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キャラクター名 てってってー Pスキル ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 厨房度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 所属国 ゲブ 所属部隊 Prism タグ キャラ ゲブ 戦闘スタイル 僻地無双 名言・逸話 F鯖の僕、四天王と呼ばれていました 総評 四天王() 本人より +てってってーとは てってってーとは てってってーとはアイドルマスターのBGM「TOWN」の愛称。 由来はてってってーと聞こえることから。 この曲が流れるとてってってー弾幕になりがち。 週刊ニコニコランキングではほぼ毎回BGMに使用される。アンチコメ等でどれだけ動画が荒れようが、最後はみんなでてってってー。 てってってー弾幕が氾濫するとたまにゲシュタルト崩壊するので注意。 「マイケルジャクソンがてってってーを歌ってみたよ」のアップロード以降、ゥルルァッタッタッ!!ゥゥルルァァッタッタタ!!の米が混ざることも。 「てってってー」でソースコードを書くプログラム言語も考案されている。(⇒ プログラム言語「てってってー」) 元ネタはおそらく洋楽「YOU CAN T HURRY LOVE」である。(このメロディーラインを使用した曲がいくつかある。) ◇公式 http //www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/idolmaster/ ◇動画 +てってってー語録 Prism部隊チャより てってってー F鯖の僕 てってってー 四天王と呼ばれていました †Alice どこ国民? †Alice うわ抜けれない・・・。 てってってー あ てってってー FOしてた てってってー 僕エル民 †Alice サタンかぁ。 てってってー あんな雑魚と てってってー 一緒にしないで! †Alice 私のF鯖での名前聞いたら †Alice たぶん驚くと思う。 てってってー 行ってみろ †Alice だけど言わない。 てってってー 言えよwww †Alice もう粘着嫌です・・・! てってってー いや てってってー 大丈夫 †Alice じゃこるいくの? てってってー うん てってってー 多分 †Alice むー。 てってってー いや てってってー 割とガチで てってってー 俺らも てってってー 超有名だから てってってー キニシナイよ てってってー で てってってー 名前うp †Alice IN †Alice とりあえずpt てってってー さぁ早く †Alice これが †Alice アイドル補正()笑 てってってー +( ´^ω^` ) てってってー つか てってってー tiffany てってってー F てってってー F鯖ガイドで見たけど てってってー でてこなかった †Alice それスペル違う。 てってってー まじで てってってー カセって †Alice http //www40.atwiki.jp/felix/?cmd=word word= tiffalith type=normal page=%E2%80%A0Tiffalit h%E2%80%A0 †Alice まぁ、このwikiは †Alice えむおが勝手に改竄したものだから †Alice 真相はかなりスレよりに・・・。 †Alice ええとね、 †Alice サタンにいた †Alice なんだったかな・・・。 †Alice まぁ、 †Alice サタン構成員なんだけど †Alice サタン総出で粘着されてて。 †Alice 飛び加藤と †Alice 志摩均を †Alice カセに輸入してきて †Alice ああ、志摩はね、 †Alice たまちゃんの †Alice ええとねぇ・・・。 †Alice まぁ、 †Alice あの時代は、 †Alice 暗黒時代だったからなぁ・・・。 †Alice Fカセ復興させたくて †Alice 月一で課金防具当たるイベント開催したりしてた んだけど †Alice なんか毎月開催で20万くらい使いました(きり っ てってってー ^^;;; てってってー F鯖 しぇり~な てってってー で てってってー 検索すれば てってってー 僕でルと思う †Alice Mirageかぁ。 †Alice ぴろむだっけ? †Alice ああ。 †Alice それ違う。 てってってー ぴろむはnoober †Alice Prismなにこれ。 †Alice えろげだったの? てってってー Prismは てってってー なんで てってってー この名前になったんだっけ †Alice アリエルたんの画像が・・・。 †Alice あ、ありえるたんはりあ♀()笑 の †Alice 超絶あいどるなのに! てってってー だろ てってってー ありえるたんまじかわいい †Alice 私のキャラも †Alice 乗るかなぁ。 てってってー まずは てってってー 全チャ煽りからだな てってってー ありすは †Alice 乗りたくもないけどね。 てれってー -- 名無しさん (2009-11-19 00 44 32) 名前 コメント
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385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/08(土) 09 00 59 ID ZWiilpPV 前々からずっと気になってたんだが てんてーって何さ? 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/08(土) 12 03 30 ID Ro2JKLj/ 385 主に先生キャラに使われる 先生→てんてー 459 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 10 50 31 ID yqxPIGnG 391 そりゃ普通分からんわ・・・ 460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 12 33 30 ID ztzal90R 娘が最初に喋った言葉が「てん…て」だったそうです。 464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 13 49 45 ID bvLGVLMV 「てんてー、てんてー」 「おお、よしよし」 「ちゅきーちゅきーちゅきー」 「なんか照れるなあ」 「こらこらー」 「………ん?」 「まえからああだよ?」 「おいおいおい」 「あんたこもんでしょー?」 「…………」 「ちょっ…おまっ!どんな教育しとるんだ!?」 「えー、だってー」 465 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 14 12 02 ID VaSn8r5B まだ理解できない娘にてんてーとの思い出をのろけまくるきりのんきりのん
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358 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/14(日) 19 32 03 ID 119-171-254-71.rev.home.ne.jp [26/32] ネタ 戦後核アレルギーべいてー世界 第四話べいてーと日本はアレルギー物質に過剰反応しました。 停戦、ストックホルムやジュネーブでの交渉を通し日米双方共に政府や軍がこれ以上の損害を嫌ったが故に正式に成立した。 講和こそまだであったが大東亜戦争、米呼称太平洋戦争は終わりを告げた。それが昭和20年8月15日のことである。 その理由は日本はアメリカが持つ多数の核兵器に恐怖したことアメリカは軍内に潜む核持ったナチという幻に恐怖したことであったが。 そして講和に向けた話し合いが持たれ双方ともに相手が強硬な態度に出ることを予想していた。 日本はアメリカが日本に対し核を以て恫喝を行うと思っていたし、 アメリカは日本が保護しているアメリカンボーイズの処遇、核の被害の詳細やアカによる侵食などの情報をばら撒くという現状のアメリカにとっての最悪の手段を保持していた。 そして日本は戦争で経済が青息吐息どころか破綻寸前で戦争やめたかった。 アメリカはアメリカンボーイズやリソースだけ消耗するだけの最早生産性どころか正義もないこの戦争終わりにしてドイツとその後のソ連に集中したかった。 なので故に双方共に講和の内容については譲歩してい互いが相手を悪いものでも食べたのかと変な顔になった。 日本からの提案は日独同盟の解消、国体護持、占領地域からの全面撤退及び賠償、合衆国による軍事監査の受け入れ、 日独同名の解消、”合衆国”の求める民主化つまりは完全な立憲君主制への移行及び満州国の利権の放棄と処遇のアメリカへの一任等。 アメリカからは日独同盟の解消、天皇制つまりは国体護持及び独立の保証、占領地域をからの段階的撤退、 満州国の民主的な独立及び満州国の日本の利権の保証、日本本土除く朝鮮半島、樺太、千島列島、台湾の日本への帰属の確認等 双方ともに予想からすれば遥かに互いにとって良い内容に困惑していた。これじゃどっちが敗戦国かとは報告見た夢幻会の弁である。 まあ、恐怖からとはいえ双方が例え自身が損をしても戦争を止めようという判断に至ったことは称賛されるべきであろう。 で、双方とも下手に出た結果話し合いは順調に進んだのだが…ここでアメリカ国内で問題が噴出した。 日本というファシズムと講和するのかとかそういう反対の話ではない。 アメリカ国内で原爆誤爆の詳細が降って湧いたのだ。 未だ戦争の終わりすら見えないのにアメリカのみが原爆を保有することを憂慮した赤い癌細胞、 いらんこ以外のナニモンでもないそれが合衆国のもの核保有を阻止するためにマスコミに流したのが発端であったが燃えがったのはそれだけではない。 日本と停戦した結果、負傷したアメリカンボーイズの帰国が叶ったのであるが無論生きて帰れた者だけではない。 元の姿すら分からない程焼け焦げたり損傷しエンバーミング不可能な遺体、 発見時に既に虫が湧いていたため或いは発見時生きていたが病気で死亡したために荼毘に付された骨となって戻ってこれたのはまだ良い方。 死亡通知が来た家族の下に届けられた棺には軍の認識票だけが入っていた場合もあった。 生きて帰れた者達も無傷の者は少なく酷い火傷や発見が遅れ四肢を切断せざるを得なかった者、 原爆の毒(この頃はそう思われていた)により身体が衰弱した者も多かった。 なお、無傷な者達の大半は沖縄に残され乗員が被爆し動けなくなった艦艇の警備や残留した物資の整理、行方不明者の捜索に携わっていたりする。 まあそんななので各地の軍の施設にショットガンやらライフル持って怒鳴り込む父や息子、 ホワイトハウスや軍の施設前でデモを行う妻や母の姿が見られるようになったのもこの頃である。 