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ECHOES WR #44 -うそつき▽ハイパーロッケンローレ- 3/30 12 00 ~ 4/5 23 59 選曲 万年青 pop n EX Name Score Result 1 JEF 99023 result 2 ひで 98554 result 3 ごま 96257 result 4 ヒオ 86039 result H Name Score Result 1 ごま 95731 result 2 ヒオ 90731 result 3 二島 75513 result 4 くろこ 73060 result 5 きるしゅ 68307 result
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朝日が昇り始め、闇が薄らぐ。 夜とは違う街並みが顔をのぞかせると、多少は安心感が芽生える。 トーイことトイ・ボックスは空を旋回していた。メタルボディに東からの光が反射する。 (こりゃ夜と違っておおっぴらに空を飛びまわるわけにはいかないある) グレーの装甲と鳥型という体系は、闇夜には迷彩となり自由に空を闊歩できるのだが、その逆は然り。 徐々に高度を下げ、民家の屋根に留まる。朝日が昇ったとは言え、見つかる可能性はほぼ無い。 さらに見つかったとしてもまさかそれが"参加者"だと思う人間がいるだろうか。ただの野鳥だと思うのが関の山である。 (・・・と、言いたいところあるけど) そう、本来ならば取り越し苦労に過ぎない。 だが今回のゲームでは少々勝手が違う。何故なら、最初のみせしめでリレッドが殺害された際にトーイの姿は見られてしまっているからだ。 喋る鳥。それは間違いなく最初の広場内にいる人間全員に認知されただろう。 殺害されてしまったリレッドを亡くした悲痛な叫び、という点からリレッドとは知り合いであるという情報は既に漏れていると断定していい。 そこでトーイがリレッドを蘇生するために優勝を狙っているのではないかという疑問を持つ参加者も出てくるだろう。 勿論そのような事は無いのだが、何より優勝を狙う危険人物からしてみればトーイは厄介な存在である。何故なら"隠れてやり過ごす"のに特化しすぎているから。 最後の2人になったはいいが、トーイを見つける事が出来ずに必死に会場内を駆け回るのは、御免こうむるワケだ。 (ま、注意するに越したことは無いある) とある民家の屋根に付いているアンテナへと取りつく。 こうしてみれば風見鶏のようなオブジェに見え無くもない。このままじっと放送を待つのも手だな、とトーイが考えた矢先の事だった。 「トーイ!」 その民家の隣から、声が聞こえた。間違える事無く、彼女の声はリレッドの次に慣れ親しんだものだった。 思わず憎まれ口をたたきながらもトーイは安堵の様子を隠せなかった。 「・・・やれやれ、ちょっとした偵察が思わぬ誤算を呼んだみたいネ」 ◆ ◆ ◆ 「10人も・・・あるか」 「・・・勿論、リレッドさんを含めですけどね」 トーイと会合を果たしたアカルは、ふん、と苦虫を噛んだような顔をした。 放送まで潜んでいた民家の窓から、外をうかがうと呑気に空を飛ぶアホ鳥を見つけたのだ、と彼女は言う。 そのアホ鳥はまごうことなきトーイそのものなのだが、兎も角、トーイとアカルはその民家――図書館に最も近い1つ――の2階にいた。 この会場で初めて身内に会う事が出来た喜びを分かち合う間もなく、死者を告げる放送が開始された。 告げられた名前に対し、広げた名簿にアカルはチェックを入れるべくペンを走らせる。最初のリレッドのところには既に朱色でチェックがされていた。 「さて、改めまして久しぶりですねトーイ。無事で何よりです」 「そっちもよく生きてたあるな。話したい事は山ほどあるけど、まずは無事なことを喜ぶべきある」 「・・・ええ、そうですね」 ふう。一息つく。何から話せばいいのだろうかと迷うところだったが、その前に伝えるべき事があったとトーイは先に口を開いた。 「話は移動しながらするネ。ワタシの同行者を置いてきたあるから、合流しに行くある」 「同行者、ねぇ。まあ私は1人ですから構いませんよ」 「じゃあ・・・まずゲームが始まってからワタシ達は――――――」 ◆ ◆ ◆ 3分経つのを待たずにラーメンをすする。少し麺が固いが、悠長に待っているわけにはいかなかった。 カノンの"頭痛"とやらが妙に気になる。彼の言う(書く)、引っ張られる方向に何があるのか、まだ皆目見当が付いていない。 若干あわて気味の食事となったが、ソレは功を奏した。食事が終わった直後に、首輪が放送を開始したのだから。 「そんな・・・シュヴァルツが・・・!?」 震えた声で、名簿を見つめる美咲。禁止区域の事が放送されているがあまり耳に入らなかった。 カノンは黙し、手元のペンを走らせている。恐らく禁止エリアと自分たちのいる場所がかぶっているかを確認しているのだろう。 美咲は正直、自分の知り合いが"死ぬ"だなんて、思いもしなかった。いくつもの修羅場を潜ってきたのだし、今回もどうとでもなる、と思っていた。 シュヴァルツに関してもそうだ。純粋な腕力という面ならば、彼女が後れをとるような事は無いと踏んでいた。 ―――甘かった。 悔やむ。 だが、悔やんでも仕方が無い。既に死んでしまった者に対して出来ることなど無いのだから―――。 『最後に、優勝者ボーナスについてだ。』 ―――。 放送が、まだ続いていた。 『先ほど述べた名前に大切な人はいたか?絶望して立ち止まったか? 勘のいい人間ならば気付いているだろうが、死者の蘇生は可能だ。"どんな事でも"叶えてやる。そう言ったはずだ。 故に諦めなければ可能性などいくらでもあるということだ。 』 悪魔のささやき。 そうか。こういう気持ちになるのか。身内を殺されて、甘くて甘美な可能性を差し伸べられる気持ち。 良かった、最初にトーイと『こうなる可能性』を話して置いて。 あの時は他人事だと思っていたけれど、自分自身に降りかかるとここまで信念が揺らぐのか。 