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杏奈をお気に入りに追加 杏奈とは 杏奈の39%は白インクで出来ています。杏奈の37%は度胸で出来ています。杏奈の19%は怨念で出来ています。杏奈の4%は柳の樹皮で出来ています。杏奈の1%は毒電波で出来ています。 杏奈@ウィキペディア 杏奈 杏奈の報道 令和版「東京ラブスト-リ-」“さとみ” 石井杏奈の押し掛け女房ぶりにイライラ 「リカのはがきを読んだりして、さとみ怖い」 | Daily News - Billboard JAPAN 令和版「東京ラブストーリー」“さとみ” 石井杏奈の押し掛け女房ぶりにイライラ 「リカのはがきを読んだりして、さとみ怖い」 - オーヴォ ファッションデザインコンク 諏訪実高服飾科 – Nagano Nippo Web - 長野日報 「居場所にしてもらえたら」コロナ禍で試行錯誤の「子ども食堂」…3密対策して お祭り”も【鹿児島発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「恋です!」杉野遥亮と鈴木伸之が4人の“白杖ガール”と座談会(映画ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 神尾楓珠&山田杏奈&今井翼『彼女が好きなものは』温泉デートの重要場面メイキング映像 - cinemacafe.net 【映画.comアクセスランキング】「ARASHI」がV2、新作「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は2位にアップ(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 指原に続く大分の星! FES TIVE・高木ゆりあ、家での癒しは「1歳7カ月の愛犬」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <プリティーシリーズ>Winter Live 2021に「ワッチャプリマジ!」初参戦 相良茉優が歓喜 廣瀬千夏、鈴木杏奈も(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日向坂46・松田好花表紙の『blt graph.』が「写真集」5位 秘められた“艶やかさ”にフォーカス(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 石橋杏奈、楽天・松井裕樹&長女との家族写真 マウンド上の1枚に「素敵な家族」の声(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース TVアニメ『ワッチャプリマジ!』第10話 先行場面カット・あらすじ到着! れもんのプリマジデビューを祝って、女子会をすることに - アニメイトタイムズ 野木町出身、歌手鈴木杏奈さんCDデビュー 声優務めるアニメ「ワッチャプリマジ!」主題歌|地域の話題,県内主要|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン) - 下野新聞 『ウマ娘』トウカイテイオー、『FGO』ルーラー/アルトリア・ペンドラゴン、『ミリマス』七尾百合子、望月杏奈などのフィギュアが初公開!【メガホビEXPO 2021 オンライン速報レポート】コトブキヤ② - 電撃ホビーウェブ 神尾楓珠主演映画で山田杏奈ノリノリ「水族館アフレコシーンが楽しかった」 - ニッカンスポーツ dely株式会社 CFO・CHRO就任のお知らせ - PR TIMES 「今際の国のアリス」シーズン2も!今後のネトフリ日本ドラマに注目(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「第1回 広島美少女コンテスト」グランプリは中学1年生の小柳杏奈さん 夢は「有名になってお母さんにタワーマンションの最上階の部屋をプレゼント」(デビュー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース AKB48入山杏奈「先輩方をほぼ呼び捨て」にハマカーン浜谷「誰一人許しちゃいない」(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 横峯さくら5位発進 エイミー・コガ首位/女子ファイナルQT(ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「家ではほとんど無言?」HKT48松岡菜摘と本村碧唯が語る同居生活(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【全日本実業団対抗女子駅伝】デンソーが3位!全6選手が安定の走りで表彰台ゲット(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース HKT48、10周年記念特別公演2日目、卒業する村重杏奈は感極まって涙【写真14点】(エンタメNEXT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース TVアニメ『ワッチャプリマジ!』心愛れもん役・鈴木杏奈さんインタビュー「『プリティーシリーズ』が長年築き上げてきた歴史を崩すことなく、より良いものにできるように、私も頑張ります!」 - アニメイトタイムズ 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022」今年の大賞は、女性向けゲームコンテンツで東証マザーズ上場を達成した双子の姉妹・中島瑞木さん&中島杏奈さん - PR TIMES みんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』2022年版に大和悠河ら決定(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <山田杏奈>透け感ワンピのオールブラックコーデ イヤリングがアクセントに(毎日キレイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <言霊荘>森田望智、石井杏奈、堀田真由、中村ゆりか 美女たちが次々と「呪い」の餌食に 「鏡と水が怖くなった」「見続けられない怖さ」と反響(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース HKT48の「四大黒歴史」を表現 村重杏奈、節目のコスプレは「ピクトグラム」(西日本スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【2021下半期ベストコスメ】<ベストメイクアップ大賞>は洒落感・色っぽさ・ケアが叶う「ディオール」のリップバーム(集英社ハピプラニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優・山田杏奈が着る、一点物にこだわる6ブランドの新作コレクション|bis(magacol) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山田杏奈「写真集」2位 20歳の彼女の“女性”と“少女”両面を収録(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース HKT48 劇場10周年公演に中西智代梨&谷真理佳サプライズ登場 3年ぶりオーディション開催も発表(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今井翼、40歳で制服姿に願望「またいつか学生服を着て芝居したい」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「科学の芽賞」を14の個人・団体に 筑波大(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 黒木華主演“フジ1月”木曜劇場に溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛一郎、一ノ瀬颯らの出演決定【コメントあり】(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 黒木華主演「ゴシップ」共演者発表 溝端淳平、野村周平ら6人がレギュラー出演決定(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 黒木華主演の木曜劇場『ゴシップ』に溝端淳平、野村周平、石井杏奈、一ノ瀬颯ら出演へ(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ~実録・闘病体験記~ 舞台女優を襲った難病と、もう1つの“難しい病気”(Medical DOC) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【子どもと入る日の入浴剤8選】肌に優しい、バスタイムが楽しくなる…ママスタッフのALL口コミ!