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殺丸の攻撃は一発もカオスに当たらなかった。カオスは悠々と攻撃を避け、軽く殺丸の足を払う。 「くそ、カオス!」 膝を立てカオスを睨みつけるが、相変わらずカオスは無表情のまま息も乱していない。 「早津、俺の拳はきっとお前を消すことになる。だから俺はお前に触れることができない」 「なら、その気にさせてやる。そして右手ごとぶったぎってやる!」 殺丸は折れた刀を手にカオスに向かって走り出した。もうそこから力強さは感じられない。朧月夜の治癒によってある程度の回復は果たしていたが、以前の力強さがあったとしてもこのカオスの前では無力に感じられた。 「早津、無理だ。無理なんだ。お前じゃ止められないんだ」 カオスの蹴りが殺丸の腹に食い込んだ。殺丸は口から血を吐き出し、苦しそうに手を地につくがそれでもカオスを睨みつけることをやめない。 「どいてろ」 我慢できなかったおいらが殺丸の前にたった。 「おいら! 手を出すんじゃねえ!」 「死に行く友を黙ってみてられっかよ!」 おいらの怒声に殺丸もさすがに驚愕とした。 「安心しろ、こいつを倒すことはさすがの俺でもできねえ」 いつも、どんな相手だって余裕をみせていたおいらはいなかった。額に汗を浮かべ、その表情も優れない。ただの時間稼ぎ。それだけがおいらから感じられた。 「外国人、あんたにはほどほど驚かされた。あんたの力を俺は見くびりはしないよ」 その声は決しておいらに対する皮肉ではなく、賞賛の篭ったものだった。カオスは純粋においらの持つ力に感心し、そしてそれが憎かった。 「外人、俺は間違っていたのだろうか?」 殺丸には向けることのなかった拳をカオスはおいらに向けていた。 「おいら、危険じゃ! それにふれてはいかん!」 「分かってるってよ」 ためらうことなく、全てを無にする拳をカオスはおいらにぶつけようとした。全く動くことの出来なかったおいらに朧月夜が魔法をぶつけて吹き飛ばしていた。 「何してるんじゃ! 死ぬぞ!」 ただ、対象を飛ばすだけの魔法だったようでおいらに傷はない。ただ、カオスが拳を振りぬいた空間だけ妙にゆがんでいた。 「空間すらなくなるのかよ」 「おいら、力を貸すでの! 思う存分やるんじゃ!」 暖かい光に包まれ、おいらの体が軽くなる。 「よし、いけるぜ。朧月夜、今更一人でやろうなんて思わねえ! 援護してくれ!」 「そう言うのを待っておったぞ!」 二人がカオスに向かって走り出すのを殺丸をじっと見ていた。無駄だ。何をしても、この男に適うはずがない。違うんだ、根本的にこの男の持つ強さが。 「外人! 教えてくれよ。何故、人の為にお前は強くなる!」 「は? そりゃあ人によるけどよ、そいつが大事だったら守りたい気持ちが強くなるってもんだ!」 おいらの回し蹴りをカオスは悠々と交わす。風を切るほどのスピードに乗った蹴りだが、ものともしない。 「外人! お前がうらやましいぞ!」 思っていたことをカオスは口にしていた。 どこまでも、うらやましかった。純粋で、馬鹿で、思いやりのあるこの男が。 「お前のような力があれば、俺の未来も少しは違ったのかもな!」 カオスの拳をおいらはぎりぎりで交わしている。朧月夜の魔法の援護がなれけばとっくに消えているだろう。 「おいら、しゃがむんじゃ!」 朧月夜の魔法がカオスに飛んでくる。タワーの入り口を破壊した強烈な魔法だった。 おいらが魔法を避け、カオスに当たった瞬間。その魔法は何もないものになっていた。カオスの右手は確実に魔法を無に返していたのだ。 「嬢ちゃんの攻撃は俺にとって全くの無だ。魔法は効かない」 「ぬう、月でも最高峰の魔法じゃぞ」 「消えてもらうかな、嬢ちゃん」 カオスは右手を大きく振りかぶり、そして空間を裂くように振り切った。 「もう、誰もあんたを覚えていないだろうね」 「やられてたまるかの!」 朧月夜の体が大きく光った。そしてそれが遥か天空の先に貫いた。 「月よ……我を守れ! 月塞!」 何十にもなる月の光でできた結界が朧月夜の前に連なった。何ものも寄せ付けまいとされる結界。だが、カオスの無に帰す波状攻撃はその結界をいともたやすく消し去っていく。 「ふざけんなよ!」 朧月夜に向かって放たれた攻撃を黙ってみているおいらではなかった。 「おらあ!」 「何を? おいら!」 目を疑うのも頷けた。おいらは全てを無にかえす攻撃に向かってパンチをしていたのだ。全てを無に返す攻撃に向かって素手の攻撃。しかも、おいらは全くためらっていなかった。 「朧月夜、この場合。俺は魔人になっていいよな?」 みるみるうちにおいらの表情が鬼の如く狂気的になっていった。 「おいらよ、我はとめん。全力でやってくれ!」 だけど、それでも勝てる気がしなかった。 この男は何か今までの相手とは違った。
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発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:ネイムレス 加速度的に強化されていくネイムレスの猛攻で満身創痍になりながらも、出てくるのは「つまらない」という呟き。 人類は人類と争うべきであり、感情を持つ相手だからこそ、そこに何かが生まれてくる。 しかしネイムレスはどこまでいっても冷たい機械であり、それには当てはまらない。 イヴァンが抱く闘いへの想いを、それを否定する存在であるが故に在る事が耐えられないモノ(・・)のネイムレスに言い放った台詞。 以下本編より 「テメェの設計図に、徹底して足りないものを教えてやるよ。それはな、闘うことに通じる美意識(・・・)だ」 「人間は胸に来る殺し合いが好きなんだよ。どれだけ否定したとしても、俺には分かる・・・・・・ずっと見てきた。 英雄同士の決闘は胸に来るほど綺麗だろう? 醜く肥えた豚どもを、強者が断罪するのはスカッと来ねえか? どこにでもいるただの小僧が、守るために強くなるとかもう最高だ。愉快痛快、気分がいい。 戦うことを止めたいって言う奴も、結局は悪の破壊を選ぶじゃねえかよ。 それを単なる根性無しと、俺は言わねぇ。言いたくねぇ。 仕方ねえだろ? 平和がいいと口ずさんで、正義の戦を求めるくらい誰でもするさ。綺麗だもんよ。 ならむしろ、問題は選んだ際の気持ちの方で…… 男の戦争(けつい)を蔑ろにする奴は屑だ――話はそこで終わってるし、終わらせないと始まらねぇよ」 「だから、嘘は止そうや、なァ人類。倫理道徳常識を綺麗さっぱり捨て去った、ナマの心で言ってみるとだ・・・・・・ 人類(おれたち)は皆、人が必死に生きたり死んだりする姿を無条件で尊く感じてしまうんだよ。先天的にそういうカタチで生まれてる。 でないと説明つかねえよなァ。陰惨なる殺し合いに、騎士武士誇りに王道と……あれやこれや持ち出して、そんな文化は誕生しない」 「闘いから生まれるものは確かに在る、在るんだ。しかもそれは悪いものばかりじゃねえさ。 平和主義者は、ちっとも分かっちゃくれねえけどな」 「覚悟で誤魔化すヒトゴロシィ? 泣いて喚くな殺人者ァ? 阿呆かよく見ろ、綺麗だろうが───心に決めて何かを成すのは、善悪超えて胸に迫る。 つまり、人として生まれたからには、争いという行為から離れるべきじゃないってことで。 頭ごなしに否定するより、苦痛堪えながらいい部分見つけた方がお得じゃないか、っつうことでもあり」 「───なァ、分かるか鉄屑。テメェが在っちゃいけない理由(わけ)が」 「愛(こわ)してやるって口説かれてんだぜ? 壊(あい)してやるって返すことこそ流儀だろうが」 ああ貴様、不感症の木偶なのか。なんてなんてつまらない、 闘争に潜む輝きを翳らせるなと、邪の眼光が暴力的に唸っていた。 殺すのも、殺されるのも、全ては他者の想いあってのことだろう。 そうでなければ奪った側の痛みと糧は、奪われた側の教訓と嘆きは、何も生まずに終わってしまう。 「要するに―――」 心があるから、闘争は価値があるということで。 勝者も敗者もその感慨を人生に刻むから、命は尊いということだから。 「───本気でぶつかり合うからこそ、命ってのは輝くんだよォッ! 心(・)を、決意(・・)を、傷(・)を、尊さ(・・)を! 何一つ聞き入れない機械仕掛けの案山子(かかし)風情が。 俺の戦場(すみか)にノコノコと、迷い込んでんじゃねえぞォオオオッッ!!」 爆発する嚇怒の咆哮が空間と大地を共振させた。 超音波をねじ伏せる信念の喝破は、世界そのものをすくませる。大気は圧に風となり、ビル壁面に亀裂が走り、ネイムレスもまた警戒した。 流麗な鼓動(リズム)のまま、暴虐の徒として稼働する永久機関。それが如何なる影響の予兆かと――機兵も看破したために、戦いは次なる領域を目指す。 「――消えろ名無し(ジョン・ドゥ)。戦の華に、無名の鋼は必要ない」 真摯な宣誓は、これ以上ない悪意として突き刺さり。 それに応える機械音声(マシンボイス)が、イヴァンに眠る闇の魔獣を解き放った――― そして。 突入する死闘──それはこの男にとって、初めて(・・・)憎しみを以て敵に向き合う初体験(・・・)の瞬間であり、 闘争に生き、闘争を愛する者として、無言で無色(・・)の機械兵が見せる堅(つよ)さ、迅(はや)さは、力の質(・)は、 何よりも稀有なものだと判るからこそ───存在を否定する潰し合いの中でも心の底から“勿体ない(・・・・)”と感じている己に気づくのだった…… 「ああ、どうだ見ろよネイムレス─── 醜(うつくし)いだろう、汚(ほこ)らしいだろう、本音(バカ)を晒して戦う様はッ! 人間様の死闘はよッ!!」 「ああ、ちくしょう!テメェに勇気があればよかった、テメェに恐怖があればよかった。一つの立派な心を持って、生まれてくればよかったんだ───ッ」 「そうしたら、腹の底からテメェを歓迎できたのによォ。超未来からやって来た、不死身で素敵な新参兵(ニューカマー)ッ。いいじゃねえかよ? ゾクゾクしやがる、肩を抱いて潤滑油(オイル)を奢ってやりたいくらいだ」 「だっていうのに、蓋を開けてみりゃコレか………」 ……人が何かを目指す場合、憧れや光は必要となる。 強者と成れば、己の決意で足は動くが、最初(はじまり)の決意を芽吹かせるには希望がどうしてもなければならない。 生まれたのだから決意した。生まれたのだから明日を目指す……なんて在り様は、人間ならば不可能だろう。 「栄光と破滅、これらを等しく魅せることで出会う命を磨いて歩む。それが英雄の凄さじゃねえかよ。……よく学び、よく生きろ、ってなァ」 “弱くて小さな自分でもこうなりたいんだ”と、最初に酔っ払わせてくれる輝きが要る。 能力だけなら、目の前のネイムレスは十分それに成れる(・・・・・・)器なのに。 「殺す覚悟、失う覚悟、生きる覚悟、背負う覚悟──── 不毛で最高な格好つけを、共に演じることが出来たのによォォッ!」 必要不可欠なものが欠けているが故に、虚しい。 無為な死者の血(あか)に染まった数値だけの力を、イヴァンは真正面から受け止めるのだった。 イヴァン好きなキャラだからセリフ増えていくの嬉しい -- 名無しさん (2015-09-16 08 58 49) fateのゴルゴ13の言ってることの真逆 -- 名無しさん (2015-09-16 13 03 35) イヴァンさんがその辺の戦闘狂と一線を画すのは「それを単なる根性無しと、俺は言わねぇ。言いたくねぇ」この部分だよな。大体この手のキャラはきれいごとペラペラ言っているけどやっていることは俺たち同じじゃねぇか!って嘲笑するから -- 名無しさん (2015-09-16 19 09 55) イヴァンさんって甘粕とすげぇ相性良さそうだよな -- 名無しさん (2015-09-16 19 10 23) ↑2嘲笑はマルスとかの方だな(あれは戦闘狂じゃなくて殺人鬼だし)、切嗣は全否定で景明は必死に生きる尊さを認めても悪は悪扱いだろうが -- 名無しさん (2015-09-17 15 28 29) 闘争自体ってより闘争によって生まれる人の輝きがいいって感じで、強くても機械だと駄目となると、知性ない人外・怪物とか作業で戦ってるような奴も駄目だろうな -- 名無しさん (2015-09-17 15 50 49) よし、じゃあ知性ない怪物代表空亡さんと戦わせよう -- 名無しさん (2015-09-22 22 45 45) 空亡って知性は無くても、浄化されたいという願いはあるから、そこはイヴァン的に感じるところがあったりして -- 名無しさん (2015-09-24 08 57 04) 心があるかどうかが問題なだけで人間である必要すらないからな。 -- 名無しさん (2015-09-25 15 37 34) ↑6 甘粕も「人が本気でぶつかり合える世界」こそ、ぱらいぞだと確信してたわけだからな。そりゃもうこの二人の相性は抜群だろう -- 名無しさん (2015-09-30 03 38 04) ↑でも最後は殺し合いになるんだろうな -- 名無しさん (2015-09-30 10 25 19) 甘粕「お前のその覚悟は素晴らしい。当然俺と戦う覚悟もry」イヴァン「当たり前だぜ大将!俺にあんたの輝きって奴を見せてくれ!」 -- 名無しさん (2015-09-30 18 12 18) やべえ、需要と供給が成り立ちやがったw -- 名無しさん (2015-10-22 01 23 32) イヴァンならば、きっと逆サ磔の対象外。むしろ戦友とか言ってセージに付き纏いそう。 -- 名無しさん (2015-10-27 08 48 46) ↑大尉が新しい仲間とか言って連れて来そう。そしてセージに付き纏い、ハゲや恵理子さんに新しい友人が出来たのかと喜ばれそう。…セージの胃が死ぬだろうが -- 名無しさん (2015-10-29 00 41 05) ↑セージの胃はすでに病気で死んでるような -- 名無しさん (2015-10-29 01 21 26) ↑さらにその死を通り越した状態になるんだよ・・・(合掌) -- 名無しさん (2015-11-16 23 42 06) イヴァン「心に決めて何かを成すのは、善悪超えて胸に迫る」 これは確かにそうだよなあ。セージとかやってる事は外道だけど、あれだけ死病抱えて生きようとするのは凄いし。甘粕やラインハルト、メルクリウス然り -- 名無しさん (2016-01-08 22 47 02) カグツチだと、イヴァンも嫌わないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-01-27 11 46 21) ただ、甘粕はネイムレスを人間が乗り越え輝くための試練ってんで肯定しそうな気がする(キーラみたく試練として利用する腹だけど)。相互に切磋することを旨にするイヴァンと上から目線で人類を愛する甘粕の違いだろうな。(メガテン風に言うならどっちもカオスサイドだけど) -- 名無しさん (2016-01-27 12 15 09) 心があるから、闘争は価値があるという事は、ヘヴィーオブジェクトのクリーンな戦争はダメだな -- 名無しさん (2016-02-18 15 07 35) メタギア4の世界観とかもダメそうだな -- 名無しさん (2016-03-02 22 57 00) 問題は選んだ際の気持ちって言ってるからそれがあるならOK。