約 36,699 件
https://w.atwiki.jp/fgohyousetsu/pages/15.html
剽窃って何? ひょうせつ 【剽窃】 《名・ス他》他人の文章・語句・説などをぬすんで使うこと。 簡単に言えば盗作、パクリである。 何が悪いの? 剽窃・盗作は明確な著作権侵害であり、親告罪と言えど犯罪は犯罪である。 引用であれば問題は無いが、引用の条件とは (1)他人の著作物を引用する必然性があること。 (2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。 (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。 (4)出所の明示がなされていること。(第48条) 文化庁 著作物が自由に使える場合 (注5)より引用(https //www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html) であり、ディオスクロイのプロフィール文剽窃問題は(2)、(4)に反していることから、引用とは言えない。 また、シナリオを宣伝しながらも実際は剽窃だったことが景品表示法の不当表示に抵触している可能性がある。 よく問題として挙げられている点 剽窃を行ったこと 著作権を侵害する行為であり、行ってはいけない事である 謝罪文の見にくさ 公式Twitterでツイートせず、公式サイトやゲーム内の不具合欄に掲載という隠すような対応 担当ライターの対応 リツイートを行っただけなど問題を引き起こした当人としての責任感が疑わしい 他にも剽窃疑惑がある ディオスクロイのプロフィール文だけでなく紹介文にも剽窃疑惑があることや他のキャラに対しても剽窃疑惑が浮かび上がっている わかりやすく言うと 剽窃であったことから、運営に対する不信感や力を入れているはずのシナリオ・設定への不誠実さが窺える。 対応の甘さが拍車をかけ、連鎖的に新しく剽窃疑惑が持ち上がり信頼を落としてしまっている。
https://w.atwiki.jp/27htv/
【コテ】27時間テレビ実況サバイバルレースまとめwiki【専用】 【テンプレ】 27時間テレビを27時間実況する人専用のスレです。本スレではありません。 普通に実況したいだけの人は本スレでお願いします。 ルール sage進行 コテハン専用 1時間ごとに点呼実施(00分~10分まで) ・点呼の時間に書き込めなかったら脱落 点呼の際は 「(´・ω・`)」 を一回書き込むこと ←★検索用に必ず「」(かぎ括弧)まで付けてね ・健康状態も 基本sage進行ですが、圧縮回避の為にage進行になることもあります。ご協力下さい。 フジの実況chは祭りすぎの所為で他実況chより保持数が少なくなっています。ageの頻度を上げたりして落ちないように努めてください 番組ホームページ:http //www.fujitv.co.jp/27h/index.html タイムテーブル:http //www.fujitv.co.jp/27h/timetable.html まとめwiki:http //www14.atwiki.jp/27htv/pages/1.html 【トリップについて】 コテハン名# でトリップ(通称 酉)をつけることが出来ます。 これさえあれば同じコテハンでも別人判定できます。とはいえ同じコテハンは極力避けましょう。 【おやくそく】 無理はしない 出かけたくなったら点呼前までに出かけてくること 点呼に遅れても一応生存とは認められるものの△判定になります。 風呂はしっかり入る 【参加する前にやっておくべきこと】 ★コテハンとトリップの用意 └必須です Live2chの導入 ├勝手に更新してくれるので実況に最適です └URLはこちらhttp //www8.plala.or.jp/uro/live2ch/ 夜食と軽食の準備 └おなかがすいたときに 忍法帳の確認(名前欄に!ninjaで確認可能) └忍法帳Lv10以上でスレ立てができるのでよろしくお願いします。 ニコニコアカウント取得 └ニコニコ実況を使うために必要です。ニコニコ実況で快適に使えます。 ※wikiの編集は誰でもできます。
https://w.atwiki.jp/yamanashi-ken/
新情報・間違い等あれば、どなた様でも自由に編集してください。 現行スレ 山梨で転職しよう!PART28 http //medaka.2ch.net/test/read.cgi/job/1495016459/ ↓転職会議↓応募する前に調べてみるといい(実際働いていた人の書き込み)かなり当たってる http //jobtalk.jp/ 新卒の方はこちらへドゾ 現行スレ 【んー】山梨県の就職事情【にゃー】 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1244645968/ テンプレートURL https //w.atwiki.jp/yamanashi-ken/ 山梨県内の会社の評判 https //en-hyouban.com/search/yamanashi/ 【県内情報】 若年者自己PRガイダンス開催 39歳までの若年求職者・転職希望者等の皆様と求人企業との面接会を開催 http //www.chuokai-yamanashi.or.jp/4_news/21_jiko-p_01list..html (以上ジョブカフェページより引用) 【国中地域情報】 ジョブカフェやまなし及び、ハローワークプラザの職業紹介部門が山梨県JA会館5階へ移動 ジョブカフェは土曜日も開所、職業紹介と求人検索は不可 マザーズハローワーク及び、土曜の職業紹介はハローワーク甲府で対応 【東部・富士五湖地方情報】 ジョブカフェサテライトが開所 キャリアカウンセリングや職業適性診断などの若者向けサポート 場所 富士吉田駅ビル ショッピングセンター Q-STA 3F 開催時間 月曜日から金曜日は10時~18時30分、土曜日は10時から17時 休日 日曜、祝日、年末年始 職業相談・職業紹介は最寄りのハローワークにて検索 カウンセリングは予約制 ハローワークインターネットサービス(朝6時には更新されています) 更新時間 サーバー更新深夜4時とのこと https //www.hellowork.go.jp/ ネットジョブカフェやまなし http //job.pref.yamanashi.jp/jobcafe/index.jsp 【ハローワークで未経験・見習OK職の検索の仕方】 TOPページで「求人情報検索」をクリック 「上記以外」「一般」にチェックを入れ、地域、(年齢)も記入 詳細情報検索をクリック 仕事内容というところに「未経験 見習 経験不問」と記入し(「」(かぎ括弧)はいらない) 表示件数を50件にチェック 「検索開始」をクリック にくちゃんねる過去ログ墓場 http //makimo.to/cgi-bin/search/index.html
https://w.atwiki.jp/feisyasu/pages/10.html
WIKIモードで遊んでるぺーじです 1月12日 ひっそりブログ追加してみたくれしゅです。 6月5日 新しいギルメンの方こんにちは。 といっても見てるかどうかは分かりませんが・・ このギルドはみんなのIN率がかなり高く 皆仲良くしていいギルドだと思いますよ。 ちょっと行くダンジョンは偏ってはいると思いますが G1とかG2とかやるときにとても助けてもらえると思います 分からないことなどありましたら おしえて えらい人っ 等に書き込みなどしたり、 ゲーム内で聞いたりしてみてくださいね。 ではではよいファンタジーライフを 6月4日 ブログ軌道に乗ってるようなので あとはお任せということで キュリ日記はグラナド・エスパダなってるし・・・ マビは放置モードかも? 月の課金も現在停止中です。 面白いUpがあったらちょいちょい見に来ようと思います それでは暫くごきげんよう皆様 5月19日 間違って違うページにアップしてしまいました。 自分がアップしたいページを開いてソコにアップしないといけないみたいです。 ダチョーめんて終わったら直るのかな 5月15日 気になっていたコメントフォームを作ってみました これで気軽に書き込みできるーなんていう風になるといいかな 名前 コメント 5月12日 この間アリさんのページのワードモードに画像を貼りました。 