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「うーん、やっぱりつかさの作るクッキーは美味しいねー」 「えへへ、ありがとー」 休日の昼下がり、こなたは柊家に遊びに来ていた。 つかさの焼いたクッキーを食べながら、つかさと二人で楽しく話している。 こなたは三人で遊ぶ…つもりで来たのだが、生憎かがみは別の友人と遊びに行っていた。 しばらくゲームで遊んでいたのだが、ずっとこなただけのプレーが続いたのでお喋りに切り替えたのだ。 「それにしても、本当につかさは料理上手いよね。 やっぱり昔から料理は好きだったの?」 「うーん、確かに小さい頃からやってはいたんだけど… 元々、興味があって始めたわけじゃなかったんだ」 「…え、そうなの?」 つかさがいつもとは違う、柔らかさが抜けた表情になる。 その様子を見て、こなたは多少戸惑いつつも質問をした。 「…えーとさ、それじゃ何で料理を始めたの? 私みたいに仕方が無い状況で…って訳じゃなさそうに見えるし…」 「うん…丁度お姉ちゃんもいないし、良いかな。 ちょっとだけ長くなるんだけど、いい?」 少し遠くを見るような目をしているつかさ。 当時に何かあったのだろうか… こなたはそんな雰囲気を感じ取っていた。 「…うん、聞かせて」 そこから、つかさは静かに話し始めた。 姉と自分の事。 そして、自分が料理に打ち込み始めたきっかけを… ◆ 幼稚園の頃、つかさは男子にちょっかいを出されることが多かった。 もちろん4~5歳の子供がやる事なので、からかって反応を楽しむ程度のものだったが… つかさはからかわれると、すぐに泣き出すことが多かったために、ちょっかい出しの格好の的だった。 だが、そんなつかさには同じ幼稚園内に一つの頼れる存在がいた。 …双子の姉、かがみだ。 「ちょっと!つかさをいじめるな!」 「わー、『しゅごしん』がきたぞー、にげろー!」 「だれが『しゅごしん』よーっ!」 つかさがからかわれて泣き始めると、大体すぐにかがみが飛んできた。 なので幼稚園内では、『かがみはつかさの保護者』というイメージが定着してしまっていた。 「だいじょうぶ、つかさ? たまにはつかさもいいかえしなさいよ、むこうがおとこのこだからってえんりょしない!」 「あうぅ…だってだって、いいかえすなんてこわくてできないんだもん…」 「なさけないわねー、もっとしっかりしなさいよ」 「はぅ…」 生来の優しさと気の弱さが災いして、どうしても言い返す事ができないつかさ。 自分の身に問題が起こった時、必ずそれを解決するのはかがみという構図が出来上がっていた。 小さい頃からこの形が出来上がったため、かがみもつかさも特にこの事について気にしてはいなかった。 だが、後にこの関係について考えさせられる機会が起きる。 そのきっかけは、小学校に上がった時の『ある出来事』だった… かがみとつかさ、小学二年生の時。 つかさは、相変わらずの気の弱さでからかわれる事が多かった。 それでも幼稚園時代のように泣くことは少なくなったが… やはりその度にかがみが助けに入るのは変わらなかった。 そんなある日、つかさにとって一つの転機となる出来事が起こった。 給食の時間、つかさはいつものように給食当番から食事をよそってもらい、席に戻ろうとした。 だが… ガシャン!カラカラカラ… 「いたたた…うわあぁぁぁ、どうしようどうしよう…!」 机の前まで来たところで足をもつれさせてしまい、派手に転んでしまったのだ。 教室の床に飛び散った給食。 クラス内が突然の出来事に、一時騒然となる。 同時に、近くにいた友達がつかさを心配して話しかけてきた。 「大丈夫、つかさちゃん!?怪我しなかった?」 「う・うん、大丈夫だけど…あうあう、どうしよう…!」 うろたえてその場から動かないつかさ。 と、そこに別のクラスメイトの女子が割って入ってきた。 「何してるの、急いで掃除しないと! 柊さん、こけちゃったのは仕方がないから、急いで片付けて!」 言うと同時に、掃除用具入れへと飛んでいくクラスメイト。 それにつられて、他の生徒達もモップや雑巾を取り出しに行った。 …しかし、つかさはその場でへたりこんだままだ。 頭が混乱していて、次にどう行動すれば良いのか整理がつかなかったのだ。 その様子を見て、友達がつかさに声を掛ける。 「ほら、つかさちゃん。 とりあえず立って、食器を片付けよう?」 「あ…あ、うん、そうだね…」 結局、つかさは落とした食器を使用済み食器のカゴに入れただけで、掃除は全てクラスメイトが終わらせた。 そして食事の時間が終わった後の昼休み、つかさはとあるクラスメイトの女子に声を掛けられた。 「柊さん、ちょっといいかな?」 「あ、え…?」 それは、先程つかさが混乱していた時に割って入ってきた女子だった。 その事を認識するなり、つかさはすぐに謝った。 きっと、さっき動けなかった事についての話に違いない…そう直感したからだ。 「えっと…さっきはごめんなさい、私…動けなくなっちゃって…」 「…謝るんだったら、さっきは自分から行動してほしかったわね。 普通こぼしちゃったら、雑巾とかですぐに拭く位はするでしょう?」 「あ…う…」 一つ一つの言葉がつかさの心に刺さる。 だが、最も厳しい言葉がその後に発せられた。 「柊さん、普段お姉さんに守られているから…『その事』に慣れちゃってるんじゃないの? さっき長い間動かなかったのも、『誰かが助けてくれる』っていう考えが少しあったからじゃないの? 自分で何とかしようって考えたことは無いの?」 「…!」 言われた瞬間、つかさはこれまでの事を思い返した。 ちょっかいを出された時、自分がミスをした時、勉強がわからない時… そんな時、いつも姉であるかがみの姿がそこにあった。 最初はかがみが自主的に助けてくれることが多かったが、今は自分から頼りに行く事も多い。 そこには、かがみへの『依存』があった。 つかさは自分でも気がつかないうちに、『姉が守ってくれることは当然の事』と考えるようになっていたのだった。 この事実を認識した途端、つかさの心にある感情が生まれた。 それは依存しきっていた自分への悲しさか、これではいけないという焦りか… つかさ自身、うまく説明できない感情が渦巻いた。 「そ、それは…その…」 口ごもるつかさ。 この事について反論は全くできない。 しかし、つかさはこの状況で『そう考えた事は無かった』と言う事ができなかった。 言ってしまえば、つかさの中の色々なものが崩壊しそうだったからだ。 それは、つかさの自己を守るための小さなプライドだったのかもしれない。 「…まあ、仕方がないわね。 何にしても、自分からもう少し何とかしようって気を起こした方が良いと思うわよ?」 「…うん、ありがとう…」 その日、つかさは一つの決意をした。 お姉ちゃんに依存する事をやめよう… つまり、なるべく自分の力で物事を解決できるように努力しよう、と。 『姉に助けられてばかりの自分』を変えたいと思ったのだ。 …だが、決意だけでは物事はうまく進まないもの。 つかさはこの決意を立てた事によって、逆に自らの弱さを認識する事になる。 ◆ 一ヵ月後、つかさはリビングの隅でうずくまっていた。 お姉ちゃんに頼らない。 その決意を立てたはいいものの、結局以前と変わらない生活を続けてしまっているのだ。 あれから、いつもの様にかがみがトラブルの現場に駆けつけてくれた事が何度かあった。 その度につかさは、かがみに言葉を伝えようとしたが…できなかった。 『大丈夫だよ、自分で何とかするから』 …それだけの言葉が、どうしても言えない。 まだ、心のどこかで姉という存在に甘えているのだ。 そして、それはつかさの心に深く根を張っていた。 深く染み付いた『それ』は、一朝一夕に取れるものではない。 つかさは甘えてはいけないという思いと、頼りたいという心の間で悩み続けていた。 …と、その時だった。 「…つかさ?どうしたのよ一体」 かがみがリビングに入ってきた。 隅っこでうつむいているつかさを見て、何があったと思ったのだろう。 かがみは心配そうな表情で、いつもの元気さが無いつかさを見た。 「あ、お姉ちゃん…何でもないよ、何でもないから…」 無理に笑顔を作って返事をするつかさ。 しかし、そんな事でかがみをごまかす事はできなかった。 「どう見ても何でもないようには見えないわよ。 …何か悩みでもあるの?良かったら言ってごらん?」 つかさを心配してくれているかがみ。 しかし、その優しさがつかさには辛かった。 