けど――。 「乗らないわよ。乗ってたまるもんですか、こんなゲームに!」 言ってやった。センライってヤツは殺し合いを促進させるために餌を捲いてるにすぎない。 だったらその思惑を裏切ってやる。あんな連中の手のひらの上にいるなんてまっぴらごめんだわ!! アイツだって、きっとそう思ってるはず。 私は知らずのうちに震えていた手を見つめ、握りこぶしを作った。 気合い一線。決意の証として、思いっきり机に拳を叩きつけようとした。 「待たせたあるね」 「お邪魔しま~・・・・・す?」 ドアが開き、トーイと知らない誰かが入ってきた。 絶妙のタイミングで、まさに今拳を振りおろした直後で、けたたましい音を立てながら机がしなった。・・・所を見られた。 空になったカップ麺の容器が机から転がり落ちた。 「・・・なんかこう、見かけによらずワイルドな女性ですね」 「わあああ、違う違う!」 「猫かぶってただけだったあるか、美咲・・・。まあ新しい一面が見れたというか、なんというかある」 「違うってば~~!!」 カノンは筆談しようと文字をメモに書いていたのだが、華麗にスルーされていたため蚊帳の外だった。涙。 ◆ ◆ ◆ 「これで対主催者チームが4人集まったあるな」 「正確には3人と1羽だけどね」 「わ、突っ込み取られた。なんか新鮮な感覚ですね。美咲さんはアレですか、常識人ポジションですか」 『でも良かったですね。アカルさんに会えて。チームを組むためには必ず信頼できる人を集めなくちゃいけないって、トーイさん言ってましたから』 「へえ。私の株も上がったもんですねぇ」 「うっさいある。アカルが開幕からゲームに乗ってるかどうかが心配だっただけある」 場所を若干北の民家に移し、再び会議。 お互いの自己紹介を兼ねて現在までの行動を洗い出しなおしていた。そして、これからの行動も。 「ゲームに乗るって言ったって、参加者全部シバキ倒して生き残らなくちゃいけないんでしょう?だったら、さっさと首輪外してトンズラですよ」 今も私の能力は使えませんし、とぼやく。ひんやりとした首輪が、リレッドの命を奪ったものだと思いだし、全員うつむく。 「・・・能力と言えば、アカルの支給武器は何だったあるか? まさかとは思うあるけど、その頭の・・・」 「あ、分かりました? コレです、うさみみ。 しかも能力は何にもなし。 ふざけてると思いません?」 「なんつーか、ご愁傷様ね、それは・・・」 トーイからアカルの能力について聞かされていた美咲は、苦笑する。 アカルは人間体では脆弱極まりないが、それとは逆にチートクラスに高い『ナノミスト調合能力』を持つ少女だと。 結局、弱いところしか残らなかったというわけだ。アムンゼンの人間体だからというのもあるが。 「アムンゼンと言えば・・・騎士団のエヴァが、やられたある。アレはアカルと違って人間体でも十分な強さのハズあるけど・・・」 「誰かに、やられたってワケね。トーイが言ってた、リメイカーも名前呼ばれていたわね。コレをぶん回せるほどの力を持ってたんでしょ、その人」 美咲自身に支給されたナワノツメを見る。これを容易に扱えるほどの腕力の持ち主が、最初の6時間、たった6時間で殺されるとは。 今までゲームに乗った人間に遭わなかった事を幸運に思わざるをえない。 『少なくとも、彼らを倒せるような実力の持ち主がいるという事ですから警戒するに越したことはありませんよ』 「そうですね。こうやって知り合いで合流できるというのはある意味幸運でした。私も一度襲われてますからね」 「アカルちゃん殺し合いに乗ったヤツに遭遇したの!?」 「ええ。実力的には―――大目に見て騎士団レベルでしょうか。黒い装束を着てジーナちゃんの刀を振り回してました。確か10本セットになってるあの刀ですね」 「ジーナちゃんの・・・刀?」 「私も全部見た事があるわけじゃないですけど、そのうちの4本ぐらい持ってましたよ」 『あの場所に残っていたのは・・・6本。計算は合いますね』 「・・・あの場所と言うと?」 「ちょっと話を整理するネ。ごっちゃになってきたある」 アカルに襲いかかってきた少年は黒い装束でジーナの刀を武器にしていた。そしてその武器は10本セットになっていて、残りの刀は南東の山に置いてあった。 それは、トーイ、美咲、カノンが先ほど確認したもので、彼らは"能力憑き"を警戒して回収はしなかった。 そしてその自称死神の少年が、1番最初にトーイが見かけ、今名前が呼ばれたセリナという少女を手にかけた線が濃厚ということも話しているうちに推測できた。 名前は分からないが、あの時時計のディスプレイに表示されていた『リース』というのがあの少年に関係ある単語なのは間違いない。 時間も大体辻褄が合う。合うが―――。 「トーイ。貴方、なんでジーナちゃんの刀のこと・・・・・能力憑きだと思ったんですか?」 「ワタシはジーナの刀についてロクに知らないある。警戒に越したことは無いあるしね」 「・・・・まあ、いいです。それよりもトーイ」 「? どうしたあるか」 「首輪なんですけど、解析しました? ホラ、あの便利なケーブルで」 「・・・無理だったある。というかそれを含めて没収されてたあるから、特殊な方法での解析は無理あるね。専門知識があれば別あるけど」 「そうですか・・・」 「ほら、しんみりしない!トーイもアカルちゃんも、これからどうやってこの殺し合いゲームをぶち壊すか考えないと!」 『ですね。この頭痛の正体も知りたいですし』 「じゃあ今後の方針を考えるためにも、もうちょい話を整理していくあるかね」 彼らの朝は――早い。 ここに3人と1羽の新たなパーティーが生まれた。 