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|OP 最終回 「わ、私はミコさんにも、もっともっと笑顔になってほしいですっ!」 「ディズィーが笑ってくれた分、私もたくさん笑うさ」 あらすじ 世紀末……人類は自ら生み出した兵器『ギア』の反乱により発生した戦争で、大打撃を受けた。 辛くも勝利した人類だが、世界はかつての繁栄と文明の大半を失い、暴力の支配する世界と成り果てていた。 終戦から7年……とある集落で、一人の巫女が赤ん坊を拾う。 その子が、かつての悲劇を呼び起こす鍵だと知る由も無く……。 解説 いおりんやったれMUGEN譚でそこそこ頑張ったですてぃにーが送る第2弾ストーリー。 横乳のけしからん先代巫女とけしからん3歳児ディズィーが、奇人変人イカレポンチ共と、 心を通わせながら世紀末ライフを送るストーリー。 登場キャラの構成は北斗の拳が多め。物語のキーワードになっているギアには、サイバーボッツのVAを採用している。 大筋はギャグだが、だんだんと謎の魔の手が迫り、シリアスな展開もあるやもしれない。 ウリはサムネ。とにかくサムネ。しかし、そのサムネもネタが底を突きかけている。 この動画からサムネを取ったらアゴしか残らない。 アゴも取ったら、そこには百合の花が咲いていましたとさ。 2011年7月23日、完結。 登場人物 + ネタバレ注意 博麗神社 + ... 博麗ミコ:博麗神社の巫女さん。ディズィーの育ての親で、若干親バカ。 博麗ディズィー:ミコの娘。ミコの事を愛しすぎている節がある。 北斗の兄弟 + ... 北斗ラオウ:北斗一家の長兄。ラーメン屋「北斗神軒」を営む。 北斗トキ:北斗一家の次兄。唯一の町医者で、童貞。 北斗ジャギ:北斗一家の三兄。ギア狩りで生計を立てているが、最近転落気味。 北斗ケンシロウ:北斗一家の末弟。南斗聖拳のレイと共に町の警護に当たっている。 サザンクロスシティ役所 + ... 古川シン:サザンクロスシティの市長を務める。あずにゃんにご執心。おい、仕事しろよ。 塩沢レイ:警護課課長。貴重なBL要員。 島田ユダ:治水管理課課長。南斗一〇八派の中で最もブロリーのモノマネが上手い。サワちゃんにご執心。 銀河サウザー:建築課課長。インド人ではない。 森シュウ:住民課課長。唯一の常識人で、胃が痛い。 森ムギ子:シュウの嫁。『けいおん』のキャラに似ている。(非戦闘員) 飯塚ハート:住民課職員。KINGに片想い中。 大道寺きら:技術課課長。新世界のツンデレ神。 市民 + ... 上田サノスケ:元ケンカ屋。現在は市有地である山の番人。通称「ボルガ」 グラさん:北斗神軒の常連。怪しさ抜群、てか怪しい。 マリリン:売春宿を一人で切り盛りするおっぱいさん。 いろは:キラの両親に恩を返す為にキラに仕える事にした女性。けしからんメイド。 町民:凡庸性モブキャラ。 その他 + ... 野党:山に潜んでいた野党。山を追われて以降は何者かに操られ、清水姉妹やK'達にディズィーの誘拐を依頼する。 熊:山に住む熊。ラオウに狩られる。 ゆっくり:キラの実験で生まれたスライムの一種。ディズィー曰く「気持ちの悪い生き物」 ゼニア:ディズィーを誘拐する為に送られた刺客。リーゼロッテの姉。誘拐失敗後、「清水ゼニア」を名乗り街に住む。ドMのバリネコで致命的シスコン。 リーゼロッテ:ディズィーを誘拐する為に送られた刺客。ゼニアの妹。誘拐失敗後、「清水リーゼロッテ」を名乗り街に住む。ドSのバリタチで致命的シスコン。 K :ディズィーを誘拐する為に送られた刺客。「松田ケイ」と名乗っている。誘拐失敗後は市役所で警備員をしている。 マキシマ:ディズィーを誘拐する為に送られた刺客。サイボーグ。誘拐失敗後はキラの元でデータを採られている。 チンピラ:見た目は野党達と似ているが、恐らく別人。 クアンド:北の界儡ではその名を馳せた伝説のケンカ屋…らしい。 ロア:生き倒れになっていた青年。サウザーの部下になるも…… ???:ミコの悪夢に出てきた謎の人物。過去にミコと因縁が? イーノック&ルシフェル:キラの実験によって誕生した?謎の二人。 ギア + ... ジャスティス:反乱を起こした全ての元凶。五年もの死闘の末に倒れるが…。 フォーディ:サザンクロスシティに攻め込もうとしていたギアの部隊。 ガルディン:フォーディ達を率いるギアの隊長格。進軍中のところをディズィー達に発見される。 レプトス:ディズィーの背後から奇襲してきたギア。一瞬、ディズィーへの攻撃を躊躇ったが…… ヘリオン:ジャギ曰く「結構な量の食糧と取引きできる」らしい。 AGGUY:ギアのプロトタイプ。今でも動いてるものは珍しいらしく、ジャギに狙われるが…。 B・ライアット:砂中から集団で襲いかかるギア。物語終盤ではサザンクロスシティの壁をドリルで破って侵入する。 聖帝十字ギア:きら博士が開発した聖帝専用ギア。聖帝の無茶な試運転の所為で暴走。一度は大破したが、修理したのかその後も登場している。 ブロディア:突如町の中に現れたギア。ケンとレイが迎え撃つも、別働隊の魔の手が神社に伸びる…。 R・ジャッカル:新型のギア。砂漠を巡回中のシンとレイに襲いかかる。ケンシロウの兄ではない! F・タランテラ:新型のギア。砂漠を巡回中のサウザーとユダの前に立ち塞がる。 G・ヴァイス:大挙して町へ侵入した大量のギアの中の一体。 ジャスティス・コピー:新型ギア製造の参考に作られたコピー。5体存在する。 ワーロック:イノとジェネラルが護衛として連れている新型のギア。 オメガ:ムラクモの最終兵器。その火力はギアを上回る。 謎の組織 + ... アカツキ:ジャギの知り合いのギア関連の人。ディズィーについて何か知っているようだが…… ムラクモ:組織のボス。ディズィーを「女神」と呼び、執拗に着け狙う。 イノ:ムラクモの部下。ジェネラルと共にギアの大群を従えてサザンクロスに乗り込む。 ジェネラル:ムラクモに拾われた恩から彼に忠誠を誓う男。キラの両親の死について何か知っている様子だが…。 過去 + ... ―――:過去のミコ。名前は不明。 天魔:博麗の地を守る当時の巫女。助平巫女。未来を見る事が出来る。 長老:ミコのいた村の長老。 博麗の神:代々村を守り巫女に力を与えていた神。 おまけ + ... うp主:ふぅん☆ マスコット:粉バナナ!!本編にも一般市民として時折登場している。名前は「八神ミギー」 ニーサン:だが無意味だ!間違っても鋼の錬金術師ではない。 コメント + ネタバレ注意 神が作れと言ったので作りました。気になる点や追加したい事柄があれば書き加えてください。 -- うp主 (2011-01-15 14 23 10) とりあえず最新話のリンクが違ってたので変えました。作成乙 -- 名無しさん (2011-01-15 15 47 54) クロス回・・・もといクロスky吹いたww あそこまでカイの扱いがむごい(いい意味で)の久しぶりだなwww -- 名無しさん (2011-01-21 14 11 01) こんな動画を見逃していたとは・・・全話視聴してたらこんな時間になってしまった。ここまでハマッた動画は久しぶりだ -- 名無しさん (2011-01-23 05 06 38) 最新話冒頭自重しろwww -- 名無しさん (2011-02-12 21 26 32) 新作来ましたー、うp乙で~す。 -- 名無しさん (2011-02-26 09 46 55) さて今回はいつものサムネホイホイではないが……ランキング入りするのかどうか…dkdk -- 名無しさん (2011-02-27 05 26 38) おーギアが追加されてるわー乙! -- 名無しさん (2011-03-12 19 24 20) 相変わらずのサムネホイホイだ。