約 64,906 件
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/78.html
前へ 注:鬼畜出木杉 森の中 一人の女が走っていた。 特徴的な青い装束はアクア団のものだと分かるが、一般的な形と少し違う。 彼女はアクア団幹部、イズミ。 「まさか子供相手に遅れを取るとは……」 天気研究所で会った二人の子供。 彼らの連携に思わぬ敗北をしてしまい、こうして逃走している。 『次は必ず倒してやる』 イズミはそんな事を考えていた……そう、だから注意力も散漫だったのだ。 ふいにイズミの腰に何かが巻き付く。 「きゃぁっ!」 イズミはそのまま宙に持ち上げられる。 「こ、これは……つるのムチ……」 ホウエン地方ではお目にかからない珍しい技だ。 「野生の、ポケモンじゃ…ないわね」 「ご名答」 ぱちぱちと拍手の音がする。 暗闇から現われたのは10歳くらいの少年と、ムチを出しているモンジャラ。 「子供のいたずらは相手を見てからするものよ、私は……ああうっ!」 イズミの体を締め付ける力が増す。 「その子供に負けてこんなところを逃げ回ってるのは誰なんですか?」 少年が笑う。 「貴様……アクア団の幹部に対して……」 イズミが燃えるような目をして睨み付ける。 そんなイズミを冷ややかに見つめる少年の後ろから一人の少女が現われた。 注:鬼畜出木杉 「出木杉様、お呼びでしょうか」 「ああツツジ、待ってたよ。君も一緒にここにいてくれ」 『ツツジ?行方不明になったカナズミのジムリーダーがなぜ?』 イズミはツツジと出木杉という少年の関係がさっぱり分からず困惑する。 二時間後。 イズミをムチで拘束したまま、出木杉は何もせずにただ座っていた。 ツツジは出木杉の真意が分からず、ただ待っているだけだ。 「そろそろかな」 出木杉が宙に吊られているイズミを見上げる。 「出木杉様、いったい何が……」 ツツジは怪訝そうに質問する。 「このイズミって女は高飛車でプライドが高いんだ」 そう言って笑う出木杉の目は冷たい。 「そう、君と同じタイプなんだよ、ツツジ。こういうタイプには普通に言っても何も聞いてくれない」 そう言うと出木杉はどこからかステンレス製のボールを取り出した。 「だから話を聞いてくれるようにしないと」 出木杉の言葉と手に持つ容器の関係が分からずにツツジは首を傾げる。 「イズミさーん、元気ですかー!」 出木杉が上で縛られているイズミに声をかける。 「わ、わた……しを……、はな…せぇ…」 明らかにイズミの様子が変だ。 その様子を見てツツジも出木杉のやりたいことを理解した。 『出木杉様、容赦ないですわ……素敵……』 注:鬼畜出木杉 出木杉がモンジャラに命令し、イズミを出木杉の前に差し出す。 「苦しそうですね、イズミさん。何かご希望がありましたら遠慮なくおっしゃってください」 イズミは顔を紅潮させながら小さくつぶやく。 「……ィレ…」 「聞こえませんよ」 「…トイレに……」 出木杉がニヤリと笑い、ステンレスのボールを置いた。 「はい、トイレ」 イズミの目が憤怒で染まる。 「ボクの部下になってくれたら拘束を解いてあげるよ」 「そ、そんな取引……んんっ」 イズミの思考力はすっかり低下している。 とにかくこの場を切り抜けたいがために、つい口走ってしまった。 「部下にでも何でもなるからぁっ!」 「だぁめ」 出木杉がイズミのズボンと下着をまとめて勢い良くずり下げた。 「あっあぁぁぁっ!」 極限まで敏感になった部分が外気に触れ、ついに我慢していたものが放物線を描く。 「やぁぁっ、と、とまらないっ、んんんんんーーーっ!」 「はははは、ステンレスってすごい音出すよね」 自らを制御できずにいるイズミ、その目はすでにこの場を見ていない。 「『大人のくせに』こんなところでおしっこしちゃうなんて、だらしないなぁ」 イズミはアクア団本隊と再び合流した。 その心に新たな主人を抱いて…… カナズミシティ。 ドラえもんとしずかはデボン社長にお使いの達成を報告して、デボンコーポレーションを後にした。 トウカシティでのジム戦は二人の圧勝で終わった。 しずかのサーナイト、ドラエモンのヤミラミ&エアームドはすでにセンリのポケモン達を大きく上回っていたのだ。 ハジツゲへの寄り道、物拾いによる不思議なアメの入手。 しずかに関してはスネ夫との戦いによる経験蓄積も大きい。 「がくしゅうそうち、貰っちゃったね」 「それにみんなの分のポケナビもね。これさえあれば皆と連絡が取れるわ」 一休みするためポケモンセンターに寄った二人。 ポケモンを預ける際にジョーイが思い出したように声を上げた。 「ドラエモンさんとシズカさんですね、昼にユニオンルームで待ち合わせしたいとの連絡を受けております」 二人は顔を見合わせる。 「ん?もしかしてのび太くんかな?」 「じゃあどこかの町にいるのかしら!」 時間は昼前、二人はユニオンルームに入室した。 しばらく待つと、転送による光の柱が現れる。 「よう、二人とも元気か!」 二人の前に現れたのは意外な人物。 「じ、ジャイアン!!」 ジャイアンが通信を求めてくるとは意外だ。 「そっちは……カナズミか。俺はヒワマキにいるんだ」 「ヒワマキ……」 しずかがポケナビで地図を見ると、キンセツの川を渡った先の町の様だ。 「剛さん、のび太さんを見なかった?そっちの方にいるはずなんだけど……」 ジャイアンがにやりと笑う。 「ああ、我が心の友のび太くんだろ?お前達への伝言預かってるんだ」 「ジャイアン、のび太くんに会ったのかい!」 ドラえもんの目から涙があふれる。 二度も川に落ちる不運さもアレだが、それでも野垂れ死にしていないのは不幸中の幸いだ。 「のび太はここのジムバッジをゲットして、今キンセツに向かってるはずだ。空を飛んでるからもう着いてるはずだぜ」 ドラえもんはその話を聞いて大泣きに泣いた。 「うおーんおんおん、のび太くんが、のび太くんが…そんなに立派にぃぃぃ~」 「ドラちゃん、良かったわね」 しずかまでもらい泣きしている。 「つーことで確かに伝えたぜ、俺は先に行くからな!」 その時、しずかが重要なことを思い出す。 「確かスネ夫さんがキンセツに向かってるはず……」 それを聞いたドラえもんは顔を青くする。 「そうだ、スネ夫にインネン付けられてなきゃいいけど……」 しかしジャイアンはガハハと笑って答えた。 「ああ、心配するな。のび太がスネ夫ごときに負けるわけねーよ」 ジャイアンの妙な太鼓判に、不安ながらも納得する二人。 何がジャイアンののび太に対する評価を上げたのか、ドラえもんにはさっぱり分からないのだが。 「あ、ジャイアン!これ持っていって!」 ドラえもんが転送システムでジャイアンに道具を転送する。 「んー?なんだこりゃ」 「それはポケナビ。今度からはエントリーコールで連絡を取り合おうよ」 ジャイアンはひとしきり操作の説明を受け、ユニオンルームから消えた。 「ジャイアンはああ言ってたけど……」 「やっぱり心配だわ」 二人は顔を見合わせる。 「のび太くん(さん)だからねぇ…」 二人は急いでカナズミを後にする。 キンセツシティ。 のび太が到着したとき、キンセツではとある噂が持ちきりだった。 「よう、ジョギングマン。生きていたかい!」 のび太に気付いたギタリストのテリーがやってくる。 テリーの話では、キンセツに「露出ボーイ」が現れたらしいのだ。 キンセツ都市伝説 「露出ボーイ」 前から見ても横から見ても同じ髪型をしている少年が下半身全裸で走り回る。 昔、サイクリングロードで自転車を奪われた少年の霊だと言われている 「うーん、そんな変な髪型の奴なんているの?」 のび太の疑問はもっともである。 「さあな、大方アフロヘアーだったなんてオチじゃねえの?じゃあな」 テリーと別れたのび太。 その姿を物陰から見つめるのはスネ夫だった。 「のび太のやつ、相変わらずバカ面しやがって……」 あいつのペットのドラえもんには散々な目にあわされた。 仕返しにもならないが、奴でもいじめてウサ晴らしをしてやろう。 「やい、のび太!」 聞き知った声にのび太が振り向くと、そこには懐かしい友人がいた。 「スネ夫ー!元気だった?」 再会の喜びに駆け寄り、思わず手を取ろうとしたが、そんなのび太を力一杯突き飛ばすスネ夫。 「な、なにするんだよ!」 「今ボクはすごくムシャクシャしてるんだ!のび太、お前と遊んでやるよ」 そんなスネ夫をしげしげと見つめるのび太。 「前から見ても横から見ても同じ髪型……」 スネ夫の肩がビクンと震える。 「まさか、スネ夫が露出ボーイ……なんてことはないよね」 「のび太ァッ!お前コテンパンにしてやるよォォォッ!」 スネ夫の顔が般若のようになり、懐のモンスターボールに手を掛けた。 キンセツのギャラリーがそんな二人を見物に集まる。 後にキンセツ史に語られる事となる「ジョギングマンと露出ボーイ、真昼の決闘」である。 衆人環視の中、二人はポケモンを繰り出した。 「いけ、ヌケニン!」 「頑張れ、ケッキング!」 スネ夫のヌケニンに対してのび太が出したのはケッキング。 「ケッキング、あくびだ!」 ケッキングのあくびがヌケニンの眠気を誘う。 「お、ボクの(もともとはジャイアンのだけど)ナマケロを進化させたんだな、のび太にしては上出来だけど……」 スネ夫のヌケニンは毒毒でケッキングを猛毒に侵す。 「そんな2ターンに1回しか動けない奴なんか恐くないぜ!」 次のターン、動けなくなったケッキングはヌケニンに砂をかけられてしまい、毒で体力を消耗する。 「なんだ、全然たいしたことないな」 余裕のスネ夫。 あくびの効果でヌケニンは眠ってしまったが、どうせ攻撃技は切り裂くか欲しがるが関の山だろう。 しかし、のび太のケッキングが覚えている攻撃技はただひとつ。 「ケッキング、だましうちだ!」 悪タイプ、しかも砂かけの影響を受けないだまし討ちがヌケニンにヒットする。 「な、なにいっ!」 「やった、倒したぞ!」 偶然なのか戦略なのか、とにかくヌケニンを撃破されてしまった。 スネ夫は歯噛みしながら2体目にテッカニンを出す。 ケッキングは動けないので、テッカニンは影分身で回避率を上げる。 「こいつで補助効果積んで全滅させてやるよ!」 加速で素早さが上がる。 「次は剣の舞だ!」 攻撃力まで上昇したテッカニン。 しかしまたもやのび太はスネ夫の想像を覆した。 「ケッキング、アンコール!」 「ええええええ!」 ギャラリー達も唸る。 皆は影分身後の積み技を予測したのび太の戦術に唸ったのだろう。 『いや、きりさくをアンコールして次にジュペッタだすつもりだったんだけど……』 のび太はケッキングを引っ込め、トロピウスを出した。 剣の舞を続けるテッカニンに対して空を飛んで攻撃、またもや一撃で倒してしまった。 「な、なんだこの展開は!のび太のくせに、のび太のくせに!」 スネ夫は怒り狂い、エースのゴルバットを繰り出した。 「あやしいひかりだ!」 ゴルバットの光を見たトロピウスが混乱し、自らを攻撃してしまう。 「ピー助、言うことを聞いてくれよ!」 そんなトロピウスにゴルバットのエアカッターが急所を直撃する。 トロピウスは再び自らを攻撃し、その巨体を沈めた。 「ピー助、ピー助……」 「ほら、さっさと次のポケモンを出せよ!ウスノロ!」 スネ夫の怒りはおさまらない。 のび太が次に出したのはドククラゲだ。 「のび太、色違いなんてお前にはもったいないな」 スネ夫がせせら笑う。 ドククラゲの素早さは早いが、ゴルバットを倒せる技は持っていない。 「ほら、何でもこいよ!まきつくのか?ようかいえきか?」 挑発するスネ夫にのび太が叫んだ。 「れいとうビーム!」 冷気の光線を受け、ゴルバットが凍り付く。 「ジャイアンから貰ったれいとうビームの技マシンを使ったんだ!」 「ぐぐ……ジャイアンの奴め、余計なことを!」 スネ夫の手持ちはジュカイン、マルノーム、そしてキノココ。 弱点を突かれずに戦えるのは皮肉にものび太から奪ったマルノームだけだった。 「マルノーム、お前の元主人をぎゃふんと言わせてやれ!」 冷凍ビームを耐えてのしかかり、マヒさせることに期待するしかない。 しかしのび太の偶然はスネ夫の期待を打ちのめした。 「そうだ、確かジュペッタに技マシンでサイコキネシスを覚えさせたんだっけ!」 渾身ののしかかりはジュペッタには効果がなかった…… 結局終わってみればのび太の圧勝。 「ちきしょー、覚えてろよのび太!」 スネ夫は小悪党の捨て台詞を残して去っていく。 その目にはのび太に対する怒りとは別のものが秘められていた。 「ジャイアンめ、目の前にいなくてもボクの邪魔をするのか……許せない!」 サファリゾーン。 ジャイアンは草むらで必死の捜索をしていた。 冷凍ビームを持つラグラージ、火炎放射を覚えたバクーダ。 この2体のおかげで苦もなくヒワマキのジムリーダー・ナギを倒したジャイアンはサファリゾーンに来た。 ここにはある用事があったからである。 「はぁはぁ、なんで捕まんねーんだよ……」 これで四回目の挑戦、かれこれ100個以上サファリボールを投げていることになる。 「くそっ、手強い奴だぜ。そういやゲームでもなかなか捕まらなかったっけ」 そう思い返すジャイアンの前に新たなポケモンが現れた。 「へへ…いやがったな」 大きな角、青光りする硬い外殻。 男の子の夢、甲虫王者ム…ヘラクロスである。 「おーりゃー!」 ジャイアンはサファリボールを投げるが、ヘラクロスはすぐボールから出てしまう。 「このっ!このっ!」 何度も何度も挑戦するが捕まらない。 そしてヘラクロスは去り、ジャイアンは21度目の捕獲失敗を喫した。 「ああ捕まんねえ!どうなってんだよ全く!」 休憩所でイライラしているジャイアンに他の客も生きた心地がしない。 彼は毎回ここに現れ、辺りの物に当たり散らして帰っていくのだ。 たまらずに一人の男がジャイアンにアドバイスする。「あのー、もっと近づいてボールを投げれば……」 その言葉にジャイアンはポンと手を叩く。 「そうだった、近づけばよかったんだ!」 『こんだけ挑戦してて知らなかったのかよ!』 休憩所の利用者達は呆れながらも揃って胸を撫で下ろした。 ジャイアンは再び辺りの捜索を始めた。 「やべえな、残り歩数が少ないはずだ……こうなったら!」 ジャイアンはその場で目まぐるしく動きだした。 歩数節約の方向転換、端から見ればかなり異様な動きだ。 「うおおおおおっ!」 ジャイアンの動きがさらに素早くなってくる。 右後左右左前右前後左前……まるでファミコンの隠しコマンドを打ち込む指のようにジャイアンは動く! 「!…出たか!」 そのヘラクロスは今までで最も立派な角の個体だった。 ジャイアンはふらふらしながらそのヘラクロスと対峙する。 『近づく、近づく……』 本来は気付かれないように徐々に間合いを詰めなければならないのだろうが、生憎ジャイアンにそんな器用な事はできない。 「とにかく近づけばいいんだろ!」 ジャイアンは一気に間合いを詰める。 ヘラクロスはそんなジャイアンに驚いて思わず頭を下げた。 その角は突進してくるジャイアンの腹にめりこむ。 「はうっ!……か、カウンター」 ジャイアンは薄れゆく意識のなか、ヘラクロスにサファリボールを叩きつけた。 意識を失ったジャイアンのそばでヘラクロスを収めたボールの動きが止まる。 そしてサファリゾーンのアナウンスが挑戦終了を告げたのだった。 デコボコ山道。 出木杉、ツツジ、アスナの3人はとある岩山の傍にいた。 「出木杉様はこんなところに何の用があるのかしら?」 「知らないよ。けど出木杉様がこんな場所にただ遊びにくるとは思えないし」 そんな二人の会話を遮るように出木杉のポケナビが鳴る。 「ああ、イズミさん。……そうですか、わかりました。引き続き監視をお願いします」 ポケナビを切ると、岩山をジロジロと見て歩く。 「確かここらへんに……あったあった!」 出木杉が何やら印象のようなものをかざすと、岩山が割れて大きな穴が現れた。 「な、なんなの…これ」 「出木杉様、これは一体……」 驚く二人に出木杉が説明する。。 「ここはあのマグマ団のアジトだよ」 そう、比較的目立ちやすい場所にあるアクア団アジトと違い、マグマ団アジトの場所を知る人は少ない。 「さっきイズミから連絡があってね、彼らのボスはおくりびやまにいるそうだよ」 そう、出木杉は知っていた。 おくりびやまで二つの集団があるものを強奪しようとしていることを。 「となると、次はここでフラグを立てることになるんだが……それは僕がやろうと思ってね」 何を言っているか分からないが、とにかくすごい事なのだろう。 言いようのない神秘性を感じたツツジとアスナは、うっとりとした目で出木杉を見つめる。 「じゃあ用意したアレを出してください」 ツツジとアスナは十数個のモンスターボールを放り投げた。 現われたのはゴローンの大群。 出木杉に促されて次々と洞窟に消えていく。 「そんなことしたら感付かれてしまいますわ!」 心配したツツジが訴える。 しかし出木杉は中止しようともしない。 「ツツジ、このアジトには事もあろうに野生のゴローンが徘徊してるんだよ」 出木杉はにやにやと笑いながらインカムを付ける。 このインカムで受信機を付けたゴローン達に遠隔でも命令が可能だ。 「バカな組織だよねぇ。アジトの中に味方以外のポケモンを野放しにしているんだから」 出木杉がゆっくりと息を吸い込む。 ツツジとアスナは次に発せられる言葉を想像して身震いした。 「……だいばくはつ」 中で凄まじい衝撃音が響き、入り口から砂煙が吹き出した。 「これで帰るところがなくなったマツブサは『あそこ』に行くしかない。アオギリの奴はイズミが連れてくるだろう」 キンセツシティ。 ドラえもんとしずかはのび太のいるこの町に到着していた。 早速ポケモンセンターに向かいのび太の呼び出しを頼んだが…… 「ノビタ様はこちらにはいらっしゃいませんね」 二人は心配そうに顔を見合わせる。 そんな二人に受付が思い出したように何かを探し始める。 「確か……ああ、ありました。お二人に伝言を預かっております」 「伝言だって?」 ドラえもんが驚いたのは伝言があることではない。 のび太に伝言を残すような要領の良さがあったことに驚いたのだ。 『本当にあののび太くんが?』 そんな疑問を尻目に受付が伝言を読む。 「夕方に帰る、待っててくれ。