だがシステム化されてたり、惰性気味で殺し合いしてるのは駄目だろうなぁ -- 名無しさん (2016-03-03 04 57 35) イヴァン、鉄血の三日月みたいなタイプは嫌いそうなんだよな スイッチ入るまで機械的な戦闘する奴全般に言えるけど -- 名無しさん (2016-07-18 00 47 27) バトル漫画がなぜ人気あるのかをここまで反論できない理屈で説明してくれるゲームの名が台詞はそうはないだろう -- 名無しさん (2016-10-21 09 38 18) というかこのセリフに至るまでのセリフが全部名言や -- 名無しさん (2016-10-21 13 13 50) ↑5 上院議員とは気が合いそうだよな -- 名無しさん (2016-10-21 21 09 57) こんなに人気なのに、何故かキャラ本人のページは作られていないイヴァンさん... -- 名無しさん (2016-10-28 20 44 32) ↑それ言い出したら礼さんもや…… -- 名無しさん (2016-10-28 22 20 09) 2人とも作られたぜ。作成者の人ありがとう! -- 名無しさん (2016-10-29 06 48 47) 覚悟を持って戦う人なら誰でも貴賤なく尊敬して戦うのがこの人の良いところだよな。 -- 名無しさん (2016-10-30 19 37 20) 続き。最強系主人公ならその強さに感激しながら最後まで全霊で戦うし最弱系主人公も弱いと思えるその力を逆手にとって形勢逆転されても見事と言う。本当に大物だなイヴァン。 -- 名無しさん (2016-10-30 19 47 09) ただラノベ系やれやれ主人公はあんまり好きじゃなさそうだよねイヴァン。けどそういう作品には絶対イヴァンみたいなキャラは出てこないけど -- 名無しさん (2016-10-30 20 38 23) ラノベ系とか基本イヴァンのいう醜く肥えた豚どもを、強者が断罪するのはスカッと来ねえか? どこにでもいるただの小僧が、守るために強くなるとかもう最高だ が多い気がするが……君が嫌いなだけの気がするよ? -- 名無しさん (2016-11-12 14 48 37) 基本何かしらの思いを抱いてるやつは好きだから、イヴァン的にはありだと思うぞ 駄目なのはネイムレスみたいなタイプだけだろう -- 名無しさん (2016-11-12 18 44 59) ぶっちゃけ戦うのが絶対いやだ、って戦闘から全力で逃げる人間のことも戦わないために必死になってりゃ評価してくれそうなくらい大物感ある -- 名無しさん (2016-11-12 21 11 06) 盧生なれんじゃねえのこの人? 得意召喚ジャンルは英雄とか戦神とかで -- 名無しさん (2016-11-12 21 32 27) けどこの人に付いて来そうな眷族がいるかどうか…… -- 名無しさん (2016-11-12 21 44 37) ↑たぶん世界を探せば結構いると思うぞ。戦場で知り合った兵士とか、世話をした元部下とかなら一緒に邯鄲に挑んでくれそうだし -- 名無しさん (2016-11-12 21 47 32) 親関連は置いておくとしても、人類愛なら間違いなくあるからな。イヴァンさんの場合、第八層の試練はどんなのになるんだろうな -- 名無しさん (2016-11-14 02 11 36) 人類は好きだけど、無条件にどんな人間でも愛せるかというと微妙な気もする。 -- 名無しさん (2016-11-14 02 21 19) ↑(続き)甘粕は苦難を与えればどんな奴でも本気になると信じてるから人類を愛してるんだけど、こいつの場合人類の本気が見れる戦場そのものを愛してるので、なんか違う気がする。別にだからと言って戦争作ろうとはしないし。 -- 名無しさん (2016-11-14 02 24 50) けど、乱丸とも結構親しげに話してるし、本当に -- 名無しさん (2016-11-14 02 30 53) ↑(続き)ネイムレスみたいな「感情や意思」のない系以外はそれなりに愛してると思う -- 名無しさん (2016-11-14 02 32 20) ガンダムWのエレガント閣下の思想に似ている。 -- 名無しさん (2016-12-20 01 45 51) 上に挙げられてる切嗣とかもイヴァンからしたら好きそう。自分は全否定されるだろうに -- 名無しさん (2016-12-27 21 32 33) 自分を否定してくる相手であろうと、そこに本気の想いがあれば認めるのがイヴァンさんだからな。 -- 名無しさん (2016-12-27 21 33 46) イヴァンさんが心理に達せれないのって人類の可能性を見捨てられないからだよなぁ -- 名無しさん (2016-12-29 05 40 32) つーかイヴァンさんの八層試練とか既にこの作品本編でやってるだろう、すなわちネイムレスを受け入れよ。死に際に八層試練突破したと思うぞ -- 名無しさん (2017-01-20 15 36 06) ↑どうだろう。あれは受け入れたんだろうか。人間様の行動は機械には読めないだろ?お前に少しでも感情があれば最高だったのにって感じだから、未練なかったわけじゃなさそう -- 名無しさん (2017-01-20 18 54 33) この人が真理に至るなら「戦場がどんな形になろうと人の魂が込められている限り、戦いによる命の輝きは存在する。ならばこそあらゆる形の戦場を愛し、命尽きるまで駆けて行こう」だと思うけどどう思う?あってると思うなら真理の能力も投稿してみようと思う -- 名無しさん (2017-03-18 20 40 24) フルメタルパニックのアルやガンヘッドの#507みたいに相棒として成長していく機械なら好きそう -- 名無しさん (2017-03-20 23 45 24) 本気おじさんが全身で同意してそうなセリフだ -- 名無しさん (2017-03-20 23 47 38) 常識のある本気おじさんだからな、イヴァンさん -- 名無しさん (2017-03-20 23 49 44) その2人が戦ったら機械蜘蛛VS機械竜というカードになる -- 名無しさん (2017-03-20 23 51 36) 神話オタクのおじさんがイヴァンさんを何て名付けるのか割と気になる -- 名無しさん (2017-03-20 23 54 23) ロシア系だしスラヴ神話? -- 名無しさん (2017-03-21 03 07 44) 光の亡者達が言う正論はうん、なに言ってんだコイツ?ってなるのにイヴァンさんのこういう台詞の説得力の凄さよ -- 名無しさん (2017-05-04 17 50 54) イヴァンさんって、割と俗物的なイメージあるんだよなあ。総統も怒ったりはするが・・・俗な面が一ミリもないからなあの人は。 -- 名無しさん (2017-05-04 17 54 17) ↑「スカッと来ねえか?」や「愉快痛快、気分がいい」の台詞も俗だからこそ言える台詞なんだよなあ。 -- 名無しさん (2017-05-04 17 56 13) 総統も熱意はあるんだが・・・・・・冷たい熱意と言うイメージがある。 -- 名無しさん (2017-05-04 17 57 38) 総統やカグツチが本気の感情出したのはゼファーさんとの最終決戦ぐらいだしなあ。そう考えるとゼファーさんはあの二人を『超越者(尊大)』から『人間(俗物)』に変えたわけだ。 -- 名無しさん (2017-05-04 18 08 43) ↑ゼファーさんは割かし俗なイメージあるからね。 -- 名無しさん (2017-05-04 18 10 07) 涙を流しながら笑うことさえ否定されていないなら笑えってゼファーさんの勝利の概要にもあったな。 -- 名無しさん (2017-05-04 18 19 35) 隣のカッス風に言うなら「泣いて生まれるなら最後は笑いながら死ね」これが人間のイメージかな。 -- 名無しさん (2017-05-04 18 23 55) ↑3ゼファーさんは才能なんかが暗殺とかの異常方向に伸びてるだけで性根は俗の塊だと思う -- 名無しさん (2017-05-04 18 28 57) ↑5秘めた熱を出さずに突き進むのがあの二人だろ。あと、総統に関してはチトセ√での表れ方の通り、徹底して明日の光を守り、邪悪を滅ぼす死の光となりたいという英雄としての在り方に振り切れてる点は全く変わらんと思われ。というか、どこまでも明日を目指して進む超越者からブレないからゼファーと決して相容れない存在なんじゃないのか。それでもカグツチは大和に不要宣言されて愕然とするくらいの余地はあったんだが -- 名無しさん (2017-05-04 18 40 07) 壊して愛しての部分追記ナイスです。 -- 名無しさん (2017-07-25 12 16 10) リンク増えすぎてあまり関係ない奴まで混じってない? 記事が汚く見えてくるんだが… 俺だけ? -- 名無しさん (2017-07-31 21 16 04) 確かに少ししつこいお味に見えるねぇ。最適化することを推奨する -- 名無しさん (2017-07-31 21 42 18) ゼロニティ以外のリンク外すでおk? -- 名無しさん (2017-08-02 12 21 12) ↑できればその対応をして欲しい、今だとこの言葉の熱がちゃんと伝わる前に他項目に邪魔されてる気がする -- 名無しさん (2017-08-02 20 07 14) そういった想起させた他のセリフもは、関連項目を設けて並べて良いかも。というか基本関連項目というのはそういうものだ -- 名無しさん (2017-08-02 20 11 22) ↑↑直してみました。リンク張ってた人すいません -- 名無しさん (2017-08-03 15 23 57) 村正に対するアンサーな気がする -- 名無しさん (2017-08-12 15 24 08) 自分と異なる思想も理解するのがイヴァンの兄貴の魅力だよな。 -- 名無しさん (2017-08-12 15 52 52) 「それを根性なしと俺は言わねぇ。言いたくねぇ」ここの部分がまさしくイヴァンニキの魅力 -- 名無しさん (2017-08-12 16 02 44) ↑3あれは武の廃絶を「自分が殺す理由」に過ぎないものとしてるから、目的が遂げられるまでもうどうやっても止まらない。どちらも自分とは違う答えの体現者と互いを見做して殺し合うだけだと思う。イヴァンは滅茶苦茶好みそうな相手だが -- 名無しさん (2017-08-12 18 55 50) イヴァンさんは意志のある本物でさえあるのならば憎悪も怒りも何もかもがご褒美だという割と甘粕めいたところのある方だからな……そのうえで良識や常識のあるちゃんとした軍人なところが魅力なんだが -- 名無しさん (2017-08-12 19 04 45) ♂<本気で愛するからこそ、ヌキヌキポンってのは募るんだよォッ! -- 名無しさん (2017-08-12 21 16 13) ↑お前のはただの性欲だろ -- 名無しさん (2017-10-21 13 24 27) 聖戦ェ -- 名無しさん (2017-10-21 14 45 52) ↑輝きまくってたな…。その輝きに焼かれて宇宙が吹っ飛んだけど -- 名無しさん (2017-10-21 16 45 58) ふと気づいたけど、イヴァンさん、ガンダムWのトレーズ閣下と気が合いそう -- 名無しさん (2017-10-21 19 42 53) 「どこにでもいるただの小僧が、守るために強くなるとかもう最高だ」→どこにでもいるただの小僧→もしかして秋月凌駕? -- 名無しさん (2017-11-02 20 24 56) ↑あれを「ただの」小僧とか言いたくないような・・・・・・・・・・。 -- 名無しさん (2017-11-02 20 41 57) ↑2あんなのがどこにでもいたら世も末・・・・・・いや理想的なのか? -- 名無しさん (2018-04-15 22 21 35) 全人類が凌駕みたいな精神だったらサタさんの楽園ほどではないけどかなりの理想郷じゃね? -- 名無しさん (2018-04-16 11 33 15) 間違いなく理想郷だろうし、甘粕も大満足なぱらいそだな。 -- 名無しさん (2018-04-17 20 39 15) 神様は人間を皆君みたいな風に作ろうとしたんだろうねとかカレンにも評されていたしな -- 名無しさん (2018-12-28 18 36 25) 本気で光に焦がれるからこそ命ってのは輝くんだよぉ! -- ただの邪竜 (2019-07-07 00 34 23) ↑声が特徴的過ぎて名無し表記も裏名義の意味が無いんだよ、お前はヨォォォオ!!! -- 名無しさん (2019-07-07 00 39 11) 本気で英雄〈ヒカリ〉に焦がれるからこそ命ってのは輝くんだよぉ! こっちの方がらしいな -- 名無しさん (2019-07-07 00 47 31) 後ろでマルスさんが便乗しそうな名言ラッシュ -- 名無しさん (2020-02-19 21 09 19) 新西暦でアメノクラトの愉快な場面見てたら爆笑しながら絶賛してくれそう -- 名無しさん (2020-04-26 12 29 01) オリジナルアメノクラトくんは自我もしっかりしてるしイヴァンさん的には好みなんだろうけど量産機は乗っ取られなきゃ食指動かないだろうな -- 名無しさん (2020-05-13 23 26 39) ORTの暴れっぷりを見てこの台詞を思い出した。最強なのに『怪物』でしかないアイツはイヴァンさん大嫌いだろうな。 -- 名無しさん (2023-02-10 15 36 22) 甘粕は万歳三唱するだろうし獣殿も拍手喝采で迎えるであろう手合い -- 名無しさん (2024-03-21 07 18 05) 名前 コメント