大会はどうなるやら、やっぱりトキ無双なのかそうでないのか… -- 名無しさん (2011-04-13 11 07 31) あららーとうとうサムネがホイホイでなくなったかー… -- 名無しさん (2011-04-16 15 53 07) サムネ大丈夫か?w -- 名無しさん (2011-04-30 09 13 48) おーとうとう真実が見えてきたか…ここにきてアカツキがああ動いたのには驚いた。 -- 名無しさん (2011-05-03 20 45 24) ミコさん・・・・・・;; つまりあれか、村人達を恨みながら何百年も生き続けて、ギア戦争の時にワザと力を使わず村人を見捨てて全滅させたってか? でもって村人が全滅した事で束縛がなくなり神社の外に出れるようになってギアを全部倒した。それからしばらくしてシン達が来たってわけか……なら信仰云々はミコの嘘か? -- 名無しさん (2011-06-12 09 05 26) 2連続か!! グラさんは無事なのか…… -- 名無しさん (2011-06-25 20 14 18) 最新話乙ー!!!ミコさん復活!ミコさん復活!ミコさん復活!! -- 名無しさん (2011-07-09 16 14 57) うp主原作ゲーの展開批判と原作の展開叩きは別物だよ…あなたのは批判ではなく叩きに足を踏み入れてる。クロス先に許可とったとか以前の問題ですよ。 -- 名無しさん (2011-07-18 00 51 25) GGのキャラ使っている以上GGのファンも見る可能性があること考慮してください。おかげで今後暫くmugenストーリー動画みるたびに原作叩きがないかびびることになりそう。 -- 名無しさん (2011-07-18 01 11 32) これはひどい -- 名無しさん (2011-07-18 07 42 04) これはひどいな -- 名無しさん (2011-07-18 08 13 03) 最低のクロス回だな -- 名無しさん (2011-07-18 13 17 36) 自業自得とはいえ最終回前にケチついてご愁傷様 カイデズ好きだから同情はしないけどね -- 名無しさん (2011-07-18 19 00 17) 今回の件は自業自得だから同情はしない。でも番外編みた際に多方面に喧嘩売って大丈夫なのか…と感じたことを伝えとくべきだったかも。 -- 名無しさん (2011-07-19 14 17 21) おや、動画では荒れてないのにw最終回お疲れさまでした!楽しかったです -- 名無しさん (2011-07-23 12 48 31) いい最終回でした!! -- 名無しさん (2011-08-01 20 23 47) 荒れるほどの何かってあったっけ?wいい最終回でした、どうもありがとう! -- 名無しさん (2011-08-02 09 47 22) 名前 コメント
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いたみなんていらなかった【登録タグ VOCALOID v flower い 曲 椎乃味醂 殿堂入り】 作詞:椎乃味醂 作曲:椎乃味醂 編曲:椎乃味醂 唄:flower 曲紹介 絵を鷲屋氏、ギターをきっと、ずっと、ぼっち。氏が手掛ける。 ボカコレ2021春TOP30ランキングで29位を獲得した。 歌詞 (googleドライブより転載) 規格から外れた思想や所作を、 生み出す位相差や不協和音を、 ぼくがぼくである事の一切を、 この場所は認めてはくれない。 だから、 他人が携う周期を、心の臓と、 四肢に刻み情を装った今日の。 積み上がりがぼくの影も形も、 どこかに隠して、奪い去った。 思考をやめた。考える事より、 無であることの方が楽だろう。 って。 孤独、で在れる六畳間の中が、 ぼくの唯一の、救いだったが。 一度、扉を挟めばまた「社会」 とか称された気味悪い生物の、 どこかしらの器官の中で奴隷、 として生きてくの。 取り返した、ぼくの形を。 後は、どうしようが全部、 好きにさせてもらうよ、 って! コメント まじでやばすぎる、最高 -- 名無しさん (2021-04-25 15 27 05) これは優勝するのもうなずけます。メロディがとてもかっこよかったです。 -- 山口和真 (2021-04-27 14 38 52) 名前 コメント
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りっちゃんには好きな人が居る――。 今日は皆で花火をする約束をしてた日。 『そういや、今年はまだ皆で花火をやってなかったよな!』 って、いつも通り、元気いっぱいにりっちゃんが発案した企画。 梓ちゃんがちょっと申し訳なさそうにしてたけど、その企画は簡単に通った。 梓ちゃんが申し訳なさそうにしてたのは、私達が受験生だからだと思う。 私達の事をちゃんと心配してくれるなんて、優しい後輩だよね。 でもね、私達だって、梓ちゃんの事が心配で、 来年、梓ちゃんを一人ぼっちにしちゃう事が申し訳なくて、 せめて私達との夏休み最後の思い出を作って欲しかったの、作ってあげたかったの。 りっちゃんもそう思ってるからこそ、この花火大会を発案したんじゃないかな。 だから、今日――高校三年生の夏休みの最後の日――、 私達は高校生活最後の花火大会を開催する事になったんだ。 「線香花火も悪くないよな」 線香花火の光に照らされながら、りっちゃんが軽く微笑む。 思わず息を飲み込みそうになっちゃうくらい素敵な笑顔。 「うん、とっても綺麗だよね」 りっちゃんと肩を並べて線香花火をしながら、私は頷く。 りっちゃんの言う通り、線香花火も悪くない。 ううん、悪くないどころか、胸がドキドキして破裂しちゃいそう。 胸が破裂しそうなくらい高鳴ってるのは、勿論、線香花火が綺麗だからだけじゃない。 りっちゃんが私の隣に居るから――。 私と二人きりで肩を並べてるから――。 私の胸は自分でもよく分からない感情でいっぱいになっちゃってるんだと思う。 今、唯ちゃん達は新しい花火を買いに行ってる。 用意してた花火は結構あったはずなんだけど、 皆で盛り上がってたらあっという間に無くなっちゃったんだよね。 それで唯ちゃんと梓ちゃんと澪ちゃんの三人で買い足しに行く事になったんだ。 高校最後の花火大会――、思う存分楽しんでおきたかったから――。 それは私も同じ気持ちで――。 最初はりっちゃんが買い足しに行こうとしてたんだけど、 『律に任せると変な花火を買って来そうだから』って澪ちゃんの一声で却下されたんだよね。 そうして澪ちゃんが花火の買い足し役に決まって、 『喉が渇いたから飲み物を買いに行きたい』って唯ちゃんと梓ちゃんも付いていっちゃった。 だから、今、私とりっちゃんは二人きり。 二人きりで肩を並べて、ちょっとだけ残ってた線香花火に火を点けてるんだ。 「線香花火って最後消える時って、 もうちょっと頑張れ、頑張れー、ってなるよなー。 頑張れ、頑張れ、頑張れー」 線香花火の光に照らされながら、りっちゃんがまた微笑んだ。 確か去年の合宿で皆で花火をした時も、りっちゃんは同じ事を言ってた気がする。 派手な事が好きに見えるりっちゃんだけど、きっとそれだけじゃないんだよね。 高校生活、りっちゃんと一緒に軽音部で活動して来て、それが分かって来た気がするんだ。 元気いっぱいでいつも私達を元気付けてくれるりっちゃんだけど、 気配りも出来て優しさもいっぱい持ってて、たまに抱き締めたくなっちゃうくらい繊細で――。 だからね、りっちゃん、私は――。 耳に掛かる髪を掻き上げて、私はもうすぐ消えそうな線香花火に視線を向ける。 消えそうになっちゃってる線香花火。 消え入りそうな光――。 急に――、私は自分の胸が強く痛むのを感じる――。 ううん、本当はいつも我慢してる。 私はそれをしっかり自分で自覚してる。 我慢して考えないようにしてるけど、急にこうして胸が痛くなる事がある。 皆と一緒に居る時は平気だけど、今みたいにりっちゃんと二人きりだと我慢出来なくなる。 