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『一寸まりちゃ』 9KB いじめ パロディ 小ネタ 野良ゆ 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです 「おかーしゃん!きょうもおはなしをきかせちぇね!」 「ゆゆ?…わかったよ!そうだね、きょうは、ももたろうさんだよ」 公園の公衆便所の裏に置かれたダンボールの中から声が聞こえる。 中には二匹の薄汚れたゆっくり。 成体のれいむと、赤ゆっくりサイズのまりさ。 野良の親子だろう。 「ゆゆーん!おかーしゃんのおはなしは、ゆっくちできるのじぇ!」 赤まりさは、れいむの話を聞くのが大好きだった。 赤まりさは、母が話してくれる童話の主人公に自分を重ねて、空想の中の素敵な世界を楽しんだ。 「おかーしゃんはどうしちぇ、ゆっくちできるおはなしを、たくしゃんしってるのじぇ?」 「ゆう…それはね、おかーさんは、むかし、かいゆっくりだったんだよ…」 れいむはかつて、人間に飼われていた。 飼いゆっくりで一番優秀だとされている、金バッジゆっくりだった。 それ故に驕りがあったのかもしれない。 飼い主の言うことも聞かずに、野良ゆっくりを家に招きいれ、勝手にすっきりをしてしまったのだ。 怒った飼い主は、れいむのバッジを毟り取ると、隣町の公園にれいむを捨てたのだった。 番いになったはずの野良まりさも、飼いゆっくりになれる事を期待してれいむに近づいたため、野良になったれいむには興味も示さず何処かに行ってしまった。 れいむはそれから何度も辛い目に合いながらも、必死に命を繋いできたのだ。 「そういうわけで、わるいにんげんさんのせいで、おかーさんはのらになったんだよ」 「ゆーん!?わるいにんげんしゃん…それって、『おに』なのじぇ?わるーい、わるーい、おになのじぇ?」 「ゆゆ?…そうだよ!わるーい、わるーいおにさんだよ!」 れいむはいつもの調子で、飼いゆ時代に飼い主から聞かせてもらった童話風に、自分の過去を赤まりさに話して聞かせた。 自分のした過ちを誤魔化すためか、それとも認めていないのか、自分を悲劇のヒロインに仕立てて赤まりさに作り話を話した。 赤まりさはその話を真剣に聞き、そして何かを思いついたように目を輝かせた。 「あんしんしちぇね、おかーしゃん!」 「ゆゆ?どうしたの?おちびちゃん」 「そんなわるーいおにしゃんは、まりちゃがたいじしてあげるのじぇ!!」 赤まりさは眉をきりっとさせて、得意そうに仰け反った。 「ゆふふ。おちびちゃん、ありがとう。おかーさんはたのしみだよ!」 れいむはそんな赤まりさを微笑ましく思い、もみ上げで赤まりさの頭を撫でた。 「おかーしゃん、きょうも、『いっちょんぼーい』しゃんの、おはなしをきかせちぇね!」 「ゆゆ?おちびちゃんは、ほんとうに『いっすんぼーし』さんがすきだね!」 赤まりさは、今日もれいむに話を聞かせて貰っていた。 最近のお気に入りは『一寸法師』の話だ。 小さな者が、大きな者を倒すという展開が、赤まりさお気に入りの理由のようだ。 そして最後はハッピーエンド。 赤まりさは、れいむの話に目を輝かせて聞き入っている。 空想の中で、小さな自分が人間を倒すというストーリーを、何度も繰り返し妄想して楽しんでいるのだ。 「ゆゆ~ん♪『いっしゅんぼーし』しゃんは、いつきいちぇも、ゆっくちできるのじぇ♪」 赤まりさは幸せいっぱいといった顔で、ニコニコ笑いながら体を揺らしている。 れいむは、そんな赤まりさを見て、幸せを、元気を、ゆっくりを貰っていた。 れいむにとっては、厳しい野良生活の中での、唯一の心の安らぎだった。 だが、そんな生活も長くは続かなかった。 「ゆわぁぁぁぁ?!どうしてこんなことするのぉぉぉぉ?!れいむたちは、かわいそうなゆっくりなんだよぉぉぉ?!いたわらないと、だめでしょぉぉぉぉ?!」 「可哀そう?そうだな、確かに薄汚くて、哀れなゆっくりだな。でも、いたわるのは却下だ!」 「なにしちぇるのじぇ?!おまえは、わるーい、おにしゃんなのじぇ?!」 ダンボールハウスに現れた招かれざる来訪者、人間である。 人間は、ダンボールハウスの前に立ちはだかるれいむを、楽しそうに足で転がして遊んでいた。 お昼寝中だった赤まりさはそれに気が付き、急いで飛び跳ねて、母と人間の間に割って入る。 「あぁん?おにしゃん?あー、おにーしゃん、って事か?舌足らずで解りにくいな」 「ちがうのじぇ!おにしゃんなのじぇ!わるーい、わるーいおにしゃんなのじぇ!」 人間は面白そうに赤まりさを眺める。 赤まりさはそれが気に入らないのか、大きく息を吸い込み膨れ上がる。 「ぷっきゅぅぅぅぅ!なにがおかしーのじぇ!わるーいおにしゃんは、まりちゃがたいじするのじぇ!おにたいじなのじぇ!!」 赤まりさはそう叫ぶと、帽子の中から折れた爪楊枝を取り出した。 そして、人間に向かって跳ねていく。 「まりちゃは、ちゅよーい、『いっしゅんぼーし』しゃんなのじぇ!かくごしゅるのじぇぇぇぇぇ!!」 「ははっ!こいつは良いや!一寸法師ごっこか!そそるじゃねぇか!」 「ゆうぅぅぅ!おちびちゃぁぁぁん!おかーさんをいじめた、このくそおにを、ゆっくりたいじしてねぇぇぇ!!」 「ゆゆ~ん!まかしちぇね!まりちゃは、おにしゃんをたいじしちぇ、しあわしぇになるんだじぇ!!」 面白そうに自分を眺める人間を、得意そうに睨む赤まりさ。 どうやら、一寸も負けるなどど思っていないようだ。 れいむも、自信たっぷりの我が子に声援を送る。 そう、この二匹は、鬼(人間)を倒して、幸せになれるのだと、本気で確信しているのだ。 「はははっ!いよいよたまらんな!本気で勝てると思っているみたいだな…じゃあ、やってみろよ!」 「ゆゆ?!いわれなくちぇも…ゆわぁぁい!おそらをとんでるみちゃーい♪」 人間は満面の笑みを浮かべ、赤まりさを摘みあげる。 赤まりさは生れて初めての浮遊感に、思わずうれしーしーを漏らしてキャッキャとはしゃぐ。 人間は、そんな赤まりさの額目がけてデコピンをする。 「ゆぴゃい!………ゆびぇぇぇぇぇん!いちゃいのじぇぇぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「おちびちゃん!がんばってね!れいむたちの、しあわせのためだよ!」 赤まりさは、生れてはじめての痛みに驚き、しーしーを垂れ流して泣き叫ぶ。 れいむは、まったくの他力本願で、赤まりさを暢気に応援する。 人間はそんな親子の様子を楽しそうに眺め、赤まりさに更にデコピンをお見舞いする。 「やめちぇぇぇぇ!いちゃっ!ゆぴぃ!ゆぎぃ!どーしちぇこんなことしゅるのじぇぇぇぇ?!」 「はははっ!お前、自分で言ってただろ?俺は悪い鬼なんだろ?まあ、俺は 『鬼威惨』 と呼ばれていから間違いじゃないぜ!はっはっは!」 「ふぁいとだよ、おちびちゃん!しょうりはもくぜんだよ!このしょうぶは、れいむたちのかちだよ!!」 「それにしても、ずいぶん弱いなぁ 『いっしゅんぼーし』 のまりさちゃん?もう降参か?」 「ゆびぇぇぇ…そーなのじぇ…ゆぐっ…まりちゃは…ひぐっ…つよーい、つよーい、『いっしゅんぼーし』 しゃんなのじぇ!」 人間に言われてハッと気がつく赤まりさ。 散々痛がって、泣き喚いていた事も忘れて、急に強気になる。 「えーっとたしか…しょうだ………しゃあ、おにしゃん!まりちゃをたべるのじぇ!そーしたりゃ、まりちゃが、おにゃかのなかで、いたーい、いたーいしてあげるのじぇ!!」 「は?………はははっ!どこまで笑わせる気だよ?!お前みたいなゴミを食べられるわけないだろ!!」 「ゆえぇぇぇ?!どーしちぇなのじぇ?!まりちゃがたべられたら、まりちゃのしょーりはかくていなのじぇぇぇぇ!しゃっしゃとたべるのじぇぇぇぇ!!」 「そうだよ!おちびちゃんをたべてあげてね!そして、れいむたちに、ごめんなさいをしてね!!」 「あぁ…たしかにお前を食べたら、お腹を壊して、痛い痛いかもな!」 必死に食べてもらおうと悲願する赤まりさ。 れいむを我が子を食べろと必死に訴える。 当然、彼は拾い食いなどする様な人間ではない。 滑稽な親子を見て大笑いするだけだった。 「ゆえぇぇぇん!いじわるしにゃいで、まりちゃをたべちぇよぉぉ 『あーわかったよ』 ゆ?」 「そんなに言うなら、食べてやるよ」 「ゆ?!…ゆわぁぁぁい!それ、ほんちょーー?!やったのじぇぇぇぇ!ゆっくちできるのじぇぇぇ!!」 「よかったね、おちびちゃん!れいむたちの、どりょくがみのったけっかだよ!」 人間の思わぬ一言に、目を輝かせてはしゃぐ二匹。 本来の目的を忘れてしまったのか、何の努力をしたのかは知らないが、目標が達成した事への喜びを全身で表現している。 人間は、幸せそうにしている赤まりさの頭の方を指でつまんで持ち直すと、ポケットの中からライターを取り出した。 そして、ライターの火で赤まりさの底部をあぶりだす。 「ゆっぴぃぃぃ?!あっちゅい!あっちゅい!あちゅいのじぇぇぇぇ?!ゆんやぁぁぁ!まりちゃ、かちかちやましゃんなのじぇぇぇ?!」 「ゆわぁぁぁぁ!おちびちゃん?!やめてあげてね!おちびちゃんが、あつがっているよ!かちかちやまさんは、よそでやってねぇぇぇ!!」 両目を飛び出さんばかりに見開いて、涙としーしーを垂れ流す赤まりさ。 れいむもそれを見て流石に慌てる。 それでも人間は、赤まりさをあぶるのを止めようとはしない。 「流石にそのままじゃ汚いだろ?だから、消毒してるのさ!汚物は消毒だぁぁぁ!ってな!」 「ゆひっゆひっまりちゃの、うさぎしゃんも、ないてあやまるあんよしゃんが…これじゃ、かめしゃんにも、かてないのじぇ………」 黒く焦げた底部を悲しそうに見つめる赤まりさ。 人間は、そんな赤まりさの底部に歯を立てる。 そして、時間をかけてゆっくりと歯を食いこませていき、食いちぎった。 「ゆっぴぃぃぃぃぃ?!いたいのじぇぇぇぇぇぇぇ!!ゆびぇぇぇぇぇぇん!!どぼしちぇこんなことしゅるのじぇぇぇぇ?!」 「不味い!食えたもんじゃねぇ!!この糞饅頭を作ったのはどいつだぁぁぁ?!」 「ゆっがぁぁぁ?!なにいってるのぉぉぉ?れいむのおちびちゃ 『ドカッ!』 ゆっぼぉぉ?!」 「お前かぁぁぁ?!」 一口赤まりさを齧った途端に、不機嫌になる人間。 口に含んだ赤まりさの一部を吐き出すと、足元のれいむを蹴り飛ばした。 れいむは電柱にぶち当たると、餡を吐いて白目をむく。 人間は、手に持っていた赤まりさを地面に投げ捨てると、気絶しているれいむを、足で赤まりさの元に転がした。 「ほら、起きろよ!糞饅頭!」 「ゆっびぃぃぃ?!いだいぃぃぃぃ!!かわいいれいむを、ふまないでぇぇぇぇ!!」 「ほら、おちびちゃんとの、最後の別れだそ?!しっかり見ておけよ?!」 「ゆっぐ…どぼじで…まりちゃ…いっしゅん…ぼーち…しあわしぇに…ゆぅぅ…」 「はははっ!そんなに落ち込むなよ!面白かったぜ!じゃあな、次生まれ変わる時は、ちゃんと食べて貰えると良いな!」 「しょ、しょんにゃ…まりちゃ…うちでのこじゅちしゃ…たしゅけちぇよ……ゆえぇ 『グチャ!』 ゆびっ!」 そう言うと人間は、あえて赤まりさの潰れていく顔を、れいむに見せるように踏み潰した。 赤まりさは最後の瞬間まで、自分の大好きな童話の世界のように、必ず救われると信じて潰れていった。 「ゆっがぁぁぁぁ?!どぼじでおちびちゃんがぁぁぁぁ?!れいむのさくせすすとーりーがぁぁぁ?!あめりかんどりーむがぁぁぁ?!」 「はっはっは!面白いなお前は?…そうだ!せっかくだから俺の家に連れてってやるぜ!シンデレラのように苛めて遊んでやるよ!」 「ゆわぁぁぁん!おちび………ゆゆ?ほんとう?!れいむは、かいゆっくりにもどれるの?まるでおむかえがきた、かぐやひめさんだね!!」 「何言ってやがる?お前には魔法使いも王子様も、カボチャの馬車も無しだぁぁ!かぐや姫は、月に帰れずに苦しんで死ぬのさぁ!」 そう言うと人間は、れいむを家に持ち帰っていった。 それから、れいむがどうなったのかは誰も知らない。 完 徒然あき
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年越しまりちゃ村。 それはまぁぶっちゃければ年末年越し村のパクr、もといインスパイアであり、 本家と同様に生活保護が必要な者に対する一種の簡易宿泊所と言っても良いだろう。 利用できる条件は唯一つ、『まりさ種(子ゆっくりだと尚良し)』だけである。 年末、都内某公園内。 噴水を中心とした広場には幾人かの人間と、多数のまりさで溢れかえっていた。 ここに居るまりさ種は全て『まりちゃ村』の噂を聞きつけてやって来た、筈だ。 その証拠に誰も彼もが汚い身なりに似合わず瞳を輝かせている。 「おかーしゃん、ゆっくちできしょうだにぇ……!」 「ゆゆぅ、そうだねおちびちゃん!」 「ここにくりぇばゆっくちできりゅってみんにゃいっちぇるのじぇ!」 「まりちゃたち、ゆっくちちたいのじぇ!」 「ゆぅぅ……ここ、どこにゃのぉ……?」 母親と嬉しそうに話し合うもの。 姉妹仲良く声を張り上げるもの。 何処からか迷い込んだらしく、完全にこの場所の意味を知らないもの。 千差万別ではあるが彼女たちが期待するところは大きかった。 そうこうしている内に多数のまりさ達の前に一人の青年が立った。 上下とも青い作業服、同じ色の帽子を被ったその顔はニッコリ笑顔。 彼は『まりちゃ村』の計画・立案者であり、まりさ達の年越しを支援する者の内の一人でもある。 以後彼を年越しお兄さんと呼称しよう。 「はい、まりさの皆さん!今日は寒い中、当宿泊施設をご利用になられる事まことに感謝いたします! 早速ですが検査に入らせていただきます!テントまで誘導いたしますのでこちらに列を作ってお並びください!」 『ゆ?』 いきなりの年越しお兄さんの弁に戸惑うまりさ達。 それはそうだろう。検査をするなんて聞いていなかったのだから。 僅かに動揺し始めるまりさの群れを見て、お兄さんは話を続けた。 「安心して下さい!検査といっても大したものではありません!先程この公園内において他種のゆっくりを確認したためです! 当施設はまりさ種の為のもの、他種の方はご利用を断らせていただきます!」 「ゆっ!しょれにゃらあんしんだにぇ、おきゃーしゃん」 「ゆゆ、そうだね」 「まりしゃじゃにゃいのにまりしゃむりゃをちゅかおうだにゃんてじゅるいのじぇ!」 「じゅるいゆっくりはしぇーしゃいしちぇやるのじぇ!」 「にゃにいってりゅの……?」 安心したり他種の誰かに対して怒りを顕にしたりやっぱり理解していなかったり、 多少の差はあるがまりさ達は落ち着きを取り戻す。 そのまま列を作り――体の構造上どうしてもそうなる――押し合いへし合いながら、 ぞろぞろと並び自分の番を待つまりさ達であった。 「はい、それでは検査を行います。 大きく口を開いて下さい」 「ゆあぁーーーん」 テントの中、一匹のまりさが一人の作業員と向かい合っている。 彼を診察お兄さんとしよう。 対するまりさはどう見ても成体。見積もる所40センチオーバーの巨漢(?)であった。 「ちょっと我慢して下さいねー」 「ゆっ……・・・ゆ゛お゛ぇ゛っ」 大きく開いた口の奥に、竹べらをぐっと差し込む診察お兄さん。 当然舌圧子による吐き気が巨まりさを襲う。 だが当然それを許す彼ではない。さらにペンライトを巨まりさの咽喉――正確にはちょっと違う――に押し込む。 吐き気倍率ドン、更に倍。 「ゆ゛お゛っ、お゛ぇ゛っ、お゛、ゅ゛ごっ、ゆ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「苦しかったら右手上げて下さいねー」 ちなみに巨まりさに四肢と呼べるものは存在しない。 「ゆ゛お゛お゛ぉ゛っ、お゛ごお゛お゛ぉ゛っ、お゛っ、ざざっだあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「気のせいですよー……っと。良し」 とどめとして咽頭に竹べらを突き刺して、漸く診察お兄さんは巨まりさを解放した。 崩れ落ちながらゼイゼイと荒い息をつく巨まりさ。 しばらくは怒鳴るような事はなさそうだった。 軽く腕組みをして考え込む診察お兄さん。 そして唐突に一言。 「いけませんねー、あなた。 まりちゃじゃ無いじゃないですか」 「…………ゆ゛?」 これには流石の巨まりさも呆然とした。 意味が分からない。なんか訳分からん検査の後に、非まりさ宣言と来た。 怒りに火が付くのは一瞬も要らなかった。 「な゛にいっでるの゛おぉ!?どおみだっでまりざはま゛りざでじ……ゆ?」 が、その一瞬さえ診察お兄さんには不要。 巨まりさが自慢のお帽子を奪われているのを知ったのは、その行為より5秒後である。 くわ、と見開かれる目。 これからゆっくりが取る行動は決まってひとつ。 「まりざのずでぎなおぼうじざんがああぁぁ!!!がえじでね!!がえじ」 「困るんですよねぇ、こういうの………『まりさ種の帽子を被って誤魔化そう』だなんて」 まりさの言葉に耳を貸さず、そう診察お兄さんは嘯いた。 つばの両端に両手をかける。 そのまま少し引っ張れば、 「がえじで……ゆ゛あ゛あ゛あぁぁぁっ!!!まりざのぼうじざんがあ゛ぁ゛あ゛ぁぁ!!!」 いとも容易く真っ二つになる巨まりさの帽子。 それをまた重ねて四つ、八つ、さらに倍……と引き千切っていくお兄さん。 巨まりさの元に戻った頃には、それはもはや只の布切れでしかなかった。 「じゃ、規則ですんで。 『まりさ種ではないゆっくり』にはお引取り願いますよ」 「どぼっ……どぼじでごんなごどずるぶべらあ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっ!!!!」 顔面に突き刺さる爪先。 底部が地から離れる。 巨まりさは空を飛んだ。 そのままテントから外に吹っ飛び、どこぞへと転がっていく『まりさで無い何か』と診断を受けたモノ。 両目を上手く潰された彼女に、再び此処まで辿り着くのは難しいだろう。 そこまで確認すると、診察お兄さんは、 「はい、次の方ー」 にっこり笑ってそう言った。 * * * * * * * * * 『年越しまりちゃ村』はゆん種制限有り。 当施設は身寄りの無いまりちゃ=赤ゆっくり~子ゆっくりまでのまりさを対象としています。 成体のまりさは自活して下さい * * * * * * * * * 「はい、このまりちゃさんは大丈夫ですね。 でもそこのは駄目です。お引取り下さい」 「どうちてええぇぇ!!?おかあしゃあああぁぁぁん!!!?」 「ぢびじゃあああああゆべじいいいぃっ!!!」 「あ、貴方達は水上まりちゃですね。 どうぞこちらに。専用の休憩所にご案内します」 「ゆ?」 「よくわかんにゃいけどゆわーい!」 この場所には"まりちゃ"だけしか居なくなった。 『年越しまりちゃ村』が本格的に活動するのはこれからである。 「はい、それではこれから皆さんにテントをお配りしまーす! しっかり組み立てて、立派なお家にして下さーい!」 『ゆぅぅ~~!!』 年越しお兄さんの言葉に色めくまりちゃ達。 テントなるものの事は良く知らないが、どうやらお家を配ってくれるらしい。 