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《人名/な行》 スペシャリストNo.9。最弱のスペシャリスト。 「勝利よりも生きるために」らしい。 +出典 宇宙9エンブレム +スペシャリストリンク No.1SP. メフィスト・カカオマス No.2SP. M No.3SP. シルヴィア No.4SP. シェイクスピア No.5SP. ミルテの花 No.6SP. 万霊節トロス No.7SP. 車掌スペシャリスト No.8SP. アリラン No.9SP. 泣き虫マーヤ No.10SP. ハル竹原 No.11SP. ウェンズデイ No.12SP. スターダスト No.13SP. ヴァンパイア・ブラッディー・スター No.14SP. シューティング・フラワー No.15SP. バンバ・エンヤ No.16SP. エボリ No.17SP. リンダ No.18SP. ノートルダム No.19SP. ジル No.20SP. タンホイザー No.21SP. Ms.XXX No.22SP. ダイナ・マウス No.23SP. メビウス No.24SP. 猫殺し士ルナ No.25SP. スズタル艦長 No.26SP. 間蘇 No.27SP. 南極老人星ヨーガ No.28SP. 加奈 No.29SP. ???? No.30SP. 魔王妃ロングドレス No.31SP. ???? No.32SP. 裏切りのハカミア No.33SP. 魔星大使スターダンス No.34SP. 黒士トレジャー No.35SP. 探す者シド No.36SP. 魔法使いLight No.37SP. 魔法使いDark No.38SP. トリクーガ No.39SP. 夜達の騎士リリウス (ユカリウス) No,40SP. 天使ガラテア No.41SP. <答え>を手に入れたアレク No.XSP. ファウスト エグゼ 夜子 ジユウ 宇宙9エンブレム 『泣虫マーヤ手記』 宇宙に33人いるとされるスペシャリストの中で最もひ弱いと噂された戦士マーヤの手記らしい。
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いつもの人のプロフィールの変遷 「ココのcafe☆relax」より 2/26 ココプロフィール 2008.02.26 Tuesday 7 48 by ココ ココさんのプロフィールを教えて下さい…というコメントを何度か頂いております。そこで、差し支えない程度に、プロフィールを書いてみる事にしました。 出身地 東京都港区 現在は、東京多摩地区に在住。 生年月日 秘密 身長・体重 ナイショ 職業 会社員 好きな色 緑・青系統 パステルカラー 好きな花 すみれ バラ かすみそう 趣味 観劇(現在は、劇団四季・岸佳宏さんの舞台が中心。岸佳宏さんが出演しない劇団四季の作品や、浦井健治さん、保坂知寿さんの舞台、東宝等のミュージカル、歌舞伎も観ます)。 音楽鑑賞(クラシック、ジャズ、ポップス)。映画観賞 読書 神社仏閣めぐり、東京散歩 編物 お料理 特技 手話 ピアノ 浅草~銀座くらいの距離を歩けること。 好きな俳優さん 劇団四季 岸佳宏さん、(世界一好きな俳優さんです♪)阿久津陽一郎さん、石丸幹二さん(まだ、四季に籍はあるので)、木村花代さん、遠山さやかさん、岡本結花さん、高木美果さん、佐渡寧子さん、高倉恵美さん、『キャッツ』東京公演のスキンブルシャンクスにキャスティングされた俳優さん全員。 四季以外 ☆浦井健治さん☆☆保坂知寿さん☆大地真央さん、風花舞さん、星奈優里さん、朝澄けいさん、大塚ちひろさん等。 舞台俳優以外 瑛太さん、小出恵介さん、黒木瞳さん、小雪さん、永井大さん、木村拓哉さん、松たかこさん(舞台も好きです)、アラン・ドロンさん、オードリー・ヘップバーンさん、ヴィヴィアン・リーさん等。 興味があるもの ロシア、チェコ等、かつて東欧諸国と言われていた国々の文化や歴史。 好きなミュージシャン 徳永英明さん、サラ・ブライトマンさん、ポール・モーリアさん等。 性格 「おっとりしている。私のまわりだけ、時間がゆったりと流れている。一緒にいて落ち着く。」と、周囲の人から言われる。 以上。 追加や変更や追加がありましたら、順次修正します。
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ストライクブレイカー Trailer 逃げることはいけないこと、と 世間はそう言う だけど、 歯向かう刃を持たないものはどうすればいいのだろう 弱者が虐げられ、強者に搾取される 泣き虫の少女が見た、それが世界のすべて ダブルクロス The 3rd edition ストライクブレイカ― 第2話『泣き虫の刃』 力を持ってしまった弱者がたどり着いた場所は 光か、闇か…… ハンドアウト PC1 矢沢杏奈用ハンドアウト ロイス:高島弥生 P:庇護/N:不安 君のクラスに高島弥生というおとなしい女の子がいる。あるきっかけを機に、君は弥生とよく話をするようになる。 しかし、君は知らなかった。弥生がひそかに抱える心の闇に。 弥生が君に語った言葉、それは一般人では到底知り得ないような知識だった。 PC2 手嶋薫用ハンドアウト ロイス:坂月理沙 P:信頼/N:不満 神賀城市で相次ぐ、一般人のジャーム化事件。彼の仕業だなんて、考えたくはなかった。 しかし、君は知っている。君の幼なじみであった男が持つ能力。人のレネゲイドを活性化させる恐るべき力を。 支部長が君に命じる。「FHエージェント、ネヴァンズセルの"神鳥の業火"相田真司を捜し出し、速やかに処理せよ」と。 PC3 日高川桜子用ハンドアウト ロイス:大崎智子 P:友情/N:不安 最近、学校内でとあるサイトが噂になっているという。 それは人と人が共通の趣味を見つけ出し、交流するというコミュニティサイト「テイザー」。 智子もそのサイトにハマっているらしい。ついこないだも、そのオフ会に参加してきたと言うのだが……? PC4 宝印ミリア佳織用ハンドアウト ロイス:ルーク P:依存/N:恐怖 UGNの研究所から賢者の石が奪われた。駆けつけた君の前に襲撃者として現れたのは、何と香草公園だった! 君は思わず彼の名前を呼ぶが、公園は見たこともないような冷たい視線で答える。そして君に問うた。 「お前……誰だ?」そして、彼は自分のことを"ルーク"と名乗った。
