた。後は端っこのサイカーチスと小型トーチカ2個か。さ、さくっと終わらせちゃいましましょう、と思っていたら・・・ ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!突然、大地が鳴動し・・・ ???「グゥオアアアアアアアアア!!!」遺跡の中から何かの巨大な咆哮が上がった。自然と敵味方全員の注意がそこへ注がれる。遺跡の外壁が内部から破かれ、中から黒い、巨大な何かが歩み出て来た。 ミサオ「ででででででででででで、でけぇ!何だ、ありゃあ!?」みさきち、声が裏返ってるよ。 ツカサ「か、怪獣・・・?」 コナタ「ううむ・・・遺跡に眠っていた古代怪獣が目覚めてしまったようですな」 カガミ「んな訳あるか!あれどう見たってゾイドでしょうが!」 ミユキ「あれは・・・デスザウラー。旧大戦の最強ゾイドの一つに数えられる機体です」 アヤノ「でも、どうしてこんな所にいるのかしら?」 コナタ「さぁ・・・?何にせよ、友軍には見えないね。帝国製のゾイドだし」 ユタカ「こ、怖いよ、コナタお姉ちゃん・・・」 コナタ「私だって怖いよ・・・」だって、このライガーすらビビってるんだもん。 クラッツ「なんてことだ。奴を復活させるとは・・・。だが、どうやら奴はまだ不完全のようだ。全員で集中攻撃すれば倒せるはず!かかれ!」えぇー!?少佐、逃げないの!? そしてデスザウラーの隣に更に帝国の増援部隊。最初は焦ったけど、ミユキさんのビガザウロが傍受した通信から察するに、どうやらデスザウラーはプロイツェンとかいう人が復活させたもので、増援部隊は帝国正規軍の討伐部隊だったらしいよ。その中のアイアンコングMkⅡ・・・多分、指揮官機。パイロットはガーデッシュ・クレイドというらしいね・・・が、デスザウラーに拳を振り上げて突撃! ガーデッシュ「魔獣よ! 今一度、眠りにつけッ!!」でもアイアンコングMk2がハンマーナックルを叩き込む寸前、その怪獣・・・もとい魔獣・・・の口腔から恐ろしいまでの光の奔流が放たれた。コングは至近距離でその・・・なんだっけ?破壊光線?をまともに浴びる。 ガーデッシュ:「う・・ぉぉぉぉぉぉッ!!」消滅するアイアンコングMk。その他の討伐部隊のゾイドもデスザウラー口からまた吐いた破壊光線一発でほとんど消滅。って、ちょっと、ちょっと・・・。 ミサオ「み、味方のゾイドを消し飛ばしちまったぜ・・・?」 カガミ「お、おいおい・・・」 ユタカ「うん、あれ、どう見たって・・・」 ミナミ「暴走してる・・・」 アヤノ「・・・なんていう破壊力なの・・・」 ミユキ「あれはデスザウラー最強の武装、大口径荷電粒子ビーム砲・・・長大な射程距離と攻撃範囲、小型、中型ゾイドを一撃で消し飛ばし、大型ゾイドに大きな損傷を与える威力を誇る、とんでもない兵器です。あれを撃てるほどに復活しているとは・・・しかし・・・」(デスザウラーの大口径荷電粒子ビーム砲は全ゾイド中の射撃武器の中で最高の攻撃力と射程距離を持っています。MAP兵器としての使用も可能で、その攻撃範囲は信じられないほど広いです) そして辛うじて生き残ったセイバータイガーがデスザウラーに仕掛けていくが、傷付いた機体では敵う筈も無く、その巨大な尾で殴り飛ばされてしまった。あれを倒せっての・・・? ミユキ「先ほど分析してみましたが、あの機体は損壊部分が多く、クラッツ少佐の言うとおり、不完全、未完成な状態のようです。撃破は不可能ではない筈」 コナタ「・・・私とミユキさんで倒してくる、皆は下がってて。多分、あの怪獣へは大型ゾイドじゃないとまともなダメージを与えられない」(デスザウラーとその強化型のデスザウラーMkⅡはゲームに登場するゾイド中、最高の装甲値を誇ります) ミサオ「で、でもよ・・・」 カガミ「・・・解ったわ」 アヤノ「ヒイラギちゃん・・・」 カガミ「その代わり、絶対倒してきなさい!この部隊の隊長はあんたなんだから!ミユキがいないと駄目駄目なね!さぁ、皆、コナタとミユキの邪魔にならないよう、下がるわよ!」 コナタ「おK!」 ミユキ「了解です!」その返事と同時に、6人のゾイドが後退する。そして私のシールドライガーとミユキさんのビガザウロがデスザウラーに挑むように前に出る・・・その前に先に基地のトーチカ2つを壊しておく。内部探査はゆーちゃんのグライドラーにお任せ。ミナミちゃんのプテラスはリペアキットで耐久力を回復してから、端っこのサイカーチスを落としに行ってもらう。 デスザウラー「グルルルルル・・・ガアアアアア!!」ひぃええええ!近くで見るとさらに迫力・・・何という威圧感。でもびびってる場合じゃない。 ミユキ「作戦は?」 コナタ「もうシンプルに。ミユキさんがあいつと撃ち合って動きを止めたところで、私が突っ込んで“必殺技”で倒すヨ」 ミユキ「了解」ミユキさんのビガザウロがデスザウラーと撃ち合い。重装甲のレッドホーンに大ダメージを与えた、マクサー30ミリビーム砲ですら、効果が薄い。2機で数回撃ち合い、やがて、デスザウラーは空気中から粒子を集め・・・大口径・・・なんだっけ、とりあえずあの破壊光線を発射!でも、機動性の低いビガザウロは回避できない!(ていうか攻撃してたし) ミユキ「きゃああああ!」 コナタ「ミユキさん!」 ミユキ「だ、大丈夫です・・・!