ここに居るのは大抵が野良で、その上満足におうちも作れない年齢のまりちゃばかり。 当然家持ちだった者は十に満たず、だからこそ此処にこうして来ているのだが。 「はい、テントですよ。 風に飛ばされないように注意して下さいね」 「ゆぅぅ、ゆっくちありがとうなのじぇ!………ゆ?」 目をキラッキラさせてお兄さんから"おうち"を貰うまりちゃ。 しっかりと口に銜えて、無くさないように努める。 清潔感溢れる白さ。 軽量かつ強度に優れるだろう素材。 このおうちはゆっくりの天敵である水分を決して通す事は無いだろう。 段ボールのおうちにすら劣らない、素晴らしいおうちだとまりちゃは思った。が、 どう見てもただのビニール袋です、本当にありがとうございました。 かくして。 公園の広場に数十のビニール袋が風にはためくという珍妙な光景が誕生した。 「ゆうううぅぅぅ………」 「しゃむいよ……がしゃがしゃうるしゃいうよぅ………」 「にぇむれにゃいのじぇええ!?」 ビニール袋の中に入って、あるいはくるまって眠るまりちゃ達。 当然寒い。五月蝿い。ぬくもりなんぞ期待できるわけが無い。 段ボールのおうちに劣る所しかなかった。 「いやー全く、まりちゃ達が暖かそうで良いことだよ、うん」 「俺らって良いことしてるなー」 「愛で派と言っても全く通用するよな」 ちなみに、お兄さんたちはきちんと立派なテントを張って暖房まで用意していた。 更には厚着、ホッカイロを大量に持参している。 ぬくぬくとテント内からまりちゃ達に向けて生暖かい視線を送るお兄さん達であった。 ちなみのちなみ。 検査の時に水上まりちゃと診断された者は、特別な寝床を用意している。 噴水の上だった。 「ゆううぅぅぅ!おみずしゃんこあいいいいぃぃ!!」 「まりちゃまじゃちにちゃくにゃいいいいぃぃ!!」 ぷーかぷーかと水上に浮かぶ彼女達にとって、周りとは即ち死地である。 勿論検査を受けたといってもアレはデタラメ、水上まりさの真似事をするのも今日が始めてだろう。 気を抜けばすぐさま水の中へと落ちてしまう。 ましてや眠ることなど論外だった。 * * * * * 当施設は携帯式の"おうち"を用意させて頂きます。 軽量、丈夫。扱いやすく、まりちゃにも納得の一品です。 尚、水上まりちゃには専用の休憩所をご用意しております。 * * * * * 「はい、ご飯の時間になりました! 皆さんにご飯を配りますので、列を作って順番にお並びくださーい!」 『ゆゆっ!?ごはん!?』 夕食の時間。 今までがさがさと動くだけだったビニール袋in饅頭達は揃って活気付く。 おうちはアレだったがご飯はきっと良いものが出るに違いないだろう。 そんな思考のもと、まりちゃ達はずりずりと這いよってくる。ビニール袋被ったままで。 新種のまりさつむりみたいだった。 ここに居るのは大抵が野良で、その上狩りも満足に出来ない……似たようなことを既に述べた。 兎に角飯を集りに来たのが大多数なのだ。 そればっかりは譲れぬ、とばかりに期待しまくっている。 「まりちゃね、ちあわせ~になれるごはんむーちゃむーちゃちたいよ!」 「まりしゃも!まりしゃもちあわせ~になりゅ!」 「ゆゆ~ん!!たのちみだにぇ!!」 瞳をキッラキッラさせながらそんな事を話し合っているまりちゃ達。 給仕担当のお兄さん……給仕お兄さんは、そんなまりちゃ達に対して笑顔で配給食を配る。 「はい、お待たせしました! ゆっくり食べて、ゆっくりしていってね!」 「ゅゅ~ん!!おにいしゃん、ありがちょう!!」 配給食を銜えながらポンポンとスキップよろしく跳ねるまりちゃ。 列から外れ、ゆっくりとむーしゃむーしゃできる場所に陣取る。 「いただきまーしゅ!むーちゃむーちゃ、しあ……?」 配給食はスナック袋の中に入っていた。 当然、噛めないし噛んでも味はしなかった。 「どぼちてぇぇぇ!!!?」 「まりちゃのごはんしゃああん!!!ゆっ!おうちしゃあああん!!?」 「むーちゃむーちゃむーちゃむーちゃむーちゃむーちゃむーちゃむーちゃ………」 とりあえず嘆くもの。 嘆きまわった挙句、うっかりビニール袋を風にさらわれるもの。 味がするまで噛み続けようとするもの。 様々だが、誰もしあわせー、とは言わなかった。 「ゆぅっ!?ごはんしゃんのなかからあまあましゃんがでてきちゃよ!!」 偶然一匹のまりちゃが袋を開けることに成功した。 裂けたスナック袋。 そこから覗く暗い茶色。 このまりちゃは知っていた。これはチョコレートさんだ。 「じゅるいじぇ!まりちゃにもしょのあみゃあみゃしゃんよこちゅんだじぇ!!」 「いやだよ!!このあまあましゃんはまりちゃのだもん!!」 他のまりちゃに絡まれかけたが無視する。 目の前にはあまあまさん。 いてもたってもいられず、まりちゃはそのあまあまさんを口いっぱい頬ばった。 「むーちゃ!むーちゃ!むーちゃ!むーちゃ!むーちゃ!」 表面のチョコを舐め上げる。咀嚼する。 一口ごとにまりちゃの餡子に幸せが走った。 短いゆん生、一度も口に出すことの無かったあの言葉を今なら言える。 まりちゃは大きく口を開けて、 「し☆あ☆わ☆sゆげりょおおおっ!!!」 吐いた。 チョコを吐いて餡子を吐いて、ついでに幸せな記憶も吐き戻した。 そのまま昏倒。ゲロの海に沈むまりちゃ。 周囲のまりちゃは思いっきり引いた。 「そういえば給仕お兄さん、まりちゃ達には何をご馳走してあげたんだい?」 「うん、まずまりちゃ達の好みを考えてチョコを思いついたんだ。 後は僕の好みを合わせて……柿ピーチョコレート。妙案だろう?」 「そいつはYESだね、給仕お兄さん!」 お兄さんたちは暖かい鍋を囲みながら談笑していた。 一般にゆっくりは、辛いものが苦手である。 それは成体に成るにつれてある程度緩和されるのだが、まりちゃ=幼年体にまだそれほどの耐性は無い。 時には体内の餡子を吐き尽くして死んでしまう事もある。 柿ピーチョコレートはその点、絶妙なチョイスだと言わざるを得ない。 最初はコーティングされたチョコレートがまりちゃの警戒心を薄れさせ、然る後に本体へと到達。 柿ピー本来のピリリと来る辛さによって、まりちゃは嘔吐を余儀なくされるのである。 辛さも抑えられているので絶命するには至らない。 まさにまりちゃの為に存在しているかのようなお菓子であった。 * * * * * * * * * 食事は清潔第一をモットーに、パックに包装したものをお渡しいたします。 一日の活力はあまあまから。 チョコレートをアクセントにしたスナック菓子でまりちゃ達を飽きさせる事は有りません。 * * * * * * * * * ちなみに、水上まりちゃ達はというと。 「ゆぐっ……ゆぐっ……」 「ごはんしゃん、おにぇがいだきゃらゆっきゅりもどっちぇきちぇぇ………」 「おにゃかちゅいたよおおぉぉ!!ゆえええぇぇぇん!!!」 浮かぶことで手一杯なのに、それ以外のことが出来るはずも無く。 ぷーかぷーかと浮いているスナック袋を相手に、延々と呼びかけていた。 『おかあしゃあああああああん!!!』 『おちびちゃああああああああん!!!』 まりしゃ達は現在、一本の映画を鑑賞していた。 題名は『母を訪ねて3000cm』。 某世界名作劇場のゆっくり版、と言った所だろうか。 これはそのクライマックス、マリチャ=ロッシが捜し求めていた母親と再会するシーンである。 ゆっくりの感性からすれば、この作品は感動モノに類するらしい。 既にちらほらと、というより殆ど全員が泣いている始末である。 お兄さんたちは開始3分で寝た。 『もうはにゃさにゃい……おかあしゃん、おかあしゃん!』 『おちびちゃん、がんばったんだね……』 涙ながらに語らうロッシ母子。 今までの分を埋め合わせるかのように子が親に甘え、親が子に対してすーりすーりをする。 どう見ても幸せ以外には見えないだろう。 そんな中、ある一匹のまりちゃがいた。 先の検査で親まりさから引き離された者である。 一滴の涙も流さず、まりちゃは、 「おかあしゃん……まりちゃにもいたのに………」 と、暗く呟いた。 途端に現実に戻されるまりちゃ達。 感動の涙は一瞬で枯れ、別ベクトルの涙が溢れ出てくる。 嗚咽は慟哭へと変わり、最早目の前の映画は嫌がらせ以外の何ものでもない。 「おがーちゃ……どぼぢて……」 「にゃんでまりちゃにはおかあしゃんいにゃいのおおぉぉぉ!!?」 「ゆ゛え゛え゛え゛えぇ゛ぇぇ゛ん!!!」 「おがああああぢゃあああああん!!!」 ここにいるまりちゃ達は全員親無しである。 仮にいたとしても、そんなものは最初の検査で亡き者にした。 そこに親子愛を云々する映画とか見せられたらまぁアレだろう。 丁度映画はスタッフロールが流れ出した。 まりちゃ達も涙が流れ出した。 「……ん……ふあぁ………ん? あ、終わった? イイハナシダッタナー」 「よし次の映画なんにしよう。『フランダースのまりちゃ』にしようか」 『フランダースのまりちゃ』とは、孤児のまりちゃが何一つ良いことなく無駄に死んでいく物語である。 インスパイア元より無駄に辛辣だと評判だった。 * * * * * * * 当施設では、娯楽の提供も怠りません。 日に2本の映画を上映し、まりちゃ達のレクリエーションを行う予定です。 * * * * * * * 「もっぢょ……ゆっぎゅり……」 「まりちゃああああああ!!」 水上まりちゃの内一匹は、文字通り涙に溺れてその命を散らしていた。 おおよそこんな感じで『年越しまりちゃ村』は運営されている。 少なくとも此処では外敵に襲われる心配はない。 その代わりちょっと飢えたり寒かったり他ゆの幸せをまざまざと見せ付けられたりはするが。 何、命に比べればそんなものは水素より軽いのだ。問題ない。 尚、『年越しまりちゃ村』はその年の12月31日23時59分まで有効である。 裏を返すと新年に入った瞬間から彼女たちは公園から叩き出されるのだが些細なことである。 年越しは成功しているのだ、看板に偽りはない。 「ヒャッハー!まりちゃは消毒だー!」 「どうちてぇぇぇぇ!!?」 「ゆんやああぁぁぁ!!!」 新年初ヒャッハーも当施設の名物である。 まりちゃ達のお帽子を使ったどんど焼きなども開催されるので、興味がある方は是非寄って欲しい。 余談。 近年、活動が功を奏してか飼いゆっくりのまりちゃちゃんを預ける人が現れ始めている。 飼いまりちゃちゃんも涙を流してまりちゃ村の生活をエンジョイしてくれた。 新年を迎えても飼い主が現れなかったりするが、それはおそらく気のせいだろう。 何にしてもまりちゃ村が世間に認められ始めたと、自負する所である。 「………だそうだ、まりさ。 という訳でお前の子供『まりちゃ村』に送っていい?」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!!?」 おわり * * * * * 頑張って書いてみようと思ったけどやはり山無し落ち無し意味無しのgdgdになった。 反省している。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄 ふたば系ゆっくりいじめ 635 散歩した冬の日に ふたば系ゆっくりいじめ 645 捨てゆっくりin 冬 ふたば系ゆっくりいじめ 648 ゆき合戦
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『まりちゃvs虫王』 16KB 虐待 子ゆ 希少種 自然界 バーサスあき 12作目です 重大なミスがありましたので上げ直しました ポイントを入れて頂いた方は申し訳ありません とあるまりちゃがいた。 まりちゃは父まりさと母れいむのつがいから生まれた。 まりちゃ本ゆんは3人姉妹の末っ子で1番上の姉はれいみゅ、2番目はまりちゃだった。 しかし、厳しい大自然の試練にさらされ姉たちは次々と餡子の藻屑となっていった。 長女のれいみゅはヘビに丸呑みにされ、次女のまりちゃは外で無防備にお昼寝している間に アリにたかられおぼうしを残して消滅した。 また、両親はある時、虐待鬼威惨にぺにぺにを切断されご丁寧に茎の生える額もチャッカマンで炙られ去勢されてしまった。 その時幸か不幸か件の鬼威惨は父まりさと母れいむを去勢してしまった所で急にお腹が痛くなりどこかに行ってしまった。 ともあれ、長女れいみゅと次女まりちゃは永遠にゆっくりし、残ったおちびちゃんは末っ子まりちゃのみ。 しかも、鬼威惨に去勢されてしまったので新たにおちびちゃんを生み出す事もできない。 となれば、当然両親は最後に残ったおちびちゃんであるまりちゃを溺愛するのは自明の理だった。 となれば、当然まりちゃは極限まで増長し自分をゆっくりの王だと確信するのであった……。 (まりちゃはかみにえらばれたゆっくりのおうなんだじぇ!! すべてのゆっくりはきんぐまりちゃにつかえるちゃめにうみゃれてきたんだじぇ!!ゆっきゅり~♪) 今両親の保護政策によって神聖まりちゃ王国(国民総人口1ゆっくり、国内総生産365うんうん)が 最盛期を迎えようとしていた。 具体的にはミカン大の饅頭が木のうろを利用して作られたおうちの中でバスケットボール大の母れいむ相手に 傍若無人の限りを尽くしている。 「こーろこーろちあわしぇ~♪むーちゃむーちゃしあわしぇ~♪ ゆゆっ!? にゃんだかうんうんがしちゃくなってきたんだじぇ!! まりちゃのすーぱーうんうんたいむっ!はっじまっるっよぉぉぉぉっ!! うーんうーん、ゆゆっ!!ぷーりぷーりちあわしぇ~♪ぷーりぷーりちあわしぇ~♪ ……ゆふうう。……にゃんだかあにゃるがばっちいね。 ……ゆらああああああっ!!さっさとまりちゃさまのしんせいなあにゃるをぺーろぺーろしろぉぉっ!!」 「ご、ごめんね!すぐにぺーろぺーろするからね!!ぺーろぺーろ!ぺーろぺーろ!」 「……ふんっ!!まったくむのうなどれいなんだじぇ!!……ゆゆっ!? うんうんしたらまたまたおなかがすいてきちゃんだじぇっ!!はやくでざーとのあまあまさんをよこしゅんだじぇっ!!」 「お、おちびちゃんあまいきのみさんはめったにてにはいらないから……」 「……なにっ!?もうないっ!?ふじゃけりゅな!!このむのうっ!!じゃあおうたをうたえっ!!」 「わ、わかったよ。ゆっくり~のひ~まったり~のひ~♪」 「そのおうたはもうききあきたんだじぇ!!まんねりばばあはさっさとちぬんだじぇ!!」 まりちゃは完全に増長しきり両親を奴隷扱いしていた。 が、まりちゃ王とて全てが自由になるわけではない。 まりちゃは絶対に死なせない為、常におうちに幽閉されていた。 「おちびちゃん。おそとはとってもあぶないからね!!ぜったいにおそとにいっちゃだめだよ!!」 「なんでなんだじぇ!!?おそとでぼうけんちゃちぇろおおおおおおおお!!!」 「だめだよ!!いくらおちびちゃんのたのみでもそれだけはぜったいにゆるさないよ!!」 「ゆぎゅぎゅ!?」 しかし、まりちゃの冒険心は募っていく一方だった。 (まりちゃはきんぐなんだじぇ!!きんぐたるものすきかってにふるまえなきゃだめなんだじぇ!! ぜったいにおそとにいくんだじぇ!!) そしてある日ついにまりちゃは母れいむがお昼寝している隙をついて大冒険(笑)に出発した。 季節は晩夏。暑さはかなりましになっておりすぐに干からびるといったことは無さそうだ。 まりちゃはきんぐ(笑)なのでしょろーりしょろーりなどと言ったおどおどした発言はせず威風堂々(笑)無言で出ていった。 これが結果的に母れいむにまりちゃの暴挙を気付かせなかった。 まりちゃはお外に出た途端早速1匹のありさんを発見した。 (ふん!まりちゃのとうばつしゅるもんしゅたーとしちぇはやきゅぶしょくだけどとりあえずたおしてやるんだじぇ!!) 「おりゃ!おりゃ!ゆぷぷぷぷぷっ!!ありさんはほんちょうによわいんだじぇ!!」 まりちゃはお下げでたった1匹のありさんをいじめて遊んでいた。 しかし、しばらくしてまりちゃは異変に気付いた。 「ゆびっ!?」 まりちゃの体に数匹の蚊がたかっていた。 蚊は血液だけでなく花の蜜も吸う。 というか糖分の含まれる液体なら大抵吸う。 つまりまりちゃの涙としーしーも吸うと言うことだ。 この地球に突然奇怪生物ゆっくりが現れて数年が経った。 ゆっくりの体液を吸う蚊は生存競争に有利になり自然選択が起こりいつしか蚊はゆっくりの体液を好んで吸うようになったのだ。 「は、はなれるんだじぇ!!こうきなきんぐまりちゃのろいやるすきんにむしさんごときがふれていいとおもってるんだじぇ!!」 刺された箇所からじわじわと痒みのシグナルがまりちゃの中枢餡に送られる。 「……きゃっゆ!めっちゃきゃっゆ!お、おにょれええ!!にゃんだおまえらはあああああ!!」 まりちゃは体の左側にあるお下げをブンブン振り回して無礼者に対する制裁を開始した。 「ゆびいいいいいいいい!!きんぐまりちゃのごーるでんはんまーをくりゃええええええええええ!!」 しかし、蚊達はまりちゃのお下げが届かない体の右半分にたかり淡々とおめめとしーしー穴の周辺から 容赦なくまりちゃの体内の砂糖水を吸い上げる。 チュルチュルチュル~♪ 「こ、こにょひきょうもにょおおおおおおおお!!しぇいしぇいどうどうちゃちゃきゃえええええええええ!!」 その内蚊がまりちゃの体内に注入した酵素がよろしくないアレルギー反応を引き起こし猛烈な痒みがまりちゃを襲った。 「きゃ、きゃゆいいいいい!!ゆぴょぴょおおおお!!」 まりちゃはおめめ周辺としーしー穴周辺の皮膚を掻く為、お下げを伸ばした。 しかし、前述の通り蚊はまりちゃのお下げの届かない範囲にいる為、当然刺された場所もお下げの届く範囲にはない。 「どぼちてとどきゃにゃいんだじぇぇぇぇぇぇ!!?きゃ、きゃゆしゅぎりゅうううう……っっ!! こ、こうなっちゃらこーりょこーりょしゅるよ!!」 さて、何故今までまりちゃがこーろこーろしなかったかと言うときんぐ(笑)であるまりちゃは どっしりと構えて威厳を保っているべきでたかがむしさんごときを倒すのにあんよを動かす必要はないというふざけた理由だ。 そして、まりちゃの餡子脳内ではろいやるろーりんぐくらっしゃー(こーろこーろ)が一度発動すれば 身の程知らずにもきんぐまりちゃに挑戦してきたむしさんはことごとく消滅するはずだった。 (むしさんごときがちょうしににょりしゅぎなんだじぇ!!きゃわいちょうだけど……ちょくげきしゃしぇるんだじぇ!!) 「こーりょこーりょ……!? どぼちてこーりょこーりょできにゃいのおおおお!?」 が、何故かまりちゃはこーろこーろできなかった。 この時もちろんまりちゃは蚊を押し潰す為、蚊の止まっている右側にこーろこーろしようとした。 だが、まりちゃの体の右側は度重なる体液吸引により軽くなっており重心が左側に寄っており しかも体力も減少していた為右側にはこーろこーろできなかったのだ。 そこでまりちゃは作戦変更しぴょーんを行いその衝撃で蚊を振り払うことにした。 (まさかきんぐであるまりちゃしゃまにぴょーんをちゅかわしぇるとはね……。 でみょこれじぇおわりなんだじぇ!!しゃっしゃとしんでにぇ!!) 「ぴょーん!! ゆっへっへ……ゆゆ!?ゆっがあああああ!!! もどってくりゅなああああああああああ!!!」 蚊は一瞬離れたがもちろんすぐにカムバックしてちゅーちゅーを再開した。 