(集英社ハピプラニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 杏奈をキャッシュ サイト名 URL 杏奈の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 杏奈のリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 杏奈 このページについて このページは杏奈のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される杏奈に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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29代目スレ 2009/08/12(水) ◆ そろそろ夏休みの宿題のことが気がかりになってきた、昼間のことだった。 キャクトラ・マクレディの頭上を、なにか大きな影がスッと横切っていった。 「なんだ、あれは?」 ヴィレアム・イェーガーが空を仰ぎ、レラ・ブルーが手の中でドラムスティックをく るくるとまわす。 小さな住宅が建ち並ぶOG町上空を、ひとりの少女が飛んでいた。いや、少女ではない。 太陽を背に隠し、少女が地面に落とす影は民家を軽く1ダースほどすっぽりと覆っている。 全長は、少なくとも20Mをくだらないだろう。肘や膝に見える球状間接が、少女が生き物で ないことを教えている。薄く桃色がかったロングヘアを風にたなびかせ、額にあるジュエル 状のセンサーからはウサギの耳を思わせる細長いアンテナが伸びていた。両肩を覆う巨大 なプロテクターにはライトグリーンに輝く巨大なレンズが埋め込まれ、両手両脚は白磁を 思わせる光沢を放っている。胸部に突き出した、巨大な半球形をしたものは空気抵抗を受 けて波打つように揺れていた。 ABMDシステムを使っているらしい、生身の人間とそっくりな質感を持つ顔は、小さな唇 をきゅっと横一文字に結んでいた。その表情は、キャクトラがこの世でもっとも敬愛する人物 と瓜二つだった。 「姫様?」 「あれは、ルナお塩ーネじゃないか」 テンキュー、とレラ・ブルーがドラムスティックで民家の塀を叩く。 「違う! あれはルナシオーネだ!」 ルナシオーネは、以前この町でウロウロしていた住所不定無職の天才科学者3人が、 どこから資材を調達してきたのかよくわからないが、とにかく作り上げてしまった スーパー・マシンナリー・ヒューマノイドだ。姿形はSMH-02ヴァルシオーネに似ているが、 性能はむしろ究極ロボとまで呼ばれたヴァルシオンに似ている。ほぼ永久に稼働可能な 対消滅エンジンを採用し、ガンフェアリーと呼ばれる自立稼働攻撃機と改良型のディバイン・ アームを装備している。攻撃に転じれば、強力無比な機体である。 「その危険性ゆえに、姫様が長らく手を付けることもせず学校の裏山で保管していたルナシオーネが、なぜ!」 「……」 それは要するに長い間野ざらしでほったらかしにしてきたということじゃないのか? というレラ・ブルーの発言を、キャクトラはもちろん聞かなかったことにした。 ◆ 『突如連邦軍基地施設付近の町に現れたこの機体は、いまだ声名を出すこともなく OG町上空を飛び回っています。 あの外見はSMH-02ヴァルシオーネを彷彿とさせるところがありますが、 ノイエDCからは「関知しない」という声名が出されております。 果たして、あの巨大ウサギ耳少女は正体は! そして目的は! 当局は未知の異星人の侵攻も視野に入れて慎重に調査するとの発表を』 ワンセグ機能を開いていたレラ・ブルーが、ぱちんと携帯電話を折りたたむ。 キャクトラは建て付けの悪い寮の扉を、体当たりするようにして開けた。靴を脱ぐのも もどかしく、中に飛び込む。 「あら、どうしたんですの」 入ってすぐのリビングで、ルル・カイツが憔悴した顔でビタミンドリンクを飲んでいた。 この、キャクトラより1つ年下の少女は、夏休みに入って以来なにをしているのかげっそり と痩せこけていた。指の先には半透明のシールのようなものがこびり付いている。 「ニュースを見てないのか?」 「ルル様! 姫様はどちらに!?」 「え、さあ」 ショートパンツとキャミソールという軽装のルルは、ヴィレアムとレラという部外者 の訪問に少し面食らったような顔をして答える。 「そういえば、午前中から見かけませんわ」 キャクトラの背筋に、さっと冷たいものが走る。 慌てて携帯電話を出し、ルナの番号にかける。ブツッと不吉な音をさせたきり、通話は 繋がらない。 ルナシオーネは、新生バルマー王国の最高権力者アルマナ・ティクヴァーの一人娘である ルナ・ティクヴァーのために作られた機体だ。起動には、ルナの掌紋と虹彩パターンが必要となる。 「よもや、姫様の御身になにか」 何者かがルナと手の平と眼球を手に入れている。とっさに浮かんだ最悪の可能性を、 キャクトラはかぶりを振って打ち払った。 「すぐに警察、いや軍に連絡を!」 「待ってくれ、友よ!」 携帯電話を出そうとするヴィレアムの手を、キャクトラははっしとつかんだ。 「真相は皆目わからない! しかし、あの機体が姫様のもので、あの姿が姫様に生き写しであることは動かしようのない事実! 地球連邦の機体とことを構えるような事態になれば、外交問題に発展する! どうか、頼む友よ! 出来うる限り、内々で納めさせてくれないだろうか!」 「でも、あれが攻撃なんか始めたら」 ヴィレアムが戸惑いを顔にする。 人種がどうなっているのかいまいちわからないとはいえ、ヴィレアム・イェーガーと レラ・ブルーの国籍が地球にあることだけは確かだ。バルマーの損得のために発言して いるキャクトラの言葉を、すんなりと受け入れろというも難しい話だ。 土下座をしろというならしてみせる。そういう覚悟で、キャクトラはヴィレアムの目 に真正面から臨んだ。 「わかったよ、とにかく、調べてみよう」 ヴィレアムの横で、レラ・ブルーがタ・タ・タとドラムスティックを鳴らした。 ◆ 日本家屋の中を通り抜ける風は、真夏とは思えないほど涼しく心地のいいものだった。 しかし、いまのキャクトラにその心地よさを味わう余裕はなかった。 ただっぴろい畳部屋の中央で、ひと組の男女が湯気を上げる鍋をはさんで正座している。 「デブの汗染みを見ると、心がギトギトするの。 ランディ1/2にも、排骨ラーメン食べてギトギトして欲しいの」 「90年代最強の萌えキャラに謝れ」 「ブッブー、あの当時、萌えなんて言葉はありませんでしたー」 「萌えの起源なんてどうでもいいよ!」 「いいから排骨ラーメン食べなよ! そして太れよ!」 「太ってたまるか! むしろ夏ヤセしてやる!」 「そうはさせないよ!」 マキネ・アンドーと、その腹違いの兄または弟ランディ・ゼノサキスだった。相変わ らず、マキネはランディを太らせたくて仕方がないらしい。 「あれ、どうしたのあんたら」 「お前ら、空のあれ見てないのか?」 「なにそれ」 マキネとランディが顔を見合わせる。どうやら、なにも知らないらしい。 キャクトラはぴしりと正座をして軽く頭を下げた。 「無礼を承知でお願い申し上げます。 ビアン・ゾルダーク博士へお目通りをお許し願えないでしょうか」 「なにさ、しゃちほこばんなくたって、じいちゃんならそこで盆栽いじってるよ」 マキネは苦笑しながらアゴで庭を示し、畳の上に置いていた皿を引き寄せた。 「ほら、レラレラ、スイカ食べる? スイカ」 「よせよ、もの凄く軽蔑した目で見られてるぞ、お前」 マキネとランディの会話を聞き捨て、キャクトラは縁側の外に飛び出した。三和土に 載せられたサンダルを突っかける余裕はない。 ◆ かつて地球を手中に収めかけた男は、老眼鏡の位置を直しながら携帯電話のスクリーン に映し出されたルナシオーネを見た。 「たしかに、ヴァルシオーネに似ておるようじゃの」 「しかし、専属パイロットとして登録されているはずの姫様とは連絡がつかず」 「では、その姫様が乗っておるのじゃろう」 もう、かなりの老齢になっているはずだ。そうとは思えないほど、ビアン・ゾルダーク の判断は素早く的確だった。 「姫様はっ!」 あやうく過呼吸を起こしかけ、キャクトラは慌てて息を飲み込んだ。 「姫様は、そのような軽率な行いをするお方ではありません!」 「儂は、姫君の人となりを知らぬ」 「あの方はっ、新生バルマー同様、この地球を愛しておられる! お父上や、義姉弟とも呼べるお方がおられるこの星を、あのお方はこの上なく愛しておられるのです! このような、いたずらに地球人を混乱させるような行為など、進んでなさるはずがありません!」 キャクトラは地面に膝を着き、額を土に擦りつけんばかりに頭を下げた。 ビアン・ゾルダークは返事をしない。老人とは思えないほど鋭い眼光を、じっとキャ クトラの頭の上から注ぎ落としてくる。 「そして君は、この老いぼれになんの用があるというのかね」 「はっ、ルナシオーネの開発者たちは、いまどこにいるとも知れません。 しかし、あの機体にはあなたが開発されたヴァルシオーネと共通するところが多くあります! なにかわかることがないかと」 「マクレディ君」 たったひと言で、キャクトラの全身から汗が噴き出すようなビアン・ゾルダークの声音だった。 「いまも昔も、儂は地球のために行動しておる。 その儂に、バルマーへの協力を要請するということは、 ある種の利敵行為をそそのかすことになると、理解しておるのかね」 「無礼の代償は、この素っ首で支払う覚悟!」 ビアン・ゾルダークはなおも無言のままキャクトラを見下ろす。 キャクトラは額で地面に擦り続けた。 「マキネ」 「なに、じいちゃん」 「お前も、婿を取るならこういう青年にせい」 「ふーん、キャクちゃん、あたしんとこに婿に来る?」 「え、それはっ!」 キャクトラは思わず顔を上げた。目の前に、ビアン・ゾルダークの顔があった。峻厳 な表情をくずさないまま、老眼鏡越しにキャクトラの目を見据えている。 「ヴァルシオーネに採用している人工筋肉は、通電時に特殊な電波を出す。 ルナおしおーネとやらがおなじ技術を使っているとすれば、位置をつかむことが出来るじゃろう」 「では」 「だが、忘れるでないぞ、マクレディ君。 儂にとっては地球の平和が第一で、バルマーの事情は2の次じゃ。 