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レイラ「結さん!」 結「ん?」 レイラ「ちょっと相談が……」 結「どうした?」 レイラ「あのですね……私の知り合いにですね、迷惑事ばかり持ち込んでくる阿呆がいてですね、そいつのうまいあしらい方を知りたいんです!」 結「……そうか」 結(なぜ私に……?) レイラ「あ、ちなみになぜ結さんかと言うと、一番そういうのがうまそうだからです!」 結(心を読まれた!?) 結「……そいつはどんな奴なんだ?」 レイラ「なんていうか……私が困ってる人を見捨てられないのを利用して、色々押し付けてくるんです。何回言ってもやめないし!いっつもへらへらしてるし、なんか腹立つ顔してるし!それに……」 結「わ、わかった。ストップ。」 レイラ「あ、すみません、なんか興奮しちゃって……で、どうすればいいと思います?」 結「うーん……無視を決め込むのが一番だと思うが……別に大丈夫じゃないか?」 レイラ「え?」 結「その迷惑な人物についての話をしてるとき……あれこれ言いつつも、なんだか楽し気だったぞ?」 レイラ「!?そ、そんなことありません!」カアァ 作者 銀
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34124.html
なにがなんだか【登録タグ あんこや。 な 初音ミク 曲】 作詞:あんこや。 作曲:あんこや。 編曲:あんこや。 唄:初音ミク 曲紹介 あんこや。氏 のボカロデビュー作。 イラストは 彩智かやこ氏 が手掛ける。 歌詞 一人きりが嫌だから 人波紛れて 愛想笑い 気になる 気になる 世間体 知らないアナタと手をつないだよ チカチカ 君のシグナルの ホントの意味を教えてよ 勝手な解釈 勘違い? それとも正解? ねぇ 答えてよ あぁ あれは愛? これは恋? なにがなんだか わからない これは恋? 君に恋? 僕を傷つける君は故意? なんにも変わらず人混みに 飲まれて 揺られて 何年目 「個性が大事」と謳ってた アイツは只のロボットになった あぁ 流される 流される 情弱時代 嘘の雨 知りません 知りません 正義と悪は 紙一重 あぁ あれは愛? これも愛? 全ては愛情の裏返し? アレは無い コレは無い 迷い迷って 潰れる日まで これは愛 これは恋 全ては自分で決めるのさ これは恋 君に恋 ハテナが消えたなら ほら進め 明日になれば分かるかな… コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nyu-do-neko/pages/96.html
悪夢ばかり見る今日この頃です。 軽く欝です……orz ここでは話せないようなグロテスクなスプラッタな夢からはじまり、 このところは毎晩バイト先で失敗する夢を観る。 実際は問題なんか起こしてないのにすごくストレス!! しかも一度目が覚めても、もう一回寝ると必ずその夢の続きなんですけどォ! もう一回寝なきゃいいのか… 疲れをとるはずの睡眠なのに全然疲れとれない(苦笑) 一体何を暗示しているんだ。怖いなぁもう(^ω^; はっ!だから最近湿っぽいのしか描けないのか! だからほのぼのエグゼ絵は描き終わんなかったのか(責任転嫁) つかむしろ湿っぽいのばっか書いてたからこんな夢をみるのかな。 …てそんな馬鹿な! スプラッタはともかくバイトでの失敗(?)は関係ないだろ明らかに。 そんなわけで万事屋ほのぼの雛祭り漫画も間に合わず、 ちょっと今じめじめしたサイトですが、 ぱちぱちありがとうございますv 励みになってますvV