相変わらずお下げをブンブン振り回すまりちゃだがもちろん何の意味もない。 続いてまりちゃは別に右方向に転がらなくても左方向に一回転すれば(もし蚊が逃げなければ)蚊を押し潰せることに気付いた。 (わりぇにゃがらてんっさいってきなはっそうなんだじぇ!!うちゅうさんのしんりにてをかけてしまっちゃんだじぇ!! てんっさいっしゅぎちぇごみぇんね~♪) しかし、まりちゃのたわけな思考は益々激しさを増す痒みに無理やりストップされられた。 「きゃ、きゃゆいいいいいいいいいい……っっ!! きゃゆいいいいいい!! きゃゆいいいいいい!! あたまがへんになりゅうううううう……っっ!! く、くしょおおおっ!!きんぐであるまりちゃが…きゃゆいいいいいっ!! お、おにょれっ!!こーりょこーりょっ!!」 まりちゃは全餡子を全力で蠕動させくるりと一回転した。 しかし蚊はすぐにカムバックした。 「ゆはぁ……ゆはぁ……お、おわったんだじぇ!? ……ゆはっ!?な、な、な、なんでなんだじぇえええええええ!? は、はにゃれろおおおお・・・っ!!こ、こにょおおおおお!!」 頭にきたまりちゃは再びお下げをブンブン振り回す。 しかし蚊達はまるで意に介さず淡々と甘露を吸い上げる。 まりちゃの体液はゆっくりできない状態が続いたことにより次第に栄養価を増していっており それが益々蚊の活動を活発化させるという悪循環が始まっていたのだった。 ここでいきなりカマキリさんが乱入した。 「ゆびょっ!?」 そして疲労でヘロヘロとガタのきた扇風機のように回転し始めたお下げを両の鎌でがっちりホールドした。 「は、はなせえええ!!まりちゃしゃまのこうきなごっどはんどさんをきたならしいゆででええええええ!!」 まりちゃの大声を意に介さずカマキリさんはお下げの根元をむーしゃむーしゃし始め、たちまちチョンギってしまった。 ブチッ♪ 「……ゆばっ!?……い、いぢゃいいいいいい!!ち、ぢぬうううううっ!!」 カマキリさんは何故かまりちゃに追撃を加えずまりちゃのお下げを持って去っていった。 さてこれで今までお下げブンブンでガードしていた顔の左半分も蚊達の激しい吸引に曝されることになった。 ブーン♪ブーン♪ブーン♪ 蚊達はまるでお下げがせつっだんっ!されるのを待っていたかのように一斉にまりちゃの左半分にある 涙腺と膀胱の上の皮膚に止まり尖った口を振り下ろした。 チュルチュルチュルチュル♪ 「ゆわわっ!?…………ゆびゃあああああああ!!やべろおおおおおおお!!」 まりちゃの体からすでにかなりの水分が失われていた。まりちゃの顔から次第に生気が無くなっていく。 頬はこけ目は落ち窪み唇はひび割れ、まるで『脱水』と顔に書いているかのようだ。 まりちゃは自分を王だとほざいていたがエジプトのファラオのようにミイラになりたいのだろうか? さて、ここまで追い詰められたところでついにまりちゃに泣きが入った。 「ゆびゃあああああああ!!まいりまぢだああああ!!まりちゃちょうしこいちぇまぢだああああああ!! もうゆるしちぇくだちゃいいいいいいいいいっっ!!」 「ふーん?負けを認めるんだ?」 ここでいきなり木の影から頭に2本触覚を生やした緑髪のゆっくりが現れた。 りぐる王国(国民総人口64りぐる、年間捕食餡子19931まりちゃ)国王のドスりぐる(超希少種)だ。 皆さんは虫達がまるで誰かの意思に従っているかのような統率された動きをすることに不審を感じなかっただろうか? そう、彼女ドスりぐるが虫達を操ってまりちゃに攻撃を仕掛けていたのだ。 ドスりぐるはりぐる種自体が小さい種(体高10cm)なので体高1mしかない。 しかし、虫を数百種類の特殊なフェロモン(散開フェロモン、集合フェロモン、女王フェロモン、攻撃フェロモン等) で操るという恐るべき能力を持っている。 彼女はまりちゃがたった1匹のありさんをいじめている所を偶然発見した。 虫を愛する彼女としては捨て置く訳にはいかなかったのだろう。 さて、偽王まりちゃと真王ドスりぐるが対峙してしまった。 こうなれば後は残虐ショーである。 「……ゆはっ!?お、おみゃえは……っっ!?きゃ、きゃゆいいいいいいい!!!」 「ん?私?お前みたいな奴に名乗る名前はないよ」 「きゃゆいいいいいい!! きゃゆいいいいいい!! きゃゆいいいいいい!!」 「で、負けを認めるの?」 「みとめばしゅううっ!! まりちゃはむしさんにもかちぇないごみくずでずうううううっ!!」 「むしさん『にも』……。まだ虫を馬鹿にするのか……。 お前は死刑確定だ」 「……ゆぴょぴょおおおおおおっ!?」 ドスりぐるはまりちゃに虫の恐ろしさを教えるだけで殺すつもりはなかった。 なぜならまりちゃを殺してしまうと虫の恐ろしさを語り継ぐものがいなくなってしまうからだ。 しかし、どうやらまりちゃには語り部になる資格すら無かったようだ。 ドスりぐるは周囲のありさんに号令をかけた。 当然その中にはまりちゃにいじめられていたありさんも含まれている。 「ゆでっ!?やだあっ!?ゆだっ!い、いだだだ!!ゆひいっ!!いだだだっ!? ま、まりちゃのかんっぜんっはいっぼくっでずうううううううううううっ!!」 「ふーん。そいつは良かったね♪」 ドスりぐるは微笑を浮かべながら興味無さげに言った。 「む、むしをとべゆぎゃっ!!まりちゃのだいやもんどにょようにきらきらかがやくおめめぎゃぼっ!? ゆびゃああああ!!まりちゃのしかいぎゃくものすさんみだいにいいいいいいっ!?おめめをだべるなあああああっ!! む、むしおうざまっ!!ど、どれいにどれいにじでゆででえええっ!!ま、まりちゃのべにべにがあああっ!!」 「奴隷?君みたいな役たたずはいらないよ」 ドスりぐるは無表情に言い放った。 「ま、まりちゃのあんこをひいたおうじさまをうみだしゅためのびっぐまぐなむぎゃあああああああっ!! やべろおおおおおおっ!!むーしゃむーしゃちゅるなああああっ!!」 「ふーん。君の毒餡が子孫に受け継がれなくて本当に良かったね」 ドスりぐるは片眉を上げると冷笑を浮かべた。 「ふ、ふじゃけ・・・ゆぴょ!?」 ここで2匹目のカマキリさんが登場した。カマキリさんはまりちゃのおぼうしに鎌をかけさっさと取り外した。 「ま、まりちゃのおうかんがああああああっ!!かえしぇええええええっ!!」 カマキリさんは早速まりちゃの目の前でおぼうしをむーしゃむーしゃし始めた。 「ゆびゃああああああっ!!しょんなばきゃにゃあああああああああっ!! ま、ま、まりちゃのゆんせいはどうなりゅるのおおおおおおおおっ!!?」 「おいおい何言ってるのさ?君のゆん生はここで終了さ。決まってるじゃないか」 ドスりぐるは眉をハの字にして苦笑している。 「ふ、ふじゃけ……」 「さて、そろそろ本格的に死んでもらおうか」 ここでどすりぐるはありさんを凶暴化させるフェロモンの濃度を一気に十倍にした。 これにより今まで10匹に1匹程度のありさんしかまりちゃには噛みついていなかったのだが 今度はまりちゃの表面をびっしり覆っているありさん達が凄まじい勢いで1匹残らずまりちゃをむーしゃむーしゃし始めた。 まりちゃは全身くまなくありさんに噛み千切られるというこれまでとは根本的に次元の違う激痛に凄まじい絶叫をあげた。 「ぎごがげっ!?ゆぎゃあああああああああああああああああああああっっ!!」 まりちゃの大絶叫を聞いてようやく目を覚ましたれいむが血相を変えておうちからぽいーんと飛び出してきた。 しかしれいむの前にはありさんで覆われた何やらゆっくりできない物体があった。 おぼうしがないからまりちゃと認識できないのだ。 しかし、あたりからはまりちゃの悲痛な絶叫が聞こえてくる。 さらに目の前には恐ろしく巨大なりぐるがいた。 りぐる種は集団での狩りを得意とし狙われたゆっくりはまず生還できない。 それゆえ、捕食種としてのりぐる種はあまり知名度が高くない。 しかし、この母れいむはたまたま茂みの陰から同族のれいむが全身をりぐる達に食い殺される所を目撃してしまったことがあった。 人間で言うなら体長10mのゴキブリを見たようなもの、と言えば母れいむの感じた恐怖を少しは実感できるかもしれない。 「お、おちびちゃゆわっ!!?……ぎょええええええええええええええええっっ!!! な、な、な、な、なんだおまえわああああああああっ!!?」 「れいむさん。わたしは良いりぐるです。まりちゃ君はあっちの方向に行きましたよ。 れみりゃに襲われていましたね。早く行ってあげないと……」 「うあああああああああああああ!!」 それを聞いたれいむは悲鳴を上げるとゆっくりにしては凄い速度でドスりぐるが髪で指差した方向に ぽいーんぽいーんと跳ねていった。 その凄まじい速度の理由にはドスりぐるに対する恐怖も勿論含まれていただろう。 「ふっふっふっ。まりちゃ君。お母さんは君を見捨てましたよ。 ……おや?静かになったね」 どうやらまりちゃにはもう絶叫する体力は残っていないようだ。 「ちょっと様子を見てみるか」 ドスりぐるはありさんに散開するようにフェロモンで指示を出した。 まりちゃはまるでゾンビのような姿になっていた。 まりちゃの皮膚はあちこちで黒い餡子が露出しまるでホルスタインのようだ。 また金髪もあちこちで引きちぎられ虎刈りになってしまっている。 さらに唇周辺の皮膚も一部食い破られ右の歯茎が露出している。 まりちゃはどうやら激痛の余り気絶しているようだ。 そこでドスりぐるは髪の毛でまりちゃに往復ビンタを叩きこんだ。 ビビビビビーン!! 「……ゆはっ!?いぢゃぢゃぢゃぢゃっ!!い、いぢゃいいいいいいいいいいいいい……ッッ!!!」 「まだやるかい?」 「や、やりまひぇん……たちゅけ……」 「あっそ。でもまだ反省してないみたいだからまたありさんにむーしゃむーしゃしてもらおうね♪」 このドスりぐるも中々いい性格をしているようだ。 ありさん達が再び満身創痍のまりちゃに突進しむーしゃむーしゃし始めた。 間髪入れずまりちゃは甲高い絶叫を上げる。 「やべぎばぼぎゃあああああああああああああっ!!!みぎゃあああああああああああああああっっ!! い、いやじゃああああっ!!ゆびっ!?にゃ、にゃんにもみえにゃいいいいいいいいいいいいっっ!! ぎょぎぇぎょおおおおおおおおおおおおおっっ!!!ごがああああああああああああああああっっ!! ぎぎゃああああああああああああああああっぅ!!!げぎょおおおおおおおおおおおおおおおっっ!! ゆぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢっっ!! ……ゆが!?……っっ!……ぎ……ごが……ぐ……げ…………っっ…………」 「!!……おおっと!散開せよ!!」 「……こ、ころしちぇ……」 まりちゃの体はありさんの旺盛な食欲によって大惨事と言っていい状態になっていた。 まず皮膚のほとんどがありさんに食い破られ餡子が露出してしまっている。また髪の毛も全部食べられてしまったようだ。 両目も全て食べられてしまったようでぽっかりと穴が2つ空いている。 比較的硬い歯は残っているがこれも所詮角砂糖のようなものなので穴あきチーズのようにずたぼろにされてしまっている。 さらに舌も両サイドからもりもり食べられ約3分の1の太さになってしまっていた。 「あははははははははは!!思い知ったか!!さて私も食べさせてもらおう!!」 そう言うとドスりぐるは鋭い歯でがぶりとまりちゃの残骸にかぶり付いた。 そして物凄い勢いでバリバリとあっと言う間に食べてしまった。 「……ん!うまい!……ふむ。まりちゃ君。君のあまあまとしての価値だけは認めてあげるよ!」 画して偽王まりちゃは虫達と真王りぐるのお腹の中に消えた。 「おちびちゃあああん!! おちびちゃあああん!!」 一方母れいむは未だに無駄な捜索を続けている。 画してまりちゃは両親の過保護にも関わらず結局早死にしてしまった。 やはり過保護は子供のためにならないようだ。 まあ、ここまで不運だともはや過保護だけの問題とは思えないが……。 完 バーサスあき 過去作は以下をどうぞ。 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/4390.html
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『あるまりちゃの復讐』 6KB 小ネタ 戦闘 子ゆ 現代 なんか前に書いた「あるまりさの一生」の小ネタ版みたいになっちゃいました ※俺設定注意 ※作、長月です 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/ 「しょろーり・・・しょろーり・・」 とある山のふもと、一匹のゆっくりまりさが草むらの中をずーりずーりと這いつくばっていた。 大きさからいってまだ子ゆっくりになったばかりといった所か。まだ赤ゆ言葉も抜けていないようだ。 まりさというよりまりちゃと呼んだほうがいいだろう。 「もうすぐ・・もうすぐなんらじぇ・・・」 ほふく前進のように草花に身を隠し前に進むまりちゃ。一見、子ゆっくりの遊びのようにも見えるが表情は真剣そのものだ。 まりちゃには討たねばならない敵が居る。あの家族を殺した人間を。 そうまりちゃは復讐者。敵討ちを誓う炎のリベンジャーなのだ。 あるまりちゃの復讐 「ゆふふ・・・みつけたんらじぇ・・・」 まりちゃは見つけた。復讐すべき相手を。憎っくき家族の敵を。 奴はそこにいた。木に寄りかかるようにしてじっと何かを見ている。 「・・・・いまのうちにせいぜいゆっくちしてるんらじぇ・・・」 怒りのあまり、歯軋りしながらまりちゃはつぶやく。 あの男こそ自分の家族を永遠にゆっくりさせ、お野菜さんが勝手に生えてくるゆっくりプレイスを強奪した人間である。 あの日、まりちゃ達一家は手狭になったおうちから、ごはんさんがたくさん生えてくるゆっくりプレイスにお引越しした。 これからはごはんさんの心配をしなくて済む。もう父まりさも狩りなどいかず一家みんなでゆっくりできるのだ。 そう思い家族みんなでゆっくりしていた所にあの男がやってきたのだ。 「何やってんだお前ら!!!ここは俺の畑だぞ!!!」 まりちゃは呆れた。この人間おうち宣言も知らないのかと。 「にんげんさんよくきいてね・・・ここはもうまりさたちのゆっくりぷれいすなんだよ・・・もうおうちせんげんもしてるしね・・・みればわかるでしょ・・・じょーしきでかんがえてね、じょーしきで。」 父まりさがため息まじりに説明していると男は急に襲いかかってきた。 おそらくあまりにも完璧に論破され、恥ずかしさのあまり逆上したのだろう。 「・・・もっと・・ゆっぐい・・したかった・・・」 「ゆげぇええ!!!!」 「やめちぇえええええ!!!!!!」 父まりさ、母れいむ、そして妹達が男の凶行の犠牲になる中、辛くもまりちゃは生き延びたのだ。 なんとか男が見えなくなる所まで逃げた後、まりちゃは誓った。 絶対あの男に復讐してやる、と。 その為にこの数日間、人間を倒すためのトレーニングは欠かさなかったし、武器も手に入れた。 とがった枝を加工してつくった「けん」である。 これさえあれば100ゆん力。誰にも負ける気がしない。 とはいえ賢い自分はけして敵である人間を過小評価しないし、自分の力を過信したりしない。 不意をついたとはいえあのカマキリをも屠り去る父まりさを倒したのだ。油断は出来ない。 確実に背後から不意をつき、そのまま一気呵成に倒してしまうつもりである。 「しょろーり・・・しょろーり・・」 徐々に男との距離を詰めるまりさ。 パキ その音にまりちゃは飛び上がるほど驚いた。うっかり足元の枝を踏んでしまったのだ。 まずい。気づかれたか? まりちゃは恐る恐る男の様子を窺った。 男に目立った動きはない。こちらを警戒する気配もない。相変わらず畑の方をじっと見ている。 どうやらさっきの音に全く気づいていないようだ。 「ふふ・・まにゅけなやろうなんらじぇ・・・」 これから殺されるのにのん気なものだ。まりちゃは侮蔑の笑いを男に向ける。 今のは男が生き残るためのラストチャンス。生と死を分けるターニングポイントといってもいい。 それをやすやすと見逃すとは。やはり勝利の女神はこのまりちゃ様に微笑んでいるのだ。 「しょろーり・・しょろーり・・・しょろーり・・しょろーり・・」 まりちゃの体がソフトボールサイズしかない上、音を立てないよう這っての移動なので全くスピードは出ない。 中々おとこに近づけないまりちゃだがけして焦ってはいけない事を分かっている。 草木にその身を隠しながら男のいる木のほうへ少しずつ近づいていく。 「しょろーり・・しょろーり・・・よし・・」 ついにまりさは男の背後を取ることに成功した。ここからなら男が気づく前に先制攻撃できる。 男は相変わらずまりちゃに気づいていないようだ。攻撃するなら今しかない。 「おちょーしゃん・・・まりちゃにちからを・・・」 まりちゃは帽子から「けん」を取り出す。自分の父の顔を思い浮かべながら。 「いくんらじぇ・・・」 そして憎っくき家族の敵である男にその切っ先を向け 「ゆぁあああああああ!!!!!!!」 雄雄しい雄たけびと共に男の足に突撃した。男の作業ズボンにまりちゃの「けん」が突き刺さる。 「しねぇええええええええ!!!!」 そのまま体当たりとストンピングの連続攻撃に移る。 これぞまりちゃの必勝にして必殺パターン!! この必殺コンボで自分は何匹もの虫さんを葬り去ってきたのだ!! これで死なない奴などこの世には存在しない!! 「ゆぁああああああああああ!!!!」 まりちゃの体当たり攻撃は続く。 男は全く抵抗できずただまりちゃの攻撃を受けるのみ。全く反撃の兆しもない。 おそらくまりちゃの鮮やかな奇襲と流れるような連続攻撃に恐れをなし声も出ないのだろう。 勝った。まりちゃの完全勝利だ。 「おとうしゃん・・おかあしゃん・・・みんな・・まりしゃかたきはとったんらじぇ・・・」 感慨深げにつぶやくまりちゃ。 どーれ、ゲス人間の泣き面を見てから止めを刺してやろう。まりちゃは人間の顔を見上げる。 「ゆ・・・・・!!?」 その顔にまりちゃの笑いがこわばった瞬間 ズン 何かが落ちる様な音があたりに響いた。 「さーて・・・昼からもがんばろーか。」 しばらくして一人の男が伸びをしながら畑に現れた。この男性こそ、まりちゃの家族の敵であり、この畑の所有者でもある。 昼食を取りに家に帰っていたのが戻ってきたのだ。 「アレ?案山子が倒れてるじゃないか。」 男は最近案山子を作っていた。廃棄されていたマネキン人形を使い、自分のお古の作業着と帽子を被せた本格的な奴である。それを畑の近くの木に立てかけておいたのだ。 なぜこんなものを作ったのかというと最近ゆっくりによる畑荒らしが後を絶たないからなのだ。 この前などちょっと目を放した隙に、畑のど真ん中でおうち宣言をする馬鹿ゆ一家がいた位である。 「よいしょ・・・ん?」 案山子を抱き起こす際、男は驚く。一匹の子まりさが下敷きになっていたのだから。 「それにしてもこのまりさ・・・ずいぶんすごい顔で死んでやがるな。」 まりちゃの死に顔。それは今にも「どぼじでぇえええええ!!!」と鳴き出しそうなゆっくりできないものだった。
