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『あまあまばかりじゃない』 5KB いじめ 野良ゆ 現代 あっさり目です。 素晴らしき設定とネタを築き上げた先達に感謝を捧げます。テンプレというのは様式美だと思 います、と言いわけをしてみる。小ネタです。 『あまあまばかりじゃない』 「う~む、失敗した…」 俺は公園のベンチに座って、先ほどコンビニで買った大きめのパンを口にしての正直な感想だ。 俺が期待していたのとは違っていて、正直大した事が無かった。 とは言え、金を出して買ったものだし、食べ物をただ捨てるなんてもったいない。このまま腹 に収めてしまおうと思ったら、下からムカつく声が聞こえて来た。視線を下げると、どこの土地 でも問題になっている野良ゆっくりという不快な存在が足元で騒いでいた。 「あまあまをよこすのぜ!このくそじじい!」 「ゆっくりしたれいむが、そのあまあまをもらってあげるから、ゆっくりかんしゃしてね!」 「くしょどりぇいはあまあまをよこしぇ!」×4 いわゆる成体のれいむ種とまりさ種の番に、同じ組み合わせで2匹ずつ4匹の子ゆっくり。典 型過ぎるほどの野良ゆっくりの一家だ。埃やら何やらにまみれ、薄汚れたその姿…本来の『ゆっ くり』という日本語を冒涜し貶めるようなものにしか感じない。 「潰さないでやるからあっちへ行け。邪魔だ」 俺は野良ゆっくり共が視界に入らないように視線を逸らして、片手で追い払う仕草をした。 「ふざけるなぁぁぁぁぁ!ゆっくりしてないくそじじいが、まりささまにめいれいっするなぁぁ ぁぁ!いま!すぐ!!そのあまあまをよこすのぜぇぇぇぇぇ!」 「かわいいれいむが、くそどれいからあまあまのけんじょうっをうけてやるといってるでしょぉ ぉぉぉ!?それをことわるなんて、ばかなの?しぬの!?」 「ゆっくりしてないくしょどりぇいは、れいむ/まりさにあまあまをさしだちてね!やまもりっ でいいよ!」×4 ゆっくりに対して『見餡必潰(サーチ&デストローイ)』という人も少なくないのに、人間に向 かってこんなナメた口を利くなんて、コイツらはバカなんだろうか?いや、ゆっくりの餡子脳に は何を期待しても無駄という話はあるが。 ここで俺はある疑問が浮かんだ。何でコイツらは人間の食い物=あまあま、というふうに考え るのか。餌を寄越せならまだしも、人間の食うものは甘いものばかりじゃない。なのに、なぜ『あ まあま』なのか? 「おい、これはあまあまなんかじゃないぞ」 俺は手にしている例のパンを指差して言った。 「はぁぁぁぁ!?なにいってるんだぜ、このくそじじいは!ゆっくりしたごはんさんといえば、 あまあまにきまってるでしょぉぉぉぉ!?」 「そうだよっ!くそにんげんっはどれいのぶんざいで、あまあまをどくせんしてまいにちあまあ またべほうだいっ!なのを、れいむはおみとおしだよっ!」 「あまあまをどくしぇんしてるくしょどれいはちんでね!そのまえにあまあまをおいていっちぇ ね!」×4 奴らの言い分によれば『人間の食べ物=ゆっくりした食べ物』であり『ゆっくりした食べ物= あまあま』であるらしい。野良ゆっくりの餡子脳の中では。俺はため息を一つ吐くと、これは身 をもって経験しないとゆっくりの餡子脳では理解し得ないのだろうと思った。あるいはこの一家 が手の施し用も無いほどの馬鹿なのか。 「人間の食うものはあまあまばかりじゃ無いぞ。それでもオマエらはこれが欲しいのか?」 俺は足元の野良ゆっくり共に、もう一度念を押した。 「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!どうでもいいから、くそじじいはいますぐまりささまに、あまあ まをけんじょうっするのぜぇぇぇぇぇっ!!」 「くそどれいのぶんざいでゆっぐりするなぁぁぁぁぁっ!ぐずはきらいだよっ!このよのあまあ まは、さいしょっからぜんぶでいぶのものにきまってるでしょぉぉぉぉ!?」 「くしょどれいはさっさとあまあまをよこちてね!」×4 コイツらは、俺のパンがどうしても欲しいらしい。 「そうか、ならそこに並べ。俺が食いやすいように分けてやろう」 俺はそのパンを、やや大きめの2つ、子ゆっくりに良さそうな4つに分けると、一列に並んだ ゆっくり共の前に置いてやった。 「ふんっ!くそどれいのわりにそこそこやつにたつのぜ!」 「ゆゆ~ん!ついにくそにんげんがれいむのびぼうのまえにくっぷくっしたよ!」 「くしょじじいはもっとあまあましゃんをもってきてね!とくもりっでいいよ!」×4 そして、置かれたパンに奴らは一斉に食らいついた。その有様は重油に汚染された海から押し 寄せる粘つく黒い波を連想させた。 「ゆ゛ほ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っ゛!か゛ら゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ っ゛!?こ゛れ゛、と゛く゛は゛い゛っ゛ち゛ぇ゛る゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ゛!!!!」 ×6 まるで練習したかのようにそろって同じセリフを吐いた。もちろん体内の餡子とともに。 「だから言っただろう?人間の食い物はあまあまばかりじゃないって」 俺が持っていた食いかけのパンは『特盛りっ!超激辛タイ風カレーパン』というものだ。だが、 しばしばタイやインドなどを旅行する俺にとって、その辛みはマイルド過ぎるものだった。辛み が毒になるゆっくりには充分に死に直結するレベルだったようだが。 4匹の子ゆっくりはパンを口にすると例のセリフと同時に、体内のあらゆる穴から餡子を噴き 出し目玉を飛び出させた悲惨な姿となり果てた。しわしわになり平らに広がった状態からして、 すでに死んでいるようだ。親の方はと言うと、やはりしわしわになって半分に潰れたような姿と なり荒い息をしている。しーしーを漏らし、血走り落ち窪んだ目から涙を止めどなく流している。 吐き出した餡子の量からして長くはないだろう。 「人間はいろんな味でゆっくりするし、できるんだ。オマエらみたいな甘いものしかうまいと思 えないような残念な味覚は持ってないんだよ。じゃあな」 俺はゆっくり用ゴミ箱に備え付けの道具で野良ゆっくり一家をかき集めて、ゴミ箱に放り込ん だ。親の方はまだ息があったようだが知ったこっちゃ無い。まあ、ゆっくり自体は餡子だから、 最期にあまあまに囲まれてしあわせーだろう。 ( 了 ) anko3684 自家製ゆっくり忌避剤 anko3687 ある農村のゆっくり対策 anko3718 ろーりんぐゆっくり anko3770 ゆっくりお月見 anko3827 おかあさんのおくちはてっぺくっだよ! anko3858 ある温泉街のゆっくり対策 前編 anko3861 ある温泉街のゆっくり対策 後編
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小ネタです。 すっきり表現があります。 他の作家山との設定かぶりもあると思います。 それではよろしくおねがいします。 俺はしがない普通のお兄さん。30才童貞だ。 もうすぐ素敵な銅付きえーき様の妖精さんが来て 魔法使いにしてもらって銅付きゆっくりのハーレムを作る予定である。 ...ようせいさんはゆっくりしてないではやくきてね! 俺は今日会社で叱られた。 こんな時はあの饅頭もどき「ゆっくり」を虐待するに限る。 しかしただ虐待するだけでは面白くないので ちょっと趣向を凝らそうかと会社の帰りにゆっくり専門ペットショップに寄った。 虐待するのに何でペットショップに行くかというと 大抵のペットショップではゆっくりの躾用品と称して虐待グッズを売っているからである。 その中に『新製品』の札を付けた商品を見つけた俺はその商品を手にとると 商品に書かれた説明書を読んだ。 「こういうのもおもしろいかもしれないな」 納得した俺はレジに向かった。 「きれいになろうね」 その翌日会社の帰りに俺は野良ゆっくりを招待した。。 しんぐるまざーのでいぶに赤まりさと赤れいむの親子である。 ちなみに父親は 「ろくにごはんもとれないやくたたずなのででいぶがせいさいした」らしい。 最近は元飼いゆっくりの野良ゆでも人間にはなかなか近づいてこないが こいつは「かわいそうなシングルマザーを飼いゆっくりにしてやる」といったら 「どうせんだよ。それからにんげんのくそどれいはおちびちゃんもいっしょにかうんだよ」と 威張りながら親子で付いてきた少々頭の中身の可哀想なゲス一家である。 「着いたぞ」 「ここがどれいのおうちなの?きたなくてせまいけどれいむさまのゆっくりぷれいすにしてやるから ありがたくおもえ」 「くしょどれいはゆっきゅりしないでさっさとあみゃあみゃもってこい」 「どれいはきゃわいいれいみゅにもあみゃあみゃもってくるんだじぇ」 好き勝手な事を言っているが今だけなのでここは我慢する。 「飼いゆっくりになるならまず綺麗にしないと。俺が洗ってあげるからお風呂に入ろうか」 「ゆゆーんおふろさんはゆっくりできるよ」 「ゆっきゅりー」×2 風呂に抵抗がないと言う事はこいつら元飼いゆかななどと考えたがこれから行う事にはあまり関係がない。 むしろ抵抗が少なくて助かるくらいだ。 100均で購入した大きめのたらいに湯を張ると親子を二つのたらいに分けて入れた。 まずはでいぶの入ったたらいに昨日買った物を入れる。 「くそにんげんそれはなんだ?」 「これは入浴剤と言って今飼いゆっくりの間で流行ってるんだ。いいにおいがするだろう? これはとてもゆっくりできるんだよ」 「なかなかきがきくね」 そういってゆふんと胸をはる。 「おちびちゃん達にも入れてあげるね」 「ゆわーい」×2 変化は直ぐに現れた。 「ゆっ?なんだがあしがむずむずずるよ。おいくそどれい。もうふろはいいから う、うぎゃあああああああああああああ」 「ん?れいむどうした」 「いいじゃいいいいいいいい。からだがいじゃいいいいいいい。どれいはざっざとここからだせえええええ」 「まあまあそういわないで。それよりも目の前の子供達を見てみろ」 「ゆ・・・ゆう。まりちゃはからだがあついよ」 「れいみゅもからだがあついよ」 2匹は上気した顔でお互いを見つめ合う。 「おまえたちそういう時はすっきりをするといいんだぞ」 「すっきりってなに?」 俺は母親の目の前でそのやり方だけを教えてやった。 「なにいってるのおちびちゃん?おちびちゃんたちはそんなことしたらだめなんだよ!」 でいぶが必死に引き留めるがもう遅い。 「まりしゃあああああ!」 「れいみゅうううううう!」 抱き合った2匹は激しく頬をすり寄せる。 そのたびにぬちょぬちょ気持ちわるい音が響いていたがやがて 「すっきり~」 2匹が同時に叫ぶと次の瞬間赤れいむの額から蔦が伸びるが 二匹はそれに気づくことなくさらなるすっきりに励んでいる 俺がちび饅頭達のたらいに入れた入浴剤は「ゆ虐印。すっきりの湯」。 この入浴剤はその名の通り入浴した全てのゆっくりに発情を促す湯であるが この湯に入った状態ですっきりを行うと、さらなる発情を促し 死ぬまですっきりをやめることができない効能がある。 「うがあああああああああ!おちびちゃんがあああああああ」 れいむの悲鳴で再び赤ゆ達を見ると 真っ黒にしなびた状態で幾重にも茎をはやしながらもまだすっきりを続け 最後は2匹とも棒みたいな状態で湯の底に沈んでいった。 「よぐももおちびちゃんをころしたなああああ!でいぶがせいさいしてやる!」 でいぶはたらいから飛び出そうとしたが動く事が出来ないみたいでぐにぐにもがいている。 「うぎゃあああ!でいぶのあんよがああああああうごかない!それにいじゃいいいいい! ゆっぐりできないにおいがするううううう」 でいぶに使った入浴剤は「ゆ虐印 塩の湯」 この入浴剤は初めは甘い匂いがして身体もあたたまりヘブン状態になるが 直ぐに白いゲル状に硬化。その状態になるともうゆっくりは逃げる事が出来ない。 そして入浴剤に含まれる特殊な辛味成分がが浸透圧を利用して身体の中にしみこむと 体内の甘味と結びついて苦痛を伴いながら塩に変わっていく。 甘い匂いも時間の経過と共にゆっくりがもっとも嫌う仲間の死臭に変化すると言う気の利いたおまけ付きだ。 「くじゃあああああい!ゆっぐりできない!いじゃあああああい!」 もがきながら叫び続けたれいむは一時間後 「ゆぐ・・もっと・・ゆっぐり」と言いながら塩のオブジェになった。 その後二つのたらいをお湯で洗い流す。後始末はこれだけでいいらしい。 可哀想なしんぐるまざー親子は下水に消えた。 「久しぶりに良い事をしたな」 その後さわやかな気分で俺は人間用の入浴剤での入浴を楽しんだ。 (完) 後書き 3作目です。2作目「願いを叶える神社」に 沢山の感想や批評をいただき有り難うございました。 ゲスありすと鬼居惨コンビの評判が意外に良くてびっくりです。 また何か思いついたらこのコンビの話も書いてみようと思います。 自分がssで苦労する1つにタイトルを決めるというのがありまして たいていはその場のフィーリングで決めてしまうんですが やっぱりしっくり来ない時も多いんですよね。 何か良い方法があったらアドバイスして頂けると凄く嬉しいです。 それでは感想・批評等お待ちしております。 今まで描いた物 nue095.txt 『春の日の午後』 anko1498.txt『願いを叶える神社』
