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ZYXのデビューシングル 2003年8月6日発売 収録曲 行くZe!祈禱戦士ワンバム(作詞・作曲:バミューダ整腸怪鳥 編曲:井脇佛農太郎) ピンチ!ワンバム(強烈尿意ver.)(作詞・作曲:バミューダ整腸怪鳥 編曲:井脇佛農太郎) 行くZe!祈禱戦士ワンバム(Instrumental) RCV等 PV通常版 PV Dance Version (カット数が極端に少ない長回しが特徴) Guteよみうりランド版 菅乃谷総帥代役版(尿路結石治療欠席のため) 2024-02-18 08 20 10 (Sun)編集 タグ ZYX 名前 コメント
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農作業を終えた青年が、自宅に向かって、ゆっくりと歩いていた 不思議な事に、青年の後ろを二匹のゆっくりが、跳ねながら追いかけている その二匹は、ゆっくりまりさと、ゆっくりれいむなのだが、それぞれ帽子とリボンがない 「まつんだぜ!まりさのぼうしをかえすんだぜ!」 「ゆー!れいむのりぼんをかえしてね!」 二匹の飾りは、青年が左手に持っていた 青年の耳には、二匹のゆっくりの叫び声が、はっきりと聞こえているはずだが、青年はそれに答えず、一定の速度で歩いていく 「ゆー!まりさのぼうしをかえすんだぜ!」 「ゆ!ゆ!れいむのりぼんをかえしてね!」 いくらゆっくりが叫ぼうとも、青年はひたすらに無視を続ける ゆっくり達は、なぜ自慢の髪飾りを奪われ、無視されるのか分からなかった 二匹は、滅多に人の近付かない、森の奥深くで、豊富な昆虫や木の実などを食べて、ゆっくりと生活していたのだが ゆっくりぱちゅりーに、人間という生き物が、畑という場所で、美味しいゆっくりできる食べ物を作っている、という話を聞いたため 周囲のゆっくり達が止めるのも聞かず、一度、人間の食べ物を食べに行こうと、人里まで降りてきたのだった 二匹は人里まで降りると、いつも暮らしている森と、全く違う景色に、大喜びではしゃぎまわった 「なんだかすごいばしょなんだぜ!」 「もりにとじこもっててそんしたね!」 そんな会話をしている二匹は、棒を持った、二本足で歩いている生物、すなわち人間を発見した 「ゆゆ!なんかへんなのがいるよまりさ!」 「ゆ!あれがぱちゅりがいってたにんげんだとおもうんだぜ!さっそくごはんをもらうんだぜ!」 ゆっくり二匹は、ぱちゅりーから得た、人間の情報を自分の都合のよいように、歪曲、修正して解釈したため 人間は、美味しい食べ物をゆっくりにくれる生き物、と考えていた 二匹は、青年の前に飛び出すと、元気にあいさつをした、自分達に、美味しいものをくれる相手には、元気よく挨拶してやろうと思ったからだ 「「ゆっくりしていってね!!」」 「さっそくだけどはたけのごはんがほしいんだぜ!」 「おいしいごはんをちょうだいね!」 二匹は、すぐにこの男が美味しいものをくれるだろうと、思っていた しかし、青年は、二匹から飾りを素早く奪い取ると、そのまま歩きだした そして、現在にいたる、れいむとまりさの訴えは、すべて無視され続けている れいむも、まりさも、すぐにでも森に帰りたかったが、髪飾りを奪われている以上、そのまま帰ることはできない 「ゆっくりしてないおじさん!ぼうしをかえすんだぜ!」 「ゆっくりなおにいさん!はやくりぼんをかえしてね!」 悪口を言っても、褒めても男は無視を続ける ゆっくりが喋る、男は何の反応も示さず歩き続ける、そんな状況が十分は続いただろうか、自宅に着いた男は家の中に消えていった ゆっくりは、飾りを奪われたことも忘れて、初めて目にした、人間の家に驚き、感激していた 「でっかいおうちなんだぜ!とってもでっかいんだぜ!」 「ゆゆゆゆ!ここならとってもゆっくりできそうだね!」 そんな会話をしていると、家の中から出てきた人間に髪の毛を掴まれ、強引に家の中へ引きづり込まれた 「いいたいんだぜ!ひっぱらないでほしいんだぜ!」 「ゆぅぅぅ!いたいよ!ゆっくりやめてね!」 若者は、れいむを玄関に落とすと、殺さない程度に踏みつけた 「ぎゅびゅ!!!」 「れいむ!おじさんやめるんだぜ!れいむをいびゅ!!」 まりさが最後まで言わないうちに、男はその頬を平手で打っていた 「い…いたいんだぜ!やめう゛ぅ!」 男は再び、先ほどより少し力をこめて、まりさの頬を平手で打つ 男はそのまま、まりさの頬を叩き続ける、見ようによっては愛嬌のある顔は、平手打ちを喰らうたびに左右に揺れる 「いだい!びゅごめゆ゛っごめんなびゅびゅ!!!」 必死に許しを乞うまりさを無視して、男はまりさの頬を叩き続ける 「うぅぅ!!うぅ!!!!!!」 一方、男の足元ではれいむが、まりさとは比べ物にならない、苦痛を味わっていた 男はゆっくりと、しかし、確実に足に掛ける力を強め続けている 「うぅ…う…ぅぅ」 男から逃れようと、もがけばもがくほど、男から受ける圧力は高まっている 「ゆ!びゅ!!…ぅう…う!!!!」 自分の皮が伸びていく、体内の餡子が押しつぶされていく、抗い様のない苦痛 非力な、れいむの出来ることは、顔を真赤にして、耐えようのない痛みを受けながら、うめき声をあげることだけだった 男は、実に五分間の間、二匹のゆっくりを叩き、踏みつけ続けた 男は、顔を真っ赤にはらしたまりさと、頭が少々へこんだれいむを竹でできた、虫籠ならぬ、自家製のゆっくりかごに入れると、家の中に入って行った 男は食事に風呂を済ませると、二匹のゆっくりの前に、彼らの髪飾りをもって現れた 「ゆ!ぼうしをかえしてだぜ!」 「れいむのりぼんをかえしてね!」 男は、籠の中で騒ぐ彼らの前で、帽子とリボンを玄関に落とすと、それらを思い切り、踏みにじった 「やややめるんだぜ!!!はやくやめるんだぜ!!!!!」 「れいむのりぼんをふまないでね!!!!ゆっくりせずにやめてね!!! しかし、男の感情のない、冷たい瞳で見つめられると、眼の前で大事な帽子を踏みつけられているにもかかわらず、ゆっくり達は、なにも言えなくなった 自分達の、目の前にいる生物が、決してゆっくりの力では、敵わない事は、さすがのゆっくりブレインでも、理解できた 二匹は、震えながら、自分達の髪飾りが、蹂躙されるのを見ているしかなかった 男は、そんなゆっくり達に見せつけるように、何度も何度も飾りを踏みつける 男が足を退かす頃には、二匹にとって大事な、大切な髪飾りはボロボロになっていった 「れいむのれいむのりぼん…」 「いやなんだぜ…かえりたいんだぜ」 男は、滅茶苦茶に踏みつけた髪飾りをそのままに、自分の部屋に戻って行った 二匹は、しばらくの間、己の不幸を呪い、汚され、傷つけられた髪飾りに、涙を流し、人間にすさまじい恐怖を覚えた 二匹は、また男が来るのではないかと、びくびくしながら過ごした 「ゆ…もしももりにかえれたらにどとひとざとにはおりないんだぜ…」 「ゆぅ…にんげんはゆっくりゃよりつよくて…ゆふらんよりもいじわるだよもりにかえりたいよ」 二匹はそのうち眠ってしまった、極度の疲労と恐怖、髪飾りを滅茶苦茶にされた、精神的なショック、空腹などが、彼らを眠りの世界にいざなった れいむは夢を見ていた、子供のころ、姉妹たちと楽しく遊んでいた頃の夢だった 鬼ごっこや、かけっこ、かくれんぼなどをみんなと一緒に、やっている夢 「いたい!いたいよ!!!」 れいむは、髪を引っ張られる痛みで、目を覚ました 男の目線まで釣りあげられると、昨日のまりさが受けていた平手打ちを食らった 「いだ!やびゅ!ゆびゅ!いだいいだいぃぃ!!!!」 何度となく、男に平手打ちを喰らう、下では昨日のれいむの様に、まりさが男に踏みつけられている 「っづう〜…うぅう!!」 まりさの、綺麗な金髪を男の足が踏みにじっている、まりさも、昨日の自分の様に、皮の伸びる痛みと、餡子を押しつぶされる激痛を味わっているのだろう 男は、昨日のより多めに十分間ゆっくり達を痛めつけた ボロボロになったゆっくりを籠に入れると、男はゆっくりの入った籠を持って、昨日二匹に出会った場所に連れて行った 二匹を籠から放り出すと、昨日自分の手で滅茶苦茶にした、二匹の髪飾りを投げ渡した 二匹は、それぞれの髪飾りを咥えると、跳ねることはせず、地べたを這いずりながら、森へ向かって逃げて行った 二匹は、男に背を向けていたため気付かなかったが、男は去っていく二匹をまるで、卒業生を送り出す、担任教師の様な目で、見つめていた 「ふー、彼等もこれに懲りて、二度と人里に下りて来る事は、危険だということを学んだでしょう」 そんなことを言うと、青年は首にかけていた手拭いで、目からあふれ出る、心の汗を拭いとった 彼は自称、愛のゆっくり熱血教師、通称、ゆっくり体罰教師と呼ばれていた ゆっくりに口で言っても駄目だ、彼らに物を教える、最も効果的な方法は肉体言語だ、というのが彼の考え方だった 殴って、蹴って、人間がどれほど恐ろしいか教えてやれば、彼らは金輪際、人里へは下りてこない これで、人間の恐ろしさを知ったゆっくり達は、虐待お兄さんに捕まって虐待されたり、畑のトラップで死ぬ事もなくなる 教育の力で、あの可愛い生徒達は、大自然の中、のびのびと暮らしていく事ができるのだ 「可愛いゆっくりの未来を守るためには、体と体、心と心の、ぶつかり合いが大切なのです」 晴れ渡った青空に向かって、そう呟くと、男は家に帰っていった ちなみに、男から愛のこもった教育を受けた、生徒達はというと、結果的には男の言うとおり、二度と、人里には近づかなかった しかし、大自然の中、のびのびとは暮らしていくことはできなかった れいむは、長く頬を張られ続けたせいで、頬の皮が、柔らかく、破けやすくなっていた ゆっくり体罰教師に、地面に投げつけられたせいで、右頬には大きな穴があき、這いずるたびに、餡子が漏れ出した れいむは自分の体から、命の元が、徐々に流れ出ていくのを感じながら、二度と覚めることのない眠りについた まりさは、柔らかい饅頭の体で、人ひとり分の体重を長い間、かけ続けられたせいか、跳ねることができない体になってしまっていた ミミズのような遅さで、這いまわることしかできない身体では、敵から逃げることも、獲物を追う事も出来ない そんなゆっくりが、厳しい自然界で、生き延びることができるはずがなかった その日のうちに、まりさはれみりゃに食い殺されてしまったそうだ 作:ゆっくりな人 以前書いた虐待 ゆっくりカーニバル 臭い付きゆっくり(上) 臭い付きゆっくり(下) ゆっくり移植 きらーうーぱっく このSSに感想を付ける
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かなりの俺設定や表現有りマス。軽い気持ちで読むと残酷な結末が!想像以上に酷い 悪乗りが生み出したぶっ飛んだ一品。胸焼け注意 一部に優遇ゆっくり。たまには良いよね 僕はゆっくりが大好きだっ! どれ位好きかだって? そんな事を聞かれたらこう答える。 愛しているとっ!!! その証拠に僕の家にはゆっくり専用の個室を完備。 高級なジュースとお菓子、新しい遊び道具も常時提供! とってもゆっくり出来るプレイスだよ〜っ☆ こんな極楽空間を嫌いなゆっくりが居るのだろうか? 嫌!そんなゆっくりちゃんは存在しない!!! 自信を持って言い切れる。 今日も可愛くて仕方が無いゆっくりに会う為に、お菓子を持参して部屋に向かう。 気に入ってくれるかな?ドキドキだよっ! 「れいむ〜。元気にしてたかいっ!」 「ゆぎゃぁあぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!? 」 ドアを開けたら咆哮で自己主張。 元気に挨拶をしてくれたのは、我が家自慢のれいむちゃん! 「あまあま持ってきたよっ!さぁ、お腹一杯食べてねっ!」 「ぢがずくなぁあぁっ!ぐずにんげんがぁあぁぁぁぁっ!!! 」 れいむは何故かご機嫌斜め。 ぼぶんとした体形。昨日の美味しいお菓子は気に入ってくれたようだけど…。 でも怒ってる。反抗期?…はは〜んっ!ツンデレ? かわゆい奴め☆ ゆぐゆぐ泣くれいむの頭を鷲掴みしてロックした。 プリプリ体を揺すって可愛さアピール。もみあげが歌舞伎みたいに乱れ舞う。 そんな必死に主張しなくてもれいむは素敵だよっ!ゆっくりしていってねっ! 「れいむ!今日は君の番だねっ!」 「いやじゃあぁぁぁぁぁっ゛!?」 「大丈夫!全然痛く無いよっ? ズコってするだけ!!! 」 「そのひびきですでにゆっぐじでぎないぃいぃぃぃぃぃっ゛!?」 「案ずるより産むが易しさっ!」 「やめでぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ゛!? ……うっ゛!!!?? 」 ズコッ!と、れいむの頭にプラ製容器が突き刺さる。 第二段も遠慮なく特攻む。「ゆじっ゛!? 」呻き声が漏れた。 これは痛い!でも自信満々にボクっ子は主張する。 「大丈夫!急所は避けてるから。これが愛の成せる技っ!」 ボクっ子(性別男)の右手には残り一本になったプラ容器。 親指で、リポビタン宜しく蓋を回し飛ばす。 そのラベルには、「10秒で赤ゆっくり!」の文字が。 人工にんっしんっ!させる為の、薬品配合餡子入りパラダイス製品。 「これの難点は一杯刺さないダメな所かな〜っ。」 最後の一本も頭頂部に投入。 薬品がれいむに、ズッコンズッコン吸い込まれて行く。 茎が生えて、実ゆが急速に成長。赤ゆがあっという間に出来上がり! だけど、その赤ゆは茎一本に対し、2体前後しか生えていない。 植物性繁殖は、数優先で鈴なりに出来るのが一般的。 この商品は赤ゆの生産数を犠牲にして、速さを追求した商品。 明日の朝、数時間後なんぞ待っていられない人にとっては、手放せないヒット作だ。 みっつの空容器が聳え立つれいむから、合計三本の茎が生えた。 赤ゆの総数は7体。ちょっと少ないかな?運が悪かった。 「ゆ…?ゆ〜ん!とってもあかちゃんゆっくりしているよ〜〜〜っ!」 ツイン.トライデントれいむは、赤ちゃんを緩んだ顔で見上げた。 ぼぶってた体形は、あっという間に急速ダイエット完了。頬がこけている。 かなりの養分を持っていかれたらしい。だが、それも赤ちゃんの為っ! 「ゆっくりあまあまもってきてねっ!おなかがすいたよっ!!! 」 ゆっくりした赤ちゃんはそれだけで無敵! れいむは支配者の頂点にいる感覚で命令を下す。 遠くにあるお菓子まで歩くのが億劫なのだ。 この人間にゆっくり取りに行かせるよっ! すると、眼前の人間は手を合わせてお辞儀した。 れいむは服従に成功したと思い込み、胸を張ってご主人様気取りになる。 でも、んな事になる訳がない。れいむは馬鹿なの?死ぬの? 「頂きまーす。」 礼儀正しいボクっ子は、食べる前の挨拶を欠かさない。 ブチっ!と茎を2本一気に千切り、赤ゆをお口へ。 噛む度に震える体、フワフワとほどけて行く皮の感触。 徐々に甘くなる餡子、お飾りのパリパリとした程よいアクセント。 最高に美味しいです! 「あがぢゃんがぁあぁぁぁぁぁっ!?」 「茎は入らないや。ぽ〜いっ!」 「あ゛ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 赤ゆは最高だが茎はマズイ!苦味があるのだ。 これもこの薬の欠点だね。改善を要求する。 辺りは豪華な食事が入ったお皿。それと山のようにあるおもちゃ。 そして、黒い塊となって朽ち果てたゆっくりだった物。 どれもこれも茎を途中まで生やして息絶えていた。 もうお分かりだろう。 僕はゆっくり[食べる事]が大好きだっ! どれ位好きかだって? そんな事を聞かれたらこう答える。 [腹痛を及ぼす位(食べる事を)] 愛しているとっ!!! セイ○丸は手放せないねっ! 最後の茎の赤ゆを手でこねくり回しながら、 れいむに声を掛ける。 「食べたり無いから第2弾よろしくっ!」 「いやぁあぁぁぁぁっ!?もううびだぐないぃいぃぃぃぃっ!!! 」 虚空からズラッと左手に容器を取り出す。マジシャンも顔負けだ! 更なる幸せを求めて繁殖させようとしたその時、部屋のテレビからCMが流れる。 それは一般的なお菓子の宣伝。ゆっくりの。いや、元となる物の亜種。 ゆっくりよりフワフワでモチモチの歯ごたえ。 餡子入りは変わらないが、外皮を包む材質が違うお菓子。 ボクっ子はそのCMに釘付けになった後、思慮を深めて赤ゆを口にした。 モムモム頬を動かしてジックリかみ締める。 「あがじゃんがぁ……。」 「ちがうっ!!!」 「ゆぐっ!?」 NOと言える日本人!租借途中の赤ゆをれいむの口に放り込んで両手で挟む。 そのままムニムニ波打つれいむは、赤ゆの味をじっくり味わった。 「ばばじゃんばぁあぁぁぁぁっ!?でぼぶっじゃぶべぇっ!!!] 「ぱくりっ!」 「ぶべべっ!?」 赤ゆを貪りムッチャウメェ!とほざく、ゆっくりでなしのれいむが叫ぶ。 目の前にはモグモグしている飼い主。無くなったのは自分のホッペ。 れいむの口が自然に開いて、赤ゆだった餡子が歯の隙間から床に流れ落ちた。 甲高い悲鳴が部屋に響きわたる。超痛えぇぇっ!? う〜ん。 唾液を吸って、しつこく歯に纏わり付くカサカサの皮。 舌にザラザラと主張する、粉っぽくてコクが無く甘味も皆無な最低な餡子。 最高にマズイ!!! 毒霧殺法でれいむの顔面に噴射! 「めがぁ!めがぁあぁっ!」と悶えているが無視。 思慮を深めて集中する。 (改良すればあの食感になるかも…。) 「かいぬしさんっ!ゆっくりあやばってねっ゛!?」 (よし!やってみよう!) 「きいてるのっ!れいむががわいぐないのっ!みずてるのっ!?」 「いよーっし!早速行動だーーーーーっ!」 「ゆっぐりぎいでぐべぁらぼっぎゃぁあぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 駆け出す足に潰されたれいむ。 クリーンヒットした素晴らしい一撃!ボクっ子は弾力を利用して空へと舞う。 時をかけるボクっ子。 悪夢に見そうな、この煌く空間に全米が泣いた。 「もっぢょ…ゆっぎゅり………。」 れいむは時世の句を唱えてゆっくりしてしまった。 さようなられいむ。飼い主は気にも掛けていないけど。 「ゆっくり着いたよっ!」 息を切らし肩を上下させて、ショップにゆっくり到着したボクっ子。 入る早々獲物を狩るハンターの眼差しで、店内を俊敏にチェックする。 その姿にゆっくり達はストレスが限界突破!目を向けられるだけで失神する。 流石に店員が止め…もとい、接客に入る。 クレーマでは無いが、営業妨害に変わりない。 マニュアルに従って話しかける。 「どのようなゆっくりをお探しですか?」 「どのような…ゆっくりだぁあぁぁぁぁぁぁあっ!?」 ヤ○ザもビックリの悪鬼羅漢の表情だ!何がこの人をここまで熱くさせたのだろうか? そっち系のお人なのかっ!?俺大ピンチっ! 店員は心の中で十字を切った。先立つ不幸をお許しください…。 でも、ボクっ子は困った表情をしただけだった。 その顔が魔王の様な形相になる迷惑使用。 ゆっくり落ち着いてください。 多少落ち着きを取り戻して、胸の内で考える。 どう切り出したら良いのだろうか?要望をとりあえず言ってみるか? 怪しく揺れる吐息が漏れる口が開いて、言葉を店員に伝える。 「味見をさせてくださいっ!」 衝撃の発言がそこに放たれた。 場が静まり返る…。 客もゆっくりも完全に沈黙した。 そして…、声を揃えてゆっくり達は絶叫する。 店がグラグラ振動するくらいの叫び。ちなみに建物の耐震性はバッチリです! でも、安いゆっくりが入っているケースがガラガラと崩れる!もう大パニックです!!! 逃げ惑うゆっくり。混乱する客。頭を抱える店員。 ゆっくり達は恐怖に怯える。 これが噂の虐待鬼威惨! (ゆっくりできないぃぃぃっ!こわいよっ!) あちらこちらを、散らかしながら疾走するゆっくり達。 店の中は凄惨たる状況になってしまった。 事務所の一角。 店長が話しを聞く。別に責任を追及してる訳ではない。 こちらの設備にも不備があったのだ。 どんなニーズのお客が来るか分から無いのだから、対処すべきは店側。 お客を責めてはいけない。 出来る店長は、ゆっくりと事情を聞き出した。 ある目的があってゆっくりを改良したいと。 それには一口食べて確かめたいと。 店長は熱意ある若者を優しく見つめてアドバイスを送る。 そして、暫らく時間を過ごした後、お兄さんは宅配業者の伝票に記入した。 「ありがとうございました!」感謝の言葉を残して帰宅する。 頑張れ!青年! 未来は君達が作り出すのだっ!!! ダンディ店長は男の背中を見送りながら、激励を心の中で叫んだ。 ちなみに、この教訓を生かしてゆっくり達のケースは防音になったとか。 「がふがふがふがふっ!めっちゃうめっ!!! ゆげーーー〜っぷっ!」 汚く食べながら、甘くて狂おしい程の長いゲップを響かせる最悪コンボ。 この品の無い離れ業を披露しているのは、頬の傷後が痛々しいゆっくり。 「ごーくっ!ごーくっ!ゆ〜ん。ゆっくりできるよ〜! 」 ジュースも飲み干し中回復したれいむ。 なんとまだ生きていた。 すげーしぶとい。 頬の欠けた部分は、ケーキを利用して塞いだらしい。 相変わらず何でも有りな饅頭だぜっ! 噛まれて踏まれた後は、流石にずっとゆっくりするのかと思ったよっ! でもれいむは賢いからジュースとあまあまでゆっくり完治したよっ! 人間さんはおしおきだねっ!今更ゆっくり後悔しても遅いよっ! 超高速で復讐の念を、ゆっくりせずに放出する。 部屋の中は暗い気で溢れかえった。 だからと言って、脅威は塵1つも感じない。 流石ゆっくり。そのスペックの低さに脱帽だぜっ! ドアが開くのを待つれいむ。 先程、遠い所から物音がしたから、ここに来るのは間違いない。 可愛いれいむが、ゆっくり制裁するよっ! 「ゆっくりくたばってねっ!!! 」 人影に向かって跳躍するれいむ! 入り口を開けた人間の顔が引きつる。 れいむは勝利を確信して突進した! 「ゆぶぅっ!?ゆぼらぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!! 」 そして、反対方向に吹っ飛ぶれいむ! 折角治った右頬に拳がスマッシュヒット! そのまま壁に激突して、ズルズル滑り落ちる。 「やっべ。つい殴っちゃった。」 「あ〜あ。でも大丈夫じゃね?この要望内容だと。」 「ん〜…。セーフかな?良かった!安心したよ。給料天引きはマジ勘弁…。」 「早速チャッチャと片付けるか。」 床に散らばった黒い塊を、手際よくゴミ箱に収める。 その際に、床磨きも同時にして食いカスを拭き取って行く。 この方達は俗に言う何でも屋。 掃除を依頼されて、ポストに入っていた玄関の鍵を使い、家にお邪魔した。 「ゆっ…?ぐぢっ゛……??? 」 痛む体で、部屋が綺麗になっていく所を見つめる。 れいむの為に部屋を片付け………! 「ゆっ?」 バタンとゴミ箱に入れられた。 周りはゆっくりの死体だらけ。 こいつぁーたまらない! 「ゆがぁぁぁぁっ゛!?ごごからだじでねっ!!! 」 「それは無理。」 ガタガタ暴れ狂うれいむで箱が超振動。 蓋をしっかりとロックして、ガッチリ補足。 部屋に死臭を打ち消す消臭剤を撒いてお仕事終了! 「さて。帰るか。」 「そのゆっくりどうするんだ?潰さないの?」 「殴った時にすげー気持ち良かったから、事務所でもう一回楽しもうかと。」 「いいね。俺にもやらせてよ。どちらがゆっくりさせれるか競ってみたいな。」 「今夜の飲み代でも賭けるか?」 「おっ!燃えてきた。後悔するなよ?」 「ゆんやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!? おうちがえるぅうぅぅっ゛!?だずげでおにいざんっ゛!!! 」 今度こそ、本当にさようなら。お幸せにねっ! …それから、数時間過ぎた綺麗な部屋の中。 帰宅したボクっ子と、購入した多数のゆっくり達が話しをしている。 「これから君達にはある目標を持ってもらう!」 『『ゆゆっ!?ゆっくりしていってねっ!』』 「一杯赤ちゃんを作ってもらいたい!」 『『ゆんっ!あかちゃんはゆっくりできるよー〜!』』 「そして、それを僕が食べる!」 『『ゆ〜ん!それはとってもゆっくりでき……。』』 『『『 ゆっぐじでぎないぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ゛!?』』』 驚愕の表情で叫ぶゆっくり達。 正論である。 「これには訳が有るんだっ!」 「あがぢゃんをだべるのはゆっぐりできないぃいぃぃっ゛!?」 「しねっ!?やばんなにんげんはしねっ!!! 」 「ここに有る資料の通りに……。」 「せいさいをゆっくりするよっ!」 「はんけつはしけいだよっ!ゆっぐぢじねぇえぇぇぇぇっ!」 「うっさい!!!!! 」 『『ゆげべぼっおぉっ゛!?』』 始める前からゆっくり達の三割がご臨終。 カオスな状況の中、淡々と説明を続けていく。 「君達のお肌を、もっとモチモチにした赤ゆを作って貰いたい! 目安は、グニ〜ッ。と伸びるのが理想的! これを達成した暁には、素晴らしいプレゼントを用意している!」 『『 ゆっ!? 』』 「一生ゆっくり出来る、最高のゆっくりプレイス御招待券。を贈呈だっ!」 『『 ゆうぅうぅぅーーーーー〜ん!?』』 そこには、ゆっくりしたイラストが書かれている数枚の券が、指に摘まれていた。 凄く幸せそうだよっ!こんな死体だらけ所じゃゆっくり出来ない! 勢い余って潰した饅頭達の死体が、偶然にも良い方へ流れる。 環境って大事だねっ! そこからは男の説明を、ゆっくり達は熱心に聴いた。 あの最高のゆっくりプレイスを得るために! 「……と説明した通りにして欲しい。わかりましたかっ!」 『『 ゆっくりりかいしたよっ!!』』 最高のゆっくりを求める為、最高にゆっくりしてない環境を受け入れたゆっくり達。 おぉ。おろか おろか。 ゆっくり達はその日から大乱交で子供を作りまくる! 餌は最高のゆっくりフード。栄養価は満点! 幾らでも腰が振れちゃうよっ!ありすはれいぱーの1歩手前だっ! 恐ろしい所に来ちまったもんだぜっ!!! 赤ゆ満載のゆっくり達。 そして、判定をして貰う日がやって来た! 「モグモグ…。違う!これはお前が全部食えっ!」 「ゆげごぼっ!?げぼがぁあぁぁぁぁっ゛!?」 「パクパク…。遊びでやってるんじゃないんだぞっ!?」 「ゆびゃぁっ!いだいぃいぃぃぃぃっ゛!!! 」 「赤ゆが可愛そうだから食べないで欲しい? 甘ったれんなっ!全部寄こせっ!!! むーしゃ!むーしゃ!」 「がわいいあがぢゃんがぁぁぁぁっ゛!?」 「うほっ!ゲロマズっ!」 「とかいはなあかちゃんはどう…『油ッ苦理市ネッ!』ゆべぼばぁあぁっ゛!?」 どれもこれも問題外! 最後のは、なんか違う味がしたっ! …って、中身はカスタードか。興奮し過ぎたみたいだ。 改めて食うと美味い。 ありすは…、うん。手遅れ。 ゆっくり諦めるよっ! 全然進歩しない状況。減っていくゆっくり達。 そんな最悪の環境に、ボクっ子は疲れ果てていた。 僕は、飲めもしない麦茶を煽る。 飲まなきゃやってられないのだ! 机に伏せ、水っ腹になった下腹部を摩りながら、苦しげに呻く。 「むきゅ〜。おにいさん…。」 突っ込みどころ満載の、哀愁漂う男を見つめる影。 ちょっと、お高め価格のぱちゅりーが心配そうにしていた。 ゆっくり達を束ねる伝達役の為に購入したのだが、 阿鼻叫喚となっているあの部屋では、とても耐えられない! と、申告して来たぱちゅりーを保護。 そのまま家をフリーパスで歩く事が出来る、唯一のゆっくりとなった。 あれ?ぱちゅは最高のゆっくりプレイス手にいれんじゃね? と思ったあなたは大正解! 流石森の賢者様、ぱちゅりーだぜっ! まぁ、偶然で寵愛される事になったんだけど。 運も実力の内って言うし。 「げんきだしてねっ!おにいさんっ!」 「…ぱちぇか。僕はもう疲れたよ。パト…。」 「むきゅっ!?そこまでよっ!それいじょういってはいけないわっ!!! 」 「そう?わかったよ…。でもどうしたら良いんだろ?もう打つ手が無いよ…。」 「だいふくさんみたいになる けいかくだったわよねっ?」 「そう。僕は、赤ゆがモチモチで伸び伸びになった奴が食べたいんだ。」 赤ユ大福化計画。 CMを見て、衝動的にモチノビの赤ゆが食べたくなったボクっ子。 それから駆け足で進んできたが、一向に食感が近づかない。 何が悪いのだろう?わからない…。 「むきゅ〜。おにいさんにしつもんがあるんだけど…。」 「なんだい?ぱちぇ?」 「そのだいふくさんって…。どんなものなの?」 「何を言ってるんだい?こう丸い形の、モチモチで伸びる甘い…。あっ!!! 」 ぱちぇの一言で気付く。 資料を見せたが、実際に実物を口にさせていなかった! そりゃぁ、何も反映されないよっ! イメージが視覚からしか得て無いんだものっ! 「ありがとうぱちぇっ!君は最高のパートナーだよっ!」 「むきゅっ!おにいさんっ!?」 外にお兄さんが駆け出していく。 ぱちぇは真っ赤になりながら、幸せそうに微笑む。 「むきゅ〜っ。おにいさんったら。こまるわっ!」 まんざらでも無い様子で悪態をつく。 散らかったテーブルを片付けながら、愛しいお兄さんを待つ事にした。 ぱちぇの未来は明るい。 一方、その頃ある部屋の中…。 「ゆっへっへっ!まりさのぺに…!」 「ゆんやぁ!もうあがぢゃんうみだぐ…!」 「んっほぉおっ!まりさのまむ…!」 「やめるんだぜっ!やめでぇえぇ…!」 「れいぱーはゆっくりできない!ちかずいてこな…!」 「つんでれなのねぇえぇっ!?とかいはな…!」 「もういやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 途中で扉を閉めましたが、まさに天と地の待遇と状況。 見るに耐えない凄惨な部屋模様を、ほんの少しお送り致しました。 駆け出したお兄さんは、お菓子屋へと向かった。 大福を大量に購入して来た後、ゆっくり達にたらふく食べさせる。 味はともかく、皮である餅の感触を餡子脳に叩き込む! 現在まで頭に付いていた赤ゆは、全て美味しく頂きました。 これからが勝負!気合を入れて再教育。 部屋の隅でゆんゆん泣くゆっくりがいたが、気にしない! と言うか、あいつ等の赤ゆが一番美味かった。 親が絶望で宿す赤ゆは、他より味が深いのだろうか? 今度じっくり試す事にしよう。 「ゆっくり子作りに励んでねっ!」 言葉と同時にゆっくり達が重なりだす。 上へ下への大騒ぎだっ! れいぱーした後ろかられいぱーされて、またれいぱーされる地獄絵図! 『だずげでぇえぇっ゛!?ゆっぐりでぎないぃいぃぃぃっ゛!!! 』 一部のゆっくりが助けを求める。 ボクっ子はゆっくりと扉を閉めた。 この部屋は防音加工で、ぱちぇが醜い声を聞かなくてすむ安心使用! 「やっぱり設備はだいじだよね〜。」 スキップで愛するぱちぇの元へと向かった。 そして、それから数日が経過。 頑固職人のように暴れるボクっ子の所業で、ゆっくりは壊滅に近い状況に。 少ないゆっくり達の頭から生える赤ゆを、そっと茎から摘み取る。 モチモチした感触。一層ムニムニした弾力。 それを、じっと下から見上げてくるれいむとまりさ。 その目は自信に溢れていた。 僕は、そっと口へと運ぶ。 「ゆっ…?くぢっ!?」と呻き声が口の隙間から漏れてきた。 コロコロ舌で転がした後、奥歯の上に乗せて軽く噛む。 素晴らしい弾力! これだけ圧力を掛けても、その姿と命を維持し続ける。 そのままゆっくりと噛み締めていくと、ムリムリと皮が口の中で千切れた。 歯に伝わる、モチモチの食感が素晴らしい。 飲み込んだ後に、再度赤ゆを手摘みする。 今の行為を見ていたショックなのだろうか? 目元からハラハラ涙が毀れている。 指で感蝕を確かめた後、前歯で赤ゆを噛み、掴んでいる手を動かす。 赤ゆが悲鳴と同時に自分の顔から離れていく。 口にしている赤ゆの頬の一部と、離れている赤ゆの本体が一筋の線で繋がる。 餅のように伸びて宙に逆アーチがかかる。 僕は満足気に微笑んだ後、ズッ!と凄まじい吸引力で、赤ゆ本体と逆アーチを完食! 「素晴らしいよ!君達!」 「ゆっふっふっ!ゆっくりあじわってねっ!」 「あじみをしたからじしんがあったよっ!」 なんと言う知恵。 ゆっくりプレイスを手に入れる為、このゆっくり達は鬼となった。 「さぁ!ゆっくりぷれいすをゆっくりよういしてねっ!」 「ぐずはきらいだよっ!ゆっくりしないでよういしてねっ!」 どっち優先なんだよっ!?ゆっくり出来ない! などの突っ込みはしないで、クールに曇りガラスのケースを持って来たボクッ子。 ここに入れば、プレイスに連れて行ってあげるとの事だ。 迷わずまりさ達は飛び込む。 「ゆっんゆーっ!とってもたのしみだよ〜っ!」 「いっぱいゆっくりしようねっ!まりさっ!」 うきうき気分で向かったその先は…。 ゆっくりの悲鳴溢れる加工所でした。 「きゅうてんかいすぎるでしょぉおぉぉぉぉぉっ゛!?」 「かこうじょはゆっくりできないぃいぃぃぃぃっ゛!?」 「加工所じゃ無いよ?研究所だよ?」 『『むずかしいはなしはゆっくりできないぃいぃぃぃぃl?』』 僕は、あの店長さんに相談と経過を話す位、親密になっていた。 成功が手の届く所まで迫った時、ある話を持ち掛けられる。 「国の特許申請と、知り合いの研究所に検体を提供してみないか?」 乗り気ではなかったが、「大福赤ゆ食べ放題になるかも?」 の言葉で、契約書にサインを記入する自分が! 署名する手がっ!止まらないぃいぃっ!? 僕が飼ってても、間違いなく[増やす] 事が出来ず、[食い尽くす]と思うから、 今となっては、意外と良い選択をしたんじゃないかと自分で思う。 「じゃぁ元気でねっ!君たちの事は忘れないよっ!」 「ゆんやぁあぁぁぁっ゛!?おうちかえるぅうぅぅぅっ゛!」 「みすてないでえぇぇぇっ゛!?おにいざぁあぁぁぁぁぁんっ゛!!! 」 爽やかに笑顔で去るボクッ子。 涙でグシャグシャなまりさ達。 景品の最高ゆっくりプレイス招待券は、譲渡される事無く忘れ去られた。 ご機嫌で帰宅。 帰り際に、研究所と加工所の見学をして行きませんか?との提案が。 両手一杯に試作品を貰いホクホクのボクッ子。 「ただいまぱちぇ。ゆっくり帰ったよ!」 「むきゅ!ゆっくりおかえりなさい!おにいさん!」 荷物をテーブルに置き、 ぱちぇをやさしく抱き上げて、その場でキャッキャ,ウフフとクルクル回る。 幸せそうな二人。 というか。バカップル。 その後、研究所から大福赤ゆ試作品が届いた。 僕は舌鼓を打ち、太鼓判を押す。 自分が作った時より美味くなってる! 研究所の新しい考案は、大福赤ゆを成体にして、殴り応えの有る虐用ゆっくりを作るとか 食べられないなら興味が無いので、試作品を丁重にお断りした。 ある日、その話をしたら「俺が欲しかった!ボクッ子のバカぁっ!」と友人に怒られる。 とりあえず再申請しておくよ。 今日も帰宅した後、リビングでクルクル回る。 「むきゅ〜。めがまわってしまうわっ。おにいさん。」 「あはは。ゴメンゴメン。」 食べる事は今でも好きだが、ぱちぇも好きになってしまった。 抱きしめながらゆっくりと囁く。 「一生ゆっくりしていってねっ。」 こんなご都合主義で終わるSSに、全米が大泣きした。 終 「れいむとまほうのいた」「朝ゆっくり」 「金バッチ品質保障証」 「合わせ鏡の奥」 「まりさは優秀な劇団員」 「ぬし」 「スィーらいせんす」 選択肢 投票 しあわせー! (17) それなりー (11) つぎにきたいするよ! (17) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ゆっくりみさせてね! 10KB ※問題があるようでしたら餡庫作品感想スレまで意見お願いします 善処します ※スレの「目が見えない状態でのツンツンは怖かろう」というレスに触発された書きまし た ※微修正しました れいむはとてもゆっくりできていなかった。 「さて……れいむ、もう覚悟はできてるよな……?」 おにさんの冷たい声に震える。 れいむは飼いゆっくりだ。人の感情の機微には敏感に反応するようにできている。 ゆっくりは首から上のナマモノだから、当然、表情を見ることが相手の意図を量る最大の 判断条件になる。 今はそれが断たれていた。おにいさんの怒りのほどが、どれほど深いのかわからない。だ から恐くてたまらなかった。 今、れいむは目隠しをされているのだ。 ゆっくりみさせてね! 「さて、れいむ。これがなんだかわかるかな~?」 ぴたぴたと頬に何かが触れる。 「ゆぴぃぃぃぃぃぃ!?」 冷たく、固く、スベスベした感触。よく知っているようで、でも何であるか判然としない それ。軽く触れただけなのに、れいむはまるで電流でも流されたみたいに震え上がった。 ぴたぴた、ぴたぴた。 繰り返し軽く叩かれるが、れいむにはそれが何なのか見当がつかなかい。 突然、痛みが走った。 「ゆぎゃぁぁぁあああぁぁぁ!」 「うるさいな。軽くひっかいただけだろ……お前の割った、おちゃわんの欠片でな」 その言葉にれいむは思いだした。 ごはんのあと。れいむはおにいさんのお手伝いをしようと、テーブルの上の食器を一箇所 に集めていたのだ。それは大して役に立つことではなかったが、れいむは一生懸命だった し、おにいさんも喜んでくれた。 だが、れいむは失敗をしてしまった。 おにいさんのお気に入りのお茶碗にうっかりぶつかり、テーブルの下へ落としてしまった のだ。お茶碗はあっけなく割れてしまった。 怒られる。そう思ったが、おにいさんは笑顔だった。れいむも笑顔を返した。 おにいさんはニッコリしたまま、れいむを掴んで運び、そして何かを注射した。れいむは 痛みの叫びをあげるヒマもなく意識を失った。注射されたのはゆっくり用の即効性催眠薬 だったのだ。 そして今。目が覚めたら、こうして目隠しをされていたというわけだ。 「おにいさん! れいむおめめがみえないよ!」 「目隠しをしているからな。これもおしおきの一つだ」 「ゆうう、おしおきはゆっくりできないよ……」 「おまえが頑張っておにいさんを手伝ってくれようとしたことはわかる。とても偉いこと だ。だが、お前はお茶碗を割ってしまった。それは失敗だ。失敗は悪いことだ」 「お、おにいざんごべんなざ……ゆびぃ!?」 いきなり頬をつねられれいむは大きな悲鳴を上げた。つねられた、と言っても軽く皮をつ ままれた程度。普段のおにいさんとのスキンシップでよくやってもらう、心地よい痛みだ。 だが視覚を奪われ鋭敏になった今のれいむにとって、ペンチでねじ切られるほどの痛みに 感じられた。 「悪いことをしたら、おしおきしなくちゃあなあ?」 「ゆうう……」 「でもお前、すぐに謝ろうとしたな? 悪いことをして、謝るのはとてもいいことだ。お 前の態度次第ではおしおきの内容もちょっとは考えてやるよ」 「ゆううっ!? れいむはちゃんとはんせいしているよ!」 「よし。じゃあちゃんと『ごめんなさい』してみろ」 「ゆっくりりかいしたよ! おにいさん、ごめんなさ……ゆひゃひゃひゃひゃ!?」 れいむは謝ろうとしたが、突然笑い出してしまう。 何かふわふわと柔らかいものがれいむを撫でたのだ。くすぐったくってたまらなくなって しまったのだ。 「なんだ~? 謝ってる途中で笑い出すなんて反省の色がまったく見られないなあ?」 「な、なにかがれいむをくすぐったんだよ!」 「くすぐった? おにいさんはなにも見ていないなあ」 「ゆうう……」 れいむは今、目隠しをされている。触れられた感触は確かにあったが、それが何なのかよ くわからなかった。その上、おにいさんがなにも見ていないと言うのだ。おしおきを受け るという立場の弱さもあり、れいむはどう言い返していいのかわからなくなってしまった。 「さて。もう一度チャンスをやろう。ちゃんと謝ることができたら許してやるぞ?」 「ゆ、ゆっくりりかいしたよ! おにいさん、ごめんな……ゆひゃひゃひゃひゃ!?」 またくすぐったいのが来た。 れいむはどうにか耐えようとする。だが、ただでさえ視覚を失い皮は鋭敏な状態。おまけ にそのくすぐったいのはとても巧みだった。右頬と思えば左頬、瞼をくすぐったかと思え ば口元をかすめ、まむまむをじっくり攻めたかと思えばおあにゃるをふわり。 れいむは笑いをこらえきれなかった。 「なんだ、お前。ごめんなさいも言えないのか?」 「ゆひゃひゃ、ちが、ぢがう……ゆひゃひゃひゃひゃひゃ!」 「ちっとも反省の色が見られないなあ」 「ちが、ゆひゃ、ちがう、ゆひゃひゃゆひゃゆひゃひゃ! や、やべでぇぇぇぇぇぇ!」 「やめて、だと?」 突然ぴたり、とくすぐりが止んだ。 ゆふゆふとれいむは荒い息を吐く。 「やれやれ。反省もせず、おしおきをやめろと言い出すなんて、とんだゲスゆっくりだ。 これはキッツイおしおきが必要だな」 「お、おにいざん! ぢがう、ぢがうのぉぉぉ! れいむは……」 「よし、レイパーの刑だ」 「ちがう、ちがうよ、ちが……れいぱー?」 「んほぉぉぉぉぉぉ!」 突然、嬌声がわき上がる。 それはれいむのすぐ近くからした。 見えないが、知っている。この常軌を逸した性欲溢れるゆっくりの叫びは、餡子の奥に恐 怖として刻み込まれている。 それは、 「れいぱーありすだああああああ!」 れいむは慌てて逃げようとするが、頭の上からおにいさんの手に押さえつけられてしまう。 そして、ヌラリとした感触が後頭部から襲ってきた。 「んふううううう! なかなかかわいいれいむねぇぇぇぇ! ありすがすっきりしてあげ てもいいわよぉぉぉぉぉ!」 「やべでぇぇぇぇぇ!」 べとべとぬるぬるの気持ち悪い感触が何度も何度もこすりつけられる。おぞましく、そし て情熱的なすーりすりだ。 れいむは怖気立つが、逃げ出せない。おにいさんの手はもう離れたが、今はれいむより圧 倒的に重く強いれいぱーがのしかかっているのだ。 「んふ、んふ、んほぉぉぉ! いいわ! いいわぁぁぁ! かわいいわよれいむぅぅぅ!」 「いやぁぁぁ! れいぱーはゆっくりできないよぉぉぉぉ!」 口では拒否しても、そこは単純餡子生物の悲しさ。欲望に正直なゆっくりの身体は、与え られる愛撫に反応してみずからも生殖用の粘液を分泌してしまう。 「なんだれいむ、レイプされてるのにずいぶん気持ちよさそうだな。これじゃあおしおき にならないかなあ?」 「ぢがうぅぅぅぅ! れいぶぎぼぢよぐなっでないぃぃぃ!」 「なに? レイプで気持ちよくなってない? じゃあこれは和姦なんだな。なんだ、れい む。お前レイパー相手だってのにあっさり受け入れて、とんだ淫乱ゆっくりだな」 「ぢがうよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 だが、何度も何度も休み無く押し寄せてくる愛撫はれいむを絶頂へと着実に導いていった。 嫌でもなんでも、結局はすっきりしてしまう。気持ちの問題ではない。ゆっくりとはそう いう生き物なのだ。 そして、 「すっきりーっ!」 れいむすっきりしてしまった。これでれいぱーの子供を持つことになってしまった。 その時、目隠しが外れた。すっきりーで一際多くの粘液を出したため、滑り落ちたようだ。 しかし、れいむには何も見えない。 絶望で目の前が真っ暗だった そして、れいむは気を失った。 「はっはっはっ、ちょっとやりすぎちゃったかなあ?」 「ゆんゆん! れいむこわかったよ!」 「ははは、でもお前が悪いんだぞ、れいむ」 「ゆうう……ごめんなさい、おにいさん」 「なに、わかってくれればいいんだ」 れいむはゆっくりしていた。 あのあと、れいむは目隠しを外してもらい、おにいさんに全ての種明かしをしてもらった。 まず、謝ろうとしたとき、くすぐったくて笑ってしまったこと。 これは、やはりおにいさんがやったことだった。鳥の羽で出来た小さなほうきをつかって れいむをくすぐったのだ。 試しとばかりに、目隠しのない状態でくすぐってもらったら、確かに同じ感触だった。 もっとも、あのときほど強烈には感じなかった。 次に、れいぱーありす。 