ルナおしおーネが少しでも地球を攻撃するとあらば、儂はDC創始者としての判断と行動を開始する」 「はっ!」 「マキネ、バチュン君に連絡を取れ」 「え~、ヤダな、あいつ、ウザいもん」 マキネが縁の下で裸足をブラブラさせた。 ◆ 日本エリア、山梨県身延山の付近だった。 道路に連なる自家用車の列は、ニチレンシュウとかいう地球の宗教施設に向かおうと する観光客たちだろう。立ち並ぶ桜の木は、春ともなれば素晴らしい花を付けるに違い ない。今は目に眩しい緑の葉が夏の日光を反射させている。 キャクトラたちを乗せたクルマは観光客の列を離れ、ひび割れたアスファルトで舗装 された横道に入っていった。 「ああ、なんてことだ。 珍しく元総帥から連絡を頂いたと思えば、 スーパー・マシンナリー・ヒューマノイドとこと構えるかもしれないなんて」 バチュンと紹介された男が、褐色の顔を青黒くさせてハンドルを握っていた。走るた びにギシギシと軋む中古車の後部座席には、ヴィレアムとレラ、それから対機動兵器用 のバズーカ砲が乗っている。 「こと構えるようなことには」 キャクトラは助手席で声を上げた。 「ああ、わかってますわかってます。まずは事情がわからないと」 OG町上空を飛び回ったルナシオーネは、唐突に姿を消した。ビアン・ゾルダークに よると、プリズム・ファントムに似た技術を展開したらしい。軍のセンサーでも位置を つかめないでいる。 唯一の手がかりは、人工筋肉から発せられる信号だけだった。ルナシオーネの開発者 たちの居場所が知れないいま、その詳細を知っているのはビアン・ゾルダークだけだ。 反応はここ、身延山の奥から発せられているという。 「ねえ、あれじゃありませんか」 バチュンが中古車のライトをカチカチと灯した。木々がみっしりと密集した向こうに、 肌色をした巨大ななにかが見えていた。 「姫様っ」 「あっ、ちょっと待てよ、あれは」 キャクトラは中古車を飛び降りた。後ろからヴィレアムの声がする。 服に引っかかる枝をかき分け、キャクトラは走った。身の丈ほどもある巨岩に飛び乗 り、肌色の正体を見下ろした。 「これは」 全長20Mをくだらない巨大な少女が横たわっている。しかし、違う。ルナシオーネでは ない。額から鋭い一本ツノを生やし、手足をブルーの装甲で覆っていた。 「ダイゼラド?」 ルナシオーネの開発者たちが、同時期に作り上げた機体だった。ルナシオーネがルナ・ ティクヴァーにしか扱えないように、この機体もまたゼラド・バランガにしか扱えないはずだった。 「ゼラド、ゼラドなのか?」 「あれって、コクピットはどこにあるんです?」 ヴィレアムとバチュンを追い越し、レラ・ブルーがぴょんとダイゼラドの胴体に飛び 降りていった。レラの身長よりも高い乳房にはさまれた場所に、赤いジュエルがある。 ジュエルの表面をドラムスティックでコツコツと叩き、レラがキャクトラたちを見上げた。 「あれ、なにかいっているんですか?」 「中からノックが聞こえているようです。どうも、出られなくなっているようで」 恐ろしく耳のいいレラでなければ、聞こえない声だったに違いない。なぜか着いてきて くれたレラに、キャクトラは心から感謝した。 「参ったな。L&Eのお嬢さんでも連れてくればよかった」 バチュンが溶接カッターを手にしてダイゼラドの上に下りていく。ほどなくして、コク ピットのハッチが焼き切られた。 「ぷはっ! よかったぁ、やっと出られた」 コクピットの中は空調も効いていなかったようだ。ゼラド・バランガは銀色をした前髪 を汗で額に貼り付かせていた。タンクトップとショートパンツという、家の中にいるような 格好をしている。 「ゼラド、いったいどうして」 「よくわかんないよぉ」 焼き開けられた穴から這い出して、ゼラドはタンクトップの胸元をぱたぱたと開く。 ヴィレアムが顔を赤くして視線を逸らすのが見えた。 「うちでルナちゃんと宿題してたら、ダイゼラドとルナシオーネがいきなり出てきて、 わたしたちを飲み込んじゃったの」 「姫様は! いったいどこに!」 「わかんないよぉ~、こっちのモニターは1コもつかないし」 「ちょっと、大変ですよ!」 携帯電話を耳に当てていたバチュンが顔色を変えて叫んだ。 「文京区の警視庁施設上空にルナシオーネが現れたと!」 不味い。正体不明の機体が日本の首都東京に、しかも警視庁施設のそばに現れたとなれ ば、地球の軍隊が黙っているはずがない。 東京と山梨県との距離は短いものではない。しかも、いまは行楽シーズンだ。クルマを 飛ばしても電車に飛び乗っても、相当の時間がかかってしまう。 「バランガさん、失礼します!」 長く考えている時間はなかった。キャクトラはダイゼラドのコクピットに飛び込み、 操縦桿を握った。バチッと軽い電流に手を弾かれる。ゼラド・バランガ以外には操縦 できないらしい。 「お願いです! すぐに文京区へ!」 「だいたいわかった!」 ゼラド・バランガが頷き、コクピットに戻った。キャクトラの膝の上に乗る格好で、 操縦桿を握りしめる。すぐさまモニターに明かりが灯宿った。乳房の下にあるインテーク から熱風が吹き出し、レラの小さな身体を吹き飛ばす。 「ちょっと待てゼラド!」 「危ないよ! ヴィレアムくんたちは降りてて!」 「これを!」 なにか騒いでいるヴィレアムを片腕で抱きかかえ、バチュンがなにかを投げてきた。 水の入ったペットボトルだった。 「サウナみたいな場所に閉じこめられていたんでしょう。 早く水分を補給しないと、脱水症状を起こしますよ!」 「ありがと」 ペットボトルに口を付け、ゼラド・バランガが唇をひと舐めする。 ダイゼラドが巨体を起き上がらせる。背部のウィングが展開し、木々から葉を飛び散らした。 ◆ 15分もしないうちに文京区上空に到着する。 果たして、警視庁施設の真上にルナシオーネが浮かんでいた。周囲で、軍のものらしい ヘリコプターがバタバタと音を鳴らしている。 「姫様、姫様!」 「ちょっと待ってて」 キャクトラの膝の上で、ゼラドがもぞもぞと動く。なにか柔らかいものがキャクトラ の腕に当たるが、気にしている余裕はなかった。 ゼラドの指がキーボードを叩く。反応はなにもない。 「ダメだよ。やっぱり、通信が繋がんない」 「姫様は、中におられるのですか!」 「そのはずだけど」 それだけ聞けば十分だった。キャクトラはゼラド・バランガの身体を押しのけ、コク ピットハッチをマニュアルで開いた。途端に突風が吹き込み頬の筋肉がびたびたと揺れる。 『止まりなさい!』 声とともに、眩しい光がキャクトラの顔にぶつかった。軍のヘリコプターが、真っ黒な 外装をドーベルマンのように光らせながらダイゼラドの周囲を飛んでいる。 『所属を明らかにし、投降しなさい!』 『指示に従わない場合、発砲する!』 『誘導に従い、着地しなさい!』 次々と飛び出す声に囲まれて、突如ルナシオーネが動いた。いったい、どういう理論で 動いているのか、手足をだらりと垂らしたまま恐るべきスピードで上昇していく。 「いけない!」 モニターを睨んでいたゼラドが悲鳴を上げる。 「ルナシオーネのジェネレーターが凄く熱くなってる! このままじゃ爆発しちゃうよ!」 「そんな」 『動くなッ!』 ヘリから、タタタッと短い音が飛び出す。機関銃による威嚇射撃だ。遠くの空から、 ビルドラプターの編隊が近づいてくるのが見える。このままでは、攻撃を受けるのは 時間の問題だ。ダイゼラドもルナシオーネも強力無比な機体だが、なんの防御もしてい なければ撃墜されることは間違いない。 ゼラドが、ぎゅっと唇を引き締めて操縦桿を握る。ダイゼラドが上昇を始めた。 「バランガさん!」 「飛び移るつもりなんでしょ。すぐ、ルナシオーネに接近するから!」 「おやめください! ここで動けば、あなたの立場が!」 「そんなの関係ないよ!」 「しかしこれでは、姫様にも陛下にもクォヴレー殿にも申し訳が!」 「行って、キャクトラ君! 誰かのためじゃない! 自分自身の願いのために!」 開け放たれたコクピットハッチから、ルナシオーネの顔が見えている。下からは、人型 に変形したビルドラプターたちがM950マシンガンを構えて追いすがって来ていた。 キャクトラはぐっと息を飲み、空中に身を躍らせた。 ◆ 吹き荒れる突風に身体を飛ばされそうになりながら、ルナシオーネの乳房にしがみつく。 機動兵器とは思えないぶにぶにとした感触の上を這い、胸の谷間に埋め込まれた緑色の ジュエルに向かう。コクピットはあそこにあるはずだ。 「姫様!」 キャクトラは叫んだ。と同時に、なにか硬いものが顔面にぶつかる。 目の前にはなにもない。しかし、透明ななにかがキャクトラの行く手を阻んでいた。 歪曲フィールド、あるいはそれに類するなにかがコクピットまわりを囲んでいる。 「姫様ぁーっ!」 「キャクトラッ?」 緑色のジュエルがわずかに持ち上がり、ルナ・ティクヴァーが顔を見せた。元から白い その顔は、びっしりと汗で濡れ青ざめていた。 「なぜここにおるのだ!」 「姫様、そこを動かないでください。すぐにお助けを!」 「いらぬ! 離れよ!」 「姫様、なにを!」 足の下から、ビルドラプターたちがスピーカーでなにか声を飛ばしてる。しかし、 キャクトラの耳には入らなかった。 「見よ、連邦軍が来ておる。お主の顔を見られでもすると困るのだ!」 「姫様! なにをおっしゃっておいでです!」 「元はといえば、私たちがダイゼラドとルナシオーネを長期間捨て置いたからなのだ。 寂しがったこやつらは、私たちを飲み込んだ!」 機動兵器であるルナシオーネとダイゼラドが、勝手に動いたというのか。人間そっくり なその姿を見れば、不思議と違和感はなかった。 「それでは、すぐに御身をお助けせねば!」 「バルマーの立場を考えよ! 最高権力者の娘が勝手に機動兵器を乗り回して日本の首都を騒がせたとなれば、ただでは済まぬ!」 「しかし、それはルナシオーネが!」 「機動兵器が勝手に動いたなどと、地球の軍隊が信じるものか!」 