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168 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/04/18(水) 20 28 05.63 ID ??? 164 二次元派のキラが見るとは、ピュアシリーズはハマーンとかが演じているのではなく、 彼女たちをモデルにアニメ化(CV:本人)したものなのだろうか。 まさかアニメじゃない実写(このスレ全員アニメ絵のキャラだというのはさておき)を見るとは思えないな。 173 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/04/18(水) 23 18 11.96 ID ??? 168 そういやこの2人は二次元中毒だっけかw ウッソ「プリピュアなんてタイトルで新番組やるもんだから…」 キラ「これ普通はアニメでしょ。まさか特撮とは思わないよね…騙された感じだよ…」 ウッソ「でもネーナさんやステラさんの際どい衣装も、あれはあれで悪くないですね」 キラ「その2人をエロい目で見てるとシンや刹那やどこかのコックが怒るかもしれないよ」 ウッソ「あとソーマさんの恥ずかしそうな演技もなかなか」 キラ「それからハマーン先生のオーラとか覇気なんてもう二次元超えてるしねw」 ウッソ「そしてなんと言ってもロラン兄さん…ですが…」 キラ「それは…やめておこうよ…変な事聞かれたら僕達だけご飯が出てこなくなる」 ウッソ「ですね。触らぬ神に祟りなしです」 キラ「でも…ぶっちゃけ黒歴史だよねwww」 ウッソ「はいwww衣装似合いすぎだし開き直った演技も上手すぎますwww」 ロラン「へぇ…2人ともあれ見てくれたんだ…」(ゴゴゴゴゴゴ キラ「 ウッソ「 アムロ「キラとウッソは?」 ロラン「今日は月光蝶の中でご飯食べるそうです」
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やあ (´・ω・`) ようこそ、分裂ガールのデータだかなんだかへ。 このwikiはサービスだから、落ち着いて見て欲しい。 でも、「ネタバレ」なんだ。済まない。だが私は謝らない。 クリア前に見ると、謝って許してもらうとかそういうレベルじゃ済まなくなる。 でも、このwikiを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。 陰鬱とした分裂ガールの世界で、そういう気持ちを忘れないで欲しい そう思って、このwikiを作ったんだ。 じゃあ、注文を聞こうか。 はじめに このページはとり色のFuさんが作成されたテキストノベル式RPG「分裂ガール」のデータサイトのようなものです。 このページ内の情報は公式のものではありません。よって参考程度にお使いください。 このページの情報をもとに、何か不利益を被ったとしても責任は取れません。 上にも書いてあるようにネタバレを含みます。お気を付けください。 特に1回もクリアしていないうちに見ると、ゲームの楽しさを損なう恐れがあります。 いまさらですが自由に編集できるようにしました。 とり色さんが更新を停止されてしまったようです。 復活の見込みは無いそうで……残念です。 公式の紹介ページの跡地へリンクを張っておきます こちらも見るとなお分かりやすいかと 公式紹介ページ 今日 - 昨日 - 全部で -
https://w.atwiki.jp/harvestmoon/pages/127.html
本気なんだから 条件 2年目でカレンのラブラブ度4段階以下 3年目以降でカレンのラブラブ度5段階以下 主人公が結婚している ↑の条件に当てはまる場合、AM10 00~PM7 00の晴れの日、養鶏場で発生 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/azum/pages/29.html
友達、なんだから LOVELESS *他作者による『友達、なんだから』続き
