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1954年 - 1960年代ごろ 当時のテレビカメラのファインダーから特急列車(国鉄151系電車こだま号)が映し出され、東芝の提クレ(一社提供だった。当時の東芝のロゴマークの下に「東芝 提供」と表示された)、その後カメラの側面を写して「今日の出来事」というテロップが出てくるというものだった。また当時のニュースフィルムの項目タイトルにも「東芝」のクレジットが入っていた。音声は現存していない。 1988年8月15日深夜に読売テレビで放送された『よみうりテレビ番組30年のあゆみ ニューズイング・報道30年』(関西地区のみ放送)の冒頭で、同局開局初日の1958年8月28日放送分の映像が音声付きで流された。OPテーマ曲には、J.シュランメル作曲の行進曲『ウィーンはいつもウィーン』が使用されていた。タイトル映像は1961頃に使われていたものと、ほぼ同じ(提クレ時に東芝のロゴマークがない)だった。 1966年4月 - 1970年代前半 夜間に走行する自動車の車列(ただしほとんどヘッドライトしか見えず、数秒で映像がぼやける)に「きょうの出来事 -NNN-」のタイトル(のちにタイトル表記が「NNN きょうの出来事」に変更)。 この頃は三陽商会(サンヨーレインコート)やヤシカの一社提供だった時期があり、東芝同様ニュース項目に「(-スポンサー名)-」のテロップが挿入されていた。 音楽は運動会で流れていそうなクラシック調。 1973年4月 - 1974年3月 水色地に白い玉が数個浮かぶ上に、メルカトル図法のような世界地図が現れ、回転しながら地球儀になり、NNNのロゴが飛んできて、タイトル。地形がリアルになり、提クレバックで日本列島にだんだん近づいてゆく。 音楽は80年3月まで黛敏郎『NNNニュースのテーマ』を採用した。 1974年4月 - 1975年3月 同上のマイナーチェンジ。提クレバックは日本列島に近づき過ぎてしまい消えてしまっていたので、のちに寸前で停止するようになった。 1975年4月-1977年3月 スキャニメイトを使用したアニメーション。地球を中心とした宇宙空間にメルカトル図法風の世界地図が回転し、NNNの列が地球に吸い込まれた後、タイトル。 提クレバックは、地球に近づきながらタイトルが引いて幾何学模様のように踊って、NNNがたくさん並んだ画面になる。(NNNのロゴの形に抜けている) 1977年3月 - 1980年3月 カラーリング:NNN きょうの出来事 曲名:『NNNニュースのテーマ』 作曲:黛敏郎 青地に"NNN"(水色)のパターンが多数(7列31行)出て波を打つ背景。手前に2段でタイトル・上段に"NNN"(橙)ロゴ。1字目の"N"から重なるように2・3字目が現れる(きらめく星くずも見える)。下段に"きょうの出来事"(白)が下から膨れるように現れる。タイトルが消えて、提クレ。提クレが消えたあと、背景の波打ちは止んで、またも"NNN"(波打っていた水色ロゴの、中央の6行分が欠けるように)。スタジオへ。 テーマ音楽とタイトル映像は、同時期のNNN系ニュース番組(『朝のニュース』、『昼のニュース』、『日曜夕刊』、『ジャストニュース』)と共通。なお、NNN系ニュースのテーマ音楽は1982年春の番組改編時に、シンセサイザーによる新しい曲(実際は『JUSTニュース』使用のものをアレンジした曲)に変更されている。 週末版は1981年3月まで使用された。 1980年4月 - 1985年3月 カラーリング:The Day NNN きょうの出来事 作曲:三枝成章 週末はギターアレンジ版、後に平日版のテーマにもなった。 オープニングの枠に対して曲が若干長く、余韻が流れきる前に途切れていたためか、1984年10月から半年間は速度を上げて余韻が流れきるまで収まるようにしていた。 地球をイメージしたコンピュータグラフィックス(CG)で、"The Day"(紫)と書かれた地球が一回転し、その後"NNN きょうの出来事"(白)のタイトルがズームダウンして登場した後、"The Day"の文字だけが飛び出して暗闇で輝くというもので、この輝いている間が提クレ(四角囲みで、画面左上に提供の文字が入っていた。なお週末版はバージョンが異なっており、1985年からのOPにも使用された。 ただしKNBなどの一部地域のネット局では、暫くの間、オープニングで『NNNニュースのテーマ』が使用されていたが、後に変更(KNBでは1984年頃に変更)。 KNBの場合はタイトルは自社出しであった。北日本新聞ニュースと同じように世界地図→地球のアニメーションであるが、北日本新聞ニュースが右上だったのに対し、この番組は左上に移動。また題名「KNBきょうの出来事 NNN」の字幕は予め冒頭から出しており、地球が左上に出た頃には協賛スポンサーが表示されていた。 RKC等、スポンサーセールスの関係でオープニングを自社出しとしていた一部の非マストバイ局では「NNNきょうの出来事」のロゴがズームダウンして登場した後、左上に小さくなるバージョンもあった。 後クレは5秒のブルーバックで(8代目まで)、当時実施されていた二ヶ国語放送はこの部分まできっちり適用されていた(7代目も同じ)。 1980年頃、RABではナイターシーズン中はOP直前に「プロ野球ナイター中継ご案内」を1分間流していた(BGMは「日本テレビスポーツのテーマ」)。 スタジオBGMと本編エンディングはブレッド バター『トゥナイト愛して』(作曲:三枝成章、演奏:カシオペア)で、前者は後者をピアノのインストルメンタルでアレンジしたものである。後者は系列局によって差し替えのため視聴できなかった。エンディングは最後の挨拶の後に夜景をバックに翌日の全国の天気を流すだけだった(30分枠に拡大し、天気予報コーナーを設置する1985年3月まで。その後は右下に番組ロゴを表示するのみだった。週末版はスポーツニュースのエンディングで行っていたためニュース映像のまま終わっていた。)。 「きょうの出来事」の書体は8代目オープニングまで10年間使われた。 1985年4月 - 1988年3月 カラーリング:The Day NNNきょうの出来事 宇宙空間で地球が自転し、日本列島が見えたところで自転は止まる。その奥からNNNが手前に飛んできて一度見えなくなる。地球の裏側から輪郭に敷衍するようにThe Dayが現れ、それにかぶさるように右からきょうの出来事。ズームアウトしながら提クレが表示され、背景となった地球の表面には"The Day"。提クレが消えるころに自転すると、地球の裏側は凹面になっていて、包まれていたNNNがもう一度見える。 1980年4月-1985年3月の週末版のものを平日版でも使用。 ただし三枝成章氏の公式サイトではこの頃のテーマと1988年からのテーマを担当したこととなっている。 1988年4月 - 1990年3月 カラーリング:NNN きょうの出来事 Sports News 曲名不明。作曲は三枝成章(本人の公式サイトより 「今日の出来事」表記) 提クレなし6秒 山脈が立体になっている、全体が青い方眼の世界地図。その方眼のうち何個かは、下からせり上がり立方体になり飛んでいく。 飛び出した立方体が画面手前から中央に集まり、"きょうの出来事"(青地に黄)、左上に"NNN"(赤)、右下に"Sports News"(水色)。フェードしてスタジオへ。 週末版はタイトル直後に提クレ〜本編で、「Sports News」の文字が無く、提供クレジットでは平日版のスタジオBGMを短縮した物が流れた。 スタジオBGMあり。キャスターが注目ニュース・特集・スポーツの予告をしたのち、提クレ。この時代まではタイトルロゴが明朝体であった。 (直後にスポーツコーナーがあったが、このオープニングBGMはCashiopea「Misty Lady」である。 なお、月〜木は3代目時代より23時00分30秒からの放送だったが、日本海テレビでは23時00分00秒から、CG部分を最後部分直前から流した後30秒のCMを挿入し本編で飛び乗っていた。 6代目も同じ(9代目〜11代目までは週末を除き静止画スライドのタイトル)。なおNKTはエンドクレジットで、平日(15秒)は本編エンディングにちなんだ音楽、週末(1989年9月まで)では3代目の音楽を流していた。 また、南海放送でも月曜 - 木曜は23時ちょうどにオープニングタイトルを流し、松山市の菓子メーカー・母恵夢の30秒CMを挟んだ後、NKT同様に本編先頭から飛び乗っていた。 週末版のオープニングはタイトルCGの冒頭とテーマ曲の最後の部分が数秒カットされた上で、画面下にスポンサーの「母恵夢」のロゴが表示されていた。 1990年4月 - 1990年9月 カラーリング:NNN きょうの出来事 Sports News 市川倫子歌唱のオリジナルテーマで、作曲は小川よしあき。提クレなし10秒。 お天気カメラやニュース映像、スタジオを背景に、右下から毛筆の"きょうの"(メタリックレッド)。左手前から地球が現れ、毛筆の"の"(赤)に変わる。上に左から"NNN(金)"、下に右から"出来事"(メタリックブルー)。全体が左上に掃けた後、後を追うように右下から"Sports News "(金)。 オープニングはアコースティックな楽器を多用したもので、続くスタジオBGMと本編エンディングは女性コーラスであり、流れる時間が平日と週末とで異なっていた。 南海放送では独自の背景に日テレと同じCG・BGMが流れるもので、提供読みでは背景にタイトルロゴが浮かび上がっていた(週末版のみ確認)。 1990年10月 - 1991年9月 カラーリング:NNN きょうの出来事 9代目とBGMが同じ。提クレなし8秒。 海辺の砂浜からその奥の山へ迫っていく。上昇して山頂を超えると、宇宙へ飛び出す。画面手前から11時を指す時計とロゴ(白)。"きょうの 出来事"、左上に"NNN"(赤)。フェードしてスタジオへ。週末版は提クレ表示のため、ロゴが右上へ消えた後に、下部に山が出て来て回旋していた。 提クレとスタジオBGMは前代と同じく女声コーラス。前代の毛筆体からタイトルロゴが大きく変わっている。 エンディングは女声コーラスとともに、夜景を映しつつ左下に番組ロゴ、右側にスクロールでその日のニュースとプロ野球の試合結果のおさらいを流して終了していた。金曜日は「THE day」時代と同様、夜景をバックに翌日の全国の天気を流すだけだった。 1991年10月 - 1994年3月 カラーリング:NNN きょうの出来事 曲名、作曲者は不明。提クレあり15秒、提クレなし10秒 宇宙船のハッチから宇宙空間へ"NNN"(金)と光の点が飛び出していく。飛び出すと右下に地球・中央に"きょうの 出来事"(銀)、"NNN"は左上。また、"う"の1画目の点は★星になっており、そこを基点として光の点が周回している。曲の木琴がモワレするのが印象的。平日(金曜日も含む)はフェードしてスタジオへ。土・日曜はタイトルロゴが消えて提クレが入ってからスタジオへ。 当時のエンディングテーマは「いつか どこかで」(歌:倉橋ルイ子)。映像のフォーマットは平日版と金曜共に前代と変わっていない。 スタジオBGMは2種類あり、平日はオープニングテーマ曲の続き(トップニュースまで。後期はオープニング後ヘッドラインに移ったため使用時間が長くなった)、週末は「いつか どこかで」のインストバージョンが使われた(こちらはエンディングでも使用)。 『Sports News』時代に使われたオープニング(8代目 - 11代目)は、10代目と11代目のみ『Sports News』のタイトル表記がない。 1993年3月までの山形放送では週末版はOPは自社送出で日テレと同じ物を流し(スポンサーはローカルスポンサーに差し替え)、提供チェンジでは全国スポンサー表示部分を「KyoDeki」ロゴの画面に差し替えた。(音声は日テレ送出) 1994年4月 - 2002年3月 カラーリング:NNN きょうの出来事 曲名:『file』、作曲:後藤次利(タイトルロゴ担当:横尾忠則)。提クレあり15秒、提クレなし10秒 夜の都市、高層ビル群の傍を走っていく「光の点」。入り組んだ高速道路(?)の高架橋の上にもあるので、車を表しているようだ。点を上から見る視点。光の点のうち2つが空中へ舞い上がり、互いを追いかけあって、一度離れて中央で衝突。無数の光の点が発生し画面奥から飛んできて、文字の先端や点が電波のような形をした"きょうの 出来事"(金)ロゴ。"NNN"(赤)は左上。次いで提クレ。一時期金曜と週末の土曜・日曜日のみオールスポットとなったため、提クレの代わりに真ん中にウインドウが現れニュース映像1項目を表示していた。 そのあとフェードして、ビルの内側から表の風景を見る視点に。ブラインドを下ろすように転換してスタジオへ。スタジオBGMあり。この時代のオープニングはCGも音楽も転機となり、13代目以降に引き継がれた路線といえよう。2001年10月から12月までの3ヶ月間だけ、平日のみ通常通りのこのオープニング後、ブラインドを下ろすように転換した後に別のBGMと共にナレーションなしでその日の主要ニュース映像3~4項目を一挙に表示した後スタジオへ、という体制になっていた(ただし、その3ヶ月間の間に、稀に通常のオープニングスタイルに戻る日もあった)。 エンディングはその日のニュース映像が流され、最後に左上にロゴが表示される(左上を向いていたロゴが正面を向くCG。NNNロゴは無し)エンディングテーマは時期によって変更されていた。櫻井よしこが勇退する日の放送では、最後の挨拶の後にこれまでの番組での取材映像や打ち合わせの様子などが流されるとともに、本人の直筆のメッセージが表示。最後の番組ロゴ表示部分では再びスタジオに戻り、大勢の関係者からの拍手を受けつつ花束を受け取る櫻井の姿が映されて終了した。 