あれもおにいさんの仕掛けだった。れいぱーありすの声はあらかじめ録音してあったもの を再生しただけ。そしてあの情熱的なすーりすりは、驚いたことにありすどころかゆっく りですらなかった。 ゴム手袋だった。 特製カスタード粘液を塗りたくったゴム手袋を、おにいさん自ら手にはめてれいむをなぶ ったのだった。 「いやあ、それにしてもれいむったら簡単にだまされるんだもんなあ」 「ゆうう……」 「そんなむくれるなって。まあ、おしおきとは言え悪かったな」 「ゆんゆん! わるいことをしたのはれいむだよ! おこってないよ!」 「ああ、よかった。実はお前をもう一つ騙しちゃってることがあってさ。お前が怒ってな いなら話しやすい」 「ゆゆ? だましてることってなぁに?」 れいむはのんきに問い返す。騙している、という言葉はゆっくりできないものだが、おし おきは終わったのだ。もうひどいことはないはず……そんな脳天気さに溢れていた。 そんな単純で可愛らしいゆっくりを眺め、おにいさんの笑みは深くなる。 「実はお前、今も目、見えてないんだわ」 「ゆゆ? おにいさんなにをいって……」 「目隠しは外したけどさ。お前、最初に睡眠薬で眠ってた間に目をえぐられてたんだよ。 だから見えるはずないの。わかる?」 「ゆゆ、だって……」 あまり知られていないことだが、ゆっくりの持つ感覚は非常に優れている。 ゆっくりの餡子を覆う皮。これは聴覚、嗅覚、触覚すべてを兼ねる複合感覚器だ。それが 全身に張り巡らされているのだから、それによってもたらされる情報量は並の野生生物を 大きく凌駕する。 もっとも、脳天気なゆっくりのこと。鋭敏なこの感覚器を、鋭敏という言葉から一番遠い ゆっくりが使いこなせるはずもなく、普段はまったくの無駄になっている。 だが、日常においてそれを無意識に役立てている場面がある。 それは巣穴の中にいるときだ。 ゆっくりは、明かりのほとんど届かない巣穴の中で何不自由なく暮らす。冬ごもりともな れば完全な闇の中。それなのに、ゆっくりは真昼の太陽の下と変わらず活動できる。 これは前述の体表の感覚によるものだ。それらで得た情報を統合し、ゆっくり特有の思い こみ――自分の巣穴で、見えないはずがないという思いこみ――によって餡子脳内で映像 化する事で、ゆっくりは巣穴の中限定で暗くても「見える」のだ それなのに、一度何らかの理由で視覚を失うと、この餡子脳内の映像化が不可能になる。 まったくもってゆっくりは、いい加減で不条理、そして思いこみのナマモノなのである。 極端な話、ゆっくりは目をえぐられてもそのことに気づきさえしなければ、見えるときと 変わらず活動できる。 そして、今。 れいむは自分の目玉のあるべき場所が空っぽになっていることに、ようやく気づいた。 「ゆああああああっ!? まっくらだよぉぉぉぉ! みえないよぉぉぉぉ!」 「あはは! 本当に今まで気づかなかったのかよ!? さすがゆっくり、すげぇ!」 「どぼぢでぇぇぇ!? どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉ!?」 「ああ、おしおきだよ」 「ぞんなぁぁぁぁぁ!」 「というのも、嘘」 「ゆっ!?」 パニックになっていたれいむは、さらなる予想外なおにいさんの言葉に固まる。もはや餡 子脳で把握できる事態ではなかった。 「ホント言うと、お前をペットとして飼うの飽きたんだわ。だから、手始めに目をえぐっ て、今まで試そうと思ってたことをやってみたってわけ。だからこれ、おしおきじゃなく て虐待。もうお前を躾る気なんてねーの」 「ゆっ、ゆっ……!」 「いや、いい顔してるなあ。やっぱり虐待の基本は目ん球えぐり。専門誌では『アマギる』 とか言ってたか。いやあ、基本でこれだけ楽しいんだから、応用はどんだけ楽しいんだか。 これから楽しみだなあ」 「ゆっ……」 「あん?」 「ゆっぐりざぜでぇぇぇぇぇぇぇ!」 「ああ、ゆっくりさせてやるさ。これからじっくりたっぷりいくらでも、俺が飽きるまで ずっと、な。だから……」 おにいさんは、目を輝かせ、爽やかな笑みを浮かべ。 「ゆっくりしていってね!」 心を込めて、れいむをゆっくりさせる宣言をするのだった。 了 by触発あき 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お兄さんは屑なのかな、 -- 2020-02-02 16 43 23 個人的には 「こんなことするおにいさんはゆっくりできないよ!はやくどこかにいってね!」 とか言った後に本当のお仕置きみたいな展開が好き -- 2012-02-23 21 30 52 善良なんだけど >「ゆんゆん! れいむこわかったよ!」 これだけでもうビキィッ!と来るんだよなぁw 人をイラつかせる為にここまで考え抜かれたゆっくりの設定とか、考えてる人達スゲーよなぁ -- 2010-10-10 03 08 55 お兄さんが目を覚ましてくれてよかった -- 2010-09-21 03 49 06
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登録日:2010/02/21 Sun 11 14 09 更新日:2024/05/03 Fri 01 36 49NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 あれれ~おかしいぞ~ キッドキラー クールキッド ゲーム コメント欄ログ化項目 サッカー デリカシーがない ハワイで親父に 主人公 伊達メガネ 名探偵 名探偵コナン 名探偵コナン登場人物項目 小学生 少年探偵団 工藤新一 帝丹小学校 幼児化 彼女持ち 日本警察とFBIとCIAと公安と海自にコネをもつ小学生 死神 江戸川コナン 演技派 真実はいつもひとつ! 知らぬ者はいない 絶対音感 見た目は子供、頭脳は大人 音痴 高山みなみ オレの名は江戸川コナン 探偵さ… 江戸川コナンとは、『名探偵コナン』の主人公。 CV:高山みなみ、山口勝平(青年期(*1)) 演:藤崎直(*2) ●目次 【概要】【人物】 【コナンの過去】 【コナンになるまで】 【コナンになってから】 【家族構成】 【探偵アイテム】 【運動神経】 【推理力】 【性格】 【誘拐被害歴】○原作 ○劇場版 ○アニメオリジナル 【乗り物】 【余談】 【彼の正体を知る人物】 【概要】 彼の正体は高校生探偵として有名な工藤新一。 父は工藤優作、母は工藤有希子。 作中で示されている通り、「江戸川コナン」の名は小説家「江戸川乱歩」と「アーサー・コナン・ドイル」から名付けた偽名である。 小学生と高校生という年齢差から、アニメではコナンを高山みなみ氏、新一を山口勝平氏が分担して演じている。 ただし、日本版ではコナンのモノローグは高山氏が演じているのに対し、海外版ではコナンであってもモノローグは新一役の声優が担当し、コナンの正体=彼と新一が同一人物という事をより強調している。 【人物】 江戸川コナンとは、疑い深い人物だが、人に対して優しい人物である。安室が抱っこしたコナンを見たファンは、「かわいすぎないか」と語っている。かつてはシャーロックホームズの弟子になったことがある-- シャーロックホームズとは、江戸川コナンが憧れている架空のキャラで探偵である(小説は実在する)。 警察関係者(主に目暮と高木)とはよく絡んでおり、事件の真相を導く為に手助けをしている。 また、灰原を信頼しており、「今は助手じゃなくて、相棒かな」「調子いいこと言っちゃって」という会話している。 【コナンの過去】 世界的推理小説家・工藤優作の息子、元大女優の工藤有希子の息子として生まれ、とても大切にされていた。 しかし、コナンになってからは別居している為、あまり両親に会えていない。 【コナンになるまで】 蘭と一緒に行ったNYに向かう飛行機の中で初めて殺人事件に遭遇。 見事解決して以来高校生探偵として活躍。両親は3年前からNYにおり一人暮らしであったが小遣い制であった。 『工藤新一水族館事件』で事件解決後、毛利蘭が買ってもらったばかりの携帯電話を推理に夢中になっていた新一のせいで溝に落として紛失してしまったため、 新一が代わりの携帯を買うほか、空手の都大会で優勝したらお詫びに今度東京にできるトロピカルランドに連れて行くと約束した遊園地でデート中に闇取引を目撃。 『黒ずくめの男』ジンによって試作段階の毒薬 (APTX4869) を飲まされ、一命を取り留めた(*3)ものの、子供の姿にされてしまう。 なんとか無事に家に戻った矢先に蘭と遭遇。 名前を聞かれた際、本棚の『江戸川乱歩全集』『コナン・ドイル傑作選』を見て、とっさに江戸川コナンと名乗り、情報収集のために毛利探偵事務所の居候となる。 以後、コナンとして帝丹小学校に入学、小学生生活をしながら、元の体を取り戻すために黒ずくめの男達の真実を突き止める為に情報収集を始める。 新一は事件の調査のために遠くに出かけていることになっているが(*4)、何度も周囲に顔を出している。 ただし、「新一からの伝言」と称して真犯人に繋がるヒントを伝えたり、一時的に元の姿に戻った時にちょくちょく顔を合わせたりしている為、目暮十三や小五郎といった新一と近しい関係の人々は新一が生きていることを知っている(*5)。 目暮「最近謙虚だな君は…。」 【コナンになってから】 小学生として振舞いながら、毛利小五郎の探偵事務所に潜り込む事で黒の組織の情報収集をしている。 …が、組織とは無関係の殺人事件などによく巻き込まれている。 時には帝丹小学校の元太・光彦・歩美ら三人組の少年探偵団と協力して事件を解決したり、探偵の毛利小五郎の立場を利用するなどして警察の情報を入手するようになった。 黒の組織の調査に関しても、FBIと協力体制を取るようになってから一気に前進した。 また、少年探偵団として事件を解決したり、怪盗キッドの犯行を幾度も阻止したことなどから、作中の時系列上、江戸川コナンとしても有名になっており、「キッドキラー」という異名で呼ばれた事もあった。 ぶっちゃけ組織とか関係なく素で素性を調べられそうな気が…。 というか、MI6には軽く調べられていたことも(むしろMI6でもあそこまでしかわからなかったというべきなのだろうか) 【家族構成】 工藤優作と工藤有希子の間に生まれた一人っ子。 コナンのパーソナルは元々が架空の人物のため存在しないが、両親のことを小五郎や蘭が不審がった際には、たまたま日本に帰国していた有希子が変装して江戸川文代なる「コナンの母親」になったことで事なきを得ている。 しかし、有希子が「コナンは2人目(の息子)」とも一部に紹介してしまっており、時にややこしくなる。 家族仲は良いようで、夫婦揃って体が縮んだ新一をからかったり、(主に有希子から)ちょくちょく国際電話がかかってきたりしている。 新一としても両親を慕ってはいるようだが、悪ふざけに全力だったり年甲斐もなく痴話喧嘩をしたりすることには辟易としている様子。 ちなみに父親の仕事は世界レベルで売れっ子の推理小説家で、母親は元美人女優という登場キャラの中でも勝ち組のひとり。 資産もあるようで、そのレベルは日本から飛行機で発つ際ノリで「このまま世界一周しちゃうか」とか言えるクラス。 工藤家もかなり大きな洋館で、優作の書斎はどこの図書館なのかと突っ込みたくなるほどの大量の推理小説が並んでいる。 推理力は父親、演技力(とハッタリの利いた大仕掛けの好きな性格)は母親からそれぞれ受け継いだようだ。 【探偵アイテム】 連載開始から約30年たった今でも、オーバーテクノロジーの産物だらけである。ファックス付き弁当箱 蝶ネクタイ型変声機 記念すべきアイテム第1号であり、誰の声でも出せる高性能変声機。 基本的には推理を披露する時など、「コナン」の発言では説得力がない場合に使用する(*6)。 ただしこの機械のみでは不十分で、その本領は女優である母親譲りの演技力があってのものである。 「眠りの小五郎」や「推理クイーン園子」を演じる時、阿笠に口パクをしてもらいながら推理する時の他、目暮警部の声で事件現場にコナンを同行させるよう小五郎に指示する・小五郎の声で警察から捜査情報を聞き出す等の使い方をしている。 後ろに隠れているコナンのことはバレないが、少年探偵団は「コナン君、また違う人の声出してる」と疑問に感じている。 実際に沖矢昴(赤井秀一)は新一の声で蘭に電話するのを見てコナンの正体が新一だと見破っており、『太閤名人の将棋盤』ではコナンの正体を見破っていると思わせる台詞を赤井が言っている。 また、話によっては変声機を使って死人の声を出す事もあるが、死人の声を出すのは反則級である為か原作やオリジナルエピソードに関しては基本的に変声機を使って死人の声を出していない。 蘭が心配しないようにコナンは時折新一の声で電話しているが、ロンドン編(同時期を描いたOVA含む)では体が元に戻っていた為、逆に新一が変声機でコナンの声を出している。 コナンがジャケット姿でいる事が減ってからは蝶ネクタイとして使用する事はなくなり、普通にポケットに入れて持ち歩くようになった。 頻繁に使う小五郎の声が登録されているダイヤルには印をつけていた。 腕時計型麻酔銃 主に小五郎を眠らせたり、犯人を攻撃・拘束する為のもの。針は1本しかない。 小五郎の首筋には無数の針痕があるはずだがその描写はない。 また、健康診断などで針が体内に大量に残っているとか、睡眠薬多用による健康被害も見つかった形跡もない。 これは、「(麻酔)針は体内で溶け、睡眠薬も検査に引っかからないモノを博士が開発した」から。悪用したら完全犯罪ができるレベルの発明である。 なお、これが発明される前は灰皿を後頭部にぶつけるなどして小五郎を気絶させていた。どっちにしろ小五郎の命が危うかったことには変わりない たいていの人物はこれを撃たれると揺り起こされるなどしないとしばらく起きないレベルの効果があるが、一部の犯人やルパン三世VS名探偵コナンでこれを撃たれた銭形警部は数分で起きていた。バケモンかよ…象でも30分は寝てるぞ!? バーボンこと安室透はこれを小五郎に撃とうとしている瞬間を目撃し、眠りの小五郎のトリックを暴いている(*7)。 一発で相手を無力化できる為に緊急避難用のアイテムとしても使われており、コナンや灰原はこれを用いて体格的に敵わない犯人の脅威から逃れたことも。 アニメ903話『似た者同士が犬猿の仲』では、慣れからかとうとうノールックで小五郎に当てている。 ベルモットと対峙して麻酔銃を構えていた際には一瞬の隙を突かれ、構えている手を上から押さえられた挙げ句、彼女は発射口の向きを回転させてからコナン目掛けて針を発射してしまった。コナン自身が麻酔銃を食らったのは今の所はこれが最初で最後である。 なお、原作回では推理力の高いキャラも増えた事もあり、眠りの小五郎や園子の登場は基本的にアニオリ回だけとなってしまった(*8)。 犯人追跡メガネ 犯人を追跡する為に使用され半径20kmが表示可能。 コナンが服のボタンに貼り付けているシール型の発信器と併用して使われるが、内蔵電池式故か『コナン』と同じく小学館の作品の大長編補正のように肝心な時に限って電池が切れるか壊れる事がお約束化している。 また後から赤外線望遠鏡機能、防弾ガラス、つる部分に盗聴器が加わる。 お風呂に入る時もかけたままなので精密機械故にすぐ調子が悪くなるらしく、阿笠博士の家には予備の眼鏡があり、コナンが行方不明になったりすると博士や灰原が持ち出すことも。 「目が悪いから」と誤魔化すものの、コナン(新一)自身の視力は良い為、レンズに度は入っていない伊達眼鏡。 コナンの素顔は幼少期の新一そのものであり、正体を隠す変装用でもある。 コナンはこの眼鏡を灰原に貸し出す際、「これをかけてると何故か正体がバレねーんだ」と笑っていた。 これは原作者の青山が好きな『スーパーマン』が正体を隠すために普段、クラーク・ケントが眼鏡をかけていることへのオマージュ。 クラーク・ケントのように眼鏡をかけている間は正体がばれることはまずないが、眼鏡を外した際は蘭に正体がばれかけた他、ベルモットや世良真純には幼少期の新一の顔を知られている為に正体がばれてしまった。 探偵バッジ 少年探偵団との共通装備。ホームズのシルエットとDBのロゴでデザインされたバッジ。 DBの意味は「Detective Boys(少年探偵団)」。 バッジ同士での長距離の通信機能、犯人追跡眼鏡と連携した発信機機能を有する。 その便利さからか、必要な時に限って博士に預けた等という犯人追跡メガネと同じく大長編補正みたいな理由で手元にない事が多い。 伸縮サスペンダー 高い伸縮性を持ったサスペンダー。スイッチを押すことで縮ませることもでき、重いものを動かす際に使える。 原作では初登場のみで、アニメ版では出番はほとんどないが、劇場版では出番が多い。 劇場版では最大で100mまで伸びるようになり、これを応用してヘリコプターを破壊したことも。 キック力増強シューズ ツボを刺激してキック力を上げる靴。驚くべき事に機械的な力ではなくあくまで本人の脚力を強化している。 主に犯人確保の為に何かを蹴って使用。 小学生並みの脚力のコナンが、大の大人をノックアウトできる程度には脚力が強化され、初めて使用した際には、体育の授業中にゴールネットを破り木をなぎ倒し、キーパーをしていた子を泣かせた。 またボールなど関係なくヘルメットなど硬いものでも思いきり蹴つまており、本編では足の骨を折るなどのケガはしていないものの、蹴ってから痛がることはある(*9)。 ボールがないと真価を発揮しづらい為、後述のベルトからすぐにサッカーボールを出現させ、自前で調達できるようになっている。 また威力の調節も可能で、プロサッカーGKの犯人を追い詰める際にはわざと高校生程度に威力を下げ、麻薬に手を染めていたことを発覚させた。 ちなみに上記の初使用時の威力設定は『中』である。……その上になったらどんな威力になるんだ……。 映画では演出も相まって、なにかのビームかはかいこうせんのようになっていることも。 犯人を追跡する際にこの靴を使用して生垣を乗り越えるなどジャンプ力の増強や、地面を蹴ることでスタートダッシュのブーストをかけるためなどにも使用している。 高所にいる犯人にも使用する事もあるが、その場所に柵がなかったらコナンが殺人(未遂)犯になってしまう為か、犯人がいる場所には柵がある事がほとんどであり、直撃しても犯人がうまいように落下しないのがお約束である。 なお、コナン自身はキック力増強シューズで犯人に強烈な一撃を喰らわせるのに対し、蘭や京極などの戦闘力が高いキャラによって撃破された犯人に対しては何故か同情する。 探偵バッジと同じく有能なアイテムの為か、こちらも長靴を履いていた等といった大長編補正みたいな理由が発生する事がある。 どこでもボール射出ベルト ベルトのバックル上部のボタンを押す事で中央部から、収縮したサッカーボールが特殊ガスで膨張され、一瞬で通常サイズに戻る。 ただし10秒ほどで縮んでしまう。 キック力増強シューズとのセット運用が基本となっており、こちらも劇場版に登場しやすい。 この発明品が出てきた時のコナンの第一声は「これなら何人でも犯人をぶっ飛ばせるな!」 サッカーボールを出す道具だと言っているのに、人に使う事を当然のように想定してる辺り物騒にもほどがある。 犯人確保・退治の他、転落時のクッション代わりにも使われ、ビルから落ちてきた人をぶっ飛ばす、崖から飛び降りた人に下から当てて打ち上げる等、ギャグシーンのような一幕を演出するのにも使われた。 映画はさらに強化され、大幅に膨張させて飛行船を傾けさせたり、サスペンダーと組み合わせて観覧車の倒壊を時間稼ぎしたことも。 また、基本的に出てきたボールを他人が蹴る事はほとんどなく、プロサッカー選手である真田貴大が犯人に向けて蹴った程度しか発生していない。 花火ボール 劇場版でよくお見受けする言わば「必殺のボール」。 どこでもボール射出ベルトから出るまでは普通のサッカーボールと変わらないが、キック力増強シューズで蹴り飛ばすと光を纏って飛来し、数秒たつと花火のように爆発するというものである。 なお、爆発までの時間とボールの種類を変更することが可能。 暗闇に乗じ、暗視ゴーグルを使って殺害を企てていた犯人の視界を奪ったり、黒の組織のヘリコプターを爆発による気流で操作困難にしたり、宇宙から落ちてくる人工衛星カプセルの軌道を爆発を使って強引に変えたりと、初登場時から劇場版22作目まで獅子奮迅の活躍を見せる。 ……だが、23作目である男の正拳突きにより爆発前に吹き飛ばされる(文字通り雲散霧消)。 まあ、あれが花火ボールだという確証はないが、もしそうなら恐ろしい男である。 弁当型携帯FAX その名の通り弁当箱型のファックス。 その実態は、市販のファックスを弁当箱に取り付けただけのものだが。 なお、オカズは本物でそのまま食べられるらしい。 イヤリング型携帯電話 イヤリング…というには少し大きい(大きめのブローチサイズ)携帯電話。 途中からはあまり使われなくなった。 当然だがコナンがこれをイヤリングとして装着した事はない。 ターボエンジン付きスケートボード 主に犯人追跡に使われる。 車と同じかそれ以上のスピードも出せるハイテクマシン。 当初は太陽電池式で夜には使えなかったが、バッテリーで夜も動くよう改造された。 慣性と接地面との抵抗・風などの関係でボードから吹き飛ばされないことに触れてはいけない。よく壊れる。 劇場版では水陸両用化したりスノーボードになったり改造エンジンで法定速度を軽く越えたりとバリエーション品が良く出てくる。 そして大抵壊れる。 エンジン付きなら本来ナンバープレートが必要だとか、ターボエンジンかと思いきやバッテリー駆動なのかハッキリしろとかツッコミどころは多い。 頻繁に使っているイメージがあるが、原作では現時点では、 歩美ちゃん誘拐事件 危険な二人連れ 標的は警視庁交通部 風の女神・萩原千速 怪盗キッドの王冠マジック(仮) の5回しか使われてなかったりする。 