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クエスト名 新聞を読もう 期間 なし 前提クエスト なし レベル制限 Lv25以上 職業制限 なし 発生場所 ショーワ町通り 発生対象NPC ツーリ 攻略 新聞紙かぶとをツーリに渡す。 報酬 ?
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737 名無しさん@ピンキー sage New! 2008/02/13(水) 04 58 52 ID AeuuYU2o 妹は、僕が大嫌いだ。 だから家にいても話す言葉はない。 いつも我が家は静まり返っている。廊下やリビングには物音一つない。 好きの反対は無関心だとは、よく言ったものだ。 また、僕の家は両親がいない。妹と姉さんの三人暮らしだ。だから僕と姉さんの話し声以外には他に何も響くことはない。 姉さんとの仲は、悪くない。けれど、良くもなかったように思う。 もともと、温和で物静かな人だった。あまり口数が多いわけではなく、あらゆることに対して受身の人だった。 実際、僕は彼女が何かを断るというところを見たことがない。だから、僕と妹のことについて何か言ってくることはただの一度もなかった。 僕はわかっている。 姉さんは、すべてがどうでもいいのだ。 それは、鈍感さや荒事に首を突っ込みたくないという偽悪ではなくて、本当に関心がない、虚無感に似たものだった。 好きの反対は無関心。だとすれば姉さんが好きなものなど、何もなかったに違いない。 しかし彼女は、今年の春に三歳年上の男の人と結婚して、家を出た。 驚いた。 それは結婚相手の男の顔や性格のことではなくて、姉さんが結婚という面倒なことをしたという事実に対してだ。 相手が魅力的だったのだろうか。でもそれぐらいのことで、あの姉さんが面倒ごとを背負い込むとは思えないが。――まあ、どうでもいい。 そして、この家の一番の年長者である姉さんが家を出るということに対しての話題は上らず、あっさりと彼女は家を離れていった。 僕と妹が世にも珍しい光景として玄関に並び、姉さんを見送った時、彼女は一度も振り向かなかった。 そういえば僕はまだ、彼女の歳を知らない。 738 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 04 59 28 ID AeuuYU2o でも幸い、姉さんの旦那さんは結構な出来た人のようで、男前で仕事の出来る営業マンのようだ。 結婚式の日に一度会っただけだが、すごくよく出来た作り笑いで僕に話しかけてきたのは覚えている。 あれならば、決して間違いを起こさないだろう。姉さんに何か露見するような間違いは。 何かあったとしても、姉さんが夫を責めるようなことはないだろうけれど。 そして、僕と妹は二人きりになった。 二人。 姉さんが出て行った時、妹が七年ぶりに話しかけてきた。 それはあまりに突然のことで、妹の声はこんなにも高音なのかと思ったほどだった。 「ねえ」 「……何」 「あの人、何がしたかったんだと思う?」 「……さあ。家族を、演じたかったんじゃないか?」 「あんなに下手なのにね」 「……この家を離れることと、結婚することどっちが面倒だと思う?」 「さあ」 739 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 00 01 ID AeuuYU2o それから今日までの五ヶ月、まだ一度も会話はしていない。 相変わらず、同じ場所にいたら、ねめつけるような視線で僕を刺してくるし、境界線がしかれているかのように干渉してくることはない。 食事の時間、起床やその他はすべて別々だ。トイレも僕の家には二つあるので、僕専用のものと妹のものとに別れている。 つまり、僕と妹は別々に領している空間が存在するのだ。領域を侵したことはないが、それは禁忌だという暗黙のルールはある。 破ることは決してない。頭に妹が所有している空間は、そこに“ない”ものとして扱うからだ。 ないものに対して破るとかどうとかいう思考は働くはずもない。 不都合がないのだ。 ただ、他人が家にいると思えばいいのだから。敵意はあるが、実害はない。 妹の目を見て僕はいつも思う。 ああ、これが嫌悪という感情なのか。だから姉さんは、家を出たのだろうか、と。 