「それでは、御身はどうなります!」 「ルナ・ティクヴァーは乱心し、機動兵器を乗り回した挙げ句に自爆した! この件にバルマー政府はいっさい関知しない! そういうことにしておくのだ、よいな!」 「よいはずがありません!」 「命令だ!」 「聞けません!」 「私を辱めるつもりか!」 ぴしゃりとぶつけられた言葉に、キャクトラは息を飲んだ。 コクピットハッチの隙間から、ルナ・ティクヴァーの顔が見えていた。銀色のロングヘア が、吹き荒れる風に絡め取られて踊りくるっている。青ざめて、涙をこらえているような目を してじっとキャクトラを見つめている。小さな唇が、きゅっと横一文字に引き結ばれていた。 「自分の立場をわきまえよ。 お主は本来、私の家臣でもなんでもない。 未来有る、バルマーの戦士だ。 お主は私に、祖国の財産をみすみす死なせる恥をかかせるつもりか!」 キャクトラは、初めてルナ・ティクヴァーと対面したときのことを思い出していた。 キャクトラはバルシェムと呼ばれる人造人間の子だ。本来バルシェムは、旧バルマー 時代の恥ずべき産物として、新生バルマー設立と同時にすべて廃棄処分されるはずだった。 しかし、女王として即位したアルマナ・ティクヴァーは、「一度生まれたからには立 派な命である」として全バルシェムをバルマー国民として受け入れた。そうしてキャクトラ の両親は生き延び、やがてキャクトラを生んだのだ。 いまのバルシェムがあるのは、すべて女王陛下のおかげなのだよ。我々は全身全霊を持って ご恩に報いなければならない。お前も、よくお仕えするのだよ。 キャクトラは、幼いころから父親にそう聞かされてきた。 正直なところ、幼いころのキャクトラは父の言葉をよく理解していなかった。そんなに 偉大な女王陛下は、きっと恐ろしい方に違いないと怖がってすらいた。 しかし、成長し、引き合わされたアルマナ・ティクヴァーはユーモアに富んだ女性だ った。そしてルナ・ティクヴァーは小柄で、信じられないほど華奢な少女でしかなかった。 そうだ。自分は、ルナ・ティクヴァーに忠誠を誓ったのではないか。最高権力者の 娘ではない。ルナ・ティクヴァーという存在そのものに仕えると、あのとき心に誓った のではないか。 キャクトラはぐっと歯を食いしばり、ルナシオーネの乳房に指をめり込ませた。 「我が意に背くか、キャクトラッ!」 「私の身がどうなっても構わない、祖国がどうなっても構わない! しかし姫様は、姫様だけは絶対に助ける!」 歪曲フィールドがキャクトラの全身を圧迫する。服に次々と切り傷が出来る。肋骨が ギシギシと軋む。視界の半分が、どろりと赤いものに塞がれる。 全身を痛みで包まれながら、キャクトラはなおも前進をやめなかった。 「姫様! お手を!」 ルナ・ティクヴァーはいまにも泣きそうな顔をして、ふると銀髪を揺らす。 「行けぬ。このような騒ぎを起こして、祖国が、母上の立場が」 「お手を!」 若干の苛立ちを持ちながら、キャクトラは歪曲フィールドの中に手を突っ込んだ。すぐさま 皮膚が切り刻まれ、鮮血が飛び散った。露出した肉があっという間に黒焦げになる。 煮えたぎった油を浴びたような痛みを噛み締めながら、キャクトラは手の平をいっぱいに開いてルナへと伸ばした。 「来い!」 ルナが、はっと目を見開く。 歪曲フィールドが突如として消滅した。キャクトラは前につんのめるようにしてコク ピットの中に滑り込んだ。ルナが小さな唇を開く。なにも聞く必要はなかった。その小さな 身体を抱きしめる。腕の中で、ルナの身体がびくんと震えた。そして、すぐに虚脱したように もたれかかってくる。 こんなに強く抱きしめては、折れてはしまわないだろうか。そう思っても、キャクトラは 腕の力を抜くことが出来なかった。 「済まぬ。なにも出来ず」 「構いません。御身と一緒なら」 ルナシオーネは、すでにM950マシンガンやハイパービームライフルを構えたビルドラ プターたちに囲まれていた。 ルナが銀髪を揺らす。ルナシオーネが急上昇を始めた。成層圏の映像を映し出すモニターが、 ひとつ、またひとつと消えていく。コンソールの片隅に真っ赤な数字が表示され、刻々と ゼロに向けてカウントダウンを始めていた。 自分の胸で燃えているこの感情は、忠義なのだろうか。それとも不義なのだろうか。 そんなことを考えながら、キャクトラ・マクレディは自爆のそのときを待った。 ドスッ、とルナシオーネの機体が揺れる。 コクピットの中を、奇妙な静けさが漂った。 カウントダウンはすでにゼロを示している。しかし、ルナシオーネはいまだ自爆をしていなかった。 「うん?」 ルナが顔をあげて、形のいい眉をもぞと動かした。 コンソールから雑音が漏れる。 『うん? なんだ、通信が通じるのか。 おい、誰か乗っておるのか。おるのなら返事をせい』 「ハザリア?」 数日前にぷらりと寮を出て行ったきり、姿が見えなくなっていたハザリア・カイツだった。 「なぜお主がここに」 『どうもこうもあるか。せっかく南フランスを満喫しておったのに、 突然ヘルモーズなどに連れ去られて、俺はいま、大変不機嫌である』 『親愛なる地球の皆様!』 明るい声を響かせながら、桃色の花を思わせる形をした巨大戦艦が雲をかき分けて降 りてくる。バルマー所有のヘルモーズ、そしてあの声はアルマナ・ティクヴァー女王陛下だ。 「母上、いけません! お姿を見せられては!」 『夏の空を舞う少女人形の乱舞をご堪能いただけましたでしょうか。 地球とバルマーの友好を祝うデモンストレーション、これをもって我々は益々の』 アルマナの声には、無数の雑音が混じっていた。届け出がどうのこうのといっている ところを見ると、地球連邦軍が猛抗議しているらしい。 「母上、これではバルマーの立場が」 『なにをいうのですルナ。私はルナの母親です。 母が娘のために力を尽くすのは、当然のことではないですか』 「母上っ! 母上は、統治者失格です!」 ころころと笑うアルマナの声がスピーカーから転がり出す。 『では、娘のあなたが母を追い落としなさい』 「母上っ!」 「あのう」 コンソールを片手でいじりながら、キャクトラは声を出した。 『なんだ、キャクトラまで乗っておったのか』 「ハッチが開かないのですが!」 『それはそうだ。無人で暴走していると思って、運動中枢に槍をぶっ刺したからな。 当分、指一本動かせぬ』 「それでは、出られぬではないか!」 『いまL&Eに連絡を取ったから、あの小娘がチェーンソー担いで来るまで待っておれ。 しかし、そのルナおしおまなぶーネは一人乗りではなかったか? よく二人乗れたものだな』 自分がいまだルナの身体を抱きしめていることに気が付いて、キャクトラはぱっと腕を開いた。 『キャクトラ! これはどういうことです!』 スピーカーからアルマナの声が飛ぶ。 「も、申し訳ありません、私が着いていながら」 「母上、キャクトラは関係ないのです!」 『あなたは黙ってらっしゃい!』 『しかし、そのルナおしおまなぶーネがいまだに動けたとは驚きだな。 てっきりカート・コバーンの代わりに死んだものと』 「おしおまなぶは関係ない!」 『恐れながら陛下、いまL&Eに連絡したのですが、 あの女子中学生めはサンリオピューロランドに遊びに行っておってつかまらんようです』 『別の業者でもなんでもいいから、すぐに開きなさい! キャクトラ! そこを動くのではありませんよ!』 「は、はいぃっ!」 アルマナの怒声に、キャクトラはびしりと背筋を伸ばした。 スピーカーからは無数の雑音が飛び散っていた。ゼラド・バランガの泣きじゃくるよ うな声や、レラ・ブルーがドラムスティックを叩く音も混じっている。 それとは別に、静かなメロディのようなものがコクピットの中に流れてた。 あとどれくらい 傷ついたなら あなたに辿りつけるのかしら 碧いうさぎ ずっと待ってる 独りきりで震えながら 寂しすぎて 死んでしまうわ 早く暖めて欲しい 「そうか」 キャクトラは起動兵器であるルナシオーネに共感を覚えた。 「寂しかったのですね。姫様に乗ってもらえず」 「済まなかったな、ルナシオーネ」 キャクトラの胸板に、そっと重みがかかった。 「ひっ、姫様」 「母上のご命令だ。動くな」 キャクトラの鼻先で、銀色をした柔らかな髪の毛がふわふわと揺れる。
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偉大なる革命的情熱に燃える同志よしふ |┃三 , -.―――--.、 |┃三 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ |┃ .i;}' "ミ;;;; } |┃ |} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;; | |┃ ≡ |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;| |┃ | ー' | ` - ト'{ |┃ .「| イ_i _ 、 }〉} _________ |┃三 `{| _;;iill|||;|||llii;;, 、 .!-' / |┃ | ='" | < 話は全部聞かせて貰ったぞ! |┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { \ 全員シベリア送りだ! |┃ 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ \ |┃ ≡'"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |┃ ヽ、oヽ/ \ /o/ | ガラッ かつてはよしかと呼ばれていたが、今ではマルクス・レーニン主義の勝利を疑わない共産主義人民の尖兵であり日々階級闘争に明け暮れている。退廃的ブルジョワ主義を打倒すべく万国の労働者世団結せよ!我々には思想的優越と同志書記長が付いておられる!ypaaa! ていうキャラだけど俺共産主義とか全然興味ないから!本当に!