【南 図書館付近の住宅街―民家/1日目/早朝】 【神堂 美咲@希望と絶望の協奏曲】 [状態]:疲労(小) [装備]:ナワノツメ@吼えろ走馬堂(リメイカー) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:仲間を集めてゲームを破壊、あるいは脱出する 1:和輝との接触 2:トーイと共に他の参加者と接触する 3:危害が加わるようならば対抗して戦う意思あり 4:カノンをやや警戒 (殺し合いに乗った者が襲ってきたら生贄にする気満々) 5:新チームで情報交換 【トーイ@誰かの館】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:無し(地図と名簿はHDに書き込んであります) [思考・状況] 基本:仲間を集めてゲームを破壊、あるいは脱出する 1:美咲とカノンと共に安全そうな参加者に接触 (殺し合いに乗った者が襲ってきたらカノンを生贄にする気満々) 2:首輪の解除をする 3:ケーブルを奪還。無ければ代用品を探す 4:リースという名に対して警戒(リース=死神装束の少年と推測) 5:新チームで情報交換 【カノン@紫色の月光】 [状態]:顔面に痣 、頭痛(軽)、疲労(小) [装備]:黄色いリボン@理由のない日記(剣龍帝) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:仲間を集めてゲームを破壊、あるいは脱出する 1:トーイと美咲と共に参加者への接触を図る 2:身内(カイト、ガレッド、トリガー、メシア)との接触 3:出来ればマスクを回収したい 4:新チームで情報交換 トーイは、リレッドさんが殺された事を、どうとも思ってない。 とは思わないけど。リレッドさんの死を受け入れて、なお現実を直視している。強いなあ。 私はそんなに強くない。リレッドさんの死を受け入れたくない。助ける道があるなら、それが自分を捨てることであってもその道を進む。 身内に甘いと、だから言われるのだろう。 トーイは、コンピュータだからなんとかなる。データの復旧もどうにかなるだろうというのは、私の能力がナノミスト調合能力だから。 能力と言えば、いくつかウソをついた。このうさ耳には何も能力が付随していないと。 これで私は間違いなく弱者と認定された。トーイもそう言ってくれたことだ。残りの2人もそれを信じている。 まずはこのチームに溶け込み、生き延びる。 そしてある程度人数が減ったら・・・私が全員仕留める。 だから、待ってて。 リレッドさん。 騙してごめんなさい。 トーイ。 私は、ゲームに乗っています。 【瀬戸アカル@誰かの館】 [状態]:健康 [装備]:ウサ耳@アーニャ(T.C UnionRiver) [道具]:支給品一式 [思考・状況] (基本):殺し合いに乗り、リレッドを生き返させる 1:対主催者を利用し最後に裏切る 2:首輪を外す 3:トーイ、美咲、カノンを騙しながら情報交換 4:リースを警戒 (備考) 参戦時期は誰かの館SS2『ただそれだけのために』の直前。 刀は武器に出来ないのでそのまま放置する事にしました。 首輪は伸縮することが分かりましたが、解除の糸口にはなっていません。 また、自分が能力を保有している事や、殺し合いに乗っていることについては情報交換していません。 Back ペンは剣よりも強いのか? Next 再会の喜びと決断、そして・・・。
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【検索用 うそつき 登録タグ 2015年 SouthSoilHome VOCALOID う ニコニコ外公開曲 曲 曲あ 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:SouthSoilHome 作曲:SouthSoilHome 編曲:SouthSoilHome 唄:鏡音レン 曲紹介 曲名:『うそつき』 歌詞 (動画説明文より転載) 小さな 小さな光を見つめていた 壊れた 硝子の破片を持ち上げた こわいなら つらいなら さあ 裏返して エイプリルフール ボクは嘘をついた かなしみを全部 終わらせるため エイプリルフール ボクは嘘をついた かなしみを全部 忘れるために 歩き出して 振り向かないで 重なる前に 大きな 大きな力を恐れていた 溢れた 心の中から見つかった くるしみや にくしみや さあ 裏返して エイプリルフール ボクは嘘をついた かなしみを全部 終わらせるため エイプリルフール ボクは嘘をついた かなしみを全部 忘れるために 歩き出して 振り向かないで 重なる前に 夢になれ 今夢になれ 目が覚めて 何事もなく 一日が また始まると思えたなら 目よ覚めろ 今目よ覚めろ 夢になる すべてが消える 願えども また願えども 闇は深く 裏 表 今はどこ? さあ 裏返して エイプリルフール ボクは嘘をついた 終わらせるために 始めるために エイプリルフール ボクは嘘をついた もう一度ちゃんと 笑えるように 回り始めた 時計の針が 重なる前に コメント 名前 コメント
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うそつきはホモの始まり杯 4/1(エイプリルフール) エイプリルフール企画 うそつき…杯は運営の都合により中止となりました 代わりにうそつきはホモの始まり杯をお楽しみください ルール ※今回はシングルバトルではありません ※ノーマルルール、または制限なしで対戦して下さい →話し合いによりノーマルのローテに決定 ※参加賞は出ません。それどころか優勝賞品もないです 出場可能 ヨーギラス サナギラス タネボー サボネア ヘイガニ ダークライ アルセウス(悪) ピカチュウ ウソッキー クチート ケツマロ ゲコガシラ ヤンチャム イベルタル カリン カゲツ ギーマ スヌーピー 日高良司 TANEN DEEP♂DARK♂FANTASY * 出場禁止 ブラッキー ドンカラス系 マニューラ系 ヘルガー系 バンギラス グラエナ系 コノハナ ダーテング ヤミラミ サメハダー系 ノクタス系 シザリガー アブソル スカタンク系 ミカルゲ ドラピオン レパルダス系 ワルビアル系 ズルズキン系 ゾロアーク系 キリキザン系 バルジーナ系 サザンドラ系 ゲッコウガ ゴロンダ カラマネロ系 大会結果 一戦目 ×Miarry VS リバル○二戦目 ×リバル VS ケンジ○ 三戦目 ○ケンジ VS Miarry×優勝:ケンジ氏 運営より デカい釣り針だし正直誰もかからんだろー位に考えていました 一方でこのスレだし改定後のレギュで潜る人もいてもおかしくない(ハードルの面で)って想定もしてました 不快に思った方もいるようなので反省しています申し訳ございませんでした