740 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 00 38 ID AeuuYU2o * まひるという名前が嫌だった。 真昼、なんて明るい名前の癖に、私には社交性が微塵もなく、友達もいないからだ。 太陽のような優しさもないし、笑顔を浮かべたことも記憶にあるかないかという程度だ。 別段気にしたこともないけれど、困ったことは何度かある。 大衆に群れて、他人の印象をよくしておかないと色々と面倒なことがあるのだ。 小さなことで言えば、学校でグループを作るときなどにはぶれてしまうし、大きなことで言えば虐めだろうか。 陰湿といわれるほどにされたことはないけれど、靴に画鋲程度なら、何回か。気にはならなかったけれど。面倒だな、とは思った。 教師に相談しようとは思わなかった。もちろんそんなことをすればエスカレートすると考えたのもあるが、何となく煩わしかったからだ。 幸い、一週間もすると標的は別の子に移ったようで、いじめっ子から私の存在はすぐに消えていったようだった。 相談、と頭に浮かんだ時、一人だけ浮かんだ顔がある。 私のもっとも嫌いな人だ。 あの人に相談なんて考えたくもないけれど、迷惑をかけてみたいという意味ではしてもいい。 なぜだろうか。何にでも怠惰な感情が先行してしまう私だけれど、あの人を貶めることについてのことなら、多少の無理は平気でこなせそうな気がする。 そう考えると、なぜかやる気もでる。 いつから私はこんなにも兄が嫌いなのだろうか。 もう、覚えてすらいない。 741 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 01 41 ID AeuuYU2o 「望月さん」 クラスの喧騒の中、私に声をかける男の子。 「何ですか?」 私は抑揚のない声で答える。この人は誰なのだろうか、頭の中を探ってみるが記憶にない。 男の子の精悍な顔が眉の下辺りまで伸びた髪の奥で強く誇っている。よく見れば、背丈も私よりもゆうに高いことがわかった。 「今日、明後日の文化祭のことで話し合いがあるんだ。だから、放課後一緒に四組まで行こうよ」 「何で?」 「え、だって、望月さんかわいいしこれを機会に仲良く慣れたらいいかなって思ってさ」 照れながら頬をかく、高校一年生。 けれど私が何でと聞いたのは、何で私と一緒に行きたいかということではなく、何で私にそんなことを言ってくるのだというものだ。 そう彼に言ってみると、あからさまに呆れて返された。 「何言ってるんだよ。一昨日のホームルームで文化祭の実行委員は僕と望月さんに決まったじゃないか」 右手を腰において肩を下げる。 ため息を疲れても、私には記憶にない。 でも、実行委員を決める会議が昨日行われていたのは何となく、見たような気がした。 742 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 02 06 ID AeuuYU2o ああ、ボーっとしていたので厄介事を押し付けられたのだろう。 全く、この男の子のような人を選んでおいて私が相方になるなんて、クラスや先生たちはやる気があるのやらないのやら。 それともこの人は嫌われているのだろうか。 「ま、いいや。とにかく、放課後残っておいてね」 「わかった」 不満はあったが家に帰ってもやることもない。私は、何となしに引き受けた。男の子が去っていく。 一人になってあたりを見回した。時計が黒板の上にかけられている。もうすぐ昼休みも終わるようだ。 肩にかかった髪を億劫に背中に流すと、今度は窓の外に視線を投げた。 広い校庭に、ジャージ姿の人間が何人か袖の中に手を隠しながら喋りあっている。次の時間は体育なのだろう。サッカーボールを持ってきている人たちもいる。 その中に、兄の姿が見えた。 友人たちと楽しそうに話している。 思えば、笑っている兄の姿を見たのはもうずっと前のことだ。大きな口をあけて、精一杯に不細工に笑う兄。なんだか、滑稽だ。 兄はいつも友達の話にあわせて意味もなく笑うから、こうして眺めているとまるで道化のようで、私には理解できない。 授業開始のベルの機械音が鳴った。もうすぐ授業が始まる。 私は、窓の外を見るのをやめた。 