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*リセマラは・・・難しいです! ドラクエモンスターズスーパーライトでは、課金アイテムのジェムを500個集めるとレアモンスターを仲間にできるガチャ"金の地図"が引けるのですが、正直言ってリセマラはできないに等しいです!! できない理由とは・・・? まず一つ目にチュートリアルが長めということです。 急いでプレイしても約15分はかかるでしょう。 そして二つ目の理由として、 チュートリアルをある程度進めると説明も兼ねて1回"金の地図"を引けるのですが"スライムナイトの地図"に固定されているようです。 10回ほどリセマラしましたが、スライムナイトしか出ませんでした まとめ 以上のことからリセマラは難しいでしょう。 ログインボーナスやミッションをクリアした時にジェムをもらえますが、3日間ためてやっと1回引けるくらいです。 どうしても時間がかかってしまいます。 なのでリセマラはあまりオススメできません。 そしてなかなかSランクなどのレアモンスターが出ないので、いずれ来るかもしれない出現率アップイベントなどの時のためにジェムをためておくといいかもしれませんね♪ 序盤でしたらモンスター牧場の枠を広げるために使うのもいいでしょう!! 初期状態ですとすぐ埋まってしまいます!!
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よくありそうな疑問に対する答えをまとめました。 Q1. バグを見つけたらどこに報告すればいいですか? A. 管理人のiccanobif、もしくはmafに伝えましょう。 Q2. ギコっぽいぽいに関する希望要望はどこに伝えればいいですか? A. 管理人のiccanobif、もしくはmafに伝えましょう。(多分、意味ないけど) Q3. 利用規約や違反行為はありますか? A. 管理人が世の中をなめ腐っている為、ほとんどありません。 ただし、botを使うなどして派手な荒らし行為を行うなど、運営を妨害した場合はBANされる可能性があります。 皆に嫌われたくなければ、他サイトで違反とされていることはしない方がベターです。 「BARギコっぽいONLINE」と「ギコっぽいぽい」は全くの別物です。 ギコっぽいぽいは海外サーバーにあり、管理人も日本人ではありません。 よって、トラブルが起きた際、日本の法が届かない可能性があります。各々の自己責任で利用しましょう。 Q4. ユーザー間のトラブルはどこに報告すればいいですか? A. そういったサポート体制はありません。自分で解決しましょう。 Q5. ガチでアク禁にしてほしい人がいます。どうすればいいですか? A. 「最近はIPアドレスを簡単に変えられるのでアク禁しても意味がない(面倒臭い)」「僕は皆と友達でいたいんだ(We are the world)」という理由から、基本的に管理人はアク禁措置を取りません。我慢しましょう。 なるべくトラブルを起こさないこと、苦手な人とは距離を置くことがここを長く楽しむコツです。 Q6. 個人情報を晒されました。どうすればいいですか? A. ギコっぽいぽい上では誰も助けてくれません。自分で解決しましょう。 他サイト上に晒された場合は、自分で削除申請をしましょう。 日頃から、配信中は特定に繋がる物を視界に入れない、町内放送が流れたら配信を切る、リアルに重きを置いた会話をしない、写真はうpしない等の工夫をしましょう。 Q7. ウザい人ばかりです。どうすればいいですか? A. ネットとはそういうものです。諦めましょう。 マジレスすると、①シカトする(反応しない、話題を変える)、②あぼーんする、③一時的にログインするのをやめる、④自分がウザいことをしていないか省みる、⑤ギコっぽいぽいのことは忘れてリアルを充実させる。これらが有効です。 Q8. 誰も配信を聞いてくれません。どうすればいいですか? A. 配信が面白くなる工夫や努力をしましょう。 Q9. 荒らしが現れました。どうすればいいですか? A. 9割方何も対応してくれませんが、管理人のiccanobif、またはmafに報告しましょう。 もしくは、シンプルにあぼーんしましょう。 Q10. 他のユーザーにガチ恋してしまいました。どうすればいいですか? A. BARギコっぽいONLINE時代には、そこで誕生したカップルが結婚しています。また不倫した人たちもいます。頑張ってください。 Q11. インターナショナル(_for)はどんな場所ですか?海外の人たちと仲良くしたいです。 A. 様々な国の人がいます。ヤ〇チュウ、共産主義者、ハッカー、放尿音を晒す女性など、実に個性豊かです。 日本オタクな人が多いですが、日本語を話せる人はほぼいません。 ですから、英語をはじめ、台湾語、スペイン語など日本語以外の言語を話せた方が良いでしょう。 海外では「日本人女性はチョロい」という認識があり、一部、口説いてくる男性がいます。 先方の国には、挨拶代わりにお世辞を言ったり誇張した表現をする文化がありますので、日本人が「気があるのかな?」なんて誤解をしてしまっても仕方ないのかもしれません。 ただの遊び目的で接近してきている可能性もある為、どんなに気持ちが舞い上がるようなことをされても、それだけで本気にしてはいけませんよ(自戒)。 Q12. ぽいぽいで知り合った彼氏・彼女と別れました。別の住民と付き合ってもいいですか? A. 某著名人曰く、一つのコミュニティ内で作っていい彼氏・彼女の数は1人までらしいです。 一つのコミュニティ内で2人以上の男女と付き合うと、漏れなく男好き、女好き、手近なところで済ませる人、リアルでモテない残念な人、ビッ○、ヤリ○ン等の汚名を被せられるだけでなく、既存の人間関係に混乱を招く可能性大なのでオススメできません。 要するに、見苦しいのでおやめなさい。 「当事者同士が気にしてないからいいじゃない」とか、ガキ臭いことを抜かさないでください。外野からどう見えているかを気にしなさい。だからあなたは嫌われるんです。 Q13. ぽいぽいで知り合った元彼・元カノに恨みがあります。ぽいぽい内で告発してもいいですか? A. 告発=あなたの感想(ただの悪口、プライベートの暴露)ですよね? 面倒なのでやめてください。 Q14. キッズが気持ち悪い住民に狙われています。どうすればいいですか? A. ①親・学校に通報する、➁自警団に通報する、➂iccanobifに通報する。以上の対応を取ってください。
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前ページ次ページSSまとめ 1-160 1-160 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [sage] 投稿日:2005/07/04(月) 13 44 06 ID KWFAClrb0 ちう「ん?どうした?ザジ」 ザジ「……………」 ちう「何?着てほしい衣装があるって?どれだよ?」 隣の部屋の扉を開けるザジ 扉の向こうには純白のウェディングドレスがあった ちう「ザジ、お前……」 顔を真っ赤にして俯きながらザジは ザジ「……幸せに……するから……」 そう呟いた 1-180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 15 11 01 ID AfwQ2aWtO ちう「気持は嬉しいけどさ・・・やっぱり無理だよ」 ザジ「どうして?ちうはザジの事嫌い? ちう「・・・好きだよ・・・好きだけど」 ザジ「それじゃあ」 ちう「無理なんだよ!あたしら女じゃん!結婚なんてできないんだよっ!」 ザジ「・・・そうだよね・・・ザジもうワガママ言わない・・・だから・・・・」 ザジ「だから泣かないで」 ちう「ザジ・・・うわぁーん大好きだよぉザジ?」 ザジ「うんうん泣かないで・・・ザジもちう大好きだよ」 ちう「これじゃいつもと逆だなww抱きつくのも・・・いいな・・・」 ザジ「(*≧∀≦*)」 ちう「(*´∀`。)」 勝手に 160の続き書いてみたりしてwww 1-161 1-161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 13 47 20 ID XDufEll/O ザジ「アルコールはいかが?きゃっきゃっ(*≧∇≦*)」 ちう「ばっ!?ななな、何酒なんか飲んで…」 ザジ「ちうも飲むヒョン大統領?きゃっ(≧∇≦)」 ちう「あー、もうスキにしてくれ…」 ザジ「(きりっ)ではお言葉に甘えまして(がばっ)」 ちう「あーれー」 1-197 1-197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 16 33 37 ID JWH4kC6V0 ザジ「♪」 ちう「そろそろ次の授業だな」 二人で廊下を歩く ザジ「・・・・!」(クイクイ) ちう「ん?あれ・・・まき絵?」 うずくまるまき絵に近寄る二人。まき絵はすぐに二人に気づいたようだった。 まき絵「苛めないで・・・・・お願いだから・・・・グス」 ちう「いじめやしないよ。安心しろ」 ザジ「・・・・・」(ハンカチを差し出す) まき絵「・・・・・・・グス・・・・ふえぇぇ」 ハンカチを受け取ると同時に、涙があふれてくる。 ちう「泣くなって。ほら、もう授業始まるぞ。いこ」 まき絵「・・・うん。でも先に行ってて。すぐに行くから・・・・」 ちう「でも・・・・」 まき絵「私といると・・・・・・・だから」 言いたいことはすぐに分かった。渋々先に行くことにする。 まき絵「あ、ザジ・・・・さん」 ザジ「?」 まき絵「ハンカチ、ありがと」 ザジ「ニコ」 1-198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 16 35 54 ID JWH4kC6V0 197 ザジ「・・・・・いいの?」 ちう「仕方ないさ。本人がそういってるんだから」 ザジ「(´・ω・`)」 ちう「そんな顔するなって。助けを求められたら助けてあげればいいさ」 ザジ「・・・・酷くない?」 ちう「そうだな・・・でも私は、ザジまでいじめのターゲットになってほしく無いんだ」 ザジ「・・・ちうがいれば平気」 ちう「私がよく無いんだよ」 ザジ「クスクス」 ちう「ったく」 1-202 1-202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 16 41 18 ID rC7INflO0 学園祭中世界樹の広場にて ちう「ここか?来たかったところは」 ザジ「・・・・・・・・コク」 ちう「何でこんな所・・・何もないだろ」 ザジ「・・・・・ちぅ・・私・」 建物の上にて 龍宮「む・・・告白生徒か、あれは・・・ザジに長谷川だな、 これも仕事だ。」 ターン ザジ「!」 スッ チュン 龍宮「!かわした!?クッ・・・!」 ザジ「・・・・・・・・」 龍宮「!・・・いつのまに後に・・・」 ザジ「・・・・・・・・ごめん」 ちう「おいどこ行ってたんだよ」 ザジ「・・・・・・・・ちう・・・私・・・私」 ちう「ん?」 ザジ「・・・・・・・す・・・き・・・」 ちう「ん?す?」 ザジ「・・・す・・す・・・・キスして欲しい」 このあとちうが大暴走 1-207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 17 10 31 ID rC7INflO0 ザジ「・・・・・・アセアセ(とりあえず何か恥ずかしくなったから逃げる)」 ちう「キースー」 ザジ「ガッ、!!・・・ズサー(こけた)」 ザジ「っ・・・・・!」 ちう「ふふふふふ、ざーじー」 ザジ「・・・あ・・う・・・」 ?「ちょっと待ったー!」 ザジ「!?」 新田「ザジにキスするんならこの私にしてか」 ザジ「雷の暴風」 ちう「いただきまーす」 ザジ「ちょ・・まっ・・・・ん・・・ち・・ぅ・・・・・ん・・んぅ?・・・!!」 しばらくお待ち下さい ザジ「・・・・・ハァ・・ハァ」 ちう「ん・・・あれ?・・今何を・・・てザジどーした?」 ザジ「・・・・・ニコ」 ちう「・・・?わけわからん・・・」 俺がぶっこわれた 1-228 1-228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 19 03 39 ID DBv8G5wx0 ザジ「ちうのおっぱいすっていい・・・?」 ちう「なっ!何言ってんだよ!」 ザジ「・・・・・・」 ちう「しょうがねえなあ・・・」 ザジ「(*≧∀≦*)」 ザジ「(ちうちう)」 ちう「シモネタかよっ!・・・」 1-232 1-232 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/04(月) 19 10 16 ID OCE6xy6jO ちう「相変わらずお前の淹れたコーヒーは美味いなぁ」 ザジ「ありがと、ちう」 ちう「さて、更新更新っと」 ザジ「…………」 ちう「…………」 ザジ「…………ねぇ」 ちう「ん??」 ザジ「ちうは……ザジのどこが好き……なの?」 ちう「ブッ!!」 ザジ「…………コーヒーこぼしちゃ……勿体ない……」 ちう「あ?、そうだなぁ……ザジの好きな所ねぇ……」 ザジ「…………」 ちう「顔も、声も、感度も、性格も……あ?、もう!!全部好き!!」 ザジ「…………えっ?」 ちう「何ボーッとしてるんだよ……?まさか今までの全部、コーヒー舐めてて聞いて無かったのか……?」 ザジ「…………(コクコク)」 ちう「なんだよ……ちゃんと答えたのに!!」 ザジ「ゴメン……ちう」 ちう「…………」 ザジ「……私も……ちうの事、全部好きだから……」 1-247 1-247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 19 53 57 ID zFgzhWx/O ザジ「ねー、ちう?」 ちう「ん、なんだ?」 ザジ「またインターネットやってるの?」 ちう「ああ、やっぱりチヤホヤされるっていいよなー」 ザジ「・・・ちうには・・・ザジがいるのに・・・」 ちう「・・・ん?」 1-258 1-258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 20 25 40 ID AfwQ2aWtO ちう「晩飯にまき絵呼んだから」 ザジ「(*≧∀≦*)」 ちう「いいか?くれぐれもそそうの無いように!特に"アレ"は無しだからな」 ザジ「(´*・Д・*`)」 ちう「そ、そんな顔しても駄目だ!」 まき絵「こんばんわ?オカズ持って来たよ?」 ザジ「(*≧∀≦*)ノシ」 ちう「いらっしゃい。お?ひょっとして手作り?」 まき絵「そうだよ?玉子焼きに唐揚げにタコさんウィンナー」 ちう「お弁当みたいだなwww」 まき絵「早く食べよ?」 ちう「おお玉子焼き旨い」 まき絵「ホント?嬉し?」 ザジ「(*≧Д≦*)あ?ん」 ちう「(ちょっ!それ止めろつったろ!恥ずかしい?)」 まき絵「ひょっとしてザジいつも食べさせてもらってるの?」 ザジ「(こくこく)」 まき絵「ずる?い。ちう、私も食べさせて?」 ザジ まき絵「(*≧Д≦*)あ?