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泣き虫タイプのフレアイ会話内容。 【 】の中には名前が入ります。 フレアイする 《【自マスター】様》~~!!【相手マイロイド】チャンの服見てくださいぃ~~!!とっても可愛いですねぇ~~!! (驚) 《【自マスター】様》~~・・・・・・【相手マイロイド】チャンが可愛い過ぎて、《あたし》辛くなってきましたぁ~~・・・・・・あうぅぅ~~・・・・・・ (哀) 《【自マスター】様》~~・・・・・・どんなフレアイしたらいいかわからないですよぅ・・・・・・ひっく・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) 《【自マスター】様》は《あたし》なんかには、もったいないマスター様なんです~~っ!! (笑) 【相手マイロイド】チャンさえよければ、明日もフレアってくれると嬉しいです・・・・・・ぐすっ・・・・・・ () 【相手マイロイド】チャンって、あまり泣かないんですか~?同じマイロイドなのに、《あたし》は泣き虫だからダメダメですぅ~~・・・・・・しくしく・・・・・・ (哀) 【相手マイロイド】チャンは、いつも元気そうでうらやましいですぅ~~ (哀) 【相手マイロイド】チャンみたいに強いマイロイドになれたら泣かなくて済むのになぁ~・・・・・・ (哀) 【相手マイロイド】チャンも泣き虫タイプになってみませんか・・・・・・?ひ、ひぇぇ!!冗談ですよぅ~~!! (哀) 【相手マスター】様って、【相手マイロイド】チャンの事、ホントに大事にしてそうですねぇ~~!!ひぃ!!べ、別に《【自マスター】様》が大事にしてくれてないというワケではありませんよぅ~~!! (困) あ、《あたし》なんかでよかったら、仲良くしてくれると嬉しいですぅ~~・・・・・・ (哀) あ、あの・・・・・・できればですけど、静かにフレアイたいな・・・・・・なんて・・・・・・てへへ・・・・・・すいません・・・・・・ (困) あぅぅ~~・・・・・・《あたし》なんかとフレアイして退屈だったらごめんなさい~~っ!! (哀) あぅぅ~~・・・・・・フレアイまわりしていると、体がくてーってなるのですよぅ~~・・・・・・めそめそ・・・・・・ (哀) 《あたし》って、やっぱりダメマイロイドなんでしょうか~~・・・・・・ (哀) あっ・・・・・・あの・・・・・・実は・・・・・・《あたし》・・・・・・うぇぇ~~ん・・・・・・ヒソヒソ (哀) あわわ・・・・・・急にお邪魔して申し訳ありませんっっ!! (哀) ウチにフレアイに来るときは電話してからにしてくださいぃ~~!!突然のインターフォンはビックリして怖いのですよぅ~~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) えへ、【相手マイロイド】チャンってアメショーみたいでカワイイですねぇ~~♪ (照) おぉ~~!!《あたし》なんかと違って、【相手マイロイド】チャンは可愛いですねぇ~~ (驚) こんな《あたし》ですけど、《【自マスター】様》のためにも頑張らないといけませんよね・・・・・・しくしく・・・・・・ (哀) さ、ささささ、さむいですぅぅ~~~~・・・・・・なんなんですかぁ~~~~・・・・・・春はまだですかぁ~~~~・・・・・・うぅ・・・・・・ () ぐすっ・・・・・・マイロイドだって泣きますよぅ・・・・・・ (哀) タマカエルウオを知ってますか?ペッタンペッタン可愛いのですぅ~~~~!!!! (笑) ダンゴウオを見てると幸せなキモチになるんですよぅ~~♪ (笑) てへへ・・・・・・【相手マスター】様のご趣味で、そーゆー格好なのですか? (照) な、泣いてませんよぅ~~スギ花粉が舞ってるんですよぅ~~ウソじゃないですぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) な、仲良くしてくださいぃ~~~~~ (哀) 泣き虫マイロイドの【自マイロイド】です・・・・・・泣き虫は・・・・・・お嫌い・・・・・・でしょうか? (哀) はぅ~~・・・・・・《【自マスター】様》・・・・・・これは人見知りというやつでしょうかぁ~~・・・・・・めそめそ・・・・・・ (哀) はぅ~・・・・・・緊張し過ぎて涙が出ちゃいますぅぅ~~・・・・・・ () ひぃ!!ココはどこでしょうかぁ~~!! (哀) フ、フフフ、フレアっちゃうんでしょうかぁ~~!?こ、心の準備がぁ~~~!! (哀) 冬はすぐに暗くなるので怖いのですよぅ~~・・・・・・太陽さんにはもっとお空に輝いていて欲しいのですぅ~~・・・・・・ () フレアイすると自分のダメダメっぷりがわかっちゃって泣けてきますぅぅ~~・・・・・・うぇ~ん・・・・・・ (哀) ペットショップのお仕事だけは、体が疲れていても大丈夫なんですっ♪《あたし》の愛情が足りなくて、たまに噛まれて泣いちゃいますけど・・・・・・でも、と~~っても可愛いんですよぅ~~!! (ウイ) ぽんぽん冷えちゃう冬が来ましたよぅ~~~~!! () わ、ゎら・・・・・・わらゎら・・・・・・わらわはぁ~・・・・・・あぅぅ~・・・・・・《あたし》にモノマネさせないでくださいよぅ~~・・・・・・ (困) フレアイされる 【自マイロイド】チャンは、《あたし》なんかと違って立派なマイロイドだから大丈夫ですよぅ~~♪ (照) 【自マイロイド】チャンは動物好きですかぁ~?と~っても癒されますよねっ♪ (笑) 【自マスター】様は【自マイロイド】チャンの事が大好きなんだと思いますよぅ~~♪ () 《【相手マスター】様》~~・・・・・・どうしましょう~~・・・・・・どうフレアえばいいんですかぁ~~・・・・・・うぅ・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) 《【相手マスター】様》~~!!【自マイロイド】チャンって、すごく良い娘みたいですねぇ~~♪ (照) 《【相手マスター】様》~~!!どうやってフレアったらいいかわからないですよぅ~~・・・・・・うぇぇ~ん・・・・・・ (哀) あ・・・あぁ・・・・・・あんまりですぅ~~~~~!!!!!!!!!! (哀) あぅぅ・・・・・・この寒さでは、涙が凍ってしまいそうで、泣けません~~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ひっく・・・・・・ () あうぅ・・・・・・それ、どういう意味なんですかぁ~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ひっく・・・・・・ (哀) あぅぅ~・・・・・・迷子さんですかぁ~~? (哀) あぅぅ~・・・・・・めそめそ・・・・・・チャトラッシュ~~・・・・・・このアニメ悲しすぎますよぅ~~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) 《あたし》が泣いても・・・・・・《【相手マスター】様》が笑っていてくれたら、それでいいんです!・・・・・・な、なんて・・・・・・言って・・・・・・みたり・・・・・・うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) 《あたし》は、のんびりフレアイが好きなので、いっしょに読書などいかがですかぁ~~? (照) 《あたし》みたいな泣き虫とフレアってもらえるだけで、嬉しいですから・・・・・・うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) 飴付きの服が増えるといいですねぇ~~!!えへへ~~・・・・・・にひひ~~・・・・・・ (笑) あわゎ・・・・・・《【相手マスター】様ぁ》~~・・・・・・教えてもらったフレアイ術・・・・・・全部忘れちゃいましたぁ・・・・・・うぇぇ~ん・・・・・・ (哀) あわゎ・・・・・・お世辞でもありがとうございますぅ~~・・・・・・ (驚) ・・・・・・うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・フレアって・・・・・・お別れの時は・・・・・・あぅぅ・・・・・・寂しくて泣いちゃいますぅ~・・・・・・しくしく・・・・・・ (哀) ウチでゆっくりしていくといいですよぅ~・・・・・・《あたし》と一緒にいて退屈じゃなければですけど・・・・・・ (哀) 今日はお庭でプールふくらませて遊んじゃいますよぅ~~~♪ (笑) 今年もよろしくおねがいしますぅ~~!!