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響きあうふたつの音色 依頼主 :ルシアヌ(グリダニア:新市街 X15-Y11) 受注条件:弓術士レベル30クラスクエストクリア、かつ格闘士レベル15~ 概要 :弓術士ギルドのルシアヌは、新しい技を学ぶ方法を教えようとしているようだ。 ルシアヌ 「Nikuq。 黒衣森に、イクサル軍の気球がまた現れたの。 イクサル族を見ると・・・・・・ 神勇隊が大敗北を喫した「中央高地の惨劇」を思い出すわ。 ・・・・・・ちょうど、この季節の出来事だったしね・・・・・・。 今はガレマール帝国への対応もあるし、 より戦力を強化しないことには、 敗北が繰り返されてしまうかもしれない。 でもね、世の中そう悪い話ばかりじゃないのよ。 躍り上がるほど、いい話でもないけれど・・・・・・。 かつて神勇隊の強弓と称えられた、伝説の「吟遊詩人」が、 この黒衣森へ帰還しているそうなの。 彼の名は「ジェアンテル」。 仲間を鼓舞する「戦歌」を歌う、数少ない「吟遊詩人」で、 その弓の腕前は、神業の域だと称えられているわ。 ところが、数多の戦で戦功を挙げた「強弓のジェアンテル」は 数十年前に神勇隊を去り、戦場から姿を消したの・・・・・・。 以来、ジェアンテルは弓を捨て、 俗に言う歌い手としての「吟遊詩人」に身をやつして、 各地を放浪していたようね。 もちろん、彼に弓術の教えを請いたいと、 多くの弓術士が彼を訪ねているようだけど・・・・・・ 「詩歌なら教える」と断られてしまうそうよ。 みんな、極めたいのは弓術であって、歌じゃないのにね。 伝説の「吟遊詩人」には、取りつく島もないらしいわ。 ね、躍り上がるほど、いい話でもないでしょ? ・・・・・・あら、あなたも伝説の「吟遊詩人」に会ってみたいの? だったら彼の滞在先を教えてあげるわ。 強弓と称えられた伝説の「吟遊詩人」は、 南部森林にある「クォーリーミル」の西あたりに滞在中よ。 普段は気さくな人らしいから、たぶん会えはするでしょう。 あわよくば、彼が弓を捨てた理由を探って・・・・・・ 彼の気が変わるよう促してくれるといいんだけど。 グリダニアのためにも、弓術の発展のためにもね。 でも、さすがのあなたでも難しいわよね・・・・・・。 ともかく行ってらっしゃい、健闘を祈ってるわ。」 クォーリーミルの西にいるジェアンテルと話す ジェアンテル 「おやおや、またお客さんか。 ・・・・・・いかにも、わしがジェアンテルだ。 久方ぶりに森へ戻ってみれば、お主のような若人が大勢、 こんな老いぼれを訪ねてくれて・・・・・・ありがたいのう。 ささ、共に詩歌を吟じ、木々の緑を愛でるとしよう。 おや、ずいぶん素晴らしい弓を持っているようだが・・・・・・ お主もまた、「強弓」ジェアンテルに用があるのかね? ならばすまぬが、どうかお引き取り願いたい。 わしはとうの昔に弓を捨て、今は気ままな放浪の身。 山紫水明を愛で、詩歌を吟ずる、老いた「吟遊詩人」だ。 それに・・・・・・見たところ、お主はすでに相当な腕前では? そのまま鍛えれば、申し分ない弓の使い手となろう。 とはいえ、弓の鍛錬だけでは、真の強さは得られぬが・・・・・・。 そう、どこぞの詩歌に歌われる「罪深き愚者」のようにな。 ・・・・・・ほぅ、お主は、わしに詩歌を学びにきたのか? この乱世に詩歌を学ぶ余裕があるとは、見上げた心がけ。 詩歌と弓術には、実は密接なつながりがあるのだよ。 さて・・・・・・ お主が吟ずる詩歌は、いかなる響きになるのやら。 森に住むあやつも、きっと同じ思いを抱くはず。 ・・・・・・さあ、さっそく準備を始めるとしよう。 ここから東方にいる 「プクノ・ポキ」というモーグリ族を訪ねよ。 お主があやつのお眼鏡にかなうのなら、 吟遊詩人として、少し手ほどきをしてやろうぞ。 ♪時神アルジクよ 砂時計をくつがえし・・・・・・♪ ♪かつて見た戦いを 我と この者に語りたまえ・・・・・・♪ プクノ・ポキと話す プクノ・ポキ 「クポー! クポ、クポ、クポ、クポ、クポー!! たいへんクポ! プクノ・ポキ、一生の不覚クポ! ・・・・・・クポッ!? きみ、プクノ・ポキの言ってること、わかるクポ!? なんか用なのクポ!? プクノ・ポキ、今、いそがしいクポ! クポクポ!? きみ、ジェアンテルに言われて、ここに来たクポ? きみ、ジェアンテルの知り合いクポね? ジェアンテルの歌は、すごいのクポ~。 聞いてると~心がホクホクほんわかして~ 力が湧いてくるクポ~! プクノ・ポキには、おひさまの光みたいに~ キラキラに見えるクポ~! でも、ジェアンテル・・・・・・ せっかく森へ帰ってきても、歌ってくれないクポ・・・・・・。 そんなの、そんなの、約束が違うのクポ・・・・・・。 そうクポ!? きみが歌えばいいクポ! だって、きみのまわりには・・・・・・ ジェアンテルの歌と、そっくりな響きが踊ってるクポ! ジェアンテルと同じ響きをまとうきみなら、 だいじょうぶクポ! そのためには・・・・・・クポ!? 思い出したクポ! プクノ・ポキ、今、大ピンチだったクポ! きみ、ちょっと手伝ってクポ! 大事なお守りが、盗賊に奪われちゃったクポ! ジェアンテルから詩を教わるための、しれんクポ!」 プクノ・ポキ 「盗賊が逃げ込んだ「朽葉の吹溜まり」で、 「プクノ・ポキのお守り」を取り返してクポ!」 プクノ・ポキにプクノ・ポキのお守りを見せる プクノ・ポキ 「もう、「プクノ・ポキのお守り」を見つけたクポ!?」 (プクノ・ポキのお守りを渡す) プクノ・ポキ 「すごいのクポ!? このお守りをジェアンテルに見せるのクポ! 「ずるいけど、楽しみクポ」って言いながらクポ~!!」 ジェアンテルにプクノ・ポキのお守りを渡す ジェアンテル 「おお、おかえり。 見事、「プクノ・ポキのお守り」を受け取れたようだな? どれ見せてくれ・・・・・・ん、プクノ・ポキの言伝もあるだと?」 (プクノ・ポキのお守りを渡す) ジェアンテル 「わははは! なるほど「ずるいけど、楽しみクポ」とな! これは一本取られたのう。 いやすまぬ、昔交わした、あやつとの約束があってな。 わしが「吟遊詩人」となってからずっと、 あのモーグリ族には、世話になってきたのだ。 あやつに会うたび、森にとどまって詩歌を吟ずるようにと 頼まれていたのだが・・・・・・ わしには、行かねばならぬ戦場が待っていたからな。 大切な仲間を守らねばならぬ、戦場だよ。 ・・・・・・そして、わしには、この黒衣森へ戻れぬ事情ができた。 だから、お主が「吟遊詩人」となれば、 あやつに歌ってやれる者が増えると思ったのだよ。 あやつには、その考えが見抜かれていたようだの。 やはり、モーグリ族は聡い生き物よのう。 モーグリ族は、音楽をこよなく愛す種族でな。 お主がお守りを持ち帰れたということは、 モーグリ族が、お主の弓と詩歌の素質を認めたということ。 つまり、プクノ・ポキは、 お主に「吟遊詩人」となってもらいたがっているのだ。 だから、そのお守りはお主の物だ。大切にしなさい。 これは、「吟遊詩人の証」というクリスタルでな。 「吟遊詩人の証」には、古の「吟遊詩人」の記憶や旋律が、 その想いと共に刻み込まれている。 それを携え、さまざまな経験を積めば、 クリスタルから古の旋律が心に響くだろう。 その旋律に乗せて歌うことで、お主の歌声に力が宿るのだ。 しかし、歌いこなすには弓術の経験が必要だ。 吟遊詩人と弓術士の力は、表裏一体なのだから・・・・・・。 それについては、この先、語って聞かせるとしよう。 さあ、多くの経験を積み、古の旋律を再現すべく、 お主の冒険を続けるのだ。 プクノ・ポキの想像を超える「吟遊詩人」になるのだぞ。 己の成長を実感したとき、 再びわしのもとへ戻ってくるがよい。」 プクノ・ポキのお守り:小さなクリスタルで作られたお守りらしき物
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罵り合う二人 読み:ののしりあうふたり カテゴリー:Event 作品:マブラヴ 【使用】〔自分の手札1枚を控え室に置く〕 Main 目標のフレンドのエクストラキャラ1体を【裏】にする。 「……むぐぐ」「ふぐぐぐ」 illust:âge ag-T11 収録:トライアルデッキ 「OS:アージュ1.00」 参考 同様の効果を持つイベント 逆転・江ノ島大蹴撃 剣術試験 数学ガール!? 忍びよる手 病室での決断 ロボット対決! ドジっ娘メイド現る 本気宣言 ファントムインパルス 花符 幻想郷の開花
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雪本ありかは、やたら女にモテる。 今日も彼女は、通っている小学校で誘惑されっぱなしだ。 例えば隣のクラスの女の子に体育倉庫に呼び出されたり、 下級生に「体のシャッフル」やその他色んなエロ単語の意味を聞かれたり 挙句女の先生にも「今日宿直なんだけど、夜の生徒指導受けて見る?」と言われる始末。 だが残念ながら、ありか本人はノンケである。 …のだがこのままでは女に貞操を奪われるのはほぼ確実だろう。 何故こんなにモテるかというと、理由は簡単。学校を救ったヒーローだからだ。 そしてヒーローとなった後でもそれを鼻にかけることなく、本人も竹を割ったような明るい性格の為、 ファンが一気に急増したのだ。 …が、最近の子供はオマセだ。 友情を愛情と勘違いし、知識は無いくせに性的な事をしようとする。 それが同性なら尚更だ。 故にありかは今最大のピンチを向かえている状況である。 「私の明日はどっちだろうか…」 一人呟きながら、彼女は帰路につく。 だが帰路でも油断は出来ない。 この頃はライトロード(というかエリン)が、女の子供を狙って暗躍していたり、 なんたら仮面とやらがデュエリストと見ると老若男女無関係に強制デュエルをさせたりする。 いや、それだけならまだ良いだろう。 近頃は、子供や若者からデュエルを取り上げようとする大人達もいる。 …大人にデッキを取り上げられ、泣いている子を、ありかは見ている。 その子にこっそり自分の調整用のデッキをあげたら惚れられたのはまた別の話だが、帰路には危険がいっぱいある事は、別の話には出来ない。 そんな時だった。 「一人で帰ったら、危ないよ」 ありかの後ろから、女の人の声がしたのは。 ありかは警戒して振り向くと、髪の毛がボサボサになった、女子高生くらいのお姉さんがいた。 手持ちのバッグの中にデュエルディスクを突っ込んでいることから、デュエルを嫌う大人ではない。 そして振り向いた瞬間に大寒波で冷凍してきたりブレインコントロールしてきたりするような人でもないらしい。 服装と髪は物臭だが、何故か育ちのよさを感じさせる少女は…眠そうな顔で、話しかけてくる。 確かに一人で帰るのは危ないが、友達と帰るのは更に危ない。 今のありかは女性にモテモテだ。 学校内ならともかく、大人の目を離れた友達がいつ野獣となってもおかしくない状態だ。 「う~ん、自分でもわかってるんだけど 最近は友達が危険というか、一人で帰った方が安全というか…。」 同性に茂みに連れ込まれるのとデッキを奪われる…どちらかを選ぶと言われれば悩む。…。 が、しかしデッキを奪われるのは、警察に届ければ、もしかしたら戻ってくるかもしれないし、最悪もう一度組みなおせば良い。 それに、本人は自覚していないが-或いは無意識に自覚しているのかもしれないが-、ありかの調査能力があれば、盗んだ大人を見つけ出す事くらい安易だろう。 だが、処女を奪われたらそれは二度と戻らないのだ。 というわけでありかは今日も一人で帰る。 ボサボサ髪の少女はその言葉を聞いた後、無言で、塀の方へ目をやる。 そうすると塀の中からスーツ姿の男が現れ、「ひぃい」と情けない声を上げて逃げ出した。 「ああいうのにデッキを盗まれてもいいの?」 「嫌だけど… う~ん」 ありかは黙り込む。 彼女の言う事は最もだ。 事実、あのスーツ男は自分の進路上にいた。 あのまま歩いていたら、ランドセルを剥ぎ取られ、デッキと…ついでに教科書を盗まれていた事だろう。 そしてデッキはそのままカードショップへ売られ、男は反デュエル番組に投稿した事だろう。 「一人の少女をデュエルの魔の手から救った」と。 最もその後男の人生は破滅する事になるのだが、…それは起こり得なかった未来の話だ。 少女は考え…そして言う。 「私の名前は湖。 貴方みたいな百合」 ごほんと咳払い、そして 「可愛い子に泣かれるのは忍びないわ …私の護衛をつけてあげる」 「え!?そ、そんなの悪いよ!!」 見知らぬ少女…湖からの提案に、ありかは慌てて否定する。 「大丈夫よ。護衛といっても女性が二人よ」 女性なのが問題だとありかは言いたいが、とりあえず黙って先を促す。 「それが悪いと思うなら、私とデュエルして。 …見知らぬ者同士でも、デュエルをすればわかりあえるし、 デュエリスト同士、という絆が出来れば、護衛を受け取っても悪い気はしないと思うわ」 「デュエルかー …それなら、相手になるわよ!!」 そうだ。見知らぬ少女ではあるが、それ以前にデュエリストだ。 デュエリストがデュエリストを守りたいと思うのは、当然の心理だろう。 …問題は解決したが、しかし相手はデュエルを申し込んだ。 それを受けない理由は無い。 「私の名前はありかよ、よろしく!」 簡単に自己紹介をした後、ありかはランドセルからディスクとデッキを取り出す。 そしてデュエルディスクのソリッドビジョンシステムを発動し 「「デュエル!!」」 戦いが始まる。 先攻はありかだ。 「私はまず歯車街を発動!そしてフィールドゾーンにカードを伏せる! 歯車街の破壊で、デッキから古代の機械巨竜を特殊召喚!!」 いきなりの大型モンスター召喚だが、ありかはここで終わる女ではない。 「更に私は死皇帝の陵墓を発動!! LPを2000払い、青眼の白龍を召喚する!!」 「ブルーアイズ…」 珍しいカードを使う物ねと湖は心の中で感心する。 確かに3000打点はバカに出来ないし、通常モンスターにはサポートカードが豊富にある。 だが、LPを2000払ってまで出すかと言われれば、疑問符が残る。 そんな湖を知ってか知らぬか、ありかは元気良く発言する。 「私はカードを1枚伏せてターンエンド!」 「では、私のターンね、ドロー」 ありかが動だとしたら、湖は静。 性格は真逆の二人ではあるが…しかし、デッキは似通っていた。 「私も、歯車街を発動」 「なっ!!」 陵墓が破壊され、歯車の街が浮かび上がる。 だがその歯車の街は一瞬にして亡びを向かえた。 「私もフィールドゾーンにカードを伏せて歯車街を破壊、デッキから機械巨竜を召喚」 「うう、何も出来ない…」 「…そして2枚目の歯車街を発動し、フィールドゾーンにカードを伏せて破壊。もう一体デッキから機械巨竜を召喚 更に伏せたフューチャーヴィジョンを発動する」 ありかは嫌な予感がした。 フューチャーヴィジョン、通常召喚したモンスターを1ターン亜空間に飛ばすフィールド。 普通に使えば足並みが崩れ、非常に使いづらいカードだ。 それを出すという事はつまり…そのカードを有効的に使えるカードがあるということ。 「私は、フォーチュンレディ・ライティーを召喚 けど、フューチャーヴィジョンの効果で除外される。 ……ライティーの効果発動、その効果で…フォーチュンレディ・ファイリーを守備表示で召喚!」 2体の機械巨竜の間から、紅き乙女が登場する。 その乙女は巨竜に比べて圧倒的に力で劣るが…しかし、ありかにとっては死神にしか見えない。 何故なら… 「ファイリーの効果発動、フォーチュンレディの効果で特殊召喚された場合」 「言われなくてもわかってるー!! モンスターを破壊してその攻撃力分のダメージを、私が受けるんでしょう!」 「その通り、私は、貴方の巨竜を洗濯」 「…それにチェーンして脱出装置を発動!貴方のガジェルドラゴンを戻す!!」 良い判断だ。湖は思った。 もしここでこちらの巨竜を除去できなかった場合、LPが3000しかないありかは敗北する ブルーアイズと巨竜が相打ちになった後、もう一体の攻撃力3000がありかのLPを刈り取っていただろう。 「…私はこのままターンを終了する」 トドメをさせる事が出来ないのなら、むやみにモンスターを失う事は無い。 どうやら湖はそう判断したようだ。 「…私のターン、ドロー! …死皇帝の陵墓を発動!その厄介なカードを破壊する!」 「通るわ」 「更に私はLPを2000払い、2体目のブルーアイズを召喚する!」 またバニラ。 …湖はそう思い、そして思いだした。あのカードの事を。 「私は2体のブルーアイズをオーバーレイ!! そして、サンダーエンドドラゴンをエクシーズ召喚する!!」 「くっ!!」 「エクシーズ素材を1体取り除き、このカード以外のモンスターを破壊する!」 湖のフィールドに伏せカードはない。チャンスだ。 手札に何があるかはわからないが、しかしこのチャンスを逃したら、勝つ事は不可能だろう。 