ん」 ちう「まったくw鯉かお前らはwww」 三人「アハハハハハ(*^∇^)(*^▽^*)(^▽^*)」 1-283 1-283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 21 58 43 ID lncC2lO30 ちう「今日も風呂誰もいねーな」 ザジ「?♪」ザパーン! ちう「こらぁ、かけ湯ぐらいしろっていつもいってるだろぉまったく」 ザジ「・・・」 ちう「ん?背中流してくれるって?」 ザジ「(こくこく)」 ちう「じゃぁ頼むよ」 ゴシゴシゴシゴシ ちう「あ?気持ちいぃ?」 ザジ「♪」 ちう「終わったら私が洗ってあげぇっ!!」 ザジ「(*≧∀≦*)」 ちう「ちょ、前はいいから!!やめっ…そんなとこまで…洗わなくていいって…ばぁ…」 ザジ「…ちう」 ちう「ん…ぅ?…なに…」 ザジ「…かわいぃ」 ちう「!?ば、ばかぁ・・・」 1-298 1-298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 22 54 17 ID lncC2lO30 ちう「ん…あれ、ここどこ?」 ザジ「…」 ちう「ザジ?どうしたのそんな顔して」 ザジ「…ちう、ごめんね」 ちう「?」 ザジ「もうここにいられなくなちゃった、ちうと…一緒にいられなくなちゃった」 ちう「え…」 ザジ「ごめんね、ちう」 ちう「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!突然なにいってんのよ!」 ザジ「ごめんね…バイバイ…」 ちう「待ってよ!…ずっと、ずっと一緒にいようって約束したじゃない!! 大体どこに行くっていうの…私をおいてどこにいくって…いうのよぉ…」 ゆさゆさ ザジ「(´・ω・`)」 ちう「(…んぁ…夢?)」 ザジ「?(´・ω・`)」 ちう「あ、ごめん…ちょっと嫌な夢見て」 ザジ「(´;ω;`)」 ちう「ちょ、泣くなよ!大丈夫だってただの夢なんだから!」 ザジ「(´・ω・`)」 ちう「ほら寝るよ、起こして悪かったわね」 ザジ「(フルフル)」ギュッ ちう「…ザジ」 ザジ「?(*・ω・*)」 ちう「ずっと、ずっと一緒にいようね…」ギュッ ザジ「(*≧∀≦*)」ギュゥ? ちう「ば、ばか!痛いってば!!」 1-307 1-307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 23 30 15 ID F9RjUXuaO ある日の教室 刹那「おっ、お嬢様っ…これ……」 このか「せっちゃん、書いてくれたんや…うれしいわぁ」 刹那「このちゃんとの交換日記なら…絶対書くよ!」 その光景をボーッと見るザジ。 ザジ(…こうかんにっき…?) 1-310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage 続き] 投稿日:2005/07/04(月) 23 40 10 ID F9RjUXuaO その夜 ザジ「気付くかな…」 置いた場所はPCの隣。多分気付くだろう。 ザジ「ちう帰ってきた…!隠れよう…」 ちう「ん?なんだ?ノートか?」 ザジ(ドキドキ) ちう「…ザジの字だ… 『ちうへ。こうかんにっき、してみたい。だけど何をすればいいのかわからない』 …なっ…!!しかも後に立つなよ、ザジ」 ザジ「あのね…ちう…やってくれる…?」 ちう「…やったことないけど、書いてみるよ。あ、これ何か教えようか?」 ザジ「(こくん)こうかんにっき、教えて」 めでたし 1-322 1-322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/05(火) 00 00 00 ID wqqgFDSc0 カチャ ザジ「…(ちうまだ帰ってきてないんだ)」 キョロキョロ ザジ「…?(あれなんだろ)」 ジー ザジ「(新しい衣装かな?)」 …ゴソゴソ ザジ「(´・ω・`)(サイズ合わない)」 … ザジ「(ちう遅いなぁ)」 ボフ ザジ「(ちうのお布団いい匂い…♪)」 ゴロゴロ ガチャ ちう「あれ?」 ザジ「スー…スゥー…」 ちう「こいつは人の衣装着てなに寝てんだ…ほら起きろよ」 ザジ「ん・・・スゥー…」 ちう「…たく、しょうがないなぁ。布団かけてやるか」 ザジ「(*´-ω-`*)」 1-325 1-325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/05(火) 00 04 34 ID 3C9BwAAGO ちう「ただいまー」 ザジ「スースー」 ちう「なんだ寝てんのか・・・起こしちゃ悪いな」 ザジ「スースー(ちらっ)」 ちう「お・・・交換日記だ。どれどれ」 ザジ「きょうはちうのすきなぷりんをかったよたべてね」 ちう「これじゃ交換日記というか置き書きじゃないかwww」 ザジ「スースー(ちらっ)」 ちう「プリンか・・・どれどれ」 ザジ「スースー(どきどき)」 ちう「ちょwww一口食べてるじゃんwww」 ザジ「スースー・・・お、おいしいよー」 ちう「?・・・薄目開けてる?」 ザジ「スースー(ちらっ)」ちう「(寝たふりしてんのかwww)」 ちう「いっしょに食べよっかザジ」 ザジ「ヽ(*≧∀≦*)ノ」 1-331 1-331 名前:一つ目[sage] 投稿日:2005/07/05(火) 00 10 43 ID sNA9M5uj0 窓から差し込む朝日は清々しい目覚めと一日の始まりを演出する定番だ。 私は瞼越しに光で目をこすられ「うう、ん」と鬱屈した声を出す。 寝起きは辛い。とても辛い。朝が訪れるたび、朝なんて来るなと思う。 だが私は無理やり上半身を持ち上げ、眠りの世界から帰還する。 寝起きに真っ先にすることは伸びでも欠伸でもなく、眼鏡の装着。 眼鏡無しで人前に出るのは無理だ。誰も見ていないと分かってはいるが、なんていうか恥ずかしい。 私が眼鏡を外すのは、風呂とベッドとパソコンの前だけだ。 パソコンといえば、私、長谷川千雨はネットアイドルをしている。 自慢じゃないが、私はちょっとお洒落すれば可愛いんだからな。 あん?HNとかHPはどこだって? ばーか、お前らなんかに教えねーよ。 私はもぞもぞとベッドから抜け出し、半端に開いたカーテンを押し開いて窓も開け放つ。 流れ込んでくるのは澄んだ空気と緑の匂い。 私はその綺麗な酸素を肺一杯に流し込み、吐き出した。 窓の外には何も置かれず、広いスペースを持て余しているベランダが寄り添っている。 今度ガーデニングでも始めようか、植物の観察もサイトの日記のネタになるし、高感度も僅かだが上げれるだろう。 サイトの日記コーナーの構想を固めつつ、体は室内へと折り返している。顔を洗って目を覚ますのが優先。 手洗いに向かって一歩二歩、そして三歩目を踏み出したときだ。 「ふぎゃっ!?」 私は盛大にぶっ倒れた。 前のめりに倒れたうつ伏せの姿勢で思案するのは、当然倒れたときの状況。 私は間違いなく何者かに背中を押され、その上で覆いかぶさられた。 証拠に今も背中には適当な重量が感じられる。 しかし、先ほどまで私は一人だった。なら誰に?まさか空気か? 1-332 名前:二つ目[sage] 投稿日:2005/07/05(火) 00 11 37 ID sNA9M5uj0 起き上がるにも押さえつけられた状態だ。できることと言えば顔を動かしての状況確認か。 右を向く。そこにあるのは私が前方に投げ出している腕だ。長袖の青パジャマだが特に不審な点は無い。 それより注目すべきは、その奥にある褐色の見知った太腿だ。 全て分かった。あの曲芸娘が朝の散歩から帰ってきたのだ。窓から。 そして勢いあまって私を押し倒し、肩甲骨に尻を乗せて私を跨いだ正座の姿勢になっているのだろう。 「おい、早くどけ」 「………」 無言の合意と共に背中から重圧が消える。 それを確認するとやれやれと起き上がり、パジャマをパンパンとたたいて埃を払う。 幸い、眼鏡は割れなかった。しかしこれを続けられるといつか被害が出るだろう。 早くガーデニングを始めるか。ベランダに物があればさすがにこんな無茶しないはずだ。 「しかし、ここは五階なんだがな。よくもまあ窓から入ってこられるもんだ」 だがそれも、この曲芸娘に対しては何を今更といった感じだ。 私は腕を組み、申し訳なさそうに俯くザジを見た。 ザジは既に制服に着替えており、スカートから伸びる細くて綺麗な足につい目が行ってしまう。 この足でここまで跳んでくるなんて、非常識もいいところだ。 なぜうちのクラスはここまで非常識な連中がそろっているのか。頭が痛い。 そもそもこいつは全然喋らないし、人前と二人きりのときと態度が微妙に違うし、何より運動神経がプロの体操選手並と非常識の集合体のような娘だ。 1-333 名前:二つ目[sage] 投稿日:2005/07/05(火) 00 12 06 ID sNA9M5uj0 「ったく、危ないことは控えろよ」 「………」 しゅんとした顔で、そして上目遣いに私を見つめる。 そして非常識云々の考えはいつもどおりの結論に達した。 ―――ザジだから許す。 私は少しだけ顔をずらし、ザジが最も可愛らしく見える角度を探してみる。 上目遣いのザジが可愛く見えるのは、やはり正面だな。 そのアングルをじっくり堪能し、そして頭を撫でてやる。 気持ちよさそうに目を瞑るザジは子犬さながらに、いや子犬よりもずっと愛らしい。 そのザジを今度は右腕で抱き寄せる。 「窓から入ってくるのは構わないが、今日と同じような事したら――お詫びのキスだぞ」 「………v」 腕の中でうなづいたザジの後頭部を撫でてやる。 すると実に嬉しそうに私の胸にすりすりと頬を押し付けてくる。ちくしょう、可愛いじゃないか。 ………こりゃ、ガーデニングは無期延期だな。 前ページ次ページSSまとめ
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387 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/13(水) 18 47 57 ID ??? コウ「どうして……どうしてこんなことでネタにされ続けなきゃいけないんだ…… そうか、ロランがあの妙なスタンドで俺をいじって遊んでいるんだ! 何度も何度もシーマさんに連れ去られては、真実に辿り着けないとか言われてなかった事にされ 次の日からまた童貞だチェリーだと馬鹿にされる…… 人参を食べないのがそんなに気に障ったのかッ!!」 コウ「というわけでこの状況から脱却するために考えてみたんだ」 アスラン「ゴールインして結婚してきちんと子作りをしてシーマさんのお腹をふくらませるネタを書くとか?」 コウ「そんなことをしたらまた神様だのレクイエムだのに妨害されるに決まってる! いいか、君と合体するんだ!」 アスラン「!!?」 コウ「未成年キャラの中で間違いなく非童貞と判明してるのは君だ。 カミーユやウッソはなんだかんだと逃げ切りそうな気がする。 君とフュージョンすれば間違いなく童貞脱却した最強の戦士が生まれるはずだ! というわけでこの写真のポーズを二人で」 アスラン「ヒタイダーより格好悪いー!!」 コウ「この俺が頭を下げて頼んでいるんだぞカカロットー!!」 アスラン「カカロットって誰ー!?」 388 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/13(水) 18 50 22 ID ??? 「「フュージョン、はっ!!」」 カガリ「アスラーン!今日の弁当は人参炊き込みご飯のチリソース風味だ!! さあこれを食べてしっかり精を付けて」 コウラン「「勢いで合体してみたらこうなるのかー!!」」 カガリ「髪の毛が少し増えてるなアスラン。いい精力剤でも見つけたのか?これは楽しみだ~♪ さっさと食べてもっと元気になるんだっ!」 コウラン「「俺のそばに近寄るなぁ──────ッ」」 ハラリハラリハラリ ズキュゥゥゥゥン ギャァーッ 406 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/15(金) 01 47 32 ID ??? ,.-''"´ ̄ `''-、 / ´ ̄` ヽ / l ヽ ', / ; l´ ヽ l ; l l '; ! ト! '; /! ハ l'; l ゙ヽ ; ', / ! / ヾ ○ ○ 7 l 7 ;' \ 、_,、_, / ィ / /ヘ ト\ | ! ! | j//イ >,、 `´, イ / \ (_)| ・ ・ || l⌒ヽΞ Ξ/| | | |\_□■_ ̄)) (_) .■□ // ( _) 388 コウ(気がついたら、僕は何ともなかったけど、アスランだけが搾りカスのようになって転がされていた。 何があったかどうやって分離したかもわからないまま、そういった経緯を吹っ飛ばしたかのようにそんな結果になっていたんだ)、 アスラン(どうして俺だけこうなったか、思い出すも何もはなからそんな記憶がない。…かといってカガリとかに聞くわけにも行かないし…) 407 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/15(金) 01 51 06 ID ??? フュージョンは30分で効果が切れるから、その後はコウは放置されて アスランだけエナジードレインを…… 408 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/15(金) 01 53 45 ID ??? よろしい ならばポタラだ 409 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/01/15(金) 01 56 01 ID ??? 女の子たちの体内の邪悪なオーラに包まれてバリアを解除したため元に戻り アスランだけが(r