743 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 02 47 ID AeuuYU2o * 学校から帰るのは、いつも僕の方が早い。 僕は受験生ということもあり、授業が早めに切り上げられるからだ。 受験生だからこそ遅くまで授業をするべきでは、と思う人間は塾や家庭教師があるので、彼らにとっても家の校風は気に入られているのではないだろうか。 妹は部活などには入っていないようだ。 大人しそうに見えて、中々運動神経はあるようだから、もし部活に入ってもそれなりに活躍できそうだが、彼女がそういったものに興味を持つことはまずないだろう。 なぜといわれても困るが……何となくそんな気がする。 玄関。 スライド式のドアを空けて家に入る。むわっとした、家の匂いが鼻につく。 別段臭いとかいうものではないが、木の特有の匂いは、まだ新しく僕の神経を撫でる。 一階にある僕の部屋へ行き、まず鞄を机の横において椅子に座った。今日は授業で課題がたくさん出たので早めに済ませておこうと思ったからだ。そうすれば後の時間は自由に使えるはずだ。 これは夜中に勉強をしていると、妹はどうやって気づくのかは知らないが思い切り不機嫌になることがしばしばあるので、身についたことだ。 744 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 03 27 ID AeuuYU2o でも、これはこれでいい習慣だ。おかげで宿題を忘れていくということはまだ一度もしたことがない。 筆箱を出して数学の教科書とノートを出した。何とか理解し始めた数式が目の前に並ぶ。 僕は一度息を吐いて、勉強に取り掛かった。 二時間もすると、大方が終わった。 六時三十分。そろそろ、食事を作り始めなければ。 リビングに移動する。冷蔵庫を開けると、あまりろくなものが入っていなかった。めぼしいものは、キャベツとたまねぎと牛肉ぐらいか。 少し悩んで、ロールキャベツと味噌汁を調理することにした。これならばある程度はおなかも膨れるだろう。妹の分は……まあ、自分で何とかするだろう。 そこでふと思い当たる。まだ妹が帰ってきていない。これは中々珍しいことだ。いつもはどんなに遅くても六時には帰ってきているはずなのに。 僕は―― ① 心配になった ② 遅くなることぐらい、別にたいしたことじゃない。 747 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 07 54 ID AeuuYU2o 【①】 気が向いただけといえばそれまでだ。 僕は妹の帰りがいつもよりはるかに遅く、もうすぐ十一時を迎えようとしていたので何か事故にあったのではないかと考え始めたのが発端だった。 心配にはなったが探しに行っても心当たりはなく、妹の友達なんて全くといっていいほど知らないし、すれ違ってもしょうがないので、大人しく待つことにした。 そもそも、探しにいって万が一見つけられても、何て声をかけていいのかわからないと思ったのが待つことにした理由でもある。 家族としてしかってやればいいのか、兄として優しくしてあげるのがいいのか、それすらわからないのだ。 リビングにテレビの声だけが響く。 まあ、直接優しくなんてできないけれど、料理を作っておいて、書置きでもしておこうか。そうすれば妹が帰ってきたら、食べることも出来るはずだ。 僕の作ったものなんて、食べないかもしれないけれど、そうなったら明日の朝に僕が食べればいい。 今日二回目の夕食の準備に取り掛かった。 そして、一時間後。時計の円盤の針が両方、上に向く。十二時だ。 もしかしたら、今日はどこかに泊まってくるのだろうか。この時間だ。可能性は高い。 となれば、わざわざ僕にいうわけがないので、心配は取り越し苦労だったと自己解決する。料理はラッピングしておくことにする。 すると、どんっ! という音とともに玄関の扉が開かれる音が聞こえた。 妹が帰ってきたのだろうか。玄関に姿だけは確認しておこうと足を運ぶ。また憎憎しげに見られるのがオチだろうけれど。 しかし玄関には、すでに妹の姿はなく、靴だけが残されてあった。何か、あったのだろうか。 階段が重く目に移る。見れば、先には暗い空間。そしてその奥は妹の部屋だ。行くべきだろうか。 748 あなたが大嫌い sage New! 2008/02/13(水) 05 08 26 ID AeuuYU2o そこでふっ、と料理をラッピングしておいたままなのを思い出した。