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今日は休みで雨だ。 さて、雨戸でなんか苦しんでるゆっくりでも虐めるか。 れ「くそどれい!れいむたちはあめにうたれてたいへんだよ!いれてあげてね!」 ま「きかないふりはないんだぜ!」 黒「はいどうぞあけてあげます」 ふ「くっくっく」 よっこいしょっと、さて、虐めるか。 ま「さっさとあけてね!」 はい開けます、 れ「やったね!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!くそどれいはさっさとあまあまをもってきてね!おちびちゃんのぶんもだよ!」 ああ、口の中にちびがいるパターンか。 ふ「あいかわらずなまいきだよね、おまえら。」 ま「ゆゆっ!ふらんだぁぁ!」 ふ「だいじょうぶ、まだなんもしないから」 れ「じゃああんしんだよ!ついでにおまえもどれいになってね!」 ふ「(相変わらずのんきだねぇ)すくなくともおまえらのどれいにはならないね。」 さて、これを使うか、毒入りチョコ! れ「わーい!おちびちゃんでてきていいよ!」 子れ「わーい!ゆっくりたべるよ!」 ゆ共「いっただっきまーす!」 バカゆっくり共はなにも気づかずに食べた。 ゆ共「しあわせぇー!」 ふ「(ムカつくねぇ、でものんきでいられるのも今の内だけどね!」 ゆ共「ごちそうさまぁー!」 あ、そういえばウンコ出すんだった。でもこのチョコにはウンコも出さない副作用がある。それがたったの100円だからお得だぜ! まあチョコの効果は甘味付き、ウンコ出さない、気分を悪くする、くらいか。 子ゆ「うんうんでりゅよ!」 フッ、見所の1つだ。 子れ「ありぇっ?うんうんでにゃいよぉぉ!」 子ま「なんぢぇぢぇないにぉぉ!?」 れ「なんで?うんうんでないよぉ?」 ま「いや、がんばってだすんだぜ!」 その努力も無駄に終わるな。 子れ「ゆぅ‥ なんきゃきもちぃわるいよ‥」 れ「どうしたの?おちびちゃん?」 子ま「まりちゃもきもちぃわるいよ‥」 ま「まずいのぜ!おちびちゃんが!」 れ「おちびちゃん!ずっとゆっくりだけはしちゃだめだよ!」 効果が結構出ていているようだ。 ふ「(ぷっ、相変わらずバカだねぇ)」 子れ「ゆぅ‥ れいみゅ‥ もうだみぇ‥」 子ま「れいみゅ、まりしゃよりさきにゆっくりしちゃだみぇだよ‥」 おお、本気になってきやがったな。 れ「だめぇぇぇ‥ ゆっぐりしぢゃだべだよぉぉぉ‥」 ま「ゆぅ‥ だめだよ‥ おちびちゃん‥」 親の方も弱ってきている、これじゃつまんないな。仕方ない、親ゆには特別にオレンジジュースかけてやるか。 れ「おぢびぢゃぁぁん!ゆっぐりじぢゃだめぇぇぇ!」 ま「おいくぞどれいっ!はやぐおぢびぢゃんをぢりょうずるのぜ!」 黒「ごめん、お前らの奴隷になった覚えはない。」 ふ「てかまだきづかないの?」 れ「どういうごどぉ!?ざっざどせづめいじでね!」 ふ「おまえらのたべたあまあまとやらにはねぇ、どくはいってたんだよ。」 ま「ゆおぉぉぉ!だばじだなぁぁぁ!」 ふ「そしておまえらはこれからこどもがぶざまにしぬすがたをただみとどけるわけ。」 れ「どぼぢでぞんなごどじだのぉぉ!?」 ふ「てかいまそんなこといってるばあいなの?もうこどもしんじゃうよ?」 子れ「ゆぅ‥ ゆぅ‥ もう‥えいえんに‥」 れ「おぢびぢゃぁぁん!しんぢゃだめぇぇぇ!」 子ま「こにょ‥ くしょ‥」 ふ「さあ、ちびどものさいごをごらんあれ♪」 ふらんはれーゔぁていんでちびどもを残酷に殺した。 ゆ共「ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ま「ごにょぐじょぶらんっ!おばえなんがじねぇぇぇ!」 れ「おぢびぢゃんをごろずくずはじねぇっ!」 まりさとれいむがふらんに突撃しようとしてきた。 ふ「ごみのぶんざいでかってにぞうしょくしてるほうがわるい。」 すると、ふらんはれーゔぁていんを構え、 ふ「もう、こんてぃにゅーできないまましね。」 と言い残した後、れいむとまりさを切り裂いた。 ま「ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 れ「あづいよぉ!ぐるじいよぉ!いだいよぉ!がなじいよぉ!」 ふらんとれーゔぁていんで切り裂くとゆっくりの場合ダイナミックな死に様を見せてくれる。これはいいぞ! となんて考えているうちにれいむとまりさはしんでいた。 ふ「おまえ、たのしかったか?ふらんはたのしかったぞ!」 黒「ああ、スゲェ楽しかった。またやろうな。」 ふ「それはよかったな!さて、したいじゃまだからけすか。」 そして、ふらんによりしたいはけされた。
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『くちはわざわいのもと』 12KB 制裁 小ネタ 自業自得 お家宣言 家族崩壊 現代 愛護人間 おうち宣言制裁ものです おうち宣言ものを書きたかったんだ。 「ゆふふ!ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!」 「くそにんげんはとっととあまあまをもってくるのぜ!」 「はやきゅもってきょい!」 昼飯にたまには外食と近所のジョ◯サンに一時間くらい出かけていた時の出来事だった。 猫専用出入口から入ってきたのであろう 野良ゆっくりが一階のリビングをめちゃくちゃに荒らしていた。 まりさ種にれいむ種、あとこいつらのミニチュアみたいな小さいのが2匹。 所謂おうち宣言というやつである。 その生ゴミやらうんうんやらがついた汚い身体で部屋をズルズル動きまわるもんだから 床や壁、カーペットなど目に見える部屋の中そこらじゅうが泥だらけだ。 「うんうんでりゅよ…でりゅっ!でりゅう!!!」(モリュ!モリュリュ) 読みかけだった本の上に盛大にうんうんをひねり出す小汚物饅頭。 「そうだ、うちの猫は…!?」 俺はハッとなって飼っている猫を探す。 猫がゆっくりごときに負けないと思うが トロいうちの猫のことだ。少し心配である。 「フゴゴ…スー…」 我が家の愛猫は二階の押入の奥で寝ていた。 肉球をぷにぷに触るとひっくり返ってアゴを見せる。 ゆっくりが侵入してきたことも気づいてないのだろう。役に立たないやつだ。 さて、猫の安全も確認したし野良の駆除をしなければ。 「おい!くそどれい!きいてるのかなのぜ!? はやくまりささまに、あまあまをけんっじょう!するんだぜ!」 「ゆふふ…まりさ、あのくそにんげんはびびってるんだよ! おいごみくず!さっさというとおりにしてね!それからすぐにしんでね!」 「「ゆぴぴー…ゆぴー」」 掃除道具を持って一階のリビングに戻ると でか饅頭はまだ猛っていた。 小さいくそ饅頭は寝息を立てて寝ている。 「ゆふふっ!おちびちゃんはてんしっ!のようなえがおだよぉぉぉ…! このあたらしいおうちのいちばんいいばしょにべっどさんをつくってあげようね!」 「ゆふふっ!そうだね、れいむ! …ああ~ん?なにみてるんだぜぇ?くそどれい!!! おまえははやくおちびちゃんのためにあまあまをもってこいなのぜ!!! それいじょうここにいるとぶちころがすのぜ!!!」 ゆっくり達の会話を無視してゴム手袋をはめながらつかつかと近寄り 「あみゃあみゃ…」とかゆぴゆぴ寝息を立ててるちび饅頭を掴み上げる。 「おっ…おまえぇぇぇぇぇ!!!なにきたないてで おちびちゃんをさわってるんだぁぁぁぁぁ!!!」 「な…なにやってるのぜくそどれい!!!きがくるったかなのぜ!?ぶちころすぞ!!! さっさとおちびちゃんをゆかにおろせぇぇぇ!!!」 ぽすんぽすんと足に体当りしながらそんなことを宣うので 言われた通り床におろしてやった。 「ゆ…?きょきょはどきょにゃにょ…くしょにんげん?」 叩きつけて。 「おしょぱぼあっ!!!!!」 床に飛び散る餡子の花。 でか饅頭二匹はしばらく固まっていたが 「あ」 「ああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?」 の絶叫とともに再起動した。 「くそにんげんんんんん!!!!!おばえぇぇぇぇぇ!!!よぐもおじびじゃんをぉぉぉぉぉ!!!」 「ぎざまぁぁぁ!!!よぐもどれいのぶんざいでごんなごどをじでがじでぐれだなぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆゆ…?おとーしゃ…どうちたの?」 残ったチビ饅頭も俺の手の中で目覚めた。 こいつはさっき俺の大切な本にうんうんをモリュモリュ捻り出してたやつだ。 「ゆ…!!!くしょにんげん!きちゃにゃいてでれいみゅにしゃわりゅにゃぁぁぁ!!! はなちぇぇぇぇぇぇ!!!」 手の中でもるんもるん暴れる一口饅頭。 何か面白い潰し方はないかな、と周りを見回すと机の上に定規があった。 親饅頭がまだなにかギャギャー喚いているが無視して、庭に続く窓を開ける。 ティッシュの箱を縦に立て、縦長の長方形の台を作ってからそこに片方がはみ出る感じに定規を乗せた。 定規を思いっきり曲げ、先端の方にみゅーみゅー五月蝿いチビ饅頭をセットして片手で押さえる。 それを庭に向ければゴミ饅頭投石機の完成だ。 「やべろぉぉぉぉぉ!!!ぐぞにんげんんんんん!!! そのきったないてからおじびじゃんをはなぜぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆゆ?な…なにしてるにょ?しゃっしゃとあみゃあみゃをもっちぇ…」(ビンッ!!!) 言い切る前に庭の塀に勢いよく射出される子まんじゅう。 「おぼっ!!!」 断末魔もそこそこに本日二つ目の餡子の花が開いた。 おお、これは爽快だ。癖になりそう。 「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!? おじびじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」 「おじびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!?!?!?」 すごい顔でぐねんぐねん曲がったり伸び縮みしたりする二匹。 ちび饅頭は小さいので室内で潰してもサッと拭き取るだけで終わるが バスケットボールくらいあるデカ饅頭は、飛び散らすとバスタオルが必要になるくらい掃除が面倒くさい。 なのでゴミ袋に入れて庭で潰すことにした。 「おばえぇぇぇぇぇ!!!よっよぐもでいぶのおじびじゃんをぉぉぉぉぉ!!!」 「ゆるざない!!!ぜっだいにゆるざない!!!ゆるざないぃぃぃぃぃ!!!」 すごい形相と声で吠える二匹の番。 それにしてもゆっくりというものは理解にし難い。 何故『人間と意思疎通できて喋れる』という最大の利点を 最悪の扱い方でしか運用できないのだろうか。 例えば『ゆっゆっ』としか喋れないゆっくりがおうち宣言しに来たとしよう。 俺が帰ってくるとリビングでくつろぐゆっくり達の姿が見える。 「ゆゆっ?ゆーっ」 俺を見るなり足元に群がってきて、ポインポインと俺の足にじゃれついてくる。 お腹が空いてるようなので何か食べれるものを探して与えると 「ゆっゆ~!ゆゆゆ~ん!」 汚いがいい食べっぷりで完食してくれる。 「ゆゆーん!ゆっゆっ」 「ゆぴぴ…ゆぴ…」 窓際のソファが気に入ったのか、そこで家族みんなで集まってひなたぼっこをし始める。 それを目を細めながらのんびりと眺め、コーヒーを淹れて休日を楽しむうららかな一時。 これが喋れる事になるとこうなる。 俺が帰ってくるとリビングでくつろぐゆっくり達の姿が見える。 「ゆふふ、なかなかいいおうちだね! おちびちゃんたち!ここをれいむたちのゆっくりプレイスにしようね!」 「「「ゆっきゅりりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、みんなとってもいいこなんだぜっ!!! …ああん!?なんなんだぜ!?おまえは! さいっきょう!かぞくのまりさいっかのゆっくりプレイスに むだんではいってくるななのぜ!!!」 俺を見るなり足元に群がってきて(実際はせいっさい!しようと近づいてきている) ポインポインと俺の足にじゃれついてくる(実際は攻撃してる) お腹が空いてるようなので何か食べれるものを探して与えると 「がっつがーっつ!!!むしゃーっ!!!それなりーーー! くそみたいなにんげんがだしたくそみたいなそれなりー!な、くそごはんさん!」 「むーちゃむーちゃ!!!ちちちちちちあわちぇぇぇぇぇぇ!!!」(プシャー!) 「はふはっふがつがつ!むーしゃむーしゃ!うめ!めっちゃうめぇぇぇ!!! …おい、くそどれい!なにみてるの!? れいむさまのみりょくっ!にくぎづけになってるのはわかるけどおちつかないよ! とっととどっかいってね!そしたらしんでね!すぐでいいよ!」 汚いがいい食べっぷりで完食してくれる。 「まりささまはおねむなんだぜ!!!」 「ゆっ!こんなところにとってもゆっくりできるふかふかさんがあるよ!!!」 「ぴっきぃぃぃぃぃ!!!とってもとっても ふーきゃふーきゃなのじぇぇぇぇ!!! まりちゃはここをゆっくりぷれいちゅっ!に にんちぇいしゅりゅんだじぇっ!」(プリンッ) 「ゆふふ…れいむのおちびちゃん、とってもげんきだよぉぉぉぉぉ…! とってもわんぱくだよぉぉぉぉぉ…!」 「ゆふっ!そうだねれいむ! ん?おいくそどれい!!!さっさともうふっ!さんをもってくるんだぜ!!! ほんっときがきかないやつなのぜ…!まりささまはいかりっ!しんとうなのぜ!? これいじょうまりささまをおこらすと、ほんとにころしちゃうかもしれないのぜ!?」 「さあ、みんなでスーパーすーやすーやタイムをはじめるよ!!!」 「「「ゆっゆおーーー!!!」」」 窓際のソファが気に入ったのか、そこで家族みんなで集まってひなたぼっこをし始める。 それに目を細めながら…細…ほ…そ… 「ヒャッハーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」 そんな感じで餡子脳が喋れることの利点に追いついていない。 例えるならスクーターにロケットエンジンを積んだようなものだろうか。 『お買い物に出ようとしてスクーターに乗ったら大気圏で燃え尽きていた』とかそんな感じである。 難儀な生き物だ。 サンダルを履き庭に出て、袋に入れたままの ギャギャー五月蝿い二匹のクリーチャーを愛用のバットで潰そうとした時だった。 「んまー!あなた!可愛いゆっくりちゃんになにしてるんですの!?」 隣のおばちゃんが声をかけてきた。 この人はゆっくりがとても大好きな変な人だ。 「ゆっくりんなんとか」って変な会にも入っているとても面倒臭い人。 「へ?ああ、野良がおうち宣言してきたもんで…潰して生ゴミに出そうかと…」 「潰してですって!?ゆっくりちゃんが可哀想じゃないの!!!」 え、ナニソレ。 「いやいや、こいつら野良ですよ?」 「それにしたって潰すとか…可哀想じゃありませんこと!?」 え、ドウスレバイイノデスカ。 「あ、なるほど、わかりました。じゃあこれあげます。俺要りませんので」 「いりませんわよ!!!そんな野良!!!でも潰しちゃ可哀想ですし この機会にあなたも可愛いゆっくりちゃんを飼ってみてはどうかしら!?」 ナニソレコワイ。 俺は少し考えたあと 「俺は間違ってもこんなもの飼いたくありません。 しかしあなたは潰すなという。 では、ここは一つゆっくり達の意思を尊重しましょう」 と、いい二匹を解き放った。 「くそにんげんんんんんん!!!」 「おばぇぇぇぇぇ!!!よぐもごんなどごろにとじどめだなぁぁぁぁぁ!!!」 この世知辛い世の中に再び生を許された二匹の汚物饅頭。 「まっ!汚い言葉遣いです事」 俺はぴーひゃらぴーひゃら見当違いのことを叫ぶ二匹をなだめながらこう言った。 