また、それまでブルーバックであったクロージングタイトルも、この世代からはオープニングとモチーフを共有したCGとなり、光の点がない状態の夜の都市を上から見る視点において、クロージングタイトルが表示される形になっている。BGMはオープニングテーマのジャズアレンジ。但し、後期(1997年秋頃から)はキャスター挨拶とともに即番組が終了する形となった為、使われなくなった(代わりにこの後の「ZZZ」の5秒間のアイキャッチを放送していた)。 前述の通り、このオープニングは番組タイトルが『NNNきょうの出来事』(第2期)だった期間・8年間全く変わる事無く通して使われていた。歴代のオープニングで番組タイトルが使われた全期間中に一貫して放送されたのは、このオープニングだけである(但し1997年頃に提クレのフォントが変更、提供読み上げの担当が変更される等のマイナーチェンジは行われていた。提供読み上げは前期は男性アナウンサーだったが後期は女性アナウンサーに変更されている)。 ここから全国スポンサーの後提供は右上に表示されるようになった、ローカル枠冒頭での表示のため各局ではローカルニュース冒頭で各自表示する方式になっている。 2001年10月の秋改編期に平日は「オープニング後に主要ニュース映像3~4項目をナレーションなしで一挙に表示(~12月)・スタジオセットの変更・男性サブキャスター交代・ヘッドライン時の次ニュースへ切り替える時の音の変更・新お天気キャスター就任」と5ついっきに変更が行われたことから、翌年2002年春改編のオープニング・タイトルロゴデザインの変更を見越しての試験的なリニューアルか、もともと2001年秋改編でこれらとともにオープニング・タイトルロゴデザインも変更する予定だったものが予定変更で2002年春改編へ延期された可能性も考えられる。 2002年4月 - 2003年9月 カラーリング:NNN きょうの出来事 SPORTS MAX 作曲:梁邦彦(CG制作:ケネックジャパン)。提クレ・ヘッドラインあり33秒、提クレなし15秒 建物の骨格・道路・橋梁がすべて「点」で表されている都市を、電車の車窓から眺めたような風景。まずズームアウトして街並みが映る。景色は左から右へ流れ、雲の浮かぶ空は「青空→夕暮れ→月夜」と遷移し、それに併せて「TODAY'S NEWS」(青)としてニュースが3項目(2002.09までの平日版はニュース2項目、スポーツ1項目)予告される。画面中央より上にワイプ画面で表示され、簡単なキャプションが付く。 ロゴは縦書きで、"きょうの"(白地に紺)(改行)"出来事"(紺色地に白抜き、「来」の点とはらいの部分がつながっている。)、"NNN"(グレー)は上に。平日版は右下に"SPORTS MAX"のロゴも付く。提クレでBGMに女声コーラスが入る。空が月夜の段階で建物の骨格は「光の点」となっていて、CGの最後でひとつの光の点にズームインし画面が真っ白になり、スタジオへ。 スタジオBGMあり。13代目のオープニングは、オーケストラやコーラスが流れる等、此れ迄のオープニングと比べ可也豪華な印象を受ける。 週末版は「月夜」から始まる(ただし初期は平日版と同じ)。コーラスなし。 12代目の途中で一旦廃止したクロージングタイトルCGも本世代以降と同時に再開。2002.09までは、オープニング時のタイトルロゴの状態から始まり、ロゴが解体されるという形。2002.10以降は「月夜」の映像の左下に「NNNきょうの出来事 SPORTS MAX END」と小さく表示されるだけとなった。なお、あくまで「出来事 MAX」としてのクロージングのため、スポーツを実質切り離した2002.10以降も「SPORTS MAX」終了時に流されていた。 なお、週末版はキャスター挨拶とともに即番組が終了する形のため、クロージングタイトルCGはなし。 2003年10月 - 2004年9月 カラーリング:NNN きょうの出来事 SPORTS MAX 作曲:小山田圭吾(コーネリアス) (タイトルロゴ担当:タイクーングラフィックス、映像:caviar中村剛)。提クレあり35秒、提クレなし25秒 暮らしの風景を切り取った映像。画面は揺れており、複数の映像を重ねる演出が多用されている。木の梢、ビル、ハイビスカス、植物園の(?)の天井ガラス、朝食(クロワッサン・スクランブルエッグ・サラダ・コーヒーカップ)の並ぶ食卓、交差点を走り過ぎる車列、ススキ、鳥小屋、夏の庭の見える部屋の中、船着き場。 ロゴを構成する字の画が画面の四方から、ゆっくりと中央に集まってくる。"きょうの 出来事"(紺)、"NNN"(紺)は右上に。"NNN"は正式ロゴではなく、現在の報道局のエンブレムのデザインに似ている。平日版は中央下に"SPORTS MAX"も付く(2004.03まで)。"出来事"の字には赤の"LIVE"の字が隠れている(外部リンク参照)。ロゴが消えた後も"LIVE"が一瞬長く残る。 曲が特徴的で、シンセサイザー(?)・鳥の声(フクロウ・カッコウ、他)・人の声(男女)・クラクション(2種類)・エンジン音(船?)が畳み掛けており、歴代のオープニングと比べて、かなり個性的なオープニングである。 波の音とともに提クレ。スタジオBGMあり。 クロージングタイトル映像も13代目同様に存在(やはり「出来事 MAX」としてのクロージングのため、「SPORTS MAX」終了時に流されていた)したが、「SPORTS MAX」が編成上でも別番組扱いとなった2004.04以降は、週末版同様にキャスター挨拶とともに即番組が終了する形となり、事実上廃止された(以降、「SPORTS MAX」は次番組予告のない金曜日に限り独自のクロージングタイトルを出すようになっている)。 2004年10月 - 2006年9月 カラーリング:NNN きょうの出来事 作曲:梅堀淳。提クレあり12秒、提クレなし7秒 オープニングの前にヘッドライン3項目。 水玉模様の背景に画面外側から直方体が現れ、すぐに高層ビルが犇めく夜の都市の風景に変わる。道路を走っている車からの景色に見えるが、実際には低空飛行する物体からの視点(車線を無視しているので)。他の車は「光の点」で表されている(12代目オープニングの続編との印象をもたせる)。左カーブを進み、高速道路(?)の高架橋の下を通り、道路の上に被っているビルの下をそのままくぐっていく直前で、上空へ飛翔する。 画面は傾きつつ、ビルの側壁を上昇していきながら、ロゴを表示。"きょうの 出来事"(銀)、下に"NNN"(赤)は中央下よりやや左。タイトルの"事"の字の8画目(縦に貫く画)が皆既日食でのダイヤモンドリングのようだ。ビルの上空まで到達すると、ロゴは左上へ移動。提クレを表示するときに、花吹雪(?)が画面右から現れて、画面中央から波紋ができて、街並みは揺らいで見える(波紋はニュースフラッシュのときの項目名表示でも使用される)。再び波紋ができて、スタジオへ。 スタジオBGMあり。テレビ宮崎など地方局によってはローカルスポンサーになるため、提クレ時はブルーバックに企業名が表示される。 この世代ではクロージングタイトルCGは、最後の挨拶と共に即番組終了の形を取る為設定されていない(後継番組も同様)。
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194 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/15(金) 22 04 32 O ちと報告 今日、新人42歳は朝一でお断りの電話が、人事にあったらしい… 残念(*´Д`)=з で27歳の新人はしっかりきた 人事の担当者から、30分ぐらい説明をうけると、 もう仕事している…しかも、既に営業かけて2万うりあげた どうやら、手がかからない即戦力を手に入れたようだ(^_^) ラッキーでした 195 :ほんわか名無しさん:2007/06/15(金) 22 08 41 0 日記はチラシの裏へ 196 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/15(金) 22 17 51 O 195乙 誰もいないね 197 :ほんわか名無しさん:2007/06/15(金) 22 30 10 O 196 只今、ラピュタ中・・・ ッてことで、 ノシ 198 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/15(金) 22 59 11 O 疲れた( . )y- 又、来る ノシ 200 :Ley ◆V3Nb.Hj2CM :2007/06/15(金) 23 47 53 0 こんばんは。。。 明日も頑張っていこうね(^-^) 201 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 00 13 06 O 197さん ラピュタは僕も見てましたよ(^_^) たまにみると面白いですね 200Leyさん 乙であります 202 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 00 15 16 O 200 おひさ~! おにぎりワッショイよこせや!!ΣΞ( `Д´)ノ ゴラー 203 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 00 47 51 O 198四つ葉さん 彼女さんと、今日はどうだったんでしょう? 204 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 01 09 37 O 203 忠兄さんこんばんはm(__)m お泊りに来てますよ(//∀//) 205 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 01 10 22 O だ・誰か・・・。 おにぎりワッショイく・下さい。お願いします。m(_ _)m 206 :ヘルパーりか:2007/06/16(土) 01 35 12 O 204四つ葉さん、 205名無しさん、こんばんは☆ 四つ葉さん、彼女、来てるんだ(o^∀^o)良かったね☆(≧∇≦)この前は、体調崩して本調子じゃなかったから、今日は挽回しなきゃね!(b^ー°) 207 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 01 36 11 O 205さん こんばんはm(__)m 何故? 208 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 01 38 37 O 206 りか姉さんこんばんはm(__)m 今日は、挽回済み(´▽`*;)ましたよ~ 209 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 01 38 46 O 205 腹へたか 210 :ヘルパーりか:2007/06/16(土) 01 41 36 O 208こんばんは☆彼女とラブラブしてなくて良いのかい(o^∀^o) 211 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 01 44 54 O 210 (////)仲良くしたので戻ってきたですw 212 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 01 45 54 O 206 ヘルパーりかさん 207 四つ葉さん これは、御丁寧に…。こんばんはm(_ _)m ただ、意味もなく好きなのです。。。 おにぎりワッショイが…。日本人が、お米を好きな様に 無性にワッショイが見たくなったのです。 リンクでも構いません。おにぎりワッショイお願いします。m(_ _)m 213 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 01 50 15 O そう言えば…おにーにわっしょいやってた希ガスw 最近見たような(考え中) 214 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 01 59 09 0 皆さん、おばんです! つか、こんな時間に 「お邪魔します」 215 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 00 25 0 最近、良い感じですね。 (^^)/ 216 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 01 20 O 214 銭形さんこんばんはm(__)m 217 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 03 59 0 216四つ葉さん おばんです。 明日はお休みでしょうか? 218 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 07 12 O 217 貧乏暇なし 明日も仕事ですよ(;^_^A 夜は、あまり睡眠時間少ないたちなんで… 219 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 15 31 0 じゃ、早く寝なくては? 睡眠時間は取った方が・・・ て、言えた私じゃないですね。 でも私は年齢から来る物で、 四つ葉さんの場合はまだまだ日中が辛いのでは? 220 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 16 21 O 212さん すいませんm(__)m 俺が見た おにぎり~が 212さんの言ってるのか…自信ないです。 