だそうです」 二人は不安だったが、とりあえず夕方まで待ってみることにした。 夕方。 センターの前で待っていると、のび太がトロピウスに乗って空から降りてきた。 「ドラえも~~ん!」 手を振るのび太に二人も応える。 「のび太くん!」 「のび太さ~~ん!」 のび太はトロピウスから飛び降りると、ドラえもんに抱きついて泣き始めた。 「うう、ドラえもん会いたかったよ……」 「よしよし、のび太くんはよく頑張ったよ」 伝言を残した要領の良さとはうって変わったのび太の様子に、ドラえもんは何となくほっとした。 センター内で3人は今までの経緯を語り合う。 「それにしても、またのび太くんがいなくなってたから心配したよ」 ドラえもんがため息を吐く。 「いったいどこにいっていたの?」 「それはねしずちゃん、トウカシティでジム戦をやっていたのさ」 「ジム戦?」 ドラえもんとしずかは顔を見合わせる。 「ほら、ここから先は波乗りの秘伝も必要になると思って取りに行ってたんだ。空を飛ぶじゃ行った町にしかいけないしね」 のび太はキンセツのテッセンからジムバッジを受け取ると、コトキタウンを経由してトウカへ行ったのだ。 「これでボクも二人と一緒に旅ができるよ!」 ドラえもんが思わず涙を流す。 「のび太くん、本当に立派になって……」 こうして3人は再会を果たし、翌日キンセツシティを旅立っていった。 119番道路。 スネ夫は朝から釣りを続けていた。 ポイントを変えながら何度も何度もチャレンジしているが、目当てのモノはちっとも釣れない。 「おっ、引いてる!」 スネ夫が竿を上げると糸の先にはまたもやキバニアが。 「くそ、ヒンバスが釣れるまで諦めないぞ!」 翌日。 あっさりヒンバス釣りを諦めたスネ夫はヒワマキシティで心地よい朝を迎えた。 「さて、やってみるか」 この町にきたスネ夫はひとつやってみたい事があった。 それはこの町で入手できるある技マシンだ。 「ジュカインはイマイチ技のタイプにバリエーションが少ないからな」 今の技はリーフブレード、高速移動、追い打ち、電光石火。 正直戦闘力が心許ないのだ。 「この目覚めるパワーを使ってみて、いいタイプの技が出ればいいんだけど……」 できれば特攻の高さを生かせる炎か電気あたりが出れば御の字だ。 早速ジュカインに使用してみる。 「めざパドラゴン……」 特攻は生かせるがあまりにも使えない。 スネ夫はガックリと肩を落とした。 ヒワマキジム。 ここのジムリーダー・ナギは飛行タイプの使い手。 草と虫タイプ主体のスネ夫にはいささか分が悪い。 「とりあえずゴルバットとマルノームでやるしかない……」 「どうしました?戦いの前に考え事かしら」 ナギがにこやかに語りかけてくる。 「やるしかない、やるしかないさ」 スネ夫はモンスターボールを構える。 「いきなさい、チルット!」 「ゴルバット、捻り潰せ!」 二人はポケモンを繰り出す。先攻はもちろんゴルバットだ。 「かみつく!」 ゴルバットがチルットに噛み付くが倒すには至らない。 「チルット、しんぴのまもりよ!」 「ちっ、チルットは捨て駒かよ」 スネ夫は舌打ちする。 「戦術、といっていただきたいわね」 ゴルバットに噛み付かれて戦闘不能になったチルットに代わり、ナギはトロピウスを繰り出す。 「ふ、ふん!そんなポケモンなんか恐くないさ!」 スネ夫がエアカッターを命令する。 風の刃がトロピウスを引き裂くが、なんとか耐えきった。 「勝負を急いでいるようですね」 正直、トロピウスでは分が悪いがナギは顔色を変えない。 「トロピウス、あまいかおりを!」 「ふん、もう一発エアカッターが当たれば終わりだよ」 スネ夫の言う通り、次のターンのエアカッターがトロピウスに止めを刺した。 「これで2体目、やっぱボクって強いな!」 そんなスネ夫にナギが語りかける。 「ポケモンバトルとはそんなに単純なものではありませんよ。レベル差をトレーナーの力で埋めることだってできるのですから……」 「次はこのポケモンです!」 ナギが出したのはペリッパー。 「ふん、またやっつけてやるよ!」 ゴルバットのエアカッターがペリッパーに命中する。 「ペリッパー、ちょうおんぱ!」 超音波がゴルバットを混乱させ、自らにダメージを与えてしまう。 「し、しまった!」 その間にいい傷薬でペリッパーの体力を回復させるナギ。 「ふん、そんな悪あがきを……」 混乱しているゴルバットだが、今の状況ならさして心配することはないだろう。 スネ夫は引き続きエアカッターを命令する。 「まもりなさい!」 運よくペリッパーのほうに放てたエアカッターも完全に防がれてしまった。 次のターンに自らを攻撃したゴルバットは、ペリッパーの翼で打たれてやられてしまう。 「そ、そんな……ゴルバットが」 「油断と満身があなたを敗北させたのですよ」 スネ夫はのび太との戦いを思い返す。 自分はグズだったのび太の成長ぶりに焦り、憤慨して我を忘れてしまった。 状態異常ポケモンの使い手としてこれは致命的だ。 「そうか、わかったよ。ボクがあいつらに負けたワケが……」 スネ夫の顔を見てナギがにっこりと微笑んだ。 その後、スネ夫は苦戦するもなんとか勝利した。 (チルタリスに対してジュカインのめざパドラゴンが役に立ったことはスネ夫の計算外だったが) ジムバッジを得てスネ夫は手持ちのポケモンを見つめる。 「対ジャイアンに特化しすぎちゃってたかな。ちょっと考えないと……」 スネ夫は自分の攻略ノートを見つめる。 草タイプ2体、虫タイプ2体、毒タイプ2体ではあまりにもバランスが悪すぎる。 この近辺でゲットできる有用な戦力は…… アブソルは出現率が低いので狙うのは得策ではない。 比較的ゲットしやすくて、即戦力になるポケモン。 「ん、こいつなら……」 コイツをゲットして、ヒワマキで…… スネ夫の脳がフル回転し、決断を下す。 「よし、まずはコイツをゲットしてやる」 スネ夫はいい釣り竿を持って120番道路に向かった。 木の実爺さんの家。 のび太達一行はここで一時の休息をしていた。 「やっぱりのび太くんは強いね」 「そりゃ僕はこの先の町からやってきたからさ!」 のび太は自慢げに語る。 「それよりもしずちゃんのマッスグマ達もすごいよ、あんなにたくさん道具を拾ってくるんだから」 のび太も旅中ではしずかのアイテムの力を借りている。 ふと疑問に思ったドラえもんはのび太に質問する。 「そういえばのび太くん、一個モンスターボール使ってないよね」 のび太は指摘されたボールを取り出す。 「これね、全然使えないポケモンなんだ」 ボールから出てきたのはヒンバス、みじめに床を跳ね回っている。 「こ、これは……なんか汚いね」 「まるでのび太さんみt……」 しずかがとんでもない毒を吐いたような気がしたが、のび太は気にせず続ける。 「ちょっとは使ってみたんだけど、全然技を覚えなくて……」 「……のび太さん、このポケモン私にくれない?」 しずかの提案にのび太は戸惑う。 こんな汚いポケモンをなぜしずかは欲しがるのだろう? さっぱり分からないが、とりあえずマッスグマの内一匹と交換することにする。 しずかはぶつぶつと「うつく……上げれ……ロスね」などと呟いていた。 ミナモシティ。 ジャイアンはこの町の片隅で隠れるように行動していた。 町に着いたジャイアンを待っていたのは手荒い歓迎だった。 「あのガキ、確か手配リストにあった……」 「そうだ、天気研究所の……」 町をぶらついていたアクア団員達に発見され、ジャイアンは追われる身となってしまう。 ミナモシティはアクア団のアジトがあることで有名な町だったのである。 「このままじゃやべえな……」 ミナモデパートの中で途方に暮れるジャイアン。 ゲームでは手持ちだけで余裕でアジトを潰せるだろうが、天気研究所のような事になってはマズい。 「誰か他の奴が来るまで待つわけにも行かないし……」 「剛田君、剛田君じゃないか!」 名前を呼ばれ不意に振り向くと、そこには見知った顔が立っていた。 「お前…出木杉じゃんか!」 出木杉はにこにことしながら再会の喜びを讃えあう。 「それにしてもお前がこんなところまで来ていたなんてな」 「ああ、カイナシティで潜水艦が奪われたんでここまでやってきたんだよ」 『そういえばそんなイベントがあったな』 出木杉はちゃんとゲームのシナリオのままに進めているようだ。 ジャイアンは今までの経緯をかくかくしかじかと説明する。 「……というわけで困ってたんだよ」 出木杉は少し考え込み、口を開いた。 「じゃあ、僕らでアクア団をやっつけよう!」 「でも出木杉、お前強いのか?」 その質問に出木杉は自らのモンスターボールを投げる。 「バシャーモ、フーディン、スターミー、それにピカチュウか……すげえな、お前!」 『お前のようなフルアタ馬鹿に分かるように編成したんだよ』 出木杉は心でそう思いながらポケモンをボールに戻す。 「よし、じゃあアクア団をぶっ飛ばしてやろうぜ!」 ガハハと笑いながら階段を下りていくジャイアン。 その様子を見ている出木杉のそばにイズミが現れた。 「あのガキ、調子にのって……」 「イズミさん、あの馬鹿に対する怒りは分かりますが、計画を忘れないように……」 冷水のような出木杉の言葉にイズミは思わず跪く。 「期待してますよ」 出木杉がイズミの額に唇を触れる。 イズミは顔を赤らめながら去っていった。 「まったく、プライドが無くなっても女は女だな」 出木杉はジャイアンの後を追った。 アクア団アジト。 「以外と攻めにくい場所にあるもんだな」 入り口が波乗りでしか入れないため侵入が難しい地形になっているのだ。 そう感心しているジャイアンの前を先行する出木杉が合図する。 『おっとと』 出木杉の指示は完璧で、敵の巡回ルートも完全に把握していた。 「すげえな出木杉!」 「結構やりこんだからね。けどここからは戦闘は避けられない。敵を瞬殺するつもりでいくよ」 二人は物陰から躍り出た。 気付いたアクア団員がサメハダーとグラエナを繰り出す。 「かみなりパンチ!」 出木杉のフーディンが矢のように飛び出し、サメハダーをパンチ一発で沈める。 「負けてられっか、バクーダ!かえんほうしゃっ!」 バクーダの吐く火炎がグラエナを焼く。 「どうだ、出木杉!…って」 ジャイアンは呆然とした。 このポケモン達の持ち主であるアクア団員が泡を吹いて倒れているのだ。 「バトルは終わったからね。ちょっと気絶してもらったよ」 「かみなりパンチかよ……すげえなそのフーディン」 「ああ、かなり鍛えてあるからね」 『ん?フーディンはかみなりパンチなんて覚えたっけ?』 ジャイアンの疑問をよそに、二人は次の部屋に向かった。 岐路で出木杉が提案する。 「とりあえず多数が侵入したと見せ掛けるように二手に別れよう」 「おうよ、じゃあ後で合流な!」 ジャイアンは奥の方に走っていく。 「さて、ボクも行動を開始しないと」 出木杉はジャイアンの向かった方向と逆に足を進める。 「なかなか手強いな……」 ジャイアンは巨大な機械のある部屋でアクア団員と睨み合いを続けていた。 ラグラージが濁流でズバットを押し流す。 「よし、これで最後だ!」 濁流に押し流され、アクア団員が貯水池に落とされる。 「ん……あれが潜水艦か!」 潜水艦の発着デッキでは出木杉がアクア団員と戦っている。 その間に潜水艦は徐々にその姿を沈めていった…… アジトの外。 「ちくしょう、逃がしちまった」 「剛田君、ここで逃げられてしまうのはゲームと同じじゃないか」 そういえばそうだ。 「なーんだ、安心した…」 安堵の言葉を述べるジャイアンの背後で爆発音がした。 アクア団アジトの岩山は数度の爆発音の後、入り口から砂煙が吹き出す。 「お、おい、こんなのゲームじゃ…なかったはず……」 『イズミがやってくれたようだ。そして僕の手の中には……』 出木杉の手にはマスターボールが握られていた。 ヒワマキシティ。 ヒワマキジムでのジム戦を終えたドラえもんとしずかは、のび太やナギも含めて四人で食事を取っていた。 「それにしても、シズカさんは強いわね」 ナギが感心する。 マッスグマ達のおかげで有り余る資金力を持っていたしずかはサーナイトに10万ボルト、マリルリに冷凍ビームを覚えさせていたのだ。 おかげで飛行タイプ対策は完璧、ジム戦も簡単に勝利することができた。 「ドラえもんさん、でしたか?貴方も強力なポケモンを持ってらっしゃったわね」 「いやぁ、えへへ」 ドラえもんはジム戦の前に120番道路でエアームドを育成中になんとアブソルをゲットしている。 ジム戦で勝利した際に得た燕返しの技マシンを使用して技にバリエーションを持たせてもみた。 「さて、今からどうしよう」 のび太の提案に皆が考え込む。 「ここからミナモの間だとサファリゾーンやおくりびやまがあるわね」 「じゃあ順番に回っていこうか。急ぐ旅でもなし」 ドラえもんの決定に皆が頷く。 「じゃあ行ってきます、ナギさん」 「頑張ってね、ノビタくん」 ナギはノビタの頭をそっと抱き寄せた。 そんなナギに黒い影が忍び寄っていることを皆は知らない。 注:鬼畜出木杉 ヒワマキジム。 のび太達を見送ったナギは一人の少年の訪問を受けていた。 「……以上がこのヒワマキジムでのジム戦ルールです」 ナギが一通り説明すると、少年は手を挙げる。 「質問ですが、ジムリーダー側からの棄権はないんですよね?」 その質問の意図が分からないが、とりあえずナギは答える。 「ええ、体調管理もトレーナーの務めですから、故意に傷つけられでもしない限りは……」 その質問を聞いて少年が手を差し伸べる。 「では、よろしくお願いします」 「よろしくお願いします、えっと……デキスギさん」 二人は対面し、軽く一礼をするとポケモンを繰り出した。 「いきなさい、チルット!」 チルットを出したナギに対し、出木杉が出したのは…… 「か、カビゴンですって……」 ホウエンには生息しないポケモンにナギが驚く。 『この子、カビゴンを持っているなんて……いったいどうやって?』 チルットの乱れ突きが炸裂するが、ほとんどダメージが通らない。 しかもカビゴンは丸くなり、さらに防御力を上げた。 「このカビゴン、強すぎる!」 しかもカビゴンは食べ残しを口に入れ、体力は完全回復してしまった。 注:鬼畜出木杉 出木杉が説明する。 「このカビゴン、レベルは高いんですが攻撃技は持ってないんですよ。戦いは長引きそうですね」 ナギは困惑する。 攻撃技を持たないポケモンでどうやって勝つというのだろう? 『相手のペースに惑わされてはいけないわ、できることをしなければ……』 ナギはチルットに歌わせ、カビゴンを眠らせる。 その間に少しでもダメージを蓄積させておこうとしたのだ。 だがカビゴンの持つ食べ残しの効果でまるで意味がない。 「あ、あなた!このようなふざけた戦い方など……ひっ!」 ナギの抗議相手である出木杉は一人の女性の胸に顔を埋めている。 「バトル中に、な、何をしているのです!」 出木杉は面倒そうに答える。 「だって、ん…時間かかりそうでしょ。これくらいいいだろ」 胸を差し出す女も答える。 「ナギ、別にいいでしょ?戦いを放棄したわけじゃないんだか、んああっ!」 出木杉の愛撫に敏感に反応した女性、ナギはその顔に見覚えがあった。 「あ、アスナ、さん……貴女いったい……」 アスナはその問いに答えず、ただ出木杉に身を委ねている。 「とにかく、今すぐそんな事はやめなさい!」 「けど戦闘中に女性の胸を揉んではいけないというルールはなかったですよね」 注:鬼畜出木杉 臆面もなくそんな屁理屈を言ってのける出木杉にナギは恐怖した。 『この子おかしい、何かおかしいわ!』 逃げようとするナギに出木杉が釘を刺す。 「まさかジムリーダーたるものが戦いを放棄するなんて事はないですよね」 ナギの足が止まる。確かに彼の破廉恥行為以外は普通のバトルだ。 相手のトレーナーに手を出したわけでもない。 「バトル自体は普通にするんですから、それから逃げるなんて事はあっちゃいけないですよねぇ」 「そ、そうだけど……」 そうか、そのために最初の質問をしたのか。 ナギにそれが分かっても、すでに遅かった。 ナギのチルットは悪あがきで自らが倒れるまで懸命に戦った。 その間、ナギはアスナの絶頂の叫びを4度も聞いている。 『やめて、やめて、そんな事は……』 目の前の出来事にすっかり現実感をなくしたナギは、それでも2体目のトロピウスを繰り出す。 「まだ2体目……」 そう、ナギは全ての手持ちが悪あがきで自滅するまであの二人の情事を見せ付けられるのだ。 「え、二人……じゃない……」 そう、出木杉の股の間にもう一人。 「つ、ツツジさん……いやあああああっ!」 注:鬼畜出木杉 それから数時間。 出木杉の体を二人の女性がただ悦ばせる。 カビゴンは技ポイントが尽きる寸前に次のカビゴンに入れ替えられ、ナギのポケモンは一度も攻撃を受けることがなかった。 「あ、ああっ、私、私……バトル中、なのに…んんっ!」 ナギは知らず知らずのうちに自らの胸元に手を差し入れていた。 アスナが荒い息を突きながら声をかける。 「ナギ、もう我慢できないんでしょ?私たちのところに来なさいよ……」 ナギは自分がいる場所が現実か夢か、そんなことすら分からなくなっていた。 ただわかるのは、自らの胸を自分で慰めていることだけ。 「いらっしゃい」 ツツジの声にふらふらと立ち上がるナギ。 『私、もう……』 魂の抜けたようなナギの胸に出木杉が顔を埋める。 「いっしょに、いこうか……」 自分だけでは得られないその快感にナギは身を委ねた。 その日からヒワマキの空を飛ぶナギは見られなくなった。 送り火山。 のび太達はしずかにせがまれてこの山にやってきた。 「確かここって幽霊が出るんだったよね……」 のび太はガクガクと震えながらドラえもんの後を付いて回っている。 『ジュペッタを手持ちにしてるのに、なんでビビッてんだろ?』 ドラえもんはそう思いながらも、久しぶりにのび太に頼られてまんざらでもなかった。 「あっちよ、あっちだわ!」 しずかが光の差すほうを指差す。 「やっと行きやがったか、あいつら。3人揃ってうだうだと……」 スネ夫はひとり、ここで捜し物をしていた。 「うーん、ジャイアンに取られてなけりゃいいけど……」 そんなスネ夫の前にヨマワルが現れる。 「ちっ、またかよ。ゴルバット!」 ゴルバットが現れ、怪しい光で混乱させる。 ヨマワルは自らとゴルバットの攻撃を受け、掻き消えるように消えてしまった。 「ちっ、ゴーストタイプだからゲットすりゃよかったかな?」 残念がるスネ夫の前でゴルバットの様子が変わっていく。 「こ……これは、まさか!」 光とともに現われたのは4枚羽のコウモリ、クロバットだ。 「や、やった!ついに進化したぞっ!」 スネ夫は喜び勇んでさらに奥に踏み入っていった。 送り火山、外観。 しずかは草むらに分け入って何かを探している。 「なかなか見つからないわね……ドラちゃん、のび太さん、手伝っ…」 「ああ、なんだか癒されるね。ドラえもん」 「うん、癒されるね。のび太くん」 二人は野生のチリーンの前で骨抜きになっている。 「仕方ないわね、私だけで探しましょ」 しずかは草むらのさらに奥に分け入る。 「ん、あれね!」 草むらから赤い尻尾が出ている。 「行きなさい、マッスグマ!」 その声に驚いた赤い尻尾の持ち主が姿を現す。 「やっぱりかわいいわ、ロコンちゃん……マッスグマ、ほしがる!」 マッスグマは最弱の攻撃でロコンを攻撃する。 レベルの差もあり、ロコンはその一撃で体力を大きく削る。 「ごめんなさいね、ハイパーボール!」 しずかの投げたボールがロコンを捕らえる。 「やったわ、ロコンちゃんゲットよ!見て、のび太さん!」 振り向くと、相変わらず二人はチリーンに癒されていた。 「しずちゃんはロコン、ドラえもんはチリーンかぁ」 送り火山でゲットした二人をのび太は羨ましそうに見ている。 そんなのび太を尻目に、しずかはロコンに飴を食べさせ、ドラえもんはただ癒されていた。 次へ