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『まりちゃを助けよう』 9KB いじめ 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ 虐待人間 何時もの小ねたです。モンハンさんにまりちゃを苛めすぎといわれたので。 朝早く散歩をしていると、ゴミ捨て場に一匹のゆっくりを見つけた。 黒い帽子と金髪の、まりさと言う種類のゆっくりだ。 小さい体の割にはずいぶん古びた様な汚い帽子を被り、薄汚れた体を引きずるかのように動いている。 「ゆぅ…ゆぅ…おにゃかすいちゃ…のじぇ…ゆびぇぇ…」 おそらく野良ゆっくりであろう子まりさは、やつれた顔を引き攣らせて涙をこぼしていた。 野良歴が長いゆっくりは、人のいる時間帯にゴミを漁ったりはしない。 こんな時間に現れるのは野良になりたてか、何も考えていないアホなゆっくり。 もしくは、よほど切羽詰った奴だ。 「あみしゃん…じゃましにゃいで…ごはんしゃんを…むーちゃ、むーちゃさせちぇよぉ…」 ゴミ袋に被せてあるネットに、力なく噛み付く子まりさ。 その姿は、ゆっくり愛好家なら即お持ち帰って保護、虐待派なら即お持ちかえって苛めて遊ぶだろう。 そんな俺も、持ち帰ってどうやって弄って遊ぼうか考えてしまうタイプの人間なのだが、今日は少し違った。 先日ぬる苛め愛好家仲間に、「お前はまりちゃを苛めすぎだ!」と言われたのだ。 確かに俺はれいみゅより、まりちゃを好んで虐待している。 そんな事ばかりしていると、まりちゃが絶滅すると言われたのだ。 まあ、俺がまりちゃを何匹殺した所で、ゆっくりが簡単に絶滅する種族とは思えない。 だが、日ごろまりちゃには楽しませてもらっているので、たまには助けても良いだろうと思ったのだ。 そんな訳で俺はネットを外して、生ゴミが入ってそうなゴミ袋を一つ取り出した。 そして縛り口を解くと、弱っていた子まりさをゴミ袋に放り込んだ。 「ゆびゃぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇ!くっちゃい!くっちゃい!ゆんやぁぁぁぁ!」 ゴミ袋を開けた時に、俺の鼻を襲った刺激臭が子まりさを同じように苦しめる。 子まりさはゴミ袋の中で、必死に尻をブリブリ振って何処かに逃げようとしていた。 だが、ぎっしり詰まったゴミの中に逃げ場はなく、袋の口も俺がしっかりと縛りなおした。 ついでに袋を噛んで破らないように、子まりさの歯を全部へし折っておいた。 せめて死ぬ前に、念願の生ゴミを手に入れてやろうという、俺のささやかな慈悲の心だ。 「ゆえぇぇぇぇ!どーしちぇ、こんなこちょしゅるのぉぉぉぉ!!ここからだしちぇよぉぉぉぉ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 そんな心も子まりさには伝わらないらしく、子まりさは俺の顔を見てゆんゆんと泣いていた。 そんな子まりさを見ていたら、俺のやる気に火がついた。 「よし!もっとまりちゃを助けて回ろう!」 「んほぉぉぉぉ!とっても、しまりのいいまりさねぇぇぇぇ!!どきどきするわぁぁぁぁ!とかいはねぇぇぇぇ!!」 「ゆっぎゃぁぁぁ!やべろぉぉぉぉ!いやだぁぁぁぁ!ずっぎりじだくないぃぃぃ!!」 土手を歩いていると、雄たけびを上げならが激しく動いている二つの球体を発見した。 金髪のお下げを口に咥えて、激しくピストン運動するありすと、必死に尻を振って抵抗するまりさ。 「いやなんだぜぇぇぇ!あいのない、すっきりはいやなんだぜぇぇぇ!までぃざ、おとーざんなのに、にんじんしちゃうよぉぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!」 「いやがっていても、からだはしょうじきねぇぇぇ!とかいはな、こしのうごきが、ありすをさそってるのねぇぇぇぇ?!」 涙と涎と変な汁を飛び散らせて、二匹はすっきりを続けている。 ゆっくりの行動の中でも最も醜く、見ていると即潰したくなるくらいの不愉快な営みだと俺は思っている。 そんな二匹のそばで何やら小さな黒い物が、草むらに隠れてガタガタと震えている。 あの帽子は間違いない、まりちゃだ。 「んっほぉぉぉぉ!おちびちゃん、ふるえちゃってかわいいわぁぁぁ!あんしんしてね!ありすがやさしく、おとなにしてあげるわぁぁぁ!!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!きょわいのじぇぇぇぇぇ!!おちょーしゃぁぁぁん!たすけちぇぇぇぇぇ!!」 「おちびぃぃぃ!ゆっふぅ!こ、ここからにげるんだぜぇぇぇぇ!!ここは、おとーさんが、くっぅいぃぃぃとめるぅぅぅぅ?!」 「あらぁぁぁぁ?!こどもにみられて、こうふんしているのかしらぁぁぁぁ?!んっほぉぉぉぉ!みられるのがすきなのねぇぇぇぇ!!」 何と言うか、これ以上見ていると目が腐る。 それに、れいぱーの次のターゲットがまりちゃのようだ。 当のまりちゃは、草むらでガタガタ震えているだけで逃げようとはしない。 ここは俺が助けてやらねば! 俺は靴が汚れるのも気にせず、ありすに思いっきり蹴りを入れた。 「ゆぼぉぉぉぉ?!んっほぉぉぉぉぉぉう!おそらをとんでるみたぁぁぁぁぁぁ 『ザッパーン!』 んぼごぼぅ…」 ありすは変な汁を周囲に撒き散らしながら、川の底に沈んでいった。 それを見てポカンと口を開いたまま固まる子まりさと、まむまむから変な汁をダラダラと垂らして呻いている親まりさ。 「ゆぉぉぉ?まりざ、たすかったのぜぇぇぇ?!ありがとぉぉぉ!にんげんざぁぁぁぁ 『ドカッ!』 ゆっごぉぉぉ?!」 ヌメヌメとした親まりさがあまりにも気持悪かったので、思わず蹴りを入れてしまった。 親まりさはありすと同じように、変な汁を飛ばしながら水しぶきを上げて川に沈んでいった。 「おちょーしゃ…?………ゆ…ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!どぼじでぇぇぇぇ?!どぼじでこんなことしゅるのぉぉぉぉ?!」 「ん?ああ、つい…まあ気にするな。まりさは放っておいても勝手に生えてくるんだぞ?」 「なにいってるのじぇぇぇぇ!ゆえぇぇぇぇん!このゆっくちごろしぃぃぃぃ!」 泣きながら俺の足に体当たりをするまりちゃ。 どうやら俺は、れいぱーよりは怖くないらしい。 そんなまりちゃを見ていてある事を思いついた。 「そうだ、まりちゃ。お前をれいぱーに狙われないようにしてやろう!」 「ゆぅぅぅ!なにいっちぇるのじぇぇぇぇぇ!!…ゆっわぁぁぁ!おそらをとんでるのじぇぇぇぇ♪」 俺に持ち上げられたまりちゃは、尻をブリブリと振ってキャッキャとはしゃぐ。 そう、この尻の動きがれいぱーを誘っているのだ。 俺は落ちていた太めの木の枝を、まりちゃのまむまむにねじ込んだ。 「ゆっぴぃぃぃぃ!!いっちゃいぃぃぃぃ!…ゆえぇぇぇぇん!まりちゃの、たいせちゅなばーじんしゃんがぁぁぁ!!」 まむまむに突き刺さった木の枝を見て、ゆんゆんと泣くまりちゃ。 先ほどよりも激しく尻を振り、俺の手から必死に逃れようとする。 俺はまりちゃのあにゃるにも木の枝を突っ込んで、二本の枝が抜けないようにボンドで固めた。 「ゆんやぁぁぁぁ!そこは、あにゃるしゃんなのにぃぃぃ!ゆえぇぇぇぇん!まりちゃ、およめにいけにゃいのじぇぇぇぇ!!」 お下げをブンブンと振りまわして、俺の手を攻撃するまりちゃ。 そんなまりちゃを見て、俺はもう一つ気がついた。 俺は帽子を奪うと、目の前でそれを破り捨てた。 「ゆぅぅぅ?!まりちゃのすてきなおぼーししゃんがぁぁぁぁ?!どぼじでぇぇぇぇぇぇ!!」 続けてまりちゃの髪の毛とお下げ全部むしり取る。 まりちゃは破れた帽子と、むしり取られた髪の毛を見てぽろぽろと涙をこぼす。 「ゆぅぅぅ…まりちゃのおぼーち…まりちゃのさらさらきんぱつしゃん…どぼじで…ゆえぇぇ…」 「どぼじで?そりゃ、お前がまりちゃだから、れいぱーに狙われるんだ。これで今日からまりちゃは、りっぱなハゲ饅頭だ!ハゲ饅頭のまりちゃ、略してはげちゃだ!」 「ゆっぴぃぃぃ?!なにしょれぇぇ?!まりちゃは、まりちゃなのじぇ!はげちゃなんかじゃないのじぇぇぇぇぇ!!」 まりちゃ改めはげちゃは、ぴょんぴょんと元気に飛び跳ねて泣き叫ぶ。 「じゃあな、強く生きろよ 『はげちゃ』 さらばだ!」 はげちゃは涙を溢れさせると、その場でコロコロと転がって泣きわめく。 俺はそんなはげちゃに背を向けて、次のまりちゃを探す事にした。 俺の背後からは、はげちゃの泣き声が何時までも聞こえていた。 「ゆゆ~~ん!かわいいよぉぉぉ!れいむのおちびちゃんは、せかいのたからだよぉぉぉぉ!!」 橋の下に置いてあるダンボールの中から、ゆっくりの声が聞こえる。 覗き込んでみると、一匹のれいむが幸せそうな顔で体を揺らしている。 れいむが見ているのは、汚い雑巾に包まれた五匹の赤ゆっくり。 れいむ種三匹に、まりさ種二匹が安らかな寝顔でゆーゆーと寝息を立てている。 「れいむは、たからものにかこまれて、とーってもゆっくりできるよ!れいむはしあわせものだね!ゆふふ♪」 「何が宝物だ。お前は自分がゆっくりする為に、子供を作っているにすぎない。その内自分似じゃないまりちゃを迫害するんだろ?このゴミ虫め!」 俺の言葉に気を悪くしたのか、れいむは周囲を見渡しながら頬を膨らませて文句を言う。 「ゆゆ?だれなの?れいむのあいは、ゆっくりびょうどうだよ!れいむは、あいであふれているんだよ!しつれいなこと、いわないでね!ぷんぷん!!」 「溢れて零れているんだよ、お前の愛は。所詮お前は自己愛の塊に過ぎない!」 俺は揉み上げをワサワサと動かして怒っているれいむを、ダンボールから取り出した。 れいむは俺の顔を見るとしばらく固まり、硬直がとけると同時にガタガタと震えはじめた。 「ゆわぁぁぁ?!どぼじでにんげんざんがいるのおぉぉぉ?!ゆっくりできないぃぃぃ!!」 「何がゆっくり出来ないだ?!お前のせいでゆっくり出来なくなるのはまりちゃだ!まりちゃの為に死ねぇぇぇぇ!!」 「ゆぅぅぅ?!なにいってるのぉぉぉぉ?!れいむはぁぁ!おそらをとんでるぅぅぅぅぅ? 『グチャ!』 ゆべじゅ!?」 俺はギャーギャー騒ぐれいむを、力いっぱい放り投げた。 れいむは橋脚に顔面からぶつかると、汚いと共に餡子を撒き散らして息絶えた。 「ゆゆぅ…にゃに?うるしゃいよ…ゆあ?…おかーしゃ?どこ?」 れいむと俺の騒ぎが聞こえてきたのか、一匹の赤れいむが目を覚ました。 どうせこいつ等も、その内姉妹であるまりちゃを苛めるだろう。 れいむの子はれいむ、でいぶの子はでいぶ。 れいむ種はまりちゃにとって害でしかない。 「おかーしゃ!おかーしゃ!どこいっちゃ 『ブチッ!』 びゃ!」 ブチョ!「びょ!」 ブリョ!「ゆびゅ!」 俺は目を覚ました赤れいむと、その姉妹の赤れいむを指で一匹ずつ潰していった。 赤れいむはれいむらしく、最後まで醜い死に姿を晒して雑巾のシミになった。 おそらくまりちゃが目を覚ました時に、親れいむと赤れいむが居なくなっているのに気が付いて泣き喚くだろう。 だがこれは、まりちゃが将来泣かない為の予防策なのだ。 勢いあまってまりちゃを殺しそうになったのは秘密だ。 こうして俺は散歩ついでに、野良まりちゃを助けて回った。 「そう言うの、助けてるっていわねーよ!結局まりちゃを虐待してるじゃねーか!」 俺がまりさを助ける旅に出た発端となった友人が、俺がこっそり撮影してた「助けられたまりちゃーズ」の写真を見てそう言った。 確かに何匹かは泣き顔だが、俺が助けた事には間違いないのだ。 それにまりちゃもゆっくり。 たとえ今日死んでも、明日には別のまりちゃが生えてくるのだ。 それにまりちゃは、幸せそうに笑っているより、ゆんゆんと泣いている方が絶対に似合うと思うのだ。 「まあ、確かに…まりちゃは泣いているもの可愛いな…だからってこれはやりすぎだよ」 そう言うと友人は呆れ顔でため息をついた。 「お前も解っているじゃないか!よし、昨日まりちゃを助けた分だけ、今日は虐めるぞぉぉぉ!」 「いや、それは何時もやってる事じゃないのか?」 完 徒然あき
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『まりちゃであそぼう』 18KB いじめ 小ネタ 子ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。ちょっと長めです。 「ゆわぁぁぁぁ?!ほんとーでずがぁぁぁぁ?!」 「ゆゆぅ!かいゆっくち?!ゆっくちー!」 「ゆわーい!あまあまいっぱいたべるのじぇー!!」 薄汚い野良の一家が喜び跳ね回る。 揉み上げやお下げをブンブン振り回して、満面の笑みを浮かべている。 今にも死にそうなほどの、不幸を絵に描いたような顔は何処へいったのやらである。 「さあ、くそどれいはさっさとれいむたちを、おうちにあんないしてね!」 「あまあまよこしぇー!くしょどれー!!」 「かわいーまりちゃを、さっさとゆっくりさせるのじぇー!」 すでに飼いゆっくりになったつもりで居るのか、野良一家は大はしゃぎ。 私を見下すようにニヤニヤと笑いながら、偉そうに命令を始める。 「何勘違いしてるの?私はそこのまりちゃだけ貰うって言ったのよ?あんた達は要らないわ」 『ゆゆ?!』 私の言葉に驚く野良一家。 ぽかんと口を開けて固まる一家の中から、私は子まりさだけを摘み上げると持っていたビニール袋に放り込む。 「ゆわーい!おしょらをとんでるみちゃーい!」 キリッと眉毛を吊り上げて、お決まりの文句を言いながらビニール袋の中に消えていく子まりさ。 そしてそれを間抜け面で見つめるれいむ親子。 「ゆっがぁぁぁぁぁ?なにじでるのぉぉぉぉ?おちびちゃんをどこにつれていくのぉぉぉぉぉ?!」 「ゆぅぅぅ?!まりちゃだけじゅるいよぉぉぉ!!れーみゅも 『グチャ』 びゃ?!」 私は足元で騒ぐ子れいむを踏み潰した。 子れいむは汚らしい音を立てると、アスファルトのシミになった。 「ゆっぎぃぃぃぃ?!でいぶのおちびちゃんがぁぁぁぁぁぁ?!どぼじでこんなごどずるのぉぉぉぉぉ?!」 親れいむは潰れた子れいむには目もくれずに、私に向かって罵声を浴びせる。 私はわざとらしくため息を一つつくと、五月蝿い親れいむの口を足で踏み抜いた。 「がびゃん?!げべぇ?びびゃぁぁぁぁ?!がにごべぇ?ぼうばっでぶどぉぉ?!」 口を潰された親れいむは、泣きながら私を見て呻きながら何かを訴える。 だが私はそれ以上この親れいむに関わる気が無いので、足早にその場を後にした。 「やい!くそにんげん!まりさとおちびが、かいゆっくりになってやるんだぜ!こうえいにおもうんだぜ!!」 「のじぇー!のじぇー!まりちゃは、しゃいこーのゆっくちなのじぇ!こーえーにおもうんだじぇ!!」 ゆっくりが居そうな公園に入った途端、私を出迎えてくれた野良まりさの親子。 このまりさ達はまだ野良になったばかりのようで、比較的外見が綺麗だ。 だが野良落ちするだけあって、私を見下すようにニヤニヤと笑いながら、何故か得意そうに仰け反る。 私は先程度同じ様に子まりさだけ持ち上げてビニール袋に入れると、親まりさを放置して公園内を散策する。 「ゆゆぅ?!…ま、まつんだぜぇぇ!どうして、おちびちゃんだけつれていくんだぜ!まりさもかいゆっくりにするんだぜぇぇぇ!!」 しばらく思考停止していた親まりさが再起動すると、慌てて私を追いかけてくる。 息を切らして必死に跳ねてくるのは良いが、何より耳障りなのはその大声である。 私は振り返ると、こちらに跳ね寄ってくる親まりさの顔面に蹴りを入れた。 ドカッ! 「ゆぎぇびょ?!」 間抜けな音を出して吹っ飛ぶ親まりさ。 多少加減をしているとはいえ、私が履いているのは安全靴。 顔面が大きく陥没した親まりさは、ボールのようにコロコロとどこかに転がっていく。 この公園は地元でも有名なゆっくりの掃き溜め。 私はもっと沢山の赤まりさと子まりさを集めたいので、あんなの一匹に何時までも構っていられないのだ。 「ゆゆぅ?!ここはどこなのじぇ?!まりちゃ、ねんがんのかいゆっくちに、なったのじぇ?!ゆわぁぁぁぁい!!」 「ゆっぷっぷ!めぬけなおかおの、にんげんがいるんだじぇ!これはまりちゃの、どれいなんだじぇ?」 「ゆぅぅ…おとーしゃ…おかーしゃ…どこなのちぇー?かくれんぼしてにゃいで、ゆっくちでてきちぇね!!」 部屋の中央に集められた赤まりさと子まりさの集団。 その数ざっと赤まりさ10数匹、子まりさ20数匹といったくらい。 不安そうに周囲を見渡しては涙目になるものや、早速私を見下してニヤつくものもいる。 同じ赤まりさ、子まりさでも多様な反応を見せてくれて、思わす私もニヤけてしまう。 私はその内の一匹、私の足にしーしーをしようとしていたやつを持ち上げる。 全体的な汚れ方から、あまり外に出てない野良のようだ。 「ゆゆぅ?なんなのじぇ?まりちゃのこーきなせーしゅいで、くしょにんげんをきよめてやるところだった…ゆっげぇぇぇ?!」 私は一匹の子まりさを持ち上げると、軽く握り締めてその感触を確かめる。 子まりさはとても柔らかく、まるで水風船のように握り締める度に形を変える。 子まりさは苦しそうに顔をしかめると、餡子を吐き出さないように口を必死に閉じる。 少し手の力を緩めると子まりさの表情が和らぐが、再び力を込めると涙目でうめき声を上げる。 「ゆぅぅぅ?!なにしちぇるのじぇぇぇぇぇ?!まりちゃが、くるちがってるのじぇー!やめるのじぇー!」 「そーなのじぇ!いくらそのまりちゃがよわむちでも、まりちゃをいじめるのはゆるしぇないのじぇ!!」 「どれーがはんらんをおこしたのちぇー!ゆるせないのちぇー!せーしゃいしてやるのちぇー!!」 固まっていたまりちゃ達が、一斉に動き出して私の周りに集まってくる。 頬を膨らませて私を威嚇したり、強気な子まりさの陰に隠れて震えていたりと様々な反応を見せてくれる。 「何してるのって?そりゃ、まりちゃで遊んでいるのよ」 『ゆゆぅ?!』 私の言葉が分からないのか、私の手の中の子まりさを含めたまりちゃ達が困惑する。 私はそんなまりちゃ達を無視して、手に持った子まりさにゆっくり用の座薬「ゆっくりかんちょー」を挿す。 「ゆゆぅ?!しょこはまりちゃの、でりけーとぞーんなのじぇ!きやすくさわ…ゆっぴゃい!ちゅぶぶぶぶ?!」 少し恥ずかしそうに顔を赤くする子まりさだが、あにゃるから進入にした異物に不快そうに顔を歪める。 これは本来ゆっくりが便秘になった時に使う物。 ただし赤ゆっくりに使うと、中身が全部下痢になって排出されるという危険な薬。 子ゆっくりでも1つが限界なのだが、ここはあえて5個投入してみる。 「ゆっぴきぃぃぃぃ!ひっぎぃぃぃぃ!まりちゃのぷりちーあにゃるがいちゃいのじぇぇぇぇぇぇ!まりちゃのなかに、はいってこにゃいでぇぇぇ!!」 イヤイヤと尻を振る子まりさ。 涙をポロポロと零しながらも、少し頬を赤くしてお下げを振り回す。 だが私はその尻を無理やり押さえつけると、座薬をどんどん挿入していく。 そして最後に、子まりさのあにゃるをボンドで塞いで準備完了だ。 子まりさの反応があまりにも面白かったので、つい座薬を8個も突っ込んでしまったのは秘密にしておこう。 