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「ふたば系ゆっくりいじめ 1026 都会派な、君へ。(後編) 02/コメントログ」 いい話だった・・・ -- 2010-04-05 09 44 42 ゲスまりさの最後の言葉にちゃんと言い返してほしかった まりさが、ただありすをおかしただけならまだしも、「育てられるとは思えない数の」赤ちゃんをはらませ殺してるわけだし。 ただの言い訳にしか聞こえない その部分をきちんと言い返してほしかった 確かに勝手につれてきた、というのはあるが 話自体はとてもよくできていて、泣けた -- 2010-04-19 13 11 09 お兄さん虐待好きって訳じゃないから同情しちゃったんだね でも中盤を読む限り饅頭共が己の無能、ゲス要素の大部分を人間に転嫁しているだけと思った 人間から見て全うに生きていれば共存という方法もあったかもしれないのに -- 2010-06-11 13 41 52 だよな。「おちびちゃんとゆっくりしたかった」とか戯言ほざいているが、 多重すっきりーでありすを殺しているし、赤ありすも殺しているし、赤ゆにも死亡フラグ立てまくってるし、 クソみたいな言い訳だよな。 -- 2010-06-30 22 43 40 すごくよかったです。ゲスは死ね。 -- 2010-07-07 01 44 01 泣いてる…だと…? ガチでゲスは死ね -- 2010-07-10 00 34 13 ゲスまりさの自分本位な言葉に対してお兄さんが何らかの対応をしていればもっといい話になったのに。非常におしい。いい話な分非常におしい。 -- 2010-07-29 22 27 27 で、結局ゲスまりさとそのガキどもはその後どうなったんだ? そこだけが無性に気になるのだが -- 2010-08-03 18 31 23 楽しませて貰ったがちょっと読後感的にはすっきりしない…。 正直、ゲスまりさは殺して欲しかった。 最後の主張もコイツがやった行為の免罪符になるとはとても思えない。 -- 2010-08-31 21 41 24 話は面白かったけど糞まりさがどうなったのかきちんと書けよ。オチがついてない話ってストレスたまるわ。 -- 2010-09-04 09 06 51 ↓オチはついてるだろ綺麗に。 まりさを殺せって意見が多い、というか俺もそうして欲しかったけど、このお兄さんの行動理念はありすへの情ひとつなわけだから、復讐に走ったりもしたけど最終的にあのゲスまりさの言葉がきっかけとはいえ落ち着きを取り戻し、冷静な判断のもと自分がありすのためにすべきこと、できることをこのお兄さんが選び取ったのならそれは俺たちがとやかく言うべきことではないし、間違っているとも俺は思わない。 どうせお前ら他のSSですっきりしまくってんだからたまには素直に物語を楽しむのもいいだろ。 -- 2010-09-06 18 40 38 にんげんが悪いからありすを殺した って全く繋がらないよね、殺したときもそんな事思ってなかっただろうし 「ただ糞饅頭にだまされた馬鹿な人間」ってなっちゃってるよ、これじゃ -- 2010-09-16 23 38 41 「ゆっへっへ、ばかなにんげんをまるめこむなんて、まりさにとってはあさめしまえなんだぜ」 とか思っててもおかしくないよな -- 2010-10-19 19 41 02 何この糞まりさの逆ギレ。だから自分は何やってもいいってか。 このゴミが。 -- 2010-11-19 06 14 27 自分は不幸だから、なにをやっても許される。 これって、しんぐるまざーと何が違うの? -- 2010-11-23 01 03 03 げすまりさは、言い負かして殺して欲しかったな。 逆切れ過ぎて、殺意が沸いてくるわ。 その点に関しては不満があるけど、良い物語でした。 ありすとのやり取りも感動的でした。 こーでぃねいと、にもそんな意味があったんだな。 これからのお兄さんに幸せがあらん事を… -- 2010-12-01 21 26 07 一時的に無意味な復讐に手を出させながらも、 脆弱で哀れな生き物を安易に殺すのではなく、許すことで物語を解決し、 しかも登場人物のお兄さんを救っている所がとても素晴らしいと思いました。 この物語において、野良ゆっくりは愚者。お兄さんが愚者に落ちず本当に良かった。 ゆっくり沁みたよ! -- 2010-12-08 22 52 34 >にんげんが悪いからありすを殺した まったく繋がらないってわけではないと思う・・・自分勝手だが「坊主憎ければ袈裟まで憎い」敵の味方は敵と考えてもおかしくはない。 -- 2011-02-18 23 58 37 レイプした上にそれで産まれた子供を殺すようなゲスに 情状酌量の余地があるとは微塵も思えんな。 -- 2011-05-19 03 36 29 この糞饅頭が,てめーらが生きてる価値なんてねーんだよ。ああうざすぐる -- 2011-08-16 22 59 14 糞ゲロとゲスまりは死んでこい それにしても200円でいい性格のありすって・・・ますます欲しくなる -- 2012-05-05 13 05 55 死ねゲロ袋と糞饅頭 -- 2012-05-05 20 34 24 泣いた -- 2012-05-26 01 20 46 どう考えても、ありすをレイプして殺していいって理屈にはならないんだが。 自分の欲望のために他ゆんの幸せをぶち壊しにしていいって考えてたクソ饅頭もどきは苦しませながらぶち殺さないと納得いかない。 -- 2012-09-21 18 58 15 ん?!?目から汗がでるな~~~ -- 2013-06-20 07 18 09 糞ゲスまりさを殺ってないぞ -- 2013-10-02 02 42 46 殺せよ!アホか! -- 2014-08-24 01 59 46 いかな理由であれ、自分の大切なものを奪った奴を殺していいなら殺らない理由は無いよなあ。 出来れば虐殺を貫いて欲しかった。 -- 2015-11-25 01 55 25 あのぱちゅりーには死んでも同情できねぇ。 -- 2016-01-10 22 05 43 なんていい話なんだ…!(後半だけ ) -- 2016-08-11 03 29 37 おちび欲しいんだったら別に他の野良ゆで良くね?なんでわざわざ危険を犯してまで 飼いゆを狙うんだ?所詮餡子脳、いやクリーム脳か? 兎も角ゲスにすっきりーされたありすのご冥福をお祈りします -- 2023-03-04 17 12 46
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トップページ>coat>ロールカラーコート no.j0441 ロールカラーコート http //www.m-pattern.com/catalog/coat/no.j0441.html おすすめの生地 おすすめの用途 このアイテムについてコメントしたい方で、wikiの編集が不安な方は、以下の コメントフォームからどうぞ。 18ロールカラーコートでスプリング。ベルト作って前でしめるタイプにしてみた。おまけに裾を20cmのばすというアレンジつき。 なんか、かわええ(´ー`) 後ろフレアーが多めでふわっと広がる感じ。前はおもったより広がらない。 スカートにぴったりのスプリングコートになりますた。 ちなみに襟はコンバーチブル。3着目だけど全部これです。 確かロールカラーにしてボタン全開で来てもかわいいって過去ログにあったよね 82(18)生地はシルクタフタ。張りのある生地ですな。 ラインはもちろん広がってるよ。自分には似合ってると思いこんでるけど。 とりあえず、仮縫いをしたほうがいい。本番の生地でもいいから、 裾を伸ばして裁断。荒くミシンで縫って羽織ってみる。 広がり過ぎなら少しフレアー分量をつまみ、それから裏地を裁断汁。 -- スレ15-18=82さん (2006-05-18 00 41 10) 625 ロールカラーは細身サイズを選ばないとずどーんとなるので注意。 自分それで失敗。1サイズ下を買い直そうかな… コートブルゾンはベルト作るとかなりいいよ。 ベルトだけ作るのは簡単だし、他のパターンのベルト流用してもいいし。 前に誰かが言ってたけど、シングルトレンチが一番すっきり見えるかも。 -- スレ13-625 (2006-06-04 18 58 56) 626去年のロールカラー出してみたら衿がヘロヘロになってた。 ここは張りのある芯貼らなきゃ駄目だね。 -- スレ13-626 (2006-06-04 18 59 23) 809 ロールカラーコートを買おうと思ってサイズ質問したら BL+13cm のサイズをすすめられました。 1サイズ落とした方がすっきりするという過去ログが あったような気がするのですが・・・。 作られた方ご意見聞かせていただけないでしょうか。 821 809 BL90で9号を勧められるままに購入、只今仮縫い終了したところ。 (胸デカで他のサイズは3号か4号です。 身長が低いので袖丈のみ補正してもらいました。) バスト寸としてはゆとりもありつつ良い感じなんですが、二の腕からバスト側面(表現が下手ですみません) にかけて、モッサリ感満載です。かなり詰めました。 袖に関しては肘下あたりまでなだらかに詰めてしまってもOKかも。 しかも折角追加料金払って補正してもらったのに袖丈短かった…orz 感想としては「ワンサイズ下げても問題なかった」「要仮縫い要補正」 以上です。 -- スレ13-809・821 (2006-06-16 21 33 49) 874(821)ロールネックコート完成しました! 今回は奮発して買ったカシミアだったのですんごいドキドキしましたが、 「襟を薄手芯にしたら翌年へたった」等の過去レスを参考にしつつ、 丁寧に丁寧に作ったら格好良い(自分で言う)コートになりました。 嬉しいです。書き込みされた方、勝手に参考にしてしまいましたが、 ありがとうございました!! 今回は薄地だったからかもしれないですが、肩パッドを使わなくては なで肩強調されて着られたもんじゃなかったんだけど、みなさんは 肩パッド、どうされてますか? 以前、テーラード(旧)を作った時は使わなくても無問題でした。881完成オメ! 自分もなで肩なのですが、コート類は薄くても肩パットつけないと かっこ悪くなってしまいます・・・ -- スレ13-874・881 (2006-06-16 21 38 09) 882 881 やはり薄くても付ける方がピシッとした仕上がりになりますよね。 今回は薄手どころかバブル期??と見まごうばかりの厚さの肩パットを 付けて、ギリギリなで肩克服…といった状態だったので多少不安になりました。 -- 名無しさん (2006-06-16 21 38 43) 929ロールカラーコートラブ。去年はコンバーティブルで3着作った。丈を伸ばしてもかわいい。今年は新しく購入予定だったけ下着通販カタログにのっていたコートのスタンドカラータイプに似たのを作る予定。ロールカラーを半分に切ってスタンドカラーにするぞ!厚手ツイード買ってくる。もう少し涼しくなったらねー。 -- スレ17-929 (2006-09-12 15 42 35) Mで初コート完成! ロールカラーコートのコンバーチブルバージョン。 仮縫いしてみたら袖も身頃もかなりぶかぶかだったので 縫い代で調節して、 袖幅2センチ、胴回り計6センチ詰めました。 ラインがすっきりして、姉のフラットカラーコートっぽい 雰囲気になったです。 フォーマルにも合わせられそうなかんじ。 --スレ19-434 (2007-01-18 22 40 13) ロールカラーコートできたー。これ、いいです。いいですわ。エレガントですわ。すっきりシルエットだし、何と言ってもロールカラーがいい!ボタンの開け閉めでいろんな着方が楽しめて。想像以上だった。Mのいろんなコート作ったけど、一番気に入りました。334じゃないけど。わたしもちょっと前に作ったとこ。多分釦のあけしめっていうのはえりの釦のことじゃないかな?えりの内釦閉めるとハイネックロールカラー、開けると上にカーブを描く大きめのえりになるんだけど、そこをぐいっとひっぱるとひっぱりかたでえりの表情がかわるんだよね。わたしも気に入ってます。 --スレ10-334・337 (2007-01-25 23 17 56) 名前 コメント このアイテムを作ってみての難易度はどうでしたか? 選択肢 投票 難しいので初心者には無理! (0) 難しいけれどがんばればなんとか (0) 意外と簡単 (1) 初心者にもおすすめ! (0)
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/211.html