221 :ヘルパーりか:2007/06/16(土) 02 16 55 O 212名無しさん、 217銭形さん、 218四つ葉さん、こんばんは(o^∀^o) 212名無しさん、うちの旦那が今、帰ってきたからもしかしたら、おにぎりわっしょい貼ってくれるかも(o^∀^o) 217とっつあん、夜更かしさんですね(o^∀^o)明日は、お休みですか(*^o^*) 218四つ葉さん、眠り浅くて済むんだ(o^∀^o)私、子どもできてから、前より眠気が↑して(^。^;) 222 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 02 20 40 O 213 発見しました。 39でつね…。 しかし、違うのです。おにーにでは、おにぎりの迫力は でないのです!!! ・・・頭のおかしい奴みたくなってますね。 すみません。自分で探しに行ってみます。お騒がせしました。m(_ _)m 223 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 21 16 O 219 そうなんですよねf^_^; ずっと、3時癖があるんで… よほど、辛くなればもっと早く眠れるんですが… 日中は、意外に平気ですよo(^-^)o頭も冴えるし 224 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 23 56 0 221りかさん おばんです! 明日(土曜)はお休みです♪ でも主婦業で一日つぶれそうであります。 日曜は勤務表上は休みですが、コッソリ仕事して期末。 あらあら、「おにぎり」さん、そんな事有りませんよ! 何時でもこのスレで楽しんで下さいませ。 225 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 25 11 O おにぎりわっしょい……。 あの方の情熱を燃やす…凄い物だったんですね…。 226 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 02 26 10 0 205 _ □□ \\ ____| ̄|_ _____ \\__ | ̄| | ̄| // \\ |____ __| |____| | ̄_ ____| | | | | // \\ / | _____  ̄ ̄\\__ | | .| | // \\ / /| .| |____| | ̄ ̄ ___|  ̄_/ | / \\/ / | .|  ̄ ̄^\\ |___/// << /)■\ /■\ /■(\ >> << | | ´∀`) ◯( ´∀` )◯ (´∀` | | >> << ( ) \ / ( ) >> << / /) ) |⌒I │ ( (\ \ >> << (__)〈__つ (_) ノ (__,,〉(__) >> //______ __ ___ \\\ //| ___ | |__| | | / ̄|\\ //|_| | | _ _ _ .| ̄ ̄| / / | ̄ ̄| / /\\ // _/ / | || | .| |  ̄ ̄ / / | ̄ | | |\\\ ///|__/  ̄// | ̄ ̄ / | ̄ | .|/| .| \\  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ 227 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 02 26 46 O 221 ありがとう御座います。m(_ _)m 楽しみに待ってます。が、いつもご迷惑かける訳にも いきませんので、自分でも探索してみます。出来れば 何処を探せばよいのか教えてほしいです。お願いばか りですみません。m(_ _)m 228 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 26 58 0 223四つ葉さん 私は2ch始めた頃は 23:00 がリミットでしたよ。 最近ですよ、夜更かしになったのは・・・ 229 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 28 25 0 226忠さん 乙! であります。 230 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 02 29 27 O 226 有り難う御座います。(T_T)感動しました・・・ ワッショイぶりに・・・ 231 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 29 41 O 227さんうえ 232 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 02 29 57 0 ご希望の品お届けしますた 銭形さん 四つ葉さん 夜遅くにお疲れ様です 四つ葉さん、彼女さんとラブラブですね 詳しい報告が聞けなくてざんねんでありますが 幸せそうでよかったです では、皆様、ぼちぼちオイラは寝ますノシ 233 :ヘルパーりか:2007/06/16(土) 02 31 35 O 222名無しさん、きり番ゲットおめでとさんです♪今、横で旦那がおにぎりを張り付け… 四つ葉さん、もう彼女は寝ちゃったの?添い寝してあげなきゃね♪ とっつあん、主婦業の上に休日出勤…(^^;)体、大事大事にして下さいね 234 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 31 49 O 感動しての亀レス(・ω・`;) でも よかった。 忠兄さん乙ですm(__)m 235 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 32 44 0 忠さん ノシ それでは私も、寝落ちであります。 素敵な夢を、希望の明日を・・・ all ノシ 236 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 02 34 12 0 りかさん ありがとう ノシ 237 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 38 03 O 233 f^_^; 今、二人で温まって見てます。 もう少し、俺に付き合いって起きててくれるそうです。 それでは、そろそろ… 皆さん、お休みなさいノシ 238 : ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 02 52 53 O 皆様が寝たようなので、少しだけお邪魔します。 寝た後で、変ですが おやすみなさい。今日の朝の始まりも、皆様にとって良い始まりの一日でありますように。 239 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 07 52 11 O おはようございますm(__)m 240 :Ley ◆V3Nb.Hj2CM :2007/06/16(土) 09 47 21 0 皆さん、おはようございます・・・ 銭型さん、おひさです!主婦業を頑張ってください 241 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 11 19 41 O 227さん おにぎりでググってみてください(^-^)/ 235銭形さんも、ゆっくり寝れるといいですね(=^▽^=) 四つ葉さん 朝強いですね(・ω・) 体大丈夫ですか? 240Leyさん おはようございます。 242 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 12 35 41 O 240 Leyさんこんにちはm(__)m 241 忠兄さん乙ですm(__)m 体の調子は、悪くないですよw(´∀`) 243 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 13 00 41 O 四つ葉さんお疲れさまです 今日は彼女さんに起こしてもらったりとか、したんじゃないんですか(=^▽^=) 244 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 13 14 11 O 243 イエイエf^_^; 俺の方が先に起きたんで、ギリギリ迄 寝ててもらいましたw 朝食、用意して 少し書類に目通してたら眠そうに起きて来ました(●´∀`●) 245 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 13 43 53 O 四つ葉さんが、寝てる彼女さんに朝食作った… 暑いねぇ 熱いねぇ 厚いねぇ(σ・∀・)σ火傷しそうでつね ところで四つ葉さん、今日の朝食のメニューはなんだったのでしょうか 246 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 13 57 16 O (////) 簡単な物だけですよ。 胡瓜の塩揉みしたの、味付けノリ、御飯、ワカメのみそ汁、焼鮭、温野菜サラダ。この中で作ったのは、焼鮭(焼いただけ)温野菜(レンジでチーン) 後は、彼女が作ってくれたのを温め直して 用意終了(^-^ゞ でも お昼のお弁当作って貰いました(*^□^*) 247 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 15 11 17 O (///) 248 : ◆hr2E79FCuo :2007/06/16(土) 15 20 45 0 みなさん、こんにちはw 明日は父の日 家族でどこに出かけるか迷ってます 四葉さん はじめまして 胡瓜の塩もみは昆布茶をまぶしてみるとおいしいですよ ではまたwww 249 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 15 38 26 O 246四つ葉さん ご馳走じゃありませんか(≧▽≦)ゞたべたーい 248お久しぶりです 250 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 16 30 33 0 248さん お久! であります♪ 懐かしい人の顔出し、嬉しいですね。 そう言えばneroさん 釣り&家族サービスに没頭でしょうか・・ 最近見かけませんね。ちょと寂しいであります。 【チラシの裏】 漸く本日の主婦業終了。8時間もかかりますた。 最後にスーパーへ食料の買出しに行ったら、女房の親しい友達にバッタリ、 「あ、こんにちわ・・」と言ったきり次の言葉が出せなかった。 もう、それだけで『うるっ』と来ちゃって、一言でも喋ったらその場で涙が溢れ落ちそうになったから・・・ 「うん、うん」って生返事ばかりした上、早くその場を離れたくて・・・ さぞ、不審に思った事だろう。 【チラシの裏】・・・終り 251 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 16 58 20 O (T_T)何かわかる… 252 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 17 05 06 O 248さんはじめましてm(__)m 昆布茶 ですね。彼女に教えるです。 249忠兄さん乙です。 温めただけですよf^_^; 250銭形さん主婦業乙です。 253 :Q:2007/06/16(土) 17 12 03 0 とっつあん、不審には思ってないでしょ むしろ、気持ちくんでくれたんじゃないのかな 254 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 17 32 35 O 253四つ葉さん了解(*^ー^)ノ でも、彼女さん喜んだんじゃないのかな 254Qさん こんちわ 銭形さんの書き込み… 気持ちが伝わってきて(T_T)泣けます 255 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 17 33 38 O 安価ミスった…(´・ω・`) 256 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 18 01 21 O 255 ある。ある。携帯からだとよくずれたりしますね(*^- )ノ おにぎりでググッて参ります。ありがとうございました。 今朝?昨年は、お疲れのところご迷惑お掛けしましたm(_ _)m なにか、おにぎりワッショイ中毒になってしまったみたいで…。 他の皆様方にも、ご迷惑お掛けしましたm(_ _)m。 行って参りやす ノシ 257 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 18 05 17 O アゲてしまった・・・orz 失敗・失敗・・・Death!! 逝ってきます。(屮゜Д゜)屮 グワー 258 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 18 06 22 0 251忠さん 乙! 252四つ葉さん 空気嫁ないチラ裏で申し訳無い。 253Qさん ありがとうございます。 私はQさんの肝臓が心配です。 飲み過ぎには気を付けて下さいませ。 ちょと落ちます。 259 :銭形 ◆TBJrpfIhBE :2007/06/16(土) 18 09 33 0 256さん 逝くな!! マジでこのスレに常駐すれば・・・ 私は大歓迎! 