そのときに使ったHTMLなのですが、次のものを使いました。 img alt="画像の名前を入力" src="画像の保存されている場所" height="高さ" width="横幅" ワードモードの方の場合はこれを利用してもらうこと貼り付けができるようです。高さ横幅のところは調節しない場合はばっさりなくしても大丈夫です。 アップ置き場作成しました。 リンクアドレスはそこで調べてください 5月10日 とりあえず相場表作りました かなり相場違うようなので細かい突っ込み期待してます。 5月9日 スタイルページ編集をしてみる 各リンク先設定を確認 スタイルページの変更はこのページの全体のイメージを変える設定です。現在はシンプルにしてあります。管理者モードでログインしないと変更は出来ません。 リンク先の設定ですが、これは新規作成で新しいページをまず作ってください。次に、メニューを開き編集をします。多分見て分かると思いますが、自分の名前を付けたページを他と同じようにかぎ括弧でくくってください。ページ作成するときにWIKIモードの場合下の方見てもらえるとリンクのやり方が かいてあるのが見つけれると思います。 5月8日 @WIKIにてブログを取得
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1274.html
橘「SSには文学的要素を求めるよりも読むとニヤニヤできる妄想表現力のほうが必要だと思うのです!」 昼下がりのファミレスに橘の大音声が響く。迷惑だから少しボリュームを下げてくれ。 「そういえば、かぎ括弧で括られたセリフの終端に句点を付けても直木賞は取れるのだよ。以前読んだ受賞作品がそうだった。内容?言葉を借りればユニーク、といった所か。」 佐々木は何がおかしいのか吹き出すのを必死に堪えるようにくつくつと喉を鳴らした。 いつも思うのだが、それどうやってるんだ? 「この――スレが――伸びたのも……」 虚空を見上げながら一人言ちた九曜はそこで突然こちらに向き直り、 「……SS職人の――お陰?」 と、問うてきた。 いや、一概には…… 「一概にそうとは言えないが、確かに彼らによる所が大きいかも知れないな。それ以上は知らないが」 おい未来人、俺のセリフを取るな。 「では代わって続けさせてもらうよ。僕の素性や閉鎖空間、その他僕に関して様々な考察をしてくれた熟読者諸君や、素敵な絵を描いてくれた絵師様達も忘れてはいけない。彼らにも深く御礼を申し上げたいな」 橘「そこから妄想が広がったり、SSが生まれる事もありますからね。スレはみんなで作るもの。と、それは置いておいて、なんで私だけまだセリフ前の名前が取れないのですか?」 バカっぽいからじゃないか?と俺。 だが橘はこちらに目もくれず、ナチュラルに無視した。というかさっきから九曜以外誰一人として俺の方を見ない。イジメか? 「まぁいいじゃない橘さん。そんなことであなたの品位は汚されないよ」 橘「佐々木さん………」 瞳を閉じて迫る橘を片手で押さえながら佐々木は続けた。 「ところで、キョンはどうしてるだろうね。藤原、知らないかい?」 「僕があんなくだらない現地民の動向なんか知っている訳ないだろ」 歯ぁ食いしばれ未来人…… おい佐々木、俺ならここにいるだろ。 「まぁ彼の事だ。日曜日くらい家でゆっくりしたいんだろう。さて、僕らもそろそろ解散しようか」 橘「ですね。じゃあまた次回。日取りは追って連絡します」 「――歯磨き……宿題――」 「全く……規定事項で無ければこんな会合即刻不参加届を叩き付けてやるのに……」 唖然とする俺を置いて異色の四人組はファミレスを後にした。 あれ!?俺、終止モノローグだけか!?主人公なのに扱い酷くないか!?ああ…メタ的なのも容赦してくれよ?っておい!佐々木!佐々木ーっ!!
https://w.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/93.html
「自作自演」裁判(朝木直子・矢野穂積vs宇留嶋瑞郎ほか)第1審判決 平成21年11月13日判決言渡 平成19年(ワ)第2118号 損害賠償等請求事件 原告 朝木直子 原告 矢野穂積 被告 宇留嶋瑞郎 被告 株式会社月刊タイムス社 主文 1 原告らの請求をいずれも棄却する。 2 訴訟費用は原告らの負担とする。 事実及び理由 第1 請求 1 被告らは、原告朝木直子(以下「原告朝木」という。)に対し、連帯して200万円及びこれに対する本訴状送達の日(被告宇留嶋瑞郎について平成19年9月22日、被告株式会社月刊タイムス社について同月27日)の翌日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 2 被告らは、原告矢野穂積(以下「原告矢野」という。)に対し、連帯して200万円及びこれに対する本訴状送達の日(前項に同じ)の翌日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 3 被告らは、原告らに対し、「月刊タイムス」に別紙記載の謝罪広告を別紙記載の条件により1回掲載せよ。 第2 事案の概要 本件は、被告宇留嶋瑞郎(以下「被告宇留嶋」という。)が執筆し、被告株式会社月刊タイムス社(以下「被告タイムス社」という。)が発行する「月刊タイムス」平成18年5月号(以下「本件雑誌」という。)に「『朝木宅襲撃事件』は『草の根』得意の自作自演」との見出し(以下「本件見出し」という。)が付された別紙記事(以下「本件記事」という。)を掲載されたことにより、原告らの名誉が毀損されたとして、原告らが、本件記事の執筆者である被告宇留嶋、本件雑誌を発行した被告タイムス社に対し、不法行為に基づき、本件記事につき総額400万円の損害賠償金及びその遅延損害金の支払、謝罪広告の掲載をそれぞれ求めた事案である。 1 前提事実(証拠を掲記する以外の事実は当事者間に争いがない。) (1)ア 原告朝木、同矢野は、いずれも東村山氏議会議員であり、同市議会において、「草の根市民クラブ」という名称の会派を結成している。 イ 原告朝木は、東京都東村山市諏訪町の自宅(以下「朝木宅」という。)に単身で居住している(原告朝木直子)。 (2)ア 被告宇留嶋は、被告株式会社月刊タイムス社(以下「被告タイムス社」という。)の社員であったが、同社を退社した後、フリーライターとして被告タイムス社の発行する「月刊タイムス」に専ら原告らにかかわる記事を執筆している。 イ 被告タイムス社は、「月刊タイムス」との誌名の雑誌の発行会社であり、同誌に被告宇留嶋が執筆した原告らにかかわる記事を掲載している。 (3) 被告宇留嶋は、「『朝木宅襲撃事件』は、『草の根』得意の自作自演」との本件見出し、東村山市議会議場内の原告両名の写真及びこれの添え書き(以下「写真添え書き」という。)をそれぞれ付した本件記事を執筆し、被告タイムス社は、本件記事を本件雑誌(62頁から65頁まで)に掲載し、発行した。 2 争点 本件記事によって原告らの社会的評価は低下したか。 3 争点等に関する当事者の主張 (原告の主張) (1)ア 平成18年2月5日午前6時20分ころ、男((註)原、被告の主張の中には、この男について、「暴漢」、「犯人」、「被疑者」、「犯人N」などと表記されている部分があるが、本件記事を引用する場合を除き、以下「男」という。)が朝木宅敷地に侵入し、原告朝木らの110番通報により警察官に取り押さえられるまで約30分間にわたって、朝木宅1階南側サンルームのガラス引き戸を激しく執拗に足蹴りし、「テメェ、この野郎、でてこい! ぶっ殺してやる!」などと叫んで原告朝木を脅迫して原告朝木を恐怖に陥れ、同ガラス戸を蹴破って室内に侵入し原告朝木を殺害しようとしたが、同ガラス戸が強化ガラス製で割れなかったため、原告朝木は危うく難を逃れたという事件(「朝木宅襲撃事件」。以下「襲撃事件」「襲撃」、「議員宅襲撃事件」とあるのは、いずれも「朝木宅襲撃事件」を指す。)が発生した。 イ 原告矢野は原告朝木の緊急連絡により現場に駆けつけ、男を確認した。男は、110番通報により臨場した東村山警察署員によって身柄を拘束され、同署において取り調べを受けた。原告朝木は、同日午前、同警察に赴き、被害届を提出した。その後、東村山警察は東京地方検察庁八王子支部(当時。