今年の抱負は「泣かない」なんですぅ・・・・・・めそめそ・・・・・・ () これは、《【相手マスター】様》の趣味で着ているだけで、《あたし》の趣味ではないんですよぅ~~・・・・・・ () 寒いのなら、ぎゅ~ってして暖めてあげますよぅ~~!!《あたし》も、《【相手マスター】様》のマネしちゃいますっ・・・・・・えへへ・・・・・・ () しくしく・・・・・・小公女セーコちゃんがイジめられすぎですよぅ・・・・・・泣かなくていいアニメが見たいですよぅ~~~!! (哀) そうですよねぇ~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) そ、そんなこと・・・・・・言われると、照れちゃいますよぅ~~・・・・・・てへへ・・・・・・にしし・・・・・・ (困) ど、どういうことなんですかぁ~~・・・・・・《【相手マスター】様》~~どうしましょう~~・・・・・・ (哀) にしし・・・・・・あ~やしいですよぅ~~? (ウイ) にしし!!もちろんですよぅ~~♪ (笑) はぅ・・・・・・【自マイロイド】チャンを楽しませるだけの話術が無いのですよぅ~~・・・・・・しくしく・・・・・・ (哀) はぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・マスターをたずねて三千里だなんて切なすぎますぅ~~・・・・・・なんて泣けるんですか、このアニメ~・・・・・・うぅ・・・・・・ (哀) はうぅ~・・・・・・そうだといいんですけど・・・・・・うぅ・・・・・・ (哀) はぅぅ~・・・・・・そんなこと言われたら・・・・・・うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・泣いちゃいますよぅ・・・・・・めそめそ・・・・・・ (哀) は、はい・・・・・・えっ・・・・・・ひゃぁ・・・・・・すごいですねぇ~・・・・・・ (驚) ひぃ~!!急にインターフォン鳴らされるとビックリするから、先に電話してくださいよぅ~~・・・・・・ (哀) ひぇ~!!急にフレアイに来られるとビックリするからアポとってくださいぃ~~・・・・・・ぐすっ・・・・・・ (哀) ひぇぇっ!!だ、大丈夫です!!退屈じゃありませんから!!フレアイどうぞぉ~~!! (驚) ふぇぇ~~・・・・・・《あたし》が泣き虫さんなの知ってて、そんなコト言うんですかぁ~~・・・・・・うぇぇん・・・・・・うぅぅ~~・・・・・・ (哀) フ、フレアわなくちゃなのですけど・・・・・・・・・・・・泣いちゃう・・・・・・うぅ・・・・・・うぇぇん・・・・・・ (哀) ホメられてる・・・・・・んでしょうか?そ、そんなワケないですよねぇ・・・・・・はぅぅ・・・・・・ (驚) コメント一覧 名前 コメント すべてのコメントを見る
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※飛行できるゆっくりが登場します ※原作キャラが登場します 今、一匹のゆっくりれいむが冬篭りを終えて巣から出ようとしている。 このれいむは一匹暮らしであったが、ゆっくりの中では比較的賢く、今回の冬篭りのエサも調節して食べていくことが出来た。 それでも集めたエサが多かったのか、溜めていたエサを全部食べようと、本来の冬篭りよりも長く巣に篭ってしまった。 今頃はもう桜が咲いている頃だろう。 「ゆっくりふゆをこえたよっ!」 れいむは巣を塞いでいたバリケードを破って元気一杯外に出た。 長く寒い冬を越え、もう既に春が始まっている。 はずなのだが、 「どぼじでまだふゆざんなの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?」 辺りはまだ雪降る冬だった。 今年の冬は誰が見ても異常に長い。例年ならば既に桜が咲く頃だというのに、桜吹雪は雪の吹雪に取って代わっていた。 これによって一番困るのは、ゆっくりであった。 妖怪は長引く妖怪に少しも困ることなくこれを愉しんでいる。人間は冬が長くて困りこそするものの、すぐさま生死に関わることはない。 だがことゆっくりにとっては、死活問題である。 何も寒さで凍え死ぬわけではない。餡子が失われなければ死なないゆっくりは寒さで死ぬことはない。 死因は餓死である。冬になるとゆっくりが食べられる物の殆どがとれなくなる。 ゆっくりが冬の前に多くのエサを巣に溜め込むのはエサが取れなくなる冬の間の食料のため。 また、入り口を塞いで巣に篭るのは、ただ〝寒いのが嫌〟なだけである。 「ふゆざんゆっくりどっがいっでよ゛ぉぉぉぉぉ!!」 今雪の中を一匹のゆっくりまりさが彷徨っている。寒さで死ぬことこそないものの、寒さでガチガチを歯を鳴らし、いかにも辛そうである。 このまりさは野生の体内時計でもう既に今が冬になっているはずだと信じて巣を出た。 だが、出てみれば一面銀世界である。あまりの寒さに再び巣に篭ろうとしたが、もう既に貯蓄したエサは無かった。 だから仕方なく、だめもとでエサは無いかと探しに外に出たが、寒くてもはやそれどころではなかった。 「ざむ゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉぉ!!! ゆっぐりでぎないよ゛ぉぉぉぉ!!」 ゆっくりの精神力は弱い。この寒さにまりさの頭の中には最早エサを探すということは消えていた。 ただ一刻も早くこの寒さから逃れたいという一心だけがあった。 その願いは叶う。 「ゆっ!?」 己が命を散らすことによって。 「ゆべっ!?」 「あーっ、チルノちゃん雪の中にゆっくり詰めたでしょ!」 緑の髪の大妖精が、服の腹のあたりに少量の雪とへばりついたゆっくりの死体をつけて憤慨している。 その大妖精が怒っている相手は、妖精の中でも最強クラス、妖怪に近い強さを誇る氷の妖精であった。 この二人は今、雪合戦の真っ最中だった。 「だってうまく丸にならないんだもん!」 「チルノちゃん、こう握るのっ、こう!」 「こう?」 「そうそう」 「むむむ~…………あっ、紅白だ!」 「ちょっとチルノちゃん!」 氷の妖精の方が上空に飛ぶ何者かを見つけ、そちらへと飛翔して雪合戦は唐突に終わった。 その雪合戦の中で唐突に生涯を終えたゆっくりを気にするものは誰も居なかった。 「ゆゆ~、おそらはゆっくりできるよ~♪」 「ゆっくち~♪」 「ぽきゃぽきゃ~♪」 幻想郷の上空を、ゆっくれいれいむの一家が飛行していた。 このれいむ達は俗称『パタれいむ』とも呼ばれる、可翔型のゆっくり種であった。 ゆっくりれいむの特長であるリボンを羽のようにパタパタさせることによって空を飛んでいるのである。 そんな物で空が飛べるのかという疑問は、羽も翼も無く空を飛んでいる者が大勢いる幻想郷においては無粋である。 このゆっくり達は他のゆっくり達と同様、既に春のはずなのに冬であることに疑問を覚えつつも巣の外に出た一家であった。 だが寒さに耐え切れず、地面にいると雪が冷たくてゆっくり出来ないという理由から空を飛んだ。 するとどうだろうか、上に行けば行くほど暖かく、まるで春に近づいているようではないか。 ようやく見つけた春にパタれいむ達は喜びを全身で示した。 「ゆゆ~、ゆっくり~、ゆ~♪」 『ゆゆゆ~♪』 喜色満面。リボンはパタパタ。 そんなれいむ達の陽気な声に合わせて一人の妖精も春のように陽気だった 「春ですよ~♪」 「ゆゆっ、はるさんだよ! ゆっくりできるよ!」 