米国内で反戦や反政府の機運が高まり、流れドイツとの戦争も終わらせるべきではないかとの意見も出たりしていた。 議員の中にも支持者からの突き上げからレンドリースも切るべきでは?と言う者もいる始末。 これに慌てたのは支援受けなきゃ戦争続けられない英国や各亡命政府、そして前大統領が戦後色々口約束してた赤い癌細胞の大本ソ連である。 戦争は継続すべきと訴える英首相やソ連書記長であったが色々責任突如として背負わされた大統領のこめかみには#が浮かんでいた。 特にソ連…お前何言ってんだ、である。 赤い癌細胞の存在を日本から教えられ確認とれたので今回の騒動の裏にソ連いるの確定であり足引っ張られてる国に対し支援打ち切りたかった。 日本と講和するにも邪魔だし…。 359 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/14(日) 19 32 52 ID 119-171-254-71.rev.home.ne.jp [27/32] ついでに反戦運動に火の粉注ぐ事態がまーた発生。 誤爆した陸軍戦略爆撃部隊がナチな疑惑がスッパ抜かれたのである。ちな今度のソースは軍からである。 とある将官が妻に愚痴ってそっから漏れたとかで大統領が執務室でorzの体勢になってたのを秘書が目撃している。 マスコミ曰く原爆投下した爆撃機の乗員は全てドイツ総統に心酔しナチズムを信望していると書かれた上、 爆撃機部隊にナチの思想汚染が蔓延しているとかルメイこそがその元締めと記事には記されていた。 憲兵に拘束されていたルメイは濡れ衣だと叫んだがそんなことが米本土の人間に伝わる筈もなく。 ルメイの爆撃時の部下への爆撃の犠牲者は無視しろという発言まで面白おかしく取り上げられ米国民を絶滅させるために動いていた生粋のナチにされる始末。 これでノーボールツーストライクツーアウトという状況、身内が原因で戦争から脱落寸前にまで追い込まれたアメリカとホワイトハウスであった。 だがここからアメリカとホワイトハウスが逆転満塁サヨナラホームランに至るとは誰が想像しただろう。 とんでもない所から援護射撃が来て対日戦除くこの戦争が正義の戦争となったのである。 世界の裏側、ドイツ・ライヒ…第三帝国よりその電波に乗り世界中に齎された。 「カーチス・ルメイとその部下達は正しく模範的アーリア人であり、ナチ党員である!!」 世界中に流れる酷いドイツ訛の聞き取りにくい英語…アドルフ・ヒトラー総統(ヒューラー)の言葉だった。 彼は米国内の報道、米軍内のナチ信望者により米国始め連合国が大打撃を受けたというニュースに歓喜。 周囲の者が止めるのも聞かず誤爆に関わったカーチス・ルメイとその部下らを素晴らしいナチズムの体現者と称賛した。 加え米国内にもナチが大勢いると勘違いしたヒトラーは彼らを蜂起させ米国を完全に講和のテーブルに付かせるべく動いた。 「此度の連合国被害は全て作戦通りである!!」 原爆の誤爆は全ては作戦通りと発言。つまりは自分の手の内とすることで米国内のナチを勢いづかせようと思ったのである。 ヒトラーは米国と停戦した日本も非難した、対米戦の為にあれこれと引き込んで目をかけてやったが所詮劣等民族かと。 聞く者が聞けば日本をアメリカとの戦争に引き込んだのはドイツとも取れる発言であった。 で、ヒトラーが期待した成果得られたかというか…寧ろ自ら危機を呼び込むこととなった。 アメリカのマスコミはこれに食い付くとセンセーショナルに騒ぎ立てたからだ。 「日本との戦争の裏にナチの影あり!」 曰く、日本との戦争はナチが仕組んだものであり政府はそれに誘導されたんだ!とか、 前大統領は実はナチでアメリカの力削ぐ陰謀だったんだよ!!とか日本はナチに騙された被害者だったんだよ!!とか、 憶測に憶測重ねて好き勝手書かれることとなる。 某史実MMRのキバヤシ張りのトンデモ理論であったが…。 (; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;) Ω ΩΩ な、なんだってー!! 米国民が食い付いた。 自国が悪い自分らが選んだ政府がアレだったよりは余程精神安定的に良いからだ。 加え原爆もナチ信者のルーズベルトが作ったナチの産物扱いとなり果全てはナチの責任となった。 第三帝国許すまじという空気になりデモの声も反政府、反戦から悪の第三帝国を倒す正義の戦争をすべしへと変わって行った。 それは原爆の被害受けた軍も同じで誤爆の内容知る者兎も角一般の将兵などは一般国民と同じだった。 死ぬ必要のなかった戦友のアメリカンボーイズ達を殺したのはナチス・ドイツである、 そう考えた方が戦争より命を優先し同じ釜の飯を食った日本と戦争を続けるよりは遥かにマシだったからだ。 ホワイトハウスはこれに乗った。というか乗るしかない日本をナチの被害者にすれば講和も行ける。ドイツも倒せる。 引けば全て失うので進むしかないのがこの時のホワイトハウスであった。 これに困惑したのがドイツというかヒトラーであった、当初の予定と違うと。 米国内のヒトラー信望者が動き米国を交渉のテーブルに付かせられる筈が米国民の敵対心を煽りに煽り消えかけた戦意を燃え上がらせてしまったからだ。 そこで未だ米国内大勢いる(とヒトラーは思っている)ヒトラー信望者を勢いづかせる為にヒトラーはさらなる手を打つことになる。 360 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/14(日) 19 33 37 ID 119-171-254-71.rev.home.ne.jp [28/32] 「勝手に停戦した裏切り者の日本人はユダヤ民族、根絶やしにすべき人類の敵である!!」 日本人はユダヤ民族とか主張、リトアニアでのユダヤ人へのビザ発給も日本人がユダヤと同じ民族だから行ったとか言い出した。 どっから知ったのかヒトラーは日ユ同祖論を持ち出して日本人はユダヤの失われし十氏族であると断定し、 アーリア人が絶滅させるべき民族であるとの持論を展開し米国も同調するように言い出した。 特に日本の皇帝はユダヤの象徴故に確実に根絶やしにすべしと。 これに日本は混乱した。米国と停戦し同盟破棄を提案するも未だにドイツとは同盟国であり同盟破棄には至っていない。 また同盟破棄すれどもドイツとの国交は維持し米国など連合国とのパイプとなることも考えられていた。 日本は外交ルートを通じドイツに抗議や翻意を促したがその返答は日本の想像を絶するものだった。 日本を擁護した者らはドイツ要人であろうとも尽く処刑或いは収容所へ送られ、 帝政ドイツ時代に捕虜となり日本と良い関係を築いた軍人らは全て前線へと追いやられた。 そして… ヒトラーは在独日本大使を日本がドイツへの背信を行ったとして処刑、在独日本人は全て絶滅収容所へと収監されたのだった。 だがヒトラーは知らなかった。 「これが…これが同盟国に対する仕打ちか…!!」 満州で、 「皇統を根絶やしにすべしだと…我らは斯様なやつらと同盟を結んでいたのか…!!」 「御親政などと言っている場合ではないぞ。やつら日本人そのものを絶滅させるつもりだ。」 東京で、 そして昭和20年9月2日、日米講和会議にて握手が交わされた。 日米対独同盟締結。 総統の不用意な言葉が本来ならば対米戦継続を訴え講和を潰そうとする連中の考えを翻意させた結果がこれだ。 軍の主力、そして本土と満州の産業がまるまる生き残り米国という外付けチートを得た極東の狂犬がかつての同盟国に牙を剥くことになる。 361 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/14(日) 19 37 23 ID 119-171-254-71.rev.home.ne.jp [29/32] 以上になります。 日本国民・米国民「鬼畜ナチスドイツ許すまじ!」 日本軍・米軍「ゆ”る”せ”ん”!!」 日本政府・ホワイトハウス「そうだよ!その通りだよ!!」 夢幻会「どうしてこうなった…。」
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戦後核アレルギーべいてー世界 架空戦記系ネタ137_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 架空戦記系ネタ137_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 第一話アレルギーに至る始まり 架空戦記系ネタ138_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 第三話べいてーさらなるアレルギー発症の可能性に至る 架空戦記系ネタ138_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 第四話べいてーと日本はアレルギー物質に過剰反応しました。 架空戦記系ネタ139_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 第五話黄禍アレルギー物質は飛散の準備始めました 架空戦記系ネタ140_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 第六話別なアレルギー物質が欧州で飛散を開始しました 外伝 架空戦記系ネタ138_635さま_戦後核アレルギーべいてー世界 外伝 龍はアレルギーの前に敗れました。またの名をアメリカは通常兵器で武威を示すようです。 by635さま 架空戦記系ネタ139_モントゴメリーさま_戦後核アレルギーべいてー世界支援 Pe-10爆撃機 架空戦記系ネタ139_モントゴメリーさま_戦後核アレルギーべいてー世界支援 Il-40襲撃機 byモントゴメリーさま
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帝都あきのSS感想用掲示板はこちら anko4553 ありふれた野生のお話 anko4534 てーと金メッキ anko4481 ゆっくりでポケモン anko4463 てーと猛暑日 午後 anko4460 てーと猛暑日 午前 anko4414 はいしゃさんごっこ anko4365 ありふれた野良のお話 anko4348 ぼうのうえにいる anko4308 てーとみなしごゆっくり anko4285 ゆっくりでFPS anko4280 邪怨 anko4267 ドリブル anko4254 てーと野良と加工所と愛護団体 anko4206 全部漢字表記になった理由 anko4204 てーと野良と長雨 後編 anko4203 てーと野良と長雨 前編 anko4126 choice anko4122 てーとありしゅのおかーさん anko4099 てーとまりしゃとれいみゅのおとーさん anko4095 てーとまりしゃ