「まあまあおちつけお前ら。 さっきは悪かった悪かった俺は全く反省もしないが。 えっとなー。俺がおうち宣言を止めたことをあのおばちゃんに話したら あの人、お前たちがとってもとーっても!可哀想だっていってたぞ」 二匹はおばちゃんの方を向き、ゆうう~?と少し考える。 そして何かに気づいたのか、ハッと再起動した。 「ゆっ!そうだよ!れいむたちはかわいそうなんだよ!!!」 「ゆゆっ!そうだよ!まりさたちはおうちせんげんっ!をおいだされた かわいそうなゆっくりなんだよ!!!」 オチビを潰した恨みは綺麗サッパリ忘れてる。ウム、さすが餡子脳。 二匹ともおばちゃんの方に向き直って、胸を張って怒鳴り散らし始めた。 「おい、くそにんげん!!!そのゆっくりプレイスをまりささまによこすんだぜ!!!」 「れいむたちはかわいそうなしんぐるっ!ふうふっ!なんだよ!!! とってもかわいそうなんだよ!だからかいゆっくりにしてね!すぐでいいよ!!!」 デターッゆっくりさんの十八番! 可哀想!だから→見返り頂戴! 悪い人間は『人の心の隙間』につけ込み、狡猾にそれを利用するが ゆっくりは『自分の心の隙間』につけ込み、それを使って相手を攻める。 ビルの屋上から飛び降り自殺をするついでに階下の人間に天空ペケ字拳を繰り出すような自傷行為だ。 「ふざけないで頂戴!!!うちにはもう餡統証付きのぱちゅりーちゃんがいるんですのよ!!!」 「でもれいむたちはかわいそうなんだよね!?」 「えっ!?そ、それはそうだけど…」 「ゆっくりさべつっ!はいけないのぜ!!! どんなゆっくりにもゆんけんっ!はあるはずなのぜ!!!」 「ななな…!!!なにをいってるの!? あなたたちみたいなきったない野良とうちのぱちりーちゃんを比べないで頂戴!!!」 飼いゆになれるかなれないかの瀬戸際なので両者とも必死だ。 「ぬ…ぬぎぎ…! あ、あなた!!!なんとかしなさい!!! あなたが飼ってやればいいじゃないです事!?」 「いやだから要りませんって。こんなくそ饅頭。 こいつらがうちの家に一歩でもはいったら即捻り潰しますよ」 「そんなことしたらゆっくりちゃんが可哀想だって言ってるでしょう!!! なんで何回言ってもわからないのかしらっ!?」 「ゆーしょ!ゆーしょ!」 「ゆっひ!ゆっひ!」 そんな問答をしてる間に、ゆっくり達はお隣に侵入しようとしていた。 「まりさっ!かいゆだよ!れいむたちやっとかいゆになれるんだね!」 「にんげんのくそどれいにあまあまくそたべほうだい…! ばらいろのゆんせいっ!がくそめのまえにあるのぜ!!!」 尻をもるんもるんと振りつつ庭のブロック塀の穴からお隣さんに潜入しようとする二匹。 すっごいきもちわるい。 「ひっ…ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!ちょ、ちょっと!!!入って来ないで!!! あ、あなた!はやくなんとかしなさい!!!」 「ウーンでも潰すなってイワレタシナー。 ゆっくりちゃんもそっち行きたいって言ってるしナー。 ゆっくりが可愛いのならゆんけんは大切にしませんと奥さん。デュフフ!」 「はやっ!はやくっ!!!ぎゃぁぁぁぁぁひぃぃぃぃぃ!!! なんでもいいからどーにかしなさい!!!!!」 「へーいへい」 そう言うので仕方なくぷりんぷりんしている尻に向かって ゴルフスイングの要領で、勢い良くバットを振りぬいた。 「ゆっぴょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 「まっまでぃざ!?までぃっぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 まりさの尻は弾けて混ざり、れいむの尻はそのままの形を維持しぶっちぎれ うちの木の幹に当たって地面に落っこちる。 まだぷりんぷりんしてた気持ちの悪いそれを見たおばちゃんは「あふん」とそのまま卒倒した。 「喋れることがやっと役に立ったじゃないか」 日頃からなんやかんや五月蝿かった隣のおばちゃんを撃退できたお礼に その残骸を回収して、親子ともどもうちの庭に埋めてやった。 「ニャー」 「おお、ごはんか。ちょっと待ってろよ」 夕方。愛猫がご飯をねだるので缶詰を開けてやる。 俺も自分の夕飯の用意をしないといけないので台所に立って、コンロに火を入れる。 そんな俺の足に愛猫はスリスリをしてご飯をおねだりしてくる。 猫はほんとうに可愛い。 だが、もしこの可愛い生き物が人語を喋れたとしたらどんなことを言うのだろうか。 喋れないから可愛いのではないだろうか。 ゆっくり達もあのおばちゃんもそうだが 身の丈に合わないことは喋らないほうがいいのに、何故口をだすのだろうか。 「口は災いの元。沈黙は金ニャ」 猫はそんなことを言うような目で今日も美味しいご飯にありつくのであった。 了 他に書いたもの。 anko4390 水族館でゆっくり anko4400 シュミレーションゲーム 毎回誤字脱字すみませんです…。 前二作、感想評価共々誠にありがとうございました。 挿絵:
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【はじめに】 今作は曖昧な着想が、絵本あきさん即興ポエムコンペを経て固まり、SSになったものです。絵本あきさん、ありがとうございました。 今回語られる設定は今作限定のものであることを、あらかじめお断りさせて頂きます。 【本編】 その男は、ゆ虐中毒者であった。特にゲスゆっくりに対して制裁を行うと、脳内だけで絶頂を迎えるほどの快感を得ることができた。 ゆ虐が行えない日が続くと、アルコール依存症を模すが如く、決まって手が震えるのである。 そんな馬鹿な、と思われるかもしれないが、この世の一切の行為には依存性が潜んでいるものだ。あらゆる食物に対してアレルギーが存在するように。 禁断症状が出ると、もう、並大抵のゆ虐や駆除では満足できなかった。制裁、それも度し難いゲスに対する制裁でなければ、震えが治まらない。 緩和は難しいことではなかった。近くには大きな公園があったし、片田舎ではあってもゲスはありふれていて、いつでも制裁を行うことができた。 それらが滞るようになったのは、1月ほど前のことである。男の周りから、ゲスゆっくりというものが消え失せたのである。 当然であろう。いくら餡子脳の生き物であろうと、見ゲス必殺の鬼威惨がうろついていると分かれば、生き延びるために善良となる。 結果、ゆ害の類は根絶同然となり、制裁依存の男は神のみぞ知る近隣の救世主となったのであるが、本人にしてみればたまらない話だ。 まるで、両腕にマナーモードの携帯端末を埋め込まれたようだった。両手がブレて、まともにペンも握れない。 しかし、彼は医者の世話になることもなければ、いかにもゲス然とした飼いゆを襲って警察の厄介になる愚も犯さなかった。 男は適当な野良の番を見繕い、家で飼うことにした。 ゲスがいなければ作ればいい。制裁狂は飼いれいむと飼いまりさを存分に甘やかし、その時を待つことにした。 有給を取り、偽りの愛で派は2匹と生活を共にする。至高のあまあま、極上のふかふか、完璧なゆっくりを与え続けながら。 時折、男は隠れて2匹の姿を覗いてみたりする。飼い主の前では従順であっても、陰では既にゲス化しているかもしれないからだ。 飼いれいむは庭に出ると、朝食のクッキーのひとつを庭の土や草と混ぜて1つの大きな塊にした。 そこに、こっそりと野良ありすがやってくる。れいむが野良にクッキー入りの塊を渡すと、ありすは泣きながらそれを受け取っていた。 飼いまりさは主がゴミ箱に捨てたビニール袋を拾い上げ、ゆっくり用ドアを通じて玄関先に出る。 間もなく、辺りをうかがいながら野良ぱちゅりーがやってきて、何度も額を地に擦りつけながら、ビニールを受け取っていた。 飼いれいむも飼いまりさも、傲慢な態度は微塵もなかった。その慈しむような瞳には、ゲスの欠片も見当たらない。 勝手なことをしたと、難癖付けて制裁することは容易かったが……。食指はちっとも動かなかった。 いつまでたっても、飼いゆっくり共は心優しかった。それだけではない。それを訪れるゆっくりどもまで、明らかに感化され始めているようだった。 文字通りの震える手で、男は飼いれいむと飼いまりさを殴り付けた。 テーブルの上にいた2匹は吹っ飛ぶ。片方は壁で強かにこめかみを打ち、もう片方は床に叩き付けられた衝撃で歯が欠けた。 飼いゆっくりどもは、泣いたり喚いたりしない。黙々と飼い主の下へ戻り、頭を下げて男の指示を待っている。 飼い主の症状は、かえって悪化していた。胸が締め付けられ、頭の中が攪拌されたかのような症状まで、震えに加担し始めたのだ。 世の鬼威惨の中には、善良種ほど喜んで虐めるものの方が多い。そうではないことがこれほどの不幸を伴うとは。男は自分自身に怨み事を呟いた。 様子がおかしいことに、流石の饅頭生物も気付いたらしい。飼いゆは珍しくも、自分から主人に話しかけた。 「おにーさん、ゆっくりしてね。れいむ、おにーさんを、ゆっくりさせたいよ」 「まりさに、ゆっくりできないところがあるの? そうだったら、いってね」 「お前ら、どうしてそんなにいい奴なんだよ……」 制裁依存者の瞳から、涙が溢れる。怒りでも悲しみでも喜びでもなく、ただ感傷が堰を切って流れ落ちる。 濡れた顔を拭う手も、小刻みに揺れている。止まらない。症状も感情も、何もかも。 「ゆ? いいやつって、ゆっくりしてるってこと?」 「それだと、おにーさんは、ゆっくりできないの?」 「ゆっくりは、ゲスデフォだろ!」 「げすでふぉ?」 「ゲスゆっくりが普通なんだ。身勝手で、凶暴で、恩知らずの身の程知らずで。そうでないと」 いつ、そうしたのだろうか。男は自分でも気付かないうちに寝室の布団に包まっていた。 頭から掛け布団を被り、丸1日、何も食わず誰とも接せず、ただひたすらに暗闇の中で過ごした。 時折、れいむとまりさが何か話しているのが聞こえた。専用扉を通じて、何度か外にも出たようだ。 どうでもいいと自分に言い聞かせて、眠るしかなかった。本当にどうしようもない時は、そうする以外に術はない。 何かが割れる音で、病人はかろうじて目を覚ます。 居間に入ると、そこには素晴らしい光景が広がっていた。 わざと割れやすいように床に置いていた花瓶が盛大に割られ、その横にある皿を今まさにれいむが倒そうとしている。 まりさは餌袋を歯で引き千切り、辺りに中身をぶち撒けている。ついでに餌皿をくわえて、そのまま窓ガラスに投げ付けたりしていたが、残念ながらガラスは割れなかった。 2匹は飼い主を認めると、すぐさま近付き、膨らんで威嚇した。 「おい、じじい、あまあまよこすのぜ!」 「この、くそどれい! かわいいかわいいれいむを、ゆっくりさせてね!」 満面の笑みで足元の饅頭に手を伸ばそうとしたところで、男の動きが止まった。同時に一昨日の会話が思い出され、疑惑も湧いた。 もしかしてこいつら、俺のために、ゲスのフリをしているんじゃないのか? 制裁の前に、彼は尋問を試みることにした。 れいむを板の上に置き、お手軽に押しピンで固定した。当然泣き叫ぶが無視する。 まりさのためには、少し変わった方法を用いることにした。男は戸棚から瓶詰めの粉を取り出した。 中には、砂糖4に対し岩塩1を混ぜ、そこに化学調味料をちょっぴり加えたものが詰まっている。自家製しあわせパウダー。要はゆっくり用の麻薬だ。 まりさの舌を引っ張り出し、粉を一振りする。あまりやり過ぎると思考が先に死ぬので、ほんの少しだ。 「ゆゆ! これは、ゆっくりできるのぜ。おい、じじい、もっとこなこなさんをわたすのぜぜぜぜぜ」 「早くも中毒症状か」 「この、ぐぞどれー! いますぐ、れいむを、ゆっぐりざぜろ!」 「まずは、こっちからだな。おい、ド饅頭。どういうつもりだ? 何故、こんなことをした?」 「なにいってるの? れいむがなにか、わるいことした?」 「花瓶や皿を割っただろう。あれ程、触るなって言ったのに」 「しらないよ! くそどれいは、れいむをゆっくりさせるためにいるんだよ! くそどれいのものは、れいむのものだよ! ゆっくりさせていってね!」 男は一際長いピンを眉間に刺して、まりさの方に向き直った。中枢餡を避けつつも絶妙な位置を貫かれた痛みで、れいむはもがき苦しんでいる。 金髪饅頭は、ぼんやりと虚空を眺めていたが、突然気が触れたように飼い主の足に体当たりを敢行した。 「だせ、だせ、こなこなさん、よよよこすのぜ!」 「だったら、質問に答えるんだ。どうしてお前達は、言いつけを守らない?」 「いいつけなんて、ゆっくりできないのぜ! それより、こなこなこなこなこなこなさんを、よこすのぜ!」 「分かった、くれてやろう」 依存症の男は依存症のゆっくりを、れいむの後頭部へと寄せた。そしてしあわせパウダーを、黒髪へと少しづつ振り掛ける。 「このののにおいは、こなこなさんなのぜ! ゆっくりしないで、たべるのぜ!」 まりさは、粉付きの黒髪にかぶり付いた。勢い余って歯は毛根の下の頭皮も餡子も貫いて、えぐり取ろうとする。 「ゆっぎゃあああ! このくそばりざ、なにやってるの!」 「こなこなさんが、あるのぜ! こなこなさんはははは、ゆっっっくりできるのぜ」 「だからっで、なんでれいむまでたべるのおおお?」 「れいれいむなんて、どうでもいいのぜ! こなこなさんにくらべれば、ゆっくりできないのぜ!」 「じね! れいむをゆっくりざぜないばりざは、じね!」 まだ、意識が混濁するほどのパウダーは与えていないはずだった。なのに、まりさはれいむを食い殺そうとしている。 そんな番を、れいむは本気で憎み、罵詈雑言を浴びせかけている。 これで、決まりだ。唇が裂けんばかりに制裁狂は微笑む。 彼は押入れを開け、この日のために大事にしまっておいたバットを取り出し、静かに告げた。 「ゲスども、おしおきだ」 そして、手の震えはようやく止まった。振り下ろされたバットの先は、暖かい餡子にまみれている。 足元には、れいむとまりさだったものが転がっていて、肉塊ならぬ餡塊となって生命を散らしていた。 制裁依存者は、頭を激しく前後に振った。絶頂が脳から五体に伝わっていく。 気絶から立ち直ると、男は部屋の掃除をのそのそと始めた。 割れた陶器類を燃えないゴミ袋に、ゆっくりの餌は元の袋に集める。 ゆっくりの死体はれいむを固定していた板の上にまとめて載せ、庭先の一角に穴を掘って板ごと埋めた。 小さな土山を2つ作ると、それぞれに紅と黒のお飾りを乗せ、墓とした。絶頂の記念碑も兼ねている。 そんなママゴトのような作業をしながら、彼は考える。何故、あんなにも唐突にゲス化したのか。 理由が分かれば、この先ゲス欠乏に悩むことはなくなる。