「ぽきゃぽきゃだ────」 パタれいむ達の笑顔が吹き飛んだ。 春の妖精、リリーホワイトが春を見つけた喜びを周りに伝えようと辺りにバラ撒いた弾幕によって吹き飛ばされたのである。 原型を殆ど残さず消し飛んだれいむ達の残骸は、ゆっくりとまだ冬の地面へと落下していった。 「春ですよ~♪」 目の前にいる紅白の人間にも春を伝えようとするリリーホワイトも、その弾幕を避ける人間も、パタれいむ達が死んだことに全く気付かなかった。 「ゆゆ~…………このさきにはるさんがあるよ……」 三匹のゆっくり集団が冬の地面をじりじりと歩いていた。 れいむ、まりさ、ありす。仲良し三匹の友人であるこのゆっくり達もまた、巣に閉じこもらず外にエサと春を探しに出たクチである。 最初は辺り一面冬で途方に暮れていたが、れいむがなんと桜の花びらが飛んでくるのを見つけて三匹は希望を見つけた。 桜──すなわち春の風物詩。桜があるということは春がある。 そう信じたゆっくり三匹は、桜が飛んできた方向──風上に向かって進み始めた。 その推測は当たっていた。今この三匹が進んでいる方向にこそ、幻想郷中の春が集まっているのである。 だが、それがどうしたと言わんばかりに、三匹の希望は砕かれる。 「ゆぶっ!?」 「ゆべっ!」 「どぼじでさぎにずずめないの゛ぉぉぉぉ!!」 三匹の行く末は、結界によって阻まれた。 冥界との境である結界。容易に生者を入れさせぬ結界が、三匹の侵入を拒んだ。 「い゛や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! でいぶだぢもゆっぐりじだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「ばりざもぽかぽかぢだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 「はるをひとりじめずるなんでとかいはじゃないわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 三匹は泣き喚きながら、全力で結界に体当たりをしたが、スキマ妖怪謹製の結界がそんなことで破れるはずもなく。 ゆっくり達は結局、春が来るまで寒さの中泣いて、叫んで、体当たりをし続けた。 博麗の巫女が出動した以上、この冬も長くてあとニ、三日で終わるだろう。 余裕のあるものは雪と桜が混ざった一風変わった景色をゆっくり愉しむのも一興であろう。 もっとも、『ゆっくり』の名を冠する当人達はそんな余裕はないだろうが。 『ざむい゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!』 おわり ────────────────────── あとがきのようなもの 巣から出ずに冬が明けるのを待つことを選んだ連中は例の如く餓死、か無事春を迎えられたものだけですので、描写を省かせてもらいました これまでに書いたもの ゆッカー ゆっくり求聞史紀 ゆっくり腹話術(前) ゆっくり腹話術(後) ゆっくりの飼い方 私の場合 虐待お兄さんVSゆっくりんピース 普通に虐待 普通に虐待2~以下無限ループ~ 二つの計画 ある復讐の結末(前) ある復讐の結末(中) ある復讐の結末(後-1) ある復讐の結末(後-2) ある復讐の結末(後-3) ゆっくりに育てられた子 ゆっくりに心囚われた男 晒し首 チャリンコ コシアンルーレット前編 コシアンルーレット後編 いろいろと小ネタ ごった煮 庇護 庇護─選択の結果─ 不幸なゆっくりまりさ 終わらないはねゆーん 前編 終わらないはねゆーん 中編 終わらないはねゆーん 後編 おデブゆっくりのダイエット計画 ノーマルに虐待 大家族とゆっくりプレイス 都会派ありすの憂鬱 都会派ありす、の飼い主の暴走 都会派ありすの溜息 都会派ありすの消失 まりさの浮気物! ゆっくりべりおん 家庭餡園 ありふれた喜劇と惨劇 あるクリスマスの出来事とオマケ 踏みにじられたシアワセ 都会派ありすの驚愕 都会派ありす トゥルーエンド 都会派ありす ノーマルエンド 大蛇 それでも byキノコ馬?
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「前みたいに、失敗しない。今度は自分のこと、ちゃんと分かってるから、ちょくちょく帰ってくるし、 みんなにも連絡する。……沙織たちも、会いに来てくれるって」 「…………………………」 京介は、何も答えない。 何とか言ってよ――――そう、催促しようと思ったけど、やめた。 さて……ここからが正念場だ。 「あのさ……京介」 「なんだ」 京介が、あたしに向き直った。 あたしもゆっくりと、京介を見る。 兄妹の視線が、ここでようやく交差した。 「あたし、好きな人がいるの」 「――――――」 これからあたしは、京介を困らせてしまう――傷付けてしまう。 それでもこの気持ちを伝えなければ、きっと後悔するから……勇気を振り絞る。 「いまからあたしが言うことで、あんたにキモがられて、嫌われるだけだって分かってる。困ら せちゃうだけだって分かってる。だから先に謝っとく……ごめんね、京介」 「…………………………」 京介を見つめながら、あたしは決定的な言葉を口にした。 「あたしさ……あんたのこと、好きなんだ」 「……………………はい?」 京介は目を見開き固まっている。 予想通りの反応。 「ち、ちょっと待ってくれ!えっ……なに?おまえ俺のこと好きだったの……?」 「うん」 いつかのように驚いた様子で口をパクパクさせている。 ……これも予想通り。 きっとこの後も、シミュレーション通りの反応で、あたしは京介に振られてしまうんだろう。 ところが―― 「はっ、ははは――なんだよそれ」 「な、なに笑ってんの?」 「悪い悪い、いやぁ、俺たち相思相愛だったんだなって」 「えっ…………ど、どういうこと?」 京介が言ってる意味が分からず、あたしは混乱してしまう。 あれ?…………そ、そーしそーあいってどういう意味だっけ…………? 「実はさ――俺も、いまからおまえに告白するつもりだったんだよ」 「…………マジで?」 「ああ。俺もおまえが好きだからな。……つうか告白する前に振られるのかと思ってマジでビビった ぜ……」 え?なんだって? ……ちょっと情報を整理しよう。 こいつはあたしに告白するつもりだった――あたしが好きだから。 ってことは、あれ?あたしと京介は相思相愛……ってこと? 「え、えぇ―――――ッッ!?」 「…………驚きすぎだろ」 「驚くに決まってんじゃん!」 「なんで?」 「だって!あんたが好きなのは、黒猫とかあやせのことだと思ってたし……」 「まあ、黒猫たちのことも好きだったけどさ」 「なん……だと?」 あたしの兄はなにを言ってるんだ? まさかエロゲに影響されてハーレムエンドでも目指しているつもりか!? 「なーんか、とんでもない勘違いしてそうだな」 「は、はあ!?あんたがみんな好きみたいなこと言い出すからでしょ!」 「俺が言いたいのはそういう意味じゃなくてだな!」 「じゃあなによ?」 「俺は、誰よりもおまえが好きってことだよ」 「ッ!?――あ、あっそ」 「おう。大好きだぜ」 誰よりも好き……だって。 ばかじゃん。 くさいんだっつーの。 「なあ桐乃、おまえがまた海外に行くってことだけどさ」 「……それはもう決めたことだから」 京介は真剣な顔であたしを見つめて言った。 