お姉ちゃんが相談に乗ってくれる。 …でもそれは、またお姉ちゃんに頼ることになる。 それだと、せっかく決意したことをまた達成できなくなる… つかさは、心の中でそう思っていた。 しかし… 「…実はね、私…」 結局、つかさはかがみに相談した。 自分はこれまで、姉に頼りすぎだったのではないかということ。 そして、自分はその状況を改善しようと頑張ったこと。 しかし、結局この一ヶ月間その目標に近付くことが出来なかったこと。 こうして相談する事に複雑な気持ちを抱きつつ、つかさはかがみに全てを話した。 「…そんな事を考えてたの?」 「…うん…」 つかさは話している間、かがみの顔を見ることができなかった。 ある意味、仕方が無い事だっただろう。 自分が頼らないように…と考えていた姉そのものに相談しているのだ。 …やはり、自分はまだ甘い。 自己嫌悪に落ち込みそうになった、その時だった。 「つかさらしくないわね、何をそんなに変な風に考えてるのよ」 「えっ?」 つかさが考えている方向とは、別のニュアンスの答えが返ってきた。 かがみは、さらに言葉を続ける。 「そりゃ、確かになるべく自分で解決できた方が良いとは思うわよ? でもさ、そうしようと決めたからって、そんな急に力がつくわけじゃないでしょ。 特につかさの性格じゃ、『ああいう』トラブルを自分の力だけで解決できるようになるのは、まだまだ厳しいわよ」 「うう…そんなハッキリと言わなくても…」 少し落ち込むつかさ。 「大体、私が助けに入るのは『他の人がつかさに向けて行動した結果起きる』トラブルだけよ? 男の子からちょっかいを出されたり、からかわれたりするパターンね。 つかさの行動で起きたトラブルには、流石に助け舟を出せないわよ。 それさえも自分で解決しようとしないなら、私もそのクラスメイトの言葉に同意するわね」 「あ、う…」 お姉ちゃんに頼らないように。 そればかりを考えていたせいで、自分自身の欠点を修正することまで気がまわっていなかった。 最初にクラスメイトから言われた言葉だったのに… …自分は何を勘違いしていたんだろう。 そんな考えが、つかさの頭をよぎる。 「…それに、つかさは自分が頼りっぱなしだって事を悩んでいたみたいだけど… 私だってつかさに頼っている事…助けられている事があるんだよ?」 「…ふぇ!?」 意外な言葉だった。 自分が姉に頼られ、そして姉を助けていた…? 全く自覚がなかったつかさにとって、その言葉の衝撃は大きかった。 「私が落ち込んでたり、悩んでいたりしていた時… そんな時、つかさはいつも私を元気付けようとしてくれてるよね。 つかさがかけてくれる言葉で、いつも私は安心できるんだ。 そういう意味では、私はつかさの事を頼りにしているんだよ」 「えっ…私…が…?」 かがみは悩んだり落ち込んだりした時、それを一人で抱え込む癖がある。 それをいち早く察知し、声をかけるのはつかさだったのだ。 助けられてばかりだと思っていたが、実は自分も姉を助けていた… この言葉は、つかさを追い詰めていた心を緩めさせるのには十分だった。 …だが、つかさの心の隅には何かがまだ引っかかっていた。 「それに、私達はまだ小学生じゃない。 そんな難しいことを考える必要は無いわよ! あれこれ考えず、今まで通りにいこうよ、ね?」 「…う、うん」 「ふふ、少しは笑顔が戻ったみたいね」 話が終わり、リビングから出て行くかがみ。 その後姿を見ながら、つかさはある事を考えていた。 自分が直していくべき部分。 それは、先程のかがみとの話ではっきりとわかった。 この事については、これからの生活でゆっくりと直していけば良い。 だが、つかさはもう一つの事も考えていた。 今までかがみが落ち込んでいた時の事を思い出していたのだ。 かがみが机の前で泣いていた時、頭を抱えて悩んでいた時… そんな様々な場面で、つかさは確かにかがみの心をフォローしていた。 そして、落ち着いたかがみが『ありがとう』と言葉を返す。 …しかし、そこにはいつものかがみから抜け落ちているものがあった。 そう、『笑顔』だ。 かがみは、とにかく心に色々な事を溜め込むタイプだ。 なので一旦落ち着いたとしても、心に余裕ができない。 心の片隅に、必ず不安要素が残るようにしてしまっているのだ。 油断してはいけないという、かがみの堅実な面がそうさせているのだろう。 しかしそれでは、精神の方が持たない。 そんな事を続けていれば、いつか何かしらの形で爆発する可能性もある。 いつも自分を体だけではなく、心まで守ってくれるお姉ちゃん。 力が弱い自分としては、せめてお姉ちゃんの心をしっかり守りたい… その為にはどうすればいいのだろうか。 またそういう状況になった時、お姉ちゃんの心を芯からほぐすためにはどうすればいいのか… その時、ふとつかさの頭に一つの考えが浮かんだ。 かがみが今まで、一番良い笑顔をしていた時の事。 楽しく話をしていたときの事。 少し重い話をしていても、ある事がきっかけで先程までの緊張が解ける時… 「…あ」 つかさは思いつくやいなや、すぐに家の本棚をあさった。 しばらくごそごそとやっていたが、ある本を一冊手に取った。 それは、菓子作りのレシピ本。 「…お姉ちゃんが一番幸せそうな時って、お菓子を食べてる時だもんね」 少なくともつかさの記憶の中で、一番かがみがリラックスしている場面はお菓子を食べている時だった。 ならば、自分の想いを込めたお菓子で心を暖めてほしい。 単純な理由だったが、それが当時のつかさが出来る精一杯の事だった。 何より、これまで自分を守ってくれていた事のお礼にもなるから。 早速作ってみよう…と思ったが、思いとどまった。 せっかくだから、ちょっとお姉ちゃんを驚かしたい。 そこで、つかさはかがみが家にいない時に菓子作りの練習を始める事にした。 ◆ 母・みきの協力も得て、つかさは菓子作りの練習を始めた。 初めての菓子作りに選んだのは、クッキー。 なるべく自力で頑張りつつも、難しい所は母の助けを借りつつ作っていった。 …そして、試作第一号が完成。 早速、母と一緒に試食してみる。 「あら、結構美味しく出来たじゃない。 初めてにしては上出来よ、これは」 「うん、思ったより良い感じに出来たねー」 想像以上の出来栄えに喜ぶ二人。 後はもう少し練習して、ちゃんと一人でも作れるようにしよう… そう思った時だった。 「あれー、つかさ、お母さんと一緒にクッキー作ったの? どれどれ、一つ食べさせてよ」 「あ、まつりお姉ちゃんー」 姉のまつりが入ってきた。 まつりは机の上に置かれたクッキーを見ると、すぐに手を伸ばして口の中へと放り込んだ。 反応を待つつかさ。 ところが、まつりからの反応は予想外のものだった。 「…あれ、何だかちょっと微妙だね…お母さん、いつもと作り方変えた?」 「えっ!?あの…まつり、あのね?」 今回はつかさが主に作ったのだ、と説明しようとするみき。 だが、まつりはそのまま感想を喋り続ける。 「何だかいつものお母さんらしくない味だね。 新しい味に挑戦しようと思ったの? 前より美味しくないから、これはやめておいた方がいいんじゃな…」 「まつり!これはつかさが初めて作ったクッキーなのよ。 私はつかさの作業を手伝っただけなの!」 言われた瞬間、まつりの顔が凍りつく。 「えっ……あ…!」 まつりの多少大雑把な性格が、ここで災いしてしまった。 つかさは母の作業を手伝っているだけだと思い込んでしまい、思った事をそのまま口に出してしまったのだ。 まつりとみきは、恐る恐るつかさの様子を見る。 つかさは、下を向いたまま黙っていた。 その様子を見て、まつりが口を開く。 「…ご、ごめん…あの…お母さんの作業を手伝っているだけかと思ってね…その…えっと…」 まつりは混乱していた。 自分が発した不用意な言葉のせいで、つかさを傷つけてしまった…と。 みきも同じように、つかさが傷付いたのではないかと心配していた。 だがその直後、つかさが急に顔を上げる。 「まつりお姉ちゃん、感想ありがとう。 もっと美味しくなるように、色々試してみるね」 二人の予想に反して、明るい表情と口調で返事をしたつかさ。 流石にこれには、まつりとみきの両名が驚いた。 いつものつかさだったら、半分泣きべそ状態になっていただろう。 しかし、今日は違った。 『美味しくない』という意見を素直に聞き入れ、なおかつもっと美味しくすると言ったのだ。 今までからは考えられないつかさの様子を見て、まつりは戸惑いながら言葉を返した。 「い、いやその…ちょっとストレートに言い過ぎてごめん。 