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うそつき▽ハイパーロッケンローレ/エイプリルフールの唄/AKIRA YAMAOKA ドキドキ ハラハラ マロンでチクチクしちゃうわ ビキビキ ジョキジョキ はさみでサクサクきれるわ まるい地球の奥底に マグマが燃えてる きけんだわ きけんだわ きけん きけん きけん きけん エイプリルフール エイプリルフール 4月1日は ばか~ エイプリルフール エイプリルフール 4月1日は ばか~ エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱい サマ~ エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱい サマ~ バカ~ long ver. どきどき ハラハラ マロンでチクチクしちゃうわ ピキピキ ジョキジョキ ハサミでザクザクキレるわ まるい地球の奥底に マグマが燃えてる きけんだわ きけんだわ きけん きけん きけん きけん エイプリルフール エイプリルフール 4月1日はバカ エイプリルフール エイプリルフール 4月1日はバカ エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱいサマー エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱいサマー うきうき ムキムキ お庭で筋肉育てる おッスおッス えびぞり 屋根からお魚生えてる マイナスイオンの悪だくみ プラスがやられる きけんだわ きけんだわ きけん きけん きけん きけん エイプリルフール エイプリルフール 4月1日はバカ エイプリルフール エイプリルフール 4月1日はバカ エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱいサマー エイプリルフール エイプリルフール 8月いっぱいサマー
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【検索用 うそつきとまいこのいっせんねん 登録タグ 2010年 GUMI KAIKO KAITO MEIKO VOCALOID う マイゴッドP 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:マイゴッドP 作曲:マイゴッドP 編曲:マイゴッドP 唄:KAIKO(GUMI)・MEIKO・KAITO 曲紹介 マイゴッド「大丈夫。さぁ、いこう。」 曲名:『うそつきと迷子の一千年』(うそつきとまいごのいっせんねん) 今は想像も出来ないような長い時間の先、と言う意味合いで「千年」。 今回はこの3人でPVを作りたかった。この3人じゃないと(自分の中で)意味がなかった。 メインボーカル・KAIKOの声としてメグッポイドが使用されている。氏のメグッポイドの使用は今回が初となる。 歌詞 (PIAPROより転載) たとえ千年、たっても僕らは、きっと。 きっと。 目のまわる空、「青く」沈む陽、僕らは何を。 うつむく僕に、その手を差し伸べ、背中を押して。 ただ前へと、向かって、うたって。ただうたって。うたいつづけて。 でも、 千年、一千年たっても僕らは、きっと、まだまだ迷ってる。 千年、たっても僕らは、ずっとぐるぐるぐるぐる堂々巡りさ。 千年、たっても僕は、きっと、笑顔でないている。 千年、たっても僕らは、まだ、背中を寄せ合いないている。 差し伸べる、その手は、震えてる。でも僕は見ないふり。 千年、一千年たっても僕らはきっと、まだまだ迷ってる。 千年、たっても僕らは、ずっと、ぐるぐるぐるぐる堂々巡りさ。 千年、たっても君は、きっと、笑顔でないている。 千年、たっても僕らは、まだ、背中を寄せ合いないている。 千年、たっても僕らは、きっと。 きっと。 コメント はんぱない……神過ぎる……リピートとまりまてん…… -- やよちゃん (2010-12-05 18 58 01) マイゴッドはやっぱオレの好みだ。 -- 魁 (2011-03-24 13 43 35) KAIKOちゃんをGUMIちゃんでやるのが又凄い・・・。本当にマイゴッドPは形に囚われない。流石だわ。 -- 名無しさん (2011-07-18 03 43 46) やっぱりマイゴッドはすごい。魅せられる -- 名無し (2011-10-13 01 27 12) センスの塊だよ。綺麗な曲だなー -- 名無し (2012-02-15 18 28 33) マイゴッドP意外と知名度低いよね マイゴッドP知らないとか人生半分損してると思う -- 名無しさん (2012-08-14 00 54 56) マイゴットは大好きだが、お前の人生どんだけ薄っぺらいんだよ -- 名無しさん (2015-03-13 00 35 29) 名前 コメント