何故なら相手には、ファイリーがおり、巨竜がいる。恐らくSinもいるだろう。 火力だけは十分だ。ありかのデッキも火力はあるが…しかしLP1000を削られるのはほぼ確実だろう。 ならば相手の手札に賭けるだけだ。 「私は死者蘇生をし、ガジェルドラゴンを復活させ …そして、巨大化をサンダーエンドドラゴンに装備させる!」 「…っ!!」 湖は一瞬表情を曇らせる。ブラフか、それとも…本心か。 「攻撃すればわかる!! ガジェルドラゴン、サンダーエンドドラゴンで攻撃!」 「……私の負けよ。」 湖の残りの手札は、モンスターカードばかりだった。 もしここで罠カードを引けていれば彼女の勝ちだろうが、デュエルにもしもは存在しない。 だからこそ、デュエルは本気で、真剣になれる存在なのだ。 「…私の負けね。」 「では約束通り、護衛をつけてもらうわよ! …あ、けど、登下校の間だけでいいよ、学校と家ではゆっくりしたいし」 「わかりました、そのように伝えましょう …またデュエルしましょ?」 「うん!!大火力同士のぶつかり合い、楽しかったよ!!」 そして湖は遠く離れていく。 …ありかは微かに気配を感じた。自分を見守る二つの気配。 護衛が近くにいるのだ。だが、気配を感じるとはいえそれを重く感じる事はない。 「よろしくね、護衛さん!」 こうしてありかは、快適な登下校を手に入れたのだった。 湖はアジトに帰り……ありかの姿を思い浮かべていた。 物事に一喜一憂しながらも、心の奥底では冷静な判断をし、咄嗟の判断に優れる女子小学生の姿を。 彼女と、もし…エリンをくっつけてみたらどうだろうか? 冷静な判断も出来ず、ただ泣きながら、エリンに全身を犯されるだろう。 もし、美琴をつけてみたらどうだろうか? 姐御肌の彼女にテンション高くついていき、良いコンビとなるだろう。 もし、ノルムをくっつけてみたらどうだろうか? お互い激しい口喧嘩、だけど、何故かずっと一緒にいる、そんな存在だろう。 もし、リリカをくっつけてみたらどうなる? ……意外とありかが優先権を取りそうだ。彼女はなんとなく、人の心の闇を受け止めてしまうような気がする、天然で。 妄想は止まらない。 実際に会い、行動パターンが少しでもわかれば、自ずと物語は出来る。 「……よし、乗ってきた、乗ってきたっ!! …目標、ありか中心の10人ハーレムもの、43P!!」 そして彼女はペンタブとありかの写真を取り出し……新たなる戦いへと入った。 ありかは平和を少し手に入れた。 だがそれは、本人が危険に気付く事がない、というだけの…かりそめの平和だった。 それが幸せかどうかは、…永遠に答えが出ない事例だろう……。 END
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第七話『力のぶつかり合い!謎の戦士!?』 連春から船で日本の長崎に到着した戦乙女の三人は一路、東京を目指す。 その道中、ふと、メルナは美琴に尋ねる。 「ねぇ、美琴。あなた、日本人なのよね?どの辺りに住んでいたの?」 「うん、ボクは北海道の旭川に住んでたんだ。そこでお母さんお父さんと一緒に 暮らしてた。でも……」 「あっ、ああ…ご、ごめんなさい…」 美琴の表情が暗くなったのを見て、メルナは慌てて謝る。 「ううん、大丈夫。後ろ向きになっちゃいけないよね」 「美琴…北海道には立ち寄らなくても平気?」 メルナの問いに、軽く首を振る。 「いいの。辛くなるだけだしそんな時間もないよ。フィリー、東京まで、どれぐらい掛かるの?」 フィリーが地図を広げてみせる。 「そうですね…車があるとはいっても、三日程度は掛かりますね」 「結構掛かるんだね…またレイルガルズに襲われてる場所があったら助けていくことを 考えると、もう少し時間掛かるかも」 ただ、そう考えていても仕方ないと、三人はすぐに出発し始めた。 ―――東京。結果的に、ここに辿り着いたのは予定より伸びて、六日後。 当然、レイルガルズに襲われていた街があったが、そういうところを救出することに 掛けた時間より、荒らされた道路が多くあり、そのせいで、遠回りしなくてはならなかったのだ。 長い地割れを起こしていた道路、川が大きく広がり、道を横切るようになっていたりと レイルガルズの攻撃は想像以上に激しかったということが分かる。 「酷いもんだったね…でも、ついに東京に来たんだ。ボクも平和な時代だったら ここには観光で来たかったんだけどなぁ」 「でも、もう観光どころじゃないだろうね…美琴、フィリー、行こう」 フィリーが車を走らせ、都心部へと進んでいく。 彼女たちは奥多摩のほうから東京へと入ってきた。この辺りはまだ自然が豊富に残され、 とても荒らされたとは思えない。 だが、その後もレイルガルズの侵攻があったとは思えないほど、綺麗な街並みが残されていた。 「どういうこと…?まさか東京だけ、誰にも襲われていないっていうの?」 メルナは疑問を浮かべるが、それでも平穏ならば、それに越したことはないと 思い直し、三人はさらに先へと進んでいく。 しかし、こうも何事もないのは変な感じだと思ったメルナは行き交う人の中から 気の良さそうな青年を適当に捕まえて、話を聞くことにした。 「あの、すみません。どうしてこんなに綺麗な街並みなの?レイルガルズは?」 「ん?ああ、あの悪魔みたいな連中か。東京にも連中は来たけど、突然消え失せたんだ」 「消え失せた?いったいどうして?」 青年は頭を掻きながら答える。 「それは俺にも…ただ、消え去る時、みんな光になって一箇所に集められてたな」 「その場所ってわかる?」 「確か…三鷹の方だったかな」 メルナは礼を言うと、フィリーと美琴のもとに戻り、詳細を伝え始めた。 「どう思う?」 「とにかく三鷹に行きましょうか」 一行は三鷹に向けて車を走らせる。それまでの道路とは違い、特に荒れた場所も なかったので、早々に到着する。 ―――三鷹。この地の桜花高等学校にレイルガルズをまとめた光が 集められたと聞き、三人はそちらへと向かう。 到着すると、学校はひっそりと静まり返っている。誰かがいる雰囲気は無い。 「日曜だからってすごく静かね」 「何にせよ、様子だけでも見てみましょう」 と、メルナたちが校庭に入った瞬間であった!突如として、校庭の底から 眩いばかりの光が放たれ、浮かび上がってくる。 そしてそれが弾けたかと思うと、中から三体ほどの怪人の姿へと変わった。 「!?…レイルガルズ!」 「メルナ、美琴、変身しましょう!」 三人は頷きあい、一瞬で変身すると同時に、光を纏いながら突進する。 素早く先制攻撃を仕掛け、武器を取り出して斬りつけていく。 状況不利と見たか、怪人たちはすぐに紫色の光を放ちながら姿を消してしまった。 「くっ、待て!…逃げられたか」 「あの場に封印されていたのが何故、突然蘇ったのかな…ん?」 美琴が疑問を口にしている中、遠くからエンジンの唸る音が聞こえ、それはこちらに 近づいてくる。 現れたのは一台のバイクと、それに乗っていた長い黒髪の少女。 整った顔立ちと、スタイルもいい。だが、そんな彼女がメルナたちに向けている 視線は明らかに友好的なものではない。 「あなたたち…ここで何をしたの?」 「え?何って…?」 「惚けないでほしいわ。ここに封じ込めた悪魔の魂を解放したでしょう?」 黒髪の少女がゆっくりと戦乙女たちに向かって歩みを進めていく。 「結界を破り、封印を解いたあなたたちを許すわけにはいかないわ…」 「ちょ、ちょっと待ってよ!話を…」 「問答無用!炎心変幻!!」 美琴の制止も聞かずに、少女は叫ぶ。すると、彼女の回りから炎が次々と現れ 少女の身体を包み込んでいく。その炎の中で、少女は炎から生み出された 和服と袴、刀をその身に纏っていく。 「なっ…へ、変身した!?」 メルナが驚く間もなく、剣士の姿へと変わった少女は炎のオーラを纏いながら 三人の前に降り立つ。 「炎術剣士見参!何者かは知らないけど、悪魔を解き放った罪はここで償ってもらうわ… 成敗します!暁一文字!!」 一方的に宣言すると、腰の刀を抜刀して、三人に向かって斬りかかって行く。 「くっ、仕方ない…フィリー、美琴、やるよ!」 「わかりました!」 「まったく、人の話はちゃんと聞いてほしいよ…」 戦乙女たちの方も、それぞれ武器を構え、迎撃しようとする。 「たあぁぁぁぁぁっ!!」 「ぐっ!?」 剣士はフィリーに斬りかかり、フィリーは槍で防御しようとするが、あまりの勢いに 吹き飛ばされ、校舎に激突してしまう。 「フィリー!よくも、フィリーを!てやぁぁぁ!!」 「火柱ストォームッ!!」 斧を豪快に振り回し、剣士に攻撃を仕掛けようとするメルナに、剣士は 左腕を振り上げ、巨大な火柱を起こす。 「えぇ!?きゃあぁぁぁ!!」 避けることも叶わず、メルナは火柱に飲み込まれ、大地に叩きつけられた。 その身体の焼けた箇所からシュウシュウと煙が上がっている。 「……く…そ!」 「最後はあなたね…火炎閃光キィィィック!!」 「くっ!ドリルハリケェェーン!!」 剣士が足に炎を纏わせ、勢いよく両足を揃え、飛び蹴りを繰り出したのを見ると、 美琴も竜巻を起こしながら、その名の通り、高速回転しながらの飛び蹴りを放つ。 巨大なエネルギーがぶつかり合い、それが収束していくと、後に残ったのは しっかりと二本の足で大地を踏みしめている剣士の姿と、地に膝をつく美琴の姿。 「美琴…大丈夫?」 「な、なんとか……この人、いったいなんなの…」 「むっ、危ない!!」 剣士の少女は追撃に炎の光線を放ってくるが、それはフィリーが察知し、 素早く回避した。そして三人集まったのを好機とばかりに、それぞれの エネルギーを合わせていく。 「…何をするつもり?」 「あなたを倒すなら…これしかない!!」 「「「ヴァルキリーエクスプロージョン!!!」」」 エネルギーの奔流がそれぞれの武器に集中し、一気にそれが放たれた! 雪崩のように凄まじい勢いで、その閃光は剣士を飲み込もうとする。 「くっ!!」 刀を縦に構え、なんとかそれを防ごうとするが、エネルギーの流れに逆らえず 吹き飛ばされてしまう。 戦乙女の合体技で校庭は大きなクレーターが出来上がり、 それの外側に、剣士は吹き飛ばされ倒れこんでいた。 「はぁ…あぁ……すごい強さだったね…」 「でも、これで当分は立ち直れないでしょう、さあレイルガルズの者を捜しに…」 と、その場から離れようとした時であった。剣士はヨロヨロと立ち上がろうとする。 「ま、まだ立ち上がれるなんて…でも、もうボクたちと戦うほどの力は…」 「炎魂の響きあり……!」 剣士の呟きに呼応して、彼女の回りに火の玉が飛び交う。すると、剣士の傷は みるみるうちに、治っていき、再び万全の状態へと戻っていく。 「な!?そ、そんなの反則だろ!!」 剣士の方は軽く息を吐き、再び刀を構える。 「反則といっても、これは何度も使えない手だから…さあ、今度こそ観念してもらうわよ」 じりじりと、剣士が戦乙女に詰め寄っていくが…その時であった! 突然、戦乙女と剣士の間に光弾が飛び、爆発を起こした。 「うっ!?何奴!」 剣士が光弾が飛んできた方角を見ると、そこには三体のレイルガルズの怪人の姿が。 「ああ!レイルガルズ!!」 三体の怪人はぐるぐるとその場で回り始め、一つに合体していく。 回転が頂点に達すると、光が弾け、そこには手はハサミ状、目玉が回転し、頭も またハサミのような形をした姿へと怪人たちは合体変貌を遂げた。 「また合体した!この前からうんざりするよ!」 美琴が文句を垂れ流すのもお構いなしに、怪人の方は、フォッフォと笑う。 「貴様らには感謝しているぞ!我々の封印を解こうという気はなくとも その力が干渉するだけで、剣士の封印を解いてくれたのだからな! さらには、剣士と争い力を消耗しているのならば、我々にとっては好都合… この私、ヴァールタが、四人まとめて倒してくれる!!」 その巨大なハサミを四人に向けて、開くとそこから光線が発射されていく。 それをなんとか回避して、倉庫の後ろに身を潜める。 「あなたたち、あいつらの封印を意図的に解いたのではないの?」 「そうだって言ってるでしょ!まさか、あたしたちの力が封印を解くだなんて思いもしなかったわ」 メルナがそのことを主張している間にも、敵の攻撃は続いていく。 次々と爆発が起きるなか、剣士は申し訳無さそうな表情を浮かべる。 「ごめんなさい…あなたたちが封印を解きにきたレイルガルズかと思っていたわ。 じゃあ、あなたたちはいったい…?」 「あたしたちは戦乙女よ!ここに来るまでにも、いっぱいレイルガルズを叩き潰してきたんだから」 「あなたたちが、噂の…そういうこと……あいつの言ってる意味がわかったわ」 戦乙女だということがわかると納得したようになり、ヴァールタに向かって構える剣士。 そして続いて戦乙女たちもそれぞれの武器を構えていく。 「貴様ら、四人が協力し合おうが、俺様には勝てぬ!食らえ!!」 ハサミからの光線が続いていくが、フィリーが両腕を前に突き出し、 「アイスブロッキング!!」 氷の壁を形成させ、それを防ぐと、素早く空を飛んで一気に懐へと飛び込ぶ! 「グラビティキィィック!!」 メルナが重力を掛けた必殺キックを浴びせ、ヴァールタを蹴り飛ばすと フィリーと美琴が同時に斬りかかるが、それを怪人は四体に分身しながら回避してしまう。 「「「「死ねぇい!!」」」」 そして四体同時に攻撃を仕掛けてくる。見た目からしてどれが本物かなど 検討もつかないが、炎の剣士は一歩前に出ると、左腕を怪人に向かって突き出した。 「炎流波!!」 叫びに呼応して左腕が赤く発光したかと思うと、凄まじい勢いで火炎光線が放射され 四体同時に焼き尽くしていく。 「グアアアアアア!!」 燃やされ、のた打ち回るヴァールタは次第に一つの姿へと戻っていく。 「あいつが本物か!とあっ!!」 美琴が高く飛び上がると剣に、風の気を纏いながら、降下する勢いも含めながら 一気に怪人に突き刺す! 「風龍連翔撃!!」 剣を抜くと、間もなく目にも留まらぬ速さで何度も切り裂いていき、 バラバラにすると同時に竜巻を起こし、ヴァールタを消滅させる! 倒したことを確認すると、四人は同時に微笑を浮かべた。 ―――東京湾。剣士の少女に見送られながら、戦乙女はハワイ行きの船へと向かう。 空は鮮やかなオレンジ色をしており、日が沈みかけている。 「本当に、さっきはごめんなさい。私の勘違いであなたたちを襲ったりして…」 謝罪する剣士に、メルナは首を振る。 「気にしないでよ。…それよりも、日本はあなたがいれば大丈夫だね。 そういえば、名前聞いてなかったね。あなたなんていうの?」 メルナの問いに、少女は答えようとするが、船が出る時間を知らせる汽笛が鳴り響く。 「あら、時間だ…いつか、また日本に来たらにしようか」 「そうね…それじゃあ、頑張ってね、みんな!」 「もちろん!またいつか…ね」 船が出ると、戦乙女たちの船を追うように、港と海の境目まで少女は手を振りながら バイクを走らせていた。それをメルナたちも見えなくなるまで見つめ続けている。 次回予告 「フィリーです。ハワイが人の手で行ける限界。あとは、レイルガルズの船に 乗り込むか、自ら泳いでいくか…そうこうしてるうちに、メルナが倒れてしまいました! そんな大変な時に限って私たちに襲い掛かるレイルガルズ。好機でもあるけど、 危機でもあるこの事態…どうすれば… 次回『大ピンチ!暗殺部隊襲来』 メルナは私が守って見せます!」 .
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巨神脚 巨神脚 下層 上層 クエスト 住民 住民(機神界中枢クリア後) ※ 青字はランドマーク 普通の字はロケーション 下層 地名 EXP AP SP 場所 補足 ラグリナ渓谷道 90 66 24 全域マップ西部 スタート地点 ジャポス岩の休憩所 91 66 24 ラグリナ渓谷道から東 ガムトの道標 92 66 24 ジャボス岩の休憩所から東北東 脱出艇キャンプ 95 66 24 ガムトの道標から南 ラグエル大橋 第1塔 99 66 24 ガムトの道標から南東 ラグエル大橋 第2塔 99 66 24 ラグエル大橋 第1塔から北北東 ガウル平原 30 22 8 ジャボス岩の休憩所周辺 ヴォルフのねぐら 33 22 8 ジャボス岩の休憩所から南東 ターキンの本営 36 22 8 ガムトの道標から北西 ローのオアシス 31 22 8 ガウル平原から北東 天空の舞台 37 22 8 ビリエラ丘陵から北 ビリエラ丘陵 34 22 8 ガムトの道標から東 キスク洞窟 34 22 8 ビリエラ丘陵から南 ダクシャ神殿 45 22 8 ビリエラ丘陵から北東 ラグエル湖 36 22 8 ビリエラ丘陵から東南東 静寂の岩屋 42 22 8 ラグエル湖から南南東 マークウェル街道 37 22 8 ラグエル大橋 第2塔から北東にある分岐を南東へ 風鳴りの空洞 42 22 8 ラグエル大橋 第2塔から北東にある分岐を北東へ 裂け目の滝 37 22 8 風鳴りの空洞から北 上層 地名 EXP AP SP 場所 補足 ラセン谷 100 66 24 全域マップ中央 ザクスの道標 103 66 24 全域マップ北西部 バクス岩窟通り 103 66 24 ラセン谷から南南東 開拓者の展望台 600 176 64 全域マップ西部 【秘境ポイント】下層のダグシャ神殿の南にある洞窟を通っていく 崇拝者の楽園 780 176 64 全域マップ東部 【秘境ポイント】ラセン谷の北にある、マップ上の表示が白い道を進むと到達 旅人の休息跡地 39 22 8 ラセン谷から西 カシュハパの滝 36 22 8 ラセン谷から南東 クエスト こちら 住民 移住後はこちら ※活動時間は24時間表記 ※一部動くキャラがいるので昼にいるキャラは12時頃、夜にいるキャラは0時頃に行って下さい 名前 活動時間 居場所 交換品 武器 防具 素材 ジェム コレクション おまけ アーダ 終日 アーミーパイク フィールドボトムズ クイーンの巨大アゴ ナイトチューリップ アイアンパイク アンナ 9~18 シフトライフル ターキン族のトサカ 開幕攻撃強化1 クラブドウ スパイドの粘着細糸 イワン 終日クエ後9~15 フィールドキャップハンターブーツ ランプスの発光液ホッグスの一本針 クリアーモンド マキナ・カムカム オルガ 6~18 下弦の護刀 フィールドグローブ エーテルアップ1 スネイモリ 純正の太刀 オーネスト 終日 エアスナイプ ガーディスブレスト 汎用クランク部品 キロロ 6~18 祝福の胸当て クライブの磨き石 素早さアップ1 シャープクランベリ 汎用クランク部品 ゲールマン 21~6 フィールドシューズ ターキン族の尾羽 クレージミント 汎用シャフト部品 タツ 6~18 最初に出来るショップのすぐ東の坂の上(8時頃~12時頃) フィールドトップス スキートの濃縮蜜 アーツヒール1落下防御1 スントリムシラビットダイオード 小雨の元素 ニキータ 6~18 フィールドボトムズ スパイドの集音耳 エーテルアップ1 クリアーモンド ホットむらさきイモ パム 終日 カームショット フィールドキャップフィールドトップス ホッグスの一本針 ブルーチェーンクラブドウ 小さい背ビレ マトリョーナ 9~18 ハンターアーマー 獣臭い毛皮 パラライズ抵抗1 プレート・スノークレージミント ジャンゴトップス グレリー 終日 旅人の休息跡地 フサフサの毛 開幕攻撃強化1 ハッピーウサギ サモンの白子 バルド 終日 ハンターレギンス 虹色キュービック サーディの脂身 ガザ 終日 コロニー6物見の三叉路南 アーミーパイク ハンターギア バインド2 ランプスのサイリウム 住民(機神界中枢クリア後) ※青字は移住候補者 ※デュランドが居るのは、コロニー6のクエスト「食糧確保」報告前から、巨神脚のクエスト「ぶつかり合うふたつ」クリアまで 名前 活動時間 居場所 交換品 武器 防具 素材 ジェム コレクション おまけ オーネスト 6am~6am エアスナイプ ガーディスブレスト 汎用クランク部品 ミュキシリア 昼 脱出艇キャンプ デンジャースナイプ ダイバーグローブ トーターの透明スープ 落下防御1落下防御2 コガネイモムシ スパイドの極上糸 エイン 夜 脱出艇キャンプ外 ダイバートップスハンターブーツ ヴォルフの班柄毛皮汎用ユニット部品 気絶抵抗5 クリアーモンドまよいヅタ クイーンの極上アゴ タテドナス 昼 脱出艇キャンプ ステルスライフル ゴルドクィス ヌルヌルの舌小雨の元素 転倒抵抗5 アマイロチョウスネヤモリ 汎用ユニット部品 デュランド ※脱出艇キャンプ ソルジャーパイク ハンターレギンス さびた機界部品・小キングの巨大アゴ エーテルアップ1エーテルアップ2 ポップンカワゲラまよわぬゴケ トーターの透明スープ
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必殺技がぶつかり合うと基本的には相討ちです。 同時にぶつかればお互いに相応のダメージを受けます。 以下 同時に必殺技がぶつかった場合におけるキャラクターへのダメージ ○カブトvsガタック 威力が同じくらいのため、お互い同じくらいのダメージ。 ○カブトvsダークカブト ダークカブトの方がダメージを大きくくらう。 カブトの当たり判定が一回に集中しているのに対して、ダークカブトのキックはダメージが「肩掛け」「踏み込み」の二回に分けられている為だと思われる。 ○ドレイクvsハイパーカブト(サイクロン) サイクロン方が弾道が低いため、シューティングの下を通り抜けてドレイクにヒットする。(サイクロンを打った直後に横に移動すればカブトは無傷。まさに外道) ○ドレイクvsハイパーカブト(タイフーン)などの近接系必殺技 シューティングと相討ち状態になるので、ドレイクのみ無傷。 ○ドレイクvsカブトの銃撃 ライダーシューティングが銃弾をすり抜けてカブトにヒットする。
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← 「墓地のデモンズ・チェーンを手札に加え、更に今この場でシンクロ召喚を行う! レベル8、レッド・デーモンズ・ドラゴンにレベル1、チェーン・リゾネーター、 さらにレベル1、ミラー・リゾネーターを───ダブルチューニング!!」 元来、シンクロモンスターには基本的にだがチューナーを一体のみ使用する。 だがジャックが出そうとするモンスターは二体を要求……否、それも分からない。 何故なら、ジャックのデッキにレベル10のシンクロモンスターなど存在しないし、 ダブルチューニングできるモンスターはスカーレッド・ノヴァ以外所持していなかった。 否。存在する。今までずっと共にあり続けてきたレッド・デーモンズが、 赤き竜の力なくしては進化の軌跡を辿り着けないなどと思うつもりはない。 「王者と悪魔、今ここに交わる。赤き竜の魂に触れ、天地創造の雄たけびをあげよ!」 レッド・デーモンズ・ドラゴンは新たな姿へと変えていく。 荒々しい炎のような模様が映り、黒き角は真紅の角へと変貌。 その姿は、暴君───否。実力で成り上がった僭主とも呼ぶべき姿。 「シンクロ召喚! 現れろ! これが俺とレッド・デーモンズの可能性! レッド・デーモン・ドラゴン・タイラントッ!!!」 無からの創造に至った渡や遊星とは違う。 レッド・デーモンズと言う受け皿、本人たちの強い向上心、 そして奇しくも自分の魂と同じ名前のカード。これらによってようやく成立する。 異なる世界にて存在していたレッド・デーモンズ・ドラゴンの亜種をその手に呼び寄せた。 「ジャンヌ、うさぎ、冥王! 後ろへ下がれ! レッド・デーモン・ドラゴン・タイラントのモンスター効果発動! このカードはメインフェイズに一度、フィールド上の全てのカードを破壊する!!」 モンスターも、魔法も、罠も。 表も裏も関係ない。自分以外の全てを消し飛ばす。 それがシティのトップへのし上がった孤高の王者にして、 自分とは異なるジャック・アトラスのエースモンスターの力。 手に炎が収束していく。/バスター同様ではあるが今度は攻撃ではなく効果。 その力は段違いのものであり、のび太とて受ければ無傷とはいかないものだ。 「させるかぁ!!」 当然それをさせるつもりはない。 雷槌をトマホークの要領で投げ飛ばす。 ジャンヌですら受けれぬそれをジャックでも、 ましてや/バスターと同じ攻撃力のレッド・デーモンズでは守ることなどできない。 「イィイィィヤハッッ。」 その前にうさぎはジャックの方へ戻らず、 寧ろその逆でのび太の方へダッシュして眼鏡を奪い取る。 毛細血管すら見えかねない視力を得ていたのび太ではあるが、 それでも眼鏡を外すことはしなかった以上、眼鏡は必要なものだ。 視界がぶれて、遠くにいるジャックを捉えることができなくなる。 「貴様ァッ!!」 「な、うさぎ!? 貴様何をしている!」 効果の宣言はしてしまった。 もうタイラントの効果は止まらない。 だというのにうさぎはのび太の周囲を軽快に動いては、 のび太の絶命するであろう一撃を華麗に避けていく。 しかしあの位置では巻き添えになってしまう上に、 此方のカードでは足りず、当然ジャンヌも助ける義理はない。 効果の巻き添えになる可能性の高い役割を請け負うなど万に一つもなく。 (いや、待て。あるのか? 奴の方に。) うさぎは無策で突っ込むような奴ではない。 強かに物事を進めていき、打開策をしっかりと築いていく。 となれば、うさぎが何か考えがあるはずだ。誰にあるのか。 「元……いや、冥王! 俺が合図を送った瞬間に伏せているカードをうさぎに使え!」 唯一うさぎが全ての盤面を把握できているのは、 自身の手によって盤面を形成している冥王のフィールドのみだ。 となれば、託されているのは奴なのだと。 「元……いや、冥王! 俺が合図を送った瞬間に伏せているカードをうさぎに使え!」 唯一うさぎが全ての盤面を把握できているのは、 自身の手によって盤面を形成している冥王のフィールドのみだ。 となれば、託されているのは奴なのだと。 「リミッター解除ではない紫色の奴だな……あい分かった。」 うさぎが用意した策には関係ない罠、強制脱出装置。 これは別に、この盤面を想定して伏せたのものではない。 でなければ耳を切断されるなんて顛末を迎えるはずがなく。 のび太に使う予定はなかった。使ってもすぐ戻ってきそうだから。 あくまでこれは有事の際の保険だ。もしも全滅の危機が訪れた際に、 最悪誰か一人でも戦場から逃がすか、或五は救援を求めるように仕込んだもの。 或いは勝ち残った後、ジャンヌからの不意打ちや追い込みから逃げるための一手。 平然としてるように見せかけ、盤面を見据えて他の一手を一人だけ用意しておいた。 冥王が自分本位な奴で逃げの一手をするのではないか、その可能性は否定しきれない。 こればかりは運による部分が大きく、少しばかり賭けにはなっていたが。 結果的に一皮剝けた冥王は逃げではなく突き進む道を選んでいた。 「アタァ!」 「ヤハァ。」 優先順位を変更し、雷槌を置いてうさぎの方を優先するのび太。 地面にクレーターを作る一撃をジャンプし、その腕に着地。 そのまま滑るように走っては後方へと回り込み、振り向きざまのラリアットも、 風圧だけで木を圧し折りそうなそれを寝転がることで姿勢を低くして避ける。 しゃがんだり転がって避けるのではなく、寝転んで避けると言う奇抜な動きだ。 (こいつ、ジャイアン達と違って速度があるわけではないが動きが読めん!) 視界のぶれもあるがうさぎの動きが読めない奇行のせいで、 絶対的に埋められない差を僅かにだが埋めることに成功していた。 のび太は超人類となったが、戦いに対する経験と言うものはそこまでない。 その辺の経験は討伐の仕事と言った仕事で修羅場をくぐってきたうさぎに軍配がある。 「今だ冥王!」 「分かっている! 罠発動、強制脱出装置! 戻ってくるがいい!」 準備万端だ。 雷槌を置いた今が好機と判断し、指示を促す。 寝転がっていたうさぎは浮上し、ジャック達の方へと戻っていく。 小鳩が使ったそれと同様ではあるがデュエルディスクが冥王の手にあるからか、 うさぎが戻った場所は冥王の頭上の上に垂直に、今も寝転がった状態で戻ってきた。 「ウラ。」 「今こそ喰らえ! アブソリュート・パワー・インフェルノ!!」 地面に掌底を叩きつけ、大地を砕きながら斬撃のような炎が地を走る。 飛ぶ一瞬を逃さず眼鏡だけは取り戻し、雷槌を手にしようとするももう遅い。 既に目の前には炎が迫っており、回避することは間に合わない。 「ぬおおおおおッッ!!」 広がる爆炎。 凄まじい熱気が周囲のまだ僅かに残っていた雪を溶かしながら広がっていく。 此処が雪原のエリアの一部であったと、果たして誰が証明できるのだろうか。 そう言わんばかりにこの場所が寒地である材料は辺り一帯から消えていく。 ……だが。 「どうした? この程度か?」 のび太はなおも立っていた。 確かに回避することは間に合わない。 だが急所をガードすること自体は間に合った。 左腕一本があらぬ方向へ曲がって黒焦げになってるが、 あれでは絶命と呼ぶには、まず程遠い状態だ。 「な……タイラントの効果を以てしても、片腕一本の犠牲だと!?」 自分達にとって新たな道を獲得したのは事実。 しかし、それとは裏腹に容赦ない現実は待ち受けている。 元より怪獣じみた身体だったのだから、耐久力も出鱈目だ。 これでもまだ大分弱体化している方なのが恐ろしい。 「待て、あのハンマーは何処だ?」 雷槌が何処にもない。 あれだけ目立つもので、エクスカリバーと打ち合えたそれが、 モンスターの効果で消し飛ぶとはとても思えなかったそれは、 「ハァ?」 「えっ。」 冥王の頭上へと降ってきていた。 既に彼から降りたうさぎが影に気付き冥王を蹴り飛ばし、 両者ともに圧殺だけは回避するが熱さは尋常ではない。 ジャックとジャンヌ含めすぐにその場から離れざるを得ない中、 「お遊びはもうせんぞ……すぐに終わらせてやる……」 のび太が一気に肉薄し、うさぎの眼前にいた。 先程虚仮にされたことでこのような目に遭った以上、 彼にとっては一番許せない相手になっているのはうさぎだ。 「アタァ!」 ストレートな正拳突きを横へ飛ぶことで回避。 来ると分かっている攻撃を避けること自体は難しくない。 だが、今度は別だ。先ほどは眼鏡を奪ったお陰で命中精度が悪かったが、 眼鏡がある状態で続けざまの第二打を回避することはできない。 「オラァ!!」 第二打となる蹴りがうさぎの顔面へと叩き込まれる。 大分消耗していたお陰で原型こそまだ留まってはいたが、 近くの壁に叩きつけられ、クレーターを作ると同時に血をまき散らす。 多量の出血。まず助かる見込みのない量であり、即死であったと判断するに難しくない。 「うさぎぃ───ッ!!」 いた時間は長いものではない。 だが何故か奴の言葉が理解できる。 当人ですらあの言語を理解できているのかを理解できていない。 けれど。言葉が理解できる程度には通じ合ったものだと思っており、 このような場で喪うべきではない仲間の一人だと思っていた。 「次は貴様だ。」 逃げられたり虚仮にされたりと色々いいとこがなかったが、 やっと一人始末して溜飲を下げつつ、残る三者へと向き合う。 「グヌヌ……おのれ!!」 元々うさぎを狙っての結果起きたことなのだが、 冥王からすれば助けたり庇ってくれた側に等しいものだ。 冥王としての風格を取り戻したと言うのに助けられた。 借りを返そうにも、その当人はもう即死してしまっている。 完全な冥王として復活を遂げない限り、返せない借りを作ったことに対する憤慨もある。 「……」 ジャンヌは冷静に状況を見ている。 あれだけの負傷をしていても神器は使えるなら、まだ厳しいだろう。 何より此処で全力で戦えば後に控えるジャックとの戦いにも響く。 どの程度力を出し惜しみするべきかと考えを巡らせていく。 「貴様……許さんぞ!!」 冥王とは別の怒りを募らせるジャック。 自分の不甲斐なさとのび太に対する怒り。 その両方が合わさった怒りだ。 「許さん……だと? 何寝言を言ってやがる。 俺の怒りはこんなもんじゃあねえ……まだ怒り足りねえぜッ!!」 寝取った上にパパを殺したスネ夫、そんな奴に寝取られたしずか、 自分を虐めたジャイアン、自分を操りエゴで人類を滅ぼそうとしたドラえもん達。 そいつらに対する自分の怒りと比べれば、お前の怒りなど程度が知れている。 憎悪が、殺意が、怒りが。今ののび太にとっての原動力だ。 「む?」 使い物にならなくなった左腕に突如変化が訪れた。 左手はドラえもんが所持していた空気砲のような形に変質し、 さながらサイコガンとでも言うべき形となっていく。 心意とは、何も逆境に抗う意思だけとは限らない。 憎悪、殺意怒り。そういった負の感情によっても発現することがある。 この舞台にいるPohも元の世界ではそれらによって発現させたのだから、 何もこれはのび太が特別ではない。このシステムは平等にして不平等なもので、 超人類であっても神でも関係ない。誰にでも発現する可能性を秘めているのだから。 「何かは分からんが、今度こそ仕留めてくれる!」 力が漲ってきた。使い物にならなかった左腕が動く。 空気砲を放つが、それは最早かめはめ波に等しい。 黄金の光線が再びレッド・デーモンズへと襲い掛かるが、 「奴の飛び道具がモンスター効果の類だと言うのならば! 墓地の罠カード、大いなる魂を発動する! このカードはレベル10以上でドラゴン族かつ闇属性シンクロモンスターが自分フィールドに存在し、 相手がモンスター効果を発動した時、墓地のこのカードを除外することで、その効果を無効にする!」 「何ィ、それは!?」 予想外な妨害にのび太が反応する。 そんなカード、今まで一度も使われていなかった。 一度も使われてないカードは、一体どこから出て来たのか。 除外されていた間? 否。戻ってきた際に見た盤面は殆ど変わっていなかった。 セットカードは増えていたが、それらがいつ墓地へ送られたのか思考を巡らせ、 (……まさか! まさかッ!!) 気づけた。 一回だけあった。 自分が見ていた状況の中で、 ジャックが自分の罠を捨てられるタイミングを。 『レッド・デーモン・ドラゴン・タイラントの効果発動! このカードはメインフェイズに一度、フィールドの全てのカードを破壊する!!』 そう、あの時。 自分のカードを巻き添えにする効果により、 あえて墓地へ送ったカード。それが今のカードなのだと。 「大いなる魂の更なる効果! 自分フィールド上のシンクロモンスター一体の攻撃力を、 次のターンのエンドフェイズまで2000ポイントアップする! レッド・デーモンズよ! 怒りを、俺達の魂を奴にぶつけるぞ!! レッド・デーモンズの攻撃! これが俺の、俺達の獄熱のクリムゾンヘルタイド!!」 炎のブレスの攻撃は/バスターとは比にならない威力を持つ。 一筋縄ではいかないとバク転して距離を取りながら、両手を構える。 「フン。力比べか……面白いッ! かめはめ波ッ!!」 再びかめはめ波を放ち、互いの攻撃がぶつかり合う。 負傷と、左腕は空気砲であるため今までのようにはいかないのはあるのに加え、 相手の力は大分パワーアップしているものの、空気砲の威力が加算し力は拮抗している。 別に雷槌がなくとも、最初からのび太の戦闘能力はこの舞台でもはるか上に位置する者。 ガンダムの攻撃を生身で受けたとしても軽い負傷で済ませられるその耐久力を筆頭に、 全てを合わせればポセイドンに匹敵するぐらいの出鱈目な存在なのだから。 ジャンヌと冥王は最早、この戦いに対して参戦の余地がない。 と言うより、双方は互いに互いを警戒せざるを得ない状況でもあるからだ。 ジャックが勝ったと判断すれば、即座にジャンヌが斬りかかるのは目に見えており、 冥王はそれを危惧して、加勢しようにも無闇にカードを消費するわけにはいかない。 ある意味それはうさぎのように、先の盤面を見据えた行動を真似たかのようだ。 加えてカードテキストの把握も必要でもあるため、より気を回す余裕などなく。 逆にジャンヌはのび太が勝った際でも漁夫の利を考慮する必要がある。 この力の拮抗。相手は大分消耗しているに違いないのだから狙うチャンスだ。 だから彼女は射線から離れてはいたが逃げてはいない。 「くっくっく……さあ終わりだ。終わりにしてやる!!」 「終わらせぬ! 此処で終わらせてなるものか! 貴様の怒りなど、このジャック・アトラスのバーニング・ソウルが吹き飛ばす!」 そうは言うが、差が縮まってるとは言えない。 向こうも同じように心意システムによって強化されている。 互いの力が拮抗してると言えども、僅かにのび太の方が上だ。 「ジャック! 今頭にきているとかぬかしていたなッ!」 次第に炎の勢いをかめはめ波が押していく。 その状況に狂気じみた笑みを浮かべながら高笑いを始める。 「フハハハハハ、ハハハハハハハハハハ!! おまえの怒りなど、そんなものッッ!!!」 全てを失った自分と一人に対する怒り。 どちらが上かなど決まっている。自分の方が上だと。 怒りと言う燃料を叩き込みながら、更に威力が増す。 (デモンズ・チェーン……果たして使えるのか?) 念の為妨害用にデモンズ・チェーンを回収こそしているが、 本来の性能ですらも僅かな足止めにしかならなかったそれだ。 今即座に発動したところで、低下した性能では妨害にすらならないだろう。 手札はそれだけ。フィールドのカードはタイラントにより消し飛んでいる。 墓地で発動できるカードはこの状況を打開できるものはない。 しかし、忘れてないだろうか。 此処はデュエルと言う名のバトルロワイアルの舞台。 次々と乱入したように、乱入するものがいると言う事を。 のび太の左目に、眼鏡を貫いて弾丸がそのまま抉る。 近くに死体として叩きつけられたうさぎのような、 紅い花を咲かせるかのように血が噴き出す。 ◆ ◆ ◆ 「どうやら交戦中らしいな。」 ジャンヌとジャックが戦っていたその時。 離れた位置にある森林からスコープ越しに戦闘を尾形は眺めていた。 レッド・デーモンズのサイズはどうあっても目立つので視界に入るのは自然だ。 事実、森林が高所ともあって遊馬にもモンスター自体は視認できる程に。 「だったら、急いで向かわねえと!」 「向かってどうする。相手は西洋剣を振るっている。 しかも俺の知る剣術に長けた奴ですら、まず追いつかないものだ。」 あれは鯉登や土方でさえ敵に足りえない。 なるほど、これがこの舞台での基準かと理解する。 モンスターを理解した後は参加者の水準を理解してそれらを鑑みるに、 自分達はかなり下の立場にいると見るべきと判断できる状態だ。 此処に杉元がいたとしても、素の強さでは下になると理解できた。 特に、村雨の説明を遊馬は未だ読んでないのでなおの事。 尾形はそれの説明は読んではいるが伝えるつもりはない。 伝えれば遊馬のことだ。使用をより躊躇ってしまうだろうから。 寧ろこれでいい。傷をつければ一撃で死ぬ代物を知らず振り回す可能性がある以上は。 「お前が乱入したところで、できることは何もないだろうな。」 「けど!」 「あるなら俺の護衛だ。タイミングを見て三人組を援護する。 しっかりとその『刀』とモンスターを使って俺を守ってくれよ、遊馬。」 早い段階でペアではなく徒党を組んでいる。 他にも互いが守るような戦い方をしてたりすることから、 乗った参加者ではないことは会話が聞こえずとも理解できた。 だから其方の方の救援として、髪をかき上げた後ヴリスラグナを構えている。 「ああ、分かってる。」 村雨をカガリに持たせ、元の剣も合わせ二刀流にしつつ周囲を警戒する。 レイは基本的に一刀流で戦うが、そも様々な武器や形態を駆使して戦う。 なので二刀流も、完全とまではいかずとも扱えなくはないだろう。 ある意味尾形の理想だ。自由意志で動くわけではないモンスターに村雨を持たせる。 時が来れば善性を掲げる彼も、結局自分達と同じ存在にできるのだと。 守るために人を殺す。そこに故意か事故はどうでもいい。寧ろ知らずに使えば、 かっとビングとやらも届かない闇へと堕ちていくかもしれないのだから。 離れた位置と森林地帯で身を隠してるのと戦闘の激しさ。 隠密に徹底してるのも相まって二人の存在は気づかれてない。 ジャンヌにいつ弾丸を叩き込むべきかを思案していたが、 「ど、どうしたんだ?」 「……予定が変わった。逃げるぞ。」 スコープ越しに見た尾形でも、 怖気が走って一度スコープから目を離す。 のび太の乱入で状況は変わった。いや、悪化した。 ジャンヌを遥かに凌駕している本物の化け物の乱入。 下手をすれば此方に一瞬で気づき接近しかねない存在だ。 化け物じみた強さと体躯を誇る牛山だってそこまで無茶苦茶ではない。 視界に入れることすら躊躇いそうになる気迫を持った相手なのは、 多くの敵をスナイプしてきた中で、尾形としては初めての経験だった。 「お前の言うような、殺し合いに乗らない人間は限られるらしいな。」 見た内容を、再度見た内容を伝える。 次々と平然と戦う存在はいる。 遊馬の綺麗事なんてそんなものだと。 力のある奴だろうと、結局は殺し合いに乗る。 ノブレス・オブリージュ……強いものには責務があると言う言葉。 けれど。此処にはそんな責務とは無縁の、己の欲望の為に戦う者達ばかり。 「だとしても、俺は諦めねえ! 確かに殺し合いを始めちまった奴はいる! 槍の男だって、平然とした顔で俺と同じぐらいの子を殺していた! そいつらにだって、 きっと引けない事情があるのは分かってる! それでも……それでも俺は殺し合う気はねえ!」 ナッシュのような、誰かの為に戦ってるのかもしれない。 ドン・サウザンドのように、ただの悪意で戦ってるのかもしれない。 どちらにせよ相容れない存在。それだとしても彼は折れないハートを持つ。 此処に来る前に『自分の限界を決めるなんて自分らしくない!』と、 今まで数々のデュエルを見届けてきた小鳥に言われたことだ。 「……ребенок(ガキが)。」 「え、な、なんだって?」 「いや、別に。もう少しだけ様子は見るが、期待はするなよ。」 やはり似ている。似ているからこそ否定したくなる。 同じ声で、同じように性善説を説いてくる、この世間知らずのガキを。 だから此方にとっても危険だと分かっても、再びスコープで戦いを見続ける。 「尾形? 大丈夫か?」 援護すると言ってからも、一度も引き金を引いていない。 戦場は少なくとも苛烈さを増しているのは、遠くからでも十分に分かる。 此方にまで音や衝撃が伝わってるのだから当然と言えば当然だ。 調子が悪いのではないかと心配になっていた。 「騒ぐな。狙撃手と言うのは、基本一発勝負だ。二度目はない。」 敵に気付かれたら逃げられるか逆に狙われる。 だから二発目と言うのは早々に期待できるものではない。 加えて人間の範疇を出ない尾形からすれば、相手は無茶苦茶な事ばかりをしてくれる。 一発で仕留められるかも怪しく、その上動きについていけるわけがない。 お陰でその一発でさえ狙いが定まらないのは当然の帰結だ。 (……今が狙い時か。) そうして時間をじっくりとかけると、 ついにタイミングを見つけて引き金を引く。 のび太の動きが完全に固定されたその瞬間を。 人体の急所。どれだけ人間が鍛え上げようとも、 眼球は絶対に鍛えることはできない急所となる部位。 鍛えられない部位には後頭部や喉も含まれてはいるが、 生身で剣やモンスターを相手するあの身体能力から察するに、 熊の頭部を余裕で超えるだろう頑強さはあると判断しての眼球だ。 冗談交じりだが、瞼で銃弾を挟んで防ぐ可能性も僅かにあった。 だからこそ。目を見開いているその瞬間に弾丸を叩き込んだ。 (銃声!? この俺に銃撃、だと!?) 目を潰されても超人類は健在。 そのタフさでかめはめ波は続けていたが、 負傷したことと気を逸らしたことで勢いが大きく弱まる。 「今だレッド・デーモンズ! この獄炎を奴に刻み込めッ!!!」 間近でぶつけ合ってるせいで銃声が聞こえておらず、 何が起きたか分からないジャックはその勢いに乗る。 熱い魂と言う燃料を入れられたかのように、 レッド・デーモンズのブレスもまた勢いを増す。 「しまっ……」 弱まった勢いを取り戻さんと放ち続けるが、限界だった。 元より最初からルナとの戦いに加えてラーの攻撃を受け、 続けて零達との交戦、一度は犠牲にした片腕、神器の使用。 いかに心意によって強化されたとしても、これだけの消耗をしてきた。 無視できないダメージが積み重なり、やがて炎はそのままのび太を飲み込む。 明日と言う名の星を掴むことなく、嘗ては少年だったものは全てを焼き尽くされた。 まるでジャイアンを仕留めた時の応報のように、塵一つすらこの世に遺すことなく。 灰すらも残らぬ獄炎が、全てを焼き尽くす。 そこには、ガントレットだけが残る。 ガントレットは元々英霊マルタのものだ。 英霊の武具は英霊のような神秘のある物でなければ傷はつかない、 と言うのはこの場では低下してると言っても、シグナ―のドラゴンもまた神秘の塊。 十分に攻撃は通っており、今も使い物になるかは怪しい黒ずんだ色をしていた。 防具であるガントレットを捨ててまで逃げるとは考えにくい。 勝利を確信と同時に、後方に待機していたジャンヌが斬りかかる。 「ふん。やることがなかったからテキストを覚えてみれば、存外戦えるな。」 遊星が自身を守ったように、 冥王もまた工作列車シグナル・レッドで割って入る。 強制的に攻撃を誘導させる効果と破壊耐性による妨害。 テキスト確認と言う猶予を与えてしまったのは失態だが、 かめはめ波の巻き添えにされないために離れたのでやむを得ないことだ。 「ジャンヌ。貴様には共闘の借りがある以上免じたいところだが、 貴様が遊星や遊戯、イリアに司を狙う考えならば、俺は女とて容赦はせんぞ。」 その隙にジャックと冥王が横並びに立ち、 レッド・デーモンズもまた振り向き咆哮を轟かせる。 「私も同じだ。一時の共闘の借り? 対等でもないのにそんなものありはしない。」 約束とは対等な立場で初めて成立するものであり、 穢れた地の日本人とは対等のつもりはないのだから。 故に。共闘の提案を受け入れたことに借りや義理などない。 「だが分が悪いのは事実だ。此処は退くとしよう。」 タイラントの攻撃力の上昇は次のターンのエンドフェイズまで。 ジャックはそう説明したことで、まだのび太を葬った火力である可能性は高い。 一対一ならばまず勝てなかったであろう存在に、無策で戦う気はない。 「フン。逃がすと思うのか?」 「逃げれるとも。いや、お前は逃がさざるを得ない状態にする。」 言葉と同時に、ジャンヌは動き出す。 逃げるつもりだとは分かっていたが、その場所にジャックは眉を顰めた。 向かうのは森林地帯。