サクラニワ教官に助けられましたね・・・」見ると、ミユキさんのビガザウロは無事ではなかったが、撃破はさていなかった。ビガザウロの豊富な耐久力のお陰だろう。細い足で焦げた身体を支えて何とか立っている。 コナタ「もういい!十分だよ!後は私に任せて!」デスザウラーも無傷ではない。ビガザウロのビーム砲で少なくない損傷を受けている。 ミユキ「はい!」見れば奴は粒子砲を撃った反動で、動きが鈍っている。チャンスは・・・今しかない!すぐさま、シールドライガーに猛進特攻の構えを取らせ・・・こういう時のお約束の台詞! コナタ「俺の鬣(たてがみ)が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!砕け!必殺っ!シールドアターック!!」前回の作戦でゲットしたレオマスターの紋章(レプリカ)を装備したライガーは、使えるようになったシールドアタックで突撃!!私のライガーはEシールドを展開しまたま、デスザウラーの腹へぶち当たり、そのまま背中を突き破った。 デスザウラー「ゴアアアアアアア・・・」断末魔の咆哮をあげて、地響きを立てて倒れる巨大怪獣、デスザウラー。 コナタ「やった・・・!た、倒せた・・・」 ミユキ「やりましたね・・・!」 「「「「「「いやったああああああああ!!!!」」」」」」全員の歓声が上がる クラッツ「諸君、よくやった。いかに不完全とはいえ、あの『破滅の魔獣』を倒したのだ。君は間違いなく共和国屈指の勇者であろうな。デスザウラーのコアをロブ基地に持ち帰ろう」 カガミ「少佐、何もやってないんじゃ・・・」上官にもツッコむカガミ。 クラッツ「さぁ、ひとまず仮説キャンプの設営を開始するぞ」スルーですか、少佐。因みにミナミちゃんは最後のサイカーチスを無事撃墜。ゆーちゃんが敵の基地で改造パーツのコマンダーセットを見つけてくれたよ。 偵察兵「なぁ、知ってるか?クラッツ少佐は帝国が混乱してたってような事を言っていたが、ありゃデタラメだったらしいぞ。あれだけ帝国の奴らを引っ掻きまわしたのに、実際には大きな影響は無かったらしい。たまたま今回は上手くいったから良かったようなものの・・・でなきゃ今頃、全員エウロペの肥やしになってたんだぜ」オリンポス山の仮説キャンプの設営中、私はチョココロネを咥えて、何処でサボろうかとうろついていたら、話し声が聞こえてきた。見ると若い通信兵の兄ちゃんと、熟練した感じの偵察兵のおっちゃんが話をしていた。折角だから加わろうかね。 コナタ「だろうね。まぁ、一部が混乱してたのは事実だろうけど」 通信兵「あ、イズミ中尉!」 コナタ「うぃーっす」 「「コナタ・イズミ中尉に敬礼!」」2人は私に敬礼した。 コナタ「おお!そうされたこと無いから、なんか新鮮・・・でも、嫌じゃないの?私みたいなガキンチョが上官で」 通信兵「何を言ってるんですか!今まではそう思ってた奴もいますけど、先日の化け物・・・デスザウラーを倒した、あんな戦いを見せられちゃ、そんな気もなくなりますよ」 「あぁ、俺達じゃあぁは出来ねぇな。偶然にしろ何にしろ嬢ちゃん達はあの重要な基地を落とした。こいつはすげぇよ」 「中尉達は我らがエンジェルっす!」 「い、いやぁ~」照れますなー。うん!この私に任せたまへー! 第一章第五話・炎の復讐者 クラッツ「我らは、かの『破滅の魔獣』を倒し、そのコアを持ちてロブ基地を目指すわけだが、各地ではまだ戦闘が繰り広げられている。少々危険かもしれんが最短ルートで基地へと帰還する・・・ともかくこのコアは本部に届けんとな」 「そうですね。でも、まさか敵部隊に運悪く遭遇なんて事は無いですよね?」 「だと良いがな。ここは敵の勢力圏内だ。何が来るか解らん。移動中、いつでも出られるようにしておき給え」これはひょっとして襲撃されるフラグですか? 「了解でーす」そして私は仮説キャンプのゾイドの整備場へ向かう。 ヒカル「おお、イズミ。聞いたぞ。デスザウラーを倒したそうだな。褒美だ、カノントータスを組み上げといてやった。正真正銘のド新品だからな。誰が使うのか知らんが、慣らし運転ぐらいはしておけよ」 コナタ「んじゃあ、ミネギシさん、早速訓練してみようか」私はすでにカノントータスの組み立てを見学していたミネギシさんに言う。 アヤノ「うん」 何回かカノントータスで訓練をこなし、経験値を稼ぐ。特殊能力の速射と行動予測を付けようか。しかし、液冷式荷電粒子ビーム砲の破壊力は強烈。これ、あのデスザウラーが口から吐いてたやつと同じタイプの武器なんだって。更に装甲がやたら滅多ら頑丈で少々の攻撃ではビクともしない。 アヤノ「実際使ってみると凄い火力と防御力ね、カノントータス」 コナタ「気に入った?カメバ○ーカ?」訓練をグスタフのトレーラーに座って眺めていた私は通信機でミネギシさんに呼びかける。 アヤノ「うん、ありがとう、イズミちゃんって、え?カメバズ・・・?」 カガミ「カノントータスだろ・・・まぁ、似てるけど」隣で一緒に見ていたカガミが突っ込んだ。 コナタ「おお?このネタが解るカガミンはやっぱり・・・」 カガミ「オタクじゃない!」 そんでもって、オリンポス山を降りてグスタフで移動中、暇なんで皆で兵員輸送コンテナの中でのんびりまったり。カガミはラノベを読んでて、ツカサは料理の本、ミユキさんは戦術書を読んでる。