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ゆるやかな時間(ゆるやかなじかん) ゆるやかな時間 イベントカード 使用代償:白 器属性の味方前衛キャラが3体以上登場しており、味方エースキャラが器属性の場合使用できる。 味方キャラが全て違う作品の場合、あなたはあなたのデッキから2枚ドローする。 「ふふん♪ 酔川の水で冷やしたラムネは極上だからね」 Version/カード番号 Ver.12.0/1066 レアリティ R コメント コメントの入力。必須ではない。
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アーティスト:大沢誉志幸 予想レベル:4 地声最高音:hiA(ひとつのこらずきみを) 大沢誉志幸の5枚目のシングルにして代表曲。1984年発売。当時はカップヌードルのCMとして起用された。どう考えてもカップヌードルとはマッチしにくい内容の楽曲な筈だが……。2023年にはKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務めて、1月13日に公開される映画『そして僕は途方に暮れる』の主題歌にも起用されている。 最高音hiAが連続して登場するため、一般男性にはやや厳しいかもしれない。全体的に中高音が多めなため、ある程度のスタミナも重要になる。 また、本人のハスキーボイスも真似しようとすると難易度が爆上がりするため、物真似する際にはそれなりを覚悟を持つこと。
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【検索用 ゆるやかなかのう 登録タグ 2019年 VOCALOID いよわ ゆ アートトラック ニコニコ外公開曲 初音ミク 曲 曲や】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:いよわ 作曲:いよわ 編曲:いよわ 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『ゆるやかな化膿』(ゆるやかなかのう) 1st Album『ねむるピンクノイズ』収録曲。 YouTubeにアートトラックとして投稿。 歌詞 生まれ落ちた二人は同じ顔だった 透明な眼差しに憧れを覚えて 沢山の習い事も 掠れるインクの量も すべてあなたを真似たんだ 時計の針が回るたび 姿が変わった 噛み慣れた爪から 感情は濁った ハリボテ造りのプライドを必死で守ってきたのは 全部自分の為だった 砕けた鏡の向こう側に手が触れた 「なんで」叫んだとこで きっと一瞥もくれやしない 零れる嫉妬(エンヴィー)も落涙(ティアドロップ)も 不純物だって言うんだ ゆるやかな地獄から抜け出すための鍵を探している 時計の針が回るたび 姿が変わった 噛み慣れた爪が どうしても削れたままだった ハリボテ造りのプライドを簡単に崩し得たのは 悪趣味すぎるサプライズだ 砕けた鏡の向こう側にキスをした 「なんで」叫んだとこで 叫び返されるだけでしかない 零れる失望も落涙(ティアドロップ)も 僕だけのものになってなお消えない この虚しさから抜け出すための鍵を探している 思い出が化膿を起こした あなたに会った あなたに勝った あなたは去った あなたに為ったんだ コメント この曲の題名も歌詞も全て天才すぎない? -- 名無しさん (2023-04-29 16 39 58) 階段を登ってるみたいなリズムがクセになるぅ -- にこにこだよね (2023-08-10 13 16 39) 滅っっっっっっっちゃ好き -- 名無しさん (2024-01-29 08 37 13) サビがいよわさんの曲の中でトップクラスに好き -- 名無しさん (2024-01-30 02 00 56) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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Nyancat【登録タグ CD CDN daniwellCD くちばしPCD 全国発売】 前作 本作 次作 Nyanyanyanyanyanyanya! Nyan Cat めたもる daniwell くちばしP 発売:2012年2月1日 価格:¥2,000(税込) 流通:全国 レーベル:QUAKE(EXIT TUNES) CD紹介 daniwellP のメジャーアルバム、遂に登場。 