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「おう、榊ぃ、勝負だ!!」 女の大声が後ろから聞こえてきた。神楽だ。私は彼女の言う「勝負」の内容が 気になった。ことによっては、かねてからの計画を実行に移す絶好の機会かも しれないからだ。弁当の早食い、教室の雑巾がけ競争といった内容では計画を 実行に移すのは難しい。 「今日の体育、バドミントンだよな。今回はそれで勝負だ!!」 彼女がそう叫んだ瞬間、私の体は思わずびくっとなってしまった。 これ以上ないほどおあつらえ向きだ。今日は雨が降っていて、 男子も女子も体育は体育館で行われる。しかも競技はバドミントン。 人数は多くてもダブルス、いや、彼女が勝負をすると言うのだから、 体育教師の黒沢先生に頼み込んでシングルスにさせるだろう。つまりは一対一。 当然男子の目も女子の目も私達にある程度は集中する。理想的な状況だ。 団体競技ではいまいちだ。それに単に走った時の結果は既に出ている。 その点、今回のバドミントンのようなネットを挟んだ競技では、お互いの技量の差が 結果に即結びつく。本当に理想的だ。やるなら今日だ。 「やめたほうがいい。せっかく出来たお前の貴重な数少ない友達じゃないか。 考え直せ。戻れなくなるぞ!」 そういう考えが頭の中に浮かんだが、その考えを押しつぶす。 そして、そのまま私は彼女に返事をする。 「ああ」 短い承諾の返事。これでもう後戻りできない。後戻りしたくない。 「よーしそうこなくっちゃなぁ。うりゃー! 燃えるぜっ!」 無邪気な彼女の返事。私の企みも知らずに、彼女は同性の私から見てもまぶしい笑顔を 浮かべて叫んでいる。その笑顔を壊そうとしているのは、間違いなく私なのだ……。 準備体操、ペアでの練習と授業はつつがなく進み、いよいよ練習試合の時間になった。 こういう場合、たいていは適当にペアを組んで、一部のやる気のある人は熱心に、 大多数のそうでない人はいいかげんに試合をする。試合を見ている方も そう真剣に見るものではない。 しかし今回は私と神楽の試合だ。しかも神楽はやはりあらかじめ黒沢先生に頼み込んで 私と神楽でシングルスの試合を組んでもらっていた。黒沢先生は私と神楽の試合を 中央のコートでさせることにした。さらにこの試合をするあいだ、他の試合を止めて ここにいる私達以外の女子生徒を観戦にまわらせたのだ。 「みんな、いい? 神楽さんと榊さんの試合を見て参考にするのよ」 そう黒沢先生は言ったが、本当は少しでも生徒に授業を楽しませようと言う 黒沢先生の配慮である。さながら私達の試合は本日のメインイベントというわけだ。 先生が顧問を務めている水泳部、そのエースである神楽の頼みに 甘い顔をしたかったというのもあるだろう。 事実体育館の中には皆の興奮と熱気があった。黄色い声をあげている者もいる。 かおりんなどは興奮し過ぎて両隣りから二人掛かりで押さえ付けられている。 男子は黒沢先生の担当ではないが、それでも手の開いている男子は こちらの方を見物している。舞台は十分すぎるほど整っていた。 観衆の中、神楽と私はコート中央で試合前の握手をした。彼女は屈託のない笑顔と、 輝いた瞳を私に見せつつ、 「お互いがんばろうな! でも今日は負けねーぜ!!」 と私に語りかけた。またどこからか黄色い声が上がった。まさにお祭り騒ぎだ。 しかしこの場にいる人は、私のこれからしようとしていることを何一つ知らないのだ。 私の陰湿で卑劣な計画を。 (黒沢先生、あなたの心遣い、かえってあだになりましたよ) 私は心の中でこう呟いて、コートの中、位置についた。 笛の音。そして神楽がサーブした。いいサーブだ。とにかく返す。まずは様子見。 神楽もそのつもりのようだ。数回のお互いの手の探り合いの後、 私は計画を実行に移した。スマッシュを打つ。決して彼女が取れないように。 シャトルは私の期待通りに床に転がった。苦笑いする神楽。 そうだ、今のうちに笑っておくんだ。もうすぐきみの顔からは 笑顔はきっと消えてしまうだろうから……。 私がこんなことをするきっかけになったのは、小学校4年生のときの出来事が きっかけだった。クラスには勉強も運動も非常に出来る男子がいた。 その男子はことあるごとに自分の能力を自慢し、さらに自分は他人、特に女子に対して いかに運動能力が優位にあるか誇っていた(今から考えれば思春期にも到達していない 小学生に男女差はそうあるものでもないのだが)。とにかく彼は人気があり、 ませた女子がラブレターを送っただのという噂には事欠かなかった。一方の私は勉強は そこそこ出来るが、運動は女子の中でも大したことのない子だった。私は体育に限らず、 体を使うことを適当に「流して」いたのだ。なぜだかよく覚えていないが とにかく一人っきりのときは全力で走ることがあっても、知っている人間の前では 決して力を出し切ることはなかったのだ。 あるとき、クラスマッチだか運動会だか忘れてしまったのだが、 リレーのクラス代表選手を決めようという話になった。そのリレーは 男女混合リレーだったため、とにかくクラス全員を走らせて早い順から代表に出そうと いう結論になった。先述の男子はぶっちぎりのトップで代表に出ることが 確定していたようなものだった。しかし、クラス全員が走って代表を決めるという 建前上、彼も走ることになった。このとき私は思ってしまったのだった。 もし私が全力で走ったら彼に勝てるだろうか、と。内心、自信はあった。 私は答えを知りたかった。だから私は全力で走った。人前で初めて全力で。 結果は、私が問題の彼のタイムを大幅に超越する形になった。 彼は顔を真っ赤にして叫んだ。曰く、私が何かいんちきをしたのだと。曰く、 女のくせに生意気だと。曰く、こんなのは間違っている、やり直せと。曰く、 今まで実力を隠していたのは卑怯者だと。そうやって叫ぶごとに彼は周りに 八つ当たりをし、拗ね、だだをこね、幼稚園児に戻ったかのように暴れ回った。 そして、すっかり自信とプライドを失った彼は、リレーの行われる当日欠席した。 別段これは特異な事例ではないだろう。単に彼がそういう、自信やプライドを 崩されることについてたまたまナイーブなだけだったのだ。だが、この事件は 私にある考えを植え付けた。それは、「人より運動が出来るということに関して 自信を持っている人間の自信、プライドを崩せば、その人間は立ち直れなくなる ことがある。普段運動に興味無さそう(と考えている)な人間にそれをされた場合、 その可能性は大きくなる」という考えである。私はこの考えを何回か試してみた。 例えば、リトルリーグ所属の同級生よりも体育のソフトボールの時間で活躍してみたり、 あるいは小さい頃から剣道をやっていた上級生と剣道の練習試合で一本勝ちしてみたり、 と。もちろん、自信、プライドを崩せないことも多かったし、崩せたとしても それをバネに立ち上がってくる人間の方が多かった。幼いとはいえ,スポーツを やっている人間の精神は強靭なのである。しかし、たまにやはり立ち直れなくなる人間は 確かに存在した。そしてその人間を見る度に、私は言い様のない興奮と快感を 覚えるようになってしまった。昨日までの英雄が今日はすっかりしょげ返り誰からも 見向きもされないのを見るとたまらなくうれしかった。 自分は運動部に入らなかったしスポーツにも興味なかったにも関わらず、 運動能力だけは高かったため、中学生になってもこの性癖は治らなかった。 スポーツが出来てクラスのリーダー気取りの生徒が私に負けたのをきっかけに自虐的な顔を するようになったときはその顔を思い出して自室で笑い転げたし、校内の代表選手として 大事にされていた生徒がやはり私に負けたのをきっかけにぐれてしまい、 そのうち少年院に入ったと聞いたときには幸福感のあまり精神が どうかなってしまいそうであった。いや、そのときすでに私はどうかなっていたのだ。 そんなことをする自分に罪悪感も、後悔も覚えるのに、幸福感の方が大きくて 堪えきれなかったのだから。病気としか言い様がなかった。そのうち、 もともと弱い人間だけではあきたらず、私に負けても再び立ち上がって 努力しようとする人間をあらゆる手段を使って叩き潰し駄目にすることにやっきになって しまうようになった。