ミネギシさんは訓練で疲れたのか、シートに体を横たえて休んでいる。みさきちは筋トレ。ゆーちゃんは酔ったのかミナミちゃんに膝枕してもらって寝転び、ゆーちゃんの頬をミナミちゃんが撫で撫でしていた。ひよりんが見たら喜びそうなシーンだね。私は携帯ゲームで遊んでたら・・・いきなり敵襲警報!?あぁもう!今セーブポイント近くに無いのに!あ、スリープ状態にしておけばいいや。全員でコンテナを跳び出して我が愛機の元へ走る!思ってもみなかった遭遇戦!?かと思ったけど・・・ 編成 コナタ小隊 シールドライガー(コナタ) ガイサック(ツカサ) プテラス(ミナミ) グライドラー(ユタカ) カガミ小隊 コマンドウルフ(カガミ) ビガザウロ(ミユキ) グランチュラグレネード(ミサオ) カノントータス(アヤノ) NPC シールドライガーダブルキャノンスペシャル×1 敵戦力 セイバータイガー×1 ヘルキャット×2 シーパンツァー×3 マルダー×4 マーダ×2 クラッツ「敵だと!?ど・・・どうしてこんなところに!とにかく突破するしかない。私が血路を開く。皆、後に続け!!」何故か今回はヤケに少佐が張り切ってくれている。 クラッツ「落ちろ!」マーダを撃破してくれた。 コナタ「あ、一番弱い奴を・・・」 カガミ「要らんこと言うな」 ミユキ「私達も行きましょう」 そしてこちらから敵へ接近開始。前衛に配置されたマルダーどもがサビ効果のあるミサイルの範囲攻撃(MAP兵器)をドカドカ撃ってくる。あー!鬱陶しい!早く距離を詰めて潰しちゃる!移動移動!突撃突撃! クラッツ「次は貴様だ!」またマーダ撃破。 コナタ「やられメカばかり倒しても格好よくないですよ?マルダー潰してくださいよー」 カガミ「だから要らん事言うな」 クラッツ「ぐ・・・!・・・今ので駆動系がいかれたか!」へ?せ、整備不良っすか? クラッツ「中尉、私はいったん戦闘レンジより離脱する。後の指揮は中尉に任せる!」 コナタ「いつも私が指示してますけど・・・了解」少佐のシールドライガーDCSは戦闘場所から離脱した。 レイハルト「来たな、奴らめ・・・!聞こえるか!卑怯者の共和国軍め・・・!我が名はレイハルト!レイハルト・ギリアン!!隊長の・・・ガーデッシュ隊長の仇、今こそ取らせてもらうぞ!!」 ミサオ「誰だ、あれ?誰かの知り合いか?」みさきちの問いに全員が首を振る。 コナタ「あの・・・何が何やらさっぱりなんですが・・・?」今まで何度か帝国の部隊を撃破したから、恨まれてないとは言えないけど・・・ レイハルト「む・・・なんだ、子どもに用は無い!そっちの部隊の隊長を出せ!」 コナタ「一応、私がそうなんだけど・・・」 レイハルト「ふざけるな!貴様のような子どもが隊長な訳があるか!」 コナタ「私、これでも19歳で中尉だよ?さっきから子ども子どもって失礼な!ロリと言え!」 カガミ「それもどうなのよ・・・」 レイハルト「どうでもいい!名を名乗れ!」 コナタ「人に名を尋ねる時は、先ず自分から・・・」 レイハルト「名乗っただろ!」あ、そうだっけ? コナタ「じゃあ、教えてあげよう!私の名前はキョウちゃんだ!」 カガミ「ちょっと待て!」いきなりカガミが通信に割り込んで来た。びっくりしたぁ・・・。 コナタ「どうしたの、カガミン?」 カガミ「そ、その名前は・・・その・・・」 コナタ「あれー、カガミはこのあだ名嫌なんじゃないの?だったら私が使ってもいいじゃん」 カガミ「それは・・・その・・・コナタが私に付けてくれたあだ名だから・・・その・・・」 コナタ「私が使っちゃ嫌?もう、カガミンは可愛いんだから。素直に言えばいいのに、キョウちゃん♪」 カガミ「うるさぁーいっ!」通信が切られた。あらら。 レイハルト「無視してコントをしてるんじゃない!さっさと名乗れ!」 コナタ「うん、私の名前はひーちゃんなのだ!」 レイハルト「・・・冗談だな?」 コナタ「冗談です」 ツカサ「(どんだけ~)」 ミユキ「お話中失礼します。コナタさん・・・相手の方は真剣なようです。こちらも真摯な対応をしてこそ誇り高き軍人というもの。そのような態度では相手の方に失礼では?」敵に失礼もへったくれも無いと思うけどな。まぁ、名乗ってあげようか。 コナタ「私はコナタ・イズミ。共和国のオタクパイロット!コナタ・イズミだ!」 レイハルト「行くぞ、コナタ・イズミ!貴様は我が手で地獄に送ってやる!」 コナタ「遠慮しとく!」 そういう訳で戦闘再開。先ずはカタツムリを黙らせないと! ミナミ「私が一つ、潰します」 コナタ「え?ちょっと、大丈夫?装甲の薄いプテラスじゃ、一発被弾しても結構痛いんだけど・・・」と私が言っている間にミナミちゃんのプテラスはマルダーの一機に急接近。自衛用の加速ビーム砲と電磁砲で迎撃するマルダー。しかし、ミナミちゃんはそれを全て回避しつつ、対地ミサイル3発を撃ち込んで撃破してくれた。 ミナミ「問題ありませんでした」 コナタ「さすが!これでゆーちゃんが惚れ直すこと間違いなしだね!」 ミナミ「・・・(耳まで真っ赤)」あ、赤くなった赤くなった。さぁ、私も負けてらんないね!行けぇライガー!私も別のマルダーに突撃!いつもの攻撃!猛進特攻レーザーサーベル! コナタ「怯えろ!すくめ!ゾイドの性能を活かせぬまま死んでゆけぃ!」撃・滅!更に別のマルダーは新戦力カノントータスに撃ち合いを挑み、撃ち負ける。