りっちゃんの笑顔を見ていられなくなっちゃう。 だから、私は消え入りそうな線香花火にだけ視線を集中させる。 そうしなきゃ、今にも泣き出しちゃいそうだから――。 ☆ りっちゃんの顔が近付いた時、私は火が出そうなくらい顔が熱くなるのを感じた。 きっかけは憶えてないし、思い出さなくてもいい事だと思う。 確かただ私がりっちゃんの聴きたがったCDを見つけて貸してあげたからとか、そういう理由だった気がする。 それに喜んだりっちゃんが私に抱き着いて顔を寄せて、 私はりっちゃんの体温を感じながら心臓が破裂しそうになっちゃってた。 息も上手く出来なくて、全身が熱くなって――。 実感したんだ、強く。 私はりっちゃんが好きなんだ、って。 最初は単なる好奇心だった気がする。 合唱部に入部しようと思って音楽室を訪ねて、 そこにはりっちゃんと澪ちゃんが居て軽音部に勧誘されて、 最初は戸惑ったけど、楽しそうな二人を見てる内に私もその仲間に入りたくなった。 中学時代、いじめられてたわけじゃないんだけど、クラスでちょっと浮いてたのは実感してたんだよね。 だからね、高校では楽しそうな人達の仲間になってみたくなったの。 私も皆と一緒に楽しそうに笑ってみたかったんだ。 最初は本当にそれだけの理由だったと思う。 だけど――。 皆と一緒に部活をしている内に、私はすぐに心の底から笑えるようになった。 皆といつまでも一緒に居たくなった。 本当の意味での仲間になりたくなった。 それは皆のおかげで、特にりっちゃんのおかげだったと思う。 りっちゃんは私の傍で楽しそうにしててくれて、いつも笑っていてくれたから。 私はそんなりっちゃんの笑顔にすっごく惹かれた。 「そんなに喜んでくれるなんて嬉しいな」 りっちゃんに抱き着かれながら、私はどうにか声を出す。 自分の声が上擦ってる事と心臓の鼓動に気付かれないかドキドキしながら――。 「いやいや、私さ、マジで嬉しかったんだよ、ムギ。 ムギがCDを持って来てくれた事もそうだけど、 結構前に私の言った事をちゃんと憶えててくれたって事がさ。 ありがとなー、ムギー!」 りっちゃんがまた私の背中に回す腕に力を込める。 これ以上強くなるはずないって思ってた鼓動は、私の予想を超えて更に強くなっていく。 私はりっちゃんの事が好き。 それも恋愛対象として大好き――。 その事に気付いたのは、つい最近、私のために頑張ってくれるりっちゃんを見てからだった。 ううん、本当はずっと前から気付き始めてたけど、それをきっかけに実感出来たって言うのかな――? きっかけの始まりは私の我儘。 『私の事、叩いてほしいの!』 それは夏期講習の前日、思い切って伝えてしまった私の憧れ。 『叩いてほしい』とはずっと思ってた。 りっちゃんと澪ちゃんに限らず、 クラスの皆のスキンシップとしてもよく見てたし、 それくらいされてこその友達だって考えもあったんだよね。 叩いてもらえれば皆と――、りっちゃんともっと親しくなれる気がしてたんだ。 でも、今思うと、それは――。 『どう反応すりゃいいんだ!』 すぐには無理だったけど、紆余曲折あって私はりっちゃんに叩いてもらう事が出来た。 夏期講習や部活で空回りする私をフォローしてもらいながら、最後には叩いてもらえた。 叩かれたのは私の言葉がきっかけだった。 りっちゃんの優しさや思いやりに対する感謝の気持ち――。 それと多分、私が胸の奥に隠していた本心を少しだけ伝えたから、 りっちゃんはどう反応していいか分からずに、私を叩いてくれたんだろうな。 『男の子だったら、きっとモテモテよね』 その言葉にどう反応していいか分からなかったのも仕方無い事だと思う。 私だって、それは本心の裏返しだって言葉にしながら思った。 私は私のために一生懸命になってくれるりっちゃんを見ていて、想いを固めた。 私はやっぱりりっちゃんが好きなんだなあ、って。 男の子じゃなくていい。 女の子のままのりっちゃんでいい。 そのままのりっちゃんがいい。 でも、その気持ちをそのまま伝えるのは照れ臭かったし、怖かったからはっきりと伝えられなかった。 仮定の言葉を付け加える事で、自分の気持ちを誤魔化す事しか出来なかったんだ。 女の子同士の恋愛の物語は好き。 本人同士がよければいいと思うし、そんな関係に憧れる事も何度もあった。 だから、私はりっちゃんに私の想いを伝えたい気持ちもあったんだよね。 りっちゃんが女の子同士の恋愛に興味があるか分からないけど、 私の気持ちを受け容れてもらえるかも分からなかったけど、それでもよかったの。 りっちゃんは優しい子だから、私の気持ちを受け容れられなくても、 ちゃんとりっちゃん自身の言葉で、私の事を考えて振ってくれるはずだもん。 だからね、振られるのは悲しいけど、それはそれでよかったんだ。 だけど、私にはそれが出来なかった。 それが出来なかったのは――。 「こんな所見られたら、澪ちゃんに変に思われちゃうよ、りっちゃん」 口に出した途端、言わなければよかった、って後悔した。 胸の高鳴りがそのまま痛みになって私に襲い掛かって来る気がした。 私の胸の高鳴りと痛み――。 どっちをりっちゃんに知られる方がいいんだろう――? どっちにしても、滑稽なだけなのかもしれないけど――。 でも、それは自分の恋心に気付くずっと前から分かってた事だった。 私、分かってた。 それこそ初対面の時から、この二人の関係には敵わないだろうな、って。 こんな仲の良い二人の間に私が入り込める余地なんて無いだろうな、って。 最初はそれでよかった。 楽しそうな二人の傍で笑えてるだけでよかった。 そのはずだったのに、今はそれがとっても辛い。 澪ちゃんがりっちゃんの事を好きなのは見ててよく分かる。 喧嘩する事も多いけれど、その度に仲直りして絆を深めてる。 たまにりっちゃんに向ける澪ちゃんの顔は、りっちゃんを完全に信頼してる顔だった。 私と同じ様な恋心じゃないにしても、澪ちゃんはりっちゃんの事が大好きだと思う。 りっちゃんにも好きな人が居る――。 私じゃない。 勿論だけど、りっちゃんが好きなのは澪ちゃんなんだよね。 和ちゃんと仲良くしてる澪ちゃんを見つけて、 不機嫌になるりっちゃんを見れば、誰にだって分かると思う。 私にだって分かったんだもん。 それは軽音部の皆も知ってるし、クラスの皆だって知ってる事なんだよね。 だから、私はりっちゃんに自分の想いを伝えられなくなる。 「え? 澪が? 何で?」 無邪気に微笑みながらりっちゃんが首を傾げる。 誤魔化してるわけじゃない――よね? りっちゃんは本当に気付いてないのかもしれない。 自分が澪ちゃんの事を大好きな事に。 それくらい澪ちゃんがりっちゃんにとって自然な存在なんだって事に。 りっちゃんが澪ちゃんの事を好きだからだよ――なんて、そんな事言えない。 私は騒ぐ自分の胸を抑えながら、りっちゃんの肩に自分の手のひらを置いた。 離れたくなんかないのに、自分から離れようと手のひらを置いて、無理して笑った。 「だって、りっちゃんと澪ちゃんって幼馴染みじゃない。 幼馴染みのりっちゃんが私に抱き着いてたりしてたら、澪ちゃんも変に思うんじゃない? 『律の奴、どうしてムギに抱き着いてるんだ?』って不思議そうに首を傾げちゃうと思うな」 幼馴染み――。 うん、そうなんだよね。 りっちゃんと澪ちゃんは幼馴染みなんだよね。 りっちゃんと澪ちゃんは私と知り合うずっと前から、お互いの事をよく知ってる。 澪ちゃんは私の知らないりっちゃんをよく知ってるだろうし、 りっちゃんも私の知らない澪ちゃんの事をよく知ってるんだよね。 私が知らないお互いの顔を知ってるんだよね――。 敵わない――。 敵わないよね――。 そんなにお互いの事をよく知ってる幼馴染みの関係になんて――。 「澪は関係無いぞ」 急に。 私の思いもしなかった言葉を、りっちゃんが私の耳元で囁いた。 優しく、甘い、私のずっと望んでいた言葉。 