以下同じ)に書類を送致し、その結果、男は起訴猶予処分になった。 (2)ア 名誉毀損行為 被告宇留嶋は、原告両名の写真付きで本件記事を執筆し、被告タイムス社は、本件雑誌にこれを掲載、発行したことにより、被告らは、一般読者らに対して、「原告らはありもしない朝木宅襲撃事件を自作自演した」との印象を与え、原告らの名誉を毀損した。 イ 名誉毀損記述 本件記事における名誉毀損の摘示事実又は論評(後記のとおり、本件記事は事実を摘示したものであるが、仮に一部を論評又は意見の表明であるとした場合)の基礎事実(以下「本件摘示事実等」という。)は、以下のとおりである。 〔1〕原告朝木は男の釈放に応じた(「釈放承諾部分」(5)(7)(8)(丸数字は後記の本件記事の記述部分を指す。)) 〔2〕原告朝木は男の釈放に応じた後、原告矢野にそそのかされて被害届を提出した(「釈放承諾後の被害届提出部分」(5)(8)) 〔3〕本件「襲撃事件」には事件性がない事実(「本件『襲撃事件』には『犯罪事実がない』部分」(1)(2)(6)(7)) 〔4〕警察は被疑者を書類送検すらせず釈放しその時点で事件は終わった(「書類送検もなく釈放され事件が終わった部分」(2)(6)(7)) 〔5〕(警察が男を書類送検もせず釈放し)事件は釈放の時点で終わっているにもかかわらず、酔っ払いを装った男を使って、はじめからありもしない「襲撃事件」があったかのように原告らは自作自演した(「本件『襲撃事件』は『自作自演』部分」(1)(2)(3)(4)(7)(8)) (本件記事における記述部分(別紙記事に(1)ないし(8)を付したかぎ括弧付きの部分。以下「記述部分」という。)) (1) 矢野穂積と朝木直子(いずれも現東村山市議)が主張する「襲撃事件」とは、平成18年2月5日午前6時20分ごろ、酔っ払いを装った40代の男が直子宅の敷地内に侵入し、「出てこい、この野郎」などと叫びながら、ガラス窓を何度も足蹴りしたとする事件である。 (2) 東村山署員は男を連行。取り調べの結果、男はひどく酒に酔っていたことが判明。東村山署は事件性なしとして男を釈放した。 (3) 「朝木宅襲撃事件」は「草の根」得意の自作自演[本件見出し] (4) ありもしない「襲撃」話を市議会で取り上げた矢野。市民の同情を買うためにほかならない(3月3日)〔写真添え書き〕 (5) では直子はなぜ、いったんは釈放に応じたにもかかわらず、その後、被害届を提出した(のか。) (6) 警察が被疑者を書類送検もせず釈放した (7) 事件はその時点で終わった (8) 直子がいったん釈放を了承し、その後に態度を変えた背景には、直子に翻意をそそのかした人物がいたと考えるのが自然である。その人物とは、事件の日、現場に駆けつけた矢野以外には考えられなかった。 第3 争点に対する判断(以下、証拠は文中あるいは文末の括弧内に掲記する。) 1 前提問題について (1)被告らは、本件記事には論評あるいは意見の表明(以下「論評等」という。)とされる部分が含まれるところ、記述部分(3)ないし(8)(被告らの主張によると、記述部分(5)ないし(8)は被告宇留嶋の意見であり、記述部分(3)、(4)は被告宇留嶋の意見論評である。)は論評等である旨主張(最終準備書面)するので、まず、この点について検討する。 (2)ある表現行為が事実の摘示であるか、論評等であるかの区別の基準については、原則として、証拠等をもってその存否を決することが可能な他人に関する特定の事項を主張している場合が事実の摘示であり、証拠によっては決し得ない場合が論評あるいは意見の表明と解すべきである。そして、これの判断に当たっては、記事中の名誉毀損の成否が問題となっている部分について、そこに用いられている語のみを通常の意味に従って理解した場合には、証拠等をもってその存否を決することが可能な他人に関する特定の事項を主張しているものと直ちに解せないときにも、当該部分の前後の文脈や記事の公表当時に一般の読者が有していた知識ないし経験等を考慮し、上記部分が、修辞上の誇張ないし強調を行うか、比喩的表現方法を用いるか、又は第三者からの伝聞内容の紹介や推論の形式を採用するなどによりつつ、間接的ないしえん曲に前記事項を主張するものと理解されるならば、同部分は、事実を摘示するものと解すべきである。また、上記のような間接的な言及は欠けるにせよ、当該部分の前後の文脈等の事情を総合的に考慮すると、当該部分の叙述の前提として前記事項を黙示的に主張するものと理解されるならば、同部分は、やはり、事実を摘示するものと解することができる。 上記したところに従って、本件記述部分の前後の文脈等の事情を含めて検討すると、記述部分(5)、(6)、(7)は証拠等をもってその存否を決することが可能な他人に関する特定の事項を主張している場合に当たると解することができるが、その余の記述部分は、被告らの主張するようにいずれも論評等に当たると解する余地がないではない。しかしながら、記述部分(8)については、その表現の体裁からは、被告宇留嶋の意見の表明とも考えられないでもないが、同記述は、「直子がいったん釈放を了承し、その後に態度を変えた」との記述を受けて、「直子に翻意をそそのかした人物がいたと考えるのが自然である。」と被告宇留嶋の推測を述べた上で、「その人物とは、事件の日、現場に駆けつけた矢野以外には考えられなかった。」と断定しているのであって、一部被告宇留嶋の推測を交えているものの、この記述部分の全体は、事実の摘示をしたものとみるのが相当である。ところが、本件見出し(記述部分(3))は、これと一体をなす本件記事の記載内容に照らすと、本件記事に記載されている「朝木宅襲撃事件」について、被告宇留嶋の印象による結論部分を要約して記述したものとみられ、記述部分(4)は、被告宇留嶋の印象による「『襲撃』事件」が存在しないことを表明し、併せて同「『襲撃』事件」を東村山市議会で取り上げたことを記述しているものとみられるから、本件記事の全体の趣旨に照らすと、本件見出し及び写真添え書きは被告宇留嶋の論評等とみるのが相当である。 したがって、本件記事のうち、論評等とみられるのは、記述部分(3)、(4)にとどまり、その余は、いずれも事実の摘示というべきである。 2 争点について 以下、事実の摘示又は論評等(以下、事実の摘示と論評等を併せていうときは「事実摘示等」という。)が原告らの社会的評価を低下させたか否かを検討する。 ところで、新聞、雑誌などの記事等の意味内容が他人の社会的評価を低下させるものであるかどうかは、当該記事等における断片的な文言やそこで用いられている語からだけではなく、当該文言ないし語が用いられている前後の文脈、当該記事等の趣旨、その記事の目的等の諸般の事情を総合的に斟酌した上で、当該記事等についての一般読者の普通の注意と読み方を基準として、これによって一般の読者が当該記事等の記述から受ける印象及び認識に従って判断する必要がある。 そこで、上に述べたところに従って、以下、検討する(なお、検討に当たっては、便宜上、〔5〕の検討を先にする。)。 (あ)(「本件『襲撃事件』は『自作自演』部分」((1)(2)(3)(4)(7)(8))について (1)ア(ア) 記述部分(1)は、被告宇留嶋が、本件記事において『朝木宅襲撃事件』の内容を記述した部分であり(なお、ここでいう「襲撃事件」の意味内容について争いがあるので、この点については後記する。)、記述部分(2)、(7)及び(8)は、東村山警察書院が男を連行したが、酒に酔っていたことが判明して同警察が男を釈放し(記述部分(2))、事件はその時点で終わった(記述部分(3))が、原告朝木がいったん釈放を了承し、その後に態度を変えたのは、原告矢野が原告朝木に翻意をそそのかしたと考えられる(記述部分(8))との部分である。 (イ) そこで、検討するに、犯罪の被害者がその被害に係る被害届を警察に提出するか否かは、その意思に基づくものであるから、仮にその後従前の態度を翻して被害届を提出したとしても(もっとも、本件記事は、男が釈放された理由を原告朝木がいったん釈放を了承したとの推測に求め、これにより事件は終わったと判断し、これらの推測、判断を前提に原告朝木は態度を翻して被害届を提出したと記述しているのであって、その前提事実に対する被告宇留嶋の認識に基づく同記述部分の当否については、後記する。)