約 1,461,666 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44772.html
おるたねーたーどらっぐす【登録タグ VOCALOID kook お 初音ミク 曲】 作詞:kook 作曲:kook 編曲:kook 唄:初音ミク 曲紹介 汚い自己顕示欲の歌です。 Illustration / Sinaco 歌詞 (動画より書き起こし) 胸の疼く夜 数えて縋る 飢えと渇き未だ 埋める為の下らぬウリモノ 囲み続ける愚 浮かぶ雲を見下ろす 脆い足場で 飾り付け 何も無い僕を ねえ満たして 空っぽの「愛」で (ため息) 群れる価値観 溢れる言葉 数は正しさか? 魅せる為に 群がる借りモノ 泡が弾けてく もっと足りないの 愛を呟いて ねえ満たして 僕だけを見てよ くるり廻る すぐに消えていく 逃げるように 掴む糸が するり抜けていく 閉じた空 XXX 救って XXX 攫って XXX 構って のどが渇く 胸の疼く夜 数えて縋る 飢えと渇き未だ 飾り付け 何も無い僕を ねえ満たして 空っぽの「愛/哀」で 終わりの来る はりぼての虚像 身につけ 腐りかけの春にしがみつく 僕を見て 僕を見て 永遠にこのままで コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2533.html
田舎っこ×都会っこ 「お前の事、忘れた事はなかった」 そう言いながら俺の頬に触れるその手のひらは、じんわり汗ばんでいた。 「…俺は、忘れてたのに」 彼の目を見つめながら言うと、彼は苦笑した。 だって本当だ。 都会の暮らしはいろんなものを失う。 捨てなければ先へは進めない。 俺は夢を叶える為、上京したのだ。 そしてコイツは町工場を守るため、田舎に残る選択をした。 お互い納得のいく別れ方だったと思う。 どっちみちこのまま関係を続けていても、俺らに未来なんてなかった。 それなのに。 (何も、変わってないや) 彼は少しだけシワが増えたくらいで、何ひとつ変わっちゃいない。 低くて甘い声も。 俺を見つめる優しい目も、その奥に光る熱も。 乱暴に抱き締められて、思わずため息を漏らす。 上京してきたばかりと言う彼から少し田舎の匂いがする気がして大きく息を吸い込んだ。 住み慣れた俺の部屋が、彼の匂いで満たされていくのを感じて泣きたくなった。 誰が手加減しろって言った?
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/48345.html
【検索用 とわいらいとからー 登録タグ GUMI VOCALOID と にーな ニコニコ外公開曲 志茉理寿 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:志茉理寿 作曲:志茉理寿 編曲:志茉理寿 唄:GUMI 曲紹介 "悲しい言葉はいらないよ" 志茉理寿氏の35作目 イラスト:にーな 歌詞 (YouTubeの概要欄より転載) ふとしたため息で揺れる水面に映る空には 群れからはぐれた小鳥のさえずる声に隠れた涙 交わる人に怯えて秋の名残追いかけるのは ひび割れた心のため 恋に恋したわけじゃない 偽りを重ねたまま届かない声になる ねえ何処に生まれて何をしても 変わらない時間を歩いてますか 瞳に浮かべたその痛みも 分からないフリして気付いてる 残された時を駆け抜けるように 振り返る前に僕がまた追い越して 宛てもなくずっと行けるなら 悲しい言葉はいらないよ ねえ何処に生まれて何をしても 変わらない時間を描いてますか 瞳に浮かべたその痛みも 分からないフリして気付いてる 何気ない言葉のひとひらに乗せ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5716.html