それと同時に望んじゃいけなかった言葉――。 「えっ? えっ?」 頭が混乱しちゃう。 りっちゃんの甘い囁きに頭がクラクラしちゃってる。 考えがまとめられないまま、私はりっちゃんにすっごく近い距離で見つめられる。 ほんの数センチ先にりっちゃんの顔がある。 りっちゃんの瞳が潤んでいる事に、その時、私はやっと気付いた。 瞳を潤ませながら、頬を赤らめながら、りっちゃんが続ける。 「澪は関係無いんだよ、ムギ。 変に思われたって関係無い。 澪の事は好きだけどさ、でも、私にはもっと好きな奴が居るんだ。 言わなくても分かるだろ? 私さ、ムギの事が好きなんだよ。 気付いてくれてるって思ってたけどな――」 「りっちゃんが――私の事を――? でも、りっちゃんは澪ちゃんの事が――」 「幼馴染みとかそんな事は関係無いんだよ。 私はムギが好きなんだ。 これが私のそのままの素直な本当の気持ちだよ。 澪よりも、誰よりも、私はムギの事が好きなんだ。 それでも信じられないって言うんなら、信じさせてやるぞ?」 りっちゃんの唇が私の唇に近付いて来る。 閉じられるりっちゃんの瞳。 私の望んでいたりっちゃんとの関係。 望んじゃいけなかった私とりっちゃんの恋愛関係。 嬉しいはずなのに、辛くて涙が溢れ出しちゃいそう。 だって――、だってこれは――。 私は涙を流さないように瞳を閉じて、 りっちゃんの唇が近付いて来るのを感じながら、最後にその声を聞いた。 唇が重なる瞬間、その言葉を聞いちゃったの。 当たり前みたいに呟かれるりっちゃんの言葉――。 「それに幼馴染みがどうのって言うんなら、 そう言うムギだって、私の幼馴染みじゃんかよ――」 ☆ そこで、目が覚めた。 当然、傍にりっちゃんが居るはずもなくて、私が居るのは自室のベッドで――。 それが分かった瞬間、私はベッドから身を起こして、長い間、呆然としてしまっていた。 今まで見ていたのは夢だって事はすぐに分かった。 あんまりにも私に都合のいいお話だったし、 失礼だけどりっちゃんはこんなに積極的な女の子じゃないもんね。 私を好きだって事を証明するためにキスをしようとするなんて、全然りっちゃんらしくない。 キス――。 指先で自分の唇を触りながら考えてみた瞬間、私は頬に冷たさを感じた。 冷たさの正体は私の涙だった。 涙はすぐに嗚咽となって、私の胸の強い痛みになった。 悲しかったし、辛かったし、悔しかったし、何よりも嫌だったから。 とっても――、とってもとっても嫌だったから――。 りっちゃんとのキスを夢見た事は悲しかったけど、 幸せな夢を見ちゃった事は辛くて悔しかったけど、 そんな事よりも自分の都合のいい事ばかり考えちゃってた事の方がすっごく嫌だった。 自分の事が嫌になった。 澪ちゃんを邪魔者扱いしちゃってる自分の事が。 『ムギだって幼馴染みじゃんかよ』 夢の中のりっちゃんは、キスの瞬間に私にそう言ってた。 分かり切ってる事だけど、私とりっちゃんは幼馴染みじゃない。 幼馴染みだったらよかったな、って私が勝手にそう思ってるだけ。 幼馴染みだったら好きだって気持ちを伝えられたのに、って叶いもしない仮定を考えちゃってるだけ。 それを自分でも分かってるから、嫌になっちゃう。 嫌な子だよね、私――。 でも、だったら――。 だったら、私はどうしたらいいのかな――? 好きな人の傍に居られるだけでいいなんて、矛盾してる。 そんな言葉はよく聞くしそう思わなくもないけれど、 好きな人の隣にいつも私じゃない誰かが居る時、私はどうしたらいいの? 私じゃない誰かの事を好きな時、どうしたら――? それも私がその誰かの事も大切な場合は――。 「お、ムギの線香花火、消えそうじゃん」 私の隣で線香花火をしてるりっちゃんが無邪気に微笑む。 いつまでも見ていたい大好きな笑顔で――、 いついつまでも見てられない大好きなりっちゃんの笑顔――。 二つの矛盾した気持ちに耐えられなくなりそう。 私は――、どうすればいいのかな――? 玉砕覚悟で想いを伝えた方がいいの? それとも、りっちゃんを好きな気持ちを綺麗さっぱり忘れた方がいいの? 分からない――。 分からないよう、りっちゃん――。 「りっちゃ――」 何かを言葉にしようとしたけど、私のその言葉はまた止まっちゃう。 振られるのが怖かったのか、りっちゃんの事を思って止めたのか――、 そのどっちなのかは私にも分からない。 結局、私はいつまでもこの堂々巡り。 胸に痛さと辛さばかりが降り積もって、積み上げられて、もう涙が止められなくなりそう――。 りっちゃんの前でだって、大声で泣き出しちゃいそうなくらいに――。 こんなに辛くて悲しい気持ちになるくらいだったら、 私はりっちゃんを好きだって事に気付かない方がよかったのかもしれない。 その方が皆と笑ってられたのかもしれないよね。 皆と笑顔で幸せで、こんな辛さなんて感じる事なんて無くて――。 ううん、きっと駄目よね。 人生をもしもやり直せても、私はきっといつかりっちゃんの事を好きになっちゃう。 タイミングの違いだけで、絶対にりっちゃんを好きになっちゃうと思う。 りっちゃんと知り合った時点で、私はこんな辛い気持ちになる事が決まってたんだ。 りっちゃんと幼馴染になれない人生だった時点で。 だったら――、だったらいっそ――。 りっちゃんと知り合わなかった方が私は――。 「なあ、ムギ」 大好きなはずなのに、私は気が付かなかった。 いつの間にかりっちゃんが私の肩に手を回してる事に。 私に顔を寄せて、まっすぐ私の瞳を見つめてる事に。 吸い込まれそうなくらい綺麗なりっちゃんの瞳――。 「えっ、りっちゃ――?」 言葉に出来ない。 言葉にならない。 心臓が今まで以上に高鳴っちゃって、私は顔を真っ赤に染める事しか出来なくて――。 でも、りっちゃんの瞳は何処までもまっすぐに私を見ていて――。 「おっとと、動くなよ、ムギ」 真剣な表情のりっちゃん。 睫毛よりも近い距離から見つめ合いたかったりっちゃんの瞳。 もうほんの少しだけりっちゃんが腕に力を入れてくれれば、私のその夢が叶うくらいの距離。 私の夢が――、願いが、叶っちゃう。 もしかして――。 もしかして、これも夢なのかな――? 辛くて悲しい自分の境遇を認めるのが嫌で、私、また夢を見ちゃってるのかな――? りっちゃんが私にこんな事をするはずないもの。 急にキスなんてしてくれるはずないもの。 こんな事、現実だと起こらない。 起こるはずがないし、こんな事、起こっちゃいけない。 だって――。 「ほら、見てみろよ、ムギ」 真剣だったはずのりっちゃんの表情が途端に崩れる。 言われるままにりっちゃんの視線を辿ると、そこには線香花火があった。 私とりっちゃんの線香花火。 先端の火がくっ付いた私達の線香花火が。 「合体! 線香花火マン! ってな」 りっちゃんの無邪気な笑顔が線香花火の光に照らされる。 そっか――。 そうよね――。 私とりっちゃんがキスをする未来なんて、やっぱり無いんだよね――。 その現実に、私は涙を止められなくなりそうになる。 ちょっとでも気を抜いたら、涙を流しちゃいそうになる。 それは勿論、悲しかったからでもあるけど――。 「あのさ、ムギ。 ひょっとして悩んでたりするか? 受験の事とか――でさ」 りっちゃんの表情が笑顔からまた変わる。 私が失敗しちゃった時に見せてくれる心配そうな表情に。 私が悲しい時に見せてくれる真剣な表情に。 「何を悩んでるのかは分かんないけど、受験の事だったらごめんな? 高校最後の夏休みだからさ、皆と最後の花火をやっときたかったんだ。 そうすれば梓にも思い出になるだろうし、 私達も受験に向けて活力が湧くんじゃないかなーって思ったんだよ。 なーんて、どの大学を受験したらいいのかもまだ分かんないんだけどさ。 でも、こんな大事な時期に誘っちゃったのは悪かったかもな。 もし本当に受験の事で悩んでるんだったら、ごめん。 勉強の埋め合わせ――なんて、私に出来るかは分かんないけどやれる限りの事はやらせてほしい。 