もちろん、極力それと分からないようにするのである。 私に負けた人間に、 「ううん、私なんて大したことない。まぐれだ。●●さんのほうが全然すごい」 こういう台詞を何度言ったことか。度を過ぎた謙遜は嫌がらせでしかない。 そうやって私は自分の欲望を満たした。その他にももっと単純に匿名で中傷の手紙を 出したりなど相手を精神的に傷つけるための下劣なことをいっぱいやった。 自分ほどの偽善者は他にいなかっただろう。 高校に入学して、もうこんなことはやめようと思った。罪悪感と快感のあいだで どんどん汚くなる自分がつくづく嫌になっていた。普通に友達を作って、 普通の人間関係を作りたかった。しかしその普通の人間関係の作り方を私は すっかり忘れてしまっていた。誰ともうまく話せなかった。かおりんなど、 私に憧れる人もいたが、正直苦痛だった。こんな汚い私が憧れの対象になっている。 いっそ、誰とも関係を持たなければ、誰も私の汚い手にかかることもない、 そう考えるようになってしまっていた。 だが、私はある人に出会った。美浜ちよ。ちよちゃん。10歳の天才高校生。 ちよちゃんのおかげで、私はやっと普通の人間らしい人付き合いが出来るようになった。 そして、決して数が多いとは言えないけれど、大切な友達が出来た。普通に人と話して、 普通に遊ぶ中で幸福感を得られるようになった。私は変われたと思った。 あの頃の、卑劣で、汚くて、最低で、どうしようもない自分はいなくなったと思った。 そう思っていた。だけど……。 2年生になった私は神楽と同じクラスになった。神楽。校内で有名なスポーツ少女。 しかも彼女は私に話し掛けてきたのだ。やばいと思った。この人と付き合ったら またあの病気が出てしまう。だから知らん振りをした。それでも彼女は話し掛けてきた。 一緒に昼食を食べた。一緒に下校した。やめてくれ、私はきみを壊してしまうかも しれないんだ。そう思って避けようとしたが、優柔不断で弱い私は彼女を 避けきれなかった。友達が増えるのがうれしかったのだ。うれしくてうれしくて たまらなかったのだ。そして油断もしていた。彼女と付き合ってもあの病気は 出なかった。だから自分は変われたんだ、もうあの病人だった自分じゃないんだ、 そう思っていた。いや、思い込もうとしていたのかもしれない。 親しくなるにつれ、彼女は彼女のスポーツに対する思い、水泳に対する思いを 私に語ってくれるようになった。そのときの彼女の目、彼女の顔は本当にきれいだった。 私はすっかり油断し切っていた。だから、そのきれいさに見とれるだけで、 自分をかえりみることを忘れてしまっていた。そして、自分の病気が、 自分の中の悪魔が、取り返しのつかないところまで育つのに全然気付かなかったのだ……。 気付いたときには遅かった。 ……どうやって神楽を負かそうか、いや、負かすのは既に自分が神楽の存在に 気付いていなかった(というより、病気を恐れて意図的に無視していたのだが) ころにすでにやっている。二度と立ち直れないような敗北を彼女に与えねば、 じゃあどうやって? 彼女の得意競技でありレゾンデートルである水泳で負かすべき、 いや、一度に倒しては面白くない、まずは外堀を埋め、じわじわと自信とプライドを そぎ落として行くべきだ。彼女は根っからのスポーツウーマンだ、 敗北を自らの糧にしてしまう、だから敗北を与えるだけでなく、敗北することで周囲から 孤立したかの印象を彼女に与えねば…… 授業中も、昼食時間も、下校中も、家でも、友達としゃべっていても、忠吉さんと 遊んでいるときでさえ! こんなことばっかり考えている! 他のことを考えようとしても無理だった。私の部屋の机の中には、 神楽が体育祭で私に負けたことを非難・中傷する手紙、これがいつでも出せる状態で 数十通も入っているのだ。もちろん全て私が自分で書いたものだ! 完全に病気だ! 誰かに相談しないと。