260 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 18 14 05 O 256さん おにぎりワッショイは僕も好きですよ(^_^) 銭形さんの言われるように、このスレに、気が向いたら遊び来て下さい 261 :ほんわか名無しさん:2007/06/16(土) 18 16 35 O 259 ありがとうございます。m(_ _)m しかし、わたくしは基本的にはコチラのスレではROM専門椰子 で御座いますので、ほのぼの皆様のカキコROMらせて頂きまつ。 ・・・(*^_^*) 262 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 18 32 22 O (*^-^)_旦~旦~旦~旦~ 折角ですので 茶でも飲んで行って下さいな 263 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 18 36 21 O Qさん乙ですm(__)m 258銭形さん そんなとんでもないです。シミジミ見させて頂きました。 261おにぎりさん忠兄さんの言う通りo(^-^)o 又、来て下さいw おにぎりさんのおかげで迫力ある(^ω^)わっしょいを汁事でき松たw 264 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 18 46 06 O 昨夜、あだ名が、おにぎりさんになったみたいですね(^_^) 昨日家に帰ったら、妻も、おにぎりさんって言ってましたんで 265 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 18 47 18 O 調度、一休み中 (´ω`) つ旦~と 頂きます。 早く帰りたいな…。 266 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 18 50 18 O 264 忠兄さん(´ω`)あの方は、もうおにぎりさん以外の何者でもなくなりましたne 267 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 18 56 06 O 265四つ葉さん 今日は残業ですか? 268 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 19 04 21 O 267忠兄さん…(´ω`) サービス残業中です。新人さんが、分からない所があるからと…夕飯付けますと言ってくれたんですが…早く帰りたいから、それは、お断りしました。 彼女の夕飯の方が待ち通しい(T-T) 269 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 19 12 30 O さて、俺も逝くとしますか。真面目モード入れて ノシ 又来ます。 270 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 19 25 12 O 268彼女の晩御飯は魅力いっぱいですね 新人は真面目な子で良かったじゃないですか(*^-^)b やる気あるみたいだし、しっかり面倒みなきゃねヾ(≧∇≦*)ゝ 271 :四つ葉 ◆zlxhf//J0E :2007/06/16(土) 20 08 27 O 270 魅力的な夕飯目指して帰宅致します。 (-^▽^-) 272 :忠 ◆fcgO3dgpEY :2007/06/16(土) 20 26 16 O 道中気をつけて(^-^)/
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中島先生は右京の射を見て『…めんどくせぇ』と呟き、おかちゃんの方に行って指導を始めた 神は自然に弓返りができるようになった 『おお俺、自然に弓返り出来るようになったから……』とよく言う 円相を作った後、ケツを振った 彼の射は自己流だが未完成である。新井や関山の様に完成されていない 片居木()杯にて石塚が中てた時中島先生は嬉しそうな顔をし、神が外した時中島先生はそっぽを向いた 射場で滑った時に皆で「ダンスしてるぞ」と言ったら、神は『ダンスじゃない、舞だ』と強調してきた 神が1射目を引くと必ずと言っていいほど、中島先生の「何それ〜」が飛んでくる チーム練、大前の人の離れに自分の矢が絡まれると、「失礼しました」とは言わず、『お、おぅ』と言う 今日の一本目、案の定中島先生に「何それ〜」と言われた 神の射を見た中島先生は遂に「もういっか」と言ってしまった 片居木先生の一言「どうせ中らねぇんだから、フォームくらいはしっかりしろ!」神の心に大きな穴を空けた 片居木先生のもう一言「何だその離れは!そんな離れ80歳の人だってしねぇぞ!そんな離れは90歳の離れだ!」神はどん底に突き落とされた
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第35話 第36話 第37話 サブタイトル:帰ってきたウルトラマン 夜を蹴ちらせ ドラキュラス 収録:帰ってきたウルトラ怪獣名鑑3 地球頂きます!編 解説ブックレットより ●帰ってきたウルトラマン第36話(製作No.36)1971年12月10日放映 ●登場宇宙人・怪獣:吸血宇宙星人ドラキュラス ●吸血鬼事件が頻繁に発生し、MAT隊員による捜査の結果、ドラキュラスと判明。MATに宇宙船を攻撃され、コウモリの外見をした巨大怪獣へと変身、毒霧や怪光線を吐き新マンのエネルギーをも吸いとってしまう。と言うストーリーの展開です。 っこでドラキュラスのスーツ造型及び仕掛けを解説します。ドラキュラスを覆っている毛は装飾やオモチャに使われている毛並みの長い縫いぐるみ用の生地を使用。ドラキュラスの肉付けされた身体に丁寧に張り合わせていきます。中に入る俳優のアクションに合わせ細かく神経を使う作業の一つです。口から吐く毒霧の仕掛は、ドラキュラスの後頭部の空間に電磁弁が付いた極小タンクを仕掛けドラキュラスのアクションに合わせラジコンのスイッチをON、弁が開き白色のガスが噴射(自動車の冷房に使うガス)します。新マンの肩へドラキュラスのキバが食い込むシーンエンスは皆様がお知りと思います。外国映画やアクションドラマに使われるナイフの仕掛を利用しました。キバが肩に食い込むにつれてキバの先端が徐々にキバの中へ入っていく仕掛けです。現に使われているいろいろな道具や仕掛け物を工夫し利用しました。 特殊技術 佐川和夫氏 補足 ドラキュラスはアメリカのアニメにありがちな顔に思えます。エースのルナチクスと並べてみたい。 さて、ジオラマは、出来自体は特に悪くないけれど、怪獣自体にあまり人気というか、インパクトがないため、よっぽどのファンでないと印象に残らない…ドラキュラスは、ある意味、「帰名鑑」を象徴しているような存在かも。エピソード自体も侵略宇宙人モノとしては怪談話的で整合性に欠け、中途半端な印象でした。制作していた人達も、次の「ウルトラマン夕陽に死す」の方に頭がいっていたのかもしれませんね。 第35話 第36話 第37話 サブタイトル:帰ってきたウルトラマン
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秋めいてきたね 20120907 畑を貸ししてくれている、ヨットの先輩でウチから6キロ位の山あいに住んでる人だけど、「俺達は2年位で引っ越しするかも知れないけど、その後入る? 家賃は28000円だし、元農家だから300坪くらいある。 風呂やトイレも自分が改修したし、敷金や保証金など何も要らない、ボロいけど静かでいいよ」 と 後釜に指名してくれたんだよ。 毎週のように通って畑作業しては、家に上がってお茶を頂いてるんだけど、オーバーに言うと、芭蕉が住んでいたような庵かな?あんな感じが好きだなぁ…。 海抜はここと同じ30mくらい。海からは遠いから津波も心配ないし。 もっとも東南海地震などを煽るのは、予算のぶんどりや政治的な意味合いの扇動のような気がするね。 政治とマスコミは信用出来ないから…。 水道の他に井戸もあるから、スイカを冷やせるね。 欠点はテレビが映らない!山あいだから仕方ないね。 BSしか見られないのは残念だけど、テレビも見なくなってきたけど。 ここに住めれば最高に嬉しい! 福島原発で働いていた友達の寺島さんは「一部屋貸してよ」と言ってるし、僕もそうしたいと思っています。 彼は農業が詳しいしマメに動くから貴重な存在。 何かと助け合い出来そうだよ。 こちらの今日は、朝から晴れて爽やかな陽気です。 でも夜中から土日と雨かも? 明日朝から、 4人で伊豆大島に6~7時間かけて1泊クルージングに出かけます。 乗組員仲間で、まだ1泊クルージングした経験の無い人が、とても楽しみにしているので…。 今回はいつもの波浮の港(はぶのみなと)じゃなく、僕も初めての、島の西側で元町や空港の近くです。 雨でないといいな。 やっぱりみんなとワイワイお喋りが楽しいよ。 帰ったらスカイプしようか…。 つぶやきごろう
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ゆっくりたちの朝は遅い。 太陽が昇り気温が高くなってから、ようやく寝床から起き上がり活動を始める。 体の大きさの割に大食らいであるゆっくりにとって、朝が遅い=狩りの時間が短くなる=食事の量が減ることである。 しかし、たとえ集められる餌が減ったとしても、ゆっくりは存分に睡眠を楽しみ、心ゆくまでゆっくりする。 ゆっくりすること。それこそがゆっくりにとって最高の幸福であり、生涯を賭して追求すべきものであるからだ。 「ゆっくりおはよう、れいむ!」 「ゆっくりおはよう、まりさ!」 都会。 住みよいとは決して言えないコンクリートジャングルにも、ゆっくりたちは根付き数をネズミ算式に増やしている。 ゆっくりは雨さえ耐えられない脆弱な体の持ち主だが、それを埋め合わせるかのように旺盛な繁殖力と簡単な社会構造を有する。 一年中たくさんの子どもを産めること。そして子どもをある程度計画的に育てられること。 この二つがなければ、ゆっくりはとっくの昔に絶滅していたことだろう。 今、シャッターを降ろしたキャバレーの裏にある段ボールから、二匹のゆっくりが這いだしてきた。 まりさとれいむという、最近街を歩いていれば五分に一回は見かけるであろうゆっくりたちのスタンダードなカップルだ。 二匹は横倒しになった段ボールの巣から姿を現すと、まずは朝の挨拶をしながらすりすりする。 ゆっくりとお互いの温かな饅頭皮の感触を味わってから、続いて太陽の光を浴びる。 「ゆわぁ……たいようさん、きょうもあったかいよぉ…………」 「ゆっくりできるよ…………。ぽかぽかして、きもちいいよぉ…………」 店の裏に差し込む日光など、たいした量ではない。 しかし、二匹にとってひなたぼっこそのものがとてもゆっくりできるのだ。 起きてからここまでの所要時間は五分。長い前振りがあってから、ようやくまりさとれいむは動き出す。 「きょうもおちびちゃんのためにいちにちがんばろうねっ」 「そうだね。かわいいかわいいおちびちゃんのためなられいむ、いっぱいがんばれるよ」 まりさとれいむはそろって後ろを見る。 段ボールの巣の奥には、置き忘れられたタオルを使って作られたベッドがある。 最悪地べたに直接寝なければならない野良ゆっくりにとって、それはまさに憧れの寝具だ。 「ゆぷ~……ゆぴ~……ゆぷ~…………」 「ゆぅ……むーちゃ……むーちゃ……しゅりゅ……よ…………」 ベッドの中には、二匹が自分の命よりも大事にしてきた赤ちゃんゆっくりがいた。 都会の真ん中で生活する赤ゆっくりだが、まだ帽子もリボンもきれいだし、ぷくぷくと太っていて健康そうだ。 タオルにくるまって寄り添いながら眠る姿を一目見れば、いかに両親に愛されてきたのかが人間でも分かる。 饅頭皮を膨らませながら寝息を立てる長女れいむ。 小さな口をむーちゃむーちゃと動かしながら、よだれを垂らしている長女まりさ。 「ゆふふ……れいみゅ……しょんなにたべれにゃいよぉ…………」 「まりちゃがみちゅけた……あみゃあみゃ……なのじぇ………おかあしゃんと……おとうしゃんにも……あげりゅのじぇ…………」 楽しい夢に顔をほころばせて、くすくす笑っている次女れいむ。 にやけながらもキリッとした顔で寝言を言っている次女まりさ。 全部で四匹。奇跡的に一匹も欠けることなく育ってくれた。 まりさの目が、まばゆい宝石を見るかのように細められる。 最初は「ゆーゆー」「ゆあー」「ゆーう?」と鳴くことしかできなかったおちびちゃん。 小さくて小さくて、すりすりするのもぺろぺろするのも用心しながらしたものだ。 何をしても一緒についてきて、狩りに出かけなければならない時は「ゆぅー!ゆぅー!」と泣かれた。 取ってきた草をかみ砕き、柔らかな粥のようにしてから口移しで食べさせた。 小さなお口の感触と、「むーちゃむーちゃ!ゆぅー!」と喜んでくれる顔に、すごくゆっくりできた。 タオルの中でぽとぽととうんうんをしてしまい泣かれたが、不思議と片づけることが不快ではなかった。 そして今では「おとうしゃん!いっちょにゆっくちちようにぇ!」と喋れるようにもなった。 まりさにとって、赤ゆっくりたちはゆん生最大の宝物だった。 「ゆぅ~ん。れいむのおちびちゃん、すごくかわいいよお。とってもゆっくりしてるよお」 「そうだね。おちびちゃんたちはまりさたちのあいのけっしょうだよ。ぜったいにしあわせーにしてあげるからね」 その気持ちは番のれいむも同じだった。 動物園を拠点にした野良ゆっくりの群れで生まれ育った二匹は、幼なじみだったこともあって当然のように番になった。 今までずっと、苦労とゆっくりを分かち合ってきた大切なパートナーだ。 