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前ページ次ページSSまとめ 35-204 35-204 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 01 42 14 ID ??? 前回(なんてありません)のあらすじ ハカセとチャオが作ったホレ薬の実験台として使われた史伽は風香を押し倒したのであった。 同時に毒牙にかかった古菲、木乃香の運命は!? 史伽「お姉ちゃん、そうやってあまのじゃくになるところがかわいく見えるです…」 風香「は、放せ史伽!コ、コラ!服の中に入ってくるな〜!やめろーー!!」 チャオ「いやーあそこまでメロメロになるとは知らなかったネ」 ハカセ「しかしここまで激しく責めるなんて…ちょっと調整が必要ですね」 史伽「お姉ちゃん。ここおいしそうだよ」 風香「ク、クソゥ放せ!!変な所触るなぁぁ〜。ボクなんて食べてもおいしくないよぉぉぉ〜(TロT)」 ハカセ「あっちもすごいですよー」 古菲「楓 hearts」 楓「あぁぁ〜だめでござる古。そんなにされたら流石の拙者も…」 古菲「いいアルよ〜〜歯止めが利かなくなるのは私も同じアル」 楓「う〜…古ーーーーー!!!」 がばっ 古菲「いきなりなんて楓もケダモノアルー hearts」 木乃香「せっちゃん hearts」 刹那「このちゃん hearts」以下省略 チャオ「そっちはホレ薬いらずネ」 スマン正直何が書きたいか分からなくなってきた。 35-215 35-215 名前:211[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 21 45 16 ID ??? 「フヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」 ハルナが同人を描く手を止めた、かと思えばすぐに真帆ネットである。 この真帆ネットはいつも萌え画から新田までかなりの物を収集できるので ハルナは大変気に入っている。ここでハルナは気になる書き込みを見つけた。 1 名前:真帆良名無しさん投稿日:XXXXXXX XXXXXX XXXXX 助けて、ここは暗くて冷たいどこか。助けて。助けて。 「・・・ん?」 さて、どうしたものか。これは釣りなのか、それともガチなのか検討が付かない それに時間も曜日もIDも全てXなのも謎である。 2 名前:ハルナ投稿日:2006/07/10(月) 6 31 51 ID PARUumasuwwww その状態kwsk 3 名前:真帆良名無しさん投稿日:XXXXXXX XXXXXX XXXXX わかんない、とにかく冷たくて暗いの、お願い・・・。 「うーん。」 ハルナは再び唸った、これは単なるイタズラなのか、それともガチなのか。 しかし文章からはかなりの緊迫感が伝わってくる。 さて・・・? 1.とりあえず外に出て辺りを調べてみる 2.このまま部屋にいる。 3.保健室に行ってみる。 選べ、気が向いたら続き書くかもわからんね。つーか勝手に続き書いてくれる人求む。 35-364 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/13(木) 22 30 19 ID ??? ハルナはしばらく考えた後、保健室に行って見ることにした。 暗くて冷たい所を教えてもらうといった名目でデッサンしに行くのだが。 ガラガラ 「ちわーっす」 保健室に居たのは亜子だけだった、いつも一緒にいるゆーなの姿は見えない。 「お、ハルナやん。何か用?」 「いやね、聞きたいことがあってさ。」 ハルナはいつもはゆーなが座っている椅子に腰掛ける。 「聞きたいこと?」 「うん、この辺りに暗くて冷たいところってあるかな?」 「下水道・・・はコノ前のドタバタで封鎖されたし・・・わからへんわー。」 亜子は知らないようだった、まぁ当然といっては当然なのだが。 手がかり無しなのでどうにもならない。ハルナは亜子にイタズラしようと思ったが やはりさっきの書き込みの方が気になり学園内を調べる事にした。 かれこれ三時間後 「何も・・・無い。」 疲れきったハルナが泥まみれで転がった。 やはりあんなのを信じた自分が変なのだろうか・・・。とか考えていたら あることを思い出す。美空が二、三日前から居ないということだ。 シャークティーに話を聞いたがとりあってもらえず、ココネは含み笑いをしながらどこか 消えてしまった。一体何だろうか、もしあの書き込みの主が美空だったら何かの罰だろうか。とりあえず、もう一回スレを見ようとノートPCを開いた。 4名前:真帆良名無しさん投稿日:XXXXXXX XXXXXX XXXXX いや・・・助けて!シャレにならないよコレ!誰でもいいから速く助けて! この書き込みを見た直後、どこからか叫び声が聞こえた。聞こえたのは地下からである。 ここら辺にあるのは地下墓地である、どうしよう。行って見ようか? 1 行く 2 墓地ということでさよを連れて行く。 3 行かない 4 ココネが何か知ってるかも? 35-216 35-216 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 21 59 07 ID ??? カチャカチャ… 千雨「おっ。(カワエエ…) …やってみてぇ…。」 __ _ #x002c;. ´ `ヽ.` l /リハリ))ヾ (| ゚ ヮ゚ノリ ちうぽっぽ ( ) v v ぼいんっ 川 ( ( ) ) 千雨「////」 ??「あの〜。長谷川さん。」 千雨「ちょdsjがいおげネギ先生!!!!」 ネギ「わー。かわいいですね」 千雨「え?」 ネギ「僕もやってみますね」 ) , ´ バ `ヽ l リハリ))ヾ ?ハ(l ゚ ラ゚ノ ねぎぽっぽ ( ) v v ぼいんっ 川 ( ( ) ) 35-217 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 22 00 12 ID ??? ネギ「さあ!長谷川さんも一緒に」 千雨「え゛?」 __ _ ) #x002c;. ´ `ヽ.` #x002c; ´ バ `ヽ l /リハリ))ヾ l リハリ))ヾ (| ゚ ヮ゚ノリ ちうぽっぽ ?ハ(l ゚ ラ゚ノ ( ) ねぎぽっぽ ( ) v v v v ぼいんっ ぼいんっ 川 川 ( ( ) ) ( ( ) ) 「ちん」を「ちう」にしたかっただけで思いつきでやった。 今は反省している 35-222 35-222 名前:3−Aとりえリレー 第29走[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 22 53 01 ID ??? 187 茶々丸「…次は私ですね。」 新田「ぬぐぐぐぐ……」 ごそごそ…… 茶々丸「……出ました。クジ内の氏名、『神楽坂明日菜』と確認。」 明日菜「なるほど…ってことはあたしはくーちゃんのとりえをやればいいのね。」 新田「さてラスト前、対決はコレだぁぁぁぁ!!」 3−Aとりえリレー 第28走『茶々丸 脅威の 瞬発力!?』 千雨(…ロボだから当然っておもわねーのがコイツららしいよなぁ…。) 新田「神楽坂といえば、毎朝早くから行っている新聞配達だ。 ということで今回はその新聞にチラシを入れてもらう。」 千雨(…新聞配達あんまり関係ねぇ〜…。) 新田「ここに、チラシと麻帆良日報が200部ずつある。 絡繰には制限時間内に全てはさめばクリアだ。 細かいルールがあるが、文章作品なのでその辺はカットだ。」 茶々丸「内容把握しました。で、その制限時間は?」 新田「うむ……… 1分40秒……つまり100秒だ!」 千雨(何…っ、2部で1秒ペースかよ…!?) 茶々丸「……了解。作業準備に入ります。」 35-223 名前:3−Aとりえリレー 第29走[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 22 53 32 ID ??? 千雨「おい!」 茶々丸「…千雨さん、何でしょう?」 千雨「お前……今告げられたことがどれだけのことなのか分かってるんだな!?」 茶々丸「もちろんです。」 千雨「……できるんだろうな?」 茶々丸「……はい、マスターのためにも…。」 千雨「…なるほど…な。 分かった。邪魔したな。」 茶々丸「…あ、千雨さん。」 千雨「…ん?」 茶々丸「…ありがとう、ございます。」 千雨「……礼をいわれることじゃねーよ。」 新田「それでは始めるぞ!」 聡美「…よし、ネジオッケー。茶々丸、無理しないでね。」 茶々丸「了解。…モードD、移行開始……カンリョウ。」 龍宮「スターターの龍宮です。 ヨーイ……。うっ…。」 ぱひゅーん…… ???「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………(ぐったり)」 千雨(その抱いてる女は誰だぁぁぁぁ!? っていうかなぜ裸っ!?) しゅばばばばばば……… 和美「さぁ始まったっ!茶々丸さん早いぞっ! 2部で1秒ペースはこのままだとクリアできそうだっ!」 35-224 名前:3−Aとりえリレー 第29走[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 22 54 09 ID ??? しゅばばばばばばばば…… 和美「しかし正確っ!チラシは1ミリのズレもなく新聞紙に収まっているっ! これは確実に200部はさみ終わりそうだっ!」 超「…茶々丸大丈夫カネ?」 聡美「理論上は……ですが、ペースが少し速い気がします…。 オーバーヒートしなければいいのですが……。」 しゅばばばばばば…… 和美「さぁいよいよ大詰めっ!残り30秒を切ったが…。 ここに来て疲れか茶々丸さんっ!ペースが落ちてきたっ!」 聡美「…!?マズいです…! 茶々丸のペースが速すぎます…!」 超「うぬぬ……何故ネ!?」 茶々丸「…リミットオーバー……デンジャー、デンジャー…。 …非常停止装置ヲ作動シマスカ……No!」 しゅばばばばばばばばば…… 和美「時間も残り少ないっ!果たして間に合うのか!?」 ビーッ!! 和美「終了!!さぁチラシは全て入ったのか!?」 35-225 名前:3−Aとりえリレー 第29走[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 22 54 43 ID ??? 明日菜「……終わってるっ!私たちの勝ちよっ!!」 茶々丸「……チラシ入れ……終了を…確認……。 システムを…終……了…。」 どさぁ! 聡美「茶々丸っ!!しっかりしてっ!? …熱っ!?……超さん、急いで研究室から冷却材をっ!!」 超「…研究部の人間に持ってこさせたヨ…。 まったく、茶々丸も無理しすぎネ……。」 茶々丸「………」 エヴァ「フン……主人どもを心配させるとは…不出来な従者だ…。」 超「同感ネ…ま、茶々丸の人間らしい面は、研究の成果として残しておくネ。」 明日菜「……さて、ラストは私ね!」 35-231 35-231 名前:真名 眠り姫[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 00 16 03 ID ??? 真名 眠り姫 1/2 アキラが寝ていた ソファーの肘掛けを枕にして寝息を立てている あまりに可愛いので、その姿をじっと見てみることにした アキラの唇が乾いていたので、濡らしてあげました いえ!!決してやましいことは思っていません!! このままではアキラの可愛い唇が危険にさらされるからです ただ、それだけなのです 寝息を立てるたびに、胸のあたりの毛布の脹らみが小さく上下しています ちょっと毛布のかかりが浅いかな? 毛布を持つために、おっぱいに触るのは仕方ないことなんだ うん。仕方がないんだ (;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ\ア / \ ア / \ ア しばらく見ていると、アキラは暑くなったのか自分で毛布をはぐりました そうか、もう夏だもんね。ちょっと毛布は暑かったかな? 私は毛布をそっとはぐると、その毛布の匂いを嗅ぎました いい匂い・・・ でもちょっと蒸れてる。だが、それがいい!! うん?まだ暑そうにしていますね・・・ では・・・ぬぎぬぎしましょうか 35-232 名前:真名 眠り姫[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 00 17 06 ID ??? 2/2 胸元のボタンを外して、軽く服を広げてあげます 純白のブラがちらりと見えるのがたまりませんな おや?ちょっとブラの位置がずれてはいませんでしょうか? 寝苦しそうですね。これは、脱がせて直さないといけないでしょう さて、服のボタンを全部外すと、豊満なアキラの胸がブラに包まれて現れました このブラは後ろで止めるタイプですね 私はそっと脇の下から手を入れて、背中に手を回しました そのときです アキラ 「なにしてるの?」 なんとお姫様が目覚めてしまいました まだ目覚めのキスもしていないというのに・・・空気の読めないお姫様だ 真名 「暑そうだったので、脱がそうと思いました」 アキラ 「あのね、もう暑くないよ。でも・・・」 真名 「でも?」 アキラ 「ちょっと寒いから、温めて」 真名 「それって・・・」 アキラ 「最後まで言わせないで」 アキラさん、何となく今夜は優しかったです 私は激しくしましたが ああ、アキラ!!そんなことをしては・・・ 完 35-240 35-240 名前:三姉妹外伝・末妹の特訓[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 07 25 08 ID ??? 三姉妹外伝・末妹の特訓 1/2 「私もどかーん! ってやりたいですー!」 唐突な史伽の一言に、円と亜子はきょとんとしてしまう。 「うーん、そう言われてもねえ……」 「ウチらの能力は此処の住人がテキトーに付けただけやし……」 互いに顔を見合わせながら、姉二人は困った表情を浮べるばかりである。だが史伽は目をきらきらと輝かせながら 無邪気におねだりするのであった。 「もう一度お手本を見せて欲しいですー!」 シスコン全開の姉二人に、史伽のおねだりを回避する術は無かった――― 「―――何ていうのかな、こう、気合いだけでツッコミを入れるようなカンジで……」 ドゴォ!!! まずは円がお手本を見せる。たまたま通り掛かったクーフェイマンが宙を舞ったが、三姉妹は気に留めない。 「ウチのやり方やと力を抜いて、にょろーん、ってな風に……」 ドギャ!!! 続いて亜子の爆破。何やら爆破の際に頭身が縮んだように見えたのは錯覚か。やはり通りすがりのニッターマンが 粉々になったのだが、それでも三姉妹は気にしない。 「はわー、円お姉ちゃんと亜子お姉ちゃんではやり方が違うんですねー」 ひとしきり感心すると、史伽はまず亜子の方法を真似てみた。 「え、えっと……、にょろーん……」 しーん……。 爆破はおろか、頭身すら縮んでいない。思わず円はくすりと笑ってしまう。 「あるイミ可愛すぎてアリだと思うけど」 「ううっ、ま、まだ円お姉ちゃんのやり方がありますっ!」 ぷくーっ、頬を膨らませながら、史伽はめげずにもう一度挑戦する。 35-241 名前:三姉妹外伝・末妹の特訓[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 07 25 49 ID ??? 2/2 「うーっ……!!」 一生懸命に気合いを入れる史伽。しかし傍目からはただ唸っているようにしか見えない。 「ちょっと違うかも。私の場合、ためてためて一気に放出! ってな具合だから」 「はいですっ!!!」 姉のアドバイスに史伽は元気良く答える。そして、 「むーっ……!!」 ぎゅっ、と目を瞑り、一心不乱に集中し始めた。 「えへへ、やっぱ史伽はかわええな〜」 こっそり亜子が呟くと円もうんうん頷いている。だが呑気に見守る姉二人と違い、史伽は至って真剣であった。 ―――釘宮三姉妹として、自分も爆破出来るようにならなければ。 その思いが、史伽を動かしていた。 そして、史伽は刮目する。全ての思いを込めて。 「えいっ!!!」 しーん……。 やはり爆破は起こらなかった。じわり、と史伽の目に涙が滲む。 「そ、そんなに落ち込まないで史伽」 「せやせや、史伽は無理してウチらみたいな色物キャラになる必要ないやん」 慌てて励ます姉二人に、史伽はふるふると首を横に振る.そして、涙の理由を告げた. 「あうう……、力みすぎてちょっとちびっちゃったです……」 『―――あ』 姉二人の声が重なる。何とも気まずい空気が流れた……。 「と、取り合えず寮に戻って着替えような?」 亜子は苦笑しながら史伽を宥める.そして、円はその場に立ち尽くしていた.ぴくぴくと痙攣したままで。 (い、言えない……! おもらしした史伽に激萌えしちゃったなんて、口が裂けても言えない!!) こうして史伽の特訓は二度と行われなかったそうな――― (おしまい) 35-251 35-251 名前:葉加瀬 交換日記[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 23 41 15 ID ??? 葉加瀬 交換日記 1/2 7月5日 たぶん晴れ 今日、ちづ姉が小太郎君に服を買ってきました 小太郎君は 「自分の服くらい自分で買うわ!!」 と、言いましたが抵抗できるはずもありません 瞬時にパンツ一丁にされたのです そして次の瞬間、事件が起こりました。ちづ姉はこう言って服を取り出したのです 「私、可愛い妹が欲しかったのよ〜」 服を見た瞬間に、小太郎君が逃げ出します ちづ姉、ふりふりのピンクハウス系はいけないと思います 7月6日 ちょっと曇り 小太郎君が修行で、ちづ姉が真名さんたちの所に遊びに行ってしまいました ですから夜はあやか姉と二人きりです ご飯の時からずっとあやか姉から、ネギ先生のすばらしさをこんこんと語られました もう眠いです 35-252 名前:葉加瀬 交換日記[sage] 投稿日:2006/07/10(月) 23 42 21 ID ??? 2/2 6月7日 しとしと雨 ちづ姉のご飯が美味しいです 体重が一?増えました でもバストは増えていません ウエストが増えました 助けてください 葉加瀬です。電子の要塞で、私は神様です だからすべてが0か1です でも、夏美さんとの交換日記はアナログです 書体は明朝体でも、ゴシック体でもありません ここにしか表現できない夏美体なのです 私だけの、夏美体です で、ここに私は葉加瀬体で今日の出来事をかき込みます 夏美さんに読んでもらうために書きます えへへ 7月8日 今日は茶々丸のメンテナンスデーです ログを見ていたらエヴァさんが茶々丸をたくさんほしがっているようです ですので・・・量産型をエヴァさんに送っちゃいました。未完成ですけど 完 35-270 35-270 名前:俺的せっちゃん考察[sage] 投稿日:2006/07/11(火) 14 06 26 ID ??? 木之香「あん、お夕飯で卵使おうと思っとったのになくなってたわー」 刹那「私が買ってきます!」 木之香「あーん、せっちゃんありがとな〜。これで一パックお願いするわ」 せつな「はいっ!」 スーパー到着 刹那「…お金、落としてまった…かくなる上は…」 二時間後 刹那「た、ただいま戻りました」 木之香「…おかえり〜…あかん、お腹が減って力が〜」 刹那「も、申し訳ありません!た、卵を買ってきました!」 木之香「ありがとな〜…なぁ、なんで卵の表面がぬらぬらしてたり、なんかほこほこしてるん?」 刹那「それは産…」 木之香「う?」 刹那「…農家でもらいたてですから!」 木之香「それになんでせっちゃんのほっぺ真っ赤なん?」 刹那(言えない…産むために昂ぶらざるをえなかったなんて絶対に言えない!) 実はせっちゃんは卵胎性だったんだよ! 35-282 35-282 名前:むかしのおはなし[sage] 投稿日:2006/07/11(火) 21 05 51 ID ??? 遠い昔の話です。 ある日、私が散歩をしていると 「え〜ん。おと〜さ〜ん」 小学生くらいしょうか?小さな女の子が泣いています。 「どうしたの?」声をかけてみました。…どうせ、聞こえないでしょうけどねフフフ・・・ 「あのね、おとうさんがいないの。」 「…え?私のことが見えるの?」 「うん。みえるよ。」おどろきです。まさか私の姿が見えるとは。 「え〜っと。私でよければ、お父さんを探すの手伝いましょうか?」 「うんっ!」 「ねぇ、あなたのお名前は?」 「わたしは、ゆうな。あかしゆうな。 おねえちゃんのおなまえは?」 「私は、さよ。相坂さよです。」 自己紹介をして、裕奈ちゃんと私は、裕奈ちゃんのお父さんを探しはじめました。 でも広い広い麻帆良学園、なかなか裕奈ちゃんのお父さんは見つかりません。 歩きつかれた私たちは、公園のベンチで一休み中。 「このままおとうさんがみつからなかったらどうしよう…。」 「大丈夫。見つかりますよ。」 「でもぉ…」 「大丈夫。お姉さんがついてるでしょ。」 と、返すものの、正直なところ自信はありません。 でも、こういうときこそ私がしっかりしてませんとね。 「さ、もういちど探しましょ。」 「うん!」 また二人で探し始めます。 空がオレンジ色に染まり始めたころ、私たちはいつの間にか大学部まできてました。 35-283 名前:むかしのおはなし[sage] 投稿日:2006/07/11(火) 21 06 29 ID ??? (はう〜…見つかりませ〜ん。) どうしようか困っていたそのときです。 「あ!いたいた。 お〜い!ゆーな!」 遠くのほうから裕奈ちゃんのお父さんらしき人が 手を振りながらやってきます。 「あ!おとーさーん!」 その声を聞いて、裕奈ちゃんは元気一杯に手を振り返して お父さんのもとへとかけだします。 (ふ〜。助かりました。) 「ありがと、おねえちゃん。」 「お父さん見つかってよかったね。」 「裕奈、誰と話してるんだい?」 「あのね、このおねえちゃんがね、ゆうなといっしょに おとうさんをさがすのてつだってくれたんだ!」 「お姉ちゃん?どこに?」 「おとうさんのめのまえにいるよ。」 「え?見えないなぁ。裕奈、夢でも見てたんじゃないか?」 「ゆめじゃないもん!そこにいるも・・・あれ? おねえちゃん?おねーちゃーん?!」 「で、お父さんはそのことを夢だっていったんだけど、 私は夢じゃないと思うんだよ〜。なんとかして探し出せないかな〜」 「でも、そのお姉ちゃんの名前は思い出せんのやろ〜。」 「そ〜なんだよね〜。」 「でもさー。そーゆーのってロマンチックだよね〜!」 麻帆良学園中等部の保健室。運動部仲良しの4人組は 仲良くおしゃべりしています。 私は朝倉さんと一緒に遠巻きにその光景をながめます。 35-284 名前:むかしのおはなし[sage] 投稿日:2006/07/11(火) 21 07 03 ID ??? 「フフ」 「ん?どうしたの?」 「いえ、むかしのことを思い出したんです。」 「むかし?戦国時代?」 「ムー。そこまでむかしじゃありません!」 「アハハ。冗談だって。 で、どんなことを思い出してたの?」 「むかし、ある女の子と約束したんです。」 「へ〜。どんな約束?」 「エヘッ。ないしょです〜。」 「え〜。いいじゃん、教えてくれたって〜。」 「約束といっても、相手はもう忘れちゃってるかもしれませんしね。 でも、忘れられてもいいんです。あの子はいまを楽しんでいますし、 私もあの子にいまを楽しんでほしいですから。」 「ふ〜ん。なんかそういわれるとよけい気になるな〜」 「いくら朝倉さんでも教えられませんよ。」 「そ〜う。それならいいや。」 「裕奈、もう暗くなったし帰ろうよ。」 「…。 おね〜ちゃ〜ん!またあおうね〜! わたしたちともだちだよ〜!やくそくだよ〜!」 (たくさんお友達を増やしてくださいね。明石さん…いえ、裕奈ちゃん。) むかしのおはなし −了− 35-293 35-293 名前:五月 くいもん屋[sage] 投稿日:2006/07/12(水) 00 51 11 ID ??? 五月 くいもん屋 1/2 疲れたとき、癒しを求めるのは当然のこと 私は、そんな人たちを癒してあげたくてここに立ちます 私は五月、人を癒す、くいもん屋のおかみさん さて、本日は我が校の美女三人組が飲みに来ています 大分飲まれているようなのですが・・・ 刀子 「さっらん、おさけちょうらい」 しずな 「飲み過ぎよ。あ、私は熱燗で」 二ノ宮 「全くだ。私は泡盛をお湯割りで」 この二人、飲む量が半端じゃないんですよね。刀子さんはすぐに壊れちゃいますが 何人かのナンパさんたちがこの輪に加わって口説こうとしていたんですけれど・・・ もう潰れて撃沈なんですよね 今日も声をかけてきた男の人たちの屍が転がっています 後で超収容施設に連絡しなきゃ 二ノ宮 「しかしさすがに美味しいな。さっちゃんの料理は」 褒められちゃいました 五月 ありがとうございます。どんどん食べていってくださいね しずな 「羨ましいな。さっちゃんの旦那さんになる人」 ですが二ノ宮先生の一言が刀子さんに火をつけてしまったようです 二ノ宮 「しずな・・・さっちゃんは私の嫁だ」 35-294 名前:五月 くいもん屋[sage] 投稿日:2006/07/12(水) 00 52 11 ID ??? 2/2 刀子 「ら、らめぇ!!!!」 刀子さんがいきなり叫んだのです 二ノ宮 「ど、どうした?」 刀子 「さっらんはわらしのおよめさんなの。あげないの」 しずな 「あのね、同性では結婚できないのよ?」 刀子 「らから、さっらんがおよめさんで、わらしもおよめさん」 二ノ宮 「二人とも嫁でどうするんだ」 刀子 「しあわせならそれれいいの!!!」 二ノ宮・しずな 「はいはい」 刀子 「さっらん・・・しあわせになろうね」 五月 あはは・・・ なんか刀子さんが可愛いです。特に酔うと甘えん坊になるからたまらないですね 二ノ宮 「気にするなよ、さっちゃん。刀子は失敗してるから焦ってるんだ」 しずな 「そうね。失敗してるものね」 刀子 「しっはいしっはい言うなー!!だからこんろはおんなのこなの」 二ノ宮・しずな 「なるほど」 さて、宴も進みお開きになることになりました でも、刀子さんは酔いつぶれています 二ノ宮 「さて、この大虎を送っていくかな」 しずな 「ありがとうね、さっちゃん。今日は楽しかったわ」 五月 どういたしまして 捕獲された宇宙人のように二人に引きずられてゆく刀子さん また、来てくださいね 完 前ページ次ページSSまとめ
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V系の中で聞きやすいと思うメァはメロは良いけど音痴だから、初心者にはあまりススメられない。 最近ナイトメアが気になっているのですがこれはオススメ的なアルバムはありますか?→断然the WORLD Ruler?→ベスト出てるからそれ買ってみれば? ?メジャーのとインディーズ二つあるよ。?ちなみにメジャーがおすすめ。→ しっとり系ならanima 重いのがいいならthe WORLD Ruler 私はリヴィドが一番好きだけどw 【公式サイト】 http //www.nightmare-web.com/ 試聴○ 【音源】 the WORLD Ruler anima リヴィド コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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← 刀というのは、剣というのは、非常に繊細な得物である。 使い方一つ、振るい方一つでどんな業物でも鈍らに成り下がる。 今武蔵が目の前にしているその剣は、一見すると莫迦の世迷言としか思えないような形(なり)をしていた。 刀身の巨大さもさることながら、三叉に分かれた異形の刀身はあまりに奇を衒いすぎている。 剣に精通した者であれば失笑とてしよう。こんな一発芸で死合の場を切り抜けようなど笑止千万、片腹痛し――と。 ひとしきり笑った後で、そのまま死ぬだろう。 その身を散り散りに引き裂かれて、臓腑を撒き散らしながら果てるだろう。 剣の極致に触れた武蔵にはそれが分かる。常なる剣士ならば扱えぬ莫迦げた刀も、しかし異能の鬼が振るうならばどうか。 その答えが具現化するのを待たずして武蔵は仕掛けた。先手必勝、勝負事の世界においてはいつも不変の真理。 「……ッ!」 が、仕掛けた武蔵よりも更に疾く黒死牟の剣戟が迸った。 行った動作はほんの微かに虚哭神去、真の姿を露わにした鬼刀の刀身を傾けただけ。 しかしそれだけで無数の斬撃が、地を這いながら武蔵に向かって襲いかかった。 言わずもがなそこには不可視の力場が載っている――武蔵の目をしてもそれは見えないが、これだけ打ち合っていれば形は正確にイメージ出来る。 イメージさえ出来るならば、形と大きさが分かるならば。 欠けていく月の像を正確に思い描けるならば――斬り伏せることは造作もない。 無論それからして絶技も絶技。人間が辿り着ける領域を遥かに超えた魔人の剣だ。 それを誇るでもひけらかすでもなく当然のものとして繰り出しながら肉薄する、武蔵。 黒死牟も驚かない。この女剣士はまさに達人、否それ以上。 そう分かっているからこそ、"知っていたぞ"とばかりに乱れず動じず呼吸する。 「(――来る!)」 ホォオオオオ、というその独特な呼吸音は武蔵の知らない技術だ。 同じ剣士としてどういうノウハウを使っているのか教えを乞うてみたい気持ちもあったが、そんな雑念は排除して全神経を集中させる。 その意気や良しとばかりに振るわれた刀が描いたのは、月の呼吸――捌ノ型。 月龍輪尾。その名の通り、龍が尾を振るったような重く鋭い横薙ぎの一閃が迸った。 しかしその斬撃の大きさ、即ち攻撃範囲の広さは先程まで彼が見せていた剣技の比ではない。 ざっと数倍に達して余りある範囲を死線に定義しながら、そこから更に月の力場を撒き散らす。 何たる欲張り。何たる無茶苦茶。とことんまで、下総の英霊剣豪達と被る男だった。 見通しが甘かったと武蔵は思う。これほど"出来る"鬼を相手にするに当たって、自分はどれほど軽い気持ちでいたのかと。 「(重っも……! 間違っても直撃は出来ないわね……!!)」 受け止めた剣が砕けるのではないかというほどの威力。 衝撃を殺して力場を斬り、舞い上がる粉塵の中で大地を踏んで接敵へ。 武蔵も負けてなどいない。彼女が放つ斬撃の速度、そして手数は黒死牟のそれを超えている。 多刀のアドバンテージを活かしての連撃で、武蔵は至近距離から黒死牟の牙城を攻略しにかかった。 既にお互いの手の内は相手に殆ど割れている――よって戦いのステージは単純な実力勝負、最も原始的な形のそれに回帰した。 黒死牟には失血という概念がない。 臓物を撒き散らしたところで、手足を斬り落とされたところで、体を両断されたところで、彼は死なない。 しかしそれは不死を意味しない。始祖以外の全ての鬼に共通する、日光以外のもう一つの弱点――それが頸だ。 頸を斬られれば黒死牟とて死ぬ。滅ぶ。 その点、先程の武蔵は惜しかった。 あともう少し刃を深く通せていたなら、黒死牟を斬首して殺すことも可能であったろう。 尤もその場合は黒死牟も身に迫る死の気配を察知し、武蔵に斬られる不覚をそもそも晒さなかった可能性もあるが。 「(気付いていようがいまいが関係はない。この女には、私の頸に触れられる程の力量があるのだ)」 黒死牟がかつて人間だった頃。 丁度その時代を生きていた、とある剣術家の存在を彼は思い出していた。 直接剣を交えたことはおろか会ったこともない、一方的に風聞を聞いたことがあるだけの相手だ。 曰く二刀流。二天一流兵法の開祖。巌流島の戦いを制して天下にその名を轟かせた、日ノ本剣士の代名詞――。 その名と生涯に興味を惹かれた試しはなかった。 黒死牟はその男なぞより余程優れた、怪物としか形容のしようがない剣士の存在を知っていたからだ。 だから彼を追いかける道すがら、余計な横道を見るようなことはしてこなかった。 だが今、相対してみて感じる。互いに死を超えて迷い出た異境の戦場で死合っているこの女から、その剣士の伝説を。