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登録日:2019/11/15 Fri 05 46 14 更新日:2021/05/05 Wed 15 06 19 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 THE_IDOLM@STER TOWN sideM お約束 てってってー アイドルマスター アイドルマスター シャイニーカラーズ シアターデイズ シャニマス ミリオンライブ! ミリシタ ●概要 てってってーとは、てってってーである。 ●本当の概要 てってってーとは、ゲーム「THE IDOLM@STER」のゲーム中BGM「TOWN」の俗称である。 ゲーム中のイベントでアイドルとコミュニケーションを取るときに流れることが多い。 初出はアーケードゲーム版で、Xbox版はもちろんのこと「SP」や「2」、「ONE FOR ALL」や 「プラチナスターズ」「ステラステージ」といった765プロ系統の作品では様々なアレンジを施して採用されており、 また「ミリオンライブ!シアターデイズ」や「sideM」「シャイニーカラーズ」のゲーム中でもアレンジ版が流れてくる。 楽曲としてはCD「THE IDOLM@STER MASTERPIECE 05」に収録されていて、限定販売されていた 「THE IDOLM@STER BEST OF 765+876=!! VOL.03」の特典CD「THE IDOLM@STER BGM COLLECTION」にも収録。 後者は限定版にのみ付属しているため、2019年現在は比較的前者のほうが手に入りやすい状況にある。 ●「てってってー」 何故「てってってー」と呼ばれるのかといえば、メロディーが「てってってー」と聴こえるかららしい。 2007年3月にニコニコ動画へ投稿されたXbox版「THE IDOLM@STER」のゲーム中イベント内でこの曲が流れ、 そこで「てってってー」と投稿されたのがコメント弾幕の発祥らしく、その後そのものズバリの 「アイドルマスター てってってー」という動画が投稿されて認知度が拡大。 以降「てってってー」という俗称で呼ばれるようになった。 4/4拍子にして20小節という短い楽曲が延々と繰り返されることもあってか汎用性・中毒性が高いようで、 アイドルマスター関連に限らず、ニコニコ動画やYoutubeでBGMとして扱われることが多く、 この曲が流れるとだいたい「てってってー」というコメントが書き込まれる傾向にある。 アイマスの運営側でもそれを把握している模様で、2012年6月に開催されたライブイベント 「THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!」では 「横浜アリーナスペシャルメドレー」のうちの一曲として組み込まれ、会場全体で「てってってー」の大合唱となった。 また、アイドルマスター関連、特に「ミリオンライブ!シアターデイズ」「シャイニーカラーズ」や 全シリーズ集合の生放送があると、放送直前の待機BGMとして流されることが多い。 この時も「てってってー」と書き込まれるのがお約束。 ●余談 「てってってー」というプログラム言語が考案されている。もちろん命令は「てってってー」「てってっててー」「てっててー」「てってー」「ててー」「てー」といった感じで表記。 同人サークル&秘密結社「不気味社」が繰り出した男声アカペラCD「豪快アイマス」シリーズには、40分以上にわたる男声アカペラアレンジバージョンが収録されている。「てってってー」と歌うのはもちろんのこと、数分経過するとだんだん歌詞(?)が変わったりシャウトが入ったりする。URYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!! 追記、修正は「てってってーてってっててーてってってーてってっててーてってってーてってっててーてってってーてってっててーてー♪」と歌いながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] SideMでも流れているぞ -- 名無しさん (2019-11-15 06 40 45) アル中カラカラ~ -- 名無しさん (2019-11-15 07 59 04) 逆になんでデレじゃ使われてないんだろ -- 名無しさん (2019-11-15 08 02 01) ニコニコではミクによるカバー(?)も結構使われてるので、それも書いて良いんじゃないかな?ボカロの話題は脱線しすぎだろうか -- 名無しさん (2019-11-15 08 25 50) ある意味アイドルマスターを代表する曲・・・ってか一番有名まである -- 名無しさん (2019-11-15 10 11 14) 某マイクラ荒らしも何故か多用する。MAD版のほうがおおいけれども。 -- 名無しさん (2019-11-15 10 14 28) デレでないのはおそらく開発のサイゲに版権がないからゲームでは使えないってことだと思う -- 名無しさん (2019-11-15 15 10 38) ↑そういや確かにデレマスは開発がバンナムと関係ないのか、シャニマスのBXDもバンダイの出資企業だし。あれっでもSideMのオルトもサイゲと同じで別会社だよね? -- 名無しさん (2019-11-15 15 31 55) お笑い芸人の狩野なんたらのバージョンもあってビックリした -- 名無しさん (2019-11-15 17 34 22) RPGにおけるフィールド曲的な何か -- 名無しさん (2019-11-15 18 59 51) ドラクエの序曲にあたる -- 名無しさん (2019-11-16 02 56 28) てってってー -- 名無しさん (2019-11-17 08 45 01) ニコ動内の動画のあらゆるところで使用された結果、アイマスをよく知らない人にはフリー素材の一つと思われてる -- 名無しさん (2021-05-05 15 06 19) 名前 コメント
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てーれぎ社 てーれぎ社というのは社長のれぎが中心となって設立した会社である 設立理由は「某学院みたいな組織を作りたかったから」 てーれぎ社の野望…特に無し(コメ欄で募集中) 現在社員募集中です 給料は社長の気まぐれです ※社長は一ヶ月の出張中です 社長が帰って来ましたが給料は未払いです ※給料は検討中です(´◉◞౪◟◉) コメント
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『てーとまりしゃとれいみゅのおとーさん』 49KB 愛で 虐待 希少種 独自設定 前作を読んでくださった方にぜひ ※ご注意を ・前作『anko4095 てーとまりしゃ』の完全な続きになります。 ・前作の設定をそのまま使っているので、前作を読まないと話が意味不明です。 ・相変わらず飼いゆっくりと野良の格差ものです。 ・最後の最後まで愛でられる希少種がでてきます。優遇どころの話ではないです。 ・愛でられるゆっくりはほとんどオリキャラみたいになっております。 ・飼いゆっくりを愛称で呼びます。 ・口の悪い人間が出ます、野良をゴミ扱いします。 ・大した落ち度のないゆっくりが不幸な目にあいます。 ・鬼意惨に恋人がいます。 ・ゆっくりに対する直接的な暴力は一切奮いません 以上について少しでも嫌悪感を覚えた方は不快な思いをされるかと思います。 大丈夫という方のみお読みください もぞもぞと、なにやら胸元が動くので目を覚ました。 「さむっ!」 冬の朝はいつも寒いのだが、今日は異常だった。 腕の中で動いていたものの正体―― “てー” 恐らくいつも以上の寒さを感じ、熱を求めてすりよってきたのだろう。 てーを毛布と掛け布団でしっかりくるみ、電気ストーブの電源を入れる。 もしやと思いカーテンを開けると――やはり一面真っ白、跳ね返ってくる光が寝起きにはつらかった。 「ここまでのは数年ぶりだな」 この地域はあまり雪が降らないし、めったに積もる事はない。 「ん……だでぃ?」 「はいはい、ここにいるよ」 目をこする我が家のアイドルを毛布ごと抱き上げ、 部屋が暖まるまで、しばらくストーブの前でゆっくりする事にした。 「んーあったかい!」 「おう」 「…すーりすりだよ……がんばってねおちびちゃん」 「……しゅーりしゅり……」 「だめだよ!やめたらもっとさむくなっちゃうよ!」 まりさとれいむの一家にとって今朝は生き地獄だった。 コンクリートに舗装された街はゆっくりにとっては厳しい環境だ。 硬い地面はあんよを傷めるし、餌となる草がほとんど見あたら無い。 そして何よりおうちとなるスペースが山や森に比べて圧倒的に少ない。 ダンボールを見つけてそこをおうちにするゆっくりもいるが、それは人間でいうと道端で大金を拾うくらいの幸運だ。 そもそも、あなたが普段生活していて道にダンボールが落ちていることなんてあるだろうか? また、そんな奇跡にも等しい幸運によって手に入れたダンボールでさえ目立つ場所に設置なぞすれば、 三日もたたずに市民の心強い味方である加工所によってしかるべき処置がとられるだろう。 この一家も人通りの少ない道の植木のちょっとしたスペースに、 屋根というにはあまりに忍びない数本の枝を引っ掛けただけのおうちを作っていた。 「しゃむぃ……よ……」 「すぅりすぅりだよぉぉおおお゛どぉじでぇあっだがくならないのぉぉ゛」 昨日の夜からとても寒かった。 もともとこのおうちは風を防いではくれないが、風が吹いてなくても冷たかった。 そしてついに、空から悪魔が降ってきたのである。 まりさ一家は雪を見たことがなかった。 雨ならわかる、水はゆっくりできない。 しかしこの白くてゆっくり下りてくるものは、電灯に照らされとてもきれいだった。 姉妹で一番やんちゃな赤まりさ以外は眠っていたため、赤まりさが最初に雪を見つけた。 大いに喜び、宝物にすると言い出し――――触れた瞬間に号泣した。 冷たさを感じたのは一瞬、その後には焼けつくような痛みを感じた。 痛みのはけ口を求め、限界までおくちを開く。 「いぢゃぁっ!いぢゃああああああああぃぃっ!」 泣いてる間にも白いナイフはゆっくりとした動きで体に刺さる。 身体をくねらせ、跳ねまわり、苦痛を訴える。 「おちび!どうしたのぜぇっ!」 赤ゆっくりのあまりの様子に一瞬その餡子脳が停止したが、その叫びによって再起動した親まりさ。 「どおじだのっ!ゆっぐりじでっ!おちびちゃん!」 親れいむも飛び出してきた。 親まりさが、狂ってしまったかの如く暴れまわるおちびに近づく、 もちろん雪はそんなまりさにも降り注ぐがお帽子に防がれる。 そもそも成体ゆっくりなら、ちょっと雪に降られた程度では痛みなど感じない。 皮がそれなりに厚くなっており、中枢餡にその冷たさは届かない。 「ゆ゛っびぃぃいいい!いぎゃぁあっ!いぃいいい!」 だが赤ゆっくりは違う。 誰しもが知っていることだが、皮が極端に薄く脆い。 餡子の熱によってほんの少しの雪が解けただけで、耐えられなくなる。 そしてもう一つ。赤ゆっくりの生存率を下げる最大要因がコレ。 非常に痛みに弱い。 「おちび!おちびぃっ!