伸縮サスペンダー・ボール射出ベルト・ターボエンジン付きスケートボードの三つは派手なアクションシーンを売りの一つとする劇場版では三種の神器として特に出番が多く、ひとつの劇場版名物となっている。 その他、阿笠博士の発明品を数多く使っている。 これらのアイテム使えば完全犯罪できそうなのは秘密だ! 実際この点に関しては、劇場版ルパンvsコナンでルパンから「子どもになんてもん持たせるんだ」と至極真っ当なツッコミを受けている。 また、灰原手製の解毒薬を飲む等、何らかの要因でたびたび新一の姿に戻っている。 【運動神経】 サッカーが好きで自身も選手顔負けの技術をもつ。 蹴ったボールを的確に相手に当てる等神がかったセンスを持っている。もちろんオーバーヘッド等はお手のもの。 道具で脚力を増強させているとは言え、ビル風や高速で動く対象なども何のその。 体が子供になったとはいえ運動神経は抜群である。高校生というかもはや人間とは思えないが……。 走力、跳躍力もあり、『迷宮の十字路』で義経と称されたことも。 高速で走るボートからボートへ飛び移ったりもしているので、この例えはあながち間違いでもない。 壁に刺さった矢の上に飛び乗る等『フルメタル・パニック!』のラムダ・ドライバ顔負けの能力も見せつけた。 どこのスタントマンだお前。 ただし、本格的な武芸・護身術は習っていない為、戦闘や格闘のプロ相手では分が悪い。 また不意を突かれた場合、そのまま連れ去られたり、殺されそうになるケースもある。 【推理力】 頭脳は高校生探偵・工藤新一の頃のままである為推理力は抜群。 小さくなってからは小五郎につまみ出されながらも現場入りして事件を解決する。 基本的に小五郎を麻酔銃で眠らせて変声機を使って推理を披露するが、小五郎の他に園子や阿笠博士が行う場合もある。 園子には容赦なく麻酔銃を撃ち込むが、事情を知っている阿笠博士には麻酔銃を撃たず、自身の推理に合わせて口パクなどの演技をしてもらっている。 が、ほんの僅かではあるが推理における弱点もあり、まだ実年齢17歳であることから高齢の犯人の心情を理解しきれず、その人生経験から小五郎が導き出した正解に驚かされたことがある。 また犯人は基本的に合理的な理由のある行動をとるという固定観念のせいで、アニメオリジナルではド天然犯人の不合理な行動を全く予測できず、少年探偵団に完全に出し抜かれてしまった事もある。 コナンの正体を知っている平次や灰原、阿笠と一緒に行動している場合は話し方が新一に戻っている。 しかし、『毒と幻のデザイン』では米原桜子に話し方が皆の前にいる時と平次の前では違う事に気づかれている。 他にも『ゾンビが囲む別荘』では被害者のスマホに新一口調で話している様子が動画として残っていた事で蘭達に怪しまれていた。 いずれも平次のフォローで誤魔化されている。 推理物の主人公という立場である為とても博識なのだが、アニオリ回では脚本家が毎回違う為か話の都合上持っていた知識を別の話では失ったり違う行動をとるという事もままある(*10)。 【性格】 基本的には推理小説とサッカーをこよなく愛する善良な少年で「犯罪は見過ごせない」正義感も持ち合わせているが、使命感が強いというよりは、好奇心・知的探究心と自己顕示欲・英雄願望に限りなく忠実でもある。 それがたまたま事件の犯人確保に役立っているという事で大目に見られる事があるだけで、その欲求の矛先が少しでも違っていたら大犯罪者になっていた可能性もある。 特に自分に甘い所があり、未成年飲酒・盗聴・パスポート偽造といった殺人等に比べれば軽度な犯罪行為には抵抗がない模様。 特に『歩美ちゃん誘拐事件』に至っては、早合点の推理の結果、道交法違反・器物破損・暴行・傷害を起こしたにも拘らず、謝らないで逃げようとしてしまった(*11)。 事件捜査に関しても、現場を勝手に荒らしたり被害者の遺品を勝手に使う、更には警察であると詐称したり小五郎の名前を勝手に出して、周りの人間を動かしたり話を聞いたりと完全アウトな行為を繰り返している。 黒の組織絡みでは、目くらましの為とは言え放火や死体遺棄・損壊までやっている。 更にそうした探偵としての目的が無くとも興味本位で盗聴を行ったこともあった。本人曰くバレなければ犯罪とはならないらしい…。 とはいえ、某刑事ドラマの警部殿と同様に「人が人の命を奪う」ことに対しては一貫して否定の態度を取っており(*12)、無関係な人間を巻き込んだり、犯行を軽視・正当化する場合は動機の質に関わらず犯人を責め立てるような言動(説教)を取るなど、どんな罪であっても犯人に同情しないというスタンスが『コナン』という作品の大きな特徴といえる(*13)。 また、特定の目的を果たす為の自殺や諸事情から犯人の復讐を受け入れて命を絶った被害者に対しても苦言を呈している。 特にアニオリでは原作以上に上記の言動を取りやすいが、自身は両親が小説家 元女優、非常に恵まれた環境で育つ、才能に恵まれているなど明らかに人生の「勝ち組」といえる部分が強く、さらに大人組と比べても人生経験は浅い為、この理由もあってコナンの説教に難色を示すファンも少なくない。 事件に巻き込まれてしまった関係者を慮り、警察と連携した上で真実を明かす際に配慮したり、やむを得ない事情から犯罪に手を染めてしまった人間に対しては罪を償って再出発してほしいと励ます事もある。 また、幸いにして事件そのものが大事に至らず犯人が猛省しており、更に被害者側からも赦す意思が見られた場合は殺人未遂や殺人予備であっても口裏を合わせて真相を伏せるなど、思いやりの心や優しさも人一倍に持っている。 推理ショーを開始する前にも、事件の真相がとある関係者にとって辛いものになりそうだった場合は、蘭等に頼んでその人物を推理ショーの席から外すようにしている(*14)。 基本的に小五郎・園子・阿笠などを身代わりに推理を披露する上、彼自身見た目が子供で正体を隠さなければいけない為、事件解決後に収容先の施設に出向き、犯人もしくはその身内の救済に当たるという事は一切していない…というより不可能である(*15)。 初期の頃は「犯人を追いつめるスリルがたまらねーんだ!!」などとのたまったり、自殺しようとした犯人に対して「死にたきゃ勝手に死ね!!」などとブチ切れたりしていたが(*16)、後にとある人物の影響から「犯人を追いつめて自殺させるのは殺人者と同じ」という考えを持つようになり、コナンとなった事は結果的に新一を探偵として大きく成長させる事となった。 人命を最優先するという信念自体は新一の頃から一貫しており、コナンになってからは犯人の自殺を阻止する為には基本的に麻酔銃やボール+シューズを使って阻止している。 とはいえ毎回完璧という訳ではない為、コナン自身が阻止できない場合は運絡みになる事もしばしあり、特に『代役・京極真』ではその場に京極がいなかったら犯人の自殺を確実に許していたという最悪な例もあれば、『探偵事務所籠城事件』では犯人の自殺ではないものの、蘭のとある行動がなかったら犯人が射殺されていた事もあった。人命を最優先する割には他人依存になるのはかなり都合のいい展開といえるが。 幼児化してすぐは非力な子供の姿を嫌っていたのか、「早く元に戻りたい」とかなり焦っていたが、子供という事で蘭と一緒に風呂に入れる等、役得もある。 クラスメイトとなった少年探偵団(歩美、元太、光彦)の事も初期の頃は邪険にする事もあったが、幾度となく共に修羅場を潜り抜けていく中で戦友とも呼べる絆で結ばれており、彼らの前では頼れる兄貴分としての姿を見せる事も多い。 一方、女性の機微に関してはKYかつ無神経な性格でもある為、女性陣に余計な発言をしてひどい目に合う事もある。あるいは女性陣の思わせぶりな発言の意図に悩んだり。 なお、本人は4歳の頃からずっと蘭を思い続けている。詳細は工藤新一のページにて。 こうして並べていくと、実は部分的には毛利小五郎と瓜二つの性格の持ち主(*17)であり、作中でも何かと気の合う場面を見せていたり、意外な部分で行動や発言がシンクロしたりといった描写がなされている。 実際劇場版では記憶喪失になった蘭に対し、小五郎が英理にプロポーズしたときの言葉をそのまま言っているし(*18)。 【誘拐被害歴】 凶悪事件に数えきれないほど関わっている上、身体的には幼いため自分自身が犯罪者によって誘拐されてしまうことも少なくない。 以下コナンが拉致されたエピソードを一覧にすると(仲間と一緒に拐われた場合も含む)、 ○原作 江戸川コナン誘拐事件 青の古城探索事件 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 緊急事態252 探偵たちの夜想曲 ○劇場版 戦慄の楽譜 紺青の拳 ○アニメオリジナル 別れのワイン殺人事件 消えた誘拐逃走車 犯人との二日間 江戸川コナン失踪事件 ~史上最悪の2日間~ コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー 絶体絶命暗闇のコナン 連れ去られたコナン わるいやつら 誘拐された回数では、どこかのキノコ王国の姫君とも良い勝負が出来るのではないだろうか…? 【乗り物】 様々な乗り物を操縦できる。 ヘリコプター、ボート、スポーツカー、ジャンボジェット等々何でもありで、ほとんどは「ハワイで親父に教わった」ですまされている。(*19) 拳銃もハワイで親父に教えてもらいました。 工藤親子にとってハワイ=訓練基地という認識らしい。 ただこれらの技能が発揮されているのは劇場版のみである事を留意しておく。 【余談】 怪盗キッドが主人公である『まじっく快斗1412』でもゲストとして登場しており、キッドこと快斗視点からコナンの裏側を体験できる貴重な回が5話ぐらい存在している。 その為、コナン及び新一は快斗の一から考えたマジックを見破り追い詰めて行く強敵ライバルとして描かれており、彼のモノローグ描写が存在しない事から一般視点から見たコナンの姿を見る事ができる。 原作者の青山は高山との対談にて、「コナンは最初っから高山さんの声のイメージで描いてた」と語っている。 『デジモンクロスウォーズ』の工藤タイキは声質がコナンと同じ高山でありしかも『歳の割に頭が良い』という似た特徴を持ち、さらに苗字が正体である工藤新一と被っているので度々ネタにされる。 ドラマ『ケータイ刑事』シリーズにおいて、コナンのパロディキャラである多摩川ドイルが登場しているが、シリーズの脚本を担当した渡邉睦月氏はのちに「コナン」の実写ドラマ版である『工藤新一への挑戦状~さよならまでの序章~』と『工藤新一の復活!~黒の組織との対決~』の脚本を担当しており、同じく『ケータイ刑事』シリーズの脚本家である林誠人氏も連続ドラマ版である『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』の脚本を担当している。 世間的には小学生であるため同じ推理漫画の高校生と違いスケープゴートにされたことはない。 (工藤新一としてなら一回ある) 【彼の正体を知る人物】 阿笠博士(理解者) 服部平次(ライバル兼親友。コナンの為なら火の中、水の中と言わんばかりに連絡が来れば大阪からバイクで駆けつけてくれる) 灰原哀(理解者?) 黒羽快斗/怪盗キッド(宿命のライバル。原作よりも先にアニメ劇場版で正体を知ったが、後に原作でも正体を知っている描写があり、コナンもそれを認めている) 寺井黄之助(快斗の協力者。『業火の向日葵』で判明) ベルモット(フラグ建てちゃった☆) 両親(たまにからかわれている) 本堂瑛祐(蘭に好意を抱く瑛祐を牽制するため自ら正体を明かす) 沖矢昴(赤井秀一) 世良真純、領域外の妹(ウィンブルドンにて行われたテニス大会のテレビ中継にコナンが映って発言していたことをきっかけに調査) 宮野明美(故人) アイリッシュ(同じく故人) ピンガ(同じく故人) ノアズ・アーク(一応故人…人?) ルパン一味 アラン・スミシー(故人) 読者 追記・修正はハワイで親父に色々なことを習った方のみお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ログ化しました -- (名無しさん) 2020-05-01 10 02 22 つべの東宝のチャンネルで緋色の弾丸の劇場版おなじみの口上が五ヶ国語で公開されたけど、英語版の新一役も結構勝平さんに似てて驚く -- (名無しさん) 2021-02-10 22 55 18 アニオリだと結構歩美ちゃん以外の幼女キャラにモテたりする(原作でも九十九元康の娘もなんかコナンの事好きっぽいけど) -- (名無しさん) 2021-05-20 19 17 52 ノアズ・アークは何故正体が分かったんだろ?サラリと触れられて終わってるし。後アラン・スミシーって誰?劇場版最新作とスピンオフ以外は一通り見てるんだが -- (名無しさん) 2021-05-23 09 39 18 ↑ルパン三世VS名探偵コナン the movieの敵役 -- (名無しさん) 2021-05-23 09 53 25 ↑2ノアズアークは遺伝子探査プログラムだから -- (名無しさん) 2021-05-23 09 56 27 包帯男の回の「死にたきゃ死ね」は話の流れ的に犯人が自分の身勝手さを自覚せずに悲劇のヒーロー気取りで死のうとしてることを皮肉った言葉であって別に本気で自殺を促してるわけじゃないだろう。よくある「やる気が無いなら帰れ!」みたいなもん。 -- (名無しさん) 2021-08-15 20 46 31 寺井ちゃんが正体知ってる描写あったっけ?キッドが知ってるから話してればありえるだろうけど -- (名無しさん) 2021-10-31 20 25 45 ↑業火の向日葵を参照 -- (名無しさん) 2021-10-31 20 44 58 味方に有能キャラが増えたから思うけど、推理の安定感は親父除けばやっぱ一つ抜けてる印象 -- (名無しさん) 2022-04-29 13 29 15 コナン君のテストの成績は一体どうなってるのだろうか? -- (名無しさん) 2023-03-24 15 43 49 迷宮の十字路とか超人的な身のこなしをしてる。 -- (名無しさん) 2023-03-24 17 17 24 ↑2原作の回でいつも100点だって蘭が言ってた -- (名無しさん) 2023-03-24 18 08 57 本来は17だけどまだ若僧だから割と詰めが甘かったりポカもやらかすけどまあ完全無欠すぎてもおもしろくないしな… -- (名無しさん) 2023-03-24 18 11 43 遺体損壊を提案or容認してるの法的にも倫理的にもアウトだと思うんだけど、一切フォローないの気になる。死体偽装って犯人の所業でしょ。せめて赤井が勝手にやったにしたらよかったのに -- (名無しさん) 2023-04-13 00 31 53 ↑あれはまだ組織との戦いのためだから仕方無い面もあるけど、それ以上に(事件解決のためでなく単なる興味本位で)「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ」って灰原を盗聴しようとしてたのがショックだった😢 -- (名無しさん) 2023-04-13 07 15 32 良くも悪くも大人びてるけどまだ17歳の少年なのでたまにデリカシーにかける行動をすることもある。探偵としての使命感や正義感はライバルの服部平次に負けず劣らず高い(北の高校生探偵は論外)。 -- (名無しさん) 2023-04-15 21 00 05 ↑デリカシーの話じゃない。月光以来、自殺させないというポリシーあるはずなのに「悪の組織ならまあいいや」は駄目でしょ。ダークヒーローものとか、相棒の右京みたいに正義に狂ったキャラならわかるけど、コナンってそういうキャラじゃないでしょ -- (名無しさん) 2023-04-18 20 39 06 蘭姉ちゃんと結構一緒に入浴してるとか、見損なったぞ工藤… -- (名無しさん) 2023-05-04 09 46 40 被害者が生存とかしてれば彼らの希望で犯人は訴えられず事件にはしなかったりなどもある。まあそこは当事者自身の問題で赤の他人の探偵が踏み込む話じゃないしな -- (名無しさん) 2023-05-06 11 40 40 推理力あろうが子供だし神じゃないんだからそりゃ失態だってするでしょ…いくら犯人死なせたくない信条でも状況によっては犯人だって全員は助けられなくても無理はない -- (名無しさん) 2023-05-16 19 53 22 いい年の少年だからかけっこうムッツリスケベ、快斗はオープンスケベ(青子のスカート捲ったりする)、平次はそういうシーンがないため不明。(和葉ちゃんにキスしようとはした【誤爆】) -- (名無しさん) 2023-07-02 19 20 49 ↑7盗み聞き自体は犯罪じゃないんだがね。 -- (名無しさん) 2023-07-20 10 30 12 ↑2ベルモットの話した時に「チチのでっかいねーちゃんか!?」とか言ったり風呂上がりのジョディ先生にコナンと見とれたり紅葉の事もチチのでかいねえちゃんって言ってたから普通にあいつもムッツリよw -- (名無しさん) 2023-07-20 20 42 37 ↑2じゃあ盗聴器を仕掛ける行為が犯罪になると思ってるコナン(あるいはそれを描いてる作者)がただの勘違い屋ということ?🤔 -- (名無しさん) 2023-07-20 21 44 26 ↑盗聴で得た内容を他人に漏らした場合(無線通信の内容を漏洩した場合)には、電波法第59条及び第109条1項とやらに違反するらしい。まあ仮にコナンが灰原を盗聴したとしても、それで聞いた内容を他の誰にも言わず自分だけで楽しむのであれば別に犯罪じゃないから、「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ」と言うほどのことでもないね。 -- (名無しさん) 2023-07-20 22 08 35 正義感と使命感は強いけど父親に比べると相手の事情を見抜けなかったり母親譲りの物事に熱中しすぎて危険をおかしたりする。 -- (名無しさん) 2023-07-26 20 29 04 何回も事件に関わってる刑事さんたちは驚かないが、小林先生には頭がキレすぎることに驚かれてた(哀ちゃんからコナンくんにあまり飛ばしすぎちゃダメと忠告されてる) -- (名無しさん) 2023-11-11 21 04 24 一方で責めといて一方で良いように利用してるのが嫌がられてるんだろ。そういうダブスタっぷりもコナンの魅力なのは否定せんけど -- (名無しさん) 2023-11-26 10 52 00 pixivの二次クロスで、冴羽獠等の裏社会を知っているキャラから、表で通用しても裏では推理が通用しないと、痛烈に指摘されるものが投稿されていた。 -- (名無しさん) 2024-01-22 06 31 19 名前 コメント すべてのコメントを見る