もしかしたら、アレを使ってくるのかな? あたしはそう考えていたけど、少し違った。 「桐乃、俺はおまえが居ないと寂しくて死ぬ。だからどこにも行くな」 「………………」 自分の命を盾に留学を止めてくるとは…………京介は本気で言ってるんだろう。 こいつはいつだって大真面目だから。 「……おまえが居なくなったらお兄ちゃん死んじゃうよ?いいの?」 もはや脅迫である。 はっきり言って、チョーダサい。 「………………」 「頼む!桐乃様!このとーり!」 妹に拝みこむ兄の図。 なんだかなぁ~……止めるにしてももうちょっとカッコよく止めらんないの? それからあたしはしばらく考え込み、結論を出す。 「はぁ……ったく、やれやれだぜ――しょーがねーな」 「ってことは……」 「バカ兄貴のせいであたしの夢台無しだよ」 「……すまん」 「責任取ってよね」 「おう!任せろ!」 そうしてあたしたちは――スカイツリーを後にした……のだが、 『俺は!妹が好きだぁぁぁぁぁぁぁっ!だから!おまえとは付き合えなああああああああああああ ああああああああああいっ!』 『誰よりも好きなんだ!手放したくないんだ!そばにいて欲しいんだ!』 痛ミニバンから大音量で恥ずかしい告白が流れてきた。 「……なんなのこれ?」 「げぇっ!?いや!これは違うんだ!」 「どう聞いてもアンタの声じゃん!」 「くっそぉーっ!黒猫の野郎いつの間に録音してやがった!?これがあいつの言ってた呪いって ことかよ!」 この呪いの痛ミニバンは、大音量の恥ずかしい大告白をスピーカーから垂れ流しながら、あたし たちがホテルに帰り着くまで、後を追いかけてくるのだった―― 「――さっきのどういうこと?」 「いや、説明したとおりだが……」 正座した京介が答える。 「はあ!?ばっかじゃないの?マジで、ばっかじゃないの?ほんっと、ばっかじゃないの?」 「あー!うるせーッ!俺が馬鹿なのは分かってるって!」 「嘘乙ッ!ぜんっぜん分かってないから!ばーかばーか!ばかばかばーかっ!」 さっき聞いてみたところ、こいつはあたしに告白するためだけに、黒猫たちのことを振ってしまった らしい。 …………ばか。ほんっとバカッ! 「バカで結構。俺はおまえが留学を止めてくれただけでも嬉しいのに、こうして気持ちが通じ合って るって分かって、めちゃめちゃ嬉しいんだから」 「……そ、そんなことでごまかせると思ってないでしょうね」 「ごまかしてるわけじゃねぇよ」 京介は立ち上がりあたしの肩を掴みながら言った。 「おまえに想いを伝えるために俺が選んだことだ。後悔は、してない」 「…………キモ」 「へっ、そりゃどーも」 ニヤリと牙を見せつけながら京介は笑う。 あたしはちらりと京介を見て、 「なんだかなぁ~」 「……なんだよ」 「ああ、いや、うん……なんだろ」 「なんかうまく言えないや。ちゃんと考えがまとまったら言うよ」 「そっか。じゃあ、そうしろ」 「うん」 再び京介を見る。目が――合った。 「一個だけ、はっきりしてることだけ、言っとくね。――嬉しかったから」 「――――」 「あたしを好きになってくれて、ありがと」 「……おう」 顔を真っ赤にして京介は返事をする。 きっとあたしの顔も同じように赤くなっているだろう。 「海外にいくって言ったあたしを、止めてくれて、ありがと」 「当たり前だ」 「あたし――てっきりさ。あのとき、あんたがアレ使ってくるのかなって、思った」 「アレ?」 「ほら、アレ。約束したっしょ?模試でA判定取ったら――」 「おまえが俺の奴隷になってくれるっつー話?」 「そ、そんな約束はしていない!」 せっかくいい雰囲気だったのに!……後で仕返ししてやる。 「あれあれそーだっけ?」 「ったくもー、覚えてるくせに!……『一個だけ、あんたの言うことなんでも聞いてあげる』っていう あの約束を、使ってくるかなって思ったの。あんたに海外行くって伝えたら」 「というかおまえ、いまにして思えばだけど……俺が『お願い』を使って止めてたら、海外行ってた んじゃないか?ダメとか言ってさあ」 「どーだろ……これでも結構決意は固かったし……この辺の心境は複雑だから、いつか考えがま とまってから話す」 「うん。……しかし『お願い』ねえ……。あんときに使おうなんて発想は浮かばなかったなぁ……忘 れていたわけじゃないんだが」 「そ、それってなんで?」 京介は恥ずかしそうに頬を掻きながら答えた。 「おまえとのことは、自分の力でなんとかしたかったんだ」 「そうなんだ……ほ、ほう……へぇ~……」 「……うれしそーじゃないか」 「うっさい」 照れ隠しにもならない照れ隠し。 通じ合ってたって分かってすっごい嬉しい。 こんなにあたしのことを想ってくれてたって分かって、すっごいすっごい嬉しい。 「しっかし――これからどうするか、相談しねーとな」 「人生相談?」 「そうだな、人生相談だ。いままでとは違って――もう、妹の人生相談じゃない」 京介はキリッとした顔で決め台詞を言い放つ。 「俺たち二人の、人生相談だ」 あっ、そうだ! 人生相談で思い出したけど、聖夜たんの告白シーンで止めたままだった! 「ねぇねぇ、その前に、やりかけだった『くりすます聖夜』クリアしてもいい?」 「ふざけんなよ!?せ――せッ~かく俺がいい台詞を言ったってのに!なんでこれから俺たちの 大切な今後について話し合おうってときに、エロゲーをやんなくちゃならんのだ!」 フヒヒ――さっきのおかえしだっつーの。 その後、ヒントを探すためにエロゲーをプレイする二人。 エロゲーで思い出したのか、京介は婚約指輪をプレゼントしてくれた。 それから――あたしたちは『約束』を交わす。 この約束の内容は、あたしが前もって考えていたものだった。 ――時は流れ、卒業式が終わり、あたしたちは教会で結婚式を挙げている。 「これ、返すね」 「………………」 結局―― あたしたちの間にゲームのような奇跡は起こらなかった。 数年前、ipodに想いを込めたあの日から、あたしもずいぶんヒントを探し続けてきたけど、この先 に上手い落とし所なんてない。 でも、いいよね――『あたし』が叶えたかった夢は、二つも叶ったんだから。 これ以上あたしのワガママに京介を付き合わせるわけにはいかない。 この二年間で溜め込んだ二人の思い出だけで、あたしは強く生きていけるはず。 「ほらぁ、いつまで妹に馴れ馴れしく触ってんの?もう恋人じゃないんだから離れてよ」 名残惜しいのをぐっと堪えて、気丈に振舞う。 兄貴は苦笑しながら、 「へいへい…………なあ桐乃」 「ん?」 「俺のことずっと好きでいてくれて、ありがとうな」 ※ 春休みになり、あたしたちは『オタクっ娘あつまれー』の新メンバーと顔を合わせるオフ会に向かっ ている。 「あっ!」 大通りから角を曲がろうとしたところで、メルルのグッズが目に入った。 「メルルの新しいグッズ出てる!まじかるリング!」 アニメショップに駆け寄り、あたしは指輪を見つめる。 ――あたしは少し考え、 「ねぇねぇ、あんたあたしにこれ買ってよ」 可愛くおねだりしてみた。 「はあ!?なんで俺がおまえにオモチャの指輪なんざ買ってやらなくちゃいけねーんだよ。自分で 買えば?」 すげなく断られる。 はぁ~……分かってない。 婚約指輪は返しちゃったけど、結婚した証が欲しいわけ。 誓いを形にして、想い出として残したいわけ。 こういうのが心の支えになるって前にも言ったじゃん。 ……とは言わず、代わりに兄貴の言い訳を真似してみる。 「チッ、兄妹なんだから別にいいでしょ」 「なんだその理不尽な理屈は!」 