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『たまたま』 16KB 制裁 自業自得 妊娠 番い 野良ゆ 赤ゆ ゲス 現代 19作品目。若干テンプレ風です。 注意書きです。 1 制裁分は若干薄めです。 2 基本、人間はあまり行動しません。 3 スジが通っていない可能性があります。 それでもOKという方のみ、どうぞ。 「ゆっ……、でてきたのぜ!」 「まりさ!あのにんげんにしようよ!あいつ、よわそうだし!」 「ゆゆ~ん、れいみゅ、おにゃかぺこぺこ~!」 「まりちゃもなんだぢぇ!」 ……そこはとある街中の、とあるゴミ捨て場。 そのゴミ捨て場の陰に、薄汚れた野良ゆっくり達が隠れていた。 成体サイズと赤ゆサイズのゆっくりれいむとゆっくりまりさが一匹ずつの、計四匹の親子だった。 そんなゆっくり親子達の視線の先には、どこにでもあるようなコンビニがあった。 ……正確に言うと、ゆっくり親子達が見ていたのは、コンビニから出てきた、二十代位の年齢の、ほっそりとした体格の青年だった。 その手にはコンビニの袋が握られており、買い物をしていた事が分かる。 青年はゴミ捨て場の方へとやって来た。 ゆっくり親子達が隠れている事には気付いていないようだった。 「ゆっ!いまなのぜ!」 青年がある程度近付いて来た事を確認したまりさがそう言うのと同時に、全員がゴミ捨て場の影から姿を現した。 「……何だ?お前ら」 青年は怪訝そうな顔をしながら、ゆっくり親子達にそう尋ねた。 「ゆっへっへ!くそじじい!まりさたちは、くそじじいがそこのこんびにからでてきたのをみていたのぜ!」 「そのふくろのなかには、たべものがはいっているんでしょ?くそじじいにはもったいないから、れいむたちによこしてね!」 「しょーだしょーだー!」 「よこちぇ~!」 ……このゆっくり親子達の目的は、コンビニから出てきた人間から食べ物をたかる事だった。 「嫌に決まってるだろ。そこら辺の生ゴミでも食ってろよ」 そう言って、青年はゴミ袋の山を指差した。 「へっ!そんなくそまずいものなんかより、そっちのふくろのなかのたべもののほうが、おいしいにきまってるのぜ!」 このゆっくり親子達は、以前何度か人間からお情けで食いかけの食べ物を恵んでもらった事があった。 それにより、普段人間が食べている食べ物に味をしめしてしまったのだ。 「ぐずぐずしないで、さっさとおもにのれいむにたべものをよこしてね!」 そう言ったれいむの腹は、確かに膨れていた。 どうやら胎生にんっしんっをしているらしい。 「おなかのあかちゃんのためにも、えいようがほしいんだよ!わかったらさっさとよこしてね!」 「はやきゅよこちぇー!」 「ぐじゅぐじゅしちぇると、しぇいっしゃいっしゅるのぢぇ~?」 れいむが自信満々にそう言い、後から赤ゆ達二匹がニヤニヤと笑いながらそう付け足した。 「面倒臭ぇなぁ……。家に帰ってから食べようと思ったんだが……」 そう言って青年はコンビニ袋から菓子パンを一つ取り出し、ビリビリと袋を開け始めた。 「ゆっへっへ!なかなかものわかりがよくてたすかるのぜぇ!」 素直にパンを渡すと確信していたまりさは上機嫌であった。 「誰がお前らにやるもんか。今ここで俺が食べるんだよ」 「はあぁぁぁぁっ!?なにいってるのぜえぇぇぇぇっ!?」 「くそじじいぃぃぃぃっ!!れいむたちのたべものをたべるなあぁぁぁぁっ!!」 「いつの間にお前らのものになったん……、あっ!」 そう途中まで言いかけていた青年が、急に慌てたような声をあげた。 見ると、男の手にあったはずの菓子パンが、地面に落ちていた。 どうやら袋を開ける途中で手が滑ってしまったらしい。 「こりゃ食えねぇな……」 青年が少しがっかりした様子でそう言った。 「ゆっへっへ!ばかなくそじじいなのぜ!」 「このたべものは、れいむたちがもらうよ!」 「ゆわ~い!やっとたべれりゅ~!」 「なのぢぇ~!」 「あっ、おい……」 青年が止める間もなく、ゆっくり親子達は菓子パンに群がっていた。 「れいみゅがいちば~ん!」 最初に菓子パンに齧り付いたのは、赤れいむだった。 「ゆっ!れいみゅ、ぢゅるいのぢぇ!」 「おちびちゃん!ひとくちだけにしてね!おかあさんだってたべたいんだから!」 他の家族達はフライングした赤れいむに対して文句を言ったり食べ過ぎないよう言った。 ……が。 「ゆ……、ぶ……」 赤れいむはその問い掛けに答える事なく、顔を真っ青にして、汗だくになりながら頬を膨らませ、ブルブルと震えていた。 