、社会的にみても非難に値するとはいえず、また政治的立場を同じくする原告矢野から被害届を提出することを勧められ、原告朝木がそれに従ったとしても、原告朝木の人格に対する非難を招き、あるいは原告朝木の危うくするおそれはないこと、また同記述部分は原告朝木に対する批判を含んでいるとは読み取ることができないことなどを考え併せると、同記述部分は原告朝木の社会的評価を低下させるものではないというべきである。そして原告矢野についても、原告朝木が男の釈放を了承して事件を終息させる意向を示したにもかかわらず、同原告をそそのかして翻意させ、被害届を提出させたことは、原告矢野が同朝木に被害届を提出するように「そそのかした」としても(もっとも、「そそのかした」との語は一般にやや否定的な意味合いで用いられる語であるから、被告宇留嶋の原告矢野に対する態度をこの語の使用によってうかがい知ることができるが、この語の使用をもって直ちに当の相手方に対する批判的言辞と解することはできない。)、そのことが原告矢野に対する批判を意味するものとは読み取ることができず、原告矢野の社会的評価を低下させるものということはできない。 イ(ア) 記述部分(3)に関する原告らの主張を要約すると以下のとおりである。 被告宇留嶋は、本件記事において、「矢野穂積と朝木直子(いずれも現東村山市議)が主張する「襲撃事件」とは、平成18年2月5日午前6時20分ごろ、酔っ払いを装った40代の男が直子宅の敷地内に侵入し、「出てこい、この野郎」などと叫びながら、ガラス窓を何度も足蹴りしたとする事件である。」と「朝木宅襲撃事件」の内容を記述し、また「自作自演」の語を「自らつくり、自ら演じる」ものであると認めているのであるから、一般読者が普通の注意と読み方に従って「『朝木宅襲撃事件』は『草の根』得意の自作自演」との本件見出しを読めば、あたかも「朝木宅襲撃事件」は、原告朝木が自ら作り、被害者を自ら演じたとしか理解のしようがない。すなわち、被告宇留嶋は、原告朝木が酔っ払いを装った男を使って原告朝木の敷地に侵入させ、ガラス戸を蹴破ろうとするなどの行為をさせた上で、原告朝木が自ら被害届を装った事件であるとの虚偽の記載をしたというほかないのである。 (イ) ところで、被告宇留嶋が「朝木宅襲撃事件」について本件記事を執筆するについて参考にしたとみられる週刊誌の記事(被告宇留嶋は、下記両誌の同事件に関する記事は正確である旨の認識を示している(被告宇留嶋瑞郎)。)の概略を示すと、以下のとおりである。 a 「週刊新潮」(平成18年2月23日号(乙4)) 見出し(「謎の墜落死『東村山市議』宅に今度は『暴漢乱入』」)、リード記事に続き、記事本文は、「(略)そんな彼女の身に災難が降りかかったのは2月5日のことだった。」との前置きに続いて、主に原告朝木がインタビューに答える形式で(以下、括弧内は原告朝木が語った内容として記載された以外の地の文を要約等したものである。)、午前6時20分ころ、自宅の2階で寝ていたところ、外で男のわめき散らす声が聞こえてきたこと、(門を開けて敷地に侵入してきた男が)ジャリ、ジャリと敷石の上を歩く音が近づいてきたこと、男は1階にあるサンルームの前までくると窓ガラスをドンドンとたたき始めたこと、(この窓は強化ガラスでできている旨の説明に続いて)男はガラスがびくともしないでイラついて、何度も何度も家が揺れるくらいにガラスを強く蹴りつけながら、“てめぇ出て来い””出て来い!この野郎”と何度も叫んだこと、(原告朝木の通報を受けたパトカーが駆けつけてきた後)酔っぱらっているように見えた男は警官の姿を見ると急におとなしくなったこと、警官たちに連れられて外に出た男に原告朝木が“ちょっとあんた誰よ!?”と聞くと、男が”誰じゃねぇよ、この野郎”と怒鳴ったこと、男は“親戚の家に似ているので間違えた”と言い出したこと、男は警察によれば常習の酔っ払いで、あちこちで酒を飲んでは迷惑をかけ、警察のやっかいになっているらしいこと、(男は家宅侵入や脅迫行為の現行犯にもかかわらず、なぜか釈放されてしまう)との記述に続き、原告朝木は、納得できず、すぐに被害届を出したこと、後日、男が警察に残した住所と名前を確かめたところ、その住所には別の人が住んでいたこと、以上が原告朝木の語った内容として記述され、この記事は、(単なる酔っ払いがウソをついたのか、それとも―朝木さんでなくとも、空恐ろしくなる話ではある。)で結ばれている。 b 「週刊実話」(平成18年3月9日号(乙5)) 見出し(「謎の自殺から11年 東村山・朝木市議の実娘を襲った怪事件」)に続き、記事本文には、原告朝木が事件の模様を語ったとして、自宅の2階で寝ていたところ、わめき散らす男の声が聞こえてきたこと、男は敷地に押し入ってきて、「てめぇ、出てこい、このヤロー」などと怒鳴りながら、1階のサンルームのガラスをたたき始めたこと、(「朝木市議は、男が自分の自宅を目指して侵入してきたと確信したという。」)との記述に続いて、男はガラスをたたいていたが、今度は家が揺れるほどの激しい蹴りに強い恐怖を覚えたこと、(ガラスが強化ガラスであったこと、「男による脅迫行為は10分以上続いたが、110番通報によって駆けつけた警察官によって身柄を取り押さえられたという。」)との記述に続き、警察が来ると男はおとなしくなったこと、原告朝木が「あなた、誰なの」と問い詰めると、男は「誰じゃねぇよ、このヤロー」と毒づくなど原告朝木に対する敵意をあらわにしたことなどが記述され、(「東村山警察署は、住居不法侵入や器物損壊、脅迫行為の現行犯であるにもかかわらず、『酔ってこれまでにもしばしばトラブルを起こしている常習者である』などとして、保護した後に釈放する姿勢を見せたという。」)ことが記述された後、さらに、原告朝木の語った話として、とても酔っているようには見えなかったが、警察は、単なる酔っ払いのいたずらだから保護した後に釈放するというので、納得できずにすぐに被害届を出したこと(原告朝木が男の住所記録を開示請求した結果、男の住所が判明したこと、本誌(「週刊実話」)が取材したところ、男の供述した住所には別人が住んでいることが判明したことの記述に続いて、朝木市議の関係者がその居住者に問い合わせたところ、N((註)男のイニシャル)なる人物は知らないと答えたこと)などが記述され、記事の末尾を(いったいこの人物は誰で、何の目的があって市議宅に侵入し、脅迫行為を行ったのか。自殺と判断された母親の朝木明代市議の転落死も謎を呼んだが、今回の暴漢侵入事件も極めて不可解としか言いようがない。)と結んでいて、前記「週刊新潮」とほぼ同じ内容の記事になっている。 c 原告朝木は、本人尋問において、「週刊新潮」及び「週刊実話」の記事の内容にはかなり事実と違うところもあると供述し、事実と違うところとして、原告朝木宅の敷地には「週刊新潮」の記事にあるような敷石がないので「ジャリ、ジャリと敷石の上を歩く音」(「週刊新潮」)はしないこと、両誌の記事のうち、男がガラスを手でたたいている状況は見ていないこと、酔っぱらっているように見えた男は警官の姿を見ると急におとなしくなったとは記者には話していないこと、原告朝木は男とは話をしていないので、男が“親戚の家に似ているので間違えた”と言い出したことは聞いていないこと、記者には「てめぇ、ぶっ殺してやる」との男の発言を伝えていることなどを挙げている(原告朝木直子)。しかし、原告朝木が両誌の記者の取材に応じていたことや両誌の記事は内容がほぼ同じであることからすると、両誌の記事には週刊誌の記事に特有の誇張はあるとしても、原告朝木が取材に応じて語った内容をほぼ忠実に再現しているものとみられる(ところで、原告朝木は前記のとおり、取材を受けた際、記者には「てめぇ、ぶっ殺してやる」との男の言葉を伝えた旨を供述しているが、原告朝木が記者にそのことを伝えていたというのであれば、この種の記事の性質上、記者があえてこの言葉を記事に書かなかった理由は見出し難いから、原告朝木が男の言葉を記者に伝えていなかったか、あるいは、原告朝木の供述(同原告は、両誌の記者の取材を受けて記憶にあるままを語ったものであって、両誌の記事は本筋をゆがめるものではないと供述している。)に照らすと、原告朝木は当日男からそのような言葉を聞いていなかったとの可能性が考えられる。)。 ウ 以上によると、被告宇留嶋が本件記事の冒頭に記載した「襲撃事件」の概要は、ほぼ両誌の記事に沿って記述されたものとみることができる。