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数十キロはあった糞便を片付けるのに、丸一日かかった。 たった一日というと思ったより短いようだが、 まりさ共が口内の糞便を飲み込むたびに、 俺や使用人がひっきりなしに詰め替え、それがおよそ二十時間以上だ。 「かひゅうーーーーーーー………あひゅううーーーーーー……」 輪を取り外され、まりさ共は憔悴しきって、 吊り下げられた全身を波打たせている。 「うまかったか?」 俺が聞くと、しばらく開ききった口をもごもごさせてから、 上顎支点で吊り下げられたままで返答が帰ってきた。 「ゆっぐ……ゆっぐり……でぎだいぃぃぃ……」 「……ゆっぐじ……じだい……じだいぃぃぃ」 「おろじで……おろじでぇぇ……」 「口に合わなかったか?それは悪かった。 もっとゆっくりできるごはんを持ってきたよ」 そう言うと、俺はカートを新しく運んできた。 カートの上には、再び青いビニールで覆われた皿。 大きな皿をいくつか台の上に、まりさ共によく見える位置に置いてやる。 まりさ共の目は怯えていたが、いくぶんかの期待の色が見え隠れしていた。 もしかしたらこの人間は勘違いをしてあんなものを持ってきただけで、 今度はちゃんとゆっくりできるごはんを持ってきたのかもしれない。 そんなところだろうか。 「ゆっくり……ゆっくり……」 震える声で呟くまりさ共の前で、次の食事を公開してやる。 「ゆあああぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 悲鳴が上がった。 ひどい腐臭の中で、俺は解説してやった。 「かき集めるのが大変だったよ。いまは夏場だからごらんのとおりだが、 まあお前たちゆっくりなら大丈夫だろう」 犬や猫、鳥や狼、町や森の中で拾ってきたあらゆる獣の死体が皿の上に乗っている。 どれもこれもひどい腐臭を放ち、体中に蛆が蠢いていた。 猫の眼窩や犬の裂けた腹部、穴という穴は蛆だらけだ。 蛆のほかにムカデやミミズ、なんだかよくわからない虫たかっており、 その上では大量の蠅がぶんぶんと飛び回っている。。 手近な猫の死体を長い菜箸でつまみ上げてやると、 腐りきって緑色に変色した肉はぐずぐずになってたやすく崩れ、黄色い膿が長い糸を引いた。 緑に紫に黄色に赤、一度死んだ肉は本当にカラフルになるものだ。 「ぐざい!!ぐじゃいいいいいい!!!やべでえええええ!!」 「おでがいいいいいいいぢがづげだいでえええええええええ!!!」 「急いで噛みつぶさないと、ウジやムカデがお前らを食うかもな」 「いいいいいいいやああああだああああああああああーーーーーっ!!!」 脅してやったおかげで、白目を向いて痙攣しながらも、 口腔内に放り込まれたまりさ共は今度は必至に咀嚼していた。 柄杓の表面にこびりついた蛆がまりさ共の表皮を這いまわり、目の中に一匹二匹侵入する。 嫌悪に身をよじらせながら、それでもまりさ共は泣きながら食事を続けた。 虫に関しては、もともと毛虫やら蝶々を食うゆっくりだから問題ないだろう。 顎の動きから嚥下を確認する度に、輪の蓋を開けて次の腐肉を注ぎ込む。 そのたびごとに、まりさ共は泣きながらあらん限りの声をあげて慈悲を求めた。 「ゆおおおおおおごおおおおごごごごごおおおおおああああああーーーーーーーーー」 まりさ共の努力で、腐肉は一日かからずに片付いた。 次はまともな食品を食べさせてやることにする。 その日俺が運んできたカートの上には、大きなボールがいくつも載せられていた。 そのいずれも、粉やらどろりとした液体やら練りものでなみなみと満たされ、 緑や黄色もあったが、それら内容物はおおむね赤かった。 まりさ共はきょとんとそれを見ている。 どうも味が想像できないようだ。 俺は親まりさの口に再び輪をはめた。 「ゆごっ!!おごっ、わっかさんはゆっぐじでぎだいぃいいごっ!!」 ばたばたと抵抗しながら、なすすべなく輪をはめられて大口をあける親まりさ。 「味見してみるか?」 俺は手近なボールから赤い粉を指ですくうと、 親まりさの口内に刷り込んでやった。 「!!??」 びぐん、と親まりさが空中で跳ねた。 「ゆぼびょがぎょぼばごぎゃがばああぁぁあーーーーーーーー!!!」 すさまじい絶叫をあげ、すぐにも吐き戻そうとするが、 俺がすぐに蓋を閉めたので、あわやというところで餡子は口内で止まった。 それでも親まりさの痙攣は止まらない。 いつまでたっても止まない親の悶絶を見て、子まりさ共が恐怖に震えている。 「トウガラシだよ」 俺は教えてやった。 甘味そのものたる饅頭でできているゆっくりにとって、辛味は毒である。 正確には辛味そのものが毒性を持つわけではなく、 あまりの苦痛に餡子を吐き出してしまい、 それが致死量を超えることが少なくない、ということだ。 50cm級のボリュームを持つ親まりさが、 ただひとすくいのトウガラシでなお暴れ続けている。 白目を向いた眼窩から涙が吹き出し続け、 すでに枯れ果てていると思われたしーしーとうんうんが、 すごい勢いであにゃるとまむまむから放出されていた。 本来ならとっくに絶命しているだろう。 しかし、死なせることは俺がしない。 食わせたはしからすぐに蓋をしてやるので、 たっぷりと味わってもらうことができる。 念のため、あにゃるとまむまむもガムテープで塞いでやることにしよう。 こうして、ゆっくりがいまだかつて味わったことのない世界に、 このまりさ共が、ゆっくり史上初の一歩を踏み出すことになるわけだ。 さぞ誇らしいことだろう。 親まりさがトウガラシを消化して動きが収まるまでに、 たっぷり十分はかかった。 「かひゅうーーー……ほひゅうーーーー……」 白目を向いたまま、親まりさは放心した体で呻いている。 「ちょっと味見しただけでこんなにゆっくりしてくれるんだな。 たっぷりあるから、ゆっくり味わっていってくれ」 そう言ってやり、トウガラシの粉を柄杓でたっぷり掬った。 親まりさの口に近づけるが、親まりさはまだ白目を向いたまま揺れている。 俺の声も耳に入っていないようだ。 構わず、口いっぱいにトウガラシを頬張らせて蓋をした。 親まりさが爆発した。 もちろん比喩的表現だが、まさにそれは爆発だった。 吊り下げられた状態で、よくもこれほど動けるものだ。 そう感心してしまうほど、電流に打たれたように跳ね回っていた。 ビビビビビビビビビビビビビビビビビ。 下膨れの顎が、上下左右にぶんぶんとシェイクしている。 まるで釣りあげられた直後の魚、いやそれ以上だ。 「ゆぁああああああ……ゆわぁああああああ………」 子まりさ共が絶望のシンフォニーを奏でている。 次は自分たちだ、それは痛いほど理解できているようだ。 命乞いをする気力もなく、ただ泣くことしかできない。 それでも、輪をはめられる段になると本能的に騒ぎはじめた。 「やべで!!ゆっぐりやべで!!やべでぇええええ!!まりざだげはぁああ!!」 「ゆっぐりじだいいいいいいい!!ゆっぐりざぜでぇええええええええ!!!」 「いやぁあああああいやぁあああああごろじでええええーーーーーっ」 三匹の子まりさ共には、また違うものを味わってもらった。 カラシを詰め込まれた子まりさは、やはりおこりのように痙攣している。 トウガラシとあまり変わらない。 わさびを詰め込まれた子まりさは、これも痙攣しているのだが、 カラシとはやや違うようだ。 半分白目を剥いて、下顎というか腹を前方に限界まで折り曲げて、 ぐにゅりと折りたたまれた状態で硬直しながら痙攣している。 わさびの辛さは鼻にくる。 想像するに、この量では「ツーン」というような生易しいものではなく、 脳天を錐で突きとおされているような感覚ではなかろうか。 最後の子まりさは、コショウを詰め込んだ。 すさまじい勢いでせき込んでいるが、 鼻がないので、口をふさげば何も出てこない。 膨れてはしぼむのをすごい速さで繰り返し、まるで早鐘を打つ心臓のようだ。 四匹ならんだゆっくりが痙攣しつづける様は壮観だった。 どれもが人間でもできないようなすさまじい速さで痙攣し、 微塵もゆっくりしていない。 見やると、隣のゆっくり共が反対側の壁にぴったり身を寄せて震えていた。 ゆっくりできないものを極端に恐れるゆっくりにとって、 高速で動くものは恐怖の対象である。 まして、同族であるまりさがすさまじい速さで痙攣するこの光景は、 こいつらにとってあまりに恐ろしいのだろう。 こちらに背を向けて壁にしがみつき、恐怖に泣き叫んでいる。 俺はスイッチを操作し、向こう側のマジックミラーを鏡に戻して、 向こうからは見えないようにした。 さて、この辛味を片付けるにはどれだけかかるか。 結論から言うと、まりさ共の反応は、やること自体はそう変わらなかった。 どれもすさまじい勢いで痙攣してばたばた暴れるというものだが、 その痙攣の度合が、きれいに辛味に比例するようだ。 より辛いものを食わせるたびに、痙攣の間隔が速くなり、ぶれる大きさは増大していった。 辛味は、スコヴィル値と呼ばれる数値で計測することが可能である。 トウガラシの辛味は、およそ三万~四万といったところだ。 スコヴィル値三十五万のハバネロを食わせたときは、 バイブレーターのように震えていた。 ビビビビビビから、ビィィィィィィーーーーーー………という感じだ。 下腹部はもはやぶれてよく見えない。 最終的には、世界一辛いトウガラシと言われる、 スコヴィル値百万のジョロキアを食わせた。 この時は驚いた、その痙攣はもはや擬音に変換できるレベルを超えている。 体のぶれは早すぎて、ぱっと見ではまったく動いていないように見えるほどになり、 ぶれる下腹部の軌道がそのまま輪郭となって、 頭部分だけがにょきりと突きでた扁平な饅頭のように見えた。 はたから見ていても異常な光景だが、 こいつら自身の感じている苦痛たるやどれほどのものだろうか。 つくづく、ゆっくりの不可解さと頑丈さを思い知った。 他の生き物の筋肉では、どれだけの刺激を与えてもここまで動けるものではないだろう。 ゆっくりという名前に反して、この生き物はすさまじい潜在能力を秘めているようだ。 辛味を食わせはじめてから最後のジョロキアを片付けるまでにかかった時間は、二週間だった。 そもそも、この激痛では「食う」という思考さえ発する余裕がないだろう。 意思とは無関係に喉から勝手に吸収されるのを待つ、という緩慢な食事だった。 ともあれ少々不安はあったが、餡子さえ吐かなければ、 どれだけ辛いものを食べても死なないことは証明された。 人間だって死にそうなものだが、これも意外なゆっくりの耐久性といったところか。 辛味を食わせるのにだいぶ時間がかかったが、次はすぐに終わるだろう。 発狂のできない悲しさでいまだ意識を保っているまりさ共に、俺は聞いてやった。 「かき氷って好きだったよな、お前ら」 コンビニで買ってくるかき氷が、このまりさ共は好物だった。 夏場などは他のれいむやありすから奪い取って貪っていたものだ。 かき氷と聞いて、まりさ共の目が輝いた。 「すきぃ!!かきごおりだいすきなんだぜぇええ!!ゆっくりできるうううううううう!!!」 「さんざん辛いものを食わせたからな、次は冷たいものをと思って今日はそれを持ってきた。たっぷりな」 「やったのぜええええええええ!!!やっとゆっくりできるんだぜええええええええ!!!」 「おにいさんはやっとわかったのぜええええええ!!?えらいんだぜえええええええ!!!」 「ゆっくり!!ゆっくりできるううううううう!!!ゆっくりいいいいいーーーーー!!!」 言葉遣いが少しばかり戻ってきたようだ。元気でいいことだ。 狂喜する親まりさの口に、再び輪を嵌める。 「ゆっ!!?やめるんだぜ!!わっかさんなくてもまりさはたべるんだぜぇおごっ!!」 あれだけ辛味を食べていても、中の様子は一見変わっている様子はなかった。 あれでもすべて餡子に変換しているらしい。ゆっくりコンポストが人気なのもうなずける。 四匹並んで大口をあけるまりさ共の前で、俺は道具を取り出した。 まず、ペンチを持ち出して親まりさの歯を挟む。 強度はともかくとして、 直径50cmにもなるまりさの歯は相当でかく、直径2~3cmはあるようだった。 「ゆゆぅぅううぐぅぅぅう!!?」 自分がされることを察知したらしい親まりさがじたばたともがき始めた。 俺はペンチをゆっくりと傾け、歯をねじっていった。 「ゆごっ、ぼっごっごごごごごっごおおおおおおおおお!!!」 一回転したところで、歯はたやすく根本から抜けた。 親まりさは大粒の涙をぼろぼろ流して呻いている。 「ゆあああああいいいいいいいいいい………えううううううううぐううううううう」 手早く次の歯にペンチを伸ばした。 ここでの初日にさんざん蹴りつけたせいで、すでに多くの歯が折れていたが、 半分折れているようなのも含めるとまだ十本はあった。 それらを綺麗に、全部こじり取る。 健康な歯を、引っこ抜かれるならまだしもねじられて抜かれる痛みは相当なようだ。 ねじられていく歯が歯茎を押し潰し、破壊していく。 「ごごぉおおおおお!!どおおおおおおお!!!あうぐううううううううーーーーーーっ!!!」 すべてを抜いた後は、まりさの大口の中に白いものはなくなった。 餡子とはいっても、歯茎を構成する部分は比較的固く、骨格に近い働きをしているようだ。 歯があった跡は、すべてぐずぐずの穴の列になり、 ピンク色の歯茎に、露出した黒い餡子がU字型に並んでいる。 子まりさ共を見やると、全員がすでに大粒の涙を流していた。 「やべでえええええええゆるじでええええええーーーーーーーーーっ」 「いりまぜん!!がぎごおりいりばぜええええええん!!!ぢょうじのっでばじだああああああああ!!!」 「ばざんぬがないでええええええええごばんだべられだいいいいいいいいい」 「歯がなければまともに喋ることもできないからな。必要になったらまた挿してやるよ」 子まりさ共にも輪っかをはめて口を開けさせ、歯をすべてこじり抜く。 ひとまずこれで目的は達成できるが、さらに念を入れる。 工業用の電気ドリルを持ち出すと、再び親まりさから処置を施す。 直径1センチ程度の細いドリルを、歯の抜けたぐずぐずの跡に突き入れた。 「がびゃあっ!!!?」 びぐんと跳ねるまりさを押さえつけながらスイッチを入れ、 回転するドリルをゆっくりと歯茎の奥まで突き込む。 「ががががががががががががががががががががあああぁ!!!!!!」 どれぐらい入れるか少し悩んだが、5センチぐらい突っ込み、 突っ込んでは内部でねじり回して神経を引っ掻いた。 本気で引っ掻くとたやすく歯茎ごと崩れてしまうので慎重に行う。 「ばいいいいいいいぐうううううういいいいいいいおおおおおごごごごごばばばばばだあああだああああああああががががががあああああああーーーーーーーーーっ」 すさまじい声量の悲鳴が部屋に充満する。 「ゆううううううううう!!!あゆううううううううううう!!うううううううううーーーーーーーっ!!!!」 子まりさ共も自分がされる前からひっきりなしに悲鳴をあげている。 研究者によれば、外見と同じくゆっくりの体のはたらきは人間と酷似しており、 歯茎の中にも、神経と同じ作用をする餡子が詰まっているらしい。 一見崩れた餡子の塊にしか見えないが、 ぐしゃぐしゃの歯茎の中で、神経となる餡子がむき出しになって外気に晒されるわけだ。 俺も昔歯医者の世話になったことがあるが、その苦痛は俺の体験の万倍にもなるだろう。 「あがああああああああごおおおおおおおおおおーーーーーーー」 すべての歯の神経をかき回されむき出しにされたまりさ共は、 俺がドリルを抜いたあとも叫び続けていた。 神経が外気に触れるだけでもすさまじい苦痛を呼び込むようだ。 「じゃあ、食事にしようか」 俺の言葉にもまりさ共は反応せず、忙しく叫び続けている。 仕方がないので勝手にやらせてもらうことにした。 連絡して、スチロールの箱を大量に運び込んでもらう。 スチロールの箱の中に、ドライアイスで冷凍保存された袋詰めのかき氷が大量に詰められていた。 それらをかたっぱしから大きなボールに開けると、 ボールをそのまま親まりさの前に持っていく。 親まりさは歯茎の痛みに暴れまわっていたが、 視界の端で俺のやっていることを捉え、さらに涙の量を増やした。 もはやスプリンクラーのように涙が飛び散っている。 溢れるほど口いっぱいに氷をつめこみ、急いで蓋をする。 白目を向いていた親まりさの目がいっぱいに見開かれた。 氷の冷気が、歯茎の神経を通って餡子の髄まで貫いたようだ。 ぐるぐると瞳を回転させ、親まりさはすさまじい勢いで暴れまわった。 振り子のように前後に顎をぶんぶん振っている。 全員にかき氷を食わせて観察する。 しばらくの間まりさ共は暴れていたが、やがて意外な反応を見せはじめた。 目をぎゅっと閉じて体を縦にめいっぱい伸ばしている。 どうやら、せめて上顎の歯茎に氷を当てないようにしたいらしい。 限界まで大口を開けさせたうえで満杯に氷を詰め込んだのだから、 そんな事をしても顎はそれ以上開きも閉じもしないのだが、 縦長に体を伸ばしているまりさはそれなりに珍しい見ものだった。 もっとも、今後はもっともっと珍しい状態を見せてもらうのだが。 氷は数時間で片付いた。 食べるというより飲み込むだけなのでさすがに早い。 その日のうちに、俺は次の食事を出した。 「それじゃ、後は野菜をやろう」 まりさ共の目が開き、恐怖8、媚びが2程度の感情を湛えた。 「安心しろ。腐ってない、新鮮な野菜だ」 ここまでされても期待を捨てられないのが餡子脳たるゆえんだ。 それゆえにタフなゆっくりを、完全な絶望と後悔に染めるには骨が折れそうだ。 もっとも、絶望を味わわせる試みはまだ始まってもいない。 じっくり腰を据えてかかろう。 最後に俺が持ってきたのはサボテンだった。 口いっぱいにサボテンを詰め込まれ、 ぐじゅぐじゅに潰された歯茎を含めた口中を針で刺し貫かれながらまりさ共は苦痛に身をよじる。 これを食わせるにあたって、まりさ共をフックから取り外し床に置いてやった。 苦痛にのたうちまわるほどに、まりさ共の口内のサボテンは床に押されてますます針を深く突き立てる。 一応は有機物なのだからいつかは消化されるだろうが、 サボテンの固い表皮が餡子に変換されるにはまた相当かかるだろう。 しばらくは、これらのものをローテーションさせながら不眠不休で食べてもらうことになる。 回復力の強いゆっくりだから、歯茎はすぐに回復する。 そのたびに電気ドリルで神経をむき出しにすることで、 食事による苦痛は数倍になるだろう。 歯がなく咀嚼できないため、頼りは体液による消化のみだ。時間もかかる。 まりさ共については、ひとまず今のところはこんなものか。 まりさ共と並行して、れいむ共とありす共にも処置を行っていた。 初日、れいむ種の四匹は、 目覚める前にそれぞれ個室に入れた。 およそ1~2m程度の、ピンク色の不透明な箱だ。 親れいむが目覚めると、周囲は狭いピンク色の空間だった。 「ゆゆっ!?」 状況がつかめず、うろたえて周囲を見渡す親れいむ。 見慣れない場所。家族の姿も見えない。 「ゆっ!くそどれいはかわいいれいむをさっさとここからだしてね!!」 れいむは叫んだが、それに対する返答はなく、 代わりに挨拶が返ってきた。 「ゆっくりしていってね!!」 背中から聞こえてきた声に振り向くと、そこには知らないまりさがいた。 自分とほぼ同サイズのそのまりさの姿に、れいむは息をのんだ。 絹のようにさらさらで輝くばかりの光沢をもつ金髪、 ビロードのようなてかりを放つ黒い帽子、 ふっくらもちもちの、極上の血色もとい餡色を帯びた肌。 今まで見てきたゆっくりなど問題にならないほどの極上の美まりさだった。 「ゆっ!ゆっくりしていってねぇぇ!!」 息も荒く、れいむは言い放った。 「まりさのいえにいらっしゃい!ゆっくりおともだちになろうね!!」 美まりさが返してくる。 そのころころした美しい声に、親れいむはまためろめろになるのだった。 家族たちが不安ではあったが、 甘やかされきった彼女には、心配ごとはすべて奴隷が片付けるものであったから、 外に向かって命令すればすぐに会えると思い、 今は目の前のまりさとゆっくりすることに集中することにした。 やや緊張しながらも、他愛のない話を交わす。 美まりさは性格もよく、いろんなことを知っていて、話していて楽しかった。 すっきりしたい、という欲望が頭をもたげるのにそう時間はかからなかった。 夫のまりさに対する操が一瞬頭をよぎったが、 妾を堂々と連れてくるあのまりさに対し、あてつけでこちらも存分にすっきりしてやろうと思った。 どういうきっかけを作ってすっきりしようか逡巡しているうちに、 ピンク色の室内に、なにやら香が漂ってきた。 無味無臭のその香りに気づかぬまま、れいむとまりさはそれを嗅ぎ、 嗅いでいるうちに表皮がほんのりと湿り気を帯びてきた。 「ゆふぅ……ゆふぅ……まっ、まりさぁぁ……」 催淫剤の香だった。 発情に頬を紅潮させ、れいむは辛抱たまらずまりさにすり寄った。 まりさも抵抗せず、れいむのすりすりにリズムを合わせてうごめきだした。 しばらく摩擦で気分を盛り上げたあと、 美まりさはれいむに向かって、いきり立ったぺにぺにを見せつけた。 「ゆふぅぅ~……すっきりしたいよ……!」 「ま、まりさにならいいよ……!」 れいむはまむまむを突き出し、迎え入れる姿勢を取った。 美まりさ共には躾を施してあった。 すっきりは、ぺにぺにを相手のまむまむに刺すやり方でなければいけない。 全身を擦り合わせる方法ではすっきりできない。 そのように刷り込んであった。 擦り合わせる交尾では、植物型にんっしんっとなり、 ぺにまむ型では、胎生型にんっしんっとなる。 胎生型の出産をしたゆっくりは、 植物型による出産よりも、子供への愛情が強い傾向にある。 個体数が少ないことと、出産時の苦労からくるものとされている。 この特性を、今回は活用することにする。 たちまちのうちにすっきりを終え、れいむは胎生型にんっしんっを果たした。 早くもぷっくり膨らんだ顎を見下ろし、ゆふゆふ満足げな声を漏らしている。 そうしていると、今度は白いガスが吹き込まれてきた。 これには強力な睡眠剤、そして成長促進剤が含まれている。 親れいむの意識はすぐに落ちていった。 以上の手順は、三匹の子れいむ共にもそれぞれ全く同じように施されていた。 翌日、四匹のれいむ共はひとつの部屋に集められていた。 四匹とも、部屋の中心に供えられたおよそ2m四方の大きなガラス箱の中だ。 子を体内に宿したゆっくりれいむ共は 親子四匹とも、もとから下膨れの輪郭が下方向にたっぷりと膨らみ、 目と口が上方にめいっぱい偏った洋梨のような無様な姿になっている。 成長促進剤によって出産を早められたれいむ共は、 四匹とも今日が出産予定日だ。 ゆっくり達が出産に集中できるよう、この部屋に人間はいないが、 備え付けのカメラで出産の様子は別室から逐一確認できるようになっている。 俺は今、監視室でそれを見届けていた。 「ゆっ!!」 「ゆゆ!れいむどうしたの?」 「う……う……うばれるうう!!」 一匹が産気づいたようだ。 一匹の子れいむの顎の下に小さな穴が空き、外側に盛り上がりながらひくついている。 顔を真っ赤にしていきむ子れいむを、他のれいむ共が応援する。 「ゆううぅぅ!!ゆううぅぅ!!」 「ゆっくりうまれていってね!!ゆっくりがんばってね!!」 ゆっくりの出産は激痛を伴う。 生涯最大級の痛みは、痛みに弱いゆっくりにとってこの上ない苦しみだが、 ひとえに赤ゆっくりへの愛情のため、この時ばかりは文句ひとつ言わずに堪える。 「うばれるうう!!ゆっぐり!ゆっぐうううううう!!」 「がんばってね!!がんばってね!!おおきくいきをすってはいてね!!」 「おねえちゃんがんばって!!ゆっくりしたあかちゃんをみせてね!!」 「がんばづうう!!でいぶがんばづううう!!ゆっぐりいいいい!!」 「ゆっゆっゆー!!ゆっゆっゆー!!」 歯茎をむき出して全力でいきむれいむ。 腹の火山のような盛り上がりはますます大きくなり、 中心部の穴、産道が少しずつ広がっていった。 「ゆゆっ!!あかちゃんのおかおがみえてきたよ!!」 「いだいいいい!!あがぢゃん!あがぢゃあああああん!!」 「おちついていきんでね!!だいじょうぶだからね!!」 産み方を指示しているのは親れいむだ。 「かわいいあかちゃんだよ!!がんばってね!!」 「ゆぐっ、ゆぐっ、ゆぐぐぐぐぐぐぐぐうううう」 涙を流し、歯を食いしばりながらいきんだ末に、 れいむはついに赤ゆっくりを生みだした。 ぽん、と勢いよく飛び出して床に着地したれいむ種の赤ゆっくりは、 ぎこちない動きで母親に向きなおると、笑顔で叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇね!!」 それを見届け、れいむ達の視線が産んだれいむに向けられる。 赤ゆっくりの生まれてはじめての挨拶。 