「ぎぇじょじょじょ!ごべばばぁぁ?!ぶっちゅ!ぶっちゅ!じゅんばばばっばばば!!」 座薬を突っ込まれた子まりさが、真っ青な顔で奇声を上げる。 両目が別の生き物のようにグルグルと動き回り、体全体からびっしりと変な汗を流している。 この薬は乾燥したうんうん、ゆっくりの餡子をお汁粉状にして排便させるという物だ。 それを過剰に摂取させればどうなるのか。 「よし!手榴弾!くらえい!!」 私はタイミングを見計らい、子まりさのお下げを無意味に毟り取る。 そして手榴弾に見立てた子まりさを、まりちゃ軍団の目の前の床に叩き付けた。 バシャ!! 『ゆゆぅぅ?!』 叩きつけられた子まりさは、まるで水風船が破裂するように中身を撒き散らして砕け散る。 最前列にいたまりちゃ達は、思いっきりその餡子を浴びる事になった。 中枢餡を含む体内の餡が、すべてお汁粉状に変換された子まりさ。 本来はこれがあにゃるから排出されるのだが、今回はそこを塞がれていた為逃げ場が無い。 もう少しタイミングが遅ければ、うんうんとして排出される餡子が、口や目玉から餡子が流れ出ていただろう。 つまり今飛び散ったのは、この子まりちゃのうんうんになる。 「ゆっぴゃぁぁぁぁ?!くっしゃぁぁぁぁい!これ、うんうんなのじぇぇぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁん!うんうんしゃん、こっちにこにゃいでよぉぉぉぉ!まりちゃは、せーけちゅのきれーじゅきなのじぇぇぇぇ!!」 「うんうん!うんうん!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのきれーなおかおに、うんうんついちゃったよぉぉぉぉぉ!!」 液体状うんうんを浴びた子まりさ達は、狂ったように跳ね回って泣き叫ぶ。 私にはうんうんなのか餡子なのかは解らないが、まりちゃ達ににはしっかり認識出来ているようだ。 中には全身うんうん塗れになった赤まりさもおり、まるでおはぎのような姿のまま気絶してしまっている。 私に向かってこようとした連中も、この惨状に戦意を喪失したらしく駄々をこねるように転がり回って逃げていく。 一応床にはビニールシートを敷いてあるので、私には特に被害無し。 服も簡単に洗えるジャージ姿なので、問題なしである。 「ど、どーなってるのじぇ?…まりちゃが…うんうん?…にゃんで?どーしちぇ?」 「まりちゃが、うんうんになったのじぇ?…こんにゃの、しんじられにゃいのじぇ…ゆえぇぇぇぇ…」 この惨状を少しはなれた所で見ていたまりちゃ達は、状況を理解出来ないで固まっている。 同胞がいきなり爆ぜてうんうんになるとは、思ってもみなかった事だろう。 私は固まっていた赤まりさ達を5匹ほど摘みあげると、部屋内に用意してあったホットプレートの上に乗せる。 「ゆゆぅ?なにこりぇ?………ゆっぴぃぃぃ!あっちゅい!あっちゅい!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁん!まりちゃのびあんよがぁぁぁ!うじゃいんぼるともまっしゃおの、せかいいちのしゅんしょくがぁぁぁ!!」 「おかおあっちゅい!おとーしゃぁぁぁ!おかーしゃぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 私は熱さから逃れようと飛び跳ねたり泣き叫ぶ赤まりさ達をフライ返しで一箇所に集め、死なない程度に焦げ目をつけていく。 赤まりさ達のしーしーや皮が焼ける臭いが漂い始め、部屋中を甘い臭いで満たしていく。 私は弱り始めた赤まりさの塊に、小麦粉をオレンジジュースと生卵で溶いた物を少しずつ垂らしていく。 「ゆちゃぶちゃ!あみゃあみゃ?!…あっちぃ!あっちゅい!ゆっびゃぁぁぁぁ!」 「あびゃびゃ!びべぇぇ!あみゃい!あみゃい!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 オレンジジュース効果で少し体力と傷が回復する赤まりさ達。 だがホットプレートの熱から逃れられた訳ではない。 一瞬だけ和らいだ表情も、すぐに歪んで再び騒ぎ出す。 私は次第に固まっていく赤まりさの塊を、両面丁寧に焼いていく。 「はい、赤まりちゃ焼き完成!食べたこと無いけど美味しいよ!まあ、こんな汚い野良なんか食べたくないけどね!!」 「げじゅ…びゅば…ぎぎ…びび…ゆっ…ち…じじ…ゆっく……」 私は焼きあがった赤まりちゃ焼きを皿に盛り付けると、他のまりちゃ達によく見えるように皿を床に置いた。 赤まりちゃ焼きにされた赤まりちゃ達はどれも死んでおらず、苦痛に歪んだ表情を浮かべながら痙攣している。 こんがりと焼け目のついたそれは、れみりゃ辺りに食べさせればさぞ喜んだ事だろう。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!なんなにょこれはぁぁぁぁ!!どーしちぇ、こんにゃひどいことができるのじぇぇぇぇぇ?!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!こわいのちぇぇぇぇぇぇ!どーちてぇぇぇぇ?!まりちゃ、かいゆっくちになれちゃのにぃぃぃ!ゆんやぁぁぁぁ!!」 「ごめんちゃいぃぃ!あやまるからもうやめちぇよぉぉぉ!ゆっくちさせちぇよぉぉぉぉ!!」 赤まりちゃ焼きを見たまりちゃ達は、ゆんゆんと泣き出したり、餡を吐き出したりと大騒ぎ。 部屋から逃げ出そうと壁に体当たりしたり、私に許してもらおうと必死に頭を下げたりしている。 私はそんなまりちゃの中から一匹の子まりさを捕まえる。 「やめりょぉぉぉ!はなしぇぇぇぇ!まりちゃはつよいのじぇぇぇ!ほんきなのじぇぇぇぇ!いちゃいことしたら、ぶっころしゅのじぇぇぇぇ!!」 子まりさは私の手の中で体をブリブリと動かし、涙目で私を睨みつける。 だがおそろしーしーを漏らして、ガタガタと震えているので説得力が無い。 私はそんな子まりさのあにゃるから金属製の串を刺していき、中通餡を傷つけないように口から貫通させる。 「ちゅば!びゃびゃびゃ!いっちゃい!いっちゃい!これちょっちぇぇぇぇ!ゆっびゃぁぁぁぁぁん!」 子まりさは串刺しになりながらも、ブリブリと体を揺すって痛がる。 その行為が余計に苦痛を伴うとは考えられないらしい。 私は子まりさの刺さった串の両端を、ガスコンロの隣に取り付けてあるハンガーの上に乗せる。 そしてガスバーナーナーに点火する。 「ゆびぴぴぃぃぃ!!ゆっちゃい!あっちゃい!あっちゃい!まみちゃ、あちゃいのいやなぼちぇー!!」 子まりさは上手く喋れないながらも、ポロポロと涙を零して叫び声を上げる。 私は子まりさの刺さった串をコロコロと転がしながら、子まりさ全体に火が通るように子まりさを回す。 帽子や金髪に火が燃え移り、あっという間に丸はげ饅頭になってしまった子まりさ。 それでも両目を見開いて、体をくねらせて必死に火から逃れようとする。 これは赤、子ゆっくり様に作られたゆっくり丸焼き器だ。 家でも手軽にゆっくりの丸焼きを楽しめるようにと、加工所が作った面白アイテム。 嫌がる人も多いが、こうやって生きた状態で使う方が味がよくなるそうだ。 成体ゆっくり用や、貸し出し専用でドスまりさ用もあるらしい。 いずれドスまりさの丸焼きも見てみたい等と考えていると、子まりさ全体にこんがりと焼き色がついている。 両目はカラカラに乾燥し、だらしなく開いた口からパリパリになった舌が伸びている。 見た目がかなりグロテスクな、まりちゃの丸焼きの完成だ。 「はい、まりちゃの丸焼き完成よ!良かったら食べてね!」 「ゆっびぃぃぃぃぃ!こんにゃの、たべられるわけないのじぇぇぇぇぇ!!」 予想通りの返答を返すまりちゃ達。 それはそうだろう、私もこんな醜いものは食べたいと思わない。 とりあえず赤まりちゃ焼きの皿の上に乗せておいて、今度は餡子を吐いて死に掛けていた赤まりちゃすべてをボールに入れる。 赤まりちゃ達にはオレンジジュースをかけて、応急処置しておく。 「あみゃ…あみゃ…?ゆわぁぁぁい!あみゃあみゃしゃん、ゆっくちしちぇるよぉぉぉ!」 「ゆっくちー!あみゃあみゃしゃんで、まりちゃ、ふっかちゅー!かわいーまりちゃが、げんきになっちゃよー!!」 それまで死にそうな顔をしていた赤まりさ達が、急に元気に騒ぎ出す。 ボールの底や体についたオレンジジュースを舐め取っては、幸せそうに微笑んで体を振るわせる。 「しあわしぇー!しあわしぇー!しあわ…ゆっげぇぇぇぇ?!げろげろぉぉぉぉぉ?!」 「ゆぶぶぶぅぅ?!ごばばぁぁぁぁ!がじゅ!げじゅぅぅぅぅ!!」 「びゅびゃぁぁぁ!がびゅ!げぼぼぼぼぅ?!あばあば?!あばあばばばば?!」 それまで幸せそうにしていた赤まりさ達が、突然餡子を吐き始める。 どの赤まりさも、不思議そうに目をまん丸に見開きながら、餡子を吐いている。 実はオレンジジュースの中に飼いゆ躾用の薬、「あまあまだいきらい」というやつを雑ぜておいたのだ。 これを適量甘いものに雑ぜてゆっくりに食べさせると、あとから苦味や辛味がゆっくりの舌を襲いあまあまが嫌いになるという変な薬。 実際にこれであまあまが嫌いになる事もあるそうだが、あほなゆっくりはこれで懲りずにあまあまを食べ続ける。 最近ではむしろ、規定量以上を投与して殺ゆ剤として使われる事の方が多いそうだ。 試しに使ってみたが、面白いほどの効果だった。 私は餡子の上に萎れて皮だけになった赤まりさ達を、餡子を吐いてぐったりしていた子まりさの口の中に無理やり押し込んだ。 「ゆびゃ?!ゆっびぃ!ぶもももも!ゆっぎぃぃぃぃぃ!やべべべぇぇぇぇ!ぐももも!ごばっ!げぼっ!」 弱っていた子まりさはあまり抵抗もせずに、無理やり赤まりさの残骸と餡子を口に押し込められてうめき声を上げる。 私はボールの中の餡子をすべて子まりさに食べさせると、子まりさのあにゃると口をテープで塞いだ。 「ぶぶっ!ぶびぃ!ぐぶご!ぼぼぼ!ぶぎぇ!」 弱っていた子まりさは、両目を血走らせながらごろごろと周囲を転がり始める。 体中から変な汁をダラダラと垂れ流し、ガタガタ震えたり体をグネグネとくねらせてのた打ち回る。 大分元気になったようなので、私は子まりさにゆっくり興奮剤を注射する。 「びゅびゅぅぅぅ?!じゅぶ?!ぶっぼぉぉぉぉぉぉ!!」 針が刺さると一瞬顔をしかめる子まりさだったが、しばらくすると顔を火照らせて両目を真っ赤に血走らせる。 底部から小さなぺにぺにを隆起させると、腰を振るように体をクネらせて他のまりちゃを追いかけ始める。 「ゆんやぁぁぁぁぁ!なにこのまりちゃ?!きもちわるいのじぇぇぇぇぇぇ!」 「ゆっぴいぃぃぃぃ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、じゅんけつのばーじんしゃんなのじぇぇぇ!あいのにゃいしゅっきりは、したくないのじぇぇぇぇ!!」 一匹の子まりさに、発情した子まりさがのしかかる。 だが口が封じられている為、相手に噛み付いて押さえ込む事が出来ずに逃げられてしまう。 それでも他のまりちゃを求めて跳ね回る子まりさ。 ぺにぺにも先ほどより膨らんできている。 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、しゅっきりしたくにゃいぃぃぃぃ!!」 今度は部屋の隅に、一匹の子まりさを追い詰めるれいぱーまりちゃ。 ニヤニヤと笑いながら子まりさを見つめると、さらに膨らんだぺにぺにを子まりさの頬に押し当てる。 私は吹き矢を取り出すと、動きの止まったれいぱーまりちゃのぺにぺに目掛けて矢を放つ。 フッ! パン! 「ぶじょぉぉぉぉ?!」 「ゆっびゃぁぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇ?!きもちわりゅいのじぇぇぇぇぇぇ!!」 割と近距離で狙ったこともあり、見事吹き矢はれいぱーまりちゃのぺにぺににヒットする。 ぺにぺには風船のように破裂すると、精子餡を子まりさにと自身に大量に浴びせた。 「ゆっぴぃぃぃ!あかちゃん!まりちゃ、ばーじんしゃんなのに、あかちゃんできちゃたよぉぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁ!!」 「ぶじゃ!ぶごご!ぶもぉぉぉぉ!!」 額から生えた茎を見てゆんゆんと泣き始める子まりさと、ぺにぺにが粉砕された痛みに周囲を転げ回るれいぱーまりちゃ。 しばらくすると、れいぱーまりちゃの額からも茎が生えて赤ゆが実り始める。 二匹は実った赤ゆに餡子を吸われ、見る見る内に衰弱していく。 「やめ…ちぇ…まりちゃの…しゅわない…で…まりちゃ…しんじゃ…のじぇ…ゆ…ぇぇ…」 「ぶ…もも…ご…げ…げ…ぶぶ………」 母体とは正反対に、幸せそうな寝顔でユラユラと揺れる数匹の赤ゆ達。 これからの、ありもしない幸福な生活でも思い浮かべているのだろう。 あまりにも幸せそうなその顔が少しムカついたので、私は弱った二匹の親共々素足で赤ゆを踏み潰した。 「ゆひっ…ゆぅぅ…どぼじで…どぼじで、まりちゃたちをいじめりゅの?…まりちゃ、ひっしにいきちぇるんだよ…」 「しょーなのじぇ…まりちゃはこーきなそんじゃいなのじぇ…だいじにあつかわにゃいと、だめなのじぇ…」 「まりちゃは、しぇけいにひとつのほーせきなのじぇ…しょれを…しょれを…どぼちて、こんなことができるのじぇ…?」 部屋の隅で固まっていたまりちゃ達が、私に怯えながらも必死に訴える。 涙目で私を睨みながら、しーしーを漏らさんばかりにガタガタと震えている。 中には最初に爆死した子まりさのうんうんを体につけた奴も混ざっている。 「どうしてって?あんた達は、あまあま沢山食べたいと思ってるでしょ?」 「とーぜんなのじぇ!あまあましゃんはとーってもゆっくちできるのじぇ!ゆっくちだけにゆるされたしあわしぇなのじぇ!!」 「それと同じ事よ。私もまりちゃと沢山遊びたいのよ。まりちゃが泣き叫ぶ姿を見たり、潰れていくのを見るととってもゆっくり出来るの!」 「ゆゆぅ?!」 「これは人間だけに許された幸せなのよ!だから私をもっとゆっくりさせてね!」 私の言葉を聞いたまりちゃ達は、しばらく引きつった表情で固まった。 だが私が一匹の子まりさを踏み潰した途端、息を吹き返したように騒ぎ始める。 「いやじゃぁぁぁぁ!まりちゃ、しにちゃくなのじぇぇぇぇ!しぇかいのだれよりも、ゆっくちしゅるのじぇぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!ここはじごくなのじぇぇぇぇ!まりちゃ、わるいゆめをみちぇるのじぇぇぇぇぇ!ゆめしゃん、はやくしゃめてねぇぇぇ!!」 「ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁ!こっちくりゅなぁぁぁぁぁ!まりちゃ、しにたくないのちぇぇぇぇぇ!ゆっびゃぁぁぁぁぁぁん!!」 散り散りに逃げるまりちゃや、その場で震えて動けないまりちゃ達。 駄々をこねるようにただ泣くまりちゃや、恐怖でしーしーを漏らすまりちゃ。 私はそんなまりちゃ達の中から一匹、また一匹と無作為に選んでは踏みにじり、ひねり潰す。 一匹死ぬ度に他のまりちゃが悲鳴を上げて、一匹踏み潰す度に他のまりちゃが元気良く逃げ回る。 部屋の彼方此方に餡子が散乱し掃除が大変そうだとふと思ったが、それ以上にまりちゃ達の行動が私を楽しませてくれる。 他のまりちゃを囮に逃げようとするまりちゃ。 逃げ場の無い部屋の壁にかじりつく様にはりつくまりちゃ。 いじわるしにゃいでと、ただ泣き叫ぶだけのまりちゃ。 死んだふりをしてやり過ごそうとするまりちゃ。 あのまりちゃはどうやって遊んであげようか。 あのまりちゃはどうやって潰そうか。 まりちゃはとても楽しい私のおもちゃ。 まりちゃはとてもゆっくりできる。 まりちゃ遊びは楽しい娯楽。 まだまだ遊びは終わらない。 完 沢山のまりちゃで遊びたくなったので書いてみました。 特に意味はありません。 まりちゃは全滅しても生えて来るので安心できますね。 徒然あき
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『きたないまりちゃ』 9KB いじめ 小ネタ いたづら 子ゆ れいぱー 虐待人間 いつもの小ネタです。 公園に捨ててあるお菓子の袋の中に、一匹の子ゆっくりがいる。 薄汚さから野良だと思われるそのゆっくりの周囲には、成体のゆっくりは見当たらない。 親に先立たれたのか、それとも子供だけ捨てられたのかは分からない。 その子ゆっくりは力なくノソノソと袋から這い出て、涙目で周囲の雑草を食べ始める。 「むーちゃ…むーちゃ…にがいのじぇ…むーちゃ…むーちゃ…ふちあわしぇ…」 世界中の不幸を背負っているかの様な覇気のない顔。 全体的に肌は汚れて、金髪もベタベタしている。 何故か底部が異常に汚れており、帽子も汚れやささくれが目立つ。 帽子についたリボンも少しかけており、灰色のそれはあちこちに何かのシミがついている。 自分の不幸を誤魔化すかのように、何かをする度に「ゆっくち」と子声で呟く。 だがその表情は微塵もゆっくりしていない。 「ゆぅ…きょうもがんばっちぇ…かりしゃんをしゅるよ…」 通常ゆっくりにとっての狩とは、食糧確保以外にも自分の力を誇示する手段としてよく使われる。 野良の場合、殆どがゴミ漁りに当たるこの行為なのだが、それでもゴミを漁って沢山食料を持ってこれる者は「ゆっくりできる」のだ。 この子まりさも、どうやらゴミ漁りに出かけるようなのだが、今は午前10時。 それも休日となれば、当然ながらゴミは置いてないだろう。 そうとも知らず、重い体を引きずるように這う子まりさ。 ちなみに私はこの汚い子まりさを、すぐ近くで観察している暇人。 加工所産「にとり帽子」のおかげで、子まりさは私を認識出来ないらしい。 にとりと言うゆっくりは、普段かぶっている帽子を横にずらすだけで他のゆっくりから認識されなくなるそうだ。 この帽子もそれと同じ原理で、横にかぶるだけでゆっくりから認識されなくなる優れ物。 たったこれだけの事で姿が見えなくなるとは、流石いい加減な不思議饅頭。 まあ、そのおかげでこの至近距離で子まりさを観察出来るのだ。 ただ近づき過ぎたせいか、風に乗って時々子まりさの臭いが鼻を刺激する。 洗ってないカブトムシが、牛乳を拭いた雑巾の上にいるような、何ともいえない悪臭だ。 私はその臭いに少し腹が立ったので、子まりさの家であるお菓子の袋をゴミ箱に捨ててあげた。 生意気に袋の中には、風で飛ばないように石が置いてあった。 この石も、もしかしたら宝物なのかもしれないと思い、花壇の土の中に埋めてあげた。 改めて子まりさを見てみると、先程から必死に這いずっているが、まだ1mも進んでいなかった。 このままでは日が暮れると思い、私は手を叩いて大きな音を出してみた。 パンッ!! 「ゆっぴゃい!!」 乾いた大きな音に驚いた子まりさは、しーしーを漏らしてガタガタと震え始める。 そして恐る恐る振り返り、私の方を見て再び驚きの声をあげる。 「ゆぅぅ…ゆ?………ゆっぴぃぃぃぃぃ!まりちゃの、すてきなおうちがにゃいよぉぉぉ!どこいっちゃのぉぉぉ?!」 