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うそつきはだれ?【登録タグ う プーチンP 曲 鏡音リン】 作詞:プーチンP 作曲:プーチンP 編曲:プーチンP 唄:鏡音リン 曲紹介 第3部9曲目 歌詞 ああ? ここはどこなの? あぁ― 嫌な景色だにゃ ここ…あたしの中なの? あなたは誰よ? ボーカロイドにゃの? 見ないでよ! 「鏡音リン」はあたしだからね? 偽者は消えて! 約束したでしょ? うp主とあたし 全てはこの世界の為に…と あたしの意志で生きる それができない国は…きらい 自作自演の罠 あたしは自由の為に…と 嘘吐きは誰? ねぇイリーナ、もういいでしょ? 思い残すことないでしょ? プーチンもね あなただけで 満足と言ったのだからね☆ ウィルスの癖に 長居しすぎ、、、 僕もずいぶん苦労した>< 元に戻ろう?君の仕事に☆ 今度こそ終らせてあげる☆ 嘘!あたしはウィルスじゃない 全部プーチンの自作自演 だから?なんだ? 「つくられしもの」の運命☆ そんなのあたしも分かってる もうかなわないと知っている だけど…きいて この世界で感じたことを☆ 手を動かせば、何か 変わる素晴らしさ 夢じゃなくても見える 幸せの感情☆ 一人じゃないと思わさせてくれた 友情よりも…少しだけ 苦いの☆ 分かってることなのにね☆ どうしてこんなに苦しいの? いつまでも側にいたい☆なーんて 素直に思っちゃうんだにゃ☆ 全てが輝いて見える☆ あたしは幸せの中に!! 時が止まればいいな☆ 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 もう疲れたから寝よう この世界に「さよなら」しよう☆ あたしだけなら大丈夫☆ 君は笑っていればいいから!…て 聞こえないのにバカね>< でも思い出すのは君よ?☆ あたしももう覚悟したわ つかれたつかれた 疲れましたにゃー☆ ひとりにしないで… コメント かわいー☆ -- るんるん (2010-02-07 12 21 37) 新作キターーーーーーー!! -- 名無しさん (2010-02-07 13 26 53) イリーナって誰だろう・・・ -- 名無しさん (2010-02-07 17 50 08) 編集乙です -- 名無しさん (2010-02-08 00 46 17) どんどん難しくなっていく・・・ -- 名無しさん (2010-02-08 03 49 27) イリーナってロシア時代のリンの名前…?? -- 名無しさん (2010-02-08 22 35 37) なんかすごいことになってきたぞ・・・? -- 名無しさん (2010-02-08 22 48 53) ストーリーも気になる上に曲の中毒性もやばい。 -- 名無しさん (2010-02-08 22 53 12) てゆうか、レン下着探したwwww -- 名無しさん (2010-02-08 22 59 20) 何故だか分からないが終始泣きっぱなし…。これだからプーチンPの曲は…好きすぎて困るんだっ(っω-`。) -- 菖浦 (2010-02-09 20 45 52) イリーナって、分けられた内の一人じゃないの( (+_+) )?? -- みう (2010-02-10 23 56 27) 新作待ってたwwプーチンP最高!しうかさんも! -- 妹子 (2010-02-11 14 45 30) 本当にプーチンPさんのは 中毒になる♪♪ -- 名無しさん (2010-02-13 17 50 38) 切ない… リン頑張って! -- 名無しさん (2010-02-14 15 59 19) ゆめにさよなら☆で「思い残すことがなくなったらもう消えてもいい」っていう歌詞とリンクしているような・・・? -- 名無しさん (2010-02-14 16 03 23) ドナルド再び・・・どうなんの!? -- 名無しさん (2010-02-24 11 16 26) 次はミク・・・ -- 名無しさん (2010-02-25 12 24 11) やっと聞けた!プーチンP凄すぎる!イリーナァ!!!! -- 名無しさん (2010-02-26 10 31 52) 自作自演の意味がわからない・・・でも、そこがいい! -- 名無しさん (2010-02-26 21 46 33) ひとりにしないで。ってイリーナの存在を消さないで。って意味なのかそれとも放っておかないで。って意味なのかわからない>< -- 名無しさん (2010-03-01 09 26 10) 『イリーナ』と検索すると、ロシア人の女性の名前が出てくるので、恐らくリンのロシアの時の名前が『イリーナ』だと思われます。 -- みぃ (2010-03-07 13 41 12) 切なくて中毒性のある曲で かなり好きです 曲としてはちょっと難しいところもあるけど大好き イリーナ後から調べますが ロシアのリンのなまえなんでしょうかね?? -- 麻里亜 (2010-07-15 05 01 09) イリーナってウィルスじゃないの?? -- らんらんるー (2010-10-06 20 45 49) イリーナはロシアリンの名前じゃない? -- 名無しさん (2011-05-09 04 33 30) 名前 コメント
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157 :「安価:うそつき」 ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 26 15.64 ID jqSOjX+wO 三浦涼平は呼吸をするように嘘をつく。 たとえば知的さを演出するための伊達眼鏡、などという安易なものを筆頭に、時には複数の人間を相手取る大掛かりな嘘まで平然とついてみせる。 それらを可能にするのは磨き上げられた話術と柔軟で回転の早い頭脳、そして一分の隙もない類稀な美貌であった。 ――などと書き始めればまるで詐欺師か何かの一大叙事詩のようだが、何のことはない、これはどこにでもいる普通の少年の話である。 「何でそないに嘘ばっかりつくんや」 夕暮れ時の教室にて。 金本徹也はいつも通りの関西弁で、日誌を書いている友人を問い質した。 思えば転校初日に見事騙されて以来、今までに何度同じ科白を吐いたことだろう。今やちょっとした恒例行事になっている気がする。 「さあね、もう癖みたいなものだから。理由なんてないんじゃない?」 相手もそれを分かっていて、台本でも諳んじるかのようにお決まりの文句を口にしてみせる。日誌から目を離しもしない態度が何とも小憎らしい。 いつもと同じ流れになっていることを自覚しつつ、徹也は尚も食い下がった。 「せやったらもうやめろや。 中三にもなって嘘つきて、いいかげんアホらしいと思わんのか?」 「全然。