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642 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/17(水) 16 10 33.17 ID ??? アディン「暗殺家業で貯めた金でも金は金だ。ヒイロの結婚資金には申し分ない」 ドーリアン「娘はやらんぞぉぉぉーーー」 643 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/17(水) 16 36 24.24 ID ??? モニク「わたしは既に持参金を用意済だぞ! いつでも嫁にするがいい!」 エルヴィン「姉さん…給料やボーナスにほとんで手をつけてないと思ったら…」 644 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/17(水) 16 50 36.40 ID ??? シロー「でも…」 マイ「やっぱり…」 ドモン「相手が居ない訳じゃないんだだから、最初は…」 ジーーーーーーーー×3 アムロ「ナンダロウ、セナカガムズムズスルナァ」 セレーネ「負のスパイラルねぇ。 あんたたち、そんなんじゃ行き遅れるわよ?」 シン「世界中が言おうとも、ねーちゃんは言っちゃ駄目だろその台詞」
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東京さ行っても元気でな とうきょうさいってもげんきでなー (慣・OhD, 92)有楽町駅のホームで、山手線内回り電車を追いかけながら言う言葉。身近な冒険王コーナーで行われた。元ネタは地方出身者が上京する際によくある駅での見送りだが、東京駅は有楽町駅の隣で、600m余しか離れていない。
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「痛みはどうだい?」 「ああ……随分マシになったな。ありがとう。」 「それは良かった。」 パワードスーツとの戦いで負傷したカナメを気遣うStork。 しかし、その心の内には1つのわだかまりがあった。 カナメに、彼と共にいたという水口茉莉絵――ウィキッドのことを伝えるかどうか。 「アンタ、マジで凄いな。」 カナメはバイクの講習で習った応急処置のことを思い出すが、Storkが行ったことはそれより数段高度なものだった。 「こう見えても僕は警察官だからね。これぐらいのことは難しくないさ。」 「マジかよ……。」 サーカスのピエロか何か、あるいはDゲームプレイヤーの一人かと思いきや、予想外の職に務めていたことに驚く。 そう簡単に感知するものでは無いし、痛みも完全に引いたわけではないが、とりあえず一人で服を着ることが出来るぐらいには回復した。 「あ、痛みが引いても、しばらく動かさないでね。あとあまり大きな声も上げないで。痛みが引いても出血量がひどいと運動にも差し支えるから。」 「へえ、そんな所まで気配り出来るなんて、それも警察官をやってた賜物か?」 「いや、それは僕が元々鼻血が出やすい生活を送っているからさ。」 「そ、そうなのか……(鼻血が出やすい生活って何だよ……)」 気さくに話すStorkだったが、コウノトリをモチーフにした仮面の裏にある表情は物憂げだった。 元々オスティナートの学士であったμの指示に逆らうつもりだったのは、始まりの場所にいたのはμであって、μじゃないという確信があったからだ。 しかし、ウィキッドの不確かな黒い噂をカナメに伝えれば、不和を招くだけではない。 それが真実だとしても、楽士の一人を裏切ることになってしまう。 「なあ、1つ聞きたいことがあるんだ。」 カナメの問いに、白いぴっちりしたスーツで覆われた胸の動悸が高鳴る。 ウィキッドのことについて根掘り葉掘り聞かれるのではないと思ったからだ。 だが、次の質問は恐れていたことでは無かった。 「μってあんな奴だったのか?」 カナメとしては、Storkはせっかく出会った主催の関係者だ。 勿論ウィキッドのことも気がかりだったが、それ以上に気になったのは主催のことだった。 Dゲームをやっていた時でも、積極的にゲームの元締めを炙り出そうとしていただけに、μを知ることでこの殺し合いを打開できる可能性があると目論んだ。 「全く違う。彼女は間違っても楽士のメンバーを殺したりはしなかった。 彼女は元々、何か後悔を胸に抱えた人達のための楽園を作ろうとしていたんだ。」 「楽園ねえ……。」 何かに憂い、悩む者の拠り所となる楽園を造る歌姫。 その世界を守り、μに楽曲を提供する楽士たち。 それだけで怪しさしか伝わってこなかったが、そこは黙ることにした。 だが同時に、殺し合いの強制のような万人が悪だと考える行為はしていなかったことも伝わった。 「君は分かってくれるかい?」 「今はアンタの話を信じる。助けてくれたしな。」 「ありがとう。きっと彼女も喜んでくれるはずだよ。」 Storkは仮面越しに表情を緩める しかし、もう1つ心配事はあった。 「折原……遅いな。」 「気持ちは分かるけど、すぐに出たりしないでね。」 「分かってるよ。」 カナメは苛立たし気に足をトントンと鳴らす。 治ったは良いが、すぐにこの場所を出て、シギルを乱発した戦いが出来るわけではない。 かと言って、こう何も出来ないでいると、不安や苛立ちが募って来る。 そこに中々やって来ない待ち人がいればなおさらだ。 しかし、のんびり待っていることは出来ないということ事実を、すぐに突き付けられることになった。 「参加者の皆様方、ご機嫌よう。」 ☆ 「そんな……13人も!?」 参加者の予想以上の脱落数に、Storkは驚く。 しかし、彼は知り合いが呼ばれていなかったことで、精神的なダメージは比較的少なかった。 「くっそおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」 「か、カナメ君?」 放送が終わってから流れたコスモ・ダンサーがかき消えるほど、カナメは大声で叫んだ。 かつて彼の仲間のシノヅカが殺された時は、その怒りをぶつける相手がすぐ近くにいた。 だが、今回は自分の手当てをした仮面男以外は誰もいなかったため、激情と共に大声を出す形でその怒りを露わにするしか方法が無かった。 痛みがぶり返すのも気にせず叫び続けるほど悔しかったし、腹立たしかった。 同じクランの無二のパートナー、シュカだけではなく、ついさっきまで行動を共にしていた魔理沙でさえも失ってしまった。 その間に、自分は何も出来なかった。 「カナメ君!!」 Storkの大声で、ようやく我に返る。 そこで、はっと気づいた。 魔理沙が殺されたということは、名前こそ呼ばれなかったがその近くにいたはずの折原や水口も危ないということだ。 「止めるな。今からでも水口さん達を助けに行く。」 「その事なんだけど……。」 思ったより、決断しなければならない時は早く来た。 それでもなお、Storkはカナメに自分の思ったことを伝えるべきか悩んでいた。 「早く言え。」 怒りに身を任せることになりながらも、カナメはまだ自分の話を聞こうとはしてくれた。 聞こうとしてくれたからこそ、自分の行動に責任があることを再認識することになった 今にもこの場所から飛び出していきそうなカナメにーー 【思っていることを伝える】 【黙ったままでいる】 (僕っていつもこうなんだよな。) Storkが思い出したのは、彼が警察官時代のこと。 彼は趣味の覗きを謳歌していた時、彼が好きだった女子中学生の家にある男が近づいていたのを見てしまった。 実はその家を焼いた放火魔だったその男を訴えようにも、それは自分が覗き魔だということを暴露することにつながるために、出来なかった。 今でも同じように何かの葛藤に悩み、何も出来ずにいた。 「言いたいことが無いなら、話しかけようとするな。」 そう一言放った後、カナメは踵を返して紅魔館を出ようとする。 「待ってくれ!!カナメ君、大事なことがあるんだ!!水口さんのことだ!!」 →【思っていることを伝える】 【黙ったままでいる】 「魔理沙が死んだ原因は、ウィキッド……水口さんにあるかもしれないんだ。」 「はあ!?」 怒りと混乱と驚きが混ざったかのような眼で見られる。 その表情を仮面越しに見ながらもーーー →【話を続け、彼女について知っていることを話す】 【ふと考えすぎただけだと弁解する】 元々Storkがウィキッドのことを言うのを憚っていた理由には、彼女が殺し合いに乗っているか否かを判断する材料が少なかったのもあった。 しかし、彼女が魔理沙を連れて逃げ、その後すぐの放送で魔理沙のみが呼ばれたというなら、ウィキッドが魔理沙の死に一役買っていると疑わない方が難しいぐらいだ。 「彼女はメビウスでは特に攻撃的で、どうやって何かを壊そうか考えてばかりだったそうだ。 今の荒々しい曲もウィキッドの作ったモノだよ。」 「どういうことだ!!そう思うならなぜ黙っていた!!」 勿論、その怒りの矛先はStorkにも向いた。 「同じ楽士である以上、僕としても仲間を売るような真似はしたくないからね。 それに僕と彼女は元々あまり接点が無かった。彼女が殺し合いに乗っているなんてこと、信じたくはない。」 「こいつ……。」 カナメは怒りのままに拳を握りしめ、今にもStorkを殴りそうになっていた。 それを教えてくれれば、怪我をしながらも魔理沙を助けに行ったのに。 そういったやり場のない後悔が、やり場のない怒りの心を焚きつけた。 だが、その拳は彼に当たる寸前で止まった。 「もういい。折原も危ないみたいだし、アイツを止めに行くのが先だ。」 カナメは大切なことを伝えるのを出し渋ったStorkに対して、怒りをぶつけることはしなかった。 殺し合いに乗っていることを信じたくない。 悪いのはこのゲームを開いた主催者ただ一人で、それ以外は誰も心から殺し合いをしようとしている訳じゃない。 それはシノヅカを王に殺される前のカナメと、同じ考えだったからだ。 「それとStork、アンタも付いてこい。そこまで話したなら、協力してもらう。」 「……分かった。」 カナメは痛む体に鞭打ち、走り出す。 その背中を、Storkは追いかけて行く。 初めて見るはずの彼の背中は、どこか見覚えがあった。 楽士の切り込み隊長として、常に先頭を走っていた新入りのLucid。 終ぞ彼の正体もまた分からないままだったが、それでも親身になって相談に乗ってくれた。 そして、自分の趣味である覗きを肯定してくれた。 彼と共にラガードや帰宅部と戦い、親睦を深めたおかげで、新たな道を進めそうな気さえしてきた。 今カナメを見ていると、楽士の新入りながらも、誰よりも親密な関係になった彼のことを思い出す。 