ムギにも最後まで元気に高校生活を送って欲しいからさ」 見当違いなりっちゃんの申し出。 私は今日の花火大会を楽しみにしてたし、 悩んでるのはりっちゃんの事が好きな自分の気持ちの事だもの。 りっちゃんの考えてる事は、私の考えと全然違っちゃってる。 りっちゃんは私が悩んでる事には気付いてくれるけど、 私がりっちゃんの事を好きだから悩んでるなんて想像出来ないんだよね。 だけど――、それが普通なんだと思う。 友達の女の子が女の子である自分の事を好きになるなんて、普通は思わない。 それにりっちゃんは特に自分に向けられる好意には気付いてない所があるから――。 私の想いだけじゃなくて、澪ちゃんの想いにも――。 「あーあ、残念だなあ――」 「ムギ?」 私の唐突な溜息と言葉に、りっちゃんが不思議そうに首を傾げる。 それと同時に合体した線香花火が落ちる。 私とりっちゃんの線香花火が消えてしまった。 それから、私は瞳から涙を流しちゃった。 ずっと我慢してた涙を流しちゃった。 りっちゃんを驚かせるかもしれないけど、今なら泣いてもいいかなって思えたんだ。 「ど、どうしたんだ? 私、ひょっとして変な事言っちゃったかっ?」 ほら、やっぱり驚いちゃってる。 りっちゃんたら、私の涙を心配しておろおろしてる。 私の涙をどうにかしようとしてくれてる。 その原因が私の恋心にあるなんて、きっと夢にも思わないままで。 鈍い相手を好きになっちゃったなあ――、って胸が痛くなっちゃう。 でもね、 りっちゃん。 そんなりっちゃんだから、 私はりっちゃんが好きなんだと思うの――。 りっちゃんは鈍くて私の気持ちには気付いてくれない。 気付かないからこそ一生懸命に私の事を考えてくれて、一緒に悩もうとしてくれる。 私の笑顔のために頑張ってくれるんだよね。 そんな一生懸命なりっちゃんだから、私は大好きになっちゃったんだもの。 自分自身の事だけど、面倒な恋をしちゃったよね――。 でも、私はいつの間にか笑顔になっちゃった。 りっちゃんの前だと悲しくてもいつでも笑顔になっちゃえる。 泣きながらでも笑っちゃう。 それが今の私のそのままの気持ち。 だから、私は泣きながら笑って、笑いながら泣いて言っちゃうんだ。 「変な事言っちゃってるよ、りっちゃん」 「そう――なのか――?」 「うん、そうだよ、りっちゃん。 だって、私、今日ね、りっちゃんが花火に誘ってくれて嬉しかったんだもの。 それなのにりっちゃんったら、私の受験の事まで心配してくれるじゃない? それが嬉しいんだけどね、ちょっと残念だったの」 「残念?」 「私ね、りっちゃんのしてくれる事が好きなの。 色んな企画を立ててくれて、私を誘ってくれる事が嬉しいの。 りっちゃんと遊ぶの、すっごく楽しいんだよ? だからね、りっちゃんが自信を持ってくれないと寂しいな。 私はこんなに嬉しいのにりっちゃんが悩んでたら、残念な気持ちになっちゃうもの」 「そっか――。 それならよかったけど――」 りっちゃんが一瞬言葉を詰まらせたのは、 それだと私が花火をしながら悩んでた事に説明が付かないからだと思う。 りっちゃんが私の本当に悩んでる事を考えてくれる事はすっごく嬉しい。 でもね、りっちゃん――。 私の本当の気持ちを知ったら、きっとりっちゃんは悩んじゃうから――。 ひょっとしたら、その優しさで私の想いを受け容れてくれるかもしれないから――。 今、決めたよ。 私は私の気持ちを胸に秘めたままでいようって。 りっちゃんの事を思って胸が痛くなる事は、これからも何度もあると思う。 一人きりで部屋の中で泣いちゃう事もあると思う。 でも、それはそれだけりっちゃんの事が好きだって事なんだよね。 この恋心を忘れようとしたって無理だろうし、私はこの気持ちを忘れたくない。 好きで好きで好き過ぎて泣いちゃう夜もあるくらいのこの想いを、忘れたくない。 辛くて苦しいって事は、それだけ幸せだったって事でもあるんだから――。 本当は分かってた。 私の恋心が叶わない事。 叶わなくてもいい事。 りっちゃんが澪ちゃんと笑ってるのを見て、苦しくならないって言ったら嘘になっちゃう。 だけどね、私、澪ちゃんと笑ってるりっちゃんの事も好きなの。 ううん、そうじゃないかも。 私、澪ちゃんと笑ってるりっちゃんが好きなの。 一番大切な人の前だけで見せる優しい表情のりっちゃんが。 りっちゃんの隣で安心した表情を浮かべる澪ちゃんの事も。 りっちゃんの幼馴染みにもなれなくていい。 望んでも叶わない夢だし、もし本当になれた所で悲しいだけだもの。 りっちゃんは澪ちゃんが幼馴染みだから、澪ちゃんの事が好きなわけじゃない。 澪ちゃんが澪ちゃんだから、りっちゃんは澪ちゃんの事が好きなんだよね。 私がもしも幼馴染みになれたって、きっとりっちゃんは澪ちゃんと何処かで出会って好きになる。 悲しいし辛い事だけど、それでいいんだとも思うんだ。 だって、私は二人とも大好きなんだから――。 「ほら、りっちゃん!」 涙はまだ止められなかったけど、私は心の底から笑って言った。 りっちゃんを好きになっちゃった辛さと苦しさと、 りっちゃんを好きになれた嬉しさと幸せを感じながら――。 まだ何本か残ってる線香花火を手に取って――。 「線香花火、まだまだ残ってるよ? 折角の花火大会なんだから、私、もっと楽しみたい! 線香花火の新しい楽しみ方とか教えてくれると嬉しいな!」 まだ少しだけ私の事を心配した表情を浮かべてたけど、 それでもりっちゃんは笑顔になって線香花火を手に取ってくれた。 今は私の言うままに楽しんで、後で私の悩みを考えてくれるつもりなんだと思う。 りっちゃんはこうして私のためにまた一生懸命になってくれた。 りっちゃんの大好きな笑顔を間近で見れた。 想いが通じ合えた気がした。 気がしただけで、私はもう十分だよ、りっちゃん――。 「よっしゃあっ! だったら、今度は五本同時に火を点けるぞ、ムギ! これは上級者向けの危険な技だから気を付けろよー?」 「合点承知!」 りっちゃんと肩を組んで二人でまた線香花火に火を点ける。 五本同時だけあって、大きくて眩しい光が私達を包んだ。 火が消えそうになった時はまた線香花火マンにして、二人で笑い合った。 いつの間にか涙は止まっていて、私とりっちゃんの笑顔だけの時間になった。 これから先、私はまた何度も苦しくなると思う。 りっちゃんの事が好きで泣いちゃう事も何度もあると思う。 でも、私はもうもしもなんて考えない。 もしもなんていらない。 もしもなんて考えても仕方が無い事だし、考える事自体がりっちゃんに失礼だと思うから。 たった一度きりのチャンスで出会えた今の私達と、私の想いを裏切る事だとも思うから――。 だから、私はこれからもたった一つの想いを抱えて生きたい。 叶わない恋心でも、辛さばかり生み出す気持ちでも、 それが私からりっちゃんへの想いの大きさなんだから。 それが誰かを好きになるって事のはずだよね。 『好きよ、りっちゃん』 その言葉は私の胸にずっと秘めておこう。 それでも、他にも伝えられる想いはたくさんある。 伝えなきゃいけない想いは、ずっとずっとたくさんあるもの。 まず私はそっちの方をりっちゃんに伝えなきゃいけなかったんだ――。 だから、私は線香花火マンが落ちる寸前、 りっちゃんの肩に回した腕に少しだけ力を込めて、笑顔でその言葉を伝えたんだ。 「ありがとう、りっちゃん! これからもずっとよろしくね! 私、りっちゃんと一緒に遊べて本当に幸せよ!」 戻る
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このページはこちらに移転しました かみさま 作詞/455スレ196 作曲/ame お料理します 洗濯もします 掃除も週に 一度はします だからお願い 勉強します 話も聞きます 毎日ちゃんと 頑張ります だからお願い あの人を ぼくにください 音源 かみさま(mp3直link) 保管庫