武器の命中率はマルダーが上だけど、攻撃力はカノントータスの方が明らかに上。こういうどっちも遅くて(回避能力無し)カタイ場合、攻撃力がある方が勝つのだよ。最後の一機は格闘型にセッティングしなおしたカガミのコマンドウルフのエレクトロンファングに食べられた。 コナタ「美味しかった、エスカルゴ?」 カガミ「聞かれても解るか。ていうか、あんただってライガーに食わせただろ」 2機のシーパンツァーは勝手にのこのこと陸に上がって来てくれた。このヤドカリはビガザウロに撃たれ、プテラスに撃たれ・・・大分片付いたかな。リペアキットで各機の損傷を治す。ヘルキャットは勝手に近づいてきて、砂に隠れたツカサック(ツカサのガイサック)に奇襲を喰らって昇天。もう一機が撃ち合いを挑んで返り討ち。そしてお約束のようにツカサックの損傷が限界。 ツカサ「さようなら~」また砂に隠れるツカサック。さてさて、これで後はあのセイバーだけ・・・なんだけど、さっきから総司令機のくせにどんどん突っ込んでくる。こいつ倒したら、アイテム探しと経験値稼ぎが出来ないジャン!よって襲われたゾイドは防御と回避で離脱の成功率を高めて離脱・・・を繰り返す羽目に。 レイハルト「どうした!?臆したか!」もうちょっと待ってって! コナタ「ゆーちゃん、みさきち!」探索をしていた2人に通信を入れた。 ミサオ「おうよ!ブースターパックを遺跡で拾ったぜ!」 ユタカ「うん、エネルギータンクとビームキャノンセットを見つけたよ!遅くなってごめんね!」おお、今回のアイテムは豪華だ!ありがとうございました! コナタ「待たせたね、ええと・・・」なんだっけ・・・レイ・・・何とか・・・ コナタ「レイ・ザ・バ○ル!勝負!」 レイハルト「誰だそれは!?私はレイハルトだ!!」対峙する2機の高速戦闘大型ゾイド!一騎打ちだ!まぁ、危なくなったら逃げてミユキさんに倒してもらおう。え?卑怯?やだなぁ、知的って言ってYO!先ず猛進特攻の構えに入る。ビーム砲をもらったけど、それくらいじゃライガーの装甲は貫けない。レーザーサーベル!命中!タイガーの耐久力がごっそり減る。もう一度猛進特攻の構え、次はミサイルでサビさせられた。サビの効果は攻撃速度、命中、回避率の低下・・・でも甘い!猛進特攻は命中率も100パーセントになるのだよ。 コナタ「耐えられるものなら耐えてみよ!シールドアターック!」Eシールドを張ったままセイバータイガーに全体重を乗せた一撃を見舞う。遂にセイバータイガーは地面に倒れた。 アヤノ「強敵だったね・・・」 コナタ「そうかな?」 カガミ「猛進特攻が強すぎ・・・一ターンパスするだけで格闘武器のダメージ2、5倍、命中率100パーセントって、アリかよ、こんなの・・・」ありですよ。 レイハルト「命拾いしたなっ!」あ、セイバータイガーが復活した!どういう仕組みか解らないけど復活したセイバーは高速で離脱して行った。 コナタ「ふぃー、とりあえず、クラッツ少佐に連絡を取ろうか」 ミユキ「コナタさん!クラッツ少佐のDCSがレーダー上から消えました!完全にロストです!!」 コナタ「えぇ!?」 ユタカ「ま、まさか撃墜されちゃったのかな・・・?」 ツカサ「どうしよう、お姉ちゃん」 カガミ「・・・とにかく今の指揮官はコナタよ。私達はあんたの指示に従うわ」 コナタ「では、早速ですがカガミン」 カガミ「何?」 コナタ「自分をツンデレと認めなさい」 カガミ「こんな時にお前はアホか!」 ミサオ「イズミにヒイラギ~漫才は後にしてくれよ」 カガミ「私は漫才なんかしてない!」 ミユキ「あの・・・イズミさん・・・」いけない、そろそろ真面目に行こう。 コナタ「もう一度辺りを全員で探索してみよう。撃墜されていたら残骸くらいあるだろうし。全機散開」全員から了解との返事が返り、辺りを探してみる。 ミユキ「コナタさん」探索中、ミユキさんのビガザウロが近づいてきた。 コナタ「あ、ミユキさん。何か見つかった?」 シールドライガーにビガザウロが並んで歩く。 ミユキ「いいえ・・・それと今回の敵の襲撃・・・妙に思いませんか?」 コナタ「そうだね・・・敵の編成は長距離支援型にステルス機、ご丁寧に近くの湖には水陸両用ゾイドまでいた。しかも展開済みで。これは偶然遭遇したんじゃなくて、“ここに”“私達が通る事”が解ってたって事だろうね。それは敵の指揮官の言ってた事からも明らかだし」もし、遭遇したのなら敵だって慌てて出てくるだろうから、あんなに広く部隊展開は出来ないはずだ。 ミユキ「やはり、コナタさんもそう思いますか。これはつまり私達の通るルートが敵に解っていたと考えるべきでしょうね」 コナタ「尾けられていたのかな?」 ミユキ「その可能性もありますが、もっとも確立が高いのが・・・」 コナタ「スパイがいた?」 ミユキ「ええ。そしてこの状況で一番怪しいのは・・・」 コナタ・ミユキ「「クラッツ少佐」」2人の声が重なった。 で、結局何もみつからなかった。 ミナミ「反応がありません。それどころか電波障害が起こっています。これではまともに連絡が取れません・・・」心なしか不安そうなミナミちゃん。はぁーあ、長距離通信も出来ないのか。 コナタ「仕方ないね・・・とにかく基地へ向かおうか」 ツカサ「そう・・・だよね。きっと、少佐も同じ事を考えているに違いないよね・・・」