そんなれいむが、まりさの為にかわいい赤ちゃんを産んでくれた。 ただのまりさだった自分が、すっきりという素敵なことを経てお父さんになれた。 野良の生活は辛い。ゆっくりできないことも沢山ある。いつ永遠にゆっくりしてしまうか分からない。 それでも、今この瞬間、父親としての使命感に燃えたまりさは確かにゆっくりしていた。 「おちびちゃん、まっててね。おかあさんたちがいまからごはんをさがしてくるからね」 「おきたらみんなでごはんだよ。いっしょにゆっくりむーしゃむーしゃしようね」 夢の中でゆっくりしている我が子を巣に残し、二匹は裏道を通って空き地へと向かう。 朝食をこれから見つけなくてはならない。 季節は梅雨。真冬と違い、すぐに餌を帽子にいっぱい集められることだろう。 「ゆーしょゆーしょ。くささん、ゆっくりしてないでぬけてね」 「びーりびーり。くささん、はっぱをもらうよ。おちびちゃんのあさごはんにするからね」 狩りとは言い換えれば、ただの草むしりである。 逃げ回るしサイズも小さい昆虫を目を凝らして探すよりは、草を集めた方が手っ取り早い。 二匹はせっせと、空き地に生えた雑草を集めることに精を出す。 まりさは自慢の膂力をいかして雑草の茎を咥え、根っこから引っこ抜こうとふんばる。 一方れいむは子どもたちの為に、味の良い草を見繕っては柔らかい葉の部分を千切っている。 都会に住むからといって、ゆっくりたちが人間と同じものを食べていると考えるならば、それは誤りだ。 そもそも、山野に住む野生のゆっくりがどんなものを食べているか想像して欲しい。 ゆっくりたちの食べ物は野草、木の実、昆虫など、雑食だがやや草食に偏っている。 種類は少なく美味ではないが、雑草は都会のゆっくりの貴重な餌である。 ゴミを漁ったり人間にたかるゆっくりもいないことはないが、それは都会の膨大な数の野良ゆっくりのほんのごく一部だ。 乾燥させられた雑草の束は、ゆっくりの間では通貨として使われることさえある。 大多数の人間も雑草を抜いて食べている限り、ゆっくりを駆除することもない。 「ゆっ!いもむしさんだよ。ごちそうだね!おちびちゃんきっとよろこぶよっ!」 まりさの目の前を、大きな緑色のイモムシが体をくねらせて逃げている。 すぐにまりさはイモムシの頭に噛み付いて潰し、その動きを封じる。 じゅっとイモムシの体液が溢れ出し、舌に触れると懐かしい美味しさが餡子に電流のように流れる。 子ゆっくりの頃、狩りの得意な父まりさが捕まえてきてくれたイモムシの味だ。 そのままぱくりと口に放り込んでむーしゃむーしゃしたい誘惑にかられたが、まりさは我慢して口から出すと抜いた雑草の上に置く。 これはおちびちゃんにあげるごちそうだ。きっと喜んでくれるよね。 子どもたちの喜ぶ顔が、まりさに今日を生きる活力を与える。 「ゆっ!まりさ、ゆっくりおはよう!ゆっくりしていってね!」 狩りに熱中するまりさたちに、声がかけられた。 空き地にありすとぱちゅりーの二匹のゆっくりが入ってくるところだった。 「ゆゆっ!ありすだね。ゆっくりおはよう。ゆっくりしていってね!」 「むきゅ。ふたりともおはようなのだわ。ゆっくりしてってね!」 「ぱちゅりーもおはよう。ゆっくりしていってね!」 二匹はまりさたちのお家から少し離れた、コンビニの裏を巣にしているご近所さんだ。 商店街に住むゆっくりたちは群れを作っていないが、皆なかよしで助け合いの精神を持っている。 空き地は共同の狩り場であり、商店街のゆっくりならば誰が草を取ってもいいが、取りすぎは禁物である。 ここのゆっくりたちは気性も穏やかでゆっくりとしており、でいぶやゲスまりさもいないので空き地が独り占めにされることもない。 「まりさたちはあさからがんばってるわね。とってもとかいはですてきだわ」 「ゆっへん!まりさはおちびちゃんたちのおとうさんなんだよ。これくらいとうっぜんっだよ!」 ありすの誉め言葉に、あっさりとまりさは気をよくして胸を張る。 まりさは、自分がおちびちゃんたちのお父さんであることを人一倍誇りにしていた。 自分を育ててくれた立派な父まりさのようになれたことが、まりさは嬉しくてしょうがない。 図らずも、ありすの言葉はまりさにとってツボを押さえたものだった。 父親らしい堂々とした態度に、側にいたれいむは改めて惚れ直す。 「ゆーん!まりさあ。れいむすごくうれしいよお。すーりすーり!」 「ゆっゆっ!すーりすーり!れいむとすーりすーりするととってもゆっくりだよ!ゆっくりー!」 朝から熱々なカップルを見せつけるまりさとれいむ。 二匹は初々しい子まりさと子れいむであるかのように、見つめ合ってからすーりすーり、再び見つめ合ってすーりすーりを繰り返している。 「むきゅきゅ。あまりじゃまをしないほうがいいみたいね」 「そうね。おじゃまむしのありすたちはたいさんするわ。ゆっくりがんばってね! 空気を読むありすとぱちゅりーは、二匹に苦笑しながらそっとその場を離れた。 少し離れた場所で草むしりを始めようとしたのだ。 隣人の気遣いにも気づかず、まりさとれいむはしばらくの間、新婚さんのような熱いちゅっちゅを交わしていたのだった。 父まりさから狩りの特訓を受けたまりさによって、すぐに帽子の中は取りたての雑草でいっぱいになった。 イモムシが三匹も見つかった今日は大収穫と言ってもいい。 まりさとれいむは意気揚々と、子どもたちの待つ段ボールハウスに帰還する。 これは帰宅ではない。子どもたちのために戦利品を手にしたゆっくりの凱旋だ。 「ただいま!おちびちゃん!ゆっくりいいこにしてた?」 「おちびちゃん!おかあさんとおとうさんがかえってきたよ!ゆっくりしようね!」 待ちきれないとばかりに、ぴょんぴょんとタオルのベッドから飛び出してくる子どもたち。 「ゆっくちおはよう!おかあしゃん!ゆっくちちていってにぇ!」 「ゆっくちちてたよ!ゆっくちー!ごはんしゃん!ごはんしゃん!」 「ゆーん!おとうしゃん、おはようなのじぇ!まりしゃいいこにしてたのじぇ!」 「ゆっくちおはよう!おかあしゃん、おとうしゃん、れいみゅもうおなかぺこぺこだよ!ごはんしゃんにちようにぇ!」 四匹とも、まだ小さな赤ちゃんゆっくりだ。 一瞬たりともじっとしていないその体には、元気な餡子がいっぱいに詰まっている。 きらきらと輝く瞳は、世界中のすべてと一緒にゆっくりできると信じきっている。 子どもたちはれいむはもみあげを、まりさはお下げをぶんぶんと振り回して元気よく朝の挨拶だ。 「ゆふふっ。だいじょうぶだよ。きょうもいっぱいおいしいくささんをとってきたからね!」 「いもむしさんもあるよ!やわらかーでとってもおいしいよ!」 明るくゆっくりした子どもたちの声に、まりさとれいむの疲れは一瞬で吹っ飛んでしまった。 寂しがりで臆病なゆっくりは、仲間を求めて一緒にゆっくりしたいという欲求がとても強い。 だからゆっくりは番になり、すっきりして赤ちゃんを作る。 赤ちゃんこそ、ゆっくりがゆっくりできる一番の宝なのだ。 それを目の前にしたまりさとれいむは、幸せで餡子がほくほくに温まっていくのを感じた。 お日様の光よりもずっとあったかいよ。 おちびちゃんが側にいるだけで、こんなに幸せになれるなんて夢みたいだよ。 「ゆーん!いもむししゃん!れいみゅしゅごくうれちい!ありがちょうにぇ!」 「ゆっ……くさしゃん……ちょっとにがにがでおいちくないにぇ……」 「まりちゃ……ゆめでみちゃあみゃあみゃしゃんが……たべたかったのじぇ…」 長女れいむはイモムシというごちそうに目を輝かせたが、次女れいむと次女まりさはやや浮かない顔をしている。 確かに、汁気たっぷりのイモムシに比べれば、雑草は繊維質で味も苦い。 一番苦い茎や根は両親が食べてあげるのだが、それでも赤ちゃんゆっくりには雑草の苦さはきついものがあるのだろう。 まりさたちは一度だけ、捨ててあったドーナツをみんなでかじったことがある。 あの砂糖がたっぷりとかかった、ふんわりとしていい匂いのするあまあまは、ゆん生で最高の食事だった。 忘れようとしても忘れられるものではなかった。次女まりさが夢に見るのも無理はない。 しかし、すぐに長女たちが二匹をたしなめる。 「ゆぅ!だみぇだよ。おかあしゃんとおとうしゃんがゆっくちちないでとってきてくれたごはんしゃんだよ!もんくはめっ!だよ!」 「しょうだよ!あみゃあみゃしゃんはおいわいのときのごちそうにゃんだよ!いつもむーちゃむーちゃちたらおくちがおかちくなっちゃうよ!」 「……そうだにぇ。ごめんなしゃい、おとうしゃん、おかあしゃん……」 「ゆん!まりちゃはいけないゆっくちなのじぇ!ごめんなしゃい!」 何とも仲の良い一家だ。 長女二匹が注意すれば、あっさりと次女たちは両親に謝る。 次女二匹も分かっているのだ。 雑草に少量の昆虫というメニューが自分たちの主食であること。そしてあまあまなんてものはめったに手に入らないものであること。 わがままが怒られ、れいむはもみあげを振るわせ、まりさは帽子を目深にかぶってしゅんとしてしまった。 「ゆーん!おちびちゃんたちはとってもいいこだね。ありがとう、おねえさんまりさにおねえさんれいむ。おかあさんはうれしいよ!」 「おちびちゃん、いつもくささんでごめんね。こんどはあまあまなきのみさんをみつけてくるからね。すーりすーり」 子どもたちの素直な様子に、まりさとれいむは喜ぶ。 気だてがよく妹の面倒を見るお姉さん。ちょっとわがままだけど、注意されればちゃんと謝れる妹。 これ以上望むものもない、理想の家族だ。 まりさはにこにこ笑いながら、しおらしくしている次女れいむと次女まりさにすりすりしてあげる。 あっという間に、二匹の機嫌は直ってしまった。 「ゆぁぁ……おとうしゃんのほっぺ、あったかくておおきくてゆっくちちてりゅよぉ……」 「しゅーりしゅーり、ゆっくちー!まりちゃとってもゆっくちなのじぇ!うれちいのじぇ!」 だが、それを見て黙っていられないのがお姉さんたちだ。 まだ長女たちも両親に甘えたい盛りである。 「じゅるい!れいみゅもしゅーりしゅーりしちゃい!しゅーりしゅーりしゅりゅ!」 「まりしゃもしゅりゅ!しゅーりしゅーりちてゆっくちちたい!」 「はいはい、おかあさんがぺーろぺーろしてあげるよ。ぺーろぺーろ。ゆっくりできるよね?」 と、そこでれいむが仲裁に入る。 れいむは大きくてあったかい舌で、口々に羨ましがるお姉さんの頬を優しく舐めてあげる。 ぺーろぺーろ、とれいむがしてあれば、長女れいむと長女まりさも一瞬で満足だ。 「ゆぅーん!きもちいいにぇ!おかあしゃんにもちてあげりゅよ。ぺーりょぺーりょ!」 「ぺーりょぺーりょ!おかあしゃんのほっぺたゆっくちちてておいちいにぇ!」 しばらくの間まりさの家族は、食事を取ることも忘れてゆっくりしたスキンシップを満喫していた。 やがて、まりさが帽子から今日取ってきた草を取り出し、各自の前に等分して置く。 特に育ち盛りの子どもたちは、慎重に量が同じになるようにした。多い少ないで喧嘩が起こればゆっくりできないからだ。 子どもたちは雑草の上に置かれたイモムシに「わきゅわきゅ♪」と口に出してうずうずしている。 早く小さなお口いっぱいに幸せを頬張りたいという気持ちがよく分かる。 「それじゃあいくよ!」 「いっしょにいおうね!」 両親が音頭を取って、家族は一斉に食事を始める。 「「ゆっくりいただきます!」」 「「「「ゆっくちいただきましゅ!」」」」 まりさとれいむは、新鮮な雑草の葉っぱを舌で掴み、口に放り込む。 子どもたちは我先にと顔を雑草とイモムシの山に突っ込み、顔中を口にしてその二つにかぶりつく。 「「むーしゃむーしゃ…………」」 「「「「むーちゃ!むーちゃ!……」」」」 もーぐもーぐと噛めば、歯の間から草の汁がにじみ出してくる。 ちょっと苦いけれど、慣れてくるとこれはこれですっきりとした後味が悪くない。 イモムシは香りがよく、食感も最高だ。 家族は一同で、ご飯を食べられるゆっくりに浸ろうとしていた。 ごくりと飲み下せば、「しあわせー!」「ちあわしぇー!」の声がほとばしり出るはずだった。 「ゆぅ!」 「ゆっ!」 「ゆぐっ!」 「ゆぶっ!」 「ゆがっ!」 「ゆぎっ!」 だが、次の瞬間まりさたちはそろって目を見開いた。 形容しがたい不快感が、体の奥底から沸き上がってくる。 強烈な吐き気が押し寄せてきた。喉が痙攣し、食べたものを飲み込めない。 それどころか、激しい痛みが歯茎と口内を埋め尽くす。 草の汁とイモムシの体液が触れた箇所が、火傷したかのように非常に痛む。 「「ゆ……ゆっ……ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆぶごぉぉぉぉぉ!ごれどぐっ!どぐはいっでるよぉおおおお!」 まりさとれいむは、そろって口からかみ砕いた雑草を吐き出した。 ドロドロになったゲロが家族の食卓にまき散らされる。 「「「「ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇ!おげぇぇぇぇ!にぎゃい!おぐぢっ!おぐぢっ!ぐりゅぢいぃいいい!」」」」 それは子どもたちも同じだった。口から緑色の汁をげえげえと吐き、さらに口内の痛みを口々に訴えながら転げ回る。 幸せそのものの食卓が一転して、食中毒の現場に変わっていた。 これが、すべての始まりだった。 これ以降家族の幸せはもぎ取られ、二度と再び味わうことはできなかった。 街に住む野良ゆっくりが一匹残らずゆっくりできない、悲惨な生き地獄が始まろうとしていた。 *** いつものように、俺は出版社と打ち合わせをするために早朝家を出た。 アパートの一階が俺の家だ。 ドアを開けてすぐ、足元にうずくまっていたゆっくりに靴をぶつけるところだった。 「危ないぞ」と俺が注意する前に、そのゆっくりれいむはすがりつくような目で俺を見た。 「にんげんさん!おねがいします!れいむたちにたべものをわけてください!」 たち、と言うからにはきっと子どもがどこかにいるのだろう。 