そして、両誌の記事によると、その主な内容は原告朝木の語ったとされる「朝木宅襲撃事件」は、不審者が朝木宅敷地へ侵入し、大声で怒鳴りながら、ガラス戸を蹴ったとされる事件の域を脱しているものとはみられないから、本件記事の冒頭に記載された「矢野穂積と朝木直子(括弧内略)が主張する「『襲撃事件』とは」で始まる部分(本件記事写真の下段中見出しの次の行から次の段2行目まで)は、不審者による朝木宅敷地への住居侵入を核とする事件として記述されたものとみられないではなく、そうであるとすると、本件見出しは、住居侵入事件として検察庁に送致された事件(甲2)である「朝木宅襲撃事件」が原告らの「自作自演」であることを論評等したものと解する余地がないとはいえない。 エ そこで、次に、この点について検討するが、この検討に当たっては、以下に述べるところを考慮に入れる必要がある。 (ア)被告宇留嶋が本件記事を執筆するについて参考にしたとみられる両誌は、それぞれ「謎の墜落死『東村山市議』宅に今度は『暴漢乱入』」(「週刊新潮」)、「謎の自殺から11年 東村山・朝木市議の実娘を襲った怪事件」(「週刊実話」。同誌は、「襲った」の語の地に黒塗りの図形を用いて「襲った」の語を強調している。)との本件事件が朝木明代事件(「朝木明代事件」とは、原告朝木の母であり、当時、東村山市議会議員であった朝木明代の死因をめぐる事件であり、原告らは同人は殺害されたものであると一貫して主張し、このことが法廷でも争われ、原告矢野がいわゆるパーソナリティーを務めるエフエム東村山の番組「ニュースワイド多摩」はもとより、新聞、週刊誌等のメディアでも取り上げられていた。)と関連性があることをうかがわせる見出しを掲げ、また記事本文の記載内容からも、両誌の記事で紹介された事件が単なる住居侵入事件にとどまるものではないとする雰囲気を漂わせている。 (イ) 一般に、「襲撃」という語は、相手を不意に攻撃する意味を有する語とされるから、通常使われる言葉の用い方に従えば、住居侵入事件(なお、男がガラス戸を足蹴りしたことがあったとしても、この事件を住居侵入事件とみる限り、襲撃の語にはなじまない。)を襲撃事件(襲撃事件あるいは議員宅襲撃事件の言葉は、いずれもかぎ括弧つきで本件記事本文及に散見され、襲撃の言葉は、写真添え書きの中にやはりかぎ括弧つきで見られる。)と表記することは特殊な意味を持たせる以外には使用されないものとみるのが相当である。そして、ある語をかぎ括弧つきで表記するのは、一般に、当該語が引用されたものであることを示すか、あるいは執筆者が当該語の使用に留保を付す場合(たとえば、執筆者が当該語に賛意を示してない場合)である。そこで、本件記事を見ると、襲撃事件の語のほか、事件の語にも、かぎ括弧が付されているもの(たとえば、「この『事件』」()62頁最下段後から5行目))とかぎ括弧が付されていないもの(単に事件と記載されているもの(ただし、「この種の事件」、「明代の事件」、「新たな事件」と表記されているもの及び原告矢野の発言ないしは本音などとして記載されているものを除く。)。たとえば、「この事件」(63頁2段目後から6行目))があり、被告宇留嶋は、本件記事において、かぎ括弧つきの「事件」とかぎ括弧なしの事件を書き分けているとみられ、おおむね、かぎ括弧つきで「事件」と表記するときは、原告らの主張する「襲撃事件」を意味し(上記用法の後者の意味)、単に事件と表記するときは酔っ払い騒動を意味するものと理解することができる(もっとも、本件記事のすべてにわたって厳密に書き分けられているわけではない。)。 (ウ) 自作自演という言葉は、本件記事の中見出し(「自作自演を重ねた『草の根』」)に見られるだけでなく、本件記事本文の中にも散見される(たとえば、「すなわちいずれも矢野と直子による自作自演とみられてもやむを得まい。」(64頁最下段の後2行目以下)、「『草の根』が演じた自作自演の中でも最も滑稽で」(同頁3段16行目以下)、「矢野らが主張したさまざまな『事件』の多くが自作自演だったことを自ら暴露したものといえる。」(65頁後から3行目以下)など)。これらの「自作自演」の意味として、たとえば「『草の根』が演じた自作自演の中でも最も滑稽で」とある部分(65頁3段目16行目以下)において、被告宇留嶋は、「『朝木宅自宅放火事件』と称する事件」は原告らが自ら作り、自ら演じたと書いたものと読むのが通常の読み方であり、一般の読者もそのように読み取るものと解される。 オ 以上に述べたところをもとに、本件見出しを一般読者の普通の注意と読み方を基準として、一般の読者が本件記事の前記の記述を含めた全体の記述から受ける印象及び認識にしたがって判断すると、一般の読者は、原告らが主張するように本件見出しを「朝木宅襲撃事件」は原告らが不審者(酔っ払いを装った男)を使って住居侵入事件あるいはこれに類する事件を自作し自演したものと読み取るのではなく、むしろ、本件見出しは、「『朝木宅襲撃事件』と称する事件」は原告らの自作自演であるとの論評等として読み取るものと考えられる。すなわち、一般読者は、本件記事本文の冒頭に「朝木宅襲撃事件」について紹介されていても、本件記事を原告らのいうところの「襲撃」事件に関する記事として読むから、本件見出しについても、通常そのように読み取るものと考えられるのである。 カ ところで、新聞や雑誌等の見出しは、本文記事を読ませるためにその内容を限られた字数で簡略・端的に表示して一般読者の注意、関心を喚起するために付されるものであるから、本文記事の内容から著しく逸脱していない限り、ある程度の誇張、扇情的表現はやむを得ない面があるというべきである。この観点からみても、本件見出しは、本件記事本文の内容から著しく逸脱しているということはできない。 キ 以上によると、本件見出しによって原告らの社会的評価が低下したものと認めることは困難である。 (2)写真添え書き((4))についても、以上に述べたところと同様に読み取ることができるから、本件見出しと同様に写真添え書きによって、原告らの社会的評価が低下したものと認めることはできない。 (3)そして、記述部分(1)は、「朝木宅襲撃事件」を紹介した部分であるから、この記述によって原告らの社会的評価が低下することはなく、記述部分(2)、(7)については後記のとおり原告らの社会的評価の低下をもたらさない。 (4)以上によると、「本件『襲撃事件』は『自作自演』部分」((1)(2)(3)(4)(7)(8))に係る事実摘示等が原告らの社会的評価を低下させたと認めることはできないというべきである。 (い)(「釈放承諾部分」((5)(7)(8))について) (1)ア 本件記事には、「では直子はなぜ、いったんは釈放に応じたにもかかわらず、その後、被害届を提出した((5))のか。」(警察が被疑者を書類送検もせず釈放したということは、)「事件はその時点で終わった((7))」(ということである。しかし、被害者が被害届を提出すれば、事件として終結したことにはならない。警察の受け止め方はともかく、被害を訴える側からすれば、事件は解決していないと主張することはできる。)「直子がいったん釈放を了承し、その後に態度を変えた背景には、直子に翻意をそそのかした人物がいたと考えるのが自然である。その人物とは、事件の日、現場に駆けつけた矢野以外には考えられなかった((8))。」との記述がある。 イ 原告は、「朝木宅襲撃事件」は住居侵入事件として東京地方検察庁八王子支部に書類送検され、男は起訴猶予処分を受けたのであるから、本件記事の同部分は客観的真実にも反し、原告らの名誉を著しく毀損した旨を主張する。 ウ 男が釈放されたこと、原告朝木が被害届を提出したことは、客観的な事実であると認められるが、原告朝木が男の「釈放を了承し」、あるいは「釈放に応じた」との部分は客観的な事実として明らかとはいえない。しかし、記述部分(5)の前に「通常、この種の事件で警察が釈放する場合には一応、被害者(括弧内は略)の了承を得る。つまり、男が釈放されたということは、直子も警察が男を釈放することについていったんは納得していたということであ」るとの記述(62頁3段目9行目から22行目まで)があるから、被告宇留嶋は、かかる推測を前提にして男が「釈放」された理由として原告朝木の「釈放」の「了承」があったと考え、その結果、その旨を記述するとともに「事件は終わった」と記述したものと解することができる。 