第一章(オリキャラ出ます) 六月二十三日 俺達はいつものようにSOS団アジト・・・・・・もとい文芸部部室で暇をつぶしていた。てかこんなところにいる時点で用事があるわけないしな。(そもそもほかのメンツは、ハルヒが目当てでここにいるんだし)それに無断休めばハルヒからの電話コールの嵐が待っているわけで、SOS団を休むのはほぼ不可能ということになる。 おもわずため息が出るね。 「なにため息ついてんのよキョン?まさかSOS団をサボろうなんて思ってるんじゃないでしょうね?」 「・・・・・・ちげーよ」 いつも思うんだが勘が鋭すぎるんじゃないか? 女の勘ってヤツなのだろうか。情報ナントカ思念体の奴らはまずハルヒの勘をもうすこし弱くするところから始めたほうがいいと思う。でないといずれ正体がバレるぞ。それくらいできると思うんだが・・・・・・。 「勘というのは人間がかつての経験や思いつきで決めるもの。弱くするということはできない」 長門が本を見ながらそう呟いた。わざわざ解説どうもでも長門俺さぁ言ってないから、しかもハルヒいるし。 「有希なにそれ?心理学?」 さっそく食いついたぞハルヒのヤツ。 「・・・・・・独り言」 そんな独り言を喋る地球人とは友達になれそうにないな。 長門は宇宙人だからセーフだけど。(我ながら変な理由だな) 「長門さんそれでは運や不幸などもそうなのですか?」 俺にチェスで現在三連敗中の古泉が口をはさんできた。いちいち掘り返すな。 「それは確率の問題」 長門も答えなくていいから。 「あの~さっきからなにを喋ってるんですか?」 朝比奈さん、俺にもわかりません。 「なんか哲学みたいなこといって宇宙人みたいね」 「!!!!」 「どうしたの?」 「「「「なんでもない(です)」」」」 何なんだろうこの異常なまでの勘は、本当にバレるかもしれないんじゃないのか・・・・・・。 まぁ今のハルヒはそれくらいで世界を壊したりトンチキな空間に引きこもったりしないだろう。 この油断が後にとんでもないことになることを俺は知らない、でもそれは別の話。 長門はぱたりと本を閉じた。SOS団終了の合図だ。 「じゃあ終了!」 ハルヒが大きな声で宣言する。了解団長さん。 俺はチェスの駒を回収し箱に入れると古泉に手渡す。古泉は手早く片付けて俺と共にとっとと部室の外へ出て朝比奈さんの着替えを待つ。 いつもどうりだった。ここまでは。 俺達が五人揃って下校している時にそれは起こった。 「みんなに相談があるんだけど」 ハルヒは立ち止まってカバンに手をつっこむと八枚の紙をそれぞれ二枚ずつ俺達に配った。 「ねぇ!どっちが正しいと思う?」 「その前にこれなんだ?」 手渡された紙をみてもなんかわけわからんし。 「みてわかんないの七夕よ!七夕!」 「この数式だらけの紙がか?」 ほかには・・・・・・うん、やっぱ数式しかねぇ。 「はぁ・・・・・・」 ハルヒがまるで、出来の悪い我が子見るような目をしている。ため息される筋合いねぇんだが。 「あのぉ~」 朝比奈さんもわからないっすよね~、そおっすよね~。 「これって七夕の願い事の届き方ですよね。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え? 「そうよみくるちゃん!ほらキョン、みくるちゃんもわかってんのよ!」 えええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!! どれだけ想像力豊かなのあなた! 豊かなのは胸だけにしなさい! つーかあなたは狼狽キャラでしょう!! 「しかしなんってこった朝比奈さんにすらわかるのかよ・・・・・・」 「<すら>って少しバカにしてません? 」 「あぁいえ・・・・・・はぁ」 「何でため息つくんですか!」 いや朝比奈さんが悪いんじゃないんだがなんかこう・・・・・・はぁ。 なんか絶望したのでとりあえず古泉に話しを振ろう。 「古泉」 「・・・・・・」 後ろを向いたまま古泉は動こうとしない。なにこれイジメですか? 「古泉君?」 「・・・・・・」 ハルヒが話しかけても応答しない。 「古泉!」 「あっ、はいなんでしょう?」 古泉はようやく気づいてこちらを向いた。 