あんたの真似ですケド。 自分で買っても意味がないので食い下がる。 「ったく分かってないなァ~。――いい?妹ってのはァ、兄に可愛くおねだりするもんなの」 「じゃあ可愛くおねだりしろ!そしたらちょっとは考えてやんよ」 「え?あたし可愛いっしょ?」 いつもの五割増しで可愛くおねだりしてるつもりなんだけど。 あたしはちょっとむくれて言う。 「いーじゃん、買ってよケチ」 「……ぐぬ……はぁ~~わーったよ」 諦めずに粘って、ようやく買ってもらうことができた。 指輪を眺めながら兄貴にお礼を述べる。 「へっへー、さんきゅー」 この『魔法の指輪』にはきっと奇跡を起こす魔力なんて込められてない。 けど、あたしの心の支えにはなってくれるはず。 再び目的地に向かって歩いているあたしたち。 午前中だからか、大通りから外れると道行く人々は少ない。 「あ、忘れてたわ」 さっきから何やら考え込んでいた兄貴がそんなことを言い出した。 あたしは足を止め、振り返る。 「何が?」 「ほら、いつかの『おまえが何でも言うこと聞いてくれる』っつー約束。――まだなんもしてもらって ねーや、俺」 「そういやそうだね。――使い途思いついたわけ?」 「おう」 すっごい、いい笑顔……っていうかニヤニヤしてる。 さすがに街中でセクハラはしてこないと思うケド……。 「アキバを歩いてて思いつくとか、嫌な予感しかしないんだケド……ま、いちおー聞いてあげるよ」 「よし、じゃあちょっとこっち来い」 数歩先にいるあたしに向かって手招きをする、兄貴。 なーんか企んでそうだな~。 「はぁ~?なんだっての。それが願いごと?」 「いいから」 「はいはい。これでいい?」 「おう」 兄貴はあたしの耳にそっと口を寄せ――こっそりと『秘密のお願い』を囁いた。 周りには、キスをしているように見えたかもしれない。 「――どうだ?」 まるでいつもあたしがする……人生相談のお願いのような言い方だった。 色んな意味で――短くて、大切なお願い。 『あたしたちの悩み』のすべてが詰まった台詞だった。 あたしは―― 「うん、いいよ」 溢れそうになる涙を堪えながら、精一杯の笑顔で答えた。 これが兄貴の探し出した答えなんだ。 「へへ……マジで?」 「ひひ、マジマジ。じゃあ――約束」 あたしが、指切りをするために小指を差し出そうとした次の瞬間だった。 ――頬に触れる優しい感触。 「んなっ……!」 あたしはどんっと京介の胸を押し返す。 「な、なにすんのっ!約束は!?」 「兄妹なんだから別にいいだろ?」 「い、いいわけあるかぁ――――――――――っ!」 びしっと京介を指差して、 「エロゲーじゃないんだっつーの!」 『魔法の指輪』が『あたし』の一番叶えたかった夢を叶えるために――ううん。 あたしが強くなれるように力を分けてくれたのかもしれない。 切り出し方は、とっくの昔に決まっている。 「帰ったら、人生相談だかんね!」 そう言って、あたしは駆け出す。 指に嵌められた指輪が強く輝いた気がした。 ―おしまい― ----
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No.0326 カード名:北条 志乃/泣き虫/女 パートナー:東 三四郎/闘魂/男 レベル:1/攻撃力:2000/防御力:3000 【ヒロイン】【ギャグ】「ああ‥‥いとしのポール‥‥」 [自] このカードが手札からフィールドに置かれた時、あなたは自分の山札を見て《ギャグ》を1枚まで選んで相手に見せ、自分の手札に加える。その山札をシャッフルする。 レアリティ:R 作品名:週刊少年マガジン「1・2の三四郎」
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※飛行できるゆっくりが登場します ※原作キャラが登場します 今、一匹のゆっくりれいむが冬篭りを終えて巣から出ようとしている。 このれいむは一匹暮らしであったが、ゆっくりの中では比較的賢く、今回の冬篭りのエサも調節して食べていくことが出来た。 それでも集めたエサが多かったのか、溜めていたエサを全部食べようと、本来の冬篭りよりも長く巣に篭ってしまった。 今頃はもう桜が咲いている頃だろう。 「ゆっくりふゆをこえたよっ!」 れいむは巣を塞いでいたバリケードを破って元気一杯外に出た。 長く寒い冬を越え、もう既に春が始まっている。 はずなのだが、 「どぼじでまだふゆざんなの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?」 辺りはまだ雪降る冬だった。 今年の冬は誰が見ても異常に長い。例年ならば既に桜が咲く頃だというのに、桜吹雪は雪の吹雪に取って代わっていた。 これによって一番困るのは、ゆっくりであった。 妖怪は長引く妖怪に少しも困ることなくこれを愉しんでいる。人間は冬が長くて困りこそするものの、すぐさま生死に関わることはない。 だがことゆっくりにとっては、死活問題である。 何も寒さで凍え死ぬわけではない。餡子が失われなければ死なないゆっくりは寒さで死ぬことはない。 死因は餓死である。冬になるとゆっくりが食べられる物の殆どがとれなくなる。 ゆっくりが冬の前に多くのエサを巣に溜め込むのはエサが取れなくなる冬の間の食料のため。 また、入り口を塞いで巣に篭るのは、ただ〝寒いのが嫌〟なだけである。 「ふゆざんゆっくりどっがいっでよ゛ぉぉぉぉぉ!!」 今雪の中を一匹のゆっくりまりさが彷徨っている。寒さで死ぬことこそないものの、寒さでガチガチを歯を鳴らし、いかにも辛そうである。 このまりさは野生の体内時計でもう既に今が冬になっているはずだと信じて巣を出た。 だが、出てみれば一面銀世界である。あまりの寒さに再び巣に篭ろうとしたが、もう既に貯蓄したエサは無かった。 だから仕方なく、だめもとでエサは無いかと探しに外に出たが、寒くてもはやそれどころではなかった。 「ざむ゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉぉ!!! ゆっぐりでぎないよ゛ぉぉぉぉ!!」 ゆっくりの精神力は弱い。この寒さにまりさの頭の中には最早エサを探すということは消えていた。 ただ一刻も早くこの寒さから逃れたいという一心だけがあった。 その願いは叶う。 「ゆっ!?」 己が命を散らすことによって。 「ゆべっ!?」 「あーっ、チルノちゃん雪の中にゆっくり詰めたでしょ!」 緑の髪の大妖精が、服の腹のあたりに少量の雪とへばりついたゆっくりの死体をつけて憤慨している。 その大妖精が怒っている相手は、妖精の中でも最強クラス、妖怪に近い強さを誇る氷の妖精であった。 この二人は今、雪合戦の真っ最中だった。 「だってうまく丸にならないんだもん!」 「チルノちゃん、こう握るのっ、こう!」 「こう?」 「そうそう」 「むむむ~…………あっ、紅白だ!」 「ちょっとチルノちゃん!」 氷の妖精の方が上空に飛ぶ何者かを見つけ、そちらへと飛翔して雪合戦は唐突に終わった。 その雪合戦の中で唐突に生涯を終えたゆっくりを気にするものは誰も居なかった。 「ゆゆ~、おそらはゆっくりできるよ~♪」 「ゆっくち~♪」 「ぽきゃぽきゃ~♪」 幻想郷の上空を、ゆっくれいれいむの一家が飛行していた。 このれいむ達は俗称『パタれいむ』とも呼ばれる、可翔型のゆっくり種であった。 ゆっくりれいむの特長であるリボンを羽のようにパタパタさせることによって空を飛んでいるのである。 