出産の苦痛があとを引く中で、産んだれいむはそれでも満面の笑みを浮かべて叫んだ。 「ゆっくりしていってねええ!!」 「おきゃあしゃん!!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!! ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 飛び跳ねながら母親のもとに駆け寄る赤ゆっくり。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「とってもゆっくりしたあかちゃんだよお!!」 「れいむがんばったね!!えらかったねええ!!」 周りのれいむ達も口々に祝福の言葉を贈る。 幸福感に満ちた表情ですりすりをするできたての親子を眺めながら、 一様にたるんだ笑みを浮かべていた。 「ゆぐっ!!」 程なくして、別の子れいむがうめき声をあげた。 こちらも産気づいたようだ。 「ゆゆっ!!こっちのれいむもうまれるよ!!」 「がんばってね!!がんばってね!!」 数時間後、四匹の子れいむは全員が出産を終え、 箱の中では合計九匹の赤ゆっくりが動きまわっていた。 一度に数匹生んだれいむもいたため、この数になった。 赤ゆっくりの内訳は、れいむ種が六匹、まりさ種が三匹だ。 胎生型にんっしんっのため、どれも赤ゆっくりとしては大きめのみかんサイズだ。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「とってもゆっくりしたおちびちゃんたちだね!!」 「れいむのあかちゃんたちとってもかわいいよおお!!」 れいむ共は飽きることなく「ゆっくりしていってね!!」を繰り返し、 それぞれ自分の産んだ赤ゆっくりを側に置いて頬ずりをしている。 「さあ、おちびちゃんたち!おかあさんとすーりすーりしようね!」 「ゆっ!おきゃあしゃんとしゅーりしゅーりしゅるよ!」 「しゅーり♪しゅーり♪」 「すーり♪すーり♪」 「あかちゃんたちかわいいねええ!」 「ゆっくりしてるよおお、ほっぺたもちもちねええ!」 「ゆっくりできるおうたをうたおうね! ゆ~、ゆ~ゆ~、ゆゆゆ~~♪」 幸福に満ちたゆっくりの群れ。 俺は立ち上がり、部屋に向かった。 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょ?」 部屋の中に入ってきた俺に向かって、赤れいむの一匹が話しかけてきた。 俺は答えない。 「ゆゆっ!!ごみくずがやってきたよ!!」 「なにかってにみてるのおお!?」 「ごみくずにはれいむたちのゆっくりしたあかちゃんをみるけんりなんてないんだよお!! なにかんちがいしてるの?ばかなの!?あまあまをおいてさっさとでていってね!!」 不思議がる赤ゆっくり達に向かって、親れいむ共は教えた。 「あれはごみくずだよ!おにいさんなんてよばなくていいからね!!」 「やくにたたないくせにからだだけおおきいばかなんだよ!」 「みんな、あんなふうになっちゃだめだよ!!」 「わきゃっちゃよ、りぇいみゅはあんにゃふうににゃらにゃいよ!」 「ごみくじゅ!ごみくじゅ!」 「きゃわいいりぇいむをみにゃいでね!ごみくじゅ!!」 親に気に入られたいがために、赤ゆっくり共は俺に罵声を浴びせてきた。 「ゆゆっ、おちびちゃんたちはとってもものわかりがいいね!!」 「もっといってあげてね!!」 「くそどれいはなにしてるの?ばかなの? こんなかわいいあかちゃん、ごみくずにはもったいないよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「こえだけならきかせてあげてもいいよ!うしろをむいててね!!」 しばらくの間好きに言わせたあと、俺は始めることにした。 箱の中に手を突っ込み、赤ゆっくりを一匹手に取る。 「ゆゆっ?おしょりゃをちょんでりゅみちゃい~♪」 赤ゆっくりを箱の外に運び出し、床に置いたところで、 呆然として見ていた親れいむ共が弾かれたように喚き始めた。 「なにやってるのおおおおおお!?」 「ごみくずうううう!!おちびちゃんにさわるなああああああ!!」 「かえせえええええええ!!れいむのおちびちゃんかえせえええええ!!」 構わず、二匹目を運び出しにかかる。 箱の中に突っ込まれた俺の手に向かって、 殺意に満ちたれいむ共の体当たりや噛みつきが襲ってきた。 まるで痛くもない。 俺はわざとゆっくり、一匹ずつ大仰に運び出していった。 「ゆがああああああ!!かえせええええええ!!」 「きたないてでおちびちゃんにさわるなあああ!!」 「ばか!?ばか!?ばかなのおおおお!?ほんもののばかなのねええ!? ばかはばかなりにみのほどをわきまえてねええええ!!」 何匹か運び出したところで、箱の隅に固まっている二匹のれいむが見えた。 角のほうにぴったりと身を寄せ、顔をぱんぱんに膨らませて俺を睨んでいる。 ほとんど運び出し、赤ゆっくりが目につかなくなったところで、 俺はわざととぼけてみせた。 「赤ゆっくりはこれで全部かな?」 「かえせえええええ!!!」 「まだ残っていたような気がするがな?」 箱の中を見回してみせると、隅のれいむ共がますます膨らんだ。 そちらに視線を止める。 他のれいむ共が口々に叫んだ。 「あかちゃんたちはごみくずがぜんぶはこびだしたよ!!」 「そんなところみてももういないよ!!ごみくずはばかだね!!」 「ゆっくりあきらめておちびちゃんをかえしてね!!」 「いないのか?」 「いないよ!!ゆっくりあきらめてしんでね!!」 「ここをまだ見てないぞ?」 「そんなところみなくていいよおおお!!いないよおお!!」 「そうか、いないのか。残念だな」 「ゆ!わかったらさっさとかえしてね!!ばーか!!」 「でも念のためだしな。一応見てみようか」 隅のほうに手を伸ばす。 ゆっくり共が絶叫しはじめた。 「いないよ!いないよおおお!!みなくていいいい!!」 「ばかなのおおお?しぬのおおお!?」 「ぷっくうううううううう!!!!」 膨らむれいむを転がすと、ぶるぶる震えている赤ゆっくりが三匹見えた。 面倒なので全部一度に持ち出す。 「ゆああああああああ!!やめろごみくずううう!!!」 九匹の赤ゆっくりは、 今や全てが箱の外で、透明な壁ごしに親ゆっくり共を見つめている。 「おきゃあしゃん、きょきょあけちぇね?」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ?」 「かべさんゆっくりどいてね!」 親の元に駆け寄ろうとするが、ガラスの壁に遮られて進めない。 体当たりをしても跳ね返され、ついには泣きだした。 「ゆわああぁぁん!!かべさんどうしていじわるするのおぉぉ!!」 「しゅーりしゅーりしちゃいいいぃぃぃ!!」 「おきゃあしゃあああん!!あけちぇよおぉぉ!!」 親れいむ達も同じように泣き喚いている。 「おちびちゃんん!おちびちゃあああんんん!!」 「かえせごみくずうううう!!なにしてるうううう!!」 「なにだまってるのおおおお!?ふざけるなああ!!」 しばらく観察したあとで、俺は爪楊枝を取りだした。 赤ゆっくり相手に、たいした道具もいらない。 壁にへばりついている赤ゆっくり達に、爪楊枝の先端をつきつける。 「ゆぎゃっ!?」 「いぢゃいぃ!?」 ちくちくと肌を突かれ、生まれて初めての痛みに声をあげる赤ゆっくり。 「やめちぇ!やめちぇぇ!!」 「いぢゃいい!!おきゃあしゃああんん!!」 「なにしてるのおおおおお!!?やめろおおおお!!」 親れいむ共が喚き、箱の外壁に体当たりをするが、 部屋の床にしっかりと固定された箱は揺らぎもしない。 「おきゃあしゃああああん!!」 「ゆえええぇぇん!!」 爪楊枝から逃れようとちりぢりに逃げようとする赤ゆっくり共。 しかし、その鼻先に爪楊枝を突きつけ、追い返す。 元から移動速度の遅いゆっくりの幼児のこと、悲しいほどに遅く、 九匹もいるとはいえ、座ったままで充分に全員を操作できた。 今や赤ゆっくりは互いに身をよせあって一か所に固まり、 四方から迫りくる爪楊枝に、ただ泣き喚き、母に助けを求めている。 「たしゅけちぇええ!!たしゅけちぇえええ!!!」 「ゆびゃっ!!」「いぢゃあっ!!」 「もういやぁぁぁぁ!!」 「おきゃあしゃああああんなんでえええええ!?」 「おちびちゃん!!おちびちゃああああん!!!」 固まってぶるぶる震える赤ゆっくり共。 俺はそこで道具を持ち変え、バーナーを手にした。 一匹の赤まりさを手にとり、底面を上に持つ。 「ゆっ?はなちてにぇ!はなちてにぇ!!」 もぞもぞと抗う赤まりさの底面を炎が焼き焦がす。 「ゆぴいいいいいいいいいいいいいい!!!??」 笛吹きヤカンのような悲鳴が響き渡る。 「おちびちゃんんん!!」 「やめなさいいいい!!いたがってるでしょおおおおおお!?」 「くそじじいいいいいいますぐはなせええええええええ!!!」 低出力のバーナーで、ゆっくりと丹念に赤まりさの足は焼かれてゆく。 「びびびびびいいいいああああああぢゅいいいいいいいいいいぎぎぎぎぎぎぃいあぢゅああああおぢゃあしゃあああああああーーーーっああーーーーーーーっづづづづづづづうううううぐうううういやぢゃああああああぐぎいいいいいいいーーーーーー」 泡を吹き、悶え、痙攣する赤ゆっくりの底面は、 やがて真っ黒に焼け焦げた。 恐らくは中の餡子まで焦げ付いているだろうが、ともかく生きている。 それを床に置くと、泣く元気もなくぐったりとうなだれた。 「ゆわああぁぁ……あんよがあぁぁ……」 「おぢびぢゃんのがわいいあんよがあああ……」 俺に悪態をつくことさえ忘れ、 赤ゆっくり以上に涙を流し、壁面にへばりついて親れいむ共は嘆いている。 赤まりさの足がもはや用をなさないことは誰の目にも明らかだった。 固まっている残りの赤ゆっくり共は、あまりのことに硬直して、 ただ事のなりゆきを凝視していた。 次は赤れいむを手にとる。 「いやぢゃあああああああ!!!」 何をされるかを理解した赤れいむは、ここを先途と絶叫する。 「だじゅげぢぇええええおぎゃあじゃああああん!! でいぶあんよやぎゃれぢゃぎゅにゃいいいいいいいいいいい!!!」 「ごみぐずううううううううううう!!!」 「いばずぐばなぜええええええぐぞじじいいい!!」 「頭に来るな」 俺は答えてやった。 「ゴミクズだの糞奴隷だの、さんざんに言ってくれるな。 俺はすごく気分が悪い。頭に来てる」 「じるがああああ!!ごみぐずごみぐずごみぐずううう!!」 「だまれだまれだまれえええ!!じじいはざっざどがえじでじねえええ!!」 「頭に来るから、こいつも焼く」 そこで親れいむ共の様子が変わった。 罵倒を中止して黙り込み、赤れいむに近づけられるバーナーを見つめている 懇切丁寧に解説してやった甲斐があり、今の状況がようやく把握できたようだ。 「おにいさん!!やめてね!ゆっくりやめてね!!」 「ごめんなさい!!ごみくずっていってごめんなさい!!ね!!」 「もうやめてあげるからね!!おにいさんもやめてね!!」 「ゆばがぎゃああああああああああああ!!!」 「なんでえええええええええええ!!?」 赤れいむの底面が丹念に焼かれる間、親れいむ共は懇願し続けた。 「やめてくだざい!!やめでえええええええ」 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!」 「おにいざあああああんもうばがにじまぜえええええええん!!」 「ゆっくりざぜであげてええええええええええ!!!」 「でいぶをやいでぐだざいいい!!おぢびぢゃんはだずげでえええ!!」 一人が身代わりを申し出たのを皮切りに、 親れいむ共全員が競うようにして自らを差し出した。 「でいぶをやいでえええ!!おでがいでずううううう!!」 「でいぶはどうなっでもいいでずううううううう!! おぢびぢゃんは!!おぢびぢゃんだげはああああああああ」 「どっでもゆっぐりじだあがぢゃんなんでずうううううう!! でいぶになら!!でいぶにならなにをじでもいいでずがら!!あがぢゃんだずげでええええ!!!」 ゆっくりの中でも、れいむ種は特別母性が強い。 自分の子供を溺愛することにかけては他の種とは比べものにならず、 今やっているように、拷問の身代りになることさえ厭わない。 やはり思ったとおりだ。 れいむ種にとって最大の苦痛は、子供を傷めつけられることなのだ。 方針は決まった。 続く 選択肢 投票 しあわせー! 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しばらくして男が部屋に戻ってきた。 「どぼじでええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおお!!!!」 男の姿を見てまりさがまた叫びだした。 男はまりさの呼びかけに答えずに箱の中に何かを投げ入れた。 「まりざあああああああ!!!まだありずどすっきりじまじょおおおおお!!!!!!」 それは昨日の発情ありすだった。汚いのも臭いのも全然変わってない。 「どぼぢ・・・で・・・・・・・・・ゆううええええええ!?ありずぅうううううう!!!?」 叫んでいたまりさはありすの姿を確認し、慄いた(おののいた)。 昨日のおぞましい記憶が脳裏に甦り、まりさは昨日よりは広くなった箱の中で逃げ出そうとする。 「おい、せっかくまりさとの間に赤ちゃんのいない所にありすを置いてやったのに まりさが逃げまわったら赤ちゃん踏み潰してしまうぞ。」 「ゆぐっ!!!?」 男の忠告にまりさの体が固まった。と、同時に猛烈な勢いで突進してきたありすに圧し掛かられ組み敷かれてしまった。 「まりざあああああ、まりざああああああ、まだすでぎなよるをずごじまじょおおおおおお!!!!!!」 「いやああああああ!!!!!!すっきりじだくないいいいい!!!!ぎぼじゅわるいいいいい!!!!!!!」 「今は朝だろ。」 男の空気の読めてないツッコミ以外昨日と同じだった。 「お゛に゛い゛い゛ざん゛ん゛ん゛!!!!な゛ん゛で゛あ゛り゛ず づ れ゛で ぐ る゛の゛お゛お゛!!!!」 「いやぁ、ついうっかり赤ちゃんのお目目潰しちゃったからさ、 まりさの赤ちゃん“台無し”にしちゃったお詫びに、また元気な赤ちゃん作ってもらおうと思ったんだ。 何、俺とまりさの仲だ。お礼は い・ら・な・い・よ。」 「だい゛な゛じな゛ん゛がじゃ゛な゛い゛よ゛お゛お゛!!!!おべべびえなぐでもまりざのがわいいあがぢゃんだよおおお!!!」 まりさの抗議の声が男に届くことなく、まりさは昨日と同じように犯されていった。 全身のありとあらゆるところをありすの肌と舌で責められ、唇はもちろん口内も蹂躙された。 そしてすっきりした。まりさの頭からまたも蔓がニョキッと生えた。 「ぶふふうううううぅぅぅぅ・・・・・・なかなかとかいてきなまりさだったわぁぁぁぁ。またこんどすっきりしてあげるわねぇ~。」 「ゆぐっ・・・・・・うべぇ・・・・・・もうやだぁ・・・ありずど・・・ずっぎりじだぐないよおおおぉぉぉ・・・・・・」 満足していたありすとは対照的にまりさは泣いて震えていた。 「ありす、ちょっと待て。」 男がまりさから離れて自分に近寄ってきたありすを口で制した。 「ゆぅ?な、なぁに・・・おにいさん?もう、きょうのすっきりはおわりでしょ?」 「今日は特別にもう一度やっていいぞ。」 「ゆ?ゆうぅ?ほんとおぉぉぉ?もういちどすっきりしていいのおおお?」 男の許しがない限り相手を殺さないように一日一回まで言われてるすっきりをもう一度許可されたことにありすは喜ぶ。 「ああ。ただし今度はお前のぺにぺにを使うんだ。もちろんまりさはまむまむをな。」 「ゆうう~?ぺにぺにで・・・・・・?」 だが男の出した条件に顔をしかめる。それもそのはず。 ほとんどの発情ありすはぺにぺにでのすっきりをあまり好まない。 性感帯として使える面積の多いすりすり型のすっきりに比べ、動物型のすっきりは相手と触れ合う部分が少ないために 快楽の速効性に欠け、すっきりまで時間がかかるからだ。 それに加えて動物型の場合、相手がちょっと動いて逃げようとするだけで ぺにぺにがまむまむから抜けてしまうので相手の同意がなければ難しい。 だから俗にレイパーと言われる発情ありすの大半は、動物型よりすりすり型のすっきりを好む。 自分から動物型のすっきりを選ぶのはたくさんの無理やりすっきりを経験した玄人レイパーありすくらいである。 「ゆふぅ~、しがだないわねぇ~、とがいはのありずはせづなでぎなすっきりでもいいけど じっくりおどなのすっきりもたんのうじであげるわ~。」 もっとも動物型じゃなければすっきりが許可されないのであれば、たとえ動物型でもすっきり出来る方を選ぶのは言うまでもないが。 ムクムクとありすの腹から小さな突起物、ぺにぺにが生えてきた。 「ゆううううううう!!!!!もういやあああああ!!!!!ありずとずっぎりしたぐないいいい!!!!」 男が泣き叫ぶまりさを両手で掴んで押さえつける。 「ありす、動物型じゃお前一匹では難しいだろう。手伝ってやる。前からと後ろからとどっちがいい?」 「ゆうぅ・・・ぞうねぇぇぇええ~、やぜいてきとがいはのありずは、わいるどにばっくからがいいわ~。」 「OK。」 男はまりさを回転させてありすに背を向けさせると、前に押し倒した。そしてまりさを上下反転の「への字」状態に逸らす。 すると底面に近い腹の部分、ありすが今ぺにぺにを生やしてるあたりに注意して見なければ気付かないほどの小さな閉じた穴を発見する。 まむまむと呼ばれる動物型すっきり用の器官である。ぺにぺにじゃない時はまむまむとして体内に収まっている。 「ほい、準備OK。」 男がそう言った。 まりさのまむまむを目にして、ありすの興奮が絶頂まで達する。 「まりざのまむまむ、どっでもぎれいででかわいいわああああ!!!!ありずのぶとくでがだいのうげどめでええええええ!!!!」 聞くに堪えない台詞を発しながら、ありすはぴょんとまりさの真後ろに向かって跳躍する。 そしてその勢いのまま着地するより前に空中でいきり立ったぺにぺにをまりさのまむまむへと差し込んだ。 「ナ~イスショット♪」 男がありすの何の役にも立たない妙技を誉めた。 ありすはぺにぺにが抜けないように、上手く体をくねらせて着地する。 「ゆ゛ぎ ぐ が あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 絶叫をあげたのはまりさだった。 動物型すっきりといえど、最初はすりすり型みたいに肌をこすり合わせる前戯から行う。 まむまむは基本閉じているために相手から分泌される体液では外側しか濡らすことは出来ない。 自分自身でまむまむの中に体液を分泌しないとまむまむの中は濡れないのだ。 そうやって自分の体液でまむまむの中を十分に濡らすことによって、まむまむは相手のぺにぺにをスムーズに受け入れる準備を整える。 しかし、それは受け側のゆっくりが相手のゆっくりを愛している場合である。 ありすを全く愛していないまりさが、まむまむの中に自らの体液を分泌することは無かった。 まったく準備の整っていないまりさのまむまむは、ありすのぺにぺにを入れられたことにより激しく接触部分をこすられ、 まりさは体の内側から鋭い痛みに襲われる。 「ゆぎいいいいいいいいい!!!!!いだいいいいいい!!!!!ぬいでえええええええええ!!!!!!!!」 「ゆほおおおおおおおおおおお!!!!まりざのながどっでもずでぎよおおおお!!!ずっごいじめづげでぐるうううう!!!!」 まりさは体の内側からの激痛に悲鳴をあげ、ありすはそんなまりさの悲鳴を喘ぎ声と受け取りヒートアップする。 体に襲い掛かる危険信号にまりさのまむまむは異物を排除しようと締め付けるがそれがまりさに更なる地獄をもたらす。 まりさのまむまむの内部が、ぺにぺにとより激しくこすれ合うようになって、まりさの苦痛は更に増していった。 「あげっ・・・・・・!!!!ぐぎぃいいい!!!ひぎゃああああ・・・・・・!!!!!おぐぅえええええ・・・!!!!!」 視点も定まらないまま、まりさは獣のような悲鳴を上げてまむまむを犯され続けた。 (挿絵08) 「んふぅおおおおおおおおおおお!!!すっきりいいいいいいいいい!!!!!!!」 「ぐぎいいいいいいいいいいいい・・・・・・すっきりー・・・・・・・・・」 ありすのすっきりと共にぺにぺにからカスタードが放出され、それをまむまむで受け取ったまりさも絶頂に達した。 ここらへんはすりすり型のすっきりと変わらなかった。 結局ありすはそれから男の許可の元、動物型すっきりで三回絶頂に達した。 なんだかんだいいながらも動物型すりすりも結構気に入ったようだ。 最後は男にまりさを仰向けにしてもらって、まりさの顔を見下ろしながら行為を楽しむ余裕が出来たくらいである。 (挿絵09) まりさは体の中に小さな異物が形成される感覚を覚えた。にんっしんである。しかしこれは今までのにんっしんとはちょっと違う。 頭に生えた蔓から一日で産まれた植物型にんっしんと違い、今度の赤ちゃんはまりさの腹の中から数日した後に生まれてくる。 更に植物型で生まれたプチトマトサイズの赤ちゃんよりも一回り大きいミカン程度のサイズで生まれてくるの。 生まれる数も一度に何匹も生まれる植物型に比べて、一回の動物型すっきりで生まれるのは1、2匹くらいである。 これがすりすり型すっきりの植物型にんっしん(出産)に対するゆっくりのもう一つの繁殖方法、 動物型すっきりの胎生型にんっしん(出産)である。 ありすが動物型で三度すっきりしたので最低でも三匹は生まれてくることになる。 男はまりさの頭に最初に生まれた赤ちゃんの蔓がくっついたままだったのを見て引きちぎって持ってった。 まりさにはそれを見て何かする元気は無かった。 その日の夕方、生まれてから半日近く何も食べていなかった赤ちゃん達に初めての食事が与えられた。 その餌は普段発情ありすに与えていた生ゴミだった。 