https://w.atwiki.jp/gogoanison/pages/181.html
オープニング 「ドラえもんのうた」 作詞:楠部工 補作詞:はばすすむ 作曲:菊池俊輔 歌:大杉久美子 エンディング 「少年期」 作詞:武田鉄矢 作曲:佐孝康夫 編曲:桜庭伸幸 歌:武田鉄矢 2chのアニソンランキング 80位(2007年12月版)、81位(2008年05月版) VIPPERが選ぶアニソンベスト100+α 1位(第2回) イメージソング・キャラクターソング 関連作品 投票用テンプレ 少年期(ドラえもん のび太の宇宙小戦争/ED/武田鉄矢/1985) OP…オープニング曲、ED…エンディング曲、IN…挿入曲、TM…主題曲 IM…イメージソング・キャラクターソング
https://w.atwiki.jp/nobitasenki/pages/6.html
キャラクター コマンドタイミング リュウ 2段目HIT時 のび太 初段HIT時 スネ夫 ラジコンが敵の前に来た時 零児 敵の所まで移動した時 KOS-MOS 2段目HIT時 シオン 敵に接近後、剣にオーラを纏う直前 M.O.M.O 2段目HIT後 スタン 初段HIT時 ジャイアン 初段HIT時 ワルキューレ 2段目HIT時 ギルガメス 2段目HIT時 カイ 魔法弾を撃った時 ケン 2段目HIT時 仁 2段目HIT時 クロノア 敵の所まで移動した時 モリガン 2段目HIT時 ブルース 弾丸HIT時 ロック 攻撃前の移動の瞬間 シン 銃を構えた時 アレックス HIT直前 ベラボーマン 初段HIT後 ワンダーモモ 初段HIT後 マリオ 初段HIT後 龍騎 初段HIT後 カイ・キスク 敵の所まで移動した時? ジル 銃を構えた時
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/100.html
序章1 序章2 序章3 第一話 「報せ」 第二話 「準備」 第三話 「戦闘開始」 第四話 「ドラえもん のび太の新説桃太郎伝 」 第五話 「第三勢力」 第六話 「追憶・1」
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/60.html
前へ 炎の抜け道。 「ここにもない、あそこにもない……」 ドラえもんとしずかは探し物をしていた。 ドラえもんの四次元ポケットがなくなっているのに気付いたのは煙突山出口に出たとき。 結局後戻りすることになってしまった。 野生ポケモンとの戦いも多く、しずかのキルリアはサーナイトに、マリルはマリルリに進化していた。 「ドラちゃん、またアメ玉だわ」 しずかのジグザグマやマッスグマ達もポケット探しにあたらせているが、拾ってくるのはアメ玉ばかりだ。 『しずかちゃん、また不思議なアメ貰ってる……さすがあげま(ry』 そう、不運の塊であるのび太を世間一般の父親にできたのは彼女の幸運のおかげでもある。 「あ、あったー!!」 それは大きな岩のそばにあった。 ドラえもんはポケットをパンパンとはたき、再び腹に貼りつけた。 しずかが岩をじろじろと見ている。 「この岩、動きそう」 マッスグマに命令して岩を動かす。 その奥には赤く光る石が落ちていた。 「きれい……」 抜け道内にあった技マシンはドラえもんが貰い、石はしずかのものになった。 フエンタウン。 ドラえもん達は次のジムの情報を集めていた。 「炎タイプの……ジムなのか」 ドラえもんは肩を落とした。 グラエナもエアームドも炎タイプは苦手なのだ。 ヤミラミ1体ではいささか分が悪い。 「またボクが戦わなくちゃいけないのか……」 そんなドラえもんを見たしずかは手に持った袋を差し出した。 「ドラちゃん、これを使ってちょうだい」 「しずかちゃん、これは君の不思議なアメじゃないか!使うわけにはいかないよ……」 しずかは袋をドラえもんに無理矢理握らせた。 「二人で勝って早くのび太さんを探しましょ!」 ああ、のび太くんにはもったいないほどいい子だ。 ドラえもんはしずかの優しさに感謝した。 フエンジム。 ジムリーダー・アスナの前には勇ましい顔をしたドラえもんが立っている。 「がんばって、ドラちゃん!」 「見ててね、しずかちゃーん!」 アスナが首を傾げる。 「タヌキと女の子……妙な組み合わせね?」 「ボクはタヌキじゃない、高性能なネコ型ロボットだ!」 怒ったドラえもんは試合開始の合図も待たずにボールを投げる。 ドラえもんが出したのはヤミラミだった。 「ヤミラミ、ねこだまし!」 ドラえもんの命令を受けたヤミラミは相手の目の前でネコ騙しを仕掛ける。 ひるんだマグマッグにシャドーボールが炸裂。 アスナはその戦い方に感心する。 『ふーん、そういうことね』 攻撃を食らう前に攻撃して倒す。 これならば防御は気にしなくてもいい。 『それにしても……』 このヤミラミ、強すぎる。 アスナの目の前でナイトヘッド50超のダメージを受け、コータスが沈む。 「やった!やったよしずかちゃん!」 ドラえもんはバッジを受け取って満面の笑みを浮かべている。 ドラえもんが勝利した後にジム戦を行なったしずかもマリルリの力で圧勝し、無事二人はジムバッジを入手することができたのだ。 「次はトウカシティに逆戻りみたい」 「そこでようやく波乗りができるようになるのね」 次のジムさえ越えればようやくのび太がいるキンセツ対岸に行くことができる。 けどその前に…… 「ドラちゃん、今日はここに泊まりましょ、ねっ!」 そう訴えるしずかの目線の先は……そう、温泉。 ドラえもんは不思議なアメを貰った恩もあり、しずかの望みを断れなかった。 『ごめん、のび太くん……』 《インターミッション》 おう、俺はジャイアン。ガキ大将! 俺がフエンでどんな生活をしていたか特別に教えてやるぜ 6 00 起床 爺婆だらけの温泉街、みんな起きんの早すぎんだよ! しかもラジオ体操なんか始めやがって。うるせぇ! 6 30 朝食 ご馳走かと思ったら焼鮭定食なんだぜ。 しかも病院食みたいに味付けうっすいし……肉食わせろ! 7 00~10 00 デコボコ山道で特訓 もう厳しいのなんのって、ポケモン修行でなんで俺まで山登りしなきゃならないんだよ! つーか山男、てめえ「ゴミを捨てるな」なんて言いやがるがお前自身が生ゴミみたいな匂いがすんだよ! 11 00 温泉 灰もかぶっちまうし、風呂くらいは入らないとな。 中でおしっこしちまったのは内緒だ。 12 00 昼食 また病院食かよ。爺婆みんな死ねばいいのに。 13 00~17 00 ジムで特訓 ジムの奴らとスパーリングだ。 あのジム、サウナみたいでさ。 あんな中で特訓するもんだからもう俺も激痩せダイエットしてるみたいになっちまってさ。 それよりも……デカパイ姉ちゃんの……汗で……ムンムン……ウッ! 18 00 夕食 ジムの飯はうまいんだよなぁ、肉もあるし。 汗かいた分はここで全部補充しちまったぜ。 19 00 アルバイト 働かざるもの食うべからず、なんて誰が言いだしたんだよ! 温泉宿にありがちな歌謡ショーの手伝いだってさ。 21 00 謝罪 ちょっと歌っただけじゃんか! なんで町中に謝って回らなきゃならないんだよ。 しかもジジイの心臓止まったのは俺様のせいじゃないだろ、多分。 22 00 温泉 寝る前に風呂に入るんだ。 別にデカパイ姉ちゃんがこの時間に入るから合わせてるわけじゃないぞ。 23 00 男のたしなみ 覚えたばかりなんだが、こりゃ麻薬だな……ハァハァ、ウッ! 23 30 就寝 こんな感じだったのさ。 自分を鍛えたり、ポケモン育てたり、大人の階段登ったり…… とにかくいろいろな事があって俺様はあの強さを手に入れたわけよ。 旅をしている今だって毎日の修行はやってるぜ、あと男のたしなみもな。 そのためにデカパイ姉ちゃんの下着を何枚か失敬し(ry これからは俺様の天下だぜ! 注:鬼畜出木杉 「あたしの、負けだ…」 アスナは力なく膝をついた。 その少年の力は圧倒的だった。 「アニメみたいにやってみたかったんだ」 無邪気に笑う少年の手持ちはピカチュウただ一匹。 しかしそのピカチュウは限界まで鍛えられており、10万ボルトの破壊力は次々とアスナのポケモンを撃破していったのだ。 「以外とつまらなかったなぁ、電気玉持たせなくても大丈夫だったかも」 少年は何事もなかったかのようにピカチュウをボールに戻す。 「すごいね、あんた。じゃあ勝利の証、このバッジを……」 少年は懐から別のボールを取り出す。 「バッジ?ああ、そんなものはいりませんよ」 ボールから出されたポケモンは…… 「も、モンジャラ?」 アスナは驚いた。 モンジャラはホウエンには生息しない珍しいポケモンだ。 少年は不満そうに語る。 「まだデータの実体化が完璧じゃなくてね。この程度のポケモンしか出せないのさ」 この少年は何を言っているのだろう。 しかしそれを考える時間を少年は与えてくれなかった。 「モンジャラ、つるのムチ」 モンジャラから数本の蔓がのび、アスナを拘束する。 注:鬼畜出木杉 「な、何をっ…あううっ!」 少年は拘束されたアスナの前でぺこりと挨拶をする。 「ボクは出木杉といいます。貴女を部下にスカウトしにきました」 アスナはその発言の意味がわからない。 「あたし…はジムリーダーだよ、そんなの、受けるわけないじゃない!」 出木杉は頭を抱える。 「やっぱり貴女も一回リセットしなきゃいけないみたいですね」 出木杉が指を鳴らすとモンジャラの蔓がアスナの服に滑り込み、それを力任せに引き裂いた。 「い、いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」 他人には見られたくない場所を隠したくても四肢は拘束されて動かせない。 アスナはその裸体を出木杉の前に晒している。 「お願い、見ないで…お願い……」 泣きながら嘆願するアスナ。 「貴女は明るさが売りなんですから、笑ってもらいますよ」 モンジャラは全裸のアスナをくすぐりはじめる。 アスナは恥辱で涙を流しながらも、無理矢理笑わされ続ける。 「ふふふ、笑いながら犯されるってどんな気分なんだろう」 出木杉は形のよいその胸を見ながら冷たく笑った。 その後、アスナは人知れずその姿を消した。 119番道路。 ジャイアンは一人、道に迷っていた。 「畜生、スネ夫のやつがいないからなぁ」 道案内は主にスネ夫の役目だったため、今までは迷ったこともなかったのだ。 ジャイアンもポケモン達もすっかり疲れ果てている、そんな彼らの前方に明かりが見えた。 「おっ、あそこで休ませてもらおう」 疲れた体を奮い起こし、ジャイアンは明かりに向かって歩く。 しかし明かりを灯していた建物に近づいたジャイアンはすぐにそれが失敗だと悟った。 ジャイアンを歓迎したのは青装束の輩達からの襲撃。 「こ、こいつらはアクア団!」 そう、ゲームをプレイしていたジャイアンは知っているはずだった。 しかし旅の疲れでこのイベントの存在を失念していたのだ。 「子供のくせに我らの存在を知っているとは、貴様何者だ!」 アクア団員達のズバットとキバニアが襲い掛かってくる。 「うわぁっ!」 ジャイアンは咄嗟にバクーダとラグラージで応戦する。 しかし2体とも技を使い尽くし、できることは悪あがきくらいだ。 相手のアクア団員の後ろからは新たなアクア団員が駆け付けている。 「ま、まずいぜこりゃあ!」 ゲームとは違い、敵も物量戦でくる。 ジャイアンの不利は明らかだった。 敵ポケモン6体を倒したところでラグラージとバクーダは自らも倒れてしまう。 「くそ、コドラ!マタドガス!」 ジャイアンの次のポケモン達がアクア団の前に現れる。 コドラの突進がポチエナに炸裂し、一撃で相手を倒す。 マタドガスのヘドロ攻撃もキバニアに毒を浴びせた。 「ど、どうだ……俺様の実力……」 しかしジャイアンは状況が絶望的だと悟ることになる。 倒したはずのポケモン達が再び襲い掛かってきたのだ。 後方で彼らは元気のかけらを使い、ポケモン達を復活させている。 「そ、そんな……」 それから2時間。 ジャイアンは全ての力を出しきって戦い続けたが、ついに最後のポケモン・ペリッパーも倒されてしまった。 「はぁ、はぁ、てこずらせやがって」 アクア団員のポチエナ達がジャイアンににじり寄る。 「う……こ、こんちくしょぉぉぉぉぉっ!」 ジャイアンは最後の力を振り絞り、ポチエナ達に拳を振るう。 そんなジャイアンを手に余ると思ったアクア団員達はズバットの超音波を浴びせ、ジャイアンを無力化するのだった。 「な、なに……しやがる」 ジャイアンは目の前が真っ暗になった。 ヒワマキシティ。 のび太はいよいよヒワマキジムに挑戦することになった。 「いっ、いいいいよいよだ……」 朝の日差しを受け、のび太は一歩足を踏みだ ……せなかった。 何か見えないものが目の前を塞いでいる。 「ど、どうなってるんだ!」 のび太は右へ左へ必死に前に進もうとする。 夕方。 「あ、そうだ…ダイゴさんから貰った……」 半日かけてようやくデボンスコープの事を思い出したのび太は、そのスコープ越しに覗き込む。 「か、カメレオン?」 そのポケモンはのび太と視線が合うとそそくさと退散していった。 ヒワマキジム。 のび太は並み居るトレーナー達を打ち破り、ついにジムリーダーと対面 ……できなかった。 「な、なんだよ!この邪魔な棒は~」 行く手をさえぎる棒に挟まれて進むことも戻ることもできない。 数時間後のび太はジムのトレーナーに救出され、彼のジム初挑戦は涙のうちに終わった。 翌日。 「あー、確かそこは右から押すんだったよな」 「その後は後ろから元の位置に、だっけな」 あまりに不憫なのび太の為に、ジムのトレーナー達がそこはかとなく(いや、露骨に)アドバイスする。 そのおかげでのび太はなんとかジムの最奥まで辿り着くことができた。 のび太の前に一人の女性が立っている。 「あの人がジムリーダー?」 「いらっしゃい。私がこのジムのリーダー、飛行ポケモン使いのナギです」 のび太はぎこちなく挨拶を返した。 最初に出したポケモンはのび太がトロピウス、ナギはチルット。 「ピー助、のしかかりだ!」 トロピウスがチルットにのしかかり、チルットはマヒしてしまう。 「しんぴのまもりよ!」 チルットはマヒしながらも不思議なフィールドを展開する。 マヒしたチルットは次のターンも遅れを取り、トロピウスののしかかりで倒されてしまった。 ナギはチルットをいたわるようにボールに戻す。 「次はこれです!」 ナギが繰り出したのはトロピウス。 「お、同じポケモンだって?」 のび太はあたふたとしながらも再びのしかかりを命令する。 ナギのトロピウスも負けずにのしかかり返し、互いのHPを削っていく。 「よし、もう一回…ってあれ?」 ピー助の動きが鈍い。 「トロピウス、のしかかり!」 ナギのトロピウスが再びのしかかり、ピー助に止めを刺した。 神秘の守りで守られていたナギのトロピウスはマヒする事無く、逆にピー助をマヒさせていたのだ。 「つ、次はドククラゲだ!」 のび太が出したのはドククラゲ。 溶解液でかなりのダメージを受けたトロピウスの様子を見て、ひと目でドククラゲの強さを見抜いたナギ。 「ふきとばしなさい!」 トロピウスの吹き飛ばしが炸裂し、後退したドククラゲの代わりに現れたのは…… ビチビチ、ビチビチ 地面でみじめにはね回る火ヒンバスだった。 ナギは苦笑しながらトロピウスに命令し、ヒンバスを踏み付ける。 しかし、ヒンバスは踏まれながらもじたばたと暴れ回り、トロピウスを倒してしまった。 「やった、やったぁ!」 「……まさかヒンバスに倒されてしまうとは、私も油断したということでしょうか……」 ナギが自己嫌悪で崩れ落ちる。 ヒンバスはナギのペリッパーに一蹴され、試合は仕切り直しになる。 のび太は再びドククラゲを繰り出す。 バリアーで防御力を上げたのび太のドククラゲはしぶとく、その上超音波でペリッパーは混乱させられてしまい、自滅してしまった。 「やはりそのドククラゲが一番手強そうですね、では次はエアームドです!」 ナギのお気に入りポケモン、エアームドだ。 ナギはエアームドのエアカッターで地道にダメージを積み重ね、バブル光線で落とされた時にはドククラゲは瀕死寸前になっていた。 「よくやったわエアームド…最後はこれです!」 ナギの最後のポケモンはチルタリス。 ドククラゲより素早く動き、つばめ返しであっさりと倒してしまった。 「あわわわ……ど、どうしよう……」 のび太に選択肢は無い。なぜなら彼の手持ちは最後の1体なのだ。 「え、えーい!」 希望をこめて繰り出したポケモンはなんとジュペッタ。 (特訓中迷い込んだ)121番道路でゲットしたカゲボウズを育成したのだ。 鬼火で火傷にされ、後はのび太の必死の傷薬使用でターン数を稼がれたチルタリスはついに倒れたのだった。 