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【ことば・用語】かみさま【キャラクタ】 「みてるよ」 かみちゃん しにちゃん あくいちゃん
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かみさま チャットメンバーの一人。 入室初日で変態扱いされた期待のルーキー。 というかこのチャットは一体どういう方向に進んでいるのだろうか。 傾向と対策 普段は「かみさまver,※※」の名で見かけることが多い。 やたら物を壊す。 部室の用具もニ回ほど壊したり傷つけたりしている。 天敵は海老。海老独特の食感が駄目らしい。 小学生に防犯ブザーの代わりに海老を持ち歩かせると犯罪率が下がったともっぱらの噂。 ツンデレが好物。べっ、別に好きでアンタの記事なんか書いた訳じゃないんだからねっ! 変態四天王の一人。 ツンデレでロリロリなのが好物らしい。 関連項目 変態四天王
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【検索用 かみさまちゃん 登録タグ VOCALOID か ど~ぱみん 曲 曲か 歌愛ユキ 爆発電波】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ど~ぱみん 作曲:ど~ぱみん 編曲:ど~ぱみん イラスト:爆発電波 唄:歌愛ユキ 曲紹介 曲名:『かみさまちゃん』 ど〜ぱみん氏の27作目。 歌詞 幸せ不幸せは同じ数 学び舎で聞いたから正しい筈 言葉はきちんと使わないと 靴擦れになってしまうからね あのね 知らない 知らない 知らない だけで 何も 何も 悪くないから それも それも それも 凡て 信じていたいの ねえ なんとかして 頂戴よ なんとかして なんとかして 頂戴よ ねえ 神様 なんとかして 頂戴よ なんとかして なんとかして 頂戴よ かみ かみさまちゃん (ねえ信じないの? 信じないの?) ああこんなに近くにいるのにさ (ならタヒんじまいな タヒんじまいな) ああどういう腹心算でいるの (熱心じゃない 熱心じゃないの) ああプラセボ紛いの子羊よ (ねえ信じちゃった) (信じちゃった) (信じちゃった) 信じちゃったんだ 知らない 知らない 知らない だけで 何も 何も 悪くないから それも それも それも 凡て やり直したいの ねえ なんとかして 頂戴よ なんとかして なんとかして 頂戴よ ねえ 神様 なんとかして 頂戴よ なんとかして なんとかして 頂戴よ かみ かみさまちゃん きみはかみさまちゃん ぼくのかみさまじゃん コメント 名前 コメント
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【検索用 かみさまなんていない 登録タグ Shu VOCALOID か 巡音ルカ 曲 曲か 藤墅。 鏡音リン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Shu 作曲:Shu 編曲:Shu イラスト・動画:藤墅。 唄:巡音ルカ×鏡音リン 曲紹介 〜和風Slap House × Colour Bass × Hi-Tech × Trapに若干の厭世とぴえんを添えて〜「カミサマなんていない ただの欺瞞さ」 曲名:『カミサマなんていない』 Shu氏の19作目。 第12回プロセカNEXT応募楽曲。 Dropのスネアは、ボカロPrukaku氏の叫び声を加工したもの(ニコニコ動画いいねコメント参照)。 歌詞 (Piaproより転載) 私はきっと報われないさ このままいっそ消えちまうか 溜め込んだ嫉妬の感情と この没原稿を道連れにさ あの彼方 彼方 見渡せば 浅はかな 華や アカサタナ 人知れず流した涙もきっとあなたにゃ届かない ああ、半端者の屑さ 啖呵切って威張って 勘違いに溺れて消えてくさ さあ 鴉が泣いた 瓦落多の中 抗って生きて 馬鹿馬鹿しいわ 唯 無意味に来世を夢見てたって 現世じゃ微塵も変わりはせんて 潰えた希望は数知れず 何かに秀でて愛されたいと 曖昧ながらに独り願って 報われないならハナからもういいや いいや カミサマなんていない ただの欺瞞さ ハッタリに見えて 馬鹿馬鹿しいわ 成功者が説いた 方法論なんてさ どうせn=1 自慢連ねてる塵ばかり それならばこうか?と決めた道も どうせ 素人流儀の隘路に入って 終わりのない のらりくらりさ ああ 半端者の屑さ 秋の夜風に 吹かれて逝くのさ このまま 鴉もやがて闇夜に消えて 私は手摺に手をかけた はあ 痛いよ 胸が 期待と夢が しきりに私を突き刺して 「なあ、才能ってやつは残酷なものさ」 勘違いだ 全て馬鹿馬鹿しいわ 冷え切った身体に紅葉が舞った コメント 名前 コメント
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記憶を取り戻したその晩、アリサ――成見亜里紗はさっそく使い魔の召喚に取り掛かった。 場所は川の東側の資材置き場。この時間帯なら通行人もほぼいないはずの立地だ。 大事な記憶を奪われていたことはもちろん腹立たしい。 けれど、その憤りを押し殺してでも、この新たな戦いに参加しなければならない理由があった。 聖杯。 願いを叶えた代償として戦わされるのではなく、戦い抜いた報奨として願いを叶える存在。 それさえ手に入れられれば、果たせずに終わったあの願いを叶えることができるかもしれない。 もちろん聖杯なんて嘘っぱちで、キュウべぇのように自分達を騙して利用しようとしているという可能性も捨てきれない。 だがそれでも、聖杯を求めないという選択肢は思い浮かばなかった。 何故なら、自分は既に一度死んでしまった存在なのだから、このチャンスを見逃す理由なんてないからだ。 「これでよしっと」 儀式の準備は万全だ。後は与えられた知識のとおりに呪文を唱えればいい。 万が一に備えて魔法少女の姿に変身してあるし、得物の大鎌もしっかり携えている。 更に、身体能力をブーストする自分の魔法があれば、相手が敵対的でもどうにかなるだろう。 それらに加えて、令呪なんていう便利極まりないモノまで手に入れているのだから。 「――素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公――」 成見亜里紗は魔法少女だ。 キュウべぇと名乗る妙な生き物と契約し、願いを叶える代償として魔女と戦う役目を負った。 「――汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に――」 アリサの願いは、強くなること。強くなって、自分を虐めてきた連中を見返すこと。 けれどそれは、あまりにも愚かで救いようのない過ちだった。 「――汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!」 魔法陣の中心に膨大な魔力が渦巻き、瞬く間に形を成していく。 眼前に顕現したサーヴァントを、淡い色の瞳とマスターとしての透視力で捉えた瞬間、アリサは自分の想定が浅すぎたことを自覚した。 見上げるほどに巨大な肉体。目測だが自分の背丈の倍は下らない。 革のような質感の黒衣とジャケットに包まれた細身の肉体は、一見すると人間に近いように思えるが、鋭い爪と強靭な尾の存在がそんな考えを吹き飛ばしてしまう。 首が痛くなるほどに視線を上げると、猛禽の嘴のような形状をした紫色のヘルメット――あるいは外殻に開いた穴から、碧色の瞳がこちらを見下ろしているのが分かった。 そう、三つの瞳が。 ステータスを見ても、マスターとして絶望を感じずにはいられない。 対魔力A――令呪の一画に抗いうる耐性。 反骨の相A――魔力によらないカリスマ性でも従えられない気質。 