前を走っていた彼もまた、何かに悩み、何かに擬態し、何かを失っていたのではないかと。 ―――長年擬態していたせいで、それらしい行動が身に付いちゃっただけの話さ。 ―――素のままで生きている奴なんかいない (君も何かに擬態して、何かに悩みながらも自分の為すべきことをしていたんだ。そうだよ ね?Lucid) 【F-6/紅魔館入り口/朝/一日目】 【Stork@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】 [状態]:健康 [服装]:普段の服装 [装備]: [道具]:不明支給品1~3、救急箱(現地調達) [思考] 基本:殺し合いには乗らない。μの心を覗く。 0:カナメ君と一緒に折原君を探す 1:ウィキッドが殺し合いに乗っているなら止める 2:梔子を探して保護する。あとちょっと怖いけど帰宅部の二人も探してあげよう。 3:覗きはしたいけど...我慢できるかなぁ 4:折原君、頼もしいけど、やっぱり怖いね…… [備考] ※少なくともキャラエピソード7の後。 ※志乃のあかりちゃん行為を覗きました。 ※臨也と知り合いについて情報交換しました。 【カナメ@ダーウィンズゲーム】 [状態]:疲労(大)王への怒り、全身打撲(小)、肋骨粉砕骨折(処置済み)、全身火傷(治療済み) (シュカの喪失による悔しさ) [服装]:いつもの服装 [装備]:白楼剣@東方Project [道具]:白楼剣(複製)、機関銃(複製)、拳銃(複製)、基本支給品一式、不明支給品2つ [思考] 基本:主催は必ず倒す 0:折原をStorkと共に探しに行く 1:ウィキッドが本当に殺し合いに乗っているなら、最悪殺しも辞さない 2:【サンセットレーベンズ】のメンバー(レイン、リュージ)を探す 3:王の野郎は絶対に許さねぇ 4:ジオルドを警戒 [備考] ※シノヅカ死亡を知った直後からの参戦です 前話 次話 病院での会敵 投下順 散りゆく者へ 前話 キャラクター 次話 裏切りの朝焼け カナメ 絶対絶望少女 裏切りの朝焼け Stork 絶対絶望少女
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ありがとさよなら【登録タグ CD CDあ ワンカップPCD 全国発売】 前作 本作 次作 子猫のパヤパヤ ありがとさよなら - ワンカップP 即売 全国 発売 2008年12月28日 2009年01月14日 価格 ¥1,050(税込) ¥1,050(税込) レーベル インディペンデントレーベル CD紹介 47年の歴史を持つ日本初の前面展望車両として、長年ファンから愛されてきた『名鉄パノラマカー』が、惜しむらく平成20年度中の廃止が決定しました。そこで、この愛される車両を音楽という形で後年に残したいと考え、名古屋鉄道全面協力により制作が実現しました。(公式サイトより) 名古屋在住のワンカップPによるMEIKOのオリジナル版に加え、名古屋を中心に活躍する歌姫“織姫よぞら”歌唱版とカラオケ版を収録。 編曲には岐阜県下呂出身でリッジレーサーシリーズなどをてがけるゲームミュージックの父、“細江慎治”が参加。 09年1月14日の全国発売に先駆けて、名鉄パノラマカーのラストランの翌日、コミックマーケット75スーパースィープ企業ブースにて先行発売。 曲目 ありがとさよなら / 唄:織姫よぞら/作詞・作曲:わんかっぷP/編曲:細江 慎治(スーパースィープ) ありがとさよなら(カラオケ) ありがとさよなら(オリジナルバージョン[ニコニコ動画“メイコ”バージョン]) リンク SweepRecordSHOP Amazon コメント 名前 コメント
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『ゆっくりさとっていってね!!!』 25KB 虐待 同族殺し 希少種 現代 時間つぶしにどうぞ 初めましての方は初めまして 他作を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 単発物です。希少種優遇です。 饅・即・虐の方はご注意。 また、東方神霊廟のキャラクタや台詞をモチーフにしたネタが登場します。 それでいて本来のキャラクタからかなり外れています。 ご理解の上、お読みください。 ――――某日、午後6時、バス停前―――― 「おでがいじばずううううううう!!!! でいぶだぢをがいゆっぐりにじでぐだざいいいいいいいい!!!!」 帰路についていた俺はいつも通るバス停前で変わり映えしない台詞をほざくクソ饅頭を見かけた。 駅前の他にも、こういった人がただ立っていることの多い場所は 絶好の物乞いスポットと考えられているようだ。 人目がある為か、潰す人が少ないのも理由のひとつである。 「おぢびぢゃんはうまれでがらいぢどもゆっぐりじでばぜん!!! ぜめで!ぜめでおぢびぢゃんだげでもゆっぐりざぜであげでぐだざいいいいいい!!!」 道の隅っこにある電柱の影には一かたまりのクソチビ饅頭共がいた。 泣いていながらも騒がないところを見ると、空腹がかなり危険な域に入っているものと思われる。 「おぢびぢゃんはおなががずいでいづもないでいばず!! うばれでいぢどもゆっぐりでぎでないがらがわいぞうなんでず!! だがら!だがらおぢびぢゃんだげでもおおおおおお!!!」 ぼせい(笑)に満ちた発言にも聞こえるがゆっくりなら誰でも言っている台詞なのと 本当に『おちびちゃんだけ』となった場合の親の行動を計算に入れると評価はむしろマイナスである。 俺は喚いているクソ饅頭に声を掛けた。 「おちびちゃんとやら、飼ったら何だというのだ?」 「ゆ゙っ!?おにいざん!!どっでもゆっぐりじだおにいざん!! でいぶだぢをがいゆっぐりにじでぐだざい!!おでがいじばず!!」 「質問に答えろ。そのチビ共を飼って俺に何の得がある?」 「おぢびぢゃんはどでもがわいぐでゆっぐりでぎばず!!! おぢびぢゃんがゆっぐりざぜでぐれるがらほがになにもいりばぜん!!! だがらがっでえええええええええ!!!!」 「ほう、おちびちゃんがいればゆっくりできるんだな?」 「ぞうでずうううううううう!!!!!」 「他には何もいらない、と?」 「ぞのどおりでず!!でずがら!!でずがら!! でいぶだぢをがっでええええええええええ!!!!」 「成る程成る程、おちびちゃんがかわいいからごはんも、おうちも、つがいもいらないね! YEAH!問題は全て解決!!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆんやああああああああああああ!!!! ぢがううううううううううううううう!!!!! まっで!!まっでええええええええええ!!!!!!」 この程度は至ってポピュラーな屁理屈論破である。 変わり映えの無い要求に、変わり映えの無い反応を返したに過ぎない。 それだけのはずだったのだが……。 「わをもってたっとしとなす。わたしたちに、あらそうりゆうなどありません」 場違いにも程がある、落ち着いた声色の小難しい台詞が聞こえた。 「な、何だ?お前は…?」 「わたしは、みこ。『とくせいおう』とよばれることもありますね」 そこには明らかに他のクソ饅頭とは違った異質の雰囲気を纏ったゆっくりがいた。 「ゆっ…!?ゆっぐり!ずごぐゆっぐりじでるよおおおおおおおおおおお!!!!! ぎいでね!ぎいでね!ごのにんげんざんがでいぶにいじわるずるのおおおおおおおお!!!!! でいぶなんにもわるいごどじでないのにいいいいいいいいいいい!!!!」 「ちょwwwおまwww」 思い出した。こいつは最近話題になっている新種のゆっくりだ。 猫耳のように逆立った後ろ髪とヘッドホンのようなお飾り。 名乗ったその何も聞き覚えのある『ゆっくりみこ』だった。 「ことばはふようです……なるほど。 あなたのうまれるまえからすべてをみさせていただきました。 なかなかふぐうのいっしょうをおくられてきたようですね」 「ゆ゙、ゆ゙ゔゔ……?」 「おや、あなたには『よく』がふたつかけている。 『いきる』ことへのしゅうちゃく、『し』へのせんぼう。 これはいったい……なるほど、そういうことですか」 「???」 おそらくれいむはみこの言葉の半分も理解していないだろう。 当然だ。俺にだってついていけないぐらいなのだから。 「わからない、というかおをしていますね。 にんげんもゆっくりも、じゅうのよくをみればほんしつがわかるのです。 いまあなたがかんじているぎもんも、そしてあなたがたのかくしつもです」 「……俺とこいつの間に『確執』ってほどの大げさなものなど無いぞ。 チビを引き取ったところで俺がゆっくり出来るはずもないし それに」 「なにいっでるのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!??? おぢびぢゃんはゆっぐりでぎるにぎまっでるでじょおおおおおおおおおお!!!???」 「うるさいぞ!」 話が出来ないくらいに大声で台詞を遮ったれいむにイラつく俺だが 聞き役であるみこは至って涼しい顔で告げた。 「かまいませんよ。わたしはじゅうのことばをどうじにきくことができるのです。 あなたのいいぶんも、れいむのことばも、わたしがどうじにききましょう。 おすきなようにおはなしください」 「???……………そうか」 「でいっぜいっじろおおおおおおおおおおお!!!! でいぶのおぢびぢゃんはゆっぐりじでるんだああああああああああ!!!!」 ……………………… ……………… ……… 数分後。 俺はうるさく騒ぎ続けるれいむをみこの言った通り無視して普通に喋った。 一通り事情の説明が終わってからさらに数分かかって、れいむが大人しくなる。 「おふたかたのいいぶんはわかりました。 ……にんげんさん、あなたはひとつだけごかいをしています」 「…なにが?」 「れいむのことばにうそいつわりはなにもありません。 れいむはいのちをなげだすかくごでこのばにのぞんでいます。 じぶんがころされてもかまわない、じぶんがかわれなくてもかまわない。 いずれにしてもこどもたちをたすけるにはにんげんさんのちからをかりるしかないからです。 あなたはれいむがこどもたちだけをひきとることにさいしょからなっとくするきがなく またじっさいにかってみればにんげんをみくだすようになるとおもっているようですが そのような『よく』はれいむのなかにありません」 「………本当に?」 ゆっくりの中に善良な個体はいる。 ただしそれは全体から見て一割、いや一分、いや一厘にも満たないかもしれない。 それ以前に、まるで説法のようなみこの話は胡散臭さしか感じられない。 「いま、あなたは『うさんくさい』とおもいましたね?」 