そうだ、これを使おう。 リビングに戻り、簡単にお盆に料理をのせる。ついでに点けっぱなしだったテレビを消し、部屋を出て階段を上る。 一歩踏みしめるごとに木の音がギシギシ鳴って、少しうるさい。そして廊下を登り終える前で止まった。 僕はこれ以上進めない。境界線を侵すことになるからだ。 だから、段の先の廊下にお盆を置いて、横の壁をノックするように二度叩いた。そして階段を下りる。 自室に戻ると、風呂に入ることにした。いつもは、鉢合わせする危険を考慮して、妹が入ってからではないと風呂には行かないのだが、あの様子だと僕が先に入っても問題ないだろう。 僕はバスタオルを取って、再び部屋を出た。 風呂から出て、脱衣所で体を拭いていると、がしゃんという盛大な音が聞こえたので、僕は別段急ぎもせずに音がした原因の場所まで行った。 すると、僕が階段の上においたお盆が転げ落ちており、料理がひっくり返っていた。どうやら蹴り飛ばしたようだ。ご飯は廊下に撒き散らされ、味噌汁はうまい具合にひっくり返っている。周りには味噌特有のにおい。 ある程度予想の範囲内だったので、雑巾を持ってくる。ゴミ掃除をするのは面倒だが、自業自得でもある。盛り付けた野菜のボウルが割れているのを横に避けて、廊下を拭いた。 雑巾の裏に、ご飯粒がびっしりと張り付く。なんだか、虫みたいで気持ち悪い。 次に掃除機を持ってきて小さな破片を吸い込む。ゴリゴリと変な音がする。よく見ると、タイルとタイルの間に挟まってしまった残飯がまだあるようでそれは掃除機では吸えないみたいだ。もう一度雑巾掛けしなければ。 なんとか終わらせてから、手のひらが痛かったので見る。 指の先から血が出ていた。赤い赤い滴。球体になるべく傷口からこんもりと飛び出す、それ。 ――ああ、まるで今の僕みたいだな。 その時、笑いながら思った。
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空に愛の詩を捧ぐ 作詞 暁 光 いろんなものを目に映して… 見えてくる、明日のこの街の色 どんな色?光っているのかい? 居心地は良いのかい? 振り返って周りを見て… 思い出す、あの日のこの街を 通いなれたこの道も 姿を変えて今を生きているね この街から見える空よ… いつも見守ってくれているね ありがとう。これからも… 見守っておくれよ 空に愛の詩を捧ぐよ 気に入ってくれるかな あなたの詩だよ 今日も生きている 僕からの詩だよ 空に愛の詩を捧ぐよ 綺麗な詩だよ あなたの詩だよ 赤い糸 作詞 暁 光 そっと、指を空にかざしてごらん かざした指の隙間には 赤い糸が見える その指の糸を 君へと繋ぐ 僕と君の糸を繋ぐね Love….いつでもいるから…。 忘れないよ…。離さないよ…。 Love…。私の心臓で いつでも鼓動を詩っているよ。 いつまでも鼓動を詩っているよ。 あしたへと繋げて…。 いつかこの赤い糸が解けるように 命尽きる時は来るけど 君の記憶にいつまでも 赤い糸を繋げるよ Love….いつまでもいるから…。 記憶だけは亡くさないよ…。 Love…。私のこの指で いつでも君と手を繋いでるよ。 いつまでも君と手を繋いでるよ。 飾りない赤い糸で…。 ありのままでいい。 君が生き続けるなら いつまでも繋いでるよ Love….いつでもいるから…。 忘れないよ…。離さないよ…。 Love…。私の心臓で いつでも鼓動を詩っているよ。 いつまでも鼓動を詩っているよ。 あしたへと繋げて…。
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”二年前の私に教えてあげたいです、私、せんせーと結婚するんだよー、って。” すがるように腕をより強く絡め、笑顔でこちらを覗き込みながら……その猫口はのたまう。 見知らぬ人の家の上空にはためく、無数の鯉幟を二人で見上げつつ。 (―――二年前っつーと、確か…) 咄嗟にあの頃に思いを馳せる。 まだ剣道部が―――俺とこいつの二人しか居なかった頃。 (じゃあ、もし仮に……あの頃の俺だったら、どう感じるのだろう?) そう考えて、頭の中を整理してみるものの…実際、鼻で笑うだけだろうな、とは、思う。 確かにあの頃から、こいつとの繋がりに―――何か特別なものを感じていない訳ではなかったが。 