生き様を。 勝利のためなら手段を選ばない姿勢、決められた型に収まることのない柔軟でそれでいて苛烈極まりない剣。 彼女が風評とは異なる性別をしてさえいなかったなら、黒死牟はその真名を看破していたかもしれない。 剣と剣が交錯する。 火花を散らして斬り結ぶ。 絶望するどころかより活き活きと、愉しそうに全力の黒死牟と戦う女剣士。 彼女こそは、世界こそ違えども、黒死牟が脳裏に描いたのと同じ名を持つ英霊。 すなわち宮本武蔵。消えゆく世界からさえ弾かれた流浪人。 されど、されど――その剣の冴え、武芸の次元。いずれも、黒死牟が侮った"男の武蔵"を遥かに凌ぐ。 「さあ鬼さん、次は何?」 「そう望むのならば……馳走しよう……」 挑発するような武蔵の言動。 それを受け止め、黒死牟が次なる月を繰り出すべく呼吸する。 その隙を縫うように切り込む武蔵の暴挙は想定の内だ。 糞真面目としか言い様のない完璧な対処、迎撃を行いながら、その上で満を持して次の凶月が顕現した。 ――月の呼吸・拾肆ノ型。 その型の多さからしてまず異質なことは言うまでもないが。 黒死牟の剣は型の数字が増す毎に、"技術"と"血鬼術"のウェイトが逆転していく。 拾肆ともなればもはや繰り出される斬撃は剣術の域を完全に超絶する。 まさに兇変。兇変――天満繊月。 黒死牟の周囲を武蔵諸共に埋め尽くし、磨り潰さんとする渦状の斬撃。 その攻撃範囲はもはや、剣という武器から繰り出されるそれではなかった。 血鬼術に物を言わせた殲滅斬撃。武蔵の体に裂傷が増え、血が風に乗って地面を汚す。 武蔵は瞠目していた。 異能の剣など見慣れている筈の武蔵が目を見開いた訳は、しかし単に"技"の冴えに対して驚愕しているわけではなく。 それは、憐れむ眼であった。 それは、哀しむ眼であった。 そういうものを見る、眼であった。 「(何故――私をその眼で見る)」 どくん――。 今はもうない心臓が脈打つような錯覚を覚える。 その時黒死牟の脳裏に過ぎったのは、思い出したくもない赤い月の夜だった。 数十年の時を経て、人間相応に老いさらばえて、それでも二本の足で地を踏み締めていた忌まわしい男。 お労しやと。人の肉体を捨て永遠になった黒死牟を、かつて人間だったソレを見て涙を流した彼の瞳。 それとよく似たものが武蔵の瞳に宿っているのを、黒死牟は確かに見た。 「(私の何が憐れだというのだ。私の何が、哀しいというのだ)」 武蔵は生きている。 己の凶月の只中にありながら、月光の代わりに降り注ぐ斬撃の中にありながら、耐えている。 だが黒死牟にとって今重要なのは、武蔵が浮かべたあの眼だった。 鎖した記憶。死に際に見た追想。侍とは思えぬ姿に成り果てて自壊し、塵のように消えていったその末路。 ――こんなことの為に、私は何百年も生きてきたのか? ――負けたくなかったのか? 醜い化け物になっても ――強くなりたかったのか? 人を喰らっても やめろ。 やめろ。思い出すな。 出して来るな、それを。 ――家を捨て。 ――妻子を捨て。 ――人間であることを捨て。 ――子孫を斬り捨て。 ――侍であることも捨てたというのに。 やめろ。 ――――ここまでしても、駄目なのか? 開きかけた妄執の門。悔恨の最期。 パンドラの匣めいたそれが最後まで開かれることがなかったのは、しかし何という皮肉か。 斬殺ではなく圧殺に等しい斬撃の渦を乗り越えて懐にまで迫った武蔵を視認したことで、黒死牟の思考がようやく現実に戻ってきた。 元より拾肆の型は打ち終えた後に多少の隙が伴う技。 にも関わらず忘我の境地に立たされているようでは当然、身を滅ぼす窮地が訪れることになる。 筋肉を限界を超えた領域で駆動させる。 自身の頸を狙い迫る刃を迎え撃つべく魔剣を振るう。 それでも間に合うか、否々間に合わせずしてどうする。 剛柔の後者を切り捨てた、ただがむしゃらに生を繋ぐためだけの斬撃。 それが武蔵の剣に触れるかどうかの一瞬に。 武蔵が呟いたその声が、聞こえた。 「そう。貴方、自分でも分かってるんだ」 その意味合いを理解することもなく。 自身の剣が彼女の剣を弾いたかどうかを確認することもなく。 この戦いの勝敗を、自らの生死を悟ることもなく。 黒死牟は、目には見えない逆らい難い力に引かれて死合舞台から姿を消した。 ◆◆ 熱中症とだけ聞けばありふれた、そこまで怖くないものに聞こえるかもしれない。 だがその認識は大間違いだ。熱中症は怖い。人を殺すこともあるし、そうでなくても一人の人間を永久的に意思疎通の困難な状態にすることもある。 有名な例えだが、卵を茹でた結果出来上がったゆで卵があったとしよう。 それを生卵に戻せと言われて出来る人間は、魔法使いでもない限りまず存在すまい。 それと同じだ。熱中症は脳にダイレクトで、不可逆の変化を及ぼす。そしてその変化は、人間の一生を終わらせるのに十分すぎるものなのだ。 医学の道を志す者として、幽谷霧子は当然かつて熱中症から生まれた悲劇の数々を知っていた。 だから本人が「大丈夫」と言っても横着することなく、医学的な最善の手段で目の前の少女を介抱した。 「大丈夫……? 具合が悪かったら、遠慮せず言ってね……」 「……みー。もう大丈夫なのですよ、霧子」 触れた感じ熱はなかった。 その時点でとりあえず重篤ではないと分かったが、念には念をだ。 霧子はコンビニで冷却シートとスポーツドリンクを買い、少女……古手梨花へと与えた。 冷却シートは額ではなく首元に貼った。太い血管が体の表面近くを走っている箇所に貼った方が、熱中症対策としてはベターである。 「そっか……なら、よかった……。でも無理しちゃダメだよ、梨花ちゃん……」 「現役のアイドルさんに直接看病してもらえるなんて、みんなに自慢できそうなのですよ。にぱー」 「ふふ……そう……? そう言ってもらえるのは、嬉しいな……」 今、二人……いや。 霧子に同行していた柔らかい雰囲気の女性・ハクジャを含めれば三人か。 三人の居る場所は、梨花を見つけた場所からそう遠くない位置にあったチェーンの喫茶店だ。 霧子はミルクティーを、ハクジャはレモンティーを。梨花は葡萄のジュースを頼んでいる。 日が当たらない場所である上にクーラーも程よく利いており、梨花の具合は大分良くなりつつあった。 無垢な少女として、いつも通り猫を被って霧子達に応対する一方で。 「(幽谷霧子。アンティーカのメンバー……咲耶の、仲間)」 梨花はその心中では、一人の少女の面影を描き出していた。 白瀬咲耶。本戦まで生き残ることの出来なかった"可能性の器"。 否、彼女という人間の人となりに触れたことのある身としては、そんな無機質な形容はしたくなかった。 白瀬咲耶。強くて、誠実で、どこまでもまっすぐな――ひとりのアイドル。 華やかなだけでない確かな芯と心を持った彼女の声を聞くことは、もう叶わない。 その顔を見ることすら、叶わない。あの時取れなかった信頼の手に"もう一度だけ"と手を伸ばすことさえ許されない。 そんな梨花の前に現れた、幽谷霧子。アンティーカのメンバーである彼女は、傍目には落ち込んだり打ちのめされたりしている様子は見えない。 だが平気ではないだろうと、梨花はそう考える。 大事な仲間を喪う痛みの重さはよく分かるつもりだ。 そして、だからこそ。目の前の霧子に後ろめたさを感じないと言えば嘘になった。 梨花が悪いわけではない。 確かに梨花が咲耶と協力する道を選んでいれば運命は変えられたかもしれないが、それを彼女の咎として責め立てるのはあまりに酷だろう。 けれど。自分達の間にあったことを知らずに優しい善意を分けてくれる霧子に対して何も感じないほど、梨花は割り切れなかった。 「梨花ちゃんは……今日は、お出かけ……?」 「はいなのです。お買い物をするつもりだったのですが、お日さまがぴかぴかでボクはへなへなにゃーにゃーになってしまったのですよ」 「ふふっ……。そうなんだ、でも……この季節は、熱中症にはくれぐれも気をつけてね……」 「身に沁みて分かったのですよ。これからは気をつけますです」 傍目には微笑ましいそれにしか見えないだろう会話に興じつつ、梨花はちらりと。 霧子の隣に座って自分達の会話を眺めている妙齢の女性の方を見た。 「改めて、危ないところを助けてくれてありがとうございました。霧子も、ハクジャも」 「ふふふ。お礼を言うのは霧子ちゃんに対してだけでいいのよ? 梨花ちゃんを見つけてくれたのは、霧子ちゃんの方なんだから」 ハクジャ、と呼ばれた彼女。 立ち振る舞いは上品で、梨花はどことなく自分を運命の檻の中に捕らえていた看護婦のことを思い出した。 だからこそ、というわけではないが――梨花はハクジャに対しこう思っていた。 この女は怪しいと。隙を見せたり、自分の素性に近付かれてしまうような情報を晒すべき相手ではないと。 それとなく探ったところ、霧子のマネージャーのような立場というわけではないらしい。 霧子が暮らしているという病院寮。その大元である病院……皮下医院に縁のある人物だという。 近頃は何かと物騒だから、こうして霧子の外出に付き添っている。 表面上こそ納得した素振りを見せたものの、内心では梨花は"それは出来すぎているのではないか"と疑っていた。 普通に考えれば警戒しすぎと片付けられてもおかしくはない疑念。 されど古手梨花が聖杯戦争の参加者、可能性の器(マスター)であることを踏まえて勘案すればむしろ妥当なものという評価に変わろう。 「霧子は、ハクジャと一緒にどこへお出かけするつもりだったのですか?」 武蔵が戻ってきたなら、彼女の評価も聞いてみたいところだったが。 別れてからそれなりに経つというのに、未だあのお転婆な女剣士が戻ってくる気配はなかった。 彼女の実力の程は知っている。知っているけれど、それは心配しない理由にはならない。 何かあったのではないかと思いつつも、不用意に念話をして彼女の剣を鈍らせてしまったらと思うと迂闊な行動には出られず。 結果梨花はクーラーの効いた喫茶店の中で、悶々とした時間を過ごすのを余儀なくされていた。 「…………見つけたいものが……あって……」 「……え?」 「もしかしたら……形は、ないかもしれないけど……。 でも……それでも、わたしは……どうしても、見つけたいんだ…………。 きっとそれが……今のわたしに出来る、一番のことだから………」 「そう、ですか。……みー。それはとっても素敵なことだと思うのですよ」 話を繋ぐため、それでいて不自然さを感じさせないため。 梨花としては、精々その程度の腹積もりで話を振ったつもりだった。 けれど霧子はそんなこと知る由もない。 そもそも彼女は、梨花のことを見た目相応の可愛らしい子どもとしか認識していなかったろう。 だからこそ。いや、"にも関わらず"――か。 霧子は事の本質をぼかすことこそすれど、梨花の問いに対して極めて正直な回答を返した。 梨花にその言葉の意味が伝わることはないだろうと分かった上で、それでも嘘を吐いたり誤魔化したりはしなかったのだ。 そして、そんな霧子の言葉は。奇しくも彼女自身の意思とは裏腹に、古手梨花に"完全に"伝わってしまった。 ――見つけたいもの。 形はもうないかもしれないもの。 アンティーカの末っ子、幽谷霧子が今見つけたいと願うもの。 その正体を、輪郭を、梨花は思い描けてしまう。 何故なら梨花は、恐らく霧子が今面影と遺したものを探しているのだろう"彼女"と既に会っているから。 梨花は、霧子に何と言葉をかければいいか分からなかった。 "彼女"。白瀬咲耶との間にあった出来事を、顛末を、全て伝えてあげたい。 ハクジャさえ居なかったなら、梨花は霧子に対しそうしていたかもしれない。 しかしハクジャが梨花の視点で警戒対象である内は、彼女に向けてそれらを吐露することは出来ず。 結果として、梨花は曖昧な返事を返すだけして沈黙することを余儀なくされてしまった。 ――時間は流れる。 各々が頼んだ品物を胃の中に収め終える頃には、すっかり日が沈み始めていた。 今は夏だからまだ完全に暗くなったわけではないが、それでも梨花の齢ならばもうそろそろ家路につくべき頃だろう。 「……みー。改めて、ボクを助けてくれてありがとうなのですよ、霧子とハクジャ。 二人にはきっと、オヤ――こほん。神さまの御加護があると思いますです」 「ふふっ……そう、かな……。だったら、嬉しいな……?」 「ボクはこれでもありがたい神社の子どもなのです。神様とお話したこともあるのですよ」 運命の呪縛から解かれ、正しく巡る時の中に戻された古手梨花の前から、神は笑って姿を消した。 あの時にはまさか再び繰り返しの地獄が始まることになるなどとは思ってもいなかったし、いざ彼女の残滓と再会した時には当たってしまったけど。 それでも思う。見たことのない、既存のルールも常識も何もかも通用しない異形の雛見沢の中でも、時空を超えた聖杯戦争の中であっても。 傍に誰かが居てくれるというのはとてもありがたく、それでいて支えになるものなのだと。 実際、何だかんだ言いつつも常に傍に武蔵が居てくれることには身も心もかなり助けられていた。 あの土地神と比べるとかなり直球で頼れるのもいい。 逆に行動がアクティブすぎて時折生きた心地がしないのは玉に瑕か。 ……まあ、つまり。新旧どちらも一長一短、古手梨花の相棒は毎度そういう奴らばかりということだった。 「だからボクは、助けてもらったお礼にお祈りしておきますです。 霧子。あなたの探しものが見つかりますように――と」 「…………。……ありがとう、ね。梨花ちゃん…………」 咲耶のことを教えてあげられなかったことへのせめてもの侘びというのもあるし。 純粋にこの善良で、ぽかぽかと優しく照らすお日さまみたいな温かさの少女の想いが報われて欲しいと、梨花はそう思った。 だから今は何処に居るとも分からない、母親のようでも姉妹のようでも、友人のようでもあるかつての比翼に祈る。 あんたも一応神様なんだったら、巫女のお祈りには応えてみせなさいよね――と、やや皮肉を交えてではあったが。 新宿(せかい)が揺れたのは、それからすぐのことだった。 ◆◆ 何が起きたのか、最初は全く分からなかった。 突然、世界が揺れた。いや、跳ねた、弾んだ、と言った方が正確だったかもしれない。 店内に轟く悲鳴。明滅する照明。テーブルはまるで痙攣でもしているみたいに揺れ震え、窓ガラスがけたたましい音を立てて割れた。 地震――? ようやく思考が現実に追いつき始めた梨花が最初に考えたのはそんなこと。 まともに立つこともままならない世界の中で、霧子が懸命にも立ち上がり、梨花の隣にやってきてその手を握る。 「……梨花ちゃん……! ハクジャさんも……早く、机の下に隠れよう………!」 霧子もきっと、梨花と同じ結論に行き着いたのだろう。 しかし霧子の手の熱を感じ取る頃には、梨花は既に「地震ではない」と数瞬前の結論へ否を唱えていた。 割れた窓ガラスの外。そこから見える空が、先程までとは一線を画した異様な色彩を湛えていたからだ。 赤い――血そのものの色を何処かから引っ張ってきたとしか思えないような、赤い空。 遅れて霧子もそれに気付いたのか、梨花と同じく空を見つめて言葉を失っていた。 両者の思考は此処で一つになる。互いの立場には気付かぬままでありながら、それでもだ。 これは、自然災害などではない。恐らくは、聖杯戦争に関係する――途方もなく強大な存在が引き起こした"破局"であると。 「霧子ちゃん」 「……は……ハクジャ、さん――――っ…………?」 ともすれば、混乱に満たされてもおかしくない状況で。 