Buddy Collection if -宿命の赤い糸- ADV 女性向けノベル 微 864円(税込)182MB→575MB 探偵×学園×相棒 バディを信じて謎を解け! あなたは、とある高校の『探偵科』の生徒。 しかし、捜査中に『記憶』と『相棒』を失ってしまう。 その後、学校に戻ったあなたに割り当てられたのは、『Eクラス』という最もランクの低いクラスだった。 そこで参加した『合宿』で、新たな事件に巻き込まれていく――…… やや恋愛要素のある、女性向け推理ノベルゲームです。 (恋愛要素は薄く、サスペンス要素が強いのでご注意ください) 数ある選択肢の中から『死(BADEND)』を回避し、相棒となる生徒を『真実(HAPPYEND)』へと導いてください。 また、このゲームは『Buddy Collectionシリーズ』の番外編です。 従来の『EP.1 宿命の赤い糸』にシナリオを追加したバージョンで、『戌亥信吾』の他に『九条悠』『瀧翔太』ルート、特定の条件を達成で、『坂城美貴』『七見隼人』ルートを選択できます。 配信日 2018年4月26日 メーカー PLiCy 対応ハード Nintendo Switch 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン対応 プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数1人 対応言語 日本語 CERO B 暴力 このヒロイン、バッドエンド入るとすぐ殺される。 すぐに選択肢に戻れるのでゲーム進行はストレスフリー -- 名無しさん (2018-07-05 12 42 19) Buddy Collection(おそらく)全ED見たけど、なんかすっきりしない終わり方でうーんだった。シナリオ途中はわりと楽しただけにちょっと残念 システムはセーブ箇所が固定の自動セーブ。ただ選択肢をミスってゲームオーバーになるとミスの原因になる選択肢まで戻れるのでそこは 不満なかった ただシステムが恐ろしく不安定で、フリーズ、エラー落ちがたびたびあってそこにイライラさせられた。 個人的には864円で値段相応かちょっと高いくらいのゲームだった。あまりおススメは出来ないかな -- 名無しさん (2018-07-28 14 45 03) バディコレクションifクリアした すっきりしない終わり方でなんじゃこりゃって思ったけどコレ、シリーズもんなのね 今後のエピソードもスイッチで出んのかね? -- 名無しさん (2018-07-28 16 17 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki3_thistle/pages/5.html
#blognavi ちょっと何が何だかね。 カテゴリ [カテゴリ1] - trackback- 2005年06月04日 21 19 05 コメントって大量にかけるのでしょうか。ええ? -- thistle (2005-06-04 21 21 58) そだ。このコメントって、ものすごく見にくいんだった。ふつうのブログみたいにすっきりならないものかなあ。 -- thistle (2005-06-04 21 23 08) 名前 コメント #blognavi
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れいむよ永久に安らかに これは虐待の話だ。 僕が、ゆっくりれいむを虐待した件についての記録だ。 途中で、そうは思えなくなるかもしれない。だが、それは早とちりだ。 どうか最後まで読んでほしい。 僕は、自分の快感のためにゆっくりを虐待する人間だ。 たとえそう見えなくても、そうなんだ。 * * * * * 「ゆ゛……? ゆ゛……? ゆ゛……?」 ゆっくりれいむは自分の目に映っているものが理解できなかった。 狭い部屋、冷たい床、明らかにゆっくりできない熱そうな道具を持っている、青い服の人。 「ここはどこ? ゆっくりおしえてね! ――ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 返事の代わりに、れいむの頬に灼熱の焼印が押し付けられた。 * * * * * 以前、ゆっくりれいむは、お兄さんのところで暮らしていた。 れいむは加工所というところから出荷された冷蔵れいむで、お母さんや姉妹はいなかった。 でも、お兄さんがいた。おいしいごはんをくれて、暖かい部屋、ふわふわの寝床で飼ってくれた。 だから、とてもとてもゆっくりできた。最高のおうちだった。れいむはおにいさんが大好きだった。 ある日、お兄さんが、散歩に連れて行ってくれた。 高い空の下で、やわらかい草花の上で、れいむは元気に跳ねまわって夢中で遊んだ。 だが、知らないうちにお兄さんから離れすぎていた。気が付くと、知らない人に抱き上げられていた。 「ゆっくりはなしてね! れいむはおにいさんのれいむだよ!」 必死に頼んだが聞いてもらえなかった。泣きわめいて抵抗したが無駄な努力だった。 草原の向こうのベンチにお兄さんが座っているのが、袋に詰め込まれる直前に、見えた。 * * * * * そして今、れいむはどことも知れない、殺風景な部屋に放置されている。 周りには焼印の押されたゆっくりがたくさんいた。どの子もゆぐゆぐと泣いていた。 「ゆっくりしていってね!」懸命に声をかけると、似たような空元気の返事があった。 みんなさらわれた子だった。でもれいむは希望を抱いていた。 「だいじょうぶだよ! きっとたすかるよ! お兄さんがゆっくり来てくれるよ!」 最初の一週間は、れいむの生涯で二番目に不幸な週だった。 なぜなら、「棚」に押し込まれた週だったからだ。 焼印をつけられたあと、れいむたちは巨大な部屋に並ぶ棚に入れられた。 人間の靴箱のような狭い棚だ。一マスに一匹ずつ、何百何千ものゆっくりが詰め込まれた。まずい流動食が出た。 「ゆっくりだしてね!」「ここはせまいよ! おうちかえる!」「きっとしかえしするからね!」 みんなが文句を言った。だが、青い服の人間たちは誰ひとり返事をしてくれなかった。 二週目、れいむは自分たちの境遇を理解し始めた。 25センチ四方のマスの中。そこから出ることはできないのだ。 でもきっとお兄さんが助けに来てくれる。れいむはそう信じていた。 「だいじょうぶだよ! きっとたすかるよ! お兄さんがゆっくり来てくれるよ!」 三週目、れいむはうんざりしてきた。食事がまずいのだ。 食事は棚の前の樋を流れていくおからのような流動食だ。一応ほんのりした甘味はある。 だがひどく単純な味で、お兄さん手製のごはんにはとても及ばなかった。 でもきっとお兄さんが助けに来てくれる。れいむはそう信じていた。 「だいじょうぶ、きっとたすかるよ。お兄さんがゆっくり来てくれるよ」 四週目、れいむは体が痛くてたまらなかった。 ずっと体を動かしていないので、皮が堅くなってしまったのだ。 乾いた餅のようにほっぺたがコチコチになり、ひび割れた。 でもきっとお兄さんが助けに来てくれる。れいむはそう信じていた。 「まだだいじょうぶだよ。お兄さんがもうすぐ来てくれるよ」 五週目から、青い服の人間たちがたまにやってきて、スプレーをかけてくれるようになった。 頬の乾きはそれで抑えられた。けれどもコチコチの代わりに、ベタベタするようになってしまった。 でもきっとお兄さんが助けに来てくれる。れいむはそう願っていた。 「お兄さんが来てくれるよ。れいむがまんできるよ」 六週目、突然、隣のマスとの仕切り板がガシャンと開いた。 「ゆゆっ?」「ゆーっ、まりさ!?」 隣にもゆっくりがいた。初日に会ったきり見なかったまりさだった。人恋しさから、思わずすりすりした。 すると、どういうわけか床がぶるぶると震え始めた。 「ゆゆゆゆゆ?」れいむは戸惑いつつも発情してしまった。 「れれれれれいむぅぅ!」「まままままりさぁぁ!」「「すっきりー!!」」 れいむは生まれてはじめてのすっきりをしてしまった。 「ゆぅ、ごめんなさい、おにいさん。れいむ、すっきりしちゃった……」 そのあと、れいむの頭には茎が生え、小さな赤ちゃんたちが実った。 隣のマスとの間にはガシャンと再び仕切りができたが、声は聞こえた。 「れいむ、ゆっくりしたあかちゃんをうむんだぜ!」「ゆん! ゆっくりがんばるよ!」 赤ん坊の成長を心から楽しみにして、れいむは一週間を過ごした。 「ゆっくりうまれてね……!」 七週目、赤ん坊が生まれてすりすりを始めた途端、人間がやってきてガシャンとレバーを引いた。 床板が目の荒い網になり、赤ん坊はみんなボトボトと落ちて、どこかへ転がっていった。 「ゆっきゅりさせちぇぇぇ!」「おかーしゃん、たちゅけてぇぇぇ!」 「れいむのあかぢゃん! あがぢゃあぁぁぁん!!!」 その後、れいむは悲しみながらも、赤ちゃんが戻ってこないかと一縷の希望を抱き続けた。 「あかちゃんたち、きっとゆっくりもどってくるよ……!」 八週目が来ても、赤ん坊は戻ってこなかった。 「あかちゃんだぢ、どごなのぉぉぉ……!」れいむは悔し涙を流していた。 ガシャンと仕切り板が開いて、まりさが現れた。 「ゆゆっ?」「ゆーっ、まりさ!?」 床がぶるぶると震え始めた。「れれれれれいむぅぅ!」「まままままりさぁぁ!」二匹はすっきりした。 九週目、赤ん坊が生まれたが、二週間前と同じように生まれて十分で床下に落ちていった。 「ゆっきゅりさせちぇぇぇ!」「おかーしゃん、たちゅけてぇぇぇ!」 「れいむのあかぢゃんがぁぁぁぁぁぁ!!!」 楽天的なれいむの心の中にも、ドロドロした黒い不安が生まれ始めていた。 「お兄さん、ここはぜんぜんゆっくりできないよ!」 十週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 床がぶるぶる震え、二匹はすっきりした。 十一週目、赤ん坊が生まれたが、二週間前と同じように生まれて十分で床下に落ちていった。 「ゆっきゅりさせちぇぇぇ!」「おかーしゃん、たちゅけてぇぇぇ!」 「あ゛あ゛あ゛あ゛、またれいむのあかぢゃんがぁぁぁぁぁぁ!!!」 十二週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 床がぶるぶる震え、二匹はすっきりした。 十三週目、赤ん坊が生まれたが、二週間前と同じように生まれて十分で床下に落ちていった。 「ゆっきゅりさせちぇぇぇ!」「おかーしゃん、たちゅけてぇぇぇ!」 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛!! あがぢゃんどらないでねぇぇぇぇぇ!!!」 十四週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 床がぶるぶる震えたが、れいむは拒んだ。 「まりさ、だめだよ! すっきりしないでね!」 「れれれれれいむ、すっきりさせでねえええええ!」 二匹はすっきりした。 十五週目、赤ん坊が生まれたが、二週間前と同じように生まれて十分で床下に落ちていった。 「ゆっきゅりさせちぇぇぇ!」「おかーしゃん、たちゅけてぇぇぇ!」 「ぎあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、まだまだあがぢゃんがあぁぁぁぁ!!!」 十六週目、 ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 床がぶるぶる震えたが、れいむは厳しく拒んだ。 「まりさ、だめだよ! あかちゃんがとられちゃうから、すっきりしないでね!」 「れれれれれいむ、すっきりさせでねえええええ!」 二匹はすっきりした。 十七週目、赤ん坊が生まれたが、れいむは口を大きく開けて、なんとか全員落下前に受け止めた。 「ゆー」「ゆっくち!」「ゆっくちちぇっちぇっ」「ゆっきゅう!」 「ゆああ……! あかちゃんたち、ゆっくりだよ! ゆっくりしていってね……!」 初めて助けることのできた子供たちを、涙を流して祝福したが、十分後に人間が来て持ち去った。 連続六回にわたって愛しの赤ん坊を奪われたれいむは、かなりダメージを受けていた。 うつろな目で宙を眺めて、「ゆあ゛あ゛……ゆあ゛あ゛……」とうめき、時おり「ひぐっ」と嗚咽した。 するとそこへ人間がやってきて、れいむをつついて我に返らせ、噛んで含めるように言った。 「子供を守ろうとしても無駄だ。ゆっくりの子供はすべてここの商品として出荷されるんだ」 「ゆぐっ……あかぢゃん、かえじでね……」 「おまえは死ぬまでそこで赤ん坊を産み続けるんだ」 すでに四ヵ月、百二十日も狭い棚に閉じ込められていた。 死ぬまで、という言葉がリアルな重みを持ってずっしりとのしかかってきた。 「ゆがああああああああ!!」 れいむは狂的な怒りにかられて、人間に飛び掛ろうとした。 ガシャン、と棚の枠にさえぎられて跳ね返されただけだった。 「ゆがああああああ!! ゆがああああああああああ!!!」 ガシャンガシャンという音が何度も響いた。人間は去っていった。 十八週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 十九週目、赤ん坊が生まれた。 れいむは力なく声をかけて祝福したが、十分後には落下して転がっていった。 れいむの心の中のドロドロは、真っ黒に固まりつつあった。 「お兄さん、お兄さん、ここはいやだよ、はやくたすけてよ……」 二十週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 二十一週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「お兄さん、お兄さん! はやくきて、れいむつらいよ!」 二十二週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 二十三週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「お兄ざん、お兄ざんっ! れいむいやだよ! あかぢゃんかわいそうだよ!」 二十四週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 二十五週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「お兄ざんお兄ざんお兄ざんはやくはやぐもうこんなとごろいやいやいや」 二十六週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 二十七週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「お兄ざぁぁんお兄ざぁぁぁんたずげでねぇぇれいぶづらいよぉぉぉ!」 