「お……、おちび……?」 何か様子がおかしいと思ったまりさが赤れいむに声をかけた。 「ぶ……、ぶべえぇぇぇぇっ!?」 まるで、それが合図であるかのように、突然赤れいむが口から餡子を吐き出した。 「お、おちびぃっ!?」 「おちびちゃあぁぁぁぁんっ!?」 「れいみゅうぅぅぅぅっ!?」 他の家族達は、何故赤れいむが口から餡子を吐き出しているのか、全く分からなかった。 「ゆ……、ご、ごれ……」 赤れいむは口から餡子を吐き出しながら、何かを訴えたいようだった。 「な、なんなのぜ!?おちび!!」 まりさが赤れいむの言葉を促した。 「ご……、ごれ、どぐ、はいっぢぇ……、べぇっ!?」 そう言った赤れいむは、その直後に餡子を吐き出し、白目をむいてビクビクと痙攣し出した。 「おちびちゃあぁぁぁぁんっ!?おきてっ!?おきてよおぉぉぉぉっ!?」 「ゆわあぁぁぁぁっ!?れいみゅがゆっくちしてないのぢえぇぇぇぇっ!?」 「あーあ、やっぱこうなるわな」 生死の境目をさまよっている赤れいむに必死に呼びかけている家族達とは対照的に、青年があっけらかんとそう言った。 「く……、くそじじいぃぃぃぃっ!?おちびにいったいなにをしたのぜえぇぇぇぇっ!?」 「いや、普通ゆっくりが『カレーパン』食べたらそうなるだろ」 「「「……ゆ?」」」 「お前ら、カレーパン知らないのか?それ辛いんだぞ?普通のゆっくりが食べたら餡子吐き出すに決まってんじゃん」 「な……、なんでそんなものをたべさせたのぜえぇぇぇぇっ!?」 「あのなぁ……、それを食べたのは」 「ゆがあぁぁぁぁっ!!まりさたちをどくさつしようとするくそじじいはしねえぇぇぇぇっ!!」 青年の説明がまだ途中にも関わらず、まりさは青年に飛びかかった。 ……が、とても遅い速度だったので、青年は一歩下がるだけで簡単に避ける事が出来た。 「おいおい、話を聞けって」 「うるさいぃぃぃぃっ!!」 まりさはもう一度青年に飛びかかったが、同じように避けられた。 「ゆぎいぃぃぃぃっ!!よけるなあぁぁぁぁっ!!」 「いや、当たったら汚れるし」 「があぁぁぁぁっ!!」 自分の渾身(笑)の体当たりを二度も避けられ、汚物呼ばわりされたまりさは、完全に頭に餡子が昇っていた。 「しねえぇぇぇぇっ!!しねえぇぇぇぇっ!!」 半ば半狂乱になり、叫び声をあげながら、まりさは何度も体当たりを仕掛けるが、その度に青年に移動され、全く当たらなかった。 「なぁ、もう止めたらどうだ?色々と危ないし」 「だばれえぇぇぇぇっ!!」 青年のその言葉を無視し、まりさは青年に飛びかかった。 青年はその体当たりを横に避けた。 ……そして、体当たりを避けられたまりさの着地点には……。 「な……、なんでこっちにくるのぢえぇぇぇぇっ!?」 赤まりちゃがいた。 まりさと赤まりちゃの間には青年が立っており、どちらも相手の存在に気付かなかったのだ。 「おちびちゃあぁぁぁぁんっ!?よけてえぇぇぇぇっ!!」 少し離れた場所にいたれいむがそう言ったが……。 ブチッ。 「ぴゃあぁぁぁぁっ!?いぢゃいぃぃぃぃっ!?」 一歩も動けなかった赤まりちゃは、底部を押し潰されてしまった。 「お、おちびっ!?ご、ごめんなんだぜっ!!」 まりさはすぐに赤まりちゃの底部からどいたが、赤まりちゃの底部は完全に潰れ、裂け目から餡子が漏れ出ていた。 「いぢゃいのぢえぇぇぇぇっ!?はやきゅなんとかしゅるのぢえぇぇぇぇっ!?」 赤まりちゃは痛みから体をよじらせているが、それが餡子の流出を速めている事に気付いてはいなかった。 「ばりざあぁぁぁぁっ!?はやぐなんどがじでえぇぇぇぇっ!?」 れいむは目を血走らせ、まりさに何とかするように言った。 「ゆ、ゆうぅっ……!」 「だから止めろって言ったのになぁ」 「く……、くそじじいぃぃぃぃっ!!ぜんぶおばえのせいなのぜえぇぇぇぇっ!!」 自分の愛する娘がこうなってしまったのは、全部この糞ジジイのせいだ。 毒入りのパンを食べさせ、自分に娘のあんよを潰させた、このゲスだけは生かしておけない。 まりさは自分がやった事を棚に上げ、全ての元凶と思い込んでいる青年に飛びかかった。 「やれやれ……」 青年は呆れた様子で、まりさの体当たりを避けた。 「ゆうぅっ!?」 ……まりさの目の前には、ゴミ捨て場のゴミ袋の山があった。 「ぶ、ぶつかるのぜぇっ!?」 まりさはそう叫んだものの、勢いは止まらず、そのままゴミ袋の山へと突っ込んで行った。 「ぎいっ!?」 「ばりざあぁぁぁぁっ!?なにやってるのおぉぉぉぉっ!?はやくこのくそじじいを」 「ぎ……」 「……まりさ?」 