youtubeで再生数1億越え「Nyan Cat」でおなじみdaniwellPのメジャーファーストアルバム発売決定!! 「Nyanyanyanyanyanyanya!」「ねこみみスイッチ」「コトバトラボラト」等の人気曲から、今作の為の書き下ろし楽曲を収録!! 曲目 Nyan Cat / daniwellP feat. 桃音モモ NEW!! CUTE CUTE CAT / daniwellP feat. 初音ミク NEW!! Wander Noise / daniwellP feat. 初音ミク NEW!! そして僕はゆるやかに呼吸する / daniwellP feat. 初音ミク てむてららる ちょむちょめぷ / daniwellP feat. 初音ミク にゃにゃにゃんにゃんにゃーのこねこ / daniwellP feat. 桃音モモ 次世代センセーションのはじまり / daniwellP feat. 初音ミク ムニエル / daniwellP feat. 初音ミク 夏の終わりの彼女は / daniwellP feat. 初音ミク NEW!! コトバトラボラト / daniwellP feat. 初音ミク ねこみみスイッチ / daniwellP feat. 初音ミク Nyanyanyanyanyanyanya! / daniwellP feat. 初音ミク ガール☆ミーツ☆ボーイ / daniwellP feat. 初音ミク さよならワンウェイハート / daniwellP feat. 初音ミク 子猫は独り遥か雪に埋もれてわたしを見つめる -脱四畳半remix- / daniwellP feat. 初音ミク まったりお茶でもいかが? / daniwellP feat. 初音ミク NEW!! ポラロイドパラボロイド / daniwellP feat. 初音ミク Nyanyanyanyanyanyanya! -album remix ver.- / daniwellP feat. 初音ミク ねこみみスイッチ -album remix ver.- / daniwellP feat. 初音ミク Nyan Cat -album remix ver.- / daniwellP feat. 桃音モモ おやすみにゃさい (outro) / daniwellP feat. 桃音モモ NEW!! コトバトラボラト -album remix ver.- / daniwellP くちばしP feat. 初音ミク リンク 作者ホームページ 特設サイト EXIT TUNES amazon UTAU楽曲データベース「Nyan Cat」ページ コメント 作成乙! にしても、ジャケ絵かわいい! -- 名無しさん (2011-12-13 23 12 15) 作成乙! よし買おう!! -- 名無しさん (2011-12-13 23 16 49) 尺が足りないの覚悟で円周率入らないかな?何入っても楽しみだけど -- 名無しさん (2011-12-15 07 56 07) 全部で20曲か・・多いな。というか、メジャーCDラッシュでびっくりする。ミリオン持ちPは、できる感じなのかな・・? -- 名無しさん (2011-12-17 19 45 38) 別レーベルに取られないように、とかだったら泣けるな・・・ -- 名無しさん (2011-12-18 07 36 10) 円周率入れて欲しい -- 名無しさん (2011-12-18 12 21 51) ↑500桁位で入れて欲しい。個人的にはポンパラピンポンとかも入れて欲しいけど…無理かな? -- てむてららる ちょむちょめぷ嬉しい! (2011-12-18 17 38 12) トラック確定したね。流石に円周率は無理だったか……にしてもトラック数が22とか稀に見る多さだww -- 名無しさん (2011-12-24 14 38 04) feat.桃音モモっていうだけあって、桃音モモの曲いっぱいありますね。 -- 仔猫は(ryとか次世代(ryとか嬉しい (2011-12-24 15 21 06) 桃音モモって誰ですか?どうゆうキャラですか? -- 名無しさん (2012-01-17 16 20 24) ↑UTAU音源のひとつです。