その解明は、制裁狂にとって喫緊の課題となるだろう。 清々しい気分とともに、依存症の男は目覚めた。雀のさえずりに誘われて、足取りも軽く庭先に出る。 庭には小さな物置がある。そこに野良まりさがいた。石をくわえて、鉄製の物置の柱に擦り傷など作っている。 「……何してる」 「ゆ! じじい、まりささまに、あまあまよこすのぜ!」 昨日の飼いゲスとほぼ同じセリフを吐くまりさ。 「ゆっへっへ、まりささまにかかれば、にんげんさんのおうちなんて、いちころなのぜ。それがわかったら」 鬼威惨は渾身の力を込めて、野良を蹴り上げる。金髪雑魚は物置の扉に激突し、呆気なく四散した。 頭蓋が跳ねるような心持ちを楽しむと、男は深呼吸する。 今日も良い日になりそうだと思う。そんな彼の視界に、今度はれいむ種が飛び込んできた。 「この、くそどれい! かわいいかわいいれいむを、ゆっくりさせてね!」 今まで我慢してきた分を取り戻そう。男は、自分が光明に包まれているように感じられた。 光明は気のせいだった。最初の遭遇から数時間。ひっきりなしにゲスゆっくりが来訪しては制裁する、ということを繰り返している。 難儀にもその度快感を覚える制裁狂だったが、そろそろ肉体の方が限界を迎えそうだった。 たまらず、庭と道を仕切る鉄の門扉を引く。流石に、これをよじ登る饅頭はいないだろう。 取り合えず、男は睡眠を欲している。状況の改善は、その後考えることに決めた。 3時間後。制裁狂はカーテンの隙間から庭先を覗いた。 鉄越しにうじゃうじゃと野良ゆっくりが集結しており、窓越しにも聞こえるほどの声を上げる迷惑振りであった。 「じじい、あまあまよこすのぜ!」 「この、くそどれい!」 「とかいはなありすを、ゆっくりさせなさい!」 「もりのけんじゃに、あまあまをみつぐのよ!」 「くそどれいは、ちぇんをゆっくりさせるんだよー。わかれよー」 「ちーーーーーーーんーーーーーーーぽっ」 最後のはともかく、押し並べて同じ要求を繰り返すゲスゆっくりども。 隣家とは離れているとはいえ、通報は時間の問題だろう。 男はこっそりと門とは反対の方へ出て、壁をよじ登って外に出る。 まずは、どこからゲス隊が湧いて出るのか突き止めなくてはならない。何せ、ほんの数日前までは影も形もなかったのだ。 家の周りは、放棄された田んぼだらけである。そのうちのひとつを制裁狂は突っ切り、離れたところから、自分ちの門を観察する。 鉄製の門扉の前には古びたアスファルトの道が通っており、そこを横断してゲスゆはやってきているようだった。 さらにゆっくりの歩みを遡ると、その先には自然公園があることに男は気付く。 大きさが災いしてか長い間放ったらかしにされている場所で、昨日潰した番もそこの出身だ。ゆっくりなどいくらでも住み着いているだろう。 しかし、あそこにはゲスゆっくりなんていなくなっていたはずだが。 草が生い茂る枯れ田の中を、観察者は身を屈めて移動する。門前と道を横断するゆっくりが、よりはっきりと見えるところにまで近寄る。 道の向こう側に、ぱちゅりーとありすの姿が見えた。柔らかな顔付きに見覚えがあった。れいむに餌を、まりさにビニールを貰ったもののようだ。 舗装路の中央にはオレンジの線があり、両端には歩道を示す白線がある。不便な田舎道なので、車の類はほとんど通らない。 カスタード饅と生クリーム饅は、いかにも善良そうな笑みを浮かべ、同時に肯く。そして、白線を越えた。 途端に表情が変わる。瞳は濁り、肌に険しさの線が浮かび、口元が歪んだ。完全に渡りきると、もうそこには以前の面影は何も残されていなかった。 2匹が罵声に加わり、男は田んぼから飛び出し疾走した。 道を渡る。白線の向こう側には、いくつものゆっくり達。男を見かける度に、笑顔でご挨拶などしてきたりする。 「ゆっくりしていってね!!!」 「とかいはなおにーさん、こんにちは!」 「ゆゆーん。おにーさん、ゆっくりしないで、どうしたの?」 ゲスなど、1匹も見当たらない。それなのに、ゲスはいくらでもやってくる。 一番賢そうなちぇんを拾い上げて、制裁狂は自分の顔に寄せた。 「わ、わからないよー? ちぇん、なにかした?」 「なあ、お前ら。大勢でいったいどこに向かってるんだ?」 「それはわかるよー、おんじんさんのとこだよー」 「恩人さん?」 「おんじんさんがかっていたれいむとまりさに、ちぇんたちはたくさん、たすけられたんだよー。 ちぇんたちがゆっくりできたのは、おんじんさんのおかげなんだねー。 だからこんどはちぇんたちが、おんじんさんをゆっくりさせるんだねー」 「恩人さんのとこって、あの、ゆっくりがいっぱい集まっている所か? 俺にはゲスどもが、よってたかって襲い掛かっているようにしか見えんないんだがなあ」 「おんじんさんは、げすゆっくりをせいさいっすると、ゆっくりできるんだよー。 れいむとまりさは、いってたんだねー。おんじんさんは、ゆっくりを、げすでふぉっていうんだって。 だからみんなで、げすでふぉのげすゆっくりになるんだよー」 思わず、チョコゆっくりを落とす。猫似のゆっくりだけあって、軽やかな音と共に着地した。 そんなことは、制裁狂の意識には入って来なかった。思考の全ては、ちぇんの言葉を反芻している。 この野良ゆっくりは、昨日潰した飼いれいむと飼いまりさのことを語っているのか。ゲスデフォ。それを叫んだことは覚えている。 自分はいったい、何をどこまで喋っていたのか。れいむとまりさがゲスになる前に、最後に話したあの日。記憶は大きく欠落していた。 「……だから、れいむとまりさは、げすゆっくりがどんなものか、おしえてくれたんだねー。 そして、むれにかえったちぇんたちは、きめたんだねー。このしろいせんをこえたら、げすでふぉになろうって」 ちぇんの語りが続いていたことに気付き、男は慌て気味に問いただす。 「ちょっと待て。制裁されるってことは、死ぬ……潰されるってことだぞ? 分かってるのか?」 「おにーさん、おはなしきいてなかったんだねー。ちぇんたちは、もうみんな、ずっとゆっくりしちゃうんだよー」 「どういうことだ?」 「にんげんさんのことばがよめるぱちゅりーが、はりがみさんをよんだんだよー。 そこには、いっせいくじょのおしらせって、かいてあったんだよ……」 一斉駆除。それは巨大な力で行われる容赦ない虐殺。 人間にとっては些細な整備であっても、野良ゆっくりにとっては全滅の宣告である。 それでも逃げればと、男は言葉を継ごうとして止めた。逃亡の先にある絶望を、野良どもは嫌という程知っているのだろう。 「れいむとまりさ、おんじんさんのおかげで、ゆんせいのさいご、ゆっくりできたんだねー。 どうせずっとゆっくりするんだったら、ゆっくりさせたいひとのために、ずっとゆっくりするんだよー」 「そのために、ゲスゆっくりになるっていうのか? そんなことが、できるのか?」 「おにーさん。ゆっくりは、ゆっくりするためだったら、なんでもできるんだよー」 ちぇんが微笑む。人間は思い出す。目の前のゆっくりの中身はチョコレートだ。本来なら、意思を持って動き出すことなどない。 れいむやまりさは餡子。ありすはカスタード。ぱちゅりーは生クリーム。みょんは、ホワイトチョコレートだっただろうか。 制裁狂の脳裏に、ある言葉が掠めた。 ゆっくりは、誰かをゆっくりさせるために存在する。 それは迷信か、遥か遠い過去の遺物だと誰もが信じている。しかし、目の前のゆっくり達は。 「それじゃ、さよーならだねー。 おにーさん、ゆっくりしてたんだよー。まるで、おんじんさんみたいなんだねー」 別れを告げて、ちぇんが行く。そして間もなく、白線を越えた。 来た道と壁を越えて、制裁狂は家の中に入り、水を一杯飲むとバットを握り締めた。 玄関を開け、鉄の門扉を挟んで、野良ゆっくりの大群と対峙する。 この中に、あのぱちぇやありす、ちぇんがいるのだろうか。もう、見分けはつかない。 「じじい、あまあまよこすのぜ!」 「この、くそどれい!」 「とかいはなありすを、ゆっくりさせなさい!」 「もりのけんじゃに、あまあまをみつぐのよ!」 「くそどれいは、ちぇんをゆっくりさせるんだよー。わかれよー」 「ちーーーーーーーんーーーーーーーぽっ」 さっきと全く同じセリフを繰り返す饅頭ども。恐らく、それ以外の知識を持てなったのだろう。 ゲスゆっくり。少なくともここにいる奴らは、ゲス制裁無しには生きられない自分のために、そうなったものどもだ。 飼いれいむと飼いまりさの想い。或いはゆっくり自身の本能が、そうさせたのか。 饅頭にそんなものなどあるはずもないと、制裁狂は信じている。 と同時に、男は憑き物が落ちたかのように、制裁欲が失せていくのを感じていた。 だからといって、お膳立てされた舞台を降りる気もさらさらない。 ゆっくりとは矛盾、不合理な思いそのものか。 れいむとまりさの飼い主だった者は門に手をかけ、バットを強く握り締めた。 黒い雲が頭上を覆い始めている。慈しみも愚かさも、やがて来る雨が全て洗い流してくれることだろう。 (完) 感想等はふたば系ゆっくりSS感想用掲示板の二行スレにお願い致します。 掲示板あき(仮)さん、お世話になっています。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852937/ 餡娘ちゃんにドン引きされそうなお話のために『黒い二行庫(仮称)』を開設する予定です。 そっちでは、ぬえ的な物や『ほんの少し未来の話』シリーズなどをやろうかと考えています。ご意見等お聞かせ下さい。
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ゆっくり熟年離婚 ※飼いゆっくりと主人のお話です ※れいむは冷遇されます ※うどんげは優遇されます まだ陽が昇る気配さえない宵闇、時計の時針が3の半ばを挿す普通の人間ならばまだ淡い夢の中であろうこの時間帯に 僕は隣室の壁を叩く不愉快な雑音で叩き起こされた、眼も半開きに寝癖で跳ね返った髪をわしゃわしゃと掻き毟りながら 騒音の元凶である隣室を覗く、そこには成体サイズより一回りも二回りも巨大なバランスボールサイズのゆっくりれいむが 実に不機嫌そうに眉と唇を吊り上げ壁に突進している最中だった。 「おまえなぁ……今何時だと思ってるんだよ……」 「ゆゆっ、くそどれいおそいよ!ほんとにゆっくりできないぐずどれいだね!!」 ぶくぶくに太り顎と頬の肉をたっぷり蓄え肥えた身体をぶるんぶるんと左右に振って憎たらしい顔でこちらを罵倒するゆっくりれいむ 髪飾りのリボンに装着されたゴールドのバッジ、不本意ながらこのれいむは僕の飼いゆっくりだ。 「きゃわいいれいむがうんうんをしたんだよ!くそどれいにしょりさせてあげるからゆっくりしないでしまつしてね!のろまなぐずはきらいだよ!!」 見ると近くに特大サイズのうんうんが存在感をアピールするが如く聳え立っている。 メタボれいむにしてこのうんうん有りと言わんばかりだ。 「……うぇ……」 「ゆっくりしないでかたずけてね!くそどれいはれいむをゆっくりさせるぎむがあるんだよ!!」 騒ぎ立てるれいむに苛立ちを隠せないまま僕は舌打ちをして巨大なうんうんを処理する。 「いましたうちしたね、れいむのごーじゃすなうんうんをしょりさせてあげてるのにみのほどをわきまえるべきだよ!」 「……ッチ」 「ぐぞどれい”ぃい”い”のぶんざいででいぶにしだうぢずるなんで!!!ばがなのぉおおお?じぬのぉおおお!?」 脂肪の塊の戯言を無視して僕はゆっくり用の低級食『それなりフード』をれいむ用の食皿に盛る。 するとれいむは今まで怒っていたことも忘れてそれに齧り付く。 「それなりー!それなりー!ゆふっー、こんなまずいごはんじゃでいぶはまんぞくしないよ!ゆふっ、ゆふっ!!ゆっくりしないであまあまをよこすんだよ!!」 不満気にも関わらずガツガツとそれなりフードを掻き込むれいむは、むしゃむしゃと頬の贅肉を上下させて更にあまあまを要求してくる始末だ。 僕は呆れて項垂れつつ、腹が膨れればもう起こされることはないだろうとれいむを無視して部屋を後にした。 寝室に戻り再び眠りにつこうとするが、れいむに罵倒され腹の虫が治まらないのか眼が冴えてしまった。 昔はこんなんじゃなかったのに……。 2年前に我が家にやってきたゴールドバッジを装備した子ゆっくりれいむ、当時は人間である僕をゆっくりさせる使命を果たすべく 仕事帰りの僕にゆっくりしていってねと優しく可愛らしい表情で語り掛け、明け方には僕が寝坊しないように目覚まし代わりに ゆっくりとしたお歌を熱唱するなど穏やかな時間を提供してくれた、ペットとしてではなく家族として心底可愛がったものだ。 だが、今になって思えば甘やかし過ぎてしまったと後悔している。 必要以上に甘い洋菓子を与えたり、れいむの些細な失敗も躾として叱ることをせず、れいむが好きなようにと惰性的な毎日を送らせてやった結果、気がつけば一般ゆっくりの成体サイズであるバレーボールを飛び越えてバランスボール級にまで膨れ上がったドス一歩手前のメタボれいむが我が家でのうのうとしている始末だ。 性格もゴールドバッジを象徴するゆっくりたちとは著しく懸け離れ、ゲス化を辿る一方で、 何度か捨ててしまおうと思ったが、その度に昔の可愛かった時期のれいむが思い浮かびそれを踏み止まらせた。 まるで熟年期の夫婦のような関係になってしまったと僕は自嘲気味に思い耽っていると、再び意識が薄れ始めゆっくりと夢の中へ落ちていった。 そういえば、それなりフードがもう切れ掛かっていたっけ……ないとないで騒がしいから……明日、仕事帰りに……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 翌日、僕は仕事帰りにゆっくりショップに立ち寄った。 この店は僕がメタボれいむを買った店で、れいむ用の餌はここで揃えている為に店員の女性に顔を覚えられるほどの常連客になっていた。 僕はいつものようにお徳用それなりフードを二袋抱えレジに行こうとすると、ゆっくり展示用のケースに胴付きゆっくりが座っているのを見掛け立ち止まった。 ちょこんと隅の方で座り、しわしわのウサ耳をひょこひょこと揺らすそれはゆっくりうどんげだった、何故か子供用のお絵かきボードを首からぶら下げている。 基本的にこの店の店頭に並ぶ胴付きはゆっくりれみりゃかふらんがせいぜいで、ゆっくりうどんげは僕の記憶では一度み見たことがなかった。 希少種ほど貴重ではないが見掛ける頻度は少ない、その程度の認識しかない僕であったが何故かそのうどんげに惹かれるものがあった。 「あっ、こんばんわー、今日もれいむちゃんのお餌ですか?」 ボーっと突っ立ってうどんげを見つめていた僕にこの店のオーナーである若い女性店員がのほほんとした口調で声を掛けてきた。 