単独行動A+――たとえ魔力の供給を断ち切ろうと、マスターが命を落とそうと、何ら問題なく戦い続けられる能力。 こんなもの『制御不能』の一言が書いてあるのと何も変わらないだろう。 「アーチャー、ベルゼブモン。テメェは何者だ」 三眼の悪魔がアリサを見下ろしたまま口を開く。 今ここで、左足のホルスターに収められた規格外の大型拳銃を抜き、アリサの頭を粉々に吹き飛ばしたとしても、このサーヴァントは平然と聖杯戦争を継続できる。 ここから先、返答を大きく間違えたら―― 「あ、アリサ。成見亜里紗。アタシがアンタのマスターよ」 選んだ選択肢は胸を張って対応すること。決して弱さを見せないこと。 「それでアンタは……ベルゼブブ? 何か凄い悪魔だっけ?」 「ベルゼブモンだ。お前は知らねぇだろうが、まぁ当然だな」 値踏みするような視線を睨み返す。 いつの間にか与えられていた知識によると、サーヴァントは元々人間とのことだったが、このアーチャーは明らかに人間ではなかった。 体が大きすぎるとか、尻尾が生えているとか、三つ目だとか、そんな表面的な違いではない。 もっと根本的なところで人間とは違う存在のように思えてならなかった。 「気が向いたら手伝ってやる。せいぜい頑張りな」 アーチャーはアリサを無視するかのように歩き出し、無造作に資材の山に腰掛けた。 明らかにサーヴァントとして従うつもりがない様子だが、サーヴァントなくして聖杯戦争を生き残れないことは分かっている。 今はアーチャーの召喚に成功しただけで良しとした方がよさそうだ。 「あっそ。呼んだらちゃんと来なさいよね」 ◇ ◇ ◇ その夢は私の鏡写しのようだった。 彼は自分の弱さに打ちひしがれ、強大な存在と契約を結んで力を得た。 代償として要求されたのは友達の命。それを自分自身の手で奪うこと。 そして、自分を諭そうとしてくれた存在を殺し――絶望的な悲劇の引き金を間接的に引いてしまった。 力なんか要らない。そう叫んで力を捨て、かつての弱い姿のまま、思い出の場所を訪れる。 暖かく迎え入れてくれる、家族のようなパートナー達。 そこで友達が窮地に陥っていることを知り、彼は友達を助けに行くことを決意した。 受け入れてはもらえないかもしれない。敵意を向けられるかもしれない。それでも彼は迷わなかった。 パートナー達から笑顔で送り出され、失った力以上の新たな力を自ら手に入れ、絶望的な戦いに身を投じた。 結末は、彼にとって十分に満足の行くものではなかったかもしれない。それでも私に言わせればハッピーエンドだ。 受け入れられ、許され、それ以上何も失うことはなかったのだから。 辛くて、羨ましくて、悲しい夢だった。 手に入れた力に溺れて、自分自身の手で取り返しのつかない過ちを犯す―― 私だって、チサトがいてくれなかったら、いつかそうなっていたかもしれない。 彼を諭そうとした人もいたけれど、彼はその手を振り払って命を奪った。 それが少しだけ辛かった。まるで私のもう一つの末路を見せつけられたようだったから。 アーチャーはチサトに会えなかった私のような道をたどり、償うために全てを懸けて戦って、受け入れられ、許された。 それが少しだけ羨ましかった。私はもう、自分ではどうしようもないところまで来てしまったから。 最後に待っていたのは物悲しい離別。けれど悲劇ではなく、希望を感じさせる涙の別れ。 ――私には決して訪れることのない結末。 ◇ ◇ ◇ その夢は昔の俺を見ているようだった。 かつてあいつは理不尽に虐げられ、力を求めて契約を交わした。 確かに、自分を虐げていた連中を蹴散らすことはできた。それだけの強さがあった。 だが、あいつは孤独なままだった。自分を虐げる奴らはいなくなったが、それは自分の周りから誰もいなくなるという結果でしかなかった。 力に目が眩んで、力を手に入れた後のことを考えていなかったのだ。 俺とあいつに違いがあるとすれば、あいつは『間に合った』ということだ。 力を振るって荒れ狂う日々の中、自分を諌めようとする奴の手を取ることができた。 その土手っ腹に穴をブチ開けてロードした俺とは違って。 ギリギリのところで踏みとどまって、何一つ恥じることなく『仲間』として肩を並べることができた。 ――それだけで終わっていれば良かったんだろう。 あいつに手を差し伸べた人間は殺された。 しかも、あいつが交わした契約には裏があった。 俺のように力を与えた代わりに何かをする契約ではなく、力と引き換えに、まさにその瞬間に、自覚すらないままに全てを奪われるという契約だった。 契約を交わしたガキ共は、力を得ると同時に人間ではなくなる。 いずれ怪物に成り果てることが確定していて、後はそれが早いか遅いかの違いでしかない。 だからそうなる前に殺した――そんな理由で納得できるはずもなく。 仲間を殺した奴への恨みと、契約を結んでしまったことへの後悔を抱えたまま、仇を討つという最後の拠り所にすがって戦いを挑み―― そして、横槍を入れてきた何者かの手で殺された。 ああ、さっきの感想は取り消しだ。俺とあいつは違う。 俺はテメェ自身の愚かさの報いを受けただけ。当然の自業自得だ。誰も恨むつもりはないし、そもそもそんな権利はない。 あいつは肝心なことを教えられずに契約を結び、知らず知らずのうちに取り返しのつかないところまで転げ落ちていた。胸糞悪い顛末だ。俺に契約を持ちかけた神――スーツェーモンだってそんなことはしなかった。 だからきっと、あいつには願いを叶える権利があるはずだ。 ◇ ◇ ◇ もしも聖杯を手に入れられたらどうするのか――昨日、アーチャーとの契約を終えた後にそんなことを考えた。 天乃鈴音に復讐をしたい。真っ先に思い浮かぶのはそれだ。けれど他にもあるんじゃないかという思いは捨てきれない。 チサトとハルカを生き返らせたい。聖杯が本当にノーリスクで願いを叶えてくれるなら願う価値はあるはずだ。けれどたとえこの願いが叶えられたとしても、皆いつか魔女になってしまうだけだろう。 ――人間に戻りたい。魔法少女を辞めたい。 ああ、それが叶うのならどんなにいいことか。けれど自分一人だけが助かるなんて嫌だ。チサトとハルカを救うチャンスを見逃して、まだ魔法少女として戦っているはずのマツリを見捨てるなんて。 万能の聖杯なら全てが叶えられるはず――そんな都合のいい考えはしたくない。 なにせ、甘い言葉に乗せられて痛い目を見たばかりなのだから。 気持ちがぐちゃぐちゃのまま朝を迎え、隠れ家にしていたアパートの外に出る。 その直後、頭の中にぶっきらぼうな声が響いた。 『よぅ』 「……アーチャー? 霊体化、だっけ?」 辺りを見渡してみても、あの巨体はどこにも見当たらない。 サーヴァントなら誰でも出来るという霊体化とやらで姿を消しているようだ。 「どうしたのよ。アタシ、別に呼んでないんだけど?」 『知るか。俺は好きに動くだけだ』 ここに来たいから勝手に来ただけ、そう言いたいんだろう。 まぁ、自分勝手に動きたいならそうすればいい。こちらもこちらで好きに動くだけだ。 そう思って町に繰り出そうとしたのだが、アーチャーは予想外の言葉を投げかけてきた。 『サーヴァントの気配がある。本戦とやらはまだ先だが、一人でうろついてたらブッ潰されるぞ』 「えっ……?」 予想外の忠告だった。助けらしいことなんかしてくれないだろうと思っていたのに。 「どういう風の吹き回しだ?」 『暇潰しに決まってんだろ。他に何かあるか?』 ……本当、制御不能なサーヴァントだ。こちらが思ったとおりには動かず、考えもしなかった行動ばかり取ってくる。 アリサは諦めの溜息を吐き、霊体化したアーチャーを伴って、見滝原の町へと駆け出していった。 【CLASS】アーチャー 【真名】ベルゼブモン 【出典】デジモンテイマーズ 【性別】デジモンに性別はないが男性的 【身長・体重】人間の大人の二倍はくだらない巨体 【属性】混沌・悪 【パラメータ】筋力A 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師ではアーチャーに傷をつけられない。 