れいむの上から下までを見る。 外見はどこにでもいる野良ゆっくりだ。 やや汚れているが極端にみすぼらしくない。この都会に何百、何千、もしかしたら何万といるゆっくりの一匹に過ぎない。 髪の毛を見たが、バッジがあるようにも見えない。 つまり、俺には何の関係もないゆっくりだ。写真に撮って記事にする価値もない。 「まってください!まってぇぇぇええええ!」 俺はれいむを無視し、家の鍵を閉めてから足早に立ち去った。 餌をあげる理由がない。 どうせ、どこかで食べた菓子の味が忘れられなくて人間にたかりに来たのだろう。 あんなでは長生きできるはずがない。 この街はゆっくりにかなり寛容な街だと思う。 大規模な駆除も行わず、飼いゆっくりと野良ゆっくりが共存している街というのは全国の市町村の中では珍しいだろう。 こんな場所だからこそ、ゆっくりを主なネタにするジャーナリストである俺も何とか食っていけるのだ。 バス停に向かう途中で、二匹のゆっくりに出会った。 最初に出会ったのは、ポストの影にいたまりさだ。 「おいにんげん!さっさとまりささまにごはんをもってくるんだぜ!あまあまでがまんしてやるんだぜ!」 都会で生きていて、ここまで人間に対して無知なゆっくりも最近少ない。 たいていのゆっくりは卑屈に人間に目を合わせず、こそこそと物陰に隠れる。 こいつは人間になめた口をきいて、無事でいられると思っているのだろうか。 「まりさをむしするんじゃないぜ!はやくよこすんだぜ!とろいんだぜ!まりさにせいっさいっされたいのぜ?」 こういうゆっくりは放置しておくとよくない。 ゲスが一匹群れに混ざると、二十匹の野良ゆっくりがゲスに堕落するという調査結果があったのを思い出した。 俺は靴でまりさの顔面を思いっきり踏みつけた。 「ゆぶべぎゃぁっ!」 ズボンの裾が汚れるのを躊躇したため、ゲスまりさを即死させることはできなかった。 だが、まりさの下顎は踏み潰され、周囲に餡子が飛び散った。 これならもう餌を貪ることもできず、やがて衰弱死することだろう。 「……ゆ゙っ……ゆ゙っ…ゆ゙っ…ごべ……な……ざい……ゆ゙っ…ゆ゙っ…だず……げ……で………」 苦痛にもがきながら壊れた口で謝罪していたまりさだが、俺は無視した。 今は忙しい。自分の渾身の記事が編集にどう思われたのか、考えるだけで胃の辺りがキリキリ痛む。 俺は少しだけ街の環境美化に貢献した自己満足を糧に、バス停への道を急ぐ。 「おねがいしましゅ!ありしゅにごはんしゃんをくだしゃい!おかあしゃんがおなかをしゅかせていりゅんでしゅ!」 バス停では、赤ありすが並んでいる人間に餌を恵んでくれるよう頼んでいた。 当然、誰もありすを気に留めない。 ある男性は一心にケータイをいじり、ある女性たちはお喋りに余念がない。 俺も、ありすに餌をやる気のない人間の一人だ。 最後尾に並び、バスが来るまでの暇潰しにありすを見ているだけだ。 ありすはバスが来て俺たち全員が乗り込むまで、ワンパターンな頼みを繰り返していた。 バスが信号で止まると、外からゆっくりの声が聞こえる。 「おねがいだよおお!にんげんさん!にんげんさあああん!」 「ごはん!ごはんください!なんでもいいからください!おねがいです!おねがいですうう!」 職業柄、ゆっくりの声がするとそちらを見てしまう。 信号機の近くで、れいむとまりさの番が通行人に頭を下げながら物乞いをしていた。 誰も立ち止まらず、二匹は無駄に大声を出している。 無様な光景だ。 だいたい、都会でもゆっくりは雑草を食べ、側溝の水を飲み、何とか食いつないでいる。 人間の食べ物を欲しがるのは、甘えでしかない。 信号が青に変わり、俺はすぐに二匹のことを忘れてしまった。 「にんげんさん!まりさたちにあさごはんをください!おねがいします!」 「どんなものでもいいんです!なまごみでも!ざんぱんでも!むーしゃむーしゃしてしあわせーっていいます!」 「おねがいです!おちびちゃんが!れいむたちのかわいいおちびちゃんがおなかをすかせているんです!ごはんをください!」 「おねがいじまふ!ばりざはっ!むれのみんなにごはんをどっでごないどいげないんでず!みんなのだめなんでず!」 「ゆわあああああん!おなかしゅいちゃよおおおおお!ごはんしゃんたべちゃいよおおおおおおお!」 「ゆぇえええええん!ゆぇえええん!むーちゃむーちゃ!ごはんしゃんむーちゃむーちゃしちゃいよぉおおおおお!」 駅に着いた俺は唖然とした。 「何でこんなにゆっくりが多いんだよ…………」 駅前の広場には、非常にたくさんのゆっくりが並んでいた。 ゆっくりたちは口を開き、てんでばらばらに大声でわめき立てる。 普段の朝の駅は、電車に乗る人たちの喧噪で騒がしかったはずだ。 だが、今は人間の足音も話す声もたいした音量ではない。 圧倒的にゆっくりの叫ぶ声がうるさい。 タイミングも口調も内容もばらばらだが、言いたいことは皆同じだ。 お腹が空いた。ご飯を恵んで欲しい。何でも食べます。 確かに今は一年を通じて最も子育てが行われる時期だ。 食べ盛りの赤ゆっくりどもを抱えて、親ゆっくりたちが食料集めに駆け回るのはよく見てきた。 しかし、これは異常だ。 これほどの数のゆっくりが人前に出て、人間に餌をねだる光景は初めて見た。 「ぞごのおにいざん!やざじぞうなゆっぐりじだおにいざん!おねがいでず!れいぶにごはんをめぐんでぐだざい!」 興味深げに足を止めて見ていたせいで、俺は一番近くにいたれいむに捕まってしまった。 れいむは俺の足元に跳ねてくるなり、靴にすーりすーりするんじゃないかと心配するほど近くまで顔をくっつける。 さすがに触れることはない。人間に触ると怒られると分かっているのだ。 れいむは俺の顔を見上げ、俺が最後の希望と言わんばかりの勢いでまくし立てる。 「ごべんなざい!ゆっぐりじでなぐでごめんなざい!でもぎいでぐださい!おねがいでずがらぎいでぐだざい! れいぶにはがわいいおぢびぢゃんがいまず!れいぶぞっぐりのおぢびぢゃんと、まりざぞっぐりのおぢびじゃんがいるんでず! おぢびぢゃんはきのうがらなにもだべでいまぜん!おなががずいでゆーゆーぐるじぞうにないでいまず! おねがいじまず!ほんのちょっとでいいんでず!ごみでいいでず!たべのこしでいいでず!だがら!れいぶにごはんを!くだざいいいいい!」 俺の都合や思考など関係なく、れいむはひたすらお願いするだけだ。 人間とゆっくりとは、同じ言葉を喋れるだけで感覚が違いすぎる。 人間ならば、俺の機嫌を取ろうとあの手この手で俺をおだてたり、ゴマをするはずだ。 れいむはただ、自分がいかにかわいそうで子どもがいかに空腹かを叫ぶだけしか能がない。 まるで、コミュニケーションが取れない。 れいむの外見に注目してみたが、家を出る時に見たれいむと大差ない。 どこにでもいる、ごく普通の野良ゆっくりだ。 多少汚れているが、普段からゴミを漁るゆっくりではない。 生ゴミを主食にするゆっくりは、このれいむとは段違いに汚れているし、異臭もする。 どう見ても、人間にかかわらず雑草などを食べて生きてきたゆっくりにしか見えない。 それがなぜ、今になっていきなり人間にたかる? 記事のネタにはなりそうだが、今はインタビューする暇がない。 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!おねがいでず!おねがいでず!おねがいでず!おぢびぢゃんがじんじゃいまず!じんでじまいまず! だめえええええ!もどっでぎで!もどっでぐだざい!もどってきでぐだざい!もどっでもどっでもどっでもどっでもどっでえええええ!」 俺は電車に乗るため駅に向かった。 後ろでは、次第に遠ざかっていく希望にれいむが惨めな声を出していた。 きっと、俺が帰ってくる時も同じように物乞いをしていることだろう。 俺にはれいむの境遇よりも、自分の原稿がボツにならないかの方がずっと気がかりだった。 *** 「どうなってるんだ…………」 あれから四日後、俺はビデオカメラの映像をパソコンで編集しながら呟いた。 俺はここ数日街を歩き回り、ゆっくりたちの変化を記録していた。 今は人間の顔にモザイクを入れている。 別に虐待現場を写したわけではないし許可も取っているのだが、プライバシーの保護には必要な作業だ。 映像は、街のあちこちで起きたゆっくりたちの変化を映し出している。 まずは、ゴミを出す人間に群がるゆっくりたち。 指定のゴミ袋にゴミを入れ、カラスや野良猫除けのネットを持ち上げる初老の女性に、数匹のゆっくりが頼み込む。 「おっ!おっ!おねがいでず!おねがいでず!にんげんざん!ぎいでぐだざい!」 「ぞのごみざんを!ごみざんをばりざにぐださい!ばりざにたべざぜてくだざい!」 「ごみでいいんでず!なまごみでじゅうぶんでず!おちびぢゃんにたべざぜであげだいんでず!」 「おぢびぢゃんががわいぞうなんでず!おうぢでないでいまず!おなかいっぱいにじであげたいんでず!」 「にんげんざん!ぎいでね!ぎいでね!ゆっぐりぎいでね!ぎいでぐれるよね!れいぶのおねがいぎいでぐれるよねええ!?」 「おねがいだよお!おなかすいてるんだよおおおお!みんなないてるよおおおおおおおおお!」 足元にすがりつき、顔を道路にこすりつけ、ゆっくりたちは恥も外聞もなく人間に懇願する。 本当に、この生ゴミ以外食べるものがないらしい。どのゆっくりの顔も必死で、ゴミ袋に目が釘付けになっている。 一匹のまりさに至っては、ゴミ袋にすりすりしながらよだれをぽたぽたと垂らしている。 女性は大きくため息をついてから、ネットの根本についている機械のボタンを押した。 「ドスだよ!ゆっくりは聞いてね!ゴミさんは人間さんのものだよ!すぐにいなくなってね!」 最近開発された、ドスまりさの口から出る超音波を再現し、ゆっくりの行動をある程度制限するスピーカーだ。 ゆっくりに対して効果は抜群だが、やや高価なため街のすべてのゴミ捨て場に設置されているわけではない。 中枢餡に直接響く命令により、ゆっくりたちは一瞬体を硬直させた後、ぴょんぴょんと後ろ向きに跳ねながらゴミ捨て場から遠ざかっていく。 「あああああ!ゆあああああああ!」 「やだあああああ!ごみさんたべだい!たべだいたべだいたべだいたべだいいいいい!」 「まっでぐだざい!おねがいじまず!おねがいじまず!おねがあああああああ!」 「ひどいよおおお!ごみでしょ!ごみなんでしょ!だったられいむにちょうだいよおおおおおおお!」 「ごめんねええええ!おちびちゃんほんとにごめんねえええええ!」 続いての映像は、公園で物乞いする赤ゆっくりたちだ。 ベンチの下で、四匹の赤ゆっくりたちがOLやビジネスマン相手に頭を下げて頼んでいる。 れいむ×2、まりさ、ありすという顔ぶれだ。 同じ親から生まれたゆっくりである可能性は限りなく低い。 恐らく、二つの家族の赤ゆっくりが一緒になって物乞いをしているのだろう。 赤ゆっくりたちは懸命に声を張り上げ、少しでも気を引いてもらおうとしている。 「ゆっくちきいてくだしゃい!にんげんしゃん!れいみゅたちはおなかしゅいていりゅんでしゅ!」 「にゃんでもしましゅ!おうたうたいましゅ!だんすもしましゅ!」 「ゆっくちできたらごはんしゃんをくだしゃい!あみゃあみゃじゃなくてもいいでしゅ!」 「ごみしゃんでも、にがにがでも、くしゃいくしゃいでもいいでしゅ!」 誰一人聞いていないと分かると、さらに切羽詰まった様子で赤ゆっくりたちは叫びだした。 最初はまだ余裕があった。だが今は赤ゆっくりたちの表情が違う。 切実な飢えに、顔が醜く歪んでいる。 「おにぇがいでしゅ!れいみゅのおにぇがいきいてくだしゃい!にんげんしゃん!にんげんしゃん!」 「いっしょうけんめいおしごとしましゅ!くつしゃんをぺーりょぺーりょできれいきれいにしましゅ!」 「おなかがしゅいたんでしゅ!おかあしゃんもおとうしゃんもおなかぺこぺこでしゅ!」 「なんでもたべましゅ!おくちでもーぎゅもーぎゅできればなんでもいいでしゅ!」 大きさからして、普通ならば巣の中でぬくぬくとゆっくりしている年齢だろう。 それが、両親から離れてこうして外で人間相手に乞食をしている。 四匹の赤ゆっくりたちは、一匹もゆっくりしていない。 普通自分に気を引いてもらう時、赤ゆっくりは自分がいかにかわいいかをアピールする傾向にある。 「ゆ~♪」とお歌を歌ったり、ぴょんぴょん跳ねたり、のーびのーびしたり、ぷりんぷりんと尻を振ったり、どれもかわいい自分を見て欲しいからだ。 しかし、この映像の赤ゆっくりたちは、惨めったらしい顔で人間に頭を下げるだけだ。 自分たちがかわいいなどとはちっとも思っていない。 とても思えないだろう。こんな卑しいことをしなければならない苦痛に、赤ゆっくりたちが涙をこらえているのがよく分かる。 最後は、親子で街頭に立つゆっくりの映像だ。 親子で物乞いをしていたらしい二匹だが、まったく収穫はなかったと見える。 体内の餡子の量が多い親れいむはまだ余裕があるが、その側で髪の毛に隠れていた赤まりさは餓死寸前だ。 俺が見つけた時、既に赤まりさはもうろうとした意識で呟いていた。 「ゆぅ……ゆぅ……おなか……しゅい…ちゃ……のじぇ…………」 「だめえええええええ!おちびぢゃん!でいびゅのだいじなおぢびぢゃん!ぢなないで!ぢなないでよおおおおおおおおおお!」 帽子が赤まりさの頭から落ちて道路に転がった。 危険な兆候だ。普通どんなにまりさが暴れても不思議と帽子は落ちない。 もはやまりさが死ぬまでの時間は秒読み段階に入った。 れいむはかさかさになった我が子の顔にすりすりしながら、必死に呼びかけている。 「おか……しゃ…ん。しゃいご……に……あみゃあ……みゃ……むーちゃ…む…ちゃ……ちたかった……の……じぇ」 そう言うと、赤まりさは餓死の苦しみに顔を歪ませながら目を閉じた。 安らかに眠りについたのではない。意識が途切れる最後の瞬間まで、赤まりさは苦しんだだろう。 「おぢびぢゃぁぁあああん!まっででね!いまずぐあまあまどっでぐるがらねえええええ!」 