えっと…美味しく出来たクッキー、期待してるね」 「うん、頑張るね!」 一体つかさはどうしたのだろう。 そんな考えが、まつりの頭の中を駆け巡った。 一体どうしたのか…と聞こうとしたが、流石に居心地が悪かったのか、そのまま退席した。 一方、当人のつかさはもっと美味しく作ろうと意気込んでいた。 (そうだよね、やっぱり食べてもらうならしっかり美味しいものを作らないと… 誰が食べても『美味しい』って言ってもらえる位のものにしなくちゃ! …何より、かがみお姉ちゃんに美味しいって感じてもらわないと意味が無いもんね) そう、今のつかさは『かがみに美味しく食べてもらいたい』という事だけを考えていた。 理由はどうあれ、思いというものは人を強くする。 つかさは色々な意見を貪欲に取り込み、より良いものを作ろうという気概に満ち溢れていた。 …それからしばらくの間、つかさはかがみが家にいない時を使ってクッキー作りの練習を続けた。 そして一ヵ月後… 「うん、良い感じにできたーっ!」 休日の昼過ぎ、台所につかさの声が響いた。 あれからつかさは何度も改良を重ね、少しずつクッキーの味を高めていった。 そして一ヶ月経った今日、最初の頃とは比べ物にならない程のクッキーを作り上げたのだった。 まずは自分で試食するつかさ。 どうやら、納得がいく味にできたようだ。 そこでつかさは母を呼び、出来上がったクッキーを試食してもらった。 「まあ、これ凄く美味しいじゃない! お母さんも形無しだわ…腕を上げたわね、つかさ」 「えへへ、頑張ったもん」 嘘偽りの無い賞賛の声に、つかさは少し恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに笑った。 ようやく美味しいクッキーが作れるようになった。 後は、かがみに食べてもらうだけ… その時だった。 「…ただいまー」 玄関の戸がゆっくりと開けられる。 声の主はかがみだ。 いつもなら5時近くまで遊んでいるのに、今日は早く戻ってきた。 「お帰りなさい、かがみ。 今日は珍しく早いわね?」 「お母さん、ただいま。 …うん、今日はちょっと早く解散しちゃってねー」 笑いながら返事をするかがみ。 だが、つかさの目には笑顔の裏の顔が見えていた。 (…お姉ちゃん、何かあったみたいだ…) そのまま部屋に戻るかがみ。 つかさは、後を追ってかがみの部屋へ向かった。 扉の前に近付くと、中から声が聞こえてくる。 …それは、押し殺した泣き声だった。 流石にこの状態で部屋に入るわけにはいかない。 かがみの状態が落ち着くまで待った後、つかさは部屋をノックする。 「…お姉ちゃん、入っていい?」 「…つかさ?…いいわよ」 声の雰囲気だけは、いつもの状態に戻っていた。 部屋に入ると、そこには机の前に座った、少し目のまわりがほんのり赤いかがみがいた。 「どうしたのよつかさ、何かわからない事でもあったの?」 あくまで平静を装うとするかがみ。 しかし、無理をしているのがつかさには丸分かりだった。 「…お姉ちゃん、今日何かあったの? 帰ってきた時、何だか様子が変だったから…気になって…」 「…!」 その瞬間だった。 かがみがつかさに抱きつき、泣き出したのだ。 いきなりの事につかさは驚き、戸惑った。 「お、お姉ちゃん?」 「つかさ…うっ…聞いてよぉ…ぇぐっ…」 つかさはかがみをなだめながら、話を聞いた。 聞くと、友達と遊んでいる最中に些細なことで喧嘩したらしい。 それだけならまだ良かったのだが、相手がかがみの持っていた人形を壊したのだった。 それは、かがみが一番気に入っていた、そして大事にしていたもの。 目の前でそれを破壊されたショックから、かがみは相手に一発ビンタを入れてそのまま帰ってきたらしい。 「そうだったんだ…」 「大事だったのに…お気に入りだったのに…!」 先程とは違い、今度はしっかりと感情を表に出しているかがみ。 やはり一番近い、そして一番気を許せる存在の前だからだろうか… そこには姉と妹という関係を越えた、信頼しあえる二人の関係があった。 「お姉ちゃん、元気出して。 お人形は壊れちゃったかもしれないけど、今までの楽しかった思い出は残ってるでしょ? …あのお人形さんは、ずっとお姉ちゃんの心にいるよ。 だから…泣かないで…」 「うっ……ひぐ…っ…!」 それからしばらく、かがみはつかさの胸で泣いた。 とっても頼もしいお姉ちゃんだけど、意外と弱いところもあるんだな… そんな事を、つかさは考えていた。 …そして十数分後、かがみは落ち着きを取り戻した。 「…ありがと、つかさ。 また…助けて貰っちゃったね」 「ううん、私はお姉ちゃんの話を聞いただけだよ」 「…あはは、相変わらずつかさは控えめねー」 かがみの顔に笑顔が戻る。 と、その時だった。 かがみが急にバランスを崩して倒れそうになった。 「うわっ…とと…」 「お、お姉ちゃん?どうしたの?」 「うん…ちょっと疲れちゃったみたい。 今日は色々あったからね…」 先程までは気がつかなかったが、確かにかがみの表情には疲れの色が出ていた。 喧嘩と怒りから来た疲労、そして泣いた事による体力の消費が大きかったからだろう。 ひとまず、つかさはかがみをベッドに寄りかからせる。 そして、しばらくつかさはどうしようか考えていたが… 「お姉ちゃん、ちょっと待っててね」 言うなり、つかさは部屋を飛び出した。 急に部屋を出て行ったつかさを見て、かがみはきょとんとする。 つかさ、急にどうしたんだろう… 普段とは少し違う様子のつかさを見て、かがみは多少不思議に思っていた。 しばらく待っていると、とたとたと音を立てながらつかさが戻ってきた。 「お待たせ、お姉ちゃん」 「急にどうしたの?…って、それは?」 つかさの手には、かがみが戻ってくる前に焼き上げたクッキーを乗せた皿があった。 そう、この時のためにつかさは今までクッキーを作る練習をしていたと言っても過言ではない。 部屋の真ん中にある机に皿を置き、つかさがゆっくりと喋り始める。 「疲れちゃった時には、やっぱりお菓子を食べるのが一番だよ。 お姉ちゃんが帰ってくる前に、クッキーを焼いたんだ。 一緒に食べようよ」 「え?…これ、つかさが作ったの!?」 かがみにとって、それは衝撃的な事だった。 かがみはつかさが今まで料理をしている所を、全く見たことがない。 しかし、つかさが持ってきたクッキーは見た目からしてとても良く出来ていた。 ほんのりと良い香りも漂っている。 気が付くと、かがみはクッキーに自然に手を伸ばしていた。 「じゃあ…いただきます」 「うん、食べてみてー」 まだほんのり温かいクッキーを、かがみは口の中へ入れる。 その瞬間、香ばしくて優しい香りが口の中一杯に広がる。 それは、かがみの予想を超えた美味しさだった。 「えっ…お、美味しいっ! こ、これ本当につかさが作ったの?凄すぎるわよ!」 「えへへ…ありがとうー 実はお姉ちゃんが家にいない時、こっそり作るのを練習してたんだ。 お姉ちゃんに食べてもらいたいなって思って…」 クッキーを食べるかがみの顔には、先程まで泣いていたのが嘘だったかのような笑顔になっていた。 そんなかがみを見て、つかさもつられて笑顔になる。 (よかった…お姉ちゃん、心が和らいだみたい。 やっぱり一生懸命作って良かった…) かがみの様子を見て、ほっとするつかさ。 自分も一緒に食べようとした、その時だった。 「…つかさ、ありがとう」 かがみが声をかけてきた。 それに気付いたつかさはクッキーを取ろうとした手を止め、声の主を見る。 そこには、普段はめったに見せる事の無い、優しい表情をしたかがみがいた。 「このクッキー、とても美味しいわよ。 …それに、凄く優しい味がする。 つかさの優しさや思いが伝わってくるような…そんな味がする」 「そ、そんな、大げさだよー」 「いや、本当よ。 …やっぱり私は、こういう所はつかさに敵わないんだなって思うわ。 つかさの優しさには…とってもね…」 穏やかな表情で話すかがみ。 つかさはその言葉を、静かに聞き続けた。 「…つかさのお菓子は、体にも心にも優しいと思うわ。 私にとって、一番美味しくて嬉しいものかもしれない。 だから…今度またつかさが何か作ったら、是非食べてみたいな」 かがみが顔を少し赤くしながら、つかさに微笑みかける。 つかさはそれを受け、自然に言葉を返していた。 「うん、もちろんだよ! これから色々美味しいお菓子を作っていくから、期待していてね!」 「本当!?それじゃあ、楽しみにしてるね!」 満面の笑顔で喜ぶかがみ。 つかさも、そんなかがみを見て笑顔でいっぱいになっていた。 