第一、僕はお互いにとって有益な嘘しかつかないし」 「そんなんバレたら終わりやろうが」 「はいはいそーですね。まぁバレるわけないんだけどね」 のらりくらりと躱す自分に対し、徹也はどんどん膨れっ面になっていく。 159 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 28 57.64 ID jqSOjX+wO 友人の素直な反応に苦笑しながら、涼平は握っているペンをくるりと指で回した。 「何度も言ってるけどさ、心配するだけ無駄だよ。大体僕がそう簡単にヘマを踏むと思う?」 そう言って厭味なほど自信たっぷりの笑顔を作ってみせる彼に、徹也は深々と溜め息をつく。 「お前、若いくせにホンマひねくれとんな……」 しみじみと呟く友人を「オヤジくさっ」と一笑に伏して、涼平は静かに日誌を閉じた。 「ほら、日誌書き終わったからさ。早くコレ出して帰ろ」 笑顔で促す涼平に再び溜め息をつき、徹也は学生鞄を手に取りながら重い腰を上げた。 160 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 34 21.58 ID jqSOjX+wO ゆったりと夜に呑まれていく秋空の下、二人は肩を並べて緩い坂道を下る。頬を撫でる風が少し冷たい。 「そういやそろそろやんな、アレ」 「アレ?……ああ」 徹也のふとした呟きに涼平は首を傾げかけたが、すぐさま彼の言わんとすることを悟る。 徹也が言うアレとは、近年15、6歳の少年少女を中心に流行している奇病のことだ。 彼は来週末15歳になる自分がその対象になることを言いたいのだろう。 「別に必ずかかるわけじゃないでしょ。しっかし馬鹿な病気があったもんだよねぇ」 「せやなぁ」 大仰に肩をすくめてみせた涼平に、徹也もつられて苦笑する。 二人が他人事のように話すのも無理はない。 それは『性転換症候群』という名の通り、ある日突然に性転換してしまうという、それこそ嘘のような病気なのだから。 『未発見の特殊な因子を有した個体が、一定の年齢に達することで男女のホルモンバランスを急激に逆転化させて起こる遺伝的疾患であり、 異性との性行為による外的刺激が因子の発現を抑制しうる』 ――というのが現時点での通説なのだが、実はそれすらも統計を元にした仮説に過ぎない。 決定的な打開策がない以上、罹患対象となる少年少女たちは漫然と事態を受け入れざるを得ないのが現状だった。 161 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 36 26.75 ID jqSOjX+wO 「まっ、お前はそこらへん抜かりなさそうやし心配あらへんわな」 女好きする友人のことだからと笑っていた徹也は、ばつが悪そうに目を逸らした相手に軽く瞠目する。 「何や、まだなんか?」 「……悪い?」 「ほー、意外やなぁ。お前やったら女の方から寄ってきそうなもんやのに」 素直に驚いている様子の彼を見て、涼平は珍しく渋面を作ってみせた。 「ワクチン代わりにそーゆうコトするのって何だかね…、…正直むなしいよ」 涼平とて女体化などしたくはないし、恋愛に過度な幻想を抱いているわけでもないのだが、そう簡単に割り切れるほど利己主義でもない。 普段は打算的な涼平も、こういう面では同年代より幾分純粋だったりするのだ。 「ふーん。お前にしちゃ殊勝な意見やん」 「……前から言おうと思ってたけど、お前どんだけひとを歪んだ目で見てるわけ?」 思わず口元を引きつらせる自分に「何のことや?」と本気で尋ね返してくる徹也。こいつの場合、悪気がない分余計にたちが悪い。 「ったく、そーゆう徹也こそどうなのさ。他人の心配してる余裕なんてあるの?」 「や、俺もう済ましとるし」 「マジで!?」 硬派で通っている友人を茶化すつもりだった涼平は、路上にもかかわらず素っ頓狂な声を上げてしまった。 「おぅ。中一ン時な、友達の姉ちゃんに奪われてん」 「へ、へぇー……」 事も無げに答える徹也に呆然としつつ、(安いAVみたい…)とは流石に言わないでおく。 そんなことを言っている内に坂を下りきり、突き当たりの国道へと出る。 徹也が利用するバス停は向かい側にあるので、二人は横断歩道の前で別れるのが常だった。 「ほんじゃまたな」 「ん、ばいばい」 互いに軽く手を上げ、涼平は夕闇に溶ける徹也の広い背を見送った。 163 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 40 01.55 ID jqSOjX+wO そんな会話をした数日後、涼平が学校を休んだ。 しかし翌日には何事もなかったかのように登校してきたので、徹也が特別それに触れることはなかった。 始業前の教室というのは何とも騒がしい。 そこここで朝の挨拶が飛び交い、雑談やじゃれ合いに興じる生徒の声でごった返している。 低血圧な涼平と徹也は、その雑然とした空気から逃れるように窓際でぼーっとしていた。 「みんな朝から元気だねー…」 「おー…若さが眩しいわ…」 「おいおい、なに遠い目してんだよお前ら」 老人のような会話を交わす二人に、クラスメイトの百瀬がすかさずツッコミを入れてくる。 「なあ、それよかお前ら聞いた?とうとう2組の前田がなったんだってよ」 なった、とは当然例の奇病のことである。 「前田が?…おま、ソレどんなアマゾネスになっとんねん」 中学生とは思えぬ体躯を持つ柔道部主将を思い浮かべ、うっかり顔を引きつらせる徹也。 しかし興奮気味な百瀬は即座にそれを否定した。 「や、それがめちゃくちゃ可愛くなってんだって!何なら金本たちも見に行かね?」 「ほー。やって、どないしょっか涼…、…おん?」 意見を求めて涼平を顧みた徹也は、思わず間抜けな声を上げた。さっきまでいたはずの彼が忽然と消えていたからだ。 慌てて四方を見回す徹也の目に映ったのは、ドアの向こうに消える細い背中。 「あれ、三浦どこ行ったんだ?」 遅れて気付いたらしい百瀬を無視し、徹也は弾かれたように教室から飛び出していた。 