とてもお腹を減らしてた赤ちゃん達は本能的にそれが食べ物の匂いだと気付くと 目の見えない体でずりずりと生ゴミの元まで這いずって行って箱の中に投げ捨てられた生ゴミを貪り喰った。 生まれて初めての食事に赤ちゃんみんなで「むーちゃむちゃ、ちあわちぇ~♪」と喜んだ。 まりさはそれを見て悲鳴をあげた。 「あ・・・あがぢゃんんんん!!? な゛に゛だ べ で ん゛の゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!」 元々人間と同じ食事をしてて、クズ野菜でさえもためらうゆっくりが、自分の子供のそんな姿を見れば当然の反応だろう。 男はそれを見て笑っていた。このために赤ちゃんの生まれ落ちた後の蔓を食べさせる前に処分したのだ。 赤ちゃんの舌を肥えさせなかったおかげで目の前の光景があるのだ。 男は生ゴミを貪る光を失った赤ちゃんゆっくりと、それを見て食べるのをやめるように泣きながら説得するまりさを満足するまで眺めた。 新しく植物型の子供と胎生型の子供を身篭ったまりさが、生ゴミを拒否して衰弱死しては面白くないので 男はまりさに無理やりクズ野菜を口に詰め込んで食べさせると部屋を出て行った。 男は部屋を出ると独り言を漏らした。 「ふうううう、やっぱり子供を愛してるゆっくりとその赤ちゃんを甚振るのは最高だなぁ。気持ち良過ぎるぜ~。 ・・・・・・と、子供を愛してるゆっくりといえば、その逆のあいつらどうなったかな。」 そういって別の部屋に入っていった。そこは別のゆっくりの家族を虐待している部屋だった。 部屋の中にいるのは親れいむと子ありす、子れいむ。 子ありすと子れいむは成体ゆっくり四匹分ほどの透明な箱の中にいた。 箱の中で食べ切れなかったお菓子を残して、悠々と姉妹と遊ぶなり食休みを取るなりしていた。 同じ箱の隅にはぽっかりと円形の穴が開いていて、同じ大きさの円形の透明な筒に通じていた。 成体ゆっくりよりちょっと大きいくらいのサイズである。 穴の出口は金網で閉じられていて、脱出することは出来ない。 そこに閉じ込められているゆっくりが一匹、成体のれいむであった。この子ありすと子れいむの親である。 「おねがいいいい、れいむのあがぢゃんだぢいいいい、おがあざんんにもごはんぢょうだいいいいいい、おながずいでるのよおおおお・・・」 情けない声で穴の外の子供達に食料を分けてくれるように頼んでいる。 しかしそんな哀れな母親への子供達の反応は冷ややかだった。 「ゆっ!おきゃーさんに、あげりゅおきゃちは、なにもにゃいよ。そきょでゆっきゅり、がちちてね!」 「おきゃーしゃんは、ありしゅたちに、なにもくれなかっちゃくちぇに、じゅうじゅうしいよ!」 「ゆっきゅちちね!こにょ、ぶちゃ!!」 子ゆっくり達の誰も母親に助けを差し伸べようとはしなかった。なぜならそれは自分達がされたことだからである。 この親れいむ、元はつがいの成体まりさと、そのまりさと自分の間に生まれた子供達と一緒にここに連れてこられた。 山で自分達の巣にいたところを男に捕獲されたのだ。 男が巣を覗いた時、親れいむが子供達に歌を歌ったり、親まりさが自分の髪の毛や帽子で他の子供達を遊ばせていた。 姉妹同士ですりすりしている個体もいたし、親とすりすりしている固体もいた。 地面には食べ残しと思われる山菜や虫など食いちぎられた欠片が落ちていた。 食後の幸せなひと時といったところだろうか。 「ゆゆゆ~ゆゆ~♪ゆ~ゆ~ゆ~♪」 「ゆっ♪ゆっ♪」「きゃっ♪きゃっ♪」 「しゅりしゅり~♪おねーちゃんとしゅりしゅり~♪」 実に幸せそうだった。 (挿絵10) 男はこのゆっくり一家を自宅に連れ帰ると、家族を箱に閉じ込め、そこに発情ありすを放り込んだ。 あっという間につがいのまりさ、子供達共々すっきりさせられ、れいむ自身もありすとの子を宿してしまう。 まりさと子供達は、にんっしんの蔓に栄養を吸い取られ、黒ずんでこの世を去った。 男がありすにれいむ以外は好きに犯していいと許可したために、ありすが本能のまま、まりさと子供達ですっきりしまくったからである。 (挿絵11) れいむは生まれたありすとの子供達を自分の子供とは認めなかった。 厳しい自然を生き抜いて、やっと手に入れた愛する家族、幸せだった日々は一瞬でこの世から無くなってしまった。 代わりにれいむの前に現れたのが汚くて臭いありすとの間に生まれた赤ゆっくり達。 欲望に身をまかせることしか頭に無い醜悪なありす。自分の大切な家族を犯し殺したゆっくり。 そんなありすと自分の間に生まれた子供。望まれず生まれた呪われた子。れいむにとっては愛せる存在ではなかった。 発情ありすと同種の赤ありすはもちろんのこと、その赤ありす達に「いもうと」「おねえちゃん」と呼ばれる赤れいむ達も例外ではなかった。 れいむは自分とありすとの間に生まれた子供達を徹底的に迫害した。 男から与えられる餌は一切分けてやらずに自分だけで食べ、必死に懐いてくる赤ちゃん達を死なない程度の体当たりで弾き飛ばした。 弾き飛ばされて痛みで泣いている赤ちゃんを見て、「クズ」だの「ゴミ」だの「いきてるかちがない」だの罵った。 それでも赤ちゃん達は本能的に親への愛情を訴えた。しかしれいむがそんな子供達に情けをかけることは一切無かった。 (挿絵12) 赤ちゃん達は餓死寸前になると男から直接餌を食べさせてもらった。そしてまた餓死寸前になるまで母と一緒の生活に戻される。 そんな環境の中で一週間すごした。 その後全員れいむから隔離され、しばらくの間、男から食事をもらってすごした。 そして次に親子が再開したのが先ほどのシチュエーションである。 母と隔離されてる間に赤ゆっくりから子ゆっくりにまで成長した子供達は男からたくさんのお菓子をもらい、 れいむは子供達から食料を分けてもらうことでしか食事をする術はない。 「ゆっ!おまえたち、そのおかしをれいむによこしてね!!ゆっくりしないではやくしてね!!! さもないとそのおかしたべるのはゆるさないからね!!!」 最初は隔離前と同じ威勢の良さで、子供達に食料を分けるように命令した。 おどおど自分に媚びへつらっていた子供達なら、自分の命令を聞くと確信していたのであろう。 しかし、子供達にれいむの命令が届くことはなかった。 親から隔離されて男から餌をもらうことにより、親への依存心を無くした子ども達。 依存心を無くしたことにより、依存心のために持っていた実の親への愛情も無くなった。 残っているのは生まれてからずっと自分達を迫害し続けてきた親への憎しみのみである。 れいむは何度も言うことを聞かない子供達に声を荒げ命令したが、 恐れる必要も媚びる必要もない今、子供達は一切耳を貸さなかった。 そして今に至る。極度の空腹状態で一日一日と死に近づいていたれいむはプライドを捨て、憎いありすの子供達に「お願い」をしていた。 だが、それについても、すぐに態度を改めたわけではない。 子供達に懸命にお願いするようになったのは昨日の夜からだったが、その前に二日間、お願いも命令もしなかった期間がある。 終始ブツブツと言っていた。おそらく自身の命とプライドをずっと天秤にかけ、葛藤していたのだろう。 そして今、安っぽいプライドを捨て、最愛のつがいと最愛の子ども達を奪ったありすとの間に生まれた子供達に、懸命に命乞いをしているのだった。 最初の強気な態度はどこへやら、立場が逆転し、自分のやったことのツケを払うことになったれいむ。 男はそんなれいむが余りに面白くて笑い、なじった。それに対するれいむの反応が更に滑稽だった。 そのうちれいむが精神的ショックのあまりに餡子を吐いて気絶したので男はその部屋を出て行った。 (挿絵13) 男にはありすに犯されたゆっくりが、生まれる子供達をどう扱おうと、それに相応しい虐待のプランがあったのだ。 だからこそ、あのまりさが子供達を愛してくれたのは素直に嬉しかった。 既に見てるのと同じパターン、同じ虐待では面白くないから。 もっとも、あのまりさの言動から、あいつは自分の子供達を見捨てないと半分確信してたのだが。 おかげで今日はそれなりに満足のいく虐待が出来た。 その日の夜、男は気分良くぐっすりと寝た。目を閉じるとその日の虐待の光景が思い出された。 九割がまりさ親子の方の光景だった。 中編 4につづく
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■ゆっくりボールのあそびかた なんとなく暇だったので外をぶらぶら歩いていたら一匹のゆっくりが居た。 ちょっと小ぶりだな……まだまだ遊び盛りの子れいむかな? 「ゆっくりしていってね!!」 「はいはい、ゆっくりね~」 適当に返事を返したその時、俺の脳裏に電流走る……ッ!! 「おーい、ゆっくりー」 「ゆゆ?れいむはゆっくりじゃなくてれいむだよ?」 「お前で遊ぶわ」 そう言いながら片手でれいむのおさげを掴んで吊るし、家まで連れて帰ることにした。 「かみのけをひっぱるとゆっくりできないよ!!ゆっくりやめてね!!」だの 「ゆっくりはこんでね!!いそいではこばれるとゆっくりできないよ!!」だのと 微妙なニヤケ顔で文句を言っていたが、家に帰って居間に置くと 「ゆわ~、とてもゆっくりしたおうちだね!!おじさんはゆっくりできるひとなんだね!!」 「ゆっゆ~♪ゆっくりいっしょにあそぼうね!!ゆっくりんぼであそぶ!?それともゆっくりぽん!?」 などと、とても嬉しそうにはしゃいでいた。 俺は押入れから工具箱を取り出し、その中の目的の物を探しながら 「おー、ゆっくり待っててくれよー。今遊んでやるからな~」 「ゆっくりまってるよ!!ゆっくりじゅんびしてね!!」 などと他愛の無い会話をしつつ、道具の準備をした。 「じゃあゆっくり、ちょっと目を閉じてじっとしててな~」 「おめめをぎゅー、だね!!ゆっくりりかいしたよ!!」 思いっきり目を閉じたれいむの目の上から、ガムテープの端をペタリと貼る。 「ゆゅん!!ひんやり~♪」 「おお、そーかそーか。んじゃじっとしててくれよ~」 いきなり拒絶される事は無かったようだ。 そのままガムテープでグルグルをれいむの全身を巻いていく。 髪はなるべくデコボコにならないように、もみあげやおさげも軽くバラして…っと。 リボンと口は最後の仕上げにまだ巻かないで…… 「ゆっふっふ~、おにいさんくすぐったいよ!!」 「ゆっくりひんやりしてるよ!!とってもゆっくりできるね!!」 何やらご満悦な様子なのでそーっと床に置く。 今のれいむの姿はガムテープでぐるぐる巻きにされた茶色い球体そのものだ。 口の所が大きく開き、頭のリボンがわずかな隙間からぴょこんと飛び出している。 底の部分もガムテープで巻かれて補強されている為、まだ俺が持ち上げていると思っているのか 「うわぁ~、おそらをとんでるみたい!!」 「れいむ、ゆっくりふわふわするよ~ゆらゆら~」 などと楽しそうだ。 じゃあ、そろそろ本番に入るか。れいむを部屋の端から端まで転がしてみるとしよう。 「そーれ、こっちからごろごろー」 「ゆっ!?ゆっ!?ゆっ!?お、おにいさん!!なんだかぐるぐるするよ!!」 「ほーら、あっちからごーろごろー」 「ぐるぐるするよ!!せかいがまわるよ!!れいむ、おほしさまになったみみみみたたたたいいいい!!」 おー、段々加速する度に反応が微妙に変わっていくな~ よし、じゃあ今度は急停止、と。 「ゆぎゅえ!!いまぐわんってした!!ぎゅるんって!!ゆえっぷ」 「ゆえぇ……しゅっごいぎゅるぎゅるしゅるよ……ゆっぎゅりゆえぇ……」 いきなり回転を止められた事で中身の餡子がズルッと滑ったらしい。 呂律の回らない口調で苦痛を訴えるものの、伴った吐き気のせいでままならないようだ。 とりあえずれいむが落ち着くのを待ってから庭に運び、今度は上に投げてそーっと受け止めてみる。 「そーら、たかいたかーい」 「ゆゆっ!!からだがまんぷくだよ!!ずっしりー!!」 「ほーら、ひくいひくーい」 「ゆぅ~ん、ゆっくりふ~わふわ~!!」 ご満悦のようだ。それじゃ、徐々に高く、更に高く。天まで届けー!! 「うおおおおお!!貫けええええええええええ!!!」 「ゆっっびゅうううう!!からださんがゆっくりしすぎだよおおおおおお!!!!」 ヒュウウウウウウウウウウウウ…… あ、落ちてきた。 「ふわああ~、ヘブンじょうたい~。とってもゆっくりしたきもちだよー」 「あー、無重力だしね。よっと……」 ベチィッ!! 「ぴぎゅるっ!!」 あ、しくじった。 「ゆっぱあああ!!ぱぴぷぺぽおおおおお!!」 ブピュッ!ブババババ!!ベチャベチャベチャッ!!エレエレエレ…… 落下時の圧量で餡子が口から垂直に吹き上げられた。 まるでスイーツの間欠泉やー!! おっと、現実逃避してる場合じゃないな。 急いで巻き散らかされた餡子を綺麗なとこだけ回収して口の上に盛り、 緊急用の餡子パックの分も上乗せして、思いっきり腕を突っ込んで餡子を全部押し込んでから急いでガムテープで封をした。 餡子こそ戻したものの、ビクビクと痙攣する様は痛々しい。 「ゆぶっ!!ゆびゅっ!!ごくん、ゆびゅる!!ゆびゅっ!!」 「ゆばぁ!!ゆべぇ!!ごくり、ゆぶぇっ!!ゆぎゅっ!!」 あー、口塞いだから吐いてるけど吐ききれずに圧力で飲み込んでるのか。 餡子が流出こそしないから死にはしないだろうけど……こりゃ地獄の苦しみだろうなぁ。 口の上辺りのガムテープの隙間から砂糖水ダラダラ流れてるし。ビクンビクン痙攣してまるでマッサージ機みたいだ。 なんとなく誘惑に負けた俺の取った行動は…… 「よっこらしょっと」 「ゆびゅぶきゅるびゅっくん!!ごぶぁっ!!ゆぎゅるぐぱぁっ!!」 ブブブブブブブブブブブブ…… おー、凄まじい振動が腰に~。ダイエットに最適だなー。 振動が徐々にゆっくりに……って大丈夫か?これ? 「ゆばっ……がばっ……ごびゅんっ……ごくっ……」 「…………………………………………………げぷっ」 うん、振動止まっちゃったな。口元のガムテープを剥がしてっと。 いくらかの餡子がまだ残っていたものの、噴出現象は止まってるな。よかったよかった。 ぺちんぺちん。ぺちんぺちん。 「おーい、ゆっくりー。いきてるか~?」 「ゆっ……ゆっくり……ゆっくりさせてね……」 「返事が出来るって事は大分落ち着いたな、これなら助かるかもしれないぞ」 「お、おにいさんたすけてくれてありがとね……もうすこしでゆっくりしすぎるところだったよ……」 「そーかそーか、それじゃ落ち着いたら仲間の所に返してやろうな~」 とりあえずは大丈夫なようだ。様子が落ち着くまでゆっくり待つとしよう。 「ゆぅ……?ゆっ?ゆゆっ!?おにいさん!!たいへんだよ!!まえがみえないよ!!はやくあかりをつけてね!!」 「それにうごけないよ!!あしさん、ゆっくりしてないではたらいてね!!うごいてよぉおお!!」 ああ、今頃になって拘束されてる事に気付いたのか。気付くの遅すぎだろ……さすがゆっくり。 「よーし元気になったなー、それじゃ帰ろうか~」 「お、おにいさん!!おめめもあんよもおかしいよ!!ゆっくりたすけ 「はーい、ちゃんとキレイキレイしましょうねー」 「んー!!んーんー!!んんんー!!!」 口と飾りも完全にガムテープで塞いでっと。んじゃお帰りになってもらいますかね。 お、いいところにゆっくりが二匹居るな。大き目のれいむとまりさ……夫婦かな? 「やあ、ゆっくりしていってね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」って」 「おにいさん、ゆっくりしてるばあいじゃないんだぜ!!まりさとれいむのこどもがいなくなっちゃったんだぜ!!」 「もうおやつのじかんなのにかえってこないよ……おにいさん、このへんでゆっくりしたこどものれいむをみなかった?」 「いーや、見てないよ。そっかー、君達には子供が居るのか~」 「とてもゆっくりしたじまんのこどもなんだぜ!!きっとおにいさんもきにいるとおもうんだぜ!!」 「れいむとまりさのこどもだもん、ゆっくりしてるのはとうぜんだよぉ~!!」 「そーかそーか、お兄さんは子供探しには協力して上げられないけど変わりにいいものをあげよう」 「ゆっ?なんなんだぜ?」 「ほーら、ボールだよ。子供が居るなら玩具にするといい。よくはずむよー」 「ゆゆっ!!とてもゆっくりできるおもちゃなんだぜ!!こどもたちもよろこぶんだぜ!!」 「ほら、帽子の中に入れておいてあげるよ。これなら落とさないだろう?」 「ありがとうなんだぜ!!それじゃおにいさん、ゆっくりしていってね!!」 「いろいろとありがとうね!!ゆっくりしていってね!!」 「気にしなくていいよ、じゃあねー」 ふぅ、これであの子ゆっくりも両親の所に帰れるだろう。 今日はよく遊んだ充実した日だったな、めでたしめでたし。
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前編 ゆっくり一家と俺の冬 後編 次の日の朝、俺は台所で朝食の用意をしていた。俺一人、食べるだけの分を。台所の窓から差し込む光に、眩しそうに 目を細める。他人が見たら、今の俺はとても清々しい顔をしているように見えただろう。昨日の夜、あのような惨劇を楽しげに 見ていた奴などと思うまい。 あのあと、俺はゆっくり達を丁度いい大きさの籠に閉じ込めると、残りの夕食を一人で食べ、布団を敷いてさっさと寝てしまった。 次の仕置きまでには時間をおくことが必要だったからだ。寝ている最中、時々親ゆっくりの呻き声が聞こえてはいたが、 それでもすぐに寝付けたのは、鬱憤を多少なりとも晴らしたからだろう。おかげで、久しぶりに目覚めのいい朝を迎えることが出来た。 起きた後、倉の中へ食料を取りに行くと、相変わらず、食い荒らされた様子が目に入った。見ていると、昨日の怒りがまた湧き上がってくる。 俺は忌々しげに鼻を鳴らすと、散らかった食べ残しを拾い集めると、いくつか食材を抱えて家に戻り、朝食の準備に取り掛かった。 台所でにいる俺を見て、ゆっくり達がこちらを怯えた様子で見つめてきた。昨日あんな目に合わせたのだから、まぁ無理も無いか。 親のゆっくりまりさの方は相変わらず調子が悪そうだ。まぁ、子供が3匹も体内に入っているのだから仕方ないか。 仔のちびゆっくり達はそんな親を気遣うように、ぴったりと親ゆっくりに体を寄せていた。 忌々しい奴ら。じきに、ゆっくりしていられないようにしてやろう。 俺は包丁を握ると、まな板の上に載った野菜に勢いよく突き立てた。 朝食を作り終え、居間に戻ると、ゆっくり達が期待を込めた目で俺を見つめていた。どうやら、飯を与えてもらえるなどという 甘い期待を抱いているらしい。俺は自分の分の朝食を床に置くと、ゆっくり達に近づく。すると、怯えた様子をみせながらも、 仔ゆっくりは俺に喋りかけてきた。 「ゆっ…おなかへったよ…」「なにかたべさせてね…。」 精一杯の媚びた表情で俺に愛想を振りまく仔ゆっくり。俺は籠を開けると、仔ゆっくり達の目の前に持っていたものを放り投げてやった。 倉の中にあった、ゆっくり達が食い散らかしたゴミだ。 「自分達で食い散らかしたものは、自分達で片付けな。」 仔ゆっくりはそれを見て悲しそうな顔をすると、口々に文句を言い始めた。俺は返事の代わりに地面を勢いよく踏みつけてゆっくり達を黙らせると、朝食を食べようと振り向いた。 だが、その時俺の視界に入ったのは、なんと一匹の仔ゆっくりが俺の朝食に向かってにじり寄って行く光景だった。 こいつっ!! 俺は素早くその仔ゆっくりを捕まえると、怒りのままに手の中で強めに圧迫してやった。握りつぶす一歩手前だ。 「ゆ゛ぶっ、ゆ゛ぶう゛う゛う゛う゛う゛…!!!」 握られたゆっくりは顔が大きくひしゃげる。その目は大きく見開かれ、口から餡子をわずかに吹き出し始めている。 その様子を見た仔ゆっくり達と親が悲しげな絶叫を上げた。 「や゛め゛でえ゛ぇぇ!!」「ばな゛じであ゛げでぇぇ!!!」 俺は手の中に仔ゆっくりを握ったまま、親ゆっくりの元へ荒々しく近づいていき、手の中のゆっくりを突きつけた。 「人の物を勝手に横取りするということはどういう事か!まだ判っていない奴がいるようだな!!」 既に親も仔も、完全にガタガタと震え、涙を流して怯えきっていた。俺はゆっくり達に手の中がよく見えるようにし、言い放った。 「よく見ていろよ…!!」 そしてそのまま、手の中にいる仔ゆっくりに勢いよく齧りついてやった。 「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 齧られた仔ゆっくりが凄まじい断末魔の叫びを上げた。まだ生まれて間もない仔ゆっくりの餡はかなり甘く、しっとりとしていた。これは旨い。普通の饅頭とは比べ物にならない味だ。里の連中はよくゆっくりを捕まえて食べているらしいが、わかる気がする。 久々の甘味に植えていた俺は、手の中で白目を剥いている仔ゆっくりを貪り食った。 「や゛め゛でえ゛ぇ!!どうじで、どうじでぞん゛な゛ごどずる゛の゛お゛お゛ぉぉ!!!」 親ゆっくりはこれ以上ないというくらいに体を怒りに震わせ、涙ながらに俺に突進してきた。俺が親ゆっくりの前に足を差し出してやると、 勢いづいた親は自分から俺の足に突っ込み、もんどりうった。苦痛の表情を浮かべる親ゆっくりの目の前に、俺は既に帽子と一部の皮だけになってしまった仔ゆっくりの残骸を置いてやった。 「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ……」 最早見る影も無くなってしまったわが子に、親ゆっくりはただ俯いて涙を流していた。俺はそんな親ゆっくりを見て満足すると、ゆっくり達に背を向けて囲炉裏の傍に戻った。そして少し冷めてしまった朝食を口に運んだ。 昼時になり、また俺は食べかけのゴミをゆっくり達に差し出した。また同じ食事を出された仔ゆっくり達はひどく落ち込んだようだが、先ほどの見せしめが効いたのか、文句一つ言わずにゆっくり食べ始めた。親ゆっくりは身動き一つせず、ただ仔ゆっくり達がゴミを食べ漁るのを呆然と見つめているだけだった。時折、短く「ゆっ、ゆっ」と呻いていた。 