それがこのように、自分の中でのモラルを飛び越える程に強い思いになるまでとは… おそらく言っても自分も、誰も信じるまい……あるいは目の前の、一人を除いては。 「……お前はさ。いつ頃からその―――俺なんかと。こうなりたいって、思ってくれてたの?」 単なる口を突いて出ただけの言葉ではあったが… 思えばちゃんと聞いた事が無かった、こいつのそういう所。 自分の方の答えが曖昧なのに相手に答えを求めるのも奇妙な話ではあるが、聞かずにはいられない。 それを尋ねると、やはりこいつも良く分かっていなかったのか… ニコニコの笑顔のままで頭脳を回転させているみたいだ。 それがやがて、チーン、と言う音がしたような気がして……今度はネコ目を見せたかと思いきや。 「あたし…剣道を始めた時から、これだけは、って決めてた事があったんですよ」 「もし…心のそこから…剣道を楽しめなくなっちゃった自分がいたなら…」 「その時は、剣道、やめちゃおうって」 その言葉は、軽い衝撃となってコジローの背中を走り抜ける。 まさかこいつの口から「剣道を」「やめてしまおう」等と言う言葉が出るなんて。 でもそれは、当たり前の事かも知れない。強がりでも、ホントはとても弱いコイツの事。 意外と素顔を覗いてみれば―――いま目の前で語る素直な言葉にも、奇妙な説得力がある。 「だから、2年の時と、3年の時……ホントはあたし、剣道を辞めてるはずだったんですよ」 「一度目は、辛くて…二度目は、先生が居なくて…もう、諦めようって、思いかけてて……」 絡めた腕を、なおいっそう強く握る。こちらの腕が痺れるくらいだ。 「でも、その二回とも、居てくれて、帰ってきてくれて……ちゃんと止めてくれたのは、先生だった、でしょ?」 だから、と多少涙ぐんだ目でその先は言葉にならず、ただこちらを見上げるキリノ。 親指で軽くその涙をぬぐうと、少し背をすぼめ―――唇が触れる。 そのまま名残惜しげに離れると、やはりどちらからとも無く、照れ笑い。 「やっぱ、日中からこういうのは……慣れんなあ」 「でも、嬉しい、です。よ…?何だか通じ合っちゃったみたいで、ふふ」 そのまま、しばらく何ともいえない沈黙が続くと。 キリノが当然、こちらの理由を求めてくる。 「先生は何で、あたしでよかったの?」 ―――もちろん、その答えは同じ。 「気付いた、からかな……いや、今だって何故か忘れてて、ついさっきお前の話で思い出したのかも知れないけど」 「一度目の時は……お前が居たから。顧問として付いていてやらなきゃ、くらいの気持ちだった」 「でも、二度目……お前の目を見て、ちゃんと”ただいま”って言えた時かな」 「あの時―――”ああ、ここが俺の居場所なんだな”って、感じたんだよ」 「俺が、帰って来る場所には……いつもお前が居てくれなくちゃ、って」 だから、と言葉を続けようとするコジローの口を。 今度はありったけに背伸びしたキリノが強引に塞ぎにかかる。 「んむっ…ぷあっ……ま、まだ答え途中だけどいいのか?」 「…十分です、センセー…」 そのまま抱擁し合い、沈黙する事数分。 徐に目が合うと、やはり言わずにはいられなかった、その先の言葉を――― 「だから…だから俺は……お前の事が…好きなんだよ。お前以外なんて、考えられない」 「あたしも、だから…先生が好き。……大好き!」 『ずっと、そばにいて…』 折り重なる言葉を、そして二人を祝福するかのような晴天の下。 ばさぁ、と言う音と共に上空の鯉幟がひとつ、強くはためく。 それに気付いた二人が見上げると、またも、どちらからともなく。 「こいのぼり……あの頃のあたしたち剣道部みたいっすね…」 「そうだな…お父さん鯉が俺で、お母さん鯉がお前で…」 「青のお姉ちゃんがサヤで…緑がさっちんで…?」 「あのちっこいのがダンか…じゃあ、その上のがタマだな」 「ピンクの子がミヤミヤで、タマちゃんの上にいるのがユージくん、かぁ…」 二人して「あの頃」の感傷に浸っていると… キリノは何か、決意を新たにしたように、更に強く腕にしがみつきながら。 「あたし達も、頑張らなきゃいけませんね!センセー?」 「が、頑張るって、何をだよ…」 またまたとぼけちゃって、といやらしい笑みを浮かべつつ、なおも笑顔で見つめるキリノ。 「……目指せ!団体戦!っすよ」 「そ、そりゃちょっと…多過ぎないか?」 振り回す者が、振り回される側に回り。 その関係性に、若干の変化がもたらされようとも――― ――――一生を共にする二人の歩みは、まだ始まったばかり。