「どうした? さっきから呼んでるのに?」 「いえ・・・・・・ちょっと知り合いっぽい人がいまして。」 そう言うと古泉はむこうの歩道に指を指した。見てみると三人の女子がしゃべりながら俺達と逆方向に歩いている。あの制服は確か 「光陽園の生徒か・・・・・・。」 でも変だ、あの学校はもっと下にあるしこれより上には北高以外はほとんど何もない。それにもし家があるなら普通北高にいくと思うんだが・・・・・・やっぱむこうの方がいいのかもな。 「真ん中の方です。確か転校したはずなんですが、いったいなんで? 」 「戻ってきたんだろ」 つーかそれしかねぇだろ。 「中学の知り合いか? 」 「正確には知り合いの妹ですね」 「じゃあそのお姉さんと仲良かったんだ」 「ええ・・・・・・まぁ」 ハルヒの質問に古泉は少し言葉濁した。まぁ昔のことはあんまりしゃべりたくないんだろう。 「なんなら会ってきたらどうだ? 」 「えっ」 古泉は意表をつかれたようで目をまるくした。 「いろいろ話したい事もあるだろう」 古泉にだって過去があるだろうし。 「いいだろハルヒ」 「うん、いいわよ話してきても」 「・・・・・・」 古泉は少し考えるしぐさをし、 「すみません先に帰ってくれませんか?」 「いってらっしゃい」 ハルヒはそういって俺たちは先に行っていた長門を追いかけた。 おそらくこれが原因だったのだろう。 もう少し早く気づくべきだった。 六月二十四日 昨日の事が気がかりではあったのだが、古泉にも知り合いはいるだろうしあまり気にしていなかった。 むしろ俺はハルヒの七夕計画の方がよっぽど気がかりだね。去年にベガとアルタイルにお願いしたじゃねぇか。 「頼んだ者勝ちなのよ! こういうのは! 」 わがままこの上ねぇな。口には出さないが。まぁどうせ天罰が下ったとしてもハルヒだけだろ・・・・・・たぶん。 そんなこんなで放課後になった。 俺とハルヒはいつものように部室へ向かっている。 「ところであんたはどう思う? 」 「どう思うってなにがだ? 」 「昨日のあれよ」 あぁ、あの七夕理論ね。俺じゃなくて朝比奈さんあたりに聞けよな、理解してただろ。 「ちーがーう!古泉君の事よ」 そっちの話はしないほうがいいと思うぞ。 「? なんで」 「あのとき古泉しゃべりにくそうだったろ」 「うん」 「もしかしたらなんかいやな思い出があるのかもしれないじゃないか」 「まぁそうね・・・・・・うんそうね! 」 理解してくれたらしい。そういってそれ以上追及しようとせず七夕の事をいろいろしゃべることとなり、あっという間にに部室の前についた。 一瞬ここに古泉がいないんじゃないのかと考えたが、すぐにその考えを捨てた。 アイツが・・・・・・古泉が、このSOS団を裏切るわけがない。 そして俺は扉を開けた。 お茶淹れる朝比奈さんがいた。 本を読む長門がいた。 一人でチェスをする古泉が・・・・・・ 「・・・・・・嘘だろ」 いなかった。
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/841.html
破れた服。 髪に付着する羽毛。 爪の間に残った血。 窓の外には、建物が競いあって背伸びをしていて。 その中では、人が競いあって背伸びをしていて。 そんな景色を、ため息とスモッグが霞ませる。 窓の下には、背伸びで軋んだ路地裏がある。 時に、私じゃない私でないといられなくて。 大人になった私に、子供でいたい私が涙を見せる。 世界のまん中も日出ずる国もなくて、ただ広い海が隔てている。 海を隔てた先にある、私のもう1つのふるさと。 写真立ての中で、無邪気な顔してみんなが笑ってる。 いつかきっと、写真と同じ笑顔でいっしょに帰ろう。 商品:香蕉 数量:30公斤 送達地点:日本東京 帰りたい…いくつもの色で輝いていたあの頃へ…。 今は、私の気持ちが少しだけ、先に帰ります。 ――話したいことが山ほどあるんだ 大好きな声を忘れたくないよ―― 投稿日:2013/09/14(土) 00 06 56.91 0