詳しくは「桃音モモ」で検索。 -- UTAUの曲が収録された商業CDでは最多ですね。 (2012-01-18 18 44 36) おおお!!! -- 名無しさん (2012-01-21 18 17 31) つ・・・遂に明日だぁぁ! -- 名無しさん (2012-01-31 19 08 38) キーホルダーめっちゃ可愛い!! -- 名無しさん (2012-02-01 13 57 12) 聴いていて、ウキウキする曲が多い。ドライブのお供におススメ。 -- 竜奇 (2012-02-01 14 20 25) だから歌詞カード自重w -- 名無しさん (2012-02-18 19 52 16) このCDボカロではじめて買ったCDです!!めっちゃ良かった!!! -- 名無しさん (2012-11-04 21 34 12) 買ってよかった。このCD聴いてると元気が出ます。 -- 名無しさん (2013-06-16 19 06 41) nyan catはYouTubeで1億再生行きましたよ -- 名無しさん (2013-08-28 23 00 36) ↑マジ!それってどの動画なの? -- 名無しさん (2013-08-29 07 41 27) ↑のコメントはミスったのでスルーでお願いします・・ -- 名無しさん (2013-08-29 07 42 49) 神話入りすげー!! -- 歌音 (2014-08-04 16 48 37) モモちゃん、柔らかな声で素敵です★ -- 名無しさん (2014-08-29 18 54 51) モモとは、UTAUという、いわばボカロの無料版といえるソフトのキャラ。 -- 名無しさん (2014-11-21 20 00 32) 名前 コメント
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「そして僕は嘘をついた」 雨に濡れた君は そうして 僕に抱きついてきた 僕の胸にうずめた顔は 笑っているけど 雨のせいだろうか 泣いてるように見える 今の君には 何が似合うだろう それをプレゼントしてあげる 雨の後にかかる虹 その虹を照らす太陽 太陽に微笑む綺麗な花 どれも違うな どれも君だから ごめんね 君を愛してあげたいのに その術が見つからないんだ だからこの嘘で許して 愛してる この言葉で 煙草のように中毒的な この言葉で
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原曲・榊原ゆい 作詞・志倉千代丸、作曲・志倉千代丸、編曲・磯江俊道 TVアニメ「プリズム・アーク」OP曲。 【登録タグ J-POP アニソン プリズム・アーク 榊原ゆい】 カバーした声優 浅川悠
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←前の月 現在のページ 次の月→ 2010年06月 2010年07月 2010年08月 計148曲 2010-07-01 (5) キミノオト。 / 酒言実行P ふたつでひとつ / あーるP ユークリッドと僕の解 / kaoling Ring the knell / KAB goodmorning* / ファンド 2010-07-02 (7) You Alone / spyreP Cher / フカクボリョウ 故郷~遠ざかる過去~ / PELIE 夏の幻想 / しばいぬ Liberation (Extended Remix) / geppei-taro Re・main / 夜鳴夜叉 , 無力P 駆ける、星空の彼方へ / ヘリP 2010-07-03 (3) もう一人の僕へ / baker ワンダーランドと羊の歌 / ハチ hope this helps / temporu 2010-07-04 (8) Pear / 糞田舎P サマヨイ・セカイ / TRI-ReQ World s end garden / Orukana 枷 / MR.POM 機械ノ唄 / キモカワP ニューロマンサー / アンバランスP エッチと愛は隣同士だということについての真剣な考察 / merci ロート聖薬 / Galion 2010-07-05 (5) Justify / cittan* Hacker / あルカP Revive / Aliceray 夢喰いナイトメア / PolyphonicBranch Beacon / あかやかP 2010-07-06 (3) H!!gh $pё¢ ℃Θmp∪tεЯ / 家の排水溝が詰まって溢れて水たまりP ゆめのなかゆめのなか / 太一 モノクロライアー / ナイーヴP 2010-07-07 (6) フタリボシ / 40㍍P 時のとばり / ありぽんP 天恋物語 / rlboro 夏色列島 / ムスカP ビロードの海 / gomezP プラネアリウム / れれれP 2010-07-08 (6) One / oga 夢のかけら アンビエント / solareca Door of Destinies / ポン酢P Imitation Wings / テラ小室P ワイトアウト・オ≒バ≒ライン / 般P code elegy / あルカP 2010-07-09 (3) ロストエンファウンド / ささくれP ヒトリゴトスイッチ / KulfiQ 初音ミクの激唱 / 暴走P 2010-07-10 (7) Dive N Arrive / 磯P シルエットになる言葉 / のなめP Absolute / タドスケ Magnoria / ぱんだっち 雫花火 / aquascape Adinfinitum / ヽ(ヽ・∀∀・)にこP 誰かと誰かの為のラブソング / ひらの 2010-07-11 (3) ヘイムダルの角笛 / KulfiQ メスシリンダー / ミックスモダン 同一性保持権 / OnlineProject 2010-07-12 (10) 今日のヒーロー / ストリークP 星に願いを / CM11のとりP 粘着系男子の15年ネチネチ / 家の裏でマンボウが死んでるP 特殊ケース一般論 / 猫虫P 遠い、遠い / かぴたろう Wonderful Word / azuma ビードロの憂鬱 / 家の排水溝が詰まって溢れて水たまりP 原色のリフレイン / 10日P Phase 03 / KITさん new beginning / AHR 2010-07-13 (5) フレンドオブマイン / ファンド LOVE STORY / アウトプットP Corkscrew Refrain / dohety 盲目の宇宙飛行士 / yukkedoluce 夏祭り、君の色。 / らいふP 2010-07-14 (4) コヒノマージナル / MAX VEGETABLE ウンウンクアジウム / かめりあ continuation of dream / kすけ Carry on / buzzG 2010-07-15 (3) Cloud / TTUのTTの方 人生は投げ捨てるもの / ななほし 灰色 / ヒートン 2010-07-16 (10) 次世代センセーションのはじまり / daniwellP Walk into Light / とめぞう 私の極秘項目 / ジェバンニP 嵐が聴こえる / ブンガP ユメノオト / 緑茶 月とボク / gomezP Feminity Original / AVTechNO 泡沫のダンス / すこっぷ Raindrops / にゃくろ 消えない未来(あした) / 消えないP 2010-07-17 (5) そして僕はゆるやかに呼吸する / daniwellP 数え歌 / 竹輪P マッシュルーム戦争 / くちばしP 月と兎とあすふぁると / Blue Voice Melody 時計屋と夢 / kous 2010-07-18 (4) voice / TTU リトル・リトル・スターウォーズ / ぼーかりおどP ショートケーケシンドローム / colour 10Years After / ハヤカワP 2010-07-19 (5) 砂上の夜に / 42 desire / AVTechNO サマーデコレーションズ / カーリー 夏の宝物 / 大洪水P 境界線を飛びこえろ! / fresh 2010-07-20 (3) ハロ/ハワユ / ほえほえP wing / voltex 星屑メソッド / 蝶々P 2010-07-21 (5) スロウダンス / co ありがとうの唄 / レアホースP マキアルト / studio balabushka Fall / wintermute リンネ / ハチ 2010-07-22 (4) サイケな夢 / キャプテン・ビーフハートP 最後の歌 / FB777 innocent