僕は軽く会釈して頷くと、僕の視線がうどんげにあったことをその店員は気付いたようで商売の匂いを感じ取ったのか微笑んで擦り寄ってきた。 「そのうどんげちゃんどうですか?れいむちゃんのお友達にぴったりだと思いますよー」 「あっ、いやその……」 歯切れの悪い口調の僕にお姉さんは買ってって下さいと言わんばかりに満面の笑みを浮かべてくるので 僕は話を逸らすためにどうしてうどんげが売られているのか尋ね返すことにした。 「この店でうどんげが並ぶなんて珍しいなって思って見てたんですよ」 「あぁ……まぁこちらとしても色々ありまして、まぁお値段の方の横にある注意書き通りなんですけど、このうどんげちゃんお話することができなくって……あっ、でも素直でとっても可愛いんですよ!」 そう言われ値段を見るとかなりの格安で売りに出されていることに気付いた、更にその横にお姉さんが言った通り喋ることができないと注意書きがあった。 俯いていてどこか暗い表情のうどんげをしらーっと覗く、僕は研究所から回された改良種の問題児か苛めにあって精神的なストレスから言語障害のあるゆっくりなのかと勝手に憶測を膨らませていると、ふいにケージの中のうどんげと眼があった。 うどんげは見知らぬ人間の姿に驚いたのかびくんっと跳ね後ずさる。 恐がらせてしまったと僕は顔を遠ざけると、うどんげは何を思ったのかぶら下げた子供用のお絵かきボードに何かを書き、それを僕に提示した。 そこには――。 『ごめんなさい』 曲がった拙い文字でそう書かれていた。 「えっ?」 理由が分からない謝罪文に僕は首を傾げた、遠くから見るうどんげは何故か目尻に涙を浮かべており今にも泣きそうな様子で手に持ったボードを小刻みに揺らしている。 そこで僕は気付かされた、全身を震わせ怯えるうどんげの仕草は反射的に謝っているものであると、どうしてそうなのかは僕の理解の範疇にない。 しかし、ただ一つ言えることがある、このうどんげは、何か、そう何かとっても守ってあげたくなる――そんな愛おしい感情、幼い頃のれいむと似たものがあると。 「あの在庫処分ってありますけど、このまま売れ残ったら?」 「……えぇ……その……私たちも、商売ですから……」 このまま売れ残れば加工場送りは免れない、『いいのか?』という自問が過ぎったとき、僕は既に行動に移していた。 「ありがとうございましたー!」 店員の高らかな声に後押しされるかのように僕は店を出た、その手にはうどんげが収納されたゆっくり用ボックスが。 衝動買いに近い買い物であったが後悔はない、むしろこのまま見過ごしていた方がきっと後悔していただろう。 僕はメタボれいむのような失敗をしないと心に誓い家路についた。 「くそどれいゆっくりしすぎだよ!!ゆっくりしないでれいむのごはんをよういするんだよ!!それからうんうんのしまつもするんだよ!!」 家に帰ると早速小五月蝿いメタボれいむがまるで期待していない出迎えをしてくれた、メタボれいむの視線の先にうどんげがいることに気付くとしかめっ面で尋ねてきた。 「ゆ!こぎたないゆっくりがいるよ、くそどれい!!ゆっくりできるゆっくりはれいむだけでじゅうぶんだよ!ゆっくりしないですててくるんだよ、ごしゅじんさまのめいれいだよ!」 「小汚くないわ!お前も自分の成りを見てから物を言え!!」 「はんろんはゆるさないよ!れいむのめいれいはぜったいだよ!!くそどれいはじぶんのみぶんをわきまえるべきだよ!!」 相手にしていられないので僕はメタボれいむを無視して、狭いケースに入れられたうどんげを抱き上げ玄関前の廊下に降ろしてやる。 緊張がピークに達したのか、きょろきょろと辺りを見回して不安そうに頭を左右に振っている。 「大丈夫だよ、ここはお兄さんのお家だよ、それからうどんげのお家にもなるんだよ」 なるべく心配させないようにと優しい口調で語りかけたつもりであったがうどんげは数歩下がってお絵かきボートにペンを走らせた。 高い位置から覗くと再び『ごめんなさい』と書き込んでいるのが見えたので、僕は慌ててうどんげに大丈夫だからね、落ち着かせるために何度も言い聞かせた。 うどんげを慣れさせるのはなかなか骨が折れそうだと思いながらも、長いスタンスで解していこうと決意し僕はうどんげを拾い上げる。 「お腹減ってるよね?まずはご飯にしようね」 わしゃわしゃと頭を撫でてやる、やはりうどんげはまだぎこちない様子が抜けない、一方突然の新参者に不愉快な感情を爆発させるのは当然メタボれいむだ。 「ゆー!あんなゆっくりがいたられいむはゆっくりできないよ!このおうちはれいむのものなんだよ!!」 「ゆ!くそどれい!!へんじをするんだよ!!!」 台所から聴こえるのは僕の鼻歌だけで、メタボれいむを相手にする返事など一切返ってこない。 れいむは憤慨し奇声を上げたまま怒りの矛先を向けるが如く廊下の壁へ突進した。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― それから三ヶ月が経過した。メタボれいむの世話はそこそこに、僕はうどんげに首っ丈だった。 うどんげの警戒心が薄れ始めたのは一ヶ月目のときだった。 『ごめんなさい』としか書かなかったお絵かきボードに始めて『ありがとう』と書かれたのは何気ない食事の時、ついに苦労が報われたと思えば次のステップもあっという間だった。 ずっと無表情だったうどんげが僅かに笑い、進んでお手伝いを始め、お皿を割ってしまって軽く叱り付けた時もその意味を理解し反省した。 僕は日々成長していくうどんげの様子を見るのが実に幸福感のある出来事だと思えて仕方がなかった。 ただ一つ、何度も喋る訓練をさせたが未だにその口から声が出ることはなく、会話は専らお絵かきボードを使ってのことが気がかりではあったが。 「それじゃあ言ってくるね、お留守番頼むよ、うどんげ」 仕事に出掛ける僕をうどんげは『いってらっしゃい』と書かれたボードを掲げ見送った。 その背後で反骨精神の眼差しをぎらぎらと輝かせるメタボれいむ、それもそのはず、うどんげが来てからというものれいむの冷遇は更に加速し今では完全な除け者状態だからだ。 「ぜんぶあのこぎたないゆっくりのせいだよ!れいむのゆっくりぷれいすをのっとろうとするげすだよ!!げすはゆっくりしないでしねばいいんだよ」 メタボれいむはまだ理解していない、こうなったことに自分の非があること、それを認めず他人の所為にしようとする浅はかさ。 ゆっくり特有の自分勝手で自己中心的なその思考回路はついに最悪の行動に移そうというところまできていた。 「ゆ!!あのげすゆっくりはせいさいするよ!!」 台所にいるうどんげは、うどんげ用に作った足場に立って朝食に使った食器を拭いている最中だった。 覚束ない手付きであったが、少しでも主人であるお兄さんの役に立ちたいという気持ちが健気な行動を促していた。 そこに忍び寄るメタボれいむの影、れいむはその巨体を利用して跳躍、二回目のステップを踏んで勢い良くうどんげに突進した。 バランスを崩し激しく転倒するうどんげ、持っていた食器が散乱し砕け派手な音を奏でる。 立ち上がろうとするうどんげの前に立ちはだかるメタボれいむ、贅肉をべっとりとくっ付けた顔はニヤリと不気味な笑みを浮かべている。 「ぜんぶおまえがわるいんだよ!ゆっくりりかいしたらしんでね!!」 襲い掛かるメタボれいむ、その巨体では幾ら胴付きのうどんげでも回避することは敵わず、伸し掛かられ押し倒されるとうどんげは身動きが取れなくなる、首に掛けたお絵かきボードも遥か彼方に飛んで真っ二つに割れてしまった。 「ゆっゆっゆっ!!いいきみだよ!!くやしかったらさけべばいいよ!!」 声を出せないことを知っているメタボれいむは実に満足そうに大笑いをすると、逃げようと必死のうどんげの耳飾りに徐に喰いつく。 「げすにかざりはいらないよ!ゆっくりかみちぎるよ!!」 メタボれいむはそのままうどんげの右耳を食い破った、引き裂かれた右耳、れいむは汚物でも捨てるようにペッと吐き出して伸し掛かったうどんげからゆっくりと離れた。 目指す先には割れた食器、お皿が砕けピザような形になった破片を口で加えると、メタボれいむは勝ち誇ったように眼で笑った。 「ゆふふ!!!いまずぐ、でいぶのおぶぢがらででぐならいのぢまでばどらないであげるよ!ゆっぐりぢないででてっでね!!」 最後の警告のつもりらしい、右耳を失ったうどんげはゆっくりと立ち上がる、しかし怯えてはいない。 意志のある緋色の眼だ、うどんげには言葉には出来ないけれど一つの思いがあった。 それは自分をよくしてくれるお兄さんにありがとうと自分の言葉で伝えることだった、だからここで逃げる訳にはいかない。 ここで逃げてしまえばきっと一生お兄さんにそう言葉に出来る機会もチャンスもなくなってしまう、 うどんげにはそう思えて仕方なかったのだ、だからこそ、うどんげは立ち向かった。 「それならひょうがないね!!ゆっぐりごろじであげ――」 「やばいやばい!!定期券忘れた!!」 踏み出そうとしたメタボれいむが硬直した、台所の扉付近にはれいむの言うくそどれいこと僕が立ち尽くしている。 状況は明らかだ、右耳を失い震える足で対峙したうどんげ、そして凶器を突き立てるメタボれいむ。 「ゆゆっ!くそどれい、これは――」 ゴォオオンと激しい強打音、メタボれいむは顔面から物凄い勢いの下方から抉りこむようなローキックを受け冷蔵庫にぶちあたり停止した。 「ゆぐぇえええ!!な”、な”にずるのぉおおお!?」 「れいむ……お前、なにやった……」 メタボれいむは戦慄した、見上げた先にまさしく鬼の形相を具現化した僕の姿があったからだ。 「まぁいい、後でたっぷり聞いてやる……それより、うどんげ!!大丈夫か!!」 急いで駆け寄り、うどんげに腕を回して身体に異常がないか確かめる、耳が残念なことになっているが他は特に外傷はないようだ。 抱き抱えられたうどんげはきゅっと僕の服の裾を握り締めると、口を小さく動かして――。 「おにいさん……ありがとう……」 と始めて言葉を発した、それに満足したうどんげは小さく笑って意識を失った。 ただ意識を失っただけであると安堵した僕はうどんげを寝室のベットに休ませると、改めてメタボれいむと対峙した。 「正直に言え、お前、うどんげに何をした」 蹴られた痛みに悶えまだ動けないでいるメタボれいむは無様に涎を垂れ流しながらうわ言を呟く。 「あ”のごぎだないぐぞゆっぐりのぜいだよ!で、でいぶはわるぐないよ!!」 物置から取り出したゴルフのドライバーをぶんぶんと振り回して、僕はもう一度尋ねた。 「次はないぞ、正直に言え」 「ぐぞゆっぐりがおぞっでぎだんだよ!!でいぶはぜいどうぼうえ――」 フルスイングでメタボれいむの横っ腹にドライバーを叩きつける、ゆぐぼぉおお!!と奇妙な悲鳴を挙げてメタボれいむが痙攣する。 思った通り、肉付いたその身体は強打を緩和するタフさを持っていた、言い換えればどんなに甚振ってもなかなか死なないということだ。 「僕がお前を仕方なしに飼ってやってたのは、飼い主としての責任があったからだ」 「ゆぐぉ!!やべろ!!ぐぞどれい、やべろ!!!!!」 メタボれいむの悲鳴など無視して僕はひたすら殴り続ける、これまでの鬱憤を晴らすべくかのように。 「どんなに罵倒されても、どんなに憎たらしくても、どんなに不愉快でも、最後まで面倒みるのが筋だと信じてた」 「ゆうぇええええん!!!やべでぇ!!いじゃいよぉおお!!でいぶじんじゃうよぉお”お”お”!!!」」 「だがこれはどういうことだ!!お前は気に食わないゆっくりがいたら殺そうとするゲスだったのか!?僕はお前がどんなに可愛くなくともそこまで非道なことをするゲスじゃないと信じてたんだぞ!!」 「でいぶがわるがったでずぅ!!でいぶのぜぎにんでず!!ゆるじで!!もぶゆるじでぐだざいぃいいい!!!!」 「人間の世界じゃなぁああ!!人を傷付けてごめんなさいで許されることなんかないんだよぉお!!!!」 思いっきり背中が悲鳴をあげるほど軋ませ、全身全霊のフルスイングをお見舞いするとメタボれいむは絶叫するのも忘れてその場に倒れ込んだ、口から泡を吹いている。 しかし僕の気は晴れない、ドライバーの先端をコンロの炎で入念に焼きつつありったけのオレンジジュースをバケツに投入し、気絶したメタボれいむにぶっ掛け意識を強制的に引き戻した。目覚めたメタボれいむは僕の姿を見て怯え特大のうんうんを捻り出した。 「ぐ、ぐぞどれ……お、おでぃざん、で、でいぶは――」 「言い訳無用、お前との縁は今日までだ、ゆっくりりかいしたらはんせいしろ!!」 熱したドライバーの先端をメタボれいむの右眼に押し付ける、じゅうじゅうと饅頭の皮が焼け香ばしい匂いが室内に充満する。 「ゆぎゃあ”あ”あ”あ”!!!!でいぶの、でいぶのおべべがぁあ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!」 更に追撃、今度はドライバーを剣道の面を打つように真上に振りかざすと、メタボれいむの頭を割るつもりで叩き落す。 「チャー、シュー、メン!!!」 「ぎょゆあげぇえ”え”え”え”え”!!!でいぶの、あだばがばべぶー!!ばべぶぅううう!!!!!」 僕は仕事に行くことも忘れて延々と3時間、上司から掛かってくる電話も無視してメタボれいむの制裁を行った。 しかしいくら甚振ってもメタボれいむは永遠にゆっくりすることなく、絶え絶えながら生き延び、不本意ながら僕の体力が先に尽きる事態に陥ってしまった、僕はこのメタボれいむを殺すことを諦め、近所の加工場に連絡を入れた。 「……はぁ、はぁ……あぁもしもし?加工場ですか?……あの、引き取ってもらいたいゆっくりが……いるんですけど……」 こうして2年と半年に渡る、僕とメタボれいむの関係は加工場に引き取られる形で終わりを告げたのだった――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「んほぉおおおおぉおおお!!!とかいはなれいむねぇえええええええ!!!!!」 「んほぉおおおぉおお!!!れいむにぺにぺにこすりつけるとすごくきもちいいわぁああ!!!!!」 「やべでぇえええ!!れいぱーありずはゆっぎゅりでぎないぃい”い”い”い”!!!!!」 「んほおおおぉおお!れいむは『つんでれ』ねぇええええ!いいわぁ、とかいはなあいをおしえてあげるわあぁあ!」 加工場の赤ゆっくり製造ラインに一際大きなゆっくりれいむがいる。 そのれいむのラインだけれいぱーありすが三匹も寄り添い、ぺにぺにを擦り付けている、加工場の職員によって開けられた追加のあにゃるから押し込まれる大量の精子餡、信じられないことに伸びた茎は30本近くにものぼり、それらは黒ずむこともなくすくすくと育っている。 