落ち着くんだぜ!おとーさんとゆっくりおうちに戻るんだぜ!」 「あ゛ああああぐぃぃっ!ぎゅぇっ!ぐぅぃぇえ!」 必死にまりさが呼びかけるも、まったく聞こえていない。 痛みに弱く親に依存する赤ゆっくりが、叫ぶほどの激痛を受けて親に助けを求めないのは危険な状態である。 痛みが激しすぎて思考が麻痺しているのだ。 原因を取り除こうとかいう回避行動に移れない。 痛みに反応するだけ。 体中の餡子が、攻撃を受けていることを過剰なほどに中枢餡に伝える。 身をよじり、おさげを振り乱すことしかできない。 とっくにお帽子も頭から外れているが気づけない。 弱った皮で暴れるせいで所々が裂け始める。 「おちびっ!おちびぃ!おちびぃいっ!どぼじでゆっぐりじないんだぜぇええっ!」 「いぎゅっ!ぎゃぎゅっ!ぎゅぇぇっ!」 舌を誤って噛んだのか、悲鳴が濁る。 まりさの必死の呼びかけも、その体が屋根となり雪から守られていることにも、もう気づけない。 暴れる体が裂ける、その痛みで暴れる、そのせいで裂ける、また暴れる、裂ける。 まるで地獄の針山の上でのヘッドスピン。 しかしその形相は地獄の鬼よりも厳しく恐ろしい。 あまりにも異常なおちびの様子にまりさもパニックになる。 「れいぶぅぅうっ!どぼじよぉおおおっ!?おちびがじんじゃうよぉおっ!」 泣いて番に助けをもとめるまりさ。 「はやぐづれがえってよぉぉおっ!ま゛りざぁああっっ!」 それに対する返答はなかなか的確だった。 いささか遅すぎたが。 「ゆっぐりりかいじだよぉっ!――おちびぃ!かえるのぜっ!」 通常のゆっくりに手はない。物をつかむことができない。 ではどうするか?舌を使うのである。 ゆっくりはその自分の大きさの二倍ほど長く伸びる舌を、器用に動かし生活している。 まりさがグネグネと動き回るおちびに舌を巻きつけ、引っ張って持ちあげようとする。 焦って全力で引っ張り、おうちに走るまりさ。 水を吸いグズグズになり所々裂け目が入った皮を、そんな風に引っ張ったらどうなるか? プチっと大した抵抗もなく、あんよを残してほぼ全ての皮が餡子とお別れした。 「ゆピッギィィイイイイイイッッ!!ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……」 「ゆ゛ぅ!?どぼじでおぢびのかわさんがやぶれでるのぉおっ!?」 一際大きな悲鳴でゆん生終了のカウントダウンが開始されたことをつげる赤ゆっくり。 大きく露出した餡子に二つの血走った目玉が並ぶ姿は、まりさを怯ませるくらいにはグロテスクだった。 「も゛う゛おうぢがえるぅぅうううっっ!」 まりさは泣きながらおうちに逃げ込む。 あまりのことに番のれいむも「あぁ……」とつぶやくだけで固まっている。 これだけのことがありながら、おうちの中の赤ゆっくり二匹は眠っていた。 「ごめんだぜぇ!ごめんなのぜぇ!」 何度も何度も呟くまりさ。もちろんその謝罪は届かない 舌に残ったわずかな甘さが消えたころに、まりさは振り返っておちびだったものをみる。 底辺がドロドロになった真っ黒な餡子にはもう片目しかついていない。 もう既に“えいえんにゆっくり”しているのは明らかだった。 このおちびが、まりさが自分を助けようとしていたこと、 そして結果的にまりさによって止めをさされたことを理解していたかどうかはわからない。 わからないからまりさは想像してしまう。 やっと助けに来てくれたはずの父親が、何も出来ずにオロオロと自分の周りで泣き叫ぶのを見ているときの心境。 そして生きたまま皮を剥がされるその“たくさん”の苦しみを。 「ゆ゛ゆああああああぁあぁ!!ゆぁぁああんぅ!」 「ゆぁ……ゆぅ…ゆっく」 そしてまりさとれいむは泣き出した。 まりさは大声で、れいむはかすれた声で。 二人とも涙を流しながら。 「ゆきさんだーっ!」 「窓に顔ぶつけんなよー?」 朝ごはんを食べ終わるや否や窓にへばりつく我が娘。 今日が平日じゃなくて本当に良かったと思います。 神奈子さま信仰していてよかった。 目に見えてテンションがあがっているてーを見る。 どうせお散歩行きたいとか言い出すのだろう。 てーは雪なんて実物見るの初めてだろうし。 「だでぃだでぃ!そといこーぜ!」 ほれきた。 だがどうしようかな。 雪の中出歩くのは結構危険だ。 昔は、年明けにスキーに行っていたので、スノートレーシューズは持っている。 ただいくら滑りにくい靴だとはいっても過信は禁物だ。 俺が悩んでるのを察したのかてーが不安そうにこっちを見ている。 「……だめ?」 「だめじゃない!全然だめじゃないぞ!」 断るとか無理。ウチの子が一番可愛いもん。 すぐさま虐子に電話する。 「起きてたか?」 「とりあえず電話口の最初にはてーちゃん出しなさいよ」 「いやなんかこの雪の中、お姫様が外出許可求めてきてさ」 「あー、てーちゃん雪みたことないもんねー」 「そうそう」 「じゃぁこっち来れば?庭でかまくらとか作れば満足するっしょ」 「なるほど……」 虐子の家は、俺みたいな一般人からすれば十分すぎるほど大きい。 庭でキャッチボールくらい余裕で出来る。 そして距離自体、うちから歩いて15分。 「名案だな、そうする。お義母さんとお義父さんにもよろしくな」 「あいあい、てーちゃんに代わってよ」 「うい、てー?まみぃだぞー」 「わーい!……まみぃ?」 さて、いろいろ準備しないといけないが、本当に寒いな……。 まりさ一家は死に瀕していた。野良にとってはいつものことだが。 一匹のおちびが死んでから、状況は悪くなる一方だった。 降り積もる雪はぐんぐん気温を下げ、当然眠ってなんかいられない。 中枢餡まで凍りつかすような冷気は、赤ゆっくりを確実にあの世へと近づけていく。 そしてさらに、最初に死んだ子の強烈な死臭。 これも無視できないほど辛かった。 なにせおうちのすぐ目の前に溶けた死体が転がっているのだ。 成体ゆっくりでも耐えることのできない吐き気に、赤ゆっくりはなんども餡子を吐き出した。 「まりさ……あのね、おはなしがあるよ」 「れいむ?どおしたの?すーりすりやめるとゆっくりできないよ?」 二匹のおちびはいま、まりさのお帽子の中にいる。 「このままじゃ“みんなえいえんにゆっくり”しちゃうよ」 「ゆ゛ゆぅ!だいじょうぶなのぜ!れいむ!ゆきさんはもうすぐどこかにいくのぜ!」 それが何の気休めにもならないことはまりも分かっていた。 そして恐らく、これかられいむが言うことも。 「まりさとおちびちゃんたちで、れいむをたべてね」 「れ、れいむ……」 「れいむはね?まりさみたいにおぼうしでおちびちゃんをまもれないから……。 これはれいむがやるしかないんだよ」 「まつのぜ!きがはやいのぜ!きっと」 「“むーしゃむーしゃ”しないとおちびちゃんしんじゃうよ。 それにれいむはいままでおちびちゃんになにもできなかったよ。 さいごにたべてもらって“しあわせー!”してもらいたいよ!」 「ぐすっ……れいむぅ! おちびちゃんは!ぜったいっ! なにがあってもまりさがまもるよぉっ!」 「おきゃぁ……さん」 「おかぁしゃん……」 弱り切ったおちびちゃん達が出てきた。 それを見てとてもゆっくりした笑顔でれいむが微笑んだ。 「さぁ、おたべなさい!」 こうしてまりさとおちび達は今日まで生き残った。 太陽が出てくるのを確認すると、まりさはおちび達を帽子に乗せ。 あんよにビニール袋を巻きつけ、おうちを出た。 生き残るために。 結局バスで虐子の家まで行った俺とてー。 着くころには太陽が出ていた。これ以上降らなくてよかったと思う。 到着するなり、いろいろな道具を持って待機していたお義父さん、お義母さん。 お二人とてーは思いっきり雪を堪能していた。 俺の方はすっかり寒さに参り、窓から庭に直接出れるリビングで座りながら、はしゃぐてーを眺めていた。 二時間ほどたち、明らかに挙動不審になり、腰に手を当てる回数が多くなったお義父さんと交代し、 雪だるまのボディを作っていた俺に声がかかった。 「ゆっくりおじゃましますなのぜ!」 虐子曰く、その声を聞いた瞬間の俺の口元は見事に笑っていたらしい。 「やぁまりさ、どうしたのかな?」 「にんげんさん!ゆっくりしていってね!」 「「ゆっきゅりしちぇいっちぇねっ!」」 「はい、ゆっくりしていってね。 それでさっそく御用を教えてほしいな」 目の前のまりさは、お帽子の中に赤ゆっくり二匹を入れ、ビニール袋をあんよに巻きつけている。 ゆっくりにしてはなかなか頭がいいみたいだ。 「まりさたちは、すむところがないのぜ! だからこのままじゃおちびちゃんたちがしんじゃうんだぜ! ちょっとだけ、おうちをかしてほしいんだぜ!」 驚いた。 おうちを寄越せ!ではなく『貸してほしい』とは。 この手の野良はおうち宣言か、『ゆっくりプレイスをひとりじめするゲス』とか言い出して、 最終的にキレて体当たりしてくるのが普通なんだけど。 ちょっと興味がわいた。 「うん、まりさの事情はわかった。 でもなんでこの家にしようと思ったの?」 「ゆ!それはここから、ゆっくりしてるゆっくりのこえがきこえたんだぜ!」 なるほど。 同族がいるなら、話を聞いてくれると思ったのか。 ゆっくりしている声なら、ゆっくりに理解があるはずだと判断したんだろう。 半分正解だね。 「うん、それは俺のおちびちゃんだね」 「ゆゆ?にんげんさんにもゆっくりのおちびちゃんがいるのぜ?」 「そうそう、てー?ちょっと来てくれる?」 俺は奥でこっちの様子を見ていたてーを呼び寄せる。 トコトコと近寄ってくるてー。 「ゆぅ!とってもゆっくりしたおちびちゃんなのぜ」 「うんありがとう」 「にんげんさん!おねがいするのぜ!にんげんさんも“おとーさん”ならまりさのきもちがわかるのぜ! おちびちゃんをまもりたいきもちはいっしょなのぜ!」 うーん、今の一言で潰したくなった。 正直こんな薄汚い野良に俺のてーへの愛情を語ってほしくない。 「でもおうち貸すっていっても、ほとんど俺のおちびちゃん用のゆっくりプレイスだからな……」 人間相手だったら殴られてもおかしくない言い訳をする。 だがゆっくり相手にはこれで十分すぎるほど伝わる。 「お願いなのぜにんげんさん! まりさのれいむは!おちびちゃんをまりさにたくして!“おたべなさい”しちゃったのぜ! まりさは“おとーさん”としてどーしてもおちびちゃんをまもらなきゃいけないのぜ!」 目を潤ませながら語るまりさ。 なるほど、コイツ番の中枢餡を多く食べたのか。 だから多少賢くなっているのか。 いつまで持つか分からないとはいえホントに出鱈目だな、さすが餡子脳。 「わかったよ、まりさ。おなじ“おとーさん”とか言われたら俺も我慢できない。 一晩だけおうちと、ご飯を用意してあげるよ」 「ほ、ほんとうなのぜ?にんげんさん!」 「やっちゃー!」 何を我慢できないのかを、勘違いしたまりさが喜ぶ。 それを聞いた帽子の中の二匹まで喜んでいる。 もしかしたら、人間のおうちはゆっくりできるなんて記憶を持っているのかもしれない。 ちなみにてーはもうさっさと引き上げて、お義母さんとかまくらの中でみかん食べている。 「だが、家の中には入れてあげられない。 庭に君たち用の別のおうちを用意してあげる」 「ゆ゛ぅ……でも」 「これが最大限の譲歩だよまりさ。 