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#norelated おしゃれの称号 デザイナーランク ひめさまの評価は4日ごとに行われ、十分なおしゃれ活動をしていれば、 評価ごとにデザイナーランクが上がっていく。 現在のデザイナーランクは、ジャクリーヌに聞くか、Berry sに ブランドの広告を出したときに確認できる。 2週間の間Berry sに掲載されないと、ひめさまから洋服の材料をプレゼントしてもらえる。 ただし1度布をもらうと、次に布をもらえるのは4週間後になる。 デザイナーランクが高ければ、コーデ作成時にスタイルが決まりやすくなったり Berry sで前の方に掲載されやすくなったりする。 称号 おしゃれ見習い 1つ星おしゃれリーダー 2つ星おしゃれリーダー 3つ星おしゃれリーダー 4つ星おしゃれリーダー 5つ星おしゃれリーダー デザイナーランクの上げ方は次の通りだ。 ファッションショー 高低 ベリーズに掲載 ファッションチェック モデル撮影 コーデ相談 服をつくる おしゃれMVP イベントホールで月の初めの3日間に、前月のおしゃれMVPを決めるイベントがある。 おしゃれMVPに選ばれれば、季節ごとに1種類、ひめさまからトロフィーをもらえる。 トロフィー 色 季節 スプリングトロフィー ピンク 春 サマートロフィー 黄 夏 オータムトロフィー オレンジ 秋 ウインタートロフィー 青 冬 すべての季節のMVPを獲得すると、ロイヤルショーに挑戦できて ロイヤルショーで成功すると、「ロイヤルブランド」の称号を獲得でき、トロフィーがもらえる。
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ありあ・からぶれーぜ す……すごい。……こんなことって…… ムー国アルーの貴族、カラブレーゼ家の長女。16歳。Web版での名前はイネス。 父ラザロ、母ルアーナ、妹ベロニカ(*1)とアルーの街北部にある本邸で暮らす。兄エリク(*2)は国立大学進学のため、マイカル在住。 性格は少々お転婆な(*3)様で、両親に内緒(*4)でオートバイの運転を練習していたが、これが後に彼女と妹を救う事になる。 ムーとグラ・バルカス帝国の間の緊張が高まると、両親は貴族の義務を果たすためアルーの住民に疎開を勧めていた。 これが裏目に出て、カラブレーゼ一家が避難を始める前に、第8軍団の侵攻が始まってしまう。 最早家族全員での脱出は不可能と判断した両親から、妹を連れて1台しかないオートバイに乗って叔父の住むハルゲキに行く様に諭され、空洞山脈を目指す。 瓦礫の散乱する街を何とか脱出し、アルー東部の高原まで辿り着いた(*5)ところで哨戒中のグラ・バルカス帝国陸軍第9航空団第2飛行隊リースク小隊に発見される。 リースク小隊の「非戦闘員を銃撃する悪癖」を持つアルベーシ少尉のアンタレス型戦闘機から機銃掃射を受けて死を覚悟。しかし、命令違反を犯して駆けつけた日本国航空自衛隊の神藤二等空尉が操縦するF-2戦闘機に命を救われる。 たった1機で4機ものアンタレスを一方的に撃墜していくF-2の姿を目撃したアリアは、アルー早期奪還の希望を見出した。 その後、妹と共に脱出行を続けたと思われ、約20日後にキールセキの鉱員達が話題にしていた「飲まず食わずで逃げてきた嬢ちゃんたち」とは、アリア達の可能性がある。 関連項目 登場人物|ムー ※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント 外伝で神藤との関わりを書いて欲しい人物だな - 名無しさん (2021-04-20 16 44 03) ハルゲキまで逃げた後、恩人にお礼を言うために叔父の伝手でムー空軍を介して面会に成功。その時に神藤の命令違反を知ったアリアとその叔父、仲介したムー軍人が感激、神藤の名誉回復と国内の戦意高揚も兼ねてムーのマスコミを使って大々的に美談として広げ、圧力に負けた防衛省も渋々折れる。そんな中、アリアが神藤を気にいった事に気付いたムー政府は、アリアと神藤をムーにおけるサフィーネと岡の様なシンボルとする事を画策、まずはアリアを留学の名目で日本へ送り込む。喜々として押し掛け女房化するアリア、困惑する神藤。そこにグ帝連合艦隊が日本に向けて出撃との報が……まで妄想した。 - 名無しさん (2021-04-22 14 53 21) 良いなこのプロット。ハーメルンに書いてくれ。 - 名無しさん (2022-05-29 13 09 19) 小説なんて書いたことないよ…他にも少し妄想していて、名前しか出てこないアリアの兄が実は大学でムー空軍将校の娘と付き合っていて、そのツテで神藤と再会するとか、兄カップルが迷うアリアの背を押して上げるエピソードとか、ベロニカが叔父夫婦に懐いて養女になるとか、実はムー空軍には神藤を新型ジェット機の開発や運用のアドバイザーとしてムーに招きたいという思惑があるとか。 - 名無しさん (2022-06-28 00 06 59) PCやスマホにメモ帳機能あるだろ?スマホにプリインストールされてなければApple StoreなりGoogle Playなりで探してインストールして妄想を書き連ねろ。世に出すわけじゃなくても形にすればそれはひとつの作品よ。誰に読ませるにしてもまず自分が楽しむのが最優先だ。そもそもここはお前の考えた設定の発表の場じゃねえんだ。 - 名無しさん (2022-06-28 01 35 59) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2022年07月30日〕
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「あー、もう♪どうすればいいのかしらぁ♪」 「なんだリコ。妙にご機嫌じゃないか」 「あっ、気づいちゃった? カナも気になっちゃう?」 しまった……なんだかよく分から無いけど面倒な事に巻き込まれそうな気がする。 まったく、話しかけるんじゃなかったよ。 「で? いったいなんなのさ。仕方無いから聞いてあげるよ」 「実はね~♪これ! 一年生の男の子がくれたのよ♪」 「それって……ラヴレターか?」 「やだっ、カナったら! ラヴなんて禁止よ♪それに私には心に決めた人が――」 えっと、なになに…… あなたを初めて見た日から、あなたの事を目で追っている事に気づきました。(以下略) あれ? これって前に藤岡に貰った果たし状とそっくりじゃないか? 「あっ、ちょっとカナ! 勝手に見ちゃダメよ!」 「いやいや、その前にこれラヴレターじゃなくて果たし状だろ?」 「あのねぇ、どこの世界行けば女の子に果たし状を渡す男の子がいるのよ?」 「漫画では時々あるだろ? 私も前に貰った事あるし」 「って、……それは果たし状じゃなくてラヴレターだったんじゃないの?」 ハ? あれがラヴレター? じゃあ何だ? 藤岡は私にラヴレターを渡したとでも言うのか? いやいや、それは無いだろ。第一思い当たる節も無いし。 「でも困ったわねぇ……私、この事あった事も話した事も無いのよ」 「なに!? なんでそんな奴がラヴレターなんて書くんだよ!!」 「だから……一目ぼれってやつじゃない? ハアァ……私って罪な女よね……」 なっ、じゃ、じゃあ、藤岡のやつもまさかこの私に一目ぼれをしていたのか!? あ、あわてるな、落ち付けカナ! そうだ、勘違いと言う事もあり得るじゃないか! この前は勘違いしてチアキとハルカの前で恥をかいたんだ。 そう何度も同じ恥をかいてたまるか! ……よし、こうなったら直接本人に確かめてやる! 「なぁ、藤岡」 「ん? どうしたの南?」 「おまえさ、もしかして私の事好きなんじゃないの?」 「ええぇ!!?」 この驚いたリアクション……やっぱり違ったか。 そりゃそうか。藤岡は何度も家にきてるんだ。 もし好きならとっくの昔におかしな事してるだろ。 ハァ……また無駄な恥をかくところだったよ。 「えっと……南、本当に気付いて無かったの?」 「へ? 何が?」 「だから、オレが南の事を好きだって……」 「……ん?」 まったく。藤岡の言っている事は理解に苦しむな。 前にも一度同じことを言われたような気がするし。 確か隙だらけとかなんとか…… 「藤岡。お前さ、言っとくけど私はそんなに隙だらけじゃないぞ?」 「南はちゃんとオレが書いたラヴレター読んでくれたのかな……?」 「ラヴ……レター……?」 私が藤岡に貰った? な、何言ってんだこいつ! だいたい、私が藤岡からもらった手紙なんてあの果たし状くらいしか…… 『って、……それは果たし状じゃなくてラヴレターだったんじゃないの?』 ッッ!! もしかして、リコの言ってた事って本当だったのか!? だ、だとすると、藤岡はやっぱり私の事を……? 「私の事、好きなのか? ラヴの方なのか?」 「うん。南の事好きだよ。あっ、もちろんラヴの方ね……って恥ずかしいね」 う、うわああぁぁぁぁ!!!! た、大変だ! こいつ、私に惚れてたのか!! いや、何が大変かなんて分からないけど! とにかく100mダッシュ10本くらいしたい気分だよ!! って事は 「もしかして私とお前は恋人なのか!?」 「えっ? いや、それは南次第って言うか……そうなればオレは嬉しいけど」 私次第だと?! そんな大事な事を女の私に任せるとは、何と言う甲斐性無し!! ……と、そうか。私が藤岡を好きじゃないと恋人と言うのは成立しないもんね。 そもそも私は藤岡の事をどう思ってるんだ? ハムをくれる人? チアキの子守役? なんだ? なんなんだこいつは!? 「藤岡! お前は私にとって何なんだよ! この野郎!!」 「そ、そんなのこっちが聞きたいよ!」 