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ほしをつかもうとしたりょくはつしょうじょ【登録タグ CD CDほ ほえほえPCD 全国配信】 前作 本作 次作 - 星を掴もうとした緑髪少女。 [It s not] World s end iTunes Storeで購入する ほえほえP 発売:2009年7月1日 価格:全曲¥900、1曲¥150 流通:配信 レーベル:KarenT CD紹介 ほえほえPこと月面。氏の初となるVOCALOIDアルバム。KarenT配信アルバムとして音楽配信サイトにてダウンロード販売中。 新たに録り直されて生まれ変わった既発表のオリジナル4曲に、書き下ろしの新曲とインスト2曲を加えた全7曲。 ジャケットイラストは、GANさん。 曲目 Opening カナシキヒステリックガール 零と壱 文学少年の憂鬱 NEW! 「ねぇ。」 朝焼け、君の唄。 Ending リンク 作者ブログ KarenT コメント 「りょくはつ」なのか「みどりがみ」なのか、はて・・・配信開始が楽しみです -- 名無しさん (2009-06-30 01 50 29) 新曲楽しみですv -- 名無しさん (2009-07-01 00 53 33) りょくはつでOKらしいですね(ピアプロブログより) -- 名無しさん (2009-07-01 18 47 56) 名前 コメント
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お宝を回収した瞬間にポーズするか穴・間欠泉に接してAボタンを押すようにする。 失敗するとお宝がポッドに入った少し後に画面が一瞬暗くなる。回収した瞬間から遠いほど弱い暗転になる。 成功するとちょっと画面が暗くなろうとした後普通の画面になり、ポーズ他をやめると何も周りの表示がない画面になった後 すぐ確認画面に入る。が、お宝の入るタイミングが早くなって、吸収音がはみ出る。 その後失敗時の暗くなるのに加えてサッという音が同時にして、あとは通常通り。 2つ以上のお宝をなるべく同時に運んだときには、スタートボタンか穴・間欠泉の近くでAボタンを連打していれば見やすい。 さてこの時にポーズメニューから一日をおえたり、穴に入ったりするとどうなるか。 やめた時と同様に周りの表示がない画面になった後、薄暗いお宝確認画面に入るが、お宝はゆれ続けたまま吸い込まれない。 だが他は通常通りとなる。その後穴に入るなどのデモに入る。そして…金額が足されない、回収した数に含まれないのに あとは通常通り、お宝一覧には載るし探査キットの能力は使えるのだ。 そして、ちゃんとお宝を回収しようとしたら、すでに回収しているかのようになくなっている。 ほぼ回収した扱いになっているが、上記の二つの点には足されないようである。 (ポーズで洞窟を出るとお宝を手放すことになるので、うまくいかない) こうして、全回収してないのにエンディングを迎えることができる。頑張ればお宝数が明らかに少ないのに エンディングを見たり、たくさん回収しているのに借金が返せないということもできそうだが、かなり難しいだろう。
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概要 万バズした瞬間垢消すとは、Twitterに存在するアカウント。(リンク) アカウント転売目的で作られたアカウントではないかと疑われている。 書き込み 万バズした瞬間垢消す @akakesimasu_aka 万バズした瞬間このアカウント消します これからよろしくお願いします 2022年8月7日22時53分·Twitter for iPhone Twitterアカウント https //twitter.com/akakesimasu_aka https //twitter.com/intent/user?user_id=1556274526744326145 魚拓 https //archive.ph/MvssX https //archive.ph/yD8fA ウェブアーカイブ https //web.archive.org/web/20220807180723/https //twitter.com/akakesimasu_aka https //web.archive.org/web/20220808011149/https //twitter.com/akakesimasu_aka