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/375.html
「そういえば」 「なに?」 「この前話してたんだけど、水銀燈先生に彼氏っているのかな?」 「さぁ?」 「いそうだけどねぇ?」 「案外居ないんじゃない? 白馬の王子様でも待ってるって気がする」 「白馬の王子さまぁ?」 「そ、私は女だからわかるけど。水銀燈先生タイプの女性って現実主義者なんだけど何処かでソレを求めてる」 「難しい事言うなよ。俺の頭でも分かるように言ってくださいな。巴さん」 「えぇ、ではジュン君の頭にわっかり安いように言うと」 「うむ」 「現実に夢を求めて夢を現実に求めてる」 「ワカリマセン」 「あーもう……だから……彼氏って存在が自分にとってどんな利益になるかっていう商品にしか見てない」 「うん」 「その一方で素敵な出会いを求めてるの!」 「あーやっとわかった。てか、そう言ってくれよ最初っから」 「………はぁ………」 「なんだよそのため息」 「べつにぃ?」 「あっそ」
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/2173.html
そのさきへ【登録タグ そ ナノリータP 和音マコ 曲 轟栄一 雪歌ユフ】 作詞:ナノリータP 作曲:ナノリータP 編曲:ナノリータP 唄:雪歌ユフ コーラス:和音マコ、轟栄一 曲紹介 イラストはpixivより 毛玉black氏。 歌詞 (ナノリータ置場より転載) 昨日への進路探すけど 指針は振れて 望まぬ方へ流れるの 後悔の海を 元凶ならば私のことだ 償いもせずいる 後悔の海 荒れ模様の空 漂うイカダ その上にいる 右に行こうかな? 左かな? 気づけば迷子に だから ぎゅっとコンパス握り 昨日への進路探すけど 指針は振れて 望まぬ方へ流れるの 後悔の海を あの時あれをあぁしておけば ため息を吐く この雲がまだ空埋めるから 願う星さえ見えずに ずっと昔のこと 悩んだ私に おばあちゃんが話した言葉 今も覚えてる 『祈るよりも踏み出すのその先へ 昨日を赦してくれるのは 明日だけだから』 逃げても 変わらない 忘れたい 叶わない 何にも 叶わない 偶像の神様なんかいらないの 祈るよりも踏み出すの 後悔の海へ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/476.html
元ネタ:青春試考(青春ド真中! 中村雅俊) 作:ヤジウルトラマリンディープ ミズスマシみたいに すいすいと 浮気ばかりを してる奴もいる だけどぶきっちょに 肩よせて 自分の家庭を 守るのもいいさ 俺たちやさしい 兄妹だった 自由に恋など 遊べないはず 亭主の心を 氷に変えて ラリったおまえが 今許せない 見えるかい 不倫の果てが わかるかい 俺たちは誰も 家族に背中を 向けて生きてゆけない 家族に背中を 向けて生きてゆけない 旦那のため息 深いから 緑色の紙は 恐いほど軽い まるで捨てられた 子犬だよ おうちでおまえの 帰り待ってるよ おまえは俺より やさしさ知らず 子供を実家の 親に任せて 間の浮くセリフで ラリったら 石ころみたいに 子供忘れた しみたかい 弁護士の言葉が わかるかい 俺たちは誰も 家族に裁かれる 日がきっと来るだろう 家族に裁かれる 日がきっと来るだろう 検索タグ フルコーラス 不倫シタ 映画ドラマ ヤジウルトラマリンディープ メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/49258.html