それも一重にドス一歩手前の巨体なゆっくりれいむだからこそ成せる行為だろう。 「ずっぎりじだぐないぃいい!!ぼうずっぎりばいやぁああああああ!!!!!」 「んほぉおおおおぉおおお!!!いいわぁれいむ、もっとよぉおお!!もっとぉおおおお!!!!」 加工場に引き取られたメタボれいむの日々はまさに地獄の連続だった。 朝は7時から起床し、加工場が定時を迎える夕方5時まで延々と子作りを強要される毎日、ボロボロになり限界を超えているメタボれいむ、どうして、何が悪かったのか、足りない餡子脳で自問を繰り返すが答えは見つからない。 絶望の中でメタボれいむはある希望を胸に抱いた。 それはあのくそどれいがいつか迎えに来るというどこから湧き出たのか分からない自信で、あの小汚いゆっくりに一時的に魅了されているだけで、必ずれいむの必要性に気付きくそどれいの方から謝りにくるだろうと信じて疑わなかった。 そんな絶対にありえない拠り所を持ったれいむに困惑しているのは加工場の職員たちだった。 ゆっくりは恐怖によって甘みがます、僅かでも希望的観測が残っていようものならメタボれいむが産む子供にも影響を及ぼすのだ 所長命令で、元飼い主であった僕に依頼が入ったのはつい先日のこと、僕はメタボれいむの望みを粉々に打ち砕くべく快く協力を了承した。 今日もれいぱー地獄を味わうメタボれいむ、あにゃるから押し込まれる精子餡に反応して伸び出る茎、落ちていく赤ゆっくり、ハァハァと嗚咽を漏らし必死に耐え続けるメタボれいむであったが、ある人影を見てれいむは眼を輝かせた。 「ぐ、ぐぞどれい!!!!」 加工場の見学ラインに僕の姿を見たからだ、腕には耳がすっかり治ったうどんげが嬉しそうに抱かれ、加工されていくゆっくりたちを蚊帳の外から見つめていた。 僕は一際大きいメタボれいむを見るとうどんげと一緒になってまるで哀れな小動物を見るかのように微笑み手を振った。 「ぐぞどれいぃいいいい!!ゆっぐりじないでひぎどっでね!!!ごんどはでいぶもどれいをだいぜづにずるよぉ!!!」 防音が施されたガラス越しにメタボれいむの叫びは届かない、僕とうどんげは加工場の職員に案内され次の加工ラインに進んでいく。 「まっでぇ!!まっでぇええ!!いがないでぇえええ!!だずげでぇえええええ!!!!!ゆっぐりざぜでええええ!!!!」 姿が見えなくなって、メタボれいむはようやく気付いてしまった。 もうくそどれいはれいむに完全に興味がなくなってしまった事実を、唯一胸に秘めていた希望が砕け散った瞬間、 メタボれいむはどうすることもなく壊れたようにケタケタと笑い始める。 「ゆひゃぁああ!!ゆひゃはや!!ゆーひゃひゃひゃ!!!」 後に加工場で歴代1位に君臨し、多くの赤ゆっくりを産み落としたゆっくりとして名が語られる事になるメタボれいむ。 絶望にどっぷりと浸かり優良な子を産むゆっくり母体として、メタボれいむの長い長い第二のゆん生は始まったばかりだ――。 END ※あとがき 本作品が初投稿です、走り書きな上に拙い文章ではありますが自分なりに頑張ってみました ここまで読んでくださって感謝です!お付き合いありがとうございました! 作った人:おおかみねこあき 挿絵:おまんじゅうあき
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ゆっくり熟年離婚 ※飼いゆっくりと主人のお話です ※れいむは冷遇されます ※うどんげは優遇されます まだ陽が昇る気配さえない宵闇、時計の時針が3の半ばを挿す普通の人間ならばまだ淡い夢の中であろうこの時間帯に 僕は隣室の壁を叩く不愉快な雑音で叩き起こされた、眼も半開きに寝癖で跳ね返った髪をわしゃわしゃと掻き毟りながら 騒音の元凶である隣室を覗く、そこには成体サイズより一回りも二回りも巨大なバランスボールサイズのゆっくりれいむが 実に不機嫌そうに眉と唇を吊り上げ壁に突進している最中だった。 「おまえなぁ……今何時だと思ってるんだよ……」 「ゆゆっ、くそどれいおそいよ!ほんとにゆっくりできないぐずどれいだね!!」 ぶくぶくに太り顎と頬の肉をたっぷり蓄え肥えた身体をぶるんぶるんと左右に振って憎たらしい顔でこちらを罵倒するゆっくりれいむ 髪飾りのリボンに装着されたゴールドのバッジ、不本意ながらこのれいむは僕の飼いゆっくりだ。 「きゃわいいれいむがうんうんをしたんだよ!くそどれいにしょりさせてあげるからゆっくりしないでしまつしてね!のろまなぐずはきらいだよ!!」 見ると近くに特大サイズのうんうんが存在感をアピールするが如く聳え立っている。 メタボれいむにしてこのうんうん有りと言わんばかりだ。 「……うぇ……」 「ゆっくりしないでかたずけてね!くそどれいはれいむをゆっくりさせるぎむがあるんだよ!!」 騒ぎ立てるれいむに苛立ちを隠せないまま僕は舌打ちをして巨大なうんうんを処理する。 「いましたうちしたね、れいむのごーじゃすなうんうんをしょりさせてあげてるのにみのほどをわきまえるべきだよ!」 「……ッチ」 「ぐぞどれい”ぃい”い”のぶんざいででいぶにしだうぢずるなんで!!!ばがなのぉおおお?じぬのぉおおお!?」 脂肪の塊の戯言を無視して僕はゆっくり用の低級食『それなりフード』をれいむ用の食皿に盛る。 するとれいむは今まで怒っていたことも忘れてそれに齧り付く。 「それなりー!それなりー!ゆふっー、こんなまずいごはんじゃでいぶはまんぞくしないよ!ゆふっ、ゆふっ!!ゆっくりしないであまあまをよこすんだよ!!」 不満気にも関わらずガツガツとそれなりフードを掻き込むれいむは、むしゃむしゃと頬の贅肉を上下させて更にあまあまを要求してくる始末だ。 僕は呆れて項垂れつつ、腹が膨れればもう起こされることはないだろうとれいむを無視して部屋を後にした。 寝室に戻り再び眠りにつこうとするが、れいむに罵倒され腹の虫が治まらないのか眼が冴えてしまった。 昔はこんなんじゃなかったのに……。 2年前に我が家にやってきたゴールドバッジを装備した子ゆっくりれいむ、当時は人間である僕をゆっくりさせる使命を果たすべく 仕事帰りの僕にゆっくりしていってねと優しく可愛らしい表情で語り掛け、明け方には僕が寝坊しないように目覚まし代わりに ゆっくりとしたお歌を熱唱するなど穏やかな時間を提供してくれた、ペットとしてではなく家族として心底可愛がったものだ。 だが、今になって思えば甘やかし過ぎてしまったと後悔している。 必要以上に甘い洋菓子を与えたり、れいむの些細な失敗も躾として叱ることをせず、れいむが好きなようにと惰性的な毎日を送らせてやった結果、気がつけば一般ゆっくりの成体サイズであるバレーボールを飛び越えてバランスボール級にまで膨れ上がったドス一歩手前のメタボれいむが我が家でのうのうとしている始末だ。 性格もゴールドバッジを象徴するゆっくりたちとは著しく懸け離れ、ゲス化を辿る一方で、 何度か捨ててしまおうと思ったが、その度に昔の可愛かった時期のれいむが思い浮かびそれを踏み止まらせた。 まるで熟年期の夫婦のような関係になってしまったと僕は自嘲気味に思い耽っていると、再び意識が薄れ始めゆっくりと夢の中へ落ちていった。 そういえば、それなりフードがもう切れ掛かっていたっけ……ないとないで騒がしいから……明日、仕事帰りに……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 翌日、僕は仕事帰りにゆっくりショップに立ち寄った。 この店は僕がメタボれいむを買った店で、れいむ用の餌はここで揃えている為に店員の女性に顔を覚えられるほどの常連客になっていた。 僕はいつものようにお徳用それなりフードを二袋抱えレジに行こうとすると、ゆっくり展示用のケースに胴付きゆっくりが座っているのを見掛け立ち止まった。 ちょこんと隅の方で座り、しわしわのウサ耳をひょこひょこと揺らすそれはゆっくりうどんげだった、何故か子供用のお絵かきボードを首からぶら下げている。 基本的にこの店の店頭に並ぶ胴付きはゆっくりれみりゃかふらんがせいぜいで、ゆっくりうどんげは僕の記憶では一度み見たことがなかった。 希少種ほど貴重ではないが見掛ける頻度は少ない、その程度の認識しかない僕であったが何故かそのうどんげに惹かれるものがあった。 「あっ、こんばんわー、今日もれいむちゃんのお餌ですか?」 ボーっと突っ立ってうどんげを見つめていた僕にこの店のオーナーである若い女性店員がのほほんとした口調で声を掛けてきた。 僕は軽く会釈して頷くと、僕の視線がうどんげにあったことをその店員は気付いたようで商売の匂いを感じ取ったのか微笑んで擦り寄ってきた。 「そのうどんげちゃんどうですか?れいむちゃんのお友達にぴったりだと思いますよー」 「あっ、いやその……」 歯切れの悪い口調の僕にお姉さんは買ってって下さいと言わんばかりに満面の笑みを浮かべてくるので 僕は話を逸らすためにどうしてうどんげが売られているのか尋ね返すことにした。 「この店でうどんげが並ぶなんて珍しいなって思って見てたんですよ」 「あぁ……まぁこちらとしても色々ありまして、まぁお値段の方の横にある注意書き通りなんですけど、このうどんげちゃんお話することができなくって……あっ、でも素直でとっても可愛いんですよ!」 そう言われ値段を見るとかなりの格安で売りに出されていることに気付いた、更にその横にお姉さんが言った通り喋ることができないと注意書きがあった。 俯いていてどこか暗い表情のうどんげをしらーっと覗く、僕は研究所から回された改良種の問題児か苛めにあって精神的なストレスから言語障害のあるゆっくりなのかと勝手に憶測を膨らませていると、ふいにケージの中のうどんげと眼があった。 うどんげは見知らぬ人間の姿に驚いたのかびくんっと跳ね後ずさる。 恐がらせてしまったと僕は顔を遠ざけると、うどんげは何を思ったのかぶら下げた子供用のお絵かきボードに何かを書き、それを僕に提示した。 そこには――。 『ごめんなさい』 曲がった拙い文字でそう書かれていた。 「えっ?」 理由が分からない謝罪文に僕は首を傾げた、遠くから見るうどんげは何故か目尻に涙を浮かべており今にも泣きそうな様子で手に持ったボードを小刻みに揺らしている。 そこで僕は気付かされた、全身を震わせ怯えるうどんげの仕草は反射的に謝っているものであると、どうしてそうなのかは僕の理解の範疇にない。 しかし、ただ一つ言えることがある、このうどんげは、何か、そう何かとっても守ってあげたくなる――そんな愛おしい感情、幼い頃のれいむと似たものがあると。 「あの在庫処分ってありますけど、このまま売れ残ったら?」 「……えぇ……その……私たちも、商売ですから……」 このまま売れ残れば加工場送りは免れない、『いいのか?』という自問が過ぎったとき、僕は既に行動に移していた。 「ありがとうございましたー!」 店員の高らかな声に後押しされるかのように僕は店を出た、その手にはうどんげが収納されたゆっくり用ボックスが。 衝動買いに近い買い物であったが後悔はない、むしろこのまま見過ごしていた方がきっと後悔していただろう。 僕はメタボれいむのような失敗をしないと心に誓い家路についた。 「くそどれいゆっくりしすぎだよ!!ゆっくりしないでれいむのごはんをよういするんだよ!!それからうんうんのしまつもするんだよ!!」 家に帰ると早速小五月蝿いメタボれいむがまるで期待していない出迎えをしてくれた、メタボれいむの視線の先にうどんげがいることに気付くとしかめっ面で尋ねてきた。 「ゆ!こぎたないゆっくりがいるよ、くそどれい!!ゆっくりできるゆっくりはれいむだけでじゅうぶんだよ!ゆっくりしないですててくるんだよ、ごしゅじんさまのめいれいだよ!」 「小汚くないわ!お前も自分の成りを見てから物を言え!!」 「はんろんはゆるさないよ!れいむのめいれいはぜったいだよ!!くそどれいはじぶんのみぶんをわきまえるべきだよ!!」 相手にしていられないので僕はメタボれいむを無視して、狭いケースに入れられたうどんげを抱き上げ玄関前の廊下に降ろしてやる。 緊張がピークに達したのか、きょろきょろと辺りを見回して不安そうに頭を左右に振っている。 「大丈夫だよ、ここはお兄さんのお家だよ、それからうどんげのお家にもなるんだよ」 なるべく心配させないようにと優しい口調で語りかけたつもりであったがうどんげは数歩下がってお絵かきボートにペンを走らせた。 高い位置から覗くと再び『ごめんなさい』と書き込んでいるのが見えたので、僕は慌ててうどんげに大丈夫だからね、落ち着かせるために何度も言い聞かせた。 うどんげを慣れさせるのはなかなか骨が折れそうだと思いながらも、長いスタンスで解していこうと決意し僕はうどんげを拾い上げる。 「お腹減ってるよね?まずはご飯にしようね」 わしゃわしゃと頭を撫でてやる、やはりうどんげはまだぎこちない様子が抜けない、一方突然の新参者に不愉快な感情を爆発させるのは当然メタボれいむだ。 「ゆー!あんなゆっくりがいたられいむはゆっくりできないよ!このおうちはれいむのものなんだよ!!」 「ゆ!くそどれい!!へんじをするんだよ!!!」 台所から聴こえるのは僕の鼻歌だけで、メタボれいむを相手にする返事など一切返ってこない。 れいむは憤慨し奇声を上げたまま怒りの矛先を向けるが如く廊下の壁へ突進した。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― それから三ヶ月が経過した。メタボれいむの世話はそこそこに、僕はうどんげに首っ丈だった。 うどんげの警戒心が薄れ始めたのは一ヶ月目のときだった。 『ごめんなさい』としか書かなかったお絵かきボードに始めて『ありがとう』と書かれたのは何気ない食事の時、ついに苦労が報われたと思えば次のステップもあっという間だった。 ずっと無表情だったうどんげが僅かに笑い、進んでお手伝いを始め、お皿を割ってしまって軽く叱り付けた時もその意味を理解し反省した。 僕は日々成長していくうどんげの様子を見るのが実に幸福感のある出来事だと思えて仕方がなかった。 ただ一つ、何度も喋る訓練をさせたが未だにその口から声が出ることはなく、会話は専らお絵かきボードを使ってのことが気がかりではあったが。 「それじゃあ言ってくるね、お留守番頼むよ、うどんげ」 仕事に出掛ける僕をうどんげは『いってらっしゃい』と書かれたボードを掲げ見送った。 その背後で反骨精神の眼差しをぎらぎらと輝かせるメタボれいむ、それもそのはず、うどんげが来てからというものれいむの冷遇は更に加速し今では完全な除け者状態だからだ。 「ぜんぶあのこぎたないゆっくりのせいだよ!れいむのゆっくりぷれいすをのっとろうとするげすだよ!!げすはゆっくりしないでしねばいいんだよ」 メタボれいむはまだ理解していない、こうなったことに自分の非があること、それを認めず他人の所為にしようとする浅はかさ。 