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らきすた ~闇に降り立った輝星 ◆6YD2p5BHYs ……薄暗い部屋の中、その「卓」だけが明かりに照らされていた。 静かである。そして清潔である。 視界が曇るほどに吹かされるタバコの煙もない。酒の匂いもしない。食べ物の匂いもしない。 こういう場には付き物の、ジャラジャラと鳴らされる点棒や牌の音も聞こえてこない。 恐ろしいほど静かで清潔な雀卓を囲んでいるのは、4人の人物。 1人は、若さの割に鋭くも落ち着いた空気を纏った銀髪の青年、赤木しげる。 1人は、一見すると小学生ほどの外見の少女、泉こなた。 残る2人は……これは、「顔が無い」。全身タイツのような奇怪な服に身を包み、表情も覆面に隠されている。 「……さて……リーチだよ……!」 ざわ……! ざわ……! んふっ、と自慢げに鼻を鳴らす少女に、場の空気が張り詰める。 半荘勝負の南場一局目、親はトップを独走する泉こなた。2位につけるのは北家の赤木しげる。 点差は実に3万点。東場3局目に地和を上がられたのは痛かった。 とはいえ、まだ後半戦の南場は始まったばかり。役満でも来れば逆転できる範囲だ。勝機はある。 むしろ問題は凡庸な手ばかり打っている覆面2人。既に点棒が危うい段階に来ている。 どちらかがハコになってしまえば半荘終了、そんな局面でのこなたのリーチ。流石のアカギも見守るしかない。 1人目が牌を切る……七索(チーソウ)。こなた、沈黙のまま。 2人目が牌を切る……北(ペー)。こなた、やはり沈黙のまま。 幸運にも、リーチ1発を振り込んで3位以下が脱落、という終局は免れた。が、次はアカギの番。 ツモってきた牌は、念願のニ筒(リャンピン)。これでアカギもテンパイとなる。悪くない展開だ。 三三四四五五(1)(2)(3)(4)2267 ドラ表示牌:四 が……ここに来て切らねばならない牌が、まさに危険牌の匂い濃厚な筒子(ピンズ)である。 現物即降りは論外として、さて、一筒(イーピン)を切るか、それとも四筒(スーピン)を切るか。 卓上を見渡す限り、危険度はほぼ同等と思える。 ここで一筒を切っておけばアカギの役にタンヤオがつく。リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ2で6飜、跳満は確定。 さらにツモや一発、裏ドラが重なれば倍満にも届きうる。今現在の点差の半分ほどが一気に埋められる。 もしもこなたから倍満の直撃が取れれば、それだけで逆転である。普通なら行かない理由がない。 (が……しかし。そこまで欲を出せる流れじゃぁないな……!) 頭の片隅に浮かんだ甘い皮算用、しかし彼はその「都合の良さ」にこそ嫌な気配を感じ取る。 論理的に見てリスクは同等。ならばリターンが大きい方を選ぶのが自然な判断。 しかしアカギは冷徹に「流れ」を読む。あえて非論理的思考の不条理に身を委ねる。 こちらの流れは悪くないが……それ以上に、相手の流れが良過ぎるのだ。 決して逃げてはいけない。降りたり手を変えたりしている場合ではない。だが、欲張り過ぎては身を滅ぼす。 「クククッ……こっちもリーチだ」 考えを巡らせていたのは一瞬。いつも通りの熱のない笑みを浮かべ、四筒を切る。 こなたは……動かない。こなたの待ちではなかった。リーチ一発の直撃は免れた。 しかし、ここで安心できないのが辛い所。次は、他ならぬこなたのツモ巡。 新たな牌が山から運ばれ、そして。 「追っかけリーチか、流石だね~。でも……そんなお前がスロウリィ! ツ モ だ ッ ! ! 」 喜色満面の宣言と共に、こなたの手元の牌が倒される。同時に示される裏ドラ表示牌。 アカギはそして、己の命運がとうに尽きていたことを知る。 ニ三四五六七(1)(1)(5)(5)中中中 (1) ドラ表示牌:四 裏ドラ表示牌:(9) 「ありゃりゃ……こりゃ済まないねぇ。満貫にも届かないかもな~、とか思ってたんだけどさ」 「中のみドラ1からのリーチ……そんな手がそこまで化ける……! これだからギャンブルというのは分からない……!」 リーチ一発ツモ、役牌にドラ4。これで8飜まで行って親の倍満。8000点オール。 これでアカギの対面に座っていた「戦闘員1」がハコワレ、終了である。 さりとて、アカギが振り込んでいたなら、彼自身が残りの点棒を全部持っていかれて沈んでたわけで。 振り込んでもだめ、振込みを回避してもだめ。 鳴いてツモ巡を変える手立ても無かった。ここまでの打ち筋でもミスらしいミスは何も無かった。 一筒が危険、という直感は正しかった。ただ、気付いても間に合わない状況でもあった。 つまりは。 「クククッ……つまり、俺が迷っていたときには、既に終わっていたということ……! なんたる幸運……! なんたる豪運……! 生半可な技術など軽く凌駕する程の、圧倒的な運気……!」 言い訳ならいくらでも出来る。 半荘1回で取り返しのつかなくなるような取り決めは交わしていない。大したものは賭けていない。 だから、この半荘はあえてくれてやったのだ、と言い張ってみてもいい。 アカギが本気を出してないのも確かだ。彼の本領とも言える、精神的な駆け引きは意図して控えていた。 普通の雀卓ではなく、アカギにとって生まれて初めて触る「機械」越しのゲームだったのもキツかった。 