二十八週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 二十九週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「お兄ざぁぁぁぁぁぁぁん! れっれいっぶっも゛っも゛ヴっ、こわっこわ゛れぢゃぅぅぅぅ!」 三十週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 三十一週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 しかし、一匹だけが網目に噛みついて踏ん張った。 「ゆきゅっ!」「あかちゃん……!」 れいむの磨耗しかかっていた理性が蘇った。 母のしぶとさで、ビー玉ほどの赤ん坊を背後にかばい、自分と壁との間に隠した。 三十二週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 「まりさ……すっきりしていいよ」 「ゆっ? いいの、れいむ?」 連日れいむの悲鳴を聞かされているまりさも憔悴していたが、れいむの後ろの小さな影を見て、ハッと顔色を変えた。 「れいむ……!」 「まりさ……れいむはこのこのために、ほかのこをすてるよ!」 れいむは涙をこらえて言った。 「おねがい、ゆるしてね……!」 「ゆ、わかったよ、れいむ!」 まりさもれいむの悲壮な決意がわかったのか、強くうなずいた。 「れれれれれいむぅぅ!」「まままままりさぁぁ!」「「すっきりー!!」」 二匹はすっきりした。 三十三週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「れいむのあかぢゃん! あがぢゃあぁぁぁん!!!」 れいむは叫んだが、それは演技だった。 背中の後ろにしっかりと、ピンポン玉ほどの赤ちゃんれいむをかばっていた。 「おかーしゃん、ゆっくち!」 「このこのためなら、れいむはおにになるよ……!」 野生動物のような警戒心で青い服の人間の目を交わしつつ、ひそかに流動食を食べさせて、れいむは子供を育てた。 三十四週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 三十五週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「れいむのあかぢゃん! あがぢゃあぁぁぁん!!!」 その陰で、テニスボールほどの子ゆっくりが涙していた。 「いもうちょたち、てんごくでゆっくちちてね……!」 三十六週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 三十七週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「れいむのあかぢゃん! あがぢゃあぁぁぁん!!!」 その陰で、りんごほどの子ゆっくりが涙していた。 「いもうとたち、てんごくでゆっくりちてね……!」 三十八週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 三十九週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 「れいむのあかぢゃん! あがぢゃあぁぁぁん!!!」 その陰では、グレープフルーツ大になった子ゆっくりが苦しんでいた。 「おかーさん……れいむ、そろそろせまいよ!」 「ゆっ!」 「ゆっくりたすけてね!」 れいむはヒヤリとしたものを感じた。いや、無視しようとしていたが、実はもう二週間も前から感じていたのだ。 このままではいずれ、子ゆっくりも、ゆっくりできなくなってしまうと。 「ゆ、ゆっくりかんがえるよ!」 そう答えつつ、心の中では藁にもすがる思いで願っていた。 (おにーさんおにーさんたすけて! いまならまにあうよ、いましかないよ! れいむのこどもをたすけてね……!!!) 四十週目、ガシャンと仕切りが開いてまりさが現れた拍子に、子れいむがコロンとれいむの前に出た。 まさにその瞬間、棚の前を青い服の人間が通りがかった。 「あれっ、子供いるじゃないか!」 れいむとまりさは、頭が真っ白になった。おたおたしているうちに人間が手を伸ばして子れいむを掴み取った。 「ゆっ、おかあさーん! ゆっくりたすけてねぇぇぇ!!」 「れいむぅぅぅ!!」 「うわぁ、でっかい! これだともう六……七週齢ぐらいか? よくもまあ育てたなあ」 人間はいったん子れいむを床に置き、母れいむをズボッとつかみ出して、奥を調べた。 「おっ、髪を敷いて巣を……すごいなあ、これは報告しなきゃ」 「おかーさん、おかーさぁぁぁん!!!」 「れいむ、にげてね! ゆっくりにげてね!」 子れいむはぴょんぴょんと跳びはねて泣きわめいた。母れいむは必死に子供だけで逃がそうとした。 人間は巣を取り除いてから、そんな母れいむを再び押し込め、ガッチリと枠を閉めた。 そして子れいむを取り上げ、ギュッと片手で握りしめた。 「ゆぶっ? ゆゆっくりやめっやっやべっ、おがぁしゃっゆブッ」 短い抵抗のあと、子ゆっくりはあっさりと潰された。人間はそれを隅の排水溝に捨てた。 れいむの頭の中で、最後の最後に子供が漏らした、おかあさん、という言葉がエコーしていた。 どういうわけか床がぶるぶると震え始めた。 「れれれれれいむぅぅ!」 れいむはデク人形のように無表情のまま、まりさに犯された。 四十一週目、赤ん坊が生まれ、十分後には落下して転がっていった。 れいむは子守唄ひとつ歌わず、それをぼんやりと見つめていた。 それから、さらに十週間、れいむは同じ毎日を過ごした。 まりさに犯され、子供を生み、またまりさに犯され、子供を生んだ。 五十一週目、れいむはまた子供を生んだ。十分後には落下して転がっていった。六匹の赤ん坊がいなくなった。 れいむは二十二回出産して、百五十七匹の赤ん坊を産み、百五十六匹を奪われ、一匹を殺された。 れいむはもう、お兄さんの名を呼んでいなかった。 いつから呼んでいないのかわからなかった。 なぜ呼んでいたのかもわからなかった。 今ではただひとつの言葉しか覚えていなかった。 「おまえは死ぬまでそこで赤ん坊を産み続けるんだ」 「おまえは死ぬまでそこで赤ん坊を産み続けるんだ」 「おまえは死ぬまでそこで赤ん坊を産み続けるんだ」 五十二週目、ガシャンと仕切りが開いて、まりさが現れた。 五十三週目、棚の枠を開けて、人間が手を差し込んできた。 れいむのぼやけて意味をなさない視覚に、顔が映った。 「れいむ、れいむか!? ああ、そのリボンの模様はれいむだな! 俺を覚えてるか?」 れいむは朦朧と眺めていた。そんな妄想はもう何千回も経験していた。 「わからないのか? もうダメになっちゃったのか? かわいそうに……」 ずるっと引き出されて抱かれた。頭の上の茎がゆさっと揺れた。 おにいさん、ゆっくりありがとうね、とれいむは思った。こういう夢は、たとえ夢でも、気が晴れるから好きだった。 「ええ、こいつです。間違いないんで……はい、はい。いえ、はい」 青い服の人間と話し合ったお兄さんが、れいむを運んでいく。 あれ、きょうのゆめはすごいよ。 おそとのけしきまでみえているよ。 ゆっくりできそうなけしきだよ……。 れいむはどんよりとした無表情で、加工所から家までの道のりを眺め続けた。 その目が、次第に明るくなってきた。 「さあ、うちだぞ」 ドアをくぐると、匂いがした。 人間の男の人の匂いだ。 なつかしい匂いだった。 それはまぎれもなく、現実の匂いだった。 れいむの周りを幾重にも覆っていたぼんやりとした膜が、急速に薄れていった。 「ゆ……ゆ……!?」 「おっ、れいむ!? 治ってきたのか?」 「ゆっ、ゆっ、ゆゆゆ……!」 ぽすっ、と座布団の上に置かれた。 そのふかふかの感触。 その甘い自分の匂い。 そこから見える室内。 すべてが、記憶のままだった。 「ゆっ! ……ゆ゛っっ!!! ……ゆ゛ぅっ!!!!!」 れいむはわなわな震えだした。目が見開かれ、大粒の涙がボロボロとこぼれだした。 錆付いてボロボロに朽ちていたはずの心が、再び動き出した。 「こ こ は……れい むの……おうち……」 「れいむ」 ハッと見上げた。カチャカチャと皿を出しながら、お兄さんがウインクしていた。 「ゆっくりしていってね」 「おにいざあああああああああああああん!!!!」 堰を切ったように感情があふれ出した。れいむはびょんびょんと激しくジャンプして、お兄さんに抱きつこうとした。 だが、それはかなわなかった。 足が萎えきっていて、跳ねるどころか這うこともままならなかったのと、近寄ったお兄さんに押さえられたからだ。 「無理しちゃだめだ。それに、赤ちゃんが落ちちゃうだろ」 「ゆっ!? あかちゃん?」 「そうだ。おまえ、あかちゃん大事だろう?」 れいむは愕然として頭上を見上げた。そこに、小さな子供の生った茎があった。 「ゆゆーっ!? れいむにあかちゃんがいるよ?」 「おいおい、気づいてなかったのか?」 笑ったお兄さんが、ふと顔を引き締めた。 「そうか……それほどつらかったんだな」 そう言って、皿に乗せたものをれいむの前に差し出した。 「食べな」 それはいちごを乗せた、白いショートケーキだった。 ガンッ! とれいむの嗅覚を何かが直撃した。 「!?」 戸惑って、目をぱちぱちさせながら、れいむはそれを確かめようとした。 それは甘味の、本物のスイーツの匂いだった。 おそるおそる舌を伸ばして、クリームをすくいとった。 とろぉり……と。 乳脂肪たっぷりの豊かな甘味が舌に乗り、れいむの口内に染み渡り、魂の底まで溶かしていった。 「ゆああああぁ……」 れいむは陶然となった。目が泳ぎ、頬がとろけた。 忘れきっていた、砂糖の香り、味、栄養。それらがれいむから、とうとうあの言葉を引き出した。 「ゆっくり……!」 「お、出たな」 「ゆっくり! ゆっくり、ゆっくり! ゆっくりー! ゆっくりぃぃぃぃぃ!!!」 叫べば叫ぶほど、乾ききっていた心が満たされていくようだった。 凄まじい勢いで本能がこみ上げ、れいむは行儀も何もかも忘れてケーキをむさぼり食った。 お兄さんは追加で三つものケーキを出してくれた。それらもすべて食べた。 食べている最中に、再び滝のように涙が流れ出し、とまらなくなった。 蘇った心に、あとからあとから温かい思いが湧き出していた。 「はっふはっふ! めっちゃ! うめっ! ゆまっ! ゆあい! ゆがっ! ゆあああ! ゆあぁーん! あああああん! あああああんあーんあーんあーああん!」 れいむは食べながら泣き出した。大声で心の限り泣いた。 泣きながらお兄さんに這いよって、ぐりぐりぐりぐりと頬を押し付けた。 「おかえり、れいむ」 あふれる感謝の思いをぶつけるため、れいむはいつまでも泣き叫び続けた。 翌日、赤ん坊が生まれ、十分後も二十分後も、れいむとゆっくりした。 声をかけあい、すりすりし、餌を与え、れいむは親身になって世話をした。 森にいるどんな親にも負けないほど立派な、親ぶりだった。 赤ん坊たちは、「おかーしゃん、すりすりしちゅぎだよ!」と文句を言ったが、れいむはやめなかった。 やめるつもりはなかった。自分の身がすり切れても、子育てに全力を尽くすつもりだった。 百五十七匹分のゆっくりを、与えてやらなければならないのだから。 二ヵ月後、ゆっくりれいむは、お兄さんに頼んで、家族ともども山へ連れていってもらった。 そよ風の吹く緑深い沢で、れいむは箱から出してもらい、草の上に座った。 「おかーしゃん……」 「ゆっくちできそうなところだよ……」 八匹の子供たちが、れいむに寄り添っていった。するとれいむがたしなめた。 「ちがうよ、れいむ、まりさ! ゆっくちじゃなくて、『ゆっくり』だよ!」 「ゆ!」 「わかったよ、ゆっくり!」 「ゆっくりー!」 ぴょん、ぽよん、と子供たちがはねた。 もうみんなトマトほどになり、立派に野山で生きていけそうだった。 それを見届けると、れいむはお兄さんを振り返って言った。 「おにいさん、いままでありがとうね」 「れいむ……」 「れいむはしあわせだったよ! ゆっくりかんしゃしているよ!」 「おかーさぁん……」 子供たちが並んで、ほろほろと涙をこぼした。そんな一座に、れいむはキッとした顔で言った。 「さあ、ゆっくりひとりだちしてね! のやまでゆっくりくらすんだよ!」 「おかーさん!」 「おかーさんはむかし、ゆっくりできなかったよ。こどもたちは、かこうじょのおとーさんや、おかーさんのぶんまでゆっくりしてね! それがおかーさんのねがいだよ!」 うるうると瞳を潤ませた子供たちが、サッと背を向けて駆け出した。 「ゆっくり、いくよ!」 「ゆっくりがんばるね!」 「おかーしゃん、ありがとう!」 「ゆっくり、ゆっくりー!」 ぴょんぴょんと跳ねた子供たちが、次々に草むらに飛び込んだ。 ザザザザザ! と風が渡ったあとには、もう何の痕跡もなかった。 子供たちと同じように涙しながら見つめていたれいむが、振り向いた。 「ゆう……これで、れいむのしごとはぜんぶおわったよ」 「本当によかったのか?」 「ゆっ。お兄さんひとりにまかせるには、おおすぎたからね!」 うなずいたれいむの髪には、あろうことか、白髪が混じっていた。 この二ヵ月、れいむはお兄さんのおかげで心底ゆっくりした。だが、その前の一年が悪かった。 身も心もボロボロにされた加工所の生活が、もともと長くもないゆっくりの寿命を、削り尽くしたのだった。 柔らかな草の上で、大好きなお兄さんに見守られながら、れいむは早くもうっすらとかすれ始めた声で、つぶやく。 「お兄さん、ありがとうね。ほんとにほんとにありがとうね! れいむ、すごくゆっくりできたよ!」 「そうか」 「だいすきだったよ、おにいさん……!」 そう言って、れいむは目を閉じた。このままこの場で、草木と風とともに、ゆっくりと消えていくつもりだった。 お兄さんが、れいむの正面に来て、何か言おうとした。 ……ゆ? れいむは目を開けて聞き返そうとした。 だが、すでにまぶたが開かなかった。 もう、お兄さん。さいごのことばなのに、ゆっくりしすぎだよ……。 ほんのちょっとの悔しさを覚えながら、れいむは死んだ。 * * * * * 加工所の記録などによれば、うちのれいむは、おおよそこんな一生を過ごしたらしい。 最後の二ヵ月は、他のどんなゆっくりよりも飼い主の僕になつき、感謝しながら暮らしていた。 これのどこが虐待だ、とおっしゃる方もいるかもしれない。 だが、これを聞いたらどう思われるだろう? ――つまり、誘拐を装ってれいむを加工所員に引き渡したのは、他ならぬ僕だという事実を。 僕はれいむの笑顔が見たかった。 最高の――比類なき最上の――感動が見たかった。 そのために、あの最低最悪の場所へ、一年にわたってれいむを放り込んだのだ。 そして、生還したれいむの心からの感謝を、体いっぱい受け止めたのだ。 人畜無害な愛護家のような顔で。 僕はすでに、加工所から冷蔵まりさを買ってきてある。 次の感動を得るためだ。一年越しの作戦。薄汚れたアニバーサリープレゼント。 どうだろう。 やってみたいと思わないか? アイアンマン これまでに書いた話 ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01 (まりさ解体) ゆっくりいじめ系1093 ゆっくりエレエレしてね! ゆっくりいじめ系1098 アストロン対策 ゆっくりいじめ系1235 少年 二人のお兄さんと干しゆっくり.txt このSSに感想を付ける