参加者がいるか分からない場所に炎は極めてまずいし、 此方のモンスターが巨大すぎて狭い森での交戦はできたものではないのもある。 加えてかめはめ波を間近でぶつけ合ってた都合殆ど音が聞こえてなかった彼に、 銃声が聞こえた森へ逃げるだろうことが気づけなかったのも要因の一つになる。 「ジャック! 奴は狙撃手を狙いに行ったぞ!」 「何? 他にも参加者がいたと言うのか!?」 ◆ ◆ ◆ 「例の西洋剣の女だ。気を付けろ。」 予想通りの展開になったと内心尾形は思う。 確かに片方は仕留めた。しかしもう片方は別だ。 和解したのか一時休戦なのか明確な判断がつかない中、 無闇に狙えば今後此方の立場が危うくなりかねない。 なのでジャンヌを狙わなかったのはあるが、想像を絶する速度だ。 のび太をみて撤退を最初に判断したのは、こうなるのを予見したから。 なので結果を見てみると、その判断もあながち間違いではなかった。 カガリが二人の前に立ち、二振りの刃を構える。 「問おう。お前達は日本人か?」 「え? 俺は九十九遊馬! ハートランドシティ育ちだ!」 「ハートランドシティ……? 日本人のような名前だが、違うのか?」 「? ハートランドシティは、ハートランドシティじゃねえのか?」 実のところ、ハートランドシティが日本にあるとは作中で一言も言及されていない。 遊星達のネオ童実野シティも技術こそ発展してはいるが、元が日本の童実野町なので日本人だ。 名前の傾向は日本人寄りではあるが、だからと言ってそれで遊馬が日本人かと問われると別になる。 ついでにまだ知らないが遊馬はドン・サウザンドの戦いの時に別れたアストラルの分身でもあるので、 仮に日本だとしても彼自身が日本人かと言われると正直怪しいところだ。 「日本がない世界もある、と言ったところか。 ならば私が守護するべき対象だが……貴様は日本人だな?」 「尾形百之助。生まれも育ちも日本だが───」 言葉と同時に迫る斬撃。 来ると分かっていたこととカガリの妨害により、 頬に赤い筋が浮かび上がるだけに留まる。 「なるほど、差別主義者か。」 別段珍しいものではない。 アシリパ達アイヌ人に対する過酷な差別があったことは、 尾形の生まれる前後から既に存在していたことでもある。 「日本人は殺すだけだ。」 (さて、どうしたものか。) 実のところ、尾形は詰んでいる。 狙撃の為森林が混ざった山岳地帯にいるため、 ジャック達のモンスターは巨大すぎて逆に探せないし、 同時に彼等がこの場に駆けつけることは困難になるだろう。 「やめろぉ!!」 相対するカガリの前に遊馬が立ちはだかる。 旗手でもない存在が、戦場で武器を持たずに。 銃も刀も手にしてない少年が一番前に立つ。 「アンタが日本人って奴に、 どんな恨みがあるかは分からねえ! けど、尾形は俺の仲間だ! だから見逃してやってくれ!」 「……揃いも揃って、何故皆して日本人を庇うのか。 そいつが、まともな奴に見えるとでも言うのか?」 そいつは平然と人を殺せる目をしている。 何を考えてるのか分からない。迫害してきた日本人と同じような、穢れた瞳。 だから先程から殺気のようなものが隠しきれず、 尾形に攻撃を感付かれてしまったわけだが。 「尾形は軍人だから、そりゃそういうことだってしてきてる! だからって、何も日本人なんて一括りに言わなくたって……」 「その話は既に聞いた。」 デュエルでの対話がない遊馬と、過酷な日本で生き延びたジャンヌ。 軍人である尾形以上に価値観の違いは、どうあがいても通じるものではない。 既に同じ話をジャックにされたのもあって聞くだけ無駄だと分かったことで、 聖剣は容赦なく襲いかかり、二振りの得物をクロスさせながらカガリが割って防ぐ。 彼女が二人に身の危険が迫れば防衛するよう指示したお陰で、運よく遊馬は生存することに成功。 しかし相手は番長。レイの手に渡ったならまだ別だが、 正規の手順で召喚もされてなければ素の攻撃力も1500と低い。 いかに一斬必殺の村雨を持ったところで当たらなければ意味がなく。 のび太と比べるまでもない存在で、容易く防がれてしまう。 「弱いな。」 念の為警戒して軽く剣戟を続けたがこの程度。 特に何の感慨もなく、横薙ぎの一撃で上半身と下半身を分断。 首輪もなければ消滅したのでNPCか支給品の類なのもあり、 さして何かを思うことなく銃を構える尾形へと迫る。 「させ───」 通りすぎたジャンヌを妨害するよう村雨を遊馬は握るが、 握ると同時に心臓を掴まれたような感覚に動きを止める。 帝具には相性がある。アカメのような割り切った殺し屋なら十全に扱えるが、 何処までも不殺を貫こうとする善良な遊馬で、相性がいいかどうかと言われたら最悪だ。 相性が悪いと刀を握ったりするだけで拒絶反応を起こしたり、最悪死に至る可能性だってある。 一瞬の間にも事態は進展しており、横に構えたヴリスラグナは盾として機能せず、両断される。 神器を見たせいで精神が乱れたままで、主霊石を使った風の斬撃で即座に尾形を両断できたものを、 それをしなかった結果剣の間合いは把握できていたことで尾形が後退することで、 袈裟斬りにはされるが辛うじて致命傷だけは回避する。 「……るかぁ!!」 それでもなお村雨を手放さなかった。 まだ希望はある。少しでも時間を稼いで、尾形が援護した人物が合流。 僅かな可能性があれば、それをつかみ取る。 「愚かだな。邪な武器を使えば勝てるとでも言うのか。」 素人、しかも拒絶反応を起こして疲弊した相手の一撃など、素人以下。 振るおうとしたその瞬間、ジャンヌは軽い動作で容易く避ける。 更にその行き場のない刃は尾形へと誤って振るわれた。 剣技に関して素人であり、その上無理矢理帝具を使ってる状態だ。 とてもブレーキなんてものはできる状態ではなく、 ジャンヌがつけた傷をなぞるように更に刻む結果になる。 返り血が遊馬へと飛び散り、そのまま尾形の方へ倒れ込む。 「ッ!? すまねえ、尾形───」 倒れ込んだところへとジャンヌの聖剣が振るわれ、 「お邪魔しまうま……なんだったか!!」 乱入は未だ続き、 ジャンヌに襲い掛かる仮面の戦士。 迫る蹴りを振るおうとした聖剣で防ぎながら、距離を取る。 「悪い、助かった!! 尾形、大丈夫か!?」 「……『傷は』止血すれば大丈夫だろうな。」 「救いのヒーロー見参……って言うのは、不謹慎だな。」 ゼロ・オルタナティブに変身した野原しんのすけだ。 負傷してる尾形とそれを心配する遊馬を一瞥しながら、胸の奥が痛く感じる。 ヒーローとはいわば原因療法ではなく対症療法。即ち、後手に回ること。 正義の味方は遅れてくるとは言うが逆だ。悪が出てこないとヒーローは出てこない。 どうあがいても、何かがあってからやってくるのがヒーローの役割になってしまう。 こうして子供に涙を流させておいて救いのヒーローとは、とても言えないだろう。 そう言えるのは、それこそ強い者に味方するぶりぶりざえもんぐらいだ。 此処に来たのだって移動中偶然戦いの余波に気付いて駆けつけて、 ジャックから話を伺ってルナを二人に預けて一人急いだのだから。 それがなければ、出会うことすらなかったのかもしれない。 (仮面ライダーと言う奴か。しかも脇にいるのはあのジャックのモンスター。) しんのすけの隣には時計を背負ったダーク・リゾネーターと似たモンスター、 クロック・リゾネーターが浮いており、音叉を使って周囲に音を鳴らし始める。 大方ジャックと合流して、事情を聞いて駆け付けた側なのだろう。 となれば彼も異端だ。日本人であってもなくても変わらない。 「潮時だな。」 音を鳴らしたと言う事は時期に此処にレッド・デーモンズが来る。 逃げるなら今の内であり、森を利用しながらジャンヌは走り出す。 逃げるついでに攻撃するかと身構えるが、別方向なので命に別状はない。 だがあくまで命だけ。他は別にあった。 (目当てはこっちじゃなく、置かれた支給品か!) 狙撃でブレが生じてはならない。 なので尾形は荷物を一度降ろしていたが、それが仇となってしまう。 あくまで二人を守ることが目的なのもあった為に気づけず、 森を利用して逃げる彼女を追撃することはできなかった。 「尾形! 大丈夫かよ尾形!!」 それ以上に、離れられない理由は二人の状態ある。 遊馬が作った傷は決して浅くはないが、最早関係ない。 村雨に傷をつけられれば呪毒が回り、やがて死に至る。 対処法は心臓に呪毒が到達する前に該当部位を切除することだが、 肩から腰にかけての袈裟斬りではそんなものはまず不可能だろう。 特に村雨がとんでもない業物であると理解してない遊馬には猶更。 だと言うのに。尾形は笑みを浮かべている。 死ぬ前の走馬灯を見てる幻覚での笑みかとしんのすけは思ったが違う。 何だろう。タミコや女性が浮かべる笑顔のそれとは別の、 不気味なものに見えてならない。 「───助けてくれよ、遊馬。」 遊馬にしか聞こえない程度の、か細い声で呟く。 それはとてもらしくない言葉だとは本人としても思ってはいる。 こんなのを杉元が聞けば即座にぶっ殺している。間違いなく、無言で。 これは、尾形の知り合いが誰もいないからこそ成立できるこの場限りの手段。 尾形は自分の命にさほど執着はない。ないからこそアシリパの父、ウイルクを殺した。 そうすることでアシリパは自分に対して殺しの理由を、清い人間はいないと言う証明に繋がる。 最悪、自分の命すら使ってでもそうやってアシリパのことを否定したがったの。 勿論アシリパと違ってこれは理由はない、原因はただのフレンドリーファイア。 けれど、殺しの理由を与えると言うのは、何も彼の仲間を殺す以外にもある。 今こうして自分の手で殺した実感を深く与えさせることで、 彼に殺し合いを乗らせるべく助けを乞うように。 「俺は、死にたくない。」 自分のせいで死なせてしまったことを受け止めさせる。 遊馬に殺しの理由を与えて精神を折る算段だったが逆転し、 遊馬の精神を折ることで殺しの動機を与える方向へと向けた。 予定とは違ってるし大分お粗末な考えではあるのだが、 死にゆく今できるのは精々それぐらいなので仕方ない部分はある。 尾形にもう一つ運がいいことがあるとするなら、 遊馬が凌牙とデュエルしていた時期だったのも大きい。 凌牙に勝っていれば事象を書き換えるヌメロン・コードを完全に手にし、 それを使うことで尾形の死をなかったことにできるかもしれない、 なんて考えをして結局はそのまま不殺を貫いたかもしれないのだから。 と言っても、アストラル世界もバリアン世界もない完全な別世界に、 ヌメロン・コードの影響が起きるのかは疑問ではあるが。 (これが限界だな。生き返るかについては怪しいところだが……別にどうでもいい。) 近くで叫ぶ遊馬と違って、 尾形の精神はとても穏やかなものだ。 遊馬がどうなるかを見届けられないのが残念。 後はアシリパ。あるとすればそれぐらいだろう。 あくまで、それは表向きの彼にとっての話。深淵にあるものは違う。 自分が欠けた人間ではなく、ただ自分の意志で欠けたルートを選んだだけ。 弟の勇作を殺してからずっと抱いていた、抱くことになってしまった罪悪感。 祝福された自分を否定しなければならないと言う、その事実からの逃避。 この事実に気付くことがないまま死ぬのは、果たして幸か不幸か。 罪悪感を自覚して死を選んだ場合も、幸か不幸か分からない。 分かる人など誰もいない。杉元も、アシリパも、当然遊馬も誰一人として。 全て、その黒い瞳ような深淵の奥底に眠ったまま、尾形百之助の生に幕を引く。 『兄様。』 だからなのだろうか、或いは遊馬の声を聴き続けたからか。 遊馬のような少年の声ではない。今の精神と同じように穏やかな声が聞こえた気がした。 ───いや、気がしただけだ。それは幻覚でも何でもない。 その言葉に返事をするわけでもなく、瞳は何も映さなくなる。 「なあ! 助けてもらってばかりで悪いとは思う。 けど、尾形の傷をなんとかしてやってくれないか!?」 藁にも縋る思いでしんのすけへと泣き縋る。 尾形の方にあったのかもしれないがジャンヌに奪われた。 残っているのは今この場に居合わせる彼だけで、 その期待に応えたかったがそういう支給品はない。 「……現実を突き付けたくないが……その人は、もう息をしてない。」 加えて、完全な手遅れだ。 遊馬が背を向けるころには呪毒は心臓に到達していた。 この雪原で白い息を出すことなく、身体は動かない。 それが何を意味するかなど、最早語るまでもなく。 「尾形……? 尾形ッ!!」 真相を知っていればとんだ茶番だと鼻で笑うだろう。 こうなることを見越して尾形が黙っていた結果なのだから。 嘗てのベクターなら、真相を知っても知らなくとも抱腹絶倒で下卑た顔をする。 けれどそれを知らない以上は、彼等にとってはこの悲劇によって幕を下ろす。 涙を流しながら、張り上げた声を出す遊馬を前にしんのすけは何もできない。 又兵衛やぶりぶりざえもんのような辛い別れの経験こそ彼には多々あるが、 誤って手に掛けてしまったことはないのだから、当然と言えば当然ではある。 仲間を見捨てないかっとビングもおたすけも、失った命ばかりは取り戻せない。 (時計、か。) ジャックのモンスターが音を出してるに、時期に迎えが来るだろう。 時計を背負っている悪魔は、偶然なのは分かってるが何かの暗喩かと邪推してしまう。 時間はないとでも言いたいのか、それともおたすけできなかった自分達への皮肉か。 (うん、やめだやめ。予選が終わった時にオラらしくないって言ったばかりだろ。) 邪念を振り飛ばすように首を振る。 この状況でポジティブに行くのは不謹慎ではあるが、 だからと言ってマイナス方面に振り切りすぎるのもよくない。 寧ろ、こういう時にこそ落ち込む彼をおたすけする必要がある。 ヒーローが駆け付けたのならば、できる限りのことをするべきだ。 【うさぎ@なんか小さくてかわいいやつ 死亡】 【野比のび太@超人類 死亡】 【尾形百之助@ゴールデンカムイ 死亡】 【一日目/黎明/C-2】 【ジャック・アトラス@遊戯王5D’s】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(中) [装備]:ジャックのデュエルディスクとデッキ@遊戯王5D’s [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:キングはこのオレだッ!! 1:主催よ、貴様が神だというのなら、悪魔と交わりし王者たるこのオレこそが真のゴッド・キングだッッ!! 2:殺し合いに反抗するための仲間も探す。武藤遊戯の仲間と白鳥の友達も探す。 3:いずれ、武藤遊戯には改めてデュエルを挑みたい。 4:ジャンヌを警戒。何だあの強さは!? 5:レッド・デーモンズよ! まだ高みを目指すと言うのならば、共に行くぞ! 6:元冥王め……今や名実ともに冥王だな。 7:うさぎ…… 8:しんのすけとやらに話しを聞く。 [備考] ※参戦時期は本編終了以降(ただし数年後の未来のジャックではない)です。 ※心意システムで生成できるカードはレッド・デーモンズ(或いはレッド・デーモン)関係のみで、 かつ必ずシンクロ素材にレッド・デーモンズ・ドラゴンを素材としたものでなければ起発生しません。 必要なものが指定されてる代わりに、心意の条件は他の参加者よりも緩い条件になってます。 現在生成されたのは以下の通り レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント@遊戯王ARC-V ※シグナーの痣がないため現時点では赤き竜の由来カード、 スカーレッド・ノヴァとセイヴァー・デモンは出せません。 