「わかってるんだったら、最初から言うなよ」 「いいでしょう。でしたらわたしもふくめ、れいむたちをかってみてください」 「……はぁ?」 「れいむがあなたのおもったとおりのゆっくりでしたら、にるなりやくなりすきにするといいです。 わたしもうりとばそうと、いのちをうばわれようとかまいません。 わたしはかくしんをもっているのです。 このれいむはしんようできます。あなたにかっていただければ そのこういをもってそれをしょうめいするでしょう」 ……全く、本末転倒なことを言う。 だがしかし希少種、それも新種が自らを人身御供としようとしているのだ。 確かにこいつらだけならともかく、みこも一緒なら例えれいむがゲスであろうと みこを売り飛ばしてしまえば元が取れるだろう。 「いいだろう、しかしその言葉忘れるなよ」 「もちろんです。わたしはわたしじしんのしんじんにちかってうそいつわりはいいません」 俺は鞄にしまっていたエコバッグを取り出し一家をその中に、みこを抱えて家路に着いた。 「ゆ…?ゆゆぅ………れいむ、がいゆっぐりになれるの……?」 結局最後までれいむは俺達の会話についてこられなかったようだが。 ――――翌日、午前8時、自宅―――― 次の日の朝俺は、会社に『体調を崩した』と嘘をついて有休をとった。 目的は勿論、昨日うちに来たゆっくり共の様子見という名の監視のためである。 ……が、結果を先に言えば監視とかそういう以前の状況に陥っている。 「ちーちーちゅるよ!ちゅっきりいいいいいいい!!!」 「おぢびぢゃああああああああああああん!!?? そんなどごろでしーしーしちゃだめでしょおおおおおおお!!!???」 「ゆんやあああああああああああああ!!!! おながずいだのぜえええええええええええええ!!!! ごはんしゃん!!!ごはんしゃんむーちゃむーちゃちゅるうううううううううう!!!!」 「ごはんさんはさっぎもらっだでじょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!???」 俺は部屋の窓際に胡坐をかき、無表情で座っていた。 「……………………」 対して横に居るみこは引きつった表情で冷や汗をかきながら、小刻みにカタカタ震えていた。 「……………………(ダラダラダラダラ)」 件のれいむに番はいない。奴らの言うところの『しんぐるまざー』というやつだ。 だが子供は六匹。れいむとまりさが半分ずつである。 ……冷静に考えれば当たり前である。これで教育が行き届いているはずが無いのだ。 「おい!くしょどれい!!まりちゃちゃまにあみゃあみゃもってくるんだじぇ!!」 「ちょーだちょーだ!!そっちのゆっきゅりちてにゃいゆっくりにゃんかほっちょいて きゃわいいれいみゅにあみゃあみゃもっちぇきちぇにぇ!!しゅぐでいいよ!!」 れいむは粗相をしたチビや泣き叫ぶチビにかかりっきりで こちらの致命的な方のクソチビを止めることに気が回っていなかった。 「なにやっちぇるにょ!?ぶしゃいきゅなちゅらをぶらしゃげてにゃいではやくしちぇにぇ!!」 「あんまりおしょいとぷきゅーしゅるのじぇ! ちーちーもらしちゃこわがりゅといいのじぇ!ぷきゅー!」 昨晩の夕食と今朝の朝食を用意しただけで俺を奴隷認定した二匹はすっかり付け上がり 赤ゆっくり特有の甲高い声で好き勝手なことをほざいていた。 「……これは、どういうことかな?」 全員が全員うるさくて本来なら俺の言葉が聞き取れるか怪しいのだが 奴らを含めても『十の言葉を同時に』の範疇に収まるため、あえて普通に話した。 「これは、その、おそらく、おやのれいむが『にんげんにかかわらないように』そだてていたけっかでしょう。 れいむじしんはきんばっじをほじしていたゆっくりだったんです。 かいぬしがかってきたまりさとつがいになったのはいいですが まりさがげすかしたようでれいむはともどもすてられたのです。 こどもがうまれたのはそれから。 ですがそうそうにまりさが『たかい』し、こどくにこどもをそだてていたようで。 そのなかでにんげんさんとのかんけいはにんげんさんはゆっくりできないといいふくめるだけで せっしょくのきかいをもたせなかったから、かいゆっくりとしてのちしきはもちろん にんげんさんとのかんけいをりかいしていなかったのでしょう。 そもそも…」 「分かった。もういい」 「……………………(ダラダラダラダラ)」 現状を見る限り親れいむは子供達をしっかり叱ることが出来るし、教育もしていけるだろう。 みこの言葉にはひとつも嘘偽りはなかったように思う。 しかしよくよく考えてみれば、みこが保障したのは親れいむの内面的問題だけだった気がする。 早く言えば。 ゲスの因子を色濃く受け継いだ上に人間との関係を学ばなかったチビ共はゲスだということだった。 「……確か、お前を好きにしていい条件ってのは 『れいむがおれのおもっていたとおりのゆっくりだったら』だっけか。 その『れいむ』には目の前にあるアンポンタンも含まれるのか?」 「れいみゅをゆびさしゅなじじい!れいみゅがけがれりゅでしょ!」 「……………………(ダラダラダラダラ) わ、わかってて、そういうことをきくのは、はんそくだとおもうんです………が…………」 「もうがみゃんのげんかいなんだじぇ!やくにたたにゃいどりぇいにゃんか かっててもしょうがにゃいのじぇ!ちね!ちね!」 俺の膝辺りにポヨンポヨンと当たるゴミを無視してそのまま話を続ける。 「……結局お前は何がしたくてあの時の俺を説得したんだ?」 「……………………」 「…………??」 みこの様子が変わった。 先程までとは違った妙に沈んだ雰囲気に少しだけ飲まれてしまう。 「わたしは、ただ、ゆっくりがむいにしんでいくのがいやだったんです。 にんげんさんはながきにわたる『れきし』のなかでえいがをきわめていきました。 ですがゆっくりにえいがはおとずれません。 にんげんさんも、いつかはほろびゆくときがくるでのしょう。 しかしにんげんさんがいまじゅうじつしたまいにちをおくっているようにゆっくりのおもいがみたされるには にんげんさんのちからをかりてゆっくりするだけで、ゆっくりとしてのしあわせをいちぶすてなければなりません。 わたしたちゆっくりも、しぜんをうけいれ、あるがままのすがたでしあわせになるみちはなかったのか。 ゆっくりはただうまれて、ただほろびるしかないのか。 どうしても、そのようにかんがえてしまうのです」 「ちね!ちね!どーなにょじぇ!いちゃいのじぇ! いまあみゃあみゃもっちぇくるならゆるしちぇやってもいいのじぇ?」 みこの考え方はかっとんだ理想論である。 しかし歴史上で我々人間がやってきたことも、ある種今俺の目の前で体当たりを繰り返す ゴミクズと大した差は無いのかもしれない。 そう考えると、少々虚しさを感じなくも無い。 「確かに、お前の言う通りかもしれないな」 「にんげんさん……」 みこの方へ視線をやる。みこの表情は少しだけ晴れやかだった。 俺はおそらく今までの俺だったら考えられなかったほどの優しい笑顔を浮かべているだろう。 自分自身こんな思いや考え方に共感するのが意外だった。 だがしかし。 「ゆへー……ゆへー……やしぇがみゃんしちぇないで、とっととこうしゃんするのじぇ! さいっきょうっのまりちゃちゃまのこうげきをうけちぇむきじゅで……ゆびぃ!?」 「こいつらが腹立つ存在なのは歴史上どうあっても変えられない事実だよなぁ……?」 「ええ……なんだかわたしももうれつにはらがたってきました……!」 赤まりさを右手で掴むと、徐々に力を込めて握り締めていった。 「ゆぴぃー!!ゆぴぃー!!はなしゅのじぇ!!はなしゅのじぇ!! まりちゃがゆびいいいいいいいいいいいい!!!! ちゅぶれ……ちゅぶれりゅうううううううううううううううううう!!!!」 ぐねぐねした感触が気持ち悪いが、今の怒りの感情に対してそのようなものがストッパーになるはずも無い。 「おにぇーちゃんをはなちぇ!どりぇいがきちゃないででれいみゅたちにしゃわっていいとおもっちぇるのきゃ!」 「なら、あしならいいんですね?」 言うやいなやみこがジャンプし、赤れいむの上に飛び乗った。 「いじゃあああああああああああああ!!! ちゅぶれりゅうううううううううううううう!!! おみょいおみょいおみょいよおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ひどいですね。かれんなおとめにたいして『おもい』だなんて。 『おもい』というのは、こういうことをいうんです……よっ!!」 「いっ!じゃ!やべ!でい!びゅ!じゅぶ!れ!」 みこは上下に身体をゆすり、質量以上の重さをもって赤れいむを圧迫する。 「これが!いのちの!おもさです!!それが!!あなたに!!わかるんですか!!!!」 「ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!」 「おい待て!落ち着け!それ以上やったら本当に死ぬぞ!」 一回の『ゆ゙っ』の度に少量の餡子を噴出していた赤れいむ。 「はーっ……はーっ……はーっ……はーっ……」 「ゆ゙っ……べっ……」 俺の声に反応したみこが圧迫をやめたが、今の赤れいむの痙攣は既に末期症状の状態。 オレンジジュースでもあれば治るんだろうが、生憎と俺はそんな甘いものを飲むような性質ではなかった。 「「「「「………………」」」」」 俺たちの大声から異常に気付いたのか、目の前に居たクソチビ二匹以外の五匹もみこの凶行を目撃してしまった。 「ゆんやあああああああああああああああ!!!! れいみゅもきゃわいいきゃわいいいもーちょぎゃあああああああああああああ!!!!」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおおおお!!??」 「おぢびぢゃん!!ゆっぐりなおっでね!!べーろべーろ!!」 「ばりざもべーろべーろずるよ!!べーろべーろ!! どぼじでなおらないのおおおおおおおおおおおお!!!??」 「おにいさん?」 「…………え?あ、何だ?」 この狂乱とは真逆の邪気の無い笑顔でみこは俺に問いかけた。 「こんなことになってしまったいじょう、やっぱりわたしはおにいさんにころされてしまうのでしょうか?」 「……………ああ、いや、別に俺は気にしていない」 「………ほんとうですか?」 「いや、気にしていないといえば嘘になるが、今となってはお前を害するつもりはない。 今死んだ奴にも同情はしないし、こいつらは今日のうちに捨てることになるだろうが………お前はどうするんだ?」 「こう……します………よっ!!!!」 グチャ!!!! 「……………………………ゆ?」 親れいむと、おそらく長女であろうまりさがぺーろぺーろという名の必死の看護をしていた赤れいむ。 