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家に帰ると、居間の方から話し声が聞こえて来た。 「ゆ!そろそろうまれそうだよ!」 「ゆっくりしたあかちゃんになりそうだね!」 居間を覗き込んでみると二匹のゆっくりがこちらに背を向けている。 黒い帽子と赤いリボン、まりさ種とれいむ種だろう。 れいむの方は2本ほどツタが生えており、赤ちゃんまりさが1匹に 赤ちゃんれいむが3匹ほどぶら下がっている。 植物型の妊娠は1度に10匹弱?10数匹は産むのだと思っていたが、 ツタの表面につぼみが落ちたような後が何箇所か付いている。 恐らく外敵にでも追われて必死に逃げたら、ツタを揺らしすぎて 落としてしまったとかそんな所だろうか。 妊娠した母体のゆっくりは安全な巣で出産を待つと言う。 この家に居ると言う事は巣も無いのに妊娠したのだろう、 誠におばかである。 居間に入っていくと、ゆっくりはこちらに気が付いたようだ。 「ゆっ!ここはまりさたちのいえだよ!」 「これからあかちゃんをうむからゆっくりしないででていってね!」 早速腹が立つ事を言ってくれる。 だが本当は自分の家だと教えてもゆっくりは理解しようとしない。 ばかなの?しぬの?と余計な事を言ってくるだけだろう。 部屋が荒らされていないか見回してみるが、さすがに妊娠したつがいでは そう暴れる事も出来なかったのだろう。せいぜい空の酒瓶が倒れて たんすの下の段が開いていたり布団がぐちゃぐちゃになっているくらいである。 いや、布団は元からかもしれない。 「ゆ゛うぅぅ!さっさとででいげぇ!」 さっきからゆっくりの言葉に返事もせず、部屋の状況を確認するのに 夢中になっていたのが気に食わないのかまりさが足を押してくる。 必死になっているが足は全くうごかず、まりさの方が足にめり込んで変形している。 そのまま足で押すように蹴りとばし、れいむの方を向きあぐらをかいて座ると 赤ちゃんに手を出されると思ったのかれいむは少し怯えたように後ずさりする。 すぐに潰したり外に投げ捨てたりするのもいいが、折角だから出産シーンを 見物させてもらおう。 「なにするの?ゆっくりできな…ゆっ!?」 抗議の言葉を投げかけようとしたれいむが頭上の異変に気づき動きを止める。 ツタに生った赤ちゃんのうち1匹がぷるぷると震えだし、その震えが 伝染したかのように他の赤ちゃんも全て震えだした。 先ほど蹴り飛ばして「ゆべっ」と倒れていたまりさも 抗議する事すら忘れて見入っている。 さほど時間がかかることもなく、4匹の赤ちゃんゆっくりは次々と落ちてきた。 すこし地面の上でぷるぷると震えた後、眼をキラキラさせて声を揃える。 「「ゆっくりしていっちぇね!」」 「すごくゆっくりしたあかちゃんだね!」 「ゆっくりしていってね!いっぱいゆっくりしていってね!」 定番の挨拶をした後、ツタを生やしたままのれいむはこちらに向き直り 「かわいいあかちゃんでしょ!げんきにそだつように さっさとごはんをもってきてね!」 とのたまう。さっきは出て行けと言っていたのにもうこれだ。 最初は頭の上のツタを赤ちゃんに食べさせるそうだから、 赤ちゃんをダシに人間から自分のご飯も貰おうと考えているのだろう。 「さっさとしてね!」 「「ごはんちょうだいね!」」 まりさや赤ちゃんも同調する。まりさなどは先ほど蹴られた恨みもあるのだろう。 細目で笑っているのか無表情なのか、非常に憎たらしい表情である。 ごはんといってもな、何かこいつらが食えそうな物などあっただろうか。 食事と聞いてなぜ連想してしまったのか、つい倒れた酒瓶の方に目を向ける。 先の細くなった瓶の口を見て、いたずらを思いついてしまった。 「よし」 つぶやいて、立ち上がらずに酒瓶に手を伸ばす。 よし、と言う返事からご飯をくれると思ったゆっくりは笑顔で跳ねる、 と素早い動きで赤ちゃん4匹はヒョイヒョイと掴まれてしまった。 「ゆ゛っ!?」 「なにするの!?ゆっくりはなしてね!」 急な動きに意表を突かれた親は固まってしまう。 れいむの方はまりさよりも若干だが頭が良いのだろう、 すぐ状況を把握して子供を放すように要求して来た。 その言葉に耳を貸さず、手元で瓶の口と赤ちゃんゆっくりを近づけると、 遊んでもらっていると思ったのか赤ちゃんはキャッキャと喜んでいる。 プチトマトサイズでは瓶の口を通るには少し狭いが、やわらかい饅頭なら 変形すれば大丈夫だろう。 瓶の口に赤ちゃんれいむの顔をあてがい、親指で後頭部をグッグッと押していく。 「ぎゅっ!?ゆ゛っゆ゛っ」 ちょっと小さい口に押し込まれた赤ちゃんは明らかに苦しそうな声を上げる。 その声を聞いた親は異常な事態にパニックを起こしだした。 「な゛にやっでるの゛おぉぉ!」 「はなぜ!さっさどじねぇ!」 れいむはツタをふりふりさせながら足に体当たりし、 好戦的なまりさは腕に飛び掛ってくるが、どちらも全く効き目がない。 「ゆ゛ぶっ!いじゃい゛い!」 変形しながら瓶の口を通り抜けた赤ちゃんれいむは瓶の底まで転がっていき、 少量の餡子を吐き出しながら泣き出した。これならちゃんと通れるな。 残った赤ちゃん3匹も瓶の中に入れてしまう。 先に入った赤ちゃんの悲痛な声を聞いていたゆっくりは 自分の番が来ると目をウルウルさせながら手の中で暴れるが、 れいむ種2匹はさっきと同じ要領で瓶に入れてしまう。 「や゛めで!お゛ねがいだがだやめでーっ!」 親二匹も攻撃が通じないと判ったのか、泣きながら懇願するばかりである。 最後は赤ちゃんまりさの番だが、まりさ種特有の帽子が邪魔になる。 「まりじゃのおぼうぢがぁぁ!」 帽子を取り上げた赤ちゃんまりさを、れいむと同じように瓶の口にあてがい また親指で押し込んだら、帽子だけを後から入れてやる。 「ゆう゛、う゛う゛…」 無理やり変形させられた痛みに涙が出るが、ひらひらと落ちてきた帽子をみると もぞもぞと被りに行く。 ボトルシップはピンセットを使い、瓶の中で部品を組み立てるそうだが これは部品が自分で勝手に帽子を被ってくれるので楽なものである。 これで4匹全員が瓶の中。赤ちゃんゆっくりは決して広いとは言えない 瓶の底面で泣きながらふらふらしている。 「くちゃい!ここなんだかくちゃいよ!」 空になる前は酒が入っていたからなぁ。 親は親で、舌を入れるのも困難そうな瓶の口の細さに 「どうじだらいい゛のお゛!」と叫んでいる。 舌を入れられたとしても、赤ちゃんを強く押して変形させながらで やっと入れられた細さの口である。苦痛を感じる赤ちゃんを無理やり 引っ張り出すなどゆっくりの力ではとても出来ないだろう。 もし頭のいいゆっくりなら割って助けると言う選択も思いつくだろうが、 中に居る赤ちゃんが衝撃に耐えられるか不安な所である。 自分の力では出せないと判った親はこちらに文句を言ってくる。 「はやくあかちゃんをだしてあげてね!」 「ゆっくりできないから、あかちゃんをだしたら ゆっくりしないでしんでね!」 れいむは赤ちゃんにツタを食べさせるタイミングを失ったいる為、 怒ったセリフに合わせてゆさゆさとツタが揺れる。 そう言えば赤ちゃんは租借したえさか、このツタしか食べられないんだったなぁ。 瓶の中の赤ちゃんに目を向けると、腹が減ったのか元気が無さそうにうつむいている。 きつい酒の匂いに気分が悪くなっているのもあるのだろうが。 とりあえず、れいむから生えている2本のツタをつまみ、ぷちっと引き抜く。 「ゆゆ!それはあかちゃんのだからとらないでね!」 と抗議されるがそのまま瓶の中に落として上げると、 赤ちゃんにごはんを上げてくれたのだと判断したのだろう。 「ごはんをあげてくれてありがとう!れいむたちにもごはんをちょうだいね。」 「なんどもはねてつかれたよ、おいしいおかしをもってきてね!」 自分の分までねだって来た。怒ったりねだったり忙しい、 まったくゆっくりしていないゆっくりである。 瓶の中ではさっそく赤ちゃんたちがツタに群がっている。 さすがにツタ2本だけで、瓶の中では餌を租借して渡すのも困難となると 長くもたないのではないか、と考えがよぎり、また思いついてしまった。 無ければ作ればいいのである。 「どうしてだまってるの!?ばかなの?しぬの?」 と癇癪を起こしだす親二匹の後頭部をわっしと掴み持ち上げる。 「ゆ゛!?なにするの、ゆっくりおろしてね!」 「ゆ、ゆへへ、まりさたちはおおきくてびんにははいらないんだぜ! そんなこともわからないなんてばかなんだぜ!」 さっき持ち上げられた赤ちゃんと同じように瓶に入れられると思ったのだろうか、 言われなくても入らない事くらいわかるのに自信満々なまりさの頬と れいむの頬をぐっと押し付けると、ごしごしと揉み洗いをするように2匹の頬を 擦り付ける。無理やりほお擦りをさせる形である。 「ゆっゆっ、いだいよ、やめて!」 力加減が強すぎるのか、痛みを訴えるが無視して摺り続けると 次第に頬の皮が絡みつくようにねっとりとし、二匹の顔も上気しだす。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…」 それでも止めずに続ると、声にも艶が出てきて顔全体がじっとりと粘液で覆われる。 突然甘い声を出し始めた親のスキンシップ、赤ちゃんたちは瓶の中からその行為を 息を呑んで見つめる。まだ何をしているのかも判らないのだろうが、 とても気持ちよさそうにしているのは通じるらしく、 となりの赤ちゃんとほお擦りを始めている。 親二匹がいわゆるアヘ顔になってから十数秒も経つと、突然ぺっかー!と笑顔になり 「「すっきりー!」」と叫んだ。これで交尾も終了のはずである。 すっきりの気持ちよさに、目をトロンとさせている二匹を床に下ろすと、 まりさの側頭部からスルスルと2本のツタが伸びだした。 被っている帽子のつばが邪魔になるため、側頭部から帽子の外まで横に伸びた後 若干カーブして上向きに伸びる。2本の角のように見えて、ふとせんとくんと言う 言葉が浮かんだか何の事だか判らないなぁ。 まりさとれいむのつがいだと、れいむが母親になるケースが多いようだが、 確かに大きな帽子を被ったまりさと植物型出産は相性が悪いように見える。 「ゆゆ、まりさおかあさんになっちゃった…」 急に慈愛に満ちたような表情でまりさがしおらしく呟く。 正直まりさらしくないが、母親はこうだ、と言う思い込みがあるのだろう。 そんな事を考えているうちにツタの表面につぼみが出来始めた。 子供を増やしてしまっては意味がないので早速側頭部からツタを引き抜く。 「ゆあっ!まりさのあかじゃんにな゛にずるの!!!」 目を見開いて叫ぶが気にせず、ツタから出来かけのつぼみをちぎり取る。 さっきれいむから引き抜いた、直前まで子供を育てていたツタと比べると 若干細いような気がする。中の管に子供の為の栄養も流し始めていないのだろう。 これでは瓶の中の子供の栄養としては不十分かもしれない、 となれば質より量を求めるしかない。 まりさから抜いたツタも瓶の口から放り込み、またまりさとれいむを掴む。 「ゆっ!もうすっきりしてつかれたからゆっくりさせてね!」 二匹の頬をくっつけ、すっきりするまで擦り付ける。 「ゆっゆっゆっゆっゆっ、やっ、ゆっ、やめてっ、ゆっ…」 … 「ゆ゛っ、すっ、すっきりー!」 恍惚とした表情のゆっくりからスルスルと生えてくるツタを引き抜き、瓶に入れる。 「あがちゃんどらな゛いでぇぇー!」 これを繰り返す。何回も何回も。 気づけば瓶の口からは入りきらなくなったツタが十数本、もっさりとはみ出している。 食事も与えずに何回もすっきりさせられた親はもはや虫の息、と言った感じで 上気させながらもやつれた顔で倒れている。 赤ちゃんも食べる以上に放り込まれるツタが動くスペースを無くし、 何度も何度も親のすっきりを見せ付けられた事もショックだったのか ツタに囲まれながらぶるぶる震えている。 今にも死にそうな親は、ツタが無くなった後に中身の餡子を 子供の餌にすればよい。 今あるツタを食べ終わる頃には、赤ちゃんもみんな体が大きくなって 瓶の中では窮屈になるだろう。その時この4匹が親の餡子を奪い合って どんな醜態を見せてくれるかと思うと今から待ち遠しくなる。 おわり。 お帽子の人? このSSに感想を付ける