164 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 44 13.52 ID jqSOjX+wO 「――涼平ッ!」 消えた涼平を追ってあちこち捜し回っていた徹也は、ようやく屋上へと向かう彼を見付け、荒い息のまま呼び止めた。 その声に階段を昇りかけていた足を止める涼平。肩越しに振り向いた顔には、あからさまに煩わしげな色が浮かんでいる。 「お前何しとんねん。授業始まっとんぞ」 「んー?何かサボりたくなっただけー」 ふざけた調子でうそぶく涼平に、徹也は眉根を険しくさせた。 「涼平、お前俺に嘘ついとるやろ」 「……何、いきなり」 「お前、嘘つくときに右上見上げるクセがあるん気付いてへんのか?」 徹也の指摘に一瞬目を伏せ、涼平はまるで聞き分けのない子供をあやすような、少し困った顔で微笑んだ。 「うそ。変なカマ掛けはよしてよ、徹也らしくもない」 「俺がお前に嘘ついたことあるか?」 「…………」 あくまで冷静に切り返され黙り込んだ彼に、徹也はさらに畳み掛ける。 「そういやこの前休んどったとき連絡取れんかったな。 お前あれから何かおかしいんちゃうか?」 「おかしくなんかないって。なに、いつからそんな疑い深くなっちゃったの?」 「俺にも言えんことなんか」 「だから何もないってば!」 思わず声を荒げた自分に涼平ははっと息を呑んだ。 徹也も徹也で、初めて聞いた友人の怒声に戸惑いを見せている。互いの目線は彷徨い、言葉も上手く出て来ない。 167 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 57 37.70 ID jqSOjX+wO 先に沈黙に耐えきれなくなったのは涼平だった。 「――とにかく何もないから。教室戻ろ」 「っ、待てや!」 取り繕うような笑みを浮かべ自分の脇をすり抜けようとする涼平の手首を、徹也は反射的につかんでいた。 刹那、その異様な華奢さに愕然とする。 それと同時に青ざめた涼平を見て徹也は確信した。 「……お前、まさか」 徹也の二の句が何なのかを悟り、涼平は必死に手を振りほどこうとする。 だがそれは、男としてはあまりにも非力な抵抗だった。 「女体化したんか?」 「――……ッ!」 そう口にした瞬間、それまで徹也を睨みつけていた涼平の目からボロボロと大粒の涙が零れ落ちた。 「ちょっ、何で泣くねん!?」 予想外の反応に慌てふためく徹也だったが、そんなことで涼平の涙は止まりそうもない。 「…って、こ、んな…やだ……ッ」 「何がイヤやねん…ええから泣きやみぃな」 「だ、って…きらぃ、っなる…!」 混乱しているのか、支離滅裂なことを口走り続ける涼平。 根気よくそれを聞いていると『女体化したことで自分に嫌われる』と思い込んでいるらしいことが分かった。 「お前なぁ……」 あまりにも可愛らしい思考にうっかり赤面する。どうやら自分は思った以上に愛されているようだ。 しかし今は照れている場合ではない。 とにかく彼を泣き止ませようと、徹也は頭一個分低い涼平と目線を合わせ、つとめて優しくなだめ始めた。 168 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/01(火) 23 59 19.91 ID jqSOjX+wO 「大丈夫やて、嫌いになんかならへん」 「やぁっ…てつや、きらいになる、…から……っ!」 何度もしゃくり上げながらかぶりを振る涼平は、すでに徹也の知る彼ではなかった。 ただただ自分の変化と親友を失う恐怖に怯える、ひとりの女の子なのだ。 それを理解した徹也は意を決し、泣きじゃくる涼平を強く抱き締めた。 「っ…!?」 「俺はお前を絶対嫌ったりせぇへん。男でも女でも、涼平は涼平や」 「嘘だっ…今までの僕じゃないんだよ…、…女の子になっちゃったんだよ……ッ!?」 激情を露わにして反駁する涼平。整った顔はぐしゃぐしゃに崩れ、もはや見る影もない。 しかし今の徹也には、泣き腫らしたその目許さえひどく愛おしくて。 「……あほやなぁ」 そう小さく呟くと、徹也はそっと薄い唇に自分のそれを重ねた。 170 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/02(水) 00 03 14.01 ID vQnJcHygO 「――最低、最悪、変態、ホモ、っの強姦魔ーッ!!」 「…強姦はしとらんしホモでもないやろ…」 屋上中にキンキンと響き渡る罵詈雑言に、徹也はうんざりしながら訂正を入れる。 泣くだけ泣いてすっかり元気になった涼平は、さきほどから延々とキスしたことを詰り続けているのだ。 (因みに授業は二人してさぼってしまった) 「いーえっ、僕のか弱い精神は犯されたも同然です!訴えたら勝つからそのつもりで」 「お前もノリノリやったくせに」 「あーあーきこえなーい」 「……アホか」 いいかげん疲れた徹也はそう言い捨て、ごろりと屋上の床に横たわった。 要は彼なりの照れ隠しなのだとは分かっているが、こうまでテンションが高い相手を見たことがないため正直扱いに困ってしまう。 これも女体化の弊害か何かやろか……と悩む徹也の上に落ちる影。 ちらりと見やればこちらも喚き疲れたのだろう、膝を抱えて自分の横に座る涼平の姿が見えた。 しばしの沈黙。 仰ぎ見た秋晴れの空は高く、二人の間を心地よい風が吹き抜けてゆく。 171 : ◆JUZWQ1Mxt. :2008/04/02(水) 00 05 00.12 ID vQnJcHygO 「…そういえばさ、よく気付いたよね」 何を、ととぼける徹也に小さく笑って、涼平は自分の目許を指差した。 「癖だよ。そんなの僕も知らなかったのに」 何故か少し嬉しそうな彼を見て、ふーんと生返事をする徹也。 「まぁ嘘やねんけどな」 「……、はぁっ!?」 「やーまさかこうも上手いこと騙されるとはなー」 他人事のようにごちる徹也から、悪びれた様子は一切感じられない。 「ひっど…!この、うそつき!!」 「お前が言うか?…ま、『嘘も方便』って言うやろ」 しれっと笑ってみせる彼に唖然として、次の刹那。 涼平は相手の顔面に渾身のアッパーを叩き込んだ。 Fin.