girl / U-skeP テテテ・リメンバー / ピィーポ 2010-07-23 (2) 雨の街 / samplingsampling colors / 骨盤P 2010-07-24 (4) ベンゼル7番の崩壊機構 / 錯乱P ∽heart decoder / ゼロ距離♥P 花渦 / azuma ここに咲く、花 / Studio 100+3 2010-07-25 (4) Nyanyanyanyanyanyanya! / daniwellP two of us / びにゅP 波紋 / Alicenotes The Endless Love / 鼻そうめんP 2010-07-26 (5) ミクコプターで空も飛べるはず / PieTako ただ、今は君が好き / arata adbird / hagaki ステラトラベラー / ワタルP レイニーレイ / KulfiQ 2010-07-27 (4) エレキテルシティ / kouki Parades / whoo マイラストグラヴィティ / ゆにP パレオプテラ / ブンガP 2010-07-28 (3) FLOWS / No!Plan! 羽根はないけど私は飛べる / kaoling Hypersomnia / ヘブンズP 2010-07-29 (5) 創傷カメラ / HAMO 手の鳴る方へ、アルジャーノン / 乙女回路P トリノコシティ / 40㍍P レディインザシンギングルウム / マチゲリータP さよならリメンバーさん / ぽわぽわP 2010-07-30 (3) Mobius Pink Zero / effe Lost / ゆーきー Talking / チャリけんP 2010-07-31 (4) near / mt.pt Amaryllis / seleP Drop / たーP lost dandelion / イメソラP
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そして僕は途方に暮れる◆xEL5sNpos2 ここに一人の青年がいる。 彼の生い立ちは一言で言ってしまえば"不幸"そのものであった。 望まぬ妊娠の果てに生まれた彼は、両親の愛をその身に受けることは無かった。 厄介者として扱われるうちはまだよかったが、何時しかその身は両親のストレスの捌け口として使われるようになった。 日々繰り返される虐待に対して幼き彼が抵抗する術は無く、ただ成すがままにされ続けた。 痛いとも、苦しいとも、止めてとも言えず、只管に耐え忍ぶ日々。 こうした経験が、皮肉にも彼の異常なまでの我慢強さを育む事になるのだが、それはまた別の話。 まるでサンドバッグのように両親からの責め苦を受け続けるうちに彼はその身体機能に障害を引き起こしつつあった。 まずは左腕が用を成さなくなった。続いて右目から光が喪われた。 ここに至ってなお、親戚筋や行政から彼に救いの手が差し伸べられることはなかった。 まさに孤立無援の状態だった彼が助けを求めたのは、自分の内面であった。 己の内にいくつもの人格を生み出すことによって、入れ代わり立ち代わりにその性格を変貌させていった。 こうした事案は決して珍しいことではなく、彼のように幼児虐待を受けた者の中には時折見受けられる症例であった。 転機が訪れたのは、善良な隣人の通報によって彼が保護された時であった。 だが、保護をしたのは親戚筋でもなければ、行政でもなかった。 隣人は宗教団体『神の目』の熱心な信者であった。 行政が動かないことに業を煮やした隣人は、自らが所属する教団を通じて彼に救いの手を差し伸べたのだった。 表向きはこうした子供達を救済する団体でもあっただけに、こうしたケースでの動きは素早かった。 彼が教団に保護された時点でその内に宿る人格を数えようとすると、両手でも余るほどであった。 無口な人格、陽気な人格、冷静な人格、能天気な人格、泣き虫な人格、大人びた人格、自虐的な人格…… 面談の度にコロコロと変わる人格は、教団施設の担当者の手を大いに焼かせた。 それでも、粘り強い治療の末にどうにか彼の多重人格は"ほぼ"完治に向かったのだが…… 唯一、彼の本来の人格とは異なる別の人格が彼の中に残存してしまったのだ。 幼き頃に愛を受けなかったその反動から、愛を好み、暴力を憎み、笑顔を絶やさぬ普段の人格とは正反対の人格。 