「ぎゃがあぁぁぁぁっ!?いだいぃぃぃぃっ!?いだいのぜえぇぇぇぇっ!?」 突然、ゴミ袋の山の中から、まりさの苦痛に悶える声が聞こえてきた。 「ま、まりさ!?いったいどうしたの!?」 れいむはまりさの姿を必死に探し、そして見てしまった。 「いだいぃぃぃぃっ!!ごれどっでぇぇぇぇっ!!」 ……まりさの頬と底部に、茶色の何かの破片のようなものがいくつも突き刺さっていた。 「あぁ、誰かビール瓶捨てたな?……ここはビン類は捨てちゃいけないのになぁ……」 青年の言った通り、まりさの近くにはビール瓶が数本転がっていた。 まりさがビール瓶の束にぶつかった際に、そのビール瓶が割れて刺さったのだろう。 「……ところで、あいつ、助けに行かなくて良いのか?痛がってるぞ?」 青年はまりさを指差しながら、れいむにそう言った。 「はあぁぁぁぁっ!?れいむはおもになんだよおぉぉぉぉっ!?あぶないにきまってるでしょおぉぉぉぉっ!?」 れいむは何を言っているんだとばかりの表情で叫んだ。 どこまでも他力本願である。 「あぁ、そっか。お前自分の番も平気で見捨てるようなやつなのか。それじゃあしょうがないな」 「ゆっぐ……!ま、まりさ!れ、れいむがいまいくからね!あとでくそじじいをせいっさいっしてね!」 結局、青年は助けに行く気が無いと分かったれいむは自分が行く事にした。 ……が。 「ゆふぅ……、ゆふぅ……」 にんっしんっ中のれいむの歩みははっきり言ってかなり遅かった。 跳ねての移動が出来ないので、ズリズリと這って移動していた。 「でいぶうぅぅぅぅっ!!はやぐくるのぜえぇぇぇぇっ!!」 「まっててねえぇぇぇぇっ!?もうすこ……、いっ!?いぎいぃぃぃぃっ!?」 突然、れいむがその場でブルブルと震えだした。 「……あ」 青年の視線の先には、れいむの産道からふてぶてしい笑顔をのぞかせている赤ゆっくりの姿があった。 黒髪が見えたので、恐らくれいむ種なのだろう。 「お……、おぢびぢゃん……!うばれぢゃだべえぇぇぇぇっ……!!」 れいむにとって、我が子の誕生はとても喜ばしい事なのだが、今の状況はタイミングが悪いとしか言えなかった。 ……しかも、今れいむが向いている方向の先には……。 「ばりざあぁぁぁぁっ!?はやぐそのびんをなんどがじでえぇぇぇぇっ!?」 ……そう、まりさとビール瓶の破片があったのだ。 このまま赤れいむを産もうものなら、間違い無くまりさかビール瓶のどちらかに当たってしまう。 「む……、むりなのぜえぇぇぇぇっ!?うごけないのぜえぇぇぇぇっ!!」 ……が、まりさはその場から一歩も動けず、ビール瓶の破片もそのまま。 かと言ってれいむ自信が方向転換するのも無理。 「ゆゆ~ん!きゃわいいれいみゅがゆっくちうまれりゅよ~!」 そして、ミチミチと音を立て、赤れいむが徐々に産道から出つつあった。 「だべえぇぇぇぇっ!?」 れいむの叫び声も空しく……。 スポン! 「ゆゆ~ん!」 赤れいむは放物線を描く様に飛んでいき、そして……。 「ゆぴいぃぃぃぃっ!?」 「ゆぎゃがあぁぁぁぁっ!?」 勢い良く、まりさに激突した。 「おぢびぢゃあぁぁぁぁんっ!?ばりざあぁぁぁぁっ!?」 れいむは自分の番と我が子の元へ行こうとした。 「べっ!?」 ……が、バランスを崩し、前のめりに倒れてしまった。 ……しかも、それだけではなかった。 「はぎいぃぃぃぃっ!?おなががいだいぃぃぃぃっ!?どぼぢでえぇぇぇぇっ!?」 倒れてから数秒後、再び腹部を激痛が襲ったのだ。 「ぴいぃぃぃぃっ!?くらいのぢえぇぇぇぇっ!?なんででれないのぢえぇぇぇぇっ!?」 れいむの腹部から、そんな甲高い悲鳴が聞こえてきた。 れいむの腹部の中にいた赤ゆは、一匹だけではなかったのだ。 しかも、れいむは前のめりに倒れているので、中の赤ゆは産道から出れずにいた。 それはつまり、れいむが何とかして態勢を立て直さないと、延々と出産の痛みに襲われるという事になる。 「はぎゃあぁぁぁぁっ!?いだいぃぃぃぃっ!?」 ……そして、れいむはにんっしんっ中の運動不足が災いし、全く体を動かす事が出来ずにいた。 誰かが手を貸してやらないと、れいむは死ぬまでこのままだろう。 ……一方、まりさと産まれた赤れいむは。 「ぱぴゃらぺぴっ!?ぺぺぴゅぴぉっ!?」 まりさは両目をグリングリンと回しながら、口から泡と奇声の両方を出していた。 赤れいむが激突した際に、ビール瓶の破片がさらに体の奥深くまで刺さり、中枢餡を傷つけてしまったのだろう。 こうなってしまっては、二度と正常な状態に戻る事は出来ない。 