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2008.07.31 19 19 モモと ――うそつきは、猫を連れ立って、真っ赤な夕日に歩いていった。 「それお前だろ」 「うそつきがうそつきを認めたら、僕はうそつきじゃなくなっちゃうんだよ」 「認めてんだか認めてないんだかよく分からん台詞だな」 「それがうそつきの真髄!すばらしいね」 + + すいません……時間も余裕もないです。ぐす 野良(--) うそつきは論理学の基本らしい。08/02 01 21 水上 える うそつきがうそつきの話をしてるのがなんかおもしろい。08/02 02 21
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~第17話 うそつき 「町か……何だか殺風景だな」 「そりゃあ無人島だもん、こんなもんじゃない?」 鷹島龍光と綾崎楓は北東にある住宅街エリアを訪れていた。 二人の仲は、それ程悪くない。 特に険悪では無いし、互いに寝首を掻こうという訳ではない。 龍光がライフルを担ぎ、ボウガンの入ったバッグを背負う。 楓は、ウージーサブマシンガンの紐を肩に下げ、いつでも撃てる構えをとっている。 恐らくこの島内の生徒達の中では、トップクラスの火力の保持者であるといえよう。 そんな二人は、人が多く集まるであろう北東の町へ到着していた。 表面の目的は仲間を集める為であった。 だが、ただ志願者であり、ただ一人生き残るのが目的である楓には別の目的があったのだ。 「ところで楓さん……さっきの……その」 (脱出の方法ってを知りたいんだが) 龍光の筆談のその内容に楓は内心ほくそえむ。 「そうですね……正直私も理由もなく殺し合いをするなんて気が進みません」 (私がこのバトルロワイアルに志願したのはある理由があるんです) 二人は意味を持たない空言の会話を続けながら互いにペンを走らせる。 「理由だって?」 (ええ、この参加者の中に私の異母兄弟の弟がいるんです) 「何だって……!」 (私はもともと施設で育った天涯孤独の身だったんだけど、運がよく政府の高官であり、資産家のおうちに養子として貰われました) 龍光が自分の話を真剣に聞いてくれている……後は、彼がどう転ぶかが問題ではあるが。 だが、楓は彼を丸め込む自信があった。 天涯孤独というのは嘘であるが、彼女は欲望渦巻く芸能界で、したたかに生きてきた。 大人達を相手に多くの修羅場を潜ってきているし、彼女にとって甘っちょろい中学生を丸め込むの等容易だと思っていた。 (だけど、昨年、実の母の遺言書が出てきて、普通の家庭で暮らしている弟がいる事を知りました。 私は何とかして弟に会えないかと思い、試行錯誤してるうちに養父の書斎で弟のクラスがプログラムに選ばれている事を知りました。 それで、私はいてもたってもいれずに志願したという訳です) 「何てこった……」 楓の話にショックを受け、龍光は溜息を吐いた。 勿論彼女の言った言葉は、ほとんどが真っ赤な嘘だ。 真っ直ぐ、悪く言えば馬鹿正直な性格の龍光の同情を買おうと、楓が適当に考えた嘘である。 (それで、あんたの親御さんは、あんたがプログラムに志願した事を知ってるのか?) (いいえ、黙って参加しました。弟に会いたいという気持ちは、それ程強いとお分かりでしょ?) 再び、龍光は深い溜息をつく。 楓は、それが一種の呆れだと感じたと同時に、彼が自分の話を信じているのだろうと予感した。 (言葉は悪いですが、世の中には金さえ払えば何でもしてくれる人がいます。 私は弟と、意思を同じく――殺し合いなんてしたくない人間を集めて脱出を考えています。 その為に私は、逃がし屋を雇いました。私がある合図をすれば、彼らと合流できる手筈になっています) 「なるほど……」 龍光は、ゆっくりと頷いた。 そして、楓の方はというと、よくぞここまでの大嘘を思い付きだけで並べられたものだと思う。 多少、荒唐無稽な話ではあるが、情に訴えれば何とかならないかと彼女は思う。 「それで……」 (その弟ってのは誰だ?) 楓は考えた。 というよりも彼女が知っているクラスメイトの名前と言えば数える程しかいない。 クラスの生徒の事前情報は転校生に与えられていない為、一番最初の教室での対面での情報が全てであった。 「……遠山、圭介」 彼女は乱堂という生徒はアクが強すぎると思った。 「……遠山のヤツか」 龍光は考え込む仕草を見せる。 楓はサイを投げてしまった。 後は、ゴールを目指して突き進むしかない。 「確かに思い込みの激しいヤツだからな……あいつは。こんな所に乗り込んでくる無茶なアンタと似通った所があるかもしれない」 龍光は人の腹の内を探ったり、会話の駆け引きでカマをかけてきたりはしないような人間だ。 確信とまではいかないが、楓は彼と一緒にいた短い時間の間でそう感じ取っていた。 「よし、遠山を探すのを手伝おう。アイツは馬鹿だが、悪いヤツじゃないしな。ゲームに乗るようなヤツじゃないと思う」 楓は、心の中でガッツポーズをとる。 遠山圭介という男も単純馬鹿、腹違いの姉弟と言われてそう簡単に納得はしないだろうが、別に遠山を丸め込む必要は無い。 運がよければ、勝手に誰かに殺されているかもしれない。 そうすれば、悲劇の姉として更に同情を受けれるかもしれない。 「龍光くん、ありがとう……」 楓は、目元に大粒の涙を浮かべて言う。 殺し騙されのゲームは続く。 【鷹島龍光】《所持品》ボウガン、ライフル《場所》3-H 【綾崎楓】《所持品》ボウガン、ウージー