それでも……それらの理由は、どれも些細なこと。彼は改めて認識する。 泉こなたの強運を。そして、その強運に素直に乗れてしまうカンの良さ、筋の良さを。 そして――この「運」こそが、アカギが最も欲していたもので――! オンライン雀荘『場団荘』 南一局 立直・一発・門前清自摸和・役牌1・ドラ4 倍満 24000点 東家 こなた 52000+24000+2000=78000 南家 戦闘員1(CPU) 6000-8000=-2000 西家 戦闘員2(CPU) 18000-8000=10000 北家 アカギ 22000-8000=14000 半荘終了 * * * 「――だからさ、あれは『最高』とは呼べないけど、『最善』の判断ではあったと思うんだよね」 ……時間は少し遡る。 ケンシロウたちと別れたアカギとこなたは、そのまま学校に向かって――しかし何しろ、足は消防車。 地図上で1マス分の距離などさほどの時間も掛らない。すぐに到着してしまった。 外は雨が降っている。いつまでも車内にいる理由もない。 2人は校庭に消防車を止めると、そのまま校舎に走りこんだ。 夜の学校には、しかし人の気配はなく。どうやらアカギたちが一番乗りのようだった。 で、学校のどこで皆の到着を待つことにしようか、と考えながら歩き始めた所で、こなたの上の発言である。 「ふふ……『最善』、か」 「そりゃ、シェリスや鳴海のことは残念だし、悔しいんだけどね。 独歩さんや、ナギとケンシロウのことも気になるんだけどね。 でもじゃあ他に何が出来たかなー? って考えると、何も思い浮かばないんだよねぇ」 誰もいない校舎。湿った空気が2人の足音をやんわりと吸い取っていく。 特に目的もなく歩きながら、こなたは考える。 DIOとの戦いで、半ばパニックになりながら逃げ出したこと。 その時にシェリスとはぐれ、結果的に彼女がDIOの手下と化してしまったこと。 喫茶店に助けを求めに行って、でもこなたが人質になって、DIOと1対1で戦った鳴海が死んでしまったこと。 そして、つい先ほど。独歩を残して逃げ出し、ケンシロウとアカギと出会い、そして―― 思い返せば、それぞれの場で別の判断もありえたはずだ。他にも取れた選択肢はあったはずだ。 しかし。 「シェリスも、最初っから何か企んでる雰囲気はあったしねぇ……。 あそこでDIOと2人きりにならなくても、結局どっかで似たような結果になってた気がするんだ」 「クククッ……確かに、自ら死地に飛び込もうとする奴を止めるのは難しい……」 「鳴海もね……これはカンでしかないんだけど、DIOって何人かで掛っても仕方ない相手だったと思うんだ。 一斉にに襲い掛かっても、適当にはぐらかされて結局は1対1になっちゃうイメージ、ってのかな……? う~~ん、我ながら上手く言えないんだけどね。格闘技経験者の直感としてさ」 「その直感、分からんでもない……。 奴は『時間を止める』能力を持っていたらしいからな……。複数で囲んでも、すぐに優位は崩れ去る……。 各個撃破され、囲みを抜かれて終わり……下手をすれば、味方を『利用』され、相討ちを強要されうる……。 捨て身で単身飛び込んだ方が、まだ勝機を見出せるはず……あくまで鳴海ほどの力があればこそ、だが」 始めから破滅への道を進んでいたシェリス。どうやっても犠牲無しには倒せなかったであろうDIO。 そう考えれば、こなたの取った行動は確かに『最善』だ。 誰もが笑って満足だ、と言えるような『最高』の結果ではないにせよ、『最善』ではある。 無理にその結末を曲げれば、もっと被害が大きくなっていたような、そんな予感もある。 「まーなんつーか、カンは悪くないんだよね、私って。 普段は勉強とかしないけど、テストは大抵一夜漬けでなんとかなっちゃうし。いつもヤマ張ったとこ出るし。 ネトゲとかでも、まー要領よくやれちゃうんだよねー」 試験勉強やネットゲームの経験を、この殺し合いと同列に扱うのは問題かもしれない。 けれど、いつも「なんとなく」上手く行く。いつも「なんとなく」幸せでいられる。 心地よいぬるま湯の中で、いつまでもふわふわと漂い続けているようなイメージ。 その「なんとなく」な普段の調子を、今でもこなたは崩してはいない。パニックになったのも僅かな間だけだ。 そしてその、「なんとなく」な感覚が、今までの選択が『最善』であることを告げている。 あれ以上の結果は無かったのだと言っている。 いや――あるいは、自分でもそう思いこみたいだけなのか。 だからこの一連の会話は、こなたの感覚としてはアカギに「説明」しているのではない。 こなたが自分の気持ちの整理をつけるために、ただ話を聞いて貰っている格好。 そんな彼女の内心を知ってか知らずか、隣を歩く青年は小さな含み笑いを漏らす。 「……カンは悪くない、か……。ならばその自慢のカン、見せて欲しいものだ……」 「見せるって……どーやって?」 「誰かが学校に来るまで、ただボーッと待っているのもヒマだろう……。 かと言って、今俺たちだけでできる事はさほど無い……。 ここは1つ、気分転換でも図っておくべきだ……そう、適当なゲームか何かで」 ……意外だった。思わずこなたはアカギの顔を見上げる。 そこにあるのは、相変わらず底の知れない薄笑い。 どこまで本気でどこからが戯れなのか、まるで分からない。