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結構ピッタリとしている。 春先から夏場での使用で、Tシャツ系の上に着用。 メッシュはフルメッシュタイプでは無いので、 暑さを感じる事もあるかもしれないが、全体的には バランス良く仕上がっている印象。 これ着て貰い事故にあったけど、CEハードプロテクターが しっかりと肩と肘を守ってくれました。 デザインもすっきりとしていて、オススメです。 何よりも安い。やはりここが大きい。 -- ( 160cm/55kg/ 標準体型 )
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このSSには以下のものが含まれます ぺにぺに 迂闊で残念なまりさ 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくり?」 「ゆっくり!ゆっくり!」 「ゆ?ゆっくり?」 「ゆゆゆっくり!!!」 「ゆっくりしていってね?」 「ゆー!ゆー!」 「なにいってんだこいつ・・・」 畑に向かって林の近くを歩いていくと一匹のゆっくりが飛び出してきた。 噂には聞いていたがこれがあの饅頭妖怪「ゆっくりしていってね」か・・・。 そんな事を考えてしばらく沈黙が続くとなにやら饅頭がふくれっ面で抗議して来た。 「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 「はいはい、ゆっくりしていってね」 「ゆ!?ゆっくり♪ゆっくり♪」 「・・・・・・・・・・。」 俺の返事に満足したのかそれ以上は何もいわず、その場でくつろぐはじめた。 一様、人間も通る道のど真ん中なのだが、そんなことはお構いなしのようだ。 饅頭相手にいつまでも時間を無駄にするわけにも行かないので、畑に向けて再び歩き出す。 トツ…トツ…トツ… 「ゆっ!…ゆっ!…ゆっ!…」 すると、こちらの歩く速度にあわせて飛び跳ねながら饅頭が着いて来る。 歩きながら饅頭のほうを振り返ると、「ゆっくり!ゆっくり!」と笑顔を返してくる。 結局畑までついてきてしまったが、とりあえず仕事をすることにする。 ザクザクザク、鍬を使って畑を耕していく。 ついてきてしまった饅頭は畑の横で、こちらの様子を伺っていたり、蝶を追い掛け回したり、居眠りしたり、 こっちが汗水たらして働いているというのにいい気なものだ。まったく。 太陽が頭上に差し掛かり日差しも一層強くなってきた頃、 日陰の岩場に腰掛け昼食をとっている俺の前に饅頭がやってきた。 ゴト… 「ゆっくりしていってね!」 饅頭は口にくわえていたものを地面に置くと、俺に何かを求めるようにそういった。 どこから拾ってきたのかバールのようなものを差し出して一体何を求めているのか…。 不思議に思いながらバールのようなものを手に取ると、ゆっくりが嬉しそうに声を上げる。 「ゆー!ゆー!ゆっくり♪ゆっくり♪」 これで何かをして欲しいのか…とりあえず、バールのようなものを饅頭に向けて振り下ろす。 「ゆ゛ご゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 ドゴォという効果音と共に饅頭が凹の字にひしゃげた。 殴られた饅頭は両目に涙を蓄えて嗚咽を漏らしながら、なにかを訴えるようにこちらを見つめていた。 どうやら「殴る」という選択肢は間違いだったようだ。他に選択肢はないか考えていると、 少し距離をとった場所から饅頭が声をはっした。 「ゆっくり!ゆっくり!」 あー、もう訳がわからない、と考えるのをやめた俺は饅頭にバールのようなものを投げ返してやった。 すると饅頭が、そばに落ちたバールのようなものを口にくわえこちらにもって来た。 なるほど、投げた木の棒を拾ってくるという、そういう遊びなのか。 つい最近まで犬を飼っていたこともあり、その時の事を懐かしみながらしばらく饅頭と遊んでやることにする。 午後の仕事を終え家に帰ろうとすると、来たときと同じように饅頭が後ろをついてくる。 この様子だと家までついてくるつもりなのだろうが、どうしようか…、つれて帰るのならばちゃんと飼ってやらないと そんな事を考えながら歩いていると突然、別の妖怪饅頭が藪から飛び出してきた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ、ゆっくりしていってね!」 「まりさ!どこにいってたの!あんまりおそいからむかえにきたよ!!」 「ゆ…ゆっくりしていってね!!」 「ゆ?それよりはやくおうちにかえるよ!とかいはなありすはもうねるじかんなんだからね!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「なにいっているの?まりさ」 どうやら二匹の饅頭は知り合いのようだが、もう一匹の方は普通にしゃべっている事に驚いた。 てっきり「ゆっくりしていってね!」しか喋れないものだと思っていたが、流暢に会話する事もできそうだ。 「おにいさん!とっととあっちにいってね!!まりさ!きょうはすっきりするひだよ!!はやくしてね!!!」 「ん?ああ、じゃあもういくよ。」 その場を去ろうとする俺を、焦ったようにまりさが止めに入った。 「ゆ!!まってだぜ!!」 「なんだ、お前も普通に話せるのか…」 「ま゛っ゛で゛ー゛!!!!!」 必死に呼び止めようとするまりさの声を無視して俺はその場を後にする。 「まりさ!はやくかえるよ!すっきりするやくそくわすれないでね!!!」 「あ゛り゛す゛の゛せ゛い゛だ゛あ゛!!!」 「ゆ?」 「あ゛と゛ち゛ょ゛っ゛と゛で゛あ゛の゛に゛ん゛げ゛ん゛の゛お゛う゛ち゛が゛て゛に゛は゛い゛っ゛た゛の゛に゛い゛い゛!!!」 「お!おちつてね!ゆっくりせつめいしてね!!」 「ゆっく…ゆっく…ぐす、まりさは…まりさのみりょくであのにんげんをほねぬきにしておうちもらおうとしてたんだよ!」 「どういうことなの?だったらさいしょにいってよね!!じじょうをせつめいしないまりさがわるいよ!」 「それもさくせんのうちだよ!にんげんなんてゆーゆーいってればいちころなんだよ!!!」 「でもまりさはありすといたほうがゆっくりできるよ!にんげんなんかぜんぜんゆっくりできないよ!」 「あのにんげんはゆっくりできるよ!ばかないぬっころにまいにちごはんはこんでたもん!!」 「どうせなまごみかなにかをあげてたんでしょ!あんなのぜんぜんおいしくないよ!!」 「そんなことないよ!とってもおいしいごはんだったよ!!」 「なんでまりさがそんなことしってるの!でたらめいわないでね!!」 「ふん!しってるよ!!あんなよぼよぼのばかいぬにはもったいないからまいにちまりさがたべてあげてたんだよ!! とってもおいしいごはんだったよ!!」 「ゆっ!…ごめんねまりさ、ありすしらなかったから…ごべんねまりさ…。」 「ふん!もういいよ!いなかものはしらなくてもしかたないよ!!!」 「ひ゛ど゛い゛よ゛!!ま゛り゛さ゛の゛ば゛か゛ー!!!!」 なるほど、そういうことだったのか…、帰るふりをして気の影から様子を伺っていたが、 「話はすべて聞かせてもらった!」 「「ゆゆ!ゆっくりしていってね!」」 「まりさ、お前家で買って貰いたいのか?」 「ゆ?ゆっくり!ゆっくり!」 「ああ、もう普通に喋っていいよ」 「まりさをおにいさんのおうちにつれてって!!!」 「そうか、飼ってやらない事もないが、働かざるもの食うべからずといってだな、お前はなにか出来るのか?」 「ゆっくりできるよ!あとすっきりも!!」 「そうだよ!まりさのすっきりはすごいんだよ!!ふとくてかたくてあばれっぱなしなんだよ!!」 「なんだそのすっきりというのは?」 「ゆ!まりさのじまんのぺにぺにをみてね!!」 そういうとまりさはグイっと頬を張ってみせた。 「なんだ?そのぺにぺにとやらはどこにあるんだ?」 「おくちのしたをみてね!!」 どれどれ、よーく見ていると頬を張ったことで顎の部分が割れ尻顎になっている。 その部分をくぱぁと開くと人差し指程度の穴とその上に小さな突起物が見える。 その突起物をつついてみるとまりさの体がブルと震えた。 「ゆっ////!それがまりさのぺにぺにだよ!!」 「ほー、これがそうか、で、これをどうするんだ?」 「これをこすりあわせるとすごくすっきりできるよ!!!」 これは饅頭のツボみたいなものか、ツンツンつつくたびに気持ちの悪い声を漏らす。 特に使い道もなさそうだし、飼うのはやっぱりやめにしよう。 考え事をしながらつついていると段々とその突起物が大きくなっていき、 にきびほどの大きさからマツタケほどの大きさまで膨らんだ。 「もっと!もっと!つよくぺにぺにしてね!!」 大きくなったぺにぺにから汁をたらしながらまりさは快感を貪っている。 いい加減この饅頭に付き合うのも飽きてきたので思い切りしごいてやる。 しこしこしこ… 「ぺーに♪ぺーに♪すっき…ん゛っ゛ご゛お゛お゛」 しまった、あまり力を入れたものだからまりさのぺにぺにが根元から千切れてしまった。 「ま゛ま゛ま゛ま゛ま゛り゛さ゛の゛ぺにぺにがあ゛あ゛あ゛!!!」 「すまんすまん、ほら返すよ。」 ちぎれたぺにぺにを、その下の穴につっこんでやる。 「ん!んほおおおおおお!!!」 饅頭が満足そうに脱力したところでその場を後にする。 「…にんげんとはゆっくりできないよ、もうおうちにかえるよ…。」 巣に向かって力なく跳ねていくまりさの前に一匹のゆっくりがあらわれる。 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね・・・」 「いいにおいがするよ!ちんぽのにおいだね!!」 まりさの前に現れたのはゆっくりゆゆこだ食欲旺盛でなんでもたべてしまう。 「ゆっくりたべられてね!!」 「ちんぽおいしい!いちばんおいしい!!」 あとがき 作中でちょっと説明不足な部分を説明します。 登場するおにいさんは犬を飼っていましたが、つい最近老衰で亡くなりました。 老衰なのでまりさがご飯を盗み食いしていたのはあまり関係ありません。 たべ切れずに残していた分を食べていたのです。 なのでこの犬は苦しむことなく眠るように息を引き取りました。 このSSに感想を付ける
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『うんうんおちび』 37KB 観察 思いやり 愛情 家族崩壊 同族殺し 駆除 番い 野良ゆ 赤ゆ 都会 現代 独自設定 うんしー ぺにまむ うんうんSS とかいはうんうん 【1:れいむとまりさの腐った日々】 れいむとまりさは幼なじみだった。 そして二匹とも、赤ゆっくりと子ゆっくりが大好きだった。 おちびちゃんを一杯つくって、山ほどのおちびちゃんにかこまれて、いつまでもゆっくりしていたい。 そんなあまあまな夢とともに、つがいとなった二匹であった。 公園に住み着いていたれいむとまりさは、そんなゆっくりドリームを掴むため都会にやってきた。 都会ならご飯があり、ご飯があればいっぱいおちびちゃんを作れると思ったのだ。 しかし経験も才能も根気もない上ゆっくりである二匹にはなにもできず 犬猫やゆっくりのフンが混ざったゴミ袋から、腐りまくったゴミばかりを食べる 糞のような生活に甘んじるしかなかった。 それでも夢へ向けて頑張っていられた二匹は、未来のしあわせのために頑張っていた。 そしておちびちゃんいっぱいの幸せな家庭を築く。 しかし最悪なことに、この街の個体数調整政策により強制的に去勢手術をされてしまったのだ。 「ゆがあああ!! やべろおおお!! やべろおお゛お゛!!!!」 「はいはいゆっくりゆっくり」 ぺにぺにを切断され、まむまむを焼かれ、額に焼印を押されたのである。 手術(というより作業か?時給950円)は30秒で終わった。 おでこには奇妙な「去勢済」マーク。 この街に住むゆっくりはみーんな去勢されてしまう。 問答無用で殺さないだけまだ優しい方であるが、去勢はゆっくりにかなりのストレスを与える。 そしてたったこれだけのことで二匹のゆん生は狂い始めた。 「どぼぢででいぶたちだげこんないじわるざれるのぉ……?」 「ばりざたち、ゆっくりじたいだげなのにぃ……、ゆえ、ゆえぇぇ」 自分たちは宇宙で一番不幸なゆっくりだ。 二匹はそう思い込んだ。 去勢された日は涙が枯れるまで泣き、すっきりを試みたがあかちゃんはできなかった。 「あがちゃ……ゆびぃいいい!!」 「ど、どぼぢでなのぉおぉぉお゛……」 ぺにぺにがないからすりすりですっきりするのだが、 いくら絶頂してもあかちゃんの"あ"の字もない。 落ち着いたらつくろうと思っていた二人のおちびちゃん。 ゆっくりドリームが泡と消え、絶望の日々が始まった瞬間であった。 次の日の朝。 まりさとれいむは自慢のダンボールハウスから這いでて、砂利まみれの公園の床を歩きまわっていた。 ゴミや雑草を集めて、今日のご飯を手に入れなければならない二匹は、 森にいた頃の三倍の時間を使ってなんとか生きていけた。 れいむは公園の中で雑草を集める。お花には手をつけてはいけない。 これは食料調達であるが、それと同時にゆっくりに課された義務でもあった。 そしてまりさはゴミ捨て場でゴミの調達を行う。 ゴミ捨て場を領地にしているゲスグループのご機嫌をとってなんとか許可をもらい、 狩りで得たごはんのうち、糞まずくて病気になりそうな半分だけがまりさに与えられる。 どちらも全身の筋肉餡を酷使する非常に苦しい労働だ。 