私にとっての藤岡……そうだ、他の男と比べてどうなのか考えればいいじゃないか。 あきら? いやいや、あれは無いな。 じゃあタケル? あいつはおじさんだしな。 後は……アキラの兄弟のアレは? ……あいつは私の話しを無視するからな。 じゃあ藤岡は? ……うーん た、大変だ。藤岡がいちばんしっくりくるぞ…… と言う事は、私も藤岡の事が好きと言う事なのか!? 「藤岡! 私はお前を好きなのか!?」 「えぇ!? だからそれはこっちが聞きたいって言うか……」 少なくとも私の知る限りの男の中では藤岡が一番だ。 だからきっと、良く分からないけど―――― 「私も……藤岡が好き」 「えっ!?」 「……かもしれない」 「ええぇぇ!?」 「かもしれないって……?」 「そんな事わからないよ。なんかさ……ほら、好きだと起こる現象とかないのか?」 「現象……顔を見るとドキドキするとか?」 顔を見たらドキドキ? 私は今まで何度も藤岡の顔を見て来たけどそんな事一度も無かったぞ? ドキドキしないって事は特別好きって訳でもないんだよな? 今だってこうして顔を見てるけど全然―― ドキドキドキドキドキドキドキドキ 「し、してる!? なんかドキドキしちゃってるぞ!!」 「ホントに?!」 「私が嘘なんてつくか! ほら、触ってみろ!!」ムニュッ… 「え、み……南!? 手が柔ら――――」 「どうだ、ドキドキしてるだろ?」 なんて事だ。まさか私が藤岡を愛してしまっていたとは…… くそっ! 藤岡め、こんなにドキドキしたら寿命が縮んじゃうだろ! って言うか私でこれだけドキドキしてるんだ。 藤岡なんて3分くらいで一生分のドキドキ使っちゃうんじゃないのか? どれ、ちょっと確かめてやるか…… ん? 全然ドキドキしてないぞ? うーん、ドキドキしてないというか……止まってないかコレ? 「藤岡?」 「…………」 「お、おいぃ!!!! 藤岡! お前、止まってる止まってる!!」 なんだこれ? ショック死!? ドキドキしすぎて死んじゃったのか!? いや、まだ諦めるのは早い! 今すぐ人工呼吸をすればきっと助かるはず。 そうだ、藤岡の口から息を吹き込めば―――― 「って、それが狙いかあぁぁ! この野郎!!」 ――ドスッ!! 「ゲホッ! いてて、あ、あれ??」 ほらみろ、パンチ一発で起きたじゃないか。 「藤岡、私の前で死んだふりするとはどう言う事だ」 「死んだふり??え?」 「そ、そんなに、私と……人工呼吸的な何かをしたいのかっ! この、変態め!!」 「あっ! ちょっと、南!? 南ーっ!!」 「ってな事が学校で会ったんだけど。チアキはどう思う?」 「それはアレだよ。きっと……今日は暑かったから」 「暑かったから? ……そうか! 暑かったからドキドキしてたのか!!」 「…………」 「そうかそうか! 今は夜だから全然ドキドキしてないもんな!! なんだ、そうだったのか!!」 藤岡の恋は実らない。 名前 コメント 9-779氏 9スレ目 保管庫
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おしながき コラボ侍とは? 世界観 はじめに 種族:ヒト 種族:妖怪 種族:羅刹 種族:夜叉 土地:賽ノ地 土地:江戸 登場人物 創作 イラスト 漫画 小説 音/動画 その他 参加者 早村 友裕 猫乃鈴 こいしるつこ 緋花李 (仮) タチバナナツメ Mick K氏 加藤ほろ 花垣ゆえ himmel 彩人 卯堂 成隆 べあねこ ごんたろう ナカノ・R・シンイチ 佐藤つかさ 道長 僥倖 光領 すら犬 霧山 希 夕霧ありあ おくら 村谷 直 藤藤キハチ ひなたぼっこ 一理 品 黒河亞子 おうち 穂里 伊那 桐谷瑞香 李仁古 yuu リンダ Su-i こめこ 水無月 葉 登場人物 賽ノ地 草庵(主人公ズ) 青 耶八 きさら 玖音 金次郎 奇妙斎 竹千代 曇天 大福 賽ノ地町奉行所 近松景元 朋香 中村景雲 雷 盗賊狩り 烏組 烏之介 葉 緋狐 狸休 虎ひげ 猫西音羽 賽ノ地の町 雷 親父さん 撫奈 未亜 彩乃 浅葱立待 浅葱鷺之丞 登場人物 江戸 江戸政府 翠蓮 権左 夜刀 田之倉 比良 飛鳥 浅葱居待 浅葱立待 浅葱鷺之丞 大岡様 千吏 作太郎 羅刹研究所 國滋 阿奈 呵瑚 羅王 江戸町自警団 狼士組 炯 セイ 武 小鉄 真言 鳶彦 黒船屋 此糸 春童・秋童 つむぎ 麻呂丸 繻子蘭 江戸の町 爽優月 朝陽 登場人物 人外 羅刹族 耶八 衝 剥 弾次 天音 篝 奏 迦羅 黄幡 太白 啓明 開耶 灯 夜叉族 青 咲夜 叢氷 円郷 翠蓮 呵瑚 月白 烏之介 あやかし(鬼) 謳華 捺 紅葉 怜 照日 朧 嵐 疾風 夢瑠 あやかし(猫又) 未亜 春童・秋童 夜刀 あやかし(その他) 緋狐 狸休 朋香 丸ちゃん坊 落書きにゃんこ(仮) 緒暮 呉葉 桜・楓 卯魁 狭霧丸 登場人物 未分類 未分類 紅葉姫 芽露 紫淘 良介 雪姫 田南部白夜 ヒロ 黒江夏樹 嘉村 千早 華 音霧 蒼羅
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珊瑚さんが入室しました 珊瑚 (魔導都市キアシス 珊瑚 (雲ヶ丘魔術学院学生寮一室 珊瑚 ハーイ、すみません、ホント急なんですけど~…(端末耳に当てて 鼻つまんで高い声 通話中のよう 珊瑚 なるべく早めに治しますんで、、、 はーい.それじゃ、失礼しまーす 珊瑚 … (PI 珊瑚 … … … 珊瑚 仮病……(ごろんっと座ってたベッドに倒れる 珊瑚 (毛布被って潜る 珊瑚 (こじんまりとした一人用の部屋 床にはペットボトルやら食品のカラやらが転がっている 珊瑚 … 珊瑚 … … …寝よう。 珊瑚 (…といっても、寝すぎた。 あれから一体何日経ったのか 時間の感覚も怪しい 珊瑚 ……(かと言って何をする気も起きない そうすると思考にとらわれる 春夏秋冬さんが入室しました 春夏秋冬 (チャイム音が鳴る 珊瑚 、 …(布団に潜ったまま 春夏秋冬 (再度ピンポーン 春夏秋冬 ……… 珊瑚 (めんどくさい… 起き上がる気力が沸かない… 春夏秋冬 (ピンポンピンポンピンポンピンポピンポピンポ 珊瑚 (このまま居留守決めようか n 春夏秋冬 (ダンダンダン!(叩き始めた 珊瑚 …… ~~~!!(もったり起き上がって頭がしがしして 珊瑚 (よろよろ歩きドアの前に 珊瑚 …、、、(覗き穴から外の人物を確認 春夏秋冬 (む~っとした顔で扉叩いてる 珊瑚 …、 ひととせちゃん?(呟き 珊瑚 (急いでチェーン外して扉を開く 春夏秋冬 ぉ 珊瑚 (見るからにくたびれた部屋着姿 ぼさついた髪 ノーメガネ 春夏秋冬 よ、珊瑚。(両手には珊瑚がよくいくコンビニの袋(大)×2 春夏秋冬 腹減ってねぇかなと思って(傾げて 珊瑚 こ、こんにちは~…(力無く笑って)いやこんばんわです? 珊瑚 今何時頃なんでしょ… 春夏秋冬 もう暮れだよ(肩竦めて 春夏秋冬 ん ぁ(何かの音に気付いたのか、後ろの方を見遣り 春夏秋冬 ぁ、拙… さ、珊瑚 入れてとくれ!(すたこらと部屋の中に逃げ込むように 珊瑚 は、はぁい!(春夏秋冬招き入れてドア閉じる 珊瑚 ちょ、ちょ~っと散らかってますけど……(ちょっとじゃない 春夏秋冬 ん? ぁあ いいよいいよ急だったし 春夏秋冬 あたしものめり込んでる時は……(部屋見て 春夏秋冬 いい勝負だね(へへ、と笑って 珊瑚 …へへへ(困ったように笑って 珊瑚 ちょっと待ってくらさぁい、今足の踏み場を…(部屋に入り、床に散乱したゴミを横に避ける 春夏秋冬 ぁあ、悪いねぇ 座れれば十分だからさ あと机だね(それとなく手伝う 春夏秋冬 (机にパンパンのビニール袋をどしゃっと置く 春夏秋冬 (弁当やら菓子やらジュースやら缶チューハイやら 珊瑚 (机もなんとかスペース作って、一応準備かんりょー 春夏秋冬 本当は飯でも作ってあげたかったんだが、あいにく雑把でね? 珊瑚 はっ、い~えい~えお構い無く! 春夏秋冬 とりあえず腹に放り込めれば良いかなと思ってさ~(適当にテーブルに出していく 春夏秋冬 ま、飯だ飯! それでいいかい? 珊瑚 は、はい! …(ちら、と春夏秋冬見て 春夏秋冬 ~♪(適当にフタやら開けていく 春夏秋冬 (こちらはいつも通りの着物格好。 春夏秋冬 ん?(珊瑚見て 珊瑚 …ぇ、ぇーと。(カップコーヒー両手で持って 珊瑚 よ、よくココが分かりましたね! 春夏秋冬 足と口で何とかね? 春夏秋冬 ほら、何となく学び舎と場所は聞いてたろう? あとは虱潰しさ 春夏秋冬 (後日 何か嵐のように訪れた着物の子が珊瑚ちゃんのこと聞いて回ってたけど 春夏秋冬 (あれ一体なんだったの的な話がおひれはひれ 珊瑚 は、はぇ~、そこまでして… …探してくれたんですかぁ。 春夏秋冬 何いってんだい、それくらい…って辛い、これ辛いね(ピリ辛サラダ春巻き食べながら 珊瑚 …(そんな様子見て 珊瑚 (並んだ料理を眺める そういやパックゼリーとカ●リーメイトくらいしか食べてなかったな…と 春夏秋冬 (そんな珊瑚見て 口に春巻き突っ込む 珊瑚 んぶむぐっっ 珊瑚 、、 (もぐ、、、もぐ! 珊瑚 、、、(もぐもぐ 珊瑚 (片手で口元押さえて) おいひい… 春夏秋冬 一人じゃ てんで食べきれないよ 春夏秋冬 ほら、手伝っておくれよ な? 春夏秋冬 それでも買いすぎただろうけど…まぁ、冷蔵庫に入れて明日食べればいいさ 珊瑚 …… 春夏秋冬ちゃん… 珊瑚 … … っ(ボロッと急に泣き出す 春夏秋冬 …ん。(伏見がちに見守ってる 珊瑚 っ、 ~~~(両手で顔押さえて机に伏す 春夏秋冬 …… 珊瑚 も、 も~~~……うんざりです、、、 珊瑚 いっつも肝心な時にひよって……、、 ちゃんとしてたら、 ちゃんと戦わなきゃ、ダメだったのに。 珊瑚 そしたら、あんな事には、、 ならなかったかもしれない……のにっ 春夏秋冬 そうさなぁ… それは、辛い、ね 春夏秋冬 どうして、何でっていくらでも反芻して頭がぐわんぐわんするもんだ。 