ただ、不思議と不快ではない。 「とはいえ、ここは学校。花札もトランプもないというのは、痛いな……」 「ん~、この学校、将棋部とか囲碁部とかあるのかな~。 挟み将棋とか五目並べ程度なら、私でも出来そうだけど」 「そういうゲームも悪くはないが……たぶん、それでは『俺の見たいもの』が十分には見れない……! 挟み将棋にも五目並べにも、運の要素は介在しない……純粋な判断力勝負になる……。 できれば、運と判断力の双方が問われる種類のゲームが望ましい……例えばそう、麻雀のような……!」 「麻雀?」 アカギの何気ない呟きに、ピクン、とこなたの毛が揺れる。 麻雀ならばこなたも知っている。将棋や囲碁は打てずとも、麻雀ならばそれなりに出来る。 雀荘に行ったことも雀卓を囲んだこともなく、実際に牌に触ったことすらないが、それでも出来る。 何故なら、こなたは『オタク』だから。 なんと言っても脱衣麻雀は基本中の基本である。脱衣麻雀のために麻雀ルールを覚えた者は少なくない。 そしてその記憶が、彼女に1つの「いい手段」を思いつかせる。 学校で麻雀をしたいという、通常ではあり得ない要求への最適解をすぐに見出す。 「そーゆーことなら、いいものがあると思うよ~。ついてきて!」 アカギを引っ張るようにしてこなたは歩き出す。 目指す部屋すぐに見つかった。『コンピューター室』と掲示されている部屋。PCが何十台も並んでいる部屋。 それはPCを使った授業や調べ物のための部屋であり、ネットにも繋がっており、ということは、当然……! * * * 技術の進歩は凄いものだ、と感心する一方で、時代が変わってもヒトの愚かさは変わらないな、とも思う。 高性能な演算装置を複数使ってネットワークを作り、それでやるのが結局のところ『ただの麻雀』。 いや麻雀ゲームなど、その情報網本来の目的でもないのだろう。余力で作ったようなおまけの機能のはず。 それでも、これだけの技術と材料を使って麻雀ゲームを作るという発想自体が、アカギの目には面白い。 まさに、狂気の沙汰と言う他ない。 こなたの説明によれば、この端末を通して世界中の人間と情報をやり取りすることもできるという。 適当に検索をかけて出てきた無料のオンライン麻雀のサイトを通じれば、遥か遠くの人間とも卓を囲める。 人数の都合が合わなければ、足りない面子はやや頭の足りない人工知能が補ってもくれる。 こなたと2人、情報学習室で2台のPCを立ち上げ、同じ卓にログインすれば即席の雀荘の出来上がりだ。 マウスもキーボードも生まれて初めて触る彼ではあったが、それでもすぐに理解は出来た。 あくまで麻雀ゲームをやる上の機能に限って、ではあるが。 面倒な設定は全部こなたが済ませてくれたし、麻雀そのもののルールにはほとんど変化はない。 それに麻雀ゲームというのは、かなり感覚的な操作が可能なように出来ている。 ツモる時は左クリック、捨て牌を選んで左クリック、鳴ける時には自動でメニューが飛び出す……簡単だ。 付属しているチャット機能も、指1本・平仮名のみのタイピングではあるが、使えないこともない。 元々飲み込みの良いアカギのこと、すぐにゲームを始めることが出来た。 ……そんなことよりも。 (それにしても……コイツのツキは尋常じゃない……! 手を合わせてみて確信した……! こいつは数万人に1人……いや、五十億に1人にも匹敵するラッキー・ガール……!) 例えば愚地独歩が誰かの力を計りたいと思ったら、友好的な相手であっても模擬戦を試みるだろう。 合意の上かもしれないし、寸止めかもしれないが、それでも持てる技術の全てを投入し組み手を行うはずだ。 そして、先ほど彼がやったのも同じこと。 博徒・赤木しげるとして泉こなたとの「組み手」を試み、彼女の実力を計ったのだ。そして、その結果は。 天中殺のいわば逆。幸運の極み。 そもそも、東場で見せた地和からして、運任せでしかない。 配牌の時点で既にテンパイ、1つめのツモで上がり。そこに本人の技術などは関係してこない。 ただ、凄まじい運だけがある。 その後、南場に入り親になり、慌てて安目を拾いに行ったような手に裏ドラ3つ……これも信じがたい流れ。 並大抵の運では、あんな打ち方をした時点で手の中から零れ落ちる。 幸運が不運にひっくり返り、アカギの方に風が吹き始める。 逆に言えば……泉こなたに宿った「ツキ」の程度は、そんな並大抵のものではないということ。 (先ほどの話でも、その片鱗は見えていた……。 そもそも、コイツは始まってから一時たりとて『真の危険』には直面していない……! 危機に瀕しても、紙一重のところでかわしている……紙一重の所で助けが間に合っている……!) 麻雀の勝負を進めつつ、雑談がてらに聞き出したこなたの1日の動向。 始まってすぐに綾崎ハヤテと出会い、呑気に女装やら何やらを楽しみ。 武藤カズキと出会い、パピヨンと出会い、喫茶店の大集団に発展し…… 喫茶店に集まったメンバーが1人欠け、2人欠け、どんどん脱落していく中、彼女はまだ残っている。 彼女より頭が回り、彼女より力のあるものがどんどん死んでいく中、彼女は大した傷さえ負っていない。 数多の修羅場を潜ってきたはずの者が正気を失い、自分を見失う中、彼女はマイペースを崩してもいない。 冷静に考えると、信じがたい話である。 