おちびちゃんさえいれば、もう少し頑張れるのに。 そうつぶやいても何にもならなかった。 次の日も、次の日も、つらい狩りを行わなければならなかった。 いつになったらこの地獄から開放されるのだろう。 まりさはいらいらを貯めこみ、よく物にあたるようになっていた。 「ゆ゛……」 まりさはおてんとさんを睨んだ。 ここ最近、気温がどんどん上がっている。 汗まみれになって死んでしまうのではないかと思う日もあった。 「すごじぐらい゛すずしくじでね゛!! ばりざおごるよ!!」 憎らしい太陽さんに、ぷくーでなけなしの反撃をするしかなかったが、 「ぷぐうううううう!!!」 太陽さんはすずしい顔でさんさんと輝いていた。 さんさんさん!! 「まいっだ!? まいっだらどっかいってね!! すぐでいいよ!!!!」 まりさは数十分太陽と格闘を続けたが、 なんの効果もなく、やがて根負けして泣き出してしまった。 近所のおっさんにうるせえと怒鳴られ、ストレスで餡子を吐いたが いたわってくれるおちびちゃんはいなかった。 れいむもれいむでかなりのストレスをかかえていた。 「おちびちゃん、おちびちゃん、どぼぢでできないのぉ~♪」 雑草集めを担当していたれいむは、そんな虚しい歌を歌いながらぶちぶちと雑草をもぐ。 歌う歌がこんなでは、元気も出ない。周りで作業しているゆっくりもゆっくりできなくなる。 あるありすなど、ぺにぺにをちぎられたあの日を思い出し、泣きはじめてしまった。 「いいかげんにしろよー!!」 「ゆぶべ!?」 れいむはあまりにもうるさかった。 同じく雑草を集めていたちぇんに体当たりされてしまった。 ちぇんは眉間にシワを寄せ、れいむを見下ろす。 おでこにはれいむと同じ去勢済みのマークがあった。 去勢され、その上ゆっくりできない環境で休みない労働を強いられていたゆっくりたちは、 ぶつけどころのない怒りの感情をもやもやとためこんでいた。 しかし吹き飛ばされたれいむも負けていたい。 「ゆがあああ!! ぶざげるなあああ!! でいぶはがわいぞうなんだああああ!!!!」 ちぇんとれいむの大乱闘になってしまった。 売り言葉に買い言葉、罵倒に次ぐ罵倒。 愛で派が見たら即死するような糞ワードの数々でこきおろす。 「しねっ! ゆっくりしね!!」 「そっちこそしんでねー!! わかってねー!!」 体当たりの応酬でチョコとあんこが飛び散りまくる。 周りのゆっくりに仲裁され、一応喧嘩は終わった。 「れいむはゆっくりできないよー!!」 「ちぇんこそゆっくりできないね!! しねばいいのに!!」 こんな争いは日常茶飯事である。 おちびちゃんという希望を失って、れいむとまりさは絶望にたたき落とされた。 しかしおちびちゃんを欲しているのはれいむとまりさだけではなかったのだ。 公園中、いや街中のゆっくりが去勢され、おちびちゃんに恋焦がれていた。 しかしどうにもならない。 人間のお医者さんにかかることもできない野良は、去勢されれば最後なのである。 ゆっくりたちはすっきりを繰り返すが、やがては無意味であることに気づき、 すっきりする気力も失ってしまった。 毎日が地獄だった。 れいむもまりさも、だんだんとゆっくりできなくなっていた。 いつ非ゆっくり症を引き起こしてもおかしくない。 あんよを砂だらけにする毎日。 故郷の森もどこにあるかわからない。 しかし去勢されて一ヶ月ほどたった頃だろうか。 二匹の生活に、ひとつの変化があったのだ。 【2:れいむとまりさのおちびちゃん】 れいむたちの生活は相変わらずからっぽであった。 じりじりと蝉が鳴く、太陽さんが消えても気温は35度という最高クラスの熱帯夜だった。 れいむとまりさのストレスは限界ぎりぎりまでに達していた。 すっきりしても、すっきりしてもおちびちゃんはできない。 おちびちゃんはゆっくりにとって最高のゆっくりであるのに、 「おちびちゃんつくろうよ……」 「どうやって……? むりだよ……?」 二匹はダンボールハウスの中でため息を付いた。 土ほこりにまみれたのべっとりとした汗が、二匹の肌をつたう。 「まりさ、うわささんをきいたんだよ……」 暑さと食料不足、そして厳しい縄張り争いからゆっくりはゆっくりできなくなり、 おちびちゃんはますます求められていた。 おちびちゃんに関するさまざまな噂が流れ始めていたのだ。 こうすればおちびちゃんが出来る。 ああすればおちびちゃんが出来る。 それらは全てなんの根拠もないバカな噂だったが、 ゆっくりには思い込みの力という最終兵器がある。 「あかちゃんは、おけつすっきりでも、できるんだよ」 まりさは顔を赤らめてつぶやいた。 れいむはにっこりわらってうなずいた。 「ゆ、やってみようよ」 れいむの目には信じる者の炎が宿っていた。 まりさもそのれいむの確信を得たような表情を見てるとだんだんと自信が湧いてきて、 まりさもへんてこりんな噂を信じてしまった。 れいむとまりさの思い込みが一致した瞬間だった。 思い込みが一致すれば、時には大きなことも起こる。 まりさはれいむをじっと見た。 汗にまみれた今日のれいむはじっとりと匂い立つような大人の魅力があった。 ちゅんちゅん。 そしておちびちゃんは本当に生まれた。 「「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」」」」 「おちびちゃん!!」 「ゆぅーん!! どのこもかわいいよぉ!!」 思い込みの力は偉大であった。 二匹は去勢されていたため、もみあげとおさげであにゃるを掘りあうという フェティッシュなプレイとなったが、効果は抜群だった。 徹底的に去勢されたはずのれいむのあにゃるからおちびちゃんが生まれたのだ。 あのすっきりから三日経っていなかった。 ダンボールハウスを這うあかちゃんゆっくり。 夢のような気分になった二匹であった。 しかし二匹のおちびちゃんは、普通のおちびちゃんに比べどこか奇妙だった。 れいむの生んだ赤ゆはれいみゅとまりちゃだったが、 どれもうんこ色で、うんこみたいなゴミまでついているのだ。 その上ゆっくりにしか嗅ぎ取れないウンウミンという物質も、肌から放出されていた。 つまりゆっくりからすれば非常に大便臭い。 おそらくこれはこの赤ゆたちがうんうん餡子の突然変異で生まれたもので、 ゆっくりになってもうんうんとしての性質が残っているからだった。 普通のゆっくりからこんなものが生まれれば、両親は顔を真っ青にして潰すだろうが、 れいむとまりさにとってはそんなことはどうでもよく、おちびちゃんが生まれた喜びがむしろ大きかった。 「まりちゃといっちょにかけっきょしようにぇ!!」 「ゆゆぅん! まけにゃいよ☆」 「れいみゅのだんちゅはちゅてきだよ☆☆☆」ぶりぶり 「うんうんしていっちぇにぇ!!!」 こりょこりょする可愛い姿は、逆立ちしてもあかちゃんである ちょっとうんうんくさいけれど、そんなことはどうでもいい。 「まりさ、おちびちゃんかわいいね!!」 「ゆん! すっっっごくゆっくりしてるよ!!!」 爆発しそうな喜びが溢れ、二匹はうれちーちーを漏らした。 放物線を描いた尿は、太陽の光を浴びて虹を作るのだった。 そしてその幸せは公園から街全体へと広がりはじめた。 「すっきりー!!」 「ずっぎりいいい!!!」 「すっきり!」「んほおおすっきりいいい!!!」「ちゅっきり……ゆ゛っ」 「すっぎりいいいい」「すっきりすっきりすっきり!!!!!」 「すっきりできるよぉおおお!!!」「すっきりいいすきいいい!!!」 れいむとまりさの間におちびちゃんが生まれた! 二匹は去勢されたって話なのに! れいむとまりさが自慢して回ったおかげで、あにゃるすっきりで おちびちゃんが出来るという話は数日で街中に広まった。 「ゆううう!! おちびちゃんだあああ!!!」 「ぱちぇの! ぱちぇのおちびちゃん!!!」 去勢されおちびちゃんを永遠に失ったはずのゆっくりたちは、 あっという間にかわいいおちびちゃんを手に入れることとなった。 夢のような出来事に、だれもが泣いた。 どれもうんうんくさいが、そのことには誰も触れなかった。 「ゆふふ、おちびちゃんはとかいはね!」 「ありちゅはこーでぃにぇーとをちゅりゅわ!!」 目が死んだ陰気な成体ゆっくりしかいなかった公園でも、 各家庭ごとに六匹以上のあかちゃんがいるというのが普通になり、 「ゆっくちこーりょこーりょしゅりゅよ!!」 「ゆええぇえん!! おにぇーちゃんまっちぇー!!」 おめめはキラキラ、毎日が楽しくて仕方がないというほどになった。 ダンボールハウスからはたのしい笑い声やおうたの音痴な響きが聞こえるようになり、 遊具などはうんこ色のおちびちゃんたちが占拠し、笑顔溢れ部楽しい場所となった。 「みんなゆっくりしてるね!!」 「ゆふふ、れいむとまりさのおかげだね」 ダンボールハウスの中から二匹がにこにこしながら見ていた。 ハウスの奥には八匹のかわいいおちびちゃん。 れいみゅ4まりちゃ4みんなたべちゃいたいぐらいかわいらしい。 すーやすーやと眠っているが、もうすぐお昼だ、すぐ起きるだろう。 最初は気になった臭いも、暮らしているうちに慣れてしまった。 今では笑顔ですーりすーりするようになっている。 その様子を見つめながら、まりさはれいむに言った。 「それじゃあそろそろかりにいってくるよ!!」 「ゆ、いってらっしゃい!!」 まりさにとって狩りは一転楽しいものになった。 かわいいおちびちゃんにいっぱいむーしゃむーしゃさせる。 むーしゃむーしゃしているところを見て、まりさもゆっくりする。 自分がおちびちゃんをゆっくりさせてあげているのだという感触を得るだけで、 ヘブン状態になることができた。 今のまりさは文字通り、おちびちゃんから元気を得て働いているのだ。 「びーりびーりするよっ!」 鋭く研いだ樹の枝でゴミぶくろを破るまりさ。 この危険な瞬間ですら楽しくて仕方がない。 「ゴミ捨て場を荒らすんじゃねえ!!! 糞が!!!」 清掃員さんにおもいっきり蹴り飛ばされても 「ゆ、ゆ、ゆふ、ゆふ、ゆふふふふふふふ……」 にたにた笑い、奇妙な声を漏らすだけだった。 苦労すれば苦労するほどおちびちゃんのために働いているという実感が得られるのだろう。 苦しめば苦しむほどハイになるドマゾまりさになってしまっていた。 人間さんも不気味がって手出できず、ゴミを片付けて去っていってしまい、 まりさはたっぷりとエサの入った帽子を、毎日持ち帰ることが出来た。 れいむもれいむで今を満喫していた。 「ゆぅ~♪ ゆっくりしていってねぇ~♪」 「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇぇ~♪」」」 オーロラのような歌声で歌っていると思い込んでいるれいむ。 おちびちゃんもそれにあわせてゆらゆらと、ナルシストの表情でたゆたっている。 その顔を見て幸せになったれいむは、 デスメタルのおにいさんのように身体をぶよよとさせ、ビートを刻む。 れいむの幸せはどんどん膨らんでいった。 ほっこり笑う。 ダンボールハウスはしあわせハウスであった。 「ゆぅぅ、おちびちゃんたちはおうたのてんさいだね!!!」 「ゆゆん! それほどでもありゅよ!!」 「ゆっくちれいみゅのおうちゃによいちれてにぇ!!」 おちびちゃんたちはおしりをぷりぷりしながらおかーさんにすりよる 自分が一番ゆっくりできるとすりよってくる。 糞色のおちびちゃんたちはれいむの宝物。 ぺーろぺーろだって厭わない。 れいむも今が最高に幸せだった。 そして夜になれば楽しいディナーのお時間だ。 今日はピザの切れ端、すっぱいブドウ、臭い米、ティッシュペーパー、雑草。 「ゆぅううん!! すっごいごうかだよおおお!!!」 「ゆゆん、おちびちゃんとれいむのために、まりさがんばったよ!!」 「「「ゆっくちいただきまーちゅ!!」」」 まりさの自慢をよそに、おちびちゃんたちはごはんにむしゃぶりついている。 あるれいみゅはこーろこーろところがって、ごはんの山に突っ込んだ。 そこでおいしいものまみれになってとろけた表情で食料を貪った。 四匹のおちびちゃんはピザをひっぱりあってほほえましい。 ぶどうの中のちょーーーーーっとしかない甘みも、糞野良を幸せにするには十分。 ティッシュペーパーにかじりつくまりちゃは、ほっぺたに紙をため、 ハムスターのようになってにやにやしている。 かわいい! やはりうんうんみたいな色だとか、そういうことはどうでもいいのだ。 まだまだ暑いこのごろであるが、そんなものふっとんでしまうぐらいおちびちゃんたちはゆっくりしていた。 「ゆひょおおおお!!!」 ヘブン状態になったれいむは、食事もそこそこに公園へ躍り出た。 そこでぴょんぴょん奇妙な踊りを踊り、叫ぶ。 「ゆっくりのかみさま!! れいむたちにしあわせーをくれてありがとう!!!」 まりさも飛び出す。同じくキメた顔をしている。 「まりさもしあわせーだよ!! こんなにしあわせでごめんねえええええ!!!」 それを聞いた他のゆっくりたちも、 我も我もとダンボールハウスを抜け出し、草むらから顔を出して、 「「「ゆっくりのかみさまありがとう!!! ゆっくりしていってね!!!」」」 おちびちゃんもまねをする。 「れいみゅきゃわいくっちぇごみぇんにぇ!!!」 「うんうんしちぇいっちぇにぇ!!!」 「んひょおおお!!!」 「ゆっくちいいいいんぽ!!!!!」 深夜0時になっても、ゆっくりたちの歓喜の声は収まらなかった。 ある者は二度目三度目のあなるすっきりを行い、しあわせーを倍増させようとし、 そのうちおほしさまの下での乱交パーティーが始まった。 激しい嬌声は夜遅くまで響き、朝まで止むことはなかった。 ここ十日間で、ゆっくりはおちびちゃんのいる幸せを取り戻すことができた。 しかし人間さんから見ればどうだろう。 ゆっくりが十倍に増え、騒音が一層ひどくなった。 