そんな物で空が飛べるのかという疑問は、羽も翼も無く空を飛んでいる者が大勢いる幻想郷においては無粋である。 このゆっくり達は他のゆっくり達と同様、既に春のはずなのに冬であることに疑問を覚えつつも巣の外に出た一家であった。 だが寒さに耐え切れず、地面にいると雪が冷たくてゆっくり出来ないという理由から空を飛んだ。 するとどうだろうか、上に行けば行くほど暖かく、まるで春に近づいているようではないか。 ようやく見つけた春にパタれいむ達は喜びを全身で示した。 「ゆゆ~、ゆっくり~、ゆ~♪」 『ゆゆゆ~♪』 喜色満面。リボンはパタパタ。 そんなれいむ達の陽気な声に合わせて一人の妖精も春のように陽気だった 「春ですよ~♪」 「ゆゆっ、はるさんだよ! ゆっくりできるよ!」 「ぽきゃぽきゃだ────」 パタれいむ達の笑顔が吹き飛んだ。 春の妖精、リリーホワイトが春を見つけた喜びを周りに伝えようと辺りにバラ撒いた弾幕によって吹き飛ばされたのである。 原型を殆ど残さず消し飛んだれいむ達の残骸は、ゆっくりとまだ冬の地面へと落下していった。 「春ですよ~♪」 目の前にいる紅白の人間にも春を伝えようとするリリーホワイトも、その弾幕を避ける人間も、パタれいむ達が死んだことに全く気付かなかった。 「ゆゆ~…………このさきにはるさんがあるよ……」 三匹のゆっくり集団が冬の地面をじりじりと歩いていた。 れいむ、まりさ、ありす。仲良し三匹の友人であるこのゆっくり達もまた、巣に閉じこもらず外にエサと春を探しに出たクチである。 最初は辺り一面冬で途方に暮れていたが、れいむがなんと桜の花びらが飛んでくるのを見つけて三匹は希望を見つけた。 桜──すなわち春の風物詩。桜があるということは春がある。 そう信じたゆっくり三匹は、桜が飛んできた方向──風上に向かって進み始めた。 その推測は当たっていた。今この三匹が進んでいる方向にこそ、幻想郷中の春が集まっているのである。 だが、それがどうしたと言わんばかりに、三匹の希望は砕かれる。 「ゆぶっ!?」 「ゆべっ!」 「どぼじでさぎにずずめないの゛ぉぉぉぉ!!」 三匹の行く末は、結界によって阻まれた。 冥界との境である結界。容易に生者を入れさせぬ結界が、三匹の侵入を拒んだ。 「い゛や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! でいぶだぢもゆっぐりじだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「ばりざもぽかぽかぢだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 「はるをひとりじめずるなんでとかいはじゃないわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 三匹は泣き喚きながら、全力で結界に体当たりをしたが、スキマ妖怪謹製の結界がそんなことで破れるはずもなく。 ゆっくり達は結局、春が来るまで寒さの中泣いて、叫んで、体当たりをし続けた。 博麗の巫女が出動した以上、この冬も長くてあとニ、三日で終わるだろう。 余裕のあるものは雪と桜が混ざった一風変わった景色をゆっくり愉しむのも一興であろう。 もっとも、『ゆっくり』の名を冠する当人達はそんな余裕はないだろうが。 『ざむい゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!』 おわり ────────────────────── あとがきのようなもの 巣から出ずに冬が明けるのを待つことを選んだ連中は例の如く餓死、か無事春を迎えられたものだけですので、描写を省かせてもらいました これまでに書いたもの ゆッカー ゆっくり求聞史紀 ゆっくり腹話術(前) ゆっくり腹話術(後) ゆっくりの飼い方 私の場合 虐待お兄さんVSゆっくりんピース 普通に虐待 普通に虐待2~以下無限ループ~ 二つの計画 ある復讐の結末(前) ある復讐の結末(中) ある復讐の結末(後-1) ある復讐の結末(後-2) ある復讐の結末(後-3) ゆっくりに育てられた子 ゆっくりに心囚われた男 晒し首 チャリンコ コシアンルーレット前編 コシアンルーレット後編 いろいろと小ネタ ごった煮 庇護 庇護─選択の結果─ 不幸なゆっくりまりさ 終わらないはねゆーん 前編 終わらないはねゆーん 中編 終わらないはねゆーん 後編 おデブゆっくりのダイエット計画 ノーマルに虐待 大家族とゆっくりプレイス 都会派ありすの憂鬱 都会派ありす、の飼い主の暴走 都会派ありすの溜息 都会派ありすの消失 まりさの浮気物! ゆっくりべりおん 家庭餡園 ありふれた喜劇と惨劇 あるクリスマスの出来事とオマケ 踏みにじられたシアワセ 都会派ありすの驚愕 都会派ありす トゥルーエンド 都会派ありす ノーマルエンド 大蛇 それでも byキノコ馬
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※飛行できるゆっくりが登場します ※原作キャラが登場します 今、一匹のゆっくりれいむが冬篭りを終えて巣から出ようとしている。 このれいむは一匹暮らしであったが、ゆっくりの中では比較的賢く、今回の冬篭りのエサも調節して食べていくことが出来た。 それでも集めたエサが多かったのか、溜めていたエサを全部食べようと、本来の冬篭りよりも長く巣に篭ってしまった。 今頃はもう桜が咲いている頃だろう。 「ゆっくりふゆをこえたよっ!」 れいむは巣を塞いでいたバリケードを破って元気一杯外に出た。 長く寒い冬を越え、もう既に春が始まっている。 はずなのだが、 「どぼじでまだふゆざんなの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?」 辺りはまだ雪降る冬だった。 今年の冬は誰が見ても異常に長い。例年ならば既に桜が咲く頃だというのに、桜吹雪は雪の吹雪に取って代わっていた。 これによって一番困るのは、ゆっくりであった。 妖怪は長引く妖怪に少しも困ることなくこれを愉しんでいる。人間は冬が長くて困りこそするものの、すぐさま生死に関わることはない。 だがことゆっくりにとっては、死活問題である。 何も寒さで凍え死ぬわけではない。餡子が失われなければ死なないゆっくりは寒さで死ぬことはない。 死因は餓死である。冬になるとゆっくりが食べられる物の殆どがとれなくなる。 ゆっくりが冬の前に多くのエサを巣に溜め込むのはエサが取れなくなる冬の間の食料のため。 また、入り口を塞いで巣に篭るのは、ただ〝寒いのが嫌〟なだけである。 「ふゆざんゆっくりどっがいっでよ゛ぉぉぉぉぉ!!」 今雪の中を一匹のゆっくりまりさが彷徨っている。寒さで死ぬことこそないものの、寒さでガチガチを歯を鳴らし、いかにも辛そうである。 このまりさは野生の体内時計でもう既に今が冬になっているはずだと信じて巣を出た。 だが、出てみれば一面銀世界である。あまりの寒さに再び巣に篭ろうとしたが、もう既に貯蓄したエサは無かった。 だから仕方なく、だめもとでエサは無いかと探しに外に出たが、寒くてもはやそれどころではなかった。 「ざむ゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉぉ!!! ゆっぐりでぎないよ゛ぉぉぉぉ!!」 ゆっくりの精神力は弱い。この寒さにまりさの頭の中には最早エサを探すということは消えていた。 ただ一刻も早くこの寒さから逃れたいという一心だけがあった。 