エ そして、「朝木宅襲撃事件」は原告朝木が被害者とされた事件であって、前記のとおり、被害者が被害届を提出するか否かは被害者の意思によるものではない。また、原告朝木が男の「釈放」を「了承」したとする部分も、被告宇留嶋の前記推測の当否はともかくとして、被害者である原告朝木の名誉にかかわるものとはいえず、「事件は終わった」との事実摘示も原告朝木の名誉にかかわるものとはいえない。なお、記述部分(8)については、前記のとおり、原告らの社会的評価を低下させるものではない。 (2)以上によると、「釈放承諾部分」((5)(7)(8))に係る事実摘示は、原告らの社会的評価を低下させるものとはいえないと解すべきである。 (う)(「釈放承諾後の被害届提出部分」(5)(8))について 前記(本件『襲撃事件』は『自作自演』部分」((1)(2)(3)(4)(7)(8))及び(「釈放承諾部分」((5)(7)(8))について)において述べたところと同様であるから、「釈放承諾後の被害届提出部分」((5)(8))に係る事実摘示によって、原告らの社会的評価が低下したとはいえないと解すべきである。 (え)(「本件『襲撃事件』には『犯罪事実がない』部分」((1)(2)(6)(7))について (1)ア 記述部分(1)、(7)は、前記(「本件『襲撃事件』は『自作自演』部分」((1)(2)(3)(4)(7)(8)))、(「釈放承諾部分」((5)(7)(8))について)述べたところと同様であるから、これらの事実摘示によって、原告らの社会的評価が低下したということはできない。 イ ところで、記述部分(6)であるが、前記のとおり、「朝木宅襲撃事件」は住居侵入事件として東京地方検察庁八王子支部に書類送検され、男は起訴猶予処分を受けたから、同部分の摘示事実は客観的真実に反していることは明らかといえる(被告宇留嶋も、書類送検をしなかったと書いてある部分が誤りであったことを認めている(被告宇留嶋瑞郎)。)。しかし、前記のとおり、本件記事は、原告朝木が住居侵入の被害を受けた事件であり、本件記事にも同事件が住居侵入事件であることを示唆する記述(「酔っ払いを装った40代の男が直子宅の敷地に侵入し(た)」とする記述部分(62頁2段目中見出しの次から4行目))があるところ、本件記事の同部分の記述の趣旨・目的は、本件記事の同部分の前後の文脈から判断すると、原告朝木が男の釈放後に被害届を提出したのは原告矢野から被害届の提出を「そそのか(された)」ことによるとの推測を示すことにあったとみられるから、男が「書類送検」されなかったことが事実ではなかったとしても、同摘示事実は、当該記述部分の重要な部分とはみられず、この事実摘示によって原告らの社会的評価が低下したと認めるのは困難である。このことは、記述部分(2)の後段部分についても同様である。 (2)以上によると、「本件『襲撃事件』には『犯罪事実がない』部分」((1)(2)(6)(7))に係る事実摘示等によって原告らの社会的評価が低下したと認めることはできない。 3 結論 以上によると、原告ら主張に係る事実摘示等によって原告らの社会的評価が低下したものと認めることはできないから、その余の点を判断するまでもなく、原告らの請求は、いずれも理由がない。 よって、主文のとおり判決する。 東京地方裁判所立川支部民事第3部 裁判官 桑原宣義 (ソース:りゅうオピニオン。朝木直子宅「襲撃」事件の事件の概要参照) 2009年12月31日:ページ作成。
https://w.atwiki.jp/ds5d/pages/33.html
編集時の注意・書式 編集時の注意・書式共通画像URL国旗 ユニットアイコン その他 注意 書式 共通画像URL [部分編集] 国旗 https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/USA.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/RUS.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/GER.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/GBR.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/FRA.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/SWE.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/ISR.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/JPN.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/CHN.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/KOR.png https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/TWN.png [部分編集] ユニットアイコン 準備中 [部分編集] その他 ヘッダー 横幅が大きいので表示していません。リンクをクリックして表示してください。 https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/ds5d_header.png 背景 横幅が大きいので表示していません。リンクをクリックして表示してください。 https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/ds5d_back.png サイトアイコン https //img.atwikiimg.com/www65.atwiki.jp/ds5d/pub/7.ico [部分編集] 注意 書式に従って編集してください。 ゲームの改造については、インストーラー動作しない環境に対処する場合の記事以外は、書かないでください。 荒らさないでください。 記事に添付アップロードする画像は、横幅1024px以内に収めてください。 [部分編集] 書式 記号は中黒"・"、かぎ括弧"「」"を除き、全て半角で統一してください。 英数字は、全て半角で統一してください。 半角カナは、絶対に使用しないでください。
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/552.html
wiki編集するにあたって、以下の点を参考またはご注意願いますよう、よろしくお願いします。 ◆ページの作成・編集 このwikiはどなたでも編集が出来るようになっております。 練習用ページにて練習・お試しが出来ますので、ご利用ください。 編集方法はこちらを参考にして下さい。 【 @wikiプラグイン一覧 / @wiki編集のすすめ 】 ◆ページの削除・ページ名の変更 ページの削除・ページ名の変更は、管理者しか出来ないようになっています。 間違ってページを作成してしまった時はポストにてご連絡ください。 ◆編集の最後にはプレビューを 保存前にはプレビュー確認をお願いします。 [ページ保存]⇒ 表示がおかしいので [編集] ⇒ [ページ保存] を繰り返されますと 編集履歴が流れてしまいますのでご協力頂けますと助かります。 [プレビュー] ボタンは編集フォームの下方、 [ページ保存] ボタンの横にあります。 ◆画像のアップロード 画像を直接アップロード出来るのは、メンバーのみになっています。 メンバー以外で画像提供をして下さる場合は、 こちら のページにアップロードをお願いします。 ※このwikiのサポートページが開きます。同じ@wikiなのでご安心を。 ※現在新規メンバーの募集はしていません。ご了承下さい。 ◆http //があるページの編集 スパム対策として禁止ワードに設定してあります。 外部リンクなどを追加したい場合は、http //以下のアドレスを載せてページ編集をして下さい。 その後、追加したページかポストにコメント頂ければ、管理者の方で追加するように致します。 ◆記号の統一化 マイロイドのセリフの、記号統一化を図っています。 出来る限りでいいので以下の通りでの入力をお願いします。