ゆっくり特有の自分勝手で自己中心的なその思考回路はついに最悪の行動に移そうというところまできていた。 「ゆ!!あのげすゆっくりはせいさいするよ!!」 台所にいるうどんげは、うどんげ用に作った足場に立って朝食に使った食器を拭いている最中だった。 覚束ない手付きであったが、少しでも主人であるお兄さんの役に立ちたいという気持ちが健気な行動を促していた。 そこに忍び寄るメタボれいむの影、れいむはその巨体を利用して跳躍、二回目のステップを踏んで勢い良くうどんげに突進した。 バランスを崩し激しく転倒するうどんげ、持っていた食器が散乱し砕け派手な音を奏でる。 立ち上がろうとするうどんげの前に立ちはだかるメタボれいむ、贅肉をべっとりとくっ付けた顔はニヤリと不気味な笑みを浮かべている。 「ぜんぶおまえがわるいんだよ!ゆっくりりかいしたらしんでね!!」 襲い掛かるメタボれいむ、その巨体では幾ら胴付きのうどんげでも回避することは敵わず、伸し掛かられ押し倒されるとうどんげは身動きが取れなくなる、首に掛けたお絵かきボードも遥か彼方に飛んで真っ二つに割れてしまった。 「ゆっゆっゆっ!!いいきみだよ!!くやしかったらさけべばいいよ!!」 声を出せないことを知っているメタボれいむは実に満足そうに大笑いをすると、逃げようと必死のうどんげの耳飾りに徐に喰いつく。 「げすにかざりはいらないよ!ゆっくりかみちぎるよ!!」 メタボれいむはそのままうどんげの右耳を食い破った、引き裂かれた右耳、れいむは汚物でも捨てるようにペッと吐き出して伸し掛かったうどんげからゆっくりと離れた。 目指す先には割れた食器、お皿が砕けピザような形になった破片を口で加えると、メタボれいむは勝ち誇ったように眼で笑った。 「ゆふふ!!!いまずぐ、でいぶのおぶぢがらででぐならいのぢまでばどらないであげるよ!ゆっぐりぢないででてっでね!!」 最後の警告のつもりらしい、右耳を失ったうどんげはゆっくりと立ち上がる、しかし怯えてはいない。 意志のある緋色の眼だ、うどんげには言葉には出来ないけれど一つの思いがあった。 それは自分をよくしてくれるお兄さんにありがとうと自分の言葉で伝えることだった、だからここで逃げる訳にはいかない。 ここで逃げてしまえばきっと一生お兄さんにそう言葉に出来る機会もチャンスもなくなってしまう、 うどんげにはそう思えて仕方なかったのだ、だからこそ、うどんげは立ち向かった。 「それならひょうがないね!!ゆっぐりごろじであげ――」 「やばいやばい!!定期券忘れた!!」 踏み出そうとしたメタボれいむが硬直した、台所の扉付近にはれいむの言うくそどれいこと僕が立ち尽くしている。 状況は明らかだ、右耳を失い震える足で対峙したうどんげ、そして凶器を突き立てるメタボれいむ。 「ゆゆっ!くそどれい、これは――」 ゴォオオンと激しい強打音、メタボれいむは顔面から物凄い勢いの下方から抉りこむようなローキックを受け冷蔵庫にぶちあたり停止した。 「ゆぐぇえええ!!な”、な”にずるのぉおおお!?」 「れいむ……お前、なにやった……」 メタボれいむは戦慄した、見上げた先にまさしく鬼の形相を具現化した僕の姿があったからだ。 「まぁいい、後でたっぷり聞いてやる……それより、うどんげ!!大丈夫か!!」 急いで駆け寄り、うどんげに腕を回して身体に異常がないか確かめる、耳が残念なことになっているが他は特に外傷はないようだ。 抱き抱えられたうどんげはきゅっと僕の服の裾を握り締めると、口を小さく動かして――。 「おにいさん……ありがとう……」 と始めて言葉を発した、それに満足したうどんげは小さく笑って意識を失った。 ただ意識を失っただけであると安堵した僕はうどんげを寝室のベットに休ませると、改めてメタボれいむと対峙した。 「正直に言え、お前、うどんげに何をした」 蹴られた痛みに悶えまだ動けないでいるメタボれいむは無様に涎を垂れ流しながらうわ言を呟く。 「あ”のごぎだないぐぞゆっぐりのぜいだよ!で、でいぶはわるぐないよ!!」 物置から取り出したゴルフのドライバーをぶんぶんと振り回して、僕はもう一度尋ねた。 「次はないぞ、正直に言え」 「ぐぞゆっぐりがおぞっでぎだんだよ!!でいぶはぜいどうぼうえ――」 フルスイングでメタボれいむの横っ腹にドライバーを叩きつける、ゆぐぼぉおお!!と奇妙な悲鳴を挙げてメタボれいむが痙攣する。 思った通り、肉付いたその身体は強打を緩和するタフさを持っていた、言い換えればどんなに甚振ってもなかなか死なないということだ。 「僕がお前を仕方なしに飼ってやってたのは、飼い主としての責任があったからだ」 「ゆぐぉ!!やべろ!!ぐぞどれい、やべろ!!!!!」 メタボれいむの悲鳴など無視して僕はひたすら殴り続ける、これまでの鬱憤を晴らすべくかのように。 「どんなに罵倒されても、どんなに憎たらしくても、どんなに不愉快でも、最後まで面倒みるのが筋だと信じてた」 「ゆうぇええええん!!!やべでぇ!!いじゃいよぉおお!!でいぶじんじゃうよぉお”お”お”!!!」」 「だがこれはどういうことだ!!お前は気に食わないゆっくりがいたら殺そうとするゲスだったのか!?僕はお前がどんなに可愛くなくともそこまで非道なことをするゲスじゃないと信じてたんだぞ!!」 「でいぶがわるがったでずぅ!!でいぶのぜぎにんでず!!ゆるじで!!もぶゆるじでぐだざいぃいいい!!!!」 「人間の世界じゃなぁああ!!人を傷付けてごめんなさいで許されることなんかないんだよぉお!!!!」 思いっきり背中が悲鳴をあげるほど軋ませ、全身全霊のフルスイングをお見舞いするとメタボれいむは絶叫するのも忘れてその場に倒れ込んだ、口から泡を吹いている。 しかし僕の気は晴れない、ドライバーの先端をコンロの炎で入念に焼きつつありったけのオレンジジュースをバケツに投入し、気絶したメタボれいむにぶっ掛け意識を強制的に引き戻した。目覚めたメタボれいむは僕の姿を見て怯え特大のうんうんを捻り出した。 「ぐ、ぐぞどれ……お、おでぃざん、で、でいぶは――」 「言い訳無用、お前との縁は今日までだ、ゆっくりりかいしたらはんせいしろ!!」 熱したドライバーの先端をメタボれいむの右眼に押し付ける、じゅうじゅうと饅頭の皮が焼け香ばしい匂いが室内に充満する。 「ゆぎゃあ”あ”あ”あ”!!!!でいぶの、でいぶのおべべがぁあ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!」 更に追撃、今度はドライバーを剣道の面を打つように真上に振りかざすと、メタボれいむの頭を割るつもりで叩き落す。 「チャー、シュー、メン!!!」 「ぎょゆあげぇえ”え”え”え”え”!!!でいぶの、あだばがばべぶー!!ばべぶぅううう!!!!!」 僕は仕事に行くことも忘れて延々と3時間、上司から掛かってくる電話も無視してメタボれいむの制裁を行った。 しかしいくら甚振ってもメタボれいむは永遠にゆっくりすることなく、絶え絶えながら生き延び、不本意ながら僕の体力が先に尽きる事態に陥ってしまった、僕はこのメタボれいむを殺すことを諦め、近所の加工場に連絡を入れた。 「……はぁ、はぁ……あぁもしもし?加工場ですか?……あの、引き取ってもらいたいゆっくりが……いるんですけど……」 こうして2年と半年に渡る、僕とメタボれいむの関係は加工場に引き取られる形で終わりを告げたのだった――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「んほぉおおおおぉおおお!!!とかいはなれいむねぇえええええええ!!!!!」 「んほぉおおおぉおお!!!れいむにぺにぺにこすりつけるとすごくきもちいいわぁああ!!!!!」 「やべでぇえええ!!れいぱーありずはゆっぎゅりでぎないぃい”い”い”い”!!!!!」 「んほおおおぉおお!れいむは『つんでれ』ねぇええええ!いいわぁ、とかいはなあいをおしえてあげるわあぁあ!」 加工場の赤ゆっくり製造ラインに一際大きなゆっくりれいむがいる。 そのれいむのラインだけれいぱーありすが三匹も寄り添い、ぺにぺにを擦り付けている、加工場の職員によって開けられた追加のあにゃるから押し込まれる大量の精子餡、信じられないことに伸びた茎は30本近くにものぼり、それらは黒ずむこともなくすくすくと育っている。 それも一重にドス一歩手前の巨体なゆっくりれいむだからこそ成せる行為だろう。 「ずっぎりじだぐないぃいい!!ぼうずっぎりばいやぁああああああ!!!!!」 「んほぉおおおおぉおおお!!!いいわぁれいむ、もっとよぉおお!!もっとぉおおおお!!!!」 加工場に引き取られたメタボれいむの日々はまさに地獄の連続だった。 朝は7時から起床し、加工場が定時を迎える夕方5時まで延々と子作りを強要される毎日、ボロボロになり限界を超えているメタボれいむ、どうして、何が悪かったのか、足りない餡子脳で自問を繰り返すが答えは見つからない。 絶望の中でメタボれいむはある希望を胸に抱いた。 それはあのくそどれいがいつか迎えに来るというどこから湧き出たのか分からない自信で、あの小汚いゆっくりに一時的に魅了されているだけで、必ずれいむの必要性に気付きくそどれいの方から謝りにくるだろうと信じて疑わなかった。 そんな絶対にありえない拠り所を持ったれいむに困惑しているのは加工場の職員たちだった。 ゆっくりは恐怖によって甘みがます、僅かでも希望的観測が残っていようものならメタボれいむが産む子供にも影響を及ぼすのだ 所長命令で、元飼い主であった僕に依頼が入ったのはつい先日のこと、僕はメタボれいむの望みを粉々に打ち砕くべく快く協力を了承した。 今日もれいぱー地獄を味わうメタボれいむ、あにゃるから押し込まれる精子餡に反応して伸び出る茎、落ちていく赤ゆっくり、ハァハァと嗚咽を漏らし必死に耐え続けるメタボれいむであったが、ある人影を見てれいむは眼を輝かせた。 「ぐ、ぐぞどれい!!!!」 加工場の見学ラインに僕の姿を見たからだ、腕には耳がすっかり治ったうどんげが嬉しそうに抱かれ、加工されていくゆっくりたちを蚊帳の外から見つめていた。 僕は一際大きいメタボれいむを見るとうどんげと一緒になってまるで哀れな小動物を見るかのように微笑み手を振った。 「ぐぞどれいぃいいいい!!ゆっぐりじないでひぎどっでね!!!ごんどはでいぶもどれいをだいぜづにずるよぉ!!!」 防音が施されたガラス越しにメタボれいむの叫びは届かない、僕とうどんげは加工場の職員に案内され次の加工ラインに進んでいく。 「まっでぇ!!まっでぇええ!!いがないでぇえええ!!だずげでぇえええええ!!!!!ゆっぐりざぜでええええ!!!!」 姿が見えなくなって、メタボれいむはようやく気付いてしまった。 もうくそどれいはれいむに完全に興味がなくなってしまった事実を、唯一胸に秘めていた希望が砕け散った瞬間、 メタボれいむはどうすることもなく壊れたようにケタケタと笑い始める。 「ゆひゃぁああ!!ゆひゃはや!!ゆーひゃひゃひゃ!!!」 後に加工場で歴代1位に君臨し、多くの赤ゆっくりを産み落としたゆっくりとして名が語られる事になるメタボれいむ。 絶望にどっぷりと浸かり優良な子を産むゆっくり母体として、メタボれいむの長い長い第二のゆん生は始まったばかりだ――。 END ※あとがき 本作品が初投稿です、走り書きな上に拙い文章ではありますが自分なりに頑張ってみました ここまで読んでくださって感謝です!お付き合いありがとうございました! 作った人:おおかみねこあき
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罰ゲーム 5KB 虐待-いじめ 制裁 ギャグ パロディ 小ネタ ゲス 現代 虐待人間 酔った勢いで連続投下です ゲス一家に「おうち宣言」されました。 テンプレ通りのゲス一家、乗り込んでいたのは親まりさ、親れいむ、子まりさ、子れいむ。 今は防音加工された透明ケースで家族仲良く騒いでいる。 駆除にも虐待にもマンネリです、飽きてきました。 そんな時、ふと某TV番組を思い出しました。 と、言うわけで思い立ったら即実行。俺は早速仲間に連絡を取る。 仲間というのは当然虐待仲間だ。 「何だそれ!面白そうだな!」 「お前は天才か?!、協力させてもらう!!」 「楽しそうね、私も行くわ」 ………仲間はそろった、いやスタッフと言ったほうが良いか?準備も万全だ。 カメラもちゃんと写っているな。これはきっと良いニヤニヤ動画になるだろう! さあ、行ってみようか! 「やっとでられたのぜ!くそどれいにはあとでおしおきなのぜ!!」 「よくもとじこめてくれたね!どれいにはあとでたっぷりおれいをしてあげるよ!ないてもゆるさないよ!!」 「くそじじいはおとーさんにせいさいさせるのぜ!!」 「ばーか!ばーか!くそどれい!あやまってもおそいよ!!」 箱から出したとたんに五月蝿くなったな、まあいいか気を取り直して行ってみよう! 「ゆっくり一家罰ゲーム絶対にゆっくりしてはいけない鬼威参の家一泊二日!!」 「なにいってるのぜ?そんなことよりはやくおわびのあまあまもってくるのぜ!」 「このどれいはあたまがかわいそうなの?ばかなの?しぬの?」 パーン!!! 「「「「ひゆぎぃ!!」」」」 余りにも五月蝿いのでクラッカーを鳴らす、ゆっくり一家は驚いて目を白黒されている。 「ルールを説明する! 一つ、お前達家族は今から鬼威参の家に泊まってもらう! 一つ、その間、何があってもゆっくりしてはならない! 一つ、もしゆっくりしてしまった場合はその場でお仕置きだ! アホなお前らでも解る様にルールを簡単にしたんだ、感謝しろ!!」 「なにをいっているんだぜ!どうしてそんなことしなくちゃならないんだぜ!!」 「このどれいはあたまがおかしいの?おとなしくれいむのいうことをきいてね!」 「このくそどr」 パーン!パーン! 「「「「ひゆぎぃ!!」」」」 再度クラッカーで黙らせる、便利だねこれは。まあ、部屋が散らかるのは目をつぶるとするか。 「何か質問はあるか?」 「ふざけるんzy「わかりました、それでははじめます!!」はなしをきけー!!」 ピィィーーー! 開始の笛が鳴る、さあこれからゆっくりできない罰ゲームのスタートだ。 スタッフも思わずヒャッハーの構えだ。 さあ、存分にゆっくりしていってね。 まずは初歩的なものから行ってみよう。 「えーえーゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」キリッ! うざっ! ババーーン!「全員アウトー!」「「「「ゆゆゆっ!」」」」 アナウンスが終わった直後に二名のスタッフが現れる、顔にはゆっくりのお面をつけている。 