ポロポロと涙を流し、その場でピョんピョンと飛び跳ねる子まりさ。 帽子や肌についたゴミがポロポロとこぼれ落ちる様子を見ていると、なんだか背中が痒くなってくる。 子まりさはゆんゆんと泣きながら、袋が置いてあった場所まで跳ねてくる。 そして周囲を何度も見渡ては、しーしーを漏らしながら大声で泣き喚く。 「ゆぅぅぅ?!おうち!おうち!まりちゃのおうちぃぃぃぃ!ゆっくち!ゆっくちぃぃぃ!ゆえぇぇぇぇぇぇぇん!!」 身を屈めて尻をぷりぷりと振って泣く子まりさ。 その姿に少しイラッとしたので、思わず私は帽子を蹴り飛ばす。 「ゆびぇぇぇぇぇぇ………ゆぅ?あたまがすじゅしい…ゆんやぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのおぼーち!しゅてきなおぼーち!ゆえぇぇぇぇぇぇん!!」 子まりさは帽子が無くなっている事に気がついて、狂ったように跳ね回る。 涙と涎としーしーを周囲に撒き散らしながら、コロコロと駄々をこねるように転がって泣き始める。 栄養状態が悪そうな割には、意外と元気である。 しばらくジタバタすると、ようやく帽子を見つける子まりさ。 力なくズリズリと帽子に向かって這っていく。 私は子まりさが帽子にたどり着く直前で、帽子を踏みつけた。 「ゆ?」 一瞬視界から帽子が消えた事に、驚き固まり子まりさ。 ぽかんと口を開けて目を丸くしたまま動かなくなる。 私は帽子を踏みつけたまま、何度も地面に帽子を擦り付けるように踏みにじる。 「ゆゆ?ゆ?ゆ………ゆっびゃぁぁぁぁ?!どぼじておぼーちが、ぼろぼろになっちぇるのぉぉぉぉ?!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ボロ布のようになった帽子を必死に舐めながら、ポロポロと涙をこぼして絶叫する子まりさ。 当然そんな事をしても、帽子が修復される訳はない。 「まりちゃのおぼーち…はやくなおっちぇ…まりちゃのおぼーち…いちゃいのいちゃいのゆっくちー…おぼーち…おぼーち…ゆっくち…」 それでも子まりさは舐める事を止めない。 私は子まりさの帽子に青汁を少しかけてみる事にした。 「ぺーりょ…ぺーりょ…ぺーりょ?………ゆっぴゃぁぁぁぁぁ?!げろまじゅぅぅぅ!にがががぁぁぁ!ゆっげぇぇぇぇ!げろげろぉぉぉぉ?!」 両目を飛び出さんばかりに見開いて、餡子を吐き出す子まりさ。 苦しそうに顔をしかめ、ガタガタと震えて涙をこぼす。 これだけ泣いていて、よく体の水分が無くならないものだと感心する。 餡子を吐いて荒い呼吸をする子まりさ。 少し落ち着いたのか、恐る恐る舌を伸ばして帽子を舐める。 「ゆばっびゃぁぁぁぁぁ!にがぁぁぁい!くっしゃぁぁぁい!まりちゃのおぼーちが、ゆっくちできなくなったよぉぉぉぉ!!」 青汁の水分を得たせいで臭いも酷くなったのか、子まりさはお下げをぶんぶん振り回して臭いを拡散しようとしている。 私はそれを見て少し触るのを躊躇ったが、ボロ濡れ帽子を子まりさの頭に乗せてみた。 「ゆわぁぁ!おぼーちしゃん、おかえりなっしゃ……くっしゃぁぁぁい!にっがぁぁぁぁい!ゆんやぁぁぁぁ!ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 帽子が頭に乗った途端に、ぱっと笑顔になる子まりさ。 だがそれもほんのわずかな間。 臭いと滴る青汁の苦さに顔を歪めて、周囲をピョンピョンと飛び跳ねる。 それでも帽子を振り落とさないのは、お飾りに異常に執着するゆっくりの習性か。 子まりさはしばらく跳ね回ると、疲れてしまったのかそのまま眠ってしまった。 こんな無防備な生き物が生きて行けるのかと不安になった私は、家から持ってきた少量の生ゴミで、子まりさを埋めるとその場を後にした。 翌日。 昨日と同じ場所に行ってみると、そこには元気に跳ね回る子まりさがいた。 「くっしゃいぃぃ!うるしゃいぃぃぃ!なんなのこりぇぇぇぇ?!ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!!」 生ゴミに囲まれていたせいか、小バエに集られている子まりさ。 膨れてみたり、お下げを振り回したり、尻をブリブリ振ったり、ピョンピョンと飛び跳ねて小バエを追い払おうとする。 だが小バエは子まりさの周囲を旋回するだけで、逃げようとはしない。 こんな小虫にまで馬鹿にされるとは、なんと哀れな生き物か。 私は哀れみのつもりで、子まりさに殺虫スプレーを吹き掛けてやった。 「ゆゆぅ?…むししゃんが、みーんなおちちゃのじぇ!ゆわーいゆっくち…ゆっげぇぇぇ?!なにこにょにおいぃぃ!のどがいちゃいのじぇぇぇぇ!!」 殺虫スプレーを吸い込んだのか、ゆんゆんと泣き始める子まりさ。 苦しそうに舌を出し、何度も咳をする。 しばらくすると咳のし過ぎで疲れたのか、ぐったりとした子まりさはそのまま眠ってしまった。 更に翌日。 公園を覗いてみると、あの子まりさは少年達に石を投げられていた。 「くっせー!きたねー!何このゆっくり?!きもちわりー!」 「あはは!ほらほら!しっかり避けないと怪我するぞ!」 「ゆんやぁぁぁぁ!やめちぇよぉぉぉ!どーしちぇまりちゃをいじめるのぉぉぉ?!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇん!」 石と言っても、本当に小さな小石。 だが子まりさにとっては恐怖の大岩なのだろう。 必死に跳ね回ったり尻をブリブリ振って逃げ回るが、この子まりさは元々体力がない。 すぐにバテて地面に顔を埋めてしまう。 「ゆんゆんやぁぁぁぁぁ…ぐしゅ…ひぐっ…みんないじめりゅ…むししゃんも…ねこしゃんも…くさしゃんも…いししゃんも…にんげんしゃんも…ゆぅぅ…ぐしゅ…」 子まりさはブルブルと震えながら、悲しそうにぽろぽろと涙をこぼす。 「あはは!なんか泣いてるぞ!しかもしょんべんもらしてる!きったねー!まりさ菌がうつるぞー!」 「うわーきったねー!にげろにげろー!はははっ!」 少年達は子まりさに興味をなくしたのか、その場を去っていくと他の野良ゆっくりを捕まえて遊び始める。 残された子まりさはお下げで涙を拭うと、捨ててあるお菓子の箱を目指してよろよろと這いずっていく。 「ゆぐっ…ひぐっ…まりちゃ…きちゃなくにゃい…くしゃくにゃい…よ…ゆっくち…ゆっくち…ぐしゅ…ひぐ…ゆえぇ…」 悲しそうに目を下に伏せ、溢れる涙をぐっと堪える様に歯を食いしばる。 だが、やっぱり悲しくなって泣き始める子まりさ。 空のお菓子の箱に入ると、力なく呟いた。 「ゆっくちおかえり…まりちゃのすてきなおうち…」 子まりさはどうやらそのまま眠ってしまったらしい。 私は寝ている子まりさを箱から出すと、空箱をゴミ箱に捨てておいた。 それから数日後。 運良く生きながらえていた子まりさだったが、どうやらその運も尽きたらしい。 「んっほぉぉぉぉう!かわいいまりさねぇぇぇぇ!でも、きたなくて、くっさいわぁぁぁぁ?!ちゃんとまむまむあらっているのかしらぁぁぁ?!」 「やめちぇよぉぉぉ!まりちゃのまむまむ、ばーじんしゃんなのじぇぇぇぇ!さわっちゃだめにゃのぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 ボサボサの髪を振り乱したれいぱーありすが、子まりさのまむまむを凄まじい勢いで舐めている。 子まりさは必死に逃げようと身をよじるが、れいぱーの舌で辛め取られ動きを封じられている。 「ずぅぅ!はぁぁぁ!ずぅぅ!はぁぁぁ!くっさいわぁぁぁ!あらってない、べんじょむしさんのにおいねぇぇ!んっほぉぉ!こうふんするわぁぁ!ありすをさそっているのぇぇぇ?!」 「ゆびゃぁぁぁん!まりちゃ、くしゃくないのじぇぇぇぇ!いいにおいなのぉぉ!へんなこちょいわにゃいでぇぇぇぇ!!」 両目を血走らせたありすは、大きく息を吸い込んで子まりさのまむまむの臭いを嗅ぐような仕草をする。 子まりさはそれが恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして両目を瞑る。 「つんでれねぇぇぇ!いいわぁぁぁ!たとえどんなにくっさくても、ありすのあいはびょうどうに、わけあたえらえるのよぉぉぉ!!」 「ゆんやぁぁぁ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、ばーじんしゃんなのぉぉぉ!ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」 それから子まりさは、何度もれいぽぅされて額から大量の茎を生やして干からびた。 ありすは満足そうな顔をしていたので踏み潰しておいた。 子まりさと額に生えた実ゆっくり達は、皆同じように救われないほどの苦悶の表情を浮かべていた。 完 れいぽぅシーンは都合によりカットされました。 細かい描写は他のHENTAI作家さんにお任せします。 徒然あき
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『甘ったれまりちゃ』 22KB 虐待 自業自得 飾り 野良ゆ ゲス 現代 虐待人間 ぺにまむ まりちゃいじめです おさげあき 「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!おちょうしゃぁぁぁぁぁん!おきゃあしゃぁぁぁぁぁん!どこなのぉぉぉぉぉ!? まりちゃおにゃかしゅいたぁぁぁぁぁ!あみゃあみゃもってきちぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちしちゃいよぉぉぉぉぉ!」 「うるせぇ奴だなぁ……」 一人の男が公園から一匹の子まりさを自宅に連れてきたのだがずっとこの調子である。 この子まりさは公園で親と共に住んでいた野良ゆっくりだ。 普通なら厳しい野良で生活するために親がしっかりと教育するものだが子まりさの両親は初出産の子だったというのもあり大切に育てすぎた。 いや、甘やかしすぎた。 おちびちゃんは可愛い、おちびちゃんを見てるだけでゆっくり出来る。 何かしたい事があれば何でもいってね!おちびちゃんの幸せがれいむとまりさの幸せなんだよ! このように両親から思う存分ゆっくりと育てられた子まりさはゲスというより単なる甘ったれになってしまった。 まりさ種なら王様気取りのゲスになりそうだがこの子まりさは少し変わったゆっくりなのかもしれない。 両親もさすがにこのままではマズイと思ったのか慌てて子まりさを教育したが遅すぎた。 すでに子まりさの思考は「自分が何もしなくても周りがゆっくりさせてくれる」というものに固められていたのだから。 教育するなら赤ゆっくりの頃からしなければ意味が無い。 特にゆっくりは自分がゆっくりする事が最優先なので一度味わった楽な生活を捨て去るなど不可能だ。 父まりさがいくら狩りの仕方を教えようとしてもゆっくり出来ない事はしたくないと泣き喚いた。 母れいむがいくら野良の生活術を教えようとしてもまともに聞こうとしなかった。 両親が怒鳴っても子まりさはそれ以上の大絶叫で泣き喚き両親が謝罪するまで決して泣き止む事はなかった。 ずっと泣き叫んでいれば両親もいつかは諦めると理解しているのだ。 両親も子への愛情は未だに失っておらずあまり強く出られずにいた。 同じ公園に住む他のゆっくりに相談してもキチンと教育しなかったお前たちが悪いと言われ誰も助けてくれなかった。 このままでは成体になった時、何も出来ずにすぐ死んでしまう。 そう思った両親は最終手段として人間に助けを求めた。 人間はゆっくり出来ないが稀に愛護派と呼ばれる優しい人間もいる。 その人間に助けてもらおうというのだ。 だが相談した相手が悪かった。 その男はゆっくり虐待が何より大好きな人間だったのだ。 無能な両親から相談を受けた男は一週間で誰よりもゆっくりしたおちびちゃんにしてやると適当な事を言って子まりさを預かってきたという訳だ。 「しっかしここまでよくもまあ甘ったれに育てたもんだ、ある意味こいつの両親は才能があるのかもな」 「おちょうしゃぁぁぁぁぁん!おきゃあしゃぁぁぁぁぁぁん!しゅーりしゅーりしちぇよぉぉぉぉぉ!ぺーろぺーろしちぇぇぇぇぇぇ!」 「いい加減黙らせるか、うるせぇし」 男がテーブルの上に子まりさを置く。 男の手から解放された子まりさは動こうとせずその場でただ愚図るだけだ。 泣き叫べば親がなんとかしてくれると思っているのだろう。 まずはその幻想をぶち壊す。 「おい!ここには無能でクズな親はいねぇよ!いくら泣き叫んでも無駄だからさっさと黙れ!」 「ゆっくちぃぃぃぃぃ!はやくゆっくりしゃしぇてよぉぉぉぉぉ!きゃわいいまりちゃがこまっちぇるんだよぉぉぉぉぉ!」 「話聞けやコラ!」 バン 「ゆひぃ!?」 男がテーブルを叩くとその衝撃で子まりさが一瞬飛び上がる。 そして男と目が合うと再び泣き叫んだ。 「きょわいよぉぉぉぉぉ!おちょうしゃぁぁぁぁん!はやくたしゅけにきちぇぇぇぇぇぇ!にんげんきょわいぃぃぃぃ!」 子まりさはおそろしーしーを漏らしながらその場に寝転んで駄々っ子のように喚き散らす。 「どんなに泣き叫んでも親は助けにこねぇよ、お前があまりにゲスだから親が俺に教育を頼んだんだ」 「ゆぅぅぅぅぅ!?うしょだよぉぉぉぉぉ!おちょうしゃんとおきゃあしゃんがしょんなこというはずにゃいぃぃぃぃぃ!」 「だっていつまで経っても助けに来ないじゃん、つまりお前はブサイクなゴミクズって事だ」 「ちぎゃうぅぅぅぅぅ!まりちゃはきゃわいいのぉぉぉぉぉ!しぇかいでいちばんきゃわいいのぉぉぉぉぉ!」 「そう思ってるのはお前と無能の両親だけだ、それから両親の元に帰るのは一週間後だから」 「きゃわいいもん!じぇったいきゃわいいもん!だれがなんといおうとまりちゃはきゃわいいんだもぉぉぉぉぉん!」 「うーむ、人間を挑発するゲスゆっくりもイラつくがこういう甘ったれも結構イラつくもんだなぁ」 「きゃわいいまりちゃをはやくたしゅけにきちぇぇぇぇぇぇ!ゆっくちしゃしぇてぇぇぇぇぇ!」 「はあ……ホントにうるさい奴だ、ちょっと制裁が必要だな」 男は挨拶代わりに軽く子まりさにデコピンをした。 「ぴぃぃぃぃぃ!いぢゃいぃぃぃぃぃ!まりぢゃのきゃわいいおきゃおがいぢゃいぃぃぃぃ!」 「これくらいで泣き喚いてんじゃねぇよ、どんだけ甘やかされてたんだ?」 「ぴぃぃぃぃぃぃぃ!ぴぃぃぃぃぃぃぃぃ!だりぇかぺーりょぺーりょしちぇよぉぉぉぉぉ!」 子まりさは理不尽な暴力に癇癪を起こしひたすら泣き喚く。 こうすれば暴力が止むと思っているらしい。 「まあいいさ、静かになるまで続けるだけだ」 男は爪楊枝でピーピー泣き喚く子まりさの頬をガリっと引っかいた。 「ぴぎぇぇぇぇぇぇぇぇ!ばりぢゃのしゅべしゅべのほっぺぎゃぁぁぁぁぁぁ!」 「今度は突き刺しだ!」 「ぶっごぉぉぉぉぉぉ!いぢゃいよぉぉぉぉぉぉ!やめぢぇぇぇぇぇぇ!ぎゃわいいばりぢゃをいじめにゃいでぇぇぇぇぇ!」 「泣き止んで静かになったらやめてやるよ」 「やぢゃやぢゃやぢゃやぢゃぁぁぁぁぁぁぁ!いぢゃいのやぢゃぁぁぁぁぁ!だぢゅげぢぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「余計うるさくなったな、別にいいけど」 ズブ 「ぼっごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「あ、やべっ、手が滑ってまりちゃの可愛いおべべを刺しちゃった!ゆっくり許してね!」 「あっ……あっ……あっ……」 「せっかくだからこのまま汚い目は引き抜いてあげよう!」 ズリュッ 「……!!」 「うわっ!キモッ!こんなキモイ目は潰しちゃおうね!」 グシャ 「……お……べ……べ……」 「キモイ目は処分してあげたよ!ゆっくり感謝してね!」 「おっ……おべべぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!ばりぢゃのじゅべでをみどおずぜんりがんぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「黙るどころか逆効果だったか!俺とした事が全く予想出来なかったぜ!」 「ぎゃわいいばりぢゃのづぶらなおべべぇぇぇぇぇぇ!おべべがぁぁぁぁぁぁぁ!」 「片目が残ってるんだから別にいいじゃん、まりちゃはオーバーだなぁ」 「ぴえぇぇぇぇぇん!ぴえぇぇぇぇぇん!ぴえぇぇぇぇぇぇん!」 子まりさは激痛よりも自分の大切な目を失った悲しみでひたすら泣き叫んだ。 「しっかしピーピーうるさいなぁ、子まりさの悲鳴は好きだがこいつは特に甲高くて耳にくるな」 「ぴえぇぇぇぇぇぇぇん!ぴえぇぇぇぇぇぇん!ぴえぇぇぇぇぇぇぇん!」 「肉体的な虐待ばっかだとすぐ死ぬから精神的な虐待も混ぜてみるか」 男はピーピーと甲高い声で泣き叫ぶ子まりさから帽子を奪い取る。 さすがに自分の象徴であるお飾りを奪われた子まりさは泣くのをやめて男に帽子の返還を要求した。 「まりちゃのしゅてきなおぼうちがぁぁぁぁぁぁ!かえしちぇぇぇぇぇぇ!いましゅぐかえしちぇぇぇぇぇ!」 「すぐ返すよ、でもその前にお前が漏らした小便を片付けないといけないからな」 「ゆぅぅぅぅぅ!?にゃにやっちぇるのぉぉぉぉぉぉ!?」 「何って……見れば分かるだろ?お前の素敵な帽子(笑)とやらで小便を拭き取ってるんだよ」 「やめちぇやめちぇやめちぇぇぇぇぇぇ!まりちゃのきゃわいくてしゅてきでぷりちーなおぼうちがゆっくちできなくなるぅぅぅぅ!」 「自分が出したもんは自分で片付けるのは当たり前だ、ゆっくり理解してね!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!おぼうちぃぃぃぃぃ!おきゃあしゃんにまいにちおていれしてもらったきりぇいなおぼうちがぁぁぁぁぁ!」 「おいおい、自分のお飾りすらも他人……いや、他ゆん任せかよ。どこまで他者依存なんだ?」 「まりちゃはいるだけでまわりをゆっくちしゃしぇるゆっくちのかみしゃまなんだよぉぉぉぉぉ!」 「神と申したか、まあ神を名乗る奴は大抵ロクでもない奴ばっかだけどね」 「かみしゃまのいうことをきいちぇまりちゃをゆっくちしゃしぇてにぇ!しゅぐでいいよ!」 「それよりホレ、帽子を返すよ」 「ゆ!?やっちょまりちゃをゆっくちしゃしぇてくれるんだにぇ!つぎはあみゃあみゃもってきちぇにぇ!しょしちぇ……」 男が帽子を子まりさの頭に被せてやると子まりさは歓喜の表情から一転醜い表情へと変化した。 自分の素敵なお帽子から発せられるゆっくり出来ない匂いに気づいたのだろう。 「ゆ……ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのきゃわいいおぼうちからしーしーのにおいがしゅるよぉぉぉぉぉ!」 「ははっ!可愛いまりちゃの出したしーしーの匂いなんだからゆっくり出来る匂いなんだろ?よかったじゃないか」 「くしゃいぃぃぃぃぃ!おぼうちがくしゃいぃぃぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!」 「じゃあ脱げば?」 「おぼうちにゃいとゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!」 「ま、ゆっくりだしそうだろうな」 その場で悶絶する子まりさだが決して帽子を脱ごうとはしない。 それほどゆっくりにとってお飾りとは大切なものなのだから。 「ははっ、ゴミクズに相応しい姿になってきたじゃないか、でもまだまだこんなもんじゃないぞ?」 「どぼぢでごんなごどじゅるのぉぉぉぉぉ!?ばりぢゃにゃにもわるいごどじでないのにぃぃぃぃぃ!」 「何もしてないからさ、全部他者任せで自分はのうのうとふんぞり返ってるだけ、それこそ最大の罪なんだよ」 「ぞれのどごがわるいごどなのぉぉぉぉぉ!?ばりぢゃはがわいいんだよぉぉぉぉぉ!?」 「ゴミクズのお前が可愛い?冗談は顔だけにしとけよ」 「ばりぢゃはごみくじゅじゃにゃいぃぃぃぃぃ!」 「ゲスだろうと甘ったれだろうとまりさ種はみんなゴミクズだよ」 「ゆ!?」 男は子まりさを掴んでその幼いまむまむにマイナスドライバーをあてがった。 「にゃ……にゃにしゅるにょ?しょこはまりちゃのまむま……」 「そおい!」 「ぶっ……!?」 男の掛け声と共にマイナスドライバーは子まりさのまむまむへと挿入される。 「ぐっぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!あっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!おおおおおっごおおーーーーーーー!!」 ぺにぺにとは全く違う硬く冷たい鉄の塊相手に快感などあるはずも無い。 あるのは自分の体内を抉られる激痛のみだ。 子まりさは生まれて初めて味わう激痛に意識が飛びそうになっていた。 「おっと、気を失うにはまだ早いぞ!」 男は用意してあったオレンジジュースを子まりさにぶっ掛ける。 これで子まりさは意識を失う事もショック死する事も出来なくなった。 「いぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいぃぃぃーーーーーーー!!」 「そら!ピストン運動だけじゃないぞ!回転も加えてやろう!沢山楽しんでいってね!」 「ごぎゃぐべぎょうううぅぅぅぅおおおおーーーーー!?」 「まともな言葉を発する事が出来ないほど気持ちいいって訳か!よかったな!これがすっきりーっていうんだ!勉強になるね!」 「ゆっぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!」 -数十分後- 「どうだった?初めてのすっきりーは?病み付きになるだろ?特にお前らゆっくりはな」 「あ……ぎゃ……お……え……」 「死んだらつまらんしな、ほれ!大好きなオレンジジュースだぞ」 ようやく解放された子まりさはテーブルの上で無様な姿を晒していた。 子まりさの幼いまむまむはマイナスドライバーによってズタズタ、これでは二度とすっきりーは出来ないだろう。 更に男は余計なお世話とばかりに子まりさの可憐なあにゃる(笑)も蹂躙した。 前と後ろのバージンを同時に失った子まりさは心と体に癒える事のない傷を負う。 特に子まりさは大きくなったら幼馴染の子れいむにバージンを捧げるつもりだったので尚更だ。 もちろん幼馴染の子れいむとやらは子まりさの事など何とも思っていないしこんな甘ったれとつがいになる事も絶対に無い。 自分の大切な器官を蹂躙された子まりさはオレンジジュースを浴びながらただ涙を流した。 「まりちゃ……けがれちゃった……これじゃ……もう……」 「大丈夫だよ、まりちゃ!」 「……ゆ?」 「だってこれから更に悲惨に死んだほうがマシと思えるくらいまりちゃはボロボロになるからね!」 「ゆひ……!」 「うーん、次はどこを潰されたい?口?舌?それとも帽子やおさげがいいかな?」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!だれかたしゅけちぇぇぇぇぇぇぇ!こにょあくまをやっつけちぇぇぇぇぇぇ!」 「悪魔とは酷いな、俺は普通の人間だぞ?それに誰かに頼ってばかりじゃなく自分でなんとかしてみたらどうだい?」 「あくまぁぁぁぁぁぁぁ!きゃわいいまりちゃをいじめりゅあくまぁぁぁぁぁぁぁ!」 「聞いてないな、では悪魔っぽくもっと残酷にまりちゃをいたぶってあげよう!」 「ゆぅぅぅぅぅぅぅ!?」 男は子まりさの帽子を再び奪い取る。 「ゆぅぅぅぅぅぅ!?かえしちぇぇぇぇぇ!まりちゃのしゅてきなおぼうちぃぃぃぃぃ!」 「小便まみれで汚い帽子はもっとズタズタにしてあげよう!」 男はハサミを取り出し帽子のつばの部分を切っていく。 「や……やめちぇぇぇぇぇぇぇ!やめちぇよぉぉぉぉぉぉぉ!しょんなことしにゃいでぇぇぇぇぇ!」 「あっ、ごめん!調子に乗ってつばの部分は全部切り落としちゃった!ゆっくり許してね!」 男の手には帽子のつばの部分が完全に消失した黒い物体だけが残されていた。 「ゆっぎゃぁあぁぁぁぁぁ!!ばりぢゃのおぼうぢがぁぁぁぁぁぁーーー!さいっきょう!のおぼうぢがぁぁぁぁぁ!」 「うーん、そういえば帽子に巻いてある白いリボンを取ると黒帽子の印象はどう変わるのかな」 男はなにやら盛大に泣き叫ぶ子まりさを無視し帽子から白いリボンを取り外す。 「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?しゅてきなおぼうちをいろどるしろくてきゃわいいおりぼんしゃんをどうしゅるのぉぉぉぉぉ!?」 「え?燃やすけど何か?」 男は当然とばかりにチャッカマンで白いリボンを燃やし灰皿に落とす。 自称素敵なお帽子を彩る白くて可愛いおリボンはあっという間に灰になって消えてしまった。 「まりちゃのけがれのないきよいこころがかたちとなったしろいおりぼんしゃんがぁぁぁぁぁ!」 「あー、やっぱリボンが無いと黒帽子がマジで地味になるな」 「まりちゃのおぼうちはじみじゃにゃいぃぃぃぃぃぃ!」 「なら俺が素敵にコーディネートしてやろう、きっと気に入るぞ」 「よけいなことしにゃいでかえしちぇよぉぉぉぉぉ!」 「まあまあ、数日待っててくれればいいから」 「やめちぇやめちぇやめちぇぇぇぇぇぇぇ!これいじょうゆっくちできなくなるのやじゃぁぁぁぁぁぁ!」 「ゆっくり諦めてね!」 -数日後- 「やあ、待たせたね、まりちゃの素敵なお帽子が完成したよ」 「やじゃ……もう……いたいの……やじゃ……はやく……おぼうちかえしちぇ……おうちにかえしちぇ……」」 毎日虐待されつつ帽子の返還を要求してきた子まりさは全身傷だらけになっていた。 もちもちの肌は荒れてガサガサになりキラリと光る白い歯は半数以上が引き抜かれスラリと伸びた美しいあんよは焼かれ一歩も動けない。 おまけに最後の希望だった植物型妊娠も額を焼かれた事で出来なくなった。 ゆっくりはとにかく子を産みたがる。 それが出来なくなったゆっくりに存在価値は無いと言ってもいいだろう。 自分は気にしなくても周りのゆっくりがバカにするのは明らかだ。 もはや子まりさの命運は決まった。 だが死ぬ事はない。 自己中心的なゆっくりであればあるほど生への執着が凄まじいから。 「それじゃ返すよ、ほら」 男は子まりさの目の前に帽子を置いてやる。 「……!!!」 自分の命ともいうべきお飾りを久しぶりに見た子まりさは絶句していた。 「……にゃ……にゃに……きょれ……」 「ん?まりちゃの素敵で可愛いお帽子だろ?もう忘れたのか?」 「だっちぇ……こりぇ……こりぇ……」 「あー、コレね」 あまりのショックでプルプル小刻みに震える子まりさ。 なんと子まりさ自慢のピンと尖って見る者を例外なく魅了した帽子の先端部分がごっそり焼け落ちていたからだ。 これではもはや帽子とは呼べずただの黒い残骸だ。 「悪い、失敗して焦がしちゃった!失敗は誰にでもあるから落ち込んでないよ!心配しないでね!」 「jsfほすいどえいrfじゃlkfhだhふぁ!!」 コロン あまりのショックで精神が限界にきたのか物凄い形相で口をパクパク動かしながら横に倒れそのまま気絶する子まりさ。 「うーむ、ショック死するかと思ってオレンジジュース持って待機してたんだが……意外とタフなのか?」 子まりさの様子を見て冷静に呟く男。 「まあ面白かったし今日はゆっくりさせてやるか」 男は子まりさを透明の箱に放り込むと部屋から出て行った。 -さらに数日後- 「よっ、今日は公園に帰る日だぞ、生きてるか?」 「……」 透明の箱の中からチラっと男を見上げるがすぐ視線を落とす。 その表情には絶望しか浮かんでいない。 その頭上には男によってカスタマイズされた素敵なお帽子が乗っていた。 こんな帽子でも被ってないとゆっくり出来ないのだろう。 ゆっくりにとってお飾りがどれほど大切なのかよく分かる。 だがつばの部分が無くなってバランスが保てないのかちょっと体を動かすとすぐ頭から落ちてしまう。 その度におさげで器用に頭に乗せている姿は非常に滑稽だ。 「素敵な帽子を返してからどんなに虐待しても以前のような元気な反応をしてくれないからつまらなかったがそれも今日で終わりだ」 「……」 「安心しろ、両親との約束もあるしな、必ず帰してやるよ」 「……ほんちょ?」 「ああ、本当だ」 「ゆ……やっちょ……おわる……ゆっくち……できりゅ……」 歓喜の涙を流す子まりさ。 そんな子まりさを透明の箱から出してやる。 当然帽子も落ちるが男がそっと頭に乗せてあげた。 「さて、これから両親の元に帰るんだがその前に一つやる事がある」 「ゆ……にゃんにゃの……もう……かえりちゃいよ……」 「なぁに、すぐ終わるよ」 ブチ 「……ゆ?」 「俺さ、実は帽子よりもおさげのほうが大好きなんだ」 子まりさは何が起きたのか分からなかった。 いや、理解したくなかった。 「まりさ種と言えば黒い帽子だが俺は違う」 子まりさはいつも通りにおさげを動かそうとした。 「れいむのもみあげのようなウザさは無いが俺の心を掻き立てるには十分だ」 だが動かない。 「おしゃれだけでなく物を掴む事が出来る重要な部分、それを破壊された時のまりさの表情がマジでたまらないんだ」 あるのはジンジンと響く痛みだけ。 「じっくりと時間を掛けて引きちぎる時もあれば今回みたいにあっさり引き抜く時もある」 そして湧き上がる悲しみと絶望。 「どっちの場合でもまりさは俺をとてもゆっくりさせてくれる反応をするから大好きなんだ」 そして口から発せられるのは…… 「まりちゃ、今回も俺をゆっくりさせてくれてありがとな、これからは家族仲良く暮らせよ」 「ばりぢゃのっ……!おっ……!おっ……!おっ……!おざげざんがぁぁぁぁぁ!!いのぢよりだいぜづなだがらものがぁぁぁぁぁ!!」 全てを失った悲しみの絶叫のみ。 -公園- 「約束通りゆっくりしたおちびちゃんにしてあげたよ!」 「「な……なんなのごれぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」 公園で我が子の帰りを待つ両親に男は満面の笑みで素敵で可愛い子まりさを返した。 なにやら絶叫を上げているように聞こえるが可愛いおちびちゃんが最高にゆっくりした姿で帰ってきた影響だろう。 「ごろぢでぇぇぇぇぇぇぇ!どうじようもないごみぐじゅのばりぢゃをぞぐざにごろじでぇぇぇぇぇぇ!!」 おさげを引き抜いてから子まりさは自らの死をひたすらに望んだ。 だが自殺する事は無かった。 おたべなさいも無理やり餡子を吐く事も一切しなかった。 ただひたすら誰かに頼り自らは行動しない。 男の虐待を一週間受け続けてもこの性根だけは改善しなかった。 「どうだい?これで少しは君達の負担も軽減するはずだよ」 「ごれのどごがゆっぐりじだおぢびぢゃんなのぉぉぉぉぉぉ!?」 「こんなの……!ひどすぎるよぉぉぉぉぉぉ!」 「んん?どうしたんだい?何をそんなに怒ってるんだ?」 「あんよも!おべべも!まむまむも!おぼうしも!おさげさんも!なにもかもこわしたくせになにいってるのぉぉぉぉ!?」 「その程度些細な事でしょ、少なくても以前よりはゆっくりしたおちびちゃんになったじゃないか」 「ごのぉぉぉぉぉ!ぜっだいゆるざないぃぃぃぃ!せいっさい!して……!」 「ごろぢでよぉぉぉぉ!おぢょうじゃぁぁぁん!おぎゃあじゃぁぁぁぁん!だれでもいいがらぁぁぁぁぁ!」 「お、おちびちゃん!そんなこといわないでねぇぇぇぇ!」 「ほれ、おちびちゃんが泣いてるぞ、親なんだからちゃんと面倒みないとダメだぞ」 「ゆっぎぃぃぃぃぃ!!もとはといえばおまえがわるいんだろうがぁぁぁぁぁ!!」 「逆ギレか?そもそもお前らがおちびちゃんが可愛いとかくだらん事言ってちゃんと育てなかったのが原因だろ。 そのおちびちゃんだってちゃんと教育すれば群れの長になったりドスにもなれたかもな。 お前らのした事は自分がゆっくりするためにおちびちゃんの未来を潰したって事だけだ」 「そ……そんな……まりさたちは……そんなつもりじゃ……」 「挙句に俺みたいな人間に関わってこのザマだ、ホントゆっくりってのは自滅するのが好きな饅頭だよな」 「ゆっ……ぐぅぅぅぅぅぅ……」 「そんじゃ俺はもう行くよ、今後は人間に関わらず生まれてくるおちびちゃんもキチンと教育するんだな」 「……」 そう告げると男は家族に背を向けて歩き出した。 最後は両親揃って無言になってしまったが自分達の無能が発端だと分かっているのだ。 男が両親にあの子まりさがドスになれるかもしれないと言ったがそう簡単にドスになれるわけが無い。 単純なゆっくりにはああ言えば効果があるから言っただけ。 「うーん、やっぱ子まりさ虐待は楽しい!でも次は単純で分かりやすいゲスまりさでも虐待しようかな」 公園から去る男の背後では両親が死を望み続ける子まりさをなんとか落ち着けようと無駄なあがきをしていた。 -その後- 「れいむ……」 「うん、しかたないね……」 あれから数日が経った。 家族は以前のように3匹で暮らしていたが子まりさは相変わらず死を望むだけ。 そしてついに両親は決心する。 「おちびちゃん、よくきいてね」 「ゆ……?やっちょまりちゃをころちてくれりゅの?」 「そうじゃないよ……もう……れいむたちはつかれたんだよ……」 「ゆ?どういうこちょ?」 「あれからいろんなゆっくりにいわれるんだよ、こそだてもできずにんげんにたよっておちびちゃんをさらにぼろぼろにしたむのうだって……」 「まりさがかりにでかけてもみんながいうんだよ、ゆっくりできないおやをもったおちびちゃんはふこうだって……」 「だから……まりさたちはさきにえいえんにゆっくりするよ……」 「ゆゆぅぅぅぅぅ!?じゃ……じゃあまりちゃは!?」 「おちびちゃんをみちづれにはできないよ、だからおちびちゃんはこれからひとりでゆっくりしてね」 「れいむたちのおちびちゃんなんだからひとりでもだいじょうぶだよ」 「にゃ……にゃんにゃのそりぇぇぇぇぇぇ!?まりちゃもつれてってぇぇぇぇぇ!」 突然の両親の告白に驚く子まりさだが両親の決意は固いようだ。 というか今の状態は自分達にとってゆっくり出来ないから子供を捨てて自分達だけゆっくりしようとしているに過ぎない。 子供を殺せないとか言っているが自分がゆっくりするための言い訳に使っているだけだ。 「「それじゃおちびちゃん……」」 「やめちぇ!まりちゃをおいていかにゃいで……!」 「「げんきでね」」 「やめちぇぇぇぇぇぇぇ!!」 両親はお互いの顔を見てそして一斉に叫んだ。 「「さあ!おたべなざぎぃ!?」」 突然両親の体が半分くらいに潰れた。 上から何かが落ちてきたらしい。 半分潰れ饅頭と化した両親が視線を上に向けるとそこには数人の男が自分達を足で踏んでいた。 子まりさを虐待した男ではない、偶然通りかかった虐待お兄さんのようだ。 「なんだかよく分からんが子供を見捨てて自分達だけゆっくりしようとするゲスは制裁しないとなぁ」 「ああ、生まれてきた事を心の底から後悔するような凄惨な虐待をしないとな!」 「虐待じゃなくて制裁な、まあどっちでもいいか!やる事は変わりないんだし」 「んじゃ早速持ち帰ってじっくりたっぷり楽しもうぜ!」 「おっと、その前に自殺出来ないように舌を引きちぎっておくか」 「ああ!こいつらはこんなところで死んでいいゆっくりじゃないからな!」 「「ぶごぉぉぉぉぉ!!」」 あっという間に両親の舌は引きちぎられた。 これでもうおたべなさいとキチンと発音する事は出来ない。 「に……にんげんざん……」 「ああ?何だ?」 「ぜ……ぜべでおぢびぢゃんだげば……」 「ああ、その変なチビか?元から連れてく気はないよ」 「ぼ……ぼんど……?」 「ああ、誰かの虐待の後だしお古を虐待してもな」 「よ……よがっだ……」 「ハッ!さっき子供を見捨てて自分達だけゆっくりしようとしてたくせに何を愛情のあるフリしてんだよ、このゲスが!」 「ぢ……ぢが……」 「つーか、そいつ一匹じゃどう考えても生き残れねぇだろ」 「ぐぅ!?」 「だってそうだろ?そいつ足を焼かれてんじゃん、どうやって狩り(笑)をすんの?」 「ぞ……ぞれば……」 「そしてこの外見だ、誰も助けてくれないだろうな」 「!!」 「ゆっくりは差別が大好きな饅頭だ、こいつが今後どういう末路を辿るか容易に想像出来るんだが」 「あ゛……あ゛……あ゛……」 「それより自分の身を心配したらどうだ?これから子供がどうとか考える事すら出来なくなるぞ」 「や……やだ……ゆっぐり……ざぜで……ゆっぐり……じだい……」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 こうして両親は男達によって連れて行かれた。 これから地獄以上の恐怖と苦痛が両親を待っているだろう。 自業自得なので同情など一切出来ないが。 そして残された子まりさは…… 「あ……あ……あ……」 短時間で次々起こった展開に餡子脳が付いていけずフリーズしていたようだ。 ようやく言葉を発したのは両親が拉致されてから数分後である。 「やじゃ……やじゃ……」 ついに一人ぼっちになった子まりさ。 もう子まりさには何も無い。 「やじゃよ……ひとりはゆっくちできにゃいよ……まりちゃはゆっくちしちゃいよ…… どぼじでゆっくちできにゃいの?まりちゃは……まりちゃは…… ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!やじゃぁぁぁぁぁぁぁ!やじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!ゆっくちしゃしぇてぇぇぇぇぇぇ! だれでもいいよぉぉぉぉぉぉ!だから!ゆっくち!ゆっくちしゃしぇてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 親がゲスなら子もゲス、自分では何もせず他者任せの子まりさに待ち受けるのはゆっくりとは無縁の地獄だけだ。 惨めにピーピー泣き喚くだけの子まりさはまさしくゴミクズと呼ぶに相応しい姿だった。 END おさげあき