「はい、これがヒワマキジムのバッジよ」 「やった!僕だけの力でバッジを手に入れたぞ!」 ナギに渡されたバッジを受け取り飛び上がって喜ぶのび太。 そこに飛び込んできた一人の男。 「ナギ君、天気研究所がアクア団に占拠されてるらしい!」 それはのび太も見知った男だった。 「だ、ダイゴさん!」 ナギとダイゴは天気研究所の見取り図や人質リストを見て何やら相談している。 のび太はそれをのぞき見していた。 人質リストに目を通すと、そこには…… 「じ、ジャイアンだって!」 そう、彼も囚われの身になっていたのだ。 「失禁小僧」「股間ポセイドン」などとあだ名まで付けられ、スネ夫の二度目のトウカジム挑戦は終わった。 スネ夫の今の手持ちはゴルバット、ジュプトル、キノココ、ヌケニン、マルノーム、ジグザグマ。 テッカニンの育成はあきらめ、キノココを集中的に育てていた。 「キノコのほうしまではまだまだ長いな……」 状態異常技を多用するスネ夫にとってキノコの胞子は非常に魅力的だ。 しかしジャイアンに確実に勝つためにはなんとしてもレベル54まで持っていきたい。 「やるとすればルネシティかチャンピオンロードあたりか……」 そう考えながらスネ夫が歩いてると、前方に見慣れた二人組が歩いてくる。 「!!」 スネ夫は咄嗟に草むらに隠れた。 『ドラえもんと……しずかちゃんか』 戦力を把握していない相手と戦うのは得策ではない。 そう考えてやり過ごそうとしていたスネ夫だったが、そうはいかなくなった。 「しずかちゃん、ヤミラミにどくどくを覚えさせようか迷ってるんだけど…」 『どくどくだって!』 実はスネ夫が今から回収に向かおうとしていたのがまさに毒毒の技マシンだった。 『まさかドラえもんのやつに先に拾われていたなんて』 こうなったら…… 「やあ、しずかちゃん!ドラえもんも一緒かい?」 スネ夫は草むらから飛び出した。 「うわぁっ!……ってスネ夫かよ」 「久しぶりね、スネ夫さん!」 無邪気にリアクションする二人を見ながらスネ夫は必死に会話展開を計算する。「実はさ、落とし物しちゃってさ。毒毒の技マシンなんだけど知らない?」 『あくまでボクのものと言い張るんだ』 「ああ、毒毒なら炎の抜け道で拾ったよ」 案の定食い付いてくるドラえもん。 「よかったら返してくれないかな、礼はするから」 『適当なアイテムと交換してしまえば……』 しかしドラえもんは首を縦に振らなかった。 「けどさ、ボクが毒毒の話をしてた時になんて随分タイミングの良い話だなぁ」 ドラえもんの目が細くなる。 スネ夫は咄嗟に目をそらした。 「スネ夫、何か隠してない?」 「……隠してないよ」 「ウソ、ついたね」 もうだめだ、コイツは完全にボクを疑ってる。 こうなりゃ強引に奪いとるまでだ。 「毒毒をよこせ!でないとひどい目にあわせるぞ!」 スネ夫はゴルバットとマルノームを繰り出す。 「あやしいひかりだ!」 ゴルバットの怪しい光がドラえもんに命中し、ドラえもんは見えない蝶々を追い掛けはじめる。 「ざまあみろ、黙って渡してればこうはならなかったのに」 スネ夫がドラえもんの四次元ポケットを漁りだす。 「スネ夫さん……」 物色に夢中になっていたスネ夫はそのあまりにも感情のない声に一瞬寒気を感じた。 「し、しずかちゃん……」 「なんでドラちゃんにこんなことしたの?」 「ひぃっ!」 スネ夫は思わず後退りした。これはヤバい。 「ご、ゴルバット、しずかちゃんにもあやし…」 「サーナイト、サイコキネシス……」 瞬時に繰り出されたサーナイトがサイコキネシスでゴルバットを一撃で倒してしまう。 「つ、強…」 スネ夫が感想をいう間もなく2発目のサイコキネシスがマルノームを襲う。 『ヤバい、マジでヤバい!』 スネ夫の手持ちはほとんど弱点エスパーである。 これだけ育成されたサーナイトが相手だと何もできずに全滅だ。 唯一エスパーに対抗できるタネボーは育て屋に入れっぱなしだ。 「ボクを、ボクを守れ!」 スネ夫は次々とポケモンを出すが、サイコキネシスの前には無力だ。 「うわああああああああっ!」 スネ夫は一目散に逃げ出した。 しかしその眼前には混乱から立ち直ったドラえもんが繰り出したグラエナが立ちふさがる。 「はぁ、はぁ、どうしてくれようか」 ドラえもんの怒りは頂点に達していた。 ドラえもんは技マシンで覚えさせたばかりの技を命令する。 「グラエナ、どろぼう!」 グラエナはまるで手品のようにスネ夫の短パンを奪い取った。 「もう一回だ!」 二度目の泥棒でブリーフも奪われ、その惨めなモノを晒け出す。 「きゃっ!スネ夫さんエッチ!」 いや、どちらかといえばドラえもんの悪趣味を責めるべきだと思うが、しずかは顔を真っ赤にしている。 「返せよ、それ返せよ!」 ドラえもんはエアームドを出し、奪い取った布切れに対し非常な命令を下す。 「エアカッターだ!」 エアームドの空気の刃が短パンとブリーフを引き裂いた。 「あああああああ!」 絶句するスネ夫の横を通り過ぎるドラえもんとしずか。 「ドラちゃん、さすがに可哀想よ……」 しずかがドラえもんの肩をゆする。 「んー、わかったよ」 ドラえもんはスネ夫のところまで戻り、毒毒の技マシンを置いた。 「欲しかったんだろ、パンツの代金だ!」 その後、キンセツに着くまでスネ夫は下半身すっぽんぽん。 サイクリングロードから見下ろされ、トレーナー達の嘲笑がそこら中から聞こえてくる。 スネ夫はただ前を隠すしかなかった。 天気研究所。 ジャイアンは縄で縛られて小部屋に監禁されていた。 ポケモン達は全員瀕死、例え縄が解けたとしても無事に脱出できるとは思えない。 「俺、殺されちまうかもな」 ジャイアンの目から涙がこぼれ落ちる。 夜。 すぐ近くの林では、ダイゴ、ナギ、のび太の3人が最後の打ち合せをしていた。 「……というわけだ、わかったかい?」 「はい、僕やってみます」 のび太が決意を込めた顔で頷く。 ナギはそんなのび太の頭をそっとその胸に抱き寄せた。 「お友達はきっと無事よ、がんばりましょう」 その暖かさで震えは止まった。 ダイゴがボールを取り出す。 「いくぞ!」 「はい!」 ダイゴとナギが一斉に林から飛び出した。 「なんか外がうるさいな」 何やら爆音が聞こえ、ジャイアンは目を覚ました。 気が付けば、部屋の前の見張りもいなくなっている。 「何か起こりやがったな」 ジャイアンは体を捩らせながら必死で縄の拘束から抜け出そうとする。 「ちくしょう、今がチャンスだってのに……」 その時、不意に扉が開かれた。 「ジャイアン!」 突然名前を呼ばれ頭を上げると、そこにはいつも見ていたあの顔があった。 「の、のび太……なのか」 「よかった、今助けるからね!」 のび太はジュペッタを呼び出し、鬼火で縄を焼く。 ジャイアンが力を入れると、縄は焼けた部分からブチブチと切れた。 「のび太、ありがとう……心の友よ!」 ジャイアンはのび太を抱き締めた。 「じ、ジャイアン……くるし……」 「おう、すまねえ!」 のび太は咳き込みながら状況を説明する。 「今1階ではダイゴさんとナギさんが戦ってる。僕達はここ2階から研究所のみんなを助けるんだ」 ゲームをプレイしているジャイアンはダイゴとナギは知っている。 あの二人なら心配ないはずだ。 「けど俺のポケモンはみんな瀕死になっちまってて……」 のび太が懐からアイテムを差し出す。 「ダイゴさんから貰ったげんきのかたまりとピーピーエイダー、一匹分だけど……」 「かたじけねえ!」 通路はそんなに広くない。 とりあえずラグラージを回復させた。 通路を進むと、1階の階段方向から駆け上がる音がする。 のび太はとっさにケッキングを繰り出し壁にした。 「ケッキング、ひたすら怠け続けろ!」 これでしばらくは後ろの心配をしなくてすむ。 「のび太、すげぇ……」 ジャイアンはのび太の的確な行動に感心していた。 「ジャイアン、ボクのポケモンは悪タイプに弱いんだ。頼むよ!」 「まかされよー!」 ラグラージの濁流が敵のポケモンを押し流す。 弱ったズバットはジュペッタのナイトヘッドで止めを刺された。 アクア団員はその勢いに押され、奥の部屋に後退する。 のび太達がそのまま進もうとすると、通路の左右からアクア団員のポケモンが襲い掛かる。 「う、うわぁ」 腰を抜かしたのび太をジャイアンが引っ張る。 「ラグラージ、れいとうビーム!」 ポチエナがビームを受けて壁に叩きつけられる。 「お、おにびだ!」 ジュペッタの鬼火がアクア団員のバンダナに火を点ける。 「あ、あちっ!あちぃっ!」 「い、今のうちに……」 ジャイアンは通路の突き当たりの扉を蹴破る。 そこには幹部らしき女の姿と天気研究所の館長がいた。 「か、館長!」 「のび太くん!」 再会に割って入る女幹部。 「我々アクア団に逆らってタダですむと思ってるの?」 ジャイアンが腕を捲る。 「お礼はたっぷりさせてもらうぜ!」 ラグラージが突進する。 女幹部はグラエナとゴルバットを繰り出した。 「ゴルバット、あやしいひかり!」 ラグラージは光を受けて混乱し、自らを攻撃してしまう。 「ジュペッタ、シャドーボール!」 のび太のジュペッタがすかさずフォローに入るが、グラエナが噛み付いてくる。 「しまった、悪タイプの攻撃だ!」 「どうしたのかしら?手応えがないんだけど……」 にやにやと笑う女幹部。 ジャイアンのラグラージが混乱しながらも濁流で攻撃し、敵2体にダメージを与える。 しかし倒す迄にはいたらない。 『なんだコイツ、ゲームより強いんじゃないか!』 ジュペッタのナイトヘッドがゴルバットを撃墜するが、グラエナの噛み付きでジュペッタも倒されてしまう。 「ふふふ、中々楽しませてくれるわ……」 女幹部はキバニアを出す。 「ドククラゲ、頼むよ!」 部屋は以外と広いのでのび太はドククラゲを繰り出すことができた。 ジャイアンのラグラージは再び自らを攻撃する。 『ちくしょう、スネ夫との戦いと何も変わってねぇ』 ジャイアンは腑甲斐なさに唇を噛む。 「ドククラゲ、バブルこうせん!」 バブル光線がグラエナに直撃し、濁流で弱っていたグラエナが倒れる。 「ちいっ、厄介な奴が!」 ドククラゲは見た目に反してなかなか素早い。 「これが私の切り札よ……」 女幹部がボールを投げる。 そこから現われたのは巨大なサメ。 「さ、サメだぁっ!」 のび太が腰を抜かす。 「やばいぞ…あいつはサメハダー、かなり攻撃力が高いんだ!」 ジャイアンが焦る。 「とりあえずキバニアをしめつけろ!」 のび太のドククラゲがキバニアを締め付ける。 しかしドククラゲ自身も鮫肌で傷を負ってしまう。 「キバニア、サメハダー、かみくだきなさい!」 ドククラゲが二匹のポケモンに噛まれ、倒される。 その隙を付き、混乱の解けたジャイアンのラグラージのマッドショットがキバニアに止めを刺した。 ケッキングを欠いているのび太は最後のモンスターボールを握り締める。 「ジャイアン、2回でいいんだ。攻撃を受けとめてくれない?」 のび太には何か作戦があるみたいだ。 不安だが、それに乗るしかない。 「仕方ねぇ、心の友の願いだからな!」 「ありがとう、出てこいピー助!」 のび太が出したのはトロピウスのピー助。 「ピー助、最強技を使うよ!」 ピー助の羽が光り輝く。 ジャイアンと女幹部は同時に叫んだ。 「ソーラービームか!」 自慢のサメハダーとはいえ、ソーラービームを食らってはひとたまりもない。 眼前には弱ったラグラージが行く手に立ちふさがっている。 『ラグラージを切り裂いて、次にトロピウスより先に攻撃して止めを刺してやる!』 サメハダーがラグラージに襲い掛かる。 「邪魔だ、退きなっ!」 「そうはいかねえ!」 しかしラグラージに攻撃を耐える体力はない。 ラグラージはサメハダーに切り裂かれた! 『すまねぇ、のび太……』 ジャイアンは心の中で謝罪する。 しかし! 「なにっ!私のサメハダーのきりさくを受けたっ……」 「ラグラージ、どうなってんだ……」 ラグラージが使った技は『まもる』。 さっきのキバニア撃破でレベルアップし、会得したのだ。 「くそっ!」 女幹部はもう一度サメハダーに切り裂くを命令する。 ラグラージはその攻撃で瀕死になるが、倒れるラグラージの後ろには光り輝くトロピウスが構えていた。 「のび太、やっちまぇぇぇっ!」 ジャイアンが叫び、のび太も叫んだ。 「ソーラービーム!」 トロピウスから凄まじい光の束が放射され、サメハダーを飲み込む。 「ちぃっ、まさかサメハダーまで……」 女幹部は館長から書類束を奪い取ると、口笛を吹いた。 窓に脚をかけ、憎々しげな目でジャイアンとのび太を睨む。 「この借りは必ず返してやるわ!」 女幹部は窓から外に飛び出した。 天気研究所を占拠していたアクア団は撤退した。 ダイゴは天気研究所での後始末をするためにそこに残り、ナギ、のび太、ジャイアンはエアームドとトロピウスで空を飛んでヒワマキに戻る。 トロピウスの背中に乗るジャイアンとのび太。 「のび太、強えな」 「結局ジャイアンに助けられちゃったけどね」 のび太は申し訳なさそうにうつむく。 「うじうじすんな、心の友よ!」 ジャイアンはのび太の背中をバンバンと叩いた。 翌日、ヒワマキシティ。 「ジャイアン、ナギさん、行ってくるよ!」 のび太はトロピウスの背中に乗っている。 昨日ジャイアンの秘伝マシンで空を飛べるようになったピー助。 これでドラえもん達と合流するつもりなのだ。 ジャイアンはこのままバッジ集めの旅を続ける。 「じゃあ、ポケモンリーグで会おうねジャイアン!」 「おう!次にあったらバトルでコテンパンにしてやるよ!」 ナギもニコニコと手を振っている。 二人の見送りを受け、トロピウスは空高く飛んでいった。 「それでは」 「また後で会おうぜ、ナギの姉ちゃん!」 ナギとジャイアンは握手をして別れた。 次へ
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/6062.html
今日 - 合計 - ドラえもん2 のび太のトイズランド大冒険の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時06分40秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/ungrotk/pages/25.html
ティンダロスとはのび太のBIOHAZARDの派生作品の無理ないシリーズに登場するB.O.Wである キャラクターの特徴 黄色い体毛に三つの頭を持ち目は赤い 名前の由来はティンダロスの猟犬かららしい 技や能力 本家BIOHAZARDのネメシスポジションであるため作中で恐ろしいほどしぶとく付き纏ってくる 主な登場作品 のび太のBIOHAZARDシリーズ その他 T-ウィルスに感染した雌犬から誕生したという設定 続編では量産されて複数存在する 強化個体も存在し瞬間移動に見えるほどのスピードで移動する 死ぬとなぜかケルベロスの死体に変化する アサケーツクスレとの関わり アサケーツクスレで製作中のゲーム、エア本さんの信仰RPG-ウディタ版-に登場する
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/164.html
前へ ルネシティ。 そこでは一触即発の空気が漂っていた。 「ボクはそんな事やっていない!」 「そんな姿の奴がこの世界に二人もいるわけがないだろう!」 言い争っているのはヒースとドラえもんである。 ルネジムの前でばったり出会ったドラえもん達とヒース&ウコン。 ジンダイが言っていた風体そっくりの未知の生物を目の当たりにしたヒースは、完全にドラえもんを犯人扱いしていた。 「はい、そこまで」 延々と続く言い争いを止めたのはウコン。 ドラえもんの顔をじっと見つめ、やれやれといった顔でヒースをなだめる。 「こやつの目には曇りが無い、ウソはついておらんよ」 「う、ウコン爺がそういうなら……」 納得はしていないがヒースは引き下がる。 ウコンの人を見る目は確かだからだ。 「ワシはウコン。すまんの、ヒースが勘違いしておったようじゃ」 案の定のび太から「ウンコ?」などという無礼な間違いがあるがウコンは気にしていない。 「はぁ、誤解がとければいいんだけど」 ドラえもんも拍子抜けしたらしく、ウコンの謝罪をあっさり受けてしまった。 「時におぬしら、デキスギという少年を知っているかね?」 「な、なんで出木杉の名前を?」 ウコンの問いにびっくりする三人。 まさかこの世界の住人からその名前を聞くとは思わなかったからだ。 「やはり知っておるか……では君たちがスネオ君のお仲間じゃな」 少し話がしたい、とウコンはドラえもん達をポケモンセンターに誘った。 ウコンから事の顛末を聞き、驚きを隠せない三人。 スネ夫が出木杉によって負傷したこと、伝説ポケモンが出木杉の手にある事、そしてドラえもんによく似た姿のポケモン窃盗犯。 「やっぱり、出木杉君はボクらを倒すつもりみたいだね」 ドラえもんがため息をつく。 「出木杉の奴、本当に変わっちゃったんだ」 のび太も落胆の色を隠せない。 実は心の奥底では出木杉が変貌したことをどうしても信じられなかったのだ。 しかしここまで話を突き付けられればもう彼を信じることはできない。 落胆するドラえもん達にウコンは話し掛ける。 「おぬしらがスネオ君のようにデキスギと戦うのなら、我々フロンティアブレーンが力を貸そう」 思わぬ申し出にドラえもん達は戸惑うが、そこに口を挟んだのはなんとヒースだった。 「ボクはやっぱり反対だ!このタヌキみたいな生物の疑いは完全に晴れたわけじゃない!」 「僕はタヌキじゃない、ネコ型ロボットだ!」 ロボットだという事実に(ネコだと主張している事実にも)驚きながらもヒースは退かない。 「ロボットなら尚更だ、お前がデキスギの操り人形の可能性あるじゃないか!」 のび太が必死でドラえもんの無実を証明しようとするが、頭の弱いのび太では到底無理だ。 「とにかく、こんな信用のならない奴を手助けしたくはない」 ヒースはそう言い放ち、席を外してしまった。 ウコンが謝罪する。 「すまん、我々も敗北続きで疑心暗鬼になっていてのう」 ドラえもんもそれを聞いてゆっくりと腰を下ろす。 「ヒースはあんな調子じゃが、おぬしらのバックアップはフロンティアブレーンの名に賭けてやらせてもらうよ」 ウコン達は自分達が宿泊している場所を書き残して帰っていった。 