まずは親を抑えるとあにゃる周辺に向けてゆっくり用蝿タタキ通称「ユたたき」を振りかぶり… パンッ!パンッ!「ゆひぃ!!」「いだい!」 乾いた音が響くとともに、ゲス親が悲鳴を上げる。 続いて子ゆっくりにも同じお仕置きをする。 パンッ!パンッ!「「ゆんやぁぁぁ!!」」 「どおしてこんなことするのおぉぉぉ!!」 「くそどれい!なにをするんだぜぇぇ!」 「ルールならさっき説明したけど?まあ、面倒だからもう一度言う気はないけどな!」 さあ、どんどん行ってみようか。 「ほーら、あまあまだぞー」 「うめ、これめty」ババーン! 「全員アウトー!」「ゆぎぃ!!」 「ほーら、ふかふかのベットだぞー!」 「ゆわーい!ふかふk」ババーン! 「全員アウトー!」「ゆががっ!!」 「きれいないしさんだよ!」ババーン! 「子れいむ、アウトー!」「ゆびゃいっ!!」 「ゆゆっおそらをt」ババーン! 「まりさ、アウトー!」「ゆげぼっ!!」 ハイペースでお仕置きされるゲス一家。 ルールを聞いてないためか、学習良力が低いせいか、もしくは本能に逆らえないのか、簡単な罠に引っかかり叩かれていく。 親は多少余裕があるようにも見えるが、子まりさ達はユたたきのダメージが蓄積されていた。 食事を取らせて体力を回復させてやるが、その間もゲームは続いているのである。 当然アホはゆっくり一家は「しあわせー!」をして叩かれる。 次第にゆっくりできなくなってくるゲス一家、これがこのゲームの恐ろしさで面白さだ。 スタッフ一同は大変ゆっくりした顔でゲス一家を見守る。お仕置きにもつい力が入ってしまう。 「…ゆひっ…ゆひっ…も…もう…いやなのぜ……」 「…ど…どぼ…じで…でいぶが…ごんなめにい…ぃ…」 「…ゆ…ゆんや…もう…やじゃ…」 「むの…うなおやは…れいむをだずげろ…ぉ…」 「お前ら、いい感じにゆっくりしてないな!さあ、まだまだいくぞー!」 「「「「やべでえぇぇぇ!!」」」」 そんな感じで時間は深夜になり、ゆっくり達は永遠にゆっくりしてしまいそうになっている。 それでは面白くないので、そろそろ就寝時間にすることにするが… 当然、例のあれをやりますよ。 「…ずーや…ずーや…ずるよおぉ」 「…ばでぃざ…もうげんかいな…のぜ…ゆっくりねむ…」 「ゆほ…ゆほ…ゆっくりねみゅりゅ…」 「れいみゅ…もう…」 ジャジャーン!!「ゆっくりしていってね!!」 「「「「…ゆっぐりじでいっでねえぇ?!」」」」 ババーン!「全員アウトー!」 「「「「ゆっぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」 ゲス一家の悲鳴とともに夜は更けていくのだった。 翌朝、起こされてからもひと時もゆっくりできないゲス一家。 子ゆっくりにいたっては壊れかかっている。 スタッフ一同も寝不足と戦いながら罰ゲームも終わりも迎えつつあった。 「いやー楽しかったね、まりさ君!ゆっくりできなかったかい?」 「…ユッ…ユッ…モウ…ヤ…」 「「「………………」」」 「これで罰ゲームは終了です!今日からまた楽しい野良生活を満喫していってね!!」 ゲス一家を外に放り出すが、反応がない。流石に疲れがたまっているようだ。 「まりさーまた遊ぼうなー!」 「………ゆっひいぃぃぃぃ!!!」 完 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓2片方ショタ -- 2016-02-22 13 19 09 最高の虐めだ -- 2014-07-30 19 43 20 ↓余談だけど、某ゲームのせいで「ジャジャーーン」で連想するのが双子ロリ幽霊になってしまった俺って… -- 2014-06-26 22 38 27 当然、謎のDVDが置いてあって、誰かがそれを再生すると普通のドラマが始まり、フィナーレを迎えたと思ったら唐突に「田㊥ァ」「タイキック!」とか役者が連呼し出して、挙げ句の果てに意味もなく田㊥がタイキックの標的になる。 という展開もあるんだよね? 蹴られるのがゆっくりだから、うまく手加減しないと潰れて強制終了だろうけど -- 2014-06-26 22 29 19 「ジャジャーーン」で、おりんが出てくるかと思ったぞ… -- 2013-08-06 10 26 21 空想上の生物にどうやって身を置くんですかね・・・ 実際いたとしても霊長類とは遠いだろうし -- 2013-06-24 17 30 57 「ジャジャーーン」で一瞬おりんでも出るのかと思った。 -- 2013-05-30 00 08 28 やめろって言いたいなら見るな! -- 2013-05-29 20 01 04 ハハハいじめは確かによくないが、それは人間相手の時だけだね? -- 2013-03-23 02 09 41 ゆっくり達の身にもなってほしいです だから今すぐやめてください -- 2013-01-16 18 24 28 やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ -- 2013-01-16 18 19 34 いじめはいけないと思います やめてください -- 2013-01-16 18 17 36 ゆっくりアウトー -- 2013-01-14 20 51 59 久しぶりに腹いてえwwwww -- 2012-07-25 22 41 42 \デデーン/ -- 2011-12-20 10 36 12 きっととんでもないゆさせが来たと思ったんだろう -- 2011-07-30 22 54 06 とどめをさしたい気持ちもあるw -- 2011-03-26 02 55 26 おもろいww これはゆっくりの使いじゃあらへんでかな? -- 2010-12-12 01 42 42 良いなぁ しかし壊れちゃったかw ゆっくりするとゆっくりできなくなる事を学習し、今後二度とゆっくりしたくてもゆっくりできなくなったゆん生を見てみたかったぜ…w -- 2010-11-11 20 17 19 親を罵倒する子ゆはゆっくりできる -- 2010-08-26 23 30 14
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俺は以前から実ゆっくりを使ってヤリタイ実験があった・・・ そのためにわざわざ山奥まで行きにんっしんっ!したれいむ(でいぶ)を3匹ほど連れてきた 幸い1匹のゆっくりから5本ほど茎が生えていたので材料には事欠かない その日はわくわくしながら眠りについた 次の日 「ゆっくりしていってね!」 「くそどれいはゆっくりはやくごはんさんをたくさん持ってきてね!」 「くそじじいはあまあまをおちびちゃんのためにさっさとよこしてね!」 まー五月蝿い五月蝿い 爽やかな朝を阻害されたような気分だが我慢しよう 「分かったよ 今持ってくるからNE☆」と胡散臭い笑顔に棒読み口調でさっさとキッチンに行った ちょうど生ごみが溜まっていたのでコンポストとして活用した 腐ってるのもあるけどゆっくりだし、いいや 「おじさんだれなの?」とか言わないあたりこいつらは扱いやすいな… そう思ってる間にも 「うんめっ!めっちゃうめっ!!」 「幸せえええええええ!!」(幸せを頭の中で死遭わせと変換する) 「ゆっ!ゆっ!」 うぜぇ・・・・握りつぶしたくなるが我慢我慢、奴らが食っている間に準備は完了した 実験の開始DAAAA! まずは茎ごとゆっくりを採る! 合計したところ13個の茎が集まった 「でいぶのあ゛がぢゃああああん!!」 「じね゛ええええええ!ごどぐそに゛んげええええん!」 「うんめっ!うんめっ!・・・ゆ?ゆああああ゛あああ!お゛ぢびぢゃああああん!」 うむ!いい返事(?)だ! 1匹遅れた奴いたけど その茎の3本をそれぞれハバネロsoup、廃油、塩水(飽和水溶液)に入れ、あとの7本は冷蔵庫へシュウウウッ! 超exciting! ぎゃーぴー流石にうるさいので「最高にゆっくりしたおちびちゃんになるようにしているんだよ」と言ったら 「ゆ、てんさいのれいむはゆっくり理解したよ!」 「さすがはれいむのくそどれいだね!れいむのうんうん食べてもいいよ!」 「ゆっふふうう!おちびちゃんの美貌にひれ伏したんだね!」 途端に横柄になりやがった・・・1週間後にはどんな表情になるのか 俺は実ゆっくりと親ゆっくりの顔を記録するためにカメラを設置した 1週間後 素晴らしい結果が出た! ハバネロsoupにつけていたのは素晴らしい(虐待鬼威山目線で)表情で死んでいた 廃油につけていたのは全て欠ゆとなって生まれていたし、塩水は生まれたはいいが水の拒否反応がすさまじかった あとの10匹も有効活用したいところだ 「あ゛がぢゃあああん!ゆっぐりじでえええええ!」 「ゆっぐりじでいっでね!・・・どぼじでへんじしでぐれな゛いのおおおおお!!」 「お゛びず飲んでえええええ!」 続く 作者より 初めてssを書いてみました 中3なので駄文は生暖かい目で見つめてやってください、3話に分ける予定です 最後に・・・・ゆ虐は超exciting!
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無機質で殺風景な部屋。 そこにゆっくり達が運び込まれてきた。 「いたいんだぜぇ!まりささまのあつかいにはきおつけるんだぜぇ!!」 「くそどれい!れいむのおはだにきずがつくでしょおぉぉぉぉぉ!!」 「どれいはちぇんをもっとだいじにあつかうんだよ!わかるねー」 「むぎゅ!このぶれいもの!ぱちゅをていちょうにあつかいなさい!!」 「とはいはじゃないわね!ありすはえむじゃないのおぉぉぉ!」 種類も多彩なゲスゆっくり達十数匹、どれも廃棄処分される所だったものだ。 使い道は食品加工か、虐待用なのだろうが……… 部屋に二人の人間が入ってきた、一人は全身タイツを身にまとい無駄に筋骨隆々だ。 途端にゲス達が騒ぎ出す。 「まちくたびれたよ、くそどれい!さっさとあまあまをもってきてね!!」 「まりさのどれいにしがんしてくるとは、いいこころがけなのぜ!こきつかってやるのぜ!!」 「むきゅ!あたらしいげぼくね、ぱちゅのことはごしゅじんさまとよぶのよ!」 どのゆっくりも一級のゲスばかり、部屋に入ってきた人間に向かって好き放題叫ぶ。 その様子を見ていたタイツ人間が、ゆっくりに歩み寄る。 そして… 「………っおまえらあぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆっくりしていってねえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」 『ゆっくりしていってね!!』 「ゆうぅぅぅぅくりいぃぃぃぃぃ!死んでいってねえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 『ゆっくりして…ゆゆっ?!』 そう叫ぶとタイツ人間はゲスたちに向かって駆け出していた。 あまりのことに呆然とするゲス達。 「ゆっくりだいすきー!だいすき!だいすきぃぃぃ!!」 「ゆゆっ!おそらをとんぶべぇぇぇ!!!」ブチャッ! 抱き上げだれたれいむが、そのまま締め付けられてはじけ飛ぶ。 ゆっくり達は状況が飲み込めず固まっている、餡子脳では処理が追いつかないのだろう。 なおもタイツ人間の暴走は続く。 「ぼぉくのゆっくりぃぃぃ♪きみのゆっくりぃぃぃ♪」 「ゆゆっ!おそらをとんd…ゆぎゃぁぁぁ!」 「?!……わがらないよぉぉぉ!!」 タイツ人間は楽しそうに歌いながら、そばに居たまりさとちぇんを鷲づかみ頭上に掲げあげる。 「ふたつぅぅをあわせてぇぇぇぇぇぇ♪」 『?!!!』 「まぁくすぅぅぅぅ(MAX)!!!!」バーン!! 「ぶびょぼぼぶっ!!!」 二匹を合わせる様につぶすタイツ人間。あまりの勢いにゆっくりは弾け飛ぶ。 タイツ人間の背後に「MAX!」の文字が見えた気もするが気のせいだろう。 チョコと餡子が混ざり合い、タイツ人間に降り注ぐが当人は気にしていない様子だった。 「?!」 「どぼじでごんなごどずるのおぉぉぉぉぉ!!」 ようやく硬直の解けたゲスが叫び声を上げるが暴走機関車は止まらない。 「言葉は無粋!押し殺せぇ!!」 そういうとタイツ人間は叫んだれいむをボディプレスで押しつぶした。 ようやく事態を理解して逃げ出すゆっくり達。 いや事態は理解できていないだろう、ただ解っていることは、 「このままでは殺される!」 人間ですら理解不能なこの状況で解っているのはその事だけだった。 「一つ一つのおぉぉぉ!筋肉の動きがあぁぁぁぁ!!」 「ゆびゅ!!」グチャッ! 「ぐぼゆっ!」ビチャッ! 一方的な殺戮が繰り広げられているが、相変わらずタイツ人間はハイテンション。 歌ったり叫んだりしてゆっくりを潰していく、殺風景な部屋は餡やクリームで彩られていく。 「芸術は爆発だ~♪ゆっくりは……爆発しろ~♪」 「ゆぼんっ!!」 「ゆげんっ!!」 そうしている内に、部屋に残ったゆっくりはまりさだけになった。 まりさは震えながらおそろしーしーと涙を垂れ流す。 粋がっていた頃のゲスとしての面影はもうなかった。 「ごべんなざいぃぃぃ!!ゆるじでくだざぃぃぃぃ!!なんでぼじばずがらぁぁぁぁぁ!!!」 「なぁみだがぁぁぁとびぃちるよおぉぉぉうにぃぃぃ!!♪♪」 「おぞらおぉぉ!」 「きょうもぉゆっくりをおぉぉぉぉ!ありがとおぉぉぉぉん!!!!」ブチャッ!! 「ゆぼしっ!!!」 掲げ挙げられたまりさはそのまま両手で潰された。 「どうだった?良い画が撮れた?」 「問題ないと思うけど…」 「これでコンテストは優勝間違い無しか?」 「どうだろ?」 ハイテンションゆ殺コンテスト。 一部の虐待派が、よりハイテンションにゆっくりを潰すのを競うコンテストである。 ハイテンション度、芸術度、ゆんやー度などが採点基準だ。 このタイツ人間は前大会で5位の実力者だ。 ただ、競技人口はあまり多くない… 「それにしてもこりゃ掃除が大変だな…」 「そういうな同士よ!これも優勝のためだ!」 「…あんた、ただのバカか相当の変態だよな……付き合っている俺も俺だが……」 「最高のほめ言葉と受け取っておく、同士よ!!」 「そんなんだから、いまだに嫁にいけないんだぞ…それに褒めてないし…」 「だったらお前が嫁にもらってくれればいいでしょおぉぉぉ!!」 「ことわる!!」 「どぼじでぞんなごどいうのおぉぉぉぉぉ!!!」 完 本当はムシゴロウ王国1で終っているはずだったんですが、いつの間にか色々書いてますね。 また何か思いついたら書いていきたいと思います。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク