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741 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 16 49 ID ??? カオスフレアスレに出没する獣の奏者にやたら拘る奴は、 うちのサークルのちょっと困ったお嬢さんなんじゃないかと思えてきた。と書いたら俺が特定されるだろうか。 ロール回しもGMとしても気立ても申し分ないけれど、 児童文学ネタや任天堂ネタに拘りすぎるきらいがある 742 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 25 05 ID ??? 741 kswk 743 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 26 40 ID ??? 報告を頼む フェイクを忘れるな 744 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 35 27 ID ??? 御坂さんVSピカチュウについてサークルで討論した時には涙目になりながら ピカチュウは可愛いから御坂さんは攻撃できなくて引き分けなの!消し炭とか黒焦げとか言わないで!って反論してた。 獣の奏者についてはあんまり拘るんで、頭にきたサークル員の一人が 「キムチ臭い名前のキャラばっかだからCFセッションでネタにするな、カラオケでOP歌うな」的なキツいことを言えば 意固地になってGMを任された次のセッションは児童文学ネタや昔懐かしいコロコロネタで固める。 ちゃんとGM回せるし、川上稔や嶽本野ばら以外のラノベをもっと読むようになれば誰も文句は言わないのに。 ※注:獣の奏者のモチーフはモンゴル~中東の北のほうでFAらしい 745 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 46 58 ID ??? ラノベをあまり読まないというか、親御さんの持っている星界や皇国の守護者とかが好きで、 最近のラノベは好きじゃないとか川上や沖方以外つまんないとか何とか。その割に日野理恵信者。 うっかり地雷を踏んでしまわなければちゃんと正確にGMしてくれるし、PLとしても周りに気を遣ってくれる。 趣味に拘りすぎて摩擦が多すぎる困ってとこかね。 ……うちのサークルはそれ以上にこのスレのMKPになった人がいるんで相対的に霞んでしまうが。 746 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 01 47 23 ID ??? その討論どうでもよくないかw サンダースとピカチュウどっちが強いか議論するならわかるがw 748 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 02 40 59 ID ??? 744 そんな討論してる時点で同類が集まってるようにしか見えない GMできるだけいいじゃないか リランかわいいよリラン 749 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 02 52 11 ID ??? つかなんで御坂さんVSピカチュウなんて変な討論が始まったんだよw わざわざ触らなければそれでいいんじゃないのか?と思ってしまうんだが……まぁどこらへんを拘ってるのかわかんないからなー (そもそも獣の奏者読んだこと無いし、上稔や嶽本野ばらとやらの作品は知らん) ぶっちゃけある程度まともなシナリオでちゃんとしたマスタリングしてくれるならそれだけで十分じゃないかと思ってしまう俺がいる 751 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 06 18 06 ID ??? その彼女がここを見ていたら“沖方”と書いてある時点で討論が発生するわw 人間誰しも熱くなるポイントはあるから 御坂VSピカチュウとかで討論ふっかけて相手を刺激する方が困ったちゃんだと思うが 752 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 06 22 13 ID ??? 男女にかぎらず他人にとってはどうでもいい話に異常にこだわるやつはいるな 753 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 06 26 14 ID ??? 誰にとっても重要な話、なんてものは存在しない 754 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 06 36 56 ID ??? 753 いやこの場合、他人にとっても重要だと勘違いして話してることが痛いわけで わかってくださいよ 759 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 07 06 48 ID ??? 過剰に拘るのも困ると思うが、それに対する返しも小学生レベルだな サークル自体が香ばしい 760 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 07 21 03 ID ??? うちのサークルにはMKPになった人がいるとかどこか誇らしげな様子だしな サークル全体が困ったちゃんの巣窟って事でいいだろう 765 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 11 13 33 ID ??? この報告者、詳しく話せば自分でMKP狙えるんじゃないか もうちょっと詳しく話してみるんだw ・人の嫌がる話題を率先して行う ・人の好きな作品についてレッテル貼りをするのを容認 ・カラオケで歌いたい曲を歌わせないなど集団でイジメに近い行動 ・GMのシナリオネタに文句をつける ・相手の趣味を理解しようとはしないが、ラノベが理解されないと嘆く 満貫くらいはいってる気がする 766 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 11 20 13 ID ??? 765 「昔このスレでMKPになった人」が報告者じゃない、なんて誰も言ってないぜ 767 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 12 38 06 ID ??? ポケモンや児童文学をディスりながら 超電磁砲のOPを歌う報告者の姿を幻視した いてぇ… 768 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 17 36 40 ID ??? 児童文学ネタや昔懐かしいコロコロネタで固めてしっかりGMやれるなんて うちに欲しい人材なんだが。 外部参加者がいるからアニソンは様子を見てから、ならわかるが カラオケ行って雫すら歌わせてもらえないサークルってコワイ。 769 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 18 21 35 ID ??? 個人を報告したつもりで異常なサークルの実態が垣間見えるのも定番 770 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/30(金) 21 17 59 ID ??? 川上稔や嶽本野ばら以外のラノベをもっと読むようになれば誰も文句は言わないのに 人の趣味にけちをつけた挙句、もっとラノベ読めといわれるとかテンプレすぎるw やたらエロゲ勧めるMKPがいた気がするが、そこのサークルか? 771 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 11 12 40 ID ??? 読者がどう思おうが勝手だが、嶽本野ばら本人は自分がラノベを書いてるとは思ってないと思うがw 772 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 11 39 34 ID ??? そこらへんは報告者の見識がおかしいだけじゃないか 児童文学なんかやめてもっとラノベを読めとか言ってる時点でお察し 773 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 11 48 05 ID ??? TRPGって何読んでもシナリオ作りの足しになるから、読まなくていいものなんてないよな 774 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 12 02 30 ID ??? 逆に、何を読んでなくても きちんとGMしてる限りはシナリオにけちつけられる筋合いはないな 775 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 12 23 17 ID ??? 773 逆に読まなきゃいかんものも少ないけどな。 ルールブックとサプリとエラッタとPLの表情と空気と時間配分とPLの行動と…… 776 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 12 41 06 ID ??? 775 ルールブック=それ俺だし サプリ=使いません、あと持ってくるな エラッタ=知らないものは適用しません、あと持って来るな PLの表情=顔なんて見ません 空気=俺が空気を作ってるんだよ 時間配分=終わるまで付き合え PLの行動=シナリオに沿って動けよ? 777 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 13 37 36 ID ??? ジャイアンリサイタルですね。分かります。 778 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 14 15 58 ID ??? 俺の丹誠こめたお料理(=シナリオ)でおもてなしすんぜ もあるからジャイアンディナーショーだな 779 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 15 26 28 ID ??? 775 原作物は原作読んでないとキツいぞ 784 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 23 32 26 ID ??? げ、何で俺が悪者扱いなの? 俺はMKPになるようなことはせずに普通に遊んでGMしてるだけだよ。 浜崎あゆみはKOTOKOのパクりとか(時期考えろ)志方あきこは葉加瀬太郎と組んで紅白に出るべきだとか 素で言っちゃうような子だし、例の女の子はどう考えたって困だろ。 MTメインのCFセッション中、卓にアイマス至上主義者がいるにも関わらず ゼノグラは早くスパロボ参戦すべきとかしれっと言っちゃうんだぞ? ちなみに彼女はエロゲはやっているようだが、クロイズの話をするときに 目を輝かせるのはやめていただきたいとサークルの野郎衆全員が思っている。 (誠氏ねの中の人の大ファンらしい) 785 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 23 34 43 ID ??? つまり、お前の普通が困なんだよ多分。 この悪者め。 786 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/07/31(土) 23 48 36 ID ??? 軽度の困がいがみ合いながらも程ほどに仲良くやってる平和な光景って感じ お外には出てくんな 787 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 00 40 18 ID ??? >クロイズの話のときに目を輝かせる どうみても腐っています本当にありがとうございましたってかうちによこせ 788 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 02 19 56 ID ??? 784 なりすましじゃないなら、お前は本当に困の素質十分だな 789 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 03 32 51 ID ??? 784 アイマス至上主義者にゼノグラの話をするのはNGで 獣の奏者ファンをキムチ臭いと罵るのはOKなのか、変わったサークルだなw どう好意的に解釈しても同族嫌悪がいいところだ 彼女はともかくお前はまちがいなく困ったちゃんだから外には出てくるなよ 790 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 03 51 35 ID ??? TRPGやってる女には大抵ろくなのはいないが 784は確実にそれ以下の困だな 791 名前:NPCさん[] 投稿日:2010/08/01(日) 04 31 04 ID MQcWfhbY 男女双方、同程度に困の場合、過失割合は野郎の方が高いんですね。わかりません!>< 792 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 05 07 28 ID ??? 同程度ではない、明らかに男の方が困 女の方は腹いせに2chに晒したりはしてないからなw 793 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 06 35 08 ID ??? 791 同程度の場合、得意げに晒してるほうが叩かれるに決まってるだろjk 女のほうも困ぎみなのはもちろんわかるが カラオケ歌わせない・キムチ臭いなどいじめの分罪が重くなってる 794 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 08 58 46 ID ??? ラノベをあまり読まないというか、親御さんの持っている星界や皇国の守護者とかが好きで、 うちにくれ。 795 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 09 36 15 ID ??? 793 報告者側にも困要素があるのに、一方的に報告するのって ここではめっちゃ叩かれるパターンだからなー スレ257
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どんちゃん検定(非公式ファン二次創作) どんちゃん検定とは? ファンによって作られた二次創作物で、どんちゃんに関することをクイズ形式にしたもの。 5級〜1級までの検定がある。 ちなみに元ネタは2023年8月13日の日9にて どんちゃんが 「あ、ちなみに1980円以下で答えたやつ全員帰れ。失せろ。お前らは不合格だ。どんちゃん検定3級不合格。」 と言った事。 範囲はどんちゃんに関する基本的な事や 「いやこんなん分かるかよ……」と思うような 超マニアックな問題まで幅広い問題が出る。 どんちゃん検定一覧 どんちゃん検定1級 難易度……古参、隅から隅までどんちゃんを調べ尽くした猛者向け。 どんちゃん検定2級 難易度……古参の方、特定厨向け。昔からどんちゃんのTwitterをいっぱい見てれば分かるかも? (ここら辺から満点を取るのがかなりきつくなってくる) どんちゃん検定3級 難易度……結構難しめ。普段からどんちゃんのTwitterをいっぱい見てれば合格出来るかも?(結構難しい) どんちゃん検定4級 難易度……雑談配信の内容が5級よりも多め。 もちろん5級よりは難しい……でもまだ舞える!!! どんちゃん検定5級 難易度……割と有名な事。易しめ (どんちゃんねるの基本情報が多め) 【注意!!】(受験前に必ず読んでね) どんちゃん検定の問題はほぼ全てがどんさんが雑談中に発言したこと、Twitterアカウントでのツイート、リプでの発言から「調べられる」範囲の中でのことを問題にしています 検定なので、試験中は問題についての検索などは カンニングになってしまうのでお控えください……🙇 (公正公平な環境作りを!) ※このどんちゃん検定はファン二次創作物です
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前へ その日の夜、さっそく千聖から電話があった。 「明後日、レッスンが終わってからはどうかしら。次の日はCDイベントの打ち合わせがあるから、私の家から一緒に行けるわ。」 家族みんなが集まっているみたいで、電話の向こう側からテレビの音が聞こえてくる。大きい声で何か言い合ってるのは、弟くんとあっすーかな? やっぱり千聖の家って面白そう。すごくわくわくしてきた。 「あぁっ!ちょっと、ダメよ!そのイチゴはお姉ちゃんが食べるの。ダメだったら!返してちょうだい」 私と電話しながら、千聖もちょっかいを出されたらしい。デザートに、大好きなショートケーキでも食べてたのかな。 お嬢様言葉のまま、バタバタと走り回る音が聞こえる。 「ああ・・・ごめんなさい、愛理?」 「ケッケッケ、にぎやかだねー。じゃあ明後日にお邪魔するね。」 「ええ、それじゃ・・・あ、ちょっと待って。母が、愛理のお母様とお話ししたいって。」 「ほーい。」 私はリビングにいたお母さんにケータイを持って行った。あらあらとかまあまあとか言いながら、お母さんは受話器の向こうの千聖のママにぺこぺことお辞儀して何やら話し始めた。 私が千聖の家に泊まりに行くと言った時は、何だかすごく驚かれてしまった。そんなに仲がいい印象がなかったらしい。 確かに、インドアな私とアウトドアな千聖では遊びが合わないと思われるのは仕方がない。実際、前は私たち自身もお互いそう決め付けていたところはあったと思う。 心が通い合うようになったのは、千聖が頭打ってお嬢様になる少し前ぐらいだった。 千聖は私の考えてることが難しすぎて、わかりあえないと思って怖かったといい、私も千聖のものすごくストレートな性格にとまどっていたことを打ち明けあった。 でも実際、千聖は私が思っていたほど単純な性格じゃなかったし、私は千聖が思ってるほど難しい人間でもなかった。 それを認め合うことができて、昔よりずっといい関係になれそうだった。 階段から落ちたのはその矢先の出来事だった。私は平静を装っていたけれど、せっかく距離の縮まった千聖がまた別人になってしまったことを恐れた。 まあ、でもそれは杞憂というもので、お嬢様になった千聖とも、こうして打ち解けることができている。 キャラが変わっても、千聖は私の大好きな千聖に変わりはないのだ。 「・・・はい、はい。ええ、じゃあ愛理をお願いしますね。千聖ちゃんにもどうぞよろしく。」 大人たちのお話ももう終わったみたいで、お母さんは「何か手土産を考えないとね」なんて言いながら携帯を返してくれた。 「何かドキドキするよ~千聖んちってどんなんだろう~ケッケッケ」 「お母さんもドキドキ~ケッケッケ」 親子でクネクネする私たちを、男性陣が白い目で見ていたのはご愛嬌。 その日から2日、私は遠足の前日の小学生みたいに、興奮して眠れない日々を過ごした。 何を話そうかな、何て想像しただけで胸がドキドキする。たった一泊させてもらうだけなのに、私はものすごく浮き足立っていた。 そして、お泊り当日。 「愛理、それじゃ千聖ちゃんに迷惑かけないようにね。お土産持った?着替えは?」 「大丈夫だよぅ」 いつもよりだいぶ大荷物の私は、若干よろよろしながら、いつものレッスンスタジオの前でお母さんの車を降りた。 「おはよ、愛理。どうしたのー?荷物多くない?」 入り口でポンと肩を叩かれて、振り向くとえりかちゃんがいた。買い物でもしてから来たのか、たくさんショップバッグを抱えている。 「えりかちゃんこそ、バッグいっぱい。」 「なんかね、買い物してたら似合いそうな服があったからつい買ってきちゃった。・・・千聖に。」 そう言って軽くバッグを撫でるえりかちゃんは妙に優しい顔をしていて、私はどこか釈然としない気持ちになる。 「ふーん・・・そっか」 私の流し目に何かを察知したのか、えりかちゃんは「なっ何その顔は!」と言いながら、ドエームと戦うときみたいなポーズを取った。 「千聖といえば、今日ねえ、私千聖の家に泊まりに行くんだ。」 「へー・・・ってええ!そうなの?な、なぜ?」 なぜ?って。えりかちゃんはお母さんと同じ反応をした。そんなに珍しいことかな? 「だって私たち仲良しだもん。今日はいーっぱいいろんな話するんだーケッケッケ。」 「それは・・・お手柔らかにお願いします。」 今日のえりかちゃんは察しがいい。いろんな話、の中に、自分のことも含まれてるのはわかってくれたらしい。 「そうだ。・・・一個だけ聞かせて。えりかちゃんは、千聖を好き?」 「好きだよ。大好き」 「うん、そか、わかった。ありがとうね。」 えりかちゃんは私の問いかけに、迷いのない目で間髪いれずに答えてくれたから、私はとりあえずこの話を切り上げることにした。あとはラジオの時にでも。 「えり愛理おはよー!」 「おはようございますー」 後ろからご機嫌な舞美ちゃんと千聖の声が追いかけてくる。私たちは歩くのを止めて、犬の兄弟みたいにジャレあう2人を待った。 「うわあウケるー!愛理、家出?とかいってw」 千聖とお泊りまであと数時間。舞美ちゃんにまで大荷物を突っ込まれながら、私の胸のドキドキは高まっていった。 次へ TOP
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前へ 千聖ちゃんの横顔は、すごく綺麗。 身長なんか私より小さいぐらいなのに、キリッと整っていて、まるで女の子の神様のようだ。 「遥、キャンディはいかが?舞におすすめのものを教えてもらって、昨日コンビニエンスストアで買ったのよ。 梅干のお味が濃くて、とても美味しいの」 「うん、ちょうだい!」 このとおり、中身は子供みたいに無邪気で、そのギャップが可愛すぎるんだけど。 手のひらに乗せてもらった飴玉を口に入れようとしたら、いきなり後ろからニュッと手が伸びてきた。 「飴玉もらってなぜイケナイ~♪」 「あっお前ふざけんなよ!」 せっかく千聖ちゃんからもらったのを、強奪しやがったのは、コイツ、まさき。 「返せよ、マジで!はるのだよ、それは」 「もう口にいれちゃいましたー」 このっ・・・なんなんだよ、いっつもこのパターン! 「もう、喧嘩をしないの、二人とも。遥にはもう1つ差し上げるわ。ウフフ、そんなに怒っては、可愛らしいお顔が台無しになってしまうでしょう?」 千聖ちゃんがそう言うからギリ許してやるけど・・・てか、そもそもこいつなんで・・・ 今、私とマサキ、それから千聖ちゃんは、千聖ちゃんちの超デッカイ車に乗っている。助手席には、千聖ちゃん担当(なにそれすごい)のメイドさん。 なぜそんなことになっているのかというと・・・話は数日前に遡る。 ***** 「あっついなー、海行きたいなー」 夏休み直前のある日、登校中の千聖ちゃんを捕まえて、そんな話をしていたところ、その日の放課後、千聖ちゃんが初等部の校門に現れた。 人気者の千聖ちゃんの登場に、周りの初等部の子達がざわついてる。 今までだったら、うっせーな大げさなんだよと素通りしてるとこだけど、千聖ちゃんなら話は別。心が躍る。 あのスゲー目つきのハギなんとかが一緒だったらどうしようかと思ったけど、一人でいるみたい。あいつ・・・いや、あの人、睨んで来るんだもんな。みずきちゃんが、年上は敬えって言うから我慢してやってるけど・・・ま、今はいないんだしいいか。 「千聖ちゃん」 「まあ、遥、よかったわ。お会いできて」 にっこり笑ってくれるだけで、すっごい幸せな気持ちになる。 年上の人に言うのはなんだけど、めちゃくちゃ可愛い。ほんと、この人天使なんじゃないだろうか。 「いや、友達と取っ組み合いしてた!・・・え、って、はるのこと待っててくれたの?なんで?」 声が裏返る。人気者の千聖ちゃんだから、私なんてそうそう相手にしてくれないと思ってたのに。 過剰な期待は禁物。そうわかっていても、茶色い澄んだ目に見つめられると、頭が真っ白になってしまう。 好きな人に見てもらえるって、こんなに動揺しちゃうもんなんだ。千聖ちゃんに出会ってから、私はいろいろな感情を次々に覚えている。 「遥をね、お誘いしたくて」 千聖ちゃんは、猫のように目を細めて、私を手招きした。 「さそっ・・な、なに?」 「今朝、言っていたでしょう?遥、海に行きたいって。 先ほど執事長に確認したら、今は家族も違うところに滞在しているようだし」 話の飲み込めない私がぼんやりと顔を見つめていると、千聖ちゃんがウフフと笑ってこう続けた。 「週末、私の海辺の別荘へいらっしゃい、遥」 ***** そんなわけで、私は今、別荘へ連れて行ってもらっている最中というわけ。 お母さん、気絶しそうになってたな。千聖ちゃんちにお世話になるって言ったら。 電話越しなのに、土下座しそうな勢いでお父さんと一緒にペコペコしながら、千聖ちゃんのお母さんと話してた。 学校でしか会ったことないからわからなかったけど、私が考えている以上に、千聖ちゃんはすごい人んちの子だったみたい。 昨日も夜遅くまで、お母さんに監視されながら、マナーの本をギッチギチに読まされた。それで、さすがの私もそれなりの緊張感を持って、車に乗せてもらったんだけど・・・そのドキドキは、コイツによって砕かれてしまったのだ。 「つーか、なんでマサキがいるんだよっ」 「えっへん。ちさとーとまーちゃんは一心同体です。自己責任です」 「ウフフ、まーちゃん、今朝遊びに来てくれたのよね」 「5時起きでーす」 「はぁ?非常識すぎだろ、そんな時間に!千聖ちゃんに迷惑かけんなよっ」 「いいのよ、遥。せっかくの休日ですもの、お誘いしたら、まーちゃんも別荘へ行けることになったのよ。 遥ともお友達だというし、親睦の機会になったら嬉しいわ」 ――くっそー、こいつ、また邪魔してきやがったな。 前だって、千聖ちゃんの写真くれるって言ったのに、なぜか自分の写真送りつけてくるし。 こいつも千聖ちゃんのこと好きなのかな。こんなポクポクしてるくせに、実はすっげえ計算高くて、千聖ちゃんに近づく奴に妨害行動してるのかも。 「いえーい、まーちゃんが目立ってなぜイケナイ!」 「きゃんっ」 「あっテメー千聖ちゃんの頭ドラムにすんなよ!マジふざけんな」 「・・・みなさん!車内では!お静かに!!!」 メイドさんの雷が落ちて、マサキが子犬みたいにさーっと体を丸めて隠れやがった。 くっそー、せっかくの1泊旅行・・・本当に楽しい思い出になるんだろうか。 お年玉とおこづかいを崩して買ったばっかりのデジカメをいじくりながら、私は小さくため息をついた。 次へ TOP