その人格は自らを"日本(ひもと)"と名乗り、本来の人格が最も嫌う暴力にその手を汚していた。 まるで"日本"は自分の両親が乗り移ったかのように、自分がされたことをそのままなぞって他人にも行っていたのだ。 さらに不幸だったのは、本来の人格とその忌まわしき人格の記憶を共有していたということ。 自分の凶暴なる一面に気づいてながらもそれに対抗する術を持たず、彼は深い深い悩みの中にいた。 せめてもの償いに、と彼は自分を救った教団の活動に没頭することで悩みを紛らわす、そんな日々を送っていたのだった。 そんな彼に更なる不幸が舞い降りる。 彼は選ばれてしまったのだ、世界の選択者を選別するという殺戮の舞台に上がるキャストに。 * * * 目が覚めた時、青年の周りは漆黒の闇に包まれていた。 月明かりさえ差し込まない、なにやら閉鎖された空間。 彼が手探りで辺りの様子を確かめると、なにやらひんやりとした石の感触が伝わってきた。 さっきまでは自宅で大学のレポートをまとめていたはずなのに、と彼は怪訝に思う。 何がなにやら分からないまま青年がさらに手探りしてみると、なにやらバッグのようなものを見つけることが出来た。 試しに中を探ってみると、円柱状の物体が手に当たった。 彼がその物体を手に取ってあれこれ弄っていると、不意にパッと光が灯った。 ここで彼は自分が手にしているものが懐中電灯であることと、自分が置かれている状況を把握することが出来た。 見渡す限り石の壁、壁、壁。 青年はまるで自分が古代エジプトにタイムスリップしたかのような感覚に陥った。 何故自分がここにいるのかという疑問が解けぬまま、彼はもう一度バッグの中を漁ってみる。 片手しか用を成さない彼にとっては少々難儀な作業の末、見つかったのは一枚の手紙だった。 手紙を一通り読んだ青年は愕然とした。 暴力を憎み、愛に生きることを目指す彼からすれば、最も忌むべき舞台に落とされたということを手紙は意味していた。 それをにわかに信じることは出来なかったが、かと言ってありえない事だと一蹴することも彼は出来なかった。 青年は多重人格者である。 長年にわたる治療の甲斐あって、かつて発現していた人格の大半は封じ込めることが出来た。 残る一番厄介な人格も、封じ込めることこそ出来なかったが記憶の共有を出来るところまでたどり着いたのだ。 だが、封じ込めたはずの人格がその縛めを免れて再度発症していたとしたら? その人格が、本来の人格の与り知らぬところで何か事を起こしていたとしたら? 青年は自分の主人格と"日本"の人格で記憶を共有している。 だが、今ここに自分がどうやって来たのかということは彼は思い出すことが出来なかった。 手紙には「自分の記憶を消して」とある。 もしかしてこの手紙を差し出したは、自分の中に眠っていた新たな人格なのでは無いか、彼はそう思ってしまったのだ。 もちろん、青年自身は自分の名前も覚えているし、忌まわしき過去も含めて記憶は鮮明に残っている。 しかし、自らの記憶が「誰かの意思によって上書きされた架空の記憶かも知れない」と手紙にあるのを見て、ますます彼は自信を失った。 自分の本来の人格だと思っていたものは、別の人格によって作り出された仮初めのものなのではないか? その人格が、この手紙にあるような殺し合いを望んでいるのではないか? なまじ多重人格に悩まされてきただけに、この状況で彼は自分を信じることが出来なくなってしまった。 自分が暴力などという言葉では最早生温い、そんな凄惨な願望を抱いていたという可能性に気づいてしまった青年は震えていた。 もちろん、彼の中にそんな人格は存在せず、そんな願望も抱いてはいないのだが、疑心暗鬼に陥った彼は気づかない。 自分自身が分からない、信じることが出来ない、どうしていいか分からない、そんな負のスパイラル。 縋るものなど何も無く、彼はただ膝を抱えて石の床に座り込むことしか出来なかった。 どれほどの時間をそうして過ごしていただろうか。 青年はおもむろにバッグの中に手を伸ばして適当に弄ると、手紙とは別の紙の感触が伝わってきた。 取り出した紙には、自分も含め四十もの名前が刻まれていた。 大半の名前は彼の知らない名前だったが、それが彼の不安を加速させる。 自分の知らない別人格が、ここに名が刻まれた人々とコンタクトを取っているのかもしれないと考えてしまう。 彼自身は知らないはずの人々を巻き込んでしまったことに、慙愧の念をよりいっそう募らせていく。 