その願いは叶う。 「ゆっ!?」 己が命を散らすことによって。 「ゆべっ!?」 「あーっ、チルノちゃん雪の中にゆっくり詰めたでしょ!」 緑の髪の大妖精が、服の腹のあたりに少量の雪とへばりついたゆっくりの死体をつけて憤慨している。 その大妖精が怒っている相手は、妖精の中でも最強クラス、妖怪に近い強さを誇る氷の妖精であった。 この二人は今、雪合戦の真っ最中だった。 「だってうまく丸にならないんだもん!」 「チルノちゃん、こう握るのっ、こう!」 「こう?」 「そうそう」 「むむむ~…………あっ、紅白だ!」 「ちょっとチルノちゃん!」 氷の妖精の方が上空に飛ぶ何者かを見つけ、そちらへと飛翔して雪合戦は唐突に終わった。 その雪合戦の中で唐突に生涯を終えたゆっくりを気にするものは誰も居なかった。 「ゆゆ~、おそらはゆっくりできるよ~♪」 「ゆっくち~♪」 「ぽきゃぽきゃ~♪」 幻想郷の上空を、ゆっくれいれいむの一家が飛行していた。 このれいむ達は俗称『パタれいむ』とも呼ばれる、可翔型のゆっくり種であった。 ゆっくりれいむの特長であるリボンを羽のようにパタパタさせることによって空を飛んでいるのである。 そんな物で空が飛べるのかという疑問は、羽も翼も無く空を飛んでいる者が大勢いる幻想郷においては無粋である。 このゆっくり達は他のゆっくり達と同様、既に春のはずなのに冬であることに疑問を覚えつつも巣の外に出た一家であった。 だが寒さに耐え切れず、地面にいると雪が冷たくてゆっくり出来ないという理由から空を飛んだ。 するとどうだろうか、上に行けば行くほど暖かく、まるで春に近づいているようではないか。 ようやく見つけた春にパタれいむ達は喜びを全身で示した。 「ゆゆ~、ゆっくり~、ゆ~♪」 『ゆゆゆ~♪』 喜色満面。リボンはパタパタ。 そんなれいむ達の陽気な声に合わせて一人の妖精も春のように陽気だった 「春ですよ~♪」 「ゆゆっ、はるさんだよ! ゆっくりできるよ!」 「ぽきゃぽきゃだ────」 パタれいむ達の笑顔が吹き飛んだ。 春の妖精、リリーホワイトが春を見つけた喜びを周りに伝えようと辺りにバラ撒いた弾幕によって吹き飛ばされたのである。 原型を殆ど残さず消し飛んだれいむ達の残骸は、ゆっくりとまだ冬の地面へと落下していった。 「春ですよ~♪」 目の前にいる紅白の人間にも春を伝えようとするリリーホワイトも、その弾幕を避ける人間も、パタれいむ達が死んだことに全く気付かなかった。 「ゆゆ~…………このさきにはるさんがあるよ……」 三匹のゆっくり集団が冬の地面をじりじりと歩いていた。 れいむ、まりさ、ありす。仲良し三匹の友人であるこのゆっくり達もまた、巣に閉じこもらず外にエサと春を探しに出たクチである。 最初は辺り一面冬で途方に暮れていたが、れいむがなんと桜の花びらが飛んでくるのを見つけて三匹は希望を見つけた。 桜──すなわち春の風物詩。桜があるということは春がある。 そう信じたゆっくり三匹は、桜が飛んできた方向──風上に向かって進み始めた。 その推測は当たっていた。今この三匹が進んでいる方向にこそ、幻想郷中の春が集まっているのである。 だが、それがどうしたと言わんばかりに、三匹の希望は砕かれる。 「ゆぶっ!?」 「ゆべっ!」 「どぼじでさぎにずずめないの゛ぉぉぉぉ!!」 三匹の行く末は、結界によって阻まれた。 冥界との境である結界。容易に生者を入れさせぬ結界が、三匹の侵入を拒んだ。 「い゛や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! でいぶだぢもゆっぐりじだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「ばりざもぽかぽかぢだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 「はるをひとりじめずるなんでとかいはじゃないわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 三匹は泣き喚きながら、全力で結界に体当たりをしたが、スキマ妖怪謹製の結界がそんなことで破れるはずもなく。 ゆっくり達は結局、春が来るまで寒さの中泣いて、叫んで、体当たりをし続けた。 博麗の巫女が出動した以上、この冬も長くてあとニ、三日で終わるだろう。 余裕のあるものは雪と桜が混ざった一風変わった景色をゆっくり愉しむのも一興であろう。 もっとも、『ゆっくり』の名を冠する当人達はそんな余裕はないだろうが。 『ざむい゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!』 おわり ────────────────────── あとがきのようなもの 巣から出ずに冬が明けるのを待つことを選んだ連中は例の如く餓死、か無事春を迎えられたものだけですので、描写を省かせてもらいました これまでに書いたもの ゆッカー ゆっくり求聞史紀 ゆっくり腹話術(前) ゆっくり腹話術(後) ゆっくりの飼い方 私の場合 虐待お兄さんVSゆっくりんピース 普通に虐待 普通に虐待2~以下無限ループ~ 二つの計画 ある復讐の結末(前) ある復讐の結末(中) ある復讐の結末(後-1) ある復讐の結末(後-2) ある復讐の結末(後-3) ゆっくりに育てられた子 ゆっくりに心囚われた男 晒し首 チャリンコ コシアンルーレット前編 コシアンルーレット後編 いろいろと小ネタ ごった煮 庇護 庇護─選択の結果─ 不幸なゆっくりまりさ 終わらないはねゆーん 前編 終わらないはねゆーん 中編 終わらないはねゆーん 後編 おデブゆっくりのダイエット計画 ノーマルに虐待 大家族とゆっくりプレイス 都会派ありすの憂鬱 都会派ありす、の飼い主の暴走 都会派ありすの溜息 都会派ありすの消失 まりさの浮気物! ゆっくりべりおん 家庭餡園 ありふれた喜劇と惨劇 あるクリスマスの出来事とオマケ 踏みにじられたシアワセ 都会派ありすの驚愕 都会派ありす トゥルーエンド 都会派ありす ノーマルエンド 大蛇 それでも byキノコ馬?
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これは、もう一つの世界のお話・・・ 自分は{変身リング}を出し、女性の体になった。 胸はDカップ、丸みを帯びた体になった。 何より自分のペニスがクリトリスに変化し、睾丸は秘裂の中へ消えていき、完璧な女性だった。 「すげ~・・・」と男の言葉で女の声だった。 不意に穴に触るとビクッときた。 俺は、まずクリトリスを弄ると、感じやすいのか秘裂からトロっとした物が涌きだした。 次に秘裂に指を入れ、快感に悶える。「ああん・・・」 きつく締めてくる、秘裂。 そして{グレードアップ液}をかけた。 俺はGスポットを見つけ弄り倒した。 ブシュー!と潮を吹いてしまった。 俺はここで変身リングを取り出し、特殊なカードを出した。 それは、「人間のペニス{特大}」である。 おれは、右腕に通して、立派な物ができた。 睾丸は脇にぶら下がっていた。 遂にもう一つも使うことにした。 さっきよりも入れやすくなっていた。 プッツンと処女膜を破り、子宮口まで到達していた。 激しく腕を動かす、「ああああ・・・・・・・・・・・」と、快感のエクスタシーを感じた! 潮吹きと射精の嵐が吹きわたる! ぶしゅー!!、ビュー!!!、いつまでもシーツを濡らしていた。 主人公は快感にはまっていった・・・。