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前へ 「ゲキハロが終わったら、千聖と2人で旅行に行って来るから。」 それは、ゲキハロのお稽古真っ最中のことだった。 レッスン終了後、着替え中にえりかちゃんが私に告げた言葉。 「は・・・」 突然の報告に、とっさに言葉が出なかった。 「何・・・で」 やっとしぼり出した声は、私らしくもない弱弱しいもので、ちょっと情けない気持ちになる。 「何でって、これのお礼にね。」 そう言ってえりかちゃんが指で弄んだのは、キュートのメンバー全員でえりかちゃんの誕生日に贈った、ハートのネックレスだった。 「だ・・・だってそれは、舞たち全員からっ」 「うん、もちろんわかってるよ。ウチが千聖にお礼したいのは、ウチと一緒にみんなへのお返しプレゼントを考えてくれたこと。」 えりかちゃんの話は続く。 「ま、旅行って言っても、横浜だけどね。観光して、中華街でご飯食べて、ちょっといいホテルに泊まる。」 「ま、待って。ホテ、ホ、ホテルじゃなくていいじゃん!えりかちゃんちでいいじゃん!」 「えー、いやいや、それはちょっと。ムフフフ」 私の背中を、イヤーな汗が滴り落ちる。 えりかちゃんは、私の千聖に対する気持ちを知っている。知っていて、こういうことをわざわざ言うというのは、つまり、その、なんだ、うん。 「ま、舞の方が、千聖のこと好きだもん」 「・・・だとしても、千聖はウチのお誘いに乗ってくれたよ。すごく嬉しそうに。舞ちゃんは、千聖が望んでいることでも認めたくないの?」 「でも、だって・・・」 こういう時のえりかちゃんは、いつもの天然で優しいお姉ちゃんじゃない。私の知らないことをたくさん知ってる、18歳の大人の顔をしている。ここで私が「嫌だ」といっても、絶対にその予定を白紙にはしてくれないだろう。 「一応、舞ちゃんには言っておいたほうがいいと思ったから。」 「そんな思いやり、嬉しくないよ・・・」 「黙って行ったら、その方が嫌だったんじゃないの?」 悔しい。悔しいけれど、えりかちゃんは舞の気持ちなんてお見通しなんだ。しかも、純粋に私を思いやってる気持ちだけじゃなくて、自慢っていうか、上手くいえないけれど、そういう気持ちも入ってる気がする。 ふと、千聖の方に視線を向ける。 千聖は上半身下着のまま、なっきぃと何か楽しそうに話している。なっきぃが千聖のブラのタグを見ていたから、下着の話でもしてるんだろう。そういえば、今日の2人の下着は色違いだ。仲良しだから、一緒に買いに行ったのかもしれない。 だからって、別になっきぃに嫉妬心は沸かない。2人の関係は信用できる。なっきぃは千聖にすごく優しいし、もちろん変なこともしない。 その点では、愛理はちょっと怪しい(性的な意味で)。舞美ちゃんも危ない(悪気のない暴力的な意味で)。もちろん、えりかちゃんなんて論外だ。もし千聖とえりかちゃんがオソロのブラなんてつけてたら、絶対に剥ぎ取る。 「何がそんなに気に入らないの?」 えりかちゃんの声は相変わらず笑っている。わかってて聞いてるんだ。もー、普段はドMのくせに、こういう時はとことんイジワルなんだから! 「・・・わかってるなら聞かないでよ。」 そういうとこに泊まるっていうのは、つまり、そういうことをするっていうことでしょ。 去年の夏、えりかちゃんと千聖がコテージでしていたことを思い出す。 千聖の上に覆いかぶさる、えりかちゃんの白い背中。 その背中に回された、千聖の小麦色の腕。 2人の唇がくっつく。おっぱいも、大事なとこもくっつく。 えりかちゃんの茶色い髪と、千聖の黒髪が混じる。 聞いたこともないような、甘ったるくて甲高い千聖の声。えりかちゃんの湿った声。 私は悔しくてたまらなかったのに、そのことを思い出すたびに、頭がボーッとして、体がおかしくなっていた。 恥ずかしながら、夜ベッドの中で、えりかちゃんを自分に置き換えて妄想したこともある。 そして、誕生日に、千聖に同じ事をして欲しいとねだった。果たしてその願いは聞き届けられたのだけれど、いろいろ不本意な形に終わった(そもそも失神したのでよく覚えていない件)。 こんなんじゃ、えりかちゃんに全然勝てない。おまけに、こうしてまた差をつけられてしまうのを、指をくわえて眺めているだけなんて。 「事後報告、いる?」 「いらないよっ」 もう聞いてられない。私はえりかちゃんの元を離れて、舞美ちゃんに頭を撫でてもらいにいった。 「お姉ちゃん・・・」 「ん?どうしたの?よしよし」 大きい手にわしわし頭を撫でられて、少し気分が良くなった。 「えりかちゃんにいじめられた。」 「ええ?えり、コラだめじゃないかー!とかいってw」 えりかちゃんは黙って肩をすくめて両手を挙げるジェスチャーをした。欧米か。 再び千聖の方をチラ見する。すると、視線がぶつかった。何となくピースサインを送ると、首をかしげながらピースを返してくれた。三日月目のスマイル付き。あぁ、やっぱり可愛いな・・・ そのまま2人して手遊びゲームをしていたら、ふいに後ろから肩を叩かれた。 「ん?」 そこにいたのはなっきぃ。いつのまに着替えを終えたのか、バッグまで持って、今にも帰れそうな感じだ。 「舞ちゃん・・・今日、一緒に帰れる?」 「?舞と?うん、大丈夫・・・」 突然のなっきぃからのお誘い。ちょっとびっくりしたけど、もちろん嬉しくないわけがない。ちゃきちゃき着替えを済ませて、私は一足先に、なっきぃと一緒にレッスン場を出ることにした。 「今日暑いねー。」 「うん・・・」 「稽古楽しいよねー」 「そうだね・・・」 外に出てからいろいろ話を振ってみるものの、なっきぃは上の空だ。 「ねぇ、なっき・・・」 何か悩んでるなら、と口を開きかけた時、ぴたりとなっきぃの足が止まった。 「舞ちゃん。あのさ、」 「うん。」 いつもの可愛らしい声より、少し低くて真剣な雰囲気。私の背筋も伸びる。けれど、次のなっきぃの一言によって、盛大に脱力させられることになるとは・・・ 「ま、ま、舞ちゃんて、・・・・・エッチビデオとか、み、み見たことある?」 「・・・・・・・・はああ!?」 次へ TOP