申し訳ない気持ちで一人一人の名前を見ていくと、一つだけ彼がよく知る人物の名が刻まれていた。 「教祖様……」 絶望のどん底にいた青年に、いわば救いの手を差し伸べたと言ってもいい存在の名前。 男の教団に救われた彼は、そのことからその男に傾倒して己の人生を懸けてもいいとまで思っていた。 直接お会いしたことはないとはいえ。そんな命の恩人がどこかに来ている。 ――会いたい かつて自分に道を示してくれたように、また今度も自分に道を示して欲しい。 何故ここにいるのか、そもそも自分が何者なのか、数多ある疑問に答えを示して欲しい。 青年はデイパックを手にし、ゆっくりと立ち上がった。 そして、そのまま幽鬼のような足取りでフラフラと石室を後にした。 ピラミッドの出口から差し込む一条の月明かり。 果たしてそれが彼を救う導きの光となるかどうか、今はまだ誰も知らない。 【一日目・深夜/D-4 ピラミッド出口】 【山本 大和】 【状態】肉体的には健康、精神的に動揺 【装備】なし 【所持品】基本支給品、不明支給品1~3 【思考】 1.教祖様にお会いして、自分を導いてもらいたい 2.自分の知らない別人格が、この催しを開いたのでは……? 【備考】 ※大和本人は自分の知らない別人格が起こしたものでは?……と考えていますが、そうした人格は彼の思い込みであり、実際は存在しません。 ※大和と日本との人格が切り替わるきっかけ、タイミングといったものは不定です。 21 忍者武芸帖 時系列順 [[]] 21 忍者武芸帖 投下順 23 風になる 山本 大和 [[]]
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そして僕らは、 Win版 そして僕らは、 Mixed Edition そして僕らは、…and he said PS2版 そして僕らは、 Win版 そして僕らは、 タイトル そして僕らは、 メーカー Spray 発売日 2004/1/30 機種 Windows 98/2000/Me/XP カテゴリー オカルティック・ボーイズラブAVG 対象年齢 18才以上対象 CV CVなし 備考 攻略サイト Half Adder SIGNPOST そして僕らは、 Mixed Edition そして僕らは、 Mixed Edition そして僕らは、 Mixed Edition 通常版 タイトル そして僕らは、 Mixed Edition メーカー Spray 発売日 2011/3/4 機種 Windows 2000/XP/Vista/7 カテゴリー ■BL■ オカルティック・ボーイズラブAVG 対象年齢 18歳以上対象 CV CVなし 備考 攻略サイト Win、PS2版攻略サイト Half Adder SIGNPOST そして僕らは、…and he said PS2版 そして僕らは、…and he said PS2版 タイトル そして僕らは、…and he said メーカー ガンホーワークス 発売日 2004/1/30 機種 PS2 カテゴリー ノベルタイプAVG 対象年齢 CERO『Z』 CV 石川英郎/私市淳/小杉十郎太/小西克幸/阪口大助/高橋広樹/野島健児/渡辺明乃 備考 攻略サイト Half Adder SIGNPOST
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2012年07月17日 (火) 06時48分-弥田 葉。それも多肉植物の、ぷくんとふくれて分厚い葉。の上に座る緑の小人を見たのだった。黄色い乱杭歯をのぞかせ「にい」と笑っていた。瞳はなく、のっぺりと緑青の肌が広がっていた。 「あのさ、あのさ、小人って見たことある?」 と、思い出すのは先輩の言葉で、このとき彼女は古い油の匂いがする厨房の隅に立ち、黄ばんだ小鉢に豆腐とレタスと刻みにんじんとを盛りつけていた。バイト中のいかにもたわいもない世間話、といった調子でたずねてきたのだが、それにしてはやけにおかしな質問で、漫画かなにかにでも影響されたのだろうか、と内心おもしろがりながら、表面だけは真面目な顔して、 「見たことはないですけど、信じてはいますよ」 と、先輩にあわせた。 「へえ、わたしの元カレは、信じてないのに見ちゃった、って言ってたな」 会話の端にでてきた「元カレ」という単語にどきりとするが、おくびにもださず、 「でも、小人って見ると死んじゃうって、よく言いますよね」 「え、そうなの。