「ふっ…………ふははは…………あははははっ…………あははははははははは!!!!!」 そいつが居た場所には今、餡子にまみれて狂気に満ちた笑い声を上げるみこが居た。 「ゆ……ゆんやああああああああああああああああああああああああああ!!!!! どぼじでええええええええええええええええええ!!!!!」 「れいみゅ!!れいみゅ!!へんじじで!!へんじじでよおおおおおおおおおお!!!!」 「あははははははははははははは!!!! ばかですね!!!れいむはしんだんですよ!!! よわくて!!!ぐずで!!!のろまで!!!やくたたずなれいむはしんだんです!!! だれもしぜんのせつりにはさからえないんです!!! あはははははははははははははは!!!!」 ここでみこが笑いながらも涙を浮かべていた、というのなら少しは感動的なシーンだったのだが…。 「れーみゅをごろじだげじゅはじねええええええええええ!!!!」 「まりちゃがこわいこわいぷきゅーするよ!!まりちゃのぷきゅーでしんじぇね!!! ぷきゅうううううううう!!!!」 「じね!!じね!!じね!!!」 「まりちゃのこうげきでしにゅんだじぇ!!!じね!!」 「あはははははははははははははは!!!! それがこうげきですかぁ!?ぷくーがこわいとおもってるんですかぁぁぁぁぁ!!?? すくいようのないおばかさんたちですねえええええええええ!!!!」 「ゆびゃ!!!!」 みこは心底楽しそうにチビ共を馬鹿にしその内の一匹、体当たりをかましていた赤まりさを逆に跳ね飛ばした。 「こうげきっていうのはこういうものをいうんですよお!! り・きゃ・い・できましゅかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!????」 跳ね飛ばした赤まりさを踏みつけ、身体をひねるようにして踏みにじった。 「どぼじでえええええええええええええ!!!! どぼででばりざのだいあだりでじにゃにゃいにょおおおおおおおおお!!!??」 「きっとやせかみゃんしてりゅんだよ!!! ゆっくりできないゆっくりにはみんにゃでぷきゅーしゅるよ!!」 「ぷきゅーだよ!!ぷきゅうううううううううううううう!!!!」 残った三匹が横一列に並んで一斉に膨れ上がった。 そんなことをすれば、今のみこには逆効果だというのに。 「あはははははははははははは!!!! ぷきゅーですって!!ぷきゅーですって!!!! それしかできないんですかぁ!?だったらわたしもしてあげますよ!! ぷくうううううううううううううううううう!!!!!!!」 ボスッ!!! 「ぶぎゃああああああああああああああ!!!!!」 ぷくーと言いつつ全力突進で中央に居たれいむをぶっ飛ばした。 飛ばされたれいむは転がった後、横になった姿勢のまま餡子を嘔吐し始めた。 「ゆ゙っゆ゙っゆ゙っゆ゙っゆ゙っ……!!」 「あははははははは!!!!『ゆ゙っゆ゙っ』ですって!!!! わたしのぷくーは『さいっきょうっ』ですね!!! あはははははははははははははは!!!!!」 「ふっ…ふじゃけりゅなああああああああああああああああ!!!! いまののどきょがぷきゅーだああああああああああああああ!!!!」 「わかっちゃんだじぇ!!!いままでまりちゃたちがやられちゃのは こいちゅがひきょーなてをちゅかったせいだじぇ!!! こんどはじぇったいにまけにゃいのじぇえええええええ!!!!」 まりさがみこの正面から体当たりを敢行する。 「ゆっきゅりじにぇええええええええええええ!!!!」 「あははははははははははは!!!! それはしにたいからするんですね!!??あなたはわたしにころしてほしいんですね!!?? だったらおのぞみどおりころしてさしあげますよ!!!!」 正面からの体当たりをみこは口を開くことで応じた。 何も考えずにそのまま体当たりを行った赤まりさは口の中に入ってしまう。 「ゆっ!?なに!!まっきゅらだよ!!きょわいよ!? どぼじでぎゅうによるざんがぎだのおおおおおおおおおおおべっ………!!!!!」 「むーしゃむーしゃ!!!むーしゃむーしゃ!!!まずっ!!!こいつめっちゃまずっ!!! べっべっ!!!くそのやくにもたたないとんだごみくずですね!!!! いきていてはずかしくないんですかぁ!!?? あ、もうしんでますね!!!あははははははははははははは!!!!!」 最後に一匹残ったれいむはようやくというべきか、力の差を思い知ったようだ。 「やじゃああああああああああああああああああ!!!!! ぼうおうぢがえるうううううううううううううううううう!!!!!」 「………ゆ?ゆうううううううううううううううう!!!??? どぼじでおぢびぢゃんがじんでるのおおおおおおおおおおお!!!!????」 あまりといえばあまりな事態に、思考停止していた親れいむがようやく再起動したようだ。 「おがーじゃ!!おがーじゃ!!!あいづゆっぐりでぎにゃいよおおおおおおお!!!! はやくごろじでよおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ゆ!?ゆうう!?おちびちゃん!!れいむのおくちのなかにはいってね!!!」 「ゆっきゅりりきゃいしちゃよ!!!」 赤れいむを口に収め、所謂ドヤ顔でみこに向かい合うれいむ。 「おちびちゃんはこれであんっぜんっだよ! げすなゆっくりからおかーさんのてっぺきのまもりでまもるよ!!」 「うふふ………てっぺき、ですか………」 みこは先程の狂気の笑いを引っ込めてれいむに話しかける。 「れいむさん、あなたはここにきてゆっくりできてますか?」 「ゆっぐりじでるわげないだろおおおおおおおおおおお!!?? おまえが!!おまえがおぢびぢゃんをごろじだんだああああああああ!!!!」 「ではあなたはゆっくりしていないゆっくり、つまりげすなんですね?」 「でいぶはゆっぐりじだゆっぐりだあああああああああああ!!!! げすはおまえだろおおおおおおおおおおお!!!!!」 「いま、ゆっくりできてないんですよね?」 「ゆっぐりでぎるわげないだろおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ではいまゆっくりしていないんですから、ゆっくりしてないゆっくりですね?」 「でい…ぶ、は、ゆっぐりじだゆっぐりだあああああああああああああああ!!!!」 「ではゆっくりしているゆっくりですから、あなたはいまゆっくりしていますね?」 「でいぶ、は、ゆっぐり、でぎるわげないだろおおおおおおおおおお!!!!」 「ではゆっくりできていないから、ゆっくりしていないゆっくりですね?」 「でい…っぶは…ゆっぐ…り……?ゆっぐり………ゆっぐ……り…………… ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!」 『ゆんやあああああ!!!!おがーじゃんゆっぐじざぜでええええええええ いじゃああああああ!!!!でいびゅのぎゃわいいおがおが、ぶびゅ!!!』 「ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ! ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ! ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ! ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!」 「…………ふぅ、おわりました。これで、なにもかも」 親れいむが非ゆっくり症を発病し、中の赤れいむがその余波で食いちぎられた後。 みこは思い溜め息を吐いてうつむいた。 「非ゆっくり症って、こんなに簡単に発病するものなのか?」 「………こどもをころされたというのもありますが いっぱんてきなゆっくりは『ゆっくり』にぎもんをもつことがきんきとされています。 じっさいはいまわたしがやったようにことばじりをとらえてやりこめるだけで かんたんにしょうじょうがおきます。 ………こんなそんざいだから、ゆっくりはきらいなんです………」 みこは重苦しい空気を纏ったまま、俺の方へ向き直った。 「……こんなことになってしまったいじょう、おにいさんはわたしをどのようにでもするけんりがあります。 わたしのりそうがまちがっていたかどうかはわかりませんが、わたしのちからでじつげんはふかのうにおもえます。 どうぞなんなりと、わたしのしょぐうをおもうしつけください」 「……そう捨て鉢になるな。むしろ、俺はお前を本当に飼いゆっくりにしてみたいと思う。 交換条件とか処遇とかじゃなく、お前と一緒に暮らしたい。どうだろう?」 「おにいさん………」 みこは少し考える様子を見せた後、深々と頭を下げてこう言った。 「ふつつかものですが、よろしくおねがいします」 「え?あ、ああ、よろしくたのむ」 その台詞を聞いて自分の言った言葉とその返しがなにやら妙に顔が熱くなった。 「そ、そういえば、まりさが一匹残ってたんだっけ?こいつも殺すか?」 「………??おにいさんの手のまりさなら、もう死んでいるように見えるのですが?」 「え?あ………」 無意識に握り締めていた赤まりさは白目をむいて餡子を吐いていた。 吐いたというよりは握り締めた拍子に飛び出したというのが正確かもしれないが ともあれ絶命しているのは誰の目にも明らかである。 「ま、まあ後は、そこのうるさい奴を片付けないとな!」 「ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!ゆっぐぢ!」 「そうですね。ごめんなさい、部屋を汚してしまって……」 「いいって、気にするな。 それに、先程のお前さんはなかなかに楽しそうだったぞ? 俺の虐待歴もそう短くは無いつもりだが、あそこまで楽しんでやったことは数えるほどだ」 「い、いわないでください…!あのときのわたしは、さくらんしてたんです……!!」 ――――後日、某時刻、自宅―――― 「ゆんやあああああああああああ!!!! どぼじでごんなごどにいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「ごのうぞづきいいいいいいいい!!!!!」 「よぐもばりざざまをだまじだなああああああああああああ!!!!」 「あはははははははははは!!!! ゆっくりがゆっくりできるわけないじゃないですか!!!!」 「むきょわあああああああああ!!!!! ていのうのぶんざいでもりのけんじゃにざがらうなんでむ゙ぎゅっ!!!」 「いちいちいちいちせりふがながいんですよおおおおおおおおお!! どうせおなじことしかしゃべれないんですから なにもいわなくていいんですよおおおおおおおおおお!! こどもをかかえているゆっくりなんてどうせゆっくりできるわけないんですから!!!! あははははははははははは!!!!」 「ふっふざげるなあああああああああああああ!!!!! ばりざは!!ばりざはゆっぐりずるんだあああああああああ!!!! ぐずでのろまなぢびなんでじるがああああああああああああ!!!!」 「げすですね!!あなたさいていのげすですね!!!! あははははははははははははは!!!!! ぐずでのろまなちびならさいしょからうまなければよかったんですよ!!!! そしてあなたもうまれなければよかったんですよ!!!! あははははははははははははは!!!!!」 「ばりざはぜがいのおうになるゆっぐりなんだあああああああああああ!!!! ばりざがいないどずべてのいぎものがゆっぐりでぎないだろうがああああああ!!!!」 「あははははははははは!!!! ここまでさいていのばかはひさしぶりですね!!! せかいにはあなたのようなごみくずなおうさまがはいてすてるほどいるのに!!!! いっそのことあなたたちだけでせんそうしたらいいんですよ!!!!! まあわたしはあなたをころしてゆっくりしますけどねええええええええええ!!!!」 「ぶぎゅ!!!いだいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ずべてをみどおずばりざのおべべがあああああああああ!!!!」 「あははははははははははは!!!! すべてどころかめのまえのげんじつすらみえていないめなんてひつようないですよね!!!! もうかたほうもとってあげますよ!!!!せきにんをもってすててあげますからねええええええ!!!」 「やじゃああああああああ!!!!やじゃあああああああ!!! ばりざが!!!!ばりざがわるがっだでずううううううううう!!!!!」 「あはははははははははは!!!!めがないほうがげんじつがみえるなんてさいあくですね!!!! ひつようがないならさいしょからめなんてついてないほうがよかったですねえええええええ!!!!」 「ゆっぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 ……………………… ……………… ……… 「お疲れさん」 「あ、おにいさん。ありがとうございます」 ストローのついたスポーツドリンクを渡すとちゅーちゅーと飲み始めた。 みこは本当に楽しそうにクソ饅頭を虐待する。 俺も見習うべきところであるな。 「おにいさん。わたし、さいきんおもうんですよ」 「何が?」 たっぷりと間を溜め、今までとは比にならない晴れやかな笑顔で言った。 「ゆっくりって、ゆっくりしないためにいきてるんじゃないでしょうか」
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あるいてもあるいても【登録タグ あ 今日犬(ジャムおじさんP) 初音ミク 曲】 作詞:今日犬(ジャムおじさんP) 作曲:今日犬(ジャムおじさんP) 編曲:今日犬(ジャムおじさんP) 唄:初音ミク 曲紹介 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね♪(作者コメ転載) ギターをだい氏、ベースをはむ☆P、イラストを zek9u氏が手掛けている 歌詞 ららら 風が吹き 頬を打つ 迷わずに行くよ 明日も 風が吹き 頬を打つ 右習え 歩を合わせ 暮れた後の空を見上げよう 誰か 嗚呼 誰か 歌を聴かないか 歩き始めたころの 星を探しているよ 赤くかぶれた頬に 日々を重ねてゆくよ ――雪が何もかもを、そっと 深く白く染めていく。 暗い森の奥へ進み、 枯れた地図の中で ずっと眠る。―― 風が吹き 頬を撫でる 迷わずに 朝も夜も 風が吹き 頬を撫でる 相づちで 歩を合わせ 黒い鳥の色を尋ねる あれは ええ あれは 白い色の鳥 歩き始めたころの 星を探しているよ 赤くかぶれた頬に 日々を重ねてゆくよ ――森の奥で花が咲いた。 誰もいないところで。 香りだけを頼りに行く。 気絶しそうな春の中。 彷徨う先には、森の魔女のお茶会。 お菓子と紅茶を両手いっぱい抱えて、 虫のようにワルツを踊り明かそう。―― 大砲屋、弾を担ぎ高い山をえんやこら。 食べる間も惜しんでタダ働き。 辿り着いた大砲屋、弾を込めて、どん。 絶やすこともなくただ働き。 ――虫のようにワルツを 空を見上げ踊ろう 虫のようにワルツを 靴の下で踊ろう 虫のようにワルツを 土の中で踊ろう 虫のようにワルツを、さあ。―― もういいか 遠き山へとキスを 波が浚ってゆくよ もがれた足と手には 蜜を集めておこう 歩き始めたころの 星が笑っているよ 気が付けばもう土曜日 みんな笑っているよ ららら コメント 聞いていく内に今日犬さんの曲の中で一番好きになった。 -- 名無しさん (2011-03-24 16 58 35) 名前 コメント
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元スレURL 【ss】エマ「今日はとってもエモエモで尊みが深くてパクパクの草な日だね~」 概要 エマ誕2023 なんだか今日は巡り合わせが悪いなぁ… 関連作 元スレ:エマちゃんが一日中ずっとちょっと可哀想なだけの話 タグ ^エマ・ヴェルデ ^虹ヶ咲 ^高咲侑 ^短編 ^ほのぼの 名前 コメント
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きっと奇跡も、魔法も、あります! ◆.pKwLKR4oQ それは例えるならオペラ。 悪の権化を体現する見た目は男性/中身は淫女なドラゴンライダー。 正義を志す見た目は少女/中身は少年なホワイトエンジェル。 悪と正義、二つの相反する主張を掲げて二人は戦う。 その戦いの背後で奏でられるのは満月の名の下に紡がれる祈りの歌。 そして時折混じる剣戟の音がさらなる彩りを加えている。 ……と言葉を飾れば、それはまるで優雅な演目のように思える。 しかし実際の演目は芸術的なオペラとは程遠いもの。 生きるか死ぬかの舞台の上で行われる血生臭い過酷な武闘劇。 もちろん台本のような筋道があるはずもなく、当然いつ演目が終わりを迎えるのか知る人はいない。 だがどんな劇にもいずれ幕が下りる時は訪れる。 ▼ ▼ ▼ 「ハアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」 「ウオオオオオオオオオオッッッ!!!!!」 マシロと柊かがみ(外見は◆6/WWxs9O1s氏@パロロワクロススレ)。 二人の戦いの場はいつしか地上から空中へと移っていた。 天に届かんばかりの胡桃の大樹が砂漠に林立する中を縦横無尽に駆け巡りながらのヒットアンドウェイ。 傍目からだと均衡しているように見えるが、空を駆け巡る二人の動きは対照的だった。 竜の背に乗ったかがみは空中を荒々しく飛び回り、キュアヴィントブルームと交差するたびに大振りの攻撃を放っていた。 それは時に胡桃の大剣による斬撃だったり、時に竜の爪による一撃だったり。 対するヴィントブルームは天使を彷彿させる翼を羽ばたかせて敏捷に飛び回り、時折長剣による斬撃を浴びせてくる。 その斬撃は一撃一撃が小さいながらも的確であり、何度も積み重なれば軽視できないものだった。 そして何より一方の当事者であるかがみは内心かなり焦っていた。 (――ッ、このままだと不味いわね) かがみが自身を不利だと断じる最大の理由はその飛行手段にあった。 初戦のように地上のプリキュアvs空中のかがみon竜であるなら問題はなかった。 何しろ『空を飛べる』という時点で飛べない者に対してかなりのアドバンテージがあるのは紛れもない事実だ。 だからこそ荒々しい竜の飛行でも地上で駆けずり回るプリキュアを甚振るのに支障はなかった。 だが今は状況が違う。 件のプリキュアの一人ヴィントブルームがパワーアップした事も要因だが、何よりもその飛行手段が厄介だ。 ヴィントブルームの飛行手段は背中に宿した4対の翼。 最初は慣れていないせいで付け込む隙もあったが、時間が立つにつれて翼による飛行を自分のものとしていった。 そうなるともう差は歴然だ。 例えるなら大艦巨砲主義の日本が誇る戦艦が小回りの利く戦闘機に沈められるようなもの。 別の例えを出すならガンダムの世界で地球連邦の艦隊がジオンのザクに沈められるようなもの。 つまり機動性が段違いなのだ。 しかもヴィントブルームが自らの意思で翼を羽ばたかせているのに対して、かがみの方は竜に任せるしかない。 どうしてもかがみの意思による飛行でないために次の行動が分からず、結果ヴィントブルームの攻撃に対して後手に回ってしまう。 実際はまだそこまで差は付けられていないが、もはや戦況が傾くのは時間の問題だ。 (それに、さっきのアレって、やっぱり……) もう一つ懸念がある。 但しこちらはひどく漠然とした不安のようなもの。 先程かがみは戦闘中に自分の首輪が爆発するという光景を見た気がした。 いきなり牛車に攫われ、人面ツチノコに助けられ、バラバラに飛ばされ、ななこ先生を庇って死んだ。 一瞬の内に頭の中に流れた映像はどこか走馬灯のようなものでもあった。 もちろん今こうしてかがみの首(実際は6/の首)に首輪が嵌っている以上、それは幻でしかありえない。 だが今のかがみは入れかえロープで6/と心が入れ替わった状態だ。 もしあの時の映像がかがみの身体に入った6/の体験したものだとすれば……。 それがかがみの肉体に残っていた僅かな心とリンクして伝わってきたものだとすれば……。 確たる証拠はないが最悪の場合、“柊かがみ”が“柊かがみの身体”に戻る事はもう不可能だ。 (でも今はそれよりもこの空中戦の打開策を考えないと……手っ取り早いのはやっぱりあの歌を止める事なんだろうけど……) “将を射んと欲すれば先ず馬を射よ”。 現状ヴィントブルームのパワーアップの源は地上で歌い続けているキュアフルムーンのキュアフルムーンソングだ。 あれさえ止めてしまえば力を失ったヴィントブルームを倒すのは初戦を顧みるに造作もないはず。 だがその馬に当たるフルムーンを射る事が難題だ。 どう見ても隙があるように見えてしまうが、うっかり手を出すと手痛いしっぺ返しを食らう予感がする。 そうなればかがみはヴィントブルームに致命的な隙を晒す事になり、その瞬間勝敗は決するだろう。 この空間はかがみによる胡桃の固有結界-unlimited walnut works-なのに、自分の思い通りにいかないのは歯がゆい事この上ない。 (でもそれ以外に方法がないのよね。なんとかして私が手を出さずに歌を止める方法を考えないと……!?) 何度目かの交差の果てに地面を滑空飛行する竜の上で、かがみは天使を堕とす算段を練っていた。 ▼ ▼ ▼ 「ハアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」 「ウオオオオオオオオオオッッッ!!!!!」 空を飛び回る竜とすれ違う瞬間、ヴィントブルームの右手にある長剣が竜の皮膚を僅かに削る。 本当はそこにいたかがみを狙っていたが、剣が届く寸前で攻撃を見切られて間一髪で躱されてしまった。 だが最初の頃に比べると攻撃の精度は確実に上がっている。 少し前は飛んで移動するだけで精一杯だったのに、今では背中の翼は思い通りに動いて自由自在に飛び回れる。 その姿はまるで天空を舞う乙女のようだった。 (やっぱり最初にフルムーンを助けた時は火事場の馬鹿力だったのかな、もしくは根性? いやいや、そんな事よりも!) こんな事に考えを巡らせるようになったのも思考の余裕が出来始めた証拠だろう。 だがそこで気を緩めてはいけない。 なんと言っても今対峙している相手はゼロ(ハン)やMAXと比べて遜色ない。 さらに先の二人より謀に長けている事は初戦で痛いほど実感している。 またUWWの力を誤解させた時のように奥の手を隠しているとも限らない。 さすがに同じ手を食らうつもりはないが、決して油断してはいけない。 ふと視線を落とすと、先程すれ違った竜が一旦下降して滑空飛行してから空へと舞い昇って来ていた。 「ハッ!!!」 「――ッ!?」 再びの交差。 だが今度の攻撃は今までとは斬った時の感触が違った。 空中戦に移行して長剣を振るう事数十合。 ついにかがみの左腕に刃をかすめる事に成功した。 それなのにヴィントブルームは素直に喜べなかった。 一瞬すれ違った際に見えたかがみの両の瞳。 まるで獲物を狙う猛禽類のような鋭い瞳は未だに爛々と輝いていた。 (何か仕掛けてくる!) ヴィントブルームの全身をそんな予感が駆け巡っていた。 ▼ ▼ ▼ (はぁ、これでようやく決着が付くアルか) ▼ ▼ ▼ 「ふふふ、そろそろ決着を付けましょうか」 「……こちらこそ望むところだ」 ヴィントブルームを見下ろしながら竜の背に乗ったかがみは唐突に言い放った。 もちろんヴィントブルームにも異存はない。 確かにかがみの様子が引っ掛かるのは事実だが、ここは挑戦を受けるしかない。 もうかれこれ数時間は戦っている気がする。 これ以上戦いを長引かせるよりかは一気に勝負を付けたかった。 「さあ、踊りなさい」 両手を掲げたかがみの周囲に顕現するのはすっかり見慣れた光景と化した無数の胡桃。 さすがに初戦の全方位斉射バージョンの時よりも宙に浮かぶ胡桃の数は少ない。 だがあの時はプリキュア二人だったのに対して今回はヴィントブルーム一人。 総数ではなく一人当たりの数で考えれば今回の方が厳しい状況だ。 「それじゃあ、これで終わりよ!」 かがみの号令と共に無数の胡桃がヴィントブルーム目掛けて飛来する。 だがヴィントブルームは落ち着いていた。 いくら数が増えても胡桃の軌道が直線である事に変わりはない。 それに初戦とは違って今は翼によって自由に空を駆ける事も出来る。 これなら胡桃の斉射を避ける事は可能なはず。 もちろん地上に残っているフルムーンを脅かしそうな胡桃は撃ち落とすつもりだ。 一応フルムーン自体は不可視のバリア的な何かで守られているみたいだが、過度に期待するのは危険だ。 目下最大の問題はこの攻撃に伴ってかがみがどう動くか。 だがヴィントブルームの心配は思わぬ形で裏切られる事になった。 「爆ぜろッ!!!」 かがみの号令と共に発生したのは無数の炸裂音――無数の胡桃はヴィントブルームに届く前に全て爆発した。 この意外な展開にヴィントブルームは虚を突かれる形になってしまった。 それどころか何もできないまま上下前後左右で爆音が轟き、爆風が吹き荒れ、爆煙が蔓延する羽目になった。 もちろん胡桃が爆発する事は初戦の罠で痛いほど身に沁みている。 だが爆発させるとしたらもっと接近してからだと考えていた。 そちらの方がギリギリで避けてもダメージを与えられるはずだ。 今回の爆発だと爆煙・爆風・爆音こそ大規模だが、肝心のダメージ自体は然程でもない。 (え、もしかして手違い? それとも罠?) 激情に身を任せて行動する一方でその力に溺れる事なく策を巡らせるだけの智謀を兼ね備えている難敵。 それがマシロの柊かがみ評だ。 いささか過大評価な気もするが、ここまでの戦闘を振り返るとあながち間違いとも言えない。 そんなかがみがこんな単純な失敗をするとは思えなかった。 今までの経緯を顧みてヴィントブルームはこのまま突っ込むべきか躊躇わざるを得なかった。 (周りは爆煙で全然見えない。このまま迂闊に突っ込んだら相手の思う壺な――ッ!?) 一瞬の逡巡は高速で飛来した胡桃の弾丸によってかき消された。 それはまさに弾丸という表現が相応しかった。 幸い警戒を怠っていなかったので長剣で弾く事で対処できた。 「――ッ!!!」 そして胡桃の弾丸を迎撃すると同時にヴィントブルームは飛翔した。 その行く先は胡桃が飛来してきた場所――つまり胡桃を放ったかがみがいる場所。 確かに視界が開けた先に罠が待ち構えている可能性は十二分にある。 だがそう思わせて実際は今の視界を封じた上での狙撃が目的かもしれない。 ヴィントブルームは後者に賭けた。 「ハアアアアアァァァッ!!!!!」 最大限警戒して且つ最加速で一気に爆煙を突っ切る。 そして煙の尾を引きながら飛翔するヴィントブルームの視線の先には予想通りかがみがいた。 胡桃の樹の上でこちらに右手を向けながら一人で立っていた。 瞬く間に距離を詰められる状況で槍らしきものを急いで構えようとしているが、それが終わる頃には勝負は付いている。 (よし、勝っ――ん?) そこでヴィントブルームは得も言われぬ違和感を覚えた。 (違う! あの顔は……) 視線の先に捕らえた全裸の男の表情は驚愕や後悔ではなく――“悪魔のような微笑み”。 特に両の瞳は先程すれ違った時よりも爛々と輝いているようにも見える。 まるで全てが己の思い通りであるかのように。 だがそれ以上に何かがおかしい。 先程空中戦で鎬を削っていたかがみとは明らかに差異がある。 「――ッ、しまった!?」 今かがみは胡桃の樹の上に立っている――それなら今までかがみを乗せていた竜はどこだ? 後少しでかがみに届くという位置を惜しみなく捨てて、ヴィントブルームは空中で一気にUターンした。 そして一瞬で舞い戻った時、自分の考えが正しかった事を知った。 「くっ!」 「あ、見つかったアル」 そこに竜はいた。 ヴィントブルームのために歌を捧げている大切な仲間を襲撃するために。 もしもあと少し気づくのが遅れていたら間に合わなかったかもしれないが、なんとかギリギリで間に合う事が出来た。 この時長剣を振り上げたヴィントブルームと竜との距離は一気に詰められる程度。 だが今までの様子から竜がこの戦いに消極的なのは薄々感づいていたので本気で傷つけるつもりはない。 こちらの様子を見て動きを止めるなり鈍らせてくれれば、その隙にフルムーンを抱えて移動すればいい。 そんなある意味楽観的な思考でいたヴィントブルームは次の瞬間冷や水を浴びせられる事になる。 「リバースカードオープン、トラップカード発動、六芒星の呪縛アル」 竜の宣言と共に突然ヴィントブルームの動きは停止した。 それはまさに停止という言葉が相応しい状況だった。 突如ヴィントブルームを中心に出現した黒く光る六芒星の魔法陣。 それが現れると同時にヴィントブルームの身体は空中に縫い止められたかのように身動き一つ出来なくなってしまった。 まるで呪いが身体を縛りつけているかのような異常事態に戸惑いながら必死に足掻いたが、全く効果はなかった。 そしてそんな無駄な努力を続けるヴィントブルームを嘲笑うかのように――。 「日本昔話ドラゴンアタック、アル!」 「きゃ!?」 ――祈りの歌姫は竜の突進で地面に倒されてしまい……。 「フルムーン!?」 「――突き穿つ死翔の胡桃槍ッッッ!!!!!」 そしてほぼ同時に放たれた胡桃の槍がヴィントブルームにトドメを刺しに飛来した。 ▼ ▼ ▼ 斯くして悪と正義によるオペラは幕を下ろした――だがそれを快く思わぬ観客が一人……。 ▼ ▼ ▼ きっかけは何度目かの攻防後に地上ギリギリで低空飛行していた時に見つけた一枚のカード――「六芒星の呪縛」という名のカード。 デュエルモンスターズの中でも割と有名な罠カードを見つけた時、かがみの脳裏に一つの作戦が思い浮かんだ。 結局のところ基本骨子は“将を射んと欲すれば先ず馬を射よ”。 そのためにかがみはいくつも準備を重ねた。 まずは胡桃の一斉爆破による爆煙・爆音・爆風の三重奏。 もちろんヴィントブルームの視界を塞ぐ意味もあったが、真の目的は竜の移動を隠蔽するため。 もしも煙だけなら移動の際の音や空気の動きで露見する可能性があるが、この三重奏なら早々露見する可能性は低い。 そこさえクリアできればもうほぼ作戦は成功したも同然。 ヴィントブルームが爆煙を突き抜けて向かってくれば適当にあしらって、竜がフルムーンを倒してくれればチェックメイト。 もし途中で気づいて引き返しても、竜に予め持たせておいた「六芒星の呪縛」を発動させればチェックメイト。 さらにトドメに突き穿つ死翔の胡桃槍(爆発する投槍)でズドン。 「――という訳よ。残念だったわね」 喜々として悦に入っているかがみはようやく一連のあらましを説明し終えた。 事前準備は怠らなかったものの、ここまで思い通りにいくとは予想以上だった。 正直なところ最後の場面はギリギリセーフとしか言いようのない状況だった。 ヴィントブルームの加速が予想以上だったので、もし満月の危機に気付かなければこちらも相応の手負いを受けての結末だったはず。 さらに死翔の胡桃槍が決め手になったから良いものの、あと少しタイミングがずれていたら「六芒星の呪縛」が自力で破られていたかもしれなかった。 だが過程はどうあれ結果が全てだ。 現状プリキュア2人の変身は解けて元の姿に戻ってしまっている。 しかもマシロは死翔の胡桃槍による一撃でかなりのダメージを負った上に「六芒星の呪縛」で拘束状態。 それに加えて満月は先程よりも厳重に胡桃の蔦で口と身動きを封じられている。 まさにかがみの完全勝利だった。 「あのカードに、そんな力が、あったなんて……」 「ふふっ、悪いわね。経験と知識の差ってやつかしら」 実際マシロは自分に「六芒星の呪縛」のカードが支給されている事を把握していた。 だが満月共々使い道が分からず、おそらく遊戯のための札ぐらいの認識だった。 このような効果があったと知っていれば手元に控えていたのにと臍を噛むしかなかった。 もっともメタ知識全開のパロロワクロスネタ投下スレ出身のかがみだからこそ説明書なしでもカードの使い道が分かったようなものだ。 この辺り反則的な経験と知識の差が諸に出る結果になった。 「おおっ、痛いアル。何か見えない壁にぶつかったみたいだったアル」 「よくやったわ、竜。あ、ちゃんと満月を見張ってなさい」 「はいアル……(相変わらず人使いならぬ竜使いが荒いアル……)」 心の中でそっと愚痴る竜であったが、この作戦の一番の功労者が竜である事はかがみも承知していた。 何しろ竜が予定通りに動いてくれなければ今頃苦汁を嘗めていたのはかがみの方だ。 最初は乗り気ではなかったようだが、最終的にこれでいい加減決着が付くならと従ってくれた。 己に服従してくれる犬ならぬ竜第1号として改めて労いの言葉ぐらいかけてもいいかなとも思う。 「さて、これで私は二度あんたに勝ったわ。もういい加減諦めて私の奴隷になりなさい」 「…………」 マシロはかがみの問いに対して沈黙を返していたが、その目は明らかに拒絶の意を表していた。 やはり生半可な方法ではもう信念を曲げる事も、況してや服従させる事も叶わない。 だがそれは“二人はプリキュア”だからに尽きる。 一人一人では無理でも二人でお互いに支え合ってこそ強固な精神で立ち向かってくる。 なんとも胸が熱くなる良い話だ。実に感動的だ。だが無意味――とも言い切れない。 なぜならこれはこれで大いに利用価値があるからだ。 「へえ、まだ逆らう気でいるんだ。それならこっちにも考えがあるわ」 よくよく考えてみればそのような事情なら簡単に壊す方法がある。 「その、デイ……パックは……?」 「さっき拾ったんだけど、これ中に面白い物が入っていたのよ。じゃじゃ~ん」 さも面白そうにかがみがデイパックから取り出したのは一見すると普通に点滴装置。 だが中身の液体は鮮やかなオレンジ色をしており、明らかに一般的な点滴とは違った感じがする。 そして何よりマシロはその点滴に見覚えがあった。 「――ッ!? そ、それは……」 「へえ、これが何か知っているのね。ふふふ、それなら好都合だわ」 「ど、どういう意味だ……」 「そんなの決まっているじゃない――こうするのよッ!」 「うぐっ」 かがみの宣告が終わるや否や、右手に握られた点滴針は狙い違わずに満月の左腕に刺さっていた。 満月は身動き一つできず呻き声すら上げられぬまま、ただ表情だけを驚愕で歪めていた。 かがみの為すがままに無情にも点滴装置が固定されると、しばらくして満月はぐったりと項垂れた。 「満月ちゃん!?」 「あはは、良い顔ね」 マシロは自分の愚かしさを呪わずにはいられなかった。 一度ならず二度までも自分の甘い見通しで満月共々窮地に陥った挙句、今度は満月に取り返しのつかない事までしてしまった。 実のところマシロはあのオレンジ色の液体の点滴の正体が何であるか知らない。 なぜなら先程のカード同様に説明書が付いていなかったからだ。 だが明らかに普通ではない様子だったので、何かしら危険なものなのかと思っていた。 そしてこのかがみの反応と行動だ。 毒物とまではいかないまでも人体に何らかの害をもたらすものである事は火を見るよりも明らかだ。 (うふふ、この反応……やっぱり危険物だったのね……) だが一方でかがみもこの液体が何であるか知らなかった。 ただマシロの焦る様子から何らかの害を及ぼすものだと推測しただけ。 そして曖昧な推測は満月の状態を見て確信に変わった。 人体に与える影響がどの程度かは知らないが、そんなものを身体に投与されれば最悪の場合は死に至る事もあり得る。 当初は別の方法で追い詰めていくつもりだったが、運よくお誂え向きの道具が手に入った。 「さあ、早く奴隷になると誓いなさい。今ならまだ応急措置で助かるかもしれないわよ」 「なんで……ここまで……!」 「あんたが悪いのよ。いつまでも私に逆らうから。もっと早くに私の奴隷になっていればこいつもこんな目に遭わずに済んだのにね」 「なっ!?」 「いつまでも夢とか希望とか見ているからこういう目に遭うの。世の中そんな都合の良い展開にはならないのよ。 奇跡? 魔法? はっ、そんな夢物語で救われるなら人生苦労しないわよッ!!!」 そう、世の中は常に不条理。 このような殺し合いの場であるなら、その理はさらに重きを増す。 その事実を突きつけられたマシロの表情は否応なしに苦悶に歪む。 正々堂々と立ち向かって最終的に仲間を守るために敗北した挙句にその仲間を死に追いやる心中とは如何程のものであろうか。 (二人だから支え合って立ち向かう事が出来た。それじゃあ一人になったら? しかも片方が自分のせいで死ぬとしたら?) キュアヴィントブルームのマシロとキュアフルムーンの満月のプリキュアコンビ。 確かに二人の絆は出会ってから数時間だというのにもうすっかり本家に見劣りしないぐらい強固なものになっている。 二人だからこそ、その信念は曲がらず、また服従させる事も叶わず。 ――それならば欠けさせればいい。 当初はかがみも二人の強固な信念の前に搦め手を諦め、正面から正々堂々と力で打ち負かすしかないと思っていた。 だがそれ以外に相手を打ち負かせるかもしれない方法があるなら越した事はない。 空中戦に移行して彼我の実力差が開く一方なら尚更だ。 それにこういう手合いは自分よりも仲間が傷つけられる方が何倍も堪えるはずだ。 その証拠に満月に点滴が打たれてからマシロはひどく狼狽して、あれほど必死に行っていた抵抗にも力が入っていない。 やはり仲間想いの正義のヒーローにはこの手の仕打ちは効果覿面らしい。 (まあ、悪は悪らしくやらせてもらうだけよ) 正々堂々という言葉がある。 その意味は卑怯な手段を用いず、態度が立派な様。 だがその語源まで遡ると言葉の意味は異なってくる。 その語源となる孫子・第七篇軍争篇には次のように記されている。 『正正の旗を邀うることなく、堂堂の陳を撃つことなし』と。 要約すると、旗印を整然と陣を整えた敵を攻撃する事は避け、堂々の陣を敷いた強力な敵を正面から攻撃する事はない。 つまり強固な備えをしている敵に対して馬鹿正直に攻める事は避けるべきだと述べている。 だからかがみの行動もある意味『正々堂々』と言えなくもない。 もちろん本人にそういう自覚は露ほどもないのだが。 「ああ、その表情ゾクゾクするわ。このままヤりた……ん? 何よ、その目は? 何か言いたいの~?」 これからさらにマシロを言葉責めにして追い詰めようとしていたかがみだったが、ふと横目で見ると満月が何かを言いたそうにこちらを見ている事に気づいた。 相変わらず胡桃の蔦で口を塞がれ身体は縛られて何もできない状態だが、その両の瞳は何かを訴えていた。 「満月ちゃん……ごめん……」 「うふふ、いいわ、特別に喋らせてあげる。どうせもうすぐ死んじゃうんだから。さあ、恨み事でも何でも言ってみなさい」 この時マシロが悔恨の念にかられる一方で、かがみはその嗜虐心を刺激されていた。 だから満月の身体を拘束する胡桃の蔓の内の口元部分だけ緩めてやった。 もちろん再び歌おうものなら即座に口封じをするつもりだ。 実際かがみはオレンジ色の液体の具体的な正体は知らない。 だがマシロの様子から危険なものである事は分かっているので、殊更「もうすぐ死ぬ」と煽っているだけだ。 人間という生き物は死の間際には本音が出ると言われている。 しかも力と恐怖で絶望に屈した状況であるならさぞかし醜い本音が聞けるのだと期待して――。 「…………ん」 「え、なんだって?」 ――いたのだが。 「私達は諦めません――ッ!!」 満月からの力強い返答はかがみにとって予想外のものだった。 その表情には力と恐怖に屈した絶望など全くない。 身動き一つ出来ない状態でありながら、その両の瞳から光は消えていなかった。 「はあ!? あんた馬鹿? 今の状況分かっていないの!」 「確かに、私達は絶体絶命です。でも、夢も希望も最後まで信じ続けて諦めなければ、きっと奇跡も、魔法も、あります!」 元々満月は喉に悪性の腫瘍があり、医者から余命1年と宣告されていた。 だが二人の心優しき悪魔のおかげで夢と希望を失わずに済み、いくつもの奇跡にも魔法にも等しい経験をしている。 だからこそ諦めるわけにはいかない。 今諦めてしまったら二人に会わせる顔がないからだ。 「だからマシロ君、心配しないで。私ならきっと大丈夫だから」 (『きっと』か……なら、僕がこんなところで落ち込んでいたら皆に笑われちゃうな……!) 先程満月は『私達は諦めません』と強く言った。 既にマシロは満月から話を聞いていたので病気の事は知っていた。 だからこそこの状況で満月があれほど意志を強く持ってかがみに言い返した事に胸を打たれていた。 そして同時に満月の想いも理解した――まだ僕達の戦いは終わってなんかない。 最後の最後まで足掻いて足掻いて必ず勝機をこの手に引き寄せる。 パートナーである満月の激励に応えるかのように、いつの間にかマシロの瞳にも生気が戻っていた。 (ちっ、余計な事を……息吹き返しちゃったじゃない……!?) 一方でかがみは予想外の事態に歯軋りするしかなかった。 奇しくも先程と似たような状況だ。 もっともこちらはやっと追いつめたと思った獲物がまたしても息を吹き返した分、身の内を駆け巡る悔しさは半端ない。 しかもまたしても盤上をひっくり返したのは神山満月の存在。 確かに要注意人物だとは思っていたが、その潜在的な力はかがみの予想を遥かに上回るものだった。 「ああ、分かった。そうやっていつまでも夢でも希望でも抱いていればいいわ」 だからこうなればもう迷わない。 「竜! 満月を殺しなさい!」 「なっ!?」 もう満月を生かしておくのは危険だ。 こうなれば一思いに殺してマシロを強制的に絶望の海に沈めてやる。 本当はじわじわと甚振りたかったが、これ以上満月が余計な事を言う前に始末する方が良い。 「え、なんでまた自分でやらないアル?」 「私はこいつが目を背けないようにするという大事な役割があるから手が離せないのよ」 もちろん今度も直接の実行犯には竜を差し向ける。 確かにマシロが顔を背けないようにするという理由は間違いではない。 だが本当の理由は自分で直接手を下したくないだけ。 今は特に何も起こっていないが、万が一時間差で予感が的中してしっぺ返しを食らう可能性も捨てきれない。 つまりは保険だ。 これならもししっぺ返しを食らうとすればかがみではなく竜になるという算段だ。 「でも、そこまでしないといけないアル?」 「はぁ? まさか私の言う事が聞けないって言うの? それならこっちにも考えが――」 「あー、分かったアル。言う事聞くアル」 渋々といった様子で上昇する竜をかがみは嬉しそうに見送った。 先程のようにプリキュアに変身した状態ではなく、今の満月は生身の12歳の少女。 同じような日本昔話ドラゴンアタックを食らえば命の保証はない。 そして十分な距離を取った竜が満を持して急下降の加速と共に満月目掛けて突進態勢に入った。 (まあ、人間なんていっぱいいるから諦めるアル) 「あははっ、夢と希望を抱いて溺死しろオオオオオ!!!!!」 「このォォォオオオオオオオオオオ!!!!!」 (まだ、終われない!!!) 各々の叫びと想いが固有結界内に交錯する時、新たな劇の幕が開いた。 ▼ ▼ ▼ 次の瞬間、同時にいくつもの事が起きた。 空の天幕が割れ。 砂漠と胡桃が消え去り。 かがみが血を吐き。 竜が血飛沫を上げながら墜ち。 そして観客であった白夜叉が降臨した。 ▼ ▼ ▼ 時系列順で読む Back 絶対に過信してはいけないK1ダイナマイト24本 Next 後悔なんて、あるわけないだろっ…! 投下順で読む Back 絶対に過信してはいけないK1ダイナマイト24本 Next 後悔なんて、あるわけないだろっ…! Let s_sing_a_song 柊かがみ(変態仮面) 後悔なんて、あるわけないだろっ…! Let s_sing_a_song 竜 後悔なんて、あるわけないだろっ…! Let s_sing_a_song マシロ 後悔なんて、あるわけないだろっ…! Let s_sing_a_song 神山満月 後悔なんて、あるわけないだろっ…!
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454 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 05 11 52 ID ??? 447 なるほど理解した。 直接狙えないよーと言われた時点で思考停止したんだなそいつ。 他のPL達はGM想定の対処法に考えが至っていたからまさかそこで絶望してるとは思いつかなかったとかかね? 仕事でもそうだけど1を聞いて2を確認できない奴は使えないんだがなぁ。 GM「敵が出ました」 新米「戦います!」 PL「敵の種類と数、あたりの状況を教えてください」 GM「一本道で前後から待ち伏せ。数は前一人後ろ雑魚3グループ。ただし判定無しなので不意打ちじゃないよ」 新米「じゃあ前に突っ込みます!」 PL「待て、うちのリーダーに話しかけてもらって時間を稼いでいる間にシーフに前方の罠感知してもらえますか?」 GM「了解。前は敵との間に何かの罠が仕掛けてあるね。直進しなければ大丈夫」 新米「えー?それだと移動力的に今回届かないじゃないですかー」 GM「そうだね。とりあえず後ろにも敵いるけどどうする?」 新米「判定に成功すればいいんでしょ?罠無視して直進します!!」 GM「うい、罠は『ぬかるむ地面』。判定とか無しで移動力半減で回避ダイス-1個ね。今回届かないねぇ」 PL「なんで突っ込むんだよ……(頭抱える)」 この後新米PL逆切れでゲーム一時中断。 実話だから困る。 535 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 09 38 41 ID ??? なにげにスルーされてるが 454も大概問題じゃね? 罠=判定で突破可能って思い込んでる新米君にも問題はあるが、GMや周りの連中も判定無しで自動発動する罠が存在する事くらい教えてやれよ。 545 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 12 48 34 ID ??? 535 しかしGMとしてはせっかく用意した罠に飛び込んでくれるカモがいるなら飛び込んで欲しい訳で…… それにその程度の罠ならせいぜい行動1回無駄になるのとその間敵の攻撃避けづらくなる程度のもんでしょ? 移動不能になったり戦闘終了まで抜け出せないって事でもないし、迂回したのと大して結果は変わらないし。 その程度で猪突猛進を控えてくれるようになればなーとは思ったけどまさか切れるとは思わなんだ。 他のPLに関しては口挟む暇がなかっただけだと思う。 というかまさか罠があるとわかっている所に突っ込むとは思わなかっただろうし。 549 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 15 06 ID ??? 545 >移動不能になったり戦闘終了まで抜け出せないって事でもないし それをちゃんと説明したのか? 「ばぬかる沼」→「底なし沼」→二度と出られないor抜け出すのに凄い難易度の判定が必要→人生オワタ と思ったのかもしれんぞ >というかまさか罠があるとわかっている所に突っ込むとは思わなかった だから、そこはGMが「判定なしで絶対に発動する類の罠もあるけど、それでもいいの?」と念を押すべきだろ? 550 名前:548[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 17 49 ID ??? ×「ばぬかる沼」 ○「ぬかるむ地面」 信じられないような誤字w 551 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 23 20 ID ??? 報告ではちゃんとペナルティの詳細を言ってるぞ 行動宣言後に水を指しても多少は空気悪くするし、言ったところで行動を変えるかは怪しい気がするから その状況では言わない方がいいんじゃないか 552 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 24 41 ID ??? マップ用意して沼の範囲を書けば済む話しだな 555 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 31 02 ID ??? 549 >それをちゃんと説明したのか? したよー 454にも書いてるけど「移動力半減」なだけで移動不能ではないし、次回に移動すれば届く事も理解してた。 つーかなんだそのマチコ先生的思考回路はw >だからそこはGMが念を押すべきだろ? 致命的な罠ならね。 罠を迂回した場合でも1ラウンドかかるので実質「1ラウンド回避判定にペナルティ」程度の罠にそこまで神経質に手ほどきする必要はないと思ったんだよ。 556 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 34 20 ID ??? 罠があるのに突っ込む馬鹿にまで気を使えってか そこまでして『楽しむ事』を追求しなけりゃならんの? そんなのだったら全員戦闘ガチの脳筋キャラでやればいいじゃん 559 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 48 33 ID ??? >556 あぁ、そうやって「罠とかいらなくね?」「敵一人でよくね?」「このスキル無駄じゃね?」と純化した結果がNAGOYAなんだなきっと 560 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 13 54 48 ID ??? GMの常識とか美しさとかを強要したわけじゃないもんな 罠を調べもせずに突っ込んで文句言われたら嫌だな と、思った 鳥取でいちいち罠の解説したら、それ専門のキャラ使ってるPLに怒られる と、思った 561 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 14 26 54 ID ??? 判定もしないで罠の種類を教えろっていう馬鹿は死ねばいいのに 562 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 14 50 21 ID ??? >だから、そこはGMが「判定なしで絶対に発動する類の罠もあるけど、それでもいいの?」と念を押すべきだろ? それで本当にその手の罠があれば必要もないのに罠の種類を教えたことになるし、なければないでGMに騙されたと言われる気がするんだが 563 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 14 59 01 ID ??? 俺も罠に突っ込むのはただの馬鹿だと思うぞ、というか罠のダメージ+敵の攻撃で死んだらどうするつもりだったんだそいつw 念を押す必要もない、というか罠の種類なんて判定なしで教えるべきものじゃないだろw ただそいつが馬鹿だったってだけの話だろ? 564 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 15 03 42 ID ??? 536 正解を知ってるGMにとってはPLが馬鹿に見える例 下手な場所を調べて問答無用のトラップにかけられて即死したり、 NPCにちょっと強く出ると凶暴な正体を現して敗北必至の戦闘を強いられたりといういうことも少なくない 540 PLの理解力が弱い、一つの方法にとらわれている だからセッション失敗でいいのかな それなら人間がGMする必要ないじゃない 565 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 15 09 25 ID ??? 罠を隠すのはずるいとか思ってるんだろ 隠さなきゃ罠じゃないってのにな まさにシーフ殺し こわこわい…… スレ252
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#blognavi ゆきちゃん:今日は、明日の仕事の準備等あるのに、遅くまで話し合い付き合ってくれてありがとう。そして、サークルのことを大切に考えてくれてありがとう。おかげで、いろんなことを決めることができました。今日話し合った忘年会や合宿、みんなもだけど、自分たちが本当に楽しめる良いものにしていきましょう。そして、いつまでも、俺の最高の友達でいて下さい。 てっちゃん:いつも、てっちゃんは、最後まで俺に付き合ってくれるようね。バドのサークル始めた時も、テニス始めた時も、いつも賛同してくれる。本当に感謝しているよ。ありがとう。俺が、サークルのことや彼女とのことで悩んでる時に、話聞いてくれるよね。そして、いつもなだめてくれる。俺は、そんなてつにいつも感謝しています。俺は、いつでもてつのために何かしてあげたいと思ってる。だから、何かあれば言って下さい。てつの力になります。今日は夕食は一緒しなかったけど、来週は、男二人で夕食しながら語り合おう!!これからも、よろしく。 カテゴリ [感謝?] - trackback- 2005年11月13日 21 51 01 #blognavi