ただ一人震動に乱されることなく、すっとその場に立っているハクジャが霧子の名前を呼んだ。 その髪の毛が、目の前でするすると伸びていく。どこまでも長く伸びていく、見惚れるほど美しい白髪。 元々彼女に疑念を抱いていた梨花は"やはり"と思ったが、警戒も何もしていなかった霧子はただただ戸惑う他ない。 それはきっと、隠していた素性を晒した相手に対して取るにはこの上なく最悪な反応だったろうが……そういう意味では霧子は幸運だった。 ハクジャが霧子に正体を明かし、彼女をどうにかしてしまう未来。 そんなものが仮にあったとして、しかしそれはもはやあったかもしれない"もしも"でしかない。 今、そしてこれからまさに。"そんなことをしている場合ではなくなってしまう"のだから。 「令呪でサーヴァントを呼びなさい。多分――私じゃ守り切れないから」 なんで、そのことを。 一瞬、世界が静止したような錯覚すら覚えてしまう霧子。 信じられないものを見るような目で自分を見る梨花の反応に「どうして」と疑問を抱き、考える余裕は今の彼女にはなかった。 遠くから迫ってくる轟音。それはもう、霧子達の耳でも聞き取れるレベルの距離まで迫っていたからだ。 ハクジャがもう一度言う。「早く」と、ただそれだけ。 霧子はその声に背中を押されて、その手に刻まれた三画の刻印の一遍を輝かせた。 迫る破局の片鱗。破壊的なソニックブームの到来に揺れ惑う世界の中で、霧子はただがむしゃらに――叫んだ。 「…………わたしたちを――――わたしたちみんなを……! 助けてください、セイバーさん…………!!」 その声に。 その魔力に。 吸い寄せられるようにして――日没を迎えた都市の一角。 これから吹き飛ぶことになる一帯の中へと、鬼が立つ。 鬼気と凶気を横溢させる彼の手に握られている剣は、三叉に分かれた異様な形をしていた。 鬼は顕れるなり己が主君の方を見、何かを言おうとしたが。 到来する破壊への対処が先であると踏んだのだろう。 そのまま刀を大上段に構えれば、形のない衝撃波へと向けて――此処に来る前、二天一流の剣士へ見せたのと同じ型を放った。 兇変・天満繊月。鬼……もといセイバーのサーヴァント・黒死牟が持つ技の中では最も広い範囲を補えるものであるからだ。 黒死牟が単なる"呼吸の剣士"であったならば、押し寄せるソニックブームを切り払うなんて芸当は不可能だったろう。 しかし彼は生前からして人間を辞めている。呼吸の技術を保ったまま鬼となり、堕ちてからも自己の研鑽を怠ることはなかった。 その奇跡的な噛み合い、要素と状況の符合が本来不可能であった筈の芸当を可能にした。 「何故……己を連れて逃げろと、命じなかった………」 喫茶店は僅かな骨組みだけを残してほぼ完全に崩壊した。 が、黒死牟の奮戦の甲斐あってか、屋内に居た霧子達とその他の客達の身体に被害は殆どなかった。 事情を知らない後者は"どうやら助かったらしい"ことを悟るや否や蜘蛛の子を散らしたように逃げ出すか、或いはショックで気絶しているかのどちらかで。 結果として残されたのは事実上、黒死牟と幽谷霧子、そしてハクジャと古手梨花。聖杯戦争についての知識を持つ者達のみとなった。 黒死牟はこの場に転移してきた瞬間、古手梨花がマスターであることに気付いた。 ハクジャに関してはとうの昔に皮下真が寄越してきた間者であると見抜いていた。 霧子がほんの僅かでも利己に、保身に走ってさえいれば。 この場に居合わせた邪魔な命を二つ。最低でも離脱手段のないハクジャだけは葬ることが出来た筈なのだ。 霧子を連れて逃げる際に与えられた一瞬の時間で、黒死牟が直接斬り捨ててやっても良かった。 しかし霧子の令呪が彼に命じたのは自身の身の安全の維持ではなく――"わたしたちの"救出。 サーヴァントに対する絶対の命令権であるところの令呪は存分にその役割を果たし。 結果、黒死牟は数百年ぶりに――殺すためでなく守るための剣を振るう羽目になった。 令呪一画を費やして。あった筈の好機さえも逃して。得たのは本来敵になる筈だった二人と、数える価値もない幾つかの雑多な命。 「あ……その……ごめん、なさい……。でも…………」 詰問する黒死牟に対し、霧子は正直まともな答えを返せる自信がなかった。 今この場に居る面子の中で一番何が何だか分からないのは――混乱しているのは間違いなく彼女である。 突然の破局にハクジャの変貌。梨花がマスターであることにまだ気付いていないのは、幸か不幸か。 「………セイバーさんなら、できるって………わたしたちみんなのことを、助けてくれるって……思った、から………」 とにかく。 頭を使うことなどまだ出来なそうな霧子には、ひどく拙い答えしか返せなかった。 何やら怒っていそうな黒死牟。彼の機嫌を伺うとか、そういう器用な真似は出来なかった。 霧子が口に出来たのは、一番最初に心に浮かんだ答えをそのまま口にするという、ただそれだけのことで。 「――――」 それに、黒死牟は沈黙した。 何なのだ、この娘は。 もう幾度考えたか分からない疑問。 ともすれば見限ることを考えてもおかしくない状況、場面。 それが分からぬ訳でもないだろうに、何故この娘はこうなのだ。 考え、らしくもなく言葉に窮し、その末に口を開いた――しかし。 黒死牟の口から次の言葉が紡がれようとしたまさにその瞬間。 ぱち、ぱちという乾いた拍手の音が突如響き出したことにより、彼の次ぐ言葉はかき消された。 「お見事でした。幽谷霧子さん、そしてそのサーヴァント」 眼鏡を掛けた、オールバックの男性だった。 その傍らに侍って裾を引いているのは、まだ就学すら済んでいないだろう小柄な"獣耳の"少女。 紳士然とした空気を纏う前者を精一杯守ろうとしているのか、後者の少女は気を張っているように見える。 黒死牟が刀の柄に手を伸ばしたのを見て、男性は両手を自分の前に掲げ敵意がないことを示した。 「え……あの、ええと……? どこかで……お会い、しましたか……?」 「おっと、これは失礼。お会いするのはそういえば初めてでしたか」 ふむ、と顎に手を当てて。 男は微笑し、慇懃に一礼する。 「私はミズキと申します。所謂"可能性の器"ではありませんが……聖杯戦争については一通りの知識を持っていますのでご安心を」 ハクジャさん、貴女も命拾いしましたね―― そう言って笑うミズキに、ハクジャも「ええ、全く」と微かな苦笑を返す。 黒死牟はそれで察した。要するに此奴らも、皮下の手の者なのだと。 これまでは間者を一人付けるだけで済ませていた連中が、何故此処で急に直球の接触を図ってきたのかも想像は付く。 今の破壊だ。新宿区を席巻した大破局(カタストロフ)。 あれの影響で、皮下達の計画が大きく狂ったのだろう。その発想が正しいことは、すぐにミズキの口から語られる。 「経緯を話すと長くなる上、まだ私も事の全容を把握出来ている訳ではないのですが。つい先程、皮下医院は崩壊しました」 「え…………っ」 「ああ、ご心配なく。院長は"今のところは"健在ですよ。 ただ如何せん受けた被害が甚大過ぎるもので……蒔いた種の経過をのんびり見守っていられるような状況では無くなってしまったのです」 新宿区を舞台に繰り広げられた、最強と最強の激突。 それが理不尽にも撒き散らした無数、無尽数の被害。 均衡は乱され静寂は破られた。 故に誰もが突き付けられる。誰もが、問いかけられるのだ。 目の前の他人に。或いは、内なる己に。 「単刀直入に言いましょう、霧子さん。貴方には――我々の居城に来ていただきたい」 ――どうする? と。 【新宿区・喫茶店(ほぼ崩壊)付近/一日目・日没】 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に業】 [状態]:疲労(小)、焦り [令呪]:残り3画 [装備]:なし [道具]:なし [所持金]:数万円程度 [思考・状況] 基本方針:生還を目指す。もし無ければ… 0:セイバーに念話で連絡する。場合によっては令呪を使うのもやむなし。 1:白瀬咲耶との最後の約束を果たす。 2:ライダー(アシュレイ・ホライゾン)達と組む。 3:咲耶を襲ったかもしれない主従を警戒、もし好戦的な相手なら打倒しておきたい。 4:彼女のいた事務所に足を運んで見ようかしら…話せる事なんて無いけど。 5:櫻木真乃とアーチャーについては保留。現状では同盟を組むことはできない。 6:戦う事を、恐れはしないわ。 【幽谷霧子@アイドルマスターシャイニーカラーズ】 [状態]:健康、動揺と混乱、お日さま [令呪]:残り二画 [装備]:包帯 [道具]:咲耶の遺書 [所持金]:アイドルとしての蓄えあり。TVにも出る機会の多い売れっ子なのでそこそこある。 [思考・状況] 基本方針:もういない人の思いと、まだ生きている人の願いに向き合いながら、生き残る。 0:混乱中。病院のことがとにかく心配。 1:色んな世界のお話を、セイバーさんに聞かせたいな……。 2:病院のお手伝いも、できる時にしなきゃ…… 3:包帯の下にプロデューサーさんの名前が書いてあるの……ばれちゃったかな……? 4:摩美々ちゃんと一緒に、咲耶さんのことを……恋鐘ちゃんや結華ちゃんに伝えてあげたいな…… [備考] ※皮下医院の病院寮で暮らしています。 ※皮下の部下であるハクジャと共に行動しています。 ※"SHHisがW.I.N.G.に優勝した世界"からの参戦です。いわゆる公式に近い。 はづきさんは健在ですし、プロデューサーも現役です。 414: で、どうする?(後編) ◆0pIloi6gg. :2021/11/26(金) 23 31 53 ID tGNg28PM0 【セイバー(黒死牟)@鬼滅の刃】 [状態]:苛立ち(大)、微かな動揺 [装備]:虚哭神去 [道具]: [所持金]:なし [思考・状況] 基本方針:強き敵と戦い、より強き力を。 0:この者ら…… 1:鬼の時間は訪れた。しかし── 2:皮下医院、及び皮下をサーヴァントの拠点ないしマスター候補と推測。田中摩美々、七草にちか(弓)はほぼ確信。 3:セイバー(宮本武蔵)とはいずれ決着を着ける。 4:上弦の鬼がいる可能性。もし無惨様であったなら…… 5:あの娘……………………………………… [備考] ※鬼同士の情報共有の要領でマスターと感覚を共有できます。交感には互いの同意が必要です。 記憶・精神の共有は黒死牟の方から拒否しています。 【新宿区・路地裏/一日目・日没】 【セイバー(宮本武蔵)@Fate/Grand Order】 [状態]:全身に複数の切り傷(いずれも浅い) [装備]:計5振りの刀 [道具]: [所持金]: [思考・状況] 基本方針:マスターである古手梨花の意向を優先。強い奴を見たら鯉口チャキチャキ 0:急いで梨花の元に戻る。 1:おでんのサーヴァント(継国縁壱)に対しての非常に強い興味。 2:アシュレイ・ホライゾンの中にいるヘリオスの存在を認識しました。 3:櫻木真乃とアーチャーについては保留。現状では同盟を組むことはできない。 武蔵ちゃん「アレ斬りたいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。でもアレだしたらダメな奴なのでは????」 時系列順 Back 動点Pおよび境界線H上の接点Nとの距離を求めよ Next ベイビー・スターダスト 投下順 Back 動点Pおよび境界線H上の接点Nとの距離を求めよ Next ベイビー・スターダスト ←Back Character name Next→ 069 この狭い世界で、ただ小さく(前編) 皮下真 087 神の企てか?悪魔の意思か? ライダー(カイドウ) 071 嘘の世界で貴方と2人 リップ アーチャー(シュヴィ・ドーラ) 064 宿業 古手梨花 080 てのひらをたいように(前編) 066 凶月鬼譚 セイバー(宮本武蔵) 064 宿業 幽谷霧子 066 凶月鬼譚 セイバー(黒死牟)
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前ページ次ページSSまとめ 21-169 21-169 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 18 28 ID ??? ザジ ぬくもり 1/8 私の一番最初の記憶、それはサーカスのことだった 自分の背丈ぐらいある玉、七色に彩られたその玉の上に乗ろうとしている記憶だ それからしばらくの記憶はサーカスのことぐらいしかない 私は両親の顔は知らない、名前さえも知らない。生まれてすぐにサーカスに売られたらしい だがそんなことはどうでも良かった。その頃の私にとって重要だったのは配給される食糧のことである 小汚い真鍮製の皿に盛られた元が何かわからないような食事、いかにそれを得て守るかが重要であった 配給される食事は少量で、いつも空腹に苦しんでいた。時にはサーカスの動物の食料を盗んだ事もある だがそれは一回でやめた。食事を奪われた時の動物達の悲しそうな姿が自分の姿と重なって見えたたからだ 私の居たサーカスは小さく、それも決して人気のあるサーカス団ではなかった 故にいつも経営状態は悪く、そのツケがいつも私たち団員や動物に回ってきた。食事の量が減らされるのである また、この火の車のサーカス団の団長の男は非常に粗暴で、すぐに私たちに暴力をふるった 拳で殴られる、猛獣に使う鞭で叩かれるなどしょっちゅうであった そしてその粗暴さは、他の団員にも影響を及ぼした 理由もなく団員の仲が険悪になったり、食料をめぐってのトラブルがおきるのだ 21-170 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 19 26 ID ??? 2/8 やがて団長や他の団員達の暴力の矛先は私にも向けられるようになった 殴る、蹴る、奪う。そして少しばかり私の胸が膨らみかけた頃、私は生理を迎える前に犯された はじめの頃は酷く抵抗したが、そのたびに暴力を振るわれた 悲鳴をあげるたび、そして相手を睨みつけるたびに拳や鞭が飛んでくる だから私は声をあげず、無表情である事であることにした。それが一番被害が少ないからだ 不思議と私は動物達に好かれ、その世話をする事が多かった 腹をすかせた猛獣でも私だけは襲わなかった。そして私はあることを思いつき実行してみた 暴力から逃れるためになるだけ猛獣たちと居るということである 寝るときも、食事のときもいつも一緒に居てみた。すると団長や団員達の暴力は少なくなった だから私は檻の中で猛獣といっしょに寝たこともある 他の団員達からは気味悪がられたが、暴力をふるわれる事から見ればそんなことはどうでも良い事であった あるときからサーカス団に借金取りが頻繁にくるようになった 気がつけば動物の数が減り、演目用の道具が減っていく。そんな日が続いた そしてある朝、団長の男は姿を消した。金庫に入っていたすべての金を持って逃げてしまったのだ 残された団員達は騒ぐ。これから自分達はどうなるのだろうかと そんな時、あの借金取りがやってきた。残されたサーカス団から金を毟り取ろうとやってきたらしい 大人の団員はさっさと自分のものを確保して逃げ、何とか難を逃れた だが悲惨だったのは残った動物たちと、幼く身寄りのない子供の団員であった 動物たちのほとんどは牧場、他のサーカス、そして食肉として売られていった そのほとんどは私と仲の良いもの達であった。