春夏秋冬 そりゃ、辛いよな。 でも、頑張ってんだな、珊瑚は。 珊瑚 …… ……、、、(突っ伏したまま 春夏秋冬 珊瑚、何でも言いな。 春夏秋冬 あたしがしてやれることなら、何だってしてやるからさ。 珊瑚 ………ぅ、 珊瑚 ぅぅ、、………っ(嗚咽 春夏秋冬 (よいしょ、と席を立って 足の踏み場見つけながら珊瑚の横へ 春夏秋冬 (ぽすん、と座って 春夏秋冬 ……(そっと肩を抱き寄せる 珊瑚 ……っ、、(抱き寄せられ 珊瑚 本当に…… ほんとにバカだ、、あたし… 春夏秋冬 …… さんごさんが入室しました 春夏秋冬 あの後さ 行ったんだよ、あたし。 さんご 、 春夏秋冬 変な気を感じてね そしたら翌日だかの夜にさ 春夏秋冬 童が歌、謳ってた。 春夏秋冬 いや、幽霊なのか物の怪なのか、さっぱり検討が付かないんだけどさ さんご … …?(少し顔上げて 春夏秋冬 そしたら次には、血溜まりが出来てたよ。 春夏秋冬 真ん中。 広場の真ん中にね 春夏秋冬 血で出来た……何だろうね。言葉じゃ難しい。 珊瑚さんは退室されたようです 春夏秋冬 画にしたらこっちが呪われそうな厄介者だよ、あれは。 さんご …… さんごさんが退室しました 珊瑚さんが入室しました 春夏秋冬 珊瑚、ひょっとしたら、ひょっとしたらだよ? 春夏秋冬 まだ……続いてるんじゃないのかい? 珊瑚 … つづいてる? 春夏秋冬 ああ。 例の場所から、急に、あんな仰々しいのが出てきたんだ。 春夏秋冬 これでも眼は良いんだけどね…… 春夏秋冬 いや、あれは……濃すぎる。仔細なんざ全部塗り潰してるってヤツだ。 春夏秋冬 だからさ、珊瑚。 春夏秋冬 これ、ひょっとすると……もっと傷つくかも知れない。 珊瑚 ……… 珊瑚 (前髪ぐしゃ、と掻いて)……まだ、あんまり、頭が追い付かないですけど、、 珊瑚 ……生きてるかも、しれない、のかな。 春夏秋冬 わかんね!(あっけらかんに 春夏秋冬 けど、生きてると良いよなぁ!(あっけらかんと 珊瑚 ……っ(ぐしぐし目拭って 珊瑚 …とにかく、 春夏秋冬 ……一緒に悪あがき、してみるかい? 珊瑚 …はい、もう、何がどーなってるのかわからないですけど、 珊瑚 …まだ何かが続いてるのなら、…結末を知りたいです。あたしは 春夏秋冬 (背中バンバンと 春夏秋冬 じゃあ、決まりだね(いたずらに微笑んで 珊瑚 …っ、はい! 春夏秋冬 とりあえずそのボロボロじゃ行っても返り討ちだよ! 明日だ明日! 春夏秋冬 まずは飯!(珊瑚に飯を飯を飯を! 珊瑚 ゎー! 食べます!食べますからぁ!(どんどこ押し付けられて 春夏秋冬 ――――――(どっちゃごっちゃごっくごっくぷっはー! 珊瑚 律儀なもんですね!ワッショイ食欲沸いてきました! 春夏秋冬 腹が減ってはって言うだろ! ほらほら!(どんどん押し付ける 珊瑚 ――――(諸々お食事タイム! 春夏秋冬 ごっそさん! 春夏秋冬 次は風呂だよ! 珊瑚 っそーさまでしたぁ!(両手合わせて 春夏秋冬 ぼっさぼさの髪して、そんなんじゃどっちがお化けかわかんないよ! 珊瑚 へ、へぁい! 春夏秋冬 ほらほらほら!(脱衣所に押し連れていき 春夏秋冬 ほらほらほらほら!(半ば強引に脱がせて風呂場に放り込んで 珊瑚 あーーーれーーーー(あーっという間に 春夏秋冬 はい逃げ場無し!(当然のように彼女も脱いで入ってくる 春夏秋冬 そんな捨て犬みたいな髪に顔、見せられないだろ! 春夏秋冬 覚悟しな!(何を? 珊瑚 何を!? 春夏秋冬 ――――――(ばっしゃばっしゃごっしごっしぬっぽぬっぽばしゃー! 春夏秋冬 (んで出てくる二人 春夏秋冬 はー! 久々に騒いだ!(笑ってる 珊瑚 (フラつきながら脱衣所から出てくる 春夏秋冬 ぁ、珊瑚。 春夏秋冬 貸しとくれ! 珊瑚 はい? 春夏秋冬 寝巻き!(泊まる気満々マン 珊瑚 ! はーい!(たーっと部屋の奥に行って 春夏秋冬 あと明日の出で立ちも貸してくれるかい? 何でも良いからさ 春夏秋冬 ここじゃあれ(着物)は悪目立ちだ。見世物小屋かってくらい視線集めてねぇ 珊瑚 とはいえ南城の呆れた私服シリーズしか無いですけど…もしくはジャージとか…(ガサゴソ 春夏秋冬 確かに珊瑚の可愛い服は、あたしだと違和感あるかもねぇ(笑って 春夏秋冬 地味なやつでいいよ、地味なので 珊瑚 ではなるべくそんな感じの奴を~!(見繕って 珊瑚 (パジャマと共に渡す 春夏秋冬 ありがとさん! 春夏秋冬 (で、就寝時間 春夏秋冬 明日、置きたら飯食って出発。 春夏秋冬 珊瑚のそれは、手入れが必要かい? なら電車で行こうかね 春夏秋冬 確か机やら飯付きのがあったはずだろう(※ファーストクラス 珊瑚 それ大分立派なやつー!! 春夏秋冬 金なんか気にするない! 今使わんで何時使う! 珊瑚 言われてみればそんな気も!! 春夏秋冬 (座椅子を倒して クッション持ってきて枕代わりにして…寝床確保! 珊瑚 ああっ、南城そっちで寝ますよ!春夏秋冬ちゃんはお布団で! 春夏秋冬 そんな隈つけて何言ってんだい! 珊瑚 ぅぐ! 春夏秋冬 こちとら野宿上等な生活してんだ、十二分にありがたいってヤツさ(バフ、と寝転がって 珊瑚 むむむ、そう言うなら…ですけど。(こっちも布団に潜って、横を向く 春夏秋冬 もともと押しかけ女房なんだ、遠慮なんかすんなよ(笑って 珊瑚 ………春夏秋冬ちゃん。 珊瑚 ありがとう、ございます。 春夏秋冬 ……、(満更でもなさそうに微笑む 春夏秋冬 ああ。 …それじゃ、おやすみ。 ゆっくり休みな? 珊瑚 ……はい。おやすみなさい。 春夏秋冬 (灯りが落ちる 春夏秋冬 ――――――――――――――――― 春夏秋冬 ――――――――――――――――― 春夏秋冬 ――――――――――――――――― 春夏秋冬 (丑三つ時の深夜) 春夏秋冬 …………(両手を後頭部にあてたまま、天井見上げている 珊瑚 …………(壁の方向いて寝転んでる 春夏秋冬 ……(珊瑚は…寝たかな……?(その背を見遣り 春夏秋冬 (あたしも寝るかねぇ 春夏秋冬 (むくりと起き上がり、手洗いの方へ 春夏秋冬 (少しして戻ってきて、冷蔵庫あけて残ってたボトルの水を呑んで…戻す 春夏秋冬 …、(部屋に戻ってくる 春夏秋冬 ……(珊瑚の背を見遣り 春夏秋冬 ……… 春夏秋冬 (ベッドが、軋む 春夏秋冬 (珊瑚の布団が僅かに持ち上がると、入ってくる人肌 珊瑚 …………。(壁の方向いて寝転んでる 春夏秋冬 (後ろから、枕と体の間に腕を差し込んで、腕枕のように 春夏秋冬 (空いた手は頭を撫でる 珊瑚 …………、、 春夏秋冬 大丈夫、っていうまで(ぼそりと 春夏秋冬 一緒に居るからさ、 春夏秋冬 だから……頑張ろうなぁ…… 春夏秋冬 (瞼を落としていく 珊瑚 …………。 珊瑚 (はい。 と口だけで答えて、目を閉じる 春夏秋冬さんが退室しました 珊瑚さんが退室しました
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おでかけ / 登場人物 プッチ以外は、CVが未記入です。 そのキャラのファンの方は是非書いてやってくださいね。 エリア ステージ キャラクター ジャンル ファッション ジョージヒル ANGELA プッチ イービルアンジュ アルエ RIVAL ベーシックストリート オモテサパーク GIRL SA GO-GO ココロ ルイ POPS ガーリー キバカイカン ELECTRON よしこ はな GAME コスプレベーシック メグロード St. MEGROADSCHOOL もえ すみれ CLASSIC キャンパスお嬢様 エビストリート TWINDEATH Co. リサ さっちん HIPHOP ストリート シモキタウン RockinBell スゥ ミーコ ROCK ロック シブプロムナード BLACKDIAMOND マキ レイナ PARAPARA ギャルお嬢様 T.O.C/ツキジオサカナセンター MAG.LOW たまえ たまゑ ENKA 和装コスプレ ゲーム開始時はジョージヒル、オモテサパーク、キバカイカン、メグロード、T.O.Cにしか移動できない。またT.O.Cでライブを行うことは出来ない。 オモテサパーク、キバカイカン、メグロードで各2曲以上クリアするとジョージヒルでイービルとのライブ(1回目)が発生する。 イービルとのライブ(1回目)をクリアするとエビストリート、シモキタウン、シブプロムナードに移動できるようになる。 オモテサパーク、キバカイカン、メグロード、エビストリート、シモキタウン、シブプロムナードで各3曲以上クリアするとジョージヒルでイービルとのライブ(2回目)が発生する。 イービルとのライブ(2回目)をクリアするとT.O.Cでたまえとライブを行うことが出来るようになる。 オモテサパーク、キバカイカン、メグロード、エビストリート、シモキタウン、シブプロムナードで各4曲以上クリアするとジョージヒルでイービルとのライブ(3回目)が発生する。 全てのエリアで王冠(各5曲クリア、T.O.Cのみ2曲クリア)を付けて、尚且つ イービルとのライブを全てクリアしていると、ジョージヒルでアンジュとのライブが発生する。アンジュに勝つとゲームクリア。クリアすると「続きから」を選んでも最初からになるので注意。 ジョージヒル関連のパーツが集まらない人に。イービルとのライブ(1回目)クリア後,T.O.C以外で王冠をつけるとイービル2連戦が可能に。 イービルとのライブ(2回目)クリア後,T.O.C含めた全てのエリアで王冠をつけるとイービル→アンジュ連戦が可能に。