説明文などは、除外致します。 片仮名、句読点、かぎ括弧は半角。三点リーダは見やすさから・を3つ。 下記をコピーしてお使い下さい。 (区切りはスペースになってます) 。 、 「」 ・・・ ◆マイロイドの表情 お出かけ時やイベントなどの台詞に、表情も追加しています。 表記方法は下記のように、末尾に全角スペースを開けて、半角()にて表示します。 表情名は表情サンプル一覧の()内を参考にして下さい。 「コンニチハー。」 (笑) アリガトウゴザイマスー!! (照) ◆マイロイドの呼び名、変更部分の追加 マイロイドが自分の名前・マスターの名前を呼ぶ際は下記のように表記します。 【自マイロイド】 【相手マイロイド】 【自マスター】 【相手マスター】 (一部、自分とマスターしかいない時の会話は 【マイロイド】 【マスター】 と表記。) デフォルトタイプのように、「マスター」と固定名称で呼ぶ場合には【】は付けません。 呼び名ちぇんじにて、変更がある部分の追加表記をしたいと思います。 二重括弧 《》 にて表記します。下記を参考にして下さい。 各タイプ《》内は基本の呼び方で表記して下さい。 《わたし》 《マスター》 《【マスター】》 《【自マスター】ちゃん》
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/88.html
ロール文章の「書き方」講座へようこそ おはよう。こんにちは。そしてこんばんは このページを見てくれてありがとう ボクはこのロール講座の為だけに生み出された名もないキャラクターだ 短い間だけど、よろしくね 先に言っておくと、ここは初心者向けのページになっている ……そうだな、そもそも「ロール」という言葉が分からない人は、用語集を読んでみて欲しい 「ロールとはどういうものか」を理解してもらっている前提で、その具体的な手段を解説していこうというページだからね さて、前置きはこのぐらいにしておこうか 進行にあたってなんだけど、 この書き方がルールという訳でもないし、 難しい話をする訳でもないから、肩の力を抜いて読み進めてね それじゃ、早速いってみよう レッスン1 括弧書きの必要性 ロール文を見てみると、かぎ括弧が目に付くと思う。基本的にどんな文でも、かぎ括弧が重要なんだ ちょっと例文を見てみて <例> うわっ、何するんだ! 少年は咄嗟に身を引いて相手のパンチを回避した いきなり物騒だね。君に恨まれるような覚えはないんだけど あ、危なかった。避けられたのは運が良かったな ……どうだい? 台詞と行動が判別しにくかったと思う これを手軽に改善する手段が、括弧の使用だ <例> 「うわっ、何するんだ!」 【少年は咄嗟に身を引いて相手のパンチを回避した】 「いきなり物騒だね。君に恨まれるような覚えはないんだけど」 (あ、危なかった。避けられたのは運が良かったな) これで、随分わかり易くなったと思う 「」は台詞 【】は行動や情景の描写 ()はキャラが思った事 コレが基本だから、覚えておくと良い 【】を使わない人も多いけど、その手法はロールに慣れてからにしておいた方が無難だね ちなみに中の人(プレイヤー)の意思を伝える場合は、“ / (スラッシュ)”を使う事が多い /すみません、夕飯を食べるので次の返信遅れます ……こんな風にね ≪≫や『』といった種類の括弧も、場合によって使い分けられるとベターかな レッスン2 改行は親切なバトン 改行ってわかるかい? ここでは、文章と文章の間の空白を指すよ これも、読みやすい文章を書くのに必要な要素だ <例> 【青年の拳が頬に突き刺さる】 「おうおう、痛いじゃねえか。意識が飛ぶかと思ったぜ」 【大柄な男は両手を上げ、オーバーなリアクションをする】 【大したダメージを負っていないという事は、誰の目にも明らかだった】 「じゃあ、次は俺の番だ。喰らいやがれ!」 【言うか否や、男は足を上げ、正面に蹴りを放とうとした】 少しごちゃごちゃしている印象を受けたんじゃないかな? でも、改行を使うとスッキリする事が多い <例> 【青年の拳が頬に突き刺さる】 「おうおう、痛いじゃねえか。意識が飛ぶかと思ったぜ」 【大柄な男は両手を上げ、オーバーなリアクションをする】 【大したダメージを負っていないという事は、誰の目にも明らかだった】 「じゃあ、次は俺の番だ。喰らいやがれ!」 【言うか否や、男は足を上げ、正面に蹴りを放とうとした】 と、まぁこんな感じだね コツとしては、括弧の種類毎にまとめる事かな また、改行をし過ぎても読みにくくなってしまうから、その点は気付けて欲しい レッスン3 空白(スペース)の使い方 これは上の2つと比べれば些細な事だけど、紹介しておくよ <例> 「あれ?おかしいなぁ」 ↓ 「あれ? おかしいなぁ」 うん、これだけなんだ 「?」や「!」といった記号の後ろには1つスペースを入れた方が見易いって程度の話さ これは小説の正式な書き方らしい。余裕があれば覚えておくくらいで良いと思うよ レッスン4 気を付けた方が良いこと これまで述べてきたのは「括弧書き」「改行」「空白」と、文法的な事柄だった このレッスン4では、それとは少し異なる種類の注意点を挙げてみるよ 具体的には、以下の3つだ ①誤字脱字 ②文頭と文末 ③視点の混同 少しハードルが上がるかもしれないけど、さして難しい内容じゃない 早速、①から見て行こう ①誤字脱字 言われなくても気を付けてる、という人が大半かもしれないね 例えば【読心】と【読唇】で意味が変わってくるように、誤字(誤変換)はロールに誤解や矛盾を生む危険性がある また、凄く魅力的な描写や台詞を書いても、それに誤字脱字があるとイマイチ締まらなくなってしまう 文章に於いて、自分の思考を正しく伝える事はとても大切だ。なるべく誤字脱字には気を配っておこう ②文頭と文末 まずは例を見て欲しい <悪例1> ~文末が「する」で固定の場合~ 【男は、今まさに振り下ろされんとする剣をしっかりと目視する】 【そしてそれを回避する為に、右方向へ跳躍する】 【受け身を取って着地する】 <改善例> 【男は、今まさに振り下ろされんとする剣をしっかりと目視する】 【そしてそれを回避する為に、右方向へ跳躍した】 【受け身を取りながら着地出来たのは、日ごろの鍛錬の賜物だろう】 具体的に何をしたのか? 現在形を過去形に変えた 文末を「だろう」に変える為に、「日ごろの鍛錬」という裏事情を文章に追加した <悪例2> ~文頭が「少女」、文末が「だ」で(ry~ 【少女が座っているのは、陽気な日差しが降り注ぐ公園にあるベンチだ】 【少女の視線の先にあるのは、この公園のシンボルである噴水だ】 【少女はそれを見ることが出来てとても機嫌が良さそうだ】 <改善例> 【陽気な日差しが降り注ぐ公園】 【その一角に据えられたベンチに、少女が座っていた】 【彼女の視線の先にあるのは、この公園のシンボルである噴水だ】 【日差しを受けて輝く飛沫が眩しい】 【念願が達成された少女は、とても機嫌が良さそうである】 具体的に(ry 文章を2つに分け、それらを並び変えた 「少女」を「彼女」と言い換えた 形容詞で終わる文章を追加した 語頭をズラす為に「少女」の前に「どんな少女か」という説明を持ってきた 「だ」と同じ意味の「である」という言葉を用いた 悪例の方でも意味は通じるんだけど、どこか稚拙な印象を受けたんじゃないかな? もう少しそれっぽくする為には、文頭と文末で同じ言葉を繰り返さないように心掛けよう あくまで一例だけど、こういった工夫をすればより文章が読みやすくなる場合が多い あまり描写に拘り過ぎるのも良くないんだけど、このくらいは覚えておいても損はないと思うよ 誤字脱字と文頭(文末)のチェックは、投稿直前にざっと行うぐらいで充分過ぎる程だ 投稿を焦らず、ちょっと全体を見直す。これだけで随分と変化が出てくるんじゃないかな ③視点の混同 これもまずは例を見て欲しい <例> 【倒れ伏した男に歩み寄る。もはや敵味方は関係ない】 【肉を切り裂いた感触が、剣を握り締めた右手にしつこく残っている】 【動けない程に薄れてゆく意識を確認しながら、彼を見つめた】 最後の文章に違和感を感じてもらえたかな? 「動けない程に意識が薄れている」という描写のせいで、誰の視点から文章を書いてるのかが分かりにくくなってしまっている これは、斬られた方の男から見ていると仮定しても文章が成立してしまうからだ これを改善するには、ハッキリと自分のキャラクターからの視点で描写する事を意識すると良い 今の例なら、最後を 【うつ伏せで倒れたまま動かない男を、じっと見つめた】 に変えるとかね これで誤解が生まれる事もなくなるだろう 初心者がやりやすいミスらしいから、気を付けよう ……さて、こんな感じで終わりなんだけど、どうだったかな? 冒頭でも言ったけど、 この書き方がルールという訳ではないよ 少しでも「参考」になったら本望さ 以上、名無しの解説役でした みんなが楽しい厨二ライフを送れるように祈ってるよ それじゃ、ごきげんよう ご意見ご感想募集中 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/1966.html