【検索用 あるひれお 登録タグ GUMI VOCALOID あ ニコニコ外公開曲 志茉理寿 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:志茉理寿 作曲:志茉理寿 編曲:志茉理寿 唄:GUMI 曲紹介 志茉理寿氏の37作目。 絵:宇都宮 歌詞 (動画概要欄より転載) 遠くに響く夜を旅して 海風に揺られたあなたのうたに恋をしてる 波が攫う 砂を蹴飛ばしてく 落書き消えたらもう帰ろう 鏡の前から離れて見上げた お月様のため息またひとつ 何もない私はあなたの真似をして 静かにすり減らした言葉でも 足りないなんてさ気付いてたはずなのに 風に追われ消えて 鏡に映るあなたに話しても 指先触れあって 「もうやめてよ」 それだけ 何も無い私はあなたの真似をして 静かにすり減らした言葉でも 足りないなんてさ気付いてたはずなのに 風に追われて 何も無い私が私の真似をして 誰かに重ねてきた言葉でも その胸に抱いて離さないだけでいい 風に乗せて溢れて コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/loveg/pages/58.html
くつくつ。くつくつ。 目の前のコンロ上で、大鍋がくつくつと歌う。 「・・・はぁ」 ため息がこぼれる。 「なんでこうなったんだっけ…」 私はがく、と肩を落とす。 …ちなみに、大鍋の中は、大樹と二人で食べようと思って作ったカレーだ。 「恵理ー、まだですか~?」 「うぅ…お腹すいたぁ…」 「マロン…よその家でそれは失礼だ」 「適当に水とか用意しとくぜー」 隣の部屋のリビングから、聞こえる、声。 「…はぁ」 大きなため息を吐きながら、いつの間にか頭を抱えていた。 そもそも今日こんなことになってるのは、大樹のやってる「課題」とやらのせいだ。 何日も前から「今日はカレー作るね♪」と予告していたのに、突然 大樹を気に入っている…大学の教授さん、とやらに、「合宿」と称して拉致られてしまったのだ。 二、三日は帰れないと言っていた。 「…全くひどいよね、大樹の腕がいいからって、助手代わりに連れてっちゃうなんて」 こちらの都合も知らずに勝手なんだから、とぼやきながら、大鍋の中のカレーをかき混ぜる。 いつもおかわり2~3杯はする人なので大量だ。 …確かに、大勢で食べるには、丁度良いかもしれないが。 ―――大体、なんでよりによって前日に、なのだ。 折角楽しみにしてる、と言ってくれたのに…だから尚更気合い入れて作ったというのに。 …好きな人と食べるから美味しいのに。 ほわほわと湯気があがり始めたので、適当なところでコンロを切った。 皿に、適量にご飯を乗せ、その上から暖め直したカレーを掛ける。 「銀矢ー、お盆持って取りに来てー」 「おうっ」 「あ、私がやりm」 「私は銀矢を呼んだの、レイキはマロンちゃん達とお喋りでもしてて」 「…えう」 ごめんね。 料理をしたら、八割方、ポカをやらかすレイキには頼めないよ…と、心の中で呟きながら、 お盆に4人分のカレーを乗せていく。 「これレイキの分ね、で、その肉が多めにはいってるのが銀矢の。 んで、あとの二つがマロンちゃん達のね」 「ん、了解。 …悪かったな、突然来て」 皿を見つめながら銀矢が言った。 「いや… 気にしてないよ」 どさどさとレイキの分の皿に、たまねぎを大量に盛りながら返事をする。 「って思いっきり気にしてんじゃねーかっ!」 「当たり前でしょ! 本当なら、今私と一緒にカレー食べてるのは大樹さんなんだから…!」 「さっきと言ってることが違うじゃねーか…」 そう言って銀矢は呆れて、 「兄貴が行く前に、連絡あってさ」 「…え? 大樹が銀矢に…?」 「…せめて、俺の代わりに、一緒にカレー食べてやってくれって、言われた。 あはは…兄貴もだめだな… 俺じゃ、代わりにならないって…。 ―――でもさ、そう言ったら、笑ってこう言ったんだぜ? 『一人でも多く、誰か知り合い連れて言って、大勢で食べろ』ってさ」 「…そっか」 「兄貴は、ちゃんと…恵理のこと思ってるよ。 自分が居なくてもさみしくないように…ってさ。 ・・・ほら、大勢で、一緒に食べれば、寂しさも無くなるし――いつもより美味しく感じるし、な 兄貴は…自分が居ないから、ってただそれだけで恵理に寂しい思いさせるわけ…ないだろ?」 「そう、だよね…うん。…ありがと、銀矢…大樹」 →続・カレー