残された三人。 「なんかとんでもないことになったねぇ」 そういうドラえもんをのび太は冷たい目で見ている。 「どうしたんだい?」 「ドラえもん、まさか本当に泥棒したわけじゃないよね」 のび太の信じられない質問にドラえもんは声が出なかった。 「ドラえもんみたいな格好をしてる奴なんてこの世界にいるわけないじゃないか」 「の、のび太くん、キミって奴は!キミって奴はぁっ!」 疑いの目を向けるのび太にドラえもんの怒りがぶつけられる。 「けどドラちゃん、トクサネでは私たち単独行動してたわよね……まさかその時に……」 しずかの言葉はドラえもんを更に窮地に追い込む。 「し、しずかちゃんまで……」 まさかしずかまでもが自分に疑いを持つなんて。 「もしかして出木杉と組んで、もしもボックスを壊したってウソついたんじゃないだろうな」 「ドラちゃん、出木杉さんを道具で変にしちゃったなんてことは……ないわよね」 のび太もしずかも完全にドラえもんを疑っている。 『違うんだ、違うんだ!』 「うわぁぁぁぁぁぁん!」 ドラえもんは耐えきれなくなり、その場を逃げ去ってしまった。 「ドラえもん!」 「待って、ドラちゃん!」 二人の叫びを背に、ドラえもんはエアームドで空の彼方に消えていった。 「なんで逃げちゃったんだろう」 激しい後悔に襲われているドラえもん。 これでは自分が犯人と認めるみたいではないか…… 「ポケモン窃盗だけじゃなく、もしもボックスを壊した犯人まで僕にするなんて……」 こんな世界にくるんじゃなかった、元の世界に帰りたい。 元の世界? 「ああああああああああ!」 ドラえもんは重大な見落としをしていたのに気付き、思わず声を上げた。 ミシロタウン。 ゲームでは主人公の家だが、二階の部屋はのび太の部屋のままになっている。 ドラえもんはドタドタと部屋に駆け込むと、もしもボックスの残骸を漁りはじめた。 「やっぱり!これは偽物だ!」 そう、これは巧妙に作られた偽のもしもボックスだ。 「うっかりしていた……ボックスが壊れれば世界は元に戻るはずなんだ」 となると、本物のもしもボックスは別の場所で健在だということ。 この世界をリセットされれば困る存在といえば、それは一人しかいない。 「やっぱりこれは出木杉くんの仕業なのか……」 トクサネシティ。 ジンダイは宇宙センターの裏に隠れるように立っていた。 「言われた通りにした、これでいいんだな……」 「ええ、ご苦労さま」 ジンダイに声をかけたのは、出木杉から遣わされた連絡役であるマユミだ。 バトルフロンティアで敗北したあの日、フロンティアブレーン達は追っ手を分散させるためにバラバラに逃げた。 そして出木杉が追ったのはジンダイ。 ジンダイは捕らえられ、リラ、コゴミ、アザミの命を守るために出木杉に従ったのだ。 まずはスネ夫という少年を助け、彼と仲間達をルネに結集させるように仕組んだ。 そしてフロンティアブレーン達を集めてポケモン盗難事件をでっちあげ、犯人を丸顔の2頭身とする。 盗難事件のでっちあげについてはジンダイも出木杉の真意は分からない。 そのような生物に面識はないからだ。 「これで、彼女達は助かるんだな?」 「ええ、殺しはしないわ。ぶっ壊れるかどうかは彼女達の精神次第だけど」 ジンダイの言葉にマユミが笑いながら答える。 それは「殺しはしないが慰みもののまま」という事だろう。 『今はこれが精一杯だ。死なないでくれ……』 ジンダイは歯をくいしばる。 「で、本当はどこにあるのかしら、貴男のポケモン達」 マユミの質問にジンダイの目が鋭く光る。 「貴様も見ただろう。俺の自宅が本当に荒らされていたのを……」 監視役のマユミがジンダイと共に彼の自宅に行ったとき、彼の部屋が何者かによって荒らされていたのは事実だ。 だから今回の窃盗事件をでっちあげたのである。 「まぁあの時間で貴男が何かできるはずはないしね」 伝説の3鳥を出木杉様の戦力にできないのは残念、とマユミはつぶやいた。 「では私は引き続きブレーン達が勝手な動きをしないよう牽制する」 「定期連絡はかかさないこと、じゃあね」 マユミはオオスバメを出すとそれに乗ってサイユウへと帰っていった。 「ふう……」 ジンダイがゆっくりと腰を下ろす。 「このような全てを欺くような事をしたくはなかったんだがな……おい、聞いてるんだろう?」 ジンダイは空を仰ぎながらひとりごとをつぶやいた。 「ごめんなさい」 すると何もない空間からジンダイに声がかかる。 ジンダイは声のする方向を睨み付けた。 「こうすれば、本当にあのデキスギを倒すことができるんだな」 「必ずやってくれるわ、のび太さんなら。それがこのゲームの本当の目的ですもの……」 ゲームだと? 我らが暮らすこの世界をこのようにしておいて…… ゲーム気分の少年達の遊びに巻き込まれてリラ達はあのような無残な仕打ちを受けているのか? ジンダイは怒りを抑えながら声の主に問い掛ける。 「あの時、私の自宅で囁きかけてきた君の言葉に私は乗った。そして二重スパイのような屈辱に身をやつしている……」 「出木杉さんにあれ以上力を与えるわけにはいかなかったの」 そう、この声の主がジンダイの部屋を荒らして3鳥を奪った張本人なのだ。 「せめて姿を現してくれるわけにはいかないのか?」 「……」 返事は帰ってこない。 やはりだめか、とジンダイがため息をついたその時、その姿は不意に現れた。 グレーの帽子を手につかんでいるその姿は、2頭身で丸顔…… 「そ、その姿、まさか……」 ジンダイがブレーン達に吹き込んだ犯人の風体と全く同じなのだ。 「彼らが貴男を使って仕組んだ窃盗事件、それはのび太さんとお兄ちゃんを引き離す出木杉さんの罠……」 「アンタはいったい誰、いや、何なんだ……」 ジンダイの問いに黄色いその生物は答えた。 「私はドラミよ」 ミシロタウン上空。 「のび太くん達に知らせなきゃ!」 喧嘩や疑心暗鬼の事などどうでもいい。 もしもボックスが健在であることを知らせなければ。 エアームドに乗り、ルネを目指して飛ぶドラえもん。 『けど偽物まで仕立てて、誰が何のために……』 もしもボックスの事を知っているのは(他人に喋っていない限りは)自分達だけだ。 あれだけ巧妙な工作をしたんだ、ボックスの重要性も分かっているだろう。 『やっぱり出木杉くんだろうか?』 この世界で最高の栄誉と自分の欲望が叶っている現状から現実に帰りたくないから、ボックスを隠したんだろうか? 「うーん、なんか腑に落ちないなぁ」 出木杉を犯人としたい気持ちに何かが引っ掛かっている。 しかしドラえもんにそれ以上考える余裕は与えられなかった。 「あら、お久しぶり」 ドラえもんの目の前に現れたのはレックウザの背に乗ったナギだ。 「あ、あなたはナギ…さん」 のび太やフロンティアブレーンなどに聞いた変貌ぶりが事実であれば、自分は助からない。 そして予想した通りの答えが返ってきた。 「あなたをここから逃すわけにはいかないわね。死になさい……」 レックウザは空高く飛び上がった。 「あれはそらをとぶ攻撃、まずい!」 ドラえもんもエアームドに追い掛けるよう命令する。 間一髪レックウザの一撃をかわしたエアームドは同じ攻撃を逆にレックウザにくらわせた。 「……そ、そんな!」 エアームドの一撃は確かにレックウザを捉えた。 しかしその身体にはほとんどダメージが無い。 「レベルが違いすぎるのよ、レベルが」 ナギの言うとおり、これは勝ち目が無い。 この状態でエアームドがやられてしまったらドラえもんは空に放り出されて一巻の終わりだ。 「ふふふ、一度暴れたら止まらない……レックウザのげきりんのパワーを見せてあげるわ」 ナギはレックウザの弱点である逆さに付いた鱗を殴りつける。 その痛みに狂ったように暴れはじめるレックウザ。 『あれに巻き込まれたら終わりだ!』 思わず目をつぶるドラえもん。 しかし、攻撃はこなかった。 「……!!」 目を開けたドラえもんが見た光景。 身体の節々が凍り付いたレックウザと、吹雪を吐き出した謎の鳥ポケモンだ。 「ふ、フリーザー…なぜこんなところに!」 「あれ、フリーザーっていうのか……」 どうやらナギはあのフリーザーなるポケモンをよく知っているようだ。 凍り付いてうまく動けないレックウザにフリーザーが矢のように降下し、突進した。 「フ、フリーザーがとっしんですって!馬鹿なっ!」 ナギは思わず叫んだ。 フリーザーが突進を覚えるはずはない。 しかしあのフリーザーは自らも傷つきながらも、身体をぶつけるような攻撃をしかけてきた。 「ちっ、ここは引くしかないわね……」 レックウザはすごい速さでこの場を去っていった。 「助けてくれて、ありがとう」 ドラえもんはフリーザーに礼を言った。 しかしフリーザーには感情のようなものが感じられない。 まるで無理矢理戦っているようだ。 「あ……」 気が付くと、フリーザーは彼方へと飛び去っていた。 フリーザーが降り立った森の中。 そこにはドラミが一人、フリーザーの帰りを待っていた。 「使えないのはみずのはどうのようね」 ジンダイのフリーザーは水の波動、吹雪、燕返し、リフレクターが使えるはず。 だが水の波動の変わりはさっきの突進技だ。 「仕方ないわね、万能な攻撃技に変わったと思うことにしましょう」 フリーザーが使った技はダークラッシュ。 ある状況のポケモンだけが使える闇の技である。 「スナッチシステム……ごめんなさい、これしか方法が無かったの」 ドラミの謝罪も今のフリーザーには聞こえない。 そんなドラミの前にジンダイが現れる。 「まさか強制的に他人のポケモンを使う手段があったとはな」 「ええ、オーレ地方の犯罪組織が作ったシステムよ。使うのは本意ではなかったんだけど……」 ドラミの協力者となったジンダイだが、3鳥の所有権は譲ってくれなかった。 だから仕方なくスナッチに頼ることになった。 「で、今回はなぜ私の邪魔をした?」 ジンダイは出木杉から命令を受けていた。 ナギにやられたドラえもんを助け、行動をともにするようにと。 「そのシナリオ通りにいくと、お兄ちゃんは最終決戦にほとんど参加できないの」 出木杉の巧妙な引き離し作戦である。 ドラえもん抜きの子供ばかりなら負けは絶対にないと踏んでいるのだろう。 「でも今回は私がお兄ちゃんを助けた。これで彼の描いたシナリオは大きく変わるはずよ」 良いほうに転がるか、悪いほうに転がるか、どうなるかは分からない。 「君のおかげで任務に失敗した私はデキスギにどう言えばいいのか……」 ジンダイの心配にドラミが答える。 「大丈夫、おそらくあなたよりお叱りを受ける人間が出てくるから」 ドラミの言葉の意味が分からず、ジンダイは首を傾げた。 ルネシティ。 ドラえもんと嫌な別れ方をしてしまったのび太としずか。 二人はジム戦をする気分にもなれずにこの日を終えることになった。 「あーあ、やなこと言っちゃったなぁ」 その場の雰囲気とはいえ、ドラえもんには悪いことを言ってしまった。 そんな気分でのび太はベッドに転がっている。 『明日には帰ってくるだろうか』 その時は素直に謝ろう。 のび太の頭からはドラえもんへの疑心はすっかり消えていた。 皆がすっかり寝静まった頃、事件は起こった。 「きゃーーーーっ!!」 耳をつんざく悲鳴。 「この声は、しずちゃん!」 のび太も何度か入浴中のしずかからこの悲鳴を聞いているから間違いない。 自分の部屋を飛び出し、隣にあるしずかの部屋に急ぐ。 「ノビタ!」 「ヒースさん!」 向かいの部屋から現れたヒースと合流し、しずかの部屋に向かう。 ヒースがドアノブを回すが、鍵が掛かっていて開かない。 「ケッキング!」 のび太が出したケッキングが扉を吹き飛ばす。 中に入った二人が見たものは、気を失ったしずかを抱えて窓に足をかけるウコンの姿だった。 「う、ウコン爺!」 信じられないといった顔でヒースが叫ぶ。 そんなヒースにウコンは一言つぶやいた。 「油断するなと言うたのにのう……」 「なぜ、なぜこんな事を!」 ヒースの問いにウコンは答えない。 しずかを抱え、そのまま窓の下に飛び降りる。 「ま、待てっ!」 のび太が窓から顔を出すが、その時にはウコンの姿は消えていた…… 「はぁ、はぁ」 しずかを背負いながら必死で走るウコン。 辿り着いた場所は、木の実をくれる少女がいる広場。 今は夜なのでひっそりと静まりかえっている。 「確かここで……」 ウコンが辺りを見回すと、そこには自分を倒した女が立っていた。 「アスナ……おぬしじゃったか」 「ふん、その娘をこっちに渡しな」 ウコンは背負っていたしずかを下ろすと、ゆっくりと後ずさった。 「あんたの望みは叶えてやるよ。」 アスナはゆっくりとしずかに近づいていく。 しかし、しずかを覆うように現れた影がアスナの足を止めた。 「誰だ!」 「よくわかんないけど、しずかちゃんに触るな!」 現れたのはエアームドに乗ったドラえもんだ。 予定外の出来事にアスナは狼狽する。 『こいつはここに来ないはずでは……ナギとジンダイめ、しくじったね!』 「ウコン、もうアンタは用無しだ!」 アスナはランターンを繰り出すと、ダイビングを使い海中へ姿を消したのだった…… 次へ
https://w.atwiki.jp/animesongzanmai/pages/25.html
曲種説明 OP:オープニング主題歌。特別使用の場合は[スポット放映]と表記。 ED:エンディング主題歌。特別使用の場合は[スポット放映]と表記。 IN:挿入歌(作品本編中で使用された楽曲) IM:イメージソング・キャラクターソング(作品本編中で使用されていない楽曲) [公式] AR:アレンジソングおよびカバーソング[非公式] TM:テーマソング。主題歌でOP、EDの扱いができないもの。 CF:作品のコマーシャルで使用された曲。 CW:アニメ主題歌CDのカップリング曲。 CM:曲間に流れたネタ並びに実際のCMのような曲。(注:曲数にはカウントしませんが、記載してください。) 例. CM(すかいらーく 愛・おぼえていますか編) 第45部 5/6(火) 12 00-14 00 (No.1301-1329) DJ ◆NUKO///c8o 1301.「檄!帝国華撃団」横山智佐,帝国歌劇団([GM]サクラ大戦 OP) 1302.「ギャラクシー☆ばばんがBang!」/エンジェル隊(ギャラクシーエンジェル(第3期) OP) 1303.「pure enough」/松浦有希(BPS-Battle Programmer Shirase- ED) 1304.「-輪舞- revolution」/奥井雅美(少女革命ウテナ OP) ▼DJトーク 1305.「想いを奏でて」/savage genius(うた∽かた OP) 1306.「約束はいらない」/坂本真綾(天空のエスカフローネ OP) 1307.「gravity」/坂本真綾(WOLF S RAIN ED) 1308.「ヘミソフィア」/坂本真綾(ラーゼフォン OP) 1309.「マメシバ」/坂本真綾(地球少女アルジュナ ED OP[スポット放映]10章) ▼DJトーク 1310.「プラチナ」/坂本真綾(カードキャプターさくら OP3) 1311.「Sugar Baby Love」/石田燿子(ちっちゃな雪使いシュガー OP) 1312.「ブルーウォーター」/森川美穂(ふしぎの海のナディア OP) 1313.「揺らぐことない愛」/田村直美(GetBackers 奪還屋 OP1) 1314.「dis-(CLUB MIX Version)」/有坂美香(無限のリヴァイアス OP) 1315.「Duvet」/BOA(serial experiments lain OP) ▼DJトーク 1316.「いよかん」/子安武人(セイバーマリオネットJ to X IN) 1317.「チャームポイントは泣きボクロ」/諏訪部順一([RD]テニスの王子様 オン・ザ・レイディオ IM) 1318.「ベリーメロン~私の心をつかんだ良いメロン~」/若本規夫(金色のガッシュベル!! IN) ▼DJトーク 1319.「Treat or Goblins」/林原めぐみ(アベノ橋魔法☆商店街 OP) 1320.「LOVE SOMEBODY」/福井麻利子(逮捕しちゃうぞ OP3) 1321.「ぐるぐるクロちゃん」/LADY Q(サイボーグ クロちゃん OP) 1322.「Farewell Song」/Lia(AIR ED) 1323.「愛の輪郭(フィールド)」/KOKIA(ブレンパワード ED) ▼DJトーク 1324.「IN MY DREAM」/真行寺恵里(ブレンパワード OP) 1325.「真赤な誓い」/福山芳樹(武装錬金 OP) ※3番サビからDJコーラス 1326.「YOU GET TO BURNING」/松澤由実(機動戦艦ナデシコ OP) 1327.「キングゲイナー・オーバー!」/福山芳樹(OVERMANキングゲイナー OP) 1328.「Butter-Fly」/和田光司(デジモンアドベンチャー OP) 1329.「嘆きのロザリオ」/JAM Project(超重神グラヴィオン OP) 第46部 5/6(火) 14 00-16 00 (No.1330-1357) DJ ◆0yWKRV6IhM ★繋ぎBGM 「ネオ・ヴェネツィアの水彩画」/Choro Club feat.Senoo(ARIA The NATURAL) 1330.「真夏の恋のプレリュード -instrumental-」([GM]あまなつ IM) 1331.「Clover Heart s」/真理絵([GM]Clover Heart s OP) 1332.「Get my way!」/川田まみ(ハヤテのごとく! ED2) 1333.「Leaf ticket」/KOTOKO([GM]パルフェ ~chocolat second brew~ OP) #.....ねとらじミラー ★繋ぎBGM 「ポロロッカ星の春」/長谷川智樹(さよなら絶望先生) ★繋ぎBGM 「暖かい陽射しの中で」/長谷川智樹(さよなら絶望先生) ★繋ぎBGM 「絶望戦隊」/長谷川智樹(さよなら絶望先生) ★繋ぎBGM 「ヒジニモマケズ、ヒザニモマケズ」/長谷川智樹(さよなら絶望先生) #.....46部・代打 1334.「TAKE ME HIGHER(COLUMBIA Version)(TVサイズ)」/前田達也,石原慎一,風雅なおと,鈴木計見([特撮]ウルトラマンティガ OPAR) 1335.