れいむは涙と涎をまき散らす汚い饅頭となって、めちゃくちゃに通行人に訴える。 「にんげんざああああん!にんげんざああん!おねがいでず!たちどまっでぐだざい!れいぶをみでぐだざい!ごっぢをむいでぐだざああい!」 たまたま、近くを通りかかった男性がいた。 音楽を聞いていて、れいむの存在に気がつかなかったらしい。そうでなかったら、あんな不気味なゆっくりに近づくはずがない。 「ゆぶううううう!!にんげんざんだよおおお!にんげんざん!にんげんざん!にんげんざんにんげんざんにんんげええんざあああん! ずできなにんげんざん!ゆっぐりじだにんげんざん!れいぶだいずぎにんげんざんだいずぎゆっぐりじでねじでねおねがいじでねねえええ!」 れいむは男性の足元に球体の癖に巻き付くようにしてすがりつき、ものすごい勢いで叫ぶ。 気が触れたかのような勢いだ。 男性は歩みを妨げられて、ようやくれいむの存在に気づいたらしい。 不愉快そうな顔で下を見る。 子どもを助けたい一心のれいむは、男の表情など一切気にしていない。 「だずげでだずげでだずげでだずげでえええ!おねがいでずおねがいでずおぢびぢゃんがじにぞうでぐるじぞうでゆっぐりじでなぐで!! おねがいでず!おねがいでず!でいぶのおねがいぎいでぐだざい!ゆっぐりぎいでぐだざいおねがいじまぶにんげんざんきいできいできいでええ! あまあまあまあまあまあまあま!!あばあばぐだざいぐだざいぐだざいおぢびぢゃんゆっぐりおながいっぱいゆっぐりむーじゃむーじゃゆっぶぶぶう!」 舌を噛んだのか息が続かなくなったのか。 デメキンのように目を飛び出させて叫ぶれいむは、ブタそっくりの音を口から出して痙攣した。 勝手に出てきて、勝手に喋り、勝手にぴくぴく震えているゆっくりを、男性は汚いものを見る目で見た。 当然だろう。俺は少々男性に同情した。 あんな奇怪なゆっくりを見れば、その日のテンションが下がることは請け合いだ。 「きたねえな。触るんじゃねえよ」 蹴り殺されなかったのが不思議なくらいだ。 男性はれいむから足を遠ざけ、再び歩き出した。 取り残されたのは、息切れで痙攣を続けるれいむだけだ。 しばらくれいむは信じられない様子できょとんとしていたが、遠ざかる男性の背中に跳び上がって絶叫した。 「まっでええええ!まっでまっでまっでまっでまっでええええ!おぢびぢゃんにあまあま!あまあま!あばあばばばばあああああ! ぐだざいぐだざいぐだざいおねがいぐだざいあばあばあばあばあばあああばばばあああばあばばああばああばっあっああっあばばあっ!」 れいむにはヒップホップの才能は皆無だった。 しばらくれいむはゆっくりとは思えない不気味な叫び声を上げていたが、不意にがっくりとうなだれた。 突然の落ち込みように、俺は少し興味がわいた。 そのままビデオカメラで録画していると、れいむはずるずると赤まりさの側に戻った。 赤まりさは目を閉じたまま、身動き一つしない。 れいむはそれを見ると、再び涙を流して大声を上げる。 感情の起伏が異常に激しい。案外、このれいむは中枢餡に怪我をしているのかもしれない。 「おぢびぢゃんごめんねえええ!ずーりずーりじてあげるからゆっぐりじでねええ!……ずーりずーり……ゆ?ゆゆゆ?……ゆ? おぢ……び…ぢゃん?どうじて……ゆっぐりじでるの……?おめめ……あげでよ……。なにか……いっでよ……?」 ここでようやく、れいむは我が子の異変に気づいた。 赤まりさは何の反応もせず、喋ることもなければ目を開けることもない。 苦悶で歪んだ顔のまま、赤まりさは死んでいた。 「おぢび……ぢゃ…おぢびぢゃ……ん…じんで……じんでる……じんで?……る?……じんでる……じんでる……じんでるうううううう!!」 れいむは認めざるを得なかったようだ。 あれだけ必死にすがりつき、恥を捨て、虫けらのようになって人間にお願いしたのは、子どもを助けるためだ。 だが、徒労に終わった。 赤まりさは死んだ。 自分のせいで。自分がご飯を持ってこられなかったせいで、赤まりさは死んだ。 れいむが悪い。れいむが全部悪い。れいむはゆっくりしていない最低のゆっくりだ。 きっと、そんなことを考えて自分を責めたに違いない。 「ぱぴぷぺぽおおおおおお!ぱいぃ!ぷぴいっ!ぺぺっぺ!ぱぽおおおおおお!ぱぴぷっ!ぺぽ!ぽぽぽぱああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」 れいむはあっさりと発狂した。 「ぱぴぷぺぽお!ぱぴぷぺぇ~~~~~ぽっ!」と大声で叫びつつ、れいむは赤まりさの死体の周りをぴょんぴょんと跳ね回る。 その姿は、普通の人が見たら吐き気がするほど醜悪だった。 目玉をぎょろぎょろと動かし、舌を振り子のように振り回し、れいむはめちゃくちゃに暴れる。 もう、れいむがゆっくりを感じることは一生ないだろう。 「これで一つ記事が作れそうだな」 俺はこの異変に、特ダネの臭いをかぎ取っていた。 きっと、これは面白いことになりそうだ。 *** 「ゆっくり……あさだよ、れいむ……」 「おはよう……まりさ。きょうもゆっくり…しようね」 目が覚めてしまった。 まりさのぜんぜんゆっくりできない一日が始まってしまった。 もっと夢の中でゆっくりしていたかったのに。 そう望んでも、一度目覚めてしまった意識は眠りに入ることを許さない。 今までなら、楽しくぼんやりとゆっくりした時間を楽しめたものだ。 しばらくゆっくりしていても、空き地に行けばいくらでも食料が手に入る。 今は違う。 丸一日必死でかけずり回らなければ、自分も家族も餓死から逃れることはできない。 まりさはれいむと顔を見合わせ、深いため息をついた。 「きょうも……まりさはがんばるよ。おちびちゃんのためだもん……」 「れいむも……いっしょうけんめい…おてつだいするよ……まりさ」 たとえ自分はゆっくりできなくても、せめて子どもたちだけは少しでもいいからゆっくりを味わってほしい。 ゆっくりに生まれたのだから、ゆっくりするという楽しみを忘れないでもらいたい。 まりさとれいむは、空元気であると分かっていながら、お互いに微笑みを交わす。 二匹はすっかり汚れてしまった。 ほんの少し前までは、汚れといっても体や帽子に土や砂がついただけだ。 ちょっと水場でざーぶざーぶ洗えばすぐに落ちたし、番にぺーろぺーろしてもらえば簡単にきれいになった。 今は違う。 今二匹の体と髪と帽子とリボンを汚く染めた汚れは異なる。 それはどぶの底にたまったタールのような泥であり、ゴミ箱に付着した生ゴミの汁の汚れだ。 まりさの自慢だった帽子は、生ゴミのすえた臭いがする。 れいむの可憐なリボンは、あちこちが黒く染みになって取れない。 ゆっくりしていない自分たちの姿が、まりさとれいむには悲しくて仕方がなかった。 タオルのベッドの中から、もぞもぞと四匹の子どもたちが出てきた。 惨めにも、子どもたちもまりさと同じように汚れている。 今まで、家族そろって外に出るときは、ピクニックや冒険のような楽しいイベントの時だけだった。 それ以外の時は、子どもたちは巣の中でおとなしく両親の帰りを待っている。 今は違う。 家族総出で外出し、地べたにはいつくばって餌を探さなくてはいけない。 悲惨な日々は、子どもたちの顔から笑顔をはぎ取ってしまった。 「おかあしゃん……おにゃかしゅいた…………」 「とりたてのくさしゃん……またたべちゃいよぉ………」 「ちょっとにがいけど……じゅーしーでおいちかったのじぇ……」 「なまごみしゃん……くしゃくて……まじゅくて……たべたくにゃいよぉ……」 四匹の赤ゆっくりたちは、ぼそぼそと力のない口調で空腹を訴える。 かつては苦くておいしくないと言ったあの雑草を、もう一度お腹いっぱい食べたいと言っているのだ。 排水溝の中と同じ臭いのする子どもたちは、目に涙をためて楽しかった日々を、お腹いっぱい食べられた日々を懐かしんでいる。 「ごめんね……ごめんね……ごめんね……。でも……もうそれしかたべられないんだよ」 「そうだよ……。またくささんをたべたら……あんこさんをはいてずっとゆっくりしちゃうよ」 まりさとれいむは、自分たちが悪くないにも関わらず謝りながら慰めるしかできない。 もう、家族は空き地に生えている雑草を食べることは不可能だ。 一口かじっただけで口の中は腫れ上がり、チャッカマンを突っ込まれたかのように激しく痛む。 我慢して飲み込んでも、体内の餡子が受け付けてくれない。 全身がよじれるかのようなすさまじい苦痛と共に、口から全部吐き戻すことしかできない。 「ゆぅぅ……ゆぇぇぇん……ゆぇぇぇん…………」 「おにゃかしゅいたよぉ……ゆっくちできにゃいよぉ…………」 「かなちいのじぇ……まりしゃ……しゅごくかなちいのじぇぇぇ…………」 「ゆっぐ……ゆっぐ……ゆっぐちぃ……ゆっぐちぃ……ゆっぐぢぢだいよぉ……」 両親にすりすりしながら、ついに子どもたちは我慢の限界を超え、ぽたぽたと涙をこぼして泣き始めた。 あれから、家族は餌を見つけるために奔走した。 どうにかして食べられる雑草を見つけようとしたが、数回餡子と一緒に草を吐いてから理解した。 こんなことを繰り返していたら、命に関わる。 結局、まりさたちは都会に暮らす他のすべてのゆっくりがしていることと同じことをするしかなかった。 道ばたに投げ捨てられたゴミを漁り、どぶに入り込んでゴミを探し、ゴミ捨て場に忍び込んでゴミ袋を食い破る。 腐りかけた生ゴミが、家族の主食になった。 それ以外は、道行く人間に土下座をして餌を恵んでもらうしか方法がない。 人間にすがり、プライドをかなぐり捨てて卑しいゆっくりを演じ、少量の餌に涙を流して感謝する。 人間の嘲笑、嫌悪、侮蔑、ありとあらゆるゆっくりできない感情が、まりさの家族を痛めつける。 「ゆっ……そろそろいこうね。ごはんをさがさないと…………」 「やさしいにんげんさん……たくさんいてほしいな……」 ひとしきり子どもたちが泣いた後、まりさとれいむは暗い顔で言う。 どうあがこうと、食事がなければ飢え死にしてしまう。 それだけは、死ぬことをことのほか恐れるゆっくりにとって、回避したい末路だった。 「いいてんきだね……。たいようさん、ゆっくりしていってね」 まりさは眩しさに目を細めつつ、日なたに一歩あんよを踏み出す。 全身が太陽の光を浴びた。 「あ……あ……!あづいいいいいいいいいい!あづいっ!あづいっ!あづいいいいい!」 突然、強烈な痛みがまりさの全身を包んだ。 日光を浴びた饅頭皮が、光を見た目が、真夏のアスファルトに押しつけられたかのように焼ける。 「ば…ばりざああああ!どぼじでっ!どぼじであづがっでるのおおおおお!」 その場で悶えるまりさにただならぬものを感じたれいむが、自分も日なたに飛び出した。 れいむにも同様の苦痛が等しく与えられる。 「ゆぎいいいいいい!あづいい!あづいよ!だいようざんあじゅい!あづいいいいいい!」 「ゆっぐりできないいいいいい!」 「いだいよおおおおおお!いだいいだいいだいいいいい!」 ぐねぐねと体をくねらせながら、まりさとれいむは日陰に、子どもたちのいる段ボールハウスに逃げ込んだ。 「あっ!いだ!い!い!だっ!いだいっ!」 「いだいよおお!あづがっだ!あづがっだよおおお!」 ほんのちょっと日光の下にいただけなのに、二匹の饅頭皮は見る見るうちに腫れ上がり、痛々しい赤色に変わってきた。 火傷だ。タバコの火を押しつけられたときと同じ傷が、まりさとれいむの体にできている。 「ゆぁぁぁ……きょわいよぉぉおおお……」 「ゆっくち…ゆっくちぃ…………」 両親の苦しむ様子に、子どもたちはすっかり怯えていた。 特に気の弱い長女れいむと次女れいむは、少しだけしーしーを漏らして震えている。 「おかあしゃんだいじょうぶ?いちゃいの?」 「ぺーりょぺーりょ。おとうしゃん、ゆっくちなのじぇ……いちゃくないのじぇ……」 長女まりさと次女まりさはすぐに状況が飲み込めたらしく、心配そうに両親に跳ね寄る。 次女まりさは優しく、舌でまりさの腫れた箇所をぺろぺろしてくれた。 「ゆぅ……だいじょうぶだよ、おちびちゃん。もうおかあさんいたくないよ」 「ありがとう、おちびちゃん。ここならあつくないからへいきだよ」 幸い、火傷は重傷ではない。 痛みに非常に弱いゆっくりだから、大げさに叫んだだけだ。 命に関わるほどの傷ではない。 しかし、これではどうやって餌を取りに行く? 日陰を極力探して注意深く進むしかない。 それでも、日光に触れないで外を歩くことなど理想論だ。 どんなに工夫しても、直射日光の下に出なければならない場所はある。 そこで、またこれと同じ痛みを味わうのか? 子どもたちも一緒に? 大の大人のまりさとれいむさえも叫んだ痛みに、子どもたちは耐えられるのか? 「ゆっくりしてよお……みんな、どうしてゆっくりしてないの?」 「やだよお……ゆっくりできなくなるのはやだよお……。ゆっくりしていってね……ゆっくりしていってね………」 自分たちの置かれた状況に、まりさとれいむはうわごとのように「ゆっくり」という言葉を繰り返す。 どんどんと、自分たちからゆっくりがなくなっていく。 これから自分たちはどうなってしまうのか。 将来を計画的に想像することのできないゆっくりだが、これから自分たちを待ち受けているものがろくでもない状況なのは分かる。 分かっていても、どうすることもできない。 「たいようさんもくささんも……にんげんさんも……みんなゆっくりしてないよ……。まりさたち……どうしたらいいの」 まりさの問いかけに答えるものは、誰もいなかった。