わたしは、それはじめて聞いたな」 「らしいですよ、とくに緑の小人を見たらやばいとかなんとか」 「くわしいね」 「そうですか? 普通ですよ」 「そういうのってどこで調べるの?」 感心半分呆れ半分の笑みをうかべて先輩が首をかしげる。 「ネットとかですね。暇つぶしに、そういうつまんないこと調べるの趣味なんですよ」 「へえ」 「まあ僕のことはどうでもいいんですけど、でもなんで急にそんなこと聞くんです?」 「いやね、大したことじゃないんだけどさ」 と、先輩は前置きした。 「昨日ね、小人見ちゃったんだよね。しかも緑の」 数日たって、先輩は姿を消した。店長に行方を聞いたが、知らない、の一点張りであった。しまいには「知らないって言ってるだろッ」などと怒鳴ってくるから、腹が立ったので辞めてやった。正直に言うと先輩がいなくなったこのバイトに一切の魅力なんてなかったから、せいせいしたくらいだった。 そうして、今、僕の目の前に小人がいる。 「先輩のところに連れてってくれるのか?」 聞くと小人はうなずいて、ついてこいというジェスチャーひとつ残し、すばしこく走り去っていった。部屋をでて、家をでて、やがては都市をも出て行ってしまうことだろう。靴すらはかずに、その後を追う。小人の影は先輩の影だった。小人の足音は先輩の足音だった。小人の鼓動は先輩の行動だった。僕は夢中になって駈けていく。 いずれ死の影を踏み、足音をなぞり、終にはその鼓動をすら聞くこととなってもなお幻想の後を追う、そんな自分の姿を予期しながら……。 先輩は小人の姿に誰を見たのだろう。走りながらふとそんなことを思った。彼女の肩を抱いたとき、彼女の笑みはどこか自嘲しているかのようなさみしげなものだった。 光景がにじんでどうしようもなく、それでも僕は走り続けた。息が切れて、ぜえぜえと喘いでいる。小人の背中は間近で、先輩は間近で、しかしどこを走っているのかは見当もつかない。視界に広がるものは夜。果てもない夜。青白い顔をして、僕と同じく、ぜえぜえと喘いでいる。ところが夜にはえらがあって、濃密に充ちる闇を吸って吐いてしているから、見た目ほどには苦しくないのだ。羨ましくて、地を蹴る足に力をこめる。僕は先輩の後を追う。夜の底を駈け、スピードはとどまることなく、喘ぐたびなにか大切なものを落としていく。いったいなにを落としてきたのか、それすらも理解できないという幸せに、僕はつつまれている。夜につつまれている。先輩の影が、先輩の足音が、先輩の鼓動が、それだけを追い続けて、追い続ける。気がつくと、僕は笑って、ぜえぜえと笑って、呼応するように小人も笑っている。先輩も笑っている。先輩はあの肩を抱いたときのさみしげな笑みではなく、いつも二人で話していたときのいたずらめいた子供のような笑みで、それが嬉しくて、いっそうと笑った。 夜がぜえぜえと喘いでいる。しかしえら呼吸のできる夜がどうして喘ぐ必要があるのだろう。耳をすまして、ようやく気付いた。夜は笑っているのだ。……僕を笑っているのだ。 走り続ける、息が切れる、先輩の幻影はいよいよ実在感をともなって僕を誘う。先輩の部屋で僕は彼女の肩を抱く。先輩は楽しげにほほえんで、その唇に僕はキスをする。「ねえ」と、先輩は言う。「わたし、きみがこうしてくれるのをずっと待っていたんだよ」「僕もですよ。僕も、いつかこうしたいと、ずっと思っていたんです」先輩の部屋には一鉢の多肉植物が置いてあって、その葉の陰から小人が見ている、僕らを拍手で祝福している。隣人をごまかすためにつけたテレビは、どこか遠い国の戦争について報じている。……で現在行われている戦争では、戦死者が数千人、怪我人を含めれば数十万人にまでのぼるといわれており……。男性ナレーターの声と、僕と先輩のささやきと、それらに混じって、ノイズのように聞こえてくるのは、ぜえ、ぜえ、ぜえ。窓の外は夜で、抱きしめる熱だけがやけに熱い。「ねえ、わたし、きみがこうしてくれるのをずっと待っていたんだよ」「僕もですよ。僕も、いつかこうしたいと、ずっと思っていたんです」「ねえわたし、きみがこうしてくれるのをずっと待っていたんだよ」「僕もですよ……」「ねえ……」「僕も……」 支離滅裂に一貫性をもたせるのってむずかしいですね……。見事、どちらも中途半端になりました。かなり勢い重視です。 なおタイトルは御伽さんのコメントより着想をえました。ありがとうございました。