幸運の星(ラッキー・スター)の光の下、とてつもない幸運に恵まれた存在。 元からなのか今日だけなのかは知らないが、恐らく全参加者の中で、最も「ツイている」存在。 それだけでもアカギの興味を引くには十分だが、さらに加えて。 (さらにこいつは、その自分の「運」に乗る方法を「本能的に」理解している……。 普通なら、崩れゆくビルから跳躍する決断など出来ない。 普通なら、あの局面で本屋に逃げ込んだりはしない。 普通なら、恥も外聞もなく大声でパピヨンを呼んだりはしない。 しかし、「結果的に」上手く行っている。「なんとなく」選んだ行動が、全てイイ方向に噛み合っている……!) 単にツキがあるだけでは、ギャンブラーとしては二流である。 一流のギャンブラーは、いかにしてその「波」に乗るかを知っている。理屈ではなく、直感として知っている。 そういう意味で泉こなたは、この段階を既に十分にクリアしているのだ。 特に、この殺し合いの緊張の中、喫茶店や消防車の車中で睡眠を取れる神経の太さは素晴らしい。 休める時に休んでこそ、攻めに転じることも出来る。そのことを理解している。 ちなみに……さらに高度な戦いともなると、いかに相手に「波に乗らせないか」が重要になってくる。 心理戦によってツキを誤認させ、実際には幸運が来ているのに弱気になって降りるように仕組む。 あるいは、まさに不幸のドン底にあるのに、ハッタリによって幸運の波が来ているように見せかけ威圧する。 先の麻雀対決において、アカギが「本気でなかった」というのは、まさにこの点。 今回アカギは、この手のテクニックはあえて使っていない。 揺さぶったり混乱させたりはしていない。 フルに使えば、そういった駆け引きの経験の薄いこなたを崩せたはずなのに、だ。 なにしろ彼の目的は「泉こなたの実力を見極め、使えるようなら利用すること」。 その後の計画も考えれば、ここで彼女の直感に疑念を差し挟んでやるわけにはいかなかった。 アカギの勘が正しければ、こなたの持つ豪運はいずれ主催者との対決で活きてくるはずなのだ。 (もっとも……コイツの運「だけ」があっても、どこにも届きようが無いがな……! コイツには欠けているものがある。どうしようもなく欠けているものがある……!) アカギが舌を巻くほどの豪運を持っていてなお、それが人目を引かなかった理由。 それはおそらく、彼女に「目的がなかった」せいだ。 「目的」で分かり辛ければ、「信念」、あるいは「狂気」と言い換えてもいい。 泉こなたには、加藤鳴海が抱えていた「焼けつくような想い」がない。 泉こなたには、パピヨンの奥底に淀んでいた「深い闇」もない。 才賀勝が垣間見せた「輝き」も、空条承太郎の芯にあった「揺るぎのなさ」もない。 泉こなたには、誰にも譲れないようなものが無いからこそ…… あるいは、もしあったとしても、この殺し合いの場と全く縁のないものだからこそ。 それだけの幸運を持っていながら、「彼女自身の安全」しか確保できていない。 目の前にいた仲間の命も、遠くにいた親友の命も、共に守りきれていない。 それどころか、運良く火の粉が飛んでこないことをいいことに、傍観者を決め込んでいるような節すらある。 (そういう意味では……まだあの疫病神な三千院ナギの方が見込みがあるとも言える……! あれと比べてもなお、コイツは「ヌルい」。やる気が無さ過ぎる。 幸運に恵まれているがゆえの「平和ボケ」……クククッ、本当に世の中というのはままならない……!) この先、主催との戦いを進めていくとして、いつかどこかで必ず壁にブチ当たるだろう。 知性や技術、戦闘能力を結集しても、突き崩せない状況というのは必ず出てくる。 こなたの持つ「運の良さ」というのは、まさにそういう時のための「武器」に成りうる。貴重な突破点に成りうる。 この無気力な少女に上手く「熱」を持たせ、自ら事態に関わるように仕向ければ、きっと……! (ただ、そうやって「打ち方」を変えた途端に「運」に見放される奴というのも、ザラにいる……。 これだけの圧倒的な幸運、万が一反転してしまえば、とてつもない不幸にも転じうる……! こいつの扱いは、本当に分からない……! 扱いを間違えれば猛毒にもなる、まさに劇薬……!) 麻雀勝負で見極めた末の結論は、結局のところ「しばらく保留」。 今は積極的にこなたを「変えよう」とすべき状況ではない。角を矯めて牛を殺す結果になっては堪らない。 ただ、将来のため、彼女は守るだけの価値がある。 下手すれば、生半可な知恵者や戦闘巧者よりも優先して守る価値があるかもしれない。 長いこと彼女を手元に置いていたパピヨンの眼力も、なかなか大したものだと言えるだろう。 ただ彼はなまじ知恵が回る分、「ギャンブラー」に徹しきることは出来なかったようだが。 解析用の予備の首輪など、これほどの「幸運の女神」とは比較にもならないだろうに……! (しかし、そのパピヨンとも合流できれば、これで手札がかなり揃うことになる……! パピヨンが勝利への流れから外れていなければ、こなたとの再会はおそらく必定……。 欠けてしまった人間のことは惜しいが、それでもまだ、逆転は可能な範囲……! それに……) それに。 これだけ「ツイて」いるこなたと共にいるのだ。 焦らず待っているだけでも、何か、先に繋がるような「幸運」が転がってきてもおかしくはない――! 後編