でも誰に? ちよちゃん? 相談できるわけない! ちよちゃんは私より年下なんだ。天才だけど子供なんだ、そんな子にこんなことを 相談してどうする? 彼女の心に負担をかけるだけだ。それにもう 友達を無くしたくない。一人は嫌なんだ。一人は嫌だ……。 私の心は既に病魔に支配されていた。私は、病魔の命ずるままに、 神楽をその手にかけることを決めてしまった。 病魔が私に指示した方法。 「神楽は何かにつけ、お前に勝負を挑んでくる。他愛のない遊び半分のものもあれば、 彼女の得意なスポーツ分野のものもある。スポーツ分野を狙え。 実力の差の分かりやすい競技を選べ。間違っても勝利を与えるな。彼女の望む いい勝負もさせるな。完膚なきまでに叩きのめせ。可能な限り多くの人数の前で、 彼女の不様な敗北を晒せ。彼女は強いから、これだけでは潰せない。 その後、嫌がらせをしろ。噂を流せ。何気ない言動を装い彼女を傷つけろ。 とにかく彼女の自尊心を破壊しろ。スポーツが苦痛になるようにさせるのだ……」 私はその指示に従うままに、彼女からの勝負の申し出をひたすら待ち、 今日、彼女の勝負を受け入れ、彼女をこのバドミントンの勝負で潰すことにした。 勝負終了後、流す噂、出す嫌がらせの手紙、彼女にかける言葉、勝負することが 決まってから全て大急ぎで考えた。そして、私はさっき彼女にスマッシュを 打ちこんだのだ。私は最低だ……。 最初のスマッシュが決まって以来、一方的な展開が続いた。予定通り、 私は神楽に1点も取らせなかったのだ。最初は、 「本気だな榊。うれしいぜ」 「くーっ、惜しいなぁ。でもまだまだこれからだぜ!」 などと言っていた神楽の表情に、どんどん余裕が無くなり、焦りの色が出てきた。 私は、やけに冷静でしかも感格が研ぎすまされたようになっていた。中学のときと 同じだ。こういうとき、普段以上の力が出るのだ。やはり病魔のせいなのか。 いや、病魔は私そのものなのだ。だからこれは私の意志。神楽を苦しめるのが 私の意志なのだ。 さらに試合が進むと、もう神楽は何も言わなくなってしまった。顔面が蒼白になり、 目に涙がたまっているように見える。観戦している女子生徒も黄色い声など あげなくなった。男子も一様に沈黙していた。皆からすれば、私と神楽が対決して 神楽が1点も取れないのは異常なのだ。コートチェンジの時、黒沢先生が神楽に 声をかけたが、返事はよく聞き取れなかった。声を出す気力も失われたのかもしれない。 手加減しようとすれば手加減出来るのに、私はただひたすら神楽を苦しめた。 わざとシャトルを彼女の顔面に打ちこむことさえした。受けきれずシャトルを顔面に 受けた彼女は、悲しいのか、悔しいのか、呆然としたのかよく分からない曖昧な 表情を浮かべた。そういった表情の変化を見て、私はまぎれもなく喜んでいた。 私の病気は相手の苦痛を喜びとして感じる。彼女の顔がもはや半泣きになったときには 私の心は喜びでいっぱいになった。試合や競技の後に泣くことはあっても、 最中には泣くことも諦めることもせず戦い続けるはずの彼女があの顔だ。 私はその顔を見ながら心の中で呟いた。神楽。もう泣いてもいいんだよ。泣いてその場に 崩れ落ちるがいい。そしてこう言うんだ。「私はみじめな敗北者。完全に負けた。 榊には勝てない。バドミントンなんか嫌いだ。もうこんなみじめなことしたくない。 スポーツもみんな嫌いだ。水泳も嫌いだ……」 私はとてつもなく深い罪悪感と、背筋がゾクゾクする快感をを感じながら、 最後のスマッシュを打った。シャトルが床に着いた瞬間、神楽の目からすうっと 光が消えて行くのが見えた。神楽は私に叩きのめされたのだ。衆人環境の中で。 このうえないみじめな負け方で。他の女子、男子もあまりのことに神楽に近付こうと さえしない。ただざわざわと声が上がるだけだ。神楽は呆然と立ち尽くしている。 黒沢先生が神楽に駆け寄った。私も神楽に駆け寄った。 神楽のことを心配してとかではない。その絶望の表情を近くでじっくりみて、 より深い快感に浸ろうと考えたのだ。