「ぴゃあぁぁぁぁっ!?れいみゅのおめめがあぁぁぁぁっ!?」 赤れいむの方は、まりさの体から飛び出たビール瓶の破片が、右目に突き刺さっていて、宙づり状態になっていた。 赤れいむは痛みから必死に体を振っているが、余計刺さる深さが増えるだけだった。 ……と言っても、赤ゆにそんな事を理解出来る知能は無いのだが。 「ど……、どぼぢでえぇぇぇぇっ!?どぼぢでごんなごどになっだのおぉぉぉぉっ!?」 数分前までは、あんなにもゆっくりとしていた家族なのに。 一体どうして、皆がこんな有様になってしまったのか。 その原因が、れいむには分からなかった。 「数分足らずでこの有様か……。まるで生きてる死亡フラグだ」 ……そして、その声を聞いて、全ての元凶が一体何なのか理解する事になった。 「く……、くそじじいぃぃぃぃっ!!お、おばえのせいでえぇぇぇぇっ!!」 そうだ、愛するまりさとおちびちゃん達、そして自分がこんなに苦しい思いをしているのは、全部こいつのせいだ。 こいつさえいなければ、こんな事にはならなかった。 ……れいむの頭の中は、青年に対する憎悪で一杯だった。 「……一言、良いか?」 「なんだあぁぁぁぁっ!?」 「俺、お前らに何かしたか?」 「……は?」 青年のその言葉を聞いたれいむは、一瞬餡子脳がフリーズしてしまった。 「……は、はあぁぁぁぁっ!?なにいってるのおぉぉぉぉっ!?」 「だってさ、俺、お前らに何もしてないじゃん」 「なにもしてないわけがないだろおぉぉぉぉっ!?」 「じゃあ聞くけど、何で赤れいむはカレーパン食べたんだ?」 「それはじじいがおと……、ゆっ……?」 れいむはそこまで言いかけて、ある種の違和感を感じた。 「何で赤まりさはケガをしたんだ?」 「それはじじいがまりさをよけ……、ゆっ……!?」 青年の二つ目の質問に答えようとしたれいむは、その違和感に気付いた。 「何でまりさは傷だらけになった?」 「ゆ……、ま、まりさがごみすてばに……」 「何でお前が産んだ赤れいむは傷だらけのまりさにぶつかった?」 「れ、れいむがうごけなかったから」 「何でお前は今倒れているんだ?」 「れ……、れいむが、ころんで」 「……な?これで分かったろ?」 「ゆ……」 れいむはここにきてようやく、青年が何を言いたいのかを理解する事が出来た。 ……いや、理解しなければいけない、と言うべきか。 「全部、お前らが蒔いた種なんだよ。お前ら自身の責任で、こうなったんだ。ゆっくり理解しろ?」 「ゆ……!ゆうぅっ……!?」 「俺は何度か『やめろ』って言ったのに、それを全部、お前らは無視したんだよ。自業自得だ」 「う……、うるさいよおぉぉぉぉっ!!じごうじとくでも、なんでもないよおぉぉぉぉっ!!ぜんぶ、くそじじいのせいだあぁぁぁぁっ!!」 れいむは認めたくはなかった。 自分達がこうなってしまった原因が、自分達にあったという事実を。 自分達が喧嘩を売った青年には、一切の非が無いという事を。 「……じゃあ、こう言った方が良いか?俺も、お前らも、誰も悪くない。……ただ、運が悪かっただけで、こうなったんだ」 「ゆ……!」 「良いじゃないか、それで。それなら誰が悪いって言い争う必要も無いし。じゃあな、俺、さっさと家に帰って寝たいし」 青年はそう言うと、れいむに背を向けて歩き出した。 「ま、まって……、いっ!?いだいぃぃぃぃっ!?おぢびぢゃん、おながのながであばれないでえぇぇぇぇっ!?」 れいむは叫び声を上げたが、結局青年は振り返る事は無く、徐々に遠ざかっていき、やがて見えなくなった。 「ゆ……、ゆ……、ゆ……」 「ま、まりちゃの、あんよ……!」 「ぱっぴぷぺぽぉっ!!ぱっぴぷぺぽぉっ!!」 「ぴゃあぁぁぁぁっ!れいみゅのおみぇみぇぎゃあぁぁぁぁっ!?」 「くりゃいのぢえぇぇぇぇっ!!きょわいのぢえぇぇぇぇっ!!」 「いだいぃぃぃぃっ!!だれがだずげでえぇぇぇぇっ!!」 後に残されたのは、身も心もボロボロになった、野良ゆの親子達だけとなった。 ……いや、後にこの場に新たな人間が加わる事になるだろう。 ゴミ捨て場の隣の電柱柱に、一枚の張り紙が貼られていた。 ……その張り紙には、『野良ゆ駆除員巡回区域』と書かれていた。 それがいつになるかは分からないが、必ずその駆除員と言う名の死神は、野良ゆ親子達に訪れる事になる。 この野良ゆ親子達はとことん運が悪いのかと言うと、そうでもない。 何故なら、今日までこの野良ゆ親子達は、生きる事が出来たのだから。 野良ゆにとって、一日一日を生きていけると言う事は、とても幸福な事なのである。 