もしこの場に他の誰かがいたら、親ゆっくりは目の前でわが子を食べられてしまったショックで、おかしくなってしまったと思い込んだだろう。 だが、そんなことより遥かに異常な事態が親ゆっくりの体に起きていることを俺は知っていた。 「ゆ゛!ゆ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!」 丁度俺が、自分の昼飯を半分程食べた頃だろうか。突然親ゆっくりが跳ね起き、半開きの口から涎を垂らしながら体を痙攣させ始めた。 「ゆ、ゆっくり!?」「だいじょうぶおかあさん!?」「ゆ、ゆっくりして!!」 親の奇妙な行動に驚いた仔ゆっくりは、成す術なくおろおろするばかりだった。その間にも親ゆっくりはのたうち回り、口から泡と餡子を撒き散らす。よく見ると、親ゆっくりの顔の中で、何かが蠢いている。そしてその度に、親ゆっくりがもがき苦しんでいた。 異物の正体は、昨日親ゆっくりの体内に閉じ込めた仔ゆっくりだった。身を焦がす熱から何とか逃れたものの、昨日の夜から今日の昼まで、 当然何も食べていなかった。いつこの狭い空間から出られるかもわからない。空腹と絶望にあえぐ仔ゆっくりの目の前にあるのは、 親ゆっくりの体内の餡子だった。 生き延びるために、必死で餡を貪る仔ゆっくり達。そしてそれが親ゆっくりに、体内からじわじわと食われていく激痛として伝わっているのだ。 「ひぎい゛い゛い゛い゛い゛!!!!」 「お゛があ゛ざん゛ん゛ん゛!!」 俺は手に持っていた茶碗を床に置くと、親ゆっくりに近づいていった。そして、暴れないように押さえつけると、親ゆっくりに一つ選択をさせてやった。 「このままだとお前は死ぬぞ?子供か自分か…どちらか残しておきたいほうを選びな。」 その言葉を聞いて、しばらく親ゆっくりは悶えるのを止め、大人しくなった。目からは大量の涙が溢れ、 口はこみ上げてくる悲鳴を押し殺すかのように堅く閉じられていた。だが、しばらく時間が経つにつれ、体が震えだし、口の端から泡が漏れ出す。 子供を潰したりして殺すまいと必死に耐えているのだろうが、いつまで続くものか、見物だな。 俺は昼食の残りを頬張りながら、その様子を見守っていた。 しかし、幕切れは意外に呆気ないものだった。数分もしないうちに、親ゆっくりが何かに弾かれたように飛び上がり、奇声を上げながら物に、床に、壁に体を叩きつけ始めた。 「ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」 顔が潰れて歪もうが、口から餡子が漏れ出そうが、親ゆっくりは止まらなかった。仔ゆっくり達は暴れる親に押しつぶされないように、部屋の隅で固まって泣いていた。 ようやく親ゆっくりの暴走が収まる頃には、部屋の中は散々な状態になっていた。そこら中に餡子が飛び散り、物は倒れ、囲炉裏の灰は撒き散らされていた。壊れ易い壷のようなものが無かったのが幸いだ。 部屋の中央では親ゆっくりが憔悴しきった様子で動かなくなっていた。その体はあちこちが凹み、破れ、襤褸雑巾のようになっていた。かろうじて体を上下させているところを見ると、死んではいないようだ。 子供より自分をとったか。まだ犬や猫の方がましだな。 部屋の中の惨状を、笑いを浮かべながら見回していると、餡子に混じっていたあるものが目に入った。 それは最早原型を留めぬまでにひき潰された仔ゆっくりの死骸だった。一匹分しかないところを見ると、残りは体内で死んでいるのだろう。 俺はその残骸を親ゆっくりに投げつけて、一言言ってやった。 「生還おめでとう。」 親ゆっくりからは、何の反応も返ってはこなかった。 俺はそれからというもの、ゆっくり達に一切食事を与えなくなった。ゆっくり達は、何日かの間、食べ残したわずかな野菜の切れ端、 肉の破片などを家族同士で分け合い、必死に飢えを凌いでいた。 親ゆっくりは、何とか気力で生きているという有様だった。弾力のあった皮膚がひびわれ、顔からは生気を失っている。 ほとんど動くことをせず、仔ゆっくりが食べかけを持っていったものを弱弱しく食べるだけであった。 ゆっくり達は、確実に衰弱していった。 そんなある時、一匹の仔ゆっくりが空腹に耐え切れず、食べ残しを全て食べてしまうことがあった。 「ゆっ…ず、ずるい!!」「はやく吐き出してね!!」 他のゆっくり達が、一匹の仔ゆっくりを責め始める。 だが、口の中に入れた食べ物をなかなか吐き出さない一匹に、仔ゆっくり達の怒りと疲労がついに限界に達した。 「ゆっくりできないやつは、ゆっくりしね!!」 仔ゆっくりの一匹が体当たりをしかけたのを皮切りに、他のゆっくり達が一匹を取り囲んで攻撃し始めた。 「ゆ゛ぎゃっ!!ゆ゛っぐり、ゆ゛っぐりやべでぇぇ!!」 攻撃されている一匹が涙を流しながら必死に助けを乞うが、他のゆっくり達は攻撃を止めない。 「ゆ゛ぶぇっ!!!」 そしてついに、体の大きめの仔ゆっくりが上から踏みつけた時、下敷きにされた仔ゆっくりは口から餡子を吹き出して動かなくなった。 動かなくなった一匹を見て他の仔ゆっくり達は、逃げるようにその場から離れていった。潰れた一匹は、飛び出た餡子もそのままに放置された。 憐れだな、と俺は思った。こいつらは自分の身が危なくなると、あっさりと仲間を捨てる。それが家族という絆でつながれていても、だ。 所詮こいつらにとって家族というものは、その程度のものなのだろう。 部屋の隅に打ち捨てられた自分達の仲間だったものに、最早目を向ける奴もいなくなった。 やがて夜になり、仔ゆっくり達は体を動かしたことの疲れからかすぐに眠ってしまった。 もっとも、その体力は仲間の命を奪うために消費されたものであったが。 俺も布団を敷いて、眠ろうと目を閉じる。 すると、部屋の中を何かが這いずる音が微かに俺の耳に聞こえてきた。薄目を開けて辺りを伺うと、親ゆっくりが憔悴しきった体を引きずって動いているのがみえた。親ゆっくりはそのまま、昼間死んだ仔ゆっくりの元へと向かう。そして、辿り着いたと同時に親ゆっくりは仔ゆっくりに顔を近づけた。 俺は笑みを浮かべながら再び目を閉じ、眠りについた。暗闇の中、仔ゆっくりの寝息と何かを咀嚼するような音だけが聞こえていた。 そして次の日の朝。目を覚ますと、昨日潰れゆっくりが放置されていた場所には何も無かった。 いよいよ仕置きも大詰めだな…。 俺はいつものように朝食を作り、居間で食べ始めた。勿論、ゆっくり達には与えない。一人で黙々と箸を進めていると、数匹の仔ゆっくり達が朝食をじっと見つめていることに気がついた。俺はそれを無視し、ゆっくり達から食器を遠ざける。泣きそうな顔をする仔ゆっくり達。 そのとき、親ゆっくりが一匹の仔ゆっくりの後ろに近づいた。その姿は、異様な雰囲気を放っている。 仔ゆっくりが何事かと振り向く間も無く、 そのまま親ゆっくりは仔ゆっくりの頭を喰いちぎった。 「ぴぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 一拍遅れて響く凄まじい悲鳴。頭の半分を喰いちぎられた仔ゆっくりは、白目を剥いて激しく痙攣し始めた。 親ゆっくりは、そんな様子を意に介さず、仔ゆっくりの餡子を味わって食べていた。 「ハァハァ…めっちゃうめぇ…めっちゃうめぇコレ…」 残っていた仔ゆっくり達は、何が起こったのか理解できていなかったらしい。皆それぞれ目を見開き、絶句している。 しばらくして、親ゆっくりが仔ゆっくりを食べ終えたようだ。その目は、妖しく狂気の光を宿していた。 自分達の方を振り向いた親ゆっくりを見て、緊張の糸が切れたかのように仔ゆっくり達が逃げ惑い始める。 「いやあああああああ!!!」「お゛があざん゛だべな゛い゛でぇぇ!!」「ゆ゛っぐりぃぃぃぃ!!」 蜘蛛の子を散らすように仔ゆっくり達が逃げる。しかし、空腹のあまり長い距離を跳ねることができないのか、仔ゆっくりの逃げる速度は遅い。親ゆっくりはゆっくり這いずりながらも、確実に仔ゆっくりを追い詰めていった。 仔ゆっくりはそれでも、少しでも親から逃げようと姉妹同士で押し合って逃げる。そのとき、一匹の仔ゆっくりが他のゆっくりに潰され、その場に取り残された。 「ゆ゛、ゆ゛っぐり゛じでぇぇ………!」 どうやら、潰されたにも拘らずまだ息があるようだ。しかし、もう跳ねて逃げる気力も残っていないらしい。 壁際に追い詰められた仔ゆっくりが涙を流しながら必死に助けを嘆願するも、その声は飢えで理性のタガが外れた親ゆっくりにはもはや届いていないようだ。 そのままじりじりと隅に追いやられ、成す術なく親ゆっくりの餌食となる。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 仔ゆっくりの餡子が、皮が、悲鳴が、親ゆっくりの口の中へと飲み込まれていく。残りの仔ゆっくり達は、その一部始終を見ていた。 力尽きた者から、食べられる。 それを悟った仔ゆっくり達は、ついに仲間内で争いを始めた。自分の代わりに、誰かを犠牲にして生き延びようと考えたのだ。 地獄絵図が、始まった。 仔ゆっくり達はお互いを攻撃しあい、弱った個体から集団で袋叩きにしていく。親ゆっくりは弱った子供から容赦なく喰らい、 また仔ゆっくり達を追う。 固く結ばれた家族の絆は、跡形も無くなってしまった。そこにあるのは、絶望と憎悪と恐怖。 仲睦まじい親子の光景は、もう見られない。見ることが出来るのは、自分だけが生き残ろうとする者達の、醜い争い。 一つ、また一つと、悲鳴とともに仔ゆっくりの命が消えていく。たくさんいた兄弟は、もう既に親ゆっくりに食べられてしまい、 残っているのは二匹だけになっていた。 二匹は、最後の生き残りになろうとくんずほぐれつ争っていたが、親ゆっくりが静かに近づいてきたことに気づくと互いに正反対の方向に逃げ出した。 親ゆっくりは、二手に分かれた子供のうち、そのうち一匹に狙いを付けて追い詰めていく。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!ごな゛い゛でぇぇ!!!」 必死に逃げる仔ゆっくりは、近づいてくるそれを最早親ではなく、敵としか見ていなかった。それは親ゆっくりも同じことで、 目の前で逃げる仔ゆっくりは、親にとって単なる餌でしかなくなっていたのだ。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 絶叫とともに仔ゆっくりが親ゆっくりに食べられ、ついに立った一匹の仔ゆっくりだけが残された。仲間を蹴落とし、 家族の絆を捨てて、ようやく自分一人が生き残ったのだ。 緊張の糸が切れたのか、その場でぺったりと床に伏せて脱力する仔ゆっくり。 しかし、親ゆっくりは止まらない。最後に残った仔ゆっくりを狙って、じわじわと距離を詰めていく。 「ゆゆゆゆっ!?」 自分に危機が迫っていることを感じ取った仔ゆっくりは、迫り来る親から少しでも遠ざかろうと、懸命に跳ねようとしていた。 だが、極度の空腹と疲労で這うことしかできない。後を追う親ゆっくりも這うことしか出来ないが、いかんせん体格が違いすぎる。 小柄で移動できる距離も小さい仔ゆっくりは、どんどん差を縮められていく。 そしてついに、親ゆっくりが仔ゆっくりに追いついた。背後から近づく巨大な気配を感じ、顔を絶望に歪め泣き出す仔ゆっくり。 「い゛や゛あ゛……」 もう仔ゆっくりの体は親ゆっくりの届くところにある。ちょっと本気を出して跳躍すれば、仔ゆっくりの命が散らされるのは明白だった。 だが親ゆっくりが、仔ゆっくりに飛び掛ることは無かった。苦しそうな顔をしてげっぷを一つ吐くと、そのままゆっくりし始めたのだ。 そりゃあ一度に5,6匹も仔ゆっくりを食べたんだ、体も重くなるだろうな…。 ここまでずっと囲炉裏の傍で見守っていたが、最後の仕上げをするため、俺はゆっくり達に近づいていった。 仔ゆっくりは、親ゆっくりが動かなくなったことをいいことに、少し離れた場所で親ゆっくりを罵倒していた。 「ずっとそこでゆっくりしていってね!そのままゆっくりしね!!」 さっきまで命の危機に晒されていたというのに、もう顔には余裕の色を見せている。大した度胸の持ち主か、そうでなければ命知らずの莫迦である。 俺は手を伸ばすと、暢気に背後を見せている莫迦を苦も無く捕らえた。 「ゆっ!ゆっくりはなしてね!!」 俺の手の中で必死にもがく仔ゆっくりだったが、親ゆっくりの元に連れて行かれていることに気づくと、再び恐怖に身を震わせ始めた。 「は゛な゛じでえ゛え゛!!だべら゛れ゛だぐな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!」 親ゆっくりは満腹のためか、しばらく苦しそうな顔でゆっくりしていたが、仔ゆっくりを連れた俺が近づくと再び獲物を狙う狩人の目をみせる。 「ほおら、感動の親子ご対面だ。」 そういって、俺は手の中の仔ゆっくりを、親ゆっくりに向かって放り投げた。 「や゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 絶叫と共に綺麗な放物線を描いて飛んだ仔ゆっくりは、そのまま着地点となる親ゆっくりの口の中に吸い込まれ、消えていった。 最後の仔ゆっくりを食べ終えると、親ゆっくりは俯いて体を奮わせ始めた。 子供を食べてしまった事を後悔して、泣いているのか…? そう思って近づいてみるが、親ゆっくりの顔には濡れた後すら無く、 「うふ、うふふ…うふふふふ……」 ただ生気の無くなった虚ろな目をして、笑い続けていただけだった。 親ゆっくりは、完全に壊れてしまった。もう自分の子供と餌を区別することすらできないほどに。 さて、そろそろ仕上げだ。 俺は台所に向かうと、まな板の上に乗せてあった包丁を手に取って戻る。そしてゆっくりの背後に静かに立った。 「どうだ?旨かったか?自分の子供の味は?」 親ゆっくりは答えない。 「味わったか?餓死一歩手前の絶望と恐怖の味を?」 親ゆっくりは答えない。 「ゆっくりした結果が、これだ…。」 俺は、吐き捨てるように言った。そのまま、親ゆっくりに近づく。手には包丁を構えて。 「今度生まれてくるときには、もう少しゆっくりすることの意味を考えてみるといい…。もしかしたら、もうちょっとマシな生き方ができるかもしれないな…。」 そして、俺は狙いを定め、包丁を高々と振り上げる。その時親ゆっくりが振り向いたが、その目にはもう恐怖の色は浮かんでいない。 自分の目の前に存在している死を前に、ただうっすらと壊れた笑みを浮かべた。 俺はその表情を見届けると、まっすぐに包丁を振り下ろした。 「ゆっくりしね」 それが、親ゆっくりが聞く最後の言葉になった。 あれから、既に一ヶ月が経った。心配していた食料も、何とかもっている。今回、倉を荒らされた俺が餓死せずに生き延びていられるのは、二つの幸運があったからだ。 一つは、倉を荒らしたのがゆっくりだった事。ゆっくりだったおかげで、上の食料が無事だった上に、栄養価の高い饅頭で食いつなぐことが出来た。 もし鼠に食料をやられていたら、今頃俺は冷え切った家の中で冷たい骸になっていただろう。 もう一つの幸運は、ゆっくりが親子連れだったこと。体が大きく食べる部分も沢山ある親ゆっくりに、生まれて間もなく、皮も中身も新鮮な仔ゆっくり。 もし通常のゆっくりだったら、一ヶ月近くももたせることができたかどうか。 とにかく、今年の冬は、災難もあったが思わぬ収穫も手に入った。ゆっくり達はかなり優秀な食料になることがわかったし、捕まえる方法も簡単だ。 来年は、二体を捕まえて仔作りさせて、新鮮な仔ゆっくりを腹いっぱい食べるのも悪くは無いな。 そんなことを考えながら、俺は額から上を切り取られた親ゆっくりから、もう大分湿気てしまった餡子を掻き出して口に運ぶのだった。 END
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概要ゆっくり茶番 ゲーム配信 言動野良パーティーに対する悪態 自演による擁護 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 配慮に欠けたタイトル トラブルを起こした時の対応 罹患していると考えられる病気 概要 御尊顔 別名義 トーリス・ロリナイティス、本田菊 など ゆっくり動画製作者 モンスターハンター、マインクラフト、地球防衛軍などPvEのゲームを好む プレイスキルは低く、基本的に野良パーティやフレンドに頼って攻略していくスタイル game8の地雷掲示板から知られるようになった(現在は閉鎖済) ゆっくり茶番 茶番の時は立ち絵を並べるだけで動くことがほぼ無く、クオリティは低い キャラクターの背景ぐらい切り抜いてあげたらどうだろうか ゆっくり実況 ゲームの実況ではなく、ゲームと全く関係のないパーティー内の雑談などを垂れ流す動画 3日坊主のため、どの実況も序盤で終わっている。 ゲーム配信 前述の通りでソロプレイでの限界は早く他のプレイヤーに依存する形のため上達することもなく見ごたえはあまりない。 モンハンを例にした流れ 申し訳程度のダメージ ⇩ ⇧ 攻撃をもらう ⇧ ⇩ ⇧ ⇧ 回復 長時間安全な場所でウロウロして味方に押し付け 本人の貢献度基準は 微火力0死>>>高火力n死 となっているため 救援で代わりにタメージを出してもらっているにも関わらず、毒を吐く場面が見受けられる。 トップへ 言動 自分を棚に上げていくスタイルで批判される原因 野良パーティーに対する悪態 41 50~ このメンバー終わってんなぁ…だって閃光弾は無いわ、回復道具無いわ…せんこうだーーん!終わった… 自演による擁護 【集】ゆっくり暁 @0kd6ajatuki 親友に裏切られました その親友にツイートで公開処刑されました LINEの内容全部公開されてました 名前隠されていても自分だとわかる内容でした 私にも悪いところありましたが 一応何度も謝ったですが 許して貰えてません その親友とは十年以上の付き合いでした 堀尾聡史 @horiosa0928 返信先 @0kd6ajatukiさん 親友なのに晒すとかないわぁまじありえんそんなやつ親友じゃないよなぁ https //archive.vn/9HNHA 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtu.be/idkUtWLnDgU 集え戦士のモンハンうぷ主は暁ことトーリス………らしいぜ 12 17 PM - 25 Mar 2016 https //archive.is/v3Oz8 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtube.com/watch?v=vKC5RLK4Sn4 feature=youtube_gdata_player モンハンで暁担当です☆ 6 30 AM - 17 Sep 2013 https //archive.is/8jKMj 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 問題の生放送、未だ当事者への謝罪は無し 詳しくは→生放送内でのイジメ配信 配慮に欠けたタイトル 台風19号 2019年10月12日午後7時頃より伊豆半島に上陸し、日本列島に多大な被害をもたらした台風で 数日前よりニュース等で危険性を報道されていた程の台風であり、備える人も多数いた程 そこにゆっくり暁本人が同日17 47より「台風19号美味しいよ モグモグ」というタイトルで配信を始めた 現在はタイトル変更済み 生放送→https //youtu.be/lHeH_SmXq5o 言論統制 自分に意見する人はブロック&削除、通報すると公言している。 「ゲームの音量が大きくて声が聞こえづらいです」「誤字してます」 などの意見は全部アンチとみなされ削除対象となる。 この頃は批評に対して素直に反省し次に活かすコメントも残している(2017/07/01) アンチを過剰に気にする姿勢は昔からの様子 トラブルを起こした時の対応 https //archive.is/xHt4R https //archive.is/9UQYj https //archive.is/kUn7F LINE、twitterブロック、ゲームフレンド削除 https //archive.is/bgkOd 追求されるとTwitter等で「迷惑かけて申し訳ございません」「自●します」 具体的に自分の何がどう悪かったのかはおそらく理解しておらず、トラブった肝心の相手とは話し合わない、謝らない。 自●や自傷を自身に対する批判を封殺するための武器にしている節があり批判の原因となっている その後新たにフレンドを集い、精神病ゆえに上記の行動を繰り返す。 トップへ 罹患していると考えられる病気 現在診断書等のはっきりしたソースは無し 魚拓『いままでの経緯と うつ病について 私が喧嘩や口悪い理由』 https //archive.is/Mhkjk 写っているオランザピン錠5mg「杏林」の効果・効能より 統合失調症 双極性障害(躁鬱) + ヤブ医者? 記憶喪失と自殺願望が激しい日々 記憶喪失のほうはうつ病 か 若者何とか?って病気の症状ににてた どちらにしろ ストレス 病院は28日に行くですが 前に、いったとき何ともないで返された気がするが https //archive.is/NtS2T 病院行きました 記憶無くなるわ、気分が落ちすぎて 大変なんですよねと伝えた 薬飲んでも戻らない お医者さんから回答 いつもの薬飲んで下さいね のみ ヤブ医者め https //archive.is/ZCm90 支離滅裂な言動 自分の意見を持てて発言できる人を排斥し、一人に対し多勢で戦争をけしかけようとした人間がリツイートする内容ではない。 記憶障害 ツイートに記憶がない、消えた等の発言が見られるが、別れたFさんの件を2年弱覚えていた事から疑惑が残る。 さらなる疑惑 4年近く前のドラゴンズドグマでの喧嘩を覚えている。 元? トップへ