この日はかがみにとって、とても辛い日になった。 だが、同時にとても幸せな日でもあった。 …そして、つかさにとっても最高に幸せな一日になった。 それは、姉妹の絆がより深まった日。 この日が二人にとって、人生に深く刻まれる日の一つとなったのは間違いなかった… ◆ 「…そっか、つかさが料理を始めたきっかけは、かがみを思っての事からだったんだね」 「うん、それからお菓子作りにはまって、段々普通の料理にも興味が出てきて… 気が付いたら、今みたいな感じになってたんだ」 目の前にあるクッキーを手に取り、こなたがふと声を漏らす。 「この美味しいクッキーも、かがみがいたからこそ出来たって訳かあ。 …何だかちょっと、かがみとつかさが羨ましいな…」 こなたは、かがみとつかさの『姉妹としての絆の深さ』に羨ましさを覚えていた。 もし、自分にも実の姉や妹がいたらどうなっていたのだろうか… そんな事を、つかさの話を思い出しながら考えていた。 と、その時。 「たっだいまー! あ、こなた来てたんだ?いらっしゃいー」 「やあかがみ、お邪魔してるよー」 「ちょっと待っててね、荷物置いてくるからー」 かがみが帰ってきた。 いつもと変わらぬ笑顔で帰ってきたかがみ。 しかし、友達と遊びに行っていた割には帰ってくるのが早い。 こなたはそれを見て、つかさに一つ質問をした。 「…ねえつかさ、今日のかがみはどう?」 「え?…ふふ、大丈夫だよ、今日は特に何も無かったみたい。 多分友達の都合で、早く解散しただけじゃないかな?」 「そっか…あはは、良かった。 …でも、泣いちゃうかがみを少し見たかった気もするけどね」 「流石にもうそんな事はないでしょー、私達もう高校三年生だしね」 「はは、そうだよねー…以前ダイエット失敗した時は泣いてたけど」 「あはは…でも、それお姉ちゃんの前で言っちゃ駄目だよ?」 笑いあうこなたとつかさ。 丁度そのタイミングで、かがみが部屋に入ってきた。 「お待たせー…って、何二人で笑ってたの?」 「んーん、何でもない、ただの世間話だよ。 それよりほら、さっきつかさがクッキー焼いたから一緒に食べよー」 「おー、それじゃ早速頂こうかしら」 「食べ過ぎてまた太らないようにねー」 「うるさいわ!」 料理やお菓子の美味しさをさらに素晴らしくする要素。 それは、作り手の心。 思いを込めて作ったものを食べれば、皆も自然と笑顔になれる。 今、こなた達はとても良い笑顔で喋り、笑いあっている。 その絶えぬ笑顔は、つかさのクッキーに込めた思いがこなた達の心に響いた結果なのかもしれない。 コメントフォーム 名前 コメント かがみ×つかさ!なんか良い話 で、感動しました。 -- チャムチロ (2012-08-29 15 57 08) 話はよかったけど普通給食こけて倒したら小学生なら慌てて混乱するんじゃね? -- 名無しさん (2011-04-21 16 48 37) こんなお話が大好きです -- 名無しさん (2008-08-11 15 54 37) いい話でしたGJ -- 九重龍太 (2008-06-15 09 30 35) GJ!GJ!!GJ!!! -- 名無しさん (2008-04-03 00 24 24) ええ話や! -- 名無しさん (2008-04-01 13 35 56) なんとも素晴らしい。 かがみの為に頑張ってたのがいいですね。 -- 名無しさん (2008-01-31 09 08 08)
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ゆっくりまりさは浅い眠りについていた。意識がぼんやりしていた。暗くて何もみえなかった。なにより動けなかった。だから他にすることがなく、眠るしかなかった。 モザイクがかかったような意識の中でまりさは、かすかに餡子や皮に残っていた過去の記憶に思いをはせる。とても大きい空間。緑色や青色、黄色…色鮮やかな世界。そこで誰かと一緒に健やかにゆっくりしていた、そんなあいまいな思い出。 ブーッ。 不意に鳴り出したブザーで、ゆっくりまりさの夢の旅は突然に終わった。空間が明るくなり、音と光がゆっくりまりさを現実へと引き戻す。 ゆっくりまりさはゆっくり1体より少々大きい程度の、狭い箱状の空間に詰められていた。餡子を殆ど抜かれて皮がたるみ、足も焼かれている。そして最も異質な点として、口とあんよにパイプが刺さっていた。 相変わらず朦朧としている頭でゆっくりまりさは、さっきまで見ていた鮮やかな世界は幻であったことだけを理解した。 ブーッ。 2度目のブザーが鳴った。 よく覚えていないが、何かが来る気がする。ゆっくりまりさは身体が本能的にその何かを待っていることを感じ、生理的行動に身を任せ、身構えた。 しばらくすると、口に刺さっているパイプから何かが一気に流し込まれた。ズババババババババ…と汚い音を出しながら、すっぱいもの、にがいもの、あまいもの、からいもの、かたいもの、ぐちゃぐちゃなもの、あじのしないもの…様々なもののミクスチャーが口から流れ込んでくる。 まずい。何をもってまずいとしているのかはもう覚えていないが、少なくとも「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」なんてフレーズの出る類のものではない。しかしゆっくりまりさはそれを拒否することはできないことをかすかな意識の中で理解していたし、そもそも動くことは叶わない。だから、苦しくても辛くても、涙を流してでも甘んじて受けるしかなかった。 パイプからは暫くの間混合物が流れ続け、それをゆっくりまりさは余すことなく受け止めることとなった。 パイプから注がれた混合物が身体を満たし餡子に変化されるに従い、ゆっくりまりさの思考能力はにわかに回復してきた。ゆっくりまりさはかすかに残された記憶を、はっきりした意識でもう一度掘り出しはじめる。 ゆっくりまりさはここではないどこか、漠然というなら「外」の世界にいた。そこは青い空、緑色の広々とした場所、あでやかな色彩をもった何かが広がる、明るい世界だった。そうげんとか、はなとか、もりとか…そう呼んでいた気がする。 そこで明るくなったら外に出て、もう覚えていないが仲間?や家族?といっしょに…いっしょに走ったり…むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪したり、おうたをうたったり…あと、なにかをした。とにかくゆっくりしていたはずだ。 そうだ、赤い飾りをつけた子とはとってもゆっくりできたはずだ。あとおぼうしがとってもすてきな、自分の年下の家族もいたはずだ。会いたい。でもどこにいるんだろう?どうやって会えるんだろう?今は分からない。 とにかく、少なくともここよりは遥かにすてきでゆっくりできる世界に、ゆっくりまりさはいた。 あるとき、自分達より遥かに大きい誰かが来た。仲間がにんげんさん?と言っていた気がする。にんげんさんは、その仲間を…ああ!その仲間を、家族を、片っ端から捕まえていた!そして自分も一緒に捕まったのだ!! そういえば自分が捕まる直前、誰かが守ってくれた気がする。大きくてゆっくりした身体、ゆっくりしたおぼうし…お母さんたち!そうだ、お母さんたちが自分を庇ってにんげんさんに立ち向かって…そして…ああああああ!!!!!!そうだ、お母さんはつb ブーッ。 3度目のブザーが鳴ったと同時に、ゆっくりまりさはまたしても現実に戻された。…なにか、思い出せてたのに。 正体不明のブザーに不満を抱いていると、下のほうから何か稼動音がし、あんよの部分に違和感を感じる。そうだ!これはゆっくりできないものだ!いやだ! …直後、身体に凄まじい苦痛が走る。足の方に刺さったパイプから、体の中の餡子が吸い出され始めたのだった。ブィーーーンという鈍い稼動音とともに、自分の身体をどんどん剥ぎ取られる痛みと、意識と記憶にモザイクをかけられる喪失感が一度に襲い掛かる。 ゆっくりまりさは心の中で慟哭した。やめて!抜かないで!こんなにいたいのはイヤだよ!またぼんやりしたくないよ!わすれたくないよ!いたいよ!やめて!ぬかないで!まりさをとらないで!!いたいよ!あのことかあのことかおかあさんとか…おかあさん?おかあさんって?!またわすれてる!!!やだ!いたいよ!わすれたくないよ!もうやめて!!やめてやめてやめてやめてやめてやめ… ブーッ。 ブザーが鳴り、吸引作業が終わった。致死量スレスレまで身体の餡子を抜かれたゆっくりまりさは、またうつろな目に戻りぼんやりとしていた。