ロール文章の「書き方」講座へようこそ おはよう。こんにちは。そしてこんばんは このページを見てくれてありがとう ボクはこのロール講座の為だけに生み出された名もないキャラクターだ 短い間だけど、よろしくね 先に言っておくと、ここは初心者向けのページになっている ……そうだな、そもそも「ロール」という言葉が分からない人は、用語集を読んでみて欲しい 「ロールとはどういうものか」を理解してもらっている前提で、その具体的な手段を解説していこうというページだからね さて、前置きはこのぐらいにしておこうか 進行にあたってなんだけど、 この書き方がルールという訳でもないし、 難しい話をする訳でもないから、肩の力を抜いて読み進めてね それじゃ、早速いってみよう レッスン1 括弧書きの必要性 ロール文を見てみると、かぎ括弧が目に付くと思う。基本的にどんな文でも、かぎ括弧が重要なんだ ちょっと例文を見てみて <例> うわっ、何するんだ! 少年は咄嗟に身を引いて相手のパンチを回避した いきなり物騒だね。君に恨まれるような覚えはないんだけど あ、危なかった。避けられたのは運が良かったな ……どうだい? 台詞と行動が判別しにくかったと思う これを手軽に改善する手段が、括弧の使用だ <例> 「うわっ、何するんだ!」 【少年は咄嗟に身を引いて相手のパンチを回避した】 「いきなり物騒だね。君に恨まれるような覚えはないんだけど」 (あ、危なかった。避けられたのは運が良かったな) これで、随分わかり易くなったと思う 「」は台詞 【】は行動や情景の描写 ()はキャラが思った事 コレが基本だから、覚えておくと良い 【】を使わない人も多いけど、その手法はロールに慣れてからにしておいた方が無難だね ちなみに中の人(プレイヤー)の意思を伝える場合は、“ / (スラッシュ)”を使う事が多い /すみません、夕飯を食べるので次の返信遅れます ……こんな風にね ≪≫や『』といった種類の括弧も、場合によって使い分けられるとベターかな レッスン2 改行は親切なバトン 改行ってわかるかい? ここでは、文章と文章の間の空白を指すよ これも、読みやすい文章を書くのに必要な要素だ <例> 【青年の拳が頬に突き刺さる】 「おうおう、痛いじゃねえか。意識が飛ぶかと思ったぜ」 【大柄な男は両手を上げ、オーバーなリアクションをする】 【大したダメージを負っていないという事は、誰の目にも明らかだった】 「じゃあ、次は俺の番だ。喰らいやがれ!」 【言うか否や、男は足を上げ、正面に蹴りを放とうとした】 少しごちゃごちゃしている印象を受けたんじゃないかな? でも、改行を使うとスッキリする事が多い <例> 【青年の拳が頬に突き刺さる】 「おうおう、痛いじゃねえか。意識が飛ぶかと思ったぜ」 【大柄な男は両手を上げ、オーバーなリアクションをする】 【大したダメージを負っていないという事は、誰の目にも明らかだった】 「じゃあ、次は俺の番だ。喰らいやがれ!」 【言うか否や、男は足を上げ、正面に蹴りを放とうとした】 と、まぁこんな感じだね コツとしては、括弧の種類毎にまとめる事かな また、改行をし過ぎても読みにくくなってしまうから、その点は気付けて欲しい レッスン3 空白(スペース)の使い方 これは上の2つと比べれば些細な事だけど、紹介しておくよ <例> 「あれ?おかしいなぁ」 ↓ 「あれ? おかしいなぁ」 うん、これだけなんだ 「?」や「!」といった記号の後ろには1つスペースを入れた方が見易いって程度の話さ これは小説の正式な書き方らしい。余裕があれば覚えておくくらいで良いと思うよ レッスン4 気を付けた方が良いこと これまで述べてきたのは「括弧書き」「改行」「空白」と、文法的な事柄だった このレッスン4では、それとは少し異なる種類の注意点を挙げてみるよ 具体的には、以下の3つだ ①誤字脱字 ②文頭と文末 ③視点の混同 少しハードルが上がるかもしれないけど、さして難しい内容じゃない 早速、①から見て行こう ①誤字脱字 言われなくても気を付けてる、という人が大半かもしれないね 例えば【読心】と【読唇】で意味が変わってくるように、誤字(誤変換)はロールに誤解や矛盾を生む危険性がある また、凄く魅力的な描写や台詞を書いても、それに誤字脱字があるとイマイチ締まらなくなってしまう 文章に於いて、自分の思考を正しく伝える事はとても大切だ。なるべく誤字脱字には気を配っておこう ②文頭と文末 まずは例を見て欲しい <悪例1> ~文末が「する」で固定の場合~ 【男は、今まさに振り下ろされんとする剣をしっかりと目視する】 【そしてそれを回避する為に、右方向へ跳躍する】 【受け身を取って着地する】 <改善例> 【男は、今まさに振り下ろされんとする剣をしっかりと目視する】 【そしてそれを回避する為に、右方向へ跳躍した】 【受け身を取りながら着地出来たのは、日ごろの鍛錬の賜物だろう】 具体的に何をしたのか? 現在形を過去形に変えた 文末を「だろう」に変える為に、「日ごろの鍛錬」という裏事情を文章に追加した <悪例2> ~文頭が「少女」、文末が「だ」で(ry~ 【少女が座っているのは、陽気な日差しが降り注ぐ公園にあるベンチだ】 【少女の視線の先にあるのは、この公園のシンボルである噴水だ】 【少女はそれを見ることが出来てとても機嫌が良さそうだ】 <改善例> 【陽気な日差しが降り注ぐ公園】 【その一角に据えられたベンチに、少女が座っていた】 【彼女の視線の先にあるのは、この公園のシンボルである噴水だ】 【日差しを受けて輝く飛沫が眩しい】 【念願が達成された少女は、とても機嫌が良さそうである】 具体的に(ry 文章を2つに分け、それらを並び変えた 「少女」を「彼女」と言い換えた 形容詞で終わる文章を追加した 語頭をズラす為に「少女」の前に「どんな少女か」という説明を持ってきた 「だ」と同じ意味の「である」という言葉を用いた 悪例の方でも意味は通じるんだけど、どこか稚拙な印象を受けたんじゃないかな? もう少しそれっぽくする為には、文頭と文末で同じ言葉を繰り返さないように心掛けよう あくまで一例だけど、こういった工夫をすればより文章が読みやすくなる場合が多い あまり描写に拘り過ぎるのも良くないんだけど、このくらいは覚えておいても損はないと思うよ 誤字脱字と文頭(文末)のチェックは、投稿直前にざっと行うぐらいで充分過ぎる程だ 投稿を焦らず、ちょっと全体を見直す。これだけで随分と変化が出てくるんじゃないかな ③視点の混同 これもまずは例を見て欲しい <例> 【倒れ伏した男に歩み寄る。もはや敵味方は関係ない】 【肉を切り裂いた感触が、剣を握り締めた右手にしつこく残っている】 【動けない程に薄れてゆく意識を確認しながら、彼を見つめた】 最後の文章に違和感を感じてもらえたかな? 「動けない程に意識が薄れている」という描写のせいで、誰の視点から文章を書いてるのかが分かりにくくなってしまっている これは、斬られた方の男から見ていると仮定しても文章が成立してしまうからだ これを改善するには、ハッキリと自分のキャラクターからの視点で描写する事を意識すると良い 今の例なら、最後を 【うつ伏せで倒れたまま動かない男を、じっと見つめた】 に変えるとかね これで誤解が生まれる事もなくなるだろう 初心者がやりやすいミスらしいから、気を付けよう ……さて、こんな感じで終わりなんだけど、どうだったかな? 冒頭でも言ったけど、 この書き方がルールという訳ではないよ 少しでも「参考」になったら本望さ 以上、名無しの解説役でした みんなが楽しい厨二ライフを送れるように祈ってるよ それじゃ、ごきげんよう ご意見ご感想募集中 名前 コメント