その有難味に気付く事が無いのが、ゆっくりなのだが。 ……そして、この野良ゆ親子達がこうなってしまった原因は、ただ一つだけ。 「あぁ……、今日もいるぜ。やっぱゴミ捨て場は一番野良ゆが集まる場所だからなぁ……」 今日は、たまたま運が悪かった。 ……ただそれだけ、なのである。 END あとがき テストも一旦落ち着いてきたので、SSを投下する余裕が出来ました。 ……が、あと数日もすれば、レポート提出という地獄が待っているので、結局地獄からは抜けられないのですが。 ですので、これからは色々と忙しくなると思います。 私のSSを心待ちにしています、という希有な方はあまりいないとは思いますが、次のSSを投下する間が延びます。 出来れば、両方とも両立していきたいところですが。 ご意見、御感想、お待ちしています。 作者:ぺけぽん 感想用掲示板はこちら http //jbbs.livedoor.jp/otaku/13854/ ミラーはこちら http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/1.html 今までに書いたSS anko1656 クズとゲス anko1671 うにゅほのカリスマ求道記 anko1767 あなたは、食べてもいい○○○○? anko1788 そんなの常識ですよ? anko1926~1928 二人はW ~Yは二度と帰らない~ anko2079 しんぐるまざー anko2750 無意識だから anko2786 ともだち anko3189 おちびちゃんは大切だよ! anko3210 バクユギャ anko3221 根本的な間違い anko3249 お兄さんは興味が無い anko3261 それぞれの願い anko3319 好みは人それぞれ anko3330~3331 HENNTAI達の日常~メスブタの家出~ anko3343 HENNTAI達の日常~駄メイドの休日~ anko3360 可哀想なゆっくり anko3419 優秀or無能
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たまたまの会準作業日 目次 たまたまの会準作業日情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 結果作業内容 参加者 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年3月6日(土) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 スギ、ヒノキの枝打ち 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年03月 たまたまの会 枝打ち 済 青梅市 結果 作業内容 枝打ち 参加者 7名 (参照) たまたま通信第51号(たまたまの会会報) 上に戻る
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たまたまの会の活動・イベント たまたまの会が主催の活動・イベント情報を、日付順に掲載しています。 活動・イベント情報 (まだありません) すでに終了した活動・イベント 2011.07.17 たまたまの会定例作業 2011.07.02 たまたまの会定例作業 2011.03.20 たまたまの会定例作業 2011.03.05 たまたまの会定例作業 2011.02.20 たまたまの会定例作業 2011.02.05 たまたまの会定例作業 2010.11.21 たまたまの会定例作業 2010.11.06 たまたまの会定例作業 2010.09.19 たまたまの会定例作業 2010.09.04 たまたまの会定例作業 たまたまの会の情報 団体情報/たまたまの会
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たまたまの会定例作業 目次 たまたまの会定例作業情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 結果作業内容 参加者 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年2月21日(日) 9 45に奉珠閣に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 スギ、ヒノキの枝打ち 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年02月 たまたまの会 枝打ち 済 青梅市 結果 作業内容 枝打ち(スギ) 参加者 5名 (参照) たまたま通信51号(たまたまの会会報) 上に戻る