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全てを燃やし尽くしてしまいそうなほどの炎天下の中、三人の男女が風を切って進んでいった。その三人は一様に黒いスーツと白銀の装甲を纏っている。 「くそっ、まさかこんな学校に逃れていたとは!」 そう悪態づいたのは、メンバー中ただ一人女性、春日井静奈。セミロングの髪は風になびき、爽やかな風を新たに作り出しているような姿だ。 そもそもヘドラが現れた時点で気づくべきだったのだ。メガヌロンは汚染された水質間では生きていけない。よって、ヘドラによる急激な水質汚染により陸上に上がってくることは当然だった。 「あのさー、どうでもいいけどこの服暑くない?脱いでいい?」 恐ろしいまでに気楽な男、大澤信二。一刻を争う事態だというのにも関わらず、うちわを取り出してハタハタと扇いでいた。 「なー! ったくお前はまたそうやって・・・!」 思いっきり顔を赤くして信二を指差す静奈。その手は怒りのあまりガクガクに震えている。それをなだめるのが最後の一人で長剣を携えている男、松本実だ。 「静奈、言っている場合じゃない」 「ん・・・!?」 松本が前を見るよう促すと、その指を指した先に巨大な水柱が立ち上がっていた。 どうやら学校の中・・・水がある場所といえばプールであろうか。 三人は顔を見合わせると、急ぐ足を更に速めた。 「・・・にしても、今日の台は当たりだったんだけどなー」 「お前、勤務中にパチンコやってたのか?」 「ああ、『パチンコウルトラセブン』な」 ゴジラ ファイナルウォーズ リバース番外編 ~きっかけ~ プールの水面に突如現れた異形の昆虫形態『メガヌロン』は、重厚感あふれる咆哮とともに次々大戸高校の生徒達を水中に引きずり込んでいく。 「ちょ、ちょっとちょっと何なの!?」 美里は信じられないような様子でプールを見つめる。 生徒の悲鳴。しかし、それは言い切る前に水の中にかき消されていく。 「と、とにかく逃げよ!」 由美子が固まっている二人の手を引いて校舎内へと飛び込もうと駆け出す。 しかし、次の瞬間再び水の張り裂けるような轟音が響き渡る。 振り向くと、もう一体の別の昆虫が甲高い唸りを上げてこちらを見下ろしていた。 メガヌロンよりも若干大きめな体、顔つきは似ているが、ソイツには透き通るような四枚の羽がついていた。更に、まるで矢のごとく全てを貫いてしまいそうな鋭利な、尚且つしなやかな尾を持っていた。まさにメガヌロンの成体ともいえる姿。 「・・・巨大蚊!?」 「え、トンボでしょ!?」 ――――俗にメガニューラと呼ばれるその巨大昆虫は、真っ直ぐ由美子達に向かって急降下してくる。 「危ないっ!」 由美子は二人の頭を抑えてガッとかがみこむ。さすがにミュータントだけあって機敏な動きだ。 しかし、メガニューラの狙いも正確だった。最初に目を付けていた標的・・・美里の脚にそのしなやかな尾を巻きつけ、上空高くへと飛び立った。 「キャアアアッッ!!」 「美里ちゃんっ!」 美里の悲鳴が校舎中に響き渡る。美里は空中に宙吊りの状態になり、今にも失神してしまいそうな勢いだった。 その時、校舎脇から黒と銀の服装をした男女がなにやら物騒な物を抱えながら飛び込んできた。由美子にはそれが銃に見えて、そしてそれに間違いなかった。 「撃ち落とすぞ!間違っても民間人には当てるなよ!」 女性の方が叫ぶ。 「お、オレは地上のを殲滅する」 「はっはーん?ひょっとして実、当てられる自信ないのかな?ん?ん?」 「うっ・・・言うな」 長い剣を持った男が、長い銃を持った男にからかわれている。特にからかっている方はなんとも陽気というか、のんきというか・・・由美子でさえも、呆れるほどだった。それにしても、自信がないということは、剣の男は銃は嫌いなのだろうか? 「しょうがないな・・・んじゃ、このオレが一丁やったりますか!」 長い銃を持った方の男が、その得物を構えた。その瞬間、さっきとはまるで別人のような、引き締まった目つきになる。 「乙女の純情は、オレが守る!」 「「は?」」 刹那、長銃から放たれる閃光。それは蒼い空を幾重にも切り裂き、太陽の光をも遮ってメガニューラの翼部を貫いた。バランスを失い、プールの水面へと叩きつけられるメガニューラ。もちろん、美里も運命をともにした。 「バカ、民間人にまでダメージを与えてどうする!」 「いや、そういわれても・・・」 そうこうしている間に、飛べなくなったメガニューラは水の中へ逃れようとプールにもぐりこむ。 「ひゃあっ!」 のたうつ尻尾に振りまわされる美里はそのままメガニューラと共に水中に消えた。 「美里ちゃ・・・!」 その時、由美子のすぐ脇を風のようなものが通り過ぎた。 ――――風じゃない・・・怜だ。 さっきまで少しも元気のなかった怜が、今はトビウオのような生き生きとした動きで、プールの中に飛び込んでいった。・・・まだ泳げないというのに。 「ちょ、ちょっと怜ちゃん!!」 由美子もその後を追おうとする。このままでは二人そろって溺れ死んでしまう。 だが、そんな由美子の前に突如立ちはだかるもう一匹の昆虫、メガヌロン。 メガヌロンは咆哮と共にそのグロテスクな口を目一杯広げ、由美子に食らいつこうとする。 「嫌あっ!!」 思わずメガヌロンに蹴りを入れる由美子。 するとどうしたことか、メガヌロンはあっさり身体ごと吹っ飛び、3メートル先のフェンスに叩きつけられて動かなくなった。 「え・・・あれ?」 ミュータント三人はそろって唖然とする。当の本人もキョトンとしたままその光景を見やっていた。 「ま、マジか・・・」 「いやー、最近の女の子は怪獣より強いんだなー」 「んなわけないだろ!」 「あ、それより、さっきの民間人!」 あの三人は飛び込もうとしている。恐らく二人を救出にいくつもりだろう。 だが、由美子はその三人の前に両手を広げて立ちはだかった。 ―――極自然に体は動いた。 「待ってください!」 「おわっと!?」 「おや、さっきのとび蹴り少女?」 「お願いです、あの娘に・・・怜ちゃんに、任せてもらえませんか!?」 「何・・・?」 由美子の瞳は真っ直ぐで、真剣そのものだった。少なくとも、何か理由があるということだけは分かった。 無音の暗闇。さっきまであんなに騒がしかったのに、今はただ、時々沸き立つ気泡の重たげな音だけがかすかに耳を通り過ぎていった。 視界はほとんど利かず、ほんの数センチ先もぼやけて見えない。・・・まさに一寸先は闇。 慣れない水の中で必死に足をバタつかせながら、怜は苦しい息をグッと飲み込んでいた。 恐い。 脳裏によぎるあの時の光景。 暗闇の下から、あの巨大な目は現れ、あのハサミは持ち上がり、私を切り裂こうとした。 今でも、溜まった水を見るとあの恐怖が甦ってくる。 この足は震え、手は理性を失い、体は麻痺したように動かなくなる。 だけど―――― その中に、掴みたいものがある。 その中に、目指すものがある。 その中に・・・助けたいひとがいる。 もう、大切なものを失いたくない 兄さんと同じ想いは、させたくない だから―――― ぼやけた視界の先に、何かが見えてきた。 栗色の、人間の髪・・・間違いなく美里だ。 メガニューラもいる。メガニューラは排水溝に無理矢理体を突っ込んでいる。どうやらそこから逃げようとしているようだ。 美里は気絶しているようで、水の流れにただ揺られていた。 怜はメガニューラの尻尾を掴み、美里を引き剥がそうとする。だが、即座に気がついたメガニューラは、自らの身体を排水溝から引き抜くと、怜に向かって突っ込んできた。だが、怜は尻尾を掴みながらメガニューラに向かってグッと足を屈める。 そして、突っ込んできた瞬間にその足を一気に解放した。まともに蹴りを食らい、奇声を上げてのけぞるメガニューラ。その瞬間、美里の脚に絡み付いていた尻尾が解けた。 怜は、美里を抱きかかえると、水上目指して一気に地面を蹴った。 由美子、そしてミュータント三人が固唾を飲んで見守る中、突如水が弾けた。 そこにいたのは・・・ 「怜ちゃん、美里ちゃんも!」 そこには、気を失った美里と、荒い息遣いの怜がいた。だが、その後ろには怒り狂ったメガニューラもいる。メガニューラの迫る速度は怜と比べたらまるで自転車とジェット機の差だ。 「信二!」 「おっけ、わかってるよ!」 再び火を吹くスナイパーメーサー。その閃光は水の上を駆け抜け、メガニューラの身体を真っ向から貫いた。 「ん・・・」 美里が目を覚ますと、目の前にある心配そうな表情はぱっと明るくなった。 「あれ、私・・・」 「美里ちゃんっ! よかったあ~、ホントよかったよ~!」 泣きながらガバッと抱きつく由美子。 「ちょ、ゆみ、くるし、苦しいって!」 「だって、だって~!!」 じゃれあう二人を見て、後ろに立っていた怜も表情を緩ませた。 と、その時。 「和泉怜・・・といったか」 ミュータントの一人、女性の方が声をかけてきた。 「は、はい・・・?」 憧れのミュータント兵。しかし、名前を言った覚えはないのだが・・・? 「話はその娘から聞いたぞ。・・・M機関へ志願するんだな」 まさか、いつの間にそんな話をされていたのか。由美子の方を見ると、満面の笑みでVサインを送っていた。全く、余計なことを・・・ 「確かに水中での技量もM機関では必要とされている能力だ。これが欠損していると任務上でも大きく支障をきたす。もちろん周りにも無駄な犠牲が出るだろう」 怜はシュンとなった。そこまでいわれては、もはや泳げない自分は・・・ 「しかし、だ。まあ私の見る限り問題な箇所は特に見つからなかった。ご友人も無事助かったしな。そこで・・・よければ私の方から上に掛け合って、特別に入隊を許可しようと思うのだが、どうだろうか?」 その瞬間、怜はもちろん、由美子や美里も満開のサクラのような表情になった。 「は、はい!お願いしますっ!!」 「わーい、怜ちゃんやったね!」 今度は怜に抱きつく由美子。それはそれは凄まじい勢いで、怜の身体が倒れそうなほどだった。 「ちょ、苦しいって!」 だが、更に美里も怜に飛びつく。 「おめでとう、和泉っ!」 「ちょっと、アンタ達、わざとやってない?く、苦し・・・」 騒々しかったプールも既に暖かな静けさを取り戻し、夏の容赦ない太陽にさらされてキラキラと輝いていた。 それは、今まさに輝きを放つ少女達のように美しく・・・