やはり近くで見る絶望の表情は最高だった。 この表情を見る為に、私は小学校、中学校と幾人もの人間に同じことをしてきたのだ。 「大丈夫? しっかりなさい」 黒沢先生が声を掛けた。数瞬遅れて神楽が反応した。 「……かいだ……」 「え?」 「……もう一回だ! 榊! もう一回勝負だ!」 「ちょ、ちょっと、落ち着きなさいよ。試合はもう……」 「先生!! もう一回やらせてください!! お願いです!!」 「……いい? もう決着はついたのよ。もう終わったの。だから……」 「嫌だ嫌だ!! もう一度だ、もう一度やるんだぁ!! 榊!! 私は……」 「落ち着け神楽ぁ!!!」 空気を引き裂くような黒沢先生の怒鳴り声。体育館は静寂に包まれた。 「……これは体育の授業なんだから、あなた達だけにこれ以上好きに ここを使わせるわけにもいかないわ。あなた達に割り当てられた時間は終わったんだから。 それに……神楽はよくがんばったわ。とりあえず座って休んで、 気持ちを落ち着かせなさい。いいわね?」 黒沢先生のその言葉を聞いた神楽は、堰を切ったように嗚咽を漏らした。 そしてそのままゆっくりと体育館のすみへ歩いて行き、そこにしゃがみ込んだ。 そこで涙を拭おうともせずに泣き続けた。誰も彼女に話し掛けようとはしなかった。 「はーい、みんな、グループごとに後片付けを始めなさーい! 時間来てるから急いでー!」 黒沢先生が大声でみんなに指示を出した。努めて普段と同じ調子にしようとしている ようだった。 授業終了後、着替えている私に話し掛けようとする者はいなかった。 既に泣くのを止めていた神楽にも話し掛ける者はいなかった。ちよちゃん、大阪、智、 よみ、かおりんでさえも、私にも神楽にも話し掛けなかった。黒沢先生だけが神楽に 何か二言三言話していた。 「もう大丈夫です、さっきはすみませんでした」神楽がそう返事をするのが聞こえた。 教室に戻った私は自分の席に座り、先刻の神楽の姿を思い出していた。 打ちひしがれる神楽。絶望した神楽。取り乱した神楽。そんな神楽の姿で私はこの上ない 興奮と快感を覚えていた。しかしこの興奮と快感は、いわば前フリである。 スポーツ万能で私のライバルだった神楽がすっかり突き放され負け犬としてみんなに 認識されて、立場が無くなってしまう。あるいは、傷ついた彼女が自信をなくして 壊れてしまう。できれば、あんなに好きだった水泳も止めてしまう。そこまで行って 私の計画は完成となる。始めた以上止められない。戻れない。罪悪感を覚えようが、 後悔しようが。 放課後、私は一人で下校していた。そこに、神楽が追い付いてきた。彼女は努めて 普段の調子を作ろうとしているのが分かった。 「いやー、今日の榊はすごかったなー。完敗だぜ。もしかしてほんとはバドミントン やってたんじゃねーのか?」 「そんなことない。体育の時間だけだ。それに別にすごいわけじゃ」 「え? やってねーの? ふ、ふーん。で、でも本当にすごいと思うぜ。 あ、それと試合の後取り乱したりして悪かったな」 「いや、気にしてない……。今日は神楽は調子が悪かったんだろ?」 「い、いやー。一応本気のつもりだったんだけどなぁ。私も気合いが足りねーぜ。 あはは。それにしても榊があんなに強ええとはなぁ。でもさ、今度持久走の校内記録会が あるだろ? あれで勝負してみねーか? 長距離だったら私の方が有利だし。 今回の借りを返させてもらうつもりだけど、どうだ?」 ……長距離が苦手なんてのは嘘。苦手なふりをしているだけ。 「……ああ」 「よし、決まりだな! 今度こそ負けねーぜ!」 ……勝とうと思えば、私はほぼ確実に勝てる。神楽、きみは常に勝ち負けを意識しないと 生きられないんだね。でももうやめてくれ。やっぱりきみという友達だけは失いたくない。 「……」 「負けっぱなしじゃライバルとしての名がすたるからなー。そうだ、 今日からランニングのペース上げようかな」 ……頼むからその場に倒れていてくれ。