だが私はその別れに涙しなかった 無表情と無言、これが私に染み付いていたためだ 21-171 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 20 08 ID ??? 3/8 では、残された子供の団員はどうなったのか? それは他のサーカスに売られるか、あるいは人買いに売られるかのどちらかであった 私を含め、身寄りのない子供の団員は3人いた。だが誰一人として他のサーカスに売られたものは居ない つまりは何らかの目的で人買いに買われるの運命しか残されていなかったのだ 暗い部屋の中、私たちは鎖に繋がれていた。そのうちに他の二人は先に売られていった 肌が白く、金髪の少女だった二人は需要があったのであろう 肌が浅黒く、しかも白髪の私に買い手がつくことは難しかったらしい だがそれが幸いした。私は売り飛ばされる前に、売り飛ばそうとした組織が何者かによって壊滅させられたらしいのだ 暗い部屋の中、開いた扉の向こうに立つ男がこう言った タカミチ 「もう大丈夫だ、怖かっただろう」 その男に手を引かれ牢獄を出た私は、再び日の光をあびることとなった それから私はニホンという国に連れてこられた はじめはその男を人買いの仲間か何かと思っていたがそうではなかった 何より食料をくれた。そして暖かい毛布をくれた 再び生きることを許されたのだと実感した 21-172 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 21 15 ID ??? 4/8 そして一年間、私は勉強というものを受ける 理解するのはとても難しかったが、サーカスにいた頃に比べればなんでもないことであった 勉強して言うことを聞けば食事がもらえる。それだけでも天国のように感じられた 私が”先生”と呼ばれる人たちを困らせた事が二つあった。喋らない事と無表情な事である 暴力をふるわれる事はなくなったので喋っても良いはずであったのだが、自分に染み付いたこの癖はなかなか消えなかった それ以外は困らせた事はなかった そしてそれから一年後、私は中学校というところに入ることとなる 中学校、ここでは部屋が与えられた。寮というところに住んで皆で暮すのが中学校らしい 同室にもう一人少女がいたが、別に気になる存在ではなかった 千雨 「お前、名前は?」 ザジ 「・・・」 千雨 「喋れねえのか?」 喋れないわけではなかったので首を横に振ってみた 千雨 「無口なんだな。生徒手帳見せてみろ・・何々・・ザジって言うのか、お前?」 私はそう呼ばれていたので今度は首を縦に振ってみた 千雨 「そうか、私は千雨だ。そう呼んでくれ」 これが私と千雨の出逢いであった 21-173 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 22 31 ID ??? 5/8 部屋に居るとき、特に何もやる事がなかったので千雨という少女を観察してみた 彼女はよく”ぱそこん”という四角くくて何かが写る箱の前に居る そしてボタンのついた板をカチャカチャと押して、にやにやしているのだ 一度気になったので何が写っているのか覗いてみた。そしたら千雨は 千雨 「こ、こら!覗くなよ、恥ずかしいだろ!」 と言ったので覗くのをやめた。そしてベッドの上で座りながらじっとしていたら 千雨 「ったく、ちょっとだけだぞ」 といって画面を見せてくれた。そこにはいろいろな衣装を着た千雨がいた。ピエロの衣装のようにも見えたが違うらしい 千雨に怒られたことがある。何日も湯浴みをしないでいたら怒り出した 中学校に入る前の一年間で毎日するようにと習ったが、あんまり実行はしていなかった。しなくても怒られなかったからだ 千雨 「てめえ、何日風呂に入ってねえんだ!?こっち来い!」 私はお風呂場で脱がされた。私を見る目つきが団長に似ていたので私は抵抗しない事にした 脱がされたから、この後は犯されるんだろうと思っていたが、彼女は私を犯さなかった 代わりに私の体を洗ってくれた。いい匂いのする石で泡を作り、それをタオルに付けごしごし体を洗ってくれた 一通り私の体を洗い終わるとこう言った 千雨 「これからは毎日風呂に入れ!いいな!」 その雰囲気は団長のようであったので私は命令に従う事にする。一応毎日お風呂に入って体を洗った それからはそのことで怒ることはなくなった 21-174 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 23 48 ID ??? 6/8 千雨は食事も作ってくれた はじめは当番制で私も作ったのだが、千雨は私の食事を食べてからは自分が作るといった。口に合わなかったらしい 動物達は喜んで食べてくれていたのだけれども・・ 千雨の作ってくれた食事は残さずに食べた 今までに食事を残した事は一度もなかった。サーカスでは腐っていても食べた。それが私の命だったから 千雨 「あんまり美味くねえかも知れねえけど、おまえのよりかましだ。・・美味いか?」 私は黙って頷く。千雨は少し嬉しそうな顔をした。私も少し嬉しくなったような気がした 千雨は時々出かけることが会った。いろいろな服を持っていった なにに使うのかはわからなかったが、帰ってくるときは決まって笑顔であった とてもいいことがあったんだろうと思う そして、帰ってきたら私にお土産をくれた。ほとんどのものはなにに使うのか良くはわからないものであったが、それは私の宝物になった また、私は服をほとんど持っていなかった 千雨はそんな私に服をくれた。元々は千雨が着ていたものであったが、それを仕立て直して私に合わせてくれた 千雨 「服ぐらい買え。貧乏なのかお前?」 千雨は言い方はきついが行動はとっても優しい。そんな千雨を私はだんだんと好きになっていった まるで私になついて、一緒にいてくれた優しい動物達のように思えてきた 21-175 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 25 10 ID ??? 7/8 日本に来てはじめて冬を迎えたときのことだった 私は風邪という病気になった。頭が痛く全身がだるくなる このような症状になったことがなかったのでどうしてよいのかわからず、私はいつもどうり生活していた そんな日が2日続き、ついに視界がゆがむようになってしまった。そしてそのまま私は部屋の中で倒れてしまう 気がつくとベッドに寝かされていて、目の前には千雨がいた 千雨 「馬鹿野郎!!風邪引いてるならそう言え!こんなに熱があるじゃねえか!!」 千雨は涙を浮かべていた。私のことを心配してくれたらしい そういえば動物たちが死にそうになったときも私は涙を流したような気がする あの時は悲しかった。一緒にいて欲しい者たちがいなくなる悲しみ、それを感じて涙した 千雨にとって私はそういう存在になっていたらしい、それが嬉しかった それからしばらくして今度は千雨が風邪をひいた。高熱を出して倒れたのだ 私はどうしてよいのかわからず、ただ千雨をベッドに寝かせて見つめる事しか出来なかった 千雨 「何だお前・・涙流してんのか?はじめてみたぞ・・」 千雨はそんなことを言った。確かに私は涙を流していた。苦痛ではない悲しみの涙を流していた 私の中で千雨の存在は大きく膨らんでいて、気がつけば決して失いたくない存在になっていた しばらくして千雨の風邪は治り、また私に笑顔を見せてくれた 21-176 名前:ザジ ぬくもり[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 21 29 38 ID ??? 8/8 千雨といっしょに寝るようになったのはこの後からだ。千雨がまた風邪をひいていないかと、ベッドの側に近寄ったら 千雨 「ん、何だ?いっしょに寝たいのか?ほら、入れ」 と言って布団をはぐった。嬉しくなったので私はそっと千雨の布団に入ってみた。そこはとても暖かかった 信じられないような心地よさで千雨と布団は私を包み、眠りの世界へといざなってくれた 千雨と寝る事が習慣化した頃、私はあることを実行してみた。千雨の胸で寝てみることである 寝ている千雨の腕をよかすと、私はそっと頭を千雨の胸において見た 胸がむにゅうと頬にあたりとても気持ちが良い 千雨 「な、なんだ?」 ここで私は体温ではない人の温もりにはじめて気がついた。人がこんなに暖かいものだと言う事に気がついた そして千雨の胸のぬくもりは、思わず私の口からこんな事を言わせてしまう ザジ 「・・・おっぱい」 千雨 「はは・・初めて喋ったと思ったらおっぱいか!?お前、ケッサクだな!」 千雨は私を見て笑った。私はその温もりをもっと感じたくなって、今度は胸に手を置き触ってみた 千雨 「お、おい!?揉むなよ・・あん、やめろって・・やめ・・」 これが人の、千雨の温もり・・ ザジ 「・・・おっぱい」 ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」 いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた 前回、裕奈に特訓された。鋼鉄のバスケットボールを腹筋に落とされ、鍛えられた。小ゲロ吐いた ハルナ 「ザジさんってかなり暗そうな過去がありそう、こんなかんじかな〜?」 しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・ ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった ザジ 「 ・・・おっぱい」 完 21-190 21-190 名前:たつみー、本屋でヒートアップ[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 23 32 05 ID ??? 1/4 こんにちは、出席番号27番の宮崎のどかです。 それは、数日前の出来事でした。 私はただいつものように本屋に寄ってただけなんです。 そろそろ帰ろうかと思って出入り口に向かうと、その近くの本棚に私のクラスメートが立っていたのです。 中学生にしては不自然なまでの身長と…胸。 色黒な人で、 失礼ながらあまり本とは縁のなさそうな人。 そうです。龍宮さんです。 片手に数冊の本を抱えて本棚の本を一冊一冊品定めしていました。 「何の本なんだろう……?」 わたしはせっかくなので声をかけてみる事にしました。 21-191 名前:たつみー、本屋でヒートアップ[sage] 投稿日:2005/12/09(金) 23 47 01 ID ??? 2/4 のどか 「あ…あの、龍宮さん…ですよね?」 龍宮 「み、宮崎。 偶然だな。」 のどか 「いつも来てるんですけど……その本は…」 龍宮 「あ、ああ。コレか。 月刊Gunだ。今月は珍銃キャリコのレポートがあってな。 こっちは床井雅美の『世界ピストル図鑑』だ。」 のどか 「その大きい本は……?」 龍宮 「(ギクッ)こ……これは銃を持った男達の写真集だ! 文句あるか!」 のどか 「あ…あの……龍み……」 龍宮 「(ハッ)す…すまん! 用事を思い出した! 私は帰るぞ!」 のどか 「あ……どうしよう……そんなに恥ずかしかったのかな……その写真集……。」 のどか 「……帰ろうかな。」 21-192 名前:たつみー、本屋でヒートアップ[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 00 07 56 ID ??? 3/4 [龍宮サイド] やった……ついに見つけたぞ……あの幻の写真集を!!! やっぱりヤフオクに頼らずに探して正解だった! ……よし、今ならレジに行ける。 ……って、何でこんな時にクラスメートが!!! あぁ……マズい。 もしこの写真集を見られたら…………。 消さなくては(色々)。 でも今はマズい……。 こんな室内で銃なんて撃ったら………。 くそ……最悪だ……! のどか 「……その本は?」 何イイイィィィッッッ!!! まさか…こいつ、表紙に気付いたのか!? あ……あ…… 大丈夫だ。上手くやれ。私はスーパークールな女……。 龍宮 「月刊Gunだ。今月は珍銃キャリコの(以下略」 ふう……うまくやったぞ……。 どうだ!私はやっぱり世界一スーパークールな女子中学生だ! ……そもそもこの程度の事で焦るのが馬鹿げてる……。 のどか 「その大きい本は何ですか?」 21-193 名前:たつみー、本屋でヒートアップ[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 00 26 17 ID ??? 4/4 [龍宮サイド] ジイイイイィィィィザスッ!!! もうダメだ……完全に気付かれてる……。 ……もうこうなったらヤケだ。 龍宮 「こ……これは銃を持った男達の写真集だ! 文句あるか!」 しまった。宮崎が引いてしまった。 こうなったら最終手段を取るしかないッ! 龍宮 「す……すまん!用事を思い出した! 私は帰るぞ!」 ハァ……ハァ……逃げ切ったか。 全く、私としたことが。 写真集はどうにか店を出る時に支払いを済ませたが、こんな事なら素直にヤフオクで探すんだった……。 まぁ、いいさ。 何にせよ今は私の手の中にあるのだから……。 犬だけをひたすら撮り続けた伝説の写真集「お犬様の休日」……。 END 21-196 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 00 36 16 ID ??? GJ! 勝手に付け足してみた。 のどか「ふふ・・・ア−ティファクトで筒抜けなのにあんなにあわてちゃって、 龍宮さんも意外と可愛いところあるんですね。 さて、パルか朝倉さんのどちらに教えるのがいいか・・・・」 21-200 21-200 名前:食堂にて 1/2[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 00 51 07 ID ??? #x002d;食堂にて- アキラ「おまたせ。はい、Bランチ」 真名「ああ、ありが……」 アキラ「? どうしたの?」 真名「ア、アキラ……何だこれは……」 アキラ「何って……Bランチのエビフライ定食と、お惣菜のオクラの和え物だけど…」 真名「……スマン、私はエビとオクラが苦手なんだ…」 アキラ「ええっ!? ご、ごめん。でも、どっちもおいしいのに……それにオクラは健康にもいいんだよ」 真名「それは知っているが、食感がどうにも、な……悪いが、アキラのおかずと交換してくれ」 アキラ「……私も同じやつにしちゃった」 真名「なんてこった……」 アキラ「た、頼んじゃったものは仕方がないよ。あきらめて食べよ?」 真名「……ダメだ、こればっかりは……もったいないが、別のものを買ってくる」 アキラ「そんなぁ………………そうだ、じゃあ、私が食べさせてあげようか」 真名「(ピュリリリリリン!!)何ッ!?」 アキラ「まずはエビフライからね。はい、あーん」 真名「…あ、あー…………そ、想像以上に恥ずかしいぞッ」 アキラ「ふふっ、こんな真名を見るの初めて。かわいいな」 真名「…からかっているのなら、帰る」 アキラ「あ、待ってよ冗談だって。いや冗談でもないけど、真名かわいいし」 真名「こういうのは私のキャラじゃないぞ…」 アキラ「……私に食べさせてもらうのが、そんなにイヤかな…?」 真名「な…っ!?」 