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ときめきちゃーみいレモンをお気に入りに追加 ときめきちゃーみいレモンのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット ときめきちゃーみいレモンのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ときめきちゃーみいレモンの報道 gnewプラグインエラー「ときめきちゃーみいレモン」は見つからないか、接続エラーです。 ときめきちゃーみいレモンとは ときめきちゃーみいレモンの66%は雪の結晶で出来ています。ときめきちゃーみいレモンの19%は呪詛で出来ています。ときめきちゃーみいレモンの6%は保存料で出来ています。ときめきちゃーみいレモンの5%は知識で出来ています。ときめきちゃーみいレモンの2%は媚びで出来ています。ときめきちゃーみいレモンの1%は気の迷いで出来ています。ときめきちゃーみいレモンの1%はやさしさで出来ています。 ときめきちゃーみいレモン@ウィキペディア ときめきちゃーみいレモン 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ときめきちゃーみいレモン このページについて このページはときめきちゃーみいレモンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるときめきちゃーみいレモンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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229 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 19 11 30 ID ??? 前に某コンベでDX2のDロイス変異種で「東海村で被曝してレネゲイトウイルスが 変異しました」とか言っていた人が居たんだが、幸いにもスルーされて大事には ならなかったけどこういう危ないネタを不特定多数の人間が集まるコンベでやる 神経をどうおもう? 230 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 19 20 54 ID ??? 208 それのどこがきっちりやってるんだ? 231 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 19 26 45 ID ??? 229 「現代日本で被害者が出てる事故や事件は避けなさい、モデルにするなら特定できないようにしなさい」って言っとけばイナフ 実際に被害者が出てる事故だってことを、知らない可能性もなくはない 事故を知ってる上で、茶化して面白がってるようなら、困ったちゃん以前に人格に若干問題がある 230 「きっちりやらなかった結果がこのザマだよ!」っつーことじゃないの? 238 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 20 46 06 ID ??? 231 そういや、夏の八甲田山に行ったら、夏なのに八甲田山系で豪雪が降るという事件が起き、 豪雪になってる地域から外部への出入りも連絡も不可能になってしまい、事件の原因を 除去するために登山を行うシナリオで、雪山を進んでたら向こうから人影が近付いてくるのが 見えて、その人影をよく見たら旧日本軍の軍装の一団だったため PL一同「ぜってー人間じゃねーだろ、そいつら!!」 って事があったが、これも不謹慎ネタになるかな? 239 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 20 59 47 ID ??? 旧日本軍の男装の一団に見えた 240 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 21 43 21 ID ??? 238 それを禁止されたら怪談系の半分は不謹慎になる 246 名前: 強制ID・連投規制投票@詳細は板設定の変更要望スレ [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 22 21 10 ID ??? 238 冒頭を読んで、実際に八甲田山に登ったのかと思った。 その程度で不謹慎になっちゃ、ゲームにならない。 不快に感じる人がいればその場でフォローするか路線変更すればいい。 まずはやってみないと、何が不快に感じるか人によって異なるから。 スレ219
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お姉ちゃん ◆J5/YEUN.4s 「ママー、どこー?」 おそらく最年少の参加者、大沢木裕太は公園内を彷徨っていた。 武闘派で演技の才能もある天才児である彼だが、それ以前に普通の幼児でもあるので、やはり母親の存在は必要であった。 「うぅ…何かないかな…」 寂しさで泣いてしまいそうになる感情を必死にこらえ、とりあえずデイパックの中を確認する裕太。 彼の兄である小鉄はデイパックの中身すら確認せず走りだしたので、既に弟は兄より頭がいいのかもしれない。 「これピストル…?かっちょいい~」 裕太に支給されたのはごく一般的な拳銃だった。 長兄の晴郎の影響で、銃は映画の中で何度も見たことがあるし、おもちゃのピストルで西部劇ごっこもした事があった。 だが当然、本物を手にしたのは初めてだ。 「よーし、これで悪いやつはやっつけちゃうぞー!」 裕太は、いつものおもちゃのピストルと同じ感覚で引き金を引いてしまった。 ダァン! 「ひゃっ!!」 だがあまりにも大きな銃声と手にかかる反動に驚いて、その場に尻餅をついてしまった。 幸いにもケガは無かったが、裕太にとってその衝撃は大きかった。 (僕みたいな子供だと、撃った時の反動で暴発しちゃうから、これはあまり使わないほうがいいかな…。 やっぱり映画と現実は違うのかな…) 裕太は等身大の幼児であると同時に、状況を冷静に分析して判断できる才児でもあった。 