再び立ち上がろうとしないでくれ。 羽ばたこうとしないでくれ。きみが立ち上がり、羽ばたけば、私はきみを打ち倒し、 きみの羽をもがなくてはいけなくなるから。 「……あ、あの……」 「ん? な、何だ榊?」 「……いや、何でも」 私はお互いのために絶交しようと言いたかったのに言えなかった。そうすることが 神楽を壊さないでいられる最後の手段なのに。内心で後悔する私に、彼女が呟いた。 「榊、今回のこととかで私に気を使ったりしないでくれよ。私は、平気なんだからな」 その後、私が神楽と何を話したのかは覚えていない。 自分の部屋に帰りつき、ベッドに寝転んだ。彼女の言葉を反芻する。 「榊、今回のこととかで私に気を使ったりしないでくれよ。私は、平気なんだからな」 そのときの彼女の顔は、強がってなんかいなかった。焦ってもいなかった。 逆境を楽しんでいるかのような、そんな顔だった。そして、彼女の目は、彼女の言葉が 真実であることを静かに語っていた。そう、彼女は平気なんだ。 「ははは……あはははは……」 うれしさのあまり笑いを堪えきれない。手強い相手だ。潰せない可能性の方が 高いだろうが、潰したときの快感は極上に違いない。きっと、これまでにないほど 楽しいに違いない。惜しむらくは、彼女が友達であることだ……。 「ははは……神楽……なんで……なんできみが私の友達なんだ……」 涙がこぼれてきた。自分がまだ泣けることに正直驚いた。 「神楽……私は最低だ。最低で壊れた人間だ。そして今も壊れ続けているんだ……。 神楽は私と一緒に壊れてくれるよな? 友達なんだから。 友達なんだから、見捨てないで……見捨てないでよ……」 (終)
https://w.atwiki.jp/partlife/pages/36.html
#weblog よくわからない・・・ なんかね、 希望や要望 諸条件を考えておいてくださいって。 ん? ということは、こちらの希望が大なり小なり通る ってこと? 土日休みで、 9時~18時 がいいです~ 残業はOKです。 とか、ってこと??? 相手の条件とこちらの条件を聞いて 折り合いをつけましょうってことなのかなぁ。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7412.html
147 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/31(木) 00 27 10.70 ID ??? ブーブー文句言うアホと聞いて思い出した、こっちもプチ報告 オンセSWで長いキャンペーンやってたんだが、PC四人のうち二人がカップルになり、 さらに一人がヒロインとくっつくような流れになって、一人が余ってしまった。 とはいえ、GMやってた俺が過去に恋愛ロールに夢中でセッションや他PCをないがしろにする輩と ぶつかったことがあったので、あんまりそっちの描写はしないように注意して、実際セッションでも あんまりベタベタする流れはなく、せいぜいシナリオフックに利用するくらいに留めた。 なのだが、一人だけ余ったPCは「一人だけ余ってるんだから自分にも相手のNPC出して」と 冗談交じりに俺に振ってくるようになった。 なんだかなーと思いつつも、本人の希望なら仕方ないかと、そのPCに絡む異性PCを出すことに したんだが、さんざん絡んで色々やった挙句、シナリオが終わった後になって、 「あのNPCは趣味に合わない」云々言ってゴネて、次はまた別のキャラを出せと言ってきた。 それからしばらく、出てくる異性NPCにコナをかけては「自分は一人だけ余ってるんだから」と 自分に絡ませろ要求をしてくるようになってかなりうんざりしてた。 148 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/31(木) 00 29 35.00 ID ??? 147 マジで乙 「そんなんだから余るんだよ」とでも言いたくなるなw スレ328