「Princess Rose(TVサイズ)」/田村ゆかり(おとぎ銃士 赤ずきん OP2) 1336.「オマモリ(TVサイズ)」/絶望少女達(俗・さよなら絶望先生 ED[スポット放映]13話(最終話)) 1337.「ガンバランス de ダンス~夢みる奇跡たち~(TVサイズ)」/宮本佳那子 with ぷりきゅあ5(Yes!プリキュア5 ED2) 1338.「カラフルDAYS(TVサイズ)」/佐藤利奈,井上麻里奈,茅原実里(みなみけ ED) 1339.「エースをねらえ!(TVサイズ)」/大杉久美子(エースをねらえ! OP) 1340.「かりあげクンのかりあげ一日(TVサイズ)」/池毅(かりあげクン ED) 1341.「さすらいのカウボーイ カウボーイビバップのテーマ 」/多田葵(カウボーイビバップ OPAR) 1342.「SKILL(ショートver.)」/JAM Project([GM]第2次スーパーロボット大戦α OP) 1343.「Butter-Fly(TVサイズ)」/和田光司(デジモンアドベンチャー OP) 1344.「曇天(TVサイズ)」/DOES(銀魂 OP5) #.....46部・本家復帰 ▼DJトーク (BGM 「夏影」/([GM]AIR)) 1345.「いろは」/CooRie(びんちょうタン OP) ▼DJトーク (BGM 「ラスティング☆ドリーム」/(彗星に願いを…)) 1346.「君が空だった(accoustic ver.)」/美郷あき(舞-HiME EDAR) 1347.「サクラサクミライコイユメ アコースティックバージョン」/yozuca*(D.C.~ダ・カーポ~ OPAR) ▼DJトーク (BGM 「夏影」/([GM]AIR)) 1348.「Special Day~太陽の神様~」/yozuca*([GM]D.C. Summer Vacation~ダ・カーポ サマーバケーション~ OP) 1349.「LAST SUMMER」/YURIA([GM]ナツメグ IN) 1350.「青空のファンタジア」/村田あゆみ(この青空に約束を-~ようこそつぐみ寮へ~ ED) ▼DJトーク (BGM 「海辺都市松笠」/([GM]つよきす)) 1351.「元気だしてよ」/谷村有美(3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?(新) OP) 1352.「大キライ!-SINGLE VERSION-」/LINDBERG(平成イヌ物語バウ OP) ▼DJトーク (BGM 「そらうた(instrumental)」/([GM]そらうた)) 1353.「I swear...」/小寺可南子([GM]英雄伝説VI 空の軌跡SC ED) 1354.「一緒に暮らそう」/元田恵美(こみっくパーティーRevolution ED) ▼DJトーク (BGM 「通り雨がやんだら」/Choro Club Feat. Senoo(ARIA The NATURAL)) 1355.「宝箱」/アツミサオリ(true tears IM) 1356.「harmonia」/Rita(true tears IM) ▼DJトーク (BGM 「Second Season~出会い~」/Choro Club Feat. Senoo(ARIA The NATURAL)) 1357.「明日、夕暮れまで」/葉月絵理乃(ARIA The OVA ~ARIETTA~ ED) 第47部 5/6(火) 16 00-18 00 (No.1358-1388) DJ ◆Ee8fvKjJIQ 1358.「空手バカ一代」/大安蓮(空手バカ一代 OP) 1359.「傷だらけの栄光」/おぼたけし(あしたのジョー2 OP1) 1360.「愛がたりないぜ」/光吉猛修(バーチャファイター OP2) 1361.「幾時代ありまして」/一世風靡SEPIA(魁!!男塾 ED) 1362.「悪!裂!ウイングマン」/宮内タカユキ(夢戦士ウイングマン IN) 1363.「荒野の少年イサム」/ボーカル・ショップ(荒野の少年イサム OP) 1364.「ラ・セーヌの星」/堀江美都子(ラ・セーヌの星 OP1) 1365.「金のリボンでRockして」/志賀真理子(魔法のアイドルパステルユーミ OP) 1366.「「ねっ」」/Rooky(スーパードール★リカちゃん OP1) 1367.「わたしが不思議」/大杉久美子(ドラえもん のび太と鉄人兵団 ED) 1368.「君がいるから」/堀江美都子(ドラえもん のび太のパラレル西遊記 ED) 1369.「たたかえ!ガ・キーン」/水木一郎,堀江美都子(マグネロボ ガ・キーン OP) 1370.「CROSS FIGHT!」/水木一郎,堀江美都子(破邪大星ダンガイオー OP) 1371.「ブロッカー軍団マシーンブラスター」/ヒデ夕樹(ブロッカー軍団IVマシーンブラスター OP) 1372.「宇宙の戦士スタージンガー」/ささきいさお(SF西遊記スタージンガー OP2) 1373.「夢の狩人」/山形ユキオ(魔境伝説アクロバンチ OP) 1374.「21世紀少年(21st century boy)」/貴水博之(ゲッターロボ號 OP1) 1375.「Planet Zone」/結城梨沙(機動戦士SDガンダム Mk-II ED) 1376.「JUST DREAM ON」/JACK BITES(機甲警察メタルジャック OP) 1377.「めざせ!1番!!」/草尾毅(NG騎士ラムネ 40 OP2) 1378.「炎のゴー・ファイト」/徳垣とも子(炎の闘球児ドッジ弾平 OP) 1379.「ほんとのキスをお返しに」/藤原理恵(超獣機神ダンクーガ OP2) 1380.「夢色チェイサー」/鮎川麻弥(機甲戦記ドラグナー OP1) 1381.「ハートブレイクCrossin 」/陣内孝則(ふたり鷹 OP) 1382.「いくぜ!イッキマン」/樋浦一帆(剛Q超児イッキマン OP) 1383.「ガリアン・ワールド(英語ヴァージョン)」/EUROX(機甲界ガリアン IM) 1384.「怪盗きらめきマンの歌」/山本正之(タイムボカン2000 怪盗きらめきマン OP) 1385.「ねない ねない ねない」/ザ・カスタネッツ(どっきりドクター OP) 1386.「13月の革命」/FENCE OF DEFENSE(異次元の世界エルハザード OP) 1387.「HEAVEN」/HIM(YAT安心!宇宙旅行(第1期) OP) 1388.「戦え!宇宙の王者」/ささきいさお(宇宙円盤大戦争 OP) 第48部 5/6(火) 18 00-20 00 (No.1389-1416) ★繋ぎBGM 「紅蓮の騎士」/光田康典(Xenogears) 1389.「-赤い華- You re gonna change to the flower」/椎名へきる(エデンズボゥイ OP2) 1390.「Everlasting Train-終わりなき旅人-」/椎名へきる(エデンズボゥイ OP1) 1391.「コッペリアの柩(NOIR Ver.)」/ALI PROJECT(NOIR TM) 1392.「夏はマシンガン」/マシンガン進藤([GM]みずいろ IM) 1393.「TELL ME WHY」/PENPALS(剣風伝奇ベルセルク OP) 1394.「CARNIVAL.BABEL~カルナバル・バベル~」/TAKADA BAND(BLUE SEED OP) 1395.「日本ブレイク工業社歌」/萬Z(量産型)(一般曲) 1396.「絶対運命黙示録 with 万有引力」/東京混声合唱団,演劇実験室"万有引力"(少女革命ウテナ IN) 1397.「only one, No.1」/奥井雅美(Di Gi Charat OP) 1398.「truth」/奥井雅美(少女革命ウテナ ED1AR) 1399.「天使の休息」/奥井雅美(それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ OP) 1400.「Candy Lie」/r.o.r/s(一般曲) 1401.「REASON」/小坂由美子(宇宙の騎士テッカマンブレード OP1) 1402.「嵐の勇者」/岡柚瑠(勇者特急マイトガイン OP) 1403.「夢色チェイサー(full version)」/鮎川麻弥(機甲戦記ドラグナー OP1AR) 1404.「瞳の中のファーラウェイ」/長山洋子(The Five Star Stories ED) 1405.「I pray to stop my cry-little sea style-」/川田まみ([GM]凌辱痴漢地獄 IM) 1406.「agony」/KOTOKO(神無月の巫女 ED) 1407.「eclipse」/川田まみ([GM]燐月-リンゲツ- OP) 1408.「Suppuration-core-」/KOTOKO(神無月の巫女 IN) 1409.「きゅるるんKissでジャンボ♪♪」/KOTOKO([GM]カラフルハート~12コのきゅるるん♪ OP) 1410.「ねぇ、…しようよ!」/KOTOKO(姉、ちゃんとしようよっ! ED) 1411.「ゆかりんファンタジア」/zpとakとgp-lnと幻想郷ゆりかご会([同人]ゆかりん突発CD AR) 1412.「アノネ~まみむめ★もがちょ」/水樹奈々(まみむめもがちょ OP) 1413.「suddenly~巡り合えて~」/水樹奈々(一般曲) 1414.「RUSH DASH!」/水樹奈々(一般曲) 1415.「POWER GATE」/水樹奈々(一般曲) 1416.「VIP STER」/kobaryu(一般曲 MAD) 第49部 5/6(火) 20 00-22 00 (No.1417-1445) DJ ◆SEdC382oLI ★繋ぎBGM 「Last Battle -T260G-」/(サガフロンティア AR) 1417.「Ride on shooting star」/the pillows(フリクリ ED) 1418.「LAST DINOSAUR」/the pillows(フリクリ IM) 1419.「ROLLING 1000tOON」/マキシマム ザ ホルモン(エアマスター ED) 1420.「Justiφ s」/ISSA([特撮]仮面ライダー555 OP) 1421.「特捜戦隊デカレンジャー」/サイキックラバー([特撮]特捜戦隊デカレンジャー OP) 1422.「Wild Flowers」/RAMAR(ゾイド ZOIDS OP) ▼DJトーク 1423.「Agape」/メロキュア(円盤皇女ワるきゅーレ IN) 1424.「euphoric field(Chihiro ver.)」/やなせなつみ(ef - a tale of memories- OPAR) 1425.「キミの記憶~オーケストラver.~」/川村ゆみ([GM]ペルソナ3 TMAR) 1426.「Butter-Fly(劇場版サイズ)」/和田光司(デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! ED) 1427.「紅ノ牙」/JAM Project(超重神グラヴィオンツヴァイ OP) 1428.「SOULTAKER」/JAM Project(The Soul Taker~魂狩~ OP) 1429.「キングゲイナー・オーバー!」/福山芳樹(OVERMANキングゲイナー OP) 1430.「Last Battle -T260G- ver.δ」/(サガフロンティア AR) ▼DJトーク 1431.「SKILL」/影山ヒロノブ,桃井はるこ([GM]第2次スーパーロボット大戦α OPAR) 1432.「未来形アイドル」/氷上恭子,宮村優子(VS騎士ラムネ 40炎 OP) 1433.「Princess Brave!」/留桜良姫([GM]プリンセスブレイブ! OPAR) 1434.「Princess Bride!」/留桜良姫([GM]Princess Bride OPAR) 1435.「ムーンライト・ラブ」/桃月学園1年で~組(ぱにぽにだっしゅ! ED2) 1436.「S・O・S」/井上喜久子,桑島法子,雪野五月,千葉紗子(ガン×ソード ED[スポット放映]17話) 1437.「どうにもとまらない~ノンストップ~」/Brenda Vaugn(レジェンズ-甦る竜王伝説- ED1) 1438.「茜色が燃えるとき」/Scoobie Do(GUNGRAVE ED) 1439.「another sun」/森下玲可([GM]ロックマンDASH~鋼の冒険心~ CF) 1440.「創聖のアクエリオン」/AKINO(創聖のアクエリオン OP1) 1441.「TRY AGAIN」/FIRE BOMBER(マクロス7 IN) 1442.「そらのむこう」/結月そら([GM]ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 ED) 1443.「こころむすび」/こころむすびオールスターズ(ひぐらしのなく頃に解 IM) ▼DJトーク 1444.「BLUE BLUE WAVE」/KAORI([GM]ARIA The NATURAL ~遠い記憶のミラージュ~ OP) 1445.「SKILL」/JAM Project([GM]第2次スーパーロボット大戦α OP) ▼DJ熱唄 第50部 5/6(火) 22 00-24 00 (No.1446-1471) ★繋ぎBGM 「Chemical Dance」/菅野よう子(ブレンパワード) ▼DJトーク (BGM 「戦闘」/青木望(北斗の拳)) 1446.「SILENT SURVIVOR」/KODOMO BAND(北斗の拳 OP2) 1447.「TOUGH BOY」/Highlord(世紀末救世主伝説北斗の拳2 OPAR) 1448.「INNOCENT SORROW」/abingdon boys school(D.Gray-man OP1) 1449.「DAYBREAK S BELL」/L Arc~en~Ciel(機動戦士ガンダム00 OP1) 1450.「COLORS」/FLOW(コードギアス 反逆のルルーシュ OP1) 1451.「空色デイズ」/中川翔子(天元突破グレンラガン OP) 1452.「RHYTHM EMOTION」/TWO-MIX(新機動戦記ガンダムW OP2) 1453.「MEN OF DESTINY」/MIO(機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY- OP2) 1454.「水の星へ愛をこめて」/森口博子(機動戦士Ζガンダム OP2) 1455.「トライアングラー」/坂本真綾(マクロスF OP) 1456.「Breeze」/林原めぐみ(スレイヤーズTRY OP) 1457.「鳥の詩」/Lia(AIR OP) 1458.「キミガタメ」/Suara(うたわれるもの ED[スポット放映]26話) 1459.「Vermillion」/石川智晶(ぼくらの ED2) 1460.「キミヘ ムカウ ヒカリ」/新居昭乃(ZEGAPAIN-ゼーガペイン- OP) 1461.「ETERNAL BLAZE」/水樹奈々(魔法少女リリカルなのはA s OP) 1462.「星空のSpica」/田村ゆかり(魔法少女リリカルなのはStrikerS ED1) 1463.「真赤な突撃ラブハートVer13」/福山芳樹(マクロス7+武装錬金 MAD) 1464.「Portal」/JAM Project([GM]スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS ED) 1465.「THANATOS-IF I CAN T BE YOURS-」/LOREN MASH(新世紀エヴァンゲリオン THE END OF EVANGELION IN) 1466.「残酷な天使のテーゼ」/高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン OP) 1467.「nowhere」/FictionJunction YUUKA(MADLAX IN) 1468.「For フルーツバスケット」/岡崎律子(フルーツバスケット OP) 1469.「手のひらの宇宙(Live ver.)」/岩男潤子(KEY THE METAL IDOL AR) 1470.「リスナーさんにありがとう」/吉田古奈美,田中公平,南かおり,岩崎和夫,「青春ラジメニア」 「大アニメ博覧会」リスナーのみなさん([RD]青春ラジメニア IM) ▼DJトーク (BGM 「LOVE SONG」) 1471.「VOICES(a cappella version)」/新居昭乃(MACROSS PLUS EDAR) 曲目リスト一覧に戻る 曲目リスト 第39部-第44部に戻る
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/105.html
前へ スネ夫はサファリパークでケンタロスの大群を探していた スネ夫「あ!」 ついにケンタロスの大群を見つけた そしてスネ夫は石を投げ、ケンタロスをわざと怒らせた ドドドド! ケンタロスの大群がスネ夫に迫る スネ夫は震える手足を無理矢理押さえ付け モンスターボールを手に取った スネ(逃げるな!) スネ夫は自分に言い聞かせ持ってるポケモンをみんな出した スネ「もう僕は……逃げない!」 スネ夫はケンタロスへと突っ込んで行った…… その頃のび太達3人は出来杉の家の前へと来ていた しず「スネ夫さん……むちゃしなきゃいいけど…」 ジャイ「あいつなら大丈夫さ!それよりこっちはこっちの ことを考えよう!」 のび「ああ! 気を付けて行こう!みんな!」 3人はついに出来杉の家へと踏み込んで行った… 出来杉の家はスネ夫の家を少し縮めたくらいの大きい家で 形は四角、色は白 家の周りの庭には池やらなんやらがいっぱいあり 他の人が見ればきっとこの家の家族は幸せ何だろうなぁ と思ってしまうような家だった だが中に入るとそこはまさに地獄だった 吐気がする悪臭が漂い、美しい絵画は無惨にも切り裂かれ、 洗濯物と思われる衣服が周りに散らばり そこらじゅうに虫がわいていて 今すぐにこの家から出て外の空気を吸いたかった ジャイ「何があったんだよ!この家で……」 しず「う!…」 のび「しずかちゃん大丈夫!?」 しず「ええ… でも前みんなで来た時はきれいで…お母様がケーキを焼いてくれて…みんなで笑って…」 しずかはそう言って泣きくずれてしまった のび「しずかちゃんは外で待ってて…ここは僕とジャイアンで」 しず「私も行くわ… 出来杉さんが変わった謎が解けるかもしれないもの!」 ジャイ「じゃあさっそく家を調べよう!」 3人は別れて家を調べることにした … ……… のび「そっちに何かあったかい?」 しず「無いわ」 ジャイ「こっちも無かった」 のび「僕もだ。 後は二階だけだね。何があるか分かんないから気を付けて進もう!」 3人は二階へと進んでいった のび「これは…」 二階はまるで研究室のように怪しい機械がたくさん置いてあった ジャイ「!? これを見ろ!」 ジャイアンは巨大なスクリーンを指さした ジャイ「ここにスイッチがあるんだ」 ジャイアンはスイッチを押した のび「女の人?」 美しい30代くらいの女の人が映った 女「みなさん…」 3人「しゃべった!」 女「私は出来杉の母「テルヨ」と申します…」 しず「でも顔が違ってるような…」 テルヨ「これは出来杉が作った私の仮の姿… 出来杉は私の脳をこの機械に植え付けて蘇らせたんです…」 しず「お母様は死んでしまったのですか!?」 テルヨ「はい… 五ヶ月前交差点でダンプにひき逃げにあって… 小さい頃離婚してから、女手1つで育ててきた子です。 私は死んだことより、あの子を一人ぼっちにしたことを とても悔やみました だけど……それから一ヶ月後私は蘇りました あの子はのび太君の家に侵入し未来に行って、 人を蘇らせる違法の技術を使って私を蘇らせたんです… だけど私はあの子を恨みました…」 のび「どうしてですか?もう一度会いたかったんでしょ?」 テルヨ「会いたかったですよ…もちろん… でもあの子に犯罪を犯させてまで私は生きたくかったの! 私はあの子にこの思いを伝えました… だけど…あの子は思いを理解してはくれませんでした… あの子は怒りだし私の電源を切ったのです……」 3人は驚いた。 こんなことあるのか。あの優しい出来杉が 変わってしまったのはあまりにも悲しい理由… 「母にもう一度会いたい…」 ただそれだけだったのだ。 だが行き過ぎた母への愛は空回りし、やがて暴走を始める。 のび「じゃあ… 出来杉がこの世界を変えた理由は?」 テルヨ「きっとあの子はこのポケモンの世界に閉じこもり 全てのことから逃げようとしてるのでしょう… 周り全てを支配し、自分が頂点に立って…大切なものを奪われる側から …奪う側へなろうとしてるのです」 3人に沈黙の時が流れた。 沈黙を破ったのはジャイアンだった ジャイ「出来杉のバカヤロウが!…… お前には俺達がいただろうが!…一人じゃねぇだろうが!…」 のび「あの日ポケモンで遊んでた時出来杉は笑ってた… あいつは辛くてたまらないはずなのに…」 テルヨ「あの子を救ってやってください そしてあの子を暗い孤独な世界から解き放ってください… あなた達なら…きっと…でき…」 しず「お母様!」 テルヨが映っていたスクリーンにヒビがはいる のび「テルヨさん!安心してください!出来杉は絶対 僕達が救ってみせるから!」 テルヨは涙を流しながらほほえみ、スクリーンは砕け散った きずかぬうちに3人のほほに涙が流れていた 3人は出来杉の家を後にし会場へ戻って行った 出来杉の家から帰ってきたのび太達は先に帰っていた スネ夫に出来杉の家での出来事を全て話した スネ「そうか…安心したよ」 のび「何が安心なんだよ?」 スネ「つまり出来杉は孤独になりたくないだけなんだろ? それなら僕達が出来杉を倒してまた友達になればあいつは元の優しい出来杉に戻るってことだからさ。」 ジャイ「……そうだよな。出来杉は元に戻れるよな。」 しず「私達で頑張ればきっと……」 カ~ビィ~ゴォ~ン アナウンス「今から本戦の組み合わせを発表します。 選手はホールに集合してください」 のび「行こう。みんな」 4人はホールへと向かった 司会者「みんな集まったみたいだなぁ!それじゃぁさっそく 一回戦の組み合わせを発表だぁ!!!」 4人のそれぞれの組み合わせ のび太 VS 虫とり中年ゴヘエ しずか VS エリートトレーナー田中 ジャイアン VS ゴリオ スネ夫 VS サイキッカーコロ助 しず「私の相手……田中って…」 スネ「サイキッカーコロ助?大百科かよ」 ジャイ「ゴリオってこいつ絶対ゴリラみたいな顔だぜw」 3人「……」 ジャイアン以外の3人はこの組み合わせは妥当だろう と思っていた のび「僕の相手はあの虫使いか……」 ゴヘエ「さっそくお前と当たるとはなぁ……」 のび「ゴヘエ!」 ゴヘエ「おぉ怖い怖い。戦うまでは敵じゃないんだ。仲良く行こうや」 のび「お前を見てるとヘドが出る。あっちに行け」 ゴヘエ「俺が怖いんだな?」 のび「!? そんなわけないだろ!ふざけるな」 ゴヘエ「図星だからって焦るなよ。勝てない相手を恐れるのは当然なんだ」 のび「違う…」 ゴヘエ「違わねぇよ。お前じゃ俺には勝てな…」 バキッ! ジャイアンの拳がゴヘエのアゴにクリーンヒットする ジャイ「おい。クソ虫使い。のび太がお前に勝てないだぁ? こいつはなぁいつもは人に頼ってばかりで弱っちい奴だけど 仲間をピンチの時には命をかけてまで助けようとするかっこいいやつなんだよ! お前何かには絶対に負けない」 ゴヘエ「う、うるさい。後で泣かしてやるからか、覚悟しろよ。 うわぁぁん」 ゴヘエは泣きながらさっていった のび「ジャイアンありが…」バキッ 今度はのび太のほっぺにジャイアンの拳が炸裂する ジャイ「あんな簡単な心理作戦にかかんなよ。ばぁか」 のび「いちち…… だからって本気で殴るなよぉ。」 カァ~ビィ~ゴォ~ン アナウンス「のび太さん。ゴヘエさん。ホールに来てください」 のび「それじゃ行ってくるね」 しず「ちょっと待って!」 しずかはポケットから4つの腕輪を取り出した しず「この腕輪をみんなで付けましょ」 それぞれの腕輪には「D」「O」「R」「A」と書いてある スネ「DORA……ドラか。」 しず「離れててもドラちゃんと私達は5人で1つ…… それを忘れないで欲しいの」 みんなはそれぞれ腕輪をはめた そしてのび太はゴヘエとの戦いの場へと 向かっていった ワー!!!ワー!!! 司会「ついに始まりました!この町最強のトレーナーを 決めるトーナメントが!!!それでは選手の入場です!!!」 「ホウオウサイド! 頭は子供。体はアル中。虫とり中年ゴヘエ!」 「ルギアサイド! 光るメガネは愛の証! かけだしトレーナー のび太ぁ!!!」 … ……… …………… のび太は心を落ち着かせるためゆっくり深呼吸をした。 のび「……待っててね。ドラえもん。必ず助けだしてみせるから」 のび太はズレたメガネをなおしゆっくり前に進んでいった 照明がまぶしくのび太は思わず目をつむった 周りを見るとドームの観客席は全て観客で埋め尽されていた ゴヘエ「怖いのかぁ?逃げてもいいんだぞ?」 のび太はゴヘエを無視して自分の立ち位置についた 司会「ルールは3対3の勝ち抜き制!それでは……始め!」 のび太はピカチュウ、ゴヘエはビークインを出した のび「タイプはこっちが有利だ!ピカチュウ、かみなり」 かみなりがビークインめがけ、落ちる のび「やったか?」 ゴヘエ「甘い甘い。 そんなんじゃビークインには傷1つつかねぇよ」 ビークインの周りには黒コゲになった蜂が落ちている のび「ぼうぎょしれいか!」 ゴヘエ「ククッ ビークイン、こうげきしれいだ」 ピカチュウに蜂の大群が襲いかかる のび「ピカチュウ、でんこうせっかで逃げまくれ!」 ピカチュウは必死で逃げまわる。だが…… のび「クソッ!逃げ場所がない」 蜂がピカチュウの周りを囲み逃げ場所を無くしているのだ ゴヘエ「クークック。もう終わりかなぁ? ビークイン、そのネズミをはちの巣にしてやれ!」 ビークインが叫ぶと同時に周りの蜂がピカチュウに近づいてくる のび「ピカチュウ、あれをやれ!」 ゴヘエ「何をやっても無駄何だよ!」 ついにピカチュウは蜂大群に飲み込まれてしまった ゴヘエ「あっけなかったねぇ。次はもっとまともなものを出してくれよぉ」 のび「……」 ゴヘエ「おいコラ!何か言えよ」 ビークインが蜂を自分の中へと静かに引っ込める ゴヘエ「し、しまった」 のび「ピカチュウ、ヴォルテッカーだ!」 ビークインの真下の地面からピカチュウが飛び出す そしてピカチュウのヴォルテッカーはビークインに直撃する ピカチュウがさっきいた場所には穴があいていた ゴヘエ「そんな馬鹿な。お前のピカチュウはあなをほる何て覚えてなかったはずだ!」 のび「ジャイアンの店で技マシンを買ったのさ さすがのお前も電気タイプが穴を掘れるとは思わなかっただろ?」 ゴヘエ「戻れビークイン…… てめぇは俺を怒らせ過ぎたようだ この作戦は決勝までとっとく予定だったがもういい! 出てこいテッカニン」 のび(テッカニン?ヌケニンなら分かるがテッカニンが切札とは思えない…… 何かあるな……速攻で片をつけてやる) のび「ピカチュウ、かみなりだ」 ゴヘエ「テッカニン避けずにこうそくいどうだ」 テッカニンにかみなりが当たり、テッカニンが苦しむ だが、ゴヘエはこうそくいどうしかやろうとしない のび「このパターンまさか!? ピカチュウ、もっとかみなりだ!早く倒すぞ」 ゴヘエ「テッカニン、力の限りに動きまわれ。さらにこうそくいどうでもっとスピードを上げるんだ」 テッカニンのスピードがだんだん上がっていく。だが テッカニンは4発目のかみなりが当たりついに地面に落ちた ゴヘエ「ククッ。もうそろそろいいかなぁ」 のび「させるか!」 ゴヘエ「遅い! テッカニン、バトンタッチだ!」 のび「クソッ」 テッカニンが戻り テッカニンのスピードはそのままを受け継いだうえ、 まだ無傷のメガヤンマが姿を現した…… ゴヘエ「最強のメガヤンマの誕生だ。クークック」 のび「ピカチュウ、かみな…」 ゴヘエ「メガヤンマ、きりさくだ」 のび太がきずいた時にはもうメガヤンマはピカチュウを 切り裂いた後だった のび(まるで動きが見えなかった……) ゴヘエ「メガヤンマ、かげぶんしんだ」 ピカチュウの周りに無数のメガヤンマが現れる ゴヘエ「メガヤンマ、きりさくだ」 ピカチュウに流星のようにメガヤンマが襲いかかる のび「ピカチュウ!」 ピカチュウはボロボロになった。 だがまだ倒れない。 のび「もういいから戻ってくれ、ピカチュウ!」ピカチュウはのび太の方を向き、笑顔を見せる ゴヘエ「しぶといやつだな。メガヤンマ、もう一度切り裂いてやれ!」 のび「ピカチュウ!」 ピカチュウがまた無数のメガヤンマに切り裂かれる だが、偶然にもピカチュウは本物のメガヤンマの羽根に 噛みつくことに成功した。 ゴヘエ「クソネズミが!離れろよ メガヤンマ、げんしのちからだ」 ピカチュウはついに倒れた のび「ピカチュウ……お前は良くやってくれたよ… 後は僕とハッサムでこいつを倒す…」 のび太は次にハッサムを出した のび(メガヤンマのスピードにはハッサムじゃ追い付けない…… どうすれば勝てるんだ……クソ!) ゴヘエ「メガヤンマ、またかげぶんしんだ。そしてそのままハッサムを切り裂け!」 メガヤンマがハッサムに襲いかかる のび「ハッサム、腕でガードするんだ」 ハッサムは顔を腕のハサミで覆い、攻撃を防ぐ ゴヘエ「いつまでもつかな?メガヤンマ、もっとだ。もっと攻撃してズタズタに切り裂いてやれ!」 のび「ハッサム、でんこうせっかだ」 ハッサムは間一髪メガヤンマの攻撃を避けるだが… ゴヘエ「無駄だ!追え、メガヤンマ」 無数のメガヤンマが方向を変え、向かってくる のび「ハッサム、すなあらしだ!」 ゴヘエ「うお!」 フィールド全てを砂嵐がつつみこむ ゴヘエ「その作戦は予選で見てるんだよ!メガヤンマ、砂嵐から抜け出すんだ」 メガヤンマが砂嵐の中から飛び出した ゴヘエ「さぁ切札の砂嵐の作戦は失敗したぞ!どうする?」 のび「作戦成功だよ」 砂嵐の中からハッサムが飛び出す ゴヘエ「しまった、影分身が無くなってる!」 のび「今さら気づいても遅いよ、メタルクローだ!」 ハッサムのメタルクローはメガヤンマに当たった! ように見えたのだがメガヤンマはギリギリで避けていた ゴヘエ「勝った!」 のび「まだだ!ハッサム、メガヤンマにはかいこうせんだ」 ハッサムは体勢を直し、右腕をメガヤンマに向ける ゴヘエ「よ、避けろ、メガヤンマァ」 のび「行け、ハッサム。とどめをさせ!」 ハッサムの右腕から光線が放射される メガヤンマは体を限界まで曲げ、避けようとしたのだが 光線はメガヤンマが少し動かし遅れた右の羽をつらぬいた ゴヘエ「メガヤンマ!」 ついにメガヤンマは倒れた この後ボロボロのテッカニンはもちろんハッサムに倒され のび太はゴヘエに勝利した ゴヘエ「負けた…負けちまった!」 のび太はゴヘエに近付いていく ゴヘエ「な、殴りたかったら殴れ!」 のび太は手をさしだした のび「いい勝負だったね、また戦おうよ」 ゴヘエ「何言ってんだ、俺はお前に酷いことをして…」 のび「戦ってる時のお前は本当に楽しそうだったよ お前が勝ちにこだわったのには何か理由があるんだろ? 見てたら分かるよ」 ゴヘエ「のび太… お、俺は…」 ガコン! うわぁ! ゴヘエの真下の足場が無くなりゴヘエは穴に落ちる ゴヘエ「クソ!」 ゴヘエはギリギリ片手を掛け、なんとか落ちないでいる のび「大丈夫か、今助けてやるからな!」 ゴヘエ「来るな!これが敗者の末路だ…… あばよ、のび太」 のび「ゴヘエ!」 ゴヘエは手を離し穴の底へと消えていった ゴヘエがいた場所には一枚の写真が落ちていた それはとても幸せそうに笑う三人の家族の写真だった のび「ゴヘエ…お前はいったい何のために戦ってたんだ」 のび太は二回戦に進出した のび太は控室に戻って行った ジャイ「やったな!」 のび「ああ。 でも安心はできないよ。僕達は優勝しないといけないんだからね」 スネ「のび太にしては良いこと言うじゃんw」 しず「さてともうそろそろは私の出番ね。みんな見ててね」 しずかの戦いはまさに圧倒的だった。 不利に思われたマリルリだったがその体力の高さと アクアリングを使っての回復は予想以上に強力で対戦相手の 田中は手も足もでず、切札のサンダースすらマリルリに敗れた 田中「あぁぁ……」 田中はあっさりヤられて落ちていった のび「しずかちゃん……強いな」 のび太は軽く恐怖を覚えた ジャイ「やっと俺様の番か。まちくたびれたぜ!」 スネ「ジャイアンの相手確かゴリオだったよね? 早く見てみたいな」 ジャイ「まぁどんなやつが来てもボコボコにするだけだけどな。それじゃ行ってくる」 のび太達3人は観客席に座った のび「始まったよ」 司会「ホウホウサイド。筋肉トレーナー、ジャイアン!」 ジャイアンがステージに出る 司会「ルギアサイド。謎のトレーナー、ゴリオぉ!!!」 ジャイ「お、お前は!?」 ゴリオ「初めましてジャイアンさん。僕はゴリオと言います。いい勝負をしましょうね」 ゴリオは美少年だった。しかもとても礼儀正しい好青年。 まさにマダムキラーだった 会場からは女性からの声援が響く しず「キャー!」 のび「しずかちゃん……」 ジャイ「くそっ!けっきょく人生は顔なのかよ……」 ポン。 誰かが肩を叩く 司会「男は顔じゃないよ、ジャイアン」 ジャイ「司会者さん……」 司会「あいつをボコボコにしてやろう」 ジャイアンと司会者との間に男の友情が生まれた そして試合が始まった ジャイ「おらおらぁー!」 ゴリオ「痛い痛い!司会者さん、あの人僕の顔狙ってるよ!」 司会「顔が良い男は黙ってろよ!はははははは!」 試合が終わる頃にはゴリオの顔はボコボコになり、 ゴリオはついにギブアップした (ジャイアンは試合の後女性客にズタズタにされました) ジャイアンは二回戦に進出したが何か大事なものを失った 血だらけのジャイアンが戻ってきた スネ「大丈夫か、ジャイアン!」 のび「お前はよくやったよ!」 ジャイ「あ、後はスネ…夫だ……」 二人「ジャイアン!」 二人はジャイアンを治療室に運んだ スネ「絶対勝ってくるよ…ジャイアン」 スネ夫はステージへ向かった 女司会者「ホウホウサイド。スネ夫選手の入場です」 スネ「あれ?さっきの司会者さんは?」 女司会者「あの人はクビになりました。ここからは 私[バニー]が司会をしていきます。 それではルギアサイド。コロ助選手の入場です。」 ゲートからまさに大百科なやつが現れた コロ助「よろしくナリ」 スネ「コロ助って本当に居たんだね、驚いたよ」 コロ「ドラえもんがいるんだからオイラが居ても不思議じゃないナリ」 スネ「そらそうだね、お互いがんばろ…!?」 コロ「どうしたナリ?」 スネ「何でも無いよ…早く戦おう」 バニー「それでは勝負、始めぇ!」 あの時スネ夫は見てしまったのだ。コロ助の胸に書かれた 「DEKISUGI」という文字を…… コロ助がまずだしてきたのはハリテヤマだった スネ「行け、クロバット」 コロ「相性が悪いナリぃ……ハリテヤマ、距離をとれ」 スネ「ハリテヤマは打撃がメインのはず。距離を開けてどうするつもり何だ… まぁいいや。クロバット、エアスラッシュだ」 コロ「ハリテヤマ、後ろへ少し移動ナリ」 後ろへ移動したハリテヤマのギリギリ手前にエアスラッシュは当たった。 スネ「クソ! 運が悪いな」 コロ「ハリテヤマ、落ちてる石をクロバットへなげつけるナリ」 スネ「何だって!?そんな技があるのか!クロバット、かげぶんしんで石を避けるんだ!」 コロ「当たらないか……ハリテヤマ、地面にはっけいナリ」 地面が砕け、無数の石ができる コロ「でも石は無限にあるナリよ。もう一度なげつけるナリ」 ハリテヤマに投げられた無数の石がクロバットを襲う スネ「もう一度かげぶんしんだ!」 またハリテヤマが投げた石はクロバットに当たらずドームの上の方へ消えていった スネ(このままじゃ決着がつかないぞ) 「クロバット、エアスラッシュを撃ちまくれ!」 ハリテヤマにエアスラッシュの嵐が当たり、ハリテヤマが吹き飛ぶ スネ「よし!もうハリテヤマは虫の息だ」 コロ「ハリテヤマ、もう一度石を投げつけるナリ」 ハリテヤマが投げた少し大きめ石はクロバットにかすりもしなかった スネ「よしとどめのエアスラ…」 コロ「フフフ」 スネ「何がおかしいんだ!」 コロ「ここで問題ナリ。この試合の勝利条件はなぁんだ?」 スネ「そんなの相手のポケモン三体を倒す、だろ」 コロ「まぁ正解だね。でも後1つ勝利する方法があるナリ」 スネ「早く答えを言えよ!」 コロ「答えは……対戦相手が死んだ時ナリ」 のび「スネ夫、避けるんだ!!」 スネ「な…」 ズシャァン!!! スネ夫は薄れゆく意識の中きずいた。 コロ助は最初からクロバットを狙ってはいなかったことを。 コロ助は自分の上にあるドームの照明を狙っていたということに…… 三人「スネ夫(さん)!」 コロ「うわぁぁ。どうしよぉ、大変だぁ。 司会者さん、オイラの負けにしてくれナリ……」 司会者バニー「コロ助選手のせいじゃありませんよ。 それより今はスネ夫選手の命が大事です。 早く救助隊を…」 スネ「勝手に…負けにし…ないでく…れよ…」 頭から血を流したスネ夫が立っていた。 照明が直撃はしなかったが頭をかすっていたのだ コロ(ちっ!)「おぉ良かったぁ。生きてたナリかぁ」 バニー「スネ夫選手。治療室に行って下さい。命に関わります」 スネ「待って下さい。この試合に勝ったら…絶対行きますんで…戦わして下さい」 バニー「……良いでしょう。でもスネ夫選手の出血の状況からして後十分が限界です。十分たったらあなたの負けとして治療室に運びます。 良いですね?」 スネ「はい」 コロ助と時間。 2つの敵との戦いが始まった…… スネ夫の敗北まで後10分 スネ「エアスラッシュだ…」 ハリテヤマは倒れた コロ「ふぅやられちゃったか。次はこいつだ」 スネ「バクオングか。…クロバット、接近戦に持ち込め!」 コロ「あせってるナリなぁ。でもあせると判断もにぶるナリ。バクオング、ハイパーボイス」 スネ「うわっ」 ハイパーボイスが会場に響き渡りクロバットが吹き飛ぶ コロ「こういうドームではハイパーボイスの威力が上がるナリ。クロバットじゃ触れることもできないナリ」 スネ「ははは。何か…勘違い…してるみ……たいだね」 コロ「何ぃ!そういうことはこの技を何とかしてから言うナリ!」 スネ「ドームで…威力が上がる…技はまだあ…るんだよ」 コロ「まさか……でもそんな技もう忘れさせてるはずナリ!」 スネ「残念だね…一手先のことを読むの…は僕の得意技何だよ…… クロバット、ちょうおんぱだ!」 コロ「うわぁ!」 今度はドームに超音波が響き渡りバクオングを混乱させる コロ「バクオング、もう一度ハイパーボイスナリ!」 バクオングはハイパーボイスを出そうとするが声が出ない スネ「今だ、ク…ロバット。クロス…ポイズン」 クロバットは一瞬でバクオングの前へ行きクロスポイズンを ふところに決める コロ「バクオング、目の前にこおりのきばナリ!」 スネ「クロバット、後ろに周りこめ!」 コロ「バ、バクオング後ろを…」 スネ「クロバット、撃てるだけエアスラッシュだ!」 バクオングはエアスラッシュが直撃し吹っ飛ぶ バクオングは倒れた スネ「ぐっ!(目がかすむ、もう立ってるのも辛い……)」 コロ「後6分ナリ。もう諦めて負けを認めた方がいいナリよぉ。死んじゃうナリよぉ」 スネ「確かに……今までの僕なら負けを認めたかもね。 でも…あの乱暴なジャイアンが他人の為に戦ってる。 女の子のしずかちゃんが泥にまみれて強くなろうとしてる。 そして……あの…あののび太が敵を恐れず戦ってる! 僕は逃げない!お前を倒して先へ行く!」 コロ「ちっ、このガキが下手にのってたら調子のりやがって! 出来杉様に作られた戦闘用からくり「業火」様を本気にさせたことを後悔させてやるよ!」 コロ助の顔が悪魔のような顔に変わっていく スネ「やっぱり…お前は出来杉の刺客だったのか!」 業火「このポケモンは……さっきまでとはわけが違うぞ 出てこい…ヒードラン!」 スネ「何!?」 スネ夫の前でヒードランが雄叫びを上げる スネ夫の敗北まで後……5分 クロバットはヒードランのねっぷうの前に一瞬で倒された 業火「これが凡人と俺たちの差何だよぉwお前らじゃ 伝説のポケモン何てゲットできないもんなぁw」 スネ「ぐっ…うる…さい。行け…ジバコイル!」 業火「なかなかのもん持ってるじゃねぇかwだが相手が 悪かったな。ヒードランじじんだ!」 スネ「甘い、でんじふゆうだ!」 ジバコイルは空中に浮きじじんを避けた 業火「ちっ。ヒードラン、かえんほうしゃだ!」 スネ「ジバコイル、かみなりだ!」 炎と雷が激突し、凄まじい音が鳴り響く スネ「避けろ、ジバコイル!」 雷を突抜けた炎がジバコイルに当たる 業火「はっはっは。種族値の差は埋められないみたいだなぁ」 スネ「うっ!」 スネ夫が膝をつく 業火「もう後三分。 俺の勝ちだ!ひゃひゃひゃ」 スネ「いくら…伝説のポケモンだからって…育ててあげなきゃ…強くならないんだ」 業火「あぁ!?じゃあお前のジバコイルでこのヒードランを倒せるのか? 馬鹿も休み休み言えよ、ガキ!」 スネ「じゃあ…見してやるよ。ジバコイル、あまごいだ」 何も無いはずのドームの天井に雲ができ、雨が降り始める 業火「な…あまごいだと…クソ!ヒードラン、火炎放射で あのクズ鉄を溶かしてやれ!」 スネ「ジバコイル、かみなりだ!」 業火「ぐうっ!」 今度は雷が炎を突き破り、ヒードランに直撃する スネ「この…雨じゃ…もう…お前は…勝てない…諦めろ」 業火「黙れ!次はねっぷうだ!」 ヒードランの口から出たねっぷうはジバコイルに届かず 雷で打ち消された スネ「お前の…敗因はポケモンの強さに頼り…すぎたことだ。 努力しなかった…やつじゃ努力した…やつには絶対勝てないんだ!」 業火「うるさい! ヒードラン、最大パワーで火炎放射だ!」 スネ「ジバコイル、かみなりだ」 最大パワーの火炎放射は強かった だがジバコイルの雷にはそれとは違う力が込められていた もちろんジバコイルの雷は炎を突き抜けヒードランに当たった。そしてヒードランは倒れた バニー「勝者、スネ夫選手!」 ワァーワァー! スネ「勝った……」 スネ夫の記憶はここまでだった … ……… バッ! スネ「ここは? 試合はどうなったんだ?」 のび「し、試合はお前の勝ちだよww」 しず「ちょwのび太さん、笑ったらかわいそうでしょw」 ジャイ「まぁ勝てて良かったなぁ。次の試合もみんなで勝とうな!」 二人(ジャイアンナイスフォローGJ!) スネ「何か分かんないけど僕は勝てたんだよな!良かった良かったぁ」 スネ夫はまだ知らない。自分の頭が 頭のケガの治療のためカッパ頭にそられていることを スネ夫は試合に勝てたが大事な物を失った のび太達は泣くスネ夫を引きずりステージに集まった バニー「ついに一回戦が終わりました。 それではさっそく二回戦の対戦内容を 発表したいと思います。二回戦は 一回戦とは違い2対2のダブルバトルになります。」 のび「ダブルバトル……」 バニー「それでは対戦チームの発表して行きます!」 それぞれのチームと対戦チーム のび太とパパ VS 疾風と雷電 しずかとジン VS シロナとダイゴ ジャイアンと極 VS シバとワタル スネ夫とスネ吉 VS キクヨとキクコ のび「パパとか…少し安心かな」 ジャイ「俺も何か名前がかっけぇから安心だよ!」 スネ「スネ吉兄さんかよ…不安だな」 しず「私のあ…」 「しずかさん!」 顔を仮面で隠した男が近ずいてくる ジン「僕はジンと言います。初心者ですがヨロシクお願いします。」 ジャイ「お、お前顔が…」 ジン「はい。僕は小さい頃顔に火傷をおってしまって…… 信じれないならお見せしましょうか?」 4人は必死でそれを断わった ジンは話が終わるとすぐに去っていった のび「変なやつだったなぁ」 二回戦は明日 4人は今日はもう夜中なので眠ることにした ホーホー のび「ぎゃあ! その夜のび太はジャイアンとスネ夫との三人部屋だったので ジャイアンに眠る場所を占領されたうえ寝ボケてしてくる 回し蹴りに悩まされていた (スネ夫はかかと落としをくらってもう気絶した) のび太はうさばらしにスネ夫のカッパ頭にマジックでマザコンと書き部屋を出た のび「あれっ?」 ふと外を見るとしずかが外のベンチに座っている のび「どうしたんだろ?」 のび太は外に出てしずかに会いに行った のび「しずかちゃん、どうしたの?」 しずかは少し驚き、しゃべり始めた しず「のび太さん… 私怖いの。あのジンって男。人間じゃないわ……」 のび「ハハッ何言ってるんだよ。どっからどう見ても人間じゃないか」 しず「私には分かるの!…私あの男に殺されちゃうわ…」 のび「……しずかちゃん、大丈夫だよ。君に何かあったら僕が絶対助けてみせる。君を泣かせるヤツは僕が倒してやる! 約束するよ」 しず「のび太さん…でも…」 のび太はしずかを手をにぎった のび「昔から…昔から僕はしずかちゃんに守られて生きてきたよね…。 もう僕は君に守らたりしないよ。 今度は…僕に君を守らせてくれ…」 しずかは今ののび太を見て今までの情けないのび太を思い返した。 保育園の頃から自分がのび太を守ってきた。 イジメられてもドジを踏んでも泣いてばかりで何もしてこなかったのび太だ。 ドラえもんが来てからもそれは変わらなかった。 そんなのび太が今自分を守ると言ってくれている。 しずかはなぜか涙が出た。 そしてきずいた。 自分はのび太のことが…… のび「しずかちゃん?どうしたの?」 しず「あ、え?な、何でもないわ! おやすみ!のび太さん!」 しずかは逃げるように部屋に戻って行った のび「言いたいことがあったんだけどな……大会が終わったらきっと…」 そして次の日…二回戦が始まった パパ「のび太、遅刻だぞ。急ぐんだ!」 のび「ごめん、ごめん。実は朝からしずかちゃんがどこにもいないんだよ。 何かあったかもしれないしさ……」 パパ「しずかたんならきっと大丈夫だ。 それより今は試合のことを考えろ。早くステージに行くぞ」 のび「うん…ごめん。今行くよ」 2人はステージに向かった。 バニー「ついに二回戦が始まりました。 それでは選手に入場してもらいましょう。 ホウオウサイド。この組み合わせは偶然か運命か のび太親子! ルギアサイド。戦闘用からくりコンビ 疾風と雷電!」 のび太「お前らは!……」 2人の前にスネ夫を苦しめた刺客[業火]に似た人型ロボットが二人現れた 疾風「俺の名前は疾風。出来杉様が生み出した4大からくりの一体。 俺の兄弟を倒したヤツの仲間はお前だな、クソメガネ」 のび「ああ、そうだ。」 疾風「ふん。今日はポケモンが死ぬだけじゃすまないぜ」 のび「ごたくはいい。さっさと始めるぞ。ガラクタ」 雷電「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。そだね」 バニー「それでは……始めてくだ…」 疾風がマルマインを出す 疾風「死ねぇ、クソメガネぇ!!!だいばくはつだぁ!」のび太の目の前でマルマインが光りだす のび「遅い。ハッサム、メタルクロー」 ハッサムがマルマイン上空へ打ち上げた バァァァァン!!! 空に爆炎が拡がる のび「やっぱりガラクタだな。お前らがやること何て だいたい予想がつくんだよ。例えばフライングとか人を狙った攻撃とかね」 疾風「だとコラぁ!てめぇ絶対殺してやる!行くぞ雷電!」 雷電「あひゃひゃひゃひゃひゃ。うん」 疾風はジュカイン。雷電はゴローニャを出した。 のび太「パパ、絶対勝つぞ!」 のび太はそのままハッサム。パパはカイリューを出した。 疾風「ジュカイン、ソーラービームだ!」 パパ「カイリュー、はかいこうせん!」 バァァァン! のび「くっ、なかなかの威力だな」 パパ「バカ、のび太!前を見るんだ!」 疾風「遅い!ジュカイン、リーフブレードだ!」 のび「ハッサム!」 リーフブレードはハッサムの腹を切り裂きハッサムは倒れた 疾風「ハハハ!甘い、甘いなぁ」 パパ「甘いのはそっちだな。カイリュー、アクアテール!」 雷電「ありゃ?」 雷電のゴローニャは倒れた パパ「お前のゴローニャ。 どうせ戦っている途中大爆発でみんな道連れにしようとしてたんだろ? だからわざとのび太に隙をつくらせたんだ。ゴローニャを確実に倒すためにな」 疾風「クソッ!でもメガネのポケモンも後二体だ!痛くもかゆくもねぇよ!」 のび「ああ。 バトルはまだこれからだ。 お前ら出来杉の部下は一人残らずぶっ倒してやる! 覚悟しろ!」 のび太は二匹目にピカチュウを出した のび「行け、ピカチュウ!」 疾風「はぁ?舐めてんのか!そんなクソネズミに何が出来るって言うんだよ! ジュカイン、リーフブレードだ!」 のび「ピカチュウ、穴を掘るだ」 疾風「クソが! ネズミのくせしてモグラみたいなことしやがって! ジュカイン、リーフブレードを準備しろ!」 ジュカインが腕をかまえ、ピカチュウを待ちうける のび「ピカチュウ、今だ!」 ジュカインの後ろに現れる のび「ヴォルテッカーだ!」 疾風の口がにやりと笑う 疾風「ジュカイン、みきりだぁ!」 ピカチュウの渾身のヴォルテッカーはジュカインにかわされ床にぶち当たる ジュカイン「リーフブレードだ!」 シュン! スパ! のび「カイリュー!」 カイリューがピカチュウの盾になりピカチュウは何とかピンチを切り抜けた のび「パパごめん!」 パパ「気にするな、それよりあいつを何とかしてくれ!」 パパの指の先にはカイリューいや…メタモンがいた パパ「あのメタモンに変身された。同じポケモンじゃ 勝負がつかないんだ。頼むぞ」 のび「まかせて!」 のび太はメタモン、パパはジュカインに狙いを定めた。 のび「ピカチュウ、あのカイリューを倒すぞ。かみなりだ!」 雷電「あひゃひゃひゃひゃひゃ。無駄だよ」 ピカチュウの雷はカイリューに命中したがカイリューは平気な顔をしている 雷電「あひゃひゃひゃ、もっと威力が高い技で来いよ!」 のび(こいつ…ヴォルテッカーを誘ってるのか?ヴォルテッカーを撃てるのは体力的に見てあと2回だ…… 2回以内にあいつを倒す!) 「ピカチュウ、カイリュー股の間をくぐりぬけろ!」 雷電「あり?」 ピカチュウがカイリューの後ろをとる のび「行け、ヴォルテッカーだ!」 ピカチュウの電撃が会場内に弾けた のび「やったか?」 雷電「メタモン、そいつを掴んじゃえ」 のび「えっ!?」 のび太はメタモンにピカチュウが掴まれてるのに気づいた 雷電「あひゃ、はかいこうせんだ!」 カイリューの触角に光が集まり始める のび「ピ、ピカチュウ!」 でも人間は不思議なもんだ。 あきらめかけると気持ちが落ち着いて物事を考えれるようになるのだ。 さっきのヴォルテッカーを避けること何て普通はできない。 さっきはこんなこと考えれなかったがきっとメタモンの変身をわざと解き 小さくなり避けたのだろう。 メタモンに攻撃を当てるには密着した状態からの攻撃が必要ということだ。 だとしたら今はピンチ何かじゃない… 今は…… のび「絶好のチャンスだ!!!」 雷電「あひょ!な、何だ!」 カイリューの触角の光が放たれそうになったその時 のび太は気づいた。 ピカチュウがメタモンの手の中で電気をためて 自分の指示を待ってくれてることに のび「ピカチュウ、最大パワーのヴォルテッカーだ!」 カイリューの触角から光線が放たれた。 金色に光るピカチュウがその光線の発射口目がけ突っ込む バァーン! 二人の間に爆発を起こった 雷電(ちっ、メタモンのはかいこうせんが暴発したか これじゃメタモンは倒れたな。だがやつのピカチュウも…) 両者のポケモンはどちらも倒れていた のび「ピカチュウ!くそっ」 雷電「あひゃひゃひゃひゃひゃ、こりゃ残念だなぁ」 のび「お前、もうそろそろ本性出したらどうなんだ?」 雷電「あひょ、何のことだぁ?」 のび「メタモンをあそこまで操るのは相当な知識がいる。 そしてあの攻撃に対する対処…… バカがやれるようなことじゃない。 お前はいったい何なんだ?」 雷電「あひゃひゃひゃひゃひゃぁ…… あーあ!嫌になるねぇ。ここまで演技で塗り固めたってのに こんなガキに見抜かれちまうんだからな!」 のび「お、お前はいったい…」 雷電「俺は出来杉様から最高の頭脳を授かった 知略の門番 雷電 出来杉様にこの大会の運営を任されている男だ」 のび「つまりお前が大会の進行を決めてるってことか」 雷電「まぁそうなるかな。君達には早めに消えて欲しかったからね。 君達全員俺達幹部と当てさせてもらったのさ。」 のび「何!?」 雷電「まぁ待てよ。まだバトルの途中だ。 話はバトルの後にしよう。お前も俺もまだ切札をかくしているんだ」 のび「お前…気づいてたのか…」 雷電「くくっ。 さてとあっちはもう終わるみたいだぜ」 パパと疾風の戦いはパパが圧倒していた。 疾風「何なんだ……この力の差は。 こんなおっさんに俺は…」 パパ「いいかげんに分からないのか? お前は弱いってことを」 疾風「クソが! ジュカイン、リーフストームだぁ!」 巨大な緑の竜巻が現れカイリューを襲う パパ「カイリュー、あの竜巻にかえんほうしゃだ」 緑の竜巻が炎の竜巻に変わる 疾風「くっ! だ、だからどうしたってんだ!お前にその竜巻が当たりゃぁ同じだろうが!」 パパ「だからお前は弱いって言ってんだ。 カイリュー、そのまま火炎放射で押し返せ!」 疾風「な、何!?」 炎の竜巻が進行方向を変え、ジュカインに近づいていく 疾風「ジュカイン、ソーラービームで押し返せ!」 だがソーラービームは炎の竜巻に当たった瞬間はじけるだけだ パパ「リーフストームの勢いに火炎放射の火力がついてるんだ。 そう簡単にこの竜巻は壊せない!」 疾風「くっクソ! ジュカイン避けろ!」 だがどんどん勢いを増した竜巻はジュカインの逃げ場を完全に無くした パパ「パワーが足りないなら相手のパワーを利用する。 それが勝負の秘訣だ。 覚えとけ!」 ジュカインは炎の竜巻に飲み込まれた 疾風「お、俺のジュカインが負けた? こ、こんな…ことが」 雷電「疾風。お前の負けみたいだな。お前には幹部から外れてもらう」 疾風「ら、雷電さん!それだけは。それだけは勘弁を!」 雷電「じゃあそいつに勝つんだな。そしたら考え直してやるよ」 疾風「うっ… く、クソがぁ!俺は負けない!負けられないんだよ!」 パパ「なるほど…こいつはさすがにヤバイかもな」 疾風の最後の切札 セレビィが姿を現した 次へ