もしも殺傷力があると知らずに銃を人に向けて撃っていたら…それはそれは大惨事になっていたことだろう。 「とりあえず誰か知ってる人に会いたいよ…」 支給品を全て確認し終えて今後のことを考える裕太。どうやら彼に支給されたのは基本支給品以外はピストルだけのようだ。 そろそろ出発しよう。誰かに会わないと心細さでおかしくなってしまいそうだ。 「あれ…?」 少し公園内を移動していると、街灯が上へ上へと続いていることに気づいた。 同時に地面も坂道になっていく。裕太は疑問に思って少し考えたが、すぐに合点がいった。 「そうだ!この公園って浦安フジがある公園だ!」 そう、裕太が今まで居たのはD-4の浦安フジの麓の中央公園であった。 母親や兄と共に何度も来たことがあるのだが、夜に来たことは当然なかった。 浦安フジの小高い丘も、暗闇に隠れていて気づかなかったのだった。 「もしかしたら山頂に誰か居るかもしれない!」 寂しさですぐにでも誰かに会いたかった裕太は、何も根拠は無いのだがそんな風に思って浦安フジの山頂へと走りだした。 登るに連れて街灯が減ってどんどん暗くなっていく。でも今はとにかく誰かに会いたい!その思いで階段を駆け登った。 「とーちゃーく…いてっ!」 無事山頂(といっても数十メールしかない)にたどり着くが、最後の最後で階段に足を引っ掛けてズッコケてしまう裕太。 「ぐすっ…えぐっ…、痛い…」 いつもだったら、ケガをしてもママがすぐ手当をしてくれた。泣いてもママがすぐにあやしてくれた。 だが今、この場に裕太のママはいない。なので彼を守ってくれる人は… 「ゆ、裕たんか!?そないに怯えて、危ない人に追っかけられたりしたんか!?」 「…えっ?」 意外にも、いた。裕太の願望通り、浦安フジの山頂には既に先客がいたのだった。 「さっき銃声が聞こえたやろ?それで登ってきたのが殺人犯と思って隠れとったんやけど、まさか裕たんやったとはな…。 そんで、犯人はどんな奴や?こっちに追ってきとんのか!?」 その人物は裕太もよく知る相手。お隣さんで兄の小鉄の友達、西川のり子だった。 「って裕たん膝小僧ケガしてるやん!手当してやるから見せてみぃ…」 「の、のりちゃーん!」 裕太の膝小僧を手当するしようと屈んだのり子に、裕太はそのまま抱きついた。 「起きたら真っ暗で…ママや晴兄ちゃんも、誰いなくてひとりぼっちで…ひぐっ、ぼ、僕…寂しくて…」 「裕たん…」 突然胸に飛びつかれて驚きつつも、その言葉を聞いたのり子は静かに裕太の頭を撫で始めた。 「…うちでよかったらずっと一緒にいてやるわ。だからもう…泣きやみや」 「の、のりちゃん…うわあああん!」 裕太はこれまでの心細さから開放され、"隣の家に住む優しいお姉ちゃん"に寂しさを一気にぶつけて甘えた。 のり子も裕太と会うまでは1人だったので、人肌の暖かさに触れて思わず安堵の感情を覚える。 フグオと垣ママという、のり子にとって見知った人物が有無をいわさずに殺されてしまった、あの悪夢。 あの時のり子は、すすり泣いていたのだった。最初こそ夢だと思って浮かれていたが、垣ママの首が爆破されてから状況は変わった。 そしてフグオが殺されてしまった時、恐怖はピークに達していた。 関西弁で強くみえる口調と活発な性格のためによく誤解されてしまうが、彼女はその歳の少女相応の、繊細で傷つきやすい心の持ち主であるのだ。 「うぅ…小鉄ぅ…早よ助けに来てやぁ…」 もっとも、その歳の少女の中でも一際強い乙女心の持ち主であったのだが。 0時ぴったりに浦安フジ山頂のベンチで目を覚ましてからは、まず言われた通りデイパックの中身を確認をした。 ランダム支給品は包丁とポケットティッシュ。包丁を取り出した時は驚いてしまったが、すぐデイパックの中に戻したのだった。 その後地図を広げ、自分(と小鉄)の家があるE-2や、小鉄が居るかもしれない学校へと向かうことに決めたのり子。 だが出発しようとしたその時、裕太が発射した銃弾の音が聞こえたのだった。 無音の夜の闇の中、突然銃声が聞こえれば大人でさえ震え上がることだろう。 裕太から見ればお姉ちゃんであるのり子だが、一般的に見ればまだまだ小さな子供。 そうでなくても怯えていたのり子が、再び強い恐怖に囚われた事は想像に難くなかった。 そして自分のいる浦安フジ山頂の小屋に徐々に迫ってくる足音。のり子は急いで身を縮こまらせてベンチの影に隠れた。 だがこんな隠れ方をしてもすぐバレてしまうだろう。のり子はとにかく近づいてくる足音が殺人犯ではないことを祈った。 (嫌や…うちはこんな所で死にとおない…!!) 包丁を取り出しておくべきか迷っていると、バタンという大きな音で飛び上がるのり子。ついに殺人犯がやってきた。 そう思って思わず目が潤むも、聞こえてきた男の子の泣き声で徐々に緊張は解けていく。 この声、どっかで聞いたことある。そう思ったのり子は思い切ってベンチの影から飛び出した。 一瞬誰もいないように見えて辺りを見回すも、足元に誰かが倒れている事に気づく。 そしてそこに居たのは想い人の弟だった、というわけだ。 相変わらず甘えてくる裕太の頭を優しく撫で続けるのり子。 そんな裕太の顔を上から眺めていると、だんだんと裕太が小鉄の顔に見えてきた。 「ほ、ほら、ケガを手当するからはよ離れな。男の子はあまり泣いたらあかんで?」 半ば無理やり裕太を離し、デイパックからポケットティッシュとペットボトルを取り出すのり子。 兄弟だから顔が似ていて当たり前なのだが、想い人を抱きしめているような感覚がして何か照れくさくなってしまったのだった。 「今は絆創膏がないから、これくらいしか出来ひんけどゴメンな?ちぃと染みるけど我慢してや」 「う、うん…」 裕太はもう少し甘えていたかったが、相手がママではなくのり子なのを思い出して不服ながらも離れた。 「うぅ…染みる…」 「…バイキンが入ったらあかんからな、ちょっとの辛抱や」 「うん…」 (そういえば、ママにも『バイキンが入ったらいけない』って言われたなぁ…。) この"殺し合い"の状況下において、裕太は確実にのり子に母性を感じていた。 のり子ものり子で、弟ができたような満足感、精神的充実を感じていた。 一人っ子であるのり子は隣に住む大家族を見ていて、兄弟が欲しいと感じたことは正直何度かあった。 だが他の家庭に比べて困窮している自分の家庭環境をのり子は嫌というほど知っていたので、現実的でない事が分かって諦めたが。 (将来うちがオカンになって、子供ができたらこんな感じなんやろなぁ…って、うちは何考えてるんや!)