箱の中の明かりが消え、ゆっくりまりさの世界は再び暗闇の中に落ちた。 ゆっくり加工場は、ゆっくりの「いかなるものも餡子に出来る」という能力に着目し、餡子変換プラントなるものを作り上げた。生ゴミ燃えるゴミ燃えないゴミ、その他なんでも片っ端から集めては、ゆっくりに食わせて餡子に変換してしまうという工場だ。 ゆっくりの口とあんよにパイプをつなげて固定する。あとは口からゴミを注ぎ込み、しかるべき変換時間を置いた後に、餡子を致死量スレスレまで吸引するだけというシンプルな仕組み。これに組み込まれたゆっくりは単なる工業部品として扱われ、ひたすらゴミを食わされては餡子を抜かれ続ける。そして”使用限界”がくれば、代わりの”部品”に差し替えられ、廃棄される。 ”部品”の供給は、変換効率や品質を改良した専用ゆっくりを開発する動きもあるようだが、もとから餡子コンバータとしての機能は十分であることから、もっぱら野良ゆっくりを捕獲することで賄われている。なにしろその辺にうんざりするほど転がっているうえ、ちょっとすり合わせればあっという間に数を増やせるので、在庫切れの心配も無い。 かくして餡子変換プラントは抜群の稼動効率と安定性を誇り、近隣住民の甘味需要と廃棄物問題に貢献し続けているのだった。 ゆっくりまりさは浅い眠りについていた。意識がぼんやりしていた。暗くて何もみえなかった。なにより動けなかった。だから他にすることがなく、眠るしかなかった。 モザイクがかかったような意識の中でまりさは、かすかに餡子や皮に残っていた過去の記憶に思いをはせる。とても大きい空間。緑色や青色、黄色…色鮮やかな世界。そこで誰かと一緒に健やかにゆっくりしていた、そんなあいまいな思い出。 おわり
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製作者:philo 平松仁美(ひらまつ・ひとみ) 性別:女 年齢:13歳 身長:145cm 体重:33kg 一人称:私 二人称:あなた 学部:聖乙女学園 中等部2年B組 所属:聖乙女学園警備隊赤薔薇隊2級隊員 聖乙女学園警備隊の赤薔薇隊に所属する隊員。まだ幼いが気が強く、やや意地っ張り。こうと決めたらてこでも動かない強情さがあり、先輩たちを困らせるところもある。主に困らされているのは、同じ隊に所属していて比較的歳の近い先輩の福田弓子。おっとりとしていて、それでいて不思議な芯の強さのある弓子のことが気になるようで、何かというと絡んだりつっかかったりしている。一方で、凛とした淑女の笠原佐知代に憧れを抱いているが、そちらは単なる憧れの域を出ないようだ。 中等部の新入りでありながら生意気な態度が多いため「血の赤」の3人から最初にらまれていたが、訓練でしごかれてもめげずに食いついていく根性を買われ、今ではそれなりに認められている。同級生のエンゼル=ティアリカとはよき友人同士。後輩の紅田真紀の面倒を見ようとするが、逆にしっかり者の真紀にフォローされることの方が多い。 能力は「ベクトル強化」。勢いがついた時、その向きの力を強化するという能力で、普通に走る速さが上がったりはしないが、まっすぐ走る時限定で、そちらへ凄いスピードで突っ込むことができる。ただし燃費は悪い。フェイティアはドリル。これを使い、地中に潜行することもできる。 平松仁美 仁美, ひとみ, 女性, 人間, AAAA, 140 特殊能力 不屈, 1 145, 121, 138, 136, 165, 151, 強気 SP, 50, 根性, 1, 加速, 4, 熱血, 8, 突撃, 14, ド根性, 20, 見極め, 22 OSC_0000_0940.bmp, -.mid 平松仁美 平松仁美, ひらまつひとみ, (人間(平松仁美専用)), 1, 2 陸地中, 3, M, 4000, 140 特殊能力 性別=女性 地中移動 メッセージクラス=聖乙女学園警備隊 攻撃属性=夢 夢=解説 夢干渉 現実世界と意識世界の狭間に存在するモノをとらえる攻撃 3700, 160, 900, 60 BACB, OSC_0002_0004U.bmp ドリルアタック, 1200, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +0, 突 ドリルショット, 1200, 1, 3, +0, -, 10, -, AAAA, +0, 突 ドリル猛進, 1400, 1, 5, +0, -, 10, -, AABA, +0, 突M直M移 ドリルクラッシャー, 1900, 1, 1, -10, -, 50, 120, AAAA, +0, 突 平松仁美 回避, 私にも当てられないなんて…… 回避, 何よ、馬鹿にしているの? 回避, 当たらないわね 回避, どこ見てるのよ ダメージ小, 軽い、軽すぎるわ ダメージ小, 気安く触らないで ダメージ小, 何様のつもり? ダメージ小, ふん、口ほどにもないのね ダメージ中, つっ! ダメージ中, いったぁ……やってくれるじゃない ダメージ中, やったわね……この借りはすぐに返すわよ ダメージ中, ふざけた真似して! ダメージ大, ぐぅ……っ ダメージ大, まだ……まだよ ダメージ大, こんな程度で……やられたりなんか、しないわよっ…… ダメージ大, 負けられない……負けたくない 破壊, うぁ……っ 破壊, これまでなの……っ 射程外, 何のつもりよ 射程外, しつっこいわよ! 攻撃, 手加減なんか期待しないでね 攻撃, 行くわよ! 攻撃, かかって来なさい! 攻撃, えやぁーっ! 攻撃, 吹き飛ばしてやるわ! 攻撃(対八乗院絢芽), 総隊長、行きます! 攻撃(対笠原佐知代), あっ、ふ、副隊長……その、お相手お願いします! 攻撃(対呉御ガロシャ), たとえ歴戦の勇士だろうと……このドリルで突破してみせる! 攻撃(対波賀戸今乃), 何発狙撃を受けようとも、突進をやめない! 攻撃(対目覚理恵), 何発殴られても止まったりしないわ! 攻撃(対福田弓子), 福田先輩、またぼんやりしてるのね? 攻撃(対福田弓子), 風穴開けますよ! 攻撃(対福田弓子), 今回も私の勝ちです。ええ、必ずそうですからね 攻撃(対紅田真紀), 紅田さん、勝負よ! 攻撃(対紅田真紀), っ、福田先輩のことは……貴方とは関係無いでしょう! 攻撃(対エンゼル=ティアリカ), 勝負よ、エンジェ! 攻撃(対エンゼル=ティアリカ), 地を這うモグラが天を舞う天使に届くことだってあるわ ドリル猛進, そこをどきなさい! ドリル猛進, 邪魔よ! ドリル猛進, ボヤボヤしてると弾き飛ばすわよ! ドリルクラッシャー, えい……やぁぁぁぁっ! ドリルクラッシャー, 全力……全開ぃぃぃぃぃっ! ドリルクラッシャー, 能力開放、ドリルよ回れ……回れ回れ回れ回れ回れ回れ回れ回れ! 平松仁美 ドリルアタック, ドリル ドリルアタック, ドリル突撃 ドリルショット, 実弾発射 Weapon\EFFECT_Drill01.bmp 32 Whiz.wav ドリルショット(命中), ドリル ドリル猛進(準備), ドリル ドリル猛進(攻撃), ドリル突撃 ドリル猛進(命中), 点打 Crash.wav ドリルクラッシャー(準備), オーラ上昇 黄;ドリル ドリルクラッシャー(攻撃), スーパータックル 黄 ドリルクラッシャー(命中), スーパータックル 黄;ドリル;ドリル;ドリル 指定アイコン パイロットアイコンはそれも私だ様のOSC_0000_0940.bmpを、ユニットアイコンはアージュ様のOSC_0002_0004U.bmpを指定させていただきます。
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【曲名】 握りしめたその手に 【アーティスト】 レ・ミィ×コトナ (CV こやまきみこ 伊藤静) 【歌詞】 http //www.kasi-time.com/item-8774.html 【作詞】 marf 【作曲】 鳴瀬シュウヘイ 【編曲】 【作品】 ゾイドジェネシス 【メディア】 TVアニメ 【テーマ】 ED主題歌3 【初出】 2006年 【備考】 TVサイズにもしっかりラップ部分を採用してくれている、ありがたい丸焼きソング。
