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概要 かなしみホッチキスさんによるRPGツクール2000使用のフリーゲーム。 RPG。シンボルエンカウント制。 もどる
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:すべてのステージクリア 開始時間:2009/01/31(土) 17 46 52.29 終了時間:2009/01/31(土) 21 23 13.61 参加人数:2人 オセロを改良したテーブルゲーム ちゃんと朝飯食べてからやるんだぞ! 1/31 難易度ノーマルを夕食後にクリアしました by主2 これは、スペシャルステージという名のラストステージのPASS 尚、キャラが4匹居ますが大した変化は無い様です。 PASSも変わりません。PASS入力後にキャラ選択が出るので。
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362 名前:1/2[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 21 18 23 ID ??? 新ネタ投下。小さいけど許せ 困Aはそれこそ不死者設定が大好きで、システムにあれば必ず取得する。 GMに「今出てきたNPCって、知り合いじゃないか?」とか次々に聞いては却下されたり、 「GM:あーもーいいよそれで」って時は顔見知り程度にされていた。 兎にも角にも、設定ゴリ押しの上、様々な要素が自分に向かってないと満足できないらしい。 かといって責任ある立場には立ちたがらないしで、正直PLとしても苦手だった。 そんな折り、自分はある新システム(不死者設定がデフォにある)に興味を持ち、 Aの鳥取面子の一部とキャンペーンプレイをすることになった。 幸いにもそのセッションは好評で、次回は是非こうしたいだのという話を A含む鳥取でうっかり漏らしてしまった。 当然Aは次回セッションに参加したがったが、その時点でキャラ設定をもりもりと シナリオに組んでいてオチまで考えていたので、これ以上のPCが入り込む余地がない。 なんで、Aには上記の理由にて丁重にお断りした。 見学だけでもいいから、参加させて欲しいとかも言われたが、クッサイ台詞満載でノリノリな所を 観られるのも勘弁して欲しかったので、それも断った。 「次回新しいシナリオ作ったら、その時にお願いします。すみません」でその場は済んでいた。 Aもその場は了解してた。 363 名前:2/2[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 21 19 11 ID ??? しかし後日、TRPG未経験の友人B(共通の友人)から「Aに“お前はもういらない”って言ったの?」と聞かれる。 Bに詳しく聞けば、断った日の夜あたりに、打ち上げのファミレスでは自分だけが話題に乗れずハブられただの (ほとんどの話題は、その日当日のA含む鳥取のセッション話&反省会だった)、 話題のゲームに参加したかったのに、お前はもういらないと面と向かって言われたとか(言ってない)。 BはTRPG未経験だというのに、Aの相談はそれこそ宇宙語のようなTRPG専門用語だらけだったらしく、 頭には???が飛び交いまくっていたらしい。 「適当になだめすかしたけど、勘弁してくれ…」と乾いた笑いのBに謝り、誤解は解いた。 あんまりにもAが気持ち悪くなり、その一件で、前出のキャンペーン面子はその鳥取より脱出。 後ほどA以外の鳥取面子も合流し(別に打ち合わせた訳じゃないのに、何故かそういう流れになった)、 とりあえず今は平和。 364 名前:2/2[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 21 25 51 ID ??? そういえば、Aに初めて会ったあたりに、「実は多重人格者で」とか、微妙に反応に困る自己紹介されたな。 結局、別人格なんて見たこともなかったけどさ。 スレ143.3
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概要 Ⅱと少年ヤンガスに登場するウミウシのモンスターで、【おおなめくじ】の上位種である。 DQⅡ 少年ヤンガス その他 DQⅡ 海上に出現するモンスター。 ザハン周辺以外の海上に出現。しびれくらげなど他の敵と集団で出ることが多い。 うみうしのくせに金持ちで、1匹につきこの時期にしては結構多めの80G貰える。 その分行動は多彩で、眠り攻撃、毒攻撃、甘い息、仲間呼びに加え、痛恨の一撃まで放つ。 ステータスは決して高い方ではないが、体の小ささを生かして画面の端から端までわらわら出現する上、 ラリホーにかなり高い耐性を持っているので足止めが難しい。 稀に切り札のバギが効かなかったり、ギリギリ耐えられるHPもある場合もあったりと地味に嫌らしい うっかりしていると全員眠りながら画面をびっしり埋めたうみうしになぶり殺しにされる。 補助呪文のエキスパート、メドーサボールと一緒に出ることもあり、これまた嫌らしい相手である。 リメイク版では大幅に弱体化。 特殊攻撃は甘い息のみになり、ラリホーも効きやすくなっているので、 特に脅威となるようなモンスターではないだろう。 FC版のみの経験者と、リメイク版のみの経験者に語らせたら、話がかみ合わないこと必至。 少年ヤンガス その後、本編はおろか外伝でもおおなめくじに出番を取られまくりで一切出番がなかったが、 少年ヤンガスで他の干されモンスターとともに復活。代わりに【おばけうみうし】が干されたが。 あやしの地下水道を皮切りに多くのダンジョンに出現する。 虫系で仲間呼びや水中移動を持っているが、序盤の敵なので特に問題はない。 なお、本作のおおなめくじは弱いくせに盗賊王の大宮殿にしか出ないという冷遇っぷり。 いままでの鬱憤を晴らせて満足だろう。 その他 ちなみにウミウシとナメクジはどちらも巻貝の一種で、貝殻が退化したものという共通点がある。 しかし、ナメクジはカタツムリの仲間だがウミウシはそうでもないというか、かなり区別が曖昧。 なのでナメクジの色違いがウミウシというのは、議論の余地があるものの、一応理に適ってはいる。 ゲーム中での色はピンクと非常に毒々しいが、現実のウミウシも大体そんな感じである。
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( ・∀・) 「やぁや、また会ったね」 ( ∵) 「……」 流れる川のせせらぎを聞きながらぼーっとしていた時、その中に全く別の音が混ざる。 首だけで確認をすると、全身を緑色で包みヴァイオリンを片手に持つ青年がいた。 彼とは何度か面識があったので、ひとまずは手を振ることで挨拶をする。 ( ・∀・) 「相も変わらず静かだね、君は」 ( ∵) 「……」 そして軽い笑い声を上げながら、青年は一方的に話し始めた。 あの森にいたら酷い目にあった、空からも幾度も命を狙われただとか。 甘い甘ぁい場所があったから向かったら罠で、危うくその命を落とすところだっただとか。 そんな話を、幾つも幾つも。 僕が退屈してる理由はと言えば、彼の話が内容は違えど、中身が常に一緒だからだ。 ( ・∀・) 「とと、話し過ぎて随分と時間が経ってしまったな……うぅむ」 ハッとなってから空を見上げると、慌てた口調で――その様子はないが、それではと話を締めた。 相も変わらず、彼は随分とお喋りなようだ。 ( ∵) 「……ゴェ」 あぁ、僕も喋りたいのにと呟けど、そんな勇気はもちろんなくて。 誰にも聞かせたことのないその声を、夜空に向かって投げつける。 静寂は、その声さえも押し潰してしまった。 ( ∵) 「……」 空は、広い。 僕が飛んだところで、僕が鳴いたところで、いったいどれだけの存在が認識してくれるのだろうか。 それなのにみんなは自らを撒き散らし、その存在を誇示しようとする。 しかし、その気持ちは全くわからないと言うワケでもない。 どうせならば、意地でも自分を押し付けてやりたいのは、僕も一緒なのだから。 ( ∵) 「……」 ふぅと息を吐くと、小さな自分が更に小さくなった気がした。 どれだけの時間をあの闇の中で過ごしたか、正確な時間は思い出せないし、思い出したくもない。 ゆっくりゆっくり、何も出来ずにただ耐えることで育んできたこの命。 ( ∵) 「……ゴェ」 たかだか自己顕示の為に使うなど下らない。 そんな欲で磨り減らしてしまうのなんて、愚かしいとすら思えてしまう。 なんてことは、昨日も一昨日も今日もずっと考えている。 まだわからないけれど、たぶん明日もだ――。 ◆◇◆◇◆ ( ∵) 「……」 いつの間にやら寝ていてしまっていたことは、頭から被る日の暑さで気付いた。 今日もジリジリと真上から照り付けやがって、コンガリ焼くつもりか。 しかし焼いたところで、いったい誰が僕を食べるのだろう。 そんな空想に時間を割いていたが、下らないと気付いた僕は近くの川へと喉を潤しに行った。 それから朝ごはんを食べて、自然の音に耳を傾けながら近辺を徘徊する。 いつも通りの日常だ。 出来る限り木陰を通り、日に当たらないようにひたすらに進む。 空も広いが、地面も十分に広い。 この僕の短い命を賭して、回りきれるだろうか。 ( ∵) 「……?」 今日も今日とてせかせかと歩き回っていたのだが、しばらくすると何やら怪しい音が聞こえた。 面倒なことには首を突っ込みたくはないのだが、悲しいかな僕は好奇心を抑えられる程に大人ではない。 ついついその音の出所を探してしまった。 キョロキョロと辺りを見回しながら探り、自分よりも背の高い草たちの合間を縫って移動する。 音はその距離が縮まる毎に大きくなり、草を一枚隔てたところで、ようやくたどり着いた。 さぁ、何があるのだろうかと、首だけ出してみる。 ミセ*;д;)リ そうして見つけたのは、ポロポロと涙を流す僕の同族だった。 (;∵) (どうしたの?) 流石に僕でも、同族の女の子が泣いてるのを見てさようなら、なんてことは出来ない。 慌てて駆け寄り、地面に文字を書いて彼女に問い掛ける。 飛び出した僕の姿に驚いたのか、一度大きく目を開いてから、またわんわんと泣き出した。 ヾ(;∵)ノシ ミセ*;Д;)リ 「うぁぁぁぁ! うぐ、あぁぁぁぁぁぁ!!」 僕が何かしたのだろうか。 もしもそうだとしたら、本当に申し訳なく思う。 ミセ*;Д;)リ 「よかった、よかったぁぁぁ……」 (;∵) (落ち着いて、大丈夫だから) くすんくすんと鼻を鳴らしながら、先までの大声はようやく収まる。 しかし、よかったとはどういうことで、何があったのだろうか。 少し経って落ち着いた彼女に、また僕は問い掛けてみた。 ミセ*゚‐゚)リ 「さっきまでね、友達と一緒にいたの……」 彼女の話は、こうだ。 つい先ほどまで友達と一緒に遊んでいたらしい。 楽しく談笑をしていたのだが、急に捕獲網が降ってきてその友達が拐われたのだ。 ミセ*゚‐゚)リ 「彼らは、私たちよりもずっとずっと大きいから恐いし、私じゃあの子たちを救えなくて……」 それで泣いていたそうな。 話の間、僕は適当なところで頷いて、相槌を打って聞いていた。 ( ∵) (大変だったね) 話を聞き終えたところで、さらさらと文字を書く。 それに対して頷いてから、今度は彼女が僕に質問をしてきた。 ミセ*゚‐゚)リ 「アナタ、話せないの?」 きょとんとしながら訊ねるその姿に、思わず笑ってしまう。 ( ∵) (笑ってゴメンね。僕は話せないんじゃなくて、あまり話したくないんだ) 疑問符を頭に浮かべながら、くりくりとした目で彼女が僕を見る。 その大きな黒目は僕を吸い込んでしまいそうで、何だかドキドキして目を反らしてしまった。 少しの間そうしていたが、ふぅんと言ってから彼女は笑った。 ミセ*゚ー゚)リ 「ま、いいや! アタシはミセリ、アナタは?」 ( ∵) (僕はビコーズ) お互いに自己紹介をすると、彼女は質問をマシンガンの如くぶつけてきた。 いつこちらに出てきたのか、どこから来たのか、下にいた時はどうだったのか。 他にもいろいろ聞かれたが、途中で疲れてしまったのであまり覚えていない。 ミセ*゚ー゚)リ 「そっか、アタシとあまり変わらないね!」 ( ∵) (そうなんだ) ニコニコとしている彼女の質問責めを何とか返して、やっと一息吐くことが出来た。 と、思ったのも束の間、また新たに彼女から質問が飛んでくる。 ミセ*゚ー゚)リ 「どうして、話さないの?」 ( ∵) 「……」 答えてもいいものだろうか。 正直な話、僕は自分の思想が正しいと思っているし、みんなの考えが愚かだとも思っている。 それでも同族にその話をするのは、何となくいけないとも思っている。 どうしたものかとうんうん唸っていると、何かおかしかったのか彼女が声を上げて笑う。 ミセ*゚ー゚)リ 「変なのー、ビコーズって変わってるね」 ( ∵) 「……」 そう言われるのも無理はないだろう。 正しいとは思っていても、その考えは同族からして見れば明らかに異端だ。 だから彼女の言葉に怒りは湧かないし、そうなのかもと一言書いて、僕も笑った。 ミセ*゚ー゚)リ 「それじゃあ、そろそろ行くね」 楽しい時が過ぎるのはあっという間で、気づけば太陽がその身を隠し始めていた。 もう少し話していたかったのだが、仕方がない。 コクリと頷いて手を振ると、ニコリと笑って彼女は言った。 ミセ*゚ー゚)リ 「もしよかったらまた明日ここで遊ぼうね、それじゃあ」 そう言って一方的に約束を結んで、去っていった。 沈んだ夕日に溶け込むように、サァッと彼女の姿が消える。 仕方がない、また明日ここに足を運ぼうか。 その日の夜は、珍しくいつもと違った。 頭を回せど回せど、出てくるのは彼女のことばかり。 また明日とは言っていたが、どのくらいの時間に行けばいいのだろうか。 ( ∵) 「……」 あぁ、この身に詰まる何かを吐き出したい。 愚かなことだと笑っていたが、僕もその分類にされていいから大声でぶちまけたい。 だけれど臆病者の僕が、またひょっこりと顔を出す。 大切に大切にしているその命、感情の為に磨り減らしていいのかい? と――。 彼のおかげで、少しだけ頭が冷えた。 そうだ、僕はこの一生を長く長く謳歌していたいのさ。 下らない感情のせいで棒に振って、たまるかってんだ。 ( ∵) 「……ゴェェ」 それに、こんな汚い声を彼女に聞かせられるものか。 思考の渦に飲まれていると、突然後ろから声がかけられた。 ( 、`*川 「あらあらあら、どうしてこんなところにまぁまぁ」 ぽわぽわと儚げに光を放ちながら、その存在を見せつける女性に会った。 美しいとは思うけれど、彼女もまた愚かだ。 ( ∵) (こんばんは、はじめまして) ( 、`*川 「うふふ、はじめまして。どうしてこんなところにいるの?」 彼女が何を聞いているのか全く理解出来なかったが、しばらく頭を回して合点が合うと一度大きく頷いてみせる。 ( ∵) (特に、理由はないかな) ( 、`*川 「あらあら……それも声を出さずに答えるなんて、不思議な方ね」 言ったところで、どうせ理解してもらえやしないさ。 そう思った僕は、とりあえず困ったように笑ってみせた。 そう言えばこの種族に、どうしても聞いてみたいことがあったのだ。 せっかくだから彼女に聞いてみることにしよう。 ( ∵) (貴女たちは、どうして光るの?) ( 、`*川 「……んん? ごめんなさい、ちょっと質問の意味がわからないわ」 目をパチクリとさせながら、理解できなかったことが伝えられる。 無理もない、彼女たちには僕の考えなんてわからないのだろうな。 ( ∵) (だって、その命がどんどんと削られるんだよ? 貴女たちは特に) 文字を書き終えると、あぁと呟いてからクスクスと笑われた。 やはり僕の疑問はおかしいのだろうな。 ( 、`*川 「見てほしいから、その生を謳歌したいから……じゃダメかしら?」 ( ∵) (どうして見てほしいの? 長く生きた方が、謳歌出来るじゃないか) ( 、`*川 「それじゃあ、生まれてきた意味がないとは思わないの?」 はて、彼女は何を言っているのだろうか。 ( 、`*川 「誰にも見てもらえない一生なんて、幾ら長くてもつまらないじゃないの」 ( ∵) 「……」 ( 、`*川 「それに、私は地味だから。光ってないと誰も見てくれないから……」 見られることに、認識されることに意味があるのだろうか。 どうせどんなに頑張っても、たかが知れてるのに。 ( 、`*川 「ふふ……それじゃあ土の中にいるのと一緒。綺麗じゃないわ」 私は女だから、綺麗でありたいのと告げると、彼女は軽やかに踊りだした。 ( 、`*川 「光って消えるだけ、その命の灯火を一瞬だけ燃え上がらせて消えるだけ、そう知っているのに」 光っている私は綺麗でしょう? そう聞かれる。 たしかに彼女の舞いは、息を飲むほどに綺麗だ。 彼女が通った道を辿るように、光の粒が追いかける様は何と言い表せばいいのだろうか。 ( 、`*川 「ただただ生きるだけ、そんなのは生きてるだなんて言えないわ」 そう言って彼女は笑い、去っていく。 心なしか、その笑顔は寂しそうに見えた。 ◆◇◆◇◆ またも太陽は上から見下ろしてきやがる、憎々しい。 あまりの暑さに随分と早い時間に目を覚ましてしまった。 ( ∵) 「……」 昨日あの女性に会った場所へと、ノドを潤す為にのそのそと向かう。 一晩寝て起きたらノドがカラカラになる季節なんて、僕は嫌いだ。 だからこそ、長く生きたいと言う思いが強くなる。 少しばかり歩けば、目的地。 水面へ顔を近づけて、ゴクリゴクリとノドを鳴らす。 あぁ、生き返る――。 ( ∵) 「……?」 少し離れたところに、コロンと転がる黒い影。 何なのだろうと少し気になり、短い足で地面を掻く。 ( ∵) 「……」 ( ー 川 見なければよかったかな、とちょっぴりだけ後悔が浮かぶが、蹴り飛ばす。 その気持ちは、持っちゃいけないんだ。 しかし、何だろう。 もう光ってないし、黒いその体は綺麗なんかじゃないハズなのに。 その満足そうな顔を見て、少しだけ綺麗だと思ってしまった。 どうしてそんなに満たされた顔をしているのと聞いてやりたいが、彼女はもういない。 少しだけ、寂しくなった。 いつもより早い朝ごはんを終えると、ミセリと約束した場所まで向かう。 心なしかいつもより歩くスピードが速いが、気のせいだろう。 ミセ*゚ー゚)リ 「あ、来た来た」 ちょっと早いかなぁと思っていたが、そんな僕よりも早く彼女はここで待っていた。 随分と早起きなのだなと感心しつつ、謝罪文を地面に書いた。 ミセ*゚ー゚)リ 「おいおい君ー、そんなのは誠意が伝わらんなぁ」 (;∵) (何か随分と軽くなったね……) ミセ*^ー^)リ 「だって、友達が相手だから」 彼女が笑うと、体が軋む。 押さえ付けている衝動が、本能が、飛び出してしまいそうになるのだ。 今までこんなことはなかったのに。 ( ∵) 「……」 ミセ*゚ー゚)リ 「ん、どしたどしたー?」 朝も早いのに元気な彼女は、僕の気持ちなんかお構い無しにずいずいと顔を覗いてくる。 心まで見透かされそうなその瞳は、僕なんかが見ていていいのかと不安になってしまう。 ( ∵) (ミセリは、長く生きたいと思わないの?) ミセ;*゚ー゚)リ 「んあ、なんだそりゃ」 僕の質問に、彼女はポカンと間抜けな顔で返す。 つい訊ねてしまったが、不味かったか。 しかし既に彼女には伝わってしまったのだから、もうどうしようもないか。 ( ∵) (ミセリは、お喋りだ) ミセ*゚ー゚)リ 「ビコーズも口にはしないだけで、お喋りよ?」 ( ∵) (だから僕は、声を出さないんだ) ミセ;*゚ー゚)リ 「……? ゴメン、よくわからない……かな?」 ( ∵) 「……」 やはり理解されないだろうか。 そう思い不安になった僕は、やっぱりいいやと地面に書いて、彼女へ笑ってみせる。 無理に聞くことはないし、無理に話すこともないさ。 そのまま他愛のない話を続けていたのだが、なかなかどうして、ヴァイオリン弾きと話すよりも楽しいではないか。 会話と言うものは、こんなに楽しかったのかと心の中で驚いていた。 しばらくするとミセリは手を叩き、散歩に行こうと提案をする。 ( ∵) (いいね、行こうか) ミセ*゚ー゚)リ 「どっちが高いところまで行けるかな?」 その言葉を聞いてハッとする。 そうか、彼女たちにとっての散歩は――。 ヾ(;∵)ノシ (待って待って!) ミセ*゚ー゚)リ 「ん、何? 風は待っちゃあくれないんだぜ?」 (;∵) (何そのキャラ……) 戻る 次へ 名前 コメント
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トップページ 早打ち初心者編 そして変態へ・・・ ■■■もう一つ上へ■■■ ■より低い弾道のクラブを持つ■ 例えば400Yのコースがあったとして、1打目1Wで250YBS→2打目4Iで150YBS。 これでは2打目のアイアン時によるタイムロスが大きい。 より速く回るためには1打目1Wで200YBS→2打目3Wで200YBSと攻めるべき。 パンヤミス時のロスは大きくなりますが、成功時のゲインは同じくらい大きいです。 ■出来るだけピン手前を攻める■ チップがもちろん理想とはいえ、早打ちのチップ狙いはなかなか難しいもの。 しかし、普段はチップを狙う=ピンにぴったりの位置へ狙うわけですから、早打ち時も同じように狙いがち。 ただこれでパンヤをミスったりするとそのままホームランとなってしまい、タイムロスとなります。つまり、 「どうせ入らないならピン手前6Yの位置を最初から狙っておけ」 ということです。 こうすることで、パンヤミスの時も極端なホームランを回避することが可能になります。 もちろん、手前に打ち過ぎるとグリーンに乗らなかったりする場合は論外なので、 ピンの位置がどこかを把握しておく必要はあります。 ■必要なトマは早めに打つ■ トマチップが全盛になったからかどうかわかりませんが、1度はトマで距離を稼ぐ必要のあるホールなどで 1打目ではなく2打目でパワーショットを打つ人が多いかと思います。 しかし、2打目をトマミするとグリーンまで届かなかったりしてタイムロスするケースが出てくるわけです。 これらを回避するためには 「1打目でパワーショットやトマなどの距離を稼ぐショットを打つ」 これにより2打目は通常のショットで届く可能性が高まりますし、 トマミしたとしても2打目もトマを打つなりすればカバー出来るわけです。 例えば雪の6H目、BMの15H目、WHの4H目など、1打目をトマで打つことで、 楽に2オン出来る可能性が高まりますし、結果的に時間の短縮にも繋がります。 ■キャラをケンにする■ あんな地味なキャラじゃモチベーションが上がらない・・・と言いたいところでしょうが、 モーションが地味だからこそ全ての行動が速いという利点があります。 全く同じように回ったとしても、ケンとエリカでは30秒以上の差が出るでしょう。 ある程度の速さで回れるのにもう一つなぁ・・・という壁が出来た場合、 キャラをケンに変えてみることをお勧めします。 ■ラフ、雪、sandの有効活用■ 初心者編にも書きましたが、パンヤミス時だけでなく、 純粋にタイムの短縮となるのがラフ、雪、sandに入れた時。 これをどこまで活用出来るかがタイムの短縮に繋がります。 例としては雪の1H目、西の3H目、BLの4H目、SSの5H目など、 とにかく2打目距離が届く&方向変更に余計な時間がかからない場合は、 フェアウェイではなくラフなどに入れるべき。 そういったことが出来るホールがどこかということは練習で習得するしかないですね。 なおバンカーはクラブが必ずSWに変わるので、多くの場合タイムロスとなります。 ■打ってはいけないショットを瞬時に把握する■ 例えば左から右に9mの風の状況で、本人としては真っ直ぐ打ちたい。 こんな状況時に打ってはいけないのはスライスとなるショット。 なぜなら風の流れる方向と同じだから、思っている以上に曲がってしまいます。 逆にミスしたにせよフックショットならそのブレも小さくなってくるわけです。 もちろん上記の例は状況次第ではありますが、 ホール構成を覚えておいて「これだけは駄目。最悪このカタチ」というのを常に想定しておきましょう。 ■ロングパットが入るようにする■ 早打ち初心者の場合、「ロングパットは入らないものとして、 ノータイムに近い状態で早めに打つ」としましたが、 ある程度の段階になると「ラインを読むのに2秒かけてでも確実に入れる」ようにしないといけません。 2秒って速すぎと思うかもしれませんが、常にそういう打ち方をする前提でラインを読み、 パットを打つようにしておけばそれほど大変なことではありません。 さすがにDIなどの鬼過ぎるラインを入れることは難しいですが、ある程度はグリーン内だろうが、 グリーン外からだろうがパットが入るように練習しておきましょう。
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横縞縦縞様々な島々 http //kazemaru.exblog.jp/ http //www.amami.co.jp/menu3.htm http //www.ahoken.jp/ http //amamimori.exblog.jp/
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唯「そう? ……聡くんってしっかりしてて偉いよね」 聡「何スか急に」 唯「ん、ちょっとね」 唯「それに比べて、私ってダメなお姉ちゃんだ」 唯「家でも憂にお世話になりっぱなしなんだよ?」 唯「和ちゃんからは将来ニートの道も怪しくないだなんて言われちゃったし…」 聡「…あー」 唯「普通否定してくれない?」 聡「いやぁ、あはは…」 唯「ぶー…聡くんはこんな私のことどう思う?」 聡「どうって言われても」 聡(聞いたままだとは言えないよな) 唯「…やっぱりよくないのかな」 聡「よくはないですね」 唯「…あのね、実はここに来る前に憂と喧嘩してきちゃったの」 唯「今思えば私が悪かったんだけれども…色々言っちゃって」 聡「はぁ」 唯「でね、憂からはお姉ちゃんは私がいなくてもキチンとできるのかって言われちゃってさ。…言われてもしょうがなかったのかな、やっぱり」 聡「あー…(何と言ってフォローすればいいか…)」 聡「とりあえず、一人で何でもある程度こなせるように努力してみたらいいんじゃないスか?」 聡「憂さんに心配かけられないくらいに」 唯「…できるかなぁ」 聡「やるんですよ」 聡「いつまでもグータラな姉を持った下の身にもなってみてください。嫌でしょ?」 唯「うう」 聡「だったら憂さんの為だと思って何とかしてみればいいじゃないですか」 唯「そう…だよね。うん」 唯「わかった! 私憂の為にも一人で何でもできるようにがんばってみる」 聡「それでよし」 唯「あ、家に帰ったら憂にちゃんと謝らなくちゃね!」 聡(なんか微笑ましい) 聡「あ、そろそろ風呂沸いたと思うんで唯姉、さき入ってください」 唯「ほーい」タタタ… 聡「……やっぱよくわかんない人」 聡「まぁ、かわいいからいいんだけど」 聡「……」 聡「い、今風呂入ってるんだよなぁ…」 聡「唯姉の残り湯に俺が浸かるのか」 聡「…///」 聡「って何考えてんだ!?」 聡「思いっきり変態じゃん…」 聡「……」 聡「にしてもあの荷物の量はなんなんだ」 聡「ウサギのぬいぐるみなんか持ってきちゃって…」 聡「…ゆ、唯姉が抱いたぬいぐるみっ…はぁはぁ」ギュゥ 聡「…いい匂いがする気がするっ!」クンカクンカ 唯「ふー…いいお湯だったよぉ」ホカホカ 聡「うおっ!!」 唯「? どうしたの変な声だして…」 聡「な、なんでもな―――――ぶごっ!?」 聡「なんで服着てないんだよっ!?」 唯「ほえ?」 唯「あ、いつもの癖でつい…着てきた方がいいかな?」 聡「当たり前でしょ!?」 唯「じゃあちょっと待っててねー」 聡(下着姿…やばい) 聡「うおおおお…うぬうううっ」ジタバタ 聡(な、なんなんだ…この奥から押し上げてくるやましい衝動は…?) 唯「はい、着替えたよ」 聡「はっ…はっ…はっ…」 唯「ど、どうしたの!? 苦しいの!?」 聡「だ…大丈夫っ(顔近ぇ! いい匂いするっ!)」 唯「ほんとに?」 聡「風呂入ってきます!!」ダダダ 唯「なんかおもろい…」 聡「やべぇ、やべぇ…おかしくなりそうだ」 聡「ていうか唯姉のこと意識しすぎてやばい」 聡「そんな俺が怖くて仕方がないっ」 聡「はぁはぁ……」 聡「……」 聡「唯姉が入ったお湯…///」ゴクリ 聡「…俺、変態だったのかな……」 唯「あ、おかえりー」 聡「……」 唯「ねーねー、UNOしようよー」 聡「二人で!?」 唯「じゃあトランプ! ババ抜きか大富豪ね!」 聡「それも二人じゃキツイよ…」 唯「ぶー」 唯「じゃあ何すればいいの?」 聡「色々あるでしょ…」 唯「あ、Wiiがある!」 聡「それしましょう、それ」 唯「すまぶら!」 聡「はいはい」 唯「むむ、聡くん強い」 聡「だてに姉ちゃんとやりまくってませんからね」 唯「でもメタナイトかファルコばっかりじゃん!」 聡「勝ちゃあいいんだよ! 勝ちゃあ!」 唯「勝てないよぉ…」 聡「じゃあ他のやりますか」 唯「マリオカート!」 聡「はいはい」 唯「聡くん早すぎだよぉ」 聡(ファンキーぱねぇ!) 唯「あ~一周遅れじゃん…」 聡「遅い! 遅すぎますよぉぉっ」 唯「やーんっ、キラーが来ない!」 聡「速さが足りない!」 唯「あーもうっ」 唯「なんかゲーム飽きてきちゃったなぁ」 聡「俺も勝ちすぎて飽きてきました」 唯「感じ悪い! めっ!」ペチン 聡「あふっ」 唯「というわけで聡くんの部屋見に行きたい!」 聡「どうしてそうなる!?」 唯「だめー?」 聡「散らかってるから勘弁してくださいよ…」 唯「べっつに気にしないのになー」 聡「俺が嫌なんですっ」 唯「ちぇ」 唯「……」 唯「ねぇ」 聡「はい?」 唯「ぎゅーってしていい?」 聡「!?」 聡「どどどどういうつもりですか!?」 唯「なんか急にしたくなっちゃって」 聡「い、意味分かんねぇよっ///」 唯「えへへ」 聡(いや、大歓迎だけどさ…唐突すぎだろ) 唯「もう我慢できないっ」 聡「!」 唯「ぎゅー」ギュ 聡「 」 聡(ずっと…こうしていたい) 聡「……」 唯「…ふぅ、聡くん分補給完了~!」 聡「……」 唯「あ…や、やっぱりいきなり抱きついちゃまずかったかなぁ?」 聡「…色々とまずいよ」ボソ 唯「え、今なんて言ったの?」 聡「…もう俺寝ます」 唯「え」 聡「唯姉は姉ちゃんの部屋で寝てください。散らかってますけど」 聡「そ、それじゃあ…」 唯「あ…行っちゃった」 唯「どうしよう…怒らせちゃったかなぁ」 唯「さすがにまずかったかぁ…」 唯「ちょっと馴れ馴れしすぎたんだよねきっと…」 唯「私も寝ようかな」 … 聡「…やばい」 聡「どきどきして死にそうだよっ」 聡「……」 聡「唯姉、あったかかったな…いい気持ちだったし」 聡「いやらしいとかそういうの抜きで…」 聡(…はぁはぁとか言ってた自分が恥ずかしくなってきた) ガチャリ 唯「そんなに散らかってないよー」 唯「りっちゃんの部屋、これが二度目だったけ」 唯「なんか他の人の部屋で寝るのって変なの」 唯「…聡くんには明日あやまろう……」 唯「……」 唯「ごめんって言わなきゃいけない人、増えるばっかだなぁ…」 唯「……」 唯「やっぱり」 唯「今あやまってこよっと」 コンコン 聡「!」 唯『まだ、起きてるかな?』 聡「唯姉…」 聡「…どうしたんスか」 唯『あのね、さっきのことあやまりたくて』 聡「え」 唯『怒ってるんだよね? 急にあんな馴れ馴れしいことしちゃったから…』 聡「いや、別に怒ったわけじゃないけど…」 唯『でも…』 聡「ちょっと、驚いただけ…」 唯『そうだったんだ。ごめんね』 聡「気にすることなかったのに」 唯『気になっちゃうよ』 聡「もうわかりましたから。そろそろ寝ましょうよ?」 唯『あ、うん。おやすみ』タタタ 聡「……」 ガチャリ 唯「ふぅ、あやまったらスッキリした」 唯「今度こそ寝よっと!」 唯「おやすみなさい」 唯「……」 唯「……」 唯「…なんか寝れないや」 唯「……」 唯「憂、許してくれるかな」 唯「けっこう酷いこと言っちゃったし…どうだろ」 唯「はぁ…」 唯「なんか寂しくなってきちゃったよ…」 唯「…寂しいなぁ」 唯「……」 聡「本格的に唯姉のこと好きになりそうだ…」 聡「どうしよう…そんなつもりなんてなかったのに…」 聡「姉ちゃんにバレたらある意味死んでしまう」 聡「はぁ…」 7
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SAO/SE23-T13 カード名:もう一人の自分 詩乃 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:1 トリガー:1 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《ネット》?・《メガネ》? 【自】 チェンジ [① 手札を1枚控え室に置き、このカードを控え室に置く] あなたのクライマックスフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「“氷の機械”シノン」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 【起】 [このカードをレストする] あなたは自分の、《アバター》?か《ネット》?のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000。 シノンが強くなればなるほど、現実世界の私も強くなれる。 そう信じて、私は《ヘカートⅡ》と一緒に戦い続けてきた レアリティ:TD 14/10/17 今日のカード ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “氷の機械”シノン 2/1 3000/1/1 青 チェンジ先
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もう戻れない世界 ◆7WJp/yel/Y 「俺は甲子園児といいます、改めて初めまして、芳槻さん。 俺の話を聞いてくれませんか?」 その言葉にさらは思わず目を見開く。 (殺しに来たんじゃ……ない?) 少し考え込むが、はっとして機関銃を構える。 ノーマル弾はまだ入れていない。 甲子は銃弾が切れていることを知っているためあまり意味のない行動だ。 それでも彼女は生きたかった。 目の前の甲子を何とか言いくるめて逃げ出したい。 まだ甲子が話をする気、つまり殺すつもりでないのなら生き残れるかもしれない。 (武器を持っているようには、見えませんね) 生き残れる可能性があると思うと途端に冷静になった。 野球のユニフォームには物を隠せるほどのスペースはない。 銃などを隠してもそこだけが膨れ上がって簡単にわかってしまう。 武器になるようなものは拡声器程度だ。 だが、男子高校生の腕力で頭を殴りつければ簡単に死んでしまうだろう。 「……話って、一体なんですか?」 「俺たちは殺し合いになんてする気は全然ないんだ」 その言葉に眉をひそめつつも、黙って続きを聞こうとする。 甲子もさらが続きを促していると感づいて、もう一度口を開く。 「東さんの言葉が何か癇に障ったのかもしれない。 だけど信じて欲しい、俺たちに悪意はないし人を殺すつもりだって全くないんだ」 「……レッドさんは私を殺すつもりでしたが?」 「ああ、その通りだよ。だけどレッドはレッドなりに考えているんだ」 「レッドさんにしかわからない考えで殺されたらたまりませんよ」 自分が機関銃を振り上げた事を棚に上げて、さらは相手の言葉を詭弁としか言いようのない反論をする。 さら自身もこの言い分がむちゃくちゃだとは思っている。 だけど、信用できないのだ。 自分を馬鹿にした東のことも、自分を殴り倒して殺そうとしたレッドのことも、その仲間の甲子のことも。 「……俺は馬鹿だからよくわからないけど、それでも人を殺すのはよくないって事はわかる」 「……」 「野球をしたり親友と馬鹿な話をしたり怪我をしたチームメイトを何とかしようとやってた程度だ。 家族はみんな生きてるし、死人を目の当たりにしたこともなかった」 何を言いたいのかわからない。 十波に声や雰囲気が似ている甲子は一体何をしたいのだろうか。 さらは機関銃から手を離そうとはしない。 「何が言いたいんですか?」 「俺は……死にたくなんて、殺したくなんてないんだ。 君はどうなんだ?」 もちろん、さらは殺し合いなんてしたくない。 さらは今のままで十分だった。 父と、十波がいればそれで十分だったのに。 「……したくなんてないですよ」 「だったら!」 「でも、だからって素性も知らない人を信じることなんて出来るわけないじゃないですか」 そう、私は彼を信用する事が出来ない。 人は人を裏切るんだ、騙すんだ。 十波と屋上で話していたように試すだなんて言ってられない。 簡単に信じれば死んでしまうのだ、さらは死にたくない。 まだ生き残って父や十波と会いたいのだ。 顔を上げてさらは機関銃とは別の手で握っているデイバックを甲子に投げつける準備をする。 もう戻れないのだ。 百歩譲って甲子の言っている通り勘違いから成り立ったいさかいでも、それを覆す事は難しい。 当事者であるさらが彼らを信じることが出来ないのだから。 口が開く。ごめんなさいの『ご』の形に口を開いた。 「……っ!」 「きゃっ!」 だがデイバックを投げる前に、言葉を確かにはっきりと放つ前に、さらは突進してきた甲子に突き飛ばされる。 まずい、これはまずい。 さらも陸上部に入っているとは言え腕力は大したことはない。 野球部に入っている男子に勝てるはずがない。 あの拡声器を振り下ろされて――間違いなく殺される。 (殺される!) 恐怖で身体を縮ませて目を瞑る。 しかし、いつまで経っても甲子が動く気配がない。 さらは瞑っていた目をゆっくりと開くと。 「くっ……はぁ……」 「え……」 胸に一本のナイフが刺さったまま、倒れこんでいく。 薄っすらと胸から血が流れており、よく見ると痛みで腕が震えている。 甲子は四つんばいの状態で何とか状態を保って前方を睨みつける。 さらも釣られてその方向へと目を向ける。 その先には悪魔がいた。 禍々しい顔をして眉をひそめた状態で武器であろうナイフをジャグリングしている。 「……」 何も喋らずに冷たい表情のままジャグリングを続けている。 ああ、この悪魔はピエロをモチーフしているんだ。 今考える暇はないが、さらの頭にそんな考えがよぎる。 「フン!」 鼻を鳴らすような声を出してジャグリングしていた一つの箱のようなものを投げつける。 大きさや形のためナイフほどの速さはないが、それでもかなりの速さで投げつけられた 「危……ない!」 あのピエロは自分たちを殺す気なのだということはわかる。 と言う事はあれも自分たちを殺せる何かだ、急いで甲子はさらへと覆いかぶさる。 その行動は正しかった。 二人の前方二メートルほどで箱が破裂し、爆音と熱風が二人を襲った。 ◇ ◇ ◇ ◇ 「……あれぇー?」 ピエロは投げつけた爆弾を見て思わず間の抜けた声を漏らす。 彼の投げつけた爆弾は大きさから考えるとあれほどの爆発は起きないはずだ。 それは先ほどの越後との対峙の際に見ているから確実だ。 考えてもわからない、元々おつむの良くないピエロは黙り込んでしまう。 ブラックタイガーと敵対するモグラ乗りを始末するために念のために放ったものだ。 そう言えば何か妙な物体もついていたような気もするがそれが原因なのだろうか? しかし、傍にいる女の子までも殺すつもりはなかった。 仕方ない、これはよくある事故だ。 過酷な職業であるピエロを名乗っている以上危険は常に付きまとう、猿も木から落ちるというやつだ。 ピエロはそう判断して撤収しようとする。 ――――ガサリ…… が、後ろから聞こえたわずかな音に反応してピエロは振り向く。 モグラ乗りが生きているのなら始末をつけなくてはいけないし、女の子が生きていのなら笑わしてあげたい。 ゆっくりと近づいていき、重なっている二人を覗き込もうとすると。 ズガガガガン! 倒れこんでいるモグラ乗りの身体から無数の銃弾が飛び出してきた。 まず、腕に衝撃が走る。 その次に腹に内臓を吐き出してしまいそうなほどの衝撃が。 間髪をおかずに頭、腕、腹、足。 様々な箇所に衝撃を与えられて強制的に踊らせれてしまう。 その踊りが終わる頃にはすっかり疲れ果ててしまい、ピエロはバタンと地面に倒れこんだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ――先ほどの爆発は何なのだろうか? ――ピエロは自分を殺すつもりなのだろうか? ――甲子はどうして自分を庇ったのだろうか? 頭に渦巻く数々の疑問を無視して、さらはピエロへと向かって機関銃を放った。 何故かピエロが呆けている間に何とかノーマル弾は仕込んだ。 片手を甲子の脇で銃を固定してトリガーを引く。 先ほどの爆音には劣るものの、大きな音を出して銃弾が飛び出していく。 ピエロが踊る踊る。 腹に、頭に、腕に、様々な箇所に穴が開く。 「……」 銃弾の雨が止まる、弾は消費したがまだまだ残ってはいる。 ゆっくりと甲子の体の下から這い出てピエロへと近づく。 さすがにあれは死んだはずだ。 さらはピエロをゆっくりと足でつつく、起き上がってくる様子はない。 「……死ん……だ?」 聞いている人はいないのに疑問形になってしまう。 死んでいる、それは間違いない。 さらは、ふう、っとため息をついて座り込む。 「いけない……ここにいたら人が」 そのことに気付いて急いで立ち上がり、ピエロの持っていた使えそうな道具をデイバックに掻き込む。 不思議とかさばる事はなかった。 次に甲子の方を向くものの、わずかに考え込んだが結局荷物を取るようなことはしなかった。 (……甲子君は私を信じると言った、仲間になってくれとも言って、あのピエロから私を庇った) そう考えると彼に対して追い剥ぎのような真似をする気にはなれなかった。 それに持っているものも拡声器だけだ、デイバックから道具を取り出すのは時間のロスにもなる。 「馬鹿ですよ……信じたって裏切られるだけなんですから」 小さく呟いてさらはピエロと甲子の前から立ち去る。 足には先ほどの爆発で飛んできた石でかすかにではあるが傷を負っている。 服も甲子の血や土で汚れている。 そして何より疲れた、レッドに殴られた所為で足もがくがくと震えている。 「……そうだ、学校に行こう」 さらの頭の中に浮かんだのはいつもの光景。 屋上でいつも話をする光景、とにかく安心できるところに行きたかった。 (でも――) しかし、彼女の頭の中には一つの疑問が浮かんでいた。 (十波くんは、お父さんはこんなわたしを、人殺しをした私を受け入れてくれるのだろうか?) 【ピエロ@パワプロクンポケット10裏 死亡】 【C-4/草原/一日目/早朝】 【芳槻さら@パワプロクンポケット10】 [状態] 左頬・右目周辺に痣、顔面を中心に激痛、鼻血(ほぼ止まっている)、足に痛み(中)、精神的疲労(大)、所々に擦り傷 [装備] 機関銃(残弾多量) [道具] 支給品一式、サイボーグ同盟お手製時限爆弾、スペツナズ・ナイフ [思考・状況] 1:……二人は、どう思うだろうか? 2:学校へと向かう 3:十波君のことは信じられる? ◇ ◇ ◇ ◇ (……これは、ひどいな) 二朱と准がたどり着いた場所には二つの死体が置かれていた。 一人は銃で体を撃ち抜かれている。 もう一人は胸から血を流し、止めとばかりに喉に金属片が突き刺さっている。 地面が掘られていたり土や草が辺りに散らばっていることからしてここで爆発が起こったのだろう。 (助からないな、彼は) 夢の中とは言え、二朱は幾つもの死体を見てきた。 その経験からして彼は助からない。 貫かれた胸も喉に突き刺さった金属片もどちらも深い傷だ。 医療施設から程遠いこの場では助ける事は不可能。 二朱は見開いた甲子のまぶたをそっと落とす。 ナイフと小さな金属片も抜き取り、せめて普通の姿でいさせてやりたかった。 ここに長い間いるわけにも行かない。 当初の予定通りに泉の方向へと向かって人に会わなければ。 そろそろ動き出そうと思い、准の方向へと振り返る。 「……お………い…」 「!? 喋れるのか!?」 だが、その瞬間死んでいたと思っていた男から声が聞こえる。 「喋るな! 待ってろ、止血と火傷の処置を……」 「よ……し…づ………き……………」 「何だって? よしづき? おい、どうし……っ!」 今度こそ完全に息が止まった。 元々助かる可能性が低かったとは言え、悔しさを強く感じる。 その悔しさを逃がすために強く拳を地面に振り下ろす。 たとえ夢だとしても、誰かの死を目の当たりにするのは辛い。 「……よしづき……」 准はピエロの死体から離れてポツリと漏らす。 そして、肩を大きく落とすともう一度ピエロの下へと戻っていた。 「准ちゃん…」 「……知り合いです、この人は。 お店の常連で、私がいつも見に行っていたサーカスで働いていたピエロ」 二朱は言葉をなくす。 やはり准が強く言っても拒んで、自分一人で死体を調べるべきだったのだ。 先ほどから准は目を落として、ピエロの死体をじっと見ていたのだ。 この奇妙なメイクも背丈も准の知っているあのピエロと全く同じだった。 「銃で撃たれたんですよね?」 「……ああ、この傷跡から見てそうだと思う」 なるべく言葉を選んで准の質問に答える。 銃弾で体中が撃ち抜かれている。 それだけでも致命傷だというのに心臓までも撃たれては即死は間違いない。 「……埋めて、あげるかい?」 効率だけを考えるならそれは避けるべきだ。 止まって作業するという事は的になりかねない。 この二人を殺害した下手人が爆弾を持っていることを考えると離れておきたいところだ。 だが、それとこれは別。 二朱としても出来ることならこの二人を埋葬してあげたかった。 「いえ、それよりもしたいことがあるんです」 「? なんだい?」 「……多分、この二人を殺したのは私が最初に会った女の子だから。 この傷も、私の持ってた機関銃でつけたんだと思う」 「!?」 准が最初にあった相手。 それは准にナイフを刺した、つまり殺そうとした相手という事だ。 殺し合いに乗っている何よりも危険な人物。 「……復讐をするのかい?」 「違います。私は、彼女を助けてあげたい」 「助ける!? 君を殺そうとして、現にこの二人を殺した相手を!?」 さすがに二朱も驚きの声を上げてしまう。 予想外の出来事とはこういうことを言うのだろう。 もちろん復讐をするというのならやめる様に諭すつもりだったが。 「……嫌だったら良いですよ、私のわがままですから。 出来るなら二朱さんと一緒に行動したかったけど」 その目には確かに覚悟が見える。 自分のしたいことを貫こうとする覚悟が。 (……なんだか、俺の夢だって言うのに彼女が主人公みたいだな) そう考えると、思わず苦笑してしまう。 自分よりもよっぽど彼女は前へ進もうとしている。 二朱のように危険人物だから近寄らないで置こうと考えずに、誰も殺さない、殺させない説得の道を選んだのだ。 「いいよ、行こうか」 「本当!?」 二朱はそう返事をすると准は嬉しそうな声を出す。 そんな姿を眺めながら、甲子の荷物を回収する。 拡声器の他にも何か便利な道具があれば良いのだが。 「……多分、草の踏まれ方から見て東に行ったはずだ」 恐らく間違いないだろう。 山には登らずに迂回して……休むために商店街がそこらか。 「それじゃ、行こうか」 【C-4/草原/一日目/早朝】 【二朱公人@パワプロクンポケット2】 [状態] 健康 [装備] ナイフ [道具] 支給品一式、スパナ、拡声器、不明支給品0~2 [思考・状況] 1:東へと向かって芳槻と会う(とりあえず火の手から逃げる) 2:准ちゃんと一緒に行動、彼女を守る 3:みんなで協力して亀田を打倒する ※備考 このバトルロワイアルを夢だと思っています。 【夏目准@パワプロクンポケット9】 [状態] 腹部に刺傷(立ち上がれる程度には回復) [装備] なし [道具] 支給品一式、ランダム支給品0~2個 [思考] 1:東へと向かってさらと会う。 2:二朱を絶対に信じぬく(第一印象は好印象) 3:維織さんや九条に会いたい 4:さらを助けてあげたい ◆ ◆ ◆ ◆ 二人が遠ざかっていく。 野球のユニフォームの男の人とメイド服を着た女の人。 心残りだ、自分の言いたい言葉は最後まで言えなかった。 芳槻さんを助けてあげてくれ、とそう言いたかったのに。 でも、女の人は俺と同じ考えだった。 心残りはいっぱいあるけど、自分の思うように生きてこれた。 多分それはいいことなんだろう。 って、何で死にそうな思考してんだよ、俺。 レッドたちには消防署に行くって約束したし、芳槻さんの説得もあるし、ここから戻ったら夏の大会のこともある。 まだまだやること残ってんだから楽になっちゃいけないよな。 でも、なんだか眠いから、少しだけ寝てしまおうかな。 いい夜だな、暑くもないし寒くもないし、何より薄っすらと見える星が、とても綺麗だ。 さっきまで痛かった胸も、喉も、そんなに痛くないし、熱かった肌も、すっかり、涼しく、なってきた。 レッド、たちとの約束の、時間も近いけど、少しなら眠ってもいいよな。 六時……ま、大丈夫だろう…… 【甲子 園児@パワポケ甲子園 死亡】 【残り48名】 投下順に読む 041 時間移動か洗脳か← 戻る →043 ニンゲン ノ テイギ 時系列順に読む 041 時間移動か洗脳か← 戻る →043 ニンゲン ノ テイギ 前へ キャラ追跡表 次へ 035 救われるもの 甲子園児 GAME OVER 027 炎上からの脱出 夏目准 059 人間交差点 027 炎上からの脱出 二朱公人 059 人間交差点 010 勇気VS意地(後編) ピエロ GAME OVER 035 救われるもの 芳槻さら 059 人間交差点