俺もそこまでお人好しじゃないからね」 「わかったのぜ!にんげんさん。野良のまりさ達にはそれで十分なのぜ!」 背に腹は代えられないのだろう。文句を言う様子もない。 ここで『さいきょうのまりささまには――』等言い出したら、近くのゆっくり用回収箱をおうちにしてあげたのだが。 「じゃあ、確認するよ? 俺は君たちに一晩だけ凍えないおうちと、十分な量のご飯を用意する。 あとは知らないからね?退屈だとか君のおちび達が言い出しても何もしないからね?」 「わかってるのぜ!むしろそこまでよういしてくれたらほかになにもいらないのぜ! おちびたちはまりさがれいむにたくされたのぜ! “おとーさん”として、いのちにかえてもまもるのぜ!」 本当かな?もちろん本人は自信があるようだけど。 とはいえ、そろそろ暗くなり始めてきた。 さっさと準備しないと。 「はい、コレでしょ?」 「おおっ!さすが」 と思ったら、俺たちの会話を聞いていた虐子が大きめのプラスチックケースを抱えて持ってきた。 「ん、てーちゃんはもうお父さんたちとお風呂にいったわよ」 「了解」 そういうと、まりさ達には目もくれず、さっさと家の中に入っていった。 このプラスチックケースは加工所製のもので、かなり大き目の水槽に厚めの蓋がついている。 その用途は主に『自家製赤ゆっくり製造』だったり、 おうち宣言をやらかした野良をここに閉じ込めておいたりするのに使われる。 防音機能を備えていて、ある程度頑丈、温かい――かは知らないが、ダンボールのおうちよりいいだろう。 中に何枚か新聞紙を入れてやる。 「ほらまりさ、これが君たちのおうちだ」 「ゆゆっ!?なんなのぜ!?」 ああ、コイツら透明な壁だと認識できないんだっけ。 『とうめい』だったり『みえない』かべさん!とかいって“邪魔者”って認識するんだよな。 だから窓を割って侵入したにもかかわらず『開いているおうちがあったから』とか理解できない主張を通そうとするんだっけ。 自分で“かべ”って言ってるのに。 「まあほら入ってみな?……うっしょ! どうだ?おうちになってるのわかるだろう?」 掴みあげてケースの中にいれる、手に泥がついたが我慢する。 『おそらをとんでるみちゃい』とか帽子のなかから聞こえた。 「ゆゆっ! ほんとうだね!かべさんがあるし、つめたくないよ!」 「ゆあーい!ゆきさんがいないのじぇ!」 「れいみゅ“こーろこーろ”しゅりゅよ! きゃわいくってごみぇんにぇっ!」 これまた汚れたチビ二匹が、帽子から出てきて、ケース内で蠢いている。 大変不快だ。 「ここはゆっくりできるね!ありがとうにんげんさん!」 「ここをれいみゅの“ゆっくりプレイス”にしゅるよ!」 「まりしゃも!まりしゃもしゅるのぜっ!」 父親と違って、二匹は普通の赤ゆっくりのようだな。 「気に入ってくれたみたいだね。じゃあちょっと場所を移動するからね」 そういってプラスチックケースをリビングの窓の前に置いてある大きめの台の上に置く。 結構な高さがあるので、ケースの中からもリビングの様子が問題なく見えるだろう。 「これだけ近くなら、こっち光で明るいだろう? それにこちらからも君たちの様子が見えるからね。 この中にいれば安全だと思ってくれていいよ」 「なにからなにまでありがとうなのぜ! おちびたちとこれでゆっくりできるのぜ!」 「ゆっきゅりありがちょうにぇ!にんげんしゃん! それかられいみゅにあまあまちょうだいにぇ!」 「まりしゃもだじぇ!たくさんでいいのじぇ!」 クソ袋二匹のこちらへの要求を親であるまりさは咎めない。 恐らくここまで優しくしてくれたにんげんさんなら、もしかしたら貰えるかもとか夢をみているのだろうが、 当然無視する。 「じゃあね!ご飯出来たら持ってくるから」 「あっ……!」 「あまあまは?れいみゅのあまあまがないよ?」 「まりしゃのももってくるのじぇ!すぐでいいのじぇ?」 カチャと蓋を閉める。 それだけでもう、ケース内の声は聞こえなかった。 準備は終わった。これからのことを予想すると笑いがこみ上げてくる。 まりさは最後まで“おとーさん”かな? いい加減寒くなってきたので家の中に戻る。 そろそろ夕食の時間だ、もちろん俺たちの。 俺もお風呂を借りた後、リビングにてくつろぐ。 お義父さんとお義母さんには、外の事は説明してある。 特に何も言うことなく、了承してくれた。 てーはといえば、走り回ったり、飛び跳ねたりしてご機嫌だ。 大人数で遊べるのが嬉しいのだろう。 「こらこら、家の中で走り回っちゃだめだぞ?てー」 「はーい!」 「まぁまぁ、饅殺男くん。いいじゃないか、私達が見ているわけだし」 お義父さんも機嫌がいい。 おれはそれ以上に上機嫌だ。楽しい。 もちろんてーが喜んでいることもそうだが、もう一つ。 外のまりさ一家の様子だ。 外は暗くなっており、家の中が明るいので、こちらの様子は丸見えだろう。 楽しそうに走り回るてー、だが自分たちは狭い箱の中。 二匹の赤ゆっくりが泣いているのがここからでも見える。 早いなぁ。 これくらいで泣かせてたら、とても朝まで持たないよ?“おとーさん” 親切な“にんげんさん”が去ってから、しばらくおちび達は“あまあまコール”を続けていた。 当然叶えることのできないまりさは、なんとかなだめようとする。 やっとおちび達が落ち着いてきた時に気づいた。 することがない。 いつもはれいむがおちびをあやしていた。 狭いおうちのなかで、おちび達を退屈させないようにするにはどうすればいいのか? そして、この透明なプラスチックケースのせいで嫌でもみせられる。 あのゆっくりと“にんげんさん”達のとてもゆっくりとした姿を。 「おとーしゃん・・・れいみゅもあっちいきたいよ」 「あのこ、しゅっごくたのしそうなのじぇ!ゆっくりしてるのじぇ! まりしゃもいれりゅのじぇ!」 そういって家の方に歩き出す。 もちろん壁に当たって進めなくなる。 そして言うのだ。 『どぼじでみえないかべさんがあるのぉおっ!?』 「おちび!おちびおちつくのぜ!おそとにでたらさむいさむいなのぜ!」 「でもでも、あにょことってもゆっぐりちりゅよぉ?」 「わらってるのじぇ、それにむこうはあかるいのじぇ」 「ゆ゛ゆぅ……」 そして半べそのおちび達が気付く、家の中ではちょうど夕食が運ばれてきたとこだった。 「からあげしゃん・・・あれからあげしゃんだ・・・からあげしゃんだよぉ!」 きゃっきゃと、はしゃぎだす二匹。 生まれた時から知識を持つゆっくりは初めて見るものでも名前と、 『ゆっくりできるかゆっくりできないか』を判別することがある程度出来る。 特にゆっくりできるものに関しての記憶は、少ない餡子にもしっかりと刻まれている。 だが今の状況ではそれは決して幸せなことではない。 「ちゃべたい!からあげしゃん!いっぱいあるよ!れいみゅのぶんもありゅよ!」 「まりしゃのぶんもあるのじぇ!からあげしゃんはゆっくりできるのじぇ!」 知らなければ、欲しがることもないのに。 アレが食べ物であり、とってもおいしくて“しあわせー”なものであることを知っているから欲しがる。 今さっきまで『通れない!』と泣いていた事を忘れ、いそいそとプラスチックの壁に、さらに正確に言うなら明るい家に向かうおちび達。 無論、すぐに壁に阻まれることを予想出来ない。 おいしそうなからあげ以外の事は頭から抜け落ちている。 「れいみゅ!れいみゅにもたべさせちぇねぇ!」 「まりしゃも!まりしゃもたべちゃいよっ!はやくもってくるのじぇっ!」 「おにいさーん!はやくするのぜ!?おちびちゃんがまちきれないのぜ!」 ご飯は用意してくれると聞いていたので、自分たちが“むーしゃむーしゃ”できると知っている。 そのため、我慢を知らない赤ゆっくりとその様子をみたまりさは催促を始める。 もちろん、から揚げだけでなく色とりどりの夕食の前で談笑している家族にはまるで聞こえていない。 ぺにょ!ぺちっと音がして、二匹の赤ゆっくりのあんよが止まる。 痛みはない、そのためどうして進めないのかわからない。 どうしてからあげしゃんに近づけないのかわからない。 親まりさもなぜおにいさんが“からあげさん”を持ってきてくれないのかわからない。 だが、こっちの言葉が聞こえてないことがわかってしまった。 不安が、まさかという予感が親まりさを駆け巡る。 おにーさんは“からあげさん”を食べさせてくれる気はないのか?と。 そしてその予感は的中する。 「ゆぅ!いじわりゅしにゃいでね!れいみゅにもからあげちょうだいにぇ!」 「あれまりしゃのだよ!ゆぅそっちのおおきいのはまりしゃが“よやく”したやつだじぇ!」 小皿に盛られ、“皆”の前に分けられる食事。 言うまでもなく“皆”の中にまりさ一家は入れない。 「ゆぅ……そう!それをまりしゃにもって――――どぼじでそっちのこにあげちゃうのぉぉおっ!」 「れいみゅの!れいみゅのおさらをはやくもってきちぇっ!おなか“ぺーこぺーこ”だよっ!」 まりしゃが勝手に“よやく”したつもりになっていた少し大きめのから揚げは見たこともないゆっくりの子のお皿に盛られた。 またれいみゅの催促も、そもそも聞こえていないのだから叶うはずもない。 家の中から赤ゆっくり二匹の様子を見た“まりさと同じおとーさん”と言った人間は吹きだしていた。 必死に“ぴょんぴょん”や“のーびのーび”してアピールする姿はまさに、『首を長くして待つ』という様子そのものだったからだ。 二匹はそれでも気づかずに自分たちの前に、おいしいから揚げが振り分けられるのを待っている。 親まりさは笑われていることに気づき、砂糖細工の歯がミシミシ音を立てるほど喰いしばった。 そうして家の中では『いただきます!』の声が響く。 ケースの中では赤ゆっくりの絶叫が響いた。 「ゆ?ゆゆ?――――どぼじでからあげじゃんたべでるのぉおおっ!? でいみゅがまだたべでないでじょぉおおっ!?」 「ぞれはまりじゃが“よやく”じだやづだじぇぇえっ! よこどりずるにゃぁあ!がえぜぇ!まりじゃの――――ゆ゛あ゛ぁぁああっっ! たべるなぁっ!まりじゃのっ!ああ゛!?どぼじでそんなにゆっぐりしてるのじぇぇっ! まりじゃのどっだぐぜにぃぃ!がえじでぇええっ!がらあげしゃんぅぅう!」 プラスチックの壁にかじりつく勢いで二匹は叫んだ。 涙ではなく涎をまき散らしながら、目の前の“しあわせー”な光景に向かって。 ここにきても親まりさはただ無言だった、無力だった。 『おちつくんだぜ』なんて言えない。 自分ですら耐えがたいほどの空腹感に襲われていて、目の前にはから揚げや他のおいしそうな食べ物。 から揚げに夢中なおちび達は気づいていないようだが、 人間のゆっくりのおちびちゃんの前に置いてある飲み物は“おれんじじゅーすさん”だろう。 それを見てしまったために、焼けつくような喉の渇きが燃え広がる。 そして何もしてあげられないのに、おちび達は自分をせめない。 『ゲス親』呼ばわりしてくれれば泣いて謝ることができた。 自分に向かって“せいさい!のたいあたり”をしてくれればおちびの気もほんの少しはまぎれたかもしれない。 「そんなにたべたりゃ、れいみゅのぶんなくなっちゃうでじょぉっ! あ゛あっ!そっぢのゆっくりにたべらぢゃうよっ!はやぐもってきぢぇよぉおっ! れいみゅはここだよぉっ!ここにいりゅよぉっ!」 れいみゅは無意識に壁を舐めまわしながら訴えていた。 少なくなっていく大皿の上のから揚げに、気が気でないらしい。 おくちを限界まで広げ、ゆん生最大のアピールをしてる。 「だめだじぇぇえっ!それだけはゆるしゃないのじぇっ! ぜったいにさきにまりしゃがめをつけたのじぇっ!さわることもゆるさ――――! ゆ゛っ!おぼうししゃんにそっくりのからあげしゃんにさわるなぁ゛あああっ! しょれはまりしゃの“おきにいり”にゃんだじぇぇ! あああっ!だめぇぇっ!たべちゃだめだじぇっ! たべっ!?……ゆ゛、ゆ、ゆ゛ぅぇぇぇぇえん゛まりじゃのおぼうししゃんからあげがぁぁっ!」 ちょっと円錐形のからあげ。まりしゃのお帽子みたいなとってもゆっくりした形。 それを“おねーさん”のほうの人間が、箸でつかみ“しらない子”に食べさせているの見てしまった。 声は聞こえないけど、表情でわかる。“しあわせー!”だ。 「ゆひっ!ゆぇっ!ひどぃよぉ・・・こんなのひどぃよぉ・・・」 親まりさはついに泣き出した。 二匹のおちびに対して何もしてやれない現実。 食べさせてあげたい! 自分の命と引き換えにから揚げを一個でもおちびに食べさせてあげられるなら、迷うことなくこの身を差し出すのに! だが、そんなことは有り得ないのはわかってる。 先ほどから“おとーさん”だと言った人間がこっちを見て、おちび達の泣き叫ぶ姿をみてニヤニヤしているから。 決して手に入るわけがない『しあわせ!』を必死で手に入れようとするおちび達の姿が滑稽なんだろう。 悔しかった。 おくちが、歯がくっついて離れなくなるんじゃないかと思うくらい噛み締めていた。 それでも涙が止まらなかった、口は勝手に嗚咽を漏らしていた。 そして大皿の上のから揚げはいよいよ少なくなってきていた。 「ああ゛っ!いっご!いっごでいいがらぁっ! れいみゅにもちょうだいぃっ!ちょうだいよぉ! そのこはもういっぱいだべだでしょぉうっ!?」 「たべしゃせちぇぇっ!まりしゃにわけるのじぇっ! もうどれでもいいがらぁ!にゃんでぇっ!? なんでそのこだけいっぱいたべてるのじぇぇっ!? ゆ゛ゆ゛ぅ!それたべたらなくなっちゃうのじぇぇっ! まっちぇ!まってぇ!ちっちゃくてもがまんすりゅ――――あっ、あああ……!」 そして家の中に『ごちそうさま!』の声が響いた。 プラスチックケースは、涎と涙でベトベトになっている。 お皿がどんどん片付けられていく。 「ゆぇぇっ……!にゃんで?にゃんでれいみゅたちはたべらりぇにゃいの?」 「ヒックッ!ゆぇっ……ゆぇっ……!まりしゃたちがゆっくりしてにゃいからなのじぇ?……」 それを聞いた親まりさが慌てて否定する。 「ちがうよぉおっ!おちびたちは“さいっこう!”にゆっぐりしてるのぜぇっ!」 その否定はおちび達には届かない。 これがもし、人間だけゆっくりしている姿を見せられるならまだいい。 『人間はゲスだから』と『あいつらはいつもあまあまや“しあわせー!”を独り占めする』のだと。 そう言って、おちび達になんの非も無いと言えばいい。 人間への怒りに注意を向けさせればいい。 だが目の前で繰り広げられる“さいこうのゆっくりプレイス”の光景には、同じゆっくりが混ざっている。 何かを食べるごとに顔を綻ばせ、笑い、ときにはおくちまで食べ物を運んでもらい、 そして最高の笑顔でゆっくりしているゆっくりが嫌でも目に入ってしまう。 『ゆっくりはゆっくりしているからこそゆっくりである』 ご多聞に漏れず、ゆっくりという生き物にとってゆっくりすることこそが生きる意味であり。 ゆっくりしていればゆっくりしているほど、正しく、偉く、強く、美しいゆっくりだと思っている。 ――――さてこの状況。 まりしゃとれいみゅの二匹と“にんげんのおちび”はどちらがゆっくりしているでしょう? なんて聞くのは同時に答えを言っているのと同じである。 綺麗なお飾りを来て、肌は真っ白で汚れなんて何処にも付いていない、その表情はとってもゆっくりしている。 じっくり見なくても分かってしまう。 そしてもう一つ『ゆっくりしたゆっくりに人間が従うのは当然である』 これがエスカレートするとでいぶ等に代表される、 『ゆっぐりじでるでいぶにどれいがあまあまもっでぐるのはどうぜんでじょぉぉおおっ!?』 になり、食物連鎖の底辺とも言えるゆっくりが増長し、他の生き物を見下す理由になるのだが。 この状況では逆にそれが人間に強く出られない理由になっている。 しかし、本能に刻まれた習性であっても、目の前で当然のように贔屓されれば納得がいくわけがない。 そして少なくとも、あのゆっくりよりも自分たちのほうがさらに幼い。 『赤ゆっくりはかわいい』これもゆっくりの本能。 しかもあんなにたくさん“からあげしゃん”はあった。 ”たくさんのたくさのたくさん”あったのだ。 自分たちが満足できる量はもらえるはずだと最後の一個が無くなるまで信じていた。 いや、なくなっても自分たち用に別の“からあげしゃん”が出てくると。 すると突然目の前の窓が開き、おにーさんが手にお皿を持って近づいてくる。 それに気づいたおちび達は腐りかけの饅頭みたいな姿から、打ち上げられた魚のごとく飛び跳ね、目を輝かせた。 やっと、やっと自分たちも“からあげしゃん”が食べられると。 親まりさでさえ『やったねおちびちゃん』なんて言っている。 「からあげしゃん!たくさん“むーしゃむーしゃ”してみんなで“しあわせー”しゅるのじぇ!」 「れいみゅも!れいみゅもはじめての“からあげしゃん”で“しあわせー!”ちゅるよ!」 「よぅ、待たせて悪かったな。飯だ」 「ゆぅ、ちょっとひどいのぜおにーさん。おちび達泣いてたのぜ」 本当は、おちび達を笑いものにしていたのを知っている。 本当は、怒鳴りつけてやりたかった。 だがそんなことをしたらせっかくの夕食が食べられなくなることくらいは分かっていた。 それでも文句を言ってしまったが、むしろコレだけで済ませた自分を褒めたいくらいだった。 「悪かったって、ほらちょっと場所開けろ。…ここに置くぞ」 「わーい!からあ……げ………しゃん?」 「まりしゃ“すーぱー!むしゃむしゃたいみゅ!”はっじ!……ま……ゆ………」 「え……?おに……さん?」 そこにあったもの。 それは砂のような色をした大きさと形の整った“何か”だった。 おいしそうな香りもしない、そして最低限の温かさもない。 「なんなの……?これ……?」 ほとんど呟くように、自問するように親まりさが言う。 「ああ、野良の君たちじゃ分からないか。 ゆっくりフードっていってね、人間が作ったゆっくりの食べ物だよ」 ゆっくりフード。 様々なメーカーが売り出している、ゆっくり用の餌の総称。 大きさ、匂い、味ともに数多くの種類があるが、これは無味無臭タイプ。 まったく味がないのでゆっくりの舌が肥えることもなく、また生産コストもやすい。 いわば安物のエサであった。 「れいみゅの……からあげ……」 「なんで……?なんでこんなの……?」 「ああ、なんで持っているかって? ほら俺のおちび紹介したろ?てーって言うんだけど。 いや、あの子に“こんなもの”食べさせたことないんだけどさ。 パッケージとCMに騙されて食べたがっちゃってなー。 買ってあげたはいいけど、一口で吐き出しちゃってさ。 ほらあの子もう味覚が人間よりじゃん? だから“こんなもの”食べられなくてさ。 捨てるのももったいないからどうしようかと思っていたんだけど。 丁度よかったよ」 故意にまりさの質問の意図を取り違えたのだろう。 人間の顔には例のニヤニヤ笑いがうかんでいる。 おちび達はただ茫然と「からあげしゃん……」と呟いている。 まりさはさすがに怒りを抑えられなかった。 「そんなこときいてるんじゃないのぜっ! からあげさんをもってこないのはどうしてだってきいてるんだぜっ!」 「は?なんで」 「ゆ゛?」 目の前の人間が腹の立つニヤニヤした表情から一転、本気でわからないという顔をしたために、まりさは戸惑ってしまった。 それすらもワザとやっていると知らずに。 「なんで俺がから揚げもってこなきゃいけないの? 俺が君と約束した内容は、『一晩の宿』と『ご飯の世話』を保証するってだけだよね。 だから、そのゆっくりフードはこれじゃ量が少ないっていうなら追加を持ってくるよ?」 「ゆぐぅっ!でもでも!」 「ん?まさかまりさ。 君はタダでご飯用意してもらっておいて、その内容にケチつけようっていうの? おいおい、この子達の“おとーさん”だっていった君がそんなゲスなわけないよね?」 「ゆぎがぁぁああっ!」 「あっ、それとトイレはこの上でしてね。 違うところでしたら綺麗に片付けないからね? それじゃ」 「まてぇぇえっ!」 ガチャっと簡素な音が一回。 それだけで、このケースの中と外は分断されてしまった。 防音機能。そんなことはまりさには分からなかったが、声が届かないことは嫌でも分かった。 無音になるケース内、だがそれも一瞬で、おちび達が大声で泣き出した。 「やぢゃやぢゃやぢゃやぢゃぁぁっ!れいみゅも“からあげじゃん”たべちゃぃいっ!」 「まりじゃの“がらあげじゃん”!どぼじでぇええええ!これぢゃやなのじぇぇっ!」 「ゆ゛ぅぅううっっ!ごべんね゛ぇごべんね゛ぇ!ゆ゛ぶぅぅぅっ!」 目の前であれだけおいしそうに食べられていたから揚げ。 涎を垂らし、涙を流し、壁を舐めまわすほど焦らされ、やっと食べられると思った。 その期待を裏切られた痛みはどれほどのものか。 「かりゃあぁげぇっ!かりゃりゃげぇっ!」 れいみゅはから揚げがあったリビングのテーブルの上を瞬きもせず凝視している。 「まりじゃのからあげじゃんぅ!ゆっぐりででくるのじぇっ! ここなのじぇ?ここにかくれたのじぇ? ……どぼじででてきてくりぇにゃいにょぉっ!!??」 まりしゃは、フードが乗っている小皿の下を覗き込んだり、 自分のお帽子の中を何度も確認して、絶対に出てこないから揚げを探している。 「おちびぃ……おちびぃ……」 まりさはただ泣くばかり。 おちびの気持ちが痛いほどわかってしまうため、とても二匹の行為を止めることが出来なかった。 まりさは思う。 凍えることはない、食料も用意されている。肉体的に死ぬことはないだろう。 だがココロがもたない――――ここは地獄だと。 この地獄はおちび二匹が空腹に負け、ゆっくりフードに口をつけるまで続いた。 食後に外のまりさ達に餌をやり、その反応をじっくり堪能した後。 てーのごっこ遊びに付き合っている。 とはいえテキトーなセリフを言って、主に虐子に被害を出し、彼女が本気でブチキレる前にてーが登場。 お決まりの必殺技を使って俺がやられるハズなんだが。 だいぶ筋書がおかしい。もちろんてーは真剣だ、なりきっている。 だが、最初に被害を受けるカバ役の逆襲をくらったため早くも俺はボロボロだ。 なのに俺の相方的な女の子の役だったハズのお義父さんは早々にてーの味方になった。 食パン役はいないのに。 二人がかりで攻撃された俺はなすすべがなく、これまたお決まりのやられ台詞を吐いて退散した。 俺がやられたにも関わらず、活躍の止まらないてー達を尻目に外のまりさ一家に注目する。 ゆっくりと、本当に少しづつフードを食べる三匹。 咀嚼し飲み込む、そして口を開く。ゆっくりしてない顔で。 声を聞かなくてもわかる「むーしゃむーしゃ……ふしあわせー……」だ。 フード自体は“それなりー!”の味だが、まぁ当然と言えば当然だろう。 その後もたっぷり時間をかけ、食事を終えた三匹だが一度も笑顔を見せなかった。 結局フードを三割ほど残してお食事終了らしい。だめだなぁ、どうしても表情が歪む。 落ち着いたのを確認して俺は窓を開け、庭にでる。 「失礼、ご飯は食べ終わったかな?」 「……みればわかるのぜ」 「かりゃあげしゃん……」 まだ言っている。 ほんとに食べ物への執念だけはすごいな。 親まりさのほうは、俺のことを見ようともしない。 てっきり怒鳴り声で何かを要求されると思ったが、無駄だと悟っているようだ。 そしてそれは正しい。 「それじゃ、これはもう下げるね? あっ、そうだ。 さすがに『宿を保証する』っていったのに、寒がらせちゃあんまりだからね。 これを使ってよ」 そう言って“雑巾”としてつかっていた長めのタオルをいれてやる。 「ゆっ、……かんしゃするのぜ」 「ふかふかしゃん!ふかふかしゃんはゆっくりできるのじぇ!」 「ゆゆっ!でもちょっとくちゃいよ」 赤ゆっくり二匹もフードを食べたことで、回復したらしい。 雑巾の上でピョンピョンはねている。実に汚らしい。 親まりさはまだ俺の真意を測りかねているようだ。本当に賢い。 「だでぃ!だでぃ~!」 そこに愛娘がやって来た。手にあるものを持って。 「ゆゆっ!」 「ゆぅっ!?」 ソレから発せられる抗いがたい誘惑の匂いに赤ゆっくり二匹も敏感に反応する。 「ん~?どうした?」 「ぐらんぱがね、けーきくれたの!みて!みて!ちょこけーきだよ! いっしょにだべよ!だでぃ!」 てーが持っていたのは小皿にのったチョコレートケーキだった。 「あまあまだぁああっ!けーきしゃん!?それけーきしゃんでちょぉっ!? ちょうだいちょうだいちょうだいちょうだい!れいみゅも!れいみゅもたべるよぉっ! はやくれいみゅに“むーしゃむーしゃ”させてねっ!?しゅぐでいいよぉ!」 「まりしゃのだじぇぇ!それまりしゃのだじぇぇっ!まりじゃ!まりじゃのけーきじゃん! ゆっぐりまっでるんだじぇっ!もう“よやぐ”ずみなのじぇぇっ!」 俺がてーに答えるよりも早く、二匹の欲望が爆発した。 どこからそんな力が出るのか、通常の二倍は高く飛びながら大声でケーキを要求する。 「…………」 「むじちゅるな゛ぁぁぁっ!はやぐげーぎじゃんもっちぇこぃぃ! はやきゅっ!ぐずぅ!ぐずっ!おちょいじょぉ!はやくちろぉっ!」 「にゃにちてるんだじぇぇっ!いいからこっちにこぃ! まりちゃの“よやくひん”をおいてはやくでできゅのじぇぇ!」 だがウチのてーは、野良と会話するような教育をしていません。 「よしよし、わかった。 けどここまで持ってきちゃだめだろー? 落としちゃうし、そんな恰好じゃ風邪ひくぞ?」 「だってはやくだでぃにみせたかったから!」 「ありがとう。じゃぁ、家でゆっくり食べよう」 そういって二匹に答えないてーの頭を撫でる。 「まっでぇ!まっでにんげんじゃんっ! そのこはね!?しょのこは“からあげしゃん”をひとりじめした“げしゅ”だよぉっ! れいみゅはがまんしてちゃよぉ? だかられいみゅにけーきちょうだぃ!ああっ! どうちていっちゃうにょぉっ!れいみゅもたべちゃいよぉっ!まっちぇっ! けーきしゃん!げしゅぅっ!れいみゅのからあげとりゅなぁ! おまえなんかゆっくりちてにゃぃぃ!」 「そいつはまりしゃの“よやく”も“おぼうししゃんからあげ”もたべちゃのじぇぇっ! まりしゃがさきにみつけたのにぃ!にんげんしゃんぅ!きいてりゅのじぇ!? まりしゃのほうがゆっくりしてるでじょぉっ!? もう“ぷくー”するのじぇ!?……ぶくうぅぅうううう! ……ああっ!まつのじぇ!ごめんなしゃぃぃ!いかにゃいでぇっ!ああああああっ!」 そういって、滝のごとく狂った音を紡ぐ二匹を無視して俺は親まりさを見た。 黒い瞳に微かに残っていた光が消えている。 これから何が起こるのかわかっているみたいだ。 本当に賢い。 ペットショップで生まれていたら金バッジも夢じゃなかっただろう。 バタンとちょっと乱暴に俺はケースの蓋を閉めた。 親まりさはゆん生最大の恐怖を感じていた。 ケーキには確かにまりさ自身も、狂おしいほど惹かれた。 だがあの例のニヤリとした顔を見た時、すべてを理解した。 家の中に戻っていく人間とゆっくり、そして運ばれてくる大きな、少なくともゆっくりにとっては見こともないほど大きくて豪華で、 そして最上級にゆっくりしているケーキ。 それらが切り分けられ、配られていく。 「けーきしゃんぅっ!れいみゅのゆっくりじだけーきしゃんぅ! ゆぅぅぅ、ゆぅぅう!どぼじですすめないのぉぉっ!」 「ゆああああっ!ゆっくりしすぎにゃんだじぇぇっ! もうまりしゃはまちぇにゃいのじぇえっ! むじずるなぁあぁああっ!!」 起こるのはさっきの焼き直しだ。 ただ一つ確実に違うところは、さっきよりもずっと残酷な地獄に落ちたことだ。 ひとしきり叫んだ後、赤れいみゅは声が聞こえてないのも分からずに、 「かわいいれいみゅにあまあまなけーきしゃんちょうだいにぇ!ちょうだいにぇ! きゃーわいくってごめんにぇ! れいみゅ“こーろこーろ”しゅりゅよ!みちぇにぇ!こっちみちぇにぇ! れいみゅこーんなに“のーびのーび”もできりゅよ! のーびぃ!のーびぃ!のーびぃのーびぃぢゃよぉおおおおおっ!」 と必死にさけびながら、おしりをぷりぷりさせ、家の中に向かって媚を売っている。 なんとか注目してもらおうと、転がる、それでもダメならと、 自分の限界までその体を伸ばす、千切れてしまうんじゃないかと思うほど。 誰も見ていないのに、諦めきれずに、何度も、何度も。 繰り返し、繰り返し。 「“ぷーすぷす”しゃん!?“ぷーすぷす”さんでけーきしゃんさしちゃうのじぇ!? やめりょぉっ!けーきしゃんいたがっちぇるじぇっ!ちゃべりゅにゃぁっ! にげちぇぇぇっ!けーきしゃんにげるのじぇぇっ!こっちににげりょぉっ!」 まりしゃの方はケーキを応援し、味方になったつもりでいるようだ。 声援を送り、必死に指示を飛ばす。 当然ながら状況になんの変化も起こせない。 どんどん減るケーキに自分の考えが無駄だとわかると――――――――― 「しょこにょゆっくりちてるおにぇちゃん! れいみゅがどりぇににゃりましゅっ!にゃんでもゆうことききましゅ! だかられいみゅにもだべさせちぇっぇっ!おにぇがいちまちゅぅぅっ!」 「まりしゃはぁ!まりしゃはうんうんさんだっちぇぺろぺろできましゅっ! しーしーも!ゆっくりちたおにぇちゃんのしーしも“ごーくごーく”できましゅからぁっ! にゃんでぇもちまちゅからぁ!ちょうだいだじぇぇぇっ!ゆぇぇぇんっ!」 さっきまで“ゲス”扱いしていた、同族の人間のおちびに向かって尊厳を売り始めた。 「やめて……おちび……もうやめて……」 濁った眼が、光を失った両目がそれでもなお涙を流していた。 そもそも向こう側に聞こえてないということが理解できないおちび達は、さらに自身を貶める。 これでもか、これでもダメなら、もっと!もっとだ。 「しゅっきりだってちてぃいでしゅぅ! にゃんかいでもいいでしゅからぁぁ! けーきしゃんを“ぺーろぺろ”させてくだしゃぃぃ! いっきゃいだけでいいでしゅからぁ!“ぷーすぷす”についてるやちゅでもいいよぉおっ! おねがいちまちゅぅぅ!れいみゅだべちゃいんでずぅ!」 「その“ぷーすぷーす”さんでまりしゃを“せいさい”してもいいのじぇぇ! おぼうしさんっ!しょうだじぇ! まりしゃのゆっぐりしたおぼうししゃんあげりゅのじぇぇっ! だがらぁっ!まりじゃにもぉっ!まりじゃにもちょうだいよぉぉっ!」 極上のあまあまの匂い。 野良では絶対に味わえない快感の存在を教えられた二匹は、もう止められなかった。 何が何でもケーキを食べたい、食べたい、食べたい。 「やめでよぉぅっ!おちびぃっ!も゛う゛やべでよぉぉっ!」 そしてついに。 家の中のゆっくりがケーキを食べ終えると、今度は奇声がケース内を反響した。 「「ゆ゛ああああああああっっ!!あああっ!!!!」」 あのあまあまが、一度は目の前まで来た極上のあまあまが貰えなかった。 その精神的苦痛は成体ゆっくりでも耐えられないものだろう。 「ひとりじめぇぇっ!ひとりじめひとりじめぇ! げしゅぅぅ!げしゅ!げしゅ!げしゅ!げしゅぅ! れいみゅ!けーきしゃん!ああああっ!あ゛あ゛あああっ!」 れいみゅは口だけを動かし、要求をのまなかったゆっくりを罵倒している。 ただそのおくちは自分のピコピコを噛み千切ってしまっている。 気づいてないのは幸せなことか。 「やったのじぇぇ!まりじゃのぉ!まりじゃのけーきしゃぁんっだじぇぇっ! やっとたべれぇるのじぇぇっ! ゆっぐりぃ!ゆっぐりちていくのじぇぇっ!……っ!……! じあわぜぇえぇぇえええええ!」 まりしゃにいたっては、“けーきしゃん”と自ら名付けた壁を丹念に舐めまわしている。 どうやらそれで幸福を感じているらしい。 そして親まりさはケーキの代わりに、心が壊れそうになる無力感と絶望を味わっていた。 そして“にんげんのおちびちゃん”が“おとーさん”から自分のケーキを分け与えて貰ったのを見て、 その光景から逃げるように、眩しさから目をつむるように、意識を手放した。 「起きろー!おーい!」 「ゆぅぅん?」 目の前に人間がいる。どうやら起こされたらしい。 「やっと起きた? いや素敵なお父様ですね、なんだかお子さん大変なことになってますよ?」 「えっ…………?」 ふと右を見ると、本当は“声”が聞こえていたのに見なかった方向を見ると。 「ゆっぐち!ゆっぐち!ゆっぐち!ゆっぐち!」 「ゆっぐじ!ゆっぐじ!ゆっぐじ!ゆっぐじ!」 自分の命よりも大事だったハズのものが“壊れていた” 「げぇブゥァ!……っ! どぼじでぇぇえっ!なんでぇぇぇぇっ! なんでおちびちゃんがびょうきになっでるのぉぉっ!」 吐いた餡子吹き飛ばす勢いで絶叫。 分かりきった疑問を口にする。 「いやなんでって、そりゃゆっくりできなかったからでしょ?」 そして当然分かりきった答えが返ってくる。 「あああああああっ!おちびぃぃいいいっ!」 もはや『ゆっぐち!ゆっぐじ!』と叫ぶだけの饅頭と化した二匹。 身体は硬直し、ピクピクと痙攣しながら同じ言葉を繰り返す。 目だけは絶えずぐるぐると動き、そして父親を見据える。 「あーあ、まぁ俺には関係ないけど、飲み水置いておくよ?」 「まっでぇ!まっでぇ! おちびちゃんを『やだよ』どぼじでぞんなこという゛のぼぉっ!!??」 「最初に約束したよね 俺は『一晩の宿』と『飯』の保証だけするって。 そしたら君なんていったっけ? 『それだけあればおちびちゃんをゆっくりさせられるよ!』 ていったじゃん」 「ゆぅう!でもそれはぁあああっ!」 「まぁいいや、『れいむの忘れ形見だがら命にかけても守るよ!』とか言ってたからちょっと期待したんだけど まさかおちびちゃんが大変な時に、ゆっくり眠ってるとはねぇ」 「ああああああああっ!!ごめ゛んねぇ゛ぇぇれいむぅぅっ!」 「まっ、約束は約束だし、ここは明日の朝まで使ってもらってかまわないから。 それじゃあね、おやすみ」 「れ゛い゛む゛ぅぅうっ!