/// 余りにも恥ずかしい妄想に、思わず自分でツッコんでしまうのり子。 (いや、そしたら裕たんは義理の弟になるんかー?すると桜ちゃんは義理の姉で…晴郎が義理の兄…晴郎が兄!?) 「ぷふぅーっ、晴郎がうちの兄やて! うちがアイツのこと"お兄ちゃん"とか呼ぶんかー、あっしゃっしゃ…!笑えるわー!」 「の、のりちゃん、急に笑い出してどうしたの?」 思わずツボにハマってしまい、腹を抱えて笑い出すのり子。そのバカ笑いは、安堵の現れでもあった。 「…ハッ!な、何でもあらへんよ。そういえば、さっき銃声が聞こえたんやけど裕たんは何か知っとるか?」 「銃声…あっ、あれは僕が間違えて発射しちゃったやつだよ」 とりあえず落ち着いた裕太は、今度こそのり子の問いに答えることが出来た。 デイパックを開いてピストルを見せると、のり子は驚いた声を出した。 「そ、それ本物か…!?ケガせえへんかったか!?」 「大丈夫だよ。…尻餅はついちゃったけど。それより…僕、なんか眠くなってきちゃったぁ…」 裕太はゴシゴシと目をこすり出した。当たり前だ、今は子供は当然寝ている時間である。 1人でいた時は睡魔より恐怖が勝っていたが、のり子に会って安心したことで眠気が一気に吹き返してきたのだった。 「それやったらここのベンチで横になるとええで。…寝心地はあんま期待できそうにないけどな」 「うん…ありがとう。のりちゃん、おやすみ…」 そう言って横になると、裕太は5分も経たずに可愛らしい寝息を立て始めた。 なんとなくそのまま裕太を見つめるのり子。さっきも思ったが、その無垢な寝顔はやはり小鉄と似ていた。 もっとも、兄や両親と違って髪の毛が栗色なのは大沢木家七不思議の一つだが。 「…ホォォ~」 裕太のデイパックから銃を回収しようとしていた時、大あくびがのり子の口から発せられた。 のり子にとっても眠いのは当然だった。だが自分が寝てしまったらいつ不審者に襲われてしまうかわからない。 頬をパンパンと叩いて、必死に眠気をこらえる。 「小鉄…裕たんは絶対うちが守ってみせるからな…」 夜空に浮かぶ月を見上げ、のり子はそう固く誓ったのだった。 【D-4 浦安フジ山頂/1日目・深夜】 【西川のり子】 [状態] 健康、裕太を守る決意、眠気 [装備] 回転式拳銃 [道具] 支給品一式、包丁、ポケットティッシュ [思考・状況] 1:裕たんはうちが守ったるわ。 2:早く小鉄たちに会いたい。 3:眠い…。 4:やっぱり"殺し合い"は怖い。 【大沢木裕太】 [状態] 睡眠中 [装備] なし [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1:Zzz… 2:のりちゃんってママみたいだなぁ。 3:ママや晴兄ちゃんたちに会ってお話したい。 4:主催者は何でこんな殺し合いをしようと思ったんだろう…。 ※回転式拳銃 リボルバー式のごくごく一般的な拳銃。弾薬は数十発ほど同梱。 ※包丁 ごく普通の包丁。調理用途以外にも、毎度9巻ではのり子が襖を切り取って習字の半紙にする用途で使用した。 ※ポケットティッシュ 消費者金融の広告用紙が入ったポケットティッシュ。小鉄たちがティッシュ配りのお姉さんからもらって、船に見立てて川に流したりした。 ちなみにのり子は鼻かみティッシュをごみ箱に投げ捨てるのが妙にうまい。 ※D-4で裕太が発射した銃声が響きました。そんなに遠くまでは聞こえてないと思います。 05話:女の子たちのスウィートなやり取り 時系列順 06話:ベースボールイズ… 投下順 07話:限りなくアウトに近い何か 西川のり子 話:[[]] 大沢木裕太 話:[[]]
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男「愛ちゃん、僕と結婚して下さい!」 女「……わかりました」 男「やった!」 実況A「スタンダードな愛の告白。どの時代でも変わりませんね、スズキさん」 実況B「ええ、ほほえましいものです」 女「誠さん……」 男「愛ちゃん……」 実況A「おーーーーっとぉ親密なムードに拍車がかかっております、これは来るか、来るかーーーー!?」 実況B「これは倫理的に実況をしていいのか、どうか!のるかそるか、ギリギリの気分であります!!」 実況A「来るか、来るか来るかーーーー!?」 女「誠さん……私と結婚したいなら……私の父を 倒してください!!!!」 SE ドアが開く 父『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウチの娘をたぶらかすのはどこの馬の骨じゃあああああああああああああああああああああああ』 実況A「きたーーーーーああああああ 父です、花嫁の父の登場です!!」 実況B「まさかの展開!! 推定2M弱の父、満を持して登場しましたーーーー!!」 男「おっ、お義父さん!? これお義父さん!?」 女「私の父は母に生き写しの私を溺愛しているの!でも私、拒み続けていた…!お願い、誠さん、勝って!私を解放して!!」 実況A「ドロドロです、昼ドラ張りのドロドロの家庭だ――!!!」 実況B「これは誠くんの頑張りにかかっているといっても過言ではないでしょう。どうする誠、男を見せるのか誠!!」 父『貴様かあああああああああああああああああああイイ度胸だこの命知らずめがあああああああああああああ』 男「いやああああああああああぁぁぁああああ!!」 実況A「既に逃げ腰だ、誠――!」 実況B「どうする、どうなる!?」 実況B「この恋の行方は、本日深夜、引き続きこのチャンネルでお送りします」
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イモちゃん とは、【ヨッシーストーリー】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 関連キャラクター コメント プロフィール イモちゃん 他言語 種族 【イモムシ】(?) 初登場 【ヨッシーストーリー】 葉っぱに乗って空から落ちてくるイモムシのようなキャラクター。 乗っている葉っぱは美味しいが、イモちゃんの味は好みが分かれる。 作品別 【ヨッシーストーリー】 【あおヨッシー】・【みずいろヨッシー】以外でイモちゃんを食べるとダメージを受けるので、適当に倒してから葉っぱだけ食べよう。 イモちゃんだけ倒して葉っぱを放置すれば再出現するため、あお・みずいろの2匹ならイモちゃんを食べる事で無限スコア稼ぎが可能。 元ネタ推測 イモムシ 関連キャラクター 【イモムシ】 コメント 名前 全てのコメントを見る?