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たまたまの会定例作業 目次 たまたまの会定例作業情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年8月15日(日) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 雪害木の整理 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年08月 その他 たまたまの会 定例活動 済 青梅市
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たまたまの会定例作業日 目次 たまたまの会定例作業日情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年11月6日(土) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 スギ林の枝打ち 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年11月 たまたまの会 定例活動 枝打ち 済 青梅市
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たまたまの会定例作業 目次 たまたまの会定例作業情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2011年7月17日(日) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 ヒノキ林の間伐 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:11年07月 たまたまの会 定例活動 済 間伐 青梅市
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たまたまの会定例会 目次 たまたまの会定例会情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年4月18日(日) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 スギ、ヒノキの枝打ち 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年04月 たまたまの会 定例活動 枝打ち 済 青梅市
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たまたまの会準作業日 目次 たまたまの会準作業日情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2010年8月7日(土) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 雪害木の整理 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:10年08月 その他 たまたまの会 定例活動 済 青梅市
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たまたまの会準作業日 目次 たまたまの会準作業日情報元 日時 場所 内容 定員 準備 問合せ先 上に戻る 情報元 たまたま通信(たまたまの会会報) 上に戻る 日時 2011年3月5日(土) 9 45に奉珠閣(JR青梅線二俣尾駅徒歩3分)に集合 上に戻る 場所 福田さんの山(青梅市二俣尾) 上に戻る 内容 スギ林の枝打ち 定員 設定不明(申込状況による) 上に戻る 準備 山作業できる装備(長袖・長ズボン、滑りにくい手袋、山を歩ける靴) 昼食持参 作業の道具は貸し出します。 上に戻る 問合せ先 たまたまの会事務局(sheria2002105@ab.auone-net.jp) 上に戻る タグ:11年03月 たまたまの会 定例活動 枝打ち 済 青梅市