れいむ゛ぅぅ!」 そして、まりさにはもはやそれがなんだったのか思い出せない言葉を言い続ける二匹と。 番に対して泣きながら謝るまりさだけが残された。 黒ずんだ目でまりさは考える。 何がいけなかったのかな? 人間に土下座するほどお願いして、おうちとご飯をもらうことが出来たのに。 どうしてこんなことになってしまったのか。 れいむが、自分を信じて命と引き換えに救ってくれたおちびちゃん。 それが、今では意志とは無関係な発声に苦しみ、涙をながしている。 まりさは“おとーさん”なのに、苦しんでいるおちびに何もしてやれない。 何も――? それは逃げているだけじゃないか? 苦しんでいるおちび達とまりさの目が合うと、血走った目で見つめ返してくる。 そうだ、“おとーさん”として、おちび達にしてやれることがまだあったじゃないか。 最後の責任を果たさなければいけない。 このまま助けられないからといって、地獄の苦しみを味あわせ続けていいわけがない。 まりさは決意した。 上を見る。 幸いにもこのケースはジャンプするだけの高さがある。 そうしておちびを見る、こんどはしっかりと目線を合わせてくれた。 瞳が語っている。逃げるな、親として最後の務めを果たしてくれ。 ――――――楽にさせてくれと。 血走った瞳を見つめ一言だけ口にする。『ごめんね』と。 本当は立派になるまで育ててあげたかった。 いっぱい“すーりすり”してあげたかった。 いっぱいあまあま“むーしゃむしゃ”させてあげたかった。 いっぱい“しあわせー!”させてあげたかった。 そしていっぱい―――――――ゆっくりさせてあげたかった。 「ゆぅああああああああっ!あああっ!あああっ!」 「ゆぐッシっ!……………」 「ゆべっ!………………」 踏みつぶした、一撃ですむように踏んだが、万が一苦しみが長引かぬよう何度も、何度も。 餡子の塊が延ばされ、平らになるまでまりさはかわいいおちび達を踏み続けた。 それは、おそとが明るくなるまで続いた。 そして人間が来た。 「おはよう……あーあ、結局殺しちゃったんだね」 「ああ、ころしたのぜ。 まりさがなんどもおちびたちをふんでころしたのぜ」 お帽子を深くかぶり、体中餡子まみれのまりさが答える。 「ふーん。 なんか昨晩のうちに覚悟して、いろいろ葛藤した挙句、やりきった! みたいな顔してるけどさ。 ちょっと聞いていいかな?」 「……なんなのぜ。好きにするのぜ」 自分は最低の父親だったが、最後まで父親としての最低限の義務を果たそうとして、父親を放棄しなかった。 それだけは自信がある。 どうせ罵倒し、侮蔑の視線を送ってくるのだろうがどうでもよかった。 このあと虐待して殺されるというなら、むしろ望むところだった。 「うんじゃあ遠慮なく聞くね。 非ゆっくり症って治せるって知ってた?」 「は……?」 治せる? なんだ?この人間は何を言おうとしてるんだ? まりさの中枢餡が早鐘を打つ。 「うん治癒出来るの。 ちゃんとゆっくりさせれば後遺症もなく治せるの」 勝手に口が開くのは何度目だろうか? 「うるっさいぃのぜぇっ! どうせたすけるきなんてなかったくせにぃっ! まりさだけじゃどうすることもできないのしってるくせにぃいいい!」 安い挑発、そうとわかってしまっても怒りを抑えられなかった。 無力な自分をみて笑っていたくせに!コイツは、コイツは――――! 「うん、俺はね。助ける気なかったよ? でもなんで朝になったら、違う家の人間に助けてもらおうって思わなかったの?」 「ゆ゛………………えっ?」 怒りの熱は急速に冷却され、まりさの中枢餡は凍りつく。 これ以上聞くのはマズい。 だが耳を塞ぐすべが自分にはない。 「俺朝になったら出て行ってもらうっていったよね? 明るくなったら他の人間だって探せるでしょ?」 「でもっ!でもぉっ!」 「うん確かに、助けてくれる人間なんてなかなかいないかも知れない。 おちびちゃんたちもそれまで生きていられるか分からない。 でも現に君は俺を説得して家とご飯を提供させるのに成功したよね。 しかも暴力じゃなくて話し合いで。 可能性は低いかもしれないけど、賭けてみる価値は十分あったよね?」 「ゆぁ゛ぁっ!ゆあぁっ!まりさばぁ゛ぁ!」 「もしかしてまりさ、面倒臭かったの?」 「ちがぅっ!ちがぅんだぁぁぁっ! おちびがぁっ!おちびがっ!まりざにころしてくれってぇ! らぐにじでぼじぃっていったんだぁああっ!!!!!!」 「ふーん。 ……本当に? 『ゆっくち!』としか言えなかったおちびちゃんが本当に君に向かって 『おとうさん自分たちを殺してくださいお願いします』って言ったの? …………ちょっと信じられないなあ」 「ちがうちがうちがうっ!おちびぃはぁっ!めでぇっ!めでっ!」 そして思う、考えたくないのに。 言っていたか?と。 昨日の夜決意した自分と目を合わせた時。 あの目、あの瞳は、あれは本当に死を願う目だったか? 近づいていく自分から目を逸らさず、涙を流しながら見つめ続けた瞳は――――。 死にたくない!と言っていたんじゃないか。 殺してほしいと願ったというのは、自分の思い込みで。 死にたい、楽になりたいと語っていたのは自分の瞳じゃないのか? そう、だからあれは―――――――― “おちびの瞳に映った自分の瞳を見ただけじゃないのか?” 「ゆ゛ぁぁぁぁあぁぁああっ!ああああぁっ!」 泣いた、昨日のうちに出し尽くしたと思った涙がどんどん溢れてきた。 殺してしまった。 あんな状態になっても生きたいと願っていたおちび達を殺してしまった。 後悔なんて山ほどした、でもこんなのはひどすぎる。 自分は、自分はただ“おとーさん”として!おちび達を幸せにしたかった。 だってまりさは、れいむにお願いされた“おとーさん”だから! だから、だから……。 「やっぱり嘘だったんだね。いやホントにそう思っていたんだろうけど」 「ゆぅっ……ゆぅぁああああ……あああっ……」 ごめんね。馬鹿なおとーさんでごめんね。ごめんね、ごめんね。 謝り続けるまりさに、人間が声をかける。 「じゃぁまりさ、最後の質問なんだけど。 今までの質問を踏まえてさ。 ――――――――――まだ自分のこと“おとーさん”だと思ってんの?」 「ああああああああああああああああああああああああああああっ! ――ぱぴぷぺぽぉっ!ぱぴぷぺぽぉっ!ぱぴぷぺぽぉ!ぱぴぷぺぽっ! ぱっぴっぷぺぽ!ぱぴぷぺぽ!っぱっぴぷぺっぽ!」 「あーあ、壊れちゃった」 中途半端な能力はゆっくりにとってマイナスにしかならない、これはもう常識だ。 まりさは半端に頭が良いせいで、子供を殺すことになった。 もう少し頭が悪ければ、慌てふためき、泣きわめいて自分も非ゆっくり症になれたかもしれない。 だがそれよりも強い精神力と頭をもっていたから壊れた。 もう『ぱぴぷぺぽっ!』という意味のない叫びしか出てこないだろう。 意識もないはずだ。 逆にもう少し頭が良ければ、最初から人間を頼ったりしない。 ろくなことにならないのは分かりきっているから。 ――――ふう。でもどうしようこれ。 うるさいし、回収箱に入れてくるか。 とか考えていたら。 「だでぃどうしたの?」 「ぱぴぷぺぽ!ぱぴぷぺぽ!ぱぴぷぺぽ!ぱぴぷぺぽっ!」 「えっ?てー?起きちゃったのか?」 布団抜け出す時に起きてしまったんだろう。 俺を探しに来て、ばっちり見つかっちまったのか。 まさか『虐待して遊んだ結果です』なんて言えないしな。 よし。 「てー。コイツは悪いやつだったんだ」 「ぱぴぷぺぽっ!ぱぴぷぺぽ!ぱぴ」 「へー、そうなんだ」 特に疑うことなくうなずくてー。 日頃野良がどういう存在が教えているだけある。 「自分の子供になにも出来ない、“まるでダメ”なやつだったんだ」 「ふーん」 「だからマルがあるとだめなんだよ。 コイツの言葉からマルを取ると?」 「え~?えっと、はー…ひー…………あっ! さすがだでぃ!つよーい!」 「はい、正解」 あとがき 最後までお読みいただきありがとうございました。 スレでいただいた感想、とても嬉しかったです。 嬉しすぎて次作の作成スピードがマッハになりました。 ここからは見苦しい作者の言い訳と説明になります。 今回は、前回の『てーとまりしゃ』でどうしてもやりたかったけど出来なかったテーマを書きました。 スレでご指導いただいた通りに、できるだけ愛で描写を少なくしたつもりですが、なんだか中途半端になってしまいました。 このような拙い文章を読んでいただいて、大変感謝いたします。 みなさんに明日500円拾うくらいの幸運がありますように。 から揚げおいしいですよね。
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夏服白龍 シークレットレア 必要魔力 20 遠距離 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 7616 4369 11985 8000 誕生日 11月21日 身長 143cm 体重 角コミ43kg 3サイズ スキル 夏のお遊び効果 状態異常を高確率で回避する 親愛度 コメント 低 うーん、気温も上がってすっかり夏になってきたね〜!ずっと涼しいところにいたいけど、こういう日こそ外に出ないともったいないよね!よし、夏服にも着替えたし、今日はてんてーと日が暮れるまで遊ぼっと♪ 中 実を言うと、はくって夏はちょっとニガテなんだ…でも、てんてーが一緒にいてくれるから、今年の夏はいい思い出が作れそう!ほら見て、チョウチョさん達もこんなに喜んでる!えへへ、みんなてんてーのおかげだよ♪ 高 夏といえば海だけど、たまには空を飛ぶのもいいと思うの!てんてーは空を飛べないから、はくが雲の向こうまでつれていってあげる!あ、でも下降するのはニガテだから、もし落としちゃったらごめんね♪ 嫁 てんてーと一緒の夏、すっごく楽しかった!こんなに情熱的に人を愛したのは生まれて初めてだよ〜♪これからも太陽に負けないくらいの明るさで、てんてーの進む道を照らしてあげるねっ! 親愛度 セリフ 低 あ、四葉のクローバーはっけ〜ん♪ てんてー、見て見て!花冠を作ったの!似合ってる!? 楽しい夏が始まるよ、てんてー!準備はいい!? はぁ〜、夏の空ってなんでこんなに気持ちいいんだろ!? 中 ほら、チョウチョさんも元気に飛んでるよ! 透き通るような空に白い雲…!思わず飛びたくなっちゃう♪ 楽しい思い出をたくさん作ろうね、てんてー! ん〜、やりたいことがありすぎて困っちゃうなぁ♪ 高 あれあれ?もしかして、はくの夏服姿に見惚れちゃったのかな〜? ねぇねぇ、次はどこ行こっか!?海?山?それとも空!? はくはねぇ、てんてーと一緒ならどこに行ったって楽しいの! 線香花火って、なんだか夏の終わりって感じがするよね… 嫁 夏が終わっても、てんてーとはずっと一緒だもん♪ せっかくの夏なんだから、もっと恋人らしいこと…しよ? 長いようで短い…夏って不思議な季節だね 来年の夏も一緒に過ごそうね、てんてー♪ スキンシップ後 朝 むにゃ…はっ!?ラジオ体操の時間! 夜 遊びすぎて疲れちゃった…おやすみ、てんてー♪ なでなで てんてーの温もりが伝わってきたよ…! その他 誕生日 夏っぽい場所につれてってほしいな〜! 名前 コメント