単独行動:A+ マスター不在でも行動できる能力。 【固有スキル】 騎乗:A 乗り物を乗りこなす才能。呪われた騎乗物であろうと難なく乗りこなす。 ただし、アーチャーの体格に適合しないものに乗り込むことはできない。 反骨の相:A 人間にも神にも従うことを拒絶する気質。 同ランクのカリスマを無効化する。 自己改造:- ロード。殺害したデジモンのデータを吸収して自身を強化する。 これ自体は普遍的な能力だが、アーチャーは積極的にロードを繰り返して強化を重ねてきた。 現在は過去の所業に対する後悔から封印している。 モードチェンジ:- ブラストモードへのモードチェンジ。 翼による飛行能力を獲得し、敏捷に瞬間的倍加の補正が入る。 聖杯戦争において、アーチャーは意図的に通常形態を基本状態としている。 【宝具】 『疾走せし魔弾の王(ダブルインパクト)』 ランク:B+ 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1-20 最大捕捉:200人 二挺拳銃型の宝具『ベレンヘーナ』による連続射撃。 弾丸を中心とした広範囲に攻撃判定が発生し、ただ撃ち続けているだけで対軍規模の殲滅攻撃と化す。 アーチャーにとって通常攻撃の延長線上に位置するため、魔力消費は極小。 たとえマスターを失った状態であっても、この宝具を用いた戦闘には支障をきたさない。 『陽電子砲・混沌火焔(カオスフレア)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1-50 最大捕捉:400人 モードチェンジで解禁される宝具『陽電子砲』を用いた最大攻撃。 砲身で前方に逆五芒星の魔法陣を描き、それを通過させる形で『陽電子砲』の射撃を放つことで、威力・射程・範囲を極限まで増幅させる。 一度魔法陣が完成すれば、後は通常攻撃を放っているに過ぎず、砲撃の継続可能時間も凄まじく長い。 ただし魔法陣の位置や角度を変更することはできない。 【weapon】 『ベレンヘーナ』 宝具その1。主に通常形態で扱う二挺拳銃。厳密にはショットガンだが弾は単発で連射可能。 現実の武器でいうなら、ソードオフ・ショットガンからスラッグ弾を放っている形。 ホルスターの位置は左の太ももと背中。ブラストモードになっても装備し続けていて普通に使用できる。 アニメ劇中では登場時点で既に持っていたが、別作品も包括したシリーズ全体の設定として、ウルカヌスモンというオリンポス十二神モチーフの神人型デジモンがベルゼブモンの力に惚れ込んで作った逸品という設定がある。 『陽電子砲』 宝具その2。右腕の肘から先と一体化した大型の兵装。 必殺技ではない通常射撃の名称は「デススリンガー」といい、場面によって光球だったりビームだったりする。 外部作品では原子崩壊を引き起こす破壊の波動など物騒な設定がある。 ブラストモードにモードチェンジしたときに得た新たな力。 アニメ劇中においては、幼いパートナーからもらったおもちゃの光線銃が変化したもの。 ブラストモードの公式ビジュアルでは必ずと言っていいほど右腕に装備されているが、少なくともアニメ劇中では出し入れ自由。 陽電子砲を装備せず翼だけを生やした姿で登場するシーンもあり、その場合、陽電子砲は右腕の肘から先が光に包まれて形を変えるというプロセスで出現する。 『爪』 指に生えている鋭い爪。通常技として分類される「ダークネスクロウ」を放つ。 紫色の光を帯びた両手の爪で敵を切り裂く攻撃で、範囲は腕の長さより明らかに広い。 完全体(最終形態の究極体の一つ前)デジモンを一撃で仕留める威力。 描写的に並のデジモンの必殺技クラスの威力だが、ただの通常技。 【人物背景】 魔王型デジモン。同種族の別個体が様々な作品に登場している。このベルゼブモンはアニメ「デジモンテイマーズ」に登場した個体。 アニメでは特に言及されていないが、デジタルモンスターシリーズ全体の基礎設定として「ベルゼブモン」は七大魔王というかなり規格外のカテゴリに属する種族とされている。 英霊として分類するなら間違いなく反英雄。 力を渇望したために悪魔のような神と契約を交わし、命を奪うという取り返しのつかない過ちを犯し、償いのために全身全霊をかけて戦ったダークヒーロー的存在。 【聖杯にかける願い】 興味はないが、強いていうなら離別したパートナー達に会いに行ってもいい。 【マスター名】 成見亜里紗(アリサ) 【出展】魔法少女すずね☆マギカ 【性別】女 【能力・技能】 武器は大きな鎌。ソウルジェムの位置は背中。 魔法少女としての基礎能力に加え、以下の個別能力を持つ。 ブーストアップ シンプルに身体能力を強化する魔法。出力は調節可能で、切り札として最大出力(フルブースト)も発動可能。 使い過ぎると大きく消耗してしまうリスクがある。 【人物背景】 中学二年生。身長156.2cm、体重45.8kg。 勝ち気で喧嘩っ早い。勉強が苦手で体を動かすのが好き。 契約前は大人しい性格でいじめのターゲットにされていたが、強くなりたいという願いを叶えてもらって魔法少女になる。 力に物を言わせる乱暴者になっていたところ、魔法少女のチサト(詩音千里)との戦いを経て更生。仲間達と共に魔女と戦うようになる。 しかし、魔法少女狩りの犯人だったスズネ(天乃鈴音)にチサトを殺害され、更に仲間の一人であるハルカ(奏遥香)が目の前で魔女になってしまう。 ここで初めて、魔女が魔法少女の成れの果てであることを知り、安易な願いで人間を止めてしまったことを強く後悔する。 チサトに出会う前の荒れ切った性格に戻り、スズネを倒して仲間達の仇を討とうとするも、戦いの最中に背後から黒幕の攻撃を受けて死亡する。 【聖杯にかける願い】 スズネに復讐がしたい 仲間を生き返らせたい 人間に戻りたい これらの願いがせめぎ合っていて、一つに絞りきれていない 【方針】 積極的に打って出て、聖杯戦争を勝ち残る
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作詞:PolyphonicBranch 作曲:PolyphonicBranch 編曲:PolyphonicBranch 歌:初音ミクV3 翻譯:kyroslee (取用翻譯前請注意首頁的翻譯使用禮節, 並不要拿掉譯者的名字) 不需要神明的我們 Q1 《你相信 有神明的存在嗎?》 Q2 《戀人與親人墮海的話你會救誰?》 Q3 《對那想要從屋頂跳下來的那孩子,你認為你該說些什麼話才對?》 最近呀對那時候的事連想也沒有想起過 因忽然抬頭仰望的藍天而感到孤獨啊 [神明什麼的不需要啊] 為了我 為了你 從清晨通宵談心 青春的殘影啊 [同情什麼的不需要啊] 在堅強裏 有着淚水 我們曾相信過的事物 仍然帶有微熱 說出了口的說話是 「真是個麻煩的傢伙呀」 對老師們而言 大概是個愚蠢的問題吧 「這樣下去的話我們 就會被侵蝕的啊」 被困於看不見的磁場中 不斷掙扎 [神明什麼的不需要啊] 為了我 為了你 被月光照耀 高架橋下的秘密啊 [不會長大成人的] 在我的雙目中 在你的雙目中 映照出了強烈的光芒 沒有憑據的羈絆啊 夢也好愛也好過錯也好 一切都銘刻於內心和身體 雨點不斷打濕着倆人 做雨點降下更多更多 明明不太有透露真心話 卻不可思議地感到如此接近啊 呼吸 體溫 聲音,還有 心臟的聲音 在我的腦海裏 深深銘刻呢 ―在那一剎那知曉了的感情 為了誰而 沾污亦可以?― ―知曉了恐怖的感情 不斷映照出 美麗― [神明什麼的不需要啊] 為了我 為了你 曾在深海中傍徨過的 深海魚的眼淚啊 [不會說再見的] 回頭一笑的你的笑容 曾經歷過的青春的每天 定然並非幻象 即便逐點忘記了 即便逐點枯楬了 仍然 看吧 裝作尚帶有熱情 仍然 裝作沒有 忘記那份心跳