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KPさんのシナリオが出来上がるまで透水の企画、『彩りはじめた季節』を 習作として製作する事になりました。(今回は一本道シナリオです) 2006年12月30日、完成いたしました。 DLはTOPからできます。 あらすじ 何もない日常をなんとなく過ごす主人公の前に突然現れた少女。一変する日常。 そんな日々に疲れ、元の平穏な日常を求める主人公。 しかし、元に戻ったと思われた日常は、平穏でも何でもないただの空虚だった。 登場人物 五十嵐 亮介(イガラシ リョウスケ) 20歳 活発な少年だったが、幼馴染の碧の死から心を閉ざすようになった。 一時は誰とも話すことはおろか、目を合わすことすらしなかったが 浩一のおかげもあり、現在では元通りとは言えないまでも元気を取り戻している。 唯一、浩一だけが本心から信頼できる友人。 大学へ入学してすぐ、両親が仕事の関係で海外へ転勤。 一家で住んでいたマンションにそのまま一人暮らし状態。 講義が終わった後浩一と遊びに行き、別れた先でナンパされて 困っている碧にそっくりな少女を見つけ、思わず助けに入る。 碧にそっくりな結花を放っておけず世話を焼くが、結花を 知れば知るほどに碧のことを強く思い出してしまう。 服装:フードトレーナー+ジーンズ(+ダウンジャケット) 体格:178cm 65kg 佐倉 結花(サクラ ユカ) 18歳 活発で明るくお節介焼き。かなり人懐っこく、ときどき甘えたがる(父親がいないため) 姉の碧に瓜二つ。 3歳の頃に両親が離婚、母の実家へ引き取られることになったので、亮介たちと面識がない。 碧と苗字が違うのは、離婚したときに母方の姓に変えたため。 父が病気で亡くなり、家の片付けを引き受けることになった。 そこで碧が事故に遭う直前に書き、出されることのなかった 結花宛ての手紙を見つけ、姉の代わりに亮介に会いに行く決心をする。 が、亮介がどこに住んでいるのかわからず、駅前で佇んでいたとき ナンパに遭い、偶然亮介が助けに入る。 亮介の名前を聞いて驚き、少し迷うが旅費もあまりなく、 亮介の人柄を知りたいと思い家出中ということにして亮介の家に 泊めてもらおうという大胆な行動に出る。 亮介の人柄や姉への気持ちなどを確かめるつもりで、素性は隠している。 服装:タートルネックorハイネックセーターカーディガン+チェックスカート 体格:159cm 47kg 葉山 碧(ハヤマ ミドリ)故16歳(亮介・浩一と同い年) 幼稚園からの亮介・浩一の幼馴染。 高校生の頃に事故で亡くなっている。 父に引き取られていた。 育った環境の違いか、大人しい性格で控えめなところがあるが、 明るく世話焼きで親しい間柄だけだが人懐っこいのは結花と同じ。 離れていたが、結花とはちょくちょく連絡をとっていて、亮介のことも よく話していた。 中学の頃から亮介と付き合っていたが、幼馴染のせいか恥ずかしがって お互いはっきりと好きだと言ったことはない。 そのことをずっと気にして、結花にもそのことは話していた。 遠藤 浩一 20歳 亮介・碧の幼馴染、閉じこもっていた頃から亮介が唯一心を開いている 存在。 見た目通り軽い振る舞いをしているが、実は情に厚く、友人思い。 奈緒と美緒という双子の妹がいて、病気といっていいほどのシスコン。 碧の死には浩一もショックを受けていたが、ひどく沈む亮介を見て、 助けてやりたいと思い立ち直る。 服装:ブレザージャケット+カーゴパンツ 体格:181cm 69kg 製作スタッフ 『彩りはじめた季節』 設定…………………透水 シナリオ ……………スミス サブシナリオ ……… K.P.、Rabi、SK、hacchi、562 原画 (浩一)…………GAT 原画 (結花)・イベント画…MAG 原画 (双子)…………SK 原画 (デューク) …… hacchi スクリプト……………562 音楽…………………YOU、Rabi 彩色…………………SK 背景…………………hacchi 作業進行状況 企画・シナリオ・ミキシング……透水 進行状況 %・近況-脱退 ・プロット作成 -済 ・街(ミキシング) -済 ・メインテーマ(ミキシング) -済 原画(ユカ)………………MAG 完成! ・立ち絵 100% ・イベント絵 5/6 ・イベント絵ラフ 6/6 スクリプト…………562 進行状況 100%・近況-完成 ・スクリプト作業 -終了 ・サークルまとめ作業-随時作業中 音楽………………YOU 進行状況 %・近況- ・キャンパス用の曲作成中 -現在の完成度は40%ぐらい ・部屋用の曲はあと少しで完成。(このまま使われるかは別として) 音楽………………RaBi 進行状況 ・街 -済 ・悲しい -済 ・回想 -済 ・メインテーマ -済 ・緊迫 -没 彩色………………SK 進行状況 完成! ・彩色(イベント) -6/6 ・立ち絵彩色 -済 ・ネクストアイコン製作 -済 ・HP素材作り -topのみ済 ・HPデザイン -済 ・セーブ画面デザイン中 -済 ・臨時まとめサイト作成-済 ・メッセージウインドウデザインラフ-済 ・メッセージウインドウデザイン-済 背景………………hacchi/はち ◆rXoM1hPf2E 進行状況100%・近況- 完成 ・イメージBG-作業 - 全うp済み。 ・立ち絵背景-全UP済み ・デュークつくってみたり(済) ・フローチャート作成・シナリオ整理(済) ・シナリオ日常部分お手伝い(済) ・タイトルデザイン-済 ・OP用素材-済 ・暫定用タイトル画面&ボタン-済 ・立ち絵背景ラフ-済 ・枯葉素材-済
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花や食べ物が大好きな管理人 最近はカメラを持って一人旅♪ メニュー トップページ メニュー 時系列 カテゴリ別
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まちぼうけ【登録タグ VOCALOID ま めたはあ 初音ミク 曲】 作詞:めたはあ 作曲:めたはあ 編曲:めたはあ 唄:初音ミク 歌詞 初めて出会った瞬間から 心奪われてた 何気ない仕草ひとつに 心トキメいてた 二人きりになると 途切れる会話 気持ちは空回り 好きだと言えない ※いつでも独り待ちぼうけ I'm waiting…for you 今日もまた独り待ちぼうけ I'm waiting…for you あなたの声が聴きたくて 電話を待っていた あなたに貰ったメールを 何度も読み返す 目と目が合うだけで 高鳴る鼓動 想いは空回り 気付いて欲しいの 「好きだよ」 ※refrain 勇気を出して告白できたらいいのにね 臆病な私いつまでも言えない…ゴメンね 「好きだよ」 ※refrain 恋に堕ちたら待ちぼうけ So I love you… 今日もまた独り待ちぼうけ I'm waiting…for you コメント 名前 コメント
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律「おりゃああ!」ドドドッ 唯「ハンドスプリング!ハンドスプリングだねりっちゃん!」 梓「なにやってんですか・・・」 澪「ふぅ・・・あいつら部室の掃除ほっぽりだして遊びやがって」 紬「まぁまぁまぁ」 梓「もう・・・あの唯先輩達に期待しないで掃除しちゃいましょうよ、練習する時間なくなっちゃいますし」 澪「そうだな・・・」 ガサゴソ 澪「ん?これは・・・?」 律「みおー?なんか見つけたのか?」 唯「お宝!?お宝なの澪ちゃん!?」 澪「いや、CDだ。昔の軽音楽部の残した物かな?」 律唯「なんだ、CDか。しょうもなー」 梓「あの人達の興味持つものって一体・・・」 紬「まぁまぁ」 澪「メタリカ・・・マスター、オブ・・・」 梓「ああ、メタリカですね!私知ってます!」 唯「めたりか?だれそれ?」 梓「アメリカのバンドですよ。ヘビーメタルバンドです」 律「ほぉ~、澪ちゅわんのだ~い好きなヘビメタか~」ニヤニヤ 澪「ひっ!うるさい!怖くないぞ!」 律「しねしねしねぇぇぇ!」クワッ 澪「ひぃぃぃ!!!むぎぃ!助けて!」ギュッ 紬「まぁまぁまぁ、私ヘビーメタルってあまり知らないんだけどメタリカって有名なの?」 梓「はい、ヘビーメタル界だけでなくロックの殿堂にも入っているバンドですよ」 唯「へ~」 ドア「ガチャ」 さわ子「オス」 律「メス」 さわ子「あら!そのCD!懐かしいわ~」 唯「これさわちゃんのCDなの?」 さわ子「そうよ~、部室にあったのね~」 梓「さわ子先生メタル好きですもんね!」 さわ子「そのアルバム、マスターオブパペッツはメタル史に残る名盤よ、聞いておいて損は無いわ。あたしもう紙ジャケットで買いなおしたしそれはあげるわ」 さわ子「それとあなたたち、今から時間あるわよね!?あるわよね!?」 唯「うん!すっごい暇!」 梓「掃除・・・」 さわ子「じゃあ今から埼玉に行くわよ!」ビシッ 律「なんで埼玉!?ていうか遠くないか?」 さわ子「今夜メタリカの来日公演があるのよ!チケットが余ってるから連れて行ってあげる!」 律「そんな急に・・・メタルには興味ないしなぁ・・・梓は掃除するよな・・・?」チラッ 梓「行きましょう!私メタリカのライブ一度見てみたいと思ってたんですよ!」 律「梓が真っ先に!?」 紬「やきそばあるの!?そこにやきそばはあるのですか!?」 さわ子「多分あるんじゃない・・・?ていうか埼玉なんだからせっかくだし東京でもんじゃ焼きでも食べましょう♪」 唯「もんじゃ焼き!?いく!いきたいです!」 律「食べ物で釣られた・・・なぁ澪はさすがに今から埼玉は行きたくないよなー?」 澪「Dear Mother Dear Father・・・パパママコワイコワイ」 律「ダメだ・・・アッチ行ってる」 さわ子「あ~もうこんな時間!もう学校出ないと間に合わないわ!」 律「いやいや・・・さわちゃん仕事は残ってないのか?吹奏楽部の面倒とか・・・」 さわ子「大丈夫よ!親が病気って事にして速く帰らせてもらう事にしたわ!」 律「ライブ行くのに親を病気にしたよこの教師・・・」 さわ子「さ~あいくわよ!家には連絡しといてあげたから大丈夫!」 律「初めから連れて行く気だったのか・・・また友達にキャンセル食らったんだな・・・さわちゃん・・・」 ・・・ さいたま!スーパーアリーナ! 唯「うわー!夏フェスほどじゃないけど人がいっぱいだね!」 さわ子「そうよ~。メタリカはライブ動員でも世界屈指なのよ。勉強になると思うわ」 紬「もんじゃ焼きは中で売ってるの!?」 律「いや、さすがにライブ会場では売ってないぞー」 梓「私グッズ買ってきます!」タッタッ 唯「あ、あずにゃんまって~」 律「おいおい勝手に・・・あれ?澪は?」 澪「サンドマンが私を夢の世界に・・・」 律「うわ現実逃避が始まった!てかいつまでそうやってんだ澪!」 澪「!?あ、ああ、ははは、大丈夫だよ勉強しに着たんだよなそうだよ。私は客だ!客だから何されても大丈夫!責任者をよべ!」 律「変な方に目覚めたよ・・・」 梓「うわー!すごいなぁ。お小遣い貰いたてでよかった」 唯「ねえねえあずにゃん。聞きたいことがあるんだけど」 梓「はい!なんでしょう?!(もしやメタリカについて知りたくなったとか?)」 唯「なんでみんな黒いTシャツを着てるの?」 梓「(あ~・・・こんな人だった・・・)それはメタラーだからですよ」 唯「ヘビメタ好きだからメタラー?メタラーは黒いTシャツなの?」 梓「そうです。メタラーにとって黒ティーは正装なのです」キリッ 唯「へ~、よく分からないけどなんかおもしろいね~」 梓「私はリストバンドとTシャツを・・・唯先輩は何か買いますか?」 唯「うーん。リストバンドは使えそうだし買おうかなーっと・・・ん?」 梓「これは・・・メタリカ学習帳?なんで学習帳がライブ会場で・・・」 唯「ぷ・・・あっはっはっは!メタリカ学習帳だって!おもしろーい!!」 梓「ツボに入った!?」 唯「メタリカ学習帳って!面白いよね!?ぷっ・・・」 梓「いや・・・あんまり、ていうか意味が・・・」 唯「だから~、メタリカ学習帳とジャポニカ学習帳をー」 梓「もういいですから列に並びましょう」 唯「あずにゃん冷たい~」 さわ子「あ、いたいた。あなたたち!もうライブ始まるわよ!」 梓「え、でもグッズがまだ」 さわ子「グッズは後でも買えるから!さあいくわよ!」 ・・・ さわ子「まだかしら」ソワソワ 律「はぁ・・・まぁ不本意ながら来ちゃったし、ライブ楽しまないとな」 唯「なんかライブ始まる前ってドキドキするよね~」 律「あ~わかるわかる。なんか独特の高揚感あるよなー」 梓「ですよね。私もこんな所でライブしてみたいです!」 律「お、いうね~」 紬「はふはふ」モグモグ 律「むむむむむぎ!?おいおいおい!?何食ってるんだ!?」 梓「むぎ先輩・・・え・・・それって・・・その容器に入った半液体状のものって・・・」 紬「もんじゃ焼き売ってたの~みんなも食べましょ~」ニコニコ 律「え、ああ!も、もんじゃ焼きね・・・あは、あはは、わたしはてっきりゲr」 梓「律先輩!!」 律「!あ、ああわりーわりー、言うとこだった梓サンキュー」 梓「いえ、お互い様です(容器に入ったもんじゃ焼きってアレにしか見えないよね・・・)」 チャーチャー♪ さわ子「きた!このテーマソングは!あなたたち始まるわよ!ムギちゃんもゲロ食ってないで立って!」 紬「え?」 律梓「言っちゃった・・・さわちゃんのアホ・・・」 チャーチャー♪ ウオオオオオオオオ!! 唯「うわー凄い歓声!しかも男の人ばっかりだから夏フェスよりドスの利いた歓声だね」 紬「私って・・・何たべてたんだっけ・・・?」 律「ムギ!今はライブに集中しろ!ほら出てきたぞムギー!」 ウオオオオオオ!!メタリカー! さわ子「うおおおおおおお!!!」 律「さわちゃんはライブ終わるまで帰って来なさそうだな・・・」 澪「あ、普通のおじさん達だ・・・怖い人じゃなくてよかった・・・」ホッ デデデデデッデーン!デデデデデッデデーン! 唯「うわっ、すごい速い!カッコいいかも!」 梓「メタリカはメタルの中でもスラッシュメタルっていう速い音楽の第一人者なんですよ!」 律「ドラムはえ~!これすげぇかも!けど叩くの疲れそうだなー!」 澪「ベースの人もめちゃくちゃ上手いよ!よく指弾きであんな速く弾けるなー!」 紬「キーボードも!・・・・・・キーボードいない・・・」ショボーン 唯梓律澪「いい感じだなこのバンド!」 紬「なんだろう・・・この寂しさ・・・」 律「お、テンポ変わった」 「カモンTOKYO!」 ダーイ!ダーイ!ダーイ!ダーイ! 律「うわ!なんなんだこれ!?」 さわ子「ダーイ!ダーイ!」 唯「さわちゃんも?なにこれ?だいだい?」 梓「Dieのダイじゃないですか?つまり死ね死ねコール・・・?」 律「この人数で死ね死ねコール・・・」 澪「」 律「やっぱり気絶しとる」 唯梓「ダーイ!ダーイ!」 律「感染した!?」 紬「ダーイ!ダーイ!ダーイ!」 律「ムギまで!?いつものムギじゃない!!天使は死ねなんて言わない!これは何かの間違いダーイ!ダーイ!」 澪「ふー、さすがに速く帰ってきたぞ。みんなー、ノリノリでいこうz!」 唯梓律紬さわ子「ダーイ!ダーイ!!!ダーイ!!!!!」 澪「」チーン ・・・ みおちゃーん おーいみお~ 澪先輩 澪「?」 律「あ、目覚めた。」 澪「ここは・・・?」 紬「帰りの車内よ~」ツヤツヤ 梓「ライブ楽しかったですね~!」テカテカ 唯「もんじゃ焼き食べれなかったけどお寿司もラーメンもおいしかったね~!」ホクホク 紬「もんじゃ焼きの話はしないで!!」ヴヴヴ! 唯「ごっごめん!」ビクッ 澪「ライブ・・・終わったの?お寿司・・・?ラーメン・・・?」 律「お前ずっと気絶してたじゃん。お寿司もラーメンの時もすごい起こしたけど起きなかったんだぞ・・・って・・・」 澪「りぃ~つぅ~!なんで起こしてくれなかった!」ポカッ 律「あ痛!たった今起こしたって言ったじゃんかよ~!」 澪「うるさい!」ポカポカ 律「いたいってば!ほらこれみろ!澪の為に寿司包んでもらったんだぞ。どうせグズると思ってな」 澪「うわー!江戸前寿司だ!」モグモグ 律「いただきますくらい言え。てかお礼も無しかよ・・・まぁいいけどさ・・・ったく米粒ついてるぞ」 後日 唯「ねえねえラーズ」 律「は?ラーズってなに?あたしのこと?」 梓「なんでラーズなんですか?」 唯「だってね、律っちゃんってドラムだし」 律「あ~、そういう事ね。」 梓「・・・ぷっ・・・」 律「どうした梓?」 梓「いえ・・・なんでもないです・・・ぷぷっ・・・(笑うな私・・・でも堪え切れない)」 律「なんだよ梓、気になるから言えよー」 梓「いえ・・・これだけは言えないです・・・言ったら律先輩に殺されます」 律「ほーう梓~。どんな悪口を思いついたのかな~?」 唯「なになに?ねえあずにゃん私に教えてよ~」 梓「いえ、ダメです!言えないです!」 唯「お願いあずにゃん~、私の分のケーキあげるから~!」 梓「言えません!これは絶対言えないです!ドラムな所もチビでデコから禿げ上がってる所も同じだなお前!なんて言ったら律先輩に・・・あ・・・」 律「」 唯「あ、あずにゃん・・・」 梓「あ、あははは!冗談ですよ。そんな事これっぽっちも思ってなんて-」 律「ぬぁ~かぁ~のぉ~!!!」グリグリ 梓「ひぃっ!ゴメンナサイゴメンナサイ!」 唯「あずにゃん・・・無茶しやがって・・・」ピシッ 2
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ボーイズラブコミック作品リスト 前ページ次ページ阿久津柑子 『[BOYS JAM!]着せ替えコニシ君』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/12/12発売“制服着せ替え・メイキン・ラブ!”――いきおいこんで入社したこの会社で、コニシ君のお仕事はといえば……着せ替え人形!? 『[BOYS JAM!]君の心に触りたい!』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/08/08発売“ねえ、どうしてそんなにかたくななの?”――そのくせどうして、さびしそうなの? 裸の君を撫でさせて……!! 『[BOYS JAM!]スワンのウィンク(^_-)-☆』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/06/13発売“生意気だけど、小さくてかわいくて、俺がいないと全然ダメで…☆”――ガンコでワガママ、でも可愛い。そんな「親友」の弱みをにぎってしまった俺は……!? 『[BOYS JAM!]ヨロコビノウタ』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/05/09発売“ボクらの秘密 in タキシード”――幼馴染と一緒に始めたピアノ。白と黒の鍵盤みたいに、キミとボクとは分けられた。天才と、凡人。最初はほんの、嫌がらせのつもりだったのに――。 『[BOYS JAM!]夢みる少年』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/04/11発売“ムリヤリから始まるラブ・コンプレックス☆”――少女漫画のような恋愛に憧れていたのに、僕は男だから、大好きな王子様をムリヤリ犯してしまったのでした。 『[BOYS JAM!]楽しいおケイコ』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/03/14発売“習字の先生×生徒、手取り足取りラブ・レッスン!”――なかなか上手にならないお習字を、いつまでも続けているわけは、もちろん……!? ドキドキの朱墨添削ラブ! 『[BOYS JAM!]愛の掟』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/02/08発売“カレシはエッチに研究熱心。熱心すぎて……ぶっちゃけヨすぎで大問題!?”――究極のエッチプロジェクト始動!? Vol.1に登場したカップルがおくる、ちょいマニアックなHレッスン読み切り! 『[BOYS JAM!]岐路忘羊』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/12/14発売“ずっとむかしの思い出が、ときどき胸をチリチリさせるのは、今の気持ちが疼くから……!?”――高校3年生の寿と羊太。幼なじみ同士の初恋の行方を描く、セツナ系読み切り! 『[BOYS JAM!]ランチタイムストーリー』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/11/09発売“阿久津風味のラブ・デリバリ御賞味ください!”――君の作るおいしいランチで反応するのはおなか。でも、笑顔に反応してしまうのは、もすこしずれたアソコやココで――!? 『[BOYS JAM!]正しい恋の歌い方』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/10/12発売“基本をスキップして、いきなりエッチから始めたぼくらの恋の歌は…!?”――阿久津柑子が奏でる、メガネ先生×ヤンチャな生徒の順番違いの恋の読み切り! 前ページ次ページ阿久津柑子 ▲このページのTOPへ eBoysLove アズノベルズ BOYS JAM! Dear+
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ボーイズラブコミック作品リスト 前ページ次ページ阿久津柑子 『[BOYS JAM!]着せ替えコニシ君』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/12/12発売“制服着せ替え・メイキン・ラブ!”――いきおいこんで入社したこの会社で、コニシ君のお仕事はといえば……着せ替え人形!? 『[BOYS JAM!]君の心に触りたい!』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/08/08発売“ねえ、どうしてそんなにかたくななの?”――そのくせどうして、さびしそうなの? 裸の君を撫でさせて……!! 『[BOYS JAM!]スワンのウィンク(^_-)-☆』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/06/13発売“生意気だけど、小さくてかわいくて、俺がいないと全然ダメで…☆”――ガンコでワガママ、でも可愛い。そんな「親友」の弱みをにぎってしまった俺は……!? 『[BOYS JAM!]ヨロコビノウタ』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/05/09発売“ボクらの秘密 in タキシード”――幼馴染と一緒に始めたピアノ。白と黒の鍵盤みたいに、キミとボクとは分けられた。天才と、凡人。最初はほんの、嫌がらせのつもりだったのに――。 『[BOYS JAM!]夢みる少年』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/04/11発売“ムリヤリから始まるラブ・コンプレックス☆”――少女漫画のような恋愛に憧れていたのに、僕は男だから、大好きな王子様をムリヤリ犯してしまったのでした。 『[BOYS JAM!]楽しいおケイコ』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/03/14発売“習字の先生×生徒、手取り足取りラブ・レッスン!”――なかなか上手にならないお習字を、いつまでも続けているわけは、もちろん……!? ドキドキの朱墨添削ラブ! 『[BOYS JAM!]愛の掟』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2008/02/08発売“カレシはエッチに研究熱心。熱心すぎて……ぶっちゃけヨすぎで大問題!?”――究極のエッチプロジェクト始動!? Vol.1に登場したカップルがおくる、ちょいマニアックなHレッスン読み切り! 『[BOYS JAM!]岐路忘羊』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/12/14発売“ずっとむかしの思い出が、ときどき胸をチリチリさせるのは、今の気持ちが疼くから……!?”――高校3年生の寿と羊太。幼なじみ同士の初恋の行方を描く、セツナ系読み切り! 『[BOYS JAM!]ランチタイムストーリー』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/11/09発売“阿久津風味のラブ・デリバリ御賞味ください!”――君の作るおいしいランチで反応するのはおなか。でも、笑顔に反応してしまうのは、もすこしずれたアソコやココで――!? 『[BOYS JAM!]正しい恋の歌い方』 阿久津柑子 販売巻数:1 阿久津柑子 2007/10/12発売“基本をスキップして、いきなりエッチから始めたぼくらの恋の歌は…!?”――阿久津柑子が奏でる、メガネ先生×ヤンチャな生徒の順番違いの恋の読み切り! 前ページ次ページ阿久津柑子 ▲このページのTOPへ eBoysLove アズノベルズ BOYS JAM! Dear+