アキラ「真名に好き嫌いをなくして欲しいだけなのに…………でもやっぱり迷惑だよね……ゴメンね…」 真名「そそそんなことない。うれしい、超うれしい。迷惑なわけがない」 アキラ「(コロッ)それじゃドーンと行ってみようかー」 真名「は、謀ったなっ…………わかった、腹をくくろう。…あ、あーん」 アキラ「はい、めしあがれー」 ぱくっ 21-201 名前:食堂にて 2/2[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 00 51 41 ID ??? 真名「…もぐもぐ」 アキラ「どう? やっぱダメかな」 真名「…何とか、大丈夫だ(…恥ずかしいが……たまにはこういうのもいいかも…)」 アキラ「オクラも嫌いだって言ってたよね。はい、あーん」 真名「あーん……もぐもぐ(ああ……味とか食感とかもうどうだっていい…)」 アキラ「ほかには嫌いなモノってある? 食べさせてあげるよ」 真名「………」 アキラ「……真名?」 真名「…アキラ」 アキラ「なぁに?」 真名「…アキラが嫌い」 アキラ「………」 真名「………」 アキラ「……食べさせてほしい?」 真名「…あ、ああ」 アキラ「……わかった。じゃあ……残りを全部食べられたら、このあと真名の部屋で、たっぷりごちそうしてあげる…」 真名「おかわり。」 アキラ「早ッ」 ザジ「………(*゚Д゚)」 ちう「…どした? 早く食べないと冷めるぞ」 ザジ「…チサメ、チサメ」 ちう「何だ」 ザジ「…私、チサメのこと大キライ(´∀`*)」 ちう「なんだとゴルァヽ(#`皿´)ノ」 ザジ「…Σ(゚Д゚`;)アレーッ!?」 21-215 21-215 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 11 28 37 ID ??? さよと和美の知ってマル得ムダ知識 朝倉「う゛〜ざよ゛ぢゃ〜ん゛。」 さよ「どうしたんですか!?朝倉さん!」 朝倉「風邪ひいちゃったよ〜。」 さよ「そういう時は、首にネギを巻くと良いですよ!」 朝倉「へ〜、じゃあネギ買って来るね。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜廊下〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 朝倉「さて、ネギも買ったし風邪薬買ったしっと。」 那波「あら和美、そのネギ何に使うのかしら?」 朝倉「いや〜、風邪ひいちゃって・・・」 那波「で、そのネギをオシリに挿すのね?」 朝倉「いやっ、ちがっ・・」 那波「挿すのよね?」 朝倉「だからっ、ちがぅ・・」 那波「挿すのよね?和美?」 朝倉「ちg」 那波「さっ、いきましょ。」 朝倉「ちょ、イヤー!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜朝倉の部屋〜〜〜〜〜〜〜〜〜 さよ「朝倉さん遅いなぁ。」 展開が無理やりな希ガス(´・ω・`) 21-220 21-220 名前:しばしの別れ・1/4[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 15 03 54 ID ??? 「ちう…私、実家に帰る」 冬休みを間近に控えた朝の教室。しかしザジの爆弾発言が、和やかな空気を一瞬にして変えた。 千雨「んなっ……!」 『なんですってぇぇぇぇぇ!?』 朝倉 「おぉぉっ!別れ話!?。久々のスクープね!」(ひでえ) 明日菜「千雨ちゃん!。ザジさんに何したの!?」 ハルナ「修羅場……いい響き…♪」 千雨 「やかましい!。どういう事だよザジ!?。私はお前がいなきゃ…」 ザジ 「ち、違うの。そういう事じゃなくて…。家の都合で、国に帰らなくちゃいけないの」 ………………。 朝倉 「…な〜んだ」 ハルナ「ちっ…。せっかくいいネタが浮かびかけたのに…」 (こ、こいつら…) 千雨は拳を固めつつも、とりあえず胸をなで下ろした。 「ったく、まぎらわしい事を…。で、いつからなんだ?」 「ん…。明日から4日間…」 「そっか…」 さて、長い4日間になりそうだ。 1日目 「………」 千雨は無言でパンを口に運ぶ。一人で食べる昼食は、こんなに味気無かっただろうか。 「はぁ…」 食欲もわかないまま、何度目かも分からないため息をついた。 21-221 名前:しばしの別れ・2/4[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 15 05 21 ID ??? 2日目 「どーしたの千雨っち。元気ないね〜」 「朝倉か…。別に、んな事ねえよ」 「まったまた。ザジちゃんがいないから寂しいんでしょ?」 「ばっ…!ちげーよ!」(図星) 3日目 (今頃ザジは何してんのかな……はっ!。いかんいかん…) 気が付くとまたすぐにザジの事を考えている自分がいる。慌てて首を振る千雨。 のどか「あっ、長谷川さん。ハンカチ落としましたよ」 「ああ、ありがとう、ザジ」 のどか「…は?」 「…はっ!…いやその、な、何でもないんだ!」 …重症だ。これは。 4日目 千雨 「うう…ザジ…ザジザジザジザジぃぃ………」 あやか「あ、朝倉さん。長谷川さんはいったいどうしたんですの?。机に突っ伏してぶつぶつと…」 朝倉 「…う〜ん。禁断症状かな…」 千雨 「あ、朝倉…。この際お前でもいい。ザジのコスプレを…」 朝倉 「しないって」 21-222 名前:しばしの別れ・3/4[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 15 06 53 ID ??? そしてとうとう、ザジが帰ってくる日。 千雨は昼休みに、中庭で待っていた。約束ではそろそろ来るはずだ。 「ちう…ただいま」 後ろから声をかけられた。思わず振り向きそうになって自重する。 (いや…待て待て。いかにも待ちわびてたよ〜って思われるのもかっこ悪いな…うん) 千雨は落ち着いた笑顔を作ると、ゆっくりと振り向いた。 「おかえり…ザ…っておい」 そこにいたのは… 風香「あはははっ、ひっかかった〜♪」 史伽「おねえちゃん、そういうイタズラは良くないよぅ…」 「てっ、てめえらなあ…!」 2人は「きゃ〜」などと悲鳴を上げつつ、あっと言う間に逃げていった。 「ったく…」 千雨は息を整えつつ、そこにあったベンチに座る。 「ちう…ただいま」 またもや後ろから声をかけられた。千雨は今度こそ声を荒げつつ振り返る。 「だーもーいい加減にしろよ!」 するとそこには、呆然とした顔のザジがいた。 「…ち、ちう…」 「ざ、ざ、ザジ…。いや違うんだ。今のは誤解で…」 「ちうのバカぁぁ〜っ!」 「お、おいちょっと待てザジ〜!」 その場から走り出すザジを慌てて追いかける。 目を丸くする生徒達を尻目に、2人は全力で追いかけっこを始める。 「待てっつーの!」 「待たない〜!」 21-223 名前:しばしの別れ・4/4[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 15 08 29 ID ??? 「はあっ、はあっ、はあっ…」 「ぜえ、ぜえ、ぜえ…」 屋上までやって来て、ようやくザジが足を止める。こんなに走ったのは久しぶりだ。 「ざ、ザジ…あのな、さっきのは双子のツリ目の方かと思って…」 「もういいよ…。私はずっとちうに会いたかったのに、ちうはそんな事なかったんでしょ?」 「…おい、それ以上言ったら、マジで怒るぞ」 「だって…」 言いよどむザジを問答無用で抱きしめた。 「私がこの4日間、どんだけ寂しかったと思ってんだよ!。もう当分離してやんねーからな!」 乱暴な言い回しにも、精一杯の気持ちを込めていた。 「ち、ちう……。…ありがとう」 久しぶりに感じるザジの感触が、こんなに心地良かったなんて…。 2人はそのまま誰もいない屋上で抱き合って… …き〜んこ〜んか〜んこ〜ん… 「あ、チャイム…。午後の授業始まっちゃう…」 「いいよそんなの…。今はこの4日分、ザジを感じていたい」 「ちう…何かえっち…」 「えっちって…!おまっ…」 「うふふっ、冗談だよ♪」 そんないつも通りの、2人の姿がそこにあった。 …end 21-224 21-224 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 16 20 07 ID ??? エヴァ「あ〜つまらん!! することねぇぇー」 茶々丸「どうしました?」 エヴァ「あ〜 欲求不満だ〜 なんかすることないか?」 茶々丸「欲求不満……… ハカセにそういうときは何をすればいいか教えてもらったことがあります」 エヴァ「ほぅ 言ってみろ」 茶々丸「たしかオナrくぁwせdrftgyふじこlp;@:」 21-226 21-226 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 18 33 35 ID ??? THEにらめっこ にらめっこをすることになった二人 茶々丸「・・・。」 アキラ「・・・。」 茶々丸「・・・。」 アキラ「・・・。」 茶々丸「・・・。」 アキラ「・・・。」 ゆえ「どちらも鉄仮面です。」 のどか「勝負つかなさそうだね。」 ザジ(チラッ) 茶々丸「・・・。」 アキラ「・・・。」 ザジ「・・・。」 以下、無限ループ 麻帆良は今日も平和だった。 完 21-228 21-228 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/10(土) 20 10 05 ID ??? エヴァンジェリン〜影響〜 ここは麻帆良学園敷地内にあるエヴァンジェリン邸。 寝室のベッドには、この家の主が横たわりながら何か小説を読んでいます。 エヴァ「・・・・・・ふむ」 パタン どうやら読み終わったようです。そっと本を閉じ、同時に瞼も閉じます。 一体何を読んでいたのでしょうか? 〜翌朝〜 茶々丸「おはようございます、マスター。起床の時間です」 エヴァ「ごきげんよう、茶々丸。良い朝ね」 茶々丸「ご、ごき・・・?どうかなさいましたか、マスター?」 エヴァ「あら、貴女ネジが緩んでいてよ?はしたないわ」 茶々丸「あ、あの、マスター?一体何を・・・・・・」 エヴァ「あら、いけない。もうこんな時間だわ。私(わたくし)とした事が遅刻してしまいますわ」 エヴァ「ほら、何をぼーっとしているの?行きますわよ、茶々丸」 茶々丸「は、はい。(マスター、あまりにも長く生き過ぎたせいでボケてしまったんでしょうか・・・・・・?)」 寝室を出る間際、茶々丸は枕元に置いてあった小説に気が付いた。 茶々丸「(成程・・・・・・ようやく理解できました)」 茶々丸「待ってください、お姉さま!」 私立麻帆良学園。 ここは、乙女の園。 続く? なんとなく、エヴァって読んだ物とか見た物に影響され易そうだなぁと思ったので。 実際は何百年と生きてるからもの凄く冷めてるんでしょうけど(´・ω・`) 前ページ次ページSSまとめ
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最近、私は悩んでばかりいる。考えれば考えるほど、結論が出てこない。 私はどうすればいいのだろう…どうしてもわからない… 私は恋をしている。多分最初で最後の恋だろう。あの人がいれば、私は幸せだ。あの人の全てをこの手に出来るなら、私はどんな犠牲を払っても悔やむことなどない。あの人が欲しい…私だけのものにしたい…あの人だけのものになりたい… でも、この思いは決してかなわないだろう… 私の想い人…それは親友…それも同じ女性だ… 彼女と知り合えて、私は変われた。彼女と知り合えなければ、きっとこの高校時代はなんの価値も無かったと言い切れる。 私達は、もうすぐ卒業する。そうなればきっとこの関係も終わってしまうだろう。 彼女との縁が薄れてしまう…そんなのは嫌だ…一生一緒にいたい…ずっと私の一番大切な存在でいてほしい… この気持ちを伝えるのは簡単だ。ただ一言「好き」と伝えればいい。 でも、そこで私達の関係は終わってしまうだろう。 当たり前だ。同性からの…しかも親友からの、告白。きっと気持ち悪く思われてしまうだろう。きっと縁を切られてしまうだろう。今の親友としての幸せを失ってしまうことになるだろう。 仮に私の想いを受け入れて貰えても、世間の目がある。 好奇…侮蔑…批判…そんな冷たい目に私も彼女も耐えられるだろうか? 親も友人も味方になってくれるとは限らない…むしろ、積極的に反対することだろう。 大好きな彼女に辛い想いをさせたくない。世界で一番大切な彼女には、世界で一番幸せになってほしい。 なんだ…結局私が諦めるしかないのか…私の気持ちは私にしかわからない…私が一人で泣けばいいだけなんだ…この恋を捨てて、親友として付き合おう… 何度もそう心に決めた…この恋は今日で終わりだと。 でも、朝になり彼女に会うとその気持ちは簡単に変わってしまう。 彼女と話すだけで、彼女の笑顔を見るだけで、心が躍る。心が弾んでしまう。 そしてまた、同じ悩みで夜を過ごしてしまうのだろう。 誰か…誰か私に教えてください。私はどうすればいいのですか…。私はどうすれば幸せになれるのでしょうか…。 乙女の決意は… コメントフォーム 名前 コメント (/ _ ; )b -- 名無しさん (2023-06-02 15 39 49)
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 pixiv 参考:ホラーゲーム SIREN(サイレン)1・2 2010/01/18 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263822005/ http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1264510876/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ゲームとは違うもんだけど、面白い。 ホラーというよりは活劇だな。 -- (名無しさん) 2016-11-28 23 32 57 長い! が楽しめた。 -- (エルプサイコングルゥ) 2015-07-27 02 05 07 凄くいい話だぁ -- (名無しさん) 2015-07-25 21 29 59 これ、終わり方も爽やかでみんなの繋がりの強さが感じられて好きだな。 ただ、純ちゃん… -- (名無しさん) 2014-11-14 23 12 10 俺は好き。 サイレンとは似ても似つかないが、話が破綻してるわけでもなくハッピーエンドだから。 -- (名無しさん) 2014-05-14 01 12 52 長すぎ。中身もつまらなかった。 -- (名無しさん) 2014-05-13 19 02 00 ギャグ調で面白かった -- (名無しさん) 2014-03-03 14 36 06 まあサイレンじゃないけど久しぶりに読んだら面白かった。 -- (通りすがり) 2014-03-03 07 56 41 昔の作品はクロスものと大きく外れてるのもあるけど、これは良い(?)外れかた。 面白いことは確かです。 -- (名無しさん) 2014-03-02 01 10 39 途中理解できないことありまくったけどよかった -- (せめてフェンジャパ買いたい) 2013-03-10 19 27 15