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第21話(ピラミッドルート)にて、古泉がオワタ王戦後、遊戯に王の力が継承されたことが判明されたときにつぶやいた台詞。 元ネタは週刊少年ジャンプの漫画『DEATH NOTE』の登場人物「魅上照(みかみテル)」の電波台詞「あなたが神か?」。 魅上は潔癖的な正義感を持ち、犯罪者を死で裁くキラ(夜神月)を神と崇拝する狂信者。 そこを見込まれ、デスノートを使えない月に犯罪者の裁きを任された。 その後、月と初めてコンタクトを取ることができた際に魅上の最初の発言が上述の台詞である。 DEATH NOTEには名(迷)台詞が多く、電波的な発言も多いがこの台詞は同誌に連載されていた『太臓もて王サーガ』に上述の台詞含む一連の流れをパロディにされたため、作品を超えてこの台詞は知られるようになった。 2ch(ニコニコ動画)では住人を喜ばせる者を「神」と呼ぶことがあるので、上述の台詞・パロディを知ってる人はこの台詞を使って賞賛する。
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【検索用 あなたかみたおか 登録タグ 2009年 KAITO VOCALOID あ グリーンティ メロネード(仮) 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:メロネード(仮)「ぺティ・ドール(仮)」 作曲:メロネード(仮) 編曲:メロネード(仮) イラスト:グリーンティ 唄:KAITO 曲紹介 あなたが残したメロディを頼りにあなたに届けますあなたと居た丘から... 曲名:『あなたが見た丘』(あなたがみたおか) 歌詞 風が優しく感じたら あの丘へ向かいます 小鳥の口笛はあの頃と 同じ彩りを添えます 広がる緑の真ん中に 名前の無い手紙を 置いていったあなたを 瞼に描きます 此処から眺める景色に 何を感じたのでしょう 見え隠れするあなたの残像に問い掛けても… あなたが望んだ未来と 今じゃ変わりはないけれど 少し違うのはあなたの呼吸が 僕に聞こえてこないだけ どれだけ言葉摘むんでも 届かないこと分かる だからこそ歌います それしか出来ないから あなたが残していったメロディを辿る度 言葉が涙へと変わる程 逢いたさ募ります あなたが望んだ未来と 今じゃ変わりはないけれど ひとつ違うのはあなたの笑顔が この丘に咲いてないだけ 此処に広がる景色から 晴空に歌声響かせば あなたに届けることが出来そうで… また丘に向かいます あなたの元で咲かせます あなたの隣で歌います 風が優しく感じれば あの丘へ向かいます 小鳥の口笛はあの時の彩りを添えました コメント この歌わせ方とメロディ、メロネード(仮)さんですよね…? -- zero (2009-10-30 10 40 43) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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星座が恋した瞬間を。 / BEMANI Sound Team "DJ TOTTO feat.MarL" 届け届け届け キミへ 夜空の橋渡って 言葉だけじゃ伝わらない このキモチ 好きです 拝啓 キミへ 最近どんな夢を見てますか 今 空は どんな色ですか わたしのほうは あの日から キミの背中に 追いつけない 夢ばかりみるよ 画面越しの 声だけじゃ(言葉じゃ) キミのすべて知れなくて(不安で) 疑って(触れたくて)ほしがって キミを傷つけたんだ 届け届け届け キミへ 星瞬く速さで 宇宙規模の勇気出して ごめんね 歌うんだ 果てしなく広い夜空で キミが迷わないように 世界一キミを信じてる 星になる 誓うよ 届け届け届け キミへ 約束のあの場所で 今年もまた待っているね 天の川眺めて 届け届け届け キミへ 会えたらまず始めに 流した涙の数だけ キミをギュッとするの ちゃんと受け止めてね