【深淵の冥王@遊戯王OCG】 [状態]:疲労(小)、冥王の覚悟 [装備]:神月アンナのデュエルディスクとデッキ@遊戯王ZEXAL [道具]:うさぎのデイバック(基本支給品のみ) [思考・状況]基本方針:ハ・デスに復讐。冥王は一人、この俺様でいッ!! 1:俺様こそ冥王だ! 断じてハ・デスなどではない! 2:だがそれはそれとしてまともな武器が欲しい。デュエルディスクはやりづらい。 3:主催との因縁が薄れる? 知らん! ハ・デスを倒す。それだけよ! それだけが原動力よ!! 4:うさぎめ……先に逝きよって! [備考] ※いやがらせで一切の支給品なしです。 ※冥王結界波の残滓を使い切ったため、現状の手段では冥王結界波は使えません。 何らかの手段でソウルドレイン、メンタルドレイン等ができれば再度使用可能かもしれません。 ※ジャックやうさぎ達に感化され、嘗ての冥王の風格を取り戻しました。 かといって根本的な強化はされていません。別に攻撃力が上がってもなければ、 何か技を習得と化したわけでもありません。仮にあってもカード風に言えば100程度。 【ルナ@コローソの唄】 [状態]:火傷(小)、ダメージ(小)、疲労(大)、気絶 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考]基本方針:優勝して、人間たちに復讐する。 1:…… 2:先程の炎の攻撃は支給品を使ったのかもしれない 3:丸眼鏡の男(のび太)が今後どうなるか少しだけ気になる 4:元の世界に戻った時、私はコローソも手に掛ける……? [備考] ※気絶がどれぐらい続くかは後の書き手にお任せします。 【九十九遊馬@遊戯王ZEXAL】 [状態]:ダメージ(大)、精神疲労(極大)、返り血 [装備]:閃刀姫-カガリ(現在召喚不可能)@遊戯王OCG(カードはホルダーにある) [道具]:基本支給品、454カスールカスタムオートマチック@HELLSING [思考・状況]:基本方針:絶対に乗らない。それがかっとビングだ! 1:尾形と一緒にかっとビングを決めたのに、俺は……!! 2:あれ、アストラルいなくねえか? 3:シャークにカイト、それと不安だけどベクターも探す。 4:シャークがいそうだから海とか水のある所を調べる。 5:空飛んでた奴(零)を追いたい。 [備考] ※参戦時期は少なくともナッシュ戦の途中です。 どの程度の段階で中断されたかまでは後続にお任せします。 ※アストラルはいません。 ※カガリは一定のダメージを受ければ消滅しますが、 時間が経てば再度召喚は可能です(どの程度かは後続にお任せします)。 レイの手に渡った場合は装備を換装できる一種の変身アイテムになります。 ロゼにも使えるかは後続の書き手にお任せします。 ※支給品の説明を読んでいません。 ※村雨との相性が非常に悪いです。 無理に使用したため身体に負担が大きくかかってます。 【野原しんのすけ(大人)@クレヨンしんちゃん】 [状態]:ダメージ(中)、オルタナティブ・ゼロに変身中、複雑な感情 [装備]:オルタナティブ・ゼロのデッキ@仮面ライダー龍騎、薬品型空気ピストル@ドラえもん(残り3発) [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1(確認済み、治療系の類ではない) [思考・状況]基本方針:困っている人をおたすけする 1:あの子(ルナ)をどうするか…… 2:協力してくれる人と並行してネネちゃんとボーちゃんを探す。 3:パラダイスキングを警戒。 4:ヒーローってこういうところあるんだよなぁ…… [備考] ※参戦時期は「映画 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」本編終了後。 ※少なくとも「オラの花嫁」より前の映画の出来事は経験しています。 【ジャンヌ@大番長 -Big Bang Age-】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大)(魔力回復中)、精神疲労(大) [装備]:約束された勝利の剣@Fate/Grand Order、賢者の石@仮面ライダーウィザード、風の主霊石@テイルズオブアライズ [道具]:基本支給品一式、尾形百之助のデイバック(基本支給品、ランダム支給品×0~2) [思考・状況]基本方針:檀黎斗と言う日本人を浄化しハ・デスを名乗る悪魔を打ち取る。 1:穢れた日本人は浄化する。主催も当然だ。 2:同胞(自分たちと同じ外国人)は率先して保護の方針。 3:先の金髪の女(エアトス)、何者だ……? 4:あの男(蛇王院)、何故生きていたのか。もう一度殺すだけだが。 5:デュエルか。使うのはともかく理解しておく必要はあるやもしれぬ。 6:今は退く……少し落ち着くべきだ。 7:次から次へと、何故穢れた者を守りたがる。 [備考] ※参戦時期は久那妓ルート、スカルサーペント壊滅後。 ※風の主霊石で風属性の力を獲得しています。 風の攻撃は消耗も賢者の石で賄ってるので見た目よりは消耗しません。 またこの攻撃はデュエルモンスターズを相手するのであれば、 魔法・罠を破壊することができるようになってます。 ※以下のものがC-2に落ちてます。 右腕用ホーリー・ナックル@Fate/Grand Orderは黒ずんでますが使えるかは後続の書き手にお任せします 左手用は空気砲@超人類に変質の際に融合したため消滅してます。 雷槌(ミョルニル)@終末のワルキューレ 一斬必殺『村雨』@アカメが斬る! 両断されたヴリスラグナ@グランブルーファンタジー 【聖なるバリア-ミラーフォース(ゴールドシリーズ)@遊戯王OCG】 のび太に支給。ゴールドシリーズについては既存のものを参照。 遊戯王における代表的な罠カード。攻撃宣言時に発動し、攻撃表示のモンスター全てを破壊する効果を持つ。 デュエリスト以外は攻撃態勢に入ってる参加者全員が対象となる。破壊=死亡ではないが当たり所次第では死ぬ。 【雷槌(ミョルニル)@終末のワルキューレ】 のび太に支給。神VS人類(ラグナロク)における一回戦で呂布奉先と戦ったトールの神器。 鉄の手袋(ヤールングレイブル)と併せ、ブリュンヒルデでも神武器(クソチート)と称する神器。 頭はオリハルコンすら溶解する程の熱を発するものの、本ロワではある程度は抑えられている。 だが焼けるほどの熱源が身近にある為、使用者と言えども熱による消耗は基本的に免れない。 人の身で神が使用することを前提とした神器を扱う時点で、相応のリスクはあると言う事でもある。 ヨルムンガルドを葬った覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)は流石に人では早々できない。 当然滅茶苦茶重いので常人に扱えない。 【神月アンナのデュエルディスクとデッキ@遊戯王ZEXAL】 うさぎに支給されていたデッキ。神月アンナの列車をモチーフとしたデッキ。 レベル10を並べてエクシーズ召喚し、豪快な効果やステータスを以て敵を薙ぎ払う。 列車モンスターは自動的にレールを目の前に作りながら出現するので場所は基本問わない。 デュエルディスクは(今まで具体的な描写がないため)アンナと同じもの。 【レッド・デーモン・ドラゴン・タイラント@遊戯王ARC-V】 ジャックの心意システムで発現したシンクロモンスター。 アニメ版効果の為、OCGにおける召喚制限や①、②ともに同名の発動制限はない。 シンクロ・効果モンスター 星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000 チューナー2体+チューナー以外のモンスター1体以上 ①:自分メインフェイズ1に発動できる。 このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。 このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。 ②:バトルフェイズに魔法・罠カードが発動した時に発動できる。 その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を500アップする。 【空気砲@超人類】 のび太の心意システムで発現したもの。 ドラえもんが使っていたひみつ道具の空気砲に似ているが、 のび太の状態の結果サイコガンのように一体化したものになっている。 尚、空気砲とは言うが超人類出典の為発射されるのはどう見てもビーム。 なぜ数あるひみつ道具の中からこれが心意になったかは定かではない。 ドラえもん達に対する怒りだからこそ、あえての空気砲なのかもしれない。 052:■滅の刃(前編) 投下順 054 聖戦 時系列順 001 うるさくてキングなやつたちとなんか名前がなくてファラオなやつたち ジャック・アトラス 深淵の冥王 うさぎ GAME OVER 023:天命の聖剣 ジャンヌ 016:Realize 野比のび太 GAME OVER 020:白銀世界のスナイパー 九十九遊馬 尾形百之助 GAME OVER 037:執念と怨念、そして人間性 野原しんのすけ(大人) ルナ
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フィオルン スキル面でもアーツ同様、別れた時のSPを引き継ぐので取り残される。 成長の促進、肉体・精神の強化はあるなら便利だが、必須というわけでもない。 加入後は勇敢にしておき、少しでも強撃の極意に近付けておく。 ストーリークエストを進め、早めに勝気を開放しておこう。 勝気解放後は元気大爆発まで優先して取りに行く。 高テンションまで持っていきやすく、ダブルアタック系のジェムを装備しておくと連撃の極みで4連クリティカルをお見舞いしてくれる。 また、元気大爆発によるテンション上昇は突発キズナ・未来視ブレイク以外で超ハイテンション状態になれる唯一の手段であり、他キャラへのリンクも非常に有用。 カウンターが全てクリティカルになる反撃の極意も見逃せない。 1~2章のフィオルンにはスキルに関係したバグがある。序盤フィオルンのバグ 1周目では殆ど問題にならないが2周目以降でフリーズの原因になるので注意。 Switch版では修正済み 性格 スキル 詳細 対象 SP コイン 性格 条件・効果 値 勇敢 永続型クリティカル率アップ 4% 機界パーツ装着(中装の心得) いつでも発揮 永続型 自分 - ---- 特殊な機界系の防具を装備できるようになる(中装備の防具を装備できるようになる) 機界装備可能(中装備可能) 6% 限界の反撃 バトルメンバー時に発揮 発動型100% 自分 700 2 HPが半分になるとカウンター率が上がる カウンター率アップ15% 8% 再戦の誓い バトルメンバー時に発揮 永続型 バトルメンバー 1000 ---- 戦闘不能復活時のHP回復量増加 追加HP回復20% 10% 強撃の極意 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 2000 13 クリティカル攻撃のダメージ上昇 クリティカル強化20% 15% 負けない勇気 バトルメンバー時に発揮 永続型 バトルメンバー 3500 28 仲間二人が戦闘不能でパーティーゲージ上昇 パーティーゲージアップ50 大胆 永続型筋力アップ未習得時10 30 戦闘の構え バトルメンバー時に発揮 発動型75% 自分 300 2 抜刀時に筋力アップのバフ 筋力アップ15%効果時間30s 40 開戦の一撃 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 700 6 抜刀後の最初の一撃のダメージ上昇 開幕ヒット強化50% 50 俊足の脚 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 1000 5 移動速度上昇 移動速度アップ4% 70 肉体の強化 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 2000 30 物理ダメージが軽減される 物理ダメージ軽減10% 100 強者への覚悟 バトルメンバー時に発揮 発動型100% 自分 3500 19 格上の敵に対し抜刀すると全ステータスアップのバフ 全ステータスアップ30%効果時間30s 活発 永続型最大HPアップ未習得時:2% 4% 限界の挑戦 バトルメンバー時に発揮 発動型100% 自分 2 HPが半分になるとガード率が上がる ガード率アップ15% 6% 速攻の構え バトルメンバー時に発揮 発動型20% 自分 700 4 抜刀した時に低確率でヘイストのバフ ヘイスト30%効果時間30s 8% 成長の促進 いつでも発揮 永続型 自分 1000 29 戦闘時の獲得EXP量増加 EXPボーナス20% 10% 精神の強化 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 2000 30 エーテルダメージが軽減される エーテルダメージ軽減10% 15% 元気の連鎖 バトルメンバー時に発揮 発動型100% バトルメンバー 3500 20 突発キズナ成功時パーティーにヘイストのバフ ヘイスト20%効果時間15s 勝気 永続型カウンター率アップ未習得時2%条件:落ちた腕のクエスト「約束の剣」クリア 5% ビジョンモード バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 200 18 未来を教えられると次のアーツダメージ上昇 攻撃アーツ強化25% 10% 反撃の極意 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 500 60 カウンターアタックが全てクリティカルになる クリティカル確定 12% 活力爆発 バトルメンバー時に発揮 発動型2% 自分 800 75 ダメージを与えた時希にタレントゲージMAX タレントボーナス100% 15% 連撃の極み バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 1000 70 ダブルアタックが必ずクリティカルになる クリティカル確定 20% 元気大爆発 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 1500 80 タレントアーツ使用時テンション1段階上昇 テンションボーナス 純真 永続型エーテル防御アップ未習得時5条件:機神界中枢クリア後巨神脚のクエスト「ぶつかり合うふたつ」クリア(Lv98程度必要) 10 乙女の力 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 200 - シュルクと共に戦うと連携時のダメージが上昇 連携ダメージ強化50% 20 乙女の勇気 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 500 - シュルクに未来を教えられるとアーツダメージ上昇 攻撃アーツ強化50% 30 乙女の加護 バトルメンバー時に発揮 発動型10% 自分 800 - シュルクと共に戦うと被ダメージ時に回復する ダメージヒール10% 40 乙女の鼓動 バトルメンバー時に発揮 永続型 自分 1000 - シュルクと共に戦うと低いテンションにならない テンション超低い無効 50 乙女の奇跡 バトルメンバー時に発揮 発動型100% 自分 1500 - シュルクに励まされると全ステータスアップのバフ 全ステータスアップ25%効果時間20s