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幻想郷(げんそうきょう) 「幻想郷」と名の付いたカード群。 全てのカードが「幻想郷」カードに関する効果を持つ。 属するモンスターはレベル1の《幻想郷の覚妖怪》を除いてレベル4の効果モンスターまたはランク4のエクシーズモンスターであり、 一部のモンスターにはサポートカードとして「戦符」カードが存在する。 一部のモンスターは以下の共通効果を持つ。 (X):このカードが「幻想郷」カードまたは「戦符」カードの効果を発動するために除外された場合に発動できる。 手札を1枚捨て、デッキから「幻想郷」または「幻想郷」モンスター1枚を手札に加える。 属するモンスターはいずれも「東方project」の登場キャラクターが元になっている。 更に《幻想郷の覚妖怪》以外は同シリーズのゲーム「東方非想天則」の登場人物が元になっているという点で共通している。 「幻想郷」モンスター カード名 星 属性 「戦符」カード 備考 幻想郷の風祝 4 風 奇跡「神の風」 幻想郷の紅魔 4 闇 神槍「スピア・ザ・グングニル」 幻想郷の覚妖怪 1 闇 幻想郷の侍従 4 光 幻想郷の死神 4 水 幻想郷の天人 4 地 幻想郷の庭師 4 闇 人鬼「未来永劫斬」 幻想郷の人形遣い 4 光 騎士「ドールオブラウンドテーブル」 幻想郷の氷精 4 水 幻想郷の魔女 4 炎 火水木金土符「賢者の石」 幻想郷の魔法使い R4 光 恋符「マスタースパーク」 エクシーズモンスター 幻想郷の巫女 R4 風 神霊「夢想封印」 エクシーズモンスター 幻想郷の門番 4 地 幻想郷の八咫烏 4 炎 焔星「フィクストスター」 「幻想郷」魔法カード 幻想郷 「幻想郷」カードに関する効果を持つカード 焔星「フィクストスター」(モンスターのみ) 火水木金土符「賢者の石」 騎士「ドールオブラウンドテーブル」 奇跡「神の風」 恋符「マスタースパーク」 神槍「スピア・ザ・グングニル」(モンスターのみ) 人鬼「未来永劫斬」(モンスターのみ) 関連項目 「戦符」
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autolink CS/S28-011 カード名:帰ってきたブラジャーマスク しんのすけ カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:1 ● パワー:1500 ソウル:1 特徴:《家族》?・《幼稚園》? ジャンケンマーク:グー 【自】チェンジ[② 手札を1枚控え室に置き、このカードを控え室に置く]あなたのクライマックスフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「運命のいたずら しんのすけ」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 【起】●助太刀2000 レベル1[① 手札のこのカードを控え室に置く](あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000) ひろし&みさえ「元に戻ってくれてうれし~!」 レアリティ:U 14/04/02 今日のカード。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 運命のいたずら しんのすけ 2/2 8500/2/1 黄 チェンジ先
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この温泉には野生の参加者もはいってきます ◆EFl5CDAPlM 「キュァァァァァァックル~!」 フリードリヒのその鳴き声、 本人にしてみれば「バース!」と叫んでいるであろうそれに応え、 何かの儀式を行うような場にある円盤石が回転し、 光り輝き、何かを形作る。 その何かは次第に大きくなり、人のような姿を形作る。 やがて光が収まると円盤石のあった場所には、少女のような姿をした者が現れた。 だがこの少女、ふつうの人間とは少し違う。 頭には角を生やしているし、背中には翼が生え、しっぽまで生えている。 その姿と云い、ライガーと同じように出現したことといい、人間ではないことは確かだろう。 それもそうだ。彼女の名前はピクシー。 とある世界に生息する、人間に近い容姿をしているが、れっきとしたモンスターである。 「~~♪」 「キュア~♪」 「ガウガウ!」 「♪」 だがそんなことはケモノ達にとっては些細な問題ではない。 いや、問題にすらならない。 彼らにとってはこの少女のような魔物も、新しい仲間以上の認識はないのだろう。 でてきた魔物をトトロが、フリードリヒが、ライガーが歓迎する。 彼らは現在、温泉にいた。 正確には温泉の裏にあった洞窟。近くにある説明書きを信じるならば、「第三の神殿」と呼ばれる場所である。 山小屋の神殿とどこか似ているようで、微妙に違う祭壇。 ここでも山小屋と同じようにモンスターを召喚できることを知った彼らは、 早速持っていた2つ目の円盤石を使用し、モンスターを召喚したのである。 「?」 「ヴォ?」 「ガウ?」 「キュア?」 そうしてしばし戯れていた4匹であったが、ふとピクシーがトトロの左足に目を向ける。 そこには夜明けごろ負った火傷跡が残っている。 それを痛ましそうに見つめるピクシー。 それにほんわりと笑って返すトトロ。 「―――エイ!」 それに何を思ったのか。ピクシーが光を自分の腕に集め、それを空中へと放出する。 放出された光はトトロを包み込むと、その焦げた毛皮や、腹部の傷痕が消え、 みるみるうちに元のきれいな鼠色の毛皮へと戻っていく。 ピクシー族の『ヨイモン』が使える回復技、リフレッシュだ。 トトロは不思議そうな顔をして傷を負った後を触ると、 いつもの大きな口を広げてやるあの笑いをピクシーへと向ける。 それに対しどこか誇らしげに胸を張るピクシー。 モンスターである彼女だが、その姿は年相応の少女と変わらない。 ……ここに砂漠の妖怪がいたなら、まず間違いなくその胸から視線を外さないだろう。 もしかしたら、他の男でも同じことをするかもしれない。 だがしかし、ここには男の姿はない。 性別不明の物の怪、 アルザスの子竜、 蒼い毛皮のオオカミ、 そして人工知能なアクセサリ。 ……そもそも人間ですらない。 下手をすれば、オスもいないかもしれない。 閑話休題。 そんな彼らは、洞窟からでると顔をしかめる。 この神殿に入る時も顔をしかめていたのだが、その理由は匂いである。 この近くに沸いているのは天然の温泉である。それゆえか、周囲一帯には硫黄のにおいが立ち込めている。 この卵の腐ったような匂いは、人間でさえも顔をしかめる嫌なにおいだ。 人間よりも嗅覚の鋭い動物たちには人間以上に応えるものだろう。 ならばこんな場所に何故彼らが好き好んで向かうのか。 それは彼らがこのような場所には大抵、あるものがあることを知っているからだ。 草をかき分け、その大きな体で踏みしめ、トトロは進む。 その後の獣道と化した道を進むライガー、ピクシー。 そしてトトロの頭に止まったフリードリヒが、前方に何かを発見する。 「キュアー!」 見えたのは彼らの求めたモノ、温泉だ。 彼らは喜んで温泉へと向かう。 そしてその温泉と、彼らの間を阻む垣根。 残念ながら入口から入るという発想を持ったケモノはいなかったらしく、 無残にも外と露天風呂を遮断する垣根はケモノ達の手により破壊される。 「~♪」 「ウフフ♪」 「ガウー♪」 トトロの持っていたデイバックが風呂のそばに置かれる。 そして、ケモノ達は温泉の周りへ行くと、ゆっくりと手や鼻先をつける。 「キュ……キュア……」 そしてフリードリヒはというと、ケリュケイオンを外そうと躍起になって足を動かす。 だが残念ながら彼の足首にくっついたケリュケイオンは外せそうにない。 そうしてる間に、トトロとライガーが温泉に勢いよく入り、 あふれ出る温泉がフリードリヒを襲う。 「キュクルー……」 「?」 そんなフリードリヒに気付いたのか、 ピクシーがフリードリヒにより、ケリュケイオンを取ってやる。 「キュクルー♪」 「……♪」 「キュア!? キュア、キュクル!」 「……ムー」 そしてそのまま、ケリュケイオンを手にとって眺めていたピクシーであるが、 取られると思ったのか、フリードリヒが抗議の声を上げる。 それに少々不満になりながらも、ピクシーがフリードリヒに返す。 一応文化社会に身を置く身として、風呂に入る時にはつけているものをはずさねばならないということを、 主であるキャロと共にいることで学んだ。 それにこのアクセサリは、本来は自分がつけるものではなく、自分の主人のものだ。 この場所に主人はいないようだが、いつか必ず主人に返さなければならない。 そうフリードリヒが思い、考えたかは定かではないが、 ともかく、彼は付けていたケリュケイオンを咥えると、デイバッグの上にそれを置く。 そして、彼も温泉の周りにと向かう。 温泉では姿も気質も様々な獣たちがわきあいあいとくつろいでいる。 それを見ながら、ケリュケイオンはふと気付く。 先ほどの温泉の余波でトトロのデイバッグが空き、何から何かが落ちそうなのだ。 やがてその何かは床に落ち、ちょうどいい具合に広がる。 『これは……』 それは手紙だった。 古泉一樹がまだ復讐者ではなかった頃、 彼が守ろうと思った仲間にあてたメッセージ。 優しき獣に預けた、大切なメッセージ。 今となっては意味をなさなくなったであろうその手紙は…… 『…………これはもう読めませんね』 温泉で濡れた床に触れ、みるみるうちに滲み、 ぐしょぐしょになってとてもじゃないが読めなくなった。 だが、それを呼んだのは人間ではなく、インテリジェントデバイス。 その手紙が落ちてから、ぐしょぐしょになるまでにその内容を全てデータの中に入れていた。 手紙に書いてあった情報から読み取れるものは、交友関係のみ。 古泉一樹が涼宮、キョンと仲がよく、今彼女らと共にいる獣に保護を頼んだこと、 そして朝比奈、朝倉、そしてキョンという男の妹とも比較的友好関係にあるということだ。 そして、彼女らと同行している大きな獣が、トトロという名ということもわかった。 そこまでわかったところで、彼女にいきなり冷水がかかる。 「キュ、キュアー!!」 「ガウガウ!」 「………」 「クスクス♪」 その冷水は、温泉から出ていた。 温泉というのは、様々な濃度、温度をしている。 故に、その温泉が生物にも耐えられる温度になるというのは非常にまれだ。 大抵は、生物が入るには熱すぎたり、とてもじゃないが耐えられない濃度だったりする。 そうした場合に、人間はその温泉をぬるめたり、薄めたりするために水を使う。 この温泉にも、同じような仕掛けが備わっていた。 近くを流れる川から冷えた水を引き、熱湯である温泉をぬるめるために注ぐ。 この露天風呂には、そうした仕掛けがあったのである。 温泉にはいり、その冷水の流れるチューブを見つけたピクシーが、 いたずら心でフリード達にチューブを向けたのである。 それに不幸にもケリュケイオンとデイバッグも巻き込まれたのである。 今はチューブの先がデイバッグに突っ込まれた形になり、どんどんと中に水が注ぎ込まれている状態だ。 その様子を見て、トトロがあわててデイバッグに向かい、落ちている手紙を拾い上げる。 だが濡れてしまった手紙は、拾い上げる勢いに耐えきれず、その時の衝撃で破れてしまった。 その様子を見て、悲しそうにするトトロ。 その後ろで気まずそうにするピクシー、 咎めるような視線を向けるフリードリヒとライガー。 『大丈夫ですよ、その手紙の内容は全て私に記録されています』 そんな彼らに、彼女は声をかける。 とたんにパッと笑い顔になるトトロ。 それにつられて笑う獣たち。 その間、デイバッグにはずっと水が注ぎ込まれていた…… やがて、十分に温まったのか獣たちは全員外に出て、プルプルと身体を振る。 脱衣所に行ってタオルなどを使おうという発想はないようだ。 ケリュケイオンは、ピクシーの手でフリードリヒの首に通される。 首前にペンダントのようにぶら下がるケリュケイオンに、フリードリヒもご機嫌だ。 水の注ぎ込まれたままだったデイバッグをトトロが担ぎ、彼らの旅は続く。 彼らは心も体もリフレッシュさせ、また森の中に入っていった。 ケリュケイオンもまた、今度こそ人間に会えるよう願いながらフリードリヒの首で揺れる。 「ケロ~、それにしても此処は一体何処なのでありますか?」 その十数分後、彼女の知る人間も含めた話し合いのできそうな存在がそこへ飛ばされるのだが、 不幸にも彼女達がそれに気付くことはなかった。 【G-3 森/一日目・夕方】 【トトロ@となりのトトロ】 【状態】腹部に小ダメージ 、温泉でぽかぽか、??? 【持ち物】ディパック(支給品一式)、スイカ×5@新世紀エヴァンゲリオン フリードリヒ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS ライガー@モンスターファーム~円盤石の秘密~、ピクシー@モンスターファーム~円盤石の秘密~ 円盤石(1/3)+αセット@モンスターファーム~円盤石の秘密~、デイバッグにはいった大量の水 【思考】 1.自然の破壊に深い悲しみ 2.誰にも傷ついてほしくない 3.キョンの保護? 4.???????????????? 【備考】 ※ケリュケイオンは現在の状況が殺し合いの場であることだけ理解しました。 ※ケリュケイオンは古泉の手紙を読みました。 ※大量の水がデイバッグに注ぎ込まれました。中の荷物がどうなったかは想像に任せます ※男露天風呂の垣根が破壊されました。外から丸見えです。 ※G-3の温泉裏に再生の神殿が隠れていました。ただしこれ以上は合体しか行えません。 ※少なくともあと一つ、どこかに再生の神殿が隠されているようです。 ピクシー アニメにおいてはワルモン四天王のひとりだったモンスター。 ……の能力をコピーした、純正ピクシー。性格は普通にいたずら好きで 外見も一致しない。 時系列順で読む Back 勝利か? 土下座か?(後編) Next アサシンの終焉 投下順で読む Back Fate/Zero(前編) Next アサシンの終焉 獣の葬列 トトロ なるか脱出!? 神社の罠(前編)