おちびちゃんと言われるうんこ色のゴミは、街の景観を最悪にした。 おちびちゃんのためだとかなんとかいって、ゴミを漁るゆっくりも増えたし、 公園中の花も引っこ抜かれてしまった。 道路にはゆっくりの死骸があふれ、ドライブをするだけで最悪な気分になる。 しかし役所のゆっくり課は、まるで全く動揺していないかのように静かである。 「いつものアレですな」 「まあ、アレをやっておけば収まるでしょう」 事実、人間さんたちは全く動じていなかった。 人間さんにはゆっくりを始末するためのノウハウがある。 思い込みの力で起こった騒動なんて、まったくありふれたものであった。 【3:れいむとまりさの最後のゆっくり】 鳥のさえずりが聞こえる。 人々の足音が聞こえる。 じんわりと暑い空気があたりにただよっている。 朝十時は人間さんにとって活動の時間だが、 ゆっくりならばようやく目を覚ましはじめる時間であった。 「あにゃるからうまれるなんて、ゆっくりじゃないよ!」 「あにゃるからでてくるのはうんうんだけだよ!! うんうんははやくしんでね!!」 スピーカー付きの車が一軒家とマンションの間を縫って走行していた。 スピーカーから流れるのは、加工所で録音させたドスの声である。 「ゆ゛っ! ゆぎぃいい!!!」 あるありすの家で、最初の異変が起こった。 ありすのかわいいおちびちゃんたちが、身体を捩って苦しみ始めたのだ。 からだをぐーねぐーねさせて、脂汗できもいぐらい濡れている。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ……」 痙攣を始めるありちゅ。もちろんうんうん色。 他の赤ゆたちも茶色く変色し始めている。 「ばりざあああ!! あかちゃんがへんなのおお!!」 「ゆ゛うううう!??? どぼぢでおちびちゃんいただっでるんだぜえええ!!??」 もちろん異変はありすの家だけにとどまらない。 あにゃるから生まれた赤ゆたちは、ドスの声を聞いて皆苦しみ始めている。 街中で絨毯作戦が行われていた。 そしてれいむとまりさの住む公園にも人間たちはやってきた。 ドスの声を出すスピーカーを持った加工所職員が、ひとりだけで公園に入ってきた。 「うんうんはおとなしくうんうんとしていきてればいいんだよ!!」 「きたないうんうんはきもちわるいからしんでね!!」 かけっこして遊びまわっていたのか、外に出ている赤ゆも多い。 みなドスの声を聞いて苦しんでいる。 「どす!! どこにいるの!? へんなことをいうのはやめてね!!!」 「やべでえええええ!! おちびぢゃんがいだがっでるよおおお!!!!」 「ゆがあああああ!!!! どぼぢでぞんなごどいぶのおおお!!!???」 「やべろおおおおお!!!!!!!」 ダンボールハウスから、耳がちぎれそうな悲鳴があがる。 おちびちゃんは苦しんでいるが、親ゆたちはどうしたらいいのかわからず、 ただ声しか聞こえないドスの鳴き声に反応してやめろやめろと叫ぶばかり。 すでに狂った赤ゆもいれば、死んでしまった赤ゆもいる。 ドスの声を聴かせるというのは、思い込みの力をこじらせて 厄介事を起こしたゆっくりへの対処法として最善のものだ。 ゆっくりを守ってくれるゆっくりしたドス。 そのドスに思い込みを否定させることによって、思い込みの力を断ちきるのだ。 「そんなものおちびちゃんじゃないよ!!! うんうんだよ!!!」 「うんうんはうんうんだよ!! ゆっくりじゃないよ!!!」 「うんうんはゆっくりのふりをするのはやめてね!! すみやかにしんでね!!!」 こうすることで、赤ゆっくりをうんうんに戻してしまうのである。 力なく崩れていく赤ゆたちの身体。 すでにうんうんになってしまったゆっくりもいる。 「ゆ……ぢぃ……」 「うんう……ぢゃ……にゃ……」 「あ゛あ゛あ゛!!! おぢびぢゃんがあああ!!!!」 「う゛んうんになっぢゃっだあああああああ!!!!」 親子の思い込みの力が尽きた時点で、うんうん赤ゆは大便と化す。 力なく倒れ、発狂する親ゆっくりも少なくなかった。 「ゆぴぴ~♪ うんうん! うんうん!」 「あかちゃああぺーろぺーろおぉうへへへへ」 うんうんに体を擦り付けたり、うんうんをなめたりしている。 こいつらはもうダメだろう。 れいむとまりさの一家も例外ではなかった。 ダンボールハウスの外でこのクソ暑い中日向ぼっこをしていた一家であったが、 そんな幸せはもう半刻前のこと、阿鼻叫喚のクソ地獄の中にいる。 れいむとまりさの八匹のおちびちゃん。 そのうち末っ子のれいみゅはストレスで息を引きとってしまった。 「がんばって!! おちびちゃんはうんうんじゃないよ!!」 必死の形相で歯茎をむき出しにし、絶叫するれいむ。 なんとかはげまして、悪いドスの攻撃を乗り切るんだ! おちびちゃんを死なせてなるものか! この子たちはあにゃるから生まれたけど、それでもゆっくりなんだ! そんな思いもこの状況ではうまく言葉にならなかった。 「おちびちゃん! ゆっくりだよ! ゆっくりするんだよ!!!」 まりさも心のそこからおちびちゃんを思い、守ろうとする。 だって家族だから。この幸せは誰にも渡さない。 「ゆっくち、ゆっくちしゅりゅよ……」 「ゆひぃ、ゆひぃ……」 れいむたちは今回の件で最初に赤ゆを生み出したゆっくりだった。 だから思い込みはこの公園、いやこの街全てを見ても一番強いと言えた。 だからなんとか七匹のおちびちゃんを守り続けていられるのだ。 「みんなそれはうんうんだよ!!!」 「うんうんでゆっくりするのはへんたいさんだけだよ!! ゆっくりできないよ!!!」 「めをさましてね!! それはうんうんだよ!!!!」 ドスが叫ぶ。 スピーカーの奥から、ドスの大きな声が公園の端々にまで広がってゆく。 今度の叫びは親ゆっくりたちに向けられたものだ。 うんうんで遊ぶおままごとはやめろと、ドスは言っている。 ゆっくりのリーダーであるはずのドスが言っている。 「でいびゅうんうんになりだぐないいいいい!!!!」 パァン!! れいむとまりさの大切なおちびちゃん。 れいみゅの一匹が変色してうんうんになり、そのまま破裂した。 ゆっくりの糞があたり一面のダンボールハウスにふりそそぐ。 「ゆわあああ!!! ぐざいいいい!!!」 「うんうんざんあっぢいっでええええ!!!!」 れいむの可愛いおちびちゃんに対する、あまりにもひどい暴言。 「ゆがあああ!!! でいぶのあかぢゃんはぐざぐないいいいい!!!!!」 発狂したようにぴょんぴょん跳ねた。 糞れいみゅ破裂。 その映像的インパクトは水面の波のように公園一帯に広がっていった。 目の前でうんうんになるれいみゅをみた赤ゆたちの半分は、 自分もああなるのではないかと思ってしまった。 途端、思い込みの力は切れた。 抗えないうんうん化の波が、赤ゆを襲う。 「ばりちゃ、うんう……ゆ゛っ」 「ぱちゅは……」 「わがらにゃ……ぃ……」 「ああああああああ!!!!!!」 「でいぶのおちびちゃん!!! ゆっぐり!!! ゆっぐりいいい!!!!!」 「わがらっ!!! わがらないいい!!!」 今ので相当のゆっくりがうんこになった。 そろそろ全ての赤ゆを失った親たちも出てきていて、 力なく倒れ、焦点の合わない目で虚空を見つめる姿が痛々しい。 「おたべなさい……」 「おたべなさい……」 子を失って自殺をはかるゆっくりたちもいる。 生首饅頭は本物のおまんじゅうになるが、すぐにうんことまじり食べられなくなってしまった。 「ぼっちょ……」 「ゆびぃいいぃ……」 「ゆっぐりじ……ぃ……」 「ぎびぃ……」 れいむとまりさのおちびちゃんは、姉妹の死を間近で見てしまった。 それを見せられて耐えられるおちびちゃんはほとんどいなかった。 おぼうしとおりぼんがますます茶色くなり、 端っこからうんこのかたまりになってぼろぼろくずれてゆく。 「べーろべーろ!! べーろべーろ!!」 「おぢびぢゃんあああああ!! ゆっぐりじでよおおおお!!!」 そしてその努力もむなしく、 真ん中からぱっくり割れ、うんうんになってしまった。 れいむとまりさのおちびちゃんも、もう一匹しか残っていない。 うんうんを前にしたれいむ。 そのもみあげはとうとう怒りで震え始めた。 「どすうううう!!! どごだああああ!!!」 「ゆっぐりじないででてごいいいい!!!!!」 叫ぶゆっくり。 もうおちびちゃんも殆ど死んでしまった。 かくなる上はドスを探し出してせいっさいするしかない!!! 「うんうんをあかちゃんとおもいこむなんて、ばかなの? しぬの?」 「だばれええええええええ!!!! ぷくううううう!!!!」 きょろきょろと血走った目でれいむはあたりを見回す。 まりさもおちびちゃんを失い、半べその顔であたりを探す。 正気を保っている親ゆっくりたちも動揺だ。 ちぇんもみょんも、ありすにぱちゅりーも、声の主を探している。 おちびちゃんを殺したドゲスはどこだ! 「うんうんはきえろ!!! いきるかちなし!!! うんこはいっしょうといれにいればいいよ!!」 「まちじゅうのめいわくだよ!!!! おかーさんもおとーさんもめいわくしてるよ!!!」 「しねしねしね!!! しね!!! しねし……」 突然ドスの暴言が止んだ。 「虹黒公園、駆除完了終わりました」 遅い。 何もかもが遅かった。 人間さんはうんうん赤ゆの駆除を完了し、スピーカーを止めたのだった。 車を発信させ、また次の地点へ走り去ってしまった。 いきなり止まったドスの声。 のこったのはそこらじゅうに散らばるうんうん。 発狂した親ゆ、自殺した親ゆの死体、死にかけの赤ゆ、そしてわずかな生存者。 緑で覆われていたこの公園も、たった数十分であんこまみれ、 死臭とうんうん臭がただよい、しあわせの面影は全くなかった。 「ゆううぅ……、どすのやつ……!!」 「つぎにあっだらころじでやるぅ……!!」 とはいえ災害は過ぎ去った。 安堵はあった。 しかし悔しさと悲しさで、親ゆたちの餡子はゆっくりできなくなった。 それでもれいむとまりさには嬉しさがあった。おちびちゃんを守ることが出来たといううれしさだ。 もちろん多くの親ゆがおちびちゃんを一匹も守りきれなかったから、 そのうれしさを味わえるのも一部のゆっくりだけであったのだが。 れいむとまりさは残ったれいみゅにぺーろぺーろしようと近づいた。 ただ一匹だけ残ったれいみゅは、二匹の顔を見てやっと苦しさから解放されたような ゆっくりした表情を見せてくれた。 「ゆぴいぃ、こわかっちゃよおお!!!」 ぴとっ そしてすーりすーり。 三匹の親子はそれぞれの命を確かめ合うように あったかい家族のすーりすーりをした。 他のゆっくりに見せつけるように、こってりと、愛情深く。 「もうだいじょうぶだよぉ、おちびちゃん!!」 「そうだよ!! へんなどすはおとーさんのぷくーでおいはらってやったよ!!」 ほころぶように、笑みをこぼす赤れいみゅ。 茶色くてちょっとヘンだけど、あにゃるから生まれたけど、 それでも大事な家族なんだ。 れいむとまりさとれいみゅちゃんは困難を一つ乗り越え、 以前よりも愛情を深めていた。 「おとーしゃん、おかーしゃん」 赤れいみゅが恥ずかしそうに二匹の顔を見上げる。 「なぁに? おちびちゃん!」 「れいみゅ、おなきゃがすいちゃよ……」 緊張の糸が切れて、おなかがすいているのを思い出したらしい。 赤ゆは食べる子、食べて大きくなっていくのだから。 「ゆっ! そうだね!」 まりさはおさげで涙を拭った。もう後ろを向いている場合じゃない。 「れいむがうでによりをかけてあさごはんをつくるよ!!! あまあまもつけちゃうよ!!!」 死んでしまったおちびちゃんは残念だけど、 あの子たちのぶんまで三人で生きればいいじゃないか。 今日のぶんを取り戻すだけのゆっくりをしよう! 親れいむ、親まりさ、二匹は顔を見合わせて誓い合った。 「ゆわーい! あみゃあみゃ! あみゃびゃぶゆ゛ばっ!!??」 グチャア 突然のことであった。 れいみゅのいたはずの場所に、ゆっくりのあんよがあった。 その大きな饅頭がゆっくりとその体をどけると、 圧死したれいみゅの死体が、地面にシミをつくっていた。 もみあげがぴくぴくと反射運動をしているが、この饅頭はもう生きていない。 「しねぇ……」 その饅頭は、ありすだった。 「ありすをさしおいて、おちびちゃんとゆっくりするやつは、しねぇ……」 「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」」 その後、れいむとまりさがおちびちゃんを授かることは二度となかった。 ドスの声が頭に染み付き、あにゃるすっきりをしても おちびちゃんが出来ると思い込むことができなくなってしまったのだ。 それは他のゆっくりも同じ。 またかつてのような無味乾燥な毎日が戻ってきてしまったわけだ。 残ったおちびちゃんもわずかにいたが、 その多くは誘拐されて行方知れずになったり、取り合いになってちぎれてしまったり、 嫉妬に狂った子無しゆっくりに殺されたりしてそのうちいなくなってしまった。 取り残された親ゆの多くは死んだような気分のまま生き続けるか、 自殺しておそらのゆっくりぷれいすに旅立つか、その選択を迫られた。 れいむとまりさは後者に属するだろう。 二匹の夢見たゆっくりドリームは、所詮夢にすぎなかった。 しばらくはダンボールハウスで以前のように暮らしていたが、 ゆっくりすることさえそのうち虚しくなり、おちびちゃんと同じ場所に行くことにした。 おたべなさいをしてまんじゅうになり、 ぱっくり割れて茶色いあんこが露出する。 おたべなさいをした二匹のあんこは明るい茶色であり、 その色はうんうんと区別がつかなかった。 さく・とかいはうんうん たまには投稿しようかと思って短めのをかいたよ 次は妄想ゆっくりゲーSSかうどんげHENTAISS[r-18ろだむけ]をかくよ ・最近の過去作さん anko2697 地獄の横断歩道 anko2363 まりちゃはゆっぐぢしてるにょにいいい!!! 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『真冬のゆっくり対策 4』 「そんなに高く積み上げることはないわ。そう…それくらいの高さで充分でしょ」 「レンガの壁ですか…ちょっと見た目は悪いですけどゆっくりが入ってくるよりはマシですね」 「遠くからだと畑が見えるが近くに来ると畑に入れない…いいですね」 「1ヶ所だけ小さな穴開けてもいいですか?」 「ええ?どうしてですか?」 「いやぁ…ゆっくりを罠にはめたくてねえ…ちょっと俺もあっちなもんでね」 「いいですけどあちこちに作らないでくださいね。あと罠に嵌らないでくださいね」 「自分で作った罠に嵌るなんてまるで餡子脳じゃないですか」 「終わった人こっち手伝ってくださあい」 「今行きま~す!」 「どうですか」 「こっちは順調よ。そっちはうまくいった?」 「今頃茎を生やしていると思いますよ」 「じゃあそっち行きましょう」 彼らが戻ってみるとゆっくりはみな茎を生やして大騒ぎだった。彼らは陰から隠れて覗いてみた。 「どぼじででいぶのあだまにあがじゃんがでぎでるのおおおおお!!!!」 「なんでばりざのあだまにありずがいるんだぜえええ!!!!ばりざのおくざんはでいぶなのにいいい!!!」 「ぢぇんはずっぎりいいいじでないよおおおお!!!!わがならないよおおお!!!!!」 「ばりざのうわぎものおおおお!!!!!どぼじでぱじぇのあがじゃんがいるのおおお!!!!!」 「でいぶだっでどぼじでありずのあがじゃんがいるのおおおお!!!!!」 「なんでええええ!!!!!すっきりしちゃだめだっでどすとやくぞくじだでしょおおおおお!!!!!」 「(凄いわね)」 「(まだまだ。これからですよ)」 「どうじでみんなずっぎりいじじゃっだのおお!!!!!????」 元リーダーのありすが泣きながらやってきた。 「でいぶはずりずりじでないよおおお!!!!!」 「ぱじぇもしてないわよおおお!!!!」 「あ…あじず!!!!あじずだっで!!あじずだっでえええええ!!!!」 「な…なによ…わたしがなんだって?……すっきりしてないわよ!」 「じゃあどぼじであでぃずのあだまにあがじゃんがいるのおおおお!!!!!!」 「そんな!……ゆげええええ!!!!どぼじでえ!!!どぼじであがじゃんがいるのおおおおお!!!!!???」 「ゆ!まりさのあたまがへんなんだぜ!!…ゆがああああああ!!!!なんであがじゃんがいるのおお!!!!????」 「れ…れいむ!!おちびちゃんのあたまからなにか…ど…どぼじでえええ!!!!」 「なんだがへんだよおおお!!!!!ゆっぐりできないよおおお!!!!」 「おちびじゃんいづずっぎりいじじゃっだのおお!!ゆっぐりできないでじょおおお!!!」 「で…でいぶのあだまにあがじゃんができでるよおお!!ばりざすっぎりじでないよおお!!!!」 彼が霧吹きを噴いた辺り一面にいたゆっくりと騒ぎを聞きつけてやってきたゆっくりはみな頭から茎を生やしていた。 さらに 「もっど…ゆっぐりじだがっだ…」 「もうだめよ…むぎゅうううう」 「でいぶううう!!!!ばじゅりいいい!!!!!じっがりじd…ゆう"う"う"う…」 元々この辺りにいたゆっくりは更に茎を生やし黒い塊と化してしまった。このゆっくり達は彼が直接薬を噴きかけたゆっくりである。 「(す…凄いわ。ここまで効果があるなんて)」 「(半分くらいばら撒いたからな。精子餡をここまで濃縮するのが大変だったよ。結構コストがかかるんです)」 「(あの空間にいるゆっくりは皆妊娠してしまうの?)」 「(100%ではないです。直接噴きかけられたゆっくりは100%妊娠しますけどね)」 「(凄いものを作りましたね。そろそろ行きますか)」 「(見る限りそろそろ薬が切れますね。じゃあ俺が先行きます。呼んだら来て下さい)」 彼は陰から飛び出した。 「ん~うわっ!!!何だこれ!」 「で…でいぶううう!!!ち…ちがうのよ!!!これは!!!!」 「どうしてすっきりしちゃったんだよ!駄目じゃないか」 「しんじでええ!!!!でいぶはすりすりなんかじでないよおお!!!」 「まりさもだよお!!ありすもぱちぇもだれもすりすりじてないよおお!!」 「おい、ドス!早く来てくれ!!大変なことになったぞ!!」 「何よ…さっきから騒がしいわね……。な…何よこれ!!!!?」 「どす!!ちがうわ!!!ありすはすっきりーなんてしてないわ!ほんとよ!!しんじてえ!!!」 「しんじでぐだざいい!!!このごはすっぎりいなんてじてません!!」 「ここにきたらあかちゃんだはえでぎだんですうう!!!!」 「貴方達一体何を言っているの?」 「「「「ゆ!」」」」 「すっきりしてないのに妊娠したですって?ここに来たら赤ちゃんができたですって?」 「ほ…ほんとうだよぉ…」 「れいむうそついてないよぉ…」 「そんなわけないでしょ!!じゃあなんでドスには赤ちゃんができてないの?」 「「「「ゆゆ!!!!」」」」 「大きいれいむだって赤ちゃんいないでしょ!!!!」 「ほれ、何も生えてないだろ」 「「「ゆう…」」」 「なんでぇ…なんでれいむたちだけなの…」 「わからないよぉ…」 「ちょっと待ってろ」 彼は奥の方で震えながらこっちをみていたれいむを持ってきた。 「いやだああ!!れいむはあがじゃんほじぐないよおお!!」 れいむが地面に置かれた。 「………。ほれ見てみろ。この子は赤ちゃんを生やしていないぞ」 「ほ…ほんとうだあ…よかったあ…ゆっくりできるよぉ」 「れいむ、ありがとう。あっちでゆっくりしてていいよ」 「これで分かったわね」 「ゆう"う"うう…」 「れいむたち…どうなっちゃうのお…」 「そこのまりさ!」 「は…はい!!!」 「私との約束は何だっけ?」 「す…すっきりーしちゃだめだって…」 「そうだよねえ。さっき約束したもんね。じゃあ約束破ったらどうなるんだっけ?」 「ゆ…ゆ…」 「忘れたの?忘れたんだったら…」 「ゆ!…いいばず!いいばずがらあ!!…やくそくやぶったら…しけいかここからでていくんだよね…」 「そうね。だったら貴方達、分かるわよね」 「そ…ぞんなあ…」 「ぼっど…ゆっぐりじだいよおお…」 「あがじゃんじんじゃっだのにぃ…でいぶまでじんじゃうのいやだよぉ…」 「どがいはじゃなぐでいいでずがらぁ…ゆるじでえ…」 「ずっぎりいじでないよお…じんじでよお…」 「どす…おねがい…しんじでぐだざい…ありずだちはぁ…ずっぎりいなんでじでn…」 「黙りなさい!!!!」 「「ゆぅぅぅぅ!!!!」」 「「「ゆぴいいい!!!!」」」 「さっきレイプした赤ちゃんだって死刑にされたのよ!!そうだわ、温情で目を潰したら許してあげたんだけど…」 「おめめを!…おめめをつぶじぢゃっだらあ!!!!」 「だ…だべだよおお!!!おべべをつぶじじゃっだらゆっぐりでぎなくなっじゃうよおお!!!!」 「いいじゃない。目が見えなくなったらすっきりなんてしなくなるでしょ。その場から動かないでゆっくりすればいいじゃない」 「ひ…ひどいよおおおお!!!!」 「おがじいよ!!!!どずは…どずはぞんなごどいわないよおお!!!!」 「あら?ドスの言うことがきけないって言うの?ふぅん…だったら…この巣ごと火の海にしちゃおうかしら」 「だ…だべだよ!!どずは…どずだよぉ…」 「ご…ごべんなざあい!!!ゆるじでえ…」 「どず!!れ…でいぶをゆるじでぐだざい!!どすはどすです!!!だがら…だがらああ…」 「時間を無駄にしたくないわ」 彼女はれいむを持ち上げた。 「ゆ…ゆるじでええ!!!!ごべんなざい!!!ごべんなざい!!どすはどずでずうう!!!でいぶがばぢがっでまじだああ!!!」 「特別に貴方は生かしてあげるわ。ただし…」 「ゆっくりさせてください!!ゆっぐりいいいい!!!」 「貴方の目は頂くわよ」 彼女は木の枝でれいむの目を突き刺した。 「ゆぎゃああああ!!!!ゆぎぇええええ!!!!!」 「じっとしてなさい」 「いやじゃああ!!!いやじゃあああああああ!!!!いじゃいいいいい!!!!!おべべがああ!!!!おべべがああああ!!!」 「や…やべでぐだざいいいい!!!!ばりざのだいぜつなでいぶなんでずうううう!!!!」 「あら?代わりに貴方が目をくれるの?」 「ゆ!!…で…でいぶうううう…ごべんねえ…なにもでぎなぐでごべんねええ…」 「ですって。れいむ、我慢なさい。もう片方やったらお仕舞いよ」 「ゆ…ゆるじでえええええ!!!!!ゆびぇええええ!!!!おべべえええ!!!ぐらいよおおおお!!!!いじゃいよおおお!!!」 「はいっ。お仕舞いよ。よく我慢したわね」 彼女はれいむを地面に置いた。 「で…でいぶううう!!!じっがりずるんだぜえ!!!!ごれで…ごれでゆっぐりできるよ!!!ばりざが…ばりざが…」 「ゆぅ~っくりぃ~ゆぅ~っくりぃ…ゆっくりちていちぇねえ~ゆゆゆゆ~ん」 「でいぶう!!でいぶううう!!!じっがりじでえええ!!!!ばりざがゆっぐりさせてあげるがらああ!!ぼどにぼどっでよおお!!」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ…ゆっへへへへへへえええええええ」 「ゆぎゃああああ!!!!でいぶがああ!!!でいぶううううう!!!」 「あら壊れちゃったみたいね。…さあみんなどうするの?」 「こ…こわいよおおお…」 「ずっぎりいじでない…じでないよ…」 「じにだぐない…ゆっぐりじだいよぉ…」 「じゃあ仕方ないわね」 「「「ゆ!」」」 「おっと、許さないわよ。そうだわ、今から貴方達殺し合いをしなさい」 「「「ゆううう!!!!!」」」 「「でぎないよおお!!!ぞんなごど」 「最後に残った子は何もしないで生かせてあげるわ。赤ちゃんも産ませてあげるよ」 「そ…そんな…できないよ…そんなこと…」 「れ…れいむ…いやだよぉ…」 誰も他のゆっくりを殺そうとはしなかった。今日までずっと仲良くやってきた仲間達…殺すことなんてできなかった。 「ゆ…ゆっくりじないでじねえええ!!!!」 「ゆべ!!!なにずるのおおお!!!!ばりざあああ!!!」 「ばりざは!!!ばりざのでいぶはあがじゃんをうんでじんだんだよ!!!あがじゃんもれいぷされでじんじゃっだよ!!!」 「やべでえ!!!!いだいいい!!!!!」 「だがら!!!ばりざは!!!ばりざはゆっくりずるんだよ!!!みんなのぶんまで!!!だがらじね!!!じねええ!!!」 まりさが狂ったように隣にいたれいむを潰し始めた。そこから地獄が始まった。 「れ…れいむはゆっくりするんだよ!!!あかちゃんもいっしょに!!!!だから…ぱちぇはゆっくりしないでじねえ!!」 「とかいは…とかいはあああ!!!!!」 「むぎゅうむぎゅうう!!!!!じねえええ!!じねええええ!!!」 「やべでえええ!!!!びんなぼどにぼどっでよおおおお!!!!!」 「ざっぎまであんなにゆっぐりじでだのにいいい!!!!」 「じね!じね!じねえ!!!!」 「(すごいですね…)」 「(あんなに仲良かったのにね)」 「(いえ、貴方のことなんですが…)」 「(貴方だって同じ穴のムジナよ。見てて楽しいでしょ)」 「(虐待お姉さんをはじめて見ましたよ)」 「(あら…2匹だけ残ったわ。もうお仕舞いね)」 「ば…ばりざあああ!!!!よぐもありずをおお!!!!おばえなんがじんでじばえええ!!!!」 「うるさい!!!!まりさはいぎのごっでゆっぐりするんだ!!!!おばえごぞじんでじまえええ!!!」 残ったのはまりさが2匹。仲良しだった2匹は般若の如き顔をして対峙している。頭の上の赤ゆっくりも怒った顔をしているように見える。 「「じねえええええ!!!!」」 2匹は体をぶつけ合った。相手を罵りながらぶつかり合う。 「じねえええ!!!!さっざとじねえええ!!!」 「おばえごぞおおお!!!!ありずのがだぎいいい!!!!」 ありすの番であろうまりさが相手まりさの底を食い千切った。 「ゆぎゃああああ!!!!ばりざのあんよがあああ!!!!よぐぼお…よぐぼやっだなあああ!!!!!」 相手まりさは目を噛み付き返した。 「ぎゃああああ!!!!おべべがあ!!!!」 必死に相手まりさを振り払おうとするが底から餡子がどんどん漏れていくのもお構いなく噛み付いたまま離れなかった。 「はなれろおおおお!!!!!ばりざがらはなれでろおおおお!!!!!」 「ゆう"う"ううううう!!!!!!ぎぎぎぎぎいいいいいい!!!!」 やがて相手まりさは動かなくなってしまった。ゆっくりは餡子を半分以上外に出してしまうと死んでしまう。まりさもそうだったのだろう。 「なんでええ!!!なんではなれないのおおお!!!!!はなれろおおおお!!!!ばりざがらはなれでえええええ!!!!」 狂ったように生き残ったまりさが暴れるが死んだまりさは離れてくれない。そして 「ぼっど……ゆ…っぐ…り……」 最後の1匹だったまりさも死んでしまった。そのデスマスクはこの世のものとは思えないほど酷かった。 「(あら、全滅してくれたわね)」 「(でもいいもの見せてもらいましたよ)」 「さ~て…みんな、出てきてちょうだい!」 「ゆ…ゆう…」 「こ…こわい…よお…」 「心配しないで、掟を破ってすっきりーしちゃった悪いゆっくりはみんないなくなったよ。これでみんなゆっくりできるね!」 その時だった。 「…ゆ…ゆ…ゆっくりできないどすは…しねえ!!!!」 まりさが彼女に飛び掛った。 「あら……。うふふ。何してるの?当たらないわよ」 彼女は軽く避けてみせた。 「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆ!!!!」」」 「「「「「ゆううううううう!!!!!!」」」」 つづく by 虐待おにいちゃん