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『まりちゃつむり』 6KB いじめ 小ネタ 赤ゆ いつもの小ネタです。 「さあ、いらしゃい!いらっしゃい!美味しいから食べていってみてねー」 実演販売員のおばちゃんの声が、スーパー内に響き渡る。 だが周囲には誰も人が寄り付かない。 「美味しいゆっくりのつぼ焼きだよー!可愛くて美味しいよー!」 「ゆっびゃぁぁぁぁ!!あついのじぇぇぇぇ!いちゃいのじぇぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 カセットコンロで暖められた網の上に、一匹の赤まりさつむりが置かれている。 必死に底部を動かしているが、殻を逆さにされた状態で網の上に置かれているので、あんよが虚しくウネウネと動いているだけだった。 時々顔をしかめて涙を零すが、涙はすぐに蒸発して周囲に甘い臭いを漂わせる。 「あっちゅい!あっちゅい!まりちゃのあたまが、あっちゅいのじぇぇぇぇぇぇぇ!!ゆぶぶぶぶぶ!!ぶえぇぇぇぇ!!」 熱せられた自らの殻から伝わる熱で、その身を焦がしていく赤つむり。 殻の内部から沸騰した得体の知れない汁が、ぐつぐつと湧き出て赤つむりを苦しめる。 肌の色が次第に黒っぽく変色していき、赤つむりは苦しそうに舌を出しながら両目をグルグルと回し始める。 「いらっしゃーい!美味しい焼きゆっくりですよー!…ふーむ、人気無いわねぇ…あらやだ、焼きすぎちゃったかしら?ちょっと焦げてるわねぇ…」 「じゅっ…!じゅ…!げじゅ…びゅじゅ………びびび…ぎぎ…ぎ…」 おばちゃんが客寄せに頑張りすぎて少し赤つむりから目を離した隙に、赤つむりが少し焦げてしまう。 全体的に火が通り過ぎたのか、張りのあった体はカチカチに干からびて、両目も茶色く濁っている。 舌も萎びた唐辛子のようになり、口からは乾いた餡子を吐いている。 それでもまだ息があるようで、小刻みに震えながらうめき声を上げている。 「あらあら、すっかり干からびちゃって…これじゃまるでミイラのゾンビねぇ…パサパサしてて不味そうだし、捨てましょう」 「じ…びび…が…が…ゆ…っぐぢ…ぢ…」 おばちゃんは、干物の用に干からびた赤つむりを爪楊枝用に用意したゴミ袋に捨てると、赤つむりの入ったパックを取り出す。 パックに入った5匹の赤つむり達は、ラップ越しにおばちゃんを怯えた目で眺めながらガタガタと震える。 本当は逃げ出したいのだろうが、パックに貼られたラップに押さえつけられる様に固定されていて、ろくに動く事が出来ないでいる。 おばちゃんはそんな赤つむり達を気にする様子もなく、パックのラップを剥がすとそこから一匹の赤つむりを取り出す。 ラップが剥がされ、ようやく自由に動けるようになった赤つむり達が、元気にパックの上を這いずるが、すぐさまおばちゃんがラップを被せて赤つむりの動きを封じる。 赤つむり達はラップで体を押さえつけられ苦しそうに目を瞑る。 そして、悲しそうな目でおばさんを見上げて涙を零すが、おばさんはすでにパックの赤つむりなど見てはいなかった。 一方おばちゃんに持ち上げられた赤つむりは、涙をポロポロと流し、体をブリブリと動かしておばちゃんの手から逃れようとする。 だがおばちゃんが持っているのは赤つむりの殻だったので、赤つむりが幾ら体を動かしても意味がかなった。 まあ、体を持たれていたとしても意味がないのだが、おばちゃんは泣いている赤つむりの口に張ったテープを剥がすと、すぐに赤つむりを焼けた網の上に逆さにて乗せる。 「ぴぴぃ!いっちゃい!おくちいっちゃいぃぃぃ!ゆびゃぁぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁん!………なにこりぇ?…あったかいの…ゆゆぅ?…あっちゅい!あっちゅい!あっちゅいのじぇぇぇぇ!!」 逆さにされた赤つむりは、その熱さで早速体をグネグネと動かし不恰好なダンスを踊る。 流した涙としーしーが殻を伝い、あっという間に蒸発して網と殻を焦がす。 甘い匂いが周囲に漂い、買い物客が集まり始める。 「ゆっびゃぁぁぁぁ!ゆっぎゃぁぁぁぁ!あっちゅい!いちゃい!たしゅけちぇよぉぉぉぉ!まりちゃ、ゆっくちしちゃいのじぇぇぇぇぇ!!」 「はーい、もうすぐ焼けますから、試食していってくださいねー!可愛い焼きゆっくりですよー!」 おばちゃんがどんなに笑顔で接客しても、苦悶の表情で叫ぶ赤つむりを見た客は大抵どこかに行ってしまう。 それはパックの中の赤つむり達も同様で、同属の泣き声を聞いてはポロポロと涙を零して一緒に泣いている。 大分人が去ってしまったが、それでも数名の客が興味深そうに泣き叫ぶ赤つむりを眺めている。 「はい、丁度良い感じに焼けたよ!美味しいから食べてみて!」 「ゆっびゃびゃびゃ!あっちゅい!あっちゅい!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 おばちゃんは半焼けの赤つむりに爪楊枝を刺して皿に盛ると、集まってきた客の一人に試食を勧める。 赤つむりはほんのり全身を赤くしながら、殻の中から沸いてでたあやしい汁の風呂に浸かっている。 その外見だけなら、人面サザエのつぼ焼きにも見えなくもないが、無駄に叫ぶのと動くのが少々鬱陶しい。 まりさつむりは、まりさ種の亜種のゆっくりとして知られるゆっくりである。 一時期は、物珍しさから何処のペットショップでも高価で取引されていた事もある人気のゆっくりだった。 だが、加工所で量産が可能になると、ブームは一気に冷めてまりさつむりは売れ残るようになった。 こうなってしまうと、ペットショップ内でも扱いが酷くなり、捕食種用のエサや虐待用の雑ゆっくりと同じコーナーに並べられるようになる。 そしてこの赤つむり達も、食用ゆっくりとしてスーパーで実演販売される事になったのだ。 「いちゃい!いっちゃい!ゆびゃぁぁぁぁぁぁ!やべちぇぇぇぇぇぇ!ひっぱらにゃいでよぉぉぉぉ!!」 客の青年が、赤つむりに刺さった爪楊枝をぐいぐいと動かして、赤つむりを殻から引っ張り出そうとしている。 だが赤つむりの中身が殻のどこかに引っかかっているらしく、なかなか赤つむりが殻から出てこない。 赤つむりは体に刺さった爪楊枝を動かされる痛みで、体をグネグネと動かし泣き叫ぶ。 「いちゃいぃぃぃぃ!まりちゃのからだがさけりゅのじぇぇぇぇぇぇぇ!ゆっびゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」 少々強引に殻から引っ張り出される赤つむり。 そのせいで体の一部が裂けてしまう。 「あら、ちょっと殻の中に残っちゃったわね。これって全部綺麗に取るの難しいのよねぇ」 おばちゃんは青年にそう呟くと、パックの中から新たに赤つむりを取り出して網の上に乗せる。 青年は赤つむりを口に運ぶと、頬の辺りを一齧りする。 「どう?美味しいでしょ?今なら5匹1パックで100円よ。塩をふって食べても美味しいわよ」 「うーん…なんかジャリっていった…おばさん、これちゃんと砂利抜きしてるの?」 笑顔で営業するおばちゃんだが、青年は苦虫を潰したような顔で齧った赤つむりを見つめる。 この赤つむりは加工所産のゆっくりで、砂利抜きなどしなくても良い物。 おそらく赤つむりの雨細工の歯を齧ってしまったのだろう。 「あらぁ?お口に合わなかったかしら?」 「あんまり美味しくないねこれ。じゃあ、またね」 青年はそう言うと、爪楊枝と一緒に食べかけの赤つむりと殻をゴミ袋に放り込む。 「ゆべっ………いちゃいぃぃ…まりちゃのぷにぷにほっぺしゃん…すてきなからしゃん…ぺーりょ…ぺーりょ…ゆえぇぇ…どぼちて……ゆっぐぢ…」 瀕死の赤つむりは、袋の中でポロポロと涙を零しながら苦しそうの顔をしかめて震えだす。 「まりちゃ…ゆっぐぢ…ゆっぐぢしちゃいのに…ゆっぐぢ…ゆっぐぢ…ぐしゅ…ゆべぇぇぇ…ぇ…」 瀕死の赤つむりは、悲痛な叫び声を上げならがゴミ袋の中で息絶えた。 その声を聞いていたパックの中の同族達は、どれもが悲しそうな、悔しそうな表情で涙を流して震えていた。 だがおばちゃんだけは相変わらずの笑顔で、赤つむりを焼き続けるのだった。 完 徒然あき 挿絵:
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『まりちゃのてぶくろ』 9KB いじめ 野良ゆ 子ゆ 現代 虐待人間 何時もの小ねたです まりちゃ、ぬくぬくしゃんを、ひろっちゃよ。 たおるのべっとしゃんよりも、ぬくぬくしちぇるのじぇ。 おかーしゃんにみせちゃら、よろこんでくりぇるのじぇ? 野良の子まりさが、道端に落ちていた手袋を拾いました。 小さな毛糸の手袋でしたが、子まりさにはそれがとてもゆっくり出来る物だと思いました。 子まりさは手袋を咥えて運ぼうとしましたが、上手くいきませんでした。 そこで、手袋を帽子の上にかぶって運ぶ事にしました。 ゆんしょ!ゆんしょ! にゃんだか、おぼうししゃんが、ぬくぬくなのじぇ! あったかいのじぇ~!ゆっくちー! 何時もより帽子が暖かくなり、子まりさはご機嫌です。 子まりさは嬉しくなり、急いでお家に帰ろうと思いました。 これは、いいものなのじぇ!とーってもゆっくちできるのじぇー! これならじぇったい、おかーしゃんもよろこんでくれるのじぇ! 「お?あったあった、おれの手袋!」 子まりさの目の前に、少年が現れました。 ですが子まりさは、少年に気がつかないのか、楽しそうに歌いながら跳ねています。 ゆゆ~んゆんゆんゆ~ん♪ おぼーしぬくぬく~のじぇのじぇ~♪ 少年は自分の元に向かって来る子まりさを、じっと見ていました。 「なんだ、手袋が動くと思ったらゆっくりか、おい、ゆっくり!それはおれの手袋だ!返してもらうよ!」 ゆぴぃ!なんなのじぇ? ゆわぁぁぁ!にんげんしゃんなのじぇぇぇ?! なにかよーなのじぇ?! 少年の声を聞いて、驚く子まりさ。 ですが、すぐに膨れ上がって少年を威嚇します。 「それは、おれの手袋なんだよ。返してもらうよ」 ゆぅぅぅ?! だーめ!これはまりちゃが、さいしょにみつけたのじぇ! だから、まりちゃのものなのじぇ! りかいできりゅ? 子まりさは強気態度で、少年に言いました。 それを聞いた少年は、面白くなさそうな顔をしました。 「だから、それはおれの物だって言ってるだろ?おれが落としたやつなの?理解できる?!」 なーにいっちぇるのじぇ? このぬくぬくしゃんは、とーってもゆっくちしちぇる、まりちゃへの、ぷれじぇんとしゃんなのじぇ! よこどりしよーとしても、だめなのじぇ~~! 少年の物言いに、子まりさは怒りました。 さらに大きく膨らんで、おさげをブンブンと振り回し、その場で何度も飛び跳ねます。 少年は、そんな子まりさを見てため息をつきました。 「あのなぁ…そうだなーえっと…たとえば、お前の帽子、お前が落としたとして、誰かが拾ってもお前のものだろ?」 ゆゆ?なにいっちぇるの?!そんなのとーじぇんなのじぇ! 「だから、お前が持ってるその『ぬくぬくしゃん』は、おれが落とした物なの、だからおれの物なの」 ゆふーん!にんげんしゃん、ばかなのじぇ?! これは、まりちゃがひろったのじぇー!だからまりちゃのものなのじぇ! 子まりさは怒って少年を睨みました。 少年は呆れた顔で、子まりさの帽子を、一緒にかぶっていた手袋ごと取り上げます。 そして手袋を、子まりさの目の前に放り投げました。 ゆゆ?!ゆわぁぁぁん!なにじゅるのじぇぇぇぇ! まりちゃのおぼーし! まりちゃのぬくぬくしゃーん! ゆんやぁぁぁ!!かえしぇ!かえしぇぇぇぇぇ!! 「わかったよ、それなら手袋はお前にやるよ。そのかわりこの汚い帽子はもらうからな!」 ゆえぇぇぇん!おぼーしかえしちぇよぉぉぉ! そりぇは、まりちゃのものなのじぇー!かえしぇ!かえしぇー! ゆわぁぁぁん!ゆわぁぁぁぁぁん!! 子まりさは、泣きながらぴょんぴょんと飛び跳ねました。 少年はそんな子まりさを、楽しそうに見ていました。 「どうだ?お前はこれと同じことを、おれにしたんだぞ?どんなに嫌な事か分かったな?」 ゆぴぃぃぃぃ!まりちゃ、なーんにも、わるいこちょしてないのー! おぼーしも、ぬくぬくしゃんも、まりちゃのものなのじぇー! いじわるしにゃいでよぉぉ!! 子まりさは寝転んで、おさげを力いっぱい振り、大声で泣きました。 そんな態度の子まりさを見た少年は、だんだん不機嫌そうな顔になっていきます。 「このくそゆ…」 「あら、としちゃん、何やってるの?…あら嫌だ、野良ゆっくりじゃないの?!ゆっくりに構っていると、お馬鹿になるわよ!早くお家に帰りなさい」 「はーい!わかったよお母さん」 少年は子まりさの帽子を捨てると、それをワザと踏みつけて、母親と一緒に何処かに行ってしまいました。 子まりさの自慢の帽子は、ぺしゃんこに潰れてしまいました。 ゆびゃぁぁぁん!まりちゃのおぼーし!おぼーしがぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁぁん!! 子まりさは潰された帽子を見て、ゆんゆんと泣きました。 ですがいくら泣いても、潰れた帽子は元に戻りません。 子まりさは泣く泣く、潰れた帽子をかぶりました。 そしてその上に、少年が捨てていった手袋をかぶりました。 ゆぐっ…ゆぐっ…おぼーししゃん…ぬくぬくしゃんで、ゆっくちなおっちぇね… 子まりさは泣きながら、お家に帰っていきました。 帽子が潰された事が、悲しくて、悔しくて仕方ありませんでしたが、手袋の温もりが、それを癒してくれる気がしました。 手袋が、子まりさを優しく撫でてくれているような気がしました。 ゆぐっ…ぬくぬくしゃん…なぐしゃめてくりぇるの? ゆぐっ…まりちゃ、もうなかないのじぇ。 ゆっくちおうちにかえるのじぇ。 子まりさは元気に跳ねて、お家のダンボールが隠してある、民家の裏庭に跳ねていきました。 おかーしゃん、ゆっくちおかえ……… お家に帰ってきた子まりさは、固まって動けなくなってしまいました。 お家の前には、顔を真っ赤に晴らした親れいむ。 そばには二人の少年が、楽しそうに笑っています。 「あ、あの時のクソゆっくり!もしかして、ここお前の家だったのか?こいつがお前の親だったのか?すっかり手袋の事忘れてたよ!」 「とし君、こいつ知ってるのか?」 「こいつ、おれの手袋拾って、『これは、まりちゃのものなのじぇ!』って騒いでたやつなんだよ!まさか、鬼山くんとこのゆっくりだったなんてね」 「ははっ!ちげーって!こいつら、ダンボール置いとくだけで、勝手に寄ってくる、ゴキブリみたいなものなんだって!」 手袋の少年と、その友人の少年は、子まりさを楽しそうに見つめています。 子まりさは、何が起こっているのかを、だんだん理解し始めました。 そして少年達を睨んで、力いっぱい叫びました。 なにしちぇるのじぇぇぇぇ! ここは、まりちゃのおうちなのじぇ! しょれに…おかーしゃんを、いじめりゅなんちぇ! ゆるしゃないのじぇぇぇ!! 子まりさは、少年達に向かっていきました。 やめちぇよぉぉ!いじめにゃいでぇぇぇ! どーしちぇ、こんなことしゅるのじぇぇぇぇ! おかーしゃぁぁぁん!たしゅけちぇよぉぉぉ!! 子まりさは、少年達に捕まってしまいました。 沢山叩かれ、沢山ちくちくされました。 「おい、知ってるか?こいつらってさ、帽子とか破っちまうと、ものすごく騒ぐんだぜ!」 「本当?さすが鬼山君はくわしいね。さっそくやってみようよ!」 やめちぇ!やめちぇ!まりちゃのおぼーしをいじめにゃいで! ゆっくちできにゃいことは、やめるのじぇぇぇ! ぷくーしゅるのじぇ! どーなのじぇ!こわいのじぇ! いまなら、はんごろちで、ゆるしちぇ……… ゆんやぁぁぁぁ!!まりちゃのおぼーちがぁぁぁぁ!! 子まりさの目の前で、大事な帽子が細かく千切られてしまいました。 おさげをピコピコ振り回しても。 ぷくーっと膨らんで脅かしてみても。 ブリブリと体を必死に動かしても駄目でした。 子まりさは、今まで以上に大きな声で叫びました。 「あはは、よく泣くね、こいつ!あっと、手袋は返してもらうよ!」 「な、面白いだろ?それにしても、手なんかないのに、手袋欲しがるなんて、生意気だよな!」 シュッ!グチャ! ゆびゃ!いちゃいのじぇぇぇ!ゆわぁぁぁぁぁん! 少年の友人が子まりさを持ち上げると、地面に叩きつけるように投げました。 子まりさは、顔から地面にダイブしました。 歯が何本か折れてしまい、尻をブリブリと振って大きな声で泣きました。 「うざ、キモ!…鬼山君、こいつどうする?このまま潰す?」 「そうだなぁ…えーっと…あ、あれがいいな!ちょっと待っててな!」 少年の友人は、庭に落ちていた何かを見つけました。 そしてそれを拾うと、庭にあった大きなゴミ箱に捨て、ゴム手袋をつけた後にそれを拾って持ってきます。 「何それ?…うわっ!くっせー!!これ、どうするの?」 「ははっ、臭いだろ?これ、そこに落ちてた軍手なんだ!ちょっと生ごみ汁付けてみたんだ!」 ゆびゃ…いちゃ…ゆぅぅ?なんなのじぇ………ゆっぴぃぃぃぃ!くっしゃぁぁぁい!つめちゃぁぁぁい!ゆっくりできにゃぁぁぁい! 少年の友人は、生ゴミの汁を吸い込んだ、薄汚れた軍手を子まりさに被せました。 子まりさは臭さと冷たさに驚いて、両目を飛び出すくらいに開いて叫びました。 軍手を取ろうと必死に体をくねらせて、おさげをピコピコと動かしています。 ゆんやぁぁぁ!これとっちぇよぉぉぉ!くっしゃいのじぇぇぇぇ! 「おいおい、お前、これが欲しかったんじゃないのかよ?そんなにいやがんなって」 「あはは、さすが鬼山君、オニすぎー!」 「おいおい、それ言うなって。ほらクソゆっくり、もっと喜べよ!お、そうだ!取れないようにしてやるよ!」 少年の友人は爪楊枝で、軍手と子まりさの頭を一緒に貫きました。 ゆっぴゃい!いっちゃいよぉぉぉぉ! ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇぇん! おかーしゃぁぁぁぁん!たすけちぇよぉぉぉぉ!ゆわぁぁぁぁん! 「5本くらい刺しとけばいいかなっと…あら?もしかして気が付いてなかった?汚い顔してるだろ、この糞れいむ、もう死んでいるんだぜ!」 「試しに、『れみりゃいらず』って団子食わせたら、あっさり死んじゃったんだよ。ボールの代わりにもならなくって、つまんなかったよ」 うしょ?…うしょなの…うしょなの… ………うしょなのじぇぇぇぇ!! おかーしゃぁぁぁん!ゆわぁぁぁぁぁん! まりちゃはここなのじぇー!たすけちぇよぉぉぉ!!ゆえぇぇぇぇぇぇん!! 「あら?うるさいわね…ちょっと、だめじゃない!ゴミで遊ぶなんて、汚いでしょ?さっさと捨ててきなさい!それと、帰って来たら、ちゃんと手を洗うのよ?」 「ちぇ、見つかっちゃった、わかったよかーさん。とし君、今日はここまでだな、これ、捨ててこよう」 「あ、おばさんこんにちは、じゃあ、一緒にこれ捨ててきます」 少年達は子まりさと、れいむの死体をゴミ袋に詰めて、近所のゴミゆっくり箱に捨てました。 ゆびぇぇ…おかーしゃ…おぼーししゃん…ぬくぬくしゃん…どぼしちぇ… おかーしゃんに…ぬくぬくしゃん、みせちゃかっただけにゃのに… いっしょにゆっくち…しちゃかったのに… 子まりさは、親れいむに寄り添うようにして泣きました。 その頭には、薄汚れて臭い、ちっともぬくぬくじゃない、軍手をつけたまま、小さな声で何かを呟いていました。 完 徒然あき